X52について書かしてもらう。しかも推敲せずに。
俺はWindows 98SEしか持ってないので他のOSでは違う部分があるかも。
*インストール時の注意点
USBを初めて接続する場合注意が必要。
ドライバインストール中にX52を接続するように求められるが、
その接続が初めて接続するUSB機器だとUSBのPlug&Play画面の影響でインストーラが停止してしまう。
*アンインストール時の注意点
アンインストールはインストールとは逆の順、
STT → X52 Driver の順でアンインストールする。
注意点としてSTTをアンインストールする時にSTTの常駐プログラムが終了していないと
正常にアンインストールされないという点がある。
アンインストール時には profiler.exe はもちろん saimon.exe 、 saimfd.exe も終了しておくこと。
*エディタ
アナログ軸にバンド設定(アナログ軸にコマンドを割り当てる設定)の注意点。
コマンドを割り当てられた軸をClear Bandすると
ポップアップメニュー内のDelete Unuse Commandで
削除できないコマンド(つまり永久に削除できないコマンド)が生まれてしまう。
仮に幽霊コマンドと名づける。
幽霊コマンドがプロファイラにあっても、ローディング速度など特に影響は無いようだが(ファイルサイズは肥大するかも)
完璧なプロファイルを作りたい人は注意しよう。
厳密に言うとエディタの注意点では無くSSTの仕様だけど…。
X52には1つのボタンに最大6つ(Mode1 / Mode1+shift / Mode2 / Mode2+shift / Mode3 / Mode3+shift)のコマンドを割り当てることが可能だが、
コマンドを割り当てられていないボタンは、Mode1に割り当てられたコマンドを実行するようになる。
例えば、mode2+shift状態でもコマンドを割り当てていない場合は、
(mode1+shiftではなく)mode1のコマンドを実行するようになってしまう。
まあ、キチンと割り当ててればすむ話だけど。
*コマンド
コマンドには
Key Presses
Macro
Advanced Command
の3種類がある。以下解説。
*Key Presses
Key Pressesはボタンを押している間だけアクション内容を実行する。
例えば、「"A"キーをボタン押下の0秒後に入力して10秒後に"B"キーを入力」という内容だったら
ボタンを押した瞬間に"A"キーは入力されるが、
ボタンを10秒間押し続けないと"B"キーは入力されない、というアクションをする。
なお「"A"キーを押下の0秒後に入力」といった単一のキーのみのコマンド内容だと
ボタンを押している間は"A"キーを入力し続けるというアクションになる。
*Macro
Macroはボタンを押すと自動的に最後までアクション内容を実行する
例えば、"A"キーを押下の瞬間に入力して10秒後に"B"キーを入力という内容だとしても
ボタンを一瞬押すだけで10秒後に"B"キーを入力してくれる。
複数マクロの同時実行については未調査。制限があるかも。
*Key PressesとMacroの注意点
Key PressesとMacroは後から入力のタイミングを微調整する事ができない(Quantize timeは可)。
そのためタイミング調整が必要なアクションには向いていない。
*Key PressesとMacroの仕様
Key PressesとMacroはアクション内容を最後まで実行しても
アクションの開始地点には戻らない。
Key PressesとMacroはAdvanced Commandで代用可能。
全コマンドをAdvanced Commandで作成するのも悪くない。
*Advanced Command
Advanced Commandはさらに
Press
Repeat
Release
の3つのアクション内容をもち、キー押下、キー解放の設定も行える。
さらに秒数の部分をドラッグすることでタイミングの調整も可能。
以下解説。
*Press
Pressはボタンを押している間だけそのアクション内容を実行する。
挙動はKey Pressesと同じ。
*Repeat
Repeatもボタンを押している間だけそのアクション内容を実行するが、
Repeatはアクション内容を全て実行した場合、Repeat欄のアクションの開始地点まで戻る。
例えば「"A"キーを0秒後に押下(押下"A"の下の数字0.00)、"A"キー解放を0.5秒間(解放"A"の下の数字0.50)」だと
ボタンを押している間は"A"キーが0.5秒に1度入力される。
(開放を0.5秒間にすることで空白時間を0.5秒作っている)
連射も容易に作れる。
なおPressにアクション内容が合った場合はpressの内容を実行した後でRepeatの実行に移る。
*Release
Releaseはボタンを離すと自動的に最後までアクション内容を実行する
「ボタンを離すと実行」という点以外の挙動はMacroと同じ。
PressやRepeatにキー押下を設定するとReleaseにキー開放が自動的に設定されるが
これはキーの押しっぱなし現象が起こるのを防ぐ為。
*コマンドについて補足
Advanced CommandをKey Pressesの代用として使用する場合は
「Pressに"A"キーを0秒後に押下、Rereaseに"A"キーを0秒後に解放」
といった感じにする。
Advanced CommandをKey Pressesの代用として使用すると
複数のボタンを押しっぱなしにする(Advanced Commandを複数同時実行する)事で
不具合が出るかもしれない。
フライトシムでは複数ボタンの同時押しなんて状況はまず無いけども。
RepeatはPressと組み合わせればキーリピートの調整的なこともできる。
「Su-27 Flanker」とかで有効かも。
他にもターゲット選択キーの連射が必要な場合にも役立つ。
*Bandについて
Band設定とAdvanced CommandのRepeatを組み合わせれば自動連射も簡単に作れる。
他にもBand設定で アナログ軸50%以上なら推力変更オン(DIDの「F-22」)とか
エアブレーキオン(「A-10 Cuba!」とか)とか、レーダーエレベーションとか色々。
*不具合?
