DQFFバトルロワイアルRr

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1名前が無い@ただの名無しのようだ
━━━━━説明━━━━━
こちらはDQ・FF世界でバトルロワイアルが開催されたら?
というテーマの参加型リレー小説スレッドです。

参加資格は全員にあります。
初心者歓迎、SSは矛盾の無い展開である限りは原則として受け入れられます。
殺し合いがテーマである以上、それを許容できる方のみ参加してください。
好きなキャラが死んでも涙をぐっと堪えて、次の展開に期待しましょう。

+基本ルール+
・参加者全員に、最後の一人になるまで殺し合いをしてもらう。
・参加者全員には、<ザック><地図・方位磁針><食料・水><着火器具・携帯ランタン>が支給される。
 また、ランダムで選ばれた<武器>が1つから3つ、渡される。
 <ザック>は特殊なモノで、生物以外ならどんな大きなものでも入れることが出来る(DQの大きな袋を思えばおk)
・生存者が一名になった時点で、主催者が待っている場所への旅の扉が現れる。この旅の扉には時間制限はない。
・6時間ごとの一日四回に、それまでの死亡者が発表される。

+首輪関連+
・参加者には生存判定用のセンサーがついた『首輪』が付けられる。
 この首輪には盗聴器と爆弾が内蔵されており、着用者が禁止された行動を取る、
 または運営者が遠隔操作型の手動起爆装置を押すことで爆破される。
・24時間以内に死亡者が一人も出なかった場合、全員の首輪が爆発する。
・日の出時に現れる『旅の扉』を二時間以内に通らなかった場合も、爆発する。
・無理に外そうとしたり、首輪を外そうとしたことが運営側にバレても(盗聴されても)爆発する。
・なお、どんな魔法や爆発に巻き込まれようと、誘爆は絶対にしない。

+戦場となる舞台について+
・このバトルロワイアルの舞台は日毎に変更される。
・毎日日の出時になると、参加者を新たなる舞台へと移動させるための『旅の扉』が現れる。
・旅の扉は複数現れ、その出現場所はランダムになっている。
・旅の扉が出現してから2時間以内に次の舞台へと移らないと、首輪が爆発して死に至る。

━━━━━お願い━━━━━
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活は認めません。
※新参加者の追加は一切認めません。
※書き手として参加される方は話の前後で混乱がないように配慮してください。
※参加者の死亡があればレス末に、【死亡確認】の表示を行ってください。
※又、武器等の所持アイテム、編成変更、現在位置の表示も極力行ってください。
※人物死亡等の場合アイテムは、基本的にその場に放置となります。
※本スレはレス数500KBを超えると書き込みできなります故。注意してください。
※放送を行う際は、スレで宣言してから行うよう、お願いします。
※最低限のマナーは守るようお願いします。
2名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 16:08:24 ID:V2focxHA0
暫定名簿

2名 FF1 ナイト ガーランド
4名 FF2 フリオニール マリア レイラ こうてい
4名 FF3 忍者 導師 狩人 エリア 2ヘッドドラゴン
3名 FF4 セシル カイン ベイガン
10名 FF5 バッツ ファリス レナ クルル ガラフ シド リヴァイアサンに瞬殺された奴 オメガ 神龍 エクスデス
8名 FF6 ロック セリス エドガー マッシュ シャドウ ケフカ ダンカン師匠 モグ
6名 FF7 クラウド ティファ ユフィ レッドXIII シド セフィロス
10名 FF8 スコール ゼル キスティス アーヴァイン セルフィ サイファー 風神 雷神 ラグナ シュウ
5名 FF9 ジタン ガーネット ビビ ミコト クジャ
5名 FF10 ティーダ キマリ ユウナレスカ シーモア ジェクト
1名 FF10-2 ガリク=ロンゾ
1名 FF12 バルフレア
3名 FF13 ライトニング スノウ ホープ
6名 FFT ラムザ ディリータ アグリアス シド ウィーグラフ 労働八号
1名 FFTA2 ボンガ編集長
3名 FFUSA ザッシュ フェイ カレン
1名 FFCC小さな王様 チャイム
1名 光の四戦士 アイレ

3名 DQ1 主人公 ローラ姫 竜王
3名 DQ2 ローレシアの王子 サマルトリアの王子 ムーンブルクの王女
6名 DQ3 男勇者 男戦士 女武闘家 女賢者 女海賊頭領 バラモス
7名 DQ4 女勇者 マーニャ クリフト アリーナ エビルプリースト エッグラ チキーラ
10名 DQ5 主人公 主人公の息子 主人公の娘 ビアンカ フローラ デボラ パパス ゲレゲレ スラりん ダニー
9名 DQ6 主人公 バーバラ チャモロ アモス カダブウ ジャミラス グラコス デュラン アクバー
6名 DQ7 主人公 ガボ マリベル フォズ グレーテ姫 シャークアイ
4名 DQ8 主人公 ゼシカ ヤンガス ドルマゲス
3名 DQ9 女主人公 女パラディン ルイーダ
2名 DQS 主人公 セティア
2名 DQM2 ルカ イル

FF 75名 DQ 55名
計 130名

現在の状況
エントリールールに基づき参加キャラの審議中

> 1名 FF10-2 ガリク=ロンゾ
> 1名 FFTA2 ボンガ編集長
> 1名 FFCC小さな王様 チャイム
> 1名 光の四戦士 アイレ

USAは通過
上記の1名参戦作品は除外候補として保留
今日一日待って反対意見なければ除外
意見があればその都度議論、長引くようなら参戦

> <FF4:たかはしてつや><FF6:ボナコン>
> <DQ7:マリベルの家のメイド><DQ7:山賊>

無効審議中
マリベル家のメイドに除外反対意見あり

繰り上げ参戦候補
<DQ5:主人公の息子><DQ6:グラコス><FF6:シャドウ><FF6:ケフカ><FF3:エリア>
<FF12:ジャッジ・ガブラス><FF12:バッシュ・フォン・ローゼンバーグ><DQ6:キラーマジンガ><DQ5:ブラウン>
3名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 16:10:15 ID:V2focxHA0
前スレ

DQFFバトルロワイアルR
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/ff/1294404613/
4名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 16:20:53 ID:aRgZherTP
おつです。
ちなみに現時点での議論によって変わった場合の名簿

2名 FF1 ナイト ガーランド
4名 FF2 フリオニール マリア レイラ こうてい
4名 FF3 忍者 導師 狩人 エリア 2ヘッドドラゴン
3名 FF4 セシル カイン ベイガン
10名 FF5 バッツ ファリス レナ クルル ガラフ シド リヴァイアサンに瞬殺された奴 オメガ 神龍 エクスデス
8名 FF6 ロック セリス エドガー マッシュ シャドウ ケフカ ダンカン師匠 モグ
6名 FF7 クラウド ティファ ユフィ レッドXIII シド セフィロス
10名 FF8 スコール ゼル キスティス アーヴァイン セルフィ サイファー 風神 雷神 ラグナ シュウ
5名 FF9 ジタン ガーネット ビビ ミコト クジャ
5名 FF10 ティーダ キマリ ユウナレスカ シーモア ジェクト
3名 FF12 バルフレア ジャッジ・ガブラス バッシュ
3名 FF13 ライトニング スノウ ホープ
6名 FFT ラムザ ディリータ アグリアス シド ウィーグラフ 労働八号
3名 FFUSA ザッシュ フェイ カレン

3名 DQ1 主人公 ローラ姫 竜王
3名 DQ2 ローレシアの王子 サマルトリアの王子 ムーンブルクの王女
6名 DQ3 男勇者 男戦士 女武闘家 女賢者 女海賊頭領 バラモス
7名 DQ4 女勇者 マーニャ クリフト アリーナ エビルプリースト エッグラ チキーラ
11名 DQ5 主人公 主人公の息子 主人公の娘 ビアンカ フローラ デボラ パパス ゲレゲレ スラりん ダニー ブラウン
10名 DQ6 主人公 バーバラ チャモロ アモス カダブウ ジャミラス グラコス デュラン アクバー キラーマジンガ
7名 DQ7 主人公 ガボ マリベル フォズ グレーテ姫 シャークアイ マリベルの家のメイド
4名 DQ8 主人公 ゼシカ ヤンガス ドルマゲス
3名 DQ9 女主人公 女パラディン ルイーダ
2名 DQS 主人公 セティア
2名 DQM2 ルカ イル

131/131
5 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 16:31:50 ID:V2focxHA0
メイドに関してはいくつかの擁護意見があるのでもう通していいかと思います
以下を7名候補から除外

> <FF4:たかはしてつや>
> <FF6:ボナコン>
> <DQ7:山賊>
> 1名 FF10-2 ガリク=ロンゾ
> 1名 FFTA2 ボンガ編集長
> 1名 FFCC小さな王様 チャイム
> 1名 光の四戦士 アイレ

後は前スレでエントリー漏れしたキャラを11名全て入れて
<DQ5:主人公の息子><DQ6:グラコス><FF6:シャドウ><FF6:ケフカ><FF3:エリア>
<FF12:ジャッジ・ガブラス><FF12:バッシュ・フォン・ローゼンバーグ><DQ6:キラーマジンガ>
<DQ5:ブラウン><DQ9:サンディ><DQ8:ミーティア>

計134名
これでどうでしょうか

P・S
ボナコンはないです。マジで。
6名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 16:46:11 ID:RTGc9P5e0
自分はそれでいいと思う
7 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 17:13:36 ID:V2focxHA0
名簿

2/2   FF1 ○ナイト ○ガーランド
4/4   FF2 ○フリオニール ○マリア ○レイラ ○こうてい
5/5   FF3 ○忍者 ○導師 ○狩人 ○エリア ○2ヘッドドラゴン
3/3   FF4 ○セシル○ カイン ○ベイガン
10/10 FF5 ○バッツ ○ファリス○ レナ ○クルル○ ガラフ ○シド ○リヴァイアサンに瞬殺された奴 ○オメガ ○神龍 ○エクスデス
8/8   FF6 ○ロック ○セリス ○エドガー ○マッシュ ○シャドウ ○ケフカ○ ダンカン師匠 ○モグ
6/6   FF7 ○クラウド ○ティファ ○ユフィ ○レッドXIII ○シド ○セフィロス
10/10 FF8 ○スコール ○ゼル ○キスティス ○アーヴァイン ○セルフィ ○サイファー ○風神 ○雷神 ○ラグナ ○シュウ
5/5   FF9 ○ジタン ○ガーネット ○ビビ ○ミコト ○クジャ
5/5   FF10 ○ティーダ ○キマリ ○ユウナレスカ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア ○ジャッジ・ガブラス ○バッシュ
3/3   FF13 ○ライトニング ○スノウ ○ホープ
6/6   FFT ○ラムザ○ ディリータ ○アグリアス ○シド ○ウィーグラフ ○労働八号
3/3   FFUSA ○ザッシュ ○フェイ ○カレン

3/3   DQ1 ○勇者 ○ローラ姫 ○竜王
3/3   DQ2 ○ローレシア王子 ○サマルトリア王子 ○ムーンブルク王女
6/6   DQ3 ○男勇者 ○男戦士 ○女武闘家 ○女賢者 ○女海賊頭領 ○バラモス
7/7   DQ4 ○女勇者 ○マーニャ ○クリフト ○アリーナ ○エビルプリースト ○エッグラ ○チキーラ
11/11 DQ5 ○主人公 ○息子 ○娘 ○ビアンカ ○フローラ ○デボラ ○パパス ○ゲレゲレ ○スラりん ○ダニー ○ブラウン
10/10 DQ6 ○主人公 ○バーバラ ○チャモロ ○アモス ○カダブウ ○ジャミラス ○グラコス ○デュラン ○アクバー○キラーマジンガ
7/7   DQ7 ○主人公 ○ガボ ○マリベル○フォズ ○グレーテ姫 ○シャークアイ ○マリベル家のメイド
5/5   DQ8 ○主人公 ○ゼシカ ○ヤンガス ○ドルマゲス ○ミーティア
4/4   DQ9 ○女主人公 ○女パラディン ○ルイーダ ○サンディ
2/2   DQS ○主人公 ○セティア
2/2   DQM2 ○ルカ ○イル

FF 72/72 DQ 60/60

合計133/133
8名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 17:43:39 ID:MRPZWDFt0
ディシディアなしか
いいよいいよー
9名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 17:53:22 ID:3VzsrhDkP
乙です
3rdとの名簿を比較すると、月日の流れを感じる
10 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 18:03:23 ID:V2focxHA0
初日のMAPですが、やはり伝統的にアリアハンでいいのではないかと
2日目から新MAPを考えましょう
http://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0044.png

別に禁止エリアを設定するわけではないですが、
所在地に関して書き手間の齟齬を減じる為にグリッド線を引いてみました
どうでしょうか?
11名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:13:14 ID:ESaKHNOx0
おっと、避難所だけ見てたら決定してたのか。
スレ立て&名簿決定乙です。
地図も問題ないかと。

あとはOPかな?
12 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 18:21:32 ID:V2focxHA0
召喚あたりのルールは統一しておきたいですね
全面禁止とするか条件付きでおkとするか
必殺技だけ使って引っ込む初期召喚獣と長時間滞在する後期召喚獣
ジャンクション能力の離せない8のG・F
DQにも6,7には長期滞在してサポートを行う召喚術があります
13名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:23:23 ID:TvmYjbX90

じゃあ参加者とマップ決まって、ルールも3rdのそのまま使えばいいから
あとはOP書いたらもう始められるかな

あ、予約に関してはどうするの?
3rdは予約制無しだったけど
最近の主流は予約制みたいだし
個人的には、そこまで盛り上がることもないだろうからなくていいと思うんだけど
14 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 18:24:00 ID:V2focxHA0
予約はなしを支持します
トリップも出来れば付けない方向で
15名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:29:10 ID:TvmYjbX90
俺もそれでいいと思います
まああんまり人が多いようだったら考えた方がいいかもしれないけど…多分ないだろうしね
16名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:41:25 ID:ESaKHNOx0
あえてスタイルを変える必要はないかと。
おそらくだけど、今きている人は今までのFFDQを知っている人だと思うし
17名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:46:50 ID:bFRvgft60
もう始められるって、まさか今日明日にでも始める気なのか
FFDQらしいといえばらしいんだろうがw
18名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:51:47 ID:ESaKHNOx0
>>17
 ピッ
ア ガンガンいこうぜ
   いのちだいじに
   おれにまかせろ
   じゅもんつかうな
19名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:52:27 ID:MRPZWDFt0
サクサクだなw
期待してます
20名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:53:02 ID:WrHlPCAk0
あとはOPが投下されたら開始かな?
21 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 18:56:16 ID:V2focxHA0
http://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0045.png
http://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0046.png

某攻略サイトのMAP詰め合わせ
もしかしたらない方がいいのかもしれない
22名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 18:56:36 ID:ESaKHNOx0
ちょうど良い主催候補が思いつかん

DQ7のオルゴ・デミーラか神とかか?
23 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 18:57:26 ID:V2focxHA0
主催はOP書く人が好きに決めればいいと思います
これも早い者勝ちですかね
24名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 19:04:46 ID:TvmYjbX90
主催はラスボス勢なら誰でも出来そう
25名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 19:05:36 ID:WrHlPCAk0
参加してないラスボス一覧

ドラクエ3:ゾーマ(1st主催)
ドラクエ2:シドー、ハーゴン(DQ主催)
ドラクエ4:デスピサロ
ドラクエ5:ミルドラース
ドラクエ6:デスタムーア
ドラクエ7:オルゴデミーラ
ドラクエ8:ラプソーン
ドラクエ9:エルギオス
FF3:暗闇の雲
FF4:ゼロムス
FF8:アルティミシア(3rd主催)
FF9:永遠の闇
FF10:エボン=ジュ
FF12:不滅なるもの
FF13:オーファン
26 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 19:07:37 ID:V2focxHA0
>>1にあるルールに関してはFFDQとは少し改変していますので確認してください
大きいのは放送が1日2回から4回にしたところかな?
2回の方がいいという方が多ければ2回にしますが、どうですか?

+魔法・技に関して+
・MPを消費する=疲れる。
・全体魔法の攻撃範囲は、術者の視野内にいる敵と判断された人物。
・回復魔法は効力が半減します。召喚魔法は魔石やマテリアがないと使用不可。
・初期で禁止されている魔法・特技は以下の通り↓
 「復活・蘇生系の魔法、特技」(レイズやザオリク等全般)
 「デジョン」「テレポ」「ラナルータ」
・それ以外の魔法威力や効果時間、キャラの習得魔法などは書き手の判断と意図に任せます。

+ジョブチェンジについて+
・ジョブチェンジは精神統一と一定の時間が必要。

+支給される武器に関して
FFDQを関する外伝作品全てと現実世界の携行火器・兵器を対象とします(核ミサイルなど明らかにロワにそぐわない物は禁止)
生物は騎乗系(馬、チョコボなど)のみ可とする
27 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 19:47:02 ID:V2focxHA0
SSの最後に状態表をつけること
死亡者が居る場合死亡表記をつけること


【キャラクター名@出典作品:死亡】(同名のキャラが作品間に複数存在するため、キャラ名の後に出典作品を明記する)
【残り人数】

【キャラクター名@出典作品:状態】
【所持品:キャラクターが所持している道具を記載する。(アイテム名の頭にEマークを付けることで装備中を表わす)
     作品によって同名のアイテムでも効果が違うことがあるため、これも出典作品を明記する】
 第一行動方針:優先する行動
 第二行動方針:次に優先する行動(※行動方針はあまり増やし過ぎないよう留意しましょう)
 基本行動方針:キャラクターのスタンス
【現在位置/時間】

以下人数分

※備考などあれば



【セフィロス@FF7 死亡】
【残り77名】

【竜王@DQ1 HP1/5 MP1/3 人間形態 右腕欠損(止血済み) 気絶中】
【道具】Eエクスカリパー@FF5 E爆発の指輪@トルネコの大冒険2 エリクサー@FFUSA
第一行動方針:身体を休める
第二行動方針:勇者を殺す
第三行動方針:ローラ姫を探す
基本行動方針:ローラ姫以外皆殺し
【現在位置:D-7・ナジミの塔4F、民家のベッド/真夜中】

※セフィロスの所持品はその場に放置されています
28名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 19:48:35 ID:bFRvgft60
人数多いのにその方式で行くのか
DQFF1stは状態思考合わせて三行くらいで収まってたが
29名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 19:50:35 ID:WrHlPCAk0
3rdもそうだったしいんでない?
30 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 19:53:57 ID:V2focxHA0
時間と座標を書く場所を増やしたくらいでFFDQ3rdとあまり変わらない筈です
31名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 19:54:32 ID:AL4QQlyQ0
参戦時期とかはどうしよう
32 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 19:56:17 ID:V2focxHA0
基本はクリア後から参戦
その時点で死亡しているキャラクターは蘇生して参戦
ストーリーの途中から参加させたい場合は書く前に住人の了解をとる必要あり

これでどうでしょうか
33名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 19:59:12 ID:ESaKHNOx0
DQ5の嫁は早いもの勝ち
息子娘は同じ親から

ってことでいいんだよね?
さすがに子供がそれぞれ別親はまずいよねw
34 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 20:00:08 ID:V2focxHA0
それでおkです
35名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:02:46 ID:WrHlPCAk0
名無しキャラの名前はどうしようか、書き手任せでもいいけどアルスあたりはかぶりそうだが
36名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:02:50 ID:ESaKHNOx0
嫁候補が3人
子供は二人

どうあがいても嫁ひとり余るww
37名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:03:21 ID:AL4QQlyQ0
別親というのある意味ありといえばありな気が
そして親達は結婚前参戦でカオス
38 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 20:03:50 ID:V2focxHA0
忘れていた
開始時刻は朝の6時からでいいですか? 放送は6時間ごとで
39 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 20:04:42 ID:V2focxHA0
>>35
被ったら被ったでネタに出来そうではありますが、3はアレルでもいいですしあまり問題ではないかと
40名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:08:31 ID:Ucpm+QEW0
名無しキャラの名前、5の嫁が誰かを、本人が登場しないSSで決めちゃうのは不味い?
パパスとかに「息子の○○は〜」とか言わせるとか
41名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:15:21 ID:ESaKHNOx0
>>40
5主に決めさせるのはともかく
パパス登場話で先に決めるのはなんか違うと自分は思う。
42 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 20:17:10 ID:V2focxHA0
>>40
「息子の―――は〜」とか、読者にだけ伝わらないみたいな演出してみたらどうでしょうか
できるなら名前を呼ばないように台詞や思考を構成して欲しいですね
やはり命名権はそのキャラクターを書く人に与えられるべきだと思います
43名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:20:12 ID:3VzsrhDkP
ff3キャラのジョブは固定なのかな?
44 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 20:22:07 ID:V2focxHA0
うーん、固定じゃないとジョブでエントリーしてる意味が薄れると思いますが……
他の人はどうでしょうか?
ジョブチェンジ有がいいという人が2人以上いるならジョブチェンジ有でもいいと思います
45名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:24:10 ID:Ucpm+QEW0
参考までに聞きたいけど、誰かOP書いてる人いる?
複数投下があった場合は先着順になるの?
46 ◆BDs19cF74k :2011/01/10(月) 20:32:47 ID:V2focxHA0
OP案はありますがまだ書き始めてはいません
投下されたOPに問題がない限りは先着で採用としたいのですが
期間を決めてコンペ形式の方がいいでしょうか?
47名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:40:14 ID:bFRvgft60
早い者勝ちでいいと思う
あまりに反対意見が多ければ見送りで、問題がなければ採用で
48名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 20:43:01 ID:WrHlPCAk0
ま、人間関係は先に投下されて方に準ずるという感じで
5一家は大変そうだ
49名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 21:28:50 ID:bFRvgft60
流れが止まったと言うことは誰かOP書いてるのかな
50名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 22:15:04 ID:3VzsrhDkP
http://jbbs.livedoor.jp/game/51970/
したらばのリンク貼っとく
51名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 23:11:37 ID:ttMwTQi20
ところでこの後ろについている『R』って何の略なんだろうか
『Returns』
『Respect』
『Rejects』
『Rings』
『Roads』
『Rounds』
『Real』
『Rythem』

うーむ
52名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/10(月) 23:20:33 ID:ttMwTQi20
あと『神龍』じゃなくて『神竜』だったという
まあこれはすぐ直せるから大丈夫か
53 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 01:14:10 ID:9womzUky0
目を覚ますと仄暗い広大な空間があった。
周囲には少なくとも十数人以上からの気配。いや、もしかしたら百人以上。
しかし一人ひとりの距離は数メートル以上離れている。
それだけでもいかにこの場所が開けているか想像できる。
殺気にもにた張り詰めた緊張感が漂っている中、彼は呻いた。
「ここは……」
声に出そうとして、違和感に気がついた。
口腔から漏れ出たのは言葉ではなく呼気のみ。
うめき声さえそこから出ることは無かった。
焦り、思わず喉元に手を伸ばす。
そこには冷たい金属の感触がった。
(首輪?)
そう、そこには彼に知る由もなかったが黒く光る首輪が嵌められていたのだった。
不意に空間に光が満ちた。
(!?)
光源に視線を向ける。
周囲の存在も同様の行動をとり、場の空気が一変した。
明るくなって初めて周りの様子を見て取れる。
その場にいたのは人間の男女、それ以外にも亜人や明らかに怪物と判るものまでいた。
それらが全て一つの場所を注視する。
広間の中央――そこにあったのは一つの演台。そこに立つのは一人の老人。
禿頭に白いローブを纏い、そこはかとなく不気味な雰囲気を漂わせている。
老人は周囲を見渡し、ここにいる全員の視線を集めていることに満足したのか
薄く笑みを浮かべ頷いた。
「ようこそ、我が遊戯の演者たちよ」
それが、第一声だった。
(演者?)
意味がわからない。
今の立場を知る為にも老人の言葉を一言一句聞き逃すまいと、より耳をそばだてる。
「我が名はゼムス。この中には私を知る者もいるだろうが、まぁそれは良い。
 私が君たちに求めることは一つだ」
老人はそこで言葉を切り、少し間を空けるとニヤリと笑った。

「君たちには……殺し合いをしてもらう」

場の空気が瞬時に凍りついたような錯覚を覚える。
何かを叫びたい。
しかし、いくら咽喉を振るわせようと漏れ出るのは微かな空気だけだった。
額から急激に吹き出る脂汗が頬を伝い落ちた。

あの老人は本気だ。

本当に自分たちを殺し合わせるつもりなのだ。
何の疑いも無く老人――ゼムスの言葉を信じ込む。
それだけの力を感じた。
「君たちには今からある島へと移動してもらう。そこで最後の一人になるまで
 殺しあってもらおう。君たちに逆らうことは許されない……何故なら」
その瞬間、ゼムスと目があった。
老人は不意に右手を前に出すと、クイッと人差し指を上へと向ける。
それはまるで人形を繰る操り師のようで……そしてその連想を肯定するかのように
彼の身体が空中へと浮かびあがった。
屈強な筋肉を持った戦士たる自分が、まるで抵抗もできずに。
「見るがよい、この者の首に嵌りし首輪を。言うまでも無くこの場に居る私以外の全員に
 これと同じものがついておる」
確かに周りの者たちの首には黒く光る金属製の首輪が嵌められていた。
屈辱に塗れた表情を浮かべ、しかし抗する事もできず彼は中空へ身体を拘束されている。

「これは爆弾だ。私に逆らえば爆発する、当然防ぐことは何人たりとて不可能だ」

簡潔な説明だった。
54名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:15:16 ID:9womzUky0
過剰な装飾された文言よりもよりいっそう事実が際立ち、恐怖を煽る。
(ま、待ってくれ!)
老人の意図を理解し、彼は眼で訴えた。
しかし当然それが受け入れられることはなかった。
ゼムスは彼の眼を見て嗤う。

「実際に見てもらおう。逆らえばこうなる」

パチンッ

ゼムスが指を鳴らす。
それが彼――光の戦士たるスーパーモンクの聞いた最後の音だった。

ボンッ ドサ、コロコロコロ……

小さな破裂音。
彼の首はバネ仕掛けの玩具のように身体を離れて飛びあがり、集群の見守る中地面に落ちて転がった。
同時に空中に残されていた身体も拘束が解かれ、地に落ちる。

「理解できたかな? 爆発は小規模だが、威力は魔王すら断すると私が保証しよう」

誰も声を上げない。
見えない力で縛られているのだから当然だが、それ以上に誰もがゼムスに圧倒されていた。

「ではこのゲームのルールを説明しよう……」

淡々とゼムスは殺し合いの規則を唱えていく。
まるで教授が講堂に集まる生徒たちに教授するかのように。
そして全ての説明が滞りなく終了し、ゼムスは大きく両手を広げた。

「さぁ、私を楽しませてくれたまえ。優勝者には褒美を用意する。
 莫大な富でも名声でも、愛する者の蘇生でも構わんぞ。自らの命と欲を背負い存分に戦え!」

その言葉とともに、その場に居た者たちの足元に青白い光の渦が巻き起こる。
ある世界から来た者たちには馴染みの輝き、旅の扉だった。

「期待しているぞ」

そして全てが光の中へと飲みこまれていった。

【ゲームスタート】

【スーパーモンク@FF1 死亡】
【残り133名】
55名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:16:26 ID:9womzUky0
ああ、トリップを外し忘れていた……
いちおう拙い物ですがオープニングを投下しました。
ゼムスが激しく不安ですが、意見ありましたらよろしくお願いします。
56名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:31:48 ID:bIKaJZWT0
おお早くもOPが!
ゼムスは、確かに原作でもポッと出でほとんど描写ないけど…
まあ大丈夫なんじゃないでしょうか
57名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:33:03 ID:ujUoYM3A0
投下乙。
まあ主催は後付でいくらでもどうとでもなるので問題ないんじゃないでしょうか


あと、流れ的にどうしようか?
他のOP待って投票なのか
それともこのまま明日の0:00開始にするのか

他の待つにしてもいつまで待つのかとかも
58名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:34:31 ID:ujUoYM3A0
あと投下時のルールとかも、予約ないし開始直後は結構被って混乱しそうだから
59名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:37:46 ID:awMxqag90
OP乙です

そうだな。予約しないにしても、最初の足並みくらいはそろえた方が良いかも。
60 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 01:46:07 ID:njduF14/0
いちおうOPに関しては先着ということだったので、問題がなければ(とてもありそうで不安ですが)
このままスタートということで(何かもの凄く図々しいことを言ってる気がしますが)

既に作品を書きためてる人もいるようですし、明日、というか今日の18時に開始というのはどうでしょうか?
早すぎますかね

投下する時はいきなり投下を始める前に、「投下します」と宣言を行ってから
投下開始することで混雑をある程度緩和できると思います
61名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:54:36 ID:awMxqag90
いや、社会人の人がこの時間にあと16時間後に始めますがいいですか?
は反応できないと思う。
せめて明日の0時じゃないか?
62名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:54:50 ID:bIKaJZWT0
それでいいと思います
あと、規制されてる人も多いようだし、したらばに投下スレのようなものも立てといた方がいいかもしれない
63名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 01:57:27 ID:ujUoYM3A0
まあ開始は0時が無難だろうね、平日だし
投下時は投下宣言ありきでキャラが被ったときは投下宣言の早いほうが優先される
でいいのかな
64 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 01:59:52 ID:njduF14/0
> 投下時は投下宣言ありきでキャラが被ったときは投下宣言の早いほうが優先される
はい

それじゃ0時開始で、いいですか?
65名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 02:00:23 ID:awMxqag90
ア はい
   いいえ
66 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 02:01:23 ID:njduF14/0
>>62
立てました。
67 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 19:46:19 ID:7YyaI8Za0
+魔法・技に関して+
・MPを消費する=疲れる。
・全体魔法の攻撃範囲は、術者の視野内にいる敵と判断された人物。
・回復魔法は効力が半減します。召喚魔法は魔石やマテリアがないと使用不可。
・初期で禁止されている魔法・特技は以下の通り↓
 「復活・蘇生系の魔法、特技」(レイズやザオリク等全般) 「デジョン」「テレポ」「ラナルータ」
・それ以外の魔法威力や効果時間、キャラの習得魔法などは書き手の判断と意図に任せます。

+ジョブチェンジについて+
・ジョブチェンジは精神統一と一定の時間が必要。FF1とFF3のPCはジョブチェンジ不可。

+支給される武器に関して+
・FFDQを関する外伝作品全てと現実世界の携行火器・兵器を対象とします
 (核ミサイルなど明らかにロワにそぐわない物は禁止)
・生物は騎乗系(馬、チョコボなど)のみ可とする

+SSの最後に状態表をつける+
・死亡者が居る場合死亡表記をつけること
【キャラクター名@出典作品:死亡】(同名のキャラが作品間に複数存在するため、キャラ名の後に出典作品を明記する)
【残り人数】

【キャラクター名@出典作品:状態】
【所持品:キャラクターが所持している道具を記載する。(アイテム名の頭にEマークを付けることで装備中を表わす)
     作品によって同名のアイテムでも効果が違うことがあるため、これも出典作品を明記する】
 第一行動方針:優先する行動
 第二行動方針:次に優先する行動(※行動方針はあまり増やし過ぎないよう留意しましょう)
 基本行動方針:キャラクターのスタンス
【現在位置/時間】

以下人数分

※備考などあれば



【セフィロス@FF7 死亡】
【残り77名】

【竜王@DQ1 HP1/5 MP1/3 人間形態 右腕欠損(止血済み) 気絶中】
【所持品】Eエクスカリパー@FF5 E爆発の指輪@トルネコの大冒険2 エリクサー@FFUSA
第一行動方針:身体を休める
第二行動方針:勇者を殺す
第三行動方針:ローラ姫を探す
基本行動方針:ローラ姫以外皆殺し
【現在位置:D-7・ナジミの塔4F、民家のベッド/真夜中】

※セフィロスの所持品はその場に放置されています


+使用MAP ドラゴンクエスト3 アリアハン大陸
http://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0044.png
http://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0045.png
http://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0046.png
68 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 19:58:03 ID:7YyaI8Za0
・投下宣言について

投下は今夜0時から開始となります
投下解禁直後は一時的な混雑が予想される為、その緩和の為に投下宣言を義務とします
規制で書き込めない方たちと足並みを揃えるため

【投下宣言はしたらばの一時投下スレで行います】

一時投下スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/51970/1294678865/

SSを投下する前に上記のスレにて「投下します」と宣言を行ってください
投下宣言の早い順に本スレ、もしくは一時投下スレにて投下を始めて下さい
他の書き手の投下宣言と自分の宣言の区別がつくように工夫推奨です

・トリップをつける(名前蘭に半角#任意パスワードでトリップが付きます)
・ハンドルをつける(トリップより手軽)
・特徴的な語尾(投下するピヨ、投下するだっちゃ、etc。これで十分に判別可能かと思われ)

レス時刻が時空の歪みによって前後したりした場合、表示時刻の早い方を優先
レス時刻がコンマ以下まで同じだった場合レス番の早い方を優先です
69 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 20:00:48 ID:7YyaI8Za0
忘れてた。
ゲームの開始時間は朝の6時から。状態表では朝と表記してください。
(必ずしも朝から始める必要はなく、ある程度時間が経った午前、昼でも結構です
 ただし第一回放送のある真昼まで時間を進めることは禁止します)

【作中での時間表記】
 深夜:0〜2
 黎明:2〜4
 早朝:4〜6
 朝:6〜8    ←ゲームスタート
 午前:8〜10
 昼:10〜12
 真昼:12〜14
 午後:14〜16
 夕方:16〜18
 夜:18〜20
 夜中:20〜22
 真夜中:22〜24
70 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 20:05:52 ID:7YyaI8Za0
禁止魔法、呪文について何か意見があったら開始までにお願いします
即死魔法は大丈夫かな……
71名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 20:16:39 ID:bPyiHChwP
少し気になったんだが
HPとMPは分数よりもパーセンテージの方が分かりやすいような

72名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 20:46:50 ID:OsqWqlSd0
>>71 パーセンテージは細かいから分数でいいと思う
あとルーラ(キメラの翼・風の帽子)は禁止しなくていいのかな
73 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 20:52:04 ID:7YyaI8Za0
消費アイテムであるキメラの翼はありでいいんじゃないかと
ルーラと永続アイテムである風の帽子は無しですかね
74名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 20:55:47 ID:OsqWqlSd0
>>73 確かに。あとテレポ系ならリレミトもあったなと思った。
使える範囲が限られてるからいいのかな?

何度もすみません。もうひとつ、投下宣言についてなんですが
区別方法として宣言する際にSSタイトルを一緒に書きこむ方が良いのでは?
付けれないなら仮タイトルでもいいし。
75 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 20:59:21 ID:7YyaI8Za0
判別できりゃ何でもいいです
76名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 21:04:15 ID:SIp4j9Rh0
日さえまたがなきゃIDで分かる
77名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 21:05:15 ID:SIp4j9Rh0
と思ったらしたらばで投下宣言やるのか
じゃあIDは無理か
78 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 22:49:29 ID:7YyaI8Za0
したらばの方ですでに複数書きためてる方の一括投下はありかなしかという問題ですが
ちょっと判断つきにくいので皆さんの意見を伺いたいです

一度の投下宣言で複数のSSを投下しても良いか、
やはり投下宣言一回につき一本までにするか

どうしましょう
79名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 22:51:34 ID:PP1QcIbC0
宣言一回につき投下一回の方がいいかな。
80名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/11(火) 22:53:05 ID:SIp4j9Rh0
投下終了直後に十秒待たずにまた宣言するのはいいけど、一括で三つ以上はやめてほしいかな
三つも宣言されたら割り込む余地がないので
81 ◆BDs19cF74k :2011/01/11(火) 23:04:28 ID:7YyaI8Za0
では宣言一回につき投下できるSSは一本
次の投下宣言はSSを投下した後にお願いするということで
82名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 00:01:49 ID:Oo0yBYg+0
えーと、投下します
83昼寝とタマゴと泣き虫が1/5:2011/01/12(水) 00:02:53 ID:7YyaI8Za0

「だりぃー」
この地に降り立っての第一声がそれだった。
いきなり殺し合いをしろと言われ、首輪を嵌められ、送り込まれた舞台が故郷だった。
「めんでぃー」
それでも第二声がこれである。
めんどいすら省略するという、まさに怠け者だった。
「うぜぇー」
彼はぼやき続ける。

彼の名はアレル。
3人の仲間とともに地上世界の魔王バラモス、そして地下世界アレフガルドの大魔王ゾーマを倒した
まさに勇者と呼ぶに相応しい実績を持つ男……の筈である。

「せっかく魔王を倒して毎日昼寝できる世界にしたってのに、なんだってこんな面倒くさい事態が起きんだよ?
 呪われてんのか俺の人生……」

彼の人生における目標は毎日ごろごろしても誰にも怒られない世界に行くことであった。
その世界が何処にもないのでわざわざ頑張って作ったのである。
頑張るとは彼が世界で二番目に嫌いな言葉だった。
それを母親とアリアハン王と仲間たちに尻を突っつかれながらも、嫌々努力して魔王討伐の旅を成功させたのだ。
(天性の才能を持った彼は常人より少ない努力で急激に成長したのではあるが)
「うがぁああああ、こんなことに巻き込まれてたんじゃ全部ムダじゃねぇか、萎えるわ!」
特徴的な逆立った髪を両手でグシャグシャにしながら、彼はその場に寝転んだ。
完全に不貞腐れている。

彼のいる場所は小高い丘。
位置的にはレーベ東方の草原と山岳地帯の中間だろうか。
アレルは大の字になり、空を見上げた。
自分と同じくこの世界に連れてこられた三人の仲間を思い浮かべる。
「あいつらならそうそう簡単にやられんだろ。 あいつらに任せて俺は寝るとするか……」
うとうとと瞼が重くなりかけた時……

――うわぁああああん

そう遠くない場所から子供の泣き声が聞こえた。
ビキッとアレルのこめかみに青筋が浮かぶ。
彼がこの世で一番嫌いなモノ。それは――

「俺はガキの泣き声が世界で いっっっっ……ちばん、嫌いなんだよぉ!!」

奴らは遠慮をしない。
こちらの迷惑を考えようとせず周囲に轟音を撒き散らす。
それはアレルがどんなに深い眠りについていようとハンマーで殴ったかのような衝撃で目覚めさせるのだ。
人間の三大欲求のうち、睡眠を最も偉大だと考えている彼にとってまさに悪魔の所業。
それが子供の慟哭なのである。

「っそったれぇ!」

彼は耳を塞ぎ、立ちあがった。
することは一つ、子供の泣き声が聞こえなくなるように移動する。
それ以外に逃れる方法はないと彼は知っていた。
84昼寝とタマゴと泣き虫が2/5:2011/01/12(水) 00:03:52 ID:Oo0yBYg+0

+ + +

「うわあああああああああああああああああああん!! 何でこんなことにぃいい!!」
ユウリは駆けていた。
全身全霊で。
命の限り。
泣きながら。

何故なら――背後から卵体型の小男がもの凄い形相で襲いかかってきていたからである。

「むぁてぇええええいっ!! タマゴを愛でない奴は力づくであの世に送ってやるぅ!!」
「いやだぁあああああああああ!!!!」

どうしてこうなった。
ユウリは考えていた。
突如としてこの世界に堕とされ、理解も出来ぬままに一人の小さな男と出会ったのが運のつきだった。
山岳地帯に近い森の中、ポツンとその男は座っていた。
そしてユウリを見ると突然問いかけてきたのである。

「おお、ちょうどいいところに来た。お前はタマゴとニワトリ、どっちが好きだ?」

正直、唖然とした。
この異常な事態の中でこの男はいったい何を言っているのか?
「ん、どうした? 答えてくれ」
催促してくる小男に戸惑いながら彼は思わず答えたのだ。

「ん、んと……タマゴよりかはニワトリの方がお腹いっぱいになるから好きかなぁ?」

素直に、その時に思い浮かんだことをそのまま伝えた。

次の瞬間。導師としての危険予知能力が彼の生涯の中で最高の力を発揮した。
考えるよりも早く頭を下げる。
刹那――先ほどまで首が存在していた場所を銀の光が通過した。
遅れて空気を切り裂くような音が耳元で鳴り、鼓膜に痛みが走る。

ズバン!

何かが破裂するような音がした。
振り向くついでに見るとユウリの背後にあった巨木に横一文字の亀裂が入っている。

メキメキメキ……

そのまま倒れていく巨木を尻目にユウリは一目散に駆けだし……その直後――

ドバシュ!

0.1秒前まで彼の立っていた地面に深い谷が刻まれる。

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!?」

何がなんだか解らないが、自分がかつてない脅威に直面していることを確信し、
ユウリはその場からの離脱を試みた。
悲鳴を上げながら。

「のぉおおおおおおおおおおおがすかぁああああああああああああああ!!」

そして殺意が迫り――今に至る。
85昼寝とタマゴと泣き虫が3/5:2011/01/12(水) 00:04:48 ID:7YyaI8Za0

「なんでええええええええええ?」

事を起こりを回想してみても何故自分が殺されそうになっているのかサッパリ理解できない。
涙と鼻水で顔をグシャグシャにしながらユウリは……石に蹴躓いた。

「あ」

間の抜けた声とともに彼はコケた。

ゴロゴロゴロゴロ……

勢いで何度も前転をしながら転がり、ようやく止まった時に見えたのは上下逆さまの世界で自分に近づいてくる
タマゴ型の小男……いや怪物だった。
(あは、終わった♪)
どうしようもない死を前に彼が浮かべたのは笑みだった。
走馬灯が彼の脳裏を巡る。
ウルの村で過ごしたこと。
ちょっとした度胸試しで入った洞窟でクリスタルに選ばれたこと。
それから兄弟に等しい仲間と一緒にさまざまな冒険をしたこと。
結局最後まで彼の臆病と泣き虫は変わらなかったが、それでもかけがえのない経験だった。
(みんな、僕の分まで生きて……)

「やっぱり嫌だばあああああああああああああああああああああああ!!!」

往生際悪くユウリは卵男の攻撃を横に転がって回避した。

「避けていいなんて、誰がいったか! タマゴを馬鹿にする奴は死ねばいいんだああ!!」
「タマゴ大好きです! 今度は嘘じゃないっす!!」
「嘘吐けええええええええええ!!」

タマゴ男の刃が再びユウリに向かって撃ちだされ……その銀閃に交差する影があった。

「うっるせえええええええええええええええ!!!」
「タメグォ!?」

間に割って入った何者かの上段回し蹴りをカウンターで首元に喰らい、タマゴ男は吹っ飛ぶ。

キラッ♪

そして蒼空に刹那の煌めきを残して消えた。

ドビュウウウウウウウウウウウ

一陣の風が吹き、その場に残されたのは地面にへたり込むユウリと、突如として現れた少年……アレル。
「チ、俺は運動することがこの世で3番目に嫌いだっつのに……」
アレルはため息を吐く。すると――

「うぇええええええ……どうして僕がこんな目に……ウルに帰りたいよぉ……」

ユウリがさめざめと泣きだした。
かつて世界を救ったとはいえ、まだ12歳の少年。
仲間のうちでも後方支援が主な心優しい少年は、この呪われた殺し合いの開始そうそう壊れかけていた。
アレルはそんな彼を優しげな瞳で見つめ、近づいてポンとユウリの頭に手を添えた。
ニッコリと微笑む。

「泣き止め。 脳みそ握り潰すぞっ♪」
「イエッサー」
86昼寝とタマゴと泣き虫が4/5:2011/01/12(水) 00:05:55 ID:Oo0yBYg+0

ユウリはピタリと涙を止めるとアレルに向かって敬礼した。
なぜなら明らかに殺意のこもった握力が彼の頭蓋骨にプレッシャーをかけていたからである。
生存本能が彼の涙腺を引きしめたのだ。

「よし♪」

アレルは満足そうに頷くとユウリの頭蓋から手を放すと、大きく伸びをした。

「ふぁああああぁ、ようやく騒音が止んだか……」
「そ、騒音?」
「テメェの泣き声だよ、うるっさくて眠れやしねぇっつの。冗談じゃねー」
「ご、ごめんなさい」

ユウリはとにかくアレルの機嫌を損ねないように謝った。
それを一瞥するとアレルはクルリと背を向ける。
(あ……)
ユウリは思わず手を伸ばし……おずおずとそれを引っ込めた。
(ちょっと怖いけどこの人は強い人なんだ……助けてくれたし悪人じゃない筈。
 この人がそばにいてくれたら――ううん、でもそれは思っちゃだめだ)
泣きそうな顔でユウリはもう一度深々と頭を下げた。

「助けてくれて、ありがとうございました」
「おー」

アレルは振り向きもせず、気のない返事を返すのだった。

+ + +

ヒュルルルルルル―――ドッボーーーーーン!
華麗に宙を舞ったタマゴ男――エッグラは放物線を描き、まるで流星のように水面に着弾した。
その場所は先ほどの場所からやや離れた川だった。

プカァ

全身が脂肪につつまれているエッグラが水面に浮かぶ。
その弾力性は人間の限界を遥かに超え、あらゆる衝撃を吸収するのだ。
今回はアレルのレッグラリアートの威力の凄まじさと相まってその弾性が仇となり
ホームラン気味に飛ばされてしまったが、ダメージはほとんど受けていない。
当然意識もまだ刈り取られていなかった。

「うう、おのれあのチビスケと訳のわからぬ男め! 奴もまたタマゴの素晴らしさを解らぬ馬鹿に違いない!
 そんな奴は必ず地獄に送ってくれるぞぉおお!!」

決意を新たにしながら彼はドンブラコ、ドンブラコーと流されていく。
タマゴ型の丸い体系に以上に短い手足ではパチャパチャと水を弾くのが精一杯で泳ぐことができないのだ。
基本的に水には浮かぶため溺れる心配はない、が……

「早くどこかの岸に流れ着かないかなあ」

彼にできることは何もなかった。

+ + +

ユウリを振り向きもせず、去っていくアレル。
その背を淋しげに見つめ、不意に涙がこみ上げてきてユウリは俯いた。
(泣いちゃだめだ……泣いちゃだめだ! ……はは、これからどうしよう)
この世界の中で殺し合いをしろという。
死にたくなければ他人を殺せという。
従わなければ首輪が爆発するという。
87昼寝とタマゴと泣き虫が5/5:2011/01/12(水) 00:06:40 ID:Oo0yBYg+0

(みんなならどうするんだろう。僕にはわからないよ)
兄弟の顔を思い浮かべる。彼らも一人を除いてこの殺し合いに巻き込まれている。
そう、この世界の何処かにいるのだ。
(そうだ、みんなを探そう! みんながいれば僕も……)
決意して顔を上げると、目の前にはアレルの顔のドアップがあった。

「あじゃばらべべばああああああああ!?」
「でけー声出すんじゃねー、耳に響く」

ガシッと再び頭頂部を掴まれる。
「あ、あう?」
アレルは身体をかがめ、まだまともに人語を喋れないユウリと視線を合わせる。
「テメーなんでついてこないんだよ? ウルってぇトコに帰りてぇんだろうが」
「ふぇ? ひゃ、ひい!」
ユウリはブンブンを首を縦に振る。
「だったら来いっつーの」
「?」
全身で疑問符を浮かべるユウリにうんざりした表情でアレルは首を落とした。
「こんなことも言わなきゃ伝わらねぇのかよ……めんどくせぇー」
「あ、あの……助けてくれるんですか?」
「そうじゃなきゃ泣き声が無くならねーだろーが」
キッパリとアレルは言った。
彼は知っていた。
子供の泣き声から逃れる方法はただ一つ。
それは泣き声から離れ逃げることではない。
彼は今までの経験からそれを知っていた。
泣き声から遠く離れても、彼の頭の中で泣き声はリフレインし続ける。
離れることは解決にはならない。
かといって強制的に泣きやませても、それも彼の脳内の泣き声は止まない。
つまり残された手段は子供が泣かないようにその元凶を排除するのみなのだ。
彼が子供の泣き声が嫌いなのは、絶対にその声が彼の心に重くのしかかるからなのだ。

「テメーの名前は?」
「ユ、ユウリです」
「俺はアレルだ。とりあえずいくぞ」

アレルの仲間、あの賢者なら首輪を外す良い方策を思いつくかも知れない。
だがそんなことをアレルは説明しない。
面倒くさいからだ。
ユウリは何処へいくのか不安だったが、自分も宛てがないため恐る恐る……
そして少しの安心感とともにアレルの後ろをついていく。
彼の纏うローブに付属するネコミミがピコピコと動いた。

臆病な少年の前に現れたのは怠け者の勇者様。
子供嫌いの勇者様。

それでもやっぱり――彼は勇者なのだった。


88昼寝とタマゴと泣き虫が 状態表:2011/01/12(水) 00:07:23 ID:Oo0yBYg+0

【アレル@DQ3勇者(性格/なまけもの) 健康】
【所持品】不明
第一行動方針:ユウリをウルへと帰す
基本行動方針:最終的になまけたい

【ユウリ@FF3導師 健康】
【所持品】不明
第一行動方針:仲間を探す
基本行動方針:ウルの村に帰る
【現在位置:F-4・森、山の境付近/朝】

【エッグラ@DQ4 HP9/10】
【道具】Eメタルキングの剣@DQ8 残り不明
第一行動方針:とにかく岸に辿り着く
第二行動方針:他人にタマゴとニワトリのどちらが好きか質問しタマゴを選ばないモノは許さない
基本行動方針:殺し合いとかどうでもいいからタマゴ最高
【現在位置:F-4・川/朝】
89名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 00:07:50 ID:Oo0yBYg+0
投下終了です
90名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 00:25:20 ID:iDeqSif80
遅れてすみません、投下します
91I ミス you1/3:2011/01/12(水) 00:27:15 ID:iDeqSif80

 全く苛立たしい。
 緑の頭巾を深く被りなおし、ペットの蜥蜴もいないことを改めて確認しながら、少年アルスは思った。
 かつてオルゴ・デミーラも相当人を馬鹿にしたものだったが、殺し合えと言いながら一般人も巻き込んで、一体何を期待しているというのだ



 この世界に降りてすぐにアルスがしたことは、与えられた名簿――ゲームへの参加者リストを確認することだった。
 いくつか知った名前の中に一人の女性の名を見つけて、彼はその目を疑った。
 彼にとって一番大事な女性の名前。
 指でなぞるように何度もその名を読み返し、そして悪夢などではなくこれが現実であることを時間をかけて飲み込んだ。
 そして大事なその名前を、アルスは風に乗せるように口にする。


「――グレーテ姫……」


 いつぞやは頬に祝福まで受けた。もう少しなのだ。思えば耐え忍ぶ人生だった。幼馴染のわがまま攻撃に耐え、鳥頭王子の振り回し攻撃

に耐え、やっと見つけたのだ。至高の逆玉の輿人生への道のりを。
 と言っても目的の姫も、幼馴染と同じかそれ以上のわがまま娘ではあるが、多分もう宿命だ。自分の幸せのためだと思って耐え忍び、そし

てもうすぐで国一つさえ手に入ると思っていた。それなのに。
 ――失うわけにはいかない。アルスは強い意志を胸に秘めて、広い平原を歩き出す。
92I ミス you2/3:2011/01/12(水) 00:29:10 ID:iDeqSif80

 ニワトリは、えらい。
 アイツが何と言おうと、ニワトリは、えらい。
 そうさわかってるさ。タマゴはニワトリから生まれるのだから。
 なんてったってニワトリはトサカが真っ赤だし、かっこいい。しかもちょっとヘルシーなのだ。
 だからニワトリはえらい。ニワトリは、えらい。……なあ、お前も本当はそう思ってるんだろう?

「…………。ニワトリはえらい。ニワトリは強い。ニワトリはかっこいい。ニワトリは…………」
 そう念仏のように呟き続けるニワトリ男を前にして、アルスは早くも強い意志を失いかけていた。
 本当に意味が分からない。理解に苦しむ厄介ごとに立て続けて遭遇し、己が身の不幸を呪う。まったく、厄日どころではない。
 見たところ人間かどうかも怪しいし、出くわしてからというものこちらに気付く気配は全くなかった。
 不要な戦闘に巻き込まれるのは面倒だし、気付かれないのなら極力そのまま通り過ぎたい。
そう思ったアルスが身を翻して立ち去ろうとしたところで、はじめてニワトリ男が明確な意思を持った言葉を放つ。
「なあ、そこのお前! ニワトリ好きか!?」
「は」
 思わず間の抜けた声が出た。出会った相手全てが敵かもしれないというのに、この生き物は通行人に何を尋ねているのだろうか。
常識的な認識力を宿しているとは到底思えない。
 ――所詮ニワトリ男なだけにトリ頭か。全くどいつもこいつも。
 面倒になったアルスは、いつも自分が幼馴染たちに対してやっているように、にっこり笑って適当な答えを返すことにした。
「まあまあ好きだよ」
「そうか! じゃあニワトリとタマゴどちらがえらいと思う!?」
 ――ますます意味がわからない。
 そう毒づきたくなるのを堪えて、とりあえず考えてみる。親子関係に当てはめるのだとしたら、ふつうに考えてニワトリが親に思える。
だが目の前のニワトリ男にニワトリの方が上だ、などと言ったらなんだか厄介ごとに巻き込まれそうだ。
そのためアルスは微笑みを崩さないまま、やはり適当に返して煙に巻こうとした。
「親子丼のほうがえらいんじゃない? タマゴとトリ肉で協力し合うのが一番美味しいと僕は思うよ」
 そう、アルスにしてみれば口から出任せもいいところな言葉だったのだ。
93I ミス you3/3:2011/01/12(水) 00:31:17 ID:iDeqSif80

 チキーラはそんな見知らぬ少年の言葉に、天地が引っくり返りそうなほどの衝撃を受けた。
 チキーラには常に相方がいた。相方はいつもタマゴのほうがえらいと言っていた。その相方に、ニワトリの素晴らしさを理解してほしくて、
絶え間なく言い争いを続けていた。
 しかし妙な世界に放り込まれ、相方とは離れ離れになり、一人でニワトリの良さについて考えているとき、急激に不安になったのだ。
 話し相手がいないというこの孤独さに。
 相方は、――エッグラは、ずっとケンカばかりしていたけれど、それでも自分の意見をちゃんと聞いてくれた。
 エッグラ以外にそんな奴はいなかった。たまにやってくる緑の髪の人間たちなど、大抵そんなのどうでもいいだろというような顔で
こちらの真剣な議論など聞き流していた。エッグラはただ一人の話し相手だったのだ。
 そんな相方が、いない。自分の意見を聞いて返してくれる相手がいない。生まれて初めて、チキーラは孤独という痛みを感じていた。
 だが目の前の少年は意見を返してくれた。協力し合うのが、美味しい。そんな考えは自分の中にはこれっぽっちもなかった。
指し示された親子丼という道。タマゴとトリ肉がとろけ合うどんぶりのパラダイス。ああ、そんな料理の中では、ニワトリとタマゴのどちらがエライのかなんて議論など、もはや意味を成さないのではないか。
 相方と話し合いたい。ニワトリはえらい、タマゴもえらい、なぜなら親子丼が一番美味しいから。新たに自分が見つけた道を、
彼はエッグラとともに歩んでみたかった。

(……もう立ち去ってもいいのかな)
 自分が適当言ったきり黙りこくったニワトリ男をしばらく眺めていたが、やがてアルスは当初の目的を思い出し、
これ以上厄介ごとに巻き込まれる前に、と今度こそ立ち去ろうとした。
 その気配に気付いてか、ニワトリ男ははっと顔を上げる。その目には新たな未来を見つけた輝きが宿っていた。
「なあ、お前ッ!!」
 アルスはびくりと肩を震わせる。もう本当いい加減面倒くさいこのまま立ち去りたい、と思ってるのに不覚にも足が止まってしまった。
仕方なくふりかえる。
「……なにか?」
「わしは猛烈に感動した! そうだ、親子丼がいちばん偉い。お前の言ったとおりだ」
「はぁ」
「というわけだからお前、わしに付いて来い! エッグラと3人で、親子丼の良さについて語り合おうではないか!」
 ――よし、立ち去ろう。
 最早人の良さを繕うことなどかなぐり捨て、アルスは素早く身を翻してずんずんと歩き出す。
「あっコラ、ちょっと待て! 勝手に行くな!」
 その背を追ってチキーラは駆け出した。
 それぞれの未来を求め、そのための誰かを求め、二人はこの狭い修羅の世界を往く。
94I ミス you状態表:2011/01/12(水) 00:33:54 ID:iDeqSif80

【アルス@DQ7主人公 所持品:不明
 第一行動方針:グレーテを探す 第二行動方針:厄介ごとは極力避ける】

【チキーラ@DQ4 所持品:不明
 第一行動方針:エッグラを探す 第二行動方針:アルスについていく】

【現在位置:D-2 レーベ東の平原】
95名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 00:34:36 ID:iDeqSif80
投下終了です。
96地獄の殺し屋1/1   (代理投下):2011/01/12(水) 00:43:20 ID:iDeqSif80
ゲレゲレは走っていた

『あの女』を見つけ出すために

ゲレゲレは知っていた

主人がビアンカではなく『あの女』を選んだ時、ビアンカが密かに泣いていたことを

ゲレゲレは待っていた

『あの女』が主人から離れ一人になる機会を

ゲレゲレは走っていた

『あの女』を見つけ出し、殺すために

【ゲレゲレ@DQ5】
【道具】不明
第一行動方針:『あの女』(フローラorデボラ、主人公と結婚した方)を探し出して殺す
基本行動方針:仲間達『(あの女』除く)と一緒に元の世界に帰る

【現在位置:E-7・アリアハン付近の平原/朝】
97本日のメダル1/2:2011/01/12(水) 00:45:22 ID:nZ/AywLg0
確かにゼムスは強いだろうが、やつが直接殺しに来るわけじゃないらしい。
あの世界規模の大戦を生き抜いてきた仲間たちだ。始まってそうそう、簡単にやられるとは思えなかった。
皇帝と出くわしても、うまく撒くことくらいはできるはずだ。その点はあまり心配していない。
ただ、こう広いと探すのも一苦労だ。
いくら異質な空間だからといって、あの広間で仲間たちに接触をはかって、
集合場所を決めるくらいの行動は取れただろう。
たとえば、ひそかに最も北の岬に集合しようと伝える程度のことはできたはずだ。
そのあたりは失敗だったが、ボヤいていても仕方が無いだろう。
武器を確かめて、さっさと合流するに限るな。

渡された袋を探ってみる。
だが、食料と鍋のフタらしきもの以外の感触が無い。
もう少しよく調べると、ふくろの隅っこで金属の感触がした。
小さな二枚のメダルだ。
よく見ると、鍋のフタらしきものと思っていたものもメダルだった。

なんなんだこれは? 殺し合いをしろと言っておきながらさせる気がないんじゃないか?
それともこの釜のフタみたいな、でかいメダルで張り倒せとでもいいたいのか?
「……そういえばフィンの昔話にあったなあ。
 敵の大群の中に取り残された英雄が、メダルの表裏のどっちが出るかで戦うか逃げるか決めるんだったかな」
別に積極的に戦い合うつもりなど毛頭無いが、ためしに指で弾いてみる。

そういえばどの面が出たらどうするなどと考えてもいなかった。
「っと…」
おまけにキャッチに失敗し、メダルはころころと地面を転がっていく。
くぼみにはまってメダルの動きが止まったが、倒れることが無かった。
よって、どちらの面を向けているわけでもない。

「昔話なんてそんなもんだな」
戦うか逃げるかなんてそのときに決めればいい。とりあず人を探そう。
98本日のメダル2/2:2011/01/12(水) 00:46:21 ID:nZ/AywLg0
守護地へ戻るため
皆殺しと他の手段、どちらが速やかか?
……if(kill132)then{(ry@poi:[[0-:.koprglt4w3v.;:n]@t49]::class/DHYU}int+T+*AWEL[jsFLE}pp@]@[^23gAR?F%$`3n-[o[4;}
elsif{(ryWEWGsfjrfw;printfafv~|(ry|@-^-9"po8934r"@<130|131>""4$@<23|32>int23;@[}endif

不確定要素多数
ランダム要素多数
現時点では不明
宝の回収を優先する

殺し合い?
愚かなことだ
私の使命は宝の守護のみ
ゼムスは殺す
私を差し置いて宝を盗んだ愚か者は殺す
歯向かう者は殺す
殺害を効率化する武器は必要
他に必要なものはない

私の使命は宝の守護のみ
私の守っていた宝を使うことを欲するなら、この私をたおしてゆくがいい

【フリオニール@FF2】
【道具】ちいさなメダル@DQ6 Eおおきなメダル@DQ5 沿岸警備隊メダル@FFTA
第一行動方針:人を探す
基本行動方針:逃げるか戦うかは状況次第
【現在位置:D-1・現在位置:アリアハン最北端の海岸/朝】

【キラーマジンガ@DQ6 Kill List:ゼムス】
【道具】ふきとばしの石像@トルネコ3 マホトーンの石像@トルネコ3 Eおにのかなぼう@DQMJ
第一行動方針:宝物庫で守っていた宝の回収
基本行動方針:宝を持つ者は必ず殺し、戦いを挑んできた者は必ず殺す
最終行動方針:宝の安置
【現在位置:多分D-4くらい・いざないの洞窟B1F、海底通路の宝箱の二つある部屋/朝】
99名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 00:47:05 ID:nZ/AywLg0
投下終了
100スライムがあらわれた1/2:2011/01/12(水) 01:07:38 ID:QnHg3Rvd0
突然殺し合いをしろなどと言われ、
さらに名簿を見てローラ姫と、倒したはずの竜王がこの場にいることを知り、
すぐに探し出してローラ姫の保護と竜王の退治をしなければと急ぎ駆けていたところで、
目の前に現れたのはあの見なれたぷにょぷにょの物体。

「…スライムか」
スライム。
言わずと知れたザコモンスターだ。
首輪(首ではないと思うが)を付けているところを見ると、こいつもこの殺し合いの参加者なのだろうか。
「こんな奴まで呼ぶとは…一体何を考えているんだか」
言いながら、支給された鋼の剣を構える。
例えスライムであっても、戦闘能力のない一般の人々にとっては十分に脅威だ。
急いでいるが、ここでしっかりと退治しておくべきだろう。
こちらが戦闘態勢に入ったのを見て相手も身構えるが、関係ない。
今の自分がスライムごときに負けるはずはないのだから。
軽く剣を振る。
これだけで相手は両断される…

はずだった。

「な、何!?」

当たるはずだった攻撃は、剣を振った瞬間、スライムの姿が消えたことで空振りに終わる。
何が起きたのか気付く間もなく、続けて腹に衝撃が走る。

「ぐッ!!」

まるでゴーレムに殴られたような、激しい衝撃だ。
耐えきれず、地面に倒れ込んでしまう。

(い、一体何が…まさか…)

ここに来てようやく事態を理解する。

(まさか…反撃されたのか!?スライムに!?)

スライムに攻撃をかわされ、しかも反撃を受けた。
その事実が信じられず、呆然としてしまう。
しかし、それも一瞬だけだ。

(…とにかく、反撃しなければ!)

