1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
リンドブルムを破壊しまくったアレクサンドリア
孫を失ったおじいさん・・・失明してしまったおばあさん・・・
少なくとも数万人は死んだだろう。
フレイヤの故郷(名前忘れた)を破壊し尽くしたアレクサンドリア
もはやひとっこひとりいない。無残だ。1万人は死んだだろう。
砂漠の真ん中にある国(名前忘れた)を跡形もなく消し去ったアレクサンドリア
もはや跡形もない。ほとんどの住民が死亡。
それなのに何も知らずにのうのうと生きてるバカアレクサンドリア国民。
ブラネの悪行を知ってか知らないのかいまだにブラネを懐かしんでるおおバカな国民もいる。
アレクサンドリアがバハムートに襲われたときはなんかスカッとした。
ガーネットってホントにムカツク。お母様を助けたいだと?あの糞ブスがしてきたことを知ってるのかお前?
あの怪物女の犠牲になってきた人達のこと少しは考えろ考えろ!
あの怪物女は死んで当然だろ?生きてたとしても死刑は当然。
あいつの死に際の台詞「私はやりたいように生きてきた」を聞いたときは怒りがこみ上げたね。
一番ムカツクのはベアトリクス。自害しろよお前!!!!
フレイヤの故郷(名前忘れた)と砂漠の真ん中にある国(名前忘れた)とリンドブルムで
お前とお前の部下どもはいったい何人のひとを殺してきたんだ?え?!!
でいきなり寝返って「私は姫様を守る」かよ。自分がしたことをこれっぽちも反省も後悔すらしてねぇだろ、おまえ!
「姫様を守る」前にやるべきことがあるだろう!他の国の人達の前で土下座して謝って、部下と一緒に自害しろ!
そんなこといいからさ、日本の政治とかについて語ろうよ
すげえ…さすが夏休みパワー
1か言ってるのはアレクサンドリアの行政に対してだね、なんか熱いな。
これだからゲームは嫌い。矛盾が多すぎる。
アレクサンドリアに攻撃された国の国民で、アレクサンドリアの事をいうやつ一人もいないじゃねぇか。
家を壊された奴もいるだろうし身内が殺された奴もいるのに、一言もアレクサンドリア
に対しての恨み言も言わずにのほほーんとしてやがる。
それどころかリンドブルムが攻撃されてアレクサンドリアに避難したバカヤロウまでいる。
どこの国が攻撃したのかよく考えろっつうの!
たかがゲームで怒りを感じる俺も俺だが、それでも矛盾が多すぎる。
だからゲームは嫌いだよ。嫌いだけどもこれからもずっと続ける。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 08:21
おもしれーよあんた>1
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 08:29
アレクサンドリアが住民がのー天気なのはそれらの国々の生き残った住民からの
糾弾が無いからじゃねーの(誰も生きてないから)
普通の歴史でも、相手を皆殺しにした方のが批判は少ないよなー
西洋の移民時代に入植先の先住民を全滅させた国には反政府活動がないよなー
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 08:32
ベアトリクスも戦争犯罪人です
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 08:44
>7
酷は話だけど確かにそうだよね。
まぁでも1が言ってる事は解るけどね。
人の生死を多分に扱う割にプレイヤーに対する精神的なケアってのが
あんまり無い様に思う、憤りは感じないまでも。
そこまで主観的にゲームやらないからなぁ。
10 :
9:2000/07/22(土) 08:47
すまん、間違い
>「酷は話」ってなんだ(笑
酷な話ね。
マジレス厳禁!
彼はかまって欲しいだけ
12 :
名無しさん@1周年:2000/07/22(土) 08:48
リンドブルム住人との対立は激化しそうな気がするけどね。
また戦争あるんじゃない?
13 :
1:2000/07/22(土) 08:52
>7
リンドブルムの人達はまだ生きてる人いるじゃん。
それにしてもシドは国を治める器がぜんぜんない。能無し。
あれだけ自分の国がぼろぼろにやられても何一つアレクサンドリアのことは言わない。
自分の国がぼろぼろにされたのに、自分の国の国民が、兵士たちが多く殺されたのに。
シドはリンドブルムのために戦って死んでいった大勢の兵士達や、犠牲となった国民達のことを考えているのだろうか?
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 08:54
アレクサンドリアはガーネットが愛の逃避行を
したので民主制になりました。めでたしめでたし。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 08:55
まったくそうだよな〜。
ブラネがあれだけひどいことしたのに、死んでから奴が哀れられてたのには納得いかなかった。
ベアトリクスはいきなり寝返ったのにはちょっとおかしく感じたけど、綺麗だからいいや(w
16 :
>1:2000/07/22(土) 08:55
人間とネズミだから気にしないんだよ
アメリカがドイツには躊躇して日本への原爆投下を躊躇なくやったのと同じ
17 :
1:2000/07/22(土) 09:13
これ作った人はうまい。っていうか卑怯。
大勢の死がリアルに伝わってこない。っていうか伝わらないようにしてる。
アレクサンドリアの攻撃を受けたリンドブルムにしろ、バハムートの攻撃を受けたアレクサンドリアにしろ
攻撃を受ける前に登場してる住民はほとんど生き残ってる。
だから人が死んだっていう実感が伝わってこない。
俺は、孫を失ったおじいさん、失明したピクルス売りのおばあさん、仕事ができなくなった合成屋のおじさん
だけでアレクサンドリアに対する憎しみの念を抱いた。
もし、攻撃を受けたあとのリンドブルムで、主人公になついてる2人の子供のうちの一人が死んで残された1人が泣いていたり
攻撃を受けるまえは主人公と普通に話してた人達の死体が転がっていたら、みんなアレクサンドリアに憎しみの念を抱いていたはず。
どっちにしろ怪獣女は死んだからまだいいが、ベアトリクス!!
ベアトリクスとその部下達は各地で多くの人を殺しているはず。
フレイヤの故郷(名前忘れた)なんかをみると本当にひどい。絶対許さない!
18 :
1:2000/07/22(土) 09:27
>16
あの怪獣女も人間だって言うの?
あいつはいったいなんなんだろう?ゾンビか?エイリアンだろうか?
どちらにしろ人間じゃないし、ネズミの方がまだましだよ!
カオを思い出しただけで吐き気がする。
15の人が言ってるみたいにあいつの死に際はホントに納得いかない。
あいつの死に際の台詞「私はやりたいように生きたんだから、あなたも自分の思ったように生きなさい」
みたいなこといってたけど、本当に自分勝手!
ガーネットもバカだよ。
ガーネットは女王となったんだったら、まずやることがあるだろう。
あいつ、他の国に謝罪のひとつもしてねぇじゃんか!!!
あいつ、自分の国の軍がアトモス召喚してリンドブルムの多くの人を飲み込んだの見たはずなのに。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:32
あははははははは‥‥‥‥‥‥あ〜あ。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:32
>>1 ゲームのお話に熱くなりすぎ。
そんな暇あるなら日本の戦時中の本でも読んで、国の隠蔽でも暴いてこい。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:33
そこまで熱くなれるキミが好き。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:35
いやおもしろい。アメリカ人のサイトに行くとこんなやつばっかりだよ
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:36
戦時中の日本についても、当時の関係者が全て亡くなった頃に、
も少し客観的に見据えた意見が聞きたいなー
今はまだちょっとでも日本に好意的な意見言うと批判されまくりだからな
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:36
気にせず続けてくれ。上げるぞ。
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:41
真実探るのに、客観的意見は必要無いと思うぞ。
日本に批判的なのも向こうの客観でもの言ってるからだし。
日本から言えば、んなこたぁーないだし。
なにより全員死んだら証明することが出来ないと思うが。
26 :
これがグローバルスタンダードなのさ:2000/07/22(土) 09:41
綺麗な白人(ベアトリクス)>>不細工な白人(ブラネ)>>綺麗な日本人(ネズミさん達)>モンスター
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:46
武羅根性器破壊的腐臭 嗅人体中穴血噴出 武羅根一体一夜小国破壊 武羅根百体有世界制服可!!!
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:47
>18
少し差別っていうか偏見入ってるよ、外見云々は違うだろ。
キャラの会話の矛盾は分かるけど。
異種族の共存共栄ってのもテーマの一つとしてあるんじゃない?
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:47
いいねー、ホント夏休みって実感出来るよ
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:48
そもそも日本のゲームのくせして、メインキャラは全員アングロサクソン系
というのはおかしい。(ジタン=ブロンド、ガーネット=ブルネット、
スタイナー=ブルネット、エーコ=?、サラマンダー=アイリッシュ)
アジア人らしき人物は、シナのような脇役のみ。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:51
でもまあ、ファンタジーだし
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:51
FFだし・・・
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:53
やつらは殺しても殺してもすぐに増えるからな
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:55
FFでアジア人ってあんま見たことねーな
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:56
1はガーネットが切腹するエンディングだったら納得したのだろうか
俺は嫌だなー
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:58
1は夏休みに入ってしまっったのでお話する相手がいなくなり議論できる友達をさがしてるだけです。皆さん暖かく応えてあげましょう。
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:59
>35
で、スタイナーが介錯
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 09:59
EDでの観劇シーン、ジタンが登場したところで身を乗り出しすぎて、
テラスから落っこちて亡くなる…
てのはどう
見た目には身投げしたことになる。
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:02
EDは最後ドッキリでした〜!!ってのはどう?
ジタンなんかは、してやったりって顔してんの
ガーネットは「前々から薄々かんづいてた」とか言って
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:02
世界を救ってチャラじゃない?
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:08
みや○きはやおの映画も何気に大量虐殺だよな
ル○ンのカリ城、ナウ○カ、ラピ○タとか
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:09
>39
手塚治虫のアニメみたいだな
最後に死んだはずのキャラも全員並んでにこやかに挨拶
2ch以外でも叩かれること必至
43 :
1:2000/07/22(土) 10:10
だいたいゲームって村人とか町人とかのしゃべることがのほほーんと
しすぎ。(ドラクエの影響をひきずってるのかな)
もっと憎しみとか悲しみの感情をリアルにえがいて欲しい。
「アレクサンドリア絶対許さない!死ぬまでうらんでやる!!!!!」
「シド大公はなにやっているんだ!新型の飛空挺が完成した今こそ!!
軍を整備してアレクサンドリアに報復するべきだ!!!!」
アレクサンドリアからの攻撃後も、シドがガーネット姫女王と度々行動を共にしたりしていたことが
リンドブルム中に知れ渡りシド大公に不信感を抱いていた人達がついに決起。
リンドブルムに新たな政権が誕生する。
1年後、新型飛空挺も量産されるようになり、リンドブルムは、徐々に復興してきたフレイヤの故郷(名前忘れた)
と手を組んでアレクサンドリアに対しての報復攻撃を開始する。
圧倒的な技術力の差は明白。しかし勘違いバカ女のベアトリクスが一人で抵抗。
「アレクサンドリアは、私が守る!!」
しかし量産された新型飛空挺に歯が立つわけがなく、ベアトリクスは
新型砲台(超強力)を頭に直撃され、即死。
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:11
>1
ゲームするな。小説読んでろ。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:14
カリ城は大量虐殺か?
次元と五右衛門が殺ってたあの国の特殊部隊は
せいぜい数百人程度なんじゃ?
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:15
ダガーは美しい髪を切ってミソギを済ましたんだよ
つーかあの世界ではフレイヤ達獣人の国は純粋ホモサピエンス
の支配層からは差別されてるって設定なんだよ
尻尾とか角とかワンポイントまではOKなんだけどね
ダガーとフレイヤがほとんど会話なかったのはそのためです
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:18
ダガーの角をわざわざ切ったのはその意味もあったのか
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:21
>46
確かにダガーとフレイヤ会話ないね・・・・
そ〜いう理由かぁ、納得
49 :
46:2000/07/22(土) 10:23
保守的な人物であるスタイナーが獣人ばかりの盗賊団に異常に
冷たかった根底にも差別主義がある
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:26
スタイナーとサラマンダーも会話少ないね・・・・
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:26
ほら、スタイナーはブラネの影武者だから・・・
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:27
サラマンダーが喋らないだけ。
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:29
>52
フレイヤとサラマンダーの会話はあったね。
54 :
>43:2000/07/22(土) 10:30
リンドブルム艦隊など召還獣呼ばれて撃墜されるだろ?
アトモス程度の下級召還獣にくそみそに
街を破壊されている程度の連中なんだから。
(まあ、あの時は軍隊はあまりいなかったらしいけど…)
あ、でもガキがブリ虫の養女になってたから
リンドブルムにも召還士×1か。
でも1が感じてた疑問はおれも少し感じてたよ。
ブラネ、クジャ、ガーランドはやっぱり許せんよ。
55 :
>46:2000/07/22(土) 10:34
そうなのか?
サルもネズミも似たようなもんだと思うが
56 :
>46:2000/07/22(土) 10:37
つうかアレクサンドリアにもカバとかサカナとかいるじゃん。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:37
まぁ結果的には惑星そのものが自殺しようとしてる様な話だからね。
ガイア思想とか宇宙意思をネタにすると、何でもありみたいになるのか。
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:38
巧く言えないけど、滅ぼされた国々の恨みとか復讐とかを表現しようとすると、
FF7みたいな感じになっちゃうんじゃないのかな
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:40
もーちょっと純粋にひとと魔物と召喚獣を軸にした話が作れんもんかねぇ。
星がどうの生命の流れがどうのとかいわれると、
とたんに感情移入度が落ちるんですけど・・・
60 :
>56:2000/07/22(土) 10:40
差別されてます
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:43
王宮でも厨房には人間以外(かな)は居たが、身辺警護の兵は
人間ばっかだな。
62 :
54:2000/07/22(土) 10:46
ガーネットも嫌い。わがままだから。
(ブラネを助けろ、助けろとうっとおしい。
リヴァイアサンでいっしょに流しちまえって。)
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:47
ブラネは人間ってことでいいの?
>61
厨房かぁ・・・
2chで本来の意味で使われた"厨房"という文字を見たの久々だぜ。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 10:53
>63
そーかここでは本来の意味に理解してもらえんのな
所詮ガキ向けなんだから、そこまで考えても仕方ないよ。
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:10
FF9の世界観を語るスレかぁ。いいね。
質問があるんですが、北ゲートってあるじゃないですか。
で、序盤にいくと中で大勢が争ってる音が聞こえるってとこ。
あれはアレクサンドリアがプルメシアに進攻中ってのはわかるんですが、
門に向かって調べてみると、女がアイテムを売ってくれますよね。
あの女ってやっぱりアレクサンドリア軍の兵士なんでしょうか?
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:14
まあわけのわからんテロリストとか出てきた挙句
なんの役にもたたないうちに恋愛ものになっちまう展開とくらべたら
勝てば官軍です。大義名分なんていくらでも作れるし、国連もありません。
戦争のドロドロした部分は子供に受けないのでいれません。
昨日の敵は今日の友というのがこういう話の鉄則です。FFは割りかし感情的なしこり等を表そうとしてるけど、まあ、所詮茶番劇程度です。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:29
なら世界を救ったプレーヤーたちが官軍か。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:31
結果的にはクジャがあないなことやらかしたから救われたんじゃねーのか。
クジャがいなけりゃ、テラに乗っ取られてたんだろ
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:37
戦争の責任としてエーコをあげたんだろ
「すきにしていいよ」ってことで
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:38
テラはガイアを乗っ取っても生命そのものを悲観してるから、
結局「みんな死んじゃえ」って感じか。
73 :
>70:2000/07/22(土) 11:40
クジャがいなけりゃ死人がそんなにでなかったから
テラはガイアをのっとれなかっただろうが
74 :
ホメオスタシス:2000/07/22(土) 11:44
世界はバランスで成り立っているという事だね。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 11:48
なーに綺麗にまとめちゃってんだよ(笑)
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 16:07
まとまっちゃったのか…
77 :
74:2000/07/22(土) 16:29
まとめたつもりは無かったんだけど。
半分おちゃらけで、半分本音。
テラが自身を維持しようとする力がガイアに影響及ぼすみたいな。
勿論その逆も有り得る。
何かが生きようとする力は常に他の何かを脅かすという事だね。
何かまた、変にまとめた気が・・・。
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 16:48
朝の8時からこんなスレ立てるやつも立てるやつだが
80件もレスがつくあたり、しみじみ夏休みしてるね
79 :
召喚獣って:2000/07/22(土) 16:51
結局自分じゃ何も考えられないドキュンってことやね
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 23:33
ムービー見てたらリンドブルムが口の大きな召還獣に襲われてるシーンで
生きたまんまの人間大勢飲み込まれてるな… おおこわ
>80
召還獣の性格からして彼らは死んでませんン。
82 :
アトモス:2000/07/22(土) 23:39
おいらはグルメじゃないから何でも食べるよ。
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 23:39
あれってリバイアサンなんかー
腹の中で生活してるってパターンっすか
84 :
クイナ:2000/07/22(土) 23:41
クイナもアル
たけし「なかなか快適でいいよな!ア〜ラヨット!」
人間「そうだよねぇ。まさか腹の中に町があるとは思いませんでしたよ。」
たけし「たけしはこの町が大好きです。」
〜〜〜〜〜〜〜〜おわり〜〜〜〜〜〜〜〜〜
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 23:56
>80
そんな力があるのに、戦闘ではアトモス役たたず。
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 00:05
悪いのはクジャ
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 00:06
ネズミ人間至上主義のプルメシアは
多種族の共存共栄を願う他国から嫌がられていました
89 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 00:08
>1
お前が正しい。
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 00:21
そこまで感情移入したんだから1にとってFF9は名作なんだろう。
91 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 00:28
感情移入した方が楽しいです。
踊るアホウに見るアホウ、おなじアホなら踊らにゃーソンソン
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 00:29
そんな私は裂くアホウ
>92
どっかのワンパターンギャグマンガで見た覚えがある
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 04:50
あげ
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 05:11
(名前忘れた)がバカでいい。
96 :
age:2000/07/23(日) 05:28
age
最高だ。
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 05:45
リーンホース
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 05:49
リーンホースJr.はスクィード
99 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 06:05
アレキサンドリア級宇宙巡洋艦リーンホースでしょ?
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 07:03
アレキサンドリア級宇宙巡洋艦ガウンランドが正解です。
リーンホースはスペースアークの同型艦。
101 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 07:59
召還獣の付いてるお城て良いなー
あれってエーコとダガーが呼び出したものだからお城に元もと付いてたものでもないんだよね…
でも名前は国と一緒だな…
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 11:41
>101
エヴァに見えた
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 15:59
お前ら…そんなことどうでもいいじゃないか!
所詮ゲームの世界だろうが!
もっと現実を見ろ、現実を!
地球温暖化、ゴミ急増問題、化石資源の浪費、森林伐採、砂漠化、酸性雨…
ちょっと考えるだけで山のようにあるだろ?考えなきゃいけない問題が!
そんなくだらないことに少ない脳を使うんじゃない!お前らは人類の恥だ!クズだ!害虫だ!
お前らのような人間がいるからいつまでたってもこの地球の問題は解決しないんだ!
自分がこの世に生を受けた理由をもう少しまじめに考えたらどうだ?
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 16:08
>>103 ほんとはもっとクリティカルな問題があるぞ。ちゃんと勉強してから吼えろ?
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 21:54
コピペだよ
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 23:47
エンディングでジタンに駆け寄るガーネット。
しかしその時、一人の男が目の前を走る
ガーネットの脾腹を匕首で深々と抉るのだった。
故国を失いしものの復讐…
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 23:49
読めない漢字が多いな
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 23:59
>106
「天誅!」
ポン刀で頭から縦に真っ二つに切られるガーネット
だが、ヤツは生きていた
塾長を宇宙空間に囚われた桃達男塾の面々は再び死地に赴く
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 00:00
>107
エンディングでジタンにかけよるガーネット
しかしそのとき、ひとりのおとこがめのまえをはしる。
がーねっとのひばらをあいくちでふかぶかとえぐるのだった。
ここくをうしないしもののふくしゅう…
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 14:03
>108
ガーネットの死後、帝政に移行した
リンドブルムに併合されるアレクサンドリア。
しかし皇帝シドの前に黄泉返ったガーネットが。
「ククク、シドよ、私は地獄で究極のパワーを身につけて
甦ったぞ! おまえが皇帝とは片腹痛い」
111 :
ビビ:2000/07/24(月) 14:23
ガーネッひめきらいなの?(;;)
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 14:36
だめだ、笑っちまう
113 :
ジタン:2000/07/24(月) 14:39
ガーネットひめきらい!(-_-メ)
みんなで政治板へ逝こう!
115 :
名無しさん@1周年:2000/07/24(月) 14:50
>110
再生ガーネット姫はやっぱり体の半分は機械で半分だけ生身なんですか?
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 15:03
FF2ネタとは懐かしい>110
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 18:38
ガーネット「ウボァー
118 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 22:36
>110
ずぶぅ!
エーコの喉笛にガーネットの指が深々と突き刺さる
ズキュン!ズキュン!
血を吸い取られみるみる干からびていくエーコ
ガーネット「ハハハ!さすが召喚士の血統だ。馴染む!馴染むぞぉっ!」
シド「てめー・・・」
次回、死んだはずのあの男が帰ってくる「暗・黒魔導士の帰還」
119 :
>118:2000/07/24(月) 22:41
なるほどね。酷い。
>118
ガーネット「シド、貴様の冥土の土産に面白い話をしてやろう!!
貴様が強敵(とも)と呼んだブラネ! そのブラネの魂を悪魔に
売らせたのは〜、この私だあ!!」
シド「なに!!」
ガーネット「私はおまえが憎かった。大公のクセに王国である
アレクサンドリアより豊かな国を手に入れたおまえがな〜!
そこで私はブラネに目をつけた。ブラネには秘めた野心があった!
それを諦め切れずにいたブラネをゆすぶり、消えかけた炎を
再び燃え上がらせたのだあ!!」
回想
ガーネット「何故あきらめる必要がある?」
ブラネ「……」
ガーネット「母上もあのシドおじさまの甘さは知っていよう。
今の時代はシドおじさまでは国を守っていく事はできん!!
となれば、リンドブルムは必ず他国の手中に落ちる!!
それでもいいのか!! 母上ほどの女が何を迷う事がある!
奪い取れ、今は悪魔が微笑む時代なんだ!!」
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 05:40
シド「貴様が…ブラネを!!」
ガーネット「うわっははは! そうだあブラネも貴様も術中に
陥ったのだ!! ふあはは、だがもう遅い。あの世でブラネと
抱き合って泣くがいい!! ひゃあはは、どうだ悔しいか、
悔しいかあ、はははあ!!」
シド「(ブラネが狂ったのは…)」
ガーネット「ウァッハハ! 私は誰だ! 名を言ってみろ!!
私はアレクサンドリア帝国の継承者ガーネット様だあ〜!!」
シド「(やつのためにブラネやブルメシア王は死んだと言うのか!!)」
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 11:08
>118
DIOみたいですね。
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 21:09
>122
俺的にはすごくおもろい。
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 21:26
邪悪だなあ。
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 22:02
>122
シド「これは・・・貴様によって全てを奪われた・・・この俺の怒りだ!」
ガシィ!
シドの拳を人差指1本で受け止めたガーネット
シド「な・・・何ぃっ!」
ガーネット「フン!この程度か・・・。プロテスをかけるほどでもない・・・つまらん!」
そのまま吹き飛ばされるシド
ガーネット「おい!」
クイナ「はいアル」
闇より現れた巨大な体躯。
ガーネット「食っていいぞ」
クイナ「ウッシャァァァァッ!!!!アル」
腐臭を放つ異形のモノ・・・。しかし、シドはその怪物に懐かしさを感じた。
シド「クイナ・・・クイナなのか?しかし、その姿は・・・?」
クイナ「ジタンも教えてくれなかった美味しいもの、ガーネット様教えてくれたアル・・・」
クイナの舌がネロリと蠢く・・・
クイナ「人間アルぅぅぅっ!軟骨が美味いアル、軟骨がッ!」
ガーネット「ハハハ!ク族はもはや我がしもべ。今頃貴様の大切な民は胃袋の中だ!」
シド「ガ、ガァァァネトォォォ・・・!」
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 22:09
ゲハハハ
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 22:30
>「ウッシャァァァァッ!!!アル」
クイナこわいよ
服着てないと、まさに化け物アル
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 22:46
アンデット編素敵
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 22:48
だんだんおもしろくなってくるな
131 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 22:52
刻命館的で大好き。
堕落。
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/25(火) 22:57
永遠の若さの魅力にとりつかれたがあねっとですか・・・
133 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 00:24
帝王ガーネットの前に突如現れたブルネシアの騎士フラットレイ!!
ガーネット「クク・・小ネズミ後悔するぞ。
つまらない義理のためにその頭たたきおとされるのだからな。
貴様のようなケツの青い若僧が戦場に立つとは
リンドブルムも相当の兵員不足と見える。
それともネズミの陰に隠れる腑抜け揃い・・・」
フラットレイ「・・・・・・・・」
突如フラットレイが突進する。
ガーネット「な・・・なに・・・・・!?」
猛烈なフラットレイの打ち込みにガーネットはなすすべがない。
アレクサンドリア兵「は、早い!なんて早い打ち込みだ!!」
ガーネット「ぐ・・・ぬ・・・・!?」
リンドブルム兵「み、見ろ!!ガーネットが押されているぞ!?」
ガーネット危うし!!!
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 00:54
元ネタはなに?
135 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 00:59
最初の方が北斗の拳だったが・・・今はわからんな。
136 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 01:04
おもしろい!続きは?
137 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 01:06
文才ある人良いな〜
138 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 01:13
126最高。
そのほかのヤツも良い。
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 02:49
ガーネット
「だれか馬になりなさい!おまえたしか
ジタンとかいいましたね ここへきなさい
そこによつんばいになって馬になるのです
ジタン おまえ自分の立場がわかっているの
口ごたえはゆるしません! おまえたちは
おかあ様のおかげでこの城にひきとられた身
いわば奴隷も同然の身なのよ・・・
わたしに対してさからうことは二度とゆるさないわ!
いいわねジタン!!」
140 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 03:08
>139
ガーネットの振り上げる鞭を受け止めるジタン。
「う、はなしなさい、はなすのよジタン!
なに、その目は…おまえは…」
反抗的にガーネットを睨みつけるジタンの顔面に
鋭い蹴りが叩きこまれた。ジタンと同様の奴隷の
身分であるスタイナーの仕業であった。
「バカが、なにをいつまでも反抗的な態度をとっているか」
「こ…この野郎」
「ガーネット様、自分が馬になるであります!
どうかこのスタイナーの背にお乗りください!」
「スタイナーか…いいでしょう」
「は…はいっ!」
四つんばいになったスタイナーの背にまたがるガーネット。
「何をしている! はやく走りなさい!」
ガーネットの鞭が鋭くスタイナーを打ち据える。
「は…はい!」
「ほら走れ走れ、もっと速くもっと速くーっ! ウフフフフーッ!」
141 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 03:13
聖闘士星矢か?
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 03:14
「へっ、スタイナー、おまえキンタマ持ってるのかよ」
ガーネットの遊びから解放されたスタイナーの前に
姿を現すジタン。
「あんな威張った女の言いなりになりやがって。
明日は馬のかわりにチョコボの真似でもやってみせろ」
「な…なんだとジタン、もういっぺん言ってみよ!」
スタイナーの怒りの鉄拳がジタンの顔面を捉える。
無論ジタンとて黙って殴られるはずもなく、
たちまち乱闘に発展するのだった。
「あんな女の奴隷になりやがって、バカかお前!」
「うるさいのである! ガーネット姫様を悪く言うと
叩きのめすのである!」
143 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 03:29
個人的に面白いのでもっと書いて下さい。
144 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 06:01
グ‥‥‥ズ‥‥‥‥
ギャアァァァァァァァム!!!
145 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 08:30
>126
瀕死のシドに突然活力が戻る
シド「こ、これは・・・ケアルガか?」
ガーネット「ほう、エーコ亡き今これほどの白魔法の使い手がこのガーネット以外にいるとはな・・・。生きておったかベアトリクス!」
ベアトリクス「お久しぶりです・・・姫・・・」
クイナ「オマエら!無視するなアル!」
シド「オー!ノー!アル。オマエ、レイズをかけられてしまったアル。もうおしまいアル」
クイナ「何を言ってるアルアルアルルルルルゥゥゥゥッ?」
光の粒子とかして消滅するクイナ
ガーネット「あくまでも、このガーネットに刃向かうかベアトリクス」
パチン!ガーネットが指を鳴らす
その合図を受け、闇から金属音をたて何者かが近づいてくる
ガシャン、ガシャン、ガシャン
ベアトリクス「この音は・・・まさか・・・」
ガーネット「ハハハ!忘れたかベアトリクス!この音を!」
ガシャン、ガシャン、ガシャン
ベアトリクス「そ、そんな・・・スタイナー・・・」
スタイナー「UUUUUUUUM!!!!!」
ガーネット「ハハハハ!涙のご対面というわけか!しかしベアトリクスよ、あれだけ罪も無き民の命を奪いよくものうのうと生きているものよ。今度は愛するものをその手にかけるのか?とんでもない悪女だな、貴様!」
ベアトリクス「ガ、ガーネットォォォォッ!」
146 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 10:13
133の続きが見たいブリ
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 10:31
>ベアトリクスは自害しろ
武士はともかく騎士に自害という概念が存在するのか?
148 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 18:30
騎士は敵に背を向けたら死刑(ロマサガ1より)
149 :
>133:2000/07/26(水) 19:09
フラットレイの一撃がガーネットの急所に決まる!!
ガーネット「ぐ・・ぐがあああ!!」
フラットレイ(とった・・・)
ガーネットは大きくよろめき、もはや勝負はついたかに見えた。
その時、重傷を負っているはずのガーネットが己に突き刺さった槍をつかむ。
ガシィィ!
フラットレイ「!」
ガーネット「驚いたぞ・・・・・・。
小ネズミの分際でまさかここまで私を追いつめるとはな・・・」
ガーネットの美しい肉体が徐々に巨大に、そして更に邪悪なものへと変貌していく。
恐れを知らぬフラットレイは己の膝が震え、歯が鳴るのを感じた。
ガーネット「・・・貴様が初めてだ。
私の体にこれほどの重傷を負わせた戦士は・・・・・・
世界制覇をこころざして以来の殺戮の日々においてな!!」
それは巨大な・・・恐怖そのものだった
150 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 19:13
>149
ベルセルクぢゃねーか。
151 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 19:14
つまり、びっくりした。
152 :
>149:2000/07/26(水) 19:17
ガーネット「嬉しいぞ・・・!!
かつてクジャという敵と戦って以来久しく忘れていた・・・
この血の沸き立つ感触・・・!!
私はこの感触を再び手に入れるために・・・・・
貴様のような敵に巡り合うために!!
世界制覇を志したのかもしれん・・・・・・!!
さあ戦え!!私を失望させるな!!」
ガーネットの巨大な腕が呆然自若のフラットレイに襲いかかる。
恐怖で身の固まったフラットレイは棒きれのように吹っ飛ばされる。
ガーネット「ヴァオオオン!!」
たった一撃で虫の息のフラットレイ。
フラットレイ(ありえない・・・こんな化け物が現実に・・・・・・
現実に存在するはずがない!!)
容赦なく襲いかかるガーネット。
フラットレイは必死でかわし、何とか槍をガーネットにつきたてる。
ガゴオオオオン!
だがガーネットの体にはかすり傷すら負わすことはできず、
再び強力な一撃を喰らって吹っ飛ばされる。
フラットレイ危うし!!
153 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 21:23
ベアトリクス萌え〜
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 22:26
ガーネット「グワオッ、止めだーーー!!」
その巨体からは想像もつかない程の身の軽さで跳躍するガーネット。
フラットレイ(ねらうのは顔だそれしかない!
まだだ・・もう少し・・引きつけて・・・・・・今だ!!)
フラットレイ「喰らえーーーーー!!」
渾身の力を込めた一撃がガーネットの顔面に炸裂する。
ガキィーーーーーーーーン!!
フラットレイ「やったか?」
しかし、そこに見えたのは頑強な牙に阻まれ、無惨に欠け落ちたホーリーランスの姿だった。
ガーネット「ククク、惜しかったな。」
フラットレイ(万事休すか・・・・・・)
155 :
名無しさん@お腹おっぱい。:2000/07/26(水) 22:37
んで?
156 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 22:47
動けぬフラットレイに一歩ずつ歩み寄ってゆくガーネット。
その歩みが止まった。
ガーネット「楽しかったよ。こんなに運動をしたのは久しぶりだ。」
その腕をゆっくり振り上げる。
フラットレイ(すまん・・フライヤ・・)
フラットレイはゆっくり目を閉じた・・・
だがその刹那、ガーネットの腕が止まった。
カチンッ!
乾いた音と共に一本のダガーが床に落ちた。
それを見るガーネットの顔が微妙にこわばる。
謎の男「ゲームオーバーだ、ガーネット!」
フラットレイ(助かったのか・・・・・・)
見ると、いつのまにか玉座の上に男が腰掛けている。
どこか飄々とした男だが、歴戦を感じさせるその面差しや、腰に巻き付く尻尾が並ではないことを示している。
ガーネット「とんでもない、これから始まるんだよジタン!」
ガーネットは口元を歪めながらそう答えた。
157 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:03
戦いは壮絶だった。
目にも留まらぬスピードで動き回る両者、ガーネットの丸太のような腕とジタンの短刀が生き物ように交錯する様はまさに芸術だった。
ガーネット「いいぞ〜〜〜、なかなかいい。やるじゃないのジタンちゃん!」
ジタン「ハアァァァァァァァァァァァ!!」
ジタンの放った短刀が空を切る。
ガーネット「ヨッ、スピードアーーーーップ」
しかし、軽々とかわすガーネット。
互角と見えた戦いだったが、次第にジタンが劣性に回り始める。
ガーネット「もっとピシッっとした技はないのか?ないんならそろそろ殺しちゃうけどいいか?」
ジタン「クッ・・・バ・・バケモノめ・・この俺がまるで子供扱いだ・・し・・死ぬ・・。」
フラットレイ(クソッ、こうなったらやぶれかぶれだ。特攻するしかない!)
「ガーーーーーーネット!!!メガフレアーーーーーーー!!」
続く
158 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:05
いいぞ!こざるとねずみをたたきのめせ!
159 :
133:2000/07/26(水) 23:06
グリフィス登場のシーンだったのにとられちまったか。
でもおもろいから許す。
オリジナル?
160 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:13
今度はドラゴンボールかよ。
161 :
なるほど:2000/07/26(水) 23:14
ふりいざね
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:37
フラットレイ(クソッ、こうなったらやぶれかぶれだ。特攻するしかない!)
「ガーーーーーーネット!!!メガフレアーーーーーーー!!」
ガーネットは大きく口を開けると、灼熱の光線を発射した。
同時に、
フラットレイ「ウリャーーーーーーーーー!!」
フラットレイは最後の力を振り絞って高々と飛び上がった。
後は、竜騎士得意の重力をプラスした一撃を加えるだけだった。
しかし、フラットレイはこの時になって初めてジタンのことに気付いた。
横目で見やるものの、ジタンの体は重く、とても光速の一撃を避けられそうにない。
フラットレイ(さらばだ、ジタン。お前の雄名は末代まで語られるだろう)※注意 ジタンに子孫はいません。
(そして私は英雄となる。もしかしたら、王にだって成れるかもしれん。
いや、なれるに違いない。なんたって英雄だからな。
フライヤよ、お前の未来の夫は将来有望だぞ。
しかし、こうなってくると、フライヤにこだわることもない。
世の中、美姫は多いからのう。明日からが楽しみだわい・・・・・)
大爆発で薄れゆく意識の中、フラットレイはいつまでも妄想に思いを募らせていたという。
〜完〜
163 :
>162:2000/07/26(水) 23:39
難問だな
164 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:40
145の続きが見たいケロ
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:41
むう!本編におとらずラストがあいまいだ!
ジタンは死んだのか?そしてガーネットは!?おしえてケロ!
166 :
>164:2000/07/26(水) 23:43
ワタシもアル
167 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:45
知りたいクポ
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:49
162の元ネタも知りたいでごじゃる。
169 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/26(水) 23:52
そうでおじゃる。
170 :
>169:2000/07/27(木) 00:18
あらまオダイン
171 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 00:39
髪切ったのが今回のヒロインの目玉なの?
172 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 07:50
続きをお願いするにゃ〜
173 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 21:46
ネタ切れか?
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/27(木) 23:59
帝王ガーネットに敗北し、捕らえられたベアトリクス。
両手には枷をはめられ、首は断頭台に固定されている。
それを遠巻きにして眺めるアレクサンドリアの群衆。
その中からガーネットに魂を売った一人の老人が進み出る。
トット「判決!
異端査問委員会は被告を悪魔と契約を結ぶ忌まわしき邪教の徒と断定。
よってここに死刑を宣告する」
ベアトリクス「嘘よォ!!
信じて・・・!!
私は邪教徒なんかじゃない・・・・・・!!
信じてェ!!」
死刑執行人がベアトリクスの首めがけて斧を振り下ろす。
ベアトリクス危うし!!
175 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 00:33
>174
赤キザール検事「そりゃおかしいでヨ、しぇぁーばんちょー(裁判長)!」
突然、異議を唱える者が現れ中止になる死刑
殺気立つ群集
トット「それは気きづてならんね。こととしだいによっては侮蔑罪で君も断頭台の露となってもらうが・・・」
赤きザール検事「まぁ、まってちょうよ。わしゃ、ベアトリクスは無罪やと思うとるでよ」
トット「ほう・・・」
赤きザール検事「ここで新たな証人を呼んでもええきゃあ?裁判長?」
トットは無言でうなずく
赤きザール検事「おーい、こっち来てちょお」
検事に呼ばれ現れたのは・・・
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 00:36
名古屋弁?
177 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 00:53
早く続きを書けクポ
君たちに最新情報をお届けしよう
ガイアをガーネットの魔の手から守るため、シド大公が結成した防衛組織が『Gusty Gaia Guard』通称『GGG』だ
クイナ「シド大公、レーダーに反応アル」
シド「むぅ、現れおったかガーネット・・・」
召喚獣バハムートと共に現れた侵略者ガーネット
ガーネット「ハハハハ!!!バハムートよ全てを焼き尽くすのだ!」
破壊の限りをつくすガーネットの前に銀色に輝く男が立ちふさがる
スタイナー「まてぃ!ガーネット!これ以上貴様の好きにはさせないのである!」
アレキサンドリアの騎士スタイナーはガーネットにより瀕死の重傷を負ったが、テラのオーバーテクノロジーによりサイボーグスタイナーとして蘇ったのだ
スタイナー「リユニオンである!!!」
サイボーグスタイナーは飛空挺インビシブルとリユニオンする事でスタイガーとなる
スタイガー「スタイガーっっっ!!!!である」
ミコト「シド大公、スタイガーからファイナルリユニオンの要請シグナルです」
トット「しかし、そのアビリティーは完全ではないですよ」
シド「たとえ1%しか成功率がなくても残り99%をガッツで補い100%にするのが騎士だ!」
シド「ファイナルリユニオン承認!!!」
ミコト「了解!ファイナルリユニオン、アビリティーぃジャンクション!!!」
スタイガー「ファイナルリユニオンである!」
スタイガーはステルスヒルダ、ライナーヒルダ、ドリルヒルダの3機のマシーンとファイナルリユニオンする事により無敵の騎士ガオスタイガーとなる
ガオスタイガー「ガオスタイガーっっ!!!!である」
NEXT:GGG
これが勝利の鍵だ!『ビビの子供』
179 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:12
ナンカヤダ
180 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:18
>178
激しくワラタ
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:19
リュニオンか、いいねぇ
182 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:25
怒れ!ブリキのサイボーグ
183 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:29
最近全然元ネタがわからんでおじゃる!
全部オリジナルでおじゃるか?
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:32
勇者王ガオガイガーというアニメ。
主題歌がいろんなMADに使われてるな。
185 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 01:44
ここ見てると1も何かのアレンジに見えてくるな。
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 02:08
>>34 7は?
ティファ、ユフィ、それとバレットとヴィンセント?なんかそうじゃないっすか?
っていうか「神羅」とか言ってる時点でアジア系のところっぽいし。(漢字の看板もあるし)
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 02:09
145の続きが174なのブリ?
そうなら、175の続きが気になるケロ
188 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 08:22
つーか、175の赤カブ検事ネタは奇をてらいすぎて続けれませんって
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 05:58
元ネタがあったのか…
190 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 20:27
わからん
191 :
名し:2000/07/29(土) 20:55
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192 :
>191:2000/07/29(土) 23:45
なぜ100以下まで下がってたスレッドに・・・・
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 23:49
夏休みだからね…
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 23:50
つーか、175の赤カブ検事ネタは奇をてらいすぎて続けれませんって
189 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/07/29(土) 05:58
元ネタがあったのか…
190 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/07/29(土) 20:27
わからん
191 名前: 名し 投稿日: 2000/07/29(土) 20:55
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195 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 00:00
ガーネットを撃ちもらし、ブルネシアに帰還したフラットレイには何のねぎらいの言葉もかけられなかった。
かつて世界を救った英雄達は今や保身に徹するブルネシアの有閑貴族となりさがっていた・・・
ジタン「まったく何ということだよこれは。
2年もの歳月を費やしあまつさえ一度は追いつめたはずのガーネットを撃ちもらすとは」
サラマンダー「しかもただ一人の女を捕らえるために死傷者まで出しやがって」
フライヤ「それも一人二人ではないのじゃ」
フラットレイ「ですが!我がブルネシア軍とてまがりなりにも軍隊です!
いざ戦いとなれば犠牲者も・・・・」
ビビ「わかってないようだね。
ブルネシア軍は通常の野蛮な武装集団とは違うんだよ。
地上における神の代弁者たるこの神殿庁の・・・いわば権威の象徴のひとつなんだよ」
フラットレイ「そんな・・・
それでは我々はただのお飾りだと・・・」
クイナ「口を慎むアル!無礼アル!」
ジタン「極めて儀典的な存在だと言ってるんだよ」
続く
痛すぎ
197 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 04:19
ファルネーゼね
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 04:40
へぶし
フラットレイは汚れ無き戦士=童貞決定
200 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 19:25
ファルネーゼって誰だったけ聞き覚えはあるが…はて
201 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/30(日) 19:31
ベルセルクー!!!>200
202 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 23:17
だれか小説の続ききぼーん
kibou
204 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 01:18
痛すぎって言われたからやだね
痛すぎ
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 01:28
ぐはっ
207 :
205:2000/08/03(木) 01:43
ゴメソ。うそ。
続ききぼーん。・・・もう遅い?
208 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 01:43
>207
ぶっ殺すぞ てめー
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 01:50
§@`; ________§; @`
|| §; / § ヽ ||
|~~~§~ §'~~~~~~~| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ____§/"""ヽ@`§_____ | < すいませんでした・・
|__|///(§ §)ノ////|__|///\________
⊆___)///ゝ___§ノ/////(____⊇////
///////////////ジュ〜////////////
/////////////////////////////
痛すぎって言われたからやだもん!プンプン
212 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 11:38
お願い致します。この通りです。お願いします。今後はあのようなことが起こらぬよう細心の注意をはらってやっていくつもりでございます。
あのような言葉がでたのは事実ですので深くお詫びいたします。
先程も申させて頂きましたがまことに申し訳ございませんでした。
ですから今一度小説きぼーん
213 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 11:43
みんな必死ですな(笑
214 :
204:2000/08/03(木) 23:01
実はもうネタがないの。
215 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/03(木) 23:03
バカばっかり
まだやってたんか。
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 00:09
やってるよ
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 20:07
代理作家、希望〜
新人作家でも良し
219 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 20:10
まったく毎日毎日同じ話題を繰り返して飽きないな。
本当にお前達は筋金入りのライン工だよ。
きっとそうやってぁゃιぃだけに幸せを見出したまま歳をとって老人になって、
臨終の直前でも病院のベッドの上でアウアウアーとか言いながら
ギコギコやってるんだろうよ。
220 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 20:14
ぷっ
221 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/04(金) 20:20
>219
おもしろい、君はコピペ新人作家として採用だー
こんなとこで誉められてもうれしくねーよな
223 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 03:55
国敗れて山河在り〜
終わったよ
225 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 22:47
はじまりはじまり〜
226 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 22:48
バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアカ
227 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 23:10
無口でごっつい彼 彼が飲んでる水こそ
ツッパリミネラルウォーター ウォーター マッチョマン
彼に触れば汚染されるぜ ロンリーマッチョマン
エブリデイ エブリワン 加ト加ト加ト加ト カレー屋の加ト
ハーイ We are HAGUKI HAGUKI DASH
家に帰れば筋トレばかりの筋肉オンリーマッチョマン
ブラスタ ブラスタ 泡な気で 木は好き魔Teaバディ 穴は墨で
夕方バディ 湯ファキ奈良バディ
バボン ビボン バボン ビボン バーン
イェー You クレバーなラスタメン
I wanna change educational システム
I wanna change educational システム
Yo マザファッカ
228 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 23:26
ガーネット「小娘よ、土産物は持ってきたのか」
エーコ「ダガー急にどうしちゃったの?」
クイナ「貴様、ガーネット様を呼ぶ時は様をつけるアル、死んでも知らないアル」
ガーネット「まあよい。さっそく頂こうか…」
エーコ「ちょっとクイナもダガーもどうしちゃったの?」
ガーネット「黙れ!いいから早く耳のピアスを差し出せ!」
エーコ「エッ?だって二人で2つずつに分けたじゃない!」
ガーネット「もうよい力ずくで頂くぞ!」
そう言った瞬間ガーネットが手をあげるとエーコのピアスがすさまじい勢いで
エーコの耳を引きちぎり誘われるがままにガーネットがそれを取った。
エーコ「いたああああい。痛いよぉぉぉぉ助けてーー」
クイナ「この者はどうされますかアル?」
ガーネット「この者から召還獣を抽出そ終えたら好きにするがいい」
クイナ「わかりましたアル」
エーコ「ちょっとクイナなにするのよー。耳もすっごぉく痛いし」
クイナ「黙るアル、おとなしくするアル」
続く
229 :
名無しさん:2000/08/05(土) 23:41
クイナ「ワタシ、幸せアル・・・」
ビビ「・・・ボクも・・・・・」
このイベント、笑っちまったよ。
230 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/05(土) 23:51
「きゃぁぁ…ぁぐっ!」
ジタンの身体が信じられない速さで跳び、避けることもできないエーコに
全身を預け、そのまま伸し掛かるようにして押し倒した。
小さくむせるエーコの瞳に涙が浮かぶ
「ねぇ、もうやめようよ わたし、こんなのやだよ」
「うるせぇ!!」
二の腕ほどもある白刃が閃き、エーコの喉元にピタリと押し付けられ
る。
(これだ ハハッ これが俺だ!)
幾度となく繰り返した行為が、自信と力を取り戻させる。
「みんなお前のせいだ お前が来たせいで俺たちはこんな目にあっ
ちまったんだよ えぇ? そうじゃねぇのか?」
「ちがう わたし、そんなつもりじゃ…アウッ」
華奢な身体に相応しい、掌にすっぽりと収まってしまうささやかな
ふくらみに、ジタンの無骨な指が食い込む。
「やっ いた…やだっ」
ドカッ!
ジタンはエーコの首のすぐ横に、力いっぱい短剣を突きたてた。
目を見開いて硬直するエーコ その瞳に浮かぶのは恐怖か。
(そうだ 俺は間違っちゃいない)
自由になった右手の指を舐めしゃぶると、いきなりその手でエーコの
股間をまさぐった。
「ひっ!」
「動くんじゃねぇ!」
反射的に逃げようとするエーコを、怒鳴りつける。
「力を抜くんだ 痛えのはいやだろう?」
耳元で囁きながら、やわやわと胸を揉んでやる。
月明かりでは見えないが、痣にはなっているはずだ。
(痛めつけた後に、こうやって優しくしてやりゃあ…ホレ、どんな
女だって)
すすり泣きながら、エーコの身体から力が抜けていく。
ジタンは右手でエーコの足を押し開くと、その間に自分の腰を割り込ませ
た。
軽く体重をかければ、それだけでエーコはずり上がることもできない
だろう。
再び濡らした指でスリットをなぞり、うっすらと汗ばんだ喉元に唇
を寄せ、鎖骨の窪みをベロリと舐め上げた。
「くうぅ…ん!」
エーコの全身に鳥肌が立つ。
わざと音を立てて喉から耳に舌を這わせ、柔らかな形のいい耳たぶ
をしゃぶってやる。
「は…ううぅぅ」
吐息がエーコの喉を震わせる。
ヌチヌチ…ヌチュ…
指先に触れる温み 溶けるような感触が、ジタンの指を奥へと引き込も
うとする。
ふと、胸に当てた掌の中ほどを、柔らかなしこりがくすぐった。
「やっ ぁぁ…そんな」
人差し指と中指の付け根で挟むようにして、コリコリと揉んでやる
と、しこりは精一杯に硬くなり、ふるふると震えた。
ジタンは右手を戻すと、指先の匂いを嗅いだ。
エーコが顔を背ける。その頬が真っ赤に染まっているのが、なぜかジタン
にはわかった。
指を口に含み、その複雑な味わいに舌鼓を打つ。
伝説に謡われるほどの甘露。
「…甘ぇぜ お前の蜜はよ」
「おねがいだから…もうやめて」
不自由な姿勢で、男はズボンを脱ごうとした。
231 :
名無しさん:2000/08/05(土) 23:58
>230
何故、最後の行だけ「男」なのか
232 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 00:11
8でもそうだがリノアのじこちゅーぶりにいらつき。
ガーネットのじこちゅうぶりにいらつく。
まじでキャラ設定したの誰だ?
ゲームに突っ込む
234 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 02:01
ジタンは、ちんぽの首を指で掴み、ゆっくりと、エーコのクリトリスに近づけていく...。
エーコのクリトリスの筋は、「びぃ〜ん」と高く張り出し、厚い皮は「びろ〜ん」と完全にむけ、
真っ赤な、おまめは、「ぷくうぅ」と、風船のように腫れ上がっている。
そして、ちんぽを、恋焦がれ、「...ひくっひくっひくっひくっ...」と、絶え間なく、震え続けている...。
...あいさつ...とうとう、この瞬間がやってきた...。
エーコの淫汁が滴り落ちるジタンのちんぽは、その先っちょの割れ目を、エーコのクリトリスで、えぐる様に、「..にゅるぅん!..にゅるぉん!..にゅるぅん!..にゅろぉん!..」と、上下に、何度も、何度も、あいさつを繰り返した...。
「..ぐえぇ!.ぐえぇ!...ぐえぇぇ〜!ぐえぇぇ〜!ぐえぇぇぇぇ〜!!...」
「..だっだめぇぇ!..だめぇえ!!...いぐ!いぐ!..いっぢゃぐ〜!!」
「..ひいぃぃいぃ!ひいいぃぃい!...おぉぉおおぉぉおおおぉおお!!!」
「..いぐのぉ〜!いぐのぉ〜!..いぐの!いぐの!いぐのおおぉぉ〜!!!」
...エーコの自制心は、完全に崩壊した...。
エーコの目は大きく見開かれ、その瞳孔は異常なほど拡大し、人の物とは思えぬ様な、異様な声で、心のまま、絶叫しつづける...。
ジタンが、抱え上げていたエーコの足は、異常な速さで、「..がく!がく!がく!がく!..がく!がく!がく!がく!..」と、快感に震えつづけ、エーコの穴は、「..ぐい!ぐい!..ぐい!ぐい!..」と、ちんぽを探しながら、狂ったように、繰り返し、繰り返し、突き上げられる...。
そして、「ぱくぅ!」と口を開けたエーコの穴からは、「..ぴゅぴゅ!..ぴゅぴゅ!..」と、腰の動きに合わせて、淫汁が吹き上げている...。
切ないほどに、快楽に悶えるエーコを見て、ジタンは思わず、「にゅるん!!」と、ちんぽを、エーコの穴に、完全に挿入してしまった。
その瞬間...エーコは、絶頂を迎えた...。
「...ぐっ!?!?..があぁぁー!!!...あん!!!」
エーコは、断末魔の叫びと共に、「...ぶびびびび...ぶぅ...。」と、おならを出した。
また、絶頂を迎えたエーコの穴は、ジタンの精液を、一気に搾り取ろうと、ちんぽを引き千切る勢いで、蠕動(ぜんどう)運動を行う...。
...そして、ジタンは逝かされた...。
「...おおぉぉおぉぉぉおおおぉおぉぉおおぉおおおおぉおおぉおお!!!!」
ジタンは、魂を抜かれるかの様な、叫び声を上げ、エーコの穴の、望み通り、「..どく!どく!どく!どく!..どく!どく!どく!どく!」と、熱い精液を、エーコの腹に注入した。
気持ち悪いよ
236 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 02:10
>235
見てんじゃねーかボケ
うん、やっぱちょっときもい
238 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 02:16
>237
ティンポ勃たしてんぢゃねぇよ
こんなのでたつかっつーの
さげ
241 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 02:19
あげじゃ
いや下げよう
243 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 02:31
もっと見たいんだろオイ
244 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 03:26
官能小説スレ逝け。残ってれば
245 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 03:28
246 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 10:42
エロ小説ってこんなんなのかな〜
ハーレクインとはちと違う…
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 17:20
あげてやる
248 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/06(日) 17:23
確かにベアトリクスは実刑判決だね。
249 :
その後:2000/08/07(月) 18:39
ガーネットは若いときに苦労も修羅場もくぐり抜けており、将来名君と呼ばれるようになるのは間違いないところである。
ただ、逆にいうと冷酷に見える決断も簡単に下すタイプ。
良い家臣に恵まれなければ在位20年もすればほころびが見え始めるだろう。
ジタンは身分があれだからガーネットの男妾がいいところ。
うとまれて5年で暗殺、若しくは無実の罪で処刑。
ガーネットがエリザベスだとしたらエーコはブラッディ・マリー。
将来両国は再び血を血で拭う泥沼に突入する公算が大きい。
スタイナー、ベアトリクスは夫婦そろってあの地位なので権力者にしてみればかなり危険な存在。
部下に軍を握られているのは恐怖。
しかもガーネットに正当な君主継承権がないことまで知られている。
数ヶ月で二人とも粛清されると思われる。
ただ一度に消すのは危険が大きいので離間の策を用いる事が考えられる。
先にスタイナー、次にベアトリクス。
秘密を知られているということは同様に、
サラマンダー、クイナ、トットらにも刺客を送らなくてはならないということ。
ただ、フライヤとフラットレイは他国の重鎮である上、
個人としての強さも半端じゃないので簡単には手を出せない。
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 19:59
ガーネットが暴君になるのは皆さん一致しているのですね・・・
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 22:04
>249
リアリティある分析ですな。
アレクサンドリアには皇族は一人も居らんのか?
