1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
ジャンジャン紹介してくれ。
>>1 いわゆる同人系ファンサイトから持ってこいと言うことか?
>2
転載じゃないの?sage進行はどうよ?
「俺は、ずっと思ってた」
彼の問いには答えず、俺は戦いのなかですっかり馴染んだ大きすぎる剣をかまえた。
『形見』と言うと、あいつはきっと笑うだろう。だからそうは思わない。
そんなものがなくても、あいつが俺たちを見ていてくれてることを知っているから。
「5年前のあのとき、まぐれでもあんたを倒さなかったら、どうなってたろうと。
被害はニブルヘイムにおさまらなかったかもしれないが、でもきっと、あんたは神羅のやつらに取り押さえられて、
こんなことにはならなかったかもしれない。黒マテリアを手に入れることも、メテオが落ちることも、‥‥‥‥‥‥エアリスが、死ぬことも‥」
その名を口にするには、まだ痛みがともなった。
だが今は、その痛みすら大事に思える。みんなが教えてくれたから。
あいつが、仲間が、人間はけっこうかわいくて、すてたもんじゃないってことを。
>>5は、とあるFF7ファンサイトの物。一部だけコピペ。
自分はこれ初めて読んだ時すごい泣いた。
>>4-6
URLはどうだろう。自分は張らない方がいいと思うけどね。
今度自分も探してくるから。
削除依頼板にアドレス張ってあったからここ見てる人いるよね?
さすがに2人だけで進めるのは気が引けるんで・・・
8 :
名無しさん@LV2001:2001/03/11(日) 03:27
東大もとくらし
これは東大生がくらいという意味です
>>7 了解しました。ではURL無しコピペだけ、の方向で。
まぁ、2週間近く放置されてたら削除依頼もされますわな(W
何かの間違いで1が戻って来れば3人。ってそんな問題じゃないか・・・。
楽しみにしてても良い?
ff7で拷問のし甲斐があるのはイリ
11 :
3:2001/03/11(日) 20:43
探してみると恋愛物が多いなあ。これはクラウド×ティファね。
村が焼けて、全てを失ったかと思った。
でも、夜になると満天の星空が私を迎えてくれたの。
そんな夜空を見るとね、いつもあなたの事を思い出したのよ。
きっと迎えに来てくれるって。
どんなに悲しくても辛くても、給水塔の想い出が私を支えてくれた。
あなたとの再開を夢見て生きてきた。希望だった。
私が生きていく為の・・希望・・。
「・・・もうすぐ夜明けだな・・」
「う、うん・・・?」
「ごめん。起こしちゃったか・・もうすぐ夜が明けるよ。ティファ。」
「うん・・。あの・・お、おはよう・・クラウド。もう少しだけ・・このままでいさせて・・。二度とこないこの日のために・・せめて今だけは・・」
「ああ・・いいよ。これは俺たち二人に許された最後の時間かも知れないから・・・」
風の声の中にあなたの鼓動が聞こえる。
・・・・。今はもう何も考えることはない。何も悩むことはない。
全てが解き明かされたから。
あなたの心の奥底に眠っていた鏡の断片も、そこに映っていた現実も。
今はあなたの鼓動に身を委ね、希少なこの時を大切にしたい。
このまま夜が明けなければいいのに・・・。
時に闇はすばらしい想い出を残してくれる。
この夜もまた、何億光年の輝きに負けずとも言える輝きを心に残したのだった。
「・・・・。」
「そろそろ時間だ。」
「でも、まだ・・・!?」
「いいんだよ、ティファ。昨日ティファも言ってたろ?少なくとも俺達は、ひとりぼっちで行かなきゃならないってわけじゃない。」
「うん・・・そうだね!」
「よし、それじゃ行こうか!」
長い長いトンネル。何かを目的とした時、人は知らずのうちにトンネルに足を踏み入れているのかも知れない。
そのトンネルの向こうには目的がある。そして未来も。
私達はそれに向かって行かねばならない。
どんな未来が待ち受けていようとも。
星は私達を見ていてくれる・・見守っていてくれる・・。
私、怖くないよ。
あなたが傍にいてくれるなら。
あなたと一緒に運命を待ち受けられるから。
一緒に行こう・・・私達の未来に向かって。
