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nobutan:02/07/28 10:14
砂糖にはどのような種類があるのですか?
1.上白糖(じょうはくとう)
日本で使用されている砂糖のうち約半分を占める、もっとも一般的
な砂糖です。結晶が細かく、しっとりとしたソフトな風味の砂糖で、
白砂糖とも呼ばれます。
2.グラニュー糖(ぐらにゅーとう)
上白糖よりも結晶の大きい、サラサラとした感じの砂糖です。クセ
のない淡泊な甘さを持つので、香りを楽しむコーヒーや紅茶に最適
です。また、菓子用や料理用にも広く使われます。
3.白双糖(しろざらとう)
結晶がグラニュー糖より大きく、無色透明の砂糖です。一般的に家
庭で使われることは少なく、高級な菓子や飲料に多く使われます。
4.三温糖(さんおんとう)
黄褐色をした砂糖で、上白糖やグラニュー糖に比べて特有の風味を
持っていて、甘さも強く感じます。煮物や佃煮などに使うと、上白
糖などに比べて、強い甘さとコクがでます。
5.中双糖(ちゅうざらとう)
黄褐色をした砂糖で、グラニュー糖よりも結晶の大きい砂糖です。
表面にカラメルをかけているので独特の風味を持っています。煮物
などに使われます。
6.角砂糖(かくざとう)
グラニュー糖を四角に固めたもので、コーヒーや紅茶に使われます。
また、1個の重量が決まっているので、お菓子や料理用にも便利です。
7.氷砂糖(こおりざとう)
氷のように見える、とても大きな結晶で、キャンディーとしてその
まま食べられます。また、溶けるのに時間がかかるので果実酒を作
るのに最も適している砂糖です。
8.液糖(えきとう)
溶かす手間が省けるため、ガムシロップをはじめとして清涼飲料水、
ソース、焼き肉のタレ等に使われます。
9.和三盆(わさんぼん)
日本の伝統的な製法で作る淡黄色の砂糖です。結晶の大きさが非常
に小さく、独特の風味を持つので、和菓子の原料として珍重されま
す。徳島県で作られています。
10.黒砂糖(くろざとう)
さとうきびの搾り汁をそのまま煮詰めて砂糖にしたものです。濃厚
な甘さと、強い風味があります。沖縄県や鹿児島県の南西諸島で作
られています。
★由来と歴史★
砂糖はサトウキビから取ることができます。原産地はインドです。梵語サンスクリットで
はSAKRKARA(透明な小石砂)という音を中国語で「庶」と訳し、甘いという意味
を付け加えて「庶糖」という熟語にしました。このようにインドから、中国やタイに広ま
り、中央アジアを通ってヨーロッパに伝わってきました。
日本へは奈良時代に伝わってきました。中国から来た鑑真という人がお土産として持って
きたのが始まりです。
それから日本国内でも生産を始めました。1610年に奄美大島の直川智の甘蔗の栽培と
製糖法を習得しました。1623年には琉球の親方に福建省より製糖・精糖法を習得させ
ました。
★砂糖の種類★
原料の違いで分けました。
サトウキビ・・・稲科の宿根性植物でインド、または、ニューギニア原産です。南米では
プランテーションにより大量に生産されるようになりました。
テンサイ・・・アカザ科に属し、基本種は地中海沿岸から中央アジアです。1799年に
ドイツのマルグラーフが飼料用のビートから砂糖の生産に成功しました。
サトウヤシ・・・熱帯のヤシ類の中に、花の軸から砂糖が取れるという種類が8種類ほど
あります。
また、砂糖以外の甘味料としてはハチミツ、ステビアなどがあります。
砂糖は、アメリカなどでは食後のデザートを取るという習慣からか、消費量が高いといわ
れています。日本にはどちらかというと、そのような習慣がないと思います。しかし、煮
物などの味付けや、それ以外にも、きれいなきつね色を出すために使ったり、砂糖を小麦
粉に混ぜて熱を加えると、表面をきめ細かく仕上げることができます。このように日本の
食卓でも、大活躍なのは確かでしょう。
一つ面白いことは、砂糖の甘みというものは砂糖の量には関係しないということです。砂
糖の中に含まれているカルシウムの量が多いほど甘みが強くなります。知ってましたか?
私達の遠い祖先は、甘いものは安全で身体に必要なエネルギ−源であることを本能的に知って
いました。そして“甘さ”を手がかりに安全な食物を求めました。例えば、赤ちゃんに砂糖水
を与えるとにっこりとほほえみます。これは赤ちゃんを育てる母乳にほのかな甘さがあるから
です。成長期の子供達が甘いものが好きなのも、私達が疲れた時に甘いものが欲しくなるのも、
お砂糖が人に必要なエネルギ−源だからです。お砂糖の甘さはまさに安全印なのです。
お砂糖は天然、無漂白です
お砂糖の主な原料はサトウキビやてん菜(さとうだいこん・ビート)です。その葉の
表面で根から吸い上げた水(H2O)と空気中の炭酸ガス(CO2)をもとに、太陽
エネルギーによってお砂糖が作られます。
雪が白く見えるのと同じです
サトウキビやサトウダイコンを原料として精製(不純物を取り除くこと)して作られ
るお砂糖は、一粒一粒が無色透明の結晶です。この結晶の表面で光が乱反射するため
白く見えるのです。雪や氷が白く見えるのと同じ原理です。
何にでも向くようにきれいに精製します
淡泊で甘さにクセがない上白糖やグラニュー糖は、素材の持ち味を生かしたお料理や
パン、お菓子、アイスクリーム、清涼飲料などのほか、糖衣錠などの医薬品などに使
われています。何にでも向く万能派のお砂糖にするために精製するのです。
きれいな形の結晶です
お砂糖はどんなに小さくても、一つ一つの粒がきれいな形の結晶をしています。8面
体から15面体が一般的で、高純度のお砂糖は無色透明の結晶になっています。
自然がつくる地球最高の天然甘味料です
原料はサトウキビとサトウダイコン
お砂糖の原料は世界各地で採れます。主な原料のひとつ
のサトウキビは暑いところが好き。高温多湿
で年間平均気温が20度以上の熱帯や亜熱帯でよく育ち
ます。日本では鹿児島県と沖縄県が主な生産
地です。一方もうひとつの原料のサトウダイコンは寒い
ところが好き。比較的冷涼なところで育ちま
す。日本では北海道が生産地です。サトウキビからとれ
るお砂糖も、サトウダイコンからとれるお砂
糖も、同じ成分のお砂糖になります。
サトウキビはイネの仲間
サトウキビ(甘しょ、または甘しゃ)はイネ科の多年生
植物です。完熟した茎は直径2.5〜5cm、高
さ3m以上になり、中に糖分を蓄えます。
サトウダイコンはホウレン草の仲間
サトウダイコン(てん菜、ビート)はアカザ科の2年生
植物で、ホウレン草の仲間です。根が大根の
ように太くなり、中に糖分をたっぷり蓄えます。
炭水化物とは、ブドウ糖、果糖、砂糖などの糖類やごはん、パンなどに含まれるデンプンの
ことで、植物の光合成によって作られるものです。身体のエネルギー源になるとても重要な
栄養素です。ごはんやパンを食べると体内で消化され、デンプンからブドウ糖になります。
このブドウ糖が、身体や脳のエネルギーになるのです。砂糖はブドウ糖と果糖からできてい
るため、消化が速く、すぐにブドウ糖として吸収されます。砂糖は、ごはんやパン、そばな
どと同じ炭水化物で、人間に必要な栄養素の一つなのです。
ブドウ糖とは?
別名グルコース。白色の結晶または粉末で、爽やかな甘さがあり、甘味はお砂糖の70%。
水に溶けるとき熱を吸う性質があり、チューインガムに利用して清涼感を与えたりしま
す。そのほか、果物缶詰の香りの増強や保持にも。また、酸化すればグルコン酸となり、
酒類、食酢、清涼飲料水などに利用されています。 果糖とは?
別名フラクトース。白色の結晶で、甘味はお砂糖の1.25〜1.7倍。自然界ではリンゴ、ト
マトなどに多く含まれています。高温で甘味度が低下する性質があるので、冷たい清涼
飲料水やアイスクリームなどには効果的です。
甘さは大切なのです
お砂糖をはじめとする甘いものは、脳の速効性エネルギー源として大切です。疲れている時に
甘いものが欲しくなったり、脳の発育速度が著しい子供達が甘いものが好きなのは、脳がエネ
ルギーを欲していることを意味しています。私達の身体の健康・心の健康とお砂糖との関わり
を明らかにしていくこと、それが私達の幸せな生活につながるのです。
1997年4月国際的な機関であるFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機構)が、
「砂糖の摂取が行動過多(HYPERACTIVITY)や糖尿病に直接結びつくことはない」「砂糖摂取が
肥満を促進することはない」とお砂糖が安全な食品であることを宣言しました。
人類とお砂糖の出会いは今から2300年前、西インド
遠征中のアレクサンダー大王一行のサトウキビ発見から
始まります。記録には「蜜蜂がいないのに蜂蜜を生む葦
がある」と残っています。サトウキビは、原産地の南太
平洋ニューギニア周辺からインドへ、そしてマルコポー
ロやコロンブスなどの手によって世界中に広まりました。
サトウダイコンからお砂糖を作る方法は、約250年前
ドイツで実用化され、その後ナポレオンの奨励もあり発
展し世界中に広まりました。
日本にお砂糖が伝わったのは8世紀頃、少量で貴重だっ
たため薬として利用されました。室町時代には茶の湯の
発達とともにお砂糖を使った菓子作りが盛んになり、江
戸時代には庶民にもお砂糖が広く普及したため、徳川吉
宗がサトウキビ栽培を奨励し大いに発展しました。これ
だけの長い歴史が、お砂糖の安全性を物語っています。
多くの砂糖有害説は誤りです
お砂糖は肥満の原因や糖尿病の原因だと考えられがちですが、
科学的根拠は全くありません。糖尿病などは生活習慣病と呼ば
れ、食生活などの色々な要因が複合して現れるものです。また、
糖尿病には、お砂糖や穀類などの糖質を含む食事を推奨すると
いう研究結果が報告されています。
「砂糖は肥満の原因」と思っている人は多い様ですが、砂糖は
炭水化物の一種でカロリーはご飯、パンなどの主成分であるデ
ンプンと同じ1g当たり4kcal。決して特別にカロリーの高い食
品ではありません。もともと、肥満の原因は全体の摂取カロリ
ーと消費カロリーのアンバランスが原因。個々の食品について
うんぬん言うのではなく、食事の摂り方、更に言えば運動不足
など、生活全体を見直すことが大切です。
糖尿病というと、糖=砂糖というイメージで捉えられがちです
が、糖尿病は、肥満、ストレス、遺伝体質など、多くの要因が
重なっておこるといわれています。決して、「砂糖を食べたら
糖尿病になる」とか「糖尿病の人は砂糖を食べてはいけない」
というものではありません。また、最近では、糖尿病の予防に
はお砂糖や穀類などの炭水化物を含む食事を推奨するという研
究結果も報告されています。
厚生省栄養表示基準によると、糖類の含有量が食品100g(飲料では1
00ml)あたり0.5g未満だと「ノンシュガー、シュガーレス」の表示
が可能となります。また「砂糖不使用」という表示の食品にはお砂
糖以外の糖質が使用されています。「ノンシュガー、シュガーレス、
砂糖不使用」は「カロリーゼロ」ではありません。「ノンシュガー、
シュガーレス、砂糖不使用」を流行として捉えるのではなく、食品
としての意味を正しく理解することが大切です
「砂糖は骨の中のカルシウムを溶かしてしまう」と信じている人が
多いようですが、これは日本独特の風説で誤りです。糖質(砂糖)
がエネルギーになるためには、ビタミンB1が必要で、砂糖はビタミ
ンB1を含んでいないため、多量に食べるとビタミンB1が不足して
血液が酸性になり、それを中和するために骨のカルシウムが溶け出
すという説をマスコミが紹介したために、広まってしまったようで
す。確かに砂糖はビタミンB1を含みませんが、同じ炭水化物のごは
んやパン,そばなども、それ自体のビタミンB1の含有量は微量のた
め、エネルギーにするために必要なビタミンB1は、他の食品から摂
取しなければなりません。バランスの良い食事が一番大切なのです。
。
「お砂糖は太る」という説は、本当なのでしょうか。 肥満は、食べ物から摂取する
量より、消費する量が少ないというエネルギーの需要バランスの悪さが原因です。し
かし、炭水化物は人間の体内でブドウ糖に消化され、たんぱく質や脂肪と較べて最も
効率的にエネルギーとして使われるので、脂肪には変換されにくいという試験結果も
出ています。肥満を防ぐには砂糖を減らすより、食事の中の脂肪の量を減らし、炭水
化物の割合を増やすことが有効だと言えます。
脳の重さは体重の2%程度。ところが、脳が使用するエネルギーは、私たちが摂取す
る全エネルギーの18%を費やしています。しかも、脳のエネルギー源はブドウ糖だけ。
その必要とされる多量のブドウ糖も、脳に蓄積できるのはほんのわずか。そのため、
体外からも多くのブドウ糖を続けて供給する必要があるのです。そこで、ブドウ糖と
果糖でできているお砂糖を補給すれば、脳にすばやくエネルギーを送ることができる、
というわけなんですね。
ブドウ糖の供給によって、人間の記憶力は増加・持続するといわれています。実際、
人間がコップ一杯のブドウ糖液を飲んだ場合、または動物にブドウ糖を注射した場合
に記憶の向上があること、血液中の適度な糖濃度が、注意力や忍耐力を維持するのに
必要であること、またブドウ糖の供給が増加すると、アセチルコリン(興奮伝達物質)
の生成が高まり、これが記憶の調節に重要な役割をはたすことなども判明しています。
ブドウ糖の供給によって、人間の記憶力は増加・持続するといわれていま
す。実際、人間がコップ一杯のブドウ糖液を飲んだ場合、または動物にブ
ドウ糖を注射した場合に記憶の向上があること、血液中の適度な糖濃度が、
注意力や忍耐力を維持するのに必要であること、またブドウ糖の供給が増
加すると、アセチルコリン(興奮伝達物質)の生成が高まり、これが記憶
の調節に重要な役割をはたすことなども判明しています。
朝食を抜くと、2時間後の脳の働きが低下すると言われています。
きちんと調理された朝食は、理論的な思考と記憶力によい影響を及ぼすよ
うです。おすすめは、お砂糖をまぶしたコーンフレーク。そしてお砂糖入
りのコーヒー。朝から脳の働きを活発にするためにも、食卓にお砂糖は不
可欠です。
疲れた脳には、すばやくエネルギーを送ることが大切です!