またガーネット、エーコなどどこの馬の骨ともわからんやつを
養子にしまた王位継承権を与えるとは無茶な・・・・
252 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 22:54
>1
久々に笑っちゃいました(笑)
このすれ爆笑モンだね(w
253 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 22:57
っていうか、妙に息長いよこのスレ。
254 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/07(月) 23:02
暴君ガーネットをもっと見たい
255 :
>251:2000/08/08(火) 03:22
皇族は当然いるでしょうね。
ガーネットが王座を保持するためにはまず内部での争いに
勝利を収めなくてはならないでしょう。
スタイナーやベアトリクスは恐らくガーネットに忠節を誓っているだろうが、
血みどろの権力争いのまっただ中にあって、猜疑心を持たない君主などいない。
ガーネットが二人を疎むことはまず間違いない。
そうなれば二人は自然、クーデターを企てる運びとなる。
だが総てはガーネットの手の内にあり、クーデターを持ちかけた貴族は
ガーネットに通牒し、企みは事前に発覚する。
そんで結局断頭台。
国民的な人気のあった二人の処刑は国民の反発を買うことになりかねない。
そんでジタンが総ての責めをおって処刑される。
256 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 03:26
たけしの青春は俺の手の内にあるんだ
257 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 03:27
最後に笑うのはクイナだね
だって料理上手だもん
258 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 03:34
リアルだな……バッドエンド、か……(哀)。
259 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 03:34
ガーネットは典型的お嬢様なため政治に疎いと思うが。
ベアトリクスが奮闘するも悪くなる財政、立ち直らない城下町。
そんな状況にたまりかねたある日、バカー盗賊団がブラネ党を組織してクーデター。
名目はブラネを暗殺したのはガーネット姫だと言う事にして。
時同じくしてエーコの国も軍事介入。シドと王妃は没し、エーコは若い。
エーコの国の実権は大臣が握っていた。
それからは50年戦争の始まり…
かつての英雄ジタンはそんな時代に嫌気がさし、黒魔道士の村で賢者として一生を暮らす。
ジタンがブルメシアで国を興して三国時代とか?(藁
261 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 03:45
ミコト率いる黒魔道師隊があっという間に平定してみせるよ
262 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 03:47
FF10
〜絶望からの再生〜
お楽しみに
263 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 04:12
スタイナーの末路を知ったエーコは、猜疑心の強い人間へと成長していった。
対外製作が消極的な大公に不満を抱く貴族たちと共謀して、大公夫妻を暗殺。
その後、一族や反対派の重臣たち粛清してアレクサンドリアに侵攻。
内紛で疲弊していたアレクサンドリアに外的と戦う力はなく、また国全体にも厭戦気分が蔓延していたこともあって、抵抗らしい抵抗もないまま、アレクサンドリア市は陥落。
勝ち目がないと判断したガーネットは、リンドブルムに降伏の使者を送り、それは容れられた。
捕らえられた、女王ガーネットは、リンドブルムに連行された。
ガーネットは侯爵に封じられたものの、領地は与えられず、リンドブルムの屋敷に軟禁されたまま生涯を終える。
一方、処刑されたスタイナーとベアトリクスの遺児は、降伏後リンドブルムに仕え、爵位が与えられた。
エーコは、アレクサンドリアを併合した後、帝位に付き女帝となるが、3年後アレクサンドリア市で謎の死を遂げる。
一説には毒殺とか。
シドの一族は、既にエーコが粛清していた為に残っておらず、その為後継者戦争が沸き起こる。
先ず、スタイナーの子が、民衆に推されてアレクサンドリアで王を僭称。
また、リンドブルムの属国に成り下がっていたプルメシアでは、フライヤが武装蜂起を起こして王族が処刑された。
フライヤは総統を名乗って実験を握り、アレクサンドリアと軍事同盟を結んでリンドブルムに侵攻。
子の後継者戦争は、130年にも渡った。
長年にわたる戦役によって国土は荒廃。
戦争に理なしと判断した各国の元首たちは、和議を結ぶことにした。
そして、和議の書面に調印の日、北方からジェノムたちが漁夫の利を得るべく侵攻してきた。
ジェノムたちの遺伝子に原初のときから刻み込まれていた、ガイアの支配者となる欲求がそうさせたのだ。
264 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 17:54
あげときます
265 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 19:29
なんにしろ役者(国)が少なすぎだな〜
266 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 21:32
確かに。
267 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 21:37
アレクサンドリア(ガーネット)VSリンドブルム(エーコ)VSブルメシア(フライヤ)
途中参戦、黒魔道士村(ジタン・ミコト)
なんか壮大だな。
268 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 21:39
ガーネットの刺客に追いつめられたサラマンダーはラニを捨てゴマにして生き延びる。
さすがである。
269 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/08(火) 23:20
>263
>エーコは、アレクサンドリアを併合した後、帝位に付き女帝となるが、
>3年後アレクサンドリア市で謎の死を遂げる。 一説には毒殺とか。
実行犯は、たまご名人だな。
270 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 23:34
たまご名人??
271 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 23:43
非常識ガーネットは貞子りのあにそっくりでした。
272 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 23:50
クイナとサラマンダーは出番なし?
273 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/08(火) 23:50
ク族の国とかあったらよかったのにね。
274 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:01
ク族の沼をもぐると地下のク族の国につながっています。
275 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:02
各勢力が疲弊した後、最後に勝つのはク族。
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:03
ク族の軍団は悪鬼のごとくおっかないです、マジ
277 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:10
ク族の国があったとしても、クイナを見ている限り軍事国家にはならないな。
人生全ての楽しみを知っている(見た目)平和主義者の国になると思う。
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:13
人間がうまいかまずいかで、ク族の国の行動が別れそう。
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:18
黒魔道士の村は昔だったら、魔道士たちが細々と余生を送る場だったし、
世界大戦になっても村に魔法をかけてひっそり隠れて暮せたろうけど
なまじミコトたちが技術をもってるから
他国の脅威になって、争乱にのまれていくかもしれない。
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:19
人生の酸い甘いを知っているからこそ、なんとなく殺戮とかはじめたらまじやば
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:21
>279
死の商人化してたりして…
282 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:44
クイナはいい奴だよ。でも
カエル化したシドを美味しそうアルって言ってたんだよ、
あいつの目はマジだったよ、
みんなの前だから自制したようだけどさ。
ク族の倫理感は人間のそれとはちがうかもしれないよ。
283 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:46
クイナがいただきキャットを食べた時何か感動を覚えた。
284 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:49
何でも食えるよな…
285 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:51
ドッペルゲンガーのエーコ食べたかったの私だけ?
286 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:55
ク族の国があったとして、黒魔はまずいことを知っているので黒魔達の村は大丈夫だろう
危ないのはジド大公ン国かぁ
>284
一応、食べないモンスターも居たじゃん〜
287 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:58
いや、「これはこれで美味いと思えるようになったあるね」とか言いながら
黒魔も食ってそう。
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 00:58
エーコの料理イベントをみてこいつまともじゃん・・・と意外なシーンを
垣間見た気がする。
289 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:14
何気にアレクサンドリアの恐ろしいところは
ガーネットの角をえぐり取ったというところだろう。
健康体にもかかわらず、小さな子供の
頭蓋骨の一部をけずり取るなんて普通するか?
子供のエーコは7cm程度の小さな角だけど、
5のジョブチェンジの召還士なんかを思い出すと20cm以上の
巨大な角が生えている。成長につれ伸びるタイプのものなのだ。
ガーネットの角は表面を削ったということではなく、
角の伸びる根っこの部分を深部からえぐりとったに違いない。
文化レベルから推測して
たいした外科的手術の技術もないだろうに。全身麻酔の技術があったかも
あやしいものだ。まさかスリプル草じゃないだろうな。
小さな子供を親や本人の承諾も無く手術を決行したのだ。
歯を抜くのとはわけが違う。脳の感染症や後遺症、さまざまな危険が
あっただろう。まあ、死んだ姫に似てるとはいえ
所詮、知らぬ種族の子供だから手術後に生きてたら
めっけもんのような考えだったんだろうな。ひでえよアレクサンドラも
トット先生も。
ガーネットは召還士の村の虐殺の恐怖が原因じゃなく、
むしろこの手術が原因で記憶をうしなったんじゃないだろうか。
290 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:18
>288
そのとき9人のスープしか用意してなくて、
「ワタシの分が足りないのはしかたないとして
みんなの分を忘れるとはどういうことアルか」
としかられた。しかし
「でもこのカマドの火力では9人分くらいしか
うまく作れないアルね」
とフォローされたよ。
けっこう気遣いが細やかでかんどうしたよ。
291 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:22
ベアトリクスが「食べれない」って、表示がでた
食ってたらホーリー、アレイズ、ショックその他いろいろで
攻守万能になれたのに
292 :
288:2000/08/09(水) 01:23
>290
感動はしねーが。
8人分(まさか奴が入るとは思わんなかった!)
しか作ってなかったら「料理と言うものは来賓用に常に多く作っとくのが常識アル」
「私の分が無いね」と冷たく言い放たれたとき、なんか人間身あるな〜こいつと
思ったわけよ。
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:23
外見もベアの要素を吸収できてたら楽しい。
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:26
エーコ食べたら服だけ食べるシーンがウラてくでねーかな・・・。
えへすんまそん妄想逝っちゃって。
295 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:28
クイナの分も料理用意したらなんか良いことあるのか〜
自分は、モグ達の分すら足りなかったっすよ…
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:31
>295
それ見てみたいけど、
もうFF9売っちゃったよ・・3000円。
297 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:35
ありゃ、俺はクイナの分も入れたけど何事もなく進んだような・・・。
忘れちまった。
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:39
食事中の会話内容が変化するよん。
召喚士の話とか細かい話がきけたはずだよん。
299 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:39
ダガー「陣形を魚燐に変えよ。
敵は寡兵!山津波の如く押しつぶせぇぇーーーーーーーーっ!!」
300 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:39
エーコ可愛い。
301 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 01:52
がーねっとのまんこっていうセリフはどうかとおもう。
302 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:04
>301
何処にあった??
303 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:04
あれだけの侵略があった大陸で、はい、平和ですよということに
なるだろうか。そもそもアレクサンドリアを他国が許すのか。
アレクサンドリアがまずする事はかつて侵略したプルメシアなどが
力をつけ逆襲するよりも先に敵国を根絶やしにすることだ。
使い捨て兵器として奴隷のように扱った黒魔道士たちの存在も
不気味なはずだ。
人種の入り乱れた地域ではたいてい戦争がおきる。
種族の入り乱れたFFの世界で異種族狩りは壮絶なものになるだろう。
なんてね。
304 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:08
一国を破壊するような召還獣を女王ガーネットも、
隣接する国の王女のエーコも軽々あつかえるのが恐ろしい。
一兵であるフライヤもバハムート以上の(9999)
ドラゴンブレス使えるしなあ。
核兵器をあちこちのドキュン国家がかかえてるような危なさだね。
305 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:11
アトモスがCGより断然つかえないのには萎え。
306 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:14
ビビの回想シーンでクワンがビビを大きくなってから食べようとしていたシーンが
あったじゃん。
ク族マジ怖い。
307 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:15
CGと実際の戦闘での威力違いすぎ。
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:16
ドラゴンブレスを見習え
309 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:16
アトモスの中にも飲み込まれた人たちで作った一国くらいありそうだね。
攻撃はダメダメだけど防衛力はありそう
310 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:18
>アトモスの中にも飲み込まれた人たちで作った一国くらいありそうだね。
???
311 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:19
アトモスに食われたらFF5の無の中のようなところに
行くの?
312 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:21
普通に体内で消化されるんじゃないか?
313 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:21
FF2みたく、腹の中で生活してる人居るのか…
溶けてんじゃ…
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:24
でも6でゴゴがいた所ってモンスターの腹の中だったよな。
315 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:24
別の空間に繋がっててそこは絶対零度空気なんてない。
宇宙と一緒。
だからそこの空間には白骨かした死体が多くちらばってます。
後威力云々ってのがありますが、あれはラムウが言ってるように
使い手の心持ち次第で左右されます。
だからあのばばあが遣うと邪悪な力が最大限に発揮されてあんな超パワーが出るんです。
316 :
ガーネット(アトモス召還時):2000/08/09(水) 02:27
亜空間にぶちまけてやるっっ!!
317 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:28
じゃあガーネットには気合が足りないってことかな。
318 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:32
女王になって他国への野心が育てば使いこなせる様になるのか。
でも侵略するならアトモスより、オーディーンのが後かたずけ楽そうだな
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:38
ブラネ最強!
ってことで。
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:38
ガーネットは基本的には侵略戦争は好まないと思う。
ただ融通がきかなさそうなので、厳罰主義が過ぎて内政は恐怖政治に転ずる恐れあり。
人民曰く、
「ブラネの時代が懐かしい・・・」
321 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:40
聖なる心じゃ力でないのかな?
あー所詮核戦争も人間の欲望に作用されるもんな。
322 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:44
野心ありありの重臣に操り人形にされるってのは?
323 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:49
ブラネは国民には慕われてたようだしね。
324 :
その後もハッピーであれかし!:2000/08/09(水) 02:50
中世欧州で、たった一国、一人の君主の治世の間だけでもよいから、
戦争にはまったく関わりあわず、壊滅的な飢饉・疫病・自然災害が起こらず、
国の治安は非常に良く、君主は聡明にして温情篤く、良臣に恵まれ、
政治は安定して内紛も大きなものはなく、
税率は低いが国は富み栄えた時代、国家というものは存在したのだろうか?
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:52
野心にめざめたトット先生の操り人形というのは。
326 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:52
スウェーデンは……税率高いな……。
327 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:54
ところで、戦争になったらどの国が強いんだろう?
トレノ・金持ってる。
タゲレオ・優れた武器があるけどそれだけ。
アレクサンドリア・女王ガーネットの召還獣。
リンドブルム・エーコと飛行艇団。
魔道士の村・ビビの子供メテオ6連発。
プルメシア・ねずみ算式竜騎士軍団。って感じかな。
328 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:57
ク族が世界制覇の鍵。
329 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:57
ガーネットの寿命が65歳だとして、在位はなんと50年以上近くに渡ってしまう。
そんな国家が腐敗しないはずがない!
しかも中世ヨーロッパで324のいうような危機が50年も起こらないはずがない。
したがって、ハッピーエンドはない・・・。
330 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 02:59
疫病が流行ったら
プルメシアのねずみたちが駆逐されそう。
331 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 03:00
>327
実績からアレクサンドリア。
332 :
>327:2000/08/09(水) 03:00
アレクサンドリアかリンドブルムでしょうが、
やはり飛空艇の技術を握っているのは強い。
でもお互い召還獣持ち合っているので大惨事になることは明白です。
333 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 03:03
>327
俺はアレクサンドリアを推す。
なんだかんだ言って宇宙から威力を確認できるアークが最強だろ。
それにもしアレクサンダーが復活してれば守りも完璧だし。
334 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 03:06
>327
技術が進んでいるリンドブルムだと思う。
アレクサンドリアへ私怨を持つ兵士も多そうだから、士気も高そうだ。
それに、エーコはあの未熟な精神であそこまで強烈な召喚獣を使うのだから、
成長したらガーネット以上になると思われる。
ブラネ並みの凶悪さかな。
335 :
>330:2000/08/09(水) 03:06
あり得る。
必死に自分たちが無害であることを主張するブルネシア国民。
しかし人間達の彼らを見る目は冷たい。
アレクサンドリアにブルネシア人駆除の世論が持ち上がる。
ベアトリクス「陛下、もはや国民の声は抑えきれません。
このままでは内乱なりが勃発する恐れも・・・」
ガーネット 「・・・やむをえない。ネズミ共を皆殺しにしろ。
但し、フライヤには義理がある。彼女とその家族は逃がしてやれ」
336 :
>335:2000/08/09(水) 03:13
そうなると多分クロマ族はプルメシアにつくだろうな。
ビビの子供たちとパック王子は友達になったろうし。
何よりクロマ族の優しさが民族浄化(?)なんて許さないだろう。
>>335 335さんの文を、ガーネットが萌える様に改造。
ベアトリクス「陛下、もはや国民の声は抑えきれません。
このままでは内乱なりが勃発する恐れも・・・」
ガーネット 「・・・やむをえない。ネズミ共を皆殺しにしろ」
ベアトリクス「・・・陛下のかつての仲間でした、フライヤ殿は如何いたしましょう」
ガーネット 「聞こえなかったのですか、ベアトリクス。私は皆殺しにしろと命じたのです。例外はありません」
スタイナー 「陛下、フライヤ殿のことは再考を!」
ガーネット 「スタイナー。私がアレクサンドリアの、そして世界の王なのだ。その私に意見した罪、死で持って償うがよい」
338 :
相変わらずの:2000/08/09(水) 03:32
暴君路線だなあ。
339 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 03:48
337さんの続き
スタイナ−「な、なにをご冗談を姫さ・・・」
ガーネットの手に古ぼけたダガーが鈍く光り、同時にスタイナーの首が床に落ちる。
感情のない目でかつての忠臣を見つめるガーネット。
ガーネット 「フン・・・わたしはもう姫様ではないと何度言わせたらわかるのだ?
昔から進歩のない男だ・・・」
ベアトリクス「そ、そんな・・・・あ・・アデルバードーーーッ!!!!」
ガーネット 「くだらぬ。悲しむような素振りをしおって。
貴様とて融通の利かぬ夫が厄介になってきたところではないのか?
聞いておるぞ、お前が夜な夜な自室に夫の部下達を引き入れているという話を」
ベアトリクス「・・・へ、陛下!?」
ガーネット 「わたしの眼が節穴だとでも思っているのか?
泣き真似が無駄だと分かったのならさっさと死体を始末せい」
340 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 05:42
339さんの続き
スタイナーが処刑されて数日後、勅使がベアトリクスの手元に短剣と一通の手紙が届けた。
汝は何の功があって、アレクサンドリア軍の将軍を務めているのか?
私は、汝にアレクサンドリア軍の全権を任せているが、
私が女王に即位してからは、それを用いて一寸たりとて領土を広げておらず、
軍をただ甘やかせ、堕落させるばかりである。
そればかりか、若年将校を己の好みのみで採用し、それらを性欲の捌け口として用いたと聞く。
軍を私物化し名誉を地に貶めさせたこと、これは不忠なり。
それに、姦通は夫に対する背信行為であり、国家の忠誠の兆章たる国軍の長の行為として如何な物だろうか?
また、汝は夫の叛意に気付いていながら諌める事をしなかった。
それのみならず、私に報告することもしなかった。
以上の罪は真に許しがたい物なり。
ここに下賜する短剣で自決することを命ずる。
341 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 07:23
結局はジタン=トライバルさんが戦争を終結させるでしょう。
英雄たん(変換できなかった)ってやつです
いや、ここで書かれてるような状況になったら、
ジタンなんかは真っ先に粛清されそうだぞ。
軟骨がうめえんだよ。軟骨が。
示談解決。
340さんの続き。
ベアトリクス「これもまた運命か」
短剣を手に取り、白銀の刃を己の喉に押し当てるベアトリクス。
その時彼女の目に壁に立てかけられた長剣の姿が映った。
聖剣エクスカリバー。
気が付けばベアトリクスはエクスカリバーを手に自室を飛び出して
いた。
ガーネット 「どこへ行くつもりです。私はあなたに死ねと命じたはずですが」
数十人の兵士を背後に引き連れたガーネットが冷ややかな
口調で言う。
ベアトリクス「ガーネット様、今一度お考え直しを! プルメシアへの
侵攻など血と悲しみしか生みはしません!」
ガーネット 「あなたも無能な夫同様私に楯突く気ですか…そう…」
ガーネットが右手を振り上げ、それを合図に兵士たちが一斉に
抜刀する。
ガーネット 「犯すも殺すも好きにしなさい」
ベアトリクス「ガーネット様っ!!」
ガーネット 「殺れ」
数え切れぬほどの刃が一斉にベアトリクスに襲い掛かる。
手にしたエクスカリバーを抜き去り、一閃。三人の兵士が
倍の数の肉塊になって地面に転がる。
ベアトリクス「私の想い出はセイブザクイーンと共に…そして私の想いは
エクスカリバーと共に!」
咆哮にも似た声をあげ、ベアトリクスは剣を振り続けた。
と、そのときだった。
ガーネット 「クックックックッ…アハハハ、アハハハハハハッッ!!」
突然響き渡ったガーネットの笑い声にその場にいた全員が
動きを止める
ガーネット 「いいでしょう、あなたの命預けておいてあげます」
ガーネットはベアトリクスの胸に付けられていた階級章を
ちぎり取った。
ガーネット 「兵を持たぬ将軍に何ができるのか…せいぜい足掻きなさい」
ベアトリクス「ガーネット様…」
ガーネット 「引き上げます! そこの二人、死体を片付けておきなさい」
月夜に響くガーネットの笑い声に背を向け、ベアトリクスは歩き出した。
「全てが終われば私は貴方の元へ逝きます。ただ今は少しだけ時間を下さい」
エクスカリバーを鞘へと収め低く呟く。
暑く長い夏の夜の出来事だった。
346 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 14:47
いいですなぁ〜こういう展開。
1もさぞかし満足なされてる事でありましょう。
あげとく。
347 :
345の続き:2000/08/09(水) 16:05
「将軍、いい恰好ですね」
昨日までは、昨日まではベアトリクスの命令に忠実に従ってきた男が突如反旗を翻した。
すべては、彼女が弱みを見せたのが原因だ。
ガーネットに将軍職を剥奪された後、かつての部下につい気を許し
自室のベッドの上で一杯の杯を受けその中に薬が入れられていたのが原因だ。
一服盛られたと気付いた時にはすでに遅く、眠りに落ちる精神をもはやどうすることも
できなかった。
次に彼女が気付いたときには、彼女はベッドの四隅に両手足を括られ
大の字状態で縛りつけられていた。
「・・・なんのつもりだ?」
このならず者たちを女の身でいままで従わせてきた女将軍の精一杯の凄味と
威厳をもたせて、彼女は静かにかつての部下に問うた。
本来なら、これだけで抜き身の刃と同じ恫喝をもたらす彼女の脅しも、しかし
今の状況では通用しなかった。
白いブラウスの胸元は大きく開かれ、彼女の、見事な乳房が惜しげもなく
さらしものにされている。そして剣術などやる女にはふさわしからぬ華奢な
ウエストと腰骨の張った腰、そして髪と同じ亜麻色の産毛を生やした股間から、
しなやかに伸びる二本の足までは一糸まとわぬ姿で男の前にあった。
彼女はその股間を、男たちの方に突き出す姿勢を余儀なくされていた。そして
左右の足が大きく開かれ、その付け根にある柔らかい割れ目は半開きに口を開き、
艶やかな秘肉をかすかにのぞかせていた。
「こんな状況で凄んでみても滑稽なだけですぜ。ベアトリクス様」
昨日までは自軍の副長を務めていた男が、傷だらけのごつい指をその
柔らかな空洞に強引にねじりこむ。両手首両足首を固定され、あがらおうにも
彼女には腰をゆすることしかできない。
「やめろ。・・・今ならまだ、なかったことにしてやるぞ」
できるだけ不安を抑えるよう、努めて静かに、ベアトリクスは男に語りかけた。冷静に、
できるだけ自分に余裕がある様に見せようと。しかし実際には彼女の声には
かすかな震えが混じってくる。
ほんの昨日まで、女の身でありながら彼らの上に君臨してきた彼女の、万一の反撃に
一抹の恐れを抱いていた副長だが、彼女のおびえに余裕を見たのか、
ゆっくりと彼女のそばに近づき、その体に手を触れる。しなやかな筋肉を内に
秘めながらも、その体は歴戦の女戦士とはとても見えぬほど柔らかく、しなやかで、
そして、美しかった。
無骨な手が彼女の肌をなで上げ、胸をもみしだき、乳首と、股間の敏感な芽を
つまみ、擦りあげた。無論それは彼女を喜ばせようとしての動きなどではなく、
男が彼ら自身の欲望のために、美貌の女将軍を玩具にしようとしての行為である。
それが証拠に男の手の動きにやさしさは微塵もなく、揉み擦られ、ひねり
あげられ、彼女の純白の肌は見る間に赤黒く染まっていく。
ベッドの四隅に両手足をそれぞれ固定された彼女はちょうどブリッジのような形で、
その体にのしかかってくる男の体を支えねばならなかった。加えて男の
責めに対し、その体をろくにくねらせることもできず、ただただその屈辱に
耐えねばならなかった。
やがて男の責めは指から舌に移行し、彼女の体をなめまわし、胸と秘肉を吸い、
歯を立てる。そしてその責めが当然の権利のように彼自身の性器を用いたものに
エスカレートするまでに、さほどの時間はかからなかった。
「や、やめろぉ・・・」
ベアトリクスの口から弱々しい呻きが零れる。無論そんな言葉に何の力もない。
身をくねらせ、精一杯の抵抗を続ける彼女を嘲笑うが如く、男はその凶器を彼女の
「穴」につきたてた。
「あががぁ! ・・・うぐっ!」
彼女の膣に突き立てられたその「凶器」は
彼女をなぶるがごとく先端からむりむりと、ゆっくり彼女を貫いていく。
「うっぐ!!あああぁぁーーーーーーーっ!!」
膣の括約筋に力を込め、必死に抵抗をはかるが、彼女の意思とは全く関わりなく分泌
される体液のため滑りが増し、男たちの進入を阻止することなど微塵も叶わなかった。
「あああっ!ぐぐうぅぅーーーっ!!」
遂に孤高の女将軍のプライドも陥落する。
あまりの屈辱と惨めさに、隻眼の瞳から涙が零れる。
しかしそんな彼女を哀れむ男はここには一人もいなかった。
男は彼女の意思などいっさい無視して、いや、むしろその屈辱に悶える姿を
楽しむが如く彼女を犯し続けた。
348 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 20:27
犯しあげ
349 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 20:52
面白いぞ、うんうん。
sage
351 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 23:38
この時ジタンは何処で何をしているのやら。
352 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 23:41
347は有りがちだがアウト
353 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 23:47
347は官能小説スレッドみたいだな。官能抜きの続きが見たい。
354 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 01:07
347さんの続き。
ベアトリクスが陵辱されている頃、エーコはリンドブルム城の自室で、スタイナーが処刑されたことを聞いた。
エーコ「あの愚鈍なスタイナーは粛清されたのね。でも、敬愛するダガーに殺されたんだから幸せかもね」
エーコは、かつての仲間だった愚直な男の顔を思い浮かべて笑みを零す。
エーコ「この調子だと、近い内にアレクサンドリアの国内に怨嗟の声が起こり、内紛が勃発するのは間違いないわ
そのときこそ、リンドブルムの兵馬がアレクサンドリアを蹂躙するとき」
エーコは、御用商人から入手したラグナロクを持ち、天に掲げた。
エーコ「ラグナロク…。あの時はまだ使いこなせなかったけど、成長することによって使えるようになった剣に封じられし召喚獣、
ラグナロックの力で、アレクサンドリア市民をアイテムへと変化させてくれよう」
エーコは、呼び鈴を鳴らしてメイドを呼んだ。
すると、間もなく「失礼します」と言う声がして、メイドが部屋に入ってくる。
メイドが部屋に入ってくると、エーコはすぐに呪文の詠唱を始めてラグナロックを召喚した。
すると、メイドの前に一本の剣が突き刺さった。
『すべすべオイルになるが良い!』
こんな声が部屋に響いたと思うと、メイドはすべすべオイルの入った瓶と成り果てていた。
エーコはその瓶を無造作に踏み割って、壁に掛けてあった人形を手に取る。
エーコ「フフフ、ダガー。ジタンの気を引くことでは負けたけど、戦争で勝つのはエーコの方だからね。
お父さんもそう思うでしょ」
エーコは、かつてシド大公であったルゲイエボーグにそう話しかけて、抱きしめた。
355 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 01:07
「将軍、いい恰好ですね」
昨日までは、昨日まではベアトリクスの命令に忠実に従ってきた男が突如反旗を翻した。
すべては、彼女が弱みを見せたのが原因だ。
ガーネットに将軍職を剥奪された後、かつての部下につい気を許し
自室のベッドの上で一杯の杯を受けその中に薬が入れられていたのが原因だ。
一服盛られたと気付いた時にはすでに遅く、眠りに落ちる精神をもはやどうすることも
できなかった。
次に彼女が気付いたときには、彼女はベッドの四隅に両手足を括られ
大の字状態で縛りつけられていた。
「・・・なんのつもりだ?」
このならず者たちを女の身でいままで従わせてきた女将軍の精一杯の凄味と
威厳をもたせて、彼女は静かにかつての部下に問うた。
本来なら、これだけで抜き身の刃と同じ恫喝をもたらす彼女の脅しも、しかし
今の状況では通用しなかった。
白いブラウスの胸元は大きく開かれ、彼女の、見事な乳房が惜しげもなく
さらしものにされている。そして剣術などやる女にはふさわしからぬ華奢な
ウエストと腰骨の張った腰、そして髪と同じ亜麻色の産毛を生やした股間から、
しなやかに伸びる二本の足までは一糸まとわぬ姿で男の前にあった。
彼女はその股間を、男たちの方に突き出す姿勢を余儀なくされていた。そして
左右の足が大きく開かれ、その付け根にある柔らかい割れ目は半開きに口を開き、
艶やかな秘肉をかすかにのぞかせていた。
「こんな状況で凄んでみても滑稽なだけですぜ。ベアトリクス様」
昨日までは自軍の副長を務めていた男が、傷だらけのごつい指をその
柔らかな空洞に強引にねじりこむ。両手首両足首を固定され、あがらおうにも
彼女には腰をゆすることしかできない。
「やめろ。・・・今ならまだ、なかったことにしてやるぞ」
できるだけ不安を抑えるよう、努めて静かに、ベアトリクスは男に語りかけた。冷静に、
できるだけ自分に余裕がある様に見せようと。しかし実際には彼女の声には
かすかな震えが混じってくる。
ほんの昨日まで、女の身でありながら彼らの上に君臨してきた彼女の、万一の反撃に
一抹の恐れを抱いていた副長だが、彼女のおびえに余裕を見たのか、
ゆっくりと彼女のそばに近づき、その体に手を触れる。しなやかな筋肉を内に
秘めながらも、その体は歴戦の女戦士とはとても見えぬほど柔らかく、しなやかで、
そして、美しかった。
無骨な手が彼女の肌をなで上げ、胸をもみしだき、乳首と、股間の敏感な芽を
つまみ、擦りあげた。無論それは彼女を喜ばせようとしての動きなどではなく、
男が彼ら自身の欲望のために、美貌の女将軍を玩具にしようとしての行為である。
それが証拠に男の手の動きにやさしさは微塵もなく、揉み擦られ、ひねり
あげられ、彼女の純白の肌は見る間に赤黒く染まっていく。
ベッドの四隅に両手足をそれぞれ固定された彼女はちょうどブリッジのような形で、
その体にのしかかってくる男の体を支えねばならなかった。加えて男の
責めに対し、その体をろくにくねらせることもできず、ただただその屈辱に
耐えねばならなかった。
やがて男の責めは指から舌に移行し、彼女の体をなめまわし、胸と秘肉を吸い、
歯を立てる。そしてその責めが当然の権利のように彼自身の性器を用いたものに
エスカレートするまでに、さほどの時間はかからなかった。
「や、やめろぉ・・・」
ベアトリクスの口から弱々しい呻きが零れる。無論そんな言葉に何の力もない。
身をくねらせ、精一杯の抵抗を続ける彼女を嘲笑うが如く、男はその凶器を彼女の
「穴」につきたてた。
「あががぁ! ・・・うぐっ!」
彼女の膣に突き立てられたその「凶器」は
彼女をなぶるがごとく先端からむりむりと、ゆっくり彼女を貫いていく。
「うっぐ!!あああぁぁーーーーーーーっ!!」
膣の括約筋に力を込め、必死に抵抗をはかるが、彼女の意思とは全く関わりなく分泌
される体液のため滑りが増し、男たちの進入を阻止することなど微塵も叶わなかった。
「あああっ!ぐぐうぅぅーーーっ!!」
遂に孤高の女将軍のプライドも陥落する。
あまりの屈辱と惨めさに、隻眼の瞳から涙が零れる。
しかしそんな彼女を哀れむ男はここには一人もいなかった。
男は彼女の意思などいっさい無視して、いや、むしろその屈辱に悶える姿を
楽しむが如く彼女を犯し続けた。
356 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 01:10
>354
ルゲイエボーグってなんだっけ。
357 :
354:2000/08/10(木) 01:12
>>356 ルゲイエボーグは、FFTに出てきた財宝。
悪趣味な操り人形だったと記憶してます。
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 01:13
>356
4に出てきた。
科学者ルゲイエとサイボーグバルバナとの合体バージョンだったとおもう。
359 :
356>357,358:2000/08/10(木) 01:17
そういえばそうだった、有難う。
360 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 01:51
続きは?
361 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 01:55
>削除屋さん
このスレはFFと関係ないので消して下さいな。
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 02:00
>361
オマエが削除されろ
364 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 02:05
一体いつからこの様になってしまったのだろう?
世界崩壊の危機を脱し、霧の大陸3国は固い絆で結ばれ、
全てがうまくいっていた。この世界の平和は永遠のものであると
誰もが信じて疑わなかった。・・・・・・なのに、なのに何故!!
かつてアレクサンドリアで、そう「私達」には確かにあの時守るべきもの守りたいもの
それは確かに存在していた。そして「私達」は共にそれを守る為・・そして
「私達2人」の為に・・・でも・・もうあの日は永遠に返っては来ない。
全てを失った・・全てを・・・奪われた
何かが狂い始めてから・・・何かが・・一体何が・・
・・・今の私にはもう何もわからない、わかりたくも・・・・・ない。
ただ一つ理解できること・・そう、私は・・生きている。
全てを失ったに等しい今であれど・・私は生きている。
なんの・・・為に・・???・・・・・・・・・・・・それは
ベアトリクス「う・・・うぐっ!! ハァハァ・・・ここは?」(ベッドから起きる)
フライヤ「・・気がついたようじゃな。」
ベアトリクス「・・あなたはフライヤ!なぜあなたが!そして私は・・ここは?」
フライヤ「ここは私の隠れ家。アレクサンドリアにどうしても「確かめなければならん」
事があっての・・お主が何故か・・裸同然で気を失おて居るのを見つけての。」
全てを思い出した。そう私はガーネット様に将軍職を剥奪され
そして・・・スタイナーが・・・
さらにその後・・・・・・・・私はッ!!
フライヤ「一体何があったというのじゃ?」
365 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 02:10
フライヤ渋いなぁ。
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 02:12
ジタンはいつ出るんだろう。
367 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 02:13
>364
やられたっ!
同じ部分書いたんだけど一手の差で無駄になっちまった。
また別パートで参加しよ。
368 :
>367:2000/08/10(木) 02:23
がんばれ!
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 02:24
フライヤ「そういえばお主が倒れて居った脇にアレクサンドリア兵が斬り捨てられておった。
そしてお主の手にはスタイナー殿の剣が握られておった。」(エクスカリバーを手に取り
ベアトリクスに渡す)
ベアトリクス「・・・・あなたがこの国に来たのは・・ブルメシアはどうなっているのです?」
フライヤ「・・・・・・アレクサンドリアの総攻撃をうけておる。信じられんことじゃが
よもや再び戦戟を交える事になろうとは・・私にもわからぬ・・。」
ベアトリクス「・・・・・・・・やはり・・ガーネット様は・・なんという・・」
フライヤ「ベアトリクス!!一体この国はどうなっておるのじゃ!!
そなたなら知っていようッ!!ダガー殿は・・ガーネット王女は一体どうなってしまったのじゃッ!!
何故ッ何故ブルメシアに・・・・!!ベアトリクスッ!!教えてくれいっ!!
・・・!!スタイナー・・スタイナー殿は!?スタイナー殿はどうしておるッ!!?」
370 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 02:41
ベアトリクス「・・・・・・・・・ッッ!!!」(涙が溢れ出す)
フライヤ「・・・・??ベアトリクス?」
ベアトリクス「・・すた・・スタ・スタイナーは・・・ッッ!!
ああああああああああああああああああああああああああああああッッ」
(フライヤに抱きつき感泣するベアトリクス。驚くフライヤ)
フライヤ「(しかし何かを察した様に)・・ベアトリクス・・まさか・・
・・・・そんなッそんなッバカなッ!!」
フライヤ「・・・・ガーネット王女が・・・・そんな・・」
(即座に立ちあがり立てかけてあったホーリーランスをとるフライヤ)
フライヤ「・・・・・・なんと・・なんということじゃ・・・
・・・・・・血迷うたかダガァァァーーーーーーーッッ!!!」
(けたたましく隠れ家を出るフライヤ)
ベアトリクス「駄目!!行ってはいけないっフライヤ!!
・・・・・・今の・・今の王女には会ってはいけない!!
待って!!待ってフライヤァァァァーーーーッ」
ワクワク
372 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 03:10
深夜のアレクサンドリア城
バルコニーにガーネットが立っている。夜風に煽られた黒髪を掻き上げ
玉座の間へと戻る。その瞳にはかつての優しい眼差しは感じられず
不気味に緑色に輝く狂気の眼差しを宿している。
ガーネット「・・・誰かある」
いつもならその一声の後すぐさま侍従の者が現れるのだが
どうもおかしい。現れる気配がない。
ガーネット「・・・誰かあるッ!!!」
苛立ちを含んだ半ば怒声で呼びかける。深夜の大広間に響き渡る。
???「・・・・およびですかな・・ダガー殿。」
ガーネット「・・・・・!!!!!(驚き振り返る)」誰もいない。
しかし今の聞き覚えのある声を察しガーネットの口元に怪しげな微笑が浮かぶ
ガーネット「ククク・・その名で呼ばれるは随分と久しいな・・。・・お前か。」
おもむろに玉座の支柱めがけてファイラを放つガーネット。支柱は無残に砕け散る。
ガーネット「出て来いっ砂ネズミッ!!!!!」
ヒュンと砕け散った支柱から黒い影が飛びガーネットの面前に現れる。
フライヤだった。
フライヤ「・・・・・久しぶりですな・・・ガーネット王女。」
いたって冷静な口調。しかしその眼差しは怒りと闘気に満ちている。
それをあざ笑うかのように
ガーネット「ククク・・・相も変わらず現れる様もネズミだな貴様は。
久しいぞ。フライヤ。貴様ごとき下郎がフッ何用か・・。」
深夜のアレクサンドリア大広間。今2人は再び対峙した・・・。
続く
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 03:13
もう寝るので続きはまた後で。
リンドブルムのエーコ路線は誰かかいてたんで
そいつに任せる
374 :
主役はエーコで。:2000/08/10(木) 03:43
あの戦いの後、私はシド大公の養女になったの。
お父さんもお母さんもとてもやさしくて、すごく幸せだったわ。
あの時、あいつのせいであんな事にさえならなければ…。
私、絶対にあいつを許さない!!
私の幸せを奪った、あの憎いガーネットを!!
続く…かもしれない。
375 :
再開〜〜:2000/08/10(木) 04:25
深夜のアレクサンドリア大広間
フライヤ「・・・・・お主・・・・」
まずフライヤはそのあまりのガーネットの変貌ぶりに面食らった。
かつての愛くるしくそれでいて純粋無垢な面影
今のそれは消え失せ、その眼差しは邪気と狂気に満ち、風貌、面影は
まさに魔王の如くであった。
フライヤは一瞬身震った。このような恐怖に満ちたプレッシャーを
感じたのはあのクジャとの出会い以来、いや今はそれ以上だ。
しかし恐怖感を振り払い努めて冷静な口調でガーネットに語りかける。
フライヤ「・・・何故だ。私には今だ信じうる事は難い・・だが!
あなたが如何に変わられようとあなたは「あの」!ダガー殿に
他ならずッ!問う!我がブルメシアに攻め入るは何の為ぞ!!
そしてっそして・・あなたを・・ダガー、あなたを他の誰よりもッ
誰よりも思うておられたスタイナー殿をッ!真かッ!?真にあなたの
手によっての事であるのかぁっ!?」
知らずのうちにフライヤは涙を流していた。冷静になろうとしても
それは無駄な行為であった。共にあの時笑い、泣き、戦いをともにしてきた
王女以前に「仲間」であったダガーのその思い出がフライヤの脳裏に蘇った。
だからこそそれはフライヤの魂の叫びと心の悲鳴でもあった。
しかしフライヤ渾身のその問いかけも魔王と化した今のガーネットの心には
微塵も届くことはなかった。
ガーネット「ククク・・笑わせるでない砂ネズミ。ネズミが国を持つことなど
愚かしいこと。誰もがそう思うておることを実行に移したまで。
そなたもブリ虫を見つければ殺すであろう?同じ事よ。
あのスタイナーはもはや今の私には必要のなき「モノ」よ。
なまじ奴は私の事を知りすぎておる節があっての。丁度良き機会であったわ。
まあ君主自ら手をかけてやるなど滅多になき事。名誉を重んずる奴に
とっては感謝しておることではないか?そう思わぬか?ククク。
なんせあの男以前はこの私を、こともあろうこの私にだぞ、「恋愛」の対象として
見ておった等と抜かしおったハハハッ初恋?だったとよクククク
あの面で・・のぅ?は・つ・こ・い・じゃと!ギャハハハ・・ッ!!!」
シュバッ!!出し抜けにガーネットの顔脇をフレイヤの槍がかすめる。
ガーネットの頬に一筋の薄傷が付き血がこぼれる。
376 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 04:30
お、良い感じだ。
377 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 04:41
じゃあ、任されたので続き書かせてもらいます。
アレクサンドリアがプルメシアに侵攻したことは、すぐにリンドブルムにも伝わり、
謁見室に、エリンが入ってくる。
エリン「殿下に拝謁することが出来、至極光栄であります」
エーコ「堅苦しい挨拶は良いわ。それよりも血相を変えてどうしたの?」
エリン「はいっ! アレクサンドリアがプルメシアへ侵攻したそうです」
エーコ「その話はもう知ってるわ。アレクサンドリアに放った草からの情報で、侵攻の為に準備を行っていたことは聞いているから。
それにしても、プルメシアに宣戦布告もなく侵攻とは、やることが無茶苦茶ね」
エリン「で、どうなさいますか? プルメシアからは援軍要請の使者が参ってますが」
エーコ「プルメシアに援軍を出しても利は少ないわ。プルメシア領からアレクサンドリア軍を撃退するのに、相当な犠牲を払うことになるでしょうし。
それよりも、トレノへ侵攻しましょう。プルメシアに軍を裂いていることと、アレクサンドリア市の情勢の不安定さを鑑みるに、
トレノに派兵する余裕はないでしょうからね」
エリン「と、言うことはプルメシアは見殺しですか?」
エーコ「人聞きの悪いこと言うわね。大体、プルメシアを救う義理はないじゃない。それよりも、この期に領土を拡張すべきよ。
あと、バクー達を使ってアレクサンドリアでの情報工作を行いましょう。そうね、ガーネットは養子だったという情報を流すのよ。
そうすれば、不満を持った王族を担ぎ上げる輩が現れて内紛が起こるでしょうから。金の方は糸目をつけないで良いわ」
エリン「御意。すぐに取りかかります」
エリンは一礼をして退室する。
エーコ「フフッ、ダガー…。アレクサンドリアは戴くわよ」
エーコはリボンを握り締めて、そう呟いた。
駄文、済みません。
378 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 04:45
いえいえ。萌えモノをどうも。
379 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 05:02
「まさか黒魔道士を増産しろ、というの?」
ジタンの意外な提案をミコトは眉をひそめた。
「そうだ。既に言ったように、今のアレクサンドリアは
亜人類排除思想に凝り固まった危険極まりない狂信国家だ。
ブルネシアは既に攻撃を受けている。いずれこの村もあの暴徒どもに
狙われるのは目に見えているだろ? 俺たちジェムや黒魔道士が
如何に優れた戦闘力を持っていても、所詮戦争は数だよ。
生き延びる為には、勝たなきゃならない。兵員の増加が
是が非でも必要なのは分かるだろ、ミコト」
「……そう…でもジタン…変わったわね…」
確かにジタンの言う事は正しい。だが、黒魔道士を、
いや生命を戦力として生産するという行為の残酷さを、
クジャとの虚しい戦いの中で嫌と言うほど見せつけられた
ジタンが、同じ行為を選択せざるを得ないという現実に、
ミコトが違和感を禁じえないのもまた事実であった。
「…その回答は、やってくれると解釈していいのか?」
「…ええ。嫌な仕事だけど、あなたの言ってる事は正しいわ」
「頼むぜ…」そう言ってミコトを軽く抱きしめるジタン。
ジタンの真意は今語った事だけではあるまい。自分は騙されている、
と薄々感じながらも、結局ミコトはジタンに従う事を選択した。
380 :
さあ続きだ:2000/08/10(木) 05:03
震えていたフライヤは震えていた。只の怒りだけではない。
いやそれだけならどれほど楽であったか。あのダガーを優しいダガーを
知っているからこそそしてかつての仲間に刃を向けねばならない覚悟を
決めた自分自身に対しても、まさに身を引き裂かれるような怒りとそして
深い悲しみをフライヤは感じていた。
フライヤ「・・・本当に・・信じられなかった。いや今でも信じたくはない。
そなたを・・あのときのそなたを知っているからこそ!!
しかし・・これが真実(まこと)であるなら!これが運命(さだめ)であるとするならばッ!!
もはや是非も無い!!ダガー・・いや邪悪に染まりしアレクサンドリア王女、
ガーネット・ティル・アレクサンドロス17世!!
ブルメシアのフライヤ・クレセント!一槍参る!!覚悟ぉっ!!」
疾風の如くガーネットに跳びかかるフライヤ。
ガーネットは傷つけられた自分の頬をさすりその手についた自らの血を眺めている。
フライヤ「やああぁぁぁーーーーーーッ!!」
今まさにフライヤのホーりーランスの穂先がガーネットを捕らえんとした瞬間!!
ゴウッ!!!!
強烈な旋風がガーネットの身体を守る様に吹き巻いた。
フライヤ「うあああッ!!ぐううっ!!」
討ち取る寸前ガーネットの旋風によってフライヤは弾き飛ばされ
広間の支柱に身体を強く叩きつけられた。
フライヤ「うっく・・・はぁはぁ・・」
何とか体勢を立て直そうとするが思ったよりダメージが深い。
その瞬間ガーネットの表情が歪み夜叉の如く怒りの表情を露にした。
さらにその両眼は妖しい輝きを増している。
ガーネット「ネズミが・・この私の顔に傷を・・許さぬ!!」
大広間中に突如渦巻くガーネットの怒りによる邪気、妖気。
フライヤは戦慄した。
フライヤ「(あ、あれがあのダガーなのか・・。違う・・違うッ!!
あれがダガーであるはずが無いッ!!)」
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 05:09
ジタンが出た。良かった。
382 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 05:26
続きが読みたい
383 :
さあ続きだ:2000/08/10(木) 05:36
アレクサンドリア大広間
なんとか体勢を立て直したフライヤは再びガーネットに槍を構える。
フライヤ「はぁっはぁっはぁっ・・・」
怒り悲しみ絶望恐怖そして驚きが入り混じった不快でいて不可思議な感覚。
それはフライヤの身体に動揺として伝わっている。息が激しくきれる。
瞬時のことなのにまるで長時間の戦闘を行っている様だ。
フライヤ「・・お前は本当にダガーなのか・・?」
戦闘の極限状態にありながら己にも問い掛けるような感覚で
フライヤはガーネットに問う。
しかしガーネットは怒りを含んだ不気味な微笑を返すだけ。
フライヤ「(もう一度だ!恐れるな。思い出せあの戦いをッ)」
かつて自ら極限状態に追いやったあのクジャとの戦い。
それを思い起こすことで身体の芯から動揺を振り払おうとする。
再び雄叫びを上げガーネットに突進して行くフライヤ。
そこに突如黒い大きな影が横槍に入った!!
ガシィィーーーーーン!!
フライヤ「ああぐっ!!?」また吹っ飛ばされるフライヤ。今度は床に横転する。
ガーネット「・・・お前か。」
横から入って自分を弾き飛ばした何かにガーネットが話し掛けている。
フライヤ「(・・・な、なんだ?)」
激痛に霞む目を必死に見開きその正体を見る。見覚えがある、そうこれはっ!
こいつは!!
ガーネット「何をしておった・・・クイナ。」
フライヤ「(バカなっ!!クイナ、クイナなのか!!?)」
再び驚愕するフライヤ。
クイナ「すみませんアル。厨房のほうにいたアル。」
(再びアレクサンドリアに仕えていたのか!?しかも・・ガーネットの
今度は腹心として!!?)
驚きと疑問がフライヤの頭を一瞬混乱させる。
床に這いつくばった無様な体勢のまま立ちあがることすら忘れ
その両者をフライヤは固まった様に見上げていた。
384 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 05:41
もしかしてクジャが生きているというオチですか?
385 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 05:51
>384
途中のオチ予測はダメ。
386 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 06:01
クイナ登場
ラブ
387 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 06:12
クイナが素敵ですね。
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 06:17
面白いね、ここ
389 :
さあ続きだ:2000/08/10(木) 06:18
クイナ「ここは私に任せて欲しいアル。」
ガーネット「(頬の傷をさすりながら)フンまあよかろう。
私自らネズミ退治をするまでもあるまい。できるだけ残忍に!残虐に!
駆除するがよい。」
クイナ「わかりましたアルガーネット様。」
ドレスの裾を翻しその場をその場を立ち去るガーネット。
フライヤは驚きのあまり混乱し暫くそのやり取りを放心状態で眺めていたのだが・・
一瞬我に返る。
フライヤ「まっ待てぇっ!!」すぐさま立ちあがり後を追おうとする。」
クイナ「うるさいネズミアル。」
フライヤ「ぐはっ!!」立ちあがり際にクイナに蹴りを入れられ
再び横転するフライヤ。
クイナ「そうネズミはそうやって地べたに這いつくばるがお似合いアル。」
屈辱的な言葉を浴びせかけられキッとクイナを見上げるフライヤ。
フライヤ「どういうことじゃ・・クイナ!何故お前がここにおるのじゃ!
お前は何を考えておる、今世界がどういう状況か理解しておるのか!?」
かつての仲間に必死に訴えかけるフライヤ。
クイナ「お前に言われるまでもないアル。いまのワタシはガーネット様のしもべアル。
それ以上でもそれ以下でもないアル。」
フライヤ「今アレクサンドリアはブルメシアに戦争を仕掛けておるのじゃぞ!!
そして・・そしてそなたもよく知っていようあのスタイナー殿が・・
スタイナー殿が・・・ガー」
クイナ「ネット様にお手討ちになった事アルか?」
フライヤ「!!!!」
クイナ「あの男最後は哀れだったアル。ブルメシア侵攻時にも常に
反対してたアルが最後までガーネット様を信頼してたアル。」
フライヤ「おっお主知ってお・・・」
クイナ「でもあいついる限りワタシの出世望めないアル。あいつの首刎ねさせる様
仕組んだ何を隠そうこのワタシね。」
フライヤ「・・な!!!!」
クイナ「うまいこといったアル。ガーネット様にスタイナー、ベアトリクスの軍
反乱の兆しアリとゆっただけであっさり斬って下さったアル。
あんまりうまい事いったんでなんだか怖かったアル。でもこれでベアトリクスも
消えてくれてクイナ晴れてNo2アル。めでたいアル。」
フライヤは俯いたまま微動だにしない。じっとクイナの言葉に耳を傾けている。
390 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 06:20
クイナ可愛いーっ!
391 :
こっそり独り言:2000/08/10(木) 06:21
兄妹もっと希望……。
392 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 06:23
続き万歳!
393 :
さあ続きだ:2000/08/10(木) 06:52
クイナ「もひとついいこと教えてやるアル。ベアトリクス犯させたの
指示したこのクイナよ。ベアトリクスが本気でキレたのはじめてみたアル。
ガーネット様に斬りかかろうとしたアルからな。あのままじゃ危険だと思った
アルから殺せと副長に命令しておいたアル。しかし犯しにかかって結局逃げられた
アルけどな。まあ全事が万事うまくいくはずないとは思っていたアルけどな。
追っ手を差し向けておいたアルからまあじきにあの女の首届くアル。
楽しみアル。これでクイナ名実ともにガーネット様のしもべアルね。」
調子付いて語るクイナは自ら語る真実に酔いしれク族の踊りを踊り始める有様であった。
じっとその話を俯いたまま聞いていたフライヤがゆっくりと立ちあがる。
クイナ「いつ立っていいと言ったアル。ネズミはネズミらしく地べたに這い・・」
その言葉をフライヤの叫びがさえぎった。
フライヤ「ああっ!!これが竜の神が我に与えし運命なのか!!
なんと言う残酷!なんという悲哀!!またしても・・・またしても!
私がかつて生死を共にした「仲間」であった者に!刃を向けよと
そう!おおせられるのですか!!ああ・・・・・」
ひとしきり天を仰ぎ魂よりいで出づる言葉を発し女竜騎士の双眼がら
涙が流れ落ちる。その涙の意図は・・・・それはもはやフライヤにしか
わかり得ないものであった。
ゆっくりとホーリーランスの穂先をクイナの方へと向ける。
そして今まで自分でも発したことの無いような深く低い口調で
フライヤはクイナに語りかける。
「・・・・・・言い残す事あらば聞こう・・・。」
それはかつて共に戦った仲間に対するフライヤの最後の情であったのだろうか。
クイナもその竜騎士の迫力に気圧されていたがすぐさま我に返り
手にしていたビストロフォークを構えた。
394 :
さあ続きだ:2000/08/10(木) 06:57
さ〜て大学いってきます。
続ききぼーんなら大学のPCから書きこむ。
次回はクイナ対フライヤで。
リンドブルム、クロ魔乃村のほうも楽しみにしてます。
395 :
さあ続きだ:2000/08/10(木) 06:59
っつーか俺もハズい。
396 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 08:56
この板で今一番筆の立つ奴がこのスレにいるかと思うと(笑)
いやあ、分割してよかった。
397 :
再開〜〜:2000/08/10(木) 11:25
クイナ「このワタシが青魔法使えるの忘れたカ。ワタシの魔法の前には
お前の技などネズミのママゴトアルねっ!!」
フライヤ「・・・その身をもって試してみるが良いッッ!!!」
刹那、フライヤの身体が光り輝き閃光の如くクイナに襲いかかる。
忘れかけていたこの力、体の芯から漲ってくる、トランスパワー!
クイナ「こっ小賢しい、食らうアルね!」
クイナの身体から無数の針が飛び出す。青魔法「針千本」
突っ込んでくるフライヤにカウンターの形で食らわせてやる、そのつもりだった。
しかしクイナの思惑は予想以上に大きく外れる事となった。
フライヤの身体は無数の魔法針に飲みこまれる寸前・・消えた。
クイナ「ナ、ナにっ!!!」
消えた様に見えたのも無理はなかったフライヤはなんと滑空し針群にぶつかる瞬間
直角に舞い上がった。翼が生えてでもなければ出来ない芸当、踏み込み無しハイジャンプ。
クイナ「バ、バカなこの魔法は絶対にかわせるはずが無いアル・・」
フライヤ自身も驚いていた。見える!相手の攻撃が。動く!思い通りに自分の身体が!
まるで全身翼になった様・・こんな事は初めてだった。戦闘中にせよフライヤはかつてない
快感を感じていた。自分に・・自分にこんな力があったなんて!!
狼狽し必死に体勢を立て直そうとするクイナ。今のフライヤはクイナのローブの
皺の様までしっかりと見て取れる。上空に高々と舞い上がったフライヤの眼は
地上の獲物、クイナを完全にロックオンした。
フライヤ「桜華狂咲!!トォォアアアアアーーーーーーーーッ!!!」
落下攻撃と竜騎士最大奥義のダブルドッキング!!
クイナは次弾の青魔法「ツイスター」を繰り出す直前でモロにカウンターを
受ける事となる。
ホーリーランスの一撃がまともにクイナの身体を捕らえた。
クイナ「ギャヒィィィィィィーーーーーーーッ」
ズガァァァァーーーーーーーーーーーーンンン
398 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 11:45
おもしれぇっ!!!
続き楽しみ。
399 :
再開〜〜:2000/08/10(木) 12:10
クイナに渾身の一撃を浴びせたフライヤは優雅に宙でトンボを切り着地した。
クイナはすでに仰向けに倒れピクリとも動く様子が無い。
舌を出し、目は白目に剥かれている。
フライヤ「・・・やった・・のか?」
まだ身体に先ほどのトランスの余韻が残っている。今までにない力の漲り、
自分の中の常軌を逸したあの動き、そしてあの技・・ほんの一瞬の事ではあったが
全ての感触はしっかりと脳裏にそして身体に覚えている。槍を持つ手に汗が滲んでいた。
高揚感から我にかえり「獲物」を仕留めたのかチェックにはいる。
よくみるとどうやら意識は失ってはいないらしい。ピクピクと手足が動き
なにやら小声で苦痛の唸り声のような物を発している。
(・・・この顔だ。ダメージが如何ばかりの程であるのかわかりにくい。)
クイナの顔面を槍の柄尻で思いっきりしばきあげる。
クイナ「グッ、グッホホホッ!」
クイナが正気に返り怯えにも媚びにも似た目つきでフライヤを見上げる。
クイナ「ヒィィィィ許して欲しいあルゥゥゥ」
情けなく呟くクイナ。その様を見てフライヤの心に戦闘前には棄て去ったはずの
憐憫の情が芽生える。
フライヤ「(こやつの言った事は本当に真実だったのだろうか。そしてその行為は?
何者かに操られておるのではないか?)」
そう、どのような外道に成り下がろうと今目の前に倒れているのは紛れも無く
あのクイナ。かつてともに戦ったあのクイナ。それには偽りは無い。しかし・・
フライヤ「(・・絶ち切らねば・・ならぬッ!私の決意に・・絶ち切らねば・・)」
クイナ「ヒィィィフライヤァ〜お・・おたすけアルゥ〜〜」情けなく命乞いの呟きを繰り返すクイナ。
フライヤ「(クイナ・・・これがせめてもの・・・・・・)」
ホーリーランスの穂先をクイナの喉元に差し向ける。そして静かにフライヤは語りかけた。
「クイナ・・・一言、スタイナー殿、ベアトリクスに詫びよ・・。さすれば苦しまさず逝かせてやろうぞ・・。」
400 :
再開〜〜:2000/08/10(木) 12:57
フライヤ「(クイナ・・せめてもの情けぞ・・せめて最期は・・最期くらいは・・)
クイナ「・・・わ、わかったアル・・・す・・うす、すたいなー・・」
覚悟を決めたのかクイナは細々と弱弱しく言葉を発し始めた。
フライヤ「(クイナ・・)」最期くらい無様な姿見せたくは無かろう・・
そう思いフライヤはぼそぼそと懺悔を始めたクイナから目を背けてやった。
そう・・・かつて生死を共に乗り越え世界中旅した仲間・・その思い出が、
クイナのあのひょうきんな思い出が脳裏に一瞬蘇り、フライヤはグッと両瞳を閉じた・。
その瞬間!
