宿屋。シャドウは甲冑を脱ぎ捨てると
激戦の疲れを癒すようにベッドに体を横たえた。
ちなみに某ドーベルマンは宿屋の玄関で寝ている。
ドアが開く。
「いいかな?」
返事する間も与えずにリルムが布団にもぐり込む。
「おい…大部屋に戻れ。」
「だって、ウーマロのいびきってばすごいんだよ。それに一人だけ個室なんてずるいよ」
「……」
「おやすみ。」
そう言うと、堅く目を閉じて体をまるめてしまう。
……やれやれ。
暗闇に目がなれ、寝顔を眺めた。
(アレに似ているな…)
リルムは母親似だ。、
「私…やっぱり子供なのかな」
(な…?)
「どうして…何もしないの」
ようやく意味を察する。
「何を言うかと思えば…。」
リルムは体を密着させ、小さな手が体をまさぐる。
少女の仕草はぎこちなく、突然股間に手を伸ばされ快感より戸惑いが勝った。
「……やめろ。」
「私のこと嫌い?」
「嫌いではない。」
「私は好きだよ…シャドウにいろんなことしてほしい。」
「そういうことはお前がもっと大人になってから本当に好き合った相手とやるものだ。」
「私がシャドウのこと思う気持ちも否定するの?私は本気…」
「……きっと、それは恋心じゃない。」
…無意識に父親を求めているんだろう、そういう年頃だ。
「抱けない?私なんて…。」
「嫌いではないといっただろ、むしろ…そうだな…俺はお前のことを大切に思う、
だから抱くことはできない。お前には自分を大切にしてほしい。」
「……それは優しさじゃないよ、私は始めての人はシャドウがいいの。」
「……」
「困らせてごめん」
部屋をでていく、
キィ…と音をたって閉まりゆくドア。リルムの姿が消えていく。
後を追った。何か、言葉をかけてやりたい、それだけのつもりで…しかし
廊下。小さな後ろ姿をみつけ反射的に体を抱きしめた。
(俺は…何をしているんだ?)
「シャドウ…」
「……俺は…」
俺は何をしているのか、その問いを無理やりかき消すように唇を押し当て夢中で動かした。
「ん…ん…」
望んだこととはいえ突然のことにされるがままのリルム。
手をひき、ベッドに体を寝かせた、
やや乱暴ともいえる手つきで服をはぎとる。
膨らみかけの小さな乳房に手をあて揉みしだく。
男を知らない華奢な体。まだ悦びを享受する感覚もしらないだろう。
初めて触れられる男の手の感触。表情に葛藤が見え隠れする。
こんな風にいつか他の男が…。例えばロックがリルムの体をまさぐるさまを
想像するだけで嫌悪感がこみ上げた。
他の誰にもさわらせたくない。
独占欲が胸のうちに込み上げていた。
「怖いか…」
リルムはふるふると首をふってみせるが、表情の硬張りはとれない。
自分の服を脱いで肩を抱いて体を密着させる、
静かに体温を与え、リルムの緊張がほぐれるのを待った。
「触ってみるか。」
そういい、手を導いて男根に振れさせ握らせる。
小さな手がスライドする間、
シャドウの指先はリルムの秘部へと手を伸ばす。
「やだ…」反射的に身をすくめる。
「おあいこ、だろう。」
「いや…」
「なんでいやなんだ」
「恥ずかしいよ…それに…なんだか変な感じがして…やっぱり少し怖い…」
「怖がらなくていい、大丈夫だからな…」
「あ…や…」
指の腹で陰核を撫でる、
蕾とはよくいったものだ。そっと揺らし時間をかけて刺激を加えると
蕾の下で小さな花の緊張がとけ愛液の分泌とともに開かれてゆく。
快楽の波をうけ、少女は体を熱く火照らせた。
蕾の絶え間ない刺激に思考を分断され、ときおり、男根に添えられた手がとまる。
物理的刺激をやめられるが
その物足りなさこそが男の情欲を刺激し、モノは堅さを増し、息が荒れる。
指先を下にはわせ入り口にふれやわらかくなったことを確認する。
それでも幼い体では受け入れ体制がととのったとはとてもいえない、
狭い隙間におし入れることを想像すると痛々しく感じられた。
指をいれて慣らすか?
