ロックが連れてきた娘に、フィガロ国王は興味を覚えた。
感情というものを知らない娘。
話してみると、とりわけ「愛」という感情について知らないことに、
娘はひどく引け目を感じているようだった。
ほう、と思う。
美しい娘だった。彼女のことを気に入っているらしいロックには悪いが、
面倒を見るのはこの自分だ。少しくらい楽しませてもらってもいいだろう。
夜中、こっそりと彼女の部屋に忍んでゆく。
ノックの音に応えて扉を開けた彼女は、エドガーが用意させたぴったりとした
白い薄物をまとっている。
なんでしょうと首をかしげる彼女は、夜中男が女の部屋を訪ねる理由など
思い当たらないらしい。薄物の間からのぞく胸の谷間や、うっすらと透けて見える
桜色の乳首を無防備にも隠そうともしない。
布をまとっていてもよくわかる見事な体のラインに、これは楽しい夜に
なりそうだとエドガーは笑みを浮かべた。
――娘の名はティナといった。
328 :
R:01/09/30 03:16 ID:???
「君は愛という感情を知らないそうだね」
ティナに寝台に腰かけるよう促し、エドガーもその隣に座るとこう切り出した。
「ええ……」
ティナは長い睫毛を伏せて顔をうつむけた。
「その感情を、私なら教えてあげることができると思うが…?」
「本当ですか?」
弾かれたように顔を上げるティナに、エドガーはせいぜい優しい表情で微笑み
かけてみせる。
「本当だとも。一般的な男女が愛の所作として行う行動について知りたくないかい?」
「ぜひ、お願いします」
ティナは真摯な顔で頷いた。
「よろしい。では、まず服を脱いでもらおうか」
「何ですって?」
「服を脱ぐんだよ」
ティナは驚いた顔をしていたが、おずおずと立ち上がって肩から布をするりと滑らせた。
なめらかな白い肩が露になり、すとんと薄いローブは床に落ちた。
下着も脱がせる。
全裸になったティナを、エドガーは自分の正面に立たせた。
329 :
R:01/09/30 03:17 ID:???
月光を浴びて、ティナの肢体は濡れたように白くぼんやりと光っていた。
バランスの取れた体は月の女神かと見まごうように美しい。その女神を、これから
犯し、穢すのだと思うとエドガーは興奮を抑えられなかった。
けれど、ティナにはそれを悟られないように次の指示を出す。
「そこの絨毯の上に腰を下ろして。そう。そして私に向けて足を開いてごらん。
足の間がよく見えるようにね」
「こ、こうですか……」
従順に動くティナだったが、彼女にも羞恥心というものはあるらしい。
エドガーに向かって足をM字型に開きながら、頬をうっすらと染めている。
光のもとに晒されたティナの女の部分は、処女だということを示すかのように
きれいなピンク色をし、緊張のためかピクピクと動いていた。
(すぐにそこをグチャグチャにしてあげるよ)
エドガーは心中で呟く。
「そうだよ。それじゃあ次は、君の股のピンク色の部分ね、わかるだろ?そこを
指で触ってごらん」
「え……?あ、あの…?」
「早く」
戸惑うティナをせかすと、彼女は困惑した顔のままで自分の秘所に触れた。
330 :
R:01/09/30 03:17 ID:???
始めは自慰などと呼べるものではない。
ただ触れと言われたから触っているだけで、人差し指でつんつんと自分の部分を
つつきながら、ティナはこんなことをして何になるのだろうという顔をしていた。
「そうじゃないよ。もっと優しく撫であげてごらん」
「は、はい…」
エドガーに言われて、少しだけ丁寧にその辺りを撫で始める。
すると、ティナがぴく…っと僅かに反応する。彼女は驚いて指の動きを止めたが、
エドガーが注意すると再び指を動かし出す。
おずおずとした指の動きとともに、ティナの息が上がっていく。
未経験の感覚が怖いのか、何度も動きを止めてはエドガーに叱られる。
ティナはとうとう観念して頼んだ。
「もう…っ、指をとめては…いけませんっ、か…?」
「どうして?」
「…何だか、体が…変なんですっ…。こ、このままだと…私……おかしくっなっちゃい…
そう、で……」
「駄目だ。続けるんだ」
…ちゅっ……
かすかに濡れた音が響いた。その感触にティナはぎょっとしたようだった。
331 :
R:01/09/30 03:18 ID:???
