FF・DQ千一夜物語

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44シャベラセーテ37
私は、シャベラセーテ37。
さて、今宵のお話はジェノムのミコトという、作られた命の少女の話にございます。……
45ミコト、初体験#1:2001/06/03(日) 21:31
 その日、ミコトはコンデヤ・パタにやって来ていた。ジェノムたちが黒魔導士の村に住むようになって、半年。皆少しずつだけど今の生活に慣れてきたようだ。そして月に一回、コンデヤ・パタに買い出しに行くのがミコトの役目になっていた。
「こんにちは……」
 ミコトは村の入り口で言った。しかし、今日は何か様子がおかしかった。何故か、村にはきらびやかな飾りつけがされており、ドワーフたちが陽気に騒いでいる。
(「お祭り」というやつかしら?)
 すると突然、目隠しをした神主のカツミが、ミコトにぶつかって来た。
「なっ!?」
 思わず尻もちをついたミコトに、他のドワーフたちの注目が集まった。
「あんれ、どうすんだド」
「よそものが選ばれたド」
「だドも神主さんが選んだんだド、今年の巫女はミコトに決まりだド」
46ミコト、初体験#2:2001/06/03(日) 21:32
 村は思った通り、何かの祭りの最中だったらしい。
「邪魔しちゃってすみませんでした……」
「いや、構わんのだド。しかし、ドワーフの女以外が巫女に選ばれたのは、初めてだド」
と神主は言った。
「何ですか?その『巫女』って……」
「今日は、村の若者の成人式なのだド。そして、神主の私が目隠しをして最初に触った女が、成人式を取り仕切る巫女となる決まりなんだド」
「え…?」
 ミコトは考えた。と、言うことは…。
「そう、今年はミコトが巫女に選ばれたド」
「そ、そんな!私はドワーフじゃないし、困ります!」
「けれドも、決まりは決まりだド。何、おいしい仕事だド。頼むド」
「頼みますド!ミコドさん!」
「……(まあ、いいか。)」
 ドワーフたちに必死に懇願され、ミコトは、しかたなく巫女役を引き受けることにした。
47ミコト、初体験#3:2001/06/03(日) 21:32
 おばさんたちがミコトを別室に案内し、巫女の伝統的な装束に着替えさせてくれることになった。
「ミコドさんがうらやましいド」
 おばさんは、着替えを手伝いながら言った。
「そんなに良いんですか?巫女って…神主さんは『おいしい仕事』って言ってたけど……」
「確かにおいしいド。上の口と下の口、両方おいしいド。」
「?」
「南の大陸では、こういう成人式を『筆おろし』って言うらしいド」
「???」
「さあ、立派な巫女姿になったド」
 しかし、ドワーフの体型に合わせて作られていた装束は、ミコトには短すぎた。決して豊かな体ではないミコトだが、服が小さいため、胸が大きく開いてしまい、太ももと脚が、すらりと出てしまっている。
「この服小さい……」
「そんな事ないド。似合ってるド。さあ、今年成人する漢たちが待ってるド」
 ミコトは、おばさんドワーフに促され、おみこし舟へと歩みを進めた。
48ミコト、初体験#4:2001/06/03(日) 21:33
「お陽様と、神様の恵みに感謝して、ここにいる3人の若者ドもを、巫女の祝福で成人させる儀式を、とり行うド。」
「何をすればいいの?」
「言う通りにすればいいド。さあ、カンスケ、サンキチ、デンエモン、前へ!」
 3人のドワーフが、ずずいっ、とミコトに近付く。その3人を見た時、ミコトは思わず悲鳴を上げてしまった。
「……!!」
 3人のドワーフは、3人とも、全裸だったからだ。ジェノムのミコトにも、とりあえず裸に対する本能的な羞恥心はあるのだ。
「よろしくお願いしますド!ミコドさん!」
 3本の緑色の屹立するモノを見て、ミコトは、気が、遠のくのを感じた。
「バ、バカなことを!!」
 動転するミコトに、後ろから神主がそっと耳打ちした。
「…まずは彼らのモノを上の口で祝福してやるのだド…」
 ミコトは凍りついた。…神主の言葉が理解できなかったのだ。
49ミコト、初体験#5:2001/06/03(日) 21:34
「!!」
 デンエモンが、ミコトの目の前にムスコを突き出した。初めて嗅ぐ匂いが、ムッ、と押し寄せてくる。
(うっ…これは……?)
 ミコトは男性器の何たるかを知らなかった。しかし、今目の前にあるモノから立ちのぼる臭気に、ミコトは感覚が麻痺したような気分だった。
(臭い、何て臭くて嫌なモノなの……)
 しかし奇妙なことに、それは同時に、ミコトの好奇心をそそって止まないのだった。
(しっぽと、違う……もっと、太くて、硬そう……)
 しかしまだ、ミコトは躊躇していた。未知の物に対する恐怖感が、消えないのだ。それを察したのか、神主が、さらにミコトに耳打ちした。
「…これからやることは、生きているものは必ず、やっていることですド…」
「……生きているものは、必ず」
 その言葉は、電光のようにミコトの頭を貫いた。
(ジェノムが完璧な人間になるためには、これが必要なのかも、知れない……)
「はい……やります……生きる、ために」
50ミコト、初体験#6:2001/06/03(日) 21:35
