フローラちゃんが好きな人、集まれ〜!
キラーマシン2get
でこかわいいよでこ
フローラは俺の嫁
i| て fーt、,; "_二 ̄ ~ ` .、
W .C |i そ ヌン'"゛´  ̄~ ~ ` ヽ
|i, -‐ヘ /,_//_/
>>1 ハ i エーン
;# |{ゝ-と) ; i l i ハハ }i ';
'#|.Y イ 从从:|/ \ハ从从:, ┴―'⌒ヽ
|| | 厶}c== ==っ 」/ ,---、 、丿
._,. || | 从 ////// /
|閉| || └ー<}⌒トヽ( ̄ ̄`ヽ. /~゜y'
| ̄| | ー‐一t。| }::|´~>‐< ̄イ} }
 ̄=(0 弋__ノ::ヽノ匸fヽ_ハ__ ,ノ
| У:::::::j‐イ::::::::::::Y WARNING !!!
| {::::::::く,' j:::::::::::〈
WARNING !!!
_)VVV(________________\人人人/
>我慢{|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||===} .)決 壊(
`YYYY ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/`Y´`Y´\
フログソゴキブリスレッドなど立てる
>>1の脳内もクソだらけと見えるwwww
>>6 先日は、ヤンガスのスレではどうも。
しらばってくれてるけどお前自動レスだろ?
人のコテにケチつけてる場合じゃないよな?
いつもエロい事ばかり考えているフローラが大好きだ。
新婚旅行中にフローラと古代の遺跡行くたび、本当にいい娘を嫁にしたと
つくづく思う
フローラ
11 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/02/27(日) 18:36:31.73 ID:6agTbQaIO
保守
12 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/03(木) 15:25:07.46 ID:GOl5ZP0lO
ほ
り
14 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/04(金) 20:50:12.74 ID:OYg09pnOO
か
15 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/05(土) 10:40:57.23 ID:gv0cZqLjO
浜辺の教会で本を読むフローラ。本だなに本を返し、次の本を読もうと本だなを眺める。
すると『夫婦和合』という題の本が目に止まった。花嫁修行でもあると父ルドマンから言われていたフローラは、これも修行だと思い手にとった。
ページをめくるとそこには男女のあられもない姿とともに様々な姿勢で交わっている絵と解説文が記載されていた。
見てはいけないものを見た気がしてフローラはその本を棚に戻した。
深夜、昼間みたあの本のことが気になりだしたフローラはベットを抜け出し、再び『夫婦和合』を月の明かりをたよりに読みだした。
16 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/05(土) 10:56:12.41 ID:gv0cZqLjO
目次には1夫婦とは、2性の基礎知識、3自慰、4まぐわい方48手、5初夜のむかえ方、等の項目があった。
フローラは時がたつのも忘れて読み進めた。
フローラはその日から毎日欠かさず、その本を読み研鑽を重ねた。どうすれば殿方が喜ぶか、また性を十分に味わうにはどのような心がけでいればいいか、果てることのない熱心な探求心がフローラの心にともっていった。
フローラは自慰を覚えた。やり始めると止まらなくなる。そんな自分を責めるが、体に嘘はつけなかった。
早く殿方と交わりたい。フローラの花嫁修行時代はそうやって過ぎてゆく。
17 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/06(日) 10:56:47.96 ID:uisqJUhMO
風呂
18 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/07(月) 01:09:07.55 ID:oedqofvcO
白いバラの花びらを浮かべた湯舟に裸身を沈めてリラックスするフローラ
19 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/08(火) 10:08:21.28 ID:XPG9OfSkO
その後…
20 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/08(火) 10:18:06.72 ID:XPG9OfSkO
23 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/14(月) 11:40:49.03 ID:/Ji1eur+O
保守します。
ここは年齢制限ない板だからえっちなのはちょっとひかえて。
優しいフローラだったら、今回の事がグランバニアに起こったら涙を流して祈りを捧げるだろうね。
そんな純真で優しいフローラが大好きです。
24 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/14(月) 18:04:38.49 ID:gazQlfLJO
結婚相手を決めるときのフローラの台詞で惚れてしまいました
25 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/14(月) 19:15:50.75 ID:KBPc2Zz0O
179:名前が無い@ただの名無しのようだ :2011/03/14(月) 11:20:28.98 ID:/Ji1eur+O
韓流スターたちが日本で発生した大地震で、現地人たちを心配せず茶化していることが問題視されている。
現在米国に滞在している元祖韓流スターのBoA(ボア)は日本大地震発生当日の去る11日午後、ツイッターに
「日本で大地震が発生しました。たくさん死んでる。笑えます」として
「すべての日本人が 被災すればいいのに」という内容の文を残した。
引き続き「今、日本で生死を争う緊急電話が多いといいます」として
「私たちが電話を使えば、回線の過多使用で緊急な電話が繋がらないこともあります。皆で電話をかけて回線を混ませて。お願いです」
という文も上げて地震被害を受けた日本人たちを茶化した。
183:名前が無い@ただの名無しのようだ :2011/03/14(月) 13:54:40.21 ID:/Ji1eur+O
過疎スレを役にたつ情報で保守してあげただけ。
なんで文句言われるのかしら。
ビア→雅子妃
26 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/18(金) 02:54:53.27 ID:b0TSJ8ql0
196 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/17(木) 19:37:44.48 ID:e7xsGxJFP
山奥で売春をやってたビアンカに萌えるなんて・・・
197 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/17(木) 19:48:13.05 ID:gULp74V30
俺らもビアンカとやれるチャンスがあるってことじゃん
とんでもない円高だから、ゴールドに換金するなら今だな
201 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/17(木) 23:24:25.18 ID:aUM2evcX0
ビアンカが状況的に山奥の村で売春をやっていたのは間違いないでしょう。
病弱の父親を抱え、これといった仕事もしていないビアンカ家がお金を稼ぐ
方法といったら、ビアンカが体を売る以外にありません。
山奥の村には、観光客を除けば若い女性はビアンカ一人しかいないことを
思い出してください。そして周囲には精力逞しい農夫たち・・・。
エンディングで、山奥の村の農夫に話しかけると、
娘が「お母さん、あのね・・・。ううん、なんでもない」と意味深なセリフを言います。
娘は気づいたんでしょうね。過去、母親と農夫の間に何かがあったのだと。
これ、明らかにビアンカが売春していることを匂わせているんですよね。
気づかない人は気づかないでしょうけど。ビアンカは山奥の村で農夫たちに
体を売って生計を立てていた。これが真実です。
207 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/18(金) 00:18:04.66 ID:uT8eRiKa0
ビアンカ嫌いな人は沢山いるぞ
水のリング手に入ってもう主人公には用無しなはずなのに
何故か主人公に同行するくだりとか
さっさと山奥の村に帰ればいいのにって批判は本当に沢山見た
大震災時でもこんなことしかやることがないフロヲタブサ鬼女晒しage
ああ、そういやこのスレずっと一人での携帯厨が保守してたみたいだけど
震災の影響で規制全解除されたからPCに変えたのかな?
それで真っ先に書き込むことがこんなんとか人間として終わってるね
被災者の代わりに
>>26で晒してやったクズが苦しみ抜いて死にますように。
ビアフロ両方好きっていう人間がいることを想像できないような奴が、
ここでもあっちでも、そんなにいるとは思えないから、
せいぜい1人か2人で煽ってるんだろうな
日本が大変なときにお暇なこった
そういうわざとらしいいい子ちゃんアピールも要らんから
自分では上手く纏めてるつもりかも知れんが、
はっきり言って他嫁叩きと同じくらいウザい
>>28 オリコーサンぶるならせめてそのヘタクソなID工作をやめろ
毎回毎回言い草は代わり映えしないのに単発IDだからいい加減不自然なんだよ
33 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/19(土) 11:10:46.05 ID:xoU/no8jO
冬惨死あげ
34 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/19(土) 11:12:40.31 ID:xoU/no8jO
網之助惨死あげ
見て!信者達が虫みたいにたくさん!
/″ ヾヽ
―――ー/″ ヽ ヽ、
\ ヽ--/ ,,, ト-、 \
/ /\′ ;; ノ | ヽ \
/ / \ ノ/ / ノ ヽ ヽ
\ |\ 丶 // / / ヽ ヽ あんた! もっと しっかり
/\| \ ヽ / // / / ヽ | もんでくれなきゃ
/ | \ | ノノ ソ ,,,,;;::'''''ヽ | ちっとも こたえないわよ!
/ | | \ | /,,,,;;::::::::::::::: __ ヽ |
\ | | |  ̄ | / " __ :::: '"ゞ'-' | |
\ | | | |ノ - '"-ゞ'-' ::::::.. | |……なんて 私には
ノ | | | ::::::: | | とても言えない セリフですわwwwwwwwwww
| | l | ( ● ,:●、 | |
| l | i i | |
| l | ( )__,-'ニニニヽ 、 } |
| l | ヾニ二ン" / |
| | | |、_ ,,,, / |
| | | | `ー-::、_ ,,.' |
| | | | `ー――''''' | |
| l | | || | |
| _,r | | | | | |
, r'' | l ノ | | | /
r'′ | l ノ \ ヽ | / ノ
ヽ | l \ ノくv一/
/″ ヾヽ
―――ー/″ ヽ ヽ、
\ ヽ--/ ,,, ト-、 \
/ /\′ ;; ノ | ヽ \
/ / \ ノ/ / ノ ヽ ヽ
\ |\ 丶 // / / ヽ ヽ
/\| \ ヽ / // / / ヽ |
/ | \ | ノノ ソ ,,,,;;::'''''ヽ |
/ | | \ | /,,,,;;::::::::::::::: __ ヽ |スライムさんの しゃべり方って
\ | | |  ̄ | / " __ :::: '"ゞ'-' | |
\ | | | |ノ - '"-ゞ'-' ::::::.. | | アホっぽくて
ノ | | | ::::::: | |
| | l | ( ● ,:●、 | | …いえ むじゃきで かわいいですわwwwwwwww
| l | i i | |
| l | ( )__,-'ニニニヽ 、 } |
| l | ヾLLLLン" / |
| | | |、_ ,,,,__/ / |
| | | | `ー-::、_ ,,.' |
| | | | `ー――''''' | |
| l | | || | |
| _,r | | | | | |
, r'' | l ノ | | | /
r'′ | l ノ \ ヽ | / ノ
ヽ | l \ ノくv一/
フローラオタは本スレを荒れるような流れに持って行こうとするな
んなことされても誰もフローラ派になったりしないから
39 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/21(月) 18:14:51.95 ID:RhPaRSirO
冬惨死あげ
40 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/21(月) 18:16:10.00 ID:RhPaRSirO
網之助惨死あげ
41 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/22(火) 18:05:31.33 ID:niaRdB+/O
フロヲタはこっちで好きなだけやればいい。
ビアンカが嫌いならビアンカアンチスレを立ててそこでやればいい。
せっかくのフローラスレを保守もしないで、他スレを荒らすな。
42 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/22(火) 21:41:24.64 ID:niaRdB+/O
定期保守。
>>38 同意。
むしろフローラを見たらフロヲタを思い出して嫌な気分になる。
43 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/23(水) 09:29:17.45 ID:Q7JTwBLEO
フローラが好きならここで思う存分話してください。
44 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/23(水) 11:56:02.06 ID:Q7JTwBLEO
上げます
フロヲタは他に迷惑かけないでここで話して下さい。
なんだこのスレ
フローラ嫌われてるけど俺は好きだよ
ゲームには珍しく腹黒で下衆で
現実にいそうな女ってところが
47 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/24(木) 12:11:10.92 ID:KTN9HAaoO
48 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/25(金) 01:06:01.52 ID:QdQnhU8lO
美人なのがデボラとビアンカ■きもいのがグローラ
人気キャラなのがデボラとビアンカ■超絶的不人気キャラなのがグローラ
程よい露出にキャラに合った格好しているのがデボラとビアンカ■清純派ぶって肩とか露出しているのがグローラ
ギャップ萌え発言をしてくれるのがデボラとビアンカ■うざい発言をするのがグローラ
しっかりしてそうに見えて意外と天然なのがデボラとビアンカ■天然と思わせ計算高いのがグローラ
清潔感があるのがデボラとビアンカ■股かけをして不潔感があるのがグローラ
ムチを嫁にプレゼントするために頑張るのがデボラとビアンカファン■キムチ臭いのがフローラ信者
辛くても強がりいじらしいのがデボラとビアンカ■私守ってもらうことしかできないのとブリブリするのがグローラ
才能あふれる美女なのがデボラとビアンカ■劣化著しい尻軽ビッチなのがデボラ
純白の花嫁姿になるのがデボラとビアンカ■継ぎ接ぎみたいな安っぽそうなドレスw姿なのがグローラ
DQの世界観に合っているのがビアンカ■DQの世界観に合っていないのがグローラ
年齢相応な風貌なのがデボラとビアンカ■若作りで必死の痛々しい格好なのがグロー等
DQ5の真のヒロインに相応しいのがデボラとビアンカ■DQ5のアンディの嫁のモブがグローラ
一途で芯が強いのがデボラとビアンカ■本当は腹黒ぶりっこなのがグローラ
鳥山明デザインなのがデボラとビアンカ■鳥山明のデザインですらない脇キャラなのがグローラ
DS版で人気爆発するのがデボラとビアンカ■DS版でデボラにすっかり持って行かれたのがグローラ
DS版ドット絵が美しいのがデボラとビアンカ■DS版ドット絵がキモイのがグローラ
美人なのがデボラとビアンカ■きもいのがグローラ
人気キャラなのがデボラとビアンカ■超絶的不人気キャラなのがグローラ
程よい露出にキャラに合った格好しているのがデボラとビアンカ■清純派ぶって肩とか露出しているのがグローラ
ギャップ萌え発言をしてくれるのがデボラとビアンカ■うざい発言をするのがグローラ
しっかりしてそうに見えて意外と天然なのがデボラとビアンカ■天然と思わせ計算高いのがグローラ
清潔感があるのがデボラとビアンカ■股かけをして不潔感があるのがグローラ
ムチを嫁にプレゼントするために頑張るのがデボラとビアンカファン■キムチ臭いのがフローラ信者
辛くても強がりいじらしいのがデボラとビアンカ■私守ってもらうことしかできないのとブリブリするのがグローラ
才能あふれる美女なのがデボラとビアンカ■劣化著しい尻軽ビッチなのがグローラ
純白の花嫁姿になるのがデボラとビアンカ■継ぎ接ぎみたいな安っぽそうなドレスw姿なのがグローラ
DQの世界観に合っているのがビアンカ■DQの世界観に合っていないのがグローラ
年齢相応な風貌なのがデボラとビアンカ■若作りで必死の痛々しい格好なのがグローラ
DQ5の真のヒロインに相応しいのがデボラとビアンカ■DQ5のアンディの嫁のモブがグローラ
一途で芯が強いのがデボラとビアンカ■腹黒でぶりっこなのがグローラ
鳥山明デザインなのがデボラとビアンカ■鳥山明デザインですらない脇キャラなのがグローラ
DS版で人気爆発するのがデボラとビアンカ■DS版でデボラにすっかり持って行かれたのがグローラ
DS版ドット絵が美しいのがデボラとビアンカ■DS版ドット絵がキモイのがグローラ
このスレもビアスレとして利用するか?
フロヲタ使ってないみたいだし
荒らしもキャラ叩きも止めろって
ビアスレ荒らしたフロヲタと同レベルに落ちる気か?
>>51 はいはい、釣られてやる
まず、スレタイが「フローラファンスレ」だからして、ここをビアンカスレとして使うのは間違ってる
次に、ビアンカの萌えスレは別にちゃんとあるから、ここを使う必要は全くない
それから、俺を含めたまっとうなビアンカファンは、フローラの萌えスレを乗っ取ったりはしない
他嫁の悪口を言わない善良なフローラファンに失礼だから、そういう人達の邪魔はしない
ビアンカファンは、
ビアンカが特別一番好きだがフローラやデボラなど他嫁も可愛くて好きだ、という人もいるはずだ
フローラファンがこのスレを純粋にフローラ萌えで盛り上げる事が一番いいことだと思う
お前の中では
「
>>51を書けば、ビアヲタはここを乗っ取るに決まってる。そうしたら
『ビアヲタはひどい!フロスレを壊滅させた上に今度はフローラファンスレを乗っ取った!皆さん、ビアヲタはひどいです!』
って言ってやる」
と企んでたんだろう
お前が最近5関係スレを荒らし回ってるフロヲタなのはすぐに分かるんだよ
お前のようなゲスばかりじゃないんだよ、相手が自分と同じだと思うなよ
お前がここで純粋にフローラ萌えだけを語るなら、少なくとも俺は邪魔はしない
最初はフローラ好きだったけどデボラと結婚後に清純なふりしてアンディとギシアンセックスしてるのがフローラでショックでした。主人公がフローラ振ってからソッコーアンディに股開いた尻軽ビッチってわかり凹みました
↑あほか
最初からフローラだけを選んでたら永遠にフローラは主人公を愛してくれる
ほかの女を選んどいて振った相手が別の人と結婚したからって
とやかくいわれる筋合いはねえだろ
これだから処女厨は気持ち悪い
フローラって結婚前に自分からはアクション起こしてこないから選ばなくても振った事にならないだろ
フローラに気持ちばらされたビアンカや自分から結婚したいと申し出たデボラは選ばない=振る事になるが
他のキャラが振られた後別の相手と結婚していない事や服装がビッチ臭いとかケチつけるのに
フローラの事は振った相手の事をとやかく言うなってか
57 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/27(日) 07:47:12.01 ID:GzCGs4teO
冬ミンチ惨死あげ
58 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/27(日) 07:48:12.17 ID:GzCGs4teO
網之助グロ惨死あげ
フローラのに限らないが、他スレを荒らすアンチってのは最悪だな
おとなしく住み分けていればいいものを
デボラが小魚が好きなのと同じで、フローラは虫が好きなんだろう
だから9での発言は腹黒ではないと論じよう
>>59 それはフローラ信者に言ってくれ
ここんとこずっとフローラ信者にドラクエ5の本スレとかが荒らされてるのだが
つまり、ID:n06aSfnf0は自分がフローラ信者と同レベルの荒らしだということを宣言しておられるのである
称えよID:n06aSfnf0を!
荒らしの鑑!ID:n06aSfnf0!
>>61 あれはフローラ信者に見せかけた只の嵐だろ
64 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/27(日) 22:41:51.50 ID:GzCGs4teO
冬惨死あげ
>>23と同じIDの奴が他スレ荒らして
その辺りからキャラアンチが暴れるようになったんだが
>>23もフローラ信者のふりしているだけなのか?
俺は
>>53なんだが
さっき5の本スレを見たんだが
がっかりだよ
冷静に話せば分かってくれるかもしれないと、少しでも思ったのが間違いだった
67 :
伝説の勇者ロト:2011/03/28(月) 01:17:33.90 ID:3i4tAv2sO
と言うか元フロオタの現ビアアンチの荒らしって事何だろうなぁ…
ビアor信者叩きしか頭に無いし何を言っても無駄だよ。
大体普通のフロ信者って、もう2chからとっくに逃げ出しているので居ないしw
>>65 少なくとも
>>49-51はフロヲタの自演・釣りだと思っている
>>49-50が書き込まれる直前に、
ビアンカスレにも同じ書式で、ビアンカsageフローラageが書き込まれていたからな
>>63 こういう書き込みを見てもフロヲタではないと言い張るのか
480:名前が無い@ただの名無しのようだ 2011/03/27(日) 17:11:52.06 ID:nxJlvHW30
女性が選ぶ嫌いなゲームキャラランキングでビアンカが3位に選ばれている件
フローラは入ってなかった
454:名前が無い@ただの名無しのようだ 2011/03/25(金) 13:50:12.33 ID:Zz02rglN0[sage]
DS版でも、完全にフローラ>>>越えられない壁>>>熟女ビアンカでしたね
フローラは超可愛い、熟女ビアンカはもはや完全にババアと化しとる
きれいなのがフローラ■きもいのが熟女ビアンカ
人気キャラなのがフローラ■不人気キャラなのが熟女ビアンカ
無駄に露出しないのがフローラ■無駄に露出するのが熟女ビアンカ
若さに満ちてるのがフローラ■老いに満ちてるのが熟女ビアンカ
天然なのがフローラ■変態なのが熟女ビアンカ
清潔感があるのがフローラ■不潔感があるのが熟女ビアンカ
ムチを持たせても可愛いのがフローラ■ムチを持たすと恐ろしいのが熟女ビアンカ
相対的に強くなっていくのがフローラ■相対的に弱くなっていくのが熟女ビアンカ
才能あふれるお嬢様なのがフローラ■劣化著しい売春婦なのが熟女ビアンカ
純白の衣装を着ているのがフローラ■うんこ色の変態衣装を着ているのが熟女ビアンカ
DQ5の世界観に合っているのがフローラ■DQ5の世界観に合っていないのが熟女ビアンカ
年齢よりも若く見えるのがフローラ■年齢よりも老けて見えるのが熟女ビアンカ
DQ5のアイドルに相応しいのがフローラ■DQ5のアイドルに相応しくないのが熟女ビアンカ
本当は芯の強い女の子なのがフローラ■本当は変態ババアなのが熟女ビアンカ
鳥山明デザインで一番可愛らしいのがフローラ■鳥山明デザインで一番気色悪いのが熟女ビアンカ
DS版で再び人気爆発するのがフローラ■DS版で再び人気急落するのが熟女ビアンカ
DS版ドット絵が可愛いのがフローラ■DS版ドット絵がババアなのが熟女ビアンカ
>>69 _____
/ ヽ___
/ \ ヽ
| ___ | 丿
| / / / \ ノ/
|/::::::::| | ::::::::::\ 彡||
| :::::::::::冫::::::::::::::::::::::|ノ | |
|!::二ー:: :: :,,∠ ヘ | |
| ' (・)ヾシテソ ・ ツ:: ツ | |
|`" 彡 〈 ミ''''" | | |
| ::::ィエ=ェっ:::: | |
|\ ⌒ / |
| ヽ---- イ |
{/| ̄\::- ┘ ̄ ̄\ |
| ::i \\ | |
| ::i \\ | |
何言ってんの?バカ?
71 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/28(月) 19:22:20.77 ID:x9zEzYkjO
愛の形は人それぞれだが一方的な愛をされても人は嫌がるもんでツンデレってのはそれがまかり通ってる、しかも大衆はツンデレ好きな奴が多い…だけどフローラみたいな人間を好きになる自由だってあるだろ、最高じゃないか、無垢な二人が互いに支えあって愛を紡いでいくってのは
うざったらしいコピペ貼り付けてる次点で自分が嵐だと自覚しろ
素直で白薔薇のように清純で心のやさしい美しいお嬢さん
(これ全部ゲーム中で言われてること)
普通に好きになるだろ
74 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/03/28(月) 21:30:32.77 ID:An4pjphRO
フローラは最高
結局元フロヲタで現ビアンカ&ビアヲタアンチw
フローラやフローラ信者が叩かれたり傷ついてもビアンカ&ビアヲタをぶっ潰せばそれで良いという考え方だな……
最早フローラ信者でも無い
ただの精神障害者の人間廃棄物の荒らしだと思われる
過疎ってるな
フローラ人気なさすぎw
ここでフローラ叩きをやっている奴等は本スレを荒らしている基地害病人と同じ…
スルーして静観or本スレを盛り上げようと必死にレスしている人達に比べて“人間”としての差が出てるなw
何も君まで同類になることないだろ
ムチャシヤガッテ・・・
フローラとか脇役だろ
フローラはドラクエ5No.1ヒロイン
不人気が抜けてる
嵐と同義の報復自治厨が蔓延しているのか?
それとも嵐が自演して
「ビア厨がフロスレを荒らしている!」
と言いたい為の工作をしているのか?
フローラ派はこんな奴www
195 名前:名前がない@ただの名無しのようだ[] 投稿日:2008/07/26(土) 13:03:15 ID:FD9XquIEO
女の場合、どちらに感情移入できるかなんじゃないの?
今の世の中、お嬢様志向強いし、小金持ち世帯も増えて、
「都会のお嬢様」に自己投影できるタイプが増加したんだと思う。
SFC当時小学生だったんだけど、当時はビアンカ派しかいなかった。
昭和の当時はお嬢様なんて学年に数人だったし、
庶民から見たらお嬢様同級生は羨望の対象で敵だし、
「おかねもちになびく男子なんて許せない」的な感覚が強かったけど、
成人になるとそれなりにみんな、実体験をもとに
「男が美人な令嬢になびくのは当たり前」だと分かってくる。
で、頑張ってお嬢ふうに振る舞う女の増えたこと増えたこと。
とりあえず色白でセミロングでピアノをかじって女子大行って、
お花でも習えば、お嬢様扱いを回りがしてくれるもんね。
携帯機によって、そういう層までドラクエの裾野が広まってるし。
だから女のフローラ支持が増えたんだよ。
って、自分がそうだからよくわかる
私、リアルではお嬢キャラで頑張ってます。
エセだけど
>>83 お前いい加減スルーしてリベンジを止めないと27歳や本スレを荒らすフロオタと同レベルと思われるぞw
コピペ貼っても相手は嵐で堪えないし…
嵐で無いフローラ派が居るのなら、逆に今こそ萌えレスをするべきである。
何故なら、自治厨にビビった。フロ派は嵐しか居無いと思われるからである。
まあ。2chにまだ‥まともなフロ派が居ればの話だが……
いねーよそんなもん
都市伝説
フローラちゃんの青髪オールバック萌え
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/03(日) 20:25:01.22 ID:aEdsCPst0
>>87 フローラの髪型と関係することだが、
フローラには大正浪漫な卒業袴が似合いそう。
デカリボン可愛い
風の王国のお嬢様がフローラによく似ている
主人公が、
サラボナという町に辿り着いたところあたりです。
一歩町に入るなり、大きめのワンコが一目散に主人公のもとへ!
主人公:「OK、わんちゃん。俺は犬が好きだ。仲間にしてやろう。…ていうか、『仲間にしてほしそうにこっちを見る』まで、殴り続けるけど、覚悟はいいな」
戦闘態勢に入ろうとするも、若い女性の悲鳴にあやうく遮られました。
「誰か! お願いです! その犬を助け捕まえて下さい!」
…ち。
舌打ちを隠しつつ主人公が見たのは、
嫁だー嫁だーフローラかわいいーうちの嫁だうちの嫁だうちの嫁だー!わーい!(プレイヤー錯乱)
まさに理想そのものな、青い髪と瞳のお人形さんのような乙女…!!!
『主人公は、仲間にしてほしそうに女性を見ている!!!!』
が、アピールに気づいてもらう暇もなく、女性は礼を言ってしとやかに退場。
『主人公はさびしそうに去っていった』…
いや、違う。
後を追うんだ、後を!白バラのごときと噂されるフローラちゃんは、大金持ちのルドマンさんちの一人娘。
そういえば主人公がちびっちゃい頃、船に乗せてくれたおっちゃんだ。
てことは、わが幼心を一目で射止めた初恋の君が、そのものフローラちゃんじゃないか。
そりゃあ理想そのものに決まっている。
…とか、このあたりで気づいてるんだか、いないんだか<主人公。
とにもかくにも嫁に来てもらおうと、ルドマン邸にのりこむと、
おりしもフローラの婿探し大会を催すところだった。
なんてグッドなタイミングだ。
いや、タイミングが良すぎる。おかしい。
これはきっと、なるべくして世界の覇王となり、魔王すら手駒につかう最高の男(となる予定)の俺の到着を待ち構えて、フローラとの愛を盛り上げるための親心に満ちたイベントと見た。
ありがとうお義父さん!!!!! 貴方の心、しかとこの胸で受け止めました!
炎のリングと水のリングでゲスね!
天晴れ、ふたつともに僕が持ち帰り、フローラにプロポーズして見せますとも。
盛り上がったままに、炎のリングがあるという火山に突入するパーティ。
メンツは、キラーパンサーのゲレゲレと、雪男イエティ、スライムナイト、虚弱体質な魔法使い、しびれくらげ…完璧だ。
つーか、ゲレゲレと再会を果たしたあたりで浮かれまくって、意味もなく付近のモンスターを虐殺して楽しんだのが響いている。ついレベルがあがり過ぎてしまってたのだ。
ピクニック気分でれっつごう♪
主人公:「ああ? 誰あんた?」
アンディ:「僕だってフローラへの想いは負けませんよぉっ☆ 頑張るんだ。きゃはー☆」
いやだからあんた誰?
いかん。嫁との新婚生活にばかり気がいっていて、他に婿候補者(立候補・無所属・新人)がいることをきれいさっぱり忘れていた。
ダンジョン入ってすぐのところに、なんだかわきわきした奴がうろついていたというわけ。
手ごわそうなイケメン男なら、ここで溶岩に突き落としてアゲルところだが、
主人公:「あんた…ひとりでここまで来たの?」
<しゃがんであげて迷子に訊く口調
アンディ:「僕には力も金もない…。でも、フローラを思う気持ちは…、それだけは…!」
主人公:「(友達いないんだな…)」
愛の暴走列車状態で突入してきた蛮勇、アンディ。
でもさ、おまえ悪いけど、無理だ。死ぬから。ね? なんだったら馬車に乗れよ。いやほんと、死ぬから。まじで。
手を差し伸べるも、こいつ聞きやがらない。
かまっちゃいられないんで、先へ進む。隅々まで歩いて宝箱をゲット。モンスターという名の経験値も、この際だから稼いでおこう。嫁に、さらに逞しくなった俺を見てもらうんだ♪
火山のように盛り上がったマッスルと、マグマに焼けた浅黒い肌の俺を見てっ!>フローラ
炎のリングをとって、一旦サラボナに帰還。
あのバカ(アンディ)無事におうち帰れたんだろうか。ルーラも使えないくせに…。
お義父さーん。ルドマンのダディ〜。リング二つ揃ったよ♪
さあ娘を寄越せ、俺に!
てか、どうかお嫁さんになってくださいフローラさんー!!!!!!!
翌朝。まずはお約束。
ルドマン:「わしにプロポーズしてどうする!!!!!」
主人公:「こっちも、受けられちゃったらどうしようかと思いましたよ、はっはっは」
フローラにプロポーズ。
控えめに「本当に?本当に私でいいの?」 と尋ねるフローラが愛しい…。
フローラ:「私は守ってもらうことしかできない女ですよ」
主人公:「じゃあそのキラーピアスの初期装備ははナニ?」
フローラ「それでもわたしを選んで下さるの?」
主人公:「だから二度も訊くなよ〜ぅ。照れるじゃないか」<バカ
フローラ:「うれしい! わたし幸せです。きっと良い妻になりますわ」
主人公:「……やっぱもう一度言って」<大バカ
うれしいって言ってくれた…。うれしいって言ってくれた。
ああもうなんて可愛いんだフローラ!!!!!我が最愛の花嫁フローラのために、シルクのヴェールを山奥の村までとりに行く。
村人が「おや、あなた。幸せそうですね」などと言うが、幸せに決まってるじゃないか。可愛い可愛い初恋の娘と祝言だぜ!
きっとフローラは、あのいかにも新婚向けって感じの別荘で、俺を待っているに違いない。
窓辺から差し込む光にきらめく、あのさらさらロングヘアに、この最高級のヴェールをかけてあげるのさ、俺が♪
恥らいつつも嬉しそうに微笑むフローラと、手に手をとって、教会へ向かい、
そうして厳かに式をあげるんだ。
主人公:「ただいまー♪」
ルドマン:「遅いやないか、ワレェ!」
主人公:「……は…?」
町に一歩踏み入れた途端、ルドマンダディwithお取り巻き勢がお出迎え。
待って。パパン。ラブラブなのよ。まずはフローラとしゃべらせて!!
ヘンリー:「やあ。久しぶりだな!」
おまえじゃねえよ!(泣) o-_-)=○殴!
ヘンリー:「ルーラ使えること、話しちゃったんだよ♪」
主人公:「いや…その…待ってっ。ほら…っ、そ、そうだっ。俺、あそこってルーラで行けないし…っ」
ルドマン:「私の記憶でナイスカバー! 全員バレーだ! 頑張れニッポン!! アテネへ!!!!」
主人公:「どこ行かす気ッスか!!!!!!!!!(泣)」
うえええん。フローラとしゃべらせれー!!!!!!! いや、ええと…ちくしょー。
ルーラ!!!!!!!!(号泣)
やっと挙式!!!
94 :
腐ローラ:2011/04/06(水) 09:25:01.66 ID:pmARdemR0
私は毎日それも一日中
ピンローをコンドームに包んでマンコに入れてるよっ☆彡
30分位しか電池が持たないから
アルカリ電池と充電器をそばに置いて
ポケットに入れたリモコンの電池を三十分おきに取り替えているんだっ☆彡
一日中ブブ〜ンって、気持ち良いよ
マンコはビチョビチョだけどネ☆彡
アナルにも入れてるよっ☆彡
アルカリ電池と充電器、経済的だネ☆彡
コードが見えないようにポケットに小さい穴あけて
内側からポケットにリモコン入れてるんだ・・・
マンコが濡れ過ぎるので、ナプキンあててるよっ☆彡 これなら安心!
あと、心配なのは音漏れだけ・・・近くに人が来たらスイッチOFF
あなたの会社でも単三電池充電してる子がいたらピンロー入れてるよっ☆彡
>>94 お前、いい加減にしろよ。マジで
やめろって言ってんだろうが
ところで、皆の衆。考えてみてくれたまい。
ルドマン家の壮大な結婚式。出席者。それを世話する人員。料理屋引き出物、荷物の山々…。
あんまり大勢をルーラしまくり。俺はカジノ船につくなり倒れた
らしい。
気がつくとカジノ船のベッドで、傍には花嫁姿のフローラが心配そうに足踏み佇んでいる。
フローラ:「父が無理を言ってごめんなさい。あなたの身になにかあったら、私…」
うああああ可愛い!
大丈夫だ。間違いなく、きっちり嫁にしてやる。安心しろフローラ。
シルクのヴェールに、プリンセスラインの正当派なドレスが本当に似合ってるよ。
いやほんと、うちの嫁世界一ぃぃぃぃ!!!!!!!
でも、ヴェールはこの手でかけてあげたかったぜ…(ノ_<。)うっうっうっ
…と。やっと落ち着いて言葉をかわせると思いきや、『疲れているだろうが休みくれてる暇ねえぞ、とっととひったてい!』的に、ルドマン氏が乱入。
麗しの花嫁とひき別れさせられ、主人公は一足先に甲板の教会へ。
ヘンリー、マリア、ビアンカ姐さん他の出席者が見守る中、美しい曲にあわせて新婦フローラの登場だ。
誓いを交わし、リングの交換。そして誓いの口づけを…
ヘンリー:「おいおい! 照れてないで口づけしちゃえよ!」
ヘンリー…。王家のくせに、ヤジ飛ばさせたらこれまた世界一だぜ。ははは(照れ♪)
口づけとともに、船上に花火があがる。
おおっ。これはきれいな演出だ。褒めてつかわすぞ、ルドマン♪<有頂天
こうして、主人公はフローラを嫁にとった♪
気持ち的には、レベルアップ音が百回くらい連続で鳴り響くような感じだ。千回だっていい。
だが…
主人公は カジノ船で 遊ぶヒマもなく
ふたたび ルドマンや
皆をつれて サラボナへ もどり…
その夜は遅くまで宴が続いたのだった…
そして、夜が明けた……。
おのれ…謀ったなァ…! ルドマンッ!!!!
フローラ:「おはようございます。主人公さん……いえ、あなた」
目覚めた場所は、ルドマン家のれいの別荘。
フローラは、すでに身支度も整え、シルクのヴェールはタッパー(袋)にしまい、銀の髪飾りと水のリング。みかわしの服に鱗の盾
とキラーピアスといういつものいでたちになっている。
フローラ:「よほどお疲れになったのね。もう夕方ですもの」
主人公:「え…」<やな予感
フローラ:「結婚式の後、休む間もなく皆を連れて帰ったんですもの。無理もないわ」
主人公:「ちょ…。ちょっと待って。てことは、まさか俺はまた…」
フローラ:「本当にわがままな父でごめんなさいね」<決定打
倒れたのかっ?
また倒れたのかっ?
ていうか、酔い潰されたワケですかっ? 結婚初夜にっ!
計画犯行だな、おのれルドマン〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!
軽く殺意を覚える。
フローラ:「今、こうして2人でいるのが、まだ夢みたいですわ。でも、これからはずっと一緒なのね……」
許す。(娘が可愛いから)
しかし結婚式はもとより、こんな特別な朝でさえ、着たきりすずめな主人公に、そろそろ涙がこぼれそうだ。
ターバンの中身は、実はハゲだとか触覚があるとか、そういった怪物くん的な想像までしてしまう。
ていうか、土足でベッドに寝るな。寝かすな。家族の目。<標語
フローラは、そんなお行儀の悪い主人公の母をたずねて3千里に同行したいと持ちかけてくる。
フローラ:「じっと家で待ってるだけなんてイヤなの。お願い! 私もあなたの旅に連れて行ってください! 「はい」? 「いいえ」?
」
主人公:「二択で迫るのやめない?」
フローラ:「しかも、何度でも繰り返してお尋ねしますわ。さあ、「はい」?「いいえ」?」
主人公:「……「はい」…」
フローラ:「うれしい!」
主人公:「……」
フローラ:「さあ行きましょう。あなた♪」
ルドマンさんに、フローラの同行について話しに行く。
ちなみにルドマン邸のメイドは、すでに俺を「若旦那」呼ばわりだ。
いい…( ̄ー ̄)ニヤリ
さて、本題。
フローラの「私のいない所で(主人公の身に)もしもの事があったらと思うと…」の台詞に、ルドマンさんからご提案。
山奥の村西の小島にあるほこらへ行き、その中にある壺の色を見て来ること。これにフローラが同行して、大丈夫そうか、まず試せという。
天空の盾(忘れてたよ…)と支度金まで渡してくれて、案外気持ちよく旅立ちを許してくれたのは、もちろん、重なる上記の恨み
に、二日酔いで据わった目をした主人公がガンくれしてたからではない。たぶん。
では、とっとと行きましょうかね、奥さん♪
ホホホッ
無条件で嫌いな3人。
主人公:「俺とフローラを石にした、顎長ゲマだろ。ジャミだろ。石化したフローラを飾っては日々いかがわしい視線で愛でていたイブールだろ。それから、えーと…(指折り)」
双子(兄):「父さんが嫌いだとあげる相手が、すべて他ならぬ父の手で葬り去られている事実が…怖い…。ふ…(泣)」
主人公:「そうでなくては、世界の覇王など務まらぬぞ、二代目(ポン)」
双子(兄):「僕は、平和で誰もが笑って仲良く過ごせる、そういう王国を築きますっ!」
主人公:「何をまるで、伝説の勇者のようなことを」
双子(兄):「まるでもなにも、正真正銘、勇者です!」
主人公:「っつっても、所詮は双子の兄妹。おまえ、この先ほんとに誰もを憎まず生きていけると思うのか?」
双子(兄):「は? なんで、ここで双子うんぬん…?」
主人公:「おまえの妹な。家柄最高。容姿、母親ゆずりの美貌。性格、父親譲りの明るく前向きな、申し分のない娘だろう?」
双子(兄):「…一部、頷きかねる形容もありましたが、たしかに。あいつは、少々おてんばで、何事にも首をつっこみたがるのが珠にキズというものですけれど。おおむね、魅力的な女性に育つための資質はあると、まあ…、ええ」
主人公:「いつか、嫁に行くぞ」
双子(兄):「…そ、それが何ですか…っ」
主人公:「生まれたときから、親のいない苦しい時代も、魔王とのおそるべき戦いも一緒だった。そんな可愛い妹を、だ。どんな男にだったら、譲っていいと快く思えるかな、兄貴」
双子(兄):「そっ、そんなの…っ。妹が選んだ男なら、それは…」
主人公:「あいつ、男を見る目って、なさそうだしなぁ(ぼそ)」
双子(兄):「……う…(だらだら・汗)」
主人公:「婿の候補者が3人ほど出たら、おまえも、この設問にスラスラ答えられるかもな(ニヤリ・笑)」
双子(兄):「そんな心の狭い兄じゃないですよ、僕はっ!(必死)」
3. 無条件でお金を掛けられる3つのもの。
主人公:「武器!」
双子(兄):「防具!」
双子(妹):「ええーっ! 装飾品だよ〜ぅ!」
主人公:「ははは。やはり、女の子だなぁ。アクセサリーがいいのか。そうか、そうか」
双子(妹):「うん♪ 可愛くて、きれいで。ついでに、魔法効果が高まるやつとか、追加効果あるものがいいの♪ ザラキとか、ラリホーとか、相手を魅惑するとかっ」
双子(兄)@過保護:「…妹…。ちょっと、最後のやつだけ…、待て…?」
4. 好きなもの3つ。
主人公:「フローラ♪」
双子(兄):「…『もの』じゃないでしょう、母さんは…」
主人公:「じゃ、じゃあ、世界各地の名産品」
双子(兄):「へえ…。あれは、父さんの趣味だったんですか」
主人公:「いや。なんか、フローラって、コレクター気質らしくてな。各地を回るごとに、ああいうものを集めたがって。もう、何度命を落としかけたり、睡魔に襲われたり、道に迷ったり…」
双子(兄):「あー…、そういえば、苦労しましたっけねぇ…」
主人公:「あとは、なんといっても、ちいさいメダルだな。拾い集めるだけで、珍品が手に入るという、あの素晴らしさ」
双子(兄):「(メダルが集まらないからと、メダル王の城を襲撃して宝物を奪おうとした父を、必死で止めたっけなぁ…。懐かしい…)」
主人公:「おっと、そういえば、もっと大切なものを忘れていたぞ」
双子(兄):「? 何かありましたっけ? あ、ゴールド?」
主人公:「……おまえの口から、そういうダイレクトなことを聞くとは思わなかった」
双子(兄):「いや。父さんだったら、言いそうだから…(汗)」
主人公:「馬鹿者。金がすべてだなどと思うようになったら、おしまいだぞ、息子よ。金より大事なものが、この世には多くあるのだからな!(ばーんっ)」
双子(兄):「…なっ、なんてまともなことを、父さん…!」
主人公:「金などよりも大切なのは、自然を愛する心…、バランスのとれた食生活…、十分な睡眠時間…。そして、そして…! さあ、判るな、息子よ。愛しい娘よ。今こそ双子らしく、声をそろえてっ。金より物よりもっともっと大事なものは…っ
! さん、はいっ!」
双子:「「経験値っ!」」
主人公:「…(がくっ)」
双子(兄):「あれ? なんか間違えたかな、妹よ」
双子(妹):「あってるよねえ、お兄ちゃん」
主人公:「…うーむ、たまには立派なことを言おうと思ったのに。やはり育て方を間違えたか…;」
ホホホッ
男だよ!
ゲマはニューハーフ♪
オカマだよ
109 :
「海の夜景」:2011/04/15(金) 20:04:41.59 ID:aO8wWqzjO
My 設定:(主人公)ネクスト、(息子)トゥルー、(娘)セイルで名前を設定しています。
大魔王を討伐し、世界平和が戻ってしばらく月日の流れたとある日の夜、二人はビスタの港にて肩を寄せ合いながら海に浮かぶ月を眺めていた…。
「あなた…、いいんですか? 子供達を城に残してここに来るなんて…」
フローラが不安気にそう尋ねると、
「いいじゃないか、フローラ。今日は二人がここで初めて出会った日なんだ。あの時、君とのここでの出会いがなければ、今の僕達はなかったのだから…」
とネクスト、それもそのはず、彼はちょうどこの日がフローラと初めて出会った記念の日として、しっかりと憶えていたのである。
思えば、ネクストもフローラもここまでの道のりは決して平坦ではなかった。むしろもう一度この場所にたどりつけるなど、夢にも思わなかったに違いない。
幾多の挫折・試練・そして悲しみを乗り越えてようやく手に入れた世界平和。その日が来たら、また二人っきりでここに訪れようと彼は密かにフローラと約束をしていた。
そしてこの日が、初めて出会って20数年目の記念日。彼はフローラを王妃室から呼び出して、そのまま瞬間移動呪文(ルーラ)を使ってこの場所に来たのである。
「まぁ、あなたったら…、本当にお上手なんだから…」
フローラは顔を赤らめながらも、はにかむ感じでそう答えた。
「フローラ…」
「え…?」
「覚えているかい? あの日のこと…」
「あの日って…、まさか…」
「そう。フローラが足元を恐れるあまり、船に一人で乗れなくて、父さんに抱えられて乗せてもらったこと…」
「もう、あなたったら! そんなことまで覚えているの? 本当に意地悪ね!」
「…でも、あの時の、君のあどけなくも、そのかわいい仕草が、どうしても忘れられなくて…。
もしいつか君に再会する機会があれば、その時こそ告白するつもりでいたんだ。皮肉にも、それはサラボナでだったんだけど…。でも、君にそこで再会して、本当に綺麗になったと思った。
そしてあの運命の日に、それまでの想いを全て出すつもりで君を選んだんだ!本当なんだ!」
ネクストは高揚しながらも想いのままに、フローラにそう告白した。
「あなた…、何も興奮してまで言わなくても…。でも…、本当にうれしいですわ…。あなたの…、その一途な気持ち…。ありがとう…、あなた…、私にとっても本当にうれしい記念日です…」
110 :
「海の夜景」:2011/04/15(金) 20:07:16.46 ID:aO8wWqzjO
フローラは更に顔を紅潮し、目に涙を溜めながら言った。そして、
「フローラ…」
「あなた…」
二人が顔を近づけ、そっと唇を重ねようとした、その瞬間!
「お父さん!お母さん! 僕たちを置いてけぼりにするなんてひどいや!」
トゥルーがそう言うと、
「私とお兄ちゃんでお父さんとお母さんの行きそうな場所を瞬間移動呪文(ルーラ)で探してたのよ!もう、ここに行くんだったら内緒にせずに一言伝えてほしかったわ!」
セイルが呆れた口調で続けて言った。
ネクストは驚愕しながらも土下座して、
「すまん、すまん!本当に申し訳ない・・・!」
と謝った。一方、フローラは
「…トゥルー、セイル。…本当にごめんなさいね。でも、今日はお父さんとの特別の約束をしていた日だったの。それだけはわかってあげて。…せっかくだから、ここで一緒に夜の海を眺めていきましょう?」
その言葉に、当初渋い顔をしていたトゥルーとセイルも、やがて気を取り直し、
「あっ!今流れ星が飛んで行ったよ!(トゥルー)」
「ねえねえ、足元に見たことのない魚が泳いでいるよ。(セイル)」
といった具合で、二人の膝に座り込んで海の夜景を楽しんだ。
「あなた、来年のこの日もここに来ましょう? 今度は家族みんなで…」
セイルを抱えたフローラーを抱えたネクストは、
「ああ…、そうするか…」
と穏やかに返答した。
が、もちろん心中は穏やかではなかった。
『もう…、新婚の頃の気分には戻れないのか…。実年齢だけはあの頃とあまり変わらないのに…。はぁ〜…』
いつのまにか月は夜空の頂点に達し、その光とともに、穏やかな夜の海面に目いっぱい鮮やかに映し出されていた。
Fin.
そう言えば青髪のヒロインって
ドラクエではフローラたんとターニアたんだけ?
私たち 極悪非道のDQ青髪セプテット
ネタはありませんけれど
>>1さんお疲れ様ですわ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ___
. sage __r;===、 __ _ + + 〃ソ ハ +
| || † || . /゙, ‐.r ミヽ ,.-v-, _ _ + ノ__. /ヽ、 _ /i !ニニ0ニ)
. + |rァツ勹サ) + l. ! /)`ヾ ! ./;:ヘ⌒,ヽ + /´ ____ヽ. .'´ ヽ 〈 ≧≦.ノ .ノノリ^ヮ゚ノ! +
ノl!(l|゚ -゚ノ! くゝl |^ヮ゚ノl|b.!/,ゾノ))ヾ〉. jィtfj゙l! l!lij ノタ~ヾリ、ハ ヾ.,イノ~))リ (ソリ('つ'')⊃
ノノと( †とiリ Zメ/リ=x=)リ' .i゙i∩^ヮ゚ノ!..(ソ{l_|.^ヮ^ノl! 从^ヮ^∩リ / ノ.’ヮ^ノ! んく/__!ゝ
. + ""` |┃||.} (((ヽ!__f_〈 + l_!ヾ)`と) ∩f:x:i∩ .(つH,iソ (,イつニ)⊃ + ヾし' sage
{テヾラ / j キi . ハ:,ハ:ハ . ソ{{__,}〉 + /__j~_ゝ ん、/_i_〉
+ んハ___i;ゝ L|_,|_|,|! + ~じン~ レヾ_)
風呂裏
フローラさんの下着は黒だと興奮します
フロたんのスカート捲りをしたい♪
巨大リボン
フロたんのリボンの色は何色?
〜揺れる青髪1〜
雨は土砂降りになっており、時折雷が遠くから聞こえる。
まるで、彼の心境を表しているようだ。
彼――アンディは眠れないでいた。しかし、火傷のせいではない。傷も痛みもフローラの献身的な看護で治っていた。
「リュカさんがフローラを選んだら…。今更どうなるわけでもないのに僕は何を考えてるんだ!」
何度寝返りを打ち、起きて水を飲んだか分からない。
「お父さんの望みの為に愛した女性を諦めるかもしれないなんて…。悔しいが、僕にそんな勇気は無い。リュカさんは器が大きすぎる。」
アンディは悩む度に自分に言い聞かせた。しかし、花嫁選びの時間が近づき、雨が酷くなると、彼の心はかき乱され、呼吸も荒くなる。
「ダメだ!アンディ!リュカさんならきっと、僕よりフローラを大切にしてくれる!火山で彼に助けられて分かったはずだ!?どんな形でもフローラが幸せならいいじゃないか!」
いっそ、リュカが悪人ならどんなに楽になれたろう?彼の悪い部分を探しもした。しかし、無駄どころか、余計にみじめに感じた。
肩を震わせ、アンディは泣いた。無力な自分、嫉妬にかられた醜い自分に、そしてフローラとの思い出に…。
「サラボナの空も泣いてくれているのかい…?」
ふと、窓を見ると、雷も近付いてきた。
「ん…?」
稲光で人影が走って来るのが見えた。そしてそれは、家の中へ入っていった。
「…リュカさんかな?」
起き上がる度に窓から外の様子を眺めていたアンディは、リュカが眠れないで外出したのを見た。
「ルドマン邸、ビアンカさんがいる別荘、僕の家という事は、いよいよか。」
アンディは覚悟を決めた。
「きっと僕に謝りに来たんだね。律儀なリュカさんらしいや。いいさ、ショックは早い方がいい。」 もう、彼は吹っ切れていた。そして、徳上のワインとグラスを用意した。
「彼も苦しいんだ。こんな事しか出来ないが、今度は僕が助けてあげよう。」
やがて、足音がゆっくりと部屋に近付いていった。
「おつまみは…お互いの好きな女性の話だけで十分だ」
足音はドアの前で止まり、重苦しい雰囲気が流れた。
「リュカさんだろ?僕も眠れないんだ。朝まで飲み明かそう。」
だが、ドアが開かれて、アンディはグラスを落とした。
「…アンディ…。」びしょ濡れのフローラが、哀しげな瞳でじっと見つめて立っていた。
マイ設定:主人公はリュカ
脳内BGM:椿屋四重奏「いばらのみち」または、皆さんの好みの恋愛系BGM
〜揺れる青髪2〜
「フローラ、どうして…!?とにかく、身体を拭いて…」
アンディは急いで灯りを点け、タオルで顔を拭いた。
「懐かしいな…。君が修道院に入る前は、こうやって顔を拭いた事もあったね。僕はこれが最後だけど…、なあに、リュカさんなら僕より上手に拭くさ!」
アンディは目の前にフローラがいても、決して動揺しなかった。いや、その笑顔は清々しささえ感じられる。
「………っ」
フローラはうなだれ、滴が次々と床に音を立てた。
「あ、ごめん。髪も乾かさなきゃね。顔だけ拭いても意味ないよね。」
アンディは自分のミスに苦笑した。その表情さえも清々しい。だが、フローラはその彼の表情に反して、哀しげに、時折怒りを混ぜながら肩を震わせる。
「本当にごめん。だから、リュカさんに負けるんだね。」
その瞬間、フローラは顔を上げ、アンディを睨んだ。その顔は、髪から流れる滴と涙で濡れていた。「あなたって人は…!」
アンディは何が起きたか分からない。が、冷静になろうとはした。
「いい!触らないで!!」
フローラはアンディの手を払いのけ、ピンクのリボンを解いた。滴が次々飛び、灯りに反射されて輝く。それと同時に後ろで束ねていた前髪が額を覆い、それまでの凛とした雰囲気が変わった。
「フローラ…」
前髪を下ろしたり、ずぶ濡れのフローラをアンディは何度も見た。しかし…、今のフローラは妖艶にさえ感じられる。
「…失礼だか、綺麗だ。だからこそ、君はリュカさんと幸せになってくれ。」
今のアンディには最高の誉め言葉だった。
が、それに対する返礼は乾いた音が響く平手打ちだった。
「あなたはまだ、そんな事を言ってるの!?」
アンディは突然の事で不思議そうな表情だ。
「お父様はリュカさんとの結婚が幸せだとは言った。確かにリュカさんはあなたより強いし、世界を救う旅もしてるから立派よ。でもね!」
フローラはアンディの赤くなった頬を優しく撫でた。
「リュカさんは世界を救えても、私は幸せになれないのよ!どんなに強くても、魔王を倒せても、私の中にあるアンディとの思い出は消せないのよ!」
再びフローラの瞳は涙で溢れ、顔は真っ赤に腫れ上がる。
予定より長くなってしまった…。ちなみにフローラアンチじゃないよ。フロ×アンのカップルが好きなだけ。
〜揺れる青髪3〜
「有難う…。君はまだ昔の思いを美化しているだけだ。彼は愛する女性を諦めてまで、世界を救おうとしてる。僕より立派だ。その人の妻になれるなんて、誇らしいじゃないか。」
さすがにアンディも動揺し、平静を保とうと自分にも言い聞かせようとした。だが、フローラは髪を振り乱し、アンディに抱きつく。
「違う!愛する女性を犠牲にして得る平和なんて本当の平和ではないわ!大勢の人が幸せになる為に小さな幸せを壊していいはずがない!」
アンディはフローラを抱きしめたくなってきた。理性と愛の間で腕が葛藤する。
「もういいのよ。どんな時でも私を愛したアンディに戻って!」
アンディの我慢は限界に達しそうだ。
「愛してるからこそ僕は!こんな世界だから君に長く生きてもらいたい…!」
「優しいアンディ…。あなたはいつもそう、自分より私の事を考えてくれる。でも、誰も、お父様やデボラ姉様さえもあなたを分かろうとしない。」
フローラはすっと立ち上がり、アンディはホッとした。
「あなたがリュカさんより立場が上になればいいのよね。」 「そうなればいいけど今更…、指輪だってもう」
アンディが立ち上がりかけたその時、突如、動けなくなり、視界は遮られた。
「……!!」
一瞬の出来事だった。アンディはフローラに羽交い締めにされ、柔らかい唇が彼の口を塞いでいた。フローラの強い意志の視線と甘く優しい吐息はアンディの理性を砕くには十分であった。
「(フローラ…!リュカさん、すまない。僕は…!)」
アンディの腕はフローラの頭と腰に周り、吐息が彼女の身体に逆流した。
〜揺れる青髪4〜
何年振りのキスだろうか?
アンディは思い出していた。
「昔はよく、こっそりキスしてたね。」
「嬉しかった…。悪い男の子達にいじめられて泣いていた時には最高のプレゼントだった。」
「僕だって。いじめっ子をやっつけた時に受けた傷を治すのに、フローラのキスは良い薬だった。」フローラに笑顔が戻る。
「でも、やっつけられるのが多かったわね〜。」
「ははは。僕はケンカは強くな」
再び、フローラの表情が憂いを帯びる。アンディの髪を優しく撫でた。
「いいの。アンディは優しいままでいて。」
「ん?ああ、僕は変わらないよ。それより、今の事は2人だけの秘密だ。最後に良い思い出を有難う。これで」
アンディは窓の外を見つめた。土砂降りと雷は続いていた。 「ワイン飲むわよ。」
「ん、ああ。」
アンディが振り向くや否やフローラは既に一気にグラスを空にしていた。
「美味しいわね…」
フローラは酔いが回ったのか、少しふらつき、グラスを床に落とした。
「フローラがいた修道院のワインだよ。おっと、一気に飲むから。大丈夫?」
アンディはフローラを受け止めてた。身体が熱い。酔いやすい体質のようだ。
「そう。私、お酒って修道院での儀式の時にしか飲まないから知らなかったわ。」
酔いが全身に廻り、唇にワインの残りが着いてるのに気付かない。アンディは拭き取ろうとしたが、腕を掴まれた。
「…身体が渇くのよ…。」
「うん、すぐに水を持ってくるから。」「ダメ。」
「もうワインはダメだよ。お酒弱いの分かったでしょ?氷水を作ってあげ」
フローラはアンディの腕を振り払った。「ダメ。そんなのでは嫌!欲しいのよ!あなたが!身体が渇いて渇いてしょうがないのよ!!」
フローラは髪を振り乱し、再び泣き声で叫んだ。
「落ち着いてフローラ!悪酔いし過ぎなだけだよ!」
アンディはなだめようとしたが、逆に突き飛ばされた。起き上がろとした彼は自分も酔ったかと思った。
「…あなたの愛で私を潤してよ…。」
ドレスが床に落ち、下着姿のフローラが稲光に照らしだされていた。
「止めるんだ、フロ」
アンディの叫びも虚しく、彼の衣服は理性と共に次々に脱がされていった。
「もう後戻りは出来ない。フローラ!」
全ての理性と服を無くしたアンディはフローラを優しく同じ姿にした。
「有難う。アンディ…。愛してる。」
〜揺れる青髪エンディング〜
その1はエロ過ぎて今は書けん。
その2
―10年後―
「な〜んて、シチュエーション考えてみたんだけど、ね?どう?」
「でも本当はあの時、火傷は治ってなかったし…」
「だから、もしもあの時アンディが動けてたら、て事でしょ?」
結局、リュカはビアンカを選んだ。フローラは駆け落ちも考えていたが杞憂に終わった。リュカの結論はこうだ。
「たった1人の純粋な思いに報えないのに、多くの人を救う事なんか出来ない。僕達が幸せになる事で誰かが幸せになるなら、勇者や天空の装備を見つけるより早く平和にする方法だと信じる。根拠?ビアンカとフローラさんとアンディさんの顔を見れば分かるさ。」
リュカもフローラと同じ考えだったのだ。
フローラも今では2児の母だが、ますますアンディと愛しあっている。
「いずれは財閥の総帥にならなきゃいけないし…、こういうシチュエーションで愛し合う機会なんて今のうちだから…、ね。お・ね・が・い(//∀//)」
アンディは苦笑しながらも、変わらない妻の愛に喜んでもいた。
「しょうがない、ラナ系の魔法はまだ覚えたてだから、上手く雷雲を呼べるか分からないけどね(・∀・)」
「ん〜あなた愛してるわ〜(^^)私、障害のある愛だとますます燃えるのよね〜」
フローラは子供達の前だが、アンディに抱きついた。
「リュカさん達はまだ旅を続けてるみたいだね。」
「ねえアンディ、久しぶりに会いたくなったわ。私達もあの人達の力になってあげましょうよ。」
「そうだね。ヘンリー様やマリア様も加わってるし、賑やかで楽しみだね。」
2人はまだまだ落ち着きそうにない…。
その2のフローラが盛りのついた女性っぽく感じたので(こんなヤリマンじゃない!とか言われそうだな)、その3を用意しました。
〜揺れる青髪エンディング〜
その3
「な〜んて、シチュエーション考えてみたんだけど、ね?どう?」
「でも本当はあの時、火傷は治ってなくて、寝込んだままだったよ。」
「いいのよ。恋愛小説なんだし。その方が話としては面白いでしょ?」
結局、リュカはビアンカを選んだ。フローラは駆け落ちも考えていたが杞憂に終わった。リュカの結論はこうだ。
「たった1人の純粋な思いに報えないのに、多くの人を救う事なんか出来ない。僕達が幸せになる事で誰かが幸せになるなら、勇者や天空の装備を見つけるより早く平和にする方法だと信じる。根拠?ビアンカとフローラさんとアンディさんの顔を見れば分かるさ。」
リュカもフローラと同じ考えだったのだ。
フローラも今では2児の母だが、ますますアンディと愛し合っている。
「いずれは財閥の総帥にならなきゃいけないし…、今のうちに私達の愛の歴史を形にしたいのよね〜(//∀//)」
「嵐の夜に〜フローレンスとアントニオの愛の奇跡〜って…僕達の事だってバレないかな?(・∀・)」
原稿をめくったアンディは苦笑しながらも、変わらない妻の愛に喜んでもいた。
「大丈夫(^^)そこが小説家としての見せ所よ。それに私、秘密の恋愛だとますます燃えるのよね〜」
フローラは子供達の前だが、アンディに抱きついた。
「リュカさん達はまだ旅を続けてるみたいだね。」
「ねえアンディ、久しぶりに会いたくなったわ。私達もあの人達の力になってあげましょうよ。」
「そうだね。ヘンリー様やマリア様も加わってるし、賑やかで楽しみだね。」
2人はまだまだ落ち着きそうにない…。
124 :
プレイ日記:2011/04/27(水) 20:25:18.99 ID:EcbNqRp3O
主人公:「ツボの色を見に行くぞ〜」
双子:「えーっ!!!!!!!」
サラボナの北西にある封印のほこらへ急行。
ツボの色を確かめる。
赤。
情熱の赤ですよ、お父さん!
主人公:「よーし。それでは、ルドマンおじいちゃんに、それを報告しに参ろう!」
双子(兄):「父さん、無理っ! 石化が解けたばかりの、こんな優しいお母さんに、あの雲をつくような巨大モンスターとの
戦いなんて…っ!」
主人公:「ふ…。おまえは母さんの真の姿を知らんのだ…」
パーティメンバーは、主人公に双子に可憐な妻フローラで決定!
さあ、受け取ってくれ、妻よ。我が心ばかりの贈り物。
太古の魔物、ブオーン。経験値:9500!!!!!!!
