DQ3の女勇者に萌えちゃう

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213名前が無い@ただの名無しのようだ
ラダトームの剣術師範1

兵長   「よし、訓練止め! 総員!解散していいぞ!」
兵士たち「はー疲れた・・・メシメシ…」
兵長   「先生がた、お疲れさまでした。明日もまた、お願いします」
男戦士  「おう、わかったぜ」
女勇者  「はい、わかりました」
新兵   「ローラ先生! 先生のおかげで、剣術の型が身についたような気がします」
女勇者  「そう、よかったね。 ボクも教え甲斐が有るよ」
男戦士  「ローラ先生? あ、そうか。そうだな。ローラだった……なんか馴染まねえな」
新兵   「あの、先生・・・・・・なぜ、先生の一人称は、ボク、なんですか」
女勇者  「え? あ、ああ、それは、その」
兵長   「私も、多少気になっておりました」
男戦士  「……まあ、少し変わった癖が有るんだ。剣と魔法も癖で身についたようなもんだぜ」
兵長   「ふむ……癖ですか。それにしては、あまりに見事な……」
女勇者  「えーっと・・・その・・・」
新兵   「……詮索してローラ先生を困らせるつもりは無かったのです。大変失礼しました!」
女勇者  「あ、いいの。いいのよ」

男戦士  「熱心だよな、あの新米兵士」
女勇者  「うん……教えている中では、一番筋がいいと思う。やる気も有るし」
男戦士  「お前の事が、好きなんじゃないのか?」
女勇者  「え!? でも、先生って呼ばれてるし、剣や魔法の事で尊敬しているだけじゃないかな」
男戦士  「俺だって信じられねえもんな。俺の女房より一回り大きいだけの女が、力はともかく、
       剣の速さでは俺を数段しのぐなんてよ」
女勇者  「……。ラルス王に甘えないためにこの仕事しているけど、普通の女の子に見えないよね……」
男戦士  「またか? 物騒な物を背負ってはいるが、スカートに髪飾りに下ろした長髪と、どこから見ても女の子だよ。 
       あせらなくても、そのうち物好きな奴も出てくるさ。俺の女房みたいにな」
214名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/03(水) 00:58:32 ID:4hVPd9qF0
ラダトームの剣術・魔法師範2

女商人  「おかえり! ご飯できてるよっ!」
男戦士  「ん、旨い! 食うたびに新しい感動が有るな!」
女商人  「世界中から食材のサンプル送らせてるの! これ、テパの山羊乳チーズで作った野菜サラダ! 勇者もいっぱい食べてね!」
女勇者  「う、うん……」
女商人  「……どしたの?元気ないのね?」
男戦士  「普通の女の子になりたい病だ。特効薬は、無い」
女勇者  「そうなんだよ。またなんだボク……」
女商人  「ふーん……こんど、取引先と盛大なパーティ開くんだけど、来る? 大商人の息子たちも来るから、
       その中から彼氏みつけたら? 玉の輿だよ?」
女勇者  「ありがとう……でも、そういうのじゃないんだ」
男戦士  「俺が代わりに言ってやろう。実は、気になる男はできたらしいんだが、自分に素直になれないと共に、
       こわくて気持ちが確かめられない。正体を打ち明けるのも憚られると」
女商人  「はー、それはそれは深刻な……」
女勇者  「ちょ、ちょっと、勝手に話を作らないでよ!」
男戦士  「あの新兵に稽古をつけてやってるとき、心の底から楽しそうな顔をしてるじゃねえか。素直になった方がいいぜ」
女勇者  「でも、そんな、まだ……」
女商人  「気持ちの整理ができてないと……素直になれない時って、女には有るのよ」
男戦士  「そんなもんかねえ……俺なんか、女房に対して毎晩素直だぜ」
女商人  「この大ウソツキ! アタシの体力も考えずに朝晩でしょが!」
男戦士  「ガハハ! 言うようになったぜ!」
女勇者  「……(赤面)」
215名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/03(水) 01:13:58 ID:4hVPd9qF0
蘇る脅威                    ……?

同僚   「見回りって、タルイよな……」
新兵   「何を言うんだ、アレフガルドの民を守る我々の名誉な任務だ。熱心に勤めないと」
同僚   「お前、堅物だな……それでいて、ローラ先生の事を思い出しては夜な夜な……」
新兵   「お前に見られたのが……人生最大の失敗だよ……むっ!? 誰何!」
??? 「ラダトーム……相変らず守りが甘い城だ……」
新兵   「……何者か!? 名を名乗れ!」
同僚   「ん・・・? おい、アレは勇者ロトの装備だ……勇者ロトが帰ってきた」
新兵   「そうなのか! おい、お前は城に戻って報せてくれ!」
同僚   「わかった!」