クイナ「ななな〜〜〜〜〜んてなボケかお前は!?殺されるとわかって言う事聞く
アホウが何処の世界にいるんだギャハハハハハハッ!!」
「!!????」その言葉を耳にしたフライヤは驚愕のあまり一瞬凍りつく!
そのスキを見逃さずクイナは喉元に突きつけられていた槍を弾き飛ばし
おもむろに回転起立する。その動きからどうみてもピンピンしている。
フライヤ「・・・・・・・・ク・・イ・・」
未だフライヤは驚きに固まり弾かれた槍を拾うのも忘れ、発しようとする言葉も
言葉にならない。驚愕に硬直するフライヤを尻目になおもクイナは話続ける。
クイナ「ゲッゲッゲまあ油断しちまったぜ今のは確かに効いたよマジで。まあちょこっとだけどな!
まさかお前が「Gトランス」を使えるようになってたのはさすがに思わなかった。
やはりそろそろ「覚醒」し始めたのかも知れネェなあ?他の奴等もよ!ゲーッゲ
でもまだなぁーんか偶然出ましたって感じだよなぁ?未だ自分でもその力よくわかってねえんだろ?」
今までにない口調でまくしたてるクイナ。混乱しきっているフライヤには何の事なのかわからない。
(・・Gトランス?・・覚醒?・・)
フライヤ「(・・・・一体・・何の事じゃ?それに・・クイナお主は・・??)」
クイナ「ゲーッゲッゲそんじゃ今度は俺の番だな。いい加減腹も減ってきたしよ、
さっさと殺らせてもらうぜぇぇGトランスを現段階で自由に操れる俺様の力見やがれネズミィィ!!
ゲッゲッゲッゲーーーーーーーッ!!!!」
フライヤはまだ驚きのショックから立ち直ってはいない!!
401 :
再開〜〜:2000/08/10(木) 13:34
クイナ「これがっ俺様のGトランスだぁぁぁぁゲゲゲゲーッ」
一瞬閃光が走り何も見えなくなった刹那!みるみるクイナの身体が
青く、そしてまばゆく輝き始める!クイナの巨大な口から息吹が走り
その息吹は青い炎となって吹き付けられた床面をどろどろと溶かす。
そしてクイナの身体全体が青い波動のような物で完全に覆われた。
クイナ「ゲッゲッゲーボケッとしてんなよ殺されるにしても
少しは俺を楽しませて見せろやァゲゲゲゲっ」
・・・・ハッ!!
驚愕と混乱の真っ只中で固まっていたフライヤだが戦う戦士としての本能が
フライヤの精神を覚醒へと導いた。
フライヤ「・・何が何だかさっぱりわからぬ・・しかし!ならもう1度倒すまで!」
槍を構え再びクイナに向かって行くフライヤ。しかし今度は先程のような力を
フライヤは感じうることが出来ない。竜騎士特有の跳躍力を生かしジャンプする。
目標ロックオン!今度は青く光輝くクイナめがけて!!
フライヤ「稲妻の如く突き刺されッ!!」
急降下する!ホーリーランス狙いはクイナの心の臓!!
目標に直下するフライヤを受けとめるが如くクイナは片手をかざした。
その一瞬クイナが微笑。勝利を確信する悪魔の笑み。
それにフライヤが気付いたかどうか?
両者が重なる。上空から襲いかかるフライヤ。地で受け止めんとするクイナ。
瞬間光り、凄まじい大爆音。ズガガガガガガーーーーーーーァァン!!!
一寸後・・破壊された石柱群の破片とともに落ちてきたもの・・
それはズタボロになったフライヤの身体であった・・・。
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 13:42
クイナが魔物化してる!かなりおもしろい!
403 :
再開〜〜:2000/08/10(木) 14:48
クイナ「ゲゲゲまだ俺様も完璧には使いこなせてはいネェなゲゲ。
だってなぁ、まともに俺のカウンター食らってなぁ、・・まぁだ意識があるんだもんなぁ!?」
石破片の海の中突っ伏したまま動かないフライヤに語りかけるクイナ。
確かにクイナの言うとおりフライヤの意識はあった。クイナの声も聞こえる。
しかし指1本動かす事もままならない。それほどダメージは深い。いっそ
まともにくらい即死してたほうがどれほど楽であるか。中途半端にクイナの魔法を食い、
苦痛の生き地獄を味わう羽目になってしまった。しかもさっきうけた魔法は・・・
クイナ「ゲゲ息がある事はバレてんだよ。んで、どうだ?俺のトランス魔法の味は?
しかもカウンターだ。骨身にしみるほど味わえたか?ゲゲゲッ」
突っ伏して苦痛に喘ぐフライヤの元へとしゃがみ込み得意げに話すクイナ。
苦痛の中フライヤは自ら受けた魔法について考えていた。
フライヤ「・・・あ・れ・・は青魔法・・で・・は・・な・い・・な・・」
そうフライヤには今受けた魔法に覚えがあった。かつて威力こそ違えど
見た事もそして受けた事もある・・
フライヤ「うぅっ・・くい・な・お主は・・・くろ・・ま・ほ・う・・を」
クイナ「そうだ。黒魔法フレアだ。しかもGトランスで威力x2のな・・。
青魔法しか使えん俺がこれを身につけたのもGトラの力さ。Gトラは自分の能力
の限界の更に上の力を引き出す秘術。選ばれた奴、そうお前含めてこの能力は
あのクジャとの戦いの後俺達に植え付けられた物だってよ。知る奴は俺と
ガーネット様と今俺の話聞いたお前、後の連中はどうだろな?もう覚醒はし始めてるのかもしれんな?」
フライヤは理解した。あの戦いの後我々に植え付けられてるという力、これが・・これが
今回の大乱を、ダガーをそしてクイナを狂わせたというのか・・。
覚醒・・本気で覚醒すればこのように・・このクイナの様に・・そうかダガーも
覚醒していた!?だから急にあのような・・。確かにあの力、始めて感じた時は戦闘が
果てしない快感に変わった。まるで自分の意思が巨大な力に操られているような
感じさえした。人を狂わせる・・圧倒的な力!私は覚醒までに至らなかったが
もしも覚醒するような事があったのだとしたら・・!私もクイナや
ダガーのように・・・。何と言うことだ・・ジタンやエーコは・・
もしも彼等が覚醒するような事にでもなれば・・・世界は・・
ああスタイナー、お主はお主はこの事を知っていたのか?
ダガーは全て知っていた、だからこそお主は殺されたのか!?
・・クイナはこの事を知るやつは自分とダガーだけと言っていた。
ならばこの事を彼等に教えた物がいる?そいつはそいつは一体誰なのだ?
最初はダガーもクイナも当然我々も知らなかった秘密を・・
知っている奴!クイナは・・クイナは知っているはずだ!!そいつを!そいつの名を!
404 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 14:53
そろそろサラマンダ−でてきてよ
405 :
再開〜〜:2000/08/10(木) 15:16
フライヤ「・・・・その・・覚醒は・・その・・能力は誰が・・
誰が・・・植えつけた・・のじゃ?」
クイナ「俺達のGトラ能力は潜在的に眠っていた物、つまり誰でも
心の中にあるもんだって言ってたな。ただ引き出させ易いか難いか。
ま、個人差の問題でな。ガーネット様が最初に引き出されてたよ。
一人引き出せば「封印」みたいなのが解けるみたいでな。
次次と覚醒して行くって事だろ。」
やはり!いる!ダガーを始めに覚醒させた者!そいつが!!
クイナ「さってと!良くわかったか?ゲゲゲ。
そろそろ処刑タぁ〜〜〜〜イムだぜネズミちゃん。」
ズタズタで虫の息のフライヤを強引に引きずり起こす。
そして残ってる広間の石柱に叩きつける。
フライヤ「・・・・・・・・・・・・・・!」
フライヤはもう声も出す事すら出来ない。迫りくる死。完全な絶望。
クイナは瓦礫からフライヤのホーリーランスを拾い上げた。
フライヤの身体は石柱にもたれかかる様に貼り付いている。
クイナは槍を手にゆっくりとフライヤの方を振りかえる。
フライヤが意識が完全に途絶える寸前に見た物、それは悪魔の力に支配された
者の狂気に染まった眼差しか?それとも・・・
(フラット・・・・レイ・・・・さ・・ま)
次の瞬間クイナの振りかざしたホーリーランスは広間の石柱共々
フライヤの身体を完全に串刺しにした。
フライヤ死んだ?
407 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 15:27
原哲夫マンガ級の漏りあがり!!速く書いて!
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 17:29
続きが読みたい
409 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 19:30
原哲というより武論尊って感じだな
410 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 20:40
同じ時刻、トレノの町では一人の女が相棒の男に罵声を浴びせかけていた。
ラニ「なにもたもたしてんのよ、このデクノボウ!
あんたのせいで次から次へと刺客が送られてきてるんでしょうが!」
そばには今しがた絶命したばかりと思われる黒装束の男の死体が・・・。
ガーネットの放った刺客である。
ラニ「ったく、あんたがガーネットに狙われてるなんて知らなかったわよ。
そうだと分かってたらつきあおうなんて思わなかったのに。
それにしても・・・あんた、もうちょっとマシな男だと思ってたけどねえ・・・」
ラニに罵られ続けている男は真っ赤に燃える髪ももはやその輝きを失い、頭を上げる気力も失っていた。
サラマンダー「く・・くそっ。なんだってんだ、この女。
俺よりよえーくせに、好き放題言いやがって・・・」
ラニとつきあい始めるまでは、常に「戦い」の中に身をおき、
恋愛などもしたこともなかったサラマンダーははじめての女にすっかり尻にしかれてしまっていた。
当初の二人の立場はこの数年の間にすっかり逆転し、
ラニに罵倒され続けている間に、その高いプライドすらずたずたに砕かれてしまっていた。
サラマンダー「もうトレノも安全じゃねえみたいだ、ラニ。どっかに逃げるしかねえな?」
ラニ「あたりまえだってんだよ、このうすら馬鹿!
トレノでも今ので5人目の刺客なんだから、あんたは数も数えられないほど馬鹿なの!?
他の大陸に逃げるしかないでしょうが!
ったく、いまさらあんたと別れてもどうせ私にも追っ手が差し向けられるのは分かってるし。
ああ!眠い!!ちょっと一眠りするからちゃんと見張ってるんだよ!?」
サラマンダー「・・・・・分かった」
411 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 21:04
なんか微笑ましいんですけど、この焔のオッサン。
412 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 21:34
同じ時刻、トレノの町では一人の女が相棒の男に罵声を浴びせかけていた。
ラニ「なにもたもたしてんのよ、このデクノボウ!
あんたのせいで次から次へと刺客が送られてきてるんでしょうが!」
そばには今しがた絶命したばかりと思われる黒装束の男の死体が・・・。
ガーネットの放った刺客である。
ラニ「ったく、あんたがガーネットに狙われてるなんて知らなかったわよ。
そうだと分かってたらつきあおうなんて思わなかったのに。
それにしても・・・あんた、もうちょっとマシな男だと思ってたけどねえ・・・」
ラニに罵られ続けている男は真っ赤に燃える髪ももはやその輝きを失い、頭を上げる気力も失っていた。
サラマンダー「く・・くそっ。なんだってんだ、この女。
俺よりよえーくせに、好き放題言いやがって・・・」
ラニとつきあい始めるまでは、常に「戦い」の中に身をおき、
恋愛などもしたこともなかったサラマンダーははじめての女にすっかり尻にしかれてしまっていた。
当初の二人の立場はこの数年の間にすっかり逆転し、
ラニに罵倒され続けている間に、その高いプライドすらずたずたに砕かれてしまっていた。
サラマンダー「もうトレノも安全じゃねえみたいだ、ラニ。どっかに逃げるしかねえな?」
ラニ「あたりまえだってんだよ、このうすら馬鹿!
トレノでも今ので5人目の刺客なんだから、あんたは数も数えられないほど馬鹿なの!?
他の大陸に逃げるしかないでしょうが!
ったく、いまさらあんたと別れてもどうせ私にも追っ手が差し向けられるのは分かってるし。
ああ!眠い!!ちょっと一眠りするからちゃんと見張ってるんだよ!?」
サラマンダー「・・・・・分かった」
413 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 21:37
フライヤ「・・・・その・・覚醒は・・その・・能力は誰が・・
誰が・・・植えつけた・・のじゃ?」
クイナ「俺達のGトラ能力は潜在的に眠っていた物、つまり誰でも
心の中にあるもんだって言ってたな。ただ引き出させ易いか難いか。
ま、個人差の問題でな。ガーネット様が最初に引き出されてたよ。
一人引き出せば「封印」みたいなのが解けるみたいでな。
次次と覚醒して行くって事だろ。」
やはり!いる!ダガーを始めに覚醒させた者!そいつが!!
クイナ「さってと!良くわかったか?ゲゲゲ。
そろそろ処刑タぁ〜〜〜〜イムだぜネズミちゃん。」
ズタズタで虫の息のフライヤを強引に引きずり起こす。
そして残ってる広間の石柱に叩きつける。
フライヤ「・・・・・・・・・・・・・・!」
フライヤはもう声も出す事すら出来ない。迫りくる死。完全な絶望。
クイナは瓦礫からフライヤのホーリーランスを拾い上げた。
フライヤの身体は石柱にもたれかかる様に貼り付いている。
クイナは槍を手にゆっくりとフライヤの方を振りかえる。
フライヤが意識が完全に途絶える寸前に見た物、それは悪魔の力に支配された
者の狂気に染まった眼差しか?それとも・・・
(フラット・・・・レイ・・・・さ・・ま)
次の瞬間クイナの振りかざしたホーリーランスは広間の石柱共々
フライヤの身体を完全に串刺しにした。
414 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 22:36
おもしろくなってきてんのに荒らさないように。
415 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 23:14
テレホで来たらだいぶ続きが出来てる。いいぞ!
416 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/10(木) 23:48
続きはなし?
417 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 00:20
時は少し遡って、フライヤがアレクサンドリア城に侵入した頃、リンドブルムの会議室ではトレノ遠征の為の軍議が開かれていた。
エーコ「今度の外征は、二方面に軍を展開する。ひとつはトレノ方面へ。もうひとつはプルメシア方面へ。
トレノ方面の部隊の役目は、言うまでもなくトレノを制圧すること。これにはリンドブルム空軍三千を派遣。
指揮は私自らが行い副将としてエリンを同行させる。プルメシア方面の部隊は国境を覗って、アレクサンドリア軍を牽制する事。
プルメシアに侵攻する必要はない。こちらには陸軍二万を派遣しましょう。何か質問はある?」
将軍「空軍の兵士が少なすぎるのでは?」
エーコ「大丈夫よ、私が魔法の詠唱を行うまでの時間稼ぎが出来ればそれで充分だから。それとも…ガーネットに私の力が劣るとでも?」
将軍「滅相もありません」
エーコに睨まれた将軍は、蛇に睨まれた蛙のように怯える。
エーコ「ジャ魔法を使いこなせるようになった私と最先端の飛空挺、そしてラグナロクがあればリンドブルムが負けることはないわ」
エーコもガーネットやクイナと同様に、新たな力を手に入れていた。
しかも、エーコの場合は精神的な成長も合間って、能力の増大は彼らの比ではない。
そして、心の深淵から沸き起こるドス黒い野心に駆り立てられていたのだ。
全てを滅するという野心に。
エーコは若くして悟っていた。
どんなに人との交流を深めても、心の奥底まで分かり合えることはないということを。
そして、人間はどこまで行っても、孤独であると言う事を。
だから、孤独の侘しさ、辛さを幼い頃からよく知っているエーコは、これらから人々を解放するために全てを滅ぼすことにした。
しかし、エーコは気付いていなかった。
所詮、この考えは永遠の闇からの受け売りに過ぎないということに。
417で訂正です
合間って→相俟って
419 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 00:27
ヒールエーコ。
420 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 00:42
>>370 ベアトリクスその後
ベアトリクス「とにかく、フライヤを追わなければ」
異様にだるい体に鞭を打ち、手早く衣服を身につける。体に染み付いた
男たちの精液の臭いが鼻をつき思わず涙がこぼれた。
ベアトリクス「今は泣いている時ではない」
拳で涙をふき取り、フライヤの隠れ家からエクスカリバーを手に飛び出す。
そこはアレクサンドリア城下町の裏通り。劇場の向かいだった。
若い男たちは徴兵されたのか女、子供、老人の姿が目に付く。
ベアトリクス「生きていてフライヤ。すぐに行きます」
足に力を入れ、走り出す。とその時だった。
ドンッ!
???? 「わぁっ! 気を付けなよお姉ちゃん」
ベアトリクス「すまない。急いでいるんだ」
謝りベアトリクスは再び走り出そうとした。が、ぶつかってしまった相手の
姿に足が止まってしまう。
ベアトリクス「あなた…もしかして」
とんがり帽子に青いローブ。黄色く光る二つの瞳。間違いなかった。
ビビjr1号「ん…ああ! スタイナーのおっさんの奥さん!」
ベアトリクス「あなた…こんな所で何をしているの」
問うと、ビビの息子は帽子を直してから沈うつな表情で言った。
ビビjr1号「ガーネット王妃を倒すんだ」
ベアトリクス「どうしてあなたが…」
ビビjr1号「ジタンが…ガーネット王妃を倒すんだって、仲間を増やし始めたんだ。
みんなを戦わせる気なんだ。俺そんなの絶対にイヤだ! だから…
俺がガーネット王妃を倒せばみんなが戦わなくていいと思ったから」
ベアトリクス「無茶だわ。あなた一人ではどうにもならない」
ビビjr1号「でも、俺はお父さんに言われたんだ! お前は一番上のお兄さんだから
みんなを守らなくちゃいけないって!」
ベアトリクス「……」
ビビjr1号「だいじょうぶだよ。俺、ファイラだって使えるんだぜ」
自慢気に小さな胸を張るビビの息子をベアトリクスは只黙って抱きしめた。
ビビjr1号「どうしたんだよ、おねえ…」
ベアトリクス「スリプル」
ベアトリクスの腕の中で糸が切れた操り人形のように小さな体が動かなくなる。
ベアトリクス「ガーネット様。やはりあなたは間違っています」
ビビの息子を抱き上げ、低く呟く。
路地裏から城を見上げれば、シンボルである巨大な剣が夕日を受けて赤く輝いていた。
ベアトリクス「今すぐフライヤの元へ急ぎたいがこの子を送り届けねば」
それに…ジタンに会わなければならない。きっと彼ならばガーネット様を止めて
くれるはず。ビビの息子が言ったことが気になるが、とにかく会わないことには
始まらない。
薄情者と罵られようが受け入れよう。今は…クロマ族の村へ。
ベアトリクス「フライヤ…武運を!」
こうしてベアトリクスは一路クロマ族の村へ…
421 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 00:54
良い感じだ!
でも「ガーネット王妃」って誰と結婚したの? どッかの貴族??
422 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 00:55
エーコまで邪悪に・・・。
ベアトリクスとフライヤとビビ系はイイモンなんだね。
423 :
420:2000/08/11(金) 00:56
>421
すまん! ポカミスだ。陛下の間違い。
424 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:08
ラニ「ヒッ!」
ウトウトと眠りかけていたラニは殺気を感じて飛び起きた。
さすがは手練れの賞金稼ぎである。新たな刺客の気配を間一髪気取ったのだ。
刺客の振り下ろしたミスリルフォークがラニの頬をかすめ、床に突き刺さる。
ラニ「サ、サラマンダー!なにやってんのよ!?
また敵が来てんじゃないのよ!!
でも・・こいつは・・・ク族?」
刺客「おしかったアル!死ねアル」
刺客はなおもラニに対して攻撃の手をゆるめない。
ラニ「く・・・こいつ、今までの敵と違う!?強い!」
刺客が振り下ろした次の一撃がひるんだラニの武器をはねとばす。
ラニ「しまった・・・!」
刺客「・・・殺ったアル!!!」
彼の一撃がラニの眼前に迫った刹那、突如刺客の体が真横にふきとばされる。
刺客「だ、誰アルか!?」
サラマンダー「もう一匹、いたか。ガーネットの奴隷と化したというク族の刺客。
すまん、ラニ。こいつの片割れに少し手間取ってな・・・」
ラニ「・・・・おせえんだよっ!!!このうすらデカ!!
殺されるところだったでしょうが!!??
ったく、使えないやつだねえ、このノロマ!
さっさとこいつを片づけなっての!!」
サラマンダー「くっ・・・・・・」
425 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:13
「くっ・・・・・・」が素晴らしい(笑)。
426 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:15
場面から考えて大体4,5人が書いてるのかなあ。
どうやって結合させるんだろう?
427 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:19
まさかこんなスレに成長するとは・・・
真摯な1のおかげだね。
428 :
421>420:2000/08/11(金) 01:22
あ、そうかそうか。返答ありがとう。
429 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:23
そういえば1にも感想を聞きたいね。
出てこないかな?
430 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:41
面白いので続きが見たいクポ。
5人もいるんだったら絶えず更新しろクポ。
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:41
>430 見る側なんだからおとなしくしてるブリ
432 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:45
恋愛ものより面白いケロ
433 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:52
官能はそこそこにしてほしいアル
434 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 01:55
スタイナー「今日はオレンジ通信で抜きますぞ!」
435 :
>433:2000/08/11(金) 01:56
大丈夫だって。
あれって書くの結構大変そうだし、
受け入れられないと感じたらわざわざ作らないと思うよ。
436 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 02:09
連作の最後にどうやってベアトリクスと部下を土下座させて自害させるかが楽しみ(笑)
437 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 02:13
>436
1さんですか?
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 02:18
書き込みがないので流れをまとめてみたクポ。
ガーネットは即位後暴君になりスタイナーを処刑。
ベアトリクスをも処刑しようとするが、逃げられる。
アレクサンドリアとブルネシアは交戦状態。
フライヤはガーネットに挑むもその部下のクイナに苦戦。
ジタンとミコトはアレクサンドリアに対抗するために黒魔術士軍団を編成。
エーコはリンドブルムにて覇権を伺う。その手下にバクーとエリン。
サラマンダーとラニはガーネットの刺客に追われている。
これゲームでやってみたいクポ。
439 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 02:22
>438
おつかれさまです。
オチはジタンの夢オチということで
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 02:30
>438
エーコ一人で大陸制圧
442 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 02:36
三国一村志
443 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 02:46
ガーネットは?
444 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 03:12
「お母様」
漆黒の夜、ガーネットはブラネの墓の前に立っていた。
たまには、寝付きの悪い夜もある。
・・・力を持ちながら、一撃で滅ぼされた愚かな故郷・マダイン・サリ
死んだ二人の母。とくに、ブラネの死に顔は今でも脳裏に焼き付いている。
一時は強大な力を手にしながらも、女帝と恐れられたブラネの死は
じつにあっけないものだった。
露と消えた母の夢だけど
・・今となっては手に取るように母の気持ちがわかる。
すべてをこの手にしたい。
そして私にはその力がある。
召還士の血筋を持つ一人の少女が女王の地位に・・・それは偶然ではない。
「運命」だったのだ
ふふふ・・ははははは!!
ガーネットは
ふつふつと湧き上がる欲望にその身をまかせ体の奥底から震え上がった。
不安、恐怖、快楽、欲望がせめぎあい今のガーネットを作り上げた・・
やりたいようにやりなさい。ガーネットはその言葉を反芻した、
そう、私は間違っていない。
全てを手にする人間になる。私は滅ぼされる側の人間にはならない。
「・・・お母様はつめが甘かったのよ。私はあなたのようなヘマはしないわ。」
墓標を蹴り上げ、バラのリースが散った。
・・枯れたバラの花びらが風に舞った。
445 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 03:15
もとのゲームより面白いね。これ。
446 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 03:17
おっ、続きだ。
447 :
まだ続けていいのか:2000/08/11(金) 03:23
ガーネット「フ・・・こうして見ると砂ネズミも美しく見えるというものよ。」
アレクサンドリア城大広間
単身ガーネットに挑みそして、その腹心クイナとの戦いに敗れたフライヤは
広間の石柱に串刺しにされ、しかもフリーズの呪いをかけられ
哀れ永久の氷漬けにされてしまった。大広間に装飾品として飾られてしまう。
ガーネットはうっとりと石柱に氷漬けとされた女竜騎士を眺めていた。
ガーネット「さて・・クイナ!クイナはおらぬか!?」
すぐさま影の様にクイナがガーネットのもとに現れる
クイナ「はっクイナはここに。」
不意にクイナは大広間の横に飾られているフライヤの氷漬けを見るや
得意調子で話し出した
クイナ「ほぉ〜よく出来てるアルな。こりゃあいい見せしめアル。」
ガーネット「もっとお前にそのオブジェを作ってもらわねばならぬ。「違う種類」のな。
フライヤはGトランスの完全覚醒には至らなかったが、もうその力に気付き始めておる者
は他に居るやも知れぬ。早急に、・・目覚めぬうちに・・消しておかねばならぬ。」
ゆっくりと玉座に腰掛けるガーネット
「まずは、以前我と共に戦いし者・・エーコ、サラマンダー、フラットレイ、
・・そしてジェロムのミコト・・・・・ジタン。」
クイナ「エーコのほうは・・もう覚醒寸前のとこまできてるみたいアルな。」
ガーネット「そのとおりよ。あ奴愚かしくも我が国に攻め入らんとしておるようじゃ。
ククク私が気付かぬとでも思うておるようじゃのう。」
クイナ「・・・次はエーコアルか?」
ガーネット「いや奴は私自ら手をかけねばなるまい。現時点で奴の能力こそ最も我等に
近いものあろう。かつて同じ一族としての彼女の力の大きさはあるいは私以上やも・・」
クイナ「ガ、ガーネット様それでは・・」
ガーネット「フッ只それは彼女がこのまま成長すれば・・の話だ。奴の力は今だ未熟よ。
その状態で今の私には勝つことは出来ぬ。だからこそ・・今のうちに・・・この私の手で
・・葬り去っておかねばなるまい!」
448 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 03:33
是非まだ続けて。
449 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 03:55
リンドブルム城・大公の間。
身体に不釣合いなほど大きな椅子に腰掛けたエーコは、バクーと謁見していた。
エーコ「というわけで、バクー。あなたにはアレクサンドリアへの情報工作をお願いするわ」
バクー「ハッ、その件に関しましては我々タンタラスにお任せを」
バクーは、自信たっぷりにに大きな腹を震わせて、そう言った。
エーコ「ところでバクー。エクスカリバー2の行方はわかったの?」
バクー「あれは見つかりませんでした。ただ、エクスカリバーはベアトリクスが持っているそうです
エクスカリバー2は実在すら怪しいような代物ですから、本当にあるかどうか…」
咎められると思ったバクーは、少し言い訳がましい口調で弁解した。
エーコ「エクスカリバーなどは必要ない。あの血塗られた女将軍にでもくれてやれ。
私が求めるのはエクスカリバー2だ」
バクー「あの…どうして騎士でもないエーコ様が、エクスカリバー2を求めるので?」
エーコ「理由を聞かねば、動けぬとでも言うのか?」
エーコは冷ややかな声で、そう言う。
バクーは、その声を聞いて背筋に寒い物を感じた。
バクーのその様子を見て取ったエーコは、微かな笑みを浮かべて、
エーコ「まぁ、後学のために教えておこう。エクスカリバー2には最強の召喚獣ナイツオブラウンドが封印されているとの話を聞いたことがある。
ガーネットを撃ち滅ぼすのに得ておきたいと思ってな。だが、エクスカリバー2の件は情報が入り次第で構わん。今は情報工作に専念せよ」
バクー「御意」
バクーは、恭しく頭を下げると、大公の間を後にする。
部屋から出たのを確認すると、エーコは、手を振って衛兵たちも下がらせる。
エーコ「…エクスカリバー2は見つからぬか。まずいな、このままではガーネットを滅ぼすのは難しい。
だが、これで戦争を長引かせられると思えば悪いことばかりでもないか」
誰もいなくなった大公の間で、エーコはそう独りごちた。
450 :
まだ続けていいのか:2000/08/11(金) 03:57
クイナ「ではガーネット様はどうするアル?リンドブルムに出陣なさるアルか?」
ガーネット「いや、ガキながら少々抜け目の無い彼女のこと、ブルメシア侵攻時の
今こそ攻め入り時と考えておるはず。まずはトレノ方面に出兵いたす腹積もりであろう。
・・・迎え撃つことになろうな。」
クイナ「エーコ如きワタシで十分アル。是非ともワタシにやらせて欲しいア・・」
クイナの言葉を遮るかのように
ガーネット「エーコは最早そなたの力では到底かなわぬ。」
クイナ「・・・・・・・・・・・・」
ガーネット「あ奴の恐ろしさは我々にない今だ発展途上の力。おそらく成長に伴い
今の奴の力は想像を遥かに越えるものになろう。・・・・が私にも召還獣がある。
しかも今だ奴の知り得ぬ最強のな。エーコはまだGトランスの存在を知ってはいまい。
今はただただ湧き上がる己の力に酔いしれておるに過ぎぬ。己の真の力の使い方すらわかっては
おるまい。」
ガーネットはゆっくりと玉座より立ちあがる。
ガーネット「クイナよ。そなたには他のGトランス覚醒保留者の抹殺、反逆者
ベアトリクスの「生け捕り」を命ず。」
クイナ「・・・?Gトラ戦士の抹殺はわかるアルが、ベアトリクスを生け捕りに・・アルか?」
ガーネット「そうだ。殺してはならぬ必ず生け捕るのじゃ。Gトラ抹殺の指令よりも
先ずこちらを優先させよ。行けぃっ!!」
クイナ「・・・?・・わかりましたアル。それでは・・」
風の様にその場より消え去るクイナ。ガーネットはバルコニーに出る。
ガーネット「・・・・まさか・・あのベアトリクスに・・あのような秘密が
隠されていようとは・・・・。あれを・・・手にすれば・・・私は・・・そう宇宙でさえも我が手に!」
451 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 04:04
ダブル更新ありがとう。
452 :
名無しさん@お腹いっぱい:2000/08/11(金) 04:05
一休みしようや
453 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 04:17
おもしろい。
がんばって。
454 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 04:22
このスレがこんなに面白くなるとは・・・・
ここでは、このスレが一番の楽しみになっているクポ
456 :
まだ続けていいのか:2000/08/11(金) 04:46
ジタンに会う為クロマの村に向かうベアトリクス。
その道中は決して楽なものではなかった。
山賊、湖賊の類の襲撃、さらにアレクサンドリアの追っ手、
はたまたガーネットが雇ったのだろうか賞金稼ぎのアサシンまでもが
次々と襲いかかる。
なんとかそれらを振り切りようやくリンドブルムのク族の集落に辿り着いた。
ここのフォッシル・ルー採掘場から外の大陸にいけると以前スタイナーから聞いていたのだ。
将軍職を奪われしかも今は反逆者として追われる立場のベアトリクスである。
以前の様に飛空挺レッドローズでひとっ飛びという訳にいかない。
必然的に陸路をとらざるを得ない。
ベアトリクス「はぁ・・はぁ・・ようやく・・着いたわ。後はここから
ガルガントに乗って行けば・・・。」
仲間もおらずたった一人で戦いつづけてここまで辿り着いた。
倒れこみたいほどの疲労感があるがここで休むのは危険だということはわかっている。
ク族の現在の長クイナはガーネットの腹心と知っているからだ。
ベアトリクス「・・長居は無用。早いところフォッシル・ルーへ向かわなければ・・」
茂みの中を歩くベアトリクス。遠目に採掘場入り口らしき者を見つけた。あそこだ!
駆け出すベアトリクス。外の大陸に行けばガーネットの眼も届きにくい。
追っ手もいなくなるだろうし楽になるだろう。・・・とにかく辛かった。
いくら最強の剣士といわれていたにしろ女一人でここまでなみいる敵を振り払い
ようやくここまで来たのだ。しかも「あんなこと」があったそのすぐ後で。
肉体も精神ももうボロボロだ。とにかく今はこの大陸を早く脱出したい
それだけだった。しかしその焦りは結果ベアトリクスの首を絞めることとなった。
最後の最後に仕掛けられていた罠。それに気がつく余裕はもはや今のベアトリクスには
無かったのだろう。
457 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 04:49
エーコとガーネット書いてる人。
ベアトリクスをトレノまで行かせるから少しだけ書き込み待って。
当方ベアトリクス書き。
クイナとはすれ違いになるけどかんべんして。
トレノに着いたら後は任せるから。
458 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 04:50
どきどき。
459 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 04:53
クエールも出して
460 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 04:53
やっぱりキャラ別執筆なんだ。
461 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 04:55
これどっかの攻略サイトの小説ページに載せてみたい。
462 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 05:21
このスレおもしろい。
リレー小説はつまらない、って常識を見事に打ち崩したなあ。
463 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 05:30
黒魔村担当の方希望。
464 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 05:42
こういうもん読んで(っていっても今まであまり読んだこと無いからわからんけど
)初めて面白いって思ったなぁ・・・
465 :
457:2000/08/11(金) 06:17
まいったな。456と457って別人なんだなこれが。
またまた一手遅かったか。
いまクロマ族の村編とトレノ編を書き上げたけど、どうにもなんないな。
とりあえずベアトリクスの続きは456さんに任せるッス。
しばらくロムって使えそうなら使うから。
これもまたリレー小説のおもしろさだな。
466 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 06:21
めげずに頑張って下さい。>465
467 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 06:28
ATEの成功例って感じだな。
468 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 06:46
>465
とりあえずUPしてみてよ。
どんなのかみたいですぅ
469 :
続けざまに続ける:2000/08/11(金) 07:26
まぶしい。それに・・・なんだろう・・・私は・・寝かされているのか・・?
・・・・・誰かの声が・・聞こえる・・
???「・・・・大丈夫なのか?・・・・・・もし・・・・・危険だ・・」
???「この・・・・・ならば・・・・・・内に・・・・」
???「・・・探しだすことは・・・・・・」
???「・・・・・・・・・・年か・・・・それまでは・・・・・・・・・・」
よく・・聞こえない・・ああ・・それに・・何だこの感覚は・・また・・意識が・・・
ベアトリクス「・・・・・・・・・・・!!!!」
気がつけば縛られていた。両手は縄で後手に。足には枷が嵌められている。
ベアトリクス「・・これは?・・そうか私は・・・」
ぼんやりする頭の中が次第に回復し今までの自分の記憶を思い出した。
フォッシル・ルーに辿り着く寸前茂みの中に仕掛けられていた落とし穴に見事に嵌まった。
しかも落とし穴の中にはスリプル草の粉末がたっぷりと入れられており
穴に落ちれば即気絶という仕掛けだった。そこからの記憶は無い。
ベアトリクス「・・ご丁寧なことだ。」
職業柄この様なトラップには慣れている筈の自分がこうあっさりと引っ掛かってしまうとは。
ベアトリクス「(どうか・・・してたんだな私・・・。)」
この最近自分には信じられない、また辛すぎる体験を一生ぶんくらい味わった。
心の余裕がなくなればまた冷静さも失う。あの罠はこうしたベアトリクスの心情を悟ってのものか?
ベアトリクス「・・それよりここは・・どこなんだろう?」
窓が無い所をみると・・・地下か?
コッコッコッ・・・・・・靴音がこちらに向かってくる。
470 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 07:32
続きだ!ナイス!
8時までにさらにもう一回続きが見たいけど……難しいかな。
471 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 08:04
ミコトの指揮のもと、黒魔道士の増産は順調に進んでいた。
『近隣に敵対国が無いという地の利が幸いしたな』
ジタンは胸のうちで呟いた。アレクサンドリアの巨大な兵力の前では、
以前のクロマ村の兵力では虫けらのように踏みにじられていただろう。
まだ、アレクサンドリアに勝利するには到底及ばないが、少なくとも
時間を稼げるだけの兵力は整いつつあった。
『…ジタン』
ジタンの心に彼にしか聞こえぬ重々しい声が響いた。
「お前を呼んではいないぞ」
ジタンは如何にも興味が無いといった風に告げた。
『…何故、ミコトに黒魔道士の増産を任せた? 今のお前には黒魔道士は勿論、
より強壮な戦力をも生み出し得る力と技、そして知識があるではないか』
「…理由を作るためだ」
『理由だと?』
「ミコトにはこれからもっと働いてもらわなくてはならない。時として
苦い思いに駆られる事もあるだろう。しかし、いざと言う時に躊躇されては
かなわんだろう? だから『必要に迫られて』という言い訳と前例を用意して
やったまでの事だ。これであいつはこれからも俺の言う事に従うだろう。
自分のしている事に自己嫌悪を感じる事になろうともな」
『成る程な、確かに効果的かもしれん。だが危険な試みだぞ?
ミコトはすべてお前の思惑通りになるような甘い存在として調整してはいない』
ジタンの意識にそう言ったのを最後に『声』の気配は去って行った。
「…確かにそうかも知れないな。フフフ、あるいはあいつが俺の目的の
最大の障害になるのかも知れないな…」
472 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 08:08
声がすごく気になる
473 :
続けざまに続ける:2000/08/11(金) 08:14
ガチャッ扉がひらく。
ベアトリクス「・・・・・!あ、あなたはたしか前ク族族長であった・・」
クエール「・・そう、クエールアル。」前族長は静かにそういってベアトリクスの縄目を解く。
しかしベアトリクスは驚いていた。たしかク族前族長クエールは今の長クイナに暗殺されたと聞いていた。
世間では死んだ人となっているはず。しかしクエールに以前面識のあるベアトリクスだ。
目の前で自分の縄目を解いてくれている人物はクエール本人に間違い無い。
クエール「すまんアル。ワタシが行くまで気が付かれて勝手に抜け出されては危険だったアルからな。
不本意ながら縛らせてもらったアルよ。すまんアル」
ベアトリクス「・・クエール様はクイナに殺されたと聞きましたが。」
静かにベアトリクスが問う。縄を解きながらクエールが答える。
クエール「・・実はワタシにはこう見えてもほんの最近のことなら予知できる能力を持っているアル。
クイナがおかしくなってしまったのも実はわかってたアル。霧がなくなったあの日以来
クイナは何かにとりつかれてしまったアル。クイナとワタシが対立すればク族にも大きな被害が出るアル
だからワタシはクイナに毒殺されたふりをし地下に潜ったアル。」
ベアトリクス「・・クイナは何故あのように・・とりつかれたとは一体何なのかご存知でしょうか?」
クエール「それも最初予知しようとしたアルでも何かものすごい大きな力が働いてよく
見えなかったね。何とかワタシがみることができた大きな炎、目のくらむような光
それに飲み込まれる星・・なんだかとっても恐ろしかったアル。そして最後に見えたものが
・・・・・・・・なんとベアトリクスある。」
ベアトリクス「・・!!わ、私を!?」
クエール「あの落とし穴、実はワタシの仕掛けね。あのまま採掘場入ってれば必ず
ベアトリクス、クイナに捕まってたアル。ガーネット王女クイナに命じたらしいアル
ベアトリクス捕縛命令アル。もうクイナの手の者は世界中に飛んでお前探してるね。」
ベアトリクス「・・・・・何故・・何故私が・・・そういえば・・私はスタイナーが
殺された際ガーネット様に刃をむけた。しかし・・私を殺さなかった・・あれも・・一体・・」
クエール「どうやらベアトリクス。お前には何か重要な秘密あるみたいアルな・・」
474 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 08:34
475 :
続けざまに続ける:2000/08/11(金) 09:16
ベアトリクス「・・・クエール様は何故私をここへ?」
クエール「・・・・・・ワタシはク族の運命によって動いているだけアル。
あの予知は、お前助けるそれク族の為そして世界の為。混乱が始まる世界にお前必要。」
ベアトリクス「・・・・・・・・・わかりません・・本当に・・一体・・私は!」
クエール「只言えること。お前自分ではわからないかもしれないが凄く大きな運命背負ってる
そして大きな大きな力もってるね。世界が今混乱に向かってるそれを静めるお前。これワタシの予知。」
ベアトリクス「・・・・・・・・・・・・」
クエール「ついてくるアルよ、ベアトリクス。」
ガチャ 部屋を出て行くクエール。
一体私は・・何者なのだろう?運命?大きな力?今のベアトリクスにはあまりにも唐突、
あまりにも謎めいた己の境遇に、今は只混乱する頭を静めること以外他に術は無い。
辿り着いた先はどこまでも続いていそうな一本のレール。そして1体のガルガント。
クエール「これは、この先にお前の行くべき場所待つ運命の道。フォッシル・ルーとは違う
ルートの秘密のレールアル。この先にお前の大きな運命待ってるアル。」
ベアトリクス「・・・・クエール様。最後にアレクサンドリアに単身向かわれたフライヤ殿は
今どうなっているのかわかることできませぬか?」
クエールはじっと目を閉じ語り出す・・
クエール「クイナの力を感じる光が未だ小さい赤い光を飲み込んだのが見えるアル。
・・・・でも赤い光は未だ消え去りそうになりつつも消えては無いアル。
果たして死んでいるのか・・それとも生きているのかよくわからないアル・・ただ・・
その弱い光に共鳴する光も見えるアル・・・果たしてその光は何の光なのか・・
・・・・・私に見えるのこれだけね。」
ベアトリクス「(・・・・・フライヤ殿。貴方が死ぬはずなんて無いッ。
私は・・信じてます。・・・きっと」
ガルガントに捕まるベアトリクス。それを見送るクエールが話しかける。
クエール「これからお前待つ運命過酷で辛いものばかりかもしれんアル。
しかしお前はお前の運命をただただ信じて進むしかないアル。
信じて進む道開けるこれク族も人間も同じ。ワタシもお前の運命を世界の運命を信じて待つアル。
・・・・・・クイナのこと、よろしく頼むアル・・・。」
ベアトリクスはエクスカリバー歯切れ良い音と共に引き抜き胸の前で
剣を捧げ持つそして刀身を軽く額に当てる。剣士としての「礼」の儀式。
ゆっくりとガルガントは走り始める。
476 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 09:52
『…ビビ…俺は今、お前が生きていれば必ず傷ついただろう事を
やっている。そしてこれからもまだまだ続けるだろう…だが……』
黒魔道士の村の墓地で一人佇んでいたジタンはそこまでで思考を
打ち切った。既にそんな感傷は捨てたのだ。そう自分に言い聞かせる。
しかし尚も疑念は晴れる事無く、ジタンの心の中で果てしなく
渦巻き続けるのだった。結局それを消してくれたのはジタン自身の
意思の力ではなく、外的な要因だった。
「例の連中から通信が入ったのか?」
ジェロムの一人の報告知に、ジタンの口元は昏い微笑の形を作り、
その心からひとまずは憂いが去った。
モーグリという種族は世界中何処にでもいる。前人未到の秘境から
王宮の中にまで文字通り何処にでもだ。にも関わらず、それを
不審に思うような人間はまずいないといってよかろう。物事に
こだわらない性格とユーモラスな外見が、彼らをして空気のような
存在となさしめているのである。それ故にモグネット本部が
数ヶ月前にジタンの手に落ち、世界中のモーグリが彼の私的な諜報員と
化している事にも人々は気づくことがなかった。そのおかげで、
ジタンのもとには世界中の最新かつ正確な極秘情報が継続的に
届けられていた。そしてそんな情報の中で彼が注目した事実の
ひとつに、リンドブルムにおけるぎくしゃくとした空気があった。
対外政策に消極的なシドから軍国主義的なエーコに政権が移り、
その好戦的な施政に不満を持つ者が着実に増加しつつあると
いうのである。これを利用し如何なる謀略を用いるか。
考えた末にジタンが出した結論は大規模な離間策であった。
内乱や暗殺は権力の頂点に立つ者が人知を越えた力を有する
リンドブルムにおいてはさほど有効な手段ではない。むしろ、
今後の戦争において重要な要素となるであろう飛空挺のパイロットや
技師たちを傘下に加える事で将来に備えて戦力を蓄え、同時に
リンドブルム軍の根幹とも言うべき飛空挺団の一部離反という
事実をもって人心に不安をもたらす事のが最良の方策であるという
結論に至ったのである。そして今まさに、ジタンにつく事を
決意した者たちが黒魔道士の村に向けて航行中との知らせが
届いたのであった。
477 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 09:55
どうも、クロマ村書いてる者ですけど
リンドブルム書いてる方、エリンを
ヘッドハンティングしてもよろしいですか?
今後の展開に差し障るようでしたら、
遠慮なく断ってくれてかまいませんが。
478 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 10:13
皆さん面白いの読ませて頂いてうれしいんですが、
固有名詞等が間違ってると萎えてしまいます。
>クロマ村書いてる方
ジェロムじゃなくてジェノムだったと思うんですが。
479 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 10:16
すげー!!!ヘッドハンティングまで・・・・
サラマンダーはどうなったんだろう。わくわく。
480 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 12:25
期待あげ
う
>478
ジェロム→ジェノム
…確かにそうですね。最初の頃に
書いたの見直したらジェムとか書いてるし…自己嫌悪。
大変ご迷惑をおかけしました。
483 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 15:01
age
484 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/11(金) 15:11
姫さまがが、いつも正しいことをするとは限らない。
姫さまが何をやっても認めて、力になってあげようとするのは、正しいか、正しくないかを自ら判断する勇気することから逃げてしまっているのかもしれない…。
ベアトリクスとリンドブルクの将来について語りながら、何度も抱いた疑問。
姫さまの道が間違ったほうに進まないとも限らない。しかし、それは自分のようなものにわかるのだろうか。自分が間違った道だと思っても、実は深いお考えがあるのかもしれない。
ブラネさまのときは、自分は従うことしかできなかった。
自分では、何も考えなかった。
その後悔を、姫さまのときには活かさなければならない、そう思っていたから。
自分は自分が精一杯考えて、プルメシア侵攻に反対した。
それで命をなくすになら、むしろ誇りに思えた…はずだった。
しかし、自分には命よりも大切なものができてしまったのだ。
…ベアトリクス。
力が、体から溢れ出したのだ。あの瞬間。
首を落とされそうになった瞬間。
今までにかんじたことのない、激しい力。
どこをどう逃げてきたのかなど、まったく記憶にない。ただ、命が助かったことだけはわかった。
姫さま、自分はどうしたらいいのだろうか。
あなたは、本当に間違っているのか。
それとも、自分などには見えない、もっと先の事を見越して、今の行動をしているのか。
自分には、自分が正しいという確信は持てない。
だから、今はただひとつ。自分のなかで確信の持てることをしようとおもった。
自分なき今、きっと、矢面に立つであろう、愛しの女。
「ベアトリクスを救う」
それにのみ、自分は力を注ごうと、思う。
485 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/11(金) 15:12
スタイナーだけいないので、復活させてしまいました。
他の方に支障が出たらごめんなさい。
486 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 15:58
リンドブルムじゃなくてアレクサンドリアですよね。
487 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 16:44
>485
おおっ復活しましたか。いいですね〜
ごちゃごちゃな路線でいってくれるのもいいとおもう
もしエンディングまでいけたのなら
編集しましょう。
488 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 16:51
っつーか攻略本スクエアのボケが出さんので
これ書いてる人もFF9のHPとか見てるのかねやはり。
489 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 16:56
クエールの話し方がインディアンっぽかった。
けどおもしろい。
490 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 17:55
「追撃を受けているのか?」
「…はい…我が艦……攻撃を……な…とか援…をお願…」
「こちらでも確認したわ、ジタン。友軍機2隻に対し追撃隊は
9隻…このままだと、こちらの領空に入る前に撃墜されるわ」
魔導レーダーの表示から目を離さず、
いつもの無感動な声で伝えるミコト。
「追撃隊の数が多い…本来なら既に撃墜されていても
おかしくないが…そうか…連中を適度に泳がせて逃亡先を発見し、
もろともに叩くという腹積もりだな…。エーコめ、賢しい真似を
してくれるぜ」
「どうするの? テレポッドでは高速移動する飛空挺に
転送するのは不可能だし、この距離から敵機だけを
狙い撃てるような魔法もないわ」
「例のものは?」
「駄目ね。やはり技術者の絶対数が少なすぎる。急ピッチで作業を
進めてはいるけれど、この村の生産力の低さは技術だけでは
補いきれるものではないもの」
「それを補う為にも、やはりあいつらはどうしても必要だな。
何としても確保しなけりゃならないって事だ」
「でもどうやって?」
「…やりたくは無いが、直接『記憶』から複製するしかない」
「…それは危険よ」
「分かっているさ。だが、不可能な事ではないはずだ。
俺はクジャの後継者として生み出された。
あいつができた事は俺にもできるはずだ。そうだろ?」
「……ジタン」
491 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 17:57
クリスタルワールドでの決戦からガイアに戻ったジタンは、
自分の意識の一部がクリスタルとリンクしている事に気がついた。
ジェノムの特性なのか、恐らく同様の状態にあったクジャとの
戦いがもたらした産物なのか、負の意思の顕現たる永遠の闇に
対峙した時、極限まで高まった意思力がクリスタルに感応したのか。
真相はジタン自身にも分からなかった。ただジタンが
クリスタルの記憶を読み取る事ができるというのは
紛れも無い事実であった。
そこから得た遥かなる時の彼方の技術は、
ガイアのそれを大きく凌駕するものも少なくなく、
辺境の一小村をして大国に立ち向かうというジタンの計画の
大きな助けになっていた。魔導レーダーをはじめ、
いくつかの技術は既に実用段階に入っていたし、
現在もジェノムの技術者たちによって新たな技術の解析が進行していた。
これまでジタンは知識を引き出す以上の事を
クリスタルに求めなかった。クジャがクリスタルの記憶から
4つのカオスを作り出していた事からも分かるように、
『記憶』の中の存在を実体化させる事は決して不可能な話ではない。
そして『記憶』の中には、アレクサンドリアやリンドブルムを
易々と滅ぼし得るようなものも存在していた。しかし、巨大な力を
『記憶』から実体化させるには、自分自身が力ある存在でなくては
ならず、今の自分にはにはそのような途方も無い存在を使役するだけの
力は備わっていない事をジタンは自覚していた。それ故ジタンは
比較的消耗が少なくてすむ知識の獲得だけに『記憶』の利用を
自ら限定していたのである。しかしこの緊急時にあたり、
ジタンは自らに課した禁を破る事を決意した。友軍の援護も
さることながら、今の黒魔導士の村には9隻もの飛空挺に
効し得る力は無い。このままでは村が壊滅的な打撃を
受ける事は自明であった。この苦境を打開する為には、
最早手段はひとつしか残されていなかった。
492 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 17:59
「どうしてもやるの、ジタン?」
答えは分かりきっているのに、ミコトはそう尋ねざるを得なかった。
常に論理的に行動していたかつてのミコトには
考えられない行動だった。ジタンの説得に応じ、テラの民の
道具としてではなく、自分の意志をもった一個の存在として
生きる決意をした時から、それまで希薄だった感情と言うものが
ミコトの中で少しずつ目覚め始めていた。幼い頃から感情への対処を
自然に身に付けていくガイアの民とは違い、ろくに対処法も知らぬ
ミコトは、感情を表に出して発散させる事すらも苦手で、それだけに
内にこもった感情のうねりは強烈なものがあった。
ミコトはクリスタルの記憶とそこから力を引き出すとい行為に
ついてを以前ジタンから聞いており、今度の試みの危険性についても
理解していた。その結果、ジタンを永久に失うかも知れないという
事実に考えが及んだ時、とてつもない不安感がミコトの心を
埋め尽くした。それはあらゆる無駄な行為を厭うミコトをして、
答えの分かった無益な質問をさせるほどの巨大な負の感情であった。
見た目にはいつものミコトと何ら変わらなかったが、
彼女の常ならぬ行動故か、あるいはその瞳の奥に揺れる何かを
感じ取ったのか、ジタンはニヤリと笑うとポンポンと軽く
ミコトの頭を叩き、いつもの自信に満ちた口調で告げた。
「いつかも言っただろ? おにいちゃんに任せときなって。
な〜に、今度もうまくやってみせるさ」
「お…にいちゃ…ん」
ぎこちない口調で、ミコトは初めてジタンをそう呼んだ。
493 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 18:07
ジタンが覚えた究極魔法アルテマによってガイア壊滅。
494 :
>:2000/08/11(金) 18:18
491は省略されていません
495 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 18:22
リンドブルム・大公の間
???「エーコ…」
不意にエーコは後ろから声をかけられた。
これはエーコの良く知っている声。
そう、モーネルの声だ。
エーコが後ろに振り向くと、負傷したモーネルが立っていた。
エーコ「モーネル…どうしたのその傷は?」
モーネル「…ここに来る途中で襲われたクポ。…それよりも…大変クポ。リンドブルムの将校の5分の1はエーコに不満を持っているクポ。そして、一部の将校はジタンと内通しているクポ。これはモリスンが割り出した裏切り者のリストクポ」
モーネルからリストを受け取ったエーコは、顔を憤怒に歪めた。
エーコ「何てことだ! 軍人のくせに戦争に反対だと!
狩猟民族として勇ましかったリンドブルムの民は皆、宦官にでもなってしまったか!
しかも、目をかけてやってたエリンまで裏切り者だと! 許せん!」
モーネル「…エーコ、モーグリ達にも気をつけるクポ。マダイン・サリにいたモーグリ以外は、みんなジタンの僕になってしまったクポ」
エーコ「そう言えば、モリスン達はどうしたの? まだ、マダイン・サリにいるの?」
モーネル「モリスンも、チモモも、モチャも…、他のみんなは殺されてしまったクポ。
エーコに従う裏切り者として…」
それだけ言うと、モーネルはその場に崩れ落ちた。
エーコ「モーネル…? モーネル!」
だが、いくらエーコがモーネルの名を呼んでも、モーネルが再び眼をあけることはなかった。
496 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 18:25
改行を忘れてました。見難くなって済みません。
>>477 どうぞ、どうぞ。
そうすると面白くなりそうですし。
497 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 18:44
ブルメシア陥落!!今まで何とか凌ぎに凌いできたがアレクサンドリアの圧倒的軍事力の差の前に
ついにブルメシアは再び他国の蹂躙を受ける事となった。
ブルメシア兵、国民はパック王子の「再起を図り野に下り雌伏すべし」の指示に従い
陥落寸前に何とか脱出、被害の最悪は免れたのがせめてもの救いであった。
その際最後の最後までアレクサンドリア兵を引き付け脱出の時を稼いでくれたのは
王国最強の竜騎士フラットレイであった。その彼もついにブルメシアを脱出せざるを得なくなった。
無念であった。ようやく帰ってきた同族の故郷、ようやく自分の失った記憶を
一から作り直そうとした場所、そして・・生涯ともに生きこの国をたて直そうと彼女と誓い・・
そしてようやくそれを果たすことが出来ようとした時・・・・全てが理不尽に奪われ・・破壊されてしまった。
フラットレイ「ああ・・・・フライヤ・・無念だ・・すまぬ・・フライヤ・・」
絶望の逃避行。あの日アレクサンドリアの侵攻時、彼女と交わした約束・・・
フライヤ「レイ様。未だに信じられませぬがこの状況になってしまっては最早是非に及ばず。
私はこれよりアレクサンドリアに向かい事の真偽の程を確かめて来なければなりますまい。
これは・・これはきっと何かの間違い・・そう信じたい・・けれど・・」
フラットレイ「フライヤ、あのお方がこの様な事なさるお方ではないことそなたが一番存じておろう。
何かの間違いに決まっておる。そなたはあの方を信じよ。そなたの信ずる者は私も信じる。
そなたと2人でここまで歩みしこの新しきブルメシアはそなたが帰ってくる
その時まで必ずやこのフラットレイが命に代えて守り通してみせよう。お主は安心して
アレクサンドリアに向かうが良い。」
フライヤ「・・フラット・・・レイ様・・」
フラットレイ「そなたと新たに作りしこの思い出壊させはせぬ。私を信じよ。
・・・そして私も信じておるぞ・・フライヤ。」
フライヤ「・・レイ様!−−−−−−−−−−−−−−−」
降りしきる雨・・・フラットレイの流す無念の涙はその雨すらも隠しとおしてはくれない。
(フライヤ・・お前は今どうしているのだろうか・・・)
フライヤとの音信はあれから完全に途絶えたままだ。
フラットレイが目指しているのはフライヤの向かったアレクサンドリア。
(会いたい・・・今はただ・・お前に会いたい・・・・・)
雨は未だ止むことなく傷心の竜騎士の背中に突き刺さる。
498 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/11(金) 19:19
一方、スタイナー。
アレクサンドリアから何とか逃げようとするスタイナーは、
自分の体がいうことをきかないほどに疲労しているのに気づいた。
先の戦いの中で、トランス状態になったときも、
体はだるい状態になったものだったが、今回のこの疲労は、
比ではなかった。
ガーネットの刃から身を守ったときの自分の力は、
トランス状態のそれに似ていたことを思い出す。
「…しかし、発揮した力は数倍だったのである。
自分の体に、何か変化があるのか?」
そこまで考えたものの、これ以上思考を巡らす力は残っていない。
このまま、魔物に襲われでもしたら、いっかんの終わりである。
移動手段も、自分の足しかない。
こうしている間にも、
ベアトリクスのみに何か起こっているのではないかと思うと自分が情けなかった。
そして
「姫さま…」
ベアトリクスを守るということは、必然的にガーネットを敵に回すことだった。
その矛盾が、スタイナーにはつらかった。
割り切ったつもりでいても、やはり、ガーネットはスタイナーにとっては
かけがえのない存在なのだ。
心の迷いは、スタイナーのただでさえつかれきった体に重くのしかかる。
愛する女を守ること
それのみを遂行できなくなったのは、先の戦いの中で、広い世界を見、
たくさんの人々と心を通わせたからだった。
もし、昔のままのスタイナーだったら、こんなに悩むことはなかっただろう。
簡単に割り切ってしまっていたに違いない。
スタイナーの沈んだ目に、そのときモルボルの姿がぼんやりとうつった。
「いっそこのまま、死んでしまえばいい」
この先、生をまっとうしたとしてもガーネットとベアトリクスをともに守ることなど
ありえそうもない。
「なぜあの時死ななかったのか…」
スタイナーは、自嘲と諦めの混じった顔で、つぶやいた。
499 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/11(金) 19:36
モルボルが少しずつこちらに向かってくる。
明るくないことがわかっている未来なら、どうして好んで未来を
見ようと思うだろうか。
ベアトリクスよ、自分は先に行く。
姫さま…あなたは、自分の宝でした…。
その触手が、一本、また一本と、スタイナーの首に、手に、巻き付いていく。
息が苦しくなってゆく。ぼんやりと、ベアトリクスの顔が浮かぶ。
すまん。ベアトリクス。
自分はおまえを守るという約束を果たせなかった。
ベアトリクス。姫さまを。にくむなら。殺してもいい。
自分には、できなかったが。おまえは、いきて…ほしい。
そのとき、スタイナーのあたまに懐かしい声が響いた。
『おっさんも、モルボルに負けず劣らず口くさいぜ』
よくそうからかわれたものだ。失礼なやつなのである。
しびれる右手のラグナロクが動いた。モルボルの触手が何本か切れる。
…そうだ。ジタン。
あいつなら、あるいは。
あいつなら、姫さまを。
スタイナーは一筋の光を見た。
自分を変えてくれたジタン。
昔の自分なら、矛盾を抱きかかえず、
ひとつのこと目指して突き進んでいただろう。
しかし、それは何も考えないことと同じ。
いま、矛盾を感じることができるようになって、こんなに悩んではいるが、
それでも、何も考えないように生きるのよりはましだと思う。
悩まないことは、生きているのと同じ…。
だいたい、自分が姫さまにつかえることも、姫さまを殺すこともできず、
混乱しているのに、ベアトリクスにさせようとするなど騎士道に反する。
ベアトリクスのところに、ゆかなくては。
二人でジタンを探そう!