フローラ:「きゃああああああぁぁぁぁっ…!」
主人公:「息子。娘。“フローラの”いのちだいじに」
双子(兄):「いいっ。気にするな、妹っ。おまえはまず、自分の身をしっかり守っとけ!」
双子(妹):「でもお母さんが…!」
双子(兄):「大丈夫!」
主人公:「むむっ、ヤバイッ! (フローラに)ベホマ!」
双子(兄):「…な?」
双子(妹):「……うん……(泣)」
ちなみに、主人公と息子は、ともに奇跡の鎧ときせきの剣をW装備。
ターンエンドごとに自動回復+攻撃するたび小回復。
主人公:「わははははっ! 見たか! ずるい。せこい。えげつない、と三拍子揃ったグランバニア王家の戦いぶりを!!!!」
双子(兄):「…そんな国、いらない…(泣)」
主人公:「じゃあ、鎧と剣捨ててもいいんだぞ? 今、この場で」
双子(兄):「さあ、はりきって攻撃しましょうか、父さん♪ 奇跡の剣で!」
そうこうしてるうちに、フローラ(のAI)が覚醒。<
基本的にフローラはAIバトルにしてます。意外な行動してくれると楽しいので。
主人公たちに、バイキルトなどの補助呪文を唱えていたのが、一変。
呪文攻撃にグリンガムの鞭での直接攻撃も駆使。
激しい炎と稲妻荒れ狂うなか、「きょほほほほっ♪」の高笑い。
フローラ:「なんてことでしょう。私、戦いの中で戦いを忘れておりましたわ。お恥ずかしい…。今こそ唱えましょう、心をこめて。ルカナン・マヌーサ…いいえ、メラミ…ベキラゴン!
唸れ、グリンガムの鞭よ! 我が身にみなぎれ、大いなるバイキルト! 更に倍!!!<嘘」
主人公:「それでこそ、我が妻! しのざわ教授にぜんぶだー!!!!!!」
125 :
プレイ日記:2011/04/27(水) 20:27:23.10 ID:EcbNqRp3O
双子(妹):「お母さん…?…お父さん…???」
双子(兄):「若年層にはわからないネタふってるなあ…」
大人の会話がとびかったのち、ブオーン撃破!
経験値、メタルスライム以下じゃないか、こいつ。ムービー入れたくらいなんだから、もっと寄越せ。
主人公:「どうする、フローラ? しばらくどこかで経験値稼ぐか?」
フローラ:「いいえ、あなた。すべての道は魔界へ続く。…ならば、乗り込んで経験をつむほうが得策でしょうに。きけば、あちらのモンスターは経験値がよろしいとか…」
主人公:「よく言った。では、一旦サラボナに戻って、ルドマン夫妻に挨拶して行こう」
フローラ:「ええ」
ということで、塔をおりて町に戻る。
ルドマン婦人は、ここで、フローラがじぶんたちの実の娘ではない…と、いうことを告白しかけて、当のフローラにとめられる。
(と、記憶していましたが、この会話って魔王を倒したあとだったよ…。すみません)
フローラ:「お母様っ。そのことは知っていました。でも、このフローラは、今でも、お父様お母様のことを、本当の親以上に…」
…。
フローラが天空人の血筋であると、妖精の城などで聞いていたものの。
血筋がわかっても、本当の親が誰か、どうしてフローラはルドマン家にひきとられたのか…など。
具体的なところは、わからないままなんだよな…。
それでも、ルドマン氏はご機嫌だ。
『私の孫は、伝説の勇者なんだぞー!』とはしゃぎまくる。
婦人も孫が嬉しいらしく、さんざ可愛がってのち、おこづかいとして5000ゴールドをくれる。
双子(妹):「わーい。お兄ちゃんとはんぶんこー♪ 何買おうかな〜」
主人公:「うんうん。何がいいかな。よく考えなさい、娘。それまで父さんが預かっておいてやろう」
双子(兄):「……。」<何かを察しているが、何も言えない。
ついでに、懐かしくてはなれに行ってみると、
ふがいなきフローラへの求婚者、アンディが、肌もあらわな踊り子と居る。
主人公:「なんでいるっ?」
アンディ:「彼女と結婚しました〜♪」
主人公:「…ビックリするほど、お似合いだなぁ…」
双子(兄):「父さん。今度、お母さんにも、こういう格好してもらいましょう!」<ホントにこういうようなこと言う。
双子(妹):「うわあんっ。お母さんが怖い顔で睨んでる〜っ!」<ホントにこういうようなこと言う言う。
しつこく踊り子ちゃんに話しかけていると
126 :
プレイ日記:2011/04/27(水) 20:28:59.40 ID:EcbNqRp3O
フローラの台詞。
フローラ:「あ・な・た、ちゅっ。よそ見しないでくださいましね。うふふ」
\(◎o◎)/!
ブオーンに鞭でとどめさした直後の台詞でさえなければ、どんなにか…!
タフネス母さんフローラとともに、海の洞窟の奥を抜け、いざ魔界へ!
俺の脳内ではフローラは主人公に尊敬の気持ちや憧れ、コンプレックスを抱くことになる。
それまで大富豪の箱入り娘であったフローラにとって、成長した主人公との出会いはもう凄まじいインパクトを伴うものだったはずだ。
若くして父を失い、一度は奴隷の身に落とされるも自力で脱出するという壮絶な人生。
一国の王とは親友を超えた間柄で、彼の下に留まれば不自由のない一生が保証されるにもかかわらず、偉大な父の意思を継ぎ、世界を救う勇者を見つけてともに戦うべく厳しい旅を続ける。
長い冒険で培われた圧倒的な逞しさと知性、視野の広さ。自分以外の者のために尽くせる優しさ、魔物をも従える懐の広さ。幼馴染のアンディなどとは、男としての格どころか、
人間としてのスケールが違うことを、フローラは理解する。幼い頃に出会ったときは、ただの臆病そうな子どもだった主人公が、いまや自分を遥かに追い越している。
フローラも捨て子なので悲しみを背負ってはいるが、そんな彼女自身が今生きていられるのは全面的に義父母のおかげで、要は幸運によるものなのに対し、
主人公はもう完全に自力で未来を切り拓いている。何から何まで完敗なのだ。そこでフローラは自分のちっぽけさにコンプレックスを抱くようになる。
そして同時に、フローラはそんな男の中の男である主人公に熱烈に恋してしまう。彼に愛されたい、彼の見ている世界を一緒に見てみたい。彼のいるところへ辿り着きたい。
狭いサラボナという世界ではアンディが一番の理解者かもしれないけれど、もしアンディと結婚したらそれは生涯サラボナに留まることを意味し、
もう二度と、主人公が歩む広大な景色を見ることはできなくなると悟る。そういうスケールで世界と関わっていけるチャンスは、この機を逃せば二度とやってこない。
主人公的にも、フローラは(子どもの頃に船で一緒になったときから)自分とは住む世界の違うお嬢様だと思っていたのが、お互いに身の上話の合間に気持ちを打ち明けあっていくうちに、
その健気さに胸を打たれ始める。圧倒的な女性らしさといい、比類ない教養といい、自分が手に入れられなかったものばかりで、当然に憧れを感じる。
そして修道女出身ということで、どことなく惹かれていた(けれども気持ちが固まっていなかったのでヘンリーに譲ってしまった)マリアに近いものさえ感じられる。
まして主人公は半生を共にした仲間と別れてラインハットを発ってから、(魔物がいたとはいえ)ずっと孤独な旅を続けてきたのだ。フローラは当然にそんな主人公の持つ寂しさを癒してあげたいと思うだろう。
主人公にとっても、心優しく、繊細で純粋なフローラは、徐々に守ってあげたい女性になっていく。いつしかフローラと話をする時間が、主人公にとって替えがたいやすらぎをもたらしてくれるようになる。
大勢の人間が集まれば、それ以上の解釈も現れる。
ただ一つ言えるのはどんな形でもフローラを応援する心は変わらないという事だ。
僕の様に公式カップルを楽しむのも、または主人公フローラを楽しむのもいい。主人公に惚れる理由も一目惚れ、両親への義理、アンディから主人公へのシフト(人間的強さや大きさへの憧れ)等々色々考えられる。
そういった解釈の違いを楽しむのも一興だ。
もっとスレが盛り上がって欲しいな。基本的にビアンカファンだが、フローラやマリアも好きなのだよ。
〜揺れる青髪5〜
いつの間にか雨は止み、静寂が2人を支配していた。
「美しい…。さすがに元修道女だ。神々しい。」
アンディは初めて見るフローラの姿に見とれ、ため息を吐いた。
「さあ、アンディ…。」
甘い吐息混じりの声と共にフローラの白く美しい手がアンディの頬から首筋にゆっくりと降りた。
「……駄目だ。」
アンディは動けなかった。
「アンディ…?」
アンディはベッドから出た。
「やっぱり君はリュカさんと結婚すべき人なんだ。」
「どうして!?今更…」
フローラはアンディの背に抱きついた。微かな震えがフローラに伝わる。まるで何かに怯えているかのようだ。
〜揺れる青髪6〜
「君はリュカさんと共に勇者を探し、世界を救う為に生まれてきたのかもしれない。その美しさは普通の女性とは違う、…そう、聖女そのものだ。今思えば君が修道女になったのも、単なる偶然でないのかもしれない。勇者を助ける聖女になる為の修行だと考えれば納得がゆく。」
アンディは自分にも納得させるようにゆっくりつぶやいた。
「私が…、聖女?」
「その美しさは神の意志によって形造られて現れたものだ。神に選ばれてない僕には、決して許されない事なんだ。」
アンディの肩は大きく震え、頬に涙が流れた。
「偶然よ、そんなの。美しさならデボラ姉様の方が」
アンディは振り返った。腫れ上がった瞳にフローラは驚く。
「俗世間が決める体型の美しさじゃない。もちろん、見た目の良さもだが、聖なる雰囲気も感じた。多少の魔法を勉強した僕でさえ分かったんだ。君はすでに気づいてたはずだ。」フローラは少し考え、気を取り直した。
132 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/04/28(木) 17:42:53.52 ID:Y19bo1QSO
〜揺れる青髪7〜
「…確かに最近、他の人達と何か違うとは思っていたわ。聖なる力を感じたりもした。少しだけど時々、デボラ姉様にも感じるの。」
「やはりデボラさんもか…。」
アンディは立ち上がって着替え始めた。
「君も聖なる力を感じたなら本物だ。君は修道院で修行し、勇者を探す者と出会う。勇者も見つかり魔王は倒され、世界は平和になる。」
アンディは着替え終わるとフローラの服を彼女に手渡した。
「全ては神の意志だ。逆らったら罰を受けるだろう。だから、君は幸せになって欲しい。」
「全ては神様の意志…。私は聖女…、世界を救わなければならない…。」
フローラは小さく何度もつぶやきながら、徐々に着替えていった。それはまるで、1人の女性から聖女への変化を現すようだった。
「そうだ…。それでいい。今度こそ、さようならだフローラ。」
〜揺れる青髪8〜
アンディはフローラの着替えを見守った。
「僕はどんな罰も受ける覚悟まはある。でも、フローラを巻き込みたくはない。君が少しでも僕を愛していた事で十分だ。僕はその思い出だけで、生きて行ける」
フローラは着替え終えた。
「私は聖女。自分の運命に従います。」
「あなたに髪の祝福があらん事を…。」
アンディはフローラの幸せを祈った。それは恋人に対してではなく、世界を救う聖女に対してだ。
「有難うアンディ。これで安心して旅立てるわ。でも、その前にしなければならない事があるの。」
「何だい?」
「ほんの少しとは言え、私達は神様の意志に背いて愛し合ってしまったわ。私達は穢れを清め、神様に懺悔しなければなりません。」
もうすっかり、フローラは聖女の顔だ。
「分かった。どうやってやればいい?」
「私についてきて。」
フローラとアンディはサラボナで一番大きい教会へ向かった。修道院を出た後はここで聖歌等の儀式に参加しており、夜でも自由に出入り出来た。
教会に入ると、フローラは修道女と修道士の服を用意してもらった。
「どうして僕まで、着替えるの?」
「ごめんなさい。教会の人には私があなたに新しい修道士としての洗礼の儀式を行うって言っておいたのよ。私は修道女だけど、修道院長の代行をした事もあったからね。その方がわかりやすいわ。」
「そうか…。本当の事は神様にしか言えないよね。」
2人は着替え終わると、礼拝室に入っていった。月明かりがステンドグラスを通し、女神像が神々しく輝いていた。
「さあ、始めましょう。」
フローラは聖水の入った容器とグラスを用意した。
前回の間違い
髪の祝福→神の祝福
〜揺れる青髪9〜
「何ですって!?教会に!」
ルドマン夫人は慌てて寝間着から着替えた。
フローラが突然、止める間も無く家を飛び出してから、行方が分からなかったのだ。こんな夜更けに若い男を連れて訪れた教会のシスターが不審に思って通報したのだ。
「あの子が男と教会でデート?他に行く所は無かったのかねえ?ま、箱入り娘と純情な文学青年にしては上出来かな。教会なら、変な気は起きないでしょ。」
デボラは冷静に判断していた。
「確かにそうだが、大事な花嫁候補だぞ!大事な日の前に男と出歩くなんて…。お前達、早く馬車に乗り込め!力づくでも連れて帰るぞ!」
ルドマンも急いで部屋に入ってきた。
礼拝室は2人だけだった。夜だから、誰もいなかったし、フローラが儀式の間は誰も入れないようにと当直の人に頼んでおいたからだ。
「主よ、どうか私達の罪を清めて下さいませ。私達はこれより、正しき道を歩みます。」
床にひざまずき、フローラは祈った。
修道女の服も似合ってるな…。と、アンディは見とれてしまった。
「ほら、アンディも。」
促されるままに、アンディも同様に祈った。
「これは女神様の聖なる血。今から、私達は女神様と一体になります。そして女神様の大いなる愛で私達の罪を受け入れて清めてくれるでしょう。」
フローラは祭壇に供えてあったワインを取った。アンディは修道士の服を着ていなかったら、その神々しい雰囲気に圧倒されていただろう。
「さあ、あなたも。」
フローラはワインを口に含み、残りのグラスをアンディに差し向けた。
「うん。」
アンディは手を差し伸べた。
しかし、グラスは渡らなかった。
「(フローラ、また…!!)」
一瞬の隙をつき、またもアンディの唇は奪われた。フローラの口内の残りのワインがアンディの中に入る。アンディは思わず飲み込んだ。
「これで私達は女神様と一体になったわ。」
驚くアンディをよそにフローラはゆっくりとグラスを祭壇に戻した。
〜揺れる青髪10〜
「フローラ、神の意志に従うんじゃなかったのか!?」
アンディは慌てて唇を押さえて動揺している。
「従ってるわ。だから、私達は結ばれなきゃならないの。」
フローラは帽子とベールを床に投げ落とした。ウィンプル(顔を包む頭巾)の紐に手をかけると、アンディは慌てて止めた。
「何故なんだ。分からないよ!?」
フローラは構わずウィンプルを外し、束ねていた髪を解いた。美しい青髪が風に舞うように降りた。顔と前髪しか見えなかったギャップと相まってアンディはその光景に見とれていた。
「リュカさんに会うのも神の意志なら、修道院に入る前にアンディを好きになったのも神の意志だわ。」
「そんな事って…。」
「リュカさんとの出会いは女神様が私達に与えた試練なのよ。だから、乗り越えなくてはならない。」
「そんな…、根拠は?」
「強いて挙げるなら、私が選ばれし聖女だからかしら。」
アンディは呆然とした。
「私の考えが間違ってたとしても、私も罰を恐れない!私にとっては、好きな人と一緒になれない方が罰なのよ!」
「フローラ…!」
アンディはフローラを抱き締めた。ワインを少し含んだだけなのに、身体は火照っていた。
「主よ、今から私達は自分の信じた道を歩みます。それが悪というなら、いかなる罰も受け入れます。」
フローラは、アンディの上着をゆっくりと脱がした…。
「抱いて、アンディ。」
「なんて広くて立派な教会なんだ!フローラ!フローラ!!」
教会に着いたルドマンは式場の候補から外そうかとも考えた。
「あなた、こっちです。」
夫人は礼拝室の扉へ手招きした。
ルドマンが扉へ来ると、先に鍵を受け取っていたデボラがそっと開けた。
〜揺れる青髪11〜
「あ、こりゃ駄目だわ。」
デボラは扉を閉じた。
「いいから退きなさい!」
しかし、ルドマンはデボラの制止を払った。
「ふぅ…。」
デボラはため息を吐いた。それと同時に扉の向こうの様子を目の当たりにしたルドマン夫妻は立ちすくんでしまった。
「お、恐れていた事が…!」
「フローラ、あなたって娘はそんなにアンディさんと一緒になりたかったのね…!」
ルドマン夫妻は呆然とした。
「アンディ…!好きよ!」
「フローラ、もう離さない!」
女神像の下で2人は愛し合っていた。
辺りには修道女と修道士の服が散乱している。それらの上で、2人は互いの全てを求め合っていた。全身への優しいキス、激しい愛撫。
ルドマンの怒りは頂点に達した。
「許さん!」
扉を大きく開けて中へ入ろうとした。
「やめなよ。」
デボラは体を張って制止した。
「ワシは認めんぞ!こんな馬鹿げた事を!あんな頼り無い男に娘を奪われて」
デボラの腕が光り、ギラの魔法が発動されようとしていた。
「2人の邪魔をするのはお父様でも許さないよ。黙って最後まで見な。」
「デボラ…。」
ルドマンは娘の怒りに圧倒され床に座り込んだ。ルドマン夫人がそっと包み込む。
「…あなた。私もまだ心臓が高鳴ってますわ。夢でも見てるみたいよ。でもね、今まで私達の為に優しくしてくれて、我慢してきた娘が命懸けで愛し合ってるのよ。今度は私達が応援してあげるのが親の役目じゃないかしら。」
2人の愛は佳境に入り、激しく入り乱れる。アンディの吐息とフローラの絶叫が部屋の中に響き渡っていった。
アハーン
〜揺れる青髪11〜
「おしまいだ…!リュカ君に何て詫びればいいんだ〜!」
ルドマンは子供のように泣き出した。
アンディが仰向けになり、フローラはゆっくりと彼の上に乗ると、次第に身体を反らせていった。
窓から差す月明かりに照らされたフローラは女神像に引けを取らない美しさを魅せていた。
「綺麗ね…。自慢出来る体型ではないのにまあ、ここまで見せてくれるわ。」
「本当に。親馬鹿だけど、女神様より綺麗だわ。ううん、あの子が女神よ。背中から翼が生えてるのが見えそうよ。」
「ねえママ、あの娘ったら、あんな顔するんだ。あんな嬉しそうな顔、初めて見たわ。」
デボラとルドマン夫人はすっかり見入ってた。
「そうね。あんな顔は私にも見せた事は無かったわ。ほら、あなたも御覧なさい。」
ルドマンは渋々見上げた。
2人の愛は頂点に達し、今は余韻を楽しんでいた。やがて、聖水で喉を潤すと、互いの修道服のローブで身をくるみ、身体を寄せ合った。2人共、一糸纏わぬ姿なので、急に身体が冷えたのだろう。
「…今頃子供みたいに笑いおって…。」ルドマンはもう怒る気力は失せ、哀愁さえ感じられた。
「パパがフローラを愛してるのは知ってるよ。でも、あの娘はパパを嫌ったわけじゃないからね。」
「知っていたのか…。」
「あたしとフローラが拾われたのも知ってたよ。パパは最初は親としての愛情だったけど、段々男としての愛に変わっていった。」
「もう、いいのよ。」
ルドマン夫人はデボラを制止しようとしたが、振り払われた。
「男としての愛に気づいてたか知らないけど、フローラは言ってたよ。私が結婚したら、お父様はお母様とデボラ姉様を私以上に愛しくれるわ…ってね。」
ルドマンの瞳は涙で濡れた。
「フローラ…すまない。やっぱり、お前は優しい子だ。」
フローラとアンディは着替え始めた。
「ねえアンディ、駆け落ちは最後の手段にしましょう。私、お父様は話せばきっと分かって下さると思うの。デボラ姉様も、あんな風に振る舞ってるけど、本当は優しいのよ。」
「知っている。小さい頃だけど、家に招待されて親切にしてもらったのを覚えてるよ。」
「また…明日ね。」
「うん、また明日。」
2人はそっとキスを交わした。
「ほら、2人に見つからないうちにさっさと帰るよ。」
デボラはルドマン夫妻の背中を押した。
〜揺れる青髪エンディング〜
その1
―10年後―
ルドマン夫妻所有の船上でデボラの結婚式が行われていた。相手はグランバニアの兵士ピピン。リュカがサラボナを訪れた時の従者で、リュカの彼についての話からデボラが興味を持ったらしい。
「全く、勢いで結婚するとはフローラもデボラもしょうのない娘だ。」
「そうですわね。私達が愛し合っているのを思い出して励まれたお父様の娘ですものね。」
「いや、それはだな…」
「フローラ、あまりお父様を責めないでね。あの時、あなたが心配で探してたら偶然見ちゃったのよ。」
「別に責めてませんわ。」
フローラはプイッと横を向いた。
「でもまさか、50代で子供が出来るとは思いませんでしたよ。おいで、クララ。」
クララと呼ばれた少女は、はにかみながら両親の間から出てきた。
「なあに、アンディ兄様?」
「結婚式が終わったら、アイナとレスターと一緒にデボラ姉様とピピン兄様に花束を渡してくれるかい?」
「うん!」
「いい子ね。アイナとレスターも気を付けて持って行くのよ。」
「分かりましたわ。お母様。」
「僕はピピンおじ様に渡したいな。」
子供達はフローラから花束を受け取ると、元気いっぱいに走って行った。
結局、リュカはビアンカを選んだ。フローラは駆け落ちも考えていたが杞憂に終わった。リュカの結論はこうだ。
「たった1人の純粋な思いに報えないのに、多くの人を救う事なんか出来ない。僕達が幸せになる事で誰かが幸せになるなら、勇者や天空の装備を見つけるより早く平和にする方法だと信じる。根拠?ビアンカとフローラさんとアンディさんの顔を見れば分かるさ。」
リュカもフローラと同じ考えだったのだ。
フローラも今では2児の母だが、ますますアンディと愛し合っている。
「ねえアンディ、結婚式が終わったら、リュカさん達の仲間に加わってもいいかしら?」
「僕もそれを考えてたよ。ヘンリー様やマリア様も加わってるみたいだし、魔王を倒す戦力は多い方がいいね。」
「ありがとう、嬉しいわアンディ。」
フローラはアンディに抱きついた。
「まさか、あたし達を置いてかないよね?」
「旅は賑やかなのが楽しいですよ。」
いつの間にか、デボラとピピンが話を聞いていた。
「姉様達…!そうね。みんなで行きましょう。」
フローラ達の旅は始まる。
うん
尾田栄一郎
「はい、ビアンカねぇ。選びませんねェ。いらないんですよ。
ちょっと冷たいかもしれませんけど欲しくないんですよねー。
ジャンプの担当さんなど、時々勧めたりしますが、
新しい担当さんに最初に必ず言う事は「僕にフローラを選ばせろ」ですからね。
人も話も全部自分で選んだ!という自信が欲しいんですねー。
フローラを選んだら、主人公の周りだけで小さく話が収まるんじゃなく、あの世界すべてが動き出す展開になるはず。
美人の幼なじみに会ったから喜ぶってね、愛じゃないんじゃないかと思うんですよ。
お葬式に行ったらみんな泣くでしょう。
その気持ちと同じなんですよね。『真実の愛』はそれとは別なんです。
最近のプレイヤーはおかしい、下手糞や妥協ばっかりじゃないですか?
パケ絵のビアンカを気にするプレイヤーにはプライドが無い、基本的に下手糞、レベルを下げた所で偉そうにしてて恥ずかしくないのかな?
とにかくビアンカに会ったくらいではまずホレない。ビアンカが助けてくれる状況が起こってもホレない。
もっともっとビアンカにグッとくることがあってもまだホレない。
耐えて、耐えて、そして優しいフローラが現れた時にやっと出て来る愛っていうのはもうしょうがない!
しょうがないと僕が思えた時にやっとわく愛が『真実の愛』なんです。
その時は僕も泣きながらプレイしてます(笑)。
僕はオタクじゃないです(笑)
オタクっぽい人がフローラを好きだって言ってもうれしく感じないです(笑)
ビアンカとか選んでる人は妥協しすぎ、もっと上にいきたいって気持ちが無い」
尾田っちホントにこう言ったの?
フローラもワンピースも大好きだから尾田っちがフロ派なのはうれしい
>>143その話題は荒れるから止めろって
このノータリン
なんか尾田の台詞で似たような台詞があったような・・・
アリーナと比べたら糞だけどなwwフローラww
>>143 元ネタ
読者
ふと思ったんですが、尾田っちはいつも読者のいろんなお願いごと聞いてくれてますが、
「新キャラデザイン公募」とか「君の考えた悪魔の実が誌面に登場!」とかはやらないんですか?(以下略)
尾田
──はい、募集ねぇ。しませんねェ。いらないんですよ。
ちょっと冷たいかもしれませんけど人のアイデアが欲しくないんですよねー。
ジャンプの担当さんなど、時々代わったりしますが、
新しい担当さんに最初に必ず言う事は「僕にアイデアを出すな」ですからね。
人も話も全部自分で考えた!という自信が欲しいんですねー。(以下略)
しかしフロオタってこういうバカな2chネタを簡単に信じる上に
他のキャラを叩くものなのを嬉しいって平気で言えちゃう神経の持ち主なんだなw
暫く平和だと想ったがやはりこう言う流れに成ったか…
アンチ野郎wは確信犯的に尾田の話を持ち出して、わざとらしくビアを叩いてやがる。案の定
>>147みたいなフロ派憎しの血の気が多いのがレスしてくるし
揉めたいのならν速かネトゲー板で専用スレでも立てたら良いのに、はっきり言ってキャラスレでされると迷惑千万だw
まあ…自分のこのレスもスルーして、また147に反論するようなら、このスレもおしまいだなw
>>147 改変ネタかぁ‥
教えてくれてありがとう
言われてみたらSBSで似たようなの読んだ気がするぉ
>>人も話も全部自分で選んだ!という自信が欲しいんですねー。
>>フローラを選んだら、主人公の周りだけで小さく話が収まるんじゃなく、あの世界すべてが動き出す展開になるはず。
>>耐えて、耐えて、そして優しいフローラが現れた時にやっと出て来る愛っていうのはもうしょうがない!
このへん、さすが尾田っちだー‥って共感したのになぁ
別にビア叩いてる内容じゃないし感動したけど尾田っちが言ったんじゃないんだね
ともかくありがとう
尾田がそんな気違いフロオタみたいなこと言うわけないだろwwww
>>150 こんな所で草はやしてないで自分のスレに帰れよ…(苦笑い)
152 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/01(日) 16:13:08.65 ID:USHSd6+xO
別にどの嫁派でもいいが
>>147みたいな文に感動し共感するとか言ってる奴の脳内が心配
元の尾田の文は結構頷ける所が多かったけど改編ネタなんてたかがゲームの嫁選びの問題で
自分の選択と反対に言った人を蔑んでそのキャラを好きな人自体を否定しているだけの文だろ
尾田をそんな基地外嫁厨丸出しの低俗な人間扱いするな
だから〜、もしもホントにこれが尾田っちの言葉だったとしても別に問題ない内容じゃない?
誰も叩いてないし傷つけてないぉ
フローラを選んだ方が話に広がりが出るとか、
辛い生活に耐えて耐えて、やっと出会えたフローラに真実の愛が生まれるとか、
すっごくいい話じゃないか!
尾田っちが言ったんじゃなくて改変だったのはホント残念だけど
>>141の改変ネタにはビアンカ選んでる人は妥協しすぎ、
上にいきたいって気持ちが無いとか書いてあって、
誰も叩いてないとは言えないだろう
5の嫁選びば好みのキャラを選べばいいだけど誰選んでも話変わらないんだから
フローラ選んだら話しが広がるも糞もないと思うが
辛い生活に耐えて耐えて、やっと出会えたという存在が
人によってはフローラだったりビアンカだったりデボラだったりするというのがドラクエ5
中には性能しか興味ない人も結構いるけどな
フローラ以外のキャラに真実の愛を感じてプレイしてた人もいるのにそこを無視して
>美人の幼なじみに会ったから喜ぶってね、愛じゃないんじゃないかと思うんですよ。
>最近のプレイヤーはおかしい、下手糞や妥協ばっかりじゃないですか?
>パケ絵のビアンカを気にするプレイヤーにはプライドが無い、基本的に下手糞、レベルを下げた所で偉そうにしてて恥ずかしくないのかな?
とか全体的にフローラ選んだ奴以外馬鹿にするようなこういう押し付けを尾田はしない
>オタクっぽい人がフローラを好きだって言ってもうれしく感じないです(笑)
とか自分と同じものを好きな人でもオタクだったら馬鹿にするとか、尾田はこんな性格悪くない
まず担当が変わるごとに
>新しい担当さんに最初に必ず言う事は「僕にフローラを選ばせろ」ですからね。
と1番最初に言うようなアホな作家がどこにいるんだよ
5の嫁は誰を選んでもいいが、
>>154みたいな馬鹿に尾田やワンピのファンを名乗って欲しくない
157 :
踊り娘の服:2011/05/03(火) 23:13:27.94 ID:zLym5MziO
最初に…個人的にXの嫁キャラのスレは微妙な状況なので他嫁を若干でもsageる内容のレスやコメ紹介はするべきではないと思う
冬が間近に迫ったとある晩秋の日、グランバニアの王家は久しぶりの余暇をもらい、その余暇をフローラの故郷であるサラボナで過ごすことになった。
瞬間移動呪文(ルーラ)でそのサラボナに到着したネクストとフローラ、そしてトゥルーとセイルの子供たちは、
自分たちが王家であることを周囲に悟られないよう、冒険した頃の普段着の衣装で一路ルドマン家の方に向かった。
フローラ、そしてネクストや子供たちの愛犬であるリリアンに挨拶をし、玄関にたどり着くとルドマン本人が自らどかどかと大きな足音を立てて出迎えた。
ルドマン本人には事前にそちらへ遊びに行くと手紙で報告していたが、出迎える際のあまりのはしゃぎ様にフローラは言うに及ばず、
ネクストも子供たちも困惑した顔を隠せなかった。
「おお!ネクスト、フローラ、そしてわしのかわいい孫たちよ、待っておったぞ!せっかくの休日であるから、さあ、ゆっくりしていきなされ!」
と相変わらずの陽気で、かつ強引な調子でルドマンがそう告げて一足先に部屋に戻ると、ネクスト達は戸惑いながらも、
「・・・それでは、失礼致します。」
とゆっくりと深くお辞儀をしながら、ルドマンの家に上がった。
「もう、お父様ったら、相変わらず強引で・・・、少しは遠慮気味に接してくださらないと本当に困りますわ!」
フローラは眉を陰らせながら呆れた口調でそう述べた。それもそのはず、昔ネクストとフローラが結婚式を上げる際、ネクストに多くの人と物をひとまとめにして
ルーラでカジノ船に移動させ、その結果ネクストが寝込んで、フローラにシルクのヴェールを被せられなかったことに、今なお彼女自身は相当気にしていた。
その父親の強引さに、さすがのフローラも怒りをあらわにするのは無理もないことであった。
「まあ、いいじゃないか、フローラ。義父上は相変われず元気そうであるから。」
そんなフローラの気を使う姿をよそに、ネクストは笑顔で彼女にそう告げた。
「でも、あなた・・・」
尚も気を使うフローラ、しかしネクストはそんな彼女の不安そうな仕草を見て、とっさに肩を寄せながら耳元で言葉を続けた。
「さあ、義父上の部屋へ行こう。トゥルーやセイルも、おばあちゃんも会いたがっているから。」
158 :
踊り娘の服:2011/05/03(火) 23:15:55.86 ID:zLym5MziO
「そうですわね・・・。」
さすがにフローラも、ネクストのスキンシップの行為の入った言葉には弱いようで、彼女は頬を赤らめ、彼に縋りつくようにそのまま一路ルドマンの待っている部屋に
歩き出した。
そんなのろけた光景をよそに、トゥルーとセイルは、
「わ〜い、おばあちゃんからまたお小遣いがもらえる〜!」
「もう、お兄ちゃんたら!はしたないことを言わないの!」
などと、相変わらずのボケと突っ込みの入った、仲のいい会話をしながら、軽い足取りで部屋の方に向かった。
「こんにちは〜」
ネクストとその家族が一斉に挨拶して部屋に入ると、そこにはルドマン夫妻の他に、なんとあのアンディとスーザンの夫婦がお待ちかねをしていた。
ルドマンは、この日のために、事前に別荘に住んでいた二人を招待するという豪華盛大なパーティを企画していたのである。
目の前のソファーに囲まれたテーブルには、既に豪華なご馳走とお酒・ソフトドリンク等が並べられていた。
「・・・アンディ、お久しぶりね!それにスーザンさんも御一緒で。でも、どうしてこちらに?」
フローラは幼馴染でもあるアンディを見て、驚きながらも親しみを込めてそう尋ねた。
「やあ、フローラ。相変わらず元気そうで安心したよ。いや、何せ、ルドマンさんがネクストさんとその家族がこちらに遊びに来るということで、
わざわざ僕たち夫婦を招待してくれたんだ。正直言って僕も驚いているんだけどさ。」
「そういうことなの、フローラさん。でも、私も正直言ってびっくりしちゃったわ!」
「まあ、お父様って、本当にどこまでも強引で・・・、申し訳ありません。」
アンディはフローラの元気な姿を見て安心したように、軽口で彼女にそう返事を返し、彼の肩にピタッと顔を寄せていたスーザンも続けざまに言葉を返した。
一方フローラは申し訳なさそうに頭を下げたものの、二人の幸せそうな姿を見て安心したように笑顔で迎えた。
「義父上、これはいったい・・・」
ネクストは右手で紫の帽子を掻きむしり、怪訝そうな表情をしながらルドマンに問いかけた。そのルドマンはどっしりとソファーに腰掛けながら、
「わっはっは、まあよいではないか。今日はせっかくのネクストのたまの休日、この日くらい盛大にパーティを開こうではないか?」
と笑顔で接し、隣のソファーに座っていたルドマンの妻であるマリエッタ婦人もまた、
159 :
踊り娘の服:2011/05/03(火) 23:17:43.94 ID:zLym5MziO
「・・・突然のことで本当に申し訳ないと思いますが、今日だけは皆様方ゆっくりと食事をしながら語り合いましょう?」
と続けざまに笑顔で述べた。そしてネクストとフローラの前に立っていたトゥルーとセイルの姿を見て、
「そうそう、トゥルーちゃんもセイルちゃんも前に来たときよりも立派に大きくなったわ。この日の為のプレゼントを用意しておいたから、ちょっと待っててね。」
と言って一旦隣の部屋に入り、すぐ出てくると、マリエッタは2個ワンセットの大きさの異なる熨斗に包まれた箱を、それぞれトゥルーとセイルに差し上げた。
トゥルーとセイルはその場で熨斗を破り、そのまま両方の箱を空けると、中には手編みのマフラーと手袋がそれぞれの箱に入っており、
マフラー・手袋ともに模様は二人の性別に合わせて、トゥルーが青色、セイルが桃色にコーディネートされていた。
「・・・もう冬が近づいていますから、トゥルーちゃんもセイルちゃんには是非風邪をひかないようにと、夜なべをしてまでも編んだのですよ。
だから、大事に使ってちょうだいね。」
自分たちのおばあちゃんでもある、マリエッタのその言葉にトゥルーとセイルは、
「わ〜い!おばあちゃん、大好き〜!」
「おばあちゃん、ありがとう!これ、大事に使いますから、おばあちゃんも長生きして下さい!」
と感謝いっぱいの気持ちを前面に押し出して、気持ちよくその品を受け取った。
「まあ、こんなものまで頂いて・・・、お母様には本当に申し訳ありませんわ。」
フローラは感無量になりながら母親のマリエッタに深く頭を下げた。
「こらっ。トゥルー、セイル、せっかく義母上が一生懸命編んでくれたものだから、大切に使えよ!」
「はい!お父さん。」
ネクストは当然のように子供たちに一言注意し、子供たちもまた元気に返事をした。王家の子供といえども、年齢的にはやんちゃ盛りである故に、親として頭を抱えたくなるのは無理もないことであった。
「・・・メンバーも揃ったことだし、そろそろ乾杯をしようではないか。それでは、ネクストにその音頭をとってもらおう。」
ルドマンの相変わらずの調子の一言に、ネクストは戸惑い気味ながら部屋の真ん中に出て、少し緊張気味に乾杯の音頭をとった。
「それでは・・・、家族の幸せを願って、乾杯!」
「かんぱ〜い!」
160 :
踊り娘の服:2011/05/03(火) 23:22:57.68 ID:zLym5MziO
と盛大に乾杯をし、そのままパーティの幕が上がった。トゥルーはテーブルの上の食べ物をくまなく口にし、セイルもまた、相変わらず自分の苦手な食べ物を可能な限り
避けながら、ゆっくりと食事を進めていった。
ネクストとフローラはルドマンとマリエッタ、そしてアンディやスーザンとともに、互いにお酒を交わしながらフローラと
結婚した頃の話題とか、あるいは巨大モンスターのブオーン退治の話題を、笑い声たからかに盛り上がっていたが、酔いがまわっていたスーザンがネクストの隣にやってきて、
「ネクストさんって、やっぱり凄い人なのねぇ・・・。ねぇ、今夜一晩私とお付き合いしてもいいかしら?」
とネクストの肩に手を回しながら耳元でそう囁いた。スーザンのこの日の衣装は以前別荘で身に着けていたような「踊り娘の服」ではなく、
上は白いTシャツとその上に薄茶色のベスト、下にはそれと同色のミニスカートを身に着けていたが、Tシャツとスカートの間からおヘソがちらちらしていた故に、
お酒の入っていたネクストは、
「おいおい・・・、冗談はよしてくれよ・・・」
と苦笑を浮かべながらも、彼女の風貌と誘惑に、我を忘れて寄り付いた。それを見たフローラは、
「スーザンさん、きつい冗談はよしてください!あなたも・・・、そんなに彼女の腰ばかり見ないで、もっと私の方を見てください!」
と二人の中に割り込んで、檄高しながらネクストに抱きついた。フローラもまた、かなりお酒が入っていたようで、その酔い方にネクストも驚愕していた。
「おいおい、大丈夫か?フローラ・・・」
ネクストは心配そうにフローラを見つめながら尋ねた。
「私は大丈夫ですわ!それよりもあなた・・・、浮気は許しませんからね!」
と言葉をつまらせ気味に返事をしたフローラは、そのままネクストの胸元に寄り添ったまま意識を失った。その表情は少し赤く、足元もおぼつかない状態であり、
フローラがお酒にあまり強くないことを知っていたネクストは、咄嗟に彼女を抱きかかえ、
それを見て同様に心配の表情を浮かべたトゥルーとセイルとともに2階の寝室へ上がっていった。
それを見ていたアンディは厳しい表情でスーザンに叱咤した。
「おい!冗談でもそういうマネだけはやめろ!その場の雰囲気をぶち壊しにしてからに、今度そんなマネをしたら許さないからな!」
「アンディ・・・、ごめんなさい。」
161 :
踊り娘の服:2011/05/03(火) 23:24:49.68 ID:zLym5MziO
アンディの毅然たる態度に、さすがのスーザンも反省し、申し訳なさそうな表情でアンディに謝った。
2階の寝室に入り、泥酔してそのまま寝入ったフローラを横にさせ、額に冷たいタオルを乗せると、ネクストは彼女の具合を確認しながら傍で見守っていた。
一緒に上がってきたトゥルーとセイルが心配そうにフローラを見ながら、
「お母さん、結構お酒の匂いがするけど、大丈夫?」
「もう、お父さんったら!お母さんを怒らせるようなことをしたら許さないからね!」
と、今にもネクストに噛み付きそうな顔つきでそれぞれ口にした。ネクストは、
「フローラ、すまない・・・」
と愕然とした表情でただ一言口にして、しばらくは子供たちとともに横になるフローラに付きっ切りで見守っていた。
そこへ後から上がってきたルドマンとマリエッタの両ご夫妻が入室し、マリエッタが、
「ネクストさん、下でアンディがお話があるということですので、代わりに私たちがフローラの様子を見守ってあげます。だから行ってあげてください。」
と丁重に告げたので、これは只事ではないと感じたネクストは、
「すみません・・・、もしフローラの身に何かありましたら、すぐに僕を呼んでください。」
と彼女に告げた。トゥルーとセイルには、
「ちょっと席をはずすけど、おとなしく待ってくれよ。大丈夫、何かあったとしてもおじいちゃんとおばあちゃんが傍についているから。」
と一言伝えておき、そそくさに下に降りていった。そんな慌てぶりな父親を見てトゥルーは、
「お父さん、本当に大丈夫かなあ・・・」
と心配そうに口にすると、セイルは尚もムッとした表情で、
「もしその間にお母さんの身に何かあっても、それはお父さんの責任だから!」
と言葉を返した。
先程まで盛大にパーティを行っていた下の1階の部屋には、既にスーザンの姿はなく、アンディひとり残っていた。部屋はまだ片付いておらず、殺風景な雰囲気の中、
アンディとネクストが無表情で対面していた。すかさずアンディは、
「ネクストさん、ここでは話をしにくいから、外で話をしよう・・・。」
と一升瓶の酒を片手に切り出してきたので、ネクストもまた、
「・・・望むところだ!」
と切り返し、二人はすかさずに外に出てサラボナの街の中央の噴水のある公園へ向かった。
162 :
踊り娘の服:2011/05/03(火) 23:29:53.81 ID:zLym5MziO
既にかなりの時間が経過していたこともあり、夜は更けて、辺りもかなり寒くなっていたが、それでも二人はそんなことはお構いなしに、既に止まっていた噴水のそばのベンチで向かい酒を堪能した。
突然、アンディが申し訳ないと言わんばかりに、辛そうな表情でこう切り出してきた。
「ネクストさん、今日は本当に済まなかった。我妻スーザンが調子に乗りすぎてフローラを怒らせてしまったことに、僕自身も反省している・・・。」
アンディは先程の件で、せっかくのパーティを台無しにしたことを本当に反省していた。ネクストもその件は別に気にしてないといったように笑顔で応対した。
しかし、アンディは突然手のひらを返したように表情を硬くして、更にこう続けた。
「・・・だけどな、ネクストさんははっきり言って優しすぎる。特に女性に対して!こんなことでフローラを幸せにできるのかどうか、正直不安だ!・・
もし今日みたいにフローラを怒らせたり、泣かせるようなマネを今後も続けたら、僕は絶対許さないからな!スーザンと結婚している現在でも、
フローラは、僕にとってはたったひとりの大事な幼馴染だからな!」
アンディの説得力のあるからみつきに、ネクストは厳しい表情のまま、しばらくの間黙り込んでいた。そんなネクストの態度に業を煮やしたアンディは、
ネクストの服を掴んで更に食ってかかった。アンディもまた、かなりお酒が入っていたようであった。
「ネクスト〜!さっきから黙ってないで何か言えよ!コラァ〜!」
かなり殺気だった表情でアンディは問い詰めた。ネクストはアンディの服を掴んでいた手を持ち、それを突き放してから冷静でかつ毅然とした態度でこう言葉を返した。
「アンディ、確かにお前の気持ちはよく理解できる。しかし、感情だけでは女性を愛することは出来ないのだ!」
ネクストは両腕を組んで、さらにこう続けた。
「・・・今更ながらこんなことを持ち出すのもどうであるが、昔、この街の南の火山にある、炎のリングを探しに行く際、
お前は一人で出かけては結果的に大火傷を負ってフローラを初め、周囲の方々に心配をかけたこと。
正直言って今でも怒っているのだ!あの時のお前はフローラを見ず知らずの男性に取られてたまるか!というような感情だけでそういう行動に出たのであろうが、
そんなことで女性が振り向いてくれるといったら大間違いだ!
163 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/03(火) 23:32:54.48 ID:zLym5MziO
・・・フローラはあの時のことを今でも悔やんでいる。何故アンディに
「そんな無茶なことはやめて!」とあの時どうして言えなかったのだろうって。
」
ネクストの冷静で、それでなおかつ重みのある言葉に、さすがにアンディも少し感情が収まったようであった。
『フローラが・・・、そんなことを?』
アンディはフローラが今でもその件で後悔していることに、先程までとは正反対の態度で急に落ち込んだ。
アンディはこれまで自分が行ってきたことを「確信犯」的に考えてきたが、それがかえってフローラを傷つけていたことに、後悔の念にさらされていた。
「僕は・・・、あの時フローラのためにと思って頑張ったのに・・・」
下にうつむくアンディの目から無数の涙が零れ落ちた。そんなアンディが少し気の毒になったのか、ネクストは、
「アンディ、お前には既にスーザンという、フローラとはまた違う魅力ある女性がいるではないか?それなら
スーザンにそういう心配をさせないよう頑張れ!でないと、スーザンにも愛想つかされるぞ!」
と彼の肩を軽く叩きながら励ました。その言葉にアンディは涙を拭いて、
「・・・ネクストさん、これだけは言っておきますが、今でも僕はフローラのこと愛しています。ただそれ以上にスーザンを愛しています!
だから余計な心配はしなくても大丈夫です。」
と少し憮然とした表情で言葉を返した。ネクストはアンディのその言葉に安心したのか、あるいは向かい酒で酔いが進行してきたのか、突然笑顔でこんな話題を切り出してきた。
「ところで・・・、スーザンは家ではいつも「踊り娘の服」をきているのか?」
思わぬネクストの質問に、アンディは戸惑いながらも、
「え、ええ・・・、外出する以外はそうなんですが、何故そのようなことを聞くんですか?」
と聞き返した、彼はいったい何を考えているのか理解できないと思いながら。そしたらネクストはすかさずうつむき加減でこう話し始めた。
「いや、一度でいいから、王室の中だけでもその格好で接してみたいと思っていたから。・・・フローラには何度かお願いしてみたが、さすがに彼女は「お断りです。」
の一点張りで・・・、だからどう聞けばフローラがそれに応じれるのか、そのノウハウが聞きたくて・・・。」
ネクストの思わぬ言葉に、アンディは内心「はぁ〜っ?」と思いながら、こう返答をした。
164 :
踊り娘の服:2011/05/03(火) 23:34:25.46 ID:zLym5MziO
「そら、押しですよ。押し!ネクストさんって、ひょっとして、いつもフローラの尻に敷かれているんですか?」
アンディは先程とはまたうって変わって、笑顔を浮かべながら言葉を返した。対照的にネクストが先程までの毅然とした態度とは違って、顔を赤らめてながら、
「まあ・・・、そういうことになるな・・・。」
とうつむき加減に恥ずかしそうに返事をすると、アンディは、
「ははは!何だ、しっかりしてくださいよ!あんた、これでも国王なんでしょ!」
とネクストに指をさしながら思いっきり笑い飛ばし、ネクストも、
「ははは!そうだな、もっとビシとせなダメだな!」
と紫の帽子をかきながら相槌をうって、再び二人して向かい酒を進めていった。その時である。
「あなた〜!」
後ろを振り返ると、酔いの覚めていたフローラが笑顔に、しかし二日酔いの症状が出ていたのか、頭を右手で軽く抑えながら顔を引きつらせて後ろに立っていた。
そしてトゥルーやセイルも隣でフローラと同様、仁王立ちで立っていた。
「お父さん、お母さんがお父さんのことを心配して、無理してまでも外の二人の様子を見にきたのに・・・、ほんっとうに最低!」
セイルもまた引きつった表情で言葉を発し、辺りは喧騒な雰囲気に包まれていた。いち早くただならぬ雰囲気を感じたアンディは、
「すみません、ネクストさん。僕はこの辺で失礼致します・・・。」
と軽く礼を交わすと、すかさずその場から逃げるようにして別荘のほうへ帰っていった。ネクストは「ちょっと・・・」と声を発しかけようとした瞬間、
咄嗟にフローラに腕を捕まれて、
「ねぇ、あなた・・・。先程の「踊り娘の服」の件、どういうことか家に戻って説明してくれます?」
と引きつった笑顔のままネクストにそう言葉を発すると、無理矢理彼の体をその細い腕で引っぱりながら、子供たちとともにルドマンの家へ戻っていった。
当然ながら、ネクストはその戻った家の、先程までフローラが横になっていた部屋で、彼女からかなり長時間に渡って厳しい説教をされたのは言うまでもなかった。
別荘に戻ったアンディは、先に戻って「踊り娘の服」に着替えていたスーザンに笑顔で出迎えられながら、複雑そうな表情のまま部屋の中に入っていった。
「アンディ、今日は本当にごめんなさい・・・。その分、今日は思いっきり愛しちゃうから!」
165 :
踊り娘の服:2011/05/03(火) 23:35:30.87 ID:zLym5MziO
スーザンの健気な姿に、アンディは複雑な思いを抱えながらも彼女には笑顔で応対し、そのまま寝室へと向かった。
『ああ・・・、もし僕が仮にフローラと結婚していたら、僕もああいう思いをするのか・・・?よかった、スーザンと結婚して・・・。』
(Fin.)
SSお疲れさんです。
僕はアン×フロ好きですが楽しめました。
男同士の会話もなかなか良いですね。
デボラ姉様も絡めた話も期待してます。
通りすがりの白戦士さんのssも期待してまーーす
有難うございます。
基本的にアン×フロになりますが、宜しいですか?
フローラに愛が感じられる作品であれば
大歓迎です
(修正版)
〜揺れる青髪1〜
雨は土砂降りになっており、時折雷が遠くから聞こえる。
まるで、アンディの心境を表しているようだ。
彼は眠れないでいた。しかし、火傷のせいではない。傷も痛みもフローラの献身的な看護で治っていた。
「リュカさんがフローラを選んだら…。今更どうなるわけでもないのに僕は何を悩んでるんだ!」
何度寝返りを打ち、起きて水を飲んだか分からない。
「お父さんの望みの為に愛した女性を諦めようとするなんて…。
悔しいが、僕にそんな勇気は無い。リュカさんは器が大きすぎる。
火山で彼に助け
られて分かったはずだ!」
アンディは悩む度に自分に言い聞かせた。
しかし、花嫁選びの時間が近づき、雨が酷くなると、彼の心はかき乱され、呼吸も荒くなる。
「どんな形でもフローラが幸せなら良いじゃないか!!」
いっそ、リュカが悪人ならどんなに楽になれたろう?彼の悪い部分を探しもした。
しかし、無駄どころか、余計にみじめに感じた。
肩を震わせ、アンディは泣いた。
無力な自分、嫉妬にかられた醜い自分に、そしてフローラとの思い出に…。
「サラボナの空も泣いてくれているのかい…?」
ふと、窓を見ると、稲光で人影が走って来るのが見えた。
「ん…?」
そしてそれは、家の中へ入っていった。
「…リュカさんかな?」
起き上がる度に窓から外の様子を眺めていたアンディは、リュカが眠れないで外出したのを見た。
「ルドマン邸、ビアンカさんがいる別荘、僕の家という事は、いよいよか。」
アンディは覚悟を決めた。
「きっと僕に謝りに来たんだね。律儀なリュカさんらしいや。
いいさ、ショックは早い方がいい。」
もう、彼は吹っ切れていた。
そして、徳上のワインとグラスを用意した。
「彼も苦しいんだ。こんな事しか出来ないが、今度は僕が助けてあげよう。」
やがて、足音がゆっくりと部屋に近付いていった。
「おつまみは…お互いの好きな女性の話だけで十分だ」
足音はドアの前で止まり、重苦しい雰囲気が流れた。
「リュカさんだろ?僕も眠れないんだ。朝まで飲み明かそう。」
だが、ドアが開かれるとアンディはグラスを落とした。
「…アンディ…。」びしょ濡れのフローラが、哀しげな瞳でじっと見つめて立っていた。
「フローラ、どうして…!?とにかく、身体を拭いて…」
〜揺れる青髪2〜
アンディは急いで灯りを点け、タオルで顔を拭いた。
「懐かしいな…。君が修道院に入る前は、こうやって顔を拭いた事もあったね。僕はこれが最後だけど…、なあにリュカさんなら僕より上手に拭くさ!」
アンディは目の前にフローラがいても、決して動揺しなかった。
いや、その笑顔は清々しささえ感じられる。
「………っ」
フローラはうなだれ、滴が次々と床に音を立てた。
「あ、ごめん。髪も乾かさなきゃね。顔だけ拭いても意味ないよね。」
アンディは自分のミスに苦笑した。その表情さえも清々しい。
だが、フローラはその彼の表情に反して、哀しげに、時折怒りを混ぜながら肩を震わせる。
「本当にごめん。だから、リュカさんに負けるんだね。だからこそ、君はリュカさんと幸せになってくれ。」
今のアンディには最高の誠意ある言葉のつもりだった。
しかし、それに対する返礼は乾いた音が響く平手打ちだった。
「いい!触らないで!!」
フローラはアンディの手を払いのけ、ピンクのリボンを解いた。
滴が次々飛び、灯りに反射されて輝く。
それと同時に後ろで束ねていた前髪が額を覆い、それまでの凛とした雰囲気が変わった。
「フローラ…」
前髪を下ろしたり、ずぶ濡れのフローラをアンディは何度も見た。
しかし…、今のフローラは妖艶にさえ感じられる。
「あなたはまだ、そんな事を言ってるの!?」
アンディは突然の事で不思議そうな表情だ。
「お父様はリュカさんとの結婚が幸せだとは言った。
確かにリュカさんはあなたより強いし、世界を救う旅もしてるから立派よ。
でもね!」
フローラはアンディの赤くなった頬を優しくなでた。
「リュカさんは世界を救えても、私は幸せになれないのよ!
どんなに強くても、魔王を倒せても、
私の中にあるアンディとの思い出は消せないのよ!」
フローラの顔は、髪から流れる滴と涙で濡れていた。
「有難う…。君はまだ昔の思いを美化しているだけだ。
彼は愛する女性を諦めてまで、世界を救おうとしてる。
僕より立派だ。その人の妻になれるなんて、誇らしいじゃないか。」
さすがにアンディも動揺し、平静を保とうと自分にも言い聞かせようとした。
だが、フローラは髪を振り乱し、アンディに抱きつく。
〜揺れる青髪3〜
「違う!愛する女性を犠牲にして得る平和なんて本当の平和ではないわ!
大勢の人が幸せになる為に小さな幸せを壊していいはずがない!」
アンディはフローラを抱きしめたくなってきた。
理性と愛の間で腕が葛藤する。
「もういいのよ。どんな時でも私を愛したアンディに戻って!」
アンディの我慢は限界に達しそうだ。
しかし、強く振りほどいた。
「今思えば、君はリュカさんと共に勇者を探し、
世界を救う為に生まれてきたのかもしれない。
その優しさは聖女そのものだ。
今思えば君が修道女になったのも、勇者を助ける為の修行だと考えれば納得がゆく。」
アンディは自分にも納得させるようにゆっくりつぶやいた。
「私が…、聖女?」
「その美しさは神の意志によって形造られて現れたものだ。
神に選ばれてない僕には、決して触れる事さえ許されない。」
アンディの肩は大きく震え、頬に涙が流れた。
「偶然よ、そんなの。美しさならデボラ姉様の方が」
アンディは振り返った。腫れ上がった瞳にフローラは驚く。
「俗世間が決める体型の美しさじゃない。
もちろん、見た目の良さもだが、聖なる雰囲気も感じた。
多少の魔法を勉強した僕でさえ分かったんだ。
君はすでに気づいてたはずだ。」
フローラは少し考え、気を取り直した。
〜揺れる青髪5〜
「…確かに最近、他の人達と何か違うとは思っていたわ。
聖なる力を感じたりもした。
少しだけど時々、デボラ姉様にも感じるの。」
「やはりデボラさんもか…。
君も聖なる力を感じたなら本物だ。」
アンディはフローラのリボンを拾い、彼女に手渡した。
「全ては神の意志だ。逆らったら罰を受けるだろう。
だから、君は幸せになって欲しい。」
「全ては神様の意志…。
私は聖女…、世界を救わなければならない…。」
フローラは小さく何度もつぶやきながら、髪を整えていった。
それはまるで、1人の女性から聖女への変化を現すようだった。
「僕はどんな罰も受ける覚悟はある。でも、フローラを巻き込みたくはない。
君が少しでも僕を愛していた事で十分だ。
僕はその思い出だけで生きて行ける。」
フローラは髪を結び終えた。
「私は聖女。自分の運命に従います。」アンディはフローラの幸せを祈った。
「あなたに神の祝福があらん事を…。」
それは恋人に対してではなく、世界を救う聖女に対してだ。
「有難うアンディ。でも、リュカさんとの結婚の前にしなければならない事があるの。」
「何だい?」
「ほんの少しとは言え、私達は神様の意志に背いて愛し合ってしまった。
私達は穢れを清め、神様に懺悔しなければなりません。」
もうすっかり、フローラは聖女の顔だ。
「分かった。どうやってやればいい?」
「私についてきて。」
フローラとアンディはサラボナで一番大きい教会へ向かった。
〜揺れる青髪6〜
フローラは修道院を出た後はここで聖歌等の儀式に参加しており、
夜でも自由に出入り出来た。
教会に入ると、フローラは修道女と修道士の服を用意してもらった。
「どうして僕まで、着替えるの?」
「ごめんなさい。
教会の人には私があなたに新しい修道士としての洗礼の儀式を行うって言っておいたのよ。
私は修道女だけど、修道院長の代行をした事もあったからね。
その方がわかりやすいわ。」
「そうか…。本当の事は神様にしか言えないよね。」
2人は着替え終わると、礼拝室に入っていった。
月明かりがステンドグラスを通し、女神像が神々しく輝いていた。
「さあ、始めましょう。」
フローラは聖水の入った容器とグラスを用意した。
「何ですって!?教会に!」
ルドマン夫人のシャルロットは慌てて寝間着から着替えた。
フローラが突然、止める間も無く家を飛び出してから、行方が分からなかったのだ。
こんな夜更けに若い男を連れて訪れた教会のシスターが不審に思って通報したのだ。
「あの子が男と教会でデート?他に行く所は無かったのかねえ?
ま、箱入り娘と純情な文学青年にしては上出来かな。
教会なら、変な気は起きないでしょ。」
デボラは冷静に判断していた。
「確かにそうだが、大事な花嫁候補だぞ!大事な日の前に男と出歩くなんて…。
お前達、早く馬車に乗り込め!力づくでも連れて帰るぞ!」
ルドマンも急いで部屋に入ってきた。
礼拝室は2人だけだった。
フローラが儀式の間は誰も入れないようにと当直の人に頼んでおいたからだ。
「主よ、どうか私達の罪を清めて下さいませ。
私達はこれより、正しき道を歩みます。」
床にひざまずき、フローラは祈った。
修道女の服も似合ってるな…。と、アンディは見とれてしまった。
「ほら、アンディも。」
促されるままに、アンディも同様に祈った。
「これは女神様の聖なる血。今から、私達は女神様と一体になります。
そして女神様の大いなる愛で私達の罪を清めてくれるでしょう。」
フローラは祭壇に供えてあったワインを取った。
アンディは修道士の服を着ていなかったら、
その神々しい雰囲気に圧倒されていただろう。
「さあ、あなたも。」
フローラはワインを口に含み、残りのグラスをアンディに差し向けた。
「うん。」
アンディは手を差し伸べた。
しかし、グラスは渡らなかった。
「(フローラ…!)」
一瞬の隙をつき、アンディの唇は奪われた。
〜揺れる青髪7〜
フローラの口内の残りのワインがアンディの中に入る。
アンディは思わず飲み込んだ。
「これで私達は女神様と一体になったわ。」
驚くアンディをよそにフローラはゆっくりとグラスを祭壇に戻した。
何年振りのキスだろうか?
アンディは思い出していた。
「昔はよく、こっそりキスしてたね。」
「嬉しかった…。悪い男の子達にいじめられて泣いていた時には最高のプレゼントだった。」
「僕だって。いじめっ子をやっつけた時に受けた傷を治すのに、
フローラのキスは良い薬だった。」
フローラに笑顔が戻る。
「でも、やっつけられるのが多かったけど」
再び、フローラの表情が憂いを帯びる。アンディの髪を優しく撫でた。
「いいの。アンディは優しいままでいて。」
「ああ、僕は変わらないよ。それより、今の事は2人だけの秘密だ。
最後に良い思い出を有難う。これで」
「身体が渇くのよ…。」
フローラはよろめき、アンディに受け止められた。
酔いが全身に廻り、唇にワインの残りが着いてるのに気付かない。
「うん。すぐに水を持ってくるから。」
アンディは拭き取ろうとしたが、腕を掴まれた。
「ダメ。」
「もうワインはダメだよ。お酒弱いの分かったでしょ?
