FF・DQで詩を作ってみよう

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236名無しさん@LV2001
セッツァ−

夜。戸口に立つものはない。
 嵐の唸り声。なんて悲惨な夜。
一日後。戸口を訪れるものはない。
 怯えた幼児のように、ただ待つ。
二日後。戸口には彼が立っている。
 どこかできっと、俺を待っているに違いない。
一月後。これは彼の日課になっていた。
 わかっている。今日もお前はいないんだ。
半年後。戸口の先は絶望。
 後悔と自責の念。おれはとめるべきだった。
一年後。彼は島にいる。
 赤い島。ファルコンの色。彼女に咲いた死の花。