デスピサロは同情の余地なき悪党 第二十九章

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107名前が無い@ただの名無しのようだ
やったー「アンチの嘘暴きテンプレ」の嘘暴きテンプレ(最新版)できたよー(^o^)ノ

Q1:ピサロはロザリーが殺される前から人類根絶を口にしていたよね?
A1:その通りですね。魔物と人間は別種の生物なのですから、敵対する別種生物とは
  現実でいえば害獣のようなものでしょう。
  中世風の世界観なら、絶滅させようと考えるのもそうおかしくはありません。
  たとえば人間は中世はおろか相当最近まで、オオカミを敵視し根絶しようとしていました。

Re:確かに魔物と人間は、外見や文化的には大きく異なる別種の生物ですが、
  会話によって意思疎通は可能だし、魔物にも人間にも近しい者を失い悲しむ、という心があります。
 (たとえばピサロ様はその筆頭です)
  よってDQ4世界の魔物と人間を、人間とオオカミ(無論その他の害獣あるいはゴキブリ等の害虫)
  の関係に例えるのは、いささか不適切ではないでしょうか?


Q2:デスピサロは1章で手先に命じて幼児を誘拐させたよね?
A2:手先の独断説が有力です。
  なぜならピサロ自身は直後の2章で武術大会で勇者を探しており、勇者を幼児と思っていなかったようです。
  また魔族の王による計画なら他の地域でも同様の誘拐事件が起こっているのが自然ですが、起こってません。
  さらにピサロは勇者を普通の人間から区別する方法を知っていました(5章冒頭より)が、
  ピサロのてさきには普通の幼児と勇者の区別が付きませんでした。
  1章の誘拐事件は手先の独断。ピサロは少なくとも幼児誘拐という手段までは指示していないでしょう。

Re:部下の独断専行だった場合、ピサロ様の監督責任が問われませんか。
  部下に具体的な「勇者探し」の手段を丸投げしていた場合、ピサロ様の戦略の杜撰さが浮き彫りになりませんか。
  具体的な方策は何一つ提示せず「探し出せ」、責任の所在については「部下が勝手にやった、自分は知らない」
  本当にそんな無責任野郎だとしたら、手先はさぞ嘆いているでしょう。「もうやだこんな上司」と。
108名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/21(日) 16:40:58 ID:PJ5zi8UO0
Q3:ピサロはゲーム感覚で武闘大会出場者を連続殺害したよね?
A3:エンドール武術大会の当時もその後も、ピサロは犯罪者として扱われていません。失格にもなっていません。
  王と大観衆の目前で殺しているのに黙認されている以上、武術大会で相手を殺すのは合法と見るべきでしょう。
  そもそも「ゲーム感覚」って何を根拠にしているんですか?
  まあゲームって英語で「試合」の意味ですから、ゲーム感覚もなにもゲームなんですけどね……

Re:「ルールで禁止されていないから、殺ってもおk」という発想が実にアレですが、
  それは「魔物と人間の価値観の違い」で済ませておくとして。

  このエンドール武術大会での不必要な対戦相手惨殺において、前項との間に齟齬が生じます。
  もしA2のように民間人と勇者の区別がつけられるのだとしたら、ピサロ様はどうして武術大会で
  わざわざ勇者でも子供でも何でもない、無関係な人間を殺したのでしょうか。手間と時間の無駄でしょう。
  まぁ「相手の息の根を止めるまで戦いをやめない」「まるで強い者を集めて葬っているようなものだ」
  という証言のとおり(町人の推論ではありますが)ピサロ様は合法的かつ合理的に強者を葬っていただけですよね。
  こじつけでフォローしておきますと「ゲーム」には(狩猟における)獲物という意味もあります。
  「面白半分に獲物を追い詰めて殺す」“狩り”は、貴族の娯楽でした。


Q4:ピサロはサントハイム国民を総誘拐したよね?
A4:サントハイムって城の中だけが国だったんですかw
  それはともかく、2章の神隠しをピサロがやったと考えると不自然なことが多すぎます。
  サントハイム王が夢の内容を話そうとしていたことをピサロが知るには、遠く離れた異国の王の心中を見抜く
  超千里眼能力が必要であり、そんなものがあれば勇者の居所、黄金の腕輪の在処、ロザリー殺しの真犯人など
  いくらでも分かったはずです。また、城中の人間をぱっと神隠しにできるような力があるのなら、勇者の村を
  まともに軍事攻撃する必要もなかったでしょう。
  お膝元デスパレスの魔物にさえ「闇の力で消されたのであろう」くらいのことしか分かっていないのです。

