「何故私は生きている……」
シーモアは己の手を見つめ誰ともなく問いかけた。
スピラにおけるユウナやそのガードたちとの戦いで自分は死んだ筈だった。
「あるいはここはまだ異界ということか」
死んだ者たちが集い、蘇生の権利をかけて戦うとでもいうのか。
名簿にあるシーモアが知る者は4人。
ティーダ、ジェクト、キマリ、ユウナレスカ。
そのうち2人は自分が知る中で死が決定づけられていたはずだ。
ティーダとジェクトは祈り子たちが見ている夢であり、それゆえエボン=ジュを解放すればその存在は消える。
あのシンの中で自分を滅したユウナなら必ずやり遂げているだろう。
ユウナレスカは言うまでもなく死者だ。
ならばキマリは自分を倒した後に犠牲となったのか。
「いや、結論を出すのは早計だな」
憶測だらけの推理を軽く頭を振って払拭する。
そして改めて自分が何をすべきかを考えた。
唯一つ確定していること。それは自分にまたやり直せる機会が用意されたこと。
シーモアは諦めを知らない。
また再びスピラに戻り、ユウナに逢わなければならない。
「ただ……その時はユウナレスカも共に帰らねばなるまい」
ユウナレスカがいなければ究極召喚は完成しない。
そうでなければ自分がシンとなることもできないのだ。
「ユウナレスカを探さねばならない。そして私か彼女かのどちらかが最終勝者とならねば……」
自分が優勝してユウナレスカと共に帰ることを望むか、彼女を優勝させ自分を蘇生してくれるよう頼むか。
ユウナレスカを助ければ彼女は願いを聞き届けてくれるだろう。
彼女の目的は自分の目的に反しないどころか、同じ方向にあるのだから。
シーモアは支給された短機関銃を手にし、帽子をかぶると立ちあがった。
「ユウナ。私は必ず再びあなたの前に立とう……愛や友情が絆なら憎しみもまた絆である筈。
あなたが愛する少年ティーダを殺し、あなたの父のガードであったジェクトを殺し、あなたのガードであったキマリを殺す。
そしてユウナレスカと共にあなたの下へ……」
彼の方針は決定した。
「さて、出てきなさい」
「え、ヤバ!」
シーモアは不意に後方の茂みに銃口を向ける。
誰かが自分を監視していることに気付いていたのだ。
するとそこから軽装の少女が現れ、背を向けて走り出した。
それを見て躊躇せずに引き金を引く。
ばらららららららら
タイプライターを叩いたような音が響き、銃弾が音速でばら撒かれる。
「ぎゃん!」
弾幕に飲み込まれ、少女は倒れた。
そのままゴロゴロと斜面を転がり、茂みの奥へと落ちてしまう。
「ふむ、命中制度はさほど高くないな……あまり射程は長く考えない方が良いらしい」
有効射程はおよそ20mほどだろうとアタリをつけ、シーモアは銃を仕舞った。
アサルトライフルの方が殺傷力は高いだろうが、多勢を相手にする時はこちらの方が有効だろう。
彼の被った帽子――山彦の帽子があるため、敵が一人の時は魔法を使った方がいいのかもしれない。
シーモアは少女が消えた茂みを一瞥すると、その場を去って行った。
銃弾は彼女の肺を貫いていたので生死を確認するまでもないと思ったのだ。
□
「がふっ」
少女――ユフィはまだ生きていた。
だがシーモアが見たとおり肺を貫かれていたので、もはや余命いくばくもない。
彼女は震える手でザックに手を入れると、一つの薬瓶を取り出した。
力の入らぬ指先で、苦労しながら蓋をとり口元に持っていく。
そして瓶の中の液体がユフィの口腔に注がれていき――
「ぷはあっ! 死ぬかと思った!!」
彼女は飛び起きた。
貫かれた箇所は薬――エリクサーの効果によって完全に治癒されている。
「あの青ゴキブリめー、今度あったらボッコボコにしてやるんだから!」
ぷんすかと立腹しながら彼女は立ちあがった。
「もー、クラウドどこにいんのさー。淋しいよー」
武器を持たない彼女はとりあえず頼りになるあのツンツン頭の青年を思った。
【シーモア@FF10】
【所持品】マシンガン(残弾9/10) 予備弾倉×3 山彦の帽子@DQ5
