----基本ルール----
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる。
勝者のみ元の世界に帰ることができ、加えて願いを一つ何でも叶えてもらえる。
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。
----放送について----
スタートは朝の6時から。放送は朝6時と夜18時の1日2回、12時間ごとに行われる。
放送は各エリアに設置された拡声器により島中に伝達される。
放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去12時間に死んだキャラ名」
「残りの人数」「主催者の気まぐれなお話」等となっています。
----「首輪」と禁止エリアについて----
ゲーム開始前からプレイヤーは全員、「首輪」を填められている。
首輪が爆発すると、そのプレイヤーは死ぬ。(例外はない)
主催者側はいつでも自由に首輪を爆発させることができる。
この首輪はプレイヤーの生死を常に判断し、開催者側へプレイヤーの生死と現在位置のデータを送っている。
24時間死者が出ない場合は全員の首輪が発動し、全員が死ぬ。
「首輪」を外すことは専門的な知識がないと難しい。
下手に無理やり取り去ろうとすると首輪が自動的に爆発し死ぬことになる。
プレイヤーには説明はされないが、実は盗聴機能があり音声は開催者側に筒抜けである。
なお、どんな魔法や爆発に巻き込まれようと、誘爆は絶対にしない。
たとえ首輪を外しても会場からは脱出できないし、禁止能力が使えるようにもならない。
開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。
禁止エリアは3時間ごとに1エリアづつ増えていく。
----スタート時の持ち物----
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を配給され、「ザック」にまとめられている。
「地図」「コンパス」「着火器具、携帯ランタン」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「支給品」
「ザック」→他の荷物を運ぶための小さいザック。四次元構造になっており、
参加者以外ならどんな大きさ、量でも入れることができる。
「地図」 → 舞台となるフィールドの地図。禁止エリアは自分で書き込む必要がある。
「コンパス」 → 普通のコンパス。東西南北がわかる。
「着火器具、携帯ランタン」 →灯り。油は切れない。
「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
「食料・飲料水」 → 複数個のパン(丸二日分程度)と1リットルのペットボトル×2(真水)
「写真付き名簿」→全ての参加キャラの写真と名前がのっている。
「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
「支給品」 → 何かのアイテム※ が1〜3つ入っている。内容はランダム。
※「支給品」は作者が「作品中のアイテム」と
「現実の日常品もしくは武器、火器」の中から自由に選んでください。
銃弾や矢玉の残弾は明記するようにしてください。
必ずしもザックに入るサイズである必要はありません。
また、イベントのバランスを著しく崩してしまうようなトンデモアイテムはやめましょう。
ハズレアイテムも多く出しすぎると顰蹙を買います。空気を読んで出しましょう。
----制限について----
身体能力、攻撃能力については基本的にありません。
治癒魔法については通常の1/10以下の効果になっています。蘇生魔法は発動すらしません。
キャラが再生能力を持っている場合でもその能力は1/10程度に制限されます。
しかしステータス異常回復は普通に行えます。
その他、時空間移動能力なども使用不可となっています。
MPを消費するということは精神的に消耗するということです。
全体魔法の攻撃範囲は、術者の視野内ということでお願いします。
【本文を書く時は】
名前欄:タイトル(?/?)
本文:内容
本文の最後に・・・
【名前 死亡】※死亡したキャラが出た場合のみいれる。
【残り○○人】※死亡したキャラが出た場合のみいれる。
【本文の後に】
【座標/場所/時間】
【キャラクター名】
[状態]:キャラクターの肉体的、精神的状態を記入。
[装備]:キャラクターが装備している武器など、すぐに使える(使っている)ものを記入。
[道具]:キャラクターがザックなどにしまっている武器・アイテムなどを記入。
[思考]:キャラクターの目的と、現在具体的に行っていることを記入。
以下、人数分。
【作中での時間表記】
深夜:0〜2
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
真昼:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24
━━━━━お願い━━━━━
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活はどんな形でも認めません。
※新参加キャラクターの追加は一切認めません。
※書き込みされる方はスレ内を検索し話の前後で混乱がないように配慮してください。
※参加者の死亡があればレス末に必ず【○○死亡】【残り○○人】の表示を行ってください。
※又、武器等の所持アイテム、編成変更、現在位置の表示も極力行ってください。
※具体的な時間表記は書く必要はありません。
※人物死亡等の場合アイテムは、基本的にその場に放置となります。
※本スレはレス数500KBを超えると書き込みできなります故。注意してください。
※その他詳細はスレでの判定で決定されていきます。
※放送を行う際はスレで宣言してから行うよう、お願いします。
※最低限のマナーは守るようお願いします。マナーはスレでの内容により決定されていきます。
※主催者側がゲームに直接手を出すような話は極力避けるようにしましょう。
主催者:大神官ハーゴン
管理役:悪魔神官
【参加/死亡者リスト】
2/5【DQ1】○アレフ/●ローラ姫/○竜王/●死神の騎士/●ドラゴン
1/5【DQ2】●アレン/●ランド/○マリア/●リア/●バーサーカー
1/5【DQ3】○アリス/●サマンサ/●フィオ/●カンダタ/●ヒミコ(オロチ)
1/5【DQ4】●アリーナ/●クリフト/●トルネコ/○ピサロ/●ルーシア
0/5【DQ5】●リュカ/●ビアンカ/●フローラ/●レックス/●ゲマ
0/5【DQ6】●ハッサン/●バーバラ/●ミレーユ/●テリー/●ドランゴ
1/5【DQ7】●アルス/●キーファ/●マリベル/●メルビン/○フォズ
1/5【DQ8】○エイト/●ゼシカ/●ククール/●トロデ/●マルチェロ
0/3【 J .】●アトラス/●バズズ/●ベリアル
計7/43名
>>1 …ごめんなさい!!私は新スレを立ててあげられなかった!!
…私は…貴方に乙して欲しい!
うん、我ながら強引な
>>1乙だ。
「ま、待て!私はこんな場所では死ねん、このスレの
>>1を乙するまで、私は……ッッ」
スレ立て乙です!
「嬉しいぞ
>>1、スレ立て主よ……ワシは住人として、
>>1の乙を言うことができるのだな」
さて、今日は投下日なわけだが
支援する準備はできているぜ
投下間だー?
投下しないなら一言よこせよ
はいはい急かさない急かさない
全力で支援いたす!
23時に投下を始めたいと思いますが、その前に謝罪することがあります。
生存者を全員予約しましたが、思いのほか今回のSSは難産であり予定していた分量に達せられませんでした。
そこでアリアハンパートを破棄し、ナジミパートのみ投下したいと思います。
本当に申し訳ありませんがご了承ください。
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η *・゜(n‘∀)゚・*( n‘) :*・゜ ( ) *・゜(‘n ) ゚・* (∀‘n) ゚・*η(‘∀‘n) ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
アリアハンパートがないのはちと残念だが、久しぶりにうまい酒が飲めそうだ、ありがとう
了解いたしました!!
支援は任せろ
アリアハンは間を空けて完成させてくれても嬉しいな
まあ無理にとは言わんが
投下します。
―― ……ォズ……フォズ……わた……声が聞こえ……すか?
私を呼ぶ声がする。
とても澄んだ、優しい声。
そう、まるで母に呼ばれているような……
――フォズ……フォズ……私の声が聞こえますか?
深いまどろみの中から私の意識が急速に浮かび上がるのを感じた。
うっすらと瞼を開くと、そこは海の中と錯覚するかのような一面の蒼い世界。
夢だ、と私は思った。
私は今ピサロさん、アレフさんと共にナジミの塔の頂上にある部屋にいるはずなのだから。
そういえば……あれからどのくらい経ったのだろう?
ぼんやりとしていると再び先ほどの声が聞こえてきた。
――フォズ、聞こえますか? 私の話を聞いてください
周りを見渡して声の主を探してみるけれど、見えるのは一面の蒼ばかり。
姿の見えないあなたは誰ですか?
――私は精霊ルビス。あなたの身につけるルビスの守りを通して語りかけています。
私は自分の胸元に下げられた首飾りに目を移す。
眠りに着く前、サマンサさんの持ち物をいくつかアレフさんから譲り受けたのを思い出した。
この首飾りはその一つで何らかの力は感じたものの使い道のわからないアイテムだった。
――それはかつて私がロトの末裔に与えたアイテム。邪悪なるもののまやかしを打ち破る力を秘めています。
私はその守りを通じて感応力の高いあなたに呼びかけているのです。
精霊。破幻の力……あなたは……神?
――そう呼ぶ者もいます。しかし私は万能ではなく今のあなた達を救うことも加護を与えることもできません。
私はあなた達のいる場所に近づくこともできないのです。
その言葉に私は震える。
神の加護がなければ私たちは蘇生することができない。
たとえ首輪を外して回復呪文の制限が解かれたとしても、死んでしまえば……終わり。
そして今までこの世界で神の加護なく死んでいった人たちももう……生き返ることはないのだ。
神の力すら遮断するとは……それほどまでにあのハーゴンという者の力は強いのだろうか?
――ハーゴンの力は邪神シドーの闇の加護を得て、私の力を阻んでいます。
私たちにできることはないのですか? このまま悪に蹂躙されるしかないのですか!
――5つ…心の紋章を、刻み……さい……そ……れば私の守り……真の力を……
ルビス様、声が……5つの紋章とはなんなのですかっ?
――あなたは目覚めかけている……私との縁が途切れかけているのです……
私は……あな……の……夢……だけ……
ルビス様!!
――あなたには……すでに命の紋章が……命を貴び慈しむ心が宿っている……残りの……
マリアが全てを……かつて……レンが全てを心に宿した紋章を……
マリア。
確か名簿に載っている人だ。
その人が全てを知っているのですね?
支援
支援
――守りが真の……発揮す……私の力を送る事が……
世界がだんだんと白く染まっていく。
同時に体が上へと引っ張られていく感覚。
目覚めてしまう――!
――生きて……私の子ら……世界を――
…
…
…
「ルビス様!」
私は勢いよく身を起こした。
そこに見えたのはびっくりした顔で私を見るアレフさんと……
私に一度視線を向けた後すぐに顔を背けたピサロさん。
なんだかピサロさんはちょっと気分が悪そうだ。
「フォズ……君は精霊ルビスを知っているのか?」
やっぱり……ルビス様は確かに存在するのですね。
「いえ、でも夢を見ました。ルビス様はハーゴンの力に阻まれて私たちを救うことはできないそうです……」
そう聞いてアレフさんは不思議そうな表情を浮かべた。
まあ今の言葉だけで全てを理解できるはずもない。
私は今みた夢のことを二人に語って聞かせた。
「ルビスの守りか……精霊ルビスのことを知らない君がその名を知ったというなら……
本当に夢を通してルビスが語りかけてきたのかも知れない」
しえん
私もあれがただの夢だとは思えなかった。
ダーマでの転職の儀のたびに神に祈りを捧げ、その祝福を冒険者たちに与えていた私は霊感が人よりも鋭敏だ。
その私が感じたところルビス様の霊格……いや神格はとても高く感じられた。
「ルビス様は一体どのような神なのですか?」
私はアレフさんに尋ねてみる。
「そうだな、一般には精霊として通じているけどその力は確かに神といって差し支えないだろう。
俺の住む世界アレフガルドの創造主として神話と伝説に多く語られている。
大地創造の神話と、かのロトの勇者に加護を与えた伝説が最も有名かな」
「アレフガルド……アレフさんと同じ名前ですね」
「ああ、最初の大地という意味らしい。俺の名はそれにあやかって名付けられた。
今にして思えば過去に戻って親に思いとどまらせたいくらい大層な名だ」
そういって笑う。
「ピサロは聞いたことないか?」
ずっと黙っていたピサロさんは水を向けられ、仕方なさそうに口を開いた。
「伝承で名だけは聞いたことがある。遥か太古に海の中の神殿に住むという精霊ルビス。
その程度だ。山の精霊だという記述も覚えがあるが詳しいことは知らん」
「なんだそれ」
なんだかアレフさんの話とは随分違う。
もしかしたらピサロさんの知るルビス様とアレフさんの知るルビス様は違う存在なのかもしれない。
私に語りかけてきたのはどちらのルビス様なのだろう。
支援
しえん
再び胸に下げた首飾りを見る。
そこには5つの宝石が飾られていて、その内の一つが淡い光を発していたのでよく覗いてみる。
そうすると……そこにはハート型の紋章が刻まれていた。
他の宝石にはそのような痕跡はない。
これは……もしかしてこれが命の紋章だろうか?
「フン、精霊などあてにするだけ無駄だ。神も何者もな……結局己が己を救わねばならぬ。
それよりも体の調子はどうだ。あれから4時間ほどが経ったが」
「え?」
そういわれて気づいた。
そうだ、私はアレフさんの治療をしていたはず。
それが夢を見ていたということはいつの間にか寝入ってしまっていたのだろう。
「す、すみませんアレフさん! 傷の具合は――」
「おいおい、今は君が訊かれていたんだろ? 大丈夫、奇跡の石があったからね。
一眠りして魔力も大分回復した。ピサロも同様だよ」
アレフさんは笑って奇跡の石を私の手に乗せる
振り向くとピサロさんも小さく頷いた。
私は……息も苦しかったはずが大分楽になっている。
脇腹と胸の痛みもなくなってはいないけれど、前ほど呼吸に苦労することはなかった。
本来睡眠は6〜7時間も取れば充分なのだ。4時間ほどでも魔力は6分ほどは戻っているようだった。
「ピサロさん、ありがとうございます。もう大丈夫です、本当に――」
「構わん。足手まといがいるとこのさき迷惑だという、それだけの話だ」
その言葉にアレフさんは微笑をもらした。
支援
紫煙
私も釣られて小さく笑ってしまった。
それが気分を害してしまったのだろうか、ピサロさんは舌打ちすると立ち上がる。
「ダメです! あなたはまだ腕がっ」
「この先どれほどの時間を掛けたところでもう私の腕は治らん。これ以上の治療は時間の無駄だ。
動けるようになったのなら私たちもアリアハンへ向かうぞ」
「ああ、ちょっと待ってくれ」
アレフさんはそういうとザックをなにやら探っている。
そして黒い短剣を取り出すと鞘ごとピサロさんへと投げた。
ピサロさんは危なげなく片手でそれを受け取る。
「片手じゃ鎖鎌は辛いだろう。この剣は約束があるから渡せないが、それは元々お前のモノだからな」
「フン」
それはかつてピサロさんがアレフさんを刺した因縁の刃。
ピサロさんは皮肉げに唇を歪めるとそれをベルトに差し込みました。
「それとフォズ……オレたちは先に部屋を出るからこれを着るといい。説明書を読んだがフリーサイズというから
君でも着られる、と思う。効果も抜群だ」
「え、これは!」
アレフさんがそういって渡してきたのは……その……なんというか……水着、だった。
しかも上下に分かれたいわゆるビキニというもので、それは、そう私も女の子ですからたまに流行の服などに興味を持ったりはする。
けれどこれは……ちょっと危ないデザインではないでしょうかアレフさん……。
「アレフ、お前……」
ちょwwwwアレフwwwwwww
支援ww
「いや、違うからな? そういうんじゃないから。別にフォズにその格好で歩き回れとか言ってないから!!
今着てるローブの下に下着代わりに着こんで行けばそれでいいんだ。身につけるだけで治癒効果があるんだったら
使わない手はないだろう? な!?」
「確かにそうだが……それなら何故もっと早く出さない?」
「なんだ、着たかったのか?」
先ほど渡されたばかりのダガーを無表情にピサロさんは抜刀する。
「待て、悪かった。いや、眠りにつく前に道具整理をしただろう? あの時に気づいたんだ。
ルーシアの……この世界に来てからの俺の連れが持っていた道具だ。
その時渡そうかどうか悩んだんだが、迷っているうちに渡しそびれてしまった」
アレフさんが慌てて釈明する。
でも、なにか私がこれを装備するのをもう断れないような流れになってる気するのだけれど。
ピサロさんはダガーを鞘に戻すと私を見た。
「私たちは外に出る。身に着けたら来い」
そういって早々に階段へ向かった。
私は今、自分の顔が真っ赤になっていることを確信しながらも頷くことしかできなかった。
+++
仔細は省略。
私が身支度を整え、ピサロさんたちと合流すると塔の外へ降りた。
広大な内海を目の前にしてアレフさんが問いかける。
「アリアハンへは地下からしか行けないぜ?」
飯食いながらwktkして見てたら…
噴出しちまった支援!!
