【DQ9】ドラクエ9 中部(東海・北陸)すれちがい通信36

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66名前が無い@ただの名無しのようだ
★ 終身雇用が奪う10の自由
 
A転職の自由がない。

「終身雇用」は一時的現象であるにもかかわらず、日本では企業・官庁が
新人の採用時に年齢制限を設けているため、転職の自由があリません。
[「転職について」(*「年齢差別の問題」)もお読みください。]このため、
「今の仕事では自分の才能が発揮できない」とか、「もっと自分を評価してくれる
ところで働きたい」などと考えている人でも仕事を変えることは容易では
ありません。「終身雇用」のもとでは、学校を卒業する時にどこに入るかによって
その人の人生が大きく左右されてしまいます。
たまたま自分が学校を卒業する時期が不況の時期で、自分の希望する企業が
新規採用を見送ったため、ついに一生その企業で働くチャンスが無かったといった
例は日本には多く見られます。極端に言えば、仕事に関して日本人には一生に
一度しかチャンスがないのです。そのたった一度のチャンスをものにすることが
できず、絶望した若者に対しておとなたちは、「人生は長いんだ、たった一度の
失敗にくじけてはだめだ」などと、もっともらしいことを言ってきました。
しかし、おとなたちが今日までに築いた社会は、「敗者復活戦」のない一発勝負型の
社会でしかなかったのです。たとえ、学校の卒業時に自分の希望する企業・官庁に
入った人でも、働いているうちにその仕事が自分には合っていないと判る場合も
あるはずであり、そうした人々も自分に合った仕事を捜すための試行錯誤が
できないのです。また、「終身雇用」に付随する「年功序列」の賃金体系下に
おいては、長く勤めていなければ昇進・昇給がないため、日本のサラリーマンは
たとえ年齢制限がゆるくても転職(転社)に対して消極的になりがちで、そのために
資本家が新しく会社を設立しようとしても、有能で働き盛りの人材は集まらず、
新卒の人や技術革新についていけないような中高年サラリーマンしか応募して来ない
ということも指摘されています。新しく企業を設立するのが困難な社会は、産業の
発達しにくい社会であることは言うまでもありません。
http://www.sky-net.or.jp/masahiro/permanent_employment.htm