「《あれ》はそういうやつなんだ。星の先兵にして 《守護者》 。目標を倒すためならそれこそどんな犠牲もいとわない。そして今の目標は、おそらく私とクラウドだ」
淡々と云うやいなや、とっとと走り出すヴィンセント。クラウドもすぐにそのあとを追い、彼らの言葉を証明するように巨大化したモンスター‥‥‥リノアの云うところの、『サナト』という元人間が突風を巻き起こしながら飛び上がった。
「行くぞスコール!」
サイファーが叫ぶ。
わけがわからないがはっきりしているのはただ一つ。今は行くしかないということ。
スコールがうなずくと、リノアが後ろに立った。
なにも云わないので、なにも云わなかった。
帰れと云っても帰らないことは、とうの昔に知っている。クラウドたちが呼ぶ『アルテマウェポン』は、まだ身体が慣れていないのか、巨体を上下に落としながらうまく飛べないでいるようだった。先頭を走る彼ら2人に追いつくと、走りながらスコールが叫んだ。
「説明しろっ!」
「わかりやすい質問でいいねぇ」
走りながらそう嗤う。
「オレたち、じつは別の世界の人間なのよ」
「は?」
「別世界。パラレルワールド。エイリアン(?)。呼び名はお好きなのをどーぞ。オレもこうなるまではそんな場所があるなんて思わなかったんだけどよ、どうやらマジらしいッス」
「なにを云っ」
「だからそういうことだってば。オレたちは異世界からの訪問者。この《星》からすれば、たしかにそりゃ異物だろうねぇ」
「ウエポンってのはオレらの世界の産物だ。星の危機、あるいは星を危うくする存在が生じると現れてソイツを倒す。こう聞くと悪いようには思えないが、問題なのはやつらが守るのが《星》だということだ。
ウエポンは星を守るためなら、人間の滅亡など歯牙にもかけない。
星の存否を中心に思考がまわってるから、敵と見なしたら最後、最短ルートをとって敵を排除する。
その途中にいる生物をすべて犠牲にしても、な」
「あのサナトとかいう男の額に青い石があった。あれはオレの世界で『マテリア』と呼ばれる石だ。マテリアは一言で云えば大地の力の結晶体で魔法の源だ。オレの世界ではあれを媒体にして魔法を使う。ピンキリだが、オレの世界じゃ召還魔法もマテリアで行うくらい、大きな力を持った石なんだ。
そしてやっかいなことにサナトの額にあったのは、おそらく最大級の力を持つヒュージマテリアだ」
「その、ひゅーじなんとかってやつは、人間を化けモンに変身させるのか? っておい、こんなときに殴るな馬鹿女!ンなこまけーこと気にしてる場合じゃないだろがっ、見た目ああなんだから今は化けモンで十分だっ」
云っているクラウド自身、かなり突拍子もないという自覚があるというのに、あとから追いついてきたサイファーはまるで気にしたようもなくそう云った。その後ろのリノアもまた、疑問や困惑より先に彼の「化け物」なる単語のほうが気になるようだが、元来、女性や子供というものは緊急時の順応が早いもの。
ではサイファーは子供なのか? という考えは、あながち的はずれでもない気もするが、ようは割り切りの良さなのだろう。
おおざっぱというより大枠なんだなぁとクラウドは一人ごちる。
どこかバレットに似てると思う。シドはああ見えて意外にナイーヴだ。
深く考えないと云うよりは、捉え方が果てしなく大枠だから、たいていのことは無視されてしまうんだろう。異世界の住人なんていう「細かい」理由は、彼にとってはさほどのものでないらしい。
「‥‥本当に、その、異世界の人間‥‥‥なのか?」
どうやらこのなかでは一番の常識人らしいスコールが、背後の気配を警戒しつつ、そう聞いてきた。彼の場合はむしろ、この緊急時における判断としての最低材料をそろえたい、という気持ちのほうが強い。
通常時であればまず信じないだろうが、時間がない以上判断しなくてはならない。判断しなくてはならない以上、どんなばかばかしい内容であれデータがほしい。常識人且つ、実力と才能とリーダーシップにあふれた人間の、きわめて効率的な考えだ。
常識人を自称するクラウドとしては、これ以上いぢめるのは彼自身に対しても現状に対してもマイナスにしかならないと考えた‥‥‥かどうかは知らないが、とりあえずからかいもせずにマジメに答える。
