( ^∀^)AAクエスト(・∀・ ) - LEVEL17
4 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/10/10(金) 19:34:56 ID:UYbuuvLx0
乙!!
ミ ゚Д゚彡「チャラララララ〜ン♪チャラララララ〜ンラ〜〜ン♪」
フサは手品のお約束のBGMを口ずさみながら、
シルクハットから万国旗を引っ張り出した。
( ・∀・)「おっ、いかにも手品って感じの手品だな」
(・ω・)「ふむふむ。まずはお手並み拝見というところですね」
( ´∀`)「ほら、ハインリッヒ。フサの手品を一緒に見ようモナ」
从|||∀从「……あんな簡単すぎる手品、僕だって出来るよ!
無個性でつまらない、下らない戯れ事だね!!」
ハインリッヒはぽつりと呟きそっぽを向いた。
モナー達はすっかりひねくれた彼に何も言えず押し黙ってしまった。
( ;´∀`);・ω・);・∀・)シーン…
ミ ;゚Д゚彡「え?ひょっとしてウケてない?じゃあお次はこのシルクハットから鸚鵡を出してやる!」
( ;´∀`)「いや、みんな楽しんでるモナ!へぇ、次の手品は銀鳩じゃなくて鸚鵡を出すモナ!?
鸚鵡っていったらあの極彩色の羽がすごく綺麗モナね。楽しみモナ!」
少し焦り気味のフサをフォローするように、モナーはかなり饒舌に次のマジックを促した。
ミ ;゚Д゚彡「そ、そうか。ウケてるならいいんだ。よし!じゃあワン・ツー…」
しかしカウントダウンが終わらぬうちにフサがその名にふさわしいフサ毛に
隠していた鸚鵡がぴょこっと顔を出してしまった!
( ;・∀・)「あちゃ〜…」
从|||∀从「ほら、やっぱりそんな事だろうと思ってたんだ!
そんなヘタクソな腕前じゃ3歳の子供だって呼び込めないさ」
ミ #゚Д゚彡「て、てめ〜、俺様はお前のためn」
从|||∀从「僕のため僕のためっていちいち恩着せがましいんだよ!ほっといてくれ!」
Gミ #゚Д゚彡「なんだその態度はぁ!もう一回言ってみろやあ!!」
今にもハインリッヒに掴みかかりそうな勢いで拳を固めたフサを
エルフの医者が慌てて小声で引きとめた。
(ノ;・ω・)ノ「駄目ですフサさん、怒鳴りつけたりするのはご法度です!」
ミ #゚Д゚彡「いーや、もう我慢ならねえ!あの甘ったれはいっぺん拳骨でも
食らわさなきゃ、あの悪い癖は一生直らん!!」
(;・ω・)「まるで頑固親父のようなことをおっしゃいますね…
いいですか、忘れてらっしゃるようですが、ここは外の世界じゃなくて
ハインリッヒさんの精神世界の中なんです!
下手を打ってしまえばハインリッヒさんの魂が死に、あなた達の精神は
彼の魂の死もろともに引き摺り込まれてこの世から消え去ってしまいますよ!」
ミ #゚Д゚彡「うっせー!小難しいごたくはいいからあいつを殴らせろ!」
( |||´∀`)「フサ!落ち着くモナ。モナがなんとかしてみせるから、フサはしばらく
ハインリッヒから離れたところで休んでてくれモナ」
( ・∀・)「あ〜あ、もっとフサの手品が見たかったな〜〜〜」
从|||∀从「わざとらしく興味を惹かせようなんて小細工しなくてもいいよ、モララー。
僕はもうこの世の全てから興味を無くしてるんだから。
何が起ころうと僕には関係ないさ…フフフ」
ハインリッヒは虚ろな目をして肩を震わせ忍び笑いをした。
そんなハインリッヒを横目で見つつ、モララーは内心気が気でなかった。
( ;・∀・)(やべぇな…エルフの医者の言うことが本当だったら、
俺たちこいつの巻き添え食って死んじゃうわけ?
モナー、頼むからなんとかしてくれよ〜)
他力本願なモララー、ハインリッヒと離れた場所でふて寝してしまったフサ。
エルフの医者はハインリッヒとは親しくないので戦力外である。
もはや最後の砦はモナーのみ、4人の運命はモナーにかかっていた!
( |||´∀`)(モナたちは無事に帰るんだモナ!平常心平常心。
気を長く持って優しい呼びかけ、暖かい言葉をかけなくちゃいかんモナ)
前スレ
>>998さま、新スレを立ててくださりありがとうございました!
お手数をお掛けして申し訳ございません。もう少し早く気づいていればギリギリの
スレ交替を防げたかもしれないと思うとわが身の至らなさがとても恥ずかしいです。
更新に気をとられるばかりでなく、レス番やスレ状況等もしっかりと把握しなければ
ならないと痛感しました。
>>8 ぐぅ、謙虚すぎるぜ!でもそこがいい!(゚∀゚)
保弟も自分のやりやすいペースで楽しめば良いと思う。楽しく憩うぜ♪
10 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/10/11(土) 23:31:15 ID:cJVr/+DlO
新スレ乙!
記念に何か描きたいけどなにがいいかな…
>>11保弟さんいつも乙です。
聞こえなくもないんすが、
それよりも、フランスの女の子かわいいなって思いましたΣ(゚□゚;)
( ´∀`)(平常心、平常心…)
モナーは自分の掌に「人・人・人」と書いてからその手を口に持って
いって飲み込むふりをし、心を落ち着かせてからハインリッヒに近づいた。
从|||∀从「今度はモナーか。みんな寄ってたかって僕を元気付けようと
してくれてるみたいだけど、そんなことしたって無駄だよ」
( ´∀`)「どうして無駄だと決め付けるモナ?教えてほしいモナ」
从|||∀从「僕は自分に絶望しきってるんだ。自分の悪いところは自分が一番よく知ってるもの。
僕が抱える絶望は他人の言葉なんかで励まされて元気が湧いてくるような、そんな
甘っちょろい絶望なんかじゃないってこと。」
モナーはハインリッヒのそばに座り込み、彼の目を覗き込んだ。
( ´∀`)「自分自身に絶望してしまうほど、自分が嫌いモナ?」
从|||∀从「あいにくナルシストに生まれてるわけじゃないんでね」
( ;´∀`)(自分大好きor自分大嫌いって、ただ方向が違うだけでどっちも自分に し か
関心がない点では同じモナ…って今のハインリッヒに言ったら精神的にとどめを
刺してしまうモナね)
从|||∀从「何を焦ってるんだい、モナー?自分の手には負えないと改めて思ったのか?」
( ;´∀`)(ハッ!いかんモナ、平常心!優しく暖かい言葉!)
( ´∀`)「ううん、ぜ〜んぜん焦ってなんかないモナ。
だって、ハインリッヒは自分に絶望してるかもしれないけどモナはハインリッヒを
とても信頼してるし、モララーやフサと同じ大切な仲間だと思ってるモナ。
だからモナたちはハインリッヒが何か困ってることがあれば解決したいと思うし、
ハインリッヒが絶望していたら手をさしのべて助けになりたいと思うモナ」
ミ ;゚Д゚彡(おいおいおい!「モナ た ち 」って何だゴルァ!?
俺様はそんなこと欠片も思ってねーぞ)
从|||゚∀从「…助けに、なりたい…??」
ハインリッヒの目に僅かに希望の光が差してきた。
( ´∀`)「仲間同士助け合うのは当たり前モナ!
今までだってモナたちはハインリッヒにたくさん助けられてきたモナ」
( ;・∀・)(「助けられてきた」?「足手まといになってきた」だろjk)
( ´∀`)「ハインリッヒがいるだけでみんなが楽しくて明るい気分になれるモナ!
君は間違いなくこのパーティに欠かせないムードメーカーモナ!」
ミ ;゚Д゚彡(・∀・; )(「楽しくて明るい気分」?「生暖かい気分」の間違いだよなぁ??)
フサとモララーは目配せして顔を見合わせた。
从|||‐∀从「…僕がムードメーカーか。それがもし邪気眼のことを言っているんだとしたら
大きな間違いさ。そんなの嘘で塗り固めて出来たまがい物に過ぎない」
( ´∀`)「えっ、まがい物??」
从|||゚∀从「だから!邪気眼なんてものは僕が自分の弱さを認めたくなくて作り出したもの
なんだよ!僕は強くなりたかった!そのために努力を重ねるなんてことはせずに
楽して強くなりたかった!だから自分で自分に嘘をつき続けて、ニセモノ、まがい物
の『強いハインリッヒ』を演じていただけなんだ!」
ハインリッヒは頭を左右に振りながら大声で喚きたてた。
ハインリッヒの声は山彦となってあたりに響き渡った!
ミ ;゚Д゚彡;・∀・)(…何をいまさら…)
フサとモララーはしらけた顔をしている!
( ´∀`)「なんだ、そんなことで悩んでいたモナ」
从|||゚∀从「そんなこと、だと…?僕の悩みがどれだけ深いか知りもしないくせに!」
( ´∀`)「だって、ハインリッヒの邪気眼が
A.ニセモノだなんてとっくの昔に知ってたモナ(笑)
B.モナたちを精神的に助けてくれたのは事実モナ
C.なかったら、モナたちは魔物との戦いで勝てなかったかもしれないモナ
布袋さん、乙です!
流れ的にCで。
aはバッドエンドフラグ全開だなw
乙です!C!
ここはBで(゚∀゚)おながいします!
C・・・?
いや、Aだな
Aで
なんという接戦・・・
せっかくだから俺はこのBの選択肢を選ぶぜ
c
Cでケテーイ
25 :
(神^ω^神):2008/10/16(木) 14:26:49 ID:re/948VVO
(神^ω^神)なんという偽善者の集まり… 嘆かわしい
(神^ω^神)憎しみ、嫉妬、怒りなど負の感情に人間の本質があるというのに貴様等は偽善でそれを覆い隠し続けるというのか
(神^ω^神)神はそのようなことは許さぬ!よってAに変更するのだ職人よ!
Aでしょー
あえて真実を打ち明けろ!
A!
これだから携帯厨は
うん
いつものAクエスレだな
( ´∀`)「…なかったら、モナたちは魔物との戦いで勝てなかったかもしれないモナ」
从゚∀从「え?」
ハインリッヒは驚いた様子でモナーを見た。
( ´∀`)「ハインリッヒが邪気眼を使って魔物に隙を作ってくれたり、
強い魔物を仲間にしてくれたおかげでモナ達の旅は随分
助かってるモナ」
从*゚∀从「えぇっ…マ、マジで?!」
モナーの言葉で仮面をかぶっているようだったハインリッヒの表情がだんだん
和らぎはじめた。
一方モララー・フサ・エルフの医者は顔をつき合わせてひそひそ話し合っている。
ミ ゚Д゚彡(確かに嘘じゃねぇが、2割の真実を9割5分くらいに水増ししてるな)
( ・∀・)(物は言いようってやつだな)
(・ω・)(褒めるときは長所を徹底的に強調して褒める、が鉄則ですから)
( ・∀・)(それが水増しばかりの褒め言葉でもいいのかよ)
(・ω・)(褒められるのが嫌な人はいないものです。たとえそれが水増しでもね)
从*゚∀从「じゃあ僕ってモナー達の旅の戦力になってるってこと?」
( ´∀`)「ひらたく言えばそうモナ!」
ヾ从*゚∀从ノシ「わ〜い!立派な戦力!僕強い!!パーティの大黒柱!」
( ;´∀`)(本当に調子に乗ることにかけては名人級モナ…)
( ´∀`)「でもハインリッヒ、ここを良くしたらもっと頼れるリーダーに
なれるんじゃないかと思うところがあるモナ」
从*゚∀从「え、良くするところ?今のままでも完璧だから必要ないよ」
( ;´∀`)(………………)
モナーは暫し絶句したが、気を取り直してハインリッヒに諭すように話しはじめた。
( ´∀`)「これから良くするところというのは、物理的な強さを鍛えていく
ことモナ。ハインリッヒが武器を使って敵を倒せるようになれば
モナ達もとても心強いモナ」
从;゚∀从「うぇっ、僕セレブだから武器なんて野蛮なもの…」
( ´∀`)「顔文字村の武具屋に『聖なるナイフ』という選ばれた者にしか
使えない聖剣が売っているモナ」
从*゚∀从「聖なるナイフ?つまりダス・ハイリゲ・メッサー?
ハイリゲ・メッサーカコイイ!!!」
( ・∀・)(あ〜、初心者向けの一番扱いやすい武器ね…)
ミ ゚Д゚彡(っていうかなんで無意味にドイツ語使うんだぜ?)
( ・∀・)(響きがカッコいいからだろ?ルートヴィヒ・デァ・ツヴァイテとか
シュロス・ノイシュヴァンシュタインとかディー・ロマンティッシェ・
シュトラーセとかさ)
(・ω・)(例えに出した単語が全部バイエルン州つながりなのは仕様ですか?)
ミ ゚Д゚彡(そしてお前がルートヴィヒ2世やらロマンティック街道やら
ノイシュヴァンシュタイン城をドイツ語でサラッと口に出せる
のはなぜなんだぜ?)
( ・∀・)(認めたくないものだな…若さゆえの過ちというものは!)
( ´∀`)「まずはその聖なるナイフを使ってみようモナ!
モナも最初はそういう武器で頑張って魔物を倒していたモナ」
从*゚∀从「僕もモナーみたいにカッコよく魔物を倒せるかな?」
( ´∀`)「頑張れば出来るようになるモナ。武器を使えるようになれば
仲間にした魔物たちを盾がわりにするばかりじゃなく、守りながら
戦うこともできるモナ。そうしたらハインリッヒと魔物との絆もきっと
より深まると思うモナ」
从*゚∀从「魔物との絆かぁ」
( ´∀`)「ムツゴロウさんみたいに魔物との堅い信頼関係を築けるモナ!
より強い、頼れるリーダーとしての株もきっと上がって魔物の
間で『凄腕魔物使い!』って口コミで噂になるかもしれないモナね」
从*゚∀从「もしかして、有名になったら僕の顔を見ただけで『仲間にしてください!』
って向こうから寄ってきちゃうかな?」
( ´∀`)「その可能性も充分考えられるモナ」
ハインリッヒは目を輝かせて立ち上がり、モナーの手をひしと掴んだ。
从*゚∀从「よーし!僕頑張るよ!!武器を使いこなしてパーティの立派な
リーダーになる!」
( *´∀`)「おおっ、よく言ってくれたモナ!その心意気モナ!!!」
朝から更新乙です!
乙です。
ハインリッヒだいぶウザイなw
きてた━━━(゚∀゚)━━━!乙です!
さすがモナー!ハインの扱い方をわかってらっしゃるwww
ハインはうざ可愛いwww(*´∀`)ハイン萌え。
おいらは、キャラの虎馬克服みたいなイベント大好き!
ハインリッヒ掘り下げ編か。
乙です
やはりモナーは人格者だなぁ
37 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/10/20(月) 11:51:12 ID:eu0fTrBCO
保守
(・ω・)「無事にハインリッヒさんを元気付けることができたようですね。
では今からカウントダウンします。ワン・ツー・スリーで
現実世界へ戻しますよ。さぁワン・ツー・スリー!」
エルフの医者がカウントダウンの後に手をポンと叩くと、
モナー達の意識は一瞬途切れた。
ミ ‐Д゚彡「う〜ん…?おっ、ちゃんと戻ってきてるぞ」
( ;・∀・)「ふー、どうなることかと思ったよ」
( ´∀`)「ハインリッヒ、起きてるモナ?」
モナーは蝋燭に囲まれて横たわるハインリッヒを揺り起こした。
从゚∀从「ん??なんだか長い事寝てたような気がするなぁ」
( ´∀`)「無事でよかったモナ。体のほうはなんともないモナ?」
从゚∀从「………………」
从;゚∀从「首を寝違えた!」
なんと寝かしていたときの体勢が良くなかったのか、ハインリッヒは
首を寝違えてしまったようだ!ハインリッヒは首を斜め横に向けたまま
動かせなくなってしまった!
( ;・∀・)「おいおい!冗談だろ?」
从;∀从「冗談じゃない。首痛い…ちょっと動かしただけでピキッってくる」
(・ω・)「よかったらこの湿布を使ってください。
エルフの里に伝わる万葉薬草湿布です。これを貼っていれば
だいたい1日で状態は改善するはずですよ」
エルフの医者はハインリッヒに万葉薬草湿布を手渡した。
从゚∀从つ□「誰だか知らないけどありがと」
(・ω・)「いえいえ、お気になさらず」
エルフの医者は旅支度を整え、出かける準備をした。
( ´∀`)「あっ、お礼したかったのにもう出かけてしまうモナ?」
(・ω・)「はい、僕には大切な任務があるので」
( ´∀`)「任務?」
エルフの医者は懐からロケットペンダントを取り出すと、モナー達に
それを開いて中に収められた写真を見せた。
(・ω・)「この写真に似た女の人に見覚えはありませんか?」
( ´∀`)「?」
収められていた写真には、上品な白いシフォンドレスに身を包み
肩にかかるほどに切りそろえたプラチナブロンドの髪の毛を豪華
かつ繊細な銀の髪飾りで飾り付けた愛らしい少女がいた。
(・ω・)「この方はエルフの里の姫君です。
3年前に姫君は里から突然姿を消してしまいました。
僕は里の長老から特命を受けて遍歴医師となって旅しながら
探しているのですが、なかなか見つからないのです」
( ´∀`)「そういう事情があったモナ!」
(・ω・)「この方に見覚えはありませんか?
ひょっとしたら髪型を変えたりして、一見しただけでは
分からないようにしているかもしれませんが…」
( ´∀`)「うーん…残念ながらモナにはよく分からないモナ。
でも
A.一人で探すのはきっと大変モナ。
よかったらモナたちの旅に加わってみんなで探そうモナ!
B.大変かもしれないけど、道中お気をつけて頑張ってくださいモナ
保弟さんキテターヾ(^▽^)ノ
Aで、お願いします。
おほ━━━(゚∀゚)━━━!?
も、もしやあのキャラの過去編にいくのか!?……ここはAで!
なるほど、そういう展開か
Aで
姫君とな?
J(神^ω^神)し そう、実はアタシがエルフの姫だったのだわよ
神かぁいいからBで
いい加減消えないかなこの神とかいう池沼
まったくもっていつもどおりで安心したwww
( ´∀`)「一人で探すのはきっと大変モナ。
よかったらモナたちの旅に加わって皆で探そうモナ!」
(・ω・)「い、いいんですか!?手がかりもない人捜しでモナーさん達の
旅に支障が出たりしたら…」
ミ ゚Д゚彡「いいってことよ!ハインリッヒを助けてくれた恩返しだと思ってくれ」
( ・∀・)「そうそう。それに一人よりは大人数で探した方がいいだろ?」
从゚∀从「湿布をもらった恩もあるし、僕たちのパーティにはお医者が
いないから仲間になってくれたらすごく心強いよ」
(;ω;)「み、皆さん…ありがとうございます!」
*エルフの医者が仲間に加わった!
( ´∀`)「じゃあ皆疲れてるだろうから、一旦顔文字村に戻って
宿屋に泊まろうモナ」
从*゚∀从「明日は武具屋に行ってハイリゲ・メッサーを買うんだよね!」
( ;´∀`)「そうそう、聖なるナイフを買わなくちゃいけなかったモナ。
あとエルフのお医者さんの武器や防具も揃えなくちゃ…」
(・ω・)「あ、僕は重い武器は装備できないので今のままでいいですよ」
( ;・∀・)「今のままって…その身かわしの服、ボロボロのヨレヨレじゃん!
とりあえず新しいのに買い換えた方がいいと思うよ」
ミ ゚Д゚彡「その杖も相当使い込んであるみたいだが、大丈夫か?」
(・ω・)「これは僕が父から譲り受けた、先祖代々伝わる理力の杖なんです」
ミ ゚Д゚彡「そうか、そういう事情があるなら仕方ないな。
でも戦闘中に壊れたりしたら心配だから、武具屋で修理を頼んだ
ほうがいいと思うぞ」
(・ω・)「それもそうですね。じゃあ村に着いたら修理してもらいましょう」
こうしてモナー一行は聖なるナイフと杖の修理のために顔文字村へと向かったのだった。
なんかずっとコテを間違えていたようです。どこから間違っていたんだろう。
ひょっとして前のスレからずっと間違えていたり…ウボアー('A`)
なんかもう…本当に申し訳ありません。今度から気をつけます。
謝る事無いよ('A`)
いつもあんがと('A`)ノシ
そう、気にしなくてもおk。というか気付かなかったよ……。
エルフのお医者さん、個人的にFF5の薬師みたいなイメージでみてます。いいわー。すごくいい。
むふふ♪アイテム調合とかでとんでもなくあやしい失敗薬つくったりして欲しいわぁ〜。
待ってましたぞ!
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
いつもありがとう!
55 :
(神^ω^神):2008/10/28(火) 04:25:06 ID:QhjoESc7O
(神^ω^神)うむ、この神に感謝するがよいぞ
この糞スレまだあったのか
日が沈みかけ辺りがオレンジ色に染まるころ、モナー達は再び顔文字村に足を踏み入れた。
( ´∀`)「じゃあ、そこの宿屋に泊まろうモナ」
モナーが指差した先には『獅子のたてがみ亭』と辛うじて読める古びた看板を掲げた一軒の宿屋があった。
( ´∀`)「こんばんはモナ」
宿屋のおかみ「いらっしゃい。お一人様50Gだよ」
( ´∀`)「じゃあ5人分の250G払うモナ」
宿屋のおかみ「2人部屋と3人部屋に分かれるけど…」
( ´∀`)「別に構わないモナ」
ミ ゚Д゚彡「部屋の割り当てはどうする?」
( ´∀`)「ここは公平にジャンケンで決めるモナ」
(・ω・)「じゃ、『グッピーラムネ!』で決めましょうか」
从゚∀从「後出しはナシ!いざ勝負!!」
( ・∀・)「勝負、受けて立つぜ!」
『グッピーラムネ!!』
( ´∀`)「グーはモナとモララーだけモナ」
( ・∀・)「あ、本当だ」
ミ ゚Д゚彡「ならチョキを出した俺様と医者、あとハインリッヒが同じ部屋ってわけか」
ミ ;‐Д‐彡(遺跡の時みたいにハインリッヒの奴が夜中に騒ぎださなきゃいいが…)
(・ω・)「西側と東側、どっちの部屋にします?」
( ・∀・)「俺達は西側にしとくわ」
从゚∀从「僕達は東側かぁ。なんかちょっとした冷戦構造って感じだね」
宿屋のおかみ「食事はいつごろがいいかね?」
从゚∀从「僕達は8時半くらいがいいな」
( ´∀`)「モナ達は9時くらいで」
宿屋のおかみ「はいはい、東部屋が8時半、西部屋が9時ね。
あぁ、それとお風呂は1階の突き当たりにあるから自由に使っていいよ」
( ´∀`)「わかったモナ。どうもありがとうございますモナ」
モナーとモララーは荷物を部屋に運び込むと、着替えを持って風呂場に直行した。
( *・∀・)「ひゃっほー!一番風呂も〜らいっ!!」
( ´∀`)「いやぁ、こうやってゆったりとお湯につかってると
今までの疲れが吹っ飛ぶモナ!」
( ・∀・)「しかしこうやって一緒に風呂につかるのも、ほんと久しぶりだよな。
ちっちゃい頃はよくモナーの家の風呂を使わせてもらってたけど」
( ´∀`)「そうそう、れもなと3人で数え歌を歌いながら湯船につかってたモナ」
( ・∀・)「こんなふうに水鉄砲して遊んだりしたなぁ」
モララーは両手を組んで、モナーの顔めがけて勢い良く水鉄砲を放った。
( ;´∀`)「わっ!」
( *・∀・)b「よっしゃ、撃沈!モナーの残機あと二つだぜ」
( ´∀`)「なるほど、先に三機墜とした方が勝ちってわけモナ。
じゃあこっちも反撃!波動砲を喰らえモナ!」
((・∀・; )「おっと!そう簡単には墜とさせないぞ」
ザブザブとお湯の飛沫を飛ばして風呂のかさを減らしまくりながら、
子供のころに還って遊ぶモナーとモララーだったが…
???『こら!』
(´∀`;(・∀・; )「!」
苛々した様子を全面に押し出した怒鳴り声と共に、何者かが風呂場に入ってきた!
怒鳴り声の主は…
A.フサ
B.ハインリッヒ
C.宿屋のおかみ
D.エルフの医者
E.宿屋の隣人
暖かい励ましの言葉どうもありがとうございます!
だいたい真夜中の更新が多くなってしまい、今までも凡ミスが多々ありました。
なるべくすぐに修正するようにしているのですが見落としがある場合も出てくる
と思います。もしテキスト中にミス・見落としにこちらが気づかなかった場合は
レスでお知らせして下さると非常にありがたいです。
あとここから私事で申し訳ないのですが、携帯アプリのDQ1を今更プレイし始め
ました。以前からプレイしてみたいと思っていましたが機種が対応していなかった
ので出来ずじまいで、今回携帯の機種変更してようやく念願が叶いました。
画質の良さにいたく感動してます!SFC版DQ3並の高画質にビックリです。
BGMが削られてしまっているのがすこし残念ですが、携帯で手軽にDQが楽しめ
るのが嬉しいですね。やっぱりアレフガルドの音楽はいいなぁ〜。
更新乙!
選択肢はEで。
俺もDQ1、2はアプリでやったよ。
リアルタイムの感動は味わえないにしても、昔のドラクエがプレイ出来て良かった。
('A`)E
更新乙!Eで!
なんという瞬殺。宿屋のおかみというお色気投票すらなしか。
瞬殺ワロタww
エルフの医者はボッコス松本かな?
66 :
(神^ω^神):2008/10/30(木) 16:00:39 ID:BQYj/AoGO
>>58 (神^ω^神)「F.神」でおながいします
神可愛いんだがw
モナーとモララーが怒鳴り声にぽかんとしていると、次の瞬間にどう見ても
近所のおばちゃんと思われる女性が風呂場にドカドカと乗り込んできた。
宿屋の隣人「さっきからバシャバシャワーワーとうるさいよ!
まったく大の男二人がいい年こいて子供みたいな真似をして!
あんたたち、自分を情けないと思わないのかい!」
(・∀・ )「俺、少年の心を忘れない男なんでw」
( ;´∀`)「モララー、軽口叩く前におばちゃんに謝るのが先モナ」
宿屋の隣人「まったく最近の子ときたら、満足に謝ることもできないの!?」
(・∀・ )「そんな居丈高にものを言われちゃ謝る気も失せるだr」
( ;´∀`)「ストォォ〜〜ップ!!!」
モナーはスプラッシュマウンテンレベルの水しぶきと共に風呂から上がると
慌てておばちゃんの前に猛ダッシュして土下座した!
( ;´∀`)「夜中に騒ぐなんて非常識なことをして本当にすいませんでしたモナ!
ご迷惑をおかけしてごめんなさいモナ」
宿屋の隣人「…まぁ分かればいいけど、今度から気をつけるんだよ」
そういうとおばちゃんはノシノシと歩きながら風呂場を出て行った。
( ´∀`)「モララー、ああいう人には素直に謝ったほうがいいモナ」
(・∀・; )「すまん…あのでかい態度についムカっときちまった」
モララーは頭を掻きながらすまなさそうな表情をモナーに向けた。
( ´∀`)「まぁ、確かにモナもあの態度には内心カチンと来たモナ。
でも非があるのはこっちなんだから謝らなくちゃ」
(・∀・ )「ああ、そうだな。今度から気をつけるわ」
( ´∀`)「じゃあもう体も暖まったし、そろそろ夕飯が来る時間だから風呂から上がろうモナ」
(・∀・ )「夕飯のメニュー、何が出るんだろうな?」
( ´∀`)「メニューボードには『村で採れる特産品を使ったスペシャルディナー』
って書いてあったモナ」
(・∀・ )「特産品ってなんだろう…肉系だったらいいなぁ」
風呂から上がって部屋でソワソワしていたモナー達に、待ちに待った夕飯が届いた!
焼きたての黒パンにおいしそうな自家製バター、スクランブルエッグ、ウインナーなど
が皿の上にこれでもかというほど盛り付けてある。
しかしそのおかず群の中に奇妙なものが混じっているのをモナー達は見逃さなかった。
そう、どう見ても四つ足の動物をそのまま焼いたようなグロい「おかず」が食卓に鎮座しているのだ。
(・∀・; )「なにこれ…食べられるのかよ?」
( ;´∀`)「……わ、分からないモナ。ひょっとしたら鯛のお頭みたいに飾りかもしれないし、
ちょっとおかみさんに聞いてみるモナ」
モナーは意を決しておかみを呼び、グロい「おかず」を指差して質問した。
( ;´∀`)「おかみさん、これはなんの料理モナ?」
宿屋のおかみ「知らないのかい?顔文字村名物のギンギー料理だよ」
( ;´∀`)「材料は?」
宿屋のおかみ「ギンギー」
( ;´∀`)「………………」
(・∀・; )(なんだそりゃ!!)
おかみの答えからするとどうやら食べられるものらしい。
しかし見た目がどうにも不気味なので、モナー達はギンギー料理を華麗にスルーして
晩餐を終えたのだった。
A.夕食も食べ終わったのでもう寝る
B.フサたちの部屋に行ってみる
くそうwww謎のギンギーとやらを食べるか食べないかの選択がないとは!
しかたがない!ここはBで。
しかしギンギーが気になる気になるwww
グルグル乙w
B
B
更新乙です!
ギンギーってなんだwww
グルグルナツカシスw
更新乙!Bで!
ギンギーでグルグルとわかるやつは20〜25歳と見たw
同世代がこのスレに多いことを安心した。
保守
結構保守従弟さんの更新早くていいな
前の職人なんかは言い訳ばっかでダラダラ更新だったからな
>>79 歴代職人をばかにしちゃいけないだろ。
歴代職人あってのAAクエストだ。
82 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/11/03(月) 23:31:53 ID:QgDmnqNZ0
Bで
ギンギーとは気になるなw
初代1=保守職人
そう思っていた時代が俺にもありました
初代でwktkの種が植えられ芽吹き、保守職人で花が咲き乱れ、保守従弟が実を創りつつある。
かっこいいよな。継続させるってすごいよな。
きっと、皆もそう思ってんと思う。
ここまで物語が続いている事が、奇跡に近い偉業だとは思わないか?
気持ち悪い
職人は確かに良い仕事してるとは思うけど甘やかしすぎは良くないと思うんだ。
二代目はどう見ても限界なのにだらだら続けさせたってのがあるし。
しかし後どれくらいで完結するのだろうか?
それが気になって仕方ない
>>85 ようこそ!(゚∀゚)初めてはドキドキだよね。
晩ご飯を食べてからモナー達はフサ達の泊まっている部屋に遊びに行った。
( ・∀・)「おっ、まだ寝てなかったんだ」
从*゚∀从「ハイリゲ・メッサーを買いに行くのが楽しみでさ。目が冴えて眠れないんだよ〜」
ミ ;-Д゚彡「さっきからずっとその話ばっかりしてんだよ、こいつ。
だから全然眠れやしねえ!耳栓があったら今すぐ使いたいぜ」
フサは苛立たしげにベッドにもぐりこんで蒲団をかぶった。
( ・∀・)(これ以上ないくらい効果てきめんだったな、モナー)
( ´∀`)(まぁ下手にウジウジされるよりはこのほうがましモナ)
( ´∀`)「明日の買い物が楽しみなのはわかるけど、もう遅いから寝た方がいいモナ」
从*゚∀从「それはわかってるんだけどさぁ…」
(・ω・)ノ●「眠れないのならいっしょにおかしをたべませんか?」
( ´∀`)「え?お菓子?でも寝る前だし…」
(・ω・)ノ●「これは疲れを取りつつ眠りやすくするローズマリーをブレンドしたクッキーなんです。
眠れないのなら皆でこれを食べてから歯を磨いて寝ましょうよ。」
エルフの医者は枕元に置いてあった荷物から人数分のクッキーと蝋燭をッパと取り出して皆に分けた。
(・ω・)ノЛ「どうしても眠れない時はこのラベンダーキャンドルを点けて寝てみてくださいね」
( ´∀`)「至れり尽くせりありがとうモナ!」
(・ω・)「いえいえ、お気になさらず」
( ・∀・)「クッキーうめぇw」
从*゚∀从「サクサクうめぇw」
ミ -Д-彡「うーん。うまいんだけどスパイスが効きすぎてちょっとな…鼻が利かなくなりそうだ」
(・ω・)ノ●「じゃあスパイスを減らしたクッキーもあるのでこちらをどうぞ」
ミ ゚Д゚彡「おっ!悪いなぁ、じゃあいただくぜ」
(・ω・)「どうぞどうぞ」
ささやかな夜食を済ませ、モナーたちはまた自分の部屋に戻って眠りについた。
翌朝、すっかり疲れの取れたモナーたちは宿屋を出て武具屋へと向かった。
( 店∀員)「いらっしゃい!久しぶりだな、兄ちゃん。研無刀の使い勝手はどうだい?」
( ・∀・)「おう、上々さ。
でも結構使い込んじまってちょっと鈍ってきてるから手入れを頼めるかな」
( 店∀員)「あ〜、確かにちょっと刃こぼれしてるなぁ…1時間くらいかかるがいいかい?」
( ・∀・)「私待〜つわ♪いつまでも待〜つわ♪」
( 店∀員)「よ〜し、じゃあ腕によりをかけて研ぎなおしておこう!」
( ;´∀`)(この男、できるモナ!)
モララーから研無刀を受け取り、口笛混じりに扉の奥の作業場へ行こうとした武具屋の店員に
エルフの医者が少し慌てた様子で話しかけた。
(・ω・)「すみません、モララーさんのついでと言ってはなんですが、僕の武器も修理していただけませんか?」
( 店∀員)「おうとも!じゃあさっきの研無刀と両方合わせて2時間だな。
その間じっくりと商品でも見て行ってくれ。新しい武器も入荷してるぜ」
(・ω・)「ありがとうございます!」
「え、僕すか?」
「お前以外に誰がいるんだよ!俺は武器の直しを頼まれて忙しいから、お前さっさと行って来い!」
「マジっすか?」
「マジだよ!」
言い争う声が聞こえたあと、作業場に入った店員と入れ替わりに他の店員がカウンターにやってきた。
σ( ゚o゚ )「僕すか?」
( ;´∀`)「き、君も店員さんだったモナ?」
( ゚o)「何を買うんすか?」
(・ω・)「えーと、防具が欲しいんですけど…」
从*゚∀从「僕はハイリゲ・メッサー」
δ(゚o゚)「何すか?ここおかしいんすか?」
从#゚∀从「……………」
ハインリッヒの顔は一瞬で真っ赤になり、店員に向かって拳を固めた。
( ;´∀`)「せ、聖なるナイフが欲しいモナ!」
( ゚o)「…あ〜、聖なるナイフすか…」
店員は面倒くさそうに店の在庫から武器と防具を取り出しカウンターに並べた。
( ゚o)「で、何を買うんすか?」
ミ ;゚Д゚彡「ここから選べってことかよ!」
( ;´∀`)「この態度で売り上げ確保できてるのか心配モナ」
(・ω・)「じゃあこのピンクっぽいローブを」
( ゚o)「『天使のローブ』すか」
从*゚∀从「このハイリゲ・メッサーを!」
( ゚o)「『聖なるナイフ』すか」
品物を乱暴に袋に入れると、店員はモナーの方に向かってアイコンタクトした。
( ・∀・)「ありゃ『代金支払え』の目だな」
( ;´∀`)「どこまでやる気ないモナ、あの店員は…」
モナーはため息をつきながらカウンターに行って代金を払った。
そして2時間弱経ってから武器の修理が終わり、店員が新品同様になった武器を持ってきた。
修理代も払い終えるとモナー達は武具屋を後にしたのだった。
92 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/11/05(水) 19:00:09 ID:4h5VJ1qR0
更新乙。
δ(゚o゚)「何すか?ここおかしいんすか?」
うぜえww
更新乙!アルバイト店員?うぜぇwwww
乙!
ハインリッヒそのまま殴れwww
ぼろぼろだった理力の杖は、今や見違えるほどぴかぴかになっている。
エルフの医者は杖をまじまじと覗き込みながら感嘆の声をあげた。
(・ω・*)「武具屋さんってすごいんですねぇ!
故郷にはああいう職業に携わる人はいなかったから、
こういう修復技術があるなんてびっくりしましたよ」
ミ ゚Д゚彡「えっ、てことは武具屋がないのか?」
(・ω・)「ええ。エルフの里は四方を海に囲まれていて、島の端の切り立った崖の上にあるんです。
そういう土地柄のおかげか魔物もスライムやおおがらすくらいしかいなかったので、
あまり強い武器は必要なかったんです」
( ・∀・)「ふぅん…でもさ、強い魔物が出ない土地なら大した医術もいらないんじゃないの?」
(・ω・)「いえ、生活を営んでいく上で怖いのは魔物だけじゃありません。
誰だって程度の違いはあれ、病気に罹ることはあるでしょう。
だから魔物が出ない=医術が不要という公式は成り立ちません。
それに武器を持たなくなったぶん、より医術や魔法が重視されるようになったんです。
だからエルフの里では特に医学と魔法学が発達しています」
( ・∀・)「なるほどなぁ」
从゚∀从「そういえばエルフってさぁ、伝説とかでは人間嫌いだって聞くけど実際のところどうなの?」
ミ ゚Д゚彡「お医者は確か人間の血を引いてるって言ってたよな」
(・ω・)「里では昔から行き倒れた旅人を助けたり、難破船が打ち揚げられたことが多かったので
そういう人たちをエルフの里のみんなで助けているうちに交流が深まっていったんですよ。
ということで、僕のような子孫が生まれてきたわけです」
从;゚∀从「でも違う種族だよね…互いに軋轢とかはないの?」
(・ω・)「昔は反対派や人間を排斥しようとする過激なタイプも沢山いたみたいですけどね。
でも目の前で困ってる人がいるのを見殺しにはできないでしょ。
何百年もかけてそういう交流を深めていって、人間たちの血も文化も
それなりに浸透してきましたし、大半のエルフたちは人間に対して特に敵愾心は
持ってませんよ」
ミ ゚Д゚彡「こっちで伝説として語られてる「エルフ」とはだいぶ違うんだなぁ…」
( ´∀`)「お医者さんの故郷は平和だったモナね」
(-ω-)「…旅してみて分かりましたが、今までたまたま被害が及ばなかったというだけです」
( ・∀・)「一人旅だもんな〜。今まで大変だっただろ?」
(・ω・)「はい、もう死ぬかと思ったことが何度もありましたし、何よりも心細くて!
モナーさん達が僕を仲間に加えてくださってとてもほっとしました」
ミ ゚Д゚彡「出来る限り力になれるようにするから、困った時はどんどん俺様たちに相談しろよ!」
(・ω・)「フサさん、重ね重ねありがとうございます」
エルフの医者が深々とお辞儀しようとしたのをモナーはあわてて引き止めた。
( ´∀`)「モナ達は仲間なんだから、敬語やさんづけはやめようモナ。
もっと気軽に話し合えるようになりたいから名前を教えてくれないかモナ?」
(・ω・;)「…………」
エルフの医者は口ごもり、難色を示しているようだった。
( ;´∀`)「あ!そういえば姫を探す任務があるから名前を教えることはできないモナ?
ごめんごめん、じゃあ無理には聞かないモナ」
(・ω・)「そういうわけではないんです。ただ僕の名前はちょっと言いづらいので…」
( ・∀・)「いや〜、クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハみたいな長ったらしい
名前でもない限りよっぽど大丈夫だよ」
ミ ゚Д゚彡「おいおい、軽々しく『鉄のクラウス』を例えに持ち出すとアラスカ送りになっちまうぞ」
从゚∀从「そうそう。『ばかものーっ!』て怒鳴られちゃうよ」
(・ω・)「そ、そうですよね。それじゃあ…僕の名前は『ッパ』といいます」
从゚∀从「……パ?」
(・ω・)「いえ、『ッパ』です」
ミ ;゚Д゚彡;・∀・)「パッ?」
(・ω・;)「いえ、だから『ッパ』」
( ;´∀`)「パッ?いや、違うモナ…でもパでもないし…」
エルフの医者の名前を言おうとするものの、どうしてもコツを掴めないモナー達。
(-ω-;)「やっぱり言いづらいですよね、すみません。
どうぞモナーさん達の言いやすい方で呼んでください」
ミ ;゚Д゚彡;・∀・);´∀`)从;゚∀从「……ごめん。」
更新乙です!
週一でも全然問題ない!気にすんな!
ッパ君かww
(・ω・)ノ● ッパ
/ /
ノ ̄ゝ
ッパの元ネタこんな感じのAAだっけ?
乙です。
しかし従弟氏細かいな。ッパ氏が自己紹介する前にさりげなく名前出してるとは
一年ぶりくらいに来たら三代目に引き継がれてて驚いたw
∧_∧
(( ・ω)
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
∧_∧
(ω・ ))
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
∧_∧
(・ω・)
. ノ/ /ゞ ゴソゴソ
ノ ̄ゝ
いっしょにおかしを
たべませんか?
∧_∧ ■
(・ω・)丿 ッパ
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
昔フラッシュとかに使われてたな
しかし研無刀を研いじまったら元も子もなくなるんじゃね?
∧_∧
(( ・ω)
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
∧_∧
(ω・ ))
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
∧_∧
(・ω・)
. ノ/ /ゞ ゴソゴソ
ノ ̄ゝ
いっしょに神を
崇めませんか?
∧_∧ (神^ω^神)
(・ω・)丿 ッパ
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
106 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/11/12(水) 15:32:53 ID:IVBC+tD0O
(*´3`)〜♪
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
(神^ω^神) おお、神よ!
(:::::::::::::)
し─J
(神^ω^神) n
⌒`γ´⌒`ヽ( E)
( .人 .人 γ ノ
ミ(こノこノ `ー´
)にノこ(
武器の修理を終えて顔文字村を出たモナー達は、道すがら魔物を倒しつつ
ジャズビレッジに戻る計画を立てた。
( ´∀`)「とりあえずジャズビレッジに戻って、ハインリッヒをモナの…いや、
渡辺さんの家まで送っていこうモナ」
ミ ゚Д゚彡「ん?ハインリッヒとはジャズビレッジまでの付き合いってことか?」
( ・∀・)「そういうこと。ハインリッヒの姉ちゃんの渡辺さんの『弟の病気を治してくれ』っていう
たっての願いで、俺達と一緒に旅してたわけなんだ」
(・ω・)「あれっ、ハインリッヒさん病気だったんですか?それなら早く言ってくれなくちゃ」
ッパは背中のリュックサックからありったけの薬を取り出した。
从;゚∀从「いや、薬はいいよ!姉ちゃんが勝手にそう思いこんでるだけの話だし!」
( ・∀・)「まぁこいつの病気は薬つけただけじゃ治らないしな」
ハインリッヒはモララーをじろりと睨んだ。
( ・∀・)「サーセンw」
(・ω・;)「…薬が効かないほどの病気だなんて」
ミ ゚Д゚彡「パッ君、そんな深刻にならなくていいから」
从#゚∀从「全くもう!みんなして僕をバカにするんだから!こうなったらみんながビックリするくらい
強くなってジャズビレッジに帰ってやるからな」
ハインリッヒは腰に下げた聖なるナイフの柄をぐっと握り締め、決意を新たにしたのだった。
てくてくと歩きつづける一行の目の前にドラキーたちが群れをなして現れた。
( ;´∀`)「わっ、囲まれちゃったモナ!」
ミ ゚Д゚彡「なんだなんだ!?ドラキー風情が俺達の邪魔をするたぁちゃんちゃらおかしいぜ」
フサはドラゴンクロウを装備し、ドラキーの群れに向かって爪でなぎ払った!
ドラキーAに60のダメージ!
ドラキーBに63のダメージ!
ドラキーCに59のダメージ!
ドラキーA・B・Cをやっつけた!
(・ω・;)「いて!」
ドラキーDはッパに噛み付いてきた!
ッパは3のダメージを受けた!
从゚∀从「なかなか手ごわそうな敵だな…じゃあここはリーダーの僕が!」
ハインリッヒは聖なるナイフを構え、トマト色をしたドラキーにとびかかった!
( ・∀・)「気をつけろ!その赤いやつは呪文を使うぞ」
从゚∀从「えっ?」
メイジドラキーはギラを唱えた!閃光の帯がハインリッヒを直撃する!
从##∀#从「ぎゃぼーっ!」
ハインリッヒは12のダメージを受けた!
( ・∀・)「言わんこっちゃない!ほら、薬草使え」
モララーはハインリッヒに向かって薬草を放り投げた。
ハインリッヒは薬草をむしゃむしゃ食べながら怒りをあらわにしている。
从゚∀#从「ドラキーのくせに呪文を使うなんて小賢しい!」
( ;´∀`)「あれはメイジドラキーといって、通常のドラキーの3倍素早くて呪文を使えるやつなんだモナ」
从゚∀从「通常の3倍…そう聞くと俄然あいつをやっつけたくなってきたな」
ハインリッヒは再び聖なるナイフを握り締めてメイジドラキーを見据えた。
从゚∀从「明治ドラキーとやら、見てろよ!このハインリッヒ様の
A.ハイリゲ・メッサーでセイクリッド・ザップ・スマッシュをお見舞いだ!
B.必殺・スカウトアタックを受けてみろ!
C.怒りの制裁、邪気眼の恐怖を味わうがいい!
モララーの研無刀は武具屋の店員が切れ味鋭くならないよう細心の注意を払って
「研いで」くれたということで、脳内補完をよろしくお願いします。
「研いで」じゃなくて「整備して」という表現をすればよかったなぁと思います。
設定に反してしまう書き方をして申し訳ありませんでした。
ハインうざくてどーでもいいから
選択には不参加で('A`)
俺はハイン好きだ
C
毎度乙です。
Aで。武器はドイツ語なのにワザ名は英語なのなwさすが邪気眼の使い手w
Bでヘアッ。
買ったんだから、早速使わないとな。
Aで(`・ω・)
Bで
Cだな
更新乙。
とどめのA!
120 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/11/17(月) 22:32:42 ID:qm7bVywq0
ほしゅします
从゚∀从「セイクリッド・ザップ・スマアァァァッシュ!!!」
ハインリッヒは勢い良く駆け出すと
ずっこけた。
ハインリッヒは2のダメージを受けた!
メイジドラキーはハインリッヒの周りをふらふら飛び回りながらニヤニヤしている。
从#゚∀从「シャイセ!今度こそ、えい!えいっ!!」
ハインリッヒは闇雲に聖なるナイフを振り回したが、一つとしてメイジドラキーに命中しない。
( ・∀・)「そんなへっぴり腰じゃダメだ!あとナイフの持ち方も違う」
从゚∀从「?」
( ・∀・)「まず人差し指を使わずにナイフの柄を握れ」
从゚∀从「こう?なんかますます安定しなさそうだよ」
( ・∀・)「まあ大人しく聞いとけって!
それから空いた人差し指を鍔に引っ掛けるんだ。こうすればブレない」
从゚∀从「ふむふむ…」
( ・∀・)「腰のあたりに重心を意識して、もう一度メイジドラキーに攻撃してみろ!」
从゚∀从「よーし…でぇいっ!!」
ハインリッヒのナイフがメイジドラキーの翼を切り裂いた!
メイジドラキーに7のダメージ!
从*゚∀从「わあ、当たった!当たったよ!」
メイジドラキーはギラをとn
ミ ゚Д゚彡「伏せろ!」
从;゚∀从「は?!はいぃっ!」
aえた!しかしハインリッヒは間一髪で伏せたので閃光の帯に当たらずに済んだ。
ミ ゚Д゚彡「今だ、一気に踏み込んで間合いを縮めろ!」
从゚∀从「わ、わかったよ!」
ハインリッヒはダッシュで駆け出し、メイジドラキーとの距離を縮めた。
メイジドラキーは呪文が失敗してしまいオロオロしている。
从゚∀从「隙あり!」
ハインリッヒはメイジドラキーのひょろ長い尻尾をむんずと掴んだ。
从゚∀从「聖別されし正義の裁き、受けてみよ!セイクリッド・ザップ・スマッシュ!!」
ハインリッヒはメイジドラキーのどてっ腹にずぶりとナイフを突き刺した!
メイジドラキーに8のダメージ!
メイジドラキーを倒した!
リーダーを失ったドラキーたちは一斉にあちらこちらへ飛び去っていった!
ミ ゚Д゚彡「ザップでもなければスマッシュでもなく、そもそもセイクリッドですらない」
( ・∀・)「ヴォルテール気取りか?」
ミ ゚Д゚彡「いや、正直言いたくもなるぞ。あいつのあのセンスはどうにかならないのかよ」
( ;´∀`)「まあまあ。ハインリッヒの初白星を素直に褒めてあげようモナ」
先ほどドラキーに噛まれた腕の応急処置を終えたッパは、リュックから大きめの
絆創膏を取り出した。
(・ω・)「ハインリッヒさん、膝擦りむいてますよ。この万葉薬草絆創膏を使ってください」
从゚∀从「ありがと!」
ミ ゚Д゚彡「ちょっとの怪我でいちいちそんなことしてたら、自然治癒力が弱っちまうぜ?」
(・ω・)「でも『ちょっとの怪我だから』と放っておくのは危険ですよ」
( ・∀・)「ま、転ばぬ先の杖っていうけど…
まだ魔物はたくさんいるんだから、1匹倒したくらいでいちいち応急処置ばっかり
してると薬がなくなっちまうだろ」
从゚∀从「うーん、後で困ることになったら大変だからやっぱり返すよ。
気持ちだけ受け取っとく」
ハインリッヒは絆創膏をッパに返すと張り切った様子で先を急いだ。
おお!更新乙です!今日はすごく冷える。
なんかハイン可愛いぞ。こうやってだんだん強くなっていくのね!
(*´Д`)あとハインに色々教えるモララーが良い。仲間って感じでなんか素敵。
更新乙!ハインかわいいな
(神^ω^神)ハインリッヒは俺の嫁
(神^ω^神)は俺の神
神久しぶりだなw 最近大人しいな。
神がもう一般化しちゃってる気もするけどな
いちいち自演までしてレスしなくていいから
これ以上スレ腐らせるのやめろ
(神^ω^神)自演はジ・エンド なんつって
>>44みたいな神がたまに出るから気にならないな。
むしろ神いないと保守するやつがいないwww
133 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/11/26(水) 23:44:55 ID:n/CTfi54O
このスレキモいな。
作者はいいのに。
神とかいうのは真性の池沼なの?
男は黙ってNG
下らん煽りあい含めて他所でどうぞ
ミ ;゚Д゚彡「お〜い!一人で先に行くな、危ないぞ!」
( ;´∀`)「ハインリッヒ〜!その橋を渡っちゃだめモナ!」
モナーとフサは100メートルほど先を行くハインリッヒに必死で呼びかけた。
从゚∀从「遠すぎて何を言ってるんだかわかんないよ〜!」
( ;・∀・)「だからその橋渡るべからずって言ってんだ〜!」
从゚∀从「え…?ああ、端を渡っちゃいけないって?
大丈夫だよ、真ん中渡っていくしハイリゲ・メッサーもあるから〜!」
モナー達が大声をあげて引き止めるのも虚しく、ハインリッヒは小川にかかる橋を
渡ってしまった。
从゚∀从「どんな魔物でもこのセイクリッドスラッシュで一撃必殺さぁ♪」
意気揚々と歩いていくハインリッヒを遠目にして、4人は頭を抱えつつ彼を追い
かけることにした。
( ;・∀・)「あのバカ…こっちは真剣だってのにとんちで済ませやがって」
(・ω・)「橋を渡っちゃいけないっていうのはどういうことですか?」
( ・∀・)「橋を一つ渡るごとに強い魔物が出るだろう…っていう鉄則を知らないのか」
(・ω・)「今まであまり気にしたことがありませんでした」
( ´∀`)「この辺りはせいぜいメイジドラキーくらいしか出ないところモナ。
だけどあの橋を渡ってしまうと素人の生兵法じゃ太刀打ちできない魔物が出るモナ」
ミ ゚Д゚彡「あいつの聖なるナイフじゃ到底かなわないぜ、なんせ硬い角はある、
状態異常系呪文は使う、防御力も高いっていう厄介なやつらばっかりだからな」
モナー達が追いかけてきているのを知ってか知らずか、橋を越えたハインリッヒは
どんどん森の奥へ突き進んでいく。
从゚∀从「さぁ来い、魔物め!出てきたが最後このハイリゲ・メッサーの錆にしてやる!」
???「グルルル…ナカナカ イセイ ノ イイ コゾウ ダナ」
从;゚∀从「ひゃっ!!?」
唸り声と共に、茂みの奥から何かの目がぎらりと光った。
???「ヒサビサ ノ イキ ノ イイ エモノ ジャネーカ。ジャア オレ ハ ノウミソ ヲ イタダクゼ」
???「ナラ オレ ハ ハラワタ ダ!」
???「オレ ニク ダイスキ! ウデ ト アシ イッポン ヅツ モラッテクゾ」
从;゚∀从「ひぃぃ…なんか怖い事言ってるよ〜。に、逃げなきゃ!」
そろりそろりと忍び足で逃げようとしたハインリッヒだったが、目ざとく気づいた
謎の魔物が素早く呪文を唱えた。
???「オット、ニガシャシネエゾ!ボミオス!!」
ハインリッヒの素早さが下がった!