おまいらwwwwwwwwwww支援wwwww
支援
「おまえが目覚める少し前、アリアハンで大きな魔力が幾度も弾けたのを感じ私は目覚めた。
位置はおおよそしか解からないがそれが城の周辺で起こったものならおまえの言う崩れかけた入口とやらは危険だ。
すでに崩れ落ちている可能性がある。そうなればそこで立ち往生するしかない」
「何? なぜそれを黙っていた!」
「言ってどうなるものでもあるまい。何が起きていようと私たちは間に合わぬ。
悪戯にお前たちの焦燥を煽り立てるつもりはなかった」
確かに。それを聞けば私は動揺したかも知れない。
アレフさんも飛び出していったかも知れない。
それでもし地下の入口が塞がれていたら私たちがアリアハンへ辿りつくのはきっとずっと遅くなっていただろう。
それが解かったのかアレフさんは忌々しそうに頭を振るとため息をついた。
「糞! それでどうするつもりだ? まさか泳いでいくわけじゃないだろう」
私はピサロさんが呪文を唱えるために魔力を高めているのがわかった。
それで何をするつもりなのか理解できた。
「そうか、氷結呪文で水を凍らせて道を作るのですね?」
「違う。ここから向こう岸までの水を私たちが乗っても割れないほどの厚さで凍らせるとなると
せっかく回復した魔力をほぼ限界まで振り絞らねばならん。それは得策ではない」
間違っていた。
ちょっと恥ずかしい……。
「あまり使いたくない呪文なのだがな……今は致し方あるまい」
そういうと高速で呪文を唱え、魔力を展開する。
いつ見てもとてつもない技量だと思う。
支援
支援
支援
「ドラゴラム!!」
鍵となる呪文が高らかに響き渡り、ピサロさんは漆黒の巨竜へとその姿を変えた。
呪文の存在はしっていたけれど実際に目にするのは初めてだった。
魔物ハンターとドラゴスライムの職業だけが覚える竜化の呪文。
「呪文ってことは正体が竜、ってなわけじゃないのか?」
「は、はい。かなりの高等呪文なので使える人はとても限られていますが……」
アレフさんは珍しげに黒竜を眺めます。
『アマリ驚カンノダナ……』
「おまえより巨大で強力な竜を知っているからな。驚いて欲しかったか?」
『クダラヌ』
「それにしても本当に泳ぐつもりだったとはな。向こう岸につくまで変化は保つのか?」
『戦闘行動ヲ取レバソウ長クハ竜デハイラレン。戦闘終了ト同時ニ竜化はトケテシマウ。
ダガソウデナケレバ対岸ニツクマデクライ保ツダロウ』
ピサロさんはゆっくりと身を伏せると私を見た。
『乗レ。今ハ無礼ヲ許ス』
「は、はい! ありがとうございます!!」
私はピサロさんの体をよじ登り、背中に座り込む。
アレフさんから頂いた水着のおかげか、大きく動いても体に痛みはなかった。
支援
恥ずかしいけれど、とてもいいものを頂いたと思う。
そのアレフさんも私に続いて背に登ろうとした時――竜の尻尾がぶるん、と振られた。
「あ」
「どわぁっ!?」
ぼっしゃーん
アレフさんはピサロさんの尻尾に振り払われて水の中へと落っこちてしまった。
「何をするんだ!!」
『オ前ヲ乗セルトハ言ッテイナイ。泳ゲ。尻尾程度ナラ掴マルコトヲ許シテヤル』
「な!?」
アレフさんは岸に上がると怒りの形相でピサロさんに詰め寄ってきます。
ですが――
『文句ガアルノカ? ソウ言エバ回復シタライツデモ相手ニナルト言ッテイタナ』
ピサロさんが哂うように口から火炎を漏らす。
それを見てアレフさんの足が止まった。
「く、この(ボソボソ)め……わかったよ!!」
アレフさんは兜を脱ぐとザックへと放り込み、剣と盾も同じくザックへと入れました。
『デハ行クトシヨウ』
ああ、アレフさんごめんなさい。
私は申し訳なく思いながらも向こう岸につくまでアレフさんの無事を神に祈ることしかできなかった。
支援
支援w
【E-3→E-4/ナジミの塔の島→アリアハンへ/夕方】
【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP5/6 MP3/5 背中に火傷(治療済み) 左足に刺傷(治療済み) 上半身裸
[装備]:風のアミュレット
[道具]:支給品一式 竜神王の剣 ロトの盾 鉄の杖 消え去り草 無線インカム 鉄兜 上着など
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす アリアハンへ
(爆破阻止方法は実践してみたいとひそかに考えている)
※左足の傷はとりあえず塞がりましたが、強い衝撃を受けると再び開く可能性があります。
【フォズ@DQ7】
[状態]:HP3/4 MP3/5 肋骨にヒビ・内臓に損傷(半分治療済み) 神秘のビキニの効果によって常時回復
[装備]:天罰の杖 神秘のビキニ(ローブの下) ルビスの守り(命の紋章)
[道具]:支給品一式 アルスのトカゲ(レオン) 神鳥の杖(煤塗れ) 奇跡の石 脱いだ下着
[思考]:アリアハンへ ゲームには乗らない ピサロとともに生きる 5つの紋章についてマリアに話を聞く
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/2 MP1/2 ドラゴン化 右腕粉砕骨折(固定、治療済み) 無理な食事による地味な吐き気(時間経過で回復)
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪二個 ピサロメモ 炎の盾
[思考]:ハーゴンへの復讐 脱出方法への模索 アリアハンへ
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
支援ありがとうございました。
投下乙!とりあえずじっくり読んでからまた後ほど感想をば。
上着とか脱いだ下着とか、道具欄の芸が細かいなぁ。
てか上着は上陸後また着るとしても、脱いだ下着なんかどうすんのよw女物のしかも幼女の…
仮にフォズのザックが他の人の手に渡ったとして、道具の中身を確認するたびに寒風がふく予感
投下乙かれさまでした。
なごんだwアリアハンの悲劇の後、彼ら合流ですか。
はたして、面識の少ないピサロ一行は皆になじめるのか。
投下乙です。
フォズかわいいよー
ピサロの右腕完治させる方法って
まだあるのかな。
乙です。
フォズかわいすぎる。女の子らしいところを久しぶりに見れて楽しかった。
もうこっちは夕方なんだな。放送が迫ってるし、主催側の動きも気になるところ。
wikiに最新話132話「彼方からの叫び声」追加しました。
トロデやキーファという人気キャラの連続死亡で寂しくなってた分、良い清涼剤になりました。
アレフとピサロのやり取りがいちいち腹筋を崩壊させてくれました。
「く、この(ボソボソ)め……わかったよ!!」 (ボソボソ)は恐らくロリコンと見たw
ちょっとルビスの守りと紋章で気になった点が。
そもそもDQ2における5つの紋章は、精霊ルビスに「自分達はロトの子孫」という証明するための物であって
ルビスの守りの強化アイテムでは無かったきがするのですが?自分もうろ覚えなんですがね。
5つの紋章も宝石じゃなくて、一つの紋章、5枚の布(羊皮紙?)がそれぞれバラバラになって
繋いだらひとつの紋章になるって形じゃありませんでしたっけ?
ロワオリジナル要素って考えればOKなのかもしれませんが、そこのところの補足を是非お願いします。
wikiの画像投稿ページに、Lv8のzipをアップしました。
アリアハンについたらそうもいかないだろうけど、すっかり和み組だwこの3人組
特に…なんというか、アレフ、対ピサロ戦以降頭のネジがどっか一本抜けてしまったんじゃなかろうか
マーダーからの逃避行、レーベから全力疾走、アトラス・サマンサ・ピサロと連続対峙
相次ぐ激戦を潜り抜けたせいで、真っ白に燃え尽きてしまったのかもしれないな
61 :
58:2008/03/18(火) 00:09:21 ID:d0CmmLmB0
感想より指摘のほうが多くなってしまって申し訳ありませんorz
素で間違えた!!
編集しなおしてきます
ルービースーのさーけーびー!
「この声が耳に入らんのかぁー!!私の話をきけぇっ!!!」
てことで無問題
ピサロの尻尾に必死にしがみつく、アレフの叫び声のことだよね
涙目で編集しなおしました。多分これで大丈夫。
叫んでいたのは新作投下に浮き足立っていた俺です。
彼方(PCの向こう)からの叫び声w
>>58 答えられる範囲でお答えします。
> そもそもDQ2における5つの紋章は、精霊ルビスに「自分達はロトの子孫」という証明するための物であって
私が台詞集などで調べた限りでは精霊ルビスを呼び出すために必要なものであってロトの子孫だと証明するものではないはずです。
ロトの子孫だと証明する必要があるのはロトの兜を手に入れるときであり、その時に必要なのはロトの印です。
> 5つの紋章も宝石じゃなくて、一つの紋章、5枚の布(羊皮紙?)がそれぞれバラバラになって
> 繋いだらひとつの紋章になるって形じゃありませんでしたっけ?
私が持つ公式ガイドブックでは宝石の首飾りでした。
ttp://ranobe.com/up/src/up262230.jpg
>>55 とりあえず話しのネタとしては
アレフ→先祖と子孫との対面・竜王との完全な和解?
ピサロ→トルネコ・クリフトの仲間としての会話、サマンサについて、脱出フラグ?
フォズ→知り合いがキーファの仲間、ビキニ着用、脱出フラグ?
エイトも居るし馴染む要素は沢山あると思う、あとベリアルのトドメをさした事とか話題に出来そう。
合流時はアレフの展開が面白そうだなぁ…
>>69 確かにその絵には覚えがあります。
おそらくFC版とSFC版の違いでしょう。
私は3や4がリメイク基準だったので1・2も基本リメイク基準として考えていました。
あと答え忘れていたのですが
> ルビスの守りの強化アイテムでは無かったきがするのですが?
確かにそう取れるように書きましたがそれは後の展開に幅を持たせるためであり
他の書き手さんたちが料理しやすいようにと思ってのことです。
私自身がやりたいことは紋章本来の用途です。しかしそれも今後の展開次第でしょう。
投下乙です。
リアルタイム的な意味も含めて、ここ最近ずっとアリアハンでの戦いが長く続いていたので
アレフ組の登場は非常に久しぶりに感じますね。
ネジが抜けたと評されてますけど確かに、シリアス補正が切れたというか、初期に戻ったというか、いやそれ以上か?
間違いなく生存者一のギャグキャラになってる気が、アレフwww
ルビスの守りについて、こういうのは最初に本編で記した人の設定が基準になるので、個人的には問題ないと思います。
ふと、ダイ大の佳境を思い出しました。
投下乙です!
俺も紋章はダイ大のアレを思い出しました
そしてアレフのキャラに吹き出したwww
いよいよハーゴンとの対峙も近くなってきた中今回の話はとても和めた
フォズ可愛いな。ピサロもなんかいい奴になったなw
激しい展開の後で一服の清涼剤w
それでいて、ちゃんと次回以降への布石が打たれてるのがすごい。
アリアハン編も投下してくれるのかな?
その気はあります。
しかしこの返答に他の書き手を牽制する意図はありません。
才なき身としてはこれ以上どういえば良いのか解かりませんが
他の書き手はどうか私に遠慮なさることのないよう願います。
個人的には、アレフは「素」に戻っているのだと思いました。
今までのアレフは「頼れる兄貴分」だったり「勇者の血を継ぐ孤高戦士」だったりしたけど
ローラの愛した勇者様の素顔はこんな感じだったのかもしれない。
(なんせ、ローラの帰還パーティで「タキシードだと息が詰まる」と、本人の前でぼやいてしまう位ですしw)
と、言っても、ボインアタック喰らって目を泳がせたり、キーファに軽口を叩かれてて慌ててたりしてた時ともまた違う雰囲気ですね。
竜王アレンやトルネコと肩を並べて「仲間って良いものだな」とリラックスした感じに似ている気がします。
新たにピサロ、フォズを信頼の置ける仲間と実感したからこそ、彼も素に戻れたのでしょう。
VSピサロ、夢の中でローラの想いを受け取り「もう何も恐れるものは無い!」という
強い意志の表れかもしれませんね。
それにしてもアレフ調子に乗りすぎだろうwwwww
いいぞ、もっとやれ!!
ルビス様降臨(の可能性)にwktk
今頃思ったんだけどさ、ナジミ組はまだ盗聴の可能性を警戒してたよな?
ルビスが出てきたなんて話をこんなにベラベラしゃべってしまって良かったのかな
フォズが夢の内容を話して何処まで話したかにもよるんじゃないかな?
もし、心に刻む紋章やら、真の力の部分を話してたら矛盾かもしれないね。
でも、その辺りは覚醒しかかっていて、声もおぼろ気だったから省いたのかもしれないし。
アレフの感想だけ聞いても、全部語った、とも一部省かれたとも、両方に取れる。
アレフ(それにしても…竜の鱗というのは掴みづらいな。…そうだ!)
アレフ「とうぁ!」グサ!!
アレフは ザックから けんをとりだし ピサロのしっぽを つらぬいた!!
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ あwせdrftgyふじこlp;@:「q >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__//// ←竜化ピサロ
>>79 じゃあ、「このお守りの力でルビス様が出てきた。でも助けられないと言っていた」
というところまでで、紋章のことはまだと考えるのが妥当かな
さすがに紋章を集めれば真の力を発揮するってなところまで口で話していたら、無謀すぎるし。
このアレフはDQM+の勇者さんに近いかも知れんww
≫82
うぉっホントだ!
スッゴくイメージに合ってる…
シリアスな時はずっと究極悟飯の顔で脳内再生されてたww
ホイミでケロッとしてしまうアレフさんかw
アレフが勇者さんならキーファはクリオだな
思えばM+の竜王もかっこいい。
保守
思えば生存組も色々と病んでしまったなぁ。
2日目の朝っぱらから次々と惨劇を起こし、アリアハンを引っ掻き回してくれた
マルチェロに、今更ながら乾杯。
アリアハン組の絆の強さを逆手にとってたからねぇ。
そりゃダメージも大きいよ。マルチェロも本望だろうな。
外道を貫いたマルチェロだけど
実はフォズを救ってたりするんだよね
どちらかというと
「ほっといてもどうせ死ぬだろうからスルー」ってのが正解だと思うけどw
眠いからほっとけってだけだった気がするぞ。
あの近辺の話で言うとピサロがマルチェロを見逃したってことの方が後々への影響がでかかったな。
フォズの件もあったし、あそこが大きなターニングポイントだったというわけか
クリフトのザラキを妨害したことを言ったつもりだったんだわ
変な言い方して悪かった
確かにターニングポイントだね
もしピサロがマルチを始末していたらククールもローラもトルネコも無事だったんかな
ああ、そういうことか>ザラキ妨害
助けようとしたわけじゃないけど、結果的にはそうなるわな
でもマルチを仕留めてても、別の誰かが暗躍することになったのかもね
でないとアリアハン人大杉だし。
場合によってはマルチェロの遺体を発見したククールが
「あんたのことを好きになったことは一度もないが、ケリだけはつけてやるぜ」とか?
まさにifの世界
まさかのクリフト無双
>>96 またまたご冗談を…と言おうとしたけどククールが居なかったらマリアとトロちゃんに死亡フラグが。
ある意味クリフト無双になっていたかもわからんね。
では保守がてらに古今東西
「あれがあのキャラのターニングポイント」
あの時、あの場所でこいつの運命は大きく変わってしまった。
もし違った選択をしていたら、まるで違った展開になっていたかもしれない?という場面を
エイトはベリアル戦後かな
それからはもう踏んだり蹴ったりだな
ターニングポイントだらけだったアレフとローラ
アレフが先へ進まなかったら出会えたというニアミスの嵐。
でも、もしもこの二人が再会していたら二人まとめて早死にしていたんだろうなぁ…。
初っ端がいきなりターニングポイントだった竜王さま
ある意味、災難だなw
サマンサのターニングポイントはレーベでフローラ様を切り捨てたことだろうなあ
バシルーラの杖を自分でなくゴンへと投げさせていれば…
サマンサとフローラの同盟ってありえたのかもな。
仮にゴンがバシルーラしたとして、二人ともローラとエイトを追いたかっただろうし。
アレフたちがレーベに留まったら
ローラとの再会、フローラ&サマンサとの大合戦になってたんだろうな。
エイトがレーベに残らずキーファとアレフについていったら…
ローラはゴンさんに殺され、そのゴンさんも殺されるもバシルーラでメガンテ回避、サマンサとフローラの恐怖の進撃が始まってたわけだ
>>104 一方でキーファがアリアハンに行かなくなるから
トロデがマルチェロにサクっと殺され、祈りの指輪も届かず井戸の二人は大ピンチ。
アレンとトルネコだけで大暴れアトラスと暗躍マルチェロを食い止めねばならず…
こうやってみるとレーベはifの宝庫だなぁ…。
没スレのランド&キーファVSベリアルのifも結構好きだ。
保守
もしレックスとフローラが正面衝突してたら、どんな壮絶な戦いが…!