「もう少し説得力のあるシチュエーションのほうがオレとしてもありがたかったんだけど、残念ながら、な。なにを云ってもうさんくさく聞こえるだろうが、まぁ納得のいく部分だけ抜粋してもいいから認識はしといてくれ」
>>13-15
>>5を書いたのと同じ方が書かれたFF7+8のミックス物。長編の一部を抜粋。
デムパじゃないリノアが良い感じ。
ロンダルキアな日常
◆ハーゴン様、750年目の初恋◆
第1話 日課
------------------------------------------------------------------------
ここはロンダルキア。一面の銀世界。
北方領土よりも寒いという噂もありますが、真相は定かではありません。
…そう、人間の住む世界とは完全に切り離されているのです。
そんな極寒の地の中でも更に僻地の方に、それはそれは立派な宮殿が存在します。
人はそれを『ハーゴン神殿』などと呼び、悪の巣窟のような言い方をしているのですが、実際はもっと、平穏な時間が流れる場所のようです。
******************************
シャッ。
うみうし模様のカーテンを開けたのは、とても血色の良い年齢不詳の男。
老人のようで、そうでもなさそう…かと言って若者にも見えない、何とも中途半端な印象が拭い切れません。
「嗚呼!今日もいい天気だなぁ!!」
さんさんと降り注ぐ朝日に向かい、彼は喜びの表現をします。
カーテンとおそろいで新調したパジャマも、やはりうみうし柄。
しかしこの人こそ、ここロンダルキア一帯を治めるハーゴン様なのです。
コンコン…。
「誰だね?ふぁあ〜〜。」
あくびをしながら部屋のドアを開けると、そこにいたのはメモ用紙を手に持った、第一級悪魔神官、ゴヴァ。
ハーゴン様の最も頼れる側近であり、神殿の財政も握る偉い人です。
「本日の目玉焼きは、ベーコンエッグとハムエッグ、どちらになさいますか?」
どうやら、朝食の注文をとりに来たようです。
何故目玉焼きなのかと言いますと、それがハーゴン様の大好物だから。
「今日はハムエッグにしてもらおう。もちろん、卵は二つで頼むぞ。」
「それはいけません。栄養の摂り過ぎでございます。卵は一日一個までと、以前お話したではありませんか。」
「なにを言うか!目玉焼きは両目が無いと始まらん!!」
「いけません。あまりしつこいと、お小遣い減らしますよ?」
「う…うぐっ。わ、わかった…。」
「ならば、卵は一個でよろしいですね。」
「…はぁ〜…。」
深いため息と共に、しょんぼりとして肩を落すハーゴン様。
「よろしいですねっ!?」
「ん、あ、わかったわかった。もう帰っていいぞ。」
「ではっ。」
ゴヴァはペコリと一礼すると、シュッ、とその場から瞬間移動で姿を消すのでありました。
******************************
ハーゴン様の部屋にある立派なタンスには、服がたくさん入っています。
今日も卵を二個にして貰えなくてがっかりしてるハーゴン様、そのタンスの中からちょっとヨレたTシャツと、太腿にぴちっとした短パンを取り出し、着替え始めました。
そして着替えが終わり、最後に首にタオルを巻いて、全身を写す大きさの鏡の前に立つと、
「よしっ、今日もばっちりだ!!」
…そうつぶやくと、ハーゴン様は駆け足で神殿を出て、ロンダルキアの寒空の下、毎日の日課であるジョギングに精を出すのでありました。
たったったったったった……。
早朝のロンダルキアの空気は、本当に爽やかです。
足取り軽いハーゴン様に、すれ違う住人達が声をかけてきます。
「おはようございますっ、ハーゴン様!」
今日、一回目に話しかけてきたのは、夫婦でウオーキングを楽しむ二匹のデビルロード。
「うむ、おはようっ!この前生まれた子供は元気か?」
「はいっ。大変元気に育っております!」
「そうか!家庭を大切にな!」
…こんな具合で、道行く人々(?)に、いちいち声をかけていくハーゴン様は、ロンダルキアの住人みんなの人気者なのです。
******************************
ハーゴン様には、ちょっとした楽しみがありました。
いくつになっても子供のように純粋な心を持ちつづけるハーゴン様は、アスレチック遊びが大好きなのです。
(今日も寄っていくか!!)