从;゚∀从「えっ?あれっ??」
ハインリッヒは足をもう一歩踏み出そうとした。しかしボミオスの呪文をかけられて
いるので思うように体が動かせない!
???「ヨーシ、ヒサシブリ ノ エモノ ダ。ジックリ アジワッテ タベルゾ!」
茂みからアニマルゾンビが3匹飛び出してきた!
ハインリッヒはアニマルゾンビたちに囲まれてしまった。
アニマルゾンビA「オトナシク オレタチ ノ エサ ニ ナレ」
アニマルゾンビB「クルシイ ノハ イッシュン ダケダ。オレタチ ガ ノコサズ タベテ ヤル カラ アンシン シロ!」
アニマルゾンビC「オレ ニク ダイスキ! オマエ ニク スキ?」
なまじ魔物の言葉がわかってしまうので、ハインリッヒはアニマルゾンビの残虐な物言いに
すっかり怯えきってしまっている。
从;゚∀从「うっ…ぎゃあああああっ!」
耳をつんざくほどのハインリッヒの叫び声は彼を追うモナー達にも聴こえてきた。
( ;´∀`)「ハインリッヒの声だモナ!」
( ・∀・)「おおかた強い魔物が出てきて足が竦んで動けなくなってんだろ」
(;・ω・)「モララーさん、呑気なこと言ってる場合じゃありませんよ。
もしハインリッヒさんの身に万一のことがあったら大変です!」
ミ ゚Д゚彡「大丈夫だろ、あいつなら魔物を仲間にできるらしいし」
( ;´∀`)「まあとりあえず」
A.さっさと追いついて、ハインリッヒが魔物をやっつけられるかどうか様子見しようモナ
B.ハインリッヒの手助けに行ってあげようモナ
何度目かのアクセス規制に巻き込まれて、すっかり更新が滞ってしまいました。
お待たせしてしまい申し訳ございません。来週からは多分週2更新できるようになると思います。
しかしアクセス規制は本当に厄介ですね。こちらは何もやましい事をしていないのに、顔も知ら
ないどこかの誰かの巻き添えを喰ってしまうというのは非常な憤りを覚えます。
お久しぶり乙ですー
焦らなくてもゆっくり更新してくれればいいさ
Aで
B
A
規制巻き添えお疲れ様です…。
Bで
(神^ω^神)神はハインリッヒに試練を与えようぞ! よってAで決まりじゃ
これでとどめだ。
Aで
俺も規制だったわ。
一部の板がまだだけど、ここは解除されたみたい。
神がまともに選択支に参加したの初めてじゃないか。以前みたいに「C(神^ω^神) が出演」 みたいなことしないし可愛いもんだw
(神´ω`神)そんな風にマジレスされたら神恥ずかしい……
ハインリッヒ修行編ですね。わかり
久しぶりに来たが、
正直ハインリッヒの話しはどうでもいいおれガイル…
もっとサクサク話しを進めて欲しいと言うか、なんといいますか、
いやまあ三代目さんの思うように続けていただければいいんですけどね…
続けていただけるだけでありがたいし…
ただこのスレ見たところ作者マンセーなところがあるからそこんとこに警鐘を鳴らすためというかなんというか
あー何が言いたいのか分からんくなってきた。
…まあなんというか…今度こそ頑張って完結させてください!
そりゃあ、他の小説系のスレと違って一人で続けてる訳だからな
丁重に扱われるのも仕方ないさ
今書いてくれてる人が離れたらまたそこで止まっちまうからな
豚はおだてても空は飛ばない
もともと年齢層低い板なんだからとりあえず穏便に
>>148 どんな発言するのも勝手だが、せめて意見を固めてから発言しようよ
今はいい感じの流れだから流れを乱すのはやめようよ。
(神^ω^神)ですら最近はこのスレのマスコット的な
存在だと思ってる。
最近の流れとしては
職人様更新
↓
更新乙
↓
(神^ω^神)登場
↓
更新マダー?
↓
煽り、叩き、雑談等 ←今ココ
↓
職人様更新
だけど、俺はこの流れが好きだ。
え、神もサイクルに含まれるのかw
俺の中では(神^ω^神)もサイクルに含まれるw
( ;´∀`)「さっさと追いついて、ハインリッヒの様子を見に行くモナ」
( ・∀・)「モナーの言うとおりだな。さっさと行くぞ!」
ミ ゚Д゚彡「あくまで様子見だから、魔物に見つからないように忍び足だな」
(・ω・)「静かにかつ急いで…ですね。一刻も早くハインリッヒさんを助けに行きましょう」
4人は抜き足差し足ちどり足でハインリッヒの叫び声が聴こえた方角へ向かった。
そしてギリギリでハインリッヒと魔物の姿が目視できる距離まで近づくと、そばの茂みに身を
隠して様子をじっと見守る事にしたのだった。
从##∀;从「うっうっ、痛いよぉ〜。血が止まらないよう」
アニマルゾンビB「ガルルルゥ!!」
アニマルゾンビC「ヴ〜〜…ワウ!ワウ!!」
そこかしこに傷を作ったハインリッヒは血まみれになりながら、アニマルゾンビの足の下に
力なく身を横たえている。
アニマルゾンビA「ガウゥ〜…」
从##∀;从「うわぁあん!お願いだよ、見逃してくれよぅ。命だけは助けて…」
ハインリッヒの様子を見たモナーは焦った様子を見せ、ハインリッヒに加勢しようと
茂みから飛び出そうとした。しかしそんなモナーの肩をフサが強く掴んで引きとめた!
( ;´∀`)(フサ!何するモナ!ハインリッヒを助けなきゃ)
ミ ゚Д゚彡(様子見だって言っただろうが!)
(;・ω・)(でもハインリッヒさんが今にも魔物に喰われそうになってるじゃないですか!)
( ・∀・)(今あいつを助けたりしたら、この先また危ない目に遭ったときに俺達の助けを当てに
しようとするぞ。そんなことじゃあいつの成長がいつまで経っても見込めないだろ)
( ´∀`)(…!)
( ・∀・)(俺達は手助けに行くようなことはしない。でもここからアドバイスするくらいならいいかもな)
モララーの発言にモナーは頷くと、ハインリッヒに向かって大声で叫んだ。
( ´∀`)「ハインリッヒ!落ち着いてよ〜く聴くモナ!」
从##∀゚从「えっ?!その声はモナー!助けに来てくれたの??」
( ´∀`)「いや、モナ達も今魔物と戦っているから手助けが出来ないモナ。
でもアドバイスくらいならなんとかなるから、ともかく落ち着くモナ」
从##∀゚从「そ、そんなぁ…僕、アニマルゾンビに一方的に噛み付かれて血だらけなんだよ!
モナー達の助けがなかったらこいつらのエサになっちゃうよ〜!」
( ・∀・)「どうせボミオスでもかけられて素早さが下がってフルボッコされたってとこだろ?
でもよく考えてみろ!お前のレベルはまだまだ低い!アニマルゾンビの方が明らかに
お前よりレベルが高いモンスターだ!だからボミオスにかかっていようがいまいが
お前の攻撃ターンは一番最後になってたはずなんだよ」
ミ ゚Д゚彡「そうそう!だいたいラリホーやメダパニにかかって攻撃の手を封じられたわけじゃない。
後手に回ることにはなったが、一応攻撃のチャンスはある!魔物を恐れるな!!」
アニマルゾンビA「グルルルル!!」
从##∀;从「ひぃ〜!」
ミ ゚Д゚彡「こんなこともあろうかと宿屋に泊まった時、お前のポーチの中に薬草をどっさり入れておいた!
HPが本当に少なくなったギリギリの時に使え…と言いたい所だが、攻撃ターンが一番最後に
なってる今はなるべく早め早めに使っておいたほうがいい!
あと竜の鱗があるだろ?それも着けとけ!」
从##∀゚从「わ、わかった!」
ハインリッヒは竜の鱗を首から下げた。ハインリッヒの身の守りがアップした!
ハインリッヒは薬草を使った!ハインリッヒのHPが30回復した!
ミ ゚Д゚彡「薬草→攻撃→攻撃→薬草!この攻撃パターンでいけ!
アニマルゾンビは守備力が低いから多分レベルの低いお前でも、何度か攻撃すれば倒せるはずだ」
从##∀゚从「う、うん!」
ハインリッヒはすぐさまアニマルゾンビに聖なるナイフを突き立てた!
幸運な事に、刃はむき出しになった肋骨の隙間から心臓に深々と突き刺さった!
会心の一撃!アニマルゾンビAに53のダメージ!
アニマルゾンビAを倒した!
( ;・∀・)「あいつの運のよさパねぇな…遊び人並なんじゃね?」
( ;´∀`)「そうモナね。末恐ろしい奴モナ」
从##∀゚从「っしゃあ!次はお前か!来るなら来いや、このハイリゲ・メッサーで悪魔祓いしてやる!」
ミ ゚Д゚彡「あんまり調子に乗るなよ!お前の攻撃は後手なんだからな!」
从##∀;从「うぇ、そうだった…うぎゃーす!」
アニマルゾンビBがハインリッヒの腕に思い切り噛みついてきた!
ハインリッヒは26のダメージを受けた!
アニマルゾンビCはハインリッヒに飛び掛り、爪で引っ掻こうとした!
しかしアニマルゾンビBの攻撃にハインリッヒがよろけてしまったので、アニマルゾンビCは
ハインリッヒの腕に噛み付くアニマルゾンビBを引っ掻いてしまった!
アニマルゾンビBに30のダメージ!
从##∀゚从「この!この!僕の腕から離れろ!」
アニマルゾンビB「ク〜ン、クゥ〜ン…」
ハインリッヒは自分の腕に噛み付くアニマルゾンビの目をめがけてナイフを突き刺した!
アニマルゾンビBに20のダメージ!
アニマルゾンビBを倒した!
ミ ゚Д゚彡「薬草!」
从##∀゚从「はいっ!」
ハインリッヒは薬草を使った!ハインリッヒのHPが30回復した!
しかしアニマルゾンビCが間髪いれず攻撃してきた!ハインリッヒは24のダメージを受けた!
从##∀゚从「えいっ!」
アニマルゾンビC「ギャン!」
ハインリッヒはアニマルゾンビを切り払った!アニマルゾンビCに20のダメージ!
アニマルゾンビCはハインリッヒに爪を立てた!ハインリッヒは15のダメージを受けた!
从##∀゚从「だあっ!」
ハインリッヒはアニマルゾンビの脳天にナイフを突き刺した!
アニマルゾンビCに19のダメージ!
ミ ゚Д゚彡「ゾンビだから!脳みそ腐ってるから頭を狙っても効果は薄いぞ〜!あと薬草使え!」
从##∀゚从「わかっtぎょぼ〜!」
アニマルゾンビCはハインリッヒに噛み付いた!ハインリッヒは10のダメージを受けた!
ハインリッヒは薬草を使った!ハインリッヒのHPが30回復した!
ミ ゚Д゚彡「とりあえずあと一息だな。絶対外すなよ!」
从##∀゚从「わかってるよ!悪しき者よ、塵に還れ!セイクリッドスラッシュボンバー!!」
ハインリッヒはアニマルゾンビの胴を切り裂いた!
アニマルゾンビCの切り裂かれた腹から腐った内臓が零れ落ちる!
アニマルゾンビCはうめき声をあげて地面に倒れた!
アニマルゾンビたちをやっつけた!
从##∀゚从「た、倒せたっ!!僕一人であんな強そうな魔物を倒せたよ〜!」
ハインリッヒはレベルが上がった!
ハインリッヒは嬉しそうにモナーたちのいる方を振り向いた。
( ;´∀`)「よそ見しちゃ駄目モナ!魔物がまだ生きてるモナ!」
从##∀゚从「え?」
なんとアニマルゾンビが起き上がって、仲間にしてほしそうにハインリッヒを見ている。
アニマルゾンビB「…コンナニ ツヨイ ヤツ ハ ハジメテ ダ! アニキ、ドウカ オレ ヲ アンタタチ ノ ナカマ ニ シテクダセエ!」
A.仲間にする!
B.お断りだ!
>>148 ご指摘どうもありがとうございます。レモナの話に進む前にどうしてもハインリッヒの成長に
重点を置いた話を書かねばと思うあまり、物語の展開が冗長になってしまっていたようです。
そういえばもう2ヶ月もハインリッヒ関連の話を続けてしまっているんですね。
まだあともう少しだけ続いてしまうのですが、アドバイスを参考にしてなるべく早めに切り上げ
ますのでよろしくお願いします。この物語を読んでくださる皆様のお気持ちを鑑みず、長々と
物語を続けてしまい大変申し訳ございませんでした。皆様に楽しんでもらえる物語を作れるよう
今後も精進します。
乙です。
今回割とダイレクトな表現が多かったような…まあ特に問題ないとは思いますが。
選択肢はAで。
(神^ω^神)え〜うちマンションだからペット飼えないしぃ
(神^ω^神)しかもゾンビ犬なんて掃除の手間が大変だしぃBでしょ〜
乙です!
抜き足差し足ちどり足にワロタwww
A
Aで。
魔物使いっぽくなってきたか?
まあ確かにハインリッヒ長いよなw
そろそろブーンの顔が恋しくなってきたのも事実。
関係ないけど初代1と三代目の姿勢が正反対だよな
それがいい悪いとかの問題ではなく
>>164 確かになw
俺の中では起源の初代1、ユーモアの保守職人、正統派の保守徒弟と思ってる。
要はみんな違ってみんな良いと(`・ω・)
書き手によってそれぞれ物語に個性が出るから面白い。
個人的にハイン編は、ドラクエで仲間になった新キャラを一生懸命育ててる感じで読んでいて楽しい。そんなに長いとは思わない。
いや、おいらも早くブーン復活して欲しいし、ドクオ対ショボンの因縁の対決は?魔王軍の動向や、ツンやクーは?ギコやしぃは?等などなどなど。
それぞれの職人が作り上げた魅力的なキャラが沢山いるから、続きが気になるのはしかたがない。
長々カキコでなにを書いてんだおれは。すまん。ただ
できるだけ描いてほしい。
楽しく、自由に、思うがままに書いて欲しい!
読んでいて楽しいです。
167 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/03(水) 10:14:34 ID:S+s1Fbo7O
ハインの房設定ウゼー
他の奴の話にしてくれ
(神^ω^神)ならばこの神の偉大さを知らしめる壮大かつ崇高なる物語がよいのか?
それぞれの職人の味が出てるよね
どうでもいいけどそろそろまとめ更新してほしいお
まとめサイト更新されないな…
まとめ、かれこれもう2ヶ月更新止まってるな…
173 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/08(月) 23:27:27 ID:/Im35q9Y0
ほしゅ
从##∀゚从「よし、スカウト決定!!一緒に頑張って戦おうな」
アニマルゾンビB「ガッテンダ!アニキ ノ タメ ニ フンコツサイシン タタカイマクルゾ!」
アニマルゾンビが仲間になった!
(・ω・)「怪我が治しきれてませんね。良く効く軟膏があるので使ってください。
仲間になったワンちゃんには薬を沁みこませた眼帯をしておきましょう」
ハインリッヒとアニマルゾンビのHPが全快した!
从゚∀从「よしっ、この調子で魔物を倒しまくるぞ!」
アニマルゾンビ「オレ モ アニキ ノ テダスケ ガンバルゼ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
从゚∀从「アニマルゾンビ!ボミオスでデスフラッターの足止めを頼む!」
アニマルゾンビ「ガッテンダ!」
アニマルゾンビがデスフラッターに噛みついている隙に、ハインリッヒはマタンゴに攻撃した。
从゚∀从「やぁっ!」
マタンゴ「ピギィィイイ!」
ハインリッヒとアニマルゾンビは果敢に戦い続けている!
ミ ゚Д゚彡「太刀筋が良くなってきたな!」
( ・∀・)「お、マタンゴを1匹倒せたみたいだな。上等上等」
魔物との遭遇を繰り返し、ハインリッヒもずいぶん戦い慣れしてきたようだ。
モナー達を頼らずアニマルゾンビに指示を出して魔物に立ち向かう彼は精神的にも
肉体的にも一回り成長しているように見える。
( ´∀`)「モナ達もがんばって目の前の魔物を倒すモナ」
モナーはドルイドを攻撃した!ドルイドAを倒した!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
モナー達が道中で魔物を倒している丁度その頃、静かなジャズビレッジに珍しく旅人が訪れていた。
地味なマントを羽織りフードを目深にかぶった旅人は先ほどから苛立たしげに腕を組み直している。
そこに同じようなマントを羽織った小柄なもう一人の旅人が駆け寄ってきた。
旅人は苛々した口調で小柄な旅人にまくしたてた。
/ ノ・3・)ノ「…いくらなんでも遅すぎるZO。勇者の家の偵察はちゃんとしてきたんだろうNA?」
/ ノ^∀^)「もちろん!えーっとぉ、なんか若いお姉さんが一人いたわ!」
/ ノ・3・)ノ「アルェー、勇者の身内が父親以外にも居たとは初耳だNE!」
/ ノ^∀^)「ぼるじょあ様、どうしますぅ?」
/ ノ・3・)ノ「とりあえず人質にでもするのが得策だNA。『モナーの妹だ』とでも言って騙して
連れてこられればいいが…でもいよぅの持っていたれもなの記録とおまえとは
姿がずいぶん違うから、とりあえずモシャスをかけといてやるYO。
うまくれもなに擬態してその身内を連れ出してくるんだZO」
ぼるじょあはモシャスを唱えた!レモナは『れもな』そっくりに姿を変えた。
/ ノゝ’ワ'ノ「じゃあ行ってきま〜す♪」
レモナはモナーの屋敷に向かってまた引き返していった。
新展開!レモナキタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━!!!
渡辺さん!逃げてぇー!
ハイン成長しすぎwwwwwwww
,/|ミ=、
/ .|ミミミ|
.| |ミミミ|
,/|ミ| |ミミミ|
,/ |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
| |ミ| |ミミミ|
_,-'"|. |ミ| |ミミミ|
_,. -'' " ̄~゙三=-_、_ _,.-'" |. |ミ| !ミミミ|
,,.-''" r _、 三三タ_,.-''" | |ミ| ,.彡ヾミ|
/ i {ぃ}} _ニ/ -=三| 」ミヒ彡彡イミヾ
/,.、 `--" ニl -=ニ三=-''レ彡ミミr'" |ミミミ|
l {ゞ} i .ニl==三三ニ=''" ,>'"|ミ| |ミミミ|
.l `" i_,,...-''| ニ`=-=i'" | |ミl,..-=彡ヾミ|
_,.-! ! i -ニ三三/ L.. -ニヾ|ヾ彡'='''"
l´,.- l \/ -ニ三三/ ヾ-‐''"
_. ! ri l\ __--三三三='"
j'‘´l `´ | ! ` ミ三三三三三=''"
i',.. '´} | |
l,.. r´ '´
}
渡辺さんが危ない!!!
渡辺さんも実は何らかの特性がありそうな予感
※ネタバレ注意
渡辺さんは実は…
(神^ω^神)
住民に甘い顔されたので
以前よりストーリーの流れに合わせて来ている(神^ω^神)が微笑ましいなw
名前欄 神になってないぞ。
メ欄に神の顔文字が2つになってるw
名前蘭に(神^ω^神)書き忘れて、しかもsageちゃう
>>180かぁいい
(神^ω^神)バカスwwwww
(神^ω^神)この神が愚かな人間である貴様等にすり寄っているだと!
(神`ω´神)思い上がりも端だたしいわ!!!
(神^ω^神)貴様等には「クリスマスでも寂しく独りで2ちゃんねる」という天罰をくだそうぞ!!!!!!!!!!
187 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/14(日) 17:45:44 ID:oyltNxsFO
('A`)〜♪
そうか、漏れが生涯孤独なのは神のせいか…
189 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/16(火) 22:06:15 ID:5ReYyOG8O
作者死んだの?
190 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/17(水) 23:30:29 ID:ru5GuZnrO
作者こないな
クリスマスや年末が近いし、忙しいんだろう?
そんなおいらは今年も予定はない。
ところで、お餅はサトウの切餅が一番美味いとおもうんだが、どうだろう。
今年は2キロに抑えるか、奮発して3キロ分買おうか思案中。
みんなは正月用の餅ってどのくらい買う?
誤爆しました…。(´・ω・`)ごめん。
>>192 ドンマイ。
俺もサトウの切り餅うまいと思うぞ。
焼いて海苔巻いて醤油付けて食べるもヨシ。
あげて塩ふって食べるのもヨシ。
茹でてやわらかくしてきな粉、納豆、小豆なりで食べてもヨシ。
だがしかし2キロにしとけ。
(神^ω^神)餅は喉に詰まらせて死亡する可能性があるからこの神が規制する!!!!!
これはもう…4代目へ…
いやなんでもない
餅は家でついてるから無尽蔵にある…毎年処理するのが大変だわorz
197 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/19(金) 19:22:11 ID:4F05hxoWO
クオリティが激しく下がってもいいなら4代目になってもいいが…
まだ作者からの報告がないので静観しときます
約一週間離れてるだけなのにそれも年末だってのに
別の作者のこと考え出すとかどうしようもねーな
まあ、この状態がFFDQ板の「普通」だろ
忙しい云々言い訳するなら他の人にまかせてもいいんだぜ
>>196 くそ!なんて贅沢な生活をしているんだ貴様は!
おまいはもっとまわりに感謝すべきだ。
……餅米は高いんだぞ……ああ、はらへった。
一度でいいから、うんまい餅をたらふく喰いたい…(´・ω・`)
いっとくけどここ雑談板じゃないから
コレが正常な流れ。
そして職人様をwktkしながら待つ。
それにしても職人さん遅いな。
普通に仕事してれば今時期忙しくて更新できないだろうな。
でも、俺はまってるよ。がんがれ職人。
雑談したいなら他所でどうぞ
正常な流れなわけねーから
忙しい生活の中、ふと思い出したときに来るのがいいんだ、ここは
いろんな人がいるし、それぞれの考えがあるだろう。
けれど、みんな息抜きをしにここに来てるはずなんだから雑談も多少はあってもいいんじゃないか?と思う今日この頃。
ま……あまり関係ない話や雑談ばっかりもまずいと思うけどさ。
職人さんが降臨するまで、適度にまったりwktkで待っていればいいじゃないか。
みんなせっかちで短気すぎるんだよ。気長にいこうよ。
2代目さんの更新間隔を体験した身からすれば、一ヶ月程度なんともないぜ
/ ノゝ’ワ'ノ(それにしても、初めて来た村なのになんだか懐かしい感じ〜。なんでだろ?)
道すがらキョロキョロしながらも屋敷に着いたレモナは扉を叩いた。
扉の向こうから慌しい物音が聞こえた後に、転んだと思しき傷を負った屋敷の主が姿を見せた。
从 'ー'从「は〜い、どちら様でしょうか〜?」
/ ノゝ’ワ'ノ「こんにちは、ここの家に住む勇者…いえ、モナーの妹のれもなと申します」
从 'ー'从「えっ、れもなさん?村の人からは魔物に襲われてお亡くなりになったとお伺い
していましたが〜…」
/ ノゝ’ワ'ノ「いえ、偶然通りがかった旅の人に助けてもらって、今まで別の街で療養して
いたんです。やっと満足に動けるようになったので村に帰ってきたんですよ」
从 'ー'从「そうだったんですか〜!立ち話もなんですので、どうぞ中にお入りください。
精一杯おもてなしします〜」
/ ノゝ’ワ'ノ(あらら、意外と怪しまれずにすんだわ♪)
渡辺さんはレモナを居間に案内して暖かいハーブティーでおもてなしした。
从 'ー'从「モナーさんとモララーさんは私の弟と一緒に旅に出ているんですよ〜」
/ ノゝ’ワ'ノ「勇者の…いえ、私の父はどうしているんですか?」
从 'ー'从「……れもなさんのお父さんは…」
渡辺さんは言いにくそうにしながらお茶を注いだカップに目線を落とした。
从 'ー'从「れもなさん、よかったらお父さんのところに案内します〜…あっ!」
慌てて席を立った渡辺さんだったが、テーブルの脚に足をとられて派手に転んでしまった。
/ ノゝ;’ワ'ノ「だ、大丈夫ですか?!」
从 'ー'从「いたたっ…あ、お気になさらず、いつものことですので〜」
/ ノゝ;’ワ'ノ「いつもそうなんですか…大変ですね」
膝に青あざを作った渡辺さんの後についてレモナは屋敷の裏の大きな木の下までやってきた。
モナパパの小さなお墓はすくすくと育った大樹の枝々に守られ、木漏れ日の柔らかい光に包まれていた。
从 'ー'从「村の人から聞いた話ですが、モナーさんが旅立ってから、屋敷に一人残った
お父さんは体調を崩しがちになってベッドに伏せる日が多くなり、最後には食事も
受け付けなくなってしまってそのまま…」
レモナはお墓にしゃがみこみ、ロザリオを見つめている。
/ ノゝ’ワ'ノ「これは」
从 'ー'从「病床のお父さんが最後まで手離さなかったんだそうです〜」
/ ノゝ’ワ'ノ「……………」
レモナの目からひとりでに涙が流れ、ロザリオの上に零れ落ちた。
/ ノゝ’ワ'ノ(え?あれっ?どうして涙なんて)
从 'ー'从「あっ、ハンカチを持ってきましょうか〜」
渡辺さんはハンカチを取りに屋敷に戻っていってしまった。
流れ落ちる涙を拭いもせず、レモナはなおも不思議そうにロザリオを見つめていた。
目の前のモナパパのお墓に供えられた真紅のロザリオは淡く光っている。
レモナは引き寄せられるように、ロザリオに向かって手を伸ばした…
スレ住人の皆様にご心配とご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした。
多忙につき更新が滞りましたことを深くおわび申し上げます。
なるべく時間を作って週2ペースに戻し更新に邁進したいと考えておりますので、
これからもどうかよろしくお願いいたします。
>>210 おお━━━(゚∀゚)━━━!乙です。いやはや、どうなるかドキドキの展開ですな。
物語のペースについては、年末が近いし、忙しかったらマッタリでおkですよ(゚∀゚)!。
インフルエンザも流行ってるし、体調に気をつけてぐださいな。
しかし、いつもスレ住人に気をつかってうれしいっす!頑張ってくれてうれしいっす!
ありがとう!
>>210 ('A`)問題ないよ
ゆっくりでもいいんだよ
週1ペースぐらいでも問題ないよ。
ただそれが苦しくなってくるとリアルを優先して引退した方がいいかもね。
更新きたああああ!乙!
忙しくなりそうだったら事前に報告してくれると嬉しいです。
更新激しく乙。
正直インフルエンザにやられたのかと思って心配しとった。
引退引退騒いでるやつは放置で職人さんのペースで更新してください。
更新したら次回いつぐらいになるか予告してもらえると幸いです。
予告とかマジキチ。
二代目職人離脱からずっと見てなくて、ディシディア攻略のために久しぶりにFFDQ板来たら・・・
まだあったのかこのスレwww
俺がブーン系小説にハマッタきっかけだわw 今ではやる夫スレ職人です、本当にありがとうございました
作者は物語を書く機械
はよしろかす
やる夫ってリアルブーンというポジションだから別にいいんでねw
作者は物語を書く機械
さっさとかけ
>作者は物語を書く機械
ワラタ
作者は機械になってさっさとかくべき
自分で書いたほうが手っ取り早いよ!
/ ノ・3・)ノ「レモナ!ずいぶん遅いじゃないかYO。まさか目的を忘れてないだろうNA」
/ ノゝ’ワ'ノ「あっ…ぼるじょあ様。勿論忘れてなんかないですよぉ!」
レモナの指先がロザリオに触れようとした瞬間、業を煮やしたぼるじょあがやってきたのだった。
/ ノ・3・)ノ「全く、何を手間取ってるんDA?」
/ ノゝ;’ワ'ノ「大したことじゃないわ!」
そう言って手の甲で必死に涙を拭うレモナのもとにハンカチを持った渡辺さんがやってきた。
从 'ー'从「れもなさん、このハンカチを使ってください〜…。あれれ〜?そちらの方はどちら様で〜?」
/ ノゝ’ワ'ノ「こ、この人はアタ…私を助けてくださった方なんです」
从 'ー'从「そうでしたか〜。ではその方のぶんもお茶を用意してこなくちゃいけませんね〜」
/ ノゝ’ワ'ノ「あっ、ちょっと」
渡辺さんはレモナの呼びかけも聞かず慌てて家に戻っていった。
/ ノ・3・)ノ「人の話も聞かずに行っちゃったNE」
/ ノゝ’ワ'ノ「お茶が入るまで待ちますかぁ?」
/ ノ・3・)ノ「その必要はない。目撃者が居なくなるぶん逆に好都合DA」
/ ノゝ’ワ'ノ「じゃ、作戦決行しますぅ?」
レモナの発言に対してぼるじょあは無言で頷いた。
それを合図にしてレモナは息を大きく吸い込んだ!
/ ノゝ’ワ'ノ『♪√ヘ♪VVWヘ√ヘ♪VVWヘ√ヘ√♪ヘ√vVヘ√wヘ♪√W√ヘ♪』
レモナの歌は風に乗って村中に響き渡ってゆく!
村人A「…なんだ、この歌?」
村人B「ふわぁ〜、なんだか眠くなってきたぞ」
村人C「う〜ん、むにゃむにゃ…」
村人たちは眠ってしまった!
そして屋敷の中までもレモナの歌は聞こえてきた。
从 つー゛从「うぅ〜ん…、まだお茶を淹れてる途中なのに、いきなり眠気が〜…」
渡辺さんはお茶のポットが置いてあるテーブルに寄りかかってくず折れた。
渡辺さんは眠ってしまった!
レモナが歌い終えた頃にはジャズビレッジ全体が不気味な静寂に包まれていた。
村人はみな地面に力なく倒れて眠ってしまっている!
/ ノ・3・)ノ「よし、作戦は成功したようだNE。じゃああの女を連れて漫画シティまで行くZO」
/ ノゝ’ワ'ノ「アタシ非力なんでw運ぶのはぼるじょあ様がやってくださいよぉ」
/ ノ;・3・)ノ「…アルェー、上司を顎で使おうとするなんて不届きな奴だNA!
ぃょぅの奴、ちゃんと上下関係を叩き込んで置かなかったようだNE」
ぼるじょあはぶつくさ言いながらモナーの屋敷に足を運び、渡辺さんを探しに行った。
レモナはその間にモナパパのお墓に掛けてあったロザリオを手に取り自分の首にぶら下げた。
数分後、渡辺さんを背負ったぼるじょあが戻ってきた。
/ ノ・3・)ノ「漫画シティに部下たちが待ってるからさっさと行くZO!」
/ ノゝ’ワ'ノ「……はい…」
そしてぼるじょあとレモナは眠りの淵に沈むジャズビレッジから姿を消した。
暖かい言葉の数々ありがとうございます。今年も残りわずかですが更新頑張ります!
本当に機械にでもなれたらきっちり定刻どおりに更新できて楽だと思うんですが。
更新遅れまくりで自分カスすぎワロスwww
冗談はさておき、先日は本当に不義理なことをしてしまい重ね重ね申し訳ありません。
次回は来週の月曜から火曜にかけての更新を予定しております。多分今年最後の更新になると思います。
おおー!更新激しく乙です━━━(゚∀゚)━━━!
年末で忙しいのにありがとう!
レモナがロザリオ触って記憶が!とか思ってたのに!良いところで邪魔しおってからに!
いやはや楽しい。
しかしあっという間にクリスマスがオワタwww大掃除ではらへった。
(´・ω・`)あんころ餅がくいてぇなぁ〜…
乙です。ぼるじょあは何をしようとうんだwktk
>>224 更新乙。
こんな時期だし更新できないのも無理ない。
3行目がいつもの保守徒弟さんのイメージと反しすぎててワロタw
更新キターーーーー(゚∀゚)ーーーーー!!
普通に仕事してればこのクソ忙しい時期
更新できなくても無理はないですよ。
これからレモナがどうなるかたのしみだ
>>225 オマイのせいで俺も持ち食いたくなってきた。
しょうがないから磯辺もちでもつくってくる。
電話は本当に空気が読めねーのな
230 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/28(日) 13:25:05 ID:ULiHvW+zO
職人さんお疲れ様ですあげ
そういやまとめの人って死んだの?
まとめの人は消息不明だよな
作者の更新がおせーんだよ
ちょびちょびやられちゃ更新する気にならん
前の二代目の末期の時ならともかく今はそれなりに更新してるから良いと思うけどね。
一方、モナー達は魔物と戦っている間に日が暮れてしまったので野宿する羽目になっていた。
5人は簡単な食事をとった後、適当にめいめいの寝床を作り始めた。
从゚∀从「僕はここで寝ようかな」
(・ω・)「じゃあ僕はこのあたりで」
( ・∀・)「見張りはどうする?俺がやってもいいけど」
アニマルゾンビ「ワオ〜ン!!バウ!ワウ!!」
いきなりアニマルゾンビがフサの足にまとわりついてきた。
ミ ゚Д゚彡「うぉっ!なんだ、いきなり擦り寄ってきたぞ?」
从゚∀从「『オレ ハ ゾンビ ダカラ ネムル ヒツヨウ モ ナイシ、ヨドオシ ノ ミハリ モ ダイジョウブ』だって」
( ´∀`)「ならアニマルゾンビに見張りをやってもらおうモナ!」
アニマルゾンビ「ワン!」
アニマルゾンビに見張りを任せ、モナー達は眠りについた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃、ぼるじょあとレモナは星明かりのもとを徒歩で漫画シティに向かっていた。
/ ノ・3・)ノ「『不況だから部下も削減、魔力も抑えて行動するように』とは…まったくひどい命令だYO」
/ ノゝ’ワ'ノ「魔王軍の兵士たちもいまいちやる気ないですしねぇ〜」
/ ノ・3・)ノ「アルェー、まるでお前はやる気があるみたいな口ぶりだNE」
/ ノゝ:::ワ'ノ「え〜?アタシはいつでもやる気ありまくりですよぉw」
/ ノ・3・)ノ「ま、お前は勇者とほぼ同じ遺伝子を持つ魔王軍のスーパーエリート…期待はしてるがNA。
でも態度と口調がいちいち癇に障るんだYO!」
/ ノ^∀^)「あっ、モシャスが解けちゃったみた〜い。
目元がにじんでるからアイラインとマスカラやり直しとこっと」
レモナはぼるじょあの話を欠片も聞かず鏡を取り出してメイクを直している。
/ ノ#・3・)ノ(まったく…どうして僕のまわりにはこんな奴しか集まらないんDA!?)
/ ノ^∀^)「ちょっとマスカラつけすぎて不自然かも…ぼるじょあ様、どうですかぁ?」
/ ノ#・3・)ノ「知るか!そもそもお前は存在自体が不自然じゃねーかYO!」
/ ノ^∀^)「えーっ、ぼるじょあ様ひっど〜い!」
/ ノ#・3・)ノ「ちんたら化粧してる暇があったらさっさと歩け!」
ぼるじょあは苛立たしげにしながらレモナを置いて先に行ってしまった。
/ ノ^∀^)「不自然、かぁ。ホントの事だし言い返せないや」
レモナはマスカラとアイライナーをポーチにしまいこみ、首から下げたロザリオをしばらく見つめ、
ぼんやりと光を帯びている真紅のロザリオを掌に包み込んだ。
/ ノ^∀^)「………さん…ごめんね」
レモナはしばらくその場に座りこんでいたが、すぐにぼるじょあの後を追いかけていった。
更新きてた!
レモナに何かの変化が現れ始めてwktk
レモナ覚醒フラグ
238 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/31(水) 19:21:47 ID:SZ/kEWQXO
更新乙です!(゚∀゚)今日はアニソン三昧ですよ!
明けましておめでとうございまっす!今年もよろしくお願いしたいwww
ヾ(≡∀゚)ノ ひぃゃっほいwww
はやく更新しろカス
(20^ω^09)あけましておめでとうございます
今年も(神^ω^神)ならびにAAクエストを宜しくお願い致します
さっさと更新しろよ
できねーんだったらとっととやめろ
代わりなんていくらでもいんだよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌朝になり旅支度を整えたモナー達は、魔物と出会いながらジャズビレッジにつながる道のりを
一歩一歩着実に縮めていた。
( ´∀`)「あの山の向こうにちっちゃく見えるのがモナ達の故郷、ジャズビレッジモナ。」
(・ω・)「道々に出会った旅の人たちから名前だけはよく聞いていましたよ!
話によるととんでもなく大きな屋敷があるとか…」
( ・∀・)「ま、その屋敷以外な〜んもない、のどかな村だよ。モナーはその屋敷で生まれて育ったんだ」
(・ω・)「へぇ〜!じゃあモナーさんはあのモナパパさんの息子さんだったんですか?」
( ´∀`)「一応そういうことになるモナ」
モナーは照れくさそうにしながら肯定した。
ミ ;゚Д゚彡「ふぅん、お前ってえらいサラブレッドだったんだな…」
( ´∀`)「いやいや、それも昔の話モナ。親父が死んで屋敷は人手に渡って、今ではハインリッヒの
お姉さんが住んでいるんだモナ」
(・ω・)「そうだったんですか…複雑な事情がおありなんですね」
从゚∀从「それほどでもないよ!」
( ・∀・)「あるあるw久しぶりに帰ってきてびっくりしたぜ、あの時は。
一番に会って謝りたい人がいないんだからな…」
( ´∀`)「そうモナね…」
モナーとモララーは一旦言葉を切って黙り込んだ。
アニマルゾンビ「クゥ〜ン、ク〜ン」
从;゚∀从「…………まぁ、人生って色々あるからね」
なんともいえない空気が漂う中でハインリッヒは毎日の日課となったアニマルゾンビの
グルーミングをしつつ、フォローらしい言葉をぽつりと言ってみた。
ミ ‐Д‐彡「そう、何があるかわからないのが人生ってやつだよな〜」
( ・∀・)「ああ、つくづくそうだな」
( ´∀`)「モナも本当にそう思うモナ」
モナーとモララーとフサは顔を見合わせ、うんうんと頷きながら遠い目をしている。
从;゚∀从「あっ、あれ?なんか勝手にスッキリまとまっちゃった」
(・ω・)「思い返してみると確かにこれまで色々ありましたね〜」
从;゚∀从(えーと、起きて食って風呂入ってゲームして寝て…)
アニマルゾンビ「キュ〜ン?」
从;゚∀从「…なぁ、アニマルゾンビ。お前の犬生はどうだった?」
アニマルゾンビ「バウバウ、ワゥ〜、アン!」
从; ∀从「へぇ…あっ、そうなんだ。ふ〜ん…」
ハインリッヒはなんとなく居心地悪そうにうつむきながら、アニマルゾンビのグルーミングにいそしんだ。
更新乙
もう辞めた方がいいんじゃない
更新乙!
ハインカワイソスwwwそしてこれからどうなるのか。
正月終了のお知らせで餅喰いながら鬱になって布団に引き籠もってニコニコで現実逃避してたら…
きてた━━━(゚∀゚)━━━!
いやぁ、乙です!テンション上がる。
3代目のハインは相変わらずかわいいなぁ〜。
グルーミングなんて、すげぇ信頼関係築けとるじゃないかwwwアニマルゾンビもかわいく見えてきたwww。
しかし村は大変な事になっとるから…ああ続きが気になる。
あぁ…現実に戻りたくねえええ!
時が止まれば良いのに(´・ω・`)いや、止まってもこまるむ
な、携帯だろ
(´+ω+`)携帯だから目がしぱしぱですよ!
@@@
@# _、_@
,r'' (# ノ`)⌒ヽ キリキリキリキリ
| .| ^ i⌒i ゝ 〉
. 〈___⌒ ̄ミ ミ__ノグァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
. | ̄` | |、__
,,-‐( | | `ヽ
__ /____〉 | |⌒f ノ
n/´__ .「 _ ノ ノヽ〈 /
'ー-'´ / |_ノ(
>>250 )i く_ ヽ,
j ,ノ ∨ ̄∨ | |. ̄
/ / ’';・. | . |
< く 〈_____)
ヽ__)
そうこうしつつ歩くうちに、モナー一行の目の前に大きな木が見えてきた。
( ・∀・)「お、一里塚だ」
( ´∀`)「この調子なら、日が沈むくらいにはジャズビレッジに着きそうモナ」
ミ ゚Д゚彡「ようやくコイツのお守りと尻拭いが終わるわけか!いや〜、長かったぞゴルァ!」
从#゚∀从「失礼な…邪気眼の仕置きを受けたいようだな」
ミ ゚Д゚彡「うん?やるか?」
ハインリッヒは聖なるナイフの柄をぐっと握り締め、フサはドラゴンクロウを装備した!
(・ω・;)「もうすぐ家なんですから、喧嘩は止めましょうよ」
( ´∀`)「…二人とも、家に帰るまでが遠足モナ。最後まで揉め事を起こさないように!」
ミ ;゚Д゚彡「冗談!冗談だから!」
从;゚∀从「うわ〜、マジギレされると思わなかったw」
( #´∀`)「………………」
それからモナーは一言も喋らず黙々と先を歩き続けた。
(・ω・;)「あーあ…」
( ・∀・)「お前らなぁ、悪乗りもいい加減にしとけよ?モナー相当怒ってんぞ」
从゚∀从「冗談を冗談と見抜けない人は(ry」
ミ ゚Д゚彡「モナーの奴が頭固杉なんだよ」
アニマルゾンビ「ガウ!」
从゚∀从「ん?お前もそう思うのか」
アニマルゾンビは首を横に振った。
从゚∀从「え、違う?なんだかあっちから妙なニオイがするぅ?」
ミ ゚Д゚彡「あっちってジャズビレッジじゃねーか」
アニマルゾンビは唸りながらジャズビレッジの方角を睨みつけている。
(・ω・)「いったいどうしたんでしょう?」
从;゚∀从「『アブナイゾ!!』って言ってるけど、どういうことなんだかさっぱり」
( ・∀・)「…いったい何が危ないんだよ?」
とりあえず4人は先を急ぐモナーを追いかけ、日が落ちた頃やっとジャズビレッジにたどり着いたのだった。
乙。
アニマルゾンビgjだな
乙!モナー一人でいくと危ないぞ!
255 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/08(木) 23:41:14 ID:6mnY/Sh50
期待あげ
はやくしろかす
( ・∀・)「なんか、やたら静かじゃねえか?明かりを付けてる家が一軒もないなんて珍しい…」
从゚∀从「この時間なら村のみんなが夕飯を作り始める頃だと思うんだけどなぁ」
傍らのフサはアニマルゾンビと一緒にひくひくと鼻を動かしている。
アニマルゾンビ「キュ〜ン…」
ミ ゚Д゚彡「それらしい匂いは全くしないぜ」
从゚∀从「おかしいな〜、まさかみんな帰省中とか?」
( ・∀・)「ねーよw世間からずれすぎだろJK」
(・ω・)「JK…?なんですか、それ?」
ッパは戸惑いの表情を浮かべている。
( ・∀・)从゚∀从「「常識的に考えて、の頭文字!」」
Σ(・ω・)「な、なるほど!」
ミ ゚Д゚彡「言葉遊びしてねーでさっさとモナーと合流しようぜ」
从゚∀从「それもそうだね。多分僕たちの家のところに先に行ってるんじゃないかな」
( ・∀・)「じゃ、モナーの…いや、渡辺さんの家に行くか」
4人と1匹は屋敷へ向かったが、その途上に村人が地面に倒れているのが見えてきた!
( ;・∀・)「な、なんだぁ!?魔物の襲撃にでも遭ったのか?」
モララーは慌てて倒れている村人に駆け寄った。
村人「ZZZ…」
ミ ゚Д゚彡「寝てるみたいだな」
(・ω・)「こんなところで寝てしまうなんて、よっぽど疲れが溜まってたんでしょうね」
从゚∀从「ちょっと待って、向こうにも人が倒れてるよ!」
( ;・∀・)「えぇっ、こっちの奴も熟睡中かよ!」
村全体を廻ってみたが、村人は一人残らず眠っていた。
从;゚∀从「なにこれ、怪奇現象?」
(・ω・;)「こんな集団睡眠現象見たことがありませんよ、何かあったんでしょうか」
ミ ゚Д゚彡「魔物がやってきてラリホーを唱えていったとかな」
( ・∀・)「もし魔物の仕業なら、みんな無傷なのはどうしてなんだよ?」
从゚∀从「それはほら、博愛主義の魔物だったんだよ!」
_, ,_
( ・∀・)「………ハン!」
得意げにトンデモ自説を披露するハインリッヒをモララーは鼻で哂った。
从#゚∀从「なんだよその笑い方!」
( ・∀・)「だって、ありえなさすぎるんだもんww」
ミ ゚Д゚彡「アホなことで喧嘩してんじゃねーよ。とっととモナーのところに…うん?
あの家からうまそうな匂いがするぞ」
フサの指差した民家に近づくと、中では若い女性が鍋を片手に夕飯の準備をしていた。
( ・∀・)「目を覚ましてる人がいたんだな。ちょっと外の事を詳しく聞いてみようぜ」
(・ω・)「お邪魔しま〜す」
4人と1匹は民家にお邪魔することにした。
§め。め)§「あら、見ないお顔ですね。旅のお方ですか?」
ミ ゚Д゚彡「おう、ちょっと聞きたいことがあって邪魔させてもらった」
( ・∀・)「外で村人が全員寝こけてるっていう怪奇現象が発生してるんだけど、何か知ってる事ある?」
§め。め)§「さぁ〜、なんのことだかさっぱり…ところで旅のお方、疲れてらっしゃるでしょうし
食事でもどうです?旦那が帰るのが遅いもんだから作りすぎちゃったんですよ」
そう言って女の人は皿に料理を盛りつけ始めた。
(・ω・)「わぁ、おいしそう!」
§め。め)§「トマトチキンリゾットのバジル風味ですよ」
从゚∀从「わーい、じゃあお言葉に甘えていっただっきま〜す!」
アニマルゾンビ「ガァウ!!」
从;゚∀从;・ω・)「「わっ!!?」」
ハインリッヒがリゾットの器を受け取ろうとした瞬間、なんとアニマルゾンビが彼に体当たり
してきた!リゾットの器は宙を舞い床に勢いよく落っこちて粉々に砕けてしまった!
从#゚∀从「アニマルゾンビ!なにすんだよ〜!!」
ハインリッヒはアニマルゾンビを殴りつけようと拳を固めて飛び掛った!
アニマルゾンビはひらりと身をかわした!
アニマルゾンビ「グァルルルルゥゥウウ!!」
§;め。め)§「あれーっ!」
アニマルゾンビは女の人の脇腹に噛み付いた!
( ;・∀・)「狂犬病か!?」
ミ ;゚Д゚彡「ハインリッヒ!お前どういう躾してんだよ!」
モララーとフサはそれぞれの武器を手にアニマルゾンビに打ちかかる準備をした。
从;゚∀从「躾はちゃんとしたつもりなのに…
こら、アニマルゾンビ!その人に攻撃するのをやめなさい!」
アニマルゾンビはハインリッヒの言う事を聞かない。
ミ ゚Д゚彡「仕方ねえ、アニマルゾンビを殺してでも女の人を助けよう」
从;゚∀从「そんなぁ!」
フサは右腕にドラゴンクロウを嵌めると、アニマルゾンビを見据えて攻撃の構えをとった。
この展開は・・・
ありがちだけど辛いな。
更新ありがとう!乙っす!
( ゚Д゚)これは罠だあああああああー!
アニマルゾンビに攻撃しちゃだめえええー!!(><)
ハインがんがれ!モナーなら異変に気付くはずだぁぁ! うわあああああああーーー
更新乙!
モナー早く戻ってきてえええ
更新おせーよはげ
(神^ω^神)神は断じてハゲでは無いぞ!!!
禿げてる神かぁいいよ神
265 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/13(火) 21:21:53 ID:cmJefJwmO
火曜日だワクテカしてる
(神^ω^神)
アニマルゾンビ「グルル…」
アニマルゾンビは体中の毛を逆立てて威嚇している。
女の人は脇腹に噛み付いたままのアニマルゾンビを必死で振り払おうとしているがうまくいかない!
§;め。め)§「助けてぇ!このままじゃこの犬に噛み殺されちゃうわ!」
ミ ゚Д゚彡「心配すんな、すぐ助けるぜ!」
从;∀;从「や、やめて!アニマルゾンビに攻撃しないでよ!」
ハインリッヒの哀願も空しく、フサはアニマルゾンビに躍りかかった!
しかしドラゴンクロウの刃はアニマルゾンビの肋骨の間をすり抜けてしまった!
アニマルゾンビに0のダメージ!
(・ω・;)「モララーさん!あの女の人から良からぬ気を感じます。
アニマルゾンビを信じて、攻撃するのはやめてやって下さい!」
( ・∀・)「いいから黙って見てな!このぉ!」
モララーはアニマルゾンビの首筋に研無刀を叩き込んだ!
アニマルゾンビはよろめいて気絶した!
女の人は血の滴る脇腹を押さえながら4人に礼を言った。
§め。め)§「危ないところをどうもありがとうございます…!
さぁ、わたしのような犠牲者をこれ以上作らないようその薄気味悪い犬を始末してくださいな」
ミ ゚Д゚彡「おう、わかってらぁ」
从;∀;从「お願いだよ、アニマルゾンビを殺さないで!」
( ・∀・)「でもアニマルゾンビを始末する前にやることが一つある…なぁ、フサ?」
ミ ゚Д゚彡「そうだな」
§め。め)§「…はい?」
フサとモララーは顔を見合わせてニヤリと笑んだ。
ミ ゚Д゚彡・∀・)「命が惜しかったら、さっさと正体を現せ」
§;め。め)§「ひぃっ!」
フサは女の人の喉元にドラゴンクロウを突きつけ、モララーは研無刀を大上段に構えた!
§;め。め)§「なっ、何をなさるのです!?」
ミ ゚Д゚彡「な〜んか、魔物の匂いがぷんぷんするんだよ…俺様の鼻は誤魔化せねえぞ!」
( ・∀・)「いくら擬態しても、その邪悪な気は隠せねえよ。
魔王軍で働いてた時にさんざん触れてた禍々しい妖気だ」
§め。め)§「………キキキ…バレちまったら仕方ねぇ…」
女の人の目がギラリと輝き、ゆっくりと右手を振りかざした。
その瞬間大きな火の玉が現れ4人に襲い掛かってきた!
(・ω・;)「きゃあぁぁっ!」
从゚∀从「危ないっ!」
ハインリッヒは咄嗟にッパを突き飛ばした!
ハインリッヒは迫ってくる火の玉を聖なるナイフで素早く切り裂いた!
火の玉は威力を弱めたもののハインリッヒを直撃した!
从##;∀从「のわっちゃーーっ!!」
(・ω・;)「ハインリッヒさん!この上薬草を使ってください!!」
ッパはハインリッヒに上薬草を手渡した!ハインリッヒのHPが回復した!
从##゚∀从「あいたた…モララーのやり方を真似てみたけど上手くいかなかったよ〜」
( ・∀・)「お前にしちゃあ上出来だよ!ほんと、すっげぇ成長したな」
ミ ゚Д゚彡「そうそう、その調子だぜ!」
§#め。め)§「ググぅ…無視する゛なぁぁあ゛あ!!」
女の人はメラミを唱えた!
( ・∀・)「焦るといい事ないぜ」
モララーは火の玉をひらりと避けて、女の人の頭上に研無刀を力一杯振り下ろした!
§#め。め)§「がああぁア゛ぁあ!!」
女の人の額がぱっくりと割れて緑色の血が勢いよく噴きだした!
ミ ゚Д゚彡「ブレインダムド!」
フサが謎の呪文を唱えると女の人は両手で頭を押さえてふらついた。
§め。め)§「うぎゃああ゛ぁあ゛ぁ゛!!」
女の人の頭の傷口からどどめ色の脳漿がドロドロと流れ出した。
女の人は手足をガクガク震わせ白目をむいている。
§め。め)§「あ゛…ア゛ア゛ぁ゛〜〜…」
( ・∀・)「うん?ありゃ一体どんな呪文を使ったんだ?」
ミ ゚Д゚彡「相手の脳みそ溶かしてアホにする呪文だ」
从;゚∀从「ひぃぃ〜!グロいよ、キモイよぉ〜!」
(・ω・;)「この気持ち悪さが皆様に伝わればいいんですけど…」
女の人の擬態がところどころほつれ、緑色のツノと翼が現れた。
なんと女の人の正体はミニデーモンだった!
( ・∀・)「へっ!やっと正体を見せたか!!」
ミニデーモン「ゴアア゛ァァア!!」
ミニデーモンは冷たい息を吐き出した!