第一行動方針:ユウナレスカを探す
基本行動方針:スピラに戻り、シンとなる
【ユフィ@FF7】
【所持品】キメラのつばさ×10 エリクサー×9 万能薬×10
第一行動方針:クラウドを探す
基本行動方針:死にたくないな
【現在位置:F-1 森/朝】
投下了
続いて代理投下いきまーす
光の戦士の啓示を受けたとき、心躍った。
クリスタルの啓示を受け、世界を平和に導いた四人の戦士の話、幼いころはよくユウリに聞かせてあげたものだ。
そのおとぎ話の英雄に自分が選ばれたのだと。
力ではサスケには及ばない。魔力ではユウリには及ばない。
さらに、戦闘での器用さは賢者となったもう一人の仲間には最終的に及ばなかった。
けれども、少しでも旅が楽になるように、各地の文化や歴史についてはいろいろと調べたものだ。
サスケもユウリも性格柄、交渉事は苦手だった。私ともう一人で交渉事や情報収集にあたっていた。
ジョブも赤魔道士、学者、竜騎士、吟遊詩人などのように、その町の文化に合うものをメインに据えていた。
もともとキャパシティがなかったのに加え、戦闘向きではないジョブが多かったこともあり、
結局伝説のジョブに就くことはできなかったが。
今となってはマズかったとは思う。
戦闘経験もそうだが、さまざまな歴史や文化に触れるほど、見えなかった視点からものごとが見えてくる。
闇の四戦士は自ら望んでクリスタルの啓示を受けたのか?
彼らは世界を救った後、どうなったのか?
本当に彼らは世界が平和になったあと、平和に暮らすことができたのか?
やがて、その答えにたどり着くこととなった。
142 名前:英雄の裏側[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 17:37:16 ID:IFHuK.uI0
光か闇が氾濫するたびにもう一方のクリスタルは光・闇の戦士を選出する。
人々はクリスタルの啓示を受けた光の四戦士などと、いかにも英雄然とした呼び方をしているが、
なんのことはない、その実態はクリスタルに捧げられた人柱なのだ。
クリスタルの戦士は、死後に魂がクリスタルに封印され、悠久のときをすごす事になる。
百年後に出られるかもしれないし、千年かかるかもしれない。
あるいは、一万か、十万か? さらに永い時をすごす事になるか?
闇の四戦士に会ったとき、彼らは生ある死人のようだった。
肉体は頑強、けれども魂は原形をとどめないくらいに磨り減ってしまっていた。
何も知らなければ、闇の世界の住人というのはこういうものなのだろうと済ませていたのかもしれないが、
私には生まれ変わることができず、クリスタルに縛られた死人の成れの果てにしか思えなかった。
暗闇の雲を倒したときの、彼らのうれしそうな顔が忘れられない。
世界が平和になったことではなく、ようやく自分たちが解放されることへの歓喜。
きっと運命は変えられない。私が死ねば、私の魂も次の闇の氾濫までクリスタルに封じられることになる。
ドーガやウネによれば、死を迎えたとき、人も魔も問わず大いなる流れに同化し、また新たな生を授かるという。
現にドーガもウネも、その膨大な魔力によるものとはいえそれを実演して見せた。
だが、その理を外れて、人と話すこともできず、外の世界に触れることもできず、
迷宮の奥で永遠にも思えるときを過ごすのはどれほど苦しいことだろう。
ながいながい空白が待っているからこそ、それまで精一杯生きていたい。
生きるのに疲れるくらいまで、それこそ何かの秘薬を使ってでも、長く生きていたい。
クリスタルの戦士のその後について、サスケには少しだけ話したことがある。
普段最も冷静な彼ならば取り乱さずに聞いてくれるだろうと思ったからだが、
あまりそういう話をするものではない、と答えてくれただけで、
マスクの下で何を考えていたかは分からなかった。
ただ、その話を覚えていれば彼も懸命に生き残ろうとしているかもしれない。