受験勉強時や、長時間の会議などで脳が疲れたときには、速効性のあるエ
ネルギー源、お砂糖を含んだお菓子や飲料が一番です。また、スポーツの
後の栄養補給にもおすすめです。
手軽にできる脳の活性化の方法、親指と四指の接触運動をご紹介しましょ
う。これは、次にどんな運動をするかという運動プログラムをつくる運動
前野と、補足運動野の働きを活発にする効果があります。親指と人差し指
から小指までを順番に、それぞれ2回ずつ軽くリズミカルに叩き合わせて
ください。スピードは1秒に2回が目安です。ほかにもパズルをしたり、
お部屋の模様替え、通勤ルートを変えてみる...といった環境に変化を求
めることも、脳の活性化には有効な手段です。
砂糖の消費量と肥満
砂糖の消費量は年々減少していますが、肥満の割合は増加傾向にあります。
肥満人口の増加にはここ十数年に於けるライフスタイルの著しい変化も関係し
ています。肥満は食べ物から摂るエネルギー摂取量より、消費量が少ないというエネ
ルギーの需要バランスの悪さが主な原因ですが、それだけではありません。現
在、豊かな生活を送っている私たち日本人は、十分すぎるほど栄養をとってい
ます。摂取エネルギー自体は必ずしも過剰とはいえないのですが、脂肪、タン
パク質はいずれも必要を上回っています。とくに、肥満の要因となる脂肪につ
いては、摂取量エネルギー総量の4分の1を上回っており、これが肥満を促進し
ているともいえるのです。そして、ここ数十年に於けるライフスタイルの変化。
自動車の普及により徒歩での移動が少なくなったり、エレベーターやエスカレ
ーターの普及で階段を利用することも少なくなっています。
普段から体を動かさない生活に慣れている現代人にはこれも大きな原因です。
適度な運動を進んで心がけましょう。
糖尿病の「糖」は「砂糖」ではありません。
糖尿病は尿に糖(ブドウ糖)が含まれるようになるために、こう呼ばれる
ようになりました。実は血液中の高血糖が原因で肝臓から糖が尿中に漏れ出た
ものです。糖尿病と聞くと、砂糖が原因のような印象を受けますが、英語では
「Diabetes Mellitus」つまり『体の中のものが溶け出す』という意味。日本語
は、どうしても誤解を招きがちな言葉ですよね。また糖尿病の人は太る、と言
われるのも、同様に糖に対する誤解から生まれたもの。実際は、糖分を摂ると
満腹感が得られるため、甘いものが好きな人は逆にやせているというデータも
あります。これまで、糖尿病を防ぐには糖分を控えるべきだと言われてきまし
た。日本には昔から「良薬は口に苦し」という言葉があるように、体によいも
のは甘くてまずいものだという意識があります。つまりは甘くておいしいもの
は体によくない、というイメージが定着しているのです。
砂糖が糖尿病の原因ではありません。
糖分の摂りすぎで糖尿病になる、という誤解により、砂糖の消費量 は減ってきてい
ます。「糖分控えめ」「ノンシュガー」の食品が増えてきたのも、こうした『砂糖有害説』
によるものでしょう。その一方で、糖尿病人口は年々増加を続けています。このことを考
えてみても、さとうが糖尿病の原因でないことは明らかでしょう。
糖尿病の原因は、生まれつきの体質(遺伝的素因)に加えて、高カロリー・高脂肪食な
どの食習慣、肥満、運動不足などの生活習慣、さらにはストレスが原因といえます。また、
細胞のDNAレベルまで突き詰めないと分からない原因もあります。今、ヒトゲノムの研究が
盛んに進められていますが、近い将来、この病気についても解明がなされていくことでし
ょう。
糖尿病はどういう病気?
糖尿病は、すい臓から分泌される「インスリン」というホルモンの働きが悪くなる、また
は分泌のパターンが障害される病気です。インスリンがきちんと働かないと、血液中のブ
ドウ糖(血糖)を体の細胞の中にうまく取り込めなくなり、血液中のブドウ糖が尿にあふ
れ出てしまうのです。体の細胞がエネルギー源であるブドウ糖を取り込めなくなるため、
体そのものは逆にブドウ糖が不足している状態となります。糖尿病患者が甘いものを欲す
るのは、このブドウ糖が不足すると体は代わりに体脂肪や筋肉を分解してブドウ糖を作り
出します。初めは太っていても、病気が進むとやせてしまうのはこのためです。 病名に
「糖」がつくのは日本語だけです。
糖尿病のことを英語で「Diabetes Mellitus」といい、体の中のものが溶け出すという意味
を持っています。昔、中国では体力が消耗し、のどが渇くという症状から、糖尿病のこと
を「消渇」といっていました
虫歯の原因は「食べ方」にあった!
甘いものを食べる=虫歯になるというイメージがありますが、虫歯になるかどうかの鍵は、実は
「食べ方」にあります。人間に口の中は、食べ物を食べて酸性になり、それが唾液で中和され、また
食べて酸性になるという状態が6時間ごとに繰り返されます。基本的にその流れを乱さないような食生
活を行うことが重要です。いつでも口の中に食べ物が停滞している状態ではなく、食事と食事の間に
口の中を休ませる必要があります。普通、このような食生活をしていれば、虫歯の原因となる細菌自
体が減るので、糖分が停滞しやすいあめなどを、食べたとしても虫歯になりにくくなります。
さらに食べ物をよくかんで食べることも大切です。何回もかむことによって、唾液が多く出て、自
然に食べかすや細菌を洗い流します。
また、虫歯は、口の中に停滞している食べかすが、細菌とからみ合って、酸を発生し、歯の表面を
溶かすことによって、起こります。「口の中に停滞する」ことがひとつの大きな条件ですから、あま
りべとつかず、すぐに飲み込んでしまうタイプのお菓子なら、糖分が含まれる甘いものを食べても、
それほど影響はありません。
歯垢は細菌のすみか。歯磨きで取り除けば、甘いものを食べても安心
虫歯の予防方法としてもっとも大切なのは、口の中の細菌の量を減らすことです。歯の表面に住みつ
いた細菌が、ご飯、パン、お菓子などに含まれる糖分を利用して作り上げた、細菌の大集落を歯垢=
プラークといいます。ブラッシングによって歯垢をきれいに取り除いておくと、虫歯の原因菌も繁殖
することができず、その感染症である虫歯も起こりにくくなります。甘いものを食べた後、すぐに歯
磨きをして汚れを落とせば、虫歯を恐れることはないのです。
また同じ物を食べ、同じように歯磨きをしても、基礎的な体力があると、細菌に対しての抵抗力が
上がり、細菌の数が増えにくくなるため、虫歯はできにくくなります。体全体の健康に気をつけるこ
とも、忘れないようにしましょう。
砂糖に代表される炭水化物も常に肥満と関係づけられ、過剰に消費された炭水化物は脂肪に変換されるという
報告もありますが、人間の体内では炭水化物はブドウ糖に消化されエネルギーとして使われます。タンパク質や
脂肪も同じように代謝され、体のエネルギーとなりますが、中でも炭水化物のエネルギーが一番効率よく使われ、
脂肪には変換されないという試験結果も得ています。通常の炭水化物の摂取は、エネルギーとして用いられバラ
ンスよく代謝されているのです。 現在、肥満を防ぐためには、食事で摂る脂肪の割合を減らし、炭水化物の割
合を増やすことが有効な手段だといえます。 アメリカやヨーロッパでは”流行病”とまでいわれれて肥満。この2
0年間で12%から22%まで増加したという報告もあり、医療費のコスト増大にもつなっがています。肥満と死亡率や
心臓病、高血圧などの疾患は深い関わりがあり、世界中で食事の中の脂肪の割合が減少しています。
肥満は、食べ物から摂るエネルギー摂取量より消費量が少ない、というエネルギーの需要バランスの悪さが原
因であることは明らかですが、食べ物から得たエネルギーを体どう消費するかといったことなど、さまざまな要
因が絡んでいます。 砂糖に代表される炭水化物も常に肥満と関係づけられ、過剰に消費された炭水化物は脂肪
に変換されるという報告もありますが、人間の体内では炭水化物はブドウ糖に消化されエネルギーとして使われ
ます。タンパク質や脂肪も同じように代謝され、体のエネルギーとなりますが、中でも炭水化物のエネルギーが
一番効率よく使われ、脂肪には変換されないという試験結果も得ています。通常の炭水化物の摂取は、エネルギ
ーとして用いられバランスよく代謝されているのです。
現在、肥満を防ぐためには、食事で摂る脂肪の割合を減らし、炭水化物の割合を増やすことが有効な手段だと
いえます。 砂糖を摂取すると糖尿病になるとか、血糖の急上昇を起こすということが一般的に広く信じられてい
ます。また血糖の上昇に続いて、依存症を招いたり低血糖を引き起こし意識が薄くなる、疲れる、もしくはうつ
状態になるという話もあります。しかし実際は、糖分ではなく脂肪摂取の増加が肥満を促進するとされています。
甘さは人を幸せにします。甘いものは人をホッとさせます。きれいなお菓子は華やかな雰囲気を盛り上げ、もてな
しの暖かい心を伝えます。これは、人間の根源とも言える甘さの味覚が満たされることにより、心理的な充足感が
得られるためです。甘いものには、ストレスを解消する作用があるという研究結果が報告されています。糖尿病患
者に痴呆が少ない理由 健康な人の場合、食事をして血糖が上がるとインスリンが分泌され、血糖値が下がりま
す。一方、糖尿病の患者は、インスリンの働きが悪いので、注射でインスリンを補充したり、飲み薬によって血糖
値を下げる必要があります。 ところで、ひと昔前の糖尿病の治療法は「糖分を控えて血糖値を下げる」という誤
った指導でした。「甘い物はダメ」という誤解は、その頃の食事療法が根強く残った結果 なのです。この治療法で
は、血糖値が下がりすぎてしまい、体のエネルギー源であるブドウ糖も不足してしまいます。現在の治療法は総摂
取カロリーの中でバランスよく食べることが基本になっています。脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を適切
に摂取させる方法なので、痴呆症になる患者も少ないというわけです。アメリカやヨーロッパでは”流行病”とま
でいわれれて肥満。この20年間で12%から22%まで増加したという報告もあり、医療費のコスト増大にもつなっがて
います。肥満と死亡率や心臓病、高血圧などの疾患は深い関わりがあり、世界中で食事の中の脂肪の割合が減少し
ています。 肥満は、食べ物から摂るエネルギー摂取量より消費量が少ない、というエネルギーの需要バランスの
悪さが原因であることは明らかですが、食べ物から得たエネルギーを体どう消費するかといったことなど、さまざ
まな要因が絡んでいます。「さしすせそ」はおいしさと健康の合言葉。調味料を使うコツは「順番」。さ(砂糖)、
し(塩)、す(酢)、せ(醤油、昔の表記で「せいゆ」)、そ(その他)の順で使いましょう。なぜなら、お砂糖
の分子が一番大きく、他の調味料の分子は小さいからです。例えばお砂糖と塩を同時に入れると、素材にしみ込み
やすいのは塩で、お砂糖はしみ込みにくくなります
受験生の集中力アップに。受験勉強中に疲れてきたら、速効性エネルギー源の砂糖を使った甘いおや
つで、脳をリフレッシュしましょう。お砂糖には、「速効性」があります。脳のエネルギー源となる
ブドウ糖は、ごはんやパンなどの炭水化物でも摂取できます。ところが、ごはん(でんぷん)の場合
だと、ブドウ糖に分解吸収されるまで時間がかかります。一方、お砂糖は、からだの中で消化吸収が
速く、すぐに失われたエネルギーを回復させることができます。仕事や勉強など集中力と持続力が欲
しいとき、より速くエネルギーを供給してくれるのはお砂糖です。 スポーツの後にお砂糖を食事と一
緒に摂ると、食べたものが体脂肪になりにくいという研究結果が報告されています。甘いものを食べ
ると脳の快感中枢が刺激され、ゆったりと気持ちが和んでストレスが解消されます。 安眠に一番!
夜寝る前にお砂糖入りの牛乳を寝る前(1〜2時間前)に一杯の砂糖水やお砂糖入りの牛乳を飲むと
ぐっすり眠れます。これは、お砂糖が睡眠に必要な物質(アミノ酸)を脳に運び、吸収の手助けをす
るからです。お砂糖入りの牛乳は安眠を約束してくれます。最近の研究では、お砂糖を含めた糖質類
は単なるエネルギー源としてだけではなく、飲酒による肝障害に対しても効果的であると報告されて
います。そのため日本酒やビールなどの飲酒時には、お砂糖やでんぷんなどの糖質を多く含む食品を
摂り、脂肪を含む食品を控える方が健康的であると言えます。保存に一番! 密閉容器に入れて容器
に入れてきっちりとフタをしておくだけでOK!お砂糖は最も変質しにくい食品の一つです。お砂糖
には賞味期限がありません。日本のお砂糖消費量は先進国で最下位日本人一人あたりの年間消費量は
約20kg。これは先進国の中では最下位で、世界160ヶ国中でも98位となっていますお母さんの
おっぱいを飲む赤ちゃんは、とても満足気な表情をしています。お母さんに抱かれている安心感とと
もに、母乳に含まれる乳糖の甘さを感じているのでしょう。いちじるしい速さで成長していく子ども
の脳にとって、糖分は不可欠。ブドウ糖が不足すると、脳の発育に影響を与える可能性もあります。
アメリカもお砂糖情報不足ですアメリカでは最近、平均寿命が他の国に比べて低いことから食物のカロリーを気
にするようになり、健康的な食生活を求める人が多くなってきています。特にファット(脂肪)が悪者として槍
玉に上がり、ローファット、ノンファット製品がつくられ、食品にはファットの量が表示されています。お砂糖
に関しては直接的な非難はありませんが、お砂糖の正しい情報がいきわたっていないのも現状です。シュガーフ
リー(砂糖不使用)商品やお砂糖の代用品が出回っているようですが、安全面では疑問が残ります。 手軽に摂
るのがアメリカンアメリカのニューヨークは生活のスピードが速い街。オフィスに急ぐ人々の朝食は、コーヒー
にベーグルのクリームチーズサンド(ニューヨーカーの大好物)やドーナツ、デリで買った甘いデニッシュやマ
フィンなど、片手で食べられるものばかりです。中にはエネジーバー(栄養補給型食品)をかじるだけという人
も。そんな慌ただしい平日を補うように、週末には家族そろって、レストランやホテルでゆっくりとブランチを
とります。パンに数種類のジャム、メイプルシロップ、ハニーをたっぷりとつけ、卵料理、ハム、ソーセージ、
チーズなど、アメリカの伝統的な朝食を思う存分楽しんでいます。 ニューヨークの忙しい生活にはチーズケー
キで癒しの時間をビジネスの中心ニューヨークでは、コンピューターに囲まれた分刻みの生活の中で、いっそう
ホッとする時間が求められています。ダイエットが叫ばれていてもなお、甘いものに寄せる思いは格別。ニュー
ヨーカーのお気に入り、10センチもの厚さがあるチーズケーキは、お腹にドカンとチーズとクリームのおいしさ
が残ります。チョコレートも大好き。アイスクリームは選ぶのに迷うほど種類が豊富で、ミスマッチかと思える
ような珍妙な組み合わせもあります。ビルの上に庭を作ったり、ペットや郊外のセカンドハウスなど、ストレス
の多いニューヨークの人々は、それぞれのやり方で心を癒していますが、甘いものとの付き合い方も、これから
のライフスタイルを大きく左右するのではないでしょうか。
イタリアではお砂糖はダイエットの敵ではありませ
んイタリア人の一日の食生活を追ってみると、朝食はクロワッサンやビスケットにお砂糖入りのカプチーノが定
番。夏の夕食後には気軽に夜中の12時まで営業しているジェラード屋さんへ出かけ、食後酒にも甘いリキュー
ルを飲む。そして学校では、昼食が遅い子供達のために午前中におやつの時間を設けており、どのシーンでもお
砂糖は食生活と切っても切れない大切なものになっています。最近注目されているダイエット食品さえも、ほと
んどがチョコバーやチョコレート味の甘いもので、それを食事の代わりに食べるといった具合。お砂糖が幅をき
かせているイタリアでは、お砂糖はダイエットの敵ではありません。 甘みたっぷり、がイタリア風食べること
が大好きなイタリア人の朝食はとびきり甘党。砂糖たっぷりのカフェラッテに、いろいろな種類のビスコッティ
(大き目のビスケット)やフェテ・ビスコッティ(ラスク),ジャムをたっぷりつけたコルネット(クロワッサ
ン)など。朝食の糖分が、一日の始まりに力を与えてくれると信じているからです。卵やハムなどの塩味ベース
の朝食なんて、イタリア人には考えられません。また、イタリアの大学生の間では、試験前に砂糖入りのカプチ
ーノや甘いデニッシュを食べることが流行中。イタリア人は、砂糖が脳のエネルギー源であることをよく知って
いて、自然な形で生活の中に取り入れています。 ローマには一年を通じておいしい伝統お菓子がいっぱい ロ
ーマにあるレストランの80%がイタリア料理店といっても過言ではないくらい、イタリア人は食に関して、自国
の伝統にこだわります。だから、季節や行事に合わせたお菓子もいっぱい。1月6日の子どものお祭りには、白
か黒の石炭型の砂糖菓子、2月のカーニバルの時期には、カスタニョーラやフラッペ(砂糖のかかった揚げ菓子)
、3月1日は、大きな揚げシュークリーム。イースターには、卵型のチョコレートやコロンバ(鳩の形をしたケ
ーキ)を贈り合います。夏場は、甘味ほどよく、フルーツをふんだんに使った自家製ジェラートが、乾いた喉を
潤します。秋になると、チョコレートの登場。
フランス人の文化の源はお砂糖ですフランス人はお砂糖がナチュラルで、身体に良いということ
をよく知っています。そして、素材にこだわったおいしいお菓子や手作りのジャム、果物の砂糖
漬けなどの本物の味を舌と脳が覚えているため、お砂糖の使用量を減らしたり、人工甘味料を使
ったりすることはありません。食後のデザートこそが、歌劇や芸術、ファッションなどの世界に
精通し、イマジネーションを働かせて活躍するフランス人のパワーの源であると信じています。
フランスではお砂糖が生活において、そして身体にとって不可欠なものであり、本当においしい
ものであることを知っているため、お砂糖に関してとりたてて注目したり、拒否することもなく
当たり前に生活に取り入れています。 朝食の後におやつ、のフランス主婦の70%近くが仕事を
持っているフランスの家庭では、朝食は火を使わず、頭を使わず、時間を使わずがキーワード。
カフェオレやココアに、コーンフレークなどのシリアル類、バゲットを縦二つ割りにしたタルテ
ィーヌに、ジャムをたっぷりつけてというのが一般的です。でもご心配なく。フランスの学校で
は、レクレアッションという10時のおやつの時間があり、子供達は家から持ってきたバナナやチ
ョコレート菓子、マドレーヌなどを食べて、しっかり栄養を補給しています。工場やオフィスで
も、午前中のコーヒーブレイクが黙認されているので、シンプルな朝食でも大丈夫です。 パリ
のお菓子は華やかでファンタスティックな芸術作品 パリではお菓子は、10時と16時頃、気分転
換とエネルギー補給のために食べるおやつと、食事の締めくくりに、精神的に満足するためのデ
セールに分けられます。ふだんのおやつは、ガトーショコラ、クレームキャラメル(プリン)、
マドレーヌ、キャトルキャー(カステラ)といった昔ながらのお菓子を家庭で手作りするのが一
般的。ドラマチックな演出をする時には、デセールの出番です。結婚式の時のピエスモンテ(ミ
ニシューを高く積み上げたお菓子)、クレープパーティ、週末のディナーの後の特別なケーキ。
ひとつの物をみんなで分け合うことで、家族の絆、友人との親密度が強まります。
>>174 >お砂糖は肥満の原因や糖尿病の原因だと考えられがちですが、
>科学的根拠は全くありません。糖尿病などは生活習慣病と呼ば
>れ、食生活などの色々な要因が複合して現れるものです。また、
>糖尿病には、お砂糖や穀類などの糖質を含む食事を推奨すると
>いう研究結果が報告されています。
和三盆は太りませんか?