スタイナーの体に徐々に力が入っていく…
500 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 19:41
何やってんの?
寒いんですけど。
501 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 19:44
↑そのあおり、厨房か?
502 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 19:50
ガーネット暴君モノが見たいです。
503 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 20:26
フラットレイはブルメシアからの逃避行の末トレノの町に辿り着いた。
この町には訳アリの者が紛れ込んでもそうそう危険ではない貧民街がある。
(ここにならいるのかもしれない・・・・・・フライヤ・・)
さすがに今のままの格好ではブルメシア兵の落武者とバレバレなので用意しておいた
顔まで隠れるボロのローブを身に纏う。(これで安心なはずだ・・・)
町に入ると以前ここへ来た時よりもかなりの数のアレクサンドリア兵が町中に駐屯している。
町の者に話を聞くとどうやらリンドブルム軍がここへ攻め入ってくるかも知れないという事である。
フラットレイ「(なんてことだ・・・・・・・・)」
霧の晴れたあの時以来この大陸は3国全てが平和であった。「平和ボケし過ぎているのではないか」
とフラットレイをして余計な危惧をさせうる程、大陸は安定した時を送っていたのだ。しかし!
フラットレイ「(・・一体いつからこのようになってしまったのか・・)
世界中で戦乱の炎があがっている。今はブラネの時以上の乱世だ。
一体その原因は・・・今のフラットレイには思いつくことはできなかった。
只、今彼の頭にあるのは・・・行方知れずのフライヤ・・彼女に会いたい・・只それだけであった。
フラットレイ「(フライヤ・・・フライヤ・・・・)」
呟きながらボロを纏ったフラットレイは夕闇の町を歩き出す。
504 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 20:27
おもしろいのでがんばってくらはい。
505 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 20:30
ドワーフは出てこないのか?
506 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 21:30
ふらりと無意識にフラットレイは水辺にある酒場に入っていた。
散々今まで町中を歩き回ったが今のところ何の手掛かりも聞くことはかなわない。
町の声は、戦争に対する怯えに、貴族共も脳天気な駄弁ばかり。
中には「ブルメシア陥落万歳」などと聞き捨てならぬ事をほざいた奴もいて
よっぽど殴り倒してくれようかと思ったが、ここで騒ぎを起こす訳にいかず
唇を血が出る程噛み締めながら、その暴言を聞き流したりもした。
フラットレイ「あぁ・・疲れた・・」カウンターの片隅でそう本心を小声で呟きながら注文した杯を口にする。
背後のほうで仲間達と笑いながら話している成金商人共の駄弁の音が少々耳障りではあるが。
商人「どうです今回のオークションは?」
商人「いやぁもう今回も私の目にかなうモノはございませんな。あんなガラクタばかり
うちにはいて捨てるほどたまってますよははははは」
商人「それはそれは。ところで私は先日アレクサンドリア城でものすごいモノを見せてもらいましてな。」
商人「ほう?一体何を見せていただいたのです?」
商人「アレクサンドリア城へ何時もの様に上納金を納めに参りまして、ガーネット王女にお目どうりがかないましてな」
商人「ふむふむ。その王女が噂に違わぬ美麗人であったと?」
商人「いえいえ、まぁたしかに王女は確かに絶世の美麗人でありましたが、私の興味はその大広間に飾られていた
ある「装飾品」でしてな」
商人「装飾品・・ですか?」
商人「そうです。なんと!それは氷のようなものに入れられてまして、その中にはなんとまるで生きているかのような
人形が入ってましてな。あれは確か赤い服を着たブルメシアの民の形をしておりましたよ。ネズミ系の。なにやら身体に
槍のような物で串刺しにされているというのがまたなんとも美しいのですよ。少々グロテスクに見え無い事もありませんが。
いやあそれにしても本当にまるで生きてるようでしてなぁ、王女にまるで生きておるような美しい人形ですなぁと聞いたら
王女は笑って「生きているぞ」とか言ってましたがまさかねぇ〜よっぽど王女にお願いして
買取ろうかと思ったりしましたよ。いやぁあれはオークションじゃ30〜45万ギルは・・」
ガシャガシャガシャーン!!!
店中の人間がその音に驚き何事かと振り返る。
その先には先ほど駄弁を語っていた商人達のテーブルが真っ二つに割れ
上のものはぶちまけられ、そして、驚愕のあまり腰を抜かしてへたりこむ彼等の鼻先に
ランスオブカインの鋭い穂先を、憤怒の表情で突きつけている一人のブルメシア兵が立っていた。
ボロのローブは完全に捲くり下がり正体丸見えであるのも気が付かずフラットレイは商人達に恫喝する。
フラットレイ「・・・貴様等・・今なんと・・今なんと申したッ!!もう一度・・もう一度言うてみよぉっ!!!」
507 :
やばい、合流できるのか?:2000/08/11(金) 21:45
同時刻、リンドブルム南の大平原ではサラマンダーとラニがテントを張り、宿営していた。
二人はトレノを脱出し、リンドブルムに向かっていたのである。
トレノでは何とかガーネットの刺客を退けた二人だが、
サラマンダーが寝ずの番を怠ったとラニが罵ったために、二人の仲はさらに険悪になっていた。
あれから一緒に旅をしてはいるが、お互い一言も口を利いていない。
今夜もサラマンダーをテントに残し、一人月夜の平原を散歩するラニ。
ラニ「・・・あと少しでリンドブルムか・・・。
忍び込んででも、何とか飛空挺に乗り込んで別の大陸に逃げなければ・・・」
ラニはひとつため息をつき、刺客に付けられた頬のかすり傷に手をやる。
ラニ(まだちょっと痛いな・・・。
あいつが、サラマンダーがちゃんと見張ってないから・・・)
ラニは足を止め、目をつぶって瞼ごしに月の光を受ける。
ラニ(・・・・・・でも。
でも、あいつは確かに来てくれたんだよね。あたしを助けに。
そして自分は傷を受けながらもあたしを守ることを最優先して・・・。
あいつ、思ったより頼んないからずっとイライラしてたけど、あの時はちょっと言い過ぎたかな?)
ラニは上着のポケットをまさぐると、月の光に照らされてキラキラと輝く小さな小瓶を取り出した。
ラニ「良かった!まだ残ってたよ。最後の一つのエリクサー・・・。
仕方ないわね、あいつに飲ましてあげようかな?
これからもずっと一緒に旅をするんだから、へばられても困ってしまうからね」
そういうと彼女はエリクサーを握りしめ、
足をサラマンダーの待つテントに向けると気分も大分良くなって足早に駆け出した。
続く
508 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 21:47
氷付けか・・・
むごい。
ガーネットいくとこまでいっちゃってるなあ。
509 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 21:52
ジタンはイイモンなのか、ワルモンなのか?
510 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 22:22
テントでは久しぶりに飲んだ酒に悪酔いしたサラマンダーが一人叫んでいた。
サラマンダー「くそっ!くそっ!!俺は一体誰なんだ!?
泣く子も黙る焔色のサラマンダー様じゃなかったのか!?
いつからあんな性悪女に言いたい放題されてうつむいているような
馬鹿野郎になったんだ!?
こんな調子だからラニのヤツにもなめられて・・・
何言ってるんだ俺は!ラニなんかどうでもいい!
女なんかにうつつを抜かしているからこんな腑抜けになっちまったんだ!
酒にもこんなに弱くなっちまって・・・
一度ビシっと言ってやらねば・・・いや!違うだろ!くそっ!」
その時、テントの幕に二つの大きな影が映った。
酒に酔っていようが女に溺れていようが何度も修羅場をくぐりぬけて培われた勘は、
瞬時に彼を戦闘準備に入らせた。
サラマンダー「ラニじゃねえな!?ガーネットの新たな刺客か?でてきやがれ」
ゆっくりと姿を現したのは、いつか顔を合わせたことのある道化であった。
ゾーン「久しぶりでおじゃる!」
ソーン「すっかりやつれたでごじゃるな!?」
サラマンダー「お前らは確か、俺達に倒されたはずの・・・」
ゾーン「細かいことはどうでもいいでおじゃる!」
ソーン「とにかくガーネット様のおかげで復活できたでごじゃる!」
サラマンダー「なるほどな、確かに細かいことはどうでもいいことだ。
俺には言葉はいらねえ、お前らが新たな刺客ってんなら倒すまでだ」
サラマンダーはゆっくりと構える。その姿にどこにもスキはない。
ゾーン「ま、待つでおじゃる!戦いにきたのではないのでおじゃる!」
サラマンダー「なんだと?」
ソーン「喜ぶでごじゃる!ガーネット様はお前をお許しになるでごじゃる。
ガーネット様に忠誠を誓えば許すと仰ってるでごじゃる」
ゾーン「忠誠を誓う証として相棒のラニのクビを差し出せば認めるでおじゃる」
サラマンダーは二人の話を黙って聞いていたが、やがて大声で笑い出した。
ゾーン「なにがおかしいでおじゃるか?」
サラマンダー「クッ!ハハハハハッ!!みくびんじゃねえよこのサラマンダー様をよ!?
この俺が相棒を売って自分だけ助かろうって男だと思ったのか!?
ラニを殺せば助けるだと?
フン、世間知らずのお嬢様が企てそうなケチな陰謀だぜ?」
そういうとサラマンダーはゾーンの頭ぎりぎりに右ストレートを繰り出す。
ゾーンの帽子は風圧で吹っ飛び、さわらずとも本体も倒せるほどの強力な一撃である。
サラマンダー「とっとと帰ってケチなお嬢様に言ってやりな、俺の方針は変わったぜ。
どぎたねえ手を使うようになったお前をぶったおすことに決めたってな」
しかしゾーンソーンは顔色一つ変えず、冷笑を浮かべている。
帽子を拾い上げ、ゾーンは薄ら笑いを浮かべて言い放った。
ゾーン「フン、それは残念でおじゃるな。
でもラニの方はそうは考えないようでおじゃるがな」
サラマンダー「なんだと!?」
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 22:23
アレクサンドリア城ーーー以前フライヤと共に来城した時以来となる。外観はまったく変わった様子は無い
が、かつてなかったこの邪悪な空気。竜騎士特有の肌でしっかりと感じ取れる。ピリピリと伝わってくる。
フラットレイ「(・・・いったいどうして・・?この城は・・・)」
トレノにて商人共が吐いていた言葉・・人形・・・赤い服・・ブルメシア・・槍・・
串刺し・・・・氷の中の・・装飾品・・・!!!!(まさか・・まさか・・まさか!!)
フラットレイ「・・フライヤ。信じられない・・が真実を確かめねばならぬ・・まさか・・間違いで・・間違いであってくれ!」
あれから当然の如く正体はモロバレし、追われる事となってしまったが今のフラットレイには
その様な事は最早どうでもよかった。信じられないほどの速さで追っ手を振り切り
気が付けばアレクサンドリア城の前に辿り着いていた。
例えようの無いぞくぞくとした感じがする。自分の心の中に最悪の状況がちらちらと意識する。
フラットレイ「・・・・・・・・フライヤ!」
それらのもやもやを強引に振り払う(逃げる?)ようにして最愛の者の名を一言口にし、
汗でにじむ手に握られる愛槍ランスオブカインを空に一閃し、高々とフラットレイは
深夜のアレクサンドリア城へ跳躍した。
ガシッ!バタッ!フラットレイの槍の柄で当身を食らった警護兵が声も無く崩れ落ちる。
目的地・・後はこの廊下・・この先に問題の大広間がある。
王女は寝室へ向かっているのかこちらの警備は意外と手薄だ。
思ったより軽々とここまで来ることが出来た。最後はあの扉の前の警備兵か・・。
先ほど気絶させた兵を抱き上げ警備に見える位置で倒してやる。ズンッ。
案の定走りよって来た。跳躍し死角の位置の天井に貼りつく。
そして間合いに入った瞬間急降下し最後の警護兵に一撃食らわせる。
フラットレイ「・・・・さて・・」
眼前に見える扉。あそこを開ければそこはもう玉座の間。
(・・何の為ここへ来たか十分わかってる。けれど・・怖い・・知るのが・・とてつもなく・・
しかし・・・・行かなくては・・・フライヤ・・・)
フラットレイは大広間への扉をゆっくりと開く・・・・・・・・・
512 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 22:28
フラットレイの愛槍ってランスオブカインって名だったのか・・・。
本編ではまともに出番がなかったフラットレイの活躍を期待。
513 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 22:29
世界の状態はどうなってるのですか?
簡単に誰かまとめてちょーだい。
514 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 22:41
>>507と
>>510の続きね
ソーン「ラニは別の選択をしたと言ったでごじゃるよ。
黙っているつもりだったけどお前の悔しがる姿が見たいので言ってやるでごじゃる!
ラニにお前と同じ条件で取引を持ちかけたらあっさりOKしたでごじゃる」
サラマンダー「う、うそをつけ!
あいつのことは俺が一番分かる!
あいつは口は汚いが、そんなことをする女じゃねえ!
しかも、しかも、俺に対して、そんな・・・!」
ゾーン「はあ〜あ。すっかりはまってるでおじゃる。
散々良いように利用されて最後に殺されるでおじゃる。
裏家業ナンバー1の男も腑抜けたもんでおじゃる」
ソーン「ラニには最強の銃、ピースメーカーをくれてやったでごじゃる。
それをポケットに忍ばせて、一撃でズドン!でごじゃる。
さっさと殺されてしまいえばいいでごじゃる。
好きな女に殺されてお前も本望でごじゃろう?
キャキャキャキャキャ!!」
そう言うなり二人は後ろを向いた。
サラマンダー「待て!貴様ら!話は終わっちゃいねえ!」
しかし道化二人は逃げるのはお手の物、霧のように姿を消した。
一人残され、がっくりと膝をつくサラマンダー。
目の奥、脳の近くに、今まで感じたこともない熱いものを感じる。
(・・・・・・俺を裏切るのか?・・・・・・)
515 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 22:56
スタイナーが生きてるのがチョット違和感かな。
面白いからいいけど。
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 23:14
(・・・・どうして?・・・・・・どうして・・・どうしてどうしてどうしてどうして・・
・・・ウソだ・・ウソだ・・・・ウソだウソだウソだウソだウソだ・・・)
フラットレイ「・・ウソだァァァァーーーーーーーーーーッ!!」
深夜のアレクサンドリア城大広間。この場所がどういう所なのかも忘れフラットレイは絶叫した。
目の前には確かに捜し求めていた者がいる・・確かに・・確かに間違い無い。
しかしそれが間違いであることをどれほど強くこの男は願っていたのだろう。
最愛の人・・生涯共に生きると誓い合い・・共に戦い共に笑い共に泣きそして・・共に愛し合った・・・フライヤ。
しかし今の彼女は表情一つ変える事無く目を閉じ・無言で・・その身体は彼女の・・
見覚えがあるあの彼女の愛槍ホーリーランスで石柱ごと貫かれ・・青白い妖しく光る氷の中で
眠ってる様に動かない。しかし、それは・・まさにあの商人達が言っていたとおり・・美しかった・・
フラットレイは身を引き裂かれる悲しみの中心に湧き上がったその「美しい」という感情に再び自虐の念を禁じ得なかった。
フラットレイ「ああ・・・・ああ・・・・ああ」
思いのあまりフラットレイは氷漬けのフライヤを抱きしめるかの様に触れる。
その時!!
フラットレイ「!!!な・・・に?」
フラットレイは何かを感じ取ったのか弾かれる様にして氷から離れる。
フラットレイ「・・!今・・のは・・まさか・・」
もう一度氷に触れてみようとするフラットレイ。
「その氷細工がお気に入りかな?」
フラットレイ「!!!!!!」 声に反応しハッと振り返るフラットレイ。
ギィィィ・・・・ゆっくりと・・自分が入ってきた大広間の扉が開き
一陣の風がビュウと大広間を通過する。みるみるあたりははちきれんばかりの邪気に覆われてゆく。
そして純白のドレスを纏った少女が厳かな所作で現れる。
「・・見るだけであるのならば見学料を貰わねばならんな。代金は・・少々足らぬかも知れぬが貴様の命などはどうじゃ?」
凍りつきそうな声が深夜の大広間にこだまする。
フラットレイ「・・・・・・ガー・・・・・ネットッ」
知らぬ間に滴り落ちていた汗を拭うことも忘れ、竜騎士はこの城の、この部屋の主の名を掠れた声で口にする。
517 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 23:19
>>475 ベアトリクス「これが…クロマ族の村なのか?」
(のどかでとてもいい所なのである。いつか一緒に行くのである)
いつか王宮のテラスでスタイナーから聞いたクロマ族の村の話。ただ、自分が
思い描いていた村の姿はどこにもありはしなかった。
奇妙な機械が黒い煙を上げ空を厚く覆っている。小川のせせらぎは淀み、異様な
臭いを発していた。機械から生み出される多くの卵。うつろな瞳の魔道兵が村の
広場に並べられている。
ベアトリクス「ジタンはどこに?」
傍に立つビビの息子に問い掛けると、彼はただ黙って機械の前に立つ男を指さした。
ベアトリクス「ジタン!」
男がゆっくりとこちらを向く。それは紛れもなくジタン・トライバルだった。ただ
あの、人をくったような笑顔はなりを潜め、鈍い眼光をめんどくさそうにこちらに
向けただけだった。
ベアトリクス「ジタン、何をしている! あの悲劇をまた繰り返すつもりか!」
ジタン 「誰かと思えばアレクサンドリアの騎士様じゃないか」
ベアトリクスを侮蔑するように口元を歪めジタンが言う。
ジタン 「死んだんだってな、おっさん。ご愁傷様」
ベアトリクス「貴様ッ、我が夫を愚弄するつもりか!」
ジタン 「はぁ? 本気で悲しんでるって俺は。それより、『あの悲劇を繰り返すつもりか』って
どういうことだよ。まさか、自分がプルメシアやその他の国々やったことを忘れたんじゃ
ないだろうな?」
ベアトリクス「……」
ジタン 「いまさら平和の使者を気取るつもりかい? だったら止めた方がいい。
この…偽善者が!」
ジタンに強い口調で言われてもベアトリクスには返す言葉が無かった。
そうだ、自分はこの手で数え切れないほどの人を斬った。そんな自分に今さら何が
言えるだろうか。いつからだろう。自分の手が血に濡れていることを忘れたのは。
ジタン 「分かったら…さっさとこの村から出て行くんだ。俺は戦う。そして勝つ。それだけだ」
ビビjr1号「お姉ちゃん…」
ベアトリクス「いいんだ、ありがとう。それより…もしよければ空チョコボか海チョコボを貸して
もらえないだろうか」
ビビの息子はしばらくベアトリクスの顔を見上げていたが、やがて小さくうなずいた。
ビビjr1号「分かった…ボコ、おいで」
ビビの息子が呼びかけると一頭のチョコボが走り寄って来る。
ボコ 「クエー」
首を曲げてビビの息子に頬擦りをするボコ。
ビビjr1号「ボコっていうんだ。本当はもっと長い名前なんだけど、みんなそう呼んでる」
ベアトリクス「そうか…よろしく、ボコ」
ボコの頭を撫で、ベアトリクスはボコにまたがった。
ビビjr1号「ねぇ、これからどうするつもりなの?」
ベアトリクス「トレノへ。そこである人に会おうと思う」
ビビjr1号「ある人って?」
ベアトリクス「私に道を示してくれた人だ」
そう答え、手綱を引いたベアトリクスはボコを空へと舞い上がらせた。
クエールに教えられた自分の運命、そしてジタンに突きつけられた己への矛盾。
考えてみたところで頭にモヤがかかるだけ、一筋の光明すら見えてこなかった。
自分は何のために剣を振っているのだろうか。誰の為に剣を振っているのだろうか。
それが分からなかった。
時系列がすこし狂いましたが、これはジタンが戦闘に入る前、クロマ族の村に到着したベアトリクス
のお話です。
518 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 23:27
リンドブルム城エーコの寝室。
怒りに駆られたエーコは床に描かれた魔方陣の前に立っていた。
エーコ「出でよ! 聖天使アルテマの名を冠したる世界を混沌に帰せし者たちよ!」
エーコがそう叫ぶと、魔方陣が妖しく輝いて五体のアルテマデーモンが姿を現す。
そして、エーコの数倍の大きさの悪魔たちが、エーコに恭しく頭を下げる。
アルテマデーモン「これはこれは、召喚師の女公様。何の御用でしょう」
エーコ「まずは人間の格好をとってもらおう」
エーコがそう言うと、アルテマデーモンたちは、美女の姿をしたアサシンへと姿を変える。
エーコ「うぬらに与える役目は粛清だ。ここにリストアップされた者たちを殺せ。
但し、騒ぎは大きくしないこと」
アルテマデーモン「はい、仰せのままに」
アルテマデーモンたちは、女の声でそう言うと部屋から姿を消した。
一人になったエーコは、窓から外を見る。
すると、夜のリンドブルムが目に入ってきた。
エーコ「随分と闇が濃くなった…。いずれ、闇一色へと塗りかえられるだろう。
終わることのない、そして何も始まらない永遠の闇へと」
519 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 23:31
こっそりとジタンを応援中。
520 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 23:37
ガーネット暴れろ!
521 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 23:52
518続き
小一時間ほど経っただろうか、静まりかえった寝室の空気を飛空挺のプロペラ音が破る。
エーコ「こんな時間に飛空挺? 一体何事?」
ベッドから飛び降りたエーコがそう呟くと、アサシンが姿を現す。
エーコ「終わったの?」
アサシン「申し訳ありません。エリンに逃げられてしまいました」
エーコ「何だと! この無能者め! 逃げられたのなら、何故追わない!」
アサシン「エリンは飛空挺で逃げました。あの最新の飛空挺の速さには、我らでは追いつけませぬ」
エーコ「…くっ。技術革新が逆にあざとなったか。
あれがアレクサンドリアやジタンに渡るようなことがあったら…」
エーコはこめかみに血管を浮かび上がらせ、歯噛みする。
エーコ「こうなった以上は仕方あるまい。だが、最新型はまだふたつ残っている。明日のトレノ遠征は問題なかろう。
うぬらの魔界の力はその時に発揮してもらおう」
アサシン「お任せあれ」
アサシンは音も無くエーコの前から姿を消した。
522 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 23:58
何か色々でてきたなぁ。アサシン、懐かしい・・・
523 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:03
かつての絆は何処にか消ゆ。
524 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:05
いいねぇ〜いい調子じゃねえか。
でもなんか521のアルテマデーモンの役立たずっぷりに
笑ひ
525 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:09
>>517 街の傍の森へとボコを下ろし、ベアトリクスは地面に降り立った。
ベアトリクス「ありがとう、助かった。村にお帰りなさい」
ボコ 「クエ…」
が、ボコはベアトリクスを見つめたままその場を動こうとはしない。心配そうな
瞳でベアトリクスを見つめるだけだった。
ベアトリクス「優しいんだな」
呟きベアトリクスはボコに頬を寄せた。
ベアトリクス「分かった、すぐに戻ってくる。少しだけ待っていてくれ」
ボコ 「クエ、クエ」
まるでこちらの言葉が理解できているかのように、ボコが首を縦に振る。
そんなボコの様子に頬を微かに緩め、ベアトリクスはトレノの街へと足を
踏み入れた。
華やかな貴族の街トレノ。この街が眠ることはない。カードにオークション。
人々の喧騒が絶えることはなかった。
心の隙間を埋めるように一段づつ螺旋階段を上って行く。
階段の終点。扉をゆっくりと開ける。
???? 「どなたかな、こんな夜更けに」
ベアトリクス「私です。ベアトリクスです」
???? 「ベアトリクスとな」
椅子を引く音がして声の主が迎えてくれる。
526 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:12
>>525 ベアトリクス「お久しぶりです、トット先生。いえ…マスター・トット」
トット 「マスター(師匠)か。何年ぶりじゃろうな、そう呼ばれるのは。まぁとにかく入りなさい」
小さく礼をして中に入る。
ガーネットの教育係としてのトット。生き字引としてのトット。そんな彼にはもう一つ
別の顔があった。
まだアレクサンドリアの軍隊が騎士団と呼ばれていた頃の話。
「戦神」と呼ばれた一人の騎士団長がいた。それがトットである。ベアトリクスは彼から
剣と兵法を学び、騎士としての心構えを叩き込まれた。
師匠ならば何か自分の前に道を示してくれるかもしれない。そんな想いが彼女の足を
トレノへと向かわせたのだ。
トット 「何やら大変な事になっておるようじゃの。おぬしはこのような所におってよいのか?」
ベアトリクス「私は…将軍の職を剥奪されました」
トット 「何と…」
ベアトリクス「私はガーネット様をお止めしたかった。でも私の言葉など聞き入れて貰えませんでした。
夫も処刑され…何よりプルメシアを陥とした私の言葉にどれだけの重さがあるでしょうか。
私は誰の為に剣を振ればいいのでしょうか。そして…クエール様に教えられた私の運命。
私は一体どうすれば!」
心にかかった霧を振り払うかのように、ベアトリクスは息継ぎもせずに吐き出した。
トットはしばらく何かを考えるようにうつむいていたが、やがて静かに口を開いた。
トット 「ふむ。おぬしの昔からの悪い癖じゃな。何事も難しい方難しい方に考えようとする」
ベアトリクス「どういう事ですか?」
トット 「誰の為に剣を振ればよいのか問うたな。ならば逆に問う。おぬしはどこの国の騎士じゃ」
ベアトリクス「アレクサンドリアです」
トット 「ならばアレクサンドリアの民のために剣を振ればよかろう。何も難しいことはない。
おぬしはプルメシアを陥とした事に罪悪を感じておるようだが、それこそ偽善でしかない。
おぬしは国の為を想い剣を振ったのであろう。だとすればそれが軍人の正義なのだ。
悪いのは国を陥としたおぬしではない。国を、そして民を守れなかったプルメシアの
騎士団なのだ。
世界平和の為に剣を振ろうなどとは思わぬことじゃ。私たちはおぬしの夫や、その仲間
達のような英雄ではない。英雄には英雄の、軍人には軍人の正義がある。
おぬしはアレクサンドリアの民に刃を向けたことがあるか?」
ベアトリクス「いえ…」
トット 「ならばおぬしは最高の軍人じゃよ。アレクサンドリアにとって」
言葉を切り、トットが小さく微笑む。
トット 「プルメシア竜騎士団のフライヤもその事を騎士として十分分かっていたが故におぬしを
討とうとはしなかったのじゃろう」
トットの言葉に気絶していた自分を助けてくれたフライヤのことを思い出す。
トット 「まぁ、そうは言っても民は中々理解してはくれぬもの。国内でもおぬしに対する批判は
あるじゃろうし、プルメシアではおぬしは鬼と言われておろうな。
じゃが、その程度の事で剣が鈍るのなら初めから軍人になどならぬ事じゃ。
もう一度だけ言っておく。おぬしは英雄ではない。アレクサンドリアの騎士じゃ」
ベアトリクス「マスター…」
トット 「少しは気が晴れたかな。そうだ、最近手に入ったいいお茶がある。飲んで行きなさい。
ついでに今晩は泊っていくといい」
ベアトリクス「ありがとうございます。あっ、実は連れがいるのですが一緒によろしいですか?」
トット 「連れとな?」
ベアトリクス「ええ、ボコというとても気の優しいイイ奴です」
言って、ベアトリクスは微笑んだ。
527 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:27
521続き
明朝、リンドブルム駐アレクサンドリア大使が通告を渡し。
その一時間後、最新型飛空挺ファルコンがトレノを爆撃していた。
華やかな貴族の街の情景は、阿鼻叫喚の地獄絵図と取って代わられた。
街の明かりは炎にとって変わられ、暗い街を紅く照らす。
エーコ「フフッ、良い眺めね。燃やせ、焼き尽くせ、惰眠と快楽を貪る愚昧な者どもの街を。
ハッハッハッ…」
エーコが狂った笑い声を上げると、アサシンが部屋に入ってくる。
エーコ「何用だ」
アサシン「エーコ様。奴が来ました、如何致しましょう」
エーコ「そう…奴が来たか、面白い」
エーコが船窓をから外を眺めると、レッドローズが見えた。
そして、その中から強大な力のうねりが感じられる。
エーコ「ガーネット…決着をつけようではないか」
エーコはぽつりと呟くと、アサシンと共に甲板へとダテレポで移動した。
528 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:29
直接対決萌え。
529 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:29
エーコ編とガーネット編って同一人物?
じゃないとトラブルが(ワラ
530 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:32
勝手にガーネット出したけど…まずかったかな。
531 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 00:47
立ち上がったスタイナーはがまず最初に行わなければならなかったのは、
情報収集だった。自分が倒れている間に、世界は確実に動いているはずだ。
「少々危険だが、アレクサンドリアに戻るしかあるまい。自分は死んだことになっている。
顔を隠すなり何なりすれば、多少はごまかせるだろう。」
まだ、回復しきっていない体を引きずりながら、スタイナーは古巣アレクサンドリアに
足を向けた。歩くたびにかしゃかしゃと音の鳴るよろいを脱ぎ捨てた。身につけているのは、
木綿の肌着のようなものだけである。
また、ラグナロクをさやに収め、背中にしょう。帰るべき場所を持たない、流浪の山賊のような
姿になった。
「後は顔を覆うものがあれば…」
その大柄な体型は変えようもないが、かつては王宮の一、二を争う騎士だった男とは
想像もできない姿だった。
「まあ、さしあたりはこれでしょうがないであろう…」
かつては、城に戻れば英雄扱いだった自分が、今は、みすぼらしい姿に身を包まなければ、
そして、誰にも見咎められないように細心の注意を払わなければ、
城に入ることすらできないのか…。
スタイナーの目に、リンドブルムが映る。
心なしか、薄暗く、そして自分を拒絶しているかのように見えた…。
532 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 00:49
あれ?今、リンドブルムでフラットレイとやりあってるのって、
ガーネットじゃなかったですか?
エーコのと時間差あり?
533 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:49
スタイナーってリンドブルムの前まで行ってたの?
534 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 00:52
ごめんなさい、アレクサンドリアですね。いつも間違えてしまう。
鬱だ。氏のう。
フラットレイのところに乱入しようと思ってたんですけどね。
535 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:58
とにもかくにも本当にアレクサンドリアが許せない国になって
しまったので、このスレをたてた1も草葉の影から
喜んでいる事でしょう。
536 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 00:58
>>532 時間差はあります。
と言うか、あると言うことにして下さい(笑)。
正義感ぶってても所詮人間こんなものよね(っていっても人間じゃないのだらけだけどね)
ってこの小説読んでて思った
538 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 01:05
うーん・・・私、挿絵描きますから、
同人誌にして出したいなーコレ(^-^;
539 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 01:05
ということはガーネットがフラットレイと一戦やらかして、スタイナー
が乱入して、決着がついて、ガーネットがトレノに侵攻するまで他の
展開は一時ストップなのかな。
あとはサラマンダー班とジタン班がどう絡んでくるかだな。
ベアトリクスはトレノにいるみたいだし。
っていうかトット先生、ヨーダみたいだ(笑)
私リノアよ、ガーネットのぶす
541 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 01:16
スタイナーの目に、アレクサンドリアが映る。
心なしか、薄暗く、そして自分を拒絶しているかのように見えた…。
住み慣れた土地だけに、雰囲気の違いはすぐにわかる。
城下町に足を踏み入れたスタイナーの目に映ったのは、
栄華を極めたあのアレクサンドリアとは思えない町並みだった。
町のものたちは、明らかに疲弊し、陰気な空気に包まれている。
歩いている民にスタイナーは声をかけずに入られなかった。
「なぜこんなにもアレクサンドリアの空気はにごってしまっているのであるか?」
返事をするのがいかにも面どくさいという感じで、男は足を止めることなく小声で言い放った。
「そんなのあのお城にすんでる王家の人に言ってくれや。こっちは戦争だかなんだかのために
跳ね上がった税金のおかげで満足に飯も食ってないんだ。笑えってほうが無理だぜ」
自分が城から逃げ延びてから、そんなに時間がたったとも思えない。
自分は城に入り浸りだったので、アレクサンドリアの国民のことなど、
これっぽちも理解していなかったのだ…。いまさらながらに自分の視野の狭さを嫌悪した。
この様子では、国民たちは姫さまへの不満でいっぱいなのだろう。
酒場にでもいってみるか。なにか情報がつかめるかもしれない。
スタイナーは、酒場へと向かった。
542 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 01:16
>540
ここは荒らさないで下さい。
543 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 01:19
ガーネット「・・どうやら余程この部屋はネズミ共に好かれておる様じゃな。ククク・・
貴様等ネズミはネズミらしく厨房の片隅にてチーズの欠片でも齧りついておるがお似合いというに・・」
クックッと笑うガーネット。しかしいつにも増しその魔王の如き迫力は微塵も翳る事は無い。
(・・・違う・・まるで違う・・)
かつてフライヤと共に訪れた際の彼女ではまるでちがう。一体・・これは・・?
戦慄するフラットレイ。・・・しかし、最早今自分のすべきことは只!一つだけ!!
数々の戦場をくぐり抜けてきた歴戦の勇者はその魔王の迫力に怯む事無く
動揺する自らの精神を戦闘モードに切り替える。
あの・・あのフライヤの姿が全て!そしてフライヤをあのようにした張本人が目の前にいる!!
フラットレイ「・・・魔王。ブルメシアを滅ぼし・・そして・・そしてフライヤをあのようにしたのは
そなたに相違無いな。そのおぞましき形相・・そなたは断じて、王女では無いッ!!」
ランスオブカインを利き手に持ち替え槍の穂先をガーネットへと向ける。竜騎士戦闘の構え。
ガーネット「・・・ドブネズミ共を殺したことか?・・だとすればどうする・・?・・!」
ガーネットが言い終わるや否や槍の刃が彼女の頭上に閃く!
ヒュンッ!! 空で回転しながら着地するフラットレイ。
しかし流石にガーネットも不意を突かれたとはいえ楽々とかわす。さっきの一閃でかわしたとは言え
ガーネットの髪数本が槍の風圧によりパラとこぼれる。それを撫でながら微笑を返すガーネット。
再び対峙する両者。 ・・とそこへ、「王女様ッ!」
ドタドタドタッ親衛隊らしき警備兵がさすがに異常に気付いたのかこの大広間へと闖入してくる。
そしてフラットレイを見、剣を構えガーネットの周りを固めようとしたその時!
ガーネット「下がりおれッ!!貴様等ッ!!」凄まじい恫喝一閃。
今の一言で心臓をも止められる様な迫力。親衛隊は皆言うに及ばず無意識に顔を腕で隠す防御の体勢をとってしまう。
ガーネット「・・丁度クイナも居らぬ。今宵は私自ら久々に運動を致すとしよう。」
親衛隊「し・・しかし王女さ・・」
ガーネット「聞こえぬか・・邪魔だ!消えよと申しておるッ!!」
ビュウ!親衛隊達は言い終わらぬうちにガーネットの一喝と共に彼女の繰り出した
突風をうけ全員扉をぶち破り廊下のほうまで飛ばされて行った。
そして再び広間には2人だけが残った。
フラットレイ「・・良き覚悟よ。我が名はブルメシア竜騎士団隊長フラットレイ!!
ガーネット・フィル・アレクサンドロス・・いや魔王ガーネット!
我が祖国・・同胞・・そしてフライヤの仇ッ!!ゆくぞぉぉーーーっ!!」
突進するフラットレイ。 しかしそれもまたガーネットは軽やかにかわす。
槍を回転させ再びガーネットのほうに構えるフラットレイ。
ガーネット「・・フライヤの脇にいたあのときのネズミか。久しいぞフラットレイ!!」
瞬間ガーネットの身体が光り、ドレスが一瞬で弾け飛んだ。
ドレスの下のガーネットは胸に大きな宝石をあしらった上半身下半身ともつながったタイプの
漆黒の色のロングタイツ。見るからに軽快な衣装となる。
ガーネット「・・覚悟するは貴様のほうよ。今宵、存分に私を楽しませて見せよ!はっはぁーーっ!!」
ガーネットも戦闘の構えに入る!!
544 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 01:22
もしやと思った。ねずみが一匹城へ紛れ込んだらしい。
酒場でそんな兵士の言葉を耳にしたとき、スタイナーの脳裏に「フラットレイ」「フレイヤ」という
懐かしい二人の顔が浮かんだ。
きっと、どちらかに違いない。ブルメシアへの侵攻が行われたのだ。そして、
二人のうちのどちらかが、姫さまのもとを訪れたのだ!
いやな予感がした。
アレクサンドリアの地理ならば、自分ほど熟知しているものはいまい。
スタイナーは、一目散に城に向かった。
「まにあってくれ!事が起こる前に!!」
545 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 01:25
うーん、「フィル」じゃなくて「ティル」……。
546 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 01:29
全力で走るスタイナーの耳に、フラットレイの声が聞こえた。
「・・・・・・ガー・・・・・ネットッ」
その、憎しみにあふれた声の理由は、角を曲がり視界が開けるとすぐにわかった。
「フレイヤ殿!!」
声にならない声がのどにはりつく。
階下に、フレイヤが槍で貫かれ、そして氷付けになっている凄惨なオブジェが見えた。
そして、その近くで槍を構えるフラットレイ。ここからだと後姿しか見ることができないが、
向かい合っているのは、紛れもなくガーネットであった。
フラットレイは、かえるににらまれた蛇のように、動くことすらままならないようだ。
どうしたら、二人の戦いを避けられるのか。
今はまだ、見ることに絶えられそうもない。
姫さまの勝利も、そして姫さまの敗北も。
フラットレイ殿を連れて逃げる方法はないだろうか…
547 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 01:33
フレイヤ→フライヤでは‥?
548 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 01:36
今ここで、自分が降りていくのは得策ではないだろう。
自分はまだ死んだことにしておいたほうがなにかと都合がよい。
と、スタイナーが普段は働かせない頭をフル回転させているとき、
ガーネットが言い放った。
「さて。ねずみごときにはさっさと死んでもらわないと。私の城に伝染病でも
まきちらされたらたまらない。汚らわしいこと。失せなさい。この私、自ら
死を与えてあげるのだから、ねずみごときの身に余るほどの名誉なことよのう。」
ガーネットの体が、静かに光出した。
「あれは…あのときの自分と同じなのである」
「さっさとおまえをかたずけたら、私はリンドブルムに行かなくてはならない。
あの小ざかしいエイコを葬るためにね」
549 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 01:45
うーん錯綜してきたなあ。
誰か簡潔にいまの状況をまとめて!
550 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 01:45
527続き
甲板に現れたエーコは、兵士たちを船室に下がらせた。
そして、アサシンたちの方へ向き直る。
エーコ「うぬらはまずナノフレアを放って、レッドローズを破壊せよ。
そして、破壊したらトレノへ降りて、ベアトリクスを捕らえよ」
アサシン「ガーネットの始末は、私たちに任せてくださらないので?」
エーコ「エリンを逃がすような者たちが何を言うか…。
それに奴の相手は、うぬらに荷が勝ちすぎる」
アサシン「…御意」
アサシンたちは、変身を解いてアルテマデーモンとなり詠唱を始めた。
アルテマデーモン「平行の空なす無限力潜む回廊へ
扉開かん… ナノフレア!」
アルテマデーモンたちが力を放つと、レッドローズが大爆発を起こす。
そして、砕け散った破片と兵士たちが地面へと落ちていく。
エーコ「さぁ、行け! くれぐれもベアトリクスを殺すことのないよう」
アルテマデーモンたちはアサシンの姿に戻ると、ダテレポでトレノにワープする。
エーコはレッドローズのあった場所に目をやると、噴煙の中に凄まじい力のうねりを感じた。
そして、噴煙が風に流されると、そこには、中に浮きながら腕を組んで、無表情にエーコを見るガーネットの姿が現れる。
ガーネット「なかなか面白い事をするではないか。もっと楽しませてもらおうか」
551 :
ああ〜話がすすまねえ・・・:2000/08/12(土) 01:58
>>514の続き
サラマンダーはゾーンソーンの言葉によって、いまや絶望の淵に立たされていた。
ラニを信じたい。
ラニにいくら罵倒されようが、心の奥底では繋がっているのだと信じたい。
尻にしかれようが、恐れられたかつての名が地に落ちようが、裏切りはないと信じたい。
だが・・・・・
彼女は確かに「別れたい」と言っていた。
「愛想が尽きた」とも「嫌々一緒にいる」とも言っていた。
それほどストレートに嫌悪感を示されているにも関わらず、逆に好意の現れと理解してきた俺は・・・?
サラマンダー(まるで・・まるで・・道化だ・・・)
彼の中に急激に二つの感情が沸き起こりはじめた。
一つは都合のいい考え方をして一人の女に振り回され続けた自分に対する怒り、
そしてもう一つは・・・ラニへの憎悪である。
サラマンダー「この俺を・・・コケにしやがって・・・」
もはや彼に正常な判断はできなかった。
どす黒い憎悪によって塗り固められた彼の心は・・・
まるでアトモスの胃袋のような暗黒空間であった。
552 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:01
ナノだとファイア以下の威力なんじゃ…?
553 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:06
サラマンダー、純情単純……。
554 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:07
フラットレイ「むううううううっ!!」
ガーネット「はああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
キンッ!ガシィ!!ビシュッ!!深夜のアレクサンドリア城大広間にて激闘が続く。
フラットレイは槍でそしてガーネットは魔力を帯びたその徒手で。激しいつばぜり合いが続く。
フラットレイ「おおおおおっ!!」槍をガーネットの頭上に振りかざす。
ガーネット「ふん!遅い!でやぁぁっ!!」楽々とかわし逆に隙の出来たフラットレイの脇腹に
ガーネットの拳が深深とめりこむ!
フラットレイ「・・グッ・・ガハぁっ!!」ガクゥッ!!!ついにフラットレイは片膝を付いた。
いやよくこれまでもったと言うほうが正しいのかもしれない。
見ればフラットレイは攻撃を食らいまくりすでにボロボロの状態であるのに対し、
ガーネットはかすり傷も、いや衣服の破れすらも微塵に無く、しかも一滴の汗すら流してはいない。
力の差は・・・歴然であった。
(・・ッ強い・・!なんという強さだ・・。あの容姿で・・ばッ化け物か・・?)
今まで幾度と世界中の強者と戦ってきたフラットレイ。無論その中にも格闘家もいた。しかし、
今戦っているこの少女は桁がまるで違う。いや次元が違う。まるで空気を相手にして戦っている様だ。
一太刀すらも浴びせることが出来ぬまま・・驚愕と戦慄、身体の激痛そして・・かつてない恐怖!!
フラットレイ「うう・・・くっ」なんとか立ち上がろうとするがその眼にはもはや闘気が消え去りつつある。
ガーネット「・・・つまらぬ・・そなたの力は・・Gトランスは・・未だ覚醒しておらぬのか?」
フラットレイ「(・・・?Gトランス?覚醒・・?何の事だ・・?)」
残念そうな口調で語りかけるガーネットのその言葉を聞き一瞬困惑する。そして再びガーネットのほうを睨みつける。
丁度その目線の先・・ガーネットの後方・・そこには・・氷漬けのフライヤの姿が!(・・フライヤ!)
消え失せそうな闘気をもう一度呼び覚ます。力が抜けかけている身体に喝を入れる。
フラットレイ「(そうだ・・・私はッ!負けるわけに・・・いかないッ!!)」
力を振り絞り跳躍するフラットレイ。
獲物の姿を捕らえる。余裕の笑みを浮かべ自分を見上げているガーネット!!
ロックオン!!槍を目標に構え急降下体勢に入る。
フラットレイ「竜の神よ!願わくば我に最後の力与えたまえ!そして・・!フライヤ!!お前の力、私に貸してくれぇいッ!!」
疾風の様に今までにないスピードでスピードで急降下するフラットレイ。
フラットレイ「はああああああああああああああぁぁぁぁぁぁあッッ!!!!」
ガーネットVSエーコは、
ガーネットVSフラットレイの後の話。
556 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:10
ナノフレアはFFTでアルテマデーモンが使用する攻撃。
ファイアよりは強いと思うが。
557 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:10
召喚白魔道士も強くなったね。
558 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:11
いやまあ後で編集すれば良いことだしめいめい好き勝手やってくのもよろしいかと。
559 :
ああ〜話がすすまねえ・・・:2000/08/12(土) 02:12
その時、テントに大きな影が映った。
今度こそはラニの影であった。
ラニが帰ってきたのだ。
サラマンダー(本当にこいつは俺を殺る気なのか・・・)
姿を現すラニ。
ラニ「・・・ああ、疲れたわねえ。
あんたの顔見なくてすんだだけ気分は少し晴れたけどさ」
サラマンダー(・・・そういやこいつ、昔俺を狩ってやるとか言っていたな・・・)
ラニ「なに景気の悪いツラしてんのよ、まったく辛気くさいやつだねえ」
サラマンダー(・・・あの服のポケットに俺を殺すための銃があるというのか・・・?)
ラニ「ところであんた、傷だらけでマスマス不細工になったわね。
そんなんじゃ生きてるのが恥ずかしいじゃない?」
そういいながら服のポケットに手を入れるラニ。
サラマンダー(やはり・・・こいつ・・・!!)
ラニがポケットから何かを取り出そうと下を向いた瞬間、
サラマンダーは発作的に彼女に飛びかかり、ミスリルクローがラニの喉笛を切り裂いた。
ヒュウッ・・・!
ラニの口から悲鳴とも空気の漏れる音ともつかぬ奇怪な音が発し、
その手からはポケットから取り出した物体が滑り落ち・・・大きな音を立てて割れた。
それは、サラマンダーを殺すための銃ではなく、小さな小瓶に入ったエリクサーであった・・・。
560 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 02:12
「く…」
このままでは済まさん…せめて、道ずれにしてくれよう…
フラットレイは高く飛んだ。竜の紋章を繰り出すつもりだった。
「ちょこざいな。このくされねずみが…。何をしようと、私には勝てぬわ!」
見上げたガーネットの目に映ったのは、フラットレイが何物かに細長い物体をぶつけらるところだった。
一瞬ぐらついたフラットレイが上の階の手すりの上に着地したときに、すかさずその影が
フラットレイをつれて身を翻した。
ガーネットの位置からは、影になってしっかりと見ることはできなかったが、
かなり大柄の男のようだった。そう、スタイナーのような。
「逃すか!誰か、誰かある!!」
この城から、あやつらを脱出させてはならない。
駆け寄ってきたアレクサンドリア兵に「城に忍び込んだ不届きもの二人を始末なさい、
なんとしても。できなかったら、あなたの命はないと思いなさい。」
と命じた。
「はっ!」
緊張した面持ちで、命令を受けたアレクサンドリア兵が走り出す。
もし、失敗したら、本当に命はないだろう。
間違っても情けをかけてくれるようなガーネットではないことはわかっていた。
むしろ、どんな残虐な方法で葬るかを楽しんで考えることだろう。
「レッドローズの準備が整っていおりますが」
別のアレクサンドリア兵の言葉に、ガーネットは「いよいよ直接対決といきましょうか、
かわいいかわいい「ライバル」さん…」とあざけるように笑った。
そして、ふと、下に落ちている鞘を拾い上げ、
「あの影、まさか…いや、そんなはずはあるまい。すべては私の計画どおり。うふふ、ふふふふ」
といって、鞘を一瞬にして灰にしたのだった。
→エーコとの対決の話へ。
561 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 02:14
強引ながら、エーコの対決話につなげさせていただきました。
フラットレイの話を書いていた方、スタイナーとくっつけてしまって
ごめんなさーい。
562 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:14
ガーネットは肉弾戦でも強いのか。
最強だな、こりゃ。
563 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:17
サラマンダー編はもう合流できないかも。
すまぬ、不覚じゃ・・・
564 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:17
エーコの「うぬ」ってラオウじゃないんだから・・・。
565 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 02:18
<554さん
ごめんなさい。
つながりが悪いですね。
きちんと確認しませんでした!
ごめんなさい。
566 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:18
ジタンたちどうなってるんだっけ?
567 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:19
ガーネットとエーコはもう姿を想像できないクポ。
しゃべり方をもちっとイメージしやすくしてほしいクポ。
569 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:20
ガーネット初の見落とし。
570 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:25
人って怖いね。
571 :
>563:2000/08/12(土) 02:28
るうらを使えるうらを(笑)
572 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:31
マジで錯綜してきたなあ。
混迷の時代。
573 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:33
このままじゃストーリーが破綻するぞ
あ、もうしてるか(ワラ
暴君ガーネットは最高にいいね
575 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:34
どうやって完結させるのかなあ・・・・
576 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:34
>563
空チョコボで合流とか。
ボコは出たけどチョコはまだ出てないよね。
577 :
>573:2000/08/12(土) 02:35
ワラってないで破綻しないストーリー作ってよ。
578 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 02:37
スタイナーを書いてたものですが、明日から出張でここに来れません。
20日に帰ってくるのですが…
お願い!残ってて!まだスタイナーの活躍とかかけてないのに!
では明日早いので…。
579 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:39
ネタはまだ残ってるよー
芯だ本当のガーネット姫が生きてたりとか
580 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:39
>578
あんたも仕事あるのに大変だな。
581 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:40
551の続き
ガーネット「召喚師である貴様は、召喚獣で殺すのが良いだろう。
出でよ! リヴァイアサン」
ガーネットがそう叫ぶと、巨大な水龍が姿を現す。
そして、大量の水がリヴァイアサンの周りに集まり出した。
エーコ「この程度で私を殺すつもりか? 随分と舐められた物だ。
…ブリザジャ!」
エーコが冷気を放つとリヴァイアサンの回りの水が一瞬で固まり、リヴァイアサンの氷像を作る。
駄目押しに、エーコはサンダジャを放ってそれを粉砕した。
ガーネット「ほぅ、なかなかやる物だな。一対一の勝負と洒落こむとしようではないか
…バイオガ!」
ガーネットのバイオガはファルコンを腐食させ、一瞬で朽ち果てさせた。
朽ち果てた飛空挺が、腐った兵士たちを運んで町へと落ちていく。
エーコは背中の羽根を広げて、飛空挺から飛び出した。
そして、懐からダークマターを取り出す。
ガーネット「フン、オーディンでも召喚するつもりか?
それともそれを私にぶつけるのかな?」
エーコ「…出でよ。ライディーン!」
ガーネット「ライディーンだと!?」
ガーネットが声を上げると同時に、ライディーンが二人の頭上から現れた。
そして、真・斬鉄剣でガーネットを切り裂く。
とはいっても、ガーネットは素早く身をかわした為、直撃は免れた。
ただ、髪を少し切り落としただけだ。
エーコ「…しくじったか」
ガーネット「髪を短くするとあの頃を思い出すな。なぁ、エーコよ。
それにしても、私の知らぬ召喚獣を使いこなすとは成長した物だな。
やはり貴様は生かしておけぬ! ダークホーリー!」
エーコ「フレアジャ」
582 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:42
エーコとガーネットの空母対決は破綻せずに繋がりそうだけど、他は繋がるかな…
リレーじゃなくて個人個人で展開したのがマズかったのか?
でも面白いので続編きぼーん。トット先生も暗躍してくれると嬉しい。
なんかジタンは狂った科学者みたいだな…
583 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:43
ガーネット「・・・ヌルいわぁぁっ!!!」
グオオオォウッ!!!!ガーネットを中心に強烈な旋風が巻き起こる!
そこに最後の力を振り絞り仕掛けたフラットレイが急降下する!
交差!!!一瞬!!!
「うあああああああああああああああああああああああああッ!!!」
ズバ!!ズバ!!ズバ!!ズバァァッ!!!
悲鳴の声の主は・・フラットレイであった。まともにガーネットの放った真空旋風圏内に
捕まり、空中でこれでもか!これでもか!と言うぐらいズタズタに切り裂かれた。
フラットレイの、自分にとって期待外れな力にガーネットが業を煮やしたのか
初めて見せたガーネットの魔力による攻撃であった。
フラットレイ「ぐわっ!!ううっ!!ああ!!あがあぁっ!!」
ズバ!!ズバ!!ズバ!!!ズババァァ!!あたりはフラットレイの切り刻まれる悲鳴、そして
フラットレイの鮮血が旋風に混じり血の霧のシャワーとなって空間を真紅に染める。
恍惚の表情で血の霧のシャワーを浴びるガーネット。まさにそれは誰も見違う事無き魔王の姿。
ドサァァァッ!
存分切り裂かれまくり、ようやくフラットレイは地獄から開放され床に落ちる。
ガーネット「・・・・どうやら・・ここまでだな。今少し楽しみたかったが・・
そなたのGトランスは、戦闘中には・・どうやら目覚めぬか。・・・まぁよい。さて・・」
フラットレイ「・・・・ああぅ・・ぅぅ・・・ぅぅぅ」
最早フラットレイは声も出せず、耳も聞こえない。赤く染まる視界の片隅に・・・
氷漬けのフライヤの姿が見える。
フラットレイ「(フライヤ・・・無念だ・・私も・・もう・・すまぬ・・今お前のもとに・・。)」
フラットレイのランスオブカインを手にゆっくりとガーネットが近づいて来る。
ガーネット「・・2人並べて、この間に永遠に飾ってくれようぞ。」
フライヤと同じく串刺しにするつもりか。ガーネットがゆっくりと槍を振りかざす。
全てを諦め観念したフラットレイはゆっくりと眼を閉じる。
584 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:44
ラ、ライディーンですか?
懐かしい・・・
585 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:46
なんでいきなりフラット例?
586 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:46
>579
それはストーリーの核心部分だな
最強の力を持ってるけど呪いの子とされて
どっかに封印されてたり。聖剣3のアークデーモンみたいだ(藁
587 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:48
インビンシブルももちろん出てくるよな?
588 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:50
フラットレイはスタイナーと逃げたんじゃなかった??