何が何だか分からないが、敵がただのスライムでないことだけは間違いない。
ならば全力で相手をするまで。
そう気を取り直し、ふらつく足で何とか立ち上がり剣を構えると、


視界いっぱいに広がった巨大な炎の塊が、目の前に迫っていた。
101スライムがあらわれた2/2:2011/01/12(水) 01:08:34 ID:QnHg3Rvd0





さて、どうするか。
目の前に転がっている黒焦げの死体を見ながら考える。
いきなり襲われたから反撃し、相手を倒した。
そこまではいい。
問題は、それが人間だったということだ。
『人間を襲ってはいけない』
普段から主には散々そう言われている。
もしこのことが主にバレたら怒られるかもしれない。
それは何とか避けたいところだ。
少し考えると、いい案が浮かんだ。

(ニフラム)

呪文を唱えると、黒焦げの死体は光の彼方へと吸い込まれて消えて行った。
これでいい。
見つかってまずいなら消してしまえばいい。
これで誰にも自分の行いがバレることはないだろう。
さあ、すっきりしたところで、早く主を探しに行くとしよう。


【主人公@DQ1 死亡】
【残り132名】

【スラりん@DQ5 Lv99】
【道具】不明
第一行動方針:主(DQ5主人公)を探す
基本行動方針:主の命令に従う
【現在位置:B-4・平原/朝】
102名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 01:09:55 ID:QnHg3Rvd0
投下終了
主人公の名前に関しては、決める必要がなかったのでそのままにしておきました
後の人が自由に付けてくださって結構です
103恋せよ女の子:2011/01/12(水) 01:23:11 ID:2pSfdIgs0
地下世界アレフガルドを覆う闇を払い世界を救った、勇者ロト一行。
立ち尽くすのはその一人、賢者エリスだ。

川を挟んで遠くに見えるのは彼女の故郷でもあるアリアハンの城だ。
彼女はアリアハンで生まれ、アリアハンで育った生粋のアリアハン人である。
つまり同じくアリアハンで生まれ育った勇者アレルとはいわゆる幼馴染の関係に当たる。

そう、泣き虫だった自分を、なんだかんだ文句を言いながら、それでもいつも助けてくれた幼馴染。
昔から面倒臭がりやで、何かと誤解を受けてしまう人だけど、本当は誰よりも優しい人だと知っている。
そんな人だから、助けになりたいと思った。
だからいつか旅立つ彼を支えてあげられるように必死で僧侶の修業を積んだのだ。
その気持ちは悟りを開き賢者となった今も変わらない。
もちろんこの場でも。

変わらぬ決意を胸に行動を開始すべく動き出そうとした、その時、ガサリと、後方で草木が揺らめいた。
風ではない、何かが近づいている音だと気づき、とっさに振り向き支給品である槍を構えた。

「――――お待ちください。私に争う意志はございません。
 どうか武器をおろし、私の話を聞いてください」

そう言いながら森の奥より現れたのは、自分と同年代の女性だった。
輝くような金の髪に夜に映えるきめ細やかな白く美しい肌。
そして身を包む美しいシルクのドレスは見るからに高級品である。
その身なりや仕草からして、高貴な出自であることがうかがえる。

「私はラダトームの姫、ローラと申します。
 どのように考えてもこのような事、間違っているとしか思えません。
 共に手を取り合い皆で助け合う道を目指しましょう」

告げるその瞳からは真剣の色がうかがえた。
見ればかすかに指先が震えているのが見て取れる。
武器も持たず、武器を構える見ず知らずの相手の前に姿を現すなどと、どれほどの勇気が必要だったのか。
ローラはその恐怖を億尾にも出さず、ただじっとこちらを見つめていた。

「はい、こちらとしてもその申し出を断る理由がありません
 よろしくお願いします。ローラ姫様」

真摯なその態度は信頼に価する。
そう判断して武器を下し、代わりに交友の手を差し出した。
104恋せよ女の子:2011/01/12(水) 01:24:45 ID:2pSfdIgs0
だがその前に一つ疑問があった。
知る限り、アレフガルドのラダトームにはローラという姫は存在しない。
その疑問を率直に彼女に伝えると

「いえ、申し訳ありません。正確にお伝えすべきでしたね。
 私は勇者様の妻としてラダトームをすでに離れた身になりますので、正確には元姫ということになります」

と、あっさりそう答えた。

「は? ちょ、ゆ、勇者様!? の妻!!?」
「はい。竜王に浚われてしまった私を助けてくださった、勇者アレン様です」

そういってローラはポっと頬を赤らめる。
アレン。
アレルではない。
別人であると知ってほっと胸をなでおろす。

「コホン。では、参りましょうローラ姫様。まずは勇者様と合流しましょう」

咳払い一つで気持ちを切り替え、そう告げる。
ええ、とどこか優雅な仕草でローラ姫は答えると、互いの勇者様を求めて共に動き始めた。

だが、二人は知るはずもない。かたや勇者アレルが既に命を落としていることなど。
暗雲立ち込める二人の少女の運命や如何に。

【エリス@DQ3女賢者(性格/泣き虫)】
【道具】ランスオブカイン@FF9 支給品一式
第一行動方針:アレルとの合流

【ローラ@DQ1】
【道具】不明
第一行動方針:アレンとの合流
基本行動方針:共に手を取り合い皆で助け合う道を目指す

【現在位置:D-5・森/朝】
105名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 01:25:55 ID:2pSfdIgs0
投下終了。

あっちゃ〜勇者死んじゃったか。
まあいいや、気にしない!
106名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 01:40:35 ID:ETGST5hj0
> 昼寝とタマゴと泣き虫が
記念すべき初投下
いきなり被りが出たようで、破棄された方は残念でした
ともかく乙

> I ミス you
エッグラとは逆方向に進むチキーラの対比が偶然とはいえ面白かったです
このアルスは若干腹黒? マーダーの素質を持ってそうでこれからが怖いです(饅頭的な意味で)

> 地獄の殺し屋
この発想はなかった
マジで
短いながらもキャラのスタンスが明確に纏められていて地味な良作と思います
しかしビアンカ振られてたのか……大丈夫、ゲームでは永遠に俺はビアンカ派だから

> 本日のメダル
フリオニールは外れを引いたようでご愁傷様。井戸の中のメダル交換所がもしあるなら当たりかも?
キラーマジンガはトラップモンスターとして期待感たっぷりです

> スライムがあらわれた
まさかLV99のスライムw
この強敵にあたって単なる鋼の剣しかなかった勇者は不運だったとしか言えない……南無


> 恋せよ女の子
ローラは不憫
エリス可愛い
しかしエリス、あんなんでいいのか
どうやら時代の違いについては勘違いが起こったみたいだけど今後に影響するかな?
107名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 01:44:47 ID:ETGST5hj0
> 死亡!海魔王!
グラコス死んだーーーーー?
キャラたちが全員真面目なのが逆にシュール
これが巷で噂のシリアスな笑いという奴か
108死亡!海魔王! 1/2 代理投下:2011/01/12(水) 01:47:48 ID:ETGST5hj0
ピチピチピチッ……!ピチピチピチッ……!
バトル・ロワイヤルが始まってから数分、恐らくは最も早く死に瀕していた参加者がいた。
名をグラコス。一城を支配する、強力な海の魔物である。
そも、海原に潜む魔物の脅威はあまり知られていない。彼らと戦う人間の戦士たちは、常に船の上という有利な陣地を獲得しているからだ。
そこに飛び込まざるを得ない海の魔物たちは、戦い方を制限されてしまう。彼らの本領は、海中での戦いでこそ発揮されるのだから。
グラコスもまた、領地ではない、特殊な魔力場のない陸地に揚げられ、当然のごとく死にかけるという有様になっている。
何故自分をここに……その悲痛な心境を知ってか知らずか。彼を見つめる、女が一人。

「よいしょ、よいしょ……」

グラコスに海水を運ぶ女はマリベル家のメイド、名前はまだない。
エラに海水をかけ、気休め程度の酸素をグラコスに与えていた。
何故人間の彼女が魔物を助けているのか。それは、彼女の後についている、もう一体の魔物の仕業。

「グラコス!しっかりせよ!」

デュラン。この魔物もまた、城持ちの強力な魔物だった。
口も聞けないほど衰弱した同胞を叱咤する彼には、人間の女の姿など見えていない。
息も絶え絶えのグラコスと比してもなお、メイドの危険度が下回るという認識による判断だった。

「駄目だ……海水が足りん!」
「も、もっと汲んでくるだよ!」

デュランには、グラコスを助ける理由などない。同胞とはいえ、彼ら魔物には一般的に仲間意識などというものは薄い。
だが……共に勇名を馳せた者として、グラコスがこのような死に方をするのが許せなかったのだろうか。
109死亡!海魔王! 2/2 代理投下:2011/01/12(水) 01:48:39 ID:ETGST5hj0
たまたま自分より先にグラコスの窮状を見ていた人間を脅してまで、彼を助けようとした……しかし。

「うんしょ、よいしょ……」
「無駄だ……もう、死んだ」

グラコスは、遺言すらなく脱落した。デュランの目に、涙が光る。彼は自分たちは奪う側にいると思っていた。
自分と同等の力を持つ魔物が、こうもつまらない死に方をする……そんな事実が、許せなかった。

「グラコスは犠牲になったのだ……この下らぬ余興、その犠牲にな」
「デュラさん……」

デュランは決意していた。神聖な戦いを、そして魔王の尊厳すら踏み躙るこの余儀を粉砕せんと。
メイドを連れていこうと、決めた。人間たちとはなるべく戦わず、体力を温存したかった。
そのための橋として、無力な女を連れ歩くマイナスはプラスを下回る、そう判断していた。よい関係を作る程度の自信はあるし、最悪人質にすればいい。

「行くぞ……強者に墓はいらぬ。風に溶けた亡骸は、新たな強者を世界に産む」
「……」

だが、デュランは気付いていない。グラコスの鱗の合間に、針で刺した後がある事に。
デュランは想像できない。いかに呼吸できぬ陸地とはいえ、グラコスが近場の海まで移動できないはずもないということを。
デュランは考えもしない。戦士でもない人間が、逃げずに自分に付いてくる理由など。
そして、デュランは知らなかった。信念を持たぬ、そして戦いに縁などない者こそ時として最も狡猾に、残酷に生きる道を模索することを。

【グラコス@DQ6 死亡】
【残り131名】

【デュラン@DQ6 正常】
【所持品】不明
第一行動方針:協力者(魔物が望ましい)を探す
第二行動方針:他者との戦闘はなるべく避ける
基本行動方針:この殺しあいを破壊する
【現在位置:E-2・陸地/朝】
【マリベル家のメイド@DQ7 正常】
【所持品】毒針@ドラクエシリーズ グラコスの支給品
第一行動方針:デュランと行動する
第二行動方針:誰にも知られず、確実に殺せる場合のみ参加者を殺害する
基本行動方針:生き残る
【現在位置:E-2・陸地/朝】
110名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 01:49:29 ID:ETGST5hj0
代理投下終了です
111名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 01:54:12 ID:2pSfdIgs0
投下乙ー
地上だから魚類のグラコスさんは呼吸できない。その発送はなかったわ。
というかデュラン、何さらっと対主催路線になってんだよww
112枯れ草をもう一度満開へ:2011/01/12(水) 02:02:32 ID:nZ/AywLg0
ご主人様に恨みはない。
強いものに従い、弱いものは切り捨てる。
これは野生の常識だろう。
もちろん、ご主人様についていったのはそれだけじゃない。
本能を超えた包容力、そこに惹かれたからこそ仲間になろうと思った。
けれども、おいらは役に立っていない。
成長していく仲間にはついていけず、いつしかモンスターじいさんの酒飲み友達になる始末。
そうしているうちにご主人は結婚され、いつしか8年が過ぎ、10年が過ぎたが、
もはやご主人様がおいらを迎えに来ることはなかった。
事情は聞いている。母がさらわれ、妻がさらわれ、おいらのことを顧みる余裕などなくなったのだろう。
けれどもおいらはご主人の妻の顔もお子様の顔もあまり覚えていない。
もう忘れ去られているのかもしれない。
もしおいらがもっと強ければご主人の役に立てたはずだ。
けれども、やっぱりこの仕打ちはあんまりだろう。
ミルドラースさまが倒されて世界が平和になって、やることはなくなってしまった。
ならばおいらは死んでいるも同然、本来はここに呼ばれるまでもないのだ。
けれども呼ばれた。そう、天から授かった最後のチャンスなのだ。
ダニーよ、善でも悪でもいい。死ぬ前に何か大きな仕事をしてみろ。
救世主となってもいい。あるいは悪逆の限りを尽くしてもいい。
とことんやるんだ。まるで生きがいのなかったこの生、最期に頭いっぱいに花を咲かせてみろ。
そしてご主人様を後悔させてやるのだ。

【ダニー@DQ5】
【道具】不明
第一行動方針:他の参加者を救うか殺すか、とにかくきっかけを見つける
最終行動方針:なにかどでかいことをやらかして、DQ5主人公を見返してやる
【現在位置:B-6・砂漠/朝】
113名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 02:03:27 ID:nZ/AywLg0
投下終了
114名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 02:13:39 ID:2pSfdIgs0
ダニー! 何をするだァー
うん、まあダニーは放置するよね、仕方ないね

あとボツスレとかいるかね?
115名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 02:30:38 ID:iDeqSif80
ボツスレあったほうがいいと思います。
投下します
116美姫たちの戦い1/3:2011/01/12(水) 02:31:55 ID:iDeqSif80

 ミーティアは半分泣きそうになりながら、森の中を必死に手探りで歩いていた。
 眩暈と震えが止まらない。ゼシカ、ヤンガス、それに、あの人――……見知った顔があの暗黒の空間にあったことを思い出すが、
それも良かったのか悪かったのかわからない。殺し合いなんかできるはずがない。
 けれど、あまりの恐ろしさに倒れそうにすらなっていたとき、あの空間の中でミーティアの家臣は必死に彼女の姿を見つけてくれ、
視線を送ってくれた。震えてばかりの彼女の様子が、あんなに距離があっても伝わったのだろう。自身も不安であるはずなのに、
赤いバンダナの下で彼は笑いかけてくれた。その微笑には、必ずあなたを助けに行く、といったメッセージが込められているように見えた。
 どうしたらいいのかわからないけれど、怖くて倒れてしまいそうだけど。無力な姫は強い家臣が見せてくれたその笑顔に縋るように、
必死に震える足を動かし森の中を歩いていた。

 ミーティアが投げ出された先の森はひどく足場が悪い。もし何かと出会っても、震える足も相まって、逃げ出すことなどできそうもない。
 彼女は支給されたザックの確認もせずに、ただひたすら森を抜けることを目指して歩いていた。近隣には誰もいないことを、願って。
 ――そして、その願いはいとも容易く打ち破られる。

 足音が聞こえた。

 あまりの恐怖にミーティアは膝が抜けた。
 思わずへたりこんでしまい、足元にあった枝葉を踏みつけ、不用意に音を出してしまう。
 足音が近づいてくるのが分かる。どうしよう、どうしたらいいのかわからない、誰がいるのか、殺されてしまうのか、わたしは――……

「誰ッ!?」
 恐慌状態に陥ったミーティアが思わず目をつぶるのと、澄んだ声が響くのとは、同時だった。

 震えながら、ミーティアは目を開け振りかえる。
 女性の声であったことで少しだけ恐慌状態から立ち直ったが、それでもまだ立ち上がれずに、その姿を見た。
 彼女が目にしたのは、黒曜石のように輝く美しく長い黒髪をバレッタで留め、人形のように整ったその顔を戦慄でゆがませ、
短剣をかざして構えている少女の姿。

「――あなた……」
117美姫たちの戦い2/3:2011/01/12(水) 02:33:42 ID:iDeqSif80

 同じくきらめく黒曜石の瞳が、見開かれる。
 短剣を構えた少女、ガーネットの視線に映る、自分と同じように長い黒髪をヘアバンドで流し青い外套を羽織った美しい少女は、
その顔を恐怖に引き攣らせて半泣きになっており、どう見ても自分に襲い掛かってくるような存在には見えなかった。
 念の為構えは解かずに、ガーネットは口を開く。
「……お聞きしますが、戦闘の意思はありますか?」
「い、いえ、いえ……」
 涙を堪えることができずに、ただ震えながら弱弱しく首を振るミーティアを疑う理由など、ガーネットは持ち合わせていなかった。
 思わず短剣を取り落とし、泣き崩れる少し自分より年上と思われる彼女のそばに、ガーネットは駆け寄った。
「……ごめんなさい、私もあなたを殺すことなんて……。ごめんなさい、どうか泣かないで……。ごめんなさい……」
 ああ、早くも意思が砕けそうだと、ガーネットは思った。
 このくだらない殺戮の舞台は、人の心の弱さを試すものだ。だから例えどんなことがあっても、不安に呑み込まれることなんて
あってはならない。泣いてはいけない、戦おう、とガーネットは決意していた。
 わたしが弱くてはだめだ。死ぬわけにはいかない。そして死なせるわけにも――……
 そんな思いも、目の前の女性から溢れ出して止まらないほどのこの恐怖に支配されてしまいそうになる。涙が、溢れそうになる。
 どうしてこんなことになってしまったのだろう。



「……落ち着いたみたいね」
「ええ、ごめんなさい……」
 結局ガーネットはそのままミーティアをなだめすかし、二人はしばらくその森から動けないでいた。
「どうもありがとう。……やっぱり、ミーティアはダメだわ。あなたのように戦うことなんて、考えもしなかった」
「いいえ、私もとても不安だったの。だからあなたに会えてよかった。……ねえミーティアさん、私も共に行かせてもらえないかしら」
 ガーネットの提案に、はっとミーティアは顔を上げ、そして首を振る。
「ミーティアなんかがあなたに付いていってしまっては、足手まといだわ」
「いいえ、そんなことないわ。わかったの、私一人では、本当は怖くてなんにもできないって。けれどあなたが私の代わりに泣いてくれた。
本当に救われた気がしたの。……私、あなたがいてくれたなら戦えると思う」
「ガーネットさん……」
 ガーネットは瞳を潤ませながらも、胸を抑え、強い意思で言い放った。
「あなたは私が守るわ。……絶対に生き延びましょう」
118美姫たちの戦い3/3:2011/01/12(水) 02:36:21 ID:iDeqSif80

 輝く黒曜石を、ミーティアは見つめる。その折で唐突に胸に浮かぶのは、彼女の父親であるトロデ王や、自分を慕ってくれる
トロデーン城の家臣、国民たちのすがた。
 生き延びようと告げられて、彼女ははっと気付いたのだ。自分にもまた戦う理由がある、と。この世界に共に落とされてしまった
大事な仲間たちと、そして家臣たちのために、まずは生き延びなければ。そして、探さなければ。
 呪いを解くために旅をした頃のように、もう守られる立場ではないのだ。あの日々にも幾度と無く思っていた、自身が戦えれば
どんなによかったかという無念さ。苦い後悔もたくさん味わった。何度も、何度も。

 今度こそ。
 自分の力で、自分自身を――そして、あなたを守りたい。
 この手が成せることなど、もしかしたらなにも無いのかもしれないけれど。

「――わかりました。トロデーン国王女として、できる限りあなたの力になりましょう」
 まだ震えが完全に収まったわけではないけれど、強い意思を胸に、ミーティアはガーネットを見つめ返す。
 そのガーネット――ガーネット:ティル:アレクサンドロス17世、現アレクサンドリア国女王は、その『王女』という言葉に、
何よりもまず目を丸くした。



【ミーティア@DQ8 正常・少し泣き疲れ気味】
【所持品】不明
 第一行動方針:ガーネットと共に戦う
 第二行動方針:DQ8主人公を優先に仲間を探す
 基本行動方針:生き延びる(殺しはできない)

【ガーネット@FF9 正常】
【所持品】聖なるナイフ 他に所持品があるかは不明
 第一行動方針:ミーティアを守る
 第二行動方針:仲間を探す
 基本行動方針:生き延びる(窮地では戦うこともいとわない)

【現在位置:F-5 森の中(足場が悪いようです)/朝】
119風と、龍と1/2:2011/01/12(水) 03:09:24 ID:Tv3IM2Mp0
「……」

草が風に靡く、茂みの中。
坐禅を組んでいる者がひとり。
少女の二つ結びの髪型が風に揺れた。

「……」

もう一人現れた。
左目を、眼帯で覆っている。
肩の一字は自分の名を表す、『風』。
手にはなにやら長い棒を持っている、支給品だろうか。
坐禅を組み、ぴくりともしていない黒髪の少女。
眼帯の少女、風神は初めて出会った他の参加者がこちらに興味を示さないことに疑問が涌いた。

「……貴女、何故座?」

奇妙な喋り方は彼女なりのポリシーか、初対面にもそのまま問う。
だがその問いかけを口にした瞬間、黒髪の少女がカッと刮目した。

「!?」

風神の予測よりも遥かに素早い身のこなし。
始動から体重移動まで完璧な蹴りが、少女の小さな身体からは想像もできない速度で放たれた。
ガーデンでの指導を受けた風神ですら、完全に防御に回るしかなかったほどだ。

「殺戮者!?」
「あっ……」

少女からは驚きの声が漏れた、防がれるのは予想外だっただろうか?
確かに油断はあった、自分よりも小柄な少女だったからだ。
まさかいきなり攻撃をしてくるとは想像もつかなかった。
だが風神は風紀委員サイファーの脇を固める手練である。
そうやすやすとやられたりはしない。
棒をくるりと回して少女と距離を取った。
相手が再び構える様子が見られない、これは好機だ。
風神は、目の前の相手を無力化させる覚悟を決めて棒を構え……

「……ごめんなさい」

謝られた。
120風と、龍と2/2:2011/01/12(水) 03:10:20 ID:Tv3IM2Mp0

「まず、わけがわからないし落ち着こうとおもって坐禅を組んでいたら、うとうとして……」
「……寝惚?」
「うん、ごめんなさい」

再び頭がぺこりと下げられ、おさげが揺れる。
抑揚のない喋り方は、ある意味二人に共通していた。
少女がおずおずと謝るのを見て風神はそれ以上追求するのをやめた。
もともと人付き合いが得意なほうでは無い。
それに今はサイファー(ついでに雷神)を探すのに忙しいのだ。

「……我探人有、貴女無用」

そう言い残し、踵を返してその場から立ち去ろうとする。
が、後ろから付いてくる気配に振り向いた。

「……追止」
「ううん、わたしもこっちの方向」
「何用?」
「この茂みを抜けた先に村があるの、私知ってるんだ」

村、という言葉に風神は考えた。
サイファーと合流するにはまず人が集まる場所に移動しなければならない。
リスクはそれなりにあるが、会うためには仕方がない。
来たばかりのはずの少女が村の正確な場所を知っているのは多少疑問ではある。
しかしそれでもこの森で時間を無駄にするよりはよっぽどましであった。

「……我願望、村行」
「だったら連れて行ってあげるよ、ええと……名前は?」
「他人尋名、先自分」

さすがに情報の安売りはしない。
名簿が配られているとは言え抜かりは無い、こういう所はきっちりしている。

「シャナだよ、あなたの名前は?」
「……風神」
「そっか。じゃ、行くよ風神」

ちゃんとついてきてね。
そう言うが否や、やや深い茂みの中を先程までの風神よりさらに素早く駆け出す。
あの少女、相当旅慣れている。
ろくに舗装されてもいない地面を獣のようにさっさと抜けていく姿からそう想像できた。

「……我、失敗?」

自分の判断がいささか悪手に感じて、風神は頭を抱えるのであった。
そしてその予感はやがて的中することとなる。
目指す東ではなく、行く先は南だった。
なぜなら先導する少女は天然モノの「おっちょこちょい」なのだから……。
121風と、龍と 状態表:2011/01/12(水) 03:11:57 ID:Tv3IM2Mp0

【風神@FF8 正常】
【所持品】ぶしんの棍@DQ9 手裏剣×10@FF5
 第一行動方針:サイファー(と雷神)を探す
 第二行動方針:スコール達と会ったらどうするか考える
 基本行動方針:サイファーを助ける

【シャナ@DQ3女武闘家(性格/おっちょこちょい) 正常】
【所持品】不明
 第一行動方針:仲間達を探す
 第二行動方針:落ち着かなきゃ、落ち着かなきゃ
 基本行動方針:生き延びる

【現在位置:B-2 茂み(足場やや悪)/朝】
122やすらぎのとき1/4:2011/01/12(水) 03:18:29 ID:nZ/AywLg0
怖かった。初めて目の前で人が死ぬのを見た。
とてものどかで平和な世界。もちろんイタズラなんてものは日常茶飯事だったし、
ケンカも起こっていたけど、それだけで済むくらい平和だった。
他国にはガイコツみたいな人々もいたし、ゾンビのような魔物だっていたけど、
みんな話せば死ぬのが怖いなんてこと微塵も感じさせない陽気さだった。
なのに、さっき死んだ男の人、自分が死ぬわけでもないのに死そのものがとてつもなく恐ろしかった。
見つかったら殺される、だからカラ樽の陰に隠れてぶるぶると震えていた。

「あらら〜? こんなときにかくれんぼしてるのはだ〜れだ?」
極度の緊張の中、底抜けに明るい女の人の声が聞こえてきた。
「う、うわあああ!!!」

別に悲鳴を上げなくてもよかったはずなのだが、そんな余裕はなかった。
けれども手足を動かそうにも、樽の中では身動きなんてとれっこない。
暴れて暴れて、体のあちこちを樽の内壁にぶつけたあと、水責めで攻撃された。
水責め攻撃といっても、ワインを樽の上から注いだだけのものだったみたいけれど。
生まれてはじめてのお酒だった。
お酒のせいか、なんだかどっしり肝が据わって、すっかり気分がよくなって、
そのままここで話すのも目立つということで、お姉さんに連れられるまま一緒に酒場へと入った。
123やすらぎのとき2/4:2011/01/12(水) 03:19:17 ID:nZ/AywLg0
なんだか雰囲気だけは大人っぽそうに見えたけど、酒場にいるからかもしれない。
お酒は飲んじゃいけない年だからってミルクを飲んでる。
けどカウンターはさんでるあたり、やっぱり酒場の空気のせいだ。
僕なんかもうお酒飲んじゃって、ちょっぴり大人の階段上りかけてる。

「うんうん、キョウダイで殺し合えなんてないよねえ。
 どこの部族のおきてなんだってねえ」
「大体あのおじいさんおかしいよ。家族なんだから、殺し合いなんて無理に決まってるじゃん」
「そうだよねえ。姉ちゃんにもね、この世界のどこかに弟がいるんだ。君よりは多分年上」
なんだかとりとめもない会話。どうでもいい世間話。
なんだかほっとする。けれど、落ち着いてくると今度は気が大きくなってくる。

「だったらなおさらだよ。みんなであのおじいさんをとっちめるんだ」
「いいこと言うねえ。さすがお兄ちゃん。うちの弟なんて家の隅っこで震えてるかもしれないのに」
「じゃあ僕が守ってあげるよ。みんなまとめて、守ってあげる!」
なんだかものすごいことを言った気がする。
僕自身は戦うことなんてできないのに。

「あはっ、お姉ちゃん、強い子は嫌いじゃないよ。
 じゃあお言葉に甘えて、守ってもらおうかな」
「ま、任せといて!」
胸をドンと叩いて、宣言する。
こんなことを言えるのは、ちょっと気分がよくなっているせいかもしれない。

「ふふ、でもちょ〜〜っと声が震えてたね。それともお酒のにおいのせいで酔っ払っちゃっただけなのかな??
 あまり無理しなくてもいいんだよ」
「そ…そんなことないよ。確かにちょっと怖いところもあるけど、きちんと約束は守るからさ」
「本当にィ〜?」
「これでもマルタ最強のモンスターマスターなんだぜ?」
「あはは、頼もしいね。でも、肝心なところでかんじゃうんじゃみっともないぞ?」
「そんなこと、言われても、なんだかうまく話せなくて」
「お酒に当てられたみたいだね。じゃあ、体が落ち着くおまじないをしてあげる。
 ほら、ちょっとこっちに来て目をつぶって…?」
124やすらぎのとき3/4:2011/01/12(水) 03:21:17 ID:nZ/AywLg0
誘われるがままに彼女に近づく。
大口叩いてみたけれど、ちょっとなさけないところを見せてしまったかもしれない。
「ユウリにも小さい頃はよくやってあげたおまじないなんだよ?
 なんだかそのころのこと思い出しちゃった」
殺し合いとか言ってたけど、ただの勘違いだったんじゃないか。
こんな人たちと一緒なら怖くない。イルだって大丈夫だよ。
「あ、僕もよくやったよ。イルが転んでヒザ擦りむいたときとか、いたいのとんでけーってさ!」
「そうそう、怪我したところに手をかざして、とんでけーってね!」
さっきまであれほど怖がっていたのがウソみたいに笑いあう。
なんだ、さっきまで何を不安がっていたんだろう。
なんだか怖がってたのがバカみたい。

「でもね、もう、あのころには戻れないんだあ……」

ふと、それまでとうって変わってさびしそうな声が印象に残った。
どうして? と聞こうと思ったけれど声が出なくて、
首の後ろがすーっとして、とっても眠くなってしまう。
僕ってお酒にこんなに弱かったんだ。
また迷惑かけちゃった。そういえばさっき暴れたことも謝ってなかったな。
起きたらちゃんと謝らなくちゃ。



家族だからって、みんながこれからどうするのかは分からない。
家の隅っこで震えているかもしれない。
打倒ゼムスを声高に叫んでいるかもしれない。

私は……。こういうふうに理解した。
目の前には苦しむこともなく、永遠に夢を見続ける男の子。
手にかけた罪悪感はない。苦しむ間もなかったからというのもあるかもしれないけれど、
もう何をやるか大体は決めたのだ。

唯一つだけ決められないことは、家族のどちらを殺さなければならないかということだけで。
でもそれは後回し。最後の最後に決めること。
125やすらぎのとき4/4(状態表):2011/01/12(水) 03:23:52 ID:nZ/AywLg0
【メルフィ@FF3狩人】
【道具】E透視の指輪@トルネコの大冒険3 バーサーカーの種@トルネコの大冒険2 Eニードルアロー×14@不思議のダンジョンMobile
     ルカの道具は不明
第一行動方針:FF3の忍者・導士を探す
基本行動方針:仲間以外の殺害・仲間二人は保留
【現在位置:E-7・アリアハン・ルイーダの酒場/朝】

透視の指輪:
デフォルトで自身中心にマップ1/8マスくらいの位置に誰かいれば、存在を察知できます
察知範囲をずらせますが、その間は動けません
要するに遠く見たいならセレクト押したときのスクロールみたいな手間が必要ということです

ニードルアロー:飛び道具版毒針

【ルカ@DQM2 死亡】
【残り130名】
126強さの証明:2011/01/12(水) 03:26:49 ID:29cPQZp80
「魔王を倒したい、力を貸せ」
ただ強さを求めて魔物を狩り、時には傭兵のような仕事をしながらも。
どこか満ち足りない日々を過ごしていたとき、そう言って声をかけてきた少年が居た。
アレル。後に勇者と呼ばれる男であった。
俺は二つ返事で同行した。
世界の平和などに別段興味はなかった。
ただその魔王とやらを倒せば、俺はもっと強くなれるはずだと、そう思ったのだ。
世界を廻る旅は、とても刺激的だった。しかしどこか物足りなさを感じていた。
結局、魔王バラモスを倒しても、大魔王ゾーマを倒しても。
俺は強さを実感することも、満たされることもなかった。
「こんなものか」と思ってしまったほどだ。
しかしふと、魔王に止めを刺した男に目をやったとき、俺はようやく気づいた。

人を旅へと勧誘しておきながら「面倒だ」と何かにつけ人任せにしていたアレル。
仕方なく俺が教えていた剣技は、驚くべきスピードで上達し、気づけば目を奪われていたではないか。
大魔王を倒しても、満たされなかった理由は明らかだ。
それすらも倒せるもっと強い男が、目の前にいたからだ――!

「こいつを倒せば、俺はもっと強くなれる」
そう思った矢先だった。
勇者アレルは、姿を消した。
振り上げた拳を下ろす場所を見失い、荒れた生活を送っていた矢先、俺はこの場へと呼び出された。



いきなり呼びつけ、要らぬ枷をつけてきたことについての不快感はあった。
だが今一度、決着のチャンスを作ってくれたことについては、ゼムスとやらに感謝しなければならなかった。
殺し合いをしろというなら、喜んで応じよう。
勇者アレルと戦える、未知なる強者と戦える。それだけで、俺はもっと強くなれるのだから……!


魔神の斧を力強く握り締め、戦士ネルソンは戦いへの一歩を踏み出した。


【ネルソン@DQ3男戦士(性格:まけずぎらい)】
【道具】魔神の斧@DQ3 他不明
第一行動方針:強い奴を探し、戦う。
第二行動方針:勇者アレルを探して決着をつける。
最終行動方針:誰よりも強くなる
【現在位置:E-5・森/朝】
127名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 08:54:18 ID:ZnhZQPhv0
少女は頭を抱え、呪文のように何かを呟きながらその場に蹲る。
ザッシュと共に世界を救った後、アクエリアで祖父と共に平穏に暮らしていたはずなのに。
どこか分からない場所に連れてこられ、そして殺し合いをしろと命じられた。
いつもなら「そんな馬鹿げたこと、出来るわけないじゃない!」などと威勢の良いことも言える。
だが、今回はそうも行かない。
ダークキングを遥かに上回るあの老人には、今の自分では到底逆らえそうも無い。
仮に刃向かったとしても、あの青年のように自分の頭と胴体が生き別れになるだけだ。
かといって、最後の一人になるまで人を殺し続けるわけにもいかない。
持っている武器はそこそこ良い物だとは言え、人殺しの汚名は背負いたくない。
もし、ザッシュが居れば何か変わるかもしれない。
しかし、ザッシュがどこにいるかなど当然分かるわけもなく。
彼が見つかったとしても、現状がどうにかなるという確信があるわけでもない。
ここにいる人間が全員人殺しを拒む人間ならば、話は別かもしれないが。
仲良しこよし、お手手を繋いでくれる人ばかりとは限らない。
首輪、戦力、解決しなくてはいけないことが多すぎる。
「あー、絶望的よ」
思わずそんな言葉を呟きながら、ベッドへと飛び込む。
もう、このまま寝てしまいたいぐらいだ。
全ては悪い夢で、寝て起きればまたアクエリアに戻れるんじゃないか?
そんなことすら考えながら、布団に潜ろうとしたときだった。



「お邪魔しまんんんんんんんんんにゃわ!」

128絶望する少女と絶望の魔王:2011/01/12(水) 08:56:00 ID:ZnhZQPhv0
緊迫感の欠片も無い声が、寝室へと響いた。
突然の来訪者に驚いた少女は咄嗟に布団から飛び出し、先手必勝と相手に飛び掛る。
相手を切り裂くように弧を描いた右手は空を切る。
そのまま着地し、体勢を立て直してもう一度攻撃に移ろうとしたそのときだった。
「わわわわ! ちょっと! 落ち着いてーや!」
来訪者、紫色の巨人は両手を前に突き出して戦意がないことをアピールする。
その様子を見、ようやく現状を理解した少女は爪を下ろし、その場に座り込んだ。

重苦しい空気が一通り流れた後、二人は寝室のベッドに座り込むことにした。
「あ、あの」
気まずい感じの中、先に口を開いたのは少女の方だった。
「ごめんなさい、いきなり襲い掛かって」
「ああ、気にせんでええって。こっちもいきなり入ってもうたしな」
少女の謝罪に対し、紫の巨人はバツが悪そうに頭をかく。
これを好機だと思ったのか、巨人が言葉を続ける。
「オレ、この殺し合いぶち壊そう思てますねん」
それは、少女が一度考えたこと。
そして、少女が諦めかけていたこと。
同じ志を持つ者が、こんなにもすぐ現れるとは思っては居なかった。
外見からは想像できない気さくさが、知らない間に少女の心を開いていた。
「ご主人は、こんなん許せへんやろうしなあ……あ、せや。お姉さんさえよかったら、こっから一緒に行きまへん?」
巨人から提案されたのは、同行の願い。
仲間だ、こんなにも早く仲間を見つけることができたのだ。
姿形は問題ではない、確かに自分の世界ではモンスターと呼ばれる類に近い。
ひょっとしたら彼は巧妙な手口で自分を騙そうとしているのかもしれない。
騙されていたとしてもいい、ここでジッとしているよりかは、彼と行動していた方がいいだろう。
「ホンマかいな! いやー、お姉さんがええ人で良かったわー」
肯定の頷きを返すと、巨人は嬉しそうに笑顔を広げる。
そして、少女に向けて巨人は手を差し伸べる。
「オレ、カダブウ言いますねん。よろしゅうお願いしますわ」
「私、フェイ。アクエリアのフェイよ」
手をとり、フェイはカダブウの気持ちに応える。

こうして、モンスターと世界を救った少女の奇妙なコンビが生まれた。
姿形は違えど、同じ志を持つ者は分かり合えるのかもしれない。
大事なのは、心だ。

【E-7 勇者の家、勇者の部屋/朝】
【フェイ@FFUSA】
【所持品:基本支給品、E デュエルクロー、不明支給品0〜2】
 第一行動方針:カダブウと行動、仲間を探す(ザッシュ優先)。
 基本行動方針:とりあえず殺人はしない。

【カダブウ@DQ6】
【所持品:基本支給品、不明支給品1〜3】
 第一行動方針:フェイと行動、仲間を探す(主人公優先)。
 基本行動方針:ホンマやってられへんで
129絶望する少女と絶望の魔王:2011/01/12(水) 08:57:07 ID:ZnhZQPhv0

――――状況確認。

一人の老人が多数の人間を招集し、遊戯という名目の殺し合いを開催。
首に装置が装着されている、この装置が爆発することを一人の青年が犠牲により確認。
参加者が誰か一人になることにより、この遊戯は終了される模様。
最後の一人、優勝者には褒賞あり。

招集手段、老人の動機、首輪の動作原理、全て不明。
現在地は洞窟の内部であり行き止まりの模様、詳細は不明。
遊戯の参加者は最初の場所よりおおよそ100人超と推定。
目視した分で、スコール、キスティス、ゼルの姿を確認。
自身の装備は没収されており、代わりに中には武器、食料、地図、方位磁針などの道具一式の詰まった荷物入れが支給されている。
支給武器により敵襲の際にも戦闘は可能。

状況確認終了。

分析中。

終了。



――行動開始。



「あっ、ご、ごめんなさい」
膝辺りにぶつかって来たのは、年端も行かない少年だった。
少年は深々と頭を下げ、ぶつかったことを詫びる。
出口までは一本道なので、少年は出口から入ってきたようだ。
ふと、そこで少年は思い出したかのように距離を取り、手に持っていたナイフを構える。
「う、動くな!」
腕は振るえ、ナイフの切っ先は留まっては居ない。
涙を目に浮かべながら少年は必死に訴える。
「お、おまえは人を殺すのか?」
少年の必死の訴えに応えるように腕を上げ、首を横に振る。
途端に少年は安堵の表情を浮かべ、ナイフに込めていた力を抜いた。



一陣の、風が駆け抜ける。


130傭兵はただ殺すのみ(>>129もです):2011/01/12(水) 08:58:03 ID:ZnhZQPhv0
「なんで! なんで! なんで人が殺しあわなきゃいけないッスか?!」
怒りに打ち震える青年、ティーダは森を駆け抜けていた。
突如として呼び出され、殺し合いをしろといわれ。
彼はそこで「はいそうですか」と言って納得できる人間ではない。
人を殺すことなんて、あってはいけないことなのに。
しかし、彼に今すぐ何かできるわけでもない。
かといってこのまま蹲っているわけにもいかない。
アテがあるわけではないが、ジッとしているのがもどかしくて動き出していた。
「ねえ! そこの貴方!」
ふと、誰かに呼ばれて足を止める。
「貴方、回復魔法とか使えない?! 子供が怪我をしてるの! 助けて!」
「子供が?! 本当ッスか?!」
「嘘なんてついてどうするのよ! 早く! こっちよ!」
女性に手招きされるがまま、ティーダは再び森を駆け抜け始めた。
この遊戯の犠牲者が出てしまう。
それを防ぎたくて、何かしたくて、ティーダは女性の後ろをひたすら追いかけた。
「ここよ……」
辿り着いたのは洞窟だった。
女性は糸が切れた人形のように、その場に倒れこんだ。
「だ、大丈夫ッスか?!」
「私はいいから! 早く! 中に怪我した子供が居るの!」
女性に言われるがままに、ティーダは洞窟の中へと走り抜けて行った。

「ひ、ひどい……」
洞窟の中で、ティーダは目にした。
両手両足は折られ、全身には殴打の跡が残っている少年の姿を。
目は腫れ上がり、堰には血が混じり、声はかすれている。
「だ、だめ、に……にいちゃ、だめ……」
「喋っちゃダメッス! 今、なんとかするからちょっと――――」
そこで、言葉が途切れる。
ティーダの体に何かしらの液体が降り注いできたからだ。
振向くと、そこには先ほどの女性が何かの容器をこちらに向けながら睨んでいる。
「……どういうことッスか」
「こういうことよ」
ティーダの疑問に対し、女性はあるものをティーダに投げてよこした。
ティーダはそれを避け、それは少年の元へと落ちていった。
瞬間、炎が巻き起こる。
それは瞬時のうちにティーダの体まで伝わってきた。
炎の熱を感知すると同時に、足を激痛が貫く。
歯を食いしばって堪えようとするが、叶わず地面へと倒れこんでしまう。
「長銃は苦手なんだけどな……ま、いっか」
女性は落胆した表情を浮かべながら、銃を眺める。
ティーダは力を振り絞ってゆっくりと女性へにじり寄る。
しかし、ひらりと身を翻し、女性は出口の方へと向かう。
「ばいばい、お人よしさん。天国で会いましょう」
燃え上がる炎を背に、女性は振向かずに出口へ向かう。
ティーダが何かを言っているが、聞こえない。
炎に焼かれる少年の叫びが響くが、聞こえない。
聞こうともしない。ただ、出口を目指すだけ。

「もっとも、私は天国には行けないでしょうけどね」


131傭兵はただ殺すのみ:2011/01/12(水) 08:58:49 ID:ZnhZQPhv0
任務内容を説明する。

魔女アルティミシアに対抗する上で、スコール・レオンハートの生存は最重要事項である。
よって、殺し合いという名の遊戯に巻き込まれたスコール・レオンハートの生存を最優先とし、最後の生存者にする。
その為、できるだけ多くの参加者を減らす必要がある。
スコール・レオンハートに降りかかる危機を極力減らし、安全に過ごせるよう環境を整えていく必要がある。
万が一、スコール・レオンハートが死亡した場合。
己が優勝者となり、スコール・レオンハートの蘇生を老人に依頼する。
自身の生存も重要だが、スコール・レオンハートが生存するように行動すること。

これより任務を開始する。

【ルカ@DQM2:死亡】
【ティーダ@FF10:死亡】

【H-5 いざなみの洞窟入り口付近/朝】
【シュウ@FF8】
【所持品:基本支給品、マッチ、デスペナルティ、不明支給品(0〜3)】
 第一行動方針:できる限りの消費を押さえ、人を殺す。
 基本行動方針:スコールの生存、あるいは自身の優勝。

※いざなみの洞窟でティーダ、ルカの死体が燃えています、ティーダのザックの支給品が回収できるかどうかは不明。
132剣士だったラムザ 1/3:2011/01/12(水) 09:42:01 ID:W2wdskH+0
どこかの森に飛ばされて初めに行ったのは、近くの茂みに身を隠して現在地の確認である。

見る者によって「精悍」「かわいい」「男前」「女かと思った」と分かれる、特徴があるのかないのかわからない顔。
それと対照的にわかりやすい目印となるはねた一部の前髪。
「まずは、現状確認だね」
高めの声とゆったりとした語調のせいでのほほんとした雰囲気が漂ってしまう。
一見するとカリスマには縁などなさそうであるが、仕草の端々に気品が漂う。
彼こそが騎士の名門ベオルブ家の末弟であり異端者の烙印を押された陰の英雄、ラムザ・ベオルブである。

ここは森の中であるが、かすかに海のにおいも感じられる。
しかし風はほとんどなく、どの方角に海があるかはわからない。
地図を広げコンパスを見るものの、ある程度絞り込めるが現在地を特定するのは困難だった。

次に参加者名簿の閲覧。
綴られた見知った名前に、共に行動できるかもしれない安堵と殺し合わなければならないかもしれない不安を覚える。
かつての親友ディリータはこのゲームに乗らないだろう。だが立ち塞がる者には容赦なく手を下す、彼は。
そしてウィーグラフ。一度ルカヴィに乗っ取られた彼がどう出るかは予測がつかない。
その中でもう一つ目を引く名があった。
『労働八号』
見知った中で風変わりな名を持つそれは、鉄巨人。
戦闘では、人の技術や魔物の野生とは類の違う強さを見せている。
それは機械の正確かつ純粋な物理攻撃力である。
他の仲間の意思の強さは信頼しているが、彼(?)は少々融通が効かない部分がある。
ラムザを主人と認めているそれは、忠実過ぎるが故にちょっとした手違いで友人を瀕死に追いやってしまった事があった。
まずは労働八号を最優先で回収すると決めた。
133剣士だったラムザ 2/3:2011/01/12(水) 09:43:08 ID:W2wdskH+0
ふぅ、と息をついて思い出す首輪の感触。
あのゼムスという者…これを遊戯などと言った。
何が目的でこのような事を始めたのか知らないが、絶対に止めなければならない。
あの時少々周りを伺ったが、女子供も少なくなかった。
仲間たちと合流しながら、話の通じる者を集めてこれを終わらせる方法を考えよう。
剣を交える事になっても、可能な限り説得する。
力弱き者を犠牲にするような無意味な命のやりとりなどさせない。ディリータの妹…ティータのような者を出さない為にも。


次は支給された武器の確認。
一つ目は、包丁。
「なるほど…これで何かを作れば…?……いやいやいや」
反射的にノリツッコミをしてしまった。
料理という一般的な用途。そして…殺傷というもう一つの用途。
(使うような事態を避けられたらいいんだけど)
もう一つは…
「パピルスプレイト!」
幸いな事にまともに扱える武器に巡り会えた。
愛用の品とは違うが同種の辞書である。
攻撃力はさほど期待できないが、これなら若干の距離を保って戦える。

士官アカデミーに在籍していた頃のラムザは、兄達や周りの者に言われるまま剣を振るっていた。
剣の腕は決して悪くはなかった。血のにじむような努力もした。
しかし才覚に恵まれず、優秀な兄達と比べられる事の多い剣技に強い苦手意識を持ってしまっていた。
134剣士だったラムザ 3/3:2011/01/12(水) 09:44:16 ID:W2wdskH+0
だが、ベオルブ家を出奔し傭兵となってからは彼の戦闘スタイルは大幅に変わった。
魔道をかじっていた傭兵仲間の影響で魔法を習得し始めてから、彼の魔道の才能が開花したのだ。
ラムザはこれまでの反動とばかりに魔道の研究に没頭するようになる。いわゆる大ハマリである。
その情熱は、扱いの苦手な刀剣類を無理矢理振るってでも『刀に込められた魂の解放』を習得するまでに至った。

そして最終確認に呪文を唱える。
「ブリザド」
極限まで威力を落として手のひらに出したのは小さな小さな氷。
基本的な黒魔法の行使は細工されていないようである。
すっと手を握って体温で氷を消滅させる。
正義を貫く熱い心に反して冷気属性の魔法を好んで使うのは冷静さを保つ為か、コンプレックスを隠す壁か。
もしくは。
戦争で重ねられた裏切りに対する積もった恨みと人殺しの罪悪感を凍り付かせる匣か。

「…さて。行くかっ」
少々明るい声を出して自らを鼓舞する。
このふざけたゲームを止めるのだ。立ち止まる訳にはいかなかった。
初めに目指すは、地図に記された村と思しき印。


【ラムザ@FFT ジョブ:陰陽士 アビリティ:黒魔法 正常】
【所持品:Eパピルスプレイト@FFT 包丁@FFシリーズ】
 第一行動方針:仲間と合流(労働八号を最優先)
 第二行動方針:話の通じる者を集める
 基本行動方針:ゲームを中止させるかゼムスを倒す
【現在位置:B-1 森/時間:朝】
135名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 12:18:49 ID:MnhDLjRS0
>傭兵はただ殺すのみ
ルカは既に登場して、死んでますよ
136まなざしの中に3/3:2011/01/12(水) 12:55:07 ID:iDeqSif80

 エイトはナジミの塔のふもとで、できる限りの動揺と混乱を沈めるように己に言い聞かせながら、支給されたザックの中身を確認していた。
 中に入っていたのは見たことのない形をした靴と、小さな石のようなものだった。解説書にも目を通すが、わかったのはどうやら
この石が『マテリア』というものであることくらいで、そこに記された名前から効果を想像することはできない。
 武器などは一切、入っていなかった。
 嘆息し、とりあえず靴の方を履き替えてみることにする。靴は意外にもエイトの足にぴったりとはまり、身体が軽くなったかのように
とても歩きやすかった。まるで、その靴が魔力的な力を持っているかのように。
 ザックの確認を終えると、エイトは名簿を取り出し、そこにある名前を改めて確認する。
 ゼシカ、ヤンガス……見知った名前の中にドルマゲスもいたことに驚いた。それはエイトにしてみれば随分前のこと、杖の魔力に
取り付かれて最後には暴走し、砕け散った愚かな道化師。
 なぜ彼がそこにいるのか、ここがどういった時空間に存在するのか……あてもない思考に意味などないと、振り切るようにゆるゆると
首を振り、彼はその後ろに続く名前を見つめる。
 ミーティア。
 幼馴染でもあり、青年が忠誠を誓うトロデーン王国の姫君である。
 あの魔の空間に集められたとき、必死に姿を探したミーティアの表情は、不安と絶望に晒されて痛々しいほどだった。だから必死に
視線を送り、必死に微笑みかけた。必ず迎えに行くから安心して、という思いをまなざしの中に込め、伝えたかった。
 彼女に戦う力は無い。とにかく自分がどうにかしなければいけない。
 覚悟を、決めよう。
 瞼を閉じて、ゆっくりと深呼吸をする。新鮮な空気を肺に取り込み、目を開けて焦点を定め、エイトは立ち上がった。
137まなざしの中に2/3  (↑1/3):2011/01/12(水) 12:56:09 ID:iDeqSif80
 その瞬間だった。わずかな殺気を感じて青年が振り返ると同時に、その喉元には短剣が突きつけられていた。
「悪いがちょっと動かないでくれ」
 緊張した面持ちで彼に短剣――とも言えるのだろうか、鋭く研がれたアクセサリーにも似たごく小さな暗殺器を突きつけているのは、
何の仮装かと思ってしまうような立派な尻尾をつけた金髪の少年だ。武器のないエイトは抵抗することなく両手を上げる。
「すまないな、本当はこんなことしたくないんだけど、こっちも命がかかってるからさ。このゲームに乗る気はあるか?」
 押し殺した声に、エイトは努めて冷静に答えた。
「……ゲームに乗るつもりはありません。ザックの中には武器一つ入っていません。確認してくれても構わないです」
 高まった緊張感の中で、二人のまなざしがピリリと交錯する。
 先に沈黙を破ったのは金髪の少年の方だった。暗殺器、キラーピアスを突きつけられていた手を放し、息をついて表情を緩める。
「こんな真面目そうなやつが乗るわけないか。疑ったりして悪かったな」
 そしてエイトの見ている先で、緊張をほぐすように明るく笑いかけた。その表情をしばらくじっと見つめていたエイトも、やがて眼を細める。
「俺はジタン。まあ色々やってるが本業は盗賊だ。よろしくな」
「…………僕はエイトです。トロデーン王国の近衛隊長をつとめさせてもらっています」
「そうか。エイト」
 ジタンはそこまで言うと一旦言葉を切り、真剣な面持ちになって、エイトの表情を覗き込んだ。
「この世界を一人で行くには危険すぎる。俺と一緒に行かないか?大したもんじゃなかったけど武器は分けれるし、もし誰かと
戦わなくちゃいけないことになったとき、力になれると思うぜ」
 そうして、手に持ったキラーピアスをくるりとまわしてみせる。どうやら戦闘においてはかなりの手練れであるらしいことが、
エイトの目から見てもわかった。
 この先、恐らく一人よりは仲間がいたほうがいいだろう。彼らにしてみればここは未開の地、何が起きるかわからないのだ。
賢明な誘いであるとエイトは思う。
 だから彼はその返答を、言葉で伝えることはできなかった。
 代わりに突き付ける。

 拳を。

 声を上げることもなくジタンはその場に倒れ込む。
 あまりにも素早く鋭いその攻撃は、完全にジタンの不意をついて命中した。
 エイトが旅のさなかに、格闘技を鍛えることによって覚えた、正拳突きである。
 気絶したジタンの手から、一対のキラーピアスがこぼれ落ちる。エイトはそれを拾い上げると、ごく冷静に、ジタンの心臓に突き立てた。
 返り血を浴びながらも、その命の鼓動が確かに失われるのを確認するまで、彼はジタンの傍らでその様子を見つめる。
138まなざしの中に3/3  (↑1/3):2011/01/12(水) 12:58:45 ID:iDeqSif80

 この世界に巻き込まれたとき、ミーティアを迎えにいくと決めたとき、エイトは一つの覚悟を決めた。
 それは人を殺す覚悟。
 この世界でミーティアが生き残るために、少しでも彼女に害を及ぼす可能性がある者を、排除すること。
 そうして自分をそんな殺人鬼に仕立て上げるために、エイトはきっかけがほしかった。
 だから決めていたのだ。この世界で一人目に出会った者を、必ずこの手で殺そう、と。

 終わってみればなんとも呆気なかった。
 人の命をこうも簡単に奪えるものとは思わなかった。
 思い出すのは、かつて自分の行く先々で人が死んでいった、あの長い旅。その元凶である、この世界になぜかいるらしい道化師が、
口グセのように歌っていた言葉が、不意に頭の中に浮かぶ。

「――悲しいな、か」

 自分もあの道化師のようなものか。ただ違うのは、自分には守るべきものがあるということだ。
 返り血のべっとりついた黄色の上着を脱ぎ捨てながら、エイトは祈るように目を閉じて。
 そして、あの始まりの場所で、まなざしの中に誓いを立てた殺人者は、塔の頂を仰いだ。




【エイト@DQ8主人公 正常】
【所持品】エルメスの靴@FF9(装備中)、マテリア(不明。名前から効果の予測がつきにくいもの)
      キラーピアス@DQ4(他にジタンの支給品があればザックごと拾っています)
 第一行動方針:ミーティアを探す
 基本行動方針:ミーティアに少しでも害を成す可能性のある者を排除する

【現在位置:D-7 ナジミの塔のふもと、平地/朝】

【ジタン@FF9:死亡】
【残り127名】
139名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 14:11:16 ID:50U32n9K0
現状

○未登場 ●死亡 △登場済み

2/2   FF1 ○ナイト ○ガーランド
4/4   FF2 △フリオニール ○マリア ○レイラ ○こうてい
5/5   FF3 ○忍者 △ユウリ(導師) △メルフィ(狩人) ○エリア ○2ヘッドドラゴン
3/3   FF4 ○セシル ○カイン ○ベイガン
10/10 FF5 ○バッツ ○ファリス ○レナ ○クルル ○ガラフ ○シド ○リヴァイアサンに瞬殺された奴 ○オメガ ○神龍 ○エクスデス
8/8   FF6 ○ロック ○セリス ○エドガー ○マッシュ ○シャドウ ○ケフカ○ ダンカン師匠 ○モグ
6/6   FF7 ○クラウド ○ティファ ○ユフィ ○レッドXIII ○シド ○セフィロス
10/10 FF8 ○スコール ○ゼル ○キスティス ○アーヴァイン ○セルフィ ○サイファー △風神 ○雷神 ○ラグナ △シュウ
4/5   FF9 ●ジタン △ガーネット ○ビビ ○ミコト ○クジャ
4/5   FF10 ●ティーダ ○キマリ ○ユウナレスカ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア ○ジャッジ・ガブラス ○バッシュ
3/3   FF13 ○ライトニング ○スノウ ○ホープ
6/6   FFT △ラムザ○ ディリータ ○アグリアス ○シド ○ウィーグラフ ○労働八号
3/3   FFUSA ○ザッシュ △フェイ ○カレン

2/3   DQ1 ●アレン(勇者) △ローラ姫 ○竜王
3/3   DQ2 ○ローレシア王子 ○サマルトリア王子 ○ムーンブルク王女
6/6   DQ3 △アレル(男勇者) △ネルソン(男戦士) △シャナ(女武闘家) △エリス(女賢者) ○女海賊頭領 ○バラモス
7/7   DQ4 ○女勇者 ○マーニャ ○クリフト ○アリーナ ○エビルプリースト △エッグラ △チキーラ
11/11 DQ5 ○主人公 ○息子 ○娘 ○ビアンカ ○フローラ ○デボラ ○パパス △ゲレゲレ △スラりん △ダニー ○ブラウン
9/10 DQ6 ○主人公 ○バーバラ ○チャモロ ○アモス △カダブウ ○ジャミラス ●グラコス △デュラン ○アクバー △キラーマジンガ
7/7   DQ7 △アルス(主人公) ○ガボ ○マリベル○フォズ ○グレーテ姫 ○シャークアイ △マリベル家のメイド
5/5   DQ8 ○主人公 ○ゼシカ ○ヤンガス ○ドルマゲス △ミーティア
4/4   DQ9 ○女主人公 ○女パラディン ○ルイーダ ○サンディ
2/2   DQS ○主人公 ○セティア
0/2   DQM2 ●ルカ ●イル

FF 70/72 DQ 56/60

合計126/133

グラコス以外の死者が全員主人公である件について
140名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 14:36:59 ID:LjfD2sJF0
主人公勢ェ…
びんびんフラグ立ってるやつもいるし
面白くなってきたなw
141名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 15:08:32 ID:iDeqSif80
…こうして見るとあからさまにフラグ立てちゃったのか
ちょっとごめん

>>122
半分予想はしてたけど、前半を酔わされて眠らされるルカ視点で書かれてたのが
SSタイトルと相まって黒いなwちょっとぞわぞわしたww

>>126
これは良いマーダーww楽しみです
142二つの影:2011/01/12(水) 16:25:49 ID:50U32n9K0
「海賊をなめんじゃないよ!」
「そっちこそガーデンの風紀委員をなめるんじゃないってもんよ!」

叫びとともに二つの影が気迫をぶつけ合う。
方や、顔に傷のある大女である。
女性でありながら大海賊の頭領を務める豪傑だ。
方や、どこか憎めない顔立ちをした大柄な男。
エリート傭兵SeeDの養成学校であるバラムガーデンの風紀委員である。

にらみ合う二人の空気はまさしく一触即発。
膨らむ緊張という名の風船はついに臨界点を超える。

「ハアアアアアアアアアアァ―!!」」
「うおおおおおおおおおおォォ!!」

雄叫びとともに二人が大地を蹴った、その瞬間。

対峙する二人の首が、まったく同時に跳ね飛んだ。

ボトリとこれまた同時に首が地面に落ちる。
残った体は自らの死を理解することもなくゆっくりと倒れ、
雷神の影は漆黒の影に。
女海賊の影は紅蓮の影に。
入れ替わるように新たな影がその場に現れていた。

「――――同業者か」

ポツリと呟いたのは紅い影。クリスタルの導きにより忍道を極めた男、サスケである。
彼が見つめるのは朝にしてなお夜よりも暗い漆黒の影。暗殺者シャドウの姿である。

同時に首をはねたものの、これは互いに示し合わせたわけではない。
対峙する女海賊と雷神が攻撃に意識を向け、隙を見せた一瞬の瞬間を互いに狙ったに過ぎない。
ただ偶然それが重なっただけのこと。

だが、機を狙う己以外の存在には互いに気づけなかった。
互いに互いの存在を悟らせないほどのプロフェッショナル。
おそらくして実力は伯仲しているだろう。
143二つの影:2011/01/12(水) 16:26:40 ID:50U32n9K0
「まだ数は多い。お互いここで潰し合うのはやめておいた方がいいと思うんだが……どう思う?」
「………………いいだろう」

サスケから告げられた休戦の申し出をすんなりとシャドウは受ける。
格上を相手にするにしても格下を相手同るにしても基本は不意を突いた一撃離脱。
互いに姿を見せた時点でもう失策だ。
このままなし崩し的に戦闘になり消耗するなど、この段階で犯すリスクではない、それが互いの共通認識である。
もはやこの場に用はないと、殺した雷神の荷物をはぎ取ると早急にシャドウは踵を返す。

「ああ、そうそう」

だがその機を外すような絶妙のタイミングでサスケは声を上げた。

「この場にはまだ、100人以上のやからがいる。全員が雑魚というわけでもないだろうぜ。
 あるいは一人ではどうしようもない化け物のような奴もいるかもしれない。そんなときのために互いに助け合ったほうがいいと思うんだが……どう思う?」

【現在位置:E-3・森/朝】

【サスケ@FF3忍者】
【道具】ザ・タワー@FF9 女海賊頭領の支給品
第一行動方針:目の前の男(シャドウ)と手を組む?

【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 雷神の支給品
基本行動方針:?

【女海賊頭領@DQ3:死亡】
【雷神@FF8:死亡】
【残り124名】
1441000年の結末1/2代理投下:2011/01/12(水) 17:08:48 ID:Tv3IM2Mp0

(オメガ! 相まみえる時を1000年待ったぞ! 今こそ決着の時!!)
――キュイン ピッ ターゲット確認 目標を神竜と断定。攻撃を開始する。


1000年前。
空から落ちてきたという超古代文明の遺産・オメガ。
それを追ってやってきたという神竜。

次元の狭間にて遂にまみえることのなかった両者が、いかなる運命の悪戯か
よりにもよって殺し合いの舞台となるアリアハン大陸の西方山岳地帯で激突した。

神竜の膨大な魔力が空間を歪め、大量の水を呼び寄せる。
大海嘯タイダルウェイブ。
それは何物であろうとすべてを飲み込み破壊する超圧力の濁流。

――ピッ 水属性攻撃を感知。防護フィールドを水属性エネルギー吸収モードへシフト。カウンタースタンバイ。

だが全てを押し潰す筈の水圧はオメガのフィールドに触れるや否や魔力エネルギーへと分解され、オメガに吸収されてしまう。

(何?)

――カウンターアタック。 ロケットパンチ マスタードボム・ファイア。

オメガから射出される鋼の拳骨と爆雷。
神竜はロケットパンチは回避するものの、その死角をついて飛来した爆雷をかわしきれず被弾した。

(うぬ、小癪!)

自らの最大の攻撃を完全に無力化されたことを知ると神竜は即座に戦術を組みなおす。
神竜の超能力は多岐に渡り、その全てが超破壊力を秘めているのだ。

全てのものを侵食し、溶かしつくすポイズンブレス。
――ピ、毒属性エネルギー吸収モードへシフト。カウンターアタック。

全てを凍てつかせる猛吹雪。
――ピ、氷属性エネルギー吸収モードへシフト。カウンターアタック。

全てを焼き尽くすアトミックレイ。
――ピ、火属性エネルギー吸収モードへシフト。カウンターアタック。

全てを切り刻む竜巻ミールストーム。
――ピ、防護フィールドにて完全遮断。アタック。

全てのものを物言わぬ石へと変える悪魔の瞳。
――ピ、防護フィールドにて完全遮断。アタック。

相手のレベルを解析し、相性の良い相手には必中のレベル2オールド・レベル3フレア。
――ピ、防御行動は不要と判断。アタック。

あらゆるものを引き裂き、滅する牙と爪、尾による物理攻撃。
――ピ、回避確率95%。成功。アタック。

(バ、バカな!? 我の能力はやつに匹敵する筈だ! なぜことごとく防がれる!?)

確かに能力だけを見れば神竜はオメガに劣るものではなかったかもしれない。攻撃力に関しては遥かに上回っている。
だがオメガの防御性能は神竜の想像を遥かに上回っていたのだ。
ほぼ全ての攻撃を無力化され、その度にオメガの超絶兵器の攻撃を身に受け、神竜は遂に翼を裂かれ墜落した。

そこにオメガの波動砲の追撃がくる。
1451000年の結末2/2代理投下:2011/01/12(水) 17:10:29 ID:Tv3IM2Mp0

(ぐアぁーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!)

滅びの閃光を浴び、もはや神竜は勝ち目がないことを悟った。

(グカカ……1000年の結末がこのような結果であってたまるものか……せめて一矢報いねば……)

神竜は残された超能力、稲妻を解き放つ。

(我が最期の力を喰らえい!!)

――ピッ ウィークポイントである雷属性攻撃を感知。回避不可能。防護フィールド最大出力。対ショック防御。

ビカァン!

幾条もの雷光がオメガを貫き、初めてその防御を突破した。

(や、やったか!?)

熱と衝撃で濛々と巻き上がる蒸気と土煙で神竜の視界は遮られている。
しかし確かに手ごたえがあった。
神竜の攻撃がはじめて通用したのだ。
当然その威力も超超破壊力を秘めている。
弱点属性であったのならこの一撃で破壊できた可能性も……

だが神竜のその願いは無常に打ち砕かれることになった。

ガシャン、ガシャン

土煙の中から歩き出てくる四足歩行重機械兵器……その名は終末の文字オメガ。
表面があちこち焦げ付き、ところどころショートしたようにパチパチと電光が走っているがその挙動に淀みはない。

(……お、おのれ、おのれぇーーーー!!)
――ピッ ボディのダメージは深刻。だが装備類の損害は軽微。戦闘行動に支障なし。

オメガのメタルボディから複数の砲身が伸びる。

――アタック。アトミックレイ ファイア。
(オメガァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!)

オメガの放った紅の光線は神竜の命の全てを灰へと変えた。

――ピッ 対象は完全に沈黙。戦闘終了を確認。自己修復のためスリープモードに移行する。索敵センサーオン。

ゴシュウウウウウン

ボディの各部から蒸気を噴出し、廃熱するとオメガはその場で停止した。

彼の目的はシンプルである。
たった一つのシンプルな行動目的。

それは――全破壊。
1461000年の結末 状態表代理投下:2011/01/12(水) 17:12:46 ID:Tv3IM2Mp0


【オメガ@FF5 HP1/3】
【所持品】不明
 第一行動方針:自己修復完了まで待機。ただし索敵センサーに反応があればスリープ解除
 第二行動方針:修復完了した後、破壊対象を捜索
 基本行動方針:全破壊
【現在位置:A-4 海岸寄りの山岳地帯/朝】
※修復完了まで約3時間程度

【神竜@FF5 死亡】
【残り126名】
147胸高鳴る出会い1/1:2011/01/12(水) 17:41:06 ID:iDeqSif80
「ここは、……古めかしいけどお城?」

広いアリアハン城によく響く足音を殺し、格闘家は辺りを探る。
階段を降りてもよかったが、ひとまず状況と荷物を整理したかった。
なので、そばにあった個室のドアを油断無く開いた。

「!」

何かが動いた。
手には、確認できなかったが恐らく杖のような武器。
格闘家の本能はその場を離れるよりも早く防御の姿勢を取る。拳を固めてファイティングポーズ。
相手が他に銃でも持っていたら避けられるよう、やや身を縮めながら。

そして動いた。
タンスの影、移動しようとしている。
気配を読み相手の前に立ちふさがり、壁に相手の身体を押し付ける。
右の拳を固めて、相手が反撃するようならと振り上げ準備をした。

「まっ、待って!」

その手首をつかみ抑えつけて、初めて解った。
触れた肌の柔らかさ。
陽の当たらない室内でも判る、その白さ。
そして、身体と身体の間で潰れあう、胸。
女だ。
自分と同じ。
歳は恐らく下。

「私は争おうなんて考えてないわ」
「……」

一瞬、疑心暗鬼が頭を支配する。
しかし、この場の全てを疑うには、彼女はいささか優しすぎた。
「ごめんなさい、乱暴して」

拘束した手を放す。
照れ隠しのようにつややかな黒髪を撫でて、ほほえんだ。

「私はティファ・ロックハート、どうかしていたわ」
「気にしないでいいわよ、私もきっとあなたと同じことをしていたわ」

スカートの埃を払うと、笑顔に笑顔で返した。
「私はゼシカ、ゼシカ・アルバート!仲間を探しているのだけれど」
「私も、そうよ」

片や武の、片や魔法の達人。
そして世の男性が皆目を奪われるだろう美貌。
彼女たちは、どこかシンパシーを感じていた。

【ゼシカ@DQ8】
【道具】祝福の杖(@DQ5)
第一行動方針:仲間の捜索
基本行動方針:仲間と元の世界に帰る

【ティファ@FF7】
【道具】不明
第一行動方針:仲間の捜索
基本行動方針:仲間と元の世界に帰る
【現在位置:E-7・アリアハン城の2階南西の小部屋/朝】
148名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 17:47:17 ID:iDeqSif80
すみません、書き忘れましたが>>147は代理投下です。

死者リスト貼っておきます
1.スーパーモンク@FF1
2.主人公@DQ1
3.グラコス@DQ6
4.ルカ@DQM2
5.イル@DQM2
6.ティーダ@FF10
7.ジタン@FF9
8.女海賊頭領@DQ3
9.雷神@FF8
10.神竜@FF5
【残り123名】
149名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/12(水) 21:10:34 ID:+vKMjrOZ0
エイトいいキャラだな
今後の活躍が楽しみだ
150イマジンブレイカー1/2:2011/01/13(木) 00:49:39 ID:GZpeC3KG0
「ファイガ! ブリザガ! サンダガ!」
「フレア! ホーリー!」

灼熱の火炎、絶対零度の冷気、神の雷、核爆発、神聖なる光が炸裂した。
山の一つや二つは軽く消し飛び、凄まじい威力を物語っている。

「あひゃひゃひゃ! ボクチンにかかればざっとこんなものだ」
「ファファファ! 口ほどにもない。次は貴様だ!」

桁外れの魔法を放った二人の魔導師、ケフカ・パラッツォとエクスデスは睨み合った。
しかし、いまにも激突しようとしていた二人は、突然謎の声に呼び止められた。

「フフフ……無駄ですよ。この偉大なる神の使いにはあなたたちのよこしまな力など通用しません!」

煙の中から現れたのは、小柄な少年チャモロと巨大な鉄の巨人・労働八号だった。
神さえ打ち破れそうな魔法をあれだけ受けたというのに、労働八号には傷一つなかった。

「し、シンジラレナーイ……」
「なん……だと……?」
「降伏しなさい! こんな殺し合いをしてはいけないのです!」
「ええい、調子に乗るな! もう手加減などせぬぞ!」
「むかーっ! 黒コゲにしてやるじょ!」

驚愕に打たれた二人の魔導師は、勝ち誇るチャモロを狙い再度攻撃を仕掛けようとする。

「くらえぃ! 我が時空魔法の奥義クイック! そしてくらえ、メテオ! メテオ!」
「消し飛んでしまいなさ〜い! クイック……究極魔法アルテマ! もいっちょアルテマ!」

二人の魔導師は時間の制約から逃れ得る禁断の魔法を使用し、力の限り魔法を解き放つ。
天から降り注ぐ隕石と、膨大な魔力の爆発が少年と鉄巨人を襲った。

「ファファファ! はぁ、はぁ……こ、今度こそ消し飛んだか」
「はひー、はひー……ボクチンの手を煩わせおって!」

高位魔法を立て続けに全力で使ったため、二人の魔力はほぼ枯渇していた。
煙幕で見えないが、二人とも膝が笑っていた。
しかし相手に無様なところは見せられないと、お互いに胸をそらし勝ち誇った。
151イマジンブレイカー1/2代理投下:2011/01/13(木) 00:49:42 ID:RwKNUY5h0
「ファイガ! ブリザガ! サンダガ!」
「フレア! ホーリー!」

灼熱の火炎、絶対零度の冷気、神の雷、核爆発、神聖なる光が炸裂した。
山の一つや二つは軽く消し飛び、凄まじい威力を物語っている。

「あひゃひゃひゃ! ボクチンにかかればざっとこんなものだ」
「ファファファ! 口ほどにもない。次は貴様だ!」

桁外れの魔法を放った二人の魔導師、ケフカ・パラッツォとエクスデスは睨み合った。
しかし、いまにも激突しようとしていた二人は、突然謎の声に呼び止められた。

「フフフ……無駄ですよ。この偉大なる神の使いにはあなたたちのよこしまな力など通用しません!」

煙の中から現れたのは、小柄な少年チャモロと巨大な鉄の巨人・労働八号だった。
神さえ打ち破れそうな魔法をあれだけ受けたというのに、労働八号には傷一つなかった。

「し、シンジラレナーイ……」
「なん……だと……?」
「降伏しなさい! こんな殺し合いをしてはいけないのです!」
「ええい、調子に乗るな! もう手加減などせぬぞ!」
「むかーっ! 黒コゲにしてやるじょ!」

驚愕に打たれた二人の魔導師は、勝ち誇るチャモロを狙い再度攻撃を仕掛けようとする。

「くらえぃ! 我が時空魔法の奥義クイック! そしてくらえ、メテオ! メテオ!」
「消し飛んでしまいなさ〜い! クイック……究極魔法アルテマ! もいっちょアルテマ!」

二人の魔導師は時間の制約から逃れ得る禁断の魔法を使用し、力の限り魔法を解き放つ。
天から降り注ぐ隕石と、膨大な魔力の爆発が少年と鉄巨人を襲った。

「ファファファ! はぁ、はぁ……こ、今度こそ消し飛んだか」
「はひー、はひー……ボクチンの手を煩わせおって!」

高位魔法を立て続けに全力で使ったため、二人の魔力はほぼ枯渇していた。
煙幕で見えないが、二人とも膝が笑っていた。
しかし相手に無様なところは見せられないと、お互いに胸をそらし勝ち誇った。
152イマジンブレイカー2/2代理投下:2011/01/13(木) 00:50:37 ID:RwKNUY5h0
「つ、次は、貴様だ!」
「よ、よし! 相手にごほっ、な、なってやろう!」
「やりなさい、ロビン3!」
「「えっ?」」

エクスデスとケフカは、突然伸びてきた巨大な鉄の腕に掴み上げられた。
そこにいたのはやはり、傷一つない労働八号とチャモロだった。

「な、なぜ死なん!」
「すごいパワー……ぬわー!」
「まだまだ! まだまだ死ねないんですよ! この命、燃えつきても! ぼくはみんなを守ってみせる!」
「いかりやにくしみで、わたしをたおすことはできぬ!」
「……いかりでも…………にくしみでもない……!」
「では、なんなのです!?」

「残念でしたね! このロビン3には魔法は通じないんですよ!」
「「な、なんだってーーー!?」」

Faith0だから。

「このまま握り潰されたくなければ、戦いを止めてみんなを助けると誓いなさい! さもなければ!」
「わ、わかった! 誓う!」
「いたーい!!! 首が…首がしまる!!! ちっくしょ……ちくしょう…誓う!」
「よし、ロビン3、放してあげなさい」

エクスデスとケフカは解放されたが、チャモロに荷物と装備をすべて取り上げられてしまった。
なんとか隙を見て逆襲しようとしてもそのたびに労働八号に殴られ、ダメージだけが増していく。

(なんという屈辱! しかし、魔力を回復させんことにはこいつには勝てん!)
(ちっくしょー! 少し休んだらぎゃふんと言わせてやる!)