だが脳みそが溶け出して思考能力が著しく下がっているので、ミニデーモンは冷たい息を
全く明後日の方に向けて吐いてしまった!ミニデーモンの攻撃は外れた!
( ・∀・)「敵がこの状態なら倒すのも楽だな。どっちが止めを刺すかジャンケンで決めようぜ」
モララーはフサに向かって拳を突き出した。
ミ ゚Д゚彡「よし、乗った!どっちが止めを刺しても恨みっこなしだぜ」
( ・∀・)「わかってるよ。じゃ〜んけ〜ん…」
『ポン!』
勝ったのは…
A.フサ
B.モララー
B!
ハインリッヒ可愛い(*´Д`)
おぉ!初参加だw
Aで。
ばよえ〜んを期待してAのフサで!
B
とことん悩んで…ここでとどめのA!(゚∀゚)
いやぁ、アニマルゾンビGJ!
ハインも強くなっとるし!
(神^ω^神)敵をあざむくためとはいえワンちゃんを虐めるモララーは許せぬ!
ミニデーモン「し…死゛ねええぇエ゛エ!!」
ミニデーモンはザラキを唱えた!しかしMPが足りない!
ミ ゚Д゚彡「脳みそが溶け出して自分の残りMPもわからなくなったみてーだな!」
ミニデーモン「ヴゥうおおおオオ!」
ミニデーモンは激昂して三叉槍を闇雲に振り回した!
ミ ゚Д゚彡「そんなヘナチョコ攻撃が当たるかよ!ダイアキュート!!」
フサの攻撃力が上がった!
ミニデーモン「げひゃひゃ!死ね死ネ死゛ねえ゛えぇ」
ミ ;゚Д゚彡「うおっ!」
ミニデーモンはフサの腕に三叉槍を突きたてた!
フサは20のダメージを受けた!
ミニデーモン「ひひひひ…当゛たっだぞぉぉお゛お、もう゛いっち゛ょお゛見舞いしてやる゛ぁあ!」
ミニデーモンはふらつきながら三叉槍を構え、フサに向かって突進してきた!
ミ ゚Д゚彡「おっと!ダイアキュート!」
フサはミニデーモンの攻撃を間一髪かわしつつ呪文を重ねがけした!
足取りのおぼつかないミニデーモンはずっこけ、うっかり地面に槍を突き刺してしまった。
槍の柄を握り締めたままじたばたするミニデーモンをよそに、ッパがフサのところへ
とことこ歩いてきた。
(・ω・)「フサさん、腕の傷の応急処置を」
ミ ゚Д゚彡「お、悪ぃな」
フサは怪我しているほうの腕をッパに差し出した。
ッパは素早く軟膏と包帯を巻きフサの応急処置をし、そそくさとモララー達のところに戻った。
ミ ゚Д゚彡「よし、ダイアキュート!」
フサは更に呪文を重ねがけすると、気合をこめて叫んだ。
ミ ゚Д゚彡「ファファファイアー!」
ミニデーモンの周りをあっという間に地獄もかくやという業火が包みこんでしまった!
炎の壁の向こうからミニデーモンの悲鳴が聞こえてきた。
ミニデーモン「あ゛ああぁ゛ぁ゛あああ゛あ!!」
ミニデーモンをやっつけた!
从;゚∀从「ア、アニマルゾンビ!大丈夫か?!」
ハインリッヒは泡をふいて倒れているアニマルゾンビに駆け寄った。
( ・∀・)「大丈夫、みね打ちだから気絶してるだけだ」
ミ ゚Д゚彡「おめーの刀にみねと刃の区別があるとは初耳だな」
( ・∀・)「分かる人にだけ分かるようにできてんだよ」
アニマルゾンビはハインリッヒの呼びかけに耳をピクリと動かし、首をわずかに傾げさせた。
从゚∀从「アニマルゾンビ!」
アニマルゾンビ「…アニキ!」
从゚∀从「お前が伝えようとしてた事、わかってやれなくてごめんな…僕、飼い主失格だよ」
アニマルゾンビ「ナニ イッテルンデェ、アニキ ハ オレ ヲ カバッテ クレタジャネエカ…!」
从゚∀从「アニマルゾンビ…」
アニマルゾンビはうれしそうにハインリッヒの頬をペロペロとなめている。
ミ ゚Д゚彡「さて、さっき倒したあいつがこの居眠り騒動の犯人か?」
フサは消し炭となったミニデーモンを見据えている。
ッパは窓の外の様子を見て首を横に振った。
(・ω・)「…どうやら違うようですね」
( ・∀・)「村のやつらは眠ったままだ。村人全員を眠りに誘うほどの魔力を
ミニデーモンごときが持てるはずないと思うんだが…」
ミ ゚Д゚彡「じゃあ他の奴か…くそぅ、手がかりが全く掴めないな」
( ・∀・)「手がかり、さっきこんがりローストしちまったもんな」
(・ω・;)「困りましたね…」
三人が途方に暮れていると、アニマルゾンビがよろよろした足取りで擦り寄ってきた。
ミ ゚Д゚彡「ん!?」
从゚∀从「『怪しい匂いが残ってるからそれを辿っていけば見つかるかも』だって」
( ・∀・)「さすが、腐っても犬だな!」
(・ω・)「それじゃあみんなでアニマルゾンビの後についていきましょう」
4人はアニマルゾンビの後ろについていくことにした。
フサの使ってる魔法ってオリジナルっすか
ぷよぷよ
おおおー!更新乙っす!ひゃふほう!ヽ(゚∀゚)ノ
アニマルゾンビ役に立ちまくりwww
しかし…匂いを辿ったら……いきなりあの人が居るんじゃないか?そしたら……
みたいなドキドキ感というかハラハラな不安感みたいなものが胸の中でもやもや…。(´・ω・`)これは癖になる。
(神^ω^神)神予測
アニマルゾンビが匂いを辿った先には超ワキガ男がいてアニマルゾンビは昇天し、モララーらもその悪臭で大苦戦
お?( ^ω^)FFDQ板
ユウナの下痢便直飲み会場からの難民です
^ ^ω^)お?
(^ω^)お?(^ω^
( ^ ω ^ ) (^ω^) お?(^ω^≡^ω^)お? (^ω
^)お? ( ^ω^)(^ω^))お?(^ω^)お?(^
ω^)お
?(^ω^)お( ^ω^)お? (^ω^)…
( ^ω^)お? (^ω^)…
お?( ^ω^)FFDQ板
ユウナの下痢便直飲み会場からの難民です
^ ^ω^)お?
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^)お? ( ^ω^)(^ω^))お?(^ω^)お?(^
ω^)お
?(^ω^)お( ^ω^)お? (^ω^)…
( ^ω^)お? (^ω^)…
峰打ちってのは骨が折れて死ぬ可能性のある危険な技なんだけどね!
早く更新しろよかす
黙れやwwwwww´∀`)≡〇)`Д゚).・;'←
>>285
早く更新しろ
できないならやめちまえ
代わりならいくらでもいるんだよボケ
そこかしこで村人が眠りこけて地面に横たわっている様子は全くシュールな光景だった。
(・ω・)「揺り動かしてみましたが、全然起きる気配がないです。瞼もピクリともしませんし」
ミ ゚Д゚彡「もし何も知らない旅人がこれを見たら死体が転がってると勘違いしそうだな」
从;゚∀从「怖い事言わないでよ」
( ・∀・)「魔王軍のやつら、いったい何のためにこんなことを…」
アニマルゾンビは鼻をヒクヒクさせながら怪しい匂いを追っている。
アニマルゾンビ「フンフンフン…」
(・ω・)「向こうに大きな屋敷が見えてきましたね」
アニマルゾンビが辿る道筋は確実に(元)モナーの屋敷へと続いていた。
( ・∀・)「悪い予感がするな」
ミ ゚Д゚彡「俺様の野生の勘も嫌な予感がするって騒いでるぜ…」
从;゚∀从「アニマルゾンビ、嘘だよな?まさか僕の家に犯人がいるなんてことないだろ」
アニマルゾンビ「イルカ ドウカ ハ ワカラネエカ。デモ、ニオイ ガ マッスグ アノ デカイ ヤシキ ニ ツヅイテル」
从;゚∀从「姉ちゃんまで巻き込まれてなきゃいいけど…僕、ちょっと先を急ぐよ!」
ハインリッヒはそう言うと屋敷に向かって大慌てで駆けていった。
ミ ゚Д゚彡「おい、ハインリッヒ!」
( ・∀・)「俺たちも急ごう。ハインリッヒを追うぞ」
(・ω・)「そうしましょうか。待ってくださいハインリッヒさん!」
3人は先を急ぐハインリッヒを追って駆け出した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
从;゚∀从「姉ちゃん!姉ちゃ〜ん!大丈夫か〜〜!」
ハインリッヒが屋敷の扉を激しく叩くと、扉の向こうからバタバタと騒々しい足音が聞こえてきた。
从゚∀从「姉ちゃん!?」
しかし、扉を開けて出てきたのは渡辺さんではなく青ざめた顔をしたモナーだった。
( ;´∀`)「ハインリッヒ…」
从;゚∀从「モナー、姉ちゃんは無事なのか?」
( ;´∀`)「台所にお茶を淹れようとした痕跡はあるけど、本人がどこにもいないモナ」
从;゚∀从「…嘘だ!」
( ;´∀`)「モヌァ?!」
ハインリッヒはモナーを思い切り突き飛ばし、台所に一直線に向かっていった。
しかし台所には誰もおらず、テーブルの上には冷め切ったお茶の入った
ティーポットと空のティーカップが並べられていた。
从;゚∀从「姉ちゃん!どこかにいるんだろ?返事してくれよ!」
ハインリッヒは部屋という部屋を駆けずり回って扉という扉を開けたが、
渡辺さんの姿はなかった。
从;゚∀从「…いない」
ハインリッヒは憔悴しきってモナーのところに戻らざるをえなかった。
少し前より更新予定日のほうをメル欄に書き込むように心がけております。
多少日にちが前後することがあるかもしれませんが、だいたい火・金曜更新を
目安としておりますことをご了承くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
台詞訂正箇所あり
×アニマルゾンビ「イルカ ドウカ ハ ワカラネエカ。
↓
○アニマルゾンビ「イルカ ドウカ ハ ワカラネエ。
おお!更新乙です!(゚∀゚)ゞビシッ!
メル欄に更新予定書いてくれているから安心してwktkで待っていられます。
しかし更新早くて嬉しいwww。
いや、でも予定が詰まってたり、無理したりして体調壊したりしないか……心配してみたり。
ああ、渡辺さんは何処に!
激しく乙(`ω´)
自分の要望飲んでくれてありがとうございます。
更新早くて嬉しいですがあまり無理なさらず。
煽りはほっといて無理しすぎないようがんばってください。
さっさと更新しろよノロマ
お前が更新しろよカス
それはさておき更新乙です!
渡辺さんが気になる…!
ぉまぇがだまッてろけぃたぃ
携帯の過剰な反応が荒らしを呼んでるな
自重するぞおまいら
早漏野郎は黙っときなwww(´,_ゝ`)プッ
ヲル婆=ダイア・ヴァギナ(笑)
へ A ● A へ
彡彡ミ8(・(ェ)・)8彡ミミ
WWWW
,. -しーJー-、、
/:::::::::|:::::::::::::::::::::::ヽ
γ::::::::/\:::::::::::::::::::::ヽ
(::::::::/ ─ \∧∧:::::::)
ヾ\\/ (●) (●)\ノ/ノ
〃::::》| (__人__) |《:::::ヽ
彡/ \_ `⌒´ _/ \ヾ
/ |___| \
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スノーボード(笑)
/) ___
///):::::::::::::::::::::::ヽ
/,.=゙''"/::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ i f ,.r='"-‐'つ::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ / _,.-‐'~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
/ ,i ,二ニ⊃ (●) ソ(●) 彡 ルシだの使命だの
/ ノ il゙フミゝ (__人__) 彡 こまけぇこたぁいいんだよ!
,イ「ト、 ,!,!从ミゝ |r┬-| 彡
/ iトヾヽ_/ィ" 从> `ー'´ イ从
サッズ・カッコイイ(笑)
ミ''"´`゙゙ミ
ミ・◇・ ミ
(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
〃ニ;;::`lヽ,,_ ヽ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::/
〈 (lll!! テ-;;;;゙fn __,,--、_ / \ / \:::::/
/ヽ-〃;;;;;;;llllll7,,__/" \三=ーー/(● ) (● ) ヽ/ 人情味あふれる
>、/:::/<;;;lllメ \ヾ、 ヽTf= | ,,(_人___),,, ∨
j,, ヾて)r=- | ヾ: :ヽ;;: | l | l\ ;;; |r┬/ ;;;;; / 2丁拳銃のナイスガイ!
,イ ヽ二)l(_,>" l| ::\;:: | | | ヽ,,i-‐、i' <
i、ヽ--イll"/ ,, ,//,, :;; l // l く> /::l"'i::lll1-=:::: ̄\
ヾ==:"::^::;;:::/;;;;;;;;;:::::::::::::: :::::ゞ ノ/ L/〈:::t_イ::/ll|─-== ヾ
な、携帯だろ
こういうばかのせいで携帯の印象がどんどんわるくなる
( ;´∀`)「モナも屋敷じゅうを探し回ってみたけども、見つからなかったモナ」
从;゚∀从「……いや、でも隣町まで買い物に行ってて帰りが遅くなってるだけかもしれないよ」
( ;´∀`)「台所でお茶を淹れたままモナか?」
从;゚∀从「そこはほら、姉ちゃんのことだし」
( ;´∀`)「それにしたってこの状況は変モナ!
魔物にさらわれたかもだとか最悪の事態を想定せざるをえないモナ」
从#゚∀从「どうしてそんなことに、よりによってうちの姉ちゃんが巻き込まれなきゃ
いけないんだよ!理不尽じゃないかっ」
モナーとハインリッヒが喧々囂々言い争っているところに、フサたちが遅れてやってきた。
ミ ;゚Д゚彡「お前ら何を喧嘩してんだよ」
(・ω・)「扉の向こうまで声が聞こえてきましたよ、一体何があったんです」
( ;´∀`)「かくかくしかじかで…」
( ・∀・)「渡辺さんがいない?何か事件にでも巻き込まれたのか?」
从#゚∀从「モララーまでそんなことを!姉ちゃんは魔物にさらわれるだの、
事件に巻き込まれるようなことは一切してないよ!」
( #・∀・)「身に覚えがなくても、実際そういう理不尽な事件に遭うことはある!」
モララーは真剣な目をしてハインリッヒを一喝した。
一同はいつになくマジなモララーを目をパチクリさせながら見つめた。
从;゚∀从「……………」
(・ω・;)「……………」
ミ ;゚Д゚彡「……………」
( ・∀・)「俺は昔、モナーの妹と一緒に将来を誓い合って村を出て行ったことがあるんだ。
そうしたら山道で盗賊どもに襲われて…、俺たちはそんな目に遭うようないわれは
全くなかったが巻き込まれることになっちまった」
( ;´∀`)「…モララー」
( ・∀・)「モナー、いいから話を続けさせてくれ」
( ;´∀`)「モナ…」
( ・∀・)「だから、だ。『事件に巻き込まれるようなことは一切』してないから安全だという
保証はなにひとつとしてない」
从;゚∀从「…はい」
( ・∀・)「俺たちに今出来るのは、渡辺さんを探しに行くことだ。さっきのミニデーモンから
状況を考えると多分魔王軍のやつらにさらわれているんじゃないかと思う」
从;゚∀从「ま、魔王軍!?そんな、姉ちゃんは…」
( ・∀・)「二度も同じことを言わせる気か?」
モララーはハインリッヒを静かに睨みつけた。
从;∀从「…ご、ごめんなさい」
( ・∀・)「分かればよろしい。じゃあアニマルゾンビを連れてきて渡辺さんの匂いを追わせるか」
ミ ゚Д゚彡「アニマルゾンビなら扉の前で待たせてあるぜ」
扉の前で伏せていたアニマルゾンビを家の中に入れると、ハインリッヒは渡辺さんの匂いが
分かるものを持ってきてアニマルゾンビに匂いを覚えさせた。
おおお!冷静なモララーかっけぇよ!
モララー…経験者だからなぁ…(´ω`)
しかし、ハインの心情も分からなくはないしなぁ…
そうだよなぁ……。自分や家族が事件に巻き込まれる状況なんて…あってほしくないし信じられんだろうし。
渡辺さん無事でいてほしい…。
このなにはともあれ、モララー株が急上昇です。更新乙です。
更新乙
更新乙!アニマルゾンビの活躍に期待。
モララーは初期の頃はこんなイメージだったね
ちょびちょび更新してんじゃねーよ。
もっとさっさと更新しろカス。
なんだかんだで楽しみに待ってる読者の一人なのである。
どんなところでもね、ヒールが必要なんだよ
あんまし馴れ合いがすぎるとそのスレはどんどん腐ってちゃうんだよカス
みんながんばれ!
(神^ω^神)この神をカス呼ばわりし愚弄するとは何事ぞ!
(神^ω^神)貴様には「外出時するとあまりの寒さにチンコがラッキョの如く縮み上がったまま一生元には戻らない」という天罰を下そうぞ!!!
(神^ω^神)…と思ったのだが貴様のチンコは元々ラッキョサイズだったな
神がかぁいすぎて…………ふぅ。
sageようね
314 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/26(月) 20:51:16 ID:fbs1CXnV0
早く更新しろやカス
俺からすれば、更新もっと遅くてもいいからドバッと大量に投下して欲しかったり
なんで毎回2レス程度しか更新しねーんだカス
説明しろボケ
甘えてんじゃねーぞカスが
アニマルゾンビ「フンフン…フムム…」
渡辺さんの匂いを追って、アニマルゾンビは家の裏手にあるモナパパのお墓に向かって歩いていった。
墓の周りに見慣れない足跡がついているのに気づいたモナーは訝しげに眉を寄せた。
( ´∀`)「あれ?誰か墓参りでもしたモナ?」
(・ω・)「ハインリッヒさんのお姉さんですかね?」
从゚∀从「姉ちゃんの足跡もあるけど、違う人の足跡もついてるよ」
ミ ゚Д゚彡「親戚でも来たのか?」
( ´∀`)「いや、親戚とはそんなに付き合いはないモナ。でもこの足跡は…?」
首をひねるモナーの横で、モララーはわなわなと肩を震わせてぽつりと呟いた。
( ・∀・)「…ロザリオがなくなってる」
( ´∀`)「!!」
モララーの言ったとおり、墓に掛けてあったはずの真紅のロザリオが消えている。
( ;´∀`)「本当モナ、れもなのロザリオが!?」
( |||・∀・)「ミニデーモン、魔王軍、れもなのロザリオ……!」
モララーは顔面蒼白になり、手で顔を覆ってその場にしゃがみこんだ。
从゚∀从「どうしたのモララー?気分がよくないとか?」
( |||・∀・)「いや、何でもない」
( ´∀`)「…モララー」
モナーはモララーに呼びかけ、周りに聞こえないように小声で話しはじめた。
( ´∀`)(魔王軍のやつらが関わっているって言っていたけど、確証があるモナ?)
( |||・∀・)(さっき人間に擬態してたミニデーモンをやっつけたんだよ。
あの妖気は間違いなく魔王軍のやつだ。しかも数ある村からわざわざ
ジャズビレッジを狙ってやってきて、しかもれもなのロザリオがなくなってる
ってことは…)
( ;´∀`)(モララー、考えすぎはよくないモナ)
そう言ったモナーの表情も強張っている。
( |||・∀・)(杞憂だったら、いいんだがな)
( ;´∀`)(モナ…)
ミ ゚Д゚彡「なにヒソヒソ話してんだよ、アニマルゾンビが先に行っちまってるぞ」
アニマルゾンビは渡辺さんの匂いを追ってもうジャズビレッジの端まで行ってしまっている。
( ;´∀`)「ごめんモナ。ちょっと積もる話があったモナ」
( ;・∀・)「急かすなよ、今行くって!」
モナーとモララーは慌てて先に行ったアニマルゾンビたちを追いかけた。
アニマルゾンビに追いついたころには、一行はジャズビレッジから街道に出てしまっていた。
アニマルゾンビ「フム、フムム…」
从゚∀从「あのね、禍々しい妖気と魔力を持った男と女の匂いも混ざってるって…」
ミ ゚Д゚彡「下衆野郎の匂いが確かに残ってるな…凄い魔力の残り香も感じるぞ」
(・ω・;)「悪魔みたいなモンスターで罠を仕掛けて、村人を眠らせて、しかも罪も無い人まで
しれっとさらっていくなんて…何が目的なんでしょうね?」
从;゚∀从「とにかく想像した限りでは、脅迫して身代金を奪うつもりなのかも!でも動機とか
理由がよくわかんないし、そもそも僕お金なんて持ってないよ!
がぁあ〜っ、どうやって姉ちゃんを助ければいいんだよぉ」
納得のいく上手い理由が思いつかず、ハインリッヒは頭を抱えている。
( ・∀・)「手練の者の犯行じゃないかとは思う。
だとしても金目的の誘拐じゃないだろ。
何つーか誘拐だったら犯人の脅迫状なりと何らかのセオリーがあるはずだしな。
ああ、それに村人を眠らせる必要性がいまいち分からないな」
ミ ゚Д゚彡「暇がなくてよっぽど急いでたとかかもな。でも脅迫状を出して金を取る目的で一般
人をさらうようなチンケな真似なんて、魔王軍でもよっぽど下っ端じゃないかぎり
滅多ににやらねえと思うぞ」
金目的じゃない、と聞いてもハインリッヒはなお不安げな眼差しをしていた。
从;゚∀从「金目的じゃないならなんでうちの姉ちゃんをさらっていったんだ?」
(・ω・)「犯罪は何の理由も無く起こる場合もありますよ」
从#゚∀从「そんな理不尽な話ってないよ…犯人に会ったら絶対に理由を聞いてやる!」
( ・∀・)「落ち着けって。そうやって昂奮して犯人につっかかったら、下手すると渡辺さんの
命に関わるかもしれないだろ」
从;゚∀从「ね、姉ちゃんの命…!」
( ´∀`)「ハインリッヒ、心配はいらないモナ。渡辺さんはきっと助けるから安心するモナ」
从゚∀从「…ありがとう、モナー。魔王軍相手に戦えるかわかんないけど、僕も姉ちゃんを
助けるために精一杯頑張るよ!」
先を行くアニマルゾンビが何かに気づいたらしく、激しく吠え立てはじめた。
アニマルゾンビ「…ワン!ワン!ワオォン!!」
(・ω・)「あっ、前に何かある!」
アニマルゾンビの吼える方向に目をやると、大きな影が2つ見えてきた。
近づいて見てみると、それはギリシャ風の装束に身を包んで立てひざをついた巨大な
威厳のあるカイゼルひげをたくわえた親父の石像であった。
石像は道の左右を挟んで2体向かいあわせに置かれていたが、特に雨に打たれたりした
様子もなくまるでたった今完成されたかのようにピカピカに表面が磨きぬかれていた。
アニマルゾンビはしきりに鼻をひくつかせて様子を伺っている。
(・ω・)「なんだ、石像でしたか」
ミ ゚Д゚彡「魔物かと思ったぜ」
从゚∀从「大きいねぇ、誰がこんな石像を作ったのかな?」
( ・∀・)「そもそも村から遠く離れたところに、誰がこんなもん据え付けたんだ?」
( ´∀`)「観光名所かなんかにでもするつもりモナ?アホなことをする人がいるもんモナね」
モナー一行が喋りながら石像のところを通り過ぎた瞬間、ある異変が起きた。
从;゚∀从「ぎゃっ!」
( ・∀・)「うん?どーした?」
从;゚∀从「今、あの石像の目が光った!」
( ´∀`)「気のせい、気のせい。そんなことあるはずないモナ」
ミ ゚Д゚彡「邪気眼のつぎはオカルト少年気取りかよ…ったく、救いようのないヤツだな」
从;゚∀从「違うよ、本当に見たもん!目がギラッて真っ赤に光ったもん!」
( ・∀・)「はいはいワロスワロス」
モナーたちの頭上に鉱物が軋む音と共になにかがパラパラと降ってきた。
(・ω・)「いたっ!…これは、石の破片?」
( ´∀`)「なんか妙な音もするモナね」
ミ つД゚彡「いってぇな、目に砂が入っちまったじゃねえかゴルァ!」
( ・∀・)「なんだよ、天変地異でも…」
モナーたちが上を向くとなんと巨大な石像が(ΦДΦ)と軋む音と共に、立てひざをついた
姿勢から徐々に立ち上がろうとしている!
( ;・∀・)「う!?」
ミ ;゚Д゚彡「うごっ…」
( ;・∀・);゚Д゚彡;´∀`);・ω・);゚∀从「「「「「動いてるぅぅうう!!!!!」」」」」
大きな石像は地の底まで響きそうなほどの大あくびをした。
もう一つの石像は器用にストレッチ体操をしてからモナー達に向かってたたみ3畳分は
あろうかという大きな手をゆっくりと伸ばしてきた。
A.みんなでマッハで逃げる
B.分散して光速で逃げる
C.逃げる以前に足がすくんで動けない
訂正箇所あり
×(ΦДΦ)と軋む
○ギギギと軋む
単語登録していたせいで誤変換されてしまったようです。うっかりしていました。
Aで
B!!!
('A`)A
おっしゃー!ここはBで!(゚∀゚)ひゃふほう!久々に投票参加できたぜい!
更新乙です。
C!!!!
とどめのB!更新乙!
ちょびちょび更新してんじゃねーよカスが
ちょびちょび更新してんじゃねーよカスが
動く石像の巨大な手が迫る中、モナー達は小声で相談を始めた。
( ´∀`)「ここはみんな分かれて逃げようモナ!」
ミ ゚Д゚彡「分かれて逃げようったって…はぐれたらどうするんだよ?
集まる場所の目星はつけてあんのか?」
( ・∀・)「北のほうに大きなタワーが見えるな。あそこに集まろうぜ」
从;゚∀从「うわ、遠そうだなぁ…」
アニマルゾンビ「ク〜ン…」
北に見えるタワーに目をやる4人に向かってッパが言いにくそうに口を開いた。
(・ω・)「あ、あの…一人じゃちょっと心もとないです、誰か一緒に連れて行ってくれません?」
ミ ゚Д゚彡「そうだな、ッパ君一人で逃げたら魔物の餌食になるかもしれねえな」
( ´∀`)「じゃあッパ君、モナについてくるモナ?」
(・ω・)「どうもありがとうございます、モナーさん!」
从;゚∀从「僕も誰かと一緒に…」
( ・∀・)「お前にはアニマルゾンビがいるだろ?」
从;゚∀从「う」
ミ ゚Д゚彡「それにハイリゲ・メッサーとやらもあるじゃねーか」
从;゚∀从「うぐっ…」
( ´∀`)「じゃあ『いっせーのーせ!』で逃げるモナ!」
( ´∀`)・ω・)゚Д゚彡・∀・)「「「「いっせーのーせっ!」」」」
从;゚∀从「わあっ、待ってよみんなぁ!」
アニマルゾンビ「アオ〜ン!」
モナーとッパ、モララー、ハインリッヒとアニマルゾンビ、フサは逃げ出した!
動く石像は攻撃をやめ、もとのように台座に戻り立てひざをついた。
あとには2体の動かなくなった石像が残された…と思ったら、そばの茂みから
紳士風の人影が現れた。
| (●), 、(●)|「うむ、モナー君たちはきちんと漫画シティを目指していったようだな」
ダディは動く石像のほうに向き直り、右手を掲げた。
| (●), 、(●)|「ご苦労だった。もう戻っていいぞ…バシルーラ」
ダディの呪文で動く石像たちはロケットのように大空にかっ飛び、軌跡を残し
青空の彼方に消えていった。
| (●), 、(●)|「さて、漫画シティに行ってぼるじょあのお手並み拝見といこうか」
そう言うとダディは手にしていたステッキをくるりと廻し、北へ向かって優雅に歩いていった。
A.モナーとッパの行方を追う
B.モララーの行方を追う
C.フサの行方を追う
D.ハインリッヒとアニマルゾンビの行方を追う
E.ダディの行方を追う
おおおおお!ダディ好きだ!
E!
ここでダディキタ━━━(゚∀゚)━━━━━━━━更新早いし乙です!
Eで頼む!イヤッホーwww
Dで
E!
続きが気になるwktk
その頃魔王の城の謁見の間にてFOX★とショボーン、シャキーンの3人が
大理石の立派な机の上にツーチャンネルの世界地図を広げて何事かを話し合っていた。
∧,、∧
ミ ` ・´彡「先日、鬼女島に非常に高い魔力反応があった」
( ´・ω・`)「…ニダーか?」
∧,、∧
ミ ` ・´彡「ああ、こんな桁外れに強力な魔力を持つのは奴しかいない…」
(`・ω・´ )「鬼女島…あの伝説の八闘神の血を引く女戦士たちが住んでいるという島か」
( ´・ω・`)「ツーチャンネルでも随一のデンジャーゾーンとして恐れられてるあたりだね…
あの島に踏み込んだ男達はみんな二度と帰ってこないといわれてる」
∧,、∧
ミ ` ・´彡「しかもK国と侮日新聞には容赦しないという噂だ」
FOX★の話を聞いたショボーンはしばらく考え込んでから口を開いた。
( ´・ω・`)「見るからにK国ぽい風貌の男…二重苦だね。9割方返り討ちに遭ってそうだ…」
(`・ω・´ )「いや、奴は八闘神のうち二柱を取り込んでる。
ひょっとしたら危ないのは鬼女島のほうかもしれない」
( ´・ω・`)「でも鬼女島の女戦士たち全員を相手取るのは厳しいと思うよ?」
(`・ω・´ )「念のため、鬼女島に部下を派遣して事件の確認をさせておいた方がよさそうだな」
部下を呼びにいこうと部屋を出かけたシャキーンをFOX★が呼び止めた。
∧,、∧
ミ ` ・´彡「それについてはもう解決済だ。クックルを鬼女島周辺の海域に派遣してある」
( ´・ω・`)「そういえばロマネスクの姿を見ないね…」
∧,、∧
ミ ` ・´彡「ああ、あいつもクックルと一緒に周辺海域に派遣して極秘命令を下した」
( ´・ω・`)「…極秘命令?」
∧,、∧
ミ ` ・´彡「『遊者のパーティに合流するように』とな」
ショボーンの肩がぴくりと震えた。
( ´ ω `)「……ツンに、ロマネスクを…?」
ショボーンは顔を俯かせて黙りこくってしまった。
(`・ω・´ )「…ショボ?」
何事かを察したシャキーンがショボーンに呼びかけたその瞬間、凄まじい
轟音と揺れが謁見の間を襲った。
数刻後、割れたガラスや城壁の残骸が散らばる中、濛々と立ち上る砂煙から
まず魔王FOX★が深い紫色のベルベットと思しき長いマントの埃を払って
悠々と姿を現した。
∧,、∧
ミ ` ・´彡「…何事だ、騒々しい」
魔王FOX★が部屋全体を見回すと、巨大な2体の石像が壁を突き抜けぶっ刺さっていた。
( ´・ω・`)「……動く石像だね」
(`・ω・´ )「そういえばここに来る道すがら、スーツ姿の怪しいヤツが動く石像を
2体持っていったとかいう話を軍の上層部がしてたぞ」
( ´・ω・`)「………ダダか…」
ショボーンはあきれ返った様子でため息をひとつついた。
∧,、∧
ミ ` ・´彡「早急に誰かに修理させねばならんな…」
( ´・ω・`)「…適任の奴が一人いるよ…」
∧,、∧
ミ ` ・´彡「む?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
数十分後、誰も居なくなった謁見の間で一人修理に励む覆面パンツマスク男の姿があった。
ノ#゚゚ヽ「どうして魔王軍に来て大工仕事しなくちゃいけねーんだぁああ!!」
うはwwwwww(゚∀゚)これは嬉しいwww
おお。物語が動いてるなwktk
乙!
ロマネスクがブーンに似てるからかな……?ショボーンが気にかけたのは。
モナー一行より一足先に漫画シティに着いたダディは、静寂に包まれる市街地を
通り抜けて漫画シティのランドマークであるタワーを一直線に目指した。
ガラス張りのタワーは日光を反射してきらきらと眩しく輝きながら悠然と市街を
見下ろしている。しかし入口にはロックが掛けられた強化ガラスの二重扉が他者の
侵入を拒んでいた。
| (●), 、(●)|「ふん!」
ダディはステッキを振り上げてロックの掛かった入口を破壊した。
ガラスの割れる音があたりに響き、二重扉は見る影も無く粉々になってしまった!
しかし大きな音が響いたというのに市街地から人が出てくる気配は欠片も無い。
| (●), 、(●)|「お邪魔するよ、ぼるじょあ君」
ダディは悠々とタワー内に入り、エレベーターを使って最上階へのぼった。
最上階の唯一つの部屋にはふかふかのベルベットの椅子に縛り付けられ目隠しと
猿轡を噛まされた渡辺さんと、見晴らしの良い大きな窓から外の景色を眺めるぼるじょあ、
化粧直しに精を出すレモナの三人がいた。
| (●), 、(●)|「やぁ、ぼるじょあ君。首尾はどうだね?」
( ・3・)「アルェー、二重扉と顔認証でしっかりロックされてるってのにどうやって入ってきたんだYO」
| (●), 、(●)|「うむ、少し強硬手段を使わせてもらったよ」
ダディは優雅にステッキをくるくると廻してみせた。
( ;・3・)「エェー、要するに壊したってことかYO!
勇者にそう簡単に侵入されないようにしたってのに台無しじゃねーKA…」
頭を抱えるぼるじょあを気にも留めず、ダディはレモナに近寄った。
| (●), 、(●)|「やぁレモナ君、ひさかたぶりだね」
( ^∀^)「あらぁ?あなたって確か船で会った…」
( ・3・)「エェー、お前ら顔見知りだったのかYO」
| (●), 、(●)|「ああ、前にちょっとね。で、どうだね。
彼女のスペックのほうが随分改良されたと聞いたが…」
ダディの言葉にぼるじょあは得意げな顔をしてみせた。
( ・3・)「いよぅのデータによれば、レモナの使える呪文を強化したらしいNE!
再洗脳も完璧、記憶中枢のロックはパーフェクト。これからの勇者討伐計画も
コイツがいれば楽に進むと思うYO」
( ^∀^)「えへへー、じ・つ・は…デイン系の上級魔法が使えるようになったんですぅ」
| (●), 、(●)|「ほう!呪文の威力がどんなものなのか気になるな。ちょっと試してくれるかい?」
( ^∀^)「はぁい、お安い御用よ♪」
魔力を練り上げたレモナの両手からバチバチと火花が飛び散る。
そして勢いよく手のひらを天に向かって突き上げ、レモナは呪文を唱えた!
( ^∀^)「ライ……デイーーン!!」
| (●), 、(●)|「む!」
ゴロゴロゴロ…ピシャァァアア〜ン!
レモナの叫びでダディの頭上に黒雲が集まり、凄まじい轟音と共にひと筋の雷挺が直撃した!
煙が立ち昇る中、黒焦げになったダディは咳き込みながら口を開いた。
( ^∀^)「大丈夫ですかぁ?」
| (●), 、(●)|「これは…オフッ!!勇者と同jゲホッゲホォ!!
呪文が使えrようn…ゲフッ!
なっtいるようだね…ゴホッゴッホ!!」
( ・3・)「エェー、何言ってんだかさっぱり分かんねーYO」
なおも30秒ほどむせ続けたダディは瞑想で体力を回復した後で台詞を
言い直すはめになった。
| (●), 、(●)|「勇者と同じ呪文を使えるようになっていたとは、驚きだね」
ダディの発言にぼるじょあは口の端をもたげてニンマリと笑んだ。
( ・3・)「…予想通り、いや、予想以上の結果だNE!
これだけの力があれば勇者もひとひねり…」
| (●), 、(●)|「果たしてそうかな?本当にいよぅのデータ通りに彼女が調整されているかどうか…」
( ・3・)「エェー、出発前にもデータを取って確認したYO!結果は完璧だったZO」
| (●), 、(●)|「そうかね」
ニマニマと気色悪い薄ら笑いを浮かべて悦に入るぼるじょあを横目で見つつ、
ダディは何事かを考えている様子だった。
| (●), 、(●)|(ふむぅ、レモナの精神にゆらぎが見えるような気がするんだが…)
おほー!更新乙です!(゚∀゚)ダディwww久々の瞑想
これは気になる展開。強くなってるな、レモナ。これは苦戦の予感。
洗脳てのは厄介だしダディの真意がわからんが、ロザリオに期待。
これはレモナの洗脳が解けるフラグ!?
ちょびちょび更新してんじゃねーよカス
( ;・3・)
↑
これ少し気になった
(;・3・)
↑
こっちの方が良い希ガス
( ;´∀`)「はぁ、はぁ…」
モナーは手の甲で汗をぬぐいながら後ろを振り返った。
( ´∀`)「ふぅ、もう追ってこないみたいモナ!」
(・ω・)「上手く撒いたみたいですね!」
( ;´∀`)「…でも、ここはどこモナ?」
モナーは周りの景色をキョロキョロと眺めた。
集合場所と決めたタワーはとても近く見えるものの、モナーの立っているところは
激しく断崖絶壁だった。
タワーを目指すには引き返し、かなり回り道をしなければたどり着けないようだ。
( ;´∀`)「…丘だと思ってたら崖だったなんて」
(;・ω・)「丘を越えればタワーに着けると思ったのに、予想外でしたね」
( ;´∀`)「タワーに近づこうとしていたつもりが逆に遠回りしてしまったモナ…
とりあえず、来た道を戻るしかないみたいだモナ」
太陽が西に傾き始める中、モナー達はトボトボと道を引き返すことにした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜その頃のモララー〜
( ;・∀・)「っかしーなぁ、全然着かねえぞ…」
タワーを目指して歩き続けるモララーだったが、目視距離と比べて現実距離はやたらと
離れているらしく歩けども歩けども全く距離が縮まる気配が無い。
( ・∀・)「1ペニー稼いだ以上は1ポンドを目指せ…ってことわざにあるしな、
ここまで来て引き返すのも癪だ!このまま進み続けてやるぜ」
モララーは自分の信じた道を突き進むことにした。
〜その頃のハインリッヒ〜
ハインリッヒはアニマルゾンビについて進んでいき、着実に漫画シティを目指していた。
アニマルゾンビ「アネサン ノ ニオイ ガ ツヨクナッテルゼ」
从゚∀从「あ!タワーのある町が見えてきたよ。
モナー達が待ちくたびれてると思うから急がなきゃ」
アニマルゾンビ「ソウダナ、アニキ。モウスグ ヒ ガ クレチマウ カラ、ハヤク アノ マチ ニ イコウゼ!」
行く手にタワーが見えてきたことでハインリッヒとアニマルゾンビのテンションは俄然
高まったようで、彼らは足取りも軽く漫画シティに向かって歩いていった。
〜その頃のフサ〜
ミ ゚Д゚彡「…フサったぜ」
フサは鬱蒼とした森の中に入り込んでしまったようだ。
ミ ゚Д゚彡「こんな時のために来た道に目印をつけておいたぜ、さすが俺様」
フサは木々に刻み付けた目印を辿って来た道を引き返し景色が見渡せるところまで
戻っていったが、よほど派手に迷ってしまったのかまともな道に引き返したころには
日がとっぷりと暮れてしまって建物の影すらも見えなくなっていた。
ミ ;゚Д゚彡「やっちまった…こりゃ野宿だな」
フサは仕方なくその場に丸くなって眠る事にしたのだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( ´∀`)「日が落ちてきたモナ。夜になるまでにあのタワーまでたどり着けるかどうか…」
(・ω・)「夜は危ないですし、今日は野宿しましょうか」
( ;´∀`)「でもタワーに集まる約束があるモナ!」
(・ω・)「日が落ちたら周りは暗闇でしょ。そんな中で歩き続けたらまた迷うかもしれません。
明日の朝一番でまたタワーを目指しましょうよ」
( ´∀`)「うーん…仕方ないけど、今日は野宿するしかないモナね」
モナー達は小川のそばで野宿することにした。
簡単な食事を終えて小川を風呂がわりに水浴した後で眠りについたモナーだったが、
かすかに聞こえてくる水音にモナーの眠りは妨げられてしまった。
( つ∀`)「…何モナ?」
小川のほうから聞こえてくる水音を辿ると近くにッパの服が脱ぎ捨てられている。
( ´∀`)「ッパ君?まだお風呂に入ってなかったモナ?」
繁みを分け入って小川のほうに出ようとしたモナーの耳にッパの焦ったような声が聞こえてきた。
『あっ、起こしちゃってごめんなさい!
今すぐ上がりますので、モナーさんはどうぞ戻ってゆっくりなさっていてください』
( ´∀`)「でもここに服が脱ぎっぱなしだから、ッパ君のところに持っていこうかモナ」
『いえ、そんな!モナーさんの手を煩わせるわけには…』
( ´∀`)「うーん、でも…」
A.体を冷やしてはいけない!服を持っていくモナ
B.ッパは魔物に襲われていて、その魔物がッパの声色を真似て
こちらを油断させようとしているのかも!服を持っていくモナ
C.服と一緒にバスタオルも持っていくモナ
>>348様
ぼるじょあの顔文字の修正のほう了解いたしました。
ご指摘くださいましてどうも有難うございます。
乙!
服を持って行く以外の選択肢は無いのかwww
Bで!
A
まさかッパは…!?
A!
356 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/06(金) 10:53:59 ID:rHKBoRMdO
女か!?A
♀フラグktkr
Cで
全部服を持っていく流れじゃないかw
Cで
Aで決まりか!
保守
( ´∀`)(夜は冷えるから、風邪をひいてしまうかもしれないモナ)
そう考えたモナーはッパのところに服を運んでいくことにした。
小川に出ると丁度水から上がろうとしているッパの姿が見えた。
( ´∀`)「ッパ君、服を持ってきっ…!?」
(・ω・;)「きゃあぁぁあ!!」
モナーの姿を見て慌てて水の中に戻ってしまったッパに対して、モナーはッパの服を
取り落として言葉を失った様子で立ち尽くしてしまった。
( ;´∀`)(み、見間違いモナ?いや、でも、あれは…)
っ ≡ぱ ≡い ≡お
お ≡っ ≡ぱ ≡い ≡お ≡っ ≡ぱ ≡い
ヽ )ノノ ≡お ≡っ ≡ぱ ≡い ≡お ≡っ
っ ⌒( ゚∀゚)ノ ≡い ≡お ≡っ ≡ぱ ≡い ≡お ≡っ ≡ぱ
/. ( ヽ ≡い ≡お ≡っ ≡ぱ ≡い ≡お ≡っ
ぱ ≡ぱ ≡い ≡お ≡っ ≡ぱ ≡い ≡お ≡っ
い
( ;´∀`)(…だったモナ!)
モナーが見たものは確実にッパの「おっぱい」だった。
その白さは雪のごとく、肌は滑らかな陶磁器のごとく、はちきれんばかりの素肌に
水が滴る、つまりそのような美しいおっぱいがッパの胸元に確かにあったのである!
( ;´∀`)「ッパ君っ、ふ、服はこっちに置いておくモナ!」
モナーは落ち着きを失った様子で、服をその場に置いて立ち去った。
そして数分経ってから着替えたッパは寝床に戻り、燃え尽きた焚き火跡の向こうで
寝ているモナーにゆっくりと近づいた。
(・ω・)「…モナーさん、狸寝入りしてるでしょ」
( ´∀`)「Zzz…」
モナーは眠っている!
(・ω・)「モナーさん」
( ´∀`)「ぐぅぐぅ…」
だがモナーに起きる気配は見られない!
(・ω・)「本当に眠ってるなら、ムニャムニャって言うはず」
( ´∀`)「んー、むにゃむにゃ」
(・ω・)「はい、起きてますね」
ッパはモナーの耳を思い切り引っ張った。モナーは痛みにたまらず飛び起きた!
( ;´∀`)「い、痛いモナァ!!」
(・ω・)「モナーさん、ちょっと聞きたいことがあるんですが」
睨みつけるようにモナーの目を見つめてくるッパに、モナーはたじろいで正座した。
(・ω・)「正直に答えてください。さっき、見ましたね?」
A.『何のことモナ?』と白を切ってみる
B.正直に『見ました』と言う
C.口笛を吹いてごまかす
エロフラグktkr
B!
(神^ω^神)Cで口笛を吹いてごまかそうとしたところ、「夜に口笛吹いたら蛇出るから口笛吹くな」というお婆ちゃんの言い伝え通りキングコブラが現れてバトルに突入
B
神にワロタ、自分もCで。
神可愛いよ神
A
B
368 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/10(火) 14:35:18 ID:qL1CrYLSO
Bきたー
なんというwktkな流れ……
これは間違いなく勃起する
∧_∧
_(#・ω・)
/ ) ドゴォォォ _ /
∩ / ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
| | / / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_
| | | | ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ \
| | | | `iー__=―_ ;, / / /←モナー
| |ニ(!、) =_二__ ̄_=;, / / ,'
∪ / / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
( ;´∀`)「…見ましたモナ」
(・ω・)「やっぱり」
ため息をついてそっぽを向いたッパに、モナーは額を地に擦り付けて謝り倒した。
( ;´∀`)「ごめんモナ、本っ当にごめんモナ!」
(・ω・)「…いえ、パーティに加わったときからいずれ分かってしまうだろうと思ってました」
( ;´∀`)「ッパ君…いや、ッパさんはどうして男装していたモナ?」
(・ω・)「旅を始めてしばらくは普通の服装だったんです。
でも途中で暴漢に襲われかけたことがあって、それからは危険を防ぐために
男装で旅をすると決めたんですよ」
( ;´∀`)「た、確かにそのおっぱいでは襲われてもおかしくn」
_, ,_ パーン
( ・ω・)
⊂彡☆))д`)
( #)∀`)「ごめんなさいモナ…」
(・ω・)「ともかく、このことは他の皆には内緒にしておいてくださいね。
皆に余計な心配をかけたくありませんので」
モナーの頬に塗り薬をつけつつ、ッパはきつめの口調で言った。
( #)∀`)「…わかったモナ」
〜その頃の三人〜
( #・∀・)「…やっと着いたぜ」
モララーはさんざん紆余曲折を繰り返した挙句にやっと漫画シティの入口へたどり着いた。
集合場所に決めていたタワーへと早足で進んでいたモララーは途中である奇妙な現象に
気がついた。
( ・∀・)「おかしいぞ、真昼間の街中だってのに人っ子一人いないなんて?」
市場は皆閉まっていて人通りも無く、路地裏を覗いてみても人気はまったく見られない。
( ・∀・)「???」
うろうろしていたモララーだったが、前方から魔王軍の肩章をつけた兵士がやってきた。
*「怪しいやつ!盗作罪でひっとらえるぞ!」
( ;・∀・)「うぇっ!?なんだなんだっ」
仲間を呼ぼうとする兵士に驚いたモララーは一目散に街外れまで逃げていった。
街外れの橋桁で浮浪者らしき人影を見つけたモララーは彼の肩をつついて話しかけた。
( ・∀・)「なぁ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
浮浪者「なんだぁ?ここからどけって言われても絶対どかねえぞ!
オレにはもうここしか住処がないんだからな」
( ;・∀・)「や、そういうことじゃなくって…なんかこの街、やたら人気がないし
いきなり魔王軍の兵士が追ってくるしで、何かおかしいと思ってさ。」
浮浪者「ああ、そのことか」
( ・∀・)「何か知ってるのか?」
浮浪者「数日前、四天王のぼるじょあが魔王軍を引き連れてここにやってきたんだ。
そいで占拠されちまってな。あすこのカートゥーンタワーを根城にして、
街の皆を『外に出たら「盗作およびパクリ罪」で拘束してやる』って脅してやがる。
そのせいで皆家の外に出られないんだよ」
( ・∀・)「ぼるじょあだって!?ちょ、おっさんもここにいたらヤバいんじゃねーか?」
浮浪者「奴らが目ェ光らせてんのは市街地だけさ。この街外れまでは追ってこねえよ」
浮浪者は豪快に大口を開けて笑ってみせた。
浮浪者「そういや、ついさっきお前さんと同じように兵士に追われてきた奴をかくまったぜ」
( ・∀・)「え?」
浮浪者は橋桁のダンボールハウスにモララーを案内した。
アニマルゾンビ「ワンッ!」
从゚∀从「モララー!ずいぶん遅かったねぇ」
( ・∀・)「なんだ、お前らもここにいたのか!」
ミ ゚Д゚彡「着いたとたんに兵士に追いまくられちまってな。必死で逃げてここまで来たわけさ」
( ・∀・)「モナーとッパ君がいないな…まだ来てないのか??」
ミ ゚Д゚彡「そうみたいだな」
( ・∀・)「集合場所が変わっちまった件についてはどうすんの?」
从゚∀从「…まぁ、それはそれで多分街に入った瞬間に兵士に追われると思うから、
うまくここまで辿り着いてもらうしかないね」
浮浪者「街外れっつったらこの辺りしかないからな。
お連れさんもすぐにここを見つけると思うぜ」
モララー、フサ、ハインリッヒ、アニマルゾンビはモナーとッパを待つために浮浪者の
ところに厄介になることにしたのだった。
>>370様
レスの確認のほうが遅れて申し訳ありません。次回より訂正させていただきます。
紹介してくださいましたスレのほうも熟読いたします。経験不足のため仔細なアドバイスを
いただけてとても有難いです。
うはwww更新乙です(゚∀゚)ッパに怒られたモナーもなんかかわいいな。
ハインとアニマルは無事に着けたんだな。よかったよかったwww。
誰か現モナーパーティ描いてくれ〜
>>377 . /〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜ヽ
,r:::::::::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
(:::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ
):::::( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(::::) u _ U _ |
):::::( 三シ ヾ三 |
|::::::) U .._ _,,.. i
|::::::| <でiンヽ ;'i"ィでiン |
r⌒ヽ| 、 ‐' / !、 ーシ|
| ヾ ,' : !. |
| δ U i ,、 ,..、ヽ u | PC班、解読を頼む!
ヽンイ _ _ |
| ∴∵ ,ィチ‐-‐ヽ、、.,、,、、..,_ /i
| ∴∵∴∵;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i三=−
| ∵∴∵ '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄
| ∵∴∵ゝ、二フ'∵∴ |
\ ∵∴∵∴∵∴∵/
>>377 これは相当レベルの高いツンですねwww
そういえば漫画シティでのぼるじょあ襲撃って当初の構想より早まってるよね?
以前の構想より煮詰めて駈足で話が進むのかな
一方のモナー達は歩き続けた末にやっと漫画シティに辿り着いた。
(・ω・)「ようやく着きましたね!早く皆が待ってるタワーに行かないと」
(;´∀`)「あ、ッパさ…君!初めての場所だからそんなに慌てちゃいけないモナ!」
モナーの制止の言葉を振り切り、ッパはタワーに向かって一目散に駈けて行った。
少し息切れしながらもッパは速度を緩めず石畳を走り抜けてゆく。
(・ω・)「みんな、待たせてるから、はやくっ…、しなきゃ!!」
(;´∀`)「ッパ君〜!待ってモナ〜〜〜!」
ッパを追いかけるモナーだったが、脇の路地からモナー達の走るコースに向かって
黒い人影が横切ってきた。避けようとするッパの腕を魔王軍の肩章を付けた人影が
強く引っ掴んだ!
(・ω・;)「きゃ!何するんですか!?」
(;´∀`)「貴様…魔王軍の者かモナ?!ッパ君を離すモナ!」
*「外出禁止令を破る不届き者!盗作罪で拘束するぞ!」
じたばたするッパと立ち尽くすモナーに魔王軍の兵士はいきなり怒鳴りつけてきた。
(・ω・;)「と、盗作?」
(;´∀`)「外出禁止令??」
*「…む?その恰好からすると旅人か!この街は勇者の討伐を目的に、我らが主君
四天王ぼるじょあ様の物となった。命が惜しくばここからさっさと立ち去るんだな!」
そう言うと兵士は立ち去った。
( ´∀`)「四天王…ぼるじょあ!」
(・ω・)「勇者討伐…って、モナーさんを狙っているということですか?!」
( ´∀`)「そうみたいモナ!気づかれなかったのは運がよかったモナ」
モナーが胸をなで下ろしたその時、遠くから別の魔王軍の兵士がやってくるのが見えた。
*「怪しいやつめ〜!そこを動くな、パクリ罪でひっ捕らえてやるぞ!!」
(;´∀`);・ω・)「「あわわわわ!!!」」
モナーとッパは全速力で逃げ出した!
2人は走って走って走りまくった末、街外れの橋桁に辿り着いた。
( ´∀`)「あんなところにダンボールハウスがあるモナ!ちょっと匿ってもらおうモナ」
ダンボールハウスに近づいた2人は、中から聞き慣れた声がするのに気がついた。
(・ω・)「ん?ハインリッヒさんの声?」
( ´∀`)「モララーとフサの声もするモナ!」
モナーはダンボールハウスの扉をノックした!