そう思ったハーゴン様、早速向かったのはロンダルキアの洞窟。
フロア一面に落とし穴が仕込まれたこの洞窟こそ、ハーゴン様が大好きなアスレチックの宝庫。
彼はそこで、しばし時を忘れて遊びます。
「ふぅっ、ふぅっ。今日も実に楽しかったな〜。お腹も空いたことだし、そろそろ帰るか〜。」
そうつぶやくハーゴン様の身体は、落とし穴に落ちまくった時のかすり傷でいっぱいです。
彼はその、落とし穴に落ちるか落ちないかのスリル感が、何度体験しても、たまらなく好きなのです。
******************************
「ゴヴァよ、今戻ったぞ。朝食は…」
「ぬきでございますっ!!」
「何故だっ!?私に飢え死にしろと言うのかっ!!?」
「三度三度のお食事は、規則正しく、毎日決められた時間に摂るのが重要なのでございます。いつも健康に気を配れとおっしゃるのはハーゴン様ではございませんか。それに何です!今日は20分も遅刻ですよ!?」
「そ、それは…。」
「いいですかっ!?これに懲りたら、もう二度と、ロンダルキアの洞窟で落とし穴に夢中になったりしないことですっ!!」
「だ、だめか…?」
「だめに決まってます!!一体ハーゴン様は、何年生きてきてるんですかっ!?750年ですよ、750年!!私の1.5倍も生きてるのですよっ!?朝食をお召し上がりになりたいのならば、私に毎回毎回同じことを言わせないで、ちゃんと時間どおりに戻ってきてください!いいですねっ!!?」
「わ、わかったわかった…。ゴヴァ、お前はちょっと厳しすぎるぞ。」
「わかったならば、そんな汗臭い格好してないで、早く会議室の方に来て下さい!!いいですか?ちゃんとお風呂に入ってからですよっ!!まったくもう、いつになったらあの計画を実行するつもりでおられるのですっ!?」
「わ、わかっておる。だが、あの計画は少々危険が伴う。このロンダルキアが、人間界と繋がってしまったら、どうするつもりだ?それだけは避けなければなるまい?」
「まぁ、そうですけど…。早く準備を整えて来てくださいよ!?決して、お小遣いで外食に出かけようなんて考えないでくださいよっ!?」
「ゴ、ゴヴァよ…何故それをっ!?」
「ハーゴン様のお考えが短絡的すぎるのです!おっといけない、もうこんな時間、私は先に会議室の方へ行ってますから、早く来てくださいよ!!」
******************************
「腹減ったなぁ…。」
ジョギングの後は、お腹が減ります。
でもハーゴン様は、今日も仕事をしなければなりません。
「あの計画か。早く実行したいところだが、どうも人間というのは好きになれぬからな…。」
そうこう言いながら、ハーゴン様の長い一日は始まるのでした。
------------------------------------------------------------------------ドラクエ系サイトは今まであまり集めなかったからいまいちかもわからん。
もっと面白いの知ってる人はコピペきぼーん
>>23 良いんだ。こっちはFF・DQ共通で、紹介するスレ。コピペ推奨。
向こうは、FFオンリー。良い作品を探して褒める。
違いがあるから大丈夫。あと、小さな事だが立ってたのはこっちが先。
悪い。
>>23の言う「こっち」って此処のスレの事だったか。
勘違いスマソ。
しかし、丁度一週間放置か。もう自分しかこのスレ見てる人居なかったりして(藁
雑談でも話題に登ってたが中部地方の地震は大丈夫だろうか?
26 :
名無しさん@LV2001:2001/03/25(日) 01:29
age
27 :
名無しさん@LV2001:2001/03/26(月) 21:00
探しage
おう
29 :
名無しさん@LV2001:2001/03/27(火) 17:25
結構好きあげ
30 :
名無しさん@LV2001:2001/03/27(火) 20:41
>>30 ええ話や。Episode3まで一気読みしちゃったよ。
メルキド編が好き。
コピペにこだわるの、やめにしようか?