チャモロは労働八号を従え、二人の強大な魔導師を無理やり仲間に加えた。
魔物使いとしても修行を積んだチャモロは、「まず叩きのめして上下関係をわからせる」という方法を選んだのだ。
こうして三人プラス一体は戦いを止めるために動き出した。



【チャモロ@DQ6】
【所持品】聖石アクエリアス@FFT、ドラゴンのつえ@DQ5、ローブオブロード@FF1、皆伝の証@FF6、リボン @FF7、不明品複数
 第一行動方針:襲われている人がいたら助ける
 第二行動方針:DQ6主人公、バーバラ、アモスを探す
 基本行動方針:犠牲を出さずに殺し合いを止める

【労働八号@FFT】
【所持品】なし
 基本行動方針:チャモロに従う
※聖石を持つチャモロをご主人様として認識しています

【エクスデス@FF5 HP2/5 MP1/5】
【所持品】なし
 第一行動方針:魔力を回復させる
 第二行動方針:チャモロに復讐する
 基本行動方針:優勝して無の力を手に入れる

【ケフカ@FF6 HP2/5 MP1/5】
【所持品】なし
 第一行動方針:魔力を回復させる
 第二行動方針:チャモロに復讐する
 基本行動方針:優勝する
【現在位置:G-7 山岳地帯/朝】
153イマジンブレイカー2/2:2011/01/13(木) 00:51:18 ID:GZpeC3KG0
「つ、次は、貴様だ!」
「よ、よし! 相手にごほっ、な、なってやろう!」
「やりなさい、ロビン3!」
「「えっ?」」

エクスデスとケフカは、突然伸びてきた巨大な鉄の腕に掴み上げられた。
そこにいたのはやはり、傷一つない労働八号とチャモロだった。

「な、なぜ死なん!」
「すごいパワー……ぬわー!」
「まだまだ! まだまだ死ねないんですよ! この命、燃えつきても! ぼくはみんなを守ってみせる!」
「いかりやにくしみで、わたしをたおすことはできぬ!」
「……いかりでも…………にくしみでもない……!」
「では、なんなのです!?」

「残念でしたね! このロビン3には魔法は通じないんですよ!」
「「な、なんだってーーー!?」」

Faith0だから。

「このまま握り潰されたくなければ、戦いを止めてみんなを助けると誓いなさい! さもなければ!」
「わ、わかった! 誓う!」
「いたーい!!! 首が…首がしまる!!! ちっくしょ……ちくしょう…誓う!」
「よし、ロビン3、放してあげなさい」

エクスデスとケフカは解放されたが、チャモロに荷物と装備をすべて取り上げられてしまった。
なんとか隙を見て逆襲しようとしてもそのたびに労働八号に殴られ、ダメージだけが増していく。

(なんという屈辱! しかし、魔力を回復させんことにはこいつには勝てん!)
(ちっくしょー! 少し休んだらぎゃふんと言わせてやる!)

チャモロは労働八号を従え、二人の強大な魔導師を無理やり仲間に加えた。
魔物使いとしても修行を積んだチャモロは、「まず叩きのめして上下関係をわからせる」という方法を選んだのだ。
こうして三人プラス一体は戦いを止めるために動き出した。



154私は馬語を理解できます1/2:2011/01/13(木) 01:34:45 ID:GZpeC3KG0
「う〜〜、ハラヘッタぞ。
 ゼムスの野郎をとっちめるには、まず腹ごしらえからだな」
今日もガボは飢えている。
新しい地についたらまず景気づけに腹ごしらえから入るのが彼の流儀なのだ。
「しっかし何が入ってんだ? こりゃ肉か? だったらうれしいぞ」
ちょっと飛び出した毛の部分をつかんで巨大な肉を引っ張り出す。

     ∧__∧
    彡     ヽ
    彡  ●  ●
   彡  (    |______    
   彡   ヽ   l,.,.,.,.、、/\
  /`     ( ・ ・)   /  /    <わたしはしゃべるうまのエド
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\/|       
  | ザ  ッ  ク  | /    
  |____________|/

「おお、オイラちょっとびっくりしたぞ。こんな袋から馬が出てくるんだもんな。
 お前もゼムスに連れてこられたのか?」
「もし かわきのつぼを みつけたら にしのうみの あさせのそばで つかうのですよ。」
「ん? ここがどこか分からないって?
 おいらに聞かれてもわかんねえぞ」
ガボは動物の言葉を理解できる。
ウサギだろうとニワトリだろうとウシだろうと動物の言葉に大きな違いはない。
文明に染まった人間と魔物だけがその言葉を理解できないということだ。
よって、二匹の間で会話は成り立っている。
もしこの会話が通訳無しで分かるのだとすれば、あなたはきっと人間をやめているのだろう。

「もし かわきのつぼを みつけたら」
「ハラ減ったのか? オイラもだぞ。
 こんなもんしかねえみたいだけど、食うか?」
奥底にキャベツがあった。
手のひらサイズのそれをエドに差し出す。

「にしのうみの あさせのそばで つかうのですよ。」
エドはぷいと西を向いた。
「わがままだなあ。オイラだってオオカミだから野菜はあんまり好きじゃねえけど、
 何でも食べねえと強くなれねえぞ」
どうやら安物のキャベツがお気に召さないらしい。
当然だが、これほど珍しい鳴き声を持った馬は人間界では大切に育てられるのだ。
誇り高きボンボンであるエドに半端な食材を与えれば、そのプライドをひどく傷付け、大いに怒りを買う。
155私は馬語を理解できます2/2:2011/01/13(木) 01:36:48 ID:GZpeC3KG0
「わたしはしゃべるうまのエド」
言葉に大いなる怒りがこもっている。
エドの眼光が鋭く、荒々しいものになっているのももはやお気付きだろう。
この言葉一つで並みの馬ならひれ伏してしまうのだ。

「もし かわきのつぼを みつけたら にしのうみの あさせのそばで つかうのですよ。」
「ニンジンだって? オイラそんなもの持ってねえぞ」
エドはニンジンを求めているようだ。それも抜きたてホヤホヤのやつを、だ。
彼を手なずけ、乗りこなすには報酬としてダンスキャロット級に生きのいい高級ニンジンが必要ということだ。

「。。。。。。。。。。。」
「オイラをそんな目で見つめられてもないもんはないんだよう」
まさに言葉にならない怒りというやつだ。



                    \ちょっとどこ行くんだよう/
\わたしはしゃべるうまの(ry/  \            /
   ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ,ハiヽミ               ∧,,∧
       /"・,, ミミ             (^ω^;)っ_/)   ≡ =
      (。/ )   ミi┬―┬‐'⌒ヾミミミミ彡と,,__,,つ
        ノ    |_|_____.| "    )               ≡ = = -
       ,( 、  ,,)_.||_彡(  ,,ノ   = ―
         //( ノ."    ,ノ.ノ, (      ≡ ==
      //   \Yフ  , '/  い        三 ≡ = ―
      くノ     "  くノ    //"三
   ,.,,, ,.,,,      ,,,     くノ   ,,, ,           ,.,,,
    ドドッドドッド

なお、エドは乗り物という観点からみた馬としての能力は非常に低いことを付け加えておく。

【ガボ@DQ7】
【所持品(?)】しゃべるうまのエド@DQ3
 第一行動方針:腹ごしらえ
 基本行動方針:ゼムスをとっちめる

※べにサボテンときよめのみずはエドが食したためなくなりました。
156名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 01:42:58 ID:7hA5ayOD0
>>144
A-4地区がえらい地雷だ…。近くにいる人の動向が楽しみだな

>>150 被りドマイ
ケフカとエクスデスまとめて相手にするってヤバすぎるwwチャモロ強ぇwww
157ぅゎょぅι゛ょっょぃ1/3:2011/01/13(木) 01:45:31 ID:59N5MsxX0
何かどでかいことをするという目標を掲げて行動を始め、最初のチャンスはすぐにやってきた。
幼い少女が1人で歩いているのを見つけたのだ。
おいらは考えた。
まず手始めにこの少女を襲おうと。
殺して殺害数を増やすのもよし。
支給品を奪って戦力を増強するのもよし。
場合によっては生きたまま捉えて、人質や家来にするのも悪くない。
そんなことを考えながら、おいらは少女に飛びかかった。
「きゃっ!」
可愛らしい悲鳴を上げて少女は倒れ込む。
よし、このまま抑え込んでしまえばもうこっちの物。
後は煮るなり焼くなり、だ。
おいらはにやりと笑った。

ところで後で知ったことだが、この少女(フォズと言うらしい)はその可憐な見た目とは裏腹に、なかなか凄い娘さんだ。
何でもダーマ神殿というところの大神官様で、回復や攻撃の呪文なども使えるらしい。
さらに大の大人の戦士をも上回る程の攻撃力を持っていたりして、神殿を乗っ取ろうとした魔物との戦いにも参加し、大活躍したそうだ。
つまり何が言いたいかというと、
冒険の序盤で戦力外になってリタイアしたおいらが敵うような相手じゃなかったということだ。

数分後、おいらはあっさり逆転されボコボコにされた挙句、説教を喰らっていた。
正直泣きたい。

「突然殺し合いをしろなどと言われ、錯乱する気持ちは分かります」
「ですが、こういう時こそ心をしっかりと持ち、皆で力を合わせて巨悪に立ち向かわなくてはいけないのです」
「最初に出会ったのが私だったからよかったものの、もし力のない一般の方であったら取り返しのつかないことになっていたかもしれないのですよ」
「…で…だから…」
「つまり…というわけで…」
「…」

その後説教は小一時間続き、正座した足の感覚もなくなってきたころ、ようやくおいらは解放された。

「いいですか、もうこのようなことをしてはいけませんよ」

言われなくても。
もうこんなのはこりごりだ。

しかし、解放されると途端にみじめな気分になってきた。
せっかく一大決心をしたというのに、結局は失敗に終わってしまった。
本当においらはダメな奴だ。
一体何故あの老人はおいらなんかをここに呼んだのだろう。
これならあのままモンスター爺さんのところで腐っていた方がマシだった…
…ヤバい、本当に死にたくなってきた。

そ、それにしても、何故フォズはおいらに説教をしたりしたのだろうか。
襲った本人のおいらが言うのもなんだが、普通なら魔物に襲われたりしたらさっさと斬り捨てて終わりだろう。
何故わざわざ諭すような真似をしたのか。
158ぅゎょぅι゛ょっょぃ2/3:2011/01/13(木) 01:46:56 ID:59N5MsxX0
「あなたから邪気が感じられなかったからです」
フォズはそう答えた。

「一時の気の迷いで間違いを犯してしまったようですが、しかし心の奥底は透き通っています。根っからの悪人ではないということです」
そういうものなのか。

「魔物として生まれながら、改心して人の心を得る。素晴らしいことです」
うーん、そんなに褒められると照れるな。

「そうして人の心を得た魔物は、人と同じように修行して力を得ることが出来ると聞きます」
なるほど、確かにおいらもご主人様の仲間になってから、野生の魔物だったときとは比べ物にならないほどの力を手に入れた。
…まあ結局は戦力外になってしまったわけだけど…。
あ、また涙が…。

「そしてその修行のお手伝いをするのが、転職を司る我らがダーマ神殿の役目なのです」
そう言って小さな胸を張るフォズ。
自分の仕事に誇りを持っているのだろうなと思った。

しかし、転職か。
よく分からないが、そんなに凄い物なのだろうか。

「凄いんです」
フォズが答える。

「色々な職を経験しながら地道に修行を積めば、いずれは勇者と呼ばれる職業に就くことも出来るのですよ」
勇者!?
勇者と言えば、ご主人様の息子様が呼ばれているアレではないか!
世界を救う救世主、その勇者様に、修行次第でなることが出来るというのか!?

「ええ、辛く長い道ですけどね」
その話を聞いて、おいらはピンと来た。
これこそおいらの進むべき道だと。
モンスター爺さんのところに置き去りにされたまま、存在も忘れられていたおいらが、世界を救う勇者様になる。
ご主人様を見返すために、これ以上の方法はないように思えた。

おいらは、フォズに頼み込んだ。
ぜひおいらを勇者にしてくれと。

「分かりました。あなたに転職の儀式を行いましょう」
よし来た!

「ではダニーよ。戦士の気持ちになって祈りなさい。」
戦士の気持ち…どんな気持ちだろうか。
とりあえず、巨大な剣を振りまわしている自分の姿を想像してみる。
…うん、似合わない。

「おおこの世のすべての命をつかさどる神よ!ダニーに新たな人生を歩ませたまえ!」
フォズの言葉と共に、おいらの体が光輝く。

「これでダニーさんは戦士として生きていくことになりました。生まれ変わったつもりで修行に励んでください」
おお、そう言われるとなんだか力が湧いてきたような気がする。
ひょっとしたら、もうライデインくらいは使えるようになっているかもしれない。
よし試してみよう。
ライデイーン!
何も出ない。

「あなたが今就いている職業は戦士です。戦士は力は強くなりますが、呪文を使うことはできません」
むう、そうなのか。
では一体勇者になるためにはどれくらいの修行が必要なのだろう。
159ぅゎょぅι゛ょっょぃ3/3:2011/01/13(木) 01:47:54 ID:59N5MsxX0
「そうですね、一つの職業をマスターするためには、大体100回から200回くらいの戦闘をこなす必要があります」
ふむふむ。
「そして、勇者になるためには、上級職と呼ばれる職業を3つ以上マスターしなくてはいけません」
ほうほう。
「上級職にはバトルマスター、魔法剣士、賢者、パラディン、魔物ハンター、海賊、スーパースター、ゴッドハンド、天地雷鳴師があります」
なるほど。
「上級職に就くには、それぞれ決まった職をマスターする必要があります。例えばバトルマスターなら戦士と武闘家、賢者なら僧侶と魔法使い、といった感じですね」
ふーん。
「勇者になるための一番の近道は、ゴッドハンドを目指すことです。ゴッドハンドになるにはバトルマスターとパラディンのマスターが必要なため、自然と上級職を3つマスター出来ます」
えーと…。
「そのために必要な下級職も戦士、武闘家、僧侶の3つだけなのでお手軽です」
…。
「つまりこれから戦士をマスターし武闘家をマスターし僧侶をマスターしバトルマスターをマスターしパラディンをマスターしゴッドハンドをマスターすればあなたは勇者になれるというわけです」
…。
早くも挫折の予感。



【ダニー@DQ5 HP3/5 職業:戦士(レベル1)】
【道具】不明
第一行動方針:勇者になる?
最終行動方針:なにかどでかいことをやらかして、DQ5主人公を見返してやる

【フォズ@DQ7】
【所持品】不明
第一行動方針:ダニーの修行の手伝いをする
基本行動方針:仲間を集めてゲームからの脱出
【現在位置:B-5・砂漠/朝】
160名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 01:53:14 ID:7hA5ayOD0
>>154-159
リアルタイムでクソフイタwwww腹筋死ぬwwwwww
つーかDQ7勢の連れがどいつもこいつも珍妙だwww

ダニーかわいいな がんばれダニー
161名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 02:00:02 ID:GZpeC3KG0
現在位置を書き忘れていたので>>155修正
【ガボ@DQ7】
【所持品(?)】しゃべるうまのエド@DQ3
 第一行動方針:腹ごしらえ
 基本行動方針:ゼムスをとっちめる
【現在位置:C-5 平原】

※『べにサボテン』@DQCHと
 『きよめのみず』@DQCHは
 エドが食したためなくなりました。
162名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 02:17:19 ID:GZpeC3KG0
こんなに人数いるんなら適度に現在位置は更新していくべきだよね
http://www43.atwiki.jp/ichinichiittai?cmd=upload&act=open&pageid=16&file=up41600.GIF
163名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 02:25:49 ID:GZpeC3KG0
○未登場 ●死亡 △登場済み

2/3   FF1 ○ナイト ○ガーランド ●スーパーモンク(見せしめ)
4/4   FF2 △フリオニール ○マリア ○レイラ ○こうてい
5/5   FF3 ○サスケ(忍者) △ユウリ(導師) △メルフィ(狩人) ○エリア ○2ヘッドドラゴン
3/3   FF4 ○セシル ○カイン ○ベイガン
9/10 FF5 ○バッツ ○ファリス ○レナ ○クルル ○ガラフ ○シド ○リヴァイアサンに瞬殺された奴 △オメガ ●神龍 △エクスデス
8/8   FF6 ○ロック ○セリス ○エドガー ○マッシュ △シャドウ △ケフカ○ ダンカン師匠 ○モグ
6/6   FF7 ○クラウド △ティファ ○ユフィ ○レッドXIII ○シド ○セフィロス
9/10 FF8 ○スコール ○ゼル ○キスティス ○アーヴァイン ○セルフィ ○サイファー △風神 ●雷神 ○ラグナ △シュウ
4/5   FF9 ●ジタン △ガーネット ○ビビ ○ミコト ○クジャ
4/5   FF10 ●ティーダ ○キマリ ○ユウナレスカ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア ○ジャッジ・ガブラス ○バッシュ
3/3   FF13 ○ライトニング ○スノウ ○ホープ
6/6   FFT △ラムザ○ ディリータ ○アグリアス ○シド ○ウィーグラフ △労働八号
3/3   FFUSA ○ザッシュ △フェイ ○カレン

2/3   DQ1 ●アレン(勇者) △ローラ姫 ○竜王
3/3   DQ2 ○ローレシア王子 ○サマルトリア王子 ○ムーンブルク王女
5/6   DQ3 △アレル(男勇者) △ネルソン(男戦士) △シャナ(女武闘家) △エリス(女賢者) ●女海賊頭領 ○バラモス
7/7   DQ4 ○女勇者 ○マーニャ ○クリフト ○アリーナ ○エビルプリースト △エッグラ △チキーラ
11/11 DQ5 ○主人公 ○息子 ○娘 ○ビアンカ ○フローラ ○デボラ ○パパス △ゲレゲレ △スラりん △ダニー ○ブラウン
9/10 DQ6 ○主人公 ○バーバラ △チャモロ ○アモス △カダブウ ○ジャミラス ●グラコス △デュラン ○アクバー △キラーマジンガ
7/7   DQ7 △アルス(主人公) △ガボ ○マリベル△フォズ ○グレーテ姫 ○シャークアイ △マリベル家のメイド
5/5   DQ8 ○主人公 △ゼシカ ○ヤンガス ○ドルマゲス △ミーティア
4/4   DQ9 ○女主人公 ○女パラディン ○ルイーダ ○サンディ
2/2   DQS ○主人公 ○セティア
0/2   DQM2 ●ルカ ●イル

FF 68/73 DQ 55/60

合計123/133
164ついでに:2011/01/13(木) 02:48:15 ID:GZpeC3KG0
FF全般:ほうちょう
FF1:ローブオブロード
FF5:手裏剣×10
FF6:皆伝の証
FF7:デスペナルティ、なんかのマテリア、リボン
FF9:ランスオブカイン、エルメスの靴、ザ・タワー
FFT:パピルスプレイト、聖石アクエリアス
FFTA:沿岸警備隊メダル
FFデュエルクロー

DQ全般:毒針、聖なるナイフ
DQ3:魔神の斧、しゃべるうまのエド
DQ4:キラーピアス
DQ5:大きなメダル、吹雪の剣、祝福の杖、ドラゴンのつえ
DQ6:小さなメダル
DQ8:メタルキングの剣
DQ9:ぶしんの棍
DQMCH:べにサボテン、きよめのみず
DQMJ:おにのかなぼう
トルネコ2:バーサーカーの種
トルネコ3:マホトーンの石像、ふきとばしの石像、透視の指輪
不思ダンモバイル:ニードルアロー×15

なんかの剣@DQ1主人公
なんかのナイフ@ティーダ
なんかの液体@シュウ
出典不明(現実?日用品?):マッチ
165皇帝の野望 1/2:2011/01/13(木) 05:08:06 ID:oCuGrF4Y0
森の中で激しい戦闘が繰り広げられていた。
だがその趨勢は一方的なモノになりつつあった。
「く、くそ動きが……」
「フッ、スロウが効いているようだな、ならこれはどうだ? カーズ!」
一方は青い服と帽子をかぶった青年。
かつて同じ血を引く仲間とともに世界を救ったロトの末裔、ローレシアの王子もょもと。
一方は豪奢なローブに双角の額冠を被った美麗な男。パラメキアの皇帝マティウス。
共に光り輝く剣を装備している。
もょもとは戦士として非常に高い実力を有していたが、
魔法による搦め手を使うマティウスに対して劣勢を強いられていた。
スロウで素早さを半減させられ、さらに呪いの魔術カーズによって攻撃力と防御力まで減じられてしまう。
「認めよう、戦士としての力量は貴様が上回っている。
 だが魔法への対抗手段を持たぬ時点で魔道士たる我の相手ではないな」
(よく……言う! こいつ戦士としての力も一級だ!)
「それにこの剣の性能も素晴らしい。我にとっては幸運で貴様にとっては不運だったな」
マティウスが手に持つのは銀河の剣。一振りごとに星屑が飛び散り、相手の防御を下げる追加効果を持つ。
もょもとが持つ光の剣もけっして弱い武器ではないが、銀河の剣の前ではかすんで見えた。
「剣よ! 力を示せ!」
「デスペル」
もょもとは苦し紛れに光の剣の魔力、マヌーサを使用して目晦ましを仕掛けるが、
間髪いれずにマティウスの解呪魔法によって無効にされてしまった。
「終わりだな」
「ぐぅ!」
隙をつき、マティウスの攻撃がもょもとの剣を弾きとばす。
無防備なもょもとの首をマティウスの左手が鷲掴んだ。
「我に降れ。貴様の力ならば新たに創りだす我が闇の軍団の将を任せても良いぞ」
「……、く、断る」
「ならば我が糧となるがいい!」
「うわぁああーーーー!」
ドクン、ドクン
脈動とともにもょもとの生命力がマティウスへと吸収されていく。
(駄目……か。僕はここまでだ……後は頼……)
もょもとの脳裏にサマルトリアの王子とムーンブルグの王女の顔が浮かぶ。
二人に望みを託し、意識を失う寸前――突如として彼は解放された。
「その人を放してください!」
パァン
炸裂音とともにマティウスの足元の地が弾ける。
166皇帝の野望 2/2:2011/01/13(木) 05:09:09 ID:oCuGrF4Y0

マティウスはもょもとを放すと声の方へと向き直った。
そこに居たのは拳銃を構えた10に届かない幼い少女。
「戦いを止めて下さい! 殺し合いなんて間違っています!」
「ほう」
少女――ポピレアの必死の表情をマティウスは面白そうに眺める。
「き、君……駄目だ、この男は恐ろしい力を……逃げ、ろ」
「いいえ、逃げません。ここで逃げたらお兄ちゃんやお父さんに笑われちゃう」
ポピレアは退かない。
彼女も幼いとはいえ、数々の激戦を潜り抜けた経験を持っている。
マティウスの発する闇のオーラがどれだけ強大なものか解らない筈がなかった。
だがそれでも譲れぬとばかりにマティウスに銃口を向け続ける。
「これは銃といって、引き鉄を引くと目の前の相手を殺すことが出来る武器なんです。
 出来れば使いたくありません。お願いですから武器を下ろしてください」
「銃か。興味深いな……だが、当たらない物に意味はない」
その言葉にポピレアは震える。
「お前も初めて持つ武器なのだろう、手が震えているぞ? それでは狙いが定まるまい。
 もっとも定まっていたとしても、魔法を飛ばすか別のモノを飛ばすか判らぬが、その穴の角度を見れば
 どの方向に飛ぶか容易に推測できる。後はお前の指が動くタイミングで回避すればそれで終わりだ」
「!?」
先ほどの一撃でマティウスはそこまで見切っていた。
もはやポピレアは勝ち目を見出すことができない。
だがそれでも銃を下ろすことはしなかった。
「だが我の力を感じ取り尚気構えを崩さぬその度胸、気に入ったぞ」
マティウスは無防備にポピレアの前に移動すると、屈みこんで彼女の顎に手を添えた。
「良い目をしている……我は全てを失ったが、新たな人生を始めるにあたって
 運命を共にする妃が欲しいと思っていたところだ」
「え?」
その言葉に目を丸くするポピレアとついでにもょもと。
「少女よ、名は?」
「ぽ、ポピレア……」
「うむ」
満足そうにマティウスは頷いた。

「ポピレアよ、我が妃となれ。そうすればこの男の命を助けよう」

空気が硬直する。
一瞬遅れてポピレアは叫んだ。
「ええーーーー!?」
「何を言っているこの変態が!」
「馬鹿め、本当に善き女というのは年齢に左右されぬ。齢百を超えた老婆であろうと十に満たぬ少女であろうとな!」

皇帝の高らかな声が爽やかな朝の森に木霊した。


【マティウス@FF2こうてい】
【所持品】Eぎんがのつるぎ@DQ9 Eテトラエレメンタル@FF7
第一行動方針:ポピレアを自分の嫁にする
基本行動方針:この世界で人材を集め闇の軍団を再結成し、主催を討つ
【もょもと@DQ2ローレシアの王子】
【所持品】Eひかりのつるぎ@DQ2 残り不明
第一行動方針:マティウスを止める
基本行動方針:仲間を集めてゲームからの脱出
【ポピレア@DQ5】
【所持品】EベレッタM92 残弾30 残り不明
第一行動方針:マティウスの申し出に戸惑う
基本行動方針:家族との合流&殺し合いを止める
【現在位置:B-7・森/朝】
167名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 05:15:00 ID:oCuGrF4Y0
状態表修正

【マティウス@FF2こうてい】
【所持品】Eぎんがのつるぎ@DQ9 Eテトラエレメンタル@FF7
第一行動方針:ポピレアを自分の嫁にする
基本行動方針:この世界で人材を集め闇の軍団を再結成し、主催を討つ

【もょもと@DQ2ローレシアの王子 HP1/5】
【所持品】Eひかりのつるぎ@DQ2 残り不明
第一行動方針:マティウスを止める
基本行動方針:仲間を集めてゲームからの脱出

【ポピレア@DQ5主人公の娘】
【所持品】EベレッタM92 残弾30 残り不明
第一行動方針:マティウスの申し出に戸惑う
基本行動方針:家族との合流&殺し合いを止める

【現在位置:B-7・森/朝】
168○○は俺の嫁byゼイオン 1/3:2011/01/13(木) 16:12:21 ID:yep29av70
女王は首をひねった。
それに合わせて長く艶やかな銀髪が横へと流れる。

―なぜ…私は、こんなところに…?

彼女が愛し、そして生まれ育ち、愛を紡いだ場所、ザナルカンド。
今彼女がいるのはその安住の地ではない。

うすぐらい森、そして遠くに響く不気味な鳥の鳴き声。
そこは彼女が見たこともない世界。

「ここは…一体……?」

―「ようこそ、我が遊戯の演者たちよ」―
あの時の老人の言葉が頭の中で反響している。

―ブラスカに究極召喚をさずけ…
―そして、なぜか逆上して斬りつけてきた赤い服をまとったガードをしりぞけ…

そして再び究極召喚を手に入れようとする勇敢な召喚士の到来を待つべく
長い眠りについたはずだった。
それなのに―

気がつくとあの薄暗い空間にいた。
そしてあの老人の説明を聞き…再び意識を失い…。
169○○は俺の嫁byゼイオン 2/3:2011/01/13(木) 16:13:35 ID:yep29av70
そんなことはどうでもいい、とばかりに首を振る。
「こんなことをしている場合ではないのです…。」
両腕をかかげるその絶世の美貌をもつ女性。
ユウナレスカ。
愚かな道化を演じることなど彼女の望むことではない。
スピラに戻り、究極召喚を授けるべく彼女自身の役目を果たさなくてはならない。

短い詠唱の呪文はむなしく森の奥に消えただけだった。
呆然と立ち尽くすユウナレスカ。
その短い呪文だけで、彼女はどこへいようともザナルカンド最奥の
祈り子の間へと移動できるはずだった。
しかし…。
呪文は何の効果もあらわさなかった。
彼女は違和感を感じて掲げた腕を見る。
白く美しい肌。

「これはっ…!?」
今までのように透けることもなければ、幻光虫が発散されることもない。
「私は…生きている…!?」
死者の証である幻光虫が、己の周囲から全く消えていることに気づく。
1000年も前に失った命が戻っている。

「私はっ……」
170○○は俺の嫁byゼイオン 3/3:2011/01/13(木) 16:14:32 ID:yep29av70
突然与えられた生にも、急に喜ぶことはできなかった。
死者であればこそなしえた、召喚術。
それを行うだけの絶大な魔力は今や自分から消え失せているのに
気づくのに時間はいらなかった。
彼女が追い詰められ、真の強敵と認めた人間に遭遇したときにだけ召喚する
死の化身。
その醜悪な化け物を呼び出すことは今の彼女にはできそうもない。

何かがおかしい。
何か、ではなく、何もかも。
「とにかく早く…ザナルカンドへ帰らなくては……」

もうこんなわけのわからない展開はごめんだった。
彼女は与えられた役目があり、すべき重要な仕事がある。
スピラの最後の希望、究極召喚。
それを守り伝えることこそが彼女の使命。

「私は生きる…生きて…ザナルカンドへ戻り…究極召喚を守り伝える…!」

大きな不安とかすかな高揚。
死者でいた時は感じえなかった心の動きが心地よく脳裏をよぎった。

【所持品】不明
第一行動方針:状況を把握
基本行動方針:生き残る
【現在位置:G-2・森】
171グラップラー姫:2011/01/13(木) 20:32:15 ID:JVyZT9uy0
「ハァ――――ッ!!」

少女の雄叫びとともに地面が爆ぜる。
足の裏にロケットでもついているような爆発的な加速と共に、豪、と風を穿つ拳が突き出される。
それを受ける老人は、光の矢のように直線的な少女とは対照的に流れる水のように緩やかで曲線的な円の動きでその一撃を受け流した。
後方に勢いを流されバランスを崩す少女だったが、弾、と地球をごと蹴りつけるような強引な足運びでバランスを立て直すと、そのままクルリと回転し回し蹴りへと移行し攻へと転じた。
だが、老人はそれよりも一手早く、回転の軸となる左足を払い、加えて少女の襟首を掴みそのまま後方へと引っ張り上げた。

「ク――――ッ!」

投げられる。
抵抗できぬことを悟った少女はその勢いに逆らわず、むしろ勢いを加速させるように体をしならせる。
野生動物のようにしなやかに空中で回転を決めた少女は両足で地面に着地する。
着地を決め息を突いたのも束の間。
その動きを読んでいた老人の一撃がすでに目の前に迫っていた。

「しまっ――――!」

完全に回避は不可能。
敗北を悟る少女。
だが。顔面を打ち抜くはずの一撃はしかし、少女の眼前でピタリと止められた。

「ファファファ。勝負あり、じゃな」
「押忍! ありがとうございました、勉強になりました!」

ペコリと、老人に向けて元気よく頭を下げる三角帽子の少女。
そんな彼女こそサントハイムの姫であるアリーナ姫である。
列記とした一国の王女であるにもかかわらず、本人は本気で世界一の武闘家を目指しているという変わったお姫様だ。

「いやいや、わしも少し肝を冷やしたわ、ファファファ」

そう言って笑うこの髭の老人こそ、マッシュの師匠でもある武闘家ダンカンである
この舞台で最初に出会った二人だったが、ダンカンが高名な武術家であることを見抜いたアリーナが試合を挑んだというのが先ほどの顛末であった。
172グラップラー姫:2011/01/13(木) 20:33:16 ID:JVyZT9uy0

(しかし、惜しいのぅ…………)

先ほどの試合を思い返しダンカンは僅かに惜しむ。
アリーナの筋力と瞬発力はすさまじいがいかんせん我流だ。
細かいところは天性の格闘センスに任せているところが大きく、動きに無駄が多い。
いや、むしろ天性のものだけでこの領域にたどり着けたのが驚異的ともいえる。
それはつまり、技術を叩き込めばまだまだ伸びしろがある金の卵だということ。
武闘家として、自ら持つ技術をこの少女に叩き込めばどうなるのか見てみたい。
そんな情熱とも欲望とも言えない感情がふつふつと湧き上がってくる。
僅かな思案ののち、ダンカンは意を決したように口を開いた。

「…………アリーナよ」
「はい? なんですかダンカンさん」
「お主の力と素早さは素晴らしいものがあった。
 じゃがのアリーナ、お主には決定的に技術が足りぬ」
「…………はい」

先ほどの攻防を思い返してか、その言葉を真摯に受け止めるアリーナ。
その態度にダンカンも真摯に答え頷いた。

「そこでじゃ、このわしの技を受け継いでみぬか?
 つまり、わしに一度師事してみぬかということか?」
「え!? いいんですか?」
「もちろんじゃ」
「はい、ぜひともお願いします!」

ダンカンの技術を身を持って体感したアリーナにとってそれは願ってもない申し出だった。
断る理由もなく二つ返事で応じるアリーナ。

「よし、ならばこれからわしのことは師匠と呼べ!」
「押忍! 分かりましたダンカン師匠!」

【アリーナ@DQ4】
【所持品】不明
第一行動方針:ダンカンに師事する

【ダンカン@FF6】
【所持品】不明
第一行動方針:アリーナを鍛える

【現在位置:C-5・平原/朝】
173名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 20:51:16 ID:JVyZT9uy0
○未登場 ●死亡 △登場済み

2/3   FF1 ○ナイト ○ガーランド ●スーパーモンク(見せしめ)
4/4   FF2 △フリオニール ○マリア ○レイラ △こうてい
5/5   FF3 △サスケ(忍者) △ユウリ(導師) △メルフィ(狩人) ○エリア ○2ヘッドドラゴン
3/3   FF4 ○セシル ○カイン ○ベイガン
9/10 FF5 ○バッツ ○ファリス ○レナ ○クルル ○ガラフ ○シド ○リヴァイアサンに瞬殺された奴 △オメガ ●神龍 △エクスデス
8/8   FF6 ○ロック ○セリス ○エドガー ○マッシュ △シャドウ △ケフカ △ダンカン師匠 ○モグ
6/6   FF7 ○クラウド △ティファ ○ユフィ ○レッドXIII ○シド ○セフィロス
9/10 FF8 ○スコール ○ゼル ○キスティス ○アーヴァイン ○セルフィ ○サイファー △風神 ●雷神 ○ラグナ △シュウ
4/5   FF9 ●ジタン △ガーネット ○ビビ ○ミコト ○クジャ
3/5   FF10 ●ティーダ ○キマリ △ユウナレスカ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア ○ジャッジ・ガブラス ○バッシュ
3/3   FF13 ○ライトニング ○スノウ ○ホープ
6/6   FFT △ラムザ ○ディリータ ○アグリアス ○シド ○ウィーグラフ △労働八号
3/3   FFUSA ○ザッシュ △フェイ ○カレン

2/3   DQ1 ●アレン(勇者) △ローラ姫 ○竜王
3/3   DQ2 △もょもと(ローレシア王子) ○サマルトリア王子 ○ムーンブルク王女
5/6   DQ3 △アレル(男勇者) △ネルソン(男戦士) △シャナ(女武闘家) △エリス(女賢者) ●女海賊頭領 ○バラモス
7/7   DQ4 ○女勇者 ○マーニャ ○クリフト △アリーナ ○エビルプリースト △エッグラ △チキーラ
11/11 DQ5 ○主人公 ○息子 △ポピレア(娘) ○ビアンカ ○フローラ ○デボラ ○パパス △ゲレゲレ △スラりん △ダニー ○ブラウン
9/10 DQ6 ○主人公 ○バーバラ △チャモロ ○アモス △カダブウ ○ジャミラス ●グラコス △デュラン ○アクバー △キラーマジンガ
7/7   DQ7 △アルス(主人公) △ガボ ○マリベル△フォズ ○グレーテ姫 ○シャークアイ △マリベル家のメイド
5/5   DQ8 ○主人公 △ゼシカ ○ヤンガス ○ドルマゲス △ミーティア
4/4   DQ9 ○女主人公 ○女パラディン ○ルイーダ ○サンディ
2/2   DQS ○主人公 ○セティア
0/2   DQM2 ●ルカ ●イル

FF 68/74 DQ 55/60

合計123/134
174名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 20:52:56 ID:JVyZT9uy0
未登場のみ

2/2   FF1 ○ナイト ○ガーランド
2/4   FF2 ○マリア ○レイラ
2/5   FF3 ○エリア ○2ヘッドドラゴン
3/3   FF4 ○セシル ○カイン ○ベイガン
7/10  FF5 ○バッツ ○ファリス ○レナ ○クルル ○ガラフ ○シド ○リヴァイアサンに瞬殺された奴
5/8   FF6 ○ロック ○セリス ○エドガー ○マッシュ ○モグ
5/6   FF7 ○クラウド ○ユフィ ○レッドXIII ○シド ○セフィロス
7/10  FF8 ○スコール ○ゼル ○キスティス ○アーヴァイン ○セルフィ ○サイファー ○ラグナ
3/5   FF9 ○ビビ ○ミコト ○クジャ
3/5   FF10 ○キマリ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア ○ジャッジ・ガブラス ○バッシュ
3/3   FF13 ○ライトニング ○スノウ ○ホープ
4/6   FFT ○ディリータ ○アグリアス ○シド ○ウィーグラフ
2/3   FFUSA ○ザッシュ ○カレン

1/3   DQ1 ○竜王
2/3   DQ2 ○サマルトリア王子 ○ムーンブルク王女
1/6   DQ3 ○バラモス
4/7   DQ4 ○女勇者 ○マーニャ ○クリフト ○エビルプリースト
7/11  DQ5 ○主人公 ○息子 ○ビアンカ ○フローラ ○デボラ ○パパス ○ブラウン
5/10  DQ6 ○主人公 ○バーバラ ○アモス ○ジャミラス ○アクバー
4/7   DQ7 ○ガボ ○マリベル ○グレーテ姫 ○シャークアイ
2/5   DQ8 ○ヤンガス ○ドルマゲス
4/4   DQ9 ○女主人公 ○女パラディン ○ルイーダ ○サンディ
2/2   DQS ○主人公 ○セティア

FF 51/74 DQ 32/60

合計 83/134
175ダブルドラゴン:2011/01/13(木) 21:12:56 ID:Wxao9IqaP
朝日が雲の隙間から顔を見せ、黒みがかった樫の木を、それと同じ大きさの魔竜を照らす。
金色の鱗は膨れ上がり、紅のトサカは炎のように風になびく。

パパスは左腕を食いちぎられ、背中を岩山に叩きつけられた。
鉛よりも重く、金剛石よりも鋭利な疾風の連撃。
たった一回、たった一回の攻撃で、屈強の戦士は生死の淵まで追い詰められてしまった。

「まだ起き上がるか。希望など何処にある。愚かなものだ」
「けど、足元がよろけてるぜ。ニンゲンって柔らかいねえ」

ドラゴンの双頭は敗者に好き勝手に言葉をぶつける。
男は左手で岩肌に寄りかかっている。鋼鉄の鎧の無数の亀裂に、血と汗が流れ込む。
そして、呼吸を荒くしながら、魔物に顔を向ける。

「お前はなぜ、この殺し合いに乗る。得体の知れない男が信頼できると思うのか。
 優勝したところで褒美どころか、生還の保証さえないだろう」

「「ファ、ファ、ファ」」

左右の首は同時に笑う。重低音は雷鳴のように周囲の大気を振動させる。

「何がおかしい」
「我々は生き残ろうなどとは考えていない。ゼムスが欲望のままに流されればそれで良いのだ」
「お前は奴の配下なのか」
「否、彼の目的さえ知りはせん。だが、あの男は強い暗黒の力を秘めている。
 己でも制御できないほどの強大なものをな。いつか暴走して無の力を――」

得意げに語る左首。これを右首は睨み付けて静止する。

「弟者、ベラベラ喋んじゃねえ。さっさと止めを刺しちまうぜ」
「死に損ないに話したところで何が変わるとも思えんが。兄者が言うなら仕方がない」
「いまだ!」

パパスは一瞬の隙を見逃さない。最後の力を振り絞り、右足を軸に跳躍する。
176ダブルドラゴン:2011/01/13(木) 21:13:50 ID:Wxao9IqaP

「見え透いた奇襲を」
「ファファファ…死ねい、人間!!」

2ヘッドドラゴンは首を死神の鎌のように振り下ろす。その衝撃だけで樫の木がへし折れる。

「なに、残像だと」
「てめえ、どんな手品を使った」

魔竜は大地をバターのように抉り、吠える。パパスは初めて表情を緩ませる。
スケープドール、どんな物理攻撃も2回だけ防いでくれる魔法のアイテム。
そして、右手にバリアントナイフを構えて突撃する。これは使い手の傷が深ければ深いほど威力が増す武器だ。
彼はそのために、回復呪文を控え、一発逆転の機会を伺っていたのだ。

「お前は私と共にここで果てろ。息子よ、後は任せた」

確かに、パパスは名君であり、歴戦の勇士だった。だが、息子のように魔王から世界を救えたわけではない。
一度は命を落とした身。後進の礎となれればそれで本望。
双頭竜は二度目の攻撃モーションに入る。だが、もう一度だけ攻撃に耐えられる。
ただ、鱗のない腹だけを見つめ、との距離を詰める。

突然の灼熱の閃光。2ヘッドドラゴンをそして、パパスを包み込んだ。

「すまんのぅ。蠅を始末するのに少々時間が掛かってしまった」

ローブを纏う竜人は灰となった草木を踏みつける。
左手にはウィザードロッド。これがベギラマをベギラゴンの威力まで引き上げた。
2ヘッドドラゴンは彼を一瞥すると、パパスの亡骸を両手で掴み、縦半分に引き裂く。
そして、同時に二つの首を通して、ひとつの胃袋に収まった。
熱耐性を持っており、この程度の攻撃では然したるダメージはないのだ。

「竜王、俺らごと焼き殺そうとしただろ。お陰で自慢のトサカが少し焦げちまったじゃねえか」
「おぬしの力を試しただけじゃ。この程度で敗れる器なら手を組む必要はないからの」
「言ってくれるな。だが、その強かさは評価しよう。それこそが、闇を暴走させる源になる。
 それよりも、お前は本当にあのニンゲンを始末したのか」

左首は突き刺すような眼光で竜王を睨み付ける。すると、相手は杖で大地をたたいて笑い出す。

「わあっはっはっはっ、流石は闇の四天王、すべてお見通しという訳じゃな。
 なに、ちょっとした余興じゃよ。主ほどの実力者ならば、それなりの暇つぶしになろうて」
「けっ、いけ好かねえジジイだぜ。まあ、光の戦士を一気に殺せるのなら、今回だけは見逃してやる」


【現在位置:E-4 森/朝】

【2ヘッドドラゴン@FF3 HPほぼ満タン】
【所持品】不明
 第一行動方針:竜王その他、闇の力を持つ者に協力する
 基本行動方針:光の戦士を倒して回る

【竜王@DQ1 正常】
【所持品】Eウィザードロッド 残り不明
 第一行動方針:2ヘッドドラゴンと同行する
 基本行動方針:参加者を利用しながら優勝する
177ダブルドラゴン:2011/01/13(木) 21:16:37 ID:Wxao9IqaP

「パパスさん、ごめんなさい。僕はダメダメのダメダメだ」

すけさんは半べそをかきながら、下り坂を走っている。あの屈辱の場面を何度も想起しながら。

「お前さんには、あの双竜を倒すための仲間を集めて貰いたい。支配する世界自体を壊されては本も子もないからの」
「お、お前なんかの口車に乗せられてたまるか。ボクらとあいつを潰し合わせて、生き残るつもりだろう」
「そうだ、わしは自分の命がいちばん大切じゃ。
 だから、お前さんがわしを止めない限り、あの竜の言われるままに参加者を殺して回るだろうな」

彼は竜王の提案を飲むしかなかった。すけさんはサマルトリアの王子、ロトの血を引く勇者の一人だ。
だが、旅の途中、ハーゴンの呪いで寝込んでしまい、治った時には仲間がとっくに世界を救っていた。
そういう訳で、彼の肉体は魔王クラスの魔物と戦えるほど鍛えられていない。

「うわっ」

すけさんは憂鬱に沈むあまり、石ころに足を取られて転倒してしまった。
彼は自嘲的に呟く。自分は確かに無能だ。でも、強い仲間ならいる。
ローレシアの王子とムーンブルグの王女、邪神を倒した英雄だ。
二人の手を借りれば、きっと、なんとかなる。きっと。

【現在位置:E-3 平原/朝】

【すけさん(サマルトリアの王子)@DQ2 正常】
【所持品】不明
 第一行動方針:ローレシアの王子とムーンブルグの王女を探す
 基本行動方針:仲間を集めて主催を倒す

【パパス@DQ5 死亡】
【残り123人】
178名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 21:20:04 ID:Wxao9IqaP
あ、すみません。状態表の順番を間違えてしまいました
今度から気を付けます。

【2ヘッドドラゴン@FF3 正常】
【所持品】不明
 第一行動方針:竜王その他、闇の力を持つ者に協力する
 基本行動方針:光の戦士を倒して回る

【竜王@DQ1 正常】
【所持品】Eウィザードロッド 残り不明
 第一行動方針:2ヘッドドラゴンと同行する
 基本行動方針:参加者を利用しながら優勝する

【現在位置:E-4 森/朝】

【すけさん(サマルトリアの王子)@DQ2 正常】
【所持品】不明
 第一行動方針:ローレシアの王子とムーンブルグの王女を探す
 基本行動方針:仲間を集めて主催を倒す
【現在位置:E-3 平原/朝】

【パパス@DQ5 死亡】
【残り123人】
179偶然ですbyゼムス:2011/01/13(木) 22:30:57 ID:TEuX/iKL0
「ルイーダの酒場、ねえ」
目の前の店にかけられた看板には、自分と同じ名前が書かれている。
同名の他人?
いやいやわざわざ人をこんなところに飛ばして置いて、偶然というのはないだろう。
「とりあえず中を見てみようかね」
ひょっとしたら、知り合いもこの店の名前を見てやってくるかもしれないし。
そうして、ルイーダは店のドアを開いた。

既に中で殺人が行われていることも知らずに。

【ルイーダ@DQ9】
【道具】不明
第一行動方針:ルイーダの酒場の探索
基本行動方針:仲間と一緒に生きて帰る
【現在位置:E-7・アリアハン・ルイーダの酒場入口/朝】
180選ばれた者、選ばれなかった者1/4:2011/01/13(木) 22:39:54 ID:7hA5ayOD0

「……どこだろ? すぐ近くに、いる……」
 少年は辺りを見回し、祈るように呟いた。
「――お願い、ボクの声を聞いて……」


「クッポォオオ!!」
「い、いやーーーッ!」
 足場の悪い山岳地帯を、ビアンカはひたすら逃げ回っていた。
 その鬼のような目つきでビアンカを追いかけているのはモーグリのモグだ。手にはデーモンスピアを持ち、振りかざしながら
前世からの仇であるかのごとく、彼女を追い回している。
「待つクポォ! 人間なんぞ皆殺しクポ!!」
(ど、どうしてこんなことになってるの? 恨まれる理由なんか無いはずだわ!
 いきなりこんな世界に飛ばされたと思ったらいきなり追いかけられてるなんて、本当にどうかしてるわよ!)
 ビアンカは走りながらも心の中でそう文句を言い、そしてなにか打つ手がないかと考える。
 だが手に武器など持っていないし、支給されたザックの中身を確認する暇も、呪文を詠唱する隙も無い。立ち止まればすぐさま
あの凶悪なヤリに貫かれてしまうだろう。しかもザックがやけに重く、一歩足を踏み出すごとに疲労が鉛のように積もってくる。
(ダメだ、このままじゃ死ぬ……!!)
 思わず彼女が気弱になりかけた、そのときだった。
 突然、ビアンカの持っていたザックが、視界を焼き尽くすほどの光を放った。
 思わずモグもビアンカも足を止めてしまう。光は太陽のように爆発的に放たれたと思うと、やがて新緑のような清廉さに包まれていく。
その間、二人はあまりの眩しさに視力を失っていたが、聴力が確かに一つの声を捉えた。
 それは澄んだ声。導かれし運命を受け継いだ、聖なる御子の叫び。

「――来いッ!! 天空の剣!」

 その声に導かれるように、光はビアンカのザックを飛び出して、二人のはるか前方にいた少年の元に飛んでいく。
 やっと視力が戻ってきたビアンカが瞑っていた目を開けると、聳え立つ山肌を背にして、美麗な装飾の長剣を軽々と持ち上げた
少年がいる。
 光はやがてその剣に収束されていく。少年は呆けたように自らが手にした剣を見つめていたが、やがてにかっ、と太陽のような
笑みを浮かべた。
「おかえり、天空の剣!」
 そう言って剣に呼びかける様子は、まるで剣が少年の親友――否、家族であるかのようだ。ビアンカは思い返していた。
記憶の中の幼馴染が、魔物であるはずのキラーパンサーのゲレゲレに、家族のように笑いかけていた姿。目の前の少年は、
幼い頃の彼によく似ていた。
 だが、そんなことを悠々と考えている暇などビアンカにはない。当然さきほどの出来事が、鬼の怒りをおさめることはなくて。
181選ばれた者、選ばれなかった者2/4:2011/01/13(木) 22:42:23 ID:7hA5ayOD0
「……クウゥゥポオォォォ……」
 その怨念の篭もった地響きのようなモグの唸りに、ハッ、とビアンカは自らの置かれた状況を思い出した。
「また人間クポ……よくわからんけどそんなまばゆい光でボクを止めようとしたってムダクポよ……!
 あんたらまとめて! 地獄送りにしてやるクポォオオオ!!」
(んもーーッ!! 本当になんなのよ!!)
 ビアンカに戦う力は無い。少年のことや今の光のことや自分のザックから飛び出した剣のことはとても気になるが、それよりもまず
彼女は逃げるしかなかった。やけに軽くなったザックを抱え直して、再び走り出そうとする。
 と、その様子を見ていた少年が、突然ビアンカとモグの間に割って入った。すかさず突き出されたヤリを、天空の剣で受け止め、
そして弾き返す。
「うそ……!」
 ビアンカは思わず声をあげた。あの鋭いヤリ攻撃を、立派な剣を持っているとはいえ、幼い身体で受け流したのだ。本当に不思議な
少年である。
 モグもまた、自分よりも背の小さい子供に受け止められて驚愕していた。たじろぎ、一瞬攻撃の手が止まるが、少年はその隙に
反撃に出ることはせずに、油断無く剣を構えたまま口を開く。
「どうして戦うの? キミは人間がキライなの?」
 その質問の唐突さに、少しだけ言葉の意味を呑み込むのに時間をかけ、やがてハッキリとした口調でモグは答えた。
「大嫌いクポ! 人間なんか、信じたって、尽くしたってどうせ、宝欲しさにボクを見捨ててドロボウ狼を助けるような、そういうヤツなんだクポ!!」
 その言葉に少年は目を丸くし、そして真剣な表情でモグの顔を見つめる。憎しみにとらわれて鬼と化した、モグの表情の裏にあるもの。
それは、深い悲しみ。
 そう、モグは憎いのだ、そしてそれ以上に悲しいのだ。かつて信じていた人々に裏切られた、そのことがただ、悲しくて悲しくてたまらない。
「だからもう、人間なんて信じないクポ!! みんな、みんな殺してやるのクポ……」
 そして少年が対峙する目の前で、ビアンカが見ている前で、モグの目から一粒の熱い涙がこぼれた。
 先ほどまで追われていた立場だというのに、それを見たビアンカもまた胸を熱くする。見たことも無い生き物の無念さに強く心を打たれる。
先ほど思い出していただけに、あの魔物や妖精や幽霊とも心を通わせていた幼なじみだったらこんなときどうしただろう、と彼女は思わずに
はいられなかった。失恋の痛みから、長らく彼のことなど忘れ去ろうとしていたのに。
 そんな彼女の見ている先で、少年はまっすぐにモグを見つめ、真摯に思いをぶつけようとしていた。
182選ばれた者、選ばれなかった者3/4:2011/01/13(木) 22:46:14 ID:7hA5ayOD0
「ねえ、悲しいのはわかるけど、人間だってそんなヤツばっかりじゃないよ!
 ボクのお父さんもお母さんも、みーんな強いし、やさしいよ!」
「そ、そんなのわからないクポ!
 そいつらだって、あんただって、きっとほんとうに大変なときには、ボクを助けてはくれないクポよ!」
「助けるよ!!!」
 少年の叫びに、モグは目を丸くした。
「もし、キミがあぶなくなったら、かならずキミを助けにいく! ボク約束するよ!」
「そ、そんなのうそクポ!」
「ほんとうだよ。だってボク、天空のユウシャだもん。ユウシャは困ってるヤツをかならず助けに行くんだよ」
 そう言って、少年はにっこりと笑いかけた。
 ビアンカはまたも目を丸くする。目の前の少年が名乗った天空の勇者とは、まさに幼なじみの探し人ではなかったか。
こんな世界で、しかも彼に選ばれなかった自分が出会うとは、皮肉なものだなと思う。そしてその勇者がこんな幼子であることも。
 一方でモグは、その天空の勇者の曇りなき言葉に、確実に思いを揺るがされていた。
「ほ……ほんとうクポ? ほんとうに、ボクを助けに来てくれるのクポ?」
「うん、もちろん。天空の剣だってそう言ってるし。ねー、天空の剣ー」
 少年は当たり前のように手にした剣に話しかけた。呼応するように、剣が再び輝きだす。
「ほ、ほんとうクポ……すごいクポ」
「でしょ? だってね、こいつは世界中でボクだけしかもてない、ボクのあいぼうでね」
 そんな風にしていつの間にか話題がすりかわろうとしたところで、天空の剣の光がさらに増した。
先ほどと同じく、そこにいる者すべての視界を覆い、焼き尽くすように。
 そして緑の清廉な輝きに変化していき――少年の手から、光となった天空の剣は、天に向かって飛び出していった。

「…………あれっ?」
 少年は目を丸くする。その小さな手にはなにも残ってなかった。
そこにたった今まで美麗な装飾の宝剣が握られていたなんてウソのような光景だった。
 残ったのは光の残滓と、その眩しさにいい加減視力が辛いモーグリ一匹人間一人と、
世界中でたった一人だけその剣に選ばれたはずの、自称天空の勇者と。
 ひゅるりと、虚しい風が吹く。
183選ばれた者、選ばれなかった者3/4:2011/01/13(木) 22:48:48 ID:7hA5ayOD0
「ヘンだなぁ、どうしたんだろうアイツ。なんか『二人いるー、なんでー』って……」
 呑気に首をかしげてつぶやく少年の言葉に、停止していたモグの頭が、再び稼動しはじめる。
「……さ、さてはアンタ、騙したクポね!!」
 モグは勢いよく立ち上がった。その表情に先ほどまで浮かんでいた揺らぎなどもはや消し飛んでいる。
そして砂埃をあげ走り出した。
「やっぱり、人間なんて信用ならないのクポーー!!」
「あ、ちがうんだって! 待ってよおおお!!」
「あっ! ちょ、ちょっと待ちなさい!」
 走り去るモグを少年が追いかけ、そしてその少年をビアンカは追いかけようとして、咄嗟に身を翻した。
 『彼』の探し人だとしたら、こんな世界であるとはいえ、なんとか見つけ出して彼に会わせたいと思ったからだ。
心の奥底で、別の女性に笑いかける幼なじみに会うことになるのだろうかと、小さな不安も感じたけれど。
 それでも前に進んで走り出す。放り込まれたこの世界のことも、首に付けられた凶器のことにも悩む暇などなく、
選ばれずとも前を向いた彼女の旅は、今再び始まった。
 たった今追いかけているその少年が、まさに彼女の幼なじみの息子であることも知らないままに。





【ビアンカ@DQ5 疲労、視力低下(20分ほどで治ります)】
【所持品】不明(天空の剣以外にも所持品があるようです)
第一行動方針:少年を追いかける
第二行動方針:少年を連れてDQ5主人公の元に行く(ただし会うことに若干の不安)
基本行動方針:とりあえず前向きに頑張る

【少年@DQ5息子】
【所持品】不明
第一行動方針:モグを説得する
第二行動方針:天空の勇者として頑張る
基本行動方針:家族を探す、戦いは避ける
※天空の剣は天空の勇者の思念の元に飛んでいきます。
 ですが同じ世界に天空の勇者が2人いたため、混乱して世界を彷徨っているようです。

【モグ@FF6 人間不信、視力低下(20分ほどで治ります)】
【所持品】デーモンスピア、他にあるかは不明
第一行動方針:激情のまま走る
基本行動方針:FF6の主人公たちに裏切られた悲しみから、皆殺し
         (FF6パーティメンバー、ロック・セリス・エドガー・マッシュ・シャドウ優先)?

【現在位置:A-5・山岳地帯/朝】
184名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 22:57:01 ID:7hA5ayOD0
↑4/4です。
天空の剣の設定がちょっと不安なので何かあればご指摘お願いします
あとFF6のパーティメンバーを極悪非道で決定というつもりはありません
事故とかすれ違いもありうると思うので、
その辺りをどうするかは後ろの方にお任せします。
185名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 23:23:02 ID:jUlRc/Ib0
勝手に剣だけであちこち飛び回るってのはマズイかな
あと確かモグって、宝の方選んでも崩壊後になれば仲間になるはずだから、それで主人公達恨んでるってのは説得力弱いかも
ついでに、細かいこと言うようで申し訳ないけど、このビアンカは主人公の息子とは面識ない設定なの?
うろ覚えだけど、ビアンカ選ばなくてもEDでは会いに行ってなかったっけ?
186名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 23:26:24 ID:7hA5ayOD0
>>185
うわ…すみません、かなりうろ覚えで書いてたみたいですね…;
 >>180-183、一旦破棄します 調査甘くて申し訳ありませんでした
187名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 23:27:20 ID:wDOmFNv00
ただ、モグは仲間にせずにエンディングにいけるから
不満が溜まっていたってことならありなんじゃない
誰もいなくなって不安だったみたいだし

放置のすけさんといい、不穏なパーティが多いなw
188名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 23:29:43 ID:Z56Z3sXF0
>>185
再会してすったもんだがあったが描写なしであったかもしれん
ビアンカはEDの直前から参戦かもしれん
天空の剣については突然重たくなったとかのほうが無難かもしれん
だがまあ細かいことは気にしないでいいと思うの
189名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/13(木) 23:53:11 ID:zvzFNg3a0
剣だけが勝手に飛んでいくということさえなければ他は問題ないんじゃね?
天空の剣は獣の槍みたいに呼べば勝手に来るという代物ではないから
190 ◆BDs19cF74k :2011/01/14(金) 00:12:08 ID:5WrVtQiR0
http://w.livedoor.jp/dqffbrr_wiki/

とりあえずWikiを借りてみました。
初めてのことなので、全く上手くつくれず申し訳ない。
ルール、名簿、MAP、目次だけはとにかく作ってみました。
続きは明日編集する予定ですが、手が開いていて編集しても良いよという方がおられましたら
どうぞよろしくお願いします。
191名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 00:16:30 ID:wAAmOS+50
>>190
おお、wiki乙です
早速編集しておきますね
192名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 00:21:40 ID:NWmnbsdW0
おお、乙です。いいデザインだ
193BESTFRIEND1/2:2011/01/14(金) 00:44:44 ID:FHnIkYXu0
「あーもう…歩いても歩いても山ばかり!」

誰もいない朝の空に毒づくのは頭巾の少女。
丹念にブラッシングされくるくるとした巻き毛。
鼻はそう高いわけではないが口元は小さく愛らしい可憐な少女。
「ここどこよ?いきなりこんな所に置き去りにして…」

ただ、目鼻が鬼のようにつり上がっていてそこが残念なことになっているのだが。
「このマリベル様をこんな目に合わせるなんて、ただじゃすまないわよ」

ぷりぷり怒りながら、また山を降りる。
先程から生き物の気配がしない。
この舞台においてそれは幸運なのか、どうか。
そんな時になにやら聞こえた。
間違いない、足音だ。
「誰っ!?隠れてないで出てきなさいよ!」
「…不用意に大声を上げるのは危険だ」

かちゃり、と鎧を鳴らして現れたのは細身で長身の男。
兜で顔は隠れて見えない、だが見たところ丸腰だった。
「こちらから何もするつもりは無い、その危ない魔法を引っ込めてくれないか」
「ふん、騙し討ちでもするんじゃないでしょうね」

マリベルの手にはメラメラと燃える炎の塊がいつでも発射できるように構えられていた。
見た目は少女だが、これでも世界を救った戦士の一人。
なめてもらっては困る、と不敵な微笑みを鎧の男に向けていた。
「信用されないのも無理はない……だが信じて欲しい、争う意思は無いんだ」
「争う意思『は』?じゃ、あんたの目的はなあに?」
「俺には…やらねばならんことがある。親友が、ここに連れてこられたんだ」

親友、その言葉を聞きマリベルは呪文をひっこめた。
「いいわ、信じてあげる」
「…ずいぶん、あっさり信じるんだな」
「なあに、疑って欲しかったの?」

くすくすと小悪魔のようにマリベルは笑う。
「…私もいるのよ、親友。あいつは私のことそう思ってるかはわかんないけどさ」

いや、たぶん嫌っているかもしれない。
思えばずいぶんとひどい仕打ちもした。
アルスの前ではいつもつんけんするしかできない。
キーファがいなくなってからそれは激化した。
思えば寂しさをこうして発散しなくては、自分はきっと弱ってしまっていた。
これはマリベルなりの自己防衛だったのだが、アルスには悪かったと思う。
父が病に伏せって、家で待機していたときはずっとそんなことばかり考えていた。
だから、そのときに決めた。
194BESTFRIEND2/2:2011/01/14(金) 00:46:48 ID:FHnIkYXu0
「あいつがどう思ってようと、私はあいつの力になりたいのよ。だって親友だもの」
「…お前も、か…」
「しゃべりすぎたわね、ほら行きましょ?あんたの親友、私もついでに探してあげようじゃない」
「なに?」
「そのかわり、あんたも全力で私の親友探しなさいよ」

ずいぶんと乱暴な交換条件を出されたが、カインは断らなかった。
友の為に戦う。
それだけの共通点は、彼らを同行させるに至った。

「ところであんた、名前は?」
「……カイン、だ」


【マリベル@DQ7】
【所持品】Eソウルオブサマサ@FF6 バトルアックス@DQ4 他ひとつ不明
第一行動方針:自分の世界の仲間たちを探す
基本行動方針:友達を守りたい

【カイン@FF4】
【所持品】不明(装備できる武器は持っていない?)
第一行動方針:セシルを探す
基本行動方針:セシルを命をかけて守る

【現在位置:F-6・山岳地帯/朝】
195名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 00:57:20 ID:wAAmOS+50
とりあえず全作収録完了
「選ばれた者、選ばれなかった者」は、一旦破棄で修正するようなので、その時改めて収録させてもらいます
196名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 01:09:29 ID:R54/LuGqP
未投下
2/2   FF1 ○ナイト ○ガーランド
2/4   FF2 ○マリア ○レイラ
1/5   FF3 ○エリア
2/3   FF4 ○セシル ○ベイガン
7/10  FF5 ○バッツ ○ファリス ○レナ ○クルル ○ガラフ ○シド ○リヴァイアサンに瞬殺された奴
4/8   FF6 ○ロック ○セリス ○エドガー ○マッシュ
5/6   FF7 ○クラウド ○ユフィ ○レッドXIII ○シド ○セフィロス
7/10  FF8 ○スコール ○ゼル ○キスティス ○アーヴァイン ○セルフィ ○サイファー ○ラグナ
3/5   FF9 ○ビビ ○ミコト ○クジャ
3/5   FF10 ○キマリ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア ○ジャッジ・ガブラス ○バッシュ
3/3   FF13 ○ライトニング ○スノウ ○ホープ
4/6   FFT ○ディリータ ○アグリアス ○シド ○ウィーグラフ
2/3   FFUSA ○ザッシュ ○カレン

1/3   DQ2 ○ムーンブルク王女
1/6   DQ3 ○バラモス
4/7   DQ4 ○女勇者 ○マーニャ ○クリフト ○エビルプリースト
4/11  DQ5 ○主人公 ○フローラ ○デボラ ○ブラウン
5/10  DQ6 ○主人公 ○バーバラ ○アモス ○ジャミラス ○アクバー
3/7   DQ7 ○ガボ ○グレーテ姫 ○シャークアイ
2/5   DQ8 ○ヤンガス ○ドルマゲス
3/4   DQ9 ○女主人公 ○女パラディン ○サンディ
2/2   DQS ○主人公 ○セティア

FF 45/74 DQ 25/60

合計 71/134
前のSSは破棄ではなく要修正と考えての表記
197輪廻の果てに:2011/01/14(金) 13:29:12 ID:kO2igGLh0
気づいた時にはあの空間にいた。
それ以前の事は覚えていない。
俺がどこで生まれ、どのような人物であったのかも。

あの老人は殺し合えといった。
殺し合い――そう、俺は闘争の中で生きていた。それは間違いない。
全てを忘れ去っても、この体に染み付いた戦いの記憶が、力が、それを物語っている。


……全てを?
いや、一つだけ覚えているものがある。
女だ。闘争とはおよそ無縁な場にいるであろう美しい女だ。
この女の儚げな表情だけは頭に焼きついている。


この女は俺にとってどのような存在だったのか。
この女は俺の事を知っているのだろうか。


俺はこの女に出会わなければならない。
以前の自分がどうであったかなどはどうでもいい。
ただ俺が、今俺が、この女を求めているのだ。



そうだ、思い出した。
ガーランド。俺の名はガーランドだ。


【ガーランド@FF1】
【所持品】E斬鉄剣@FF6 Eオーガシールド@DQ6 もう一つは不明
 第一行動方針:他の参加者を探す
 基本行動方針:記憶の中の女(セーラ姫)と出会うため生き残る
【現在位置:C-4・森/朝】
198トライエッジ:2011/01/14(金) 17:13:54 ID:tsNe8Zx60
シドルファス・オルランドゥ。
南天騎士団団長にして「雷神」の二つ名を持つ畏国最強の騎士である。
彼には騎士としての誇りがある。
当然ながらこんな理不尽な戦いなど許せるものではない。
ゲームの破壊に全力を尽くすつもりである。
そのためにはまずラムザやアグリアスといった信頼できる仲間との合流が先決だろう。
そう方針を決めたオルランドゥだったが、唐突に違和感を感じ足を止めた。
直感的に後方を振り返ると、そこにはすでに赤い影が迫っていた。
忍者による襲撃。
それを認識したオルランドゥは支給品であるはがねの剣で振り下ろされる凶刃を受け止める。

襲撃は失敗。
だが、襲撃者サスケは隠れた口元を僅かに釣り上げる。

この襲撃は単なる布石、本命は別にいる。

サスケとは別方向より躍り出たのは漆黒の影、暗殺者シャドウ。
一人が失敗しても、失敗したものが囮となりもう一人か確実に敵を仕留める、暗殺者による二重奇襲。
オルランドゥもそれに気づいったようだが、遅すぎる。
後方の襲撃へと意識を割いた瞬間、サスケが首を切るし、当然、後方への対処をしなければシャドウがそのまま首を切る。
どちらにせよ、待つのは死あるのみ。状況は詰みだ。
漆黒の第二刃が迫る。

「なっ!?」
「―――――――!」

だが、驚愕するのは襲撃者二人の方だった。
オルランドゥはこれを右腕のはがねの剣でサスケの一撃を受けながら。
振り返るでもなく、後ろ手に握ったナイフでシャドウの奇襲を受け止めていた。

恐れるべき技量を持って、二重奇襲は完全に失敗。
こうなれば、状況は逆転する。
真正面からの白兵戦で雷神シドに勝てるものなど存在しない。
そしてオルランドゥは五十年戦争と獅子戦争を二つの戦争を戦い抜いた歴戦の勇者。
明確な敵意を示した相手を見逃すなどという甘い考えは持ち合わせていない。
そして、オルランドゥが反撃に転じようとしたその瞬間。
199トライエッジ:2011/01/14(金) 17:14:37 ID:tsNe8Zx60

第三の刃が放たれた。

オルランドゥは脇腹に鋭い衝撃を受ける。
自らの身に何が起きたのか、オルランドゥは痛みとともに瞬時に理解した。
これはたしか、ムスタディオが使っていた銃による攻撃。
つまり、どこかに狙撃手がいる!