>>186 >フランス人の文化の源はお砂糖ですフランス人はお砂糖がナチュラルで、身体に良いということ
>をよく知っています。そして、素材にこだわったおいしいお菓子や手作りのジャム、果物の砂糖
>漬けなどの本物の味を舌と脳が覚えているため、お砂糖の使用量を減らしたり、人工甘味料を使
>ったりすることはありません。
砂糖は健康に悪いとおもってたけど、そうなんだ
身体に良いんだね
和三盆も身体に良いの?
お砂糖協議会の人がきのうから営業活動してるみたいだね・・・
けっこうおもしろいけど・・・
砂糖と果糖の取り過ぎに注意!砂糖は老化のもと!砂糖は小じわのもと!「砂糖と小じわ」というと唐
突な感じがします。でも、両者には密接な関係があるのをご存知ですか?コラーゲン線維という言葉
をよく聞くと思いますが、このコラーゲン線維の老化が小じわのできる原因です。コラーゲン線維は、
線維芽細胞が作る基本的なヒトを構成する蛋白質として、ヒトの持つ蛋白の約50%を占めています。
若いヒトから採取した皮膚と、高齢者から採取した皮膚を顕微鏡で見比べると、若いヒトの皮膚では
真直ぐなコラーゲン線維の走行が、高齢者の皮膚では波打っているのがよくわかります。つまりコラ
ーゲンの走行が波打つ事が皮膚の老化の一つの原因です。波打つ原因となるのは、コラーゲン線維同
士の結合です。果糖とブドウ糖が結合したものが「砂糖」ですが、果糖はコラーゲン線維の老化を引
き起こす作用が非常に強い糖であるため、砂糖の取り過ぎは結果として小じわを増やす原因となりま
す。では、実際にコラーゲン線維の老化はどのように起こるのでしょうか?”メイラード反応”に始
まる老化の一連の流れを追ってみましょう。】糖に関連して、報告者の名前を取ってメイラード反応
と呼ぶ反応があります。これは、糖がアミノ酸と溶液中で反応する性質に基づく反応です。【メイラ
ード反応は蛋白を老化させます】アミノ酸が多数結合してできた蛋白中の一部のアミノ酸と糖の間で
もメイラード反応と同じ反応が起きます。メイラード反応の結果として、糖が付いた蛋白(糖化蛋白)
は、本来の蛋白質の持つ生理的な働きを失います。そこまで行かなくても生理的な機能(作用)が落
ちる可能性があります。つまり、メイラード反応が起きると、コラーゲン線維(蛋白質)の老化が始
まってしまうのです。さらにメイラード反応を起こしたコラーゲン(蛋白質)同士が結合して終末糖
化生成物(AGE:AdvancedGlycation Endproduct)という物質が最終的に出来ます。小さな変化なのでA
GE状態のコラーゲンができても初めはわかりません。ヒトは、AGE分解酵素をその組織中に持っていな
いので、時が立つと大きな変化、すなわち小じわの原因となります。AGE状態のコラーゲンは、年を取
るにつれて、体が固くなる、すなわち関節の固さにもつながります。
砂糖は、ブドウ糖と果糖が結合したものです。消化管は砂糖をブドウ糖と果糖に分解して別々に吸収しますので、砂糖を
取ることは大量の果糖を取る事と実は同じことになります。なぜ果糖摂取が問題になるのか…。それは、果糖のメイラー
ド反応の起こす作用は、ブドウ糖の約300倍もあることです。例えば、ペットボトル症候群のように、砂糖を含んだ清涼飲
料水をがぶ飲みした場合はどうなるでしょうか?前にも述べた様に、砂糖はブドウ糖と果糖が結合したものです。消化管
は砂糖を果糖とブドウ糖に分解して別々に吸収します。という事は、砂糖を大量に摂取した時は、消化管は速やかに砂糖
を分解・吸収して、その結果として高果糖血症+高ブドウ糖血症になります。結局のところ、砂糖の大量摂取は長期的にみ
ると生体内のメイラード反応を加速する事になってしまうのです。砂糖の大量摂取は、老化の予防の観点からも控えたい
ものですね。それでは、メイラード反応を台所で確かめてみましょう。必要なものは、果糖と蛋白です。<糖>果糖ブド
ウ糖液が入っている清涼飲料水などをご用意ください。鍋にペットボトルの中身を入れて煮詰めます。強火でやると糖分
が炭化して色がつくので、弱火で煮詰めます。適当な所で火をとめます。冷えたらガラスの容器に移します。これで果糖
ブドウ糖溶液の完成です。<蛋白>卵を割って白身と黄身を分け、白身を使います。卵の白身の蛋白の主成分を卵白アル
ブミンと呼びます。白身と果糖ブドウ糖溶液をよく混ぜます。後はラップで蓋をして冷蔵庫に入れます。数日では変化し
ません。2週間もすると混合液が黄色から茶色に色づいてきます。メイラード反応の結果として、卵白アルブミンが糖化し
て糖化卵白アルブミンとなって、着色したものです。この茶色に色づいたものが老化というわけですね。コラーゲン線維
の老化は、小じわの増加だけでなく、顔のくすみにも関係しています。例えば、目の水晶体は透明ですが、加齢と伴に蛋
白が糖化して着色してきます。白内障の手術で片眼に眼内レンズを入れた場合は、手術をしてない方の水晶体に着色があ
るために、色の左右差に気付くのもメイラード反応が関係しています。老化を促進させる原因となるメイラード反応を極
力避けるためには、砂糖や果糖の摂取をなるべく避けることが大切です。
砂糖に代わりに、キシリトールを摂取するとき、摂取したキシリトールの大部分は体内に吸収さ
れず、腸に達します。また、吸収されたキシリトールのほとんどは代謝されないで尿中へ排泄さ
れます。 キシリトールのエネルギ値はほぼ 0 kcal ですので、キシリトールは高血糖症 (糖尿
病) の予防や治療に役立ちます。 細菌には、キシリトールを栄養として利用できる種類と、で
きない種類があります。 口内や咽頭周辺に生息している虫歯の原因菌であるミュータンス菌や
細菌性肺炎を引き起こす肺炎双球菌はキシリトールを栄養素として利用できません。 したがっ
て、キシリトールの頻繁な摂取、特に、キシリトール入りのうがい薬で日に数回うがいをするこ
と、あるいはキシリトール入りのチューインガムを噛むことは、虫歯および細菌性肺炎の予防に
役立ちます。 腸内細菌の多くは、キシリトールを栄養として利用します。 腸内細菌がキシリト
ールを嫌気的に代謝するとき、乳酸や酢酸などの酸が産生され、腸内が酸性に傾きます。 善玉
菌 (ビフィズス菌) は酸性条件を好むので、その増殖が促進されますが、逆に、悪玉菌は酸性
条件を嫌うので、その増殖が抑制されます。 したがって、キシリトールは整腸や大腸癌の予防
に役立ちます。 キシリトールは 40 に昇る国々で肥満や虫歯の予防効果のある食品・医薬品用
途として認可されています。日本でも、最近、食品としての使用が認可されました。 キシリト
ールはキシリットとも呼ばれます。 キシリトールはぶどう糖や砂糖と同程度の甘味を呈します。
キシロースは五炭糖 (炭素原子 5 個の直鎖を持つ糖)の一種で、アルデヒド基 (CHO) を持
ち、高濃度では蛋白質などと結合します。 キシリトールは、キシロースのアルデヒド基をメチ
ルアルコール基 (-CH2OH) に変換した物質で、糖アルコールに属します。 糖アルコールは高
濃度でも蛋白質などと結合しません。 ぶどう糖、果糖、ガラクトースなどの他の単糖の糖アル
コールは低い甘味しか呈しません。これが、糖アルコール中で、キシリトールが特に重宝される
理由です。 キシリトールは天然に広く存在し、多くの野菜や果物にも含まれており、人体にも
微量存在します。
キシリトールを栄養素として利用できない細菌によるキシリトールの代謝 キシリトール
を栄養素として利用できる細菌と利用できない細菌 キシリトールを栄養素として利用でき
る種類細菌と利用できない種類の細菌が存在します。 口や咽頭に生息する虫歯菌や肺炎双
球菌などはキシリトールを栄養素として利用できません。 これらの細菌はキシリトールを
菌体内へ吸収し、吸収したキシリトールをキシルロースを経てキシルロース 5-燐酸へ変換
しますが、生じたキシルロース 5-燐酸を代謝する酵素系を持たないために、キシルロース
5-燐酸を菌体内へ蓄積します。 キシルロース 5-燐酸の蓄積量が過剰になると、これらの
細菌は増殖できなくなり、究極的には死滅します。 結果として、キシリトールの定期的な
摂取は虫歯や細菌性肺炎などの予防に役立ちます。 キシリトールを栄養素として利用でき
る腸内細菌では、キシリトールはキシルロース、キシルロース 5-燐酸およびUDP-グルコー
スを経てグルコース 6-燐酸へ変化します。 生じたグルコース 6-燐酸は、解糖系によって
ピルビン酸へ変化し、生じたピルビン酸は乳酸発酵あるいは酢酸発酵によって乳酸あるい
は酢酸へ代謝されます。 人におけるキシリトールの腸管からの吸収 キシリト−ルの小腸
における吸収は非常に遅いので、摂取したキシリトール中で、体内へ吸収される量は摂取
量の 20% 程度であり、残りは大腸へ達します。 体内へ吸収されたキシリトールのほとん
どは体内で代謝されないで、短時間で尿中に排泄されます (素通り排泄)。 腸における
キシリトールの動態 腸 (小腸および大腸)に達したキシリトールは、腸内細菌の中で、
キシリトールを利用できる細菌の栄養素となり、乳酸発酵や酢酸発酵によって、乳酸や酢
酸を生成します。 ビフィズス菌などの乳酸菌はキシリトールを栄養素として利用できる種
類に属します。 ただし、キシリトールを利用できる腸内細菌でも、キシリトールは比較的
ゆっくりと代謝されます。 生じた乳酸や酢酸は腸の環境を酸性に傾けるために、腸内細菌
中で、酸性を好む善玉菌の増殖が促進され、酸性を嫌う大腸菌などの悪玉菌の増殖が抑制
されます。
アスパルテーム (商品名) は、1966 年、南アフリカで最初に合成された人工甘味
料です。 アスパルテーム以外の商品名としてキャンデレル、イコール、ニュートラ
スイート、サネクタ、トリ-スイート、ベネビアなどがあります。 日本における商品
名はパルスイートです。 アスパルテームの化学名はアスパルチルフェニルアラニン
メチルエステルです。 アスパルテームは、2 個のアミノ酸 (アスパラギン酸とフ
ェニルアラニン) の結合物 (ジペプチド:アスパルチルフェニルアラニン)に、さ
らに、メチル基 (CH3)が結合した物質です。 水溶液の状態で、アスパルテームは
砂糖の約 160 倍の甘味を呈し、また、適量の食塩と混ぜて使用すると、その甘味は
砂糖単独の約 500 倍になります。 その甘味は、砂糖に近く、後味の不快感もありま
せん。 アスパルテームは、実用上の使用量では、カロリーの寄与はほとんどないの
で、肥満者や糖尿病患者への低カロリー甘味料として使用されています。 例えば、
アスパルテームはダイエット・コカコーラやダイエット・ペプシコーラの甘味料とし
て使用されています。 アスパルテームは、発癌性が懸念されたサッカリンやチクロ
に代わり、日本では、1983 年に食品添加物に指定されました。 日本および諸外国で
市販されているダイエット用コカコーラ 国名 正式名称 内容量
甘味料 カロリー 価額 アメリカ Diet Coke (USA) 355 mL アスパ
ルテーム 0 kcal $0.65 フランス Coca Cola light 330 mL アスパルテーム、ア
セサルフェーム*2 0.2 kcal 7F オーストラリア Diet Coke (Australia) 375
mL アスパルテーム 1.5 kcal --- カナダ*1 Diet Cke Caffeine Free (Can
ada) 355 mL アスパルテーム 131 mgアセサルフェーム 15 mg 0.2 kcal -
-- 日本 Coca Cola light(新 335/285 缶) 335/285 mL 果糖、高果糖液糖、ア
スパルテーム 42/33.6 kcal \120 香港 Diet Coke(香港) 355 mL アスパルテーム
0 kcal --- 中国 Diet Coke (中国) 355 mL 甜蜜素、糖精納*3 1 kcal
C3.30
摂取されたアスパルテームは、体内で、アスパラギン酸、フェニル
アラニン、メタノールに分解され、代謝されます。 アスパルテーム
は熱および酸に対して不安定であるという欠点を持ちます。 多くの
清涼飲料は酸性であり、その酸性条件下で、アスパルテームのエス
テルは容易に加水分解され、甘みを示さなくなります。 アスパルテ
ームの毒性に関する多数の論文があり、頭痛、目眩、幻覚などが起
きるという主張があります。 中でも、アスパルテームの分解生成物
の一つであるメタノールに関するものが多く見られます。 同時に、
アスパルテームの無害性に関する多数の論文もあります。 体重 1 k
g 当たり 30 mg のアスパルテームは、偽薬に比して、有為な差は見
られません。 体重 70 kg の人では、体重 1 kg 当たり 30 mg のア
スパルテームは 2.1 g であり、その甘さは砂糖約 336 g に相当し
ます。 アスパルテームは、遺伝毒性、発癌性、催奇形成などはに関
して陰性であると考えられています。 本ホームページ主催者は、
「超過剰量のアスパルテームを摂取しない限り、砂糖、ぶどう糖、
果糖などに比して遙かに無害である。」 と判断しています。 ただ
し、アメリカでは、コカコーラやペプシコーラを毎日 2−3 リット
ルを飲む人が多く、このような多量のアスパルテーム摂取者の中に
は、頭痛、目眩、幻覚などが起こる人がいることは確かでしょう。
友人のアメリカ人医学者は、 「ダイエット・コカコーラやダイエッ
ト・ペプシコーラの代わりに、通常のコカコーラやペプシコーラを
多量に飲んだら、簡単に糖尿病になる。」 と笑います。 日本のレ
ストランや喫茶店などでテーブル上に置いてあるダイエット用人工
甘味料パルスイート (シュガーレス甘味料)は、1 本 1.2 g 当た
り、粉末還元麦芽糖水飴 97.7% (1.1724 g)、アスパルテーム 1.7
% (20.4 mg)、香料を含み (熱量 2.5 kcal)、その甘さは 5.0 g
の砂糖に相当します。
単糖、オリゴ糖および多糖 糖 (糖質) は単糖類、オリゴ糖類および多糖類の三種に大
別されます。 単糖とは? 単糖は、加水分解によって、それ以上簡単な糖にならない物質で、糖
の基本単位です。 単糖の基本構造は複数個の炭素原子の直鎖であり、炭素数 2、3、4、5、6、7
、8 ・・・のものはそれぞれ二炭糖、三炭糖、四炭糖、五炭糖、六炭糖、七炭糖、八炭糖・・・
と呼ばれます。 単糖はアルデヒド基 (CHO)あるいはケト基 (CO)を必ず持っており、アルデ
ヒド基を持つ単糖はアルドース、そしてケト基を持つ単糖はケトースに分類されます。 天然に存
在する最も小さい単糖は三炭糖のグリセルアルデヒドおよびジヒドロキシアセトンです。 グリ
セルアルデヒドには、立体構造の違いによって D 体と L 体があり、正確には、D-グリセルアル
デヒドおよび L-グリセルアルデヒドと記します。 ちなみに、ジヒドロキシアセトンには D L の
区別はありません。 D 体と L 体の中で、D 体だけが天然に存在するので、多くの場合、D- を
略して、例えば D-グリセルアルデヒドを単にグリセルアルデヒドと記します。 ぶとう
糖 (D-グルコース)、果糖 (D-フルクトース)、ガラクトース (D-ガラクトース) などは六
炭糖の単糖で、化学式は何れも C6H12O6 です。 ただし、ぶどう糖とガラクトースはアルデヒド
基を持ち、アルドースに属しますが、果糖はケト基を持ち、ケトースに属します。 オリゴ糖とは?
