☆アリーナ萌えスレ☆

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182HK
>173様へ
お待たせいたしました!
著作権等の問題があるので、一応前半部分だけです。
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『姫と神官』

長い一日が終わって、クリフトは宿屋の自分の部屋でゆっくりと本を読んでいた。他の
仲間たちも、それぞれの時間を過ごしていた。
夜も更けた頃で、外からは梟の鳴き声がした。クリフトはかすかに疲れを感じていて、
今日は早目に寝ようと思った。
本を閉じようとしたその時、コンコン、と扉をノックする音がして、クリフトはページ
から視線を離した。
「クリフト、いる?」
扉の向こうから、アリーナの声がした。
「どうぞ、開いてますよ」
クリフトが言うと、扉が開いて、アリーナが入ってきた。
「どうしたんですか? 姫様」
クリフトは優しい眼差しを小さな王女に向けながら、訊いた。
「えへへ」
アリーナは子供っぽい笑みを浮かべて、クリフトに寄ってきた。
「姫様……」
クリフトは少しだけ、戸惑った表情を浮かべた。
「どうなさったのですか?」
アリーナはおかまいなしに、彼の腕に自分の腕を絡める。彼に甘えたい様子だった。
「ねえ、クリフト……」
「はい」
「お願いがあるの……」
王女は上目遣いで、クリフトに訴えかけた。
「何ですか?」
クリフトは三年近くになる二人の男と女としての関係から、アリーナが自分に何を求め
ているのか、分かっていたがあえてそれを訊くことにした。
「もう……分かってるくせに……」
アリーナは頬を赤くして、はにかみながら言った。クリフトはそんな王女の仕草を見て
可愛いと思った。
「じゃあね……」
アリーナは瞳を熱く潤ませながら、クリフトの耳許でごにょごにょと囁いた。
「……抱いて……」