標的が生きている以上、狙撃が一発で終わるはずがない。
オルランドゥは先ほど受けた砲撃から敵の位置と狙いを予測し、キン、と剣の腹で弾丸を弾き飛ばす。
反撃はできずとも防ぐだけならできる、発射のタイミングは銃声を聞いて判断すればいい。

だが、敵は一人ではない。
その隙を見逃すほど横の二人は甘くはなかった。
弾丸を弾いた際にできた隙を狙い、オルランドゥの頭部を目がけサスケがザ・タワーを振りぬいた。
これを超人的な反応で躱すオルランドゥだったが、完全には躱しきれず刃が瞼の上を僅かに掠めた。
血が吹き出し左目を汚す。
そして死角となった左から間髪入れずシャドウが頸動脈を狙い吹雪の剣を振るった。
だが、その動きを先読みしていたのか、オルランドゥは左手に握った聖なるナイフでその一撃を受け止める。
刃は防いだものの、吹雪の剣が放つ冷気が受けた左手を凍てつかせる。
そして銃声。
右肩を射抜かれ、はがねの剣が地面に落ちた。
そこに左右からサスケとシャドウの攻撃が同時に迫る。
両手の武器は封じられた。
受けることはできない。
そう判断したオルランドゥは地面スレスレに身をかがめその攻撃をやり過ごす。
だが、遠くからその戦況を見つめる狙撃手のスコープには無防備なオルランドゥの頭部が映し出されていた。
狙撃手が告げる。

「――――――詰みだ」

タン、と銃声が響いた。
200トライエッジ:2011/01/14(金) 17:16:14 ID:tsNe8Zx60

....
..
.


「しかし三人がかりでギリギリとは、恐ろしい爺さんだったな。
 いや、よくやってくれたよ――――――アーヴァイン」

事が終わった後、サスケは狙撃手アーヴァインにねぎらいの言葉をかけた。
サスケがシャドウに同盟を提案したあの時、どこからともなく現れたアーヴァインは自らも混ぜろと、そう提案してきたのだ。
そして、それにシャドウも応じ、参加者が40名を切るまでという条件で三人の同盟は成立した。

「いやぁ。本当に手を組んでよかったかもね、一対一じゃ絶対に負けてたから」

うんうんと、干渉深さげに頷くアーヴァイン。

「ところでさ、君たち二人は何で殺し合いに乗ったの?」

世間話でもするような気軽さでアーヴァインはサスケに尋ねる。

「別に理由なんて単純さ、死にたくない。俺はいつだってそれだけだ。
 そういうお前はどうなんだアーヴァイン」

「ん〜。ボクも同じかなぁ。やっぱり死ぬのは怖いしね」

そうアーヴァインは適当に相槌を返すがこれは嘘だ。
彼が戦うのは大切な女のため。
だが、いずれ殺し合う相手にわざわざ弱点をさらす必要もない。
何より、アーヴァインが彼らと手を組んだ理由としては、戦力的な意味ももちろんあるが、彼らがセルフィを標的にしたときに邪魔するという理由のほうが大きい。
だからこそ不穏な会話を聞きつけたとき獅子身中の虫になろうと決意したのだ。

「シャドウお前はどうなんだ?」
「………………」

質問には答えず、シャドウは無言のまま踵を返し移動を始めた。

「つれないね」

特に残念そうでもなくそうつぶやくとアーヴァインはサスケとともにシャドウの後を追って動き始めた。
201トライエッジ:2011/01/14(金) 17:17:04 ID:tsNe8Zx60
【現在位置:E-3・森/午前】

【サスケ@FF3忍者】
【道具】ザ・タワー@FF9 はがねの剣@DQ3 女海賊頭領の支給品
第一行動方針:生き残り優勝する

【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 聖なるナイフ@DQ4 雷神の支給品
基本行動方針:?

【アーヴァイン@FF8】
【道具】スピカ@FF12 
    オニオンバレット×17 サイレント弾×10 ソイルショット×10 アクアバレット×10
    ナパームショット×10 石化弾×10 風のペネトラテ×10 ダークショット×5
第一行動方針:セルフィを生き残らせる

【シドルファス・オルランドゥ@FFT:死亡】
【残り122名】
202 ◆BDs19cF74k :2011/01/14(金) 19:31:12 ID:zXuL3EUo0
帰ってきたらWikiがほぼ完成していた件について
編集してくれた方たちに心より感謝
互いに頑張っていい企画にしていきたいですね
203先生の次回作にご期待ください:2011/01/14(金) 20:03:50 ID:NWmnbsdW0

「うおおぉぉぉぉぉっ、俺式ファイナルヘヴン!!」












【リヴァイアサンに瞬殺された奴@FF5:HP1/10 ゼルの起した突風でくるくる回っている】
【所持品】不明
 第一行動方針:エクスデス様ぁ……
 基本行動方針:二度も死ぬのは嫌だ
※ゼルのデュエルコンボでボコボコにされました
【現在位置:G-5 山岳地帯/朝】

※俺式ファイナルヘヴン
 ゼルのデュエルにおけるフィニッシュブローのひとつ。
 腕に気を集め、惑星一周後に敵全体に右フックを食らわせる。
 ただし、この世界では能力が制限されており、亜光速のダッシュはできない。

【ゼル@FF8:行方不明】
【残り121名】
204名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 20:07:02 ID:OmvNY+Wh0
わけわからねぇwwww
205 ◆BDs19cF74k :2011/01/14(金) 20:45:54 ID:zXuL3EUo0
さすがに一行はSSとしてどうかと、物言いをつけたいです。
206名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 20:50:29 ID:sSLbNNaB0
一行とか二行も毎回あるし別にいんじゃね
207 ◆BDs19cF74k :2011/01/14(金) 20:53:49 ID:zXuL3EUo0
この一行から状態表の内容が全く読み取れないことが問題だと思うのです
208名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 20:54:36 ID:wAAmOS+50
一行が悪いというか、ちょっと状況が分からない
これ繋ぐのは流石に難しいと思う
209名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 21:07:46 ID:A5VerRph0
俺式ファイナルヘヴンでゼルがどっかいっちったってことだろ、これでリタイアはないとして
会場のどっかを全力でゼルが走ってるってだけなら繋げなくもないが
210203:2011/01/14(金) 21:20:02 ID:R54/LuGqP
どうも、フォローありがとうございます
これを取得するアイテム「格闘王005」にはっきりと光速ダッシュの方法が書かれているので
そのまま島の外に出てしまったというネタです
多くを語らない方がインパクトがあると思ったんですが、完全に滑ったか……orz

行方不明で人数を減らさず、こんな感じならありでしょうか?

【ゼル@FF8 島のどこかを全力疾走】
【所持品】不明
 第一行動方針:あれ、光速ダッシュできない?
 基本行動方針:リヴァイアサンに瞬殺された奴にとどめの一撃を食らわす
※俺式ファイナルヘヴン
 ゼルのデュエルにおけるフィニッシュブローのひとつ。
 腕に気を集め、惑星一周後に敵全体に右フックを食らわせる。
 ただし、能力制限のために光速ダッシュができません。
【現在位置:アリアハンのどこか/朝】
211 ◆BDs19cF74k :2011/01/14(金) 21:23:46 ID:zXuL3EUo0
せめてリヴァ(ryを登場させてください
212名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 21:31:50 ID:R54/LuGqP
3rdの場合、登場話でキャラが誰かも描写されずに
そのまま死体表記されるって話が結構あったので
そのノリでやってしまったんですが、まずかったですかね?

うーん、ネタを練り直す必要がありそうなので、いったん破棄で
213名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 21:32:50 ID:GaC1ze/m0
214名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 21:35:27 ID:cXZgg4Aq0
大丈夫だと思ったけどなあ
普通に笑えたし
215 ◆BDs19cF74k :2011/01/14(金) 21:45:25 ID:zXuL3EUo0
死体があったり、倒れてたり本文中で一言でも言及されてれば許容範囲だと思いますが
全く本文で触れられていないのに状態表に存在するのは不味いと思うんです
216名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 21:51:41 ID:R54/LuGqP
了解です。一行形式は余り壊したくないので、
リヴァ(ryの詳しい描写を次の話で書く、
もしくは二分割方式にするというかたちで、
近いうちに修正させていただきます。



217名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 22:01:38 ID:Hhs30VRM0
え? 何? ◆BDs19cF74kさんのご機嫌を取らないとダメなわけ?

いや、言いたいことは分かるんだけど議論のたんびにトリップ出されると流石にちょっと。
218名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 22:05:01 ID:zXuL3EUo0
別にそういうわけではないですよ
トリップが目障りなら外します
219名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 22:47:50 ID:Ls7vS2Rv0
もうちょっと柔らかく言うと、噛み付かれんで住むぞおおおおおおおおお
220名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/14(金) 23:18:45 ID:9GF24jab0
えーやめんのー。笑ったのにな

あとトリは必要なとき以外は外したほうがいいと思うよ
221逃走1/2:2011/01/15(土) 00:18:02 ID:u7kHXvAi0
山の中を走りながら、エドガーは己の不運を嘆いていた。
この場合の不運とは、突然殺し合いの遊戯に巻き込まれたことなどではない。
もっと致命的で、絶望的な物だ。
具体的に言うならば、今エドガーを追って走って来ている化け物の存在である。
「まさかあんな奴まで参加しているとはな…クソッ!」
ぼやきながら、エドガーはただひたすら走り続ける。
エドガーは知る由もないが、その化け物は、とある世界の古代文明によって作られた殺戮兵器であり、名をオメガと言った。

遡ること数分前。
山の向こうから響いてくる激しい音と衝撃。
誰かが戦っているのだろうかとやって来たエドガーを迎えたのは、最強にして最凶の相手だった。
全く動かないし何やら煙を吹いているし、最初は壊れているのかと思った。
しかし、様子を見ようと近づくと突然動き出しいきなりの波動砲。
間一髪でかわしたが、その一撃で背後の山が3分の1程消し飛んだのを見て、エドガーはまともに戦うという選択肢を破棄した。
すぐに逃げ出し、そしてオメガもそれを追って走り出し、現在に至るというわけだ。

エドガーもただ逃げるだけではなく、走りながら、魔法で攻撃を試みた。
しかし無駄だった。
いくら攻撃しても全く効いた様子はない。
それどころかカウンターでロケットパンチやマスタードボムが飛んできて状況はさらに悪化。
直撃は避けたものの、爆風によりエドガーの体が浮かび上がり、地面に叩きつけられる。
そして立ち上がる暇もなく、オメガが追い付いて来た。
目の前で再び波動砲を撃とうとエネルギーを溜め始めるオメガを見て、
(全く、とんでもない奴だ。どういう仕組みになっているのか、解体して中身を調べてみたかったが…残念だ)
エドガーは、死を覚悟した。


しかし、確実にエドガーの命を奪うはずの波動砲が、発射されることはなかった。

発射寸前、オメガが、突如宙を舞ったからだ。
というか、一人の少女の振るったハンマーによって、殴り飛ばされていた。
十数メートル程飛んでようやく止まったオメガを、エドガーはポカンとしながら眺める。

「大丈夫?」
少女―ヒメがエドガーに声をかける。
「凄い音が聞こえたから様子を見に来たんだけど…危ないところだったわね」
ヒメもエドガーと同じく、あの音を聞いて駆け付けたらしい。
「ああ、助かったよ。礼を言おう」
言いながら、命の恩人であるヒメの姿を、エドガーは観察する。

青い髪に白い肌、スラっと伸びた手足に、やや控えめのボディ。
全体的に幼さが残るものの、なかなかの美人であると言えるだろう。

(ふむ、こちらもぜひじっくりと中身を調べてみたいところだ)
などと下らないことを考えているうちに、オメガが起き上がりエドガー達に迫ってくる。
例によって攻撃は全く効いていないようだ。
そしてやってくるカウンター。
何とか避けながら、2人は顔を見合わせる。
「どうやら、逃げた方がいいみたいね」
「そのようだな」

そして、人数を1人増やし、再び逃走劇が開始された。
222逃走2/2:2011/01/15(土) 00:19:40 ID:u7kHXvAi0
【オメガ@FF5 HP1/3】
【所持品】不明
 第一行動方針:エドガー、ヒメを破壊
 第二行動方針:その後再び自己修復のためスリープに入る
 基本行動方針:全破壊
※修復完了まで約3時間程度

【エドガー@FF6 HP4/5】
【所持品】不明
 第一行動方針:オメガから逃げる
 第二行動方針:仲間を探す
 基本行動方針:ゲームからの脱出

【ヒメ(女パラディン)@DQ9】
【所持品】E大地のハンマー@FF4 他不明支給品
 第一行動方針:オメガから逃げる
 第二行動方針:仲間を探す
 基本行動方針:ゲームからの脱出
【現在位置:A-5 山岳地帯/朝】
223名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 00:20:57 ID:u7kHXvAi0
投下終了
女パラディンの名前は、自動入力の候補から
224名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 00:30:36 ID:Rj42Sb9n0
乙、ヤバイのが移動しはじめてしまったw
225あなたは天使派? それとも悪魔派?1/5:2011/01/15(土) 02:18:16 ID:Jq0MoUBw0
思えば、厳しい修行の連続でした。
ゴーレムを何百体も倒したり、瀕死になるために爆弾岩を叩いて天に召されそうになったり、
強大な悪魔をどくばりで倒すという常人には到底理解できないような修行もおこないました。
ですが、そのおかげで今の私があります。
下級天使でしかなかった私が、今では天使の中で唯一受肉をおこなって下界へと降り立ち、
魔物の脅威から人々を直接守る存在となったのです。
何の因果か、私は殺し合いなどというふざけた催しに巻き込まれてしまいました。
けれども私の役割は変わりません。
悪魔たちを退け、ゼムスという神をも畏れぬ不埒者に天罰を下すのです。
哀れな子羊たちを、神の導く先へと連れて行くのです。

そう、このような場に呼ばれてすら、私は女神の加護を失っていません。
女神様より直々に授かった盾。邪悪を貫く聖なる剣。輪っかは天使として人々を導けという女神様の思し召し。

そして最初にこの者に出会ったのも、女神様の思し召しなのでしょう。
明らかに高位の魔物。
たからの地図に封じられている凶悪な魔物たちと同格といってよい、禍々しい気配。
邪悪さを抑える気配など微塵もありません。
若干気になるのは、その傍らに神聖なる気配をもつ乙女の存在が感じられること。
しかし、悪魔が聖者を誘惑することなど往々にしてありうることですし、
むしろ聖者ほど身を堕としたときに強大な魔となるのです。
あのエルギオスがそうであったように。
そして、グランゼニスが凶暴な魔物となりかわり、世界を脅かしているように。
けれども、今ならまだ間に合うはずです。

「そこの女性の方、そう、貴方です。その者についていってはなりません。
 そやつは邪悪かつ強大な悪魔、私には分かります。
 早くこちらへ。誘惑を断ち切るのです。
 さもなければ、貴方の魂は邪悪に染まり、やがて地獄の苦しみを味わうことになるでしょう。
 さあ、早く!」
226あなたは天使派? それとも悪魔派?2/5:2011/01/15(土) 02:19:24 ID:Jq0MoUBw0
「、だそうだが、そなたはどうする? こちらの意図は伝えた、私としてはどちらでも構わぬが」
「すでに一度は死んだ身、命が惜しいとは思いませんが……。
 私はより可能性の高いほうにつきます。それに、貴方の言い方は誤解を招きやすすぎますから」
聖女は悪魔の方角へと後ずさっていきます。
それを見て、私は若干の失望と共に大きなため息をつきました。
早くも一人、魔の手に堕ちてしまったのです。
「ああ、遅かった……。すでに魔に魅入られた後でしたか。
 せめて苦しむことがないよう、悪魔を討伐し、すぐに仕留めて差し上げましょう。
 死後こそは、大いなる女神様と今は亡き天頂のご加護があらんことを…」

心も支配されてしまったのでしょうか。聖女は私が何を言っているのか理解できないようです。
「ふふふ、私の姿を見てもおじけずに立ち向かってくるか。
 なるほど、戦乙女もなかなか悪くないものだ。
 ぜひとも悪魔の魂を植え付けたうえで、我が伴侶としたいものよ」
 「今、伴侶と? ふざけないで。
 たとえどんな卑劣な手を使われようとも、私は邪悪に屈するつもりはありません。
 あなたのような邪なる者の伴侶などにされるくらいなら、潔く死を選びましょう。
 大いなる星々の一つとなり、闇を聖なる光で浄化し続けるのです」
悪魔なだけではなく、ケダモノでした。やはりのさばらせておくわけにはいきません。
聖女が悪魔に利用されていただけではないかという戸惑いもありましたが、吹き飛びました。
女性ならこんな者に付いていくはずがない。
この悪魔は必ず人々に大いなる災いをもたらす。

「そのような言い方が誤解を招くといっているのです。
 私たちは戦う気はありませんしまして人を殺す気もありません。
 見た目こそ恐ろしいですが、彼も私もこの催しを止めようとしています。
 ですから、剣を収めてください」
「高位の悪魔ならば自ら戦いを起こさなくとも、人々を煽り立て、操り、殺し合わせるのはたやすいはず。
 言葉によって人々の心を惑わすのはあなたたち悪魔の常套手段。
 魔とその眷属に与えられた選択肢は一つ、この世から消え去ることのみです!
 星となり、今ひとたび魂を浄化して生をやり直しなさい」
「ふふふ、そうだ。そなたの言うことは正しい。
 ならば私はそなたを利用する。そなたも私を利用するのだ。
 この女はそれを承諾した。共にゼムスをこちら側に引きずり出そうではないか」
悪魔がその手を差し伸べてきます。ああ、その手のなんと汚らわしいこと!
227あなたは天使派? それとも悪魔派?3/5:2011/01/15(土) 02:21:01 ID:Jq0MoUBw0
「悪魔の利用? 使役? 論外です。私は女神様からの祝福を直々に賜った。
 その手を握れば、女神様の期待を裏切ることになるのです。
 こちらに手を向けないで。空気が穢れます」
「神の使いを自称するだけあってさすがに頭が固いな。残念だよ。では去ね」
頭が固いとは。これは邪悪に惑わされない強い精神力を持つというのです。
一向に邪悪な誘いに乗らない私に業を煮やしたのか、悪魔がついにこちらに殺気を向けてきました。
しかし力に訴えるのであれば好都合です。


悪魔が巨体に似合わぬスピードで踏み込み、そのツメで私を引き裂かんとしてきます。
激しく燃え盛る炎で私を焼き尽くそうとしてきます。
しかしこの程度のことに臆する私ではない。私には女神様のご加護がある。
あなたの邪悪なる炎など、この聖なる盾が受け付けない。
あなたの邪悪なるキバやツメではこの聖なる盾は貫けない。

さあ、どこからでもかかってきなさい、
どんなに強大なチカラを持っていようとも、どれほど卑怯な手を使おうとも、
あなたが悪魔である限り私には勝てない……!
たとえ不意打ち気味に私を飛び越えて後ろに回ろうとも、
その巨体が飛び立つことによって開けた空間から眷属が光弾を放ってこようとも、
私が天使であなたたちが邪なる闇の眷属であr


228あなたは天使派? それとも悪魔派?4/5:2011/01/15(土) 02:23:50 ID:Jq0MoUBw0
「どうしてこうなるのでしょう?」
「別段おかしなことではあるまい。私とて、この戯れに心当たりがなければ、とっくにそなたを引き裂いておる」
エリアの手に握られているバシルーラの杖は、光弾の当たった相手を別のエリアへと吹き飛ばしてしまう。
天使ニアナは羽が生えたように宙を舞い、やがてどこかへ降臨するだろう。
アクバーとの相性は、本当に水と油のようだった。
いや、このゲームに心当たりがあるというアクバーの言葉を聞かなければ、エリアとて共に行動はしていない。
彼女自身は死んだ身、命などどうでもよい。しかし、ここには光の戦士たちがいる。
彼らには来たるべき光の氾濫に備えて、元の世界へ戻ってもらわなければならない。

「しかし、あの者を追放したのは失敗したかもしれんな。
 近いうちに仲間を募ってやってくるかもしれん。
 何人来ようが敵ではないが、殺しすぎるのは避けたいのでな」
アクバーは殺し合いに抵抗があるのではない。全員を殺し、勝ち残る自信とてある。
このままゲームが完遂され、終了することを恐れているのだ。

主デスタムーアが、欲望の町にてこのような催しをおこなっていた。
規模や過程はまるで違うし、ゲームと称されるこの殺し合いがそれと同じものなのかは分からない。
重要なのは、転用ができるということだ。
130人弱の殺し合い、整えられた舞台、集められた強者や英雄たち。
戦いのエネルギー、ぶつかり合う感情、希望と絶望の落差、申し分ない。

主が敗れたのは分かっている。主は精神や魂の支配は他の追随を許さないほどの能力を持つ。
存命ならば自分も含めた魔王たちや精霊に守られたあの者たちがここへ呼ばれるはずもない。
エリアには、この催しが気に入らないから壊すと言った。
だが、それだけであるはずがない。
アクバーの目的は参加者たちを無事に元の世界へ戻すことではない。
このゲームを乗っ取り、自身が主催となることだ。
ゼムスの目的が何かは分からないが、この環境を転用すれば、
主復活のための儀式としてふさわしい場を作り出すことができるだろう。
そのために、殺し合いが終了し、ゼムスが目的を果たす前にこのゲームを乗っ取るのだ。
天使ニアナの言うことはある意味では正しい。
アクバーと全面的に手を組んだところで、脱出などさせてはくれないのだから。
229あなたは天使派? それとも悪魔派?5/5:2011/01/15(土) 02:25:46 ID:Jq0MoUBw0
【エリア@FF3】
【所持品】バシルーラの杖[-1]@少年ヤンガス 残り不明
 第一行動方針:会場からの脱出
 最終行動方針:光の氾濫へ備え、光の戦士を元の世界へ戻す
【アクバー@DQ6】
【所持品】Eあくまのツメ@DQ5 Eダークシールド@DQ5 Eしっこくのマント@DQ9
 第一行動方針:できるだけ殺さず脱出の同志を集める
 基本行動方針:会場からの脱出
 最終行動方針:舞台を乗っ取り、デスタムーア復活の儀式へと転用する
【現在位置:C-3 平原/朝】

【ニアナ(主人公:魔法戦士)@DQ9】
【所持品】E女神の盾@DQ8 Eヴァルキリーソード@DQ9 Eてんしのわっか@DQ9
 第一行動方針:邪を断ち、弱きを助ける
 最終行動方針:ゼムス討伐
【現在位置:バシルーラで吹っ飛ばされ中/朝】
230名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 03:37:45 ID:Jq0MoUBw0
231王子と王女と魔王と…1/2:2011/01/15(土) 03:48:15 ID:EdGP81NW0
「お初にお目にかかります、わたくし錬金術を行う魔法の釜」
「錬金術?」
「錬金術とは、アイテムとアイテムをかけあわせてより優れたアイテムを生み出す奇跡の御業でございます」

薄暗い洞窟の中。
ウイルが支給品を開けてまず見つけたのは奇妙な釜。
それが喋りだしたことに、たいそうびっくりした。

「しかし驚きですなあ、お嬢様以外にわたくしの声を聞けるお方がいらしたとは」
「お嬢様?」
「ええ、わたくしめのご主人様でありまして、いつもお声をかけていただけるのですぞ」

多少の混乱はあったが、夢の世界を冒険した彼はうろたえない。
なにせベッドや城が空飛ぶ世界だ、たいていのことには驚かない。
しかしそんな彼が、ひどく驚いたことがひとつあった。

(……バーバラ)

そう、カマエルと話しながら開いた名簿には彼女の名前がしっかりとあった。
あの日を境に彼女は夢の住人となった。
もう、二度とこの手でバーバラに触れることはできない。
そう考えていたのに……

「悪いけれど、オレはこれから人を探さなきゃならない、必要なときがあったら出すから」
「ええ、わたくしめはお嬢様の冒険にはお付き合いできない身、待つのは慣れております」

友好的に接してくれる錬金釜、確かに神秘的な品だった。
好奇心旺盛なウイルの心を大きく揺らすものだろう。
だが、今の彼にはレシピを考える余裕すらなかった。

「ありがとう、キミのご主人様もなんとか見つけてあげたいな」
「なんと、わたくしのためにそこまでしていただけると?ううっ、このカマエル感無量ですぞ」
「じゃあ、またな……さて、と」
232王子と王女と魔王と…2/3:2011/01/15(土) 03:50:44 ID:EdGP81NW0
カマエルを仕舞い込み、残りの支給品を装備する。
ひとつは兜、やや大きめだがかなりの一品らしい。
インパスを唱えたところ、オルテガという勇士の身につけた物だった。
持ち主も名簿に載っていないことだし、ありがたく使わせてもらうことにする。
もうひとつは神秘の鎧、これは見覚えもある品だ。

「武器はまあ、なんとかなるか……よし、行こう!」

強力な防具に恵まれたウイルだが、武器は無い。
しかし無手でも急がねばならない。
大切な人と出会うためには、急がなければ。
ここは欲望の町で見たように、醜く人々が殺し合う場に仕立て上げられてしまっているのだから。


「…!…っ……」
「!!悲鳴か?」

だが、ウイルは聞いてしまった…絹のさけるような、女性の叫び声を。
駆け出さずにいられなかった。


「あのゼムスとやら……この大魔王バラモスさまを、駒扱いなどと!身の程をわきまえぬ者じゃ!」
「……うぅ……」

そこには醜い顔を怒りに歪めた大魔王がいた。
手には鞭を所持している、三叉にわかれたそれは達人でもないと扱い切れないだろう。
その足元には小柄な金髪の少女。
座り込んだ姿勢のまま、身動きがとれない。
奇妙なのは、その少女には尻尾が生えていた。

「こうなれば、参加者もろともハラワタを喰らい尽くしてくれるわ!さあ、来い」
「うっ、やめ……」
「……?ネコになる呪いでもかけられたか、尻尾が生えておるとはな」
「は、離し…」

奇妙な風体の少女に一瞬、スキが生まれた。
その瞬間、邪魔が入った。

「その子から離れて!!」
「むっ!」

現れたのは、同じく金髪をポニーテールにした少女。
歳のほうはどちあの少女とも同じくらいに見える。
少女の振るう刀をさっ、とかわす大魔王バラモス。
しかしその隙をついて、尻尾の少女は腕から逃れてしまった。

「ふっふっふ……食べるハラワタが増えたようだな」
「あなたの朝ごはんになんて、ならないんだから!!」
「あ、あなた……」
233王子と王女と魔王と32/3:2011/01/15(土) 03:52:04 ID:EdGP81NW0

後ろにかばわれた尻尾の少女は小さく震えている。
助けに入った少女、クルルは安心して、と声をかけた。
しかしバラモスはにやにやと笑う。
あんな少女が武器を振るったところで、適うわけがないと断じているのだ。

「すぐにその口を塞いでやろう!メラゾーマッ!」
「わぁっ…!」

通常、魔法を使うときには詠唱という行為をせねばならない。
ファイアならばすぐに、ファイガならかなり長さの、という風に。
だが、そんなクルルにとっての常識を外れた早さでの魔法だった。
さらに、巨大な炎。
身を呈してかばわざるを得ない、そう思って覚悟を決めた。
しかし…

「うっ!」
「なに!?」

身を呈してかばわれたのは、クルルも同じだった。
暗闇の中、躍り出た青年がメラゾーマを身体で受け止めた。

「やめろ、モンスターめ…!俺が、相手だ!」
「ほう……死なないとはな。命知らずめ、かかってくるがよい!!」

彼が強いのは好奇心だけではない。
正義感もまた同じく、だった。

【ウイル@DQ6 HP3/4(常時回復)】
【所持品】E神秘の鎧@DQ5 Eオルテガの兜@DQ3 カマエル@DQ9
 第一行動方針:目の前の敵(バラモス)から少女を助ける
 第二行動方針:バーバラ、チャモロ、アモスとの再開
 基本行動方針:打倒ゼムス

【バラモス@DQ3】
【所持品】Eグリンガムの鞭@DQ6 他不明
 第一行動方針:参加者のはらわたを食い尽くす
 基本行動方針:ゼムスのはらわたを食い尽くす
 
【ミコト@FF9】
【所持品】不明
 第一行動方針:???
 最終行動方針:???

【クルル@FF5】
【所持品】E風切りの刃@FF6 斬魔刀@DQ8 夢のキャミソール@DQ7 
 第一行動方針:邪を断ち、弱きを助ける
 最終行動方針:ゼムス討伐
【現在位置:C-7 岬の洞窟内部/朝】
234王子と王女と魔王と3/3修正:2011/01/15(土) 03:56:40 ID:EdGP81NW0
状態表の最後を


【クルル@FF5】
【所持品】E風切りの刃@FF6 斬魔刀@DQ8 夢のキャミソール@DQ7 
 第一行動方針:目の前のモンスターからミコトを守る 
 第二行動方針:バッツたちを探し、ガラフに会う
 最終行動方針:ゲームからの脱出
【現在位置:C-7 岬の洞窟内部/朝】

と修正します。申し訳ありません。
235茶色いコンビ 1/2:2011/01/15(土) 05:53:20 ID:3byhtruW0
彼は畏国王ディリータ・ハイラル。
若くして戦乱の渦中にあったイヴァリースを統一し、後の世に英雄王と讃えられる騎士。
…とその横にいる魔物・ブラウン。
この珍妙なコンビが結成されるのは、少し時を遡る。


ディリータは、塔のすぐ側にてミスリル製のハンマーを手にした魔物と対峙していた。
ザックの中身すら確認する間もなく遭遇した為、丸腰に等しい。
襲ってくる気配はない。戦う意志はないのか、それとも…
魔物はもの言いたげにこちらを見ている。
剣を持っていればすぐさま聖剣技で始末していただろう。
しかし…
「…オレの言葉がわかるか?」
どうしてこう言ったのかは、彼自身もわからない。
目の前の魔物はぶんぶんと首を縦に振り、肯定を示す。
しばし見つめ合う魔物とディリータ。
(目を見ればわかる、というヤツか)
そのつぶらな瞳の中に、確かなものがあった。
ディリータを真摯に見つめるそれは正義に燃えている。
見覚えのある瞳だった。想起するは、元親友。
「…勝手にしろ」
その表情にはわずかに笑みが刻まれていた。

ディリータの意志は初めから決まっていた。
この遊戯につき合ってやる気はない。生きてイヴァリースへ帰る。
だが…邪魔立てする者は容赦なく斬る。
戦後の混乱の中にある畏国を背負っているのだ。これしき事で死ぬ訳にはいかない。
236茶色いコンビ 2/2:2011/01/15(土) 05:54:26 ID:3byhtruW0
―そして近くにあった塔の壁際に腰を落ち着け、今に至る。

「…何だこれは」

ゆうて いみや おうきむ
こうほ りいゆ うじとり
やまあ きらぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺぺぺ

現在地の把握の後、ザックに入っていた紙切れに書いてあるメモである。
得体の知れない文字の羅列…何かの呪文か、或は別の内容か。
現時点では正体が掴めないが、何らかのヒントになるかもしれない。
念のためその紙切れを懐にしまっておく。

まだ何か入っている。
一冊の本だ。それをパラパラと眺めた。
そこには人にエッチと思われずにエッチでいる方法がわかりやすく書いてあった。
ディリータはこれで安心して
「役に立たん!」
こめかみに青筋を立てて怒りながらも何故かザックにしまい込むディリータであった。

残るは大量の用途不明の草。
薬草類と思しき清涼な香りがするが、いかんせん種類もわからないので迂闊に使用できない。
目ぼしい物は入っておらずディリータは舌打ちし…ブラウンが何か言いたげにばたばたと手足を動かしている。
「これが何かわかるのか」
こくこくと頷き、草を手にしてジェスチャーを始めるブラウン。
(……わからん)
彼の説明(?)は理解できなかったが、どうやらそれらを分類してくれたようなので良しとした。

「これでは聖剣技が撃てんな」
先ずは剣の確保を最優先とする。


【ディリータ@FFT ジョブ:ホーリーナイト】
【道具】ふっかつのじゅもんのメモ@DQ2 エッチなほん@DQ3 DQシリーズの薬草類セット
第一行動方針:聖剣技を使用可能にする為剣を探す
基本行動方針:生きてイヴァリースへ帰るが、邪魔をする者は斬る

【ブラウン@DQ5】
【道具】Eミスリルハンマー@FFシリーズ 他不明
第一行動方針:ディリータについていく?
基本行動方針:ゼムスを倒す?

【現在位置:D-7・ナジミの塔付近/朝】
237邪念再臨1/2:2011/01/15(土) 12:01:54 ID:jvsno7uR0
青白い光に包まれた後、気が付くと見知らぬ部屋にいた
見渡すとベッド、本棚、机・・・どうやらどこかの民家らしい
辺りに人の気配が無いのを確認するとベッドに腰を掛けた

「ゼムス・・・」

あの姿恰好、底知れぬ邪悪な気・・・・・・
間違いなく討伐したはずのゼムスだった
それが復活し、自分達に殺し合いをさせようとしている

(止めないと、こんな無意味な争い!)

だが一人ではどうにもならないだろう事はわかっている
共に戦ってくれる仲間が必要だし、この首輪もどうにかして外す術を見つけなくては
渡された支給品袋から名簿を取り出し目を走らせる
見知らぬ名前ばかりだが、その中に頼れる名前を見つけた
238邪念再臨2/2:2011/01/15(土) 12:03:16 ID:jvsno7uR0
カイン・ハイウインド

クリスタルを巡る戦いの最中、彼は二度自分達に牙を剥いた
だがそれは彼の本心ではなく、心の隙を突かれ操られてしまった結果
最後には共にゼムス討伐を成し遂げた唯一無二の親友だ

そして死んだはずのベイガンの名前もあった
彼もかつてはバロン王国発展のために尽力した近衛兵長だったが力に魅入られ、魔物と化して最期を迎えた

(まずはカインとの合流が先決か)

名簿をしまうと支給品の確認
一本の槍と何やら魔力を宿した衣、そして随分と高級そうな肉

「よし、行こう」

肉をしまい、衣を羽織り、槍を携えると白髪の青年は腰を上げた


【セシル@FF4】
【所持品】E砂塵のやり@DQ8 Eやみのころも@DQ8 しもふりにく@DQM
 第一行動方針:カインと合流
 基本行動方針:協力者を探す
 最終行動方針:ゲームからの脱出
【現在位置:C-2 レーベの村の北東の民家2階/朝】
239卵から生まれた卵太郎:2011/01/15(土) 13:19:24 ID:Hb+e+oMk0
(何だ、あれは?)
目の前の川をドンブラコドンブラコと流れて行く謎の物体を、バッツは眺めていた。
よく見ると何やら手足らしきものがついていて、必死で水をかいているようだった。
(人…いや、魔物か?)
そうこうしているうちに物体もバッツに気づいたらしく、
「おおーい!お前はタマゴとニワトリ、どっちが偉いと思うんだー!?」
大声で叫んできた。
(タマゴとニワトリ…?)
その質問でバッツが思い浮かべるのは、自身の親友であるボコのことだ。
いやニワトリじゃなくてチョコボだけど。
まあ似たようなもんだろう。
(うーん、タマゴじゃ乗せてもらうことも出来ないしな、どっちかを選ぶとしたらやっぱり…)
「ニワトリの方が偉いんじゃないかー?」
「な、何だとおおおおお!?お前もタマゴをバカにするのか!おのれ許さんぞ!!」
言いながら、さらに必死に水をかく謎の物体。
「くそ!進まん!貴様、覚えてろよ!必ず殺してやるからなぁぁぁぁぁぁぁ…」
叫びながら謎の物体はどんどん流されていき、やがて見えなくなった。
(一体何だったんだ?…まあいいや、早くみんなを探さないと)
そう考えるとバッツは謎の物体のことなど2秒で忘れ、仲間達を探すために歩き出した。


【バッツ@FF5】
【所持品】不明
第一行動方針:仲間を探す
基本行動方針:ゼムスを倒す
【現在位置:F-5・西の森、川沿い/朝】

【エッグラ@DQ4 HP9/10】
【道具】Eメタルキングの剣@DQ8 残り不明
第一行動方針:とにかく岸に辿り着く
第二行動方針:他人にタマゴとニワトリのどちらが好きか質問しタマゴを選ばないモノは許さない
第三行動方針:バッツは見つけたら殺す
基本行動方針:殺し合いとかどうでもいいからタマゴ最高
【現在位置:F-5・川/朝】
240名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 16:28:54 ID:fI6WgyZ00
>昼寝とタマゴと泣き虫が
基本行動方針が「なまけたい」の勇者とか新しすぎるw
でも何だかんだでちゃんと世界救った勇者なわけだし、このロワでも何だかんだでみんなを助けてくれそう

>I ミス you
こっちも腹黒7主っていう珍しいキャラ付け
まあでもそうだよな
あれだけ仲間達に振りまわされ続けたら捻くれたくもなるよな

>地獄の殺し屋
これまた斬新な発想
フローラかデボラかどっちか分からないけど逃げてー

>本日のメダル
1stでも3rdでもマーダー化したフリオニールは、これが初対主催か
そして最強の初見殺しは宝の回収が行動方針
ところでこのマジンガは右と左どっちだろう
右ならグリンガムの鞭と小さなメダル、左なら風神の盾と小さなメダル持ってる奴は要注意だな
あれ、どっちにしてもフリオヤバいじゃんこれw

>スライムがあらわれた
まさかのスラりんレベル99
人1人殺しといてあんまり気にしてない辺りが怖い
5主に何かあったらマーダー化もあり得るな

>恋せよ女の子
賢者とお姫様のコンビ
勇者に恋した者同士、どんな絡みを見せてくれるか楽しみだ
ところで最後のアレルはアレンの間違いですよね?
アレル死んでないし

>死亡!海魔王
メイドKOEEEEEEEEEE
いくら弱ってたとは言えグラコス殺すとかw
デュランも後ろ全く気にしてないしヤバいw

>枯れ草をもう一度満開へ
やっぱダニーは途中でモン爺行きになっちゃうよねw
これ下手したら5勢の誰にも覚えられてないんじゃないかw?

>美姫たちの戦い
お姫様コンビ結成か
2人とも頑張れ

>風と、龍と
シャナおっちょこちょい過ぎるw
出会ったのが風神じゃなくてマーダーだったら早速死んでたぞこれ
よくこれでゾーマ倒せたもんだ

>やすらぎのとき
ルカ死んじゃった…
まあ3rdではまだ生き残ってるしな
仕方ないか

>強さの証明
3のパーティは厄介なのばっかりw
エリスは苦労してたんだろうな
241名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 16:35:10 ID:fI6WgyZ00
>絶望する少女と絶望の魔王
関西弁カダブゥが似合いすぎる
FFUSAはやったことないなぁ
今度やってみるか

>傭兵はただ殺すのみ
早くもDQM2全滅キター
3rdで一話死亡だったイルには頑張ってほしかったけどな

>剣士だったラムザ
ラムザは普通に対主催
可もなく不可もなくって感じか

>まなざしの中に
本当に主人公ばっかり死んでいくなあw
てかこの組み合わせはwwwww

>二つの影
暗殺者強いなあ
シャドウの行動方針不明が地味に気になる
なぜゲームに乗ったのかな

>1000年の結末
いきなりの頂上決戦ww
やっぱまともに戦えばオメガが勝つよなw
神竜はご愁傷様

>胸高鳴る出会い
おっぱいコンビ結成キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
そのおっぱいで一体何をするのか
今後に期待です

>イマジンブレイカー
労働八号つええw
ラスボス2人を手玉に取るとかw
しかしそれでラスボス2人に恨み買ったチャモロが心配だ

>私は馬語を理解できます
喋る馬のエド出たw
実は参加者決めの時にこいつ挙げようかどうしようか迷った末辞めたんだけど、
まさかこんな形で出ることになるとはw

>ぅゎょぅι゛ょっょぃ
あー確かにフォズ大神官強いよね
しかしフォズもダニーも可愛いなw
ダニー頑張って勇者目指して欲しいけど、対戦回数的にロワ内じゃ無理だな
あ、でも勇者の心って言う裏技も…

>皇帝の野望
このロリコンめ!
いやマジでマティウス何やってんのw

>○○は俺の嫁byゼイオン
ユウナレスカは蘇生して参戦か
てかタイトルw

>グラップラー姫
ただでさえラスボス倒すレベルだったアリーナが、師匠に付いてさらに強くなるとか恐ろしいな
242名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 16:36:11 ID:fI6WgyZ00
>ダブルドラゴン
パパス頑張ったけどな
竜2匹は厳しかったか
そしてすけさん頑張れ

>偶然ですbyゼムス
ルイーダ逃げてー
ってだからタイトルww

>選ばれた者、選ばれなかった者
一旦破棄ですか、残念
修正待ってます

>BESTFRIEND
このマリベルは健気だな
カインも今度こそ汚名を返上出来るのか?

>輪廻の果てに
ガーランドは生き残り優先か
3rdでは即退場だったけど、今度は頑張れ

>トライエッジ
最強チートはいきなり脱落かー
相変わらず銃が妙に強いロワだ

>俺式ファイナルヘヴン
こちらも破棄ですか
色々問題になったようですが、修正待ってます

>逃走
神龍死んだ今オメガは間違いなくこのロワで最強だな
こいつ倒そうと思ったら10人くらい人数いるんじゃないか

>あなたは天使派? それとも悪魔派?
融通の利かなそうな天使ニアナ
いつか何かやらかしそうな匂いがぷんぷんするな

> 王子と王女と魔王と…
バラモスはらわたに拘りすぎw

>茶色いコンビ
一癖も二癖もある奴ばかりの仲間モンスター達の中で、ブラウンは割とまともな奴みたいだな
もしかしてこいつもレベル99だったりするんだろうか

>邪念再臨
セシルも思えば初の対主催か
頑張ってほしい

>卵から生まれた卵太郎
バッツは相変わらずのんきなようで
まともに戦えば恐らく勝ち目はなかっただろうに、命拾いしたことに気付いてるのやら
243名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 17:40:02 ID:nRA8Qy5N0
やっぱ感想とかあると胸が熱くなるな
感想書いた人グッドジョブ
雑談とかももっと多くてもいいなじゃないかな

ところで投下宣言って混雑緩和が目的だったんだからもうそろそろ宣言なしにしてもいいんじゃないか?
第一放送の前後にまた復活させれば事足りると思うんだが
244名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 18:01:39 ID:piCJW3RD0
まあ落ち着いてきてるしもうそうそうかぶるなんて事はないだろうから宣言なしでいいかもね
あと実はブラウニーはしゃべれるという衝撃の事実が
245名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 18:19:31 ID:nRA8Qy5N0
マジでか
ピエールがうりゃおりゃしか言わない脳筋なのは知ってたが
246名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 18:22:00 ID:cP2380XE0
>>203
修正確定だからなんだけど、
FF8の特殊技はピンチじゃないと使えないから、そこも考慮しなきゃいけないね。
247名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 18:31:45 ID:piCJW3RD0
ブラウニーには「う〜ん う〜ん!」と「ヨイショ ヨイショ。」 の二種類のセリフがある
248名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 18:34:00 ID:Jq0MoUBw0
だが一見しゃべれるように見えるモンスターでもエドの例もあるw
249名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 18:45:12 ID:Jq0MoUBw0
ところでまとめウィキのトップページ、画像がメニューにかぶってめちゃくちゃ見難いんだが、
消すか縮小するか別のところに移せない?
250名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 18:54:07 ID:nRA8Qy5N0
一応直しといたよ
251名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 19:05:47 ID:Jq0MoUBw0
>>250
ありがとう
252名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 19:15:10 ID:piCJW3RD0
>>248
それもそうなんだよな。あれはわろた。
253D-LIVE!!:2011/01/15(土) 19:30:40 ID:jy3u6u840
「まったく。おかしなことに巻き込まれたものだ。
 別にこの場にいる虫けらどもを皆殺しにするのは構わないのだけど。
 とはいえ、あの男の言いなりになるのも、それはそれで気に食わないよね。
 さて、どうしようかな」

羽のような衣装をまといどこが優雅に佇むのは白い、線の細い男だった。
ガイアを混乱に陥れたジェノム、クジャ。

「ハァ、ハァ…………っ。よく言うぜクソッタレ!
 人にいきなり襲いかかって、乗る気マンマンじゃねぇか!」

息を切らしながら全身傷だらけの大男がそう吠えた。
無精髭を生やしコートを羽織ったパルスのルシ、スノウ。

「別に、それこれとは関係の無い話だよ。
 このゲームとは無関係に単純に君のむさ苦しい容姿が見るに耐えなかったのでね。
 だからご退場願おうと思っただけさ」
「ふざけんじゃ、ねぇ!!」

激昂したスノウがクジャを殴り付けるため走りだす。
だが、スノウが近づく前にクジャの詠唱が完了した。

「――――サンダガ!」
「グアッ!!」

走っていたスノウに巨大な雷が直撃する。
たまらずスノウは後退するものの、倒れずその場に踏みとどまる。

「……やれやれ生命力だけはゴキブリ並みだね」
「おうよ、ヒーローってのはそう簡単には倒れねぇものなのさ!」

クジャが呆れたようにため息を付いた。
もう既に何度か魔法を直撃させているにもかかわらずこれだ。
ため息の一つも付きたくなるというものだろう。
254D-LIVE!!:2011/01/15(土) 19:32:43 ID:jy3u6u840
「こうなりゃ見せてやるぜ、俺の召喚獣をよ」
「召喚獣? へぇ。どう見ても君は召喚士には見えないけどね」

ふふ、とクジャは嘲笑うような笑みを浮かべる。
その嘲笑を気にせず、スノウは天高く手を掲げ、叫ぶ。

「は。とくと見やがれ。来ぉい、シヴァ――――!!」

辺り一面に冷気が吹き荒れる。
冷気は一点に集中し具現化する。
美しき氷の姉妹を象った氷の鉄馬。

「あれ? なんでいきなりドライビングモードなんだ?
 まあいいや。行くぜ、クジャク野郎!」

些細なことなど特に気にせずスノウはシヴァに乗り込みエンジンをふかせる。

「へぇ。面白い力だね。だけど、それだけだ!! フレア!」
「へっ! 当たるかよ!」

シヴァを急発進させ着弾点から逃げる。
そのまま、シヴァによる突撃をクジャに叩き込んでやろうとクラッチを切った。
だが、その時、遠くに通りすがりの少女の姿が見えた。

「虫がチョコマカと鬱陶しい、ならばこれを避けてみせろ――――」
「ヤベぇ…………っ!」

業を煮やしたクジャが詠唱を始めた。
少女はまだこちらに気づいていない。
このままではクジャが大規模魔法を使えばあの少女まで巻き込まれる。

「――――――スターフレア!」

天から流星のごとく光が降り注ぐ。
スノウはその流星群をシヴァの機動力を持ってかわしながら、少女に向かってハンドルを切った。

「うおおおおおおおおおおおおお!!」
「え?」

状況に気づいた少女が声を上げるが、そんなことを気にしている場合ではない。
通りすがりに少女を掻っ攫う。

「とりあえず――――逃げるぜ!!」

少女を方に担ぎ上げたまま、スノウは全速力で走りだした。
255D-LIVE!!:2011/01/15(土) 19:33:37 ID:jy3u6u840
【クジャ@FF9 MP 4/5】
【所持品】不明
基本行動方針:方針を決める
【現在位置:C-1・草原/朝】

【スノウ@FF13 HP3/5】
【所持品】E召喚獣シヴァドライビングモード 不明
第一行動方針:少女を連れてクジャから逃げる
基本行動方針:仲間を探してゼムスをぶっ飛ばす
※召喚はドライビングモードのみに制限されています。
【アイリン@DQ2ムーンブルク王女】
【所持品】不明
第一行動方針:え? なに?
基本行動方針:不明
【現在位置:D-1・草原/朝】
256名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 19:39:37 ID:nRA8Qy5N0
投下乙
うーん、好きな話なんだけど……>>67のルールには魔石かマテリアがないと召喚は不可とある
13はプレイしたことないからハッキリとは言えないけど、ルール的にどうなんだろうか?
257名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 19:49:11 ID:COkYXQz50
13未プレイだから適当なこと言うけど、ペルソナみたいなキャラの固有召還じゃないの?
特技と同じ扱いってやつのさ
258名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 19:50:01 ID:fI6WgyZ00
まあそれならそれで魔石かマテリア支給すればいいだけだし
259名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 19:57:30 ID:piCJW3RD0
いや、魔石やマテリア支給してもそれで使える召喚魔法ってFF6や7のものじゃないのか?
260名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 20:06:06 ID:ieOLeOa4P
意志を持ち攻撃できる召喚獣としてではなく、
あくまでも乗り物なんだから別に良いんじゃない?

個人的には制限された固有能力が駄目で
誰でも使えるのはアイテムならありの理由が分からん
261名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 20:18:34 ID:jy3u6u840
FF13の召喚は>>257さんの言うとおり、一人一個の固有召喚(設定面のファルスだのルシだのまで説明すると長いので割愛)
参加者だとライトニングはオーディーン、スノウはシヴァ、ホープはアレキサンダーが召喚できる。

ゲーム中の通常召喚は召喚獣が普通にキャラクタとしてオートで戦ってくれるんだけど
ドライビングゲージを貯めるとドライビングモードというモノに移行できて、召喚獣が乗り物にトランスフォームしてそれに乗って戦える
召喚獣は戦闘中だろうが敵が生きてようがなんだろうが一定時間経過するかゲージを全消費すると消えてしまう

んで、この話では、意思を持って行動する通常召喚を禁止で、完全乗り物扱いという方向にしてみたんだけど
召喚にはMPとは違う(そもそもFF13MPないしね)TPという特殊ゲージが必要なのでそうそう連発できるものでもないし
自由にバイクや馬が出せると言っても、キャラの能力差の範疇だと思うのだけどどうだろうか?

というか13のプレイ率低いなぁ、かく言う自分もまだクリアしてないけど
262名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 20:41:32 ID:piCJW3RD0
FF13の召喚魔法がどういうものか知らんがスタンドのような個人の能力みたいなもんなら別にありだと思う
263名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 21:16:48 ID:jd7T3Xas0
では、ルールに抵触すると言う事で破棄、もしくは修正ということでいいですか?
264名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:04:37 ID:i2oLWDdA0
召喚は魔石マテリアなしじゃないと不可なんだから、FF6や13の固有能力での召喚もなしでしょ
乗り物が出したいなら普通にバイク出せばいい
265名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:09:00 ID:vbPxQgGW0
13は今までのFFシリーズとは毛色が違うから、出すべきじゃなかったかもな
訳の分からん能力はシリーズ系のクロスオーバーでは扱いに困る
266名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:26:50 ID:COkYXQz50
>>264
FF6でいうとひっさつけんやひっさつわざ、ティナのトランスやあばれる
FF7ではリミット、FF9ではトランス

のような個人技ではないかってことじゃないの?
FF13に魔石のようなものが存在しなければ今までの召還とは別物として考えた方が良いと思うが
267名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:39:08 ID:3byhtruW0
茶色いコンビ書いた者です。
oh…ブラウニー喋るのですか…調査不足でした。ご指摘ありがとうございます、申し訳ありません。
一旦破棄・修正していいですか?
話の流れ・支給品や位置はほぼそのままでいくつもりですが。
268名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:40:51 ID:nRA8Qy5N0
修正はしても大丈夫と思いますけど
修正なしでここロワでのブラウンは喋れないってことでもいいんじゃないですかね
269名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:43:02 ID:gAiydfEO0
引っ込み思案なので喋れませんでしたとか後の話で幾らでもフォローできると思う。
初対面とは喋りにくい恥ずかしがり屋さんだったんだよ。
270解放された花婿:2011/01/15(土) 22:43:58 ID:IEqKSt1e0

「アレっ?」

「あっ」

「ちょーついてないんですケド……誰にも見つからないところに行こうと思ってたのに……」

「こんにちは、僕はムスコス! あなたはひょっとして妖精ですか? 懐かしいなぁ」

「ぶっ! その名前ちょー笑えるんですケドwww誰のムスコッすか?www」

「パパスという人の息子ですよ」

「wwwwwwwww」

「笑わないでくださいよー」

「あんた面白いわー。でも殺し合いなんてマジまっぴらだし……」

「じゃあ、僕と一緒にあのゼムスを倒す旅に出ませんか?」

「いいよー」



271名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:44:10 ID:piCJW3RD0
言っといてなんだが別に修正してもしなくてもいいと思うよ
272名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:44:50 ID:jy3u6u840
無口キャラだったでおkだと思うよ
273解放された花婿:2011/01/15(土) 22:45:54 ID:IEqKSt1e0




光速の異名を持ち重力を自在に操らない普通なる女警備員、ライトニングは苦戦していた。
支給されたガンブレードが悪いのではない……目の前の敵が強すぎるのだ。
敵が、強力な火炎の息を吐き出す。一瞬でも反応が遅れれば炭になる一撃を、辛うじてかわす。

「グルルルル……」

「ド……ドラゴン」

そう、ライトニングが相手をしているのは巨大な竜だった。
兇悪な腕力と巨体を感じさせない俊敏性から、高位のモンスターであることは明らか……。
今のライトニングにとっては、手に余る相手である。
だが更に、彼女の前にモンスターが現れる。鳥人といった装いのその怪物は、口元に血肉を滴らせている。
顔を歪ませるライトニングの前で、突如竜と鳥人が流暢に会話を始めた。

「ただいま戻りました、我が主よ」

「ご苦労だったね。彼女は何かいい物を支給されていたかい?」

「は……私には理解できぬものでありました故、検分は失敗しました。申し訳ない」

「そうか。死体の処理は?」

「骨すら残さず」

「上出来だ」

会話が終わると同時に、竜が人間の姿へ変わる。

(何故人間とモンスターが主従関係に……?)

ターバンを巻いた人間にライトニングが訝る表情を見せるが、彼は微笑むだけ。
ジャミラスに目配せをしてライトニングとの戦闘を任せ、ぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。

「僕はね……勇者じゃなかったんだ」

274解放された花婿:2011/01/15(土) 22:46:53 ID:IEqKSt1e0




パパスの息子、ムスコスの生涯は不幸の連続であった。
父を失い、幼少時からの奴隷生活。隣には、自分をその境遇に追いやった元凶の王子がいた。
王子もまた、過酷な労働の日々に耐える為に、子分にしていたムスコスに馴れ馴れしく接してくる。
怒りと不満は募ったが、何故か抵抗する気にはなれなかった。大きな力が働いていた。
長い長い奴隷生活の中で、ムスコスの脳裏に一つの言葉が回り続ける。
父パパスが遺した言葉……勇者を探せ。多感な時期の少年が、苦しみから逃れる為にその勇者が自分ではないか、という妄想を抱くのを責められる者はいまい。
だが、偶然から奴隷生活を抜け出す事が出来るまで、勇者の力が目覚めることはなかった。それからの旅の中でも、自分が勇者でないということを認めざるを得ない出来事が続く。ムスコスは、勇者ではなかったのだ。

それからしばらくして、彼にも婚期が訪れる。相手の候補は三人……皆魅力的な女性だった。
旅を続けねばならないムスコスにとって、自分が死んだ時に老いた義父だけが遺されるビアンカを連れ立たせるわけにはいかなかった。
裕福な家庭に育ったフローラとデボラの中から、ムスコスはデボラを選んだ。
フローラを選ばなかった理由は、アンディと言う男に何度も土下座をされたからであったが、デボラを選んだ理由もちゃんとあった。
彼女のような高飛車な女性を寝屋で組み敷き、征服することで、ムスコスは自分の過酷な運命を乗り越えるかのような快感を覚えていたのだ。
加えてその直後に、ムスコスは自分がグランバニアの王家であり、現国主である事をも知った。
勇者でない自分にかしずく、数多の家臣たち。王であることで、ムスコスは勇者でない自分へのコンプレックスを解消しつつあった。デボラとの蜜月の時も、増加していた。
だが、その悦楽の日々も長くは続かなかった。デボラがさらわれ、それを助けに行った自分も石にされる。
再び自由意志なき虜囚の日々……ムスコスの心の中の闇が、むらむらと溜まっていく。

それからまたしばらくして、息子と娘が自分を助けに来た。息子は、勇者だった。
ムスコスの胸中では子供への愛情よりも、ついに勇者を見つけた感動よりも、嫉妬と絶望が上回っていた。
デボラが勇者の血筋であるのならば、彼女が何所で誰と子を為そうが、この勇者は生まれていた事になる。
すなわち、自分があれほど過酷な生を歩んできた意味など、何もなかったのだ。
そして、ようやく掴んだグランバニア王という称号さえも、勇者の父親という名声に上書きされてしまった。
ムスコスにはもう、顔を見たこともない、自分を勇者として産まなかった母親や、愛情なき妻を探す旅に出る気力などなかった。
だが、彼の足は勝手に歩く。憎悪する息子を引き連れ、未踏の地へと進んでいく。大きな力が働いていた。
それからしばらくして、旅は終わった。父の仇ゲマや魔王を倒し、母と妻を救い、息子を抱き上げて宴に望んだ。

「ながたびは、ほんとうにつかれました。もう、なにも、するきになれません」


275解放された花婿:2011/01/15(土) 22:49:14 ID:IEqKSt1e0



「だが……僕は今、自由だ! 大きな力なんてもう感じない……僕は、勇者じゃなかったけれど……今なら、勇者も殺せるんだよ!」

ムスコスが凱歌する。この殺し合いに参加してから、彼は自分の枷が外れていることにいち早く気付いていた。
もう、何も取り繕う必要などないのだ。殺せばいい。殺せばいいのだ。

「そう……かって心を通わせた、妖精を躊躇いなく殺したように! あの妖精の騙されヅラ……笑いこらえるのに必死だったよぉぉぉぉおおぉおぉ!!!!」

自分を勇者として生み出さなかった親、パパス。殺してしまおう。
憎悪の対象でしかない息子と娘。殺してしまおう。
愛していたが、別れるしかなかったビアンカ。殺してしまおう。
最愛の人と別れざるを得ない理由となったビアンカの義父、ダンカン。殺してしまおう。
アンディにくれてやった肉便器、フローラ。殺してしまおう。
勇者の血筋を持つフローラの姉、そして我が妻デボラ。殺してしまおう。
ゲレゲレ、スラりん、ブラウン……彼らだけは、自分にとって真に心を許せる仲間だった。

「僕は忌まわしき運命の足跡を破壊し……自由になってみせる! 死んで、地獄の釜で焼かれることになろうとも!」

「主……」

ライトニングの首をへし折り、ムスコスを見つめるジャミラスの目が、感激を含んでいた。
ジャミラスもまた、運命に翻弄されしもの。世界を牛耳ると言う、魔物ならば当然の野心はとうに消えていた。
より力のある者に使役されるがままに、生きていた。
人間の夢を奪っているはずの彼こそが……全ての夢を、なくしていた。
ムスコスに仕えているのは、ムスコスがジャミラスより強いからでも、効率よく死肉を得られるからでもない。
ここにきて、ムスコスと出会ってから、ジャミラスは彼の心の中にある、人間(ヒト)とは思えぬ淵(ふか)き闇に惹きつけられていた。
彼に仕え、その主従関係を遂げたときに、自分が失った何かを取り戻せる気がして。
今や、本来敵対すべき一人と一匹は、完全に同調しているのだ。

「主よ……私も共に、煮られましょうぞ」

ライトニングの死体にがっつきながら、ジャミラスがムスコスと共に哄笑を上げる。
共に大切なものを失った主従……彼らの行く末は、一体?