氷水を作ってあげ」
フローラはアンディの腕を振り払った。
「そんなの嫌!あなたの愛でなきゃ潤わないのよ!!」
「フローラ、神の意志に従うんじゃなかったのか!?」
アンディは慌てて唇を押さえて動揺している。
フローラは帽子とベールを床に投げ落とした。
ウィンプル(顔を包む頭巾)の紐に手をかけると、アンディは慌てて止めた。
「従ってるわ。リュカさんに会うのも神の意志なら、
修道院に入る前にアンディを好きになったのも神の意志だわ。」
フローラは構わずウィンプルを外し、束ねていた髪を解いた。
美しい青髪が風に舞うように降りた。
顔と前髪しか見えなかったギャップと相まってアンディはその光景に見とれていた。
「何故なんだ…?分からないよ。」
「リュカさんとの出会いは女神様が私達に与えた試練なのよ。
だから、乗り越えなくてはならない。」
アンディは呆然とした。
「私も罰を恐れない!私にとっては、好きな人と一緒になれない方が罰なのよ!」
「フローラ…!」
アンディはフローラを抱き締めた。
ワインを少し含んだだけなのに、身体は火照っていた。
〜揺れる青髪8〜
「主よ、今から私達は自分の信じた道を歩みます。それが悪というなら、いかなる罰も受け入れます。」
フローラは、アンディの上着をゆっくりと脱がした…。
「抱いて、アンディ…。」
「なんて広くて立派な教会なんだ!フローラ!フローラ!!」
教会に着いたルドマンは一心不乱に走った。
「あなた、こっちです。」
シャルロットは礼拝室の扉へ手招きした。
ルドマンが扉へ来ると、先に鍵を受け取っていたデボラがそっと開けた。
「お、恐れていた事が…!!」
ルドマンは膝を床に着き、
「フローラ、あなたって娘はそんなにアンディさんと一緒になりたかったのね…!」
シャルロットは半ば感動して立ち尽くした。
「アンディ…!好きよ!」
「フローラ、もう離さない!」
女神像の下で2人は愛し合っていた。
辺りには修道女と修道士の服が散乱している。
それらの上で、2人は互いの全てを求め合っていた。
全身への優しいキス、激しい愛撫。
ルドマンの怒りは頂点に達した。
「許さん!ワシは認めんぞ!こんな馬鹿げた事を!あんな頼り無い男に娘を奪われて」
ルドマンは扉を大きく開けて中へ入ろうとした。
だが、デボラの腕が光り、ギラの魔法が発動されようとしていた。
「2人の邪魔をするのはパパでも許さないよ。黙って最後まで見てな!」
デボラは体を張って制止していた。
「デボラ…。」
ルドマンは娘の怒りに圧倒され床に座り込んだ。
シャルロットがそっと包み込む。
「…あなた。私もまだ心臓が高鳴ってますわ。夢でも見てるみたいよ。
でもね、今まで私達の為に優しくしてくれて、
我慢してきた娘が命懸けで愛し合ってるのよ。
今度は私達が応援してあげるのが親の役目じゃないかしら。」
2人の愛は佳境に入り、激しく入り乱れる。アンディの吐息とフローラの絶叫が部屋の中に響き渡っていった。
〜揺れる青髪9〜
「おしまいだ…!リュカ君に何て詫びればいいんだ〜!」
ルドマンは子供のように泣き出した。
アンディが仰向けになり、フローラはゆっくりと彼の上に乗った。
フローラは次第に身体を反らせていく。
窓から差す月明かりに照らされたフローラは、
女神像に引けを取らない美しさを魅せていた。
「綺麗ね…。自慢出来る体型ではないのに、ここまで見せてくれるわ。」
「本当に。親馬鹿だけど、女神様より綺麗だわ。
ううん、あの子が女神よ。
背中から翼が生えてるのが見えそうよ。」
「ねえママ、あの娘ったら、あんな顔するんだ。
あんな嬉しそうな顔、初めて見たわ。」
デボラとシャルロットはすっかり見入ってた。
「そうね。あんな顔は私にも見せた事は無かったわ。
ほら、あなたも御覧なさい。」
ルドマンは渋々見上げた。
2人の愛は頂点に達し、今は余韻を楽しんでいた。
やがて聖水で喉を潤すと、
互いの修道服のローブで身をくるみ、身体を寄せ合った。
2人共、一糸纏わぬ姿なので、急に身体が冷えたのだろう。
「…今頃子供みたいに笑いおって…。」
ルドマンはもう怒る気力は失せ、哀愁さえ感じられた。
「パパがフローラを愛してるのは知ってるよ。
でも、あの娘はパパを嫌ったわけじゃないからね。」
「知っていたのか…。ワシがフローラの事を…。」
「あたしとフローラが拾われたのも知ってたよ。
パパは最初は親としての愛情だったけど、段々男としての愛に変わっていった。」
「もう、いいのよ。私も知っていたわ。」
シャルロットはデボラを制止しようとしたが、振り払われた。
「男としての愛に気づいてたか知らないけど、フローラは言ってたよ。
私が結婚したら、お父様はお母様とデボラ姉様を私以上に愛しくれるわ。
お父様の愛は家族みんなのものなのよ。
お父様はいつかきっと、お気付きになられるはずだわ…ってね。」
ルドマンの瞳は涙で濡れた。
「フローラ…すまない。やっぱり、お前は優しい子だ。」
フローラとアンディは着替え始めた。
「ねえアンディ、駆け落ちは最後の手段にしましょう。
私、お父様は話せばきっと分かって下さると思うの。」
「知っている。小さい頃、家に招待されて親切にしてもらったのを覚えてるよ。」
「また…明日ね。」
「うん、また明日。」
2人はそっとキスを交わした。
「ほら、2人に見つからないうちにさっさと帰るよ。」
デボラはルドマン夫妻の背中を押した。
〜揺れる青髪10(エンディング)〜
―10年後―
ルドマン夫妻所有の船上でデボラの結婚式が行われていた。
相手はグランバニアの兵士ピピン。リュカがサラボナを訪れた時の従者で、デボラが興味を持ったらしい。
「全く、勢いで結婚するとはフローラもデボラもしょうのない娘だ。」
「そうですわね。
私達が愛し合っているのを思い出して励まれたお父様の娘達ですものね。」
「いや、それはだな…」
「フローラ、あまりお父様を責めないでね。
あの時、あなたが心配で探してたら偶然見ちゃったのよ。」シャルロットは少し照れながら、フローラの肩に触れた。
「でもまさか、50代で子供が出来るとは思いませんでしたよ。
おいで、クララ。」
クララと呼ばれた少女は、はにかみながら両親の間から出てきた。
「なあに、アンディ兄様?」
「結婚式が終わったらアイナとレスターと一緒に、
デボラ姉様とピピン兄様に花束を渡してくれるかい?」
「うん!」
「いい子ね。アイナとレスターも気を付けて持って行くのよ。」
「分かりましたわ。お母様。」
「僕はピピンおじ様に渡したいな。」
子供達はフローラから花束を受け取ると、元気いっぱいに走って行った。
結局、リュカはビアンカを選んだ。
フローラは駆け落ちも考えていたが杞憂に終わった。リュカの結論はこうだ。
「たった1人の純粋な思いに報えないのに、多くの人を救う事なんか出来ない。
僕達が幸せになる事で誰かが幸せになるなら、
勇者や天空の装備を見つけるより早く平和にする方法だと信じる。
根拠?ビアンカとフローラさんとアンディさんの顔を見れば分かるさ。」
リュカもフローラと同じ考えだったのだ。
フローラも今では2児の母だが、ますますアンディと愛し合っている。
「ねえアンディ、結婚式が終わったら、
リュカさん達の仲間に加わってもいいかしら?」
「僕もそれを考えてたよ。ヘンリー様やマリア様も加わってるみたいだし、
魔王を倒す戦力は多い方がいいね。」
「ありがとう、嬉しいわアンディ。」
フローラはアンディに抱きついた。
「まさか、あたし達を置いてかないよね?」
「旅は賑やかなのが楽しいですよ。」
いつの間にか、デボラとピピンが話を聞いていた。
「姉様達…!そうね。みんなで行きましょう。」
フローラ達の旅は始まる。
>>170 とりあえず、揺れる青髪の修正版です。
内容はほぼ同じですが、少し短くなった分、テンポよく進むと思います。
エンディングも1つだけです。
4が抜けてますが、単なる表記ミスです。気にせず3→5の順で読んで下さい。
修正版と明記しましたが、初心者ゆえまだまだ誤字等で見辛い部分もありますが、ご容赦下さい。
通りすがりの白戦士さんお疲れ様
新作も期待してまーーすッ!
183 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/08(日) 10:53:35.65 ID:2FQ5gqwl0
フローラは女神
ビアンカゴリラはすっこんでろ!
皆さん!他嫁を叩く荒らしはスルーですよ
SFC版フローラは、シンプルなだけにいっそう清楚な感じがする
主人公と二人並ぶと、どちらも青と白で見た目的にもよく似合う
主×フロを書いてみます
〜懺悔1〜
「あの扉を開くと、ミルドラースとの戦いになる。もう、後戻りは出来ない。」
リュカとフローラは馬車の先頭を歩いていた。
「覚悟は出来ていますわ。あなたと結婚した時から…。」
フローラはリュカの腕に触れた。幾多の戦いを経て、往年のパパス以上に逞しさを現している。
フローラの腕も、お嬢様の細腕がしなやかになっていた。
「覚悟か…。父さんの願い、世界を救う為に僕は君と結婚した。
でも、今は本当に君を愛している。」
リュカは後のメンバーに聞こえない距離を保つのを確認した。
サンチョとプックルが馬車の後方を、ピピンとブラウンが側面を警戒している。
「分かっています。私も、あなたの立派な使命をお手伝いしたい一心で、ここまで来ました。
私もあなたを愛しておりますわ。
だから、この先何があっても、あなたに付いて行きます。」
「君には本当に感謝している。普通のお嬢様なら、逃げ出してもおかしくはない危険な旅にも付いてきてくれた。
しかも、王妃となった今でもだ。」
フローラは馬車内で休んでいる子供達を見て、微笑んだ。
「家族ですから、みんな、あなたが好きだからですわ。」
リュカは空を見上げた。漆黒で何も無いが、気持ちを切り替えたかった。
「僕は…、君の様に強くなれてない。強がっているだけだ。」
「そんな事…」
「フローラ、僕は君を愛している。でも、
今でも僕の中のビアンカが消えない。いや、消せないんだ!」
〜懺悔2〜
「あなた…。」
フローラには初めてだった。本気でリュカは彼女に弱い部分を見せたのだ。
「山奥の村へ訪れた時を覚えているかい?」
「ええ…。でも、あの時のあなたは、そんな素振りは見せませんでした。」
「あの時、ピピンがビアンカにアプローチしようかと僕に言った。
僕は応援すべきなのに、彼を叱ってしまった。」
リュカは震え出した。
「勤務中に女性を誘うんじゃない。でしたわね。当然の反応でしたわ。」
「違う!僕は卑怯だ!任務にかこつけただけだ。
本当はビアンカに他の男を近づけたくなかっただけなんだ!
ビアンカは僕が忘れられずに独身でいる。だが、僕はもう君を愛して結婚までしている。
分かっている。分かっているのに、馬鹿な事をした。」
リュカはフローラに向き直った。
「僕は僕を好きになってくれた女性を傷つけてまで、君と結婚し、世界を救おうとした。
だが、ますます誰かを傷つけている。
ビアンカも、ピピンも、そして愛する妻も裏切っている。
僕は最低な男だ。」
フローラは眉一つ動かさず、黙って聞いていた。
しばらく沈黙が続く。
「…分かっていました。あなたと結婚する前から、あなたがビアンカさんを忘れられない事を。」
「フローラ…。」
「実は私も…、あなたと冒険し始めた頃には何度も迷ったんです。
アンディを思い出したりもしました。
彼がスーザンさんと結婚したと聞いた時も、安心以上にちょっと嫉妬したりもしましたのよ。」
フローラはどんな時でも弱音を吐かなかったので、リュカには意外だった。
「そうか…。知らなかった。君は芯の強い女性だと思っていたが、意外だ。」
「あなた…、私達は確かに、お互いの恋人や、色々な人達も傷つけたりもしました。
でも、だから信念を持って進んで行かなければならないと思います。」
「信念…?」
「誰かが私達を悪と罵るなら、それを受け入れましょう。
世界を救う為に誰かを傷つけた報いを受ける覚悟はあります。
そして,世界に見せましょう。
私達のような結婚があってはならないと。平和な世界で誰もが好きな人と結ばれるようにと。」
フローラは覚悟を決めていた。フローラも優しい性格故に、誰かを傷つけた以上に自分を罰するつもりであった。
〜懺悔3〜
「そうか。僕達の旅は贖罪でもあるんだな。
大魔王を倒し、僕のような目的で結婚して誰かを傷つける世界を作らない為に。」
「後はあなた次第です。もし、その重荷に耐えられないならば、
子供達が独立した後に私を離縁なさり、ビアンカさんと幸せになられて下さい。」
「フローラ、君は…」
「私はあなたと一緒になれて幸せでした。
今度は私がビアンカさん達の痛みを受け入れましょう。」
フローラの瞳に涙が溢れる。
「君、1人でか…?」
「元々、私と出会わなければ、誰も傷つく事は無かったんですもの。だから今度」
言い終わる前にリュカはフローラを抱き締めた。
「結婚を決めたのは僕だ。僕も同じだ!
僕の罪を受け入れるなら、君の罪も僕が受け入れる!」
フローラの涙は止まらなくなった。
「…辛い道程になりますのよ…。
あなたを愛しているから幸せになって欲しいのに、何故ですの?」
「僕の幸せは君の側にしかない。
辛い道程なのは分かっている。
でも、同じ苦しみを分かち合える君だから、一緒に歩いて行けるんだ!」
リュカもいつの間にか泣いていた。
「あなた…、本当は怖かった。1人で背負わなければいけないのに、
あなたと一緒にいたいと思ってしまう…。」
「いいんだよ。フローラ。人はそんなに強い生き物じゃない。
僕はずっとフローラの側にいるよ。」
リュカはフローラに優しく口づけをした。
「ありがとう。あなた。」
フローラも口づけを返した。
「あ〜っ!お父さんとお母さん、チューしてるー!!」
馬車の中から、息子のリカルドが出てきた。
「だから、先に進んでたのね。
な〜にが、「みんなを危険に合わせたくないからお父さん達が先に行く。」よ。
2人でイチャイチャしたかっただけじゃないのよ。」
娘のブリジットは不満そうだ。
「ははは。バレてしまったか!」
「ごめんなさいね。この戦いが終わったら、みんなで遊びに行きましょう。」
リュカとフローラは慌てて涙を拭く。
子供達の笑顔をよそに、2人は再び歩き始めた。
「行こう。フローラ。」
「どこまでも、ついて行きますわ。」
もう、2人には何の迷いも無かった。
〜懺悔4〜
大魔王は倒され、世界は平和になった。
母マーサを救い出せなかったものの、リュカとフローラの長年の目的は果たされたのである。
しかし、リュカとフローラのお互いの心の中にある昔の恋人への愛は消える事はないだろう。
それでも、2人は別れるつもりは無かった。
リュカはアンディを愛するフローラの心ごと、全て受け入れたのである。
そして、フローラもビアンカを愛するリュカの心ごと、全て受け入れた。
世界が平和になった今、新聞や雑誌記者が夫妻の結婚や過去の恋人について報道し始めた。
―金目当てに昔の恋人を振り、貴族の娘と結婚―
―王妃は既にリュカ王の素性を知っていた。だから、結婚を約束した恋人を捨てた―
等々、王室バッシングは絶えない。
もちろん、世界を救う為に結婚した事を信じ、支持する国民もいる。
「陛下!また、このような記事が!」
新聞を手にしたサンチョが息巻いて夫妻の部屋に入ってきた。
リュカはフローラと共に記事を見た。
「…リュカ王は今でも昔の恋人を愛している…か。」
「山奥の村へ行った時の私達の行動が、噂になっていたのでしょう。」
「早速、発売禁止命令を」
リュカは手を振った。
「良い。そのまま書き続けさせてやれ。」
「ですが、王家の名誉に…。」
「あなたとビアンカさんが少し親しげに話したのが、そう見えたのでしょうね。」
「そ、そうですよ。陛下とビアンカちゃんは幼なじみなんだし、それくら」
リュカはフッと微笑んだ。
「だが、事実だ。僕は今でもビアンカを愛している。」
「ぼ、坊ちゃん!?あ、いや、リュカ王!?お妃様の前で何という事を!?」
サンチョは慌てて、昔のクセでリュカを呼んでしまった。
声も裏返っている。
「宜しいのですわよ、サンチョさん。私もまだアンディを愛してますもの。」
「ええっ!?お妃様まで!?」
サンチョはどうしていいか分からなかった。
「そろそろだな。」
「そうですわね。」
リュカとフローラは慌てるサンチョを横目にある決意を固めた。
〜懺悔5〜
マスコミや多くの国民の要望もあり、リュカとフローラは記者会見を開いた。
記者会見自体は珍しくない。
しかし、この様な事で開くのは王室が始まって以来、初めての事である。
大勢の記者が矢継ぎ早にリュカとフローラに質問を浴びせた。
「今後、離婚はされるんですか?」
「ビアンカさんとの関係を続けられるおつもりですか?」
「お子様達は知っておられるのですか?」
等々、マスコミは容赦なかった。
「静粛に!!」
リュカは毅然とした態度で一括すると、マスコミは静まり返った。
「皆さんが、お書きになられた様に私はビアンカさんを今でも愛しています。
そして、妃もそれを知っております。」
一斉にどよめきが起きる。リュカはそのまま続けた。
「ですが、神に誓って彼女とはやましい関係は一切ありません。
私が一番愛しているのは妃であるフローラです。
ですから、私は妃とは離婚しません。」
「フローラ様はそれをお認めになられるのですか!?」
女性記者の悲鳴に似た質問が飛ぶ。
「はい。私も同じです。
アンディさんを愛してますが、陛下と一生を添い遂げたいと思います。
私達は同じ思いで苦しんでいるからこそ、より深く愛し合えるのかも知れません。」
「別れた方が楽になるのでは?」
「いいえ。私達は一緒にならなければなりません。
魔王を倒す為に、お互いの恋人を犠牲にした私達は世界に示し続けるのです。
私達の酷さや醜い部分を知った皆さんが、本当に好きな相手と愛せるようにと。
もう、私達のような辛い思いをする事が無いようにと。」
リュカの演説で会場は再び静まり返った。
「皆さん、私達の昔の恋人への取材や記事は止めて下さい。
その代わり、私達については批判的な記事を書かれても構いません。
それと私達がお互いの昔の恋人への後悔を忘れずに一緒になる事。
それらが、周りを傷つけた私達に与えられた罰なのですから。」
フローラも毅然とした態度で述べた。
お互いに苦しみながらも愛し合う。
この奇妙とも言える関係だが、国民は好意的に受け止めた。
夫妻を応援する者、賛美する者等、様々であった。
〜懺悔6(エンディング)〜
「良かった。お父さんもお母さんも離婚するなんて言わなくて…。」
リカルドは涙声になっていた。
「また離れ離れなんて嫌よ。ずっとずっと私達の側にいて下さい!」
ブリジットも泣きながら、フローラにしがみついた。
「ああ、すまない。お父さんとお母さんはこれからもずっと一緒だよ。」
リュカは子供達の頭を撫でた。
「ねえ、あなた。今度の結婚記念日は修道院に行っても宜しいかしら?」
フローラも子供達の頭を撫でた。
「修道院?どうして?」
フローラは少し照れながらリュカを見た。
「今度の事で改めて私達は夫婦になれたと思うのよ。
ですから…、また結婚式を挙げたいと思いましたの。」
「結婚式か…。確かに、国民にはいい宣伝にはなるな。
それなら、同じサラボナの船か城内の礼拝堂で」
フローラは首を振った。
「ううん。そんなつもりではないのですわ。
国を挙げて税金で盛大に挙げるのではなくて、家族だけで慎ましく挙げたいのよ。」
「そうか…。分かった。行こう、修道院へ。」
結婚記念日は2人の再出発を祝福するかの様に快晴だった。
記者会見の記事が発行された後、ビアンカはピピンと交際し、リュカは親身になって後押しした。
もう、迷いは見られない。
アンディとスーザン夫妻にも子供が恵まれ、こちらもフローラが育児に関する協力を惜しまなかった。
更に、それらを見届け安心したかの様に、フローラの姉のデボラも交際していた男性と婚約した。
修道院に着いた夫妻は、幸せになりつつある者達を思い出していた。
「少しは肩の荷が降りたかな。」
リュカの花婿衣装は水色のフロックコートに白スカーフである。
「ええ。でも、まだまだこれからですわ。」
フローラの花嫁衣装は肩と首まで覆うピンクのドレスに、ウィンプルと透けないベールで頭を包む修道女に近い様な感じである。
どちらの衣装も以前の結婚式のと同じ物であった。
「さあ、行こう。」
「はい、あなた。」子供達に連れられて、夫妻は祭壇へと進んだ。
乙です
通りすがりの白戦士gj
フローラに「ほえろ」「かみつけ」「ひきさけ」「ぶつかれ」使って欲しい。
お人形さんみたいに可愛いフローラが大好き
196 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/14(土) 23:49:51.80 ID:v5v4IALkO
ビアンカって芋くせえよな
>>196 ビア叩きの荒らし発生
皆さんスルーでいきましょう!!!
198 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/15(日) 02:01:59.41 ID:ItW10ai5O
フローラのお尻になりたい。
>>199 尻をなでたいとかじゃなく尻になりたいのかw
フローラをいじめてみたい。
SSを読んで下さった方々、有難うございます。
ちなみに、ビアンカの様子もビアンカ本スレに書いてあります。
宜しければ、そちらも読んでみて下さい。
>>197 荒らしつーかそのまんまフロオタだな
198名前が無い@ただの名無しのようだ2011/05/15(日) 02:01:59.41 ID:ItW10ai5O
フローラのお尻になりたい。
597名前が無い@ただの名無しのようだ2011/05/15(日) 01:22:37.34 ID:ItW10ai5O
どうも芋くせえと思ったら、やっぱりビアンカだよ
「チロルの、とある独り言」
俺は、キラーパンサーのチロル。御主人様であるネクストの用心棒である。
名づけの親は、その昔ネクストと一緒に「おばけ退治」をした、ビアンカという娘。
しかし、ネクストは山奥の村にてそのビアンカと再会したとき、彼女をそのまま花嫁に迎えるものと確信していた。
論より証拠、俺の耳元には今でも「おばけ退治」が終わった際、彼女が別れ間際に付けてくれたリボンがそのまま残っている。
しかし、ネクストはその時どう思っていたのかは今もって理解できないが、雰囲気もタイプも全く異にする、フローラという娘を自分の嫁に迎えた。
正直ショックであり、俺はビアンカと結婚しなかったネクストを恨んだりもした。
しかし、ネクストは俺のそういう気持ちを察したのか、後日俺に一言こう言葉を発した。
「・・・チロル、すまない!」
土下座をして、涙しながらその言葉を放たれると、流石に俺もネクストが気の毒だと思い、結局は大魔王を倒すまでずっと付いて来た。まぁ、これも運命なのかもしれないな。
そんなわけで現在の俺は次のような感じで一日を過ごしている。
我々モンスター一族の朝は早い。
特にモンスター爺さんに預けられた多くの仲間たちは、いつも一定の時間で起床・3度の食事・調教そして就床というパターンで一日を送っているのであるが、
こちらはと言えば、やはり彼らと同じような一日を過ごしているには変わりがない。ただ、面倒をみるのはネクストやその家族といった、いわゆる「王家」であり、この辺りが少し事情が違うところである。
朝、起きる時はたいていネクストが起こしている。もちろん、その前の晩とかの都合などそういった日ばかりでもないが、起こされたと思ったら即食事、それも短時間で済まさなければいけない。
これには俺がいくら大食漢といってもたまったものではない。
その食事が済んだら、ネクストが選んだ強豪な仲間モンスターと相手に激しい稽古をする。彼に言わせれば
「いつでも体調維持、そしていつでも戦闘体制につけるための修業だ!」
ということであるが、やはりこれが毎日続くと体が持たない。
ましてヘルバトラーや、キラーマシンなどのようなタイプが相手だとこちらも命がけになる。本当にもう少しこちらの立場にもなってほしいものだ。
そして朝の激しい稽古が終わると、あまり休憩する暇もないまま今度は王家の使用人(メイド)達の買い物に警護と称して付き合わされる。
まあ、今の世の中、確かに平和にはなったが、人間が中心に廻っている世界はまだまだ物騒なところもあるから仕方がない。
それでも彼女等が買った荷物、特に食料関係が多くなるとその食料を俺の背中に乗せてくる。
もちろん一回だけではなくこれまでにも何度もそんな思いをしているから、先に述べた稽古と同様、こちらもうんざりである。
ただ、たまにお礼と称して、
「はい、これ食べて!」
とにこやかに食事を出されると俺も嬉しくなる。そういう意味ではこの仕事も悪くはないと感じている。
買い物が終わり王宮に戻れば二度目の食事。たいていは朝、そして夜と同様、使用人達が料理を用意している。その食事を済ませばたいていはようやく昼寝にありつけるが、
たまに、国王でもあるネクストの国事の護衛に駆り出されることもある。国事であるから仕方ないが、本当に俺は何かとよく彼にこき使われている感が拭えない。ヘルバトラーを筆頭に、
他にも頼れる仲間モンスターがいるから、少しはそちらを使えよ!と言いたくなることもある。でも、見方を変えれば、それだけ俺は結構人様から信頼されているのかもしれない。
そして日も西に傾けば、今度は子供達との散歩に駆り出される。トゥルーとセイルと名づけられたこの二人の子供は、父親、即ちネクストに比べたらまだましな方である。
ただこの二人も所詮はまだ子供、先日なんかは元気にはしゃぎ過ぎて途中道に迷ったり、あるいはこの間も散歩の途中で二人とも寝てしまったりするなど、
こちらが機転をきかさなければいけないほど辛い思いをしている。何せ、二人の匂いや足跡を頼りに二人背中に乗せて城まで連れて帰ったわけであるから、本当に大変である。
そういえばこの時ばかりのネクストの表情は、今思い返しても笑いたくなるような呆れ果てた表情をしていたなぁ・・・。
そうそう、そのネクストが嫁に迎えたフローラという女性であるが、実は俺も結構好きなタイプの女性である。確かに、ビアンカが彼の妻になって欲しかった気持ちも否定はしないが、
彼女もまた、実際接してみると多少天然な一面もあるが、見た目以上に芯の強い素晴らしい女性で、戦闘の際は俺も彼女に結構助けられた。
こう言うと調子のいい奴だと思われるかもしれないが、やはりネクストの女性を見る目もまんざらではないとも思える。
そして何よりもフローラがいい女性(ひと)と思うのは、ネクストが自分の子供に接するのと同様、とにかく厳しいのに対し、彼女は子供達にも優しいが、それ以上に俺を初めとする、
どのようなタイプのモンスターにも優しく接してくれるところである。ここでこんなことを言うのも恥ずかしい限りであるが、たまに彼女の風呂場で俺の体を洗ってくれることもあるから、
この時ばかりは本当にありがたい。彼女自身も風呂の途中である故に、ここでは大声では言えないものの、それはもう絶品の一言に尽きるくらいに美しい。
ああ、俺がもし人間だったら・・・、以下自粛しよう。
先程述べた散歩が終わると、ようやく三度目のゆっくりとした食事が出来て、そしてそのまま就床につくが、俺はフローラが特別の用事がない限りたいてい彼女の部屋、即ち王妃室にて就床についている。
そういう日は当然ながら彼女と二人きりになれるわけではあるが、所詮は人間とモンスター、それ以上の深い関わりあいになれないのが悔しい。
特に、明らかに彼女が王室で寝る日があると余計その虚しさが身によぎる。ああ、俺も人間になりたいよ〜〜・・・。
「ウオ〜〜〜〜ン・・・・・・」
(Fin.)
>>205 投下乙かれ…
モンスター視線は面白かったよ
でもキラーパンサーの名前はゲレゲレが良いw
お疲れさん。
前とは違う意味で、ちょっとニヤリとさせられますね。
強いて挙げれば、フローラとの会話が欲しかったかな。じゃれあったりとか…。次回も期待してます。
208 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/16(月) 17:43:51.30 ID:pGgZl0dQO
209 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/19(木) 02:09:34.61 ID:0URqmiMqO
わたしはフローラ、陰毛も青です
血も青くてしかも美味です。あーおいち
211 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/19(木) 20:16:01.32 ID:0URqmiMqO
ガガーリン「フローラは青かった」
212 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/19(木) 20:36:08.41 ID:7inGVps+O
フローラ選ぶよ俺は
おしとやかな女の子が好きな自分はSFCの時から
フローラ一筋だったなぁ
同級生に「花嫁フローラにしたよ!」って言ったら
「フローラにしたら先に進まれへんでw」っていう
ガセネタを返されたのも今ではいい思い出
最初フローラなんて!って思ってたけど鳥山絵のフローラ見て一目惚れしたのもいい思い出
215 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/20(金) 23:15:28.34 ID:3RRH4dH9O
子供フローラとのイベントもっと増やしてくれればよかったのに
216 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/20(金) 23:42:32.82 ID:D6WUGRAi0
幼少期に結婚の約束とかな
せめて船に上がる段差パパスじゃなくって主人公が
子供ながら頑張って引き上げてあげたとかほしかったなあ
218 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/21(土) 01:56:19.92 ID:cUhX1HJlO
幼いフローラは夜の廃墟の城とかに行けなそうだから、主人公がフローラのために花を摘みに行くとかな
219 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/21(土) 02:31:24.56 ID:m+CpDhIl0
名前もフローラだしな
たしかに そういうお嬢様的立場が似合う
船の方がルドマンよりも先に港について、パパスと一緒に港に
降りるとそこにルドマンが来る。で、ルドマンと一緒に港に
着いたはずのフローラがいない。外に出てみると悲鳴が。
魔物に襲われてるところを主人公が助ける、とかどうだろう。
港にフローラがいないのは外で花摘みしてたとか。
>>217 PS2の時のVジャン攻略本のプロローグ漫画は
主人公がフローラを段差に引き上げていたような覚えが。
222 :
井戸魔神タロウO:2011/05/22(日) 00:20:29.45 ID:/ZMjVhai0
カールの女王も「フローラ」
223 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/22(日) 00:38:36.69 ID:1PwA0cQx0
225 :
井戸魔神タロウO:2011/05/22(日) 02:12:51.32 ID:/ZMjVhai0
チェーンクロスを装備
アバンの嫁
226 :
「兄想い」:2011/05/22(日) 08:40:08.24 ID:MhBLZWIHO
この話、私設定の妹(セイル)の、兄(トゥルー)への想いと、そのライバル(?)のビアンカへの対抗心をストレートにポエムで綴った話であります。
私、お兄ちゃんが好き!
世界中の誰よりもお兄ちゃんのことが大好き!
結婚相手は絶対にお兄ちゃんと決めてるもん!
これまでもお兄ちゃんのために、私、お父さんやお母さんと一緒に行動して、
どんなにつらい思いをしても、世界平和のために一生懸命戦ってきたの。
そしてお兄ちゃんのために、私の嫌いな食べ物を少しでも好きになれるように、
そして私の苦手なものを少しでも無くせるように、懸命に頑張っているの。
お兄ちゃんのために!
それなのに、お兄ちゃんはそんな私になかなか気づいてくれない・・・。
たまに家族一緒にビアンカさんのおうちへ行くと、お兄ちゃんはいつも笑顔で、
お父さんも困惑するくらい、 ビアンカさんとよくお話をするの。
ビアンカさんもまた、そんなお兄ちゃんに応えるかのように、
笑顔でお兄ちゃんとよくお話をするの。
まるで恋人みたいに・・・
いいもん!私、今以上に頑張って、綺麗になって、ビアンカさんよりもずっとずっと
美人になって、ビアンカさんにデレデレしているお兄ちゃんを・・・、
絶対、振り向かせてやるんだから!!
(Fin.)
227 :
「虫歯」:2011/05/22(日) 09:31:31.52 ID:MhBLZWIHO
それは、朝も早いグランバニア城の王室の中で起こった出来事であった。
「痛い、痛いよ〜〜!!お母さん!!」
「どうしたの?トゥルー!」
フローラがトゥルーと出くわして、朝の挨拶をしようとした途端に、そのトゥルーがいかにも悲痛な叫びをあげていたので、彼女は心配になり、彼の元に近寄ってその顔を見た瞬間、両手で口を塞ぐしぐさをし
ながら、青ざめた表情で驚愕した。
「まあ・・・、こんなに頬が腫れて。」
トゥルーの左側の頬が、誰が見てもわかるほど赤く腫れあがっていた。フローラが、口の中を見せるよう訊ねてきたので、トゥルーは痛そうにしながらも口の中を開けると、左下の奥の歯の1本が、
見事に虫歯に侵されていた。
「お母さん、どうにかならないの?この痛み!」
トゥルーの今にも泣き出しそうな、悲痛な言葉に困惑しながらも、厳しい表情でフローラは、
「・・・トゥルー、とにかくここは、王宮内にある専門のお医者さんに診てもらいましょう?」
と言葉を返しながら、そのままトゥルーの手を引っ張り、
「え〜〜っ、そんな〜〜・・・」
と驚いては駄々をこねる彼の叫びをよそにして、一路王宮内の侍医の処へ向かった。
※
「うむ、この虫歯は乳歯の虫歯じゃな。いずれ入れ替わる歯ではあるが、乳歯といえども、虫歯は放置しておくと、体に悪影響を及ぼす。だからこの際、その歯を抜くことにしよう。」
侍医の言葉に、トゥルーに付き添っていたフローラはもとより、彼の虫歯の話を聞き、心配になって駆けつけてきたネクストとセイルも、ほっと胸をなでおろした。
しかしながらトゥルーは周囲の安堵した雰囲気とは裏腹に、歯の痛みを我慢しつつ、いかにも不機嫌そうな表情で愚痴をこぼした。
「僕、やだよう。歯を抜くなんて・・・」
尚も駄々こねる態度に霹靂したのか、ネクストは、
「トゥルー、いい加減にしろ!自分の体だろう。体の悪い個所を早めに治すのは、健康に生きていく上で当然のことだ!」
と眉を歪めて叱咤し、セイルもまた呆れた顔で、
「お兄ちゃん。私、前から言おうと思ったけれど、いつも寝しなにお菓子を食べてばかりいたでしょ?自業自得だわ。」
と、両手を左右の脇腹に付けては皮肉を交えた調子で、同様に叱咤した。家族から相次いで発する厳しい言葉に、ますます嫌気が差したのか、
「ねぇ、どうして・・・、どうして僕ばかり、こんなに怒られなければいけないんだよう〜〜!!」
228 :
「虫歯」:2011/05/22(日) 09:33:56.66 ID:MhBLZWIHO
と、トゥルーが左の歯の痛みを抑えながら、なおも涙目で訴えるように叫んだ、次の瞬間、
ピシッ・・・!!
フローラは左手で、トゥルーの腫れてない右の頬を軽く叩いた。そして何も言わずに、程なく自分の胸にトゥルーの顔を抱き寄せた。
「お母さん・・・。」
一瞬、何が起こったか理解出来なかったトゥルーではあったが、フローラの「愛の鞭」
といえるその行為に、それまでの駄々こねていた態度から、所謂「メダパニ」の状態から解放されたように、トゥルーは次第に冷静さを取り戻していった。
「トゥルー・・・、あなたは、このグランバニアの国の王子であるとともに、セイルと一緒に、私がお腹を痛めて生んだ、かげがえのない大切な子供なのよ。・・・この程度の虫歯くらいで泣き叫ぶなんて、
お母さん、本当に情けないですわ。もっとしっかりなさい!」
と、眉を顰め、瞳に涙を溜めながらも強い口調でトゥルーに叱咤した。そんな二人の光景を見て、ネクストとセイルも当初は呆気に取られたが、すぐさまその輪の中に入り、
家族一同トゥルーを励ました。その期待に答えるかのように、
「僕、ちゃんと虫歯を治すよ!」
とトゥルーは気を取り直して、虫歯の治療を承諾した。その王子らしい元気な返事に、フローラも安心したようで、笑顔で、
「そうよ、それでこそ王子であり、私の息子だわ。頑張って!」
と言葉を返した。同様にネクストやセイルもまた、笑顔で、
「頑張れよ、トゥルー!」
「頑張って、お兄ちゃん!」
と立て続けに激励した。
※
その、トゥルーの虫歯の治療は、思ったよりもあっさりと事は運んだ。当初、侍医の麻酔の注射を打たれ、
「あ〜〜〜・・・」
と一瞬ながらもトゥルーは悲鳴を上げたものの、その麻酔が効いてきたこともあり、トゥルーは程無く平静を取り戻した。あとは侍医の指示のままに口を目いっぱい開けて、
左側の歯に生じていた虫歯を抜いてもらった。その抜いてもらった虫歯は、いずれ永久歯に入れ替わる乳歯であったものの、かなり穴が目立つくらいに進行していた。
「よし、終わったぞ。よく頑張ったな!」
と侍医が言うと、トゥルーはようやく安堵の感に浸ったように、大きく息を吸い込んだ。しかしながら、続けざまに、
「・・・しばらくすれば、今度は大人の歯が生えてくるが、それよりもこれからは歯はちゃんと磨くように!特に寝る前は必ずだ。わかった?」
229 :
「虫歯」:2011/05/22(日) 09:35:39.70 ID:MhBLZWIHO
と険しい表情で侍医が言うと、トゥルーはやや嫌そうな表情をしながらも、
「僕、これからはちゃんと歯を磨くようにする!」
と元気な口調で言葉を返した。フローラとネクストは、トゥルーのその言葉に安堵したものの、一瞬ながらも彼の、その不審な表情を見逃さなかったセイルは、
「本当〜〜? そう言って、夜、また寝しなにお菓子をつまみ食いをしようとしたら、その時はただじゃおかないからね!」
とにこやかながらも、釘を刺すようにけん制した。その皮肉交じりの言葉に、元来負けず嫌いのトゥルーもまた、
「何だよ!せっかく歯を抜いて、元気になったのに、そういう言い方ってないだろ!」
と切り返して、二人いつものようにじゃれ合うような感じで口喧嘩を始めた。その光景を見て侍医が、
「・・・国王の子供って、いつもあの調子なのですか?」
と聞いてきたので、ネクストはいかにも恥ずかしそうな表情で、
「あ、うん、その何というか、その・・・、元気なのが取柄で、いつもああいう調子なんだ。」
と、汗混じりに背中に手を回しながら口をすべらせた。一方、フローラはそんな賑やかな周囲をよそに、
「いつものトゥルーに戻って、よかったですわ・・・」
と思いながら、セイルとやり合う元気な姿のトゥルーを、笑顔で黙々と見守っていた。
(Fin.)
230 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/22(日) 12:24:35.64 ID:WOylSiisO
フローラってどうしてあんなに気持ち悪いの?
フローラ可愛いよフローラ
232 :
井戸魔神タロウO:2011/05/22(日) 13:27:57.17 ID:/ZMjVhai0
『世紀末リーダー伝たけし』の主人公、
夢の中だと「おなら」が「フローラ」ルな香りがするって言ってたよな?
233 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/22(日) 15:06:30.04 ID:Jo/u7VucO
フローラは乳首ピアスがよく似合う
234 :
井戸魔神タロウO:2011/05/22(日) 15:17:23.37 ID:/ZMjVhai0
フローラは実は「ドS」だろうな・・・。
235 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/22(日) 15:18:44.39 ID:Jo/u7VucO
そうだったな…
いただきのセリフはすごかったもんな…
>>235 そんなセリフあったっけ?
ちょっとセリフ集見てくる
ただ性格が悪いだけ
>>230-
>>237まで全部私の自演でしたw
失礼しました♪皆さんスルーしてくださいね…
239 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/22(日) 21:31:16.90 ID:Jo/u7VucO
フローラのフローラがフローラでフローラなの
240 :
井戸魔神タロウO:2011/05/22(日) 21:33:03.30 ID:/ZMjVhai0
アイシールド21の「フローラ」ルシュート、マジで取りやすそうだったよな?
SS乙!
フローラルビンタは効きましたのう。
フローラも結婚すると母ちゃんの強さが現れるのか。しみじみ…
>>214 鳥山はフローラなんか描いてねーぞ
描いてんのは中鶴だ、ヘンリーとかと同様にな
鳥山絵なんて贅沢なもん脇役のフロ糞にはねーよ
白戦士さんも新作期待しています
>>242も別IDによる私の自演です
失礼しました
皆さん怒っちゃ嫌♪スルーしてね
244 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/22(日) 22:58:56.89 ID:Jo/u7VucO
フローラのフローラが見たい
245 :
井戸魔神タロウO:2011/05/22(日) 23:10:16.58 ID:/ZMjVhai0
>>242 脇役に「イオナズン」「水の羽衣」「神秘の鎧」つかんだろ(笑)
246 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/22(日) 23:12:31.17 ID:aczjSUpjO
あいにくですが、フローラさんと財産は私がいただきますよ
>>245 メインはアイテムでフローラはサブ
正直いらない
ID:/ZMjVhai0とID:bVPZVORf0も私の自演だよーーッ!!
携帯3つとPC2台有れば複数IDで
一人で1000まで自演可能なんだ♪
さあ‥どこまでスルー出来るかなぁあ‥
うふふふふ
249 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/22(日) 23:54:00.69 ID:Jo/u7VucO
>>248 つまり、あなたの言うことをを要約すると「俺、最近チンチンにぶつぶつができてきたんだけど、どうしたらいいでしょうパパスさん」って意味だな
>>247 いい加減にしとけ
腹癒せもほどほどにな
あいにくですが、フローラさんと天空の盾と、固定資産は私がいただきますよ。
252 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/23(月) 00:54:32.04 ID:3AQDZ3ms0
フローラの陰毛がV字にカットされてたらどうする?
主人公ネクストのSSってどこかで見たことがあるな
254 :
井戸番長K:2011/05/23(月) 06:04:59.85 ID:ZWDzYn2L0
>>253 「ネクスト」といえば「ヒューイ」だろ(ア○ムズ)
フローラが野糞してひり出した糞が真っ白なドレスにべっちょり
くっせえくっせえwww腐った死体も顔をしかめる有様
皆さん荒らしはスルーですよ!
257 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/24(火) 07:28:36.06 ID:bzYPKqnaO
フローラのお尻を200時間くらい撫でていたい
258 :
井戸番長K:2011/05/24(火) 18:57:10.76 ID:eNJoqGY60
‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
/'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
//.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
/〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
{´yヘl'′ | /⌒l′ |`Y}
゙、ゝ) `''''ツ_ _;`ー‐'゙:::::l{ < あきらめたら
. ヽ.__ ,ィnmmm、 .:::|! そこで試合終了ですよ・・・・
,.ィ'´ト.´ ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.、
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::/..:::/!\\
::::::::::: |::::::::ヽ ``''‐--ァt''′ |!:::ヽ:::\
>>212フローラと結婚するためには「断固たる意思」が不可欠なんだ!
>>258 初プレイの時から速攻であっさりフローラと結婚しましたが何か?
白戦士さん申し訳ない。
自分と同一人物にされてるようですね。
自分はフロ派で向こうのスレはフロ派をアンチ認定する人が居るし、関係の無いスレをいたずらに揉めさせるのも
理不尽に叩かれるのも嫌なので向こうには書き込みしません。
萌えが細分化している現代、ss職人は叩かれることは一種の宿命。
めげずに出筆活動頑張ってください。
有難う。正にその通りだね。後に続く人達の為にも頑張るよ。
ネクストさん(便宜上そう呼ばせて頂きます)も良い作品を書き続けられるように祈るよ。
262 :
夕べの祈り:2011/05/27(金) 20:21:29.61 ID:TtyUfRDWO
ああ。
アンディ。本当にごめんなさい。
私のために、大怪我を負わせてしまって・・・・・・。
ひどい、痛々しい、やけどの跡・・・。
きっと、一生、あなたの体に残ってしまうわ。
でもね。
私は、あなたのそのひどい傷跡を見ても、思わず目を覆いたくなるようなやけどの跡を見ても、 ちっとも怖いなんて思わないの。
だって、その傷は、私のために命を賭けて、負ってしまった怪我だもの。
その傷は、あなたの勇気の証。
私のことを想ってくれた、素敵な証拠だと思うのよ。
あなたが、私のことを好きだと言ってくれた時。
私のために、炎の洞窟へ行くのだと、言ってくれた時。
私、本当は、とても嬉しかったの。
だけど、私のために、危険なことをするのは、どうしてもやめて欲しくて。
あなたを失ってしまうかも知れないということが、本当に怖くて。
必死で、あなたを止めようとした。
でも、あなたは行ってしまった。
いってくるよと、眩しい、一点の曇りのない笑顔を残して・・・・・・。
こんなことになるのなら。
あの時、どんなことをしてでも、あなたを行かせなければよかった。
ああ、だけど。
それなのに。
私は、あなたが命を賭けてまで、私を求めてくれたことが、どうしても、どうしようもなく、 嬉しく思ってしまうの。
なんて、ひどい女。
恐ろしい女。
なんて、浅はかな女。
私は、こんな自分が、どうしようもなく、嫌になる。
でも、アンディ。
あなたは、こんな私を、好きだと言ってくれるのね・・・・・・。
あなたは、昔から、私のたった一人の友達だった。
子供の頃から、あなたは本当に、見ててもどかしくなるくらいに、気が弱くて、不器用で。
だけど、とっても心優しい、まっすぐな心を持った人だった。
子供の頃、私は家の外にあまり出してもらえなくて、街の子供たちとは全然なじめなかった。
だけど、勇気を出して、何度か外に、黙って一人で遊びに行った。
そんな時、やはり一人ぼっちだったあなたと私は、出会って、すぐに、友達になった。
あなたは、気さくで、とっても優しくて。
私は、あなたみたいな友達ができたことが、本当に嬉しかったの。
私は、その後、修道院に預けられてしまったけれど。
私は、あなたのこと、一度も忘れたことなんてなかったわ。
リリアンと出会った時も、本当は「アンディ」って名前をつけようとしたのよ。
でも、女の子だったから、二文字だけ、あなたの名前をもらった。
263 :
夕べの祈り:2011/05/27(金) 20:23:16.52 ID:TtyUfRDWO
だから、リリアンとも、素敵なお友達になれた。
私はあなたのおかげだと思っているのよ。
アンディ・・・。
ごめんなさい。
あなたは、私のせいで、一生消えない傷を、負ってしまっているのに。
私は、あなたのそばには、いられないかもしれない・・・。
勇敢な、不思議なあの方は、明日、心を決められる。
見たこともないほど美しい、けれど強くまっすぐな心を持っている、幼なじみのビアンカさん を選ばれるのか。
それとも、こんな私を、もらって下さるのか・・・・・・。
だけど。
すべては、神様のお決めになること。
あの方の妻になることが、私の運命ならば、私は、受け入れるしかない。
それとも、幼なじみのあの方と結ばれることが、あの方の運命なのかもしれない。
私にはわからない。
すべては、明日にならなければ、わからないこと。
神様の、お決めになること。
だから、私は、天命を待ちます。
神様の御心に、従います。
アンディ・・・。
でもね。
もしも、私が、あなたのそばにいられなくなったとしても。
私は、一生、あなたのことを忘れない。
あなたの勇気を。
あなたが、命を賭けてまで、こんな私のことを想ってくれたこと・・・。
ああ。神様。
すべての人が、幸せでありますように・・・。
あなた様の御心に。
私はきっと、従います。
(終)
SSGJ!
ネクストさん(便宜上の呼称)?
他の方かな?
小説の様に強い意志のフローラが好きだが、受け身のフローラもなかなか良いですなあ。
もしかしてつよしんさんかい?
266 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/28(土) 03:01:24.17 ID:9iLjVihWO
フローラ…ラブリー
フローラは一輪の白い薔薇…モノローグ風はも良いを〜(≧∇≦)
フローラと言えば白薔薇‥白薔薇のうんちく
白いバラの花言葉は、「心からの尊敬」「無邪気」「純潔」「私はあなたにふさわしい」
また、蕾は「処女の心」、枯れたバラは「生涯を誓う」、小輪の白いバラ は「恋をするには若すぎる」と言われる。
269 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/29(日) 22:00:17.97 ID:VK3tb/CpO
白戦士さんいつも読んでます!ふつうならいやらしくなるところが全然不潔じゃなくて逆に神々しささえ感じられる、そんな聖女みたいなフローラが大好きです。
ネクストさんも好きです!トゥルーっていい名前ですね。あっちのスレの人のことなんか気にするな!ビアヲタなんて5の物語の本質も見抜けないひとばっかり。
フローラかわいいよ!
山奥の黄色い山猿や義理の姉なんかに負けないで!
270 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/29(日) 22:03:53.28 ID:VK3tb/CpO
>>263さんも素敵な小説ありがとう!
全てを神様に委ねるフローラの本当の願いと真実の愛はきっと神様に届きますよ〜
アンディには悪いけどネw
>>269 向こうのスレの悪口はやめとけ!
また、スレが荒れるぞ!
お前が揉めた場合の責任を取れ無いだろうwこちらはこちらでフローラ萌えだけ語っていれば良い。向こうは向こうだ!
>>271同感。
>>269悪いのはビアンカでなくて、同好の士を排除しようとする一部の悪意ある住民なのだよ。そこは理解して頂きたい。
でも、応援してくれて有り難う。
>>272 >同好の士を排除しようとする一部の悪意ある住民
……あー、あんたそう思ってたわけね
これでますますあんた嫌われるだろうな
>>272 今まで厳しい可愛がりだと我慢して一生懸命信じてた自分が情けなくなった。
もう、パーフェクトもハーモニーもないんだよ。
ビアンカ本スレに帰って伝えといてね。きっと、良い報せになるよ。
今ではアンチ白戦士一色(ファンも消えたか追い出されたか)みたいだし、これで益々結び付きが強くなるね。
フローラ萌えの話題以外はNO-Thank you
特に嬢の書き込みは大迷惑
>>275 愚痴ってすまない。 そうだね。
今はビアンカSSのリメイクでリハビリしてるけど、元気になったらフローラSSもまた投稿したいですね。
ところで嬢とは何者ですか?
>>276 嬢とはアンチ他の嫁キャラ(主にビア)を叩きまくり他の嫁スレで「フロヲタが…」という今の流れの元凶を創った人物。一説によると同人上がりの腐れ女子。
詳しいことは他スレで質問するか過去ログでもググッてくれ
後せっかく来たんだからssか小ネタ一本置いてってよ…
嬢はマジキチだし死んで欲しいが
他所のスレでフローラ信者がウザがられるのは嬢のせいというのとも少し違う
まあ白戦士も嬢の自演と思っとけば間違いなさそうだな
ドラクエ5関連のスレでフローラ信者がウザがられてたのは
嬢が湧くよりずっと前からだ
嬢をスケープゴートにするのは止めてもらいたい…
だが嬢は嬢で死ね。
>>281 今現在のアンタも十分ウザイよ苦w
一部嫁スレが何時までも揉めて泥沼なのはあんたらの過剰なレッテル貼りやリベンジレスも一翼を担ってるのだし、自分達もウザがられてるのも認識して欲しいものだ
まあ、何年も議論されていることだし何を言っても水掛論なことは認識してるのだが…
とにかく不毛な水掛論は疲れるので今日はもうレスしないが、愚痴って気が済んだら、とっとと帰ってくれよ
その前にそっちの良識派が止めてくれたらありがたいが…
283 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/30(月) 08:12:51.90 ID:HeJ/zB3L0
このスレには良識派と呼べる住人がいないしな
ID:LW+MT6tROみたいな勘違い低脳サイコパスが比較的マシという体たらく
というわけでクズさらしあげ
284 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/30(月) 08:25:52.44 ID:HeJ/zB3L0
っていうかID:LW+MT6tROは自分を良識的な住人だと思ってそうなのが笑える
傍から見れば典型的ななすりつけ工作に必死な醜悪信者なのにw
後先考えず今日はもうレスしない宣言したID:LW+MT6tROさんが
悔しさをこらえられきれずにビアンカスレへバレバレの工作に向かった模様。
さあ次はどんな頭悪い行動で我々を笑かしてくれるのでしょうかw
・改行しくじってる
・文末に無駄な空行
・収めるような文体に見えて余裕で煽ってる
そんなんだからバカにされるんじゃないのかID:LW+MT6tRO
>>277 有難う。嬢というより偽善的ヒーローの感じがする。結局、嬢を叩いてる連中も間接的に手伝ってる気がするよ。
ネタはまだね…。すまんが、書きかけのSSで勘弁してね。
〜父の選択1〜
「ほら、あなた、いい加減しっかりして下さいな。」
「ああ…。」
妻のシャルロットとデボラに抱えられたルドマンは未だ足取り重く、何とか居間のソファに座った。
ルドマンは思い出していた。いや、ルドマンの意志とは関係なく、先程の出来事が彼の脳裏を駆け巡った。
溺愛した娘が自分が認めていない男と交わっていた。
その光景は美しくも神々しい…。
それ故に嫉妬もした。
フローラはルドマンが彼女を娘でなく1人の女性として愛しているのを知っていた。
それにも関わらず、彼女は非難しなかったのだ。
だから、今回の花嫁選びで娘を追い詰めた事は本当に済まない事をしたとは思った。
「いい加減もう諦めて、さっさとママを抱いてあげれば?
してないんだろ、何年も?」
「デボラ…!!」
ルドマンはデボラに掴みかかった。しかし、彼女は身じろぎもしない。
むしろ、憐れんだ目で父を見ている。
ルドマンはデボラの頬を叩こうとしたが、出来なかった。
「…そんな目でワシを見るな…。」
ルドマンは再びソファに腰掛けた。
「フン。」
「あなた…。デボラも言い過ぎよ。お父様に謝りなさい。」シャルロットは2人の間に入り、なだめる。
「はいはい。悪かったわよ。」
デボラは渋々謝った。しかし、心中の大半はそうではない。
「皆様!フローラ様が、お戻りになられました!」
メイドが居間に入り、知らせてきた。
「やっと帰ってきたのね。さ、いつも通りに迎えてあげましょう。」
シャルロットはメイドに飲み物と軽食を用意する様に頼んだ。
「ああ。あたし達は何も見てない。」
デボラは横目でルドマンを見た。
だが、ルドマンはしばらく沈黙した後、 メイドを呼んだ。
「アンディ君も呼んでくれたまえ。」
「今晩は。ルドマンさん。
急ぎのお話とお聞きしましたが、こんな夜更けに、どの様な事でしょうか…?」
居間にはフローラを含め、ルドマン一家が揃っている。
アンディは緊張を隠すのが精一杯だった。「」
288 :
「新しい命」:2011/05/31(火) 05:38:50.11 ID:g1LVT6v8O
白戦士さん乙彼様。続きを期待する。
※最初に
当たり前だがフローラ派は個人によって考え方が違う。当然ビアンカ派も然りだ。
諸悪の根元は叩き荒らす“個人”とそれに反応する“個人”である。派ではないということだ。
それを忘れては成らないと思う。
ここは名産品博物館、ネクストとフローラ、そしてトゥルーとセイルのグランバニア王家は、ネクストが館主としての視察の為、たまの休日を利用して家族そろってお忍びでこの博物館に訪れていた。
この日は世間も休日という事もあり、館内には各地域から訪れる大勢の観光客でごった返しており、最上階にある今は亡きパパスの形見でもあったロケットを初め、
まだネクストとフローラが新婚の時に、オラクルベリーにて購入した際にフローラが大いに喜んでいたオラクル屋ののれんなど、展示物の至るところには人だかりが出来ていた。
「ねえ、あなた。今日は何だか蒸し暑いですわね。こんなにも人だかりが出来るなんて思いませんでしたわ。」
「そうだな。僕たち家族がこれらの展示物を集め始めたときには、全然思いもしなかった程繁盛してるな。館長として感無量だ・・・」
「お父さん、お母さん、僕腹が減ったよ!そろそろ食事しようよ!」
「お兄ちゃん、さっき食べたばかりでしょ!もう、食いしん坊なんだから。」
ネクストを初め家族一同はこのような感じで会話しつつ、蒸し暑い人ごみの中、館内に異常の有無あるいは展示物の状態の確認をゆっくりと進めていった。
幸いここを訪れる客はマナーが良いのか、展示品はどれも状態が良く、またごみ屑なども所定の場所に捨てるので、家族一同は安堵の間に浸っていた。
中でもフローラは例ののれんを相当気にしていたようで、その状態を確認したときは、
「ああ、私ののれん・・・、本当に無事でいてくれてよかったですわ!嬉しい!」
と目を潤せながら喜んでいた。
その時である。
「ああ〜・・・!!!」
突如、奥の方から、若い女性の悲鳴にも近いうめき声がネクスト達の耳に入ってきた。館主、もしくはグランバニア王家としての責任感から、すかさずネクスト一行は
人ごみの中を掻き分けながら一路その声の方角へ向かうと、そこにはひとりの女性がその夫と思われる隣の男性にしがみつきながら、大きい腹を押さえて苦しそうにしゃがんでいた。
「うっ・・・、生まれる〜・・・!!!」
289 :
「新しい命」:2011/05/31(火) 05:40:28.78 ID:g1LVT6v8O
と必死な顔つきで苦痛に耐えながらその女性が叫んでいたが、野次馬の如く集まっていた周囲の人たちは困惑したままただ呆然としていた。
修道院での修行の際に助産婦としての経験を持ち、かつ自分もトゥルーやセイルを出産した時の苦しみを味わっているフローラは、そんな呆然とした周囲の雰囲気に耐えかねて、
突如その女性の元に来て、彼女の容態を確かめたのち、いかにも悲痛な表情で、
「これはいけませんわ!早く彼女を助けないと!!」
とネクストにそう叫んだ。ネクストやトゥルー・セイルも突如起こった出来事に最初は困惑した表情を浮かべていたが、フローラのその叫びを聞いて、
「そ、そうだな、これは一大事だ!早く彼女を助けなければ!」
と動揺しながらもフローラとともにその陣痛に苦しむ彼女の肩を抱えて、ゆっくりとその場から立ち上がった。
「皆さん、どうか道を空けてください!これは緊急事態なんです!どうか、ご協力をお願いします!!」
とネクストが周囲に向かって険しい表情で叫ぶと、さすがに何事と集まっていた周囲の野次馬の面々も、ネクスト達の進む方向に道を空けて、ただ黙々と彼らの姿を静かに見守っていた。
ネクストとフローラに抱えられた若い妊婦のすぐ後ろからトゥルーやセイル、そして、
「お願いです!どうかわが妻と、わが子供を助けて下さい!」
と涙をすすりながら付き添うその夫が続き、受付のある方向へ一路向かった。足元には破水と思われる体液が、ぽとぽととしたたり落ちていた。
受付カウンターの奥にある控え室にネクストとフローラは、今にも生まれそうで苦痛に耐えている妊婦とその夫を入れ、室内備え付けのベッドに彼女をゆっくりと寝かせた。
当初激痛のあまり、彼女は顔が青ざめてかなり危険な状態に陥っていたが、横になったことで少しばかり容態は安定し、その表情もいくらか穏やかになっていた。
フローラは少しほっとしながらも、なおも厳しい表情でネクストに、
「あなた、間もなく生まれる赤ちゃんのために、急いでお湯を用意してください!」
と急かすように告げると、トゥルーやセイルにも、
「お母さん、今忙しいですから隅の机の上で先に昼ごはん、大人しく食べていなさい。」
と和やかに告げて、妊婦の助産に向き合った。その懸命な母親の背中を隅っこから見ていたトゥルーは、
「お母さん、いつになく落ち着かないけど、大丈夫かなあ・・・」
290 :
「新しい命」:2011/05/31(火) 05:42:54.01 ID:g1LVT6v8O
と、当初家族一同で食べる予定であった弁当をお茶を口に含みながら心配そうに見つめていた。一方、セイルは、
「大丈夫よ。お母さんは、ここという時はいつもあのような険しい表情で対処しているんですもの。」
と対照的に余裕のある笑みを浮かべて、トゥルーにそう返答した。
そうこうしているうちに、ネクストが洗面所からそこに備え付けのブリキのバケツに組んできた水を、彼女の容態を心配して受付の周りに集まっていた野次馬を掻き分けながら持ってきた。
ネクストはそれを室内備え付けの暖炉の火にかけ、水が温まったのを確認してからフローラの傍に置いた。
「ありがとう、あなた。これでいつでも生まれたての赤ちゃんをお湯に浸すことができますわ。」
とネクストに対してようやく安堵の表情を浮かべた瞬間、妊婦が、
「ああ〜〜っ・・・!!」
と再び苦痛を訴えた。いよいよお産が始まるようである。フローラやネクストと共に傍についていた夫が、
「ああ、イザベラ・・・、しっかりしろ〜!」
と今にも泣き出しそうな表情で妻の名前を呼びながら手に取ろうとした。その時である、
「旦那様、後は全て責任を取りますので、ここは私にお任せください。」
と一言告げると、すかさずフローラはイザベラの手を取って、
「イザベラ様、ゆっくりと深呼吸をしてください・・・。」
と落ち着いた表情で彼女を誘導した。陣痛で汗だくになっていたイザベラも笑みを浮かべながら、
「はい・・・」
291 :
「新しい命」:2011/05/31(火) 05:45:33.96 ID:g1LVT6v8O
と小さく一言交わすと、ゆっくりと深呼吸を初め、それを幾度となく繰り返した。ドアの外では、
「わしらも、何もすることが出来ないとはいえ、無事赤子の出産を祈っているぞ!頑張れ〜!!」
と年配と思われる来客のひとりが絶叫すると、周りの方々も、
「頑張れ!頑張れ!」
と一斉にシュプレヒコールを繰り返した。その、一丸となった声援を扉越しに聞いたフローラやネクスト、そして隅で食事を続けながら同様に聞いていた子供たちは、
勇気付けられた思いから笑みを浮かべつつ、イザベラの夫と共にひたすらと彼女の出産の瞬間を見届けた。そして・・・、
・・・オギャ〜、オギャ〜・・・
と無事、イザベラの体内から赤ちゃんが生まれた。フローラは事前に用意していた鋏でへその緒を切ると、すかさず用意していたぬるま湯にその新しい命である、
イザベラの子供をゆっくりと浸し、しばらくしてからタオルを巻いた。
「よく頑張りましたわね。元気な女の子の赤ちゃんですよ・・・。」
とフローラが微笑みながら彼女に告げると、イザベラも涙を浮かべながら、
「ありがとう・・・。これもここにいる皆様のおかげですわ・・・。」
と言葉を交わし、その生まれて間もない自分の子供をゆっくりと抱きしめた。外では万歳三唱のコールも起こっていた。
「本当にありがとうございます!あなたたちは私の妻と子供の命の恩人です!心から感謝しています!あ、言い忘れてました。
私、夫のマルコと申します。確か、フローラさんと申していましたね?どうかこの子供の名付け親になってあげてください!」
と喜びと涙ひとしおでフローラにそう告げ、イザベラもまたベッドの上から、
「・・・私からも、どうかよろしくお願い申し上げます。」
と赤子を抱きながら申すと、フローラもまた、
「わかりました。それでは・・・、私の名前を少し変えてみた、フルールという名前をお付けいたしましょう。よろしいでしょうか?」
と、にこやかにマルコ・イザベラ夫妻に対してそう申すと、
「本当によろしいのですか?」
と夫マルコが一言確認したが、当のフローラは笑顔のまま、
「はい。心から喜んで。」
の一言をさりげなく告げた。
「ありがとうございます!よっしゃ、この子はフルールと、今日から名乗るぞ!」
とマルコがそう叫ぶと、先程までの状態を脱して、少し元気を取り戻したイザベラもまた、
292 :
「新しい命」:2011/05/31(火) 05:47:43.12 ID:g1LVT6v8O
「私の可愛い娘よ、今日からフルールと呼ぶわよ。フルール、元気にすくすくと育ってね。」
と親馬鹿な調子で新生児の娘を上に挙げながら言った。一方、それを聞いたネクストとトゥルー・セイルは驚愕し、トゥルーは、
「え〜っ?お母さんの名前をちょっと変えただけなの?まぎわらしいよ〜!」
と特に驚愕した様子でそう尋ねたが、当のフローラは、
「私と同じような名前がこの世にふたりいても、おかしくないと思いますのよ。」
と平然に返すと、それまでの疲れがどっと出たのか、ネクストに、
「ねぇ、あなた。私、ちょっと疲れましたから、少しばかり休んでもよろしいかしら?」
と今にも眠たそうな顔をして聞いてきたので、ネクストも、
「そうだな。たまの休日なのに、フローラにはこんなきつい思いをさせてしまい本当に申し訳なかった。僕の肩で休んでいいよ。」
と言葉を返すと、
「まあ、あなたったら。うふふ・・・。」
と言って、そのままネクストの右肩にもたれてそのまま寝付いた。その様子を見たマルコは改まって、
「あなたの妻には、本当に心から感謝しております。失礼とは存じますが、あなた方のお名前もお聞きしてよろしいでしょうか?」
と尋ねてきたので、ネクストはもとより、子供たちも寄り添って、
「私、フローラの妻で、ここの博物館の館長でもある、ネクストと申します。」
とネクストが淡々と会釈をしながら名乗った。ネクストはここではグランバニア国王という肩書きを一切使ず、あくまで名産品博物館館長としての自分を貫いているのである。
「僕はトゥルーと言うんだよ。」
「私、セイルと申します。」
と子供たちも続けざまに会釈しながら笑顔で名乗り申すと、マルコは、
「・・・本当に元気で、行儀の良い子供を持った立派な父親であり、光栄に思います。私もあなたのような立派な父親にならないといけないと思います。」
と申し訳なさそうな口調でネクストに頭を下げた。ネクストは寄り添って寝ていたフローラの頭を右肩にもたげながら、
「大丈夫、心配しなくてもあなたはきっと、立派な父親になれますよ。」
と笑顔で返し、父親になったばかりのマルコの背中を左手で軽く叩いて、母子の眠るベッドの方を見つめた。
どれくらい時間が経ったのか、博物館は閉館の時間を迎え、出産の行方を心配そうにしていた方々も含めて見物客は順次博物館から引き上げていったが、ネクスト一家
SSいらないんだけど喜んでる人もいるのな‥意外や意外
おれもいらないと思っているが喜ぶ人もいるみたいだな
295 :
「新しい命」:2011/05/31(火) 20:37:46.59 ID:g1LVT6v8O
とマルコ・イザベラそして誕生したばかりのフルールの一家は、当然ながらそこから引き上げることも出来ず、閉館後も館内の受付控え室の中に残っていた。
机の上で毛布を掛けて寝ていたフローラのを傍につきながら、
「今日はここで一泊するぞ。トゥルーとセイルには申し訳ないが、親子同士、今日いっぱい交代でこの家族の面倒を見よう!」
とネクストが子供たちにそう告げると、子供たちも、
「しょうがないなあ・・・。」
と言いたげの諦めた表情で、部屋に備え付けのタンスの引き出しから毛布を取り出して家族一同この部屋に一泊することになった。そして家族で交代で仮眠と、
受付のカウンターの売れ残っていた弁当と飲料を自腹を切ってまでも調達して食事をしながら、その家族の面倒を一晩中見ていた。
そんな状況の中、セイルはフローラが名付けたフルールという名前の女の子に興味を抱き、その可愛い寝顔を遅くまで見入っていた。
その様子を、机での眠りから目覚めて静かにセイルの元に来たフローラが、
「セイル、夜更かしは体を壊しますから、もうお休みなさい?後は私が面倒を見ますから。」
と優しく告げると、セイルは、
「ねえお母さん、私が生まれたときは、私もこんな感じの赤ちゃんだったの?」
と興味津々に尋ねてきた。そんなセイルに対してフローラはすかさず、
「そうよ。トゥルーもそうであったけど、こんなにも可愛い赤ちゃんだったのよ。」
と答えると、セイルは、
「私、本当にお母さんの子供であってよかった・・・ありがとう。お母さん、大好き!」
と本当に心底から嬉しそうな表情で思いのまま口にし、
「それではお休みなさい。お母さん!」
とフローラの頬に口付けて、トゥルーの休んでいる布団の中に戻っては、そのトゥルーにしがみつくようにして寝付いた。フローラは笑顔で、
「お休みなさい。」
とセイルに一言告げて、そのまま引き継ぐ形でイザベラとフルールの面倒を夜明けまで見ていた。
ふたりが寝ているそのベッドを跨いで反対側の席には、ネクストと、父親となったマルコが、先程までのフローラと同様に疲れた様子そのままに、夜明けまでお互いうとうととしていた。
翌朝、ネクストとマルコの両一家は、前日事前に手配していたマルコ一家を送る馬車の待ち合わせのため、霧がかかっている名産間博物館の玄関前に出ていた。
296 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/05/31(火) 20:46:34.00 ID:g1LVT6v8O
出産後充分休養を取り、何とか歩けるまでに体力を快復したイザベラが、フルールと名づけたその子供を胸に抱きながら、
「昨日は本当にお世話になりました。フローラさんを初め、あなたたちのことは、決して一生忘れません!私たち、このフルールを、必ず元気で立派な女の子に育てます!」
と涙目で深くお辞儀をしながらネクスト一家に、夫マルコと共に別れの挨拶を告げ、港行きの迎えの馬車に搭乗して、彼らの元を離れていった。
フローラは遠ざかる馬車を見ながら、
「ねぇ、私ももう一人、子供が欲しくなりましたわ。今夜からまた、あなたの部屋で寝泊りしてもよろしいかしら?」
と笑顔で大胆なことを聞いてきたので、ネクストは傍に子供たちがいるのを気に留めながらも、
「そうだな。僕も一生懸命、頑張るよ。」
と照れつつも率直に言葉を返した。その言葉にすかさずフローラは、
「うれしゅうございますわ!(ぽっ)」
と笑みを浮かべてネクストの右腕に抱きつき、そのまま離さずに寄り添ったが、その風景を終始見ていた子供たちは暫く呆然としたのち、とうとうセイルが、
「お父さん、お母さん、子供がいる前で朝から何の会話をしているのよ?もう、恥ずかしい!」
と機嫌を損ねながら二人の間に割り込んだ。トゥルーもその大胆な光景にただただ顔を赤らめながら、無言ですかさずその輪の中に入り、一家はセイルが唱えた瞬間移動呪文(ルーラ)で、
一路グランバニア城へ帰って行った。
(Fin.)
