◆(ファミ通 2010.7/8号 P.39より)
――本格的な情報公開が待ち遠しいです。
野村:『FFヴェルサス13』の本格的な情報公開はまだ先になりますが
皆さんのご期待に沿えるように着々と制作は進んでおりますので、安心してお待ちください。
また、大きな発表をする準備もしておりますので……。
まずは今回情報解禁を始めた2作品にご注目していただければありがたいです。
――まずは『ザ・サード バースデイ』と、『Re:コーデット』の2本ですね。
野村:はい。この半年、あまり表面的には情報をお出ししていませんでしたが
その2本はもう今月から発売までコンスタントに詳しい情報をどんどん出していきます。
また、発表していない作品がほかにもあり、今秋(2010年秋)の東京ゲームショウでも
新しいアナウンスがありますので、楽しみにしていてください。
◆(ファミ通 2011.2/10・17合併号より)
――従来のシリーズ作にないようなアクションが多く盛り込まれているようですね。
野村:『キングダム ハーツ』(以下、『KH』)シリーズをベースに
『FF』らしさをさらに進化させたものが『FFヴェルサス13』で
『KH』らしさをさらに進化させたものが『KH3D』になります。
『FFヴェルサス13』は"『FF13』の対を成す存在"ではありますが
システムとして対になるのは『KH3D』を始めとする今後の『KH』シリーズです。
どちらも根幹のシステムは似ていますが、『FFヴェルサス13』では
『KH3D』の宙を舞うような大ジャンプや、ボールで回転するようなアクションが
『KH』らしい気持ちよさ、楽しさを含んだ進化の方向性を示すもので
『KH3』を見据えた未来像が垣間見えるものになっています。
◆『FF13』のキャラ、ホープ・エストハイムについて(電撃PSより)
野村:年齢は初めから決まっていましたが
発注当初はあまりにもお坊ちゃま的なキャラ設定だったので悩みました。
その時のイメージとしては、オカッパ頭で短パンのメガネ君だったので
これはどう考えてもおかしいだろうと(笑)。
しかも、不思議なバックから様々な道具を取り出して戦うという
明らかに1人だけ世界観の違うキャラ設定だったんです。
結局はデザインする時に大幅な修正をかけて、現在の姿になりました。
襟元や袖のリブのデザインがポイントです。
◆
http://ime.nu/www.famitsu.com/news/201112/10006866.html ――声優さんの配役はどのように決めているのですか?
田畑 『FF零式』の場合は野村(※『FF零式』ではクリエイティブプロデューサー&
キャラクターデザイナーを務めた野村哲也氏)に一任しました。
野村とキャラクターの個性を共有したうえで、選んでもらいました。
私が知っている限りでの野村の声優の決めかたというのは、とにかくサンプルボイスを聞きまくっています。
イメージに合う人が見つかるまで延々と探していますね。
それでようやく見つかると連絡がくる、という感じです。
北瀬 有名な人だからといった先入観はなく、キャラクターのイメージに合った人を選んでいるんです。