【サンディ@DQ9 死亡確認】
【ライトニング@FF13 死亡確認】
【残り120名】

【ムスコス@DQ5主人公 MP9/10】
【所持品】Eドラゴンの杖@DQ5
 第一行動方針:知り合いを殺す
 第二行動方針:知り合い以外も殺す
 基本行動方針:己の運命を破壊する

【ジャミラス@DQ6】
【所持品】サンディの支給品、ライオンハート@FF8
 第一行動方針:ムスコスに仕える
 基本行動方針:ムスコスに仕える

【現在位置:C-1 森林地帯/朝】
276名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 22:59:22 ID:COkYXQz50
投下乙
ドラゴンの杖はすでにチャモロに支給されてますよ
277名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:06:24 ID:3byhtruW0
投下乙!wktkが止まらない

では茶色いコンビ修正なしで。
お騒がせしてすみません。フォローありがとうございました。
278名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:10:06 ID:piCJW3RD0
まあドラゴンの杖は9にもあるから
ただエルヘブンとの混血によってとか高貴な家からとか普通に主人公じゃないと駄目みたいな事作中で言われとった気が
279名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:12:43 ID:IEqKSt1e0
【ムスコス@DQ5主人公 MP9/10】
【所持品】Eドラゴンの杖@DQ9
 第一行動方針:知り合いを殺す
 第二行動方針:知り合い以外も殺す
 基本行動方針:己の運命を破壊する

に変更します
9にはドラゴラムがないから効果は違うけど、設定上は同一っぽいので
ダメなら収録時に該当部分を修正します
280名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:14:46 ID:zpWjdhw10
投下乙

 な ん ぞ こ れ (いい意味で)
誰かDQの主人公勢なんとかしろww
ムスコスと他のDQ5勢のかみ合わせが斬新になりそうで期待
ジャミラスは何食ってんの、それ中古だぞ
281名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:17:04 ID:nRA8Qy5N0
乙ー
んーどうしてもドラゴラムが必要なら一応5のパルプンテでドラゴラム効果あるけど
282名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:19:19 ID:+2kovACH0
他ロワの話になっちまうがソーディアンはロワだと全キャラ装備可能だし
ここでもそういうのが1つくらいあってもいいんじゃないか?
283名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:20:53 ID:fI6WgyZ00
ちょっとメタ的な話になるけど、
実は5のドラゴンの杖って2本取れるんだよね
ドラゴンの杖取る前に、一歩前の床調べればもう一本手に入る
要するにバグだけど
284名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:21:26 ID:3N14fcdb0
投下乙
苦労人の5主がついに爆発したか
っていうかドラゴンの杖ってバグで二個手に入ったような
はかぶさみたいな扱いでいいんじゃね
285名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:29:13 ID:nRA8Qy5N0
そういやはかぶさってまだ出てきてないね
これはアリとしてドリル兜とかえふえふとかアリなんだろうか
286名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:30:08 ID:jy3u6u840
>>279
どっちかっていうとドラゴラムの効果のほうが重要なんでないかい?
他にドラゴラムの効果があるアイテムってなんかなかったっけ?
287非共通一次試験:2011/01/15(土) 23:32:50 ID:W3iW8idC0
「――そもそも、だ!
 いま現在、気高く美しい精神を持つ少女が、いつその精神を汚してしまうかなど定かではない。
 輝かしい精神を輝かしいままにしておくなど、このパラメキア帝国皇帝たるマティウスにとて不可能な芸当だ。
 精神というものは、周囲の環境や成長していく過程において当然変化していくものであり、それを魔力でもって固定するなどできようはずがない。
 無論、身体そのものを凍結させれば、幾ら年月を経ようと変わらない生命は作れるだろう――が。
 悠久の時を共に過ごしていこうという我が妃に対して、そのような蛮行をしでかすつもりはない。
 ゆえに、だからこそ、だ。
 変わってしまうことは避けようのないことであるならば、我の隣で変わっていけばよい。
 このマティウスの傍らに常にいるのなら、変化することこそあれど、その精神を曇らせてしまうことなどありえない。
 なぜなら我はパラメキア帝国皇帝にして、この世でもっとも崇高な存在であるのだから。歪んでしまうはずがない。
 簡単な話ではないか。無駄に思考を巡らす必要など、ありはしない。
 できるだけはやく、すぐさま、出会ったそばから――つまり現在から、我の隣にいればよい。
 …………む? なぜ、口を開いたまま何も言わずに、こちらを眺めているのだ? いまの話に、どこか引っかかる点でもあったのか?」

 反射的に「全部だ!」と言いかけて、もょもとは息を呑む。
 魔物に理解しかねる言葉を唐突にかけられ、ポピレアという名の少女はどういう心持ちなのか。
 銃というらしい武器を持って戦闘に乱入してきた辺り、マティウスの言う通り精神的には弱くないのだろう。
 いきなり殺し合いを命ぜられても、折れてしまうことがない程度には。
 それでも、年端のいかない少女だ。
 命の奪い合いを前にして、震えを隠せない――女の子。
 眼前の事態の変化についてこれず、動揺しているかもしれない。
 そう考えたもょもとは重い身体を動かし、脅えているであろうポピレアへと視線を移した。

「え、ぇ、あの……妃、って、ことは…………け、けっ、結……――――」
『うっわーーーーー、すっげー顔真っ赤にしてるよーーーー。
 どういうことだよ、これーーーー。満更でもない感じかよーーー!
 たしかに、あいつは僕から見ても顔整ってるけどさーーーーー!
 身長高くて、鼻も高くて、髪さらさらだけどさーーーー!
 ああ、やっぱり鍛えてるより、ああいう細身のタイプのがいいのか………』

 と、ここまで考えて、もょもとは勢いよく頭を横に振って立ち上がる。
 そんなどうでもいいことを考えている場合ではなかった。

「何をバカなことを言っている! そんなふざけた話が通るか!」
「別に、貴様に答えを求めていない。
 いや、勘違いさせてしまったか? 我が妃にしたいのはポピレアのほうであり、悪いが貴様では――」
「な、なんの話をしている!!」
「そういう話ではなかったのか?」
「違うに決まっているだろう!」
「貴様はよく分からぬな……」

 髪をゆっくりとかき上げながら、マティウスは問いかける。
 朝の陽射しを照り返す艶のある銀髪は、その一本一本が意思を持つかのようにそよぐ。

「さきほどはいきなり斬りかかって来たかと思えば、今度は求婚を妨げるとは。
 この殺し合いに対する思いは変わらぬというのに、貴様はいったい我の何が気に入らんのだ」
288非共通一次試験:2011/01/15(土) 23:33:33 ID:W3iW8idC0

 求婚という単語にいっそう顔を赤くしたのち、ポピレアは小さく「えっ」と声を漏らす。
 彼女が彼らを発見したのは、勝負が決まった後であった。
 殺そうとするマティウスと殺されつつあるもょもと、という構図しか見ていなかったのだ。
 その後のもょもとの言動もあり、ポピレアはマティウスが殺し合いに乗っているものだと思い込んでいた。

「戯言を! 常識で考えてみろ! 魔物の言うことなど、信用できるものか!」
「……っ! そ、それは――!」
「ふむ。人の領域を超えた我が魔法を目にするより早く、このマティウスの正体を見抜いたのは素晴らしい。が、しかし貴様は0点だ」

 ポピレアが否定するより前に、マティウスが口を開いた。
 一瞬だけポピレアに視線を向けてから、剣を構えているもょもとへと視線を戻す。

「パラメキア帝国皇帝・マティウスは、支配者たるこの我を頂点として我より下の者に対しては、平等だ。
 人間であろうと、魔物であろうと、関係なくな。気に入った者は傍に置いておくし、気に入らん者は糧とする。
 貴様とポピレアは気に入った。ゆえに、共に行こうと言ったのだ。戯言でもなんでもなく、この我の本心からな」
「そんな言葉で、納得――」
「できんだろうな。貴様は、よっぽど根幹から魔と人間が肩を並べることなど出来んと考えているように見える。
 だが、それこそ不平等なように思えるがな。
 我のように殺し合いが気に入らんと考える魔物が、他にいないと断定できるのか?
 その魔物が我と違って抵抗しなかったのなら、貴様は有無を言わさず殺すのか?
 殺し合いを認めない、力を合わせて事態を収束する――などと言いながら、なにを無駄なことを。
 貴様の下らん意地が、この場において邪魔だとなぜ考えない」

 もょもとの歯が、軋みをあげる。
 樹木の隙間を抜けていく風が、妙に冷たく感じられた。

「たった一つしかない王座を奪い合っているのだぞ。
 容易く信用できないのは、人間相手だろうと魔物相手だろうと変わらぬだろう。
 人間ゆえにだとか、魔物ゆえにだとか、そういう考えが危険だとなぜ考えない。
 種族が異なる。生き方も異なる。思想はさらに異なる。
 それでも殺し合いが気に入らんというのなら、手を組まねばならんのではないのか。
 魔道士と戦士が結託するように、な。
 我は皇帝だ。ゆえに、我以外には平等。平等に考えた上で、貴様の腕を我が『闇の軍団』に必要としている。
 一度聞いたが、妃となるべき女を見つけて機嫌がいいからな。もう一度聞こう――――我と共に来るか、常識とやらを手放せずに死ぬか」

 言い終えると同時に、マティウスの右手に魔力が集束していく。
 もょもとは、自分の鼓動がやけに大きく感じた。
 そのせいで、少女が何か言っていることは分かったが、内容までは聞き取れない。
 だいぶ前からまばたきも止まっているが、眼球の乾燥に気付いていない。
 いつのまにやら溜まっていた唾液を飲み込むと、かつて聞いたことがないほど大きい音がした。
 暑くもないのに汗が止まらず、頬を伝って顎先で大きな滴となっている。
 けれど、それにもまた気付かない。
 そんなことに注意力を回さずに、ただただ考える。
 魔物は悪だと思っていた。ずっと、そう聞かされていたし、そう信じてきた。だが――――
 答えは、出ない。
 解答、できない。
 与えられた時間が、徐々に消費されていく。
289名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:33:37 ID:BBQ+mk6T0
>>280

DQ1=スライムにやられる
DQ2=幼女に助けられる
DQ3= な ま け も の 
DQ4=未定
DQ5= 大 爆 発 
DQ6=未定
DQ7=逆玉の輿狙い
DQ8=ヒロインの為に皆殺しだー
DQ9=天使だけどバシルーラでぶっ飛ばされました
DQS=未定

(;´д`)ナニコレ……
290非共通一次試験:2011/01/15(土) 23:34:41 ID:W3iW8idC0
 ただ、眼前の魔力だけが満ちていく。
 時間切れだけが迫りくる。





 苦し紛れもいいところだった。
 テストなんかでは通用しないどころか、もれなく答案に大きくバツ印をつけられて終いだろう。
 けれど、あの男は試験官なんかじゃなく、もっと気紛れで傲慢な皇帝だ。
 おかげで、生き長らえることができた。
 そして、試験のロスタイムを手に入れた。
 半日だ。
 十二時間後にもう一度会う。そのときに、答えを出す。
 どこで会うかなんて決めていないけど、あの男は簡単には死なないだろうし、僕だって死んでやる気はない。絶対にそのうち会えるだろう。
 正直、まだ分からないけれど。
 あの男の言い分が理解できないわけじゃない。むしろ、過ちがあるとは言い切れなかった。
 それでも、まだ、受け入れられない。
 そんな気がした。
 これまでの自分自身の常識を覆すには、まだ整理仕切れていない――と。
 だから、意地でも半日生き延びてやる。
 いつも通りに人を助けつつ、いつもは思いもしなかったことを考えよう。





 くすりと、ポピレアは笑みをこぼす。
 それほどまでに驚きだった。
 いきなり「まだ分からない!」と叫んだもょもとも、それを聞いて笑い出したマティウスも。
 さんざん止めてとお願いした自分が、バカみたいに思えた。
 しかし同じくらい、安心もしている。
 マティウスが殺し合いを下らないと言い切ったことと、もょもとも同じような考えだったことに。
 と、そこまで考えて表情が曇った。
 「魔物は信用できない」と言い切られたことが、気にかかるのだ。
 もしもその考えが普通なものであったのなら、名簿に載っていた彼らは――

「しかし」
「ひゃあっ!」

 考えごとをしていた途中で前を行くマティウスがいきなり振り返り、ポピレアは意図せず飛び上がる。
 その様子を見てマティウスが頬を緩め、ポピレアは恥ずかしそうに俯いた。

「あやつが妙なことを言ってきたのでうやむやになってしまったが、ついてくるということは妃になるということでいいのだろう?」
「…………へ?」

 俯いていたポピレアが、顔を上げる。そりゃあもうすごいスピードで。

「つまり、だ。
 その、余計な脂肪がまったくついていない引き締まった身体も、細く折れてしまいそうな四肢も、
 きめ細やかな肌も、触れば掌がするりと流れていってしまいそうな髪も、宝石のように輝く瞳も、透き通るような声までも――
 この我だけのもの、ということでよいのだろう?」
「へぇええええ!?」

 マティウスがもょもとを殺してしまうことがなく、安心しきって――完全に抜けていた。
 思い出したと同時に、ポピレアの顔がリンゴのように赤くなる。
 何か言おうとするのだが、もごもごと言葉にならない声にしかならない。
291非共通一次試験:2011/01/15(土) 23:35:21 ID:W3iW8idC0

「いやはや、安心したぞ。
 大きな声では言いたくないが、正直なところ不安がなかったわけではなくてな。
 いかにパラメキア帝国皇帝といえど、求婚の経験などそう多くはないものでな。
 ましてやまだ若い、と言うより幼いポピレアのこと。断られたなら断られたでしようがないとも考えていた。
 だがしかしこのマティウスの魅力を、その若さで、あれだけ短い時間で理解するとは。やはり、我の妃に相応しい」
「ぁ、え、っと……ちょっ…………」
「跡継ぎを作るだとか、そういう気はない。
 人間の成長速度を考えると早すぎるし、我自身にそういう気がまだありはしないからな。
 ただ隣にいて我の行動を見ていてくれれば、それで構わない。しかしながらポピレアは――」

 マティウスの話は止まらない。息継ぎの暇はあるが、そんなもの一回に何秒もかからない。
 と、何度目かの息継ぎのところで、ポピレアがようやく割って入った。

「でも、お父さんやお母さん、お兄ちゃんがなんて言うか……」

 ふむ、とマティウスは口元に手を当てて考え込む。
 そういえば銃を向けていたときに、父や兄がいるようなことを言っていた気がする。
 などと思い返し、問いかける。

「この場に、家族が呼ばれているのか」
「はい!」
「ならば、救わざるを得んな。ポピレアが妃となった以上、そやつらも王族と言える」
「き、妃……」

 さらに赤くなるポピレアではなく、マティウスは上空を見据える。
 もしもポピレアの家族が、婚礼を認めなかったならば――
 普段ならば皇帝の意思に逆らう輩など殺すだけだが、今回ばかりはそうもいかない。
 ポピレアに聞こえない程度の声で「面倒だな」と呟き、その後にマティウスは口角を釣り上げた。

『まあよい。婚儀への障害は多いほど、愛が燃えると聞く。新しい生を満喫するに辺り、一次試験として受け入れよう』



【マティウス@FF2こうてい】
【所持品】Eぎんがのつるぎ@DQ9 Eテトラエレメンタル@FF7
第一行動方針:ポピレアの家族を探しつつ、闇の軍団候補探し
基本行動方針:この世界で人材を集め闇の軍団を再結成し、主催を討つ

【ポピレア@DQ5主人公の娘】
【所持品】EベレッタM92 残弾30 残り不明
第一行動方針:マティウスと家族を探す
基本行動方針:家族との合流&殺し合いを止める

【現在位置:B−6・森/午前】


【もょもと@DQ2ローレシアの王子 HP1/5】
【所持品】Eひかりのつるぎ@DQ2 残り不明
第一行動方針:仲間を探しつつ、半日かけて答えを出す
基本行動方針:仲間を集めてゲームからの脱出

【現在位置:B−7・森/午前】
292名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:35:43 ID:yrgFraqQ0
5主ついにマーダー化wwww
わくわくすっぞ
293名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:36:20 ID:W3iW8idC0
おしまい

タイトルは、今日明日やる例の試験にちなんでね
受験生はこんなとこ見てるんじゃないんぞ
294名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:37:14 ID:BBQ+mk6T0
投下乙
マティウス早く氏ね!w
父親も助けてくれそうにないし、ポピレアの貞操はどうなることやら
295名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:56:52 ID:yrgFraqQ0
乙乙
マティウスうらやまs(ryげふんげふん・・・
296名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/15(土) 23:59:10 ID:vWf6y7LY0
ポピーがまんざらでもないのが笑いに拍車をかけるなw
297名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 01:11:01 ID:dakRCdCJ0
DQ5の王女さんはロリコンを呼び寄せるオーラでもまとってんのかwwwwww
298名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 01:26:52 ID:jWEptk1+0
久々に来たけど3は完結したのかい?
299名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 02:10:04 ID:koHhNZga0
なにげに
300名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 02:10:47 ID:koHhNZga0
なにげに、もょもとがいいな
マティウスはシリアスモード入ったかと思えば、ロリかっけー!
301運命の選択:2011/01/16(日) 02:16:59 ID:/CR63cqW0
「これは、お前がやったのか……セフィロスッ!」

チョコボ頭の青年。元ソルジャー、クラウド。
銀髪の美男子。英雄と呼ばれたソルジャー、セフィロス。
血だまりに沈む少女を挟み、宿命の二人が対峙する。

「…………信じる信じないはお前の自由だが、私はその女が襲ってきたのを撃退したまでだ。私から手を出したわけではない」

「そんな言葉を、信じると思うか?」

「言っただろう。信じる信じないは自由だと。
 第一、私にはこの女を殺す理由がないのだがな。
 なぜなら私がこんなゲームに乗る理由などどこにもないのだから」

「……理由がないだと?
 お前は俺の故郷を焼き払い、メテオを落として星を滅茶苦茶にしようとし、そしてエアリスを殺した!
 そんなお前が誰かを殺すのに理由を求めるというのか!?」

「ククク。まるで私が殺人狂であるかのような言い草だな。
 まあ貴様の立場からすればそう思うのもわからないでもないが。
 私にここで戦う意味はないのだよ、クラウド」

「…………なに?」

「わからないか? ここでは私の目的は果たせないということだ。
 ニブルヘイムを焼き払ったのは古代種を滅ぼし、惑星を支配する人間の愚かさに絶望したためだ。
 メテオを落としたのも星を傷つけ、ライフストリームの力を得るため。
 あの古代種の女を殺したのも奴がメテオの発動を阻止するためホーリーを発動させようとしていたからだ。
 全てには目的があったのだ、だがここではない。私の果たすべき復讐はここで行うべきものではないということだ」

「……ふざけるな、散々好き勝手に暴れておいて、今更争うつもりはなかっただと?
 そんな自分勝手な理屈が通ると思っているのか!!?」

「通るも通らないもないさ。お前がどう受け取ろうと私としては変わらない。
 向かってくるのならば好きにすればいい。だが、私は敵に容赦するほど甘くはないぞ」

そう言って、セフィロスは刀を構える。
そして、冷徹な声で告げる。

「さあ。どうするのだ、クラウド。ここで私と殺し合うか、それともこの場からの脱出に向けて手でも取り合うか?
 私はどちらでもいいのだがな」
302運命の選択:2011/01/16(日) 02:17:58 ID:/CR63cqW0
【クラウド@FF7】
【所持品】不明
第一行動方針:どうする?

【セフィロス@FF7】
【所持品】E凍神剣ゼロ@DQS その他不明 カレンの支給品
第一行動方針:?
【現在位置:C-2・レーベの村内/朝】

【カレン@FFUSA 死亡確認】
【残り119名】
303名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 02:59:55 ID:/CR63cqW0
マーダーまとめ

■無差別マーダー
・ムスコス ジャミラス
・竜王 2ヘッドドラゴン
・シャドウ サスケ
・エクスデス
・ケフカ
・メルフィ
・バラモス
・オメガ
・マリベル家のメイド

■奉仕マーダー
・シュウ(スコール)
・エイト(ミーティア)
・アーヴァイン(セルフィ)

■限定マーダー
・ゲレゲレ(デボラ)
・ネルソン(アレル)
・キラーマジンガ(宝)
・エッグラ(鶏派)

■スタンス不明
・クジャ
・ガーランド
・ユウナレスカ

注目はシドを殺した暗殺トリオとまさかの大爆発のムスコス辺りだろうか
304名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 03:56:56 ID:koHhNZga0
セフィロス……本当なのか嘘なのか読めんなw
クラウドはどう出るか
305魔性の道化師:2011/01/16(日) 05:02:43 ID:GoDKhmXu0
「悲しいなぁ…」
返り血で体を真っ赤に染め、道化師は呟く。
「悲しいなぁ…こんなものでは全く満たされない」
道化師の前には、胴体を真っ二つにされた男の死体が倒れている。
彼は魔女を討伐し、後に伝説のSeedと呼ばれる程の男だったが、今回ばかりは相手が悪かった。
「悲しいなぁ…やはり、皆殺ししかないようですね」
そして、道化師は歩き始める。
右手に最強の剣、左手に最強の盾を装備して。

【スコール@FF8 死亡】

【ドルマゲス@DQ8】
【所持品】Eはかぶさの剣@DQ2 Eえふえふ@FF5 E血のエンゲージリング
基本行動方針:皆殺し
【現在位置:E-6・平原/朝】
306きらめく涙は星に:2011/01/16(日) 06:49:59 ID:tysv0qN80

「やはり、俺はあんたを許せない」

クラウドは刀を構えた。
その刀の銘は正宗。奇しくもセフィロスの愛刀と同じ銘を持つ刀である。

「ふん、やはりそうくるか。まあいい。ならば今度こそ殺してやろう」

セフィロスの持つ剣が怪しく輝く。
だがその剣が唸りを上げる寸前に。

「超究――!」

クラウド――神速の踏み込み。
セフィロス――その速度に目測を狂わされ間合いへの進入を許す。
クラウド――刀を一閃。
セフィロス――剣を弾かれる。

「な……?」
「武神!」

クラウド――怒涛の連撃を開始。
セフィロス――されるがまま。
クラウド――電光石火、縦横無尽の剣戟。
セフィロス――四肢を刎ね飛ばされる。
クラウド――その腕を彩るは星の輝き。
セフィロス――くるくると舞う胴体から首が離れた。

「――は――?」
「――斬――!」

最後の一撃――セフィロスの顔を二つに断ち割る。
時間にして数秒、銀髪の貴公子は十数の肉片に分断され、血飛沫を撒き散らし飛散した。
それを成した当のクラウドは、あまりにもあっけない決着に本人こそが驚いていた。

「……エアリス、仇は取ったよ」

案外、復讐とはそんなものかもしれない。
カウンターマテリアをつけていなくて本当によかった。

「ティファたちを探そう」
涙を拭って、クラウドは歩き出した。

【クラウド@FF7】
【所持品】E.正宗@FF5、E.ほしふるうでわ@DQ3、凍神剣ゼロ@DQS その他不明 カレンの支給品
第一行動方針:仲間と合流してゼムスを倒す


【現在位置:C-2・レーベの村内/朝】

【セフィロス@FF7 死亡確認】
【残り117名】
307黄金の輝き:2011/01/16(日) 07:11:25 ID:M8wMuvtd0

「エンジェエエエエッッルゥゥゥゥゥ!!!!」

復讐を果たしたクラウドの頭上に、天使が降り注ぐ。
バシルーラで飛ばされたニアナであった。
全く警戒していなかった角度から、もっとも心に隙を作っていた時に襲いくる頭突きに、クラウドは反応できなかった。
脳挫傷による昏倒のまま倒れこんだクラウドは、あっさりと死んだ。

「あ、あら……なんてことでしょう……」

これには流石のニアナも苦笑い。
墓を作ってあげようかとも思ったが、近くにもう一つ死体があるのを見て思いとどまった。

「こんな殺し合いに乗った人を偶然から処刑できた……これも、私の力でしょうね」

ニアナは頭をさすりながら、ここがどこかを知るために歩き始めた。



【クラウド@FF7 死亡確認】
【残り116名】

【ニアナ(主人公:魔法戦士)@DQ9】
【所持品】E女神の盾@DQ8 Eヴァルキリーソード@DQ9 Eてんしのわっか@DQ9
      E.正宗@FF5、E.ほしふるうでわ@DQ3、凍神剣ゼロ@DQS その他不明 カレンの支給品
 第一行動方針:邪を断ち、弱きを助ける
 最終行動方針:ゼムス討伐
【現在位置:C-2・レーベの村内/朝】

【ニアナ(主人公:魔法戦士)@DQ9】
【所持品】E女神の盾@DQ8 Eヴァルキリーソード@DQ9 Eてんしのわっか@DQ9
 第一行動方針:邪を断ち、弱きを助ける
 最終行動方針:ゼムス討伐
【現在位置:バシルーラで吹っ飛ばされ中/朝】
308修正:2011/01/16(日) 07:12:44 ID:M8wMuvtd0
「エンジェエエエエッッルゥゥゥゥゥ!!!!」

復讐を果たしたクラウドの頭上に、天使が降り注ぐ。
バシルーラで飛ばされたニアナであった。
全く警戒していなかった角度から、もっとも心に隙を作っていた時に襲いくる頭突きに、クラウドは反応できなかった。
脳挫傷による昏倒のまま倒れこんだクラウドは、あっさりと死んだ。

「あ、あら……なんてことでしょう……」

これには流石のニアナも苦笑い。
墓を作ってあげようかとも思ったが、近くにもう一つ死体があるのを見て思いとどまった。

「こんな殺し合いに乗った人を偶然から処刑できた……これも、私の力でしょうね」

ニアナは頭をさすりながら、ここがどこかを知るために歩き始めた。



【クラウド@FF7 死亡確認】
【残り116名】

【ニアナ(主人公:魔法戦士)@DQ9】
【所持品】E女神の盾@DQ8 Eヴァルキリーソード@DQ9 Eてんしのわっか@DQ9
      正宗@FF5、ほしふるうでわ@DQ3、凍神剣ゼロ@DQS その他不明 カレンの支給品
 第一行動方針:邪を断ち、弱きを助ける
 最終行動方針:ゼムス討伐
【現在位置:C-2・レーベの村内/朝】
309名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 10:14:45 ID:jWEptk1+0
なんというか・・・
皆あっさり死にすぎな気がするんだが大丈夫か
310名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 10:24:17 ID:XxlcuK2O0
序盤はこのぐらいさっくり死んだ方が良い
311名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 10:36:12 ID:XHg4C6ej0
血のエンゲージリングはどの作品のアイテムでもない捏造だから駄目でしょ
せめて何かとアイテム交換してくれ
312エリクサーを使わないやつの類↓ 代理投下:2011/01/16(日) 10:38:39 ID:XHg4C6ej0
支給品の確認は大切なことだ。
よいものを引けばそれでよいが、ハズレを引けばヘタすれば命に関わる。
けれども、普通は数分もすれば何らかの行動を起こす。
彼女はすでに数十分悩み続けている。
ハズレ品ではなく、むしろ大当たり、最高級のものを引いてしまったために動けないのだ。

彼の体を汚している煤ではない。貴重だが強力なものではない。
彼が指にはめているアクセサリでもない。
貴重なものではないし爆発力のある装備品でもない。
その辺りに咲いていそうな、けれども少しだけ珍しい形と色をした草花。

「移動すると効果は消えてしまう。
 まだ怪我するかどうかも分かりませんし、私は回復の呪文も使える。
 しかしもしかするととんでもない者も参加者として混じっているかもしれない。
 しかし姫様のことを考えると私がここでこれを使ってよいものなのか…?
 ああ、神よ、どうすればよいのです?」

食料をはじめとした支給品に、すすに、草花に、指輪。最後にぺらりと出てきたメモ。
ルール上、通常ならばあってはいけないはずの、『復活』の文字に、目を奪われた。
煎じて、飲んで、よく分からないが草花に含まれる栄養素を吸収すれば、一度だけ復活できる。
首輪や空間の狭間に放り出された際などの例外も書かれてあるのだが、それでも破格の効果。
彼が一人で生き残ろうとするならば、また積極的に戦いに行くならば、即座に飲んでいただろう。
しかし、彼は戦いはできるだけ回避したい。それに、会場には大切な人もいる。
彼女を差し置いてこの薬草を飲み、もし彼女が瀕死だったらと思うと、今すぐ使う気にはなれないのだ。
しかし、もし恐ろしい参加者に出会ってしまってからでは遅い。
戦士でもない自分が、相手の猛攻を潜り抜けて薬草を煎じて飲む余裕などありはしないのだから。
もしこの薬草のことを知っている参加者がいれば、全力で奪いに来てもおかしくはない。
そんなわけで、飲むか飲まないか、処理に関して悩み続けているのだ。
「だ、誰です!?」
もしかして誰かに見られているのか?
いや、ただの風のささやき、小川のせせらぎ。

「気のせいか……」
足音も何も聞こえない。後ろは深い川。誰かいるわけがない。
そのとき、後ろから声をかけられた。

「おい! そこのお前! お前はタマ…」
「うわああああ!」
「ま、待て、最後まで話を聞け!」

クリフトは走った。木々の根につまずいて転ぶまで走り、平静を取り戻した。
それでも誰かに狙われているのではないかという不安が消えないのだ。
彼に不利な要素など何もないはずなのだ。それでも彼には、この至宝とも言えるアイテムは荷が重すぎた。

「ワシはどこまで流されていくんだ。
 いい加減誰か引き上げてくれ…」
エッグラの川下りは続く。

【クリフト@DQ4】
【所持品】しあわせの花@不思議のダンジョンモバイル すす×3@FF5 まがりの指輪@トルネコの大冒険3
基本行動方針:仲間を探す
【現在位置:F-6・アリアハン北東の森、川沿い/午前】

【エッグラ@DQ4 HP9/10】
【道具】Eメタルキングの剣@DQ8 残り不明
第一行動方針:とにかく岸に辿り着く
第二行動方針:他人にタマゴとニワトリのどちらが好きか質問しタマゴを選ばないモノは許さない
第三行動方針:バッツは見つけたら殺す
基本行動方針:殺し合いとかどうでもいいからタマゴ最高
【現在位置:F-6・川/午前】
313一方、こんなやつもいる 代理投下:2011/01/16(日) 10:39:26 ID:XHg4C6ej0
「ファファファファ!! 復活だと!? 最強のアイテムを手に入れたぞ! これでわしの勝利は疑いないっ!」

【リヴァイアサンに瞬殺された奴@FF5】
【所持品】せかいじゅのは(呪・未識別状態)@トルネコの大冒険3 他不明
 第一行動方針:最初に出会ったやつをボコボコにする
 基本行動方針:死んでも復活できるとか最強!
【現在位置:G-5 山岳地帯/朝】
314TEENAGER 1/2 代理投下:2011/01/16(日) 10:40:22 ID:XHg4C6ej0
 …………分からない。
 どうしたらいいのかが、まったく分からない。
 これからどうするべきなのか。
 この場で、なにを目指せばいいのか。
 考えなければならないということだけは分かっているのに、そこから進まない。
 情けない話だが、震えが止まらなかった。
 殺し合いの説明をしたあの老人が、とにかく恐ろしい。
 妹にも、部下どもにも言えないが、俺は単純に怖かった。
 なにかせねばならないとは分かっているのに、エリクサーやフェニックスの尾でも生き返らなかったガラフを思い出してしまい、なにをすることもできなくなる。
 ああなってしまうのではないかという思いが、俺の身体を固めてしまう。
 本当に、情けない。
 海賊をやっていたときの俺なら、こんなことはなかっただろうに。
 エクスデスような圧倒的な強者を知ってしまったせいで、理解できるくらいに強くなったせいで、逆に弱くなってしまった。
 ずっとそんなことを考えていたら、後ろから足音が聞こえてくる。
 やはり動けずにいっそ動かなくてもいいかなどと考えていると、アイツみたいな髪型の低身長茶髪が俺の前まで走ってきた。

「よーう、おにーさん。なーにへたり込んでんだ?
 まだ一時間も経っちゃいねーんだぜ。序盤も序盤、物語で言やぁまだ第一章。いや、むしろプロローグか?
 いくら山ん中だっつっても、俺より背ぇ高くて体力ありそーなアンタが、まさかもう疲れたってこたぁねーだろう」

 緊張感のかけらもない口調で、やたら馴れ馴れしく話しかけてくる。
 若干うっとうしいが、指摘するのも億劫なのでここでずっと動かなかった理由を話す。
 妹や部下どもには弱みを見せたくないが、なんの繋がりもなければ裏表もなさそうなやつだ。
 話しちまってもどうにもならないだろうと考えたのだ。
 言ってしまえば、ただのきまぐれだな。
 だが話せば話すほど、茶髪の顔面からニヤニヤとした笑みが消えて、苦虫を噛み締めたような表情に変わっていく。

「やれやれ、笑えねー話だ。
 ハッ、『もうダメ、絶望的だ』ってか? どっかのパツキン女みてーなことを言いやがる。
 あいつもここにいるみてーだが、そのことはまあ置いとこう。
 アンタに話したところで分かりゃしねーし、無駄話は時間を食うだけで少ねー小遣いの足しにもならねえ。時給ゼロどころか疲れる分だけマイナスだぜ」

 乱雑に髪を掻き毟ってから、首の関節を鳴らす。
 そうしてから、やけに冷たい視線をこちらに向けて、吐き捨てるように言ってきた。

「だから、ちゃっちゃと言わせてもらうぜ。
 バカか、アンタは? いや、バカだ。考えるまでもねえや。ぎゃははは!」
「…………んだとっ!」

 分かったような口を聞くな。
 そう思ったときは、もう身体は動いていた。
 それまではただ座り込んでいただけの俺が、名前も知らない茶髪のガキの胸ぐらを掴んで顔を引き寄せていた。
315TEENAGER 2/2 代理投下:2011/01/16(日) 10:41:17 ID:XHg4C6ej0
「動く気が出ねえとか、ふざけたことぬかしてたよなぁ? 動いてんじゃねーかよ、ボケ」

 俺の首元を掴み返して、ガキが声を荒げる。
 やたらツバが飛んできやがるが、それすら気にせずに続けてくる。

「ぐだぐだぐだぐだ……無駄だ、っつってんだよ!
 んなことしてる暇があれば動け! とりあえず動いてみてから考えればいいだろうが!
 俺ァ、悩むだとかそういうだっらだらしたことが、いっちばん嫌ぇなんだよッ! 女が言うならまだしも、野郎が言いやがると虫唾が走るぜ!!」

 唖然とするしかできなかった。
 別に、その言い分に納得したとかじゃない。それどころか無茶苦茶だと思う。
 でも、むかしの俺の考えと一緒だった。
 相手の強さとかそんなもん知らなかったときの、無謀な海賊頭と。
 俺の手を振り払うようにして背を向けたガキに、俺は問いかけた。

「なら……どうにかできるってのかよ」
「できるさ。してやらぁ。
 たとえ無理でも、だらだら考えて何もできずに死んでいくなんざゴメンだね」
「そうかよ」
「来たきゃ一緒に来てもいーぜ。自分の身は自分で守ってもらうけどな」
「……ふん、無謀なバカの下ねえ。何の因果かっつー話だが、まあ悪くねえ。そうさせてもらうぜ、お頭」
「お頭?」
「お前みたいな脳ミソ足りねーヤツには、せめて名前で頭足したほうがいいっつーことだよ」
「ハッ、そいつは笑えねーな。考える、っつーのは俺の専門じゃねーんだよ」



【ザッシュ@FFUSA】
【所持品】不明
第一行動方針:どうすりゃいいのかなんて知らんが、止まっている気はない
基本行動方針:殺し合いぶっ潰してやるぜ

【ファリス@FF5】
【所持品】不明
第一行動方針:ザッシュについてってやりつつ、知り合い探し
基本行動方針:殺し合いには乗らない

【現在位置:A−3・山/朝】
316名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 10:42:19 ID:XHg4C6ej0
3作代理投下 了
317名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 10:45:54 ID:vXPB+KxpP
>>311
あのアイテムは3rdにも出ているぞ

DQFFロワは伝統的に緩いんだが、これも時代の流れなんだろうか
318名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 10:48:45 ID:olxdnTxV0
流れだね
リヴァryのssとか
319名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 10:51:50 ID:XHg4C6ej0
>>317
知ってるがな
過去ログも見てるが3rdじゃ誰も気がつかなかっただけだ
一行SSやらバグアイテムやらは許容してもさすがに捏造まで受け入れるのはやり過ぎじゃね
320名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 11:12:26 ID:A3qcC7ux0
いいこと考えた
出典をFFDQ3rdにすればいいんじゃね? 効果知らないけど
321名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 11:21:47 ID:olxdnTxV0
>>320
そ こ に 気 づ く と は や は り 天 才 か
322名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 11:51:29 ID:Y4+/fjeM0
>>312
投下、代理投下乙です
エッグラはいつまで流されてるんだw

リヴァ(ryが先に書かれたようなので、これに繋げる形で修正稿を投下します
323先生の次回作にご期待ください:2011/01/16(日) 11:53:27 ID:Y4+/fjeM0


「うおおぉぉぉぉぉっ、俺式ファイナルヘヴン!!」












【リヴァイアサンに瞬殺された奴@FF5:HP1/10 ゼルの起した突風でくるくる回っている】
【所持品】不明
 第一行動方針:エクスデス様ぁ……
 基本行動方針:何度も死ぬのは嫌だ
※ゼルのデュエルコンボでボコボコにされました。世界樹の葉も消費済みです
【現在位置:G-5 山岳地帯/朝】

【ゼル@FF8 HP4/5、オーラストーン使用中】
【所持品】不明
 第一行動方針:あれ、光速ダッシュできねえ?
 基本行動方針:リヴァイアサンに瞬殺された奴にとどめの一撃を食らわす

※俺式ファイナルヘヴン
 ゼルのデュエルにおけるフィニッシュブローのひとつ。
 腕に気を集め、光速ダッシュで惑星一周後した後に敵全体に右フックを食らわせる。
 ただし、能力制限のために光速ダッシュができません。
【現在位置:アリアハンのどこかを全力疾走/朝】
324次週の新連載に乞うご期待:2011/01/16(日) 11:54:19 ID:Y4+/fjeM0
一匹の魔物がくたびれた木偶人形のように棒立ちしていた。
赤い悪魔の風貌は、さまざまな格闘技――ヘッドショック、ラッシュパンチ、かかと落とし、メテオストライク、
を食らったせいで、著しく損なわれていた。
もし、誰かがこれを見れば、侮蔑と同情の混じった表情を浮かべ、魔物をここまで追い詰めた戦士の名を聞こうとするだろう。


爽やかな風がスギの花粉を飛ばし、林の奥で小鳥たちが求愛の歌を歌う。
魔物の頭の霞は少しずつ晴れていく。わしは死の運命から免れたのだ。
安堵と共に先ほどまで忘れていた痛みが戻ってくる。

どうしてこんなことになったのか。魔物は歯ぎしりしながら考える。
自分は手始めに金髪の人間を殺そうと襲いかかった。だが、相手は予想外に強く、返り討ちに遭ってしまう。
もちろん、こちらにも世界樹の葉がある。死の底から復活し、相手の油断を突いてダメージを与えた。
だが、それがあの男を本気にさせたらしい。突然金色に光始め、強烈な格闘コンボを浴びせてきた。
その後、若者は何かを叫んで、山の向こうへ爆走して見えなくなってしまった。

自分を見逃した理由が分からない。何度も復活すると勘違いして、逃げ出したのだろうか。
いや、それはない。あの時のことをよく思い出せ。記憶の糸を手繰り寄せ、必殺技を叫ぶ様子を紡ぎだせ。
ニンゲンは戦意に溢れていた。間違いなく、誰かを倒そうとする顔だった。
ゆえに結論付ける。若造はもっと強い相手の気配を察知し、そちらを倒しに向かったのだ。

魔物の推測は正しくない。ゼルは魔物を倒すために、ファイナルヘヴンを繰り出そうとしただけである。
あの技は光速ダッシュで惑星一周し、その勢いで相手にパンチをお見舞いするもの。
だが、この世界での能力制限のために、全力疾走しただけに終わってしまった。

この魔物に真相を知るすべはない。だから、彼の全身は怒りで震え、関節の節々に苦痛が走る。
あれを屈辱と言わずに何を屈辱と言おうか。魔物が人間に情を掛けられるとは。
助かった喜びはどこかに吹っ飛んでしまった。魔物にとって、戦士の誇りは命よりも重かった。そのまま殺してくれと思う。

心臓は相次ぐ不運に疲れ果てた。1000年前の戦いでは次元の狭間に封じられた。
やっとことで復活できたら、リヴァイアサンの水責めで殺された。そして、今回だ。
これ以上、生き恥を晒したくない。いっそ、自分の舌を噛み千切ろう。
325次週の新連載に乞うご期待:2011/01/16(日) 11:55:21 ID:Y4+/fjeM0

だが、この魔物には、その前にやっておきたいがあった。
彼は油切れの機械のような動作で、ザックから参加者名簿を取り出す。
世界樹の葉を見つけて浮かれたせいで、まだ参加者を確認していなかったのだ。

この中にあの格闘家の名前も記されているはずだ。奴は魔物のプライドを貶めた。
だが、エクスデス十三人衆を一方的に追い詰めた力量は素直に評価したい。
わしはその名を胸にとどめて、冥府に旅立とうと思う。

爪の剥がれた長い指を器用に使い、ゆっくりとページを開く。
名簿の中身は名前だけ、参加者の外見的特徴は書かれていない。
これでは男を特定できない。もどかしさを覚えたその時、

――リヴァイアサンに瞬殺された奴

この単語が目に飛び込んできた。魔物は畜生と吐き捨てるようにつぶやく。
これはきっと自分のことだ。もしここで死んだら、屈辱的な名前で呼ばれるというのか。
そして、人間たちは、雑魚が雑魚らしく死んだと嘲笑うことだろうわしは死ぬことさえ許されないのか。

魔物はこれからどうしたら良いか分からないまま、惰性で他の参加者に目を通す。

――バッツ ファリス レナ クルル

魔物は声を上げて笑う。ゼムスは光の戦士まで拉致したらしい。
奴らが消えれば、エクスデス様の野望を妨げるものは何もない。世界は我ら魔物たちのものだ。
彼は予期せぬ吉報を目にして、自分まで偉くなったような心地になった。

――神竜、オメガ

笑いは一瞬で凍りついた。あれは規格外のモンスター、出会えばすぐに殺される。
彼は思わず、周囲を見渡し、慎重に音を探る。彼らが近くにいないことを確認し、静かに息を吐く。
死ぬか生きるか悩んでいたはずなのに、自分はなにをやっているのだろうか。

――エクスデス

魔物は続けざまにハンマーで殴られたような衝撃を感じる。これまで以上に心をかき乱された。
エクスデス様まで参加しているのか。そんなはずが、そんなはずはない。
あの方こそ、無の力を手に入れて魔物の王になるべき方。エヌオーの後継者に相応しき暗黒魔導師は他にいない。
それが三文魔導師に囚われて、人間たちと一緒に殺し合いを強制されるわけがない。あり得ない。

自分の中でこれまで築き上げてきた何かが、白アリに食われた納屋のように崩れ落ちる。
建物の倒壊を防ごうと片腕で抑え、もう一方の腕で中央の大穴を塞ぐ廃材を探す。そして、見出す。
ああそうだ、あれはきっと、エクスデス様の名を騙る偽物だろう。偽物にはきつい鞭を与えなくてはいけない。
だが、殺しはしない、名誉の死を与えはしない。偽物だろうと、あの方の名が放送で呼ばせる訳にはいかない。


326次週の新連載に乞うご期待:2011/01/16(日) 11:56:49 ID:Y4+/fjeM0


いつの間にか、死のうという思いは吹き飛んでしまっていた。
魔物はザックから、もうひとつの支給品を取り出す。

『タマのすず ネコのタマが つけていたといわれる くびわ』

少し前ならば、恥ずかしくて絶対につけられなかったアクセサリーである。
だが、彼は何の躊躇もせずに、これを自分の首にはめた。
歩くたびに、首元の鈴が揺れ、愛くるしい音色が傷を徐々に治癒していく。
偽エクスデスを成敗するためには、こうやって体力しなくてはどうにもならない。
あの方のためなら、ちっぽけなプライドなど糞食らえだ。

魔物として何か大切なものを失った気がした。
だが、今の彼は己の誇りよりも、エクスデスの名誉回復の決意に動かされていた。
それは忠誠心かもしれないし、単に自分の汚名返上は不可能だと諦めただけかもしれない。


リヴァイアサンに瞬殺された奴は知らない、ここにいるエクスデスは本物であることを。
それどころか、チャモロに屈服させられて、下僕のように扱われていることを。


【リヴァイアサンに瞬殺された奴@FF5 HP1/10】
【所持品】E タマの鈴@FF6
 第一行動方針:タマの鈴で体力を回復する
 基本行動方針:偽エクスデスを懲らしめる
【現在位置:G-5 山岳地帯/朝】
327名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 11:59:30 ID:Y4+/fjeM0
投下終了
先生の〜が前篇、次週の〜が後編の二分割です
328名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 12:21:55 ID:GoDKhmXu0
>>305
反対意見が多いようなので破棄します
すいませんでした
329再会と困惑:2011/01/16(日) 12:24:36 ID:p1ZkpSBl0
モグは走り続けていた。
「騙されて……殺されて、たまるものかクポ!」
そう独語する。
目はよく見えていない。その上、感情にばかり気を取られている。必然、その目の前に人がいたとしても気付かない。

「あ、ご、ごめんなさい……」
モグの視界に少女が入る。
「人間なんて……っ!」
少女――ポピエルにモグは襲いかかる。
刹那、ポピエルの視界に入ったのはデーモン・スピアの切っ先だった。
が、
「待て。」
マティウスの制止する声に、モグは威圧され、すくみあがった。
「このポピエルは、私の妃となるべき女だ。そのポピエルを殺そうとするということは、私を敵に回すということだぞ。」
「モグは……モグは人間にだまされたクポ!人間なんて信用ならないクポ!きっとあんたも騙されてるだけクポ!」
「そうは思えんな。先ほど、私が戦った男といい、お前といい、困ったものだ。」
諭すマティアスの横で、別の出会いが展開されていた。
「ポピー!すぐ、見つかってよかった……。」
「ティミー!無事だったのね。」
ポピエルはティムアルが近くにいること、そして移動する方角がなんとなくわかるような気がしてマティウスを導いていたのだった。
その勘が正しく、また、兄と再会できたことが嬉しかった。

「ふむ、つまりお主がポピレアの兄か……。」
マティウスが話をまとめようとする。
「そして、お主はその血筋から天空の剣に認められている、そういうことだな?」
「そう、あなたたちがアベルの子どもたち……。」
後から追ってきたビアンカもその場に加わっていた。
「そして、お主の先祖も天空の剣とやらに選ばれていて、この下らぬことに巻き込まれているかもしれぬということだな。ならば、わかりきったことだ。すなわち、天空の剣はお主の先祖に呼ばれたということだ。」
330再会と困惑:2011/01/16(日) 12:32:47 ID:p1ZkpSBl0
「それとな、すっかり忘れていたので言いたいことがある。」
「え?何?」
「そのな、お主の妹のポピレアを、私の妻にしたいのだ。」
「え!?ダメだよ、そんなこと!」
「ふむ?どういうことだ?」
「あ、い、いや……あなたがどういう人なのか、言葉だけじゃなくて、行動を見せてほしい。僕はあなたの考えは正しいと思っているから。」
「見極めさせろ、そういうことだな?」
「う、うん……」
ティムアルの胸中では別の思いが渦巻いていた。
「だめっ!ティミーのお嫁さんには、私がなるんだから!」
「私も結婚したい!お兄ちゃんと!」
そのように言っていた妹は、彼の中でいつの間にかただの妹と言う存在ではなくなっていた。
そのために否定の言葉を言った。
だが、それは倫理的に許されるものではないことを知っている。
だからこそ、その否定を打ち消したのだった。
届かないところに行けば、諦められるだろうから――

それよりも、とティムアルは心を切り変えてモグに言う。
「ねえ、モグ。ありがとう。」
「クポ?」
「君が逃げてくれたおかげで、僕はポピーに会えた。」
「で、でもモグはティミーを信じなかったクポ……。謝っておくクポ。」
ティムアルはモグの頭を、ポン、となでた。


【マティウス@FF2こうてい】
【所持品】Eぎんがのつるぎ@DQ9 Eテトラエレメンタル@FF7
第一行動方針:ポピレアの家族を探しつつ、闇の軍団候補探し
基本行動方針:この世界で人材を集め闇の軍団を再結成し、主催を討つ

【ティムアル@DQ5主人公の息子】
【所持品】不明
第一行動方針:マティアス達とともに行動する。
基本行動方針:家族を探す、戦いは避ける

【ポピレア@DQ5主人公の娘】
【所持品】EベレッタM92 残弾30 残り不明
第一行動方針:マティウスと家族を探す
基本行動方針:家族との合流&殺し合いを止める
【ビアンカ@DQ5 疲労、視力低下(20分ほどで治ります)】
【所持品】不明(天空の剣以外にも所持品があるようです)
第一行動方針:少年を追いかける
第二行動方針:少年を連れてDQ5主人公の元に行く(ただし会うことに若干の不安)
基本行動方針:とりあえず前向きに頑張る

【モグ@FF6】
【所持品】デーモンスピア、他にあるかは不明
第一行動方針:マティウスに従う。
基本行動方針:信用できないヤツは信用できない。FF6の主人公たちに裏切られた悲しみから、皆殺し
         (FF6パーティメンバー、ロック・セリス・エドガー・マッシュ・シャドウ優先)?

【ビアンカ@DQ5】
【所持品】不明(天空の剣以外にも所持品があるようです)
第一行動方針:双子、マティウスと共にDQ5主人公の元に行く
基本行動方針:とりあえず前向きに頑張る
【現在位置:B−5・山岳地帯/午前】

それとポピレアの名前をミスってしまった……orz
修正願います
331再会と困惑:2011/01/16(日) 12:35:07 ID:p1ZkpSBl0
備考も修正。

【マティウス@FF2こうてい】
【所持品】Eぎんがのつるぎ@DQ9 Eテトラエレメンタル@FF7
第一行動方針:ポピレアの家族を探しつつ、闇の軍団候補探し
基本行動方針:この世界で人材を集め闇の軍団を再結成し、主催を討つ

【ティムアル@DQ5主人公の息子】
【所持品】不明
第一行動方針:マティアス達とともに行動する。
基本行動方針:家族を探す、可能な限り戦いは避ける

【ポピレア@DQ5主人公の娘】
【所持品】EベレッタM92 残弾30 残り不明
第一行動方針:マティウスと家族を探す
基本行動方針:家族との合流&殺し合いを止める

【モグ@FF6】
【所持品】デーモンスピア、他にあるかは不明
第一行動方針:マティウスに従う。
基本行動方針:信用できないヤツは信用できない。FF6の主人公たちに裏切られた悲しみから、皆殺し
         (FF6パーティメンバー、ロック・セリス・エドガー・マッシュ・シャドウ優先)?

【ビアンカ@DQ5】
【所持品】不明(天空の剣以外にも所持品があるようです)
第一行動方針:双子、マティウスと共にDQ5主人公の元に行く
基本行動方針:とりあえず前向きに頑張る
【現在位置:B−5・山岳地帯/午前】
332名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 14:13:58 ID:ssFOu2Zs0
5息子とビアンカとモグの話は現在修正待ちじゃなかったっけ
333名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 15:12:55 ID:vXPB+KxpP
モグ憎悪ネタ使ってるし、修正したのは本人なんじゃね
334名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 15:20:06 ID:X5/vcQVr0
時々マティアスになってるな。あと5主の名前はムスコスじゃないのか。
335名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 15:25:34 ID:X5/vcQVr0
>>275
>ゲレゲレ、スラりん、ブラウン……彼らだけは、自分にとって真に心を許せる仲間だった。

ダニーは無視ですかそうですか。
336名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 15:30:01 ID:vXPB+KxpP
ダニー話見る限り、スルーされていてもおかしくないぞw
それとは別にムスコスは前の話と位置が違うし、息子は除かないと無理だな
337名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 15:32:43 ID:p1ZkpSBl0
>>332-334
では取り下げる方向で
あと、自分は>>180さんではありません
338名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 16:03:50 ID:X5/vcQVr0
>>177
「お前さんには、あの双竜を倒すための仲間を集めて貰いたい。支配する世界自体を壊されては本も子もないからの」

元も子もない じゃね?
339326:2011/01/16(日) 17:33:25 ID:Y4+/fjeM0
>体力しなくてはどうにもならない
回復しなくては、の誤字ですね。修正します

ついでに
>【現在位置:G-5 山岳地帯/朝】

【現在位置:G-5 山岳地帯/午前】
に修正
340名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 18:10:31 ID:WTowMcX10
-----------------------------------------------------------------

■ルール提案

1.リレー間隔の設定
リレーされた後、前話で矛盾が発覚し修正が発生した場合、巻き戻っての修正となりその後の話に影響が出る可能性があるため。
続きの話を投下するのは、前話投下から一定時間経過後とするルールを提案したいです。

私としましては、ある程度人の目につく期間は欲しいのですが、現状流れ早いので12時間程度が妥当であると思われます。
フラグが複雑化してくる中盤(第二、三放送後辺り?)移行はその期間を伸ばしてもいいと思います。

2.議論スレについて
矛盾などがある話が投下された場合、本スレでの議論は作品投下の妨げになると思われ議論する場が別途必要であると思われます。
ですので、したらばに議論スレを立て、今後の議論はそこで行うことを提案します。

以上、検討の方よろしくお願いします。
341名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 18:30:48 ID:FKXfox+M0
1はいいけど2はちょっとどうかな、と思う
そういう場を用意しちゃうとちょっとしたことでも細かく突っつく人が出ちゃうんじゃないかと
342名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 18:36:24 ID:/CR63cqW0
別に24時間でもいいんじゃないの
前半前半で書けるパートはいっぱいあるんだし

議論スレはあってもまぁ邪魔には並んと思うけど、いらないなら使わなきゃいいんだし
343325:2011/01/16(日) 18:50:40 ID:vXPB+KxpP
>だが、この魔物には、その前にやっておきたいがあった。
やっておきたいことがあった。
に修正

>だが、殺しはしない、名誉の死を与えはしない。偽物だろうと、あの方の名が放送で呼ばせる訳にはいかない。
リヴァ(ryとはいえ、余りにも馬鹿すぎるのでこれも削除で

連続の修正のすみません、焦りすぎました
344名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 18:54:56 ID:Y4+/fjeM0
vXPB+KxpP本人ってことで、一応カキコ

>>340
了解
345名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 20:28:35 ID:7W2pZc/ZO
問題のクラウドセフィロス死亡話没にして終わりでいいんじゃないの
346名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 21:43:12 ID:FKXfox+M0
>>279
トルネコの大冒険3に変身の巻物があった
これなら任意でドラゴンに変身できるよ
347名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 21:55:10 ID:QO+c75hP0
クラウドセフィロス死亡話のどこに問題があるかわからんがそれはそのままでよくね?
348名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 22:42:45 ID:ssFOu2Zs0
避難所のほうでなんか議論されてましたよっと
349おじさんがあらわれた!:2011/01/16(日) 22:42:50 ID:Y4+/fjeM0
ズデンッ!
「う〜…。また転んじゃった…。」
立ち上がるなり、少し神経質にずれた帽子を直す。おぼつかない足取りで歩みを進めるのは青いローブにとんがり帽子がトレードマークの黒魔道士ビビだった。
幸か不幸か、この地に喚ばれてから今まで他の参加者の姿を見ておらず、一人きりで不安な気持ちばかりが募っていく。
(ジタンたちは大丈夫かな…?)
思い出されるのは、頼もしい仲間たちの顔。そして、始めにいた広間で見た、眩い銀髪に白い肌を惜し気もなく晒す男。見た目の美しさとは裏腹に、強大な力で多くの物を奪われた過去がある。果たしてクジャはこのゲームに乗ってしまうのだろうか。
と、考え事をしている内にビビは注意力が散漫になっていて背後から近付き肩を叩こうとしてくる気配にも気付かずにいた。
「うわぁっ!」
驚いて思わず尻餅をつく。
「すまない。驚かせてしまったな。」
見上げると、白いレースの服に赤い服を重ねて着て、額に傷がついた金髪の男が立っていた。
「あの…。大丈夫です。」
立ち上がり、深く帽子を被り直す。
「君はこのゲームのことをどう思う?」
「え…。」
唐突な問いかけに、少し考えてから口を開いた。
「こんな風に、沢山の人を集めて殺し合いをさせるなんてゼッタイに許せない…と思う。」
「そうか。」
ビビの答えを聞いて、目の前の男は満足そうに微笑む。
「同感だ。私の名はバッシュ。良かったら一緒に行かないか?」
彼の顔をじっと見る。優しくて、誠実そうな表情だ。ビビは大きく頷いた。
「ボクはビビ、です。バッシュさんよろしくお願いします。」




【ビビ@FF9】
【所持品】 ライトブリンガー@FF6、黒マテリア@FF7
 第一行動方針:バッシュと同行し、とりあえず先に進む
 基本行動方針:仲間(ジタン、ガーネット、ミコト)を探す

【バッシュ@FF12 正常】
【所持品】 不明
 第一行動方針:ビビと共に進む
 基本行動方針:ゲームからの脱出を目指し同志を集める

【現在位置:C-6 森の中/朝】
350Dementia1/2:2011/01/16(日) 22:43:40 ID:Y4+/fjeM0
大柄の男、マッシュは早速支給品を確認していた。
名簿を見れば、ここには多くの仲間がいる。
力を合わせれば、きっとあのゼムスの手の内から逃れられるに違いない。
そんな希望を抱いてザックからアイテムを出した。

「ん?こりゃなんだ、仮装か?」



「やっと……やっと、世界を平和にしたのに」

 緑髪の勇者は、うなだれた。
彼女は様々な苦難を乗り越え、仲間たちと共に巨大な悪を打ち倒した。
それだと言うのに、今の自分はこの様だ。

「絶対……絶対に、再び平和に生きるんだから……!」

 目的はひとつ。
自分の勇者としての使命を、終わらせること。
そしてゆくゆくは戦いの日々から離れ、一人の女の子として幸せに生きたい。
それが彼女の願いだった。

「仲間たちもいるし、きっと大丈夫!……うん、大丈夫。私、ゼムスを倒すから」

うん、うんと一人頷く。
この境地に立たされようが、彼女の心はぶれることは無い。
常人とは違うのだ。

「……やだなあ、そんなに怖がらないで?ねっ、シンシア」

勇者、ソフィア。
そう、常人とは………違う。
その目はやや、虚ろだった。


351名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 22:48:24 ID:Y4+/fjeM0


「クッ!」
「ウオオオオオッ!」

後に伝説のSeedと呼ばれる男、スコール。
彼は迫り来る巨漢に対応する術を必死に探していた。
なにせ、今ここには手に馴染むガンブレードは存在しないのだから。

「ウラアッ!」
「ぐ!」

男の豪拳がスコールの顔スレスレを通りすぎる。
その体格の示すとおり傍で見てきたゼルの拳よりもはるかに重たいだろう。
一発でも当たってしまえば、唯では済まない。
しかし、スコールとて歴戦の勇士。
武器が無いからといってこのまま逃げ惑うだけでは終わらない男だった。

「ウグゥッ!」

相手の単調で大振りな攻撃にも大方慣れてきたところ、間合いを縮めようと小さくジャンプする。
そのまま長い足を振り下ろし、強烈なかかと落としを相手の脳天にお見舞いした。
しかし、跳ね飛ばされたのはなんとスコールのほうだった。

「うあ!?」

男の被る髑髏の仮面は恐ろしい防御力を隠していた。
長身のスコールを巨漢は容易く跳ね飛ばしてしまう。
隙だらけになった敵に、仮面の男は両腕で掴みかかった。
彼の精神が正常であったら、その技はこう呼ばれただろう。
メテオストライク、と。

「く、離…!」
「オオオオオオオォォッ!」

脳天を地面に向けられ、頭から落とされるスコール。
このままでは
と、そのとき。

「その人から離れろ!!」

横合いから何かが飛んできて男の仮面に命中した。
それほど大きな物ではなかったが、額に食らった男はのけぞり、スコールは彼の太い腕から逃れることができた。

352Dementia2/2:2011/01/16(日) 22:49:06 ID:Y4+/fjeM0
「グッ!」

背中から叩きつけられたが、幸い軽傷だ。
炎の尾を描きながら、それは投げた主のもとへともどって行く。
どうやら、それはブーメランのようだった。
間髪いれず、なにやら呪文を唱える。

「ラリホーマ!」
「グゥゥ……」

すると頭を抑え、ふらふら、と仮面の男は倒れた。
どうやら、眠っているらしい。

「すまない、あんたは?」
「私はソフィアよ、ともかく逃げましょう」
「いったいなんなんだ、あの男は……」
「私は、あれを知ってるわ。逃げながら話させてもらうわね」

スコールとソフィアはひたすら逃げる。
哀れ、マッシュは一人呪われたまま取り残されてしまうのであった。

【マッシュ@FF6 状態異常:睡眠(深)】
【所持品】E邪神の面@DQ4 他不明
第一行動方針: ???混乱中???
基本行動方針:ゼムスを仲間と一緒に倒す

【ソフィア@DQ4女勇者 幻覚症状】
【所持品】フレイムカッター@DQ9 みかがみの盾@DQ6 他1〜0不明
第一行動方針:男(マッシュ)からの逃走
第ニ行動方針:仲間たちとの合流
基本行動方針:シンシアと二人で幸せになる

【スコール@FF8】
【所持品】不明、ガンブレードでは無い
第一行動方針:男(マッシュ)からの逃走
基本行動方針:???
【現在位置:B-7 森の中/朝】

353名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 22:50:17 ID:QO+c75hP0
>>348
ああ、しまった最近避難所の方全然見てなかった。ちと見てくる
そして投下乙
354名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 22:50:57 ID:Y4+/fjeM0
代理投下終了。 Dementiaが3レスなのは改行規制の都合です
355名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 23:01:31 ID:CDVZ1e/20
>>348
見てきたが、あれは議論とは言わんだろ
ただの不毛な罵り合いだ
ロワはこうあるべし!みたいな押し付けし合って何が楽しいのかね
356もっこりパラダイス:2011/01/16(日) 23:38:27 ID:1AA/33vD0
アグリアスがため息をつく。
彼女がたどりついたその空間は、異様な雰囲気に包まれていた。

「フン!」

「ヌェア!」

「コオオオオオォォ.......」

「なにこれ……」

筋肉の宴が――――今、始まる。


【ガラフ@FF5】
【所持品】E蝶ネクタイ@DQ6 Eバニースーツ@DQシリーズ ブーメランパンツ@現実
第一行動方針:我が筋肉を見よ
基本行動方針:不明
【現在位置:C-2 市街地/ベストドレッサーコンテスト会場/朝】

【ジャッジ・ガブラス@FF12】
【所持品】Eうさぎのしっぽ@DQ3(左乳首に装着) Eりゅうのうろこ@DQ1(右乳首に装着) あひるの首がついたぱんつ@現実
第一行動方針:脱いでも結構凄いんです
基本行動方針:不明
【現在位置:C-2 市街地/ベストドレッサーコンテスト会場/朝】

【アモス@DQ6】
【所持品】E:網タイツ@DQシリーズ E:うさみみバンド@DQ7 E:どくけしそう
第一行動方針:ギャップ萌えで男の色気をアピール
基本行動方針:不明
【現在位置:C-2 市街地/ベストドレッサーコンテスト会場/朝】

【アグリアス@FFT】
【所持品】E:クレイモアー@FF12 他0〜2
第一行動方針:人の夢と書いて儚いと書く。何だか物悲し……どういうことなのこれ……。
基本行動方針:ラムザと合流して巨悪を討つ。
【現在位置:C-2 市街地/ベストドレッサーコンテスト会場/朝】

【備考】
※ガラフ・ガブラス・アモスの普段着は脇に畳んであります。
357名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/16(日) 23:56:34 ID:koHhNZga0
アグリアスwwwwしょっぱなから残念すぎるwwwww
358杖がいっぱい:2011/01/16(日) 23:59:45 ID:FKXfox+M0

「リノアは来てねぇか……」
魔女の騎士を自称するサイファーは名簿を眺めながらひとりごちる。
彼の知る名は9つ。
「さぁて、と」
サイファーはこれからすべきことを考える。
あの不気味な老人ゼムスの言うとおり殺し合いに参加するは却下。
ロマンティックの欠片もない。
もっともそれ以前に戦おうにも……
「杖しかねぇんじゃなあ」
彼に支給されたアイテム。それは3本の杖だった。
使いようによっては危機を乗り切ることのできる能力は秘めているが
とても他人を攻撃できるものではない。
自分の方針を決めかねて、サイファーは歩く。
ただ宛てもなく歩いていたわけではなく、しばらく前に地響きが鳴っていた場所へ向かっているのだ。
今はもう感じないところを見るとそこで起こっていた事態は終わっているようだが誰かいるかもしれない。
停滞した自分の思考を動かしてくれる切っ掛けを彼は求めていた。
この際、敵でも味方でもいいから誰かに会いたかったのだ。
そして彼は見つけた。
地形が変わるほどの爆発があったらしい。
それもいくつも。
削れた山やいくつものクレーターが出来ている地面を見やってゾッとする。
「化け物がいやがる」
とても今の装備では対抗しきれない。
なんとか武器になるものでも落ちていないかと周囲を探り――見つけた。
巨大な竜の死体を。
全体が焼け焦げ、疑うまでもなく完全に息絶えている。
焦げ跡から死んでから1時間ほどは経っているようだ。
「ドラゴンとは何度かやってるが、俺が見たなかでも最大級のでかさだな。
 こんな奴でも殺られちまう奴ってのかここにはいるのか……ん?」
サイファー竜の口から覗いているザックを見つける。
「お、もしかしてこりゃあお宝か?」
竜の死体――神竜はザックを口の中に隠していたのだ。
それゆえオメガのアトミックレイの焦熱地獄から逃れられていた。
武器が入っていることを願いながらさっそくサイファーはザックの中をのぞいてみる。
結論から言うと入ってはいた。
彼の望むものではなかったが。
中身は3本のの杖であった。
「また杖かよ?」
これで杖は6本になった。。
「ガンブレードとはいわねぇがせめて剣でも入ってりゃな、騎士として格好がつかねぇぜ」
彼はため息をつくと再び歩きはじめた。
じっとしているのは性に合わない。
かといって何をすればいいのか、彼はまだ決めかねていた。

「魔女でも現れてくれれば、迷うこたねぇんだがな」


【サイファー@FF8】
【所持品】オートさざなみの杖、レミーラの杖、レムオルの杖、飛び付きの杖、引き寄せの杖、場所替えの杖
第一行動方針:剣を手に入れる(できればガンブレード)
基本行動方針:ゲームには乗らない
【現在位置:A-4 海岸よりの山岳地帯/午前】
359名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:06:03 ID:O/S+8K/M0
杖ばっかw 頑張れサイファー、目指せわらしべ長者
360名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:07:41 ID:bydDnxOY0
修正。回数書き忘れた

【サイファー@FF8】
【所持品】さざなみの杖@DQ3、レミーラの杖[5]、レムオルの杖[3]、飛び付きの杖[7]、引き寄せの杖[6]、場所替えの杖[3] 杖は全部トルネコ3
第一行動方針:剣を手に入れる(できればガンブレード)
基本行動方針:ゲームには乗らない
【現在位置:A-4 海岸よりの山岳地帯/午前】
361名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:12:06 ID:FoK9saK10
>>356
やべえ……さらっとレーべの村にコンテスト会場が新設されとる……

>>358
一応さざなみの杖が武器として使えるか
オートって事は常時マホカンタなのか
362名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:15:39 ID:bydDnxOY0
>>361
修正ミスです。
最初そこには別の武器があったんですが、どうせなら杖一色にしようとして削除し損なった部分です。
363名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:18:50 ID:FoK9saK10
ああじゃあ普通のさざなみの杖なのか
364天使の闇:2011/01/17(月) 00:22:06 ID:IxH58LCO0

「え?」

唐突にニアナの景色が歪み、足元がふらついた。
世界が回る。
立ってなどいられない。
地面に這い蹲ると冷たい大地が体温を奪った。

(なに?攻撃?マヌーサをうけた?)

