デスピサロ考察スレ第九章

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720妄想SS、ピサロと村人の話し合い
デスピサロ、村の前に四天王を引き連れ堂々と現れる。びびる村人のリーダー格数名。
勇者の剣の師匠が先走って斬りかかるが、一瞬で叩き伏せられてしまう。
老人がライデインを唱えようとするが、呪文が口から出てこず慌てふためくばかり。
冷たく笑ってデスピサロが懐から取り出したのは静寂の玉。

殺されるとおののく村人の態度を気にするでもなく、デスピサロは単刀直入に問う。

ピ「人間よ、貴様らはエスタークを殺させるために予言の勇者を育てているという。
なぜだ?エスタークが貴様たちに何をしたというのだ?」
人「エ、エスタークが世界を滅ぼすからではないか!」
ピ「世界を滅ぼす? なぜエスタークがそんなことをしたがる?
エスタークは我ら魔族の歴史でも、類を見ないほどの非戦派の王だったのだぞ」
人「嘘だ!! 魔物の、化け物の言うことなんか信じられるか!!」
ピ「信じられるか、だと? ならば問おう。では貴様たちはいったい何を根拠に、
エスタークが世界を滅ぼすなどと思っているのかを」
人「そ、それは……予言が……」
ピ「予言? それならこちらでも入手しているぞ。では読んでやろう。
『復活した地獄の帝王エスタークは、天空の血をひく勇者に倒されるであろう』
――エスタークが世界を滅ぼすなどと、どこに書いてあるというのだ?」
人「俺は聞いたぞ!エスタークは世界を滅ぼすって!」
ピ「誰からだ」
人「それは、その、うわさで……」
ピ「(ギロリ)つまりこういうことだな。お前たちは噂を根拠に、我々の太古の帝王を
殺そうとしていると」
人「あ、いや、その……」
ピ「覚悟はいいな(抜刀)」
人「お、おまちください! 分かりました大魔王さま。勇者を訓練するのはやめます。
どうか我らとこの子の命ばかりは……」
ピ「その言葉、たがえるなよ」

ピサロはルーラを唱えた!

「い、行ったか?」
「らしいな……で、どうする? 訓練をやめるのか?」
「バカいえ!魔物なんか信用できるか!」
「エスタークが復活したらすぐにみんな殺されるに決まってるだろ!」
「そうだな……じゃあこっそり勇者は遠くへ連れて行ってそこで訓練するか……」

―― 一方、デスキャッスルにて。

ヘルバトラー「デスピサロ様、本当に勇者を放っておくのですか」
ピ「放っておくものか。どうせ奴らも我々を信用などしておらぬ。」
ギガデーモン「はっはっは!さすがはデスピサロ様!」
アンドレアル「デスピサロ様! 間者のマネマネからの連絡です!
やはり人間ども、我らとの協定を裏切る気ですぞ!」
ピ「やはり、人間とは愚かな生き物かもしれんな……。」