兄弟同然に過ごした仲だ。会ってしまえば、きっと情が移ってしまうだろう。
一応最年長だ。仲間内では一番長く生きている。
だから、仲間には非情になりきれないかもしれない。
気持ちの確認だけはしておきたい。
仲間を前にして、何も感じなければ、自分のために生き残ろう。
仲間を前にして、殺せないと、もっと生きていて欲しいと思ったら、彼を生き残らせよう。
外から誰かが近づいてきている。急いで男の子の死体を二階へ運ぶ。
死因は毒、それも一突きで体内に直接差し込んだものだから、外傷などほとんどない。
死体が見つかったところで誰が殺したのか、そもそも他殺か自殺かということすら分かりようがない。
それでも大勢の人間がやってくるだろうこの酒場で、玄関から見える位置に死体を放置するのはマズい。
扉が開き、元々扉に付いていた鳴り物が響く。
危ない相手なら窓から逃げればいいし、
そうでないなら仲間として振舞うか、それとも殺すか。
向こうの出方を見るのが先決だ。
気配は隠さず、階段の上で様子を伺う。
「私はルイーダ。戦うつもりはないわ。
誰かいるのなら、姿を見せてくれないかしら?」
ルイーダ。聞き覚えのある名前だ。
そう、確かこの酒場は、ルイーダの酒場。
この酒場の主人だろうか。十分ありえることだ。
ならばこの世界の地理にも詳しいかもしれない。
狩人は単独で動く場合、殺意を気付かれる前に相手を仕留めなければならない。
地の利もないまま接近戦を挑むのはあまりに下策だ。
可能ならば、地理に詳しい人物の協力を得るほうがよい。
何より、彼女と争うのは避けたい。
彼女は武器も何も持ってはいないが、銀行のカウンターをバリケード代わりにしているのか、
接近戦を非常にしかけにくい位置に陣取っている。
弓矢や魔法なら届くだろうが、彼女の近くには窓、その向こうは城のお堀だ。
攻撃を仕掛けても逃げられる可能性は非常に高い。
魔法や暗器を警戒しながら、一歩ずつ慎重に姿を見せて。
それでいて、向こうに警戒心を起こさせないように、声も口調も軽めに作って。
「ごめんね。こんな状況だから、あんまり気軽に出て行くわけにもいかなくって。
私はメルフィって名前。もしかしなくても、ルイーダさんって、この店の店主さん?」
「残念だけど違うわ。ここの主人とは同名の別人ね。私も宿屋の酒場の店主をやってるけど」
彼女はこの酒場の主人であるルイーダではないという。
どことなく隙のない振る舞いは、それなりにベテランの旅人なのだということを物語る。
けれども、本人は酒場の店主をやっていたと言う。
どこまでが本当なのだろう? 何かを隠すためにウソをついているのだろうか。
それとも本当にただの偶然なのか? 実はこの世界には参加者の名前がいたるところに使われているというだけか?
「ホントに、本当に?」
「ええ、ウソはついてないわ。女神様と天使様に誓います」
「でも結構旅慣れてそうだったし、冒険者に見えたんだけどなー?」
「ええ、昔は世界中をめぐったわ。今もときどき休暇を貰っては気ままに旅をしてるわね」
少し羨ましく思った。
私は世界中を旅したけれど、あまり自由ではなかったように思う。
魔王からの刺客におびえ、国王様や町のお偉方にはプレッシャーをかけられる。
ようやく世界が平和になったと思ったら、ここに連れてこられたというわけだ。
使命を背負わず、気ままに生を満喫できる旅ができればどんなにうれしいことか。
「疑いたくなるのは分かるけど、私がウソをついているというよりは、
ゼムスが何らかの意図を持って私をここからスタートさせたと考えるべきじゃないかしら?」
確かに、ゼムスの用意した会場だ。何も企んでいないとは到底言い切れない。
こんな狂った催しを開く男に対し、意図を探るなどムダにも思えるが…。
答えがあるとすれば、彼女と共に、または彼女を隠れ蓑に殺し合いを進めろということだろうか?
ゼムスは私がこの地でどういう動きをするかというところまで調べ尽くしていたというのだろうか?