いや違う、そうではない。
先程のクラウドとの衝突。
ジェノバ細胞を埋めこまれた元ソルジャーを一撃で絶命に陥れるほどの衝突。
それを頭部に受けておきながら、片方が無傷であるなどという都合のいい話はない。
奇跡的に外面には傷こそなかったものの頭の内部では出血し、大切な機関を損傷していた。

(あれ…………闇が、見える)

揺れる視界が黒に染まる。
光の天使は黒に飲まれ、その意識を閉じた。

【ニアナ(主人公:魔法戦士)@DQ9 死亡確認】
【残り115名】
365名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:28:16 ID:srf4bBrI0
>>364
パロロワでは前のSSで状態票に載っていないダメージは次に持ち越されません
よって矛盾のため、そのSSは通りませんよ
報復をやるならクラウドの不明支給品が時限爆弾で、激突の際にスイッチが入ってしばらくして爆発した、などの展開をおすすめします
366名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:28:45 ID:O/S+8K/M0
結局、セフィロスとクラウドとニアナはコントをやっていたのだろうか……w
367名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:47:55 ID:bydDnxOY0
セフィロス、クラウドまでは受け入れられたけど
さすがにこれはないんじゃないか……
368名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:56:49 ID:WpLl7J8T0
セフィロス、クラウドの流れ受けてさらにこんなの書くってのは、もう荒らしでしかないだろ
こんなの問答無用で破棄でいいよ
それが嫌なら作者はどういう意図で書いたのか、納得のいく説明してみろ
369名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:56:56 ID:s6UvDNSq0
そこまで状態表を絶対視するのもどうかと思うぞ
370名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 00:58:27 ID:s6UvDNSq0
>>368
意図を説明しろとか
それは荒らし一歩手前の行動だ
371名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:02:40 ID:Mf1gqW6E0
じゃ、>>364はルールに抵触ってことで破棄で
代理投下いきまーす
372名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:03:54 ID:ZDNk4ZPLO
>>312>>313は別作品扱い?
タイトル変わってるし
373騎士の名にかけて:2011/01/17(月) 01:04:02 ID:Mf1gqW6E0
フィーア、ドライ、ツバイ、アイン。
かつて光の戦士と呼ばれた4人の若者の名だ。

「ドライは死んだ。ツバイとアインは来ていない。俺が……やるしかない」

あの邪悪なオーラを纏った老人にドライは殺されてしまった。
スーパーモンクとして屈強な剛腕を振るうことも出来ず、首を飛ばされるという惨いやり方で。

「騎士の名にかけて仇は討つ。それが光の戦士たる俺の役目だ。」

彼――フィーアは剣をかざす。
魔道士であったツバイとアインの援護を受けられないのは不安ではある。
しかし彼の中の勇気は輝きを損なってはいなかった。

「私も力を貸しましょう。騎士の名にかけて」

フィーアのかざした剣に別の剣が添えられる。
その剣の主もまた騎士だった。
名はベイガン。かつてバロン王国の近衛騎士だった男だ。

「私はかつて魔物に敗れ、あまつさえ支配された。
 何故私がここで生き返ったのかは解りませんがもう二度と悪に屈しない!」

「フフ、全く、まるで戯曲のワンシーンね」

二人の口上を傍で聞いていた女性が笑う。

「でも悪くない」

そう言って彼女――ルーンナイト・セリスもまた剣をかざし、二本の剣に添えるのだった。

「私は愛する者のために、守るために戦う。
 そして共に行くあなたたちの背は私が守る。そう、騎士の名にかけて」

3本の剣が交差する。
白く輝く刃がそれぞれの顔を映し出す。

「「「正義の為に!」」」

それが三人にとっての始まりの合図だった。
先に待っているが苛酷な運命であることは疑いようがない。
だがそれこそ望むところであった。


【フィーア@FF1ナイト】
【所持品】
第一行動方針:セリス、ベイガンと共に行く。
基本行動方針:ゼムスを倒す。
【ベイガン@FF4】
【所持品】
第一行動方針:フィーア、セリスと共に行く。
基本行動方針:ゼムスを倒す。
【セリス@FF6】
【所持品】
第一行動方針:フィーア、ベイガンと共に行く。
基本行動方針:仲間と合流する&ゼムスを倒す。

【現在位置:D-8 岬/朝】
374名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:09:33 ID:IxH58LCO0
>>371
どのルールに違反しているのかご説明お願いします
>>365氏の仰られている状態表外のダメージの件でしたらそんなルールはどこにも記されていません

>>368
頭部どうしで衝突して片方が死亡するという前回の話を受けてリレーしただけですがなにか問題でもありましたでしょうか?
あるのでしたら具体的な説明をお願いします
375名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:09:33 ID:vFTNVWbi0
そんなこと言ってたら
ゼムスにアイリンが遭遇→アイリンがパルプンテで呼び出したとてつもなくおそろしいものがゼムスを殺害
なんてこともできるぜ。さすがに1レスでキャラクターが次々死んで行くだけってのはおもしろくないと思う
376名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:14:20 ID:Mf1gqW6E0
ニアナは天使の輪っかを装備してるし、素の状態のクラウドよりダメージが少ないのは当たり前

セフィロスがクラウドに殺された話は、クラウドが結局セフィロスを許せず、セフィロスの予想よりクラウドが強かった、という筋が通ってる
クラウドがニアナと接触して事故死した話は、前のバシルーラで飛ばされたという展開から繋がってる
だが>>364は前回記されていないダメージが急に出てきてる、よってリレー無視となりロワの基本ルールに反する為NG

以後スルーで
377名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:17:44 ID:s6UvDNSq0
>前回記されていないダメージが急に出てきてる、よってリレー無視となりロワの基本ルールに反する為NG

この意味がよく分からない
探せば状態表にない事柄が次の話で判明する話あるぞ
378名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:18:04 ID:PjbgUtd80
荒らしに近い作品を投下されてもな…
カオスロワみたいな流れが許されるのならありだけどさ…
379名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:19:01 ID:PjbgUtd80
あ、ごめん、あげてもた
380名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:19:21 ID:vFTNVWbi0
>>351
某雑談スレを見ていると、ソフィアは本当に幻覚の状態異常なのか、と疑ってしまうwww
>>356
誰得
381名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:20:16 ID:IxH58LCO0
>>376
つまり、文面から推し量れる内容よりも状態表に記されていることを絶対視するという認識でよろしいのでしょうか?
例えば前の話で左手を骨折した描写があり、状態表にはHP 1/10としか記されていなかった場合、次の話で左手を使う描写があっても矛盾ではないという認識でよろしいでしょうか?
でしたらテンプレートのルールに状態表を絶対する旨を追加の方よろしくお願いします
382名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:21:41 ID:vFTNVWbi0
ウオオオ超必殺音速火炎斬ー!俺は実は一回刺されただけで死ぬぞー!サイアークがやられたようだな、魔王の面汚しよ……グワアア!さあ来いヤマト!
なんてやられてもつまらないだろう。ギャグマンガの劇中劇ならともかく。
383名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:22:14 ID:6tOwtgNz0
荒らしはスルーで
構うほど付け上がる
384名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:22:32 ID:bydDnxOY0
>>381
状態表絶対視とかそれ以前にリレー無視してるからでしょ
あと極論ばっかり書かれたらあなたを荒らしとしか認識できなくなっちゃうよ
385名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:24:30 ID:s6UvDNSq0
>>382
別に
書きようによってはいくらでもおもしろくなるだろ
386名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:25:28 ID:ssN8iWnP0
荒らしはスルーして未来に思いを馳せよう

○未登場 ●死亡 △登場済み

2/3   FF1 ○フィーア(ナイト) △ガーランド ●スーパーモンク(見せしめ)
4/4   FF2 △フリオニール ○マリア ○レイラ △こうてい
5/5   FF3 △サスケ(忍者) △ユウリ(導師) △メルフィ(狩人) △エリア △2ヘッドドラゴン
3/3   FF4 △セシル △カイン △ベイガン
9/10  FF5 △バッツ △ファリス ○レナ △クルル △ガラフ ○シド △リヴァイアサンに瞬殺された奴 △オメガ ●神龍 △エクスデス
8/8   FF6 ○ロック △セリス △エドガー △マッシュ △シャドウ △ケフカ △ダンカン師匠 △モグ
4/6   FF7 ●クラウド △ティファ ○ユフィ ○レッドXIII ○シド ●セフィロス
9/10  FF8 △スコール △ゼル ○キスティス △アーヴァイン ○セルフィ △サイファー △風神 ●雷神 ○ラグナ △シュウ
4/5   FF9 ●ジタン △ガーネット △ビビ △ミコト △クジャ
3/5   FF10 ●ティーダ ○キマリ △ユウナレスカ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア △ジャッジ・ガブラス △バッシュ
3/3   FF13 ●ライトニング △スノウ ○ホープ
5/6   FFT △ラムザ △ディリータ △アグリアス ●シド ○ウィーグラフ △労働八号
2/3   FFUSA △ザッシュ △フェイ ●カレン
2/3   DQ1 ●アレン(勇者) △ローラ姫 △竜王
3/3   DQ2 △もょもと(ローレシア王子) △すけさん(サマルトリア王子) △アイリン(ムーンブルク王女)
5/6   DQ3 △アレル(男勇者) △ネルソン(男戦士) △シャナ(女武闘家) △エリス(女賢者) ●女海賊頭領 △バラモス
7/7   DQ4 △ソフィア(女勇者) ○マーニャ △クリフト △アリーナ ○エビルプリースト △エッグラ △チキーラ
10/11 DQ5 △主人公 △息子 △ポピレア(娘) △ビアンカ ○フローラ ○デボラ ●パパス △ゲレゲレ △スラりん △ダニー △ブラウン
9/10 DQ6 △ウィル(主人公) ○バーバラ △チャモロ △アモス △カダブウ △ジャミラス ●グラコス △デュラン △アクバー △キラーマジンガ
7/7   DQ7 △アルス(主人公) △ガボ △マリベル △フォズ ○グレーテ姫 ○シャークアイ △マリベル家のメイド
5/5   DQ8 △エイト(主人公) △ゼシカ ○ヤンガス ○ドルマゲス △ミーティア
3/4   DQ9 △ニアナ(女主人公) △ヒメ(女パラディン) △ルイーダ ●サンディ
2/2   DQS ○主人公 ○セティア
0/2   DQM2 ●ルカ ●イル
FF 63/74 DQ 53/60
合計116/134

未登場のみ

2/4   FF2 ○マリア ○レイラ
1/10  FF5 ○シド
1/8   FF6 ○ロック
3/6   FF7 ○ユフィ ○レッドXIII ○シド
3/10  FF8 ○キスティス ○セルフィ ○ラグナ
3/5   FF10 ○キマリ ○シーモア ○ジェクト
1/3   FF12 ○バルフレア
1/3   FF13 ○ホープ
1/6   FFT  ○ウィーグラフ
2/7   DQ4 ○マーニャ ○エビルプリースト
2/11  DQ5 ○フローラ ○デボラ
1/10  DQ6 ○バーバラ
2/7   DQ7 ○グレーテ姫 ○シャークアイ
2/5   DQ8 ○ヤンガス ○ドルマゲス
2/2   DQS ○主人公 ○セティア
FF 16/74 DQ 11/60

合計27/134

あと27人で全員登場!
387>>373の修正:2011/01/17(月) 01:27:02 ID:ssN8iWnP0
【フィーア@FF1ナイト】
【所持品】Eミスリルソード@FF1 Eリフレクトリング@FF5
第一行動方針:セリス、ベイガンと共に行く。
基本行動方針:ゼムスを倒す。
【ベイガン@FF4】
【所持品】E凍結剣ゼロ@DQS Eミラクルシューズ@FF6 E天使の指輪@FFT
第一行動方針:フィーア、セリスと共に行く。
基本行動方針:ゼムスを倒す。
【セリス@FF6】
【所持品】Eセイブ・ザ・クイーン@FF3DS シャナクの巻物@トルネコ3
第一行動方針:フィーア、ベイガンと共に行く。
基本行動方針:仲間と合流する&ゼムスを倒す。

【現在位置:D-8 岬/朝】
388名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:29:55 ID:6TIYdB8e0
これがありならセルフィのジエンドで残り全員が一気に死ぬのもありってことだな
389名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:33:29 ID:vFTNVWbi0
>>386
DQ5の主人公の勇者、登場済みってことになってたっけ?
最初に出てきた>>180-183は破棄されたっぽかったし>>329はそれの続きってことで消えたけど
390名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:34:37 ID:IxH58LCO0
明確な理由なく破棄、荒らし扱いで熱くなっていたようですね、申し訳ありません
とはいえ、私としては納得のいく理由もなく破棄扱いはあんまりなのでご説明を願いたいだけなのですが
状態表に記されていないダメージは無い物とするなどという初耳なルールを適応されての破棄はさすがに納得しかねます

私はあくまで状態表ではなく描写を重視してリレーを行っただけです
これを矛盾とするならば今後非常に書く制限が厳しいものとなると思われるのですが
391名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:36:33 ID:vFTNVWbi0
>>389
間違えた、主人公の息子だった
392名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:37:50 ID:6tOwtgNz0
>>391
修正要求が出てるから投下禁止の扱いなんだろう
393名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:39:55 ID:ssN8iWnP0
○未登場 ●死亡 △登場済み

2/3   FF1 ○フィーア(ナイト) △ガーランド ●スーパーモンク(見せしめ)
4/4   FF2 △フリオニール ○マリア ○レイラ △こうてい
5/5   FF3 △サスケ(忍者) △ユウリ(導師) △メルフィ(狩人) △エリア △2ヘッドドラゴン
3/3   FF4 △セシル △カイン △ベイガン
9/10  FF5 △バッツ △ファリス ○レナ △クルル △ガラフ ○シド △リヴァイアサンに瞬殺された奴 △オメガ ●神龍 △エクスデス
8/8   FF6 ○ロック △セリス △エドガー △マッシュ △シャドウ △ケフカ △ダンカン師匠 ○モグ
4/6   FF7 ●クラウド △ティファ ○ユフィ ○レッドXIII ○シド ●セフィロス
9/10  FF8 △スコール △ゼル ○キスティス △アーヴァイン ○セルフィ △サイファー △風神 ●雷神 ○ラグナ △シュウ
4/5   FF9 ●ジタン △ガーネット △ビビ △ミコト △クジャ
3/5   FF10 ●ティーダ ○キマリ △ユウナレスカ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア △ジャッジ・ガブラス △バッシュ
3/3   FF13 ●ライトニング △スノウ ○ホープ
5/6   FFT △ラムザ △ディリータ △アグリアス ●シド ○ウィーグラフ △労働八号
2/3   FFUSA △ザッシュ △フェイ ●カレン
2/3   DQ1 ●アレン(勇者) △ローラ姫 △竜王
3/3   DQ2 △もょもと(ローレシア王子) △すけさん(サマルトリア王子) △アイリン(ムーンブルク王女)
5/6   DQ3 △アレル(男勇者) △ネルソン(男戦士) △シャナ(女武闘家) △エリス(女賢者) ●女海賊頭領 △バラモス
7/7   DQ4 △ソフィア(女勇者) ○マーニャ △クリフト △アリーナ ○エビルプリースト △エッグラ △チキーラ
10/11 DQ5 △主人公 ○息子 △ポピレア(娘) ○ビアンカ ○フローラ ○デボラ ●パパス △ゲレゲレ △スラりん △ダニー △ブラウン
9/10 DQ6 △ウィル(主人公) ○バーバラ △チャモロ △アモス △カダブウ △ジャミラス ●グラコス △デュラン △アクバー △キラーマジンガ
7/7   DQ7 △アルス(主人公) △ガボ △マリベル △フォズ ○グレーテ姫 ○シャークアイ △マリベル家のメイド
5/5   DQ8 △エイト(主人公) △ゼシカ ○ヤンガス ○ドルマゲス △ミーティア
3/4   DQ9 △ニアナ(女主人公) △ヒメ(女パラディン) △ルイーダ ●サンディ
2/2   DQS ○主人公 ○セティア
0/2   DQM2 ●ルカ ●イル
FF 63/74 DQ 53/60
合計116/134

未登場のみ

2/4   FF2 ○マリア ○レイラ
1/10  FF5 ○シド
2/8   FF6 ○ロック ○モグ
3/6   FF7 ○ユフィ ○レッドXIII ○シド
3/10  FF8 ○キスティス ○セルフィ ○ラグナ
3/5   FF10 ○キマリ ○シーモア ○ジェクト
1/3   FF12 ○バルフレア
1/3   FF13 ○ホープ
1/6   FFT  ○ウィーグラフ
2/7   DQ4 ○マーニャ ○エビルプリースト
4/11  DQ5 ○息子○ビアンカ ○フローラ ○デボラ
1/10  DQ6 ○バーバラ
2/7   DQ7 ○グレーテ姫 ○シャークアイ
2/5   DQ8 ○ヤンガス ○ドルマゲス
2/2   DQS ○主人公 ○セティア
FF 17/74 DQ 13/60

合計30/134

じゃあこうだな
394名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:44:06 ID:bydDnxOY0
トルネコのバシルーラの杖って別に飛ばした相手に落下ダメージ与えたりしないよね
何処かへ瞬間移動させるだけで
395名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:45:00 ID:6FXJL+qA0
今正しいのは>>386
>>332-334が破棄になり、息子の名前が据え置きになっているが、
ビアンカたちの登場話は修正中なのでビアンカ、モグ、息子は新たに投下できない
396名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:47:08 ID:IxH58LCO0
あと荒らし扱いでスルーも話題転換も構いませんが、明確な説明なく破棄は納得するつもりは一切無いので
ご説明いただけないようであれば、通しであるという認識をさせていただきたいと思います
もしくは感情論で破棄要請ができるロワであるという認識で今後は動いていくことになると思われますので、あしからず
397名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:49:46 ID:bydDnxOY0
もう完全に荒らしという認識でいいんじゃないかな、コレ
398名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:50:18 ID:6FXJL+qA0
はい荒らし宣言、いただきましたー
wiki管理人氏、当該SS>>364が登録されるなどした場合はアクセス禁止、IP開示などの処置をお願いします
399名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 01:52:41 ID:IxH58LCO0
あなた方に普通に話書いたら何故か荒らし扱いされて、無理矢理な理由で強制破棄扱いされた書き手の気持ちがわかりますか?
説明を求めても荒らし扱いでスルーされ、納得いく説明なければ自分の作品を破棄しないというスタンスのなにが悪いというのでしょうか?
400名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 02:05:19 ID:IxH58LCO0
いいですか、私の主張は最初からひとつだけです
破棄にするならそれに足る理由を説明してください
それだけです

それがなければ当然破棄になんてしてはならないし
それもなく作品を感情だけで破棄にする事などあってはならないことです

それを告げただけで荒らし宣言と認識される>>398氏の思考は正直理解できません
この主張が間違っていますか?
401犬も歩けば臭い息:2011/01/17(月) 02:16:56 ID:mbT+nqJr0
「ごめんなさい…」

赤き鬣を生やした気高き狼の像を前にし項垂れる淑女の名はキスティス。
彼女が見知らぬ地に飛ばされ気が動転していたところに不運な狼は声を掛けてしまった。
キスティスは教官という立場に就くほど優秀であるが、今回はやってしまった。

「絶対に私が戻してあげるから…!」

今思えばこの子は不安そうな声で私に声を掛けてきた。
きっと同じように心細かったのだろう。
その気持ちを私は裏切ってしまった。
今のこの子の表情は苦悶の表情を浮かべている。

涙を零し、彼女は求め流離い行く。
対象の異常を全てを浄化する秘法を求め。

【キスティス@FF8】
【所持品】自分の支給品、レッドXIIIの支給品、エルメスのくつ@FFT
第一行動方針:エスナか万能薬を探し、戻る
基本行動方針:レッドXIIIを助ける

【レッドXIII@FF7 臭い息で状態異常各種 石化中】
【所持品】なし
第一行動方針:みんなにあいたい
基本行動方針:くさいよ、じいちゃん…
402名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 02:18:46 ID:EDvuuAMT0
場所が抜けてますよっと
403犬も歩けば臭い息:2011/01/17(月) 02:21:47 ID:mbT+nqJr0
【現在位置:E-2陸地 /朝】
404余り者、その名はフローラ:2011/01/17(月) 02:36:09 ID:yn4zGV7h0

フローラは、姉に愛した男を奪われた。
姉が悪いのでも、男が悪いのでもない。
魅力が足りなかった自分がいけなかったのだと、彼女は認めている。
だが、その胸の悲しみだけは、消す事はできなかった。
代替として手に入れた男、アンディではフローラを満足させる事は出来なかった事もある。
結婚生活数年、熟れた体を持て余すフローラは、未だ妥協の果ての夫にその体を許していなかった。
愛した男と姉が行方不明になったと聞いて、父親に頼んで捜索の旅に出て、夫を置き去りにした時間も長かった。

(ムスコス様……)

決して叶わぬ恋。破れた恋。終わった恋。
それでもなお、フローラは姉の夫、ムスコスに焦がれていた。
遠くから姿を眺めているだけでも、満足できた。
彼の幸せそうな顔を見ているうちに姉への嫉妬へも消えるほどに、自分も幸せになれた。
フローラは儚げで、狂気に取り付かれることもない、まさしく深窓の令嬢だった。
だが、そんなまともな彼女がこの異常事態に巻き込まれて、はたして正常でいられるのだろうか……。




「ハルルルルル……」

「あなたは、確かムスコス様の……」

フローラの目の前に現れたのは、狂暴な殺気を放つキラーパンサー。
ムスコスの忠実なしもべ、ゲレゲレ。最初に面識のある相手に出会えたのは幸運だった。
だが、それほど戦闘経験のないフローラでも、ゲレゲレが自分に好意を持っていないのは分かる。
身構えるフローラをしばし睨みつけるゲレゲレ。
沈黙に耐え切れず、フローラは身振り手振りでゲレゲレと意思疎通しようとした。
だが、やがてゲレゲレは身を翻して去ろうとする。

「ちょ、ちょっと待っ……」

呼び止めようとして、フローラの心が凍りつく。
僅かに振り返り、軽く鼻息を鳴らしたゲレゲレの目は、言外にフローラを侮辱していた。
何故お前はここにいる? 仲間でも敵でもない余り者のお前などが……、と。

「……」

しゃがみこんだフローラを無視して、ゲレゲレは標的を仕留めるために再び走り始める。
フローラは、目に涙を溜め込んでいた。何故モンスターにまで、馬鹿にされねばならないのか。

「ムスコス様……ムスコス様ぁ……」

「よう、お嬢さん」

「!?」

うなだれる彼女の前に、二人の男が現れた。
目的は不明だが……フローラの今の心境とはまるで違う、晴れやかな表情をしていた。
フローラのバトルロワイヤルは、こうして幕を開けたのだった。
405余り者、その名はフローラ:2011/01/17(月) 02:37:31 ID:yn4zGV7h0

【ゲレゲレ@DQ5】
【道具】不明
第一行動方針:デボラを探し出して殺す
基本行動方針:仲間達(デボラ除く)と一緒に元の世界に帰る
【現在位置:E-6・平原/朝】

【フローラ@DQ5】
【道具】不明
第一行動方針:ムスコス様……。
基本行動方針:帰りたい。
【現在位置:E-6・平原/朝】

【シャークアイ@DQ7】
【道具】不明
第一行動方針:???
基本行動方針:不明
【現在位置:E-6・平原/朝】

【シド@FF7】
【道具】不明
第一行動方針:???
基本行動方針:不明
【現在位置:E-6・平原/朝】
406息子縛りプレイ:2011/01/17(月) 03:07:33 ID:mbT+nqJr0
王でありながら勇者足り得なかった父。
その凡愚な父を庇い魔物に殺された先見性の無い祖父。
所詮は産む機械に過ぎない母。
私と同じ子宮というダンジョンから出たというだけで、愚鈍な姉。
父に付き従う薄汚れた畜生共。
此度の催しは私が忌み嫌う者共を完全に抹殺する好機である。

「レックス」

歴史は常に優秀な息子が愚かな王に天誅を見舞い国を正しく導くことを証明してきた。
ならば今こそ私がそれを為し、グランバニアの王の座に君臨しようではないか。
なに、あの者には過ぎた王位だったのだ。

「レックス」

モンスター共と分かり合うしか能が無い我が力の引き立て役など、いようといまいと気にすることではない。
侵略し、略奪し、蹂躙する。
強き者が弱きものを虐げることこそ国を治めるために必要なのだ。
つまりエスタークを一人で倒した私こそが王にふさわしい。
変身前のミルドラースすらに歯が立たなかったものなど死んでしまえばよい。

「レックス!ったく大丈夫かあ?」

【レックス(勇者)@DQ5】
【道具】不明
第一行動方針:同郷の者は皆殺し
基本行動方針:ひとまず大人に取り入る

【ロック@FF6】
【道具】不明
第一行動方針:仲間に会う
基本行動方針: 生き延びる

【現在位置:B-7・平原/朝】
407名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 03:10:00 ID:mbT+nqJr0
【現在位置:B-7・森/朝】
に修正します><
408名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 03:11:16 ID:hxmq8OIu0
>>406
5の息子は登場済み
今正しいのは>>386
409名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 03:14:14 ID:mbT+nqJr0
わあお、393みて書いちゃった。
じゃあ破棄で
410名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 03:19:29 ID:dMZNSZLa0
投下乙

とりあえず、人を荒らし扱いするのはどうかと思うぞ?
あのSSに明らかなルール違反はないだろう
ルールに定められてなくとも、他の住人が到底許容出来ないものなのであればそれは破棄になっても仕方ないとは思うけど
それならそれで、きちんと理由を説明し話し合いの場を持つべき
この対応は酷過ぎる
411名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 03:26:33 ID:yJJVBf2w0
息子たちのSS、修正待ち扱いになってからもう3日も経つんだが
流れ早いのにいつまで拘束するつもりなの? もう解禁でいいと思うんだが
412デボラ一人縛りプレイ、その後:2011/01/17(月) 03:27:13 ID:mbT+nqJr0
王でありながら勇者足り得なかったつまらない夫。
その凡愚な夫を庇い魔物に殺された先見性の無い祖父。
勇者という似合わぬ形骸化した飾りを纏い得意げな息子。
その愛嬌が憎たらしい娘。
父に付き従う薄汚れた畜生共。
此度の催しは私が忌み嫌う者共を完全に抹殺する好機である。

「デボラ」

歴史には優秀なる王の妻が愚かな王に天誅を見舞い、
その母性をもってして国を正しく導くことを証明してきた。
ならば今こそ私がそれを為し、グランバニアの女王の座に君臨しようではないか。
なに、あの者には過ぎた王位だったのだ。

「デボラ」

モンスター共と分かり合うしか能が無い我が力の引き立て役など、いようといまいと気にすることではない。
侵略し、略奪し、蹂躙する。
強き者が弱きものを虐げることこそ国を治めるために必要なのだ。
そう、それはまさに女性の社会進出につながる。
女の地位の向上、男女差別の撤廃、否、女による男の管理。
つまりエスタークを一人で倒した私こそが王にふさわしく、管理者としての資質を持ち合わせている。
変身前のミルドラースすらに歯が立たなかったものなど死んでしまえばよい。

「デボラ!ったく大丈夫かあ?」

【デボラ@DQ5】
【道具】不明
第一行動方針:同郷の者は皆殺し
基本行動方針:ひとまず男に取り入る

【ロック@FF6】
【道具】不明
第一行動方針:仲間に会う
基本行動方針: 生き延びる

【現在位置:B-7・平原/朝】
413デボラ一人縛りプレイ、その後:2011/01/17(月) 03:30:02 ID:mbT+nqJr0
【現在位置:B-7・森/朝】
に修正します><


414名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 04:34:53 ID:ZDNk4ZPLO
何かつまんない作品ばかりになってきたな
415名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 07:40:30 ID:Pgyveuhx0
「邪念再臨」を投稿した者ですが、wiki収録分の最後のほうを投下時の物から若干修正しました
問題があるようならば元に戻します
416名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 07:44:49 ID:bNHxC2db0
>>414
今ならどんな無茶やっても反動で許されるからぶっ飛んだことしようぜ
417女三人寄れば姦しい:2011/01/17(月) 14:09:36 ID:SNfT+ppJ0
「…………えー。でもさぁ」
「…………嘘ぉ。それはないってぇ」
「…………はは。わかるわかる」
「…………だよねぇ、くさいよねぇ」

ワイワイと少女たちの姦しい声が聞こえる。
タイクーン王国の王女レナ。
カルベローナの魔女バーバラ。
ゴスロリ僧侶のセティア。
この場で最初に出会った三名は共に殺し合いに応じる意思はなく、また年も近かったこともあり少女たちはあっと間に意気投合した。
ただ雑談をしているだけのように見えるがそこは然る者、知り合いと危険人物の情報など必要な情報交換は既に果たしていたりするのであった。
そのなかでバーバラが魔法使い、セティアが僧侶ということが判明したため、バランスを取るためレナがナイトにジョブチェンジを行うことにした。

「へえ凄いわね、ダーマーの神殿に行かなくても自力で転職できるなんて」

ジョブチェンジの様子を見ていたバーバラが感心したように声を上げた。

「そう? 私たちはクリスタルの力でジョブチェンジしてるんだけど、バーバラたちは別の力なのかしらね?」

続いて支給品の確認に移る。
まずレナに支給された道具は豪華絢爛な聖剣。

「これって見た目はかっこいいけど」
「偽物ね」

もちろんエクスカリパーである。
それをよくよく知るレナはエクスカリパーを仕舞い込んだ。
続いて取り出したのは羽根の生えた兜

「変なブランドの兜ね。スカスカじゃない」
「これは……ウィルの兜かな?」

微妙に形状が違う気がするが、バーバラの知るウィルの兜と近い。

「だったらこれはバーバラに預けておこうかしら」
「いいの?」
「ええ」
「ありがとう、レナ」

バーバラはレナから受け取った兜を自分の袋にしまった。
レナの支給品は以上だったようのなので、続いてバーバラの支給品の確認に移る。

「鍵ね」
「鍵だわ」
「鍵みたいね」

まず出てきたのはバーバラもよく知る最後の鍵である。
冒険中は非常に役立った代物だが、とりあえずこの場では役に立ちそうにない。
418女三人寄れば姦しい:2011/01/17(月) 14:10:33 ID:SNfT+ppJ0
続いて出てきたのは巨大な青い鉱物であった。

「ヒュージマテリアっていうものらしいけど、使い方がわからないわね」
「私もわからないわ」
「同じく私も」

巨大な魔力こそ感じるものの使い方を知る者がいなかったのでとりあえず保留し次に移る。
最後に出てきたのは何の変哲もないリボンであった。

「うーん。全部使えそうにないわね。ハズレかしら?」
「あら、そんなことないわよ」

そういってレナはバーバラの腕からリボンを受け取るとバーバラの後ろに回り込んだ。

「リボンには身に着けた人を守るおまじないがかかってるの」

そう言いながらレナはバーバラの髪をリボンで結びなおしていった。

「これでよしっと」
「ありがとうレナ」
「いえいえ」

最後にセティアの支給品を確認したところ、出てきたのは巨大な盾と光り輝くドレスだった。

「これはオーガシールドと光のドレスね」
「私には装備できそうにないけど、レナ、この盾は必要かしら?」
「うーん。ナイトになったから盾はありがたいんだけど……ちょっと大きすぎかしら」

大男の全身すら防御できるオーガシールドは、はっきり言ってレナの身の丈よりも大きい。
防御が本懐であるナイトといえど少し身に余る装備ではあるが。

「でも受け取っておくわ。ありがとうセティア」

光のドレスはそのままセティアが装備することになった。
これで全員の支給品を確認したことになるが、問題が出てきた。

「まともな武器がないわね」

出てきた武器はエクスカリパーだけ。
これもまともな武器とは言えない代物である。

「まあどちらにしても私たちは物理攻撃はあまり得意じゃないけど、レナの武器くらいはほしいわね」
「うーん。できれば戦闘は避けていきたいけど、自衛できるくらいのものは欲しいわね」
「まあ、悩んでも仕方ないし、そろそろ出発しましょうか」
「どこを目指しましょうか?」
「とりあえず人の集まりそうなところ、っていうよりこの塔から出る方法を見つけないとね」
419女三人寄れば姦しい:2011/01/17(月) 14:11:13 ID:SNfT+ppJ0
そういって行動を始めるレナだったが、実は気になることが一つだけあった。
それは名簿にあった死んだはずのガラフの名。
同姓同名の別人である可能性は否定できないし自分の勘違いである可能性も高いので、無用な混乱を避けるため黙っているが、正直確かめてみたいという気持ちはある。
その気持ちを胸に秘めながらレナは二人に振り返る。

「それじゃあ出発しましょう」
『おー』

ワイワイと相も変わらず少女たちは姦しく。
その先に何が待つのか、まだ、だれも知らない。

【レナ@FF5 ジョブ:ナイト】
【所持品】Eオーガシールド@DQ5 Eエクスカリパー@FF5
第一行動方針:ガラフが自分の知るガラフであるのか確認したい
基本行動方針:バッツ、ファリス、クルルとの合流

【バーバラ@FF6】
【所持品】Eリボン@FF5 天空の兜@DQ4 最後の鍵@DQ8 青いヒュージマテリア@FF7
基本行動方針:ウィル、チャモロ、アモスとの合流

【セティア@DQS】
【所持品】E光のドレス
基本行動方針:DQS主人公との合流
【現在位置:D-7・ナジミの塔 B1宿屋/朝】
420名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 14:12:10 ID:SNfT+ppJ0
投下終了

↑の流れ読んだけど
はっきり言って書き手のほうが正しい
問題ない作品を無理やり破棄に持っていこうとしてるお前ら方が怖いわ
421名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 14:51:36 ID:6TIYdB8e0
本人乙
422名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 14:53:19 ID:Emkp5Sz60
>>420
同感だけど蒸し返すのは止めておいたほうがいいと思いますよ
過ぎたことをああだこうだいってもしょうがないですし
運が悪かったということなのでしょう
423名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 15:39:34 ID:84dz/M33Q
意味が分からん
結局、あの問題の無かったDQ9の女の死亡話は強制破棄になったのか?
ここの一存で?
424名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 15:44:07 ID:p668kOYQ0
投下します
425馬は急に止まれない:2011/01/17(月) 15:44:49 ID:p668kOYQ0
猛スピードで駆け抜けるエドの尻尾に捕まっていたガボ。
だがついに限界が訪れた。
「あっ…」
エドの尻尾から手が離れてしまったのだ。
ガボは宙に投げだされる。
そしてさらに運の悪いことに、ガボの飛ばされた先には巨大な岩があった。
なすすべもなく岩に頭を打ち付ける。
頭が割れ、大量の血が流れ出る。
(アルス…マリベル…)
やがて、ガボはピクリとも動かなくなり、絶命した。

【ガボ@DQ7 死亡】
【残り114名】
426名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 15:45:47 ID:p668kOYQ0
投下終了
続けて投下します
427二度あることは三度ある:2011/01/17(月) 15:46:29 ID:p668kOYQ0
カインは考える。
この場にいるカインの知り合いは、セシルだけだ。
そして、このゲームで生き残れるのは1人だけ。
(ならば俺のすべきことは…)
突然立ち止ったカインに気付き、マリベルが振り返る。
「ちょっと、どうしたのカイ…」
最後まで言うことは出来なかった。
その前に、カインの持った槍がマリベルの腹を貫いたからだ。
(俺のすべきことは…セシルを優勝させること)
カインは、マリベルの荷物を回収して再び歩き始めた。

【マリベル@DQ7 死亡】
【残り113名】

【カイン@FF4】
【所持品】Eグラコスの槍@DQ6
第一行動方針:セシルを探す
基本行動方針:セシルを優勝させる
【現在位置:F-6・山岳地帯/朝】
428名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 15:47:11 ID:p668kOYQ0
投下終了
もう一個行きます
429破壊完了:2011/01/17(月) 15:58:44 ID:p668kOYQ0
「うおっ!」
オメガから逃げて走り続けていたエドガーは、小石に躓いて転んでしまった。
咄嗟に支えようとしたヒメも、支えきれずに一緒に倒れ込んでしまう。
そしてその隙を逃すオメガではなかった。
波動砲発射。
避けることも出来ずに波動砲の直撃を受けたエドガーとヒメは、肉片一つ残さず消滅した。
標的を破壊したことを確認したオメガは、その場で停止し、自己修復を始めた。

【エドガー@FF6 死亡】
【ヒメ@DQ9 死亡】
【残り111名】

【オメガ@FF5 HP1/3】
【所持品】不明
 第一行動方針:自己修復完了まで待機。ただし索敵センサーに反応があればスリープ解除
 第二行動方針:修復完了した後、破壊対象を捜索
 基本行動方針:全破壊
【現在位置:A-5 山岳地帯/朝】
※修復完了まで約3時間程度
430目指せ100人斬り:2011/01/17(月) 16:04:43 ID:p668kOYQ0
投下終了
次行きます

---------------------------

(やっぱりおいらには勇者になるなんて無理だ)
ダニーは勇者になることを諦め、方針を変えることにした。
(さっきは何も考えずに襲ったから返り討ちにあったんだ。今度は…)
ザックから何かを取りだすダニー。
フォズが異変に気付いて身構えるが、もう遅い。
ダニーの使った眠りの杖の効果で、フォズは眠ってしまった。
(よし、今だ!)
すぐにフォズに駆け寄り、眠りの杖でフォズの頭部を叩き割る。
(この調子で、目指すは100人斬りだ)
100人も殺せば流石にご主人様も見直すはず。
そう考え、ダニーは意気揚々と歩き出した。


【フォズ@DQ7 死亡】
【残り110名】

【ダニー@DQ5 HP3/5 職業:戦士(レベル1)】
【道具】眠りの杖@DQ3
第一行動方針:100人斬り
最終行動方針:なにかどでかいことをやらかして、DQ5主人公を見返してやる
【現在位置:B-5・砂漠/朝】
431メイドVS魔王:2011/01/17(月) 16:09:33 ID:p668kOYQ0
投下終了
次です

-----------------

(今だ!今しかないだ!)
全く警戒せずに前を歩いているデュランの背中に、マリベル家のメイドは毒針を突き立てた。
「うっ!」
(やっただ!)
メイドは勝利を確信して笑う。
しかし、
「貴様…何をしている!」
デュランはピンピンしていた。
なぜ、と思う間もなくデュランの攻撃によりメイドの首が飛ぶ。
メイドは知らなかった。
毒針は急所に当たれば相手を一撃で倒せるが、それ以外では1ダメージしか与えることが出来ないことを。
「やはり人間など信用ならぬな」
デュランは人間の協力者を探すのをやめ、人間は見つけ次第殺すことにした。

【マリベル家のメイド@DQ7 死亡】
【残り109名】

【デュラン@DQ6 HP2999/3000】
【所持品】不明
第一行動方針:協力者(魔物のみ)を探す
第二行動方針:他者との戦闘はなるべく避けるが、人間を見つけたら殺す
基本行動方針:この殺しあいを破壊する
【現在位置:E-2・陸地/朝】
432選択ミス:2011/01/17(月) 16:14:20 ID:p668kOYQ0
投下終了
まだ行きます

-----------------

「やれやれ、やっと岸に着いたぞ」
川から上がったエッグラが体を乾かしていると、一人の男が現れた。
エッグラは早速質問をぶつける。
「おい!お前はタマゴとニワトリどっちが好きだ!?」
「ニワトリの方が好きだな」
「はい死ねぇ!!」
ザクッ!
男は真っ二つになって死んだ。

【ジェクト@FF10 死亡】
【残り108名】

【エッグラ@DQ4 HP9/10】
【道具】Eメタルキングの剣@DQ8 残り不明
第一行動方針:他人にタマゴとニワトリのどちらが好きか質問しタマゴを選ばないモノは許さない
第二行動方針:バッツは見つけたら殺す
基本行動方針:殺し合いとかどうでもいいからタマゴ最高
【現在位置:F-6・山岳地帯/午前】
433竜虎相搏つ:2011/01/17(月) 16:18:24 ID:p668kOYQ0
投下終了
次で最後です

-------------------

(くっ…こいつ、強い!)
ユフィは殺し合い開始早々強敵に出会って苦戦していた。
「ふはははは、死ね!」
いいながら炎を飛ばしてくる敵。
(こうなったら…)
ユフィはザックから杖を取りだし、相手に向ける。
杖から飛び出した光弾が当たると、男はパッと姿を消した。
「やった!」
ユフィが使ったのはバシルーラの杖。
相手をどこかに飛ばす道具だ。
しかし、それがどこに飛ぶのかを指定することは出来ない。
そう、飛んだ相手が、すぐ頭上に現れることもあり得るのだ。
「「え?」」
2人の声が重なる。

ガンッ!

鈍い音と共に2人は倒れ込み、脳挫傷でそのまま死んだ。

【ユフィ@FF7 死亡】
【エビルプリースト@DQ4 死亡】
【残り106名】
434名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 16:19:44 ID:p668kOYQ0
投下終了です
問題点等あれば指摘よろしくお願いします
435名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 17:35:01 ID:Px6EHPRY0
なんか荒らしに取り付かれてるみたいね
スルーもいいが、放っとくと保守の必要がない現状だとウザイから一応筋通しとくか

>天使の闇
前のSSで描写がなかった頭部への急なダメージの発現。
ニアナが天使のわっかを頭部に装着していたことからも、クラウドと同等のダメージを受けていたという展開は不自然。
よって破棄

>馬は急に止まれない
オオカミに育てられたガボが簡単に落馬するような非野生的な展開は不自然、よって破棄

>二度あることは三度ある
キャラクターの方針が理由なく、いきなり変化している。よって破棄

>破壊完了
エドガーは切迫した状況で小石に躓くようなキャラではない。キャラ崩壊により破棄。

>目指せ100人斬り
キャラクターの方針が理由なく、いきなり変化している。よって破棄

>メイドVS魔王
キャラクターの方針が理由なく、いきなり変化している。よって破棄

>選択ミス
ジェクトが反応も出来ずに殺害されるのは不自然。よって破棄

>竜虎相搏つ
アイテム被りにより破棄


436名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 17:35:42 ID:Px6EHPRY0
○未登場 ●死亡 △登場済み

2/3   FF1 ○フィーア(ナイト) △ガーランド ●スーパーモンク(見せしめ)
4/4   FF2 △フリオニール ○マリア ○レイラ △こうてい
5/5   FF3 △サスケ(忍者) △ユウリ(導師) △メルフィ(狩人) △エリア △2ヘッドドラゴン
3/3   FF4 △セシル △カイン △ベイガン
9/10  FF5 △バッツ △ファリス △レナ △クルル △ガラフ ○シド △リヴァイアサンに瞬殺された奴 △オメガ ●神龍 △エクスデス
8/8   FF6 △ロック △セリス △エドガー △マッシュ △シャドウ △ケフカ △ダンカン師匠 △モグ
4/6   FF7 ●クラウド △ティファ ○ユフィ △レッドXIII △シド ●セフィロス
9/10  FF8 △スコール △ゼル △キスティス △アーヴァイン ○セルフィ △サイファー △風神 ●雷神 ○ラグナ △シュウ
4/5   FF9 ●ジタン △ガーネット △ビビ △ミコト △クジャ
3/5   FF10 ●ティーダ ○キマリ △ユウナレスカ ○シーモア ○ジェクト
3/3   FF12 ○バルフレア △ジャッジ・ガブラス △バッシュ
3/3   FF13 ●ライトニング △スノウ ○ホープ
5/6   FFT △ラムザ △ディリータ △アグリアス ●シド ○ウィーグラフ △労働八号
2/3   FFUSA △ザッシュ △フェイ ●カレン
2/3   DQ1 ●アレン(勇者) △ローラ姫 △竜王
3/3   DQ2 △もょもと(ローレシア王子) △すけさん(サマルトリア王子) △アイリン(ムーンブルク王女)
5/6   DQ3 △アレル(男勇者) △ネルソン(男戦士) △シャナ(女武闘家) △エリス(女賢者) ●女海賊頭領 △バラモス
7/7   DQ4 △ソフィア(女勇者) ○マーニャ △クリフト △アリーナ ○エビルプリースト △エッグラ △チキーラ
10/11 DQ5 △主人公 △息子 △ポピレア(娘) △ビアンカ △フローラ △デボラ ●パパス △ゲレゲレ △スラりん △ダニー △ブラウン
9/10 DQ6 △ウィル(主人公) △バーバラ △チャモロ △アモス △カダブウ △ジャミラス ●グラコス △デュラン △アクバー △キラーマジンガ
7/7   DQ7 △アルス(主人公) △ガボ △マリベル △フォズ ○グレーテ姫 △シャークアイ △マリベル家のメイド
5/5   DQ8 △エイト(主人公) △ゼシカ ○ヤンガス ○ドルマゲス △ミーティア
3/4   DQ9 △ニアナ(女主人公) △ヒメ(女パラディン) △ルイーダ ●サンディ
2/2   DQS ○主人公 △セティア
0/2   DQM2 ●ルカ ●イル
FF 63/74 DQ 53/60
合計116/134

未登場のみ

2/4   FF2 ○マリア ○レイラ
1/10  FF5 ○シド
2/6   FF7 ○ユフィ
2/10  FF8 ○セルフィ ○ラグナ
3/5   FF10 ○キマリ ○シーモア ○ジェクト
1/3   FF12 ○バルフレア
1/3   FF13 ○ホープ
1/6   FFT  ○ウィーグラフ
2/7   DQ4 ○マーニャ ○エビルプリースト
2/7   DQ7 ○グレーテ姫
2/5   DQ8 ○ヤンガス ○ドルマゲス
2/2   DQS ○主人公
FF 12/74 DQ 6/60

合計18/134
437名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 18:23:59 ID:c/wyLAeF0
>>422-423
したらばのほうでまだ話し合われてるみたいだが

とりあえず、どれが通しでどれに修正・破棄要求が出てるのか整理して告知頼む
ログ読んでもよくわからん
438名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 18:26:51 ID:6gt45rVLP
したらばに行けばすぐに分かるよ
439名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 18:29:26 ID:5/lLpipo0
>>435で挙げられてるもの+息子とポピリアが出会うSSが破棄
修正中のは息子、ビアンカ、ガボの登場SS
440名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 18:31:31 ID:5EcP3c9n0
荒らしが書いた>>435を全部破棄にして、今後は議論の際は書き手がしたらばに出頭するのを義務化することになった
そうすれば荒らしが何度も問題作投下してればしたらばの管理人に分かるから
441名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 18:43:11 ID:c/wyLAeF0
したらば見てきたが、あれもう決定なのか?
まだ議論中に見えるんだが……

とりあえず見てないの俺だけじゃないだろうからしたらばのURLはっとく
http://jbbs.livedoor.jp/game/51970/
442名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 18:46:00 ID:ZDNk4ZPLO
その修正中のも、もう一旦破棄でいいんじゃないの?
結構経つけど音沙汰ないし
いつまでもキャラ拘束するのもよくないだろ
ビアンカ息子モグ破棄して、>>406通しでいいよ
443名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 18:50:01 ID:6gt45rVLP
書き手がいったん破棄して、デボラ話でロック書いてるから無理だ
とりあえず、生存報告だけでも希望

今から24時間以内に音沙汰がなければ破棄で良いんじゃない

444名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 19:08:13 ID:iZcobYlf0
http://image01.w.livedoor.jp/d/i/dqffbrr_wiki/623c2d0c0d42ce66.JPG
http://image02.w.livedoor.jp/d/i/dqffbrr_wiki/bf22f9d4fd3e1175.PNG
http://image01.w.livedoor.jp/d/i/dqffbrr_wiki/7e5d1c6407669501.PNG

現在地更新
とりあえずレーベのガラフたちは殺伐と戦闘してるクラウド・セフィロスに気付かなかったのかと
445名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 19:11:48 ID:Emkp5Sz60
股間の大剣に夢中だったんだろ
446名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 19:13:48 ID:vFTNVWbi0
>>443
もし破棄になった場合の話、投稿してもいいか?一応保留ってことで
よければ書くけど
447名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 19:33:34 ID:6gt45rVLP
名作書いてしまって、前の書き手は近況報告しなければよかったのに、
とかいう状況になっても困るので我慢してくれ

>>444
乙です
北東の人気が少ないな
448329:2011/01/17(月) 19:46:34 ID:vFTNVWbi0
どっちでも俺のにつなげられるんだけどね。まあ一応投下はしないことにしておこう
449名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 19:47:59 ID:IxH58LCO0
帰宅しました
天使の闇の作者ですが、>>435に異議を申し上げさせていただきます

私はあくまで前回の描写からリレーを行ったにすぎません
ニアナの頭部へのダメージはニアナは頭をさすったという描写がされていますので、描写がなかったという指摘は正しくありません
指摘を行うなら最低限、該当SSを読み込んでから行うことをお勧めします

頭部へ強い衝撃を受けた場合、即時に意識を失うことがなくとも内部の血管などに損傷があった場合、数時間後に死亡するケースは現実にも存在します
状態表にないことは描写してはならないというルールがない以上これに関しては正当であると主張させていただきます

防具を装備していたためダメージが異なるという指摘に関しても、
防具をつけていた方が有利になるのは確かでしょう
しかし、それがどう展開に影響するかは書き手が判断し描写を行うものです
150のダメージを防具で100にしたところでHP100のキャラクターは死亡します
私は死亡に足るダメージであると判断し、そう描写したまでです
その判断を行う権限は書き手に委ねられるべきであり、外部がそれに対して物言いをつける権利などないと考えています
確かにひのきのぼうなどで魔王を一撃で倒すなど、行き過ぎた描写であれば指摘されてしかるものであると思いますが
お互い頭部での衝突であり片方が死亡している以上、今回がそれに当たるとは考えておりません

それと要求の出し方に関しても苦言を呈させていただくと
議論もなしに一方的な破棄宣言などがまかり通っていいはずがありません
まずは問題点を洗い出し、修正要求を行うのが筋というものではないでしょうか?
厳しいことを言うようですが、そういった筋も通せないようでは相手に要求を出す資格はないものと考えます
450名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 19:51:52 ID:6gt45rVLP
なんか長くなりそうなので、議論はしたらばで頼む
http://jbbs.livedoor.jp/game/51970/
451名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 19:57:36 ID:IxH58LCO0
>>450
お断りさせていただきます
残念ですがこれまでの扱いから私のあなた方への信頼度は底をついております
荒らしのレッテルを張られている以上、無条件に>>398氏のおっしゃられた対応を取られかねません
魔女裁判の法廷に自ら赴くほど私は愚かではありません
今後の執筆活動に影響が出る可能性がある以上、その要求に応じることはできません
長くなって本スレでの議論が邪魔になるようでしたら、私が新たにしたらばを借りますのでそこで議論をすることを提案します

なお、したらばへの出向拒否は今回の件のみに限らせていただきますので、今後はその方針に従いますのであしからず
452名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:06:09 ID:iZcobYlf0
> 私のあなた方への信頼度は底をついております
えーと、それで何故そこまで頑なにここで書こうとなさるのでしょう?
信頼のない状態でリレーなどできないでしょうに
あなたがここの住人を信頼できないのならリレーされたくないでしょうし、逆もまた然りでしょう
あなたはこのスレに何を求めているのですか?
453名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:07:33 ID:9NcgOIqu0
面倒な流れすぎてもう疲れた
454名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:10:29 ID:aw3JwoEA0
どう転がろうが、あんな殺し方したキャラ活かすのも難しいんだから素直に死んだことにすればいいのに
455名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:12:41 ID:vFTNVWbi0
一言で言うならキャラクターを殺すんならそれなりに山を作れ
はい死にましたー、じゃおもしろみも何もない
456名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:14:24 ID:bNHxC2db0
>私のあなた方への信頼度

クソ笑った
二度と来んなよ迷惑だから
他所でもこういうことはしないように
457名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:16:26 ID:9NcgOIqu0
まあ>>451を見る限りそれなりに執筆経験がある書き手だとは思うけど…なあ
458名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:16:37 ID:vD26LtcO0
旧まとめと同じ臭いする
459名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:19:01 ID:IxH58LCO0
レッテル貼りを行いまともに議論も行おうともしない、悪意ある住民がいるのは事実です
むしろあれだけ人を荒らし扱いしておいて何故信頼してもらえていると思えるのか疑問でなりません

私が今後ここで書く書かないかは状況次第ですし今回の話とはあまり関係がありません
私が求めているのは今回の話の理不尽な破棄要求の撤回です
最初から何度もそう主張しております、何故御理解いただけないのでしょうか?

私は議論拒否など行っていません
むしろ議論を要求しています
方法の提案も>>451で行っています

そして>>451の主張に対する反論を下さい
納得すれば素直に引き下がります
反論がないようなら問題なしとして通しとなるのが筋というものだと思うのですが?
460名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:21:27 ID:6gt45rVLP
>>459
意見が欲しいなら
つ >>450
461名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:23:21 ID:bNHxC2db0
>>459
じゃあ筋は通らないけど破棄ってことで
あんたは正しかったが悪逆非道の俺たちのせいで追放されたって話にしましょう
462名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:24:28 ID:vFTNVWbi0
ああ、もうそれでいいな。つまらない話でキャラクター殺したらもったいないし
463名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:28:02 ID:c/wyLAeF0
したらばでの議論を拒否するのはどうかと思うし、あのSSが破棄になること自体には俺も異論ない
けどさ、書き手の態度やSSの内容よりも
ロクに理由も説明せずに書き手をいきなり荒らし認定した住人の態度のほうが問題は大きいと思う

先に話し合うことを放棄するような態度を取ったのは>>368>>371のようなレスをした人間と
それに便乗して騒いだ連中であって、書き手じゃない
あの対応は酷過ぎたよ

つーかさ、したらばではニアナ死亡までは通しの流れになってるみたいなんだが?
464名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:28:46 ID:IxH58LCO0
>>460
私の扱いはこのような感じです>>461-462
こんな状況で何を信じてしたらばに書きこめというのでしょうか?
465名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:31:01 ID:bNHxC2db0
>>463
確かに今回の件の住人の態度は最悪だと思う
たとえ荒らしだったとしても言葉に気を付けて話すのが正しい姿じゃないかな
466名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:32:33 ID:iZcobYlf0
せめて住人一括でくくらず、一部って言って欲しい
467名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:37:00 ID:6gt45rVLP
>>464
本当に通したいSSなら、どんなに自分が孤立しているように思えるときでも
住人に対して敵意をむき出しにせずに、公の土俵で相手に対して理解を求める
そして、妥協できるところは妥協する。自分も他のロワでそうやって来たよ
468名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 20:41:49 ID:IxH58LCO0
>>467
土俵に立つこと自体がリスクをはらんでいますので拒否させていただいているのです
はっきり言って初めから荒らしのレッテルを貼られた時点で私が同じ土俵で戦える機会は失われたと考えています

それに本スレを汚すのが好ましくないという目的であれば私の提案しました方法で問題ないと思われるのですが
それが受理されず、>>398氏のようなレスがある以上
私のIPを取得する目的があるのではないかと危惧してしまうのは当然ではないでしょうか?
469名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:04:03 ID:BaSMVX4N0
投下します
470大いなるすれ違い:2011/01/17(月) 21:05:43 ID:BaSMVX4N0
(さて、どっちに進むべきか…)
ジタンを殺した後塔の地下に降りると、3つに分かれた道に出くわした。
ミーティア姫を探しつつ、効率よく邪魔者を排除していくなら、人の多い方に進むのがいい。
果たしてどちらに進めば多くの参加者がいるのか。
(…迷っていてもしょうがないな)
とりあえず右の道に進むことに決め、歩き出そうとした瞬間。
「おーい、兄貴ー!」
後ろから、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
(この声は…)
恐る恐る振り返ると、声の主がこちらに向かって駆けてくるのが見えた。
「ヤンガス…!」
声の主は、かつて共に旅をした仲間の一人、ヤンガスだった。
「やっぱり兄貴だったでがす。いやーまさかこんなに早く兄貴と出会えるなんて思わなかったでがす」
そう言って、よかったよかったと笑うヤンガス。
(こっちは良くないんだよヤンガス…)
適当に相槌を打ちながら、心の中で舌打ちをする。
ミーティアのために邪魔者を殺していく上で、同行者の存在は邪魔でしかない。
仲間の目を盗みつつ敵を殺していくのは至難の業だ。
(こうなったら、仕方ないか…)
ヤンガスを、殺そう。
幸い、ヤンガスは自分を信頼しきっている。
殺すのはそう難しくないだろう。
そう決意し、キラーピアスを握る手に力を込める。
「…兄貴が何を考えてるかは分かってるでげす」
それまで笑っていたヤンガスが急に真顔になり、低い声でそう告げた。
びっくりして危うくキラーピアスを落としそうになった。
(まさか…バレてるのか!?なぜ!?)
そんな自分に構わず、ヤンガスは言葉を続ける。
「ここにあの馬姫様がいると知った時点でそんな予感はしてたでがすが…今の兄貴の顔を見て確信しやした」
(くそ…っ!とにかくここは一旦逃げよう!)
何せこちらの武器は小さなナイフだけ。
対してヤンガスは、得意武器である巨大な斧を抱えている。
こちらの考えが読まれている以上、今の状態でまともにやり合ってヤンガスに勝つのは容易ではないだろう。
そう考え、駆けだそうとしたが…
「あっしも協力するでがす兄貴」
続くヤンガスの言葉で遮られた。
「え…?」
「元より、兄貴に救われた命。兄貴の選んだ道ならあっしはどこまでだって着いていくでがすよ」
またも驚かされた。
ヤンガスが自分を慕っていることは知っていた。
しかし、まさかここまでとは思わなかった。
自分が人を殺す道を選んだことを理解していて、迷わずに同じ道を進んでくれるとは。
(そこまで思ってくれてるなら…)
もはや、何も言うことなどない。
「分かったよ…ぜひ協力してくれヤンガス」
「当然でがす」
さて、と前に向き直るエイト。
道は3つある。
「それじゃあ、二手に分かれよう。ボクは右、ヤンガスは左だ。そして12時間後に、また一度ここで会おう。」
「分かったでがす。じゃあ兄貴、お気を付けて。」
ヤンガスが左の道を駆けて行くのを見届けて、自分も右の道に向かって歩き出した。

***
471大いなるすれ違い:2011/01/17(月) 21:06:38 ID:BaSMVX4N0
さて、ヤンガスという心強い協力者を得たと思い込んでいるエイト。
しかし実際には、エイトとヤンガスの認識にはズレがあった。

一人塔の廊下を歩くヤンガス。
彼には、殺し合いに乗って他人を殺す気など全くない。
では、先ほどのエイトとのやり取りは何だったのかと言うと…。
「それにしても、エイトの兄貴はよっぽど馬姫様のことが心配みたいでがす。早く馬姫様を探し出して会わせてやりたいでげすな」
そう、ヤンガスが理解していたのは、エイトがミーティアを心配していて、再会したがっているだろうということだけ。
まさかエイトがミーティアのために殺し合いに乗ったなど、夢にも思っていなかった。
「トロデのおっさんとククールの兄ちゃんはいないみたいだけど、ここには馬姫様とゼシカの姉ちゃんと、兄貴もいるでがす。みんなで力を合わせれば、あんな爺さんなんて敵じゃないでげす。げーすげすげすげす」
ヤンガスは、どこまでも楽観的だった。

【エイト@DQ8主人公 正常】
【所持品】エルメスの靴@FF9(装備中)、マテリア(不明。名前から効果の予測がつきにくいもの)
      キラーピアス@DQ4(他にジタンの支給品があればザックごと拾っています)
 第一行動方針:ミーティアを探す
 第二行動方針:12時間後にナジミの塔でヤンガスと待ち合わせ
 基本行動方針:ミーティアに少しでも害を成す可能性のある者を排除する

【現在位置:D-7 ナジミの塔地下一階、アリアハン城方面/朝】

【ヤンガス@DQ8 正常】
【道具】Eきょじんのおの@FF3、その他不明支給品
第一行動方針:ミーティアを探す
第二行動方針:12時間後にナジミの塔でエイトと待ち合わせ
基本行動方針:仲間を集めてゼムスを倒す
【現在位置:D-7 ナジミの塔地下一階、岬の洞窟方面/朝】
472名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:07:20 ID:BaSMVX4N0
以上です
473名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:13:08 ID:6gt45rVLP
>>470
投下乙
ヤンガスの能天気さが身を救ったかw
エイトはそのままサラマンダーになってしまうのか
474名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:17:44 ID:6gt45rVLP
>>468
そちらにどのような理由があるにせよ、ここまで敵意を露わにしてしまった以上、
リスクを取る覚悟がないなら、何かしらの遺恨は残る
向こうでも通してもよいって意見もあるんだから、勇気をもって書き込んでみたら?

が、管理人の公平性さえ信頼してないのなら、破棄を勧めるよ。
これまでのことは全てなかったことにして、後日改めて別の話を投下した方が
お互いにうまくいく
475名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:17:55 ID:IxH58LCO0
投下乙です

まあエイトがのるとは思わないよなぁ
近くには姦し娘がいるがどうなるか

>>473
既にジタンを殺しているのでサラマンではないですぜ
476名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:22:29 ID:6gt45rVLP
>>475
ああすまん、一度殺していれば後がどうだろうが
サラマンダーの定義には当てはまらんな
477名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:23:41 ID:IxH58LCO0
>>474
ご心配は非常にありがたいのですが、そこまで向こうへの書き込みにこだわる意図がわからないです

とはいえ、私としては破棄要求が取り下げられるのであればこれ以上言うことはありません
通しであると明言されたのならば素直に黙って立ち去ります
本スレで要求撤回がされるのをお待ちしております

お騒がせして申し訳ありませんでした
478 ◆BDs19cF74k :2011/01/17(月) 21:24:42 ID:/rWonQIw0
>>468
遅まきながらログを読ませてもらいました。
あなたの懸念されている、>>398さんの言うようなことはしないとお約束します。
(明確な荒らし行為をされた場合は別ですが、そういうことをされる方ではないと思います)
ここは私を信頼していただけないでしょうか?
479名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:29:46 ID:IxH58LCO0
>>478
わざわざ出てもらってすいません。お手数かけます
ですが、既に通しで良いとの判断をいただけそうなので、私としては出張る理由も無くなっております
変な遺恨を残すのも何なのでこのまま立ち去らせていただきます

このようなことのためにわざわざ登場いただき、ありがとうございました
480名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:36:56 ID:IxH58LCO0
最後に、自らの作品の正当性という点では譲るつもりはないものの
今回の件で不本意ながら派生的にいろいろとご迷惑をかける形となってしまいました
その点に関しては深く謝罪申し上げます

それでは失礼いたしました
481名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:41:29 ID:eGdiwQ6g0
もうこなくていいです
482名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:53:18 ID:ZDNk4ZPLO
>>443
でも最初はレックスで書いたんだし、レックスフリーになるならそっちの方通したいんじゃないか?
いや作者がどっちでもいいって言うんだったら別にいいけど
作者さんいるなら日付変わる前に返事してもらいたい
483名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 21:54:50 ID:6gt45rVLP
>>479
他人が何とかしてくれるから自分は何もしない
という言い分は、書き手としてあまりにも無責任だ
それならば、はっきりと破棄と言ってもらいたい



これはただの独り言なんだが、
0時以降にしたらばに書き込むという辺りで妥協はできないか?
感情的になってしまったということで、管理人も今回限りは大目に見てくれるんじゃない
いや、ただの勘違いだな。すまん。
484名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 22:03:01 ID:IxH58LCO0
>>483
ああなるほど、つまり私がしたらばに別人を装って書き込んでいると思っていたわけですね
書き込みを促す意図に得心がいきました、そして裏切られた気分です
やっと話を聞いていただける方が現れたと喜んでみれば、結局誰にも信じていただけていなかったのですね
私の主張が通った以上、もうこれ以上続ける気はありませんが、残念ですとだけ伝えておきます
485名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 22:09:44 ID:j9U79Mgp0
破棄はいいよ。
ニアナ死亡破棄なら同じぐらいの馬鹿さ加減で死んだクラウドの話も破棄にしないと不公平だし。
クラウド死亡が通るならニアナ死亡も通しでいいと思う。
486名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 22:14:39 ID:vFTNVWbi0
あっちにも書いたけどロワだから適当に殺していいってのは
「コロコロなんて低学年向けなんだから漫画のページにウンコだけ描いておけばいいだろ」って感じでギャグもなくひたすらウンコだけ描いてあるようなものだと思うんだ。
487名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 22:26:33 ID:6gt45rVLP
>>484
そうじゃないと信じてるから、その疑念を晴らして欲しかったんだけどね
あまり逃げ腰にならずに、自分のSSに対する意気込みを見せて欲しかった

まあ、ここはトリなしのロワだし、次回からは真っ新な気持ちで進みましょうか
488名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 22:27:36 ID:njwbs7sRO
ズガンばっかりの糞パロロワ乙
489名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 22:31:27 ID:c/wyLAeF0
そろそろしたらばで正式決定してこっちに告知がくると思う
意見がある人はしたらばで
本スレでは双方、この件についてこれ以上のレスは控えてほしい
490名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 22:53:45 ID:mbT+nqJr0
>>482
気遣いはありがたいけど一回破棄にしたし
デボラのままで良いよ
491名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 23:16:30 ID:0dcTUK2F0
1・本スレの ID:p668kOYQ0の投稿は荒らし目的として全てNGとする。
2.「天使の闇」については、書き手がしたらばに書き込みをすることを拒んだ為、荒らし目的と暫定してNGとする。(書き手がしたらばに書き込んだ場合、この限りではない。期限は24時間。)
3・以降この件についての意見などがあればしたらばにて行う。
4・投下されて3日以内にSSへの修正要求があった場合、したらばでの書き手と要求者との議論を行う。議論終了から修正までの期限は現状では3日。これを行わない全てのSSを本企画では採用しない。

以後は、問題作などの扱いは全てしたらばで取り扱います(同じ荒らしが何度も企画を混乱させるのを避けるため)
よって、修正要求を受けてしたらばに書き込めない書き手は全て荒らしとして処理されるので、あしからず
492名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/17(月) 23:51:16 ID:s6UvDNSq0
>>491
まだきちんと決まっていないのに先走るのは良くないぞ
493名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:00:51 ID:aw3JwoEA0
ところでクラウド死亡話に修正要求が出たとして、それは受け付けられるんですかね?
バシルーラの杖でぶつかって死亡とかはおかしいって出てたように思うんですが?
494名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:01:04 ID:5Q29/k6m0
1・本スレの ID:p668kOYQ0の投稿は荒らし目的として全てNGとする。
2.「天使の闇」については、書き手がしたらばに書き込みをすることを拒んだ為、荒らし目的と暫定してNGとする。(書き手がしたらばに書き込んだ場合、この限りではない。期限は1/19 0:00まで。)
3・以降この件についての意見などがあればしたらばにて行う。
4・投下されて3日以内にしたらばの避難所にてSSへの修正要求があった場合、したらばでの書き手と要求者との議論を行う。議論終了から修正までの期限は現状では3日。これを行わない全てのSSを本企画では採用しない。

とりあえずこれで確定
495名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:02:53 ID:WmZBbBEkO
>>493
そこまで蒸し返すと面倒だからもういいよ
496名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:19:14 ID:K5z5E/Uk0
素朴な疑問として、仮にしたらばに書き込みがあったとして
それが本人かどうかどうやって確認するつもりなんだ?
497名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:21:15 ID:6XMkOT4X0
どうしても破棄にしたい奴らが勝手に喚いてるだけ
これが総意とか思われても困る
498名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:26:01 ID:M8D/Ia5E0
偽物が来たときは本人が来ればすぐにばれるんじゃない

成りすましで修正の問題は
これまでの2ちゃんだけの時もあんまり変わらん
つか、したらばで要求されない限りは破棄にならないってことは
これまでよりも、ノイズを気にせずに済むと思うんだが
499名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:27:23 ID:4Ncn21+x0
>>497
だったらしたらばで意見行ってこいよ
500名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:27:40 ID:Z5dPPero0
>>496
ぶっちゃけ、明らかに問題ある書き手のIPを握っておきたかっただけ
荒らしだから避けたみたいだけど、荒らしじゃなくてまともな書き手だったらその体裁だけ整えれば通しだった
501名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 00:28:23 ID:6XMkOT4X0
同じこと二度も書き込むほど暇じゃない
502名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 07:04:59 ID:eenJypnWP
このロワのライバル系キャラの動向
ガーランド 記憶が曖昧、まあ普通
マティウス 今回のロワ充 カッコいいがロリコン
エクスデス チャモロのしもべ、バカ1号
ケフカ    同じく2号
セフィロス 共闘の願いは通じず死亡 3rdも復活したしそっちで頑張れ
ガブラス  ガラフ達と一緒に肉体美を披露
サイファー 普通の対主催。ただ、支給品が杖だらけ
クジャ    気分で参加者を攻撃、彼も普通

竜王    優勝目指して悪巧み、普通かな
バラモス  無差別。はらわたはらわた五月蠅すぎ

芸人率高いw
503名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 19:36:40 ID:S7gqChIr0
一応>>443から24時間たったが>>180-183は破棄ということにして王子の話書いていいんだろうか
504名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 19:39:00 ID:M8D/Ia5E0
いいんじゃない
505名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 19:47:46 ID:S7gqChIr0
了解。一応避難所の方に投下する。
506名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:03:02 ID:bL+Ar9ps0
帰宅しました
>>494にまず苦言を呈させて頂きますと
私が書き込みを拒んだから荒らしの疑惑が発生しているのではなく
私は荒らしのレッテルを貼られているから書き込みを拒んでいるのです
因果関係を逆転させ事実をねじ曲げないでください

あなた方は書き手を機械や聖人君子だと思っているのですか?
その認識は間違いです、改めてください
書き手はあなた方と同じ感情を持った人間です
怒りもすれば意地にもなります
後暗いところがあるから書き込めない?
それはそうでしょう
あなた達が私をそんな存在にした祀り上げたのですから

あなた方は私をバカだと思っているのでしょうか?
したらばに書き込まずとも確認することは出来ているのですよ?

荒らしと断定され、規制をちらつかされ、首輪をつけるだのと言われ
そんな相談をしているところへのこのこ行くと思いますか?

そして私は管理人氏に対して信用できないなどと一言もいっていません
私が信用できないのはあなた達です
たとえ管理人氏にその意志がなくとも
あなた方が私を荒らしと断定し、規制申請を行わないとはとても思えません
たとえ裁判長が中立でも陪審員がすべて敵ならば無意味です
そうなれば管理人の義務として対処せざる得ません
むしろそれを行わない管理人など信頼に値しません
管理人氏は中立であると信じているからこそあなた方の態度が目につくのです
要求を伝えるだけ伝えて終わりではなく、まずその態度を改めてください

ただ、目的が私のIPを記録し排他することが目的でないというのならば従います
書きこめというのなら書き込みましょう
ただし、私は首輪をつけられあなた方の犬になるつもりはありません

それが最大限の譲歩です
507名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:08:40 ID:bL+Ar9ps0
したらば>>327に書き込みました
508名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:13:07 ID:+JpG5f3R0
>後暗いところがあるから書き込めない?
>それはそうでしょう
>あなた達が私をそんな存在にした祀り上げたのですから
>あなた方は私をバカだと思っているのでしょうか?
>したらばに書き込まずとも確認することは出来ているのですよ?


