補完ありがとう。次スレからはテンプレ修正ヨロ
>>1の願いを胸に刻んで、心頭減却!!
聖光乙裂破!!
>これなんてアグリアス?と話題になるほど今なお愛されている彼女
アグ「はっはっは、私も有名になったもんだ」
ラム「では有名税として月10000ギルを部隊に納めていただきます」
アグ「なんでや」
>>1 乙です。
で、前スレは埋まりそうなので、こちらに投下。
人通りの少ない、急な斜面と林に挟まれたとある峠道。
太陽が照りつける急勾配の山道を、一人の竜騎士が甲冑姿で槍を構えていた。長身痩躯、独特の
フォルムを描く兜が、竜騎士の顔を太陽の日差しから覆い隠している。見るからに熱そうだが、
その表情は兜が作る黒い影に遮られ窺い知ることはできない。
そして、その竜騎士の周囲に屯するのは、無数のゴブリンたちだった。中には竜騎士に討ち取られ、その身を
物言わぬ骸となした者もいる。槍を手に、しかし無形の型にて微動だにせぬ竜騎士の姿からは一部の隙も伺えない。
その一方で仲間をやられたゴブリンは敵意を剥き出しにして、竜騎士を威嚇しながら取り囲んでいる。
見るからに多勢に無勢。しかし竜騎士は動じることなく、半歩間合いに足を踏み入れたゴブリンの額を
寸分たがわず突き破る。そのたびにゴブリン達はわさわさと周囲をうごめき、また先ほどと同じく竜騎士の
周囲に輪を作っていた。
かくして拮抗すること暫く、しかし数で勝るゴブリンたちが一斉に竜騎士に飛びかからんと
したその瞬間のことである。
「とーーッ!」
誰のものでもない掛け声は、竜騎士が背にした斜面の上から轟いてきた。思わぬ伏兵に完全に意表を
突かれた竜騎士が振り向いた瞬間、かけ声とともに闖入してきた剣を構えた女が、斜面の上から
飛び降りた勢いのままゴブリンの一匹を力任せに一刀両断する。
突然の出来事に驚いたのは竜騎士だけではなかった。ゴブリンたちもまた慌てふためき、女騎士の
踊り出た方向から飛び交う矢やら手裏剣やらに右往左往を繰り返す。騎士二人はお互いに背を向けて、
眼前のゴブリンをまさしく舞うが如く切り捨てる。ダンスを終えた二人が足を止めると、ゴブリンの骸が
四つ五つと増えていた。
「キキッ、キキイーッ!」
かくして竜騎士と女騎士は揃って身構えたまま、身を翻して林の中に消えるゴブリンたちが消えるのを見送った。
「ここは追うべきではないな」
「吾輩も同感だ。彼奴等のテリトリーに押し入って危険を冒す必要はない」
女騎士の言葉に竜騎士が答える。
「無事か?」
女騎士が向き直る。
「うむ。…礼を言いたいが、その前にまずはここを離れるとしよう」
顔を林の中に向けたまま、竜騎士は静かに答えた。
「ここまでくれば安心でしょう」
小高い岡の上で弓を携えた女性が背伸びをする。
「ラヴィアン、油断は禁物だ。まだここは奴らの縄張りなのだぞ」
「はーい。アグリアス様は相変わらずお厳しい〜」
そのアグリアスにラヴィアンと呼ばれた女性が、ぺろりと舌を出して誤魔化すように笑っている。
「さて」
仲間達と共に林から離れたアグリアスが、先ほどの竜騎士に向き直る。
「先ほどは危ないところだったな」
「うむ。しかしながら、お仲間がおらるるとはいえその危地に飛び込む貴君もなかなか命知らずと見える」
「…おかしいか?」
「いいや。吾輩と気が合いそうだ」
相変わらず兜で面が見えない竜騎士だが、実に楽しそうに笑っている。
「それにしても、なぜこのような場所を一人で? その声の調子では、まだお若いのではないか?」
そう、この竜騎士、口調こそ古風ではあるが男としては高い声の持ち主だった。おそらくは変声前の
男子であろう、察して問いを発するアグリアスに竜騎士は笑うのをやめる。
「いかにも。吾輩は騎士として仕官先を探している。確かに若輩者であるが、あの程度の魔物如きに遅れを
とるような腕では騎士が勤まると思えぬ。修行もかねての一人旅だ」
「なるほど…」
随分と殊勝な心がけだ。アグリアスは感心しながら頷いた。
「ふむ、そういえばまだ礼と名を名乗るのがまだであった」
そう言って、竜騎士が兜を脱ぐ。いびつな竜の頭を模した兜の下から現れたのは――それはそれは美しい、
女性の顔。
「吾輩の名はマチルダ。アグリアス殿の助太刀感謝いたす」
アグリアスは目を丸くした。無論アグリアスの後ろから彼女の素顔を見ていた仲間たちも、
突然の美女の出現にただ事ではない様相を呈している。
「袖触れ合うも他生の縁でありましょうな。よろしくお頼み申し上げる」
そんな周囲の意も介さず、マチルダと名乗った竜騎士は胸に手を当て優雅に会釈し、にっこりと
微笑んで見せたのだった。
「すっごい美人だ…こんなことってあるもんだな〜」
単純に美人に会えてはしゃぐのはラッドである。一方隣のアリシアは今ひとつ表情が暗い。
「ラッド…あんた鼻息荒いわよ…。は〜ぁ、今までにいない硬派な紳士タイプだと思ってたのに…」
「なんだアリシア、狙ってたのか」
「…別に? そういうムスタディオこそ狙ってるんでしょう?」
「んー? そうかな…ま、そういうことにしとくか」
のらりくらりとかわすムスタディオ。
「でもよ、ありゃちょっと綺麗過ぎて近づきがたいな。言うだろ、綺麗な薔薇には刺があるとか。
なんか俺は手を出したくないね」
「刺がありそうには見えないけどなあ〜…いて、いててて!! なにすんだよラヴィアン!」
「あ、ごめんね、ラッドの顔に刺がついてたから〜」
「こっちにもついてるわ」
「いていていていていてーーー!!!」
「アリシア、モンクのお前の腕力だとラッドの顔が伸びるぞ?」
「いいのよ、どうせ鼻の下が伸びきってるんだから、他のどこが伸びたって同じよ」
と、仲間たちがマチルダを肴に談笑する一方、そのマチルダとアグリアスはというと。
「口調で間違えてしまったが…いや失礼した。女性だとは驚いた」
素直に感想を述べるアグリアス。しかしその言葉にマチルダは意外な反応を示していた。
「女性?」
「…どうかしたのか?」
アグリアスがマチルダの様子に首を傾げた。
「いやさ、女性とはなんと?」
当を得ないマチルダの問い返しに、アグリアスもマチルダも同じく困った顔をする。
「マチルダ殿? 貴公は女子ではないのか?」
「吾輩は騎士ゆえ、そのようなことを気にしたことがないが」
逆に返したアグリアスの問いに、マチルダがまたずれた返事をする。
「アグリアスさん、もしかして…」
返答に窮したアグリアスの横からラムザが口を挟んだ。
「彼女、もしかして自分のことを男だと思ってるんじゃないですか?」
「馬鹿な」
アグリアスが即座に否定するが、彼女の顔はその可能性を否定しきっていない顔だ。
連投規制対策に支援レス入れときます
「では訊いてみましょうか? マチルダさん、失礼ですが、あなたは男性ですか?」
「少なくとも我が家では斯様な話題が上がった覚えがない。察するにそれは、身体の線が細いか太いか、
それだけの差異のことであろう?」
と、ラムザの問いに答えるマチルダ。どうやら本当に彼女は自分が女であることに気が付いていないようだ。
「いや…そもそも女性とか男性とか、性別の概念が欠落してるようですね」
ラムザが困った顔でアグリアスを覗き込む。勿論アグリアスも当惑した顔でラムザに視線を投げ返す。
「…とりあえず…女性ですよね?」
「だと思う…が、自信がない」
ラムザの呟きにアグリアスも呟くように答える。
しばし沈黙。とうのマチルダは首を傾げて二人のやり取りを眺めている。
「であれば、確かめる…しかないんじゃ?」
「…どうやって」
ラムザの発した一言に、あからさまに憮然としたアグリアスが言い返す。
「僕は男ですから…その…ちょっと…問題が…」
要するにそういうことだ。アグリアスも理解してはいるものの、単に言い渋っているだけのようである。
実際のところはラムザの発言で結論は出ているはずだが、やはり確信が欲しいのだろう。
「ぐっ…わ、わかっている! ラヴィアン! ちょっと確かめてだな…」
「えー、女性だと思いますよ? 私は確かめる必要ないですし、疑問をもたない私が確かめるのは
筋が違うと思いまーす」
「なら俺グァッ」
ラッドがアリシアの秘孔拳に沈む。…はて、秘孔拳のもたらす効果は死の宣告ではなかったか。
「アリシア!!」
「私はどちらでもかまいません。というか興味ないです」
「さっき溜息ついてたゲゥッ」
今しがたアリシアに蘇生されたラッドが再び彼女の秘孔拳…と思われる一撃に沈む。
「とにかく。疑念が払えないのであれば、私達の手を借りるまでもなくご自身の目で確かめるべきでしょう?」
「うぐ…」
かつての部下にけんもほろろの返事を返され、ぐうの音も出ないアグリアス。
やむなくアグリアスとマチルダが草むらに消えて…
「…なかった。正真正銘、女だ」
帰ってきた。アグリアスの顔は真っ赤だ。かたやマチルダはなんのことかわからぬ、といった顔つきである。
「なかったというのは、貴君の言う上のことか? 下のことか?」
「いや、それ以上喋らないでくれ…」
なぜ私がこんな真似を、と頭を抱えるアグリアスに、マチルダはやはり今ひとつ納得の行かない表情を
浮かべている。そうしてふと何か気が付いたのか、マチルダはおもむろにラムザに近づいた。
むんず。
「はうッ!?」
「おおなるほど。そういえば父上もここに斯様なでっぱりがあった、これが男か」
恥ずかしげもなく、むしろ興味津々といったふうでのたまうマチルダに、ラムザもアグリアスも目を見開き、
顔は鍋に煮られてゆであがったかのようにお互い真っ赤にしている。傍から見れば愛を告白したばかりの
奥手なカップルに見えなくもない。そのままラムザとアグリアスが見つめ合うこと暫くして…悲しい異変が起きた。
「む? だんだんと大きくなっておるな」
ュゴ ヴ ァ
そのときアグリアスの右手は光速の世界を超えたであろうか。彼女のびんたがラムザの頬を直撃し、
周囲に衝撃波を巻き起こす。まさに天国から地獄へと叩き飛ばされたかのようにラムザがきりもみ回転で
吹っ飛んでいき、そのまま土煙と血煙を上げて地表を削り取ること十数メートル。
「う…ッ!? こ、こりゃひでえ…」
ようやく止まったラムザのその顔を見るなり、ムスタディオがその無残さに目を覆った。
「し、しっかりしろラムザ! ちょっと姐さん、そりゃちょっとばかり大人げな…ッ」
おろおろしながらケアルジャを詠唱するラッドを、アグリアスがギロリと一睨みする。
「ひ…ラ、ラムザは悪くない! 悪くないぞー!! うわああぁぁん!」
…ラッドが泣き出してしまった。そばにいたラヴィアンも腰を抜かしてがくがくとおびえている。
どんな鬼の形相だったのだろうか、ムスタディオはそれを見逃したことをちょっとだけ後悔した。
支援
「ふぅむ。アグリアス殿はここが大きいのだな」
「き、きゃあああ!?」
そしていつの間にかアグリアスの前に回ったマチルダが、今度はアグリアスの胸をわしと掴んでいる。
これにはさしものアグリアスも、普段の彼女らしからぬ悲鳴を上げてマチルダを振りほどく。
「や、や、やめんかッ!!」
「いやしかし、吾輩は男女の見分け方がわからんのだ」
「男女を確かめるのに身体をみだりに触っては駄目だッ!!」
顔を真っ赤にしてアグリアスがマチルダを怒鳴る。
「さ、然様か…しかしどちらにしても吾輩には無いものゆえ、ちょっと珍しくてだな…」
「珍しくても駄目だ!」
「吾輩としてはもう少し触っていたかったのだが…特にアグリアス殿の胸はやわらかく非常によい揉み心地で」
「詳細を説明するなーッッ!!」
「ぶははは、ムスタディオ、お前なに鼻血出してんだ」
「うるせえ」
名残惜しそうに手を伸ばすマチルダと半泣き状態のアグリアス、響く銃声、ラッドの悲鳴。
混沌とした一連のやりとりを眺めたラヴィアンが、眉をひそめてため息をつく。
「マチルダさんて、まるで男の人みたいねえ?」
「なんていうか…基本的な性教育が必要みたいね」
アリシアが冷静に、しかし他人事のように言い放つ。鼻に詰め物をして黙って頷くムスタディオ。
「…それはそんなに重要なことなのか?」
しかし問題は当事者であるマチルダである。本人は眉根に皺を寄せ、それを全く重要視していないようだ。
「少なくとも、騎士を名乗るのであれば礼儀作法…というか、常識をそれなりに身につけておいたほうが
いいでしょう。貴族に対しても勿論ですが、特に世の言う『レディー』に対しては尚更。
粗相があっては家名にも傷がつくと思いますので」
うずくまってべそをかいているアグリアスをちらりと見ながら、アリシアがもっともらしいことを言う。
ちなみにそのとき、地面に「ムスタ…」と途中まで書いて倒れているラッドの姿が視界に入ったが、
彼女は小さく溜息をついてそれを黙殺した。
「う、うむ…そうか。吾輩は武勲にて身を立てようと思っていたのだが…それだけでは駄目なのか」
家名に傷がつくの一言が効いたのか、マチルダはひどく気落ちしてがっくりと肩を落とす。
「な、なれば、は…恥を忍んでお頼み申す。吾輩に…その、女性とやらを教えてはくださらんか」
ゆっくりと顔を上げたマチルダに、顔を見合わせるアリシア、ラヴィアン、そしてムスタディオ。
「まあ、とりあえず自覚がないのは問題だよな」
「教育が騎士道に偏重してたのが原因なんだから、騎士の立場から教えてあげたらいいのかな?」
「とすれば、やはり本職に訊くべきでしょうね」
そう言ってアリシアはうずくまっている人物に目を向ける。
ちなみにそのとき、地面に「ムスタ…」と途中まで書いた後に「俺が手取り足取り教えてやるんだああ」と
続けて書いて倒れているラッドの姿が視界に入ったが、彼女は大きく溜息をついてそれを黙殺した。
「というわけでアグリアス様。道中のマチルダさんの教育をお願い致します」
「何故私が」
そう言わずともわかる露骨な表情をアグリアスがアリシアに投げ返す。
「少なくとも女性に関しての知識が欠けている以上、私、ラヴィアン、そしてアグリアス様のいずれかが
教育を考えるべきであり、かつ、彼女に近しい観念を持ち、かつて私たちが師事したアグリアス様こそが
適任だと思います。まして今の私はモンク、ラヴィアンは弓使い。ナイトのアグリアス様を差し置いて
私たちが出るべき処ではないかと」
ちなみにラムザは忍者、ラッドは白魔道士、ムスタディオが話術士である。
「い、一般常識というか一般教養だぞ。教えるだけなら誰でも構わないだろう。それに貴族としての
心得やマナーを教えるならラムザのほうが適任では」
「ラムザさんはまだ意識が戻りません。断っておきますが原因はアグリアス様のびんたです」
眉一つ動かさず冷徹に言うアリシア。
「ぐ…。一応訊くがムスタディオはどうだ。話術士ならば上手に教えられるんじゃないか」
「マチルダさんの口調から、おそらく彼女はやんごとなき身分の人間と思われます。だとすれば、
なんらかの身分である彼女が平民に教えを請うのは問題だろうと言っていました」
「た、確かに…となるとラッ」
「論外です」
名前を言い切る前に斬られてしまったアグリアスの口が『ど』の形のまま硬直している。
「むしろ枠外圏外想定外の上問題外であり女の敵は鉄拳制裁、悪・即・殴! であります」
言葉が加速するたびに指をばきばき鳴らしながらだんだん凄みを帯びていくアリシア。
「何かあったのか」
「いいえ何も」
アリシアはそう即答して、何事も無かったように殺気を納めていつもと変わらぬ冷めた彼女に戻っている。
そういえばラッドの姿が見当たらない。まだ倒れているのだろうか。それとも…いや言うまい。
「とにかく…私しかいないわけか」
「はい」
ふてくされるアグリアスに、アリシアはつとめて冷静に、しかしうっすら笑みを浮かべつつそう答えた。
さて。問題はこの後である。
「しかしだアグリアス殿。吾輩が思うに、戦場に於いては性別とやらは意味を為さぬのではないか?」
マチルダの第一声はこうだ。
「そもそも、民を守り主君に仇なす輩を討つのが戦場に於ける戦士の務め。戦士であれば、年齢も
性別も関係ないものではないか?」
「そういう意味ではない。女性として留意しておかなければならないことがあるということだ」
彼女の主張が間違ってはいないと思うが、その彼女が知る世界はあまりに狭く、聊か趣旨も食い違っている。
マチルダが知らない世界の話を彼女に理解させるというのは、アグリアスの想像以上に困難なことであった。
「吾輩は諸氏の言う女性という認識を持つ以前に、吾輩は騎士であると認識している。故に吾輩は
武技にすべてを捧げんとしてきた。そこで今更に騎士である前に女性としての認識を持てというのは、
吾輩にとっては今までの吾輩そのものを否定された気がしてならぬ」
マチルダはアグリアスの言葉に頷くことなく、再び主張を繰り返す。
「私は、いずれ武勲を以て戦乱の世を平定させようと思っている。雷神と名高い南天騎士団に居らるる
オルランドゥ伯爵のように、吾輩の名が知れ渡ることで兵や民の士気が上がるのであれば、これ以上の
誉れはない。吾輩は吾輩の仰ぐべき主君のもと、騎士として皆を導きたいのだ」
そして彼女の主張を聞けば聞くほどに自分に似ている、と、アグリアスは思う。騎士に憧れる幼い子供の
ように、意思の強さが視野を狭めている彼女の姿は、かつての自分自身のようだとアグリアスは感じていた。
「アグリアス殿も騎士であるならば、貴君にもまた主君があり、主君のために剣を取るのであろう?
そう吾輩は推察するのだが、それは違うと仰られるのか?」
「………」
時折、無垢な子供は理論武装した大人の痛いところをつく。
「貴君とて吾輩と同じ女性なのであろう? なれば吾輩に異を唱える貴君の行為は矛盾しているのではないか」
「…私が考えるに」
アグリアスがマチルダを制して、一息つく。
「貴公の心が騎士であることは紛れもなく事実であろう。だが、それ以前に我らは女だ。精神論ではなく、
肉体的な、物理的な事実だ。残念だが、騎士であるかどうかは人が決めること、しかし男女の決定は神の領分。
その事実を覆すのは到底無理というものだ」
「それでは…不公平ではないか」
マチルダがぼやく。
「確かにな。私も過去、男であればと思うこともあった。だが、男だからと言って必ずしも騎士になれるとは
限らないし、女だからと自分を責めてもそれが言い訳にしかならないことも事実だ」
「ならば何故、自らを女と認めなければならんのだ?」
「それが事実だからだ。見苦しいぞマチルダ殿」
駄々をこねるマチルダを正視してアグリアスが一喝する。
「私たちが生きる場所は戦場だけではない。よもや社交の場においても、貴公は鎧に身を包んで歩く気では
あるまい?」
「そ、そうかもしれぬ。が、しかし、騎士の正装はやはり」
「貴公の父上がどうかはわからないが、騎士だからと常に剣を帯び鎧を着て生活しているわけでもないだろう?
そもそも貴公は男女の身体の仕組みを理解しておいでか? 仮に性別を偽るにしても留意する点は
いくらでもあるし、説得力のある嘘をつかないと簡単に見破られてしまうだろうな。そして嘘をついた理由を
貴公は胸を張って言うことができるか?」
「む……」
言われてマチルダの眉間に皺がよる。
「なにも貴公に今すぐ女になれというわけではない。まずは己を知ることが重要だ。兵法にも言うだろう、
敵を知り己を知れば百戦危うからず、とな」
アグリアスは笑ってそう締める。
「む、むうう…難しそうだな」
「なに、そう身構えるな。社交マナーのひとつと覚えれば良い」
そう言って、二人は笑うのをやめた。
「その前に」
「うむ」
アグリアスが剣を抜き、マチルダが兜を身につける。
次の瞬間、ぞわり、と周囲の林がざわめき、夥しい数のゴブリンが二人の前に現れた。
「聊かに分が悪いか」
「否、吾輩の槍ならばこれしきを討つは容易い」
自信に満ち満ちた声でマチルダが答える。
「ほう。それでは、貴公の腕を拝見させて頂こう」
アグリアスもわずかに笑みを浮かべ、二人は魔物の群れに向かっていったのだった。
* * *
「いったいなんだというのだ、あの、目玉がいっぱいついた、強烈な臭気を伴う醜悪な生き物は…!」
肩で息をするマチルダが、さも忌々しげに朽ちたモルボルを睨んでいる。
「貴公はモルボルを見たことがなかったのか?」
「うむ…見た目もさることながら特筆すべきは筆舌に尽くしがたい腐敗臭。吐き気はするわ目には染みるわ、
この世の地獄を味わった気分だ! 世界はあのような生物の跳梁を許していいものなのか? あのモルモル
などという生物が市街地に蔓延れば、市井の者たちなどひとたまりもあるまい、すぐに討伐せねば脅威となり得るぞ!」
支援
ぼろぼろになりながら熱弁を振るうマチルダを、手当てするアリシアが冷静に諌める。
「モルモルじゃなくて、モルボルです。モルボル。それに心配は要りません。主に湿地帯に棲息していて、
乾燥した場所では生活できないようですから」
「そ、そうなのか?」
「今回のように人為的に飼育誘導されたりなければ、野生生物が縄張りから出てくることなどそうそうあるまい」
同じくぼろぼろのアグリアスが、ラヴィアンの手当てを受けながら言う。
「これほどの大群を率いるならまだしも、まさかモルボルを連れてくるなんて、随分知恵をつけたゴブリンが
いたものですね。二人ともよくご無事で」
周囲を見渡しながらアリシアが感嘆する。見れば一面に無数のゴブリンの屍が転がり、この二人が
どれほどの大群と戦っていたかを物語っている。
「お前たちこそよく助けに来てくれた。二人だけでは流石にもたなかったろう」
「へっ、あれだけ派手に暴れてたら、否応なしに気付くもんだぜ」
というのは建前で、目を覚ましたラッドがアグリアスたちを追い駆けたところ、戦闘している二人に出くわした、
というのが真相である。ちなみにそのラッドは、マチルダに回復と称して抱きつこうとしたところを
ジャンプでかわされ、アグリアスの聖光爆裂破の巻き添えという名の餌食になって気絶している。
「それにしてもラムザには悪いことをした。ろくに手当てもせず…本当にすまない」
「気にしないでください。それにアグリアスさんはマチルダさんと二人だけでモルボルと戦っていたんですから、
結果的にだとしても僕達を守ってくれたわけじゃないですか。そんなに萎縮しないでください」
縮こまるアグリアスにラムザが優しく微笑む…が、その顔にくっきり残る痛々しい真っ赤な手のひら
マークが全てを台無しにしている。
「ラムザ…本当にすまん」
「まあまあ、ラムザさんもそう言ってるんですし、気にしないほうがいいですよ! こうやってアグリアス様が
戦ってくださったおかげで、ラムザさんはゆっくり休めたんですから!」
うなだれるアグリアスを慰めようとラヴィアンが割って入る。
「そうか…そうだな…悪いなラヴィアン」
「いえいえ、私もいいものが見られましたし!」
「いいもの?」
「はい! 看病ってことであたしが膝枕してあげてたんですけど、ラムザさんの寝顔が可愛かったんですよ〜」
「そうか、それは良かったな…?」
「改めてラムザさんの顔を眺めてたんですけど、じっくり見てるといろいろわかるんですよね!
やっぱり育ちが顔に出てるっていうか!」
「ほう」
「あーんな無防備なラムザさんの顔、そう滅多に見られるもんじゃありません!」
「ちょっとラヴィアン、その辺に…」
興奮冷めやらぬラヴィアンをアリシアが制している。アグリアスがどんな顔をしているか、言うまでもあるまい。
「猫みたいにあたしの脚に頬を摺り寄せてきたときなんか、もーこのまま連れて帰りたいっていうか!!」
め゛ご どぉぉん
アグリアスの右後ろ回し蹴りに、ラムザが天高く舞い上がる。暫くして巻き起こる土煙、そして地面から
はえた人の脚…一行はいつの間にかイヌガミ家に来ていたようである。
「ちょ、何をなさるんですかアグリアスさ…まッ」
抗議の声を上げるラヴィアンにアグリアスが睨みをきかせると。
「…う、うぇへええぇん、アリシア〜! 暴君よ! 暴君がいるわ〜ッ!」
と、へなへなと腰を抜かしてアリシアに泣きつく始末。おそらく嫉妬に駆られた鬼女のような形相だったの
だろうな、と、アリシアとムスタディオが勝手に納得する。
この後ラムザの看病をアグリアスが我先にと買って出て、ラムザに対する自身の仕打ちに懺悔の涙で顔を
ぐじゅぐじゅにしながらラッドを呼び出して徹夜でケアルジャを唱えさせていたり、マチルダの勘違い行動に
ラッドが幾度となく興奮状態から戦闘不能に陥ったり、そのとばっちりをラムザが食らっていたりと、
様々なトラブルを繰り返してラムザ一行がマチルダと道行きを共にすること一週間。ようやく一行はマチルダの
目指したライオネルへと到着したのだった。
「実に有意義な一週間であった」
そう言って、マチルダは満面の笑みを浮かべてラムザたちに向き直る。
「この一週間に賜ったご厚意の数々、吾輩は生涯忘れ得ぬ」
「大げさですねえ」
「否、吾輩が如何に狭い世界で生きてきたか、この旅路で得たものは計り知れぬ」
ラムザの一言にも、マチルダは感慨深そうに目を閉じる。
「特にアグリアス殿、貴君には本当に世話になった。吾輩はこれまで一人で戦ってきた故、こうして背を預ける
相手がいるというのは、本当に嬉しいことだった」
「貴公の夢、かなえられると良いな」
「うむ。早く独り立ちして父上に認めてもらえるよう、精進するつもりだ」
そうして、アグリアスと硬く握手を交わしたマチルダが手を振りながら町の中に消えていく。一行は、
彼女が見えなくなるまでその背中を眺めていたのだった。
「すごい人でしたね」
「ああ…だが、まっすぐな人物だ、良い主に出会えるといいな。それに…私もいろいろ考えさせられたよ」
「…なるほど」
そう言って複雑な笑顔を浮かべるアグリアスに、ラムザがやはり複雑そうな笑みを返す。
「あああぁぁああ!!!」
そんな感動のさなか、突然の大声を上げたのはラッドだった。
「大事なことを忘れてた…ッ! お前は見たんだろアグリアス!」
「な、なんだ! なにをだ!?」
「鎧のせいでずっとわからなかったんだ! マチルダちゃんの胸のサイズ!!」
カ ッ
閃光の後には、ぼろ雑巾のように地面に這い蹲るラッドの姿。
ラッドの戦線復帰はラヴィアンの見立てで2週間後ということである。
END
リアルタイム乙です
SS久々やなぁ
まずは支援してくださった方々に拝謝。
マチルダのヘルプメッセージから、
アグリアス以上に男らしい女騎士と絡ませてみました。
ごめんよラッド。
リアルタイムGJ!
>>1乙?興味あるわ
BY 女性ユニットのキャリー
ラッドに共感
|
|
{ ! _,, -ェェュ、 |
ィ彡三ミヽ `ヽ ,ィハミミミミミミミミミヽ、|
彡'⌒ヾミヽ `ー /ililハilミilミliliミliliミliliミ|
ヾ、 /iiiiイ!ヾヾミ、ミニ=ー-ミ|
_ `ー―' i!ハ:.:.\\_::::::::::::::/:.| このスレは
彡三ミミヽ i! ヽ:.:.:.:冫': : :::/,,∠|
彡' ヾ、 _ノ i!::: ̄二ー:: : ::::ソ ・ ,| 鬼女に
`ー ' {ヘラ' ・_>シ;テツ"''''"|
,ィ彡三ニミヽ __ノ ヽヘ`" 彡' 〈 | 監視されて
彡' ` ̄ `\ ー-=ェっ |
_ __ ノ {ミ;ヽ、 ⌒ | います
,ィ彡'  ̄ ヾミミミミト-- ' |
ミ三彡' /⌒ / ̄ ̄ | : ::::::::::|
ィニニ=- ' / i `ー-(二つ
,ィ彡' { ミi (二⊃
// / l ミii ト、二)
彡' __,ノ | ミソ :..`ト-'
/ | ミ{ :.:.:..:|
ノ / ヾ\i、 :.:.:.:.:|
ィニ=-- '" / ヾヾiiヽ、 :.:.:.:.::::|
/ / `/ ̄ ̄7ハヾヾ : .:.:.|
ノ _/ / / |:. :.:.:.:.:.:.:|
34 :
sage:2008/07/03(木) 14:20:25 ID:uDZyotLeO
モルモルかわいい
悲しいけどここラムアグスレなのよね
アグスレとは名ばかりな
文句を言うより行動を起こしたほうがいいと思う
そうして行動を起こしてスレを立ててもスルーされるという
ラムアグ以外の支持者って人口少ないの?
スレ建てても盛り上がんないのは人が少ないからじゃない?
そう言う人たちもまとめて受け入れるのがこのスレなんじゃない?
ラムアグ以外でも良質なssとか投下したらそれはそれで認められるんじゃない?
行動を起こした結果が新規にラムアグを立てるのではなく姑息にもアグスレの改変なんですね、わかります
__
, ‐' ´ ``‐、 / ̄:三}
. /,. -─‐- 、. ヽ / ,.=j
_,.:_'______ヽ、 .! ./ _,ノ
`‐、{ へ '゙⌒ `!~ヽ. ! /{. /
`! し゚ ( ゚j `v‐冫 , '::::::::ヽ、/ アグリアス・オークス「そんなことよりFFTしようぜ!」
. {.l '⌒ ゙ 6',! / :::::::::::::::/ __
. 〈 < ´ ̄,フ .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、
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カプ論争が腐以外の間でも行われるとは意外だ
いえ
相変わらずのラムアグが気に入らない輩が
なんか間違った方向にがんばっちゃているだけです
カプ『論争』にすらなってないっす
まあ悔しかったら作品を投下してみろという話なんだよな
何もしない以上はから回るだけ
すげー言いにくいんだけどさ
ずーっとアグアリスだと思ってた
え、アガリクスだろ?
FFT二周目は固有キャラばかり使おうと思ってアグ姐様ばっか使ってたら速攻でホーリーナイトマスターして剣使えないジョブにしたら急に微妙になってしまった
言いたくないがスレ違いじゃねえの
だがそれがいい
ちょちょーーーっと待つんだ……。
なんとなくだが、お漏らしの件に関してはスレチではない気がする。
もうちょっとじっくり考察してみないか?