アトラスのターニングポイントは多分怒狂ってドランゴを殺したシーンだとおもう。
アレで自信をつけたアトラスが後のアリーナ、アレフとの名勝負を繰り広げたんだぜ?
ほっしゅ
Wikiの本編投下順がスパムに消された件について。
前に見つけたときは差分から何とかしたんだけど、今回はそれも無理みたい。
PCで見て確認した。
一応作品自体は時系列や追跡表からも見れるから、実害は各SSの書き手が誰か分からなくなったくらいだけど…どうする?
荒らされるまえのバックアップとかあるといいんだけども
>>112 まとめwikiはよくスパムに攻撃されるねorz
とりあえずOPから50話まで編集しなおしといた。半端でスマソ。
これから暇を見つけてちょくちょくなおしてみるわ。
115 :
携帯まとめ人:2008/04/11(金) 13:52:42 ID:xA2VUGM30
なんてこった……!!!
せっかくみなさんが作ってくださったページなのに……orz
スパム攻撃した実機は爆発炎上するよう
シドー様に呪っていただきたいものです。
ひとまず、新規作成・編集できるアクセス権を
ログインユーザのみに変更しようと思います。
【ユーザーログイン】
ID:dqbr
PASS:guest
変更作業中なのでまだログインはなさらないでください。
14日からちょっと2週間ばかり入院するので、
その前までに急ピッチでなんとかします。
ログインしてしまった…orz
117 :
携帯まとめ人:2008/04/12(土) 00:59:00 ID:4mZ0Tf6j0
ひとまずWikiの設定変更をかけました。ログインOKです。
いろいろお試しいただき、不具合がありましたら当サイトBBSまでご連絡ください。
ご不便をおかけいたしまして申し訳ありません。
>>117 手早い対応お疲れ様でした、体にはお気をつけください。
本編一覧OP〜最新話133話まで編集しました。
>>119 乙
せっかくだし時系列順のほうも同じようなまとめ方にしてみる?
時間ある時にちまちま進めてみるかな…
もうしばし
DQで時間を飛び越えるアイテムは無かったっけ?
時の砂はあるのになぁ…。
5の妖精の城とか。
あと7の石盤台座とか。
アイテムじゃないね、すまん
gannbattene
gannbatte
気がつけばいつの間にか2周年過ぎちゃってたね
アッー!
2周年おめでとうDQBR!
祝、スレ発足2周年。
DQBR開始は5月だったよね?
全然違ったよorz
2周年記念予約とかできたらよかったんだが、ぐぬぬ
四月は新生活などで環境が変わったりする人が多いし、それでなくても忙しい季節ではある
言い訳乙だけれど俺自身もけっこう余裕がありませぬ
GWが始まる月末までは過度な期待はせずマターリいきませう
保守
そういや去年も4月は投下ゼロだったなぁ
今生き残ってるやつで一番戦闘能力が高いのは誰?
>>134 情緒安定ピサロ
PS版DQ4バランスブレイカーだし
ロワ中でもロト、天空の両勇者と互角にやりあってるからね、貫禄は十分
問題はダメージが一番蓄積されてることと、情緒がまず安定しないってところか
机上論(ゲーム設定)だとエイトも中々なんだが…いまいち、ロワ内だと強そうに見えんw
個人的なイメージでは、
ピサロ≧竜王≧アレフ≒エイト≒アリス>マリア>>>>>フォズ
って感じだな。
戦闘描写だけ見るとピサロは頭一つ抜けてる。
死者も入れると異常なタフさを誇る炎化アトラスもかなり強いな。
まあゲームの数値上でいえばフォズが最強なんだけど。
片腕使えないし、その後の戦闘はみんな命削って戦ってるし万全ならともかく今のピサロはそんな強くない
そういえば…竜王アレン、マリア、アリス、エイトはメガザルで全快してるよな。
>>137 俺のイメージだと、
ピサロ≧エイト≧アリス>竜王(ドラゴン)≧アレフ>>竜王(人間)>マリア>>>>>フォズ
って感じだな。
ロワの描写的に見ると違うかも。これは装備とかちゃんとしてる場合ね。鎖鎌装備のピサロが1番上はないかも。隼の剣装備のアリスじゃドラゴン形態竜王には歯が立たないだろうし。
マリアって戦闘で活躍したことないよな
呪文は跳ね返されっぱなしだし、緑の人にすら遅れを取ったし。
まだリンチ喰らっても自分の意志を通したフォズの方が頑張ってる
今後の飛躍はあるかな
エルフの飲み薬も満タン状態で残ってるんだよね
…犠牲は大きかったけどな…思い出してまた目頭が熱くなってきた
>>141 呪文しか戦う術がないからマホカンタされたらする事ないんだよな。
回復呪文が制限されてるからベホマも効力発揮しないし。
他はみんな直接攻撃出来る人達だから。
……そういえば、ゲームだとシドーに攻撃呪文って効かないよな
あ、リメイクだと大丈夫みたいだな。というか普通に俺の勘違いだったかもw
ごめんよマリア、遠慮なくイオナズンをぶっ放す姿を見せてくれ
>>145 竜王もリメイクだと呪文効くようになってる。呪文も効かず剣も通らない固さが竜王の強さだったのにな。
あとリメイクだとアトラス、ベリアルは固いままだが、バズズが脆くなってる。
ロワのバズズは俺の中ではリメイクのイメージが強い。
エイトは地味な子だったが、マルチェロ戦ではカッコよかったなぁ……。
このスレ、下がりすぎじゃない?
うお、一番下かよ
でもま、落ちなきゃいいじゃん
四月はひっそり乗り切ろう
そうだ!ひっそりだ!いずれまた素晴らしい作品が投下されるのだから!
確かFFDQ板は最下層になっても大丈夫だった気がする。
でも心配だから念のためにageる。
エイト、潜在能力だけは素晴らしいのに回復係としてしか活躍していない気がするorz
せっかくのSHTも留めにならなかったからなぁ
スーパーハイテンション?いいえ、超サイヤ人です。
エイト?…違うな、俺は、スーパーエイトだ!!
153 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/25(金) 01:53:06 ID:ecpUdG1kO
あげ
ピアノ協奏曲第一番"剣火"〜若き勇者と三日法王のための〜
SHTで勝つのもカッコ良かったが槍で勝つのもカッコ良いじゃまいか
未だにネタになるサイヤ人。
よっぽどインパクトあったんだなぁ。ククーリリン
でも正直あんな肝心要の部分でパロに走って欲しくなかったなぁ
いや、あくまで俺個人の感想だけど
今だからこそ言えるが同感だった
まあ北米版じゃほんとにサイヤ人だから仕方ないとも思っていたけどさw
俺は好きだったけどな。賛否両論か。
でもエイトがSHTになれるきっかけってククールの死因くらいしか…
いや、まてよ?ローラの死、トロデの死、結構あったんだなぁw
保守!
今まで、DQロワを読みながら色んなBGM聞いてきたけど
最終的にはDQオーケストラに行き着いてしまった俺。
最初からDQオーケストラBGMにしてた俺は勝ち組。
>>161 俺はIIDXとかポップンとかの音ゲー曲に行き着いたぜ。
近代絶頂音楽とリュカがバーサーカーに殺される話がかなり相性がいいんだぜ。
GWか。新作来るといいな。
マリアやらせてくれ
得意の魔法は封じたから抵抗しても無駄だぜ・・・・・・
>>165 死者スレランド、もしくはリュカ自重w
アリアハンのアトラス戦の脳内BGMが「死を賭して」なんだよなぁ。
何度もボロボロになりながらも燃え上がる不死鳥の様な赤鬼は
俺にとっては破壊と再生を繰り返す、まさに破壊神だったんだと思った。
DQ4の通常戦闘の曲が一番怖いので、絶望的な戦いの場合この曲が浮かぶ。
俺はそういう戦いのときはドルマゲスの曲が浮かぶな。
戦闘曲ではないけど。
169 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/06(火) 15:55:32 ID:zr8DtMI2O
角煮住人だから回避余裕でした
ガチホモ画像
>>170 よう兄弟。
流れに乗ってDQロワのBGM選んでたら、「燃え」と「哀愁」があって「鬱」が少ない事に気が付いた。
最近ののロワは燃え→哀愁→追い討ちをかけられて鬱になることが多いのに
DQロワは、燃え→哀愁→熱血キャラが美味い具合に燃えに繋げる展開になっているのが多い気がする。
そんな爽やかDQロワが大好きだ。
トラウマになるようなことも少ないよね。
フローラやレックスはまあアレだったけど。
好きといってくれるのは嬉しいがぶっちゃけ(俺の中で)大きな反省点の一つではある
174 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/07(水) 16:02:19 ID:2CQPIP67O
いや、これから欝endかもしれんぞ
あげちまった
スマン
私が欝だ
欝展開は某作品数だけは立派なRPGロワに任せておけばいいと思う
俺はDQロワの燃え展開が大好きだぜ
君は萌えているか?
誤爆失礼
ところでもうすぐ2ヶ月になるけど誰か書いてる人居る?
うん
>>177 君は萌えているか?で思い出したけど
俺が一番萌えたのは、ローラでもフォズでもなくアトラスだった。
ここの職人さんは本当にキャラに愛があるよなあ
難しい「心情描写」に真っ向勝負で挑んでくれてる
どのキャラもみんな生きた人間として描かれているのが素晴らしい
すごい亀だが
>>140 隼の剣なら普通に強いだろ。
どんだけのプレイヤーが隼の剣をロトの剣として後世に伝えると思ってるんだw
正直、王者の剣より何倍も便利だと思う今日この頃
>>184 勿論隼の剣は強いよww
でもそれは使い手の力によるだろ
力255の奴が持てば凄まじい切れ味だと思うが、少なくともロワでのアリスはまだ王者の剣の方が強いレベルなのでは?
何故そう思ったかと言うと、やまたのおろちに剣が通らなかったから
竜王はロトの剣でやっと傷付けられる堅さなんだから、やまたのおろちより数段鱗が堅い筈
>>184 あれだ……
はぐメタに攻撃する時、隼の剣よりメタキン剣で攻撃した方が確実だろ?
そういう事
はかぶさの……だめですよね。無理ですよね。
188 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/09(金) 21:26:16 ID:7QN+OXlhO
>>185 ひょっとして…
アリス実は素手の方が強いんじゃね?握力200キロ以上だろ?
なんか剣は通らなくても、握りつぶすことはできそうな予感
>>189 うん、俺もアリスvsおろち読んだ時そう思ったww
でもただの木の棒も大男が振り回せば痛いが、小さな子供が振り回しても大して痛くないし、隼の剣も強そうだけどな……。
まぁ剣自体が細身で弱いから、折れやすそうだとは思った。
大魔王を倒した勇者達は、みんな握力それぐらいありそうだけどなww
アレンにしても、キラーマシーン、アトラス、ベリアルなんかの堅い連中をたたっ斬ってきたわけだし。
握力200=ゲームでいう力200って感じだと思ってた
ギガデイン覚えるレベルの3勇者の力ってだいたいそのくらいでしょ
前にキン肉マンのwikipedia見てたら、ブロッケンジュニアの握力が200って書いてあったぜ。
>>191 200はいかないだろ100後半だと思う
でも神竜戦も経験してアリスは200に達してると思う
アリスの腕力の恐ろしさはカンダタが良くご存知です
>>194 殺る気ならあのままカンダタの頭蓋骨砕けただろうなww
上海人形投げようとしたら力みすぎて粉々にしちゃうんですね、分かります
アリス違いです
スキルシステムがあったら格闘にも振ってるんだろな。
岩石落としとか普通にやりそうだ。実際はできないけど。
皆、アリス大好きだな
アリスって、何か名前の響きがエロいよな
エロゲメーカーだからじゃね?
不思議の国のアリスの影響で、アリス=ロリってイメージだったけど
爽やかに俺の幻想をぶち壊してくれたDQロワとパンプキンシザーズw
アリスといえば、いかつい顔(失礼)でありながら歌は一流の
中年オヤジの星ではないか…!
センキュー!!
ありがとぅ!!
アリスとマリアのビニ本発売はまだですか?
大魔神の踏み付けを必死の形相で受け止めたりしてたんだろうな
何の脈絡もなくテスト
プリッとしてるのがいいね
ほしゅ
>>213 GJ
そういえばチャットってまだ機能してたのね
ペースが落ちて久しいけど、主だった書き手さんたちってチャットには来てるのかな
>>213 GJ
だが間が悪くて拾い損ねた…orz
またうpされて消えちまうのもアレなんで、総合掲示板のDQBR情報確認スレにコピってきたよ
そっちのほう参考してみてくれ
たった今、まとめwiki本編一覧に書き手欄を追加いたしました。
過去ログから懸命に書き手トリップをコピペしてくださった
>>213にロトの称号を授けたい気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
wiki編集ありがとう&乙でした!
書き手欄が復活してうれしい限りですよ。
再掲してくれた
>>216もありがとうございました!
保守!
まとめwikiに小ネタ集つくってみました。
多分抜けてるネタもあると思うので、そのときは追加宜しくお願いします。
GJ。
まとめ方上手いね。見たことあるネタばっかなのに笑っちまった。
改めてみるとクリフト率高すぎだろw
緑の人か何もかも皆なつかしい。
いまやFFDQ3rdのサラマンダーもサラマンダー卒業してるんだもんなぁ。
エイト達がマルチを倒してから、ピサロ達がアリアハンに向かうまで5〜6時間の差があるね
合流前に、第三回放送挟んだほうが良かったりします?
>>226 書き手さんのSSの内容にもよるんじゃないかな?
放送直前、ではないからね。
合流までのアリアハンみの5〜6時間の行動が楽しみだ。
そもそも今書いてる人いるのかな
未完で終わりそうでそろそろ不安になってくる
待ってろ…!待ってろよ!
まだまだ現役だぜ
チャットで毎日のように雑談してるから、プロットは練ってるんじゃない?
プロットを文書に纏めあげるのがまた、難しくもあり、楽しくもあり…。
終盤だからむずかしいよな。
ゲーム本編でも4コマ漫画劇場でもロワの先入観でしかしか見れなくなった俺は末期。
羞恥心を捨てられるなら、今すぐシドーがラスボスのバトルロードをやりたくなってくる。
確かマリアがFC、ランドがSFC基準だっけ?
そういやロワ内での具体的な首輪の解除方法ってまだ推論の段階?
今更だけどマトモな首輪の分解フラグって残ってたっけ?
235 :
コマンド? |>全板トーナメント:2008/06/01(日) 01:45:49 ID:E0oL92KkO
竜変化中は首輪も竜サイズに変形するわけ?
>>234 マリアの本とか、太陽の鏡とか、いろいろ使えそうな物はある。
>>235 ヒミコ、サマンサも竜変化したが首輪がついてるから、変化しても首輪は外れないんじゃないかな、インカムもぴったりに変化したし
…ヒミコの首5本に増えたけど、全部にはまってるのかな
>>237 変身の描写を読むと、真ん中の首が本体っぽい。
239 :
コマンド? |>全板トーナメント:2008/06/02(月) 03:28:01 ID:1J/2yYH4O
首輪ごと変化じゃなくて、変化した体に合わせて首輪自体が勝手に伸縮するって設定?