こりゃバカに思われるわ
あっちへの書き込みもちゃんとPCからのものみたいだし、尻尾は掴めた
とりあえずSSは修正のうえ通しでいいんじゃない?
なぜ頭部に防具を装備しているニアナがダメージを受けていたのか、の描写を追加すれば矛盾はなくなるし
509名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:16:07 ID:XRiJm/o30
煽らないと気が済まないのか
少しは波風立てない努力してくれ、頼むから
510名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:18:31 ID:m/0jGp840
>>508
それについては>>449で弁明してるみたいだな、正直違和感を拭えない言い訳にしか見えんが
まあもういいんじゃない?あんなSSとこんな書き手のためにこれ以上時間を使うのは無駄としか言いようがないだろ
綺麗さっぱり全滅してあとに続く展開もないんだから、アイテムだけ回収して終わりにもできるし
511名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:22:04 ID:K5z5E/Uk0
ほんと、いい加減にしてくれよ
これからもずっと、問題があるSS投下されるたびに書き手を荒らし扱いするつもりなのか?
あの書き手を荒らしだって騒いでた連中は消えて欲しい
512名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:23:04 ID:wMP9DOKd0
これで今後>>425とか>>427レベルのものが来てもおかしくなくなったのか
ズガン報復フラグ潰しをやるのは自由だが、他の書き手が萎えない程度にしてほしいな
まあ乙
513名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:25:41 ID:wMP9DOKd0
>>511
荒らし扱いというより、粗大ゴミを捨て損なったって感じだろ
問題のあるSSを意図的に投下するなら、書き手自身がいくら生真面目でも迷惑度は荒らしと変わらん
コレが残ったことで、他の書き手荒らしが活気付いてフラグ潰しに精を出さないとも限らないし
514名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:30:58 ID:XPRvVkLh0
これでやっとスレが平和になるな
もう疑わしいだけで書き手を荒らし扱いにする事態は起こさないようにしよう
515名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:33:01 ID:kCfctNl30
序盤の盛り上がりに冷水をぶっかけられたのは事実だが、はっきり言って最近のパロロワではそれがデフォだから
ここから書き手達が頑張って立て直すのを信じてみていてくれ、としか言えないな
煽ってる人たちがもし本気なら頭冷やしたほうがいい、この書き手をおちょくって楽しんでるだけかもしれんが
しかし彼はこの長文を書く意欲を何故SSに向けられなかったのだろ?ふしぎ

>>506-7
乙です
まあ色々ありましたが、これからはあまり肩に力をいれずに頑張るといいかと
516名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 20:35:17 ID:6z7RA26eO
あんだけルールと前の話読み込んでて書いた作品があれだとそりゃ文句出るわな
お前この後どうなるか分かってて書いてるだろ、と
逆に投下後の対応が小学生レベルだったら次からは気をつけろで済みそうだ
517名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:07:14 ID:w/weJyxN0
もうやめいやめるんだ話を穏便におさめるんや
518名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:14:08 ID:eenJypnWP
FF13−2が年末に出るらしいね。シナリオは前回と同じ鳥山で。
ここの住人で買う人はいる?
519名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:26:17 ID:XRiJm/o30
嫌な予感しかしない
10-2を知ってるからなぁ
でもそれは10の評価が高かったからだから、案外それは大丈夫なのかも?
520繋がれていく、命の螺旋:2011/01/18(火) 21:34:39 ID:EB3tcVP10

D-5を爆走しているのは、喋る馬のエド。
その尻尾に捕まっているガボは幾度となく地面に叩きつけられているが、たいしたダメージは見受けられない。
未だガボを背中に乗せず、主として認めていないエドだが、そのタフさには驚いていた。
野生児ガボは乗り手というよりは同類……一匹の獣のような印象を、エドに与えている。

「おおい、いい加減機嫌を直して止まってくれよぉ」

「にしのうみの あさせのそば」

エドの走りが止まる。反動で頭から地面に突っ込んだガボを後ろ足で蹴り飛ばした事から見ても、エドがガボの言う事を聞いて止まったのではない、と理解できよう。
傑馬エドの鋭い視線は、前方から走ってくる魔獣に留められていた。

「グルルルルル……!」

「わたしはしゃべるうまのエド」

魔獣の種族はキラーパンサー。名はゲレゲレ。
エドと同じく進行を止めたゲレゲレは、いいとこ育ちのボンボンのエドの洗練された優雅な目線とはまた違った魅力を持つ、野性的な眼でエドを甞めまわす。

「ガウッ! ガウガウ!」

「もし もし」

「いってえなぁ。なあ、オイラ達が喧嘩してもしょうがね……おっ? おめーら……ひょっとして……」」

フラフラとエドの脇に這い出たガボも、ようやくキラーパンサーの存在に気付く。
そして動物語に通じる彼には、二匹の間に何が生まれているのか知ることができた。

「れんあいってやつだなー! わっかんねー!」

「みつけたら みつけたら みつけたら」

「キュウ〜〜ルルル〜〜」

そう……エドとゲレゲレの間には、愛が生まれていた。
生まれ持った美声を持ち、勇者たちの旅の一助ともなった馬界のホープ、エド。
魔界の殺し屋とまで呼ばれた種族でありながら、ムスコスという理想的主人に愛を注がれて育ったゲレゲレ。
この不世出の二匹が、互いの長所を目ざとく見切り、交配の必要性を悟って、野生的愛情交換に至るのはもはや常識であると言えた。
エドが淫靡な所作で横たわり、ゲレゲレを誘う。ゲレゲレもよだれを垂らしながらそれに応じ、仇敵に襲い掛かるような勢いで飛びついた。

「どっひゃー! こんなところでなにしてんだおめーら!」

ガボの静止など通じるはずもなく、ゲレゲレの腰は激しく上下し、エドの嬌声が轟きわたる。あまりに強い、愛の誓い。

「わきのつぼ わきのつぼ わたし の あさせ」

「バウ! バウ!」
521名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:35:15 ID:hM2nKKHB0
セフィロス死亡から今までの流れでやる気失った人ってどんくらいいるんだろうな
とりあえず、俺はもう今後ここで書く気はないし、それ以外のことで貢献する気にもなれない
せっかく書いても、次のSSで適当な展開で殺されるかもしれないって、誰がそんなとこで書きたがるって言うんだ?
それでも書くって言う危篤な奴がいるんなら、まあ頑張れ
頑張っても立て直せるとは到底思えないけど
522繋がれていく、命の螺旋:2011/01/18(火) 21:35:35 ID:EB3tcVP10

誰に憚ることもない交配が続く。
そも、特殊な生態を持つ魔獣や異能個体の間での異種交配はごく自然なものである。
ロバとウマのあいの子などとは一線を画した、生物としての欲求ではなく魔に通じる"存在"特有の、より強き魔を産まんとする欲求。
それらの積み重ねもあって、魔族や魔獣は月日とともに進化していったのだ。
人間に飼いならされたゆえか……いや人間に飼いならされ、同種を知らぬゆえにゲレゲレの異種交配への禁忌感は薄い。
喋るウマ、という世界に二匹といない極上の恋人と出会って、その馬肉に溺れぬ理由がなかった。エドも同様である。
性別など関係ない……愛するもの、愛されるものによる甘美な時はやがて終わり、ゲレゲレの種は確かにエドの中に息づいた。
生まれてくる子への愛情……それを感じたとき、エドは母親へと、クラスチェンジしたといえよう(性別は関係ない)。

「わたしは そばで しゃべる」

「ガルル……」

「そうか、誰かは言えないけど人を探してんのか……じゃあ一緒にはいられねーなぁ」

最初は止めようとしていたガボも、二匹の愛の育みを見て感動したのか、一歩引いてゲレゲレと意思疎通している。
巡り会った二匹だが、互いに譲れぬものはある。エドは極上の餌。ゲレゲレは仇敵、デボラ。
互いにそのものを語ることはなかったが、共にいることはできないと双方が悟っていた。
彼らが探しているものは、自分だけで見つけることに意味があるのだから。

「わたしはしゃべるうまのエド」

「ガウガウ」

そうして、つかの間のエンドレスタイムを過ごした二匹は別れた。
エドの中に芽生えるであろう新たな命……この殺し合いの舞台の中では儚く消えるかもしれないもの。
だがガボは、それを美しいと感じ、さきほどよりも強くこの馬に乗りたいと願っていた(性的な意味ではない)。

「なあ、オイラを……」

「もし かわきのつぼを みつけたら にしのうみの あさせのそばで つかうのですよ。」

大してエドは、尻尾に掴まらせてあげるだけなんだから勘違いしないでよね、という風情で身を翻す。

                    \ちょっとどこ行くんだよう/
\わたしはしゃべるうまの(ry/  \            /
   ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ,ハiヽミ               ∧,,∧
       /"・,, ミミ             (^ω^;)っ_/)   ≡ =
      (。/ )   ミi┬―┬‐'⌒ヾミミミミ彡と,,__,,つ
        ノ    |_|_____.| "    )               ≡ = = -
       ,( 、  ,,)_.||_彡(  ,,ノ   = ―
         //( ノ."    ,ノ.ノ, (      ≡ ==
      //   \Yフ  , '/  い        三 ≡ = ―
      くノ     "  くノ    //"三
   ,.,,, ,.,,,      ,,,     くノ   ,,, ,           ,.,,,
    ドドッドドッド


ガボがエドの背中に乗れた時……なにか"希望"のようなものが見える。そんな気がする。
523繋がれていく、命の螺旋:2011/01/18(火) 21:36:33 ID:EB3tcVP10


【ガボ@DQ7 HP9/10】
【所持品(?)】しゃべるうまのエド(妊娠確実)@DQ3
 第一行動方針:腹ごしらえ
 第二行動方針:エドに乗りたい
 基本行動方針:ゼムスをとっちめる
【現在位置:D-5 平原】

【ゲレゲレ@DQ5】
【道具】不明
第一行動方針:デボラを探し出して殺す
基本行動方針:仲間達(デボラ除く)と一緒に元の世界に帰る
【現在位置:D-5 平原】
524名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:38:33 ID:eenJypnWP
投下乙。孕むなww
525名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:41:21 ID:WmZBbBEkO
投下乙
笑ったけど、まあこれは無しですね
全年齢板だし
526名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:46:26 ID:XPRvVkLh0
>>521
それをなぜわざわざ言う?去るなら黙って去れよ
527名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:52:27 ID:91Jx0Sx7Q
良いんじゃね
魔物だし
528名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 21:53:07 ID:eenJypnWP
直接的な描写もないからな
529名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 22:04:59 ID:1bioCiBc0
>>525
破棄して欲しいならとっととしたらばで意見してこいクズ
530名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/18(火) 22:19:47 ID:T1mSr46U0
スルーしろよ。
531【想いを断ち切って】:2011/01/18(火) 23:22:28 ID:S7gqChIr0
避難所でGOサインが出たので。

「あ、あの……」
もょもとは何者かに声をかけられた。
「ぽ、ポピレア!?なんでここに……」
「……ポピーを、知ってるの!?」
すぐに違うことが分かった。背丈や顔はそっくりだが、服や髪型が違う。
それにこれは少年の声だ。
「ポピーと会ったの!?ここで!?」
「あ、ああ……。」
「ご、ごめんなさい……。いきなり不躾に……。僕の名前はティムアル。みんなからはティミーって呼ばれてる。」
「俺はもょもと。一応、勇者ロトの血を引くって言われてる。それでポピレアの話なんだけどな……。」

「そ、そうなの……。マティウスという人について行って……。」
ティムアルはさびしさを感じた。
ポピレアの「ティミーのお嫁さんには私がなるんだから!」という言葉を聞いたのはいつだっただろうか。
もちろんそれまでも妹として大切な人だった。だが、それからしばらく時間が流れる中で別の感情が芽生え始めた。
本当に自分とポピレアが結婚できたら。もちろんそれが許されない想いだということは知っていた。
ポピレアが誰かと結婚する。それはその自分の思いに踏ん切りをつけるためのいい機会かもしれない。
愛しているからこそ、ポピレアには自分とは違う道を歩んだ上で、幸せになってほしいのだ。

だが、もょもとはそのティムアルの沈んだ表情を別のものと勘違いしていた。
「だろう!?お前だって妹を魔族なんかと結婚させたくないだろう!?」
「え、どうして……?」
「だって魔物なんてみんな悪党に決まってるだろ。倒さなきゃいけないんだから。」
「僕、それは違うと思うけどな。確かに命を奪いに来るやつらだっている。
でも、僕のお父さんは魔物使いだったんだ。仲間だった魔物はみんな、いい奴だよ。
それに、ポピレアだって魔物使いの血が強いみたいでさ。僕だけ、魔物とそれほど仲良くできなかったっけ……。」
この子はまだ子供だ。それゆえにだまされているのではないのか。しかし、そのようには見えないし、それに子供だからそういったことを見通す力もあるのではないか。
もょもとは心の中で自問自答する。
「……わかった。」
「……え?」
「マティウスと手を組む。だが、あくまでも同盟ということにしておこう。
少なくとも味方になるのなら殺そうとはしないだろうしな。その上で行動を見てから決める。」

その一方でティムアルは思う。父親が時折その片鱗を見せた、自分やポピレアに対する、殺意とも取れる激しい憎悪。
母親の自分に対してはさげすむような、そしてポピレアに対しては激しい嫉妬を含んだ眼。
そして、ポピレアが仲間にした者を除くと基本的に魔物たちは父親に従っている。
マティウスという男には忠告すべきかもしれない、と。

【もょもと@DQ2ローレシアの王子 ティムアルのベホマ連続によって全快】
【所持品】Eひかりのつるぎ@DQ2 残り不明
第一行動方針:マティウスと同盟関係を結ぶ。配下にはならない
基本行動方針:仲間を集めてゲームからの脱出

【ティムアル@DQ5主人公の息子 MP2/3】
【所持品】不明
第一行動方針:ポピレアとの合流
基本行動方針:ポピレアを守り抜く

【現在位置:B−7・森/午前】
532名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/19(水) 01:16:30 ID:p6Ysh3eT0
ウィーグラフは懊悩する。
たとえ力を手にし立場が変われど、やはり己は利用される者に過ぎないのだと。
昔も、今もそうだ。
より大きな力を持つ者にこの地に立たされ再び踊らされようとしている。

私は何度繰り返せばいいのだ。

顔を手で覆い、全てが見えなくなった。
既に彼はラムザに対する怒りも、権威に対する反抗心という懸糸すら失った人形、肉片である。
ただ、虚しさこそが彼の心を占め、支給品の一つ、究極の破壊という名を冠する名剣すらひのきのぼう同然である。

わたしはわたしはわたしはわたしはわたしはわたしは
わたしはわたしはわたしはわたしはわたしはわたしは
わたしはわたしはわたしはわたしはわたしはわたしは



「はぁはぁ…」

ミディアムパープルの艶めかしい少女が息を切らせ走り行く。
その顔には悲壮感が漂い、走らねばお楽しみが待っていることを見る者に悟らせる。
彼女が想起するのは愛するバンダナを巻いた青年。

「おとなしくしてください」

その後ろから追うのは赤き翼をはためかせ、その蒼き体から禍々しさを顕す者。
凶相に浮かぶ満面の笑みはいつにもまして歪んでいる。

「みんな この私に 殺されてしまうのですから!」

この構図はまさに狩る者と狩られる者。
今なお駆けるマリアが殺されぬ理由とは、飛翔するドルマゲスが殺さないからに過ぎない。
ドルマゲスはマリアが必死に逃れようと画策するのを、確実に、確実に追い込んでから殺そうと決めていた。
無論、マリアが他の参加者を探し、自分をどうにかしてもらおうと考えていることぐらいはドルマゲスとて承知の上。
マリアは気づいていないが、ドルマゲスは人の気配がしないところに彼女を追い込んでいるのだ。
つまるところ、彼女が完全に絶望したところを、見るも無残な姿で生きたまま放置してやろうと考えていたのだ。

「あっひゃ!あっひゃ!あーっひゃひゃひゃひゃひゃ!」

そんなドルマゲスにも気づけないものはあった。

「あっひゃhyああああああああああああaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリアを追う己の真横から迫る熱源。
ドルマゲスもろともあらゆる障害を破壊し尽くす聖なる業火。
人の気配はしなかったはずと思いながらもドルマゲスは抗えない。
魔力、闘気、膂力が生み出した破壊の渦はドルマゲスの体を焼き吹き飛ばした。

「黙れ」

しばらくして一言だけ呟き、ウィーグラフは行く。
恐る恐る己を見る少女を一瞥し関心もなく、一歩一歩まるでゾンビかのごとく。
それを見ていたマリアは急ぎ、ウィーグラフの元へ駆け寄った。
魔物を一蹴するだけの力を持った何を考えているか分からぬ男でも、彼女は独りでいるよりかはマシだと思ったのだろうか。
それとも何か他の意図があったのだろうか、それはよく分からない。
533名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/19(水) 01:23:34 ID:p6Ysh3eT0
【ウィーグラフ@FFT】
【所持品】ラグナロク@FF4 残り不明
第一行動方針:???
基本行動方針:私の人生とは何だったのだろう

【マリア@FF2 HP2/5】
【所持品】エルメスの靴@FF6 残り不明
第一行動方針:接触を試みる
基本行動方針:フリオニールに会いたい

【現在位置:G-3 山/午前】


【ドルマゲス@DQ8 HP4/5】
【所持品】不明
第一行動方針:???
基本行動方針:殺し続ける

【現在位置:G-2 森/午前】
534名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/19(水) 01:24:34 ID:p6Ysh3eT0
タイトルは「放浪青年」で
535名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/19(水) 22:15:40 ID:mbZ6vL5X0
一気に勢い落ちたな
まあ、ちょっと下手なSS書いたら荒らし扱いでフルボッコされるんじゃ当然か
536名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/19(水) 22:37:02 ID:G/emTDUNP
お気に入りキャラは率先して書いても
それ以外となると筆が鈍る
つまり、残っているのは……
537名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/19(水) 23:50:26 ID:k+AXIq6x0
誰も書く気がない邪魔なキャラということか
538喜劇から悲劇へ 1/3:2011/01/20(木) 00:01:03 ID:1TG0dOeU0
カインを探そうとレーベの民家から出たセシルは早々と驚愕することになった。

「これは……なんということだ」

長身黒衣の銀髪の男。
同じく黒衣だが金髪の男。
そしてまだ少女と呼ぶべきであろう少女の死体が転がっていたからだ。

「外でこんな戦闘が起こっていたというのに僕は何も気がつかなかったのか……」

この世界の情報が何か得られないかと民家の本棚を調べていたのだが、その間に事は全て終わっていたらしい。

「悠長にしてる暇はない。埋葬せずに行くことを許してくれ」

セシルは3つの遺体に短く黙祷を捧げた。
その時、鋭い破裂音と悲鳴が上がる。
どうやらセシルのいる場所からは死角となる村の大通りの辺りからだ。
少し距離はあるがセシルは迷う間もなく駆けだしていった。



「あ、悪夢だ……これは」

アグリアスは青ざめながら目の前の現実を否定しようとしていた。
だが現実は変わらず、3人の男たちが見せつけるように(事実見せつけていた)ポージングをとっている。

「さあ、お嬢さん! 見てくれ、この肉t」

―――ターン……ッ

刹那、ジャッジ・ガブラスの頭部に深紅の華が咲き誇った。

「ぬう? ガブラス殿!」

異常に即座に反応したガラフが倒れゆくガブラスの身体を支える。
しかしガブラスは既に息絶えていた。

「伏せろ! 銃による狙撃だ!!」

アグリアスが叫び、ガブラスの倒れ方から射線を予測してそこから影となるように身を潜めた。

「なんということだ、ガブラス殿が……」
「ガラフさん、今はあの人の言うとおり身を隠して!」

アモスがガラフを突き飛ばし、先ほどまで立っていた高台の影に押し込んだ。
そして自分も後に続こうとした矢先――その膝が撃ち抜かれた。

「うわぁっ!!」
「アモス殿!!」
「出るなご老人!!」

アモスへと駆け寄ろうとするガラフをアグリアスの声が押しとどめる。

「だが!」
「その女性の言うとおりです、出ちゃ駄目だ……私がそちらへ……」

這って進もうとするアモスだが手を伸ばした時、今度は脇腹に銃弾が撃ち込まれた。

「ぐぅあっ!」
「アモーーーース!!」
539喜劇から悲劇へ 2/3:2011/01/20(木) 00:02:28 ID:1TG0dOeU0


「ち、最初はいい感じだったんだが上手くいかないもんだねぇ……歯がゆいよ」

レーベから少し離れた並木の枝の上で青髪の女性がライフルを構えていた。
彼女はパルムの女海賊レイラ。
狙撃銃は初めて扱う武器だったが、使用法が書かれた説明書と数度の試射によって一応扱えるようになっていた。
海賊であるからには視力の良さは言うに及ばず、弓の扱いもそれなりに習熟している。
狙いを定める技術は元から高い上に、鍛え抜かれた身体は狙撃銃を扱うに適し、また本人の素質も高かった。
しかしやはり命中精度はまだまだで、初弾こそ命中したものの
次弾はそれて男の足にあたり、3発目も急所に当てることはできなかった。

「ま、練習と思いやいいかい」

4度彼女は狙いを定め、引き鉄を引いた。



4発目はアモスの肩肉を弾けさせた。

「おのれ、何も出来ぬというのか……」
「なんという命中精度と射程だ……おそらくあの並木から撃っているのだろうが有に100mは離れているぞ……」

アグリアスも銃については知っているつもりだったが、少なくともここまで長射程の銃など大砲以外に知りはしなかった。
(おそらく未知の技術で作られた銃なのだろう、くそ、連射も可能なせいで打つ手がない!)

「ガ、ガラフさん……出ないで下さいよ……」
「だがアモス殿……」
「ウィルくんに伝えて下さい……私は情けない最期を遂げましたが君ならこんな世界を――」

アモスは最後まで言うことが出来なかった。
5発目の銃弾がアモスのこめかみから貫通し、絶命させたのだ。

「ア……モス……どの……」

事切れるアモスを前ににしてガラフの怒りは頂点に達した。

「おのれ、同志を見殺しにして何が暁の四戦士か!」

ガラフは高台の影から飛び出し、狙撃手がいるであろう並木に向かって駆けだした。

「よせ!」
「悪いが聞けぬ! 一度死した身だというに、決断するのが遅すぎたわ!」

すぐにでも次弾が来てガラフは撃たれる。
そう思っていたアグリアスだったが、一向にガラフが撃たれる様子はない。
「まさか弾が尽きたのか?」



勢いよく駆け迫る老人を見てレイラはあっさりと銃を仕舞い、逃げ準備にかかった。

「素早い装填にはまだ練習が必要だからねぇ、あの爺が来るまでには無理ってもんさ」

自分に言い聞かせるように呟くと、ザックから銃の替わりに手榴弾を取り出した。
銃はもう一つあるがまだ試していないため、無理をする必要はないと彼女は判断し逃げに徹することにしたのだ。

「ほらよ!」

数十メートルのところまで近づいて来ていたガラフに向かい放り投げる。
540喜劇から悲劇へ 3/3:2011/01/20(木) 00:04:12 ID:t3JrUZvk0
「ぬぅ!?」

危険を感じたガラフが止まり、身を伏せる。
爆音と衝撃が一帯を巻き込み空気を激しく振動させた。
距離があったこと、咄嗟に身を伏せたことが幸いし、ガラフは無傷で爆発をやり過ごすことが出来た。
しかし、爆発の余韻が消えたその時にはもうレイラの姿はこの場から完全に消え去っていた。

「逃したのか……クソ、わしがもう少し早く覚悟を決めておれば……」

ガラフは怒りに任せ、大地を殴りつけた。



「また、間に合わなかったのか……」
「お前は?」

息を切らせ、大通りに現れたセシルをみてアグリアスが問いかける。

「俺はセシル……こんな殺し合いを止めたいと願うものだ」
「そうか、我々は力を合わせることが出来るようだな」
「ああ、そう願う」

セシルはアグリアスに一礼すると、転がっている2つの遺体に目をやった。

「衣服まで剥ぎ取られるとは……さぞかし無念だったろう……」

セシルの哀れみの言葉にアグリアスは返す言葉を持てなかった。


【アグリアス@FFT】
【所持品】E:クレイモア@FF12 他0〜2
第一行動方針:セシルと協力
基本行動方針:ラムザと合流して巨悪を討つ。
【セシル@FF4】
【所持品】E砂塵のやり@DQ8 Eやみのころも@DQ8 しもふりにく@DQME女神の盾@DQ8 ヴァルキリーソード@DQ9 てんしのわっか@DQ9
      正宗@FF5、ほしふるうでわ@DQ3、凍神剣ゼロ@DQS その他不明 カレンの支給品
 第一行動方針:アグリアスと協力
 第二行動方針:カインと合流
 基本行動方針:ゲームからの脱出
【現在位置:C-2 レーベの村・中央通り/午前】

【レイラ@FF2】
【所持品】狙撃銃PSG-1(弾25)@現実 手榴弾×5@現実 ショットガン(弾20)@現実 ※銃種は後続の書き手に任せます。
第一行動方針:レーベから逃げる
第二行動方針:とりあえず人気のない場所で銃の練習?
基本行動方針:最後の一人になる
【現在位置:C-2 レーベの村から北西の茂み/午前】

【ガラフ@FF5】
【所持品】E蝶ネクタイ@DQ6 Eバニースーツ@DQシリーズ ブーメランパンツ@現実
第一行動方針:
基本行動方針:
【現在位置:C-2 レーベの村外周/午前】
【備考】
※ガラフ・ガブラス・アモスの普段着は脇に畳んであります。
※ガラフ・ガブラス・アモスの身に着けていたものはガラフの支給品コスチュームセットを分配したものです。
 ガブラス・アモスの支給品入りザックは普段着と一緒に置いてあります。
【ジャッジ・ガブラス@FF12 死亡】
【アモス@DQ6 死亡】
【残り113名】
541名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 00:04:29 ID:t3JrUZvk0
投下終了
542名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 00:09:53 ID:9mPHPmFYP
投下乙
レイラはマーダー化か。現代兵器恐るべし
つか、ガブラスは何やってんだか
このロワのffのボスキャラ軍団は総じてしょぼいぜw
543名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 00:21:50 ID:weqb5jtc0
投下乙
アホなことやってるからw
あとガラフの行動方針が抜けてるけど大丈夫なのか?
544名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 00:24:36 ID:t3JrUZvk0
失念していました。
申し訳ない。

【ガラフ@FF5】
【所持品】E蝶ネクタイ@DQ6 Eバニースーツ@DQシリーズ ブーメランパンツ@現実
第一行動方針:着替えに戻る
第二行動方針:ガブラス・アモスの仇を討つ
基本行動方針:バッツ・レナ・ファリス・クルル・シドとの合流
【現在位置:C-2 レーベの村外周/午前】
545名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 00:26:03 ID:KqDoZP710
アモス死んじゃった…
前回一話死亡だったから期待してたのになあ
てか前回あまり活躍出来なかった奴とか、今回初参加の奴の早死に率高すぎだろ
もうちょっと考えて殺して欲しいわ
546名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 00:38:13 ID:p30HClJ9O
うん、まああんな暢気なことやってりゃ間違いなく殺されるw
レイラとセシルが冷静すぎるだろw

>>545
初登場とイル除くと、全員どこかしらで結構出番もらったキャラばかりだよ
547邪神の面1/7:2011/01/20(木) 00:52:33 ID:WCEhxCi30

「はあ、はあっ……撒いた!?」
「ひとまず、姿は、見えない、な」

 仮面の男の姿が見えないことを確認し、ソフィアとスコールは手近な木にもたれかかって、深く深く溜息をついた。
 荒い息を整えようと深呼吸をしながら、約束どおりソフィアはあの面についての知識をスコールに話し始める。

 その名は邪神の面。
 見ただけで身の毛もよだつような瘴気を放つ呪われたその兜に、こんな世界で再び出会うとは思わなかった。
 被れば邪神に乗っ取られたかのごとく人としての精神を失わせ、装備者を回復不能の混乱に貶める呪われた装備だが、同時に呆れるほど装備者を強固にする代物でもあった。立ち向かえば必ず苦戦を強いられることになるだろう。

「……ってそんなあっからさまに顔しかめないでくれない?」
「なんでそんな厄介なものがあるんだ」
「私に言わないでよ。そりゃまあ、確かに私の世界のものだけど? 巻き込まれて厄介なのは同じだわ!」
 表情をくるくると変えながらまくし立てるソフィアの様子に、スコールはますます顰め面になる。彼にしてみればどうも苦手なタイプの人間であったのだ。無駄口を叩く暇はない、とでも言いたげに、彼女の弁明を聞き流して立ち上がる。
「とりあえず、早くここを去るぞ。さっきのやつがいつ来るか……」
「去る?」
 同じく息を整えて立ち上がったソフィアが、目を丸くしてスコールを見る。
「当然だろう、無用な戦闘は避けるべきだ」
「そう。じゃ、サヨナラだね」
「は」
 思わず間の抜けた声が出るスコールを前にして、ソフィアは不適に笑ってみせる。
「だってアレ、放っといたらいずれ誰かが被害にあうわよ。他人事じゃないでしょ? 今のうちに、どうにかしなくちゃ」
 その手の中で、フレイムカッターの刃が、木漏れ日を弾いて煌いた。もともと自分の世界でも最高峰の能力を持っていた水鏡の盾を装備しているおかげで、彼女は幸運ながら攻守ともに武具が充実している。
「一度引いたのは体勢を立て直すためよ。邪神だろうがなんだろうが、この勇者ソフィアの敵じゃないわ。必ず、倒す」
 そのあまりにも自信に満ち溢れた様子に、スコールは頭を抱えたくなった。
「あいつの強さを見てなかったのか……!?」
「私はもっと強いわよ。大体、神様とかキライなのよね。ゼムスだの邪神だの、私たちの幸せを奪うやつはぶっ壊してやるわ!」
「いや、ぶっ壊すって」
「心配しないで、必ず勝ってくるから。シンシアに誓ってね!」
 ぱっちりと斜め45度、スコールの目から完璧な角度でウインクを決め、身軽な足取りで元来た道を引き返していく。
 そんな華奢な後姿が遠ざかるのをつい見送ってしまい、スコールは本気で頭を抱えた。
548邪神の面2/7:2011/01/20(木) 00:55:59 ID:WCEhxCi30
 もょもととティムアルはそんな二人の様子を、息を潜めながら遠巻きに眺めていた。
「……ねえ、あの、も……むょ……みょ……」
「……大体みんなミョモトって読んでる」
「ご、ごめんなさい、もょもとさん。ねえ、あの人たちって」
「どうだろうな。乗ってるようには見えないが、なぜ一人離れていったのか」
 もょもと達から見れば何もない森の中で息をきらす二人の様子は非常に不審であったし、また別の場所で戦闘があった可能性も感じる。ティムアルも緊張した面持ちで、小さな腕を組み眉間に皺を寄せた。
「うん。地図見ても、ここがどこかわかんないんだよね。ひたすら森ばっかりだし」
 ティムアルはそう言って、ザックから地図を取り出そうとする。しかし地図は袋の底の方にあって、なかなか抜きだせなかった。
「何してるんだ?」
「待って、地図が出ない……。一回、中のものを……えい!」
 そう言うなり、少年はいきなりザックの口を開けて逆さまにした。
 ドッコン。
 重い音が木立の奥まで響く。ザックから出てきたのは、大きなドラムであった。ティムアルは目を丸くする。
 しかし、ドラムに木を取られている時間は二人には無かった。
「誰だッ!?」
「あ!」
 今まで様子を見守っていたスコールに気付かれ、ティムアルは驚いてびくりと肩が跳ねる。
 もう隠れようもないと思ったもょもとは、そんなティムアルを後ろに庇って、ひかりのつるぎを構えた。
549邪神の面3/7:2011/01/20(木) 00:59:30 ID:WCEhxCi30

「なんだ、今の音」
 しゃがみこんでデボラの様子を覗き込んでいたロックは目を見張り、彼女から離れて立ち上がった。なにかを打ち鳴らしたような重低音は、ロックとデボラの元にも響き渡ったのだ。
 今まさにロックを魅入らせるための言葉を紡ごうとしたデボラが、彼の死角にて眉をひそめる。黒髪の妖艶な美女は、お腹を抱えてうずくまったまま先ほどから身動きをとれずにいた。
 傍から見れば具合が悪そうなその様子は、ロックに取り入ろうとしたデボラの演技であるのだが、彼はそれに気付くこともなく。かといって彼女に特別魅入られるようなこともなしに、彼女に手を差し伸べる。
「近くで誰かいたのかもしれない。そいつが危険なやつかどうかはわかんないけど、頑張って歩けないか? こう視界と足場が悪いとこにいちゃ、よけいに危険だぜ」
「……動けないよ。怖いのよ。足が震えて、なにも考えられないの……」
 掠れた声で囁くデボラを見て、ロックは小さく息をつく。さっきからずっとこの調子で、どうしたらいいのかわからずに戸惑うばかりだった。
 かといって無理に抱え上げるのも抵抗があり、何分かこうして回復を待っていたのだが、緊急事態ともなればそんな悠長なことはしていられないだろう。
 せめて仲間が一人でもいたら、とロックは思う。焦ったり、苛立ったりしても仕方が無いが、この異常で孤独なシチュエーションが人の精神に与える影響は、あまりにも大きすぎる。自分にも、目の前の女性にもだ。
 ――やっぱり歩こう。そう考え直すと、ロックは軽々とデボラを抱え上げた。
「ちょっと、なにするのよ!」
「このままここにいても何も解決しないだろ。とにかく移動しよう。せめてもう少し足場のいいとこに行こう」

 ロックの頭の影で、誰にも気付かれずに一人、デボラはほくそ笑んでいた。
 どうやらこの男、自分を抱え上げるしぐさは乱暴極まりなくて苛立たしいが、つけあがるのは簡単なようだ。人が好い男というのはしもべとして扱うなら申し分無い。自分の幸運さを、自分を抱えて歩く男の愚かさを、デボラは一人嘲り笑う。
 ――と思っていた次の瞬間、彼女は地面にダイブした。
「どわぁ!?」
 間抜けな声をあげてデボラを取り落としすっ転ぶロック。デボラは頭を強く打ち、いたみのあまり悲鳴をあげることすら叶わなかった。
「いったたたたたたた……って、大丈夫かデボラッ!?」
 なにが大丈夫なもんか殺してやろうかバカ男。と、叫びたかったが起き上がることすら叶わない。
 そもそもロックは何に突っかかったのか。
 辛うじて目を開け、そして自分たちがなにかを下敷きにしていることに気付き――デボラは見た。自分の尻の下にある、邪神の面を。
550邪神の面4/7:2011/01/20(木) 01:01:45 ID:WCEhxCi30
「うわあああッ!?」
 なにかにつっかかって転んだと思ったら、今度はそのつっかかったものに吹き飛ばされて、二人は再度地面に転げることとなった。
 幸い頭などは打っていなかったロックは素早く起き上がって辺りを見回す。デボラは随分離れたところで身を横たえていた。駆け寄ろうとして、気付く。
 自分がつっかかった上、転んで下敷きにしていたものが起き上がったことに。その瘴気を放つ巨大な体躯に。
「……!!」
 繰り出された拳をすんでのところでかわして、ロックは素早く飛び離れる。落ちていた自分のザックに素早く手を突っ込むと、巨大なねこのてが出てきた。
(……無いよりはマシだ)
 なんぞこの武器どういう用途だと内心つっこみたかったが、生憎彼にはそんな暇も芸人気質も無い。彼はねこのてラケットを油断無く構えて、現れる足音の主に目を凝らす。
 起き上がったのは、邪神。
 一瞬本気でそう認識し、彼の全身に鳥肌が立った。それの面から発される瘴気は、幾多の戦闘を経験してきたロックでさえも慄くほどに色濃い。
 けれどロックはすぐに気付いた。認識を改めざるを得なかった。まがまがしい面に覆われたその頭部を除いては、あまりにもその体躯に見覚えがある。
 鍛え上げた筋肉を動きやすそうな麻で覆い、半端に伸びた金髪を無造作に後ろで束ねているのは――……。

「――マッシュ!?」
「いたわ、邪神の面!!」

 ロックが叫ぶと同時に、彼の後方から、女性のものと思われる勇ましい咆哮が響く。
 彼がその声の主に気付く前に、彼の目の端を赤い閃光が走り、邪心の面をつけた男――マッシュを襲った。
 声の主、ソフィアが放ったフレイムカッターの一撃は、マッシュの腕をわずかに掠めて彼女の手に戻る。
 ぱらりと、鮮血が舞った。

「って、あっぶねーな! 巻き込む気か!!」
 思わずロックが突然の乱入者に怒鳴ると、乱入者ソフィアは倍の大きさで怒鳴り返した。
「そいつは私の獲物よ!! 怪我したくないなら逃げて!!」
「獲物!?」
 距離を詰めてくるマッシュをじりじりと警戒しながらも、自分の隣まで走り寄ってきたソフィアにロックは叫んだ。
「殺さないでくれ! そいつは俺の仲間なんだ!!」
「仲間? ……ってことは何も知らずに付けちゃったのね。オッケー!」
「はあ!?」
 一人納得して笑みさえ浮かべる彼女に、思わず顔をしかめる。そんなロックにお構いなしと言った様子で、ソフィアはブーメランを構えた。
「あなた、スコールとは違うのね。逃げないならいいわ、あの呪われた面だけ壊すわよ。そうしたら元に戻るはずだから」
「あ……! そうか、あの面のせいかっ」
「そういうこと! 私がブーメランで撹乱するから割りに行って! 当たんないように気をつけてね、さくせんいのちだいじに!」
「い……、いちいち言われなくてもわかる!!」
 言うなり飛び出していくロックを確認し、ソフィアはマッシュに回り込むようにして走り出す。

「悪いわね。――性分なのよ!!」
551邪神の面5/7:2011/01/20(木) 01:06:22 ID:WCEhxCi30

「……要するに、お互い乗る気は無いんだな?」
「そういうことだな」
 一方、スコール・もょもと・ティムアルの3人は、争い合うこともなく和解の流れとなっていた。
「先ほど、一人女性と別れてたよな? あの人はどうなんだ?」
 もょもとがスコールにそう尋ねると、スコールはずきずきと痛む頭をおさえて溜息をついた。
「……乗る気は全くないんだろう。むしろ逆に、他人事じゃないとか言って戻っていった」
「たにんごとじゃ、ない?」
 首をかしげたティムアルに、スコールはしかめつらのままで頷いた。
「向こうで呪われた面をつけた男に襲われた。他の参加者に被害が及ぶ前にと言って、そいつを倒しにいったんだ」
「なんだって……?」
 もょもとは思わず息を呑む。
 スコールが話した彼女の行動は、もょもとが胸に宿した、貫こうとした信念そのもののような気がしていた。
 参加者に被害が及ぶ前に、参加者を守るために。そう言って戦う人間が自分以外にもいるのだ。
 そうなればもょもとの方針は一つだ。きっと決意をこめた表情を二人に向けて、口を開いた。


 デボラが気絶していたのはほんの数分だ。その間に状況は一変していた。
 いつの間にか見知らぬ緑髪の女が現れて、ロックと二人でまがまがしい面をつけた大男と戦っている。
 だがロックはラケットという特殊な、しかも後衛向きの武器の扱いに慣れず、かなりの苦戦を強いられているようだった。
 その冴えない動きに、女の投擲ともうまくコンビネーションが取れておらず、時に自滅しかけてすらいる。
 ――せっかく見つけたのに、死なれてはかなわない。デボラは身体を引きずるようにして戦場から遠ざかりながらも、内心で舌打ちしていた。
 デボラが本気の力を出せば戦局は変わるだろうが、彼女はあえてうずくまったままでいることを選ぶ。
 助けたりなどして自分がか弱い女などではないと知れれば、せっかく見つけたしもべが自分を守ってくれないではないか。
 出会う男たちすべてに取り入って、そして自分を守らせる。そのためにはこの殺し合いという舞台は最高だ。
 狂気の世界にたたずむ、ただ一人の美しく悲しい女。そう、まさにヒロインの座をわがものとできる。
 デボラは己の夢想に酔いしれていた。

 しかし、その酔いはすぐに醒まされることになる。
552邪神の面6/7:2011/01/20(木) 01:07:16 ID:WCEhxCi30


「――――お母さんッ!!?」


 駆けつけたもょもと、スコール、それにティムアルが初めに目にしたものは……傷だらけでうずくまっている、黒髪の妖艶な美女。ティムアルの母、デボラその人である。
 彼女の強さを知るティムアルは、その光景に驚愕した。

 そしてその強さを知られているデボラの、瞳に宿るのは、殺意。



553邪神の面7/7 状態表:2011/01/20(木) 01:09:07 ID:WCEhxCi30
【ロック@FF6 HP3/4】
【所持品】Eねこのてラケット@FF9 他不明
第一行動方針:マッシュの邪神の面を壊す
第二行動方針:仲間に会う
基本行動方針:生き延びる
【ソフィア@DQ4女勇者 幻覚症状】
【所持品】Eフレイムカッター@DQ9 Eみかがみの盾@DQ6 他不明
第一行動方針:マッシュの邪神の面を壊す
第ニ行動方針:仲間たちとの合流
基本行動方針:シンシアと二人で幸せになる

【マッシュ@FF6 HP9/10】
【所持品】E邪神の面@DQ4 他不明
第一行動方針: 混乱中

【ティムアル@DQ5主人公の息子 MP2/3】
【所持品】たたかいのドラム(※ザックにしまいました)、他不明
第一行動方針:デボラを助ける
第二行動方針:ポピレアとの合流
基本行動方針:ポピレアを守り抜く
【もょもと@DQ2ローレシアの王子】
【所持品】Eひかりのつるぎ@DQ2 残り不明
第一行動方針:ソフィアを手助けする
第二行動方針:マティウスと同盟関係を結ぶ。配下にはならない
基本行動方針:仲間を集めてゲームからの脱出
【スコール@FF8】
【所持品】不明、ガンブレードでは無い
第一行動方針:ソフィアを手助けする
基本行動方針:不明(ゲームには乗らない)

【デボラ@DQ5 HP3/4】
【道具】不明
第一行動方針:ティムアルを殺す?
第二行動方針:ロック含め男たちに取り入る
基本行動方針:男たちに守ってもらう、同郷の者は皆殺し

【現在位置:B-7 森の中/朝】
まみむめも!(これ、流行らせたい挨拶の言葉!)
今日はなんと! 最後の一人になるまで殺し合いをしなきゃいけないっていうこわ〜いゲームにムリヤリ参加させられちゃいました!
このゲーム(この呼び方、なーんか趣味悪くてあんまり好きじゃないなぁ)を主催したのはゼムスっていうヤツ!
そもそもこんなゲームをやろうとする時点でものすごーく悪いヤツなんだけど、ほんっとのほんっとに悪いヤツで、
見せしめにいきなり男の人の首輪を爆発させて、殺しちゃったんだ!
私や他の参加者にも同じ首輪がはめられてるみたいで、ゼムスに逆らったら同じように爆発するんだって!
ヒドイよね。こんなことするヤツは許せない! 
けど、どうする事も出来なくて、そのままゲームの会場に飛ばされちゃったんだ。くやし〜い!


そんな私たちが今、何をしているのかというと、一生懸命調べ物をしています。
私『たち』。そう! 仲間ができました〜! ぱちぱち〜!

「どうも彼らは、本当にあまり金が無かったようじゃ。
 お金のかかりそうな武具はあまり研究できなかったようじゃが、チーズのレシピはやたら充実しておるし、
 武器代を節約するため、剣技を捨て格闘技を鍛えるようになった、ともある」
「う〜ん、本当に苦労してたんだ〜。ただのドケチじゃなかったんだね〜」

この人がその仲間のシドさん。
そう!学園長とおんなじ名前!
(後で知ったんだけど、シド・ハイウィンドさんって人や、シドルファス・オルランドゥさんって人もいるんだって!)
シドさんって名前で呼ぶと、学園長を思い出してなんだかヘンな感じ。だからおじいちゃんって呼ぶことにしました!

そのおじいちゃんことシドさんと出会ったのは、この場所に飛ばされてすぐ。
いきなり人に会うと思わなかったから、お互いびっくりしちゃった!
でも、落ち着いたらすぐに仲良くなれました! いい人に会えてよかった〜!

そしてまずは情報交換! こういうときは情報収集が大事だもんね!
と言っても、お互いここに来たばっかりだから、交換できる情報は少ししか無かったんだ。
と、いうわけで、その少しの情報……信用できる大切な仲間のことを教えてもらいました!
バッツさん、レナさん、ガラフさん、ファリスさん、クルルちゃん……とってもいい人たちなんだって! 会ってみたいな〜!
私も負けじとみんなのいいところを猛アピール! 気に入ってもらえたかな?
それと、ヤバーい奴のことも教えてもらいました!
エクスデスっていうんだけど、邪悪な心が集まって生まれたんだって。なんだかブキミ〜。

次に、お互いの支給品のおひろめ大会!
何が入ってるか分からないのって、ちょっとわくわくするよね!

おじいちゃんの支給品は、プラチナメッサーっていうナイフが一本。
ミスリルとプラチナの合金でできたナイフなんだって! 刃が真っ白でと〜ってもキレイ!
ナイフは武器として考えるとちょっと微妙かもしれないけど、戦う以外にもいろいろ使えて便利だから、
結構イイものがもらえたのかも!
私の支給品は、まずはコレ! じゃ〜ん! マジカルハット!
魔法使いみたいな帽子で、とーってもカワイイ!
ワンピースの色にもピッタリだし、すっかり気に入っちゃった!
大きくて目立っちゃうかなーとも思ったけど、ここは見通しがいいから、帽子があっても無くてもあんまり変わんないよね?
と、いうわけで! さっそくかぶってみました! 似合ってるかな〜?
それと、次はコレ! なんだかフシギな本。表紙に鍋……かな? とにかくそんな絵が描いてあるんだ。
本屋さんで売ってるようなしっかりしたつくりの本じゃなくて…う〜ん、なんて言うのかな。
なんか昔の本って感じだよ!
相談した結果、プラチナメッサーは戦える私が、フシギな本は学者であるおじいちゃんが、
マジカルハットはそのまま私が持つことになりました!

でも実は私の支給品はもう1つあって……なんとなんと! G.F.のケツァクウァトルだったんだ〜!
支給『品』ってヒドいよね! 私たちと一緒に戦ってくれる仲間なのに〜!
でも、G.F.のことって、イチから説明するのって難しいよね。
だから、支給品は2つだけってことにしちゃった。ゴメンねおじいちゃん! いじわるしてるわけじゃないんだよ〜!

それから、フシギな本を読んでみることに!
大事なのは情報収集! もしかしたら、ゼムスの弱点とか首輪の外し方が書いてあるかも……
って、さすがにそんな都合いい事書いてあるわけないよね。
でも、とっても面白い事が書いてあったんだ〜!

「どうやらこれは、トロデという人物が記した錬金術の研究書のようじゃ」
「レンキンジュツ?」
「わしも初めて見るのう。例えばの」
そう言いながら、おじいちゃんはあるページを開いて見せてくれた。

  『マジカルスカート=とうぞくのこしみの+マジカルなもの1+マジカルなもの2』

「つまり、とうぞくのこしみのと、何かマジカルなものを2つ『錬金がま』というものに入れると、
 こしみのにマジカルな要素がミックスされた、マジカルなスカートになるようなんじゃ」
「へぇ〜!」
すっごいよね〜! こしみのがスカートになっちゃうんだって!
あ、レンキン『がま』ってことは、あの表紙の絵は鍋じゃなくてお釜だったんだね。
「それと、時折メモ書きが入っている。
 あのアイテムは違うとか、もっとこうしてみようとか。ただ……」

  『ついにマジカルなものの目星がついた。さっそく試してみたいのじゃが、お金が無いと却下されてしもうた。
   まったく……エイトのドケチめ』
「半分以上がただの愚痴になっとるようじゃ」
「あははは! 残念だったね〜!」
「ワシも若い頃はお金で苦労したからの、よ〜くわかるぞい」
「あははは……あれ? エイト?」
ちょっとピーンときた私はあわてて名簿を開いたの。そしたらなんと!
「あった!」
さっきおじいちゃんが教えてくれた超ワルーいヤツ、エクスデス!
その1つ前のページの人の名前が、エイト!
「なんと!」
「さっき名簿確認した時にちらっと見えたんだ」
「なら、著書のトロデもいるかもしれん!」
そうだよね! というわけで、今度はトロデさんを探してみた。けど……
「う〜ん……トロデさんはいないみたい」
ざんね〜ん。愉快なトロデさんに会えるかもって思ったのに。
「でもでも、この人本当にドケチなエイトさんなのかな?」
「わからん。同名の別人かもしれん。じゃが……」
「もしかしたら、他の参加者のことも書いてあるかも……?」
「そのとおりじゃ!」

と、いうわけで!
このフシギ〜なレシピブックをばっちり調べることになったのです!
おじいちゃんがレシピブックを読んで、人の名前が出てきたら、その人がいるかどうか私が名簿でチェック!
っていう分担になったんだけど……

おじいちゃん無防備すぎだよ!
もしかして今がこわ〜いゲームの真っ最中だってこと忘れてる? ってくらい本に集中しちゃってる。
う〜ん、さすがは学者さん。これは私が守ってあげないとね!
見渡す限り見通しのいい原っぱだし、後ろは海だし、とりあえず奇襲の心配は無さそうだけど、油断は禁物!
ふぁいと、お〜!

「チャゴス、というのはおるか?」
「ん〜……いないみたい。何て書いてあるの〜?」
「『チャゴス王子があんなゲス野郎だったとは……』と、嘆いておるわい」
「うわ〜。そいついなくて良かったね〜」

【セルフィ@FF8 正常】
【所持品】Eプラチナメッサー@FFT Eマジカルハット@DQ8 EG.F.ケツァクウァトル@FF8
第一行動方針:名簿をチェックしつつ辺りを警戒
第二行動方針:仲間との合流
基本行動方針:ゼムスを倒し、みんなで帰る

【シド@FF5 正常】
【所持品】錬金レシピブック(未完成)@DQ8
第一行動方針:レシピブックを
第二行動方針:仲間との合流
基本行動方針:ゲームからの脱出

【現在位置:D-6・塔の北、橋の西側の方の海岸/朝】
557名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 01:52:27 ID:WCEhxCi30
>>556 訂正します。

【シド@FF5 正常】
【所持品】錬金レシピブック(未完成)@DQ8
第一行動方針:レシピブックを読む
第二行動方針:仲間との合流
基本行動方針:ゲームからの脱出
558【油断と予想外】1/2:2011/01/20(木) 02:07:53 ID:zKvYvgpG0
ティムアルはデボラに駆け寄り、抱き起こす。
「お母さん、大丈夫!?」
ティムアルと共にいたもょもととスコールがまっすぐにマッシュへと向かって走り出したことはまさに僥倖、デボラにとってはそう思えた。
(本当にただの、馬鹿。)
デボラにとって油断しているティムアルを殺害するなど、簡単なことだ。そのあとマッシュとか言う男を誘導し、ティムアルを撲殺させた、そういうことにすればいい。
「あ、ああ、私は……」
そしてティムアルの首の骨をへし折ろうと殴りつけた。
が、
「つぅッ!」
ダメージを受けたのはむしろデボラの方だった。
「そうやって、殺そうっていうんだね?ポピーもさ。」
ティムアルはデボラを信用できるものではない、そう分かっていた。
デボラは母親だからティムアルが油断するはず、というその考えこそが油断だったのだ。
「本当ならスカラの方がいいんだけどね。僕は使えないから。」
ティムアルは1人ごちた。
それと同時にもょもとの元へ走り出した。
「もょもとさん!」
さきほどもょもとはポピレアと会ったと言っていた。
そしてその近くに、まだポピレアはいるはずなのだ。
マッシュの一撃をかいくぐりながら、ティムアルはもょもとに言う。
「さっき、もょもとさんがマティウスさんに会ったところに!」
キメラの翼を取り出して叫ぶ。
この時は先ほどとは逆に、自分がポピレアと違ってルーラを使えないことをありがたく思った。
使えたならば、禁止されている呪文を使おうとしていたかもしれない。
もょもととティムアルは指定した場所に飛ばされた。

559【油断と予想外】2/2:2011/01/20(木) 02:09:14 ID:zKvYvgpG0
咄嗟のことだったのでもょもとは受け身を取り切れず、着地した場所で尻餅をついた。
「いてて……。」
「ごめんなさい。でも、ああしないといけなかったんだ。そうでないと僕がポピーに危険を伝えられずに死んでたかもしれない。
もうわかったから言っておくよ。お母さんはね、僕と、ポピーの敵だ。」
「そんな馬鹿な……。」
ティムアルは首にできたあざを見せつける。
「さっき、思い切り殴られた。あの、混乱してる人のせいにしようとしたんだと思う。マティウスさんに会ったら、もょもとさんはすぐ戻って。僕はポピーを守る。」

ほどなくしてマティウス、ポピレアと合流できた。
「そんな、お母さんが……。」
「本当だよ。マティウスさん、ポピーを危険な目に会わせたくなかったら、ずっとポピーのそばにいて。僕もできるだけ、警戒はするから。」
キメラの翼にはじめは気づかなかったこと、それも幸運だったとティムアルは思った。
そして、もょもとは走り出した。デボラという女は信用できないのだと伝えるため。そして、ソフィアたちを助けるために。

【ティムアル@DQ5主人公の息子 MP1/2】
【所持品】たたかいのドラム(※ザックにしまいました)、他一つ
第一行動方針:ポピレアの殺害をもくろむ者の排除
基本行動方針:ポピレアを守り抜く

【もょもと@DQ2ローレシアの王子 お尻痛い】
【所持品】Eひかりのつるぎ@DQ2 残り不明
第一行動方針:ソフィアたちの元へ戻る
基本行動方針:仲間を集めてゲームからの脱出

【マティウス@FF2こうてい】
【所持品】Eぎんがのつるぎ@DQ9 Eテトラエレメンタル@FF7
第一行動方針:闇の軍団候補探し
基本行動方針:この世界で人材を集め闇の軍団を再結成し、主催を討つ
         デボラと出会った場合は殺害。ムスコスを発見し、ポピレアとティムアルを殺害しようとした場合も同様。

【ポピレア@DQ5主人公の娘】
【所持品】EベレッタM92 残弾30 残り不明
第一行動方針:マティウス、ティムアルと父親を探す
基本行動方針:父親との合流&殺し合いを止める

【現在位置:B−6・森/午前】
560名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 02:12:01 ID:zKvYvgpG0
状態表修正

【ティムアル@DQ5主人公の息子 HP5/6 MP1/2】
【所持品】たたかいのドラム(※ザックにしまいました)、他一つ
第一行動方針:ポピレアの殺害をもくろむ者の排除
基本行動方針:ポピレアを守り抜く

【もょもと@DQ2ローレシアの王子 お尻痛い】
【所持品】Eひかりのつるぎ@DQ2 残り不明
第一行動方針:ソフィアたちの元へ戻る
第二行動方針:デボラと出会った場合、最大限の警戒を払う
基本行動方針:仲間を集めてゲームからの脱出

【マティウス@FF2こうてい】
【所持品】Eぎんがのつるぎ@DQ9 Eテトラエレメンタル@FF7
第一行動方針:闇の軍団候補探し
基本行動方針:この世界で人材を集め闇の軍団を再結成し、主催を討つ
         デボラと出会った場合は殺害。ムスコスを発見し、ポピレアとティムアルを殺害しようとした場合も同様。

【ポピレア@DQ5主人公の娘】
【所持品】EベレッタM92 残弾30 残り不明
第一行動方針:マティウス、ティムアルと父親を探す
基本行動方針:父親との合流&殺し合いを止める

【現在位置:B−6・森/午前】
561タネ大砲の脅威:2011/01/20(木) 03:16:46 ID:WzFQuoRI0
シャドウの後を歩むサスケの頭が破裂した。
脳漿が草地にぶちまけられ、司令塔を失った体が重力に引かれ地に堕ちた。
アーヴァインがすぐにその位置から飛び、死角へと逃げ込む。
射線を読み、スピカを握り締め敵の把握に務めようとするが追撃はなく既にそこには誰もいなかった。

「僕が気配すら感じ取れなかっただって…」

サスケの死に対する感慨は何も無い。
所詮、インスタントな関係に過ぎない。
だが立ち居地が悪ければ、そこで転がっていたのは自分かもしれないと思うと冷や汗物であった。
シャドウはどうなったのやら。

【現在位置:E-3・森/午前】

【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 聖なるナイフ@DQ4 雷神の支給品
基本行動方針:?


【アーヴァイン@FF8】
【道具】スピカ@FF12 
    オニオンバレット×17 サイレント弾×10 ソイルショット×10 アクアバレット×10
    ナパームショット×10 石化弾×10 風のペネトラテ×10 ダークショット×5
第一行動方針:セルフィを生き残らせる


【キマリ@FF10】
【道具】不明
基本行動方針:?
562名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 03:49:09 ID:FD27OxeqO
またお前か
563名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 07:04:10 ID:QMd3fQnr0
>>561
死亡表記がないので、修正が必要ですね
修正して再投下をお願いします
それまではキャラ拘束を避けるために破棄とさせていただきます

あと文章から状況が伝わりにくいので修正の際はそこも留意して貰えると嬉しいです
行動方針の丸投げも多用するべきではないでしょう
この場合キャラが気絶しているわけでもなんでもないのですから行動方針がないのは不自然すぎます
次の書き手に繋ぐことを考えて書くことが大事ですよ
564名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 07:13:56 ID:P+AjH/MH0
本来はしたらばで議論なんだが
誰にもわかるミスがあった場合はまあ、そういうプロセスは不要だわな
565不意の再会:2011/01/20(木) 07:34:23 ID:c65Tl7ak0
「シーモア!」
「おやおや、これは奇遇な……ロンゾ族のキマリ、でしたか?」

スピラのロンゾ族、キマリはかつての仇敵と対峙していた。

「何故、いきてる!?」
「さて、これもエボンの神の思し召しでしょうか」

キマリの問いにもシーモアは余裕の笑みで答える。
実際にシーモアにも自分が何故ここにいるのか解っていない。
だが彼はこれをチャンスだと思っていた。

「生き延びて再びスピラに戻り、全てを手にせよと仰せなのでしょう」
「! ロンゾの仇……覚悟!!」

キマリは手にした棍、「すべてのぼう」でシーモアへと迫る。

「今は戦いを避けましょう」

シーモアは懐から取り出した煙玉を投げた。

「ム!?」

咄嗟に玉を棒で薙ぎ払うが、その瞬間玉は爆発し、煙が周囲に撒き散らされる。

「逃げるな、シーモア!!」
「お断りします」

がむしゃらに棒を振り回しながら煙の中を駆け抜け、視界が晴れた時にはシーモアの姿は見えなかった。

「おのれ!」

シーモアを求め、キマリは駆けだす。
ロンゾの若者が駆け去った後、森の木陰からシーモアが現れた。

「さて、どうしますかね」

真っ先に殺し合いに乗るのは愚か者のすること。
シーモアはまずは潜伏し、機を待つことにした。


【シーモア@FF10】
【所持品】煙玉×9 残り不明
第一行動方針:まずは潜伏?
基本行動方針:生き延びてスピラへと帰還する

【キマリ@FF10】
【所持品】すべてのぼう@FF3 残り不明
第一行動方針:シーモアを追う
基本行動方針:ゲームを脱出する

【現在位置:E-1・森/朝】
566名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 07:55:33 ID:gP0/MQ4+O
いや死亡表記くらいサッと付け足せばいいだけのもんじゃん
修正ってレベルでもない
何でその程度でいきなり破棄扱いしてんの?
567名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 08:05:35 ID:lYcWybnb0
>>563
>行動方針の丸投げも多用するべきではないでしょう
>この場合キャラが気絶しているわけでもなんでもないのですから行動方針がないのは不自然すぎます

むしろ逆なんじゃない?
こっちの方が次の書き手の自由度は上だろ
あと何様か知らないけど一方的に破棄扱いするなよ
この間の二の舞になるぞ
568名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 08:13:37 ID:P+AjH/MH0
修正請求する分には構わないんじゃない

もしかすると、ただのうっかりじゃなくて
七色光線みたいな破棄前提のネタかもしれないから
書き手の意見を聞きたいし

だって、強すぎるキマリなんてキマリじゃねえw
569名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 08:44:06 ID:9mPHPmFYP
では、こちらも修正請求

>>561
死亡表記が抜けていますね。普通はこちらで一行加えて終わりなのですが、
今回の話は少々ネタ度が強く、正直、何が起きたのかよく分かりません。
幾通りの解釈ができたので次のうちどれなのか教えていただけますか

1.単に死亡表記を忘れただけ
2.実はサスケは生きている。キマリと共謀して死んだふりをした
  という後続パートがあったのだが、うっかり投下し忘れた
3. 後続フォロー前提の話。サスケの生死は丸投げ
4.実はただの七色光線、リレーせずに没で構わない
5.その辺は全部後続に任せる、好きにしてよい
5. その他
570名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 09:35:06 ID:9mPHPmFYP
要求だけだと何なので、感想も。
いやはや、恐ろしく強いキマリですな
キマリは誰も成長させないキャラの代表なので、3人に雷神シド以上に圧倒すると
ヤムチャがフリーザを倒したベジータを一方的にボコボコにしたくらいのインパクトがありました

ただ、これはあまり万人に受け入れられるギャグとは思えない上、後続のフォローもかなり大変です。
破棄前提の話でない限り、今後はそのあたりも気を付けると良いと思いますよ
571名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 09:39:16 ID:6AedB5wl0
投下乙

とりあえず、死亡表記を追加するだけじゃ済まない可能性があるので修正要求についてはしたらばに誘導
http://jbbs.livedoor.jp/game/51970/
572名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 11:16:41 ID:SGVGEmnlQ
>>570
こいつ最高にアホw
3人を圧倒してねえだろwあきらかに不意打ちじゃん
フォローも強いて言うならキマリのスタンスぐらいだが
オルランドゥと3人の戦いを見ていて危険性を理解していたなり、どうにでもなるだろ
頭悪いよ、あんたw
573DANCER1/3   (代理投下):2011/01/20(木) 11:51:50 ID:WCEhxCi30

アリアハン大陸の中央付近に位置する森の中。
両者はそこで出会った。


マーニャは驚いていた。
まさか相手がここまで自分に肉薄してくるとは。
自分でも才能はあったと思う。誰にも負けない自信があった。事実、自分にかなうものはこれまで誰もいなかった。
それだけの情熱を注いできた。
だが、全く予想もできない相手が今、自分と互角に渡り合っている。
そんな相手に出会えた事に内心喜びも感じていた。

「やるわね……だけど、ここからが本番よ!!」

望むところだ……、そう答えているのが相手の目で、動きで理解できる。
両者の想いに呼応して動きがますますヒートアップする。




「クポォォォーーーーーーーーーーーッ!!!!」




マーニャの対戦相手、モグは雄たけびを上げた。


そう、二人はDANCING!!
574DANCER2/3   (代理投下):2011/01/20(木) 11:52:41 ID:WCEhxCi30
モグは喜びに打ち震えていた。

かつてはモーグリの仲間たちに囲まれ、こうして競い合いながら共に踊りを楽しんだものだった。
だが、その仲間たちはもういない。
孤独になってしまった訳ではない。
自分を慕ってくれる雪男のウーマロがいるし、新たに人間の仲間たちも大勢できた。
彼らはかけがえのない存在だ。

だが、彼らは踊り手ではなかった。

踊りを習得したものならいた。ゴゴという人物だ。
彼は自分と遜色ないレベルの舞踏を身につけた。彼のものまね士としての芸の徹底振りは尊敬に値する。
だが、彼は生粋の踊り手ではない。
彼が魂を込めているのは、踊りではなくあくまでものまね。


彼女と出会って一目見た時に予感はした。
ためしに仕掛けてみれば、案の定向こうもそれに応えた。
理解した。種族も性別も違えど、彼女は自分と同じだと。


踊る楽しさを知ってしまった、踊らなくては生きてはいけない生き物だと。
575DANCER3/3   (代理投下):2011/01/20(木) 11:53:41 ID:WCEhxCi30



「はあ、はあ……結局勝負はつかなかったわね。あんたの見かけから想像できないような軽やかなステップと周りの環境と一体化したよう
な表現力は見事だったわ」
「身のこなしのキレはそちらにかなわないクポ。あの情熱的で生命力あふれる動きには思わず見とれてしまうクポ」
「あんた言葉しゃべれたのね……」

そう、言葉などいらなかった。共に踊れば分かり合える。それが真の踊り手。
敵ではない。我らは志を同じくする仲間だと。

「続きはここを出てからにしましょうか。あたしはマーニャよ、よろしくね」
「ボクはモグだクポ!」


【マーニャ@DQ4】
【所持品】Eたつまきのおうぎ@DQ9 他不明 
第一行動方針:モグと共に仲間を探す。
基本行動方針:仲間と共に脱出。

【モグ@FFY】
【所持品】不明
第一行動方針:マーニャと共に仲間を探す。
基本行動方針:仲間と共に脱出。

【現在位置:D-4 森/朝】
576名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 12:18:17 ID:qwCaMHtT0
投下乙!
モグとマーニャのダンシングコンビいいね!
577迫りくるΩ/始まりの終わり:2011/01/20(木) 12:42:53 ID:98rXyTKo0
エドガーと姫を見失ったオメガは困惑していた。
標的を見失った原因……突如現れた固形のゲルのような怪物に、圧倒されている自分に。
どうデータを見積もっても、戦闘者としての目の前の種族の力は自分の5億分の1以下。
だというのにそのスピードは音速をゆうに超え、放つ炎は自分の耐性すら軽く凌駕する。

(一人殺し、二人救った……これで先ほどの失態は帳消しといえよう)

主ムスコスの、人を襲ってはいけないという教えに背いた罪を消せたことで、オメガと戦う魔物の動きは精彩を放っていた。
魔物の名はスラりん。その矮躯でムスコス達と共に大魔王を倒した、世界で五指に入るであろう実力を持つモンスターである。
種族の壁すら踏破するその圧倒的な経験地は、存在としてはるかに格上のオメガですら追い込んでいた。とはいえ……。

(だが……致命打は与えられんか。たいした装甲だ)

残像を残しながらオメガを翻弄するスラりんではあるが、決め手を出す事はできない。
強すぎるがゆえに戦闘の経験に乏しいオメガを、旅で培った戦術力で抑え込んでいる体だ。
せめて仲間がいれば……と思った矢先に、スラりんの視界に新たな闖入者が映る。偶然巻き込まれたのだ。

「す……すごいですよ! あのスライムの職歴は、全上級職をマスターした場合の勇者さえ凌駕しています!」

(あいつは……スラりん……あんなに強くなって……おいらとは全然違う……)

スラりんの目に映った、サボテンみたいな雑魚モンスター。彼は、そのサボテンに見覚えがあった。
主はもちろん、他のモンスターたちも皆忘れているだろうが、あのサボテンは自分と同期の仲間モンスター。
努力もせず、才能もなく、魅力など皆無。砂漠で絞って水を出させるくらいしか用途がないくせに、そこまで行く前に保健所(モンスターじいさんのところを、スラりんはこう呼んでいた)に預けられる体たらく。
はっきりいって邪魔にはなっても役に立つことはない、本当に無駄な魔物だった。さすがに名前は思い出せない。

(……隣の少女は多少マシのようだが、我らの戦いに踏み込めるレベルではあるまい。巻き添えにならねばいいが)

そうは思っても、スラりんも手加減したり彼らを安全なところに逃がしたりできる程の余裕はない。
戦闘が本格化した今、少しでも気を抜けば自分も死ぬ。オメガとスラりんの戦いは、そういう領域にあった。

578迫りくるΩ/始まりの終わり:2011/01/20(木) 12:44:47 ID:98rXyTKo0

「きゃあああ!!」

(ちくしょおおおおおお!!!)

あらゆる魔力・特技といった不条理のぶつかり合いは周囲の空間すら蹂躙し、やがて巻き込まれた二人にも迫る。
灼熱の炎の余波。流れ光線の束。手も足も出ずにそれに飲み込まれる少女とサボテン。
それを脇目で見て、スラりんも多少申し訳のない気持ちになるが、それを気にすれば負ける。

(ゴミくずは数には入るまい……これで殺した数は2、救った数も2! 心置きなく死地に向かえるというものだ!)

スラりんが、勝負に出た。スクルトで守備力を上げ、メダパニの魔力を不気味な光に乗せ、オメガではなく周囲の空間そのものに蔓延させて眼くらましとする。
無数の残像を発生させながらオメガを取り囲むスラりんの姿が次第に見えなくなっていき、不気味な光が消えるころには完全に消えていた。
挙動を止めるオメガの背後の地面がにわかに盛り上がり、気付かれる一瞬前に灼熱の炎で地面を溶かしたスラりんの体当たりがオメガに直撃する。
あらゆる魔物に対して平等なダメージを与える、ただの体当たり。だがそれを使うのがLV99のスライムならば、それは必殺技となりうるのだ。
さきほど勇者に喰らわせた30倍の勢いでの体当たりに、オメガも機能停止寸前まで思考回路がショート寸前だったが、最後の意地で波動砲を放つ。

(ぐっ……相打ちか……ならば……)

オメガの残骸が、力なく動きを止める。
そうとうに消耗していたようだったし、スラりんとはいえギリギリの相打ちだった。
何を考えるのか、スラりんは瀕死の体を引きずって動き出す。その先には……。



(フォずーーー!!)

「大丈夫でしたか……よかった……」

ダニーは、背中を半分以上削られているフォズを揺さぶりながら、大粒の涙を流していた。
ダニーのようなダニを、フォズは命を捨ててまで庇ってくれたのだ。

「私……思うんです。既に強い人より、弱い人が頑張って勇者になってこそ、ダーマの意義があるのかなって……」

(もう喋っちゃだめだーー!!)

「だから……ダニーさんも、頑張って勇者になってください。そして、あなたが本当に勇者になれた、って信じられたら……これを開けて下さい」

フォズが、震える手でダニーに木箱を渡す。封がされたその木箱は、なにか不思議な重みをダニーに感じさせた。
そして、フォズは力尽きた。最後まで、ダーマの神官の任を果たしながら。

(うわああああ! おいらなんかのために! おいらなんかの為に死ぬことはなかったんだ……)

(その通りだな……)

(!!)

悲しみにくれるダニーの前に、にっくき仇が現れる。
瀕死の重傷を負ってなお、ダニーよりは強いであろうスラりんだ。

(そのガキも下らん死に方をしたものだ。何が勇者だ、サボテンがァ……その勇名はティムアル坊やにだけ許されるもの。貴様ごときが……苦笑すら出ぬわ!)

(な、なんだと……ムスコス様の言いつけに背いて、フォズを殺しておいて何を!)

(ムスコス様? 貴様のような用なしでも、あのお方への忠誠はまだ残っているのか……馬鹿め! 臣下というのはな、主の命ではなく主の本心に従うのだ! そんなガキ一匹殺したところであのお方はなんとも感じんわ!)

(お、お前……そんなことを本気で……)

(許せぬか? ならば来い! 貴様ごときに瀕死とはいえ負ける俺ではないわァ!)
579迫りくるΩ/始まりの終わり:2011/01/20(木) 12:46:10 ID:98rXyTKo0



(ウオオオオオオオオオオオ!!!!)

ダニーが、スラりんに突撃する。計20発の攻撃は、スラりんのHP:1をなんとか削り、死に至らしめた。

(これでいい……名もなきサボテンよ……我が経験地を継ぎ……主に仕えよ! 貴様も既に、魔の側のものではないのだからな! 他に道などない事をムスコス様と出会い、再認識するがいい!)

スラりんが心にもない言葉を吐いたのは、ムスコスによって得られた自分の経験地を無駄にしないため。
彼もまた、フォズと同じく、臣下という己の本分を貫きとおした者であった。
だが、ダニーの心には闇が宿っている。復讐心という名の闇が。
スラりんから得た莫大な経験地が、ダニーの中で燃え上がる。

(フォズを殺したのは……自分の力に酔いしれる連中のエゴだ! ならばおいらは……全てのエゴを破壊する!)