そのゲームはアグ似のキャラがどこぞの馬の骨にズボズボやられてるわけだぜ
お漏らしがどうとか、タイムリーにもこんなSS書いてしまった…支援レス入れてもらえると有難いかもデス
「あ、あああ……よく、寝た」
アグリアスの一日は、盛大な欠伸とともに始まる。
ただし、周りに確実に誰もいない時に限る。誰かがいるときには、彼女は決して
そのような緊張感の無い表情を見せない。
名門貴族出身の淑女というプライドが、そんな態度を他人に見せることを許さない
のである。
もっとも、それをくだらない見栄だと指摘されると、沸騰した湯沸かし器のごとく
逆上するのが彼女の性格であるが。
「ううん、久々にぐっすり眠れた。ここ数日行軍続きだったからな……」
アグリアスはひとりごちた。
何日かぶりの投宿。この日の朝は彼女に仕事は割り振られていなかったので、
疲れを癒すべくいささか遅くまで寝ていたというわけだ。
同室のラヴィアンやアリシアは、とっくに起き出して仕事――荷物積みだの装備の
整理だの――に向かっている。
「んん。まだちょっとボーっとしてるな……ゆうべの酒が残っているのか」
彼女は頭をブンブンと振った。
久々にゆっくり寝られるとあって緊張感が緩んだか、普段あまり酒を口にしない
アグリアスも、昨夜は少々深酒が過ぎた。
そのままいい気分になってベッドに向かい、ばたんきゅうだったのである。
「……しかしこのまま惰眠を貪ってるのもいかがなものか」
天性、彼女は働き者である。
いかに仕事がないとて、そのままごろごろしているのはなんとなく落ち着かない。
「ま、とりあえず起きるか……食事もせねばならんし――ん?」
もそもそとベッドから這い出ようとしたその時。
「……これ……は?」
瞬間、それが何か、アグリアスは分からなかった。
いや、正確には分かりたくなかった、のである。
「まさか……」
ベッドから這い出ようとしたその時、下半身にちょっとした違和感を感じた。
「こ、こ、こ……」
アグリアスの表情はラーナー海峡の海面のように青ざめていた。
寝汗にしてはいやに腰まわりにだけ集中した水分。
鼻をつく異臭。
そして、シーツにはうっすらと、薄黄色の染み――。
「こ、こんな、こんな……!」
そこから導きだされる結論は、ただ一つしかなかった。
しかし、痩せても枯れても、異端者一行となってさえ、彼女は誇り高きルザリアの
オークス家の令嬢、アグリアスなのである。
「その私が! 私ともあろうものが!」
しかし、目の前の現実は冷たく彼女をあざ笑っている。
「この私が! 二十歳もとうに過ぎた私が!――って、いやいや二十歳過ぎたのは
ついこないだだ。――って、そんな見栄はどうでもいい!」
ノリツッコミなどかましている場合ではない。
「私ともあろうものが! ね、ねね、寝小便を……したと……いうのか!!」
それだけのことを認めるのに、もってまわった言い回しで大仰に騒がねばならん
とは、お貴族様とは厄介なものだと、その場にムスタディオでもいたら皮肉の一つも
かましていたであろう。
「まずいまずいまずいまずいまずい」
アグリアスは、さながら東洋の修行僧のようにベッドの上にこちんと正座し、しばらく
そればかり繰り返していた。
「こ、こんなことが部隊の連中に露見しようものなら……」
穏健なラムザやアリシアなどは、まだしも慰めの一つも言ってくれるやも知れぬ。
だが、噂好きのラヴィアンや皮肉屋のムスタディオ、相性の悪いメリアドールなどに
知られようものなら、むこう十年ぐらいはこれをネタにからかわれ続けるだろう。
聖騎士の矜持も面目も木っ端微塵になること請け合いである。
「い、嫌だ、そんなのは!!」
嫌だと言ってもどうすればいいのか。
「と、とにかく何とか隠匿せねばならん。確か今日の予定は……」
アグリアスはベッドの脇のぜんまい時計に目をやった。
「九時か……出発は十二時とラムザが言っていたな。……いやまてよ、たしかこの宿は
十一時にはリネン係がシーツを変えに来るはずだ……つまり……」
猶予は二時間しかないことになる。
「洗って乾かすなど、二時間では無理な相談だな。……第一そんなことをする場所もない。
……うむむ……」
その時。
「あー、忘れ物した!」
「うわぱぁッ!!!」
部屋に飛び込んできたラヴィアンを見て、アグリアスは奇声を上げて慌てて布団にもぐり
こんだ。当然ながらラヴィアンは仰天している。
「な、なんですか隊長いきなりでっかい声出して。――てか、起きたんですか」
「い、いや、えーとその、なんだ……」
必死に自然体を装おうとアグリアスは言葉を探したが、すでにラヴィアンは盛大に怪訝な
顔をしてアグリアスをまじまじと眺めている。
「なんか、顔色悪いですよ?」
「う、うん、えーと、あれだ、昨夜の酒がちょっと残ってて……」
「あー、二日酔いですか。なんだったらあたし、お薬貰ってきましょうか?」
幸いラヴィアンは、あまり疑わなかったようだ。
「い、いや、そんなに酷くないから、少し大人しくしてれば治るだろう。……お前こそ、どう
したんだ。仕事は?」
「いや、ちょっと忘れ物しちゃって。……ああこれこれ、ロープ切り。いやぁ、今朝は大変
ですよぉ。昨日倒した山賊団から奪った戦利品、あれの整理でてんやわんやで」
「ほ、ほう、そうか」
「隊長、今日ローテ外で幸いでしたねぇ。男どもは伯やらベイオさんまで総出ですよ」
「ふーん、全員出てるのか」
「ええ、男子部屋空っぽ――って、あたしも油売ってらんないな。そんじゃ隊長、お大事に」
喋るだけ喋ると、ラヴィアンは階下にすっ飛んでいった。
アグリアスは汗だくで起き上がった。
「あ、あ、危なかった……」
寿命が縮まるとはこういう心境なのだろう。
「う、ううむ、ぐずぐずしていられんな。全員出払っているとはいえ、今みたいに誰か来ない
とも限らん。さっさと何とかしてしまわないと……」
だが、どうしようと言うのか。
「洗って乾かす暇などない……かといって、シーツとマットごと始末したらこれはこれで宿の
ものが騒ぐだろうし……」
アグリアスは狂ったように頭を働かせた。
「別の液体をこぼしたかのように誤魔化す……これもおかしいな。水なり酒がほしいなら、
井戸か食堂に行くのが自然だし……うむむ」
その時、アグリアスの脳裏に、先ほどのラヴィアンの言葉が蘇った。
(――男どもは伯やらベイオさんまで総出ですよ。男子部屋は空っぽ――)
「男子部屋は空っぽ――」
アグリアスはその意味を反芻し、
「スケープ・ゴート……」
とひとりごちた。
スケープ・ゴート。すなわち、シーツとマットをすり替え、誰かに罪を被ってもらうのだ。
さすがに女子を身代わりにするのは、たとえメリアドールのように相性の悪いものでも
気が引ける。
しかし男子ならば。しかも、今、男子の部屋はもぬけの殻なのだ。
(――いや、しかし、いくら男でもそれは悪辣すぎやしないか)
ラムザと付き合って、ずいぶんものの考え方が柔軟になったとはいえ、基本的に彼女は
曲がったことがキライである。
(だがそうかと言って、他にいい手もない――寝小便が知れ渡ってもいいのか……)
やはりそんな破目はご免である。採るべき道は一つしかない。
彼女は頭を掻き毟った。
「ああ、聖アジョラ様! お母様! オヴェリア様! お許しください、アグリアスはやはり、
そんな恥辱には耐えられませんッ。――よし、懺悔終わり!」
決心が変わらないよう、彼女は一気にまくしたてた。
賽は投げられたのだ。
どの辺りでレス入れれば良いのかわからんけど支援
「ラヴィアンのように戻ってくるものがいないとも限らん。慎重にやらねば……」
シーツとマットを担ぎ、アグリアスは廊下の様子を窺った。
「今の時間なら、女中も下の洗い場の仕事が忙しいはずだ……掃除に上がってくるには
まだ早いしな……よし!」
勇躍、アグリアスは一歩を踏み出したが、大柄な彼女が布団を抱えて廊下をこそこそと
歩く姿は、どう見ても挙動不審であった。
男子部屋は、女子部屋のはす向かい、10メートルほどのところにある。
大した距離ではないのだが、乾坤一擲のアグリアスにとっては1キロにも感じられる道程
だった。首尾よく男子部屋にたどり着いた時には、前身汗まみれになっていた。
「ふーう……やれやれ、これほど肝を冷やしたのは久しぶりだ」
シーツとマットを床に下ろすと、アグリアスは深い吐息をついた。
「ふむ……確かに誰もいないな……さて、とっとと摩り替えて、部屋に戻らなくては」
が、ここで問題が発生した。どのベッドに誰が寝たのか、それが分からないのである。
こんな際、摩り替えるのなど誰のでも良さそうなものだが、そこはアグリアスも封建時代の
女性である。無意識の選民思想が頭をもたげた。
「いかに何でも伯に濡れ衣を着せるわけにいかんし……ベイオ殿とラムザも除外だな……
となると、ムスタディオ、ラッド、マラークか……」
勝手にターゲットにされた3人にとってはいい面の皮である。
「しかし困ったな、みんな私物を一切持って出たせいか、誰がどこに寝たのやら……ん?」
アグリアスは、一つのベッドに目を向けた。その枕元には、小さな袋が置いてある。
「なんだこれは、良い香りがするが……ああ、そうか、ムスタディオの奴が、柄にもなく寝る
前にポプリの匂いを嗅ぐんだとか言って、匂い袋をちらつかせていたっけ。するとここは、
ムスタディオが寝たベッドか……」
アグリアスは周囲を見渡し、ベッドを見下ろし、そして声を絞り出した。
「許せ、ムスタディオ――」
午前十一時。出発一時間前になって、ラムザ隊は宿のホールに全員が集まった。
「あ、隊長、二日酔い、もう大丈夫ですか?」
「あ、ああ、なんとかな」
ラヴィアンの問いにアグリアスはぎこちなく頷いた。そこにラムザも割って入る。
「――あれ、アグリアスさん、調子悪かったんですか」
「う、いや、大した事ではない。心配には及ばんさ」
と打ち消したが、その笑いは引きつっていた。
それに気付いたラムザが何かを言おうとした時。
「お客様」
宿の女中が、ラムザに声をかけてきたのだ。
瞬間、隊に動揺が走る。
なにしろ一向はおたずね者集団なのだ。なるべく派手な行動を控えているとはいえ、
(まさか知られたか?)という緊張は、いつも付きまとっている。
が、女中はしかめ面をして、一枚の布を差し出したのだ。
「困るんですよねぇ、こういうことされると」
「え――は? なんですこれ?」
ラムザは目を丸くした。
「何ですって、ベッドのシーツですよ。見てくださいこの染み! お客様の中で、おねしょを
なさったかたがいらっしゃるようで」
「オネショぉ!?」
「うわ、なっさけねぇ、誰だよ! ……つーかお姉さん、どこの部屋にあったの、それ」
「8号室ですけど……」
「えー、8号室って男子の部屋じゃない! うんわー、えんがちょー!」
「8号室の、どのベッドだよ?」
「入り口から三つ目、窓際のベッドです」
「えー、三つ目って! あれだよ! ラムザが寝てたベッドじゃねぇか!」
「なッ!」
危うくアグリアスは、そんな馬鹿な! と叫ぶところだった。
が、その場の空気はアグリアスの動揺などそっちのけであった。
「うわー、マジかよ、やっちゃったなー、ラムザ!」
「ち、違うよ! 僕オネショなんかしてないって!」
「おいおい今さら見苦しいぞぉ! 男なら認めちまえって、なぁ!」
「本当に違うって! なんでこんな……」
「えー、ちょっと幻滅かも……」
「ま、まぁあれですよ! ラムザさんもほら、久しぶりの投宿で緊張が緩んで……」
「緊張緩んだって、いい大人が寝小便はねぇよなぁ!」
「だから違うんだぁぁぁ!!!」
蜂の巣をつついたようなその場を、さすがに年の功で収拾したのはオルランドゥであった。
「まあまあ諸君。長い人生、誰でも過ちはあるさ。そう責めてやるな……で、女中のお嬢さん、
なにかね、洗濯代でも出せばいいのかな」
「はぁ、そうして頂ければ」
「ふむ、じゃぁラムザ、払ってやりなさい」
ラムザは完全にふてくされていたが、それでもしぶしぶ金貨を取り出し、女中に渡した。
「はい確かに。では皆様、よい旅を」
女中は貰うものだけ貰うと、そそくさと退散した。
ラムザは怒りと屈辱で口も利かない。オルランドゥが苦笑して、かわりに一同に指示を出した。
「では、出発しようか、諸君」
アグリアスは隊の最後列で、「なぜ」という思いと、ラムザへの慙愧の念で消え入りそうに
なっていた。
「アグリアスさん、いらっしゃいますか」
その夜、一向は別の小さな町の宿に投宿していた。
「――ああ、ラムザか、どうぞ」
今度の宿は個室が多く、アグリアスの割り当ても個室であった。
「顔色が悪いな……」
入ってきたラムザを見て、アグリアスは心からいたわりの声をかけた。誰も知らないが、
確かに彼女のせいでラムザは憔悴しているのである。
「最悪な一日でした……物証がある以上、いくら反論しても無駄ですしね」
「そ、そうだな――」
まるで自分が責められているような心持になり、アグリアスは面をそむけた。
「で、な、何か用か」
その話題に触れられないように、アグリアスはラムザの用件を引き出そうとした。何か
相談したいと言うのであれば、なるべく乗ってやろうというつもりでもあった。
「ええ。……いや大したことじゃないんですが」
ラムザはおもむろに座りなおし――
そしてその次の言葉は、アグリアスを凍りつかせた。
「アグリアスさん、今朝、僕らの部屋に入りましたよね?」
「――ッ!?」
アグリアスの目が見開かれ、ルカヴィでも見たかのようにラムザを凝視した。
「な、なな、なぬを――! 突然!」
「くどいようですけど、僕は寝小便なんかしてません。ということは、誰かがシーツとマットを
摩り替えたということになります」
「そ、それが私だと言うのか? そんな証拠がどこに――」
「……女中からシーツを突きつけられた時、尿の臭い以外に、微かですがフローラルな
匂いがしたんですよ。あの匂い、なんだろうとずっと考えてたんですが、分かりました。
――シャンタージュの匂い、だとね
「あ……」
「ウチの隊で、シャンタージュ使ってるの、アグリアスさんしかいませんよね? 僕は寝小便
なんかしていない、しかるに誰かが摩り替えた、昨夜は僕ら以外、あの宿には止まっておらず、
そしてそのシーツからシャンタージュの匂いがするということは……」
ここで強弁のひとつもして、そんなの知らんということも、アグリアスには可能だったはずだ。
しかしやはり彼女は、嘘のつける女性ではなった。彼女は脆くも涙目になって、
「す、すまん――そうだ、寝小便をしたのは私だ――私が摩り替えたんだ……」
「やっぱりね。……しかし何で僕だったんです?」
ラムザは少し、口調を険しくした。
「違う! 貴公じゃない! 貴公を狙ったんじゃないんだ! 本当は……これも誉めらた話じゃ
ないが、ムスタディオを狙ったんだ。ベッドの上に、奴の匂い袋があったから……」
「ああ、あれですか。――昨夜寝つけないんで、ムスタから借りたんですよ。そういやそのまま
枕元に置きっぱなしだったかな」
「それでか……だがいずれ、私は騎士として、いや人間として恥ずべきことをしてしまった……」
アグリアスは肩を落とし、
「き、貴公、どうするのだ、こ、このことを、皆に――?」
「さぁ……」
ラムザはニヤニヤと、たちの良くない笑いを浮かべた。
「どうしようかなぁ?」
アグリアスは背筋が寒くなって、
「頼む! お願いだ! 何でもする! キツイ儲け話でも何でも! だから! 皆には――!」
「何でもする? 本当に?」
ラムザはますますニヤニヤして、
「それじゃぁ……こうしようかな」
「ひっ!?」
次の瞬間、アグリアスはベッドに押し倒されていた。
「な、何をする――!」
アグリアスはかすかに抗ったが、ラムザは構わず、
「だって最近、二人っきりでいられる時間、全然ないじゃないですか」
いくらか甘えるような声で、ラムザはアグリアスの耳に吐息を吹きかける。
「そ、そそ、そんなところに息を! じゃなくて! ひ、卑怯じゃないか! こんなやり方!」
アグリアスの抗議にもラムザはしれっとして、
「だって僕卑怯者だし。異端者だし」
「な、何を開きなおっとる!」
「第一、卑怯って言うなら、オネショを他人に被ってもらうのは卑怯じゃないのかなぁ?」
「だッ!! ぐ、そ、それは、しかし!」
「おまけに僕だって、精神的苦痛を蒙ったんですからね……すこし憂さ晴らしさせてくれても
いいじゃないですか……もともとアグリアスさんが原因なんだし」
「だ、だからってその! こんなの――!」
ラムザはここで急に真顔になって、
「僕のこと――嫌いですか?」
「う――ぐ、貴様、そんな聞きかた、反則――!」
「嫌い、ですか?」
なおも畳み掛けるラムザに、アグリアスはとうとう白旗を揚げた。
好きにしろ、とばかりに前身の力を抜いたのだ。
「と、いうわけで、今夜は寝かさないと言う刑を執行しますね」
ラムザは、張り倒したくなるほど明るい笑顔を浮かべて、そう宣言した。
もういっちょ支援
「どうしたんです、隊長」
その翌朝。
目の下に見事に不健康な隈をこさえたアグリアスに、アリシアが話しかけてきた。
「なんでもない」
そっけなく、アグリアスは答える。
「おい、ラヴィアン、ちょっとその、生卵と……そっちはポーキーの肝か、それをくれ」
「ええ? 朝からこんな重たいもの食べて大丈夫ですかぁ?」
「見たところ寝不足のようですけど……食欲はあるんですか、変ですねぇ」
「うるさいな、ほっといてくれ」
あからさまにアグリアスは、機嫌が悪かった。
(あたた、腰が痛い……うう、ラムザめ……本当に一晩中私をめちゃくちゃにしおって)
もっともそれがいやなのかと言うと、そうわけでもない。
アグリアスは奇妙に浮わついた感覚の中にいた。そこへ、
「おはようございます、アグリアスさん」
いたって朗らかに、昨夜の疲れなど微塵も感じさせない爽やかさでラムザが現れた。
「いよう、オネショの大将! よく眠れたみたいだな!」
早速、マラークがひとしきりからかう。
ラムザはそれへ、屈託のない笑顔を向けて、
「たまには、オネショも悪くないぜ」
などと朗らかに切り替えした。
(立ち直りの早い男だ――)
アグリアスはぼんやりとラムザを眺め、苦笑いし、それから窓の外の空に目を向けた。
今日もいい天気になりそうだ――奇妙な疲れと充足感を感じながら、彼女はそんな事を
考えていた。
おしまい
支援レスしてくれた人有難うデス
乙です〜
>>68 超乙っす。
>63末部で(アグリアスの尿はフローラルな香り?)と勘違いした俺は我ながら酷い脳みそだと思った。
でも気にしない。
乙
ここは、SS投下の際に
内容とかカップリングが何かについての前置きは不要?
投稿乙です
女騎士と尿というのはなぜに惹かれるのか・・・
あのゲームといいここ数日尿三昧だよw
ちょっと誤字が気になったけど面白かったです
アグリアスさんの子供みたいな隠ぺい工作が微笑ましかったw
>>71 カップリングについてはいらない
内容についてはスカトロとかエロとかグロとかなら前置きがいる
アグは性能的にセッティエムソンだろ条項
だよな。俺もセッティエムソンがデフォ。
でもリボンがつけられなくなるから、黒チョコボ騎乗させて長距離移動砲台にしてる。
もう移動距離にしても行動速度にしても、もう鈍足なんていわせない(まあ頑張ってるのはチョコボだが)
アグリアス「もう鈍足だった昨日なんていらない♪
今日これから始まる私の伝説♪」
黒チョコボ「クエー♪」
ラム「ノリノリですね」
ムス「よっぽど嬉しかったんだろ」
ラヴィ「あんなに浮かれるなんて予想外だわ」
アリ「まさかあんな歌知ってるなんて」
ラム「年齢的にはあずささんですね」
シド「アグささんだな」
面白いとでも思ってるの?
>>68 おお、カテナツィオさんもお久し振り&乙です!
オネショの話なのに最後はなんだか妙に爽やかに締め括られててワロタw
>>78 や、どもデス
指摘してくれてる人いるけど確かに誤字多いですね
久しぶりに書いたら校正がいい加減でしたよアグリアスさーん!
あとそうか。
セッティエムソンにすべきだったかw
セッティエムソンはヘイストと透明か。
ラム(ひいい、僕のベッドで風も無いのにシーツが高速でモゾモゾ動いてる〜ッ!)
職人さん達が帰ってきてくれるなんて夢のようだ
この街にも、ようやく自然が戻ってきたんだね……
五月雨斬りんとこに3Dカスタム少女製のアグたん来てたな。
こないだの尿ゲーやら、今度のキャリバー4やら、
人間の技術と欲望は止まることのないものなのだと改めて実感する今日この頃。
五月雨斬りさん宣伝乙です。
どっちももみあげが惜しい
やっぱり持ってたら作りたくなるよねw
酔っ払って洗面器抱えてゲロゲロしてるアグの
夢を見た
なんかの予知無かよ
>>87 そんなアグたんを優しく介抱してあげなさい、という暗示ですね
☆アグの夢占い☆
吐く夢は体調不良の暗示であろう。
洗面器はストレスの表れかも知れぬ。
なにか課題やノルマが有り、心身ともに疲れているのやも知れぬ。
自分が、もしくは身の回りにそう言う人が居たならば注意を促してみることだ。
今週のラッキーカラーは緑だ。
アグ「うう気持ち悪い…ラムザ、少々胸をさすってくれないか…」
ラム「ああ、はい」
サスサスサス
酔っ払いの戯言など真面目に受け流して「背中」をさする。
異端者たる者、かくありたい。
アグたんは乙女の立場から占いとか縁起とかを気にしそうだな
カテナツィオさん乙でした!
おお、書き込めた。よかったよかった
今更ながられっどふぉーどさんも乙でした
規制に巻き込まれて書き込みできなかったからなあ
長い長い規制が解けたので即興で書いてきました。
メリータナバータ!
七夕=短冊=願い事
「――という訳で今日は短冊に願い事を書いてもらいます」
とラムザは言いました。
「七夕とは何だ?」
説明するラムザ。実は彼もつい先日七夕という風習を知ったばかりである。
受け売りの知識を軽やかに語るラムザ。
願い事が本当にかなうかどうか疑わしいが、
殺伐とした異端者生活に潤いをもたらすためにはいいものかもしれない。
そんな訳で、みんな特に疑問もなく願い事を書きました。
酒池肉林――ラッド
もっと強い銃が欲しい――ムスタディオ
モルボルグレイトの蜂蜜漬けが食べたい――アリシア
もっと酒を――ラヴィアン
みんなが健康でありますように――ラファ
幸せになりたい――マラーク
ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるふ るるいえ うが=なぐる ふたぐん――オルランドゥ
打倒父上――メリアドール
オヴェリア様がご無事でありますように――アグリアス
「ちっがぁぁぁぁぁぁうッ!!」
怒鳴った。みんなの願い事をチェックしたラムザが怒鳴り散らした。
「な、何か作法を間違えてしまったか?」
みんなを代表してアグリアスが問うと、ラムザは拳を掲げて熱弁した。
「正直さが足りない! みんな、これが、本当に、一番の願い事ですか!?
ええ、確かに嘘はついていないかもしれませんでも! 真実でもない!
もっと正直に! 欲望をさらけ出して! 願い事を書かねばなりません!
何ですかこの『他の人に見られてもいい当たり障りの無い願い事』は!!」
ラッド挙手。
「俺は本気だ」
「うん、ラッドは解る。合格」
アリシアも挙手。
「私も今一番食べたい物は短冊に書いた通りですよ?」
「うん、アリシアも合格。実に欲望に忠実でよろしい、明日は湿原です」
ラファが挙手。
「わ、私も正直に……」
「はい、嘘。遠慮とかしないで心を全裸にする勢いで願い事を書いてね」
オルランドゥが挙手。
「私も本気だ」
「以上の合格者以外は書き直しを命令します!
どーしても他人に見られるのが恥ずかしいというなら、
自分の部屋でもいいから短冊を飾りなさい! 笹を折って持っていっていいから!
ちゃんと天地神明に誓って真の願い事を書いてもらいます!」
アグリアスが怒鳴る。
「待て! オルランドゥ伯は合格なのか不合格なのか!?」
「いいですかアグリアスさん、オヴェリア様の無事を願うのもいいでしょう!
その気持ちに偽りはないと信じています! しかし!
七夕の短冊に書く願いは『人に見せられないような願い』を書くと決まっています!
それは……太古の昔より……はるかなる未来まで!
平和なる時も……混乱の世にも! あらゆる場所! あらゆる時代に!!
人間が存在する限りとして永遠に続く『絶対不変の掟』なのです……!!」
そんな大袈裟なものであるはずがない、とアグリアス達は思った。
でもラムザのテンションがおかしい。逆らうのは得策ではなさそうだ。
「……解った。後でちゃんと別の願い事を書くから、静まれラムザ」
「はぁーっ、はぁーっ……解っていただけましたか」
こうして不合格となった皆々は、笹と短冊を持って各々の部屋に戻りましたとさ。
そして深夜。
「どうもラムザです。忍びの衣で透明になってます。
さらにテレポをセットして扉の鍵なんきゃへいちゃらさ!」
そう、ラムザの真の目的は、仲間が心から思っている事を知りたかったのだ。
もし短冊に自分の悪口や隊の悪口が書いてあったらお仕置きだ!
「ふっふっふっ、ではさっそくムスタディオの部屋にテレポ!」
軍資金5万ギルの使い込みがバレませんよーに――ムスタディオ
スヤスヤと眠るムスタディオの横で、三日月のような笑みを浮かべるラムザ。
「軍資金……何か足りないなーと思ったら、ムスタ君のせいだったんですねぇ。
むむっ! これはティンカーリップ!
こんな高い買い物をお小遣いだけでできるはずが……ハッ!
これが横領してまで買った品か!! スルメと入れ替えておこう」
ラムザはティンカーリップを手に入れた!
「次はラヴィアンの部屋です、とう!」
私もみんなと星座の相性がよくなりたい――ラヴィアン
「これは悲しい。確かにアグリアスさんと相性悪いしなぁ。
僕とラッドとメリアとも相性悪いし、」
ラムザはついホロリと涙してしまいました。
「そんな彼女には唯一パーティー内で相性最高の、
天秤座ムスタディオの写真と、ムスタディオ愛用の縦笛をプレゼント」
※ベイオも天秤座だが現時点では仲間になっておらず。
「幸せにおなり……ラヴィアン」
「う〜ん……うぅ〜ん……」
なぜか物凄い勢いでうなされだしたけど気にしない!
次行ってみよう!
男の人達が持ってるエッチな本が撲滅されますように――ラファ
「やあやあ、これがかなっては困ってしまう。ファイア」
残念! ラファの短冊は灰になってしまった!
「じゃ、次はマラークね」
アグリアスのおっぱいに顔を沈めてグリングリンしたい――マラーク
「バリカンでー、マラークの髪ー、丸坊主ー。
ツンツルテンでー、ざまあさんさん。
さて次だ」
ラムザと結ばれたい――メリアドール
「脱衣完了! ふぅ〜……メリアがまさかそういう気持ちだったとは。
気づかなくてゴメンよ! いざ! 尋常に! 勝負!!」
壁がぶち破られた。
「な、何事!?」
飛び起きたメリアドールはセイブザクィーンを握りしめる。
そして、ぶち破られた壁の向こうには、ディフェンダーを握った夜叉の姿。
「ラムザ〜……そんな大声を出して気づかれないとでもおもったか」
返事が無い。
全裸で壁の破片を喰らったラムザは、ケツ丸出しでぶっ倒れていた。
一方メリアドールはというと。
「せっかくのチャンスを、よくも!」
「何がチャンスだ! 勝負下着なんぞで寝たフリなどしおって!
それでも神に仕える神殿騎士か!」
「それはそれ、これはこれよ!
アグリアスこそこんな時間まで何で起きてるのよ!
やけに可愛らしいパジャマなんか着ちゃって!」
「ううう、うるさい! 今日は七夕というロマンチックな日だから、
彦星と織姫の無事を祈って、ちょっとオシャレしただけだ!」
「あんたもラムザが短冊を見に忍び込んでくるって踏んでたんでしょ!
今更カマトトぶってんじゃないわよ、このむっつりスケベ!」
「抜かしたなメリア! おのれこの剣の錆にしてくれる!!」
こうしてアグリアスの放った無双稲妻突きの影響で空は曇り出し、
彦星と織姫が会えるのは来年となってしまいましたとさ。
ラムザのアホ毛を撫で撫でして、ラムザにも私の髪を撫でてもらいたい――アグリアス
Fin
追記、オルランドゥ伯が行方不明になりました。
あぐあぐ
メリーさんとアグリアスさんの喧嘩ぐらいじゃ日常茶飯事過ぎて「地獄」には当てはまらないので、
やはり世界のために雷爺を排除したのは正解だと思います。
そして将来、ボスキャラの一人として、ラムザパーティーの前に
立ちふさがる鬼のようなシドとまみえるのであった。ゲストとし
て、シドの隣にはゾンビ・ガフの姿も
乙ー
ラムザが狂言まわしになるのは最近は珍しいのかな
アグたんのおっぱいに顔をうずめてクンカクンカしたい――俺
>>94 乙です。相変わらず行く人さんのはっちゃけたテンションの高さワロスw
さて、アグたん可愛らしいお願い事は俺が叶えてあげるとするか
だけどメリアはハゲなんだよなあ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ヽ
l::::::::: |
|:::::::::: (●) (●) |
|::::::::::::::::: \___/ | そうです、私がメリアドールです
ヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ
いあ! いあ!
改めて色んなSS見直してみると
俺の中でメリアドールの株が急上昇してきた。何故?
そして行く人氏乙でした
家の近所でもセミが一匹二匹鳴くようになってくると、夏がもうすぐやってくるのだと実感する。
女騎士の篭手が蒸れ蒸れになる季節だ。
女騎士のブーツが蒸れ蒸れになる季節だ。
女騎士の鎧下が蒸れ蒸れになって下乳に汗が溜まる季節だ。
大変だなあ。
アグの香りは良い香り
ラム「夏を乗り切る体の活用法を考えました、アグリアスさん」
アグ「ほう、どのような」
ラム「アグリアスさんの巨大なおっぱいに水を溜めれば、水分補給思うがまま!」
アグ「わたしゃラクダか
「みんな甲冑の胸部の膨らみに騙されてるわね」
アグ「誰だ、今しゃべったの!」
オヴェリア「( °3°)〜♪」
たとえアグが貧乳だったとしてもそれはそれでそそるよな
ハ,,ハ
( ゚ω゚ ) お断りします
/ \
((⊂ ) ノ\つ))
(_⌒ヽ
ヽ ヘ }
ε≡Ξ ノノ `J
ハ,,ハ
( ゚ω゚ ) お断りします
/ \
((⊂ ) ノ\つ))
(_⌒ヽ
ヽ ヘ }
ε≡Ξ ノノ `J
ラム「世の中にはキョヌー派とヒンヌー派がいる! しかし! 僕はアグリアスさんが
そのどちらの需要にも応じられる解決策を導き出しました!」
アグ「…どうやって」
ラム「労八にはクローン育成システムと遺伝子操作システムがあります! すなわち、
アグリアスさんの巨乳型クローンとと貧乳型クローンを生成すれば!」
アグ「貴公そういう下らん知恵ばかりはよくまわるな…」
結局ラムアグについてのテンプレは追加しない方向で固まったの?
だってラムアグが人気なだけでラムアグスレじゃないし
ムスアグもガフアグも投下されてきたスレだし
__
, ‐' ´ ``‐、 / ̄:三}
. /,. -─‐- 、. ヽ / ,.=j
_,.:_'______ヽ、 .! ./ _,ノ
`‐、{ へ '゙⌒ `!~ヽ. ! /{. /
`! し゚ ( ゚j `v‐冫 , '::::::::ヽ、/ そんなことよりこんな天気のいい日は、
. {.l '⌒ ゙ 6',! / :::::::::::::::/ __ アグリアスさんのパンツを、勝手に持ち出して、勝手に洗濯して、
. 〈 < ´ ̄,フ .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、 勝手に見晴らしのいい物干し台に干してあげようぜ!
. ヽ.、 ` ‐", ‐´‐:ラ ':::::::::::::::: ;∠. ヽ_} ゙ヽ
,.r` "´ /:::::::::::::::::::ィ´ `ゝ !、 /
/ / :::::::::::::::: ; '´ /´\ / r'\
. i ! ::::::::::::::/ 墨 | .!::::::::/ヽ、.._!ヽ. ヽ、
{ {:::::::::::;:イ / ‖i:::::::/:::::::::::::/ \
. ヽ ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、::::::::: /
ゲルミナス山脈の頂上にアグたんのゲルミナスパンティを宝箱に入れて埋蔵しておこう
ゲルミナス肌襦袢も是非
ゲルミナス・ブラジル水着とかゲルミナス・チューブトップとかゲルミナス・スリングショットとか
ゲルミナス・マイクロビキニとかゲルミナス・競泳とかゲルミナス・スク水とか、夢が膨らみますね!
山だけど。
それは宝の山というやつですね、わかります!
スタジオラムザ最新作 アグ戦記
ルカヴィになってアグを拉致監禁して調教したい
一番変質的なプレイできそうなのはどいつだろう
キュクレインでぬるぬる地獄か、マティウスで緊縛か。
実際のところ、ゲド戦記なんかよりアグ戦記のほうが
売れると思われ
少なくともスレ住人なら見に行くだろうし
アドラメレクとかザルエラは
むしろ踏んでもらうプレイだろうな
アグ性記
アグリアスさんとミノタウロスのコンビでイヴァリース究極のタッグマッチトーナメントに出ていただきたい。
で、勝ったほうがミノタウロスの皿に選ばれるんですね。
誰かラムザとこたつと宇宙船の話をしてるか?
負けたら発情したミノタウロスに喰われるかもしれんが、
勝ったらそのまんまの意味でミノをまるまる一頭食べるんだな
アグ「私が勝ったら貴公を食う! 負けたら貴公に食われる!」
ラム「同じことのような」
まじゅう使いをセットしてアグに隣接すると
「食べてもらう」が使用可能になるんですね、わかります
>>133 アグ「やっと来たか。皿の近くに座れ。食べなければ許さんぞ。」
ラム「祝宴なのになんで僕しかいないんですか?」
待望のアグをほおばりながら僕は泣いた。
アグーVSラムという訳か
豚VS羊か
得てして妙だな
アグを知らない人に説明する時
男装じゃないオスカルを想像してと言うことにしているが
オスカルをよく知らない人も結構いることに気付いた
>>139-140 アグーもラムも食べたことないんだけど、美味いの?
実際喰えば分かるか。機会があれば多少値が張っても喰ってみる
>>141 アグーは喰ったことないがラムは牛肉の親戚みたいな味
ちょっと臭みがある
アグリアスは「10年年取ったセイバー」で伝わるから恐ろしい
実際、中性的な設定なのか、女性的な設定なのか
身長や体型はどんなもんなんだろうね
やっぱヅカ系なのかな
>10年年取ったセイバー」で伝わるから
そんなんで伝わるような月厨の餓鬼どもは普通にかつ本気で勘弁してほしい
初めてSS書いてみた
折角完成したから恥や粗は気にせずうpしてみる
できるだけトリップをとあるのでテストします
「人の夢と書いて儚(はかない)…何かもの悲しいわね…」
1人呟くように口にした彼女の女言葉を初めて聞いた時、ラムザは少しドキッとした。
それまでは堅い印象の騎士口調しか耳にしていなかったし、彼女自身の印象もそう。
お堅くて気丈な女丈夫、それがラムザの目に映るアグリアスだった。
しかし彼女が正式に仲間として加入して程無く、時折女性らしい一面を垣間見せるようになった。
どうやらプライベートでは普通に女言葉で話すようだと知った。
「アグ姐が女言葉使ってらー、違和感ありまくりだな。もしかして頭でも打ったのか?」
そう言ったのはムスタディオ。アグリアスと元部下2人の会話に目を円くして。
直後アリシアとラヴィアンに脇を固められ、何処かへ連行される彼をラムザは敢えて放置した。
彼女の反応が気になったからだが、当の本人は話し相手が2人とも消えてしまった為に
少し所在無さ気だったくらいで、ムスタディオの発言は悪意の無い冗談だと受け流したらしかった。
何故職務中の女言葉を封印したのか?
王女の護衛隊長として、その責務を果たさんとする気負いがそうさせたのだろうか。
オリナスの誕生で立場が不安定になったとは言え、
王女としてのオヴェリアは元老院にとって重要な手駒の一つだ。
政治の裏側を知らなくとも、一国の王女の護衛隊長を勤めるに当たっては重責があっただろう。
そしてもう一つ。
近衛騎士として王女の身近で仕えること、万一の場合に影武者として囮になれること、
そして僅かながらイメージ戦略としての理由も含め、護衛隊には容姿に優れた若年女性という条件がある。
「若年」で「女性」であれば当然舐められ易い。
彼女の話し方には、威厳を示し邪な感情を抱かせまいとする思惑があったのかも知れない。
それはさて置き、人身掌握、こと恋愛に於いてギャップは時に強烈な武器になり得る。
彼女の女性らしさその物も魅力的だが、それを知った途端に普段の気丈さが危うい物に感じられ、
王女を守る使命に燃える彼女自身を守ってあげたいという気持ちがラムザの中に芽生えた。
初めはその想いにラムザ自身気付かずにいたが、長く行動を共にする内に何時しか自覚されるようになっていった。
「ねえ、ラムザ。偶には一緒に飲まない?少しなら平気でしょ?」
ここは貿易都市ウォージリスの酒場。ディープダンジョン探索が一区切りつき、しばしの休息となった。
僕は疲れもあって皆と少し離れ、一人ミルクを飲んでいた。
これを飲みきったらお先に部屋で休もうかな、と考えていたら想い人が綺麗な声で僕に話し掛けて来た。
「このワイン、結構気に入っているの。試しに飲んでみて。その…無理強いはしないけど」
はにかむアグリアスさんの頬は少し朱に染まっている。
ああ、可愛いなと思う。
さっきまで彼女と一緒に飲んでいたラヴィアンとアリシアは
今はラッドとムスタディオ、マラークのグループに嬉々として絡んでいる。
面白いネタでも見付かったのか。
「じゃあ、頂きます。……あ、本当だ。美味しいですね、コレ」
アグリアスさんの瞳が少し輝く。
「そうでしょ?良かった、お口に合ったみたいで」
貴女が勧めてくれるお酒ならなんだって美味しいです。
「さくらんぼで造ったワインなの。珍しいわよね」
さ、さくらんぼ……。普段気丈に振舞ってるアグリアスさんとのギャップが……
あれ?僕もしかして酔った?でもこんなに早く回らないよな。量もまだ少しだし。
だ、駄目だこの調子じゃ。折角アグリアスさんが一緒に飲もうって言ってくれたのに。
「あ、あの……どうかしたんですか?」
質問の仕方をちょっと失敗した。
アグリアスさんがきょとんとした顔になる。
「え…どうって…?」
「あ、いや。2人で飲もうって言うのは…何か相談事でもあるのかなって」
そう聞き直すと、アグリアスさんは自分のワイングラスに視線を逸らした。
「ん…その、相談事というか……。えっと…」
心なしかさっきまでより頬が赤くなった気がする。変な期待感を持ってしまい心臓が早鐘を打つ。
違うって。何を期待してるんだ僕は。やっぱり酔ってるのか?
「ラムザ…は、私のことをどう思ってる?」
「え……?!」
心臓が爆発したかと思った。
「そ、それってどういう…」
「あ、あの、御免なさい。聞き方が悪かったわね。
ほら、オルランドゥ伯やベイオウーフ殿の剣技って凄いじゃない。
特に伯は私の聖剣技に加えてメリアドールの剛剣、ガフガリオンが使っていた暗黒剣まで使いこなせるわ。
技のキレや破壊力も私より数段上だと思う。
私は今でもちゃんとラムザの力になれているのかな…って少し不安になってしまって」
そういうことか。落胆したのを彼女に気付かれないように振舞いつつ、『はげます』言葉を考える。
「こんなこと考えるだけ無駄だって解っているんだけど。
酔っちゃった所為かな。変なこと言って本当に御免なさい」
「いいえ、変なことなんてそんな。僕に話せることなら何でも話して下さい。
人に聞いて貰うだけで気が楽になることもありますし、僕にできることは何でもしますから。
それに、アグリアスさんは充分過ぎる位良くやってくれています。
負傷した時、貴女の白魔法には僕だけじゃなく皆が救われていますから。
貴女はこの隊……いえ、僕にとって必要な存在なんです」
最後の一言はちょっとやり過ぎたかな。言葉が口から出た直後、妙な汗を掻いた。
顔が赤くなっているのが自分でなんとなく解る。
「あ…」
アグリアスさんもかなり顔が赤い。僕より赤くなってるんじゃ…?
やや俯き加減で、視線は泳いでいる。
やばい。何かフォローを入れておいた方がいいかも知れない。
でも何時かは伝える心算なんだし、いっそ今でも……
「…その…」
やや俯いたまま、上目遣いで僕の目を見詰める。
「あ、ありがとう、ラムザ…」
「……」
「ほ…本当は、ね、そこまで真剣に悩んでるとかじゃなくて…
ラムザの言葉が欲しかったって言うか…
どのくらい私のことを気に掛けてくれてるんだろう、って……
ラヴィアンが変なこと言うから…。というか、私のことをっていう質問は本当は……」
「……」
「と、とにかくありがとう、ラムザ。私はもう休むわ。
相当酔ってるのかも知れないし。
貴方も疲れてるでしょ?今日は早目に休んだ方がいいかも知れないわね」
「…はい」
「じゃあお休みなさい。……き、機会があったらまた…2人で飲んでくれる?」
「も、勿論!喜んで」
「……ありがとう。お休み」
夢見心地ってこういうのを言うんだなあ。ぼんやりとそんなことを考えたりした。
アグリアスさんも僕のことを……。
いやいや勘違いじゃないか?
いやいやいや今のは絶対大丈夫だ。
いやいやいやいや調子に乗るな僕。痛い目を見るぞ。
いやいやいやいやいやどう考えてもさっきのは確実に僕に惚れてるだろう!
いやいやいやいやいやいや……ん?
視線を感じるぞ……?
三馬鹿がニヤニヤしながらこっちを見ている。
ラヴィアンとアリシアは手を取り合ってはしゃぎながらチラチラとこっちを見ている。
ベイオウーフとレーゼは何やら満足気にこっちを見ている。
オルランドゥ伯は御満悦といった表情で酒を飲んでいる。
クラウドは我関せず。
メリアドールとラファは……どこへ行った?
少し離れているとは言え、同じ酒場内にいる仲間達の存在を一時忘れていた。
「何てことだ…」
僕は頭を抱えた。
END
うん、我ながら酷い。
が、反省はしていない。
批判は甘んじて受け入れる。
職人って凄いんだな。
じゃTDN名無しに戻ります
上達するにも結局数をこなすしかないもんなあ
おつおつ
女性的な部分を押し出してるのSSもあんまり無かったりするから着眼点が良かった
>>147-152 乙
個人的にはアグの女言葉は、極たま〜に耳にしか聞けない超レアものだと思う
とりあえずひとつだけ言っておく。
超gj
暑い中乙
しかし
>TDN名無し
アッー!
>>140 言いえて妙とは聞くが、得てして妙とは言うのか?
乙と言ってくれる人がいて安心した
>>155 納得。書いてて違和感があったもん
あれ?これメリアの話だっけ?みたいな
職人の女言葉アグはよくある奥手描写、どもりが殆どない
お姉さん的なキャラだから違和感があまりなかったのかも
そういう部分にもちゃんと深い意味があったんだな
エキストラバージンオリーブオイルがない時、「どうせ似たようなもんだろ」と
ピュアの方を使って痛い目にあったことを思い出した
新しいガンダムの主人公と姫ってラムザとアグくらいの年齢差じゃね?
刹那とマリナは8才差
だから全然違う。4年を誤差と思うならそれでもいいし
そもそも恋愛関係になるともされてない二人だけど
アグ「というわけだ、労八、ちょっと来い、モビルスーツに改造してやる」
労八「理解不能デス! ソノ命令ハ実行デキマセン!」
163 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/14(月) 21:27:19 ID:9NZXyb7/0
ムスタ「おーい、牢八を捕獲したぞ」
アグ「よし、陸海空で活躍させてやろう」
ラム「魔導もお願いしますよアグリアスさん」
牢八(ジタバタ)
アグ「労働八号、目標を処理する…ッ!」
八号「アノ、アグリアス様ガ私ニオ乗リニナラズトモ問題ハアリマセンガ…」
アグ「この期に及んでそれを言うか、貴様」
八号(ソノトキ私ハ初メテ『恐怖』トイウ感情ヲ知ッタノデシタ…)
申し訳なく思うなら貼るな
アグリアスに似合いそうなMSってなんだろな。
お下げ繋がりで、東方不敗ことマスターかな?
それともシャイニングかな?
ギャン一択だjk
アグリアスさんはグフかなあ
でもギャンも確かに似合うw
アッグとアッグガイとジュアッグに決まってんだろ。
名前と足的に。
ラムザ。聞こえるか、ラムザ。
返事がなくてもいい。ただ、聞いていてくれればいい。
ディリータのやつは、逝ってしまったよ。
「全て自分が悪かった。」って、言い残してな。
でもっ! そんな事はもういいんだ! いいんだよ…
それとも、その事で私が貴公を責めるって、思ってるのか?
なあ、私たちはこの旅で、一体何をしてきたんだ?
私たちのこの旅は、一体なんだったんだ?
まだ何も答えなんか出てないじゃないか! 覚えてるか?
あの時、ルザリアで、アルマ様にあった私たちは、
異端審問官の連中に、無理矢理異端者の烙印を押し付けられて、
何もわからないまま、獅子戦争というリングに放り出された!
私は! 無我夢中で闘った! でも、終わってみれば、周りはそしらぬ顔で、
後の事しか考えちゃいない。でもそれで、私たちの旅が終わってしまっていいわけないだろう?
確かに、私はアルテマに勝った。でもそれは全て、貴公が一緒に居てくれたおかげなんだ!
そうだよ… 貴公と私とで闘ってきた勝利なんだ。だから、これからも一緒でなくちゃ、意味が無くなるんだ!
なあラムザ。ドーターの宿の花畑で、私は言ったよな。無事に帰ってこれたら、貴公に聞いて欲しい事があるって。
私は、闘う事しかできない不器用な女だ。だから、こんな風にしかいえない。
私は、貴公が… 貴公が… 貴公が好きだっ!! お前が欲しいっ!! ラムザァァァァァァァァァァッ!!
