もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら18泊目
おつ
乙ですの〜^^
リィトさん、覚醒キターー!
こうやって死にそうな目に遭いながら勇者になっていくのですね〜
再開してたのか!
おつおつ
乙
345 :
井戸魔神F ◆wzcCopc8WQ :2013/06/22(土) 15:42:44.18 ID:p+XqIMSc0
手首の怪我がなかなか完治しないんだが
DQ世界の宿屋に泊れば一晩で治るのかね?
規制か
>>338の続き
新緑の森の中。
気がつくと俺はそこにいた。
ふわふわとした浮遊感。夢の中のような感覚。
木々の間に差し込む太陽の光に導かれるようにただその方向へと歩をすすめる。
水しぶきの音。滝が流れていた。
「アキヒト……。アキヒト……。私の声が聞こえますね…」
「誰だ…?」
美しくもか細く、今にも消え入ってしまいそうな声が俺の耳へと響いてきた。
「私は……、あなたをこの世界に導いてしまった者……」
「ルビス?」
少しの間があく。
「突然なことで驚くが知れませんがお伝えしなければならないことがあります…」
「何?」
再び時間が止まったかのように沈黙が訪れる。滝壺へと落ちていく大量の水流の音だけが時の経過を告げていた。
「私は……、いえ、私達精霊は魔王の手から逃れ、結界を張って隠れ暮らしていました。ですが残念なことにほんの数分前、何者かによって打ち破られ全ての精霊は殺されてしまいました」
「は?」
今度は俺の時が止まってしまったのかと思った。
何を言っているのか。
「今あなたと話をしている私ももう今はいません。死ぬ間際、残された想いをあなたに伝えているだけなのです」
思考が追いつかない。死んだ? 精霊が?
「あなたに与えていた不死の力。もうかけることも出来ません。既にかけられている力を使用したら最後あなたはもう生き返ることができなくなってしまいます」
「な、なに!?」
俺はもう生き返れない? あと1回だけで? それで魔王に挑まなければならないってのか?
「思えば……、私たちの勝手であなたをこの世界へいざなったこと。私たちの力なくしてあなたにこれ以上この世界を背負わせることは出来ません」
「いや、まてよ。何言って…」
「ですのであなたはここでの出来事は全て夢のことと思い、元の世界でいつものように目覚めさせることを私たちは選択しました…」
は? 夢?
「そんなこと急に言われても信じられるかよ。証拠を示せ」
「目を覚ましたあなたは今話していることも全て忘れてしまいます」
ふざけるなよ。忘れるわけねーだろ。何言ってるんだ。
「勝手に決めんなよ! 俺はここで戦ってきたんだ! そうだついさっきカンダタにも勝った!」
「この世界のことの心配はいりません。全ては時の流れ……。たとえこの世界が魔王の世界になろうともそれが自然なのです」
「おいおいおい。なんなんだよさっきから!お前らがそう思おうが俺は人間なんだ。この世界を救いたいって思う俺の感情はどうなる!?」
俺への返答はなく、問答無用に話は閉じられた。
「それでは……。ゆっくりと目を開けてください。あなたのいつもの日常が待っていますから…」
徐々に滝の濁流の音が小さくなっていく。
同時に俺の意識も遠のいていく中、一方的な宣告に必死に抗い叫び続けた。
「お前がこの世界に連れてきたんだろう!! これからだったんだ! こんな中途半端俺は絶対認めないぞ! 戻せ! 戻せよぉ!」
…………。
……。
「戻せえええええ!!」
「うるさい!!いい加減にしろぉ!」
「うぇっ!?」
脇腹に鋭い痛みが走った俺は、何事かと思い飛び起きた。
「はぅ……はぅぅ…」
呼吸すら苦しい。
ベッドの上で悶えていると憎ったらしい声が聞こえてきた。
「やっと起きた。っていうか寝言で叫ばないでよ気持ち悪い」
妹だった。ベッドの上で仁王立ちしている。どうやら俺を踏ん付けたようだ。
来年中学を迎えるというのになんという起こし方をするんだこいつは。
「寝てるとこ蹴るとか人外すぎだろ…ぅぅ」
やばい。起き上がれない。妹ごときに。
「起きないのが悪いんじゃん。あれ?泣いてるの?」
「はあ!? あ、あくびしたろが今」
「いや、してないでしょ」
「うるせえ。したし。つうか普通に起こせよ」
「起こしたし。それでも寝言叫んでたから蹴った」
いや、蹴るなよ。私は悪くない、みたいな態度とるなよ。
「叫んでたって何をだよ?」
「なんか、戻せええええ! って馬鹿みたい。近所めーわく」
「戻せって何を?」
「こっちが聞きたいよ。じゃ起こしたから。寝れば?」
