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もぐもぐ名無しさん:
うちの父は料理が得意で、よく食事を作ってくれる。
O157騒ぎで、焼肉屋のメニューからレバ刺しが消えていた頃
「あぁ、レバ刺し食べたいなぁ・・・」と言ったら
数日後に食卓にレバ刺しがのぼった。
(父は親バカで食べ物以外でも私の願いなら何でも叶えてくれる)
「500gあるから、思う存分食え!」と父は言った。
近所のオイシイ焼肉屋と同レベルの新鮮さと思われる
甘味のあるトローっとしたレバ刺しを家族一同夢中になって食べた。
好評に気を良くしたらしく、それからも時々レバ刺しは
食卓にのぼるようになった。
ある日、偶然平日に休みが父と重なり一緒に夕食の買出しに行くことになった。
業務用の食材を扱っている大型店へ車で出かけた。
肉売り場で
「今日、レバ刺し食うか?」と言った父の手には
パック詰めされた牛レバーが。
どこにも生食用とは書いていない、普通のレバーだ。
「これ、生で食べれるの?」と私が聞くと
「今までずーっとこれだから大丈夫」と父は言った。
かなりショッキングだった。
でも、その日もレバーを買って帰ってレバ刺しをおいしくいただいた。
ちなみに狂牛病騒ぎ以降も、我が家では平気で
牛を食べている。もちろんレバ刺しも。
「今更食うのやめても手遅れだ」と父は言う。
その通りだと私も思う。(w