>>170 アルマの台詞久々に見て萌えた。メリアも中々
コード取ったけどラシまで待つか
というか凄い低姿勢だなww
>>167 ビギナ・ロナ(機体名は誤りじゃないぞ)で
>>172 興味がある人は行くと思うけど、そればかりだと良くない
で、ラムアグは(ry
アグリアスさんには∀ガンダムが似合いそうな気がする
月光蝶も実にアグリアスさんらしいし(名前的な意味で)
どちらかというと
アグ「月光蝶である!」「お、のーれぇ!」
に、違和感を感じない件
180 :
sage:2008/07/15(火) 15:18:03 ID:hoJBOSBL0
アグリアス
「豊作だな。くくくくく……抜くときに傷物にしては台無しだ。慎重に慎重に……」
ズブッ……
アグリアス
「素晴らしい出来だ。
脱脂綿に種を埋め込んで、水と日光を絶やさない。
育てるだけなら誰にでもできる。
しかし、わたしは品種改良と生育環境の研究を重ね、ついにここまでのものを栽培するに至ったのだ。
この艶、適度な弾力、手に馴染む心地よい質感、反りは美しいカーブを描いて天使の止まり木を思わせる。
これだ。ついに完成したぞ!
これぞ究極のアホ毛だ!
おっと、いつまでも手に持っていては傷んでしまう。
観賞用の台に載せて、と……うっとり……」
ラムザ
「アグリアスさん」
アグリアス
「ふふっ。眺めているだけで声が聞こえてくるとは、我ながらどうかしてる…………おわっ! ラムザ! いつからそこに!」
ラムザ
「さっきから呼んでたんですけど。あれ? 今なにか隠しました? バナナ?」
アグリアス
「なんでもない! なんでもないのだ!」
ラムザ
「そんなに慌てなくても……すいません。詮索する気はなかったのですが」
アグリアス
「いや、その、そう謝られると困ってしまう。すまんが出直してくれないか。少々立て込んでいてな。」
ラムザ
「じゃあ、またあとで」
アグリアス
「ふう。とりあえず危機は脱したようだ。
しかし本物を目の当たりにすると、やはり細かい粗が目についてしまう。まだまだ研究の余地があるということだな。
アホ毛の道は奥が深い……」
181 :
sage:2008/07/15(火) 15:29:10 ID:hoJBOSBL0
あとがき
「わたしとしたことが取り乱してしまった。変な誤解をされてなければいいのだが」
「アグリアスさん慌ててたなあ。
はっ! ひょっとしてあれはバナナ型大人の○もちゃ!?」
とラムザがあらぬ誤解を抱くオチも考えたが、品がないようなのでボツにした
182 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/15(火) 17:32:46 ID:+vXagFyqO
>>173 Gガンダムのラストの告白だな。
>>178 ∀はパイロット的にラムザが似合いそうだ。属性的に。
後他のキャラでも考えてみたが、
ラファはエルメスぐらいしか思いつかなかった。
ネタならネオフランス代表ローゼスガンダム(だったっけ?)とか
「オヴェリア様は私が命に代えてもお守りする!
ローゼスビットォォォォォ!!」
グフかギャンで月光蝶使えたら最高だけど無理すぎる
なぜかXのガロード君の台詞
アグ「ラムザに手を出すなぁああああああ!!!!」
ダメだシベリア強過ぎるorz
こりゃ敗色濃厚だな
とりあえずアグたんとアルマのAAは貼ってきた
別に2chの中で一つきりの板だけにクラブ所属感覚でいるわけでもなし。
いろんなスレに宣伝貼ってるだけでもウザかったが、一つのスレに
>>170>>172と何回もツラ出されてはな。
萌えスレに見せかけたアンチスレにも普通に書き込んでたしなw
まあちょっとした祭り気分で楽しめた
188 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/15(火) 21:46:37 ID:GK7ZP/600
アグ様はラムザ属性ですね
いいえ騎士属性です
>>180 イラストにでもしてみたいシチュだが俺には無理
亀だが
>>145gj
そいや体は大人、頭脳は子供になっちゃうSSがあったな
その逆でも面白くなりそう
やっぱりアグリアス様は、主人公の台詞がよく似合うな。
…のか?ラムザ=ロランはガチだが
私と来るんだ!
私のラムザ!
この年になって勉強はだるい
助けてマジカル☆ホーリーナイト アグアグーン
論文読む方が100倍マシ
アグ「スカートの下にスパッツを着用してもよいのであれば…」
たびたびすみません、全板トナメ選対の者です。
昨日は突然の宣伝で失礼いたしました。
残念ながらFFDQは準々決勝で敗退してしまいましたが、
おかげさまで1854票という、第3回FFDQとしては最多の
票数を獲得することができました。
板としてもベスト8という結果は初めてであり、本当に
感謝しております。ありがとうございました。
昨日の試合で行ったアンケート結果をお持ちしました。
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/ff/1212098173/147-148 お祭り企画ですので、正確なものではないことを踏まえて、
気楽に見ていただければ幸いです。
スレをお騒がせしてしまって、本当にすみませんでした!
ラムアグ持ってこられなかったのもすみません(´・ω・`)
投票してくださった方、ありがとうございました
>>196 ヒロインアンケ…だ…と……。トナメに合わせてそんなのもあったのか
畜生ッ!アグ姐に入れときゃよかった
票入れてた兵どもに感謝
>>195 そのスパッツ後でください。クンカクンカします
アグリアスさんに足りないものとは何か?
そうそれは、
>>196 だからさ、そういうレスすらいらねーからw
余計にうざい印象増すだけだから。
>>196 トーナメント関係者はいい加減自重して欲しい
そっちとこのスレの目的は同じじゃないんだから荒らさないでくれ
>>198 ラヴィ「アグリアス様ーッ!パンツ!パンツ履き忘れてますよーッ!」
アグ「頑丈なズボンを履いていれば問題なかろう」
アリ「あえてぼかした言い回しになりますが、結構皮膚にも影響ありますよ」
202 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/17(木) 00:17:44 ID:TPMtNnzGO
アグリアス様がインキンになったとな?
隊員間で個人差はあるだろうが、水虫には悩まされてるだろうな。
一度ブーツはいたら次にいつ脱げるかわからんからな
ああいう一生懸命な娘ってのは、誰かを理想化して、それに自分を
合わせようとしてたりするってのが良くあるパターンだよな。
幼きアグリアスの手本になったんは誰なんだろう。
獅子戦争ではエピ追加されてんのかな。PSPもってないんだ。
>>199-200 文句あるなら選対スレにいってくれ
それが面倒ならスルーだろ
荒らしと思うなら構うな
パソコンが北斗骨砕打で涙目w
アグたんのゲルミナスブラもらっていきますね
>>206 オークス家がどこの領地にあるかにもよるんじゃないか
父親かもしれないし
>>208 昔、自分を助けてくれた格好いい傭兵を理想にしてます
思い出補正で美化されてるだけでそれがガフだと気づかなかったってオチかw
アグたんが幼少時の偉大な騎士と言えば天騎士様か雷神様だろうね
ここだけの話、アグはファザコンのケがあると思う
>>211 うるせーよカス
創世のガフガリオン
「アグさんと…合体したい…」
>>213 昔貰った天騎士もしくは伯グッズを大事にしてたりして
ないか、作中ベオルブ家や伯に対して大したリアクション取ってないし
顕にするのが憚られているだけで、内心はドキドキもの。
互いの背を守りながら剣を振るってる状態で至福の表情をしてたり。
シド 「どうしたアグリアス? 負傷したのか?」
アグリアス「い、いえっ!(裏声)、……な、何でもありませんわシド」
シド 「……うん?」
ラムザパパにあこがれていたとしたら、ラムザに色々と不満がありつつも、
成長して行くにしたがって、あこがれの人にどこと無く似てくるラムザに……
ラムザ 「アグリアス、怪我はないか!(戦闘不能になったアグリアスを揺り起こす)」
アグリアス 「(かすんだ目でラムザを見て驚く)……天騎士様!?」
……問題は両方とも年齢差かな? あと、ラムザのシスコン。
>>217 別にそういうミーハーノリではなくとも、天騎士・雷神ともに、
畏国の若い騎士達から尊敬と理想の目で見られてる存在と言っても過言ではなかったろうな。
畏国全体が負け戦ムードの中、両者の軍勢が帰路の行軍中はそりゃヒーロー扱いだったろう。
あとこのゲームにおいて、正式加入した仲間が以降に誰それにリアクション取ってない云々は気にしてもあんま意味無いしw
現人神みたいな存在だったんだろうな。シドとバルバネスは。
実際シドなんかルカヴィより恐ろしい存在だしな。シドが混乱したら全滅フラグ。
後世神格化されて関帝廟ならぬ雷神帝廟が建つんですね
後世のアグリアスグッズとしてはアグたんサブレーでも作っておきたい。
あのオサゲを模したクッキーを鎌倉で。
223 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/17(木) 23:55:12 ID:lu1D+OCi0
シド「アグリアス、ちょっと来なさい」
アグ「は、はい」(ドキドキ)
ガフ「来な、アグリアス」
アグ「あ〜れ〜」
オヴェ「お布団に入っていいかしら?」
アグ「いやん」
で、それぞれ美味しく頂かれたわけですね。どうしても
ラムザの場面が思い浮かばない・・・
アグ「勝てばよかろうなのだァ〜ッ!ラムザァッ!」
アグリアスさんはそう叫ぶと、習得したばかりの算術でCT5ホーリーをブッパなした。
まさに阿鼻叫喚。
戦闘後にアグリアスさんは、オルランドゥ伯に「騎士にあるまじき」と、正座で説教されてた。
しょうがないよね。
陰から心配で見てたが、伯に見つかり僕も「編成の最終決定は君が責任もってやるべきこと」と正座で説教。
しょうがないよね。
>>223 ラムザ 「アグリアスをやっちまえ(はぁと)」
アグリアス 「あのねー!」
ラムザ 「本当にいいの?」
アグリアス 「お前を信用する……って、そこはちがう!」
ラムザ 「アルマ……」
アグリアス 「私と同衾している時に妹の名を呼ぶのは止めてくれ……」
アグリアスとラムザとの相性の良さは絵とか文とかでも発揮されていると思う
まあ住人の脳内アグならそりゃ相性もよくなるでしょうよ
いっそ一緒にしてラムリアスっていう新しいキャラ作ればいいんじゃね
それはそれでありだと思ってしまったが
ぎすぎすっぽいのでちょっと落ち着こうか
良くわかんないけどオタクってキモいなあって思った
>>231 おk、そんな君も仲間
キモいのは俺らであってアグたんはキモくない
これだけはガチ
こんばんは。
行きます。
夏――! 夏といえば――水着ッ!!
「という訳で、プールにでもいきませんか?」
「却下。なんか関西弁を話すマインドフレイアに触手プレイされる予感がする」
「じゃあ海に行きましょう」
「解った」
こうしてラムザとアグリアスは戦いの疲れを癒すため海水浴を決定した。
ウォージリスの浜辺で、水着姿の一同はおおはしゃぎだ。
ムスタディオは「スイカ割りをするぞ」と叫び、ラヴィアンとラファが参加する。
ラッドはアリシアを岩陰に連れ込んだ。釣り具を持って。
ベイオウーフもレーゼを岩陰に連れ込んだ。特に何も持たず。
オルランドゥ伯は赤フンで海に飛び込んだ。
マラークは蛙になって波にさらわれた。
残ったラムザは右腕をアグリアスの胸に挟まれ、左腕をメリアドールの胸に挟まれていた。
「メリアよ。ほれ、スイカ割りが楽しそうではないか。
ああいうのを割るのも剛剣らしくて面白いんじゃないか? 行ってこい」
「あらアグリアス。ラッドがアリシアにイタズラしないよう見張りに行った方がよくない?」
ラムザを挟んで睨み合う両者。
目の前で火花が散っているというのに、ラムザは惚けた顔を浮かべていた。
青いビキニが眩しいアグリアスさん。
緑のワンピースが美しいメリアドール。
二人に挟まれている僕はなんて幸せなんだろう。
その様子を見て、ムスタディオは歯軋りをする。
「ぬうう……ラムザめ、うまくやりやがって。
こうなったら俺もラヴィアンとラファ……ラファはいいや、
ラヴィ……いや、こいつもなぁ……う〜ん……」
などと呟いたせいで、首まで埋められたムスタディオはスイカの代わりをする事になった。
そしたら海から戻ってきたオルランドゥ伯がエクスカリバー装備で参加を表明。
「ああ、俺死んだわ」
ムスタディオのデコが夏の太陽を浴びて輝いた。
そして、その横でラムザも首まで埋まっていた。
「あのー……何がどうなってるんですか?」
問いに答えるはアグリアスとメリアドール。
「愚問だなラムザ。お前はフラグだ」
「要するに私とアグリアス、同時に走り出して先にラムザのフラグを取った方が勝ち」
旗なんてどこにあるんだろうと疑問に思うラムザの頭上で、アホ毛がゆらゆら。
グシャリ。
隣から奇妙な音が聞こえ、頬に嫌な感触の液体がかかったラムザは、天を仰いだ。
「太陽が眩しいや」
ラムザから十数メートル離れた位置に並ぶアグリアスとメリアドール。
いよいよ決戦の時!
「フッ、メリアドールよ。ラムザのアホ毛は私がいただく」
「甘いわねアグリアス。鈍足のあなたに私が負けると思って?」
一秒。
二秒。
三秒。
「しまったぁっ!!」
「この勝負もらった!」
アグリアスが慌てふためく横で早々にガッツポーズを取るメリアドール。
これはもう駄目かもしれんね。
「じゃあ行くわよ! ヨーイ、ドン!」
メリアドールが合図をし、先んじて走り出す。
慌てて後を追いかけるアグリアスだが、開いた差は閉じようがなかった。
絶体絶命! このままラムザを奪われてしまうのか!?
その時、救世主来る!
同時刻――竿を握りしめ、呼吸を乱しているアリシアの姿があった。
「ら、ラッド! ラッド! もう駄目、私……!」
「アリシア、もうちょっとだ。もっと力を込めて……」
「あっ、あっ……来る! 来るわ! あっ……!」
アリシアは尻餅をついて、獲物のかかった釣り竿は力いっぱい引っ張られた。
頬に釣り針の刺さった蛙が宙を舞い、糸が切れ――。
というように健全に釣りを楽しんでいるラッドとアリシアであった。
メリアドールは踏んづけた。ヌルッとしたこの感触! 蛙だ!
「キャアッ!」
「グゲコォッ!?」
マラークの声にならない声の上に、メリアドールがすってんころりん。
哀れ下敷きとなったマラークは虫の息。
「今だァッ!」
これ幸いと猛ダッシュするアグリアス。狙うはラムザのアホ毛!
「取ったぁー!」
目前! という所で濡れた何かを踏んづけ、足を取られた。
「いかんいかん、ふんどしをしめ直そうとしたら、風に飛ばされてしまったわ」
という声が聞こえ、アグリアスは自分が踏んづけたのが、
オルランドゥ伯の赤フンだと理解し、声にならない声を上げた。
そして前のめりに倒れた先には、埋められたラムザが顔を出していて――。
肘。
それはもう綺麗にラムザの鼻梁へとアグリアスの肘が叩き込まれた。
このパターン、絶対アグリアスの胸が顔にムニュッと思い込んでいたラムザは、
予想外の衝撃に凄まじい勢いで鼻血を噴出した。
ああ、どうせならこの鼻血、違う理由で出したかった。
こうしてウォージリスの浜辺は二人分の生き血で染められましたとさ。
そしてベイオウーフとレーゼが帰って来たのは日が暮れてからだったとさ。
そして今日の晩ご飯はラッドとアリシアが釣り上げたマインドフレイアだったとさ。
『煮てよし、焼いてよし、でもタタキは嫌やで!』
と魔獣語で言うマインドフレイアだったが、アリシアは魔獣語をセットしていなかったため、
マインドフレイアの活け造りを振舞うのだった。
「ゴンザレス……久々の出番だというのに、哀れな奴」
「ゴンザレスって誰だっけ?」
大量出血したラムザとムスタディオも無事回復し、
ゴンザレスことマインドフレイアの活け造りをおいしくいただいたとさ。
その横でアグリアスとメリアドールが争っていた。
「どけメリアドール! ラムザに『あ〜ん』してもらうのは私だ!」
「年増の癖に『あ〜ん』してもらうですって!?
私はラムザに『あ〜ん』して上げるんだから!」
「ぬうう! ならば私はおしぼりでラムザの口を拭き拭きする!」
「だったら私は――!」
異端者ラムザ一行、今日も平和である。
終わる
カオスだ……
ああ、ゴンザレスって名前だったっけw
3行目でちょっと思い出し笑いしたww
いやしかし乙でした
平和と言っていいのやらww
アグリアスさんは青いビキニの腹筋美人
なんというお約束の破りっぷりw
隊長は幸せかもしれないけど多分長く生きれないぞw
むしろベッドで「あ〜ん」
>>242 いやんエッチ
ふと思いついた
アグ「いやんエッチ」
似合わねえw
244 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/19(土) 01:11:04 ID:TviwMuguO
ゴンザレスの台詞でなんか、昔のパプワを思い出た。
名前が出て来ない。あの魚から足が生えたあいつの名前が
タンノくんか
ゴンザレスは何度でも蘇るさ!
ある日、ラムザ一行の食卓にマインドフレイアの活け造りが現れた。
ゲテモノ好きの(と言うと怒る)アリシアが腕によりをかけて作ったのだ。
食糧難の事情から蛙も蛇もモンスターも調理してきたラッドの手解きもあって、
その晩の夕食はとても楽しいものとなった。
が、さすがにマインドフレイア丸ごと一匹はボリュームがありすぎましたので、
あまり味のよろしくない頭部を残して生ゴミ処分といたしました。
夜が更け、皆が寝静まった時刻、アグリアスはふと尿意を覚え、
同室のアリシアとラヴィアンを起こさないよう注意しながら、そっとトイレに立ちました。
コン、コン。
礼儀正しいアグリアスは、もう夜分だというのにわざわざトイレの戸をノックします。
当然、こんな時間に返答があるはずもなく、アグリアスはノブを掴みました。
コン、コン。
ところが、トイレの内側からノックが返ってきたのです。
恐らくアグリアス同様、夜更けにトイレに来た何者かが使用中で、
まさかこんな時間にトイレでかち合うなどと想像していなかったため、
アグリアスの丁寧なノックに驚き、返事が送れてしまったのでしょう。
そう納得したアグリアスは、中の人が出てくるまでしばし待つ事にいたしました。
廊下の窓から射し込んでいた月明かりが雲にさえぎられ、
そしてまた雲が途切れて月明かりが再び廊下を照らすほどの時間が経ちましたが、
先に入っている方は一向にトイレから出てくる気配がありません。
耳をすませる、などといった下品な真似はしておりませんが、
用を足すためにどうしても出てしまう音というものがまったく聞こえないのも奇妙。
不審に思い、アグリアスは再びノックをしました。
すると今度はすぐに返事のノックがされます。
ずいぶんと長い用の様子で、アグリアスは自分の用の焦りからではなく、
親切心からこのように声をかけました。
「もし、ずいぶんと長くおられるようですが、お加減でも悪いのですか?」
コン、コン、とノックの返事がありました。
しかしそれでは「はい」「いいえ」のどちらなのか解りかねます。
どうしたものかと困ってしまったアグリアスですが、粘り強く訊ねました。
「失礼ですが、例え人気のない時間でも、
一人で長時間トイレを独占するというのはいかがなものでしょう」
コン、コン。またです。返事をする気があるのかないのか、ノックで応えるだけ。
さすがのアグリアスも、胸にほんの少しの苛立ちをつのらせました。
もう少し強い語調で言ってやるかと思いましたが、
ノック以外まったく反応をしないという奇妙な行動が不安を誘います。
「声で返事をできない事情でもあるのですか?」
コン、コン。やはりノックで応えてくる。これは肯定の意なのだろうか。
(もしや声が出ないほど具合が悪く、ノックするのが精いっぱいなのでは?)
そう思い至ったアグリアスは、強めに戸を叩きました。
「もし、もし、大丈夫ですか? 失礼ながら、開けさせていただきます」
ドアノブを回し、戸を引くと、どうやら鍵がかかっていないらしく、
すんなりと開いてしまいました。
アグリアスはすぐさま人の姿を探しましたが、トイレの中は空っぽです。
まさか、誰かのイタズラだったのでしょうか?
しかしイタズラにしても、どうやればこんな真似ができるのか見当もつきません。
「奇妙な事もあるものだ」
いぶかしがりながらも、そろそろ下の方がつらくなっていたアグリアスは、
戸を静かに閉めて、鍵をかけ、寝巻きとパンツをおろして、トイレに座ります。
コン、コン。
すると、外からトイレの戸を叩く音。
「……入っている」
あまりにもできすぎたタイミングに、アグリアスはわずかな警戒心を作ります。
コン、コン。
「入っている、もうしばし待ってくれ」
そう言いながら、アグリアスはトイレから立ち、パンツをはき直しました。
ドン、ドン。戸を叩く力が強くなります。
「入っていると申しているだろう。もう夜も遅いのだ、静かにせぬか」
ドンドンドンドンドン。
やはり悪意あるイタズラを何者かが行っているのだ。
アグリアスは右手を強く握り、左手でトイレの鍵をはずします。
瞬間、バタンと勢いよく戸が引かれました。
咄嗟に両の拳を構えますが、人の姿はやはりありません。
しかし人がいるとするならば、開いた戸の裏側の小さな空間に隠れているのでしょう。
そんな小柄な人間は、仲間内ではラファくらいしか思いつきません。
「ラファ……か?」
こんなイタズラをする娘ではないと承知していながらも、確認のため問います。
返事はありません。
じりじりとアグリアスは歩を進め、ぬるり、足元に嫌な感触が。
どうやら水で濡れているようで、しかも妙に粘性があるように思えます。
いったい誰のイタズラか! そう思いながら、確認のため顔を下に向けます。
人間の頭ほどの大きさの何かが、足元で蠢いていました。
窓から射し込む月明かりは、再び雲に隠れてしまって、
足元にいる物がいったい何なのかよく解りません。
ともかく人間ではない事は確かであったため、蹴りつけてやろうとしました。
ところが足元のそれは突如、アグリアスの顔面にヌルヌルとした液体を放ちます。
「ぐぷっ!?」
視界をさえぎられ、アグリアスはのけぞりました。
いったい何をされたのか、さすがの彼女も混乱に陥り、尻餅という醜態をさらします。
「いったい、何だ……!」
素早く立ち上がろうとした瞬間、足首をヌルリとした物が絡め取ります。
そのおぞましい感触に、アグリアスは悲鳴を押し殺しました。
そのおぞましいものはアグリアスの白い足首を這い、すねを通り、太ももにまで至ります。
チラリと見た影は、とても足の入ったズボンに入ってこれる大きさではなかったというのに!
「ひぃっ、うぁあ!」
たまらずアグリアスは悲鳴を上げました。
太ももから、足の付け根にまでやってきたそれは、今度は上半身にまで這い上がろうとします。
あまりの気色悪さに涙をこらえながら、アグリアスは寝巻きの中のそれを引っ掴むと、
トイレの中に投げ込んで、すぐさま流してしまいました。
『……イア……! ……イア!』
流れていく水音に混じって、人間の発音ではないおぞましい声が聞こえました。
それの意味する所など、とても理解できようはずがありません。
ただ、どうしようもなく恐ろしい、人智の範疇を超えた存在である事は確かなように思えます。
「助かった……のか……」
心地よい安堵感のせいか、アグリアスの下腹部はほんわりと温かくなりました。
その温かさがあまりにも気持ちいいので、うっとりとしたアグリアスはそのまま意識を手放してしまいます。
翌朝。トイレの前で寝小便を垂れて、顔と髪を黒く汚したアグリアスを発見したラムザは、
大慌てでアグリアスを起こし、すぐお風呂に入るよう指示しました。
それから彼女の部屋に忍び込み、アリシアとラヴィアンが起きないように気を配りながら、
アグリアスの着替えを持ってお風呂場へと行きました。
こうして何とか面目をラムザ以外に保つ事ができたアグリアスは、
昨晩の出来事を寒々とした様子で語り聞かせます。
ラムザも、お漏らしをした言い訳にしては、あまりにもアグリアスが怯えているので、
これは真実なのだろうとうなずいて、その正体を思案します。
これで怪異が終われば、この時限りの不思議事ですんだでしょう。
しかしラムザ一行が旅する先、毎夜毎夜、仲間の誰かがそのおぞましいものに襲われるのです。
噛んだり引っ掻いたりと、直接傷をつけるような真似はしてきませんが、
あまりの恐ろしさに皆恐々としてしまいます。
ところがある晩、レーゼがそのおぞましいものを引っ捕まえました。
正体は身体が4分の1ほどしかないマインドフレイアです。
粘性のある液体を垂らしながら這い回ったり、墨を吐いて目をくらませたり、
触手で撫で回すなどして嫌がらせをしてきたのは、
すべてラムザ達に身体の大部分を食われた恨みを晴らすためでございました。
ドラゴンだけでなく通常モンスターをも従えようと魔獣語をセットしていたレーゼは、
その事情を見事に聞き出し、どちらが強者でどちらが弱者かを叩き込み、
見事にそのマインドフレイアを屈服させたのでした。
「ちなみにこの子の名前はゴンザレスと言うそうよ」
JOIN UP!
ゴンザレス
マインドフレイア
レベル99
その晩、食べ残してもいいようにとマインドフレイアの丸焼きが振舞われましたとさ。
しかしこれで安心してはいけません。
ほんのわずかな頭部だけから蘇ったゴンザレスです。
触手の一欠けらでも残そうものなら、ゴンザレスは何度でも蘇るさ!
最近の尿ブームは一体なんなんですかww
ゴンザレスの仕返しのやり方が可愛いなあ
お漏らししちゃった本人にはたまったものじゃないだろうけどw
モンスターパニック系のオチからしてまだ生き残ってるに違いない・・・おつおつ
行く人さん、相変わらず仕事早いなぁw
途中まで気味が悪かったんだが、なぜか途中から笑いが込み上げてきたんだぜw
それにしても触手にお漏らしかぁ……GJ!!
クトゥルフwwww
ラム「ピスコディーモンだー!」
アグ「今日は刺身だー!」
ちょww行く人氏仕事早過ぎwwwww
何気ない書き込みをタイトルとして採用して頂き恐縮至極に存じますww
時期的にホラー系かとオモタのにワラタw
261 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/20(日) 02:25:48 ID:vZU9XgbJ0
ラムザ一行が海へキャンプに行ったらどうなるのか、最近気に
なってしまう
アグとアリラヴィは、きっと朝5時に起きて海岸をランニング、
労八はきっと下働きなんだろうな。ベイオなんか、レーゼが海に
潜って捕まえた魚で朝酒とか。
もちろん、ラムザは夜の海岸でアグに責められ朝まで息も絶えだ
えだ
いや、労八は錆びてしまうから、ムスカと整備という留守番だと思う。
クラウドはやっぱり女装かな?
>>261 オヴェリア 「アグリアス、この水着がいいわ」
アグリアス 「いけませんオヴェリアさま!なんですかこの異様なまでの布字の少なさは!」
オヴェリア 「そう? 貴方が着てくれるなら、私は着るのを諦めてもいいわ」
アグリアス 「い、いいですよ。着ますから諦めて無難なスク水かワンピースにしてください…」
店員 「あー、オヴェリアさまにはピッタリなのですが、こちらのお客様には小さいようなのですが」
オヴェリア 「大丈夫、アグリアスは約束を違えた事が無い忠臣だから♪」
アグリアス 「……」
ラムザ 「アグリアス、そんなに胸をおしつけないでよ。歩きにくいよ」
アグリアス 「黙れ! そうでもしないと好奇の目がたまらん! あ、こら、なぜ前かがみになる!」
レーゼ 「……あの水着を私が着たら、うれしいか?」
ベイオウーフ「……うれしいかもしれないが、俺はノーマルでいたいんだ」
ラファ 「マラークにいさん……」
マラーク 「だめだ。兄として許さん。お前はスク水の上に白Tシャツで十分だ」
ムスタ 「まあ、それはそれで……」
>黙れ! そうでもしないと好奇の目がたまらん!
「あの野郎羨ましいことしやがって!」
と別の意味で好奇の視線を浴びることで分かります
アグリアスさんにはどの水着が似合うだろうかと「bikini swim」で画像検索していると、
悩むだけで小一時間は楽に時が過ぎていくな。
アリ「と、言うわけで労働グーグルで色々とアグリアス様向けにチョイスしてきました」
アグ「…どれも面積が少なすぎるわッ!」
ラヴィ「ラムザさんへのプレゼント向けに男性用ビキニパンツもチョイスしてきました」
アグ「どれも面積が少なすぎる…」
>>259 うん、そうだね。でもゴンザレスネタだからどうしてもギャグになっちゃったんだ。
ぶっちゃけ真面目にホラー書いた事なんて……えーと、眠り羊くらいしかないか。
「ハァッ……ハァッ……ハァッ……」
私は走っている、暗闇の中を。
己の足音と、己の呼吸と、己の心音がこだまする。
「ハァッ……ハァッ……ハッ……ぐぅっ……」
息苦しさにあえぎ、汗に濡れた服がベッタリと身体に貼りついてくる。
真っ暗な石の廊下を、ただ真っ直ぐに、私は逃げる。
「ハッ……ハッ、ハッ……!」
のどがからからに渇き、犬のように舌を出したい気分になった。
水は、二つの瞳から頬を伝い落ちている。
「ハッ……!」
足がもつれて私は転んでしまった。
地面に手をつく事すらできず、何とか肩から倒れ込むと水しぶきが上がる。
「はぁっ……はぁっ……」
水?
先ほどまで、確かに石の廊下を走っていたのに、水?
「あっ、ああ……!」
転んだ拍子に唇にかかった水を、私は本能的に舐め取った。
そのあまりの濃厚さにむせ返る。
「ゲェッ……ゴホッ、な、なんだ……これは」
暗くて見えない。これは、水なのか? 汚水? あるいは、もっと違う何か?
唇の中にべったりと残る感触のおぞましさに吐き気をもよおしてしまう。
「うっ、うぅ……」
両手をついて、よろよろと立ち上がろうとした時、足首を掴まれた。
「え」
恐怖を感じるよりも早く、それは私の足を水中へと引きずりこむ。
「あ、や、やめ……」
底なし沼にでもはまったように、私の足が、足が、引きずりこまれて、
膝まで沈むと膝を掴まれ、太ももまで沈むと太ももを撫でられ、
腰まで沈むと腰に抱きつかれ、腹まで沈むと腹を押さえつけられ、
胸まで沈むと胸を揉みしだかれ、首まで沈むと首を絞められ、
唇まで沈むと唇に指が割り込んできて歯茎や舌を愛撫し、
目まで沈むと目をふさがれて、頭のてっぺんまで沈むと、耳元でささやかれた。
「アグリアスさん、アグリアスさん」
声に目を覚ませば、そこはどこかの宿のベッドの上だった。
「大丈夫ですか? 僕が誰か解りになりますか?」
「あ、あ……」
ランプに照らされたラムザの顔が、心配そうに覗き込んでいる。
「お水です、どうぞ。慌てないでゆっくり飲んでください」
水差しが唇に当てられる。やけにぬるい水だったが、私は夢中になって水を飲んだ。
「ずいぶんとうなされていましたね」
「あ、ああ……」
「覚えていますか? アグリアスさんはドラクロワ枢機卿の、
邪悪な怪物へと変化したあの枢機卿の奇怪な魔術を浴びて、
今までずっと眠り続けていたんですよ」
言われて、ぼんやりとアグリアスの脳裏にその情景が浮かび上がった。
ああ、そうだ、ドラクロワ枢機卿だ。
白く、丸々と太った、おぞましい怪物に変化した、ドラクロワ枢機卿。
「や、奴は?」
「……もう……大丈夫です……アグリアスさんは……休んでいてください……」
酷く落ち着いた声でラムザは言う。
疲れているのは確かだったので、私は「ああ」とうなずいた。
それから部屋の中を見回し、一人部屋だと解ると、
アリシアとラヴィアンがどこにいるのかと私は訊ねた。
隣の部屋で寝てますよと言われると、そうかと安心して、息を吐く。
それからようやく、寝巻きが汗でべったりと肌に貼りついているのに気づく。
「水とタオルと新しい寝巻きです。アリシアとラヴィアンは酷く疲れているので、
申し訳ありませんが……自分で汗を拭いて着替えてください……」
「ああ、ありがとう」
「では、僕はこれで」
そう言ってラムザは微笑み、部屋から出て行った。
私はのそのそとした仕草で服を脱ぐと、タオルを水で濡らした。
やはりというか、この水も酷くぬるく、あまり心地よいものではなかった。
贅沢を言ってられないので、仕方なしにまず最初に顔を拭いて、
上から下へと順々に汗を拭っていく。
「はぁっ……はぁっ……」
タオルを下腹部にあてがった時、奇妙な息遣いが聞こえ、私は手を止めた。
気のせいだろうかと思いながら、ドアの方へと目を向けると、
ラムザが確かに閉めたはずの戸がほんのわずかに開き、
隙間から血走った瞳がこちらを見つめていた。
「誰だ!」
怒鳴った瞬間、ドアは乱暴に閉められて、ドタドタと廊下を走る音が続いて聞こえた。
私は部屋を見回し、隅にあった自分の剣を手に取ると、
ベッドのシーツで身体を隠して、戸をギィと開けた。
窓から射し込む月明かりを頼りに用心深く廊下の左右を見渡したが、人影は無い。
ゴクリとのどを鳴らして、私は戸を閉め、錠をかけた。
確かに見られていた。あの眼はいったい誰だろう。
肌を見られたという羞恥と屈辱で頬に朱が差し、
芋虫が這うような悪寒がぞわぞわと背筋を駆け上り、再び汗が吹き出してしまった。
何度か深呼吸をして精神を落ち着けると、私はベッドに駆け戻り、
新しい寝巻きを着込んですぐ部屋を飛び出す。
「どうかしたのか」
直後、横合いから声がしたので、思わず剣を向けた。
後ずさって驚いた顔をした男はラッドで、なぜ剣を向けられるのか解っていないようだった。
「物騒だな、何かあったのか?」
「ラッド……いつからここにいた?」
「トイレに行って、部屋に戻る途中だ。いきなりお前が飛び出してきた」
覗いていたのはラッドだろうか? すっとぼけているならたいした役者だ。
「廊下で誰か見なかったか?」
「誰もいなかったぜ。あんな化物と戦った後だ、神経質になってんじゃないか?」
いいや、そんなはずはない。私は確かに、息遣いを聞き、あの血走った眼を見たのだ。
共に行動をするようになって日が浅いとはいえ、ラムザとラッド、ムスタディオが、
覗きなどという下卑た真似を、しかもこんなタイミングでするとは思えない。
「誰かが私の部屋を覗いていたんだ。気のせいなんかじゃない」
「まさか。この宿は、俺達以外誰もいないぜ?
宿屋の主人なら俺と酒をかっくらって、あの調子じゃ明日の朝までぐっすりだ」
「しかし、確かに誰かいたのだ」
「解った、解った。ラムザに伝えておくよ。お前は寝てろ。
この暗がりでも、酷い顔色してるってよく解るぞ」
「ああ……頼む」
私は突きつけたままだった剣をようやく下ろし、きびすを返したところで、ふと思った。
「アリシアとラヴィアンは、隣の部屋だったな」
「ああ。向こうの部屋だ。俺とラムザは、もうひとつ向こう」
「ムスタディオは? 彼も、お前達と同じ部屋か?」
「そうか、覚えてないんだな」
「何がだ?」
「ムスタディオなら死んだよ。あのデカブツに押しつぶされて、
身体の半分がひき肉になっちまってな。あんな酷い死に方、初めて見たよ」
あまりにも淡々と申し上げるので、私はしばらく、言葉の意味を解せなかった。
死んだ?
最初は酷く無礼だったが、けれどしばらく一緒にいてみれば気のいい奴で、
私の前では妙にかしこまってしまう、あのムスタディオが?
「何だ、ラムザから聞いてなかったのか」
「……ああ……」
「まあ、あまり気にするな。あいつとは短いつき合いだったし、
ドラクロワやバート商会と蹴りがついた今、いなきゃ困る奴でもないしな」
冷淡な物言いに腹が立ったが、それを態度に出すほどの気力はなく、
私は無言で部屋に戻ってドアを閉め、やはり鍵をしっかりとかけ、
ベッドに剣を抜き身のまま立てかけて、シーツをかぶってベッドに寝転んだ。
もうろうとする。今は、何も考えたくなかった。
「はぁっ……はぁっ……」
蒸れる暑さと重苦しさに私はあえぐ。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
妙に身体が重く、ねっとりとしたものが身体に絡みついてくるような錯覚があった。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
それにしても、うるさい。荒い息遣いのわずらわしさにうんざりする。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
荒い息は、私の耳元で聞こえた。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
私の呼吸ではないと解った瞬間、身体にのしかかる人の重さをはっきりと認識する。
ハッと目を見開いて跳ね起きると、荒い息遣いもどっしりとした人の重さも、
まるで幻であったかのようにふっと消えてしまった。
早鐘のように脈打つ胸に己の手を当て、呼吸を整える。
……幻であったかのように……? 本当に夢か幻だったのだろうか。
しかし胸に当てた手に伝わる感触が、寝巻きではなく素肌のようで、
恐る恐る見下ろして見ると、寝巻きの前がはだけていて、
ランプの灯りを受けた白い肌の上には球のような汗が浮かんでいた。
まさか……あれは……本物……。
いや、だが何もいない。部屋の中は私一人だ。
ありえるはずがない……誰もいない……私は一人だ……誰もいるはずがない!