589 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:51
壊れてるぞー。まあ、同人と違って、他人同士が書いてるんだから
しょうがないのかなあ。
それにしても、突然フラット例って…
590 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:52
みなさん大変ですね。頑張ってください。楽しみにしてます。
591 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:53
583はなしの方向で
592 :
コロシチマッタ・・・:2000/08/12(土) 02:53
>>559 ラニの喉にパックリと開いた傷口からは空気の漏れる音と血の吹き出る音が混ざり、
不快で奇妙な音が沸き立っている。
サラマンダーはエリクサーのこぼれ落ちた小瓶をじっと見つめている。
いまだにどういうことなのか理解できないのだ。
ラニ「う・・・ああ・・・・」
ラニの断末魔のうめき声にサラマンダーは我に帰り、彼女の端にかけよった。
サラマンダー「お・・おい。銃は?ガーネットに俺を売るんじゃなかったのか?」
ラニは呆気にとられた顔をしてサラマンダーの顔をじっと見つめていたが、
やがて、真っ赤に染まった口元にかすかな笑みを浮かべた。
ラニ「あ・・あんたって・・人は・・・ホントにだまさ・・れやすくて、
どうしようも・・・・ない、馬・・鹿だよ・・・・」
サラマンダーはこのときすべてを悟った。
ラニにガーネットにつく話など持ちかけられていなかったのだ。
ただ彼女は彼にエリクサーを飲まそうと戻ってきた、それだけだったのだ。
サラマンダー「しっかりしろ、ラニ!いま治療してやる!!」
サラマンダーはあらゆる力を振り絞ってチャクラを行い、彼女の傷を癒そうとした。
だが、すべては遅すぎた。
彼女の命をこの世に結びつける力はどんな秘薬でも魔法でも不可能だった。
ラニ「ば、馬鹿だね・・あんたがやったくせに、しっかりしろなんて・・・。
で、でも・・あんたを恨んじゃいない・・よ。
た、楽しかったから・・・あ、あんたと一緒に旅できてさ・・・
ゴブッッ!!!」
ラニの口から大量の血が流れた。致死量の出血である。
最後にラニは大粒の涙を流し、静かにこときれた。
サラマンダー「う・・うわああああっっ!!!
ラニ!!ラニィィィィィ!!!!!!」
彼はその晩、全身の血が流れきってしまうほど、いつまでも体を床に打ちつけ続けた。
愛しい女の名を叫び続けながら・・・・
593 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:53
でも、同人なんかより面白いんじゃないのか?これ。
594 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:55
黒魔村編は日中かなあ…。
595 :
やっと自由の身だ:2000/08/12(土) 02:57
サラマンダーはどこへ向かえばいいんだ??
誰かおしえてくれえ!!
596 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:59
サラマンダーはただの厨房に5ペリカ
597 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 02:59
これを編集するとして始まり方はどうするんだろう。
話題の延長線上で出来たからなあ。
598 :
ななしさん@おなかいっぱい:2000/08/12(土) 03:00
スタイナーと合流します?
トレノに行きたいなと思ってるんですけど。
そしたら、ベアトリクスと合流できますもんね。
あー出張さえなければ…!!(怒)
599 :
>595:2000/08/12(土) 03:02
ショックで茫然自失のままフラフラしてたら
ベアトリクスかスタイナーチームが拾ってくれるとか。
600 :
>597:2000/08/12(土) 03:04
大体、ベアトリクスはすでに裁判にかけられていたぞ。
裁判官がトットだったし。
その前じゃスタイナーがゾンビ化していなかったか?
601 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:07
ジタン編の書き手は現在睡眠中と推測。
602 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:10
>>526の続き
明朝、鼓膜を突き破りそうなほどの爆音にベアトリクスは目を覚ま
した。
ベアトリクス「なっ、何事!」
トット 「ベアトリクス! 外じゃ!」
トットの怒声に慌ててベッドから跳ね起き、窓の外を仰ぎ見る。
ベアトリクス「リンドブルム飛空艇団…そしてあれは…レッドローズ!」
とうとう恐れていた事が起こってしまったのだ。間違いなかった。
対リンドブルム戦勃発。もう誰にも止められない、もうどうしようもない。
ベアトリクス「ガーネット様、ガーネットさま、ガーネットさ…まぁ」
最後はほとんど声にならなかった。
結局、自分には何もできはしなかった。
「兵を持たぬ将軍に何ができるのか、せいぜい足掻きなさい」
月夜の下、ガーネットに言われた一言が重く胸にのしかかる。
自分には何かできると信じていた。ガーネット様を止められると思って
いた。でも…
ベアトリクス「私には、何もできはしなかった」
トット 「ベアトリクス…」
ベアトリクス「エクスカリバーさえ振れるこの手は、ガーネット様
の細い腕をつかんで引き止めることさえできなかった」
泣きたいのに、涙すら出てこない。
ベアトリクス「私は…役立たずだ」
街に轟く爆音がどこか遠くから聞こえ、肌で感じられるはずの感覚も
どこか鈍い。
トット 「とにかく、ここも安全ではない。避難しなければ」
トットに手を引かれ、ベアトリクスは力なく歩き出した。
後ろで鳴いているボコの声もほとんど耳に入ってはこない。
螺旋階段を降り、街に出る。
そこでベアトリクス達を迎えたのは、五人の謎の美女たちだった…
603 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:10
意味もなく殺されたラニが可哀想・・・
604 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:11
なんか自分ガーネット嫌いだったんだけどこのスレのガーネットは萌える。サラマンダ―も純情でかわいい。
605 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:12
このスレッドの書き手にファンレター送りたい人はこのあて先まで
東京千代田区一ツ橋 99-99-9-9まで
606 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:13
この小説のスタートって337と判断していて良い?
でもそれだと疫病駆逐になってしまうか。
607 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:13
インビンシブルはクジャ助けにいったあと
ジタンが密かに接収したという設定で。
>605
おもろい
608 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:15
今まさにガーネットの槍がフラットレイの身体を貫かんとしたその刹那!!
カラン・・カラン・・ 棒状の者が床に落ちるあの独特の音・・。
転がっているのは・・・ガーネットが手にしていたランスオブカイン!!
次の瞬間! 「が・・がああああぁぁぁあっぁ!!ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
悲鳴の主は・・・ガーネット!!!! 額とそして胸を押さえ急にのたうちまわり始める。
ガーネット「ぐぐうううううぅぅがぎゃぁぁぁぁぁっ!!止めろ!!貴様!!やぁめろぉぉ!!」
意味不明の言葉を発すガーネット。覚悟を決めじっと眼を閉じていたフラットレイも
なかなか襲ってこない死の感触に疑問を感じ、ふと眼を開けて見るとこの光景。
フラットレイも今の現状に何がなんだか解からず困惑の極みに達している。
その時! 「ケアルラァァーーーーーッ」
間に響き渡る聞き覚えのある声!みるみるうちに死にかけていたその身体に
生気がみなぎり意識もはっきりとしてくる。回復の呪文をフラットレイはうけたのだ。
フラットレイ「・・・あ、あの声は!!パック殿下!!!!」
パック王子「あきらめるなフラットレイ!!」
フラットレイ「殿下!!」
馴染み深いその小柄な体躯。それにあった黒装束を着込んでひょこひょこと不敵な面構えの少年ネズミが
現れた。パック王子の姿を見るや否やフラットレイは駆け寄りひざまずく。
フラットレイ「よっよくぞご無事で!!!・・こっこのフラット・・・」
フラットレイの話を遮るかのようにパック王子は捲くし立てる。
パック王子「話は後だ!今は逃げるぞフラットレイ!!!」
フラットレイ「は・・・・・し、しかし!フラ、フライヤが!!!」
パック王子「何ぃっ!!?」
ガーネット「あああああ!!!!ぐぅぅぅぅぅ・・・がぁぁぁぁぁつ!!!」
未だにガーネットのほうはのたうちまわっている!!!
609 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:17
ええとベアトリクスはいまトレノにいるんですね。
トットと。
んでエーコ率いるリンドブルム軍がトレノに侵攻してきた?
いやアレクサンドリア軍との本格開戦ですかね?
5人の美女はエーコが派遣したデーモン達だっけ?
でガーネットはエーコと戦ってるんじゃなかったかな?
ん?フラットレイだったっけ?
スタイナーとジタンとサラマンダーはちょっと合流するのがきつくなってますね。
610 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:18
完全に破綻した?スタイナーはどうなったんだ?(ワラ
611 :
>606:2000/08/12(土) 03:20
いやそれで正しいと思う。
疫病の蔓延をきっかけにアレクサンドリア世論がブルネシア人の絶滅という方向に動き、
それを利用したガーネットの覇権主義がすべての元凶。
アレクサンドリア国民もかなり悪いところが1の意志にも通じているし。
612 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:21
フラットレイ編が2つに分かれてるぞ。
613 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:22
フラットレイとガーネットの戦いはエーコ戦の前っつうことでしょ?
本当ならそっちのほうがリアルタイムだったけどいつのまにかエーコ戦がリアルになってる。
んで608さんは今まとめに入っている。
こんなとこでいい?
614 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:22
511→516→543→554→583→608
この順の話を核とせい。
615 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:25
破綻というか暴走
616 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:25
だから誰かまとめてよ。
このままじゃまず破綻する。
とりあえず時系列で矛盾のないように並べ替えてくれ。
(お前がやれという意見は拒否する)
511→516→543→554→583→608
の後に、エーコが入ると言った感じかな。
618 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:31
スタイナーとサラマンダーとベアトリクスはほとんど独立しているので問題ない。
ただ、ガーネット−フラットレイ戦とガーネット−エーコ戦、
あとブルネシアの陥落時期、その他国家間の戦争状況、
ジタンとミコトの絡み具合(多分この書き手は寝てる)をはっきりしないとわけわかんなくなる。
619 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:32
一個一個の話はみんなおもろい。
だからあとはつなげるだけだ。
ガンバレ!
620 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:33
書いてる人たちで作戦会議が必要だね。
621 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:34
パック王子はイメージ通りで非常によい。
あと、誰か魔王ガーネットとエーコの挿し絵をどっかにアップしてくれ。
それでイメージするから。
622 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:36
>614,617
じゃあスタイナーはフラットレイを助けに行っていないって事だね。
……出番全くないのか。
後で、編纂作業が必要ですね。
624 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:44
サラマンダーは、ラニの遺体をリンドブルム南の平原に埋葬し、どこというあてもなく歩き始めた。
もはやその眼に生気はなく、傍目にはあたかも死人が闊歩しているかのように見えたことであろう。
何時間歩き続けたことだろうか?
彼はいつの間にかトレノの街の近くにまで舞い戻ってきていることに気づいた。
ふと顔をあげると黒いものが空を覆い尽くしている。
サラマンダー(鳥か?)
彼は凝視した。それは鳥などではなかった。
まごうことなき悪魔の兵器、リンドブルムの軍事用飛空艇大船団だったのである。
サラマンダー「いったい・・・世界でなにが起こっている?」
続く
→ honnmani naniga okotteruka wakaranai
625 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:44
ガーネットの修飾語句は魔王で確定。
626 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:47
>622
だって最初の最初に殺されてるはずだモン。
ベアトリクスの行動の動機にも関わってくるから
きちっと生きている理由を書かないと危険ですよ。
627 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:50
628 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:52
>626
スタイナー書きの方も出張に行くそうだし
彼は死んだままってことにしとけば良いのか。
なんか可哀想だけど。
629 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:53
>622
生きている理由って「Gトランスのお陰」なんじゃない?
630 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:53
たしかにスタイナー死ななきゃベアトリクスの動向が変になる。
631 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 03:59
>>602の続き。
トット 「何者じゃ、おぬしら」
五人の美女に向かって視線を走らせ、トットは抑えた
声で問うた。目の前の女たちが発する気は間違いなく人外の物である
アサシン 「われらはエーコ様に仕えし者、我が主の命によりベアトリクス、
そなたの身を貰い受ける」
トット 「何をたわけた事を…まさか、ベアトリクスの運命とやらに関係
することか」
アサシン 「貴様にそれを知る必要はない」
その言葉を最後に五人の女たちは戦闘態勢に入る。
トット 「やるしかないようじゃな」
杖に仕込まれた刃。初めの抜刀で一人、返して二人…
頭の中で何度も自分の動きを確認する。もはや体は芸術とすら
言われた剣技を覚えてはいなかった。
老いは恥ずべきことではない。だがもどかしい。
と、その時だった。
ベアトリクス「私を…捕えるのですね」
仕込み刀を抜こうとしていたトットの前にベアトリクスの腕が差し出された。
ベアトリクス「分かりました。エーコの所に行きましょう」
トット 「血迷ったかベアトリクス」
だがトットの言にベアトリクスは悲しげな表情で首を振るだけだった。
ベアトリクス「ここで戦闘を行えば街に被害が広がります。それに…マスターも無事では」
トット 「たわけ! 老いたとはいえ元アレクサンドリア騎士団長、おぬしの背中
ぐらい守ってみせる!」
それでもベアトリクスはエクスカリバーを抜こうとはしなかった。
ベアトリクス「さぁ、私をエーコの所へ」
アサシン 「ふん、物分りのいい。少々拍子抜けしたがな」
ベアトリクス「マスター…御武運を」
トット 「ベアトリクス!」
アサシン 「ダテレポ!」
五人の女とベアトリクスの姿は光の玉となり空高く上っていった。そしてリンドブルムの
飛空艇に吸い込まれるようにして消えてしまった。
トット 「何ということじゃ…私にもう少し力があれば、私がもう少し若ければ」
老いは恥ずべきことではない。だがもどかしい。
ボコ 「クエー…」
また遠くで大きな爆発音が一つした…。
632 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:01
トット萌え
633 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:02
ガーネット「がぁぁぁぁぁぁっ!!!わがっわぐわかがぁま!魔力が・・あああ!ぐぅぅええええ!!!
ぎぎぎ・・ぎえでぐぅぅぅぅ・・・・・ああああぐぬぇぇ!!おおおおおのれれれぇぇぇぇ!!」
その瞬間!広間の石柱に氷漬けとされていたフライヤが一瞬光り輝く!シュゥゥゥゥゥ!!次の瞬間!!
なんと!フライヤの身体を覆っていた氷が蒸発し始める!!
ガーネット「ぅぅぅっぅ・・がががが!わがっわがぁ・・!フリーズのっ!!呪いぐわぁぁぁぁぁ!!」
フラットレイ「!!!フライヤ!!!!」
ダッシュでフライヤのもとに駆け寄るフラットレイ。槍に貫かれた状態のまま自分に覆い被さってくるフライヤの身体を
しっかと受け止める。あの時以来の再開!自然にフラットレイの双眼から涙が流れ出す。
異常に冷たい。しかもまだ目も開いてない。槍も未だ身体に刺さったままだ生きてるのか死んでるのかさえわからない。
しかし!!ようやく、ようやくフラットレイは、この手でフライヤを抱くことが出来たのだ。
フラットレイ「ああ・・フライヤ、ああ!フライヤ!!」
その様子を苦笑して見ていたパック王子だったが、すぐさま気配を感じ振り返る!
ドタドタドタ!!これはたたごとではないと感じた城の警備兵がこちらに向かってきている!!
パック王子「・・・長居は無用!!行くぞ!こっちだ!!フラットレイ!!」
フラットレイ「は・・・はっ!!」フライヤを抱き抱えながらパック王子に続く!
警備兵「王女!!!ガーネット様!!!」警備兵が雪崩れ込んできた!
パック王子は軽く舌打ちし、懐から何やら小さな玉を数個取り出し、床に叩きつける!
警備兵「むうううううっこれはっ!!煙幕か!!おのれ・・ゴホゴホ・・」
ガーネット「うがががぁああああぁっ!!ぎぃぃぃひぃぃぃっ!!」今だ意味不明に苦しんでいるガーネット!!
UUUU〜〜〜〜UUUU〜〜城中に鳴り響く非常アラーム。 王女の姿に困惑する城兵。そして煙幕弾の煙。
まさに大混乱。パック王子達は玉座と反対側のバルコニーの方へ走る。
パック王子「い〜そげいそげいそげ〜〜」 バルコニーからの空は既に白ずんでいた。夜明けの光。
バルコニーには大きな凧の様なものが立てかけてある。
パック王子「よぉしフラットレイ!!私とフライヤを背負え!よし!次は・・そうだ!そのワイヤーを・・
むむ・・よし!そんじゃその取っ手をしっかり握れ!絶対離すなよ!よし今だ!!
思いっきり・・・・飛べぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ
混乱の城のバルコニーからグライダーで一気にフラットレイ達は飛び立った!!
地獄からの・・・脱出!!!!夜明けの光・・・
長い長い悪夢の時は今まさに終わった・・・・・・・・。
634 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:05
何でガーネット苦しんでるの?
635 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:10
ガーネットの悲鳴可愛くない…。
636 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:10
あ、もうおわりっすか。
じゃあたらしいのかきましょう。
637 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:17
終わりっておいおい。
エーコ戦がそのあとに控えてるんじゃなかったのか?
638 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:18
これでガーネットVSフラットレイは幕を引いてもいいのかな。
639 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:23
結局破綻したワケね…
640 :
必殺まとめ人:2000/08/12(土) 04:26
暴君ガーネット、ブルメシアを攻めようとする。
反対するスタイナーとベアトリクス。
ガーネットスタイナ―を殺害。
ベアトリクスはみのがす。
ベアトリクスクイナの差し向けた兵士に犯される。
フライヤに助けられ目を覚ますベアトリクス。
フライヤガーネットの元へ。フライヤクイナに敗れ氷付けに。
ジタン水面下で準備中。黒魔導師の村拠点
ガーネットは何者かにGトランスという能力を目覚めさせられた。クイナも同様。
サラマンダ―とラニはトレノにいる。
エーコトレノに軍派遣。
ベアトリクスビビJrとともにクロマ村に。そこでジタンと再会。その後トレノへ
サラマンダ―ガーネットの差し向けた刺客に追われる。
エーコはエクスかリバー2を探している模様。
ガーネットはクイナにベアトリクス生け捕り命じる。ベアには重大な秘密が。
ジタンと謎の人物の会話。ジタンはモグのほとんどを味方につけている。
ベアトリクスクエールと会う。トレノへ。
一方生きていたスタイナ―
ブルメシアはガーネットの軍によって陥落フラットレイはトレノへ。酒場でフライヤの噂を聞く。
サラマンダ―ゾーンソーンにそそのかされラ二を疑う。
フラットレイアレクサンドリアに到着。ガーネットと対決。
エーコアルテマデーモンに暗殺命じる。
ベアトリクストレノでトットと会う。トットは彼女の師であった。
スタイナ―アレクサンドリアへ。
フラットレイVSガーネット。ガーネット圧倒的に優性。
サラマンダ―疑った末ラ二を殺してしまうが勘違いであった。号泣するサラマンダ―。
スタイナ―フラットレイを救って逃げる。
エーコVSガーネット開始。トレノ上空にて。
エーコのトレノ進行が始まりトットの元を去ろうとするベアトリクスの前に現われるアルテマデーモンたち。
暇ね。私も。
641 :
ACTIVE EVENT <サラマンダーその後>:2000/08/12(土) 04:26
トレノの街に再び足を踏み入れた
半死人のサラマンダーはふらふらと彷徨っているうち、
カードスタジアムの前までやってきてしまった。
サラマンダー「カードか。やったことねえけど・・・」
2時間後、彼は勝ちに勝ちまくり、テーブルにはレアカードの山が。
そしてその中に「ラニ」というカードがあるのに彼は気づいた。
サラマンダー「ラニ・・・ラニ・・・このカードは誰にも渡さねえ。
いや他にまだ持っているヤツがいるはずだ。
全部奪ってやる。ラニを所持できるのはこの俺、サラマンダー・コーラル様だけだ!」
642 :
必殺まとめ人:2000/08/12(土) 04:27
っておい終わるの!?そんな!私は一体…これじゃピエロだよ。
643 :
>640:2000/08/12(土) 04:30
いやあんたえらいよ。
その書き込みは何より重要だよ。
これで破綻せずに済むかも。
644 :
>642:2000/08/12(土) 04:32
フラットレイ・フライヤの悲劇が終わったってことだろう?
本当の悲劇はこれから・・・
但し書く人間がその気になっていたらの話だが。
俺は642のおかげで話の筋がよく分かったのでまだ応援するよ。
645 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:35
ガーネット「ううううううううぅぅぐぐぐぐぐお・・おのっおっおんのれぅぅああああ!!
やめろ!!!ががが!!や・・・!!!めぇえ!!・・ろぉぉぉぉぉぉ!!
きさ・・貴様はも・・う・・き・・・え・・!!るぉぉぉぉぉぉぉおぉお!!」
ビクビクビクビクゥゥゥッ
出し抜けにガーネットの身体が激しい痙攣を起こしそして次の瞬間がくぅぅっと
うつ伏せに倒れこむ。周りで遠巻きにその現象を見ていた兵士達はどうすればよいのかわからず
混乱と困惑に固まっている。次の瞬間!
ガーネット「・・・・は・・・・・は・・はぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・」
とてつもなく長い息吹を行いゆっくりと立ちあがるガーネット。次に
腕を動かしてみたり指を動かしてみたり首を振ったりする動作を行う。まるで自分の身体なのかを確かめる様に。
かっと目を見開き周囲の様子を確認する。困惑している兵士達が不安げにそれを眺める。
次に己の手のひらをじっと見詰めそして次の瞬間
ガーネット「ははははははあはははははははあはっははあははははあはっは!!」
と狂った様に笑い声を上げ、今度は突如憤怒の形相と化し
ガーネット「ぅぅぅぅぅぅがああああああああああああああっッッ!!」
と雄叫びを上げ足もとの床面に魔力を宿した拳をを叩きこむ。ボッグヮァァァァ!!!
足元に巨大なクレーターが出来る。そしてガーネットはバルコニーの方向次にフライヤが
飾られてあった個所一瞥し「フン!」と不機嫌そうな息を漏らし玉座の方向へ向かう。
ドッカ!!とおもむろに腰掛ける。只それを一部始終口を空けて見ていた兵士達に口を開く。
ガーネット「・・・夜明けだ・・。エーコが・・リンドブルムが来る。全軍出撃準備!!
決戦場はトレノ!!!行けぇぇっ!!!」一喝。」その後固まっていた兵士達は我に帰ったかのように
蜘蛛の子を散らすが如くけたたましく退出してゆく。 玉座のガーネットは大きなため息をつきこう一人ごちる。
ガーネット「私が・・・・私こそが・・ガーネット・・貴様は・・貴様はもう死んだのだ。」
646 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:37
>>581 の続き
ガーネットは、リンドブルム飛空挺の一機にベアトリクスの気配を感じた。
ガーネット(ぬ…エーコめ奴の中に眠る物に気付いたか?
だが、奴は私の物だ)
ガーネットがそれを考えた瞬間、それはほんの一瞬だったが隙が生まれた。
エーコ「メテオ」
ガーネット「なっ、しまった!」
ガーネットに巨大な隕石が激突する。
ガーネット「ぐあぁーっ」
ガーネットは絶叫を上げながら地へと落ちていく。
エーコ「以外と呆気なかったな。
…いや、奴はまだ生きている。このドス黒い波動が消えてない」
エーコはガーネットと隕石が落ちた場所へ降り立った。
すると、隕石が爆破して中からガーネットが現れる。
ガーネット「この餓鬼が! 私の手に火傷を負わせるとは!」
そう言って前に出したガーネット手は、軽度の火傷があった。
だが、すぐにケアルで回復する。
ガーネット「まさかここまでとはな! 私も全力を出させてもらおう!」
エーコ「こちらも本気を出させてもらう! Wメテオ!」
ガーネット「クイック!」
エーコがWメテオを唱えたのと、ガーネットがクイックを唱えたのはほぼ同時であった。
時が止まり、ガーネットだけが動けるようになる。
ガーネット「死ね、ファイナルヘブン」
止まった時の中で、ガーネットの闘気がエーコの身体を貫く。
ガーネット「…フン。私にクイックを使わせるとはな」
そう言って、倒れたエーコにガーネットが背を向けると後ろから声が聞こえた。
エーコ「フフフ…。これを待っていた。忘れたのか?
我々は追い詰められるとトランス状態になると言う事をな」
その声にガーネットが驚いて振りかると、フルケアで傷を完全に回復させたエーコが立っていた。
647 :
>645:2000/08/12(土) 04:38
おっ、繋げたね!
一番おもろかった魔物クイナ編書いた人だろ?
さすがだ!
648 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:40
エーコとガーネットってどこで戦ってるんだっけ?
649 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:42
608→633→645→エーコとの対戦。
がんばれ。
650 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:42
>648
トレノ。
651 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:43
結局スタイナーは生きてるんだね。
スタイナーが生きてるのは、
死体を処理したやつがアヤシイ
ってのはどう?
653 :
652:2000/08/12(土) 04:49
すいません、sageちゃいました…。m(__)m
で、フラットレイを助けたのはスタイナー?
それともパック?
もしくは両方?
654 :
必殺まとめ人:2000/08/12(土) 04:49
カードにおぼれてるサラマンダ―は誰が拾うの?いっそガーネットサイドにつけるのもまた一興かも。「ラ二を生きかえらせてあげる」とかいわれて。
655 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:50
>653
ガーネットVSフラットレイ書きが二人いたのが問題ありだな…
656 :
>654:2000/08/12(土) 04:50
それは良いな。
ラニも生き返らせよう。
魔物として。
657 :
>653:2000/08/12(土) 04:50
いやなんかスタイナ―に助けられて逃げたのと、パック登場のと二通りあるみたい。どっちで続けるんだろうね?
658 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:54
ジタソ編はどうなったんだ?謎の男が気になる。
659 :
642さんのマネってわけじゃないんですが:2000/08/12(土) 04:54
勝手にタイトルつけさせてもらいました。
わかりにくかったらすいません。
>335@`337 発端(ガーネットが魔王に…)
>339 スタイナー処刑(ダガーの一閃でスタイナー死亡)
>340 ベアトリクスの元に手紙(魔王ガーネットより自害命令)
>345 ベアトリクスの決意(ベアトリクス、将軍職剥奪)
>347 ベアトリクス陵辱(すげぇ…)
>354 大公エーコ(ラグナロック召喚、シドさんルゲイエボーグ人形に…)
>355 続・ベアトリクス陵辱(部下の裏切り)
>364 狂った歯車(フライヤ登場)
>369 続・狂った歯車(ベアトリクスとフライヤの会話)
>370 ベアトリクス泣叫(フライヤ、アレクサンドリア城へ)
>372 深夜のアレクサンドリア城(魔王ガーネットとフライヤ対峙する)
>375 ガーネットの変貌(フライヤの問い)
>377 一方、その頃(エリンの謁見)
>379 賢者(?)ジタン(黒魔道士増産案)
>380 フライヤ VS ガーネット(うなるホーリーランス)
>383 黒い影(クイナ登場)
>389 クイナの陰謀(フライヤ驚愕)
>393 運命(フライヤの涙)
>397 フライヤ VS クイナ(フライヤのトランス!!)
>399 勝利!?(クイナ命乞い)
>400 クイナの反撃(覚醒とGトランス!?)
>401 トランス VS トランス(クイナのGトランス!!)
>403 クイナの魔法!?(狂わせる力)
>405 処刑タァ〜〜イム(フライヤ撃沈)
>410 二人の逃亡者(サラマンダーとラニ)※412は2重投稿?
660 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 04:57
せめてこうしよう(笑)
>>335@`337 発端(ガーネットが魔王に…)
>>339 スタイナー処刑(ダガーの一閃でスタイナー死亡)
>>340 ベアトリクスの元に手紙(魔王ガーネットより自害命令)
>>345 ベアトリクスの決意(ベアトリクス、将軍職剥奪)
>>347 ベアトリクス陵辱(すげぇ…)
>>354 大公エーコ(ラグナロック召喚、シドさんルゲイエボーグ人形に…)
>>355 続・ベアトリクス陵辱(部下の裏切り)
>>364 狂った歯車(フライヤ登場)
>>369 続・狂った歯車(ベアトリクスとフライヤの会話)
>>370 ベアトリクス泣叫(フライヤ、アレクサンドリア城へ)
>>372 深夜のアレクサンドリア城(魔王ガーネットとフライヤ対峙する)
>>375 ガーネットの変貌(フライヤの問い)
>>377 一方、その頃(エリンの謁見)
>>379 賢者(?)ジタン(黒魔道士増産案)
>>380 フライヤ VS ガーネット(うなるホーリーランス)
>>383 黒い影(クイナ登場)
>>389 クイナの陰謀(フライヤ驚愕)
>>393 運命(フライヤの涙)
>>397 フライヤ VS クイナ(フライヤのトランス!!)
>>399 勝利!?(クイナ命乞い)
>>400 クイナの反撃(覚醒とGトランス!?)
>>401 トランス VS トランス(クイナのGトランス!!)
>>403 クイナの魔法!?(狂わせる力)
>>405 処刑タァ〜〜イム(フライヤ撃沈)
>>410 二人の逃亡者(サラマンダーとラニ)※412は2重投稿?
ジタン編の更新は昼間かなぁ
662 :
659=653:2000/08/12(土) 04:59
かっこ書きは大体の内容を一言でまとめ書きしてみました。
>657さん
あ、いやそれはわかってるんですけど、
どっちがメインストリームになるのかと思って。
なので、二通りあるのを巧くまとめてくれる人がいないかなぁ、と。
663 :
ACTIVE EVENT <サラマンダーその後2>:2000/08/12(土) 04:59
戦火はすでにトレノの町中にまでおよび、至る所で両軍のゲリラ戦が繰り広げられていた。
カードスタジアムも何度か衝撃を受け、天井からは砂埃が降ってきている。
館内を爆音が鳴り響き、いつ崩れてもおかしくない状況である。
当然スタジアムの中にもほとんど人はいない。
そんな中で・・・
カード好きの親父「なんだよ、あんた!今負けただろう!カードよこせよ!
卑怯じゃねえか!」
サラマンダー「やかましい!!誰もやらないとは言ってないだろう。
ホラ、ゴブリンのカード5枚やるよ!
おまけにトロールのカードも2枚つけてやるからさっさと次の勝負だ」
カード好きの親父「いらねえよ、そんな屑カード!
大体、あんた今の勝負全部ラニカード使ってただろう?
それをよこすのがルールだろうが!」
サラマンダー「なにぃ!?何でてめーなんかにラニカードをやらなきゃならねえんだ!
大サービスにカエルカードもやるからさっさと次の勝負始めろ!」
664 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:00
660は便利だ、659のタイトルの付け方も○
665 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:01
>661
だろうね。彼(彼女)はちゃんと夜寝て朝起きる生活を
してるみたいだ。
666 :
662:2000/08/12(土) 05:01
>660さん
あぁ〜、どうもすいません。書きこみに慣れてないもので。
失礼しました。m(__)m
667 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:01
こんなサラマンダー嫌すぎる
668 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:02
おもしれぇよ!!サラマンダー
669 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:05
うむ。戦争そっちのけでカイジみたいな展開にならないかな。
670 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:08
エーコ書いてた者ですが、今日はもう書きません。
誰か、続きを書いてくださると嬉しいのですが。
個人的には、クイナを書いてくださった方希望です。
671 :
>652:2000/08/12(土) 05:08
死体を処理した男がジタンと通じていた謎の男でもあり、ガーネットにGトランスを与えた男でもあるってのはどうかな?真の黒幕ってことで。
672 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:08
サラマンダー編の作家は絶対合流を諦めている。
673 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:09
カイジ{笑}!
いいかもしんないね、キャラ的に合ってるし。
674 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:09
そういえば、ラグナロクって
エーコとスタイナーの両方持ってるんですけど…
それも、謎の存在のせい?
675 :
>659,660:2000/08/12(土) 05:11
あんた達えらい!
これで破綻せずに済む!
見てる方もよく分かって良い。
676 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:11
スタイナーはばっさり首を切られた筈だがくっついたのか?
677 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:11
じつは替え玉だった。
678 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:12
合流して欲しいなあ。謎の男を出してつなぐとかは?ダメ?
679 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:12
ジタン編の謎の男はガーランドっぽいと思っていたが…。
680 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:13
ジタン編の謎の男はガーランドだと思い込んでたんだが。
681 :
>679:2000/08/12(土) 05:16
俺もそう思っていた。
683 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:18
でもマジ本編よりこっちの方が面白いね。こっちをゲームでやりたい。
684 :
ウけてるんすか?マジで?EDまでかきこめたら・・:2000/08/12(土) 05:18
っつーかヒマな某学生です。まとめれるだけまとめてみるです
序章(別人)337→339→340→345→347→354→
本編→364→369→370→372→375→380→383→
389→393→397→399→400→401→403→405
→(かなりとんで)447→450→456→469→473→
475→497→503→506→511→516→543→554
→583→608→633→645→ディスクT終了
・・というのを核としサイドの書き手の作品を繋げていくが宜しいかと。
685 :
このスレの住人は:2000/08/12(土) 05:18
思想統一されてるなあ・・・
686 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:20
見事なかぶり方だ・・679と680は生き別れの双子だな
687 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:20
すごいなあ、まだディスク1だよ。
あと3枚あるんだよね。
9はディスク1が一番おもしろかったけど、
これはそうならないでほしいなあ。
688 :
679>680:2000/08/12(土) 05:21
文章がほとんど同じで驚いた。みんなそう思ってたんだ。
689 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:22
1はいるのかオイ
690 :
>689:2000/08/12(土) 05:23
絶対いる。
691 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:29
>689
436が1っぽい。
692 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:30
1がいなければこんな面白いもの読めなかったと思うと1にちょっと感謝。
693 :
ACTIVE EVENT <サラマンダーその後3> :2000/08/12(土) 05:31
こうしてカードゲームを延々と続けていくサラマンダーは、カードをするたびに
ラニの声が聞こえてくるようになってきた。声は大きくなる。
「サラマンダー」
「サラマンダー」
「あんたは」
「あんたは」
「あんたは」
「なんで」
「なんで」
「なさけない」
「なさけない」
「もう」
「しねば」
「しねば」
「しねば」
「しね」
「しね」
「しね」
「しね」
「しね」
・・・・・
気がつくと、サラマンダーは血まみれの手を握り締め立ち尽くしていた。
目の前には顔の原型の無い男の顔。そしてテーブルの上の血の斑点のついたラニのカード。
そのカード達は何だか自分に微笑んでくれているようだった。いや、きっとそうだ。彼女は微笑んでいる。
俺に向かって。そして言っている。「殺せ」と。全てを。
手についた血をぺろぺろぺろぺろ舐めながら彼は悟った。彼女の望んでいる事を。
そしておもむろにカードをつかみとりカードスタジアムを出た。
行き先は決まっている。手始めに彼女を殺させた張本人。ゾーンとソーン。
そして・・・
「・・・ガァァネッッットオォォォーーーー!!!!」
燃えるトレノと同じく、サラマンダーは復習の炎もまた燃え上がるのだった・・・。
694 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:31
RPGだとしたら誰でプレイするの?
フラットレイ、フレイヤ、ベアトリクスというところかなあ。
強いね、カナリ。
695 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:33
やったよ!ついにサラマンダ―参戦。このままもっとデムパになってくれ。
696 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:33
サラマンダー壊れ気味。
697 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:34
698 :
>694:2000/08/12(土) 05:35
プレイヤーキャラの入れ替わりが多すぎて無理かもね(w
699 :
>693:2000/08/12(土) 05:35
うう・・・負けた。
どうやっても合流できんかったのに、あっさり合流させたね。
あとはまかす。
700 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:36
>694
ジタン希望。村で黒魔道士作ってるだけだけど。
ではネットで通信対戦
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:37
>701
やりたい。
703 :
>700:2000/08/12(土) 05:38
それじゃシュミレーションゲームだ。
704 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:38
これはスクウェアヴィジュアルノベルとして発売されます(笑)。
ヴィジュアルノベルの使用に、コナミ憤激。
705 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:38
FF11がこんな展開になる、というかこんな展開に「できる」
ゲームであることを願って…。
706 :
>701:2000/08/12(土) 05:39
それもシュミレーションゲーム。
707 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:41
三国史のような、シュミレーションで
ガーネットかエーコかジタンで最低三回は遊べるゲーム、
708 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:41
>704
ムービーノベルというジャンルを作ります。
709 :
693:2000/08/12(土) 05:42
すいません、素人が勝手に書いちゃいました。後書けませーん。
誰かにまかす。ごめん変な方向にしちゃって。みんな壊れてるからサラ万打もってことで・・・。
710 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:43
突っ込んでいいのかな。
シミュレーションじゃあ……? >703,706
711 :
>707:2000/08/12(土) 05:45
3人分クリアするとベアトリクス編出現。
712 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:46
>707
過去ログに「三国一村志」ってあった気がする。
713 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:48
>711
さらにクリアするとフライヤ・フラットレイ編出現。
難易度激高。
714 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:48
ゲームブック。
・・・しょぼいな。
715 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:50
>711
条件を満たすと
1の希望通り、ベアトリクスが謝る隠れエンティングもあり。
716 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:51
でもそれなら出来そうだ。
717 :
>715:2000/08/12(土) 05:52
しかもクリアタイムによって誤るときの態度がちがう。
718 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 05:54
>717
最も短時間だと自害。
719 :
>718:2000/08/12(土) 05:56
さらに激おそだと逆切れした上唾を吐きかけられる。
720 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 06:01
だれか挿絵いれてほんとに同人誌として出さないかなあ?でもその場合作者はだれに?
721 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 06:04
>720
挿絵は絵柄にもよるな。
722 :
659:2000/08/12(土) 06:05
続きです。
>>417 エーコの野心(リンドブルム側の作戦会議)
>>420 ビビJr登場(ベアトリクスとビビJrの会話)
>>424 刺客(サラマンダーとラニその2)
(番外)
>>438 424までの簡単なまとめ
>>444 お母様(母・ブラネの墓にて)※444さんのタイトルまま
>>447 氷漬けの竜騎士(ガーネットとクイナの密議)
>>449 リンドブルム・大公の間(バクーの登場とエクスカリバー2!?)
>>450 ベアトリクスの秘密!?(続・ガーネットとクイナの密議)
>>456 ベアトリクスの決死行(いざ、外の大陸へ)
>>469 気づくと、そこは地下(罠に落ちた!?ベアトリクス)
>>471 謎の声(ジタンと謎の声の会話)
>>473 意外な人物(前ク族族長クエール登場)※ネタバレですいません
>>475 ベアトリクスの役目(いざ、クロマ族の村へ)
>>476 モーグリたちの秘密(堕ちた、モグネット本部)
>>484 生きていた男(スタイナー復活)
>>490 救援要請(クジャの後継者・ジタン)
>>491 クリスタルとのリンク(ジタンの秘密)
>>492 不器用な感情(ミコトの不安)
>>495 モーネルの報告(リンドブルム軍・飛空挺団将校たちの裏切り発覚)
>>497 ブルメシア陥落(フラットレイ、故郷とフライヤを思い泣く)
>>498 スタイナーの逃避行(スタイナーの思い)
>>499 生への執着(モルボルと戦うスタイナー)
>>503 フラットレイ、トレノに到る(きなくさいトレノ)
>>506 トレノの酒場にて(商人、アレクサンドリア城の広間の事を語る)
リンクづけ、これでいいのかなぁ?
723 :
>721:2000/08/12(土) 06:10
劇画調のめっちゃ濃いやつキボン。
ヲタくさくなるから同人関連はイヤ
725 :
>723:2000/08/12(土) 06:15
寺田克也さんでも逝く
726 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 06:23
このスレは面白くて目が離せないね。
727 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 06:29
すこしでも早く読みたくてリロードばっかり
テレホ終了までに更新するかな〜
729 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 06:39
このちょうしだとしねぇな。
730 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 06:42
黒魔村筆者よ……早起きしてくれ……。
731 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 06:50
昼間に期待しよう。
ベアトリクスのキャラ、いい感じですね
734 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 07:29
age
735 :
とりあえず:2000/08/12(土) 07:43
残りのやつを。
>>507 ラニとエリクサー(ラニの思い)
>>510 双子の誘い(ゾーンとソーン登場)
>>511 フラットレイ、アレクサンドリア城へ(煌くランスオブカイン)
>>514 双子の言葉(困惑のサラマンダー)
>>516 悲しい再開(フラットレイ、フライヤの氷像をみつける)
>>517 変わり果てたクロマ族の村(ベアトリクス、クロマの村に到着)
>>518 召喚師エーコ(アルテマデーモン召喚!)
>>521 エリン亡命(アルテマデーモン役立たず)
>>525 ベアトリクス、トレノ到着(ボビィ=コーウェンのお陰)
>>526 トット先生登場(なんとトット先生の正体は…)
>>527 トレノ爆撃(狂気のエーコ)
>>531 スタイナー、アレクサンドリアへ(アレクサンドリアへ戻る決意をしたスタイナー)
>>541 病める街並(生かさず殺さず状態の臣民たち…)
>>543 ブルメシア竜騎士団隊長フラットレイ(魔王ガーネットと対峙するフラットレイ)
>>544 ネズミの噂(スタイナー、アレクサンドリア城へ)
>>546 スタイナー到着(ガーネットとフラットレイの戦いを影から見るスタイナー)
>>548 ガーネットのGトランス(続・ガーネットとフラットレイの戦いを影から見るスタイナー)
>>550 レッドローズ撃沈(空戦開始)
>>551 暗黒に沈む心(どうなる!?サラマンダー)
>>554 フラットレイ VS ガーネット(あまりの力の差に驚くフラットレイ)
>>559 懐疑心(絶句…)
>>560 交錯する状況(ガーネットの計画とは!?)
>>581 トレノ上空、極限魔法戦(魔王ガーネット VS 狂公エーコ)
>>583 返り討ち(フラットレイ瀕死…)
>>592 どうしようもない馬鹿(悲しい笑顔が…)
>>602 トレノ早朝(リンドブルム VS アレクサンドリア戦争勃発)
>>608 ガーネットの悲鳴(助太刀はパック王(子?))
>>624 さ迷うサラマンダー(いったい…この世界で何が…)
>>631 ベアトリクス捕縛(無抵抗のベアトリクス)
>>633 溶けた氷(アレクサンドリア城脱出)
>>641 カードバトラー・サラマンダー(ACTIVE EVENT <サラマンダーその後> )
>>645 真・ガーネット(一体何者なんだろうか…)
>>646 エーコ、トランス!(続・魔王ガーネット VS 狂公エーコ)
>>663 白熱!カードスタジアム(ACTIVE EVENT <サラマンダーその後2> )
>>693 復讐鬼サラマンダー(ACTIVE EVENT <サラマンダーその後3>)
これで、いままでのやつ全部タイトル付け完了。
736 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 11:57
黒魔導師の村を目指して天空をひた走る2隻の飛空挺。
本来の計画通りに事が運んでいれば、既に目的地についていた筈なのに。
一方の艦の操舵士を務めるエリンはそう思って歯噛みした。
自体はエリンたちの知らぬ間に深刻化していた。
エーコの子飼いのモーグリたちによってエリンらの
リンドブルムからの離反は上層部の知るところとなっており、
一時は今この場にいる者全員が逮捕される寸前だったのだ。
多くの同志の尊い犠牲により、一部の者は新型飛空挺での
脱出に成功したものの、それを予見していた追撃部隊の
迅速な行動によって、思いもよらぬ攻撃をくらった飛空挺は、
本来の性能の4割ほどの速度で航行するのが精一杯だった。
そして今まさに、エリンらにとどめの一撃を加える為、
飢えた猛禽のような執拗さで追撃隊の飛空挺が迫りつつあった。
通信が可能な距離まで到着した際に、黒魔導師の村のジタンに
救援を要請したが、それは彼らの力をもってしても恐らく適わぬ事だと、
前回の激戦を操舵士として生き延びたエリンは直感し、そして絶望した。
737 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 11:59
「やはり失速していますね」
リンドブルム空軍高速飛空挺団第七分隊を
統率する巡洋艦「スウィニートッド」のブリッジで、
主観測官のピエット中尉が報告した。
「フフフ、いくら最新式の飛空挺と言えども、
あれだけの被害をこうむっては最早逃げ延びることはかなうまい。
そして奴らの逃げ先ももう分かった。この方向で連中を
受け入れてくれそうな場所は黒魔導師どもの集落しかないからな」
「では艦長?」
「うむ、よかろう。ウェッジ大尉、裏切り者どもの艦を撃墜せよ」
今度の任務の成功によって確約されたも同然の昇進を思ってか、
命令を下したビッグス艦長の口元は醜悪なまでに緩んでいた。
妄想に耽っていた艦長の意識を現実に振り向けたのは
かつて聞いた事がないほどに緊張したピエット中尉の声だった。
「ぜ、前方に何かが出現! い、いや何かが消えたのか?
バカな! そんな事はありえない!」
「あ…あれはなんなんだ…」
ウェッジ大尉の声は、荒野を彷徨う死霊が発したのかと
思われるほど生気というものが欠如していた。
「大尉、中尉、作戦行動中である! 不明瞭な会話は中止せよ!」
しかしブリッジ正面の窓から前方の光景を目撃した瞬間、
ビッグス艦長も又、言葉を失った。
「それ」をなんと表現したらよいのか。虚空に穿たれた
陥穽とでも呼ぶべき、普通の人間の知るどんな闇とも明確に
異なるが、それでもなお闇としか表現できない「何か」。
先行していた友軍機が「それ」と接触した刹那、消失した。
砕け散ったのでも爆発したのでもなく、
シャボン玉が弾けるかのように、一瞬の煌きとともに、
文字通り音も無く消失したのである。
「あ、『あれ』からは何の反応もないんです!
一切の計器の反応がちょうどゼロになる…正でも負でもない…
空気や熱といった何処にでもあるものも存在しない…いったい、
いったい『あれ』はなんなんですか!」
それに答えられる者はその場にはいなかった。
しかし、ビッグス艦長は人格は別として、
軍人としては優秀な部類に入る男だった。
「ピエット中尉、我が艦と前方の存在との予想接触時間は?」
「は…はい! 前方の存在は高速で領域を拡大しています。
その速度と当艦の航行速度から計算して、およそ57秒後です」
「よろしい。ウェッジ大尉、ジョムジョム弾の使用を許可する。
前方の存在との距離が接触10秒前になった時点で発射。
その直後、急速回頭し、最大船速で目標から離脱する」
「了解!」
そして物理的な重圧すら感じられる、重苦しい緊張の時間が過ぎた。
「てぇーッ!!」
一撃で幾百幾千の命を奪い得る灼熱の凶器が「存在」に殺到する。
そしてあっさりと消失した。初めから何も起きなかったかのように。
「駄目か…急速回頭」
「急速回頭!」
操舵士が復唱するのと緊急を告げる通信が
機関室から入ったのはほぼ同時だった。
「か、艦長! メインエンジンが止まっちまった!」
「なんだと! 詳しい状況を説明しろ! もしもし、もしもし!」
しかし今しがた機関長の声を伝えた
スピーカーは沈黙したきり何も答えなかった。
いや、それどころかブリッジから一切の音が
消失しているのに艦長は気がついた。
あたかも凍結した時間の中に迷い込んだように。
艦そのものが同胞たちと同じく消失した時、
艦長の心臓が既に鼓動を停止していたのはある意味幸運か。
かくしてリンドブルム空軍高速飛空挺団第七分隊は
異邦の空に全滅した。
738 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 12:02
「ジタン、うまくいったわ!」
珍しく興奮した様子のミコトは、ジタンが額に脂汗を滲ませながら
押し黙っているのに気がついて訝しげな表情になった。
「ジタン?」
「…ミコト…エリンたちと…回線を開け…」
「え? ええ…」
言われるままに通信機を調整するミコト。
「つながったわ」
ジタンは無言で通話管を掴むと、まるで本当は
人間の言葉をしゃべれないような肉体構造の魔物が、
無理やり搾り出したような掠れた声で一気に言った。
「今すぐ艦から脱出しろ! すぐにだ!」
「ジ、ジタン?」
しばらく荒い息をついていたジタンは苦しげにミコトに告げた。
「や…り…今の俺には『無の力』を操るだ…の能力は
…ない…よ…だ…そう…まだ、ない……こうな…事を恐…て…
可能な限り…小規模な…だが…な…とか…消……ばならない…
このままでは…すべてが…」
ジタンは再び沈黙し、目を閉じた。意識は失っていないようだが、
呼吸の乱れはいっかな治まらず、汗が滝のように滴り落ち、
こめかみに浮き出た血管が啄木鳥の嘴のような速さで脈打っている。
明らかに危険な状態だった。
「ど、どうしよう…なんとかしなくちゃ…」
ミコトは自分が狼狽している事にふと気がつき、同時にその事実に
驚愕したが、そのような驚きは堰を切ったように溢れ出す不安に
たちまち飲み込まれてしまった。
『そうだ…ジタンがクジャの後継者として作られたのと同じように、
私もジタンの代わりとなるべく作られた存在。私もジタンやクジャと
同じ事が出来るかも知れない…私は直接クリスタルの記憶と
接触する事はできないけど、ジタンとクジャの決戦の時のように
ジタンと意識をシンクロさせれば、私もクリスタルの記憶に
アクセス可能なはず。そうすればジタンの手助けができるかも…』
焦っていてもそんな考えが閃くあたり、
やはり非凡な才覚を秘めた娘だった。
すぐさま精神集中に入るミコト。しかし気ばかりが焦って
なかなか集中できない。非論理的だと分かっていても、
造物主、即ち神であり同時に父でもあったガーランドに、
今度の企てをやりおおせるだけの力を、己の創造の際に
付与しておいていてくれと祈らずにはいられなかった。
ようやくジタンとのシンクロが完成する直前、何処か遠くで
『安心しろ。それだけの力は与えている』と告げる声が
聞こえたような気がしたが、それについて考えている余裕は
今のミコトにはなかった。
739 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 12:08
どうもクロマ村書きの者です。
リンドブルムの方に許可いただいたんで、
船乗りエリンを使わせていただきました。まだ活躍してないけど(^^:
それにしても一晩でえらい話が進んでますね。
こっちサイドの話はあんまり進められなかったんで、
このスレの中でなんだか浮いてる気がしてきたよ。
740 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 12:23
>>739 浮いてないです。ナイスッす。
出てきてすぐにいなくなるビッグス&ウェッジもFFらしくて
非常に良いと思うっす。
741 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 13:12
面白いですよ。がんばって!
742 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 13:31
>736
ガンダムっぽくて素敵。
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 15:40
狂気に駆られ復讐の鬼と化したサラマンダーにもはや迷いはなかった。
愛しい恋人が頭の中で彼に語りかける。
(ゾーンとソーンはトレノにいる・・・
少数のアレクサンドリア兵と一緒に宿屋でうたた寝・・・
殺セ殺セ殺セ殺セ)
サラマンダーはバトルスタジアムを飛び出すと宿屋に向かって走り出した。
爆撃がそばをかすめる。
周りに人など歩いていない。
だが俺様に当たるはずがないでないか?
ラニに守られているこのサラマンダーに・・・・
宿屋の前には二人のアレクサンドリア兵が見張っており、サラマンダーの姿を見とがめた。
アレクサンドリア兵「と、とまりなさい。ここはアレクサンドリア軍の宿営として使用しています」
アレクサンドリア兵「こ、こいつどこかで・・・・」
それが彼女たちの最後の言葉だった。
ブシャアアッッッ!!!
二人のクビは胴と離れ、空中高く舞い上がる。
サラマンダーはあたかもそれをサッカーボールのように足で蹴り、
頭は二つとも壁にぶつかって粉々になった。
宿屋の中に入ると5人のアレクサンドリア兵が彼を止めようと攻撃してきた。
・・・瞬間、全員ノドを引き裂かれ息絶える。
(護衛の兵は今ので全員よ・・・二人は二階で寝ている・・・・)
階段を駆け上がるサラマンダー。
(その部屋よ・・・・)
ドアを開けると彼にラニを殺させた張本人が何の不安も恐怖もないといった
安らかな顔をして寝入っているではないか・・・
だが、残念だったな、ラニと俺とを引き離すことはできねえ。
サラマンダーは両手で二人のクビをつかみ、持ち上げて強く締め上げる。
二人の道化は泡を吹き、何が起こっているのかわからないまま合体もできずに絶命した・・・
まるでゴミクズのように窓から死体を放り捨てるサラマンダーに、「声」はささやいた。
(・・・余興は終わり。次はガーネットよ。彼女はあそこでエーコと戦っている・・・)
声の指し示す方向を見るサラマンダー。
そこはひときわ大きなエネルギーがあたかもフィールドに張り巡らせたバリヤのように
場所を包み込んでいた。
サラマンダー「待っていろ・・・ガーネット。俺達はすぐ行く」
744 :
693のおかげで合流できそう:2000/08/12(土) 15:44
ゾーンソーンは一話で殺せた。
良かった良かった。
745 :
ガーネットはふねにいるようなので:2000/08/12(土) 16:26
(・・・ガーネットの乗っている飛空艇には・・・あそこに一時停泊中の飛空艇に忍び込んで
乗り移るといいわ・・・)
「声」の命ずるまま、停泊中のリンドブルムの飛空挺に向かってトレノの街を走り抜けるサラマンダー。
その髪は更に焔色に燃え上がって輝きをまし、まさに焔色のサラマンダーの復活である。
数刻も走った頃、街路の真ん中、眼前に見覚えのある一人の老人の姿を見えた。
老人も失踪してくる彼に気づき、声をかける。
トット「あなたは確か・・・・?」
トットの声も無視して走り続けるサラマンダー。
トット「サラマンダー・・・でしたかな。
あなたも女王を倒しに行こうとしておられるのか?
だがやめたほうがよろしい。あなたでは勝てぬ。レベルが違いすぎる」
サラマンダーはもうトットから十数メートルのところに迫っている。
彼にはトットはもう見えていない。
乗り移るべき飛空挺、いや彼に見えているのは討つべき相手だけだった。
トット「しかたありません。あなたが無駄死にするのを黙って見過ごすわけには・・・」
トットはそういうなり剣を抜き、異様な構えをとった。
かつての「戦神」の剣技は、ベアトリクスすらも凌ぐという自負があった。
少なくともサラマンダー程度なら止められる。
二人の距離が数メートルに縮まる。
トットの剣がサラマンダーの腰をなぎはらおうかという刹那、
(右よ・・・サラマンダー・・・あいつの右足を狙うのよ・・)
トット「ぐはああっっっ!!」
トットの剣はサラマンダーの髪をかすめて空転し、
逆に自分の足に鋭い一撃を受けてたちまちのうちに戦闘不能に陥ってしまった。
走り去るサラマンダーを横目に見て、マスタートットは呟く・・・
トット「やれやれ・・・このトットも老いておりましたかな・・・・」
746 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 16:26
夜明けの光に照らされながらグライダーは空を疾走する。
パック王子「フラットレイ、手の方は大丈夫か?もうちょっと風を利用しろ。
うん、よし。そうだ。もちょっと東。よし。」
パック王子の指示に的確な判断を見せ大凧を操縦するフラットレイ。
はじめて操る乗り物ではあったが自然のわずかな変化を敏感に感じ取れる感性を持つ
竜騎士にとって、操作に慣れることは容易いものであった。
グライダーがトレノ上空にさしかかった時!
フラットレイ「!!!!あれはッ!!!」何かを視界に捕らえ驚きの声を上げるフラットレイ。
パック王子も何事だ?と首を回しフラットレイの視線の先を見る。
そこには大量の飛空挺がトレノ方面へ向かっていっている光景が広がっていた。
パック王子「リンドブルムのエアーシップ・・・」
フラットレイ「・・トレノの方へ・・あの町で聞いた事は本当であったのか・・。なんと・・なんという事だ。」
また・・戦争か・・一体・・どうなってしまうのだろう・・。
世界各地での戦火の勃発はフラットレイも理解していたつもりではあったが・・あの・・あのリンドブルムが
今度はアレクサンドリアに・・あの両国がぶつかれば・・被害はブルメシアの時とは比べ物にならぬ程の物となろう。
遣る瀬無い気持ちになる。このままでは世界が・・民には・・民衆には何の罪もないというのに・・狂ってる・・
何かが・・世界中が・・狂ってる!!!!幾度となく戦火を潜り抜け戦争の悲惨さは嫌と言うほど経験している
フラットレイである。今まで目にしてきた戦争による最悪の結末が頭の中を過ぎりグッ・・と両眼と閉じる。
ましてや・・ましてやほんの前までは、本当に以前まではあれほど固い絆で結ばれて両国民兄弟同然であった・・あの国同士が・・
そんなフラットレイの心情を見透かしたかのようにパック王子は語りかける。
パック王子「・・・・北だ・・フラットレイ・・もう回り始めた歯車は、我々にはどうすることも出来はしない・・
・ただ・・我々は・・今出来ること・・やるべきことを・・精一杯・・やるだけだ。」
眼を閉じたままフラットレイはゆっくりと頷き、グライダーの空路を北へ向ける。
747 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 16:43
結局フラットレイ助けたのはパック王子、の線で行くわけですかね?