中からは浮浪者とおぼしき小汚いおっさんが姿を現した!
浮浪者「お前さんは誰だ?ここらじゃ見ねぇ顔だな」
( ´∀`)「モナは事情あって旅をしているモナーといいますモナ。
こちらは医者のッパ君ですモナ」
浮浪者「するってぇと、お前さんたちがこいつらのお連れさんか!」
( ・∀・)「遅かったな、モナー!待ちくたびれたぜ」
ミ ゚Д゚彡「お前らも兵士に追われたみてーだな!」
アニマルゾンビ「キャン!」
从゚∀从「モナー、ッパ君!無事で良かったよ」
(・ω・)「遅れてごめんなさい!」
( ´∀`)「皆、心配かけてごめんモナ!」
ダンボールハウスに集合したモナー一行は、これまでの出来事をめいめい
話しあうことにしたのだった。
浮浪者「うーん、家の中が随分狭くて賑やかになっちまったぜ…」
>>379様
拙い絵ですが好意的なコメントを頂けまして非常に恐縮です。どうも有難うございます!
暇があったらモナーパーティも書いてみようと思っています。
>>380様
お褒めにあずかり非常に恐縮です。
下手糞市ねとかイメージと全然違うじゃねーかカスと言われるかと正直身構えていました。
>ぼるじょあ襲撃
モナーパーティに対する1次襲撃、2次襲撃と分けようかと今のところ考えています。
初めはツンパーティにもちょっかいをかける構想でいましたが、これ以上話をダラつかせる
わけにもいかないので削る予定です。ブーンとしぃの蘇生関連に関しても当初の予定より
多少変更を加えることにしました。
>>384 更新乙!
しかし、パン作ったのか!手作りうめぇwww
絵も描けてパンも作れる職人だと・・・!?
器用ですな…
>>384 (神^ω^神)むむっ、ほっぺたに「神」の字が入っておらぬではないか すぐに作り直すのだ
(神^ω^神)しかし見事なものだ よし、保守職人は以後パン職人と名乗ってもいいよ
さっさと更新しろやカスが
浮浪者の独り言が聞こえたが全員スルーし、まずモナーが話しはじめた。
( ´∀`)「やっぱり皆あの兵士たちに追い払われてたモナ?」
从゚∀从「うん、アニマルゾンビが姉ちゃんの匂いがタワーに続いてるって
言ってたんだけど兵士が来ちゃってさ。槍とか持ってたし、とても僕の
ハイリゲ・メッサーじゃ敵わないと思ってここまで逃げてきたんだ」
( ・∀・)「渡辺さんをさらったのはぼるじょあのようだな」
( ´∀`)「…らしいモナね」
( ・∀・)(…ひょっとしたら、レモナも一緒かもな)
( ´∀`)(……杞憂であってほしいところモナ)
ミ ゚Д゚彡「なぁ、そうなるとカートゥーンタワーに行ってハインリッヒの姉ちゃんを
助けなきゃならないってことか?」
从゚∀从「そういうことになるね。でも兵士が沢山見廻ってるし、見つからないように
忍び込むのは難しそうだよ?」
(・ω・)「困りましたね…」
( ´∀`)「どうやって見張りの目を誤魔化そうモナ」
( ・∀・)「とりあえず街の様子を観察して、兵士の行動パターンを見破るべきだな」
(・ω・)「といっても、このまま街に行ったところで兵士に見つかっておしまいですよ?」
心配そうな声色のッパに、モララーはニヤリと笑って部屋の隅に折り畳んで置いてあった
ダンボールを指差した。
( ・∀・)「おぉい、おっさん!ちょっとこのダンボール借りるぜ」
浮浪者「ああ、いいけど一体何に使うつもりなんだ?」
( ・∀・)「そりゃあこう使うのさ」
モララーはダンボールを組み立てて頭からかぶった。
(;・ω・);゚∀从 ;゚Д゚彡ポカーン
(;´∀`)「…バレる方に100000000ジンバブエドル賭けるモナ」
( ・∀・)「大丈夫だって!ほら、お前らもさっさとかぶれ!」
(;´∀`)(;・ω・);゚∀从 ;゚Д゚彡…ええ〜〜〜〜??
モララーの根拠なき自信に押し切られ、モナー達はダンボールをかぶって街に潜入
(スネーク)することになってしまった。
街ではこっそり買い物に行こうとした人が兵士に見つかり、カートゥーンタワーに
今しも連れ込まれていこうとしていた。
*「オレはただ隣町まで野菜を買いに行こうとしただけなのに!」
魔王軍兵士「うるさい、つべこべ言わずさっさと歩け!
牢獄に連れて行って力ずくで罪状を認めさせてやるから覚悟しろ!」
*「そんなぁ!」
モナー一行はダンボールの隙間から悲痛な面持ちでその風景を眺めるしかなかった。
(・ω・)「外に出ただけで牢獄送りだなんて」
( ・∀・)「魔王軍のやつめ、ひどいことしやがる」
(;´∀`)「…これじゃまるでスペイン宗教裁判モナ!まさかあのまま殺すつもr…」
\ジャーン!!/
| まさかのときのスペイン宗教裁判!
└──v────v─────v────
∧ ∧ _丿⌒|_ o=oヽ
(゚ー゚*) (゚∀゚*) (゚ー゚∪
ノヽ~ノヽ ノヽ~ノヽ ノヽ~ノ゛ヽ,
ん † ) ん † ) ん † )
丿 八 ゝ 丿 八 ゝ 丿 八 ゝ
U〜U U〜U U〜U
枢機卿1「…って誰も居らんのだが」
枢機卿2「空耳だったようですね」
赤い服を着た3人組はすごすごと帰っていった。
( ・∀・)「…なんだ、あいつら?」
(・ω・)「さぁ?」
ミ ゚Д゚彡「とりあえず…タワーに向かってこっそり前進するか」
从゚∀从「ちょ、ちょっと待ってよ!」
一行は時速1メートルでひっそりとカートゥーンタワーとの距離を縮めていった。
そして幸い兵士に怪しまれず、カートゥーンタワーの入口まで辿り着くことに成功した!
モナー達はダンボールから出てタワーの様子を調べてみた!
入口の扉は壊れた箇所を補うようにベニヤで打ち付けてある。
( ´∀`)「扉が壊れてるみたいだモナ!」
( ・∀・)「よし、じゃあこのベニヤを壊せばいいんだな」
モララーは研無刀を思い切りベニヤに叩き付けた!ベニヤは粉々に砕け散った!
魔王軍兵士1「何の音だ?」
魔王軍兵士2「あぁっ!タワーに不審者が居るぞ!」
(;・∀・)「…しまった、派手に壊しすぎたみたいだな」
タワー内に入ろうとするモナー達の周りに、魔王軍の兵士が何人か集まってきた。
(;´∀`)「モララー!どうするモナ?」
(;・∀・)「モナー達は先にタワーに行っててくれ。ここは俺とハインリッヒでなんとかするよ」
从;゚∀从「えぇっ?!」
( ´∀`)「わかったモナ!じゃあ兵士の相手は二人とアニマルゾンビに任せるモナ!」
モナーとフサとッパはタワーの中に急いで入っていった。
魔王軍兵士「侵入者か!ここから先は通さん!」
从;゚∀从「ひえええ〜〜!」
アニマルゾンビ「ガゥウ〜〜…ガウッ!!」
( ・∀・)「ハインリッヒ、落ち着け!こいつらはそんなに強くなさそうだぜ」
鎧の騎士が3体現れた!
A.アニマルゾンビが攻撃する
B.ハインリッヒが攻撃する
C.モララーが攻撃する
乙! Cで。
絵可愛いなあ!
Bで
Bで
うひょひょwww大量更新乙!
そして、Aと見せ掛けてとどめのB!(゚∀゚)ハイン頑張れ!
ッパなら俺の隣ですやすやと寝てるよ
>>399 うめぇwww帽子の花www素敵すぎるwww
これはwwwwGJwwwwwww
( ・∀・)b <GJスグル
新聞・テレビが報道しない麻生総理の実績
・一次補正(済み)
・金融機能強化法案関連(野党の参議院待ち)
・日本領海拡大(済み)
・ワープアを正社員にした場合の補助
・テロ特措(野党の参議院待ち)
・派遣法改正(野党の参議院待ち)
・IMFへ外貨準備高から10兆円貸し出し(民主はなぜかこのドル不安の中で準備高削ってドル売り宣言)
・二国間の経済支援要請をすべて拒否、今のところアイスランドと韓国×(民主IMF批判してたが、なぜか特定国への2国間支援表明)
・ASEAN+3の通貨スワップ拡大を話していくことで合意、つまり韓国支援なし
・空売り、市場監視等強化
・政府が銀行のマネーロンダリングへの対応の甘さを指摘
その翌日から、数件の経済ヤクザの逮捕
・G7での行動指針採択
・G20にて金融市場の透明化で共同合意
・国連総会で日本共同提出の核廃絶決議、過去最多得票で可決
・日印安全保障協力共同宣言
(民主小沢寝不足の為、シン首相との会談キャンセル<翌日青森で選挙の為の演説は実施>)
・農林水産省利権の地方農政局
国土交通省利権(創価枠)の地方整備局の廃止・統合指示
・国連で8割超えの得票を得て、非常任理事国決定
・ポーランド大統領と温暖化問題で連携確認
http://www.youtube.com/watch?v=w1M7E3T8MKo http://www.nicovideo.jp/watch/sm5962020
『強くなさそうだ』というモララーの言葉を受けたハインリッヒは、改めて
目の前の鎧の騎士をまじまじと見てみた。
从゚∀从(なんだ、武器持ってないじゃん!)
从゚∀从「…でも鎧を着てるから守備力が高そうだな」
アニマルゾンビ「オレ ガ オトリ ニ ナッテ スキ ヲ ツクル。アニキ ハ ソレ ヲ ネラッテ コウゲキ シテクレ!」
从゚∀从「うーん、でもこのメッサーじゃ鎧を突き通せないよ?」
アニマルゾンビ「ヨロイ ノ スキマ ヲ ネラッテ ツキサセバ ダメージ ヲ アタエラレル ハズダ」
从゚∀从「なるほど・ザ・ワールド」
鎧の騎士1「なにをヒソヒソ話してる、動かぬならこちらからいくぞ!」
鎧の騎士はハインリッヒめがけて突進してきた!
アニマルゾンビ「コイツ ノ コウゲキ ハ オレ ガ フセグ!アニキ ハ コイツ ノ ウシロ ニ マワッテオイテクレ」
アニマルゾンビが鎧の騎士に飛び掛り、その兜にしがみついた!
鎧の騎士1「ぬおっ!?ま、前が見えん!」
アニマルゾンビ「ガルルル!」
アニマルゾンビは兜の隙間を狙って爪を突きたてた。
アニマルゾンビの鋭い爪が鎧の騎士の目に喰いこむ!
鎧の騎士に20のダメージ!
鎧の騎士1「ぐああ!」
アニマルゾンビ「アオオォ〜〜ン!」
アニマルゾンビは鎧の騎士の耳元で思い切りおたけびをあげた!
鎧の騎士は脚がすくんで動けなくなった!
アニマルゾンビ「アニキ!イマダ!」
从゚∀从「よっしゃ!喰らえ、ハイリゲ・シュトース!」
アニマルゾンビのおかげで鎧の騎士の後ろにうまく回りこんだハインリッヒは、
ナイフを騎士の首に突き刺した!会心の一撃!
鎧の騎士に40のダメージ!
鎧の騎士1をやっつけた!
从゚∀从「やった!」
アニマルゾンビ「ワオン!」
アニマルゾンビとハインリッヒはハイタッチで喜びを分かち合っている。
( ・∀・)「次はお前か…どうしてハインリッヒが戦っている間にこっちに攻撃しなかった?」
鎧の騎士2「我とて騎士のはしくれ、そのような卑怯な真似はせぬことにしている」
( ・∀・) 「ふぅん、なるほど」
モララーは静かに刀を構えた。
鎧の騎士2「魔王軍でも有数の剣の使い手と言われたモララー君と戦えるとは、
騎士としてこの上ない喜びだ」
( ・∀・) 「なんだ、俺のことを知ってたのか」
鎧の騎士2「うむ、たびたび噂を聞いていてな。一度手合わせしたいと思っていたのだ」
鎧の騎士は握りこぶしを固め、闘いの構えをとった。
( ・∀・) 「お互い手加減はなしだぜ」
モララーは研無刀を
A.大上段に構えた
B.突きの構えに持ち替えた
C. 下段に構えた
>>393様
これはいいドクオwww保存しました!携帯の壁紙にして大切にします。
Aで。
>>405 久しぶりの参加ktkr
Bで。
モナー&モララー見れたお
カッケー(´ω`)
>>407 壁紙にだなんて、それほどの絵じゃないけどありがたいですwww
選択肢はC
おお!アニマルゾンビとの連携、いいね。
しかしモララーはかっこいい!ここはCで。
とどめのC!
モララーは研無刀を下段に構え、鎧の騎士との間合いを計っている。
対する鎧の騎士も攻撃の構えをとりつつ微動だにしない。
( ・∀・) (隙の無い構えだな…
こりゃタイミングを見計らって一瞬でカタをつける必要がありそうだ)
鎧の騎士2(さすが剣豪モララー、隙が全く無い。
勝負を決めるには相手の油断を誘わねばならんな)
互いに動かぬ様子をハインリッヒはやきもきしながら見ている。
从#゚∀从「もう!なんでさっきから攻撃しないのさ、こうなったら僕が手助けしてあげるよ」
鎧の騎士3「そんな暇がお前にあるのか?」
ナイフを手に鎧の騎士2に向かって駆け出そうとしたハインリッヒの前に、
鎧の騎士3が立ちはだかった!
从;゚∀从「くっ!」
鎧の騎士3「あれは攻撃しないのではない。互いに隙を見つけられず攻撃できないのだ。
お前の目には隙だらけに見えるかもしれんが、下手に近づけば殺されるぞ」
从;゚∀从「………そうなんだ」
鎧の騎士3「我々はここであの二人の戦いを見守ることしかできん」
从゚∀从「え?僕と戦うんじゃないの?」
鎧の騎士3「警備という職務上お前たちに戦いを挑むような真似をしたが、本当は戦うのは嫌なのだ。
漫画シティの住民たちに無実の罪を着せて投獄するのだってほとほと嫌気が差している。
だいたい罪の無い女性を誘拐して勇者をおびき出そうとするなど…
ぼるじょあ様のやることは道義に反しておる。全く無茶苦茶だ!」
鎧の騎士3は上司や政策について愚痴り始めた。
从゚∀从(そうか〜、魔王軍にもちゃんとした人がいるんだなぁ)
鎧の騎士3「…ぼるじょあ様の下で働くようになってから、魔王軍をなんとかやめる機会は
ないものかと長年思っていたのだよ。
アニマルゾンビを連れているところを見ると君はどうやら魔物使いらしいな。
私を仲間として連れて行ってみるのはどうだね」
从;゚∀从「えっ?!」
なんと鎧の騎士3は仲間になりたそうにこちらを見ている!
仲間にしますか?
A.仲間にする
B.仲間にしない
C.モララーたちの戦いの行く末を見てから決める
A!
Aに決まってるわい
417 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/27(金) 14:56:15 ID:u/rMgfOTO
('A`)A
いつのまにか頻繁に更新しろしろいってたアンチ消えたな
なんでこうちょびちょび更新すんだよカス
とっとと更新しろやボケが
>>418 そうやって話題出すから……もうね、アホかと
お前もある意味荒らしだわ
もっと真面目に更新しろやボケ
>>415 いつも乙てす。アニマルゾンビかわいいw
>>420 あんまりにも無視されててかわいそうだったからさ・・・以後自重する
本当に悪いと思ってんならしね
大変申し訳ないのですが、用事が出来てしまい火曜の更新が難しく
なってしまったので火曜の更新分を本日投下させていただきます。
来週の金曜まで更新が途絶えてしまいますがなにとぞお許しください。
急な予定変更で皆様にご迷惑をおかけして申し訳ございません。
仲間になりたいと言い出した鎧の騎士3に、ハインリッヒはうろたえた。
从;゚∀从(えっ、ええ〜?)
鎧の騎士3「どうか私を仲間にしてくれぬか。ぼるじょあ様のくびきを逃れたいのだ」
鎧の騎士はハインリッヒに向かって跪いている。
ハインリッヒの心中は穏やかでなかった。良いハインリッヒと悪いハインリッヒが争っていたのだ。
从善゚∀从『魔王軍の中にだっていい人はいるよ。折角僕たちの力になりたいと言って
くれてるんだから、ここは素直に仲間にしようよ!』
从∀゚悪从『おいおい、な〜に腑抜けた事言ってやがるんだ。こりゃあマッヘンシャフテン…
つまりっ…「罠」かもしれないぜぇ?こいつはきっと魔王軍のスパイに違いない』
从善゚∀从『全く。きみはどうしてそんなに疑り深いんだい?人の善良な心をもっと信じなきゃ』
从∀゚悪从『ふん!お前の頭の中がお花畑すぎるんだよ!
この世はありとあらゆる所に罠が張り巡らされているんだぜ』
良いハインリッヒと悪いハインリッヒは喧々囂々と言い争っている!
从;゚∀从(あわわ…一人じゃ決められないよ〜)
迷っているらしいことを察したのか、オロオロするハインリッヒにアニマルゾンビが近づいてきた。
アニマルゾンビ『アニキ。コイツ ハ ワルイ ヤツ ジャナイ。ニオイ ガ ソウ ツゲテル』
从;゚∀从「で、でも魔王軍の人でしょ?」
アニマルゾンビ『マオウグン ミンナ ガ ミンナ ワルイヤツ バカリ ジャナイゾ。
コイツ ノ コトバ ニ ウソ ハ ナイ。ヤセイ ノ カン デ ワカルンダ』
从゚∀从「そっか。アニマルゾンビがそう言うなら…」
ハインリッヒは跪いている鎧の騎士3の手をとった。
从゚∀从「わかった!きみを仲間にするよ!」
鎧の騎士3「おお、有難い!この命尽きるまできみを主人としてお仕え申し上げよう!」
鎧の騎士3が仲間になった!
対するモララーと鎧の騎士2は互いにじりじりと距離を縮めあっていたが、攻撃に移れずにいた。
(;・∀・)(くぅ…隙が見つけられないぞ。このままいくと根負けしちまいそうだ)
鎧の騎士2(いかん、集中力が切れる前に動かなければ!)
二人はほぼ同時に一歩踏み込むと、勢い良く駆け出した!
( ・∀・)「おおおぉぉおお!」
鎧の騎士2「だああぁあああ!」
ガキイイィィイン!
金属と金属が激しくぶつかり合う音がしばらくあたりに響き渡る!
(;・∀・)(俺の剣を全て防いでいるとは…こいつ、相当できるっ!)
鎧の騎士2(噂通り、いや、噂以上の剣の遣い手!今はなんとか攻撃を防げているが、
このままではいずれ体力がもたなくなる…)
(;・∀・)(長く時間をかければ俺がやられる…何か決定的な一撃を与えるしかないな)
鎧の騎士2(かくなるうえは、次の一手で決めるしかない!)
モララーと鎧の騎士2の視線が交錯する!そして次の瞬間…
(;・∀・)「ぐはっ!」
鎧の騎士2「…ぬぐぐっ」
モララーは鎧の騎士の肩装甲の隙間に研無刀を突き刺し、鎧の騎士はモララーの
みぞおちに拳を叩き込んでいた。そして苦悶の表情を浮かべるモララーの目の前で
鎧の騎士2はその場に力なく倒れこんでしまった!
鎧の騎士2「見事だ、モララー君…」
(;・∀・)「…騎士さんもなかなかのもんだったぜ!」
鎧の騎士2「モララー君ほどの剣士に、そう言って…もらえるとは…光栄…」
鎧の騎士2は言葉を続けることなく、そのまま動かなくなった。
モララーは動かなくなった鎧の騎士の肩口から研無刀を引き抜いた。
( ・∀・)「魔王軍だとか、そういうしがらみ抜きで会いたかったな」
鎧の騎士2を打ち倒したモララーはハインリッヒの援護に行くことにした。
( ・∀・)「ハインリッヒ!そっちはどうだ?」
从゚∀从「えーっと…仲間が増えました」
(;・∀・)「はぁ??」
从゚∀从「こちら鎧の騎士のグントラムさん。
魔王軍が嫌になったんで仲間になりたいって言ってきたんだ」
鎧の騎士「ぼるじょあ様にほとほと嫌気が差してこの度仲間になった。今後ともよろしく」
(;・∀・)「はぁ…そうですか。こちらこそよろしく…」
モララーは鎧の騎士3と何となく握手した。
从゚∀从「アニマルゾンビも『悪い人じゃない』って言ってたから心配ないよ」
アニマルゾンビ「ワン!」
鎧の騎士「騎士の名誉にかけて、害をなすようなことはせぬと誓おう」
( ・∀・)(なるほど…どうやら信用できる人のようだな)
( ・∀・)「…グントラムさん、タワー内の構造は知ってるのか?」
鎧の騎士「一応漫画シティの路地裏の片隅まで地形は全て把握している。
タワー内も警備兵に見つからぬよう通る事ができるルートを教えよう」
モララー達は鎧の騎士のグントラムさん(42)の先導に従いタワーの中に入り、
モナー達の後を追うことにした。
('A`)42才・・・・・・・・・
(騎^ω^士)どうも、グントラムです。多分すぐ殺されるような気もしますが私の活躍にご期待ください。
つまんねー更新してんじゃねーよボケ
432 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/01(日) 12:55:51 ID:AnaNBpRK0
更新乙!
更新乙です。いつも楽しませてもらってます!
42才ワロタwww
キモすぎて目が爆発した
一方、タワー内に駆け込んだモナー達はエレベーターで最上階にたどり着いた。
しかしそこには思わぬ罠が待ち受けていた!
(;´∀`)「こっ、これは!!」
なんとエレベーターを降りたところにはふかふかのソファが設置され、ご丁寧にも
本棚にぎっしりと漫画のコミックスが置いてあったのである。
ミ *゚Д゚彡「おーっ、スラムダンクが全巻揃ってるじゃねーか!」
フサは喜び勇んでスラムダンクの1巻を手に取ると、ソファにどっかと腰を下ろした。
(・ω・;)「はっ、あれはガラスの仮面の最新刊!!」
ッパはガラスの仮面の43巻を目ざとく見つけ、フサの隣に座ってページをめくり始めた。
モナーもつられて本棚に置いてある沢山のコミックスの背表紙に目を通した。
( ´∀`)「こっちにはドラゴンボール、ワンピース、ブリーチ、テニスの王子様。
あっちには沈黙の艦隊、蒼天航路、ジパング、チェーザレ…
そしてまたここには王家の紋章、エロイカより愛をこめて、有閑倶楽部、
しゃにむにGO、スキップ・ビート…」
一通りの本のタイトルを口に出してみたモナーの表情が次の瞬間凍りついた。
(;´∀`)「これは…みんな長編作品、あるいは長編になりそうな現行連載作品だらけモナ!
こんな読み始めたら止まらない作品ばかり置いてあるなんてあからさまに
怪しいモナ。モナたちを足止めさせようとする露骨な罠に違いないモナ!」
モナーはフサとッパのほうを向いて叫んだ。
(´∀`;)「これは罠モナ、漫画を読むのをすぐにやめてここから先に進むモナ」
だがモナーの注意を二人とも聞いていない!
ミ *゚Д゚彡「うおぉ〜!三っちゃ〜〜ん!」
(´∀`;)「フサ!スラムダンクを今すぐ閉じるモナ」
『ひぁあああ!!?』
Σ(´∀`;)「な、なんだモナっ!?」
奇声の主はソファのそばのテーブルに置いてある別冊花とゆめ最新号を読んだッパだった。
(;ω;)「そんなぁ、亜弓さんの目が…」
(´∀`;)(……え?亜弓さんの失明エピソードって確か随分前にやってなかったモナ?)
(´∀`;)「って違うモナ!ちょっとッパ君、その花とゆめから手を離すモナ」
(・ω・;)「えぇ、まだ読んでないのがあるのに〜」
(´∀`;)「漫画は後でも読めるけど、ぼるじょあは今しか倒す機会がないモナ!」
ッパの手から別冊花とゆめを引きはがそうとする苦戦するモナーだったが、
モタモタいるうちに前方の通路から鎧の騎士が現れた!
鎧の騎士「………………」
( ´∀`)そ「言わんこっちゃない!魔王軍の兵士が来ちゃったモナ!!」
モナーは剣を構えて攻撃態勢をとった。
しかし鎧の騎士は攻撃を仕掛ける様子を見せない。
( ´∀`)「あれ?なんで攻撃してこないモナ?」
( ・∀・)「モナー!大丈夫だよ、この人は味方だ」
( ´∀`)「モララー!」
从゚∀从「仲間になりたいって言って来たからスカウトしたんだ。名前はグントラムさん」
アニマルゾンビ「ワウ!」」
なんと鎧の騎士の後ろからモララー、ハインリッヒ、アニマルゾンビが現れた。
( ´∀`)「えぇ?でもこの鎧は魔王軍の…」
鎧の騎士「道義にもとる行いばかりのぼるじょあ様の下で働くのが嫌になったのだ。
出来る限りきみたちの力になりたいと考えている」
从゚∀从「すごく義理堅くていい人だよ!」
( ・∀・)「グントラムさんの道案内でここまで来たんだ。いやぁ、頼りになるよ」
( ´∀`)「そうだったモナ!グントラムさん、わざわざありがとうございますモナ」
鎧の騎士「いや、当然のことをしたまでだ。礼には及ばぬよ」
半信半疑だったモナーもハインリッヒとモララーの言う事を受け入れ、
鎧の騎士のことを信用したようだ。
从゚∀从「それにしてもさ、もう四天王ぼるじょあの部屋に行ってると思ってたのに
随分のんびりしてたんだねぇ」
(;´∀`)「それにはちょっと事情があって…」
(*・∀・)「おほっ!すっげ〜な、この漫画の山!」
例の本棚を目にしたモララーがはしゃぎ始めた。
从゚∀从「あ!クレイモアが全巻置いてある」
(;´∀`)「ハインリッヒ、読んじゃ駄目モナ!これはモナ達を足止めさせようとする罠モナ」
从゚∀从「でも1冊くらいなら…」
(#´∀`)「その1冊が命取りモナ!掃除のときに漫画をうっかり読み始めて苦い経験を
したことがないモナ?こんなところで足止めを食らって、捕らえられている
渡辺さんをますます危険にさらすことになったらどうするモナ!」
从;゚∀从「そうだ、姉ちゃんが!!」
モナーはスラムダンクのコミックスに埋もれているフサを掘り起こし、
ッパを別冊花とゆめから引き離して苛々した様子で叫んだ。
(#´∀`)「漫画を読むのはぼるじょあを倒してからモナ!」
ミ;-Д-彡;-ω-)「…はい」
フサとッパは反省した様子でモナーに向かって頭を下げた。
そして合流も済んだモナー一行は、鎧の騎士から聞いた話によると最上階の
一番奥にあるというぼるじょあの部屋を目指して行くことにしたのであった。
つまんねー
440 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/06(金) 03:56:12 ID:ofzF+fjKO
いつもながらお疲れ様ですw
お前がシネボケ
こち亀があるかと思ったらw
>>443 1巻から読む→絵柄違いすぎ+時事ネタが古すぎて即ヤメ
50巻あたりから読む→「神様と戦うとかさすが両さんwwwww」でハマリ
100巻あたりから読む→寿司屋イラネで即ヤメ
こんな感じか?
448 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/09(月) 05:43:13 ID:DuEz/zHeO
相変わらず書き手以外から
香ばしい匂いがするスレですね。
もっと香ばしくに厨二病っぽく行こうか
タワーの最上階はガラス張りになっていて漫画シティを一望できる。
少し離れた所には曇りガラスのドアが見え、外にベランダが続いているフロアがあった。
( ´∀`)「いや〜、絶景モナ!ねぇッパ君。あのあたり、モナ達が迷った小川
じゃないかモナ??」
(#・ω・)「乙部のりえめ、よくもマヤを…」
(;´∀`)「……………」
ッパはこっそり持ってきたガラスの仮面のコミックスに夢中になっている!
ミ ゚Д゚彡「あっちは俺様が迷いまくった森だな!うーん、あんなに広かったのか…」
( ´∀`)「よくあの鬱蒼とした森を抜けられたモナ!伊達にイヌをやってないモナね」
ミ*゚Д゚彡「へへっ、まーな!」
フサは得意げにシッポを振っている。
( ´∀`)「モララーはどんなコースで漫画シティまd」
( ;∀;)「うあああ!ガラテア様の目がぁああ!!」
从;∀;从「ぎょええええ!イースレイがあぁっ!!!」
(;´∀`)そ「モヌァ!!?一体どうしたモナ!」
モナーがくるりと後ろを振り向くと、クレイモアのコミックスを手に呆然と立ち尽くすモララーと
今月号のジャンプスクエアを読んで号泣するハインリッヒの姿が目に飛び込んできた。
(#´∀`)「………………」
从;∀;从「あの深淵のイースレイがこんなところで!あんなのにやられるなんてっ!
もっとあとのストーリーに関わって来ると思ったのにぃ〜」
( ;∀;)「おいモナー、これ見てくれ…俺のガラテア様の美貌が木っ端微塵ブロークンだよ!」
(#´∀`)「……二人とも。モナが漫画のストーリーの心配をせずに済むようにしてやるモナ」
从;∀゚从・∀;)「「え」」
モナーはジャンプスクエアとクレイモアのコミックスを黙って奪い取ると
曇りガラスのドアを開け、そのままベランダに出て2冊の本を豪快に外に
投げ捨ててしまった!
从|||゚∀从|||・∀・)「「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛〜〜〜!!!」」
(#´∀`)「 成 敗 ! 」
慌ててベランダに出て下の風景を見に行く二人を尻目に、モナーはッパに歩み寄り
今度はガラスの仮面のコミックスを奪い取った!
(;・ω・)「あっ」
(#´∀`)「このコミックスはぼるじょあとの決着をつけるまでモナが預かっておくモナ!」
ッパとモナーのやりとりを見てハインリッヒとモララーは口を尖らせた。
从゚∀从「僕達の本はベランダから投げ捨てておいて、ッパ君の本は預かるだけなの?」
( ・∀・)「なんか不公平だよな〜!」
(;´∀`)「そ、そんなことないモナ!ほら、グントラムさんがもうかなり先まで歩いて
いってるからモナ達も追いかけるモナ」
ミ ゚Д゚彡「早くしねーと見失っちまうぞ?」
从゚∀从・∀・)「ちぇっ」
そしてカートゥーンタワー最上階、最奥のぼるじょあの部屋に向かって歩いていく
鎧の騎士を追うモナー達だったが、彼はいきなり立ち止まった。
(;´∀`)「あれっ?どうしたモナ、あんな所で突然立ち止まって…」
モナー達は鎧の騎士に駆け寄った。
鎧の騎士「おお、モナーくん達。ちょっと腕を出してくれないかね」
( ・∀・)「腕?」
( ´∀`)「…? よくわからないけどわかったモナ」
モナー達は鎧の騎士に向かって腕を差し出した!
鎧の騎士は懐から何かを取り出し、モナー達の腕にパチンと装着した。
ミ;゚Д゚彡「なんだこりゃ!?」
从;゚∀从「ちょっ、これ手錠じゃん!!!」
鎧の騎士がモナー達の腕に着けたのは、淡い緑色の透明な素材に覆われた電子回路が
とても未来的でCOOLなメカニコゥ手錠だった。
(;・ω・)「あの、グントラムさん!これは一体…」
鎧の騎士は難しい顔をしてモナー達にぽつりと言った。
鎧の騎士「…申し訳ない」
こんなところでネタバレかよ
クレイモア単行本買ってる俺に謝れ
最後の投稿箇所に修正
×鎧の騎士は懐から何かを取り出し
○鎧の騎士は懐から何か機械らしきものを取り出し
>>453さま
失礼いたしました、今月号を読んであまりの展開に驚いて興奮冷めやらず、
つい小ネタに使ってしまいました。自分の軽率さで453さまのご気分を害するような
ことをしてしまい大変申し訳ございません。
お詫びになるかどうかわかりませんが、453さまの指名されるAクエの登場人物を
金曜の更新までに描き上げようと思っております。力の及ぶかぎりなんでも描こう
と考えておりますので、もしお嫌でなければ何かご指名をお願いできますでしょうか?
>>454 謝ったのでおk
指名は当然ッパのおpp…
じゃなくて鎧の騎士のグントラムさん(42)でお願いします
最近の職人はやる気があっていいねww
自分も何か描こうかな…。なにがいいだろう。
↓に任せた
(神^ω^神)うむ、この神を描くことを許そうぞ
神www
(;´∀`)∞「グントラムさん」
俯いていた鎧の騎士は、モナーの呼びかけに顔を上げた。
鎧の騎士「突然すまない。だが安心してくれ。その手錠はすぐに外れるように出来ている」
( ・∀・)∞「え?」
モララーは試しに腕をわきわき動かしてみた。
すると手錠はガチャリと音を立てて外れた!
( ・∀・)∽「おー、本当だ!」
(;´∀`)∞「えぇ??」
すぐに外れる手錠を前にして、モナーは目をパチクリさせている。
从゚∀从∞「グントラムさん、一体どういうこと?
僕達を捕まえて四天王に差し出すつもりなんじゃないの??」
鎧の騎士「うむ。きみの推測は大体正しい。それが偽装ということを除けばな」
(・ω・)∞「ぎそう??」
鎧の騎士が説明するところによれば、まず彼が四天王ぼるじょあの部屋に入って
『勇者達を捕らえた』と言ってモナー達をぼるじょあに差し出す…という芝居をする
ということらしい。
鎧の騎士「私はいったん『侵入者がまだ居るかもしれないので、その確認に行きたい』と
言ってぼるじょあ様の部屋から退出する。勿論これは方便だ。
私自ら他のぼるじょあ様を嫌う兵士たちに救援を募ろうと思っている。
きみ達は隙を見て手錠を外し、ぼるじょあに不意打ちをかける…という作戦だ」
ミ ゚Д゚彡∞「なるほどな。さっきの手錠の外しやすさから見ても信用できそうだ」
( ・∀・)∞「だな!」
モララーは手錠を嵌め直しつつ鎧の騎士の案に賛同した。
(;´∀`)∞「そういうことだったモナ…ふぅ、一瞬ものすごい焦ったモナ」
モナーは心底安堵して一息ついた。
鎧の騎士「では皆分かってくれたところで、ぼるじょあ様の部屋まで案内しよう」
鎧の騎士が先頭になり、モナー達は手錠をかけられた腕を胸の前に持ってきていかにも
捕まった侵入者ですというポーズをとってしおらしくついていく。
そして廊下のつきあたりのぼるじょあの部屋に繋がる扉に着くと、頑丈そうな扉は既に
壊された形跡がありベニヤ板で補強されていた。
鎧の騎士は訝しげな顔をしたが、すぐに落ち着いてベニヤ板をコンコンとノックした。
鎧の騎士「失礼致します、ぼるじょあ様。不審者を捕らえましたので報告にあがりました」
ベニヤ板で補強された扉の向こうから、思った以上に軽そうな口調の声が聞こえてきた。
『エェー、不審者かYO、ちゃっちゃと人数を教えろYO』
鎧の騎士「はっ、総勢4名と2匹です」
『その不審者とやらの顔を見てみたいからさっさと部屋に入れYO』
鎧の騎士「しかしベニヤ板が…」
『アルェー、そういやそうだったYO。適当に壊すからそこから入ってこればいいんじゃないかNA』
その言葉が終わるか終わらないかのうちに、凄まじい閃光がベニヤ板を貫き通した。
(;´∀`)∞(凄い魔力の波動モナ…)
僅かに後ずさるモナーに、ぼるじょあの呪文によって大穴を開けられたベニヤ板に
今しも入ろうとする鎧の騎士が手招きした。
( ・3・)「エェー、不審者ってのはお前達…って勇者一行じゃねーかYO」
モナー達の目の前にふかふかした紫色のベルベットの長椅子に偉そうに腰掛ける
ぼるじょあがいた。そしてそのすぐ横には、真紅のベルベットの椅子に縛り付けられ
身動きの取れない状態に置かれた渡辺さんがいる。
从;゚∀从∞「ね、姉ちゃん!!」
从 +□+从『ムグムグ〜…』
渡辺さんはハインリッヒの叫びにぴくりと肩を動かした。
ミ ゚Д゚彡∞「ひでえことしやがる…」
(;´∀`)∞「ぼるじょあ!この人はモナ達と関係ないモナ、すぐ解放しろモナ!」
( ・3・)「関係ないはずないYO、こいつはお前の家にいたんだからNA。
おそらく血縁者ってとこだと推測したZE」
ぼるじょあは冷たく言い放つと渡辺さんの足を蹴飛ばした。
(;・ω・)∞「無抵抗の人に乱暴するなんて!」
( ・3・)「アルェー?お前誰だYO?こっちが知らないうちに随分仲間が増えてるようだNE?」
ぼるじょあはぐるりと首を廻すと鎧の騎士に呼びかけた。
( ・3・)「エェー、お前はもう下がっていいYO。引き続き不審者狩りをするように」
鎧の騎士「はっ」
鎧の騎士は部屋から静かに出て行った。
(;´∀`)∞(グントラムさん、うまく協力者を探し出してくれモナ)
( ・3・)「さて、勇者モナー。お前に聞きたい事がある。何の目的があってここまで来たんDA?」
(;´∀`)∞「決まってるモナ!お前に攫われt」
从#゚∀从∞「姉ちゃんを救うためだ!このひょっとこ福笑いフェイスが!!」
( ・3・)「…そこのガキも見ない顔だNE?威勢のいい事だが相手は選んだほうがいいYO」
ぼるじょあはヒャダルコを唱えた!
从;+∀从∞「ひぃっ!寒痛いよぉ!!」
ミ ゚Д゚彡∞「おいおい、それが手錠のかかった囚人に対する態度か?」
( ・3・)「妙な毛玉に言われたかないNE」
ぼるじょあはヒャダインを唱えた!
ミ;+Д+彡∞「ぎゃっ!」
(;>ω<)∞「ひっ」
(;+∀+)∞「ぐぅっ!」
(;´∀`)∞「うぐっ」
( ・3・)「手錠がかかっていて丁度良かったYO。フラグを立てずに思ったより簡単に
勇者討伐命令を果たせそうだNE」
ぼるじょあは魔力を練ってモナー達に次の攻撃を容赦なく繰り出そうとしている!
その時…
A.鎧の騎士の救援がやってきた
B.アニマルゾンビがぼるじょあに飛び掛った
C.モナー達は手錠を外してぼるじょあに斬りかかった
('A`)Bだとアニマル死亡フラグぽいからCで
Cで
ここは素直にCで。
グントラムさんかっこいいなwww
468 :
453:2009/03/13(金) 23:45:29 ID:oT6uVkNF0
ライアン兜カッコイイwwwww
神可愛いすぎるwww
しかしまとめの更新が軒並み止まっているな
dat落ちしたら過去ログを見る術がないと過去の話見れなくなるから見逃せないね
(;´∀`)∞「みんな!すぐに手錠を!!」
ミ ゚Д゚彡∞「おし、わかった!」
从゚∀从∞「イエッサー!」
(・ω・)∞「把握しました!」
( ・∀・)∞「せーの、でいくぞ!」
モナー達は大きく息を吸い込んだ!
ミ ゚Д゚彡・∀・)・ω・)゚∀从´∀`)∞『せーのォっ!!』
モナー達は素早く手錠を外し、左手で魔力を練っているぼるじょあに向かって飛び掛った!
(;・3・)「何ぃ!?」
ミ ゚Д゚彡「この一撃を受けてみやがれ!」
フサはぼるじょあの喉笛をめがけドラゴンクロウで切り裂こうとした!
しかしぼるじょあは済んでのところで後ろに飛び退き、フサの攻撃はかすり傷にとどまった!
(;・3・)「ちぃっ!…手錠が不良品だったみたいだNE!」
ミ ゚Д゚彡「くそ、避けられたかっ」
(;・3・)「妙な毛玉の攻撃を喰らうほど落ちぶれてないYO!四天王なめんなYO」
そう言うとぼるじょあは右手をかざしフサを狙って真空波を放った!
ミ;゚Д゚彡「うおっ!魔法攻撃じゃねーのかよ!」
フサは避けようとしたが足がもつれて転んでしまった!
倒れたフサの体をかまいたちが切り裂く!
ミ~( ゚Д゚彡ハラリ
( ゚Д゚)~彡ヒラリ
(0゜゚Д゚)ツルン
なんとフサの毛が丸刈りにされてしまった!
(;゚Д゚)「GYAAAAAAAAAAAA!!!」
(・ω・;)「あぁっ!フサさんの見た目が新生物みたいに!」
(;・∀・);´∀`)「ブフゥッ!!」
(;TДT)「お、俺様のフサ毛が…アイデンティティがぁあ!」
( ・3・)「エェー、お前暑苦しいんだYO!涼しくしてやったんだからひざまずいて僕に感謝しろYO」
(#゚Д゚)「感謝だとぉお、寝ぼけたこと言ってんじゃねえぞゴルァ!!」
フサは怒り狂って爪を振りかざした!
しかしぼるじょあは腕一本でフサの爪を受け止めた!
腕からは血が流れ出したが、ぼるじょあは涼しい顔をしている。
( ・3・)「ダニだらけの毛を刈って何が悪いんDA?」
(#゚Д゚)「俺様の毛にダニなんていねえ!!」
フサは左の拳を固め、ぼるじょあの頬にパンチを叩き込んだ!
( ・3・)「効かないNE!」
ぼるじょあは右腕を勢い良く振り回して爪を突きたてているフサごと地面に叩き付けた。
(#)Д゚)「ぐえっ!!」
( ・3・)「さっき言ったことが聞こえてなかったのKA?もう一度言うZO、四天王なめんなYO!」
(#)Д゚)「畜生、強えヤツだな!ふざけてるのは顔と口調だけか」
フサはなんとか起き上がり拳を構えた。
ぼるじょあは左手に練り上げた氷の魔力をモナー達に向かって投げつけた!
( ・∀・)「皆よけろ!ヒャダインだ!」
(#)Д゚)从゚∀从「よっし!」
フサとハインリッヒは襲い掛かる吹雪の竜巻の軌道を読み取り素早く部屋の隅に移動した!
(・ω・;三;・ω・)「あわわっ、ど、どう動けばいいんだろ」
ッパはまごまごしている。
(;´∀`)「ッパ君!」
( ・∀・)「あのままじゃヒャダイン直撃コースだ…モナー、助けに行こう!」
(;´∀`)「でもどうやって助けるモナ」
( ・∀・)「そうだな…
A.モナーの王者の剣を使って風を起こして吹雪をなぎ払おう
B.俺がッパ君を安全な所に誘導する
C.モナーがッパ君の盾になれ
A
たまにはおちゃらけた選択肢選ぶか
Cで
Bで
Cで
Cだな
Cで
丸刈りフサに期待せざるを得ない
( ・∀・)「モナーがッパ君の盾になってこい!」
(;´∀`)「!?!!」
そう言うやいなや、モララーはモナーを突き飛ばした!
(;´∀`)「MONAAAAAAAAAAAAAA!!!」
Σ(・ω・;)「モナーさん!?」
突き飛ばされて勢い良くッパのところに転がっていったモナーにぼるじょあの放った
ヒャダインがクリーンヒットした。モナーはその場に倒れこんだ!
(#メ∀`)「モ゛ナ゛ァ゛…」
(・ω・;)「モナーさん、僕をかばってこんなことに!じっとしていて下さいね、すぐに治します」
ッパは色々な薬草をすりつぶしたペーストをモナーに食べさせた!
モナーのHPが全快した!
(・ω・)「モナーさん、ごめんなさい」
( ´∀`)「謝る事はないモナ。リーダーとして当然のことをしただけモナ。でも」
モナーはモララーのほうに向き直った。
(#´∀`)「モララー!無茶なことさせないでほしいモナ!」
( ・∀・)「MENGO☆」
そこにぼるじょあが間髪入れず呪文を唱えてきた!
( ・3・)「今度は避けられないZE!マヒャド!」
( ´∀`)「!」
モナーは素早く王者の剣を構えた!
( ´∀`)「王者の剣よ!モナに応えよ!」
モナーの周りに風が湧き起こり、あっという間に嵐となってぼるじょあの放った
マヒャドを相殺した!
(;・3・)「今のは…バギクロス!?
勇者がそんな上級呪文を習得しているなんてデータにはなかったZO?」
( ´∀`)「隙ありだモナ!!」
驚いて目を見開いているぼるじょあの一瞬の隙を突きモナーが斬り込んだ!
(;・3・)「ちっ!」
ぼるじょあは肩口を斬り裂かれてよろめいた。
そこに丸刈りフサがドラゴンクロウを構えて躍りかかる!
(#゚Д゚)「おりゃああ!さっきはよくもやってくれたなっ!」
(;・3・)「ぐぬぬぅっ!」
フサの必殺攻撃はぼるじょあの脇腹を抉った!
(;・3・)「ベホイミ!」
ぼるじょあのHPが回復した!
(#゚Д゚)「くそっ!せっかく攻撃が当たったのにっ」
( ・3・)「人数が多すぎて思ったより手こずりそうだNE…」
ぼるじょあは天井を見上げて叫んだ。
( ・3・)「レモナ、降りてきてこの邪魔なハゲ毛玉とひょろいガキどもの相手をしろ」
(;・∀・);´∀`)「「!!!」」
天井の一角がパカッと開き、中から派手めの少女が姿を現した!
( ^∀^)「ハイハ〜イ☆」
( ・3・)「そっちが終わったら僕のほうも手伝えYO」
( ^∀^)「わかりましたぁ☆」
(;・∀・)「れ、れもな…」
(;´∀`)「…………!!」
絶句するモララーとモナーの横をスッと通り過ぎると、レモナはハゲフサ、ッパ、
ハインリッヒ+アニマルゾンビと対峙した。
( ゚Д゚)「お前が相手か。女といって手加減はしねーぞ!」
( ^∀^)「アハハッ!ハゲネコちゃん、ヨユー言ってられんのも今のうちよ?」
(#゚Д゚)「俺様はイヌだぁあああ!」
(・ω・)「あれ、武器は持ってないみたいですね?」
( ^∀^)「えぇ〜?アタシ、そんなの持ってなくても充分強いカラ☆」
从゚∀从「そうは見えないけどね〜」
( ^∀^)「ま、戦ってからのお楽しみってことで♪」
レモナは三人に向かってにっこり微笑んだ。
レモナきたあああああ
>>470 (夏^ω^夏)とかやってた頃の奴と同じ中身とは思えんなww
あの頃はまさに悪意のカタマリだったのにww人は変われるのか・・・
(春 ^ω^春^ω^ 春)
ハルチューがやってきたようです。
一方その頃、仲間を探しに行っていた鎧の騎士はカートゥーンタワー地下一階にある
兵舎に足を運んでいた。中では休憩中と思しき兵士たちが寛いでいる!
そして真っ赤な鎧を身に纏った筋骨隆々の若い兵士が鎧の騎士に気がつき敬礼した。
キラーアーマー「あっ、グントラム先輩!おはようございます!」
鎧の騎士「おう、アーダルベルトか」
キラーアーマー「どうしたんすか、浮かない顔して?」
鎧の騎士「あぁ、実はな…」
鎧の騎士は四天王ぼるじょあに対する反感を口にした。
キラーアーマーは神妙な面持ちで鎧の騎士の話にうなずいている。
キラーアーマー「…実は俺も、ぼるじょあ様の政策は変だと思ってました」
鎧の騎士「なに、お前もそう思ってたのか?」
キラーアーマー「はい!いくらなんでも市民に対しての仕打ちは酷すぎます!
外で出歩いたら盗作罪なんて理不尽もいいところじゃないすか?
捕まえる立場の俺たちも正直気が重いっす」
語気を強めて怒りをぶちまけるキラーアーマーの声を耳にした他の兵士たちが
わらわらと集まってきた。
影の騎士「おいおい、アーダルベルト!でかい声で何騒いでんだ?」
キラーアーマー「ぼるじょあ様のことっすよ!市民の扱いがあんまりだって」
骸骨剣士「あー、一歩外に出たらパクリ罪っていう例の決まりか」
キラーアーマー「ね、エルンスト先輩!酷くないっすか?」
影の騎士「まぁな。オレもちょっとあの決まりは訳わかんねぇ」
骸骨剣士「その決まりも酷いが、俺たちの給料も酷いもんだぜ」
影の騎士「時給に換算すると500円だもんな。食事はいいもん食えるけど、
今どきこの給料はねーよw」
キラーアーマー「500円とか、そこらのバイトの方がよっぽど儲かるっすよね!」
兵士たちはめいめいぼるじょあに対する不満をこぼし始めた。
キラーアーマー「だいたいぼるじょあ様って見栄っ張りすぎるっす」
骸骨剣士「タワー占拠して一番にやったことが椅子の調達だもんな!」
キラーアーマー「『エェー、僕が座るに相応しい最高級ベルベットで座り心地抜群の
椅子を2日以内に調達してこいYO!』って!2日とか無理ww」
影の騎士「オレらが注文どおりの椅子を手に入れるためにどんなに必死こいたか!」
骸骨剣士「あと人質に連れてきた姉ちゃんの扱いもあんまりだったな。
1日1食、乾パンと水だぜ?あれじゃその内死んじまうよ」
キラーアーマー「世話当番のときに俺たちの食事をこっそり持ってってますけど、
当番が回ってくるのも週イチですからね。あの姉ちゃん、どんどん
痩せていってて…なんとか助けたいっすね〜。」
兵士たちの話を黙って聞いていた鎧の騎士は顔を上げて口を開いた。
鎧の騎士「…それなら助けようじゃないか!」
影の騎士「えっ?」
鎧の騎士「人質になっている娘さんを助けよう」
キラーアーマー「え〜、でもどうやって助けるんすか?
ぼるじょあ様の監視下で手出しできないっすよ」
鎧の騎士「じつは今、ぼるじょあ様の部屋に勇者たちがやってきている」
骸骨剣士「勇者が!?」
勇者モナーがタワー内にいることを告げられた兵士たちの顔が強張った。
鎧の騎士「ああ。そして私は勇者に協力して戦うことにした」
兵士たち「ええっ!!?」
兵士たちは鎧の騎士の思わぬ言葉に口をぽかんとしている!
鎧の騎士「ぼるじょあ様のやっていることはおかしい。君たちもそう思ってるはずだ」
影の騎士「そ、それは確かにそうですが」
鎧の騎士「このまま時給500円で飼い殺しにされたいか?」
骸骨剣士「すごく…嫌です」
鎧の騎士「そしてあの人質の娘さんを見殺しにできるか」
キラーアーマー「できるわけないっすよ!」
キラーアーマーが拳を固めて立ち上がった。
キラーアーマー「ぼるじょあ様のやってることはおかしいっす。
これ以上無実の人を牢屋送りにしたくないし、人質の姉ちゃんを
助けたいっす!俺、グントラム先輩についてきます!」
骸骨剣士「俺も安月給でこき使われるのは嫌です!」
影の騎士「オレもグントラム先輩についていきます!」
死霊の騎士「先輩、ボクも仲間に混ぜてください!」
地獄の鎧「俺も俺も!!我儘なぼるじょあ様について働くのはもうこりごりです!」
見る見るうちに鎧の騎士に賛同する仲間が集まり、いつの間にか一個隊が出来ていた。
鎧の騎士「みんな、協力してくれるのか!」
全員「もちろんっす!!」
鎧の騎士「ありがたい!ではぼるじょあ様の部屋に向かって勇者たちの手助けに行こう!」
全員「おー!!!」
鎧の騎士率いるぼるじょあ叛乱軍はタワー最上階に向かっていった!
2レス目に修正箇所があります。
×兵士たちは鎧の騎士の思わぬ言葉に口をぽかんとしている!
○兵士たちは鎧の騎士の思わぬ言葉にぽかんとしている!
从ヽ'〜`从 あれれー景色が歪んで見えるよぉ
乙です。
鎧軍団wwみんな顔濃そうだなww
鎧軍団の活躍に期待
まとめ人 生存確認
漫画サイト 更新確認
(神^ω^神) 死亡確認
( ^∀^)「さ、ハゲネコちゃん。どう遊んでほしい?ネコジャラシ?それともボール?」
( ゚Д゚)「どっちもお断りだ!」
ハゲフサは先手必勝とばかりにレモナに躍りかかった!
( ゚Д゚)「感電しろ!かみなり!!」
レモナの頭上に黒い雲がモリモリ集まってきた!
( ^∀^)「!」
レモナがはっとした様子で上を向いた瞬間、ひと筋の閃光が彼女に直撃した!
雷の直撃を受けたレモナはその場に倒れた!
从゚∀从「フサ、よくやった!もどれ!」
( ゚Д゚)「俺様はお前にモンスターボールで捕まえられた覚えは無い!」
ハゲフサはいうことをきかない!