(^_^;)途中で連投規制に引っかかってしまった。
GJ!
名付けの場面でネクストがトンヌラと言わなくて一安心。
夫婦別室で寝てるんだね…。
いいのか若いのに!?
ネクスト(便宜上の呼称)さんは大丈夫だと思うけど、嬢(?)の下僕だかファンネルみたいな人達の嫌がらせに負けないで頑張って書き続けて下さい。
転載乙
SSおつ
だが、あなたの妻(奥さん、奥様)だの
まぎわらしい(まぎらわしい)だの
もう少し考えろよw
そうだな。たまの休日なのに、フローラにはこんなきつい思いをさせてしまい本当に申し訳なかった。
これも当人たちがいる前で、こんな配慮のないこと言う主人公じゃないと思うんだが
「・・・本当に元気で、行儀の良い子供を持った立派な父親であり、光栄に思います。私もあなたのような立派な父親にならないといけないと思います。」
あ、あとこれもな
SS投下するならもう少し見直してくれw
やっぱ主人公とフローラだな
302 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/06/01(水) 13:29:39.94 ID:Y3Ds/SA2O
SSいらねー
普通に主人公とフローラに萌えたい
なら黙ってろwアンチで無ければ何でもOK
無意味な書き込みより100倍マシ
フロヲタ同士のケンカおもしれーw
馬鹿ばっかw
と荒らしが申しておりますw
個人的には内気で無口なチビフローラの方が好き。
サラボナでチビフローラとチビデボラと妖精(サンディみたいな)
との、ほのぼの系のssが投下されれば萌える
〜誕生会・前編〜
爽やかな春の風が薫り、柔らかな日差しが降り注ぐ。
今日はフローラの誕生会が催されていた。
白薔薇のフローラという通り名が浸透しつつある現在、彼女の誕生日を祝うに相応しい陽気となっている。
アンディは誕生会に呼ばれていた。
例によって、盛大なパーティーが開かれており、サラボナ内外の有数の実力者達が訪れていた。
そんな中に呼ばれていたのである。
母が病気療養中で、父は母の看病で離れられたなかったので、1人で来ていた。
それ故に緊張は想像を絶していたのである。
「大丈夫よ、アンディ。」
フローラの腕がアンディの腕に触れ、愛くるしい瞳が彼の不安と緊張を溶かす。
まだ6歳になったばかりなのに、8歳のアンディを気遣っていた。
「有難う。君が側にいるだけで楽になるよ。
もう、偉い人達の挨拶はいいの?」
「もう、疲れてしまいましたから、お父様にお任せしましたわ。」
白薔薇の名に恥じない笑顔がこぼれる。
「さあ、フローラ、こっちへいらっしゃい。アンディ君もどうぞ。」
ルドマンの挨拶まわりが終わり、食事が用意されたホールへ案内される。
アンディはルドマン一家と同じテーブルに座った。
長々とした挨拶が終わり、一同は食事に手をつけたが、アンディは手をつけていなかった。
「どうしたの?いらないなら、あたしが貰うよ?
堅苦しい話ばっかりで疲れちゃったんだよね〜。」
デボラがアンディのステーキを欲しそうにしていた。
すでに自分の食事は半分以上食べている。
「どうしたの?遠慮しないで、たくさん食べていいのよ。」
シャルロットは心配そうに見つめる。
「ごめんなさい。
僕は…、お金持ちじゃないから、
こんな美味しそうな料理の食べ方が分かりません。」
「アンディ…。いいのよ。気にしなくて。ナイフとフォークの使い方とか私が教えてあげるわ。」
フローラはアンディの手を取る。
「やめなさい、フローラ。」
ルドマンは一括した。
「貴族の作法を教えるのは簡単だ。だが、それでは駄目だ。
アンディ君、君はフローラが好きかね?」
アンディは戸惑った。大勢の客の前で聞かれたので当然ではある。
しかし、意を決してルドマンを見て答えた。
「はい。大好きです。」
臆せずに答えるアンディに、ルドマンは驚くどころか、ニヤリと笑う。
「そうか。なら、庶民の食べ方で食べなさい。私が許そう。
フローラの誕生日を祝う気持ちがあるなら、出来るはずだ。」
ぶつ切り投下の一話目だからまだ解らないけど、
親が居ない遠慮からか、内気で少しおどおどして、だが。見張りの塔でぼんやりと妖精と話したり、動物と会話したりする部分は押さえて欲しいと思う。
後デボラの姉御も気弱なアンディを小魚扱いにしたりするが、そんなフローラを見守る内面の優しさや、頼りがいの有る姉的部分が出せれば萌える。
最後にやはりサラボナと言えば妖精は外せない!w
兎に角直ぐ幼少期のフローラの話を投下してくれて感謝!
次話期待。
〜誕生会・後編〜
「あなた!いいのよ、アンディさん。フローラに教えてもらいなさい。」
「酷いですわ、アンディに恥をかかせるおつもりなの!?」
シャルロットとフローラはやめさせようと必死だ。しかし…
「なかなか固いですね。」
アンディはぎこちない手つきでステーキを切り刻んだ。
「あら、小海老ちゃん、やるわね。」
デボラは楽しそうに眺めている。
その間にも、お世辞にも上手とは言えないアンディの食事作法は披露された。
音を立ててスープを飲み、大きな口でパンを頬張る等、庶民の作法にしても滑稽なものだった。
「何あれ、所詮は庶民ね。育ちが知れるわ。」
「パパ、僕の方がフローラに相応しいよね。」
「ルドマンさんは何故、あんな庶民の小僧を呼んだのだ?
お嬢さんの教育上好ましくないのでは。」
大勢の来客が噂する。
その話し声がフローラに聞こえるようになると、彼女はいたたまれなくなった。
「もうやめて!お父様もアンディもやめて!」
アンディは突如、お皿を置き、ルドマンを見上げる。
口の周りはソースやらドレッシングが付着しており、来客の失笑を更に増やした。
「何かね?もうお終いかね?」
「いえ、デザートをお願いします!」
アンディは目を輝かせ、大声で頼んだ。
彼にももちろん、来客の噂や失笑は聞こえていたはずである。
「君は辛くはないのかね?周りの悪口は聞こえていたろう?」
「僕はフローラさんが好きだから、誕生日を祝いたいだけです。
それに、悪口なんてスープを飲む音で聞こえませんでした!」
本当は聞こえていたが、アンディは気にしていなかった。
「はっはっは!やはりな。君らしい。
皆さん、どうか娘の友人への非難はやめて頂きたい!
彼は庶民でありながら、我々貴族より勇敢で寛大な精神を持った御仁である。
どうか、敬意をもって接して頂こう。」
ルドマンの一声で会場の雰囲気が変わり、拍手が湧いた。
「アンディ!アンディ!」
緊張の糸が切れたフローラはアンディに泣きながら抱き付いた。
ルドマンはアンディの側に寄り、彼の頭を撫でた。
「アンディ君は頼もしいなあ。君はフローラを守る騎士だ。」
シャルロットはルドマンに寄り沿う。
「本当は分かってたんでしょ?」
「ああ。ワシはきっかけを与えたにすぎん。
だが、予想以上だ。彼なら、フローラを任せられる。」
アンディとフローラが楽しそうに食事してるのを、
2人は微笑みながら見つめていた。
え!?もしかして終わり?
ちょっとイメージが違うなぁ。
ただ投下お疲れ様。
続きを期待。
ここでSS書いてる人とか読んで喜んでる人って、
フローラ×アンディが好きなだけで、主フロが好きな
わけじゃないのかね?来るところを間違えたかな。
>>310 読んでくれて感謝。
2レス以内、幼少期というテーマで挑戦したが、まだまだ修行が足りんなくて、すまん。
>>311 フローラ好きなら、相手はどちらもOK。俺はアンフロメインだけど、主フロのSSも投稿しといたよ。
あと、主人公ネクストの方の主フロSSもオススメです。
主フロが好きな人は別にスレ立てるしかないな
314 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/06/03(金) 05:41:57.15 ID:wHaP4VC1O
フローラの女子プロレスが見たい
316 :
通りすがりの黒マニヨン人P:2011/06/03(金) 05:55:21.15 ID:7yfa29D20
>>313 フローラはドSっぽいから凶器攻撃好きそうだな!
でもけっして力まない。
微笑を絶やさぬままエグイことしそうだな(ブルブル)
主フロが好きっていうか主人公が好きなフローラが好きだな
個人的にアンディと結婚するスーザン気に入ってるし
フローラは間違いなく主人公の方が好きだったと思う。
フローラは当初「夫となる人だけは自分で決めたい」と言っていた。
主人公のプロポーズを受け入れるということは、
フローラの側でも自分の結婚相手としてアンディではなく
主人公を選んだということにほかならない。
ここのスレタイが「フローラファンスレ」な以上、フローラ単体萌えも相手は誰でも可もいる訳だし
SS投下も別に気にしないが、自分は天空の血筋で勇者一家の中でのフローラが一番好きだから
主人公が他の嫁候補と結婚前提でアンフロ書くのなら注意書きとトリ付けてくれると助かる
ゲーム上はっきりしていることは、フローラは主人公に選ばれたら
それに応じる決心をしていたということ。
これはゲームでフローラを選んで結婚できるという事実からいって明白。
従って、白戦士さんがSSで言及しているようなフローラとアンディの駆け落ちという事態は想定しにくい。
でもまあどういう内容のSSを書くかは個人の自由だと思うけど。
アンフロはフロ単体よりアンディスレでも立ててやってほしいな
同意
324 :
爆弾岩markU:2011/06/04(土) 19:59:27.43 ID:s04jRpNdO
普段過疎ってるのに
ワロウタ
本当にフローラスレの住民か?
工作員臭いがw
(;¬_¬) ぁ ゃι ぃ
気にくわない意見はなんでも工作員扱いw
変わった人ですね
326 :
爆弾岩markU:2011/06/04(土) 22:45:50.83 ID:s04jRpNdO
>>325 もう正体分かったから良いョ
その一見冷静なようでムキに成ってるのを隠しきれないレスは……
(^w^)
日常の非リア充の生活の鬱憤をはらしたら、とっとと巣に帰ってくれョ
ここはフローラ萌えを語るスレなんだから
主フロだからいい、フローラを選らばないとアンディなどという
無鉄砲なだけなヘタレと結婚されるなんてルドルマンと違って逆玉
種ナシヒモ男にフローラの人生が蹂躙されるなんてフローラファンとしては
決して許せない。
フローラもアンディの下心により兄のように構ってもらったという記憶と
アンディ親の期待に負けてしまったのであって、それは優しさであって
愛ではない
それは言いすぎだと思うけど。
アンディはアンディでいい奴だと思う。
主フロファン(PS2以降からの?)よ落ち着け。
フローラとアンディのラヴっぷりは小説版に書いてあるよ。アンディと一緒になりたい為にルドマンに「私を勘当して下さい!」とまで言ってるし…。
俺のSSも小説版を基にしてるので、PS2以降からのフローラファンの中には違和感を感じる人もいるのだろう。
どちらを選ぼうが、真剣に悩み抜いた結果だ。
暖かく見守るのが、我々に出来る唯一無二の愛情ではなかろうか?
それでも納得出来ないなら、主人公ネクストシリーズと
>>186から始まる〜懺悔〜でも読んでね。
小説ではそうかもしれんが、ゲームではそんなこと言ってないしなぁ。
小説とゲームは別物じゃないの?書いてる人違うんだし。
それなのに「小説版に書いてあるよ」とか言われても。
まああなたのSSが小説を元にしているのはわかった。
DQはあくまでゲームが主であり、小説はその一つの可能性を示した二次的なものだと思う。
小説内で描かれていることは一つのフィクションであって、それがすなわち公式を意味するものでもない。
>>186からのSSも見ましたが、そこで描かれている主人公とフローラは、あたかも使命のために
やむを得ず結婚したかのような描写ですね。
フローラは好きで主人公と結婚してくれたと考えたい自分にとっては、とうてい容認できません。
あなたは
>>129でご自分で仰っているように、基本的にビアンカファンだから、フローラファンの気持ちは
分からないのではありませんか?
ちなみ自分はSFC以来のフローラファンです。
SFC以降からの主フロファンなんだが余計小説なんて読まない。
長年主人公の嫁はフローラを貫いてるからね。
フローラと結婚したくて試練クリアのに何が悲しくて小説版買ってまでアンフロ読まなきゃならんの
気持ちは分かるが今更出てきて何をって感じだな。(今迄何処に居たのやら)
当スレが荒れてた時、流れを変えたのはssなんだが。それにDQ5のスレが何時も荒れるのは、他人の萌え方を容認しないその姿勢に有るのではないか
特にフローラスレは色々な名物キャラが出てきて、スレが壊滅状態に成ったことが何回も有ったのだから、過去の歴史を考えても少しは寛容な態度で望んだ方が良いと思う。
自分も主フロ派でアンフロは余り好きではないのだが、スレの流れを変えてくれたssに対して感謝の気持ちは有っても、反レスを返そうとする気はしないなぁ
でもさ、ここにいる人は主にゲーム内のフローラが好きできてると思うんだ
なのに「自分のは小説が基本だ」と開き直られてもね
>>331も言ってるように小説は二次的なものでもっと言えば同人みたいなもんだ
全員が全員読んでるわけじゃない
はっきり言って白戦士はなんか勘違いしてると思う
初心者なんだから半年romってスレの雰囲気や空気読むこと覚えたほうがいいんじゃ?
まあ、コーヒーでも飲んで落ち着けや。っ旦
俺の気持ちは
>>129から変わらんよ。
アンフロファンだって、主フロは楽しみたいしね。
いい刺激になるし、面白い。
まあ、説明が足りなくかったのはすまなかったね。
小説は公式とは言わんが、俺の中では近いな。あくまで、俺の中ではね。
だから、主フロを批判するつもりもないし、アンフロが絶対とも言ってないわけさ。
まさか、つまらん揚げ足取りの攻撃じゃないよね?
主フロが好き過ぎての批判だと信じる。
てゆーか、他の方のSSももっと見たいぜ。
スレが盛り上がればファンも増える。
ファンも増えれば楽しみ方も増えるという事だ。
>>335 本当にフローラファンなの?ビアンカファンじゃなくて?
もういいよ('A`)
ここまで言ってわかってもらえないんなら「白騎士」をNGするわ
名無しで書いたらIDをNGスりゃいいんだし
間違えたorz
○白戦士
×白騎士
強いて挙げるならアンフロ、主ビア好きの全嫁ファン。
アンフロも主フロも書くのは好きだよ。
ただ、どちらにしろ、障害のある愛が好きなんで、ああいう書き方になる。
ここはやはり男性が多いのかな?
いや、別に月9スイーツ女子や昼ドラ若奥様方を狙ったわけではないが…。
このスレに来るような人は普通に主人公に感情移入してフローラを選び、
主人公にデレデレなフローラが好きな人が多いと思うんだが・・・
341 :
通りすがりの青剣士T:2011/06/05(日) 17:38:55.86 ID:xBwJbNfL0
どうせならアンディ×(主フロの時の女性)なんかもいいんじゃねーの?
>>339 嬢の下僕どもの戯言は気にするな
俺は主フロだが気にしない
ここは元々フローラ好きなら何でもありのはずだ
さっさと巣に帰って嬢のハイヒール舐めろカス
そもそも、最近急にくだらねーレスが伸びたのが怪しい
白戦士って女性か!?
まあ‥ss書きは余り住民に対してレスを返すものでは無いな
ssスレでは基本的に作者が自分語りをすると嫌われる(ここはssスレでは無いが)
後白戦士にアンフロの件でレスを返してる奴等は、スレが荒れてる時は当スレをスルーしてたのに
スレが落ち着いたら批判をする
身勝手か工作員としか思えんなぁ
嫌ならスルーしてビアスレの住民みたいに他の話題を振れば良いのに
それをやらない所を観ると‥‥
胡・散・臭・い・w
黙ってただけだろJK
それにスレ荒れてる当時の住人が今もずっといるとでも?
主フロからフローラが気に入ってこのスレきた新参の可能性はスルーなんだな
おれは荒れてるときってのは知らん新参で主フロ目当てで覗いたんだが、
荒れてるときはスルーって、荒れてるときにスルーしないで反応しまくれば
それは荒らしを喜ばすだけなんじゃないの?当時のことを知らんから一概に
そうとも言えないのかもしれんが。まあアンフロのSSならアンフロ注意とでも
最初に書いといてくれればこれからはスルー出来るしいいけども。
申し訳ないが、2chのDQ5関連のスレは昔から色々な怪キャラ、名物キャラが居てなぁw
(説明すると荒れる元に成るので興味が有ったら自分で過去ログをググってくれ)
古狸も多いので、簡単にハイそうですかってわけにはいかんのよ
本当にフローラ派であるのなら、白戦士に物申すレスだけでは無く、フローラ萌えレスをしてくれ
但し他嫁堕としフロageや他嫁批判は厳禁だぜ‥‥‥
なるほど、たしかに本スレでも嫁の話題を出すだけで荒れたりするし、
キャラスレではもっとヒドかったのですね。その辺は気が向いたら調べます。
つーこって個人的なフローラ萌えレス。フローラに青年期で初めて会うとき、
名を聞かずにしばらくフローラがボーッととするけど、その時双方とも
見つめ合っちゃったりして一目惚れしたんだと(リメイクの場合初めて
会ったときの面影がとか)思いつつ、結婚への試練をしてたもんです。
SFC版から忠実だけど、フローラ起きててほしいよ
言葉にしなくても伝わるけど、それでも言葉で明日は私の事は
気にしなくていいですわ、結婚ですもの一生だから…
だからあなたが素直に思ってる気持ちを大切にして下さいって言って
ほしい
>>348 白戦士マニア(ファンもアンチも)は専用スレを立ててください。いい加減うんざり
所でフローラと主人公の二人きりで(夫婦水入らず)エスタークを倒したが、流石にlv99でも20ターンかかったw
もっと効率的な(夫婦だけで)倒し方が有るなら誰か教えてくれ
>>349 私は寝たふりをしていたのではと考えていました。
それこそ私の事は気にせず素直に選んで欲しいという
無言の訴えだったのではと。もしくは私は大丈夫ですと
主を安心させたいための寝たふりなのかなとか。
>>350 ミラーアーマー&光のドレスは装備してた?これでたまにイオナズン
跳ね返して140くらいダメ増えるけど。夫婦だけならあとは
ひたすらメラゾーマとドラム&こうげきくらいじゃないかなぁ。
種ドーピングしてればメラゾーマよりキラーピアスのが強いのかな?
354 :
井戸王我C:2011/06/06(月) 19:43:09.03 ID:q+/vJWtg0
「白戦士」よりも「青剣士T」「赤毛猿S」「黄巾賊T」「黒マニヨン人P」
の方が出て行って欲しいよな?
反レスは暇人や非リア充の欲求不満解消の手助けに成るからスルーしてフロ萌を語りましょう
所でフローラと王女は高所恐怖症の台詞カワユス
それ可愛いよな
ちょっと脅かしたら抱きついてきてくれそうなとことか、嫁にしてよかったと思うとこがフローラには多い。
フローラ「この階段 こわいですわ。 落ちないように 私を 導いてくださいまし。」
王女「この階段 大丈夫なの? こわいよ〜……。」
フローラ「あなた 手を にぎってて くださいね。こんな高いところ 不安で……。 」
ポピー「下見ると こわいから 見ないの!」
フローラと王女の高所恐怖症台詞。
ポートセルミとエルフヘブン。
他にもチョコチョコ有ってバリエーションも、もう少しあったはず
本当かわいいなぁ
フローラも王女も
>>354 お前他人を厨だとか言う割りにお前が一番の厨じゃねえかよw
ドレアム厨な
ハンデっていつそんな公式アナウンスがあった?
情けないぞ貴様
厨とかなんとか言っておきながら弱いのはハンデとか言うお前は情けない
お前こそ厨だわな
965:井戸魔神レオI :2011/06/06(月) 19:13:17.78 ID:q+/vJWtg0 [sage]
>>960 ドレアムが外伝で弱化するのは『ハンデ』だと思う。
>>359 その話題は専用スレでお願いします
フローラ「リュカさん… あの 踊り娘さんの足を さわったんですか?」
【いいえ】
フローラ「私の足でよければ あとでお好きなだけさわってください。ぽっ」
この台詞の後興奮した主人公がカジノ船の特別室でフローラにエロいことをしたと妄想(十八禁ネタは板的に具体的なレスが出来無いが主人公は以外とねっとり責めまくるタイプかと‥‥)
その台詞めっちゃ興奮した!
フローラの足ならふわふわで色白でもっちりで柔らかいだろうな
そんな台詞あったの知らなかった・・・試してみる!
363 :
妖精とフローラ:2011/06/10(金) 00:11:17.42 ID:nURpsg0uO
「すぅ……すぅ……」
穏やかな風が吹く、その風は、広い平原で、心地よさそうな寝息をたてている少女の髪と服をなびかせている。
明るめの青髪のロングヘアで、とても大きなピンクのリボンが頭の後ろについている。
「ん…」
強い風が吹く。
壁や木といったものがほとんどないその場所で吹いた風は、ふろーらの意識を呼び覚ます。
「ふわあぁ〜〜〜〜」
目を開けて上体を起こし、もう一度目を瞑って大きなあくびをし、目をごしごしと手で洗う。
そして、まだ眠そうなその目であたりを見渡す。その瞳は、とても綺麗な青い目をしていた。
「ねてしまいました…」
ふろーらは、ぼーっと青い空を見上げた。
「起きたか! 人間の娘!」
「わぅ!?」
ふろーらの横から突然大きな声が聞こえた、あたりを見回して、誰もいないことを確認したはずなのに。
それにびっくりしたのか、さっきまで眠そうだった目を見開いて声の聞こえた方向を見る。
「あまりに気持ちよさそうに寝ておったから少し待っておったのだ!」
「わっ・・・」
そこには、わずか身長20cmほどと思われるような、羽根の生えた小さな女の子……
妖精と言われている種族がふろーらの前に飛んでいた。
「あっ、えっと…ようせいさん、なにかごようですか?」
「貴公は日光浴をしていたのだろう?気が合いそうだから話しかけたのだ!」
「にっこうよく……ひなたぼっこ?」
「似たようなものなのだ!」
ふろーらは、妖精と話している感動のあまりに我を忘れていたことに気づく。
「わたしは、ふろーら。あなたのおなまえはなんですか?」
「我が名はミュウ!妖精神官なのだ!」
「ようせいしんかん?」
「妖精の神官なのだ!とても偉いのだー!」
「よくわからないけどすごそうです」
「うむ、すごいのだ!」
「みゅう……みゅうちゃんとよんでいいですか?」
「良いぞ、よろしく頼むぞ!ふろーら!」
最初は少し警戒気味だったふろーらも、次第にミュウに対する質問が増えていった。
お互いに打ち解けていく様子が目に見えてわかっていった。
どんな暮らしをしている? 好きなものは? 嫌いなものは? 趣味は? 何かおもしろいことは?
ほのぼのとさせる話題が様々と広がっていた。
364 :
名前が無い@ただの名無しのようだIDO:2011/06/10(金) 01:27:48.61 ID:awhoQBg70
>>354 「井戸魔神」のおっかけ?
返答したいんだけど、スレがなくなっていたな(まあ飽きてきていたから別にいいけど)
(おまけ☆)
27歳頭おかしいwwwwwwww
365 :
名前が無い@ただの名無しのようだIDO:2011/06/10(金) 01:29:26.24 ID:awhoQBg70
フローラと関係の無い話題はスルーで行きましょう
確かデボラ姉御によると幼少期のフローラは動物と会話したり妖精の世界に行ってみたいと思ってたらしい(高所恐怖症といい王女と被るのは親子だから)
幼少フローラと一緒に船内探索してぇーよー!
そういえばフローラも昔妖精が見えたようなことを言ってたな。
修道院に行く前、10歳以下くらいの時に見たんだろうか。
ちょうど今フローラのために火山挑んでるよー
SFC,PS2,DSってフローラと結婚したけど、もし数年後にでもまたリメイク商法で5がリメイクするなら
ドラクエ8並の等身でフローラと旅がしたいと思ってる。
369 :
井戸魔神グレートI:2011/06/10(金) 18:38:11.96 ID:awhoQBg70
次のリメイクではビスタ港ではなく妖精の村ですれ違い希望!
>>369 すれ違うならどんな感じかな?
フローラのリボンと桜絡めてくれると色合い的に可愛いと思う。
桜染めってのがあるみたいだから。
371 :
井戸大神博士R:2011/06/10(金) 19:04:28.53 ID:awhoQBg70
>>370 白戦士が考えて下され、戦闘はさせない方がいい(あくまでもお互いは気づかない)
ビアンカとフローラとデボラ達とで3Pしたい
373 :
井戸大神博士R:2011/06/10(金) 20:15:10.20 ID:awhoQBg70
しまった、3Pじゃオレが入ってないじゃないか
376 :
井戸大神博士R:2011/06/10(金) 20:37:19.37 ID:awhoQBg70
>>975 3人ともオレが頂いた!
さらにマリア、クラリス、ノーラもGETだぜ!
>>376 関係の無い雑談は他でやってくれ
サラボナの宿屋に居る親のいない子を見てフローラが「あの子‥わたしと同じ‥いや何でもないです」
って台詞は幼少期の無口でナイーブなフローラを想像出来て印象深い
それは、ネクストがキラーパンサー「チロル」と再会して間もない頃の話であった。
カボチ村の村長から依頼されていたモンスター退治であったが、村に戻ってきたネクストとチロルが一緒に歩いている姿を見て失望した村長が、
『おまいさん、残りの報酬金を渡すから、この村からすぐにでも出て行ってくれ。』
という冷たい一言を受けたネクストは、その思わぬ仕打ちに大きく失意を感じながらその村を後にした。
これまでは奴隷として、10年もの間肉体的な辛い仕打ちを受けたネクストであったが、今回の仕打ちは精神的に辛いダメージであり、ネクストの孤独感と同時に同じ人間に対する不信感をも抱くようになった。
それは仲間モンスターとともに母親を探し続ける目的で旅を続ける彼にとって、その目的さえも見失う程でもあり、それからというものは日々彷徨うように敵モンスターと戦いながら、だらだらと馬車を連れて歩
き続ける日々を過ごしていた。
『・・・なあ、お前も一生を支えるパートナーが必要なのではないのか?どこにいるかも知れない母親を探すのもいいが、お前も年頃だし、やはり傍には嫁さんが必要だろ!
そう、俺との結婚を快く承諾してくれた、マリアみたいに、だ!』
結婚の報告を聞いてラインハットに一旦戻ったときのヘンリーの、のろけた快活な言葉を思い出すたびに、ネクストの脳裏には突き刺さるような冷たい風が吹き荒れ、さらなる孤独感を募らせていた。
「ヘンリー・・・、お前、簡単にそんなことを言うが、実際それが出来るのであれば、今頃僕もそうしてるよ。
そうでなかったら、現在行方知らずのビアンカが暮らしていた、アルカパという街にも立ち寄ってないだろう!」
ネクストはそう呟いて、今日もまた馬車と仲間モンスターとともに、行くあてもないままに足を運んでいった。
どのくらい歩き回ったのであろうか、ネクストはとある小さな街の集落の入口に差し掛かっていた。たまたま街の入口にいた人に、猜疑心を抱きながらも話をすると、
ここは「うわさのほこら」という長いトンネルが近くにある関係で、その難所を越える方の為につくられた宿泊の街ということであり、街の中には宿屋はもちろんのこと、旅人の癒しとなる酒場や盛り場もあると
いう。既に日も暮れかかっており、ネクストは、街の中に安易にモンスターを入れては大騒ぎになってしまうことを恐れて、最も信頼ある用心棒でもあるスライムナイトのピエールに、
馬車とチロルを含めた仲間モンスター達の留守番を任せて一人、その街の中へと入っていった。
街の中に入ったネクストは、少しばかり悩みながら決めた宿泊先にチェックインするとすぐさまに、巾着袋いっぱいのお金を持ち出して、街の酒場に直行した。
ネクストは、あの時のヘンリーと交わした一杯で覚えた酒を、とにかく口にしたくて疼いていた。それくらい現実逃避と日頃の鬱憤が溜まっていたのであった。
その、薄暗い酒場に入ってカウンターの真ん中にどっしりと座ると、ネクストはすぐさま上級のウイスキーを注文した。彼の紫のややくたびれたマントを見て、少しばかり怪訝そうな表情でマスターが
ウイスキーと氷の入ったグラスを用意すると、まだ酒に不慣れであるのか、ネクストは勢いに任せてそれを一気にがぶ飲みし、何度もおかわりしては同じような勢いでひたすらと飲み続けた。
当然ながらネクストは一気に泥酔状態に陥り、それを見て心配になったマスターは、
「お客さん、これ以上酒飲んだら、体持たないですよ!」
と言って、ウイスキーを片付けようとした。それを見たネクストは、
「うるさい!まだ大丈夫だ!マスター、酒くれ!酒!」
と今にも絡みつくような勢いで叫びながら、すぐさまカウンターのテーブルの上に顔を沈めて、そのまま横になった。マスターは、
「やれやれ、まだ酒の楽しみ方を知らない若造だな。」
と呆れながらも、風邪を引かぬように配慮して、奥から毛布を取り出して彼の背中にかけた。
混沌する意識の中、ネクストはテーブルに顔を横たえながら、これまで自分が体験した様々な思いをありのままに呟きだした。
「父さん、僕がしっかりしていなかったばかりに・・・」
「母さん・・・、今何処にいるんだよ・・・」
そう呟くネクストの閉じた瞳からは、数滴ばかり涙が零れ落ちていた。その涙を零し続けながらも、さらにネクストはこう続けた。
「ビアンカ、・・・今頃どうしているんだ。あのお化け退治から10年か・・・、懐かしいなあ。もう、結婚していてもおかしくない程立派な女性になっているんだろうんな・・・」
「・・・それと、確かフローラと言ってたな、あの美しい青い髪をした女の子。ふふ・・・、港で会ったとき、ひとりで船に乗れなかったとかで、結構可愛かったよな・・・。
そんな彼女も今頃は、立派な修道女となっているかもな・・・」
と立て続けに、幼い頃に自分と関わりのあった数少ない女性の名前を口にしていた。
泥酔していたネクストの脳裏には、やはりもう一度この二人の女性に会いたいという思いがあるのは言うまでもなかった。
ちょうどその時である。テーブルで横になっていたネクストの隣で飲んでいた、二人組の男が酒を交わしながら、青い髪の女性の話題を始めたのであった。
「・・・そういえば、この間サラボナへ向かう途中であるといって、この街に泊まっていた修道院帰りの青い髪をした女性、実に綺麗だったなあ!」
「ああ、名前も人づてに聞いたが、確かフローラと言ってたなあ。」
「噂によると、10年間受けていた修道院での花嫁修業が終ったので、今度フローラの親父で、サラボナの有力者であるルドマンさん主催の、花婿募集の集会があるらしいぞ!」
「ただ、その条件が厳しいらしくて、俺たちには到底無理だろうなあ・・・。」
フローラの名前を耳にしたネクストは、突如これまで泥酔していたのが嘘のように急に立ち上がり、その二人組の男に向かって、顔を真っ赤にしては飛ぶ矢の如くこう問い詰めた。
「おい!今確かフローラが花婿を募集している、と言ってたな!」
ネクストの、殺意剥き出しのその激高ぶりに驚きながら、その中の一人が、
「そ、そうだが、それがどうしたんだ?お前、フローラと何か関係あるのか?」
と呆れ顔で言葉を返したので、ネクストはさらに顔を赤くしては男の胸を掴み、
「いいから答えろ!サラボナへはどうやって行ったらいいのだ!とにかく、今すぐにでもフローラに会いたいのだ!!」
と赤い目で相手を睨みつけて、その胴体を揺さぶりながらネクストは問い詰めた。その殺気だったネクストの態度に降参したその男は、
「わ、わかったから、頼む。この腕を放してくれ・・・」
と宥めて、ゆっくりと話を続けた。
「・・・サラボナはこの南にある『うわさのほこら』という長いトンネルを潜り抜けて少しばかり南西に歩いたところにある。
その街の中に入ると、一目見てわかる大きな屋敷があって、その屋敷にフローラは暮らしているという話だ。最も、花婿になる為の条件は厳しいから、お前には到底無理と思うが。」
男の話を聞いて、不快に感じながらもゆっくりと男の胸を離したネクストは、何の躊躇いもなくすぐさま、
「マスター、ここに代金を置いていく。釣りはいらん!」
と捨て台詞を吐いて、勢いのままに店を出ては自分が宿泊している宿屋に戻っていった。その様子を見てマスターと二人組の男は互いに、
「何だ、あの男は!本当に失礼な奴だなあ!」
と不満気に口にしながら、呆然と店の出口の方をしばらく見ていた。
ネクストが先程まで横になっていたテーブルには、彼持参の大きな巾着袋と本人が被っていた毛布が我が物顔でそのテーブルを占有していた。
「ウップ・・・、夕べは飲みすぎたようだ・・・。」
翌朝、二日酔いで額を押さえながら起きたネクストは、すぐさま泊まっていた宿屋をチェックアウトして、街の入口に止めていた馬車に戻っていった。
一晩中馬車の留守番をしていたスライムナイトのピエールが真っ先に出向かい、
「ご主人様、顔色が悪いようでございますが、大丈夫ですか?」
一晩中馬車の留守番をしていたスライムナイトのピエールが真っ先に出向かい、
「ご主人様、顔色が悪いようでございますが、大丈夫ですか?」
と心配そうに聞いてきたので、その表情を晒しながらもネクストは、
「大丈夫だ、ピエール。心配をかけて本当にすまなかった。これからすぐ、サラボナという街へ行くぞ!」
と前日までのネクストとは違い、元気そうに叫んだので、何かを察しつつも一安心したピエールは他のモンスター仲間を起こし、すぐさま出発の支度に取り掛かった。
そして朝日を全身に浴びながら、ネクストはいつものように馬車を引っ張りながら、仲間モンスターとともに一路サラボナへ向かっていった・・・。
※
あれから10年以上時が流れ、王室の広い食卓には、今日もまた、酒の入ったネクストが、フローラの見守る中、トゥルーとセイルとを巻き込んで、子供のようにじゃれあっていた。
ネクストは家族と食事をする際、いつもではないものの酒が入るたびに、
「お前ら、お父さんがお母さんと結婚していなければ、この世にはいなかったばかりか、世界平和も叶わなかったのかもしれないのだぞ!」
という台詞を口癖にして、酔っ払い親父そのままの呂律の回らない口調で振舞っていた。
ネクストのそういった情けない姿を見ながら、その腕に掴まれてもがいているトゥルーとセイルは、
「お父さん、あんまりお酒飲み過ぎたら、体壊すよ!」
「もう、お父さん、お酒臭〜い!」
と為す術もなくただただ呆れるばかりであった。そんなネクストを見てフローラは、
『まあ、本当に子供みたいですわ。あなたったら・・・。でも、私、あの時の、私と結婚したくてサラボナに来たという一途な想い、今でも心から嬉しく思っています。』
という想いを胸中に抱きながら、今日もにこやかに彼を叱咤するのであった。
「あなた、そろそろいい加減にしないと、次からはテーブルにお酒を出しませんわよ!」
と。
(Fin.)
投下お疲れ様。
白戦士もまた投下して欲しいね。
転載乙
SS乙。
次はサラボナでの再開で、どうやってときめくか期待。
>>384 フローラメインではないが、ビアンカちゃん大好きというスレに投稿したので、もし宜しければどうぞ。
フローラ出産前、グランバニアのフローラの所に泊まった日の翌朝聞ける
「ゆうべはちょっとこわい夢を見たの。○○さん。私をはなさないでね・・・。」という台詞
これフローラのオリジナルでしょうか。初回プレイ時は気に留めなかったけど、2回目以降見たとき
自分と主人公の身に起こる事を予見していたように思えてきて、なんだか切ない・・・
こわい夢を見たってのはフローラだけみたいだね。
ビアデボは5主が寝相が悪いとかそんな内容みたい。
3人の中で天空の血筋を濃く受け継いでるとか…?
3人共、ジャミのイベント以外にももっと特殊能力を発揮して欲しかったなあ。
場合によっては石化を回避出来るルートも欲しかったね。
>>387 >>388 レスありがとう
この台詞で余計フローラがいとおしくなった
結局10年間も一人にしてしまってごめんよー。・゜・(/Д`)・゜・。
どの嫁にも言える事だけど10年間一人で石化されて絶望を感じなかったんだろうか‥
フローラは子供達の心配してたみたいだけど
フローラって子供を思う台詞が多くて本当母性に溢れた愛らしい女性だと思う
391 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/06/15(水) 21:02:12.70 ID:cu3EPlHdO
フローラが、結婚する。
あの旅人と。
結婚式が終わるとあの旅人と共に旅立つんだと、無邪気な、でも何処かしら寂しそうな顔で言った。
僕が恋い焦がれて仕方のない顔だった。
「フローラ‥?」
僕は扉をノックした。少し遅れて、はーいと控えめな返事がする。それからちょっと暫くして、恐る恐るといった感じで扉が開いた。中から少々緊張した面持ちのフローラが顔を出した。
「アンディ」
フローラの顔が途端に綻ぶ。
「来てくれたんだ‥」
「そりゃそうさ。なんせフローラ嬢の結婚式だからね」
「変なこと言わないでよ」
なんて何気ない会話を、僕は噛みしめる。
フローラのウェディングドレス姿。純情な、まだ少女と言っても違和感のない彼女には、その白がとても似合っていた。
きれいだな、と純粋に思う。
でもその姿が意味することを考えると、今にも泣き崩れ、気が狂ってしまいそうだった。
「配慮がないと、君のご両親に怒られてしまいそうだな」
「どうして?」
「普通君の方から咎めないかい?」
「そんな‥」
フローラは少し俯いて、眉を寄せる。白い頬を赤らめて、ふっくらと下唇を不服そうに突き出す。
ああ、このまま彼女を何処かにさらってしまえたらなと、本気で思う。そして、2人だけで何処か遠くの街で暮らすのだ。でもそんなことは出来ない。この手を彼女に向かって伸ばすことも、僕には出来ないのに。
出来なかったのに。
「フローラさん、フローラさん!」
「あっ、大変‥。そろそろ時間みたい」
フローラはそう言って。
僕にくるりと背を向けた。
「フローラ‥」
「ん‥?」
フローラは一端立ち止まって僕の方をみたが、僕が何も言わなかったのでいってしまった。パタパタパタと走るその姿が、とても愛おしかった。
「ありがとう‥」
ただ一言、そう呟いた。
その言葉は誰にも届かずに、ひっそりとした簡素な部屋の中で消えた。
式は順調に進んだ。
フローラと旅人は、とても幸せそうだった。
その間中、みんな笑っていた。
僕もずっと笑っていた。
そしてただ、祈っていた。
彼女の幸せを。
ああ、願わくば。
彼らの旅路をお守り下さい。
そしてその果てに、終わることのない、幸せを。
392 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/06/15(水) 21:56:20.07 ID:C3a4zLCp0
お前らキモい
393 :
一発ネタ:2011/06/15(水) 22:43:18.08 ID:cu3EPlHdO
「フローラ」が風呂に入りたがっています。どうしますか?
主人公:「そりゃあ、止める理由もないわけだからして。しからずんば、バカラのクリスタルあたりで特別製のミニバスタブを作らせて…」フローラ:「まあ、素敵ですわ。では、失礼して…マヌーサ!」
主人公:「天空の剣!(主人公は、霧をかきけした!)」フローラ:「マヌーサ!」
主人公:「天空の剣!(主人公は、霧をかきけした!)」フローラ:「……っ;」
主人公:「……っ;」
フローラ:「…あなた…」
主人公:「え。いや、その。他意があるわけじゃなくて、なんていうか、呪文に対しての条件反射になっちゃってるというのか…っ」フローラ:「ザラキとメラゾーマ、その身にお受けになるならどちらがよろしいかしら?(にこ♪)」
主人公は、天空の剣を投げ捨てた!(泣)
>>391>>393お疲れ様
フローラの修道女時代の話とかないかな?白戦士さん書けるなら書いてみて?
>>391GJ!!
ビアンカスレで見つけた物
http://www.youtube.com/watch?v=i7rloP2RgHg 見事に釣られたよ。
主人公の性格はビアンカだが、境遇がフローラと重なるし、フローラをイメージしても泣きそうになる。
ちなみに誤解されるかも知れんので、あえて述べるが、性格が御田園=リュカ、弓月=アンディとまでは言わん。
でも、SSのアンディと弓月は似てた。
あんな風に圭以(フローラみたいなヒロイン)の幸せの為に身を引いて、
結婚式を見守るシーンは切なかった…(TT)ここの住民は昼ドラ見ないと思うが念の為。
スレチすまん。
>>393 ちょ…(・∀・)あんた達夫婦でしょうに〜!!一緒に入りなさいな。
でも、こういうSSも良いね。
>>394 それも面白そうだね。
いつかは書いてみたいな。
また最初からやり始めて新婚旅行中なんだが、修道院の奥の部屋の
シスターが、フローラを送っていったシスターが帰ってこないって言ってるけど
この人行方不明のままなのかな?どっかにいたっけ?フローラも心配げだが。
カジノ船の踊り子の中にそれっぽい人がいたような
カジノ船のは 修道院でご一緒した方 って言い方だから、
シスターじゃなくて一緒に花嫁修業した人、って感じかと
思うんだけどどうだろう。一応送っていった人は、シスター姿で
サラボナ到着前に噂の宿屋にいるのがその人だと思うんだけど、
それ以来見かけないんだよなぁ。細かい事だけど気になるw
マリアみたいにシスター止めて嫁に行ったとか
>>398 フローラ「修道院からサラボナに帰るとちゅうシスターといっしょにこの宿に 泊まったのですわ。」噂の祠
フローラ「えっ まだ帰っていない? あの方が 無事でいらっしゃるといいんですけど……。」修道院
フローラ「あら? あの方… 修道院で ごいっしょした方だと思うのですけど 気のせいかしら……? 」カジノ船
修道院からフローラをサラボナに送って行く途中遊びに目覚めて、退屈な修道院に帰るのが嫌で、カジノ船でバイトしながら遊興費を稼いでいるという解釈が正解に近いと思う。まあ、ハッキリとしたセリフは無いが…
そっか、その順番で行くとあんまり変じゃないね。
噂のほこら→カジノ船→修道院のルートで行くと
カジノ船の踊り子は別人って思っちゃうけど。
しかしあのシスターのセリフから踊り子になるとは
ちと思えなくて…まあ帰る途中でモンスターにやられた
と思うより、踊り子として生きてるって方がいいかw
フローラに萌えるのは例えば朝ルドマン邸に泊まって主人公が起きてきた時、化粧台で身綺麗にしてから朝夫を迎えるという古風な部分とかポイントが高い♪
そこで‥‥フローラの鏡のセリフ集。
フローラ
【フローラは鏡をのぞきこんだ】
鏡には ステキな女性が映っている。
そして きのうの朝食のメニューを思い出そうとしたが ダメだった。
そして 何かを思い出したように ふと ほほえんだ。
すこし 髪がみだれているようだ。
フローラはきれいなブラシを取り出し 長い髪をとかした。
フローラ「○○さんの好みって ロングかしら それともショート? どんな髪型が好きなのかしら?」
フローラ「あら この鏡 すこしくもってるみたいだわ」
フローラはていねいに鏡のくもりをふきとった。
フローラ「う〜ん…。
いくらやってもダメですわ。どうやったら 瞳をまん中によせられるのかしら?」
うん。朝起きたら鏡台から身繕いをした綺麗な奥さんがベッドに駆け寄ってくる。
「おはようございます。あなた」って良いなぁと思う。既婚者じゃないと分からないかな?
いたストWiiに出ないかな
〜迷う青髪・1〜
フローラは部屋で新聞を読んでいた。
「花嫁候補が3人に…か。」
サラボナの都市を治める領主の娘の結婚である。
地方面ではあるが、トップで大きく報じられていた。
「明日は何て書かれるのかしら…。
お父様は結婚が決まるまでは、記者を遠ざけてくれているけど…。」
婚約後の記者会見を考えると気が重くなった。
「リュカさんは私を選ぶのでしょうね…。
ビアンカさんがいても、迷ってたし…。」
フローラはビアンカの事を思い出した。
「ビアンカさんも、私のお姉さんだったら良いなあ…。」
自分と違って、明るく健康的な強さを兼ね備えている。
しかも、近所のお姉さんの様な親しみやすい感じで、懐かしささえ感じる。
「ビアンカさんはリュカさんを愛してるのよね…。
でも、リュカさんの目的を果たす為に、あの方を私に譲ろうとしている。」
フローラはベッドに横になって、考え始めた。
ふと、アンディの顔が浮かぶ。
「アンディ…。」
修道院に入る前は一緒にいっぱい遊んだ。
子供ながらに、キスも経験した。
そんな懐かしい思い出が、頭の中を駆け巡る。
「お父様は花嫁選びの試練を勝ち抜いたリュカさんを勧めるし、
確かにリュカさんはアンディよりも強いわ…。
しかも、お母様を助ける為に世界を救おうとしてる。」
フローラは寝返りを打って考え続ける。
すっかり眠れなくなっていたのだ。
「リュカさんならきっと、世界を救えるでしょう。
そのお手伝いをするのは素晴らしいわ。でも…」
リュカとビアンカが話してるのが、浮かぶ。
ぎこちないながらも、お互いが惹かれ合う感じはした。
「…いけないわ、フローラ。」
フローラはシーツを握り締める。
誰かの足音が、こちらへ近づいた。
「…!」
フローラは慌てて布団を被り、寝息を立てる振りをする。
「誰…?お母様なら、良いけど…。」
扉がノックされる。
「フローラ、リュカさんがお見えになられましたよ。」
シャルロットが、リュカを連れて来たのである。
フローラはそのままやり過ごそうとした。
「もう、寝たの?入るわよ。」
扉が開かれ、2人は部屋に入った。
「失礼します。…どうやら、既にお休みの様ですね。」
「ごめんなさいね。せっかく来て頂いたのに…。
フローラ、起きてちょうだい。」
シャルロットはフローラを優しく揺する。
しかし、フローラは「う…ん」と小さく唸り、寝た振りを続けた。
〜迷う青髪・2〜
「いえ、奥さん、そのまま休ませてあげましょう。
きっと、アンディさんの治療でお疲れなのでしょう。」
リュカはシャルロットを制した。
「でも、花嫁選びの前に色々話しておきたいのでしょう?」
シャルロットはフローラの布団をかけ直した。
「そうですね。3人の気持ちを知りたかったのですが…、
もっと早く尋ねるべきでした。」
リュカはフローラの寝顔を見る。
しかし、寝た振りは見破られない。
「デボラとの話はどうでした?
ごめんなさいね、あの娘ったら急にあなたと結婚したいと言い出して…。」
シャルロットは声を小さくして話した。
しかし、フローラには聞こえていた。
リュカは腕を組んで少し考え込む。
「あくまで僕の推測ですが、デボラさんなりの優しさだと思います。」
「優しさ…。あの娘が…?」
シャルロットはきょとんとした。
「(リュカさんも気付いていたのね…。)」フローラは2人に気づかれない様に聞き耳を立てていた。
「僕がデボラさんと結婚すれば、フローラさんはアンディさんと結ばれる。
そして僕はビアンカを危険な旅に巻き込まずに済む。
彼女には僕より普通の人と一緒になるのが幸せなんですよ…。」
リュカの目に涙が滲む。
「やはり、ビアンカさんを愛してらっしゃるのね。」
「ええ…。でも、デボラさんは言ったんですよ。
世界の平和や愛する人を守る悩みに耐え切れなかったら、あたしの所へ来な。
子猫を愛する小魚の覚悟ごと全部受け入れてやるよ。って。
救われそうでした。もし、ビアンカに出会ってなかったら、
結婚したかも知れませんね…。」
「(やはり姉様…、私や皆さんの幸せの為に全てを受け入れる覚悟がおありなのね…。)」
フローラも涙が溢れ、シーツを濡らしていた。
「そう…、あの娘が…。不器用なりに、ちゃんと考えていたのね…。」
「フローラさんも、アンディさんの幸せの為に身を引こうとしました。
でも、やはり彼の側にいたいんですね。」
「フローラの事はどう思ってらっしゃるの?」
「話を聞けなかったので、まだ分かりません。
でも、好きにはなりました。
フローラさんも優しい良い人です。
僕がビアンカの幸せの為に離れる覚悟があるのと同じく、
彼女もアンディさんの幸せの為に離れたのでしょう。
世界の平和の為に同じ覚悟を持つ者同士なら、
段々深く愛し合えるとは思います。」
フローラは愕然とした。
正にその通りだった。
〜迷う青髪・3〜
「(リュカさん、私もあなたを好きになったし、結婚しても良いとも思ったわ…。)」
「でも、これでは誰と結婚されるか分からなくなりますわね。」
「そうですね。
だから、こうして話を聞きに回っているんですよ。」
「そうでしたわね。
後はビアンカさんですのね。」
リュカは扉を開けた。
「ええ。」
リュカはそっと部屋を出た。
「雨が強くなりますわ。どうか、お気を付けて。」
シャルロットは扉を閉めた。
「こんな時間に有り難うございました。
では、失礼しました。」
リュカとシャルロットの足音が遠ざかった。
「ふぅ…。」
フローラはゆっくりと起き上がり、涙を拭いた。
「このまま迷っていたら、リュカさんの為にも良くないわ。」
フローラは急いで着替え、部屋を飛び出した。
「ちょっと、フローラ、どうしたの!?」
シャルロットは慌てて止めようとしたが、振り払われた。
「ごめんなさい、お母様!!」
リュカはビアンカがいる別荘へゆっくりと歩いていった。
「ビアンカには幸せになってもらいたい。
しかし、他の女性と結婚する事で傷つけたくない。」
リュカの悩みは大きくなっていった。
。
「父さんも結婚する時は悩んだのかな…。」
リュカは空を見上げた。空はますます雨を強く降らせる。
「お待ち下さい!」
リュカは声のする方へ振り向いた。
フローラが傘も差さずに、リュカの方へ走って来た。
「フローラさん、どうしてここへ…?」
リュカは自分の傘をフローラにかざす。
フローラは息を整えた。
「実は私、先程のあなたとお母様との会話を聞いておりましたの。」
リュカは驚いた。しかし、フローラは尚も続ける。
「好きな人を危険から遠ざけるのが、本当にその人の幸せなんですか!?
そんなの、余計に傷つけるだけですわ!!」
フローラは勢い余って、傘から外れた。
雨が再びフローラを濡らし、稲光がフローラを妖しく照らす。
「そんな…、まさか。」
リュカは苦笑した。
「ええ、そうですわ。私もそうでした。
あなたを段々好きになりましたし、結婚する覚悟はありましたの。
世界を救う事で、アンディを幸せに出来るし、自分も幸せになれると思いました。
でも、間違ってましたわ。
覚悟を決めて、あなたを好きになる程、私は苦しくなるのです!
そして、そんな曖昧な私だからアンディを傷つけた!」
「アンディさんが傷ついたのはあなたのせいじゃない。
花婿選びの試練なんだ。」
〜迷う青髪・4(完)〜
リュカはなだめようとしたが、フローラは首を振った。
「違う!私が悪いの!だからもう、誰も傷つけたくないのです。
ですからお願いします。
本当にビアンカさんを愛していらっしゃるのなら、決して離れないで下さい。」
リュカは暫く考えた。
「あなたも苦しいんですね。アンディさんが傷ついた以上に。」
「ええ。彼を愛しています。
だから、離れたり、彼が傷ついたりすると私まで苦しいのです。」
フローラは涙が溢れ、震え出していた。
雨に濡れていて分かり辛いが、リュカにはハッキリと分かった。
「きっと、ビアンカも同じなのかな…?」
「ええ。今ならまだ間に合いますわ。
私達みたいに傷つく前に、お互い正直になって下さい。」
フローラは微笑んで、リュカの側から離れた。
「フローラさん…?」
リュカは傘を差し出すが、フローラはそれを払った。
「ごめんなさい、ごめんなさいリュカさん。
私を好きになって頂いたのに…!」
「いえ、僕の方こそ。一時でも好きになってくれたり、
大事な事を教えてくれて有り難うございました。」
リュカは頭を下げた。
「いえ、宜しいのですわ。
あなた達の幸せをお祈り致しますわ!」
リュカが頭を上げると、
既にフローラはリュカから離れて行った。
「家とは違う方角だな…。まさか。
まあ、お嬢様だし、先走った事はしないだろう。
さて…、僕も覚悟は決めたぞ…!」
リュカは本当の気持ちを伝える覚悟は出来ていた。
「アンディ、傷つけてしまってごめんなさい。
でも、私はもう逃げたり迷ったりしないわ。
本当の気持ちを伝えたら、あなたは再び悩み苦しむかもしれない。
でも、必ず乗り越えられると信じている。
だって、あなたが私を愛するが故に遠ざけても、こうして来てしまったのだから。」
フローラはアンディの家の前に来て、彼の看病を思い出していた。
「僕は情けない男だな…。
炎のリングを取れないばかりか、大怪我をして、しかもリュカさんに助けてもらうなんて…!