「お、お願いです…もう怖い……。なんだか変なの…濡れて、きてるしっ…。
は…、はぁっ、……お願いします、やめていいって…言ってぇ…」
絶対命令服従の訓練を受けてきた彼女は、一度命令が与えられるとそれを自分から
撤回することができないようだった。帝国によって自主性というものが奪われている
のである。
エドガーはそのことを察知して、楽しそうに笑った。
「まだまだ。君が女としての歓びに目覚めるまではね。愛について知りたいって
言ったのは君だろう」
「あ、ぁ…でもぉ……っ。ん、んんっ…はぁ、いや…っおかしくなる…ぅ……ッ」
快感が恐ろしいというその初心さがエドガーの気に入った。フィガロの年頃の女性の
あらかたに手をつけてしまったエドガーにとって、それは新鮮な反応だった。
命令通りに動く人形のようなこの娘に、エドガーはさらに弄るような指示を与える。
「まだ手を止めちゃいけないよ。人差し指だけでなくて、中指もつかってごらん。
おや、左手がお留守になってるね。胸の方が寂しいじゃないか?ほら、乳首がそんなに
充血して尖ってる。構ってあげないとかわいそうだよ」
面白いようにエドガーの言うままの動きをティナはしてみせた。
右手の指で陰部をなでまわし、左手の人差し指と中指で乳首をはさんで刺激を与えながら
胸を揉む。
「ん、ん、んんぅ!はぁ…も、もう許して、ください…っ。やぁ、…ん…」
踊り子が舞うのを見るように、エドガーは黙って視線でティナの狂態を愛でた。
332 :
R:01/09/30 03:19 ID:???
やがてティナはエドガーに教えられていない動きをしてみせた。
クリトリスを二本の指で挟み込んでこすりあげ、やがてそれだけでは足りなくなった
指はティナの内部へと忍び込んでいった。
ティナの腰が微妙なリズムを刻んでくねりはじめる。
「あっ、ああっ…、うふぅ…ん、はぁ…ぁあッ、や…あふ……ん、んんんっ!!」
これにはエドガーも驚かされた。
ティナは完全に自分で与える快楽に溺れてしまったようだ。けれども、僅かに
残っているらしい理性で、涙を浮かべた瞳でこちらを見てきた。
「お、お願い…っ、ああん、み、見ない…でっ!あぅ…ぁ、見ないで、くださ…っ」
そう言いながらも、手は休みなく蠢いている。ティナの意志とは関係なく、手の形をした
魔物がティナの股間にむしゃぶりついているようにすら見えた。
「は、恥ずかしい…のっ……見ないでぇ…ああぁぁん、う、…んぁっ」
あっけに取られてティナを凝視していたエドガーだが、やがて口元にさきほどの
笑みを浮かべると、改めてティナを鑑賞した。
「ぁ…、も、もうダメ、なんだか…っ、あああ、もぉ……はぁん!」
ティナは今にも絶頂を迎えそうだった。両手を股間に押し当て、背中をそりかえらせ
ながら、肌にうっすらと浮いた汗を飛び散らせる。
あと、数回ティナが指先を動かせば、彼女は達する――その瞬間を見極めて、エドガーは
非情な命令を放った。
「ティナ。動きを止めるんだ」
333 :
R:01/09/30 03:19 ID:???
「……え?」
ティナは一瞬、その命令の内容が理解できないようだった。
青い澄んだ瞳をエドガーに向け、問いかけるような視線を投げかけてくる。
エドガーはもう一度繰り返した。
「指の動きを止めるんだ。さっきあれほどやめていいって言ってほしがってたろう?」
「え…ええ……で、でもっ」
涙を浮かべて縋るような表情をしているティナは、明らかに行為を続けたがっている。
普通の娘だったなら、今のエドガーの命令も聞かないでさっさと絶頂をむかえていたことで
あろう。しかし、命令に従うことに慣らされた彼女にはそうすることができない。
愛液でぬらぬらと濡れた指を名残惜しそうに股間から離し、唇を噛んでいる。
けれど噛みしめた唇の間からは荒い息とかすかな喘ぎ声がもれ、ティナが必死で理性と
戦っているのがわかる。
エドガーはそれを見てとり、次の命令を下した。
「こっちにおいで。私の言う事をよく聞いたら、今の続きをさせてあげるよ」
「は、はいっ!」
ティナはおぼつかない足取りで、寝台に腰かけたままのエドガーのもとに歩いてきた。
エドガーは座ったまま足を開き、ズボンのファスナーを引き下ろして自身のものを露出させた。
国中の女性を歓ばせてきた一物は、誇らしげに天を指して勃ち上がっていた。
「君ばかりがいい気持ちになっちゃ不公平だろう?これを君がその口で楽しませてくれない
かな?そうしたら私も、君にそれ相応の礼をするよ」
「く、口で……?」
ティナは指示された言葉の内容がよく理解できないようだった。
334 :
R:01/09/30 03:20 ID:???