748 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 16:44
もうこの際、クジャも出してください。
クロマ書きの方お願いします。
749 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 16:44
フラットレイとパックが再び合流しそうですね。
今はガーネットとエーコがトレノ上空で交戦中で
ベアトリクスには何か秘密があってリンドブルム飛空挺に乗せられていて
フラットレイ、フライヤ、パックはとりあえず危機は逃れていて、
サラマンダーはガーネットの飛空挺に近づきつつあって、
ジタンとミコトの飛空挺もかなり接近してきてる、、ってとこですかい。
あとスタイナーは出張中?
750 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 16:57
スタイナ―はどうなるんだろ?結局アレクサンドリアにたどり着いたときにはもうパックたちは逃げたあとだったことにするとか?まさかやっぱり死んでたことになったり?
751 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 17:18
>748
クジャ生きてたらジタン編のつじつまが…
752 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 17:20
グライダーは空路を北西に進む。ユーノラス大平原を過ぎ眼前にはギザマルーク連峰。
このまま進めばブルメシア領だ。しかし・・今のブルメシアはすでにアレクサンドリアの手に渡ってしまっている。
アレクサンドリアの斥候がここかしこにいないとも限らない。(危険ではないのか?)
今、自国に戻る行為に疑問を感じるフラットレイはパック王子にたずねる。
フラットレイ「このまま行けば我等がブルメシア領ですが・・城の方へ向かわれるのですか?」
パック王子「確かに今のブルメシア領は危険だ。・・だが唯一敵の目に届かぬ、敵の手出しが出来ぬ場所が
我がブルメシア領にある。先の戦で大半の者をそこに避難させた。」
フラットレイ「・・?ブルメシア領の中に・・敵の手出しが出来ぬ・・所?」
パック王子「一度は耳にした事はないか?「竜谷」だ。」
フラットレイ「・・・・「竜谷」!!」
確かに聞いたことがある。「ブルメシアの竜の神、その聖なる力に守られし聖域。そこは常にブルメシア全体を
見渡す場所にあり、常にブルメシアを守っていてくれる」幼き頃その様な話を聞いた記憶が確かにあった。
フラットレイ「・・・・・・竜谷・・」
パック王子「見えてきたぞ!フラットレイ!降下準備に入れ!そのワイヤーをな・・とと・・そうそう。
これで後は・・風が・・連れていってくれる。」
ギザマルーク連峰の丁度中腹に緑の高原が広がっているのが眼に入る。
フラットレイ「・・・あれが。」
パック王子「そう。あれが竜谷。またの名をポーポス高原。我等の守護神たる
竜の守る聖域。ブルメシア医学最大の権威もあそこに避難している。はやくせねば
フライヤが心配だからな。」
フラットレイ「(・・そうだ!フライヤ!)」自分の背中に背負っているフライヤの事を思い出す。
フライヤは当然身体は冷たく・・死んでいる様に眼を閉じたまま。
フラットレイは心の中でフライヤに語りかける。
フラットレイ「(・・見えるかフライヤ。あれが我等が聖域ぞ。あの時・・アレクサンドリアの大広間で、
氷の中で眠るそなたに触れしとき・・確かに・・確かに・そなたは私に・・私に語りかけたであろう?
私の名を呼んでくれたであろう?あの声・・私は・・私は信ずるぞ!フライヤ!そなたは生きておる!
必ずや生きておる!!この私が・・この私が命に代えてもそなたを黄泉の眠りより救ってつかわす!!
・・だからまだ・・だからまだそなたも希望を捨てるでないぞ!フライヤ!ああ私のフライヤ!!)」
ーーーーーブルメシアの風に乗り、ゆっくりとグライダーは緑の竜谷に降下してゆく・・・・・・・。
753 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 17:21
ある意味本物よりも燃えるストーリーだね。
754 :
>750:2000/08/12(土) 17:23
その辺を想像して楽しむのが、このスレの楽しみ方に
なってきてるような…
755 :
「声」があると楽だ(笑):2000/08/12(土) 17:27
サラマンダーは首尾良くリンドブルム飛空挺に忍び込むと船倉に潜り込んだ。
するとまもなく轟音を発して飛空挺は発進する。
ラニの「声」はカードから直接脳裏に語りかけてくる。
(・・・このフネはエーコが搭乗している母船の支援艇のひとつ・・・
このままじっとしていればやがて母船と連結するわ・・・
そうすればエーコと対しているガーネットに近づける・・・)
(ガーネットを引き裂いてその血をあたしに飲ませて頂戴。
切り裂いたガーネットの死体を犯してトレノの街にぶちまけるのよ。
あいつの悲鳴が聞きたい。あたしを殺したあいつをブチ殺して命の力を奪い取りたい・・・)
サラマンダー「ククク・・・心配ねえ。俺達は無敵だ。暗黒街の無敵のコンビさ。
世間知らずのお嬢様なんて問題じゃねえ。
クソガキのエーコともども皆殺しにしてやる」
その時、凄まじい衝撃が艦内を揺らし、続いて連結終了を告げるアナウンスがなされた。
サラマンダー「いくぜ、ラニ!クライマックスだ」
756 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 17:29
やっぱ最後はみんなで魔王ガーネットに闘いを挑むんだろうか?ガーネットの腹心の部下魔女リノア登場キボンヌ(半分本気)
757 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 17:35
サラマンダーもっと壊れて欲しい。
758 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 17:41
でもカッコイイな、焔のオッサン。
しっかし、ダークやなぁ…本編の面影無し。
759 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 17:46
エーコと激闘を繰り広げている最中のガーネットは、別の気配が接近しているのを感じた。
エーコ「どうした、ガーネット?戦いの最中に一休みするのがお前の流儀か?」
容赦せず、さらなる攻撃に移ろうとするエーコだったが、ガーネットは特に受けようともしない。
ガーネット「わからんのか・・・トカゲが一匹迷い込んだようだ。
場違いな闖入者がな・・・」
そういいなり、彼女の指先から紅蓮の焔がエーコの飛空挺めがけて発射される。
エーコ「なに!?」
沸き立つ黒い煙の中に現れたのは狂気のまなざしを持ち不敵に笑うサラマンダーであった。
ガーネット「貴様か。刺客どもは全員失敗したというところか?
しかし今の一撃よくぞかわしたな。お前程度にかわせるはずはないのだが・・・」
サラマンダー「餓鬼の喧嘩と一緒にするんじゃねえ。
お前に俺達の攻撃が交わせるか?」
そういいなり大きくジャンプし、ガーネットに渾身の一撃を与えようとするサラマンダー。
ガーネット「戯れ言を・・・俺達だと?お前一人しかいないではないか?
まあよい、肉弾戦が好みならそれで相手してやろうではないか」
エーコは薄笑いを浮かべて二人の戦闘を眺め、
ガーネットは武器を剣に持ち替えて襲いかかるサラマンダーを待ち受けた。
760 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:04
サラマンダーの「ルーンの爪」がガーネットの頭上に襲いかかる。
しかしガーネットは余裕たっぷりにそれを交わし、
すぐさまがら空きとなったサラマンダーの背中に剣を振り下ろす。
ガーネット「終わりだ!!サラマンダー!!
その程度で私に挑もうとは片腹痛いわ!!」
(サラマンダー・・・右で受けるのよ)
サラマンダーが咄嗟に右手で剣を受ける。
ブレイザーは粉々に砕けるが、彼自身にダメージは及ばず、
至近距離から振り向きざまに放ったウィングエッジがガーネットの首筋に迫る。
ガーネット「くっ・・・・・!!」
間一髪で何とか避けたものの、ウイングエッジはガーネットの首を傷つけ、一筋の血が流れる。
エーコ「ギャハハハハ!やるじゃないの!サラマンダー。
どうしたのよ、帝王さん!?ネズミに引き続いてトカゲにも苦戦してるじゃない??」
ガーネットは指で静かに血を拭い、憤怒の形相をもってサラマンダーをにらみつける。
ガーネット「ゆ、ゆるさんぞ・・・。このドカスがああああっっっっ!!!」
761 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:14
「ドカスがああああっっっっ!!!」ってトコちょっとセンスない・・・
もうちょっと洒落た台詞言わせてくれー
762 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:28
フラットレイ一行は、無事、ポーポス高原に着陸した。すぐさまグライダーを乗り捨て、
フラットレイはフライヤを背負い2人は急いで竜谷の隠れ里にむかう。
パック王子「はっ・・はっ・・はっ・・よぉ〜し急げよフラットレイ。もうすぐだからな。
今のフライヤの状態は一刻を争うぞ。」
走りながらフラットレイはパック王子に今まで抱いていた疑問をぶつけてみる。
フラットレイ「・・・殿下。」
パック王子「・・・なんだ?」
フラットレイ「・・あの時・・何故・・アレクサンドリアの方へ・・参られて・・いたのでありますか?」
パック王子「・・おお・・それはな・・実は・・私は・・フライヤ・・フライヤを探し出す必要があった。」
フラットレイ「・・なんですと?殿下も・・フライヤを?」
パック王子「・・そうだ。・・フライヤには・・実はな・・この今起きている・・世界の戦乱を・・
止めることが・・出来るかも知れぬ・・秘密が・・フライヤの・・身体に・・隠されているのだ・・。」
フラットレイ「・・・フライヤの・・身体に・・秘密が隠されている??」
パック王子「・・そうだ・・以前・・今の戦争が始まった時・・私は・・ダゲレオにいた。急に各国の・・
長である者達の・・変貌の原因を・・研究していた。そして・・その原因の一つが・・「Gトランス」という
能力にあるということをつきとめた。」
フラットレイ「・・!Gトランス!」 そういえば・あの時・・ガーネットも・・Gトランス・・確かにそう言っていた。
パック王子「Gトランス能力とは・・我々の知る・・主に感情の昂ぶりによって発動するトランス能力ではなく・・
人の深層心理に直接作用し、その者の持つ能力以上の力を強引に引き出す。例えるならば幼い子供が急に巨大な岩を片手で持ち上げられるようになるとか・・。
当然常識的に人間に限らず動物全般はその身体、その器に合った力でしか出せない様に作られている。子供が片手で岩を持ち上げる事など出来ようはずが無い。
しかし。・・人は知らず知らずのうちに力をセーブして使い日々を生きている。
大体、本来持つ力の30〜40%とな。まだ、正確には空き容量が50も60%もあるというのにだ。それはなぜか?
無理をしない・・それは生命において最も重要な点。硬いものを多少強く殴ってもそうそう拳は壊れんだろう?
そういうふうに生き物には力を知らず知らずのうちに抑える、というプログラムが深層心理に働いているからだ。
本来、人が人を100%・・いや70%の力で殴ったとしたら殴られた方は粉々となってしまうであろうな・・。
無論・・無理をして力を必要以上に出し切った殴る方の者もその拳粉々となるであろうが・・」
763 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:29
怒り狂うガーネットはサラマンダーに魔法を放つ.
「ファイガァァァッッッ!!!」
ゴウッ!灼熱の炎がサラマンダーを焼き尽くそうとする.だが・・・
「無駄だぁ@`ガーネットォ!そんな炎じゃ俺達二人蚊ほどもきかねぇ!!」
そういって反撃の構えをとるサラマンダー。その時。
肌身はなさず持っていようと@`胸ポケットに入れていた彼女が・・・燃えていた。
「・・・ラニイィィイィィィィッッッッッ!!!!」
サラマンダーは彼女を助けようと必死に火を払うが、時既に遅く彼女は・・・灰と化してしまった。
ガーネット「そんなカードのどこが惜しいのじゃ、そんなクソ女のなああああ」
サラマンダー「・・・そうだな・・・」
ガーネット「なに?」
サラマンダー「ヤツはあんなやすっぽっちのカードなんかじゃねぇヤツはもっと崇高で気高くて美しく清らかでそしてそしてそしてでもでもそのヤツを俺はこの手で手で手で手でこここころしちまったあああぁぁぁぁああああああ」
ガーネット「…ふん@`とうとう壊れたか@`くっくっく・・・どこまでも楽しませてくれるヤツらじゃのう」
サラマンダー「ああああああああああああラニラニラニラニラニラニィィィィィ」
・・・・・声は、もう、聞こえない・・・
764 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:39
しかしここのガーネットはいいね。まったくスクウェアもこれくらいインパクトのあるヒロイン作ってみろっての。
765 :
>761:2000/08/12(土) 18:40
すまん。
ちょっと量産しとったから質落ちてた。
申し訳ない。
766 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:43
皿まんだの3書いたものですが、調子に乗って763も書きました。
どうでしょうか、他かいてる人たちの支障にさわったらすいません。
767 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:43
Gトランスが重要になってきたな・・・
理解しとかんとえらいことになりそうだ・・・
768 :
>766:2000/08/12(土) 18:45
全然OK。
っていうか、あんたのほーがうまい。
769 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:47
つーかさせっかく書いてくれてる人に文句言うのはやめようや。意見と文句は違うぞ。
770 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:48
なるほどサラマンダー編は二人で書いてるわけね。
でも中身に違和感ないからいいんじゃない?
771 :
>769:2000/08/12(土) 18:50
768はサラマンダー編の書いてるもう一人です。
念のためね。
772 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:50
>768
ありがと
773 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 18:54
お?サラマンダーリタイア?それはそれでまたいいな。
774 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:05
つーかエーコ−ガーネット戦書いてくれてる人が戻ってくる前に
なんとしてもリタイアさせるつもりだが。
悪いから。
775 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:15
パック王子「・・それに力をセーブして生きているという事は、生き物の生命維持力にも
大きく関係がある。生き物には全てそれぞれの種にあった「寿命」というものがある。
その寿命を支えているのもこの力をセーブするという深層心理のプログラムだ。
30〜40%に力を抑えておいてくれるこのプログラムのお陰で生き物はその種にあった
生命を全うする事が出来うる。・・・がGトランス能力はその生き物の生命プログラムを根底から
否定するもの。生き物の心の中の力のセーブする能力を叩き壊し、残りの容量全ての力を
強引に引き出させる。しかもそれだけではない。Gトランスは更に容量以上、そう本来持つはずの無い
能力までも引き出す・・その本来あるはず無い容量以上の力の源・・それはその生き物の生命力そのもの。
おおいなる力を手に入れるその代償は・・己の生命力。命を強引に削らせて力をひきだす。
・・・・・それが「Gトランス能力」。
そのGトランス能力が目覚める能力のきっかけは主に「覚醒」といわれる。
そして覚醒の度合いの深さには少々時間が必要とされる。その速さには少々個人差があってな、
早く深く覚醒する者もいればいまだ中途の者、または深層にはあるが未だその兆しの現れない者
と、まあそれぞれであるが・・。覚醒の過程には思念、意識の変革が生ずる。それはGトランスにかかっている
者なら誰でも感じる感覚。これはGトランスのもう一つの恐ろしい作用。覚醒が進み、完全に覚醒の過程を終える、
これを「完全覚醒」というがその際にはGトランスの生み出す心理作用効果が現れる。すなわちそれは、
深層心理プログラムの破壊に伴う副作用、「根本思念の完全分離」。それは何だというと例えば生き物は生きて行く上で
それぞれ人格が形成されて行く。しかしその心の奥底には必ずもう一つの人格が隠れているともされる。それが表に出るかで無いかは
個人差があるが。さて、その形成され半ば完成した人格が根本思念。それは今の自分、性格、特徴、心のあり方・・その他もろもろ含めて。
そして深層心理のもう一つの人格とは・・その人格は実に曖昧なものでな、今の自分とまったく正反対のモノもあれば、
今の自分の人格と全く似かよる事もある。裏表のある性格などとはよく言ったもので
こういう事からきているのかもしれないな。
776 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:27
完全に壊れてしまったサラマンダーを嘲笑うガーネット。
ガーネット「他愛のない。だがサラマンダーよ、お前の願いを一つ叶えてやろう。
ラニを生き返らせてやろうではないか?」
サラマンダー「・・・・・・・??」
精神を集中し、呪文を唱え始めたガーネット。
エーコ「・・・反魂の呪法?でもあの魔法は・・・相変わらず恐ろしい女ね・・・」
まもなくサラマンダーの前にどす黒い物体が現れる。
物体は次第に人の形をとり・・・見覚えのある姿へと変貌する。
サラマンダー「・・・・・・ラニなのか??」
復活したラニのもとへと駆け寄るサラマンダー。
虚ろな表情をしたラニはゆっくりとサラマンダーの方に顔を向ける。
ラニ「・・・・・よくも殺したな・・・・・・」
瞬間、短剣をサラマンダーに向け、生前には思いもよらないスピードで突きを繰り出す。
恐怖で反撃することもできないサラマンダー。
息も尽かせぬ攻撃に、いつの間にか飛空挺の縁にまで追いつめられていた。
ガーネット「お前の望み通りになったな、サラマンダーよ。
ラニと一緒に再び旅に出るがいい。永遠の旅にな」
ガーネットの唱えたコメテオがサラマンダーとラニのいる足場を崩した。
サラマンダー「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!!」
真っ逆様に落下し、次第に遠ざかったいくサラマンダーの叫び声を聞き、
ガーネットはエーコに向き直った。
ガーネット「さて、邪魔者は消えた。戦闘を再開するとしようか?」
777 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:38
サラちゃん死亡。でめたしでめたし。
778 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:42
めでたくないって
779 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:47
やっと合流できたと思ったら・・・
サラマンダーって一体・・・・・・
780 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:48
Gトランスってすごい難しい原理なんだな。
あたまいたい・・
781 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:51
エーコ・ガーネット編、ジタン編、ベアトリクス編
書いてる人はいつもどってくるのかなあ。
いない間にサラマンダー死んでるけど・・・
782 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 19:59
いやあ、飛空挺から落ちただけだから死んだとは限らないでしょ。
スタイナーなんか首落ちたのに何故か復活したんだぞ。
783 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 20:00
>>745の続き トット編
トット「まさか、ここまで衰えておったとは」
サラマンダーに傷つけられた右足を引きずり、何とか立ち上がる。
かろうじて即死だけは免れたが、とてもではないが戦える状態では
なくなってしまった。
トット「じゃが…まだ終われん、終われんのじゃ!」
激痛が走る右足を引きずり、己のヤサを目指す。石畳にはドス黒い
線が引かれ、意識が朦朧とし始めた。それでもトットは歩きつづける。
螺旋階段を上りきり、己の部屋に辿り着いたトットは奥から二つの
長細い木箱と、立方体の木箱を引っ張り出した。いずれの箱にも
鎖で厳重に封がほどこしてある。
トット「すまぬ。少し重いじゃろうが、かんべんしてくれ」
それらをボコに縛り付け、トットはボコによじ登った。
トット「頼む…わ、私をクロマ族の村へ…」
額に流れる大粒の脂汗を拭い、トットは途切れ途切れに呟く。
可能性は全て失われてしまったのではない。いや、己で捨てさえしなければ
可能性が消え去ることなど決してない。
ボコ 「ク、クエー!」
一つ、鋭く鳴いてボコは窓と窓枠を蹴破り、空へと飛び立った。
トット「待っておれベアトリクス。おぬしは必ずこの私が…」
薄れ行く意識の中、トットはその干からびた小さな拳を握り締めた。
784 :
>782:2000/08/12(土) 20:04
スタイナーを復活させることについては、
どうもみんな抵抗があるみたいだな。
でも書き手がいい人だし、なかったことにするのも悪いしなあ。
785 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 20:05
約一名、田中芳樹マニアが紛れ込んでるな。
786 :
783:2000/08/12(土) 20:05
ベアトリクス編書いてる者ですが、ベアトリクスの隠された秘密
云々のパートは、エーコvsガーネットを書いている人に任せようと
思います。というか俺のほうでは全く考えてなかったもので。
多分これから先核になる話に絡んでくることなんだと思うし。
という訳で、真に勝手ながらよろしくお願いします。
787 :
>783:2000/08/12(土) 20:06
ずっとベアトリクスの謎が気になっています。
トット先生ガンバレ!
788 :
787:2000/08/12(土) 20:07
>786
なんだ、考えていなかったのか(笑)
トット先生ガンバレ!
789 :
>785:2000/08/12(土) 20:08
だれ?
790 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 20:15
783>788
うーん、全く考えてない訳じゃないんだけど、こっちが勝手な
設定作ると本気で破綻しそうだから。
だから任せる所は任せようとおもってさ。
791 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 20:45
「あんたはワルぶっててもお人好しなんだからさ、気を付けなきゃダメだよ」
「ほら、また服破けてる。ちょっと貸しなよ。ったくしょうがないね」
「・・・サラマンダー、次はドコ行こうか?またトレノで一儲けするかい?」
「・・・サラマンダー・・・サラマンダー!!!」
・・・まず目に映ったのは古ぼけた天井の梁だった。
「・・・・ここは・・・俺は・・・・一体・・」
「よう、やっと気付いたのか。見かけ通り丈夫なヤツだな」
全身を包帯に巻かれたサラマンダーに声をかけたのは、
四本腕の男だった。鷹揚とした雰囲気だがその目は活力に溢れている。
「・・・・・ギルガメッシュ・・」
「辛気くせぇ声出してんじゃねえよ。おまえらしくもねえ」
「・・・ここは・・?」
「ダゲレオだ。おまえさん一週間もぶっ倒れたままだったんだぜ?感謝してくれよな。
半死半生のおまえを抱えて街から脱出すんのは骨が折れたぜまったく」
「・・・なんで俺を助けた?」
ギルガメッシュの目が一瞬何かを思い出すようすっと細くなったが、サラマンダーには
その意味を読みとることはできなかった。
「・・・・ラニとの約束だったからな」
「・・・ラニとの・・・?」
そこで初めてサラマンダーは、ずっと頭の中に聞こえていたラニの声が
聞こえなくなっていることに気付いたのだった。
792 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 20:58
確かにギルガメッシュも裏稼業の人っぽいね。
793 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 21:00
本編がストップしているなあ。
ガーネット登場希望。
794 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 21:18
795 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 21:24
皿マンダもっかいぶっ壊していいっスカ?
796 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 21:31
パック王子「・・Gトランスにおける副作用、「根本思念の分離」は生き物の表の人格、根本思念を
深層意識の奥底に封じもしくは完全に消し去り、そのかわりに不安定な裏のもう一つの人格が
自らの人格を支配するということだ。つまり表の人格と裏の人格が全く入れ替わってしまうということだ。
・・さてその新たに表の人格として入れ替わったもう一つの裏の人格、前に述べた様にもともと形成されて作られたもので無い
ということで非常に不安定な人格であるのだ。たいてい人の人格は変えろといわれても変えることは出来ない。
それは形成された確固たるものであるがゆえ。しかし、不安定な裏人格はそうはゆかない。
簡単にどのような人格にも形を変えてしまうことが出来る。虫も殺せぬような者が、急に大量殺人者となったりする様なもの。
さて、そのように力と人格を大きく変えてしまうGトランスであるが、さてGトランス能力は一般のトランスパワーの様な
誰にでも起こりうるようなものでなく、1種のウィルスのようなもので、この能力は
そのGトランスウィルスを持つものが特定の相手に植え付けて行くという方法をとらなければならない。
つまりGトランスはもともと生き物全ては持っては無く・・他のものより植え付けられる・・
という方法でしか発動しないということだ。・・一体それ(能力を持ちこんだ者)は誰なのか・・と言うことは未だ分かってはいない。
もともとGトランスなど我々の世界には無い別の世界の神話であったのだから。
しかし今確かに、誰だかわからんがこの世界にGトランスそのものを持ちこんだ奴がいるということだ。
・・さて今、我が国に来てもらっているある先生の予知能力で検索していただいたところ
現在Gトランスを埋め込まれているとされるものは7人。
ジタン、ガーネット、エーコ、クイナ、スタイナー、サラマンダー、そしてフライヤ。
驚くべきことだ・・。まるで選ばれたかの様にしっかりとこの7人が植え付けられておる。
しかし、まだ疑問点が残っていてな、今の傾向を見るにGトランスに完全覚醒しているとされるものは
以前の人格とは違う完全な暴虐思念に染まってるという事だ。恐らく共通して考えられることから
このGトランス能力を持ちこんだ何者かは彼ら能力者の人格を操作し
意図的にこの世界を戦争の世に導いているのでは・・・・・・?
また・・何故この7人なのか?というのもある。それにもともとこの世界に無い
能力をどの様にして持ちこんだのか?また彼らにいかに植え付けることが出来たのか?
まだまだ謎が多い。
797 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 21:46
っていうか本編では目立たなかったラニ、大活躍(?)だね。サラマンダー恋の奴隷状態だな。
798 :
>795:2000/08/12(土) 21:51
ラニ(ゾンビ)も忘れないで書いてね。
799 :
>796:2000/08/12(土) 21:52
なんとか理解できた。
でも話が壮大になりそうだなあ。
エーコうけもってる人とか頑張って最後まで書ききって欲しいなあ。
800 :
ザ・解説:2000/08/12(土) 21:57
まあGトランスっつーのを誰かさんがジタン、ガーネット、フライヤ等、
7人に植え付けたよと。
Gトランスは要するに凄い力を自分に引き出す代わりに
生命力が削られていくんだよと。さらに完全に覚醒したら副作用で人格が逆転して
全く今までとは違う自分になってしまうんだよと。
でもなぜか覚醒してるガーネットやクイナ、または半覚醒状態のエーコは
みんな暴力的になってしまっているのはおかしいんじゃないか?と。
これはそのGトランスを持ちこんだ奴が思念操作して
世界を戦争に持っていってるんではないか?と。
また、もともとこの世界に存在してなかったものをどうやって
あの7人にうめこめたんだろうか?と。
まあこんなところなんじゃないかな?と。
801 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 22:12
サラマンダーはふらふらと立ち上がった。あわててギルガメッシュがそれを遮る。
ギルガメッシュ「おいおい、どこへいこうってんだ、その体で?」
サラマンダーは、正気こそ保ったもののまだふらつく体をどうにか支えながらも
「ラニは・・・ラニの、死体は・・・」とギルガメッシュに聞いた。
ギルガメッシュ「え・・・奴の死体って・・・お前」
ククク、とサラマンダーは声を落として笑った。
サラマンダー「そんな目で見るなよ、俺はもう大丈夫だ。ただ・・・奴に、最後の挨拶をな・・・」
寂しそうに笑うサラマンダーをみて、ギルガメッシュはふうっと息をついた。
ギルガメッシュ「・・・奴の体はまだ外にある。いい顔で見送ってやれよ。お前の顔はいつも暗いからな。」
サラマンダー「ああ」
そう言ってサラマンダーは、かつて愛した女の元へ駆けていった・・・。
802 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 22:34
パック王子の説明を聞きフラットレイは何とか理解できた。しかし・・
フラットレイ「(・・しかし・・それでは・・フライヤも・・ガーネットの様に・・?)」
アレクサンドリア城で戦ったあの凶悪無比なガーネット・・思い出すだけでも鳥肌が立つほどだ。
フラットレイ「・・フライヤにGトランスが・・殿下、それではフライヤもいずれ・・いずれあのガーネットの様に??」
パック王子「・・今研究をすすめている。しかしGトランスとて完全なものではあるまい。きっと・・きっと何か必ず方法がある。」
フラットレイ「・・それでは殿下、フライヤを・・フライヤを探していたというのは・・・この彼女のGトランス・・。」
疑問の核心をパック王子に尋ねる。
パック王子「・・・・・・・・・Gトランスに対抗するには・・Gトランスでしかないのだ・・。」
思っていたとおりの回答であった。しかしその答えは聞きたくは無かった回答であった。
フラットレイ「・・・・・・殿下・・。彼女が・・彼女が・・フライヤがこの様な姿にされて
尚、彼女をさらに戦わせようと・・・・そう、そうおっしゃるのでありますか・・・。」
ガーネットと戦いGトランスというものの恐ろしさを骨身に知ったフラットレイ。
しかも・・このような無残な姿にされて尚、フライヤはあの化け物どもと戦わねばならぬ運命にあるのか?
自分ではどうにもならぬと解かっていても一言いわずには居れなかった。
これほど・・これほど自分の力の無さを痛感したことは無かった。
パック王子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
パック王子も何も言うことが出来なかった。フラットレイのフライヤに対する思い・・
誰よりも解かっていたつもりであったゆえにフラットレイの言葉はパック王子の心に突き刺さった。
フラットレイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
パック王子「・・・・・・・・・・・・・・・・」
2人ともそれから終始無言で走りつづけた。
竜の形を成した石像が眼に入った。目的地は眼前に迫っていた。
803 :
801の続き:2000/08/12(土) 22:41
「・・・ラニ・・・」彼女の元へたどり着くと、ほっと息をはきながら彼は呟いた。
彼女はそこに横たわっていた。だが、彼の知っている彼女とは少し違っている。
飛空挺から落ちた衝撃からか、顔が半分ほど平らになっている。
腕や足も蛸が踊っているかのように、関節が増えあちこちに四肢を伸ばしている。
「ああ・・・」
血はあまり出ていなかった。ギルガメッシュが落ちた地点より運んでいる間にあらかた出尽くしてしまったようだ。
飛び出た目玉はどこを向いているのか分からないが、少なくとも物を認識する気はないようだ。
「ああ・・・ラニ・・・」
そして、口元は偶然かそれとも何かの力が働いたのか・・・笑っていた。
いや、それは笑っているとは到底思えない形相だった。
あごが外れ、なお強い力が働いたのか口の端が頭まで裂け、口から脳漿がこぼれ落ちるという様だった。
だが・・・彼は・・・
「ああ・・・ラニ・・・なんて美しいんだ・・・」
そう、かつて愛した彼女の今の姿を見た彼は、もう正常な思考でこの世界に残る事など出来なかった。
過去を断ち切ろうと彼女の元に行ったのが、逆に仇となってしまったのだ。
「美しいラニ・・・ずっと想っていた・・・そして今その想い、実現させてみせよう・・・お前を、抱いて・・・」
そういうと彼は、彼女の服をおもむろに剥ぎ取り、獣のように交わった。獣の如く咆哮を繰り返しながら。
木陰でギルガメッシュが微笑みながら覗いてる事も知らずに・・・。
ォィォィ…それでいいのか?
805 :
仕切直してみたぞ:2000/08/12(土) 22:53
「ラニは昔の相棒の忘れ形見だったんだ。相棒は戦闘で俺をかばって死んじまってな。それ以来
親代わりでいたんだが、こんな俺を見て育ったせいか、やっぱりレジャーハンターになっちまった」
サラマンダーは黙って物言わぬ亡骸を見つめている。
「ラニ、言ってたぜ。「あいつは根がバカ正直だから、あたしがついてなきゃ危なっかしくて
しょうがないよ」ってな。」サラマンダーはなおも動かない。
「サラマンダー。俺は今、モノ凄ェお宝を追っている。生涯最大の獲物だろう」
「ふん・・・興味ないな」「そうかい、そいつの名前を聞いても同じ事が言えるかな?
獲物の名は・・・・エクスカリバー2だ」「エクスカリバー2・・・!」
「お前も元レジャーハンターなら聞いたことくらいあるだろう?」サラマンダーの反応に満足げに
ギルガメッシュは続ける。「俺はある人物の依頼でそいつを追っかけている。だが、
なぜか“魔王”ガーネットやリンドブルムの“召還帝”エーコも血眼になって探しているんだ。
理由はわからんが、エクスカリバー2に、この世界の命運を左右するほどの秘密が隠されて
いるのは確かだ」「それと俺に、何の関係がある?」
「なあ、サラマンダーよ・・・おまえ、このまま終わる気はないんだろう?」
サラマンダーは無言でギルガメッシュの眼を見据える。サラマンダーは何も言わないが、
その眼にはその髪と同じ紅蓮の焔のような決意が燃えさかっていた。
「オーケイ、それでこそラニが見込んだ男だ。・・・だが、今のおまえでは、もう一度
挑んだところで今度こそ消し炭にされちまうのは確かだ。“魔王”の二つ名は伊達じゃねえ。
昔の世間知らずのお嬢ちゃんじゃねえんだ。ガーネットは」
「・・・・・・・」静けさを破って声を発したのは、第三の人物だった。
「サラマンダー、おまえの力が必要なんだ。手を貸してくれ」
「・・・!?オマエは・・!!」
806 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 23:21
何処か遠くの方で規則的な金属音が響いていた。
黄昏時の茜色に染まった部屋でジタンは目を覚ました。
(…生きている…そう言えば何処かでミコトの声が聞こえた気がしたが…)
気になって周囲を見渡すと、ジタンのベッドにもたれかかるようにして
憔悴しきった表情で眠るミコトの姿があった。
何が起きたのかを瞬時に理解したジタンは、
「そうか…今回はミコトに救われた、という事か」
そうひとりごちた。
『そうだ。お前同様ミコトも又、予定されていた性能を発揮しつつあるからな』
何の前触れもなく『声』が響いた。
「…お前か。そんな事を言いにわざわざ来たのではあるまい? 何があった?」
『…クジャだ』
「クジャだと? あいつは既に死んでいる。俺が自分で確認し、
自ら埋葬した。今更あいつの何がどうしたと言うんだ?」
『やつの墓からやつの遺体が消えている。何者かが持ち去ったのか、
それとも他の原因があるのかは分からんがな』
「他の原因? まさかクジャが蘇ったとでも言うのか?」
『いや、それは無い。クジャの魂は既に大きな魂とひとつになっている。
誰かは分からんが、奴の肉体を利用してなにやら企んでいる者が
いるのかも知れん。おまえにはともかく、他の連中にとってはやつの肉体には
幾通りもの利用価値があるからな』
「ふん、ガーネットなのかエーコなのか、それとも別の誰かがやったのか。
いずれにしろ、警戒は必要か…」
『私の方で調べておいてもいいが、どうだ?』
「いや、それは別の奴に任せる。お前には例の件を急いでもらわねば
ならないからな」
『やはり優先度はあちらの方が上か…了解した。だがジタン、
くれぐれも用心しろ…』
『声』はゆっくりと遠ざかっていった。
「クジャか…いずれにせよ、厄介な事になりそうだな」
低く呟きながらミコトの寝顔を見つめるジタン。
(ミコトの覚醒…予想よりかなり早い…大丈夫なのか?
将来の事を考えるなら目先の損失には目をつぶって、
これ以上の厄介事は今のうちに潰しておくべきか…)
無意識のうちに右手が得物を握っていた。「猫の爪」と呼ばれる、
無類の殺傷力を秘めた短剣である。それが吸い込まれるように
ミコトの細い首に押し当てられる。そのままほんの僅か力を入れるだけで
鋭利な刃が頚動脈が裂き、ミコトが物言わぬ亡骸と化す事は疑いようも無い。
「…う…ん…ジタン」
「!!」
慌ててミコトから離れるジタン。
が、ミコトはそれ以上何かするでもなく眠り続けた。
ジタン救援の疲労から回復したのか、
先程までとはうって変わって穏やかな寝顔だった。
「寝言か…」
ジタンは右手の中の必殺の凶器と
ミコトの安らかな寝顔をしばらく見比べた。
やがて苦笑し、ミコトを抱き上げて先程まで
自分が寝ていたベットに横たえて毛布をかけると、
彼女の眠りを妨げないように、そっと部屋から出て行った。
807 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 23:23
ジタンがこの戦争にけりをつける主人公なんだろうか?
気になる。
808 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 23:30
ここのお陰で毎日2chに来てしまう……(笑)
809 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 23:37
竜谷の隠れ里ーー ポーポス高原の森林の中にそれはあった。
竜の石像を通過すると突然視界に緑に囲まれた大きな集落が広がる。
恐らく結界の一つで侵入者を選別するものであるのだろう。
無事にこの里に避難してきた見覚えのあるもの達がみな次々に王子と祖国の英雄の帰還を喜ぶ。
しかし、フライヤの変わり果てた無残な姿を見、一同は心配そうな表情を浮かべ
すぐさま医務棟へ運ぶことを促す。フラットレイはパック王子に続き、フライヤを背負い
急ぎはやに医務棟へ入る。医務棟は負傷兵の治療のせいもあるのか、かなりの規模の施設であった。
そしてフラットレイ達のもとにのそのそと何者かがやって来た。その顔にはフラットレイも見覚えがあった。
フラットレイ「・・!あなたはたしか・・ク族の前長の・・クエール殿?」
パック王子「そうだ。クエール様こそ今我が国に来てもらっていると言っていた先生だ。
予知の能力を持っておられ、現在私と共にGトランスの研究を手伝ってもらっている。」
クエール「・・やはりワタシの予知どおりね。あの時消え去りかかっていた光、取り戻させたのお前。
・・・・・・はやくフライヤをこちらに運ぶアル。」
意味不明の言葉を話すクエールに少々困惑気味ながらフラットレイはクエールの後を追う。
パック王子「クエール先生は予知能力だけ出なく医学の方も極めておられでな。我々にない
新しい独特の治療方法をブルメシアに教えてくださった。」
医務棟手術室ーー
クエール「・・・ふむまずはこの槍を抜かねばならんアルな。しかし今までこの槍抜かなかったのは正解アル。」
貫かれたものは慌ててすぐ抜けば傷口が一瞬にて開き助かるものも助からない。
長年戦場にて戦ってきたフラットレイはこのことを知っていた。
フラットレイ「・・・は。では私が抜きまする。」
クエール「うむ。それがいいアル。我々では無理があるネ。槍のプロのお前に任すこれ最上。
慎重にやるあるぞ・・。一歩狂えば助からないアルからな。」
寝かされているフライヤの身体を貫いているホーリーランスを握るフラットレイ。
フラットレイ「・・・ ・・・ ・・・・・・ ・・フッ!!!!」
ビシュッ!!! タイミングを見計らい、絶妙な間で一気にフライヤの身体から槍を引き抜く。
どくッ!! 一瞬患部から血が吹いたがすぐさま収まり即座に助手医が
患部の傷口を包帯で覆う。
クエール「・・見事アル。百点アル。最高の抜き方だったアル。・・・さて。
あとは・・フライヤはまだ助かるか・・・アルな。私と助手以外この部屋から出るアル。」
810 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 23:40
サラマンダー、ハードロマンだ・・・・
811 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/12(土) 23:42
ところでこの話ってEDから何年後が舞台なの?仕方ないけど始まりが唐突だからよくわからん。
812 :
>806:2000/08/12(土) 23:59
猫の爪って、サラマンダーの武器じゃなかった?
最強の短剣だったら、オリハルコンだと思うんだけど…
813 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 00:02
>>811 なんとなく7、8年後ってのはどう?エーコが16歳前後ってのが設定的におもしろそう
814 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 00:08
で、結局どっちがホントの話になるの?>サラマンダー
815 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 00:10
死姦はまずいだろ、流石に
816 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 00:16
>812
1の猫の爪を意識して書いたんだけど、
9のサラマンダーにも同じ名前の武器がありましたね。
とりあえず、次にジタンの武器書くときは
変えておきますから勘弁してください。
817 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 00:18
>814
803→805でどう?
818 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 00:20
>>831 エーコが成長する前にガーネトがケリを付けに行った話じゃんか。
819 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 00:25
>813
それだとフライヤとフラットレイに子供がいそうなので
もうすこし前にしよう。
820 :
>812:2000/08/13(日) 00:26
猫の爪が1の時は短剣だったっていうのは知ってたんですけど、
混乱をさけるため突っ込みました。
話は面白く読ませていただいてるので、続き頑張ってください。
821 :
>817:2000/08/13(日) 00:50
そだね。805の方が後が続きそう(笑
さすがに死姦はねえ・・・
822 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 00:53
死姦は山口母子殺害事件を思い出して嫌です。何か。
823 :
817>821:2000/08/13(日) 01:00
いや、せっかく書いてくれたんだし死姦(苦笑)の後に
そのまま続けちゃえばいいのでは、って意味だったんだけど。
死姦無しなら791→805だと思う。
824 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:02
クエール「・・・ふむ・・信じられんアルな。これだけの傷をうけたなら、いくら急所が外れていたとは言え・・
しかしこの冷たさ・・ふむ・・氷漬けになっていたといってたアルが・・
なるほど・・・仮死状態のまま冷凍されていたと言うわけアルか。・・ふ〜むしかし・・。」
ガチャ・・手術室の扉が開く。その前に立っていたフラットレイ、パック王子がハッと振り向く。
クエールが出てきて話し出す。
クエール「・・外傷も内臓面もひどい有様だったアルがク族四千年の秘術でそちらの方は何とかなるかもしれんアル。
結果的に氷漬けにされていたと言うのがよかったアル。槍で貫かれショックで気を失ったまま保存されていたような物だったアルからな。
槍のほうも急所をうまいとこはずれて刺さっていた様アル。まさに奇跡アル。」
フラットレイとパック王子は違いに安堵と喜びの表情を浮かべる。(フライヤは助かるのか・・)しかし・・
クエール「・・ただ槍に貫かれていたままだと言うのはまずかったアル。
今フライヤの身体には血が全くと言って良いほど残ってないアル。
今彼女は完全な仮死状態アル。とにかく血が無いといくらク族の秘術でもどうしようもないアル。
冷凍状態から開放された今一刻も早く彼女に輸血しないと今度こそ完全に死ぬアル。」
パック王子「・・・・・輸血・・か。・・で彼女の血液型は?」
クエール「・・・・少々面倒ね・・DOH系O型アル。しかもマジで大量に欲しいアル。3人ぐらいいれば良いアルが・・」
パック王子「よりによって面倒な・・・この里にいるかどうか・・クソっ!フラットレイ!お前何型だ!?」
フラットレイ「は・・いまだ測ったことはござりません・・」
パック王子「測ってもらっとけ!!私は里の方へと呼びかけてくる!」
フラットレイ「は!」
クエール「早くするアル。急がないとマジでヤバイアルよ〜〜〜」
数刻後ーーーー
パック王子「・・・なんてことだ・。フラットレイ1人だけかよ・・。」
フラットレイ「・・・・・・・・・・・・・」
DOH系O型の血液はブルメシアの民の血液型で最も希少な種類。避難民のみ
集まりしこの里で3人分探せと言う方が無茶な注文であったろう。
クエール「・・・これまでアルか・・。」
パック王子「・・いや、ここから近いダリにいけば誰かいるかも・・」
クエール「・・時間的に無理アル。」
フラットレイ「私で3人分の量を!!」
クエール パック王子「!!!!!」
クエール「・それは無理アル、1人で3人分といえば、生きてく上で必要な血液の殆どを搾り取ってしまうことになるアル。」
パック王子「・・そうだフラットレイ。それは無理だお前が死んでしまうことになる。」
フラットレイ「このままではフライヤが死んでしまいまする。フライヤは殿下が申して居られた様に世界を救う力を持った1つの希望にござりますれば
それならばこの私なぞの命など安いもの!・・助手!すぐさま輸血の準備を致せ!!」
そばにいるクエールの医療スタッフに怒鳴りつける。
パック王子「・・バカヤロー!!そんなこと許されるわけねえだろ!!」
本当はパック王子もわかっていたのだ。世界を第一に考えねばならないことが為政者としての立場。どちらの命を優先
させるかと言えば無論、フライヤの方を優先させるのが筋である。
しかしあの竜谷へ向かう際フラットレイに言われたあの言葉・・あの言葉を聞き自分は
今まで自分の・・自分の大切な部下を・・只の道具でしか見ていなかった事を
思い出さされた。世界を救う為?その言葉とは裏腹に自分は危険な立場には結局立たず
血を流すのは常にフラットレイ、フライヤ達。それが当然の立場として今まで
思っていたという自分に対する悔恨の念が、どうしてもフラットレイの申し出を認めることが出来なかった。
825 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:04
愛だね。
826 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:31
「無事だったか、エリン」
「あ、ジタンさん!」
「無」の暴走は、結局はエリンたちの飛空挺をも
消滅させる結果となった。
エリンらリンドブルムからの逃亡者たちが、ジタンの脱出勧告に従い
落下傘で海上に逃れ、黒魔術師たちの迅速な救助もあって、
そのほとんどが助かったのは僥倖だった。
とは言え、怪我や疲労の為彼らの多くには、
数日間の療養所生活が必要になった。
ジタンがエリンを訪ねた先も黒魔術士の村の
そうした施設のひとつだった。
「ジタンさん、大丈夫なんですか? 黒魔術師の人に聞いたら、
ジタンさんは私たちを助ける為に力を使いすぎて倒れたって…」
「ああ、もう大丈夫さ。まあさっきまで倒れてたのは本当だけどな」
「そんな、私たちのせいで…ごめんなさい」
「何言ってるんだよ。元々、俺たちに味方してくれるように
持ちかけたのはこっちだぜ? その結果追われるはめに
なったんだから、あれくらい当然の事さ。それに結局全員を
助ける事はできなかった…謝るのはこっちの方だぜ…」
「ジタンさん…」
辺りに沈痛な空気が漂う。
それを打ち消すように、明るい調子でジタンは言った。
「それよりエリン、見せたいものがあるんだ。来れるか?」
「あ、はい。もうほとんど疲れもとれましたし…」
ジタンがエリンを案内したのは、村外れの地味な建物だった。
「この扉の向こうだ」そういって扉を開けた先には、
建物の外観からは想像もできない巨大な空間だった。
「ええ!? ど、どうなってるんですか、ここは?」
「ジェノムの技術で作った一種の亜空間だよ。
カモフラージュには最適な方法だろ?」
エリンの答えはなかった。彼女は眼前の巨大な建造物に
声を失っていたのだ。
「こ…これは…まさか…飛空挺…なんですか?」
しばし言葉を失っていたエリンが掠れた声で訊ねた。
それは確かに飛空挺を思わせる形状をしていたが、
ヒルデガルドシリーズやプリマビスタ、はてはインビンシブルをも
凌駕する圧倒的な巨大さ故に、それを飛空挺だと
信じる事は困難だった。
「まだ、未完成だけどな。霧機関とも蒸気機関とも違う、
まったく新しい推進システム、いや、古いってのが本当か…
とにかくそいつを備えた俺たちの最新鋭艦さ。
もう起き上がれるようになったリンドブルムの技師たちには、
早速建造に協力してもらってる。大戦艦ってのが本来の名前だけど、
それじゃあまりにそのまんまだろ? だから俺はパラメキアって
名前で呼んでる」
「パラメキア…なんて艦なの…」
「俺はなエリン、こいつが完成したらお前に任せようと思ってるんだ」
「私にですか!」
827 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:32
>>776さんの続き
ガーネット「さて始めよう。と、いいたいところだが、このままでは先ほどのように我らが決闘を邪魔する不埒者が現れるかも知れぬ。
…メルトン!」
ガーネットがメルトンを唱えると、辺り一帯は炎の嵐に包まれた。
ガーネット「これで邪魔者は近付けぬな。食らえ! クライムハザード!」
ガーネットがエーコの立っていた場所に叩きつけたライトブリンガーから、凄まじい気が放たれる。
エーコは、それをすんでのことでかわすと、グラビジャそして続けざまにメテオを放つ。
ガーネットは、巨大な重力球をダークホーリーで打ち消し、メテオレインでメテオを相殺。
次にエーコはファイジャとブリザジャを同時に放つが、ガーネットはそれらをストックブレイクで吹き飛ばす。
エーコはそれからも魔法を連続で放ち、後手に回ったガーネットは剣技や魔法でそれらを打ち消す。
エーコが強力な召喚獣を使えば、その隙に剣技を叩き込むことも出来ようが、エーコはそれが分かっているから、隙の少ないジャ魔法ばかりを繰り出す。
実のところ、ジャ魔法自体はかなり詠唱に時間のかかる魔法なのだが、エーコの類い稀な力により殆ど一瞬で放たれた。
クライムハザードのミスで、後手に回ったガーネットの顔には焦りの色が浮かび、エーコの顔には余裕の笑みが浮かぶ。
ガーネット(…このままでは埒が開かぬ。クイックで動ける間に止め刺せるほど生易しい相手でもないし…
クイナがいれば的にしてその隙に攻撃するところだが、今はいない。
ここで奴を殺すのは諦めるか…)
エーコ「フフフ…。流石のガーネットもここまで私の波状攻撃には為す術が無いようね。
フレアジャ!」
ガーネットの頭上に、凄まじいエネルギーが集まりフレアを遥かに凌駕する爆発が起きようとしていたが、
ガーネットはそれを打ち消そうとはせず、灼熱の中で涼しげな笑みを浮かべた。
エーコ「ハハハッ、諦めたのか? 最早、私に勝てぬと悟ってな!」
ガーネット「…忌々しいが今日のところは引いてやろう。そして、廃墟となったトレノは貴様にくれてやろう。
だがな、最後に笑うのは私だ! ダテレポ!」
エーコ「…しまった! ベアトリクスか!」
エーコが気付いたときには、既に目の前からガーネットの姿は消えていた。
そして、エーコの頭にガーネットの声が響く。
ガーネット「目の前の戦の勝利に拘るのは小者よ。私は最終的に勝てばよい。
ベアトリクスは私が貰っていくぞ、エーコよ!」
エーコが歯噛みしてアレクサンドリアの方を見ると、輝く光が凄まじい速さでアレクサンドリア方面に飛んでいき、
やがてそれは点となり見えなくなった。
828 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:35
827の
>ガーネットがメルトンを唱えると、辺り一帯は炎の嵐に包まれた。
の後に、以下の文を追加してください。
エーコとガーネットは互いに向き合い、二人の間に冷たい眼光が交差する。
829 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:38
フラットレイ「お願いに御座ります!!どうか!」パック王子に土下座し嘆願するフラットレイ。
パック王子「駄目だ駄目だ駄目だダメだァァァーーーーーッ!!おいっお前グライダーの準備をしろ。ダリへ向かってみる。」
フラットレイの嘆願を必死にはねつけそばにいた兵士に指示を送る。
クエール「・・だから時間が無いって・・・」その瞬間!!
フラットレイ「・・・殿下!!御免ッ!!」土下座の姿勢から瞬時にフラットレイはパック王子に飛びかかった!
ガスッ!!パック王子のみぞおちに目にもとまらぬ速さで当身を一撃食らわせる。
パック王子「・・・フ・・ラット・・れ・・」・・バタッ!一撃のもとに昏倒するパック王子。
(申し訳ありませぬ・・殿下。これが・・私の生き方に御座います。)
ゆっくりと立ちあがりフラットレイは、この光景を固まってみている周囲の者に対し、声高に叫ぶ。
フラットレイ「よいか!!今、私は家臣の身にありながら主君に手をかけると言う
許されざるべき大罪を犯した!!その罪!死罪に相当すべし!!最早遠慮は要らぬ!!
このフラットレイ死人も同然なり!!さあ!!存分に我が血使うがよい!!それにてこの罪
少しでも許されると言うのならこのフラットレイ!!これに勝る喜び無し!!さあ!!何をしておる!!
さっさと連れてゆけぇぇぇいッ!!!!」
クエールの医療スタッフは困惑した目でクエール、フラットレイの方を交互に見やる。
しかしクエールだけは静かな眼でフラットレイを見つめ、口を開く。
クエール「・・・わかったアル・・。お前の思い、ク族のクエール強く受け止めるね。
このクエールも命を賭け、フライヤの治療に最善を尽くすアル。」
フラットレイはにこやかな微笑を返す。
フラットレイ「・・・・・・・・・恩に着る・・。」
数刻後ーーーーー医療棟手術室
用具、機材が運ばれ必要計器類にもスイッチが入る。
2つのベッドが並べられ一つはフライヤ。
そしてもう一つにはフラットレイ。
二人の間を結ぶ様に輸血用チューブがつながれる。
スタッフ「・・・・・・準備・・完了です。」
830 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:41
黒魔村の人今日は夜更かししてるのね。ありがとう。
831 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:42
クエールラブ
832 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:44
科学者ジタン萌え
833 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:51
ジタンが本編より遥かにカッコイイ。こんなことがあっていいのか?
834 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:56
>833
全然オーケー。萌えるから。
835 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 01:58
これがFF9だったら、もっと楽しくゲームできたのにと思う。
でも主題歌はどんなのになってたんだろう?
>>835 …あのFF9があるから、これが面白いんだと思いますよ。
837 :
>826:2000/08/13(日) 02:03
大戦艦かぁ、FF3のやつ。しかも名前にパラメキア。
芸が細かいなぁ〜。
838 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:04
>835
英語バージョンってことで。
839 :
>835:2000/08/13(日) 02:04
孫。
840 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:07
>835
アイズオンミー
841 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/08/13(日) 02:09
FF\はこの小説のための下地
842 :
日曜日よりの死者:2000/08/13(日) 02:12
シャラララーラ シャラララーラ シャラララーラ ラララー
843 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:12
最近クイナが出なくて
寂しい気持ちがいっぱい来るアルヨ。
844 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:17
>843
他スレの野村の所為かも(笑)
845 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:24
>844
関係無い
846 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:33
>845
いや、冗談。
847 :
ACTIVE EVENT <ラニの悲痛>:2000/08/13(日) 02:39
死姦じゃない方を選択するということで・・・
サラマンダーと一緒に飛空艇から落ちたラニはすぐ下を飛んでいた飛空艇に落下し、
奇跡的に命をとりとめた・・・といっても、すでに死んでいるその体だったが。
ガーネットの暗黒の呪術によって彼女は半ばアンデッドと化し、精神は猛烈に破壊されていた。
かつては健康的に美しく輝いていた己の肉体が黒ずみ、そして体中が朽ちていく慢性的な痛みに
絶望的な涙(それすらも汚れ、黒ずんでいるのだ!)を流しながらゆっくりと船室に向かうラニ。
ラニ「う・・うあ・・・アタシの体・・・一体・・・どうなって・・・」
サラマンダーに対する愛は純粋な憎しみに転化され、更に増幅しながら彼女の心を覆った。
彼女の姿を見つけ、呼びかけるリンドブルム兵。
リンドブルム兵「貴様、なにものだ!?ここでなにをしてい・・・」
そこまで言って彼はラニの異様な姿に体を硬直させる。
リンドブルム兵「ヒィッッ!ば・・・ばけもの・・・!!」
その瞬間彼のクビはラニの手刀によって切り落とされ、血しぶきがラニに降りかかる。
ラニ「あ・・ああ・・・く・・・苦しい・・・・痛いよ・・・・・」
848 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:42
そうだよ、クイナはどうなったんだよ〜。
サラマンダーは落ちちゃうし、エーコも退いちゃうし、
フラットレイはまだ踏ん切りつかないし、
ベアトリクスは捕まってるし小康状態か?
いや、ジタンが残ってたな?寝たのかな?作者。
849 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:45
<<794の音楽良いですな。
戦闘シーンはバトル音楽を、
シリアスシーンはベアトリクスのテーマを聞いてます。
850 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:46
851 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:48
ベアトリクス捕まっちゃってからかげ薄いよー。
ベアトリクス書いてる人がエーコ編の人に任せるっていってるんだから
活躍させてあげてくださーい。
あとトット先生もガンバレ!
852 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:51
>849
悪いけど大笑いした。
853 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:53
医療棟手術室ーーーー
フラットレイ「・・ふふっせっかく再び会えたというに・・この様な形で結ばれようとはな・・。」
今、自身とフライヤに結ばれている1本の輸血用チューブを見やり苦笑にも似た表情をするフラットレイ。
ドックドックドック・・・自らの身体から次々に血液が抜かれていくのがわかる。
あれからかなりの時間がたっている。常人ならば完全に気を失っているほどの量の血液をとうに抜かれているに関わらず、
気丈に何事も無いような表情でフラットレイは天井を見つめている。
ふと首を曲げ手術台のフライヤの顔を覗き見る。眼を閉じたまま静かに治療を受けている。
フッと再び頭を天井に向けぼんやりと想いに耽る。・・フライヤ・・
そうだな・・そなたに始めて会ったは・・私の記憶ではクレイラでの戦いであったが・・
そなたは確かこう言うておったな・・「竜神の下で始めて出会いました。」とな。
それ以上は「レイ様と新しき思い出を作って行くに過去の事など必要御座りますまい」というて話してくれなんだが・・
ん?なんであろう・・・これは・・・?視界が暗転して行く・・そしてーー
フラットレイの視界に深緑の森の中の光景が広がるーーーーーー
なんであろう・・ここは・・見覚えはあるが・・ん?子供?あの子供は・・?フライヤ?