「ところでメルフィさん、私が来たとき二階で何をしていたの?」
「え!? あ〜、うん、ルイーダさんが来たときね」
色々考えているところに突然逆に質問されて少し取り乱してしまう。
今ので怪しまれなければいいのだが。
彼女のサバサバした性格が本物なら、二階でやっていたことくらいは話しても大丈夫だろうけれど。
「言いにくいんだけどね、一人死んでたの。彼を弔っていたところよ」
「死体? もう人が死んでいたというの?」
「うん、男の子が一人、ね。最初は眠ってるのかなって思ったんだけど、息してなかったんだ。
なんだかお酒くさかったけど、…まさか中毒ってことはないと思うんだけど。
ひょっとして、その子に心当たりあったの?」
「いいえ、私の知り合いは全員女性よ。それにしても、そう、もう犠牲者が出てしまったのね」
なんともやりきれない、と言いたいかのように、ルイーダの表情が暗くなる。
彼女もきっと、こんな場所でも人のことを思いやることができる人なんだろう。
「ルイーダさん。
私ね、こんな世界に放り出されてしまって正直怖いんです。
あなたは信用できそうですし、一緒に付いて行ってもいいですか?」
改まった態度で同行を申し出る。きっと彼女なら申し出を受け取ってくれるだろう。
少しだけ何かを考えていたのだろうが、すぐに結論は出たようだ。
あらたまって彼女は答える。
「ごめんなさい、確かに普通は一人よりは二人のほうがいいかもしれない。
けれども、私はやっぱり今は一人で動きたいの」
呆気に取られた。こんな返答をされるとは思わなかった。
「そ、そうですよね。こんな会ったばっかりの人間じゃお互いに分からないことだって多いですし、ね?」
さっきまでの流れなら、きっと二つ返事で了解してくれると思ったのに。
私の対応がマズかったのか、それとも誰もが他人を信じられなくなっているのだろうか?
見透かしたように、彼女が答える。
「あなたのせいではないわ。私の心の整理の問題よ。だから気にしないで。
そうね、ヒメとニアナ、彼女たちなら困っている人は放っておかないから、
もし会えたら頼るといいわ。ごめんなさいね」
呆然としているメルフィを背に、ルイーダは酒場を後にする。
メルフィという女性、悪人には見えなかったし、
いきなりこんなゲームに放り込まれた割りには大きく取り乱す様子もなかった。
実力だってなかなかのものだろうに、同行したいとは思えなかった。
どこかしら馴れ馴れしい口調のせいだろうか? 虚勢を張っているように見えたからだろうか?
ルイーダの警戒心が強すぎるからだろうか?
確かに「演じている」感じはあったが、こんな場所で出会った人間相手に自分を出さないのは、当然なはずなのだ。
理由はいまひとつ分からないが、あえて言うなら。
「女の勘ってヤツね、きっと」
突然、背筋がゾクリとする。誰かに見られているように感じるのだ。
後ろには酒場しかない。まわりにも人の気配は見えない。
「気のせいかしら?」
メルフィの申し出を受け入れず、
見捨てるように酒場を去ったことに罪悪感を感じたのかもしれない。
ルイーダは足早に、通りの向こうへと消えていった。
【メルフィ@FF3狩人】
【道具】E透視の指輪@トルネコの大冒険3 バーサーカーの種@トルネコの大冒険2 Eニードルアロー×14@不思議のダンジョンMobile
ルカの道具は不明
第一行動方針:サスケ・ユウリを探す
基本行動方針:仲間以外の殺害・仲間二人は保留
【現在位置:E-7・アリアハン・ルイーダの酒場/午前】
【ルイーダ@DQ9】
【道具】不明
第一行動方針:町の探索
基本行動方針:仲間と一緒に生きて帰る
【現在位置:E-7・アリアハン・ルイーダの酒場前の通り/午前】
代理投下終了です
キマリは体を伏せ息を殺し3者の戦いを見ていた。
遠目からではどちらが先に殺し合いを始めたのか、判断材料に乏しく割って入る訳にも行かぬからだ。
ティーダならば理屈よりも先に感情で動くであろうが、ロンゾの戦士であるキマリが勇敢と無謀を履違えるわけがない。
老人はかなりの腕を誇り、奇襲をものともせず跳ね除けたが、均衡が破られたのはその直後。
凶弾が彼の体を貫き、その血を地に溢した。
スナイパーの存在はキマリには気づけなかった。
もしも出ていれば、と己の幸運に感謝し、同時に心のうちで老人に対し陳謝した。
乗ったのはあの3人であるが、老人の死には己も少なからず関与している。
己が出ていれば情況が好転したとは言わずとも、変わっていたかもしれない。
ならば、と考えキマリは弔う事にした。
あの者達を生かしておけば必ずや仲間に対し危害を加える。
狙撃手と忍者の笑みから得た絶対的確信の前には、自分の主義等くだらない。
主義を捨てることで仲間を守れるならば、本望だ。
キマリの内なる使命感が加速する。
相手のコンディションを確認する。