エドガーは詳細に説明した。ティナはその内容に戸惑い、眉をひそめたが、その代償の
魅力には勝てないようだった。
座ったままのエドガーを口に入れるために四つん這いになり、その先端を口元にもって
くる。
先ほどの自慰ではぁはぁと荒くなっている息のまま、エドガーのものを口に含んだ。
「ん…ぐうぅ…っ!」
エドガーが自らティナの口に押し込むような動きをすると、ティナは慌てて口を離した。
「っ、ぷはっ…はぁ、はぁ、……や、やっぱり駄目…。で…でき、ません……」
涙声でそう言うティナを、しかしエドガーは容赦しなかった。
「そう。なら仕方がないね。君には火照った体のままで一晩過ごしてもらおうか」
ぴくん、とティナの肩が震えた。限界ギリギリのところで達することを許されなかった体は
切実なほどの疼きをもってティナを責め立てている。
一晩どころか、もうほんの一瞬だって我慢できないというのに。
ティナはきゅっと目を閉じて、果敢にももう一度エドガーのものに挑んだ。
「すみません…もう一度、させてください…」
今度は慎重に、ゆっくりと含んでいく。
筋ばったそれを口いっぱいにほおばると、ティナはわけもわからないままに舌を夢中で
動かした。早く自慰に戻りたいという切望が、ティナを積極的にさせた。
まんべんなく舌で唾液をからめていき、どうすれば気持ちいいだろうとティナは必死で
考えた。一生懸命、不器用に裏筋を舐め、柔らかく歯を立てた。
先端部をちゅうっと吸い上げると、エドガーの先走りの汁がティナの口腔に迸る。その
液が何なのだろうと疑問に思う余裕は、もう残されていなかった。
335 :
R:01/09/30 03:20 ID:???
やがてエドガーの腰が動きはじめた。
ティナの喉の奥まで突くように、深く激しく出し入れされる。
「んんっ!ぅぐ…うぅふ…っんふ…ん!!!」
ティナは怯えてエドガーから逃れそうになったが、さきほどの二の舞は嫌だったので
おしゃぶりに執着する赤子のように必死でエドガーのものをくわえ込んだ。
その動作がいっそう、深い快感をエドガーに与える。
世界が慄いた、巨大な力を持つ謎の少女、≪魔導の娘≫。その少女を自分の前で
四つん這いにさせ、口で奉仕させているという事実は、エドガーを陶酔にひきこまずには
いなかった。
どくんっ!
やがてエドガーのものが脈打った。
熱い迸りの勢いで肉棒はとうとうティナの口から外れ、白濁としたものを撒き散らす。
どくっ、どくどく…っ、どぴゅ…っ
ティナの整った美しい顔はたちまちエドガーの精液で汚された。
あざやかな紅の唇の端からも、白い液体が一筋流れおちる。
「すまなかったね、レディ。つい我慢ができなくなってしまった。だけど、ちゃんとご褒美をあげるからね――」
射精したばかりの果てた肉棒を、自分の手でしごきながらエドガーはティナを寝台に
四つん這いにさせた。
ティナは自分の股間をいじりたくてうずうずしているのだろう、所在なげに腰をうごめか
せている。
336 :
R:01/09/30 03:21 ID:???
