http://hagepower.net/mt/2006/12/26/post_214/ 屋敷
2006年12月26日 火曜日
いよいよ最終回!「ファイナルファンタジーVIアドバンス」プレイレポートです。
まさか最後まで書けるとは思いませんでした。感無量です。
一気にラストまで、行きます!
腐った魚を、執拗にシドの口の中に詰め込むセリス。海岸へ行き、黙々と魚を手づかみで捕獲し、シドの口の中に押し込みます。
ついにシドは腹を壊し、死んでしまいました。
やっとセリスの溜飲が下がります。
しかしながら、その島には他に誰もいません。シドの死体とふたりきり。なんて無残な状況でしょう。
絶望したセリスは、崖から投身自殺をします。
その崖は自殺の名所であり、シドの虐待に耐えかねたひとびとが、たくさん飛び降りて死んだという、いわくつきの場所です。
しかし、セリスのHPは1000を越えていました。
常人の百倍以上です。ゾゾの町人でさえ、HPは500くらいでしょう。
つまり、セリスは助かってしまったのです。
死ぬこともできない肉体を持て余しながら、こんな思いをしなくてはいけないのはシドのせいだと思い、修羅の形相をしたセリスは、死体に鬱憤をぶちまけるために、小屋に戻ります。
すると、シドが横たわるベッドのわきに、手紙が落ちていました。
手紙には、「外の世界に出ろ。仲間はきっとお前の事を知っている。ストーブの横の階段から下へおりなさい。そこに答えが待っているから。おじいちゃんより」そう書かれていました。
それを読み、セリスは歯噛みしました。
――このクソジジイ、生きていやがったな!
さっきまで、確かに手紙などありませんでした。だとしたら、死んでいなかったシドが、セリスが出て行ったあとに書いたものに違いありません。
――こんな辛気臭い島、こっちから出て行ってやるよ!
セリスは心の中で叫び、地下に向かいます。そこには、いかだが用意されていました。セリスは気合を入れて持ち上げると、凄まじい筋肉で海岸まで持って行きます。
そして、海に出ました。
いかだで海に出るなんて、ある意味自殺ですが、セリスのHPは1000を越えているので問題ありません。
陸に到着しました。
荒れ果てた町に入ると、生き残ったひとがいました。ケフカがかなりやんちゃをしているという噂を聞きます。
セリスは、ぎゅっと手を握り締めます。
そもそも、こんな酷いことになったのは、ケフカのせいです。ザ・ロックに疑われたのも、シドに陵辱されたのも、なにもかも、ケフカのせいです。
セリスの復讐の血が、滾りました。
北の町で筋肉マッチョがいるとの噂を聞き、もしやザ・ロックではないかと頬を染め、急いで向かいます。
マッシュでした。
落胆し、膝をつくセリス。