痩せ型から剥ぎ取った服や鎧をピザやでかいモンスターが装備出来るゲームだから伸び縮みに関してはどうでもいいが
まあ装備の伸び縮みはドラクエだけじゃないな
もしかしたらインカムみたいにマネマネ合金製なのかもしれないね、首輪。
241 :
コマンド? |>全板トーナメント:2008/06/03(火) 01:34:27 ID:1o8kKfKSO
確実に合成材料に爆弾岩とメタスラが追加されてるな
242 :
コマンド? |>全板トーナメント:2008/06/03(火) 10:17:00 ID:0Lvela+dO
今過去ログ読んでこのスレの歴史の深さを感じてきた。
書き手たちは切磋琢磨し時には苦悩し数々の名作品とその礎を築き上げてきた。
書き手以外の住人もネタやイラストを提供して盛り上げた。
まとめサイトや掲示板などのコミュニティーは更にそれらを支援した。
何人の人間がこのスレを見てるかなんてことはわかりっこないけど、そんな中で作品が作られ続ける。
このスレだけを見てると忘れそうになるけどすごいことだ。創作ってのはすごい。
だから今まで作ってきた歴史をぜひ完成させてほしい。
なんかそんなことを思った。
>>244 激励の言葉をありがとう。何か元気出てきた。
ちょっと確認したいことがある。
ルビスの守りって、アリアハン全体の幻解除フラグであって、首輪解除とは別アイテムだよね?
それは書き手の解釈次第でしょ
わざわざ効果を限定的にするこたーないと思うけど
まあ、原作準拠で考えれば
ルビスの守りはまやかしを打ち破る力を持ったアイテムであって
開錠や解呪の力があるわけじゃないな。
もっとも首輪に何らかのまやかしが混じっているとしたら話は別だけどね
248 :
コマンド? |>全板トーナメント:2008/06/06(金) 01:29:45 ID:Sjwt8fGJO
やかましい
まやかしい
けしからん(マリアの敗れたローブが)
今日の21時に書き手集まってなんかするみたい
マリア王女は俺の嫁
さっ、マリア
あっちで愛について語り合おうか…
お早うございます。
ローラ姫は既にアレフの嫁なので、アリスタソを貰っていきますね。
アリスは既にサマンサの嫁ですが
誰かフローラを嫁にもらう猛者はぬわー!
256 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/11(水) 20:06:52 ID:gzbv016mO
義理の父乙
もし、ロワが発生しない正規の歴史上のアリスの旦那って、やっぱりカンダタだったんだろうか?
父の面影補正で
>>257 んな話どうでもいい
てか、ロワと正史をごっちゃにすんな
正史にはそもそもアリスなんて名前の勇者自体おらんだろ
もしも、の世界だからな
261 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/14(土) 15:42:49 ID:/8O8YcxjO
タモリのあれか
262 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/14(土) 17:02:07 ID:Lrt0HddJO
>>260-261のおかげで今日の古畑録画予約しなきゃいけないのを思い出した。
しかし同時に既に予約していた事も思い出した。
保守
一応保守っとく。
いろいろ水面下で動いてるみたいだし。
頻出の質問だったらごめん。
支援Flashの曲って、もしかしてICOかな。
うん。ICOのエンディングで「You were there」
そんなタイトルだったんだ。ICOって何か知らないけど。
なんかシンクロしてる気になってしまうね。
最後の言葉が流れるところはホント胸がいっぱいになるし。
268 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/20(金) 21:33:39 ID:S4kuQAhjO
269 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/21(土) 20:21:40 ID:KBO7bhucO
公認会計士なんたら君のことか
現状どんな感じなんでしょうか。
もしよければエイト・マリア・アリス・竜王アレンで予約取っても構いませんか?
水面下で動いているという話なので、何か既にプランがあるなら引き下がります。
正直まだ半分も書けてないので、投下は出来てもギリギリ一週間後のことになりますし。
チャットで書き手さんたちが合作しようって企画して動いてるよ
よければいろいろ話し合ってみたら?
>>270 たしか、月曜日の21:00に書き手がチャットで集まるらしいよ。
>>271-272 情報ありがとうございます。9時ですか
…十中八九帰宅してませんね。帰ったら帰ったで大抵すぐに疲れて寝てしまうし
ここのところ仕事が忙しくて、平日早朝か土日の昼間くらいしか、
まともにネットに向かえないんですよね。
携帯は?と言われるかもしれませんが、オールドタイプな人間なので
携帯をネットに繋いだことないんですよ。参ったな。
出勤前にはっきりさせておかないと。
どうしたものかとしばらく考えましたが、今の自分の状況を考えると
他の方と話し合いができるような時間に顔を出せそうに無いので…
朝令暮改ですみませんが、予約発言取り下げます。
でも合作ということは複数の書き手さんがいらっしゃるということで
まだ動いているのがわかってよかったです。がんばってください。
275 :
◆I/xY3somzM :2008/06/23(月) 22:33:05 ID:D7NMa5Sh0
うおあ、◆9Hui0gMWVQさんには非常にすまないことをした…
ごめんなさい。
その代わりと言ってはなんだが、絶対頑張ります
276 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/24(火) 02:40:34 ID:x+4uu3QpO
被りを防いで円滑に進める為の根本的なルールである予約をしてないんだから閉鎖的な企み事なんてスルーすりゃいいのに
話し合いで前もって展開が決められてる秩序あるロワ程詰まらんもんはない
いやいや、ここはむしろ書き手がまだ複数残っていることを喜ぶべきでは。
>>275 こちらこそ、かえってプレッシャーをかけてしまったみたいですみません
相変わらずの空気の読めなさを発揮してしまいました。
ホントに碌なことせんな('A`)
自分なりに今後の構想練ってみつつ、
一読み手として、新作を楽しみにしてますのでお気遣い無くー
>>276 チャットの書き手さん達も、3ヶ月も予約が無いから新しい試みでロワに新しい風を吹き込もう
って心意気で取り組んでくれているんだから、期待しようぜ。
>>278 企画自体は良いと思うけど、新しい予約入れようにも
>>271みたいな事を言われるのはどうかと思う。
チャット参加者以外は投下しづらい空気になるし。
それに企画のせいで予約取り止めになるとか本末転倒では?
>>279は正しい。どんなに過疎でもルールはルール。
長期間予約がなかったからなんてのは理由にならない。
既存のルールを逸脱する必要があるなら、チャットじゃなくここで相談してもらわないと
チャット民以外の住人は置いてけぼりになるよ。
これは予約者が主張すれば立ち消えになってしかるべきだと思う。
いやいや、
>>271はたしかに迂闊だし責められてもしゃーないかもしれないが
チャットの書き手さんたちは予約があればそちら優先だと水面下で進めてたんじゃん?
一緒くたにして責めるのは良くない
◆9Huさんが今回辞退するといっても他の職人さんがまた名乗り出るかもしれないね。
どうやら何週かに渡って投下するようだし、その間合作参加者以外が投下しづらい状況はだめだと思う。
しかし練りに練ったプロットを無駄にするのは勿体ないので、本来リレー小説なのだから
今回話し合っていた話を間に入った話に繋げられるようにして従来のルールに従って各職人が投下していくとか、
繋げられないようなら没ネタ投下スレに投下するとか、活用する方法はあるんじゃないかな。
……ここまで公になってしまった以上、何かしらの見解を示しておく必要はあるようですね。
完全に独断になりますが、自分なりの意見を述べたいと思います。
元々今回の企画は、ロワが3ヶ月もの間停滞し、存続も危ぶまれた状態を解決するための苦肉の策であり
また「打ち合わせ中に予約が来ても、結局進むことに代わりはないから別にいい」という方針で始まりました。
本スレなどに告知せず、いわば「水面下」で話を進める形を採ったのは、そのためです。
ゆえに、これを理由に予約の取り下げが行われた先日の流れは、書き手にとっても不本意なものでした。
言われているとおり本末転倒であり、こんなことでは閉鎖的だと批判されるのももっともです。
(予約を諌めるような声に対し、対応することが出来なかったのはひとえに自分たちの落ち度です。申し訳ありません)
昨日夜、今回の予約を受けて企画をどうするかについて検討の場を設けることができました。
しかしながら、その段階で既に◆9Hui0gMWVQさんは予約を取り下げられてしまっていたため
「このままお見合いするよりは、ロワを進めて氏に返そう」と考え、話を進めました。
ですが、氏が自分たちに遠慮して取り下げたのは明白で、これが自分たちに都合のいい解釈だとも承知しています。
なので(今更ですが)改めて「一連の打ち合わせは、全書き手の予約に対して一切の拘束力を持たない」と明示します。
これを踏まえて、氏はもう一度予約について検討をしていただければと思います。
以上です。スレを大きく混乱させてしまい、大変申し訳ございませんでした。
…すいません、肝心のトリップを忘れていました。
>>279、280には同意だが、
今回なるようになってしまったものはしょうがないので、
チャットの書き手さんたちにはこのまま頑張って欲しい。
ただ、個人的には◆9Huさんの作品も
読んでみたかったな、という気持ちはある。
286 :
285:2008/06/24(火) 18:35:59 ID:pTJrqacX0
すまん、リロしてなかった・・・OTL
チャットで話練ってやるんならここでやる意味ないしなー
◆9Hui0gMWVQさん同様、チャットに言ってない書き手が居るわけだし
水面下でやるならここで話し合ってもらいたいな
チャットとかはあくまでも避難所として使ったほうがいいんじゃないの
今回のこそ避難的に使われた例じゃないかな。
読み手の前でああだこうだ展開について言うわけにゃいかないだろうし、
ロワ自体の先行きが見遠しつかないような状況では
好ましくない手段を使うのもやむをえないと思うよ。
>>287 水面下でやるのにここでやってどうする
もう少し他のレスも見て考えて発言してくれ
集まってた書き手さんに質問なんだけど
・集まって作品について協議するなら、何故此処で他の書き手に告知をしなかったのか
・他の書き手が投下しづらくなるとは思わなかったのか
・内容を協議・合同で投下するのでは無く、各自で投下に励むという方向にならなかったのか
・今回の件についてどう思ってるのか
特に3番目が気になる。
話し合いをしたほうが良い内容になるのはわかるけど。
今回の企画に参加していた一人として私個人の見解となりますが、お答えしたいと思います。
> ・集まって作品について協議するなら、何故此処で他の書き手に告知をしなかったのか
他の書き手さんたちが投下しづらくなると思ったからです。
これは協議というより、リレーの中の一話を合同で書くという合作であり、この企画のことを知れば
他の書き手さんが遠慮してしまうのではないかという懸念がありました。
それを避けるためにあえてこちらには告知をしませんでした。
>>283にて◆YO3pXcw7Kc氏が書かれていますが、他の方の予約が来た場合それを優先させると、
私たちの意見は纏まっていました。
それが今回のような形になってしまったのは本当に遺憾にたえません。
> ・他の書き手が投下しづらくなるとは思わなかったのか
前述しましたがそれを防ぐためにここで話すのを避けました。
> ・内容を協議・合同で投下するのでは無く、各自で投下に励むという方向にならなかったのか
その方向で3ヶ月の停滞という事態となり、それを打開するための企画でした。
重ねて書きますが他の方の予約を阻むための企画では断じてありません。
> ・今回の件についてどう思ってるのか
◆9Hui0gMWVQ氏は今回の予約について正当な権利を有しており、なんら侵害されることはありません。
それが今回の予約撤回と至った事態、その原因となってしまったことについては非常に申し訳なく思っています。
この流れの中強制はできませんが、できるならば◆9Hui0gMWVQ氏には予約撤回を再考してほしいと思います。
今回の騒動についての責任を重く受け止め、住人の皆さん、特に◆9Hui0gMWVQ氏には深くお詫びを申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
◆YO3pXcw7Kc 氏、 ◆jOgmbj5Stk氏が今回の企画の成り立ちや目的について説明して下さっているので
個人的な回答と謝罪をしたいと思います。
書き手ではないのですが、チャットに参加していたものとしての意見です。
・集まって作品について協議するなら、何故此処で他の書き手に告知をしなかったのか
本スレで告知して、書き手にのみ伝わるなら良いが、読み手の目にも触れることになり
3ヶ月作品が来ない状態の本スレを刺激してしまう可能性を恐れました。
プラスの方向に向かえばよい事なのでしょうが、万が一マイナスの方向に走ってしまったらどうしよう
と神経質になっていたのは確かです。
・他の書き手が投下しづらくなるとは思わなかったのか
冷静に考えれば、専用掲示板でやるべき課題であったかとも思うのですが、専用掲示板で告知しても
「予約がしにくくなる」結果は同じ事になっていたと思いました。
それならば本スレ、専用掲示板共に報告せず、チャットのみで水面下で行っていこうと考えました。
・内容を協議・合同で投下するのでは無く、各自で投下に励むという方向にならなかったのか
内容の協議・合同については、以前も似た様な試みを実戦したことがあったので
合作の意見が出たときには今回も可能だと考えました。
なにより、今まで「各自で投下に励む」という方向で3ヶ月間のSS予約無し、という自体になってしまったので
何か新しい試みをすることによってスレ全体の新しい流れを作れたらな、思ったのです。
前々項と矛盾しているというか、「スレ全体の新しい流れを作りたい」という気持ちと
「スレを下手に刺激したくはない」というレジンマが常にありました。
しかし、このまま何もしない、出来ないままでは状況は変わらないと思い企画に参加いたしました。
結果的に後者になってしまった事に対し、皆様にご迷惑をかけてしまい、誠に申し訳ないと思っております。
・今回の件についてどう思ってるのか
先のお二方の書き込みどおり
「企画の途中で予約が入ったら予約を優先する」という前提ではじめた企画ではありますが
確かにチャットという環境はある意味閉鎖的な雰囲気があり、私自身チャットというものを
盲信していたところもありました。
昨夜チャット内で話し合いをしていた時にはすでに ◆9Hui0gMWVQ 氏の予約取り下げ宣言があり
今回の企画がその発端になってしまった事を◆9Hui0gMWVQ 他の書き手の皆様、住人の皆様心よりお詫び申し上げます。
自分の意見をまとめたつもりなのですが、支離滅裂になってしまい申し訳ありません。
>>290 1、2、4について、おおむね
>>283でお話したとおりです。
牽制や、投下しづらい空気を防ごうと告知を避けたことが裏目に出たこと、大変申し訳なく思っております。
>・内容を協議・合同で投下するのでは無く、各自で投下に励むという方向にならなかったのか
その方向で個人で悩み続けた結果、三ヶ月もの時間が過ぎてしまいました。
他の人の投下もなく、いつまでも誰かの投下に期待するのには不安がある。
かといって自分の進捗状況は、もはや時間で何とかできるかもわからない(まとまらない)状態……と。
このままで大丈夫なのか?と、「三ヶ月の間」というものが大きな「焦り」として、自分の中にありました。
そうした折、似たような状況にあるというお二人との協力案が提案され、渡りに船と賛成に至った次第です。
う?何か物議を醸していますか?
えーと、では今回の件について、現時点での私の見解を述べさせていただきます。
長いです。ごめんなさい。
それはまあ、明記されてるルールに則ってるならば、
新作に取り組むなら、まず予約なり告知なりするのが筋と言われればそうかもしれません。
…でも、こと私が絡む話に限って言えば、自分自身からして
書き手になりたい!って公言したしょっぱなの時点で、いきなり放送前のフライング。
おまけにその後「実は後編もあります」とか言って、スレを困惑させたり、
その他色々やらかしちゃってることも多い「(ルールについて)お前が言うな!」な
立場でして、とやかく言おうとは思いません。まったくもって前科何犯なんだか。
また、それらの経緯抜きで考えたとしても、いよいよまとめに入ってきたことで
今までの情報整理等が必要になり、複雑に絡み合った推論を解きほぐす流れを組むのが
非常に難しくて、「できればお互いで今後の展開について話し合いたい」と
思われるのも無理からぬことだと思います。
話し合いには時間がかかるので、大筋がまとまるまで予約等の話を切り出すことが
なかなかできずにいたというのもわかります。
ていうか、どうしたものかと私自身聞きたかったくらいです。
そうしなかったのは、単に他の方との時間がかみ合いにくいというだけの話でして。
他の書き手が投下しづらくなる、という意見もごもっともですが、
実際のところ、前回投下から既に3ヶ月も経過しているわけで
現実的な問題として、新たな名乗りが出るかどうかは、相当微妙であろうと思われます。
多分、他の書き手さんも、「書きにくいなー」と感じておられ、
だからこそ、今回の話し合いになったのでしょうし。
要するに、今回のポイントは「現状から話を進めたいと考えている人が複数いた」ことです。
それがちょっとずれたタイミングでかちあってしまったわけですが、
人がいること自体は、むしろ喜ばしいことではないでしょうか。
だって、何人かいるんですよ?ゼロじゃないんですよ?