砂糖 (C12H22O11)は 1 分子の果糖のケト基と 1 分子のぶどう糖のアルデヒド基が脱水縮
合した物質、そして乳糖 (C12H22O11)は 1 分子のガラクトースのアルデヒド基と 1 分子のぶ
どう糖のアルデヒド基が脱水縮合した物質で、何れも二糖類に属します。 砂糖は光合成を行う
全ての植物中に存在します。 特に、砂糖きび (汁液の 20%)や砂糖大根 (てん菜:汁液の 10
−15%)は多量の砂糖を貯蔵します。 乳糖は哺乳類の乳汁に多量に含まれ、その含量は、人では
6.7%、牛では 4.5% です。 乳糖は授乳期の幼児の重要な炭水化物源およびエネルギ源であり、
成人は乳糖を消化できませんが、乳糖は腸内細菌中の乳酸菌 (ビフィズス菌:いわゆる善玉菌)
の増殖を促進し、他の細菌 (いわゆる悪玉菌) の増殖を抑制し、整腸作用を示します。
多量の乳糖を摂取すると、一時的に、下痢や軟便になることがありますが、慣れると、それらの
症状は無くなります。 生物体中で、砂糖や乳糖が高濃度に存在できる理由は、成分中のぶどう糖、
果糖およびガラクトースの還元基 (アルデヒド基およびケト基)が結合に使われ、生体中で他
の物質 (蛋白質など) と結合しないことです。 オリゴ糖は複数個の単糖の結合物の総称で、
少糖類あるいは寡糖類とも呼ばれます。 過去、二糖類 (2 分子の単糖の結合物)−六糖類 (6
分子の単糖の結合物) をオリゴ糖と呼びましたが、現在では、2 個−数十個の単糖の結合物を
オリゴ糖と云います。 砂糖や乳糖などの二糖類もオリゴ糖類に属します。 多糖とは? 澱粉、
グリコーゲン、セルロースなどは数千−数万分子のぶどう糖の結合物で、多糖類に分類されます。
市販オリゴ糖 日本では、数社がオリゴ糖を製造・市販しています。 オリゴ糖の種類および商
品名と、製造会社を下記します。 留意点は、市販オリゴ糖は最高で 4 分子程度の単糖の結合物
であり、食物繊維としての生理活性 (コレステロールや胆汁酸の結合、大腸癌の原因物質であ
るフカペンテンなどの有害物質の結合、など)を全く示さないことです。 オリゴ糖の食物繊維
としての生理活性は、単糖の結合数が 10 分子以上であるとき現れ始め、多くなるほど、その活
性は次第に強くなる傾向にあります。 ただし、食物繊維はカルシウム、亜鉛、鉄などの金属イオ
ンを強く結合するので、食物繊維を摂取する場合は、必須金属イオンの欠乏症に注意することが
大切です。 市販オリゴ糖は特定保健用食品として利用されています。 市販オリゴ
糖は、一般に、人に利用される組成と利用されない組成を含みます。 人に利用されない組成は、
成人における乳糖と同様に、腸内細菌の栄養になり、腸内細菌を増殖させます。 砂糖、マルト
オリゴ糖、澱粉などは消化性で、それらの糖質のエネルギ値は約 4 kcal/g ですが、市販化オリ
ゴ糖は低いエネルギ値を持ちます。。 ガラクトオリゴ糖やフラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖な
どは難消化性であり、それらのエネルギ値は約 2 kcal/g です。 イソマルトオリゴ糖、大豆オ
リゴ糖は部分的に消化されますが、それらのエネルギ値は約 3 kcal/g です。
成人にとって難消化性である乳糖と同様に、市販オリゴ糖は、一般に、多量に摂取した場合、
緩下作用 (下痢や軟便) を引き起こしまが、この緩下作用は一時的なもので、慣れると、起こ
らなくなります 明治製菓製フラクトオリゴ糖 (商品名:メイオリゴ) 主成分: 砂糖の果糖
部分に 1−数分子の果糖が結合した物質 組成: フラクトオリゴ糖 95% 以上、砂糖+単糖類 5%
以下 人にとって難消化性 (低カロリー) 甘味度 0.3−0.6、砂糖に近い甘味 低う蝕性、便通
の改善、腸内ビフィズス菌増殖促進作用 天然: 玉ねぎ、ごぼう、バナナなどは少量のフラクト
オリゴ糖を含みます。 ヤクルト薬品工業製ガラクトオリゴ糖 (商品名:オリゴメイト) 主成
分: 乳糖のガラクトース部分に 1−3 分子のガラクトースを結合させた物質 組成: ガラクト
オリゴ糖 55% 以上、乳糖+単糖類 45% 以下 人にとって難消化性 (低カロリー) 甘味度 0.3
−0.35、さわやかな甘味 低う蝕性、便通の改善、腸内ビフィズス菌増殖促進作用 サントリー製
キシロオリゴ糖 (商品名:キシロオリゴ) 主成分: 2−3 分子のキシロースの結合物 組成:
キシロビオース 70% 人にとって難消化性 (低カロリー) 甘味度 0.4、さわやかな甘味 低う蝕
性、便通の改善 (大便の水分含量を理想的な 80% 程度に収斂)、腸内ビフィズス菌増殖促進作
用 天然: 筍 (たけのこ)は少量のキシロオリゴ糖を含みます。 塩水港製糖製ラクトスクロー
ス (商品名: 乳果オリゴ糖)(販売:マルハ) 主成分: 乳糖のぶどう糖部分に果糖が結合し
た物質 組成: 人にとって難消化性 (低カロリー) 甘味度 0.5、砂糖に近い甘味 低う蝕性、
便通の改善、腸内ビフィズス菌増殖促進作用 ソーヤ・オリゴ・ジャパン製大豆オリゴ糖 (商品
名: 大豆オリゴ糖) 主成分: スタキオース / 砂糖のぶどう糖側に 2 分子のガラクトースが
結合した物質 ラフィノース / 砂糖のぶどう糖側に 1 分子のガラクトースが結合し
た物質 組成: スタキオース、ラフィノース、砂糖 人にとって難消化性 甘味度 0.7、さわやか
な甘味 低う蝕性、便通の改善、腸内のビフィズス菌増殖促進作用
人にとって構成糖の一部が消化性 (多少、低カロリー) 甘味度 0.3−0.5、「こく」のある
甘味 低う蝕性、腸内ビフィズス菌の増殖促進作用 市販オリゴ糖が便通の改善に役立つ理由 多
量のオリゴ糖の摂取が一時的に軟便や下痢を引き起こす理由 糞便 (大便) の 30−60% は腸内
細菌であり、残りが食物の不消化物です。 オリゴ糖は、一般に、吸湿作用が強く、オリゴ糖を
摂取すると、オリゴ糖は多量の水分を吸着し、消化管中を移動します。大腸において、オリゴ糖
が腸内細菌によって分解される、オリゴ糖に結合していた水分が遊離し、大腸の内容物の水分含
量を増加させます。 水分含量の増加によって、大便の水分含量を適正値である 70−80% に近づ
ける作用を示します。 ただし、大便の水分含量が適正値である人では、一度に多量のオリゴ糖
を摂取すると、大便の水分含量が増加しすぎて、軟便や下痢になることがあります。 けれども、
この軟便や下痢の症状は一時的なもので、通常、オリゴ糖の摂取に少し慣れると、大腸が元来持
っている内容物の水分含量調節メカニズムの作用によって、これらの症状は起きなくなります。
ちなみに、日常的に大便の硬い人は、多くの場合、水分含量調節メカニズムによって、大腸の内
容物の水分含量が 70−80% より低く調節されます。 オリゴ糖の摂取が便通を改善する理由 水
分含量が同じ場合、一般に、糞便に含まれる腸内細菌と不消化物の比率(腸内細菌/不消化物)
が高いほど便通が良くなります。 オリゴ糖は腸内細菌を増殖させるので、便通を改善します。
市販オリゴ糖が腸内細菌中の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす理由腸内細菌は善玉菌 (ビフィ
ズス菌などの乳酸菌) と悪玉菌 (大腸菌など) に分けられます。腸内細菌のオリゴ糖分解に
よって乳酸や酢酸が生成され、腸内は酸性に傾きます。 酸性条件は、善玉菌の増殖を促進し、
悪玉菌の増殖を抑制し、善玉/悪玉の比率を高めます。 悪玉は発癌性物質などの有害物質や、ア
ンモニア、硫化水素などの悪臭物質を生成しますが、善玉はこれらを生成しません。 オリゴ糖
は腸の健康維持や腸癌などの障害の予防(整腸)に役立ちます。 ただし、腸内細菌によるオリ
ゴ糖分解速度が早いほど、生成される乳酸や酢酸の濃度が高くなります。
サッカリンは 1900 年から市販されており、百年の歴史を持つ人工甘味料で、現在も広く使用さ
れています。 サッカリンの甘味度は 300-400 です。 サッカリンは水に溶けにくいため、通常、
サッカリンナトリウムとして使用されます。 サッカリンナトリウム甘味度は 200−700 で、少
し苦味を呈します。 日本では、終戦後しばらくの間、チクロ (サイクラミン酸ナトリウム)
およびズルチンが砂糖不足を補う安価な甘味料として使用されました。 甘味度は、チクロでは
約 30、ズルチンでは約 250 です。 1969 年、チクロの使用は発癌性の疑いによって禁止されま
した。 アメリカ FDA は、1999 年、サッカリンの発癌性であるという 1981 年の認定を取り消
し、健康に役立つ代替え甘味料として改めて認可しました。 ただし、アメリカでは、消費者団
体が反対の意向を示しており、サッカリンの安全論議が再燃する可能性もあると云われています。
日本では、サッカリンを使用できる食品は 20 数種に制限されており、さらに、それぞれに使
用量の制限 (飲料水の場合サッカリンとして、1 kg 当たり 0.30 g) があります。 D-エリス
ロース はアルデヒド基を持つ四炭糖の一種です。 エリスリトール は、D-エリスロースのア
ルデヒド基 (CHO)がメタノール基 (CH2OH) に変わった物質で、糖アルコールに属します。
天然には、エリスリトールは地衣類、藻類、真菌類などに存在します。 エリスリトールの粉末は
結晶性で、高温でも分解せず、砂糖に比して吸湿性が低くいので取り扱いが容易です。 エリス
リトールは後味の残らない甘味を呈し、その甘味度は約 2 (砂糖の約 2 倍) です。 体内へ吸
収されたたエリスリトールはほとんど消化されず、大部分 (>90%) は尿として排泄され、そ
のエネルギー値はほぼ 0 kacal です。 エリスリトールは虫歯の原因になりません。 エリスリ
トールは低カロリーおよび虫歯予防の甘味料として使用されています。 けれども、欠点は、エ
リスリトールを多量に摂取すると、激しい下痢が起こり易いことです。 下痢の起こる目安にな
るエリスリトールの摂取量は、体重 60 kg の人では、1 日当たり 40 g です。 エリスリトール
を入れたダイエット用の清涼飲料が市販されたことがあります
ソルビトールはグルシトールあるいはソルビットとも呼ばれます。 ソルビトールは、ぶどう糖の
還元基 (アルデヒド基: CHO)の代わりに、アルコール基 (CH2 OH) を持つ物質で、糖アル
コールに分類されます。 ソルビトールには、立体構造の異なる D 体と L 体があ
りますが、天然には、D 体だけが存在するので、多くの場合、D-ソルビトールを単にソルビトー
ルと呼びます。 ソルビトールは林檎、桃などの果汁に含まれています。 微生物はソルビトールを
迅速に代謝し、有効に利用しますが、人を含む動物によるソルビトールの代謝はかなり限定され
ています。 精漿において、ソルビトールはぶどう糖の還元によって生成され、再酸化によって果
糖に変換されます。 飢餓状態では、動物が摂取すると、ソルビトールはグリコーゲン合成の素材
になります。 糖尿病患者の治療に、ソルビトールは砂糖の代わりに使用されることがあります。
ソルビトールは、グリセリンやグリコールと共に、抗凍結剤 (アンチ・フリーザ) として用い
られます。 スクラロースは、最近、イギリスで発見された低カロリー甘味料で、別名はトリクロ
ロガラクトスクロースです。 スクラロースは、砂糖 (スクロース) 分子の 3 つの水酸基を塩
素に置換した物質 (4,1',6'-トリクロロガラクトスクロース)です。 スクラロースは、スクロ
ースの 3 個の水酸基 (OH) を選択的に塩素原子 (Cl) に置換することによって合成される
水溶性の白色の結晶性粉末です。 スクラロースの甘味度 (砂糖の甘味を 1 としたとき
の甘さの程度) は約 600 で、砂糖に近い甘味を呈し、苦味や金属味を呈さず、後味を残さず、
また、安定性にも優れていると評価されています。 安定性に関する報告では、スクラロース 1%
水溶液を 30℃、pH = 3.0 で保存すると、336日後のスクラロースの残存率は 97.15% です。
スクラロースは非常に少量で、十分な甘さを呈するので、肥満予防に役立ちます。 スクラロー
スの使用は、1991 年カナダ、そして 1998 年アメリカで認可され、現在、世界 20 数ヶ国で食
品添加物、甘味料として使用されています。 日本でも、スクラロースは 2000 年 7 月末に食
品添加物として認可されました。
>>191 砂糖は老化のもとなんだ
やっぱ砂糖は健康に悪そうだなー
健康ブームで砂糖の消費減って砂糖会社も必死だな(w
砂糖摂取で精神状態はどう変わるか 〜砂糖にまつわる誤った認識
最近の若年層の情緒不安が「低血糖」によるものとされ、これに砂
糖が深く関与していると摂り沙汰されているが 6月17日、18日に開
催された「砂糖と健康・東京フォーラム」の中で、ロンドン大学医
学部のPh.D.Edward L.Gibson氏がそうした砂糖に関する誤った認識
を正した。 砂糖摂取により「低血糖」、「精神不安」はサイエ
ンスフィクション 「3年前神戸で起きた事件で少年Aの母親は虫歯に
ならないようにということで砂糖を極度に与えなかったというが」-
--。Gibson氏の講演後、そうした質問が会場から挙がった。 3年前
の事件。殺害した小学児童の首を校門に置き、日本中を震えあがら
せた、あの酒鬼薔薇聖斗事件のことだ。「長期的に砂糖を摂らない
と精神不安を引き起こすのか」というのが質問の意図。前日の演者M
S RD RitaTsay女子(マサチューセッツ工科大学臨床医学研究所 理
学博士)の「砂糖は短期的に精神を和らげる」という説を受けての
ものであった。 これまで、一般に言われてきたことは「砂糖の摂取
は低血糖症状(※注1)を招き、それに伴ってイライラなどの情緒不
安が生じ、反社会的な引き起こす可能性が高い」ということであっ
た。それが、MS RD RitaTsay女子の講演では、逆に「砂糖を摂らな
いことで、情緒不安を招く可能性」が示唆された。 質問に対するGi
bson氏の答えは、「砂糖が子供たちの振るまいに影響を与えるか、
比較実験を行ったが、答えはノー。砂糖の摂取量が子供たちの精神