リュカさんは僕よりも強くて優しい。
君もリュカさんに惹かれ始めているのは分かる。
だから、今の内に彼と結婚して幸せになってくれ…。」
アンディは、涙ながらに訴えていた。
「辛かったでしょう。でも、もう大丈夫よ。
私はどんな事があっても離れないから…。」
フローラの瞳の奥にはもう迷いは無く、強い意志だけが存在していた。
身繕いと言えば、ポートセルミだっけ、劇場の踊り子が
「今日は化粧ののりが悪い」とか言ったセリフのあと話しかけると
「化粧はいつも少しだけしてるんですよ」みたいに言うのが
印象に残ってるんだよなぁ。おれは既婚者じゃないが、この
"いつも綺麗な姿を見て欲しい"的な部分はポイント高いねw
リアルでもフローラみたいなお嫁さんが欲しい
主人公ウラヤマシス
フローラ嫁にしてもっかいやってるけど、何度プレイしててもにやっとくるする台詞あって可愛い。
スーザンに対するブオーン戦の前の「ムッ……」のヤキモチはやばかったw
フローラ結構焼き餅焼きだよなw
ブオーン倒した後もスーザンに話しかけると
よそ見をしないで〜みたいなこというしw
>>408 投下乙。
フローラの焼き餅は可愛いよなぁ。
新婚時代から双子を出産して石化から復帰後、セリフに女性として妻としての成長を感じるなぁ。新婚時代はその辺の焼き餅セリフは世間知らずの箱入りお嬢さんポク、天然ふうにぼかしているし。
やはりヒロインの適度な嫉妬は必要だよなぁ。自分のとこなんて‥‥ゲホンゲホン‥失礼何でもない。
ヤンデレになっちゃうとマニアの世界に成るのだが女性の嫉妬系のリアクションは個人的に好きなので(主人公はフローラにおもいっきりつねられた100ポイントのダメージ)くらいの踏み込みはしても良いと思う。
(本当にHPゲージが減ったら面白い)
415 :
妖精の鏡:2011/06/20(月) 02:44:09.58 ID:tgPGomphO
長かった冬が終わりを告げて春が来ると家の庭に花が沢山咲き、鳥や蝶が集まってきていた。
サラボナの人々も春が来ると商売だ商売だと言って賑やかになって、広場には人が集まったりしていた。
ある晩、満月で月明かりが綺麗な夜のことだった。
ふと外を見てみると、蝶のようだけどきらきらと光るものが花畑の上を飛んでいた。
なんだろうと思ってそっと音を立てないように階段を降り、庭に出てみた。
「あっ」
近づくとそれが蝶でないことがわかる。
半透明な羽をぱたぱたと羽ばたかせて飛んでいるのは小さい女の子…あれが妖精というものなんだろうか。
花びらをちょんと引っ張って花から引き抜くと、小さな頭に乗せて楽しそうにくるくると回っていた。
「あら、あなた…あたしがわかるの?」
「!」
なにか言いかけると、人差し指を唇に当てて妖精が近づいてきた。
「ちょいちょい、あなたの部屋行くわよ!」
オレンジ色の長い髪にはゆるやかにウェーブがかかっていて、白いワンピースを着ている。
小さな妖精はポピーと名乗って、私の枕に座った。
「やっぱり妖精さん?」
「そう、あたしは妖精よ。ただの妖精じゃない、恋専門の妖精なの」
「恋…?」
ふふ、と笑うポピーは小さいのに、雰囲気が宿屋の前でお客さんを呼び込んでいる大人のお姉さんに似ていた。
「そう、女の子や男の子をときめかせる恋のお手伝いをするのよ」
サラボナの広場の噴水には女神像が飾ってあるのだけれども、その前で好きな子に告白するとうまくいくといううわさは聞いた事があった。
だけどそれ位で、他に恋らしい恋の話を聞いたこともなかったし、私にとって恋というのは大人の世界の話だった。
「どんなお手伝いをしてるの…?」
「妖精の姿は大人には見えないから、いい雰囲気の二人を事故に見せかけて衝突させたりとか!」
「ええっそれでいいの?」
「あらっ、フローラちゃんは好きな人はいないの?」
「好きな人って…」
「んー!じゃあ身近な男の子!」
ふと頭に浮かんだのはアンディだったけれども、アンディとぶつかっても特に何も…と思った。
「ぜんぜんわからない」
「も〜、どきっとしたことないの、7歳なのにっ」
ドキっとしたことならあった。昔、一緒に船に乗った子が…
「どきっとすることが恋なの?」
「そう、気になる、好きってことよっ」
「ああ…そうなんだ…!」
416 :
妖精の鏡:2011/06/20(月) 02:46:34.79 ID:tgPGomphO
―――フローラの髪ってお空みたい。目は海みたいな色だよね。
言われた事を思い出して顔が赤くなってきた。
私はあの子が好きなんだ、そう思った瞬間、ポピーの興味津々な声が飛んできた。
「あらあらっ、フローラちゃんの初恋ってどんな人?おね〜さんにもお話聞かせてよ!」
「え、えっと…」
そう、あれは数ヶ月前のこと…
私は船から身を乗り出して、親子がビスタの港に降りて歩いていく後姿を見つめていた。
船が動き出して、父が私を降ろそうとしても、二人の姿を見ていたかった。
ふと、ネクストが振り返った。黒い目が私を見て、手を大きく振る。
「フローラ!またね!」
「ネクスト…!」
手を振って…小さく小さく見えなくなるまで手を振り続けた。
やがて海と山しか見えなくなって、手を振ることをやめると、父が不思議そうに私を覗き込んだ。
「フローラや、どうかしたのかい。あの子が気になるのかね」
「お父さま、ネクストってとっても面白い子なのよ。もっとお話したかった…」
「そうかそうか」
父は私の手を握った。
「きっとまたいつか会える。サンタローズに家があるそうだから、期を見てまた手紙を書こう」
「はい、お父さま」
また会える、そう楽しみにして、彼と話したことを思い出しながら一人、部屋で椅子に座ってぼんやりと窓の外を見ていた。
「空の髪に、海の目…」
ネクストが例えた私の見た目のことだ。
だけど、自分の色よりネクストの目の色のほうが素敵だと思う。
黒なのに黒じゃない、沢山の色と光が集まって黒に見えるような、そんなきらめきのある色。
「また会いたいな…」
空は雲ひとつなく、太陽の光で海もきらきらとしていた。
私の目の色、ネクストと会える場所。そう考えたら海のことが少し好きになった…
「…なんてロマンチック!6歳児がそんな口説き文句言うなんて、お姉さん涙が出ちゃう!」
ポピーがハンカチを取り出して目元を押さえた。
(そんなに…泣くほどのことなのかしら)
「その子、いつ会えるかわからないんでしょ?」
「うん」
「フローラちゃんは会いたいんでしょ?」
「会えるなら会いたいけど…」
「よし、お姉さんに任せなさい」
どこからか袋を取り出したポピーは、伸びをしてから勢い良く飛び上がって近くにあった鏡に粉を振りかけた。
きらきらと輝く粉はゆっくりと鏡に吸い込まれていく。
「なにしたの?」
「お楽しみ♪いい夢みてねフローラちゃん」
417 :
妖精の鏡:2011/06/20(月) 02:49:14.73 ID:tgPGomphO
ばいばいと手を振って去ったポピーだが、花びらを置き忘れていったようだった。
枕元に残された黄色い一枚の花びらが、妖精がそこにいたことの唯一の証拠になった。
「おやすみポピー…」
窓を閉めて、粉が降りかかった鏡の方を向いて、私は布団を被った。
「また‥ネクストに会えますように」
お疲れさん
ついに妖精話来ましたか…
小さい頃のフローラは可愛いですなあ
いやぁ、やっぱりDQだと青髪が自分的には一番なのかなって・・・ フローラ、僧侶、賢者、ターニア、ルイーダさん・・
家族の会話
【フローラ編】
王女「夜のお城って すこしこわい。
お母さんがさらわれたのも 夜だって聞いたし…」
フローラ「大丈夫よ(王女)。
これからはお母さんが ずっといっしょにいるわ」
(グランバニア城1F・夜)
王女「わたし お父さんだけじゃなくて お母さんもずっとさがしてたよ。お母さんいなくてさみしかった…」
フローラ「(王女)… お母さんも あなたたちがいなくてさみしかった。これからはずっといっしょよ」
(チゾット)
フローラ「でも男の子は あれくらい元気でもいいですわよね。
(王子)はとてもいい子だから」
王子「なんだよ。お母さんは ザイルみたいな子の方が好きなの?」
フローラ「バカね。王子と王女がいちばん好きに決まってるでしょ?あとパパもね」
(ドワーフの洞窟)
〜エンディング〜
<天空城>
フローラ「(王子)も(王女)も 本当によくがんばったわね…。やだ…なみだが…」
王子「泣かないで お母さん」
王女「お母さん…」
<エルヘブン>
王女「そんなふうに言われたら くすぐったくなっちゃう」
フローラ「うふふ…そうね。お母さんもくすぐったいわ」
<サンタローズ>
王子「ねえお父さん。あの人たち追い出したらダメかなあ?」
フローラ「ここを(王子)の家にしてどうするの?自分でちゃんと おそうじできるの?」
王子「うっ……」
王子「あのおじさんがうしろ向いたら こっそり しかえし してやるんだ!」
フローラ「じゃあ お母さんも いっしょにしかえししてあげる」
王子「じ じょうだんだよ!はあ…お母さんって本当にじょうだんが通じないんだからなあ」
フローラ「うふふ」
<サラボナ>
王子「ルドマンさんは 本当にボクのおじいちゃんだもんね。
お母さんの大事なお父さんだから」
フローラ「まあ (王子)。そうね…うふふ」
王子「お父さんって スーザンさんみたいなかっこう 好きなの?」
(はい)
「じゃあ今度 お母さんに同じ服着てもらおうよ。ボクも見てみたい!」
フローラ「……………………………。」
王子「うっ お母さん 目がこわい…」
(いいえ)
「ふ〜ん…そうなの?
すごくうれしそうに見てたから ボクてっきり…」
家族の会話は大好き♪
SSがうざい
個人サイトでやれ
みなさん! オープンな匿名掲示板で自分が気に入らない話題だからといってスルー出来ず排除レスをする人は嵐です。構わないようにしましょー!
ビアスレより応援
/;;;;;:::ミヾ,゛..-、、,,..!l从ノノ''"゛゛ ミミニヽ
l;;;三ミミ゛ ゛ '三ミ',
. lニ=-‐ミ ...: ミミ::l
!三二'; .. ....::: "';::l
l-=ニ彡 :: _.-‐=、 i/ヽ 最後に、もうひとつだけ
!三彡' _,=-;;_-..、 :::',,..ニ-‐-、 ',~il 嵐は嬢の靴を舐めてろという
'i,;'彡 '" __,,...二.,_:: i .ィ''t_テ` li"レ| 住民の悲痛な叫びは聞こえ無いのですか?
,''-彡‐,_,'"、‐''t_ア> )‐=ヽ.__..,, ‐' .::iノ 聞こえないなら嵐など辞めるべきです
',ヽ~;" ` ..__,,.. ' :::.. ...:: l'
ヽ`、!、 ;;::';:. |
\`、 .'゛ '‐- .:''^ '、 !
`-、 ' .:: __.、 i ,.'ヽ_
. ' 、 ;''-‐‐'' ~_ ' ' / .〉\
\ ''~ ,. ' / '、.,,
_,,...-''iト、ヽ、.., ___ _,,.. ' , ' i ゛' .、._
_,,. -r゛ |!. \ '';::/ / | ''‐- ..,_
>>423支援thanks
いずれ派を超えてXについて語れる日がくれば良いね。自分は共存共栄をしたいと思っている。フローラ派も個人によって考え方が違うからたまには嫁以外の話題でもいいから普通のレスも置いていってくれ。
>>423 右京さん…?
ビアスレでも言って欲しいなあ。
冬と網之助が戦犯
427 :
砂漠の風景:2011/06/24(金) 02:01:58.32 ID:AcGyIvvlO
昼間になると太陽が容赦なくネクスト達を襲う それだけではない たまにその土地特有のモンスター達も少なからず襲ってくる
しかしそれらもネクスト達の必死の反撃で次々と駆逐されていく
ネクストが仲間にしたモンスター達は怪我や砂漠特有の壮絶な暑さを恐れずに彼らに果敢に攻撃していく
その理由は単純明白 フローラの存在である 修道院に行った事のある彼女の優しい精神と治癒魔法でモンスター達の心を数日と経たずにわしづかみにしたのだ
「フローラ、大丈夫かい?」
「はい、あなたがいるから大丈夫ですわ」
ネクストの心配そうな表情に、笑顔で答えるフローラ 旅の過酷さを最初は理解していなかった節はあったものの、今となってはどんな事があっても笑顔を忘れていない
「モンスターさん達も優しくしてくれますし……なによりあなたが守ってくださるから……私幸せですわ」
「そうか」
フローラの言葉と表情にネクストは砂漠の暑さとは別の意味で顔を熱くさせる
「で、でも暑くないか?そから君を守るのは僕でも難しいから……」
「うふふっ!そこの所も抜かりなく!こうすれば大丈夫ですわ!」
言葉と共にフローラはリュカに抱きついていく「フ、フローラ……?」
「お母さまから聞きました 人の肌はどんな場所でも生きてる限り一定の体温を保っていると」
自分のやってる事がちょっと恥ずかしいのか、顔を赤くしながらネクストを見上げる
「だからこうやって、お互いを抱きしめればきっと大丈夫ですわ」
「フローラ……」
フローラの言葉以上に、ネクストは自分の為に必死にいろんな事を頑張ろうとする彼女の心にひどく感動した
「フローラ」
「はい」
「これからも君には苦労をかけると思うけど……きっとついてきて欲しい」
「もちろんですわ!」
ネクストの言葉に、それを待ってました、と言いたげな表情でフローラは答える
だけどネクストの仲間のモンスター達はちょっとだけ思う
二人の仲がいいのは悪くないけど、仲が良すぎるのはちょっとだけやだな……と
特にこの熱砂の砂漠地帯だと二人の暑さで死んじゃわないかな……などとちょっと心配してしまうのであった
終わり
428 :
修道院:2011/06/24(金) 02:50:00.79 ID:AcGyIvvlO
※性的表現が有ります未成年の方や苦手な方はスルーしてください。
オラクルベリーから南に少し行った所にある修道院は女だけの聖地である。
女だけの聖地として名高いのには理由が二つあった。
一つは厳格な修道会の管理によって慎ましい生活を送ることが出来ること。
二つ目は花嫁修業の場として特にお金持ちの間で有名だからであった。
フローラは窓から月を見上げた。
月の形が満月になってしまっている。
これが新月になるまでに花嫁修業を終え、サラボナに帰らなくてはならなくなったのだ。
フローラにとってきらびやかなサラボナは遠い故郷である。
修道院での慎ましい生活こそフローラの心にはとても合ったものだったので、望むことができるならばフローラはここにずっと居たかった。
今日から花嫁修業の最終段階を始めると院長が言っていた。
今までの修行と違い、夜に行うらしい。夜と言えば明かりをつけて本を読んでいると怒られるばかりだったのに、今度の修行は夜に行うと言う。
フローラは修行がどんなものなのか、楽しみでしかたがなかった。
「フローラ、時間ですよ」
フローラを連れに来た年配の修道女は手にランプを持っている。
人々が寝静まった修道院を、ランプ一つで歩くのは面白いことだった。
フローラは思わずキョロキョロとあたりを見ながら歩いてしまっていた。
「地下に行きますから、足元の階段に気をつけて」
フローラは修道女に連れられて隠し扉の向こうにあった狭い階段を降りた。
階段を降りるとさらに重い扉があって、修道女が扉を開けた。
「さあ、お入りなさい」
フローラが入ったのを確認すると修道女は扉を閉め、ガチャリと錠を下ろす。
厳重すぎると不思議に思いながらも、フローラはまだこのときこれからなにが起こるのか気付きもしなかった。
「フローラ、そこに横になりなさい」
修道女が五人立っている。中央には台があって、台の上にはやわらかそうな布が引いてあった。
「そこにですか?」
「そうです」
奇妙に思いながらもフローラが横になると、修道女たちは台の下から鎖と手錠を取り出し、フローラの腕と足に布を何枚も重ねた上に手錠をかけていく。
「ちょっと、どういうことですか、これはいったい...うっ」
修道女の指から弱めのラリホーが発せられると、フローラは一時的に意識を失った。
次にぼんやりと意識を戻したフローラは、自分が衣類をまったく身につけていないことに気付いて起き上がろうとした。
429 :
修道院:2011/06/24(金) 02:55:56.98 ID:AcGyIvvlO
しかし、ジャラという音とともに手錠と鎖が彼女の体を押さえつけていてフローラは何も出来ない。
ランプの弱めの光のなか、フローラは自分の白い肌を照らされて体を捻った。
「フローラ、花嫁修業とは姿勢と心だけではありません」
「...まだ何があるというのですか」
「殿方と暮らす準備です」
修道女たちの手がフローラの体に触れる。
良い香りがするオイルを体に垂らされ、10本の手が縦横無尽にそれを体に広げていくのが奇妙な感覚だ。
「女だらけの修道院に暮らしていては殿方を満足させる体にはなりえません。
かといって、夫となる殿方に純潔のままとつがせなければ修道院の恥です」
修道女の手がフローラの胸を優しく揉みだした。
残る手も足の付け根や鎖骨、首、脇の下などをさすっていく。
「で、でもこんな...っ」
「安心しなさい、あなたにとって悪いことはひとつもありませんわ」
フローラは始めての感覚に違和感をぬぐえなかった。
「目を開けていなさいフローラ。どこをどう触られているのか把握しなさい」
自分の裸体をまじまじと見つめながら、しかも揉みしだかれる所をみるなど、フローラには何の意味があるのかさっぱりわからなかった。
次の日、フローラは修道女に5冊の本を渡された。
「これを夜までに読んでおきなさい」
修道女が去った後、本を開くと、そこには裸で絡み合う男女の絵があった。
「これは...!」
思わず本を閉じ、周りに人が居ないことを確認して他の本も開いてみる。
3冊が春画(性欲を刺激するような絵)つきの本で、中には小説形式のものもあった。
2冊は性行為についての知識の本であった。
「これを読んで、夜はああされて、花嫁になるための準備だっていうの。なんてことかしら。お父様たちはきっと知らないわ...」
フローラは苦笑した。
修道院であのようなことを続けられるならさっさと帰ったほうがましだ、と思えたのだ。
だが、あれに似た行為を仮にも夫となる人物、ネクストではない誰かにされるのかと思うとますます嫁になど行きたくなくなるのであった。
「はぁ、気が重いわ...」
オラクルベリーの海は今日も青かった。
END.
きめえオナニー文垂れ流すんじゃねえよ死ね
431 :
愛してる:2011/06/24(金) 19:36:15.74 ID:AcGyIvvlO
>>430(__)ノ彡☆ばんばんww
「あなた……」
私は隣でぐっすり眠っている彼の頬にそっと触れた。私はふっと息を吐き出すと、自分の無防備な身体にバスローブをまとった。そして、ベランダに出る。
ここはポートセルミの宿屋。私たちは結婚をして、父に旅の許しを受け、サラボナから港町ポートセルミに来た。明日、この町の父の船で、私たち夫婦は旅に出る。わたしはすごく幸せだった。ここまで来るのに、彼はとても私に気を使ってくれた。
今日、初めて私と彼は、身体を重ねた。無論、私は初めて。彼もそうだったみたいだが、ぎこちないながらも、うまくいったほうだと思う。でも、そのときを思い出すと少し恥ずかしくなってしまう。
でも、自然と顔は綻ぶ。
最初は不安だった。最初、結婚式を挙げたとき、傍で見ていてくれた彼の幼馴染、ビアンカさんの笑顔の奥の切ない表情を見て。
彼女は、彼はまだ、互いに思いがあるのだろうか。もしかしたら、彼は私や父の目を気にして、仕方なく私を選んだのだろうか。彼はまだ、ビアンカさんが好きなんだろうか―私はそんなことばかり考えてしまっていた。
でも、さっき、ことの最中彼は言ってくれた。
「愛してる」って。 結婚しても、彼からそんな言葉が出ることは無かった。だから、言われた時、私は涙が出るほど嬉しかった。私も「好きよ」って言った。抱き合いながら―
「……フローラ」
私がそんなことを思っていると、後ろからいつの間にか起きていた彼が私を呼んだ。
「あなた……」
「こんなところにずっといたら風邪ひくぞ」
彼はそう言って温めるように私の肩を抱いた。私はそんな彼の気遣いに、また嬉しくなった。そして、私の肩に置かれた彼の手を、そっと握った。
「フローラ……?」
「あなた、ありがとう」
「……」
彼は驚いたように目を見開いた。でもすぐ笑顔になると、そっと顔を私の首筋に近づけた。
「どういたしまして」
彼はそう言うと、そのまま私の首筋に口付けした。
「あ、あなたったら……」 私は急に恥ずかしくなって目を伏せた。彼はくすりと笑った。
「ねえ、見てみなよ」
え?と私は首を傾げた。そして、彼が真っ直ぐ指差す方向を見て、感動した。そこには広大な海が広がり、灯台の光や月明かりが、美しく海面を照らしていた。
「綺麗……」
「あの海の向こうに、俺たちはこれから行くんだよな」
「ええ」
「そしたら行きたいところがあるんだ」
432 :
愛してる:2011/06/24(金) 19:38:34.58 ID:AcGyIvvlO
どこ、と私は訪ねた。彼は意思が強そうな瞳をはるか遠くに向けながら答える。
「俺の、生まれた場所」
「あなたの、故郷……」
「知りたいんだ。俺が、どこで生まれたのか。そして、母さんのことも……」
そういえば、彼は彼のお母様の顔を知らない。そこで私は、あることを思った。
「フローラ」
「はい?」
「一緒に、来てくれるか?俺の、故郷探しに……」 彼の質問は、私がさっき思っていたことだった。私は彼の手を一層強く握った。答えは一つしかない。私はひとつ頷いた。
「もちろん。だって約束したでしょう?」
「え?」
「ずっと、私は貴方についていくって。ずっと一緒にいるって」
彼は嬉しそうに微笑んだ。そうだったな、と言って。
「フローラ、愛してる」
彼はそう言った。私も、と言って私たちはまた、深い口付けを交わしたのだった……
おわり
>>430 貴様がきめえよ
嵐は消えろ
SSGJ!
作風変えた?
ちょっとした主フロ版白戦士っぽい
/;;;;;:::ミヾ,゛..-、、,,..!l从ノノ''"゛゛ ミミニヽ
l;;;三ミミ゛ ゛ '三ミ',
. lニ=-‐ミ ...: ミミ::l
!三二'; .. ....::: "';::l
l-=ニ彡 :: _.-‐=、 i/ヽ 最後に、もうひとつだけ
!三彡' _,=-;;_-..、 :::',,..ニ-‐-、 ',~il 嵐は敗れます。絶対に
'i,;'彡 '" __,,...二.,_:: i .ィ''t_テ` li"レ| 僕の悪い癖です
,''-彡‐,_,'"、‐''t_ア> )‐=ヽ.__..,, ‐' .::iノ
',ヽ~;" ` ..__,,.. ' :::.. ...:: l'
ヽ`、!、 ;;::';:. |
\`、 .'゛ '‐- .:''^ '、 !
`-、 ' .:: __.、 i ,.'ヽ_
. ' 、 ;''-‐‐'' ~_ ' ' / .〉\
\ ''~ ,. ' / '、.,,
_,,...-''iト、ヽ、.., ___ _,,.. ' , ' i ゛' .、._
_,,. -r゛ |!. \ '';::/ / | ''‐- ..,_
>>430 普段はあまりレスをしない癖に気に入らないときだけいちゃもんをつけるのは厨二病という。w
>>432 フローラ萌えです♪
そろそろまた白戦士さんのssも観たいなぁwフローラに対して愛のある物で有れば基本的に何でも大歓迎です♪
SSGJ!
確かに今までと何か違う…。
でも、夫婦の会話は良いね。
>>432の主人公が逞しく感じるなあ。
フローラの名台詞
フローラ「あなた ごめんなさいね。 私迷わくをかけてばっかりで いい妻でも母でもなかったわ……。
フローラ「結婚してサラボナを出たときも 私本当にあなたについていくのが 精いっぱいだった……。
フローラ「私を育ててくれた父や母には とても感謝しているけど… あなたが 私を選んでくれてうれしかったわ。
フローラ「だって運命を感じた人と 本当の家族をつくれるんですもの。
フローラ「だから必ず生きてグランバニアへ帰りましょう? そしてその時こそ…… フローラ「王子と王女をふつうの子供にもどしてあげましょうね。
ミルドラのいる部屋に入ったとこで聞けるセリフだっけ。
いいセリフだよな。なんつーか…フローラ大好きだー
フローラっていいお母さんだよね
嫁としてのフローラ
パパスへの台詞
結婚後 古代の遺跡にて
そうでしたか、ここでお父さまがあなたをかばって・・・・・・。では、私もお祈りいたしますわ。私、妻となりましたフローラと<主人公>さんは、必ずや力を合わせお母さまを救い出します。
ですからお父さま・・・どうぞ神のみもとで安らかにお眠りください・・・・・・。
マーサへの台詞
マーサイベント直後
まって、いかないで。最後に(主人公)さんをもう一度抱きしめてあげて・・
DS版ドラクエ6のデスコッドでの台詞集
フローラ
「子どもたちが こんなに よろこんでくれるなんて……
「家からは ちょっと 遠いですけど 出かけた かいが ありましたわ。
レックス(フローラの息子)
「わーい わーい! お母さんと いっしょに ピクニックだー わーい!
タバサ(フローラの娘)
「こうして お外で お母さんといっしょに 本を読むのが 夢でした。
嫁なフローラもいいけど、妻であり母な台詞の多いフローラが好きだ。
女を全面に出さないで、出すときは主人公の前だけのみ。
フローラのベホイミやイオナズンって女の優しさと強さ兼ね備えてていいよね。
442 :
プックル:2011/06/28(火) 20:55:08.20 ID:oVY8iu2AO
「旅に出る前に僕の仲間を紹介しておかないといけないな。」
ネクストはやや警戒しながら新妻フローラを見つめた。
「ずっとお一人での旅だと思っていましたわ。」
フローラは澄んだ瞳で夫を見つめている。
「まあ一人といえば一人なんだけどね…でも、僕には頼りになる仲間がいるんだ。」
「一人なのに一人じゃないのですか?」
「ああ。その中でも一番付き合いが古い、僕の大事な友達をまず紹介するよ。」
「はい。」
ネクストは合図をする。
ガサッ、ガサッ…草をかき分ける音がして、豹柄の肌の大きな動物がネクストのそばにやってきた。
「あら、可愛らしい大きなネコさんを連れていらしゃるのですね。」
フローラは柔らかな笑みを浮かべた。
「ガウル?」
プックルは不思議そうな顔をして首を傾げた。それはそうだろう…ついこの間までのプックルはカボチ村の村人たちから忌み嫌われていたわけだし、ネクスト以外の人間が
このような態度をとってくれるなんて思っていなかったにちがいない。
「この子のお名前は?」
「プックルだよ。」
「まあ…プックルちゃんというのですね。名前通り可愛らしい子ですわね。」
フローラは慣れた手つきでプックルの喉を撫でた。
「ゴロゴロ…」
プックルは気持ちよさそうだ。
「怖くないの?」
ネクストは疑問に思っていたことを尋ねた。何しろプックルは大きなネコではなく、泣く子も黙る地獄の使者キラーパンサーなのだから。
「こんな可愛い子のどこが怖いのでしょう?ね、プックル。」
「ガウル♪」
プックルは当然だという顔をする。
「そうか…よかった。それなら僕は何も心配はいらない。」
「どういうことですの?」
「心配だったんだ。いくら清らかな心を持つフローラでも、モンスターを相手にしてそのままでいられるかってね。」
「まあ…この子はモンスターでしたの?」
「…キラーパンサーなんだけどね。」
ネクストはどう反応してよいのやら、思案顔である。
「ねえあなた。私は大丈夫ですわ。」
フローラはそういって凛とした眼差しをネクストに向けた。
「そうか。プックル、フローラを守ってやってくれよ。」
「ガウル!」
プックルは嬉しそうにフローラによりそった。
「あなたのことを愛していますし、あなたのお仲間に偏見なんて持っていませんわ。だから心配しないでくださいね、あなた。」
「もちろんだよ。」
443 :
プックル:2011/06/28(火) 20:58:02.81 ID:oVY8iu2AO
この後、スライムのスラリン、キメラのメッキー、魔法使いのマーリン、スライムナイトのピエールが次々と主人ネクストの新たなるパートナーに対し挨拶をした。
フローラはにこやかに彼らを受け入れ、仲間たちもまた、フローラに好感を持った。
「どうやら、心配はいらないようね。」
その光景を離れた場所から見つめていた金髪の少女は複雑そうな顔な顔をした後、「幸せにね。」と呟いた。
「どうか無事でね。ネクスト、プックル。」
サラボナの北西へと向かう船をビアンカはいつまでも見送っていた。
Fin
ss乙!!久々の白戦士の投下も期待…
SSおつかれさん
フローラもビアンカも優しい人だ。
まさか最後にビアンカが出るとはね。
>>444 もちっと待ってね
ネクストさんとこはチロルじゃなかったっけ…
ここに載っているSSって本当に作者本人が載せてるの?
>>428-9や
>>431-2も作者はネクストの人じゃなかったような…
フローラと結婚するときはリンクス派だ
ssはフローラで萌えられればコチラはssスレでも無いし、細かい事は何でも良いのだが…
基本自分は主×フロ派で子ども達も出て来た方が面白い。
フローラの萌えポイントととして個人的には、独身時より母親として、妻としての方に有ると思うのだが……
何回プレイしても何故かフローラとしか結婚出来ない自分が居る……
オクラル屋の暖簾に狂喜するフローラ萌え。
451 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/07/01(金) 15:05:42.63 ID:rU7hhr3EO
冬網之助グチョゲロ惨死あげ
>>447 フローラと結婚する時はリンクスって元ネタなあに?
>>452 元ネタとかないけど、相手がリリアンって名前つけてるし
名前候補の中でも普通にかっこいいしそうつけてた。
フローラと結婚する時はもなにもフローラとしか結婚しないんだけどさw
>>453 てリンクスという名は「Lynx」ギリシャ語で「光」を意味するらしい。
因みにフローラ(ラテン語:Fl?ra)は、ローマ神話に登場する花と春と豊穣を司る女神。
「光」と「花と春の女神」って天空シリーズらしいな。
父と、最愛の妻子と…引き裂かれた記憶ばかり、今も胸に残る大きな傷跡。だがそれも、今や暖かみを失った体にはまるで他人のそれのよう。
ただ残るは…小さな子供の無邪気な笑顔と、愛する娘と出会った日のことばかり…。
季節ばかり移ろう普遍的な日々に過ごすうちに、ずいぶんと楽観的になったものだと…そんな自分が、かすかに可笑しい。 美しい花が咲き乱れる庭園。どれ程の争いが繰り広げられていたとしても、春を迎えれば美しい花開く。
大自然に抱かれるうちに争う日々に擦り切れた心は癒されていったのかもしれない。
相変わらずに、世は騒がしく日増しに闇の気配も色濃くなるよう。
それでも、咲き誇る花は美しく、愛するただ一人の面影を映して風に揺らめく。 ―――フローラ… 今、この広い世界のどこにいるのだろうか?
数年前のあの事件…当時は焦りと混乱のなか、躍起になっていたところもある。つかまえておかなければ、消えてしまいそうな…そんな不安に。
だが今は、今ならば…そうは思わないだろう。 ―――たとえ、どこに消えてしまったとしても…
必ず、探し出すから…
END.
ドラクエのヒロインは魔法使い系が定番だが、フローラは僧侶系でも良かった気がする。
他嫁も魅力的だけど、自分にはフローラが一番しっくりくる‥
フローラとの会話は安心する。
可愛いし優しいのに芯は強いし、ほんとフローラ大好きだわ。
青髪もきれいだし。
458 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/07/03(日) 10:22:24.75 ID:ILXgSt06O
>>457 自分も青髪のキャラは好きだったりする。
所でXに転職システムが有ったらフローラの職業はなんにする?
自分だったら僧侶かパラディーンか賢者かな。
まあ。ベホイミとイオナズンを両方使える時点で賢者的では有るが。
後王子と王女は嫁を「お母さん」と呼ぶが、フローラは「ママ」か「お母様」の方がしっくりくる。
デボラならスーパースターとか攻撃系に育ててみたいけど
フローラならやっぱ回復&魔法特化に極めたい。
フローラがVで覚える呪文にマホトーンとスカラ系を足したいんで、やっぱ賢者だな。
>>459 後FFみたいにキャラ固有の技が欲しいと想うのは自分だけ?
例えばフローラならホーリーフィールド(仮名)一定時間無敵状態に成る。HPが三分の一以下に成ると三十%の確率で発動とか……
>>460 キャラ固有技いいねえ
リミット技っつーの?
・数ターン、ターン終了後に70ずつパーティHP回復、発動時に状態以上回復
or
・馬車まで全回復+回復した数値分だけ敵一体に大ダメージとか
回復と攻撃併せ持ってほしいから後者がいいかも。
フローラってベホイミ覚えてるだけ、なんだけど容姿と性格からして癒しキャラだよな…そこがいい!
>>455 お疲れさん。石になったフローラも同じ思いなのかな…?
>>462 ヒロイン(フローラ)とヒーロー(主人公)では若干違うかもしれないが…
所で新作の構想そろそろ纏まった?
うん。かなり待たせてすまん。
まだ長くなりそうなんで、少しずつ投下するね。
〜学ぶ青髪1〜
フローラは精神を集中させた。
彼女の左手から、光の糸が放たれ、ホストに絡みつく。
「さすがです。基礎とは言え、飲み込みが早いですね。
後は先程教えた通りにすれば、段々使いこなせるようになりますよ。」
ホストは糸に繋がれたまま、フローラを褒めた。
端から見た光景は、フローラと等身大の操り人形の様である。
「レイジさんの教え方もお上手だからですわ。
いえ、花婿選びをお気に召さない貴男が、私を嫌ったり、見下したりもせずに、親身に教えて下さるから…。
失礼ですが、変わったホストですのね。」
フローラは技を解いた。レイジの身体は光の糸から解き放たれる。
「僕はナンバーワンのホストです。
ナンバーワンのホストはナンバーツー以下の事はしないのですよ。」
レイジは微笑んで、お絞りをフローラに渡した。
2人がいるのはスーパーバー「ルーシア」。
喫茶店、バー、クラブ、居酒屋等の機能が集約した複合店である。
単一機能の支店は多数だが、複合機能の店はサラボナ、ラインハット、オラクルベリー、グランバニアだけだ。
1杯2ゴールドの持ち帰りコーヒーから、
1本3000ゴールドの高級シャンパンを大勢のホストに囲まれて飲む等、
楽しみ方は様々である。
2人がいる部屋は、夕方からホストやホステスが客と語らう場所である。
だが、今はまだ昼過ぎであり、2人を除いて誰もいなかった。
「これで少しは誰かのお役に立てるかしら?」
フローラはお絞りを受け取ると、左手に当てた。
相当な練習量だったらしく、左手は赤く腫れていた。
「それもあなた次第ですよ。
コーヒーと紅茶のどちらに致しますか?」
レイジは続いて飲み物の用意をする。
「紅茶で。すみませんが、ティオレでお願いします。」
「かしこまりました。」
レイジは手際良く紅茶を入れる。
その間に、フローラの左手の腫れは収まっていった。
「ナンバーワンホストから、あれだけ凄い技を教えて戴いたのに、
誰のお役に立てない事もあるという事ですの?」
フローラは紅茶を右手で受け取り、口にする。
冷たく爽やかな流れが、練習で火照った彼女の身体を潤していった。
「マリオネットフィンガーの強さは、技を使う者の魔力に比例し、操る場所が増え、効果も高まります。
しかし…、」
レイジはフッと微笑んだ。
「どんなに強くなっても、操れない物があるんですよ。」
レイジは苦味が効いたアイスコーヒーを口にした。
〜学ぶ青髪2〜
「そんな物があるんですの…?」
フローラは左手を見る。もうすっかり、腫れは引いていた。
「いずれ分かりますよ。
…いえ、あなたは気付いてないだけなのかもしれない。」
フローラは意味が理解出来ておらず、きょとんとしていた。
「でも、あの光景を見た私には信じ難いです。」
「先月、ここのパーティールームでのルドマン家の食事会でしたね。」
「でも、魔物達が店に入って来て…」
2人は思い出していた。
「ゲマよ、そろそろ終わりにするぞ。」「分かりました。兄さん。」
魔物の軍団の2人の親玉が同時に灼熱の炎を吐く。
フローラとデボラは炎自体はかわせたが、巻き起こされた爆風で傷を負って立てなくなった。
「ゲノ様、ゲマ様、いかがいたしましょう?」
2人の幹部が親玉達の前に立った。
「ジャミさん、ゴンズさん、やっておしまいなさい。」
ゲマはニヤニヤ笑いながら命令を下す。
「何故、娘達を狙うのです!?」
シャルロットは娘達の側に駆け寄った。「確証はありませんが、お嬢様方が天空の勇者の血筋らしいのですよ。」
「聖なる感じに加え、最後まで大勢の魔物を倒したからな。」
「そ、そんな…!?」
「お母様、逃げて…!!」
しかし、シャルロットは娘達を両腕に抱え、身を呈した。
更に、ルドマンも護身用の短剣を構える。
「ほう、人間とは愚かですね。
では、皆さん揃って死んで下さい。」
ゲマとゲノは笑いながら、ジャミとゴンズが姉妹達に近寄るのを見ている。
更に、魔界の屈強な魔物達が多数蠢いており、
部屋の中の人達は誰もが絶望した。
「後はこの部屋だけね。」
「変身しなくても、来れたな。」
扉から少女と50歳位の中年男性が入ってきた。
「何者だ…!?
この部屋以外にも魔物は大勢いるはず。」
ゲノは訝しがる。
「ジュリアとおいちゃんで全部やっつけちゃった〜☆」
「馬鹿な!?2千匹もか!?」
ジュリアのあっけらかんとした答えに、ゲノは呆然とした。
「外の魔物は倒したぞ。」
ペガサスに乗った短髪の男性が入ってきた。
「ザックにーに!」
「斬空だからザックって…、他に良い呼び名は無いのか?
ほら、お前の相棒を返すぞ。」
斬空は憮然としながらペガサスから降りた。
「お帰りユキちゃ〜ん!」
ジュリアはペガサスに抱きついた。
「まさか!?1万はいるのに!?」
ゲマの額に汗が流れ落ちる。
「大した事はありませんでしたね。」
〜学ぶ青髪3〜
オシャレな男性が続いて入り、スパイクの付いたブーツを履く。
「別にあたしは噂の花嫁の為にやるわけじゃないけどさ。」
更にオシャレな女性も入り、扇を取り出す。
「俺は客だが、親友の店なんでね。」
斬空は小太刀を取り出す。
「ところで、いくつ倒したっけ?」
中年男性は斧を取り出した。
「ジュリア、千から先は覚えてないよ〜。」
ジュリアは剣を取り出した。
「鎧化(アムド)!」5人が叫ぶと、姿が一斉に変わった。
「何者だ、貴様等!?」
男性は膝当てとホストのスーツが装着された。
「赤き情熱のカリスマホスト、レイジ!!」
斬空には騎士籠手と修道士の服が装着された。
「青き静かな聖戦士、斬空。」
女性にはティアラとホステスのドレスが装着された。
「桃色吐息のスーパーホステス、アゲハ♪」
中年男性は重戦士の鎧が装着された。
「緑の平和な重戦士、マイケル参上!」
ジュリアは胸当てを付けた軽装の騎士になった。
「黄色い笑顔の天馬騎士、ジュリアちゃんだよっ☆」
「くっ、殺せ!」
ゲノの合図に魔物が、5人に一斉に襲いかかった。
だが、レイジの蹴り、斬空の刀技、アゲハの扇の舞、マイケルの斧技、ジュリアの剣技の前に魔物達は次々と倒されていく。
部屋の誰もが見とれ、やがて5人に声援を送っていた。
「フローラちゃん、大丈夫?」
ジュリアはフローラにベホイミを掛けた。
隣では斬空がデボラにベホマを掛けており、
まだ店のメイドであったセラも怪我人にホイミを掛け続けていた。
「ええ。ジュリアさんに斬空さん、あなた方でしたのね。」
フローラの傷は徐々に塞がっていった。
「知り合いかい?」
デボラの傷も治りつつある。
「ええ。修道院で知り合ったの。
行きますわよ、姉様。」
「ああ。借りを返してやるわ。」
姉妹は再び立ち上がり、ジャミとゴンズに向かって行った。
姉妹の活躍も加わり、親玉の兄弟を除き、魔物は全て倒された。
「そこまでです。あなた達と、あの姉妹の命と引き換えに、他の皆さんを解放しますよ。」
ゲマは隙を突き、幼女の首に死神の鎌を突き付けた。
「助けてぇ…。」
幼女のか細い声が響き渡る。
「ふ〜ん。じゃ、その手を動かしてみたら?」
ジュリアはプイッと後を向いた。
「何を言って…か、体が動かない…!?」
レイジは微笑み、右手を前に出す。
「マリオネットフィンガー。僕の糸は全てを操ります。」
〜学ぶ青髪4〜
ゲマを封じた糸が段々と姿を表し、レイジからゲマに繋がっているのが見えた。
「そうはさせるか!」
ゲノが飛び出す。だが、マイケルの斧がゲノを貫く。
「お前さんは黙って見てな。」
ゲノは呻き、床に跪いた。
「馬鹿め!魔法なら、メラゾーマ!」
しかし、ゲマから魔法は発動されなかった。
「…な、何故だ!?」
ゲマは他の呪文を唱えたが、同じであった。
しかも、何もしなくても段々と疲れていった。
「フェアリーバタフライ。全てを吸い上げ、魔法も使えなくさせるのよねー。
ジュリア、その子をお願い。」
ゲマの頭上から周囲に、妖精の様な蝶が笑いながら飛び回る。
「よっこいちょ。」
ジュリアは鎌を握るゲマの腕を動かした。
「そっと動かしてくれよ。でないと…」
斬空が微笑むと同時に、ゲマの腕は床に落ちた。
「うひゃあー!」
ジュリアは幼女を抱きかかえて走り去った。
「何故だ…!?全く見えなかったし、痛みも感じなかった…!!」
ゲマの顔が苦痛に歪む。
「疾風斬空波。全てを断ち斬り、何者も捉えられない。」
斬空は小太刀を回転させた。
「何だ、みんな仕掛けてたのね。」
アゲハは自分の蝶と戯れる。
「お前さん達が早過ぎて、ワシとジュリアちゃんは仕掛けそこねちまったよ。」
マイケルは苦笑いしながらゲノを牽制する。
「もう、レイジにーにとザックにーにとアゲハねーねのバカー!
ジュリアちゃん大活躍の巻だったのに!!」
ジュリアは幼女を両親の元に戻したが、活躍の場を奪われて拗ねている。
「では、とどめを刺しましょう。」
レイジは屈んで、体中から光を放った。
「ジュリアもマイケルさんも行くぞ!」
斬空は小太刀を抜き、体中のオーラを利き手に集中させる。
「そこの姉妹!あんた達は兄の方を止めといて!」
アゲハは扇を大きく舞わせた。
巨大な炎の竜巻が巻き起こる。
「はい!」
「任せな!」
姉妹はゲノに立ち向かった。
「じゃ、生きてたら、また相手してやるよ。」
マイケルの斧が輝く。
「ジュリアもう、プンプンだからね!」
ジュリアはユキの背中に乗った。
「シャイニングキック!!」
レイジが跳び上がると、周囲の光が竜の形になり、彼を包んだ。
光の矢になったレイジの蹴りがゲマに向かう。
「疾風斬空波!!」
斬空の小太刀から高速の聖なる波動が放たれた。
「スパイラルフレイム!!」
アゲハの炎が螺旋状になって飛ぶ。
>>468 投下乙。白戦士には珍しいパロssだ。フローラ萌えは次回かな?
〜学ぶ青髪5〜
「轟天落とし!!」
マイケルの斧が唸って振り下ろされる。
「ライトニングブラスト!!」
ジュリアの剣は雷に包まれ、大きく振るわれた。
それぞれの必殺技がゲマを包む。
「そうは、させん!!」
ゲノが渾身の力でゲマを押し出し、必殺技を全て受けた。
「に、兄さん!?」
ゲノはまだ息があるジャミとゴンズを魔法で転送し、ゲマも続かせた。
「我々の敗北だ。後を頼む!
…ぐわぁあー!!」
ゲノの身体は爆散した。
「くっ!この屈辱は絶対に忘れんぞ!!」
ゲマは苦痛の表情のまま姿を消した。
ゲマと幹部を逃したものの、平和は訪れた。
人々は歓喜し、誰もが5人を称えたのであった。
「面白いヒーローショーだったね、フローラ。」
「そうね、姉様。」
姉妹は顔を見合わせて、ほっとした。
「やあ〜、君達のお陰で助かったよ!
まさか、斬空さんとジュリアさんのお仲間とは。
かなり強いわけだな。はっはっは!」
ルドマンは上機嫌で5人の前に出た。
「本当に有難うございました。」
シャルロットは1人1人の手を握って、お礼を言っていた。
「いえ、当然の事をしたまでです。」
レイジは謙虚に答えた。
「ワシ等貴族はホストを誤解しておった。見た目や巧みな話術で女を騙す不埒な連中だとばかり思っておった。
誤解して、すまなかったな。」
ルドマンはレイジの前に出て、頭を下げた。
「いえ。確かに、その様な許せない人もいますが、
私の様にそうでない人もいるのを理解されただけでも幸いです。」
「ところで近々、娘のフローラの花婿選びが行われるのをご存知かな?」
「ええ、知っています。」
「斬空さんには断られたが、君も強いし、どう」
「せっかくですが、お断りします。」
アゲハはその光景を見て微笑んだ。
「よしなよ、レイジはね。人の心を力で変えるのが、一番嫌いなんだよ。」
ルドマンは意外な反応に呆然とした。
ナンバーワンホストなら、貴族の娘に興味があると思っていたのだ。
「しかし、あんたも水商売なら分かるだろう。強い男に女は惹かれる。」
レイジはフッと微笑んだ。
「力の強さだけが重要ではないのですよ。」
「あんた、変わったホストだなあ…。」
「ナンバーワンホストはナンバーツー以下の事はしないのですよ。
いずれ、あなたにも、その意味が分かるかもしれません。」
「どうだかね…。自分で結婚相手を決められないんだろ?」
アゲハは扇子で涼む。
「失礼ですよ、アゲハ。」
〜学ぶ青髪6〜
レイジはアゲハをたしなめた。
「いずれ分かるでしょう。
自分で決めるか、親に従うか…。」
「レイジ、アゲハ、フローラさんは意外と芯が強いぞ。
修道院にいた頃から変わってないな。」
斬空も話に加わった。
「うん、フローラちゃんはおじちゃんが決めた相手でも、
ちゃんと納得してから結婚すると思うよ。ねー?」
ジュリアがフローラを連れて出てきた。
「ごめんなさい、お父様。途中から聞いてしまいました。」
「フローラ…。」
「私はまだ誰と結婚したいか分かりませんし、お父様がなさる事には反対いたしません。
ですが、斬空さんとジュリアさんがおっしゃる通り、私は花婿は自分の意志で決めたいのです。」
フローラは毅然とした態度で宣言した。
「ほう…。言ってくれるねえ。
あたしは自分の結婚相手を自分で決められない女は嫌いだけど…、
あんたは違うってのを証明してくれるのかい?」
アゲハの扇子がフローラの肩に触れる。
強大な魔力を感じ、フローラは身体を震わせた。
「もちろんです。」
フローラは冷や汗を流しながらも、微笑みながら、アゲハを見た。
「是非とも、あたしのあんたへの見方が間違ってたのを証明して欲しいもんだね。楽しみにしてるよ。」
アゲハは扇子を外して、去って行った。
「大丈夫か、フローラ?」
ルドマンは心配そうに見る。扇子が触れた部分がほんのり赤くなっていた。
「申し訳ございませんでした。」
レイジは深々と頭を下げた。
「いえ、大丈夫です。何もありませんてした。」
フローラはルドマンとレイジをなだめた。
「しかし、アゲハの奴、あんな言い方をしなくても…。」
斬空はアゲハが去って行くのを見た。
「いえ、あの方のおっしゃる事も一理あります。」
フローラはしばらく考え込む。
「フローラちゃん…?」
ジュリアはフローラの目の前で手を振ったり、肩を軽く叩く。しかし、反応は無い。
「もう、フローラちゃん、どうしたの?」
やがてフローラはジュリアを背中から抱いた。
「にゃあ!?」
ジュリアはフローラの腕の中でジタバタともがく。
「どうやら、私にはまた、もうしばらく修行が必要ですね。
お願いします、レイジさん。花婿選びの日までに、私に稽古をつけて頂けないでしょうか?
あの、人を操る技を教えて下さい!」
一同は唖然とした。
>>471 乙彼様フロssというよりかなりマニアックな……
〜学ぶ青髪7〜
「そして貴女はマリオネットフィンガーを習得した。
しかし、自分を見つめ直したり、護身用に修行しただけではないのでしょう?」
フローラは飲み終えたティーカップを静かに置いた。
「私は今まで、周りの人達の言う事に従ってきました。
ですが、自分の力で、どこまで出来るのか知りたいのです。」
フローラの瞳に強い意志が宿る。
「失礼ですが、貴族のご令嬢にしては、変わったお考えの方ですね。」
「ナンバーワンの令嬢はナンバーツー以下の事を考えないものですわ。」
レイジは呆気に取られた。
フローラがクスッと笑う。
そして、レイジも釣られて微笑み、2人は笑い合った。
「あなたに教える事はもう、ありません。
ですが、いずれ知るでしょう。力だけでは変えられない事を。」
レイジもカップを置いた。
「そう言えば昔、修道院で斬空さんの師匠に同じ様な事を言われましたわ。」
フローラは修道院時代を思い出していた。
「疾風斬鉄波!」
斬空の師匠は剣を振るう。
剣から放たれた波動は巨大な鉄の塊を真っ二つにした。
「凄い…。」
フローラはその光景を目の当たりにし、驚いていた。
「疾風斬鉄波。いかなる物も斬り、何者にも捉えられない。
しかし、斬れない物もある。」
「こんなに凄いのに…。斬鉄先生でも斬れない物がありますの?」
フローラは不思議そうに斬鉄を見た。
「正確には斬ってはならない物だな。
心優しいそなたなら、いつかは分かる時が来よう。」
「そうでしたか…。斬空も良い先生に恵まれましたね。」
「私は何となく、掴めそうな気がします。
レイジさんも斬鉄先生も同じ事を伝えようとしてるのでは…?」
レイジは背を向けて、カップを洗い始めた。
「それは、貴女がご自身で体験して下さい。それが、貴女の為なのです。」
そして、花嫁選びの前日が来た。
フローラはもどかしさを感じていた。
父への義理、アンディの幸せの為にリュカと結婚しようとする新たな気持ちが彼女を縛り付けていた。
「私にはどうする事も出来ない…。」
ルドマンは花婿候補が決まって喜んでいる。
「是非とも、リュカ君にはフローラを選んでもらいたい。
強い男と結婚するのがフローラの幸せなのだからな。」
「私の意志は?幸せは人に押しつけられる物なの…?
でも、お父様は私の為を思って…。」
フローラは自問自答していた。そしてそれは催眠術の様に、思考や身体を奪って行く。
〜学ぶ青髪8〜
「ああ…。私はこうして虚構の幸せという服を着飾られて、送り出されるのね…。
まるでお人形さんみたいに…。」
部屋に飾られた、ぬいぐるみの人形が目に入る。
はしゃぐルドマンを余所に、フローラの気分は沈んで行った。
「人形か…。私はお父様の操り…人形?」
「マリオネットフィンガー!」
レイジがゲマを操る光景が浮かんだ。
「しかし、操れない物もあります。」
「斬れない物もある。正確には斬ってはならない物だ。」
レイジと斬鉄が浮かぶ。
「お父様に操られたし、人生も斬られたようなものだわ…。」
フローラは溜め息を吐いた。
「…フローラ…。」
アンディが浮かび、彼との思い出が次々と蘇る。
「こんな状況なのにまだ、思い出されるの…!?何故…?」
やがて、フローラの瞳から涙が流れた。
「お父様の思いも、リュカさんの強ささえも、私のアンディへの愛は消せなかった…。」
涙は溢れ、止まらない。その様子に浮かれていたルドマンも気付いた。
「どうした?何を泣いておるのだ?」
「い、いいえ。何でもありませんわ…。」
フローラは自室へと駆けて行った。
「あ、フローラ、待ちなさい!」
「止めなよ。」
追いかけようとしたルドマンをデボラが止めた。
「何故、止める!?」
「マリッジブルーだわ。今のパパには無理よ。」
「しかし、当主としての責任が…」
デボラはルドマンを払い除けた。
「今のフローラには当主も領主も無いんだよ。
父親だから、話せない事もある。
フローラはパパが好きだから、尚更なのさ。」
「ワシを好き故にか…。」
ルドマンは渋々納得した。
「今のフローラはイケメンホストでもクールな聖戦士でも相手にならないよ。
あたしとママで話を聞いてくるから、パパはお茶でも飲んで待ってな。」
デボラはメイドを呼び、お茶の準備をさせると、シャルロットと共にフローラの自室へ向かった。
「そう、そんな事が…。」
シャルロットはフローラを抱き締めた。
「私は、お父様に育ててもらったのに、アンディを忘れられないのです!
私は…、何て親不孝な娘でしょう!?」
フローラは未だに泣いていた。流れる涙をリリアンが舐めている。
「そして、小魚も好きになってきている。
きっかけはパパだけど、認めてるし、反発もしてる。」
「姉様、知ってらしたの…?」
フローラは顔を上げた。
「ああ。あんたはすぐ顔に現れる。」
〜学ぶ青髪9(完)〜
デボラはリリアンを抱き上げ、フローラの側に座る。
フローラの顔は涙で赤く腫れ上がっていた。
「私は最低な女です…。
アンディが好きなのに、リュカさんも好きになって、自分で苦しんでいる。
お父様の為やアンディと世界の平和の為とか理由付けても、
結局はアンディとの思いが私を苦しめる。
愚かですわ…。」
「フローラ…、私もお父様と結婚する前は悩みましたわ。
家族の事とか、仕事との事とか色々とね…。
どんな些細な事でも、恥ずかしい事ではないの。」
シャルロットはフローラの頭を撫でた。「お母様も、同じ様にお悩みになられましたの…?」
シャルロットは小さく頷いた。
「ルラフェンの魔法弓騎士シャルロットとサラボナのロベルト公爵の大恋愛。
重騎士ロベルト、恋の矢に射抜かれる。
サラボナとルラフェンでの、ちょっとした伝説さ。」
「昔の話よ。」
シャルロットはクスッと微笑む。
「フローラ、私はね。あなたがどんな決断をしても、それが正しいと信じるわ。
ううん、正しい恋愛というのも変ね。
でも、あなたが一生懸命に悩んで、苦しんで選んだ結果ですもの。
それを応援しないわけには行かないわ。
だって、私の大切な娘ですもの。
だから、あなたの気が済むまで悩みなさい。
そして、耐えられなくなったら、いつでも私とデボラの側で泣きなさい。」
「ああ。大事な妹だ。あたしは不器用だけど、
あんたが泣ける胸くらいは貸せるよ。」
「お母様、姉様ー!」
フローラの瞳に再び涙が溢れ、シャルロットとデボラは2人で泣き崩れたフローラを抱えた。
「ふ〜ん。それで、どうしたいの?」
その日の夕方、フローラは気分転換にジュリアと買い物に出掛けていた。
「まだ分かりませんわ。でも、自分の感情を大事にしたい。」
フローラとジュリアはユキの背中に乗っていた。
心地良い風が2人を包む。都会の喧騒や花婿選びの噂も2人には別世界の出来事に感じられた。
「ペガサスに乗せてもらうのは久し振りね。
…このまま、どこか遠くに行きたくなるわ…。」
「じゃあ、フローラちゃんも天空天馬騎士団に入る?
確か、レイピア程度なら使えるよね?」
フローラは一瞬、それを考えた。
しかし、すぐにアンディとリュカの顔が浮かぶ。
「有難う。でも、私は自分の道を進むわ。
そう、流れる風の様に自由に…。」
悩みは消えていないものの、フローラの表情は爽やかな風と一体になっていた。
>>475ご苦労様。大分苦心した跡が手に取るように分かるよ。
>>458 青髪いいよね。
自分も賢者と僧侶かな。
下巻ガイドブックの踊り子姿のフローラも、かなり可愛かった‥
復活の杖・銀の髪飾り・プリンセスローブで女神スタイルのフローラは、もぉ最高ですな(´Д`*)
>>477 プリキュアも青がすき
冗談はさておき…自分はターニア、Vの女賢者、フローラかなwやっぱり青髪になるなぁ。それと装備はグリンガムの鞭、プリンセスローブ、黄金のティアラは鉄板だね。
(ウロコの盾(T_T))ブォーンは仲間モンスターではなくフローラが召喚(Yに有った)で使える形でも良かった。
最後に白戦士。面白かったけど、ギャグパロなら、もっとハチャメチャにしても良かったかな?と個人的には思う。次回作にも期待。
青髪フローラの話題が続いているので追加で一つw
・ 三大無口女。
「エヴァの綾波」、「ナデシコのルリルリ」、「ハルヒの長門」
みんな青髪ってすげーな。所でこのスレには絵師は居るのかな?
へへ
/ ̄ ̄\人
〈(((ヽ彡丶〉
パヮ゜6シイ|
とけヾとリ
/〜〜丶
LLLL_L|
長門は青髪じゃなく灰色だったやうな。
少なくとも地の文ではアッシュブロンドだと思ったが
ルリルリは紫色、長門は灰色であえていうなら紫髪でどちらも青髪じゃない
しいていえば綾波が青髪の中間だけど拘る人は水色髪と称す
>>482 その話題は申し訳ないがスレチだし、何よりも全く興味がない。
それよりもフローラのエッチな下着の画像は無いだろうか?ビアンカのは見たことあるがフローラのは余り見たこと無い。
484 :
深海:2011/07/09(土) 00:20:31.60 ID:Ff9KXNgeO
どこまでも青い海、心地よく吹く風。
そこには、憧れていたもの全てが…ある。愛しくて、夢見心地の生活。
大きな空の下は、昔からの憧れだった。子供の頃、外で自由に飛び回る他所の子供たちがうらやましくて、ほんの少し羨んだこともある。
ただ、両親の心中を察すれば…そのようなことは、口が裂けても言えはしなかったが…。
だからこそ。夫・ティルとの旅は何もかもが目新らしく、忘れていた子供の頃の想いを取り戻してくれるよう。
大きな瞳、キラキラと輝くは子供のよう純粋で、美しい光。
愛しさと、これからの未知の日々に満ちた瞳。
「ティルさん…あなた………」
風の中にそっと、その名を。潮風に溶けていくは、幸せの吐息。
どうして彼が、10数年の思い出のあるビアンカさんではなくこの私を選んでくれたのかはわからない。ただ、望まれてこの場にいるならば…少しでも、彼のそばにいたい。彼のために生きていたい………。
空よりも、海よりも深く美しい碧の髪をなびかせては、ただ静かにうつろいゆく景色…最も海の真ん中なのだから、海面ばかりの代り映えのないものだが、それでもフローラにとっては新鮮なものである………
愛する人の、そばにいられるこの幸せが…願わくば、永遠のものであるよう………
いつか、いつか崩れてしまわないように……… 先刻から姿が見えなくなっていた愛しい妻を探していたティルは、甲板にたたずむ小さな影にそっと微笑んだ。
「フローラ?」
ティルの声に、振り返る乙女の白い肌が瞳に焼き付く。小さな輪郭の中、大きな瞳はエメラルドの翠。桜の花びらのよう薄桃色の唇がかたどる、美しくも優しい微笑。潮風の中に、深い海よりなお深く、美しい髪が舞う様まで鮮やかな限り。
まるで、女神。いつかもそう見まがった覚えもある。初夏の新緑の景色の中、軽やかに駆けてくるは絵の中からぬけた美女のようで…思わず、足もすくむ。クラクラと目眩まで覚えたのは不覚。
父との誓いを守るまではと、頑なに拒んだ幸せ。もちろん、奴隷として囚われている間にはそれどころではなかったが、外の世界に逃れてからはそれなりの出会いはある。
共に苦難の道をたどった修道女のマリアが、それとなく好意をもっているとヘンリーに聞かされたときも、人並みの幸せなどまるで自分には縁遠いもののように思えていた。
マリアは美しい、そのうえ心優しく穏やかで妻とするには申し分のない女性。
485 :
深海:2011/07/09(土) 00:25:12.37 ID:Ff9KXNgeO
どころか、自分には過ぎるくらいのできた人であるのに…。
…結局は、あれこれと世話を焼くヘンリーと2人きりになることが多くなり、彼の広い心に触れる機会にも恵まれたゆえだろう。皮肉な運命の元に、2人は結局結ばれることとなった。
ただ無論、ティルにこの2人の縁組は何1つと不満に思うことはない。ヘンリーはまだ時折無邪気に悪戯を仕掛ける子供っぽっさも残るもの、困っているものをほってはおけない。
まさに生まれながらの王者であるヘンリーの方が、よほどマリアにふさわしいというもの。うえ、2人ともティルにとっては苦難を共にした親友。
式こそ出席はできなかったものの、幸せそうに微笑みあう2人を、心から祝福はしたが…。
結婚も、幸せな家庭も、恋愛すらも…いずれも、自分には遠い世界のものと思っていた。
が。恋愛など、所詮は理屈ではないのかもしれぬ。ただ1目見た瞬間より、自分でも抑え切れないほどに高鳴る感情を、持て余していた。さすがに結婚までは想像だにつかなかったが、それでも死の火山に向かったのは果たして天空の盾のためだけだったのだろうか…?
フローラ。知れば知る程、魅かれていった。ビアンカのこともたしかに何より大切な思い出ではあったが、激しい感情に恋焦がれたのは…ただの1人。
ビアンカもさすがに心配ではあったが、それでも感情を殺して偽りの夫婦生活など…自分には到底とできぬ。誰も彼をも不幸にしてしまうよう思えてならない。
「あなた…?」
深い瞳は、美しい碧緑。何もかも見透かすよう、わずかの潤いに陽光のきらめきが揺れる。なおさらまぶしいのは、あたりは鏡の様に研ぎ澄まされた海面ばかりのせいであろうか?
「…ああ。ごめんフローラ。ついうっかり…ね…。」
見とれてしまっていた。いくら夫婦といえど、さすがに照れを覚えて後の言葉は飲み込んだ。頬がかすかに色づいていくのは己でも自覚ができる。
「あなた?」
普段は頼りがいのある、大きく力強い彼。そんな彼の時折見せる子供っぽさをフローラは愛しく思う。この人を守ってあげることはできないであろうが…せめて、安らげる様…。
子供の純真さを閉じこめた瞳が、たまに切なくて…。それはいつか聞いた、彼の失われた少年時代の哀しみなのかもしれない。
「ね、あなた…。私、今とても幸せです…。あなたと、一緒に旅ができて。あなたと共に生きることができる…それだけで、こんなにも………」
486 :
深海:2011/07/09(土) 00:28:11.01 ID:Ff9KXNgeO
風のなかで微笑むフローラの笑顔は、まぶしくて愛しいの限り。くすぐったくて、甘酸っぱく、切ない…。そっと彼女に寄り添っては、指先で探る白い頬。触れるような軽い口づけを降ろしては、力一杯に抱きしめた。
「君には苦労をかけることになる…。でも、それでも…そばにいてくれる………?」
戸惑い、またたく長いまつげ。すぐに小さくうなずいて。
「もちろん、ですわ…。あなたと共にあることが…私の幸せ、ですもの………」
いつも。いつもいつも、フローラの言葉に救われているような気がしていた。「愛している」「そばにいて欲しい」
口にしたくともできない言葉を、察してか否かは知りえないが…いつもいつもそれらを先に伝えてくれるのは、フローラの方。
細く儚いばかりの印象にかかわらず、まだ見ぬ母の優しさをもって包み込んでくれるような女性。もしかすれば、これほどに強い女性は他にはないのかもしれない。
変わりは、誰にもできない。手放すなど、どうしてできようか………?