ハゲフサは倒れているレモナに近づいた。
(##^∀^)「……………」
( ゚Д゚)「しかし随分簡単にやられてくれたな」
从゚∀从「強いと言ってたのは、口先だけだったみたいだね」
そう言ったハインリッヒはしゃがみこんでレモナの顔をのぞきこんだ。
从゚∀从「…なんか誰かに似てない?」
( ゚Д゚)「は?誰にだよ」
从゚∀从「いや、よく知ってる誰かに似てるような気がするんだけど…」
(##^∀^)「だぁ〜れに似てると思う〜?」
从;゚∀从「ヒッ!!」
倒れていたレモナがハインリッヒの脚をがっしと掴んだ!
(;゚Д゚)「かみなりが直撃してまひしてないだと!?」
(#^∀^)「ふふっ」
レモナは不気味な笑いを口もとに浮かべた。
(・ω・)「あっ!傷が…」
落雷で受けたはずのレモナの傷がみるみるうちに塞がっていく!
(・ω・;)「じ、自己再生できるんですか?」
(#^∀^)「ある程度はね♪それにこの程度の電撃なんてぜ〜んぜん効かないわよ、ネコちゃん」
(;゚Д゚)「なにっ!?」
( ^∀^)「お返ししてあげるわ、ライデイ〜ン☆」
レモナはライデインを唱えた!
从;゚∀从「うわわわ!!」
(;゚Д゚)「ぐあっ!」
(;+ω+)「ひーっ!」
ピシャシャシャ〜ン!!
電撃が3人に向かって直撃した!
(##つД゚)「くそっ…ライデインだと!?本当の勇者しか使えねえ呪文をどうしてこいつが!」
( ^∀^)「ふふ、知りたい?教えてあげよっか?」
从#゚∀#从「まさかモナーじゃなくてこの人が本当の勇者なの?」
(・ω(#)「そんな訳ないでしょ!」
ッパはハインリッヒの頭をこづいた。
( ^∀^)「キャハハッ!面白いこと言うのね、ボーヤ♪当たらずとも遠からずってところよ」
(##Д゚)「ゴルァ!!お前は一体何者なんだ!」
( ^∀^)「アタシぃ〜?アタシはねぇ…」
レモナは胸元の真紅のロザリオをちらつかせた。
从#゚∀#从「ウホッ、いいおっぱい!」
(・ω(#)「ハインリッヒさん!破廉恥です!!」
ッパはハインリッヒの頭をどついた。
从#∀#从「ぐべっ」
ハインリッヒは気絶してしまった!
レモナはロザリオを握り締め、ハゲフサたちを見据えている。
( ^∀^)「うふvアタシ、モナーの妹なの♪」
(##Д゚)そ「!!!」
Σ(゚ω(#)「!?!!」
500 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/27(金) 09:49:13 ID:FBXzjfdqO
まあ知ってたけどな
乙です。
うーん、割と進展しそうな予感
乙です!
ハゲフサとッパは信じられないといった顔でレモナを見た。
(##Д゚)「…お前がモナーの妹だと!?」
( ^∀^)「あらぁ、信じられない?」
(##Д゚)(言われてみれば口もとだとか似てるような…)
( ^∀^)「隙あり!デインっ!」
レモナは突然呪文を唱えた!
小さな電撃がハゲフサに向かって降り注ぐ!
ハゲフサは素早く横に飛びのいた!
(##Д゚)「うおっ!危ねえっ」
( ^∀^)「これでもまだ信じられない?デイ…」
(・ω(#)「させませんよっ!えぇいっ!!」
呪文を唱えようとしたレモナにッパが理力の杖で殴りかかった!
( #)∀^)「ぎゅぶっ!!
(・ω(#)「貴女がモナーさんの妹なら、何故魔王軍なんかで働くんです!?」
( #)∀^)「!」
レモナの表情が一瞬強張った!
(・ω(#)「モナーさんは正義感が強くて情に厚い人格者です。
魔王軍で人を苦しめる貴女がモナーさんの妹であるはずはありません!」
(#^∀^)「へぇ、言ってくれるじゃない!」
(##Д゚)「呪文か!?」
レモナは大きく息を吸い込んだ!
( ^∀^)「〜〜♪♪〜vwwヘ√ヘヘ♪VVヘ√v♪V♪Wヘ√ヘ√ヘ√♪♪ヘ√♪♪」
((;#Д゚);#)ω゚)「「うぅっ!!」」
目玉を引っこ抜かれるような激しい頭痛がハゲフサとッパを襲った。
(((゚ω(#;))「ああああ゛ぁ゛っ!!」
((;#Д゚)))「ぐおぁあああ!!」
( ^∀^)「キャハハハ!!永遠に寝ちゃいなさぁい!」
膝をついて苦しむハゲフサとッパに、レモナはなおも歌を畳み掛けてくる!
( ^∀^)「ヘ√ヘヘ♪VVヘ√♪♪〜vwwヘ♪VVヘ√vVヘ√♪」
(゚ω(|||)「ひぎぃっ…あ゛…あぁ゛…」
ッパは床に倒れこみ、口から泡をふいている。
(;#Д゚)「ぐぅっ…駄目だ…このままじゃ……こいつの歌にやられちまうっ…」
ハゲフサは震える手で
A.ドラゴンクロウを持ち直し、その刃を自分のももに突き刺した。
B.倒れたッパの服の裾を掴んで揺り起こそうとした。
C.最後の力を振り絞って『スレ違い』を発動させた。
B!
これはパンチラフラグに違いない
スレ違いが気になる
C
パンチラB!
俺もCで
Cでお願いします。
ハゲフサ死亡フラグじゃないよな…
むしろレモナウザイ氏ね
(##Д゚)「おらぁぁっ!!スレ違い来いやあ!」
(;^∀^)そ「vwwヘ♪…!?」
ハゲフサが叫んだ瞬間、まばゆい光が辺りを包み込んだ!!
*゚+。ミ ゚Д゚彡+。* ボゥファアアッ!!
なんとハゲフサの体に一瞬にしてフサフサした毛が生えてきた!
しかもそのフサ毛は普段の茶色がかったものではなく、金色に輝いていた!
さらにフサの瞳孔はエメラルド・グリーンに煌いている!
ミ ゚Д゚彡+「なんだ、この全身から湧き上がってくる力は…」
(;^∀⊂)「一体どうしたっていうのよ…確かにアタシの歌が効いていたはずなのに!」
ミ ゚Д゚彡+「はぁぁあああああっ!!」
フサが気合をこめて叫ぶと、凄まじいエネルギー波が周囲を襲った!
(;^∀^))))「きゃあーっ!!」
レモナはフサのエネルギー波にふっとばされ、壁に叩きつけられた。
ミ ゚Д゚彡+「まだまだぁ!」
金色のオーラに包まれたフサはつむじ風のような速さでレモナとの間合いを縮めて拳を叩き込んだ!
ミ ゚Д゚彡+「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!」
(##)∀(#)「びぇぇえええ!」
更にフサはふらついたレモナの顎めがけて飛び膝蹴りを放った!
(##)∀(#),;:゚「ぐべらっ!」
ミ ゚Д゚彡+「とどめだ!」
フサは素早くレモナの頭に鉄拳をお見舞いしようとした。
しかしその時紅色をした強い光がレモナを包み込み、フサの目をくらませた!
ミつД゚彡+「うおっ、眩しいじゃねーかゴルァ!」
光の発信源はボコボコにされて気を失ったレモナの首に下げたロザリオからだった。
ロザリオと一緒にふわふわと宙を浮くレモナから見る見るうちに傷が消えていく。
(#)∀-)「…………………」
ミ;゚Д゚彡+「げっ、せっかく攻撃したのに台無しになっちまう」
フサは拳を構えてレモナに近づこうとした。
ミ;゚Д゚彡+「あ、あれ?なんだ?あとちょっとであいつに攻撃できる距離なのに
ちっとも近づけねえぞ!どうなってんだよ!」
彼女の周りに目に見えない壁があるかのように、フサの歩みはレモナまであと一歩と
いうところで止められてしまった。
( -∀-)「Zzz…」
レモナは紅色の光に包まれてすやすやと眠っているように見える…
ミ;゚Д゚彡+「畜生、ここまで追い詰めておいて何もできねえなんて」
フサは眠るレモナを前に、呆然と立ち尽くしていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( つ∀-)「…………zz…うぅん…」
レモナは眠たげに目をこすり、体を起き上がらせた。
(;^∀^)「…はっ!ここはどこ!?」
なんとレモナの周りは一面薄紅色のふわふわした雲に囲まれていた。
(;^∀^)「えぇっ、なになに?なんなのよこれ!ネコちゃんとちっちゃい子はどこに行ったのぉ?」
ピンク色の空間でキョロキョロするレモナに人影が近づいてきた。
その人影は…
A.ゝ’ワ'ノ
B.( ´≡`)
C.(王´∀`)
Aで
大きな展開になりそうだ
Cで
フサギコ超サイヤ人化か!
何はともあれ毛が戻って一安心だなwww
選択肢はAで
517 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/02(木) 20:33:28 ID:r9tBje/eO
A
D.(神^ω^神)
(神^ω^神)これ一択でしょ女子校
…女子校?
JKっていみだろたぶん。
C!!
C
ゝ’ワ'ノ「ここはあなたの精神世界よ」
Σ(^∀^;)「誰!?」
突然背後に現れた少女に、レモナは肩をびくつかせた。
ゝ’ワ'ノ「…私は『れもな』」
(^∀^ )「アタシも『レモナ』よ!なぁに、ひょっとしてパクってんのぉ?」
ゝ’ワ'ノ「パクリとは失礼ね。私は『れもな』、あなたは『レモナ』でしょ」
(^∀^ )「それもそうね…で、あんたは何者なの」
ゝ::::ワ:::ノ「……………」
れもなは俯いてしばらく押し黙った。
(^∀^ )「ちょっと!何か言いなさいよ」
レモナはれもなの肩を掴んで揺さぶった。
ゝ’ワ'ノ「あなたは私が誰なのか知ってるはず…H-L-Pという言葉に聞き覚えはあるでしょ」
(^∀^ )「!」
レモナは険しい表情で目の前のれもなを見つめた。
(^∀^ )「…ハー・エル・ペー、『Heldin-Lemona-Projekt』だっけ。
いよぅ様とぼるじょあ様がしょっちゅう眺めてた書類のタイトルねっ」
ゝ’ワ'ノ「じゃあ私のこともわかるでしょ」
(^∀^ )「あんたは…アタシの基になった細胞の持ち主」
ゝ’ワ'ノ「そう。あなたはクローン、私は本体」
(^∀^ )「でもあんた、もう死んでるはずじゃないの?」
ゝ’ワ'ノ「ううん、私はずっと生きてたわ…あなたの血肉、細胞の記憶となって」
(^∀^ )「…?」
何を言っているのか分からないと小首を傾げるレモナの額に
れもなは人差し指を押し当てた。
きたああああああ
ゝ’ワ'ノσ「例えばその首を傾げる仕種も」
((^∀^;)「はぁ?」
ゝ’ワ'ノ「そうやって困ったときに顎を引いたりするのも、私が生前癖にしていた仕種なの」
(^∀^;)「つまり、本体の細かい仕種とか動作が、知らず知らずのうちにクローンにも
あらかじめ刷り込まれてるっていうこと?」
ゝ’ワ'ノ「そう。それこそ細胞レベルでね」
(^∀^ )「ふ〜ん」
れもなの話にレモナは眉間にしわを寄せながらうなずいた。
ゝ’ワ'ノ「私があなたの精神世界にこうやって踏み込めるのも、細胞や精神の奥底で
クローンが本体の記憶を持っているからなの」
(^∀^ )「ちょっと待って。肝心なことを聞き忘れるとこだったわ!
なんでアタシの精神にいきなりあんたが踏み込んでくるのよ!イミフだし!」
ゝ’ワ'ノ「あなたを、止めるためよ」
(^∀^ )「へっ!?」
突然れもなはレモナの頭を鷲掴みにした!そして
A.恐ろしい形相でレモナを睨んだ。
B.レモナの頭に一発チョップした。
C.レモナの頬を一発はたいた。
Bで
様子見のBで
528 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/08(水) 13:50:38 ID:CNwqitsD0
bで
チョップなのかw
(神^ω^神)あのさ、神前からずっと思ってたんだけど
「モナーのピンチ!その時駆けつけたのは… A.(^ω^)B.吉田さんC.(神^ω^神)」
みたいな後々のストーリーに影響する選択肢ならまだしも、
「モナーの攻撃!A.剣で切りつけるB.呪文で焼き払うC.神を召喚する」
みたいな選択肢ってぶっちゃけ意味無くない?
(神^ω^神)選択肢を用意して読者にも参加する機会を与えようという保守職人のサービス精神は分かるんだけどもね
C.神を召喚する
ドサマギで何書いてんだよアホwwww
532 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/09(木) 20:47:18 ID:FfZ6VIzu0
確かにそうだな
神にしてはまともな事を・・・
本文の見直し・修正で投下が深夜にずれこみそうです。来週の更新も水曜あたりに
なるかもしれないです、お待たせしてしまって申し訳ありません。
ストーリーに影響しない選択肢は意味が無いんじゃないかとのアドバイス、非常に
参考になりました。これからなるべく減らしていくように心がけていきます。
マイペースによろしく。
神って可愛い奴だな
ズビシッ!!
おもむろにれもなはレモナの頭にチョップをお見舞いした。
その表情は怒りに燃えている。
(^∀^;)「いったぁああい!何すんのよ!」
ゝ#’ワ'ノ「あなたは自分がどんなに間違った道に足を踏み入れてるのかわかってんの!」
(^∀^;)「あ、アタシはいよぅ様とぼるじょあ様の指示に従ってるだけだもん!
あんたにどうこう言われる筋合いは」
ゝ#’ワ'ノ「あるわよ!あんな薄汚い奴らに従うなんて私の中に流れる血が許さないわ。
だいたいあいつはあなたの存在を否定したじゃないの」
Σ(^∀^;)「っ…!」
/ ノ#・3・)ノ『そもそもお前は存在自体が不自然じゃねーかYO!』
レモナはぼるじょあが怒鳴りつけた言葉を思い出し、さっと表情を曇らせた。
ゝ#’ワ'ノ「存在自体が不自然!人を勝手にこんなふうに造り替えておいて、
あんなことを平然と言えるなんて」
(^∀^ )「それはっ…確かにそうだけど」
ゝ#’ワ'ノ「あいつらは汚い手でモララーさんを利用するだけして、最後には殺そうとしたわ」
(^∀^;)「!」
ゝ#’ワ'ノ「私を殺して、モララーさんを利用して、そんな奴らにどうして黙って従ってるの?
利用価値がなくなれば最後に始末されるとわかってて、なぜ魔王軍にいられるの?
あなたは造り替えられたときに、悪を許さない正義の遺伝子さえ落っことしてきたの?」
れもなはレモナにずかずかと詰め寄ってきた。
(^∀^;)「わたしは…」
レモナの胸のロザリオが淡く輝く。
(^∀^;)「そんな…わたし、そんなことわからないもんっ!」
レモナは頭を抱えてその場にうずくまってしまった。
ゝ::::::::::::ノ「わからないの…?」
うずくまるレモナの前で、悲しげな表情を見せたれもなの姿が霧のようにぼやけていった。
無理のない範囲でがんばれ〜
(^∀^;)「れもな!?」
か細いささやきを残して、空気中に淡く滲み溶けていったれもなを目の当たりにした
レモナは顔を上げて驚きに目を見開いた。
⊂(^∀^;)「き、消えちゃった…の??」
焦ってれもなのいた場所に手を伸ばしたレモナだったが、その指は空を掴むだけだった。
(^∀^;)「だって、わたし…私…わからなかったんだもん」
れもなが唐突に捲し立てた言葉を思い出しても、レモナには何のことやらさっぱり分からない。
『正義の遺伝子』だのと言われたが、エリートとして生まれ育ち完全な教育を施されたレモナに
彼女の言葉が何を意味するのかなどわかるはずもなかった。
(^∀^ )「もららーサンって誰なのよ…」
(^∀^ )「もらラーさん…モらラーさん……?」
しかしその名前を口に出してみると、なにやらとても懐かしいような甘やかな響きを感じる。
(^∀^ )(前にそんな名前を聞いたような気がする)
(=::::::)ノ『■△◎ー、死にたくなかったらコッチ来な』
(^∀^ )(…船の上だったっけ?あの時はいよぅ様のとこで働いてたんだっけ?
なんだか頭に靄がかかってるみたいで思い出せないや…)
力なくへたりこむレモナであったが、背後に人の気配を感じてさっと後ろを振り向いた。
( ^∀^)「れもな!?」
(´∀`王)『やぁ、少女。残念ながらモナはれもなという名前ではないモナ』
( ^∀^)「あっ…」
レモナは目の前に立っている侵しがたい気品と威厳を持った青年の顔を見て絶句した。
(´∀`王)『どうしたモナ、そんなに固まって』
( ^∀^)「いえ、なんだかすごく懐かしいような、見覚えがあるような気がして」
(´∀`王)『ふむ?』
( ^∀^)「どうしてなのかは思い出せないんですけど、とにかく懐かしい感じがするんです」
なぜかレモナは目の前の青年にたどたどしい敬語を使って話しかけていた。
なんとなくそうしなければならないと思ったからだ。
( ^∀^)「あなたは一体どなたなんですか?」
(´∀`王)『モナは君の血の記憶から出てきた存在だモナ』
( ^∀^)(また、血の記憶?れもなと同じような感じなの?)
(´∀`王)『お前モナアニマル種・オマエモナー1世だモナ。呼びにくければモナ王でもいいモナ」
( ^∀^)「はぁ…」
首を傾げるレモナに、モナ王は握手をしようと右手を差し出した。
レモナ仲間になったりして?
いや、死ぬね
仲間フラグか
絶対死ぬ
⊂(´∀`王)『こうして会ったのも何かの縁モナ。よろしくモナ』
( ^∀^)つ「こ、こちらこそよろしく。アタ、私はレモナといいます」
レモナは戸惑いながらもモナ王と握手した。
(´∀`王)『君は前にモナが会った勇敢な青年に少しだけ似てるモナね。親戚モナ?』
( ^∀^)「勇敢な青年?」
(´∀`王)『名前は…そうそう、確かモナーといったモナ』
( ^∀^)「…モナー!」
モナーの名を聞いたレモナの顔がいきなり険しくなった!
(´∀`王)『ん?やっぱり知り合いだったモ…』
∩( ^∀^)「いいえ!勇者モナーはアタ…私の敵です!」
レモナはさっと右手を斜め上に掲げ、目を吊り上げてきっぱりと言い切った。
(´∀`王)『えっ』
∩( ^∀^)「モナーは魔王FOX★様に仇なす不届き者です。
私は四天王ぼるじょあ様と一緒に勇者討伐任務を任されました!
非常に喜ばしく、かつ輝かしい任務です!」
捲し立てるレモナの口調はまるで精確にプログラミングされたロボットのような
無機質さを帯びていた。
∩( ^∀^)「勇者モナーを倒すため、わたしは持てる力すべてを注ぎ込んで任務に当たります!
必ずやモナーの首を魔王FOX★様に…」
(´∀`;王)『ちょっ、ちょっとレモナさん!落ち着いてモナ』
( ^∀^)「はい?」
モナーへの敵意を取り憑かれたようによどみなく話し続けるレモナの異変を見てとった
モナ王は、あわてて彼女の話をさえぎった。
(´∀`王)『レモナさん。それは君の本心モナ?』
( ^∀^)「??…当然でしょ」
(´∀`;王)『むぅ、おかしいモナね』
モナ王は片手で顔を覆いながらなにか考え事をし始めた。
(´∀`;王)『血が……子孫の………レモナさんが…』
( ^∀^)「さっきから一体どうなさったんです?独り言ばっかりですよぉ」
(´∀`;王)『いや、レモナさんから確かにモナーと同じ血の存在を感じたモナ。
だからモナはレモナさんがモナーの身内なんだと思ったんだけども…』
( ^∀^)「えぇと、YesでありNoであるとお答えしましょう」
(´∀`王)『どういうことモナ??』
( ^∀^)「わたし、モナーの妹の『れもな』の遺伝子を基に作られたクローンなんです」
レモナは自分の出生や育ちを簡単に話した。
(´∀`王)『なるほど、そうだったモナ』
( ^∀^)「私は魔王FOX★様の御意向に従い、勇者モナーを討ち取るつもりです」
(´∀`王)『待つモナ。モナーはあなたの兄にあたる大切な人なんじゃないモナ?』
( ^∀^)「レモナにとってはそうだったかもしれません。でも私には関係のないこと」
そう言ったレモナの目には一点の曇りもない。
(´∀`王)『れもなさんの記憶で、君はためらいを持たないモナ?」
( ^∀^)「はい?」
(´∀`王)『れもなさんのクローンということは、彼女の記憶も遺伝子とともに
受け継いでいるはずモナ。兄を殺そうとすることになんの罪悪感も
ためらいもないモナ?』
( ^∀^)「…れもな の きお く…」
黙りこくってうつむき、レモナは何かを思い出そうとしているようだった。
(´∀`王)『モナ?』
(|||^∀^)「うぅ゛っ!あ゛ああ゛っ…あ、あ゛たま゛がいたいぃぃ…」
レモナは突然頭を押さえてうずくまり苦しみだした!
乙です。
>>544のレモナの台詞
「レモナにとってはそうだったかもしれません。」
じゃなくて
「れもなにとってはそうだったかもしれません。」
じゃね?
宮城だと蒼天やってないんだよな……
>>545さま
ごめんなさい、推敲したつもりが間違いに気づきませんでした。
「レモナにとっては〜」→「れもなにとっては〜」に修正をよろしくお願いします。
結構大切なところなのに間違えるなんてお恥ずかしいかぎりです…今後気をつけます。
見直してみたらレモナの一人称が『私』と『わたし』が混ざってえらいことにw
レモナの一人称は普段は『アタシ』畏まったときは『私』で修正をお願いします。
80年代のロボットアニメみたいな展開だな
(´∀`王;)『レモナさんっ!』
モナ王は慌てて苦しんでいるレモナに駆け寄った。
(|||^∀^)「ひぎぃっ…う゛ぅぅ゛…」
レモナの顔はすっかり青ざめている!
(´∀`王)『一体どうしたモナ!?』
(|||^∀^)「おもい だ そう と した ら、
あたま が われ そうな ほど いた んで…」
肩を震わせながら頭を押さえるレモナをモナ王は紳士的に支えてやった。
(|||^∀^)「はぁ、はぁ……あ、ありが とう ございま す」
(´∀`王)『そのせいで何も思いだせないモナね。ちょっと待つモナ、原因を探ってみるから』
そう言ってモナ王は懐から望遠鏡のようなものを取り出した!
レモナは不思議そうな顔をしてモナ王の望遠鏡を見ている。
(|||^∀^)「??」
(´∀`王)『これはとある世界最高の完璧な技術を持った科学者の手になる、
病気や異常ならなんでも原因を見極めることのできる「パーフェクツ・スコープ」モナ』
(|||^∀^)「…はぁ、そうですか…」
(´∀`王)『今からこのスコープでレモナさんが記憶を思いだせない原因を探るモナ』
モナ王はスコープをレモナに向けた!
(´∀`王;)『むっ…!?こ、これは!』
(|||^∀^)そ「!!?」
(´∀`王;)『ふむむ…こんなことになってるとは…』
(|||^∀^)「あ、あの…」
険しい顔をするモナ王にレモナは恐る恐る尋ねてみた。
(|||^∀^)「なにか大変なことでも?」
(´∀`王;)『モナ。…君の記憶にはロックが掛かっているモナ』
(|||^∀^)「えっ!!」
(´∀`王;)『思い出そうとすると記憶がぼやけるか、体の不調を招くようにできているようモナ。
たぶんレモナさんがれもなさんの記憶を持つことを良しとしない誰かがいて、
その人が君の記憶をロックしたんだろうモナ』
(|||^∀^)「そんな…」
自分の記憶がロックされていると知ったレモナはふらふらとその場に倒れこんだ。
(´∀`王;)『あぁっ、レモナさん!大丈夫モナ!?』
(|||^∀^)「記憶がロックされてる…?嘘よ、そんなの嘘よぉお!」
(´∀`王)『残念ながら本当モナ…何か心当たりは?』
(|||^∀^)「アタシは魔王軍の選ばれたスーパーエリートなのよ!魔王FOX★様に永遠の
忠誠を誓ったアタシが、どうして記憶を封じられる必要なんてあるのっ…」
( ・3・)『…再洗脳も完璧、記憶中枢のロックはパーフェクト……』
(|||^∀^)「よ…??!」
レモナは突然、カートゥーンタワーでぼるじょあが顔の濃い男に話していたことを思い出した!
(|||^∀^)「…ぼるじょあ様…!」
(´∀`王)『心当たりがあるモナ?』
(|||^∀^)「上司のぼるじょあ様が、記憶中枢のロックが云々と話してました…」
(´∀`王)『君の上司が?』
(|||^∀^)「どうして、どうして…」
(´∀`王)『…君の上司は、君にれもなさんの記憶があっては困ると思ったんじゃないかモナ』
モナ王はレモナの話をあくまで平常心で受け止め、穏やかに言葉を返した。
ややリアルタイム乙
二代目の人が残していった伏線を回収しようと頑張ってんなあ
乙です
乙です。
>>553 なるほどね
正直レモナの話は微妙なんだが回収するためなら仕方ないか
最終的にはスッキリした方が良いしな
(神^ω^神)うむ。神もつい先ほど〇〇してスッキリしたところだ
(神^ω^神)問.上記の〇〇に当てはまる言葉を答えよ
./  ̄/〃__〃 /  ̄/ /
―/ __ _/ ./ ―― / /
_/ / / _/ _/ /_/
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| +
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| + 粗末な絵ですが……
\ `ニニ .:::::/ +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
http://imepita.jp/20090424/059230
彼の耳ってその位置だったんだ
人間と同じくらいの位置を想像してたw
レモナの記憶が戻る時…何が起こるというんだ
レモナどうなっちゃうんだろ
(´∀`王)『つまりれもなさんの記憶を持っていると何らかのデメリットがあると…』
( ^∀^)「再洗脳、記憶のロック。つまりぼるじょあ様は私を信用してなかったわけね」
レモナはため息をつくとその場に体操座りした。
( ^∀^)「れもなの記憶かぁ。いままで気にした事もなかったけど、『気にしない』ように
わざと記憶を造りかえられていたのね。信じていた魔王軍の人たちに!」
そしてレモナはモナ王の目を強く見据えて言葉を続けた。
( ^∀^)「モナ王さん、そのスコープで私の封じられている記憶を思い出せる何らかの手段を
見つけ出すことはできませんか?」
(´∀`王)『うーん、原因を探る事はできるけども解決策を見つけることはできるかどうか…
とりあえず試してみるモナ!』
モナ王はレモナにスコープのレンズを向けた!
(´∀`王;)『む…むむぅ…』
( ^∀^)「どうですか?何かわかります?」
スコープを覗き込んでいたモナ王は難しい顔をして首を横に振った。
(´∀`王;)『残念ながら、どうすれば記憶のロックが解除されるのかはこのスコープでは
読み取れなかったモナ…申し訳ないモナ』
( ^∀^)「…そうですか。無理なことを言ってしまってごめんなさい」
レモナは申し訳なさそうな表情で俯いた。
( ^∀^)「自力で思い出そうとしてみるしかないってことね」
考え込んで額に拳を当てたレモナだったが、すぐに眉間にしわを寄せる結果に終わってしまった。
(|||^∀^)「ぐぬぬ…痛だたただたっ」
(´∀`王;)『無理しちゃ駄目モナ!』
(|||^∀^)「止めないで下さい!この頭痛を乗り越えたらなにか道が拓けるような気がするんです」
(´∀`王;)『記憶のロックは何重にもされていて強力モナ。
無理をしてしまったら頭痛じゃ済まないかもしれないモナ』
(|||^∀^)「私は、レモナの言っていたことの意味を知りたいし…モラらーさんが誰なのかと
いうことも知りたいんです。わからないことが何なのかをはっきり知りたいんです!」
(´∀`王)『…そうまで言うなら、止めだてはしないモナ』
(|||^∀^)「…ありがとうございます!」
レモナはモナ王にぺこりと頭を下げ、黙想を始めた。
レモナに容赦なく頭痛が襲い掛かる!
(((|||^∀^))(あたまが くだけ て しま いそう…でも おもいだしたいっ…)
頭蓋骨をたがで締め付けるような痛みが間断なくやってきてはレモナを苦しめた。
しかし胸から下げた真紅のロザリオがチカチカと強い光を放っている!
(((|||^∀^))「…っ……」
『…もな……絶対に…を……せにするよ』
『…モ…ラーさん、私……ずっと…』
(((|||^∀^))「!!」
気が遠くなりそうになるレモナの頭の中に、どこか懐かしい男性の声とれもなの声が流れ込んでくる。
『…れもな!危ないからここから逃げるんだ!!』
『嫌よ!モララーさんと一緒に戦うわ』
ざわめきと金属がぶつかり合う音に混じって、先ほどとは違いはっきりと声が聞こえてきた。
(((|||^∀^))「モララーさっ…」
懐かしい声の主の名前を呼ぼうとしたレモナの脳にひときわ強い激痛が走る!
(((|||^∀^))「〜〜〜〜ッ〜〜!!!」
パキィイイィン!
レモナが声にならない叫びを上げて仰向けに倒れるのと同時に、なにかが壊れる音が聞こえた!
(´∀`王;)『レモナさん!!』
モナ王が辺りを見回すと、レモナの周りに真紅の欠片が散らばっているのが目に入ってきた。
そしてレモナを労わるような優しい微笑みを浮かべ、彼女を抱きかかえようとするモナ王の姿が
ぼんやりと薄く淡くぼやけ始めた。
(´∀`王::;.『…レモナさん』
(´∀:;;::;.『モナは君の中に流れる血を信じているモナ。目覚めたあとの選択を間違えないで…』
乙です!
うわーどうなるんだ
なんでモナ王がいるの??
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
紅色の繭に包まれて眠るレモナを身構えつつ監視していたフサは、
周囲の空気が震え始めた事に気づいた。
ミ ゚Д゚彡+「おっ?」
(( -∀-)「……ん…」
レモナの体がピクリと動いた!
ミ;゚Д゚彡+「!」
フサはドラゴンクロウを持ち替えた!
気絶していたハインリッヒとッパが目を覚ました!
(つω・(#)「…むにゃむにゃ…、あっ、フサさん!大丈夫ですか?」
从#)∀゚从「…殴られた僕の心配もしてほしいよ」
ミ ゚Д゚彡+「ッパ君、ハインリッヒ!危ないから下がってろ。あいつが目を覚ました!」
(( -∀-)「う…うぅん…」
紅色の繭は周りの空気に溶けていき、レモナはごろりと寝返りを打っている。
从#)∀゚从「……………」
ハインリッヒはニヤリと笑った。
(・ω・)「何をニヤニヤしてるんです?」
从#)∀゚从(どうやら相手は起き抜け→隙あり→Coolに攻撃→ハインリッヒ様大活躍!)
(・ω・)「ハインリッヒさ…」
ッパがハインリッヒの肩に手をかけようとした瞬間、ハインリッヒは聖なるナイフを
握り締めレモナめがけてBダッシュで思い切り駆け出していった!
(・ω・;)「あ!ハインリッヒさんっ!!」
从゚∀从「隙あり!ハイリゲ・メッサー・グローセ・シュトースゥゥゥウ!!」
ミ;゚Д゚彡+「おいっ、来るなって言ったじゃねーか!」
フサがハインリッヒを止めようとしたが間に合わない!
ハインリッヒの渾身の刃の一撃がレモナを捉える!
( ^∀^)そ「!」
从゚∀从「おおぉぉぉおおお!!」
ザシュッ!
布を切り裂く鋭い音が辺りに響いた。
アッー!
ハイン自重www
乙です。
読んでてミスだと思われる箇所を発見したので指摘させていただきます。
28日更新分
「私は、レモナの言っていたことの意味を知りたいし
→「私は、れもなの言っていたことの意味を知りたいし
ミスではなかったらごめんなさい。
乙!
>>569さま
ご指摘どうもありがとうございます!気をつけているつもりがまた間違えてしまって申し訳
ございません。投稿する前の推敲を3回はしたほうが良さげな勢いで間違ってますね…
今後投稿する時は慎重に慎重を重ねていきます。お手間をとらせてしまいすみませんでした。
あんま気にしなくておk
从*゚∀从(よぉし!相手の虚をしっかり突いたぞっ)
レモナの服の布を裂いて肉を断った確かな手ごたえに、ハインリッヒは思わず笑みをこぼした。
そして精一杯の険しい顔つきでレモナの顔を睨みつけながら叫んだ!
从゚∀从「その油断が命取りだ、このスイーツ(笑)女め!」
从*゚∀从(決まった!こういう台詞、一回でいいから言ってみたかったんだ!!
(::::∀::)「…………ボーヤ、言いたいことはそれだけかしらぁ?」
だがレモナはナイフで刺されたにもかかわらず平然とした様子でハインリッヒを見上げている!
从;゚∀从「え?」
( ^∀^)「こんな攻撃が効くと思ったの?アンタ、とってもおめでたい脳みそしてるのね!」
レモナは自分の肩口に突き立っていたハインリッヒのナイフをいとも容易く引き抜いて床に
投げ捨てた!レモナの傷口は服についた血のにじみを残して見る見るうちに消えていく!
( ^∀^)「ナイフを使うときはねぇ、もっと自分の全体重を切先にこめないと駄目よ。
何よりも狙いが大雑把すぎだし!肩口ってめちゃくちゃ中途半端なところじゃない?
そんなとこ狙ってどうすんのよ!普通喉元、心臓、脇腹みたいな急所狙いか腱の
あたりを断ち切って動けなくするとかでしょ?少なくともアタシならそうするし!
あんたのナイフさばきはヘボすぎ、基礎がなってないわ!」
从;゚∀从「え、えっ…えええ〜〜〜〜〜〜?!」
なんとレモナはハインリッヒにマシンガントークで説教を食らわせてきた!
( ^∀^)「魔物相手なら今みたいな攻撃でもいいかもしれないけど、人間相手じゃあんたの
カスみたいなナイフ捌きなんて絶対通用しないわよ!」
从#゚∀从「なんだよ、スイーツ(笑)のくせに偉そうに説教すんな!あとカスって言うな!」
( ^∀^)「カスをカスと言ってなにが悪いの!
あんたの攻撃なんて魔術師にも避けられるレベルよ!」
从#゚∀从「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
ハインリッヒは怒りに肩を震わせている!
( ^∀^)「ほ〜ら、図星なんでしょ!言い返せないんでしょ!」
从#゚∀从「違いますぅー!僕だって鎧の騎士くらい倒せるし!」
( ^∀^)「ハァア?こんなヘロヘロ攻撃でぇ?見え透いた嘘はカッコ悪いわよ?」
从#゚∀从「嘘じゃないもん、超カッコよく倒したもん!こうやってね!」
ハインリッヒは床に落ちていた聖なるナイフを手にとると、再び切先をレモナに向けて突進した!
从#゚∀从「おらああぁぁあ!」
( ^∀^)「また同じ攻撃?芸がないボーヤだこと」
从#゚∀从「その余裕がいつまで続くかな!…アニマルゾンビ、今だ!挟み撃ちでいくぞ!」
アニマルゾンビ「ガゥルルルウウゥ!!」
なんとレモナの後ろをとったアニマルゾンビがハインリッヒの号令に応えて飛びかかってきた!
ハインウゼーなぁ死んでくんね〜かな〜
ハwwwイwwwンwww
数ヶ月ぶりにきた俺に簡単なあらすじを3行で頼む
レ
モ
ナ
魔王軍のグランドムさん(42)職業:鎧の騎士が
実は女だったッパを放置したままモナーたちに手錠をかけて
ハァハァしてるとこ。
(;^∀^)「きゃっ!?」
アニマルゾンビ「ヴゥゥ゛〜〜〜〜!」
アニマルゾンビはレモナに噛み付いた!レモナに20のダメージ!
从゚∀从「でやっ!!」
(;^∀^)「ぐふっ」
ハインリッヒはレモナの脇腹にナイフを突き立てた!レモナに30のダメージ!
从゚∀从「喉元、心臓、脇腹だっけ?さっきは教えてくれてありがとう」
(;^∀^)「…くっ、完全にあんたを侮ってたわ。
ただのトロくさくてヘボい子だと思ってたらそうでもないのね」
从゚∀从「見直してくれて嬉しいよ!…さ、アニマルゾンビ!作戦は『ガンガンいこうぜ』だ!」
アニマルゾンビ「ガウッ!」
アニマルゾンビは爪でレモナの喉元を引き裂いた!
レモナに34のダメージ!
(;^∀^)「ゲホッ!ゲホッ!」
レモナは喉の傷口から血を滴らせて苦しんでいる!
ミ ゚Д゚彡+「なかなかやるな。やっと戦いのうまいコツを身につけてくれたか!」
从゚∀从「なんだよその言い方!褒めるなら素直に褒めてよ」
(・ω・)「素直に褒めたら褒めたで、ハインリッヒさんはすぐに調子に乗って油断するじゃないですか。
基本迂闊だし」
ミ ゚Д゚彡+「そうそう。こいつを褒めたらダメだから」
从;゚∀从「二人とも辛辣!」
ミ ゚Д゚彡+(・ω・)「「さて…」」
スーパーサイヤフサとッパは喉を押さえて苦しんでいるレモナに攻撃しようと武器を構えた。
ミ ゚Д゚彡+「とどめだ!」
スーパーサイヤフサはドラゴンクロウの鋭い刃をレモナの左胸めがけて叩き込もうとした!
(;^∀^)ミ「!!」
レモナは素早く寝返りをうって攻撃をよけた!
しかし理力の杖を構えたッパがさらに後ろに回りこんでいた!
(・ω・)「えぇい!この一撃を受けてみろーっ!!」
(;^∀^)「ちぃっ!」
ガキィン!
なんとレモナは腕一本でッパの攻撃を受け止めた!
( ^∀^)「これ以上無様な姿は晒せないわ。ぼるじょあ様も見ていらっしゃるもの!」
(・ω・;)「むむぅ…」
( ^∀^)「たぁっ!」
レモナはッパの持っている理力の杖を撥ねのけた!
( ^∀^)「アタシの本気、見せてあげるわ!!」
そう言ってフサたちに向き合ったレモナからは先ほどまでの余裕がすっかり消えうせ、
その双眸には殺気がみなぎっている!
ミ ゚Д゚彡+「おう!かかってこいや、フッサフサにしてやんよ!!」
从∀゚;从(・ω・;)(ええー!今まで手加減してたなんて!)
おいおまえらなんかレスしろよ
レモナ正気に戻ったんじゃなかったのかw
これは演技だな。ぼるじょあを欺くためだ
もしくは罪滅ぼしに自分殺させるためか…
携帯は空気を読まずに予想を立てます
ミ ゚Д゚彡+「ハインリッヒ。ちょっとナイフを貸せ」
从゚∀从「え?いいけど、どうして?」
ハインリッヒは聖なるナイフをフサに手渡した。
(・ω・)「武器を持ち替えるんですか?そのドラゴンクロウのほうが攻撃力は…」
ミ ゚Д゚彡+「いいからいいから」
ッパの言う事を受け流して、フサは聖なるナイフを片手に舞いだした!
フサのつるぎのまい!
フサの攻撃力がぐ〜んと上がった!
( ^∀^)「あらぁ?ネコちゃん、その舞は余裕のつもり?」
ミ ゚Д゚彡+「ふん!俺様はネコじゃねえって何度言えばわかる、バカ女め!」
( ^∀^)「ハッ!バカはどっちかしらね!」
次の瞬間、レモナは両手を前に掲げて精神統一し、目の前に不思議な壁を造り上げた!
( ^∀^)「攻撃力を上げたところで、アタシのリフレクターの前では無駄に等しいわ」
ミ ゚Д゚彡+「…チッ」
从゚∀从「ねえフサ、僕のハイリゲ・メッサー返してよ」
ミ ゚Д゚彡+「おう、悪かったな」
フサは聖なるナイフをハインリッヒに返した。
レモナとフサは互いに間合いを大きく取って攻撃のタイミングを伺っている。
( ^∀^)「…………………」
ミ ゚Д゚彡+「…………………」
ッパとハインリッヒは様子を見守りながらひそひそと話している。
(・ω・)「……今なら……後ろから回り込んで…」
从゚∀从「…アニマルゾンビと……囲めば……」
从゚∀从bd(・ω・)グッ!
二人の間でなにごとか決まったようだ。
一方フサはレモナと間合いを縮めることができずにいた。
ミ ゚Д゚彡+(リフレクターが使えるとはな…厄介な奴だぜゴルァ!)
( ^∀^)「さっきまでの余裕はどうしたの、おじけづいた?」
ミ#゚Д゚彡+「!」
フサは咄嗟に拳を固めた!
ミ;-Д-彡+(いや、いかん!いま攻撃してもアイツのリフレクターで威力が弱まっちまう)
( ^∀^)「リフレクターの効果が切れるまで攻撃しないつもり?それならこっちからいくわ!」
レモナは突然体の力を抜いてリラックスした。
ミ ゚Д゚彡+「…隙だらけだな。突然なんの真似だ?」
( ^∀^)「こういうことよ!」
レモナは恐ろしい速度で移動し、フサとの間合いを縮めた!
レモナの拳がフサの頬にクリーンヒットした!
フサに40のダメージ!
ミ#)Д゚彡+「ごふっ!!」
( ^∀^)「隙だらけなのはどっちでしょうねぇ〜?」
ミ#)Д゚彡+「ちきしょう…、こ、高速移動か…!」
( ^∀^)「ご名答!」
レモナは余裕の笑みを浮かべて、地面に膝をついたフサを見下ろした。
589 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/13(水) 03:38:33 ID:2611Yr0FO
レスつかなくなったか
590 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/13(水) 10:57:38 ID:tWMKEg8YO
いつもお疲れ様です〜。
出来るだけ支援するよ
更新乙!
もう少し展開早くしてもいいと思うぜ
支援
支援
595 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/18(月) 19:30:45 ID:O7Nm4xDv0
さっさと更新しろカス
できねーならやめちまえぼけ
ぼけが何故かばけに見えた
>>595 (神´ω`神)お叱りの言葉はごもっともです。確かに神はちょっと不在しすぎました。
(神;ω;神)でも、神にだってプライベートな時間は必要なんです、解ってください…
従弟氏は無事なんだろうか?もう一週間以上姿が見えないな
ミ#)Д゚彡+「くそぉ!電光石火っ」
フサは先制攻撃を狙って黄金色の風となり、レモナに突撃した。
フサの爪がレモナの脇腹めがけて喰いこむ!レモナに30のダメージ!
( ^∀^)「甘いわね。自己再生」
レモナの傷が一瞬で塞がった!レモナのHPが90回復した。
( ^∀^)「能力を高めたアタシに勝てると思ってんの?」
ミ ゚Д゚彡+「ちっ!ムカつく女だな」
(#^∀^)「…褒め言葉をどうもありがとう!」
レモナはフサのみぞおちを狙って拳を放った!
フサはさっと身をかわした!
ッパとハインリッヒとアニマルゾンビは小声で話し合いながら足音をたてずに移動して、
そっとレモナを囲もうとしている。
(・ω・)「…じゃあ『せーの』で一斉にレモナさんを攻撃しましょうか?」
アニマルゾンビはッパの案に首を横に振って耳をピクピク動かしている。
アニマルゾンビ「クゥ〜ン…」
从゚∀从「アニマルゾンビが『掛け声を出したらばれるぞ!』だって。
んーと、それなら僕がハイリゲ・メッサーを上に掲げて合図するよ」
(・ω・)「ハインリッヒさんの合図で、僕たちがレモナさんに一気に近づいて攻撃する」
从゚∀从「そうそう。ひとりひとりの攻撃で敵わないなら、束になってかかろうってこと」
(・ω・)「三人寄れば文殊の知恵ですね!」
アニマルゾンビ「…アォン」
从;゚∀从「…それはちょっと違うような気がするなぁ」
一方のフサは埒のあかないレモナとの戦いに焦り始めていた。
ミ ゚Д゚彡+「でやあぁっ!」
フサのとびげり!レモナに18のダメージ!
(#)^∀^)「リフレクターをしててよかったわ。衝撃が和らぐもの」
(:::)^∀^)シュウウ
( ^∀^)「衝撃が小さいから回復も楽ね!」
ミ ゚Д゚彡+(………普通の攻撃じゃダメだな、致命傷クラスじゃないと…
でも今の俺様には会心の一撃でも出さない限りは強力な攻撃手段がない)
ミ ゚Д゚彡+「となると、これしかないな」
フサはおもむろに両手の人差し指を掲げた!
ミb゚Д゚彡b+「えぇい!いちかばちか、『ゆびをふる』だ!」
フサのゆびをふる!フサの
A.だいばくはつ
B.じばく
C.あなをほる
D.そらをとぶ
更新の間を空けてしまって大変申し訳ございません。
ただいま話の展開をもう少しスマートにするためのテキスト整理をしております。
改めて見直してみると冗長で退屈なテキストになっていると痛切に感じましたので、
皆様に楽しんでもらえるようにするべく無駄だと感じた部分を削ったり表現を簡潔に
するなど作業を進めています。
今後作業が難航した時など、たまに更新が週1になるおそれがあるかもしれません。
もしそうなった場合はこれからの更新時にメール欄で告知いたしますので、勝手な事
ばかり言ってしまい非常に申し訳ないのですがよろしくお願いします。
最後になりましたが次回の更新は土曜日です。メール欄に書き忘れてしまいました。
Dで
いつも乙です!修正作業頑張ってください
Dで
気にすんな
D
フサがゆびをふる仕種をすると、なんとフサの体が突然空中に持ち上がった!
アニマルゾンビ「……!?!」
(;・ω・)从;゚∀从(えぇっ!翼がないのに空を飛んでる!?)
アニマルゾンビとッパとハインリッヒは目を白黒させながら空に浮かぶフサを凝視している。
(;^∀^)「な、なによそれ!重力の法則に反してるわ!」
ミ ゚Д゚彡+「仕方ねえだろ、ランダムで技が発動するんだから」
フサは慌てた様子のレモナに狙いを定めて空中を一蹴りした!
从;゚∀从「ハッ、ぼ〜っとしてる場合じゃないや!レモナに隙が出来てるじゃん」
(;・ω・)「攻撃しに行きます?」
从;゚∀从「うん!突撃だっ」
アニマルゾンビ「ワ、ワンッ!」
二人と一匹は分散してレモナを取り囲み、猛ダッシュで距離を縮めて攻撃態勢に入った!
ミ ゚Д゚彡+「喰らえ!そらをとぶ!」
( ^∀^)「………ニヤリ」
フサはレモナにむかい彗星のごとく降りかかっていった!
辺りに轟音が響きわたり、ガラスのそこかしこにヒビが入った。
ミ -Д゚彡+「…やったか?」
濛々と立ち込める埃の中、フサは目を擦りながら辺りを見回した。
なんとレモナだけでなくッパやハインリッヒたちもフサの下敷きになっている!
(+ω+)「…いたたた…」
从;゚∀从「フサ、もうちょっと手加減して攻撃してよ!僕たちまで巻き添え食っちゃったじゃない」
ミ;゚Д゚彡+「お前らいつの間に!!」
アニマルゾンビ「キュ〜ン…」
从;゚∀从「いつの間にじゃないよ!こっそりレモナを囲んで攻撃しようっていう手はずだったの!」
ミ;゚Д゚彡+「わ、悪りぃ悪りぃ。ひょっとして邪魔したか」
(・ω・)「いや、手ごたえはありましたよ」
ッパは理力の杖を左手に持ち直そうとした。
しかしなにか力が加わっていて杖は動かせない!
(・ω・)「…おかしいな?」
ッパが杖をよく見てみると、白い手が杖をがっしりと掴んでいる。
(;・ω・)「きゃあ!」
从;゚∀从「わぁあっ!」
( #)∀^)「今のは結構きつかったわね。魔王軍の下っ端なら一撃でやられてるレベルよ」
ミ;゚Д゚彡+「あれだけの攻撃を喰らって生きてるだと?!」
三人と一匹の下敷きになったレモナはぎろりと血走った目を向けている!
( #)∀^)「あぁ、丈夫に出来てて良かった!それに丁度アンタたちが一箇所に集まってくれて
都合がいいわ。それ!でんじは!!」
そう言うやいなや、レモナは全身から放電して電磁波を走らせた!
ババリバリバリリ!
(((+ω+))「きゃっ」
((从+∀从)「ぺぎゅっ」
((ミ+Д+彡)))「ごぼるぁっ」
アニマルゾンビ「ぎゃんっ!」
なんとフサたちは感電し、体が麻痺してしまった!
(:::)∀-)「ちょっとの間、寝ててもらうわよ。…にしても回復するのに結構骨が折れるわぁ」
ミ;+Д゚彡「ま、ままま待ててゴルルァ!!」
レモナはろれつの回らないフサの叫びを聞き流し、きびすを返してぼるじょあのもとに向かった。
レモナそろそろ終わりでい〜だろ
飽きてきた
ポケモン技ってのが萎える
飽きたとか萎えるとかは聞き流してよろしいです
お、動きがありそう。レモナどうするんだろ
ちょっと冗長になってるのも事実
わかるけど職人に自覚あるようだから改めて言うのも野暮だな
613 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/26(火) 04:00:30 ID:YcGWqUcWP
ああ、まだ残ってるのか
二代目が一番面白いな
三代目も頑張ってるし、面白いし凄いと思うけど二代目のクオリティは凄いと思う、まとめサイトをみてマジで熱くなったもん。
だが二代目は更新にやたらと時間ががかかるのがネックだった
みんながんばれ!
( ^∀^)「ぼるじょあ様、勇者の仲間は戦闘不能にしてきました!」
( ・3・)「お前にしては時間がかかったNA?…まぁいい、さっさとこっちの援護をしろ。
2人を相手取るのはなかなか大変だからNE」
( ^∀^)「わかりましたー☆」
レモナは1歩踏み出したが、なにか思い出したようにぼるじょあの方に振り向いた。
( ・3・)「何だ?僕の顔になにか付いてるのKA?」
( ^∀^)「いえ、ちょっと聞きたいことがあって」
( ・3・)「は?」
( ^∀^)「ぼるじょあ様、アタシは誰ですか?」
( ・3・)「何を言い出すかと思ったらそんなことかYO!そういうどうでもいい事は戦闘が終わってから聞け!」
( ^∀^)「…はい」
レモナは剣を構えたモナーとモララーの前に立ちはだかった。
( ´∀`)「…れもな…じゃないモナね」
( ・∀・)「…ああ」
( ´∀`)「あれはれもなの姿をした……モナ」
モナーは俯いて、喉の奥から声を絞り出すようにしてぽつりと言った。
( ・∀・)「モナー」
( ´∀`)「うん?」
( ・∀・)「レモナは俺がやる。お前はぼるじょあに向かえ」
(;´∀`)「えっ」
( ・∀・)「れもながああなったのは俺のせいだからな!自分でやったことは自分で責任を取る」
(;´∀`)「モララー!」
止めようと肩に手をかけたモナーの手を振り切り、モララーはレモナの前に躍り出た!
( ・∀・)「レモナ!お前の相手は俺だ」
( ^∀^)「……………」
レモナは無言のまま、両の手のひらから電気の魔力を発してバチバチと火花を散らせた。
A.モナーとぼるじょあ戦へ
B.モララーとレモナ戦へ
更新ktkr
いつも乙労様!
Aで
更新乙!大きく動くな
Bで
この2人の対峙の時が見たかったんだ・・・!
B希望!
B
テンション上がってきた!!!!!
>>622のテンションが上がった途端止まったwwww
このスレがつまんなくなったのは神とかいう池沼のせい
マジ消えろカス
( ^∀^)「やっ!」
レモナは両手から発した電気の魔力をひと塊に練り上げ、モララーを狙って素早く投げつけた!
電気エネルギーの球体が火花を散らせつつモララーに迫る!
( ・∀・)「おっと!」
モララーはひらりと身をかわし、研無刀を上段に構えてレモナに飛び掛かった!
( ・∀・)「はああぁっ!」
( ^∀^)「隙だらけよ!ライデイン!」
(;・∀・)「なにっ!?」
雷挺がモララーの剣の切先に向かって真っ直ぐに落ちる!
(###∀・)「ぐはぁあああっ」
ほど良く焼きあがったモララーはどさりとレモナの前に落っこちた。
モララーは40のダメージを受けた!
(###∀・)「ライデインだと…?」
( ^∀^)「驚いた?」
(###∀・)「…ま、多少な!でもこれくらいで倒れるほどヤワにはできてないぜ」
立ち上がったモララーは素早く研無刀で突きを繰り出した!