状態に影響を与えるということを支持するデータはない」というも
のであった。また、「これまで砂糖がたくさん入っているものを食
べると中毒になる。また血糖が急上昇を起こし、低血糖になり、意
識が薄れる、疲れる、もしくは鬱状態になるということがかなり広
範に信じられており、医療関係者の中にもそう言っている人がいる
が、これはサイエンスフィクションであって事実ではない」(同)
とした。(※注1)インシュリンの過剰分泌から一時的に血糖が低下
する状態。
1997年4月、WHO(世界保健機関)が「砂糖は安全」宣言 実際に、砂
糖は有害なのか。有用なのか---。 1997年4月、WHO(世界保健機関)
とFAO(国連食糧農業機関)が「砂糖は安全な食品である」と宣言し、
これまで一般に言われてきた、「砂糖の摂取が行動過多(hyperact)
を引き起こす」、「肥満を促進する」といった説を否定した。 これ
まで、砂糖摂取に伴い指摘されてきたことに、1)低血糖による情緒
不安、2)肥満の促進、3)カルシウムの溶出、などがある。 1)に関し
ては、今回、MS RD RitaTsay女子やGibson氏が否定。「糖分やその
他の炭水化物を摂取することは、脳のセロトニン水準を上昇させ、
精神的健康に肯定的影響を与えるものと思われる」(MS RD RitaTsa
y女子)、「糖分は鬱状態を起こすどころか、中枢神経系において内
因性オピオイドを放出させることによりストレスを軽減することが
確認されている」(Gibson氏)とし、むしろ精神の安定化を図るた
めにも糖分が必要と説いた。さらに、井上修二氏(共立女子大学 医
学博士)らも動物実験の結果から、「高砂糖食はストレスの影響を
弱める作用がある」と結論付けている。 2)については、よく論じら
れるところだが、ラットによる高砂糖食と高脂肪食との飼育の比較
では、「高脂肪食飼育では有意の体重増加をもたらしたが、高砂糖
食飼育では体重増加をもたらさなかった」と井上氏。また、Gibson
氏も「体重増加は糖分の摂取とは関係がない」と否定。「肥満は糖
分の消費の多さではなく、少なさと関連付けられる。むしろ、脂肪
摂取の増加が肥満を促進する」とした。 また、3)については、砂糖
はビタミンB1が含まれていないため、多量に摂るとB1が不足し、血
液が酸性化するため、骨からカルシウムが溶出するという説はマス
コミによる風説にすぎないという。 脳のエネルギー源としての「砂
糖」の役割 砂糖とは、一体どのようなものか。再度考察してみたい。
砂糖の原産地は南太平洋ニューギニア周辺で、今から2千300年前に
西インドの遠征中にアレクサンダー大王の一行がサトウキビ(イネ
科の多年草植物)を発見し、その後、マルコポーロやコロンブスが
世界中に広めたといわれる。日本に伝わったのは8世紀(鹿児島県と
沖縄県が主な生産地)で、薬としても利用されたという。 砂糖の原
料はサトウキビとサトウダイコン(アカザ科2年生植物)で、サトウ
ダイコンから砂糖を取り出す方法は約2百50年前にドイツで実用化さ
れている。(お砂糖を科学する会発行:お砂糖一番BOOKより) 砂糖
は炭水化物の類で、体内で加水分解され、ブドウ糖と果糖になる。
ブドウ糖(別名グルコース)は脳のエネルギー源として使われ、記
憶の向上や調節に重要な役割を果たすことが確認されている。同じ
炭水化物でもご飯やパンは、ブドウ糖に分解吸収されるまで時間が
かかるが、砂糖の場合、吸収が早いとされる。 この、脳のエネルギ
ー源としてのブドウ糖であるが、「脳は1日に約120gのブドウ糖を使
う。朝食を摂った人は欠食者よりも学力でも想起テストでも優れて
いる。これは欠食者の血糖が低く、脳の働きが低下しているため。
時間がなければ、消化が極めて容易な砂糖を入れた飲料だけでも少
し役に立つ」と香川靖雄氏(女子栄養大学副学長)。老人が欠食で
低血糖を続けると痴呆を進行させるおそれがある、という。 米国で
は若年層の砂糖の過剰摂取を警告 現在、日本では総エネルギーの8
%を砂糖から摂っているといわれるが、近年飲料水の砂糖抜きなど
にもみられるように砂糖離れが進行しつつある。一方、米国はとい
うと、20年前、砂糖から摂取するカロリーは全体の食事の12%であっ
たが、現在平均で16%、10代の若者にいたっては20%にもなっており、
消費者団体(Center for Science in the Public Interest)が過剰
摂取を警告している。現在、米国では、10%以下に抑えることが目
標になっている。 実際に、クリントン前米大統領も2000年5月27日
に米国民向けラジオ演説で砂糖摂取について注意を促して
いる。
ガイドラインは米国民の健康の向上を図ることを目的に1980年にス
タートし、5年に1度の改定が義務付けられているもので、栄養ま
た医療の分野で著名な専門家11人から成る「食生活ガイドライン
諮問委員会」が策定。新ガイドラインは、項目を前回の7から10に増
やし、砂糖の摂取制限についても明確にうたっている。 砂糖に関す
る、誤った認識を改める必要はあるものの、過剰摂取はやはり禁物
だ。「過剰の砂糖摂取は、血糖の急速な上昇を伴い、肥満、糖尿病、
動脈硬化、虫歯の原因になる」(香川氏)との指摘も当然ある。 米
国政府の最新の調査データ(Food Intakes by Individuals 1994−19
96)によると、米国民は1日平均茶さじ20杯の砂糖を消費していると
いわれる。米国では糖分摂取量が増加していることから、昨年の8月、
前述の米国消費者団体(CSPI)が、食品のラベルに砂糖の自然含有
量と加工含有量とを分けて表記するよう米食品医薬品局(FDA)に要
請している。例えば、砂糖含有量合計15グラムの食品に対し、5グラ
ムが自然含有量、10グラム(一日必須摂取量の25%)が加味精製砂糖
という具合。 現行のものは食品全体の糖分含有量のみの表示であり、
人工的に加えた砂糖の量は判らないという。しかしながら、これに
対し、米国砂糖協会(Sugar Association)では、表記の必要はない
との姿勢を示しているという。消費者団体(CSPI)は8月3日にFDAに
表記を要請しているが、仮に認可されたとしても施行されるまでに5
年はかかるといわれる。 ▼FDAは砂糖の代用として4種の人工甘味料
を許可 また近年、米国では砂糖の代替として、ノンカロリーの人工
甘味料が需要を伸ばしており、およそ144 百万人の米国民が利用し
ているといわれる(Calorie Control Council1998年調査)。 現在、
FDAが食品への使用を許可している人工甘味料は、サッカリン、アス
パルティーム、アセサルフェームK、サクラローズの4種。これらの
人工甘味料は「フリーフード」と呼ばれ、米心臓病協会や米糖尿病
協会も肯定的ではある。
サッカリンについては発癌要因として疑われており、安全性の確証
がないまま100年以上使用され続けてきているという現状である。
サッカリンは1879年に発見、砂糖の300倍の甘味を持つとされ、2つ
の世界大戦中、砂糖不足を補うため食品の甘味料として使用された。
1958年に食品添加物は「一般的に安全(GRAS)」というFDAの承認が必
要となり、サッカリンもGRASと認められる。1972〜1973年の動物実
験で、膀胱癌の要因として疑われるが、その後、サッカリンではな
く不純物によるものではないかという分析結果が発表された。 しか
し、1977年にカナダの研究チームが、再びサッカリンが膀胱癌の直
接要因であると主張し、使用および販売禁止を提案。ただ、企業サ
イドがこれを不満としたため、政府は禁止提案の施行を2年間延長し、
今後の安全性研究と癌リスクのラベル表示を企業側に課した。 ▼サ
ッカリン、5月に発癌物質リストから除外 こうした経緯のあるサッ
カリンだが、米国で5月15日に発表された米国国立環境保健科学研究
所( NIEHS )の「発癌物質に関する第9次報告書(年2回発行)」では、
発癌物質リストから外されることとなった。除外の理由としては、
ネズミ実験の結果(膀胱腫瘍)が人間に適用しないこと、過去20年間
の研究データから殆ど発癌性がないことなどが挙げられている。ま
た、「癌を形成するという動物実験の結果は認めるが、動物の反応
を常に人間に当てはめることはできない」(FDA:米食品医薬品局)、
「成人が普通量のサッカリンを摂取した場合、健康を害するという
問題は認められない」(National Cancer Institute)など政府系機
関も同様の見解を示している。 サッカリンが発癌物質としてリスト
アップされたのは1981年で、同年、人工甘味料アスパルティームも
市場に出回るようになる。サッカリンは1900年から販売されている
が、そうした競合商品とのシェアの食い合いもあり、ダウンを余儀
なくされてきた。今回のサッカリンの発癌物質リストからの除外は、
業界からの強い要求によるものであるとの見方もある
多量の乳糖を摂取すると、一時的に、下痢や軟便になることがありますが、慣れると、それらの
症状は無くなります。 生物体中で、砂糖や乳糖が高濃度に存在できる理由は、成分中のぶどう糖、
果糖およびガラクトースの還元基 (アルデヒド基およびケト基)が結合に使われ、生体中で他
の物質 (蛋白質など) と結合しないことです。 オリゴ糖は複数個の単糖の結合物の総称で、
少糖類あるいは寡糖類とも呼ばれます。 過去、二糖類 (2 分子の単糖の結合物)−六糖類 (6
分子の単糖の結合物) をオリゴ糖と呼びましたが、現在では、2 個−数十個の単糖の結合物を
オリゴ糖と云います。 砂糖や乳糖などの二糖類もオリゴ糖類に属します。 多糖とは? 澱粉、
グリコーゲン、セルロースなどは数千−数万分子のぶどう糖の結合物で、多糖類に分類されます。
市販オリゴ糖 日本では、数社がオリゴ糖を製造・市販しています。 オリゴ糖の種類および商
品名と、製造会社を下記します。 留意点は、市販オリゴ糖は最高で 4 分子程度の単糖の結合物
であり、食物繊維としての生理活性 (コレステロールや胆汁酸の結合、大腸癌の原因物質であ
るフカペンテンなどの有害物質の結合、など)を全く示さないことです。 オリゴ糖の食物繊維
としての生理活性は、単糖の結合数が 10 分子以上であるとき現れ始め、多くなるほど、その活
性は次第に強くなる傾向にあります。 ただし、食物繊維はカルシウム、亜鉛、鉄などの金属イオ
ンを強く結合するので、食物繊維を摂取する場合は、必須金属イオンの欠乏症に注意することが
大切です。 市販オリゴ糖は特定保健用食品として利用されています。 市販オリゴ
糖は、一般に、人に利用される組成と利用されない組成を含みます。 人に利用されない組成は、
成人における乳糖と同様に、腸内細菌の栄養になり、腸内細菌を増殖させます。 砂糖、マルト
オリゴ糖、澱粉などは消化性で、それらの糖質のエネルギ値は約 4 kcal/g ですが、市販化オリ
ゴ糖は低いエネルギ値を持ちます。。 ガラクトオリゴ糖やフラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖な
どは難消化性であり、それらのエネルギ値は約 2 kcal/g です。 イソマルトオリゴ糖、大豆オ
リゴ糖は部分的に消化されますが、それらのエネルギ値は約 3 kcal/g です。
>>205 「砂糖は安全」宣言てマジかよ
アメリカでハンバーガー食べすぎで肥満になったって
ハンバーガー屋を訴えたのがいるだろ
「砂糖は安全」て聞いたから食べすぎで太ったって訴えられるぞ
「和三盆は肥満、虫歯、糖尿病の原因になります
食べ過ぎに注意しよう」て書いとけよ
砂糖は人体の活動にどのようにかかわっているのですか? 甘味料として使われることの多い砂糖ですが、ご飯
と同じ糖質(炭水化物)で、生命を維持し、健康に活動するためのエネルギー源として利用される栄養食品です。
特に、糖質の中でも砂糖はすみやかに消化吸収されるため、スポーツなどの激しい運動をした後の疲労時には、
栄養補給に高い効果を発揮します。脳や神経が働くときに、エネルギー源として利用できるのは、砂糖などが分
解してできるブドウ糖だけです。このため脳や内臓、筋肉が活動するには、糖質を補給してやらなければならな
いのです。 砂糖が白いのは、漂白剤を使っているのですか? “砂糖を作る”ということは、砂糖の結晶を取
り出すということです。実際の砂糖の結晶自体は無色透明ですが、砂糖が白く見えるのは、雪が白く見えるのと
同じで、結晶が光を乱反射して白く見えているのであり、漂白剤を使っているわけではありません。 砂糖を食
べると太るといいますが、本当ですか? 砂糖を食べると肥満になると考えている人がいますが、肥満の原因は、
エネルギー消費量に対して、過剰なエネルギー源を摂取するためです。 肥満を防ぐためには、普段から適度な
運動をすることでエネルギー消費を高め、いろいろな食品をバランス良く、かつ、適量を摂取することが大切で
す。 砂糖を食べると虫歯になるって本当ですか? 砂糖だけでなく、パンやご飯などの糖質を含む食品を摂
り、その食べカスが長時間口の中に残ると、その糖分を、口の中に住んでいる「ミュータンス菌」という細菌が
歯垢という物質に変えます。その歯垢が歯の表面に残ると、細菌を増殖させ、さらに増殖した細菌が、歯の表面
のエナメル質を溶かす物質を出すことによって虫歯を作るのです。 虫歯を防ぐにはどうすればよいのですか?
虫歯ができるまでには時間がかかります。食べた後にすぐ歯を磨けば、食べカスは口に残らず細菌も増殖で
きません。 つまり、砂糖を含めた糖質の食品を食べることだけに問題があるのではなく、食後に細菌が増殖し
て歯垢を作る環境を作らないこと、すなわち、食後に歯を磨くことを習慣づけることが大切なのです。
砂糖が体の中のビタミンB1を破壊するというのは本当ですか? ビタミンB1は、糖質が体の中で分解してエネル
ギーになるときに大切な働きをしています。そのために、ご飯やパンなど炭水化物を多く含む食品をたくさん食
べると、同時にそれを分解してエネルギーにかえるためのビタミンB1の必要量も多くなるということです。決し
て、砂糖などの糖質が直接ビタミンB1を破壊するということではありません。 砂糖は酸性食品ですか?