季節は移り、今や夏の盛り。暑い盛りの季節ではあるが、海上に吹く風は涼しく優しいばかり。二人はしばらく、そのまま風に波に任せては、たたずんでいた。
END.
………以上です。
やっぱり主フロいい!!
かわいい台詞優しい台詞ちょっと嫉妬する台詞!!全てがかわいい!!!
GJ!
視点の切り替えは面白いね。
どうやってもフローラしか選べない。
元からロング、青髪、お嬢様、おっとり、デカリボン萌えだったしフローラって好みドンぴしゃなんだよな…
しかも動物好きだとか、一緒にいるだけでも和めそうなのにそれが嫁だなんて。
>>489 動物や妖精と会話出来る点を忘れてもらっては困るなぁ。
後王女やマーサと類似点が多いのもフローラ。
>>490 親子二代揃って高嶺の花を嫁にするあたりw
高嶺の花 遠くから見るだけで、手に入れることのできないもの、あこがれるだけで、自分にはほど遠いもののたとえとある。
大きく分けてプライドが高い故のツンデレタイプと純粋培養故の天然タイプの二つに別れる。理想の嫁とかマドンナと呼ばれるヒロインは後者が多い。
勿論フローラは後者の代表格である。
妄想家のフローラに萌えた。
ロングスカートの青髪の清楚なヒロインって良いよなあーー…。
なかなかいないよね
Vとか\で仲間にフローラってつけた人いる?
>>496 Wの女主人公とか、Vの僧侶(のちに賢者)とか、\の女天使を青髪にしてフローラってつけてた
Wは天空繋がりで
フローラは天使
天使で思い出したけどDQ\でフローラグッズを完全に集めて、フローラを完全再現した人って居る?
ウチのパーティーの中心だよフローラは…フローラ装備の収集に時間が掛かったがね。
フローラが、結婚する。
あの旅人と。
結婚式が終わるとあの旅人と共に旅立つんだと、無邪気な、でも何処かしら寂しそうな顔で言った。
僕が恋い焦がれて仕方のない顔だった。
「フローラ‥?」
僕は扉をノックした。少し遅れて、はーいと控えめな返事がする。それからちょっと暫くして、恐る恐るといった感じで扉が開いた。中から少々緊張した面持ちのフローラが顔を出した。
「アンディ」
フローラの顔が途端に綻ぶ。
「来てくれたんだ‥」
「そりゃそうさ。なんせフローラ嬢の結婚式だからね」
「変なこと言わないでよ」
なんて何気ない会話を、僕は噛みしめる。
フローラのウェディングドレス姿。純情な、まだ少女と言っても違和感のない彼女には、その白がとても似合っていた。
きれいだな、と純粋に思う。
でもその姿が意味することを考えると、今にも泣き崩れ、気が狂ってしまいそうだった。
「配慮がないと、君のご両親に怒られてしまいそうだな」
「どうして?」
「普通君の方から咎めないかい?」
「そんな‥」
フローラは少し俯いて、眉を寄せる。白い頬を赤らめて、ふっくらと下唇を不服そうに突き出す。
ああ、このまま彼女を何処かにさらってしまえたらなと、本気で思う。そして、2人だけで何処か遠くの街で暮らすのだ。でもそんなことは出来ない。この手を彼女に向かって伸ばすことも、僕には出来ないのに。
出来なかったのに。
「フローラさん、フローラさん!」
「あっ、大変‥。そろそろ時間みたい」
フローラはそう言って。
僕にくるりと背を向けた。
「フローラ‥」
「ん‥?」
フローラは一端立ち止まって僕の方をみたが、僕が何も言わなかったのでいってしまった。パタパタパタと走るその姿が、とても愛おしかった。
「ありがとう‥」
ただ一言、そう呟いた。
その言葉は誰にも届かずに、ひっそりとした簡素な部屋の中で消えた。
式は順調に進んだ。
フローラと旅人は、とても幸せそうだった。
その間中、みんな笑っていた。
僕もずっと笑っていた。
そしてただ、祈っていた。
彼女の幸せを。
ああ、願わくば。
彼らの旅路をお守り下さい。
そしてその果てに、終わることのない、幸せを。
FIN
投下乙。
アンディは基本良い奴だよな。
だがフローラはグランパニアの王子で伝説の勇者の父親に成る主人公に惹かれていった。
フローラが主人公に惹かれていってたのは旅の会話でもよく分かる
まあ惹かれなきゃ良家のお嬢様が危険な旅について行くなんて言わないよな
そういう意味でもフローラは強い
>>501 お疲れさん。修正版かな?
どうせなら、最後に抱き締めて、「ありがとう、幸せにね。」って別れるのも良いなあ。
僕が彼女に出会ったのは…僕がまだ6才ぐらいの時でした。
その頃僕はずっと旅をしていて、父さんと船に乗っていたんです。
「母さんを探す旅」とずっと父から聞かされていて、僕は記憶にない母を思っていました。
乗っていた船がとある港に近づいた時、父さんは僕にこういいました。
「しばらくはゆっくりすることになるだろう。」
僕は物心ついたころから一つところに長くいた記憶がほとんどなかったので、嬉しい反面なんとなく戸惑ったことを覚えています。
船が港についたところで、恰幅のよいおじさんと、僕とあまり変わらないくらいの年の青い髪の女の子が船に乗ってきました。
「父さんはこの人と話があるから、少し待っていなさい。」
そういって父さんは、恰幅のよいおじさんと話をはじめので、手持ち無沙汰になった僕は、青い髪の女の子が気になったので彼女のいる船室へと向かった。
「あの…」
「あら、さっきの。」
「僕、ルーザーです。」
僕はそういって右手を差し出した。
大人の人が挨拶をしていたのを見ているから、その真似をしたんだ。
「ルーザー、いい名前ね。私はフローラです。」
フローラはそういって僕の右手を両手で包み込んでくれた。
その柔らかい手の感触になんだかドキドキした記憶がある。
柔らかい手に綺麗な青い髪の毛。ニコッと微笑んだその綺麗な顔…僕は意識はしていなかったけど、彼女を好きになっていたのかもしれない。
僕たちは短い時間だったけど、楽しくおしゃべりをした。
だけどその楽しい時間は、「ルーザー行くぞ〜〜!」という父さんの声で終わってしまったんだ。
「そろそろ行かないと。」
「また会いましょうね、ルーザー。」
「うん。きっとまた会おうね、フローラ。」
僕たちはまた握手をして、お互いに手を振りながら別れたんだ。
なんとなくまた会えると感じながら…
「ねえ、フローラ…僕との出会い覚えている?」
「もちんですわ、あなた。船の上でしたよね。あなたは利発そうで可愛らしかったですわね。」
後でわかったことだが、フローラは僕よりも2つ年上だった。
ちょっぴり可愛い年下の男の子という認識だったそうだけど、僕の瞳に引かれ、記憶していたといっていた。
「初めての出会いは一瞬のすれ違いだったけど、もう君を話さないからね、フローラ。」
「そう願いますわ。私もあなたのそばを離れたくありませんわ。」
運命の再会、そして運命の選択を経て強く結ばれた一組の夫婦。
僕らの未来は明るいと思っていた。ずっとずっと、一緒にいられると思っていた。
だが僕たち夫婦には、この後過酷な運命が待ち受けているということを、この時の僕らは知るよしもなかったのです。
投下乙。
フローラ萌え♪
最近フローラの作画中鶴勝祥氏の事を知った。
高度な画力を持ちながら鳥山明の影武者でいるんだろ?
っていうか影武者がいる鳥山明がすげーのか?。
また、リメイク時には中鶴のデザインを元に鳥山によってサンチョ、フローラ、男の子、女の子のイラストも描き起こされた。
まあ。フローラが萌えるのは中鶴勝祥氏の力も大きいな。
中鶴氏はドラゴンボールの作画監督してたりもしたよなたしか。
中鶴氏が描いた絵を、鳥山が自分が描いたものだと勘違いした
なんて話もあったような。本人が勘違いするくらいだからなぁw
中鶴勝祥氏 一般的にはキャラクターデザイナーとして有名だが、アニメーターとしても抜群に巧い原画を描く。
鳥山明が多忙なときは代わりに版権イラストを手がけることもある。
鳥山明がキャラクター、モンスターデザインを担当しているドラゴンクエストシリーズでも、一部のデザインは彼が手がけている。
(ちなみに鳥山画であってもデザイン原案はすべて堀井雄二である。)
『ドラゴンボールZ』で中鶴が作画監督を担当した回は原作ファン及び原作者である鳥山明からも絶賛されており、
200話以降は前田実に代わりキャラクターデザインを務めた。
まあ。鳥山は人付き合いが苦手らしいから、中鶴氏のような有能な影武者が必要なのだろう。
フローラの作画もイメージも抜群だしね。
フローラ自体が好きだから何でも良いんだけどね。
但し3Dのフローラとも一緒に冒険したいなぁ。まあDQXのリメイクは暫くは無理ッぽいけど……
それと白戦士さん最近レスや投下が減ってるけど忙しいのか?
もしドラクエにCVがつくとしたらフローラ役の声優は誰が良いかな?
フローラ= 田中理恵、川澄綾子。
CDシアターの時は井上喜久子17歳だったみたいだね。そのままでも
いいけど、今なら佐藤利奈とか、田中理恵とかいいかもしれん。
515 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/07/26(火) 11:43:32.85 ID:VawhjtzS0
好かれてるけど嫌いな作品、キャラ、カップリング Part5
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1310055609/ 280 名前:嫌い[sage] 投稿日:2011/07/18(月) 20:25:50.91 ID:bVvTSTa+0
銅鑼食え5留土万
元々面倒なイベントに巻き込んだ強引な親父で
モンスター退治押し付けて逃げたりしているのに
風呂裏以外を選んでもアイテムくれるからって話の分かるいいおっさん扱いなのが腑に落ちない
風呂裏
結婚前の自分を持たないふらふらした感じと
大人しそうなのに急にキレたりする訳の分からない性格が苦手
信者が作中の描写の変な部分は全部なかった事にして理想の偶像を崇めているのも受け付けない
511 名前:嫌い[sage] 投稿日:2011/07/26(火) 02:19:29.53 ID:+iMVdBJEO
銅鑼食え5の青髪の信者
二次元キャラへの逆恨みをこじらせた脳欠損メンヘラ・スイーツ・腐ババア・鬼女の吹き溜まり
この手の腐ババア集結スレでもたいてい真っ先に湧いてくる
信者がそんなんだからキャラ自体の人気も廃れたと知れマヌケ
頭のドデカリボン萌え。
517 :
深海 2:2011/07/26(火) 19:27:18.48 ID:4DFz63nvO
※はじめに
>>515はν速で最近立ってる論争スレの荒らしと思われます。
反応して他嫁批判や罵倒レスをする人は
真のフローラファンではありません。
真っ青な空と、海の下。両手を一杯に広げては、小さく彼女は息をつく。
その風貌は、美しくもどこかあどけない、娘のままではあったが…
左手の薬指に光るは、空のそれにも負けず、青々と美しくきらめく指輪。翠緑色の済んだ瞳は、ふいに薬指に瞳止めては、穏やかに…この上なく幸福そうに、細められる。
憧れて止まずにいた彼は、旅慣れた戦士。そう呼ぶには優しすぎる瞳に貫かれるたび…覚えていくのは甘く痺れる、疼き。
すべてを愛し、汚れを取り払ってくれるかのような彼を見つめる、それだけで優しく穏やかになれるような気がしていた。想像を絶する苦境、逆境を乗り越えて、真直ぐに歩む彼が愛おしくて…けれど同時に、決して手の届く相手ではないと、そう諦めてさえもいた。
他愛もない話で笑いあう、それさえも切ない。天空の盾、その宝物と義理立てで縛れるはずもない、純粋極まりない彼を…どうにかつなぎ止めようとしているかのようで。
惹かれていくのは、誰にも負けぬ輝きを凝縮したその瞳。強く、同時にそれ以上に優しい青年の、無垢な少年の如くの生き方そのもの。覚えていくのは、強い憧憬、羨望…その類の感情は、いつしか恋心に摺り替えられていた。
何気ない出逢いすら、恋に落ちれば偶然の運命に導かれた、何事にも変え難い出来事であったかのように色付く。
真直ぐな彼が愛おしい、だからこそ…この想いは、決して叶いはしないのだろうと。少女はどこかで、そう思っていた。
――たとえ、どれ程の地位や名誉や財宝であろうと…愛する女性の前には無力だよ、と。
それは、僅かな望みさえ断ち切る言葉であろうけれど――
済んだ瞳で真直ぐに、そう言い切って欲しい。愛しい者には、その人の思うがままの道を貫いて欲しい…。
強く想えば想う程…矛盾と葛藤に途方にくれていた、頃。
彼は、あるいは自身も勇者と呼べる類の人種であるのかもしれない。
少なくとも旅慣れた逞しい体つきと、相反するどこか不思議で高貴な雰囲気、何よりも美しいとさえ映る顔立ちに…
大きく屈託のない瞳は限りなく優しく光を宿し、覗かれれば魅せられて吸い込まれてしまいそう…。
ただの一目見たその瞬間より、鮮烈に引き込まれるのだから…知れば知る程溺れていく。
518 :
深海 2:2011/07/26(火) 19:46:59.62 ID:4DFz63nvO
何よりも甘美で、けれど何よりも恐ろしくもあるその感情の意味を。
自覚するたび美しい翠の瞳は戸惑いに揺らめき、小さな唇から零れるのは甘い吐息。
誰かを愛おしいと思う、そんな経験は生まれて初めてで…こんなにも艶かしくこんなにも醜く、けれどこんなにも優しい、そんな感情に惑う…それ自体、経験の他である。
寝食も忘れ、そうして数日…フローラは、突然目の前に現れた青年・ティルのことを漠然と考えていた。
サラボナを拠点に、フローラの父であるルドマンの掲示したフローラとの結婚の条件である炎の指輪が納められているとされている、死の火山へと足を運んでいたティルとは、
一言二言言葉を交わす程度の機会には恵まれたし、いつしか一言二言どころか世間話程度の会話は交わすようになっていた。
けれど――ティルと話せば話す程、親しくなればなるほど……どうしようもなく惨めでもあった。
彼の目的、夢。赤子の頃にさらわれた母、父と旅した少年時代…そして。
ラインハット国の王子ヘンリーの誘拐、その真相は邪教の悪魔が引き起こしたもの。ヘンリーの手を取って逃げる幼いティルに襲いかかる怪物、
そこに助けに入ったティルの父・パパスは二人をかばい…
一人娘との結婚、その条件を彼はどう思うのだろう?
ティルの痛みも苦しみも、決して共有できるものではない。それでも、少しでも彼のことを理解したい。そばにいて、少しでも彼の役に立てればいい…。
どうしても迷い、引け目を覚えてしまうのは…父親の出した、娘の婿に天空の盾を授けるというその言葉。
ティルにはティルの都合もあるだろうに、律儀にも危険な火山へわざわざ出向く、そんな彼に負い目を感じていたことは事実であり、また彼の真意が見えずに不安でもあった。
何故ならば。彼には、とても大切な思い出がある。
その髪と違わずに美しい漆黒の瞳は、時折フローラには知り得もしない姿を探っているかのようであった。
おそらく、そうして彼が想うのは――父パパスとの旅、ラインハットでの事件。幼き頃の思い出話に、必ずといっていい程に登場する、幼なじみの活発な少女。
「ビアンカ」
その名が出るたび、胸の奥に鋭く走る痛みと…振り払えない、暗雲と。
誰かを羨む程に欲した経験もない、眠れず夜を明かす程、恋焦がれたこともない可憐な少女は、楽しそうに思い出を語るティルに、他にどうしていいのかもわからないままに…ただ、瞳を伏せる。
519 :
深海 2:2011/07/26(火) 19:48:30.12 ID:4DFz63nvO
ティルにはそのようなつもりなどないことは知る、それでも…まるで、責められているかのようで。いたたまれなく、引け目さえも覚えてしまう。
ただでさえ、平和な町や修道院で、危機に曝されることもなく育って来た。悲惨な生い立ちと、危険な旅に生きるティルは、フローラには遠い世界の人のように思えてならない。
それでも、ティルのことを忘れられもせず、日増しに高まる想いに、いつか焦がれ…それはいつしか純真な娘を、酷く悩ませることになる――ばかりではなく、彼女を取り巻く者達の運命さえも変えていくことになる。
だが、無論それはその時の彼女の知るべくことではない。
END.
投下GJ。
フローラの揺れる内面が伝わってくる。
萌えるッス。
SSお疲れさん。
たまには、悩むフローラも良いなあ。
>>511 うん。残業も続いてるし、表の趣味も忙しいからね。
落ち着いたらまた、投稿するよ。それまで、みんなのSSを参考にさせてもらうぜ。
フローラ一拓だろ
で、財産と美人の嫁さん手に入れた後は嫁さん置いて冒険の旅と称してビアンカの所に直行
ロクに娯楽も無いクソ田舎の温泉町で寂しく暮らしてるビアンカなんて、酒飲ませて耳元でちょいと口説けば簡単に落とせる
その後は主人公を知ってる人が誰もいない温泉宿でビアンカとセックス三昧
金が心配になったらルドマンからカモる
ルーラ使えば一瞬だ
一応フローラの旦那だから月イチ程度で抱いてやればいい
これで金と女の両方を手に入れられるし、バレる心配も無い
>>522 おいおい…ビアンカの話題を出すな。
(しかも板で禁止の下ネタ)
またフロヲタどうのこうのの粘着罵倒レスが飛んでくるだろう。
無責任なレスでスレを荒らすな。ν速の無意味な論争スレじゃあ有るまいし…萌えスレで他キャラの貶レスは非常識この上ない。
>>523 >>522の書き込み自体がその粘着罵倒レスをする人なんじゃない?
マッチポンプ的な。まあ夏ってことだろうか。スルーしましょうや。
それよりこの前久しぶりにミルさん倒してグランバニアに帰ってきた
んだが、「これで旅が終わるのね…」ってセリフでじーんとしたわ。
劇的な出会い、試練と葛藤の末の結婚。
出産直後の、出生の秘密の告白。
ジャミとの戦いで目覚めた勇者の血。
やがて「守られるだけ」の彼女は強力な呪文を使いこなし、夫を助けて活躍をするようになる…。
作品としても結構面白いと思うんだけどな、主人公とフローラの話は。
ま、メイドを嫁にしようとして フラれたから どっちでもよかった。
ルドマンでもよかった
何時如何なる時でもフローラしか選べない。
次は他の嫁を選択しょうとしても何故かフローラを自然と選んでしまう……
フローラは聡明で清楚で謙虚で、とても理想的な嫁だと思う。
フローラ「今日は あなたの 即位式なんでしょう? がんばってね。
フローラ「ねえ あなた…。 私 ずっと 言いたかった事が あるの。
フローラ「私ね 本当は 父と母の 実の娘じゃ ないのよ。
フローラ「まだ 赤ちゃんのときに 今の両親に ひろわれたの。
フローラ「私を 修道院に あずけたのは 有名な占い師の すすめだったんですって。
フローラ「この子は ふしぎな運命を せおっているから それに たえられるような すんだ心を 持たせなさいって。
フローラ「それが どんな意味なのか よく分からないけど…。
フローラ「今は ただ いっしょうけんめい この子たちを 育てるわ。
フローラのカミングアウトの台詞。
ずっと孤独感を感じていた女の子が本当の家族を持てた瞬間だ。
ま、ぜんぜん澄んだ心じゃないけどなw
超激デカリボン萌え
>>530 IDsJ9lre1w0
嵐警報。夏厨と思われます。スルー推奨。
エンディングのフローラの生まれ故郷は結局分からなかったけど主人公の元が自分の居場所であるという台詞は感動した。
他の候補もキャラとしては好きだけど、嫁はいつもフローラ固定
普通のお嬢様が冒険に出る、というシチュエーションに惹かれたし
単純にキャラデザが好みど真ん中だったから、初プレイから迷わず選んだ
その後一緒に旅をして愛着がわき、リメイク版でのかわいらしい
セリフの数々に心を鷲掴みにされた
とにかくフローラが最愛の嫁なんだ
でもダントツで萌えるのは
「わたしを離さないでね・・・」
この直後の展開思うとフローラには予感があったんだな
>>534 フローラで好きなセリフは
「あなた、私を離さないでね・・・」
あのセリフにメロメロです。ってことね。確かにあの台詞は激萌え。
オラクルベリーカジノ・スライムレース会場の黄スライムに話し掛けた後
あんな所に人がいたなんて…私のスカートの中が見えなかったか心配ですわ。ぽっ……。
俺はフローラをあの服装のままで犯したいな。
長いスカートを捲り上げたまま、両手をしっかりと握り合い、
ディープキスをしながら突きまくる。
長いスカート捲り上げるのはソソる。
上は適度に乱す(破るだとさらに萌え。)+スカート捲り上げ好きなのかもな…。
服を着せたままやるのって萌えるよね〜(*´ー`)ノ
スカートを捲り上げるのみ。
やべ起ってきたよ…
最低だなお前気持ち悪い
>>537 エロ厨は無視しなさい。スルーしないと幾らでも湧いてくる。実は他スレでも嫁叩き厨より多い。
フローラ=脆そうに見えて芯は強い、努力家
なんだよね。
好みは様々だけど、甘え上手っぽくてフローラ萌え。
男に依存するだけじゃなくて、上手く男立てるタイプじゃないかなーと
勝手に夢見てる。
フローラが嫁さんだったら、ほんと安心して過ごせそう。
ずっと自分に尽くしてくれるだろーしなぁ・・・
ビッグ超巨大ドデカリボン萌え
フローラのリボン
アイテム
効果 萌え度が+50
※萌え度とは
幸運と美しさの合計値を2で割った数値。
思いっきり青髪オールバック萌え
青色家族萌え♪
青色家族とは…
フローラ(青髪)・双子(青髪)・主人公(青ターバン(笑)青と言うか紫か…)を意味する。
青色王女の婿選び。
王女の婿に成る男はバトラー、ロビン、シーザープチタークの最強モンスターパーティーに独りで勝利をして更に王子であり天空の勇者を倒しても
ザラキ、イオナズン、ベホイミー、メラゾーマを操る王妃フローラ。
そして最後に怒りに燃えるlv99の主人公を倒せねば王女の夫に成れないと妄想したが…
それではコリンズでは一生掛かっても無理な話。
やはりボロボロに成ったところで王妃フローラの仲裁が入るのが妥当な線か?
コリンズ「…‥負けた」
主人公「まだお前では無理のようだな」
王女「…‥」
フローラ「ベホイミー」
コリンズ「身体が動く!」
主人公「フローラ!?」
フローラ「良いではありませんか…あなた」
王女「お母さん…」
フローラ「コリンズの王女を想う気持ちが痛い程伝わりました。
彼なら一生王女を守っていけるでしょう」
主人公「しかし…」
フローラ「わたしは結果ではなく気持ちだと思います。ねえ王女?」
王女「///」
主人公「くっ!し、仕方ない…但しコリンズ!僕がフローラを守ったように必ず王女を一生守れ!でないと…」
フローラ「大丈夫よコリンズあなたなら…だってわたしの夫の親友の息子だもの…」
コリンズ「お、お義母さん」
王女「お母さん…」
フローラ「王子べったりだった女の子がいつの間にか女に成ったのね…ふふふ…」
主人公「ふん!これじゃあ僕が悪者みたいじゃないか…」
フローラ「あなた拗ねないの…あなたにはわたしが居るから…」
主人公「フローラ…‥」
と妄想。
コリンズだと青髪王女の夫やフローラの義理の息子に成るには役不足の感は否めない。
父親のヘンリーみたいに試練が必要だろう。ただ姑フローラは観てみたい気はする。
最後にマーサとフローラは同質の天然ぶりで(マーサは何となく天然な気が…)会話は面白かっただろうなぁ。(王女が突っ込み役か?)
青髪フローラは至高!
不満が有るとすればジャミ戦で見せた
凍てつく波動はその後も使えるように
して欲しかった。
王女の息子にコリンズはちょっとな
俺的には元からいる幼馴染タイプより、主人公とフローラみたいに運命の出会い的なストーリーを求めてるw
ふらっとグランバニアに現れた謎の男とか…パパスとマーサみたいに駆け落ちしてもいいかもしれない。
そうだなぁ。劇中で王女はブラコン気味なので、王子と違うタイプで旦那はYのチャモロタイプかテリータイプが良いのでは?
どちらもフローラとの会話は面白そうだ。
「オホホホホッ!!」と言いながらグリンガムの鞭で敵をビシバシ攻撃するフローラは良いねぇ。
俺版フローラ
ふっかつのつえ
プリンセスローブ
うろこのたて
おうごんのティアラ
みずのリング
ほしふるうでわ
グリンガムは王女だな…‥
ザラキ使いフローラ萌え!
グローラきもいよグローラ
>>551 ν速の非常識な論争厨が個別の萌え
腹いせにスレを荒らしていると思われます。
真のフローラ派はスルーでお願いします。
ところでフローラは魔法使い系というより
ザオリクやベホマラーやグランドクロス等を覚えて欲しかった。
自分のイメージ的には賢者だな。
>>551 ν速の非常識な論争厨が個別の腹いせに萌えスレを荒らしていると思われます。
真のフローラ派はスルーでお願いします。
ところでフローラは魔法使い系というより
ザオリクやベホマラーやグランドクロス等を覚えて欲しかった。自分のイメージ的にはフローラは賢者。
フローラはパパスやマーサのことをちゃんと
お義父さまお義母さまって呼んでるのが嫁らしくていい
でも本当の両親のことも知りたかったなあ
Wの勇者とシンシア?の子孫と想われるが‥
Wの終わり方からして実は復活したシンシアはデジャヴで勇者は色々なところを放浪して子孫を残したと想像。
フローラの真の両親も勇者の子孫ってことでゲマの手先に殺された?ってことがリアルっぽいが…‥
(フローラとデボラは密かに実の母親が最後の力を振り絞って逃した?うーん。こう考えると悲劇的だなぁ。)
カマトト腹黒デコビッチのフローラよりも
真のおしとやかキャラのポワン様が嫁候補だったら良かった
>>556 ひつこいν速厨は無視スルーが一番。
私怨で萌えスレを荒らす非常識な奴に真のフローラ派はいっさい反論しないように。(嵐に構うのも嵐)
フローラの青髪は海の色。碧いおめめは空の青。
>>556 同感
ぶりぶりこびこび痛々しいキャラ作りながら
いきなり怒鳴りつけてくるキチガイフローラはこの世から消えるべき
ID:EmwtbFnU0
ID:os/TbL/00
は荒らしということで通報しました。
ID:YyvNsz1oOが一番構ってる件
フローラって傷ついている老人に追い打ちかける糞女だよね
修道院にいたくせに無慈悲すぎる
箱入りと見せかけてビッチ台詞多いし修道院にいた意味あったのか?
むしろ性格があれすぎて修道院に押し込められたのか?
>>562 MnfwPwdK0
も荒らしということで通報しました。
フバーハとかを覚えそうな見た目なのにメラゾーマやイオナズンやザラキなどのド派手な呪文を覚えてモンスターを攻撃しまくる熱いフローラ様★
565 :
■花:2011/08/12(金) 00:06:49.88 ID:lyHXgYrPO
あふれる日の光は眩しく、吹き抜ける風までも優しい。
不思議なほどに穏やかな世界がそこにはあった。
遠い昔に、可憐な少女と出会い…愛しあった日々は懐かしく、それでもその頃にはこんなにも落ち着いた日々に身を投じたことはない。
戦乱の日々に、平穏などありえなかった。
愛する妻と、心分かち合えた仲間ばかり…せめてもの慰めであった。
父と、最愛の妻子と…引き裂かれた記憶ばかり、今も胸に残る大きな傷跡。だがそれも、今や暖かみを失った体にはまるで他人のそれのよう。
ただ残るは…小さな子供の無邪気な笑顔と、愛する娘と出会った日のことばかり…。
季節ばかり移ろう普遍的な日々に過ごすうちに、ずいぶんと楽観的になったものだと…そんな自分が、かすかに可笑しい。 美しい花が咲き乱れる庭園。
どれ程の争いが繰り広げられていたとしても、春を迎えれば美しい花開く。大自然に抱かれるうちに争う日々に擦り切れた心は癒されていったのかもしれない。
相変わらずに、世は騒がしく日増しに闇の気配も色濃くなるよう。
それでも、咲き誇る花は美しく、愛するただ一人の面影を映して風に揺らめく。 ―――フローラ… 今、この広い世界のどこにいるのだろうか?
数年前のあの事件…当時は焦りと混乱のなか、躍起になっていたところもある。つかまえておかなければ、消えてしまいそうな…そんな不安に。
だが今は、今ならば…そうは思わないだろう。 ―――たとえ、どこに消えてしまったとしても…
必ず、探し出すから…
END.
566 :
■(無題):2011/08/12(金) 00:14:17.01 ID:lyHXgYrPO
きらきらときらめく水面に映し出される影に、ふいにフローラは足を止める。
まだ、寄り添い歩くことには慣れていない二つの影は…彼女には如何にしても不自然に思えてならなかった。
それでも、陽光は…澄んだ水は、寄り添う二人の姿を忠実に映し出す。
不安も、負い目すらも関係なく――
「…フローラ?」
突然歩みを止めた愛しい妻に、驚き振り返る…ティルの瞳に映し出されるは。
「……………………………」
天から溢れる光の中、翠緑の貴石の如くの瞳細めて見つめる水面までも眩しい陽光を反射させ、澄んだ輝きを映し出す。空も、水も…そうしてティルの最も愛した人も、どこまでも蒼く美しく澄みきる。
「あなた……?」
視線に気付いたフローラが、わずかに瞳をもたげる。その美しく優しい瞳に、瞬間ドキリと見愡れる…我に返ったティルは微かな苦笑。
「フローラ…大丈夫?疲れたならひと休みした方がいいかもしれない…」
心配そうに覗き込むティルに、しかしフローラは小さく首を振るっては。
「いいえ、大丈夫…ただ、景色がとてもきれいでしたので…」
心地よい風が吹き抜ける中、眩しいばかりに溢れるのは生命の光。つられて漆黒の瞳を眩しそうに細めるティルの掌に…白く細い指先が、触れ。
「ティルさん…ごめんなさい。無理に連れてきていただいたのに、あなたの役に立てなくて…」
激戦に継ぐ激戦をくぐり抜ける、ティルの…少しでも助けになれば良い。本当に、心の奥底からそう願って止まないと言うのに。
けれど、旅慣れたティルにすれば足手まといでしかないだろう自分が…歯がゆくてならない。強くなれればいい、もっと力が欲しい。けれど…それらすべては、短期間でどうにかなるものでもなく――
「そんなこと気にしていたのか?僕はただ、フローラがそばにいてくれるだけで十分だから、気にしなくていいのに…」
白い掌を握り返し、静かに言葉を並べるティルに…わずかにフローラは頬を染める。溢れる微笑は穏やかな幸福そのもののようで、ティルは小さくうなずき…そうして真直ぐと、前方を見つめて。
「…行こうか。」
「ええ…」
再び寄り添う影は、優しい光の渦の中へ…ゆっくりと、溶け込んでいく。
ただ、共に歩む…それだけが何にも変え難い、二人の記憶。
END.
567 :
■ふつう:2011/08/12(金) 00:22:41.14 ID:lyHXgYrPO
『ごく普通の恋をして、ごく普通に結婚したい……』
そのささやかな夢は、きっと叶う事はないだろう。
それでも、幼い頃から夜空を見上げてはささやかな幸福を思い描いていた。
豪華絢爛でも政略的でもなく、愛する人と慎ましやかに暮らす、ありふれた幸せを。
しかし。
フローラは小さな吐息と共に、隣に横たわる男の髪に指を伸ばす。
辺りは深い闇に包まれてはいるが、時刻は夜と言うわけではない。
いや、本当に夜半なのかも知れないが、陽の光の届かぬ地の果てでは、正確な時刻を知る事など出来ぬため、一行は疲れを感じるまで歩き続け、そして休息と仮眠を取る事を繰り返していた。
今から挑む相手は、魔界の王者たる強敵で。
成りゆきとは言え、世界に平和を導くために戦っている。
「思えば、人はあまり経験しないような事をたくさん経験して来たわね……」
闇の中での微かに囁いた瞬間、フローラの指に大きな指先が触れる。ティルさん、と瞳を見開くフローラに、青年の瞳は静かに彼女の姿をとらえた。
「辛い思いばかりさせて、悪かったと思ってるよ……。君からごく当たり前の幸せな人生を奪ってしまったようで、本当に悪い事をした…………」
その言葉にフローラは首を振るう。結婚した直後は慣れぬ旅と戦闘と、そして妊娠のための身体の不調に苦しみ、生まれたばかりのわが子とも引き裂かれ、十年もの年月を石にされて身動きも取れず、子供達の成長も見守れずにいた。それでも。
「私は幸せよ、ティルさん」
その言葉に、偽りなどない。運命のあの日、ティルが差し伸べてくれた手を取った瞬間から、フローラを取り巻く世界は一変して波乱万丈なものと化したが、それは決して不幸な事などではなく、むしろ。
「あのままサラボナから出る事がなければ、きっと一生体験出来ない事ばかりですもの。辛い事もあったかもしれませんけど、それよりもずっと……私、楽しかったわ。あなたと共に歩めて、良かった」
ごく普通の幸せではなかったけれど……むしろ、ごく普通の幸せではないからこそ。きっと他には誰一人として味わえない程の目まぐるしい日々と、新たに開けて行く未来とはとても輝いているようにも見える。
「普通の幸せな人生も素敵だけど、普通じゃない幸せな人生はもっと素敵だわ」
普通の人生にはない、楽しい日々だったから――。
今は、普通ではなかった日々が、とても大切な宝物でもある。
END.
ss乙!
やっぱり乙女なフローラは良いなぁ。
あのーフローラファンさんがビアンカスレ荒すんですけど引き取ってもらえませんか?
<<フローラの良いところ>>
@か弱い女ぶってぶりっているけど意外と恐妻なところ
A影で家族への愚痴を言うところ
B結婚後、健気で純白な正妻ぶろうとするところ(男好きのヤリマンビッチに関わらず)
>>269 荒らしは同士では無いので煮るなり
焼くなり好きにして結構です。
萌えスレを荒らす筋違いはν速厨でしょう。
それより折角遊びに来ていただいのだから何かネタを置いていってください。
572 :
井戸魔神F:2011/08/13(土) 00:35:12.84 ID:6m3XXOck0
>>570 向こうにもいたなお前!
≪フローラの良いところ≫
@イオナズン
Aベホイミ
B義援金
C水の羽衣
D神秘の鎧
>>570 ID KQytHG1h0は荒らしということで通報しました。
純白の花嫁フローラ萌え♪
そういえば白戦士さん、そろそろ投下しないかなぁ‥
575 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/08/13(土) 09:02:33.85 ID:ceF7NROl0
おいおい、フローラといえばドラゴンスレイヤー英雄伝説2のヒロインで
箱入り娘の萌え萌えお嬢様なのに様々な武具を着こなしては
主人公のアトラス王子をはじめとする仲間たちと共に
最前線で魔物の大群を相手に戦い抜いた英雄の一人じゃないか。
576 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/08/13(土) 09:10:49.40 ID:XjrqxdW90
フローラ好きだよ。性格も容姿も
当時小学生だったけど、フローラとビアンカどっちにするかすごく悩んだ思い出がある
結局どっちも試した
フローラは俺の嫁。
それで全て解決!
578 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/08/14(日) 19:18:24.67 ID:ergzLagg0
>>574 主人公ネクストも見たい
白戦士は次の昼ドラの内容次第なんじゃない?
579 :
は井戸N:2011/08/14(日) 21:21:39.94 ID:Y0XVsM7y0
風呂オーラ
フローラは完全にお嬢様なのがかわいいです〜初めてのプレイから純粋な好みからフローラを選んだのも、いい思い出である。
(今もフローラ一択)
581 :
井戸魔神F:2011/08/15(月) 21:39:54.47 ID:v4CMwlRi0
いたストは黒歴史
いたストフローラいいだろ
本編フローラの方はぶりぶり媚びつつもスライムを馬鹿にした後に慌てて誤魔化したり
突然キエーと雄叫びあげたりじいさんに辛辣な言葉浴びせたりアンディと主人公を股かけしたり
親に当たり前のように贔屓されながら実姉スルーでそのくせ影で親の愚痴言ったり
主人公に偉そうな説教や実家の影をちらつかせて脅したりとたまに腹黒本性見せてきて怖い
いたストくらい分かりやすく突き抜けているのは裏表ない感じで逆に好印象
さり気なく本編のフローラを叩いてる馬鹿嵐はスルーして‥
本命フローラに声をかけると、
「私は守ってもらうことしかできない女ですのよ。それでもいいの?」
やべーかわいいー!フローラかわいいーーー!!
そこで「はい」と答えても、もう一度「本当にいいの?」って言われます。
ああ…不安なんだね、フローラ。
だって主人公と知り合ってまだ少し。お互いのこともよく知らないのに…
自分も主人公がいなければ幼馴染のアンディと結婚していただろうことを考えると幼馴染ってのは最強の伏兵。
これで不安に思わないほうがどうかしてます。
でもそこを情熱を持って何度も説き伏せて、フローラに結婚を承諾してもらいます。
さ、フローラとの結婚が決まりました。
「そうと決まったらすぐに準備をしないと!」
と、用意に連れて行かれるフローラ。
「私も手伝います」と気配りのビアンカ。
女の子はこういう気配りをしたらポイント高いのか…。ちょっと勉強になった。
決まったら即結婚です。
これはあくまで一個人の意見ね。
本編におけるフローラは公式ではビアンカが嫁になるのも相まって、魅力を表現しきれていないと思う。
お金持ちのお嬢様だけど芯は強く、優しい性格なだけにもったいない。
もしFFやファイアーエムブレムみたいな他ゲーム、昼ドラやスイーツ向けドラマならもっと魅力を出し切れて、アンチも減ったかもしれん。
アンディもイケメンなのに扱い悪いしね。
主人公の嫁にするにしても主人公との接点や好きになっていく心情を増やして欲しかったなあ。
正直言って公式とか掲示板での嫁論争とか
全く興味が無い。
萌えとかキャラクターのファンに成るとかは、個人の主観であって自分の場合、公式や掲示板でのレスでは無いということだ。
だからして“公式では”とか“アンチ”がとかのレスは自分からしたら「はあ?」と言うしかない。
まあ。萌えレス以外は(アンチ以外のウンチクも)自分からしたら雑音に過ぎない。
フローラに萌えるから萌えると言う。ただそれだけの事である。
私は守ってもらう事しかできない女だってフローラの計算高さがよーく出てたよねw
主人公怒鳴りつけたりきつい事言ったり強力魔法どんどんぶっ放す女のどこが守られる事しかできないのか…。
本当にか弱い女性なら自分から守られる事しかできないなんてぶりぶりアピールはまずしてこないしな。
だいたいフローラが本当にビアンカの事を気遣っているのなら大勢の前でビアンカの気持ちをばらした上で
自分の気持ちは曖昧なまま選ばれた普通に結婚したりなんてできる訳がない。
自分は主人公とアンディどっちが好きなのかも示さないまま他人の気持ちをばらして
選択前には私は守られる事しかできないのとか弱い女アピールで庇護欲を刺激し
自分が選ばれたら気持ちがばれた上でふられるビアンカの事なんて全く気にする事もなく普通に主人公と結婚、
選ばれなかったら選ばれなかったで最初からアンディが好きだったのという顔してあっさりアンディと結婚。
これがフローラが計算高いずるい女と言われる所以。
DSでは主人公に自分から好きだとはっきり告白した姉をガン無視というのも加わる。
自分だけちゃっかりキープがいて別に選ばれなくても父が強引に開いたイベントだしで済むポジション。
大体ビアンカを嫁候補にという申し出をルドマンがあっさり承諾したところから
強引そうに見えて実は話をちゃんと聞くというのが分かるのに
無茶苦茶なイベントも口ではいやいや言いながら結局はその流れに便乗。
影で父が強引で困ると都合の悪い事は全部父親のせい、姉が差別されていても気にも留めなかったり
傷ついている老人には大事なものを持って油断していたのが悪いと余計追い詰めるような事を言っている辺りからも
フローラには本当の慈悲なんてものはなく絶対自分は損をしない役回りにつきながら
いかにして自分1人が美味しい想いをするかを常に計算しているようなカマトト腹黒女という事が分かる。
フローラ萌え まで読んだ。
テルパドールあたりで聞ける「旅をしてしばらく経つのに
いまだにあなたにドキドキする」みたいなセリフが好きだ。
>>586 ID:UCWuypmR0は荒らしという事で通報しました。
589 :
井戸魔神F:2011/08/17(水) 00:45:51.88 ID:Ws7Hu1I60
>>586 ID:UCWuypmR0はスルーされたくなければ長くても10行以内にした方がいいぜ!
590 :
井戸魔神F:2011/08/17(水) 00:47:01.54 ID:Ws7Hu1I60
フローラ萌を語りましょう!フローラの良妻賢母ぶりには、ほのぼのします。
フローラです!
容姿がまず主人公とお似合いだし、
一歩引いた感じが可愛いし……とにかくフローラです!
初プレイしてから10年以上経ちますがフローラ一筋です!
嫁にするならやっぱりお嬢様。
良妻賢母型の「おしとやか」なイメージ ...... 清楚で良い♪
最初に一言。
「住み分けをしろ!」
フローラの真骨頂は結婚してからだな。
朝起きて
「おはようございます。あなた…」
って美人妻から笑顔で言われたらと思うと…‥
ゲホンゲホン。
独身者にはこの良さが分からないかもしれないが‥…
いつまでも主人公に「ときめいている」フローラに自分はときめきます。
こんなスレあったんだ…!
フローラは普段しとやかなのに影でこっそり踊ったり、照れながらお茶目なこと言ったりするからかわいい
フローラ、ステキじゃないか。お嬢様だけど、我が強いわけでもなく、楚々として万事控えめで、大事に育てられてきたであろうに、主人公のためなら一緒に危険な旅に旅立てくれる、いや、もうロマンだし、かわいいー。
深窓の令嬢 といいますと白いワンピースでピアノを引いているという…
絵に描いたようにフローラのイメージにぴったり。
そんな箱入り娘が愛する主人公の為に危険な冒険をするという…
もう‥ねぇ‥それだけでも‥萌えるしかないというか‥‥
598 :
井戸魔神F:2011/08/20(土) 20:24:33.38 ID:3DAwbB2K0
嫁がフローラだと親子イオナズンが可能!
もう14年前か。少し時期を遅れてDQ5を始めたのは。
周りは全員ビアンカを選んでいた。
当時は何か、無言の圧力があった気がする。
それでも自分はフローラを選んだ。理由はよく覚えていない。
単に周りと同じが嫌だったのか、それともお嬢様キャラが好きだったのか。
ただ「攻略に有利だから」は絶対無い。
当時は情報が手に入らない環境だったし、他の人のプレイを観ても髪の毛が金色だったし…
イブールを張り倒して、フローラを取り戻した時は格別だった。
その後、子供たちに絵本を読んできかせる彼女の姿を妄想したものだ。
ラスボス戦では、娘とのダブルイオナズン(山彦含めてトリプルイオナズン)で
大活躍したことを覚えている。息子? ……確か活躍してたかな?
嫁娘のダブルイオナズンいいよな
この二人がパーティ入ってると大抵の雑魚戦が一瞬で終わるw
601 :
井戸魔神F:2011/08/21(日) 09:45:18.71 ID:46Mn0IVt0
フローラは会話がエロ可愛くて好きだ。
何周も何周もひたすらフローラと式を挙げた(その前に必ず親父に告白)。
男のゲームである。いろんな意味で。ゲーム中のセリフにもあったが、女はその夫によって人生が変わってしまう面が大きい。
それでもなおフローラが「あなたと結婚して本当によかったと思ってる」といわせるだけ、女にほれられる主人公はとてつもなくすごい男だと思う。
FFWおいて、悪役であったゴルベーザが月の民のフースーヤと協力して「W(ダブル)メテオ」という大技を繰り出す印象深いシーンが記憶に残る。
次リメイクが有るなら同じ会社だしFFの良い点は真似して欲しい。(イベント技でも良いからフローラ編の特典として)フローラと王女なら、さしずめtwinイオナズンか?…
ゲマ戦とか燃える展開に成るのでは?
王女「ハアハア‥‥‥お母様。あれを使うわ」
フローラ「ええ‥良くってよ」
ゲマ「ホホホホ‥何を無駄な事を‥‥」
主人公「フ、フローラ!?」
フローラ・王女「「twinイオナズン!!!」」
ゲマ「な、な、なに!?イオナズンの同時攻撃−ーィッ!!!」
605 :
井戸魔神F:2011/08/23(火) 19:40:16.39 ID:B5Stsvi80
>>605 釣られてやるよ。
ゲマ(2回目)
ステータス
HP
4000
MP
∞
攻撃力
305
守備力
245
素早さ
75
行動
通常攻撃、メラゾーマ、はげしいほのお、かがやくいき、やけつくいき
耐性
弱点
マホトラ系
やや有効
メラ系、ギラ系、イオ系、デイン系、炎系
無効
その他ほぼ全部
メタル系と違って無効に成る訳ではない。
FFWの(ダブル)メテオも耐性無視のイベント技で9999のダメージだったはず。
フローラと王女のtwinイオナズンも呪文の同時発動による効果で攻撃呪文耐性無視の大ダメージとか理屈は後からつける事は可能。
607 :
井戸魔神F:2011/08/23(火) 21:39:18.87 ID:B5Stsvi80
ダブルイオナズンも良いけど。
某ダイの冒険では無いがフローラ=メラゾーマ。王女=マヒャドでメドローアも良い。
どちらにしても勇者の価値が薄いXではミナディンより青髪ファミリーアタックの方が相応しい。
他のシリーズと違って人間キャラのメインは家族だし連携攻撃呪文とかは入れて欲しいよなぁ…(家族の連携攻撃でマダンテ発動とか…)
主人公「さあ!僕達家族の絆をみせる時だ」
フローラ「ファミリーアタックよ」
王子&王女「「はい」」
ゲマ「ホホホホ‥忌々しい勇者の一族ですねぇ」
後やはりラスボスはフリーザ‥いやゲマ様の方が相応しいと思う。
ラスボス戦で一人生き残ったとき、メラゾーマ連発でボス撃破してから完全に惚れました ...
じゃなくて、可愛いから。
ステータスとかそんなものはどうでもいいですホントに。
Bボタンでフローラと会話するのが楽しくて仕方ない。
しとやかさの中に時折見せる芯の強さと可愛らしさにメロメロになった。後で他の嫁でもプレイしたが、大神殿での石像姿を見て胸がかきむしられるような思いをしたのはフローラだけ。愛してる〜!
ラスボス戦で一人生き残ったとき、メラゾーマ連発でボス撃破してから完全に惚れた ...
じゃなくて、可愛いから。
ステータスとかそんなものはどうでもいいホントに。
Bボタンでフローラと会話するのが楽しくて仕方ない。
しとやかさの中に時折見せる芯の強さと可愛らしさにメロメロになった。後で他の嫁でもプレイしたが、大神殿での石像姿を見て胸がかきむしられるような思いをしたのはフローラだけ。愛してる〜!
あーあ、ワロタw
ヤバい、フローラ可愛い。お風呂入ったらせっかくだから私も…のあと、
「あーっ! 気持ちいいですわー!」
なんかすごい面白い。可愛い上に面白いとか最高だな
やっと回復したか……
結局フローラしか選べないナイスな自分自身に対してワロタw
614 :
井戸魔神F ◆Tny1JrNujM :2011/08/30(火) 20:46:39.38 ID:+2JpcVje0
風呂於裸
3人の嫁の中で一番会話が面白い。
616 :
■青:2011/08/30(火) 22:45:34.44 ID:UnmS1KvHO
明るい日射しが照りつける午後、馬車の中で休息を取るグトラスは掛け布の中、うとうとと眠りに落ちているようである。
その様子にフローラはうっとりと目を細めていた。
彼が、彼女を結婚相手にと選んだのはつい数日前の事である。富豪の一人娘として育ったフローラが、旅人であるグトラスに共について行く事を決めたのは結婚式の夜の事で、その翌日から二人は
仲間達と旅を続けている。
旅慣れないフローラをかばうグトラスは余計に体力を消耗するのだろう、それはフローラにも伺え、グトラスの負担を増やすばかりの己がもどかしくもある。
一方で普段は口数少なく、無愛想でどこか冷たい印象のあるグトラスのさりげない優しさは、フローラの胸を暖かく満たして行くのであった。
??愛しい……。
グトラスとは出逢って間もない。だが目が合った瞬間から不思議なまでに懐かしく、心が動かされてならなかった。一目惚れと呼ぶのだろう、その恋が叶うなどとはフローラは夢にも思わなかった。
だが、今は現実に彼はすぐそばで無防備に眠っている。初めて覚えた恋心、ただグトラスを想うだけでも幸せで、彼が大切に扱ってくれている事を実感するたびに幸せで、こうして共に生きていけ
る事が……何事にも変え難い幸せである。
暖かな幸せに満ちたフローラがまどろむグトラスに触れた時、野生動物の如くに鋭敏な彼は瞬時に身を起こした。
フローラはグトラスの眠りを妨げてしまった事を微かに後悔し、そして異変を察知し素早く覚醒する彼の身のこなしには、片思いの相手を眺めている少女のような羨望すらも覚え、胸が高鳴る。
寝ぼけ眼のグトラスは、普段の彼の鋭さとは打って変わって少年の如くにあどけなく瞳をもたげてはフローラの心にさらなる揺さぶりをかける。淡い青を基調とした柔らかな布地の上で瞬き、見つめるフローラの姿に安堵したかのように再び瞳を細めた。
「………………夢を、見ていた」
独り言のように呟くグトラスの髪に、フローラの白い指先が踊る。無意識のそれは、グトラスがあまりに愛おしく……一瞬あまりにも危うく見えたせいか?
「フローラが、俺をずっと抱きしめていてくれた……フローラに、包まれているみたいだった」
独り言のように言葉を紡ぎながら、グトラスは髪に触れていたフローラの指先を強く掴む。
彼の行動は予測の出来ない事であった。どちらかと言わずともそっけない印象で、グトラスの方からフローラに寄り添う事はほとんどないのだから
617 :
■青:2011/08/30(火) 22:47:24.62 ID:UnmS1KvHO
驚きを隠せない。ただしそれ以上にグトラスに望まれる事が嬉しくもあるのだが。
「俺はずっと、フローラを探していたんだと思う。青い空、青い海を見ていると気持ちが落ち着くように、フローラを見ていると安心する……フローラの姿が見えないと不安で仕方がない」
グトラスが弱音を吐く姿は、見た事がない。常に張り詰めた様子の彼は、過酷な境遇に切ないまでに真正面に立ち向かえる程に強く、それがフローラの気持ちをさらに惹き付けずにいられない。
壊れてしまいそうな程に、危うくて。
「これで寝ていると、いつもフローラがそばにいてくれるように感じる……」
呟くグトラスは、柔らかな薄青の布地にくるまる。そう言われてみれば、フローラの見る限りでは彼は眠りにつく時にはいつ
もそれに包まれている。
「でも、フローラと出逢う前から青い色が好きだった。きっとずっとフローラを探してた……」
心地よさそうに瞳を閉ざすグトラスに、フローラも彼の指を強く握り返した。フローラ自身は、青みがかった不可思議な髪の色をあまり好きではなかった。しかしグトラスにそう言われると、他に見かけないその色合いであることが嬉しくさえ思え…
…自然と柔らかな微笑みを浮かべた。
「やっと出逢えた……もう、探さないで済むのか………?」
「ええ。私は、ずっとあなたのそばにいますわ。グトラスさんの事、愛してますもの」
グトラスの頬に唇を寄せ、小さく笑う。彼に抱き寄せられ……この上ない幸せに、フローラも瞳を閉ざした。
引き裂かれる運命を、まだ知らずに。
END.
ss乙主フロ最高!
主フロの場合色々脳内設定出来るのが良いな。
白薔薇の花言葉は、「尊敬・純潔・約束を守る・私はあなたにふさわしい」
理想の花嫁フローラに相応しい。
621 :
井戸魔神F ◆Tny1JrNujM :2011/09/02(金) 22:47:02.84 ID:icqKdYmq0
キレイなバラにはイオナズンがあるのさ!
セーブデーターが全部フローラなのは俺様だけだろう。
甘いな‥
初回SFC版から今の今まで自分はフローラしか選択したことがない!(他嫁は一回も無い!キッパリ)
次は他の嫁でプレイをと想ったりするのだが‥
どうしてもフローラに成ってしまうんだよなぁ‥‥
主人公は自分なんだから好きな娘(フローラ)を選ぶのが当たり前だろ
ほかの娘には恋心がわかないんだよな・・・
遅ればせながら、SSお疲れさん。
何か運命的なものを感じるね。
次のリメイクでは、石化回避ルートでも 作ってもらいたいなあ。
>>626 少しは時間出来た?
そろそろ何か投下してよ。母娘イオナズンネタが前レスで有ったから出来ればそれで‥‥
アンフロならフローラが修道院に行く前アンディがオロオロする図も面白い。
そしてフローラは密かに港で一度会った主人公のことを胸に秘めていたとかの三角関係、修羅場が妄想出来ればGJだ。
>>626 長い間待たせてすまんね。
以前書いた「揺れる青髪」ビアンカ視点の修正版でもいいかな?
あと、面白そうなネタありがとさん。
主フロならヒーロー物、アンフロなら↓
主・フロ・アンの場合
主「本当はアンディさんと結婚したかったんじゃないのか…?」
フ「…リュカさん…」
ア「僕は…リュカさんが憎い!良い人なのは分かっている…!でも…、許せないんだ!」
アン・フロ・スーザンの場合
ス(雨の中で包丁持って)「この薄汚い泥棒猫め!あたしのアンディを返せ!」
フ「アンディ…!もう離れていたくない!」
ア(事故で死んだと思われたり、記憶喪失だったり)「再び出会えた僕達は愛し合わなければならないんだ!」
こんな感じになるかな。
良いんじゃない。
まあ‥アンディは基本的に公式では吟遊詩人風だから、男らしい毅然としたキャラクターでは無く、良く言えば優しく一途、悪く言えば優柔不断で多情多恨的な所が有るキャラじゃないかな。
イメージとしては主人公が戦国武将ならアンディは平安貴族って所か?
後スーザンはゲームではマーニャ風だけどヤンデレキャラにしても良いかもね。
どちらにしてもスレ的には主フロ派が多いはずだから、アンフロメインにするなら、アンディを多少ギャグキャラにしてコメディっぽくしても良いし、
(主人公と会う前とかの話なら主フロ派も文句は言わないだろう。デボラの姉御を登場させるとアンディのキャラを崩しやすい。)
修羅場風にするならフローラや他嫁をsageると、また何かしら湧いてくるかもしれないからアンディやスーザンを使って一触即発から上手く大円団にするか落とし話にしてもいいかも‥‥
どちらにしてもラノベ的なハードな話というより、少しパロディ的なストーリーが良いと思う。
アンディをsageたく無いんだったらフローラの心は実は未だに主人公に有り、アンディがフローラを責めるというより、自分自身の自責の念に押し潰されそうに成るところにスーザン登場も面白いかも。
まあ‥今言った長レスはあくまでも自分の解釈&妄想だから白戦士さんは白戦士の書きたい物を書くのが一番良いと想うよ。
アンディってフローラよりもデボラを意識しているかのような発言があるね。
指輪を持ち帰ればデボラも認めてくれるはず、とか。
確かに。
表向きはマドンナのフローラに惚れてる風だが、アンディみたいなMッ気が有る男は内心は小魚の一人だったという事は十分ありえる。
フローラタイプは薄幸病弱で明日をも知れぬ命とかいう演出でも良かった気がする。(結婚を急ぐ理由付けにも成る)
出産も危ぶまれるが、ジャミ戦で勇者の子孫の力が覚醒した時全快とか……
実は自分の脳内演出ではそう成ってる。
フローラと主人公(自分)のラブラブ二人旅でクリアーした。
まあ、レベル上げとかで時間が掛かりプレイ時間がとんでもない事に成ったが‥‥
ビアンカ「花嫁選びの前日、あたしはリュカと婚約した。一方、フローラさんとアンディさんは教会へ行った。あたし達は2人が気になり、後を追ったわ。」
〜眠れない金髪10〜
まだルドマン達はたどり着いてない。
教会の職員の説得に手間取っているのだろう。変装した甲斐があったという事だ。
リュカとビアンカはフローラとアンディに見つからないように、念の為にこっそり2階席から入った。
礼拝室には修道服を着たフローラとアンディが話し合っている。
「あの2人も僕達と同じ方法で忍び込んでたんだね。でも、何してるんだろう?」
「ここからじゃ聞こえないわ…。下に降りようよ。」
リュカとビアンカはこっそり下に降り、物陰に隠れて様子を窺った。
「キース♪キ・ス♪キッ・ス〜♪ん〜ちゅっ♪」
ビアンカは両手を握り締め、小さく振るう。顔は目を閉じてキスする真似をし、恋愛の演劇を見るような感じで喜んでいた。
「神様に見守られての告白かな…?
ロマンチックだな。美男美女の2人にはピッタリだ。」
リュカも2人の様子を安心して見ている。
リュカとビアンカの願望通り、フローラはアンディにキスした。
「キャーっ!!チューしちゃったよリュカ!しかもフローラさんからだよ!?」
ビアンカはいよいよ興奮してきた。リュカは慌ててビアンカの口を押さえる。
「しーっ!静かに。きっと、フローラさんのくすぶってた思いが爆発したんだろうね。
静かに出来るなら、もう少し近くに行ってみる?」
口を押さえられたまま、ビアンカは頷いた。
幸い、フローラとアンディはキスに夢中だったので、気づかれていなかった。
リュカとビアンカが近づく間にも、フローラとアンディのやり取りは続いていた。
しかも、フローラは儀式に使うワインで酔っている。
「身体が渇くのよ…。」
「…あなたの愛でなければ潤わないのよ!!」
「フローラ、神の意志に従うんじゃなかったのか!?」
リュカとビアンカは会話がハッキリ聞こえるギリギリまで近づいた。
フローラが迫り、アンディが動揺しているのが分かる。
「従っているわ。リュカさんに会うのも神の意志なら、
修道院に入る前にアンディを好きになったのも神の意志だわ。」
フローラは帽子、ベール、ウィンプルを外し、まとめていた髪も解く。
美しい青髪が風に舞う様に、フワッと降りた。
「すっごい理屈ね…。お嬢様の考える事って庶民には分からないわ…。」
〜眠れない金髪11〜
「ああ…。しかし、何故か説得力はある。アンディさんへの思いがそうさせるのだろう。」
リュカとビアンカは見つからないように注意しつつも、完全に見とれていた。
「何故なんだ…?分からないよ。」
「アンディく〜ん、それはまだ君がお子ちゃまだからよ〜。」
「…アンディさんって、君と同じ21じゃなかったっけ…?」
「ほほほ。リュカく〜ん、女の子の心はみんな男の子より年上なのよ〜♪」
「はいはい…。」
ビアンカはすっかり楽しんでいる。
「私も罰を恐れない!私にとっては、好きな人と一緒になれない方が罰なのよ!」
「フローラ…!」
アンディはフローラを抱き締めた。
「主よ、今から私達は自分の信じた道を歩みます。
それが悪というのなら、いかなる罰も受け入れます。」
フローラは祭壇に祀られている女神像に決意した。その瞳は強く輝いている。
「ちょっとやだ、カッコいいわフローラさん…。
大人しそうな顔して、意外とやるわね。」
「これでもう安心だな。ただ、駆け落ちするなら2人で止めよう。」
「そうね。明日、あたし達が事情を話せば済む事だしね。」
リュカは満足していた。自分がした事で、小さな幸せを守れた事を。もし、ルドマン達が今の場面を見ても、堂々と2人の味方が出来る。
いや、是非見せたい!身分を越えた愛はこんなにも素晴らしい物だと!
リュカは確信し、ビアンカを優しく抱き締め、目を閉じた。
修道服の上からでも、ビアンカの優しい香りと温もりが伝わる。
リュカはフローラとアンディの愛と共に、それらに浸っていた。
「ちょ…、まさか、やだこんな所で…!」
だが、ビアンカは慌てて動揺した。顔は赤く染まりつつある。
「いいじゃないか…。僕達も幸せをお裾分けしてもらおう。」
リュカは目を閉じたまま更に抱き締める。
「馬鹿馬鹿、何言ってんのよ。あれ、あれ!ちゃんと見てよ!」
リュカが目を開き、ビアンカを抱く手を緩めると、リュカとビアンカには信じられない光景が展開されていた。
フローラがアンディの上着を脱がし終え、ゆっくりと床に落とした。
「抱いて、アンディ…。」
「ああ。フローラ、僕達は一緒に神の試練を乗り越えなければいけないんだ!」
アンディもフローラの上着のファスナーをゆっくり下ろす。
白く美しい肌が肩から徐々に現れ、アンディの肌に吸い寄せられていった。
「しまった…!こうなる事は予想出来たはずだ…!」
〜眠れない金髪12〜
リュカの満足気な表情は先程とは打って変わり、苦痛とも言える後悔に満ちていた。
「どうしたの?そりゃあ、あたしもビックリしてるけど…、大丈夫よ。
女友達とラヴシーンがいっぱい出る演劇だって何回も見に行った事あるし…。」
ビアンカは悔しさで動揺するリュカをそっとなだめた。
「違うんだ。もっと酷い事が起こるから…、止めなきゃ。今ならまだ間に合う!」
リュカは身を乗り出そうとした。
既にフローラとアンディはお互いの全てを晒している。
「ちょっとリュカ、何で止めるのよ!?」
ビアンカはリュカの腕を掴んだ。太く力強い腕をビアンカは細腕で精一杯しがみつく。そうでもしないとビアンカは弾き飛ばされそうだったからだ。
「こんな所をルドマンさん達に見せる訳にはいかない…!」ビアンカはハッとした。確かに先回りしたとは言え、いつルドマン達が入って来てもおかしくはない。
溺愛した愛娘が自分が認めていない男に奪われ、その愛しき身体を目前に晒され、火照らされる。
しかも、サラボナで最も神聖な場所でだ。
ビアンカは花嫁の父親の気持ちは分からない。しかし、女友達が結婚した後、その友達の父親が哀愁を漂わせる場面を何度も見てはいた。
きっと、家族の絆を引き裂かれたり、擬似的な恋人を奪われたとかなのだろう。ビアンカはそう解釈していた。
しかし、ビアンカはしばらく考えた後、リュカの手を握り締めた。
「見てもらうのよ、ルドマンさんに。
そしてここで起きた全ての光景をリュカに見て考えてもらいたいの!」
リュカの身体に衝撃が走る。
「な…、ビアンカ!自分が何を言ってるのか分かってるのか!?