疲弊の度合いはあれ程の実力者を相手にしただけあって、3人ともかなりのもので、それを裏付けるように今もまだ自分に気づいていない。
射程からいって仕掛けるのに好ましいのはタネ大砲。
命中率という点では仲間の中でもそれなりに優れていたキマリにとって当てることは難しいことではない。
自分の調子が万全で、相手の調子が悪いからこそできる戦い方だ。
らしくないとキマリは自嘲した。
そしてキマリはついに青魔法を唱える。
唱えた後には――――――――
■
シャドウの後を歩むサスケの頭が突然破裂した。
脳漿が草地にぶちまけられ、司令塔を失った体が重力に引かれ地に堕ちた。
アーヴァインがすぐにその位置から飛び、死角へと逃げ込む。
射線を読み、スピカを握り締め敵の把握に務めようとするが追撃はなく既にそこには誰もいなかった。
「僕が気配すら感じ取れなかっただって…」
あの大物を仕留め、気が緩んでいたことは間違いない。
警戒すべきは大物を仕留めた後だったというのに。
サスケの死に対する感慨は何も無い。
所詮、この場限りのインスタントな関係に過ぎない。
だが立ち居地が悪ければ、そこで転がっていたのは自分かもしれないと思うと冷や汗物であった。
シャドウはどうなったのやら。
【現在位置:E-3・森/午前】
【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 聖なるナイフ@DQ4 雷神の支給品
基本行動方針:?
【キマリ@FF10】
【道具】ホーリーランス@FF5 ブレイプリング@FF6
基本行動方針:今は逃げる
【アーヴァイン@FF8】
【道具】スピカ@FF12
オニオンバレット×17 サイレント弾×10 ソイルショット×10 アクアバレット×10
ナパームショット×10 石化弾×10 風のペネトラテ×10 ダークショット×5
第一行動方針:セルフィを生き残らせる
【サスケ@FF3:死亡】
シャドウはどうなったのか。
老人を襲ったのは”三人組”だった。
それは知っていたはずなのに。
もう一人が全く姿をみせていないことを、キマリはもっと本気で気にかけるべきだった。
あれほどの猛攻を見せた三人が、自分にいいようにやられたことをもっと疑問に思うべきだった。
グズリという水音が響いた。
見れば、キマリの蒼い胸から薄く透き通る蒼い氷の刃が生え出ていた。
何が起きたのか。
認識しようと後ろを振り向こうとしたキマリの頭が突然破裂した。
狙撃を受けた、理解できたのはそれだけだった。
脳漿が草地にぶちまけられ、司令塔を失った体が重力に引かれ地に堕ちた。
倒れ行くキマリが最後に見た光景は、自らが倒したはずの、赤い忍者の姿だった。
何故、背後から刺されたのか。
何故、自分を見失ったはずの狙撃手が自らを狙い撃てたのか。
何故、死んだはずの忍者が生きているのか。
何一つ理解することのないまま、キマリの意識は闇に堕ちた。
■
「しかし、狙撃がくるとと思ったけどまさかタネを飛ばしてくるとはね。
ホント、予定通りサスケを狙ってくれてよかったよ
当たったところで死にはしないだろうけど、僕が狙われたらとおもうっとゾッとしないね、痛そうだし」
「バカ、油断するな、あんなのでも当たり所が悪ければ死ぬっての」
そうアーヴァインを窘めながら、サスケは自らの身代わりになった丸太の上に腰をかけた。
「ハハ。ごめんごめん。でも狙い通りだったね。
敵が潜んでいるのはわかってたけど、位置が特定できなかったからね。
君を囮に敵に攻撃させ僕が位置を掴んで敵を仕留める、見事にハマってくれてよかったよ」
「お前の大根っぷりもなかなかだったがな。
何が、僕が気配すら感じ取れなかっただって、だ」
「それは本当さ。残念ながら僕には君たちみたいな相手の気配がわかるなんて漫画みたいな力ないんだよ。
だから、僕に分かるのは狙撃手の心理と位置だけさ」
ふっと銃口を吹きながらアーヴァインはカッコをつけた。
常に命のやり取りを覚悟している暗殺者が一難を乗り切ったところで警戒を怠るはずがない。
狙撃の名手が素人と言って差し支えない相手の行動を読めないはずがない。
隠密行動を信条とする忍者が囮以外の目的姿を晒して居るはずがない。
つまり。
気づかれていないと思っていたのはキマリだけだった。
逃げ切れたと思っていたのはキマリだけだった。
殺したと思っていたのはキマリだけだった。
ただ、それだけの、話だった。
【現在位置:E-3・森/午前】
【サスケ@FF3忍者】
【道具】ザ・タワー@FF9 はがねの剣@DQ3 女海賊頭領の支給品
第一行動方針:生き残り優勝する
【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 聖なるナイフ@DQ4 ホーリーランス@FF5 ブレイプリング@FF6 雷神の支給品
基本行動方針:?