しかし…最初だからこそ俺自身のモノをいれてしまいたい、という欲求が先にたった。
足を広げて軽くまげた体位をとらせ、モノを押し当てた。
痛みを避け、背中をずって、逃げようとする。
非力な子供の体を押さえるのは容易なことだった。
しかしリルム自身も体を固定されることで、覚悟を決めて男に体を預けられる。
呼吸をととのえようとし破瓜の痛みにそなえる。
「んん…っ」
苦痛に顔がゆがむ。一瞬のことで終わらず
内側から身を裂くように入り込むモノ。
「痛いか…?」気遣うように頬に手をあてる、
それがきっかけでセキをきったように涙があふれる。
「いたいよぅ…」甘えるように言う。
「力抜いて、こらえるとよけい痛いからな…」
狭い隙間に割り入りながら奥へ到達する。
とても全体は埋まらないが5分の4程が肉壁に包まれた。
「入ったよ」
リルムの手をつかんで結合部に伸ばす
肉の塊とは思えない堅い棒が確かに体の中に消えている、
「嬉しい…」
「痛みの方は?」
「痛いよ…でも…じわじわ熱くて…嬉しいの。」
「そうか。…お前の声可愛いな。もっといっぱい言ってくれ。」
「え…あ、あのね…お腹の奥をぐって押すの。苦しいけど…
なんだかきもちいいいの。」
前後に動かす。
「それから、シャドウが腰を引いてまた入れるときに…内側からさっきの
ところが…あったかくなって…」
「……ここか。」
腹の下の、蕾に触れる。
「やぁっ…あっ…」
「……」
先程よりも激しく掻き回すが、リルムの反応はその刺激についてくる
「あっ…んっ…なんで…なんでこんなに…ここ…っ」
リルムの指先がぎりぎりと背に食い込む
「なんだかへん…だめやめて…あっ…おかしくなっちゃうよっ…!」
「じゃあやめるか?」
「…いやっ…いじわる、あ、ああっ」
突如リルムの指先が脱力し、
どっと愛液があふれ潤滑が幾らかなめらかになる。
「リルム…?」
「う…」そう答えて、目を閉じてしまう。呼吸と高鳴った胸の動悸を押さえている、
出させてもらうか…と脱力した足を肩の上にのせ、前後にモノを激しく動かし、
リルムの中に放出した。
(これでもう父親とは名乗れなくなったな…)そんなことを思った。
ーーーーーーー
ふと深夜に目をさます。シャッシャと鉛筆が紙をこする音…
「何やってるんだ」
リルムが絵を書いている。
覗くとシャドウの半身がかかれている、…うまいもんだ。
「30男の裸なんて書いてどうするんだ?」
「見ないで、ダメーーー」
胸元にスケッチブックを抱いて隠そうとするしぐさがまた可愛い。
再び下半身がほてった…どうするか…。
肩を押してベッドに寝かせる。
「どうするの…?」
さっきの今では、痛みがあるだろう、リルムに声に不安が見て取れる。
そっと胸を撫でる。
「ここに出す…いいか?」
こくんと頷く。
「うん。」
目を閉じて身をまかせる…よしよしと髪をなぜるとにこにこと嬉しそうにした。
その顔みてある事をいまだ言ってなかったことに気づく、
言おうとして、照れがうかぶ、シャドウは自分の額に手をあて、ふーーと息をはく。
それ以前に俺に言う権利はあるのか?さまざまな思いが交錯するが、おそらく
リルムも望む言葉だ…意を決して耳元に顔を近づけた。そして、「好きだ…」その言葉を伝えた。