毎日食べる食品の中には、酸性やアルカリ性のもとになる物質がたくさん含まれていますが、人間の体は、常に
弱アルカリ性に保たれるようにできています。 砂糖は成人病と関係があるのですか? 一般的に、心臓病は
コレステロールやエネルギーの摂り過ぎによる肥満が原因の一つであるといわれています。また、糖尿病は、遺
伝的な素質が過食、肥満、運動不足などの後天的な要因と重なって起こるといわれています。中でも、最も重要
な要因は肥満で、遺伝的な素質を持った人は、特にエネルギー源となる脂質や糖質の摂り過ぎに注意しなければ
なりません。梅酒を作るとき、なぜ氷砂糖を使うのですか? 上手に梅酒を作るためには、徐々に糖分を溶かして
液体中の糖分を上げてゆき、梅の組織中に液体と同じくらいの濃度の糖分を染み込ませ、おいしさを引き出す必
要があります。このように時間をかけて徐々に調整するには、ゆっくりと溶ける氷砂糖が最適なのです。 三
温糖の方が上白糖やグラニュー糖よりも甘く感じるのはなぜですか? 三温糖には、ショ糖分だけでなく、ショ
糖が分解してできたブドウ糖と果糖の混合物や灰分(ミネラル等)も混ざっており、これらが持つ独特のにおい
やクセが刺激となって甘さを強く感じるのです。 ●他にも、砂糖の働きを生かした、こんな使い方もあります。
◎煮豆を作るとき、少しずつ砂糖を入れてやると、できがりがとても柔らかくなります。◎魚や肉類に砂糖をき
かせて料理すると、臭いを消す効果があります。 このように、料理に砂糖を使うことによって、体に必要なエ
ネルギーを摂取するだけでなく、味わいや食感、仕上がりの美しさなどを演出することが出来るのです。
料理に砂糖を使うとどのような効果があるのですか? 料理に砂糖を使うと、甘味が出るだけではありません。
砂糖の特徴のひとつに親水性、つまり水と結合しやすいという点があります。200ccのお湯に、なんと1kgもの砂
糖が溶けてしまうのです。砂糖は、この特徴を生かして次のような様々な効果を生み出します。 ◎泡立ちの保
持 メレンゲを作るとき、砂糖を加えると砂糖が卵白のタンパク質の水分を分離して取ってしまうので、キメ細
かい泡ができ、できた泡がなかなか消えません。◎脱水作用 ココアの粉の中に、あらかじめ砂糖を混ぜておく
と、ココアの粒の間に入り込んだ砂糖が水を引きつけて、「ダマ」(粒状のかたまり)になりません。◎タンパ
ク質の凝固抑制 カスタードプリンや卵焼きを作るとき砂糖を加えると、卵や牛乳のタンパク質凝固温度を高め
て、柔らかくなめらかな口当たりにします。 ◎保水性 きんとんを作るとき、砂糖を入れてサツマイモをゆで
ると、冷めても水分が逃げないので裏ごしが楽にできます。また、ビーフシチューを煮るとき、あらかじめ肉に
砂糖をもみ込んでおくと、砂糖が水を引きつけ、肉の組織のコラーゲン(タンパク質の一種)に水を結びつけて
溶かすので早く柔らかくなります。◎ゼリー化 ジャムやマーマレードがゼリー状になるのは、果物や野菜の硬
さをつくるペクチンという物質が、砂糖の働きで水をたくさんかかえ込み柔らかくなるのです。 ◎デンプンの
老化防止 カステラやもち菓子は、砂糖を使っているのでなかなか硬くなりません。砂糖が水分をかかえ込むの
で、デンプンの分子が水をはさんで密集し、結合してしまう(老化という)のを防ぐからです。●また、それ以
外にもこのような働きもしています。◎防腐効果 カビや細菌は水がないと生きられません。砂糖をたくさん使
った食品がカビたり、腐ったりしにくいのは、食品の水分を砂糖がしっかりかかえ込んでいて、細菌が繁殖しに
くいためです。 ◎酸化防止効果 油を使った食品が古くなって、味が悪くなったりイヤな臭いがしたりするのは、
油が空気中の酸素と結合し劣化するからですが、砂糖を加えると油の中の水分が砂糖と結合して酸素が溶け込み
にくくなります。
砂糖摂取の体重増加とストレスへの影響 生活習慣病の原因には、過食等の食生活の乱れや運動不足による要因
が重なった 「肥満」 が最も大きな原因とされています。なかでも砂糖の摂取が肥満の原因といわれていますが
本当でしょうか。また、ストレスを感じたときに甘いものを好んで食べることがありますがどうしてでしょうか。
動物実験の結果、同じ摂取エネルギーならば砂糖の摂取は決して肥満を助長させることはないことが分かりまし
た。また、砂糖を含んだ甘い食物は、精神的ストレスに対して抵抗性があると推測されるストレス蛋白の出現に
より、ストレスを和らげる効果があることが分かりました。 糖尿病、高血圧、高脂血症や動脈硬化にもとづく
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など生活習慣病と呼ばれる病気が大変増えてきて、医療の中で大きな問題になってい
る。肥満はこのような生活習慣病の最も重要な原因であり、「砂糖を摂ると太る」と言われ、砂糖摂取は肥満の
元凶のように呼ばれている。この小論では第1に、この考え方が正しいかどうか検討する。 強いショックやス
トレスを受けるとうつ状態になったり、胃潰瘍になったりして食欲がなくなってしまう。一方、一定程度までの
ストレスに対し人間は食べることでそれを解消することがある。気分がむしゃくしゃすると、むやみに甘い物を
食べたくなることがある。大食症、やけ食い症候群あるいは気晴らし食い症候群と呼ばれる病気ではストレスを
感ずると、むやみやたらに大食いする。このようなストレスが引き金になって大食いすることをストレス誘導性
過食という。面白いのは、このような時にも、甘い物が好んで食べられることである。このような現象は甘い物
を食べることがストレス解消に役立っている可能性があることを示唆している。この小論では第2に甘い物を食
べることがストレスとどのような関係があるのかを検討する。 1.生活習慣病と肥満 生活習慣病とは今まで成
人病と呼ばれてきた病気の中で、食生活、運動習慣、喫煙、飲酒、休養などの生活習慣が発病や病気の進行に深
く関与している病気のことである。典型的な成人病とみなされる病気は年齢が加わるとともに発病が多くなる病
気で、老人性白内障、老人性難聴、老人性痴呆などがある
典型的な生活習慣病とみなされる病気は飲酒によるアルコール性肝障害や喫煙による肺がんなどがある。今日、
生活習慣病とみなされる代表的な病気は加齢の因子と生活習慣因子の両方の影響が加わった病気で、U型糖尿病
(注)、高血圧、高脂血症、高尿酸血症、循環器病(狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など)、がん(肺がん、大腸がん
など)、歯周病などが代表的なものである。 このような病気は家族が同じ病気にかかっているという遺伝的背
景をもつ患者が多いことや、がんを除いて、長い間症状がないので放置され、脳卒中、心筋梗塞による急死や脳
卒中による半身不随、失語症、糖尿病合併症の網膜症による視力低下、腎症による腎不全から人工透析など重大
な合併症に陥る患者が多いことが特徴である。 生活習慣病の原因としては過食、夜食、朝食欠食、どか食い、
早食いなどの食生活の誤りと自動車、エレベーター、エスカレーター、家庭電気製品の多用による運動習慣の不
足という2つの要因が重なって起こる肥満が最大の原因である。生活習慣病の最大の対策は肥満対策と言われる
由縁である。(注) 糖尿病には膵臓のインスリンを分泌する細胞が破壊されて、ほとんどインスリン分泌が無くな
るT型糖尿病とインスリン分泌細胞は破壊されずインスリン分泌はあるのに、インスリンの血糖降下作用が足り
なくなるU型糖尿病がある。インスリンの血糖降下作用を足りなくさせるのが、肥満、過食、運動不足、加齢、
ストレスなどである。 2.高砂糖食飼育のラット体重への影響 肥満の二大原因のうち過食は重要な要素である。
「砂糖は太る」 と言われているが、砂糖の含有エネルギーは1g当たり4kcalで、米、パンやいも類などに含ま
れている炭水化物である澱粉の含有エネルギーも1g当たり4kcalである。従って、砂糖摂取が過食につながるの
か、それとも砂糖のなかに肥満につながる物質が含まれているかどうかが生活習慣病の予防を考えるうえで重要
な問題になる。そこで、過剰な砂糖を摂取すると非肥満者が肥満になるのか、また、肥満者は一層肥満が助長さ
れるのかということを明らかにするために、ラットを使用して高砂糖で飼育すると太るかどうか検討した
動物の肥満モデルにはいくつかあるが、その中に高エネルギーの食事を与えて作成する食餌性肥満がある。食
餌性肥満の作成方法としては、通常高脂肪食と高砂糖食を一緒に与えて好きなように食べさせるのが最も効率的
である。この食事は以前はカフェテリアやスーパーマーケットからケーキ、クッキー、チョコレートのような脂
肪が多くてその上、甘い食物を購入し、それらを多量に与えたためにカフェテリア食とか、スーパーマーケット
食という呼び方をされていた。食餌性肥満は高脂肪食だけ与えて飼育しても作成することができる。 しかし、
高砂糖食で飼育しても太るかどうかということについては、太るという報告、太らないという報告、あるいはか
えってやせるという報告などがあり、はっきりしたことは分かっていないのが現状である。私たちはこの成績の
不一致はそれぞれの研究における摂取エネルギーの差にあるのではないかと考え、摂取エネルギーを考慮して、
肥満動物と非肥満動物を普通食を食べさせて飼育する一群と、その中の澱粉部分の60%を砂糖と入れ替えた高砂
糖食を食べさせて飼育する一群の2つの群に分けて2週間飼育して体重増加を比較する実験を行った。なお、比
較のために、澱粉部分の60%を脂肪と入れ替えた高脂肪食を食べさせて飼育する一群も加え、3群間で実験を行
った。 左側の肥満群ラット、右側の非肥満群ラットとも60%の高砂糖食で飼育した群は普通食で飼育した群と
2週間後の体重に差はみられなかったが、60%の高脂肪食で飼育したラット群は60%の高砂糖食飼育ラット群、
普通食飼育ラット群よりも体重の増加が大きかった(図2)。言い替えると60%の高砂糖食で飼育しても、普通
食で飼育した場合と比較して、肥満ラットの体重増加をより多く増やすこともなく、非肥満ラットを肥満にする
体重増加を示すこともなかった。一方、60%の高脂肪食で飼育したラットと普通食で飼育したラットを比較する
と、肥満ラットでは、体重の増加をよaり多く増やし、非肥満ラットでは肥満をきたす体重増加を示した。
実験期間中に食べた摂取エネルギーを3群間で比較すると左側の肥満ラット群、右側の非肥満ラット群ともに、
60%の高砂糖食で飼育したラット群は、普通食で飼育したラット群と比較して、摂取エネルギー量は同じレベル
で、摂取エネルギーに差がなかった。それに対して、60%の高脂肪食で飼育したラット群は肥満ラット、非肥満
ラットとも、普通食で飼育したラット群と比較して摂取エネルギーは高かった(図3)。 従って、両方の成績
によって、摂取エネルギーが同じならば高砂糖飼育は60%もの高い砂糖食で飼育しても非肥満ラットを肥満にす
ることもなく、肥満ラットの体重増加を一層助長することはないことが明らかになった。このような摂取エネル
ギーを同じにすれば高砂糖食で飼育したラットの体重増加は普通食で飼育したラットの体重増加と変わらないと
いう実験成績は、日本人の戸井田らが非肥満ラットを使って、米国のRusselらが肥満ラットを使って以前に報告
している。 この成績を人間にあてはめると、砂糖を含んだ食品を食べても、摂取エネルギーが適切であれば、
すなわち過剰でなければ太ることはないということになる。砂糖を含んだ食品は食事のデザートや間食として摂
取されることが多いので、食事における摂取エネルギーの過剰にさらに上乗せする結果になり、「砂糖は太る」
という誤った考え方が定着してしまったものと思われる。 砂糖を含んだ食品(砂糖はブドウ糖と果糖で構成さ
れているので、果糖の多い果物も含まれる)を食べる場合は、他の食品の摂取量を減らし、1日の摂取エネルギ
ーを適切にすれば太ることはないと結論できる。なお、砂糖は代謝される過程で血糖値や血中中性脂肪値を上げ
やすい食品なので、1日に摂取するエネルギー量が適切でも、一度にたくさんの量を摂取することは控えるべき
である。また、高脂肪食は普通食と同一エネルギーで飼育しても太るという動物実験成績が多くの研究で報告さ
れているので、脂肪の摂り過ぎは肥満予防のためには避けるべきである。3.砂糖摂取のストレス負荷に対する
影響 ストレスとは生体内のひずみの状態をいう。すなわち体外から加えられた有害因子(ストレス要因)と、
それによって生じた防御反応の両方を指している。
ストレス要因としては、物理的(寒冷、放射線、騒音)、化学的(薬物、ビタミン不足、組織の酸素欠乏)、生
物的(細菌感染)なもの以外に、精神的(受験、手術、失恋)なもの、いわゆる情動ストレス(emotional stres
s)も含まれる。生体にストレス要因が加わるとそれに対して、生体を防御する反応が起こる。ストレス蛋白の出
現も生体防御反応のひとつである。 ストレス蛋白は発見当初、火傷になった組織に出現して火傷の修復に働く
蛋白として火傷ショック蛋白と名づけられた。その後、火傷だけでなく、外傷、手術、異常寒冷、異常高温、放
射線、騒音などの環境ストレスを受けた場合にも出現し、細胞修復の手助けをする蛋白と考えられるようになり、
若い貴婦人が社交界にデビューする時の介い添え人役割を果たすことと同じ働きのたとえとして、介い添え人(ch
aperon)とも呼ばれるようになった。 この蛋白は脳がストレスを受けた時にも出現し、脳組織の損傷の修復にも
関与することが分かってきた。脳におけるこの蛋白の出現は心理的あるいは精神的なストレスに対する抵抗反応
ではないかと推測されるようになってきている。ストレス蛋白には種々の種類があるが、最も細胞修復に関係あ
る代表的なものはヒートショック蛋白70と呼ばれるもので、脳内に多くある物はヒートショック蛋白27(分子量
の大きさによって名付けられている)と呼ばれるものである。 砂糖摂取が脳内のストレス軽減に影響を与える
かどうかを調べるために、ラットを60%の高砂糖食と普通食で飼育する2群に分けて1週間飼育後、1時間の四
肢を拘束するストレスを与えて脳のなかで大脳、視床下部、小脳におけるストレス蛋白の出現を検討した。大脳
では普通食飼育ラット群は拘束ストレスにより、ヒートショック蛋白70は少し出現が上昇したが、意味のある上
昇ではなかったが、高砂糖食飼育ラット群では拘束ストレスにより、意味のある上昇を示した。ヒートショック
蛋白27は普通食飼育ラット群、高砂糖飼育ラット群とも拘束ストレスにより、少し出現が上昇したが意味のある
上昇ではなかった。 視床下部、小脳においては普通食ラット群はヒートショック蛋白70,ヒートショック蛋白2
7とも拘束ストレスにより意味のある変化がなかった。
以上の結果は拘束ストレスに対して、高砂糖食飼育はストレスに対抗して、ストレスをやわらげようと働いた
ことを示していると考えられた。従って心理的あるいは精神的ストレスに対して、砂糖を含んだ甘い食物はスト
レスをやわらげるように作用するものと考えられる。 ストレス下におかれた時に過食するストレス誘導性過食
において甘い物があると一層過食が進むことは、ストレス解消のための代償行為が増強するためと考えられる。
また大食症、やけ食い症候群あるいは気晴らし食い症候群のような食べ方も、この場合は病的ではあるが、スト
レス解消の代償行為になっている可能性が強い。しかしながら、ストレス誘導性過食は肥満の原因になるので、
ストレス解消のためには上手に小量の甘い食品をとる配慮が必要である。おわりに 砂糖摂取は砂糖を含めた1
日全体の摂取エネルギーが適切ならば肥満にならないことを解説した。また、砂糖摂取にはストレスをやわらげ
る作用があることも指摘した。しかしながら、砂糖摂取には血糖値や血中中性脂肪値を上昇させやすくする作用
があり、またストレス解消のための食べ過ぎは肥満の原因にもなるので、砂糖含有食品の賢い食べ方が求められ
る
砂糖と糖尿病〜砂糖を食べるのは糖尿病を起こす悪い生活習慣か?〜 生活習慣病とは、もともと病気になりや
すい素質を持った人が、毎日の生活が不規則であったり、暴飲暴食、運動不足であったりすることが原因で罹っ
たり、症状が悪化する病気をいう。糖尿病の患者数は第二次大戦後急に増加した。1955年から1985年までの間、
人口1,000人当たりの糖尿病患者数の変化を見てみると、全体的には徐々に増加してきているが、1964年の東京オ
リンピック、1970年の大阪の万国博、1972年の札幌オリンピックなど日本が急激に経済成長を遂げた時期に糖尿
病患者数が急増している。糖尿病の由来 「糖尿病」 という名前は、紀元前100年頃、トルコのカッパドキアで
「アレタエウス」という人がある患者を診て次のように書き残したことに由来する。その患者は 「肉や手足が溶
けて尿となる。患者はがぶがぶと水を飲み、尿は樋から溢れるようにとどまることなく流れ出てくる。その後、