(^∀(#)「きゃああ!」
(###∀・)「!」
悲鳴をあげて倒れこんだレモナを見たモララーの表情がこわばり、次の攻撃への一手が止まった。
『モララーさん、危なっ…きゃああ!!』
『れもなーっ!!』
(###∀・)(れもなっ……じゃない!違う!こいつはれもなじゃないっ)
(-∀(:::)シュウウウウ
(###∀・)(これはれもなの姿をした魔物だ!)
モララーは自己修復しているレモナをキッと睨みつけた。
(^∀^ )「な〜に、怖い顔」
(###∀・)「怖い顔にもなるさ。まったく、覚悟を固めるのも楽じゃないな」
(^∀^ )「覚悟?なぁに、それ!ライデイン!」
(###∀・)「ぐぬぬぅ!」
(^∀^ )「デイン!デインッ!!」
レモナの呪文をその身に受けながらも、モララーはレモナにどんどん突進していく。
(###∀・)「うおおぉぉお!」
(^∀^;)「ちょっと…呪文は効いてるはずなのにどうして!?」
(###∀・)「チェックメイトだ!」
(^∀^;)「いやぁっ!助けて!!ライデイっ…」
レモナが呪文を唱え終わるよりも早く、ところどころ焼け焦げながら力技でレモナとの間合いを
縮めたモララーは、刃でレモナを袈裟懸けになぎ払った!
会心の一撃!レモナに80のダメージ!
(^∀(#)「…痛い」
レモナは大きく開いた肩の傷口から噴きだした血で真っ赤になった顔をモララーに向けた。
(###∀・)「痛いのは少しの間だけだ。『れもな』、いま楽にしてやる」
モララーは返す刀でレモナの脇腹を斬り裂いた!レモナに50のダメージ!
レモナは苦しげなうめき声をあげてうずくまった。
(^∀(#)「うぅっ」
(###∀・)「いくら造られた者でも、急所はヒトと変わらないはずだな?」
モララーはレモナの腕をつかんで地面にひきずり倒し、研無刀の刃をレモナの首に押し当てた。
(^∀'(#)「ねえ。私を、殺すの?」
(###∀・)「っ…!」
うるんだ目でモララーの顔を覗きこんできたレモナに、思わずモララーは刀を取り落とした。
よし!!!!そのまま殺せ!!!!
50のダメージ!
とかいらないような気がするんだよな・・・
地の文に!を付けるのも多すぎると思う
面白くなってきたw
>>628 おれはいいと思うけどなー
ダメージの具合は普通は言葉で表すだろうが
50のダメージ!っていうダメージの数値化はRPGならではの表現だから
AAクエストにあってると思う
元がドラクエだし自分もそれは別にいいよ
それよりレモナなげえ・・・
レモナゲェ
(:::∀'(#)「私を」
(;##∀・)「うっ…」
(’∀'(#)「殺すの?」
(;##∀・)「あ、あっ…」
(’ワ'(#)「名前は思い出せないけれど、私はあなたを知ってるのよ」
(;##∀・)「うわああああっ、やめろ!その顔で俺に話しかけるなああ!」
錯乱したモララーはレモナに向かって刃を振り下ろしたが、その切先をレモナは
いとも簡単にはじき返した。
ゝ’ワ'(#)「あなたは誰?私が誰なのか教えてくれる人なの?」
(;##∀・)「寄るなバケモノ!お前はれもなじゃない、れもなであるはずがない!」
モララーは自分に伸びてくるレモナの白くほっそりとした腕を振り払おうとした。
しかしレモナはむくりと起き上がって、れもなと同じ瞳でモララーを真っ直ぐに見つめている。
ゝ’ワ'(#)「夢の中で『絶対に幸せにするよ』って言ってたのはあなた?」
(;##∀・)「…!!」
モララーは絶句してレモナの瞳を見つめた。
ゝ’ワ'ノ「やっぱりあなただったのね」
(;##∀・)「…どうしてお前がそれを知っている」
ゝ’ワ'ノ「夢の中で聞いたの。私と同じ声をした人にも会ったわ」
(##∀・)「同じ声の……?」
ゝ’ワ'ノ「『間違った道に行くな』って、怒られた」
(##∀・)「…それは」
『れもな』だ、と言おうとしたモララーの上にレモナは覆いかぶさり互いの鼻先が
触れそうなほどに顔を近づけた。
ゝ’ワ'ノ「あなたはあの人が誰なのか知ってるのね。あなたは誰?私は誰?」
(##∀・)「俺は」
モララーは一瞬ためらったが、レモナの目を見据えて言葉を続けた。
(##∀・)「俺の名前は、モララーだ」
ゝ’ワ'ノ「…っ」
レモナは瞳をめいっぱいに見開いてモララーを見つめた。
(’ワ' )「モララーさん!あなたがモララーさんだったのね!」
(##∀・)「…ああ」
(^ワ^ )「私を守ってくれたのはあなただったのね」
(##∀・)「そうだ…そうだよ、れもな」
(^∀^ )「ねぇモララーさん、私は誰?私の名前を教えて」
モララーはレモナを強く抱きすくめて語りかけた。
(##∀・)「お前は『れもな』だ。お前の中に確かに『れもな』が生きてる」
(^∀^ )「………とう」
レモナは小さな声でなにかモララーに囁いて立ち上がった。
(^∀^ )「モララーさん、私、ぼるじょあ様のところに行くわ」
(##∀・)「れもな!」
(^∀^ )「……を助けなくちゃ。自分のことにけりをつけなくちゃいけないわ」
(##∀・)「危ないれもな!そっちに行っちゃ駄目だ!!」
戦っているぼるじょあとモナーの方に向かって歩いていくレモナを、満身創痍で思い通りに
ならない体をひきずりモララーは慌てて追いかけた。
よ〜しよしそのまま死なせろ
レモナ\(^o^)/オワタ
れもなあああああああああ
(´∀` )「ライデイン!!」
( ・3・)「ヒャダイン!」
雷のエネルギーと氷のエネルギーが激しくぶつかり合い、蒸発した水分に高圧電流が
蜘蛛の巣のように辺りを走り抜ける。
バリバリバリッ!
(##・3・)「うぐあぁっ!」
(´∀`##)「グモナ゛アァ!」
モナーとぼるじょあは衝撃に弾き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
(´∀`##)「いててっ、氷系呪文とライデインは相性が悪いモナ!ホイミ!」
モナーのHPが30回復した!
(´∀` )「霧がかかって、ぼるじょあがどこにいるのかわからないモナ。
そうだ!王者の剣を使って霧を晴らそうモナ」
モナーは王者の剣を振りかざそうとしたが、その瞬間どこからともなくぼるじょあが
呪文を詠唱する声が響いた。
(##・3・)「ヒャダルコ!」
モナーめがけて雪とあられ混じりのつむじ風が襲い掛かる!
(´∀`;)「くっ!ベギラマ!」
モナーはベギラマを唱えた!
しかし霧に包まれた部屋の中では発火力が足りず、ヒャダルコの威力に負けてしまった。
(#∀`##)「モ゛ヌ゛アア゛ァア!」
モナーは56のダメージを受けた!
(##・3・)「エェー、湿度の高い部屋でベギラマを唱えるなんてありえないNE!ベホイミ!」
ぼるじょあのHPが90回復した。
(´∀`##)(くっ、1対1で戦うにはつらいモナ。
このままじゃ体力がもたないモナ、何か突破口はないモナか…)
霧で囲まれて自分の指さえ見えない中、モナーは剣を構えて攻撃に備えた。
( ・3・)「ヒャダイン!」
(´∀`##)「王者の剣y」
ぼるじょあは間髪いれずに呪文を次々と唱えてきた!
( ・3・)「おっと、その手は使わせないYO!ヒャダルコ!」
ぼるじょあの連続した呪文詠唱で四方八方からブリザードが吹き荒れる!
王者の剣を掲げようとしたモナーは一瞬で凍傷にかかってしまった!
(´∀`##)「ぐうぅっ…!」
モナーは皮膚を突き刺すような痛みに苦悶のうめき声をあげ、冷たい床にうずくまった。
ぼるじょあの氷系呪文で霧に包まれた一帯の気温は、先ほどから信じられないほどの
勢いで下がり続けている。
( ・3・)「明日の新聞のトップ一面は『勇者モナー、雪に埋もれて凍え死ぬ』で決まりだNE!」
(´∀`##)「う、…くっ…」
モナーは体が凍えて動けない。
ぼるじょあは悪魔にも似た冷酷な笑みを浮かべながら呪文を唱えた。
( ・3・)「マヒャド」
れもな死亡フラグ?
レモナだらだらやってっから………………………………
カキコも消えた………………………………………
モナーは視界が暗くなっていく中、焦点の合わない目でぼるじょあの
冷酷な笑みを捉えていた。
( ・3・)「安心しな、氷漬けにして魔王FOX★様のところに献上してやるYO」
(´∀`##)「…………みんな…ゴメン、モナ…」
ひときわ規模の大きな激しいブリザードがあっという間にモナーを包み込んだ!
(´∀`##)「…モラ、ラー……れも…」
耳や鼻、四肢までもが氷になったかのように冷えきっていた。モナーにもう動くだけの気力はない。
そして動けなくなったモナーのもとにどんどん人影が近づいてきた。
(´∀`##)(反撃しようにも、もうモナは指も動かせないモナ…
…せめて、痛みも感じないように一瞬で殺してほしいモナ)
モナーは静かに目を閉じた。
しかしモナーに近づいてきた人影はモナーの体をしきりに揺り動かしてくる。
(´∀`##)「……モニャ…?」
鎧の騎士「おい、モナーくん!しっかりするんだ!!」
なんと人影は鎧の騎士のグントラムさんだった。
グントラムさんは腰につけた巾着から丸薬のようなものを取り出してモナーに手渡した。
鎧の騎士「ヌーク草と上薬草を混ぜた薬だ。味は良くないが我慢してくれ」
゚⊂(´∀`##)「…ありがと、う、モナ…」
モナーは丸薬を飲み込んだ。モナーのHPが150回復した!
(´∀`;)「っ…!に、苦っ!辛っ!まずいモナァ!!」
鎧の騎士「だろうな、私もよっぽど困った時しか飲まん」
(´∀` )「でもなんだか体がポカポカしてきたモナ。これはヌーク草のおかげモナ?」
鎧の騎士「ああ、そうだ。雪山の任務だとこの薬は必需品でな。持っていてよかったよ」
ぼるじょあの魔力による吹雪がやんで、あたりがだんだん晴れてきた。
風が唸る音の代わりに金属が激しくぶつかり合う音が聞こえてくる。
(´∀` )「ぼるじょあ!攻撃するならモナにするモナ!仲間たちには手を出す…な…!?」
モナーは目の前に広がる光景にわが目を疑った。
なんと魔王軍の兵士たちが抜き身の剣を片手にぼるじょあの周りを取り囲んでいたのだ。
骸骨剣士「時給500円でなんて働いてられるか!お前を殺してここから自由になってやる!」
(;・3・)「命令に従うしか能のない筋肉バカどもが、上司に楯突いてくるなんていい度胸だNE!」
影の騎士「うるせえ!てめーなんかもう上司でもなんでもねえよ!」
地獄の鎧「安月給で働かされる者の恨みを思い知れぇ!」
モナーは驚きに目を見開いて鎧の騎士のほうを見た。
(´∀`;)「あ、あれは一体どういうことモナ?」
鎧の騎士「あれは皆、私の話を聞いてくれた仲間たちだ。
さぁモナーくん、私たちがぼるじょあの注意を引いている間に攻撃するんだ!」
鎧の騎士はぼるじょあに躍りかかった!
鎧の騎士「ぼるじょあ様…いや、四天王ぼるじょあ!部下はみんなお前のくびきを出たがっているぞ!」
(#・3・)「鎧の騎士っ、お前もかYO!畜生、どいつもこいつも僕に楯突きやがってぇぇえ!」
ぼるじょあはヒャダインを唱えた!
鎧の騎士「ぬぐっ!」
骸骨剣士「ぎえっ」
地獄の鎧「がはっ!」
影の騎士「ぐあぁ!」
兵士たちは一瞬膝をついたが、すぐに立ち上がってぼるじょあに向かってきた。
影の騎士「こんな呪文効くかよ!普段から伊達に体を鍛えちゃいねーぜ」
地獄の鎧「鎧があるからどうということはないぞ!」
骸骨剣士「俺だって、骨だから痛みなんざ感じねえ!」
鎧の騎士「ぼるじょあ、覚悟!」
(#・3・)「ゴミどもが!」
ぼるじょあは怒り狂って呪文を唱えようと魔力を右手に集中させた。
しかし兵士たちは自分に迫る身の危険などないかのようにぼるじょあに立ち向かってくる。
(#・3・)「貴様らみんな凍り付いてしまえ!マヒャド!」
鎧の騎士「いまだ、アーダルベルト!!」
(#・3・)「なにっ!?」
ぼるじょあが慌てて後ろを振り向くと、両手剣を握り締めて襲い掛かるキラーアーマーの姿が視界に入った。
キラーアーマー「うおおりゃあぁああ!!」
(゚3゚#)「何だとぉおっ!?」
ぼるじょあは慌てて右手に集中させた強大な氷の魔力をキラーアーマーに投げつけようとした。
しかし手元がぶれて狙いが逸れてしまった。
そして決死の攻撃を仕掛けたキラーアーマーの剣の刃がぼるじょあの肩口を断ち割った!
(゚3゚#)「ぎゃあっ!」
キラーアーマー「モナーさん!今っす、攻撃してくださーい!」
(´∀` )「わかったモナ!」
モナーは王者の剣をぼるじょあに向けて構えた!
(´∀` )「王者の剣よ、お前の主の声に応えるモナァア!」
グントラムさんきたああああ
すっかり忘れてたwww
乙です。
鎧軍団、つくづく名前が濃いなww
王者の剣が刀身を中心にしてわなわなと唸りをあげ、大きな嵐が巻き起こる。
モナーは王者の剣に集まった風の魔力をぼるじょあに叩きつけた!
ぼるじょあの体じゅうを風の刃が次々に切り裂いていき、キラーアーマーに断ち割られた
肩口に皮一枚で繋がっていた右腕がぼとりと地面に落ちた。
(##3゚#)「がはあ゛ぁ゛ぁっ!!」
引きちぎられた右肩の傷口から血を噴きだしながらぼるじょあは倒れこんだ。
そのまま勢いに任せてぼるじょあに向かっていったモナーだったが、ぼるじょあをかばって
誰かの影が飛び出してきた。
( ^∀^)「お兄ちゃん、待って!」
(´∀` )「!」
今にも剣を振り下ろそうとしていたモナーの手が止まった。
(´∀`;)「…れ…レモナ」
モナーは一瞬たじろいだが、すぐに険しい目でレモナを睨みつけた。
(´∀` )「モナはバケモノを妹にした覚えはないモナ!」
モナーはレモナに向かって剣をまっすぐ振り下ろした!
しかしモナーとレモナの間に割って入ったモララーが研無刀でモナーの斬撃を弾き飛ばした。
(##∀・)「やめろ!」
(´∀` )「モララー!?」
モナーは驚いた様子でモララーを見た。
(´∀` )「どうしてかばうモナ、こいつはれもなじゃないモナ!」
(##∀・)「頼む、モナー!今レモナに攻撃するのはやめてくれ!」
(´∀` )「なんでっ…」
モララーの刀は王者の剣を見事に止め、モナーが次の攻撃に移ることを許さなかった。
そしてレモナはぼるじょあに向き合い話しかけた。
( ^∀^)「ぼるじょあ様」
(##3・#)「遅すぎるZO。お前がさっさと僕を助けに来ないせいでこのザマだ!
回復にしばらくかかりそうだからお前が勇者どもを攻撃して時間を稼げ!
ついでに勇者について裏切ったこのクズどもを消せ!」
( ^∀^)「…はい。でもその前に私の質問に答えてください。私は一体『誰』なのか…」
(##3・#)「まだそんな事を言ってんのかYO!」
ぼるじょあは目を吊り上げてレモナをねめつけた。
しかしレモナはぼるじょあを睨み返して再び口を開いた。
( ^∀^)「答えてください!」
(##3・#)「余計な口を聞くな!お前は上司の言うことに黙って従ってればいいんだYO!」
ぼるじょあに怒鳴りつけられたレモナの表情がみるみるうちに曇っていく。
(##3・#)「ほら、さっさと攻撃して来い」
ぼるじょあはモナーたちを指差しながらレモナに命令したが、レモナは動かない。
(##3・#)「なぜ攻撃しない!」
( ^∀^)「嫌です!お兄ちゃんとモララーさんを殺すなんて出来ません!」
(##3゚#)「なにっ」
ぼるじょあは驚いて目を見開いた。
そしてレモナの言葉を聞いたモナーも剣を取り落とした。
(´∀`;)「えっ!!」
レモナはぼるじょあの首を手で押さえつけた。その指先からは雷の魔力が漏れ出している。
(##3゚#)「お前、記憶を…」
( ^∀^)「ぼるじょあ様。私は『存在自体が不自然だ』と、前に言いましたよね」
レモナの指先に力がこもり、ぼるじょあの首を締め付けた。
(##3゚#)「ぐぅ…っ、がっ」
( ^∀^)「私を不自然な存在に仕立て上げたのはあなたたちなのに!」
レモナは苦しげにもがくぼるじょあを憎々しげに見つめながら言葉を続けた。
( ^∀^)「私の人生を狂わせて、モララーさんの人生を、お兄ちゃんの人生を狂わせて!
あなたたちが私を殺したせいで父さんは病気になって死んでしまったのよ!」
(##3゚#)「や…やめっ……」
レモナの体からバチバチと電気のエネルギーがほとばしる。
( ^∀^)「父さんを返して!元の平和な暮らしを返して!」
レモナの周りを黒い霧と強大な電気のエネルギーが渦巻いて包み込んでいく。
(´∀`;)「れもな!!」
モナーはとっさにレモナに手を伸ばそうとしたが、霧があっという間に2人の間を阻んだ。
( ^∀^)「お兄ちゃん、モララーさん。…ごめんね」
レモナは顔を上げて天を見据えると呪文を唱えた。
( ^∀^)「ギガデイン!」
その瞬間轟音とともに地面が揺れ、まばゆい閃光が辺りを包んだ。
おぉこれでぼるじょあもろとも終了だな
れもな…
終わったのか…
乙です。
いやぁ、すっきり終わりましたね
新しい展開に期待
クローンって双子みたいなもんで基本別人なんじゃないん?
イ一応それでもモナーは[おにいちゃん]だけどさ(’_`)
目も眩むまばゆい光で一瞬部屋全体が白く染まる。
光が晴れると、先ほどまでレモナとぼるじょあがいた場所は黒焦げの石塊に埋もれていた。
(・∀##)「れ、れもな!」
(´∀`;)「れもな…」
モララーは慌てて石塊の山に近づき、瓦礫をどかそうとし始めた。
肩を震わせていたモナーもモララーを手伝って瓦礫に手をかけた。
(´∀`;)「モララー。あれは…レモナは、『れもな』だったのかモナ?」
(・∀##)「…俺とれもな、ふたりだけしか知らないことを知ってた」
モララーはそれだけを言うと、黙々と瓦礫をどかした。
鎧の騎士「モナーくん、モララーくん。私たちも手伝わせてくれ」
(´∀`;)「グントラムさん、それにみんな!」
キラーアーマー「先輩、俺は人質にされてた姉ちゃんを助けに行きます」
鎧の騎士「うむ、この上薬草を持っていって娘さんの回復の手助けにしてやってくれ」
キラーアーマー「はい、わかりました!」
キラーアーマーは人質になっていた渡辺さんを助けに行き、鎧の騎士と仲間たちは
満身創痍の体をものともせずモナーたちを手伝い始めた。
瓦礫はどんどんどかされていき、やがてぐったりと力なく垂れ下がった白い手が現れた。
(・∀##)「!!」
(´∀`;)「!」
石塊を取り除くと、傷だらけになり青白い顔をして横たわるレモナの姿がそこにあった。
(##゙∀゙)「……………」
(・∀##)「れもな」
モララーが呼びかけると、レモナはまぶたを薄く開けて視線をさまよわせた。
モララーは鎧の騎士に目配せし、上薬草を分けてもらった。
(・∀##)「れもな、大丈夫か!?」
(##゙∀゙)「…モ…ララ…ー、さ…ん」
(・∀##)「喋っちゃダメだ!今この上薬草で」
モララーの言葉が終わらぬうちに、レモナは小さく首を横に振って息も絶え絶えに言った。
(##゙∀゙)「助けないで。このまま…、死なせて」
(・∀##)「なっ、何を言ってるんだよ!きみを殺せっていうのか!」
(##゙∀゙)「わたしは…もう、人間じゃない、の。記憶を持っては、いても、
…元の『れもな』と違う、造られた…バケモノなのよ」
(・∀#(´∀`;)「…っ…………」
モナーとモララーは心の中でレモナの存在を『バケモノ』だと仮定したことを思い出していた。
(##゙∀゙)「こんな、不自然なかたちの…命を…残しておいちゃ、いけないわ」
レモナはモララーの研無刀の刀身を震える手で掴み、自分の胸元に切先を当てた。
(・∀##)「れ…も、な」
モララーは研無刀を
A.思い切り突き通した
B.後ろに引いて鞘にしまった
B
迷うな…Aで
(紙^∞^紙)Aで決まり
660 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/17(水) 02:38:04 ID:OfUWUUbLO
A
様子見のBで
Aか・・・
どうなることやら
モララーは困惑した表情でレモナの顔を見つめた。
(・∀##)「れもな!俺は…」
(##゙ー゙)「………………」
レモナは無言で再び首を横に振った。
そして研無刀の刀身をぐっと握り締め、毅然とした目でモララーを促した。
モララーは俯いて柄を持ち直すと一息にレモナの胸元を突き通した。
レモナは穏やかな微笑みを浮かべたまま、モララーの目を見つめて静かにまぶたを閉じた。
刀身を強く握り締めていた白い指はゆっくりとほどかれ、横たわった体はじわじわと広がる
真っ赤な血だまりの中に沈んでいく。
その時、レモナの胸元に下がっているヒビの入った真紅のロザリオが強く輝いた。
(・∀##)「!!?」
(´∀`;)「こ…、これは何モナ?」
モナーとモララーが真紅のロザリオに触れると、れもなの声が頭の中に流れ込んできた。
『モララーさん。お兄ちゃん。最後まで自分勝手なわがままばかり言ってごめんなさい…。
私を…救ってくれて……ありがとう…』
れもなの声はだんだんと途切れていき、それと共にロザリオも輝きを失って沈黙した。
(;∀##)「…違うよ!救ってなんかない。俺はきみを二度も死なせたんだ!」
モララーはレモナの亡骸に覆いかぶさって泣き崩れた。
(つ∀` )「れもなの言うことがわがままだなんて…
モナはそんなふうに思ったこと、一度も…ただの一度も、なかったモナ。
れもながそう決めたなら…それでれもなが幸せになれるなら、モナは…」
それ以上言葉を続けることができず、モナーはがくりと膝をついてレモナの手をとり、
大粒の涙をこぼした。レモナの手はまだほんの少し暖かかった。
ふぅ
ワンピの砂漠辺のようなグダグダだった
さてこっから持ち直すかな?
終わったか…そろそろ大きな分岐があるか?
(紙^∞^紙)つまんないからもう終わっていいよ
俺は、楽しみにしてるんだよ、紙ね!
レモナの手を握ったまま肩を震わせるモナーに、麻痺が解けて動けるようになっていたッパが
両手にありったけの薬を携えて近づいてきた。
(・ω・)「モナーさん、モララーさん!レモナさんは無事ですか?」
(´∀` )「ッパ君…」
(・ω・;)「!」
ッパは血だまりに横たわるレモナの姿とみんなの憂いに沈んだ表情で全てを察したようだった。
(;∀##)「れも…、ひっぐ……れもなっ…!」
(・ω・;)「モララーさん。火傷、治しておきますね」
しゃくりあげて嗚咽し続ける傷だらけのモララーを、ッパはそっと介抱してあげた。
一方、ぼるじょあの人質になっていた渡辺さんはハインリッヒ、フサ、キラーアーマーの
助けでようやく目隠し・猿轡・手足を縛る縄から解放されたのだった。
从゙ー゙从「う…ん…………」
渡辺さんは監禁生活でずいぶんやせ細って衰弱していたため、うまく立てずにその場に崩れ落ちた。
从;゚∀从「姉ちゃんっ!」
ハインリッヒはあわてて後ろから渡辺さんを抱きかかえ支えてやった。
キラーアーマー「これじゃ上薬草をそのまま食べさせられないな…」
ミ ゚Д゚彡「アドバークさん、薬草をすりつぶす道具が入ってるから使えよ」
グントラムさんから貰った上薬草を手に迷っているキラーアーマーに、フサがッパのリュックを差し出した。
キラーアーマー「おっ、ありがたいな。でも名前を間違えないでくんない?俺アーダルベルトだから」
ミ;゚Д゚彡「ゲルマン系の勿体つけたいちいち大仰な名前なんて覚えてられっか!」
キラーアーマー「ま、所詮ネコ風情に俺んちに代々伝わってきた歴史ある名前は理解できねぇよなw」
ミ#゚Д゚彡「俺様はイヌだっ!」
キラーアーマー「聞いてねーっつーのwだいたいそんなんどっちでもよくね?」
ミ#゚Д゚彡「……………」
フサはへそを曲げてその場にごろりと横たわってふて寝してしまった。
キラーアーマーはフサを横目で見つつ、ッパのリュックから道具を取り出し、
ゴリゴリと上薬草をすりつぶした。
キラーアーマー「これくらいでいいかなっ、と。
ハインリッヒさん、これで姉ちゃんの体力も回復するはずだ」
从゚∀从「ありがとう!ほら、姉ちゃん。口開けて」
从゙ー゙从「……ハッ…ちゃん…?」
ハインリッヒは渡辺さんを寝かせてやり、背中を支えて上半身を起こしてあげた。
渡辺さんは目をしばたたかせてハインリッヒの顔を見ている。
从゚∀从「あ、これ薬だよ。姉ちゃんの具合もきっとこれでよくなる!」
从;ー;从「………………」
从;゚∀从「ね、姉ちゃん?どっか痛いところでもあるの?」
渡辺さんは涙を流しながら、首をわずかに横に振った。
从;ー;从「…ハっちゃん、しばらく…見ないうちに、ずいぶん逞しく、なったねぇ…」
从*゚∀从「えっ!いや、まだまだだよ!まだモナーたちみたいに魔物をカッコよく倒せないしっ!
ていうかそんなことはいいから早く薬を飲みなよ!」
ハインリッヒは照れながら薬をスプーンですくって、渡辺さんに飲ませてあげた。
从;ー;从「…ハッちゃん…思いやりを持てる子になって…」
渡辺さんは目を潤ませてじっとハインリッヒを見つめた。
从*゚∀从「そんな言い方っ…、僕は元々思いやりある人間だったよ」
キラーアーマー「ハハッ!今まで姉ちゃんを散々困らせてきたみてぇだな、ハインリッヒさん」
从;゚∀从「…アーダルベルトさんまで!」
ハインリッヒはすねた様子で顔を俯かせた。
元気を取り戻した渡辺さんはにこにこと微笑みながら、ハインリッヒに優しい眼差しを向けていた。
渡辺さん無事でよかった!
乙です。
イイハナシダナー
この職人は前の二人に比べて情感たっぷりすぎる
そこにモナーが向こうからやってきた。
(´∀` )「ハインリッヒ、渡辺さんは無事モナ?」
从゚∀从「うん!上薬草のおかげでちょっと元気になったよ」
从 'ー'从「モナーさん…私を助けていただいて、どうもありがとうございます〜」
渡辺さんはモナーに向かって深々と頭を下げた。
(´∀` )「気にする事はないモナ!モナはモナの出来ることをしただけモナ」
从 'ー'从「いえいえ、愚弟を連れていっていただいて〜、私の命まで救っていただいて〜、
このご恩のお礼をどうすればいいのか〜…」
从;゚∀从(愚弟!?)
(´∀` )「本当にそこまで気にしてくれなくてもいいモナ、渡辺さん。
ハインリッヒはとてもいい子だったし、よく働いてくれたモナ」
ミ ゚Д゚彡「俺様からも保証しとくぜ!あいつは見違えるほど逞しくなったぞ」
从 'ー'从「あらあら、可愛いネコちゃん〜。うちのハッちゃんがちょっかいを出さなかった〜?」
ミ;゚Д゚彡「俺様はネコじゃねえっ!」
从 'ー'从「あれれ〜?」
続いてレモナのむくろを背負ったモララーとッパがやってきた。
ミ ゚Д゚彡「あっ、悪りぃなッパ君。リュックの中にあった上薬草使っちゃったから」
(・ω・)「いえいえ、お気になさらず」
(・∀・ )「渡辺さんも無事だったみたいでよかったよ。じゃあ外に行こうか」
从 'ー'从「あ…」
渡辺さんはレモナのむくろを見て言葉を途切れさせた。
(・∀・ )「ん?」
从 'ー'从「レモナさん、お亡くなりになったんですね〜」
(・∀・ )「…あぁ」
从 'ー'从「ジャズビレッジに戻ったら、お父さんのお墓の隣に埋めてあげましょうか〜。
レモナさん、お父さんのお墓を見て泣いていましたから〜」
(‐∀‐ )「………そうか…」
俯いたモララーは空いたほうの手の甲であふれ出しそうになった涙を拭った。
一方のグントラムさんと愉快な仲間たちはなにごとかを話し込んでいる。
キラーアーマー「さて、ぼるじょあもいなくなったし…後はどうします、グントラム先輩?」
鎧の騎士「雇用主のぼるじょあを倒してしまった以上、魔王軍にはいられないな。
エルンスト、何かいい案はあるかね?」
影の騎士「うーんと…そうだ!まずジャズビレッジまで勇者たちの警護に当たりましょう」
キラーアーマー「エルンスト先輩!でも俺たち、魔王軍の鎧を」
影の騎士「何言ってんだアーダルベルト。そんなの脱いじまって布の服にでも着替えりゃいいだろうが」
キラーアーマー「あっ、そうか!すいませんエルンスト先輩!」
そこに骸骨剣士と死霊の騎士が話に割って入ってきた。
骸骨剣士「ちょっと待ってくれよエルンスト」
死霊の騎士「ボクたちはどうすればいいんですか!?」
影の騎士「あ、そうか。そういやオレたちって骨だったわ。
まぁ下の物置部屋でも漁って柩をかっぱらってこればいいんじゃねーの?
とりあえずその中に入ってグントラム隊長とアーダルベルトに運んでもらおうぜ」
骸骨剣士・死霊の騎士「「そんなひどい」」
こうしてモナーたちと元魔王軍兵士たちはカートゥーンタワーを後にすることになった。
あれ、分岐あると思い込んでたら無かったw
それはさておき乙!鎧軍団バロスww
分岐につきましては火曜日の投稿の際になります。次回でレモナ編は終わる予定です。
のべ半年にわたって長々と続けることになり皆様をお待たせして申し訳ございません。
途中かなり間延びした展開になったところがあるかと思います。
初代1さま、保守職人さまの文章を読んでいると、自分の文章がいかに拙く冗長かという
ことが身にしみてきます。シンプルで簡潔な文章が書けるよう今後も尽力します。
当初の予定ではジャズビレッジ内でぼるじょあ戦を終わらせて、レモナも生かしてモナーの
パーティに加わる予定…だったのですが、魔王軍を抜けたモララーと立場がカブるうえに
船の墓場などの件もあることだし、話を続けてみて『レモナは殺したほうがよい』という意見
も出てきて安易に生かす選択肢を選ぶのはどうなのかと思い悩んだ結果、ROMの皆様に
レモナの生死を決める選択肢を提案する(実質ストーリー展開を丸投げする)ということに
なってしまいました。自分一人ではレモナの生死を決められなかったんです。
というか、モララーとれもなのエピソードや船の墓場のエピソードなどを読み込んですっかり
レモナというキャラクターに愛着を持ってしまっていたので、自分がレモナの最終エピソードを
書くにあたって『このまま書き進めると絶対にレモナを生かす方向で物語が終結してしまう』と
いう危機感をいつも抱いていました。レモナがモララーに『私を殺すの?』と問いかけるシーン
までは正直な話、レモナを生かすつもりで書いていました。
レモナは殺したほうがよいという意見、そしてあのレモナを生かすか殺すかの選択肢で皆様が
レモナを殺す選択をしてくださったことで、自分の中でもようやく決心がつきました。
非常に感謝しております。ありがとうございました!
レモナ編もそろそろ終われそうなので、記念にれもな(左)とレモナ(右)を描いてみました。
ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/50162
まあ死ぬ選択肢が良かったかというとそうでもないんだよね
ブーン死んでるし、それがあっさり生き返ってもう片方は死んだままとか
どうなんだって話もあるわけで
レモナに思い入れすぎてたよなwつっこむのも照れくさくなるくらいに
それ以外のネタの楽しめてたので、ひきつづきがんばってほすぃ
たぶん2・3年ぶりに見に来たんだけど、続いてることに感動した…
3代目職人様になってるのな
応援してます。ちょっとログ読んでくるわ
680が途中から読み飛ばす、に100グントラム
人減ったね…
ガンバレ三代目!!
そして瓦礫の山と静寂のみが残されたカートゥーンタワーに、ステッキをついた人影が現れた。
| (●), 、(●)|「惨めなものだね、ぼるじょあ君」
ダディは瓦礫の下に埋まっているぼるじょあに向かって冷たく吐き捨てた。
| (●), 、(●)|「部下には裏切られ、便利な道具と見なしたレモナ君の手にかかるとはね。
だいたいレモナがあれだけ自分の存在理由を問いかけていたのに、きみと
きたら三度も『知らない』と突っぱねた。せめて『魔王軍にとってきみがとても
必要なんだ』とでも言いくるめておけば、レモナもあるいは裏切らなかったかも
しれないと思うんだがねぇ」
ダディは瓦礫に近づくと、ステッキをぐさりと突き刺した。
| (●), 、(●)|「君は前に私のことを『顔が濃いわりに立ち位置が空気』とか抜かしたなぁ」
ダディは酷薄な笑みを浮かべてステッキの先で瓦礫の下敷きになっている何かを思い切り
ぐりぐりと踏みにじった。
|#(●), 、(●)|「同じ台詞を今ここで言えるか?えっ、ぼるじょあ君!?」
ダディはステッキでザクザクと突き刺したが、瓦礫の山は全く動かない。
つまらなさそうな顔をしたダディはステッキをしまってきびすを返した。
| (●), 、(●)|「自分は賢いと思い込んだ愚か者ほど滑稽なものはないね。
ま、君は全くもって稀有な馬鹿、いや道化だったよ。
今までつまらない三文芝居を演じてくれてありがとう」
しかしダディの言葉に返ってくるのは静寂だけだった。
| (●), 、(●)|「さてと。オーブ回収の準備をしに行かねば…ルーラ!」
ズゴガアアァン!!
ダディの体はカートゥーンタワーの天井をロケットのように突き抜け、魔王FOX★の城に
向かって星になった。
しかしダディがルーラを唱えてしばらくして、瓦礫の山が僅かに揺れ動いた。
なんと石くれの間から血まみれの左手が突き出て、崩れ落ちた瓦礫の中から見る影もなく
ボロ雑巾のようになったぼるじょあが現れた!
(#。3゚#)「………ふ、ざけ、…やがってぇぇえ゛え゛!!!」
ぼるじょあは潰された蛙のような呻き声をあげて、片腕から血を滴らせたままヨロヨロと
瓦礫の隙間を這い出た。
(#。3゚#)「なぜ皆この有能な僕を裏切っていくんだぁ゛あ゛!
ぢぎしょう゛、ちぎじょおお゛お!クズどもが、目にもの見せてくれるぁあ゛あ!」
ぼるじょあは床にべったりと血痕を残して、命からがらカートゥーンタワーから逃げ出していった。
そしてそのしばらく後に、ダディがオカリナのようなものを手に戻ってきた。
| (●), 、(●)|「…む?なんだこの血の跡は」
ダディは扉に続く血の跡と崩れた瓦礫を見比べてきらりと目を光らせた。
| (●), 、(●)|「ゴキブリ並の生命力に救われたわけか。まぁいい、しばらく泳がせておいてやろう」
ダディは再びルーラを唱えてカートゥーンタワーを後にしたのだった。
A.モナー編を続ける
B.ツン編へ
C.ぼるじょあ編へ
686 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/01(水) 00:21:17 ID:g6HsEZUz0
Bだろ
Bだな
Bで止め
ぼるじょあ編は本編に重要とは思えないのであっても蛇足じゃない?
ぼるじょあ生きてるのかよw
終わったキャラ生存かよ
どうにも引き延ばしが好きらしい
投票ありがとうございます。では金曜からツン編を再開いたしますのでよろしくお願いします。
Cの選択肢に加えたぼるじょあ編はなんとなく選択肢が少ないなと思ったので、冗談半分で
加えてみましたが余計だったようですね。裏ツン編みたいな感じのストーリーにする予定でした。
ぼるじょあが生きているのはRPGとか漫画のお約束的な展開ということでなんとか。
プロットもレモナ編ほどダラダラしたものではないと思う程度には決まっていて、あと長く続ける
予定も一切ありませんので、生暖かい目で見守っていただけましたら有難いです。
いつも乙です!
待ちに待ったツン編開始か!
ブーン復活に期待してるよ
ξ;‐凵])ξ「う…うぅん…」
ツンは肌にまとわりつくような湿気と熱気の中で目を覚ました。
ξ;゚听)ξ「はっ、ここはどこ!?」
ツンの視界に飛び込んできたのは目も眩む極彩色のトロピカルジャングルだった。
ξ;゚听)ξ「…!?」
ツンはあわてて辺りを見渡した。
うっそうとしたジャングルにはこれまた極彩色の鳥が飛び回って鳴き声をあげている。
ξ;゚听)ξ「…私、船に乗ってたはずよね」
川つ-゙)「む…ぅ…」
ツンのすぐそばで倒れていたクーが目を覚ましたようだ。
川 ゚ -゚)「う…ん?」
ξ ゚听)ξ「クー姉、大丈夫?」
川 ゚ -゚)「ああ。でもここは一体どこなんだ?私たちは船の上にいたはずだと思ったが」
ξ ゚听)ξ「わからないの。私もさっき起きたばっかりで…」
2人が話しているところに、ジャングルの熱帯植物の向こうからガサガサと人の足音が響いてきた。
川 ゚ -゚)「誰だ!」
クーはとっさに誘惑の剣を構えた。
( ΦωΦ)「お、やっと気がついたか」
ξ )ξ ゚ 。
ジャングルの向こうからやってきたのはまさかのロマネスク。
彼は背中の籠いっぱいにココナッツ、マンゴー、ドリアン、ドラゴンフルーツ、その他ありと
あらゆるトロピカルフルーツを詰め込んでいた。
川 ゚ -゚)「…現地人か?」
ξ;゚听)ξ「いえ、こっちの知り合い。ちょっとロマネスク!なんであんたがここにいんのよ」
ロマネスクは何も言わずに背中の籠からライチを取り出した。
ξ#゚听)ξ「無視しないで答えなさいよ!」
( ΦωΦ)つ○「まぁとりあえず、これでも食って静かにこっちの話を聞け」
ロマネスクはライチをツンとクーに向かって放り投げた。
ξ;゚听)ξ「あ…ありがとう」
川 ゚ -゚)「悪い奴ではなさそうだな」
ツンとクーはライチの皮をむいてもしゃもしゃと食べはじめた。
更新乙…なんだけど、ツン側の話が思い出せないw
過去ログ読みに行かないとww
パート変わるときは、まんがの単行本みたいに冒頭にあらすじあると読みやすい
それじゃあ適当なあらすじと登場人物紹介と装備品
ツンとクーの故郷に帰るため、西の大陸へ行く船に乗り込んだツン一行だったが、突如船をモンスターが襲撃
モンスターに眠らされたツン達の前に、荒くれ男に化けていたロマネスクとクックルが現れ、船は辺境の島へと進路を変えた・・・
ξ ゚听)ξ ツン ・・・ 回復呪文の得意な少女。ニダーに殺されたブーンを生き返らせるため、故郷に帰ることを決意する
現在の装備は 蒼のロザリオ、ゾンビキラー、微笑みの杖、安らぎのローブ、グラディエーターサンダル
( 'A`) ドクオ ・・・ 大魔導士カーチャンの息子。ヒッキーの指導を受けながら呪文の特訓中。最終目標はショボーンへの復讐・・・のはず
現在の装備は 幸せの帽子、幸せの靴、さざなみの杖、不思議なボレロ
川 ゚ -゚) クー ・・・ ツンと同郷の女剣士。自分の師匠に刀を返す為に旅していたが、ツンのことが気になり同行することに
師匠の刀は八闘神の山に置き忘れてしまっている・・・
現在の装備は 誘惑の剣、水のはごろも、グラディエーターサンダル
(,,゚Д゚) ギコ ・・・ しぃの命を救うためツンに同行する。特技の「ギコぐるみ」で他の人物に化けることが出来る。フサギコに行方を追われている
( -_-) ヒッキー ・・・ メドローアしか使えない魔導士。ドクオの父親?
現在の装備は 闇の衣
( ΦωΦ) 杉浦ロマネスク ・・・ ブーンとよく似た謎の人物。ブーンの中の内藤?を奪い、田代砲と>>アンカーを取り替えた
クックルと共にツン達を辺境の島に連れてきた
グラディエーターサンダルwwwwww
去年の流行(笑)だっけ?
このメンツひさしぶり!ロマネスクちょっと性格軟化してる?
久しぶりに漫画の方更新したんで暇な人は見てね
漫画ってどこで見れるんだ?
( ΦωΦ)「沖で難破船が沈みかけてるって聞いて見に行ってみたら、船の甲板にお前らが
倒れてたんだ。あのままほっといたら船もろともオダブツだったぜ」
ξ;゚听)ξ「えーっ!船が使えなくなっちゃったなんて!」
川 ゚ -゚)「…困ったな。このままじゃ帰れないぞ」
( ΦωΦ)「何か事情でもあんのか?」
ξ ゚听)ξ「…うん」
表情を曇らせて俯いたツンにロマネスクはそれ以上は聞かず、離れた所で倒れこんでいるギコと
ドクオに近づいた。
( ΦωΦ)「おい、起きろ!」
ロマネスクは倒れこんでいたギコとドクオを思い切り蹴飛ばした。
(#,,゚Д゚)「いっ、痛てーじゃねぇか!何すんだゴルァ!」
( ΦωΦ)「いつまでものうのうと寝てやがるお前らが悪い。世界の終わりまで寝くさる気か?」
('A(#)「あ、キモい顔!」
(#ΦωΦ)ピキ
ロマネスクは無言でドクオに向かってココナッツを投げつけた。
川 ゚ -゚)「ドクオも知り合いだったのか?」
(#)A(#)「あー、まぁ色々あって…」
(,,゚Д゚)「一体誰なんだよ?」
( ΦωΦ)「俺の名は杉浦ロマネスクだ。訳あってお前らと同行することになった」
ξ;゚听)ξ「はぁ!?」
( ΦωΦ)「めんどくせーのはやまやまだけど、しばらくの間ついていってやるよ」
そう言うとロマネスクはジャングルの奥に進み始めた。
ξ ゚听)ξ「ちょっ、どこに行くの」
( ΦωΦ)「近くに村があるから案内してやる」
半信半疑のツン達はロマネスクについてジャングルの奥地に踏み込んだ。
ロマネスクいい奴だな
( ΦωΦ)<女にはな
ブーンとロマネスクの関係忘れたw
何か設定あったよな・・・
ジャングルを抜けると集落らしきものが見えてきた。
熱帯植物の中にぽつぽつと素朴な小屋が立ち並び、奥のほうには石造りの古びた神殿が
いくつか見える。いかにも観光客然とした様子でキョロキョロと周囲を眺めるツン達のもとに
島民らしき女性が近づいてきた。
(ΦДΦ)「コンニチハ、アナタタチ ココデハ ミナイ カオ ダネ」
川 ゚ -゚)「うむ。船が難破してしまってな。ここはなんという土地なのか教えてくれないか?」
(ΦДΦ)「ココ ハ ニンギョウジマ ダヨ。ヨカッタラ ワタシ アナタタチ アンナイ スルヨ」
(,,゚Д゚)「人形島?初めて聞く名前だな」
('A`)「むこうもああ言ってることだし、とりあえず案内してもらおうぜ」
ξ ゚听)ξ「そうしましょうか。…ところでロマネスク、ここの人達ってあんたの親戚か何か?」
( ΦωΦ)「ちげぇよ」
ロマネスクは島のことは既に知っているらしく、案内はいらないと言って海のほうに出かけていった。
ツン達は島民の女性についていって島を観光することになった。
島民の女性は魚市場や果物市場などの商業施設を一通り案内した後、島の奥地にある古びた
神殿に足を運んだ。
(ΦДΦ)「コノ シマ ニハ ヨハシラ ノ メガミサマ ヲ マツル シンデン ガ アルンダヨ」
('A`)「四柱の女神?」
島民の女性はまずマーブル模様の大理石でできた神殿に入って、ツン達を手招きした。
ξ ゚听)ξ「わぁ、すごく綺麗な像!」
神殿の奥にはすらりと伸びた手と脚を持ち、彫りの深いヨーロッパ系の顔立ちをした
美しい女神像が祀られていた。
(ΦДΦ)「コノ シンデン ハ コノ シマ デ ニバンメ ニ ニンキ ノ アル メガミサマ、バー=ビーサマ ノ シンデン ナノ」
川 ゚ -゚)「この女神像はバー=ビーというのか。神殿もずいぶん年季が入っているようだが、
古くから信仰されている女神なのか?」
(ΦДΦ)「モウ ズット ムカシ カラ シンジラレテイル メガミサマ ダヨ。リカ=チャンサマ ヨリモ フルイヨ」
(,,゚Д゚)「リカ=チャン?」
(ΦДΦ)「リカ=チャンサマ ハ アッチ ニ アル ベビーピンク ノ シンデン ニ マツラレテル メガミサマ ダヨ」
島民の女性はバー=ビーの神殿を出ると、真向かいに見えるベビーピンクの大理石で
造られたお城のような神殿にツン達を案内した。
ノイシュヴァンシュタイン城もかくやという神殿の奥には、可愛らしい少女の顔立ちをした
女神像が祀られている。
(ΦДΦ)「リカ=チャンサマ ハ オトメ ノ マモリガミ ナンダヨ。
コノ シマ ノ オンナノコ タチ ハ、ミンナ チイサイ トキ コノ メガミサマ ノ シンデン デ ツカエルンダ」
('A`)「ふ〜ん」
(ΦДΦ)「アト ムコウ ニハ ブラ=イスサマ ノ シンデン ガ アルヨ」
島民の女性はリカ=チャンの神殿を出て、ジャングルを分け入って進み始めた。
(,,゚Д゚)「今度はまた、ずいぶんと不便なところに神殿があるんだな?」
('A`;)「いてっ!何かに咬まれたぞっ」
(ΦДΦ)「コノ アタリ ハ ハブ ガ ヨク デルカラ キヲツケテネ」
('A`;)「そういうことはもっと早く言ってください!」
ドクオは毒に冒された!
('A`|||)「あばばばばば」
ξ ゚听)ξ「全くもう…キアリー!」
ドクオの毒が綺麗さっぱりなくなった!
(ΦДΦ)「ココ ガ ブラ=イスサマ ノ シンデン ダヨ」
島民の女性が指差したのは前の二つの神殿とは全く違う、手入れされていない様子で
苔むすがままに放置されきっている石造りの神殿だった。
三代目は文章は下手ではないと思うんだけど
AAネタ独特の短い言葉でスパッと進める軽快さが足りない感じ
バービーとリカちゃんかw
ブラ=イスとかいうのが分からないな
ブラ=イスはまんまブライスだろ
>>710 言いたい事はなんとなくわかるが、そこは個性ってもんだろ
今の職人のノリも嫌いじゃないぞ
職人はDQ9買ったのかな
更新しろよカス
ξ ゚听)ξ「随分ボロボロなのねぇ」
(ΦДΦ)「ナガイコト シンコウ ガ スタレテテ、サイキン マタ イロンナ ヒト ガ シンジル ヨウニ ナッテキタ トコロ ダカラネ」
(,,゚Д゚)「中がどうなってるのか気になるな。ちょっと失礼するぜ!」
軽やかな足取りで神殿に入っていったギコだったが、3秒もしないうちにダッシュでこちらに戻ってきた。
(|||,,゚Д゚)「おあぁぁああ!!!」
奇声をあげて戻ってきたギコを一同は不思議そうな目で見た。
('A`)「おい、一体どうしたんだよ」
(|||,,゚Д゚)「バケモノ!なんか変なバケモノがいるんだよ!」
ξ;゚听)ξ「バケモノ??」
(#ΦДΦ)「ブラ=イスサマ ヲ バケモノ トハ シツレイ ナ !」
川 ゚ -゚)「そんな言い方をしたら住民の方が不快な思いをするだろう?」
(|||,,゚Д゚)「で、でも、あれ…」
ギコは怯えてうずくまっている。
ξ;゚听)ξ「なんなのよ、もう」
川 ゚ -゚)「まあギコはおいといて、とりあえず案内してもらおう」
(ΦДΦ)「アノ オク ニ アル ノガ ブラ=イス サマ ノ ゾウ ダヨ」
('A`;)「ああ、あの一番奥の祭壇…に゛っ?!」
一番前を進んでいたドクオが急に立ち止まった。
('A`)「なにあれこわい」
川 ゚ -゚)「ほう、あれがブラ=イスか。随分変わった造形をしているんだな」
ξ;゚听)ξ「頭デカッ!体ちっさ!目ぇ怖っ!」
(ΦДΦ)「アタマ ノ ウシロ ニ アル ヒモ ヲ ヒッパル ト、 メ ノ イロ ガ カワルンダヨ」
そう言って案内人の島民の女性はブラ=イス像の頭の後ろから出ている紐をひっぱってみせた。
バチィン!というけたたましい音を立てて神像の瞼が閉じられる。
そして再び目が開くと、左のほうを見ていた青い瞳は正面向きのオレンジの瞳に変わった。
(ΦДΦ)「アト ミドリイロ ト ピンクイロ ニモ メ ノ イロ ガ カワルヨ」
川 ゚ -゚)「この目の色が変わることになにか意味があるのか?」
(ΦДΦ)「アオイロ ハ アマゴイ ノ ギシキ ノ トキ ノ タメ。 オレンジ イロ ハ シュウカク ノ オイワイ ノ トキ ノ タメ。
ソレカラ ミドリイロ ハ ホウサク ノ オイノリ ヲ スル トキ、 アト ピンクイロ ハ ユキドケ ノ オマツリ ノ トキ ノ タメ ダネ」
ξ;゚听)ξ「ふ、ふぅん…」
(;'A`)「いや〜、あの神像は人を選ぶ見た目をしてると思うよ…」
ξ;゚听)ξ「ギコが怖がったのも頷けるわ…」
興味深そうに神像を眺めるクーだったが、ツンとドクオは先に神殿を出ると外で待っていたギコの
ところに行ってこそこそ雑談しはじめた。
(,,゚Д゚)「色々と凄すぎるだろ?一瞬邪神像かと思ったぜ」
('A`)「目の色が変わるところを見たけどさ、あのオレンジ色の目は怖いよ。
今にもビームが出そうで」
ξ ゚听)ξ「ぶっちゃけさっきのリカ=チャンとかバー=ビーのほうがいいかな」
そこに案内人とクーが神殿から出てきたので3人は何事もなかったような顔をして応対した。
川 ゚ -゚)「そこを下ったところにある池のほとりに、この島で一番大きな神殿があるらしいぞ」
ξ ゚听)ξ「へぇ、島で一番大きな神殿って気になるわね。案内してもらえるかしら?」
(ΦДΦ)「モチロン、ヨロコンデ!」
('A`)「さっきのみたいに怖いのじゃないよな?」
(ΦДΦ)「ヒトコト デ イウト、ゴシンタイ ジタイ ガ デカイ カナ…」
(,,゚Д゚)「…でかいご神体?」
(ΦДΦ)「イママデ ミテキタ メガミサマ ノ バイ クライ ハ アルヨ」
ξ ゚听)ξ「そんなに大きいの!?」
(ΦДΦ)「アト、ソノ シンデン ノ メガミサマ ヲ ヒテイ スル コト ヲ イッタラ、シンジャ ノ ヒト カラ フルボッコ サレルカラ キヲツケテネ。
アノ ヒト タチ ハ チョット ネッキョウテキ ナ トコロ ガ アルカラ…」
なにやら不吉な忠告を与えて、案内人は池に続く道を先導した。
ただでさえ読みにくかったのが、半角で更に…
タシカニヨミニクイヤメテクレ
今更口調変えるのもあれなんで
(ΦДΦ)の台詞は極力短い言葉で
まとめるのがいい鴨
(神^ω^神)オレサマ オマエ マルカジリ
キャー!
