408 :
名無しサン@LV2001:
<CDシアターDQ5:パパスとの再会編 PART1>
コンコンコンコンコンコン・・・(ドアをノックする音)
パパス「ん?おはいり」
ガチャ・・・バタン(ドアを開け閉めする音)
ゆっくりとパパスの方に歩み寄るリュカ(主人公)
リュカ「ハア・・・ハア・・・」
パパス「誰かな?君は・・・」
リュカ「僕は・・・あなたの、息子です」
パパス「息子!?はっはははははははは・・・悪い冗談だな。
私の息子は、後にも先にも、リュカ1人だけだ」
リュカ「・・・。」
パパス「すまぬが、調べ物の最中なんだ。
あまり邪魔をしてもらいたくないのだが・・・。」
そう言って、1つの本を手に取るパパス。
リュカ「その本は?」
パパス「これか?『空に高く存在せし城ありき。
しかし、その城、オーブを失い地に落ちる・・・』」
リュカ「天空の城・・・!?オーブ・・・!?」
パパス、開いていた本をパタンと閉じて・・・。
パパス「いかんな・・・初対面の者に読んできかせるものではない。
ふっ、私もどうかしているな・・・。君のその瞳に、魅入られたのかもしれん。
そう・・・。君の瞳は、どこか妻に似ている」
リュカ「マーサは・・・僕が必ず助け出します!約束します!」
パパス「何故マーサのことを・・・?」
<つづく>
409 :
名無しさん@LV2001:2001/05/12(土) 00:28
<CDシアターDQ5:パパスとの再会編 PART2>
パパス「君は何者だ!?」
リュカ「あなたに・・・お伝えしたいことがあります。
・・・ラインハットに行ってはなりません!」
パパス「ほう・・・よく知っているな。なるほど・・・君は予言者か」
リュカ「いえ・・・!でも、未来を知っています。あなたの危機を!」
パパス「危機・・・?ふっ・・・。私は、予言など信じぬことにしているのでな。
ましてやラインハットに行くのは、王のたっての頼み。私は、成すべき事を成さねばならぬ」
リュカ「成すべき事・・・」
リュカは溜め息をついて、しばらく考え込んでいたが・・・。
リュカ「もう、おいとまします。でも!これだけは知っておいてください・・・」
パパス「ん?」
リュカ「あなたの息子は・・・あなたを誇りに思っていることを!」
そして・・・。
リュカ「さよなら・・・おとうさん!(←ここは小声)」
<おわり>