恐らく寝苦しさから自分で寝巻きをはだけてしまったのだ。
そうに違いない……絶対にそうだ……。
だがまるで誰かが隠れているかのように、部屋の隅でコトリと音がした。
即座に私はベッドに立てかけてあった剣を取り、部屋の隅を睨む。
そこには小さな暗闇があるだけで、人影はおろか、ネズミ一匹いなかった。
しかし、なぜだろうか、隅の暗がりがやけに気にかかり、視線を動かせない。
何かがいるような気がする。私はベッドのかたわらにあったランプを取って、
恐る恐る、ゆっくりとした仕草で、部屋の隅まで行き照らしてみた。
もちろん何かあろうはずがなく、私はふぅーっと息を吐いた。
かといって安心した訳ではない。この気味の悪い部屋に一時もいたくなくて、
隣のアリシアとラヴィアンの部屋にお邪魔しようと思い至る。
錠を開け、戸を開け、廊下に出、ランプで注意深く照らし、剣を手に警戒し、
足音を立てないよう、抜き足差し足で廊下を歩き、隣室へと向かう。
アリシアとラヴィアンは酷く疲れているそうなので、今も眠っているだろう。
起こすのは申し訳なかったが、一人でいる心細さに、もう耐え切れそうにない。
ノックをしようか少し迷い、隣室の戸に手をかける。
鍵は、かかっていない。
どうせ中も暗いだろうし、ドア側のベッドで寝ている方だけを起こし、
申し訳ないが同じベッドにもぐり込ませてもらおうと私は決めた。
アリシアか、ラヴィアンか、どちらかと一緒に寝て夜を明かすのだ。
朝になったら、きっとこの得体の知れない恐怖も晴れるだろう。
朝日を見て、澄んだ空気で深呼吸をすれば、すべて解決するさ。
戸を、音を立てないよう注意しながら、ゆっくりと開けた。
「はぁっ……はぁっ……」
ほんのわずか、指が一本か二本入るかというだけ開けたところで、
あの息遣いが戸の内側から聞こえた。
さらにギシッギシッというベッドの軋みも。
私も騎士であると同時に淑女であり、その手の知識は持ち合わせていたのだが、
なぜこの部屋からこんな音が聞こえるのか見当がつかなかった。
私はわずかな隙間から室内を覗き込む。
どうやらカーテンを閉め忘れたらしく、
窓からの月光でものの輪郭はかろうじて解る程度の暗さの中、
ベッドの上の人影が、ゆうに二人分はある事が見て取れた。
そして、上に乗っかっている側の人影は、盛んに身体をゆすっている。
息遣いは明らかに男のもので、何かをしゃぶるような音まで聞こえてきた。
さらに、小さくだが、嫌がってる風の苦悶のあえぎがした。
まるで口をふさがれて、無理矢理つらい行為をしいられているような。
アリシアかラヴィアンかは解らぬが、尋常ではない事態なのは確かなようで、
私はドアを乱暴に引っ張って開け放ち、左手に持ったランプを突き出して怒鳴る。
「何をしている!」
ベッドの上の、二つの顔が同時に振り向く。
下になっているのはアリシアで、布で猿ぐつわをされて、涙を流していた。
上に乗っているのは……ああ! 何という事だろう、信じたくない。
しかしこの暗がりでも見間違えるはずがなく、
ついこの間何があろうと信じると心に誓ったはずの相手であった。
「ラムザ! アリシアから離れろ!」
剣を握りしめて踏み込むと、ラムザはニタリと笑って私に飛びかかってきた。
まるで獣のような身のこなしに驚き、私は恐らく悲鳴を上げたのだろう。
そして、咄嗟に振るった剣がラムザの胸に突き刺さってしまった。
剣を手放すと、ラムザはその場に倒れ込み、床一面を赤く濡らした。
「ハァッ……ハァッ……!」
ああ、何て事だろう……まさかラムザが、
寝入っている婦女子にこのような真似をする男だったとは。
裏切られた悲しみと怒りが胸に込み上げ、ボロボロと涙がこぼれてしまった。
恐らくこのままいつまでも立ち尽くしていただろう私を正気に戻したのは、
アリシアの助けを求める猿ぐつわ越しの声ならぬ声だった。
「あ、アリシア……」
慌ててアリシアに駆け寄ろうとした瞬間、アリシアの眼がギョッと見開いた。
「ウゥーッ! ウゥーッ!」
布ごしに何事かを叫び、恐怖に彩られた眼差しを向けてくる。
まさか、ラムザを殺害してしまった私に怯えているのだろうか?
しかし私はアリシアを助けたのだ。怖がられるはずがない。
「アリ……シア……?」
何とかなだめようと一歩踏み出し、爪先に何かがあたる。
見下ろすと、当然というか、死体があった。
胸に深々と剣を突き刺した"ラッドの死体"が。
「……え……?」
「ウゥーッ!!」
アリシアが一際大きな声を上げた直後、後頭部にガツンという衝撃が落ち、
私はラッドの死体に重なるようにして倒れ、意識を失った。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
荒い息遣いと、人ののしかかる重さに、私は目を覚ました。
「うっ……?」
おぼろげな視界の中、人影が踊っている。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
ベッドの脇にあるランプのわずかな灯りが、嫌というほど現状を教えてくれた。
私はベッドの上に大の字で寝かされ、両手両足をベッドの柱にきつく縛りつけられ、
さらに全裸に剥かれて、白い腹を舐め回されているのだ。
「うぐっ! むうぅっ!」
悲鳴の代わりにくぐもった声が漏れ、口の中に濡れた布があると気づく。
「よく……眠れましたか……?」
腹を舐めながら、酷く落ち着いた声が訊ねてくる。
私は必死に首を傾け、声の主を確かめようとした。
ランプの灯りを浴び金色に輝く髪が見えたが、
私の腹に顔をうずめていているため何者かなのかまでは解らない。
何か他に手がかりは、あるいは脱出する手段はと思い、首を右に向ける。
部屋の戸があって、その前に剣の刺さったラッドの痛いが転がっていた。
なぜラッドが死んでいるのだろう。私は確かに"ラムザを刺し殺した"はずなのに!
では、まさか今、私の身体にのしかかっているのは、ラムザなのか。
「ぐうっ、むぐぐっ」
布が邪魔でまともに話せない。
しかし呼びかけているのだと通じたのか、彼は顔を上げた。
三日月のように裂けた唇で笑顔を見せてきた彼は、まさしくラムザだった。
「ふふふ……いけませんねアグリアス。聖なる行いに逆らうのは……」
低く野太い声はラムザのものではなく、けれど聞き覚えのあるものだった。
いったいどこで聞いた……のか……ああ……まさか……まさか……!
ラムザから美しい金の髪が抜け落ち、肌はふくれ上がり不気味な白い肉へと変貌していく。
私の身体の上で、おぞましい変化を遂げた怪異はまさしくドラクロワ枢機卿の怪物姿。
「むぐぅぅぅっ!!」
あまりのおぞましさに、私は顔をそむけ――隣のベッドに気づき――見てしまった。
アリシアが眼を見開いて天井を見つめたまま、微動だにせず、
眠って、いや、息絶えている。
服は着ておらず、私同様全裸で、しかし、女の象徴とも言える乳房などは無かった。
獣に食われたかのように、アリシアの胸から腹にかけて、ぽっかりと穴が空いている。
赤黒い内側には、食い散らかされた内臓を材料にした血のスープがあった。
あまりの凄惨な光景に息が止まる。
そして、その血のスープに、天井から何かがしたたり落ちている。
見てはいけない……見たら後悔する……絶対にダメだ……見るな……見るな……!
そう確信しながらも、私の首と目は導かれるように天井へと視線を向けた。
ラヴィアンが……上下逆さまに……吊るされている……。
口から鋭い刃を吐き出して、そこから血がしたたっているのだ。
その刃はラヴィアンの肉体を縦に貫通しているのだろう、
股間からは槍の柄らしき物陰が突き出して見えた。
「罰です……天罰……これは……天の裁き……!」
地獄から響くような声で、ドラクロワの化物がささやく。
私はもう指一本動かせず、恐怖に呑み込まれてガタガタと震える、無力な羊だった。
「さあ……不浄を受け取りなさい!」
化物が叫ぶと同時に、熱い何かに下腹部を貫かれた。
身体を左右に引き裂かれたかのような激痛が、股間から頭のてっぺんまで突き抜ける。
あふれた涙で歪んだ視界を、化物の大きく開いた口が埋め尽くし、
死臭を漂わせる鋭い牙が、唾液をしたたらせながら、私の顔を――。
連投規制あるのかわからんけど支援
「アグリアスさん、アグリアスさん」
声に目を覚ませば、そこはどこかの宿のベッドの上だった。
悲鳴を上げる気力すら無く、身体は震え、息は上がっている。
全身汗でぐっしょりしており、寝巻きが肌に貼りついていた。
「大丈夫ですか? 僕が誰か解りになりますか?」
「あ、あ……」
ランプに照らされたラムザの顔が、心配そうに覗き込んでいる。
「お水です、どうぞ。慌てないでゆっくり飲んでください」
水差しが唇に当てられる。よく冷えた水で、
あまりのおいしさに私は夢中になって水を飲んだ。
一息ついてから、私は恐らく滑稽なほど怯えた表情で、ラムザを見た。
すると、不安そうな表情でラムザは私の額を優しく撫でる。
「ずいぶんとうなされていましたね」
「あ、ああ……」
「覚えていますか? アグリアスさんはドラクロワ枢機卿の、
邪悪な怪物へと変化したあの枢機卿の奇怪な魔術を浴びて、
今までずっと眠り続けていたんですよ」
「そ、そう……だったのか……?」
では、先ほどまでの出来事はすべて夢、だったという事か。
私は安堵の息を吐き、静かに目を閉じた。
色々と聞きたい事はあるが、今はただ、ゆっくりと休みたい。
「ラムザ……すまないが、しばらく休ませてくれ……」
「ええ、解りました」
ベッドのかたわらにあった椅子から立ち上がったラムザは、
ゆったりとした足取りで戸の方に向かっていく。
その背中を見て、急に不安になった私は思わず口を開いた。
「あ……みんなは、無事か?」
ドアの前で立ち止まるラムザ。
「ええ……アリシアとラヴィアンは……酷く疲れていて……隣の部屋で眠ってます」
「……ラッドは……?」
「宿の主人と一緒にお酒を飲んで……今頃眠ってるんじゃないかと……」
「……ムスタディオ……は……?」
「覚えてないんですか?」
錠をかける音がした。
一人の心細さから、誰かに側にいて欲しいと思ってはいたが、
なぜ、鍵をかけるのだろうと私は不安になった。
それに、ムスタディオが……どうかした……のだろうか……。
「ムスタディオは死にました。あの化物に押しつぶされて、
身体の半分がひき肉のようになってしまって……。
とはいえ、彼とは短いつき合いでしたし……ドラクロワ枢機卿や、
バート商会との決着がついた今……いなくても困りませんしね……」
冷淡な口調で言って、ラムザは振り向いた。
三日月のように裂けた唇で、寒気のする笑顔で。
「ら、ラムザ……?」
無言でベッドに近づいてくるラムザ。
言いようのない恐怖に、私は半身を起こし、胸元に手を当てた。
素肌の感触。
ハッと身体を見下ろせば、寝巻きの前ははだけており、
球のような汗が浮かんだ白い肌があらわになっていた。
「アグリアスさん」
耳元で声がしてギョッと顔を上げると、
いつの間にかベッドの上にラムザが四つん這いになって、私を押し倒そうとしていた。
「な、何を……」
ラムザの顔が、私の胸元に押しつけられる。
「や、やめ……」
生温かい舌で舐められた後、冷たい歯が肉に食い込んできた。
「はぁっ……はぁっ……」
あの、夢の中で何度も聞いたあの息遣いが聞こえる……。
……ラムザの口元から……私の胸元から……あの……息遣いが……!
――アグリアス様がお亡くなりになったのは、ライオネル城での戦いから三日後の事でした。
あの不浄な化物との戦いで、アグリアス様は魔性に取り憑かれてしまったのです。
『闇の奥底、死の恐怖たゆとう闇の衣……悪夢!』
あの化物はそのような詠唱をしていたはずです。
そしてその言葉通り、あの化物を倒した後もアグリアス様は悪夢にうなされ、
一度として目覚める事無く……ベッドの中で息絶えてしまったのです。
アグリアス様の死は悲しいけれど、もう苦しむ事はないのだろうと思うと、
これでよかったのかもしれない……と、ほんの少しだけ思います。
だって、三日三晩悪夢にうなされるアグリアス様のご様子といったら、
筆舌にしがたいものがありましたから。
『はぁっ……はぁっ……』と常に呼吸を荒くし、時折意味の解らぬ悲鳴を上げていました。
私とラヴィアンは交代でアグリアス様につきっきりで看病し、
男の方々も換えの水やタオルを用意してくれたりと手伝ってくれました。
ラムザさんは差し入れにホットミルクを入れてくださりましたし、
ラッドとムスタディオはライオネル城からの追っ手が来やしないかと、
私とアリシア同様、交代で宿の周りを見張っていてくれました。
そんな苦労も……今日、終わったのです。
アグリアス様は悪夢から解放され、永久の眠りにつきました。
亡骸はオークス家に還して差し上げたいけれど、今の私達では難しいかもしれません。
けれど今はそういった事に頭を悩ますよりも、ただ眠りたいです。
ラヴィアンは私と交代して眠っていて、まだアグリアス様の死を知りません。
ムスタディオも今は眠っていて、見張りはラッドがしているはずです。
私は、ラムザさんの肩を借りて自室に戻ってきたところです。
「アリシア。後の事は僕に任せて、今はゆっくり休んで」
「ありがとうございます……ラムザさん」
紳士的で、どこまでもお優しいラムザさんの心遣いに感謝しながら、
看護疲れと……死別の悲しみを癒すため……私はベッドに横になりました。
すると、心にゆとりが生まれたせいあk、涙があふれてきました。
ラムザさんは、ハンカチで私の目元を拭って慰めてくれます。
「君が落ち着くまで……ここにいようか?」
「ええ……お願いします」
ラムザさんの優しさに、私は素直に甘える事にしました。
そうしなければ、心が壊れてしまいそうで……。
「……アグリアス様が不憫でなりません……」
「……そうだね。まだ若かったのに」
「騎士として、戦って死ぬのは覚悟の上だったはずです。
けれど、あんな亡くなり方をするだなんて……!
悪夢に呑み込まれて……現実に帰ってこれず、死んでしまって……。
どれほど苦しい思いをしたか……私には解りません」
「……そうだね」
「どんな悪夢を見ていたのかさえも……」
ラムザさんの手が、私の頬をそっと撫でてくれて、
そのぬくもりがもっと欲しくて、私はその手を握りしめました。
すると。
「ねえ、アリシア」
ラムザさんは酷く落ち着いた口調で言います。
「アグリアスさんが……どんな悪夢を見ていたか……知りたいかい……?」
Fin
乙、乙だけど、ぎゃあああああ
最後の最後までホラー物のお約束に則ってくれたので、安心して背中に冷や水気分で読めました。
これでアグたん夢&寝小便オチで締めくくられたらどうしようかとボクちゃんハラハラしてたよ。
こういったバッドエンドものはTの醍醐味だと思う乙
実は全員が悪夢の餌食になってたとか考えても違った感じで味わえるね
キャアアア('A`)
アグたんにとって、最大の悪夢は夜中に目を覚ますと、隣に
キュクレインが・・・
最大の悪夢とは自身のプロポーションがキュクレインに近付いている事に気付いた時の方では?
イヤアアア
よく調べたらただの妊娠でしたとさ
オヴェ「中に誰もいませんよ」
「失礼いたします、オヴェリア様…」
「オヴェリア様も、そろそろ女性としてのたしなみを身につけられなくては…」
「僭越ながら、私が殿方との夜伽の手ほどきを施してさしあげましょう…」
「優しくしますから、どうか怖がったりなさらずに…」
瞳を潤ませて迫るアグリアスさん
∩_
〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
/ニYニヽ | |
/( ゚ )( ゚ )ヽ ! !
/::::⌒`´⌒::::\ | /
| ,-)___(-,| / <マラガエル「SSにしてケロ」
、 |-┬-| /
/ _ `ー'´ /
(___) /
肝試しで、いい加減にラムザに抱きつきたいあわよくば初ちゅーしたいアグリアスさんの乙女ちっくミッション
と言ってみる
アグリアスはホラーな物語の対象としても
よく映えるなあ
>291
お前はカエルじゃなくてオットセイだろう……
「じっちゃん、すげー剣だな!!」
「ん?なんじゃ、坊主どっから来た?」
少年が目を輝かせながら話し掛けてきた。
見ると身なりの良い、どこかの商家の子供だろうか。
「どこだっていいだろ、それよりこれ、すげえ剣だなー!」
「貧乏武器屋にゃ不釣合いかね」
「そんなこと無いけどさ。でもこの剣、何で値段がついてないんだ?売ればすごい金になるだろ?」
「ホッホッホ、残念だがそれは売り物じゃないんじゃよ」
「ふーん?」
「それより坊主、こんな所に居ると母ちゃんに怒られるんじゃないのか」
「へん、家に居たって怒られるんだ、勉強ばっかりでつまんないしさ」
「ふむ、そうか…じゃあひとつ昔話でもしてやろう」
「えぇー、つまんなそうだなぁ」
眉毛を八の字にして堂々と不満を漏らす。
「ホッホッホ、この剣の持ち主がどういう人だったか知りたくは無いか」
少年は見るみる瞳を輝かせ、寄って来ざまに
「知りたい!!」
と叫んだ。
「ホッホッホ、では聞かせてやるとするかな
この剣の持ち主がいかに強く、美しく、優しかったか…」
296 :
初ss01#:2008/07/21(月) 19:57:55 ID:nvWNs2mG0
「俺たちはラムザの向かう所へ行くだけさ…」
マラークは事も無げに言った。
軽く微笑み、ラファも頷いた。
「しばらくはこの国を旅しようと思う。こんな老いぼれにも色々と出来る事はあろう」
「私もシド様と共に行こうと思います」
シドに続けてメリアドールが言う。
ミュロンドでの激しい戦いから五日ほど経っただろうか…
皆、はぐれてしまった仲間を探しに行くのだという。
この場に居て、曇った表情を見せるものは居ない。
私一人を除いて。
そう、あの日私たちはミュロンドの地下深くでアルテマを倒した。
アルテマは消え、すべてが崩れ、我々は闇に飲み込まれた…
そこまでは覚えている。
朝日のまぶしさに、ふと目が覚めた。
ミュロンド崩壊の影響を受けてだろうか、以前の面影など微塵も無く崩れ去った、
オーボンヌ修道院の近くに私達は横たわっていた。
手に剣を握り締めながら。
目が覚めたとき、周りに居たのは
マラーク、ラファ、シド、メリアドール、ベイオウーフ、レーゼだけだった。
ラムザは?
他の皆はどこへ行ったのだろう?
皆…ミュロンドの地下へ消えてしまったのだろうか。
脱出する途中ではぐれてしまったのだろうか。
思考をめぐらしてみても答えは出ない。
話し合いの結果、先ずはここで数日待ってみることになった。
はぐれた仲間を待つ間、皆色々な話をした。
ラムザに命を救われ、生きる意味を見つけたマラークとラファ。
国を愛し、祖国に骨を埋めるであろうシドとメリア。
遠い地で静かに暮らしたいと願うベイオとレーゼ。
あれこれ話すうちに、次第に自分の向かう道が見えてきたのだろう。
死んでしまったかも知れないと憂うより、
生きていると信じ、探しに行くと決めた者。
次に自分が成すべき事を見つけ、歩きだそうとする者。
日が経つにつれ、次第に皆の瞳に力が宿り始める。
最初に立ち上がったのはマラークとラファだった。
「ここに居ても仕方ないわ、ラムザ達を探しに行きましょう」
若い二人は時間が惜しいと言わんばかりに
「じゃ、お先に!」
と元気に旅立っていった。
続いてシドとメリアが
「若い者に負けてはいられん、ラムザ達とも…生きていればいずれ会えるやもしれぬ」
「そうですね、私達にもまだやるべきことはあるはず」
そう言い、静かに去っていった。
私は…どうしたいのだろう?
どうすればいいのだろう?
程なくしてベイオが話し掛けてきた。
「俺達も行こうと思う。残念だがこれもひとつの決着の形かも知れない」
ベイオとレーゼはすべてを受け入れたのか、先に旅立っていった者達とは違っていた。
「私達は幸せを見つけたけど…貴女は…」
去り際にレーゼが悲しそうな瞳を向けてこう言った。
「貴女には幸せになって欲しい…」
次の日。
二人は私に軽く微笑みかけ、旅立っていった。
振り返ることなく。
私はどうすれば良いのだろう。
私の幸せとは?
ここで仲間を待つしかないのか。
私も歩き出すべきだろうか。
しかしどこへ行く?
オヴェリア様を守りきれず、異端者としてグレバドス教へ剣を向けた私には帰る所も無い。
考えがまとまらない。
ラファとマラークは権力の束縛から開放され、自分達の力で生きる大事さを見つけた。
「私は何のために生きていたのか?」
シドやメリアは民を思えばこそ、ここに留まる事を良しとしなかった。
「私は誰のために戦っていたのか?」
ベイオとレーゼは愛する人がいる。
それだけで何処へ行っても大事なものを見失うことは無いだろう。
「私を愛してくれる人はいるのか?」
オヴェリア様は私を信頼してくれていた…
だが政治に利用されるためとは言え、いずれは王族として国の頂に立つことになろう。
そのとき、傍らに居るのは私じゃ無くても良いのかもしれない。
「私には…何も無い?」
一応支援レス
ベイオとレーゼが去ってから一日が過ぎた。
雨だ。
木陰に身を寄せながらそっと肩をすぼめる。
地面を叩き付ける雨音のせいか、自分が置いていかれているという意識が強くなる。
「ラムザ…」
ふと口にした一言に自分自身驚いた。
ラムザ…?
そうだ…
私はラムザのために戦ったのだ。
オヴェリア様を奪われ、騎士団にも帰れない私が居るべき場所はひとつしかないのだ。
それが私が最後まで戦ってきた理由。
私が生きてきた理由。
戦いの中で培ってきた信頼感。
嘘や裏切りの中でただ一つ信じられるもの。
やっと見つけた…
本当の自分の気持ち…
ベイオ達が去っていってから二日。
激しくなってきた雨音が止む気配は一向に無い。
剣を抱きしめながら、かき消されそうな声で何度もつぶやく。
ラムザ…
ラムザ……
自分の気持ちを認めてしまったせいか、ひどく寂しくなってくる。
周りには誰も居ない。
なんて心細いんだろう。
涙があふれてきた。
ラムザ…死んでしまったのか?
生きていて欲しい。
もし生きていたら私を探してくれているだろうか。
早く…私を見つけて欲しい…
木陰に座り込んだまま、どれくらいの時が経っただろう。
いつの間にか雨は上がっていた。
一人になってから三日目。
体がだるくて動かない。
ここに居ても仕方がないのは分かっている。
だが足が動かない。
どうしてもここから離れようという気持ちになれない。
このまますべてが無くなってしまうような、そんな虚無感の中から抜け出せない。
自分はこんなに弱い人間だったのかと、認めれば認めるほど胸が苦しくなる。
…?
ふと、微かな足音が聞こえた。
人の気配だ。
不安?
希望?
色々な感情が混じってよく分からない。
足音の主は味方ではないかもしれない。
しかし立ち上がるでも無く、剣を持つでもなく。
無垢な赤子が何かを見つけたときのように、足音のする方向をただじっと見つめている。
涙を流しすぎたせいか、目がかすんでよく見えない…
足音が近づくにつれ見慣れた背格好がシルエットとなり、次第に目に映りはじめる。
金の髪が風になびいているのを見たときに、私は剣をつかむのも忘れて立ち上がっていた。
「アグリアス…さん…?」
ラムザは確かにそう言った。
「アグリアスさん」
あぁ…!もし居るのなら神に感謝する…!
ラムザは私を探してくれていたのだ!!
大粒の涙がこぼれ、想いが溢れて声にならない。
髪は乱れ、服も雨水に汚れてしまっているが今はどうでも良い。
今すぐ駆け寄って、抱きついてしまいたい!
それなのに2、3歩歩いただけで足が動かない。
でも、今なら言えるだろう。
すべてを無くした自分が居るべき場所…
ラムザの腕の中でなら…「愛している」と。
ラムザが駆け寄ってくる。
早く、私の元へ…
彼の一歩一歩が福音のように感じられる。
だが手を伸ばせばすぐそこにという距離にきて
ラムザは私を通り越し木陰へと進んで行った。
何が起きたのか分からなかった。
ラムザはそこに居る。
私のことが目に入らなかった訳では無いだろう。
「ラム…ザ…?」
立ち尽くす私をよそに、いきなりラムザは大声をあげた。
「おーい!アルマ!」
あまりにも急な事に驚き、全身を震えさせラムザから一歩退く。
倒れこんでしまうのをなんとか押さえ込んだ。
駆け足でアルマが寄ってきた。
「どうしたの、兄さん」
「見てよ、アグリアスさんの剣だ」
「どうしてこんな所に?」
何を言っている?
二人ともどうしたというのだ?
「私は…ここに…」
そう言いながらラムザの肩に触れようとした時、甲冑をするりと指が通り抜けた。
「あのとき、アグリアスさんが助けてくれなかったら僕は…」
その一言を聞いたとき。
私はすべてを思い出した。
そう、あの日、私達はアルテマを倒し、崩壊するミュロンドで
誰かが呼び出した召喚獣につかまり脱出したのだ。
だが何人かは助からなかった。
私は、崩れ去る船の破片に巻き込まれ気を失っているラムザを助けるために
バハムートの背から飛び降り、彼の体を放り上げたのだ。
「オルランドゥ様、マラーク、ラファ、メリアドール、ベイオウーフさん、レーゼさん」
「兄さん、皆…死んでしまったの…?」
「…分からないけど、きっと…きっと皆生きてるはずさ」
「…うん…そうよね!」
私は絶望に塞ぎ込んでいた自分が少し恥ずかしくなった。
ラムザは私の剣の塚に手をかけ
「きっと見つけます…アグリアスさん。貴女は僕の命を救ってくれたから…」
そう言いながら剣を引き抜いた。
「あの戦いで…貴女は僕にとってただ一人の女性になったんだ」
私は息を飲み、時が止まったような気さえした。
雨上がりの雲の切れ目から陽の光が指し、剣を輝かしく照らし出す。
さっきまで聞こえなかった小鳥さえずりが、今ははっきりと聞こえる。
気が付けば先程までの足の重みは消え、服も髪もいつも通りに戻っていた。
すべての悪夢が消えたかのような気持ちになり、体は信じられないほど軽くなった。
聞こえるかレーゼ
私は…見つけたぞ…私の幸せを
ラムザが生きていてくれた…それだけでも嬉しいのに
ふふ、ラムザが私のことを…
聞こえるか…レーゼ…?
いま私はどんな表情をしていたのだろう。
笑っていた事だけは間違いないのだが。
そんな他愛も無いことを最後に考えながら、私の意識は光の中へと消えて行った。
「行こう、アルマ」
「ええ!」
剣を収め、来た道を戻っていく二人。
次第にその姿は小さくなっていく。
二人は途中一度だけ振り返ったが、それを見ていたものは居ない。
「それで!?それで!?」
「壮絶な死闘の末に強大な魔物はついに倒れ、そしてその女騎士は
死の淵にあった若い一人の男の命を…自分の命と引き換えに救ったのじゃよ」
「おぉー…」
「そしてその騎士が持っていた剣がそこにある剣…と言うわけじゃ」
「すっげー!!」
と、ここで子供の声を聞いてか、一人の女性が店の中に入ってきた。
「こら!パナン!こんなところで何をしているの?」
「あ、ママ…」
「おうちに帰って勉強しなきゃ駄目じゃない」
「はーい…」
「すみません、うちの子がご迷惑を」
「なんのなんの。話し相手になって貰うとった所ですじゃ」
「じゃあ行きますよ」
「うん…、あ、ねぇじっちゃん!」
「なんじゃね?」
「どうしてその剣がここにあるの?」
「ふむ…」
「ほら、置いていくわよ?」
「あ、待ってよーママー!」
終わったのか猿ったのか……それが問題だ。
ラヴィアリとかはどーなってしまったんだろー……。
ラスト書き込めないって感じだろうなあw
正座して待つよ
一応は
>>307で終わりでして、最初と最後は蛇足でした。
最後を書き込んだ後に制限されたのでw
挨拶遅れてアレですが一応終わりでございます。
夏なので幽霊ネタにしてみたんですが長すぎですね。謝っておきます。
ssで短くまとめる技術をもった人はすごいですね。
片や悪夢で死に、片やラムザの永遠の思い出になるというw
SS終わった時は最後に「完」「END」って入れるとか、名前欄に現レス数/総レス数を入れとくとかした方がいいよ。
助言ありがとうございます。
なるほど…全くもってそうですね。
次からは気をつけます。
しかし次があるのかというorz
こうやって色んなタイプのSSがあると毎回新鮮に楽しめるねw
>>313 見やすい文章の書き方で良かったです
確かに最初と最後を抜かすとちゃんとまとまってるね
ありがとうございます。
何分不慣れなもので、いらん蛇足を増やしちゃったりしましたが
少しでも面白く感じてもらえたらうれしいっす。
正直言いたかないけど作中で死んでないキャラを殺すってのは二次創作の範囲を超えてると思うんだよね
ネタ作りのためであったとしてもね
つうわけで俺はここに投下された二作品はまったく評価に値しないと思ってるんで
そういうのは自分の胸の内で思うだけに留めるのが日本人の奥ゆかしさだぞ。
やっぱりどっちかというとFFTに登場するキャラを素材にして
自分の考えた世界を文章にしてみたと言う感じでしょうか。
ドラクエを素材にした柴田亜美の四コマ的と言うか…
(この場合は何をやってもドラクエの漫画じゃなくて、柴田亜美の漫画になりますし)
元ネタに関係なく、出来上がったものを見た人が好きになるか嫌いになるかの
問題になるので、確かに二次創作としては別の位置付けになるかもしれないですね。
ともあれ最後まで読んでいただけたようで、ご意見感謝いたします。
もっとキャラの必要性や作品の良さを引き出したssを書けるように精進する
と言うことで、そろそろ単なるアグ好きの名無しに戻ることに致します。
読んでくれた方々ありがとうございました。
>>315 俺は逆に>295>308はそれぞれプロローグ・エピローグとして機能してると思うし必要だと思う。
その代わり、>308が
>>312も指摘してる通り、終了を示す語句が無いと読者が「これで終わりなんだな」と判断できないということは、
締めくくりになる文が(1〜2行でも)足りてないてことなんだろな。
単純に「2chに書き込む人間」としても、
(え、終わりなの?終わりじゃないの?感想書き込んでいいの?終わりなら終わりで全く関係ないレスも書き込んじゃうよ?)とかなるしな。
アグリアス「おまえらタダで済むと思うなよ。SS書いた
やつ、腹筋1万回!」
ラヴィアン「隊長、ビリーはもうやめたんですか」
アリシア 「すぐ影響されて飽きるのは、どこかの島国民族
みたいですね」
>>316 お前、こないだエロパロスレでも文句つけてなかったか?
ムス「なあアグリアス」
アグ「ん、どうしたムスタディオ」
ムス「いや、ひとつふたつお前さんに訊きたいことがあるんだけどさ。
アグリアスはお姫様のことを様付けで呼んでるよな」
アグ「オヴェリア様のことか?」
ムス「そうそう。それでさ、そのお姫様の友達って、ラムザの妹なんだっけか?」
アグ「ああ、アルマ様のことだな。ラムザがベオルブ家の人間だと知ったときは驚いたな」
ムス「そこ! そこなんだけどさ」
アグ「?」
ムス「お前、ラムザは呼び捨てなのに、妹には様付けなんておかしいと思わねえ?」
アグ「…! い、言われてみれば…確かにそうだが、あの時ラムザは身分を隠していた
わけだからな。今更になって様付けするのも余所余所しくておかしくないか?」
ムス「そりゃそうだけど、以前俺が姫様と話をしたときお前が俺の態度を怒ってたのに、
自分がラムザと話すときは違うもんで、ちょっと納得いかねーって思ってたのさ」
アグ「うぬぬぬ…では私もラムザに様をつけて呼ばねばならんのか?」
ムス「別にそうしろってわけじゃねーよ、俺だってラムザは呼び捨てにしてるしな。
逆にさ、ひょっとしてラムザの妹ってラムザよりずっと偉い人なのか? とか思ったりもしてさぁ」
アグ「…つまり、ラムザが普段からアルマ様を『アルマ様』と呼んでいるような間柄だと?」
ムス「そんな感じだな。じゃなきゃ辻褄が合わないんだけど、それはそれで道義的にどうよ?
って話になるから混乱しちゃっててなー。ま、アグリアスもおかしいって思うんなら、
俺がおかしいって話もないわけだな」
アグ「ラムザが妹君に様をつけて呼ぶ…確かにおかしな話だな」
ラム「……!」
ムス「貴族より偉い人っつったら王様とか女王様とかだよなー」
アグ「そうだな。アルマ様が女王でなければありえない話ではあるな」
ラム「…れを…」
ムス「あ、ラムザ」
ラム「…なぜそれを…」
アグ「?」
ラム「なぜそれをアグリアスさんが知ってるんですかあああ!?」
アグ「!?」
ムス「!?」
ラム「うわぁあぁぁあ、僕の秘密の花園の趣味がばれたああああ!!
僕の秘密が知られたからには捨て置くわけにはいきません! そう、除名!
今すぐ除名です! ジョメイってうまい? ピキャーーーーーーー!!?」
ムス「うわぁぁ! ラムザが壊れたー!!」
アグ「お、お、落ち着けーーーー!!」
アグ「──という夢を見たんだが、私はこれから貴公をなんと呼べばよいだろう」
ラム「(なんでそこまで知ってるん…じゃなくて)僕はそこまで変態じゃありません(ガクガクブルブル」
ムス(ラムザ、顔色が悪いぞ。…風邪か?)
ラッド(ラムザいいなあ、妹と女王様プレイかあ)
アグ「いや、すまん、変な夢を見たものでな…夢の中のムスタディオに思わぬ冷静な分析を
されたもので、多分混乱してたんだろう。それでだ、貴公が変態かどうかは別にして
私は今後お前を呼び捨てでいいのかどうかが訊きたいんだが」
ラム「はぁ…しかしそれは僕に言われましても」
アリ「どうしたんですかアグリアス様? いつになく困った顔をなさって」
アグ「おおアリシア、いいところに。実はかくかくしかじか」
アリ「なるほど。やはりラムザさんはそういうご趣味をお持ちで。予想通りなので全く驚きませんが」
ラム「違います違いますそっちじゃないですそうじゃなくて」
アリ「冗談ですよ(しれっ」
ラム「 orz 」
アグ「アリシア、あまりラムザを困らせてやるな。それよりお前の意見を訊きたい」
アリ「呼び名ですか? 別にお好きに呼べばよろしいんではないかと。
私とアグリアス様も、部下と上官という立場はいまや形骸化し意味を成さないわけですが、
私自身が未だにアグリアス様とお呼びするように、呼びたいように呼べばよろしいでしょう。
ときにアグリアス様は、今の私の呼び方に何かご不満がおありでしょうか」
アグ「む、むう…べ、別に困ったことはない…。が、言われてみれば、未だに様付けというのも
変と言えば変か…」
アリ「相変わらず変なところが真面目ですね…(まあ、そこがいいところでもあるんだけど」
アグ「…どうしたアリシア?」
アリ「いえ別に。で、ラムザさんをなんと呼ぶかについてはお任せします。
ただ、アグリアス様がラムザさんに様付けするのであれば私もそれに倣いますが」
アグ「へ?」
アリ「今ならばラムザ様も私の上官にあたりますから。よろしいですねラムザ様?」
ラム「えっ!? いや、その、僕は…」
アリ「あら、首筋に糸くずが。ラムザ様、ちょっとだけ動かないでください」
ラム「あ、は、はい…って、なんでそんなにまじまじと見てるんですか」
アリ「いえ、ラムザ様を間近から拝顔したことが無かったので、つい」
ラム「え、あ、あはは…」
アグ「………」
アリ「ときにラムザ様、本日のご予定ですが」
ラム「あ、ええ、ええっと…」
アグ「ストップ! ストーップ!! 駄目! やっぱり駄目! アリシア! 様付けは駄目だッ!」
アリ「なんで涙目なんですかアグリアス様。冗談ですよ、冗談。ねー、ラムザさん」
ラム「あ、う、うん…」
アグ「ラムザ。なんで貴様はそんなに露骨に残念そうにしているのだ」
ラム「そ、そ、そんなことないですよ!?」
アグ「声が裏返っているぞ! 嘘をつくな!」
アリ(くっくっくっく、もめろもめろ、とか言ったりして)
ムス(なんだなんだ、ラムザはそんなに風邪をごまかしたいのか?)
ラッド(アリシアってSだったんだハァハァ)
多分続かない
なんですかこの畳み掛けるような投下の数々は!毎日スレを見るのが楽しみで仕方ないよ
それにしてもアグリアス様、変態かどうかの方が重要だと思うんですが・・・w
夏厨が調子乗りませんよーに
>>316 ゲーム内で明示されていないカップリングにもって行くのと同程度にそうかもしれんな
アグリアスとオヴェリアの悲恋が好きなんだが探しても中々無い
この二人はオヴェ実は死んでない系のハッピーエンド話も好きだが
最後は二人とも死んでしまうみたいな話も好きだ
「アグリアス殿にとってオヴェリア様は他の誰よりも大切な人だったのです
おそらく彼女自身の命よりも・・・
彼女は貴女一人を護るために 殺害数256人を越えました 差別です」
すまん、「二人とも死んじゃう」かどうかまでは知らないやw
明るめのアグオヴェなら、へぐり村役場の本もそうだな。(売ってないけど)
ちょっと前からアグを尿キャラにしようと必死な奴がいるな
アグがヒンヌーなスカトロサイトってどうよ
「さすがに熱帯夜ですね」と額に流れる汗を手で拭いながら語る、
ノースリーブに半ズボン姿のラムザに鼻息を荒くするアグリアス様であった
ヒンヌーは賛成だがスカトロはやだ
冷房の無い時代は大変だろうなぁ
アグたんの蒸れ蒸れゲルミナスパンティくんかくんか
シド「はて、3日穿いたワシのぶり〜ふが見当たらんが…」
アリシア「ブリザド!」
ラヴィアン「チャクラ!」
アリシア「ブリザラ!」
ラヴィアン「チャクラ!」
アグリアス「おーい、まだ暑いぞ。もっと涼しくしてくれ」
アリシア「ぜえぜえ……魔法AT上げて属性強化してブリザジャですか〜?」
ラヴィアン「私はアリシアの魔法の余波で十分涼んでるから、チャクラしててもしんどくないわぁ」
アグリアス「という訳でアリシア、ブリザジャしてくれ」
アリシア「はぁ……ブレイズガン連発でいいです?」
アグリアス「ブリザジャじゃなきゃイヤだい」
アリシア「だれかたすけてー」
>アグリアス「ブリザジャじゃなきゃイヤだい」
駄々っ子アグたんワロタwww
うむ。それはチョット新鮮だな
鉄の女アグリアスは眉間に皺寄せてクールに「ブリザジャじゃなきゃイヤだい」言ってくれるぜ。
ブランデーグラスの氷がカランと音を立てるぜベイベー。
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アグたんのパンツにセッティエムソンをかけてみた。
神秘的な香りのするパンツになった。
わ、私の恥ずかしいところを見てくれ……。
あっ、あんッ……いやあッ……。
ラム「ちょっとアグリアスさん! あんまり動いたり声出したりしないで!
耳掃除ってデリケートなんですから!」
「ん、どうしたんだ、ラムザ? こんなに硬くなっているじゃないか」
「うあぁっ!? ア、アグリアスさん、そこはダメですっ……!!」
「──全く、貴公はまだ若いというのに、こんなに肩凝りが酷いとは……」
「あぁっー!! ア、アグリアスさん、もういいですってば!!」
ふぅ………
<⌒/丶-、__
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
誤爆したけど何かあってるからおk
そう思っとく
>>350 アグ(落ちつけ、落ちつくんだアグリアス・オークス!
たかが耳掃除、耳垢を引っかきだすだけの作業に何を恐れることがある!
士官学校の教官も私はやれば出来る子だと言っていたではないか!!