今まで空いても1ヶ月ちょいみたいな感じで
隔月くらいで新作が投下されてたわけじゃないですか、大体は。
それが今回は一気に3ヶ月も空いてしまったわけで、
一書き手の立場からすると「俺しかいない予感!?」とか思うわけですよ。
それが、蓋を開けてみれば、どうやら嬉しい思い違いだったらしく、
「新作として投下できないのは残念だけど、前みたいに没スレに流せばいいかー
それより他の書き手さんの新作が読めそうだぞ!よっしゃ!」
くらいの心境なのです。私個人としましては。
とにかく一番不幸なのは、新作が完全にストップすることですよね。
私が今回でしゃばったことで、他の人は予約しにくいし、
話し合いはままならないしで、全部止まってしまったら泣きます。
今のところ(あくまで私個人は、ですが)、これまでお世話になってきた分が大きいので、
話し合いが行われていると聞いて、その行く末を静観したい、というか、応援したい
いや、読みたい!と思っています。ですから、どうかお気遣いなく。
もちろん、他の新たな書き手さんが名乗りを上げる可能性もゼロではありませんから、
もしそんな話が出てきたら、良いように対応してください。
というところで、見解終了です。失礼しました。
とにかく、今回のことでさらに流れが停滞するということがないように、
そこだけは切に、どうかよろしくお願いします。
>>297 いずれにせよ新作がくるのはありがたいもんね。
かぶってしまったのは不運だったけど。
◆9Hui0gMWVQさんの幻の作品も、読みたいな。
したらばで待ってるよ〜
299 :
290:2008/06/25(水) 21:04:02 ID:USfLDW0oO
書き手様より、色々なレスをありがとうございます。
やっぱリレーすると終盤の書き手は大変って事なんですね。
あと
>>290については撤回させて頂きます。
ようやく来た投下がチャット云々で無くなったのが残念でかなり敵対心を抱き過ぎました、ごめんなさい。
あと今後の投下を期待してますので頑張って下さい。
300 :
280:2008/06/26(木) 00:47:54 ID:DKAN/RZ+O
すみませんでした。
状況がよく見えておらず、つい感情的になって思いやりのない発言をしてしまいました。
ルールはルールという理想論を盾に一方的に責めてしまいました。
いくら正しいことでも、それだけではどうすることもできない事もあるということを分かっていませんでした。
書き手さん達の苦悩を全く理解しようとしていませんでした。
不快な思いをさせてしまい本当に申し訳ありません。
いい人ばかりだ。こういう人たちばかりだと、我々読み手も完結のために力を注ぎたいと思う。
支援しまくるぜ
なんかいい流れだね!
保守くらいしか出来ないけれど、最後まで応援させてもらいますね。
ほんといい住人ばかりだなと思ったら急にわくわくしてきたw
それがドラクエロワヌクモルティ
某所見てしまうとそう思えなくなるのが辛いところだ。
ん、保守するさね
307 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/29(日) 00:09:40 ID:+hXZNVm10
保守!
308 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/29(日) 00:24:17 ID:0y9CriY1O
デスマンコ
保守り合い、ありがとう
予約いたします。今から一週間。全力であげるつもりですッ!!!
予約キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
がんばってくださいね!
ついに予約が!期待してます
すみません、トリップ残ってましたorz
きたあああああああああああああああ!!
光が見えてきたぞ!
アリアハン組ナジミ組全員予約なんだよね?
みんなわかってると思うけど
あれ?俺勘違いしてる?
まあ、少し落ち着いて板前
予約きたあああああああああああああああああああああ
>>310 楽しみにしてます。
ただ一応、登場キャラも書いといたほうがいいかもしれない
321 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/30(月) 22:29:20 ID:nr+iWEq60
予約きたぁぁ!
先走って予約キャラを忘れてました、すいません!
『全員』予約いたします。
では作業に戻ります!
全員ですってー!!
やばい!興奮して眠れそうにないっ!!
324 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/01(火) 00:27:05 ID:50fyoPIEO
キタ―――(゚∀゚)―――!!!
これは期待せざるを得ない…!
下げ忘れたorz
まじキタキタww
327 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/01(火) 10:51:03 ID:8ZuSoembO
予約ktー!!
ガチでwktkしてるお(・∀・)
お…おまいら落ち着…キタ━━(゚∀゚)━━!!
無茶言うなwwww
素数を数えてもwktkは止まらない!頑張れ!!
おまいら皆SHT化ワラタw
全く落ち着けよ・・・キタ━━(゚∀゚)━━!!
よし、顔を長くして待とう。
キタ━━(゚∀゚)━━!!
すげぇ楽しみにしてます!
キタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!
ちょ、こんなに潜んでいたのか…w
なにはともあれ期待してるぜ!
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
つうか、ほとんどまっぴるまの書き込みじゃねえか。
お前らそんな時間に何やってんのw
学校行け!仕事しろ!そして来たるその日を待て!
.,∧、
.r-‐i'''''''''''i''''‐-、
o| o! .o i o !o
.|\__|`‐´`‐/|__/|
|_, ─''''''''''''─ ,、 / _
, '´ ` '‐、
/ // ヽ
| ! ! ○ \____/ ○ |
キタ━━━━━━━━ | ! j \ / .|━━━━━━━━━!!
| \/ |
'i ノ'
`''─ _________ ─''´
1日おいて、良い具合に落ち着いたぜ。それでもテンション50くらいで、一日中ニヤニヤしっぱなしだけどw
これだけのキタ━━(゚∀゚)━━!!ラッシュだと緊張なさると思いますが、焦らず、伸び伸び書き上げてください。
そだねー書き手さんも気楽に書き込んでほしーね(・∀・)
内容糞でも喜ぶからさwww
がんがってください
保守
明日九時投下予定。
支援よろしくお願いします
キタタタタタタタ━━━(((((゚(゚(゚(((゚゚∀∀゚゚)))゚)゚)゚)))))━━━!!!!!!
月曜0900ということだろうか…
それだと期限切れてるから、今夜じゃないいかな
ごめんなさい…9時=21時 です
>>341 キタ━━(゚∀゚)━━!!この一週間、どれだけ待ち焦がれたことか!!
今夜の21:00って事でOKですか?
日曜1時の明日っていうのは今日のことでいいんだよね!?
月曜のことじゃないよね!?
たびたびすいません!あと、1時間30分です!!!
最終チェックが間に合わねえ!
素数を数えて落ち着くんだ
長きに渡る沈黙を破り、ついに、ついに動くのか!?
うおお期待が抑えられねぇー!
テンションあがってキタキタキタ━━(゚∀゚)━━!!
投下、開始いたします。
長丁場が予想されますが、ご容赦を
支援
支援おk
代理投下おk
─なんて顔をしているんだ、僕は
血に澱んだ水面に写るのは、今にも泣き出しそうな顔。
紅で埋め尽くされる水底に消えゆくのは、生の欠片も感じられない顔。
その二つのどちらもが、彼の心を騒ぎ立てた。
─どうして震えが止まらないんだ
手に残る、肋をすり抜け肉を貫き命を奪ったその感触。
穂先に残るのは、己が血と同じ朱。
(とうさん。僕は)
全てが自分に、決して消えぬ十字架を負わせたように感じられる。
(人を殺めました)
居ない仲間を、居ない父を思い、彼―エイトは眼を静かに伏せた。
支援をするのに理由が要るかい?
「…リスさん…アリスさん……!」
「………ん……」
アリスのまどろみに霞む視界に写ったのは、相変わらずの曇天。
自分の名を呼ぶ声に、呼び覚まされた。
(私は……確かあの鏡を…)
太陽の鏡の放つ光を、あの男に浴びせたところから記憶が無い。
そう、キーファと切り結ぶあの男に。
(そうだ、キーファさんがまだ闘って…!!)
「……!!」
数瞬遅れて、覚醒する。
思わず起き上がろうとして、左腕で身体を持ち上げた。
「つっ!…………?」
「だ、駄目です急に動いては…!」
マリアに制止されるものの、不思議と身体に痛みは訪れない。
むしろ、身体には失われたはずの活力が満ち溢れている。
戻らないかと思われた左腕の自由も、今は利いているのだ。
「あ、あのっ、キーファさんは…っ!」
「ここだ」
マリアとアリスが振り向いた先には、キーファが居た。
顔は土と埃に塗れ。
紅い服は所々がズタズタで。
剣を握ったままの腕はだらりと下がり。
僅かに血の雫を滴らせながらぐったりとしたキーファは、アレンに背負われてそこに居た。
「き……」
「キーファさんっ!!」
駆け寄る二人の少女の前に、キーファはそっと横たえられる。
触れると、恐ろしく冷たい。
アレンは眉を顰めて、首を横に振る。
「キーファさん……!」
「……そんな……!!」
事切れていた。
倒れ臥しながらも、剣は決して離さずに。
衣服だけでなく、身体中を紅に染めて。
だが、苦悶の表情は浮かんでいない。
ほんの僅かだが、安らかな笑みを浮かべてすらいる。
彼は、血と刃に塗れながら、何を思い逝ったのだろうか。
彼らの眼の届かぬところで、炎の如き生命を燃やし尽くした一人の戦士は如何に命を落としたのだろうか。
「……眼を背けるな」
「…アレンさん?」
「……」
二人の少女の目の前で、アレンはじっとこの凄惨な光景を見つめていた。
そしてその視線は、キーファの手に注がれる。
「こやつの手を見ろ」
「え……」
「手が、剣に喰らい込んで離れておらぬ」
アレンの言うとおり、キーファは固く剣を握り締めたまま倒れている。
ボロボロの手袋は擦り切り、突き破り。
掌をも突き破かんばかりの力で、握られていた。
剣の柄はすっかり血が刷り込まれていて、黒ずんでいる。
その跡が、生命を、魂を込めた剣だと語っていた。
「…最期の最期まで、あやつと闘い抜いたのだ」
「……ええ。私は見ていました。彼が闘っているのを……」
「……アリス」
「……ただ……見ていることしか……」
アリスは唇を噛み締めた。
震える拳を握り締めた。
事実、キーファがたった一人抵抗する中、彼女は身を起こすことさえ叶わなかったのだ。
あそこで共に立ち上がり、マルチェロを討てていれば。
支援だし円
「キーファ、か。見たところ、こやつを庇ったのはアリス。おぬしであろう」
「え……」
「その血の跡が物語っておるわ」
アレンの示すとおり王者のマントの黄金は、既に赤で埋め尽くされている。
未だ乾かぬそれは、先程受けたはずの傷の深さを物語った。
「最期の最期まで、戦士として戦い抜けたのはおぬしのお陰……きっと冥利に尽きたことだろう」
「……」
アリスは俯き、己が胸に手を当てる。
戦い抜き、皆を救ってくれたことへの、感謝から。
(キーファさん……ありがとう………)
天を仰ぎ、ギリリと歯を食い縛る。
こうも優しい人を死なせてしまった、後悔から。
(そして、ごめんなさい)
気にすんな。
キーファのそんな明朗な声が、再び響いたような気がした。
ご、ごじゅうろくぅ?過去最多か!
56………だと………!?
「……足らぬな」
「え?」
「あと、3人。あの青服の男も居らぬ」
そこまで言われてアリスは気がついた。
エイトが、トロデが。
マルチェロも、いない。
「まさか、堀に?」
「…!あの血は…」
キーファとマルチェロが相見えていた場所。
そこには血溜りが大きく広がっていて、激戦を思わせた。
3人はキーファの傍を一度離れ、血の臭い立ち込める中を通り過ぎる。
そしてそのすぐ傍、堀の中を覗き込んだ。
「ひっ…」
「これは…!!」
澱んだ水に、巨大な血膜が広がっていた。
尋常で無い出血量に、マリアの顔がひきつる。
「…見ろ」
「え?」
アレンが示したのは、覗き込む自分達のすぐ傍。
まだ新しい、水に濡れた足跡が点々と続いていた。
支援。
(─とうさん)
エイトは、アリスたちから見て北西部。
崩れ落ちた教会が、堀を挟んで見えている。
瓦礫の中に突き刺さる薄汚れた十字架が、自分の背中に圧し掛かっているように感じた。
(短い間だったけど、息子と呼んでくれてありがとうございます)
手には、槍は無い。
どこかで落として来たようだ。
でも、もうどうでもよかった。
誰のためにそれを振るえばいいのか、わからないから。
(僕が、そっちに行ったら)
代わり握られるのは、鳥の羽を模した短剣。
父の遺した刃だった。
(また…そう呼んでくれますか…?)
切っ先をくるりと回す。
向いたのは、喉。
無防備な喉に向け、刃は迫り─
かいしんのいちげき!
しえんしえん
「…はぁっ…!!!はぁっ…!!!エイトさんっ……!!!!」
「……」
「あなたは……あなたは……!」
刃は阻まれ、かしゃんと落ちる。
アリスの拳は、ダガーを跳ね飛ばし、エイトを瓦礫に埋めていた。
「……何をしようとしているんですか、あなたはぁっ!!!」
足跡を点々と辿ってみれば、落ちていたのは血染めの槍。
そして自分達から身を隠す必要があるのは、ただ一人。
アリスは最悪の結末を想定してたまらず二人を置いて駆け出し─そして広がった光景がこの有様だった。
「何とか…言ってくださいっ!!」
「……」
瓦礫の中のエイトを引きずり出し、胸倉を掴んで揺さぶった。
しかしその瞳はひたすら暗い。
無表情の奥に隠された深い悲しみが漏れ出でたかの如く。
漆黒の渦のように、その闇は深かった。
支援
支援!