小さき体に槍を持ち鍛錬を続けている少女。それは幼き頃のフライヤ。
少女が鍛錬している最中・・・・突如モンスターが飛来し幼いフライヤに襲いかかる。
自分の身体の2倍はあろうかという鳥獣トリックスパロー。幼いにも果敢にモンスターに
立ち向かうフライヤ。追い詰めて行くが不意に羽の一撃を食い転倒する。再び槍を構えようとするが
眼前にはトリックスパローの鋭い爪が迫る。危ない!と感じた次の瞬間!木々の上よりこれまた
幼い少年が飛来し手にしている槍でモンスターの頭を突き倒す。倒れるモンスター。その上で得意げに少女を見やる少年竜騎士。
一方助けられた格好となった少女フライヤは不満そうな顔で何か少年に罵声を浴びせている。
再び暗転ーーーーー
今度は少年が歩いていると一人の転んで泣いている幼児がいる。
どうしたのかと起き上げてやる。その瞬間!今度は背後から先程と同じ鳥獣型モンスターが襲いかかる。
完全に不意を付かれ幼児を守る様に抱き抱えうつ伏せとなる少年。そこへなんと
今度は先程少年に助けられた少女フライヤが見事鳥獣モンスターの口に槍を突き立てる。
今度は逆に得意満面の顔を少年にお返しする少女フライヤ。口惜しそうな顔をする少年。そこへさっきの幼児が彼らを見て
ケラケラと笑い出す。それに連られるように少年も、少女フライヤも共に笑い出す。そして幼児は2人にあそこを見ろと指差す。
その視線の先・・あれは・・・・この里の入り口にあったあの竜の石像ーーーー
それからこの少年とフライヤはこの石像の前に何かある事に一緒にいた。
雨の日・・雪の日・・笑ったり・・泣いたり・・時には喧嘩したり・・
そうしてこの2人が共に成長して行く光景が次々と映るーーーーー
そうかーーーーあの少年は・・幼き日の・・・私・・そしてこれは失われし私のーー
幼き日の記憶ーーーそしてここは私とフライヤの始まりの地ーーー
そうだーーー私はーー帰ってきたのかーーフライヤとの・・・始まりの地へーーー
スタッフ「クエール様!フラットレイ様の容態が・・・。」
クエール「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
フラットレイは眼を閉じたまま動かない。
854 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:55
フラットレイ死んじゃうのでしょうか?
それはそれで美しいと思うけど・・惜しいです。
855 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 02:57
うわ・・・・
フラットレイの記憶が戻ってる。
すごく感動的だよ。
なぜこういうことを本編じゃやらないんだろう?
断然良くなるのに。
856 :
魔王ガーネット:2000/08/13(日) 02:58
>848
しばし待て。伏線を張り終わればたっぷりと魔人クイナの姿をみせてやろうぞ。
857 :
>856:2000/08/13(日) 02:59
期待してるぜ大将!
目頭の奥が・・じーんときた。
859 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:00
>847
うーん先がよめてきたぞお(笑)
860 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:02
何か853に感動して書き込みの人気投票をやりたくなってきた。
当然853が一番です。
861 :
名無しさん@ぼそっ…:2000/08/13(日) 03:08
>860
738に一票……
862 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:09
しかしやっぱ全部の合流に手間取っているのかなあ?
何とか破綻は切り抜けたけど、このやり方じゃマンツーマンで戦うしかないもんね。
一人一人倒されていくしかないのかな・・・
でもま、面白いから終わるよりも当分はこのまま続いて欲しいや。
863 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:11
あと1000超えても新スレは作らない方がいいと思う。
流れがややこしいからよけいわからんようになる。
面倒でもこのスレでいこう(という個人的な考えですが・・・)
864 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:14
>863
「これまでのおはなし」的なものを載せればいいのでは?ちょっと前にあったまとめを転載するとか。
865 :
>864:2000/08/13(日) 03:18
あの素晴らしいまとめが(アレ以降の作品のも含めて)作れればそれで問題ないね!
っていうか、さっき面倒だとかいったばかりですけど、
「レスを全部読む」選択したらPC固まりかけて焦りました。
やっぱきついのかも・・
866 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:21
>863
賛成。
867 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:21
900位で新スレは?
868 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:24
かつての華やかさの面影は失われて、ただの瓦礫の山となったトレノ。
そこに颯爽と降り立ったエーコの顔は憤怒にゆがめられており、それは般若のように見えた。
エーコ「…面白くない! 飛空挺を二機失って得たのは瓦礫の街だけか!」
エーコは苦しみもがいている住人を、手当たり次第トードジャで蛙に変えると、
それを踏み潰して苛立ちを抑える。
蛙を踏み潰して嬉々とする瞬間に覗かせる年齢相応の笑顔は、実に可愛らしかった。
そして、まもなく200匹程踏み潰したところで、エーコはようやく落ち着きを取り戻す(ちなみに200匹目は、毎日が大勝負の父親)、。
アサシン「エーコ様、ご無事でしたか」
三人のアサシンが、エーコの前に跪く。
何故三人なのかと言うと、残りの二人のアサシンは、
ガーネットが、ベアトリクスを連れて行く際に始末されたから。
エーコ「私が負けるわけ無いだろう。ガーネットごときに私は負けはせぬ」
アサシン「ベアトリクスはガーネットめに連れ去られてしまいました」
エーコ「まさか、ガーネットが私との闘いから逃げ出すとは思わなかったからな。
仕方あるまい。それよりもこの残骸の下から魔力を感じる。瓦礫をどけよ」
アサシン「はっ」
アサシンが瓦礫を軽々とどけると、その下からステラティオが現れた。
どうやら、クイーン家の残骸だったらしい。
エーコ「ステラティオ…か。ゾディアックブレイブでも結成するか?」
エーコは、自問自答しながらステラティオを手に取って、微かな笑みを浮かべた。
869 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:25
870 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:27
ゾディアックブレイブまで出てきた。
871 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:28
レスの多いスレって貫禄あるじゃん。
このスレはその器だと思う。
872 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:29
人気投票じゃ868にも投票したいね。
エーコのエグさに一票。
毎日が大勝負の父親もさりげなく出てきてるし(踏みつぶされて)。
873 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:32
新スレを立てるかどうかは別問題として、869の続きの目次を作ろうと思う。
ただ、結構大変そうなので他とぶつかったらいやだけど、
誰も作ってないですよね?
874 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:33
>>851 エーコ書いてる者ですが、ベアトリクスに活躍させなくてご免なさい!
でも、ベアトリクスはガーネットに渡しちゃったので、
ガーネット・魔人クイナを書かれてた方にお任せしますね(無責任で済みません)。
…それにしても、私は行き当たりばったりで書いてるので内容が薄いなぁ。
875 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:33
>873 お願いします。頑張ってください。
ホントこのスレのおかげで毎日この板くるようになちゃったよ
876 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:35
>873
感謝&がんばって。
877 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:39
作者か・・・
・ガーネット−フラットレイ
・エーコ(−ガーネット)
・トット(+元々ベアトリクス)
・サラマンダー+ラニ(2人?)
・スタイナー(出張中)
・ジタン+ミコト
主要なのは以上かな?
878 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:40
やっぱ看板スレは移転しないほうがいいだろうな。
879 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:42
>>878 1000超えたスレをあげると、
サーバの負荷が大きくなるらしいです。
880 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:44
>879
でもひとつぐらいは多めに見ても・・・
レスが多いと宣伝にもなるし。
身勝手な意見を言う読者様は考え方も身勝手なのね・・
鯖は誰のものでもないだろ?
882 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 03:51
身体が・・・痺れる・・頭は・・割れる様だ・・苦しい・・苦しい・・
ハッ!!気が付くフラットレイ。手術室のベッドの上・・少し眠ってしまったらしい。
しかし意識が飛ぶ以前に比べフラットレイは地獄のような苦しみに苛まれていた。
どくッどくッ!!容赦無く血液が搾り取られる感触・・それと共に身体は無意識に痙攣し
割れそうな頭痛、猛烈な嘔吐感が彼を襲う。フライヤの顔を覗き見る余裕など最早なかった。
意識が飛ばない様必死にベッドの角を爪が割れんばかりにがっしりと握る。
フラットレイ「・・・・!!!!・・・・!!ぅぅぅっ!!!」顔色は真っ青になり脂汗を滝の様に流しながら
必死に採血の苦しみに耐える。それを見ている助手が最早限界だと思ったかクエールの下へ行き何やら耳打ちする。
クエール「・・・・・・・・・・」それを聞きクエールは一旦、作業休止の合図を出す。
輸血用機械もそれに伴いストップする。急に自分の身体から血が抜かれる感触がなくなった
フラットレイはふらふらの身体で身を起こし疑問と苦悶の表情でクエールに問う。
フラットレイ「・・・・・な・・なぜ・・・?」クエールが静かに答える。
クエール「・・お前の身体既に限界以上の血液抜いたね。これ以上すればもう後戻りできぬアル。
・・もともと・・お前も輸血が必要なくらいだったアル。」この言葉に助手達が驚く!
フラットレイ「・・・気付いておられましたか。」痛々しいほどの青い顔で微笑むフラットレイ。
そう、あのアレクサンドリアでガーネットと戦った際、ズタズタに傷つけられたフラットレイ。
あの戦いで最早、フラットレイの方こそ輸血が必要なくらい血を身体から失っていた。
その身体であることを承知でフラットレイはこの地獄の採血に挑み、しかも耐え抜いてきたのだ。
あまりにも・・あまりにも悲壮なその覚悟。助手は言うに及ばず、
クエールまでもその治療の手を止めるは無理も無いことであった。
フラットレイ「・・何をしておられます!さぁ!早く続きを!!」
フラットレイが声高に叫ぶ。しかしその声を聞きまたクエールの胸が痛むのである。
常人ならばとうに死、強靭な者でさえこれだけの採血を行えば完全に意識は保てない。
無論、声など掠り声すら出せようはずが無い。・・なのにこの男は・・・。
なんという精神力。ここまでこの男にさせるものは一体なんなのであろうか?震えながらもじっとこちらの
眼を見つめ離さないフラットレイ。その痛いほどの視線からついにクエールは眼をそむけ口を開く・・。
クエール「・・始めてワタシ迷ってるアル・・。このまま続ける・・確実に・・お前殺してしまう・・
医師として・・人間として始めて迷ってるアル・・ほんとに・・ほんとに・・続けて良いのか・・
一人の人間死なせてまでも・・・迷ってるアルよ・・お前を・・お前を殺したくないアルよ・・」
883 :
タイトル4:2000/08/13(日) 03:58
>>736 深刻な事態(エリンたちの状況)
>>737 迫り来る闇(ビッグスとウェッジまで出てきた!)
>>738 「無」の力!?(おにいちゃんピ〜ンチ)
>>743 狂気の疾駆(サラマンダー壮絶)
>>745 戦神トット(先生すげぇ)
>>746 北へ向かって飛べ(アレクサドリア城を脱出した三人が見たもの)
>>752 「竜谷」(ブルメシアの聖域へと向かう三人)
>>755 潜伏(飛空挺に潜む事に成功したサラマンダー)
>>759 サラマンダー乱入(ガーネットとエーコの戦いに割ってはいるサラマンダー)
>>760 復讐鬼サラマンダー VS 魔王ガーネット(血に塗れるルーンの爪)
>>762 Gトランスの秘密(パック王子、Gトランスについて語る)
>>763 燃えゆくカード(サラマンダー絶叫)
>>775 Gトランスとその代償(完全覚醒ってなんか哲学的…)
>>776 反魂の呪法(ラニ蘇生)
>>783 トット先生起つ(どうなる?トット先生)
>>791 助けた男(なんと!あの男が登場!!)
>>796 ウィルス(元凶は誰なんだ、と、そんなカンジ)
>>800 よくわかる「Gトランス」についての解説(番外)※800さん、簡潔でわかりやすいッス
>>801 起きあがるサラマンダー(最後の挨拶にいくそうです。アノ人のとこに)
>>802 悲痛な回答(フラットレイ、悲痛です)
>>803 さらに壊れゆく男(さらに一線を越えたな、サラマンダー…)
>>805 幻の獲物(みんな血眼で捜してるそうで)
>>806 増えゆく、難問(ここは、これから先の話へのネタフリっぽい)
>>809 隠れ里、竜谷(ついに、フラットレイ一行は竜谷に到着。そして意外な人が再登場)
>>824 フライヤの安否(愛があるね、フラットレイ)
>>826 最新鋭戦艦パラメキア(クロマの村でも飛空挺つくってました)
>>827 極限魔法 VS 最凶剣技(ガーネット VS エーコ戦再開)※
>>828に827の補足文あり
>>829 フラットレイの覚悟(武人の鑑だ、フラットレイ)
>869さん
>>659(660さんリンク付けしてくれてどうもありがとうございます)、
>>722、
>>735とタイトルつけてる者ですけど、評判が悪くなければ、
次のスレに移っても、タイトルづけを続けさせていただきますが。
いかがなものでしょうか?>タイトルの出来
884 :
鬼畜医師クエール:2000/08/13(日) 03:58
貴様等も少しは献血に行けアル。
DOH系O型の奴はたっぷり搾りつくしてやるアルぞ。
885 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:05
>881
風紀委員!!
886 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:08
>883
お疲れ様です。カッコ内笑える…。
887 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:10
>883
便利だ・・・
感謝。
888 :
>873さん:2000/08/13(日) 04:14
ごめんなさい、ちょうど作ってたとこだったので書きこみ見れませんでした〜。
一応初めに、タイトル付けをしたものとしての役目だと思ってたので、
>>829までタイトル付けしました。
889 :
888:2000/08/13(日) 04:16
あ〜、888=883です〜。
入れ忘れた〜。
890 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:27
うう・・これだけしか使えなくなったよー。
>>847 「生きて」いたラニ(ACTIVE EVENT <ラニの悲痛> )
>>853 記憶(今際にフラットレイが見たものは・・・)
>>868 エーコの苛立ち(瓦礫となったトレノにて)
883さん、お疲れさま。
やっぱそっちのタイトルづけの方が巧いです。
これからもよろしくお願いします。
891 :
目次の目次:2000/08/13(日) 04:38
892 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:42
医務棟手術室ーーーーーー
クエールの見せる初めての狼狽、迷い。始めてそんな姿を見て驚きに固まる助手団。
しかしフラットレイはそんなクエールに微笑み返し口を開く。
フラットレイ「例え私の身体が滅びようとも私は・・死にませぬ。私は私の大切なものの
中でそのものと共に生き続けるだけの事。一番大切なもの・・それと一つになるだけの事。
今・・わかり申した・・この・・竜の聖域の地。ここへ私が帰ってきた意味を。ここにて・・この・・始まりの地にて
共に出会い・・そして最後に一つとなる事・・ああ・・・感謝・・いたします竜の神よ・・
これが私の・・私の運命。これからは・・私の魂は・・彼女と共に!!・・・・・クエール様
今の・・今のお言葉・・このフラットレイ・・あまりあるお言葉。大切に・・持って行かして頂きまする!」
クエール&助手団「!!!!!!!!!!」次の瞬間!!
ザシュウッ!! フラットレイは懐剣を抜き放ち自らの胸へと突き立てた!!
騒然となる手術室!!ゆっくりとフラットレイが仰向けに倒れ落ちる。
その時・・クエールとフラットレイの目線が交差する。 (さぁ・・はやく・・)
慌てふためく助手団。急いでベッドの上のフラットレイの止血にあたろうとするが・・
クエール「うろたえるなアル!!!!!!!!!!!!!」
凄まじい一喝。助手団皆一様に固まる。
クエール「さっさと続きアル!!なんとしても!!なんとしても!!フライヤを・・フライヤを助けるアル!!
気合入れろアルーーーーーーーーーーーッ!!!」
数刻後ーーーーー
さっきと変わらぬかのように手術は続けられる。クエールはもうフラットレイの方を
ちらりと見ようともせず作業に完全没頭している。ただ、彼の汗を拭く
助手は汗がどうもさっきより違うところから多く流れている事に気付く。
・・・これは・・クエール先生の・・眼から・・ということはこれは!
胸に血止めの布を当てられただけでさっきと変わらぬ様に採血を受けるフラットレイ。
しかしもうフラットレイの顔に苦悶の表情は無い。ただ安らかに眠っているかの様に
微笑みの表情で眼を閉じたまま・・・・
・・・・・・いままで・・・・・・・ありがとう・・・・・・・・
・・・・・・・そして・・・・・・・・さようなら・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
893 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:46
死んだ???
やっぱフラットレイはこうなっちゃうのかなあ。
894 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:47
さっきからサーバーの調子が悪いような気がしてきた。
目次もできたし新スレに映すか?
895 :
じゃあこれも:2000/08/13(日) 04:48
896 :
890:2000/08/13(日) 04:53
さっきまとめていて思ったんですけど、
スタイナーとラニについてはちょっとあやふやになってますね。
どうするの?
これは読者で決めるのがいいと思うんですけど。
>>894 そこまではっきりと分かるほど影響は出ませんよ。
サーバの調子が悪いのは、別の要因ですね。
898 :
893:2000/08/13(日) 04:54
>890さん
どうも、ごめんなさい。
大変だったと思います。お疲れさまです。
これからもタイトル職人(なんじゃそりゃ)として
責任もってタイトル付けさせていただきます。(プレッシャー)
899 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:56
新スレのタイトルはどうすんの?
901 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 04:58
誰かこれ本にしてくれねぇかなぁ。
そんで■にたたきつけちゃる。
902 :
定期的にあげよう:2000/08/13(日) 05:00
903 :
>896:2000/08/13(日) 05:03
両方とも扱いが難しい・・・
読者が決めるなんてせっかく書いてくれてる作者に悪くてできないよ。
あえて言うなら、切り捨てるのをできるだけ少なくする方向で。
・スタイナーは生きている。
・ラニも生きている。
でどう?
904 :
898:2000/08/13(日) 05:03
それは、オレも作ってて思ってたんですけど、
各キャラごとに書き手さんが独自にいるので難しい問題だと思います。
だから、その辺は読んでる人が自分で繋げていけばいいんじゃないで
しょうか。それを楽しむスレでもあると思いますし。
905 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:04
柄にくすにもね
906 :
>905:2000/08/13(日) 05:11
どんだけ考えても意味がわからない。
何が言いたいのか教えて。
907 :
890:2000/08/13(日) 05:20
>904
でも目次作ってるとホントストーリーが良く理解できるよね。
きちんと読まなきゃ作れないからかなり詳しくなったよ。
908 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:33
・・・・なんだ・・これは・・・私・・は・・どうしたのじゃ・・?
・・・何であろう・・身体が・・・軽い・・これが・・これが黄泉の国というものか・・?
それに・・しては・・この・・風景・・見覚え・・ある。
ーーフライヤ・・・フライヤ・・・・・・・−−−
・・私を・・私を呼ぶのは一体・・誰が私を呼んでおる・・・?
ーーーーー暗転ーーーー
???「ハッ情けねぇな。こんなトリ野朗一匹倒せない様じゃ竜騎士にはなれねぇな!」
少女「・・うるさいッ誰が助けてくれなどと言ったっ!!大きなお世話だッ!!」
???「・・へッ無理すんな!まだ足が震えてんじゃねえのか?」
少女「・・・ッ!!なにを!!愚弄するかッ許さん!アッ!!待てぇっ!卑怯だぞぉ!」
???「おーおー怖い怖い。ハッハッハッほらぁーー追いついてみろよ〜」
ーーーーーーーーーーーーー
幼児「ああああああああああああんんんんうわあああああああああん」
???「おっおいおいいいかげんに泣き止めって・・ッ!!!」
バサバサバサバサ!!!!!!
???「(ちっ!!しまった!!間に合わねぇっ!!クソッ!!)」
ガバッ!!・・・・・・・・ザシュ!!・・・・・・シーン・・・
???「・・・・・・・・・・?????(なんだ?)」
少女「・・フンッ!!これで借りは返したなッ!お前も人に偉そうに物を言う程ではないな。」
???「・・・・・・・・・・(なんだとこのやろぉ〜〜)」
幼児「・・キャハッ!キャハッキャハハハハハハハハハハハハハハッ」
???&少女「・・・・・???・・プップププッハハハハハッアハハハハハハッ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
???「・・・・・・・・さっきは・・・ありがとな・・・・。」
少女「っ!・・わッ私こそ・・油断していたとは言え・・・すまん。恩に着る。」
???「へっ・・・・・・・なぁ・・お前、名前なんてぇんだ?」
少女「・・・・・私はフライヤ。・・・・・お前は?」
???「・・俺はフラットレイ。見ろよこの像。かっこいいよなぁ〜。俺の夢は世界一強くなって・・
この竜神さまのようになるんだ!!!!!!ハハハッ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・これは・・ポーポスで・・私とフラットレイ様と・・出会った記憶・・
・・・・・ハッ!フラットレイ様!!何故ここに?フラットレイ様?
何故離れて行くのです?フラットレイ様!レイ様!!待ってください!!
フラットレイ様!!!フラットレイ様ぁぁぁぁっ!!フラットレイーーーーーッ!!
ーーーーーーーーーーーーーーー
ああ・・・フラットレイ様・・・フラットレイ様が・・・ああこんな・・
フラットレイ様が・・ああ・・ああ!!私の中に・・・ああ!!フラットレイ様!!
フラットレイ様が身体の中へ・・・ああ・・ああ!ああ!!フラットレイ様ァッ!!
フラットレイ!!!
・・・・・・・・
フライ・・・・ヤ
909 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:35
瓦礫のトレノ。
ステラティオを見て微笑むエーコにある姉弟が近付く。
エーコ「何だ。おまえは?」
???「お初にお目にかかります。私、ナタリーと申すこの街の住人です。
この街を我が物顔でで歩いていた、先祖の功績によってのみ生きる、
愚かな貴族どもを焼き払ってくださて真にありがとうございます」
貴族に憧れていたナタリーは、その憧れていた連中を呆気なく殺したリンドブルムに仕えて出世しようと目論み、エーコに近付いたのだ。
エーコ「後ろの少年は?」
エーコが後ろで怯えている少年を指差す。
ナタリー「ハッ、これは私の弟のマリオです。マリオ、大公様に無礼ですよ、挨拶なさい!」
マリオ「…あ…あの…大公様にお目にかかれて光栄です」
エーコ「で…何用だ? 私は主らに用はないが」
ナタリー「大公様のお傍にお仕えしたいと思って、馳せ参じた次第でございます」
エーコ「ふむ…。だがな、お主らは何が出来るのだ? 私が必要とするの人間は有能な軍人だけだ」
ナタリー「いえっ、私はこう見えましても兵法を勉強してまして…」
マリオ「お姉ちゃん、やっぱり止めようよ」
ナタリーがエーコに自分の才能をアピールするのを、マリオがさえぎる。
ナタリー「何なのマリオ! 私の邪魔をしないで頂戴!」
マリオ「だって、この人たち怖いよ…」
ナタリー「大公様になんて無礼を! 謝りなさい!」
エーコは、姉弟の口喧嘩から目を離してステラツィオに目をやると、
星球カプリコーンがナタリーと共鳴して輝いているのに気付いた。
エーコ「ステラツィオ…。この娘を選ぶと言うのか?」
そう言って、ナタリーのほうをエーコが見るとナタリーはポケットからダガーを取り出していた。
ナタリー「マリオ! 大体貴方は私の足を引っ張ってばかりじゃないの! あたしの出世を邪魔する悪魔なのよ貴方は!
もうお別れよ、ここで死になさい」
ナタリーはダガーを振りかざすと、躊躇せずにマリオの腹を真一文字に切り裂く。
マリオ「ギャーッ、痛いーっ、痛いよ!」
ナタリー「さようなら、マリオ」
悶え苦しむマリオの頭にナタリーはダガーを付き立てる。
すると、さっきまで叫んでいたのが嘘のように静かになり、
ただぴくぴくと蠢くだけになった。
その光景にエーコは少し興奮し、笑みを漏らしてこう言った。
エーコ「ナタリーよ、汝の仕官を見とめよう、
私にこれから力を貸してくれ」
それを聞いた瞬間ナタリーは、弟の死体に目もくれずに喜んだ。
910 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:38
909、ナタリーの一人称が統一されてませんね。
済みません。
911 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:46
すげぇ、ここであの兄弟出すか。
しかもためらいも無く弟を殺すところが善し。
912 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:49
>>783の続き
トット 「ん…うん…うん?」
微かに開いたトットの目に飛び込んできたものは、黄色く光る十二の瞳だった。
ビビjr1号「おっ、目が覚めたかい、じいちゃん」
ビビjr2号「良かった。このまま目覚めなかったらどうしようかと思ってました」
ビビjr3号「うん。安心したよ」
ビビjr4号「俺は心配してなかったけどな」
ビビjr5号「またそんなこと言って」
ビビjr6号「いってー」
ベッドを取り囲むようにしてトットを覗き込んでいるビビの息子たちが、口々に
話し出す。
トット 「おぬしたちがおると言うことは…ここはクロマ族の村なのか?」
上半身を起こし、尋ねる。
ビビjr1号「ああ、だけどじいちゃんは誰なんだ。ボコはベアトリクスの
お姉ちゃんに貸したはずなのに、どうしてじいちゃんが?」
トット「私は…ベアトリクスの師匠、まぁ先生みたいなものじゃ」
ビビjr6号「ものじゃー」
ビビjr5号「いい子だから静かにしてようね」
トット 「うむ…私とベアトリクスはトレノでアレクサンドリアとリンドブルムの
戦闘に巻き込まれた。その時ベアトリクスはリンドブルムの手の者に
よってさらわれてしまった」
うつむき、苦々しく吐き出す。
ビビjr1号「そっか…それでどうしてじいちゃんはこの村に?」
トット 「私は何としてもベアトリクスを救い出さねばならん。じゃがこの老いた
体では無理な話。テラには魂の器を作り出す技術があると聞いている。
ミコトに会わせては貰えんじゃろうか」
が、トットの嘆願にビビの息子たちは互いに顔を見合わせ、沈んだ表情を見せるだけだった。
ビビjr2号「ミコト姉さんは誰にも会いません」
ビビjr3号「うん。ジタンに付きっきりなんだ」
ビビjr4号「そうそう。ジタンなんて何言っても『ガキは黙ってろ!』しか言わないし、
ほんと、どうしちまったんだろ。ジタンもミコト姉ちゃんも」
ビビの息子たちの言によれば、どうやらミコトとは会えないらしい。
だがあきらめる訳には行かなかった。何としてでも体を手に入れなくては。
時間は待ってはくれない。と…その時だった。
ビビjr2号「体ならアレが使えるんじゃないですか?」
その言葉にうつむいていたビビの息子たちの顔が跳ね上がる。
ビビjr1号「アレか…試してみる価値はあるかもな」
ビビjr3号「でもいいのかな。あれはミコトお姉ちゃんの…」
ビビjr4号「いいんだよ、非常事態なんだから…じいさん!」
トット 「なんじゃね」
ビビjr4号「じいさんは…戦争を終わらせてくれるんだよな」
黄色い瞳がトットの顔を真っ直ぐに見詰めてくる。
しばしの間を置き、トットは静かに口を開いた。
トット 「私が剣を振ることで世界に平和がもたらされるかどうかは分からん。
じゃが…戦の原因の一つであるアレクサンドリアくらいは何とか
してみせようぞ」
ビビjr4号「なーんかはっきりしない答えだな。でも信じる事にするよ」
ビビjr2号「では夜になるまで休んでいて下さい。昼間は人目に付きますので」
最後にビビの息子たちは顔を見合わせると一つうなずいて部屋を出て行った。
胸に一抹の不安を覚えながらも、今はあの子達を信じるしかなかった…。
913 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:50
なんかFFの集大成にもなってきたのう・・・・
誰かこれでゲームつくって欲しい。
914 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:51
やがて夜が更け、トットは六人の子供たちと共に村を忍び歩いていた。
ビビjr1号「ここだ」
ビビの息子が指し示す先にあったのはボコの飼育小屋だった。
トット 「まさか私にチョコボになれと…」
ビビjr4号「なーに言ってんだよ、じいさん。まっ、黙ってついて来な」
中に入ったビビの息子たちは手分けして積んである干草を掻き分け始めた。
ボコ 「ク、クエ…」
ビビjr6号「しーっ」
一人がボコのクチバシを押さえ、口の前で人さし指を立てる。
ビビjr2号「ありました」
近寄ってみれば、干草の山の下から出てきたのは一枚の扉だった。木製の扉を
跳ね上げるとその内には地下へと続く梯子が見える。
ビビjr1号「みんなはここで外を見張っててくれ。さあ行こう、じいちゃん」
そう言うと彼は梯子を降りていった。トットもその後に続く。
梯子を降りきった先にあったのは異様な機械の数々だった。特に目に付いたのは
人が一人入れそうなほどの円筒形のガラス。いや、人が一人入れそうでは
語弊がある。
なぜなら…実際に何者か入っているのだから。
トット 「これは…」
満たされた緑蛍光色の液体の中で、瞬き一つせず虚空を見つめる男の姿に、ただ
トットは絶句することしかできなかった。
エメラルドグリーンの瞳に焦点はなく、長く伸びた絹のような銀髪がガラス管の中で
揺れている。
ガラス管の下部へと目をやれば、そこから部屋の至る所へ色とりどりの管が伸びていた。
と、やはりガラス管の下部に一枚のプレートが貼られているのを見つける。
テラの文字だろうか。少しばかりかじった程度の知識では完全に読めそうもない。
トット 「…フィ…ス…コ……ピー…?」
???? 「セフィロス・コピー…戦闘用のジェノムです」
突然の声に驚いて振り向けばそこに立っていたのはあのミコトだった。
915 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:52
ビビjr1号「まったく。役に立たない見張りだなぁ」
ビビjr2号「すみません、兄さん」
地上から帰ってくるすまなさそうな声。
ミコト 「まったく。いけない子達ね」
ビビjr1号「ごめん。ミコトお姉ちゃん」
しょげた様子で謝るビビの息子に向かって微笑を浮かべると、ミコトはトットに
視線を移した。
ミコト 「お久しぶりです。トットさん」
トット 「うむ。ところでミコト、これは一体…」
トットが問うと、ミコトはガラス管に歩みより、いとおしげに手で触れた。
ミコト 「ジタンがクリスタルから呼び出す多くの記憶。その中には『ジャンク』と
呼ばれる役に立たない記憶があります。そんなジャンクの中から作り出した
戦闘用のジェノム…それがこのセフィロス・コピーです。まぁ、本来この子
が存在した世界ではジェノムではなくジェノバと呼ばれていたらしいのですが」
トット 「ジタンはこの事を?」
ミコト 「知りません」
トット 「ではなぜ?」
ミコト 「私だって科学者の端くれ。知識があればそこから何かを生み出そうと考えるのは
当然のことです」
トット 「そうか…では単刀直入に言う。このセフィロス・コピーとやら、私の魂の器として
貸してはもらえぬか」
トットにとってはこれが最後の賭けだった。
ミコト 「構いませんよ。ではそこの椅子に腰掛けてください」
が…最後の賭けに似つかわしくないほど、ミコトはあっさりこちらの申し出を受け入れてくれた。
トット 「やけにあっさり答えを出したな」
ミコト 「ええ、利害が一致しましたから。私もそろそろこの子に魂を吹き込んでみたいと
思っていたので」
椅子に座ったトットの頭に奇妙なベルトを巻きながらミコトが答える。
ミコト 「では気を落ち着かせてください」
トット 「分かった」
ミコト 「いきます」
ミコトの言葉が聞こえた瞬間、トットの視界は白一色に塗りつぶされた。自分が自分で
なくなる。生まれて初めて味わう奇妙な感覚だった。
そして次の瞬間、トットの目の前には緑蛍光色の液体が広がっていた…。
916 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:53
ガラス管が開き、トットは液体と共に外に吐き出された。飲み込んでしまった液体
が喉を焼き、むせ返る。やがて呼吸の落ち着いてきたトットはゆっくりと立ち上がった。
視点がいつもより高い。太くたくましい腕、厚い胸板。
若かりし頃の自分に負けず劣らず、すばらしい魂の器だった。
ミコト「とりあえず服を着てください」
トット「すまん。気が付かなかった」
ミコトが指さす方向に積まれた服を手に取り、手早く身につける。上下ともに黒一色。
ミコト「どうです? 何か体に異常は?」
トット「いや、最高の状態じゃよ」
腕を回しながらトットは答える。
ミコト「そう…ではこの薬を渡しておきます」
そういってミコトは大き目の薬瓶と一枚のメモをトットに手渡した。
ミコト「その体の構成にはジェノバ細胞という特殊な細胞が使われています。
故に常人には考えられない治癒力と筋力を発揮するのですが…」
トット「が?」
ミコト「時としてその力ゆえにジェノバ細胞は暴走します。その時は、その薬を
飲んでください。暴走を押さえられるはずです。薬の原料と調合方は
そのメモに書いておきました。なくなる前に作っておいた方がいいでしょう」
トット「分かった。肝に銘じておこう」
瓶とメモをポケットに収め、トットは深く頷いた。
ミコト「ではもう何も言うことはありません。ジタンに気付かれる前にこの村を出た
方がいいでしょう。私もジタンの所へ帰らなければ」
そう言ってミコトは梯子を上っていこうとした。
トット「ちょっと待ってくれ」
ミコト「何か?」
トット「いや、やけに淡々としておるものじゃから逆に気になっての」
ミコト「先程も言ったように利害が一致しただけです。自分が生み出したものが
何なのか、それを確かめたいと思った…科学者としての欲望です」
やはり淡々として言い、ミコトは地上へと姿を消した。
地上に出たトットはビビの子供たちによって取り囲まれた。
ビビjr1号「すごいや。本当に入れたんだ」
ビビjr6号「どんなかんじ? どんなかんじ?」
ビビjr4号「あんた本当にあのじいさんか?」
トット「そんなに一度に聞かれても答えられんよ」
ビビの息子たちに苦笑を浮かべて謝りながら、トットは自分の荷物の置いてある宿屋に
入っていった。
ベッドの下からボコに苦労して運んできてもらった、三つの木箱を取り出す。
トット「再びこれを手にすることができようとは」
呟き、トットは鎖の封印を解き放った。
917 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:54
まず長細い二つの箱。そこから出てきたのは、何の飾り気もない長剣が一振りずつ。
ビビjr4号「何だそれ。汚い剣だな」
ビビの息子の言うことにトットは笑うしかなかった。確かにその通り。名剣と呼ばれる
剣には見ただけで人の心を緊張させる何かがあるものだが、このニ振りの剣にはそれが
全くといっていいほどなかった。
すこし腕のある剣士ならば「なまくら」と言って見向きもしないだろう。
だが…
トット「ラグナロク、アルテマウェポン、エクスカリバー、エクスカリバー2、マサムネ
ライトブリンガー、斬鉄剣…歴史に名を刻む数々の名剣、名刀。
じゃが…その特異性ゆえに歴史に名を刻むことがなかった名剣を、おぬしは
知っておるかな?」
ビビjr4号「いいや」
その答えにトットは自分の持つ剣のいわれについて語りだした。
トット「その昔、生きながらにして伝説となった一人の鍛冶屋がおった。その鍛冶屋が
死の間際、ニ振りの剣を残した。だが彼の弟子たちは困惑した。なにせ、その
剣はとんでもない「なまくら」でな。
なんと…たまねぎを切るのにも使えん代物じゃった」
ビビjr4号「たまねぎ?」
トット「そう、あのたまねぎじゃ。故にこのニ振りの剣は長いこと「たまねぎの剣」と
いわれ、伝説の鍛冶屋の最後にして最大の失敗作といわれておった。じゃが…
そんな事は未熟な剣士どもの戯言に過ぎん。どれ、表に出ようか」
剣を持ち、表に出たトットは村の入り口に置いてある岩の前で構えをとった。
夜風がトットの頬を撫でる。体に感じる心地よい緊張感。何十年ぶりだろうか。
そして…トットの手が陽炎のように揺らめいた次の瞬間!
岩は跡形もなく消え去り、辺りに小石の雨が降り注ぐ!
ビビjr4号「すげぇ…」
トット「十八連斬…まだ少し体がなじんでおらんようじゃな」
剣を両の腰に下げた鞘へと収め、呟く。
ビビjr4号「…何なんだよ! その剣」
怖かったのか、少し声を震わせながら問う彼に、トットは笑みを浮かべて答えた。
「たまねぎの剣。またの名をオニオンソード。ラグナロクさえ凌ぐ最強にして
最速の剣じゃよ」
と…。
918 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 05:59
すごい。何だかすごいぞ。
919 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 06:08
ビビjrが可愛くて良い感じですね。
920 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 06:12
うん、すごい。
すごいからこそ、是非問題なく(作者と読者以外に疎まれることなく)新スレに
移行して欲しいところだ。
1000まであと80ほどか……。
921 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 06:12
トット編書いてる人、過去作品の絡ませ方が上手すぎる。
まさかセフィロス・コピーが出てくるとは思わなかった。
オニオンソードも上手い!
922 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 06:53
今日はもう打ち止めか
この板でFF10の予想ストーリー作ってくれよー
キーワードはティーダ、ユウナのみ。
あとは「ファイナルファンタジーであること。」
923 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 06:58
ここでやると混乱するから
別の板でやってくれ
どうせならFF全シリーズの後日談求む
924 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 06:59
めんどいからやだ
925 :
904:2000/08/13(日) 07:58
>921さん
激しく同意。
ジェノム=ジェノバとくるとは…。
しかも、科学者としての欲望を媒介にして
ミコトの覚醒も暗示してるっぽい。
>907さん
そうそう。タイトルつけるのに内容を良く読んで理解してないと
とんでもないタイトルになるもんね。
ただ、そのせいで、微妙なストーリーのほころびとか続きとかが
気になってしょうがないの。
でも、
>>912から
>>917の展開はマジですごい。
あとから、続き書こうとしてる他の書き手の方がうまく包括できそう。
926 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 07:59
歴史に名を刻んだ名剣・名刀の数は
やっぱり12本かな?
927 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 09:56
>>917 トット「さて…」
再び宿屋へ戻ったトットは最後に一つ残った箱の封を解いた。
中に入っていたのはオニオンアーマー、オニオレット、そして
あらゆる災厄から身を守ると言われるリボンだった。
オニオレットを腕にはめアーマーを身に着ける。たまねぎが
ぶつかればヘコむといわれた鎧も、ある道を極めた者が着ければ
最軽にして最硬の鎧と化す。
長く伸びた髪をリボンで一つにまとめ、トットは表に出た。
ビビjr6号「いっちゃうの?」
トット「ああ。非常に名残惜しいが弟子を助けに行かねばならん
のでな」
膝を折り、顔を見つめながら彼の肩に手を置く。
ビビjr2号「また…会えますよね」
トット「ああ。全てが終わればこの体、ミコトに返しに来る」
ビビjr4号「俺は全く心配しないから」
ビビjr5号「また心にもないこと言うんだから」
トット「はは。おぬしに心配されるほどヤワではないわい」
言って笑みをこぼす。
ビビjr3号「今度は…お父さんの所にも寄っていってよ」
トット「そうじゃな。たまには顔を見せておかなければ
忘れられてしまうからな」
最後に一人ずつと握手をする。
「では色々と世話になったな」
手を振り、トットはビビの子供たちに背を向けた。彼らの声が
聞こえなくなるまで何度も振り返り、手を振った。
やがて皆の声も聞こえなくなり、ただ静かな森の空気が
辺りを包み込む。
最後に握手を交わした五人の子供たちの顔を反芻し、トットは
頬を緩めた。そう、五人の子供たち…
トット「五人じゃと?」
頭に浮かんだ疑問符と嫌な予感にトットは振り返った。と、そこには
ビビjr1号「じいちゃん、ベアトリクスお姉ちゃんを助けに行くん
だろ? 俺も行くよ」
大量のアイテムをくくりつけたボコの背に乗ったビビの長男の姿があった。
トットは小さくため息をつき、ビビの長男に向かって言う。
トット「遊びに行くのとは訳が違うんじゃ。村へ帰りなさい」
ビビjr1号「イヤだ! よく考えたらお姉ちゃんは男の俺に恥を
かかせたんだ。一言言わないと気がすまない!」
トット「恥じゃと?」
己の弟子が何をしたのかと思い話を聞いていみると…
トット「ハハハハッ、なるほどそういう事じゃったのか」
ビビjr1号「何で笑うんだよ。戦いに行こうとした男を眠らせて
引き止めたんだぞ。これが恥じゃなくて何なんだよ!」
トット「いいじゃろ、気に入った。おぬし、私と騎士団を結成せぬか?」
ビビjr1号「じゃあ付いて行ってもいいの?」
トット「ああ。私が団長でおぬしが副団長じゃ」
ビビjr1号「ボコは?」
トット「ふむ…補給隊隊長でどうじゃ」
ボコ「クエ!」
トット「それで、団の名称じゃが…」
その時、朝日が昇り薄暗かった森を金色に照らし出した。
日の光に目を細め、トットは呟くように漏らす。
トット「暁の騎士団…どうかな?」
ビビjr1号「うん。いいと思うよ」
トット「そうか。ではここに暁の騎士団の結成を宣言する。さっそくだが
副団長、おぬしに階級章を与える…と言いたいところじゃが、
残念ながらそんなものは持っておらん。
じゃが心配するな。おぬしにはこれを与える。
ちなみに私とおそろいじゃ」
そう言ってトットはポケットからリボンを取り出し、ビビの息子…小さな
副団長の帽子に結びつけた。
トット「これはあらゆる災厄から身を守ってくれる不思議なリボンじゃ。
階級章何ぞよりよっぽど役に立つ」
ビビjr1号「はっ、ありがたき幸せであります!」
トット「うむ。なかなかサマになっておるぞ」
一人前に敬礼などするビビの息子に向かって笑い掛け、トットは歩き出した。
と、背中から声が掛かる。
ビビjr1号「団長!」
トット「何かね副団長」
振り向くと少しの間を置いて、ビビの息子がこう言った。
ビビjr1号「やっぱり…その見た目にその喋り方は似合わないと思うよ」
顎に手をやってトットはしばし考えた。確かにそうかもしれない。
トット「そうじゃな…いや、そうか、気をつけよう」
ビビjr1号「そうそう、その調子、その調子」
日の出と共に生まれた世界一小さな騎士団「暁の騎士団」
だが世界一小さな騎士団の前に待ち受けるは最大にして
最悪の災いだった。
召喚帝エーコと魔王ガーネットが覇権を争うこの世界で
彼らが進むべき道とは果たして…
トット編 DISC1 END
928 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 09:59
ナイツオブラウンドに続く?
929 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 10:02
とりあえずこれで一区切り。
セフィロス出したときはやりすぎたかなと思ったけど評判いいみたい
なのでうれしいな。
しかしジタンを書いてる人は、まさかミコトがボコの小屋の地下で
セフィロス作ってるとは夢にも思わなかっただろうなぁ。
ジタン書きさんの張った伏線を破ってなければいいけど。
930 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 10:12
>929 いやいやそこでセフィロスが出てくるところがなかなかナイスです。
っつーかセフィロスの中身がトット先生だと思うと笑えます。確かにあの容姿に「そうじゃな」
はおかしい。
931 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 10:17
>930
それよか、セフィロスがたまねぎ剣士姿でサワヤカにキメてる様を想像すると……
932 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 10:23
>931
しかもリボンだ。
FF5の悪夢(?)再来
933 :
927:2000/08/13(日) 11:06
確かにビジュアル面は結構悩んだんだけど、全部オニオン装備に
しちゃうと、どうしてもあの3のドット絵しかイメージできなくて。
あっ、でもリボンは決して赤でもなければチョウチョ結びにもなって
ないから。
固く縛って髪に巻きつけてある感じかな。
まぁその辺は皆さんの想像力で穴埋めしてください。お願いっ!
934 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 11:25
ストゼロのケンみたいな感じがいいなぁ>セフィロス@リボン装備
935 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 12:48
>>847 ・・・・・・あれから何時間経ったのだろう・・・・・・
ガーネットに無理矢理、半アンデッドとして蘇生させられ、
その上サラマンダーとともに振り落とされたラニ。
別の飛空艇上に落下したために奇跡的に助かり、
今は瓦礫と化したトレノの街にいるものの、体を襲う痛みは確実に強くなっている。
完全なアンデッドなら、もはや痛みを感じることもないのだが、
ガーネットの耽美的な気まぐれは、ラニを完全な人形にすることは好まなかったのだ。
大部分の記憶と積極的な感情は失われていたが、憎悪や恐怖、悲哀、絶望などは増幅されている。
進行する体の腐敗、痛みにラニは大きくうめいた。
自分の体が映るであろうガラスの破片、水たまり、それらを避け、
ラニは体を引きずってトレノの街を徘徊し続けた。
地面に転がるゴミ箱を見つけては、その中をまさぐるラニ。
食べ物だろうがゴミだろうがネズミの死骸だろうが口に放り込み、またはポケットにしまいこむ。
その姿は廃墟の街に残されたトレノの人々にすらおぞましく、不吉に見えた・・・・。
936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 12:51
ラニかわいそう…。
ガーネットまぢで許さない。
937 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 12:52
全体的な話はまだまだ序盤ってうかがわせますね。
ディスクの1枚目はそろそろ終わりそうですか?
938 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 12:53
乞食ラニ萌え
939 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 14:17
これで最後が綺麗にまとまったら誉めてやる。
めっちゃ難しいぞ・・・・・・
940 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 15:17
・・うっすらと・・眼が開く・・ ・・う・・・・・・う・・ん・・・(まぶしいな・・)
・・・・(ゆっくりと身体を起こす)・・・・・未だぼんやり頭の中・・状況をよく把握する事が出来ない。
(・・ここはどこなんだろう・・私はどうしたのだろう・・・でも・・でもなんだか・・とっても・・なつかしい・・におい・・)
自分の手のひらをじっと見つめてしまう。軽い頭痛がする頭からなんとか以前の記憶を呼び覚まそうとする。
・・・・・そうだ・・・・私は・・・アレクサンドリアで・・・・殺された・・はずでは・・なかったか?
・・何故ここにいる?・・なぜここで寝ている?・・・ ・・・いや・・たしか・・そうだ・・・
冷たい・・・暗い・・感覚の中で・・・・確かに・・あの方の・・・声を聞いた・・あの方の・・名を・・呼んだ・・
・・・・・・・・・・フラットレイ様!!!!!・・・・・・・・・・・・
ガチャッ!!突如ドアが開き弾かれた様にそちらを振り返る。
「!!!!!!!!!!・・・・・(ちがう・・・この人は・・・・たしか)」
現れた男・・その姿に一瞬「奴?」と見間違い身構えたが別人とわかり今度は困惑の眼差しで男を見る。
クエール「・・・・・・・気が付いたか・・・・フライヤよ。」
フライヤ「・・・・・あなたは・・・クエール・・殿・・・?」何故ここに?ますますわからなくなって来る。
クエール「・・・歩けるか?・・なら・・・ワタシについてくるアル。」静かに言い放ち部屋を出て行くクエール。
まだ少し身体がだるいが起きあがれない事はない。よろよろとベッドを降りクエールの後に続く。
コッコッコッコッ・・静かな廊下に2人の足音が響き渡る。2人とも互いに言葉を発しようとはせず終始無言だ。
つきあたりの扉、キィィ・・クエールが扉を開き中へはいる。フライヤもそれに続く。
その部屋の先はもう一つ扉があった。向こう側の部屋と繋がっている部屋の様だ。
そしてこの部屋に置かれているベンチに見覚えのある人物が腰掛けている。・・あの方は・・!
フライヤ「・・・殿下?・・・・・パック殿下!?」突如会う主君との再会。驚きの表情を隠せないフライヤ。
パック王子「・・・・ああ・・フライヤ。・・久しいな・・。よかったよ・・気が付いたのだな・・。」
久々に見る主君の笑顔。だがどうもおかしい。眼は真っ赤に充血し落ち窪んでいる。まるで・・まるで大量の涙を流した後の様な
フライヤ「・・・・殿・・・・下・・?」いぶかしみ、疑問の声を発するフライヤ。
パック王子「・・・・・・・・・・」それから俯いたまま無言のパック王子。クエールが背後よりフライヤに声をかける。
クエール「・・あの扉の向こう・・そこで全て話すアル。・・いわばそこで・・お前のこれからの運命決まるかもしれないアル。」
クエールがすたすたと奥の部屋へと進む。パック王子も立ちあがり後へ続く。
フライヤ1人が固まったまま部屋に残った状態。何か・・何かの予感を感じフライヤは2人の後に続くのに一瞬遅れる。
(なんだろう・・?何か辛い・・何か悲しいものが・・あの奥の部屋に待っている感じがする。)
暫時、躊躇したのちフライヤもようやく2人の後へと続く。
941 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 15:53
アレクサンドリア城下・・・
この戦乱の発端となった「謎の疫病」はむしろ沈静の方向に向かっていた。
カバオ「もう、戦う必要なんて無いのに・・」
唯一安心できる隠れ家であるアレクサンドリアの時計台にのぼり城下をながていた。
獣人のカバオもまた、異民族排除の煽りを受けて、白人たちの
差別にあっていた。・・カバオの母はその心労からか病のとこに伏せっていた。
かといって、アレクサンドリアを逃れても、
どこにも行き先はない。どの国も戦乱の火にのまれようとしているのだ。
プルメシアの民が病の元凶だというなら、
フレイヤのお姉さんと行動を共にしたガーネット女王が無事でいるはずがない。
そのことにガーネット本人が気付かないわけがない。
今、病などよりも、戦争のために毎月徴収される重税が国民を苦しめていた。
「女王は何をかんがえて・・・?」
ただの一国民の少年であるカバオにそれ以上ガーネットの考えを推察することは
できなかった。
「・・・もう、あんな日はこないんだろうな。」
ジタンやガーネットたちとカードをした日の事を思い出した。
カバオはいつか勝負で手に入れたヒルデ・ガルダ号のカードを握り締めていた・・。
942 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 16:02
「ふふふ・・ラニの体を用いた実験はうまくいったようだな。」
ガーネットはグラスの血の様に赤いワインを飲み干した。
・・・しかしコレほどの手間をかけてようやく一体のアンデット兵士を
作るのみだ。近いうちにアレクサンドリアの兵士を用いて
不死の軍隊を量産する予定なのだが・・・
「もう少し・・・手駒がほしい。」
人間の心を捨てたガーネットの脳にもう一つの案が形をなそうとしていた。
943 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 16:36
「・・・・・・・・・・・・」声が・・出せなかった。思いっきり・・・・思いきり泣き叫びたいのに・・
どうして・・・?どうして声が出せないんだろう。すでに頭の中は真っ白だ。眼は「それ」をみつめるその眼は
まばたきすら忘れカッと見開いたままだ。気が付けばガックリと両膝が折れ、両の腕は弛緩しだらりと下がったまま・・
・・ほんの前までは威厳のある明るい声も聞けた、そばにいるだけで暖かい気持ちになった、とんがっている自分の心が
その人の前にいれば丸くなった、優しい眼差し、ぬくもりのあった肌、心の音、・・何もかも・・何よりも好きだったその全て
・・今は何も感じない・・何も聞こえない!・・静かに横たわり・・骸となった・・・ ・・フラットレイ!!!
心の中ではわかってる・・これは骸だ・・もう動く事はない・・心の片隅でわかってる自分がいる・・だけど!
いやだ・・認めたくない・・認めたくない認めたくない!あんまりだ!!こんなの!あんまりすぎる!!
心の中、自らの感情が渦巻き・・弾け・・ようやくカラカラに乾いたフライヤの両眼からゆっくりと一筋の涙が頬を伝う。
クエール「・・・・パック王子とフラットレイは先日、アレクサンドリアから氷の呪いが解けたお前をここへ運んできたね。
当然お前身体ボロボロ。でもなんとか運よく傷は急所を外れていてくれたよ。氷漬けにされてた・・結果的にお前の命
救ったね。パック王子、フラットレイの素早い運搬もよかった。治療する面、特に問題無いはずだったアル・・・しかし」
フライヤは放心状態の顔のまま遠い耳でその言葉を聞いている。
クエール「・・しかしお前の身体大量の血が流れ出ていて殆ど体内に血液全然残って無かったよ。輸血を早急に行う必要があった。
血が足りなきゃ治療できんアル。そこで輸血を行う際また問題だったね。お前の治療に必要な輸血量は最低3人分の
血液が必要だったアル。でもここでまた問題、お前の血液型DOH系Oに該当する者、この里に殆どいなかった。
手術は一刻を争う事態だった、他の町へ行き探してる時間など到底無かったね。ようやくこの里の中に1人だけ該当者見つけたよ。
フライヤ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
クエール「・・その男自分で3人分の血液を用立ててくれと言ったね。無論、1人で3人分なんて
そんな事すれば生きるための血液皆抜き取ってしまう事になり、当然確実に死んでしまうアル。
・・・でも男はそれでいい、いやそうさせてくれと必死に頼んだね。あげくのはてに・・許可してくれない主君を
・・殴り倒してまで採血を希望したアルよ。・・しかもその男アレクサンドリアで深い手傷を負い、彼の体内にも
輸血が必要なほど、血液が残っていなかったアル・・・にもかかわらず。」
フライヤはブルブルと激しく身体を震わせている。
クエール「・・彼は採血に耐え抜いたね。自ら死ぬ事がわかっていよう尚、ワタシに採血を催促してたよ。
その姿にさすがにワタシ1度は迷って治療中断した事あったよ。でもその時彼、笑ってこう言ったね。
「一番大切なものの中で共に生き続けるだけ、私は死ぬわけじゃあない」と。・・そういって彼、
なんと自分で自分の胸に刃を突き通したね。こうなっては最早その男助からないアル。彼は自らの命を絶つ事で
私の迷いを取り払わせ・・そして・・・お前の命・・救ったよ。」
脇で聞いているパック王子の眼にはすでに大粒の涙が浮かんでいる。
クエール「・・もうわかるあるな。その男の名、そこに眠っているフラットレイ。
彼は自らの命を賭けお前の命を救い、そしてお前の身体の中で共に生きる・・望んで死んでいったアル・・」
フライヤ「ああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!」
部屋中にフライヤの絶叫の声が悲しくこだまする。
944 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:01
ビビJr書いている方に
お願いがあります。ビビのこどもを一人ください。
かなり不遇なあつかいになって申し訳無いんだけど、、
945 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:03
>一番大切なものの中で共に生き続けるだけ
せつなすぎる・・。
946 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:12
(裏に載せた六郎編を焼き直しました)
ビビJr五号「ほんとに・・行くの?」
ビビJr六号「うん・・約束だよ、他の皆には言わないで。」
ガーネットとエーコがともに兵力を削り、
現在、黒魔道士の兵をもつジタン側が勝利するだろうことはわかっていた。
それでも、たくさんの仲間や相手が死んでしまう・・・
ビビの子・六号は世界大戦突入を見過ごすことはできなかった。
話せばきっとわかる、
そう信じ、単身アレクサンドリアのガーネットを訪ねたのだ。
ガーネットは気まぐれからか、強者としての油断からか
謁見の間に、ビビの末子を通した。
ビビの末子は父親によく似ていた。
六号「お姉さん、もう戦争はやめよう、この国は・・」
言葉をさえぎるようにガーネットが言った。
ガーネット「ここへきて、退けと?もう世界は後戻りのできないところへきているのだ、
おまえのような小僧には世界情勢などわからないだろうがな。」
六号「こんなことは言いたくない、お姉さんよく聞いて。
霧の大陸だけじゃ戦争がおさまらない。、
ジタンとミコトが作り上げた黒魔道士たちは、この国が昔もっていた
低技術の量産タイプじゃないんだ。戦ったら、世界がめちゃくちゃになっちゃうよ。」
ガーネット「・・・・私を脅しにきたつもりか?。」
六号「今なら、まだ、間に合うよ、アレクサンドリアとリンドブルムの仲介に
入ってくれるようジタンに頼むよ!」
ガーネット「ふん、どうだかな、ジタンも何を考えてるかわかったものじゃない。
あいつこそが世界支配をたくらんでいるかもしれない。あのクジャと同じやもしれぬ。
そして、こんなことも言ったな「俺もクジャの立場だったらどうしていたかわからない」とな。」
六号「・・・そんな、ジタンやミコトはそんなことのために軍をつくってるんじゃない!」
ガーネット「やつらも人ではない、・・・ガイアの民に害をおりなすかもしれぬ害獣だ。」
六号「仲間だったじゃないか・・」
ガーネット「同胞以外は信用できぬ、人間とはそういう生き物なのだ。それはジタンたちにも
いえることだ。」
六号「お姉さんは変わったんだね、父さんの話にでてきた
優しいガーネット姫とは別人だよ!」
ガーネット「・・・その小僧をだまらせろ。」
女王がそう言うとき、切り捨てろという意味を持つのだが、
さすがに兵士も子供の体躯をした六号に剣を用いるのには抵抗があった。
兵士はそのコブシでミゾオチを一撃した。
しかし嫌な手ごたえだった、人間のそれよりはるかにもろく、貫通したかと思うほどの
へこみができた。六号はその場にうずくまった。
六号「・・・・・・・・。」
兵士1「何をつぶやいて・・・?」
ガーネットは聞き覚えのあるその呪文に耳をたてた
これはビビの得意としたフレアの詠唱・・・!
