【PSP】FINAL FANTASY 零式 vol.118
●主な不満点(致命的な物)
■自由時間システムが凄まじくクソ。
ミッションが終わるたびに見たくもないサブイベントをやらされる。
逆に時間が無くなれば、今度は一切の自由行動ができなくなる。
一応時間を飛ばすコマンドもあるが、最初からそんな制限を入れなければいいだけ。
■操作性やシステム面などのインターフェースが最悪の出来。
学園内は広いうえに移動が面倒、ワープもエントランス経由でしかできず、選択肢もいちいち「いいえ」が初期位置。
その他、ワールドマップで装備やメンバーなどを変更できないこと・依頼が一つしか受けられないことなど、
この辺りのシステム面はお話にならないほど低レベルで、快適さは0点。製品として評価する気にもならない。
■サブイベント/ミニゲーム/ワールドマップなどのファンの声を聞いたと思われる要素が全てクソ。
サブイベントは会話イベントがつまらなすぎる、一部を除けば本当にどうでもいい話。幼女イベントは寒すぎて絶句した。
ミニゲームは制圧作戦とかシューティングとかがあるが全てつまらん。速攻で飽きる作業。
ワールドマップは、街が何と全てペラペラの1MAP、ダンジョンはただの暗い穴。数だけあって全く覚えられない。
どれも「ユーザーの声を聞いて入れました。買ってね^^」という低レベルな宣伝工作として入れたのが目に見えている。
内容・スタッフの精根ともに、あまりにもクズ過ぎ。
■ゲームバランスが最悪。
レベルが低いと瞬殺されるくせに、キャラクターが14人も居て、戦闘キャラにしか経験値が入らないため、全員を均等に上げるのは至難の業。
さらに、そのバランスの悪さを助長するように、レベルの高いキャラを即死させるトラップがゲーム中には数多く設置されている。
しかも1ミッションが30分程度と長く、一度死んだキャラは蘇生できないため、下手に進めてしまうとクリアが困難になってしまう。
アクション自体はそこそこ面白いのだが、その周りのバランス調整が最悪すぎて、素直にゲームを楽しむこともできないクソゲーである。
■インストールは、DISC2枚で2.1G、時間にして約2時間という大容量となっている。
そのくせ、インストールしてもロード回数が多く、時間も長めである。
さらに、ロード中に「達成度:○○/○○」などとテキストがいちいち表示されるため、ゲームへの没入感が削がれるうえに、作業感だけが増してしまう。
■ストーリーについては、内容以前の問題として演出が酷い。派手なムービーシーンはごく僅かであり、大半は会話イベントをそのまま音声入りにしたようなものだけ。
あまりにも長いので、PSPのバックライトが何度も落ちる。そのたびにウンザリしながらバックライトを元に戻すという作業が、このゲームのシナリオ演出を象徴している。
また内容的にも「会話が寒い」「全く意味が分からない」「専門用語が多すぎる」などの声が少なくない。
●不満点(細かい物)
・カメラワークが良くない。体験版から改善されたらしいが、ウンコと洗ったウンコの違い
・2週目/やり込ませ前提の要素。「はいはいこれでやり込んでね^^」みたいな感じ
・ワールドマップがぶつ切りの詐称仕様。しかもLv99モンスが歩き回っている。殺されたら街まで戻れってか?
・6章でセーブをすると外に出れない。しかもここで前触れ無くパーティを2つに分けるため詰んだという声も。
・キャラクターが14人も居るくせにシナリオ面で全く活かせていない。声優押しの前にすることがあるだろ
・発売前から「ギルガメッシュ」などと言ってシリーズファンを釣り上げた。その前にメイン部分をちゃんと作れ
・ラストダンジョンの仕様がクソ。なんでイベントバトルなの?
・女子キャラクターのパンツを作り込んだことや、女教師の服が透けるイベント。特に後者はおふざけとしても許せないレベル
・チョコボが消耗品で遅いうえに使い捨て。結局どうやっても快適にはならない。
・「魔導院の支援」で来るキャラクターが開発スタッフや声優の名前。世界観ガン無視かよ
・出血演出は世界観とも言えるが不愉快との声多し。
・マキナの逆ギレが有り得ない。13のホープの二番煎じのうえに超劣化。シナリオ破綻要素の一つ。
・7700円とPSPソフトとしては高めの値段設定。それでも内容が伴っていれば納得できたかもしれないが…
・2週目の最後に追加されるという「0組の普通の学園シーン」なるムービーが完全に世界観を馬鹿にしている。コレでもおまけだからと許されるレベルなのか
●体験版との比較
■カメラワーク
→「ばっちり」らしいが少しマシになった程度。評価には値しない。
■ファントマ回収
→これはOK。
■難易度の高いミッション=視界が悪くて見えないところから攻撃されるだけ(任務4など)
→視界の悪さはそのまま。初見殺しの即死トラップなども追加され更に嫌らしさが増している。
■メイン3人しかレベル上がらない→ごり押し
→この傾向は製品版で更に悪化する。メインで使うリーダーが殺されたら後はグダグダ。
■「言われたから作りました」みたいなやっつけのワールドマップ・街・飛空挺・ミニゲーム
→まさにこの言葉の通り。街=1MAPも製品版の仕様。アホか。
■レベルを上げると楽になりすぎてアクション性崩壊、しかも難易度選択すら無い
→レベルが上がらない。またレベルを上げても死ぬトラップが追加された。
逆に弱いキャラクターがすぐ殺されてしまうのは体験版と同じ。
この辺りのゲームバランスは製品版で更に悪くなっている。
■恐らくモンハンをパクッたと思われる意味不明な出撃前インタフェース
→出撃前の選択はそのまま。さらにミッションの場所まで徒歩で移動する作業も追加。
とにかくこの辺りのインターフェースも最悪。
■「ファブラ・ノヴァ・クリスタリス」の世界観ガン無視での見え見えな過去作ファンサービス
→意外とこれは無かった。ただし、「零式」自体のストーリー演出・世界観は微妙という声が多い。
結論:体験版以下