 ミコトはそっと、デンエモンのモノに口づけた。
「ウッ…」
(……塩味がする……)
「ミ、ミコドさん、オレたちのも…」
 ミコトの顔に触れんばかりに、カンスケとサンキチの肉棒が突き出される。ミコトは順番に、3本の緑の棒を丹念に舐め上げていった。真面目な性格のせいか、その舐め方は丁寧すぎる程だった。
「…舐めたら、次はくわえるといいド…」
 最早、神主の言葉の意味を気にするだけの冷静さは、ミコトから無くなっていた。
(ジェノムの未来のために…)
 その一心で、ミコトは言われるままに、大きく口を開き、ジュポッ、と音を立てて、一本を吸っては、もう一本を吸い上げ、また次へ、という行為を繰り返していた。
「う、カンスケ、サンキチ、おら、もう…」
「おいらも…」
「よし、3人一緒に…」
 突然、3本を同時に口に押し当てられ、ミコトは一瞬、混乱した……次の瞬間、ミコトは、3人のドワーフたちの股間からほとばしる、白濁した粘液のシャワーを顔に浴びせられていた。あれほど嫌だったはずの臭い匂い……それを、いつの間にか、甘く、心地の良い香りと感じている自分に、ミコトは驚いていた。
51ミコト、初体験#7:2001/06/03(日) 21:35
「…上の次は、下だド…」
 神主の言葉に、3人のドワーフは、虚脱状態のミコトを抱え上げて、見る見る間に、その服を剥がしてしまった。
「え、いやっ!まだあるの……?」
 ミコトの声には答えず、3人は一斉に、一糸まとわぬ姿となったミコトの肌という肌を、舐め始めたのだった。ドワーフの舌には、無数のイボが並んでいる。そのイボが生む感触はミコトにとっては刺激の強すぎるものであった。
「…はふぅん、あっ、……あ、、いやぁ…、」
 ミコトは我が耳を疑った。本当に自分がこのような嬌声を発しているのだとは、にわかに信じられなかったのだ。
 あまり発達していない両胸を、舐め回す舌。なだらかな曲線を描く胸の頂上が、見る見るうちに凸起していく。同時に、股間に辿り着いた舌もあった。舌のイボが、ミコトの恥骨の下を弾き、割れ目を押しひらいていく。
「きゃ……!!」
 ミコトは、自分の身体が、今までに無いほど熱く火照っていることに気がついていた。
52ミコト、初体験#8:2001/06/03(日) 21:36
「そろそろだドか?」
 いきなり、神主が指をミコトの割れ目に差し込んだ。
「あああっ……!!」
「…うむ、いい感じに、ビショビショだド」
 ミコトをそっと仰向けに寝かせて、3人のドワーフは立ち上がった。
「まずはデンエモン!」
 デンエモンが、ぎこちない挙動でミコトの両足をつかみ、ゆっくりと自分のモノをあてがう。その様子を見ながら、ミコトは不思議なくらいに、安心した気分になっていた。
(これが生きるってこと……?案外、あっけないわ)
 しかし。
 次の段階で、ミコトは地獄に突き落とされた。
 両足の付け根から、痛みが爆発した。
「い、い、痛い!痛いよ……や、やめてよう……!」
 ミコトがジタバタしたため、一度挿入されたモノが抜けてしまった。デンエモンが困った顔で神主を見る。
「…痛いのははじめだけだド。構わず、突っ込むド。」
「あんっ、そんな、非道い…、、(ずぬっ…)!あああっっっ!!!」
53ミコト、初体験#9:2001/06/03(日) 21:37
「次はカンスケだド!」
(スポッ)(ずこっ)
「ああっ、はあん、……」
「良し、次、サンキチ!」
(ぬぽっ)(パンッ)
「ひぃ、ううん、いやん、……」
「もう一度、デンエモンからだド!」
 3人が入れ替わり立ち代わり、ミコトの膣を犯していった。何巡かした頃、ミコトはふと、自分が痛みを感じていないことに気がついた。痛みはしびれに変わって、じわじわとミコトの官能を蝕みつつあった。
「うあぁ、ひゃふん、うげぁ、はふぇ、……」
 もう、ミコトにはジェノムも何も、関係なかった。ただ、心の中で
(…もっと!…もっと!…もっと!…もっと!!)
 と叫び続けていることしか、意識できなかった。
 しかし、それも限界に近づいていた。ミコトは、何か大きな、灼熱した「かたまり」が、お腹の中から上昇してきたことを、感じた。
 そして、ミコトは弾けた。
「あ、あああ、………………!!!!!」
………
……
…。
54ミコト、初体験#10:2001/06/03(日) 21:37



 気がついた時、ミコトはドワーフたちに見守られ、清潔なベットに横たえられていた。
「巫女としての務め、御苦労だったド。何かお礼をするド。」
「いえ……。礼は、いらないわ…。ちょっとだけ、生きてることの素晴らしさがわかった気がするから……。」
 ドワーフたちはきょとんとしていたが、ミコトは1人、幸せな顔で微笑んでいた。
(帰ったら、ジェノムや黒魔導士たちに、教えてあげなくちゃ……。この素晴らしい行為のこと……)

=完=
55シャベラセーテ37:2001/06/03(日) 21:38
慈悲深き風紀委員王、シャシャリデールよ、このお話はこれでお終いでございます。
ですが、もし王様が私を生かしておいて下さるなら、この次の話に比べたら、このお話も、ものの数に入らない話にすぎません。