恐れるな、迷いを捨てろ、狙いはただ一点、ラムザの耳の穴!!
アグリアス・オークス、推して参る!!!!)
逆バージョンはきっとこんな感じと予想
後の展開は各自の想像に任せる
ちなみにラムザはせっかくの膝枕なのにアグの放つ殺気にあてられて泣きそうになってます
アグリアスの影
「あなたは自分に酔っていただけでしょう?
忠誠を誓った主君が浚われ、それでももがく悲劇の英雄。
誰もが同情し、あなたを支えてくれる。あなた自身は何もしてないのに」
騎士アグリアス
「ち……違う…!」
アグリアスの影
「違う?どの口がそんなことを言うのかしら。
心の底では、安全な場所で安穏と生きてるオヴェリアを疎ましく思ってたんでしょ?
可憐で、高貴で……そんな恵まれたオヴェリアに頼られる優越感で自分を保っていた。
自分を輝かせる舞台装置なら、本当は誰でもよかったんだからね?」
騎士アグリアス
「勝手なことを言うな!私はあの方に剣を捧げた!
立場でも騎士道でもない、自分の意思で、あの方を護って見せると決めたのだ!
いきなり顕れて……わかったような口を利くな!」
アグリアスの影
「わかるわ……?あなたは私。私はあなたなんだから。
一人だけでは、まるで人の夢のように儚く弱い、アグリアス・オークス自身なんだから!」
騎士アグリアス
「違う……お前は、私なんかじゃないっ!」
アグたんは何をブツブツ言いながら地団駄踏んでるのん?
夏場の陽射しは強いから日陰に入ったほうが…
日焼けしたアグさんも良さそうだよな
だがラムザの「アグリアスさんの白い肌ってすごく綺麗ですよね」の一言で、
日焼け止めクリームを塗りたくる夏の日々が始まったのである
オヴェリア絡みのSSって少ないな
需要ないんだな
>>360 作ってくれればうれしい。
ってか自分も昔一回作った。
アグリアス×オヴェリア×アグリアスは
公式で王道だと思っている俺様もいますが何か?
本編でもそういう雰囲気バリバリだしな
あ、スマン。わかりにくかった?
アグがタチでオヴェがネコ、
オヴェがタチでアグがネコ、
両方とも一度に表したい時にこういう書き方をすることがある
アグリアス×アグリアス
アグリアス様、市民プールへ行く!!
>>366 受け攻めが状況によって変わるって書き方らしい
タチとネコってなんじゃい
そんな専門用語知らんがな
>367
ああ、たまに気分で男に変化したりするアグリアス様ですね、わかります
>>367 ゴンザレスに触手プレイですね、わかります
需要と供給のバランスは結局は市場(文字通りの市場であれネット上であれ)に分かりやすく反映されてるものだとよく分かったw
夏コミは前スレでラムアグ描く言ってたサークルが一つあったけど、
陵辱モノ出してくれるとこが、もう一つ二つあれば俺的には完璧。
アリシア、ラヴィアン。お前たちは、オナニーって週に何回くらいする?
…私か? 毎日だが。ネタはオヴェリア様だったり、ラムザだったり…。
日によって違うな。ああ、お前たちでするときもあるが、まあそれはいい。
道具は…あまり使わないかな? 指で緩急をつけてやる。
クリ責めも、挿入も、どっちも好きだ。生理中はムラムラして…。
オープンすぎるアグ様
某タカさんみたいに「ラムザッ!喉渇いた(以下略」なぐらいまで全開オープンチューリップでなければ大丈夫かと思います。
みんなで食事してる時にさらっと
「なぁラムザ、今日はどんな体位にする?」
とか
そこまで行くとヘンタイか?
もうラムアグ秋田
信者がうぜーし
他のを読みたい
2ch外のサイトやエロ同人でも陵辱が多くて探しやすいぞw
>>376 ここはラムアグメインなんだよ
それ以外が読みたいならお前がラムアグ以外のカプのSSを書いて盛り上げてみせろ
そうすればそっちに流れが行くかも知れんぞ
愚痴るだけに役立たずはいらねーんだよ
>ここはラムアグメイン
は?
定期的にFFT関連のスレ荒らしに来るよね
てきとーにスルーしときなさい
ラムアグが好きな住人が大半の中で
なんの投下もせずに我儘を言っても変わらないってこと……か?
まあ、約十年の間に積みあげたラムアグネタを否定することできないし
これからもラムアグネタは間違いなくあるのだし
でも、他を除いてはいないが
広く深く萌えればそれでいい
いや、なんつーか言いたいのは
>>376は流石に挑発的だったと自分でも思うけど
何から何までラムアグ準拠で話す上に、
基本的にラムアグメインで成り立ってるスレなら、
>>1に明記したっていいんじゃないの?
なんか前からそれを嫌がってる奴がいるけど、なぜ?
スレの雰囲気を読んでラムアグの流れに迎合するのが当然の流れか?
ラムアグ以外の話が出来るような雰囲気じゃないし、
それがイヤなら創作物を投下しろってのは、ちょっとおかしいんじゃないかと思うんだけどね。
俺の
>>376はともかくとして、そういう主張をした中には「ラムアグが嫌」と言った主張ばかりではなかったろうに。
>それがイヤなら創作物を投下しろってのは、ちょっとおかしいんじゃないかと思うんだけどね。
これどういう意味?
あ、なんか場違いでしたね
サーセン
ここらで一つ、マンネリ化しがちなラムアグに新しい概念を組み込んでみる。
アグをサザエとし、ラムザはカツオとする。
あんまり新しくないな
アグをフネとし、ラムザを波平にするくらいの斬新さが欲しい
いやいやラムザ=カツオでアグ=花沢さんだろjk
ここがラムアグってことを明文化することを頑なに拒んでる奴がいることは確か
このスレを1から読めばここはアグスレなのかラムアグスレなのかなんて一目瞭然なのにな
このスレだけじゃなくて過去スレもそうなんだが
392 :
1/2:2008/07/27(日) 10:41:30 ID:tCtYM+x30
ラッド「ラムアグがマンネリだというならば次点に上がる男はムスタ……しかし……」
マラク「奴は獅子戦争の件でムスアグスレを持っている……つまり……!」
ラッド「アグリアスとの新たなカップリングを開拓するのは!」
マラク「俺達だ!」
ラッド「いやいやいや、普通に俺だから。だいたいお前何? インド系なのはいいよ、ラファとか可愛いし。
でもお前アレじゃん、髪型、何? 横側剃ってんの? モヒカンやるならもっと気合入れろよ」
マラク「いやいやいや、汎用ユニットが相手とかありえな――」
ラッド「ラヴィアリを見てもそのセリフが吐けるんならたいしたもんだ」
マラク「ぐっ……口論ではラッドが上か。伊達にガフガリオンの下で傭兵やってない!
ならば実力行使だ! 裏天魔鬼神!」
ラッド「……お前、頭悪いだろ」
マラク「何おう! 獅子戦争使用の裏天魔鬼神は、命中率をしっかりと確保している!」
ラッド「俺は大地の衣を装備してるんだが……敵味方問わずの地烈斬的な意味で……」
マラク「わあ、しまった。じゃあ裏大虚空蔵でステータス異常に……」
ラッド「はいはい、チャージ中を狙ってサソリのしっぽ二刀流でボッコボコ」
マラク「あべし!」
ラッド「勝利ッ!! これでアグリアスは俺のモノだ、ウワーッハハハハハ!!」
ラッド「アグリアスが見当たらないな……おいラムザ、アグリアスは?」
ラムザ「ついさっき本人の希望で除名しました。オヴェリア様と添い遂げたいそうです」
ラッド「し、しまったぁー! 男とのカップリングばかりに気を取られて、アグオヴェを忘れていたぁー!!」
ラムザ「ついでにラヴィアリもアグリアスさんについて行っちゃいました」
ラッド「とことん百合ルートじゃねーか! 男用無し!?」
ラムザ「まあでも我が隊にはオルランドゥ伯がいるから問題ありません。今日も雷神無双でルカヴィを全滅だ!」
ラッド「こうして我が隊は男ばかりのムサ苦しいPTとなってしまいましたとさ」
メリア「ほう、私達の存在を無視するとはいい度胸だ。強甲破点突き!」
レーゼ「獅子戦争使用になった私のブレス、受けてみる? ホーリーブレス!」
ラッド「ひでぶ!」
393 :
2/2:2008/07/27(日) 10:42:32 ID:tCtYM+x30
アグリ「むっ……星が流れた。また誰か死んだのだろうか、ラムザ達は無事だといいが……」
アリシ「オルランドゥ様がいらっしゃいますから、ラムザさん達は大丈夫ですよ」
ラヴィ「それよりあのデコっぱち一人にオヴェリア様を任しとけません。先を急ぎましょう」
アグリ「うむ! 召喚したオーディンから強奪したこの馬スレイプニルの俊足なら今日中に到着だッ!
邪魔する魔物や南天騎士団はネイムレスダンス踊りながら無双稲妻突きを叩ッ込む!」
アリシ「何だか懐かしいノリですねー」
ラヴィ「でもそんな事しながらゼルテニア城に突撃したら私達間違いなく賊扱いよねー」
アグリ「オヴェリア様をお守りするのはこのアグリアス・オークスだ! ウワーッハハハハハッ!!」
オヴェ「うふふ、アルマが無事でよかったわ」
アルマ「アルオヴェ成就のため、オヴェリア様、私は帰って来た!
兄さんには悪いけど神殿騎士団なんかアルテマ一発で壊滅よ。
そこでオヴェリア様にも護身用の奥義を授けたく……その名もトンベリ・アタック!
いいですか、ナイフをこう構えて、こう……ハッ! アグリアスさんの気配!
丁度いいわ、実戦(デコ)に備えてアグリアスさん相手に練習させてもらいましょう」
オヴェ「ええ! アグリアスならちょっとくらい刺しても平気よね!」
アグリ「あ、北斗七星の脇に小さな星が見える」
アリシ「さすがアグリアス様、優れた視力でオヴェリア様の敵をサーチしまくれますね」
>>391 はる○とじゃないんだから変な印象操作すんなw
>>370 「我が家のアグリアス様。」
大ヒット間違いなしだな
>>391 自ら「ラムアグ以外を根絶しようぜ」って言ってるようにしか見えないんだが…
ラムアグって明記してないのは、ラムアグ以外でも受け入れるって事でしょ
ラムアグ好きな人の中にも、ラムアグ以外のssやイラストを待ってる人も居ると思う
変に噛み付いて自分で自分の居場所を無くしてるのに気がついたほうが良い
ラムアグ以外が少ないのは早い話、相対的に人口が少ないからでしょ
この状況でラムアグスレ、ムスアグスレ、オヴェアグスレを立てて誘導でもしてみ?
過疎るのは目に見えてるけど、それが狙いなら君はただの荒らしだよ
ラムアグ以外を支持する人にとっても迷惑だ
住人の九割強がラムアグ前提で話してるしね
マイナーや不人気が煽りを食らうのは当たり前
ラムアグ好きに配慮する気も義務もない
ラムアグメイン(限定ではない)を明記するか、
ラムアグ自重するなりしないと不満が出るのも当たり前
対策をせずにやれ荒らしだの言ってるのもなんのこっちゃだろ
結局お互い納得できないから、多数派が得する現状維持を選んでるだけ
不満は消えないし吠える奴も残るけど一番平和だし。
まあ主人公以外の相手なんてどのキャラスレでも歓迎されないけどね。
常識的に考えれば。女キャラスレなら特に。
自分×女キャラの妄想で長年続いてきたスレは変わりようがない
マイナー好きに神などいない
>>397 うん、とりあえず自分の書いたレスを見返してみようか
これ見ても誰も喜ばないよ
喜ぶ喜ばないじゃないし、お前も煽ってるだけじゃね?
んでマイナー支持者が問題提起じみたことしても
多数派は問題だと思ってないのもわかった
この流れ飽きた
>ラムアグ好きに配慮する気も義務もない
ラムアグメインって明記して無いのは逆にラムアグ以外を支持する人に配慮してるって事じゃ?
そもそもラムアグメインって明記することに建設的な意味が無いと思う
>ラムアグメイン(限定ではない)を明記するか、
>ラムアグ自重するなりしないと不満が出るのも当たり前
>対策をせずにやれ荒らしだの言ってるのもなんのこっちゃだろ
なんで不満が出るのか良く分からないけど、俺の思い通りにならないスレだから
俺の思い通りになってないって事を明記してくれって言ってるのかい?
流れぶった切るけどこのタイミングでラムアグ以外のネタを持ってきた
>>392>>393の空気の読みっぷりに泣いた
GJ過ぎる
ラムアグ以外を盛り上げたいって言うなら積極的にこういう良質なssを
評価する書き込みとか、どんどんして行くべきだと思う
いや、それ以前にラムザが、とかラムザに対して、ってレスが
スタンダードになってるから明記したほうがいいんじゃないの?てこと。
なんで不満が出るのかわからないわけじゃないだろ?
カップリング自体を否定するわけじゃないけど、アグリアス絡みの恋愛って作中に存在しないじゃない?
単体萌えや他カップリング萌えがしにくいのは確かだろ。現に特定のマイナー派を隔離してるし。
今までにラムアグメインの風潮が指摘されることはなかったのかとか、
あったならなぜこの状況なのかとか考えられない批判者にも問題はあると思うけど、
それって根本的に問題があるからこそのハプニングなんじゃないのか?
止めるとか受け入れないの極端な話じゃなくて、一考の余地があると思う
それこそ別スレが立つ可能性の芽を放置することになるのでは?
アグリアスのお相手はメリアドール
男に恵まれない美女同士で慰めあっているうちに
本気になってしまって……
別に確かでもないし必要でもない
いちいち長文にする意味もない
ここで話す話題でもない
スレは一個で十分
じゃあムスアグスレつぶそうぜ
408 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/27(日) 21:46:38 ID:r8trhwot0
アグたんと花火大会に行きたい
「ドーン!」て上がるたびに、塹壕へもぐりこもう
とする姿に萌え
髪をアップにした浴衣姿のアグたんですね、わか
花火に目を奪われつつも「ドーン!」の度にビクッと体を強張らせてしまうアグたん
喪黒「ドーン!」
最近pixivでも描くスレの絵師以外のFFT絵もいい感じで増えてきたな。
しばしスレ拝借。
>>331氏にピンと来て作ったオヴェアグ悲恋なので、
嫌な人は12レスほど読みとばしてくださいまし。
王妃オヴェリアの訃報。
その報せを知ることなく、彼女はこの世を去った。
アグリアス・オークスの突然の死…ディリータが王位に就いてから半年後、ラムザ一行がイヴァリースに
帰還してからおよそ七ヵ月後のことだった。
死の原因は…わからない。
アルマの救出後、機工都市ゴーグに身を潜めていた一行は、少しずつではあったが人並みの生活を
取り戻していた。数人はゴーグから旅立ち、また別の旅を始めた。今ゴーグにいるのは、ラムザ、アルマ、
ムスタディオ、ラッド、アリシア、ラヴィアン、そしてアグリアスという、古い付き合いの面々である。
ドラクロワ枢機卿亡き後から教会の影響力から解放されつつあったゴーグの町は、ムスタディオという
友人の力もあって、異端者であるラムザにとって格好の潜伏場所であった。悪名高いバート商会を追っ払った
ことも、彼らが歓迎された一因である。そのためムスタディオにとっては普段通りの、アグリアスやラヴィアン、
アリシアといった元オーボンヌ修道院の3人にとっては昔に近しい生活を営むことができていた。
この日もまた、朝食を取り終え、日課であった剣の素振りを始めよう、というときのことだった。
いつも最初に庭に出ていたアグリアスが、胸をおさえて倒れていたのだ。すぐにムスタディオが医者を呼んだが、
奇怪なことに原因がわからない、という。
外傷もなければ病気やなんらかの中毒といった症状もなく、魔法による治癒すら効果がないとあっては、その医者が
いかな名医であってもアグリアスを救うことは困難…いや、できなかったであろう。
彼女を救うことができない。
皆が絶望している中、アグリアスはラムザを呼び出した。
「ラムザ。悪いが、おまじないをかけてくれるか…?」
「ええ、すぐに」
さまざまな治癒の魔法を試したが、アグリアスの容態は変わらない。おまじないとてそうは変わるまい。
そうは思っても他ならぬアグリアスの頼みである。ラムザは、藁にも縋る思いで、アグリアスにおまじないを
施した。
「…すごいな、本当に苦しさが和らいでいく」
その言葉にラムザは素直に喜んだ。
少しでも力になりたい、元気になって欲しいという願いが届いたのだ。それこそがおまじないだ。
「ありがとう。安心した…」
そのアグリアスの表情には、安堵とともに、何故か達成感が見て取れた。しかしその数時間後、アグリアスは
眠るように、穏やかな顔で息を引き取ったのだった。
「ったく、やってらんないわよっ!」
ラヴィアンがそう言って、がん、と乱暴にグラスをテーブルに叩きつける。
「ほらっ、ムスタ『ひ』オも飲みなさいよ! マスター! おかわぃ早く持ってきてっ!」
「ちょっとっ、その辺にしなさいよラヴィアン。いい加減にしないと体を壊すわよ」
「いーのっ、壊れたってっ。もーお、壊れてますもーーんキャハハハハ! あー、面白くなーい!!」
自棄酒を呷るラヴィアンを、必死にアリシアがなだめている。
「だいったい、あんな地獄に行ってきて、それをなんとか生きて帰ってきて、それでいて、一体全体
何なのよこの仕打ちは! そんなに神様ってのはあらひらぃが嫌いあのかってーの!!」
「ばーか、あっちの世界にゃあ神様なんかいなかったろ。つまりそういうこった」
「あやぁ、ラッド君てば、じゅいぶん達観してやっひゃるのねええ、むっかつくうーー」
壁に寄りかかったラッドが蔑むような目つきで、呂律の回らないラヴィアンと睨みあう。
「あーっもう、こういう時は酒でしょ! 飲めばいいのよ飲めばっ! ほらっ、のめーー!」
誰も寄せ付けないようなオーラを放っていたムスタディオが、目の前に突きつけられたグラスを手にする。
「………」
そしてそのまま中の液体を一息に飲み干した。おお、という表情でその様を覗き込むラヴィアン。
「不味い」
ムスタディオがそう言って、だん、と力任せにグラスをテーブルに叩きつけた。
「まじゅいぃ? そんなぅあけある筈ないじゃない、酔いが足りないんだわ、きっとそうっ!」
「お前がそうやって酒に溺れたところで、アグリアスが喜ぶとは思えないがな」
表情を変えず言い捨てて、ムスタディオが席を立つ。
「なによぉ、喜ぶとか喜ばないとか…もう、死んじゃったんあもん、喜んれくれぅも何もないじゃない!!」
酒場を後にしたムスタディオの椅子を睨みながら、ラヴィアンが堰を切れたように泣き喚きはじめた。
「喜ぶどころか、叱ってもくえないんだよ! ふじゃけんなっちゅーの! あたしが、あたしが欲しかったのあ、
昔みたいな、みんなと一緒の毎日がっ、なんで、なんで…うぐ、うああああん」
「ちょっとやめてよラヴィアン! ぐすっ、そ、その辺にしなさいよ!」
「…仕方ねえ。付き合ってやるよ」
ぼろぼろと泣き出す二人を見かねてか、ラッドが渋々ムスタディオの席に座る。
「泣き上戸じゃねえんで薄情と思うかもしれねえがな。話を聞くだけでいいなら、俺だってできら」
そう言ってラッドが飲む。そして女たちが飲んでは泣き、泣いては飲む。
――そういや、ガフガリオンの時は、こんなんじゃなかったな…。
ラッドは少しだけ、昔の上司を哀れんでいた。
星が良く見える丘の上、ラムザの隣にムスタディオが座る。
空を見つめ、流れる星に願いを込めていたのだろうか、ラムザは何も言わない。時折瞼を閉じたまま、
小さくため息をついてはまた夜空を仰ぐ。
「俺はオーボンヌには行かねえ」
そのムスタディオの言葉にラムザは驚いて彼の顔を見た。アグリアスの遺言により、ラムザは彼女とともに
明日船に乗る。当然ムスタディオも一緒に来るとラムザは思っていた。
「俺は、もう、お別れを済ませちまったからな」
アグリアスが息を引き取った日、ムスタディオは彼女に愛の告白をしていた。
気になり始めたのはいつからだ、いついつに告白するつもりだった、こんな形で花を捧げたくなかったと、
号泣し、叫んでいた。ラムザもまたそれを目にして少なくない嫉妬を覚え、それが自分もまたアグリアスに
恋心に近しいものを抱いていたことを自覚させた。ラムザは、この時点でムスタディオに後れを取って
いたのである。
だからこそ、そのムスタディオの言葉に驚いた。
「それに…ほら、仕事もあるし、忙しいからさ。落ち着いたら、そのとき花でも持っていくさ」
寂しそうに笑うムスタディオに、ラムザは「うん」としか返す返事がなかった。
「俺も辛気臭いのはごめんだ。ラムザ、お前が見届けろ。…ったく、世話が焼けるぜあいつらは」
ラッドもまた行く気がないらしい。酔い潰れた二人が心配なのか、それとも本当に彼の言うとおりなのかは
わからない。
そしてアルマもまた残ることにした。
「ごめんねラムザ兄さん、ちょっと疲れちゃって」
目元を泣き腫らしたアルマに、ラムザは黙って頷いた。アグリアスの死んだ翌日、オヴェリアの訃が
知らされたのだ。アグリアスだけではなく、オヴェリアについても理解していたアルマにはつらすぎる。
結局、オーボンヌへ向かうのはラムザ一人となった。
航海は順調だった。喪に服した姿ならば顔を隠していても不思議がられないし、人も寄ってこない。港に
ついてからはチョコボが引く鳥車を借り、オーボンヌで簡単な葬儀を済ませる。小さいながら立派な墓碑も
作ってもらえた。彼女が好きだった花も供えた。
こうして、ついにラムザがすることは何もなくなった。
支援レス入れときますか
曇り空。
修道院跡地のそばにあるそれなりの広さの墓所、そのひとつにアグリアス・オークスの名が刻まれた
墓碑の前で、ラムザは立ち尽くしていた。ただぼんやりと、アグリアスの早すぎた死を受け入れられずにいた。
「もし」
不意に背後から声がかかる。上品な口調ではあるが、何故か古臭い男物の外套を羽織った、やつれた感じの女。
「こちらに、アグリアス…アグリアス様はいらっしゃいますか?」
「いえ…。彼女は…亡くなりました」
ラムザはその声に振り向こうともせず、努めて感情を抑えて言う。
「では、アグリアスは今…」
感情を抑えたつもりだったが、自分が今言った事実に涙が出そうになる。ラムザは眼を閉じて、ほんの少しだけ
声のほうに振り向いて、
「こちらです」
と、言った。女はああ、と息をのみ、ラムザの…否、アグリアスの墓へと歩み寄る。
「ああ…アグリアス、あなたは…私のために」
ラムザがその声とその言葉にぎょっとする。そこにいたのは、かつてのアグリアスの主、オヴェリア・
アトカーシャその人だったのだ。
「オ、オヴェリア…様っ!?」
肩口で無造作に切られた髪の毛に、男物の外套…それはとても王妃と呼ばれる姿ではない。それにオヴェリアは
死んだはず。ディリータとともに賊に襲われ死亡したとイヴァリース全土に伝えられ、大々的に葬儀も執り行われた。
しかし、ここにいる彼女は確かにオヴェリアだ。
…ディリータが嘘をついた? いや、だとしたら何故!?
「あなたこそ亡くなられたと聞きましたが…一体どうやってここに!? その髪は!? 何故死んだと…」
混乱するラムザがオヴェリアへ矢継ぎ早に問いを放つ。
「そんなに一度に訊かれても、お答えできません」
狼狽するラムザに、オヴェリアは落ち着いた口調で答える。
「ラムザ・ベオルブ様ですね。アルマ様のお兄様」
「は、はい…!」
ラムザは慌てて跪くが、オヴェリアが微笑みながらそれを制した。
「ああ、どうぞ畏まらないで。ここにいるのはただの女、自分の名もしらない女なのですから」
オヴェリアはそう告げてラムザの顔を覗き込む。
「衣服や髪は路銀にしました。だって、あんなに目立っていては、ここへ来るのに邪魔だと思って」
顔を上げたラムザの前で、オヴェリアがおもむろにラムザに跪く。
「私は、王妃オヴェリアの身代わりとなる筈だった者です。王の命にて、政略の争いに巻き込まれぬよう、
オヴェリア様の影武者として用意された者です。しかし、王妃は私が用意される前に崩御されました。
もはや私が王都にいる理由もございません、僅かながら宝石を戴いています、これでオーボンヌまで
お連れくださいませんでしょうか」
突然のオヴェリアの熱演に、ラムザはただただ目を見開くばかり。
「こうやって、私はここまで来たのです。それにしても…オヴェリアの偽物、なんて、誰が考えたのでしょうね」
唖然とするラムザの前でオヴェリアがくすくすと笑っている。笑ってはいるが、その笑いに感情らしい
感情はない。まるで他人事、といった風に、オヴェリアは笑っている。
「それではオヴェリア様が…あなたが亡くなったというのは嘘だったのですか?」
ラムザが悲痛な面持ちで、オヴェリアに問いかける。
「いいえ、私は死にました。ナイフであの男を刺し、私もまたあの男にこのナイフで貫かれて死んだのです」
「ま、待ってください。あの男を刺した…って」
「ディリータを刺したのは私です」
まるで鈍器で殴られたような衝撃。ラムザは襲ってくる眩暈をこらえ、オヴェリアに更に問うた。
「何故、何故そんなことを…」
「あの男が許せなかったのです」
何の感情の抑揚もなく、オヴェリアは言う。
「ラムザ、あなたは今でもディリータを信じていますか?」
「はい」
「…それは、どうして!?」
躊躇わず答えるラムザに、オヴェリアは初めて感情をあらわにした。
「ディリータは、あなたを利用したのよ? あなたや私だけじゃなく、もっとたくさんの、全ての人間を
利用して王の座についたのよ? それでも、あなたはあの男を信じるの?」
「僕は…ディリータを信じています。彼なりの信念が、考えがあってのことでしょう」
重い沈黙。
「そう…大切な友達なのね」
オヴェリアは悲しげな微笑みを浮かべてから首を振る。
「でも、私には…もう、無理。彼を信じられない…」
「だから刺した…と?」
オヴェリアは静かに頷いて、短剣を取り出して見せた。
「これは、アグリアスが私に握らせたの。お守り代わりに、って。つらいとき、さびしいとき、私はこれを見て、
アグリアスのことを思い出したの。アグリアスが一緒にいると思うと、それで大分気が紛れたわ。そして、
あの時も、これを見て、勇気を出した…」
否。勇気ではない。そこにあったのは覚悟だった。命を投げ出す覚悟。誰かのために…或いは、誇りのために。
オヴェリアは天を仰いだ。
「不思議なのはその後。死んだ私は夢を見たの…アグリアスの夢」
そして手にした短剣を、自分の前にかざしてみせる。
「アグリアスが夢に出てきて、私を護ると、剣に誓ってみせたの」
オヴェリアが目を閉じる。
「私が目を覚ましたのは棺の中だったわ。真っ暗で、最初はわけがわからなくって、とてもびっくりした。
どうにかして出られないか、って思っていたらこの剣が光って、次の瞬間どこなのかよくわからない草原に
倒れてたわ。その後、歩いたり、通りがかった鳥車に拾ってもらって、ここまで来たの。きっと、この短剣に
おまじないがかかっていたんだわ。私に何かがあったとき、アグリアスが助けてくれる…私を守ってくれる、
力になってくれる…そんなおまじない」
「おまじない…?」
――ラムザ。悪いが、おまじないをかけてくれるか…?
――ありがとう。安心した…。
「まさか…そんな馬鹿な」
ラムザがアグリアスが今わの際に遺した言葉を思い出して愕然とする。彼女の言葉がオヴェリアの
言うとおりだとしたら、オヴェリアを守るというアグリアスの目的が果たされたことを、彼女は満足
していた、ということになる。
引き替えは…自らの命。
「アグリアス…あなたはずっと、私のことを心配してくれていたのね…」
オヴェリアの生還は果たされた。では、ラムザは何をすべきか?
「僕たちと一緒に行きましょう。アグリアスさんが守ってくださったんです、これからは僕たちが…」
「駄目よ」
その答えを必死に探るラムザの言葉を遮って、オヴェリアは寂しそうに微笑んだ。
「あなたは今でもディリータを信じてる。それが私には苦痛でしかないの」
その一言にラムザは言葉を失う。
「私はここにいるわ…アグリアスと一緒にいたいの」
そう言って、オヴェリアはアグリアスの墓碑の前に跪き、祈りを捧げた…ように見えた。
「…ぐ」
小さな呻き声に続いて、どたり、とラムザの目の前でオヴェリアが倒れる。
「オ、オヴェリア様ッ!?」
倒れたオヴェリアにラムザが駆け寄る。
オヴェリアは、自らの喉をあの短剣で突いていた。
…助からない、とラムザは即座に判断した。
助けたとしても、彼女は生きようとしただろうか?
オヴェリアは、アグリアスとともに眠ることを、自分の意思で選択したのだ。今まで誰かに利用され続けた、
人間が、ようやく自分の手で掴んだ初めての自由を行使した行為だ。
…彼女を真に尊重するのならば、この行為を僕は侵すべきではない。
ラムザは差し伸べようとした手を抑え、オヴェリアを見守る。
彼女の口が、アグリアス、と動いて、微笑んだままこときれた。
その一部始終を見送ったラムザが、くそっ、と、小さく、しかし抱えきれぬ悲憤の念を口にする。
アグリアスが望んだオヴェリアの守護は果たされた。そして得たオヴェリアの生は、アグリアスのために、
死という形で果たされた。お互いがお互いを望んだ結果のすれ違いに、ラムザは彼女たちの運命を呪った。
雲の切れ間から陽光が差し込み、オヴェリアの頬をなで、そしてアグリアスの墓碑をなでる。
それはあたかも神が天から手を差し伸べ、祝福し天国に招き入れるかのように。
しかしその神々しい光景を、ラムザは憎悪と、そして嫉妬とともに凝視していた。
神様は本当にいるのだろうか?
いるとしたらそれはなんと意地悪で我侭な神だろう。アグリアスとオヴェリアを、人間の手の届かぬ場所へ、
自分の庭へと連れ去って行ったのだから。
ラムザが天を仰ぐと、陽光は逃げるように雲間に隠れて見えなくなった。
ラムザが天を睨むと、大空はゴロゴロと雷を響かせて矮小な人間を威嚇する。
神に祈りを捧げ続けた二人は、この世界にはいない。おそらくは、一緒に神のもとにいるのかもしれない。
ラムザは神を呪った。
そして同時に、ラムザは、二人が幸せであるように、祈らずにはいられなかった。
楽園が、神の世界であることを忌々しく思いながら。
END
面白かった、GJ!
オヴェリアが生きていた説の裏設定にアグの死を用意する発想が良いね
流れもスムーズで読みやすい
超乙です。
最近のレッドフォードさんの「奴だ、奴が帰ってきたんだ…ッ!」と言わんばかりの精力ぶりには嬉しいものがありますね。
理解し合いたい、されたいと願っていてもすれ違ってしまったり、立場からして理解し合うことなど端から無理だったり、
という筋立てはFFTの物語の根本の大事な要素ですよね。
辛い話だけど乙
惹き込まれました。
自棄酒を飲む仲間達、特にラヴィアンのああいう言動とか好きだなぁ。
オヴェリア様も生かしておいて死なすという手間暇をかけた甲斐があるいい最期でした。
神の庭があるのなら、どうかそこで幸せに……。
すごくFFTらしさが出てて面白かった
乙です
またキャラ殺しか
アグリアス様のために、俺もアホ毛をつけて頑張ります
アグリアスさん、途中で仕事投げちゃったことになるもんなあ……
報いという言い方もおかしいけど、生存エンドも個人的なんか違う感じなので
これはよかった。れっどふぉーどさんGJです。
自分ではネタも投下せずに
アグリアスとラムザとのネタを自演で潰したいだけのが
また沸いたの?
作品を無視して蒸し返す方がどう見ても自演荒らしな件
前にも言ったがキャラ殺しをネタにするのは評価するつもりないんで
こんなものをありがたがるお前らの気が知れんわ
知れなくていいわ
お互いにスルーして
それだけでいいから
なんか厨だらけになってきたんでss投下は止めとくか…
周りを気にする質なら止めといた方がいい
>>439 子供が頑張って「俺が知恵を捻って、この荒れてる場を宥めなければ!」と頑張ってるんだろ。
もうアグリアス総受けでいいよ
誰もが相手になれる、夢中にさせる魔性の女
それがホーリーナイト・アグリアス
>>442 >ホーリーナイト・アグリアス
聖夜のアグリアス様か…
なんてロマンチックな…
アグたん騎乗マシン動画作ってくれる痴者いやさ猛者の登場を正座して待ってる俺。
アグ「私の大臀筋がッ!大臀筋がッ!」
アグ「ホ〜リ〜ナイト♪ サ〜イレントナイト♪」
ラム「夏に歌われても」
オヴェアグもいいなぁ…
アグ「ホーリーナイトは聖騎士という意味であってだな……」
ラム「わかってます、性なる騎士ですよね?」
アグ「おい……」
「本当に貴公は最低の屑だなッ!」
所詮ネンネのアグリアスはちょっと下品な言葉を投げかけられただけでこれである。
パンツを被られてクロスアウツとか、地下牢内で体操着&ブルマを強要させられるとか、八号の目覚ましボイス用に罵倒セリフ録音させられるとか、
そんなプレイは想像すらつかないのであろう。
しかし聖騎士という意味、ってのはFFT的にちょっとおかしくないかな?
360でFFTリメイクしてほしい
8頭身の美しいアグリアス様
CVはもちろん能登で
CVは武田鉄矢で
能登はありえねーだろ
P3の美鶴声の田中理恵に
ラムザ・ベオルブ CV:俺
能登の良さがわからん奴が多いな
あのかすれ声でいまさら疑うものかとか性交爆裂はとか聞いてみたいと思わんのか
>>455 おまえだけにそんな美味しい役をやらせると思ってんのか!
むしろ美味しさ的には オヴェリア CV:俺じゃないか
問答無用で最初期から好感度マックスだぞ
ゲーム始めて数分で「我らイヴァリースの民が…」
っておまいらのヴォイスで流れてきたら即行電源落とすわ
462 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/29(火) 20:29:36 ID:Rz37wPaG0
争ってもしょうがないじゃん。
結局、公式はムスアグなんだから。
はいはい
ここ10年前後に出てきたアニメ声優なんざ知らんからどうでもいいや。
アグリアス:FF4ローザの人
ラムザ:ロランの人
ムスタ:デュオの人
ガフ:ヤザンの人
こんな配役で声をあててた動画があった
ラムザ「ユニバース」
千日前か
ミルミルは平野でやってくれ。あのブッチギリなヴォイス
で「豆スープ」を語って欲しい
アグは・・・誰がいいかな?
鶴ひろみ
作中での出番の少なさはきついなー
オヴェリアとのイベントをもっと増やすべきだろう。騎士的に考えて……
>>468 某動画であてられてた甲斐田裕子なんかピッタリだった
オヴェ様関連は序盤を彩るオカズ的なモノだからあれで過不足ないよ。
PSPみたいな狙いすぎて焦点ズレた蛇足イベントなんぞ増やされてもしょうがない。
オヴェ様絡み視点で考えるならそれこそディリータとのドラマをあんな飛び飛びでなくしっかり描いてほしかったがな。
いやいや、一応(元)護衛なんだから、
アグのキャラ付けのためにもオヴェリア絡みのイベントが欲しかった。
騎士団残党掃討も、ティンカーリップも、再会もダメだったのはわかってるけど……
除名したらせめてオヴェリアの元に戻るとかいうギミックがあってもいいじゃない…
アグ「うわあああん! オヴェリア様ぁ! ラムザに除名されましたぁぁ!」
オヴェ「キャラ変わっとるがな」
除名されたが求婚もされただと!?
俺がクリアした時はそういうEDだった
途中で抜けるアグよりもどこまでもついてくるアリラヴィのほうがラムザとの絆は深いよ
メイン:オヴェリアの騎士 サブ:なし
↓ジョブチェンジ
メイン:ラムザの騎士 サブ:オヴェリアの騎士
姫が死んだ責任の一端だよな、それ
護ってみせるって言ったのにあの体たらく
鈴木アグリアス
>>475 もう12回くらい全クリしたが、未だにそのエンディングは見たことねぇわ
まさか俺としたことが愛が足りないのか
>>482 カオスフレームを上手くコントロールしないとな。
ニコ動での改造動画なんか見ると、気合とキチ外入ってれば製作可能な領域みたいだからな。
アグ「
>>472。貴公オヴェリア様をオカズにすることは許さん!」
ラム「いや、そういう意味じゃなくて」
アリ「ゴメンなさい。アグリアス隊長にオカズに意味を教えたの
は、あたしとラヴィアンです(><)」
ムス「すまん。それを実演したのは・・・」
オヴェ「あら、そうなったことも有りましたわよ」
ラファ「あたしなんか、ちゃんと最後までやられたのに」
シド「何の話をしとるんじゃオマイラ!」
修道院にいたのってごく短い間だと思うけど
その時の日常ってどんな感じだったんだろ
アグーたんかわいいよアグーたん
>>487 こうして見ると、意外とかわいいんだな……
アグ「私は豚じゃなーーーい!!!」
ラム「そうですね、猪突猛進はイノシシですからね」
アグ「それも違ーーーーーう!!!!!!」
>>487 かわい過ぎ
ピンクより黒がいい時もあるよね
ラムアグ議論よりもこういうスレとなんの関係もない流れのほうが不快
>>493 ? 関係ないってことはないだろ
あ、ごめんこういう場合反応しちゃいけないんだな
以後ちゃんとスルーするよ
どうせ議論するなら
1.アグさんは巨乳か貧乳か
2.アグさんは長身か小柄か
3.アグさんの名台詞について
こういう議論のほうがいいよな
春とか夏ってどこも途端に雰囲気変わるよね
アグリアスさんも浮かれすぎないようにしなくちゃだめですよ?
アグリアスさんは本当にゲルミナスパンティを愛用しているのか
議論1.アグさんは巨乳か貧乳か
アグ「これは満場一致で巨乳だな」
ラヴ「満場一致ったって、この場には私達3人しかいないけどね」
アリ「アグリアス様、部屋の中でくらい鎧脱いだらどうですか?」
議論2.アグさんは長身か小柄か
アグ「アグリアス・オークスが長身の美人騎士なのは今や常識!」
ラヴ「アグリアス様特注のゲルミナスブーツってちょっとかかと高くないですか?」
アリ「アグリアス様、和室なんですからちゃんと靴脱いでください」
議論3.アグさんの名台詞について
アグ「これはもうアレしかないな」
ラヴ「まあ、これはね」
アリ「いっせーのーせで同時に言ってみましょうか?」
アグ「うむ! それはいいな。では、いっせーのーせ!」
ラヴ「今さら疑うものか!私はおまえを信じる!!」
アリ「今さら疑うものか!私はおまえを信じる!!」
アグ「人の夢と書い……あれ?」
ラヴ「そっちですか」
アリ「以上、アグリアス様議論会でした」
>>494 こんなブタとアグにどういう関係があるんだよ
自演か?