いちいち不必要な言葉を最後にくっつけて俺を不愉快にしてくれる妹は気分が済んだのか部屋を出て行った。
「寝たら学校遅刻するだろうがボケ。ってかくそ痛え……」
脇腹を押さえてどうにか起き上がる。妹に蹴られて学校休んだとか格好悪すぎる。そんなことになれば家族のいい笑いものだ。
時計を見る。
AM7:17
はぁ。まためんどくさい1日が始まるのか。
続く
携帯より代行
めんどうくさいでした。ではまた規制解除を祈りつつ
>>349の続き
1階に降りて顔を洗い、朝食を食らいにテーブルへと着く。
いつものことだが家を出る時間は大体同じなのに俺は寝巻きの格好で妹は既に着替えも済まし食パンを頬張っていた。
また見たことのない服着てやがる。まだガキのくせして金かけやがって。しまむら行けしまむら。
「何叫んでたのよ。物凄い声だったわよ?」
母親が俺の朝食を台所から運んできながら心配そうな表情でそれでいて半笑いで聞いてきた。
「別に。叩き…蹴られ起こされて忘れたな」
「ふんだ。ナオが昨日ゲーム機を勝手に持って行って元に返さなかったから怒ってるんでしょ。叫んでまで、みっともないよ」
「ちげええよ!!んなもんどーでもいいわ!いやよくはねーけど俺が怒ってるのは蹴ったことに対してだ」
テーブルを挟んで言い合いが始まる。いつものこと。
「ちょっと突いただけだよ。それなのに貧弱おにいちゃん弱すぎ。もやしっ子」・
「うるせえボケ。殴るぞ」
「そんなもやしパンチ痛くないもん」
「ああ!? まじこいつ…」
俺が糞生意気な妹をひっぱたこうと立ち上がりかけると母が間に入ってくる。
「朝からやめなさいよアキヒト!ほら早く食べないと遅刻するわよ」
「ああ………あ?」
上げかけた腰を下ろす。
そのとき妙な違和感を感じた。
母親が俺の名を呼んだとき。
なぜだかわからない。
……俺に他の呼ばれ方はない。
その筈なのに。いつものことなのに。なんだこの違和感は。
「大人しくなっちゃった。もやしっ子」
違う。俺はもやしっ子という名前でなくアキヒトだ。四文字でアキヒト。
……くそう。なぜこんな頭がモヤモヤするんだ。もやしっ子だけにもやもやしているのか。
「うるせえボケナス。俺がもやしっ子ならお前はボケナスだ」
高校始業のチャイムが鳴る。
あと15回このチャイムの音を聞かなければ本日の拘束からは解かれない。
糞つまらない授業が続く曜日は地獄だ。
いつになったらこちらから教師を選べる時代がくるんだ。
まごまごしていると俺の義務教育が終了してしまうぞ。
「あ〜眠い……」
授業が始まる前から俺は眠気のピークを迎えていた。
今朝から頭の片隅に引っかかる何かに囚われて頭が疲労を訴えている。
「アキヒト……アキヒト……アキヒト……」
気づくと自分の名前をぼそぼそと連呼していた。
隣の席の女子が俺の方を侮蔑した表情で見て「キモいよ」と教えてくれた。
うるせえな。そんなもん分かってるよ。
たぶん、夢のせいだ。
覚えちゃいないが叫ぶほどの夢だ。
もう一度寝たら、夢の続きが見れるだろうか。
次は現国。
現実逃避するならもってこいの時間だ。
…………。
……。
だれかが俺の名を、呼んでいる。
いや、俺の名ではない。
しかしこちらの方を見て少女は叫んでいた。
他には何も映らない。
魔法使いの少女が暗闇に立っている。
「―――どこへ行ったの? リィト」
赤く輝く髪に燃える瞳。
幼さの残るその顔立ちに強い使命を抱いている表情は、どこか見覚えがある。
リィト?
ああ。そうだった。俺は、リィト。
この世界では普通の人間で、別の世界ではリィトと呼ばれ魔王に立ち向かう勇者。
俺はその魔法使いの女の子に召喚され、一緒に冒険をしていた。
そんな夢。妄想。
そうだ夢だ。もう目が覚める。
…………。
……。
俺は眠りから目を覚ました。
夕暮れの教室の中でたった一人で眠りこけていた。
誰も起こしてくれないとか友達いなさすぎだな現実の俺。
窓から見えるグラウンドで野球部が練習をしていた。
黒板の上の時計は5時。現国どころか2時間以上も眠ってしまっていた。相当疲労していたようだ。
「………なるほど。やっぱ夢か。つうか中二病かっつーの」
恥ずかしい。リィトってなんだよボケ。死ねカス。痛すぎだろ俺。
さっさと帰って家でゲームでもして忘れよう。そういや妹がゲーム持ってったまんまだった。あのボケナスめ。
椅子を引いて席を立つ。
「――え?」
教室の出入り口。
いるはずのない人影。
俺の夢の中に出てきた少女が目の前に立っていた。
真っ黒のマントにとんがり帽子。
赤い髪の毛に赤い瞳。
「夢?」
学校の見慣れた教室に誰がどう見ても場違いな格好の少女がそこに存在していた。
さっき起きたのに、また夢?
