128 :
名無しさん@LV2001:
FF8の核であり、さまざまな問題の元凶ともいえるのがこのシステム。
今回、魔法は売ってもいないし、自動的に覚えるわけでもない。MPというパラメータもない。
ドローというコマンドにより、敵から一つずつゲットしていくのである。また、使用すると魔法は一つずつ減っていく。ポーションなどのアイテムと同じ感覚だ。
さらに、ドローした魔法を、HPや魔力といったパラメータに“ジャンクション”して能力をアップさせたり、攻撃や防御に属性(炎、冷気など)を付けたりすることもできる。
ただそのかわり、今回は「防具」の概念が綺麗サッパリ削り取られているのだが。
突き詰めて考えてみればこのシステム、今まで防具やアクセサリー、あるいは魔石やマテリアといったアイテムで処理していたものを、魔法やガーディアンフォース(G.F.)という抽象的なものに置き換えただけ。
魔法を使用すると減っていくという点だけが防具と異なるが、魔法は弱いので使う機会がほとんどない。 けっきょく、最大値の100個までドローして、あとは装備しっぱなしということになりがちだ。
しかも説明不足なので、チュートリアルの文章を何度読み返しても、その原理が見えてこない。モンスターから魔法が抽出できるってどういうこと? 意識下に常駐しているG.F.を召喚すると、ダメージを引き受けてくれるのは何故? どういう理屈?
従来のシステムをわかりにくくしただけのものを、画期的なシステムと称するのはどうだろうか。小澤夢生でも引き抜いてきたのかと思ったぞ。
とにかく、あまりにもアイデア先行という印象がぬぐえないのが、このドロー&ジャンクション。
「いろんな魔法を敵から集めて装備できたら面白いね」という思いつきだけが全てであり、説得力とか必然性とかゲーム性とかを考えて作ったとはとても思えない。
そして何より、敵に一方的にタコ殴りにされつつ、せっせと魔法をかすめ取る姿は、ハタから見ているととてもバカである。感覚としては、味方同士で殴りあって強くなるFF2のプレイに近い。