32 :
30:2001/03/29(木) 09:23
勇者アランとそのパーティーは、やっとのことでイシス王国の王都に到着した。
暑い裁 くでの行軍は仲間たちを著しく疲労していた。
「はあはあ……やっと着いたね」
アランは今年で一六歳になる。まだ子供っぽいところがある少年だが、
彼はなかなかの剣の使い手でもある。勇者オルテガの一人息子だ。
「喉渇いたわ……もう……」
不満そうに言ったのは、エミリアである。白い服に空色のマント、
それに額にあるサー クレットは彼女が賢者である証拠だ。
「とにかく、今日はもう遅いから、女王に謁見するのは明日にしましょう」
エミリアの隣にいるのは、クルト。背の高い、落ち着いた感じの青年である。
彼もまた 賢者で、若い身でほとんどの魔法を使うことができる。
エミリアは賢者になったばかりなので、まだ多くの魔法は使えない。
「ふう……もう眠いよ……」
アランの隣にいたのは、商人コレット。男子としては背の低いアランより二インチほど
低い。彼はまだ成長中なので、これからコレットを飛び越すだろう。
「じゃあ早く宿屋を見つけよう」
アランたちは城下町に入った。夕暮れ時で、空にはうっすらと星が輝きはじめていた。
イシスの城下町で宿を取ると、仲間たちはそれぞれの部屋へと別れた。
いつもなら宿代 節約のためになるべく大部屋を取ったり、男女で二つづつ部屋を借りたりしていたが、
長 旅で疲れていたこともあって、それぞれ個室を取ることにした。
エミリアは水色のマントを脱ぐと、ふう、と溜め息をついてベッドに腰かけた。彼女は
今年で十八になる。身長は約一五○センチほどで小柄だ。水色の髪は長く、腰まである。
小柄な割には身体つきはなかなか大人びている。
彼女が着る白い服は、賢者の服という伝統の衣服である。女賢者の証でもあり、賢者と
して認められた者しかこの服を着ることは許されていない。
細い腰は、冒険者に相応しくないぐらいにか弱そうに見えた。
そして、短い裾から白く て美しい素足がすらりと伸びている。
膝から下は、踝の部分でしわのある靴下を履いていた。細い脚と対象的で、
より彼女を 可愛らしく見せている。
靴を脱いで、エミリアは着替えもしないでベッドに横たわった。
その身体の微妙なライ ンは、エミリアも密かに自慢にしていた。
身体もそれ相応に熟している。 その時だった。ノックがした。
「はーい、誰?」
エミリアは億劫に感じつつ、答えた。
「僕だ。クルトだ」
「あ、クルトなの?」
「ちょっといいかな?」
エミリアはがばっと起き上がった。
「いいわよ。入って」
クルトが扉を開けて入ってきた。身長一八○センチもある長身の青年で、その表情には
少年の面影がかすかに残っているが、賢者としての経験は彼の方が上である。エミリアは
かねがね、彼から賢者としての心構えなどを聞きたいと思っていた。
クルトはなかなか、いい男だった。いい男といっても、男の子といった方がいいかも知
れない。ちょっと年上のお姉様が可愛がるタイプだ。
とはいえ、クルトは女性経験の方は豊富だった。真面目そうだが、年相応に女性の身体
が欲しくなることもあるし、アランと出会う前に旅をしていた頃は、
冒険者の女と甘い一 夜を過ごしたこともしばしばだった。そのほとんどは、恋人としての関係ではなく、
一回 きりか、数回きりの関係で終わったが……。
賢者といっても二十歳の男性でしかないし、意外にも賢者はそういう方面の戒めが厳しくない。
クルトはエミリアを見て、少しだが照れたような表情をした。
「ごめん。休んでた?」
「ううん。そんなことないわよ」
エミリアは勝ち気そうな笑みを浮かべた。彼女はこうみえても、結構気が強い。
「何の用なの? クルト」
「あ、うん。色々と話したいことがあって。同じ賢者として……ね」
「ふふっ。クルトの方がわたしよりも先輩だもんね。わたしも前から色々と聞きたいこと
があったのよ」
「座ってもいいかい?」
「ええ、いいわよ」
エミリアは大人っぽい口調で言った。そして、クルトは小柄な女の隣に座った。
36 :
( ´∀`)さん:2001/03/31(土) 06:51
age
>>33-35
これって川村美亜のページからのコピペ?
あのページどうなったの?
38 :
33-35:2001/04/01(日) 00:00
>37
上のコピペは、背徳のドラゴンクエストに掲載されていたものではなく、
川村さんが他のページに投稿して残っていたもので、
背徳のドラゴンクエスト自体は、残念ながら1月の上旬辺りに閉鎖したと記憶しています。
誰か文章を他に保存している人いる人いないかな〜。あそこの小説は良かった。
39 :
33-35:2001/04/01(日) 00:11
保存している人いる人→保存している人
宇津だ・・・逝ってきます・・・。
40 :
13:2001/04/02(月) 22:58
URL貼り解禁らしいので貼ってしまいます。
www.rt.sakura.ne.jp/~kranz/liblary/a_arima/fff78/index.html
さりげなくホモ同人の香りがするのは勘弁して。バトルシーンが(・∀・)イイ!