これは、君が好きな恋愛のお芝居じゃないんだぞ!?」
リュカはビアンカの両肩を掴み、力強く揺する。
「違うの…、離してよ!」
ビアンカはリュカの両腕を振り払った。「君はあの2人の行為に興奮してるだけだ。正気じゃない!どうかしてる!」
ビアンカはリュカをキツく睨んだ。
〜眠れない金髪13〜
リュカはビアンカが怒った表情は何度か見ていた。
しかしそれは、幼なじみとしてのじゃれあいみたいなものだった。
今のビアンカは本気である。
「あなたって本当に子供なのね…!あなただけじゃない、ルドマンさんもだわ。」
「こんな時に何を…」
今のリュカにはビアンカの真意が分からなかった。
しかし、その間にも目前の愛の営みは続く。
「ごめん!」
リュカはビアンカを突き飛ばした。ビアンカは崩れ落ちたが、必死にリュカの脚にしがみつく。
「駄目、駄目よリュカ!!」
「離せビアンカ!誰も傷つけちゃいけないんだ…!!」
リュカも必死で振り解こうとする。
「嫌ーっ!リュカにもルドマンさんにも分かって欲しいのよー!!」
ビアンカはリュカの両脚を引っ張り、床に倒した。
「止めなきゃ、こうなったのも僕の責任なんだ…!」
リュカはそれでも力強く起き上がり、ビアンカを払った。
「ああ…、やめてリュカ、お願いだから、あの2人を止めないで…」
ビアンカは必死に手を伸ばしてリュカに懇願するが、先程の大立ち回りで、力を使い果たしてしまっていた。
指先すらリュカに触れず、虚しく空を切った。
だが、礼拝室の正面の扉は開かれた。
「…!」
「…!あ、ああ…!」
ビアンカは安堵し、リュカは目の前が真っ暗になった。
「お、恐れていた事が…!!」
ルドマンは絶望して膝を床に着き、
「フローラ、あなたって娘はそんなにアンディさんと一緒になりたかったのね…!!」
ルドマンの妻であるシャルロットは半ば感動して立ち尽くしていた。
「ふん、焼けぼっくいに火がついたか…。まあ、フローラと小海老にしては上出来ね。」
デボラは両親の後ろで微笑み、冷静に妹達を見つめていた。
「アンディ、好きよ!」
「フローラ、もう離さない!」
それぞれの思いが交錯する中、フローラとアンディは愛し合っていた。
「許さん!ワシは認めんぞ!こんな馬鹿げた事を!あんな頼り無い男に娘を奪われて」
扉が大きく開かれようとした。
「まさか、入ってくるの…!?そりゃそうね。あんなに可愛がってた娘が、自分が唯一認めたリュカ以外の男に寝取られるなんて、最大の陵辱よね。」
ビアンカはリュカを抱えたまま扉の方を見ている。リュカはもう逃げられなかった。
愛し合う男女の光景、ルドマンへの懺悔、ビアンカの強い意志、それら全てがリュカを圧倒して動けなくしていた。呼吸も荒くなる。
〜眠れない金髪14〜
「ルドマンさんは罰を受けなければならないわ。
娘の幸せという偽りの正義の名の下に行った非道に対して。」
「確かに、ルドマンさんはやり過ぎた所もある。でも、これは」
ビアンカの顔に涙が溢れた。
「自分が傷つくのが嫌なら、人を巻き込まないでよ…!半端な覚悟で幸せにしようとしないで…!!」
ビアンカは右腕を離した。
「! メラの魔法!何をする気だ!?」
右腕が赤く光り、
今にも炎が飛び出そうな感じだ。
「フローラさん達の愛を邪魔するなら、あたしが許さない…!…大丈夫。少し驚かすだけよ。」
ビアンカはルドマンが出るのを待った。
しかし、扉からは誰も出て来ない。
ビアンカが注視すると、デボラが身体を張って父を止めるのが見えた。
「2人の邪魔をするのはパパでも許さないよ。黙って最後まで見な!」
デボラの腕が黄色く光る。
「デボラ、何故…!?」
ルドマンは娘の怒りに圧倒され、床に座り込んだ。
ルドマン達の会話はビアンカには聞こえなかったが、デボラがルドマンを止めたのは理解出来た。
「ギラ…!デボラさんも考える事は同じね。」
「…あなた。私もまだ心臓が高鳴ってますわ。夢でも見てるみたい。
でもね、今まで達の為に優しくしてくれて我慢してきた娘が命懸けで愛しあってるのよ。
今度は私達が応援してあげるのが親の役目ではないのかしら?」
シャルロットはルドマンをそっと包んだ。
「おしまいだ…!リュカ君に何て詫びればいいんだ〜!」
ルドマンは子供のように泣き出した。
「あんなに泣くなんて…。本当に恋人を取られたみたいな感じね。
さあ、泣きなさい。もっともがいて、もがいて苦しむのよ!
フローラさんとアンディさんが受けた苦痛をあなたの絶望で洗い流しなさい!!」
ビアンカはリュカを離し、メラも消した。
「ビアンカ…!?」
「…でもね、その痛みを理解した時、あなたは初めて本当の父親になれるのよ。
辛さを知った人間は本当の意味で優しくなれるから。」
ビアンカは泣いていた。正義の為とは言え心が痛んでいる。
アンディが仰向けになり、フローラは彼の上に乗る。
窓から差す月明かりに照らされたフローラは、女神像の様な美しさを 魅せていた。
「綺麗…。あの娘が女神様みたい。背中から翼が生えてるのが見えそうね。」
「ねえママ、あの娘ったら、あんな顔するんだ…。
あんな嬉しそうな顔、あたし初めて見たわ。」
久々の投下乙!
〜眠れない金髪15〜
デボラとシャルロットはすっかり魅入っていた。
「そうね。私も見た事がないわ。ほら、あなたも御覧なさいな。」
ルドマンは渋々見上げた。
2人の愛は頂点に達し、余韻を楽しんでいた。
聖水で喉を潤し、互いの修道服で身をくるんで寄せ合った。
「今頃、子供みたいに笑いおって…。」
ルドマンはもう怒る気力は失せ、哀愁さえ感じられた。
「パパがフローラを愛してるのはあたしも、あの娘も知ってるよ。でも、あの娘はパパを嫌ったわけじゃないからね。」
「知っていたのか…。ワシがフローラの事を…。」
「あたしとフローラが拾わたのもね。パパは親としての愛情から男としての愛に変わっていったのよ。」
「もう、いいのよ。私も知っていたわ。」
シャルロットはデボラを制止しようとしたが、振り払われた。
「あの娘は言ってたよ。
私がアンディと結婚したら、お父様は苦しむでしょう。でも、本当の愛情に気付いて、お母様とデボラ姉様を愛してくれるわ。お父様の愛は家族みんなの宝物なのよ。ってね。」
ルドマンの瞳は再び涙で濡れた。
「フローラ…すまない。やっぱり、お前は優しい娘だ。」
ビアンカはルドマンが何かを悟った様だと感じた。
シャルロットもデボラもルドマンを制止するというよりは、
まるで娘を嫁に出したばかりの夫や父親を子供の様にあやす感じにも見えた。
「…ちょっと、やり過ぎたかな…。…ううん、これで良かったのよ。」
ビアンカはリュカを見た。フローラ達の愛し合う様が終わり、ビアンカの気迫も消えた。
しかし、ルドマンへの懺悔は残っており、リュカは苦しんだままだった。
時々、嗚咽も漏れる。
ビアンカはリュカを優しく包んだ。
「ごめんね、リュカ。でもね、見てちょうだい。」
しかし、リュカは見ようともせず、むしろ顔を背けた。
「もういい!これ以上僕に何をしろって言うんだ!?」
「リュカ…。」
「確かに僕は、あの2人には幸せになってもらいたい。
でも、ルドマンさんも傷つけてまでとは思ってない。
なのに君は何て事をしてくれたんだ!」
「でも、それは…」
「これで満足か!?恋愛演劇の延長で良い事をしたつもりなのか!?だいたい、昔から君は」
その瞬間、ビアンカはリュカの頬を叩き、後ろの襟首を掴んだ。
ビアンカは泣いていた。
「ビアンカ…」
リュカはハッと我に帰った。
「いいから見てよ…」
「ああ…」
〜眠れない金髪16〜
リュカは恐る恐る顔を上げた。
フローラとアンディは愛の余韻に浸っていた。
ただじっと目を閉じ、互いの腕を組んで肩を寄せ合っている。
やがて、子供の様な笑顔で語り合った。
子供の頃に一緒に遊んだ事、将来の事等、取るに足らない内容だが、
見ているリュカまで幸せになれそうな感じが溢れていた。
「ねえアンディ、やっぱり駆け落ちは最後の手段にしましょう。
私、お父様とは話せばきっと分かって下さると思うのよ。」
やがてフローラとアンディは着替え始めた。
「知っているよ。小さい頃に家に招待されたのは今でも覚えているんだ…。」
「私も覚えているわ。私の誕生日は特にね!」
2人は再び修道服に着替え終えた。
「おじさんは僕にね、
『アンディ君は頼もしいなあ!君はフローラの騎士だな!』
って誉めてくれたんだよね。」
「あの時のお父様はとても素敵だったわ…。
今でこそ、あの様になられたけれど、いつかきっとみんなで笑える日が来るわ。」
「ああ、僕は信じる。血の繋がりなんか関係無い。
君のお父さんは世界一素晴らしいお父さんだ!」
フローラはアンディを抱き締めた。アンディもそっと抱き締める。
先程の熱さはは無いが、優しい想いが2人の周囲を包み込む。
「また…明日ね。」 「うん、また明日。」
2人はそっとキスを交わした。
リュカはもう目を逸らさなかった。むしろ、食い入るように見つめていた。
「何だろう…温かい。さっきまで、あんなに恐れてたのに…。
あれ、怖くないのにまた涙が…。
ねえビアンカ、僕…変になったのかな?」
ビアンカも泣きながらリュカを抱き締めた。
「バカ…。変なわけないじゃない!リュカはね、ちゃんと小さな幸せを守ったんだよ!」
「でも、僕は何も」 「あなたがさせたの!
あなたの優しい気持ちが、あたしを動かしたのよ!
もっと自信と誇りを持ってよ!」
「ビアンカ…。でも僕は小さな幸せを守る為に他の人を犠牲にした…」
リュカはビアンカをそっと引き離した。
「リュカ…。それは…」
「結局、誰かを犠牲にしなくては誰かを幸せに出来ないんだよ。
君の気持ちは分かった。でも、犠牲が大きいか小さいかの違いだけなんだよ。」
確かにそうだった。
ルドマンが傷ついた代わりにフローラとアンディは結ばれた。
逆にルドマンが傷つかない結果、即ちリュカとフローラが結ばれればビアンカやアンディが傷つくのは明白だったからだ。
〜眠れない金髪17〜
「確かに、確かにそうだけど…」
「救命時の命の選択と一緒さ。助かる可能性の命を選ぶ。
それは最良ではあっても絶対的な正しさではない…。」
リュカの涙はもう、止まっていた。
「でも、フローラさんやアンディさんが不幸になるのはもっと酷いわ。」
「君は昔から正直すぎる。
プックルを助けた時も、僕達が犠牲になったからプックルが幸せになれたという事なのかな。」
「そうよ。あたし達が頑張ったからプックルを救えたの。」
「でも、本当は誰にも犠牲になって欲しくない…」
リュカが言いかけると、フローラとアンディが礼拝室の扉へ歩き出す。
リュカとビアンカは慌てて身を潜めた。
「さて、2人に見つからない内にさっさと帰るよ。」
デボラは両親の背中を押した。
ルドマンはよろめきながら立ち上がり、シャルロットは夫の肩を支えた。
しかし、大柄な夫を支えるのにはシャルロットの小柄な身体には荷が重すぎた。
まるで千鳥足の様に、2人はふらつく。
「デボラ、あなたもお父様を支えてちょうだい。」
シャルロットは汗を拭き、デボラに懇願した。
「分かったわ。でも、…子猫と小魚をいぶり出してからね…。」
デボラは扉へ振り向いた。
「え?何ですって?ちょっとデボラ!
ほら、あなたもしっかり立って下さいな!」
「何でもない。大丈夫。すぐに追いかけるわ。」
「もう!さっさとしてね。」
デボラは両親を見送ると、ギラの魔法を唱えた。
「妹の裸を見た代償は高くつくよ。」
炎が空中を走り、リュカとビアンカの目前で閃光を放った。
「きゃっ!」
ビアンカはリュカにしがみつく。
「うっ!」
リュカはビアンカの身体を覆うように抱き、後退りした。
「ギラ!?まさかデボラさん…!?」
ビアンカは魔法が放たれた方を見た。
デボラが扉から半分顔を出して、ニヤッと笑い、すぐに去った。
「まさか、バレてた…?」
リュカはビアンカを抱えたまま脱力して床に座り込んだ。
幸い、怪我は無い。炎も閃光も既に消えていた。いや、それで十分だった。
「…誰…!?」
フローラはアンディの背後に隠れつつも、リュカとビアンカを発見した。
デボラの目的は果たされていたのだ。
「まさか、リュカさん…!?」
アンディはフローラを庇うようにして立っている。
「では、そちらの女性はもしかして…」
フローラはアンディの背後から恐る恐る覗く。
「ええ…。あたしよ。」
ビアンカはゆっくりと顔を上げた。
〜眠れない金髪18〜
ウィンプルで頭を覆われても、雰囲気でフローラは分かった。
「ビアンカさん!?どうして…!」
フローラはビアンカの前に飛び出した。
「すみません!」
「ごめんなさい!」
しばらく沈黙が続いた後、リュカとビアンカは先に謝罪した。
「…まさか、ご覧になられたのですか…?」
フローラは顔を赤らめ、再びアンディの背後から恐る恐る覗く。
「ええ…。」
ビアンカは俯いた。
フローラはアンディの胸に顔を埋め、わなわなと震え始めた。
「あなた達は僕達が愛し合うのを覗きに来たんですか!?
それともルドマンさんから僕達の監視を頼まれたんですか!?」
アンディはフローラを庇うように抱き締める。
その表情は今まで見せた事が無い程、怒りに震えていた。
自分の裸を晒されるのは耐えられても、愛する女性だと話が違う。
まして、普通の人よりも辛い決断をして自分を愛してくれたのだ。
その純粋で崇高な思いを単なる見せ物にしたくないと思うのは当然である。
「僕達の意志で、ここに来ました。
あなた達が駆け落ちするのを防ぐ為に。」
リュカはアンディの怒りの視線からビアンカを庇う様に立つ。
「でも、僕達が駆け落ちするにしても、あなた達には関係ないはずだ!」
「そうよ!酷いわ!私…、初めてだったのに…!!」
フローラは恥ずかしさと悔しさを堪えきれず、ついに涙を溢れさせた。
フローラはアンディとのキスは何度かあったものの、本格的な性交渉は初めてだった。
まして、それを知り合いとは言え他人に見られたのである。
さらに、フローラはまだ19歳である。
その恥ずかしさはかなりのものだった。
アンディも初めてだったが、成人した男性故にフローラよりは動揺は少ない。
しかし、毅然とした態度で怒りに身を震わせていた。
「駆け落ちする必要は無かったんだ。
駆け落ちすれば、ルドマンさんは傷付くし、あなた達も故郷を捨てなければならなくなる。」
「純粋に愛し合ってるあなた達に、辛い思いをさせたくなかったのよ。
ただ…、あそこまで愛し合うとは思わなかったわ。」
リュカとビアンカは正直に答えた。
「だったら、外で待っていれば良かったではないですか!?」
アンディの怒りは収まらない。
「確かに、あなた達の愛を見る必要は無かったわ。
でも、ルドマンさんがあなた達の愛を邪魔しようとしたのを、あたしは許せなかった。」
ビアンカはアンディの怒りに怯んでおらず、淡々と語る。
〜眠れない金髪19〜
「どういう事ですか?まさか、ルドマンさん達も僕達が愛し合ってるのを…!?」
「ええ。見たわ。リュカは止めようとしたけどね。
あたしはリュカを抑えて、デボラさんはルドマンさんを抑えてたわ。」
「な…、何という事を…!!」
アンディはビアンカの肩を掴む。リュカは慌てて引き離した。
「み、見られた…!お父様にまで!!ああ…!!」
フローラは泣き崩れて床に膝を落とした。
「あなた達はルドマンさんの反対を押し切ってまで、愛し合った。
あなた達の覚悟はそんな物なの?
何が神が与えた試練よ。罰を受け入れるよ。笑わせないで!」
「でも、ルドマンさんまで巻き込むなんて…!」
「あなた達の愛を邪魔しようとした罰よ。当然だわ。」
「では、あなた達はどうなんですか!?偉そうな事を言って、覚悟はあるんですか!?」
「あるわ。」
ビアンカはリュカの頭を両手で掴む。
「ビアンカ、何を」
リュカが言い終わる間もなく、リュカの唇は塞がれていた。
「ビ、ビアンカさん…!」
アンディはビアンカの意外な行動に驚いた。
泣き崩れていたフローラも顔を上げて驚く。
リュカは何が起きたのか理解出来ず、身を任せている。
「ビアンカ…!」
「いいから、あたしに任せて。」
ビアンカは小声でリュカに囁き、舌をリュカの口に入れる。
リュカは動揺しながらも、ビアンカを抱き締め、舌を入れ返した。
フローラもアンディも呆然とその光景を見つめている。
「あら、もの足りなさそうね。じゃ、これならどう?」
ビアンカは背中のファスナーを下げた。
リュカの手を取り、服の中の自分の豊かな胸に押し当てる。
「ビアンカ…!何もそこまで!」
リュカは小声で囁き、手を離そうとしたが、ビアンカは力強く抑えつける。
「もっと優しく揉んでよ…。そう…。やれば…出来るじゃない…。」
ビアンカは恍惚そうな表情を浮かべる。
「もういいですわ!あなた達の覚悟は分かりました!」
フローラは慌てて止める。
「あら。これからが良い所なのに…。」
ビアンカは渋々リュカの手を外し、服を整えた。
「どうして、そこまでして…!?」
フローラは唖然としていた。
「初めはリュカがフローラさんと結婚して、世界を救うのが正しいと思ったわ。」
「僕も同じだった。でも、ビアンカに会い、あなた達を見て考えが変わったんだ。」
リュカとビアンカはお互いに見つめ合った。
〜眠れない金髪20〜
「本当に愛し合う者同士が結ばれれば、世界を救えなくなるかもしれない。
でも、世界を救う前に幸せにしなきゃいけない事もある。
その代償を受け入れてでもね。
だから、あたしは愛し合うのを見られるくらい構わないわ。」
ビアンカの毅然とした態度にフローラもアンディもたじろぐ。
「自分さえも傷つけてでも通さなければならない信念が、あなた達にはおありですのね。」
「そうよ。世界の平和よりも個人の幸せを選んだんだもの。
あたしには安いもんだわ。」
「強いですね…。ビアンカさん。」
いつの間にかアンディの怒りは消えていた。
「ええ。だから好きになったのかな。
彼女といると、天空の盾が無くても何とかなりそうな気がするんですよ。」
「あ、そう言えば!いつの間に付き合ってたんですか!?」
アンディはようやく気付いた。
「私は初めから気付いてましたわ。
私がリュカさんを選んでも、こうなると思ってましたもの。」
フローラは少し得意気に微笑んだ。
「フローラさん、あなたには本当に感謝してるわ。
あなたが本当の気持ちを気付かせてくれた。
だから、強くなれたの。」
ビアンカはフローラの手を握る。
「私は…あなた達が苦しそうなのを見てられなくて…。」
フローラは照れて俯く。しかし、嬉しそうではある。
「では、花嫁選びではビアンカさんを…」
アンディはリュカを見た。
駆け落ちは出来れば回避したいと思っている。
「もちろん。」
リュカはビアンカの腰に手を回し、身体を寄せ合った。
「だから、あなた達が駆け落ちする必要は無いのよ。」
ビアンカもリュカの肩に頭を寄せた。
「有難うございますビアンカさん、リュカさん!」
「有難うございます!僕達はここで暮らせるんですね!」
フローラとアンディもお互いに抱き合った。
リュカは3人の幸せな表情に満足し、喜びに浸った。
「これが小さな幸せか…。」
だが、ふと、リュカの頭にルドマンの嘆く姿が浮かぶ。
「渋々納得したのかな…?
僕達やフローラさん達の代わりに傷ついたのは変わらない。」
リュカは小声で呟いたので、フローラとアンディには聞こえていない。
「リュカ…。」
しかし、ビアンカには聞こえていた。
この後、リュカはルドマンを傷つけた事や自信を失う事実を知って悩む。
そして、ある事がきっかけで復活するが、それはまた別の話である。
このスレでは(完)。
完結乙!
次回作期待。
個人的には主フロが萌えるが、白戦士さんは最初からアンフロ派と言っていたから、その点は別に良いけど・・・
何かスイーツの匂いがするなぁ。
次作ではデボラを絡めたり、山奥の村の農夫とかも絡めてドロドロ感を極めるのも一つの手か?
今日もストーリーを進めないでフローラとの二人旅を満喫している俺が居る。
648 :
井戸魔神F ◆Tny1JrNujM :2011/09/10(土) 10:43:14.68 ID:b0u5D8wC0
眠れない超サイヤ人
フローラを嫁にしてる俺としてはアンフロ論外なのでNGにしてるが…
アンディにはスーザンがお似合いだと心底思う
アンディにとっての運命の女はスーザンでしょ
650 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/09/10(土) 12:21:21.78 ID:X15HkVBIO
DS版のフローラってドットの出来が酷くてなんかグロいな
斜め移動してる時とか酷い
常に脳内補完している自分にはフローラは最高にしか見えない。まあ、SFCだろうとPS2だろうとDSだろうフローラしか眼中に無いし、フローラしか選ばないけどね。
>>649 詩人と踊り子、最高の組み合わせですね!
で、主人公のお嫁さんはフローラしか考えられません。
おれもアンフロはNGだわ。アンディーにはスーザンだよな。
そして今日もフローラといちゃいちゃしながら旅をしてるぜw
>>991 フローラ
かしこい→計算高く腹黒
口癖「ごめんなさい・・・」→何気に卑屈でうぜえ
常に受け身→受け身で自分の思い通りに事を運ばせるとかこええ
物事の良し悪しの判断が苦手→色んな意味で最悪
苦労を苦労と思わない→苦労知らずの馬鹿
主人公が好き→のはずなのに他の男にも気を持たせる
親が金持ち→せっかく王になるのに他の権力者に上に立たれるとかめんどくせえ
セックス中は人格が変わる→普段はカマトト、本性最悪
なんだ
アンディの肉便器の糞ビッチフローラ選ぶ理由ねえな
>>654 ID:P7wUWHUs0は荒らしということで通報しました(^w^)
俺もフローラはアンディとの方がお似合いだと思うわ
アンディの運命の花嫁=フローラ
と、ビアンカが言ってた
読んでくれた方々ありがとさん。
かつては自分も主人公に重ねてたが、思春期になってからはリュカ一筋になったなあ。
役者になって、ドラマの主人公を演じる感じかな。
アンフロ書いたが、主人公と結ばれるのも面白いと思う。
前にも書いたが、主フロで結婚する場合、主人公とフローラがお互いの恋人との葛藤で悩むシーンが見たかったなあ。
それを乗り越えた時、主フロは更に魅力的なカップルになれると思うよ。
アンディ「どうして!?僕の事が好きじゃなかったの!?
あんな男に君を渡さない!渡すくらいなら…!」
アンディはフローラを押し倒した…。
とか…
ビアンカ「おめでとう、リュカ!フローラさん!」
フローラ「有難うございます。ビアンカさん。でも、ごめんなさい、こんな形になってしまって…。」
ビアンカ「ううん、いいのよ。
リュカ、あたしを振ったんだから、絶〜対幸せになってね☆」
リュカ「ああ。もちろんだ。君には色々世話になったし、感謝してる。」
ビアンカ「じゃ、あたしは先に準備を手伝ってくるわね。」リュカ「ああ、頼むよ。」
その夜…
ビアンカ「許さない…、幸せになんかさせるもんか…、あたしを傷つけた罪は2人で償ってもらうわよ…うふふ…あっはっはっは…!!」
月明かりが射す部屋でウェディングドレスをハサミでジャキジャキ…
翌朝
フローラ「誰がこんな事を…!!」
ビアンカ「まあ、酷い!世の中には、あなた達の結婚に反対する人もいるのね〜。
大丈夫、あたしはリュカのお姉さんだから、フローラさんのお姉さんでもあるのよ。あたしがあなた達を守ってあげる。」フローラの頭を撫でる。
フローラ「ビアンカ姉様〜!」ビアンカの胸で泣く。
ビアンカ「…ニヤリ。」
とか色々と試練を乗り越えて欲しい。
ちなみに前に書いた
>>186とは関係ないよ。あと、他嫁叩きでもないよ。
659 :
役に立ちたい:2011/09/11(日) 00:25:40.47 ID:/xqb1guHO
砂が顔にかかることにももう慣れてしまった――
フローラは空を見上げた。
空は青く雲一つないけれども、ひとたび目線を前に戻せば、前は黄土色の砂ばかりが広がっている。
風が吹くたびにフローラの顔に砂利が当たり、フローラは目をつぶる。
目はつぶるものの足を止めることはない。
その手が愛する人の手につながれている限りは。
「大丈夫かい?」
彼は振り返った。
「ええ、大丈夫よあなた」
フローラは微笑んで返す。
時折思うことは、ビアンカだったらこのように心配されないのだろうかということだ。
旅に不慣れなお嬢様であるから、手をつないで何度も振り返って心配してくれるのだろうかと。
心配が嬉しい反面心苦しくもあった。
――早く旅になれたい。
――この人に心配をかけたくない。
――この人を守れる力が欲しい。
旅に出てからというものの、フローラは熱心に呪文を学んだ。
寝る間を惜しんで家から持ち出してきた呪文の書とにらめっこをする妻に夫は苦笑し、
そんなに気合を入れなくてもとか君のことは守るとか言うのであるが、
フローラ本人に全く納得する様子はなく、むしろ夫に何を言われようと関係ないといった様子であった。
自分が役に立った時に初めて自分を認めようとするほど、フローラは自分に厳しくしていた。
ベホイミだけではだめ。ルカナンを。
マヌーサだけではだめ。ベギラマを。
ベギラマでは足りない――イオラを。メラミを。
敵が強くなるほど彼女の闘争心も燃えた。
自分にはこんなに魔法の才能があったのかと驚くこともあった。
ただの修道女でも、ただの商人の娘でもないこの魔法の才能に本人も驚いていた。
だからこそフローラは神に感謝した。
(この力はきっと彼のために使うように神様が私に下さったものに違いないわ)
そう思うのも無理はない、とフローラは自分を正当化する。
ただの町娘には要らない能力であるから。
旅についていくようになってから使うようになった自分の隠された力――
ルドマンの娘としてだけではなく、フローラという一人の魔法使いとして、リュカという旅人の役に立ちたかった。
「早くあなたに迷惑をかけないようになりたいわ」
「またそんなこといって…」
何を言おうとしているのか、リュカの頬が赤くなる。
「僕を頼ってくれていいんだよ。頼ってもらえると僕もうれしいから」
「ありがとうあなた――、私の手を離さないで下さるだけで私はとても嬉しいのですわ」
660 :
役に立ちたい:2011/09/11(日) 00:29:14.68 ID:/xqb1guHO
「お安い御用だよ」
リュカはそう言ってぎゅっとフローラの手を握った。
「でもほんと、フローラは強いよ」
「絶対に泣き言なんて言ったりしませんわ」
フローラは強気に返したが、リュカが言いたかったのはそこではないらしい。
彼は苦笑して言う。
「僕が近付く前に敵を焼き払ってっちゃうし…本当にフローラは強い。戦う意味で強い。もしかしたら僕よりも」
「まあ。私にはその剣すら装備することができませんのよ。人には得意分野と不得意な分野があるのですわ」
人を励ます時はすらすらと言葉が出てくるのに、その言葉を自分で自分にかけてあげることができないでいる…ということをフローラはわかっていた。
フローラにとって、自分の価値は自分で決めるものではなかった。
誰かの迷惑になっていないか、そして、誰かの役に立っているか、それだけだった。
「ねえ、あなた」
「ん?」
「どんなことがあっても私はあなたについていきますわ」
「それも何回目だよーもう。わかってるよ。僕も君がいない旅なんて御免だ」
その返事を聞いて、右手で彼の手を握り返す。
左手で自分の腹部に触れた。
――この間、船に乗っているとき、気持ち悪くて吐いてしまった。
幸い、船酔いということにしてもらったものの…
今現在、月の物が三か月以上きていないことがフローラにはわかっていた。
もしこのことを告げれば、彼は旅をやめてしまうだろう。
彼の役に立つ。彼の故郷かもしれないグランバニアに必ず着かなくては…
「テルパドールについたら、砂漠に合った服にしなければいけませんね」
フローラはあえてそう言った。
「砂漠だとこんなきつい服では砂で過ごしにくいですわ。ゆったりしたローブのようなものを買いましょう。
あなたも砂除けの、なにか頭からかぶるものと長い腰巻を買った方がいいわ。
砂漠の昼はとても暑くて、夜はとても寒いのですもの…」
ローブなら体のラインを隠すことができる。
フローラは何が何でも隠し通すつもりだった。
このあいだみた地図ではテルパドール大陸からグランバニア大陸へは、ポートセルミからテルパドールまでより明らかに近い。
実際には国に着くまでに山を越えなくてはいけないのだが、まずは大陸へ行くことが第一だ。
「私も商人の娘。あなたに合った装備を選んで差し上げましてよ」
「あはは、頼んだよ奥さん」
リュカは頑張ろうとするフローラになるべくやりたいと言うことはさせてあげようとする。
661 :
役に立ちたい:2011/09/11(日) 00:32:02.37 ID:/xqb1guHO
そういうリュカの優しさもフローラはよくわかっていた。
だからこそ、まるで子供のように、あれができたら次はあれをできるようにしよう、
そんな風にフローラは次から次へと役に立とうとするのであった。
だが、フローラはそれが苦ではなかった。
むしろ、何もしないほうが彼女には苦であった。
火山へ行くアンディを止められなかったこと、
リュカにリングを取ってきてもらってしまったこと…
フローラはそんな過去を苦しく思っていた。
…自分が役に立たないことが歯がゆかったのだ。
この人の子供を産み、母親になれることができたらなんて幸せだろう、と思う。
しかしフローラは母親になる女である前に、旅人の妻であることを強く自分に言い聞かせていたし、腹の中の子にもリュカの旅のために頑張ろうということを毎日語りかけていた。
「あっ。テルパドールですわ」
「本当だ!」
砂漠の揺らめく視界の中にぼんやりと砂の城のようなものが見える。
赤い煉瓦で出来た街並みが見え、近くにはオアシスも見える。
「まずは宿屋に行って、馬とみんなを休ませてあげましょう」
「ああ、そうしよう。君も休まないとね」
リュカはそう言ってフローラの足を見る。
さすがに普通の靴で砂漠は不可能だと思い、急遽旅用の分厚いブーツに履き替えたものだから足がまだ慣れていなかった。
外からはわからないが、リュカには足にマメができていることなどお見通しだろう。
「ありがとうあなた…あなたってよく気が付くのね」
「フローラのことはしっかり見てるから…」
妊娠のことだけは気付かれないようにしなくては、フローラはそう微笑みながら心の中で思うのであった。
FIN
GJ。フィールドのBGMが頭の中で再生されたよ。
やはり、お嬢様だが芯が強いのも魅力的だね。
主人公×ビアンカ(特にリュカという名前の場合)
アンディ×フローラ
が鉄板だよな
リュカという名前でビアンカ以外だと、
違和感と不倫でもしているんじゃないかという嫌悪感
>>658 > 主人公とフローラがお互いの恋人との葛藤
別に5主とビアンカ、アンディーとフローラは恋人ではない。
666 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/09/11(日) 03:34:04.78 ID:akVESEo80
667 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/09/11(日) 17:42:16.88 ID:WZRJxj4u0
風呂桶の裏です
リリアンは入り口ふさいで夜に別荘いけねえ
アンディとあんなことやこんなことしてんだろうなぁ
住み分けが出来ない阿呆は未成年のガキ&臑齧りの学生何だろうが、とっととアク禁にして欲しいな‥m9(・∀・)
それとやはり主フロしか無いでしょうw
主フロ以外だとガン無視で!
青髪ファミリーも良いけど、やっぱり二人っきりのイチャラブモードが一番好きだな。しかしXってつくづく異色作かなぁって想う。
えーと、主フロについて‥自分にとってこの二人は、結婚時は完全な両想いでないというのもアリだと思う。
個人的にサラボナでの出会いで、二人が一瞬にして恋に落ちたというのは無いと。
もし一目惚れするなら、主人公の方で。
当のフローラは急な花婿探しに一目惚れとかそんな余裕は無し。
あっという間に指輪探しが始まり、いきなりビアンカという第二の花嫁候補が現れる。
この時点でフローラはまだ、「主人公はビアンカと結婚するべき人ではないだろうか」なんて思ってたりして。
別に主人公の事が嫌いではない。むしろいい人だと思ってるはず。
せいぜい友達以上恋未満くらいの微妙なライン。
嫁選び前日、フローラは特別思いつめる事も無く、眠ります。アンディの看護疲れもあるかも。
ところが次の日、主人公はフローラを選んだ。
当然フローラは驚くが、ルドマンの考えもあるし、主人公は悪い人でない、むしろ惹かれるところもある。
結婚を了承。
そして、自分の主フロの一番大事な要素として、「主人公とフローラは結婚後の旅の最中に愛を育む」
という考えがある。これがサラボナの出会いでの「出会い頭の一目惚れはちょっと早い説」に繋がりる。
旅をしながら互いに助け合いそして、自分の主フロの一番大事な要素として、「主人公とフローラは結婚後の旅の最中に愛を育む」
という考え。これがサラボナの出会いでの「出会い頭の一目惚れはちょっと早い説」に繋がる。
旅をしながら互いに助け合い、そして自分にとって、相手はかけがえの無い存在だと気付く……。
もー、自分の中の主フロはずっとコレ。
最初、主人公は天空の盾欲しさにフローラ選んだからな
よく三次で一目惚れのバカップルがお互いの幻想が崩れて即離婚という図式が有るが
逆に政略結婚といわれて結ばれた二人が、お互いに辛苦を共にして後世に理想の夫婦といわれる図式も有る。
主フロは後者の典型だな。
>>673 2004の大奥(和宮と家茂)、ラストエンペラーの弟夫妻を思い出したよ。
最初は意に沿わない結婚だったけど、段々愛し合っていく過程が良いね。特に家茂の出陣シーンはもうね…(´Д\)゜;
お見合い結婚とかそんな感じだよね
後から芽生えていく愛って長く続きそうだ
主フロは家茂と和宮というより毛利元就と妙玖の方かと…
毛利元就は家督相続すらしていない一地方豪族から中国地方を統一した名将。
三本の矢の逸話から観るように家族の絆を大事にする逸話が残る智将で主と被る。
妙玖は政略結婚であったが、夫 元就との夫婦仲は良かったとされている。その証拠に当時としてはかなり珍しかったと思われる
「正室」以外の妻、側室を元就は妙玖が存命中は置かなかった。
四十七歳で世を去ったが、元就は後の手紙にも「妙玖が生きていたら」と記しており、典型的な良妻賢母型の女性ではなかったかと思われる。
何となく妙玖はフローラと被る。
和宮と家茂なら配役はこんな感じ?
徳川家茂→X主人公
和宮親子内親王→フローラ
孝明天皇→ルドマン
有栖川宮熾仁親王→アンディ
天璋院篤姫→デボラ
勝海舟→ヘンリー
元々結婚後のお楽しみ要素がフローラのストーリー。
良妻賢母設定は当然といえば当然。
主人公にとっての正妻ははっきりとビアンカですよ
>>679 スレチ。ビアスレに行け。
(論争したいならν速)
ココはフローラに萌えるスレ。
何時いかなる時も自分はフローラしか選択出来ないしフローラしか選べない。
何故なんだろう……
多分運命なんだ。
昔の宝物といえば、ゲームブックに主フロ一家のジグソーパズル。
昔から(SFC)主フロ一筋で主フロの方が自分の想像力をより掻き立てる。
主フロは二人で一緒にいると、幸せが更に大きくなるような、そんなイメージだ。
SFC版の命令聞かないレベル制限フローラは、本当に守ってもらうことしかできない女という感じだった。
そんなフローラが、ジャミ戦での主人公の危機を目にし本来の力に目覚めるという展開が好きだったので、
リメイクでこの設定が無くなってしまったのは少しさびしい・・
でもこのために花嫁を選び直した人もいたのかもしれない。
たとえ戦力にならなくてもフローラを愛し続けられるか?と製作者側から試されていたような気さえしてくる。
言い換えればそういう人にこそフローラを選んでほしいと。
そんなフローラが後に頼もしく成長する様は見ていて本当に感動的(命令も聞くようになるし)
懐古の長文ですみません。
SFC版の初期のNPC設定は有る意味で良い演出だったな‥
「守ってもらうことしか出来ない女」→「主人公の真のパートナー」
みたいに後々の成長を考えると良演出。
実は自分はPS2版でも〜グランパニア迄フローラはA1でやっていた。
ふむ、その発想はなかったわ。今度もう一度PS2版やるとき
おれもフローラはAIでやってみよう。デフォだとバッチリがんばれだっけ?
バッチリがんばれか、いのちをだいじにだったと思う。
初期A1フローラはベホイミを使いまくりLVが低いうちは直ぐMP切れをおこすので注意が必要。またHPも低いので装備の充実は必須。
(そこが町のお嬢様らしくリアルで良いのだが)
但しグリンガムの鞭を手に入れてるのであれば、そこそこ魔物にダメージは与えられる。まあ‥あまり強化せず、ハラハラドキドキ戦闘を楽しむのもフローラ萌えにはたまらない使用だ。
http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1316255194/l50 ほら、仲間たちと早く自分達の巣で暴れてきな
あなた達はもう完全にマイノリティーで悪そのものの存在だから
>14 :名無したんはエロカワイイ:2011/08/05(金) 00:31:23.91 ID:jGQsH7bD0
>DQ5のフローラ
>FFDQ板を追い出されてν速で他嫁叩いてる凋落っぷりに失笑する
>17 :名無したんはエロカワイイ:2011/08/05(金) 22:28:12.95 ID:40fgZtZS0
>少なくとも
>ニュー速に粘着してるという事自体は事実なようだな
>18 :名無したんはエロカワイイ:2011/08/08(月) 13:25:30.15 ID:MdkLKbmI0
>フローラ派の人ってビアンカとか誰かを常に叩いていないと死んじゃう病気なの?
>ビアンカ派がフローラ叩きなんて全くしていない場面でも
>ビアンカとか叩いてフローラマンセー始めるのが多くてうんざりする
>あと原作にはなかった設定を脳内で作り上げたり本編の設定を捻じ曲げた妄想捏造叩きの多さにも引く
>原作にない事を作り上げて他キャラ叩いた上でフローラ褒められても
>フローラ布教になる所か逆効果だと思うんだけど
>19 :名無したんはエロカワイイ:2011/08/08(月) 17:00:24.85 ID:mPiBtTMTO
>もうν速と同人板が主な活動場所ってのが終わってる
>21 :名無したんはエロカワイイ:2011/08/09(火) 01:28:57.32 ID:rgmt9jlT0
>フローラ信者やカチュア信者は活動期間の長さも叩かれる一つの要因になってる気がする
>オリジナル版発売当時から今までずっと暴れてるのは別の意味ですごいと思う
>FF7のWヒロインしかり
>65 :名無したんはエロカワイイ:2011/09/15(木) 21:12:23.16 ID:Czi3wE6X0
>他のキャラを醜い嫉妬や汚い性欲にまみれさせといて
>自分のご本尊マジ天使!とか改悪するな!!111とか狂ってる信者
>よく見ればご本尊も結局はてめぇの都合のいい妄想や性欲処理でしかないというオチ
>大抵は控えめな性格のキャラについてるから性質が悪い事悪い事
>66 :名無したんはエロカワイイ:2011/09/15(木) 21:41:28.46 ID:NxUigTHK0
>フローラのことかー
>居場所がなくなって島流し同然にν速になだれ込んできたのに
>そこですら旗色が悪いフローラ厨w
>>687 ID:pLzQxJuB0は荒らしということで通報しますた。
m9(・∀・)
689 :
願:2011/09/19(月) 06:34:25.74 ID:T3/FVZREO
私とあの方との旅の日々をもう一度。
私とあの方との旅の日々をもう一度――――。
・・・・・
「フローラ!こっちだっ!」
「はいっ!あなた!」
リュカがフローラの手をとって いきなり襲いかかってきた魔物達から逃げる。この若い二人の男と女は結婚して間もない新婚である。
二人はこの世のどこかにいるという天空の武具を唯一扱うことができる勇者を探すあてのない旅の途中。勇者を探すことが母を探す旅に繋がり そしてそれが父パパスの遺言でもあった。
この過酷な旅は新婚旅行とはほど遠いし、ロマンチックの欠片もない。道中で魔物たちに襲われて命を落とすケースだって珍しくはない。
・
・
・
「…ここまで来れば安心だ…大丈夫?フローラ」
「ハァ…ハァ……はいっ」
「すまない…もっとボクがしっかりしないと!」
「いえ……私が―――」
ぎゅっと繋がれていた手がするりと解かれる。
フローラが言いかけた所でリュカが微笑み 優しく頭を撫でた。
「髪…乱れてる…」
「は はい……///(ぽっ)」
どんなに綺麗にリボンで髪を束ねても激しい運動や戦闘で乱れたり髪の毛がはねたりしてしまう。
その度にリュカはその大きな手で優しく髪を梳かしてくれた。それはフローラの大好きな行為の一つであり、しかも梳かした後必ず自分の髪を褒めてくれる。
フローラは五感のうちの一つ、目を閉じてリュカのぬくもりを感じていた。
「………///」
「…サラサラでとっても綺麗だ…」
「………///」
「フローラ?」
「……はい!」
「フフッ、じゃあ行こうか」
ロマンチックの欠片もないというのは間違っているのかもしれない。二人は確実に愛を育んでいた。その様子は仲間の魔物たちまでも恥ずかしくなってしまうものだ。
マーリン「全く…見ちゃおれんわい」
スラリン「でもリュカ、笑顔がすごく多くなったよね!」
ピエール「これもフローラ殿のおかげか…」
旅にフローラが加わることでパーティー内が明るく劇的に変化していった。何よりも旅が楽しいものだと思えるようになった。勿論仲間の魔物たちもフローラの人柄にすっかり惚れ、すぐに打ち解けた。
リュカ自身も気付いていた。フローラと旅をするようになってから危険な戦いは避けるようになった。無理はしないようになった。笑顔が増えた。
復讐の旅から大切な人を助ける旅、守る旅に変わった。それは母であったりフローラであったり仲間たちであったり…。
690 :
願:2011/09/19(月) 06:35:11.07 ID:T3/FVZREO
そもそも復讐の旅なんかにフローラを巻き込みたくはない。
復讐なんかよりも大切な人が隣にいる…仲間がいる。リュカはそれに気付いた。
「町が見えてきましたわ!」
そしてリュカ一行は港町のポートセルミに着いた。ここから世界を巡る船の旅が始まる―――――。
2chの常識でν速厨は自宅警備員のカス9割。萌えスレを荒らすこんな連中は永久アク禁にして欲しいので現在調査検討中。
所でやはりssは主フロが一番良いな。12時間以内に阻止レスが無ければフローラは俺の嫁!異論は認めない。w
フローラしか選択出来ない主人公=プレイヤー=自分がココにいる。良い嫁だ。
正に自分の中の公式=常識だな。
「あなた?」
石化の解けた美しい妻が――十年前とまったく変わらぬ若い姿のままのフローラが、こちらに手を伸ばしてくる。
「どうして泣いているの?」
ああ、自分は泣いていたのか…とリュカはひとりごちた。
昔、自分は泣き虫だった。
サンタローズの洞窟に一人で忍び込んで探検して父に怒られた時、アルカパの幼馴染と一緒に行ったレヌール城で幼馴染とはぐれた時、ベラとプックルと一緒に旅した妖精の国で氷の床で何度も滑って氷にぶつかって泣いた。
父がゲマに焼き殺された時、朦朧とする意識の中で泣いていたのを最後に自分はもう泣かないと決めたのがもう十二年も前の話だ。
ヘンリーと別れることになった時も、親分のほうこそさみしがって号泣きしていたけれどもリュカのほうは涙は出なかった。
次、涙を流す時は、ゲマを倒したときだと決めていたから。
それがどうだ、サラボナで自分の旅の目的を忘れかけるほど美しい人に出会って、
この人こそ自分の光に違いないと彼女を一生懸命守り続けてきたつもりだった。
否、正確には自分が彼女に守られていたのかもしれない。
弱く、脆く、今にも崩れ落ちそうな心を保ち続けてきたのはゲマへの憎しみだけだった…
その一歩間違えば魔物とみなされてしまいそうな心に差し込んできた温かく優しい光、
守っているつもりが深い所では自分の方こそ守られていた。
そんな大切な女性(ひと)は――
皮肉にもこの大神殿で十年も僕たちを見守り続けていてくれたのか。
「フローラ…よく無事で…」
愛しい人は泣いている自分を見て困った顔をしている。
空から舞い降りた天女のようにまばゆい彼女…
桜色のリボンはゲマに攻撃された時に焼け焦げたままだ。
石になって時間が止まったからこそ彼女は無事でいられたのかもしれなかった。
温かく人間らしさを取り戻した彼女の、伸ばした指が頬を撫で、涙を掬っていく。
「あ…」
フローラは涙を流すこちらの腕にぎゅっとしがみついた双子に気付いた。
「あなたたちは…まさか…」
きらりと彼女の瞳に涙が浮かんだ。
「おかあさん…?」
「わかるわ…その目…、リュカさんそっくり、なんて優しい目…」
フローラは床に膝をついて、子供たちに目線を合わせた。
リュカが見下ろす所には青い髪の頭が三つある。
「ユーリ、シェラ…ながいこと放っておいてごめんなさい…」
「おかあさん、そんなこといわないで…」
「おかあさんにあいたくてずっと旅してきたの…」
「私の可愛い赤ちゃんが、こんなに大きくなって…ああ、神様、ありがとうございます」
リュカは静かに涙を拭ったが、涙はとめどなく流れてくる。
フローラが泣いているのを見て、こんな風に彼女が泣くのを初めて見たことに気付いた。
結婚してずっと一緒に旅をしてきたけれども彼女は思ったよりも強がりで決して泣かなかった。
厳しいチゾットの山道でも、寝苦しいテルパドールでも泣くことは無く――
彼女が初めて涙を見せたのは自分がジャミにとどめを刺されかけたあの瞬間だった。
――やめてぇぇっ!
可憐な花のような、眉目秀麗な才女。
何度も彼女のことを天女のようだと思ったことはあったけれども、本当に天女だっただなんて。
――もうその人を傷つけないで!
リュカはその時自分が死にかけていて幻を見ているのだと思っていた。
彼女が全身から放った白い光はジャミを苦痛に喘がせたが、リュカには不思議と懐かしい温かさを感じさせた。
――ジャミ、あなただけはゆるさない…
閃光が徐々に落ち着いてくると、彼女の空色の髪が春に萌え出でた若葉のごとき翠色にきらきらと輝いて、
その瞳は太陽を崇め空を仰ぐ春の花のように紅く見えることに気付いた。
時がゆっくりと流れる白い光の中で、彼女は黄金の竜の姿を背に翠の髪と紅の瞳で神々しく佇んでいた。
やはりリュカは幻だと思った。
天女かと思えば、正義の女神かなにかだったのか。
そこまで考えてリュカは自分がいくら妻にいれこんでいるからといってほめたたえすぎているかなと苦笑した。
どのみち死ぬのなら最後は愛しい妻の姿を見ていたかった――
「おとうさん、かえろう」
小さな手がリュカの服を引っ張る。
娘がリュカを見上げている。
「グランバニアにかえろう」
小さい大魔女はそう微笑んでルーラを唱えた。
「終焉へ向かう恋」
Fin
本スレ荒らしているんじゃねーよ
腐ローラ厨は相変わらずカス以下だな
キャラがカスだと信者もカスしかいないというのは不人気ビッチのフローラ見てるとよく分かるよ
>>696-697 ID:Aaz9odUq0とID:GKV82DKBPは荒らしということで通報しますた。m9(・∀・)
ちょい前から小説転載してるやつがいるな
自分で書いたやつ投下してくれよ
カスキャラの信者だから仕方ない
>>700 ID:GKV82DKBP通報しますた。
702 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/09/22(木) 22:40:00.50 ID:NrZqDj6F0
汚くて醜いフローラ信者を晒しage
各ssGJ!
最近、フロ、ビア、本スレが荒らされたりしているが、負けずに盛り上げてくれい
。
>>699 フローラに萌えられればどーでも良いし興味ねーなぁ。こんな所で喚いてないで、気になるんだったらそのサイトに報告でもすれば?
しかし住み分け出来ないDQN厨二が多いな。
>>693規制依頼をすれば悪質な奴は上手くいけばアク禁に追い込めるがNGワードを二〜三登録すれば被害妄想嵐も気にならなくなるけどね。
所で俺の中のフローラのマイベスト装備は・・・
武器→ひかりの杖
頭→シルクのヴェール
盾→女神の盾
身体→純白のウエディングドレス
足→ガラスの靴
アクセサリー→水のリング
最近は常にこれである。
(この装備はドラクエ5に無いという突っ込みは無しね)
>>702 ID:NrZqDj6F0は悪質な荒らしということで通報したよ。
釣れる釣れるw見てて面白い
流石、民度低いわ。
こんな池沼信者に好かれるフローラかわいそす
>>706 ID:oSJn4eKLOも荒らしということで通報した。
片っ端から通報するので、どんどんレスしてください!
>>699 無断で転載しているんだったら問題だね。
フロファンのモラルが疑われる。
モラルなんて元々ない
それがフロヲタクオリティ!
実質ν速や他スレで暴れてる連中は最近ココにはほとんどレスしてこないけどね。
みなさん!罵倒は気にせず、堂々とフローラ萌えを語り合いましょう。
他スレで暴れてる連中はココにはレスしてこない。それを踏まえてレスして欲しい。
いやぁまた釣れたわ。
ID読めないとか頭悪いww
これがフロヲタクオリティ!
ν速に論争スレが立つ。各スレが荒れる。Xヒロイン関連は昔から無限ループ。
荒らすから荒らし返すのか、愉快犯なのか、日常の鬱プンをはらしているだけなのか分からないけど反応すればするほど
むしろ活発化するんじゃないのかな?
最近は各スレとも、きちんと住み分け出来てる住民と罵り合いや罵倒レスをする住民の区別がはっきりしているような気がするね。
2chなんだから嫌なレスも荒らしもスルーできるスキルがないと何時までも争いが絶えない板になっちゃうよ。
後萌えに関しては千差万別。何々厨だからでは無くて個人だと思う。多分この状況を観て最初に口火を切った奴はほくそ笑んでいるような気がするよ。
確かにν速で論争スレが立たなかったらここまで荒れなかったけど、全ての責任は〇〇厨では無く個人の荒らしだからね。
今回の荒らしで各ヒロインスレの結束がかたくなるといいなー。
ちなみに また釣れたというレスつくと思うけど絶対反応しないんで
皆さんは荒らしスルーお願いします。自分は反論しないで通報することによって 自分の立場を明らかにするだけです。
チラ裏なんで今のこのレスもスルーしてください。お願いします。
■フローラ
青髪美少女
ゲームをプレイして初めて知る事ができるヒロイン
結婚時の年齢 主人公と同年齢
回復呪文 使える
イオナズン 使える
お嬢様
エレガント
何周も何周もひたすらフローラと式を挙げた。選んだのは単純に好みだからと・意外と大胆・劇的な出会いに萌えるのでフローラ派 。
やはりヒロインは自分が好きな子でないと駄目だね。
焼き鳥は未だ死なずか‥‥
再々々リメイクがあれば欲しいフローラの特技&イベント。
ザオリク、ハッスルダンス、マダンテ、精霊の祈り。
最初の出会いで幼フローラとの船内の探検。修道院からサラボナに帰る途中のフローラの誘拐イベント。ブオーンとの絡み。
リメイクならむしろフローラ主役のルートがあるといいな。
結婚はもちろん、フローラがリュカ、アンディを選ぶ形で。
メンバーはフローラ一家+その他イベントで仲間になる4人までで。
要するにキミのSSに忠実な世界を再現してほしいんだねw
多分ゲーム好きならそうなるだろうな。
元々有名ゲームクリエーターは自分で理想のゲームを作りたいという想いから出発した者も多いと聴くし。
ただ。マルチシナリオは主人公=プレイヤーのドラクエの主旨に合うかどうかが問題だ。
後マルチにするならメインシナリオに絡む嫁と主人公以外のヘンリー等のシナリオも作って外伝的なゲームにしたら面白いだろうな。
勿論自分はフローラのシナリオを何回もプレーすることに成るだろうが。
バレたか。アンディを選んだ先のシナリオは東海テレビ制作で、ボタバラ、さくら心中、冬ソナをミックスしたもので。
スレちになるかもしれんが、某ライダーみたいに第3
者による介入も面白そうだ。
結婚イベントでは、フローラと結婚するかと思いきや、わざと彼女に嫌われる行為をし、本当の愛に気付かせてアンディと結ばせる。
メンバーは新キャラ3人+他のドラクエ(ムーン王女がいいな)から連れてきた1人のみで。バパス虐殺や石化を防いでみたいな。
ドラクエ8みたいな等身のフローラと旅するのが夢だから
そんなリメイク商法くるまで死ねないと思ってる
アンフロうぜぇ
清楚なお嬢様のフローラにぞっこんかと思ったら
あっさり踊り子と結婚・・・
アンディの好みはよく分からんな
白戦士さんはカオス的展開が好きだからねぇ。まあ、RPGでは無くギャルゲー風にした方が実現し易そうな気がするよ。
(よくある学園物にしたパロディとか‥好みでしょー?)
パパス虐殺イベント回避に関しては下手すればWのリメイクのロザリー復活イベントが賛否がわかれただけに議論は必要だろう。
(安易な復活はご都合主義で話が薄っぺらく成るという声が有った)
但し2chにもDQ5の女主人公を考えるスレが有った筈。
嫁選択に関しては一部から女性の権利は?って声が出ているのは確かである。まあ、嫁視点のDQ5は以外と面白いかも知れない。
(副題は天空の花嫁だし)
ただフローラに関しては婿をアンディと主人公の選択制にするとアンディサイドのシナリオが少し難しくなるか?
アナザーストーリーとしてアンディ編はトルネコの冒険みたいにお宝探しゲームにしても良いかもしれない。
まあ‥個人的にはアンフロは好きで無いので主フロメインの話に戻すがフローラがルドマンに拾われてから幼少期の父親との船旅。
妖精との冒険や修道院でのエピソードを交えるとフローラ派には喜ばれるだろう。
後石化イベントは無しにして
(もしくは勇者の子孫の力で途中で石化解除でも良い)
イーブルに捕らわれ、そこで主人公が助けにくるまでマーサみたいに救済活動をしていたというシナリオにすれば面白いと思う。
(イメージ的にはスターオーシャン2ndのレナ編、クロード編みたいな感じか?)
最後にメインシナリオは嫁によって差が無いけれど嫁視点で区別化をすればメインの選択肢の意味が明確に出てくるし、また盛り上がると思う。
カジノとかよりストーリーに容量使えよと想うのは何時ものことだが‥‥
長文失礼した。
アンフロが嫌いって…
アンフロがメインの公式でフローラは脇役に本来過ぎないんだけど
フローラ視点で書いたらどうしても明らかにアンディが正統な夫な対象になると思うよ
ひょっとしてギャグで(ry
フロ派とアンフロ派は本来全くの別種で(それどころか最も両立の難しい関係)
そこも住み分けすべきなんだけどね…
そのうち本気で勘違いした人も入ってきそうだ…
>>430 アンフロ派はカオス好きの白戦士を除いてレス見たらどう考えても前から当スレを監視している荒らしだからスルー推奨。
主フロにはときめきを感じるね。
住み分けしたいもんだな
他嫁にしてフローラに会いに行ったら寝とられた気分になった
思ったよりフローラを気に入ってたみたいだ
漆黒の瞳に映し出される、穏やかで幸せな風景――。
バージンロードの向こう側、美しく着飾った少女は、荘厳な雰囲気の中……緊張に微かにその身を強張らせながらも、その表情はこの上のない幸福の中に輝く。
目を閉じ、思い巡らせても……辿り着けない。
記憶の奥、美しくも愛おしい人の眼差しを見出せない。
――独りの夜、君は一体何を思ったのか?
深い哀しみに泣いた日もあったのだろう。
限りない喜びに笑顔を覗かせる日もあったのだろう。
その日々全てを抱きしめたくて……しかし届かない。
運命が二人を引き合わせたのは、つい先日の出来事である。
町は祝福に包まれ、シャンペンが真新しいグラスに惜し気もなく注がれる。
華やかな宴の中、様々な表情を覗かせるその横顔を、夢見るように眺めていた。
これほどまでに美しかったのかと、驚かされる。
まだきっと、知らぬ顔の方が多いのであろう。
しかし――何故か不安はない。
あのとき、魂までも引き込まれそうな強い力を感じた事を、鮮明に覚えている。
そしてその瞬間から、心は彼女ただ一人を求め続け……身を焼きつくすほどに恋焦がれている。
『おめでとう』
振り返れば、笑顔の幼なじみ。
その表情に翳りは見られず、祝福の言葉のついでに思い出を語る瞳は生き生きときらめく。
あの日、あの夜。
幼かった頃の小さな冒険は、ささやかながらも忘れ得ぬ記憶。
気がつけば不安げに見上げる花嫁に、青年は静かに瞳をあわせる。
――特別な記念日は、すでにこの瞬間から始まっていて……。
それは今までの記憶は霞んでしまうほどにとびきりの日々の幕開けになる。
――愛してるよ。
ただ一人、誰よりも愛おしい。
初めて一緒に過ごす夜は、たくさんの話をしよう。
今までのこと、これからのこと……そして誰よりも愛した君に、気持ちを伝えたい。
そして世界中を、君と見たい。
幻想的な月明かりの下、手を取り合ったばかりの二人の唇が触れあうのは、二度目のことである。
この夜は、今までの人生の中で一番幸せな夜で、そして世界中で一番幸せな夜だよと……。
終わり
ss乙。
主フロには初恋のドキドキ感があり最高です。
フローラ「私は アンディの気持ちを 知っていました。でも あなたと初めて会ったとき なにかふしぎなチカラを感じて引きつけられてしまったのですわ。」
フローラ「そう あなたが 連れている 魔物さんたちのようにね。うふふ。」
フローラ「アンディは幼いころの私を気にかけて守ってくれました。大切な… 兄のような存在なのです。」
主人公と結婚後のアンディに対する台詞。
フローラ「この世界を自由に歩いていいなんて夢を見ているみたいですわ。」
「だって今まではいつだって行き先が決まっていたから……。」
フローラ「私夢でしたの。こうして大切な人と自由に世界を旅するのが……。」
フローラ「私の子供の頃の夢はお嫁さんになることでした。 もうかないましたわね… うふふ。」
フローラ「あんな所に人がいたなんて… 私のスカートの中が見えなかったか 心配ですわ。ぽっ……。」
フローラ「私も小さい頃妖精さんに何度か遊んでいただいたのよ。よほど私がさみしそうに見えたのね。」
フローラ「私も もしリュカさんとの結婚を誰かに反対されたら家出したかも知れませんわね。」
フローラ「モンスター使いのダンナさんがいるのってきっと私くらいですわ。うふふ。」
※結婚後プックルイベントをこなした場合のみ。
フローラ「サラボナに帰れば誰か知らない人と結婚させられることがわかっていましたけど…… 」
「なにか大きな光に導かれて歩いているような気がしてふしぎと不安はありませんでしたわ。」
フローラ「あなた… いいえなんでもないの。私幸せだな… と思って……。」
フローラ「私も流れ星に何度かお願いしましたわ。」
「父の船で 一度だけ会った男の子に また会えますようにって。」
フローラ「ねえ あなた……。ううん…なんでもないの。」
「もう旅して長いはずなのに私ったら いつまでもあなたに ドキドキして… ぽっ……。」
フローラの台詞は萌え狂ってしまう。
フローラ厨完全に終わったようだな
そして、余所ではキャラ叩きに奔走中ですか
自分は他スレに行ったことは一度もない。あなたみたいに憶測で他スレを荒らしに行くほど暇じゃ無いんでね。
失礼した。最近のレスを観ていただければ分かると想うのだが、他嫁叩きのレスも無い筈だ。
そちらが論争スレのレスを観てココに来ているのなら自分は他スレに関わる気は無いので二度とこないでほしい。
憶測ではなくて事実のようだけど
自分達で仲間の暴走を黙認し、もしくは肯定するんだね
論争スレのフロ派を名乗る連中の責任まで、こちらが取れる訳がない。八つ当たりレスなので気にすることは無い。話は変わるが、フローラは主人公を呼び捨てにしない。
それが一歩引いた感じで、また良いんだよね。
「あなた」って呼ぶのもフローラだけ。未成年者には分からないかも知れないが、男を立てる日本的和服美人のイメージがあるよ。フローラには…
ビアンカもあなた呼びをしてくれるが?
>>727うん。ルルーシュみたいなダークヒーロー物はまた見たいな。
>>734ss乙。こういう詩みたいなので、フローラ視点のも面白そうだね。アンディから主人公へ愛情が移って行く様を悩みながら、でも微かに希望を見出すのはどうかな?
