FF官能小説スレッド PART2

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258バッツ×ファリス(続き)
バッツはこの袋を部屋に入ってきたとき足元に置いていた。
にっこり。無言のままに袋の中身を取り出しファリスに見せる。
「…だから、何だよ?」
見るからに妖しげな小さなコビン。
「媚薬」
さらりと言い放つ。
「?!…まさか…」
コビンの蓋を妙にゆっくりとした手つきで開ける。
「一週間もお預けにして、ただで済むと思ったか?」
にこにことした笑みが今はちょっぴり邪悪にすら見える。
「や、ちょ…うむ!?」
バッツは、媚薬を口にふくんだままファリスに口付ける。
「んんっ!うむぅーっっ!!」
少しでも媚薬の侵入を阻もうと、必死にバッツを引き剥がそうとするけども頭と腰に添えられた手が、引き剥がすどころか微動だにすることすら許してくれようとはしなかった。
媚薬の、お酒のような甘い香りがのどの奥に広がる。
次の瞬間ファリスの身体はかくんとベッドに崩れた。
「はぁん……やっ、なに…これぇ」
身体の芯が疼いてくる。熱い。
「どんなに強情な女も従順になる、強○も和○になっちまうほどの強い、即効性のヤツ」
再び人の善さそうな笑み。その笑みを見ている間にも身体の疼きは強くなる。
そして、欲しくなる。
「く…っ」
唇を強く噛んで自分を抱きしめる。苦悶の表情が火照って赤い。
259バッツ×ファリス(続き):2000/11/14(火) 21:43
「我慢しなくたって…いいんだぜ?」
ふっ、と首筋に息を吹きかける。
「…あぅん…」
びくん。
熱くなる。
欲しくなる。
思わず手を伸ばしそうになって、慌てて引っ込める。
それでもどこかに掴まりたくて、彼の髪に手を伸ばし堪える。
「どこがいい?自分から言ってみろよ」
くつくつ笑いながら舌先が鎖骨をたどる。
「やっぅ…あぁ」
媚薬の効果はすさまじく、身体だけではなく心まで蝕んでいく。
ファリスの胸の先は既に赤く染まっていた。
「イヤじゃないだろう?…こんなとがってるもんなぁ…?」
指の先が突起をつまんでこねまわす。
「ひゃぁぁんっ!や、痛いっ!」
身体が跳ねる。薬に感覚を高められている今の彼女には、少々刺激が強すぎたようだ。
「じゃあこれは?」
唇が突起をはさんで引っ張る。
びくん、と声もなく体を反らす。つま先まで、電気が通ったかのようにぴんと伸びた。
すいっと指先がいただきを撫でる。撫で行き着いた頂上をぴんとはじいて弄ぶ。
あいかわらず片方の突起は唇でついばんでいる。
「うくっ…ゃぁ……」
260バッツ×ファリス(続き):2000/11/14(火) 21:46
それでもファリスはコトバだけでもと抗う。
「強情だな」
布をまとったままの秘所を指がまさぐる。
「や、やだぁぁっ!」
指が触れた部分は既に湿っていた。
「形、くっきりわかっちまうぞ?」
布の上から割れ目に沿って指を上下させる。
「やだやだっ!いじわるぅぅぅぅぅ……」
ひくひくと体を震わせる。
「やだ?やめられるのか…?こんなにまでして?」
つぷりと浅く下着の横から指を差し入れ、濡れた感触を確かめる。
そこは既にぐっしょりと濡れていた。媚薬の効果か、彼女自身ひどく感じているのか。
「んく…やぁ…バッツ…」
言葉では拒否をしても、身体はそうじゃなかった。
腰を小さく動かしてバッツの指を招きいれようとする。
そこ自信意志を持っているかのように蠢き、誘い込む。
誘われるままに指を差し込むと、指は熱く濡れた内側に入り込んだ。
「はぁぁ…んっ!!」
悦楽の喘ぎ声をあげる。
「もっと…欲しい…よ…ぉ…っ!」
「…お、やっと素直になったな。」
さも愉しそうに笑んで指を増やしていく。
261バッツ×ファリス(続き):2000/11/14(火) 21:47
「下着…とって…ん、はッ…」
自ら脚を開いて手はシーツを握り締める。
剥ぎ取るように下着をとり、放り投げる。
「バッツ…もっと、もっとぉぉっ」
「やらしーな。ほら…」
指を多少強引気味に秘所に押し込む。
「あぁぁんっ!」
痛みと快楽が押し寄せる。
中のひだを、入り口を。
刺激する骨張った指。
出入りを繰り返し淫猥な音を部屋に響かせる。
ひっきりなしに甘い声が響く。その声は彼にとって甘い甘い歌声だった。
指で刺激しながら顔を埋めていく。蜜を掻き出し口に含む。
「…っっ……汚いぃ…!」
とうとう、あまりの恥ずかしさに涙が溢れた。
「汚くなんかないよ。美味しい」
にっこりわらって指に愛液の糸をひかせ見せる。
「いやぁ……」
涙を零して目をそらす。
「…飲んでも飲んでも…キリないよな?」
あふれ出る愛液を舌で舐めとり薄く笑う。
「バッツが…勝手に……ひん」
小さく恥辱に対する悲鳴。
262バッツ×ファリス(続き):2000/11/14(火) 21:47
「勝手に…?ファリスはいやいや俺の愛撫をうけてるってわけか?」
ファリスの身体に触れることをやめ、覆い被さり表情をうかがう。
「…………ぅ」
泣きそうな顔をする。
「もう俺には触れて欲しくないって?」
表情から感情は読み取れない。
「そん、な…こと」
嫌われるかも知れない、嫌われたかも知れないという恐怖と、未だ疼き続ける身体と。
ファリスは逃げ出したくなった。
「ファリスが今嫌だって言えば、俺はもう二度とファリスに触れない」
真剣に瞳を見据える。
「いや…じゃ、ないっ…けどっ」
曖昧な答えしか返せない。
「嫌じゃなかったら、なんでイヤだって言うんだ?」
「だってぇ…」
言葉がつまる。
「バッツが…恥ず…かしいことっ、するから……っ…」
もう既に、この程度の長さの言葉すらまともに紡げなくなっている自分に気付く。
「恥ずかしいことって?」
「こぉいうことっ………」
「こういうことって?」
「そぉゆう…あっ、言わ…せ…ぁ……んっ」
「言わなきゃ…わかんないな……」