前にアグたんの身長は166cmって話が出てなかったっけ?
それが公式設定だろうが実際は違かろうが俺の中でそのイメージが定着しちゃってる
小さいから鈍足って意見には萌えたけどw
胸は巨乳だと思ってるけどひんぬーでも全然おk
名台詞は人の夢と…が好きだな
女言葉にちょっと驚いた記憶がある
何が萌えたって、アグが
「いっせーのーせ!」なんて言うのに萌えたっつーの
アグってゲーム中の画像では目つきキツイ感じだけど
元の吉田絵だとやわらかいと言うか優しい印象
天然ドジっ娘っぽい喋りのアグも偶にはいいかも知れん
アグの個人的な名台詞は「ならば、私が護ってみせる!」かな
あのロケーションと相まって決まってた
オヴェリア様のリアクションがないのが悲しかったけどw
>>501 個人的にはラムザやムスタよりも高く、ベイオやシドよりは下、という印象がある
170後半〜180前後くらい?
西洋人だしそんくらいあってもおかしかないかなと
>>500 アグー豚は結構前からちょくちょく出てくるネタだからまあ大目に見てやってね
>>506 荒らし?に対するその態度
お前はなんて優しいんだ…俺も見習うとしよう
あぐとらぶらぶレッスンって本はここの住人が描いたのか?
作者か同人板で聞くよろし
夏だなあ厨にはなりたくない
よし、水着のアグをはっきりと脳内再生できるように練習だ
ならばアグさんにはこれらを進呈しよう
つあぶない水着
つ魔法のビキニ
>>508-509 こもりがここにも書き込んだことがあるかないか、果ては読んだことがあるかないかまですら、
こもり本人にしか分からないだろうなw
アグたんのことだから、きっと甲冑で海に飛び込み、ラムザに
助けてもらうんだよ
可愛いものには弱いアグリアス様であった
そんなアグがかわいいのである
うちのアグさんはもう24だが、まだまだ十分かわいいぜ!
518 :
514:2008/08/02(土) 22:36:37 ID:EBTI13Sw0
実はポロリ単体の画像を探そうと画像検索しても、あぶない水着のおっぱいお姉ちゃん画像ばかり引っかかり、困った次第であった。
むしろ24とかいい時期じゃないか
クリスマスイヴ
アグリアス隊長と山に行ったら、きっと普通の道からそれて
獣道に入り、剣で道を切り開くに違いない。
そして、疲れ果てたアグリアス隊長をコテージで癒すのがオレ
の役目だ
ラヴィ「などとムスタディオの日記に書いてあったんすよ〜」
アリ「妄想厨か。キショイわね〜」
アグ「……でも……ラムザになら」(ボソ)
>>522 他人のネタで勝手にラムアグしてムスアグ否定すんな。
ラムアグ好きから見てもムスアグ好きから見てもアグ単体好きから見てもキショいわ。
着衣泳とはレベルが高いな
こもりもトチ狂って自分とこのブースで「アグたん浴衣抱き枕カバー」とか出したりしてくんねーかな。
ある程度まで年齢が行ってしまうと気にならなくなるらしいけど、
ウチのアグさんは28という妙齢の為これ以上歳を取らせてよいものか迷うところ
女は30からだ
ラストレムナントには40代間近の女傑が仲間になるんじゃなかったっけ
お美しい美人だぞ
41歳だった
アグさんはきっと、40・50になっても綺麗なままだろうな
>>522 どう読んでもあからさま過ぎてラムアグを潰したい輩の自演です本当に(ry
過疎っている巣に籠もっていればいいのに
>>528 人間の年齢が月日と共にちゃんと変わるのはリアルで嬉しいんだが、
確かに絶妙な年齢までくると、イメージ的にもそれ以上歳を取らせたくなくなるんだよな
因みに我が家のアグリアス様は99歳…
99歳w
介護が必要ってレベルじゃねーな
おもらしネタをやられても全く萌えない
同じ釜の飯食う仲として長く仕事してると、お互い20後半〜30前後になれば多少の年齢差なんぞ関係なくなる。
アグリアスさん30〜31歳、ラムザ組26〜27歳、ともなると皆まとめてラムザ隊の(相対的な意味で)ヤング組扱いにしてもらえるよ。
アグ「……」
ラヴィ(アグリアス様は何悩んでるの?ヒソヒソ)
アリ(頼れるお姉さんキャラがだんだん薄れていってるのではないかとお悩みなんですってヒソヒソ)
ラヴィ(そりゃラムザさんもいつまでも童顔美少年のままじゃないもんねえヒソヒソ)
アリ(お尻まで食い込ませて頼れるリーダーぶりをアピールしてるものねヒソヒソ)
アグ「……!」
そしてアグリアスさんは、髪留めをちょっと大人リボンに替えた。特殊な追加効果はない。
ラヴィアン「ツンツン頭が持ってた『ちょっと背伸びパンツ』借り
ましたよ」
アグリアス「クンクン。素手の格闘が得意な女の香りがする」
クラウド(犬かおまえは)
最短クリアっつーか年齢の為、ラムザに一切の余計な移動をさせないアグリアスさん
具体的に言うとフリーバトルポイントでエンカウントしなかったらリセット
そのマップでの限界までEXPもJPもアイテムもギルも稼ぐくらい
乙女心?
あのアグリアス様に乙女心…
…い、いや、笑ってなんかいないですよ
>>536 >アリ(お尻まで食い込ませて頼れるリーダーぶりをアピールしてるものねヒソヒソ)
アリシアはどこ見てるんだwwwww
ガフ「男知らなけりゃ乙女ってもんでもねぇンだよ」
アグ「ぶっ殺す!!!」
アグリアス様、落ち着いて下さい!!
ふんどしアグリアス様…
なんというか、その…
逞しいなwww
アグリアス「ふんどしっ!」
シド「おまえがいちばんこんらんしとるわ」
なぜかこんなシーンが浮かんだ
シドと2人、フンドシ姿でポーズをとるアグたんに
燃える。意外に似合ってたりして
どっちも筋肉質(脳内事実)だし
やはり聖剣技を撃つときも、
パツンパツンの尻や、ムチムチの太ももや、ピチピチのふくらはぎに、
どれだけ力を込められるかかが大事なんだな。
アグたんも。シド爺も。凸リータも。
アグ「うぐ! 聖剣技を放つホーリーナイトほどパツンパツンの尻を持つものなど
いないと思っていたのに! あの異端者めの尻は! あれは犯罪だ! ハァハァ」
>>549 自然に男女の役が逆になっていますが
それで……いいんですね、はい
アグリアスさんのお尻も、きゅって締まっていそうだけど
>>549 アグリアス様の足が遅かったのは、ラムザのお尻を後ろから眺めるためだったんですね
あの尻は男であってもつい目が行ってしまう恐ろしい尻だ
アグ「あの尻を…オルランドゥ伯のもとに届けてくれよ…
あれは…いいものだ!」
均整のとれた身体に大きい胸…
556 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/05(火) 23:38:33 ID:8kkTtD5gO
アリシア「アグリアスさまの胸って、実は大胸筋なのよね」
ラヴィアン 「また男どもが騙されてるわね」
アグリアス 「ちがわいっ!」
ラヴィ「真夏の怪談しまーす」
アリ「何よいきなり」
ラヴィ「隊長の胸はシリコン整形でーす!」
アリ「それのどこが怖いのよ?」
ラヴィ「――と、隊長の前で叫ぶ肝試しをやろう!」
アリ「そんな命がけの肝試ししたくないわよ…」
くるくるアグ
うーむ
アグリアスさんの足音は、のっしのっし、ずんずんという感じか
すたすたというような颯爽としたものだと思えないのは、やはり鈍そk
自分にアホ毛をつけて、鎧の色は赤系統で統一
これで通常の3倍になったアグは無敵に違いない
しかし三倍になるのはCTだった罠
アグ「このエクスカリバーとセイブザクイーンを両手に装備していつもの2倍の攻撃力!
そして、攻撃力アップとブレイザーをつけて約2倍(1.3×1.3+ブレイザーの補正)!
そしていつもの3倍のSPEEDで……12倍のダメージだぁぁぁぁぁ!」
ムスタ「やっぱマンモスマンだったか」
ラムザ「僕は過去のウォーズマンだと思ってたからなぁ」
メリ「私はクリオネマンだとばかり…」
アグリアス様は漫画の内容に、物凄く真面目にツッコミを入れそうなタイプ
イヴァリースには春画はあっても漫画は無いッ!
で、夜更けにフトンかぶってコソコソと春画を読みふけるアグ様
アグ「いざという時のために学習しておかんとな」
ガフ「春画程度で学習とか言ってるからネンネなンだよ」
>>561 鎧のガシャガシャ言う足音好きなんだけどな
獅子戦争ムービーでいちいち金属音が鳴るのがたまらなかった
>>571 獅子戦争は好きじゃないが(特に追加イベントは全て)
そういうところは褒められるかな
アグリアスさんは重装備、緊急接近戦のできる、後方支援型か
聖剣技と白魔法(初期セットアビリティだから)とで臨機応変な……
アグリアスさんが臨機応変?
ラムザ隊の自称副隊長なので、そりゃあもう臨機応変な対応で指揮をすr… ムニャ ムニャ
副隊長設定ってあったっけ
アグ様は上級中隊指揮官だよ
アグリアス「ラムザをサポートするのは私の役目、ケアルガが使えるのも私1人!!」
ラヴィアン「いつもエールやおまじないでサポートされてるのはアグリアス様の方じゃないですか」
突撃!
遠距離砲撃!
回復!
なんて臨機応変なんだ!
ツンとデレも臨機応変に扱えれば…
アグリアスさんはそこまで起用じゃない!
ああ見えてアグリアスさんは「童貞食いのアグリアス」といわれたビッチ
あの環境では童貞探すほうが難しそうだと言ってみる
アーグアーグアグのろまの子
鈍足の国から やあーってきたー
やっつけた
真・アグリアスさんのテーマ
アッグリ〜アス〜さん〜 私達アッグリ〜アス〜さん〜
ヘヘイヘイ ランラランラン
ウォウウォウウォウウォウ イェイイェイイェイイェイ
近衛騎士団からやって〜来〜た〜
私達アグアグ ヘヘイヘイ
そこのけそこのけデコっぱち
アグアグ一味のお通りだい
鈍足の国からやぁーってぇ来ぃたぁ
私達アグアグ ヘヘイヘイ
ラムムスラドマラオルランドゥ
アホ毛よい子だ撫でさせろ〜
アグたん!(ヘイ)ラヴィアン!(ヘイ)
その他大勢!(ヘヘイ)
アグたん!(ヘイ)アリシア!(ヘイ)
その他大勢!(ヘヘイ)
ア〜グ〜ア〜グ〜人〜間〜 ランラランララン
アッグリ〜アス〜さん〜 私達アッグリ〜アス〜さん〜
ヘヘイヘイ ランラランラン
ウォウウォウウォウウォウ めっちゃ巨蟹
畏国の皆さんこんにちは
私達アグアグ ヘヘイヘイ
その他の皆さんこんにちは
私達アグリアスさんですよ
勝負シューズはゲルミナス
私達アグアグ ヘヘイヘイ
勝負ドリンク リアルポーション
リアルポーション リアルポーション
アグりん!(ヘイ)オヴェリア!(ヘイ)
その他大勢!(ヘヘイ)
アグりん!(ヘイ)ディリータ!(ヘイ)
いりません(なんでだ)
ア〜グ〜ア〜グ〜人〜間〜 ランラランララン
アッグリ〜アス〜さん〜 私達アッグリ〜アス〜さん〜
ヘヘイヘイ ランラランラン
ウォウウォウウォウウォウ めっちゃホリナイ
1,2,3,4
アッグリ〜アス〜さん〜(アッグリ〜アス〜さん〜)
アッグリ〜アス〜さん〜(アッグリ〜アス〜さん〜)
アッグリ〜アス〜さん〜(アッグリ〜アス〜さん〜)
アッグリ〜アス〜さん〜(アッグリ〜アス〜さん〜)
アグ!
586 :
sage:2008/08/08(金) 20:42:39 ID:il/fRhjg0
こんなので笑っちゃうなんて……
私達アグリアスさん、ってどーいう意味だよw
ラムアグのアグリアスさん、オヴェアグのアグリアスさん、ノーカップリングアグリアスさんといった、
101匹アグリアスさんが住む鈍足の国があってだな……。
しかしアグリアスはホーリーナイトとしてならジョブ固有回避値25と、剣聖の20を上回る。
「今立っているその場」での体捌きやフットワークは軽快なわけだ。
つまりは移動距離は短くとも堅実な前進、軽快かつ巧みな体捌きが必要とされる職業ならば。それすなわち、
アグ「カバディカバディカバディカバ(ry」
ラム「ア、アグリアスさん、せめてサラシかスポーツブラだけでも…」
アグ「カバディカバディカバディカバ(ry」
象のように舞い
蜂のように刺す
それがアグリアス
「モハメド・アグ」
ー悲劇のチャンピヨンー
ぜひともアグリアスさんにカーリングをプレイしていただき、
がっしりとおケツと太ももをを踏ん張って投擲したりブラシかけたりする後姿をかぶり付きで応援したい。
>>589 鋭く素早く鼻が動く象を想像して震えたぞう
アグリアス「パワフルノーズフェンシングー!」
マラーク「ギャアーーー!!!」
今日、アグーを食べてきた。リアル・アグもおいしく
頂きたいものだ(性的な意味で
「ドラクロワ枢機卿ッ!この技はもしも貴様に裏切られたときの為に温存しておいたのだッ!聖光爆裂破ーッ!!」
アグ「―などとする予定だったのだがなあ」
ラム「アグリアスさんの不動無明剣でトドメ刺せたんだから良しとしましょうよ」
夢見がちなアグリアスさんハァハァ
598 :
女の悩み1/?:2008/08/10(日) 23:01:52 ID:scxZCTmo0
〜自治都市ベルベニア〜
「いいわね!次に会うときがあなたの死ぬときよ!」
神殿騎士メリアドールと名乗るイズルードの姉らしい
騎士の部隊に強襲を受けたラムザ一向は、疲労回復もかねて、また
先ほどの騎士にボロボロにされた装備を買いなおすため、
2日ほど宿屋に滞在することになったラムザ一行であった・・・
ムス「なんなんだよあの追いはぎは!」
アグ「メリアドールと名乗っていたが、ラムザ、知り合いか?」
ラム「いや、彼女は前に戦った神殿騎士イズルードの姉らしいんです。
彼女はイズルードを僕に殺されたと思っているらしく・・・」
ラッド「イズルード?ああ、オーボンヌにいたやつか。
ぴょんぴょんとんでたやつだな。
意味不明なジョブヘルプメッセージとともに・・・」
ラム「ラッド、何の話だ?」
ラッド「いや、なんでもない。しかしけっこういい女だったな!
あの香水を盗みたかったものだ。」
ムス「そんな暇あったか!?うぅ・・俺の装備が・・まあアグ姐の下着姿グフェふぁぐsふぃ!?
見れば剣を抜いてるアグリアス。どうやら北斗骨砕打を放ったらしい。ムスタディオ、死亡。
そしてそれを横目に見ながら
ラム「それじゃあ明日と明後日は休憩とします。
おのおの日々の疲れを癒してください。」
そして隣では
「やべえ、アレイズ二回目ミスッた!」
「何で効かないのよ!」
そらそうだ。怒りのアグリアスが電光石火の早業でリフレクトメイル
かぶせていったからな。
「やべえぞ。カウントゼロだ!」
「わー!フェニックスの尾ー、フェニックスの尾はどこだーーっ!」
良かったな、ムスタディオ。アイテム路線にしてもらえて。
599 :
女の悩み1/?:2008/08/10(日) 23:27:27 ID:scxZCTmo0
1日目の夜、風呂に入ろうと一回に降りてきたアグリアスは、
珍しくラファに声をかけられた。
ラ「あの・・・アグリアスさん?一緒にお風呂入ってもいいですか・・?」
アグ「悪いが、私は風呂は独りで入ることにしている。
ほかを当てにしてくれ」
ラ「お願いします!アグリアスさんじゃないとだめなんです!」
アグ「(何か相談事でもあるのだろうか?)そこまでいうなら・・
別に構わんが私は今から入るぞ。ラファ、そっちの予定はいいのか?」
ラ「大丈夫です。ありがとうございます!。」
浴場にて・・・・・・体にタオルを巻きつけた二人が並んで湯につかっている・・
アグ「それで、何か私に相談事か?私でよければ聞いてもいいが・・?」
ラ「な、何でわかったんですか?」
アグ「貴公の様子を見てたらわかる。それで、なんなのだ?」
ラ「ど、、どうしたらアグリアスさんみたいに胸が大きくなるんですか!?」
アグ「!?」
規制?
601 :
女の悩み1/?:2008/08/11(月) 11:47:16 ID:3zXoDbg/0
はい、続きいきます。遅れてすいません。
アグ「いっいっいっいきなり何を言い出すのだ、貴女は!」
ラ「だって・・・いつも皆の着替えの時とか皆凄いんだもん・・。
でも私は・・・」
アグ「ええいっ、別に私とて好きにこんなになった訳でもない!
むしろこんなもの邪魔なのだ!」
ラ「何でそんなこと言えるの?!、
私の体を見た後でもそんなこと言えるのっ?!」
と言うと、ラファはおもむろに立ち上がり、体を包んでいたタオルをはだけた。
602 :
女の悩み1/?:2008/08/11(月) 13:04:27 ID:3zXoDbg/0
そこには褐色の肌と線の細い体、しかしながら16と言う年齢にしては
ブラジャーの必要がないほどのほとんどふくらみのない胸と
そのくびれの全くない体を見て、それでもアグリアスは
アグ「別に良いではないか。人それぞれ違いはある。それに貴女はあだ16であろう
これからではないのか?」
ラ「いいえ、私が昔いたバリンテンの暗殺集団・・カミュジャでも
私と同じ歳の人はいたけどその誰もが私みたいな体じゃなかったわっ!
ねえ教えてアグリアスさんっ!どうしたらそんなに大きくなるの?
約束でしょうっ!相談に乗ってくれるって!
603 :
女の悩み1/?:2008/08/11(月) 13:18:25 ID:3zXoDbg/0
アグ「だが私にどうしろと言うのだ?私はそんな方法など知らぬぞ!」
ラ「アグリアスさんから皆さんに聞いてください。その方法を・・・」
アグ「なっなっ何を言うのだ!騎士がそのようなこと口にできるはずがなかろうっ!」
ラ「約束を破るのも騎士としてできないことじゃないのですか?」
アグ「ーーーーー!」
ラ「お願いします」
後日・・・
アグ「あ、アリシア、そ、そのだな、」
アリ「どうしたのですか隊長?」
ラヴィ「隊長、顔真っ赤ですよ」
アグリアスの受難であった・・・
終
604 :
女の悩み1/?:2008/08/11(月) 13:20:28 ID:3zXoDbg/0
以上で終了です。初投稿でしたのでなにかと至らない点もあったと思いますが
感想や指摘などお待ちしております。お読みくださった人ありがとうございました。
落ち着けラファ、話せば分かる!!www
律儀なアグリアスさん素敵
607 :
sage:2008/08/11(月) 16:51:50 ID:bkritASt0
僭越ながらアドバイスさせていただくと、
まず冒頭のエピソードが独立していて、全体に対してなにも機能していない。
もっとコンパクトにまとめられます。
しかし、オチが弱すぎるのでいかんともしがたい。
「終」の文字がなければオチとして認識しづらいですね。
つまり「え? これで終わり?」という印象を受けたわけですが、
ひょっとしたらもっと長くしたかったのかもしれませんね。
ここから時間が一気に飛んで、メリアが仲間になったあとから続くとか。
そうすれば冒頭のエピソードも活きますし。
ラファにさんざんせっつかれ、困り果てたアグがメリアに相談して……といった続きを想像しました。
sageない
レス数を書いてると思いきや全部1/?で、今が何レス目なのか全何レスあるのかまったく分からない
小ネタならともかくSSでセリフの前にキャラの名前を書くな
直書きは迷惑、完成させてからコピペして投下しろ
SSが面白いつまらない以前の問題
まあそうだな、
面白いかどうか云々を感じる前に、「2chでレス(この場合さらに、長文レスの連続投稿)を書き込むこと」にもっと普通に慣れることからだな。
このスレそのものは上げ下げにそんなうるさく言われないけど、
「sageシステムそのものを知らないor無視する気でいる」→「2chのマナーや空気を知らないor無視する気でいる」と受け止められかねないし、
実際初心者っぽいw
ここでも、去年のあれがあるから……
611 :
女の悩み1/?:2008/08/11(月) 21:36:02 ID:3zXoDbg/0
アドバイスありがとうございました!
実際初心者です・・・。すいません。小説の頭にsageを入れればいいということでしょうか?
わかりました!
そして直書きはやめます。
ご指摘ありがとうございました。
ワラタw
よく半年ROMれと言うが、まず1日でいいからROMってくれ
普通1回書き込めば名前欄とメール欄の仕組みを半分程度は理解できるだろう…
アグ「夏だなぁ」
ラム「夏ですねぇ」
この分だと、
>>608が先述した「直書きはなぜいけないのか」も理解してなさそうだから、補足しておこうかw
例えば他人から見て明らかに「連続投稿をする意思がある」という人がいれば(今回のようにSSの連続投稿なら特に)
他の人は、マナーとして、
(ああこれからこの人がSSを連続投稿するから、自分がレスを書き込んで邪魔をしてはいけないな)となるし、
ただ自分の都合としてでも、
(他人の反応を貰いたいレスを書きたいが、これからくる長文小説やその感想レスに埋もれて流されてはイヤだな)となる。
そこをいちいち長文レスをその都度その都度いちいちIEから直書きして、一文一文の間隔に非常に時間をかけると、
(あれ?この人、前の文章を書き込んでかなり時間経ってるけどもう今夜は書かないのかな?
感想書いたほうがいいのだろうかor俺も書きたいレスがあるのだが…待ったほうがいいのか?)となって、
他の人はレスを書き込みにくい状態となるわけだ。
あんた親切だな
だって分かってないまま、また同じことやられたらたまったもんじゃないだろw
うむ、実に良いサポートだぞID:cbQfjaEw0
ご褒美に先程作ったこのモルボルの活け作りを食べるが良い
なぜか皆突然都合が悪いと言っていなくなってしまって困っていたのだ
伯、それは…
極限まで成長したモルボルは精神も上がる奥の深い食材だというに、全く
匂いが強烈過ぎて味までわからないのです
モルボルはイヴァリースではブルーチーズや
くさや、シュールストレミングのような珍味に違いない!
…と、言ってみるテスト
フェ
てめぇー全年齢板でなにを貼っていやがるー
うん
そこはマジで自重しよう
そういえばSF物ってラノベでしか読んだ事ないなぁ、と思ったらなぜかこんな物が書き上がってしまった。
そして今になって思い出したが昔読んだ『アルジャーノンに花束を』は一応SFに分類されてた……っけ?
まあいいやこんな時間だが投下する!
宇宙人という単語が作られたのは今年の夏であり、
UFOという単語もまた今年の夏に作られたものだ。
そしてその二つの単語が流行り出したのも今年の夏だ。
SF……サイエンスフィクションというジャンルの小説が畏国で大ブームになり、
その中に天空の星々の住人である宇宙人と、
天から大地へ渡る船UFO(未確認飛行物体)というものが考えられた。
幽霊や魔物の存在に慣れている畏国の人々は、
斬新な発想から生み出された未知の存在に魅せられた!
こうして――SF小説『ラッドの空、UFOの夏』は超々大ヒットをし、
もはや働く必要がないほどの印税を作者のムスタディオ・ブナンザは得ていた。
「で、何で俺がモデルなんだ」
勝手に小説の主人公にされたラッドは、
ムスタディオから印税をむしりとりながらそう訊ねてきた。
「いやっはっは。最初はラムザにしようかと思ったんだけど、異端者だからなー。
さすがに自分の名前はアレだし、語呂がいいのはラッドしかいなかったんだよ」
大金を得て謎の余裕を持ったムスタディオはあっけらかんと語り、
その場に居合わせた人々――ラッド、アリシア、ラヴィアン、アグリアス――に呆れられた。
"あの戦い"が終わって一年。
故郷に帰った者、旅を続ける者、隠居した者、他国へ渡った者など、
仲間達はそれぞれの道を歩み出した。
そして行くあてのないアグリアス達は、実家持ちのムスタディオ宅の世話になっている。
ラッドは旅を続ける者に分類され、フリーの傭兵をやっているが、
月に一度は酒を持ってムスタディオ宅を訪れるのだ。
その理由は、多分、私だろうとアグリアスは思う。
「だいたい何が宇宙人だ、何がUFOだ。どっからこんなネタ仕入れやがった」
「ファイナルファンタジー4っていう機械仕掛けのゲームを発掘してさ、
そっからアイディアをいただいたんだよ」
「ファイナルファンタジー……4……だと?」
ラッドの顔色が変わったので、おや、とアグリアスは眉根を寄せた。
結局その場はラッドが引き下がったので、
あとになってアグリアスはラッドのための客室を訪れた。
「お前の好きなブランデーを持ってきたぞ。どうだ、一杯やらないか」
アグリアスは大人の女性として酒をたしなみ、ラッドはいい酒飲み仲間だった。
ラヴィアンやムスタディオなどは飲むと騒ぐし、
アリシアは、本人の名誉のために飲むとどうなるかは記さないとして、
物静かに酒を味わうラッドとは、星座抜きにしてもアグリアスと相性がいい。
「月見酒といこうか」
開けられた窓に腰かけていたラッドはニヤリと笑って応えた。
ブランデーを水で割り、さっそく二人はほろ酔い加減になる。
「ああ……やっぱりあんたと飲む酒が一番うまいな」
「フッ……褒めても何も出んぞ」
窓の外のお月様を眺めながら、アグリアスはふと想像をめぐらせた。
「宇宙人とやらが本当にいたら、あの月にもいるのかもな」
そう言って笑うと、ラッドの表情が陰る。
「ラッドよ。先ほど、ムスタディオと話していた時もそうだったが、
どうやらこの話題が嫌なようだが、何か事情でもあるのか。
例えば"ファイナルファンタジー4"の発掘に関わっているとか」
「アグリアス。あんたは鈍臭そうに見えて、結構鋭いところがある。
なあ、俺のつまらない話なんぞやめて、朝まで俺といないか?」
「婚前前の男女が、仮に何もしなかったとしても、ともに夜を明かすなど考えられんな」
「堅物だな……そういう奴が嫌いでたまらなかったはずなんだが。
酒のせいか、月のせいか……」
一気にグラスをあおると、ラッドは熱っぽい視線を向けてきた。
「あんたは月の女神様みたいだな」
カッと頬に朱が差して、酒のせいだと言わんばかりにアグリアスも酒をあおった。
「私が女神などと……」
「いいや、あんたは俺の知るどんな女より美しい……。
あんたが持つ志しがそうさせるんだ。肉体だけの美しさには限界がある」
「く、口説いているのか? 冗談なら、酒の席だ、許してやらんでもないが」
「本気って言ったら、その唇に触れさせてくれるかい?」
グラスを握りしめ、ラッドは窓から降りて、真っ直ぐにアグリアスと向かい合った。
本気だ、とアグリアスは感じて、思わず後ろに下がろうとするが、
自分がベッドの上に腰かけていると気づく。
危うい状況だと理解し逃れようと理性が働く、しかし身体は動かない。
まるで金縛りにあってしまったようで、近づいてくるラッドの顔から目が離せない。
「わ、私は、剣にこの身を捧げている……」
「もう戦いは終わったろう……ラムザだって、もうこの国にいやしない」
「ラムザは、関係ないだろう」
「そうか? 俺は気にしていた。あんたがあいつを見つめていたから」
「ラッド――」
吐息がかかるまでラッドの唇が近づいて、
アグリアスは恐怖心からギュッとまぶたを閉じてしまった。
騎士としての強い精神を持つ反面、女性としては未熟なための逃避行動だった。
このまま口付けを受けるのだろうか。
胸がざわめき、相手が誰にしろ、口付けは互いに同意の上で、
想い合っていなければするべきではないと思考がめぐった。
唇に触れる、硬く冷たい感触。
明らかに人の唇ではないと驚いたアグリアスは、
ギョッと丸くなった目を開いて、唇に触れたのはグラスだと気づいた。
「これで我慢しとくよ」
アグリアスの唇からグラスを離したラッドは、
そのアグリアスの触れた部分に自らの唇を当て、
ほんのわずかに残っていたブランデーのしずくを飲み干した。
その光景を呆然と見つめて、少しずつ冷静さが戻ってきたアグリアスは、
グラス越しの間接キスを交わしたのだと気づいた。
多分、自分の唇に触れた部分は、ラッドが口をつけていた箇所なのだろう。
「き、貴様ッ! 親しき仲とはいえ、このような……!」
「俺は帰らなきゃならないんだ」
グラスを置いて、ラッドは窓へと身体を向け、月を見上げた。
「何の話だ。誤魔化す気か、ラッド」
「ファイナルファンタジー4ってのは、かつての同胞の物語を綴ったゲームだ。
ゴルベーザの野郎が、弟のセシルって奴の活躍を自慢したくて作ったのさ」
「やはり誤魔化す気だな。いかにお前でも許さんぞ」
「宇宙人――なんて品のない名前じゃない。月の民って名前がある。
UFO――なんて不気味な名前じゃない。魔導船って名前がある」
「こっちを向け、ラッド!」
「長い長い旅の果て――青き星からこの大地へと流れ着いた月は、
この大地の文明が育まれるのを見つめながら、やはりまだ眠っていた。
監視員だった俺は、この国が気に入って、けれど戦争になって、
何とかしたいと思ったが、月の民として関わる事は許されなかった。
だから地上の人間としてこの大地に降り、
ガフガリオンの下で武者修行をして、ラムザに出逢い、あんたに出逢った。
ルカヴィの魔の手から畏国を守れて、本当によかったと思ってる」
誤魔化しているにしては不自然すぎる話は、逆に信憑性を感じさせ、
いったいラッドは何を言おうとしているのだろうとアグリアスを悩ませた。
「ムスタディオの小説で、人々の思惟は天空に向けられるようになった。
暗黒の空間、またたく星々、それから美しき月へと。
畏国中に広まった小説はもうどうにもならない。
だから俺は、過去にこの大地に月の民が残してしまった物、
ファイナルファンタジー4を持ち帰り、
そして俺もまたこの大地との関わりを断たなきゃならない。
アグリアス。空を見たら、俺を思い出してくれ。
夏が来たら、月へ飛び去っていく巨大な船を思い出してくれ。
それが俺の最後の望みだ」
ベッドから立ち上がったアグリアスは、ラッドの背中に詰め寄った。
「さっきからいったい、何の話だ!?」
「明日の晩、この窓から真っ直ぐ空を見つめてくれ。じゃあな」
「おい――」
アグリアスが伸ばした手から逃れるように、
ラッドは窓の外へと身を躍らせた。
慌てて窓から身を乗り出すアグリアスだが、ラッドの姿は見つからなかった。
翌朝。ラッドは黙って出て行ったのだとみんなは判断した。
フラリと現れ、フラリと去っていく。いつもの事だ。
また一ヶ月もすれば、酒瓶を持って訪ねてくるだろう。
ムスタディオ達がそう話しているかたわらで、
アグリアスはそっと自身の唇を撫でた。
夜が更けて、窓の向こう、夜空の中、月へと昇っていく光をアグリアスは見た。
もしあの時、ラッドを受け入れていたら、どうなっていただろう?
花開く前の、いや、蕾さえつけていない、
芽が土から頭を出したかどうかというところで、ラッドとの恋は終わった。
けれど多分、空を見るたび、夏が来るたび、彼を思い出すのだろう。
THE END
オマケ
「ただいまー」
「よく帰って来た。疲れているだろう、ゆっくり休んでくれ」
「いや……久々に故郷の酒が飲みたいな。付き合ってくれよ、ダチ公」
「いいですとも!」
「ムスタディオよ、私も小説を書いたぞ」
「へえ、何て話だ」
「酒取物語。月からやって来た男と酒を酌み交わす話だ」
「何だそりゃ」
1000年後。
長い眠りから覚め、再び大地に降りた一人の青年は、
とある童話の本を手に取り、その物語と、作者の名前を見て、微笑んだ。
出身不明で、なおかつ大人な恋愛ができる適任者はラッドしかいなかった。
決して最初はラムザのアホ毛がアンテナで宇宙人でしたとか、
ラッドを贔屓するとかラドアグ書きたかっただけとかじゃないんだから! 勘違いしないでよネ!
>>634 なんつー時間にw いいもん読ませていただきました。
大人な戀、いいねえ。
しんみり。こういうのもいいですね。
>アホ毛がアンテナ
その話読みてぇぇぇぇぇwww
乙ですとも!
アグリアスさんの執筆姿は是非とも拝みたい所
きっとちっちゃめの銀縁眼鏡に胸元が軽く覗く程度にボタンを開けたYシャツ姿だよ
どうもアグリアスさんの執筆というと雨垂れタイプを想像しちゃうんですね
「えっと、カギカッコの出し方は……」
羽根ペンしか想像できない
羽根ペンなんてトムとジェリーでしか見た事がねえよ
羽根ペンに適した羽根を求めて、野良チョコボの羽根を片っ端からむしっていくアグリアスさん
達筆なんだけど
男性の筆のものに勘違いされ易く
後の世で、その書の真贋を見抜ければ一人前といわれるアグたん
因みに贋作で最も多いのは、態とアグのものに似せて書いたラヴィアンのもの
FFでUFOと言ったら、あいつしか思い浮かばないな。
8のコヨコヨ「エリクサーちょうだい。」
>>634 乙!
「〜の空、UFOの夏」というから謎の宇宙人と戦闘になったりラッドが最新鋭機のパイロットだったりするのかと思った。
最終話ではラッドが空の彼方に消えていくんですね、分かります
>>644 懐かしいなw
コヨコヨといいムンバといい、
8に出たマスコットキャラはそれ以降日の目を見なくなった
648 :
夏のお嬢さん:2008/08/13(水) 01:33:26 ID:GMDTnrEd0
蝉の喧騒はまさに夏の風物詩。
しかしやかましく鳴くその姿でいられる姿もほんの数週間足らずと聞いた。
子虫として土中で生活する期間は数ヶ月、はたまた数年とも言われ、どうやら詳しい生態はまだまだ分かっていない。
朝の散歩に出ていたら、まさにその蝉の子虫が幹に止まっているの発見することができた。
この季節、抜け殻はよく見かけるのだが、成体になる手前で動いている姿はめったに見る機会が無い。
この子は成人の儀式をこれから行うのであろうか、それとも本来は夜の内に済ますはずが出遅れてしまったのだろうか。
心の中でスマヌと謝りつつ、そっと掴んでみる。
なるほど、ラファの故郷では油で揚げたり塩炒りにして食べると聞いたが、なるほど見るからに身が詰まって美味そうである。
しかし、蝶の子虫たるイモムシは言ってはなんだがそのやや醜悪な姿ゆえ触りにくく、
だが成体たる蝶に対しては美しいと持て囃す。
翻って今の私は、こうして蝉の子虫を美味そうだと摘み、
だが成体へのそれは、悪意というほどではないがやかましさの印象しか持ち合わせていないかもしれぬ。
これは知恵持つ生物ゆえの傲慢さなのだろうか…
「アグリアスさん、どうしたんです?蝉を掴んだまま、何か考え事に耽ってるようで、そのままずっと…」
ああ、なんでもないのだラムザ。
そういえば、明日はウォージリス入りだな。
昨日出合った行商人に聞いたのだが、蟹の美味い鍋を出してくれる新しい店ができたそうでな…
そして私は蝉の子虫をそっと幹に戻した。
お前を食べることなどしないから、無事成人の儀式を済ませ天寿を全うしてほしい。
代わりに私は明日、蟹を食しよう。
都心に住んでるとなかなか食べられないんだよなあ・・・イナゴは美味しいよね
651 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/13(水) 05:24:27 ID:OYRSzxWcO
蜂の子は某えびせんに近いと聞いた
アグたんは意外にそういうのはだめそうだ
アグたんは何が苦手なんだろう
実は人参が食べられないとか、蜘蛛だけは無理とかだったら面白いな
「騎士たるもの…」とか言ってても冷や汗タラリ
多少の嫌いな食べ物や虫程度なんざ、モンクにして直接打撃でモルボル殴らせる戦闘を2〜3回もやらせればすぐに克服できる。
ラム「今日のシチューはニンジン多いなあ…」
アグ「そんなものモルボル殴ることに比べれば」
ラヴィ「今夜の宿ってゴキブリよく出るとこでしたよねえ…」
アグ「そんなものモルボル殴ることに比べれば」
アリ「この林は随分と蜘蛛の巣が多くて髪に…」
アグ「そんなものモルボル殴ることに比べれば」
>>653 大半の人は、クモかヘビのいずれかに生理的嫌悪を持つらしいね
>>655 クモはゴキブリを捕食してくれる益虫だし、ヘビは祝福の性質も強いし
嫌いどころか好きな方だけどなあ
やたら縁起をかつぐアグリアスも良いかも
外見的な問題だと思う。クモは精神害虫でもあるし(それでもゴキたんよりは全然マシ)
夜にクモを殺してはいけないとかあったね。
しかしあんな小さな蜘蛛がよくゴキブリを捕食できるな……子供や卵を狙っているのか?
ゴキを捕食するメジャーなのはアシダカグモ
日本中けっこうどこにでもいる
デカいのは大人の手のひらサイズになるから
バッタリ遭遇すると身動き取れなくなる
さすがにでっかいのは勘弁だ
ゴキブリに聖剣技を使うアグたんをどこかで見たなあ
アグリアス「無双稲妻突き!!!」
ぐちゃぐちゃ、めちぃ
アリシア「う、うぇぇ…!」
ラヴィアン「ざ、残酷だ…!」
カマキリを
ラムザのアホ毛に
そっと乗せ
アグリアス、魂の一句。
ポーキーのソーセージならアグたんに喜んでもらえそうだ
虫を恐れない、野山を冒険する、おてんばな子だったアグリアスか
虫を恐れる、邸宅で大切に護られた、箱入り娘だったアグリアスか
オークス卿「アグリアスや、お前はそのように虫を忌み嫌うが、クモはチョコレイトッの味がするのだよ」
アグたん11歳「ええ!?そうなんですか、さすがお父様は博学なのですね!ならばさっそく―」
アグ「―結果は推して知るべしだった…」
ラム「ご愁傷様です…」
アグリ露伴「味もみてみよう!」ぺろっ
ラムとアグとでフライングジャンケン!?
アグ「じゃーんけーん………………死ねぇ!!」
670 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/16(土) 00:58:07 ID:Ldx6hfCxO
ラムザ「ぼくはグーを出します」
アグ「!?」
しかし籠手をはずさないアグにチョキは出せなかった・・・
アグリアス「くらえっ、無敵ケンっ!」
ラムザ「それ、田舎チョキですよね?」
あれってなんていうんだっけな……
ピストルの形のやつ
メガンテ
聖光爆裂波
アグリアス・オースター「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!