最後の神殿は翡翠色に輝く美しい池のほとりにそびえ立つ、パルテノンもかくやという立派な佇まいだった。
ξ ゚听)ξ「へぇ…素敵な神殿ね!なんかこう、自然と伏し拝みたくなってくるような」
('A`)「中もすげー広くてピカピカだな」
川 ゚ -゚)「床にも塵ひとつないぞ。土足で入ってしまったがいいのか?」
(ΦДΦ)b「ミンナ デ マイニチ 100カイ ソウジ スルカラ ダイジョウブ ダヨ!」
(;,,゚Д゚)そ「100回も!?」
(ΦДΦ)「ヒトデ ニハ コマラナイヨ。コノ シンデン ハ、シマ デ イチバン シンジャ ガ オオイ カラネ」
神殿の中も外に劣らず立派なものだった。
床・壁・天井はいずれも磨きぬかれた乳白色の大理石で造られ、バロック調の内装で
入念に飾られている。窓が少なく、あまり自然光が入らない造りとなっており、明かりは
蝋燭で取るようになっているようだ。
等間隔に設置された燭台はそのどれもに煌々と火が灯っている。
(;'A`)「毎日100回掃除できるくらいの人数って、どんだけ多いんだよ」
(ΦДΦ)「アッチ ヲ ミテミレバ ワカル ト オモウ」
ツン達が案内人の指差した方向を見ると、純白の衣に身を包んだ沢山の人々が押し合い
へし合いしているのが見えた。
(;,,゚Д゚)「うわっ、なんだあの布オバケ!」
川;゚ -゚)「…あんなに人がいると、逆に気持ち悪いな」
(ΦДΦ)「アレ ハ ミンナ メガミ サマ ノ ジュンレイ ニ ヤッテキタ ヒトタチ ダヨ」
ξ ゚听)ξ「いったいどんな女神様なのか気になるわね。見に行きましょ!」
(;'A`)「俺は遠慮しとくわ。あの人ごみの中に入ったら押しつぶされかねない」
ξ ゚听)ξ「じゃあドクオは入口のところで待っててくれる?」
('A`)「うん、そうさせてもらうよ」
ドクオは神殿の入口で待機することになり、ツン達は案内人に従ってこの神殿の女神像を見に行った。
全員この神殿でのしきたりに従い、頭からつま先まで純白の衣をまとって人ごみのなかに飛び込んだ。
ξ;゚听)ξ「く、苦しい〜!あっちからもこっちからも人の体重がのしかかってきてるぅ!」
(ΦДΦ)「デモ キョウ ハ マダ スイテル ホウ ダネ」
川;゚ -゚)「うーむ…これで空いているほうなのか…」
(;,,゚Д゚)「猫の毛1本も入らないくらいすし詰めだぞ、ゴルァ…」
人ごみに揉まれて体力を奪われているせいか、ギコの声も元気がなくなっている。
ξ;゚听)ξ「…あら?あそこに黒い衣の人が見えない?」
川;゚ -゚)「…黒い衣?いや、私には周りの人たちの白い衣しか見えないが…」
(ΦДΦ)「シキタリ ヲ ヤブル ヨウナ ヒト ハ イナイ ハズ ダケド…」
ツンは爪先を伸ばして周りの人を見たが、一面真っ白な風景しか見えなかった。
ξ;゚听)ξ「み、見間違いだったのかしら…?」
そして2時間かかって、ツン達はようやく神殿の女神を拝む機会を得たのだった。
参考にしたスレで(ΦДΦ)が半角で台詞をしゃべっていたので倣ったほうがいいのかなと
思ってやってしまいました。確かに読みにくくて見る側に非常によくないですね。
台詞も打ち込みづらくて不便なので、
>>720さまのおっしゃるとおりに短く台詞を纏めました。
あとメル欄に書き忘れてしまったのですが、次回の更新は火曜から水曜にかけてになりそうです。
もうちょい書きためてもいいよ
天を衝くほど大きくリアルな造形の女神像がツン達を見下ろす。
(ΦДΦ)「コノ シンデン ノ メガミサマ、スーパー=ドル=フィーサマ ダヨ!」
ξ;゚听)ξ「…スーパードルフィー?」
(,,゚Д゚)「なんだよ、その変身ロボみてーな名前」
(ΦДΦ;)「アッ、ギコ サン!ソウイウ コト イッチャ…」
(,,゚Д゚)「え?」
ギコが辺りを見回すと、周りの人々がみな一様に冷たい目で彼を睨みつけている。
(;,,゚Д゚)「今の発言でアウトなのか?」
(ΦДΦ)「ザンネン デスガ ボッシュート デス」
川 ゚ -゚)「なかなか厳しいな」
ξ ゚听)ξ「ともかく、静かにしといた方が身のためみたいね」
ツン達は女神像を見上げた。
ξ ゚听)ξ(目が怖いわね)
(,,゚Д゚)(なんで関節が球で出来てるんだ?)
川 ゚ -゚)(美しいが怖いな)
ツン達は互いに感想を言い合いたそうに視線を交し合ったが、周りの空気がそれを許さなかった。
(ΦДΦ)「スーパー=ドル=フィーサマ ヲ ミタ アト ハ、サイダン ニ ヒザマヅイテ カラ セイスイ デ オキヨメ ダヨ」
(;,,゚Д゚)(なんでそこまで…)
川 ゚ -゚)(前の神殿よりもしきたりに厳しいみたいだ)
ξ;゚听)ξ(周りの人たちの目もなんか怖い)
しきたりに従いお清めを済ませ、ツンたちは足早に神殿を後にし、入口で待っていたドクオと合流した。
('A`;)「…なんかみんな疲れ切ってるな、大丈夫か?」
ξ '兪)ξ「…うん。あんた、行かなくて正解だったわ」
(,,'Д`)「あの雰囲気は無理だ…」
(ΦДΦ)「アノ シンデン ハ、チョット クウキ ガ チガウンダヨネ…」
川 ゚ -゚)「信者はともかく、女神像は迫力があって麗しかったぞ」
ξ '兪)ξ「そう?私はあれ、目がリアルで怖かった印象しかないなぁ」
(,,'Д`)「俺、関節が気になってしょうがなかったよ」
(ΦДΦ)「アァ!アノ カンセツ ハ、オマツリ ノ トキ ニ ポーズ ヲ トラセル タメ ニ ツイテルノ」
(;,,゚Д゚);゚听)ξ「は!!?」
川;゚ -゚)「本当に動くのか!」
(ΦДΦ)「シンジャ ノ ヒトタチ ガ、マイトシ ミンナ デ チカラ ヲ アワセテ ウゴカシテマス」
ξ;゚听)ξ「動かす必要あるの?」
(ΦДΦ;)「エッ…?…ウゴカス ヒツヨウハ…エート…」
案内人はしばらくの間黙りこくってしまった。
ξ;゚听)ξ「あっ、ごめんなさい!ご神体を動かすなんて珍しいお祭りだな〜と思って…」
(ΦДΦ)「イエイエ、キニシナイデ。マイトシ ノ コウレイ ギョウジ ダカラ、ドウ セツメイ シヨウカ ナヤンジャッタ ダケ」
町のほうに戻ったころには辺りはすっかり薄暗くなっていたので、ツン達は案内人に宿屋の場所を
教えてもらってから礼を言って別れた。
ξ ゚听)ξ「宿屋は3軒あるんだって!どれにする?」
川 ゚ -゚)「『ホリデイインザサン亭』がいいな」
(,,゚Д゚)「この『ソロインザスポットライト亭』っていうのも気になるぞ」
('A`)「『お約束ハッピーサマー亭』はどうだ?」
ξ ゚听)ξ「んー、悩むわね」
|-_-)……ソロインザスポットライト亭…
ξ ゚听)ξ
ξ゚听 )ξ
('A`;)「ヒッキーさん!今まで一体どこに行ってたんすか!!」
(;-_-)「えっ、ええっ…い、い、色々と、観光…とか…」
ξ;゚听)ξ「どうして私たちの居るところがわかったんですか!」
(;-_-) 「さ、さっき…神殿で、見かけたから…」
ξ ゚听)ξ「……あぁ!なんだ、じゃああれは気のせいじゃなかったのね!」
川 ゚ -゚)「おいツン。ソロインザスポットライト亭でいいのか?」
ξ ゚听)ξ「えぇ、そうしましょう」
ツン達は案内人からもらった簡単な地図を見つつ、宿屋を目指すことにした。
もうカタカナ止めてくれ
読めないことはないだろう
ここの住人は何かと文句言う奴が多いな
っていっても同じ奴なんだろうけど
文句への文句もどうかと思うけどな
フォローするつもりなら
そんなモグラ叩きするより作者への応援や感想述べた方がいいぜ
携帯から失礼します。投稿のほうなのですが、本日の深夜に
なります。連絡が遅れて皆さまをお待たせすることになり、
申し訳ございません。
カタカナで喋るキャラに関しては今後登場いたしませんので、
読みづらいテキストになることは
なくなると思います。
板違いのネタを長々と続けてしまってごめんなさい。
しばらく地図を片手に歩いていると、周りの風景に似つかわしくない洒落たバーのような建物が見えてきた。
('A`)「ここなのかな?」
川 ゚ -゚)「地図に書いてある通りに進んだから、多分ここだろうな」
(,,゚Д゚)「看板にも『ソロインザスポットライト亭』って書いてあるな」
半開きになったドアからは音楽が漏れ出てきている。どうやら中でジャズを演奏しているようだ。
ツンはドアを開けてカウンターに向かった。
ξ ゚听)ξ「こんばんは。一泊したいんですけど、部屋は空いてますか?」
宿屋のおかみ「ええ、空いてますよ。一人一泊10Gになりますけどよろしいかしら?」
ξ ゚听)ξ「はい、お願いします」
ツンは人数分の料金を支払うと、カウンターの向こう側で演奏しているバンドを聞いている
クー達のところに行った。
(,,゚Д゚)「じゃあ俺、風呂もらってくるよ」
ξ ゚听)ξ「私たちはしばらくここにいるわね。あ、部屋は南側の一番つきあたりだから」
(,,゚Д゚)「おう、わかった」
カウンターの向かいにあるホールではジャズが流れている。
ホールの片隅には金髪をポニーテールにした黒いドレスの大人っぽい人形が鎮座している。
ξ ゚听)ξ「神殿では見なかったタイプの人形ねぇ。だいぶ古びてるし…」
川 ゚ -゚)「なんの人形なんだろうな?」
宿屋のおかみ「それはね、うちに代々伝わるバー=ビー様なのよ」
川 ゚ -゚)「これがバー=ビー?神殿で見たのとかなり違うんだが?」
宿屋のおかみ「うちはかなり昔からバー=ビー様を信じているからね。これはすごく古いものらしいわ。
バー=ビー様も年代によって姿が色々と変わってるみたいなの」
ξ ゚听)ξ「へぇ!年代で違いがあるなんて知らなかった〜」
川 ゚ -゚)「バー=ビーひとつ取ってみても、色々歴史があるんだなぁ」
ドクオとヒッキーはジャズバンドの演奏に耳を傾けている。
('A`)「あ〜、久しぶりにこういうの聞いたな」
( -_-)「そういえば…タケシのカーチャンも、よくジャズ系を聴いてたね…」
('A`)「そうそう、小さい頃によくカーチャンがレコードで聴いてて…、って、あれ?どうして
ヒッキーさんが知ってるんすか?」
(;-_-)「…!」
ヒッキーは少しうろたえた様子を見せた。
(;-_-)「そ、それは…タケシは覚えてないかな…。僕も、タケシが小さいときに、よく家に
お邪魔させてもらってたんだ…」
('A`)「あっ、そうだったんですか?でも、あんまし覚えてないなぁ」
(;-_-)「…まぁ、小さい頃のことだから…。覚えてないのも無理はないかもね…」
('A`)「いや、こちらこそ覚えてなくってすいません!」
( -_-) ホッ
一方で風呂に入りに行ったギコは、鼻歌まじりにのんびりと湯船につかっていた。
(,,゚Д゚)「いや〜、いい湯だな。疲れがふっとぶよ」
しかし風呂場の窓の向こうから何やらガチャガチャと音が聞こえてくる。
(,,゚Д゚)「?」
しばらく風呂につかっていたギコだったが、物音はだんだん大きくなっていく。
(#,,゚Д゚)「……………」
ギコはイライラした素振りを見せ、いったん湯船から上がって窓のそばに近づいた。
湯気で曇った窓の向こうで何人かの黒い人影がもぞもぞと動いている!
(#,,゚Д゚)「誰だ!」
ギコの一喝で黒い人影は怯えたらしく、バタバタとせわしない音をたてて逃げ出していった。
(,,゚Д゚)「気持ちわりぃなあ…なんなんだよ一体!」
風呂を上がって部屋に行く前に、ギコはホールにいるツン達のところに向かった。
ξ ゚听)ξ「お風呂はどうだった?」
(,,゚Д゚)「なんか外に怪しいヤツが居るみたいで、ガチャガチャうるさかったぜ」
川 ゚ -゚)「怪しいヤツだと?」
宿屋のおかみ「あぁ、それはきっとアイツらだわ…」
('A`)「…アイツら?」
ξ ゚听)ξ「心当たりがあるんですか?」
怪訝な顔をするツン達に、宿屋のおかみが困惑した様子で口を開いた。
宿屋のおかみ「このあたりにはね、家に飾ってあるご神体の人形を奪っていく賊が昔からいるのよ」
(,,゚Д゚)「賊?…って…まさか…」
川 ゚ -゚)「釣り目でエラの張った顔をしてるヤツがいないか!?」
宿屋のおかみ「いえ、そういう話は聞かないわ。でもその賊のお頭っていうのが天を衝くような大男で、
ひげ面で毛むくじゃらのトロルみたいなヤツだって噂ね」
ξ ゚听)ξ「えぇ?どうしてそんなヤツが人形を奪っていくんですか?」
宿屋のおかみは眉間にしわを寄せて話を続けた。
宿屋のおかみ「海の向こうで高値をつけて売りさばくためよ。
この人形島のご神体が無くなってるのはみんなアイツのせい!
海の向こうにある大陸の何も知らない人たちに、ご神体だということは隠して
こっそり売りさばいてるのよ!」
('A`)「神体泥棒か…なんつー罰当たりなヤツらだ」
宿屋のおかみ「古いご神体の飾ってある家がもう何度か襲われてるのよ。私の宿屋も最近アイツらが
うろつきだしたみたいで困ってるの。もうどれだけ迷惑させられてるか…ううっ」
宿屋のおかみはこらえきれずに泣き出してしまった。
深夜に乙です!
深夜ってかもう朝じゃないかww
苦心してる様がうかがえる
先の気になる展開になってきた
乙です
乙です!
乙。新章に期待
全裸で待機してたのだが…(’ω、)、
まぁ・・・恐らく今夜だな
予定より一日余裕を持って待っていたほうがいい
職人がんばれ
みんなもがんばれ
ゆっくり行こう!職人ガンバレ!!
ドラクエまだクリアでけへん
とかじゃないだろうなw
続きマダァ-?
(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
ξ ゚听)ξ「……許せないわね、その泥棒たち」
川 ゚ -゚)「信仰を冒涜するなど、人間の風上にも置けない奴らだな」
ツンとクーは顔を見合わせて頷きあっている。ギコは指をポキポキと鳴らして拳を固めた。
('A`)「このままだと賊がいつ襲ってくるか分からないし、おちおち眠れそうにないな」
(,,゚Д゚)「いっちょキツい灸でもすえてやるか?」
( -_-)「……」
ξ ゚听)ξ「おかみさん!私たちがその賊を退治してきます!」
宿屋のおかみ「本当に!?」
川 ゚ -゚)「信仰を穢す輩を野放しにはできないのでな」
宿屋のおかみ「あ、ありがとう…本当にありがとう!」
宿屋のおかみは目を潤ませて、ツン達に土下座して礼を述べた。
ξ ゚听)ξ「おかみさん。そんなにかしこまらないで、顔を上げてください」
宿屋のおかみ「いえ、よその人に丸投げするかたちになっちゃって情けないし、申し訳ないのよ。
あなたたちを泊めてあげることくらいしかできなくてごめんなさいね」
宿屋のおかみはツン達に向かってもう一度頭を深々と下げた。
('A`)「で、その賊には住処だとか隠れ家はあるのか?」
宿屋のおかみ「えぇ、この島の南のほうに見える山のふもとを隠れ家にしてるって噂よ」
ツン達は賊の隠れ家を教えてくれた宿屋のおかみに丁寧にお礼を言ってから部屋に戻って
眠りについた。そして深夜、人がすっかり寝静まったころになってツン達はこっそりと起きて
そっと宿屋を出ていった。
川 ゚ -゚)「新月だな。隠れて行動するには丁度いい」
ξ ゚听)ξ「でも暗くて道がわからなくない?」
(,,゚Д゚)「心配ないって。さっき襲ってきた賊たちの匂いをたどればきっと隠れ家に着くはずだ」
ξ ゚听)ξ「…あんた、猫でしょ?」
(,,゚Д゚)「猫の嗅覚なめんなゴルァ!」
ギコはそう言ってさっそく匂いをたどり始めた。
PCのアクセス規制巻き込まれ、携帯水没ですっかり更新が遅れてしまいまして
申し訳ございませんでした!近頃はたびたび更新が遅れ気味になってしまって、
お待たせしてしまいすみません。次回の更新は水曜あたりに、3〜4レスくらいの
投稿になると思います。
おお、なら仕方ないですな
規制のお勤め乙でありました!
色々とがんばれ!
〜そして 3時間が 過ぎた…!〜
(,,゚Д゚)「ふむ…ふむむぅ…」
ξ;゚听)ξ「ねぇギコ、まだ着かないの?」
(;'A`)「そろそろ足が限界だ…」
おぼつかない足元でトロピカルジャングルをさまようツン達は、毛穴という毛穴から
大量の汗を噴き出しまくり刻一刻と体力を消耗しつつあった。
(#,,゚Д゚)「くそっ!奴ら、わざと遠回りしてやがる!」
川 ゚ -゚)「延々歩かせて追っ手を根負けさせようという魂胆か」
( -_-)「……しかもここはどうやら獣道だね…」
ツン達の行く手に道といえる道は存在しなかった。
ツル植物や太い樹の根などが生い茂って足元をすくおうとしているため、慎重に歩かなくてはならない。
しかも細心の注意を払いながら歩いても、ツン達はこれまでに何度も転んだり足を滑らせたりして
体中に青あざを作っていた(クーとヒッキー以外)。
( -_-)「…この分だと、賊たちも中々一筋縄ではいかなさそうだ…」
川 ゚ -゚)「そのようだな。戦うときは心してかかろう」
ヒッキーとクーは最初と全く変わらない足取りでギコについていった。
(;'A`)「ヒッキーさんといいクーといい、どんな体力してんだよ…」
ξ;゚听)ξ「クー姉は昔からあんな感じだったけど、ヒッキーさんのスタミナが予想外ね…」
ツンとドクオはヘロヘロになりながら、先へ進むギコ達を追った。
(,,゚Д゚)「ふむむ……うん?なんか違う奴の匂いが混じってきたな」
川 ゚ -゚)「違う奴?」
(,,゚Д゚)「あぁ。しかもかなり近い」
ギコは耳とひげを盛んに動かして目をキョロキョロさせている。
( -_-)「…魔物かもしれないし、遠回りしたほうがいいんじゃないかな…」
ξ;゚听)ξ「今は賊たちを追うのが先だと思うわ。避けられる危険は避けるべきよ」
( ΦωΦ)「そりゃ賢明な判断だな」
ξ ゚听)ξ「………………」
ツンはぎょっとした様子でロマネスクを見た。
ξ;゚听)ξ「一体どこから湧いてきたのよ!」
(#,,゚Д゚)「てめぇ、俺を蹴飛ばした奴じゃねーか!こんな所に潜んでやがったのか」
(#ΦωΦ)「人をゴキブリみたいな扱いしやがって…」
('A`)「なんでお前がこんなとこにいるんだよ?」
( ΦωΦ)「それはこっちの台詞だ」
川 ゚ -゚)「私たちはこのあたりに潜んでいる賊とやらを退治しようと思ってここまでやって来た。
昨日お前は海に行くとか言っていたはずだが、どうしてこんな奥地にいるんだ?」
(;ΦωΦ)「む」
ロマネスクは眉間にしわをよせてツン達に視線をめぐらせると、しぶしぶ口を開いた。
_,
( ΦωΦ)「お前らと用事がかぶるなんて…」
ξ ゚听)ξ「え、あんたも賊退治に行くの?」
_,
( ΦωΦ)「ちげぇよ。偵察してこいって上から命令されてんだ」
川 ゚ -゚)「ほぅ、偵察?じゃあ賊について何か情報を掴んでるのか」
_,
( ΦωΦ)「今のところ奴らの名前くらいだな」
川 ゚ -゚)「なんという名前だ?」
( ΦωΦ)「『テンバイヤー』とかいうらしい」
川 ゚ -゚)つ「なるほど」
クーはいきなりロマネスクの肩をがしりと掴んだ。
(;ΦωΦ)「…何すんだよ」
川 ゚ -゚)「いや、私たちだけで賊を退治できるかどうか不安なんだ。戦力としてついてきてもらおう」
(;ΦωΦ)「俺の用事は偵察だけだ。退治するのはお前らの勝手だが俺を巻き込むな!」
川 ゚ -゚)「昨日会ったときに『パーティに同行する』と言っていたような気がするが…」
(;ΦωΦ)「確かにしばらくついてってやるとは言ったけど、戦力になるとは言ってないぞ!」
クーはロマネスクの肩を力を込めて掴み、凄みを帯びた声で言った。
川 ゚ -゚)「お前の意思は聞いてない」
((;ΦωΦ)「ちょっ」
クーはさらに、気圧されて二の句を継げないロマネスクの腕を無理矢理引き寄せた。
更新乙。ヒッキーさん意外と体力あるのか?
乙です!
ロマネスクが田代砲使いこなせるなら戦力大幅増強だな
川 ゚ -゚)「待たせてすまなかった。ギコ、賊の匂いを追ってくれ」
(;,,゚Д゚)「お…、おぅ、わかった!」
ロマネスクが仲間に加わった!
(;ΦωΦ)「くそー、俺としたことが」
ξ ゚听)ξ「ロマネスク、あんたも意外といいとこあるのね!」
('A`)「ただのキモい顔だと思ってたけど見直したぜ」
(;ΦωΦ)「…お前らまさか最初っからグルだったのか?」
('A`)「いや、傍観してたのであってグルじゃあない」
ξ ゚听)ξ「そうそう。クー姉の誘導が始まったから、『どこまで乗るのかな〜』と思って見てただけよ?」
(#ΦωΦ)「っの野郎…途中から気づいてたんじゃねーか」
ロマネスクは拳をプルプルと震わせてツンをねめつけたが、ツンは全く意に介さない。
ξ ゚听)ξ「気づかないあんたが迂闊だったんじゃないの?」
(#ΦωΦ)「〜〜〜〜〜っ!」
ロマネスクが今にも拳を振り上げそうになっていたその時、いきなりギコの足どりが止まった。
(;,,+Д+)「げほっ、げほおっ!!匂いが混ざって跡を辿れねぇっ」
川;゚ -゚)「なに!?」
クーがギコに近づくと、その目の前には大量のラフレシアの花が咲き誇っていた。
川;゙ -゙)「うっ…」
('A`)「クー!どうした!」
ドクオはよろめいて倒れこみそうになるクーに駆け寄った。
(゚A゚)「ぐふっ!」
ドクオは卒倒してしまった!
ξ;゚听)ξ「な、何この匂い…」
ツンは思わず口もとを手で覆ったが、容赦ない湿気の篭った暑さと匂いが一体となって襲い掛かる。
(;ΦωΦ)「うげぇ、気持ち悪っ」
ロマネスクもこの匂いには耐えられないらしく、がくりと地面に膝をついた。
ξ;゚听)ξ「駄目だわ、この匂いの中を進むなんて無理よ!」
川;゙ -゙)「信じられん…世の中にこんな花があっていいのか……」
(;゚A゚)「ありえねえ。こんな腐った肉とチーズと牛乳ごた混ぜにしたような匂いの花があってたまるかっ」
(;,,゙Д゚)「テンバイヤーどもはどういう嗅覚をしてやがるんだ!?」
ツン達はラフレシアの花畑から慌てて引き返した。
川;゚ -゚)「もしあの先に賊の根城があるとしたら、どう進めばいいんだ」
ξ;゚听)ξ「そうだ!ロマネスクに背負ってもらって、全力疾走で駆け抜けてもらうのはどう?」
(;ΦωΦ)「無茶言うなよ」
ξ;゚听)ξ「死ぬ気になればなんでもできるでしょ!」
(;ΦωΦ)「本当に俺の命が尽きたらどうしてくれるんだ!」
('A`)「俺の魔法でなんとかできないかな?」
川;゚ -゚)「メラ系やギラ系は煙に乗って被害が広がるかもしれないから勘弁してくれ…」
(;'A`)「そ、そっか…」
( -_-)「…ハイテンションをヒャドに応用するのはどうだろう…」
その時、皆の視線がヒッキーに集まった!
('A`)「そうか!ヒャド系ならあの花も凍らせることができるかもしれないな」
ξ ゚听)ξ「名案ね。やってみる価値はありそうだわ」
ドクオは氷の魔力を練りつつテンションを上げ始めた。
乙!ラフレシアとかきっついwww
まとめサイト見れなくなってる・・・?
漫画化サイトにてまとめの第2章11◆約束〜仇の爆発魔法より
ドクオとショボーンの対決を漫画化しました
お暇な時にご覧ください
保守徒弟氏 今後ともマイペースに頑張ってください 陰ながら応援してます
ツン達は口もとを手でおさえつつじっとドクオを見守っている。
('A`;)(うわ、みんなこっち見てるよ〜)
( -_-)「…魔力が練りきれてないみたいだね。もっと集中しなきゃ駄目だ…」
('A`;)「は、はいっ」
ξ ゚听)ξ「もう、さっさとしてよね!」
('A`;)「はいはい」
('A`)(あ〜、テンション下がるなぁ。だけど…)
ドクオは左手に練った氷の魔力をじっと見つめた。
(゚A゚)「いつも通りにすれば大丈夫なはずだ!このドクオ様がやってやるぜぇええ!!」
ドクオの左手に蓄えられた氷の魔力が大きくうねり、周りに冷気が湧き起こる!
(゚A゚)「おおおぉぉお!ハイテンションヒャド!!」
ドクオの周りに湧き起こった冷気が一気に凝集し、左手に練り上げられた氷の魔力が
竜巻と化してラフレシアの花畑に襲い掛かった。
ξ;゚听)ξ「……すごい…」
ツンは目を見開いて凝視するその先には、完全に凍り付いているラフレシアの花畑
だったものが広がっていた。毒々しい肉色の花はいまや白い氷晶に覆われている。
( ΦωΦ)「…なかなかやるじゃねーか」
('A`)「まぁな。でもこの暑さじゃ融けるのは時間の問題だ」
(,,゚Д゚)「じゃあさっさとここを通ってこうぜ!」
ツン達が凍りついたラフレシアの花畑を通りぬけると、柵に取り囲まれたいかにも怪しい
掘っ立て小屋が見えてきた。
小屋に近づくと見張りと思しき荒くれ男がツン達を取り囲んだ!
*「お前ら、ここらじゃ見ねぇ顔だな?命が惜しかったらさっさと戻った方が身のためだぜ」
川 ゚ -゚)「忠告はいらん。私たちはテンバイヤーという賊を倒すためにここまで来たんだ」
*「ほお…」
荒くれ男たちの顔に嘲笑の色が浮かび、めいめいにダガーを取り出した!
*「そのテンバイヤーってのは俺たちのことだ。
ここまでやってくるとは見上げたもんだが、お前らには死んでもらうぜ」
(,,゚Д゚)「お、やる気か?」
テンバイヤー達はツン達にダガーの切先を突きつけてきた。
*「せっかく集めたお宝を奪われたかねぇからな!」
ξ --)ξ「…ゲスね」
*「あ゛ぁ゛!?」
ξ#゚听)ξ「聞こえなかった!?ゲスって言ったのよ!」
川 ゚ -゚)「お前達が先に神像を奪ったんだろう?私達はそれを取り返しに来ただけだ!」
クーは素早く誘惑の剣を振りかざした!
*「!!?」
テンバイヤー達は混乱した!
川 ゚ -゚)「今だ!散開して攻撃するぞ」
(,,゚Д゚)「おー!」
('A`)「いくぜ!」
( ΦωΦ)「俺はあっちの方で休んどくからな」
ξ#゚听)ξ「あんたも戦うんだってば!」
ツン達はさっと武器を構えてテンバイヤー達に向き合った。
土曜日に更新するつもりが火曜日になってしまいました…。
近頃は予定した日よりも更新が遅れがちなことが多くなり皆様をお待たせしてしまい申し訳ありません。
次回の更新からはなんとか時間を見繕えそうなので、予定どおりにいけそうな気がします。
乙!
あまり気にせずマイペースでやってくれ。
>>757 復活か乙!
かなり長いから名場面ごとの漫画化のがいいかもね
職人さん、いつも乙です。
暑い日が続きますが、次回の更新をたのしみにまってます(*´д`*)
764 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/12(水) 19:24:02 ID:3bVXgnMH0
age
ツン達はさっと武器を構えてテンバイヤー達に向き合った。
川 ゚ -゚)「私は一番右にいる奴を攻撃してくる!」
('A`)「じゃあ俺も助けに入るよ。クーひとりじゃ大変だろ?」
川 ゚ -゚)「ありがとう、とても助かる」
クーとドクオはテンバイヤーAに向かっていった。
テンバイヤーA「うひっ…うひっひっ…」
テンバイヤーAは混乱している!
川 ゚ -゚)「隙だらけだな。全く、この剣があってよかったよ」
クーはそう言いながらテンバイヤーAの腕をなぎ払った!
テンバイヤーAに30のダメージ!
テンバイヤーA「ひぎゃあぁ!!」
('A`)「メラ!」
テンバイヤーA「ぐえぇっ」
ドクオはメラを唱えた!テンバイヤーAに20のダメージ!
テンバイヤーA「あ、熱ぢぃじゃねーか!てめ゛ぇ、何してくれやがる?!」
(;'A`)「あ」
テンバイヤーAの混乱が解けた!
テンバイヤーAはダガーを握り締めてドクオに襲い掛かってきた。
テンバイヤーA「死ねやオラ!」
(;'A`)「わーっ!やべぇ、ヒャド!ヒャド!」
ドクオは迫り来るテンバイヤーAに向かってヒャドを唱えた!
テンバイヤーAに34のダメージ!
テンバイヤーAのダガーを握り締めた右手が白く凍りついた!
テンバイヤーA「痛てぇ!」
('A`)「霜焼けした手じゃ武器は扱えないだろ」
川 ゚ -゚)「霜焼けというか重度の凍傷だな。やりすぎじゃないか?」
('A`)「さんざん人様に迷惑をかけてる奴らだぜ?これでも温いくらいだよ」
テンバイヤーA「ちきしょう、俺の武器がダガーだけだと思うなよ!」
テンバイヤーAは左手で懐から毛糸のようなものを取り出してクーとドクオに投げつけた!
べっこう色の細い糸が辺りに広がり、クーとドクオにからみつく。
川;゚ -゚)「む!」
(;'A`)「なんだ!?」
テンバイヤーA「まだらくも糸を持っててよかったぜ」
テンバイヤーAは懐から更にアサシンダガーを取り出し、左手で柄を握った。
テンバイヤーA「なにも利き手でしか武器を使えないわけじゃねぇし、もしもの時の為に道具だって
普段からそれなりに揃えてあるんだぜ。お前らは読みが甘かったみたいだな」
川;゚ -゚)「くっ…」
テンバイヤーAはアサシンダガーの切先をクーの鼻先に近づけた。
乙
転売屋ー賢いな
忙しいのかな?
更新が遅れていてごめんなさい…。先週は風邪気味で具合が良くなくて
なかなかPCに向かう時間が取れませんでした。水曜の更新分(だった)
テキストは加筆修正して明日か明後日に改めて投下をしたいと思っています。
お待たせしてしまい申し訳ございません。
770 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/23(日) 08:32:02 ID:OXKIc3TI0
無理すんなー
適度に保守しとくから
応援保守
お大事に!保守!!
がんばれ!
テンバイヤーAはアサシンダガーの切先をクーの鼻先に近づけた。
テンバイヤーA「下手によそ者が首を突っ込んできたのが運の尽きだったな!
鼻でも削いで見せしめにしてやる」
川;゚ -゚))「っ!」
(#'A`)「やめろ、クーに手を出すな!」
ドクオはまだらくも糸を必死で振り切ってメラを唱えた!
テンバイヤーAに40のダメージ!
テンバイヤーA「ぎゃあっ!」
もんどりうって倒れたテンバイヤーAの喉元に、クーがさっと剣の刃を突きつけようとする。
川 ゚ -゚)「たぁっ!」
しかし、まだらくも糸の効力で動きが鈍くなっているクーの突きはあっさりと避けられた。
川;゚ -゚)「す、素早さが…」
(;'A`)「くそっ。思うように動けない…」
テンバイヤーA「野郎ども!今だ、かかれーっ」
テンバイヤーAは仲間を呼んだ!
テンバイヤーEが現れた!
テンバイヤーFが現れた!
テンバイヤーGが現れた!
テンバイヤーたちはクーとドクオの周りをがっちりと取り囲んだ。
(;'A`)「ちっ、囲まれたか」
テンバイヤーE「逃げようたって無駄だぜ」
(;'A`)「逃げられるとは思ってねーよ…ヒャド!」
テンバイヤーE「遅い!」
テンバイヤーEの先制攻撃!
ドクオが魔力を練っている左腕をめがけてダガーを突き刺した!
(;'A`)「ぐうっ!…う、腕が痺れ…」
テンバイヤーE「ギャハハハ!特製の痺れ粉をまぶしてあるからな!
今に全身に廻って動けなくなるぜ」
(;'A`)「ううぅっ、目が、目がぁ!」
ドクオは足をもつれさせ、その場に倒れこんでしまった!
川;゚ -゚)「ドクオ!?」
テンバイヤーF「あとはお前一人だな…」
テンバイヤーたちはクーを囲んでダガーをちらつかせている。
⊂ニニニ( ΦωΦ)ニ⊃「シュパピプーン!」
だがそこに両手を広げたロマネスクが光速で突撃してきた!
テンバイヤーE「なあ゛っ!?」」
テンバイヤーG「げふっ!」
テンバイヤーF「ぐべぇっ!!」
テンバイヤーE、F、Gはロマネスクに跳ね飛ばされて地面に転がった。
( ΦωΦ)「苦戦してるみたいだから助けに来てやったぞ」
川 ゚ -゚)「ありがたい!でもツン達はいいのか?」
( ΦωΦ)「まだ奴さんたちも混乱してるみてーだから、なんとかなるだろ」
吹っ飛ばされたテンバイヤーたちは起き上がってロマネスクを睨みつけた。
テンバイヤーG「こいつめ!不意打ちたぁ卑怯だぞ!変な顔のくせに!!」
_,
( ΦωΦ)「賊風情がどのツラ下げて卑怯と抜かしやがるか…あと変な顔とは何だ!」
ロマネスクは指をポキポキ鳴らしつつテンバイヤー達と対峙した。
A.もう一度シュパピプーン
B.ロマネコンティ
C.天津飯モード
前回の更新分と文がかぶってました。
>>774の一行目はなかったことにしてください。
更新遅れといいここのところgdgdで申し訳ございません。
乙!
一気にBで畳み掛ける!
Bで。ロマネコンティテラナツカシス
Cが気になるがBで
Bか…天津飯みたかた('・ω・`)
テンバイヤー達は薄ら笑いを浮かべてダガーをちらつかせた。
テンバイヤーF「はっw武器も持たずに俺たちを相手に出来ると思ってんのか?」
テンバイヤーE「その白大福みてーな体に風穴開けてやるよ」
テンバイヤーEはロマネスクに素早く斬りつけた!
ロマネスクに20のダメージ!
(/ΦωΦ)「…全然効かねぇな」
テンバイヤーE「おらぁ!調子こいてんじゃねーぞ」
テンバイヤーEはダガーの切先をロマネスクめがけて心臓を突き通さんばかりの勢いで
攻撃してきた。
(/ΦωΦ)「遅い!」
テンバイヤーE「なにっ?!」
ロマネスクはひらりと攻撃をかわし、テンバイヤーEの首すじに蹴りを叩き込んだ!
テンバイヤーEに40のダメージ!
ロマネスクは懐から取り出した薬草を使った!ロマネスクのHPが19回復した!
テンバイヤーEは首すじを押さえてよろめいている。
テンバイヤーE「うう…」
( ΦωΦ)「おっと、さっきのお返しはまだ終わってないぜ」
ロマネスクはテンバイヤーEに詰め寄って胸倉をつかんだ。
しかしロマネスクの背後にテンバイヤーFとテンバイヤーGが現れた!
テンバイヤーF「隙あり!」
テンバイヤーG「Eを離しやがれ、このタコヤキ野郎が!」
テンバイヤーFとテンバイヤーGのダガーの刃がロマネスクの肩と脇腹を突き刺した。
ロマネスクに60のダメージ!
ロマネスクは冷ややかにテンバイヤーたちを睨みつけている。
( ΦωΦ)「お前らの攻撃はそれで終わりか?中途半端な邪魔しやがって…」
ロマネスクの傷口から血がぼたぼたとあふれ出してきた。
テンバイヤーG「ふん!余裕こいた口調をしてるようだが、顔が青ざめてるぜ?
やせ我慢もほどほどにしろよw」
(#ΦωΦ)「シュパピプーン!」
テンバイヤーG「おげっ!?」
ロマネスクは怪我をしていると思えないほどの速度でテンバイヤーGに突撃した!
テンバイヤーGは空の彼方に吹っ飛ばされた!
(#ΦωΦ)「タコヤキ野郎だのやせ我慢だのグダグダうるせぇんだよ!」
テンバイヤーF「てめー、よくもGをっ!」
テンバイヤーFはロマネスクを袈裟懸けに切りつけようとした!
しかしロマネスクは腕を盾に刃を受け止めた!
ロマネスクに30のダメージ!
(#ΦωΦ)「お前も邪魔だ!ロマネコンティ!」
テンバイヤーF「ぐばっ」
テンバイヤーFの顎にロマネスクの攻撃が命中し、骨が砕ける音が響き渡った。
テンバイヤーFはその場に倒れこんだ!
ロマネスクは情けなく床に膝をついているテンバイヤーEを見下ろした。
(#ΦωΦ)「さっきのお返しだ!うらぁ!」
テンバイヤーE「げぶらっ」
ロマネスクはテンバイヤーEの横っ面を思いきり蹴飛ばした!
テンバイヤーEに50のダメージ!
(#ΦωΦ)「お前さっき、調子こいてんじゃねーよとか言ってただろ?
あと白大福ってのは俺のことか?あぁん?」
テンバイヤーE「!!」
凄むロマネスクにテンバイヤーEは必死で首を横に振って哀願のまなざしを向けている。
(#ΦωΦ)「見え見えの嘘つくんじゃねぇ!さっき確かにこの耳で聞いたぞ」
ロマネスクはテンバイヤーEのみぞおちに蹴りを入れた。
テンバイヤーEはうずくまって体をひきつらせている。
(#ΦωΦ)「冥土の土産に教えてやるよ…俺の名は白大福じゃなくて杉浦ロマネスクだ!」
ロマネスクはテンバイヤーEの首を掴んで力いっぱい締め上げた!
テンバイヤーEは口から泡を吹いて気を失ってしまったた。
ロマネスクはテンバイヤーたちをやっつけた!
783 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/02(水) 21:56:03 ID:1xFdb3sNO
もはや誰もレスしなくなったな
学校や仕事が始まったから皆忙しいんだよ
とにかく乙
785 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/03(木) 17:57:20 ID:QvXSh1PyO
ウパソルジャーのAA下さい
毎度乙
( ΦωΦ)「余計な時間がかかっちまったけど、奴さんは皆やっつけたぜ」
そう言うとロマネスクは気絶しているテンバイヤーからダガーを拝借し、クーとドクオに
絡み付いているまだらくも糸をサクサク切りはじめた。
川 ゚ -゚)「ロマネスク、満月草は持ってないか?ドクオがさっき毒入りのダガーで刺された
せいで麻痺してしまってるんだ!」
(((;-A-))「…〜〜っ〜…」
ドクオは力なく地面に横たわり、体をしきりに痙攣させていた。
( ΦωΦ)「悪いが満月草は持ち歩いてねぇ。薬草ならあるんだが…」
川 ゚ -゚)「むむ、そうか。となるとツンを呼んできてキアリーを唱えてもらうしかないな」
クーは剣の柄を握り締め、テンバイヤーと戦っているツン達のもとへ行こうとした。
( ΦωΦ)「おい、こいつはどうするんだ?」
川;゚ -゚)「!」
ロマネスクの一言にクーはピタリと立ち止まった。
(((;-A-))ガクガクブルブルブル
( ΦωΦ)「ほっといたらテンバイヤーの仲間に襲われるかもしれないぜ。
それにお前もまだらくも糸の効力が抜け切ってないだろ?
そのままツン達のところに行っても足手まといになるのがせいぜいってとこだ。
代わりに俺が手助けに行ってやるよ」
川 ゚ -゚)「お前だって大怪我してるじゃないか」
( ΦωΦ)「こんなもんは薬草で治る」
ロマネスクは薬草を使った!ロマネスクのHPが40回復した!
( ΦωΦ)「テンバイヤー達は俺が相手してやるから、お前はこいつの看病と見張りでもしとけ」
川 ゚ -゚)「私は…」
クーはロマネスクをキッと睨みつけた。
川 ゚ -゚)「今の私ではツン達の力にはなれんというのか?素早さが多少落ちたくらいで
そんな風に言われるとは、見くびられたものだな」
( ΦωΦ)「そういうんじゃねぇっつーの!
俺とお前のどちらか一人が、こいつのそばについて様子を診てやらなくちゃ
いけないってことだ」
川 ゚ -゚)「…つまり私とお前どちらか一人が、ツンのところに行って一緒に戦うということか」
( ΦωΦ)「あぁ、そうとも言う」
(((;-A-))「うう、つめた…い…寒いよぉ…」
ドクオは背を丸めてうわ言を口走っている。
( ΦωΦ)「時間はないぞ。俺とお前のどっちが戦いの手助けに行くか、すぐに決める」
川 ゚ -゚)「わかった。じゃあ…」
A.( ΦωΦ)がツン達と共闘する
B.川 ゚ -゚)がツン達と共闘する
乙でございます。
Aでおながいします。
ついにドクオの望んだ展開か!?w
B
791 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/05(土) 17:47:26 ID:enWjLaJd0
A
792 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/05(土) 17:57:36 ID:S/uDDTeOO
(´・ω・)/
ドクオ支援してやんよ・・・ A
クーうぜぇな糞女が
前回(水曜)の更新分を見直していたところ、気になったところがありましたので修正を
させていただきます。
>>781のロマネスクの台詞なのですが、前々回のテンバイヤーEの
台詞と思い切りカブってしまっているため
(/ΦωΦ)「遅い!」→(/ΦωΦ)「…動きが大雑把すぎるぜ」
という感じでお願いしたく考えております。短い期間で全く同じ台詞を二度も出すのは流石に
芸が無いというか、文章を書くに当たって一番やってはいけないことをしたなぁと反省してます。
あと、モナー編でハインリッヒ中心の話を進めていた際に『うざい』というご指摘をたびたび
戴いておりましたが、今回のクーの人物造形と言動にもそのような所が見受けられるように
なってしまっている?ようで、今後の話を進めるに当たって少し不安を抱いております。
更新分を書く前にAクエの過去ログと以前スレで紹介していただいたブーン系小説を色々と
読むように習慣づけているのですが、どうも無意識のうちに主観が入ってしまってその結果
キャラクターの性格がおかしくなってしまう(ハインリッヒ、レモナなど)ことがあるみたいで…
恥ずかしながら、ご指摘をいただいて初めてキャラ造形の矛盾に気づいている次第です。
初代1さま、保守職人さまの造り上げてきたキャラクターを壊してしまっているようで非常に
申し訳ない気持ちです。このまま話を進めるとまたハインリッヒやレモナの話の時のように、
皆様を呆れさせてしまうことになるのではないかと危惧しています。
ロマネスクやツン、ドクオ、ヒッキーの性格も掴み切っていないんじゃないか、勘違いして
いるところがないかと正直ものすごく不安です。
ともかく来週の水曜に、選択肢はAからということで文章の続きを書きたいと思っていますが、
なんとか皆様にご納得いただけるような展開になるよう努力します。
お待たせして申し訳ございません。
てか書いてる人違うんだからどうしても変わってしまうのは仕方が無い面がある
しかもかなりの長期に渡って連載してるのもあってか
読者ですらどんな事があったのか忘れてきているって感じ
個人的にはもうこの物語がいつ終わるんだろうかって事だけが気になってるって状況
797 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/06(日) 21:47:48 ID:qMbcI5XTO
永遠に終わらないんじゃないかな
ハンター&ハンターの話はやめろ
のんびりやってもいいから、うまく完結させてくれればそれでいいよ。がんばれ。
頑張れ!保守!!
801 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/16(水) 20:48:52 ID:TK1lAeQL0
保守
更新マダー?(・∀・)
あと一週でとうとうAクエ4周年だが・・・
どうしたんだ保守徒弟氏よ 何かあったのか!?
色々悩んだけどうまく行かず気分転換に外でてぶらぶらしてたり
なんとなく昔の映画見始めたらなんか戻るのが億劫になった
書き込みに間を空けてしまいすみません。
身辺にごたごたがあり、向こう半年ほど更新するのが
難しい状況に立たされています。
しかしどうしても完結させたい意志があるので、落ち着き
次第新たにスレを立て直して話の続きを書きたいと考えて
いるのですが…
身勝手なお願いで申し訳ございません。
やむを得ず放棄するんじゃなくて、ちゃんと意志があるならいいんじゃない
いや前の2代目は意思だけはあったけどずるずる引き延ばしたからな
やる気あっても書けないんじゃ最悪代理用意した方がいいかもね
今更急ぐ必要はないさ。ゆっくりやってけ
4周年おめでとうございまする
おめでとう〜
おめでとうございます。
万が一このスレで存続できない流れになったとしても、
どこか別の場所でも良いから最後は見届けたいですな。
おめでとう!
10月!
とりあえず保守
ドウしたものか
保守!
818 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/11(日) 21:37:06 ID:zs7BwITA0
保守してやんよ
誰か外伝的なもの書けよ
820 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/16(金) 22:44:35 ID:Bsk0nNm90
保守しておく
821 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/17(土) 23:07:23 ID:bYI7KfmOO
ヒィーハァ!保守
822 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/18(日) 00:42:29 ID:/6jLAXdD0
保守です
3日置きでいい
残り少ないし
3日たったので保守!
826 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/27(火) 20:50:56 ID:7WPUCMhOO
上げ上げで保守だー
埋め
保守
>>806からすると、戻ってくるのは来年の3月くらい?
今日は寒いね〜保守
保守
次の作者 チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
正直他の人が今までの流れ全部把握して描くのとか無理
アナザーサイドみたいな形なら書けるかも知れんけど…
とりあえず保守
835 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/17(火) 19:53:04 ID:dCokU5Vq0
つまんねーーーーーーーーー
(´∀`)9 ビシッ!
とりあえず保守!!
l / ヽ / ヽ \
/ / l ヽ / | \ 埋
| し な 間 〉 // l_ , ‐、 ∨ i l | | \ は
| ら っ に |/ l ,-、,/レ‐r、ヽ | /`K ,-、 < め
| ん て あ / | l``i { ヽヽ l | / , '/',` //`|_/ や
| ぞ も わ |> ヽl´、i '_ 。`、llィ'。´ _/ /,) /\ ろ
| | な |`/\ヽ'_i ,.,.,.⌒´)_ `_⌒ /__/l \ く
っ | く |/ / l´,.-― 、l`ー一'_冫 /l l | / っ
!!!! | \ ', / /`7-、二´、,.| /// | /
lT´ { / / ト、 |::| /// / / !!!!!
l´ ヽ、 > ー ,/ |ニ.ノ-' / / _
i``` 、/ } ',,,..' |-'´,- '´  ̄/ ヽ∧ ____
\/ ' \_ `´ノ7l´ / // ヽ l ヽ
/ ̄ |  ̄ ̄/ ノ L___/ ★ U |
/ ヽ /`ー´ /l |
839 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/22(日) 18:03:27 ID:/acJIR/l0
もう終了でいいよ
(/ΦωΦ)「ツンやるぞ」
ξ#゚听)ξ「ええ」
(/ΦωΦ)「ブーンブーンブーン」
ξ#゚听)ξ「バギクロス」
テンバイヤー「GYAAAAAAAAAAA!!!」
テンバイヤーは反魂草を落とした
ξ#゚听)ξ「これは、これさえあれば。ザオリク」
ブーンは生き返った
⊂二二二( ^ω^)二⊃「久しぶりの復活だお、よくもブーンを殺したお」
⊂二二二( ^ω^)二⊃「悪よ滅びろアルティメットギガブーーーーン!!!!」
⊂二二二( ^ω^)二⊃「悪はほろびたお、ニート生活に戻るおゲートオープン」
ブーンは元の世界に戻っていった
AAクエスト完
保守しますた。
保守
842 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/30(月) 18:31:41 ID:wDLnOiKI0
あげ
早く次の作者来いよ
さっさと落とせよこのスレ
845 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/02(水) 20:43:03 ID:NIncQSbY0
そうだな
こうやって作者達は、自分に黒歴史を残して大人になってしまうんだな
保守!
848 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/11(金) 19:13:07 ID:0XCx8tdi0
age
849 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/12(土) 06:32:06 ID:kOpZBik9O
二代目は偉大だった…
二代目はネタはマシだったが更新速度が遅くなりすぎて糞だったけどな
漫画化サイト更新しました
今回はブーン対ロマネスクの場面です
保守
ブーンのチ○コがツンのマ○コに入ってきもちいいお
保守します。
( ^ω^)
メリークリスマス!保守
856 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/27(日) 11:08:16 ID:Ci1DdvMxO
正直他の人が今までの流れ全部把握して描くのとか無理
アナザーサイドみたいな形なら書けるかも知れんけど…
少しぐらいは設定変わっても問題ないよ
それに二代目、三代目は何とか引き継いで書いてきたって話もあるしな
出来ないってわけでもない
そういうお前がやれって言うね
いや俺は終わってもいいと思ってるしやる気ないよ
スレ保守なんかしないでさっさと終わらせようぜ
とりあえず保守
861 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/02(土) 20:06:03 ID:+iVF6LZ00
埋めっしゅ
うめ
( ´Д`)
だるい
ブーン
鬼畜王の糞スレとどっちが先に終わるか勝負しよんぜ
867 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/18(月) 20:49:51 ID:DpN5Uvwb0
は世継ぎ縦炉や
868 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/18(月) 21:40:51 ID:DpN5Uvwb0
保守しる!
869 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/29(金) 23:03:05 ID:g/RDHOWbO
梅
なんだかんだで徒弟氏が帰ってくるまでスレが持ちそうなw
871 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/14(日) 08:39:43 ID:0B6nwzex0
age
872 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/15(月) 17:54:12 ID:BpvQqsXM0
梅
873 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/15(月) 17:54:59 ID:BpvQqsXM0
梅
( ´Д`)
うめ
ほしゅ
877 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/25(木) 17:12:05 ID:pVyKCp/L0
あああげ
( ^ω^)「そろそろ三代目が帰ってくるお」
(´・ω・`)「そいつは楽しみだね」
(;^ω^)「帰ってこなかったら…?」
(´・ω・`)「知らんがな」
保守
880 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/05(金) 09:20:44 ID:IbhRQRiQ0
埋め
881 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/10(水) 14:16:52 ID:zn0kuckl0
│
\ ○○○ /
○/ ̄\○
─○ | ^o^ |○―
○\_/○
○○○
/二二ヽ ./ │ \
| 最 |. │
| 終 | /\
| 幻 | ( 普 )
| 想 | < 通 >
| 拾 | ( 院 )
| 参゛ .| | 一 |
| 之 | | 本 |
__| 墓 |__ | 糞 |
/ └──┘ \ .....| 蟹 |
|´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ソ ..| 在 |
ソ::::::::::::::::::::::::::::::::ソソ .| 庫 |
/ ソ ̄.|;;;;;;;lll;;;;;;| ̄ソ \ .| 妊 |
|´ ̄ ̄ |. [廿] .|´ ̄ ̄ | | 具 |
|:::::::::::::::| |:::::::::::::::| | 信 |
|:::::::::::::::| ̄ ̄ ̄|:::::::::::::::| | 女 |
. ̄ ̄ ̄|_______|´ ̄ ̄゛┘--└
2年ぶりくらいにきたらスレ自体は残ってたのか・・・なつかしい
実は保守とかいらんほどこの板はDAT落ちしにくいからな
時期にもよるな
FF13とかDQ9の様にナンバリング新作出るタイミングだと
乱立で過疎スレがガンガン沈む
ここみたいな小説スレって他になんか残ってないかな・・・
ロマネスクがツン達に加勢しに行こうとすると、向こうから砂煙をあげて吹っ飛ばされてくるギコが見えた。
ロマネスクは冷静に吹っ飛ばされてくるギコを避けたのでギコは地面に頭から滑り込む形になった。
( ΦωΦ)「大丈夫か?」
(,,゚Д(##)「元々大丈夫じゃなかった上にお前のせいでダメージ3割増しだ」
( ΦωΦ)「薬草があるぞ」
(,,゚Д(##)「お、変な顔のわりにいいとこあるじゃねーか」
ギコは薬草を使った!ギコのHPが30回復した。
( ΦωΦ)「24Gだ」
(#,,゚Д゚)「待てやゴルァ」
( ΦωΦ)「オゥ、イッツ・ア・アメーリケァンジョーク」
ロマネスクはわざとらしく肩をすくめた。
( ΦωΦ)「まぁ冗談は置いといてだ…戦況はどうなってる?」
(,,゚Д゚)「ツンがバイキルトを唱えてくれたんだが、あちらの数が多くてなかなか骨が折れるんだ」
( ΦωΦ)「じゃあ俺があいつらを吹っ飛ばしてきてやる」
そう言ってロマネスクは両腕を広げ、ものすごい速さで走りだした。
(,,゚Д゚)「俺もすぐに戻ってツンに加勢しないとな!」
ギコもツンのところに戻るために駆け出した。
テンバイヤーB「邪魔な猫も吹っ飛ばしたしあとはお前だけだな…」
ξ;゚听)ξ「っ!」
テンバイヤーB「てめぇら、総攻撃だ!かかれっ」
テンバイヤーX・Y・Z「アイアイサー!」
テンバイヤーB・X・Y・Zは斧を振りかざしてツンに襲いかかってきた!
