【おまたせ】Fighter Ace part37【アップデート】
関さんの写真に思わず感動して涙した事により写真がのっぺりしたように見えた。こういう投書が最近非常に多く寄せられている
関さん曰く、のっぺり写真には2種類あり、一つはお前らの瞳が潤んだもの、そしてもう一つは関さんが生み出したものが存在する
関さんが被写体を捉えると、その被写体は関さんに様々な想いを語りかけてくる。時には喜びを、時には哀しみを…というふうにだ
その時の被写体はスクランブル発進訓練の名目で飛び立った航空自衛隊の主力戦闘機F−15Jイーグル。 侵犯する敵機に対し
独断での撃墜が許されていない現状の狭間に揺れるF−15Jのやり切れない怒りと哀しみが交錯し、関さんの心に訴えかけたのだ
湿度の変化で空気も重くなり、遠方では雲行きも怪しくなる。関さんの強い想いが万物と共鳴し感動の大渦を生み出したのである
関さんは顔を背けるのを我慢し涙を堪えてシャッターを切った。F−15Jが空の彼方へ見えなくなるまでシャッターを切り続けた
涙をこらえてるのにファインダーの向こうに見える被写体は必ず滲んだように見えたという。・・・・関さんのカメラも泣いていたのだ
時を同じくして一人の作家が執筆に行き詰まっていた。後に関さんと運命的な出逢いを果たす小説家の夏見正隆氏である
近隣国から発せられる脅威的なプレッシャーを誰よりも早く敏感に感じ取っていた夏見氏、不穏な動きを見せる中国や北朝鮮の
軍用機が領空を侵犯した際、自衛隊機は今の平和憲法の制約下で日本l国を護り切る事ができるのか?と、疑問を抱いていた
資料集めにとJASDFにアクセスするも、JASDF以上の知識を持つ夏見氏が得るような情報などそこには何一つ無かった…が、
JASDFの検索結果のずっと下のほうに「M A S D F」というサイトの存在に気づいた夏見氏。藁にも縋る想いで踏み入った
きっと我々が初めて関さんの超ド迫力写真を見た時と同じような感動を夏見氏も体験したのだろう、暫くトップページから進む事が
できなくなっていた。そしてようやくマウスを動かすや否や次々とコンテンツを漁り、要点をコピペして書き写す作業を繰り返した
「なうるほど、よく調べてある・・・」と感心する夏見氏だったが、2ヶ所ばかりMASDFの記載に間違いがあるのを見逃さなかった