こぉぉぉ!聖光爆裂波(ホーリーライトオーバードライブ)!!」
ある春の日、ラムザがアグリアスにじゃんけんの初手には何を好んで出すかと問うてみた。
アグ「お前だけに話すがやはりグーだな。握ったコブシに乙女の心意気が表れると思わないか?」
ある夏の日、アリシアがアグリアスにじゃんけんの初手には何を好んで出すかと問うてみた。
アグ「お前だけに話すがやはりパーだな。何かを掴み取りたいという意志表示なのだろうな。この何かは『勝利』以外であってもいいと思うのだ」
ある秋の日、ラヴィアンがアグリアスにじゃんけんの初手には何を好んで出すかと問うてみた。
アグ「お前だけに話すがやはりチョキだな。単純ではあるが勝利のVサインに通ずるのは大きい。目潰しのフォームでもあることだし」
そしてある冬の日、アグリアスはオルランドゥ伯に聖拳技「無敵モード」を伝授された。
臆面もなくこの無敵拳(別名田舎チョキ)を使用できるようになったのは次の春のことだという。
不評だったのですぐ止めたらしいが。
アグたんはじゃんけんなんかしないぞ。コインをトスする
んだ
アグ「正拳、掌底、目潰しか」
今日のようにまだまだ残暑の蒸し暑さが残る日に雨など降られてしまっては、
アグリアスさんの鎧の下はどれだけムレムレになってしまうのか、気になって夜も眠れんのでごわす。
蒸れてちょっと汗臭いのをラムに嗅がれまいとして2m以内に近寄ろうとしない挙動不審なアグ
「アグリアスさん、なんでそんな離れて喋るんですか?」
「ん?…いや別に」
ラムが近づこうとすると途端に後ずさるアグ
アグ「あー、汗かいた。ラムザ、ちょっと舐めとってくれ」
凛々しいムチムチ年上金髪お姉さん剣士の分際で匂いがどうとかショッパイ悩みを抱えるようなアグリアスさんにはこれをくれてやる!
つ雷神の篭手
真夏の部室に篭る汗を雑巾でふき取ったような香りのまま剣を握る精神力を養うがよろしかろう。
アグたんにも貴族の娘、乙女としての恥じらいがだな……
能力を考えると、重武装せざるを得ないアグたん涙目
フグリアス
ラムザ 「大きな桶の底にキリで穴をいっぱい開けて何してるんだ?」
ムスタ 「お手製のシャワーヘッドだ。高いところに吊るし、中に水を入れれば、下の穴から雨のように水が落ちる。
アグリアスたちがシャワーを浴びたいからナントカしろとなきつかれたんだ」
ラムザ 「井戸の傍に、木の枝にロープを渡し天幕を吊るして囲ってあるのは、即席シャワールームだったのか」
ムスタ 「そうだよ。水は労働八号に汲ませるから大丈夫」
ラムザ 「ふむ、ではどこから覗こうか」
ムスタ 「いや、覗く必要は無い。労働八号の腹に、目を見つけたんだ」
ラムザ 「目?」
ムスタ 「見たものを離れている人に見せたり、しまっておいて後で何回でも見せられる仕組みになっている。取り外しても使える」
ラムザ 「それを使えば……」
ムスタ 「皆まで言うなイッヒッヒ」
ラムザ 「なんかキャラが違ってるぞ」
思い切って薄い水色のワンピースを着てみるアグリアスさま
おまけに麦わら帽子も装備してみちゃったりなんかしちゃったりする
しかもはいてなうわ何をするやめくぁwセdrftgyふじこlp;@:「
いつもと違う清楚な感じのアグリアスさんも素敵です
スカートなんか穿いてみたり
ラム「アグリアスさん、新しいスカート試してみたんですね。清楚な雰囲気が素敵です、いつもと違って」
アグ「な、なんだか照れるな。そうだラムザ、ちょっと買い物にでも付き合ってくれんか…」
アリ「アグリアス様、その新しいスカート、清楚な感じで素敵ですわ。いつもと違って」
アグ「ハハハ、照れるな。アリシア、お前もこういう物を一着ぐらい買ってもよいのだぞ」
ラヴィ「アグリアス様、昨日さんざん店先で迷ってたスカート結局買ったんですか。でも可愛い感じでいいですよ、いつもと違って」
アグ「ハハハ、照れるな。しかし昨日の私の事を広言したらブン殴る」
ムス「お〜アグリアスさん、スカートっすか!やっぱ素足出してるといいよね、いつもと違って!」
アグ「もしかして同意をしろというのか?」
メリ「あらアグリアス、スカートなんか試してみちゃったり。まあでもいい感じなんじゃないの、いつもと違って」
アグ「……ありがとう」
シド「ほうアグリアス、君が偶に華やいだ衣装を着るとなかなかいい感じだな。いつもと違って」
アグ「は、まあ、恐縮でございます…」
レーゼ「ねえねえ、アグリアス!そのスカートを履くなら下にはこのショーツを、てもう元に戻しちゃうの?」
アグ「もう結構ですので…」
偽装アグたんなら骸旅団に一人くらいは居そうだな
骸旅団はChapter2時点で壊滅してるけどなw
オークス家はやっぱビミョーな家なのかねえ。
おっぱいが偽装
偽アグリアスの特徴
・目が怒っていなくてもツリ目
・鎧の先端各所がとがり気味
・オサゲの編み込みの回数が少なめ
・服に白の縦ラインが一本入ってる
・実はラヴィアンの変装
・実はアリシアの変装
・実はラムザ(ry
・Moveが5
・剛剣技を使う
・本来青い部分が緑色
698 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/19(火) 18:45:28 ID:ZWbKKR2JO
イヴァリース国とオルダリーア国の国境近くには、小さな温泉宿がある。
イヴァリースでは珍しい、極東のスタイルを取り入れた旅籠で、一般的な地図には記載されていない。
そもそもイヴァリースでは帯や浴衣など東国の文化は未だ浸透しておらず、侍などごく限られた技術を持つ者が
着用するもの、という認識があるせいか、この宿の建築様式をはじめとして、寝具、食事からこの宿の名物と
されている露天風呂も一般的ではなく、存在自体が広まっていない。経営者が教会嫌いということもあって、
異端者一行には数少ない癒しの場として重宝がられていた。
「アグリアスさんの背中、私が流しますね!」
「ん? ああ、気を遣わなくていいのよ?」
一糸纏わぬ姿のラファが、湯船に浸るアグリアスの腕を取る。アグリアスも緊張が解けているのか、
女言葉に戻っている。
「いいんです! 次はアグリアスさんって決めてたんですから」
「何を遠慮してるのよアグリアス。せっかくなんだもの、お言葉に甘えたら?」
ぐいとラファが腕を引く様を見てか、同じく湯船に浸るメリアドールが笑っている。
「私もこの前流してもらったのよ、のぼせる前にしてもらうといいわ」
「いつも一言多いわねメリアドールは…まあ、確かにこんな機会もあまりないし」
ちゃぷ、と水面を揺らしてラファの手をとりアグリアスが立ち上がる。
小さな木のいすに座るアグリアスの後ろで、ラファが嬉しそうにアグリアスの背を擦っている。
「考えてみれば、こういう触れ合いってなかったわね」
しみじみとアグリアスが言う。
「こうやってのんびりお風呂に入って疲れを取るなんて、少し前は考えられなかったわ」
戦火は収まりつつあるが、ラムザ一行を狙う者は未だ数多く潜んでいる。こういった隠れ家的な場所でなければ
彼らに安息の地は皆無に等しい。
「あまりのんびりしていられないのも事実だけど、せめてこういう楽しみがあっても、ばちは当たらないわよね」
メリアドールがそう言って夜空を見上げる。
「それって神殿騎士が言う台詞かしら?」
「神っていうか、それに近しいものに手を上げてる時点で、私の肩書きはもう飾りだと思うわ」
アグリアスの一言にメリアドールが苦笑する。
「でも、そうよね…神殿騎士じゃなくなって…廃業したら、私はどうしようかしら。ねえ、アグリアスは
この戦いが終わったらどうするの? 何かしたいことってある?」
「え? …う、うーん…そうね…?」
突然の質問に今度はアグリアスが苦笑する。
「じゃあ、またここへ来ましょうよ! みんな一緒に!」
困っているアグリアスの背を風呂桶の湯で流しながら、ラファが笑う。
「…そうね」
「そのときまでに考えましょ」
つられてメリアドールもアグリアスも笑うのだった。
が、この後のラファの一言で事態は急転する。
「ありがとう、ラファ。気持ちよかったわ」
3人がそろって湯船に浸っているそのときである。
「練習しましたから! この前はラムザさんの背中を流したんですよ」
「「は?」」
「お二人の背中も素敵でしたけど、やっぱり男の人の背中って違いますよねぇ…大きいっていうか、広いって
いうか」
ほぅ、とうっとりしながらラファが顔を赤らめる。
「「………」」
その一言に、アグリアスとメリアドールは顔を真っ赤にしながら顔を見合わせる。
「ちょっと待って」
「それラムザと一緒にお風呂入ったってこと?」
「ラムザがラファの手を引いて男湯に?」
「それとも何気なくラムザが女湯に?」
「それじゃラムザは堂々と女湯に侵入する変態ってこと?」
「じゃなきゃラムザはラファを男湯に放り込む外道ってこと?」
「「………」」
アグリアスとメリアドールが沈黙の後、吼えた。
「「ラムザーーーッ!」」
「ほら、いつもお世話になってますし、一人用の小さいお風呂で、あ、もちろん私は服を着たままだったん
ですけど…って、あ、あれー?」
こうして湯船からすっ飛んでいった二人に遅れること暫くして、ラファは呆然としながら二人の姿を探していた。
さても怖いのはこの後であった。ほこほこと湯気を昇らせる浴衣姿のラムザに襲い掛かる、乱れた浴衣姿の
女人二人。こう書けばさぞ艶やかに思われそうだが、彼女たちの形相はさながら鬼のようである。
「「ラムザーーーッ!」」
そんなラムザの浴衣の右の襟を、メリアドールが左からぐいと引き、
「あなた何を考えてるの!? ラファにいったい何をさせてるの!?」
左の襟はアグリアスが右からぐいと引き、
「貴様は年端も行かぬ娘に何を吹き込んだのだ! 恥を知れ恥を!」
ものの見事にラムザの首を絞め上げている。差し詰め二人がかりでの襟締めといったところか。
「あっ、アグ…さっ…メ、リ…ー…ぎゅう」
弁解する間もタップする間もなくラムザの顔は赤くなったり青くなったり、目も白くなったり黒くなったり。
「あのっ、アグリアスさん!? メリアドールさんっ! 何があったんですか!?」
ラファはただただおろおろするばかり。そんなラファをかばうように、ラッドが3人との間に割って入って…
「はいはい、ラファちゃん危ないから下がっててねー…おお、綺麗なおみ足が薄い浴衣に張り付いて…うお、
胸元がはだけて、おほぉお…!」
…なにやってんだお前。
というわけで、茹だった二人が落ち着いたのは、レーゼのアイスブレスの後だったのだった。
当然ラッドもがっちり氷付け。オトナのレーゼは見逃さないのである。くわばらくわばら。
ちなみにこの後。
「ラムザはいいなあ、妹もいるし。なあラファちゃん、今度俺の背中も流してくれない?」
「はい、いいですよー」
という何気ないムスタディオとラファのやり取りに、またもアグリアスとメリアドール、ついでにマラークが
血相を変えてムスタディオを締めにかかったのは言うまでもない。
おしまい
乙!風呂はやっぱりいいものだ
ところでアグリアスさんは湯につかる時まず最初に何をするだろうか?
SSで思い出したけど、千夜一夜もまとめサイトも随分長いこと更新止まってるね
ラファたんに嫉妬する暇があったら、
別に水着着用にしてアグリアスさんも混浴しちゃえばいいんだよ。
アグ(このダダっ広い露天風呂…泳ぎたくなる衝動をソッと我慢する。それが淑女の嗜み)
ラファとアグの洗いっこに萌え〜
ラムザ…、おまえという奴は…!!
なんか最近色んなゲームにアグリアス様の姿に似てるキャラがいて嬉しいのぅ
愛着湧きやすいのぅ
嘘だけどな
道端になんとなく落ち葉が目立ち始めるようになったとき、
夜番時に夜風の心地よさを感じるとき、
仰向けになって死んでると思ってたセミがいきなり鳴きだしてチョっとビビッたりしたとき、
一日中履いた愛用ゲルミナスブーツを脱いで(今日はそんなに匂ってないよな)と己に言い聞かせることが多くなったとき、
鎧を外したときにオッパイの谷間の汗の量がなんとなく少なくなったのを感じるとき、
アグリアスは夏の終わりと秋の訪れが近いことを実感するのであった。
ラム「はて、8月下旬で落ち葉なんか見かけますっけ?」
ラヴィ「実は隊長の産まれは網走なんですよ〜」
アグ「出鱈目抜かすな!」
なぜFFシリーズでは聖剣技を扱う女性にツンデレが多いのか
別にツンデレってわけでもないでしょ
難しいスキルを頑張って身につけた自分にプライドがあるため、男女問わず周囲を低く見たいんだ。
しかし、ステキな恋愛にもあこがれているんだ。
プライドを保ちたい気持ちと、恋愛が壊れるのではないかという恐れが、ツンデレを産むのだ。
それなんてアグリアスさん?
セクシーナイト外伝 すごいよアグリアスさん!!
アグリアス「まじめとデレとで、マジデレというのはどうか?」
ラムザ「苦しいと思います」
アグリアス「だが、わたしだけの特徴があれば、先か後かを理解されずにパクリだのなんだの言われないだろう」
ラムザ(気にしていたんですか……)
神奈川では算術サンダガと混乱した雷神サマの無双稲妻突きが荒れ狂ってましたよ。
アグ「吹けよ風!呼べよ嵐!轟け雷鳴ッ!心頭滅却すれば火もまた涼しッ!」
ラム「いやいやいや、それでも雷雨の下で素振りはマズイですって!」
ラヴィ「アグリアス様〜、せめて鉄剣でなくミスリルソードに換えられては?」
アリ「危険度ではあまり変わらないわよ」
>>716 ネタを本気で気にするとはいかにもアグらしいなw
アグリアス「ツンデレ…ツンデレ…ツンドレ…ツンドラ………!!
わかったぞラムザ!
」
アグリアス 「最近、ラムザの元気が無いんだ」
ガフガリオン 「そういう時は、お前さんが○○を○いで、ラムザに○○○をしてやればいいんだ。男なら誰でも喜ぶ」
アグリアス 「本当か!ありがとうガフガリオン!では、さっそく!」
ガフガリオン 「・・・・・・いかん、真に受けやがった」
苦瓜をもいで生浣腸をしろ、とはさすがガフさんは鬼やでえ…
アグリアスがソフトボールを始めればブストス以上のスラッガーになれるだろう。
剣をバットに持ち替えて、アグリアスさんは今日もホームランを打ち放つ。
機動力は低いだろうな
ヒットで出塁した場合は代走と交代ですね、分かります
上半身の筋肉だけ定評があるアグリアス
つまり、下半身は無防備というわけだな。
しかし駆けつけたラムザの応援(エール)で下半身もムキムキに
ついでに濡れる
アグさんのあのブーツをパンパンに膨らませたムチムチふくらはぎ舐めんなよ。
むしろ下半身の力こそ強そうだ
アグリアス(モンク)「ぬんっ!!」ズガァッッッ!!
ムスタ「ガ…ガゼルパンチ!」
ラムザ「強靭な足腰があってこそあの威力!さすがはアグリアスさんだ」
パワーはあるけどスピードがないんですね。わかります
アッグリアスッ!アッグリアスッ!
二人で一つってことですね
アッグリーアス ! =―≡ ̄`:∵∧_∧´‘
_ Λ_≡―=', ( )∴∵゛、<命脈は無常にして惜しむるべからず・・・ 葬る! 不動無明剣!
, ≡ ) ( ゜Д゜r⌒) _/ / ̄ _
´∴‘≡く / ∧ | y'⌒ ⌒ ヽ _Λ( ≡―=‥、,、
″″ \/ Λ_| / | | ゜Д゜ )`=―≡―∞
“ ( ゜Дー' | |ヾノ //
=―≡ ̄`:, | , | ( ̄=―≒‥,,
,゛“=―≡―=',/ ノ )∵`=≡―=
∴/´/ / | | ,'ゞ アッグリーアス !
゛〃/ / / \| | ヾ
アッグリーアス ! /( | ( |
/ | | |\ \
/ / | | | ヽ/⌒〉
(_ 「 _) (_〈_/
アグ「…ふう、今日は剣のキレが冴えていたな」
736 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/23(土) 14:50:38 ID:B9m1hrywO
あげりあす
737 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/23(土) 17:17:05 ID:3n9S1ocyO
オーボンヌ修道院で、指紋先生のアナルのヴァルゴをアグリアスたんが奪う儀式が観たい。
ラムザ 「アグリアスは巨乳だと思うんだ」
ムスタ 「いや、胸甲の下はスカスカかも知れんぞ」
??? 「ナニを話してるんだ?」
ムスタ 「うるさいな、今アグリアスの胸が小さいか大きいかを話してるんだ。邪魔するな」
アグリアス 「……ほう、それで結論は出たのか?」
二人 「キャー!!!!!」
美乳派のおれはヒンヌーキョヌーどっちでもOKなんだぜ
雷神加入後はベンチ入りだなんだと騒がれてるけど
WT無しの範囲攻撃ってだけでフツーにレギュラーだろ女性騎士的に考えて
算術サンダガのせいで、エライ目に遭わされました。いや、あれは
シドのせいだったのか
『全自動永久発電機関・シドルファス・オルランドゥ』
アグ「電力不足の国に連れてったら高く売れないかな?」
ラム「んなことしたら殺されますよ…」
アグリアスさんの3サイズを光の速さで算術!!
ラム「そうですねえ、アグリアスさんはB97、C-ev25、M3、てところでしょうかw」
アグ「ブレイブはともかく、回避率は盾を持てばまだ上がるし、移動はMOVE+2とブーツを履くわ!」
B97に一瞬釣られた・・・
わかって・・・わかっているんだ・・・ブレイブだって・・・
でもB97にビクっとした
97もあったら、胸甲に納まらないぞw
ラムザ 「アグリアス! 怒らないでね!」
アグリアス 「む?」
ラムザ 「ポヨン…パフパフパフ……あー、すっきりした」
アグリアス 「……死ぬ覚悟はできてるか?」
そこでさらしが登場するわけですね
ttp://fftonly.s12.dxbeat.com/find/src/1201242737439.jpg だからB97が収まる胸鎧を特注で作ったんだよ。
さっすが近衛騎士!派手になり過ぎないように塗装されていますが、この時点でゴールドアーマーっすよ!
ラム「僕のはげましでさらにB100にまでBアップするんですよね♪」
アグ「紛らわしい言い方するな!」
ラム「でもアグリアスさんに直接アタックするような悪い虫は寄ってこなくなりますよ?」
アグ「そのかわり遠距離から特殊攻撃連発とかはちょっと洒落にならんがな」
骸骨どもに囲まれてのソウルでタコ殴りが意外に痛いw
なんだよみんなアグたん巨乳派かいな
おいら微乳派なんだよなぁ
どっちでも良いけど安産型だけは譲れん、まあ見た感じ殆ど公式の気もするが
ていうかこう、結構しっかりした体つきなら微乳でも巨乳でもいいや
気になるなら実際に触って確かめればいいじゃないかあはははは
754 :
1:2008/08/25(月) 19:35:25 ID:U5uOSw0W0
酒場。
昼間は雇われ仕事を求めて戦士達の集うこの場所も、夜になれば本来の職分を取り戻す。
喧噪の店内。
壁際の席を3人の女が占めている。
ルザリア聖近衛騎士団の俊英アグリアス・オークスとその部下二人である。オヴェリア王女の護衛を任じられ、現在は故あって流浪のラムザ軍団と行動を共にしている。
やんごとなき人材に付き従う護衛隊員は、当然選考基準に容姿の優劣も含まれている。そのため3人とも相応の美女であり、特にアグリアスは清澄な意志を宿す瞳が印象的な、ぬきんでた美貌の女騎士であった。
さぞ人目を引いたことだろう。普段であれば。
アグリアスはすでに相当きこしめしていて、据わった目つきと赤らんだ顔色とで、酔客のなかにすっかり溶け込んでしまっていた。
「隊長、ちょっと飲み過ぎなんじゃないですか?」
ラヴィアンがおずおずと声をかけるが、アグリアスは横柄に頬杖をついて黙りこんだままである。
不機嫌な女騎士の図、とでも名付けられそうなアグリアスと同席している彼女のもうひとりの部下、マイペースなアリシアは東洋風スパゲッチをすすることに夢中で、上官の顔色を気にしている余裕はない様子だった。
今夜のアグリアスはおかしかった。やたらと杯を空け、政治の腐敗や戦略の効率化など軍人にとって一般的な話題をひとりでしゃべりまくり、そして酔いがまわると今のように黙りこんでしまったのである。
そもそも、めったに酒に酔うことなどないアグリアスである。
何か言いたくて言えないことがあるのだな、と部下二人は勘づいている。
「……おまえたちに相談があるのだ」
アグリアスがようやく重い口を開いた。
「なんですか?」
ラヴィアンは忠実そうに尋ね、アリシアは麺をすすっていたので目だけを上に向けて促す。
「おまえたちはラムザのことをなんと呼んでいるのだ」
755 :
2:2008/08/25(月) 19:38:52 ID:U5uOSw0W0
「……なんと呼んでいるか、ですか。ちょっと質問の意味を計りかねますが、ラムザに呼びかける言葉はラムザしかない、ということではないんですよね?」
「おまえたちはラムザをなんと呼んでいるのだ。普通に考えて、普通に答えてくれ」
「わたしは、ラムザ、って呼んでますけど」
「わたしもそうですね」
当たり前の答えに、アグリアスは不満そうである。
「名前を呼ぶだけでは言葉足らずなこともあるだろう。代名詞でどう呼んでいるのかを知りたいのだ」
「代名詞。二人称代名詞ならわたしは、あなた、ですね。あんまりそう呼んだことはありませんけど」
「あなた……」
アグリアスのむっつりとした表情が一瞬崩れたようにも見えた。
「アリシアはどうだ」
「わたしは、そうですねえ」
言葉というものは普段あまり意識せずに使っているものである。アリシアは頭の中でラムザに話しかける場面を想像し、
「ねーねーラムザ、あんたさあ……って。あんた、ですね。あんたなにしてんの、とか言ってます」
「聖近衛騎士としては、少々恥ずべき言葉遣いだな」
「たはは……でもみんなそんなかんじなんで、自分だけ固苦しくしても空気読んでないってゆうか」
「そうだな。我が軍の大半はラムザの元学友だ。皆を率いる立場とはいえ、急に敬った言葉遣いをしろとは無理な話だろう」
そう言ってアグリアスは額に手をやり、再び思索の海に沈み込むようであった。
アリシアがそれをつなぎ止める。
「そういえば隊長はなんて呼んでましたっけ。ラムザのこと」
「わたしか……」
アグリアスは言いにくそうに答えた。
「貴公だ」
苦悩をにじませた表情だった。それで二人の部下は、隊長の悩んでいたのはこのことだったのか、と合点がいった。
756 :
3:2008/08/25(月) 19:41:02 ID:U5uOSw0W0
「なるほど。隊長としてはその、貴公、ってゆうのを変えたいわけなんですね」
「べ、べつにそれほど悩んでいるわけではないのだがな。ただ、なんというか、いつまでもしゃちほこばった呼び方でいるのもいかがなものかと思うのだ。同じ釜の飯を食う同士として、いや、親しき仲にも礼儀ありと言うが……」
「隊長のおっしゃってること、わかります。呼び方って、その人との関係性をもっとも象徴するものですから」
「なるほど、なるほどぉ。ラムザのことをもっとステディな呼び方で呼んで、もっとお近づきになって、もっともっと二人の距離を縮めたいってことなんですね。くっくっく」
「にやにや笑うんじゃないッ!」
「みぎゃー! 目がああ! 目がああああああああああああ!」
鳥の軟骨フライについてきたレモンを目の前でしぼられ、アリシアは顔面をおさえてもんどりうった。
アグリアスは、べっべつにラムザと仲良くなりたいとかじゃなくて、一人だけ浮いてるみたいなのがイヤなだけなんだからねっ、といった前置きをしてから、
「なにか適当な言葉はないものか。いい案を出してくれたらここの代金をもってやってもいい」
と宣言した。
「それは素晴らしいですね」
飲み代をちらつかされて、アリシアは俄然やる気になったようである。
ラヴィアンもそれに加わる。
「隊長としてはあまり馴れ馴れしいかんじも避けたいのではありませんか?」
「うん。それは困る」
「これはなかなか難しいですね……」
「うーん。貴公、きこう……貴兄、貴君、貴台、貴下、貴殿……貴様じゃ偉そうだもんなあ。けっこう難しいね、これ」
「ラムザはぜんぜん偉ぶらない人柄だから。だから余計に難しいのよ」
「だね。普通の指揮官なら『あんた』なんて呼んだら懲罰もんだよ」
「だが、それがいい……いや、なんでもない。続けてくれ」
757 :
4:2008/08/25(月) 19:42:59 ID:U5uOSw0W0
「隊長、たまにですけど、おまえって呼ぶことがありますよね。ラムザのことを。それじゃだめなんですか?」
「ああ、『今さら疑うものかッ! わたしはおまえを信じるッ!』って言ってました。あれは名台詞でしたねー。ああっ! ごめんなさい! レモン汁は勘弁してください!」
「やむなく使うこともあるが、指揮官に対しておまえ呼ばわりは本来わたしの信条に反する」
親しすぎるのはイヤだが、かといって形式張った呼び方でも呼びたくない。人間関係の微妙な距離を調整する、確かにこれは難問であった。
「あ、卿っていうのはどうですか? オルランドゥ伯がたまに使ってる」
アリシアが再び提案する。
「用法として間違いじゃないけれど、爵位持ちの貴族に対しても使う言葉だから混乱のもとかも」
「汝は?」
「それは目下のひとに使う言葉」
「じゃあ、そなた。それか、こなた」
「さすがに普通につかう言葉じゃないわよねえ。ちなみに此方は場所や時を指すときもあるし、人代名詞としては一人称二人称三人称のすべてでつかうことができる便利な言葉なのよ」
「なにさ。うんちくばっかり言って。ラヴィアンもなにかアイデアだしなよ」
「うっ、確かに…………あなた、じゃダメでしょうか?」
「自分のと一緒じゃん」
「いいでしょっ! オーソドックスが一番なの!」
「あなた……」
アグリアスの顔が、酔いのせいだけではなく、ぽっと赤くなった。
「あの?」
「隊長?」
「そっ、そんな新婚さんが呼び合うような言葉など使えるかっ!」
758 :
5:2008/08/25(月) 19:44:30 ID:U5uOSw0W0
言葉とは不思議なものである。口にする個性によっても、場の空気によっても、言葉は微妙に形を変え、しかも受け手側にも様々な解釈のちがいがある。言葉は意味ではなく、もっとも近い 言 葉 で表現すれば「ニュアンスを伝えるもの」と捉えた方が適切なのかも知れない。
ラヴィアンは「あなた」は多くの女性が他意なく使用している一般的な言葉であると一応主張してみたが、アグリアスにとっての「あなた」は特別な意味をもっているようで、首を縦にふることはなかった。
その後いくつかの提案も、ことごとくアグリアスのお気に召さない。
「そんなのはイヤだ! もっと他のを考えてくれ!」
わがままな隊長である。
アリシアはぐったりと疲れ果て、
「あーもー、わっかんない。もういっそ、はっちゃけて『おう、ラム公』とか『てめーよう』とかでいいんじゃないですか?」
などと無茶苦茶なことを言う。
「ふん。検討にもあたいせんな。わたしは山賊の親分ではないのだぞ」
いきなりアリシアが立ち上がった。
酔っているとはいえあんまりな横暴に、ついに怒りだしたのかとラヴィアンは慌てたが、そういうわけではなかった。
「それですよ、山賊の親分ですよ!」
「なにを言ってる?」
興奮気味のアリシアは席に戻ることも忘れて熱弁する。
「わたしたち、ずっと前に山賊退治に参加したことがあったじゃないですか。他愛ない犯罪者の集団だったわけですけど、わたしひとつだけ感心したことがあったんです。あの人達って団結力がすごく強いんですよね」
「ああ、確かにああいう人たちって仲間との絆を大切にするみたいね。杯を交わして義兄弟、とか言ったりして」
「そうそう。隊長もあの人たちに倣うんです。ラム公ぐらいは当たり前。てめー、とか、おめーはよー、などもいいですね。小振りのひょうたんを腰に引っさげて昼間から酒をかっくらってください」
「ください、と言われてもな。品のない言葉は使いたくない」
「ラムザだってそんなの嫌がるわよ」
アリシアは、ちっちっち、と指を振る。
759 :
6:2008/08/25(月) 19:48:03 ID:U5uOSw0W0
「そういう思い込みが間違いのもと。遠慮会釈ない言葉のぶつかり合いこそが集団を、ひいては世間に出たばかりの初な少年の心を引きつけるのですよ! あなたたち、ラムザと仲良しになりたいっていう初心を忘れてるんじゃないですか!?」
アリシアは酔っている。自分のしょーもない思いつきと自分のしょーもない演説とにすっかり自己陶酔してしまっている。だいたい、そんなあからさまなことを言ってしまえば、またアグリアスのレモンの汁攻撃を受けるに決まっている、はずだった。
「むう。いい考えかもしれん」
「うそぉ!?」
ラヴィアンが素早く視線を走らせると、アグリアスの前に並んだ杯が倍程度に増えているではないか。
もちろん全て空である。
ぐだぐだ話し込んでいる間にずいぶん飲んだものである。
「でしょう? わたしだってたまにはいいこと言うんです」
「そうだな。アリシアもたまにはいいことを言う」
「やったー! ほめられたぞー!」
幾多の修羅場をくぐり抜けてきたアグリアスの鋭い眼差しはとろんとなり、少女のような面影さえ漂わせていた。頭の働きは少女より低下しているだろう。アリシアの頭のほうはもとからそんな感じである。
そんな二人に囲まれて、これはわたしがしっかりしなければ、とラヴィアンは気持を引き締めた。
「イメージは山賊の親分の愛人で。私たちに指示するときも
『アリシア、ラヴィアン、行くぞ!』
ではなく、
『行くよ、あんた達! 遅れるんじゃないよ!』
でいきましょう。こういう言葉を重ねていくことによってですね……うーん、なんかまだるっこしいなあ。ものしり博士のラヴィアンくん? こういう乱暴な言葉は学会ではなんと呼ばれているのかね」
「なんか腹立つわね……でもなんて言うのかしら。伝法、任侠、鉄火肌、勇み肌、姐御肌、姐御、姐さん……姐(あね)さん言葉、とでもいえるかもね」
「ラヴィアン君! きみはいいことを言った!」
なにが気に入ったのか、アリシアはラヴィアンの頭をわしわし撫でる。
「ちょっ、ちょっと、やめなさいよ!」
「隊長、姉ですよ、姉。あねさん言葉、すなわち姉弟」
「姉弟か」
760 :
7:2008/08/25(月) 19:52:33 ID:U5uOSw0W0
「あねさん言葉を使っていれば自然と『あねさん』とか『ねえさん』と呼ばれるようになるわけですが、隊長はラムザに『アグリアス姉さん』と呼ばれたくありませんか?」
「悪くないな」
「姉弟喧嘩なんかしたら最高ですよお。『なんで姉さんは僕のことをわかってくれないんだよ!』」
「おお! そ、それはいい」
「この世で唯一の肉親である弟を姉は激しく愛し、それゆえに戦乱を逃れてどこかで二人で静かに暮らそうとか言いだすんです。でも生意気で青臭い弟は
『姉さんは自分のことしか考えてないんだね』『戦争で苦しんでいる人たちを見捨てろって言うのかい?』
なんて言って愛の逃避行を拒否。裏切られたと感じた姉は決別の言葉を残して弟の元を去り、故郷に帰ってひとり寂しく海を眺める目にはうっすらと涙が浮かんでいます」
「ごくり……それで、それでその姉弟はどうなってしまうのだ!? わたしとラムザはどうなってしまうのだ!?」
「愛と憎しみはコインの裏表。手に入らないならばいっそ殺してしまおうか。孤独の内に憎しみを募らせて、ああ、なんということか。姉弟はついに敵同士となって相まみえ、そんであーなってこーなって、最終的には
『僕は姉さんを愛してるッ!』
で、ぶちゅーべろべろべろあんっそこはだめ……と、なるわけです」
「わあ」
パチパチパチ。無邪気に拍手して喜ぶアグリアス。今のひとり寸劇のどこに拍手するような要素があったのか、第三者にはまったくもって不明である。
「よくやったアリシア! これでいくぞ! わたしは今からあねさん言葉だ!」
「あのー、それでここのお代の方は……」
「いくらでも飲め! 食え! 騎士に、いや姉に二言はないッ!」
「いやっっほぉぉぉう! 店員さんこっち! とりあえず地酒とビールと、あとたこ焼きとポテトサラダと焼き鳥パーティーセットと季節のサラダおまかせと……隊長。メニューのこっちからこっちの端まで一列全部頼むっていうのは……」
「言ったはずだ。姉に二言は」
「ないんですね! さすがアグリアス姉さん! 店員さん! こっちからこっちまでぜーんぶよろしくっ!」
店員はアリシアのテンションの高さに目を白黒させて注文をとった。
761 :
8:2008/08/25(月) 19:56:23 ID:U5uOSw0W0
「なにをしている。貴様もなにか頼め」
もう完全に酔っぱらいの目になっているアグリアスが、ラヴィアンを杯で指して言う。
「隊長。それはちがいますよ」
アリシアが注意した。
「おっと。……あんたなにひとりで気取ってんだい? 飲みが足りないんだよ……といったところか」
アリシアはニヤリとして親指を立てる。
アグリアスもそれにニヤリとして返答し、ラヴィアンはアリシアを殴りたくてたまらなかった。
「ほら。あんたもなにか注文しなよ。あたしゃ貧乏くさいことは言わないよ。ここの飲み代をあたしがもつって言ったら、あんたには一銭も払わせはしないんだからねっ」
すっかり莫連なアグリアスである。まだ慣れないのか、少々妙な口調も混じっている。
「うう、こんな隊長見たくないです…………でも、わかりました! 店員さん、お酒どんどんもってきてください!」
ラヴィアンは、この際どんどん酒を飲ませようと思った。前後不覚になるぐらい酔っぱらってもらって、今夜のことは悪い夢として酩酊の闇に葬り去る作戦である。
まさか本当に明日からラムザを「ラム公」呼ばわりする隊長ではないと信じたいところであるが、常に手段を尽くしてことにあたれとは、他ならぬアグリアスの言葉であった。
次々と料理と酒が運ばれてくる。
「隊長、どうぞお酌を」
「……」
無視。
「アグリアス姉さん! ささ、どーぞどーぞ」
「ああ。悪いね」
「くっ……アリシア、後で覚えてなさいよ……アグリアス姉さん! どうぞもっと飲んでください!」
「おうともよ!」
もう無茶苦茶である。
この後、地元の客が
「ねえさん達、楽しそうだねえ」
と、ちょっかいを出してきて、
「おう。わたしがアグリアス姉さんだ!」
と、わけのわからない応答をして、それでなんだか意気投合して店中の客にアグリアスが酒を奢ることになり、
「よっ! お大尽!」「アグリアス姉さん最高!」
と、もてはやされて酒場の夜はいつにもまして大賑わいの大繁盛。
未曾有の売り上げに感激した店主のお礼の言葉を浴びながら、ラヴィアンは酔いつぶれた二人を抱えて、宿屋への道をくたくたになって踏破したのだった。
分母を書いてくれんとどこで支援していいのか分からん
763 :
9:2008/08/25(月) 19:59:07 ID:U5uOSw0W0
次の日。
「というわけで……昨夜はとっても大変だった……ので、飲酒をいけないというわけじゃ……ですけど、もう少し自重……ううっ、頭痛い……」
「それは手間をかけたな。ごくろうだった、ラヴィアン」
「ラヴィアン、お疲れさん」
「なんでアリシアまで偉そうなのよっ! ああっ、自分の声が頭に響く……」
朝の食堂である。
ラムザ一行の面々が爽やかに朝の挨拶を交わすなか、ラヴィアンだけは元気がない。2日酔いだった。
「そのパン、もらっていい?」
「食べる気しない……いいよ」
「わたしは牛乳をもらっていいか」
「どうぞ……」
「うまいね。こいつは焼きたてだね」
「朝一番の牛乳は活力のもとだな」
「二人ともわたしよりずっと飲んでたのに……。なんでこんなに元気なの……?」
「久しぶりの痛飲だった。確かにいくらか過ごしすぎたようだな。どうも記憶が曖昧でいかん」
「わたしもあんまり覚えてないなー」
いいながら、自分とラヴィアンの分の朝食をばくばく食べていく二人。ラヴィアンが特に酒に弱いということでもないので、体の出来が元からちがうようだった。
「そういえばあの姉弟の話。今朝思い出したのだが、オウガバトルの話だろう?」
「そうですそうです」
「あの主人公はなんという名前だったか。ラヴィアン?」
「……オウガバトルサーガ七章の主人公デニムと、その姉カチュアの物語ですね」
「そうだった。昔はよく読んで、悲しくも勇壮な物語に感銘を受けたものだ」
「あ。遅れちゃいましたけど、昨日はごちそうさまでした。お金大丈夫でしたか?」
「あれしきの店。どうということはない」
「さすが、財布の紐が固いですね」
「まあな」
「うう……慣用句の誤用……でも突っこむ気力が出ない……てゆうか結構覚えてるじゃないですか……」
764 :
10おわり:2008/08/25(月) 20:00:32 ID:U5uOSw0W0
「おはようございます」
朝の挨拶。
ラムザだった。
「ああ。おはよう」
「おはよー」
「おはよ……」
「ラヴィアンさん、今朝はどうかしましたか?」
若年ながら一軍を率いるだけのことはある。ラヴィアンの不調にすぐ気がついて、あれこれと気遣うやさしいラムザだった。
アグリアスはその点ドライというか、むしろスパルタ主義でさえあるので、ラヴィアンは複雑な気持ちで自分の上官を見やった。
「なんだラヴィアン? 言いたいことでもあるのか」
ラヴィアンがぼそりとつぶやいた。
「姐さん……」
「……………」
ラムザだけがなんのことやらわからない。
「え? なんのことですか?」
「姐さん言葉……」
「……………オホン。おう、ラム公。今朝の調子はどうなんだい?」
「えっ!? アグリアスさん!?」
「い、いや。なんでもないのだ、忘れてくれ。きっ貴様ら、にやにや笑うんじゃないッ!」
765 :
sage:2008/08/25(月) 20:03:21 ID:U5uOSw0W0
あとがき
アグリアス→ラムザの二人称にいつも迷うので、それをお話にしてみた
タイトルは「貴公じゃイヤ!」
酒の話とはいえきちんと実行するアグリアスさんは偉い
からかわれてるだけだけどw
gj
おもしろかった
おつおつ
でも名前欄には 1/10 みたいに分母入れておくれ
タイトルも名前欄に入れちゃってよかった(後出しに意味があるなら別によし)
若干オチが弱い気がしたけどそこは人それぞれの感性によるか
ツンデレ表現に笑ったw
「お金大丈夫でしたか?」
「あれしきの店。どうということはない」
「さすが、財布の紐が固いですね」
「まあな」
ここの会話だけ抜き出すと、
アグリアスさんが飲み代踏み倒して、店の用心棒ぶっとばすぐらいに大暴れしたかのように見えて困る。
>U5uOSw0W0
GJ
この話のアグは汎用キャラのハミルトンに妙に親切&変に心配してそうだ
スレの流れから、ちょっと違う期待してた。ゼイレキレの滝で頭冷や
して来るわ
面白かった。「目がぁ、目がぁぁ!」で吹いた。
アグリアスさんのムスカ大佐リスペクトですね
>「わあ」
パチパチパチ。
がかわいすぐるww
>>771 >ちょっと違う期待
まさかアグリアスさんが泥酔のあまり、
テーブルに乗っかって服はだけてオッパイたゆんたゆんさせて
「アグ姐さんのホーリーダーンスッ!今夜は無礼講だよ、ブレイコーッ!!」とかドンチャン騒ぎして
明け方にようやくラヴィアリに背負われながら
「うぃーっぷす、あたしゃまだ酔ってないれすよ〜ブレイコーだから…」と寝言を吐きつつ微ゲロを唇から漏らしたりして
常宿に帰ってきて、ちょっと水飲んでからいきなりハッと我に返ってドン底の自己嫌悪に陥る―
なんて展開はあんまりじゃありませんか。
20〜21歳の生真面目娘には酷というものです。
ダメダメダメ、ダメですよ。
「ラムザ、貴公の愛で……私に、女としての喜びを教えてくれないか?」
「いいですとも!」
アグみたいな美人にそんな台詞吐かれた日にゃ速攻落ちる自信がある
リアルで彼女ができそうもないのはなぜなんだぜ?
