5の「粗が多すぎる」の粗を教えてほしい。
個人的には5はわかりやすいストーリーで粗が少ないのと
当時としては斬新な展開だったと思う。
評価したいのは
・モンスターの仲間システム
⇒待望のシステムで、通常のDQ(1〜4)の世界観では
難しいシステムをストーリーと絡めることで無理なく取り入れた。
今後にも引き継がれるシステムなのでこれは功績として大きい。
・家族をテーマにしたストーリー
⇒上のシステムの礎にもなり、パパス、主人公、息子とで展開する
今でも珍しい「家族」を前面に押し出したシナリオ。
結婚イベントもあるが男女のベタベタ・ドロドロしたものはなくあくまで
「家族をつくる」をテーマにしたというのが良くわかるポイントなのも評価。
仲間モンスターも単なる戦力・コレクションではなく「家族の一員」と捉えるとさらに
厚みが増す。(なので息子・嫁は使わないから家族ストーリーじゃないwというのは淡白すぎる。)
・嫁論争
悪評のイメージが強いが、発売当時かのエアリス・ティファよりももっと早く
巻き起こしていたWヒロイン論争。
たかがゲームのヒロイン(それも大してシナリオに差がない)のに、ここまで
肥大化した論争は逆に評価できると思う。
そこまでのインパクトや印象を人に植え付けたという点、今までの(その後も)ドラクエにもない
ヒロイン争いというのは5ならでは。
どちらかというと「大義名分・広義の使命や義務感」というより「家族のため」という
目的行動が統一されているのは特徴として面白いしシナリオ評価もできると思う。
家族のために、奪回しにいって、家族のために復讐をとげ、家族の遺志を継ぎ、大業(平和)を成し遂げる。
テーマ・シナリオが一環していて矛盾がないのでどこが粗なのか逆にわからない。