DQ3の女勇者に萌えちゃう

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206名前が無い@ただの名無しのようだ
宴の後T

女商人 「わー、夜風が涼しい」
男僧侶 「盛大な宴でしたね」
男戦士 「俺はまだ、飲み足りんぞウィーッス!」
女商人 「アンタちょっと飲みすぎ!  ……ねえ勇者、旅の目的は全て果たしたんだよね」
女勇者 「……うん。父にも最後に会えた。そして、大魔王も倒した」
女商人 「これからどうするのみんな?」
男僧侶 「アレフガルドにて、神の道を究めますよ。教えが後世に残り、再び御技を使いこなす僧侶が出てくるように」
男戦士 「俺は……どうしようか。 アリアハンには戻れないようだが、俺には家族はいねえからな。未練はねえよ」
女勇者 「……。」
男戦士 「おっと、すまねえ……」
女商人 「相変らずバカね……」
男僧侶 「ああ、しかし英雄としての功績が大きいので、どこに住んでも歓迎されますよ。帰れなくたって、生活には苦労もしない」
女勇者 「そうだね……ちょっと、一人になりたいんだけど、いいかな」

女商人 「アンタがバカだから、勇者落ち込んじゃったじゃないの……で、アンタはどうするの」
男戦士 「うん、俺は城の兵士にでもなろうかって思ってるんだ。この剣の腕を腐らせるには惜しいからな。お前は?」
女商人 「メルキドかラダトームに、お店開きたいんだ。コッソリ、大臣から許可も貰ってるのよ」
男戦士 「ガッチリしてやがんなー」
女商人 「うふふ、旅の最中に色んなアイテムを見てきたから、目利きにも自信がついたの」
男戦士 「店ができたら教えてくれよな。そして俺が就職に失敗したら必ず雇うんだぞ。ガハハ」
女商人 「……うん」
男戦士 「お? まあ、そりゃ冗談だけどな。……店を繁盛させて、幸せになってくれ。絶対にだぞ」
女商人 「……。 あの、ね……」
男戦士 「……うん?」
女商人 「あの、武器の使い方に慣れてる人が、店にいてくれたらいいなって……いえ、ダメなら良いんだけど」
男戦士 「お、そりゃ、スカウトって事か?」
女商人 「うん……そういう事……どう?」
男戦士 「やめとけって。俺はセクハラ野郎だぜ?俺なんか雇って一緒にいたら、すぐにどうにかなっちまうぞ。ガハハ」
女商人 「それでも……いいかな……って」
男戦士 「……え? おま、それ…それって……もしかすると、俺に逆プロポーズってやつか?」
女商人 「そうだけど。………だめなら…今の事……全部忘れてね……ヒック」
男戦士 「…………おいっ! 冗談じゃねえぞッ!」
女商人 「きゃっ!?」
男戦士 「こんな事、死ぬまで忘れるわけねだろ……。俺みてえなガサツな男なんか、よく……くっ、ありがとよっ」
女商人 「あ……。 嬉しい……えーんえーん」
207名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/31(日) 03:48:35 ID:wFHafXtA0
宴の後2

女勇者 「な、なんかボクが落ち込んでる間に凄い事になってるようだね」
男僧侶 「ふーむ、あの大男と抱き合うと、まったく足が床に付かないようだな」
女勇者 「ううーん。あの二人が……なんか……いいなあ」
男僧侶 「……近々、結婚式をやる事になりそうだ。誓いの文言でも覚えとくかな」
女勇者 「はーーーー。なんか、考え込んでるのがバカみたいに思えてきた。ボクも恋愛したいなあ」
男僧侶 「……アリアハンには、想い人はいなかったのか?」
女勇者 「うん、ボクはずっと剣と魔法の稽古をして、男の子のフリをしていたから、それどころじゃなかった」
男僧侶 「ふーん……勇者の子供ってのも、大変だな」
女勇者 「けどね、男の子のフリをするのは辛いだろうって、母さんとおじいちゃんが、
     かわいい服を買ってくれたんだ。たまにその服を着て、街にでた。だから、近所の人は勇者オルテガには男女二人の子供がいたと思ってる」
男僧侶 「なるほどな…それでか」
女勇者 「あ、身の上話なんかつまらないよね……そう、だから、誰も好きになった事が無い。ちょっと変だよね……。
      まあ、たとえ好きな人がいたとしても戻れないから同じ事か。ハハハ……」
男僧侶 「……うーむ」
女勇者 「でも、どうしようかな。こんなに有名になったら、どこに住んでいても、誰も遠慮して声をかけてくれそうにないし……人並みの恋愛なんて無理だよね」
男僧侶 「……そうでもないと思う」
女勇者 「……え?」
男僧侶 「キミが女の子で有る事を知っているのは、仲間の三人だけだ。ラルス王陛下も知らないのだが、事情を話せば……」
女商人 「それ、さんせい!」
女勇者 「わっ、びっくりした!」
男僧侶 「聞いてたのか?」
女商人 「そうよ、勇者もわたしの店で働くの!」
女勇者 「ボクが!?」
男戦士 「ははあ、そりゃいいな。俺が接客するより、女子供や若い男の客にも受けがいいだろう」
男僧侶 「そう、キミは今後、男として生きる事は無い。勇者ロトはいずことも無く去った事にするんだ」
女勇者 「あ……! でも、いいでんすか」
男戦士 「くどいぜ!」
女商人 「いいに決まっているじゃない!」
女勇者 「ありがとう・・・みんな」
男僧侶 「おめでとう」
男戦士 「ありゃ、勇者にもお前のなきむしが感染ったぜ」
女商人 「いいの、本当に嬉しい時はなきむしでもいいのよ!」
男戦士 「そうだな、俺も何だか涙がでてきた。なんでかな。ガハハハ」