寂しいよアグたん
|オークス家| λ...
ムスタディオが仲間になりたそうな目でこちらを見ている
ガフガリオンが仲間に入りたそうな目でこちらを見ている
アグって子供の頃よく聞かされていたゾディアックブレイブ伝説をその時からおとぎ話と思ってたのだろうか
意外と透かしたガキだったのかもなアグ
大人になってそう思った……んだと思う
戦時はおとぎ話や神に縋らなきゃ子供はやっていけんだろうけどなぁ。
アグ「十二宮物語だと?星座だと?巨蟹宮だと…?カニ…カニ女呼ばわり…くそッくそッ!」
ラム「アグリアスさん、どうしたのかな?かなり不機嫌そうに悪酔いして…心配だな」
アリ「今はアグリアス様をそっとしておいてください」
ラヴィ「アグリアス様は過去の忌まわしき思い出と戦っていらっしゃるのです」
神龍 「さあ、願いをいうが良い」
ディリータ 「わたしは!世界を!」
ラムザ 「アグリアスのパンティがほしい!」
アグリアス 「……ふにゃっ!?まさか・・・・・・」
神龍 「ねがいはかなえた。ではさらばだ」
ラムザ 「やったー!まだホカホカだー!」
785 :
1/2:2008/08/27(水) 09:21:30 ID:fWM4i9N40
アルマ「アグリアスさん!」
アグリアス「…どうしてこんな時間にラムザの部屋から!?」
アルマ「驚いた? ウフフ…驚くに決まってるわね あんなことがあったのだから」
アグリアス「なんだと…」
アルマ「私、ゆうべラムザ兄さんと寝たの 兄さんもとっても喜んでくれたわ
見て! キスの跡もこんなに!」
アグリアス「そんな…そんなことが」
アルマ「今度こそ胸を張って言えるわ 私はアルマ、ラムザ・ベオルブの最愛の妹
よろしくねアグリアスさん♪」
アグリアス「嘘だ、ラムザが君を抱くだなんて…そんなこと」
アルマ「どうして?」
アグリアス「だって君はラムザの妹じゃないか… 腹違いとはいえ正真正銘の妹…
私の知るラムザは近親相姦の罪を犯すような男ではない、彼は…私たちの光なんだ」
アルマ「…やっぱりそうなの 兄さんのこと、ずっと愛していたんでしょう
いつか自分を抱きしめて、愛してくれたらいいのにって」
アグリアス「それは…」
アルマ「命がけで戦っているのも 戦場でいつも兄さんの隣に立つのも
兄さんが好きだっただけ 昨夜も自分で自分を慰めていたんでしょう」
アグリアス「違う…」
アルマ「自分も女だと…自分も兄さんに愛される資格はあるはずだと
根拠のない思い込みで独りひそかにずっと夢をみていたんでしょう」
アグリアス「それは違うわ… 違う… 私は…」
アルマ「うるさい! …嫌な女。あなたなんて、少しばかり戦いで役に立つだけなのに
たまたま他の家に生まれただけなのに…
私の存在なんて、あなたにとっては最初から視界のうちにも入っていなかった」
アグリアス「違うわ! 私はせめて、ラムザのもとでオヴェリア様を取り戻せるようにと思って…」
アルマ「それが私を馬鹿にしていると言っているのよ!
兄さんは最初、私が戦場に出ることを認めてくれてなかった!」
アグリアス「…だってあなたは!」
アルマ「あなたみたいな堅物が 兄さんに選ばれるわけがない!
兄さんの妻になるのは…私 誰よりも兄さんを愛しているこの私…
毎晩愛し合って兄さんに抱きしめてもらうの… 私を見つめてもらうの…」
786 :
2/2:2008/08/27(水) 09:22:16 ID:fWM4i9N40
(アルマ、アグリアスを突き飛ばしてバレッタを奪う)
アグリアス「? …あっ!」
アルマ「あなただけが兄さんに信頼された?」
アグリアス「返して!」
アルマ「信頼され 背中を預けられ 兄さんに愛されてる?
そんな幻想…打ち砕いてあげる! 兄さんが愛してるのは…」
(アルマ、バレッタを力いっぱい踏みつける)
アグリアス「やめて!!」
アルマ「本当に愛してるのは… 私よ!!」
(バレッタが木っ端微塵に砕け散る)
アグリアス「ああぁ! ああぁぁぁぁぁ!! ラムザがくれたものなのに…
ラムザの思いが詰まっていたのに… ああぁぁ…」
アルマ「ウフフフフフ アハハハハハハハ!」
アグリアス「どうして…どうして……… 役立たずのくせに…」
アルマ「……なんですって?」
アグリアス「守ってもらうだけの… 役立たずのくせに」
アルマ「!」
アグリアス「役立たず!!」
アルマ「!!うおおおお!!! アグリアスぅ!!」
という悪夢に夜毎うなされるアグリアスさま
アグリアスってかただのゲスだな
アグは不人気じゃないよ
黒いアルマいいねぇ。陰でアグたんやラファたん、メリアたんを
いぢめる姿がエロ美しい
アグたんをヒールで踏みにじろうもんなら最高だぜ
こんなんが飯屋に貼られていたら、
(いい年こいてビールポスターの姉ちゃんをジッと見過ぎるなんてみっともない)などというチンケな葛藤と戦いつつも、
チラチラチラチラ見ながら飯を食うという挙動不審な男になる確信がありすぎて困る。
俺ならどうにかして持って帰る
そういや秋葉原のゲームショップで古い好きなゲームのポスターが貼ってあって、持って帰りたくなったんだが
どうしようも出来なかったな。あんなものもう2度とお目にかかれないだろうに。
店員さんに言って買い取るとか出来るのかな・・・
グロスで注文したら、A2版ポスターカレンダー12枚を二組プレゼントとか、
あくどい商売をするビール屋が増えそうだ。
>>794 新作のならば店員と懇意になっていれば、交渉次第で譲ってもらえるんだが
古いのだと店長や古参店員が気にいって貼ってあったりするから厳しいな。
グラディ○スIVとかの販促ポスターを未だに持ってる。
神が降臨してやがった
普段ビール飲まないけどオークスビールが発売されたら毎日飲む
ラムザ「あ、ミルクをお願いします」
アグリアス「ビ、ビールは?」
ラムザ「分かりましたから、泣きそうにならないでください……」
ガフガリオン「甘ぇな。ラムザが頼ンだのはただのミルクじゃねぇンだよ。
」
アグ「・・・?」
ガフガリオン「ヒントはおっぱいだ」
アグ「・・・!!」
誰のおっぱいかが問題だ
さてラムザが頼んだのは誰のおっぱいか!?
オッズ
アグリアス 1.9
メリアドール 2.8
ラファ 4.1
ボコ 9.3
ガフガリオン 11.6
アルマ 1.1
故ルグリア夫人だろう
何故ミルウーダがいない
ティータもいない……って、
野心家で手段を選ばん親友の妹の乳を気楽にねぶってたら、いつか殺されそうだな。
生きてる頃の奴なら少しは…いややっぱ激昂するな
つかこれは妹総合スレでやるべき話かw
ミルミルとアグアグの掛け合いが見たかった
アグリアスもまあ、貴族側の人間だったなら
反りは合わなそうではあるよね
>>800 股間のピストルから発射されるミルクという線m(ry
自分で想像して気持ち悪くなった
そこはそれ、両刀の裏設定もあるアグリアスの事、
女騎士コンビに、ミルウーダが加わってトリオになるだけやも。
もちろん、剣による死闘と、暁まで続く夜の激闘を経て。
アグリアス 「ラムザ、手伝え!」
ラムザ 「合点承知!」
アグリアス 「……。いつもより気が入ってる気がするのだが?」
ラムザ 「き、きのせいさぁ!」
俺のFFTフォルダをチェックしてもラムザがアグリアスさんのおっぱい吸ってるのしかなかった。
「そこは甲冑だ!まだ脱いでないぞ!」
オヴェリア「アグリアス・・あなたはまだミルクはでないじゃないですか。」
アグ「そうでした・・。クソっ奴め騙したな!ガフガリオン!ガフガリオンはどこだ!」
ガフガリオン「あ〜ン?てめぇのミルクだ?騎士の癖に意外と変態なンだな」
アグ「貴様がそう申したのではないか!」
ガフガリオン「あれはヒントだヒント!答えを教えてやろう。
アグリアス+ミルク=アグリアスのミルクを飲みたい。
しかし今その式は成り立たないンだな。成り立つには
結婚+セックスがいるだろう?それが答えだ」
アグ「つまりラムザは私にプロポーズをしていた、と・・・」
オヴェリア「おめでとうアグリアス」
ガフガリオン「おめでとさン」
ムスタ「おめでとう!」
オルランドゥ「おめでとう」
アグ「みんな・・・!!ありがとう!ラムザ今、いくぞ!」
鎧を脱ぎ捨て、剣も捨て走るアグリアス。そこには騎士ではなく女として走る彼女がいた
アグ「ラムザっ!わた・・・」
ラムザ「マスター、ミルクをください」
マスター「あいよ」
アグ「☆○§∞)^o^(アッーーー◯Νゑwwww」
断末魔が虚しく響いた夜だった
オヴェリア様がアグたんのみるくを飲めば万事解決
■ おすすめ2ちゃんねる 開発中。。。 by FOX ★
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いろんな奴がいるな
美鶴スレはずっとあるな
ラムザ「ミルクはいいです。でも、お乳は吸わせてください」
アグリアス「乙女の怒りを受けるがいい……!」
まったくラムザはうまそうに飲みやがるな
さすがはミルク好き
エロやんならピンク板でやれ
そうそう、文章班は栗がどうだのバギがどうだのというような露骨過ぎてはいけない。(が、読みたい!)
ただ、絵はどこまでもリミットブレイクに挑戦してほしい。
そうだな
どうでもいいがアグはワインを飲んでほしいなー
ロマネコンティがうんたらかんたらと語るアグをみたい
ロマネと見せかけて実は安物のワインなんですね、わかります
アグに格付けチェックやらせたら落ちるところまで落ちそうだ
アグ「誇りは気高いが、過剰になれば傲慢だ……それは苦々しいだけだ……」
アグ「ラムザ、ミルク好きのお前のために、中標津のミルク酒を買ってきたぞッ!」
ttp://www.e-suhara.jp/sake/img/syoucyu/milk1.jpg ラム「うわ〜ありがとうございます。へ〜、ミルクそのまま主原料なんですね」
ラヴィ「うわ〜美味しそうですねえ。私達もご相伴にあずかります〜♪」
アリ「御つまみにカマンベールチーズなんてどうでしょう」
ムス「へ〜美味そ」ラッド「ほ〜」ベイオ「なるほど」爺「ふむふむ」ゾロゾロゾロゾロ
アグ「ちょ」
>>823 アグたんはエルヴァーンだったのか
道理であのどっしりした下半身が(ry
(ラムザのためにとっといたのに、グスン)
「みんなでドンドン食べてくれ」
アグ(まあ『中標津』が読めずに小一時間悩んだ末に、ラベルにおもいきり『なかしべつ』と書いてあるのに気付いたのは内緒だがな!)
ラム 「金髪でも・・・」
アグ 「?」
ラム 「ワカメ酒って言うのかな……試したいけど、いい?」
アグ 「??? まあ、構わんが…」
ラム 「うそつき、試してもいいって言ったじゃないかー」」
アグ 「こんな事だと知っていたら、承諾するものか! わたしのズボンとパンツを返せ!」
とりあえず脱ぎはしたのか
>>791 今頃だがAHOGEカンパニーってことはラムザが作ってるのかこのビール
で、このポスターも社長の趣味と
オレ的にはアグたんはミルクよりビールだな。ワインなんて上品な
柄じゃない
そこで芋焼酎ですよ
9回裏2死満塁、ラムザ軍最後のチャンスであった。
ラム「代打アグさんッ!」
アグ「フフフ、ついに私の出番だな、まかせろラムザッ!」
ブルンブルン
アグさんは愛剣を一振り二振りすると、
ブフォッ!
グリップに自慢の芋焼酎を口しぶきで吹きかけた。
アグ(泡盛のほうがよかったかな…)
女王の護衛になれる貴族の令嬢なんだから
ワイン派であって欲しいかなー、なんて
そもそも、儀礼の場面でしか飲酒をしたことはありません派だが
貧乳酒豪派だな、俺は。
モデルが百年戦争なんだがらワインやブランデーとかが主な時代なんでしょ?
もうみんな酒豪だわ
中世レベルの衛生状態だと、下手に生水飲むより酒飲んでたほうが安全だからな
酒に弱い奴は淘汰されちゃうんだろう
アグリアス「では、我々の勝利を願って…」
ぐいっ
アグリアス「プロージット!」
ラムザ・メリア・シド「プロージット!!」
がしゃーん
銀英じゃん
戦友諸君
私はルザリア聖近衛騎士団所属であったアグリアス・オークスである
我が隊は諸君と同じく政変に巻き込まれ
団からの支援なく姫様を捜索してきた
2ヶ月前
私の部下は6人いた
いまは諸君の目の前にいるたったの2人だけだ
私と共に祖国イヴァリースと王女オヴェリア様の為に死ね!
犬死はさせん
>>843 ラヴィ「お断りします」
アリ「申し訳ありません。状況が状況であったとはいえ、ラムザさんの隊の正式隊員になってしまいました」
アグ「ちょ」
アグリアス「ラッド、貴様だけはわたしと来るんだろうな」
ラッド(言い訳が思いつかない!)
アリ「何、黙って涙ぐんでいるのよ」
ラヴィ「素直になりなさいよ。もぅ、じれったいな」
いつでも微妙にズレるアグリアス隊であった
バリアスの谷戦終了後
ラム「アグリアスさん、オヴェリア様を助けに向かいましょう。僕の、僕たちの仲間になっていただけますか…?」
アグ「ラムザ…ああ、こちらこそよろしく頼む」
アグリアス、JOIN UP!
アリ「アグリアス様…よかった」
ラヴィ「あの〜アグリアス様wエヘヘ」
アグ「『私のことはラヴィアン先輩って呼んでいいですよ♪エヘw』とかやったらシメる」
ラヴィ「なんでもないです」
アグリアスのラヴィアンの物真似はちょっと上手くて可愛かった、とはその時点ではラムザには言えなかったという。
ラヴィアン、アリシアは良い部下だ
上司と方向は違えど性格に問題はあウボァ
電気を消すからウボァするんじゃないか
アグ「(そういえば今月は部下からの査定があるな……) おい、ラヴィアン、アリシア。
何か食べに行かないか? たまには私が奢ろう!」
ラヴィ「下心バレバレッすよ、隊長」
アリ「そんな気を使わなくても私たち別に不満ありませんからご心配なく」
ガフ 「おーいラムザ、これ、やるよ」
ラム 「なんですか、この封筒?」
ガフ 「映画のペアチケットだ。たまには、アグリアスでも誘ってやれ」
ラム 「あ、ありがとうございます!」
ラム 「アグリアス、二人で映画を見に行かないか」
アグ 「えっ!? オホン……い、いいぞ。何を見に行くんだ」
ラム 「この封筒の中に、チケットが入ってる」
アグ 「へえ、どんな映画………"悶絶!緊縛美乳女騎士油地獄、アホ毛の剣士様もっと私をいたぶって"……コレを私に見ろと?」
ラム 「……あの野郎」
受付 「イヴァリースの恋歌、お二人様ですかー?」
ラッド 「……どこが大興奮映画なんですか?」
ガフ 「ありゃ、渡すチケット間違えたぜ」
ちょwwwガフさんwww
ガフさん、実は良い人かもw
アグ「オヴェリアさまに弓を引いた時点でわたしの粛清リスト入りだ」
ガフガリオン「俺はラムザと一緒にイグーロスに帰るから邪魔すんな」
アイテム「粛清リスト」
効果:リストに粛清したい相手の名を書いてユーグォの森に行き
ウッドに打ち付けると、相手が戦死者リストに載る。成功
率は星座に比例
アグたんだって黒くてエロい大人のパンツを試してみたくなるときもある。
白の清楚なパンティーから黒のいやらしいパンティーまで
ラムザ「純白のガーターベルト付きパンティとストッキングが最強です」
アグリアス(ベージュのショーツはだめなのか……!?)
>>858 たぶん下着売り場でセクシー黒パンテーを物色してる現場をメリアさんに押さえられて、
「パンツがダークナイト、なーんちゃって」と突っ込まれたのがいけなかったのかな。
>>858 ベージュなんておばさんしか穿かないよアグリアスさん!
ガフ「行き遅れの女騎士さンならそれで十分だろッ。今更色気づいてンじゃねえ」
アグリアス「なっ!私はまだ21だ!断じていきおくれなどではない!」
ガフ「その性格じゃあ嫁の貰い手なンざいねえよ。そう言ってられンのも今のうちだけだな!」
アグリアス「貴様、それはセクハラだぞ!まるで、うちの山田課長
のような言い草だ」
ラムザ「涙目のアグリアスさんって堪らないです」
オヴェリア「ええ」
ラヴィアン「半泣きにはなっても本気で怒らない絶妙の加減が必要ですけど」
アリシア「ラムザさんとオヴェリアさまはよく心得ていますね」
アグリアス・ハートを盗む
↓
誕生日の相性により効果抜群
↓
ラムザメロメロ
↓
アグリアス上機嫌
↓
チャームが解ける
↓
ラムザ目を覚ます
↓
アグリアス「人の夢と書いて儚い・・・なにか物悲しいわね・・。」
書いてて思い出した。こんな同人誌あったような
アグリアスさんは大喜利だったら黄色い着物を着ていそうなタイプ
他スレのパクリ
アグリアスのパンティと書いてはかない・・・何だかいやらしいわね
869 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/02(火) 22:36:51 ID:PafrjsLN0
>>869 適当にセリフを当てたくなるな
アグリアス 「ラムザ、最近アタシに冷たいんだ。何かこっちを向かせる方法無いかな」
風水士 「青と白のストライプが入ったパンツがお勧めですよ。恵方から風が吹いた時に好きな相手に見られれば確実です♪」
_________
続き
アグリアス 「という見立てだ。お前ら、そういう柄のパンツは無いか?」
アリシア 「ないです」
ラヴィアン 「わたしも」
アグリアス 「そういえば、ガフガリオンがそんな柄のパンツ持ってたな」
ラヴィアン 「チャレンジャーですね……股間からサルマタケが生えても知りませんよ」
アリシア 「男物パンツで見せパンチラ……正気の沙汰とは思えません」
ラヴィアリ達のサイズではアグさんの尻と太ももが収まるわけがない。
たとえ本当は縞柄持っていても、伸ばされる(ましてや男に見せるために)と分かっていては貸したくもなかろう。
だからフンドシを。
ふふふ…賭けは僕の勝ちのようですね。
約束どおり一つ言うことを聞いてもらいますよ。
(な、何をされるというのだ……ドキドキ)
ラムザ「アグのパンティおくれ!」
アグ「うらやましいな……ヒマそうで……」
ラムザ「あ……あれは
アグさんの…パ、パン…」
ドゴーン
>>896 おや、遠方に二人ほどノゾキがいらっしゃいますね
内容的にもなかなかいい振りだぞ!
アグたんのゲルミナスパンティ欲しいよーっ!
アグ「ふむ、
>>877よ、ここに新品のゲルミナスパンツを用意してやったぞ。
で、ここに私のサインをば、ア、グ、リ、ア、ス、と。これでよし。
ほれ、これで『アグリアスのゲルミナスパンツ』の出来上がりだ。1000ギルで進呈しよう。
ま、まさかとは思うが女物のゲルミナスパンティーのほうが良かったなどとは言うまいな!?」
>>878 アリシア「あ、アグリアス様の荷物の中から……男物のパンツが!」
ラヴィアン「うろたえるなー! 近衛騎士はうろたえない! きっと洗濯の誰かのパンツが誤って……」
アリシア「でも、ほら、こんなに堂々とアグリアス様の名前が書かれてるわ!」
ラヴィアン「つまりアグリアス様のパンツは……!」
アリシア「トランクスで!」
ラヴィアン「通気性抜群!」
ガラパンとランニングで歩き回るアグリアス
>>881 おっきした
絵師が降臨するとウレシイなぁ
オヴェリア様含んで四人娘でどうか
さ、乳神絵師殿に下着姿を暴露されたことだし、
アグリアスさんはちょっと腹筋周りを鍛え直すところから頑張りましょうか。
もちろんオッパイと臀部と太ももとふくらはぎは現状を維持した上で。
下着姿……だと……?
実は、甲冑の下にはほとんど着ていないアグリアスであった。
アグ「おしっこの時に困るんだ」とのことです
用足しに困るならパンパース穿けばいいじゃない
メリア「あらもう尿漏れ?大変ねえお年よりはw」
ガフ「みっともねえな女騎士さンよ!おら、ラムザがおばあちゃん見るような目ェしてんぜ!」
アグ「き、貴様こそ何だッ!メリーズのおむつではないか!?」
メリ「神殿騎士団ご用達の戦場おむつを侮辱する気!?教皇猊下のお墨付きなのよッ!」
アグ「ふん!近衛騎士団のパンパースに至っては国王陛下のお墨付きだぞッ!吸水率バツグンだッ!」
メリ「こっちだって常にサラサラ、多い日だって安心なのよッ!」
アグ「なにおうッ」
メリ「なによッ」
ポカスカポカスカ
>>889 レーゼ(はいてない人)「醜い争い……」
>>881 でもとりあえず頑張ってるうちにラヴィアリ以外にも見せられるように成長するんですよね?
アグ「そうだな、ラ…」
ラヴィ・アリ「ラ?」
アグ「ラファにでも…」
ラヴィ・アリ(当分ダメだこりゃ)
>>889 そんなケンカはポエスカス湖でやりなさい!
>890
人の夢と書いてはかない
私の夢と書いてラムザの
メリアドール「何で、そんな嘘つくの!」
アグリアス「人の為と書いて偽りと読む。貴女はそれしきも知らんのか」
ラムザ「2人とも楽しそうでいいなあ」
ラヴィ&アリ(どこ見てんだか)
>人の為と書いて偽りと読む
アグはこういうの好きそうだなあw
儚いの例があるだけだが。
いつか「心を受け止めると書いて愛と読む」とか言わないかなあ。
さんねんえーぐみー!! きーんぱーつせーんせーい!
仰げば〜まばゆし〜アグリの乳〜♪
お腹に余ってるお肉もぷりてぃ
アグはいいねぇ…アグは心を潤してくれる(性的な意味で)
FFTが生み出した文化の極みだよ
アグ 「腹筋を鍛えろと?」
アリ 「そうですよ」
ラヴィ 「このままだと、乳が垂れたらオバちゃん体形まっしぐらですよ」
ラム 「やあ、アグリアス。今日もキレイだね」
アグ 「……だから、ワタシは奴が好きなのだ」
アリ 「間違ってます」
ラヴィ 「社交辞令をマトモに受け取ってホルホルしたらいけません」
ホルホルて…
<ヽ`∀´>じゃないんだから
アグ「よし!もう私は食事当番で丸焼きを作るのを止めるッ!」
ラヴィ「おお」
アリ「脂分多そうですものね」
アグ「だから今夜の丸焼きはお前達が焼いてくれ」
ラヴィ・アリ「ちょ」
アグ「赤チョコボなら照り焼きにしてくれ」
ミル「赤豆潰してチョコボの型に入れて焼くんですね、わかります」
アルガス「これだから貧しい庶民は嫌いなんだ」
ひたすらオロオロするラムザであった
910 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/07(日) 03:06:20 ID:eyp0vnm+O
そんなこと言うアルガスはアグ姐様にお仕置の無双稲妻突きされます
レーゼ「チョコボは生で食べるのもおいしくてよ」
ボコ「ク、クエー…(びくびく)」
労八「ちょこぼノ油ハ体ニイイデス」
>>911 ベイオ「君が言うと刺身じゃなくて丸かじりしか思い浮かばn…」(ワアァー)
チョコボの踊り食いか……
>>897 微妙に形違う気がするがそういう意味なのか
ちょっと変態チックなシチュエーションのSSとかどうなの
大好物
被ると著しく下品な人格へと変貌する伝説の下着などなど、
財宝のマジックアイテムでそんなん出ました、みたいな設定でいくらでも変態シチュに持ち込める。
アグって今の軍人の位で言うとどのくらいなの?
少尉くらい?
最初の頃の部下の人数からして、伍長ぐらいじゃね?
貴族で親衛隊長だから、いきなり佐官クラスだと思うんだ。少佐な
んか似合いそう(隠し名はクラウス、別名鉄の処女!)
士官学校でて多少実戦経験積んで少尉、親衛隊長任命時に1階級上げて中尉。
貴族とはいえそんなに名門ではなさそうだし、こんなもんだろ。
親衛隊長なんて勝手にアグリアスを大出世させんなよw
アグさんは規模的には田舎の区役所の警備員の主任と消防自警団の団長務めてるようなもん。
何かあったらラヴィアン・アリシアを引き連れてチョコボにまたがり駆けつける。
汎用♂「アグリアスさんに『アグリアスさん、おっぱぃようございます!』と挨拶して殴られなければ、彼女もウチに馴染んできたってことかな?かな?」
ラムザ「君、除名」
>>924 なんとなく、ウエスタンスタイルでチョコボにまたがり、
助手のアリシアとラヴィアンを従えて荒野を走るアグリアスを想像した。
んで、賞金首がガフガリオン。手下がアルガスとラッド。
判事がシド。
町を荒らされて困っていた保安官(アグリアス)達の所へ
列車に乗ってやってきたラムザベオルブが彼女らと協力しあって
悪党(ガフガリオン他)を懲らしめる1時間半の70年代風の映画が完結するところまで想像した
保安官の着替えシーンもあるぞ!(隠し撮りで)
仮にも王女の護衛隊長なので少佐くらいじゃなかろうか
お飾りでもあるだろうけど
枢機卿に面会できるくらいだからアグ自身もそれ相応の地位はあるだろう
>>926-927 八号にもHD動画視聴機能が付けば、アグリアスさんもさぞかし西部劇に影響されることであろう。
「荒野の七人」「駅馬車」「シェーン」「OK牧場の決斗」etcetc
「オヴェリア様を助けに行きましょう!」「OK牧場!」
「アグリアスさんは今日は先陣をお願いします」「OK牧場!」
「アグリアスさん、踊り子になってくれますよね?」「…OK、牧場…」
「辺境の護衛隊長殿(笑)」とガフに揶揄られてたのを忘れてはならない
親衛隊長とか相応な地位の人はルザリアに腰据えてるだろうし
そこかしこを飛び回って、閑職にまわされたアグはあんまり地位のある人じゃなかったんだ
レーゼ「ねえ、アグリアス。ラムザを好きになっては駄目よ。」
アグリアス「何故だ?」
レーゼ「どうしてもなの」
アグリアス「どうかしたのか?」
レーゼ「いいえ・・・」
アグリアス「いったい何故なんだ?」
レーゼ「・・・いつかいなくなるからよ。つらいわよ、好きになったら・・・」
(ラストバトル前に除名後)
アグリアス「ラムザ、カムバーーーーーック!!」
アグリアス「・・・という夢を見た」
ラムザ「影響されすぎですよ」
ママレードボーイかと思った
マラーク 「インディアン、ウソつかない!」
ガフガリオン 「インディアン、下はかない!」
アルガス 「ほんとうか? どれどれ」
ラファ 「……兄さん!」
マラーク 「妹に何をするか!!!!」
ガフガリオン 「友好部族との同盟交渉はあえなく決裂。 お前のせいだ」
アルガス 「家畜は下着などはかない! っていうか、アンタが余計な事を言うから」
ラッド 「だからって、普通たしかめますか? 二人とも、こちらの不利な立場を自覚してくださいよ……」
ガフは皮肉で言ったわけだから閑職と言い切っていいかどうか
アグを送り込んだのは元老院だったよな?
ラーグ兄妹からすればオヴェは邪魔者でしかなかったろうが元老院にとっては大事な存在だったはず
937 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/09(火) 23:17:17 ID:4vpDlmhs0
omosiree!
アグリアスの物腰から見て上級士官である、とオレは信じてる!
王位継承者の護衛は超重要任務だけどめんどくさい
そんな任務に手を上げて来ちゃった感じのくそまじめさをガフに皮肉られた
それだけだろ
アグリアス大佐
アグリアス中佐
アグリアス少佐
アグリアス大尉
アグリアス中尉
アグリアス少尉
アグリアス准尉
アグリアス曹長
アグリアス軍曹
アグリアス伍長
もうこの際、語感で決めようぜ。単純にどれがしっくりくる?
>>940 アグリアス少佐がしっくりくるけど、大尉くらいだと思う。
階級を考えるとまだ若いと思うが婚期を考えると…
ふっしぎー!
アグは知らんが、ガフには鬼軍曹のイメージがある。
>>924 ラヴィ「じゃあアグリアス様は花嫁将軍ということで」
アリ「まあ素敵」
アグ「却下だ」
ラヴィ「物足りないと仰るのでしたら花嫁“大”将軍ということで。“大(おお)”クスだけに」
アリ「うまいわラヴィアン」
アグ「貴様らあとで便所裏に来い」
>>940 アグリアス保安中佐
アグリアスSS上級大隊指揮官
アリシア「馬群が来ます!距離500、騎影14、聖印に双頭の獅子旗。
大型の馬車も接近しつつあり!王女オヴェリア様のご一行と思われます!」
アグ 「総員、オヴェリア様の出迎え用意。最敬礼、捧げ剣、姿勢を乱すな!
直立縦隊整列、楽隊演奏用意、
騎士以下は最前列に、他は後列に控え、イヴァリース、万歳!」
アリ&ラヴィ「はっ…」
アグ 「…何をやっているか!貴公ら!隊伍が乱れている。
これでは王都の笑いものだぞ!分かっているのか!」
ラヴィアン「アグリアス様、一団の代表者がこちらに…」
アグ 「ん?」
使者 「すまんな、気合いの入っているところを」
アグ 「…いえ」
使者 「紹介する。こちらは元東天騎士団分隊長のガフ・ガフガリオンだ。
君も名前くらいは聞いているだろう」
アグ 「ぁ…はぁ…」
使者 「オヴェリア様の護衛につく、2人の傭兵部隊の隊長として、君に同行する。頼むぞ」
アグ 「ぅ…」
ガフ 「よろしくな、隊長さンよ!」
アグ 「ぁ…ああ、ルザリア聖近衛騎士団のアグリアス・オークスだ。だが…」
ガフ 「しかし、俺らの旅の道連れの隊長さンが、こンなに若い別嬪さンだってのは、
粋な計らいってやつか?」
アグ 「ぅ…」
使者 「心配するな。彼女は優秀だ。若いながらも剣技と王家への忠誠は確かでな」
ガフ 「ほぅ…」
アグ 「いえ…それは…」
使者 「それに、この任につくまでは、王都直衛部隊で副長の任に就いていた。
ガフ 「おや?じゃぁ政治にも詳しいってトコか。期待させてもらうぜ。
俺らはこれから、あの王女様をガリオンヌに送り届けるンだからな!」
>>945 アグ 「バカモン! 俺のケツを舐めろ!」
アグ 「畜生、ルカヴィの呪いか」
アグ 「情け無用、ファイラ!」
アグ 「この役立たず!」
ラム 「カレーショップ ハッピーチョコボ・・・?」
アグ 「いいだろう。私とお前で経営するんだ」
948 :
sage:2008/09/10(水) 11:39:13 ID:mq+dFO710
946はマンガか何かの名詞変換?
だったらタイトルを知りたいです
シャア・アグリアス
3、2、1、ゼロ〜♪
アグってハニー♪
アグリアスのお尻はデカイ尻〜♪
アホ毛を下に敷くデカイ尻〜♪
ホーリーホーリー、ホーリーヒップーヒップップ〜♪
アグ「久しぶりにこの町に立ち寄ったと思ったら、こんなわらべ歌が流行ってしまっているとは…前回暴れ過ぎたか」
立派な安産型なんですね
アグリアスの尻に潰されてぇ
Ugly Ass…まあ、美尻ではないわな。
アグたんの尻に敷かれるラムザ
>>950 ジャーンプジャンプ、緑の大地〜
「つまりこれは私は竜騎士になるべしという歌だったのだ」
「いいですけど強ジャベリンは皆の共有ですよ」
アグ「ゲルミナスブーツだけは私から奪わないで!」
>>956 アグリアスさんの本当の姓はイシンバエワというわけですね
>>956 最近ニコ動で見て、高橋名人ご本人が歌ってたということを今頃知った21世紀。番組自体は全然見てなかったけどw
アグ「と言うわけで聖剣技16連射」
ラム「じゃあ僕は投石16連投」
ムス「なら俺は銃16連発」
メリ「負けずに剛剣16連射」
ラファたん「16連射もしたら、何回ちゃんと当たってくれるのかなあ…」
ちなみに雷神さまは「全剣技ひゃくろくじゅう…」と言いかけた時点でアグたんとメリアさんに涙目で止められました。
960 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/12(金) 02:04:41 ID:bSrvHZslO
メンテ相手には何発放っても無効なメリーたん涙目www
しかし獅子戦争では改善されたのであった
アグ×ムスのことですね
アリ 「どうして、アグリアス様は足が遅いのですか?」
アグ 「装備が重いから。どうしてもね・・・」
ラヴィ 「では、装備を外したら、速くなるのですか?」
アグ 「……。お前ら、つまり私がデ○と……」
ラム 「アグリアスって足が遅いの?明日から早朝ジョギングしようね」
アグ 「おお、ラムザ。 足をくじいた。お姫様ダッコで部屋まで送ってくれ」
ラム 「はい」
アグ 「ほらみろ! 小柄なラムザにも軽々と抱き上げられる私のどこがデ○だと……」
アリ 「勝ち誇って腕を振り回すたびに重心が動くから、ラムザさんが死にそうな顔をしてますよ」
ラヴィ 「周囲の配慮にすがってチンケなプライドを保つのって、人間として最低ですよね」
アグ 「……。」
重いのなら素っ裸になればいいじゃない
メリ「ここだけの話、アグリアスのお尻には蒙古斑があるーッ!」
アグ「今日の戦いで敵の棒攻撃を喰らっただけだッ!」
餓狼でビリカン、キャリバーではキリク使いの俺としましては、アグたんにカンチョーアタックかましたいという欲望がですね…
>>965 お尻がすっごく痛いけど
戦闘中もリザルト中も、一人になれるまで我慢していたんですね
分かります
なんという健気なアグ…これは間違いなくホレる
……尻穴的な意味で
落ちた?
970 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/12(金) 22:07:35 ID:qK9N6+znO
最近SSないね(・ω・`)
971 :
名無し名人:2008/09/12(金) 22:12:39 ID:k/W3CeAG0
アグがSSだからな
SSといえばまとめサイトも千夜一夜も一向動きがないのね
974 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/12(金) 22:40:14 ID:qK9N6+znO
>>973 やっぱり10年も経っちゃうとだめなのかな?
千夜一夜大好きだ……
千夜一夜と聞くと.hackを思い出す
>>975 ♪この場所を出て歩く道の事を考える 空はまだ早い夕方雲に色を残して
この前カラオケで歌ってきた。
握り拳で力強く歌うアグリアスさんが目に見えるようだ
>>974 そりゃあ、俺だってアラフアイの森でボコを助けた後
ガフを叩き殺してラムザを犯しちゃうアグ様を書きたいんだぜ?
でもここじゃ書けないんだぜ……
やっぱり年齢制限ってのは書き屋にとっていろいろきついんだぜ。
979 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/13(土) 23:31:19 ID:mHXW7BkzO
>>978 そうなんですか…………ラムアグが本当に好きなんで、是非読みたいのに
書き屋さんも大変なんですね。
エロパロへどうぞ・・・と言いたいけどあんまり投下したい感じじゃないか
テキストをあぷろだに上げてアドレスの下にでも一言エロ注意と書けば
いいような感じもするんだけどねw
あれ、次スレは……?
果たして次スレはDQFF板に立つのか、それともピンク系板に立つのか。
アグリアスを困惑させて喜ぶ人らが多すぎるのは全くもってけしからん。もっとやれ。
983 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/14(日) 13:30:37 ID:iDZOe1NDO
ラムアグ熱々希望
ラムザなら俺の横で寝てるよ
俺ならラムザの腕枕で寝てるよ
アグ様は田舎者。
こちらの世界に例えると練馬って感じ。だがそこがいい。
練馬大根足のアグリアス
988 :
次スレ:2008/09/14(日) 21:00:02 ID:QK8n25iO0
989 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/14(日) 23:57:37 ID:iDZOe1NDO
次のスレにはラムアグのSSがたくさん書かれますように。
あぐあぐ
991 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/15(月) 11:17:32 ID:urVFNv0kO
埋める
今回のスレはまだSSあったほうだよね
994 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/16(火) 00:32:38 ID:cSAJfNsBO
梅
松
550909.com
997 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/16(火) 00:50:57 ID:cSAJfNsBO
竹
ムーブ3
999ならあぐおっぱいに顔を埋めてふかふかする
1000なら999無産
1001 :
1001:
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,,ノィ クエックエッ
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