ξ;゚听)ξ「えいっ!ボミオス!」
テンバイヤーB「ぬおっ!?」
ツンは身を翻して素早さの下がったテンバイヤーたちの攻撃を避けた。
ξ ゚听)ξ「ふぅ、ボミオスもたまには役に立つわね」
テンバイヤーX「くそっ、小賢しい真似をしやがる」
テンバイヤーZ「だが素早さが落ちたくらいでひるむ俺たちじゃね」
( ΦωΦ)「シュパピプーン!!!」
テンバイヤーX・Z「ぬわーっ!」
テンバイヤーXとZは全速力のロマネスクに吹っ飛ばされていった。
テンバイヤーB「お前は俺たちの仲間と戦ってたはずじゃ…!?」
( ΦωΦ)「そっちならもうカタはつけたぜ?あとはお前らだけだ」
テンバイヤーB「そんな…」
テンバイヤーY「せ、先輩っ、おかしらのところに行って報告してきやしょう!」
テンバイヤーB「そうだな!おかしらならきっとなんとかしてくれるはずだ」
テンバイヤーBとYは逃げ出した!
(#ΦωΦ)「おい待て!そうはさせんぞ」
ロマネスクは逃げるテンバイヤーを追いかけて後頭部に蹴りを叩きこんだ!
テンバイヤーたちをやっつけた!
ξ ゚听)ξ「助かったわ、ありがとうロマネスク」
( ΦωΦ)「お前から礼を言われると気持ち悪い」
ξ#゚听)ξ「あ?人の好意を素直に受け取れないの?」
(;ΦωΦ)「………」
そこにボロボロになったギコがやってきた。
ξ;゚听)ξ「どうしたの、さっき攻撃されたときよりもボロボロになってるけど…」
(,,#)Д(#)「助けに行こうと急いでたら、なんか向こうからテンバイヤーが2匹吹っ飛んできた」
( ΦωΦ)「当たる位置にいたお前が悪いな」
(,,#)Д(#)「吹っ飛ばしたのはお前かゴルァ!」
ξ;゚听)ξ「…とりあえずベホイミしとくわね」
ツンはベホイミを唱えた!ギコのHPが70回復した。
( ΦωΦ)「とりあえずこの下っ端テンバイヤーからおかしらとやらの居所を吐かせるか…」
ξ ゚听)ξ「あんたがそういう台詞を言うと冗談じゃなく怖いわ」
(,,゚Д゚)「そういやドクオたちはどこだよ?」
( ΦωΦ)「ドクオなら麻痺して戦えなくなってるぞ。クーに任せてある」
ξ;゚听)ξ;,,゚Д゚)「それを早く言え!」
ツンとギコは慌ててドクオたちのところに走っていった。
ロマネスクはテンバイヤーたちを両手で引きずりながら後を追いかけようとしたが、
そのときテンバイヤーの服のポケットからカブのような形の草がコロリと出てきた。
( ΦωΦ)「ん、こりゃあ満月草じゃねーか。ちゃんと解毒剤も持ち歩いてんのか、あいつら」
ロマネスクはひとまず自分の道具入れに満月草をつっこみ、ドクオたちのもとに向かったのだった。
長いことお待たせして申し訳ございませんでした。
これから週1〜2ペースで引き続きアップしていこうと思っています。
(AAや文章中になにか変な所があったら指摘をお願いします)
来週は金曜から土曜の深夜ぐらいの更新になると思うのでよろしくお願いします。
数カ月ぶりに見に来たら丁度復活だと・・・!?
数十分前とか運命だな
台詞と台詞の間は改行した方が読みやすいんじゃないかな
それと、いちいち淡々とし過ぎていると言うかなんというか・・・
まあ個人の感覚の問題かもしれないけど
応援してるよ!
おおおおおお!待ってましたー!!
復帰を待ちわびておりましたw
漫画も更新きてるお
おひさー
ξ;゚听)ξ「クー姉、ドクオは大丈夫なの?!」
ツンがクーのもとに駆け寄ってドクオの様子を見ると、しきりにうわ言を口にして
意識はもうろうとしている。
川;゚ -゚)「ツン!MPはまだ残ってるか?」
ξ ゚听)ξ「えっ、残ってるけど」
川;゚ -゚)「キアリーを唱えてドクオを早く治してあげてくれ!」
ξ;゚听)ξ「クー姉落ち着いて!キアリーじゃ麻痺は治せないわ」
川; - )そ
(,,゚Д゚)「キアリクは覚えてないのか?」
ξ ゚听)ξ「うん…」
川; - )「どうすればいいんだ、このままじゃドクオが…」
途方に暮れているツン達のもとにロマネスクが遅れてやってきた。
( ΦωΦ)つw「さっきの下っ端テンバイヤーが満月草を持ってたぜ」
(,,゚Д゚)「おっ、これがあればドクオの麻痺が治せるな」
ξ ゚听)ξ「じゃあ石ですりつぶして…」
ツンは手元にあった石を使って満月草をペースト状にすりつぶした。
川 ゚ -゚)「よかった!これを飲ませれば治るんだな」
クーはドクオに満月草を使った!
('A`))「ぶるぶる…寒……あれ?」
川 ゚ -゚)「ドクオ、私のせいで危ない目に遭わせてしまってすまなかった。
具合はどうだ?寒さはなくなったか、しびれは取れたか?」
('A`)「クーが謝ることはないよ、俺が油断したのが良くなかったんだ」
ドクオはそう言って立ち上がろうとしたが、足がもつれて前のめりに倒れてしまった。
('A`;)「まだ手足がしびれてるみたいだな…くそっ」
ξ ゚听)ξ「もうしばらく休んでれば治るでしょ」
川 ゚ -゚)「休んでる暇なんてあるのか?テンバイヤーは…」
( ΦωΦ)「下っ端どもは俺たちがとどめを刺した。
2匹ほど捕まえてそっちの木に縛ってあるから、とりあえず情報を聞き出そうぜ」
(,,゚Д゚)「聞き出すったって、あいつらがそう簡単に口を割るとも思えないぞ?」
( ΦωΦ)「そこはお前らの知恵を絞って、あいつらが口を割るように仕向けろよ」
ξ;゚听)ξ「そんなこと言われてもすぐに思い浮かばないわよ…」
( ΦωΦ)「じゃあ俺が勝手に決めるぞ」
A.色仕掛けで誘惑する
B.ドリアンとラフレシアを鼻先に近づける
C.ドクオの幸せの帽子と幸せの靴を装備させてやる
897 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/27(土) 05:07:36 ID:J81E2NoD0
Cで
俺もCで
おひさしぶりのBで
だいぶ読みやすくなったな
だけどここはAだろ・・・!
A
Bでw
A
l / ヽ / ヽ \
/ / l ヽ / | \ 埋
| し な 間 〉 // l_ , ‐、 ∨ i l | | \ は
| ら っ に |/ l ,-、,/レ‐r、ヽ | /`K ,-、 < め
| ん て あ / | l``i { ヽヽ l | / , '/',` //`|_/ や
| ぞ も わ |> ヽl´、i '_ 。`、llィ'。´ _/ /,) /\ ろ
| | な |`/\ヽ'_i ,.,.,.⌒´)_ `_⌒ /__/l \ く
っ | く |/ / l´,.-― 、l`ー一'_冫 /l l | / っ
!!!! | \ ', / /`7-、二´、,.| /// | /
lT´ { / / ト、 |::| /// / / !!!!!
l´ ヽ、 > ー ,/ |ニ.ノ-' / / _
i``` 、/ } ',,,..' |-'´,- '´  ̄/ ヽ∧ ____
\/ ' \_ `´ノ7l´ / // ヽ l ヽ
/ ̄ |  ̄ ̄/ ノ L___/ ★ U |
/ ヽ /`ー´ /l |
( ΦωΦ)「ツンとクー、お前らで色仕掛けして情報を聞き出してこい」
ξ#゚听)ξ「はぁ!?冗談じゃないわ!」
( ΦωΦ)「あぁ、胸が足りねぇからお前は無理だったな」
ξ#゚Д゚)ξ「なぁぁんですってぇええ!」
ツンはゾンビキラーを手にしてロマネスクの脇腹を突き刺そうとしたが、ロマネスクは軽くいなした。
( ΦωΦ)「そっち方面は体型的にクーのほうが向いてそうだな」
川 ゚ -゚)「悪いが女を武器にするようなことは苦手だ」
( ΦωΦ)「武器にするだの、そんな大層なことじゃねーよ。
ちょっと胸を寄せて谷間を見せつけりゃあアホな男ならコロッと騙されるって!
色仕掛けは品物を値切りたい時とか日常生活でも使えるスキルだぞ」
川 ゚ -゚)「じゃあ物の試しにでもやってみるか」
ξ;゚听)ξ「なに乗せられちゃってるの?!」
川 ゚ -゚)「覚えておくと便利そうだからな、何事も経験だろう?」
ξ;゚听)ξ「ちょ、クー姉…」
(o*,,゚Д゚)o(o*'A`)oワクワク
ξ ゚听)ξ「……………」
ガッシ!ボカッ!
(,,##)Д#)(#)A#)
クーは樹の根元に縛られているテンバイヤー2人に話しかけた。
川 ゚ -゚)「お前たちの組織について知っていることを話してもらおうか」
テンバイヤーY「ふん!絶対に言うもんか」
テンバイヤーB「盗ってきたものは売っても仲間は売らねぇっつーの」
川 ゚ -゚)「素直に話してくれれば」
クーは両手で自分の胸を寄せあげて、彼らの鼻先に近づけた…
テンバイヤーY「おふっ」
テンバイヤーB「…ゴクリ」
川 ゚ -゚)「それ相応のサービスはしてやるぞ?」
テンバイヤーたちの表情はあからさまにニヤついている。
彼らはなにやらヒソヒソと話し合い始めたようだ。
テンバイヤーY(サ、サービスだって…先輩、どうします?)
テンバイヤーB(あの胸に挟まれるんなら悪くないよなぁ…)
テンバイヤーY(むしろ俺、挟みてぇっすwwww)
テンバイヤーB(フヒヒwww悪くねぇなwwwwww)
川 ゚ -゚)「さぁ、どうする」
テンバイヤーY・テンバイヤーB「もちろん洗いざらい話します!!」
テンバイヤー達の結束は意外と脆かった。
PCのほうが規制されっぱなしで予告した期日に
書き込みができず申し訳ありませんでした。
携帯が出てきてやっと書き込めて心底ほっとしています。
次回の投下は土曜日に、その時までにまだPC規制
されているようならまた携帯から書き込みます。
川 ゚ -゚)「…ほぅ……ふむふむ…なるほど…」
テンバイヤーY「俺たちの知ってる情報はこれが全てっす」
テンバイヤーB「あの、姐さん、サ…サービスをっ」
テンバイヤー達は目を充血させてクーの胸を凝視している。
川 ゚ -゚)「悪いな」
クーは腰に吊り下げてある誘惑の剣を引き抜いてテンバイヤーに向けて振りかざした!
淡いミルキーピンクのもやと薔薇の香りがテンバイヤー達を包み込む…
川 ゚ -゚)「しかしここまで簡単に引っかかるとは」
幻惑されているテンバイヤー達を尻目に、クーはロマネスク達のところに戻って行った。
( ΦωΦ)「どうだ、うまく聞き出せたか?」
川 ゚ -゚)「うむ。とても首尾よくいったぞ」
ξ;゚听)ξ「クー姉、まさかぱふぱふとかしちゃったんじゃ…」
川 ゚ -゚)「私にはこれがある」
クーは誘惑の剣を指さしてみせた。
川 ゚ -゚)「ロマネスクの言ったように胸を寄せてみたら面白いほどベラベラとしゃべってくれた。
相応のサービスとして夢の国へ逝くチケットをあげたわけだ」
('A`)「全く単純なやつらだな」
ξ ゚听)ξ「それあんたが言えた台詞かしら?」
(,,゚Д゚)「ま、あんな薄汚ねぇ盗賊どもにクーのおっぱいうpなんて勿体ないよなぁ」
( ΦωΦ)b「なかなか使えるスキルだろ?」
川 ゚ -゚)「まぁな」
('A`)「それでテンバイヤーのお頭とやらの居場所は…」
川 ゚ -゚)「左手に見える茨道を突っ切って、崖から渡してある吊り橋を渡ったさらに向こうだそうだ」
(,,゚Д゚)「茨道って…ありゃ通れそうにないぞ?」
ギコが指さした先の道は、そこかしこから生えた無数の茨が壁を造って完全に塞がっている。
('A`)「こんなもん燃やせばどうってことねーよ」
ドクオは茨に向かって手をかざした。
('A`#)「ふんぬっ!ハイテンションメラ!」
茨はあっという間に炎に包まれ、数分と立たないうちにものすごい火力で焼け落ちていった。
( ΦωΦ)「これで道は開かれたが、簡単に通してくれそうにないな」
川 ゚ -゚)「そのようだな…」
行く手に広がるのは異常に巨大化したハエトリソウ、そして熱帯樹の太い幹からぶら下がる
巨大なウツボカズラ。足元は沼地で見るからにぬかるんでいた。
おつ
触手に捕まって陵辱されるツンとクー
このようなひどい景色が広がるなか、ツン達は初めの一歩を踏み出すことにした。
肌にまとわりつくような熱帯独特の空気と靴を通して伝わるぬかるんだ泥の感触は
あまりいいものではない。
ξ;゚听)ξ「うぅ、早くこんなところから抜け出したい…」
ツンはうっとうしそうに髪の毛をかきあげた。
ξ ゚听)ξ「あのギザギザしたがまぐちみたいな変な木とか気持ち悪いし」
川 ゚ -゚)「ん、がまぐちにキラービーが寄ってきたぞ」
ツン達が見ている前で巨大ハエトリソウの葉っぱがキラービーを挟み込んだ。
ξ;゚听)ξ「!?」
( ΦωΦ)「ありゃ生き物を食うヤバい草だ」
川;゚ -゚)「…避けて歩いたほうがよさそうだな」
(;'A`)「あんなのの餌食になったら大変だよ…ん?」
急にドクオは自分の足もとに視線を落とした。
(,,゚Д゚)「いきなり立ち止まってどうした?」
('A`)「何か足に当たったみたいだ」
ドクオが片足を持ち上げると、太い蔓がぐるりと巻きついていた。
蔓はドクオにみるみるうちに巻きついて縛り上げて逆さ宙づりにしてしまった!
(;'A`)「うわああ!!」
(,,゚Д゚)「なにトロいことやってんだよ」
ギコは蔓に飛びかかって爪で切り裂いた!
宙づりにされていたドクオは沼に頭から落っこちてびしょぬれになった。
(;'A`)「もっとましな助け方はなかったのか」
(,,゚Д゚)「あー、悪りぃ悪りぃ。ところで蔓はあの木につながってるみたいだぞ」
ギコが指さす先には、人ひとりが入りそうな大きさの巨大ウツボカズラが生えている。
( ΦωΦ)「あれも生き物を食うやつだな。足元に気をつけて歩けよ」
('A`)「そういうことは最初に言ってほしかったよ」
( ΦωΦ)「でもああいう植物が生えてるおかげで、この辺は魔物が餌食にされて
あんまり出てこないんだぜ」
川 ゚ -゚)「なるほど、魔物の姿を見ないのはそういうわけか」
ξ ゚听)ξ「でもこんな変な植物が一杯のところ、気色悪いわ。早く出ましょ」
そう言うとツンはひとりさっさと先を歩きだした。
乙です
乙
乙!
ξ ゚听)ξ「ほんとにもー、足元はぬるっとするし最悪…」
ツンは片足を振って沼の泥を払い落とし、近くにあった古い熱帯樹の切り株に腰かけた。
ξ;゚听)ξ「うわわ…なんかぐらぐらするぅ」
ツンが座った切り株は根元が腐っているのか、体重をかけると不安定に揺れ動いてしまう。
ξ ゚听)ξ「そうだ!こういう場合、どっちか一方に重みを与えれば安定するはず!」
ツンはすっくと立ち上がると、切り株の端っこを両手で押さえつけて全体重をかけた。
『カチッ』
ξ ゚听)ξ「えっ」
何かのスイッチが入ったような乾いた音がしたかと思うと、沼の水面がうねうねと波打ちだした!
ξ;゚听)ξ「えっ?えぇっ??ちょっと待って、まさか今のって私のせい?」
さざ波が無数に立った沼の水がみるみるうちに切り株の周りに集まり、濁流となって渦巻きながら吸い込まれていく。
ξ;><)ξ「なにこれっ…わぷっ!」
切り株に両手を添えて立っていたツンはあっという間に沼の濁流の渦に巻き込まれてしまった!
乙!ツンが危ない!
つ旅の扉
一方その頃、ツンと離れて沼地を歩くクー達はある異変に気付いた。
足元の水がざわざわと波打って流れ出していくのだ。
川 ゚ -゚)「水が動いている…?」
(,,゚Д゚)「風もないのにおかしいな?」
( ΦωΦ)「…ツンが行った方角に向けて流れてるようだが」
ロマネスクの発言に、クーの顔色がさっと変わる。
川;゚ -゚)「嫌な予感がするな…」
足元の沼地の水は刻一刻と引いていき、地面があらわになった場所が出始めている。
(,,゚Д゚)「水が無くなってきたぞ!」
川 ゚ -゚)「みんな悪いな。ちょっと先に行って調べてくる」
足早にツンの歩いて行った方向へ駆け出そうとするクーの肩を、ドクオがさっと掴んで引き止めた。
('A`)「1人じゃ危ないだろ」
川 ゚ -゚)「魔物は出ないとロマネスクが言ってたし、心配はいらんよ。」
('A`)「でもいきなり沼の水が引くなんて不自然じゃないか?この先に何かあるのかもしれないぞ」
(,,゚Д゚)「なるほど」
川 ゚ -゚)9「確かにそうだな…じゃあ皆で行くぞ!」
(;ΦωΦ)「うおっ、俺もかよ」
クーはウンコ座りして一休みする気満々になっているロマネスクの腕をぐいっと引っ張り、ツンのいる方角に向けて走り出した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ξ ‐凵])ξ
ξ ‐听)ξハッ
気がつくとツンは広い空間に1人倒れこんでいた。
濁流に飲まれたせいで服がどどめ色に染まっているのに気付き、ツンは顔をしかめた。
ξ;゚听)ξ「とんでもない目にあったわ…死ぬかと思った」
足元の床はざら板の上にむしろが敷かれていた。周りは地面をくりぬいて作ったと思われる原始的な空間で、
壁は地肌があらわになっている。そしてツンの目の前には赤いペンキで文字を塗りたくられた頑丈そうな鉄の扉があった。
ξ ゚听)ξ「持去禁止…転売用…」
大きな鉄の扉は年季の入った太い鎖に大きな南京錠がくくりつけられ、よそ者が開けることを拒んでいた。
ξ ゚听)ξ「ここはテンバイヤー達が戦利品を貯めこんでるところなのかしら?」
ツンは鉄の扉に近づき、扉の取っ手に全体重をかけて引いてみた。
しかし扉にはがっちりと鎖がからみついていて髪の毛ほどの隙間も空かない。
ξ;゚听)ξ「やっぱり無理かぁ…」
ツンは改めて自分のいる場所を見まわした。上のほうを見るとわずかに光が漏れだしていて、どうやらあちらから
流されてきたらしいということがわかる。しかし壁に手をかけて登っていくなど到底無理そうだ。
ξ ゚听)ξ「出られそうにないみたいね…これからどうしよう」
A.駄目もとで辺りを調べてみる
B.とりあえず体操座りしておとなしくしている
パンティの見える体操座りB
923 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/04/30(金) 23:36:07 ID:mSVCLb780
更新乙!Aで
B
925 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/04(火) 17:08:35 ID:KWv/ztgh0 BE:466701942-2BP(450)
A
面白い展開になりそうなのでAを推したいと思います
927 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/06(木) 15:26:47 ID:JlxlDezM0
BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
───── -─
さっさと続き書けや
,、∧_∧ ゙、′∵ ∧_∧
─ / ( ´Д`)ヽ ──-─,,--・,,,、∴ 、 )保守徒弟553
--( ∧ j i ̄ ̄ ゙゙゙゙̄ --∴・ ∵rニ-/⌒ ヽ
-- 勿 ,_ / / __,,,--- ̄ ″″・ i y ノ ノ |
丶ノ ノイ i,,_ノ /
─── / / ヽ ─── ,′ y i
/ /ヽ__ノ / / /
─── 巛 ─── ─ / < /
丶 \
───── _ _ 巛 ==┐ /ヽ )
// `` || | (_ノ
──── // ヽヽ ==┘ / /
~ ~~ (~,,_ノ
....... ....................... ............... . ................
. .. ...... ....................... ............... . .................... . . . .
929 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/17(月) 21:52:35 ID:9mbh+4E/0
とりあえず保守
長期空けるなら言ってくれよ、と思うが
最近の規制乱発状況じゃ、PCと携帯両方規制されてる場合があるからなぁ…しかたないか
携帯はほとんど規制されてるんだっけ?
p2もお金かかるしなぁ…
お試し●使えばいいじゃん
規制を言い訳にさぼってるだけ
まだあったのかこの糞スレ
935 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/03(木) 22:24:26 ID:AZrV2sGHO
携帯解除されてるけど
クソスレあげんなゴミクズ
937 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 19:32:11 ID:kVNoYQG4O
そんなことでゴミクズ扱いとか心せまー
滅多にレスせんからいちいち下げるんめんどいしー
次スレは無しの方向で
まぁまぁ〜落ち着けよ。
ξ ゚听)ξ「テンバイヤー達がどこかに出口を隠してるかもしれないわ、調べてみましょ。
まずはこのあからさまに怪しい床からね」
ツンは足元に敷いてあるむしろをひっぺがし、ざら板をひっくり返した!
ξ;゚听)ξ「うっ」
なんとざら板の下からだんご虫やわらじ虫が現れた!
だんご虫は仲間を呼んだ!はさみ虫とナメクジが現れた!
ξ;゚听)ξ「こ、こんなことじゃめげないんだから…」
だんご虫たちは様子を見ている…
ξ ゚听)ξ「とりあえずこの洞穴じゅうのざら板をひっくり返さないと!」
ツンは黙々とざら板をひっくり返しはじめた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃ツンの行方を追うクー達は、水の流れをたどって足場の悪い泥地を進んでいた。
(,,゚Д゚)「向こうに大きな渦が巻いてるぞ!」
('A`)「あの渦に向かって水が吸い込まれてるみたいだな。ツンがこれに巻き込まれたかもしれない…」
ドクオはクーに目配せをした。
川 ゚ -゚)「ならば飛び込んで確かめてみるまでだな。さぁ行くぞ!」
クーはかたわらにいたロマネスクを渦の中に突き飛ばした!
(;ΦωΦ)「ぬわーっ!」
ロマネスクは叫び声を残してどどめ色の渦巻きの中に消えていった…
('A`)「クーさん、言動と行動が一致してないです」
川 ゚ -゚)「これまでの態度を見るに、あいつが自主的に飛び込むと思えなかったんだ。
ほら、めんどくさいとかごねそうだしな。じゃあ私達も飛び込もうか」
(,,゚Д゚)「よーし。いち、にの…」
「「「さんっ!」」」
クーとドクオとギコは渦巻きの中にダイブした!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一方、ツンは虫にまみれながら洞穴のざら板をひっくり返し続けてようやく最後の一枚に到達しようとしていた。
ξ;゚听)ξ「今まで虫しかいなかったけど、この最後の一枚こそは…!」
ツンはむしろを引き剥がし、疲れのたまった腕になんとか力をこめてざら板をひっくり返した!
だんご虫が現れた!ゲジゲジが現れた!きのこが現れた!
ξ#゚听)ξ
ツンのこめかみがひくつき、額に青筋が浮き出した。
ξ#゚听)ξ「人がこれだけ苦労してざら板をひっくり返したのに…」
ツンは苛立たしげに首を振った。
ξ#゚听)ξ「ああもう!今度は壁行くわよ!」
壁に向かって歩き出したツンだったが、きのこに足をとられて躓いてしまった。
ξ#゚听)ξ「なによこのキノコ…ん?」
きのこに手を触れてみると、肉質が普通のきのこと比べてずいぶんハードなことにツンは気がついた。
ξ ゚听)ξ「これは…作り物!」
ツンがきのこを持ち上げようとするとその半径30センチの地面が不自然に揺れ動いた。
ξ ゚听)ξ「何かあるわ!よし、引っこ抜いてやる!」
ツンは勢いよくきのこを引き抜いた!
間を空けすぎた投稿になって皆さまにご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
ここ1カ月PCが使えない状況にあったので何度か携帯投稿を試してみたのですが、
ことごとく規制に遭ってしまってうまくいきませんでした。今日やっとPCが使えるように
なったので、投稿できずに書き溜めていたぶんをメモ帳に全部打ち出して来週から纏めて
投稿します。来週は火曜・水曜に更新いたしますので、よろしくお願いします。
おつ
勃起したチンコ
乙!体調不良とかでなくて何より。
乙です。
乙。がんばってね
ベリッ!!
ξ;゚听)ξ「うわぁ、何よこれ…」
なんときのこの下に大きなベニヤ板が貼ってあり、さながら大きなおなべのふたのようになっている。
つまりこのおなべのふた状になったものを隠さなければいけない『何か』の上にかぶせたあとでさらに土などを
かけて、地面から生える何の変哲もないきのことしてカモフラージュしていたということになる。
付け加えておくとここでテンバイヤー達が数ある地面から生えるもののカモフラージュ手段としてきのこを
選んだ事に特に意味はないと思われる。確かにきのこというと、マツタケなどがその形からなにかこう卑猥なもの
を連想させがちではあるが、ツンが今手にしている偽きのこはそこらへんによく生えている毒キノコ・ベニテングタケを
模したものだった。
ξ;゚听)ξ「そうだ、このふたの下はどうなってんの?」
ツンはふたをそこらへんに放り出して、ふたの下に隠れている『何か』を見た。
それはどう見てもボットン便所です。本当にありがとうございました。
ξ#゚听)ξ「便所かよ!ややこしい真似してんじゃねーよ!」
ツンは放ってあったふたをもぎとり、偽キノコを力任せに折り取った!
ξ#゚听)ξ「普通こういうところって地下とか出口に続く階段が出るでしょ、JK…」
しかし何度見てもそれはボットン便所でしかなかった。
昔ながらの深く掘った穴の下に汚物を溜める空間が続く、昭和のバキュームカーの匂いがしてきそうな懐かしの
ボットン便所だった。ツンはしばらくボットン便所の穴を見つめて肩を震わせていたが、ある事に気がついたらしく
まじまじと暗い穴をのぞきこんだ。
ξ ゚听)ξ「…あれ?ていうか、う●こが下にたまってないんじゃないの?」
ボットン便所といえば付きものの、穴の下に汚物を溜める空間から漂う異臭。
だがこのボットン便所にはそれが全くなく、黒くて汚くて臭いアイツの気配すら感じられなかった。
ツンはわずかに洞穴の上から漏れだす光を使ってボットン便所の穴を見るために四苦八苦したが、残念ながら
便所の暗くて深い闇空間に光は届かない。ツンはため息をついて首を横に振った。
ξ;゚听)ξ「う〜ん、レミーラとかを覚えていたら下のほうにうん●があるかどうかわかるんだけどな…」
ツンは目を閉じて手を額に当てた。
ξ ‐凵])ξ「ロマネスクがここにいたら真っ先にこの穴に突き落として、中を調べさせてるのになぁ」
ツンは再び目を開けて、眼前に広がる闇を見つめた。
ξ ゚听)ξ「見たところ、あと匂いで判断しただけだけど…う●こがたまってない便所っていうのも不自然よね。
どうして排泄をする場所に肝心の排泄物がないのかしら?その答えはひとつよ。
これすらもテンバイヤーのカモフラージュ。そうとしか思えないわ!」
ボットン便所の上からふたをした後に土を被せてなんの変哲もないキノコのふりをさせておきながら、
さらに床一面にざら板とむしろを敷き詰めてフェイクを重ねる連中である。
そこまでして普通のボットン便所を隠さねばならない理由があるのだろうか。
普通のボットン便所ならば、普通に昔ながらの家の中の狭くて寒い空間にあって然るべきものだ。
なぜ転売商材の貯めこんである洞穴にこのような形でボットン便所が存在するのだろうか。
ξ ゚听)ξ「万一テンバイヤーたちが催してきたときに使う便所だとしても!
それならどうしてむしろとざら板を上から敷き詰める必要があるのかしら!?
テンバイヤーの小賢しい陰謀なんてまるっとお見通しよ!」
ツンは勢いよくボットン便所の穴に向けて人差し指を突き付けた。
ξ ゚听)ξ9m「お前はボットン便所ではない!ならば何か!ボットン便所のふりをした別の何かである!
別の何かとはなにか!この出口の見えない洞穴という状況から鑑みると出口か、
テンバイヤーたちの巣につながる通路であるはずよ!」
洞穴にツンの声が響き渡り、壁に跳ね返ってやまびことなって返ってきた。
ξ ゚听)ξ「…でも、このボットン便所が出口とか通路だとしても…」
ξ;゚听)ξ(私はこの空間に入らなくてはいけないのかしら?この和式便座を入り口にして?)
A.和式便座を入り口に頭から入る
B.和式便座を入り口に足から入る
C.入らない
もちろんAで
A
とどめのA
| ノ⌒) /
| ( / /
| || / _ ―――-
__ノ | | / -  ̄
| | || _ノ")
ヽ二二 ヽ -―- 、/ / ( /
_____/ /" ̄/ /ヽヽ_ / /
/ / _ / /___/ / -― 、
| |/ / ___/ ヽ
.\ヽ∠_____/゚ 。 _ \
.\\::::::::::::::::: \\. `ヽ \
.\\::::::::::::::::: \\ \ \
\\::::::::::::::::: \\ \
\\_:::::::::::_) ) \
ヽ-二二-―'
ツンは思い切って和式便座に頭からダイヴした!
ξ;゚听)ξ「ひぃぃいいい!!!」
なんと便座の下の空間は長いパイプ状になっており、頭から飛び込んだツンはウォータースライダーよろしく
上へ下へと弾丸のように滑っていく。
ξ;゚听)ξ「ひ、ひぃっ、怖っ!怖いっ!あぁぁああ背中が熱いあついあづぃーっ!」
パイプの壁との摩擦熱でツンの服の背中は焼け溶けていた。
このままでは出口に着くまでに服の背中部分だけ焼け落ちて情けない事になってしまう。
ξ;'兪)ξ(た、たすけてっ…誰か助けてぇー!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一方その頃、クー達はようやく渦巻きを通り抜けて先ほどツンがいた転売商材の倉庫へとたどり着いていた。
先に落っこちていたロマネスクの上に、まるで鏡モチかトーテムポールのようにドクオ、ギコ、
クーが折り重なっている。
(;ΦωΦ)「うおお…お前ら俺をよってたかって尻に敷きやがって!ゆるさん、ゆるさんぞ!」
('A`)「仕方ないだろ、重力があるんだからどうしても先に落ちたヤツがクッションになっちまう」
(,,゚Д゚)「文句があるならリンゴとニュートンに言うんだな」
川 ゚ -゚)「ところで、この洞穴は一体なんなんだ?向こうの扉に『持去禁止』『転売用』とあるようだが」
('A`)「ぶっとい鎖で鍵をかってあるなぁ。転売用で持去禁止ってことは、こいつはテンバイヤーが
しこたま貯めこんでる商材の倉庫なんじゃないか?」
(;ΦωΦ)「お前ら、俺に謝罪の言葉の一つもなしか…ぐふっ!」
ロマネスクは3人分のケツの重みに耐えかねて気絶してしまった!
川 ゚ -゚)「商材倉庫か…もしかしたらこの中に、宿屋のおかみさんの言っていたご神体の人形たちが
混ざってるかもしれないな!よし、鍵を壊して開けてみよう」
クーは誘惑の剣を引き抜いて鍵をかってある鎖に向かって一閃した!
しかし古びた鋼鉄の鎖は断ち切れない!
('A`)「冷やす→熱するを繰り返したら金属疲労を起こして、鎖が壊れるかもな」
ドクオは氷の魔力を片手に練り上げた!
ドクオはヒャドを唱えた!鋼鉄の鎖は一瞬で凍りついた!
('A`)「それで次にメラを唱える、と」
ドクオは炎の魔力を練り上げて片手に集中させた!
ドクオはメラを唱えた!鋼鉄の鎖は一瞬で真っ赤に灼熱した!
〜10分後〜
('A`;)「ヒャド!メラ!ヒャド!メラ!ヒャラ!!」
川;゚ -゚)「ドクオ、ずいぶん魔力を使ってしまったんじゃないか?一旦休んだ方が…」
('A`;)「いや、もう少し呪文を唱え続ければそろそろ…えい、メラ!ヒャド!」
おや?鎖のようすが…
(,,゚Д゚)「うん?」
鎖は突然ぼろぼろに崩れ落ち、地面に破片をばらまいた!!
やったー!転売商材倉庫の扉が開いたぞ!
これはまた懐かしいAAを
ツンが大変なことに!
AAww
転売商材倉庫の鍵を壊したクー達は、扉を開けて中に入った。
('A`)「あれ?上は沼だしここは地下のはずなのに、湿気があまりないな」
(,,゚Д゚)「しかも温度が快適に保たれてるぞ」
( -_-)「…多分ご神体…人形を良好な状態で保存するためだろうね…」
(;,,゚Д゚);'A`)そ
ヒッキーは悠々と倉庫の中を歩いて品定めをしだした。
( -_-)「…ん、おもちゃやフィギュアも置いてある…」
川 ゚ -゚)「人形以外のものも置いてあるということは、被害は人形島だけじゃないのか!」
( -_-)「そのようだね…」
ヒッキーはおもむろに棚に積んであったご神体…人形を手にとった。
川 ゚ -゚)「ふむ、それはバー=ビーか」
( -_-)つ♀「うん…これは一番古い時代のものだよ…」
ヒッキーが手にしたバー=ビーは金髪のポニーテールにゼブラ柄のスイムスーツを着て、象牙のような白い肌をしていた。
('A`)「ん、そういえばあんなのが家に昔あったような…
カーチャン、確か『ある人からもらった大切なプレゼントなのよ』って言ってたな。
時々服を着せ替えたり埃を払ったりしてたよ」
川 ゚ -゚)「ふぅん、ドクオのカーチャンは人形が好きだったのか?」
('A`)「いや、そのバー=ビー…だったのかな。それ以外には家に人形は置いてなかった」
(,,゚Д゚)「バー=ビーがそのある人とやらの、大切な思い出の品だったのかね」
( -_-)つ♀「…………」
ヒッキーは一瞬だけ目を伏せたあと、バー=ビーを棚の上に戻した。
カーチャン…
改めて転売倉庫の棚を見まわしたヒッキーはクー達に向き直り、静かに口を開いた。
( -_-)「この倉庫に保管してあるものは、多分みんな略奪してきたものだろう…
…これらの品物をこのままにしておくわけにはいかない。
そういうわけで、一旦こちらの手で持ち帰って後から被害に遭った人たちに返していく、
というのはどうだろう…」
川 ゚ -゚)「こんなに沢山の品物をどうやって持ち帰るつもりだ。私達全員で協力して持ち運んでも、
軽く140往復はしないと持ち帰りきれないぞ?」
( -_-)「…大丈夫…」
ヒッキーは懐から両手に包み込めるほどの大きさの何の変哲もない革袋を取りだした。
(;,,゚Д゚)「…まさかそれに全部入ると思ってんのかよ?正気の沙汰じゃないぜ」
(;'A`)「ヒッキーさん、この熱帯ジャングルで頭いかれたんですか?」
( -_-)「………………」
しばらく黙りこんだあと、ヒッキーは革袋の口を開いてさっさと品物を入れだした。
手早く品物を革袋に入れていったヒッキーだったが、明らかにもう入りきらないだろうと思われるほどの
品数を入れても袋は一向に満タンになる気配がない。それどころか袋は品物でパンパンになってすらいなかった。
( -_-)「…よし、こっちの棚は全部入ったから次はこっち側だな…」
(;,,゚Д゚)「え?えぇ!?ちょっと待てよ、あんだけの数の品物があの袋に入るってどういうことだ」
目で見た情報と頭の中の情報が一致せずに混乱するギコに、ヒッキーはニッと笑って見せた。
( -_-)「…人形島の(ΦДΦ)さんに、テンバイヤーの略奪した品物を全部取り返すつもりだ、と伝えたら
この袋をもらったんだ…。見た目とは違ってほぼ無限に物が入る不思議な袋らしい…」
(;'A`)そ「えぇ、そんな不思議なものを持ってる(ΦДΦ)さんって一体何者!?」
( -_-)「ついでに…この袋の中に入ったものには、重量の概念というのもなくなるらしいんだ…
だから腕力のない僕でも、ここにある品物を全部回収して運ぶことができる…」
川 ゚ -゚)「ふむ、それは好都合だ!じゃあ私達は残りのテンバイヤーと親玉を探しに行くから、ここにある
品物の回収はあなたに任せたい。いいか?」
( -_-)「うん…僕はどうせ戦力外だしね…。この倉庫の品物回収、確かに引き受けたよ…」
そういうわけで、ヒッキーがこの倉庫に残りクー達はテンバイヤーと戦うために引き続き洞穴内を
張り切って全力捜索することになったのだった。
誤・『転売倉庫』→正・『転売商材倉庫』でした。申し訳ございません。
ではまた木曜の深夜あたりに続きを更新しますので、引き続きよろしくお願いします。
あれか、ドラクエの「ふくろ」かw
ところでそろそろ次スレを考えたほうがいいと思うけど、まだ早いかな?
980ぐらいで立てればいいだろ
そこ過ぎたら保守しないとすぐDAT落ちしてしまう罠がある
倉庫を出たクー達は洞穴を改めて見渡し、地面に足跡がついていることに気がついた。
川 ゚ -゚)「この足跡は…」
('A`)「…ツン、か?」
ギコが足跡に鼻を近づけて残り香を確かめる。
(,,゚Д゚)「どうやらそのようだ。ここを離れてからそれほど長い時間は経ってないぜ」
川 ゚ -゚)「本当か!?ならばすぐに追ってツンを助けに行かなくては」
(,,゚Д゚)「ちょっと待ってくれよ、足跡を辿るのも大変なんだから…」
そう言ってギコは匂いを頼りにしつつ、ツンらしき足跡を辿り始めた。
ツンらしき足跡は洞穴内のほぼ全面に渡って残っており、一体どういう足取りでこの洞穴を出たのかが
かなり分かりづらい状態になっていた。
(;,,゚Д゚)「アイツはどうしてこんなに同じところをうろうろしてんだよ!?」
川 ゚ -゚)「…うーん、私の考えたところではきっとアレのせいだな」
クーが指さした先の土壁には大量のむしろとざら板が立てかけてあった。
('A`)「アレ、ひょっとして全部地面に敷いてあったやつなんじゃね?」
(;,,゚Д゚)「てことはこの一面に敷いてあったのをみんな引っぺがしたってことか?」
川 ゚ -゚)「理由はわからんが、そうする必然性があったということか…
ギコ、すまないが足跡をよりしっかり辿ってくれ」
(;,,'Д`)「えぇ〜、こんな足跡いっぱい辿ってちゃ俺の鼻と足がもたねぇよ」
川 ゚ -゚)「ツンを見捨てるのか?」
(;,,'Д`)「……はい、辿らせていただきます」
ギコが鼻と足をフル活用して足跡を辿りまくった結果、着いたところは洞穴の一隅に設置されている和式便所だった。
(#,,゚Д゚)「なんじゃあそりゃあぁぁああ!!」
地面に向かって頭突きするギコの後ろから、クーとドクオが純和式ボットン便所を覗きこむ。
('A`)「…便所だな」
川 ゚ -゚)「…確かにトイレだな」
(#,,゚Д゚)「ありえねーだろ、ツンの匂いを辿ってボットン便所とか」
(;'A`)「まさかツンの奴、ここで用を足そうとして落っこちたんじゃ…」
クーの顔がサッと青ざめる。
川;゚ -゚)「いや、まさか…」
クーは一旦言葉を切って考え込むそぶりをみせた。
川;゚ -゚)「ひょっとしたら、ボットン式が珍しくて調べているうちに足を踏み外したのかも」
(;'A`)そ「おいおい!こんなところに落ちたら臭さで死ねるぞ?良くてもクソまみれじゃねーか」
川;゚ -゚)「不吉な事を言わないでくれ…おいギコ。ツンの匂いは他のところに続いてるんじゃないのか?」
(,,゚Д゚)「…いや、ここで途切れてる。
だからさっきお前らが言ったようにツンはこの便所に落っこちたのかもしれない」
クー達は和式便所を囲んで頭をうなだれた。
川; - )「ツンが…ツンがこんなところに落ちてしまったなんて……」
(; A )「よりによって便所に落ちて臭死とか…」
(;,,゚Д゚)「おい、二人とも落ち着けって」
クーはギコをキッと睨みつけた。
川#゚ -゚)「落ち着けるわけないだろう!ツンがウンコまみれになってるかもしれないんだぞ!」
(#'A`)「そうだ!下手したら打ちどころが悪かったり臭すぎたりして死んでるかもしれないんだ!」
川#゚ -゚)≡つ)'A`)オフゥ!
ドクオの頬に拳をぶちこんだクーは、倒れたドクオを目に涙をためて睨みつけた。
川#゚ -゚)「ツンは生きている!それ以上忌まわしいことを言うようならドクオといえど許さない」
(#)A`)ゴメンナサイ
クーの前で土下座するドクオを横目で見つつ、ギコは静かに口を開いた。
(,,゚Д゚)「お前ら、ニラ茶出してやるからとりあえず落ち着け!」
ギコは腰に着けていたポーチからティーパックと魔法瓶とティーポットを取りだして呑気にティータイムの準備を始めた。
川#゚ -゚)「ギコ、今はそんな悠長なことをしてる場合じゃ…」
(,,-Д゚)「お前こそ頭に血が上ってんじゃねーのか?いつもの冷静さはどうした」
(;'A`)「ていうかお前一体どこからそんなティータイムセットを持って来たんだよ」
(,,-Д゚)つt[] 「故郷から旅立つとき、ニラ茶専門店をやってた友達から一式譲り受けたんだ。まぁ飲めよ」
ニラ茶を勧められたドクオとクーはともかくも差し出されたものは頂く主義だったので、正座して一口飲むことにした。
そんな二人の様子を黙って見ていたギコは、自分もニラ茶をぐいっと飲みつつ話を切り出した。
(,,゚Д゚)「あのな。あの便所からウンコ臭は一切なかったんだ。あれからはツンの匂いしかしなかった」
( 'A`)「何?便所なのにウンコの匂いがしないってのはどういうことだよ」
(,,゚Д゚)「知らん。でも便所の中からはウンコのウの字も、ションベンの臭いすらもなかったぜ」
川 ゚ -゚)「妙だな…ウンコの臭いのないトイレというのがこの世に存在するのか?」
( 'A`)「…新築の家にあるトイレとか、店で展示してあるトイレとか」
川 ゚ -゚)「じゃあそこのトイレはそういう類のものなのか?この倉庫の中にだって人の出入りはあるだろう。
そいつらがこのトイレを一切使わないなんてことがあり得るのか」
クーが投げかけた疑問に、ギコとドクオは難しい顔をして言葉を途切らせた。
そこに気絶から回復したロマネスクが憮然とした表情でのそのそと歩いてきた。
(;ΦωΦ)「…お前ら、人を気絶させたままほっといた挙句に優雅にティータイムかよ」
(,,゚Д゚)つt[]「お、悪い悪い。ニラ茶やるから機嫌直せよ」
(;ΦωΦ)「……まぁもらってやらんこともないが…」
ロマネスクはギコからニラ茶を受け取り、一気に喉に流し込んだ。
みんなでダイブするんだろうかw
乙です!
( ΦωΦ)「ふー、生き返るぜ」
ロマネスクはニラ茶を飲み干したあと、コップを乱暴に床に置いた。
(#,,゚Д゚)「ゴルァ!」
(#,,゚Д゚)=●)ΦωΦ)、;:
と、ギコが勢いよく拳を振り上げてロマネスクの頬にパンチを叩きこんだではないか!
(#)ΦωΦ)「い、いきなり何すんだ!てめー三味線にするぞ!」
(#,,゚Д゚)「そのティーカップがいくらすると思ってやがる!ウェッヅウッドのやつなんだぞ!」
(#)ΦωΦ)「そんなの知らNeeeee!
だいたい紅茶出すんならスコーンにクロテッドクリームとジャム付けて出せよ!
サンドウィッチにプティフルールもつけろ!」
(#,,゚Д゚)「便所囲んで紅茶飲んでるくせに何気取ったこと言ってやがる、キモい顔」
(#)ΦωΦ)「言ったなぬこ風情が…絶対三味線にしてやる」
ギコとロマネスクは互いに火花が散るかと思うほどに睨みあっている。
そんな彼らをほったらかしてドクオとクーは謎の和式便所談義に花を咲かせていた。
( 'A`)「人の使った痕跡がないなら、それはそもそもトイレじゃないだろ」
川 ゚ -゚)「用を足すために作られたものなのに、使ってもらえない…か…
トイレとして生まれたのに可哀相だな」
(;'A`)「…可哀相かどうかはまぁ置いといて、だ。このトイレは実はトイレじゃないんじゃねーか?」
川 ゚ -゚)「ギコもツンの匂いしかしないと言っていたな。だとすると…このトイレは何か別の空間に
繋がる通路なのかもしれないぞ」
そう言ってクーはドクオの襟をひっつかんだ。
< 'A`)「え、ちょっ、何」
川 ゚ -゚)「ドクオ。この中に入るぞ」
ドクオは可憐なクーの口から出た思わぬ発言に目をいっぱいに見開いた。
(;゚A゚)「………mjd(マジで)」
川 ゚ -゚)「mjd(マジだ)」
クーは眉ひとつ動かさず、和式便所の暗く深い穴を指さした。
話づくり強化のためにシェイクスピアの歴史劇を読み始めてみました。
今のところ全く反映されていないような気もしますが、テンバイヤーボス戦できっとこう
壮大っぽい展開になるはずです。『リチャード3世』的なの目指します。
川 ゚ -゚)「お前はこのトイレをトイレじゃないと断言した。私も全く同意見だ。
この先にツンがいるのなら、私は中に飛び込んででも探すつもりだ」
(;゚A゚)「…いや、でもこんな形をした通路の入口っていうのも聞いたことないぜ」
川 ゚ -゚)「四の五の言わずさっさと行くぞ!ツンを助けるんだ」
(;゚A゚)「ひいいっ!」
クーは先ほどまで座っていたところに紙切れを置いてからドクオの襟をひっつかむと
そのまま和式便所にダイヴした!
(#,,゚Д゚)「…だからそんな洒落たもんはねぇって言ってんだろー!」
(#)ΦωΦ)「うるせえ!ティーフォートゥーときたらそれくらい用意するのが普通だ!」
やたらとブリティッシュマナーに詳しいロマネスクにギコはまごついた。
(;,,゚Д゚)「…わかったよ、じゃあ今度ニラ茶出すときはできるだけ用意してやるから」
(*ΦωΦ)「ならばよし」
ギコはため息をつくと、クーとドクオのいるところを見た。
(,,゚Д゚)「ありゃ?二人ともどこに消えたんだ」
( ΦωΦ)「俺たちが喧嘩してる間に呆れてどっか行ったんじゃね?」
(,,゚Д゚)「いやいや、そりゃねーだろ…ん、なんだこの紙切れ」
ギコはクーのいた場所に紙切れを見つけ、手にとって読みあげた。
川 ゚ -゚)『先に中に入って待っている。お前たちもそろそろ喧嘩を切り上げて飛び込め』
(;,,゚Д゚)(ΦωΦ;)
(;,,゚Д゚)「…飛び込めって、ここにか?」
(;ΦωΦ)「便所の中だと…正気の沙汰じゃねえ」
ギコとロマネスクはしばらくウンコ座りをして考え込んだ。
(,,゚Д゚)「でもホラ、ウンコの臭いはなかったし…清潔なんじゃね?」
(;ΦωΦ)「うーん、でも形が形だからな」
(,,゚Д゚)「ドクオもクーも先に行ってるらしいし、俺たちも乗り遅れちゃいられねえな。
おらよっと!」
(;ΦωΦ)「ぎゃっ!」
ギコはロマネスクを和式便所の中めがけて突き飛ばした!
(,,゚Д゚)「うおりゃぁああ!」
ギコはロマネスクが落ちたのを確認すると、和式便所の中にズサーッと滑り込んだ。
>>973 ×紅茶→○ニラ茶 ×プティフルール→○プティフールに訂正お願いします。
今日間違い多いな…とりあえず落ち着いてニラ茶飲んできます。
何故ウンコ座りww乙です!
つづけ
先に便器に飛び込んだドクオとクーは、いつ果てるとも知れない暗く長い筒状の空間を滑り落ちていた。
ヾ(;゚A゚)ノシ「うあぁ〜っ!!だれか!誰か助けてぇー!」
川 ゚ -゚)「ドクオ、落ち着け。誰も来ないところで叫んでも舌を噛むだけだぞ」
((;゚A゚)「クーはなんでこの状況で冷静でいられるんだ?」
川 ゚ -゚)「慌てたところで無駄だからだ」
(;'A`)「…それもそうですね」
とりあえずドクオは慌てるのをやめ、黙って暗い空間を滑り落ちていくことにした。
('A`)(…しかし、ちっとも出口が見えないな)
川 ゚ -゚)(ツンは大丈夫だろうか…)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃、先に行った二人の後を追ったギコたちも順調にパイプ状の空間を落っこちていた。
(。Д。”)「なぁ、どっちが上でどっちが下なんだ?」
( ΦωΦ)「さぁ?こんだけ暗いとわかんねーよ」
(。Д。”)「クー達はどこにいるんだろうな」
( ΦωΦ)「もうどっかですれ違ってんじゃねーの?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
('A`)(…あ、コースが変わったか?)
ほとんど落下していた状態から、曲がりくねった緩やかな角度がついたゾーンに突入したようだ。
('A`)(やべぇなぁ、滑りすぎて服が擦り切れそうだ…)
川 ゚ -゚)「ドクオ。燃えてるぞ」
('A`)「え、萌え?」
川 ゚ -゚)「そのボレロに火が」
(゚A゚;)「ゲェーッ!どこっ、どこが燃えてんだ!?」
なんと摩擦熱で着火してしまったらしい。
川 ゚ -゚)「そこの背中側のところが焼け落ちてる。とりあえず転がってみたら火も消えるんじゃないか?」
(゚A゚;)「ウォォオオオ!!!」
ドクオは身をよじって転がろうとした。しかし自由落下中の身体はなかなか思うように動かない!
背中から白い煙を出し始めたドクオを見て、流石のクーも焦りを見せ始めた。
川;゚ -゚)「…その青い杖は水が湧きだしたりさせることはできんのか?」
(゚A゚;)「さざなみの杖か?そういえばなんか水とか出そうな形してるよな」
ドクオはさざなみの杖を使ってみた!しかし何も起こらなかった!
そうこうしているうちにじわじわと炎がドクオの服を焼き焦がしていく…
(゚A゚;)「ひぃーっ!」
まさか全部燃えて全裸に…!?
そろそろ次スレの季節ですよ
人少ないから保守きちんとしとかないと落ちる
ドクオナサケナス