Re:エスタークを倒してもサントハイムの人々が戻ってこないあたり、エスタークのせいではなさそうですね。

  しかしもし実行犯がピサロ様ではなくA2のようにまた「部下(エビプリあたり)が勝手にやった」
  パターンで擁護するのなら、ピサロ様は
  ・「サントハイム王に予知能力があることを知らなかった」
  ・「あるいは予知能力については知っていても、自分たちにとって不利益な情報を人間界に広めるであろう
    その可能性にすら思い至らなかった」
  ・「よしんば思い当たる節があったとしても、それに対し何ら策を講じていなかった」
  この あまりの 間 抜 け っぷり を危惧し業を煮やした部下がサントハイム神隠しを強行した、
  という結論になります。それでよろしかったですね?
109名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/21(日) 16:42:28 ID:PJ5zi8UO0
Q5:ピサロは進化の秘法のためにエドガンを部下に殺させたよね?
A5:エドガン殺しの犯人はバルザックですが、彼が魔族と接触したのがエドガンを殺す前か後かは分かりません。
Re:バルザックが「悪魔に魂を売って強い魔法を身に付けた」時期は不明ですが、
  キングレオ「不覚を取ったものよバルザック! これではデスピサロ様に申し訳が立たんわ。」
  バルザック「こ、これはキングレオ様! この事は何とぞデスピサロ様には御内密に……。」
  上のやり取りからもわかるように、ピサロ様が進化の秘法実験のために思いっきり暗躍していた事実は変えられません。
  話題をすり替えないように。


Q6:山奥の村の連中を老若男女問わず皆殺しにしたのは?
A6:あの村は5章のOPナレーションによれば、外部に存在すら知られていない村でした。
  にもかかわらず、勇者がブランカにたどり着いてみると、村が滅ぼされた事件が知られています。
  よって逃げ延びた者がいたことはほぼ確実です。生存者がどれくらいいたのかも不明です。
  ピサロが積極的に助けたとは思えませんが、結果的に多くの村人が逃げ延びていても矛盾はないのです。
Re:ヒント1:木こり
  ヒント2:村人の徹底抗戦の結果生じた、煙とか爆音とか
  ヒント3:魔族にとって人間サイドの抵抗の意思力を削ぐ上では、
      「勇者は死んだ、希望は潰えた」という風説の流布も有効な戦術
  何が言いたいかというと、皆殺しにされていても村壊滅事件は普通に噂になり得ますよ。ということです。
110名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/21(日) 16:44:49 ID:PJ5zi8UO0
Q7:灯台タイガーに命じて船を沈めさせたよね?
A7:灯台タイガー達自身も他のだれも、ピサロに命じられたなんて言ってません。
  DQ4では、魔物が最近になって活性化してきているという話が時々聞けますが、
  その理由として作中で唯一挙げられている説が「地獄の帝王復活の前触れ」だそうです。
  灯台タイガーもその一匹であって、ピサロとは関係なく暴れていた……としても不思議はありません。

Re:武術大会前
  「近頃このエンドールにも魔物が出るようになりましてな。
   王様は強いものを集めるつもりで武術大会を開くようになったのじゃが……。」
  武術大会後
  「デスピサロが消えた頃から魔物達も出なくなったそうじゃ。」
  唯一の説というわけではありませんが、こういった証言もあります。ご参考までに。
  あと灯台で待ち伏せしていたミニデーモンは、瘴気だか何かに当てられて凶暴化云々ではなく
  トルネコ個人を明確に(名指ししてまで)狙っていますが。



Q8:人間の倫理でピサロを裁けないなら、人間の倫理で同情することもできないのでは?
A8:人間が異種生物に同情することは当然できます。普通の意味での「同情」なら。
  「同情の余地」とは「情状酌量の余地」の意味ということにするんだ! などと発狂しても無駄です。
  そうするとピサロは人間ではないので、刑事訴追の対象にすらならなくなってしまうのです。

Re:「同情」と「共感」の区別をつけろ。話はそれからだ。