◆(「FF7アルティマニアΩ」P567より)
――野村さんは『FF7』のキャラクターデザインで一気に有名になりましたよね。
野村:あまり信じてもらえないんですが、僕が最初にキャラクターデザインを担当したのは『FF6』なんですよ。
『FF6』では横向きのチビキャラのイラストが発表になってますけど
あれのもとになるものを僕が描いているんです。
(中略)
――野村さんはキャラクターのデザインだけでなく、設定にもかなり関わってらっしゃるんですよね。
野村:そうですね。『FF6』のときに、セッツァーとシャドウという二人のキャラクターの
設定を考えたので、『FF7』ではその延長という感じでやらせてもらってます。
北瀬:野村は『FF7』のときから、キャラクターを糸口として「こんなネタがあるんだけど、どうでしょう」
って、ストーリーのネタを持ってきていたんですよ。『FF7』はそれがエスカレートした感じですね。
野村:(北瀬氏に向かって)今日はぶっちゃけていい?
北瀬:えーと、どのへんの話?
野村:もともと、『FF5』のエンディングの……。
北瀬:ああ、話しはじめちゃった(笑)
野村:『FF5』のエンディングのプロットがいったん完成していたんですけど
僕はその終わりかたがすごくイヤで、思わず北瀬のところに行って
「ちょっと変えてほしい」という話をしたんです。
かなりおちゃらけた感じだったのが納得いかず、代案を考えまして。
北瀬:ああ、あったあった、覚えてる。
野村:そうやって変えてもらったのが、製品版の『FF5』のエンディングなんです。
そのころから、結構いろいろなアイデアを持っていくようになりましたね。
・『FF6』のキャラデザについて
『FF6』のキャラクターデザイナーは天野喜孝。
ただしチビキャラに関しては野村が原画に参加していたらしく、
当時出回ってる物は野村の絵だった事がアルティマニアでの原画公表で判明。
セッツァーとシャドウの設定については野村得意の口出しで採用された部分があるらしい。
・「(C)SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA」
ゲーム紹介記事などでよく見かける著作権表記。
他にもデザイナーが関わっているのに、なぜ野村哲也の名前が?というレスをよく見かけますが
これはそのゲームおける主なキャラデザを記載しており、その人に著作権があるという
わけではないようです。
例)
『チョコボと魔法の絵本』
(C)SQUARE ENIX CO.,LTD.All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN / Toshiyuki Itahana
『DSFF3』
(C)1990,2006 SQUARE ENIX CO.,LTD, ALL Rights Reserved
TITLE DESIGN; YOSHITAKA AMANO ILLUSTRATION;AKIHIRO YOSHIDA
あくまで該当商品のコピーライト部分のお話であり
彼のでしゃばり病の理由にはなり得ませんのであしからず。