【アーヴァイン@FF8】
【道具】スピカ@FF12
オニオンバレット×16 サイレント弾×10 ソイルショット×10 アクアバレット×10
ナパームショット×10 石化弾×10 風のペネトラテ×10 ダークショット×5
第一行動方針:セルフィを生き残らせる
【キマリ@FF10:死亡】
【残り110名】
乙
大分キャラが埋まってきたな
シーモアはゴッキー扱いかw
そして、光の戦士の運命は荷が重いな
ん、内容が大幅に変更になってて驚いたけどサスケ死亡撤回されてキマリ死亡になったのか?
最初に投稿されたのとは見違えるくらい面白くなってるな
後を歩むって書かれてる時点で全く姿をみせてないとかおかしくないか
サスケが死んでキマリがシャドウに追い討ちをくらってとかなら分かるけど
足跡でも残したんじゃね
ごめん、展開変わった今だから言うけどマーダーがネタキャラに殺されるクソ話だと思ってた
けど追加分で一転して面白くなったし、いい意味で裏切られたわw
修正中に思いついたんだと思うけど、ナイス加筆でした、正直見直したGJ!
やっぱりお前は本当の書き手じゃないだろ
追加された文、お前の文の方が書き慣れてるってか色々違うし
サスケは死んだんだぞ?次スレにも書いてあるんだから認めろよ
圧力掛けて内容変えさせて何がGJなんだか
修正後に死者が変更されるのはよくあること
成りすましだったら、したらばで本人直々の発言があるだろうから
少し待ってみたら
どうやって確かめんの?
ホストとか照合して管理人が判断するのか?
そういうことになるな
あれだけ自分のSSに拘ってたんだから、勝手に変更されたら宣言するでしょ
本物だったら別に本人宣言する必要はないぞ。そこまでやると穿ちすぎだし
修正でだいぶ面白くなったな
お疲れさまでした
一時投下スレより
>147 名前:
>>140 投稿日: 2011/01/24(月) 00:47:59 Mqj7qMOY0
>タネ大砲の脅威 修正版の書き手です。
>本スレ687−688は私が書いたものではありません。
>どういった意図で
>>687-688を書かれたのかは容易に予想がつきますし
>今後キマリをどうしようと私には構いませんが、今回はサスケが死んで終わりです。
>ですが687-688を書いた方も今後はその力を企画を盛り上げるために使ってくれれば嬉しいですw
>では
というわけで
>>686-688は無効ね
成り済まし乙
したらば見たら来てたぞ
だが本人かどうかは管理人にしか分からないって嫌なもんだな
あれが偽物なら別人説も解消されて素直に面白くなったことを喜べるのに
もう誰が本物か偽物かさっぱり分からない
そもそも本物ってなんだ?