完結まであと少し。
41 :
名無しさん@LV2001:2001/04/07(土) 20:58
タイラント
42 :
ロミオ:2001/04/10(火) 05:18
43 :
名無しさん@LV2001:2001/04/11(水) 09:50
ロリショタエロ系は有りですか?
www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/4561/zivijizensinsatu.htm
擬人化ビビだそうです・・・。
45 :
名無しさん@LV2001:2001/04/22(日) 14:11
age
46 :
名無しさん@LV2001:2001/04/22(日) 15:16
>>44 どうやってはいるの?どこに隠れてるの?そのクイズって。全然わかんない。逝きたいんだけど。おせーて
47 :
エアりんハァハァ:2001/04/22(日) 15:20
48 :
名無しさん@LV2001:2001/04/22(日) 17:14
49 :
44:2001/04/22(日) 17:15
>>46 上の方を反転表示させるとヒントが書かれてるのでそれを元にURLを打ち込みます。
>>47 愛が溢れて迸ってますね。しかし、数多すぎて食傷気味かも・・・。
エアリスよりもクラウドが好きなんだよー
50 :
名無しさん@LV2001:2001/04/22(日) 17:34
>>47 似た内容の小説ばっかで、つまらん・・・。関係ないがイラスト汚いね・・・。
>>44 ありがとう!この際阪神の星野の背番号も教えて!
52 :
44:2001/04/22(日) 18:02
>>51 分かんなかったんで足し算しました(w
ゴメソ
53 :
名無しさん@LV2001:2001/04/22(日) 18:27
>>47 できればサイトトップでなくて作品そのもののURLにして欲しかった。
しかも直リンはやめようぜ・・・
あと、みんな暇なら
>>2の小説を読みに逝け。
54 :
名無しさん@LV2001:2001/04/26(木) 03:33
クラ×ティファでやたら前戯がねちっこいエロ小説があったんだけど
どこにあるか忘れちゃった。なんか5話くらい前戯ばっか。
でも情景描写とかやたら丁寧で女の人が書いてたかも。
55 :
51:2001/04/26(木) 03:45
>>44 テレビで阪神戦見て調べましたー。そいでもってやっと行けた。なかなかよかったです。ありがとね
56 :
名無しさん@LV2001:2001/04/26(木) 20:30
どうでもいいが、
>>2じゃなくて
>>4じゃないのか?
人は間違ってないみたいだけどさ。
58 :
名無しさん@LV2001:2001/04/30(月) 18:14
ageてしまえ
乱立防止
保全カキコ。
さらに保存
63 :
スレ保全を兼ねて:2001/05/09(水) 20:48
64 :
名無しさん@LV2001:2001/05/10(木) 11:35
66 :
名無しさん@LV2001:2001/05/24(木) 05:54
新規紹介がねぇよage(涙)
何も云わずに読んでくれ。画像が壊れてるみたいだが気にするな。
www4.airnet.ne.jp/cdx/devil/devil14.html
にしても、FF7割合的に多いね。
68 :
名無しさん@LV2001:2001/05/28(月) 14:34
最高〜age
69 :
名無しさん@LV2001:2001/05/30(水) 05:51
何故か早朝age
なにげに質高めの作品が混ざってて良いね
70 :
名無しさん@LV2001:2001/06/02(土) 06:44
実は一人の人間が自分のブックマークをちょっとずつ公開している
とかだったら嫌だな
といいつつ上げ
保全カキコ。
EVAの小説スレはかなり育つけど、やはりゲーム系は少ないのカね。
>>72 同人系でも良いって上でも書いてるのに紹介してくれる人は少ないんだ・・・。
探せば面白い小説は沢山あるぞ。
ただ、
>>10の所望する調教ものは見つからなかった・・・無念。
74 :
名無しさん@LV2001:2001/06/13(水) 20:18
保全上げ
76 :
名無しさん@LV2001:2001/06/16(土) 15:32
>>75 和んだよ、ありがとう面白かった。
つーわけでage
保全カキコ
78 :
名無しさん@LV2001:2001/06/24(日) 11:59
age
79 :
:2001/06/29(金) 22:59
FF7の本編に沿った長編小説ならここだ!
www.linkclub.or.jp/~souju/souju/library/novel/novel%20menu.html
完結してないけどね・・・。
81 :
:2001/07/07(土) 18:33
82 :
名無しさん@LV2001:2001/07/08(日) 01:36
www36.tok2.com/home/houno/novel/index.htm
ここはどうよ?