私怨
「…トロデさんですか」
「……」
彼の敬う父の名を出した瞬間、顔色が僅かに変わった。
瞳は、少し色濃くなる。
「トロデさんも……亡くなったんですか?」
「……」
エイトの口は、開かない。
エイトの視線は、動かない。
しかし表情に、険しさが宿る。
「……トロデ、さんが…私達を、救ったんですか…?」
支援するときはスペースで空白作って書き込めばいいと思うぞぉ
とか言うのも久しぶりだなぁ
エイトの唇が、色を失うほど噛み締められている。
死の危機に瀕していた自分達を救ったのは。
天空から降り注いだ奇跡の光を齎したのは、一体誰だったのか。
全てが、一つに繋がった。
「ならば…ならば!!」
「……」
「何で救ってもらった命を…捨てるような真似をするんですか…ッ!!!」
「……から」
「?」
「…守れなかった…から」
暗く澱んだ瞳のエイトは、独り言のように小さく呟く。
埃に塗れた顔を、涙が一筋洗い流した。
ぽつぽつと、エイトは語り出す。
「僕は、物心ついた頃から陛下のお傍にいさせていただきました」
エイトががくりと俯いた。
一筋の涙は、大粒の雫に変わり、足元に落ちる。
すすりなくようにエイトは続ける。
「陛下は僕を……最期に、息子、と、呼んでくれ、ました」
378 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/06(日) 21:16:08 ID:CQUG7XVXO
支援支援
アリスの手が震える。
エイトはもはや、主君を失ったのだけではない。
大切な家族を失ったのだ。
自分と同じく、父を失ったのだ。
「とうさんは僕の、全てだったんです」
アリスの手が、緩む。
エイトはがくりと脱力し、膝を折り、崩れ落ちた。
「僕は全てを失った」
マリアとアレンも、いつの間にか駆けつけてそこに立ち尽くしていた。
しかし、かける言葉が無い。
両者の様子に、口を挟めずにいた。
キーファ。
トロデ。
この闘いでの喪失は、余りにも大きかった。
それきり皆が皆、沈黙する。
支援
「……僕は……」
しばらくして、沈黙を守っていたエイトの口が、静かに開かれる。
マリアは涙ぐみながら、アリスは拳を固めながら。
俯いたままのエイトが零す、震える言葉に耳を傾けた。
「…僕は、とうさんを守れなかっただけじゃない」
カタカタと、震えのとまらぬ掌を見つめながらエイトは次の言葉を紡ぐ。
今にも砕けて、壊れてしまいそうな声だった。
「憎しみに任せて、人を殺めもしました」
両方の掌が、顔を押さえる。
─そう。
自分の意思で、自分の憎しみで。
マルチェロはククールと血を分けた家族だったのに。
ククールがいつだって大切に思っていた、兄だったのに。
仲間の大切な人の命を奪ったことが、彼の心をさらに蝕んだ。
「とうさんを守るための槍で、僕は人を殺めてしまったんです…!!」
身体を震わせ、嘆きを口にした。
主を失い、父を失い。
兵士は嘆いた、子は泣いた。
今にも壊れてしまいそうな。
今にも崩れ落ちてしまいそうな。
そんな心を抱え、エイトは果てしない苦しみにもがく。
383 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/06(日) 21:17:15 ID:CQUG7XVXO
「もう、僕に生きのびる資格なんて…」
全てを終わらせる、絶望の言葉が零れ出る。
だが。
彼の言葉を遮るように、アリスは彼の右手を取った。
マリアもまた、彼の左手を握った。
「…エイトさん」
アリスが口火を切る。
両の手でしっかりとエイトの右手を握った。
エイトの冷たい掌に、手袋越しにアリスの暖かさが伝わる。
エイトは、ゆっくりと顔を挙げ、彼女らの瞳を見た。
「あなたと、そう時間を重ねていない私が言うのもおかしな話ですが」
握る手に、力が篭った。
「あなたはそんなに弱い人じゃない」
「……そんな」
まっすぐな瞳が、エイトの心を揺るがした。
アリスとて、目の前で尊い命が奪われたのだ、悲しいに決まっている。
勇者として守るべき命の灯を、2つも消されたのだから。
そんなアリスを知ってか知らずか、エイトはひどく胸が締め付けられた。
「…僕は憎しみに支配された……だから…!」
「いいえ」
私怨でマルチェロを殺したエイト支援
私怨……? いいや支援だね
マリアが、遮る。
トロデの傍に、ずっとマリアはいた。
エイトと、アリスと同じく、トロデを父のように思い慕ってすらいた。
だからこそ、今マリアの瞳からは涙が毀れているのだ。
握られた手に、涙が滴り、落ちた。
「私もかつて父をハーゴンの手によって失いました」
「!!」
「憎しみに…囚われ、荒んだ心で旅路を歩んだ日は…忘れません」
父を奪われ、姿を奪われ。
焼け落ちる国を見て、復讐に心囚われたあの日を、思い出す。
「確かに、人は憎しみから逃れることは出来ません」
マリアはさらに思い出す。
傷つき、歪みつつあった心を少しずつ解かした二人を。
強き王子、優しき王子を。
「…ですが私には、素晴らしい仲間がいました」
アレンの優しい言葉に諭された日もあった。
彼の背中を借りて、涙した夜も。
ランドの冗談に笑みを浮かべた日もあった。
彼の暖かい手が、涙を拭ってくれた夜も。
「私、変われたんです」
一息飲み込んで、マリアは続ける。
彼女の仲間、その輝かしい思い出を思い返しながら。
少しずつ、エイトは纏わりつく闇から逃れつつあった。
支援
「憎しみからは逃げられません…でも、囚われずに、輝ける生き方を見つけることはできます」
「……」
「マリアさんの言う通りです……私も、かつて目の前で父を失いました」
「!!」
エイトの力無き手が、握られた。
(ああ、マリアさんも)
エイトの震えが、弱まった。
(アリスさんも)
荒い呼吸も、落ち着いた。
(辛かったんだ)
流石にwikiと同時進行支援はキツイか?支援
アリスはさらに、続ける。
「そのときは…今のエイトさんのように、悲しみ、絶望し、荒みました」
アリスは深く思い出した。
父の勇姿を、父の最期を。
サマンサも、フィオも、デイジーも。
そして自分も何故か止めには入れなかった。
大魔王の目前で虚ろになったその心。
涙を流し、怒りに燃え、仲間を置いて走り出してしまった。
「自暴自棄になって…自分の命すらどうでもいいとまでも思ってしまいました」
たったひとり。
全てを仇のキングヒドラにぶつけ、アリスは鬼と化したように荒ぶっていた。
叫び、血に染まりながらの五ツ首竜との激戦。
自分の身を省みることも無く、ぼろぼろになり、父の後を追うことになりかねなった。
ヒドラの牙に、噛み砕かれそうになったそのときに。
「でも」
メラゾーマが、ヒドラの顔面を焼き潰した。
暖かなベホマが、アリスを包み込んだ。
鋭い剣光が、迫り来る首を刎ねた。
「仲間がいました。仲間が救って、くれました」
サマンサが共に泣いてくれた。
フィオが、頭を撫でてくれた。
デイジーは、肩を抱いてくれた。
「私、仲間に救われたんです。悲しみから救ってもらったんです」
そりゃ通るだろうけど、それも確定してないのにwikiいじってるバカはなんなの?
支援
「でも…」
エイト瞳に涙が滲む。
口が、悲しみに歪む。
「…もう誰も!!僕には、僕には誰も…!!!」
エイトが面を上げ、強い語調で返した。
二人は、穏やかな表情のままでエイトをじっと見つめる。
「…誰も…!」
"今の貴様はひとりきり"
マルチェロの言葉が、再びちくりと胸を刺した。
ひとり。
そう、トロデも失い…今では本当に、一人だ。
「いいえ」
「あなたはひとりではありません」
マリアは、エイトに女神のような微笑みを与えた。
アリスは、エイトに太陽のような眼差しを向けた。
「私達が…います」
「ええ!」
優しい言葉は、心を溶かす。
暖かい手は、心を解く。
二人の言葉が、エイトの眼に微かな光を取り戻した。
自分にはこうして励ましてくれる仲間がいる、自分を信頼し送り出してくれた仲間もいる。
(こんなところで…腐っていたら)
"ようやくワシにも覚悟ができたぞい。エイトよ……娘を……ミーティアとトロデーンを頼むぞ"
トロデの言葉が、頭の中に蘇る。
(……合わせる顔なんか、無いじゃないか…!!)
失われていたエイトの光が、瞳に再び煌いた。
握られた手に力が篭る。
エイトは皆の顔を見上げ、ぎこちなくも、僅かに笑った。
二人の少女も、顔を見合わせ笑い合う。
溢れかけの涙は、一滴零れて本当の笑顔を生んだ。
支援
支援
くさったエイトはスーパーエイトにっ!! 支援
アレンはその後ろで、じっと三者を見つめていた。
(互いが互いを、支え合う。互いが互いを、信じ合う…)
ひとりが皆のため、皆がひとりのため。
団結の力、人の強さ。
彼の愛した人間達の力を見て、竜の血族は笑みを浮かべた。
しかし、どこか空虚な寂しさも同時に感じる。
(親…か。ワシは…)
自分は誰かの情に触れ、共に育んだという経験が無い。
ローラを求めたのも、今思い返せばそれ故かもしれなかった。
友と認めたトルネコが息絶えたとき、そのときすら涙は流れなかった。
皆と同じ、熱い涙を流せぬことに、アレンは後ろめたさを感じずにはいられなかった。
「…さあ、キーファを…皆を、そのままにはしていられぬだろう。行くとするか……」
アレンは皆を促し、踵を返した。
寂しさを気取られぬように、気持ちを押し殺して。
支援
再びキーファの所に舞い戻り、エイトは深く頭を下げた。
彼もまた、自分の支えとなってくれた大切な友人だった、と思っている。
自分らの命を守ってくれた、命の恩人でもあった。
血と埃に塗れた顔を拭い払う。
現れた顔面は、色を失い冷たかった。
アリスが、彼の背後から歩み寄った。
マリアもまた、十字を切って恩人であるキーファに祈りを捧げる。
隣でアリスも一頻り祈り、傍らに外して置いた星降る腕輪とメタルキングの剣を拾い上げる。
「キーファさん。あなたの誇り…私が継ぎます」
剣の柄には、血の跡がくっきりと残っている。
アリスはキーファの戦う姿を思い出した。
炎のように燃え盛り、闇を打ち払う。
アリスは、憧れの念すら抱くほど、燃え上がる炎が眼に焼きついていた。
あの闘いでは、キーファの魂が燃え盛っていたのだと錯覚するほどに。
決して絶えぬ希望の炎─さながら、太陽のような輝ける希望の存在に、勇者としての高みを重ねていた。
「私も、あなたのように輝ける勇者になりたい」
鞘に収め、剣を背負う。
今までとは違うずしりと重たい剣の重みは、キーファの遺志をそのまま背負ったように感じられた。
「…アレンさん、一つお尋ねしても」
「うむ」
瓦礫の中から、騒乱で散らばった道具を探し出す作業の最中、エイトはどこか同じ雰囲気を感じるアレンに声をかける。
マルチェロの決死のグランドクロスは、瓦礫を生み出し土を巻き上げ、作業はやや難航し、既に数刻も経ったのではないだろうか。
城は、もはや原型を留めていない。
「─あなたは『竜神王』という人物をご存知では?もしくは、『竜神族』という種族に…心当たりは」
エイトが気にしているのは、アレンの本性である竜の姿。
竜形態での姿は、エイトの見た竜神王の最終形態「永遠の巨竜」の姿に酷似していたのだ。
そこから、彼は竜神王に縁ある者、ないしは竜神族のひとりかもしれないと、推測したのだ。
「…いや、知らぬな」
しかしアレンに思い当たる点は無い。
いや、彼は自分を知らないのだ。
「知らぬ、というよりは覚えておらぬ、と言ったほうが正しいかもしれん」
「え…」
「ワシは、己の生まれを知らぬ。親すらわからぬのだ。だから、お前の言うとおりなのかもしれんが、そうではないかもしれんのだ」
だが、話をしながら、ふと思い当たったことがあった。
この地に降り立って、自分が最初に握った剣。
その名は『竜神王』の名を宿してはいなかっただろうか。
「…しかし、だとするとワシが『竜神王の剣』とやらを引き当てたのは…何か故あってのことなのかもしれんな」
「…あなたが、あの剣を?」
「うむ」
エイトが思い出したのは、数刻前にナジミの塔で見た遺体だ。
彼を斬ったのはその剣、元の持ち主である彼には確証が持てている。
加えて、彼にはククールの物であるマントが被せられていたことも思い出した。
「…塔の下で、彼を斬ったのは…やはり…あなたですか?」
「『彼』……フ、あやつのこと、か」
アレフの言葉もあり、彼のことはもはや不審には思ってはいない。
しかし、彼の根底を揺るがした人物であると、アレフが匂わせたために気になっていたのだ。
いったい、彼…『アレン』と、目の前の『アレン』に何があったのか。
支援
「…あやつは」
"あなたは人間を愛した"
「あやつは、ワシに…」
"お願いです。僕たちに力を貸してください……人と……力を……"
「人と生きる道を選ばせてくれた……いわば恩人よ」
竜王は、この地での自分を変えた全てを辿るように語る。
命を賭けた決闘。
放たれた矢、救われた命。
奪えなかった乱入者の命。
立ち尽くす敗者、倒れた勝者。
失った名を、彼の名『アレン』で埋めさせてもらったことを。
「そう、だったんですか」
「出来れば、きちんとした決着をつけたかったものだ…」
遠き天に、叶わぬ願いを投げかける。
受け継いだ思いを、確かめるかのように。
支援
「それと…」
「?」
遺体には真っ赤なマントが被せられていた。
アレンの話と照らし合わせ、エイトは、その乱入者が自分の仲間、ククールであると説明する。
そして、そのアレンの命を奪う原因となった矢のことも、エイトは言及した。
「ククールがアレンさん…ああ、『その』アレンさんの命を結果的とは言え、奪ってしまったようなものです…」
「……」
「…すみません」
「……あやつも、マリア達から人となりは聞いた。恐らく、お前と同じ事を言ったのだろう…な」
ククールの届かぬ謝罪は、エイトが繋いだ。
『ふたりのアレン』へ今再び、謝罪の念は伝わった。
「…お前の仲間だったのだな?」
「ええ。大切な、仲間…です」
「ここ、アリアハンにそやつは眠っている」
「え…」
「……ワシが弔った…行ってやって、くれ」
「はい…ありがとうございます」
亡き者の遺志は潰えはしない。
生ける者の思いが、繋がっている限り。
二人の竜の血を引く者は、死者への祈りを心に抱えた。
支援
ひとしきり時間が経過し、各々協力して荷物を纏めた。
ファルシオンの意識も回復しており、そろそろ宿へと舞い戻ることにした。
しかし、キーファを置き去りにはできない。
共に乗せていこうとアリスが提案し、皆も賛同したのだった。
トロデも探そう、とマリアは訴えたのだが、エイトが制する。
悲しげな笑みを湛えたまま首を横に振った彼に、マリアはそれ以上何も言えなかった。
「エイト、アリス。天馬はそなたら二人が乗っていけ」
「良いのですか?」
「構わぬ…ワシには」
そこまで言って、アレフは数歩退いた。
見る間にその影が巨大な物へと膨れ上がる。
「己ノ翼が有ルカラナ」
支援
支援
「…わ、わかりました」
「お先に失礼しますね」
「お気をつけて」
エイトは近衛兵、加えて主君の娘は呪われて馬の経験がある。
だからというわけではないが、それ故扱いも手馴れたものだった。
「ではアリスさん、落ちないように」
「は、はい」
エイトが手綱を力強く引き、天高くペガサスは飛翔した。
アリスはその背にぎゅっとしがみつく。
先程の叱咤の主が、やけに小さく感じられてエイトは苦笑する(もっとも、彼の背中には跡が残ったらしい)
暗き空ではあったが、エイトの心は先程よりもずっと穏やかだった。
「エイトさんも…そして、アリスさんも。立ち直ってくれそうです」
「…オヌシモ、ナ。サア、乗レ」
「……ええ」
竜の確かな優しさに、暖かさを感じ笑みを返す。
遅れて竜も、天を駆けた。
その手にマリアと、動かぬキーファを乗せて。
宿─いや、『宿だった所』は何一つ変化していない。
散らばる瓦礫、横たわる二人。
時間が止まってしまったかのように、そのままだった。
「……」
「……さあ、私達にはやるべきことがあります」
「ええ…そのとおりです」
皆、最初死者への別れ、つまり埋葬を行うと決めていた。
彼らをこのままにしておくのはあまりに忍びない。
しかし、あまりにそのままの光景に、かつての悲劇がそのまま胸へと呼び起こされる。
悲しみを振り払いつつ、マリアは穴を掘り始めた。
皆もそれに続く。
アレンが、ローラの傍らに、華奢な身体が収まるほどの穴を掘った。
マリアは埃と泥に汚れた顔を、綺麗に拭いさる。
死化粧も施せぬが、せめてもの餞となればよかった。
支援
「……ローラ」
アレンは、死してなお彼女が握り締めていたという宿帳を手に取った。
トルネコが遺したものだ。
ぱらぱらと捲ると、そこには彼の遺した情報が事細かに書いてある。
人柄を表すような、大きく丁寧な字で。
遺してくれたトルネコに、守ってくれたローラに。
アレンは改めて友と、愛する人に感謝の意を捧げた。
マリアは自分と確かな血の繋がることを失い、同様が隠せなかった。
