マイラ名物
仲居さん 「マイラ名物露天風呂にようこそー♪」
女勇者 「湯煙と硫黄臭……ボク、温泉って、はじめてなんです」
女商人 「わーっ、すごく広い岩風呂だー!これ、男風呂なの?それとも女風呂?」
仲居さん 「湯船が一つなので、2時間おきに男女交替で入っていただく規則になっております。ただいまは、女風呂の時間ですね♪」
女商人 「さっそく二人ではいろっ!」
仲居さん 「おや? でもこちらの方は……?」
女商人 「理由あって男の格好しているけど、ちゃんとした女の子だよ!」
女勇者 「そ、そうなんです……」
仲居さん 「……?」
女商人 「死んでる時に、パンツめくってバッチリ○ん○ん無い事を確認したし!」
女勇者 「え?」
仲居さん 「……左様でございますか♪ 男女交替の30分前に鐘が鳴りますので、そうしたらお風呂から上がってお召し物に
着替えてください。宿屋マーク入りのバスローブや浴衣もご用意いたしておりますので、ご自由に使ってくださいね♪」
女勇者 「はい。わかりました」
女商人 「うわっ、ここ熱い!」
仲居さん 「えー、そちらの湯槽は、お風呂がぬるいとお感じのお客様のために、冷ましていない源泉から湯を直に引いたものでございます。
桶を使って露天風呂に汲みいれ、お好みの熱さで湯を楽しめるようにしてあります。では、ごゆっくりどうぞ♪」
女二人 「はーい」
女商人 「ふーん……ふふっ♪」
女勇者 「な、なにかな。……足のつま先から頭のてっぺんまで舐めるように見まわしてから笑みを漏らされると、ちょっと怖い……」
女商人 「勇者って、結構……スタイルいいのよねー」
女勇者 「え……そうかな?」
女商人 「やっぱ、激しい運動している割に食べないからかな。私もデザートやめよっかな……明日か、明後日から」
女勇者 「今日からやめた方が……」
男戦士 「確かに……全然くびれがない。アイツのヌード写真を所持していたら、法改正でお縄にされそうだ」
男僧侶 「わけの分からん話を……言いすぎですよ。いくら彼女の胸が無いとはいえ、少年や子供には間違われないでしょう」
男戦士 「お前も、何のかんの言って冷静に観察してるんだな。神職ってエロ厳禁じゃないのか?」
男僧侶 「私は彼女たちをいやらしい目で見たりしません。……多分」
男戦士 「……たしか、ウソも禁じられているハズだよな」