挿入に十分な硬さになるまで自分のものをしごくと、エドガーは後ろからティナにのしかかって
いった。
ティナの性器に浅く指を出し入れさせる。待ち望んでいたかのように、ティナのそこは指に
からみついて締め上げた。
「んあッ…はァん……」
甘えるような鼻にかかった声に満足して、エドガーはティナの陰部を押し開き、そこに怒張を
突き刺した。
「ぃっ…いたっ…」
ティナの背筋が強張るのがわかった。初めての挿入に痛みを感じているに違いない。
けれど感情を表に出すのを長いこと許されなかった彼女は、激痛に眉をしかめて、それでも
はしたない声をあげるのを必死でこらえている。
しかしその我慢もエドガーが腰を動かしはじめるまでだった。
じゅ…ぐちゅ、じゅぷ、じゅっぷ…
「あぁああんっ…ひぅッ、んぁあ、やあ…ん、ぅう…」
絶頂寸前で抑えられた先ほどの欲望が、ティナの身体の中で再び燃えさかった。
じくじくと疼く内壁をこすりあげられ、真奥まで突き上げられると、ティナは体をねじって歓んだ。
「す、すごい……ぃっ、はぁッ!もっと、もっとしてぇっ!!ぁ、あん、ふぅうんッ、ひぃっ…」
エドガーの手がティナの胸にまわり、意外に質量のある乳房の弾力を楽しみながら揉んだ。
ティナはポニーテールの髪をふり乱しながら、自ら腰を振る。
「すごいよ、ティナ…っ。からみついて、くるっ、みたいだ…!」
「ゃぁああ、う…うそぉ…。わ、私のあそこが…びくびくして、エドガーさんのをっ…
くわえこんでるのぉ…ぁあんっ、やっぁ…」
「初めてで、こんなっ…になるのを、淫乱って言う、んだよっ…」
「ぁひっ…。わ、わたし…淫乱なんですか…?やぁ…ぅうっ!はっ、はぁっ、ぁああっ!!」
知性的で薄幸の匂いを漂わせた少女の面影は消えうせ、エドガーの体の下で腰を振っているのは
快感を追い求める一匹の獣にもにた”女”だった。
337 :
R:01/09/30 03:23 ID:???
「ふっ、くぅ…ん、あぁっ、はん、ぅ……ッ!ぁ、ああ、ああぁあッ!」
ティナの声が次第に高まり、エドガーをくわえ込んだ膣が激しく収縮する。
絶頂が近いのだ。もはや理性などかなぐり捨てたティナは弓なりに背中を反らせながらオーガズムへと
昇っていった。
「ぁあ、は、ぅ……ひぁぁああぁん!ぁああぁあああぁぁぁぁああああ!!!!」
「!!!」
エドガーから精液を絞りとろうとするかのように、ティナの性器がエドガーの男根を捻り上げた。
びくびくと激しい痙攣に、エドガーもたまらずにティナの子宮に精液を流し込んでしまう。
快感の残滓を味わいながら、それでもエドガーは舌打ちする思いだった。貴重な≪魔導の娘≫を
万が一妊娠でもさせてしまったら大事なので、中出しだけはすまいと思っていたのだが。
そんなエドガーの内心を知らず、彼が体を離すとティナはシーツに身を沈めてぴくぴくと体を痙攣させた。
「エ…エドガーさん…」
ティナはエドガーに呼びかけ、仰向けになって両足を広げた。
たった今エドガーが射精したばかりの場所を手でいじりながら、荒い息の下からこう言う。
「もう一度…し、てくださ…い。足りないのぉ……っ」
エドガーはなかば呆れ、なかば苦笑してティナを見下ろした。
仕方ないので、窓辺のところに作りつけてあった棚から黒い棒状のものを取り出してティナに与える。
「これは私が暇つぶしに作ったものだ。私は少し疲れたから、君はこれで遊ぶといい」
スイッチを入れると、ウィンウィンという作動音とともにそれが振動した。
338 :
R:01/09/30 03:26 ID:???
ティナは目を輝かせてそれを受け取り、飢えた子供が口に食べ物を押し込むように、それを秘部に
突き入れ、乱暴とも言える動きで出し入れした。
「ぁふぅ…んっ、うぁ、んぅっ、いぃぃ……。はぁん、やあぅ、っん」
ぐちゅ、ちゅぱ…ぐちゅっ…
濡れた音が室内に再び響きはじめる。
シーツの上で狂ったように歓びに身をくねらせるティナを見下ろしながら、エドガーは思った。
この愛しい機械人形は、いつか人の心を手に入れるだろう。
そのときには彼女はエドガーの慰みものとしてではなく、人間として生きてゆく。
ならば今宵は、人形を人形としていとおしむ最初の――そして運次第では最後の夜となるではないか。
砂漠の月は夜の深さの中で、無数の砂を銀粉のように輝かせていた。
339 :
R:01/09/30 03:26 ID:???
長文失礼。
おそまつでした