「F/A-18 Hornet 3.0 英語版」「F/A-18 Hornet 3.0 日本語版」
「F/A-18 Korea 英語版」では
Key Pressesで「"Ctrl" + "↑"キー」と設定しても入力が不安定だった。
Advanced CommandでPressに「"Ctrl"(0.00秒)"↑"キー(0.00秒)」releaseに「"Ctrl"(0.00秒)"↑"キー(0.00秒)」
とすると入力が安定した(逆の場合あるかもしれない)。
あ、"↑"キーじゃなくて"^"キーだったかも。
似たような現象は他のタイトルでも起こることも考えられるので参考までに。
*キーボード
エディタで特定のキーが入力できない場合は
HUQさんのサイトの「F-22 Total Air War」のページ(park17.wakwak.com/~huq/TAW/10.PCsetting.html)にある
「ベクタードスラストのキー使いの問題」を参考に英語キーボード設定にしてみよう。
*英語キーボード化とタイピングゲーム
上記方法で英語キーボード化すると
初代「Typing Of The Dead」で記号キーが入力できず実質プレイ不能になる。(「Typing Of The Dead」は英語版も存在)
英語キーボード判別をする、日本語キーボード専用ソフトで、さらに記号キーも使用するゲームで
不具合が出る可能性があるかも。
ちなみに他のタイピングゲーム「まほろ」、「CCさくら」、「Piaキャロ3」では不具合でなかった。
(キモくてゴメン…。タイピングゲームは好きなの)
まあ、フライトシムでは日本語キーボード専用、英語キーボード非対応なんてソフトはまず無いと思う。
*英語キーボード化とフライトシム
上記方法で英語キーボード化すると
「Falcon 4.0 完全日本語版」のキーコンフィグで不具合が出る。
キーコンフィグは日本語キーボードとして認識するのに実際のプレイでは英語キーボードとして認識されて
キーコンフィグでの設定とプレイ画面での設定にズレが生じる。
もともとそんなにキーコンフィグするゲームじゃないし、
記号キーでズレが起こるだけなので致命的では無いけども。
*英語キーボード化とIME2000
英語キーボード化すると"半角/全角"キー単体でIMEのON/OFFができなくなる(Altキー併用は可)。
気になる人はAltimeでもいれて、キーマクロ欄に /000029=001900 と入れよう。
窓使いの憂鬱でもできると思う。
*マウスエミュレート
X52のミニスティックは作りが甘く、さらにキャリブレーションも行えない。DirectXの軸でもない。
センターがずれてマウスカーソルが暴れてしまう場合はデバイスマネージャから
Saitek Magic Mouseを無効化しよう。マウスエミュレーションできなくなってしまうけど
それほど害は無いはず。
*常駐とスタートアップ
Saitek X52 DriverとSaitek Smart Technologyによって自動実行されるのは以下の3つ。
saimon.exe … モニタプログラム。X52が接続されたりはずされたりするとprofiler.exeを実行/終了したりする。
saimfd.exe … X52のMFDでプロファイラのロードや時計表示をおこなう常駐プログラム。
saismart.exe … 不明。起動時に自動実行される。
profiler.exe … プロファイルのロード、クリアを行う常駐プログラム。profiler.exeが終了するとプロファイラもクリアされる。
コマンドラインからのプロファイラのロードには対応してない様子。
*スロットルの注意点
ジョイスティックスレッドに2005年8月ごろ「スロットルをいっぱい引いても0%に戻らず、10%くらいになる」という
書き込みがあったけど、俺のX52でも同様の現象が起こった。
気温が高いとこうなるみたい。雨の日には直ったし、秋がくれば直った。
スロットルに10%近いデッドゾーンを設定するのは少々情けない感じがしたけど
驚いた事に操作感覚にほとんど影響が無かった。かなり以外。
2004年12月に購入したX52だけども、今のX52では改善されているのかな。
*スロットル側の入力値が震える
スロットル側のアナログ入力値が震えることがある。
クラッチボタンのLED点滅にあわせて入力値が震えるのでLEDのノイズを受けているらしい。
さらにスロットルにある他のアナログ軸の影響も受けている様子。
スライダーを動かすと他の軸の値が若干(本当に若干)変化したり。
*X52について
X52はDirectXからはアナログ7軸(ピッチ、ロール、ラダー、スラスト、ロータリーX、ロータリーY、スライダー(スロットル手前の奴))
34ボタンと認識される。
しかし34ボタンといっても、7ボタン(3モードスイッチ、MFDボタン×3、クラッチボタン)はドライバが占有、
2ボタン(シフトボタン(スティック裏側小指部分)、トリガーの2段階目)はほぼ利用不可能、
HOTASと言えないトグルボタン(スティック土台手前の3つ)が6つ…。
34-7-2-6=19ボタン…。
シフトボタンは任意だけど、このボタン数では必須だろう。
あ、でもSSTでは視点用HATにコマンドを割り当てることができる。
mode1では通常の視点用HATでmode1+shiftだと各種パッドロックキーなんてことも可能。
トグルボタンなんて開発者の神経を疑う。スティックから手を離す必要がある。
左手をトグルボタンに伸ばすくらいならキーボードに手を伸ばした方が早い。
スティックから手を離すのは苦痛。
これもX36からスティック形状がほとんど変化していないためだろう。
ミニスティックはヘボイ。
DirectXのアナログ軸では無くX52独自のものだし、分解度16だし、キャリブレーション不可だし。
スティックとベースの間のコイルスプリングは非常に良い。完全にセンターに復元する。
大型のパームレストも疲れなくて良い。
コイルスプリングのおかげか、手を乗せても機体が勝手にロールするなんて事も無い。
まあ、2chで感想書いても意味なんだけどね…。