けっこうはまる。
この後はスコールVSリノアになるらしい。
83 :
名無しさん@LV2001:2001/07/08(日) 01:56
リノア……最後の記憶
目の前が真っ白になった。リノアが最後に思ったのは、スコールの気難しい、それでもリノアにだけ見せた笑顔だった。目の前が真っ白になる前に、ほんのわずかの間に流れる記憶の渦。
(……こんなところで死ぬわけがない、そう思っていたのに……)
信じることは事実にあらず。日に日に衰え、憔悴し、正気を失っていくリノア。挑発し、リノアの食事に混ぜた薬物――麻薬――は確実にリノアの体内に蓄積されていった。リノア自身、気付いたのはもう手遅れの状況だったのだ。どんなに拒否しようとしても、激痛が体を走る。
(……気持ち悪い。そんな言葉だって、生易しいくらい……苦しい)
精神は脆弱だ。体の求めに、精神は容易に屈してしまう。もはや精神力問題ではない。薬物は、それだけ人の理性を支配できるのだ。
84 :
名無しさん@LV2001:2001/07/08(日) 01:56
(スコール……助け……て……)
目の前が涙で滲む。はっきりと見えない。頭はぐらぐらし、けして心地よいものではない。にもかかわらず……すべての感覚がはっきりと感じられる。視覚はすべてを見通せそうな気がし、嗅覚はわずかなものまで捕らえ、聴覚は世界のすべてを聞き渡せそうな気がする。そんな異常感覚の中で、リノアは聞きたくない声を聞いてしまう。まだ、聞きたくないという理性が残っていたのだ。
「お姫様。気分はいかがかな」
馬鹿にしたような口調。明らかにあの子供である。言いたいことはたくさんあるが、体がそれを拒否する。軋むような感覚。
「気分最悪だよね。そりゃそうだ。あんたは助けを求めたが、誰も助けに来てくれなかった。哀れなもんさ。知っているか? スコール元帥……いろんな女性に手を出しているらしいぜ。噂によると、おたくの側近のナルミ=スズハラも食ったらしいぜ。もちろんセルフィ=ティルミット大将やキスティス=トゥリープ上級大将もな」
下品な笑いを浮かべて、ねちねちとリノアの耳元で囁く。
85 :
名無しさん@LV2001:2001/07/08(日) 01:57
(そんな訳ない!)
声を大にして否定したかった。でも、その言葉は出なかった。自信がなかったのではない。既に精神は、肉体の苦しさに耐え切れなかっただけだ。
「あんたも哀れなもんさ。まぁ、これは正しかろうと間違っていようと関係ない……あんたの体は俺がいただく。ありがたくな」
まだ若いのに、好色めいた口調でリノアの服に手をかける。下卑た笑いを浮かべながら、ジュダは呟く。
「伝説の魔女様の体ねぇ……たっぷりと時間をかけて調教してあげますよ」
(い、嫌! 絶対に……嫌!)
そして、リノアの目の前は……真白き闇に包まれたのだった
86 :
名無しさん@LV2001:2001/07/09(月) 02:00
あげ
保全かきこ
(そろそろ作品リンクまた作った方が良いかな〜)
88 :
名無しさん@LV2001:2001/07/14(土) 11:13
フライヤのください
89 :
名無しさん@LV2001:2001/07/16(月) 01:09
一瞬同人スレかとおもた・・・スマソあげ
91 :
名無しさん@LV2001:2001/07/19(木) 21:12
ちょっとでも気を抜くと危ないのでage
みんな読書もしろよー
94 :
名無しさん@LV2001:2001/07/20(金) 14:01
10に負けるな保全上げ
95 :
名無しさん@LV2001:2001/07/21(土) 18:32
保全上げ
96 :
名無しさん@LV2001:2001/07/22(日) 14:11
保全上げ
97 :
名無しさん@LV2001:2001/07/23(月) 01:02
age
99 :
名無しさん@LV2001:
保全上げ