背を向けた彼女に対し、ただ一匹の竜はさざなみの剣を拾い上げる。
どこか寂しげな彼は、姫に静かに歩み寄った。
大柄なキーファを収めるだけの穴は、アリスとエイトの二人がかりでも少々かかった。
汚れきった顔を綺麗にすると、現れたのは安らかな笑顔。
闘いの最中に死んだとは信じがたい笑顔で、眠っている。
その笑顔が、皆のせめてもの救いとなった。
あと約半分。がんばって下さい。
そして最後に、トルネコを収める墓穴を皆で掘る。
その温和な人柄が表すとおりのトルネコの身体は大きく、大いに労した。
彼は優しい。
それ故、どんなに他者の心の痛みを理解したのだろうか。
自分の心を、それと同じく傷めたのだろうか。
すべてを受け止めてくれた、彼もまた立派な父。
感謝の意、親愛の意、謝罪の意。
様々な思いを乗せ、彼の眠る穴を掘り終えた。
それぞれに合った、それぞれの穴に、彼らをそっと横たえる。
埋葬は、少し躊躇われた。
一掘り一掘り、彼らが現世から消えていく姿は、物悲しいものだった。
土が被さるごとに、彼らの言葉が一つずつ浮かび、消えていく。
宿屋跡の瓦礫を片付ける。
彼らの遺した物を拾い上げながらも、荒れた周囲は僅かに小奇麗になった。
「間に合わせで、すみませんが…」
「…どうか、安らかに」
瓦礫の山から見つけ出した、柱をいくつか切り落とす。
柱の残骸を組み簡素ながらも墓標の代わりと成した。
彼らがほんの少しでも、穏やかに眠れるようにと。
「……終わりましたね」
「ああ」
支援
終わってしまえば出来上がったのは小さな三つの墓標のみ。
達成感も無い、満足感などことさら無い。
あるのはやはり、虚無感。
心に穴が空けられた感覚のみ。
「道具類も、あらかた拾い終えました。見つけるのに苦労しましたが…」
確かに、もう日が暮れかかっている。
黙々と作業をしていて、時間が経ったように感じられなかったが、空は赤みが差していた。
集めた道具を辺りに並べ、それぞれをいくつかのザックにしまい込む。
「…アリスさん、それを貸していただけませんか?」
「え?これですか、エイトさん」
エイトが手を伸ばしたのは、トルネコが最後まで装着していたインカムだった。
これと同じものをナジミで見た彼は、片割れとのコンタクトを試みようと頭に嵌める。
ピサロに教わったように、耳元の突起を押して会話を試みた。
「─アレフさん、ピサロさん、フォズさん。どなたか、聞こえていますか?」
「…へぶしっ!」
「だ、大丈夫ですかアレフさん」
一路塔からアリアハンへ向かっていた3人は、やっとのことで対岸へと辿りついた。
と言っても、竜の姿で岸まで辿りついたピサロ、フォズに半刻ほど遅れて到着したアレフは、若干息を切らせている。
怪我人である彼を差し置いて自分だけピサロの世話になったことに引け目を感じて、フォズが少し休息を取ろうと言い出した。
それ故今こうして渋々従ったピサロを待たせ、濡れた装備をフォズに手伝ってもらい乾かそうとし始めた訳であった。
まあ、ピサロ自身も竜変化の影響なのか気分が未だ優れないようで、大人しく待機している。
この世界はそう厳しい気候でもないが、血を失って万全でもない体にいきなりの長距離泳は些か辛い。
体温を奪われたアレフは豪快なくしゃみを先程から頻発している。
「…くそ、流石にああも水に浸りっ放しだと冷えるな…」
「すみません、私だけ…」
「いや、いいんだ…傷も開かなかったことだし」
アレウの裸胸に眼をそわそわさせ、顔を赤らめながらも申し訳無さそうに頭を下げる。
そんなフォズを手で制しながら、アレフは手頃な木に背中を預ける魔王を見据えた。
「むしろ、お前は何でそう堂々としていられるんだ…!」
「愚問だな」
不平不満をぴしゃりと遮り、眉一つ動かさずにピサロは言った。
一度凶行に走った彼ではあるが、今やその様子は勇者と旅路を歩んだときのような平静さを取り戻しつつあるようだ。
「お前は見事泳ぎ切ったではないか…沈んでいたら祈りの一つも捧げたかもしれんが、今さら不満を言われる言われは無い」
「誰のせいで泳ぐ羽目になったと思ってる……フォズだけ運んで俺を乗せなかったからだろうが…!」
「あああ、あの」
頭に付いた水滴を振り払いながら捲し立てるも、当の本人ピサロはすました顔でやはり風のように受け流す。
二人の狭間でフォズはどちらを庇い立てすべきかまごまごするばかりだ。
「済んだことを掘り返して、四の五の抜かすんじゃない……それより、休むなら口を動かす前に全力で休め。時間が惜しい」
「…くっ…こいつは…!」
ここでこれ以上言い争っても無駄なので、しぶしぶアレフは押し黙る。
対するピサロは、どういうわけかほとんど濡れていない。
竜変化を解く前に、数回身震いしたくらいで、身体はおろか服すら毛ほども濡れていなかったのだ。
古の魔術にまで精通してはいないアレフには及び知る範囲では無いがその恩恵にあやかり、こうしてピサロがすました顔でいるのがどうにも憎たらしかった。
だが彼の言う通り、確かにアリアハンの状況が只事ではないと思われる今、時間は必要だ。
すっかり濡れねずみになったアレフは、何か火種はないかと荷物を探ろうとする。
「待て」
「…なんだ、時間が惜しいんだろ?」
「使え」
いかにも面倒臭そうに立ち上がり近付いたピサロの手から、枯枝の束と油か何かを染み込ませた紙束が落ちる。
目も合わさずに踵を返して、再び仏頂面で座り込んだ。
「…まったく、お前らの身体は…不便なものだな」
「…くく、すまないな…ははは」
「…フン」
「ふふっ」
悪態を吐かれつつもやっていることとのその差に、アレフはおかしさを隠し切れなかった。
フォズも同じで、あどけない少女らしい笑みでその顔を綻ばせた。
支援、アレフ生きてたwww
>>429の4段落目
アレウの裸胸に→アレフの裸胸に、ですね。支援
支援
対してピサロはじろりとアレフを睨みつけるも、面白く無さそうに目を伏せる。
しかし、禍々しさはこれっぽっちも感じなかった。
「…何がおかしい?さっさと火を起こせ」
「いや、せっかくだから火も点けて欲しかったんだがな?」
「消し炭にして欲しいのか」
「自分でやるよ、やるやる」
彼なりの不器用な優しさに笑みを浮かべて軽口を叩く。
ありがたく枝束を拾い上げ、装備を乾かそうと荷物を放り出す。
「…ギラ!」
薄闇に包まれた世界に、小さな火種が煌々と輝いた。
裸の胸が赤く照らされ、微かな温かみを味わう。
さあ乾かそう、と濡れて纏わりつくズボンを脱ごうとベルトを外す。
「っくし!…もっと日が照ってればな」
「きゃ!」
隣で脱ぎ始めたアレフに驚いたフォズが、可愛らしい叫びを上げた。
男性の下着姿など眼にする機会は無いのだろう、ひどく動揺している。
「うん?……あ、すまない…あとは一人でやるから、向こうに行っていても構わないよ」
「いいい、いえ!大丈夫です!どうぞごゆっくり!」
いささか不躾すぎたな、とアレフは頭を掻きながら促すも、フォズはなお留まった。
やはり一人泳がせたことを申し訳なく感じているらしく、半ば意固地だ。
顔を赤らめながら全力でそっぽを向き、ザックを半ばひっくり返すようにして、中の荷物をばらまく。
そんな様子を後ろから見ながら苦笑して、アレフはズボンを下ろして水気を飛ばした。
見たところ、中の荷物は思いの他濡れていない。
不思議なことに、濡れていたのはアレフが落水した際に身に着けていたマントやブーツ、装備品くらいだった。
どうやらただの荷物入れではないらしく、機密性は想像以上に高いらしい。
取りあえず濡れていない物はザックに戻し、残りをアレフに渡すために分け始めた。
「こ、こんなに重たい物を身に着けていたのですね…」
「ああ、気をつけて…重たいなら後で俺がやるから」
「いえ!大丈夫です、一人でできますから」
「そ、そうかい?…あ、そうだマントを貸してくれないか?」
「はいっ」
アレフの申し出を断って、鉄兜と盾を危なっかしい手つきでまとめて置く。
続けて剣をおっかなびっくり運び、上着とマントを取り出そうとザックに手を突っ込んだ。
支援
「………レ…さん…ピ…ロ………ォズ…ん………」
「え?」
「…何の音だ?」
少し離れたピサロも、優れた聴覚に依るものか微かな声を聞いたようだ。
音の源は、フォズの手の内。
「どなたか、聞こえますか?」
今度ははっきりと聞こえた。
フォズが握っていたのは無線インカム。
偶然、スイッチに手がかかっていたらしくそこからはエイトの声が届いた。
薄い、曇った声だった。
「…!え、エイトさんですか!?フォズです!」
「!聞こえた…もしもし、そうですエイトです」
「なに、エイト!?無事だったか!」
「よかったですね!アレフさ…」
思わず振り向いてしまったものの、エイトの無事に歓声を上げたアレフが今どういう状況下にあるのかをフォズはきれいさっぱり忘れていた。
アレフがマントを求めた理由も、想像していなかった。
そしてそのマントはインカムとは逆の左手に握られたまま。
お互いにとって不運なことに、エイトからの朗報はちょうどアレフは『全て』をさらけ出したところに訪れていたのだった。
「…きゃあぁぁーーーーーっ!」
「フォズさん?どうかしましたか?フォズさーーーーーん!!!」
支援
支援
仔細は省略するが、ともかく局地的な混乱が収まったようだ。
「…お、お恥かしいところをお聞かせしました」
「いえ、無事なようで何よりです」
フォズは真っ赤になって縮こまりながら、姿の見えぬエイトに何度も頭を下げた。
顔の火照りが取れない様子で、頬を頻りに叩いている。
ピサロは仏頂面を通り越して呆れた様子で立ち尽くしていた。
「あ、ああアレフさんも、どうもすみません…」
「い、いや…こちらこそ見苦しいものを」
「いいい、いえ、そんなことはありませ…」
「…もういい、貸せ」
痺れを切らせたかインカムを受け取り溜息を一つついた。
フォズはというと、アレフを直視できないでいる。
腰にマントを巻いただけのアレフはどうしたものやら、居たたまれない。
ピサロはもう一度深く溜息を吐いて、エイトに問いかけた。
「…で。首尾はどうだ」
「あ…はい……話せば、長くなりますが…」
「…エイト。まずは、ワシから話そう」
支援
アレフwwwwwwwwwwwww
支援
アレンと、エイトによって長い長いアリアハンでの悲劇は伝えられた。
ローラとの再会。
マルチェロの奇襲。
ローラの死。
トルネコの最期。
死闘。
エイトの怒り。
キーファのほのお。
命のひかりがふりそそぐ。
すべては、終わった。
弔いも、別れも。
最近のアレフとフォズは性的な意味でロクな目にあってないwwwww保守
「トルネコさん……」
トルネコが通信に応じないことに、もしかしたらとは思っていた。
しかし、あの温情に満ちた男を失ったことに、アレフは動揺を隠せなかった。
そして、キーファ。
「キーファ………っ!!」
アレフは拳を大地に打ち付けた。
どこまでも強く、優しい、そして真っ直ぐな青年だった。
誰かの為に、全てを賭けて一生懸命になれる。
自分の背中に身を預ける者の為に、全てを防ぐ盾になろうと。
誰かの心を覆い隠そうとする闇を、切り払う剣になろうと。
そして希望を照らし出す為の光を生み出す、太陽になろうと。
本当に、愚直で、そして素晴らしい青年だった。
そして。
「ローラ……」
ローラの命が奪われたことは、既に悟っていた。
だが、こうして直接聞けばやはり悲しみは深い。
再び心が抉られつつあった。
しかし。
勇者は、亡き姫に誓ったのだった。
(生きてみせる…勝ってみせる……)
死して尚、自分を救ったこの恩を。
最期まで、愛を貫いたこの想いを。
(残してみせる…生きて残す…彼女の生きた、証を)
支援支援
支援
支援
ピサロの顔が、死の知らせを聞いて普段以上に無表情になった。
色を失った、と言うべきか。
人形のような顔色になった魔王は、優しき商人を思い、目を伏せた。
「……」
拒絶したのは、自分。
突き放したのは、自分だ。
だからこそ、胸が痛む。
何故拒んだ。
どうして受け入れなかった。
後悔という念が、深く刻まれる。
トルネコは、自分の為に命まで張ったのだ。
しかし、もう彼に会うことは叶わない。
謝罪の言葉が届くことはない。
「ピサロさん…」
フォズは、もうずっとこの地にひとりきりだった。
ピサロと出会ってからは、彼とずっと共にあった。
彼の代わりに流した涙もある。
彼の為に投げ出した命もあった。
それ故、彼の心の痛みがわかるような気がする。
今、再び代わりに涙を流しそうになった。
しかし涙は流せない。
「……アレフさん……!」
ここにいる皆が皆、辛いのだ。
自分が真っ先に泣き出せば、この二人はきっと悲しみ、怒りをぴたりと押さえ込んでしまう。
この人たちは、やさしいのだ。
そう、悲しいほどやさしい。
だからこそ、自分が気を使わせるわけにはいかない。
フォズは黙って、祈りを捧げた。
大神官としての、という驕りなどではない。
『ひと』としての最後の意地と誇りだった。
「ですがみなさん……この状況を考えてみてください」
機械越しのエイトの言葉に皆、頭を上げる。
目を伏せたままのエイトの曇り声は、ほんの少し明るみを見せた。
支援
「この大陸にいるのは、もう僕達だけです」
「…そうか」
「…これで」
もう安心。
その言葉は、マリアの喉に飲み込まれる。
ここまで減った、ということは、ここまでの命が奪われたということに他ならなかった。
そのことが、躊躇を生む。
しかし、続きの言葉をアレフが紡いだ。
「もう、ハーゴンの奴に……命は奪わせない」
「…そうですよね…!!」
「僕らが、戦わなければ…止めなければ!!」
アリスの拳が握られる。
エイトの瞼は開かれた。
「勝ちましょう。死んでいった人たちのため」
「ええ……弄ばれた魂の、安らぎのために」
マリアの声に、力が篭る。
フォズは天に祈りを捧げた。
あと一息支援
「…さあ、アリアハンで待っているぞ勇者」
「じき、向かう……後腐れの無いようにしておけ」
そう、目指す王都はあとわずか。
フォズ、アレフ、ピサロは立ち上がった。
「…さあ、急ごう!アリアハンは目の前だ」
「あ、アレフさんその前に…」
フォズの頬の赤みは取れず、アレフは首を傾げる。
ピサロの眉間の皺が深く刻まれた。
「服を着ろ」
勇者はひどく赤面した。
支援
「…城が……」
「随分と、様変わりしたな」
「…余程ひどい争いだったんだな」
程なく着いたアリアハンは、見る影も無く荒れている。
城は見る影も無く、舞い上がった埃が夕闇の薄暗がりを、より深く濃くしていた。
「集合場所は?」
「西門から入って左の酒場…でしたっけ?」
「いや…」
確かに通信当初はそう話していたものの、エイトの提案があり、変更したのだった・
何故かと酒場を見ると、屋根の辺りが焦げ付いている。
いや、そうではなかった。
二回が『焼き消されていた』のだ。
破片も残さず、消えていた。
「そう考えていたようだが、あれではまずいということでな」
「そうでしたか」
「右だ…すぐ見える民家に、揃っている」
ピサロが示したのは、二階建てを尚留めている家屋。
勇者ロトの生家であった。
「……」
「……アレフさん?」
目的地を目の前に、アレフの歩みが止まった。
フォズは振り返り、彼の元に走り寄ろうとするが、手で制される。
「…二人とも、すまないが……先に、行ってくれないか?」
「え…でも」
「行って来い」
アレフを促し、ピサロはさっさと通りを曲がる。
フォズはうろたえるも、ピサロの後に続いた。
微かに笑みを、浮かべながら。
「あの、ピサロさん…」
「奴は戻る」
ピサロには、アレフの行き先がわかったらしい。
フォズが振り返ると、どこか寂しそうな後姿だった。
「そっとしておいてやれ」
「…はい」
その一言にフォズも頷き、玄関口までたどり着いた。
すぐ傍の柵に、白い馬が繋がれている。
汚れてはいるが、その瞳はとてもきれいだった。
歩み寄ったフォズに、鼻を摺り寄せる。
とても、人に慣れているようだ。
保守
フォズがよしよしと撫でると、白馬は嬉しそうに目を伏せている。
ピサロはフォズを止めることもなく、静かな扉をノックした。
「私だ」
「エイトさん、いらっしゃいますよね?」
二人の声を聞き入れて、ノブが回る。
古びた蝶番を擦れ合わせる音を上げ、扉は開かれた。
「お待ちしていました…」
「エイトさん!」
先ず顔を出したのは、エイトだった。
バンダナは解れて、汚れだらけだがしっかりと頭に巻いている。
服はデザインは似ているが微妙に違い、小奇麗だ。
どうも着替えたらしい。
扉を開き、二人を招き入れる。
椅子に座っていたのは、二人の少女だった。
「はじめまして…ですよね、フォズさん」
「ええ、はじめまして」
「アリスといいます!」
「私が、マリアです」
ピサロがアリスという名に、ちらりと反応を見せる。
なにやら思案しつつ黙っていると、フォズが衣を引っ張った。
支援
支援
「ピサロさん、初めてお会いしたのなら挨拶しなくては」
「……私が、ピサロだ」
子どもが大人にお説教をしているのが何やらおかしく、アリスとマリアは顔を見合わせる。
