FF官能小説スレッド PART2

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460名無しさん@LV2001
>>452ケイン(元・近衛兵)は一歩あとずさる。
それを追うように男が足を進めた。
 「おいおい、そのへんにしてやれよ」
誰かがそう言ったが…

「……!」
背を向けて、駆け出した。数日前に無理矢理ガーネットに入れた感触が蘇る、その報い?
…そんな、まさか…

駆けた先で階段の手前に通行止めのロープが張られている、
構うもんかとロープに手をかけたとき、両足のバランスを崩した。
…男に足を引っ掛けられ、すっ転ばされた形になる。
男はみぞおちをぐっと殴りつけると、ズボンの紐に手をかけた。
「観念しろよ。ヘタに暴れて筋が切れれば大変なことになるんだからな?」
461名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 00:22
「………」
なりふり構わず誰かに助けを求めかる?剣を抜く?金的をくらわせる…か?それとも…
選択肢の中から、ケインが選んだのは…
「勘弁してください…口で…、しますから…」
気がつけばそう呟いていた。

「へっ…おもしれえこと言うな。」
と笑うと男は男根を剥き出しにする、
勃起したそれを見て反射的に顔をそむけた。
「お前がやるって言ったんだろう?
 ほら、ガーネットのあれ舐めた口で舐めるんだよ。」
下卑た言葉を投げかけ、相手を貶めることで男は自らの興奮を高める。
指をつっこんで口を開かせると、股間に引き寄せた。
462名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 00:23
「うっ…」
口に含む。
不快な感触に表情を歪めながら、モノを包み込んだ。

男はケインの頭部を掴んで前後に揺する。
絶頂の直前に、喉の奥に先端をひっかけて射精した。

「…けほっ…」
うずくまって、
強制的に喉の奥に送りこまれたスペルマを吐き出そうとする、が
463名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 00:25
髪をつかんで、上を向かされる。
「まだ、たってんだよ。続けろよ。」
「………」
差し出されたモノを再び口に含んだ。
その感触から早く逃れることを考えれば、モノを満足させるしかない。
終わらせるために、やるんだ、
そう自分に言い聞かせて、舌をつかい、
指で男根を掴んで、口もとの動きに合わせてスライドさせる……
「丁寧にやってくれるじゃねえか。おめぇも好き者だなぁ?…くくく…」
ケインの心情をよそに、続けて下卑たことばをあびせてくる。

「……うっ…は、はあっ……!」
男の湿ったあえぎ声と共に男根がびくんっと波打った。
2度目にもかかわらず、どくどくどくと粘性をもった濃いやつが喉元に送り込まれた。
464名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 00:27
深夜。
……ようやく解放され、部屋に戻る。同室の兵は夜勤なのかいないようだった。
「…何をやってるんだ、俺は。」
突っ伏すようにベッドに倒れこむ。

頭が冷えて、食堂でのやりとりが順に思い出される…。あの男、
…状況からいって、途中までは俺をからかっていただけなのではないか?
当初は周囲に人目も多くあった。それに男と女ならまだしも、
あの男と自分なら、必死に抵抗すれば覆せない体力差ではないはずだ。
「俺が、動転して逃げ出した…その行動がまねいた結果なんじゃないか…?」
拳を、ベッドにたたっつけた。
「…いっそ、噛み切ってやれば良かった。」
465名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 00:30
……ガーネット。
瞼を閉じて…ふいに浮かんだ名前に苦笑した。

ガーネットの寝室のドアを叩く。
「ケイン…私の言いたいことはこの前全部言ったはずよ。」
「……」
「何かあったの?」
……何か、あった。
けれど、精液飲まされたことなんか、
まして、その一件でへこんで無性にガーネットを抱きたくなったなど、
言えるはずがない。
「言わないとわかんないわよ。」
ガーネットはふう…と息を吐いた。とりあえず入って、とドアを開いた。
466名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 01:16
扱いに困りながら、ガーネットはベッドに腰掛けて、「ここに」と隣を叩く。
「何かしてほしいことある?」
「口で……してくれますか。」
「口で…?ん、わかった。」
紐をといて、モノを出させるとそっと口に含んだ。
目を閉じて、のみほしてゆくように口元を動かしていく…
「…ガーネット陛下、は嫌じゃないんですか。そんなことすんの。」
「ん…何いってるの?あなたがしてって言ったんじゃない。」
そう言うと、再び続きを。

濡れた音と温かい感触が決まった間隔で繰り返された。
そのとき衝動的にガーネットの頭部をつかんで手前に引き寄せる、
「んンっ…!!」
喉の奥がえぐつく、
ガーネットは頭部を押さえつけてる腕に爪を立て掴むと、
力づくでケインの両腕を振り払った。
「なにをするのっ!?」
……厳しく言い放つ。
「そういうことさせる気なら、今すぐ帰って!」
467名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 01:29
「ケイン、あなたがあいつ…ジタンに似てるって言ったこと、取り消す。」
「……」
「内面があまりにも違い過ぎる、呆れるくらいに似てない。」
「……」
「何があったか聞かないし興味もないけど、…あなた弱過ぎる!」

そう言うと、…胸元に抱き寄せて、そのあと唇を合わせた。
「……同情ですか?」
「同情?違う。」
「じゃあ、なんだって、」
「…そうね、あなたの弱さは私の支配欲をみたしてくれる。」
468名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 02:16
「支配欲って……」
「気に入らないなら、帰っても構わないわよ。」
「……」
「帰らないのね、…じゃあ、続きをしようか。」
そう言うと、衣服の残りを剥いで
軽くまたがり、男根に手を添える。入り口をならすと…ぐっとモノをのみほした。
ーーーー
「ねえケイン…」
事が終わって、ベッドに横になる。
「前に言った…情があるって、こと。あれは本当……
 ね、…ケイン?」
顔を覗きこむ。
「……なんだ、寝てるのか。」
気性のわりに寝つきいいのね、…そう言って、目を閉じた。
469名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 02:28
数ヶ月後、森
 「解散……?」
兵「おいケイン、上官の話聞いてなかったのか?アレクサンドリア城はじきリンドブルム軍に落とされる。
  各自、故郷に帰るなり好きにしろってよ。」
 「故郷っつったって…俺の実家はアレクサンドリア城下に…」
兵「そうか…。とにかく逃げることだ。リンドブルム軍に捕まればその場で殺されるか
  アイテムに変えられるって噂だからな。」
 「……」
兵「おまえ、大丈夫か?ぼんやりするなよ。」

解散命令によって、兵は四方へ散った。
逃げる?どこに?
ぼうっと…立ち尽くしていた。そのとき、ある男の姿が視界に入った。
この、元近衛兵に覇気が戻る、見間違うはずがない。
「あいつは……」
行為を強要した男、……あの後も何度か呼ばれた、

性器を口にふくまされた屈辱もそうだが、何より……それ以上のことをされるのを恐れて
言われるままに従ってきた自分が許せなかった。

「けりをつけてやる…殺してやる…」
メットを深くかぶり、男の後を追った。

……>>92-101に続く。終わり。