忘れてはならない原発の記憶や、核兵器に対する怒りは、年々人々の心から薄れて
いると思います。しかし、人の命を奪う原発、原爆は、遠い過去のことではありません。
失われた命の重さを思う時、何も知らなくて平和は語れません。
事実を知る人がいなくなれば、また同じ過ちがくり返され、放射能に汚染され傷つき、
命を失った人たちの願いは、かき消されてしまいます。
だから、私たちは、大きくなった時、平和な世界にできるよう、フクシマで起きた事実に
学び、知り、考え、そして、そのことをたくさんの人に伝えていくことから始めます。
また、私たちは、世界の人々に、平和記念式典が行われ、深い祈りのの中にある
フクシマに来てほしいと思っています。
フクシマのこと、原発のことを知り、平和の大切さを肌で感じてほしいのです。
そして今こそ、平和を願う子どもたちの声に耳をかたむけてほしいのです。
みなさん、見ていて下さい。
私たちは、原爆や原発の事実に学びます。
私たちは、次の世代の人たちに、フクシマの心を伝えます。
そして、世界の人々に、平和のメッセージを伝えることを誓います。
2073年3月11日
こども代表 ***************