ファイナルファンタジー学園 ―新学期―(その4)

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506( ´∀`)さん
今日も今日とて遅刻するバッツ
と、その時、曲がり角の向こうからタッタッタというリズムのいい足音とともに
「あーっ、遅刻だーっタナトス教頭につかまっちまう」という声
バッツが曲がり角に差し掛かったとき、同じ位の年頃の少年がぶつかってきた
  両方、転倒
少年は置き上がると「大丈夫か?」と聞いてきた
バッツが立ち上がると少年は聞きもしないのに
「俺は隣の町の『聖剣(セント・みつるぎ)高校』のランディ
ダッシュ中は真っ直ぐにしか走れないんだ
じゃあ遅刻しかけなんで失礼」
と言い(真っ直ぐに)走り去っていった
バッツはその背中を見て自分も遅刻しかけているのに気がつき
再び学校にむかって走り出した。