最近、最初から主人公が好きだったようなセリフが引用されてるが…。
実はビアルートだと、アンディとの結婚に感謝するんだよ。
本当の気持ちは不明、または花嫁を選んだ時点で過去からの気持ちも変わるゲーム
設定なんじゃないかな。もはや花嫁選びどころか、歴史の介入に近いね。
>>727うん。ルルーシュみたいなダークヒーロー物はまた見たいな。
>>734ss乙。こういう詩みたいなので、フローラ視点のも面白そうだね。アンディから主人公へ愛情が移って行く様を悩みながら、でも微かに希望を見出すのはどうかな?
最近、最初から主人公が好きだったようなセリフが引用されてるが…。
実はビアルートだと、アンディとの結婚に感謝するんだよ。
本当の気持ちは不明、または花嫁を選んだ時点で過去からの気持ちも変わるゲーム
設定なんじゃないかな。もはや花嫁選びどころか、歴史の介入に近いね。
スマン、間違えて連書きしてしまった。
ちなみに両方のファンの俺は一体、どんな部類になるのかな?
>>748 いやぁ‥助かったよ。白戦士さんは独自の趣好があるけど、他キャラ叩きをしないので健全派と思うよ。
やっぱり2chだから色々な人が居ると想うけど、住み分けは必要だよな。
自分はフローラしか興味が無いし個別スレから全然出ないけどね。
>>747 >最近、最初から主人公が好きだったようなセリフが引用されているが…。
さよう、フローラは最初から主人公が好きだったのです。
単なる自分自身への言い訳ってニュアンスの意味合いだろうね
アンディに対しても、主人公に気はなくて最初からアンディのことを好きだったってことは
言ってるんだろうね
まあ、アンディは幼な馴染みで兄的存在。主人公が運命の人だったんだ。
主人公=プレイヤー=自分だがな。
即ちフローラは俺の嫁。
論争スレ見て来た。相変わらずカオスだが、うんざりしている者が増えていたな。
論争スレを超えて派を問わず各スレに荒らしに行く人達って結局叩かないとアイデンティティが保てないんだろうね。
実際各ファンスレでは他嫁叩きをしてもスルーだから該当スレに荒らしに行くんだろうけど、論争スレで罵り合いをした相手はそこには居ないというね…
即ち関係の無い者に嫌がらせをしているだけという事実に早くきづいて欲しいね。
すまん。ちょっと気分が重くなったので…これからはスルーを続行する。
まあ、何を言われようと自分は昔からフローラ一筋だが。
フローラみたいなお嬢様タイプは、俺みたいな一般庶民とは住む世界が違うから、
結婚となるといろいろ苦労しそう。
>>738 何この頭弱い池沼ビッチ
スカートの中心配ならそんな動きにくそうな格好で冒険ついてくるんじゃねーよ
船ですれ違っただけのをずっと覚えているとか怖っ
発言がいちいちかまってちゃんっぽいし気持ち悪い女だな
良かったアンディが引き取ってくれて
フローラを嫁にすれば幸せな気持ちが貰えるじゃないか!
意外とおちゃめなフローラを見てると確かに幸せだ
主人公の子供時代に停泊中の船内をいっしょに探検とかやってればもっと良かったんだけどなぁ。
スーファミ版でサラボナに着いた時にコレは運命の出会いだ!!と信じて疑わなかった。
俺はSFC版もPS2版もフローラを選んだ。DS版はやってない。
とても世界を救う旅に出るような人じゃないのはわかってるんだけど
けなげにがんばってついて来てくれる姿をみて、そのままEDまで
いってしまうと次もやっぱりフローラ選択しちゃうんだ。
DQ5の女の子はみんな可愛いけど
結婚後あちこち連れ回したときのセリフが一番可愛かったのが
フローラだったから一気に大好きになった
母親になってからの子どもたちとのやりとりも優しくて可愛い
他の候補もキャラとしては好きだけど、嫁はいつもフローラ固定
普通のお嬢様が冒険に出る、というシチュエーションに惹かれたし
単純にキャラデザが好みど真ん中だったから、初プレイから迷わず選んだ
その後一緒に旅をして愛着がわき、リメイク版でのかわいらしい
セリフの数々に心を鷲掴みにされた
とにかくフローラが最愛の嫁なんだ
フローラにしか萌えないし、愛せない。フローラと幸せになりたいからフローラを選ぶ。
これは主人公=プレイヤー=自分にとってみれば当然のこと。
フローラ(ラテン語:Flra)は、ローマ神話に登場する花と春と豊穣を司る女神。ラテン語では花。ぴったりだな。
(※ちなみにビアンカはイタリア語で白。デボラはヘブライ語でミツバチという意味。)
まあ‥元々ラクスとかユーフェミアとかが好みだし自分がフローラを選択するのは太陽が朝東から昇る事と同じくらい自然な現象。
天然お嬢様万歳!
761 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/10/01(土) 14:19:38.74 ID:mE/G+dFA0
結婚してフローラの部屋行くと「お休みになりますか?」って
誘ってるの?
>>761 二十代の若夫婦が夜することなんて決まっている。
(これ以上はネタが板的にマズイので自粛)
子連れの場合は祖父母に孫の顔見せだろうな。この辺は二次も三次も一緒だろう。
分かんなかったら知り合いの所帯持ちにでも聞いてくれ。
スーザンが主人公に「ポッ」となったあとのフローラのイラつき、いいわ
アンディはフローラの反動からタイプがだいぶ違うのスーザンにほれたのかな
過去のVジャンプの記事だと記憶しているが‥
フローラが主に惚れたと自覚した瞬間は、主にプロポーズされたときだよ 生まれて初めて求愛されたから驚いたけど、自分の気持を理解するきっかけになったらしい。というのを見た。
アンディは優柔不断だから気持ちは見せても求愛はしていなかったのだろう。
アンディは女性に免疫が無さそうなのでフローラに失恋したショック状態の時スーザンに出会って、その色気に慰められ恋に落ちたのだと想う。
ところで主人公は戦士並みの体力が有るが、奴隷期間が長く長期の禁欲生活を送っていた。
そんな主人公が結婚したら間違いなく、夜な夜な美しいフローラを‥‥‥ピーーッ
だろう。
ちなみに自分だったら城の夫婦の寝室と子供の部屋を絶対分ける。なぜ?フローラとイチャイチャしたいからに決まってるだろ。
ただ王女は親離れ出来てるみたいだが
(兄離れは出来てない?)王子は、まだまだ母親のフローラに甘えたい感じだから説得が必要か!?
フローラ信者ってフローラの不人気さに諦めて
キャラスレ伸ばすのよりも他のスレ荒らすのに専念する事にしたの?
767 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/10/02(日) 12:18:33.74 ID:u7SVdgqM0
また本スレ荒らしてるしな
クズキャラフローラの信者にはクズしかいない
同類
青い髪が好き
あと、呪文が強い
フローラが一番好みだった愛してるわ、あなた…言うことがカワイイ
そこで猛烈に惚れ込み、結局フローラでしかプレイしなかった
「守ってもらうしか」なんて言いつつ見せる苛烈な強さと、可憐で清楚に見せながら実はお茶目さんなギャップがたまらない
プレイヤー=自分に「こいつと結婚してずっと一緒にいたい!」という気にさせるキャラである
過去ログで読んだが嫁論争を煽るドラクエ5アンチの煽り厨は確かにいるね。どっちの信者もすぐムキになるから、煽り放題ってやつ。
〇〇オタのせいだと言ってくれるから
自分らが叩かれずに済んで都合良かったんだろうね
リリアンで思ったんだけど、フローラ選んでもキラーパンサーついてくるってちょっと酷じゃね?
最初にビアンカが助けようと言い出したからキラパンとしてもビアンカへの思い入れは強いはず
まぁそれなら少年時代主人公じゃなくてビアンカの元に残れよって話だけどそれは割愛
フローラ選んだらキラパンはビアンカの元へ返して、リリアンが仲間になるとかならよかったのに
ただの犬のリリアンが仲間になってもなぁ。リリアンも何らかのモンスターで
今は正体を隠している、って設定とか、メガテンのパスカルみたいに
ケルベロスと合体、とかならいいかもしれん。あとおれもキラパンは
ビアンカの元に返すってのイイと思うわ。ビアンカが猫飼ってるのは
キラパンを懐かしんで、ってのもあるんだろうしね。
なんで主人公にとっては何の思い入れもない躾のできてない犬仲間にしねえとなんねーのか
それから5の本スレ荒らしてた奴とフロオタって文の特徴や改行がよく似てるけど
自演じゃないのなら基地外同士文体を揃える習わしでもあるの?
キャラスレで良識ぶって他のスレ荒らして嫁オタ以外にも迷惑かけて恥ずかしいと思わないの?
フローラ嫌い増やしたくてわざとやってるんですか?
リリアンが猟犬とか大型犬だったら戦闘に加わってもあまり違和感ないかな。
フローラの護衛についてくるってのも悪くない。
青い髪いいよね、Wで緑ときたなら青髪の勇者も全然違和感ないし、6なんてそのまま青。
青髪一家と主人公の紫の色合いも含めて全部好きだw
海や空を連想させる
フローラの青い髪
碧い瞳
大きなリボン
ロングスカート
控えめな態度
全部好きだ
リリアンはFFのリノアの犬みたいに護衛犬って役割なら良いかもね
同類
>>738 フローラ「あんな所に人がいたなんて… 私のスカートの中が見えなかったか 心配ですわ。ぽっ……。」
これどこで見れますか?
スゴロクの落ちた先で聞けるんじゃないか
フローラってエロイよね
フローラのスカートの中を見たら許さん
主人公(俺)だけが見ていいのだ
フローラの台詞はエロかわいいよね。
781 :
修道院:2011/10/03(月) 21:20:04.09 ID:/vEwmW2cO
私が12歳になったとき、父は私を部屋に呼ぶと早々に本題を切り出した。
「フローラ。修道院に行くつもりはないか」
修道院とは、この世界でたった1つしかない。
いや、正確には修道院と呼べる場所は他にもあるのだが、普通の人が修道院という場合は、一カ所を指す。
北方大陸にあり、歴史的にはラインハット王国とほぼ同等。
一説によれば、修道院の方がラインハット王家よりも古いという。
それだけの歴史があるため非常に独自性が強く、多くの意味で聖域とされている。
今はそれほどでも無いが、数十年前には多くの女性がその修道院で学び、その後良縁に恵まれたとか。
そうした場所に行くという事は……。
少しずつ、将来についての話が現実味を帯びてきたということなのだろう。
「……少し考えさせてください」
即答は出来なかった。
「分かった。だがお前には外で学ばせたいと思っている。それだけは心に留めておきなさい」
「はい。お父様」
用件を言い終えると、父はさしたる事を聞かなかった。
――部屋に戻り、父の言葉を考えていると、部屋の扉がノックされた。
「どうぞ」と言うと、その言葉を待ちかねたかのように扉が開かれた。
「フローラ、ラインハットに行くんだって?」
「アンディ。まだ決定ではないわ」
そう伝えると、アンディはあからさまにホッとした。
そうした態度が何を意味するのか、分からないわけではない。
けれど、それについての判断がつかない。
「そっか。……と、ごめん。急に押しかけたりして」
「良いわ。ね、アンディ久しぶりに一曲お願いしても良いかしら?」
「よろこんで。何が聞きたい?」
「そうね。静かな曲を」
分ったというと、アンディは愛用の笛を取り出し、口に当てた。
すぐに笛から、物静かな調べが響き出す。
この数年で、アンディは音楽の才能を開花させていた。
作詞や作曲も然る事ながら、特に上達したのが笛だ。
今や彼の笛の腕は、サラボナの中でも随一とされている。その笛の音に耳を傾けながら、私は心を決めた。
「ありがとう。心が穏やかになるような気持ちがしたわ」
「お安いご用さ。さて、あんまり長居をしても悪いから、帰るよ」
「うん、気をつけてね」
「ね、フローラぼくは君が決めたことなら、応援するからね」
「……ありがとう。アンディ」
アンディは時々、酷く鋭い。
私が曲を聴き終えるまでに、修道院に行く決意を固めたことを悟られていた。
782 :
修道院:2011/10/03(月) 21:21:22.79 ID:/vEwmW2cO
船荷の準備、修道院との連絡、北方大陸の詳細な情報集め。
それらを終えるのに1月ほどかかり、それから出発となった。
サラボナを出るときは、父と母、そしてアンディが見送りを行ってくれた。
父に任せておくと際限なく大掛かりになってしまうため、なるべく小さくとお願いし家族と親しい友人だけでの見送りとなったのだった。
もっとも、馬車にはルドマンの紋章が刻まれているため、それと分る人には分るのだが。
その馬車に揺られながら、私は家族と別れて旅をするのはこれが初めてなのだということを思い出した。
それは一種の驚きを伴うものだった。
何しろ、馬車に乗って始めてそのことに思い至ったのだから。
それから私はたった一人の馬車の中で笑みをこぼした。
数年前に通った道を逆に行き、馬車はポートセルミに着く。
ここから先は海路だ。
船長さんに挨拶をして、船に乗り込む。積み荷の確認は私の目でも行うが、殆ど分るものではない。
ただし、積み荷の数がリストよりも”多いこと”だけは確認しておいた。
船の上では、以前と同じく海の色を眺めていた。
海の色も、空の色も変わらず美しく、何年も前の……私と父と姉さんがした最期の旅を思い出す。
もちろん北方大陸の現状は調べ、北方大陸での困難について恐れもした。
それでも、私は数年ぶりの旅に心躍らせていたのだ。
783 :
修道院:2011/10/03(月) 21:22:18.32 ID:/vEwmW2cO
それから数日後、私は修道院の一員として、シスターフローラとして、新たな一歩を踏み出した。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
篭の鳥だった?少女を自由な大空に解き放ったのが主人公=プレイヤー=自分と言えなくもない
後シスターと言えば別ゲーだがARC2のリーザのイメージが個人的には強い
ドラクエでは女僧侶はVではいたがシスターキャラで仲間に成ったのは居なかったろ?
(マリアは非戦闘員)
ミネアは占い師だし
マリアと違ってフローラは花嫁修業で修道院に行ったはずだから洗礼は受けてはいないと想うが
もっとシスター的な部分を強調した設定でも良かったかもな
(ベホイミ使えるのはその一端だろう)
786 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/10/05(水) 11:32:11.86 ID:S5Lkubrw0
スーファミの時もプレステの時もフローラ選んだよ。
お金持ちで従順で極上の女じゃん。
ssGJ!
主フロでもアンフロでもないとはまた新鮮だね。
SFC版マリアの修道服を着せても似合うね。
シスターの衣装を着たフローラも見てみたい。
お嬢様、シスターって最強だろう!
ベホマなんか使えたら完全に回復系ヒロインだもんな
攻撃呪文に特化したフローラがベホイミ覚えたきっかけも主人公を助けたいがために目覚めたんじゃないかと思うw
元々ドラクエ以外のゲームは大体ヒロインは回復系だがな。
ただXの主人公の呪文はバギ系と回復系が得意のどちらかといえば僧侶寄りに対して、嫁は魔法使い系の攻撃呪文が得意に成るのはしょうがないけれど、フローラはその中でベホイミと僧侶系のザラキが使えるのは面白いな。
ヒロインは主人公に対して安らぎを与えてくれる役割だから、
回復系呪文は使えた方がいいな。
もう少しフローラ好きがいるってこと知った方がいいよな今回の結果
今までいろんなギャルゲや恋愛要素あるゲームやってきたけど
フローラ越える嫁キャラなんていないよ
キャラの好みや萌は個人的なものだから多数派とか少数派とかはたいした問題ではない
特にRPGとかの一人でやるゲームは個人の主観が一番大事である(ドラクエの世界観やポリシーの一番重要な部分はプレイヤー=主人公)
自分は昔からお嬢様キャラが好きでフローラ一択だし、それで良いと想ってるけどね
まあ、他板の大人になれない人達はほっといて、ココでマッタリとフローラ萌を語りましょうや
ところでお嬢様といえば執事だがフローラ編は「セバスチャン」(ありがちw)というルドマン邸の執事が仲間に成るという展開とか面白そう
もしくは途中でルドマンからの贈り物を届ける傭兵?の一人が仲間に成るとか?
主人公→サンチョ、アリーナ→ブライみたいなwフローラのような天然お嬢様系はフローラサイドの突っ込み役が居れば、更にキャラ立ちがして魅力が倍増するはずだ
PS〜白戦士さんあたりお嬢様と執事で何か一本書けない?
何でいつも白戦士にリクエスト出すの
またアンフロ物投下されるよ
白戦士NG入れてるからなあ
白戦士はキャラ叩き&ヲタ叩きをしないし自分の世界をssで表現したいだけみたいだから
自分は良いと想うんだけど…(^。^;)
駄目かな?‥‥‥
まぁアンフロ関係だったら見ないようにするか・・・
今から、フローラを死なすssを書く。
〜昇天・1〜
「…!」
遠くから声が聞こえる。
「…ンマ!」
少し声が近づいた。
「ねえ、グランマったら!」
大きな声が響き、体を揺さぶられる振動が彼女の身体に伝わる。
「…あら、ごめんなさいね…。天気が良くて、少し眠ってしまいましたわ…。」
ベンチに座っていた修道院長は、ゆっくりと目を開き、見習い聖戦士の少年の方へ顔を向けた。
「見ててグランマ。」
少年は鋼の剣を逆手に構え、聖なるオーラを利き手に集中させる。少年の周囲がざわめき、樹々が唸る。
「…あら。」
修道院長はその光景に顔を向けると、優しく微笑んだ。
「疾風斬!」
少年の一撃が練習用の丸太を一瞬にして両断した。少年は修道院長に再び駆け寄る。
「ね!見た見た!?すごいでしょ!」
少年は嬉しそうに修道院長に飛びついた。
「ええ。すごいわアルフ!これで約束が一つ果たせたわね。」
アルフは修道院長の膝の上に乗り、身を寄せた。アルフはまだ8歳だが、見習い聖戦士の修行で力強くなった。故に、普通の子供がじゃれるよりも強い力で甘えてくる。
かなりの高齢の修道院長には応えるものがあった。
「へへー!俺もうアルフじゃないもん。聖騎士、斬空さ!」
修道院長の膝はきしみ、顔は苦痛で歪みそうになる。しかし、アルフの喜びを壊すわけにはいかないと思い、修道院長は必死で堪え、一生懸命笑顔を作る。
「(…ああ、もう限界だわ…。私、どうしたら…)」
「こら、馬鹿アルフ!あんたが5代目なんかなれるわけないでしょ!さっさと院長様から降りなさい!」
聖魔法使いの少女が握り拳でアルフの頭を叩くと、襟首を掴み、引きずりおろした。
「あいだ〜!あにすんだよシルフィ!」
修道院長はホッと胸を撫で下ろし、その光景に微笑んだ。
〜昇天・2〜
いつもの光景、変わらない平和。ここ、オラクル海岸修道院は世界一大きく、厳格な修道院である。
しかしながら、排他的という訳ではない。アルフの様な男子の聖職者見習いもいれば、花嫁修行の女性や夫の暴力から逃れる女性も受け入れた。
また、普通の教会の様に冠婚葬祭も受け付けている。
そして、3年前に先代の修道院長が亡くなり、現在の修道院長になると、ますます親しみやすい場所となった。
もちろん、厳格な雰囲気は残されており、聖騎士団、聖導士団のレベルは高い。
「あんた、ここの院長様は他の教会の神父様なんかよりずっと偉い人なのよ!それでなくても元王」
修道院長はシルフィの口を手で遮った。もう、100歳は軽く超えているが、その手は綺麗に歳を経ており、醜さを一切感じさせない。
いや、むしろ神々しささえ感じられる。
「いいのよ、シルフィ。元気があって頼もしいわ。」
修道院長はゆっくり立ち上がると、アルフの頭をそっと撫でた。
「良かったわねアルフ。先代の院長様だったら、2〜3時間は怒られるわよ。」
シルフィは渋々納得した。
「さ、もうお行きなさい。気を付けて稽古に励んで下さいね。」
アルフはまだ剣技の授業時間なのを思い出した。
「うん!ありがとうグランマ!こら、シルフィ!俺様が聖騎士になったら絶対にお前を」
「いいからさっさと行きなさい!」
アルフは大きく手を振り、校舎の方へ駈けて行った。
「アルフったら、私に剣技を見せたいだけで、あんなに嬉しそうに…。」
シルフィはハッとした。
「院長様、目が…?」
修道院長は失明しているのである。シルフィは奇跡が起きて見えるようになったと思った。
「いえ…、でも、分かりますわ。あの子の嬉しそうな顔、強くも優しいオーラ。全てがはっきりとね。
シルフィ、もちろん、あなたの心もね。」
シルフィはドキッとした。修道院長はここへ来る前から失明していた。しかし、まるでそれを感じさせない振る舞いを続けており、初めて会う人には先ず分からない。
しかも、心理学者の様に、時々考えを当てる事があり、その精度は日増しに高くなっている。
「あの子が好きなのね。」
「院長様…!」
シルフィの顔は赤くなった。色々誤魔化そうとする言い訳を思い浮かべてはみたが、どれも破られると思い、観念した。
「…はい。」
「それなら、もう少し優しく接してさしあげて下さい。あれでは、姉弟みたですよ。」
修道院長は両手をそっと、シルフィの肩に置いた。
「良いんです、これで。」
シルフィはゆっくりと修道院長の手を下ろした。
「何故?」
「私は地元の小さな農家の娘。でも、あの子はあの有名なラインハット装甲騎士団員の息子なのです。」
「身分が違うから、諦めるの?」
シルフィは小さく頷いた。
「でも、アルフはどうかしらね?」
「えっ?」
シルフィは顔を上げた。
「さっき、あの子が何か言いかけてたの、覚えてます?」
「うん!ありがとうグランマ!こら、シルフィ!俺様が聖騎士になったら絶対にお前を」
「そう言えば、確かに…。」
アルフはシルフィに何か言いかけていた。2人はそれを思い出していた。
「俺様が聖騎士になったら絶対にお前を嫁にするんだ!覚えとけ!とでも言いたかったのかしらね。」
修道院長はクスっと微笑んだ。
投下乙。元ネタは何だ?
フローラの良さは周回プレイを重ねるごとに新たな萌えが発見出来ることだな
〜昇天・3〜
「え、どうして…!?今まで一度もそんな事を言ってなかったのに…!」
シルフィは驚いた。
「アルフはいつも私に言ってました。<聖騎士になれば、シルフィと結婚出来る>と。多分、あの子はあなたの悩みを感づいていたのかも知れません。強くなって、あなたを守ってあげたいという一心なのでしょう。」
「アルフ…、あんたって子は…!」
「そうそう、私に約束してくれましたわね。聖戦士の基本技を見せるとか、聖騎士の証を見せるとか。どんどん約束を果たして行って、最後の大きな約束は…」
修道院長が言いかけると、シルフィは涙を流していた。
「あなたとのここでの結婚式を私に見せるそうよ。楽しみですわ。」
シルフィは修道院長にしがみつき、大きな声で泣いた。
「バカ!アルフのバカ!私なんかの為に…ああ!」
「身分なんか関係ないのです。あなただから好きなのです。あなただからこそ、一生懸命になれるのよ。だから、あなたも、あの子の心に応えてあげてください。」
修道院長はシルフィを優しく抱き締め、母親の様にそっと背中を撫でた。
「はい…!院長様!」
その日を境にシルフィの想いは変わった。相変わらず、お姉さんぶってはいるが、どことなく距離が縮まっている感じがしている。
修道院長は2人の様子を笑顔で見つめ、そっと庭へ出た。
〜昇天・4〜
桜が満開に咲き誇っており、花びらを少しずつ散らせていた。
修道院長はベンチに積もった花びらを払い、そっと座った。
「ここもサラボナもグランバニアも桜の美しさは変わらないのね…。」
もちろん、修道院長は景色が見えていない。しかし、桜の樹が放つオーラの具合さえも分かるのである。
「もう、いいのかい?」
修道院長の前に、王侯貴族の様な立派な服を着た青年が立っている。
「ええ。あの2人はもう、大丈夫ですわ。」
青年もアルフとシルフィの事を気にかけていたらしく、ホッと胸をなで下ろした。
「君がグランバニアを出て3年か…。自ら申し出たとは言え、今までよく頑張ったね。」
「あなたが亡くなり、先太后として悠々自適で暮らすより、ここでの暮らしが合っているのですわ。」
青年は整えられた黒髪の頭をポリポリと掻いた。
「ははっ。いくつになっても花嫁修業で身についた教えが忘れられないという事か…。」
「ふふっ。そういう事ですわ。そして、あなたもね。」
2人はクスクスと笑いあった。
青年はゆっくりと修道院長の隣に腰掛けた。
「お父様、どうでした?」
「僕が天界へ行った時には既に刑期の半分以上は終えていたよ。」
「そう…。やはり、お父様は地獄に…。」
修道院長の瞳が曇る。
「ああ。自分の為に愛する者同士を2組も引き離したんだ。ある程度予想はしていたが、見ていて辛かった。」
「お父様はもらい子の私を娘でなくて、1人の女性として愛してました。だから、自分を打ち負かす程の強い男性でないと、自分に納得出来なかったのでしょう。」
修道院長は遠い目で空を見上げた。
「しかし、お義父さんは僕を見て<心配するな、お前達に負わせた罪の罰もワシが全部受ける>って笑ってたよ。」
「お父様らしいですわ。でも、私達がかつての互いの恋人を傷つけた罪は私達自身で償わなければなりません。」
「僕達は世界が平和になってからずっと、本当に愛し合う者達を結びつけてきた。天界の神様も、<償いとしては十分だ>と許してくれた。」
しかし、修道院長は首を振った。
「いいえ、まだ不十分ですわ。私はまだ天国に行くつもりはありません。」
青年は修道院の建物の方を見た。
「アルフとシルフィの結婚式を見届けたいんだね。しかし…」
青年は修道院長の胸に手を当てる。今にも止まりそうな弱々しい心臓の鼓動が伝わってくる。
「君の寿命は今日までなんだよ…。」
「だから珍しく、私の側に来たのでしょう?自分の寿命くらい分かりますし、覚悟はいつだって出来ておりますわ。」
「では、どうする?」
修道院長は青年に手を差し出した。
「まだ、身分差の結婚に偏見をもたれる方々が大勢いらっしゃいます。この世界に留まって、あの子達が完全に結ばれるまで守ってあげます。そして、あの子達の結婚式を見届けてから、天界へ旅立ちましょう。」
「…地獄より辛いかもしれないよ?」
「そういうあなただって、亡くなってからもずっと私と一緒に償ってきたではありませんか?」
「そうだったね。」
青年も手を差しのべると、修道院長の心臓はピタリと止まった。
「私の最愛なる夫リュカよ、どうかこれからも私と共に。」
老齢の肉体から出てきたのは王妃のドレスを纏い、綺麗な青髪を纏めた若く美しい女性であった。
「我が最愛なる妻フローラよ、幾星霜の時を経ても想いは1つだ。」
「院長様!院長様!」
「グランマ、起きてよ!」
アルフとシルフィは既に事切れたフローラを揺する。
もちろん、二度と動かない。
しかし、その表情は微笑んでいるようにも見えた。
時は流れ、アルフは聖騎士に、シルフィは聖導士隊の部隊長になった。
そして、愛を育み、育った修道院で結婚式を挙げた。
アルフは水色のフロックコート、シルフィはピンクの修道女の様な全身を覆うドレスである。
もちろん、リュカとフローラ夫妻に合わせたものだ。
〜昇天・5(完)〜
「…ん?」
式が終わり、アルフは神像の方へ振り向いた。
「どうしたの?」
セルフィも一緒に振り向く。
「グランマが天に帰った…。」
「やっぱり。私も感じてたわ。」
「ずっと、見守ってくれたんだね。」
「ありがとう、グランマ。」
「ありがとう、院長様。」
「いつまでもお幸せにね。」
「君の教え子さ。大丈夫だよ。」
リュカとフローラは互いに手を取り合った。
「さあ、行こうか。」
「ええ、あなた。」
2人は光を放ち、天界へと旅立った。
読んでくれた方々、ありがとさん。元ネタというよりは聖騎士、聖導士、装甲騎士の設定はファイアーエムブレムを参考にしました。
あ、変な位置に昇天5の文字が入ったね。あと脱字もだ。すまんね。
乙。白戦士には珍しい主フロだが自己主張はきっちり入ってたな。
(二組の恋人云々の部分)
まあ、白戦士ワールドってことで済ませられるのは人徳ってことで良いんじゃないかな。
ドラクエワールドでフローラ程、賛美歌やパイプオルガンが似合う聖ヒロインは居ないなってのも俺の主観だがなw
兎に角スレが平和なのは良いことだ。
フローラの良さって選択して初めて解るんだよね
多分主人公=プレイヤーが選んでくれるまで異性からの愛の告白を受けて無かったんだと想う
アンディとの関係は兄妹のような幼な馴染みたいな状態で、アンディは兎も角フローラにとっては家族愛や親友といったところだったんだろう
俺はアンディ自体は良い奴だと想うんだけど、色々な物を背おった主人公と違って、あくまでも普通の兄ちゃんだしね
ルドマン家の令嬢として何不自由なく育ったフローラだが、今までは養父ルドマンがひいてくれたレールをそのまま歩いて行けば良かったし、
周りもチヤホヤしてくれるし、ルドマン家の素晴らしい令嬢という評判も貰っていたが、心の中では養父ルドマンに対する遠慮と実の両親が居ない悲しみと
有る意味人形のように生きる自分に対する不満が心の中で渦巻いていたが、従順な娘という仮面を被っていたんだと思う
そこに花婿選びというイベントがあって最初は嫌々ながら従順な娘という仮面の部分で対応をしていたフローラだが
候補者の中で孤独で必死に自分探しをする強烈な目的意識を持った主人公という存在と出会うも、最初は牽かれながらも仮面の部分で接していたフローラだが、
他の候補者が脱落するなか次々と課題をクリアーする主人公に対して、徐々に今まで自分の周りにいなかった運命の男としての存在を感じていたが、
主人公にはビアンカという存在がいて
「ああ‥やっぱり」
みたいな何時もの諦めと主人公を政略結婚の出汁にしてはいけない自分が引けばいい、養父ルドマンの面子を潰さないように選択という形に成ったが、どうせ主人公はビアンカを選ぶだろう
という諦めの早い何時もの物わかりの良い娘という仮面の部分で自分を押し殺していたんだと思う
しかし自分の思っていた形と反して主人公=プレイヤーがフローラを選んだところから、彼女は自分の殻を破り真の家族、真の愛に対して仮面ではなく
自分自身として向き合うように成ったのだと想う
今の長文はあくまでも俺の一考察に過ぎないが、フローラが何時までも主人公に恋をしている理由付けとしては有ってると考えられる
‥‥と、まあ…フローラ編は無限に一途な我が良妻の背景を妄想出来るところに良さがあるんだよねw
フローラのセリフに主人公に惹かれた理由入ってたと思うけど・・・
もともと船ですれ違った男の子にもう一度会いたいと願ってたんだから
最初から恋してたといってもいいんだよな
勿論最初の出会いから淡い恋心は有ったかもしれないが、それに気づいたのは主人公にプロポーズされてからだろう
(こう考えられると結婚前の淡白さも解決するし)
初回登場時の普通の「出来た娘」フローラと結婚後の「一途で健気な良妻」フローラでは別人の感がある
自分が惚れたのは、勿論後者だ
おれはサラボナに着いたときに5主もフローラも一目惚れ
したのだと思いたいな。名前も聞かずボーッと見つめたり、
その後名前を聞いたけど名乗るのを忘れたり、ルドマン邸で
あなたも試練を?まあ…ってセリフもそれを表してると。
結婚前の淡泊さは、今まで育ててもらった恩と、血の繋がりが
無いのに、という負い目や遠慮から、ルドマンの敷いたレールに
抵抗することなく乗り続け、自分の思いを主張する機会が
なかったせいでは、と想像した。それゆえ結婚が決まってからは、
自分を選んでくれた5主のためにも、ちゃんと自己主張して
いいんだと思い、旅について行く決心も早かったのかな、とか。
とにかくどの解釈も萌えることには違いがないんだけどw
自分も一目惚れ説に近いかもです
最初フローラは父親の花婿選びレースにはっきりと反対していたのに
候補者の中に主人公の姿を認めると急に態度が曖昧になって以後明確に反対しなくなるので
この人と結婚できるなら、とか考えたに違いないと^^
そうだろうな
ただ。元々フローラの初期設定が当時の高い子女教育を受けた理想の花嫁っていうことだから、自分の本音を押さえていたのは間違いないだろう
結局主人公と結婚しない場合アンディと一緒に成るのも勿論アンディの思いに応えたってこともあったのだろうが、花嫁修業に出してくれたルドマン家のこととかも考えたからだろう
幼少期からして内気な少女だから、元来自分の本音を抑え周りのことを考える女性なのだろうが
結婚後の良妻ぶりと健気な発言をみる限り、主人公=プレイヤーと結婚した場合のみ自分の殻を破り真のフローラ自身の理想な人生を歩んでるといえるかもな
他スレ荒らさずにずっとここの引き籠っていてくれませんか?
考え過ぎかも知れんが、
俺のssの投稿直後「フローラ一目惚れ説」や「最初からお互いに好きだった説」が過熱しているな…。
関係あるかは知らんが、万が一、本当なら今後他嫁荒らしはやめて欲しい。
ssでの設定の反発とか、単に自分の解釈を語るのに留めて欲しい。
アンディもリュカも、フローラと結婚した夫は彼女の純粋で高貴な心に影響を受けるんじゃないかな?
まして、主人公=自分と同一で最初から惚れていたなら尚更だと思うよ。
高貴な心でゆるりと語り合おうぜ。
はじめて好きになった二次キャラがフローラだなあ
一目惚れだったんだぜ
最近になってPS2版やったんだけど会話システムいいね
のれん買ってあげたときの、はしゃぎっぷりに悶えた
817 :
出会い:2011/10/12(水) 02:08:00.45 ID:RpQQIlrgO
「ようやく船が着きそうね」
ビスタにある待合い小屋。
その中に入ってきたデボラ姉さんは、少し苛立たしげに言った。
無理もない。せっかく船に乗ることが出来ると楽しみにしていたのに、その船が遅れに遅れ、四半日も待たされているのだ。
それでも、不満を表に出しすぎるのは悪いことだ。
「姉さん」
ほんの少し、咎めるような私の声を無視して、
「フローラもたまには日の光に当たらないと健康に悪いわよ」
デボラ姉さんは自分の二の腕と私の二の腕をくっつけた。
確かにデボラ姉さんと比べると私の肌の白さが目立つ。
「ね?」
「そうですね。なら、お父様を呼びに行くのは私が」
「ええ、お願い。そろそろ面倒事も終わっている頃でしょ」
姉さんの物言いに苦笑した。ある意味でその通りだったのだから。
私は小屋を出て、父に船が着くことを知らせるために歩きだそうとした。が、街道の側には、一台の馬車と御者が待っていた。
「お嬢様、どちらに行かれるのですか?」
その御者さんの質問に答える。
「お父様に船が遅れると伝えに参ります」
「そうですか。それでは、こちらの馬車にお乗り下さい」
「いえ、それは……」
「この辺りにも魔物は出ますので」
何度か謝絶しようとしたのだが、結局御者さんの言葉を断り切ることが出来ず私は馬車に乗り込んだ。
――せっかく外を歩く機会を姉さんが作ってくれたのに。
父が商談をしていたのは、すぐ傍に用意されたテントだ。
そこで日差しを避け、いくつかの料理が皿に用意されていた。
この馬車も、テントも料理も全て相手側が用意した物だ。姉さんが厄介事と言うのは、”そういうこと”なのだ。
馬車に気づき、一人の男の人が声をかけてきた。
「おや可愛らしいお客さんだ」
私はお辞儀をして父の居場所を尋ねた。
「すみません、父はどちらでしょう」
「ああ、ルドマンさんね。今は奥の森にいるはずだよ」
「ありがとうございます」
「旦那様ぁ。ルドマン様のご息女がおみえです」
その声に、奥から二人の男の人が出てきた。
一人は恰幅の良い男性……私の父。
もう一人は、父と比べるとずいぶんと若く、それでいて落ち着いた物腰の男性だった。
どうやら商談は無事に終わったらしい。
父は不快感を外に出すことを躊躇わない人だから、顔を見れば一目で分かる。
その辺り、デボラ姉さんとよく似ていて親子なんだなぁと思ってしまう。
818 :
出会い:2011/10/12(水) 02:10:16.25 ID:RpQQIlrgO
「確か以前お会いしたのは髪の黒いお嬢さんだった記憶が」
「それは上の娘のデボラですな。これは下の娘のフローラです」
「お初にお目にかかります。ルドマンの二女フローラと申します」
「これはご丁寧に。ラインハット商会のハンスです。
……いや、立派なご息女だ」
「少々気が弱すぎて困っておりますがな」
父は如何にも上機嫌な笑い声をあげた。
私は自分でもそれと分かる曖昧な笑みを浮かべた。
「お父様。そろそろ船が港に着くようです」
「もうそんな時間か。
いやはや、長々と話し込んでしまった。今度は私のカジノ船に招待しましょう」
「ほう。ごく最近造られたという娯楽の為の船ですか。それは今後の参考に是非とも見学したいものです」
「それでは日程は改めて」
父は彼の手を取り、しっかりと握りしめた。
これで全ての契約は終了したようだ。
※※※※
819 :
出会い:2011/10/12(水) 02:11:34.86 ID:RpQQIlrgO
「デボラはどうしている?」
「姉さんは海をみています。
船が遅れたことに一番腹を立てているのは姉さんでしょうね」
姉さんは、船に乗るのが好きだから。
私は海の中に吸い込まれそうな感じがして苦手なのだけれど。
「なに。最近は海の魔物も増えてきているようだからな。多少の遅れはやむをえん。
それよりも船が無事であることの方が重要だ」
船には沢山の人と荷物を乗せている。それが沈んだ時の影響は計り知れない。
どれほど多くの人の人生を狂わせるのかも、計り知れない。
それを考えると、船が無事に港に着いてくれることはそれだけで有り難いことだ。
程なく馬車はビスタ港に着き、護衛の人が外から扉を開けてくれた。
「良いタイミングに着いたわね。今から船を桟橋に着ける所よ」
姉さんの言葉通りに何人もの水夫さんが船を岸に着けようと働いていた。
私には良く分からない仕事だが、男の人がキビキビと動き自分の仕事をこなして行く様は、それだけで見飽きることがない。
ただ、姉さんが見ているのは水夫さんが受け持つ仕事で、――後から考えれば、どんな風にすれば船が動かせるのかを見て覚えようとしているのだった。
働く大人の人達の中に、眼光鋭く辺りを見つめる人物がいた。
体は荒事になれている水夫さんと遜色ない。……いや、より絞り込まれているような印象さえある。
そしてその人が背負っている身の丈もある大きな剣。
「――――!」
水夫さんが声を上げた。
その人は水夫さんの声で警戒を緩めるとひょいと屈み、私と同じ位の歳の男の子を抱き上げた。
その人は男の子を自分の左肩に座らせ、周りの景色を見せた。
その人が男の子を見つめる時の柔らかな視線と、男の子がその人に寄せる態度が酷く印象的で、この二人が親子なのだと分かった。
820 :
出会い:2011/10/12(水) 02:12:50.66 ID:RpQQIlrgO
視線を下げた男の子と、見上げている私の視線とが交わった。
その男の子の目は黒々としていて、まるで吸い込まれそうだと感じた。
その瞬間、私は自分の胸がトクンと跳ねたのを自覚した。
第一話 おわり
>>816 あれ可愛いよな
会話システムはマジおいしい
元々興味なかっただけのキャラが信者のおかげで大嫌いになるというのを
フローラファンのおかげで体感できそうです
↑マホカンタ
>>811 少なくともフローラはいたストやその攻略本では一目惚れと書かれていたしね
幼馴染のアンディが吹き飛ぶほど衝撃的とか書いてあったからまさに運命の
出会いだったんだろうと思う
同時にそれまでアンディを気にかけていたこともわかる文だし いろいろ
想像がふくらんで楽しい
ただ本編のフローラの台詞がアレなんで(自分はネタとして好きだけど)
いまいち説得力がないけど…
なんにせよフローラは可愛い
ただそれだけ
アンディを気にかけていたのにほかの男に目移りしたってこと?
こりゃ結婚後も好みの男が現れたらすぐ目移りするなw
秋なのに飛び回る蚊は、蚊取り線香を焚いたから、取り敢えず無視して‥
フローラを選択するプレイヤーには、主フロ両想いでアンディはあくまでも昔からの幼な馴染み、兄的存在ってことで結論づけて良いだろう
実際主人公と結婚した時のみ子供も居て幸せな家庭を築いているわけだし
主人公=プレイヤーがフローラを選ぶってことは内面に複雑な想いを抱えるフローラに真の家族を与え、そしてフローラを選択した主人公=プレイヤーは良妻フローラを得た幸福を味わうということ
アンディに関しては別に何も思わんな
フローラちゃんが可愛い、ただそれだけでお腹いっぱい
アンディを気にかけてるってフロファンが書いてんじゃんw
都合悪いところは無視ですかw
内面に複雑な思いを抱いてるのはヒロイン全員ですがね
都合悪いとこは無視とかそんなじゃなくて
そこまで深く考えてない自分は
同じファンでも温度差あるのね
831 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/10/13(木) 20:05:09.53 ID:dG88s5WsO
>>826 目移りどうのじゃなくて、後にも先にもこの人しかいない!と思ったんじゃないかな
だから結婚後は主人公を一途に想い続けると思うよ 実際そうだし
イチャモンは前から居るアンチだからスルー&気にしないで
後フローラを選択する主人公=プレイヤーにとってアンディはあくまでもフローラの幼な馴染みという見解で良いのでは
小さい頃から一緒に居る兄同然の幼な馴染みを気にかけないフローラではない
しかし、それは肉親の情に近い感情で恋愛感情では無いと想われる
ドラクエの主旨はプレイヤー=主人公だからフローラを選択するフローラ派プレイヤーにとって主フロが相思相愛が基本で、アンディは気にしないということで間違って居ないと思う
それとスレタイがフローラファンスレだから、フローラの内面や萌を語るのは正しい
まあ、自分はフローラが主人公に対する気持ちに気がつくのが(もしくはルドマン家の令嬢という立場から脱却するのが)プロポーズ後という解釈ではあるが
主フロ一目惚れ説や昔から好きだった説が絶対とか主張すると、アンチが出てくるなあ。
アンフロ派で、主フロでも後から段々本物の夫婦になっていくと考える俺も、こういうアンチは見てて下らんと思う。
元々、フローラの恋愛は結婚まで分からないわけだし、結婚相手によって、別人のごとく変わる。
それでいいじゃん。そう考えれば、いたストや9のフローラだって納得がいく。お嬢様だって、たまにはハメを外して
ゲームを楽しみたい時もあれば、たまには冗談の一つも言いたい時もあると思う。
ビアンカにしても小説のはゲーム本編よりも強気で積極的だし、いちいち気にしてたらキリが無い。
というより、基本的な設定さえ踏まえてれば、あとは新解釈でどうとでも楽しめるのではないかな?
>>820ssGJ!スレの性格からか、他嫁を絡めた話が少なかったんで、これは新鮮だね。続きを期待。
俺も前回のssを修正と加筆をするかな。
〜昇天・5〜
「院長様!院長様!」
「グランマ、起きてよ!」
アルフとシルフィは既に事切れたフローラを揺する。
もちろん、二度と動かない。
しかし、その表情は微笑んでいるようにも見えた。
時は流れ、アルフは聖騎士に、シルフィは聖導士隊の部隊長になった。
そして、愛を育み、育った修道院で結婚式を挙げた。
アルフは水色のフロックコート、シルフィはピンクの修道女の様な全身を覆うドレスである。
もちろん、リュカとフローラ夫妻に合わせたものだ。
「…ん?」
式が終わり、アルフは神像の方へ振り向いた。
「どうしたの?」
シルフィも一緒に振り向く。
「グランマが天に帰った…。」
「やっぱり。私も感じてたわ。」
「ずっと、見守ってくれたんだね。」
「ありがとう、グランマ。」
「ありがとう、院長様。」
「いつまでもお幸せにね。」
「君の教え子さ。大丈夫だよ。」
リュカとフローラは互いに手を取り合った。
「さあ、行こうか。」
「ええ、あなた。」
2人は光を放ち、天界へと旅立った。
〜昇天・6(完)〜
更に時は流れ、グランバニア城内の王宮の歴史展示場で、双子の幼児と幼女が展示物を魅入っていた。
歴代の王や家族の絵や写真、身に付けていた衣装等、まだ難しい説明文を読む事が出来ない双子でも、興味を惹きつけるには十分であった。
「ねえ、お姉ちゃん、あれ…。」
双子の弟が指さした先にはとても王家の者とは思えない、みすぼらしい格好をした青年の写真が飾ってあった。
その隣には同じ人物が質素ではあるが、王様らしい衣装を身に付けてはいる。
「何あれ?何でボロボロなの?」
双子の姉は訝しがる。
更に隣は青髪をアップで纏めた美しい王妃とピンクのリボンで結んだ可憐な王妃がそれぞれ飾ってある。
「救世主の父、リュケイオム・エル・ケル・グランバニアと救世主の母、フローレンス・エル・シ・グランバニア。この写真は世界を救う旅の途中に撮ったんだな。」
幼児の背後から聖騎士が、一緒になって写真を見上げる。
「ねえ、お父さん、何で王様なのに世界を救う旅に出たの?」
「そうよ。それに何で王妃様もついてったの?」
双子の疑問はますすます深まる。
「そうだなあ…、何から説明すればいいかなあ…。」
聖騎士は腕組みして考える。
「王様も王妃様も自分で好きな人達を守りたかったのよ。ね、アルフ。」
聖導士がアルフの肩に手を載せた。
「ちょ、シルフィ…。せっかく俺様が父親らしく丁寧に分かりやすく説明しようとしたのに…。」
「お母さんのが分かりやすいよ。」
「お父さんの説明って、考えるのに1時間、話すのに2時間だもん。わたし、眠くなっちゃう。ねー?」
双子はシルフィの側に行き、アルフを指差す。
「俺様って…。」
アルフはすっかりいじけてしまった。
「もう、すねてないでそろそろ帰るわよ。」
「へいへい…。」
アルフはゆっくり立ち上がって歩きだした。しばらくすると、振り返り、先程の王と王妃の写真を見た。
「グランマ、俺達今度はこの国に派遣される事になったよ。」
シルフィも一緒になって振り返り、アルフの腰に手を回す。
「院長様達が救って下さったこの世界、そして愛されたこの国を私達が守っていきます。」
「だからグランマ、天国から安心して見ていてくれよな。」
「院長様はちゃんと見て下さってるわよ。」
シルフィはアルフの背中を優しく押し、子供達を見る。
「フローラ、リュカ、今日はごちそうよー!]
両親に遅れまいと双子は嬉しそうな顔をしながら、元気に走ってきた。
>>834 >主フロ一目惚れ説や昔から好きだった説が絶対とか主張すると、アンチが出てくるなあ。
誰一人「絶対」などとは言っていないけど。各々自分の意見や解釈を述べてるだけじゃん。
まさかアンチが出てくる原因を彼らに着せるつもりかね。
それと、いくら「新解釈」だからといってゲーム内で描かれている最低限度の事実さえ無視されるのは
個人的に受け入れられない。
白戦士ss乙
アンチは何を言っても沸いてくるので気にする必要は無い
(大体2chスレはアンチの歴史である)
ただ、原則基本はゲームの設定だが選んだ嫁によって微妙に解釈が変わってくるのはしょうがないとして
スレタイがフローラファンスレだからフローラを選んだ場合のストーリーが主流になる
しかし自分はフローラ派だが叩き以外のレスはある程度の解釈は寛容で良いと想っている
まあ、何を言われてもお嬢様好きの自分は昔からフローラ萌えだが
誰がアンチを呼んだから責めるとかはせんよ。それこそ下らん下衆のする事だ。
好きな部分を楽しめばいいし、嫌いな新解釈なら受け入れなければいい。
まあ、何を言われてもお嬢様も好きな俺はビスタ港での主人公との出会いや修道院周囲での冒険を体験する幼年時代や、
主人公が石化してからの冒険(魔王に味方する人間に支配された国々を次々と解放していく、アンフロルート。主人公より早く石化を解き、魔王を倒す。)とか、
石化した主人公を探す冒険(ルドマン家の執事、傭兵+斧戦士3兄弟、メイド、じいや、ばあやが一時的に仲間になる、主フロルート)が見たいな。
フローラみたいなお嬢様がどうやって戦うのかなと思ったら初期装備モーニングスターとか意外すぎて萌え死んだ
ルドマンが「伝説の勇者のおじいちゃんなんだぞ」って周囲に自慢してるのも
ほほえましくて好きだな
フローラちゃんは永遠に花嫁です
841 :
出会いU:2011/10/15(土) 20:01:47.56 ID:iKcKwe4fO
船を桟橋に係留すると、すぐに水夫さんがに渡し板をかけ、私達が船に乗り込むための準備を整えてくれた。
その様子を、男の子はすぐ近くで見つめていた。
その目は好奇心に輝き、水夫さんや私達の姿を見つめている。
「――――!」
こちら側に渡って来ていた水夫さんが、腕と合図で安全に人や物を渡すことが出来るようになったことを示す。
姉さんはその合図がかかるが否や、船に乗り込んだ。そして、
「邪魔よ」
船の渡し口に立っていた少年に一声掛けると、姉さんはさっさと自分の船室に引っ込んでしまった。
その言葉と態度のどちらかに……あるいは両方に驚いた少年はその場で固まってしまっている。
姉さんは、いつもなら船の中を隅々まで見てまわろうとするのに、どうしたのだろう?
そう思いながら板を渡り、板の上から降りるときになって姉さんの行動の意味に気づいた。
渡し板と船との段差が大きすぎて、このままだと男の子の位置からスカートの中が丸見えになってしまう。
それに気づいて姉さんはあんなふうに声をかけたのだ。
しかし今さら気づいても遅い。
もう渡し板を半分以上渡ってしまっていて、後ろから父が船に乗ろうとしている。
戻ることも出来ず、進むのは躊躇われる瞬間に。
「良かったら手を貸しましょう」
男の子のお父さんが手を貸してくれた。
しかも、さりげなく男の子の前に立ち視線を遮ってくれている。
内心で胸をなで下ろしつつ、その人の手を取った。
その人は、私の身体に負担を掛けないように持ち上げ、軽やかに船の上に下ろしてくれた。
――その一事で、彼がどれほど優れた戦士かであるかを察した。
不安定な船の上に立ち、姿勢を制限され、相手の身体に全く負担を掛けずに移動させる。
そんな真似は、よほど自分の身体を御することに慣なければ出来ない。
私の体重が男の人と比べてどれだけ軽くても。
「ありがとうございます」
二つの意味での礼だと気づいてか、男の人は私に向けて微かに笑みを浮かべた。
たったそれだけで、男の人が纏う……ある種恐ろしいとさえ思わせる雰囲気が、私を守るものであるかのように感じられた。
「これはどうも。貴方が、護衛の方かな?」
父が男の人に声を掛ける。
「ええ。パパスと申します」
その言葉で、始めて私はその人の名前を知った。
「そうですか。いや、船が無事に着いたのは貴方のおかげだったとか。この船のオーナーとしてお礼を申し上げる」
842 :
出会いU:2011/10/15(土) 20:02:55.90 ID:iKcKwe4fO
「いえ、船を守ったのは船員の方々です。何よりこちらも助かりました。
2年ぶりに故郷に帰るところだったのですが、この船が無ければ半年先になっていた」
「ふむ。近頃は海の上の安全が脅かされておりますからな。我々にとっては頭の痛い問題なのですよ。
そうですな、今後の参考までにいくつか話を聞きたいので、奥で一杯どうですか」
返事は聞かず、父は奥へと進んでしまった。
「―――、少し待っていてくれ」
パパスさんは男の子に話しかけると、父のあとを追おうとした。
その前に、
「あの!」
声をかけて呼び止めた。
「父がごめんなさい」
「何、構わないよ。船賃代わりに話をするだけだ。それに魔物が増えて大変なのは本当のことなのだ」
パパスさんは何でもないように言い、笑みすら浮かべて見せた。
最初に感じたとおり、立派な人だ。
それだけに、父の態度が恥ずかしく思えた。
※※※※
「そうなの。お父様と一緒に世界中を旅して回っているのね」
「うん。でもこんな形をしてるなんて始めて知ったよ」
父が気に入った人を中々開放しないのを知っているので、私は水夫さんに言伝を頼んで男の子を私の船室に誘った。
といっても、特にすることはない。どうしようかと考えていると、男の子は私の部屋にある地図に興味を示した。
「そうなんだ。じゃあ、私が説明してあげる。
今、私達がいるのがここ、ビスタね」
そう言うと、私は地図の真ん中よりも右上の位置を指さした。
「貴方の故郷のサンタローズは、ここから北へ行ったところね」
地図上で小さく家の絵が描かれているところが、サンタローズ村を表している。
そこから指を右に滑らせ、川を越え森を抜けた先に、城が描いてある。
「そこから、もっと東に進むとラインハットという大きな国があるわ」
男の子はコクコクと頷きながら、私の指を目で追ってくる。
「私達はそこから来て、サラボナに帰るところなの」
「すごいねえ。僕が乗ってきたのはどこなの?」
男の子がキラキラと好奇心で輝かせた目で私を見つめる。それをもっと見たくて、出来るかぎりの説明を続けた。
「この船は石材と職人を詰んで来たという話だから、多分グランバニア領かしら。
岩山が多くて、その加工をする職人さんも沢山いるそうだから」
「そっか。確かにおっきな山が見えたよ」
こんなに、と手振りで示してくれる。
843 :
出会いU:2011/10/15(土) 20:05:09.96 ID:iKcKwe4fO
私は決して旅が得意ではないけれど、こんな風に話してくれる相手がいるとその風景を見てみたいと思う時がある。
――もちろん、そんなことが出来るわけではないのだけれど。
その想いを振り払うように質問を続ける。
「その前はどこに寄っていたの?」
「えっとね、さばくのまち。そこでしばらく待っていてって言われたんだ」
「砂漠、ね。だとするとテパドールだと思うわ」
地図の下側には砂丘と、たった一つ城がある。これがテパドール。
国土のほとんどが砂漠のため、人間にとって非常に生きづらい場所だ。
砂漠に点在するオアシスの周りに小さな集落があるが、国家と呼べるところはテパドール一つだけだ。
また、これといった港町を持たないため大型の船が乗り入れづらく、砂漠を渡る商隊……通称”キャラバン”が有名だ。
私の父の船も幾つかのキャラバンと取り引きがある。
「この船は、ポートセルミに行くって言ってたけど、それはどこなの?」
「ここよ。地図の左側。この大きな港町がポートセルミね。サラボナは、そこから馬車で4日くらいかな」
「馬車?」
「ええ。人や荷物を載せた台を馬が引くの。歩くのよりずっと速いのよ」
「あ、みたことあるよ。あれに人も乗るの?」
「ええそうよ。人を乗せるための椅子を付けたり、雨風を防ぐために幌を掛けたりしてね」
「すごいなぁ。いつか僕も乗ってみたいなぁ!」
「フローラ、どうしたの? 珍しく大きな声を出して」
話し声を聞きつけて、姉さんが私の部屋に降りてきた。姉さんの船室は、私の上になるから、私達の声が良く届いたのだろう。
そして、声の主が私以外にいることに始めて気づいた。
「あら、あんたはさっきの」
「こんにちは」
ぺこり、と男の子は頭を下げた。姉さんは男の子をまじまじと見ると、その視線を私に向けた。
その何も彼もを見通してしまいそうな視線に、思わず身じろぎする。
「ふうん」
何かを納得したかのように笑みを浮かべ、
「私の部屋には入らないでね」と言い置いて、自室に戻っていった。
男の子は、姉さんが消えた階段を目を丸くして見つめた。
「それでね、馬車を使ってずっと走り続けると……」
――それを遮るために声をかけて、彼の注意を地図に戻した。
第二話おわり
ss乙
フローラお嬢様の可愛いさときたら‥
もう‥‥!!
そう言えばスレ容量が495 KBに成っているな
500 KBで終了だから、次スレどうする?
普通に好きって語っちゃいけない雰囲気だなこのスレ
同じファンでも温度差あるのね
847 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/10/16(日) 13:52:19.70 ID:8jJz1C9WO
>>846 別に好きに語って良いと想うよ
ただ2chの嫁関係のスレは必ず定期的に荒らしが入り込んだり、監視していたりするから慎重にならざるをえないだよなぁ
但し他キャラ貶やアンチの妄言を気にせず、自分の中の純粋なフローラ萌を語る限り問題は無いはず
>>848 スレ立て乙だな
埋めネタ代わりに
フローラとは (フローラとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
フローラ(Fl?ra)は、ローマ神話の花と春と豊穣を司る女神。日本では長音記号省略表記のフロラでも知られる。元はギリシア神話のクローリスというニュンペー
(ニンフ)であり、西風神ゼピュロスによりローマに連れてこられ女神になったという。
上記から転じて、ヨーロッパでは女性名あるいは名字としてよく使われる。
▼
フローラ(8 Flora) - 火星と木星の間の小惑星帯にある大型の小惑星。フローラ族に属する。
フローラ族 - 小惑星帯のやや内側寄りに位置する小惑星群。
フローラ - 植物学で使う「植物相」の英語名。
日立・フローラ - 日立のビジネス向けクラウド製品のブランド。家庭向けパソコンは日立・プリウス。
フローラ号 - 小田急シティバスと秋田中央交通が運行する夜行高速バス
フローラ・ハイマン - アメリカの元バレーボール選手。ロサンゼルスオリンピック銀メダリスト。故人。
フローラ黒田園芸 - 埼玉のガーデニング専門店。下の1番を差し置いて検索でトップにくるお店。
架空の人名
フローラ -スクウェア エニックスのゲーム『ドラゴンクエスト5』『いただきストリートSP』などに登場するキャラクター。
フローラ - 漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』に登場する人物。
フローラ - アニメ『眠れる森の美女』に登場する妖精。
小岩井フローラ - ゲーム『ななついろ★ドロップス』の登場人物。
フローラ - ゲーム『モンスターハンターフロンティアオンライン』に登場するレジェンドラスタの一人。
フローラ - アニメ『Yes!プリキュア5 Go Go!』の登場人物。
名作・良作まとめ @ ウィキ - ドラゴンクエストV 天空の花嫁
埋めネタ
スレの埋め変わりにドラクエ5の嫁論争とシナリオについての記事をのせてみた
良くも悪くも波乱万丈な当スレの最後に相応しいかなとの判断です
賛否両論点
今でこそ「古きよき時代のRPG」と笑い飛ばせるものも多いが、当時からシナリオや仲間モンスターに関する問題を指摘する声はあり、特に以下の点が賛否両論となっている。
結婚イベント
ストーリー中でも最重要イベントの1つなのだが、そこへ至るまでの流れが唐突かつ強引であり不自然に感じられてしまう。
たまたま立ち寄った街で令嬢の
争奪戦が行われていること、その途中で偶然幼馴染みと再会し花嫁候補になること、どちらを選んでも花嫁が勇者の血筋であることが明らかになることなど、よく言えばドラマチック、悪く言えばご都合主義的な
展開が随所に見られる。
余談だが、ファンの間では結婚相手の選択を巡るいわゆる「嫁論争」が頻繁に交わされており、掲示板などで話題に挙がると
必ずと言っていいほど荒れるため、多くの場で禁則事項とされている。
シナリオ
本作はシリーズの中でも特にシナリオに重点が置かれた作品であり、ファミ通クロスレビューで「のめり込むシナリオ」と評された一方、「一本道」とも評されており、
自由度の低さが批判されていた。いわゆる「JRPG」のハシリとも言える。
例えば、船を入手しても浅瀬で
不自然に区切られていて自由に行き来できず、他の新しい乗り物を取得してもその時点で行ける場所は基本的に1つと、自由な探索がほとんどできない。
このような構成は物語をスムーズに進められるという利点はあるものの、決められたとおりに進めなければならないという印象が強く、
「親子3代の物語」という壮大なストーリーでありながら小ぢんまりとした感じになってしまっている
(これに加えて、物語が主人公の身内の問題に終始してしまっていることやフィールドマップに町や城が少ないことも世界を狭く感じさせる一因となっている)。
また、シリーズお約束の「喋らない主人公」であるせいで、主人公の心情が読み取りにくかったり、主人公が次に何をしようとしているのかがはっきりしなかったりする
などの弊害も起こっている。上記の結婚展開の唐突さや『嫁論争』の要因もここにある。
DQシリーズには欠かせない「伝説の勇者」。本作でも必要性が強調されているのだが、加入後も物語の中心は主人公であり、ひたすら影が薄い。
パーティーに入れる必要もなく、実はいなくても魔王は倒せる。それどころか、一度たりとも同行させないままクリアすることも可能である。
★このトピックに関する堀井雄二氏のインタビューの様子は↓の225
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/ff/1221251519/ ところでこの「ドラゴンクエスト5」というゲームには結婚相手を選ぶという主人公の人生最大のイベントがある。
結婚相手候補のビアンカとフローラという名称はどこから来たのであろうか?
堀井雄二氏は帰宅したとき、まずビールを飲むか、それとも先に風呂に入るのか、
「ビールか?いや風呂だ!」
といつも悩むのだそうだ。
結婚相手というのも人生における実に悩ましい選択問題である。
ビールか?ビールは英語で「ビア」、ビアか?、転じてビアンカ。 風呂だ!、風呂ーだ、転じてフローラ。
そう、主人公の人生における最大の選択肢を、氏が常日頃悩まされている問題の選択肢になぞらえたのである。
ちゃちな命名だと思われるかもしれない。確かにちゃちだ。
しかし私はこれを聞いたとき、実に堀井雄二氏らしい、分かりやすい発想だと思ったものである。
この分かりやすい命名こそが、他のゲームに比べて分かりやすいと言われ、
多くの人に親しまれている「ドラゴンクエスト」というゲームの象徴なのではないだろうか。久麿明