597 :
フローラ萌:
フローラ:「あなたの好きなようになさったらいいと思います。私はあなたを信じて、ずっとついて行くわ。
もちろん、子供たちもよ」
双子:「…え」
フローラ:「愛してるわ、あなた…」
ふふふふふふふ…。聞いたとおりだ。悪いな、子供たち。
俺が魔王を倒すため、力といわず命のすべてを貸したまえ。
装備を整え、新たな旅立ちだ!
いざ、地獄の一丁目へ!
と、行く前に。
妻の復帰祝いを兼ねて、ひとつ行くべき場所がある。
妻が戻ってくるまでは…と。不便を耐えて、とっておいた素敵イベントだ。
主人公:「ツボの色を見に行くぞ〜」
双子:「えーっ!!!!!!!」
サラボナの北西にある封印のほこらへ急行。
ツボの色を確かめる。
赤。
情熱の赤ですよ、お父さん!
主人公:「よーし。それでは、ルドマンおじいちゃんに、それを報告しに参ろう!」
双子(兄):「父さん、無理っ! 石化が解けたばかりの、こんな優しいお母さんに、あの雲をつくような巨大モンスターとの戦いなんて…っ!」
さあ、受け取ってくれ、妻よ。
我が心ばかりの贈り物。