ガーネット「そいつを早く切り捨てっ・・・」
言い終わらぬ間に爆音が場内に響き渡る。
閃光につつまれガーネットのドレスなど瞬く間に灰になった。
ガーネット「ふん・・・この程度で」
ドレスの下には最強の防具ローブオブロードと同じ布地の服をまとっていた。
ケアルガ、を唱えると皮膚の表面のヤケドも
わずかに焦げた髪も瞬く間に再生し艶やかな黒髪になった。
六号「そんな・・・」
ガーネットは杖を六号の頭部に振りおろした。
その一撃で六号は気を失った。
ガーネット「ちょうどいい、悪魔の落とし子の頭部を城下にさらしておけ、切り捨てよ!」
兵士2「はっ、・・・・かしこまりました。」
947 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:13
六号「・・・おと・・う・・さん・・」
薄れゆく意識の中で、六号はビビのことをつぶやいた・・・。
ガーネット「敵はリンドブルクとプルメシアだけでは終らないようだな。」
ガーネットは六号の体を一蹴した。衣服の隙間から黒い霧が拡散した。
ガーネット「いや、待て!」
・・・手を口元にやり、しばし考えた。ガーネットは目前のパズルを組み合わせた。
ある考えが、ついにつながった。
ガーネット「ダリの技術者を呼べ!!」
その声は何かの確信にみちていた、
六号もまさか、命をかけた行動がこんな皮肉な結果を及ぼすとは思いもよらなかった。
ガーネット「その小僧は生かしておけ!ダリの技術者に小僧の体を調べさせ、
魔力を圧縮さえる技術を手にするのだ。
・・・気を失っていても小僧の魔法を封じておく事を忘れるな!」
ダリの工場のことは頭にあったが、
ブラネの忠実な兵士だったはずの
黒魔道士の反乱を目の当たりにしていたガーネットはダリ兵士工場の再生産に二の足を踏んでいた。
しかし、この小僧が最高のヒントをくれたではないか。
黒魔道士たちは思考を奪ったから逆に自我がめざめ軍を離れていたのだ。
それならば・・・逆に自我を植えつけてやればいい。
1ヶ月後・・・
ガーネット「良い出来だ。」
その顔を眺めてガーネットが言った。
ガーネットの少女時代を思い起こさせる美しい顔立ちだった。
白く輝くローブをまとった少女が身を起こした。
シロマ「お母様・・・」
少女はそう言った。
ガーネットはアクセサリをはずしシロマの手に握らせた。
「ガーネット」の宝石は少女の魔力に答えるかのように光を放った。
ガーネット「残りの霧を精製して何体の白魔道士を生み出すことができる?」
ダリの技術者「はっ、30体ほど・・・!」
ガーネット「そうか・・・それで十分だ。」
エーコ・ジタン・・・首を洗って待っているがいい!
ダリの地下工場にはガーネットの高笑いがひびいていた・・・
948 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:25
しまった、1ヶ月後・・・はまずかったでしょうか、
すいません。ちょっと先のこと書いただけど、
他の時間進行は今まで通りでいってください。
949 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:26
>929
どうも、クロマ書きです。
まさかミコトが影でそんな事をしてたとは…。
でも面白いし、いいんじゃないでしょうか。
私の書くミコトはなんだか「おにいちゃん(はぁと)」って
雰囲気が漂ってる気がしますんで(笑)、バランスを取る意味でもアリかと。
あとセフィロスコピーについてですけど、なかなか面白い設定ですね。
あの設定なら旧作のキャラに過剰に引っ張られすぎないと思うし。
あ、他の人もそうだけど、旧作主要キャラを使うなって事じゃないです。
私にはそれらのキャラをうまく絡めた話を作れそうにないと
自覚しているにすぎません、念のため。
前に誰かが言ってたガーネットの腹心の部下魔女リノアは
私もちょっと見たい気もするし(笑)。
950 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 17:43
フライヤ「ああああああああああああああああああッッ!!」半狂乱の如く泣き叫び始めるフライヤ。
そのフライヤの下へパック王子が駆け寄りなんとフライヤの頬に一撃張り手を食らわせる!バシィ!!
パック王子「・・バカヤロウ!!フライヤしっかりしろ貴様!!お前の身体何が隠されてんのか自分が一番
わかってんだろうが!!お前のその力・・そのGトランスの力が世界を・・世界を・・救ってくれる・・
そう言って・・そう信じて!!あいつはお前に命をくれてやったんだ!!アレクサンドリアで・・ガーネットに・・
ガーネットにズタズタにされて!城兵に囲まれてた状態で尚!フラットレイは・・お前の身体を必死に
かばい!脱出してきたんだ!!ここに来る時・・言ってたよあいつは俺に。俺があいつにさ、フライヤにGトランス能力が
あって何とか命を助けないと、と言ったらさ、あいつは「まだ彼女に・・これほどの眼にあった彼女に
まだ戦わせるつもりなのか」って!「替われるものなら、これほど彼女と替わってやりたいと思った事は無い。
自分の力の無さがこれほど口惜しいと思った事は無い」ってな!あいつも・・あいつもボロボロだったのに・・。
そん時初めて俺は気が付かされたよ。俺は偉そうな事をいって、世界を守る為だなんて事を言ってながらさ!
結局血を流すのはお前達だけ!俺は只安全な場所にいるだけでしかないってことをさ!俺は迷ったよ、あいつがお前に
命を賭けて血をくれてやると言った時!本当にこれでいいんだろうかってさ。
あいつは自分の・・あいつは自分の大切な人を守ってやろうって生き方を・・
この俺をぶん殴ってまで自分の生き方を断腸の思いで断ち、お前に・・お前に賭けたんだ!
最後までお前をかばっていこうとしたあいつが・・お前を・・お前を戦いの中へ送り出そうとしたんだよ!
自分ではどうする事も出来ないならせめて!お前の・・お前の身体の中で!共に戦ってやろうと決意して
あいつは死んでいったんだ!フライヤ!!俺を・・俺を殴れ!!・・いや・・
殺してくれ!!俺は主君失格だ!!俺はお前をいつのまにか道具として見てしまってた!
しかも1度は決断さえも出来ずお前を死なせてしまうのを承知でフラットレイの
嘆願を突っぱねてしまった!そして・・結局お前の大切なものを奪ってしまったのは・・
この俺だ!この大バカヤローだ!!この口だけヤロウだ!!フライヤ!!さあ!!
俺を!!俺を殺してくれぇっ!!」 言い終わるや否やフライヤはパック王子を胸に抱いていた。
フライヤ「・・・!!!・・・・!!・・・!!!」言葉にならない声でパック王子を抱きながら感泣するフライヤ。
パック王子「・・・!バ・・バカヤロウ・・誰が・・誰が・・抱いて泣けと言った・・
・・・この・・・・・・大バカヤロウが・・・・・・・・・・・・」
フラットレイの亡骸の前で抱き合い、そして感泣にむせぶ2人の主従。
その光景を見ていたクエールもついに天を仰ぎ・・その眼より流れ出づるものを止める事は出来なかった。
951 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 18:07
「あのクジャとの戦いからx年…世界は惰眠をむさぼり、
やっとの思いで手に入れた平和を無自覚に浪費してきた。
その代償としてガイアは麻のように乱れ、幾千幾万もの
命が意味もなく踏みにじられて行く。民人の怨嗟の炎が
天を焦がす今、命の略奪者どもから平和を取り戻す。
それが我ら力を持った者の使命なのだ! そうだ、
今こそ我らが立つ秋(とき)! 邪欲の権化たる
二匹の凶畜…魔王ガーネット、召喚帝エーコ、
やつらを排除する事なしにガイアに平和は戻らない!
この世に正義がないならば、我らが正義として降臨するのだ!
そうだ、我らこそがガイアに平和を取り戻す為に
大いなる意思によって選ばれた戦士なのだ!」
「ジタン! ジタン!」
「ジタン! ジタン!」
「いよいよ裁きの鉄槌が降る日が来た。我らに与えられし
神の艦パラメキアが遂に天空を我が物とする日が訪れたのだ!
そして呪われしアレクサンドリアと戦い、我が軍を指揮する
神の騎士を紹介しよう…魔導王エヌオーだ!」
ジタンの隣に、青いローブに包まれた人影が音もなく滑り出した。
フードに覆われたその顔は、瞳の輝きを持つ黒魔術士とも異なり、
まったくの影に埋め尽くされていた。
(…エヌオーですって? 私はあんなヤツを知らない…
一体誰なの?! ジタンはあいつに何をさせようと言うの…)
予想外の展開に愕然とするミコト。しかしそんな彼女の様子は
一切気にとめずに、エヌオーと呼ばれた影はくぐもった声で告げた。
「…ブルメシアに巣食うアレクサンドリアの寄生虫どもを浄化せよ…
そしてかの地を開放せよ…それがジタンの意思である…」
「ジタン! ジタン!」
「ジタン! ジタン!」
周囲を埋め尽くす歓声の中、
ミコトは急にひとりぼっちになったような気がした。
(どうして…どうしてなのジタン…)
ジタン編DISC1終了
かっこええーーー
953 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 18:47
「神竜騎大将軍フラットレイ侯」と贈名された墓標。フラットレイの葬儀はこの竜谷の里にて
パック王子の名の下、厳かに執り行われた。国の英雄、ブルメシア最強の勇者であった彼の事を知らぬものは
おらず、その彼の死に感涙を抑えられし者はいなかった。ーーーーーーーーそれから数日・・
フライヤは、ブルメシアの大地を一望できる竜谷の里の高台に立っていた。彼女の両手には槍が握られている。
左手には自らの愛槍ホーリーランス。そして右手にはフラットレイ生前に愛用していたランスオブカインが。
フラットレイの墓標はフライヤ、そしてパック王子の要望によりこの高台へと建てられた。
眼下に広がるブルメシアの大地、そして常に大地に吹き続ける竜の恵みといわれしブルメシアの風。
墓標の下に座りその光景を見ながら風に煽られた髪を掻きあげフライヤは1人呟く。
フライヤ「・・・覚えてらっしゃいますか?レイ様。ここは初めてレイ様が私を誘ってくれた
場所でもありましたね。・・あの時・・まだ2人とも・・強情で・・確かレイ様も・・
そして私も・・なんだか恥ずかしくって・・お互い意地になって言葉の無いまま・・
この・・・ブルメシアの大地を眺めてましたよね・・。そして・・何も言わぬまま・・
レイ様は・・私の手の上にご自分の手をお重ねになられ・・・・ ・・・・・今・・
私の身体の中にいる・・・レイ様と・・こうして・・・・再びこの光景をみようとは・・」
遠い眼1人微笑むフライヤ。
フライヤ「・・私は・・実は1人でいるのは昔から苦手でした・・いつもさびしくて・・怖くって・・
それを隠すかのように私は常に心を閉ざす様努め・・鍛錬の道を歩んで・・今思えば
自分ながら、なんと哀れな童子であったことか・・そんな私が・・いつも・・あなたのその眼差しをみればなぜか・・
この私のとがって冷え切った心を溶かし・・暖かくしてくれたのです・・でも・・・私は・・
・・また・・一人になってしまいました・・。けれど私の中には今・・貴方の血が流れています・・
あなたの鼓動・・あなたのぬくもり・・しっかり・・・しっかり感じます。こんな形で一つになるのは
さびしい事ではありますが・・・私は・・貴方と共に・・これから参ります・・。
世界を・・この混乱の世界を・・私の力で変えられるなら!・・私の中で・・永遠に見守り下さい・・
そして私に・・力を貸してください・・フラット・・・レイ。」
おもむろに立ち上がりフライヤはその足元に1本の槍を叩き突けた。
それはフライヤが今まで使っていたホーリーランス。その突き立てた槍に別れを惜しむかのように一瞥する。
・・・・・私の思いは今日よりこのランスオブカインと共に!・・・・・
ゆっくりとその場を離れるフライヤ。一陣の風が吹く。もう一度軽く墓標の高台を振り返り
そして再び彼女は歩き去ってゆく。
・・さようなら・・私の・・・そして・・あなたとの・・・・・・・・・・・・
女竜騎士の身体にいつまでもブルメシアの風が吹きぬけていた
954 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:07
ジークジタン!
955 :
講談師毛富蚊:2000/08/13(日) 19:10
さて神竜フラットレイはかくて帰らぬ人となり、
一人残されたフライヤはランスオブカインとともにいかに思いを馳せるのか、
暴君ガーネットの暴虐極まれりといへども未だ明らかにならざる謎多く、
凶公エーコの幼きあどけなさはその面影を失いて陰謀の糸を張り巡らせ、
独裁者となりしジタンの行動はもはや「妹」ミコトの考えの及ばぬ所になりて、
暗黒の嘗て暗黒街で名を馳せたサラマンダーとラニは未だ暗黒の闇に彷徨い、
愛嬌のカケラも失いしクイナ魔性となりてしばしその身を潜め、
戦神トットの残された救いとはいかなるものか?
はたまたベアトリクスに隠された謎とはいかなるものでありましょうか?
そもそもGトランスの正体とはどのようなものでありましょうや?
世界大戦にて崩壊寸前の世界やいかに!?
それはこれからの物語で明らかになっていくものと思われます
さてさて息も尽かせぬかくも壮大で悲しく美しい「アレクサンドリア許さない」の物語は、
これよりさらに佳境に入っていくのであります!
皆様ご愛用のハンカチを多数ご用意の上、ご存分にお楽しみいただきたく候!
何となく区切りがいいので・・・・
956 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:15
区切りも良いし新スレ立てるべきだね。
「神竜騎大将軍フラットレイ侯」と贈名された墓標。フラットレイの葬儀はこの竜谷の里にて
パック王子の名の下、厳かに執り行われた。国の英雄、ブルメシア最強の勇者であった彼の事を知らぬものは
おらず、その彼の死に感涙を抑えられし者はいなかった。ーーーーーーーーそれから数日・・
フライヤは、ブルメシアの大地を一望できる竜谷の里の高台に立っていた。彼女の両手には槍が握られている。
左手には自らの愛槍ホーリーランス。そして右手にはフラットレイ生前に愛用していたランスオブカインが。
フラットレイの墓標はフライヤ、そしてパック王子の要望によりこの高台へと建てられた。
眼下に広がるブルメシアの大地、そして常に大地に吹き続ける竜の恵みといわれしブルメシアの風。
墓標の下に座りその光景を見ながら風に煽られた髪を掻きあげフライヤは1人呟く。
フライヤ「・・・覚えてらっしゃいますか?レイ様。ここは初めてレイ様が私を誘ってくれた
場所でもありましたね。・・あの時・・まだ2人とも・・強情で・・確かレイ様も・・
そして私も・・なんだか恥ずかしくって・・お互い意地になって言葉の無いまま・・
この・・・ブルメシアの大地を眺めてましたよね・・。そして・・何も言わぬまま・・
レイ様は・・私の手の上にご自分の手をお重ねになられ・・・・ ・・・・・今・・
私の身体の中にいる・・・レイ様と・・こうして・・・・再びこの光景をみようとは・・」
遠い眼1人微笑むフライヤ。
フライヤ「・・私は・・実は1人でいるのは昔から苦手でした・・いつもさびしくて・・怖くって・・
それを隠すかのように私は常に心を閉ざす様努め・・鍛錬の道を歩んで・・今思えば
自分ながら、なんと哀れな童子であったことか・・そんな私が・・いつも・・あなたのその眼差しをみればなぜか・・
この私のとがって冷え切った心を溶かし・・暖かくしてくれたのです・・でも・・・私は・・
・・また・・一人になってしまいました・・。けれど私の中には今・・貴方の血が流れています・・
あなたの鼓動・・あなたのぬくもり・・しっかり・・・しっかり感じます。こんな形で一つになるのは
さびしい事ではありますが・・・私は・・貴方と共に・・これから参ります・・。
世界を・・この混乱の世界を・・私の力で変えられるなら!・・私の中で・・永遠に見守り下さい・・
そして私に・・力を貸してください・・フラット・・・レイ。」
おもむろに立ち上がりフライヤはその足元に1本の槍を叩き突けた。
それはフライヤが今まで使っていたホーリーランス。その突き立てた槍に別れを惜しむかのように一瞥する。
・・・・・私の思いは今日よりこのランスオブカインと共に!・・・・・
ゆっくりとその場を離れるフライヤ。一陣の風が吹く。もう一度軽く墓標の高台を振り返り
そして再び彼女は歩き去ってゆく。
・・さようなら・・私の・・・そして・・あなたとの・・・・・・・・・・・・
さて神竜フラットレイはかくて帰らぬ人となり、
一人残されたフライヤはランスオブカインとともにいかに思いを馳せるのか、
暴君ガーネットの暴虐極まれりといへども未だ明らかにならざる謎多く、
凶公エーコの幼きあどけなさはその面影を失いて陰謀の糸を張り巡らせ、
独裁者となりしジタンの行動はもはや「妹」ミコトの考えの及ばぬ所になりて、
暗黒の嘗て暗黒街で名を馳せたサラマンダーとラニは未だ暗黒の闇に彷徨い、
愛嬌のカケラも失いしクイナ魔性となりてしばしその身を潜め、
戦神トットの残された救いとはいかなるものか?
はたまたベアトリクスに隠された謎とはいかなるものでありましょうか?
そもそもGトランスの正体とはどのようなものでありましょうや?
世界大戦にて崩壊寸前の世界やいかに!?
それはこれからの物語で明らかになっていくものと思われます
さてさて息も尽かせぬかくも壮大で悲しく美しい「アレクサンドリア許さない」の物語は、
これよりさらに佳境に入っていくのであります!
皆様ご愛用のハンカチを多数ご用意の上、ご存分にお楽しみいただきたく候!
何となく区切りがいいので・・・・
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:30
荒らすな
960 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:38
/ l
/ l
――-- 、 / ̄/ |
ヽ )(KX)(__ l \
\ / `l´  ̄ ‐-、 / \
\ // _| \ \ ヽ
`l l \) ヽ \ ヽ
l | | l l | ヽ |
| ト| | l | | | | | | l |
| | \ヽl、l_、ll//l/l/-l/l | | /
ヽ| | ` Y(・) (・)| | |/l/
| | l 、 | | | \ _____________
l l @`ヽ_ ∀ @` l | l// < DISC2に交換しろ、テメエラ
\\l l l` ̄ ̄ ´/ @` //  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`ー\ヾ三三´////
957=958=960でしょ?
荒らさないで
新手の荒らし?
962 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:46
全部のパートがもうDISC2にはいったのかな?
963 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:50
960は荒らしじゃないと思う。
ディスク交換時のCGだな。
笑った。
964 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:54
「サラマンダー、おまえの力が必要なんだ。手を貸してくれ」
「・・・!?オマエは・・!!」
静寂を破ったその人物を見て、サラマンダーは思わず声をあげた。
金色の髪、腰の辺りをふらふらと動いている尻尾・・・・見間違うはずはなかった。
「・・・ジタン・・」
「久しぶりだな、サラマンダー。何年ぶりかなぁ?」
「なんでお前がここにいる?」「おいおい、ゴアイサツだな。俺は雇い主なんだぜ?」
ギルガメッシュが口を開く。「そうだ。俺の依頼主ってのはこのジタンさ。どうだい、
びっくりしただろう」
サラマンダーは何も答えず、じっとジタンの顔を凝視している。
「・・・どうした?俺の顔に何か付いてるのか?」
「ジタン・・・・お前・・・変わったな」ジタンの眼がきらりと光った。
「ヒトは変わるものさ。そう、ダガーもエーコも変わった。俺だけ変わらない筈もない」
ジタンの顔に自嘲めいた翳りが浮かんだが、それも一瞬のそのまた半瞬ほどだった。
「ドコが変わったっていうんだ?」
サラマンダーは続けた。「以前のお前は盗賊とか言いながら結局の所いい子ちゃんだった。
なんだかんだいって終いには世界を救っちまったしな」
「・・・・・・」
「俺はどこまでいっても所詮闇の世界の住人。成り行きでお前の仲間になったものの、
お前の考えていることはまるで理解出来なかった・・・」
965 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:55
喋りながらも、サラマンダーは考えていた。こいつはどうしたことだ?
あの鼻持ちならない、気取り屋で、お調子者で、そのくせ妙に正義感の強いあの
ジタンはドコへいっちまったんだ?ヒトは変わる・・・?しかしこの変わり様は・・・?
これじゃあまるで・・・
「・・・・サラマンダー、俺が変わったのが気に入らないのか?」
ジタンは少し苛立ったように口を挟んだ。
サラマンダーは「フッ」と低く息を吐くと、不適な笑みを浮かべる。
「・・・いや、むしろその逆だな。以前のお前とは違うが・・・だが・・・そう、
・・・今のお前はもう『こっち側』の人間だ。俺にはお前の考えが手に取るように解るぜ」
「・・・・・・」
「だが、そんなことは俺にはどうでもいいことだ。俺はガーネットをこの手で
仕留められればそれでいい。世界をお前がどうしようと知ったこっちゃねえ」
「じゃあ協力してくれるんだな?」
「いいだろう。ギブアンドテイクだ。俺はお前を利用させてもらう。お前は俺を存分に
利用するがいいさ」
「よし。じゃあギルガメッシュと一緒にまずはモグネット本部へ向かうんだ」
意外な名前に、サラマンダーは少し驚いた。「モグネットだと?」
「いまやモグネットは俺が牛耳ってる世界最大の諜報機関なのさ。現在エクスカリバー2の
情報を全力を挙げて収集させている。その情報を元に探索を開始してくれ」
966 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 19:55
「最後に俺からのプレゼントだ」ジタンはサラマンダーに告げた。
「?」
「ラニは生きている」
「!?何を言って・・・」サラマンダーは思わず傍らに横たわる遺体に振り向いた。
「そいつは偽物さ。本物のラニは生きている。・・・・・いや、生きながら死んでいる、と言うべきか・・」「何だと・・・どういうことだ!?」
「サラマンダー、ラニの件は俺に任せろ。お前は一刻も早くエクスカリバー2を見つけだすんだ」
「ラニが生きてるんだろ!?俺はラニを助けに行く!」
「無駄だな。トレノは現在リンドブルム軍の監視下にある。それにお前がいかに武勇を誇ろうと、
いや、その強大な能力だからこそエーコの魔力探知に引っかかり、総攻撃を受けるに決まっている。お前は今や世界の十指に入る戦闘能力を持つ危険人物なんだぞ?無駄死にしたいのか?」「・・・・・・」
「俺にまかせておけよ。「俺を信じろ」なんて陳腐な台詞は使わないぜ。俺にはお前が必要だ。
だからお前が必要なものは俺が守ってやる。いいか、これはビジネスだ」
「・・・・いいだろう・・お前に任せる・・・よろしく頼む」
ジタンは満足そうに頷いた。「よし。じゃあギルガメッシュ、頼んだぜ」
「オーケイ、じゃさっそく行くか!街の外にスティルツキンが待っているぜ!」
・・・・まっていてくれラニ・・・すぐ迎えにいってやるぜ・・!!!
いまやすべての迷いを断ち切った復讐鬼サラマンダー!その先に待つものは・・・・?
DISC1 END
967 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 20:00
って事で新スレ建てるか?
969 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 20:27
↑荒らすな
970 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 20:40
あと30だし、もうちょっと頑張ろうや。968は気速すぎ。
971 :
タイトル職人の方にお願い!!:2000/08/13(日) 20:44
新スレを立てられるのはあなたしかいない!
1に目次のURLつけて是非お願いします。
>>902に付け加えて・・・
972 :
>966:2000/08/13(日) 20:46
まずいぞ!
ジタンはいま別のところで演説中みたいですよ?
破綻を防ぐためにフォローよろしく。
973 :
>972:2000/08/13(日) 20:50
時系列的にはサラマンダーのはガーネットvsエーコから一週間後みたいだし、
演説前、もしくは後にサラマンダーと会っていた、ってことじゃないかな?
974 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 20:55
>973 私もそういう風に思ってました。演説の前にそういうやり取りがあったって。
975 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 20:58
深夜・・・ユーノラス大平原の真っ只中・・・・・このような冒険者くらいでしか
通り過ぎようもない場所に、その場所には不似合いな1人の若い女性がたたずんでいる。
ふいに、その少女は信じられないような抜群の聴覚で何かを感じ取り遠目に
夜空の闇の中を凝視した。彼女が耳に感じたもの・・それは確かにエアーシップの蒸気の奏でるエンジン音。
「・・・・・・来たか。」
凍りつくほど美しいその美貌・・口元が自らの期待に喜び妖しい微笑を作る。
一陣の風が彼女の漆黒の髪を煽り上げる。
しかし彼女はそれに気も止める事無く、先程より感じる・・こちらに向かってくる
「確かな気配」の方角を嬉々として、闇の中妖しく緑に輝くその両眼をむけ微笑んでいる。
・・・・・来た・・見えた・・遠目に闇の夜空の中こちらに向かってくる
一隻のエアーシップの存在を視界に捕らえる事が出来た。「待ち人」は彼女の思惑通り現れたのだ。
更に口元は喜びに歪み、らんらんと妖しく光るその瞳はより一層輝きを増す。
風に煽られたままの黒髪は逆立つが如く、そしてその一見華奢な身体が青白きオーラに覆われる。
佇みしその少女の容貌は即座として魔王の風貌に覆われる。
自分に今まさに近づいてこんとする迎えるその魔王に変貌を遂げし、少女の名・・
彼女こそアレクサンドリア国王、ガーネット王女であった。
976 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 21:24
始まったな・・・DISC2が・・・
977 :
>973:2000/08/13(日) 21:25
そうか。
つじつまはあってたんだね。
良かった・・・
978 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 21:36
最初の方で荒木ばりに養分吸い取られてた(「ズキュン!ズキュン!」
>>118)エーコは
やっぱり正史には入んないのか?(そりゃそうか(笑)
あと
>>178とか、
>>195とか、
>>230とか、今の流れには入んないけど面白いネタいっぱい
あったのにな。今やってる続き物じゃなくて、単発物のスレも欲しいなあ・・・わがまま?
979 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 21:48
ーーー時は遡るーーートレノでのリンドブルム軍との戦いに、ついにアレクサンドリア軍は撤退を余儀なくされた。
軍事力の差では決して劣ってはいないはずであったのだが、ブルメシア侵攻の際に割った兵力の差、
そしてリンドブルム軍の指揮を務めていたエーコ・キャルオルによる召還獣の一斉攻撃が勝敗の完全な決め手となった。
アレクサンドリア軍一旦クワン洞方面にまで兵を退かざるを得ない状況となり
結果的にトレノでの戦いはリンドブルム軍の圧勝に終わったのである。自身出陣予定であったガーネットであったが、
前夜、思わぬ邪魔者(フラットレイ)との戦いに興じてしまった際の自らの身体の不調により
大幅に出陣が遅れてしまったというアクシデントも重なっていた。トレノでの敗戦報告を受けたガーネットは
烈火の如く怒ったが、すぐさま次の策を考え始めた。せっかく奪ったブルメシアから
兵を退かす訳にはいかない、かといってこのままトレノにリンドブルム軍を
置いているのは刃を喉下に突きつけられているに等しい。しかも敵軍は勝ち戦に大きく士気が上がっている
であろう。このまま強引に第2Rを始めるわけにもいかない・・・・・・・ふと、ガーネットに1つの案が浮かぶ。
・・案というより賭けに近い・・のかもしれないがうまく行く自信は・・・ある!
成功すればまさに一発逆転の状況となろうそのガーネットの頭に浮かんだ1案とは・・
「大将同士の一騎打ちに持ちこむ」 これであった。本来ならば馬鹿げてる作戦である、大将が負ける、それはその部隊の
全滅を意味する。自分もやられる可能性もある、何より相手がこのようなことを受けて立つ事自体無茶な話である。
しかしガーネットには自信があった。いくらエーコの力が未知数であるとはいえ、自分は既にGトランス能力を極めている。
いまだ覚醒途上のエーコにGトランス完全覚醒者の己が負ける要素は万に一つも考えられない。しかも自分には未だエーコの
知らない「隠し玉」をもっている。100%負けは無いと確信する。
後はエーコがこの申し出を受けてくれるかだが、そちらのほうもガーネットには自信があった。彼女の事をよく知る自分だ
彼女の性格も十分熟知している。しかも未だ彼女は幼い。あの向こう気が強く、幼いエーコは必ず自分の挑発に乗ってくるだろう。
ガーネットはそう確信していたのである。・・・そしてガーネットは思念テレパシーでリンドブルムにいるエーコに挑戦状を叩きつけた。
ガーネットの思惑通り彼女は挑発に食らいついてきた。ガーネットの相手の若さを利用した計略は見事功を奏した。
おびきだせば・・後はこちらのものである。エーコを倒せばリンドブルムの併合も容易い。
霧の大陸3国も統一である。ガーネットは自らの口元に自然と浮かぶ邪悪な微笑を止めうることは難かった。
深夜・・・ユーノラス大平原の真っ只中・・・・・このような冒険者くらいでしか
通り過ぎようもない場所に、その場所には不似合いな1人の若い女性がたたずんでいる。
ふいに、その少女は信じられないような抜群の聴覚で何かを感じ取り遠目に
夜空の闇の中を凝視した。彼女が耳に感じたもの・・それは確かにエアーシップの蒸気の奏でるエンジン音。
「・・・・・・来たか。」
凍りつくほど美しいその美貌・・口元が自らの期待に喜び妖しい微笑を作る。
一陣の風が彼女の漆黒の髪を煽り上げる。
しかし彼女はそれに気も止める事無く、先程より感じる・・こちらに向かってくる
「確かな気配」の方角を嬉々として、闇の中妖しく緑に輝くその両眼をむけ微笑んでいる。
・・・・・来た・・見えた・・遠目に闇の夜空の中こちらに向かってくる
一隻のエアーシップの存在を視界に捕らえる事が出来た。「待ち人」は彼女の思惑通り現れたのだ。
更に口元は喜びに歪み、らんらんと妖しく光るその瞳はより一層輝きを増す。
風に煽られたままの黒髪は逆立つが如く、そしてその一見華奢な身体が青白きオーラに覆われる。
佇みしその少女の容貌は即座として魔王の風貌に覆われる。
自分に今まさに近づいてこんとする迎えるその魔王に変貌を遂げし、少女の名・・
彼女こそアレクサンドリア国王、ガーネット王女であった。
981 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 22:22
やっばぁ〜
荒らしてる奴がいるよ〜
982 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 22:25
983 :
>978:2000/08/13(日) 22:29
最初の奴って連載始まる前のカキオロシみたいで荒削りだけど面白いね。
でもやっぱ話がつながらなくなるから別の話っつうことで。
単発スレなら途中にあったサラマンダーのカードバトル編みたいに
途中で織り込んでいけばいいと思う。
984 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 22:37
凍りつくほど美しいその美貌・・口元が自らの期待に喜び妖しい微笑を作る。
一陣の風が彼女の漆黒の髪を煽り上げる。
しかし彼女はそれに気も止める事無く、先程より感じる・・こちらに向かってくる
「確かな気配」の方角を嬉々として、闇の中妖しく緑に輝くその両眼をむけ微笑んでいる。
・・・・・来た・・見えた・・遠目に闇の夜空の中こちらに向かってくる
一隻のエアーシップの存在を視界に捕らえる事が出来た。「待ち人」は彼女の思惑通り現れたのだ。
サラマンダー喋りすぎ!
レニ悲惨すぎ!
ガーネットこわすぎ!
エーコ知能つけすぎ!
ジタン目立たなすぎ!
986 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 22:43
ババババババ・・・・エンジンとプロペラの音が鳴り響くエアーシップ内。
その操縦席にいたエーコはガーネットの指定したユーノラス大平原に彼女の姿を捉えた。
エーコ「フフフフ・・・この私を呼び出すとはね・・。」腕を組みじっと窓の外を見やるエーコの口元に
極めて邪悪な笑みが浮かぶ。エアーシップはライトの光を落とし着陸体勢に入る。
エーコ「・・言ってくれるじゃないガーネット。この私とまさかタイマンとはね・・。飛んで火に入る夏の虫だわ!!」
脇に控えるエリンが心配そうな表情を浮かべエーコの進言する。
エリン「・・エーコ様、この様な申し出をこう簡単にお受けになり・・本当に大丈夫なのでありますか?」
エーコ「・・何よエリン。この私が負けるとでも思っているの?」ギロリと睨まれるエリン。それに怯えるかの様に
エリン「・・いえ、めっそうもございませんただ・・この様な事は何分前代未聞の事でありまして、何か罠が・・」
エーコ「・・まぁわかりやすい決着のつけ方がいいってぇーのはあの年増も私も共通した考えだと思うわね。
勝った方が国を奪る。こんなわかりやすくて合理的なことはほかにないわっ!!」
高らかに嬉しそうな声を上げるエーコ。その眼はすでに狂気を宿してるに近い尋常でない眼だ。
最近は特にそうだ・・。戦うのが楽しくてたまらない。圧倒的な強さの暴力に酔いしれるその快感。
あの味を忘れる事が出来ない。もう一度あの快感を味わうと後は止まらない。渇いて渇いて渇いて
自らの暴力による血の渇きでどうしようもなくなる。その一見愛くるしい美少女はすでに
血に渇き暴力に酔う殺戮天使に変貌を遂げていた。
エーコ「・・・ああああ楽しみ♪あの最高の♪血と暴力と悲鳴♪あああヌれてくるわぁ♪ねぇ?エリン。」
エリン「・・は・い・」既に半狂乱に近い少女の心の底から楽しそうな笑みを受け、背筋に冷たいものが走る。
ゴオオォォォォ・・・ゆっくりとエアーシップが下降して行く。着陸の合図だ。
エリン「・・万一に備えそこかしこに伏兵を忍ばさせて頂きました。」そのエリンの言葉に不機嫌そうにエーコは答える。
エーコ「そんなモンいらないわ。それよりここら一帯吹き飛ぶかもしれないから死にたくなけりゃ
さっさとすっこんでなさいといいなさい。」エーコの物騒な発言にエリンのみならず近くにいる兵士全員が固まる。
その彼等をよそに鼻歌交じりでまるでこれから遊びにでも行くような嬉々とした感じで降船ドアーへと向かう。
(・・・そう、私は勝つ。今の私にかなうものなど世界に存在しない・・この私が負ける事など断じてない!
ハハッハハハハハハハハッ・・ウフフフフッフフフーッ・・キャハッハハハハハ!!)
これから始まる凄惨な血で血を洗う死のショーを、まるで待ちきれんばかりに
エーコはエアーシップの降下階段を駆け下りてゆく。
ーーー時は遡るーーートレノでのリンドブルム軍との戦いに、ついにアレクサンドリア軍は撤退を余儀なくされた。
軍事力の差では決して劣ってはいないはずであったのだが、ブルメシア侵攻の際に割った兵力の差、
そしてリンドブルム軍の指揮を務めていたエーコ・キャルオルによる召還獣の一斉攻撃が勝敗の完全な決め手となった。
アレクサンドリア軍一旦クワン洞方面にまで兵を退かざるを得ない状況となり
結果的にトレノでの戦いはリンドブルム軍の圧勝に終わったのである。自身出陣予定であったガーネットであったが、
前夜、思わぬ邪魔者(フラットレイ)との戦いに興じてしまった際の自らの身体の不調により
大幅に出陣が遅れてしまったというアクシデントも重なっていた。トレノでの敗戦報告を受けたガーネットは
烈火の如く怒ったが、すぐさま次の策を考え始めた。せっかく奪ったブルメシアから
兵を退かす訳にはいかない、かといってこのままトレノにリンドブルム軍を
置いているのは刃を喉下に突きつけられているに等しい。しかも敵軍は勝ち戦に大きく士気が上がっている
であろう。このまま強引に第2Rを始めるわけにもいかない・・・・・・・ふと、ガーネットに1つの案が浮かぶ。
・・案というより賭けに近い・・のかもしれないがうまく行く自信は・・・ある!
成功すればまさに一発逆転の状況となろうそのガーネットの頭に浮かんだ1案とは・・
「大将同士の一騎打ちに持ちこむ」 これであった。本来ならば馬鹿げてる作戦である、大将が負ける、それはその部隊の
全滅を意味する。自分もやられる可能性もある、何より相手がこのようなことを受けて立つ事自体無茶な話である。
しかしガーネットには自信があった。いくらエーコの力が未知数であるとはいえ、自分は既にGトランス能力を極めている。
いまだ覚醒途上のエーコにGトランス完全覚醒者の己が負ける要素は万に一つも考えられない。しかも自分には未だエーコの
知らない「隠し玉」をもっている。100%負けは無いと確信する。
後はエーコがこの申し出を受けてくれるかだが、そちらのほうもガーネットには自信があった。彼女の事をよく知る自分だ
彼女の性格も十分熟知している。しかも未だ彼女は幼い。あの向こう気が強く、幼いエーコは必ず自分の挑発に乗ってくるだろう。
ガーネットはそう確信していたのである。・・・そしてガーネットは思念テレパシーでリンドブルムにいるエーコに挑戦状を叩きつけた。
ガーネットの思惑通り彼女は挑発に食らいついてきた。ガーネットの相手の若さを利用した計略は見事功を奏した。
おびきだせば・・後はこちらのものである。エーコを倒せばリンドブルムの併合も容易い。
霧の大陸3国も統一である。ガーネットは自らの口元に自然と浮かぶ邪悪な微笑を止めうることは難かった。
988 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 22:46
あれ?エリンってジタンの所に居るんじゃないの?
989 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 22:48
>982
違うぞ。これから・・これから始まるのさ!!ガーネットとエーコの戦いが!!
990 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:16
ひとつぐらいデカいスレがあってもサーバーへの負担は微々たるものだし、10000越えてるスレがある板もあるし、移転にこだわりすぎだよ風紀委員の諸君。
なにより荒れるのはゴメンだ。
991 :
>989:2000/08/13(日) 23:19
なるほど2戦目ですか・・・
エーコの狂いブリははガーネットを凌ぐ勢いだ・・・
邪悪だなあ・・・
992 :
>990:2000/08/13(日) 23:20
わたしもこのスレだけは荒れて欲しくない。
だから風紀委員とか挑発的なカキコはやめて・・・
993 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:20
つうか相談なしに新スレ立てるなっての。
そっちのほうがよっぽど身勝手だよ。
994 :
>993:2000/08/13(日) 23:21
分かったよー
私が悪かったよ・・・
だからもうケンカせんといてー
995 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:22
990>992
すいません。
ただ新スレができると少なからず荒れると思う・・・
現に荒れたし。
996 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:23
でも新スレッドの1の場所に今までの目次あったほうが便利じゃない?
その意味でも新しいスレは必要だと思う
997 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:23
993>994
ごめん・・・
998 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:24
>995
あれは勝手に建てた奴の不手際。相談してから建てれば荒れない、と、思う。
999 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:25
>996
それって可能なのか?
>>1 とかは今のスレへのリンクだし・・・
1000 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:27
(>947)
アレクサンドリアにとらえられた
ビビJr6号は地下牢の魔方陣の中で静かに目を開けた。
何度目の朝を迎えただろう、いっそ・・・そのまま眠っていたかった。
とにかく体がだるく皮膚がちりちりと痛んだ、ビビJrにとって
魔力を封じるとは生命力そのもを封じられるようなものだ。
上のお兄さんたちは元気かな…そう思ったりもしたが、
少なくともあの村にいる限り無事だろう。
さすがに女王の前では口に出すのを控えたが
ジタンが近づくなといった建物であるものを見てしまったんだ。
巨大な飛空挺の数々を…。ビビの話にでてきたインビンシバルに似た
禍禍しいまでの船・・いや巨大な建物というにふさわしいものがあった。
そして・・
嫌がおうでもガーネット女王の言葉を思い出してしまうのだった。
(ガーネット「ジタンも何を考えてるかわかったものじゃない。
あいつこそが世界支配をたくらんでいるかもしれない」)
ジタンは何をする気なんだろう。
あれがもしインビンシブルと同様のものだというなら
マダイン・サリを滅ぼしたという力を持つ飛行建造物を用いて
何をする気・・・?防戦のためにあんなものが必要なの・・?
ぶんぶんと首をふって、自分の考えたことを否定した、そうだ、
そんなはずがない。そんなこと考えたくもなかった。
…だから、ジタンに聞き確かめる事もできずに一人で村を飛び出したのだ。
ミコトが…
いつかのセフィロスコピーのとき言ったことを思い出す・・
(ミコト「私だって科学者の端くれ。知識があればそこから何かを生み出そうと考えるのは
当然のことです」)
だから、きっと、
ジタンの船も科学者のジタンの興味によってつくられただけなんだ・・
6号はそうおのれに言い聞かせたが
拭い切れない不安はとめようのない黒いもやのように胸の中に広がっていった・・。
1001 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:27
目次を活用したければ移転は不可能、という訳ですね。
1002 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:27
>999可能だって。
例えば
>>1のファイルそのもののURL張り付けりゃいいんだもん。
1003 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:29
ざっとあらすじを書けば?
1004 :
1002:2000/08/13(日) 23:31
1005 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:32
>1002
そんな面倒な事をする奴がいるか?
移転する度にやるんだぜ?
> ひとつぐらいデカいスレがあってもサーバーへの負担は微々たるものだし
こういうこと言うと格好の標的になるからさ、発言は慎重にね。
ここは公共の掲示板なんだから、独りよがりの発想はよそうよ。
1007 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:34
どこが面倒?
1008 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:38
>1007
今までのを全部だよ?
次の移転の時は2000レスの分。
その次は3000・・・
無理。
1009 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:42
ゆきだるま方式で目次が増えていく訳か。
1010 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:42
>1007
はあ?
目次ならタイトル君とか言う親切な人が居るんだし、あとはそこのアドレス貼り付けるだけじゃん。
移転反対ならそれはそれで構わないけど。
1011 :
名無しさん@さっき来たんだけど:2000/08/13(日) 23:44
……なんか雰囲気悪いね……。
1012 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:47
>1010
そんなにうまく行くかなあ・・・
1013 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:47
どちらの言い分も解るのがまた雰囲気悪いよな…
1014 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:48
>1010
挑発的な文体はよしましょうよ・・・
1015 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:49
ここに目次を書きこんでおいて、
そのレスのURLを張りつければ良いのでは?
はいはい1000越えたからもう終わりですよ。
向こうのスレッドいってね。
1017 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:50
>1010
どちらにせよ彼が来るまで移転できませんね・・・
1018 :
1002:2000/08/13(日) 23:50
1019 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:52
>1015
直接のリンクでなくなるのが痛い。
1020 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:53
1021 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:53
>1016
このスレの最新の目次ができるまでは移転は不可能です。
新スレッド立てて、一にこのスレッドのにURLを書いておけば良いだろ。
1023 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:55
>1019
でも使えるよ
1024 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:55
作家さん達が愛想をつかして出ていく前に移転の話は終了しましょう。
1025 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:56
>1022
目次がないとダメっす。
1026 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:56
>1022
スレッドのURLだけじゃ見ずらいだろ?
1027 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/13(日) 23:58
>1024
むしろ作家に意見を聞きたい。
書き込んでるのは作家なんだから彼らの意見を尊重しないか?
じゃあ、誰かが目次をつくって、そのURLを張りつければ良いでしょ。
目次職人はいないの?
1029 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:00
>1026
見づらい。
1030 :
タイトルメーカー:2000/08/14(月) 00:01
えーっと今、新しく書きこまれたストーリーの目次作ってる途中なんですが、
みなさんのご要望があれば責任もって、
>>1002みたいに「目次の目次」の
URLを貼りつけて、新スレ建てさせてますが、どうでしょうか?
1031 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:02
>1028
・・・ちょっとはログ読めよ。
1033 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:03
1030に賛成かな。
1034 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:03
>1030
移転の度にやってくれますか?
1035 :
タイトルメーカー:2000/08/14(月) 00:04
あ、目次の目次の目次の最新版も
作らさせていただきますが…。
もちろん、ここに書きこみます。
ご意見をお聞かせ下さい。
1036 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:05
タイトル変えないでね。
でもやっぱり移転には反対かな・・・
1037 :
タイトルメーカー:2000/08/14(月) 00:06
>1034さん
タイトルの評判が悪くならない限り、やらさせていただきます。
1038 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:07
過去ログってサーバーが変わると消えちゃうでしょ。
移転しないならその心配はないんだけど・・・
1039 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:08
>1035
「目次の目次」への直リンではなく
「目次の目次」そのものを1に載せる事は出来ませんか?
1040 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:11
mentaiの頃のゲーム板のログはすでに消えています。
このスレも移転を続ける限りそうなりえます。
消えればあとは人の記憶に残るのみなんですよ。
1041 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:12
>1039
物理的に無理
>>1039 1が大きくなるとスレッドが見にくくなるから、
目次の目次が無難だね。
1043 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:13
● ●
● ●
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〓 〓
∀
1044 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:13
誰かがログぐらい保存してるでしょ
1045 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:13
>1040
とりあえずこのスレッドの内容は各自でPCに保存するという事では?
1046 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:14
>1044
でもそれで解決になるのかな・・・?
確実でもないし。
1047 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 00:15
>1045
DCの私はどうすれば?
テスト
>>882 クエールの迷い(熱い医療ドラマみたいだ…)
>>892 フラットレイの遺言(フラットレイィィーーーッ!!)
>>908 幼き日の出会い(フライヤの回想)
>>909 ナタリーの野望とステラツィオ(トレノにいた野望姉弟も出てきた!)
>>912 12の瞳とトット先生(トット先生、クロマの村にて目覚める)
>>914 飼育小屋の下には…(ビビJrたち6人のキャラがキチンと立ってるなぁ、すごい)
>>915 「ジャンク」−クリスタルに埋もれし記憶−(戦闘用ジェノムに驚き!!)
>>916 科学者としての欲望(トット先生復活!)
>>917 歴史に刻まれし剣と埋もれし剣(伝説の鍛冶屋の失敗作!?)
>>927 世界一小さな騎士団(なんか、いいなぁ)
>>935 生ける屍ラニ(うぅ悲惨だ、ラニ)
>>940 フライヤ復活(フライヤついに復活するも…)
>>941 過ぎし日を思いて(またまた、名脇役キャラが出てきました!!)
>>942 ガーネットのたくらみ(またさらにナニかを考えてる御様子)
>>943 かなしい現実(フライヤかわいそうだよぉー)
>>946 謁見、魔王ガーネット(ビビJr達の一人がガーネットに謁見)
>>947 ガーネットの計画(まさか、こんな事になるとは…)
>>950 パック独白(パック王子、独白してます)
>>951 ジタン演説(ジークジタン!)※
>>954さん、それいただきました
>>953 風(フライヤの決意)
>>955 世界の行方(幕引き。第2幕(?)へ)
(
>>960 ディスクチェンジ画像:エーコ(笑った)
>>964 意外な雇い主(サラマンダーはこっちに行くのかぁ)
>>965 雇用成立(世の中ギブアンドテイクなんですね)
>>966 意外な言葉(サラマンダーだまされやすくねぇか?)
>>975 闇夜の少女(今度は何が起こるの?)
>>979 ガーネットの思惑(トレノの戦いの後ですね)
>>986 エーコ到着(エーコさんもさらに凶悪化してきてますな)
>>1000 ビビJrの不安(捕まったビビJrの話)
それでOKッス。
んで
>>982のやつを付け加えてつくりゃ完璧ッス。
あとこのスレ自体のリンクも忘れずにお願いしますッス。
さっきから疑問だったんだけどなんでさげてるの?
まさに完璧。
それもリンクしておけば最強。
すげー
>1054さん
何回か試したんですけど、さげないと書き込みできないんです。
えっと、それでは新スレは、「目次の目次」
>>1056へのURLと
このスレッドへのリンクをはれば良いんですね?
タイトルは、「アレクサンドリア許さない×2(DISC2)」
でよいでしょうか?
>何回か試したんですけど、さげないと書き込みできないんです。
これが鯖負担の害悪なんかな…
>>1058 タイトルは、それで良いと思いますよ。
それにしても、タイトル作成お疲れ様です。
いや1056の書き込みはそのまま1に載せた方がいいのでは?
タイトルは異議なしです。
>>1058 ラニだけ書いてるモンですが、それでいいと思います。
でも1061さんのいうとおりに1056はそのまま載せてもいいとは思いますが・・・
>>1058 数字で指定できないから、結構見辛くなると思うけど。
1063の書きこみは、1061さんと1062さんへのレスです。
間違えました。
>>1065 了解です。
私が間違ってました。
うっかりしてました・・・
ダメか?
と思ったら1056にありましたね。
勘違いレス失礼しました。
ディスク2に交換してください
/ l
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――-- 、 / ̄/ |
ヽ )(KX)(__ l \
\ / `l´  ̄ ‐-、 / \
\ // _| \ \ ヽ
`l l \) ヽ \ ヽ
l | | l l | ヽ |
| ト| | l | | | | | | l |
| | \ヽl、l_、ll//l/l/-l/l | | /
ヽ| | ` Y(・) (・)| | |/l/
| | l 、 | | | \ _____________
l l @`ヽ_ ∀ @` l | l// < さっさと交換しやがれ!!!
\\l l l` ̄ ̄ ´/ @` //  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`ー\ヾ三三´////
タイトルメーカーさん、いつもご苦労様です。
縁の下の力持ち!タイトルメーカーさんありがとう!
ストーリーの要約1(各タイトルは
>>1073の時系列のまとめから)
・発端とそれぞれの動向
暴君ガーネットはブルメシアを攻めようとする。スタイナーとベアトリクスは反対する。
スタイナーは殺害され、ベアトリクスは将軍職の剥奪、かつての部下に捕らえられる。
その頃エーコはアレクサンドリアを攻める計画をしていた。
気が着くとベアトリクスは捕縛から逃げ出しフライヤに助けられていた。
フライヤはベアトリクスから話を聞き、アレクサンドリア城へ。
ジタン、クロマの村にて水面下で準備中。
・魔王ガーネットとフライヤvsクイナ
ガーネットと対峙しその変貌に驚くフライヤ。手にした槍をガーネットへ向ける。
しかしクイナの横槍がはいり、フライヤvsクイナという展開。負けてしまうフライヤ。
・フライヤ VS クイナの裏側では
ベアトリクスはビビJrとともにクロマの村へ。逃げるサラマンダーとラニに迫る刺客。
エリンの謁見と進むエーコの計画。
・翌朝
エーコ、エクスカリバー2の探索をバクーに依頼。
氷漬けにされていたフライヤ。ガーネットとクイナの密議。二人は謎の能力Gトランス
を植え付けられていた。また、ベアトリクスには秘密があるらしい。
そのベアトリクスはク族の沼へ向かう。クエールに導かれクロマの村へ。
・交錯する各人の状況
ジタンは謎の声と会話。スタイナー生き返る。クロマの村に到着したベアトリクス。
ブルメシアついに陥落。逃げていたスタイナーは立ち向かう決意をしアレクサンドリアへ。
・怒涛の夜
1.クロマの村を出たベアトリクスはトレノでトット先生と再会を果たす。
2.ラニは少し優しさを見せようとする。一方サラマンダーは双子の誘いを断るも
去り際の言葉に戸惑い、猜疑心の果てにラニを殺害。しかし、事の真実を知った
サラマンダーはさ迷い果てた挙句、カードに打ち込むがラニの事を忘れられない。
3.エーコはモーネルの報告により裏切り者がいる事を知る。アルテマデーモンを
召喚しアサシンとして派遣。しかし裏切ったエリン達は最新の飛空挺を奪い逃げる。
エーコは残りの飛空挺2隻を追手に出す。
一方ジタンは、手中に収めたモグネットの情報により、リンドブルムには不満分子
がいる事を知っていた。ジタンは裏で糸を引き、エリン達の裏切りを仕組んだのだ。
そんな彼女達から救援要請が入ったが、ジタン達には追手を撃墜する手がない。
エリン達の状況は深刻化している。そこでジタンは「クリスタルの記憶」を
使う事にする。言い知れぬ不安に包まれるミコト。そして現われた謎の空間。
追手を撃墜する事に成功はしたが、あまりに巨大なその力を制御できないジタン。
ジタンを助けるため自らの力を使おうと決意するミコト。
4.アレクサンドリアに戻ったスタイナーは酒場でネズミの噂を聞きつけ城へ向かう。
城では既にガーネットとフラットレイの激しい戦いが起こっていた。じっと見守る
スタイナーはフラットレイが最後の一撃を繰り出した瞬間、助けに入り二人は逃げた。
5.トレノの酒場でフライヤの噂を耳にしたフラットレイは、激情に駆られアレクサン
ドリア城へ。ガーネットと戦うも返り討ちにあい絶体絶命の危機に。と、突然狂い
出すガーネット。そこへパックの助太刀。パックはフラットレイをうながし、氷の
呪いが解けたフライヤを連れ、三人で城を脱出した。かなり不機嫌な様子のガーネット。
ストーリーの要約2(各タイトルは
>>1073の時系列のまとめから)
・次の朝
アレクサンドリアを脱出した三人は、グライダーで、竜谷のある北方へと飛ぶ。竜谷へ
向かう道中、パックはGトランスの能力と覚醒について語る。しかし完全には解明されて
ないので疑問点もあるという。Gトランスについて理解は出来たが、能力の無い自分の無
力さを感じるフラットレイ。竜谷についた三人をクエールがむかえる。フライヤを助ける
医者とはクエールの事だった。しかしフライヤを手術するには血が足りない。自分の血を
全部使えと言うフラットレイ。止めるパックを制し、フラットレイは手術台へ。記憶を取
り戻すフラットレイを苦しみが襲う。クエールはこのままフラットレイから採血を続けて
良いものか悩むが、フラットレイの言葉を聞き入れ、採血を続行する。フライヤは手術中、
幼き日の記憶を見る。
・激戦地トレノ
1.エーコはついにトレノに侵攻する。また、アサシン達にベアトリクスを捕まえてくる
よう命令する。そしてエーコは、現われたガーネットとの戦いに突入。
(1)ラニのカードに執着しカードバトルの相手を殺してしまったサラマンダーは、ラニ
のカードの声に導かれ、ガーネットへの復讐に走る。手始めに臣下の双子達を殺す。
(2)爆撃を避けるため避難しようとするベアトリクス達。そんな彼女達の前にベアトリ
クスを捕らえに来たアサシン達が現われる。ベアトリクスは抵抗せず捕まる事を選ぶ。
(3)ガーネットの元へ向かうサラマンダー。トットはベアトリクスの安否を祈り、避難
を続ける。道中、サラマンダーを止めるため立ちはだかるも、逆に傷を負ったトット。
予想以上の老いを感じるトットは、傷ついた身体のままでボコに乗り、クロマの村へ
向かう。サラマンダーは飛空挺に潜伏しガーネットに近づこうとしていた。
2.ガーネットとエーコの激戦は続いていた。その状況にサラマンダーは割って入り、
ガーネットと戦う。ガーネットはラニを蘇らせる。手を出せなくなったサラマンダーは、
コメテオを食らい落下、ガーネットとエーコの戦いが再開する。しかし、ガーネットは
ベアトリクスをエーコの手下から奪い逃走する。戦いの代償に対し見返りが少ない事に
苛立つエーコ。そのエーコの元に現われたナタリー。彼女の行動を気にったエーコは、
ナタリーを自分の手駒に。一方、不完全なアンデッドとして蘇ったラニは苦しんでいた。
・フライヤ復活
復活したフライヤの前には非情な現実が待っていた。自分の言動に自己嫌悪するパック。
共に涙するパックとフライヤ。竜谷に吹く風の中、新たな決意をするフライヤ。
・ジタンの動向
ミコトのお陰で助かったジタンは謎の声から厄介な報せを受けた。部屋を出たジタンは
エリンに再会、彼女を村外れの建物に案内し大戦艦パラメキアを見せる。驚くエリン。
演説をするジタンの傍らには謎の男が。また不安になるミコト。
・サラマンダーの動向
ギルガメッシュに助けられたサラマンダー。ギルガメッシュは一緒にエクスカリバー2
を探してくれと言う。その二人の前に現われたジタン。サラマンダーは、ジタンに協力
する事を承諾する。そのサラマンダーに、ラニが生きている事を告げるジタン。
・トット先生の動向
気がつくとトットはクロマの村にいた。トットは看病してくれたビビの子供達に、ここへ
来た目的を話す。ビビJrたちはミコトに内緒で手を貸してくれるという。深夜、ボコの
厩舎の地下でセフィロス・コピーを見せるビビJrたち。そこをミコトに見つかるが、意外
にも協力してくれるミコト。無事に新しい身体を手に入れたトットは、新しい身体の調子
を確かめるため、ビビJrたちに自分の剣と力をみせる。ビビJrたちに見送られ、村を出た
トットは、ボコに乗って追ってきたビビJr1号と共に暁の騎士団を結成するのだった。
・いろいろな人の思い
アレクサンドリア城下。カバオは今の状況を憂い、過ぎし日を思っていた。
生ける屍となったラニはトレノの町をさ迷っていた。
その頃ガーネットはさらなるたくらみを練っていた。
・幕引き、ディスク2へ
>>955