急速に消耗して、間もなく死に至る。ちょうどサイフォンのように水を通してしまう病気であった」 という。
要するに飲んだ水がどんどん尿となって出てくるため、絶え間なく水が流れるサイフォンと同じだということで、
ギリシャ語で 「通り過ぎてしまう」 という意味の 「サイフォン」 という名称がつき、これがラテン語となっ
て「ダイヤベテス(Diabetes)」、糖尿病ということになった。その後、急速に消耗して、間もなく死に至る。
ちょうどサイフォンのように水を通してしまう病気であった」 という 17世紀頃、この尿が蜜のように甘いとい
うことが分かり、日本に初めてこの病気が紹介されたとき、杉田玄白が 「蜜尿病」 と訳した。 この甘さのも
とがブドウ糖という糖であることが分かり、明治10年頃日本は 「糖尿病」 といわれるようになった。 糖尿病は
生活習慣病 糖尿病は代表的な生活習慣病の1つである。生活習慣病とは、もともと病気になりやすい素質を持
った人が、毎日の生活が不規則であったり、暴飲暴食、運動不足であったりすることが原因で罹ったり、症状が
悪化する病気をいう。代表的な生活習慣病としては糖尿病、肥満症、高血圧、高脂血症などがある。肺気腫、慢
性気管支炎はたばこが関係した生活習慣病である。
文献上で認められる日本で最初の糖尿病患者は、平安時代に摂政関白として栄華を極めた藤原道長である。そ
の頃の記録によると 「51歳の頃、しきりに将水を飲む。昼夜多く飲む。口渇き力なし。ただし、食は例より減じ
ず」 と書いてあり、道長は51歳の頃糖尿病が発病したと思われる。 それから2年後、「53歳のときに胸病に悩
み、甚だ重し」 と書いてある。狭心症、あるいは心筋梗塞を起こした可能性がある。 さらに 「近づくも汝の
顔、ことに見えず。今時と白昼とにかかわらず見えざるなり」 と視力障害が起こり、糖尿病の症状である網膜症、
あるいは白内障を起こしていた可能性がある。 ちょうどこの頃に詠んだ歌に、「この世をば我が世とぞ思う望
月の、欠けたることのなしと思えば」 とあるが、自分の娘が3人とも皇后になり、天下を極めたものの、このと
きのこの 「満月」 というのは、大変ぼやけて見えていたと思われる。 54歳になると症状はさらにひどくなっ
て 「2、3尺相去る人の顔見えず。ただ手にとるもののみこれを見る」 までに悪化し、62歳に激しい下痢を起
こして、背中に 「癰(ヨウ)」 というできものが腫れてきて、そのまま昏睡状態となって死亡したと言われて
いる。糖尿病の合併症 糖尿病は、遺伝や加齢という内部因子と、肥満、過食、運動不足などの環境因子が互い
に作用し合い、インスリンの作用が不足することによって、糖の代謝異常が起きて血糖値が高くなることにより
起こるものである。 また、糖尿病は、身体全体に様々な合併症を引き起こす。細小血管障害として糖尿病性網
膜症、糖尿病性腎症及び糖尿病性神経障害があり、よく糖尿病性3大合併症といわれる。 一方、大血管障害とし
て狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などの症例が非常に多くなってきたており、最近増加してきたものに糖尿
病性壊疽がある。 糖尿病性合併症のある患者数は非常に増えており、糖尿病患者の約3〜5割は何らかの合併
症を併発している考えられている。糖尿病は、放っておくと失明や人工透析の必要な腎不全などにつながるため、
怖い病気であるといわれる由縁である。
尿糖とは 糖尿病の患者の尿は非常に甘い。この理由として尿に糖が混じっていることが分かったのが17世紀頃
とされている。これがブドウ糖であることが分かったのはさらにもう少し後になる。 「尿糖」というのは尿中
のブドウ糖だが、血糖は血液中のブドウ糖のことである。血糖と尿糖との関係を理解するため、図2のように酒
樽の途中に蛇口のついた酒樽のようなものを想像していただきたい。 正常な人の場合、血液中のブドウ糖は腎
臓でろ過された後、尿細管に入って再吸収され、尿中には出てこない。生まれつき尿細管のブドウ糖再吸収能力
が低い人の場合、血糖値が正常でも、尿の中に糖が漏れ出やすい。これを腎性尿糖といい、糖尿病ではない。
これに対し、体の糖質の利用能力が低下すると、再吸収能力を超えたブドウ糖が尿細管に流れ込んで尿糖となる。
この場合が糖尿病である。 このことで分かるように、尿糖が出たからといって糖尿病と診断することはできな
い。問題は血糖値が高いかとどうかいうことである。インスリンの働き 私たちの食べたものは、胃液、胆汁、
膵液、腸液に含まれる消化酵素により糖質、脂肪、たんぱく質の3大栄養素が分解され、腸で消化、吸収される。
膵液を分泌する膵臓にはもう1つ 「インスリン」 という、非常に重要なホルモンを分泌する働きがある。
私たちが食べた炭水化物の1つであるショ糖、すなわち砂糖は、腸の中で消化酵素により分解され、ブドウ糖と
果糖になって門脈という肝臓に通じる太い血管を通り肝臓に送られていく。 肝臓というのは、フドウ糖をいっ
たん貯えたり、あるいは体が必要とするとき送り出したりする働きを持っている。この貯えたり送り出したりす
る働きに対し重要な役割を果たすのが、膵臓で作られるインスリンというホルモンである。 インスリンは、ブ
ドウ糖が余っているような場合は肝臓でブドウ糖からグリコーゲンを作る。逆にブドウ糖が足りない場合には、
グルカゴン等他のホルモンが肝臓に貯えられていたグリコーゲンを糖に分解し身体に送り出す働きをするが、血
糖コントロールの主役はインスリンである。 肝臓でグリコーゲンから分解されたブドウ糖は、体中に送られて
筋肉や脂肪細胞に取り込まれるが、ここでもインスリンが非常に重要な働きを果たす
血液中にインスリンが一定量あると、食べ物が消化、吸収されて血液中にブドウ糖が増えても、それをどんど
ん細胞に送る働きをするので、血糖値は一定のレベルに保たれる。これが正常な人である。 ところがインスリ
ンが少ないと、細胞の中にブドウ糖を送り込んでやることができないので、血液中にブドウ糖が余ってくる。こ
れが血糖値の高い状況、つまり糖尿病である。従って糖尿病の人は、血液中にインスリンが不足して、ぶどう糖
が十分処理できていないということになる。(図3) 糖尿病の食事療法 19世紀頃の糖尿病に対する治療は、
「尿の中に糖分が出るわけだから、糖が体からなくなっていくのでやせていく。糖分を補えば糖尿病はよくなる
はずだ」 と言う考え方から、糖分に富む食事を患者に与えるものだったが、効果はあがらなかった。 ところが1
870年、普仏戦争でプロシャ軍がパリを包囲し、パリの人たちが飢餓状態に陥ったときに、糖尿病の患者を診てい
たある医師が、糖尿病の人の症状がどんどんよくなってきたことに気づいた。「食事制限は糖尿病に効果がある」
ということが初めて分かったのである。 日本でも第2次大戦中や大戦直後、食べ物が非常に少なかった時期に
は、糖尿病の患者は非常に少なかった。要するに食べ物が重要であり、食事を制限すると糖尿病は改善するので
ある。 肥 満 食べてばかりいて運動をせず、摂取エネルギーよりも消費エネルギーが少なければ太るし、食べ
ても運動をたくさんして、摂取エネルギーより消費エネルギーが大きければ太らない。これは当然のことである。
砂糖の消費量は1970年からどんどん減っている。ところが糖尿病の有病率はどんどん増えている。また「太っ
た人の割合」が、1977年、1987年、1997年と徐々に増えてきている。1997年の統計では約25%、日本人は4人に
1人は太っていると判定されている。(図4) 肥満の増加が、糖尿病の増加を生んでいるのであり、砂糖の摂
取が直接糖尿病につながるわけではない。要はエネルギーの大量摂取、少量消費が糖尿病を生んでいるのである。
ペットボトル症候群 ここ10年くらい前から注目されている、1リ
ットル入りの糖分入り清涼飲料水をがぶ飲みしりことがもとで血糖
が高くなる病状。若く、肥満の人に起こりやすい。インスリンが効
きにくい 「インスリン抵抗性」 が生じやすく、極端な場合には意
識障害や昏睡を引き起こす。 ある21歳大学生の場合 (身長165セン
チ、体重85キロ、父親は糖尿病) 高校生までは柔道部に所属したも
のの、大学入学以来運動をしなくなり体重が増えた。喉が渇くため
水代わりにペットボトル入りの清涼飲料水を、毎日4〜5本程飲ん
でいた。その後、体調が悪くなり病院で受診したところ、尿糖が多
量に検出された。血糖値は健常者では100mg/dl程度のところ896mg/d
lを示していた。原因は肥満と糖分入りの清涼飲料水の飲みすぎであ
った。 太るメカニズムと倹約遺伝子 200万年という長い時間をか
けて人類は進化してきたが、原始時代は今と違って冷蔵庫を開けれ
ば食べるものがあるということは望めなかった。 そのような時代
には、場合によっては3日も4日も、または1週間も食べるものが
なかったという状況が続いたことは、容易に想像できる。そのよう
な状況下ではエネルギーをよく貯めることができて、あまりむだ使
いしない人が、長生きができて子供を残すことができたと考えられ
る。エネルギーを上手に貯めるために必要なのが、先に述べたイン
スリンである。 インスリンが働いて、できるだけ多くのエネルギ
ーを体に貯め込み、食べるものがないときは、それをゆっくり使う
というメカニズムを最大限進歩させてきたのが、私たち人類なので
ある。 このメカニズムをエネルギーを節約できる 「倹約遺伝子」
と呼んでいる。食べ物のない昔であれば、倹約遺伝子がある人は少
しの食べ物で元気に生活でき、倹約遺伝子を持っていない人は、や
せ細ってしまって不健康になるという状況になる。 ところが現代
では食べるものが豊富なため、この倹約遺伝子を持っている人は、
どんどんエネルギーを貯め込んで太ってしまい病気になりやすい。
倹約遺伝子のない人は、エネルギーを 「むだ使い」 して、肥満することなく健康な生活を送れる確率が高
い。 結局この遺伝子というのは、我々の体の中ではその環境に応じて働いているだけで、良い遺伝子であ
るとか悪い遺伝子であるということは言えない。遺伝子はその環境に見合った働きをしているにすぎないの
である。 現代人が太りやすいのは、これまで氷河期を何回も乗り越えてきた生物が作り上げたメカニズム
が、現在の食べ過ぎる、あるいは運動しないという時代にマッチしないためである。生体のメカニズムと環
境とのミスマッチが原因でいろいろな病気を起こすようになり、それを今 「生活習慣病」 と呼んでいる。
逆に言えば、大昔の状態に生活を戻してやれば、糖尿病などの生活習慣病は治るということになる。 内臓
脂肪と皮下脂肪 肥満する人には皮下脂肪の増える人と、内臓脂肪の増える人と2つの型があることが分か
ってきた。前者は 「洋ナシ型肥満」 と呼ばれ、後者は 「リンゴ型肥満」 と呼ばれる。 CTで撮影す
ると、皮下脂肪の増えている人と内臓脂肪の増えている人の違いが分かる。内臓脂肪が増えている人には糖
尿病、高血圧、高脂血症が起こりやすいことが分かってきた。 最近よく言われる 「死の四重奏」 とは、
肥満(特に内臓脂肪型肥満)糖尿病、高脂血症、(特に中性脂肪が高いもの)、高血圧の4つの病気を言い、
これがそろっている人は、四重奏を奏でながら墓場に一歩一歩近づいていくと言われている。 この中で第
1バイオリン、最も危険なのが肥満、内臓脂肪型肥満だといわれている。ちなみに男性で、ウエストが85セ
ンチ以上の人、女性の場合には95センチ以上ある人は、内臓脂肪が蓄積し過ぎて危険と考えられている。低
インスリンダイエット 最後に、現在 「低インスリンダイエット」 というのがはやっており、そのことに
ついて一言述べたい。 「低インスリンダイエット」 というのは、グリセミックインデックス(GI、血
糖上昇係数)の低い食物を摂ることによるダイエット法をいう。このグリセミックインデックスとは、簡単
にいえばある食物を食べた後の血糖値の上昇度と、ブドウ糖を食べたときの血糖値の上昇度との比率である。
食物のグリセミックインデックスはブドウ糖を100として、蜂蜜、ニンジンは80、ご飯、
ジャガイモ、パンは70〜80、砂糖は50〜60である。ミルクは30〜40、ピーナツは20ぐらい
しかない。 「低インスリンダイエット」 を提唱する人たちは、グリセミックインデック
スが高ければ血糖値の上昇度が大きく、血液中へのインスリンの分泌量が多くなり、イン
スリンがエネルギーを貯える働きをして肥満に結びつくという考え方をとっている。 で
は 「低インスリンダイエット」 でやせることができるのだろうか。GI値の低い食べ物
を食べた場合、血糖値が上がりにくく、膵臓からのインスリン分泌は少なくてすむという
ことは正しい。その結果、ブドウ糖が脂肪などに変えられて貯蔵される確率が低いという
ことも正しいといえる。 しかし低インスリンダイエットでの問題点は、「GIの低いも
のさえ食べていれば肥満しない」 と言っているところにある。炭水化物を多く含むものは
GI値が高くて、脂質の多い脂物はGI値が低い。当然のことながらGI値の低い食物で
あっても脂肪の多いものを食べ過ぎれば全体の摂取エネルギーが増加し、肥満する。結論
は過不足なく、すべての食品を網羅して食べる食生活が非常に重要だということである。
まとめ 砂糖の摂取自体が直接糖尿病の発症を招くわけではない。遺伝的要因や過食、運
動不足などによって発症する可能性が高くなるのである。 1つの食品に限らず、炭水化
物、脂肪、たんぱく質、すべて食べ過ぎというのはよくないし、偏食もよくない。要する
にそれぞれの栄養素をバランスよく摂取しないと、私たちの体はうまくコントロールでき
ない、代謝がうまくいかないようにできているのである。
過去3年間に、女子大学生の砂糖についての意識と行動調査を実施してきたが、これまでの結果を
見ると、砂糖と健康に関する俗説を信じている学生は、当初予期していたものよりは少なかった。
過去に行った調査は、砂糖は何から作るか、砂糖を摂ると太るか、紅茶やコーヒーに砂糖をどの程度
入れるか等の項目について行った。 興味ある結果を2〜3挙げると、砂糖の原料を訊ねる問い(重
複回答)には、「さとうきび」 との答えは、94.8%、てん菜(ビート)37.5%と正解者は圧倒的に多
かったものの、なかには、「化学調味料」 15.2%、「甘草」 10.6%、さらには、「石油」 と答えた
人が0.6%あり、砂糖に関する正しい情報の提供の必要性も感じられた。 一方、「カップ1杯のコー
ヒーや紅茶にお砂糖をどのくらい入れるか」 の問いには、「何も入れない」 36.4%が最も高率であ
った。その理由として、最も多かったのは 「おいしいから」 で半数に近かった。また、回答の多く
を占めると思われた 「太るといやだから」 は2割に満たず、この点、予想に反してステロタイプの
回答は得られなかった。 そこで今回は視点を変え、お菓子に対する意識・行動について多面的に調
査を行うこととし、調査対象も女子大学生に加えて、男子大学生と学生の母親についても同時に行っ
た。以下は結果の概要である。 調査時期 平成13年4月下旬 調査対象 女子大学生男子大学
生学生の母親合計 195名58名124名377名 I 結果と考察1.好きな菓子の支持率 第1位 第2位 第
3位 女子学生 プリン類 (95%) アイスクリーム (91%) チョコレート (84%) 男子学生 アイスクリ
ーム (81%) シュークリーム (74%) ショートケーキ (74%) 母 親 せんべい類 (68%) チョコレー
ト (64%) シュークリーム (60%) アンケートの中で24種のお菓子の中から好きなお菓子をいくつ
でも選べる事ができるとした問いで、女子学生に最も支持が高かったのはプリン(95%)で、以下アイ
スクリーム(91%)、チョコレート(84%)の順となっている。男子学生はアイスクリーム(81%)、シュ
ークリーム(74%)、ショートケーキ(74%)の順で、母親は、せんべい類(68%)、チョコレート(64%)、
シュークリーム(60%)の順となった。
好きなお菓子の支持率のうち女子学生が男子学生より大幅に高かったものは、プリン類とクッキー
の2つであった。反面ほとんど差が見られなかったのは、アイスクリーム、ババロア、ワッフルであ
った。逆に男子学生の支持率が女子学生を大きく上回る菓子はなかった。反面わずかであるが男子学
生の支持率が女子学生を上回った菓子は饅頭だけで、このことから、女子学生は男子学生よりも菓子
好きであるが中でも洋菓子の嗜好が強いといえる。 次に、女子学生と母親とを比較すると、女子学
生のほうが大差で好きなものは、飴玉・キャンデー、アイスクリーム、シュークリーム、ショートケ
ーキ、ドーナツ、プリン類、ワッフル、クッキー、クラッカー、スナック菓子、チューインガム、錠
菓、チョコレートと13種類もあり、女子学生の 「菓子好き」 が結果によく現れている。内容として
は、幼い時から親しんできたチューインガム・錠菓と、洋菓子類との2つから成るといえよう。2.