ダニーの懐で、木箱が光る。その中身は勇者の心。フォズがダニーに託した、希望だった。
だがそれが与える力は、スラりんが託した経験地と共に、ダニーの道を歪めてしまうのかもしれない……。

【スラりん@DQ5 死亡】
【オメガ@FF5 死亡】
【フォズ@DQ7 死亡】
【残り110名】


【ダニー@DQ5 HP3/5 LV99 職業:勇者(レベル1)】
【道具】勇者の心@DQ6(木箱の中に入っている、本人未確認)、不明支給品(ダニー、オメガ、スラりん)
第一行動方針:大きな力を振るう者を成敗する
最終行動方針:フォズのため、勇者になる
580迫りくるΩ/始まりの終わり:2011/01/20(木) 12:51:13 ID:98rXyTKo0
【現在位置:B-5 草原/朝】
581名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 13:11:02 ID:SGVGEmnlQ
見たか?
これが糞SSだ
サスケみたいないくらでも代わりの効くカスを殺すよりも面倒なSSだ
582名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 13:25:31 ID:KqDoZP710
とりあえず、ダニーのレベル限界は25だからそこだけは直した方がいいかな
583名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 13:33:16 ID:FhPlly/F0
ダンスニードルの限界レベルは25ですよ
584名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 13:33:35 ID:F6tdDpEzi
オメガなんて出オチだしこのぐらい生き残ればたいしたもんだろ
585名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 13:38:30 ID:WCEhxCi30
■修正要求について
・投下されて3日以内にしたらばの避難所にてSSへの修正要求があった場合、したらばでの書き手と要求者との議論を行う。
 議論終了から修正までの期限は現状では3日。これを行わない全てのSSを本企画では採用しない。


もっかい貼っとく。
それはともかくとして面白かった。ダニーが一話を追うごとに脱皮していくなwww
586名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 14:12:34 ID:389ns5SX0
DQはレベル差で経験値変わるシステムじゃないからレベル99の敵を倒したからってせいぜい10か20上がる程度だな
587名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 14:39:39 ID:7wjXe2M00
今更だが本当に主人公勢バッタバッタ死んでいくな
その分サブやサブメインキャラの活躍が楽しみだ
応援することしか出来ないが、頑張ってください
588名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 16:43:11 ID:6AedB5wl0
>>561『タネ大砲の脅威』については現在したらばで修正についての議論中
修正要求やリレーの間隔についてのルールの話し合いもされているので意見のある人はしたらばで

>>565『不意の再会』は無効扱い

>>577-580『迫りくるΩ/始まりの終わり』はダニーのレベルについて意見が出ているので
書き手氏は対応をお願いします
589名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 18:57:50 ID:/vr94xAW0
投下乙にゃん

>繋がれていく、命の螺旋
支給品が作中で妊娠するとは……しかも異種姦
書き手は病院に行ったほうがいいが面白かった
ゲレゲレはオスなのか……いやしかし……深く考えようとすると頭痛くなってきた

>想いを断ち切って
DQ5の親子の関係がここまで冷え込んだ設定を見たのは初めてだ
頑張れマゴス、いやティムアル

>放浪青年
このロワって変なテンションの奴ばかりだな

>喜劇から悲劇へ
まだ喜劇だと思います
ガラフはバニースーツを着てるから、ブーメランパンツははいてないんだよな
深く考えると頭が痛くなるのでよそう

>邪神の面
デボラさんは強敵でしたね……さてどう転ぶか楽しみだ

>こわ〜いゲームの日 〜セルフィの公開日記〜
セルフィとかいう奴、なんかウザいテンションですね
レシブを埋めていくと何かいいことありそうね

>油断と予想外
こう転びました
ティムアルあっさり看破しすぎ、盛り上がらないな
まあデボラならこんなもんか。フローラさんなら皆殺しにしてた

>DANCER
レーベの村のドレッサー会場で踊ってろ

>迫りくるΩ/始まりの終わり
スラりん強いな、台詞もスライムのものとは思えない渋さ
ダニーは強くなりそうだが、今の路線で進んで木箱を開けたときの展開を思うと欝
>はっきりいって邪魔にはなっても役に立つことはない、本当に無駄な魔物だった。さすがに名前は思い出せない。
>ゴミくずは数には入るまい
ここの書き手はダニーになんか恨みでもあんのか

590名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 19:07:29 ID:qwCaMHtT0
>>589
セルフィの日記とかは公式ネタ
いい感じにテンションも再現できてて面白いw
591名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 21:51:59 ID:IoIvrmah0
どれが修正要求出てて、何が議論中なのか
ログ読むのめんどいから誰か教えて
592名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 22:20:21 ID:fUFUTNtC0
1/10  FF8 ○ラグナ
2/5   FF10  ○シーモア ○ジェクト
1/3   FF12 ○バルフレア
1/3   FF13 ○ホープ
1/7   DQ4  ○エビルプリースト
2/7   DQ7 ○グレーテ姫
2/2   DQS ○主人公
FF 5/74 DQ 5/60

合計10/134
あとちょっとだな
593名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 22:24:06 ID:vWyI3qMR0
あれ? ユフィってまだ出てないよね?
594名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 22:46:03 ID:qwCaMHtT0
>>591

>>561>>577
決着はつくころだと思う
595王女の剣 1/2:2011/01/20(木) 22:50:59 ID:vWyI3qMR0


「ふむ、おぬしが一番か」
「え?」

アリアハン王城、謁見の間にてエッジは間の抜けた声を上げた。
玉座に座っているのは白いドレスを身にまとった綺麗な女性。
豪奢なティアラを戴いているところをみると女王、もしくは王女なのだろう。

「わらわは音楽の都、マーディラスの王女グレーテじゃ」
「僕はエッジ。アルソード王国の剣士です」

堂々とした名乗りに気後れしながらもエッジも名乗る。

「時におぬし、あのゼムスとやらの言うとおり殺し合いに乗るつもりかえ?」

グレーテのストレートな問いにエッジは詰まる。
即答できない自分の弱さが恨めしく、恥ずかしかった。
しばらくの沈黙のあと、エッジは声を絞り出す。

「乗りたく、ありません」

考えた末に出した答えがそれだった。
殺したくはない。悪に屈するのも嫌だ。
だが……死にたくはない。
それがエッジの正直な答えだった。
もし首輪がなければエッジは迷わずゼムスに剣を向ける道を選んだろう。
しかし首元の冷たい感触が常に死の恐怖を肌に伝えてくる。
そんな状態でとても「乗らない」などと言いきることは出来なかった。

「うむ、おぬしは誠実じゃな」

そんなエッジの様子をみてグレーテは満足そうにうなずく。

「これでも人を見る目には自身がある。おぬしは信用できそうじゃ」
「どういうことです?」

グレーテは立ちあがる、エッジに手を差し伸べた。

「わらわの騎士となってわらわを守ってたもれ。わらわはこれより動く。
 このような首輪の拘束などいつか取り払い、自由を取り戻して見せようぞ」

まっすぐに見つめてくる瞳。
そこには純粋なまでの自信と覚悟が見て取れた。
エッジは心を撃ち抜かれたような錯覚を覚える。
596王女の剣 2/2:2011/01/20(木) 22:51:54 ID:vWyI3qMR0

(僕には迷いしかなかった。だがこの人はこんな状況でも自分を、他人を信じられるのか……)

おそらく戦闘力など無いに等しいであろう彼女が、エッジはとても大きく見えた。
無言でその場に膝をつくと、腰にかけていた剣を横に持ち、差し出す。
グレーテは剣を受け取ると、エッジの肩に剣を添え、略式の騎士叙勲の儀式を行った。
そして剣は再びグレーテよりエッジに手渡される。

「我が騎士エッジよ、よろしく頼むぞ」
「この命に代えましても」

(懸けてみよう、この人に僕の運命を)

先ほどまでの不安と恐怖が嘘のように払拭されている。
もう彼に迷いはなかった。


【グレーテ姫@DQ7】
【所持品】E太陽の扇@DQ6 Eプリンセスローブ E黄金のティアラ
第一行動方針:エッジと共に仲間を探す
基本行動方針:ゲームからの脱出

【エッジ@DQS主人公】
【所持品】Eまどろみの剣 E風神の盾
第一行動方針:グレーテ姫を護衛する
基本行動方針:グレーテ姫に従う

【現在位置:E-7 アリアハン城・謁見の間/朝】
597名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 22:52:33 ID:vWyI3qMR0
投下終了
598名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 23:32:52 ID:qwCaMHtT0
>>592
ついでに言うといろいろあって
ビアンカも出てないってことになる
599僕にその手を… 1/2:2011/01/20(木) 23:36:44 ID:XkUvyEAf0
ゼムスとやらが何を考えこの身を復活させたのかはどうでも良い。
目的はただ一つ。
このゲームを勝ち抜き再び魔族の王として君臨するのだ。
ただし、仕上げまでこの手は汚さぬ……早速カモが現れたようだ。
森の奥から現れたのは金髪の青年。手にした本を開き警戒している。
「待って下され。私は戦う気などありません」
大きく両手を開いて降伏の意を示す。
「あなたは…」
相手はあっさりと警戒を解いた。実に扱い易そうである。
計画はこうだ。
狙いをつけた者の心の隙間に入り込み、内側から絶望で精神を蝕んで壊す…魔王、つまり殺人者を作り出す。
仕立て上げた『魔王』に参加者を殺させ、最後に始末する。
こちらには進化の秘法という切り札があるのだ。
忌まわしいソフィアどもに遭ったらけしかけて使い捨てても構わぬ。
代わりなどいくらでもいる。
「私はエビルプリースト。見ての通り魔族です」
「…エビル……」
「こんな名前と見た目で生まれてしまいましたからな。疑われるのも仕様ない」
「ごめんなさい…」
「あまり落ち込まれるな。誰にでも間違いはあるというもの。
 それに、いわれなき罪など慣れてしまいましたのでな」
弾かれたように顔を上げる青年。ありありと浮かぶ動揺の色。
「いわれなき…罪…」
――早々に見つけた心の隙。
強固な鎧を纏えど継ぎ目にナイフを突き立てれば内部に届く。
そしてそのナイフに毒が塗ってあったら?
…早速計画に着手するとしよう。
「僕はラムザ・ベオルブです」
「ラムザよ。私が殺し合いを選ばない理由を話しましょう―」
この外見のせいで人間に虐げられてきた。
人間と魔族の和平を訴えかけるも理解を示す者はいなかった。
勇者と名乗る者共が討伐に来て一方的に殺された。
…等々と生い立ちをでっち上げ大袈裟な演技を交えて話す。
「ひどい…」
しかしこのラムザとやら、面白い程引っかかる。
「かつては迫害され死んだ身ですが…悪しき者の力であれど再び命を得る事ができた。
 今一度、人間を信じてみようと思うのです」
そのアホ面に感動しましたとでも書いているかのような表情でため息をもらす。
単純。実に単純。
つられて小僧が話しだす。
『同じ志を持つ者を集め協力してこのゲームを止めたい』
『できれば参加者同士の殺し合いも止めさせたい』
熱心に語る小僧の話を真剣であるかのように装い聞いてやる。笑い飛ばしたい気持ちを抑えながら。
「そうそう。これを渡しておきましょう」
ダメ押しに不思議な輝きを持つ用途不明の石を手渡す。
「何だろう…これ。魔力を感じるけど…幻獣…?」
「私には無用の長物のようで。役に立てて下され」
有用なら利用し尽くす。危険なら小僧ごと処分する。
「おじいさん…ありがとうございます」
この私をジジイ扱いだと…だがへらへらと笑っていられるのも今のうちだ。
「地図の…この村へ行きましょう。協力してくれる人がいるかもしれない」
いずれ裏切りの苦痛に歪む事になる。
600僕にその手を… 2/2:2011/01/20(木) 23:37:33 ID:XkUvyEAf0
【ラムザ@FFT ジョブ:陰陽士 アビリティ:黒魔法 正常】
【所持品】Eパピルスプレイト@FFT 包丁@FFシリーズ 魔石ヴァリガルマンダ@FF6
 第一行動方針:レーベの村へ
 第二行動方針:仲間と合流(労働八号を最優先)
 第三行動方針:話の通じる者を集める
 基本行動方針:ゲームを中止させるかゼムスを倒す

【エビルプリースト@DQ4】
【所持品】Eてんばつの杖@DQ8 Eほしのかけら@DQ6 Eイージスの盾@FF6 あやかしそう@DQ9
 第一行動方針:レーベの村へ
 基本行動方針:殺人者を作り出しそれを利用して優勝する

【現在位置:C-2・森/午前】
601名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/20(木) 23:55:24 ID:SJxp+i8L0
投下乙。なにやら火種になりそうな。
あと、支給品て3つまでじゃなかったか。多くね?
602名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 00:05:13 ID:Cj7byVcGP

エビプリは予想通りの立ち位置に
ここの参加者は悪落ちが多いから、どんどん扇動してくれ
603名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 00:07:49 ID:C64jXqc10
イージスの盾とほしのかけらを抜いてこれに修正します。ありがとう!

【ラムザ@FFT ジョブ:陰陽士 アビリティ:黒魔法 正常】
【所持品】Eパピルスプレイト@FFT 包丁@FFシリーズ 魔石ヴァリガルマンダ@FF6
 第一行動方針:レーベの村へ
 第二行動方針:仲間と合流(労働八号を最優先)
 第三行動方針:話の通じる者を集める
 基本行動方針:ゲームを中止させるかゼムスを倒す

【エビルプリースト@DQ4】
【所持品】Eてんばつの杖@DQ8 あやかしそう@DQ9
 第一行動方針:レーベの村へ
 基本行動方針:殺人者を作り出しそれを利用して優勝する

【現在位置:C-2・森/午前】
604タネ大砲の脅威:2011/01/21(金) 00:25:44 ID:Bdyo9CNo0
キマリは体を伏せ息を殺し3者の戦いを見ていた。
遠目からではどちらが先に殺し合いを始めたのか、判断材料に乏しく割って入る訳にも行かぬからだ。
ティーダならば理屈よりも先に感情で動くであろうが、ロンゾの戦士であるキマリが勇敢と無謀を履違えるわけがない。
老人はかなりの腕を誇り、奇襲をものともせず跳ね除けたが、均衡が破られたのはその直後。
凶弾が彼の体を貫き、その血を地に溢した。
スナイパーの存在はキマリには気づけなかった。
もしも出ていれば、と己の幸運に感謝し、同時に心のうちで老人に対し陳謝した。
乗ったのはあの3人であるが、老人の死には己も少なからず関与している。
己が出ていれば情況が好転したとは言わずとも、変わっていたかもしれない。
ならば、と考えキマリは弔う事にした。
あの者達を生かしておけば必ずや仲間に対し危害を加える。
狙撃手と忍者の笑みから得た絶対的確信の前には、自分の主義等くだらない。
主義を捨てることで仲間を守れるならば、本望だ。

キマリの内なる使命感が加速する。

相手のコンディションをライブラ。
疲弊の度合いはあれ程の実力者を相手にしただけあって、3人ともかなりのもので、それを裏付けるように今もまだ自分に気づいていない。
射程からいって仕掛けるのに好ましいのはタネ大砲。
命中率という点では仲間のうちで最も優れていたキマリにとって急所に当てることは難しいことではない。
タネ大砲もまたあまり強い技ではないが、肉体派とは言えそうに無いあの3人の頭を吹き飛ばす程度には使えよう。

そしてキマリはついに青魔法を唱える。
唱えた後には――――――――



シャドウの後を歩むサスケの頭が突然破裂した。
脳漿が草地にぶちまけられ、司令塔を失った体が重力に引かれ地に堕ちた。
アーヴァインがすぐにその位置から飛び、死角へと逃げ込む。
射線を読み、スピカを握り締め敵の把握に務めようとするが追撃はなく既にそこには誰もいなかった。

「僕が気配すら感じ取れなかっただって…」

あの大物を仕留め、気が緩んでいたことは間違いない。
警戒すべきは
サスケの死に対する感慨は何も無い。
所詮、この場限りのインスタントな関係に過ぎない。
だが立ち居地が悪ければ、そこで転がっていたのは自分かもしれないと思うと冷や汗物であった。
シャドウはどうなったのやら。

と思っているとアーヴァインは自分の体が遠ざかっていくことに気づいた。
なぜだろうか、顔を失った自分の後ろに青い獣が立っている。


【現在位置:E-3・森/午前】

【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 聖なるナイフ@DQ4 雷神の支給品
基本行動方針:?

【キマリ@FF10】
【道具】ホーリーランス@FF5 ブレイプリング@FF6 
基本行動方針:もう一人を追うのは無理か


【アーヴァイン@FF8:死亡】
【サスケ@FF3:死亡】

※キマリの周辺にアーヴァイン、サスケの道具が落ちてます。
605名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 00:47:38 ID:TbdOlDTd0
いや、だからタネ大砲が強すぎなんだって
一撃死の威力で連取しまくったらキマリ無双じゃねえか
だいたいFF3物理系最強の忍者が肉体派じゃないってどういうことだよ
シド倒した後軽く雑談入ってた奴らに余裕が無いとかねーよだし
それはまだいいとして、そもそもライブラしてなんで気づかれないんだよ
文章もよりイミフになってるし、アーヴァインに何が起きたんだよ
606名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 00:53:20 ID:Cj7byVcGP
要修正を受けた作品はしたらばで仮投下して、
Goサインを得てから投下した方が良いと思うよ
607名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 00:59:40 ID:9AFzAb2r0
もういいよ
何でこんなSSにそこまで必死になってんだ
サスケとか死んでも死ななくてもどうでもいいだろ
議論長引けば空気悪くなるだけなんだからさっさと通しにして終わりにすればいい
608名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:03:22 ID:TbdOlDTd0
こんなSSでマーダー二人死ぬほうがねぇよ
609名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:06:19 ID:wJ37G4r80
もう気に食わない人は分岐ルート作って分離したら?
その方が双方にとっても良いはず
610名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:08:29 ID:TbdOlDTd0
まー書き手荒らしいるの確実だしそれもいいかもね
611タネ大砲の脅威 修正:2011/01/21(金) 01:12:08 ID:Bdyo9CNo0
キマリは体を伏せ息を殺し3者の戦いを見ていた。
遠目からではどちらが先に殺し合いを始めたのか、判断材料に乏しく割って入る訳にも行かぬからだ。
ティーダならば理屈よりも先に感情で動くであろうが、ロンゾの戦士であるキマリが勇敢と無謀を履違えるわけがない。
老人はかなりの腕を誇り、奇襲をものともせず跳ね除けたが、均衡が破られたのはその直後。
凶弾が彼の体を貫き、その血を地に溢した。
スナイパーの存在はキマリには気づけなかった。
もしも出ていれば、と己の幸運に感謝し、同時に心のうちで老人に対し陳謝した。
乗ったのはあの3人であるが、老人の死には己も少なからず関与している。
己が出ていれば情況が好転したとは言わずとも、変わっていたかもしれない。
ならば、と考えキマリは弔う事にした。
あの者達を生かしておけば必ずや仲間に対し危害を加える。
狙撃手と忍者の笑みから得た絶対的確信の前には、自分の主義等くだらない。
主義を捨てることで仲間を守れるならば、本望だ。

キマリの内なる使命感が加速する。

相手のコンディションを確認する。
疲弊の度合いはあれ程の実力者を相手にしただけあって、3人ともかなりのもので、それを裏付けるように今もまだ自分に気づいていない。
射程からいって仕掛けるのに好ましいのはタネ大砲。
命中率という点では仲間のうちで最も優れていたキマリにとって急所に当てることは難しいことではない。
タネ大砲もまたあまり強い技ではないが、あの3人の頭を吹き飛ばす程度には使えよう。

そしてキマリはついに青魔法を唱える。
唱えた後には――――――――



シャドウの後を歩むサスケの頭が突然破裂した。
脳漿が草地にぶちまけられ、司令塔を失った体が重力に引かれ地に堕ちた。
アーヴァインがすぐにその位置から飛び、死角へと逃げ込む。
射線を読み、スピカを握り締め敵の把握に務めようとするが追撃はなく既にそこには誰もいなかった。

「僕が気配すら感じ取れなかっただって…」

あの大物を仕留め、気が緩んでいたことは間違いない。
警戒すべきは大物を仕留めた後だったというのに。
サスケの死に対する感慨は何も無い。
所詮、この場限りのインスタントな関係に過ぎない。
だが立ち居地が悪ければ、そこで転がっていたのは自分かもしれないと思うと冷や汗物であった。
シャドウはどうなったのやら。

【現在位置:E-3・森/午前】

【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 聖なるナイフ@DQ4 雷神の支給品
基本行動方針:?

【キマリ@FF10】
【道具】ホーリーランス@FF5 ブレイプリング@FF6 
基本行動方針:今は逃げる

【アーヴァイン@FF8】
【道具】スピカ@FF12 
    オニオンバレット×17 サイレント弾×10 ソイルショット×10 アクアバレット×10
    ナパームショット×10 石化弾×10 風のペネトラテ×10 ダークショット×5
第一行動方針:セルフィを生き残らせる

【サスケ@FF3:死亡】
612名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:12:24 ID:EGChSE8/O
むしろなんで適当なまま通したがるんだろうと思う
2ndがそれで失敗したのになぜ同じやり方をしようとするんだ
3rdは当時は議論厨の集まりと言われてたところだが、序盤もそれなりに進んだのに
613名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:16:24 ID:TbdOlDTd0
>タネ大砲もまたあまり強い技ではないが、あの3人の頭を吹き飛ばす程度には使えよう。

この一行だけで凄い矛盾が発生してるよね
614名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:17:53 ID:wJ37G4r80
>>613
そこは普通に理解できる文章だ
615名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:17:54 ID:0/j9oDf3Q
>>605
でもタネ大砲の威力についてなら他にも言えるだろ
今回はスフィアで魔力中心で育成+ホーリーランス、ブレイブリングで、と解釈した
いざとなれば始末すればいいんだから
ってかお前はガブラスの死亡話とかどう考えてんの?
この話でそこまで言うならあれとかに反応しなかったのが不思議なぐらいなんだが
616名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:25:43 ID:0/j9oDf3Q
613 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:16:24 ID:TbdOlDTd0
>タネ大砲もまたあまり強い技ではないが、あの3人の頭を吹き飛ばす程度には使えよう。

この一行だけで凄い矛盾が発生してるよね


こんな馬鹿にマジレスした自分が恥ずかしい
617油断と予想外 作者:2011/01/21(金) 01:31:53 ID:SN1LX6/60
ちょっとwikiにあるのの表現を変更させてもらいたいと思います
矛盾点とセリフの多少の変更程度ですが
618名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:34:14 ID:TbdOlDTd0
いやいやいや、文章として理解できるできないの話じゃなくて
矛盾なく解釈したら、あまり強くない技で頭吹き飛ばせるとかキマリどんだけ強いんだよって話になるだろうが
お前ら頭吹っ飛ばすことを甘く見すぎだろ、破裂して脳症ぶちまけてんだぞ
619名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:35:14 ID:3v/o3PDy0
頭だったら拳銃弾一発で吹き飛ばせるだろ
620名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:37:32 ID:0/j9oDf3Q
だったら今流行りの脳震盪で殺せってか?
流石馬鹿
621名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:39:38 ID:9AFzAb2r0
>お前ら頭吹っ飛ばすことを甘く見すぎだろ
何かワロタ
622名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:41:43 ID:ZRkNiOwhO
仮に分岐ありになったらセフィロスやクラウド死亡のとこからも分岐していいの?
それはいいな、賛成だわ
623名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 01:48:51 ID:x9ytz/1H0
こっからどんどん減っていくっつーのに、書き手を分散させてどうすんだよ
まとめるのだって大変だぜ?
624名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 02:29:06 ID:nqR1aVhdO
拳銃並なら充分強い技だな
625名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 06:55:06 ID:qmKvemwV0
> ってかお前はガブラスの死亡話とかどう考えてんの?
全く別の人間で悪いが、あれは登場話の無茶振りを上手くロワ路線に戻してると思うぞ
626名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 08:19:46 ID:wJ37G4r80
>>622
俺はそれでも構わないと思う

>>623
わだかまりを残したまま進むよりは別々に進んだ方がいい
627名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 09:44:47 ID:fFsaocCv0
続きはしたらばで
628名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 11:50:36 ID:3v/o3PDy0
>>626
じゃあまず自分でwiki用意してルールも整備しろよ
629名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 14:12:42 ID:A4qGmstC0
書き手は分散しないよ
どうせ続くのは一番太い枝だけなんだから
そこの展開が嫌だから書かないって人は分岐しなくてもどの道いなくなる
大事なのは書き手荒らしを無視できるようになること
630名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 14:32:14 ID:iUqLVfNZ0
今の状況で太い枝もなにも…
パロロワでそういう前例ってあるの?
頭弱いからその分岐でうまく続ける方法がさっぱり思いつかんわ

>>611
修正乙
タネ大砲の威力については、
>タネ大砲もまたあまり強い技ではないが、あの3人の頭を吹き飛ばす程度には使えよう。
この文を「キマリにとっては使い慣れた技だ」とかそういう理由に変えればいいんじゃないかな

そんで一撃必中に関しては、
何発か撃ったうちの一発がサスケに当たった、に変えるとか
もしくは「幸運にも当たってしまった」「キマリ自身驚いた」みたいな描写を入れたらどうか
後はもう大丈夫なんじゃね?
631名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 17:31:25 ID:pFL9atEY0
てか、タネ大砲以外の手段にするのは駄目なのか
632名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 17:51:41 ID:fFsaocCv0
だってタネ大砲の脅威ってタイトルだし
633名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 17:57:34 ID:pFL9atEY0
それは分かってるがそこから変えるのは駄目なのか
634名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 19:33:40 ID:F1oCwcEx0
ちょっとでも不味いところのあるSSが投下されるたび
書き手荒らしだと決めつけて騒ぎ立てる読み手様をどうにかしなきゃ
分岐制にしようが何しようが意味無いだろ
635名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 19:57:40 ID:zyBUc1580
頭弱いとキマリに簡単にふっ飛ばされるから注意しないと
636名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 20:29:23 ID:iUqLVfNZ0
>>631-633
ここでいくら喋ってもしたらばに修正要求出さない限りは、3日経ったら確定だからな。
意見あるならちゃんとしたらばに出そう。自分含め。
637名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 20:45:01 ID:Cj7byVcGP
つか、書き手の方もしたらばに仮投下してくれと
したらばで問題になるくらい揉めた作品なんだから

いきなりここに投下されると、何度もしたらば召集の手続きを
踏むことになって、スレがギスギスしてしまう
638名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 22:04:53 ID:0/j9oDf3Q
>>635
筋肉見せててもレイラに撃たれるから注意しとけよ
639名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 23:31:04 ID:Bdyo9CNo0
相手のコンディションを確認する。
疲弊の度合いはあれ程の実力者を相手にしただけあって、3人ともかなりのもので、それを裏付けるように今もまだ自分に気づいていない。
射程からいって仕掛けるのに好ましいのはタネ大砲。
命中率という点では仲間のうちで最も優れていたキマリにとって急所に当てることは難しいことではない。
タネ大砲もまたあまり強い技ではないが、あの3人の頭を吹き飛ばす程度には使えよう。

そしてキマリはついに青魔法を唱える。
唱えた後には――――――――

の部分を

相手のコンディションを確認する。
疲弊の度合いはあれ程の実力者を相手にしただけあって、3人ともかなりのもので、それを裏付けるように今もまだ自分に気づいていない。
射程からいって仕掛けるのに好ましいのはタネ大砲。
命中率という点では仲間の中でもそれなりに優れていたキマリにとって当てることは難しいことではない。
自分の調子が万全で、相手の調子が悪いからこそできる戦い方だ。
らしくないとキマリは自嘲した。

そしてキマリはついに青魔法を唱える。
唱えた後には――――――――


に差し替えます。
640名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 23:38:51 ID:iUqLVfNZ0
だから し た ら ば に 投 下 し な さ いと
641名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/21(金) 23:42:35 ID:Bdyo9CNo0
あっ、すいません。
642油断と予想外 状態表:デボラ:2011/01/22(土) 00:17:18 ID:A/JZs+Ny0
避難所の>>409で言われたので付け加えておきます。
【デボラ@DQ5 HP5/8 腕の痛みから打撃は不可能】
【道具】不明
第一行動方針:とにかくこの場から離れる
第二行動方針:ティムアル、および自分の正体を知っているであろうもょもとを、それを周知される前に殺す
第三行動方針:ロック含め男たちに取り入る
基本行動方針:男たちに守ってもらう、同郷の者は皆殺し

【現在位置:B-7 森の中/午前】

デボラの腕の痛みは一時的なものなのか、骨にひびが入っているなど自然回復はしないものなのかは後の人にお任せします。
643名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 03:43:36 ID:8xWAUkKP0
セフィロス殺した人は一体何が気に入らなくてあんな話書いたんだろう
カレンがズガンされてたことかな
セフィロスを純マーダーにしなかったから?
安易に主人公とライバル出会わせて、バトル寸前ってとこで止めてたのがムカついたのかな
まああの話だけなら別に何も問題なんてなかったけど、
クラウド、ニアナ死亡って続いちゃったのはマズかったね
ニアナ死亡の人はあまりロワ慣れしてない人だったみたいだし、クラウド死亡の流れ受けただけだからまあいい
というわけで一番悪いのはクラウド死亡話書いた奴だって結論に達したんだけどどうだろう
他のはともかくあれだけは明らかにふざけて書かれてるし
644名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 07:07:11 ID:RMpsJJ56P
世の中にはセフィロスが
エナジーボンボンをつけたゆたかに瞬殺されたロワもあってな

色々なロワに沢山出ているキャラは参加者はそれだけ死にやすいとしか
645名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 07:44:37 ID:2goMTQFM0
>>643
セフィロス死亡→クラウド死亡まではネタとしてまだ許容できた、投下順も二連続だし
ネタに遅れてマジレスしたあげく報復の言い訳を長文で垂れ流して全体の空気を悪くした最後の書き手が最悪
ああいうバ書き手は荒らしじゃないのが逆にタチ悪い
646名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 07:48:11 ID:RAQB4HZO0
あの長文自己弁護は逆に吹いたわ
その情熱をまともなSSに回せと
647名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 09:07:12 ID:ez+aNoqaQ
にしてもまだ50話越えただけだが3rdの方がマシって感じがするよ
SSの質にしてもスレの雰囲気にしてもさ
追加組のライトやガブ、オメガ、神竜も死んじゃって
今では真新しさも無く終わった感が凄まじい
648名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 09:14:51 ID:ez+aNoqaQ
ってか最後の書き手は荒らしだろ?
前のレスでしたらばでの仮投下を求めてんのにあえてここで修正の報告をするし
それをすいません、ですませて明らかに煽ってるだろ
649名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 09:34:24 ID:2iArXNVgO
>>647
3rdのほうがマシって、なんか期待度が高すぎるような。
ここと3rdのみの比較と解釈してるけど、もしさらに上を求めてるならこの板でやらないほうがいいぞ。

とはいっても40話前後から強引な展開が増えたような気はするのはわからないでもない。
文章はともかく、序盤の展開はきちんと組み立てないと後が続かないのは2ndでさんざん言われたことだな。

>>648
俺には荒らしというより素の性格に見える
すいませんで済ませてその後何もしないのが、会社の新人そっくりだ
650名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 09:41:32 ID:HNkDvGqg0
なんでもかんでも荒らしって言っとけばいいと思ってる奴いるだろ?
お前が常識だと思ってることが他の奴にも常識だとは限らないんだよ

まだ始まったばっかりの企画で住人の意思統一も完全じゃないし、ルール整備も不十分
初めてSS書いたって人が勝手がわからないのは当然だろう
中には本当に荒らしもいるのかもしれないが、それにしたって問題作や書き手を叩く前にやることあるんじゃねえの?
651名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 10:22:47 ID:EGw2Zrnz0
なんかこんだけ人がいるなら、したらばでルール提案されてるから意見出してほしいのにな…
建設性の無い文句を言う暇があるなら、せめてwiki編集の一つでも手伝って欲しい。
652名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 16:32:27 ID:RMpsJJ56P
3rdはしたらばにあらすじスレがあったり、
住人が盛り上げる努力をしてるな

今、各キャラの現在地ってどうなってるんだろ
653名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 18:11:47 ID:EGw2Zrnz0
現在地wikiにあるよ
66話までの暫定
654名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 20:58:06 ID:LDy0BYrx0
とりあえず今の内にこのスレ埋めて次スレからは心機一転で頑張ろうか
655名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 21:40:58 ID:HNkDvGqg0
次スレに移行するだけで心機一転できると思ってるなら思考回路がおめでたすぎ

まだ完全に離れてはいないものの、wiki編集や議論に協力しようと思わない(思えない)くらいには
気持ちが冷めてる層が多いんじゃないか?
本気で続けたい奴だけででも話し合いをして、なるべく早く「これからはこうしていくんだ」という
明確な指針を打ち出さないとこの層が完全に離れるのは時間の問題。
逆に言えば、まだ本気でやるつもりの奴がいるんだということが明確になれば
「だったら俺も……」と思わせることは今ならばまだ可能。

あと、今何をしなければならないのかを理解してない住人も少なくないと思われる。
話し合いでの決定事項は既にログに埋もれているし、中途半端なまま放置されてる議題も少なくない。
荒れてた時のログを丁寧に読み込もうなんてマゾは滅多にいないんだから
本気でやる気のある奴はまず今までの決定事項と、現状の問題点、話し合うべき議題の纏めでも作った方がいいんじゃないか?
656名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 21:48:46 ID:+iyQgKIV0
長文ご苦労様だがそれは避難所で言えよ
657名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 21:57:01 ID:HNkDvGqg0
やだよ
向こうでもこっちでも荒れ方に大差無いのに、わざわざめんどくさいほうに行くなんて
658名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 21:59:27 ID:RMpsJJ56P
ロワが続くかどうかは書き手の意思次第
それ以外のものはほとんど貢献しないぞ
659名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:04:50 ID:HNkDvGqg0
その書き手が、書きやすい・投下しやすい環境を作れって言ってんだよ
こんなゴタゴタの真っ最中に投下する勇者に期待してたら、勇者が来る前に死ぬぞ?
660名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:16:06 ID:+iyQgKIV0
こういう「自分が荒らしてる自覚がない」アホが一番迷惑
661名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:16:54 ID:pncwBIy+0
めんどくさいほう(笑)
長文書いてる時間あるならさっさとしたらばのリンククリックしてるほうが早いだろうが
662名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:17:19 ID:HNkDvGqg0
残念だが、俺は自覚があるんだなこれが

荒らし認定するしか能が無いヤツの巣窟なんて、滅べばいいんだよ
663名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:23:12 ID:LDy0BYrx0
一瞬まともな奴かと思ったら同じ穴の狢か
664名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:29:32 ID:EGw2Zrnz0
おちつけおちつくんだほらモーグリでもふかふかしなさい

マジメな話、もうすぐ容量切れなんで
次スレのテンプレ決めるためにも、したらばで意見出してほしいなー
数人しかいない感じで何にも決められないんだ
こんな状況だからみんなげんなりしてるだろうけど、ルール整備できたら活気も戻ってくる。
今がふんばりどき。切れちゃあかんよ。
665名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:31:06 ID:8xWAUkKP0
だったらセフィロスクラウドニアナ死亡無効にしてよ
そしたらやる気出すわ
666名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:34:55 ID:HNkDvGqg0
>>663
残念だったなw
けど、>>655あたりは自分で言うのもなんだが、割と真面目に考えた意見だったんぞ?
したらばで書けと突っかかってる暇があるなら、まずは自分がしたらばで意見出して態度で示せばよかったのにねえ
667名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/22(土) 22:46:17 ID:6WRx9KAw0
オメガ破壊話の人、したらばで修正要求が出てるので
いったん顔見せてくれますか?
668名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 00:08:22 ID:6mfDYsCw0
1/6   FF7 ○ユフィ
1/10  FF8 ○ラグナ
2/5   FF10  ○シーモア ○ジェクト
1/3   FF12 ○バルフレア
1/3   FF13 ○ホープ
1/11  DQ5 ○ビアンカ

FF 6/74 DQ 1/60

合計 7/134
669名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 00:30:36 ID:kt/4R7M/O
別に全員出揃うまで話進めるの待つ必要はないんだよな
3rdだって放送後に初登場の奴とかいたし
670名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 15:10:09 ID:5X5TUIam0
オメガ殺した奴空気読めよな…
みんなチートキャラの大暴れ期待してたのに、本格的に暴れ出す前に退場させちゃって
同じくチートのスラりんも殺してるし
あとダニーも決意した次の話であっさり勇者にしちゃうし
もう少し地道に頑張るダニーが見たかったのに
面白くなりそうだったフラグ全部潰してるじゃん
内容自体には問題ないから破棄とかは出来ないしさ
こういうのが一番ウザいわ
671名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 16:10:06 ID:DoEZqGV20
したらばに議論スレできてたの今知ったわ
専ブラで見てると新しいスレ立ってもわかんないんだよな
672名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 16:19:18 ID:ThojW+1F0
>>671
本スレに告知すべきだったね。申し訳ない。
次スレのテンプレ投下&チェック中です。
問題なければ今日にでも新スレ立てようと思うので、確認お願いします。
673名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 16:21:40 ID:ThojW+1F0
議論スレのURL貼っときます
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/51970/1295618051/
674名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 18:38:01 ID:Z15ZNS+nO
>>671
したらばは専ブラで見ていないのか?
675名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 19:04:01 ID:vtPWMaeS0
ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/ff/1295776437/
次スレを立てました
一応、投下は容量超えるまでこのスレを使った方がいいと思いますが
676名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 19:39:08 ID:ThojW+1F0
>>675
スレ立て乙!
677螺旋ふたたび 1/2:2011/01/23(日) 22:58:10 ID:4+8eiBjA0
「何故私は生きている……」
シーモアは己の手を見つめ誰ともなく問いかけた。
スピラにおけるユウナやそのガードたちとの戦いで自分は死んだ筈だった。
「あるいはここはまだ異界ということか」
死んだ者たちが集い、蘇生の権利をかけて戦うとでもいうのか。
名簿にあるシーモアが知る者は4人。
ティーダ、ジェクト、キマリ、ユウナレスカ。
そのうち2人は自分が知る中で死が決定づけられていたはずだ。
ティーダとジェクトは祈り子たちが見ている夢であり、それゆえエボン=ジュを解放すればその存在は消える。
あのシンの中で自分を滅したユウナなら必ずやり遂げているだろう。
ユウナレスカは言うまでもなく死者だ。
ならばキマリは自分を倒した後に犠牲となったのか。
「いや、結論を出すのは早計だな」
憶測だらけの推理を軽く頭を振って払拭する。
そして改めて自分が何をすべきかを考えた。
唯一つ確定していること。それは自分にまたやり直せる機会が用意されたこと。
シーモアは諦めを知らない。
また再びスピラに戻り、ユウナに逢わなければならない。
「ただ……その時はユウナレスカも共に帰らねばなるまい」
ユウナレスカがいなければ究極召喚は完成しない。
そうでなければ自分がシンとなることもできないのだ。
「ユウナレスカを探さねばならない。そして私か彼女かのどちらかが最終勝者とならねば……」
自分が優勝してユウナレスカと共に帰ることを望むか、彼女を優勝させ自分を蘇生してくれるよう頼むか。
ユウナレスカを助ければ彼女は願いを聞き届けてくれるだろう。
彼女の目的は自分の目的に反しないどころか、同じ方向にあるのだから。
シーモアは支給された短機関銃を手にし、帽子をかぶると立ちあがった。

「ユウナ。私は必ず再びあなたの前に立とう……愛や友情が絆なら憎しみもまた絆である筈。
 あなたが愛する少年ティーダを殺し、あなたの父のガードであったジェクトを殺し、あなたのガードであったキマリを殺す。
 そしてユウナレスカと共にあなたの下へ……」

彼の方針は決定した。
678螺旋ふたたび 2/2:2011/01/23(日) 22:59:18 ID:4+8eiBjA0

「さて、出てきなさい」
「え、ヤバ!」
シーモアは不意に後方の茂みに銃口を向ける。
誰かが自分を監視していることに気付いていたのだ。
するとそこから軽装の少女が現れ、背を向けて走り出した。
それを見て躊躇せずに引き金を引く。

ばらららららららら

タイプライターを叩いたような音が響き、銃弾が音速でばら撒かれる。
「ぎゃん!」
弾幕に飲み込まれ、少女は倒れた。
そのままゴロゴロと斜面を転がり、茂みの奥へと落ちてしまう。
「ふむ、命中制度はさほど高くないな……あまり射程は長く考えない方が良いらしい」
有効射程はおよそ20mほどだろうとアタリをつけ、シーモアは銃を仕舞った。
アサルトライフルの方が殺傷力は高いだろうが、多勢を相手にする時はこちらの方が有効だろう。
彼の被った帽子――山彦の帽子があるため、敵が一人の時は魔法を使った方がいいのかもしれない。
シーモアは少女が消えた茂みを一瞥すると、その場を去って行った。
銃弾は彼女の肺を貫いていたので生死を確認するまでもないと思ったのだ。



「がふっ」
少女――ユフィはまだ生きていた。
だがシーモアが見たとおり肺を貫かれていたので、もはや余命いくばくもない。
彼女は震える手でザックに手を入れると、一つの薬瓶を取り出した。
力の入らぬ指先で、苦労しながら蓋をとり口元に持っていく。
そして瓶の中の液体がユフィの口腔に注がれていき――

「ぷはあっ! 死ぬかと思った!!」

彼女は飛び起きた。
貫かれた箇所は薬――エリクサーの効果によって完全に治癒されている。
「あの青ゴキブリめー、今度あったらボッコボコにしてやるんだから!」
ぷんすかと立腹しながら彼女は立ちあがった。
「もー、クラウドどこにいんのさー。淋しいよー」
武器を持たない彼女はとりあえず頼りになるあのツンツン頭の青年を思った。


【シーモア@FF10】
【所持品】マシンガン(残弾9/10) 予備弾倉×3 山彦の帽子@DQ5
第一行動方針:ユウナレスカを探す
基本行動方針:スピラに戻り、シンとなる

【ユフィ@FF7】
【所持品】キメラのつばさ×10 エリクサー×9 万能薬×10
第一行動方針:クラウドを探す
基本行動方針:死にたくないな

【現在位置:F-1 森/朝】
679名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 23:01:34 ID:4+8eiBjA0
投下了
680名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 23:04:46 ID:4+8eiBjA0
続いて代理投下いきまーす
681英雄の裏側 1:2011/01/23(日) 23:05:56 ID:4+8eiBjA0
光の戦士の啓示を受けたとき、心躍った。
クリスタルの啓示を受け、世界を平和に導いた四人の戦士の話、幼いころはよくユウリに聞かせてあげたものだ。
そのおとぎ話の英雄に自分が選ばれたのだと。

力ではサスケには及ばない。魔力ではユウリには及ばない。
さらに、戦闘での器用さは賢者となったもう一人の仲間には最終的に及ばなかった。
けれども、少しでも旅が楽になるように、各地の文化や歴史についてはいろいろと調べたものだ。
サスケもユウリも性格柄、交渉事は苦手だった。私ともう一人で交渉事や情報収集にあたっていた。
ジョブも赤魔道士、学者、竜騎士、吟遊詩人などのように、その町の文化に合うものをメインに据えていた。
もともとキャパシティがなかったのに加え、戦闘向きではないジョブが多かったこともあり、
結局伝説のジョブに就くことはできなかったが。

今となってはマズかったとは思う。
戦闘経験もそうだが、さまざまな歴史や文化に触れるほど、見えなかった視点からものごとが見えてくる。
闇の四戦士は自ら望んでクリスタルの啓示を受けたのか?
彼らは世界を救った後、どうなったのか?
本当に彼らは世界が平和になったあと、平和に暮らすことができたのか?
やがて、その答えにたどり着くこととなった。

142 名前:英雄の裏側[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 17:37:16 ID:IFHuK.uI0
光か闇が氾濫するたびにもう一方のクリスタルは光・闇の戦士を選出する。
人々はクリスタルの啓示を受けた光の四戦士などと、いかにも英雄然とした呼び方をしているが、
なんのことはない、その実態はクリスタルに捧げられた人柱なのだ。
クリスタルの戦士は、死後に魂がクリスタルに封印され、悠久のときをすごす事になる。
百年後に出られるかもしれないし、千年かかるかもしれない。
あるいは、一万か、十万か? さらに永い時をすごす事になるか?

闇の四戦士に会ったとき、彼らは生ある死人のようだった。
肉体は頑強、けれども魂は原形をとどめないくらいに磨り減ってしまっていた。
何も知らなければ、闇の世界の住人というのはこういうものなのだろうと済ませていたのかもしれないが、
私には生まれ変わることができず、クリスタルに縛られた死人の成れの果てにしか思えなかった。
暗闇の雲を倒したときの、彼らのうれしそうな顔が忘れられない。
世界が平和になったことではなく、ようやく自分たちが解放されることへの歓喜。
きっと運命は変えられない。私が死ねば、私の魂も次の闇の氾濫までクリスタルに封じられることになる。

ドーガやウネによれば、死を迎えたとき、人も魔も問わず大いなる流れに同化し、また新たな生を授かるという。
現にドーガもウネも、その膨大な魔力によるものとはいえそれを実演して見せた。
だが、その理を外れて、人と話すこともできず、外の世界に触れることもできず、
迷宮の奥で永遠にも思えるときを過ごすのはどれほど苦しいことだろう。
ながいながい空白が待っているからこそ、それまで精一杯生きていたい。
生きるのに疲れるくらいまで、それこそ何かの秘薬を使ってでも、長く生きていたい。
682英雄の裏側 2:2011/01/23(日) 23:06:51 ID:4+8eiBjA0

クリスタルの戦士のその後について、サスケには少しだけ話したことがある。
普段最も冷静な彼ならば取り乱さずに聞いてくれるだろうと思ったからだが、
あまりそういう話をするものではない、と答えてくれただけで、
マスクの下で何を考えていたかは分からなかった。
ただ、その話を覚えていれば彼も懸命に生き残ろうとしているかもしれない。

兄弟同然に過ごした仲だ。会ってしまえば、きっと情が移ってしまうだろう。
一応最年長だ。仲間内では一番長く生きている。
だから、仲間には非情になりきれないかもしれない。
気持ちの確認だけはしておきたい。
仲間を前にして、何も感じなければ、自分のために生き残ろう。
仲間を前にして、殺せないと、もっと生きていて欲しいと思ったら、彼を生き残らせよう。

外から誰かが近づいてきている。急いで男の子の死体を二階へ運ぶ。
死因は毒、それも一突きで体内に直接差し込んだものだから、外傷などほとんどない。
死体が見つかったところで誰が殺したのか、そもそも他殺か自殺かということすら分かりようがない。
それでも大勢の人間がやってくるだろうこの酒場で、玄関から見える位置に死体を放置するのはマズい。

扉が開き、元々扉に付いていた鳴り物が響く。
危ない相手なら窓から逃げればいいし、
そうでないなら仲間として振舞うか、それとも殺すか。
向こうの出方を見るのが先決だ。
気配は隠さず、階段の上で様子を伺う。

「私はルイーダ。戦うつもりはないわ。
 誰かいるのなら、姿を見せてくれないかしら?」

ルイーダ。聞き覚えのある名前だ。
そう、確かこの酒場は、ルイーダの酒場。
この酒場の主人だろうか。十分ありえることだ。
ならばこの世界の地理にも詳しいかもしれない。
狩人は単独で動く場合、殺意を気付かれる前に相手を仕留めなければならない。
地の利もないまま接近戦を挑むのはあまりに下策だ。
可能ならば、地理に詳しい人物の協力を得るほうがよい。
何より、彼女と争うのは避けたい。
彼女は武器も何も持ってはいないが、銀行のカウンターをバリケード代わりにしているのか、
接近戦を非常にしかけにくい位置に陣取っている。
弓矢や魔法なら届くだろうが、彼女の近くには窓、その向こうは城のお堀だ。
攻撃を仕掛けても逃げられる可能性は非常に高い。
魔法や暗器を警戒しながら、一歩ずつ慎重に姿を見せて。
それでいて、向こうに警戒心を起こさせないように、声も口調も軽めに作って。
683英雄の裏側 3/5:2011/01/23(日) 23:08:15 ID:4+8eiBjA0

「ごめんね。こんな状況だから、あんまり気軽に出て行くわけにもいかなくって。
 私はメルフィって名前。もしかしなくても、ルイーダさんって、この店の店主さん?」
「残念だけど違うわ。ここの主人とは同名の別人ね。私も宿屋の酒場の店主をやってるけど」
彼女はこの酒場の主人であるルイーダではないという。
どことなく隙のない振る舞いは、それなりにベテランの旅人なのだということを物語る。
けれども、本人は酒場の店主をやっていたと言う。
どこまでが本当なのだろう? 何かを隠すためにウソをついているのだろうか。
それとも本当にただの偶然なのか? 実はこの世界には参加者の名前がいたるところに使われているというだけか?

「ホントに、本当に?」
「ええ、ウソはついてないわ。女神様と天使様に誓います」
「でも結構旅慣れてそうだったし、冒険者に見えたんだけどなー?」
「ええ、昔は世界中をめぐったわ。今もときどき休暇を貰っては気ままに旅をしてるわね」

少し羨ましく思った。
私は世界中を旅したけれど、あまり自由ではなかったように思う。
魔王からの刺客におびえ、国王様や町のお偉方にはプレッシャーをかけられる。
ようやく世界が平和になったと思ったら、ここに連れてこられたというわけだ。
使命を背負わず、気ままに生を満喫できる旅ができればどんなにうれしいことか。

「疑いたくなるのは分かるけど、私がウソをついているというよりは、
 ゼムスが何らかの意図を持って私をここからスタートさせたと考えるべきじゃないかしら?」
確かに、ゼムスの用意した会場だ。何も企んでいないとは到底言い切れない。
こんな狂った催しを開く男に対し、意図を探るなどムダにも思えるが…。
答えがあるとすれば、彼女と共に、または彼女を隠れ蓑に殺し合いを進めろということだろうか?
ゼムスは私がこの地でどういう動きをするかというところまで調べ尽くしていたというのだろうか?

「ところでメルフィさん、私が来たとき二階で何をしていたの?」
「え!? あ〜、うん、ルイーダさんが来たときね」
色々考えているところに突然逆に質問されて少し取り乱してしまう。
今ので怪しまれなければいいのだが。
彼女のサバサバした性格が本物なら、二階でやっていたことくらいは話しても大丈夫だろうけれど。

「言いにくいんだけどね、一人死んでたの。彼を弔っていたところよ」
「死体? もう人が死んでいたというの?」
「うん、男の子が一人、ね。最初は眠ってるのかなって思ったんだけど、息してなかったんだ。
 なんだかお酒くさかったけど、…まさか中毒ってことはないと思うんだけど。
 ひょっとして、その子に心当たりあったの?」
「いいえ、私の知り合いは全員女性よ。それにしても、そう、もう犠牲者が出てしまったのね」

なんともやりきれない、と言いたいかのように、ルイーダの表情が暗くなる。
彼女もきっと、こんな場所でも人のことを思いやることができる人なんだろう。
684英雄の裏側 4/4:2011/01/23(日) 23:09:05 ID:4+8eiBjA0

「ルイーダさん。
 私ね、こんな世界に放り出されてしまって正直怖いんです。
 あなたは信用できそうですし、一緒に付いて行ってもいいですか?」
改まった態度で同行を申し出る。きっと彼女なら申し出を受け取ってくれるだろう。
少しだけ何かを考えていたのだろうが、すぐに結論は出たようだ。
あらたまって彼女は答える。
「ごめんなさい、確かに普通は一人よりは二人のほうがいいかもしれない。
 けれども、私はやっぱり今は一人で動きたいの」

呆気に取られた。こんな返答をされるとは思わなかった。
「そ、そうですよね。こんな会ったばっかりの人間じゃお互いに分からないことだって多いですし、ね?」
さっきまでの流れなら、きっと二つ返事で了解してくれると思ったのに。
私の対応がマズかったのか、それとも誰もが他人を信じられなくなっているのだろうか?
見透かしたように、彼女が答える。
「あなたのせいではないわ。私の心の整理の問題よ。だから気にしないで。
 そうね、ヒメとニアナ、彼女たちなら困っている人は放っておかないから、
 もし会えたら頼るといいわ。ごめんなさいね」

呆然としているメルフィを背に、ルイーダは酒場を後にする。
メルフィという女性、悪人には見えなかったし、
いきなりこんなゲームに放り込まれた割りには大きく取り乱す様子もなかった。
実力だってなかなかのものだろうに、同行したいとは思えなかった。
どこかしら馴れ馴れしい口調のせいだろうか? 虚勢を張っているように見えたからだろうか?
ルイーダの警戒心が強すぎるからだろうか?
確かに「演じている」感じはあったが、こんな場所で出会った人間相手に自分を出さないのは、当然なはずなのだ。
理由はいまひとつ分からないが、あえて言うなら。
「女の勘ってヤツね、きっと」

突然、背筋がゾクリとする。誰かに見られているように感じるのだ。
後ろには酒場しかない。まわりにも人の気配は見えない。
「気のせいかしら?」
メルフィの申し出を受け入れず、
見捨てるように酒場を去ったことに罪悪感を感じたのかもしれない。
ルイーダは足早に、通りの向こうへと消えていった。


【メルフィ@FF3狩人】
【道具】E透視の指輪@トルネコの大冒険3 バーサーカーの種@トルネコの大冒険2 Eニードルアロー×14@不思議のダンジョンMobile
     ルカの道具は不明
第一行動方針:サスケ・ユウリを探す
基本行動方針:仲間以外の殺害・仲間二人は保留
【現在位置:E-7・アリアハン・ルイーダの酒場/午前】

【ルイーダ@DQ9】
【道具】不明
第一行動方針:町の探索
基本行動方針:仲間と一緒に生きて帰る
【現在位置:E-7・アリアハン・ルイーダの酒場前の通り/午前】

685名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 23:09:37 ID:4+8eiBjA0
代理投下終了です
686タネ大砲の脅威 決定版:2011/01/23(日) 23:20:03 ID:8XXHq0oh0
キマリは体を伏せ息を殺し3者の戦いを見ていた。
遠目からではどちらが先に殺し合いを始めたのか、判断材料に乏しく割って入る訳にも行かぬからだ。
ティーダならば理屈よりも先に感情で動くであろうが、ロンゾの戦士であるキマリが勇敢と無謀を履違えるわけがない。
老人はかなりの腕を誇り、奇襲をものともせず跳ね除けたが、均衡が破られたのはその直後。
凶弾が彼の体を貫き、その血を地に溢した。
スナイパーの存在はキマリには気づけなかった。
もしも出ていれば、と己の幸運に感謝し、同時に心のうちで老人に対し陳謝した。
乗ったのはあの3人であるが、老人の死には己も少なからず関与している。
己が出ていれば情況が好転したとは言わずとも、変わっていたかもしれない。
ならば、と考えキマリは弔う事にした。
あの者達を生かしておけば必ずや仲間に対し危害を加える。
狙撃手と忍者の笑みから得た絶対的確信の前には、自分の主義等くだらない。
主義を捨てることで仲間を守れるならば、本望だ。

キマリの内なる使命感が加速する。

相手のコンディションを確認する。
疲弊の度合いはあれ程の実力者を相手にしただけあって、3人ともかなりのもので、それを裏付けるように今もまだ自分に気づいていない。
射程からいって仕掛けるのに好ましいのはタネ大砲。
命中率という点では仲間の中でもそれなりに優れていたキマリにとって当てることは難しいことではない。
自分の調子が万全で、相手の調子が悪いからこそできる戦い方だ。
らしくないとキマリは自嘲した。

そしてキマリはついに青魔法を唱える。
唱えた後には――――――――



シャドウの後を歩むサスケの頭が突然破裂した。
脳漿が草地にぶちまけられ、司令塔を失った体が重力に引かれ地に堕ちた。
アーヴァインがすぐにその位置から飛び、死角へと逃げ込む。
射線を読み、スピカを握り締め敵の把握に務めようとするが追撃はなく既にそこには誰もいなかった。

「僕が気配すら感じ取れなかっただって…」

あの大物を仕留め、気が緩んでいたことは間違いない。
警戒すべきは大物を仕留めた後だったというのに。
サスケの死に対する感慨は何も無い。
所詮、この場限りのインスタントな関係に過ぎない。
だが立ち居地が悪ければ、そこで転がっていたのは自分かもしれないと思うと冷や汗物であった。
シャドウはどうなったのやら。

【現在位置:E-3・森/午前】

【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 聖なるナイフ@DQ4 雷神の支給品
基本行動方針:?

【キマリ@FF10】
【道具】ホーリーランス@FF5 ブレイプリング@FF6 
基本行動方針:今は逃げる

【アーヴァイン@FF8】
【道具】スピカ@FF12 
    オニオンバレット×17 サイレント弾×10 ソイルショット×10 アクアバレット×10
    ナパームショット×10 石化弾×10 風のペネトラテ×10 ダークショット×5
第一行動方針:セルフィを生き残らせる

【サスケ@FF3:死亡】
687タネ大砲の脅威 決定版:2011/01/23(日) 23:20:44 ID:8XXHq0oh0
シャドウはどうなったのか。

老人を襲ったのは”三人組”だった。
それは知っていたはずなのに。
もう一人が全く姿をみせていないことを、キマリはもっと本気で気にかけるべきだった。
あれほどの猛攻を見せた三人が、自分にいいようにやられたことをもっと疑問に思うべきだった。

グズリという水音が響いた。
見れば、キマリの蒼い胸から薄く透き通る蒼い氷の刃が生え出ていた。
何が起きたのか。
認識しようと後ろを振り向こうとしたキマリの頭が突然破裂した。
狙撃を受けた、理解できたのはそれだけだった。
脳漿が草地にぶちまけられ、司令塔を失った体が重力に引かれ地に堕ちた。
倒れ行くキマリが最後に見た光景は、自らが倒したはずの、赤い忍者の姿だった。
何故、背後から刺されたのか。
何故、自分を見失ったはずの狙撃手が自らを狙い撃てたのか。
何故、死んだはずの忍者が生きているのか。
何一つ理解することのないまま、キマリの意識は闇に堕ちた。



「しかし、狙撃がくるとと思ったけどまさかタネを飛ばしてくるとはね。
 ホント、予定通りサスケを狙ってくれてよかったよ
 当たったところで死にはしないだろうけど、僕が狙われたらとおもうっとゾッとしないね、痛そうだし」

「バカ、油断するな、あんなのでも当たり所が悪ければ死ぬっての」

そうアーヴァインを窘めながら、サスケは自らの身代わりになった丸太の上に腰をかけた。

「ハハ。ごめんごめん。でも狙い通りだったね。
 敵が潜んでいるのはわかってたけど、位置が特定できなかったからね。
 君を囮に敵に攻撃させ僕が位置を掴んで敵を仕留める、見事にハマってくれてよかったよ」

「お前の大根っぷりもなかなかだったがな。
 何が、僕が気配すら感じ取れなかっただって、だ」

「それは本当さ。残念ながら僕には君たちみたいな相手の気配がわかるなんて漫画みたいな力ないんだよ。
 だから、僕に分かるのは狙撃手の心理と位置だけさ」

ふっと銃口を吹きながらアーヴァインはカッコをつけた。

常に命のやり取りを覚悟している暗殺者が一難を乗り切ったところで警戒を怠るはずがない。
狙撃の名手が素人と言って差し支えない相手の行動を読めないはずがない。
隠密行動を信条とする忍者が囮以外の目的姿を晒して居るはずがない。

つまり。

気づかれていないと思っていたのはキマリだけだった。
逃げ切れたと思っていたのはキマリだけだった。
殺したと思っていたのはキマリだけだった。

ただ、それだけの、話だった。
688タネ大砲の脅威 決定版:2011/01/23(日) 23:21:27 ID:8XXHq0oh0
【現在位置:E-3・森/午前】

【サスケ@FF3忍者】
【道具】ザ・タワー@FF9 はがねの剣@DQ3 女海賊頭領の支給品
第一行動方針:生き残り優勝する

【シャドウ@FF6】
【道具】吹雪の剣@DQ5 聖なるナイフ@DQ4 ホーリーランス@FF5 ブレイプリング@FF6 雷神の支給品
基本行動方針:?

【アーヴァイン@FF8】
【道具】スピカ@FF12 
    オニオンバレット×16 サイレント弾×10 ソイルショット×10 アクアバレット×10
    ナパームショット×10 石化弾×10 風のペネトラテ×10 ダークショット×5
第一行動方針:セルフィを生き残らせる

【キマリ@FF10:死亡】
【残り110名】
689名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 23:22:11 ID:4oiusTLD0

大分キャラが埋まってきたな

シーモアはゴッキー扱いかw
そして、光の戦士の運命は荷が重いな
690名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 23:28:36 ID:4+8eiBjA0
ん、内容が大幅に変更になってて驚いたけどサスケ死亡撤回されてキマリ死亡になったのか?
最初に投稿されたのとは見違えるくらい面白くなってるな
691名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/23(日) 23:46:02 ID:llV0DmQ9Q
後を歩むって書かれてる時点で全く姿をみせてないとかおかしくないか
サスケが死んでキマリがシャドウに追い討ちをくらってとかなら分かるけど
692名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 00:00:12 ID:yDk0NJoKP
足跡でも残したんじゃね
693名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 00:04:32 ID:qom/iOg80
ごめん、展開変わった今だから言うけどマーダーがネタキャラに殺されるクソ話だと思ってた
けど追加分で一転して面白くなったし、いい意味で裏切られたわw
修正中に思いついたんだと思うけど、ナイス加筆でした、正直見直したGJ!
694名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 00:05:45 ID:RpZhv88ZQ
やっぱりお前は本当の書き手じゃないだろ
追加された文、お前の文の方が書き慣れてるってか色々違うし
サスケは死んだんだぞ?次スレにも書いてあるんだから認めろよ
695名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 00:05:54 ID:0sAEMqP/0
圧力掛けて内容変えさせて何がGJなんだか
696名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 00:12:20 ID:JmaDhmWW0
修正後に死者が変更されるのはよくあること
成りすましだったら、したらばで本人直々の発言があるだろうから
少し待ってみたら
697名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 00:15:57 ID:t0q18fEP0
どうやって確かめんの?
ホストとか照合して管理人が判断するのか?
698名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 00:26:40 ID:JmaDhmWW0
そういうことになるな
あれだけ自分のSSに拘ってたんだから、勝手に変更されたら宣言するでしょ
本物だったら別に本人宣言する必要はないぞ。そこまでやると穿ちすぎだし
699名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 01:00:36 ID:cqiMQpu3O
修正でだいぶ面白くなったな
お疲れさまでした
700名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 01:04:52 ID:Z36iksfQ0
一時投下スレより

>147 名前: >>140 投稿日: 2011/01/24(月) 00:47:59 Mqj7qMOY0
>タネ大砲の脅威 修正版の書き手です。
>本スレ687−688は私が書いたものではありません。
>どういった意図で>>687-688を書かれたのかは容易に予想がつきますし
>今後キマリをどうしようと私には構いませんが、今回はサスケが死んで終わりです。
>ですが687-688を書いた方も今後はその力を企画を盛り上げるために使ってくれれば嬉しいですw
>では

というわけで>>686-688は無効ね
成り済まし乙
701名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 01:06:29 ID:RpZhv88ZQ
したらば見たら来てたぞ
だが本人かどうかは管理人にしか分からないって嫌なもんだな
あれが偽物なら別人説も解消されて素直に面白くなったことを喜べるのに
702名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 01:09:48 ID:Os3F+5lt0
もう誰が本物か偽物かさっぱり分からない

そもそも本物ってなんだ?
703名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 01:11:09 ID:qom/iOg80
え、マジで
書き手の成長に感動したのに
面白い話書いた方が荒らしってのは考えたくないなぁ
>>700の方が偽物であることを祈るよ
704名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 01:16:53 ID:0sAEMqP/0
148 名前:立てた奴★[] 投稿日:2011/01/24(月) 01:12:11 ID:???0
確認しました


はいはい終了終了
荒らし乙
705名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 01:39:03 ID:RpZhv88ZQ
本当にここって糞な奴が多いな
あの書き手はもう離れてるだろうと思ってどうせ書いたんだろうな
したらばに書かせなかったらそれが罷り通ってたって怖いわ
気に入らないssで名無しキャラ一人が死んだだけでそうしようとする考え方もヤバい
書き手は書き手で報復しても良いとか言い始めるし大丈夫か?
706名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 01:48:55 ID:RpZhv88ZQ
大体コンディションを確認して3人とも疲労が凄いって分析してんのに
何が姿を見せていないだ、死ねよカス
707名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 04:02:01 ID:+kIEbtHC0
まさか最初にここに投下した人物と避難所で受け答えして修正版投下した人物も実は別人なんてことは……
まあさすがにそれは無いだろうけど
708名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 08:08:39 ID:AtVihI1DO
【サスケ@FF3:死亡】って時点で次のSSに登場するのはなしでしょ?
709名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 10:35:55 ID:jBBvtZ3h0
いきなり何聞いてんのか知らんけど、同SS内であれば死亡撤回はありだし回想で出てくる分にも構わないよ
710名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 10:59:12 ID:Os3F+5lt0
そもそも本人なり済ましとか最低最悪の恋じゃねえか

>>707
そこまで疑うと収拾付かない
711名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 12:24:03 ID:AtVihI1DO
>>709
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活は認めません。
って>>1に書いてあるけどいいの?
そういう叙述トリック的な話ってことか?
712名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 18:00:23 ID:c5EuhEoE0
なりすましが出ました、でもしたらばの書き込みで本物が判明しました、めでたしめでたし
で終わるつもりなのか?
今後また同じようなことが起こったらどうするんだよ

今回は幸いしたらばの書き込みで裏が取れたが、
したらばの議論を経ずに本スレで指摘された時点で修正に入った場合や、
たまたま議論時は普段と違う回線を使ってたり、大手プロバイダだったりでホスト確認しても
本人が確認できないケースが出てきてもおかしくないんだぞ?

管理人が確認すればわかるケースにしたって、
今回は書き手も管理人さんも比較的早く動いてくれたから良かったものの
時間が経ってから本物が名乗り出たり、本物だという名乗りから管理人さんの対応までに時間がかかったら
今回以上に大荒れになる可能性が高い

このままでいいのか?
713名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 18:29:14 ID:/SI+FI9q0
別にいいんじゃない?
偽者が本物より劣ると決まってるわけでもないし
自分は絶対に偽者にSSを乗っ取られたくない!って人だけトリップ使えば
なんでもかんでもルールを増やせばいいってもんでもない
714名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 18:48:23 ID:jBBvtZ3h0
やり方次第で最強体主催すら殺せるマーダートリオを無意味に解散させる空気読めない話よりも
偽物の書いた話のほうが面白かったしロワ的にもよかったんだから、話が面白ければ本物とか偽物とかどうでもいい

ただ、まあ本物の作者はワザとそういう空気読めない話書いた感ありありだったから、何言っても喜ばすだけなんだろうけど
715名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 18:59:45 ID:c5EuhEoE0
他の書き手を騙ってる時点で問答無用でアウトだろ
偽者でも面白けりゃいいって、どんな神経してんだよ
716名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 19:03:28 ID:/SI+FI9q0
まあ今はルールを増やしまくって書き手を縛り付けて中盤で頓挫〜ってのがこの手のスレのスタンダードみたいだし
そうしたいならそうすればいいんじゃないの
それが気に喰わない奴は黙って去るだろう
717名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 19:06:09 ID:c5EuhEoE0
いや、俺は絶対にトリップつけろとかルール作れとか言ってるわけじゃないんだよ
ルール整備しなくていいのかって言ってるだけで

それよりも問題なのは、面白ければ偽者でもいいっていうその思考だよ
ルールを作るかどうかに関係なく、騙りがNGなのには変わりないだろうが
718名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 19:07:45 ID:nVWDJWe/O
>>715
ロワだとまず見かけないが、
その類のスレは意外と2ちゃんねるにはあるから珍しい意見でもない
719名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 19:08:15 ID:/SI+FI9q0
つまり自分はルールの基盤を打ち立てたりするつもりはないが、お前らがそれをやるべきではないか、って事か
その思考も問題なのでは…
720名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 19:08:29 ID:yx7UlgLy0
騙りがNGかそうじゃないかはハッキリ決めといた方がいいかもな
騙りありってのが特色になるかもよ
721名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 19:10:16 ID:yVRw7i/00
バレればNG、バレなきゃOK
それくらいの世紀末思考も悪くないとは思わん鼎
722名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 19:12:09 ID:jBBvtZ3h0
面白い方が本物扱いされるとすれば語りが出るたび作品のクォリティが上がっていいんじゃないの
最初の投下者も本物であるために作品のクォリティを高めようとするだろうし

まあ、面白いとか誰がどう決めるんだとかいうイチャモンがつくんだろうけど
723名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/24(月) 19:12:44 ID:yx7UlgLy0
>>721
バレなきゃOKって当たり前だろ・・・
バレてなきゃまずOKNGの話が出ないし
724名前が無い@ただの名無しのようだ
>>719
いや、ルール作ったほうがいいんじゃないかっていう提案兼質問のつもりだったんだが