大元がこれ↓だもの
・農薬や毒カビに汚染された「事故米」が食用として出回っている事件で、農水省の説明に
大きな疑惑が浮上している。農水省は「事故米」を、工業用糊や、木材の合板や修正材の
接着剤の原料使用に限り販売を許可していると説明していたが、実は、国内では接着剤
などの原料に米を使用することは殆どないことがわかった。
三笠フーズの場合も「工業用糊加工品」に用途を限定することを条件に販売したという。
しかし、工業用糊メーカーの大手ヤマト、不易糊工業、住友3Mに取材すると、いずれも
澱粉糊のうち「米を原料にしているものはない」という答えが返ってきた。また、「米を原料に
糊を作っているメーカーがあるという話は聞いたことがない」のだという。
また、森林総合研究所によれば、合板を作る際や、修正材に使う接着剤の原料に小麦を
使う例はあるものの、米を使ったものは見たことがないそうだ。工業用糊や接着剤に使われ
ないとなると、「事故米」を工業用糊などに使用を限定、という農水省の「前提」が全く崩れてしまう。
10日の「報道ステーション」では、東北の穀物業者が匿名でインタビューに応じていた。
「農政事務所からカビの生えた270キロの米があるという話があり、食用以外なら何でも
処理していいと。それで、堆肥にするということで私が買った。(事故米は)手を出す人が
いないので、お金にならない」
穀物業者に直接の依頼があるのは驚きで、それだけ「汚染米」の使い道は少なく、在庫が
膨らみ、農水省は頭を痛めていた様子がうかがえる。
農水省の報道担当は「三笠フーズ」に「事故米」を販売したのは「三笠フーズ」が工業用
穀物も扱っていたため、契約通りに加工すると考えたからだと話した。しかし、「事故米」が
工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ、これまでの農水省の発表や
J- CAST取材に答えたこととニュアンスが一変した。
「台風で水に浸った事故米は食用としてすぐに出荷するように、事故米も臨機応変に、
何でも工業用に回すというわけではありません」という理解不能の説明だった。(抜粋)
http://www.j-cast.com/2008/09/11026863.html