とうとう俺の妄想しすぎな脳みそは幻影まで作り出してしまったのか?
「やっと見つけた!」
声まで聞こえた。
夢の中で話した時と同じ声。
どうなっている。
「何故、帰ってしまったの?あなたが帰ってしまってから世界は大変なことになってしまったんだから!」
彼女は怒っていた。
俺にはまったくもって理解できない。
つか目の前の魔法使いの様な格好をしている女の子は、本当に存在しているのか?俺の幻覚じゃないのか?
至近距離まで歩み寄る。
意外と背が低い。すこし屈むようにして顔を覗き込む。
「な、なにしてるのよ!?」
赤く煌く宝石の様な瞳。これが俺の脳みそが創り出している幻想なのか?
思わずその頬をつねる。
「い、いたッ!」
少女はビクッと後ずさりして左頬を押さえた。
反応といい、その感触といい俺の妄想や幻覚とは到底思えない。
「な、なんなんだこれは。夢じゃないのか!?それともDQNの罰ゲーム的ななにかなのか!?」
俺がつねったからか、それとも本当に罰ゲームをやらせられたからなのか、その子は目尻に涙を浮かべていた。
少女は俺を睨みつけると無言のまま杖をを取り出し、バットを振るうかのようにスイング。
先端が俺の顎を弾き上げる。
「ぐがっ!」
膝からがくがくと崩れ落ち仰向けで教室の天井を見上げる。
「こんなことしてる場合じゃないのに!」
女の子はまだ怒っていた。いや、なにか焦っているのか?
顎がじんじんと響く。
この痛み、夢じゃない。だとすると。
「私のこと、分かるの!? 分からないの!?」
この魔法使いの少女は実在し、その魔法使いの少女がいた別の世界は、存在する!?
「ベティ?」
「そう! 早く起きて! 帰るわよ! 魔王はもう半分世界を奪ってしまったんだから!」
続く
乙乙
乙
☆
ほしゅ
保守
乙
乙です
乙
乙乙
保守
保守
怖い夢を見ていた。
禍々しいオーラに包まれた空間
人を人とは思っていないような冷めた瞳
首元に突き付けられているのは大きな鎌の先
体が震えるほどの恐怖を感じながら
頭の隅で、どうせ夢なのだからとタカをくくっていた。
唐突に目が覚めた。
なんかいやな夢をみたと、目を開けてみると見覚えのない部屋にいた。
広い空間、白っぽい壁、タンス、本棚、観葉植物、複数の水色のベッド。
そのうちの1つで寝ていたらしい、窓の外からは日の光が差し込んでいる。
正直、意味がわからない。ここはどこだ?
ベッドから降りようとすると、扉が開かれた。
「あら、お客さん起きたのね。おはよう。よく眠れた?」
「はぁ、まぁ。」
返事はしてみたものの、開いた口がふさがらない。
現れたのは、若いと推測される到底人間には見えない水色の肌をした女性だった。
色だけじゃない、耳があるべき場所にヒレが、背中にもヒレが。
ウェディ・・・・・
唖然として眺めていると
お姉さんはタンスからなにかをとりだしそのまま部屋から出て行った。
ベッドを降りる。
そばにおいてあった靴を自分のものと断定して適当に履き、急いで部屋をでた。
さっきのお姉さんはカウンターにいて、驚いた顔でこっちを見ていた。
「どうかした??」
声をかけてきたお姉さんを無視して出入り口と思しき扉へ向かう。
扉を開けると太陽がまぶしくて、一瞬目がくらんだ。
とっさに腕でかばったがすぐに目が慣れてきたので腕を下して、
数歩、宿屋から外に出て周りを見渡す。
視界に入ってくるのは白い建物の街並みと広い海と南国風の木々。
完全にジュレットの町だった。
保守
ほ
ほ
乙
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほーたる来い
ついでに執筆者もやって来い
あと絵板もよろしくね
捕手
ほしゅ
乙
乙です
ほしゅ
保守
投下を期待
保守
ほしゅ
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あけましておめでとうございます
ほ
しゅ
捕手
久しぶりなので保守がわりにちょっとテスト
連投ごめんなさい、どの程度の投下間隔でいけるのかちょっと計らせてください。