え、マジで
書き手の成長に感動したのに
面白い話書いた方が荒らしってのは考えたくないなぁ
>>700の方が偽物であることを祈るよ
148 名前:立てた奴★[] 投稿日:2011/01/24(月) 01:12:11 ID:???0
確認しました
はいはい終了終了
荒らし乙
本当にここって糞な奴が多いな
あの書き手はもう離れてるだろうと思ってどうせ書いたんだろうな
したらばに書かせなかったらそれが罷り通ってたって怖いわ
気に入らないssで名無しキャラ一人が死んだだけでそうしようとする考え方もヤバい
書き手は書き手で報復しても良いとか言い始めるし大丈夫か?
大体コンディションを確認して3人とも疲労が凄いって分析してんのに
何が姿を見せていないだ、死ねよカス
まさか最初にここに投下した人物と避難所で受け答えして修正版投下した人物も実は別人なんてことは……
まあさすがにそれは無いだろうけど
【サスケ@FF3:死亡】って時点で次のSSに登場するのはなしでしょ?
いきなり何聞いてんのか知らんけど、同SS内であれば死亡撤回はありだし回想で出てくる分にも構わないよ
そもそも本人なり済ましとか最低最悪の恋じゃねえか
>>707 そこまで疑うと収拾付かない
>>709 ※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活は認めません。
って
>>1に書いてあるけどいいの?
そういう叙述トリック的な話ってことか?
なりすましが出ました、でもしたらばの書き込みで本物が判明しました、めでたしめでたし
で終わるつもりなのか?
今後また同じようなことが起こったらどうするんだよ
今回は幸いしたらばの書き込みで裏が取れたが、
したらばの議論を経ずに本スレで指摘された時点で修正に入った場合や、
たまたま議論時は普段と違う回線を使ってたり、大手プロバイダだったりでホスト確認しても
本人が確認できないケースが出てきてもおかしくないんだぞ?
管理人が確認すればわかるケースにしたって、
今回は書き手も管理人さんも比較的早く動いてくれたから良かったものの
時間が経ってから本物が名乗り出たり、本物だという名乗りから管理人さんの対応までに時間がかかったら
今回以上に大荒れになる可能性が高い
このままでいいのか?
別にいいんじゃない?
偽者が本物より劣ると決まってるわけでもないし
自分は絶対に偽者にSSを乗っ取られたくない!って人だけトリップ使えば
なんでもかんでもルールを増やせばいいってもんでもない
やり方次第で最強体主催すら殺せるマーダートリオを無意味に解散させる空気読めない話よりも
偽物の書いた話のほうが面白かったしロワ的にもよかったんだから、話が面白ければ本物とか偽物とかどうでもいい
ただ、まあ本物の作者はワザとそういう空気読めない話書いた感ありありだったから、何言っても喜ばすだけなんだろうけど
他の書き手を騙ってる時点で問答無用でアウトだろ
偽者でも面白けりゃいいって、どんな神経してんだよ
まあ今はルールを増やしまくって書き手を縛り付けて中盤で頓挫〜ってのがこの手のスレのスタンダードみたいだし
そうしたいならそうすればいいんじゃないの
それが気に喰わない奴は黙って去るだろう
いや、俺は絶対にトリップつけろとかルール作れとか言ってるわけじゃないんだよ
ルール整備しなくていいのかって言ってるだけで
それよりも問題なのは、面白ければ偽者でもいいっていうその思考だよ
ルールを作るかどうかに関係なく、騙りがNGなのには変わりないだろうが
>>715 ロワだとまず見かけないが、
その類のスレは意外と2ちゃんねるにはあるから珍しい意見でもない
つまり自分はルールの基盤を打ち立てたりするつもりはないが、お前らがそれをやるべきではないか、って事か
その思考も問題なのでは…
騙りがNGかそうじゃないかはハッキリ決めといた方がいいかもな
騙りありってのが特色になるかもよ
バレればNG、バレなきゃOK
それくらいの世紀末思考も悪くないとは思わん鼎
面白い方が本物扱いされるとすれば語りが出るたび作品のクォリティが上がっていいんじゃないの
最初の投下者も本物であるために作品のクォリティを高めようとするだろうし
まあ、面白いとか誰がどう決めるんだとかいうイチャモンがつくんだろうけど
>>721 バレなきゃOKって当たり前だろ・・・
バレてなきゃまずOKNGの話が出ないし
>>719 いや、ルール作ったほうがいいんじゃないかっていう提案兼質問のつもりだったんだが