FF8大好きっこ集まれ〜part5

このエントリーをはてなブックマークに追加
128名無しさん@LV2001

 FF8の核であり、さまざまな問題の元凶ともいえるのがこのシステム。

 今回、魔法は売ってもいないし、自動的に覚えるわけでもない。MPというパラメータもない。

 ドローというコマンドにより、敵から一つずつゲットしていくのである。また、使用すると魔法は一つずつ減っていく。ポーションなどのアイテムと同じ感覚だ。

 さらに、ドローした魔法を、HPや魔力といったパラメータに“ジャンクション”して能力をアップさせたり、攻撃や防御に属性(炎、冷気など)を付けたりすることもできる。

 ただそのかわり、今回は「防具」の概念が綺麗サッパリ削り取られているのだが。

 突き詰めて考えてみればこのシステム、今まで防具やアクセサリー、あるいは魔石やマテリアといったアイテムで処理していたものを、魔法やガーディアンフォース(G.F.)という抽象的なものに置き換えただけ。

 魔法を使用すると減っていくという点だけが防具と異なるが、魔法は弱いので使う機会がほとんどない。 けっきょく、最大値の100個までドローして、あとは装備しっぱなしということになりがちだ。

 しかも説明不足なので、チュートリアルの文章を何度読み返しても、その原理が見えてこない。モンスターから魔法が抽出できるってどういうこと? 意識下に常駐しているG.F.を召喚すると、ダメージを引き受けてくれるのは何故? どういう理屈?

 従来のシステムをわかりにくくしただけのものを、画期的なシステムと称するのはどうだろうか。小澤夢生でも引き抜いてきたのかと思ったぞ。

 とにかく、あまりにもアイデア先行という印象がぬぐえないのが、このドロー&ジャンクション。
「いろんな魔法を敵から集めて装備できたら面白いね」という思いつきだけが全てであり、説得力とか必然性とかゲーム性とかを考えて作ったとはとても思えない。

 そして何より、敵に一方的にタコ殴りにされつつ、せっせと魔法をかすめ取る姿は、ハタから見ているととてもバカである。感覚としては、味方同士で殴りあって強くなるFF2のプレイに近い。