好きな菓子の上位3位 この問いでは、第1位を3点、第2位を2点、第3位を1点として集計した。
次に示す( )内の数字は、集計数が対象者数と一致したときを1としている。言い換えれば、対象
者のすべてが第3位と回答したと仮定したときを1としている。 第1位 第2位 第3位 女子学生
アイスクリーム (1.17) チョコレート (1.03) ショートケーキ、クラッカー (0.64) 男子学生 アイス
クリーム (0.86) チョコレート (0.67) ショートケーキ (0.60) 母 親 ショートケーキ (0.67) せん
べい類 (0.66) チョコレート (0.61) 上記の結果からは、女子学生と男子学生の傾向は同じといえ
よう。母親ではせんべいが第2位になっている点が特徴的である。 しかし、調査対象とした3者の
うち2者間の差を調べると、少し違った結果が読みとれる。女子学生が好きなもののうちと男子学生
との間に大差が認められたものは、アイスクリーム、チューインガム、チョコレートの3つで、逆に
男子の好きなもののうち女子を上回ったのは、今川焼きだけであった。
女子学生と母親との比較では、女子学生のほうが好きなもののうち母親を大きく上回っているのは、
アイスクリーム、プリン類、スナック菓子で、母親のほうが好きなもののうち女子学生を大きく上回
っているのは、今川焼き、饅頭、もなか、豆菓子、せんべいの5つで、すべて和菓子であることが特
徴的であった。なお、業界では、洋生菓子、チョコレート、せんべい類をもって御三家といい、以前
から良く売れる菓子として認知されているところであるが、今回のアンケートにおける母親はこれら
御三家すべてが含まれていることも興味深い。3.砂糖の入っている菓子は好きか 女子学生と男子
学生とは傾向が同じで、第1位は 「好き」 で各51%、54%、第2位は 「種類による」 で各43%、4
1%であった。母親については 「種類による」 が最も多く50%、次いで、「好き」 の39%であった。
4.嫌いな菓子 女子学生の嫌いな菓子の第4位は、かりん糖と豆菓子であることから、1.の好きな
菓子と、この設問の嫌いな菓子については、何れも男子学生と酷似している結果が得られた。これに
対して、母親の嫌いな菓子は、幼い子供が嘗める菓子類や、若い学生に人気のあるスナック菓子とい
うように大きく異なっていた。 第1位 第2位 第3位 女子学生 ういろう (22%) ようかん (19%)
もなか (18%) 男子学生 もなか (17%) かりん糖 (17%) ようかん (14%) 母 親 錠菓 (19%) 飴
玉・キャンデー (15%) スナック菓子 (15%) 5.購買頻度 購入する回数が多いお菓子の順位を訊
ね、2.と同様に第1位を3点、第2位を2点、第3位を1点とし、点数の合計が人数と一致したとき
を1として、基準に採ると以下のようになる。 第1位 第2位 第3位 女子学生 チョコレート (1.
11) アイスクリーム (0.98) スナック菓子 (0.73) 男子学生 スナック菓子 (1.28) チョコレート (0.
83) アイスクリーム (0.71) 母 親 チョコレート (0.96) せんべい類 (0.78) 菓子パン (0.60) 女
子学生、男子学生ともに第4位がプリンで、各々0.53、0.57であることから、女子学生と男子学生と
は著しく似ているといえよう。 これに対し母親については、チョコレート以外について、種類が異な
っていることが分かる。
次に女子学生と男子学生とで購入頻度に大きな差があったのは、女子学生のアイスクリーム、男子
学生の今川焼きとスナック菓子であった。6.購買動機 女子学生は、テレビのCM、友達、その他。
男子学生は、その他、テレビのCM、友達。母親はテレビのCM、専門店、その他の順であった。そ
の他の内容の多くは、現物を見て買うというものであった。大差がみられるのは、女子学生はテレビ
のCM、男子学生はその他であった。女子学生と母親では、女子学生はテレビのCMと友達が多く、
母親は専門店とその他が多かった。7.購入する店 女子学生、男子学生とも、コンビニエンススト
ア、スーパーの順であるが、母親はスーパー、専門店、デパートの順で母親はコンビニエンスストア
が少なく、スーパーで様々な買い物がてら菓子も買うという状況のようである。大差のある項目につ
いては、女子学生と男子学生間には無いが、女子学生と母親との比較では、女子学生はコンビニエン
スストアが多く、母親はスーパーと専門店が多かった。8.お菓子を食べるとき 3者とも間食が圧
倒的に多く女子学生、男子学生、母親は、各86%、62%、72%であった。第2位は男女学生とも、テ
レビを見ながらであるが、母親は 「ホッとしたとき」 となっている。さらに女子学生が母親に比べ
「テレビを見ながら」 が多く逆に母親に多かったのは 「ホッとしたとき」 であった。なお、女子学
生と男子学生間には大差は認められなかった。9.一緒に食べる相手 何れも第1位は 「1人で」
で女子学生、男子学生、母親各81%、84%、66%で、その他の項目で半数に達したものは、順に女子
学生の 「女性の友達と」 71%、「親と」 63%、「兄弟姉妹」 50%であり、母親は 「その他」 の5
6%だけであった。なお、その他の内容は、家族で食べるが最も多く、次は娘や夫となっている。女子
学生が男子学生より多いものは、「兄弟姉妹」、「親と」、「女性の友達と」 で、逆に男子学生のほ
うが多いものは 「1人で」 だった。次に女子学生と母親では、「兄弟姉妹」、「親と」、「男性の
友人と」、「女性の友人と」 が女子学生に多く、母親が多かったのは 「その他」 であり、これは家
族団らんで菓子を楽しんでいる内容であった
お菓子と同時に摂る飲料 過半数のものは、女子学生の 「お茶」 66%、「ウーロン茶」 52%、男子
学生の 「お茶」 72%、母親の 「お茶」 77%だけである。なお、興味深いのは、女子学生、男子学
生とも 「紅茶」 が45%、46%と 「コーヒー」 を上回っていた。(コーヒーは女子学生25%、男子
学生30%)。また、ジュース類は女子学生39%、男子学生46%とともに第2位であるのに対し、母親
は、わずか6.5%に過ぎなかった。この設問に対し、男女学生間には大差はなかったが、女子学生と母
親とを比べると、女子学生は、「紅茶」 と 「ジュース類」 が多く、母親は 「コーヒー」 が多かっ
た。 11.昔ながらの駄菓子に対する興味 女子学生は75%、男子学生は79%でともに第1位であった
が、母親は第1位が 「どちらでもない」 39%、「興味がある」 38%と大きく相違した。従って学生
と男子学生との間では大差なく、学生と母親を対比すると、「興味がある」 は学生が多く、「興味が
ない」 と 「どちらでもない」 が母親に多かった。 12.季節につながるお菓子 実際に書いた者は、
女子学生は85%、男子学生は69%、母親は59%であった。 以上、今回の結果を総括すると、男子学
生における嗜好品の支持率等は品目ごとに比較的差は少なかったのに対し、女子学生においては突出
した支持を受ける傾向があったものの、お菓子に対する意識・行動は女子学生と男子学生の間に大き
な差はなかった。母親については、多くの回答で学生との世代間格差を感じさせる違いがあることが
分かった。
砂糖を食べると肥満になるか? まず、砂糖は肥満を引き起こすという誤解である。肥満が危険なの
は、それが動脈硬化を引き起こすためであり、日本でも動脈硬化による心臓病、脳卒中が増加してい
る。肥満は糖尿病、高脂血症、高血圧の引き金になるものであり、肥満が危険とされる理由である。
肥満はあくまでも摂取エネルギーが消費するエネルギーを越えた結果であり、特に砂糖が肥満を引
き起こしやすい、砂糖のエネルギーが消費されず蓄積されやすいということはない、どのようなエネ
ルギー源であっても過剰摂取すれば肥満に結び付くものである。砂糖は血糖値を高めるか? 次に、
米国発の俗説として、砂糖は血糖値を高め、それを下げるためにインスリンが多量分泌され、その結
果反応性低血糖といわれる血糖値の急激な低下が起こり、それが不安、精神分裂、現代の不登校、校
内暴力、家庭内暴力の原因になっているという主張がある。しかし、砂糖が特に血糖値を高めるとい
うことはなく、砂糖が特に血糖値を高めるに違いないという思い込みから作り上げたと考えられる上
述の主張には根拠がない (図1)。 また、砂糖は血糖値を上げ糖尿病を引き起こすということも強く
主張されている。確かに、糖尿病は動脈硬化の非常に強い引き金になる疾病であり日本で急増してい
る大きな問題だが、砂糖との相関は事実であろうか。まず、上述のように砂糖が特に血糖値を高める
ということはない。さらに、糖尿病は急増しているが、砂糖消費量は減少しており (図2)、少なくと
も正の相関は認められない。 砂糖はカルシウムを奪うのか? 先に米国発の俗説を紹介したが、日本
の俗説として、砂糖はカルシウムを奪うというものがある。すなわち、砂糖は酸性食品であり体が酸
性になるので、それを中和するために骨からカルシウムを溶かし出す、という説である。この酸性食
品、アルカリ性食品という分け方は栄養学では100年も前に意味がなくなった概念であるが、未だに
「白砂糖は酸性食品なのでアルカリ性食品である黒砂糖を食べましょう」 等と言う評論家がいる
>>232 >砂糖を食べると肥満になるか? まず、砂糖は肥満を引き起こすという誤解である。肥満が危険なの
>は、それが動脈硬化を引き起こすためであり、日本でも動脈硬化による心臓病、脳卒中が増加してい
>る。肥満は糖尿病、高脂血症、高血圧の引き金になるものであり、肥満が危険とされる理由である。
> 肥満はあくまでも摂取エネルギーが消費するエネルギーを越えた結果であり、特に砂糖が肥満を引
>き起こしやすい、砂糖のエネルギーが消費されず蓄積されやすいということはない、どのようなエネ
>ルギー源であっても過剰摂取すれば肥満に結び付くものである。
>どのようなエネルギー源であっても過剰摂取すれば肥満に結び付く
もっともだけどインチキ臭いな、
腹いっぱい食べても別に変じゃないものもあるが、
砂糖を胃がいっぱいになるまで食うやつはいないぞ
>和三盆は究極の砂糖
> 1 :もぐもぐ名無しさん :01/09/24 13:38
> 和三盆という砂糖はとてつもなく美味しいと聞いたのですが
> 誰か食べたことある人いますか?
> 砂糖なんてどれも変わらないと思うのですが、それほど美味しいものなのでしょうか?
おいおい、お前食べたこともないのに究極かよ
自作自演でネタふりしてるのがバレバレじゃん
> 33 :もぐもぐ名無しさん :01/09/28 00:33
> 金比羅歌舞伎を見にいったときに、和三盆かったよ。確かに旨かった・・・
> 口にすーっと溶けて、後味がすっきりするの。
> 34 :名無しさん@そうだドライブへ行こう :01/10/06 18:48
> 倉庫逝き防止age。和三盆萌え〜!
「倉庫逝き防止」するほどの良スレか?
良スレが 09/24からたった4日 33件の書込みで倉庫逝きの危機か・・・
超糞スレじゃないのか?
>>1 ◆質問はまず「スレッド立てるまでもない質問用スレッド」で質問してみよう。
>>12 :1 :01/09/24 17:50
> みなさん美味しいと書き込んでますね
> 食べてみたくなってきました
> ネットで通販のサイト調べてみます
> 普通にスーパーなどで売ってる砂糖しか食べたことないんですが
> 砂糖って口のなかにベタベタと残って苦手だったんです
> 和三盆だったら好きになるかも
なるほどね、通販の宣伝か、道理で怪しいと思った
商売がらみのスレはろくなのがないな
238 :
もぐもぐ名無しさん:02/07/29 19:53
和三盆って、いかにも太りそうな名前ですね
体重増えすぎたから遠慮しときます。
和三盆が入った清涼飲料水はないですか?
見たことないよね?
砂糖は虫歯になる
和三盆もやっぱり虫歯になる?
和三盆は名前が良くない
知らない人には砂糖に見えない
和三盆・・・
バカボンみたいな変な名前だ。
和三盆糖なら
誰でも砂糖だって想像がつく
247 :
もぐもぐ名無しさん:02/07/30 20:38
最近くだらねぇ厨房の書き込みが多いな。ホント、夏が来たって感じがするよ。
248 :
もぐもぐ名無しさん:02/07/30 20:42
248 は上げ荒らし
上げ荒らしの248 は完全放置で
和三盆・・・
かずみボン かずみボーン
じつに変な名前
和三盆・・・
かずぞうボン かずぞうボーン
これも変な名前
和一盆・・・
かずいちボン かずいちボーン
ボンが付くと何でも変に見えるな
和三盆は究極の砂糖
食べたこともないのに究極
>>1 は頭がどうかしてる
>>1 はマンガか何かに影響されたのか?
思い込みが激しいから、正確な判断はできないタイプだろう
和三盆は究極の砂糖
究極にマズイ砂糖、和三盆
不味くて苦情が出たら、こうやって言い訳できる
和三盆は究極の砂糖
うそ、おおげさ、まぎらわしい
究極とか、あいまいな表現は要注意
広告・表示についての
苦情・お問い合わせはジャロへ
みなさんが日常ごらんになる広告で、まぎらわしい表現、ハッキリしない表示、広告と実際のくい違いなど、お気づきの点があれば、JAROへご連絡ください。
259 :
もぐもぐ名無しさん:02/07/30 23:18
>>249-258 お前、やっぱり和三盆をどんな物か見た事も食った事もないだろ?
だからそんなことしか書けない…。かわいそうなヤシだ。(ワラ
このスレ荒れてるな
意味もなく上げれば荒らされる確率は増えるから自業自得だな
和三盆は究極の砂糖
究極に、くどい砂糖、和三盆
後味が悪くて苦情が出たら、こうやって言い訳できる
和三盆は究極の砂糖
究極に、太りやすい砂糖、和三盆
太ったって苦情が出たら、こうやって言い訳できる
和三盆は究極の砂糖
究極に、糖尿病になりやすい砂糖、和三盆
糖尿病になたって苦情が出たら、こうやって言い訳できる
和三盆は究極の砂糖
究極に、虫歯になりやすい砂糖、和三盆
虫歯になったって苦情が出たら、こうやって言い訳できる
粘着夏厨に居座られてはこのスレも終わりかな。
この粘着してるヤシ和三盆の事何も知らないみたいだし。
和三盆は究極の砂糖
究極に、ハゲやすい砂糖、和三盆
ハゲになったって苦情が出たら、こうやって言い訳できる
和三盆は究極の砂糖
究極に、ガンになりやすい砂糖、和三盆
ガンになったって苦情が出たら、こうやって言い訳できる
和三盆は究極の砂糖
究極に、脳卒中になりやすい砂糖、和三盆
脳卒中になったって苦情が出たら、こうやって言い訳できる
和三盆
和三盆のパパ
ワサボンのパパ
わしゃワサボンのパパなのじゃ
和三盆
わしはワサボンのパパなのだ
271 :
もぐもぐ名無しさん:02/07/31 22:37
厨房くん。ネタ切れかい?バカボンネタは
>>245で出てるぞ。
わしはワサボンのパパだからこれでよいのだ
和三盆だからワサボンのパパだ
苦情は受け付けないのだ、嫌なら読まなければよいのだ
和三盆
かずみボン、かずぞうボン、わさボン、わぞうボン
読み方は自由で良いのだ
和三盆
わみボン
読み方は自由で良いのだ
芸が無えなぁ。(ワラ
和三盆
三温糖と名前が似ててまぎらわしい
JAROに苦情を言おう
和三盆の名前は三温糖の名前のパクリ
ひきょうだぞ
JAROに苦情を言おう