新兵   「勇者ロト……アレフガルドの救世主……一度、話がしたかったです。何ゆえ、姿をお隠しになられたのですか」
???  「勇者? ふふ、勇者は何故姿を隠したのだろうか? なあ、兵士君、キミが危険な任務の最中に姿を消して
      ずっと帰ってこなかったら、皆はどう思うだろうか」
新兵   「え? それは、戦死したのか逃亡したのか、いずれかと看做されますが」
???  「ふむ、勇者ロトは何れであったのだろうな?」
新兵   「勇者ロトは大魔王を倒して生還したのです。そんな事など一度も……」
???  「倒した……と思ったが、後で倒しきれていない事に気がついた……としたら」
新兵   「知れた事! もう一度、倒しに行くまでです!」
???  「そうだな。しかし、首尾よく倒せたのであるなら、すぐに戻るだろう。なぜ半年も姿を現さなかったのか……」
新兵   「……まさか」
???  「そうだ、わしは勇者ロトであって、勇者ロトではない……奴を操り、再び世界に覇を唱えるために蘇えったのだ!」
新兵   「……貴様は……アレフガルドを闇に落とせし大魔王…………ゾーマ!」
???  「ご明察・・・・・・若い兵士よ、お前にチャンスをやろう。わしを剣で圧倒できたならば、
      ひとまずこの場を去ろう……しかし、お前が敗れた場合はお前の息の根を止め、
      勇者ロトとしてラルス王に近づき、奴をも操ってアレフガルドの全ての民を我が尖兵とするつもりだ」
新兵   「わ、我らラダトーム兵は死など恐れぬ! 貴様の思い通りにさせてなるものか!」
???  「無理をするでない……声もヒザも震えておるではないか」
216名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/03(水) 01:25:01 ID:4hVPd9qF0
暴走の男戦士

新兵   「……うぁあああっ!!!!!」
???  「いいところまで行くがまだまだ……兵士君、もう終わりにしよう……」
新兵   「ローラ先生……せっかく教えていただいたのに無念です……最後にもう一度だけ、ローラ先生に……!」
???  「……。」
男戦士  「おーい、大丈夫か?」
新兵   「はっ、先生!?」
男戦士  「お、結構頑張ったようだな。ほれ、力の盾と薬草だ」
新兵   「先生、コイツは……!」
男戦士  「大魔王だと言うんだろ? おい、いい加減にしとけよ勇者」
???  「そうだね。このくらいにしておくよ」
新兵   「え? すると、本物の……」
女勇者  「勇者ロトだよ」
新兵   「そんな……戯れが過ぎます! 私は本気で!」
男戦士  「……かわいそうだから兜もとってやれ」
女勇者  「そうだね……」
新兵   「あ……ローラ先生!?」
女勇者  「……そう、勇者ロトの正体は、ボクなんだ」
新兵   「え……先生が? でも、道理で…しかし……」
女勇者  「……。」
男戦士  「ま、時間をかけて納得しろ。ところで勇者は何歳だか、知ってるか?」
新兵   「い、いえ、聞いた事が無いので」
男戦士  「では、お前は何歳だ?」
新兵   「半年前に17歳になりました!」
男戦士  「お前と勇者は、同い年だよ。勇者も17歳だ」
新兵   「ええっ!?そんなバカな!?」
女勇者  「……ボク、老けて見えるのかな?」
新兵   「いえっ、そんな事は決して……あまりに剣と魔法のレベルが高いので、見かけより歳がずっと上なのだとばかり」
男戦士  「でな、このローラ先生……つまり勇者ロトさんは、お前の事が好きなんだとよ」
新兵   「えええええっ!!!」
女勇者  「ちょ!? 今日は正体と年齢を明かすだけって……」
男戦士  「いいじゃねえか、手間省こうや。 お前はどうなんだ。勇者ロト…つまりローラ先生を非常に好きだと聞いたが」
新兵   「えっ、そ、それは」
女勇者  「……そうなの?」
新兵   「いや、そんな・・・・・・あまりに恐れおおくて」
男戦士  「なんだ? 同僚の目撃証言まで、大好きなローラ先生の前で語って欲しいのか?」
新兵   「やめてくださいよ!!!!」
女勇者  「なんの事だろう……?」
男戦士  「ほら、ローラ先生が興味持ったぞ。バラされたくないなら、男らしく認めちまえ」
新兵   「そ、そうです。私も、一目見たときから……」
女勇者  「………ええええっ!」
男戦士  「俺の役割は終わったな! 邪魔者が入る心配が無い午後の稽古場にでも行って、ゆっくり語りあえ!」

女商人  「うわーっ!……きゃーっ! 見てるだけでも恥ずかしい!(赤面)」
男戦士  「俺のキューピッド役もイケてただろw」
男僧侶  「私のシナリオにアドリブが入った時にはドキドキしましたよ」
男戦士  「内気すぎるんだアレは、少しは俺の女房を見習えってんだ」
男僧侶  「あの一部始終もずっと見ていましたが、あれは大胆でしたね」
男戦士  「あん時はスッカリ度肝を抜かれちまったよ」
女商人  「きゃーっ! 早く忘れて! 忘れなさい!(赤面)」