くすりと笑い出したのは、どちらが先だったか。
エイトも、表情を和らげた様子で問いかける。
「アレフさんは?」
「……野暮用で、少々遅れるそうだ」
ピサロは表情を変えはしなかったが、エイトは察した。
アレフ自身の口から語った、あのことを思い出す。
「……そうですか」
「…一人、足りんようだが」
「アレン……ですね」
ピサロの問いには、マリアが答える。
複雑な表情は一瞬で消え、微笑みを湛えた。
そう、わだかまりなど欠片も無いように。
「…あの人なら……」
支援
花は無い。
伝えたいことも、全て伝えたつもりだ。
しかし彼は、ここに来た。
愛する姫の、その傍に。
「…よう、お前もここにいたか」
ただ傍で、祈るため。
足元に眠る、彼女に祈るため。
「遅い」
陰り日に立つ粗末な十字架が、物寂しかった。
wktk
支援
「…名前は、お前が刻んでくれたのか?」
「お前が迷うと思ってな」
「迷わないさ…ははは」
アレフは先ず、トルネコの墓標の前に座る。
被せられた土は一番大きく、彼そのままだった。
「トルネコさん…」
「…トルネコ」
アレフは隣のアレンを見やる。
本当に、悲痛そうな顔をしていた。
これがアレフガルドを恐怖に陥れた男の顔か、とも思う。
しかし、トルネコは本当に信頼されていた。
トルネコは、本当に良き男だった。
「…貴方と過ごした時間は少ない。でも…」
「……」
「貴方はいい人だった」
アリーナというひとのため、目の前の竜王アレンのため。
彼は本当に頑張っていた。
彼の人柄は、この殺戮の宴を変えたとも言っていい。
それほどまで、彼という人間は大きかった。
「…トルネコ……すまぬ」
「…どうして、謝る?」
バトル
アレフは問いかける。
アレンが殺めたわけでないことは解る。
彼は、変わった。
勇者としてそれを信じたいし、信じている。
「…ワシの命と引き換えに、トルネコの命は奪われた」
「…トルネコさんは…商売人だろ?」
アレフは、まるで関係ないといったことを不意に尋ねる。
アレンは疑問に思いながらも、その問いに答えを返した。
「…そう、だが」
「プロなら、自分が損するような事はしない…お前に、賭けたんだよ。トルネコさんは」
「…」
─あなたなら、できる。本当のアレンという方もそう感じたのでしょう─
トルネコの最期は、希望ある死だったのだろうか。
アレンは謝罪と、そして感謝の念を捧げた。
人ならざる自分を信じ、最期まで共にいてくれたことを。
隣の勇者ともども、トルネコのために祈りを捧げた。
アレフは次に、キーファの墓標の前に跪く。
あの彼がこの下で静かに眠っているとは、どうにも思えなかった。
今にも元気な声が聞こえてきそうな、そんな気すらする。
「キーファ……君は、本当に凄かった」
アレフは墓に語りかける。
まるで親が子どもに話しかけるかのような、優しい声だった。
「…はじめは、リア、という子のために君は一生懸命だった」
剣を傍らに置く。
兜を脱いで、その脇に置いた。
「アレン、教えてくれ。彼は…」
「…我々を守るために」
「…戦って……」
「そう、死んだ」
勇者の言葉を先読みするかのように、かつての竜王アレンは告げた。
キーファの最期を。
「……あの、手…」
「……?」
「…ボロボロだった……丁度そうだな、お前のようだった」
「そうか?」
アレフは手袋を外し、己の手を見る。
治してはつぶし、治しては潰したマメの跡。
固い、戦士の手。
「……俺は」
支援
アレフが沈黙の後口を開く。
アレンもまた、沈黙のまま聞いていた。
「……彼みたいな、誰かのために一生懸命になれる…」
笑顔だった。
悲しみは、振り払った。
今は、ただ。
「全力で剣を振るい、大切な物を守る…」
ただ、彼を称えたかった。
勇気の炎を燃やし尽くした、彼を称えたかった。
「そんな彼こそ、勇者と呼べるんじゃないかと思う」
「…聞こえたか?……世界を救った勇者様にそう言われておるぞ」
「はは………なあ、キーファ……」
彼の墓標に、祈りを捧げる。
太陽のような笑顔がそこに、あるように思えた。
「俺は、君のことを忘れない」
勇者は、墓の下の友に誓いを立てた。
仇を討つ。
故郷に帰る。
そして君が憧れてくれた、勇者で有り続けることを。
支援
支援
「ローラ。ごめんな、遅くなって」
愛するその人は、いまここにいる。
「ずっと、探していたんだ…けど、すれ違ってばかりで、本当にすまないと思ってる」
土の下に、その人はいる。
「でも、君の言葉は届いたよ」
とどかぬばしょに、きみはいる。
「ありがとう」
むねのおくにも、きみがいる。
シエンタ
アレンが場所を、譲った。
微笑で、礼を返す。
墓に接吻、とまではさすがに照れくさかった。
それに、未練は残したくない。
アレフは敢えて墓には触れずに、跪く。
そしてまた、笑顔を捧げた。
「…これを」
「?」
「遺髪、だ」
ローラの流れるような金色が、そこにあった。
いつも彼が撫でていた、天の川よりも美しい流れが手の中にあった。
「…お前が?」
「ああ……共に、持とう」
二つの輝きは、竜と勇者の手に分けられた。
いとおしげにそれを、アレフは懐に入れる。
「ローラには…会えたのか?」
「…ああ…だが、守れなかった……」
「……そう、か」
アレンはこちらを向き、深く頭を下げる。
それこそ大地を擦るまで。
支援
「おい」
アレフは怒りを覚えるでもなく、ただ。
「なんのマネだよ」
ただ、笑顔を見せた。
「…ワシの責任だ…」
「…」
謝罪だった。
勇者への、謝罪だった。
姫を愛した竜の、謝罪。
「ワシが、ローラを…」
「……」
竜の声は、責任という名の枷に締め潰されそうであった。
低い嗄れ声は、悲しみに閉ざされてしまいそうで。
「守り、切れて…いれば…」
支援
「俺、さ」
アレンの悲痛な謝罪は断ち切られる。
顔を上げたアレンの眼にはやはり、彼の笑顔が映った。
「ローラの声が聞こえたんだ」
「……」
「最期まで、俺のことを気にしてくれていた」
─だって、アレフ様は私の勇者様なのだから─
死闘の最中、確かに届いた。
眠る勇者に、確かに伝わった。
愛と、心と。
そして永久の想いは、ローラの温もりと共に、伝わった。
「だから、さ」
勇者が微笑んだのは、竜だったのか、姫だったのか。
あるいは、そのどちらともだったかもしれない。
「いいんだ」
支援
支援
支援
支援
支援
支援
「……」
「お前もローラを愛していたんだろうが…」
勇者の手は、竜の肩に置かれる。
その顔は、誇るような笑みを浮かべていた。
「残念だったな?俺の勝ちだ」
「フッ…ハハハ…ああ」
竜も、笑った。
軽口を叩き合う、勇者とかつての竜王。
アレフガルドが引っくり返りそうな光景だが、二人の心は満たされていた。
「おぬしの勝ちだ」
同じ姫を愛した二人の男が、その姫の墓前で笑い合う。
奇妙な光景だが、そこには絆があった。
その絆は、目には見えない。
しかし、墓の下の姫にも、しっかりと絆の糸は伸びていた。
「ローラ」
一頻り笑いあい、再び墓に語りかける。
胸の内の髪に手を当て、甘くささやくように。
「愛している」
姫に跪く騎士のように、祈りながら愛の言葉を紡いだ。
続けて、別れを惜しみながらも最後の言葉を続ける。
「…君を忘れない」
支援
支援支援
静かな時が刻々と流れた。
アレンも、アレフも。
沈黙が姫への想いの深さを表していた。
やがて、共々立ち上がる。
兜を被り、剣を拾った。
何も言わず、何も答えず。
ただ、姫へのさよならを、二人は背中で伝えて去っていった。
「時に、勇者」
「うん?」
「お前の勝ち、とは言ったが…こちらの勝負はどうかな?」
さざなみの剣を、鞘から抜いた。
アレフは慌てて、後ずさりする。
「おいおい、こっちは手負いだ!…それに、これはお前の剣だからな?」
竜神王の剣の鞘を、小さく鳴らした。
約束は、果たされる。
「……そうか」
二人の男が、並んで歩む。
絆が描く、三角形は崩れない。
姫との絆も、永遠に。
支援支援
追加ktkr!
【E-4/勇者アリスの家/午後】
【エイト@DQ8主人公】
[状態]:健康 MP1
[装備]:メタルキングの槍 はやてのリング 布の服(アリス家から調達)
[道具]:イーグルダガー 支給品一式 首輪 あぶないビスチェ エルフの飲み薬(満タン)
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意
【アリス@DQ3勇者】
[状態]:健康 MP1/4
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 祈りの指輪(あと1.2回で破損)
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り) 太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)
ビッグボウガン(矢 0) 魔物のエサ インテリ眼鏡
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP1/4
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
[道具]:引き寄せの杖(2) 小さなメダル アリアハン城の呪文書×5(何か書いてある) 天馬覚醒の呪文書
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい アレンの最期のことを問う
【フォズ@DQ7】
[状態]:HP3/4 MP3/5 肋骨にヒビ・内臓に損傷(半分治療済み) 神秘のビキニの効果によって常時回復
[装備]:天罰の杖 神秘のビキニ(ローブの下) ルビスの守り(命の紋章)
[道具]:支給品一式 アルスのトカゲ(レオン) 神鳥の杖(煤塗れ) 奇跡の石 脱いだ下着
[思考]:アリアハンへ ゲームには乗らない ピサロとともに生きる 5つの紋章についてマリアに話を聞く
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/2 MP1/2 ドラゴン化 右腕粉砕骨折(固定、治療済み) 無理な食事による地味な吐き気(時間経過で回復)
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪二個 ピサロメモ 炎の盾
[思考]:ハーゴンへの復讐 脱出方法への模索 アリアハンへ
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
※アリスの家内に回収したアイテムがあります
聖なるナイフ ロトの剣 プラチナソード 氷の刃 破壊の鉄球
炎のブーメラン 魔封じの杖 84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1)
マジックシールド 祝福サギの杖[7] 飛びつきの杖(2)
ドラゴンの悟り 雨雲の杖 太陽の石(ホットストーンから変異)
錬金釜 ラーの鏡 首輪×2 星降る腕輪
支給品一式×8
トルネコのザック キーファのザック トロデのザック ローラのザック マルチェロのザック
※ファルシオンは家の前にいます
とても良かった。
ここまで来るのに、色々と死んでいっちまったんだよな……
このロワの犠牲者達に冥福を……
そして、最後のアレフとアレン。
何か昔からの親友にしか見えんぞ。
こいつら、ここに来る前は不倶戴天の敵同士だったのに……
凄く感慨深いな。
【E-4/宿屋跡地/午後】
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP微量 人間形態
[装備]:さざなみの剣
[道具]:なし
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪
【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP5/6 MP3/5 背中に火傷(治療済み) 左足に刺傷(治療済み)
[装備]:竜神王の剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 鉄の杖 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす アレンに剣を返す
(爆破阻止方法は実践してみたいとひそかに考えている)
※左足の傷はとりあえず塞がりましたが、強い衝撃を受けると再び開く可能性があります。
投下、完了。
…長ぇ!
と思いますが皆さん見捨てないで読んでください。
何度も見直したつもりですが、誤字とか脱字あるかもしれません、あったらすいません。
矛盾とかあったらなおのことすいません。
ですが、このロワが動くことを祈って、投下いたしました。
おそまつさまです。
投下乙です。
アレフ…すっかりギャグキャラ化したかと思ったら最後で爽やかに決めてくれるなぁ。
竜王とロトの勇者が笑って軽口を叩き合うなんて、本当にアレフガルドどころか、堀井さんもひっくり返る光景だよ。
それが見られるDQロワが大好きだ!!
投下乙……ッ!
集結する参加者の意志がハッキリと伝わってくるような
そして、ローラという共通点の二人。
父を失ったという共通点の三人。
ここまでも……移るものだなあと。
上手くいえませんが、本当に投下お疲れ様です!
竜王と勇者の軽口かぁ……すごい光景だろうなあ。
約1時間にも渡る大作の投下お疲れ様でした!!
感想はじっくり読んでからにします。
投下、激しく乙です!
前回もだけど今回も涙ぼろぼろでヤバかった(´;ω;`)
投下乙です!
へへ!画面がぼやけてみえるぜ!
>>523 誤字報告、ありがとうございます。
Wikiでは直させていただく所存です。
あと、バトル期待していた人ごめんなさい。
バトル好きだけどね(´・ω・)
投下乙です!
今までで一番の長文なのに全然長く感じなかった…
こういう展開になるとは予想してなかった!
いい意味で裏切られた感じです!
誰か涙を止めてください…
投下乙。
続きを見たくて、まだかまだかと何回も更新しまくったぜ。
……数えてみたら、19回も更新してたぜ。
とにかくお疲れ。なんというか、良い話しでした。
投下乙でした。
全部のシーンが素晴らしすぎてどんな感想書いていいかわかんないじゃねーか…
投下乙、そしてGJ!
アレフとローラの別れは既に何回か描写されてるけど
やっぱり今回もジンときた…。
竜王は修羅場続きで不安定だったけど、勇者達との絆を得たのかな。
絆の三角形という表現が印象的でした。
ついに全員集合して、嬉しいような、少しもの寂しいような気がするのはなんでだろう…
投下乙です。
過去最長でしたが、気が付けば終わっていました。
終わってからも感動の余韻が残っています。
此処まで来るのに何人の命が無くなって行ったか……。
それをどれだけ重い犠牲だったのか……、改めて思い直されました。
最長つーても一行あたり、一レスあたりの文章量はそうでもなかったから
レス数の割には短く感じられたかな。ああ、でもいい意味で。
投下乙。やっぱりアレフと竜王との会話がいい。
いい加減ローラの回顧は正直食傷気味だったけど、この二人で語るとなると別格だな。
あとトルネコとキーファに対するそれぞれのコメントがいい
>「プロなら、自分が損するような事はしない…お前に、賭けたんだよ。トルネコさんは」
>「…聞こえたか?……世界を救った勇者様にそう言われておるぞ」
ナイスだ。
投下乙です。
アリアハン組、そしてIの勇者と竜王をつなぐローラへの想い
感動でウルっと来てしまいました。
最期の決戦を前に想いは一つになっていきますな。
誤字だと思われる箇所あったので報告しておきます。
>>423 8行目
確かな血の繋がることを失い、同様が隠せなかった。
→血の繋がることを失い、動揺を隠せなかった。
だと思われます。
動揺をじゃなくて動揺がでした。。すいませんorz
重箱の隅をつつくようで申し訳ないけど43/56のところ
>二回が『焼き消されていた』
二階だよね
>>534 マリアは自分と確かな血の繋がることを失い、同様が隠せなかった。
↓
マリアは自分と確かに血の繋がる者を失ったことに、動揺が隠せなかった。
>>429 アレウの裸胸に→アレフの裸胸に
>>515 ピサロの状態表から 「ドラゴン化」 削除
スレの皆様にも一応。
いやー、ありますねやはり…皆様ありがとう、ごめんなさい。
>>534 さらに重箱ですみません。
『血の繋がることを失い、動揺を隠せなかった。』よりも
『血の繋がりが失われる事を恐れ、同様を隠せなかった』の方が自然な文書になりませんか?
あと、もうアリアハンに着いてるんだから
フォズ・ピサロの状態表のアリアハンへも削除でいいね
うおおすみませんorz
確認漏れが多すぎる…反省します
>>537 >>534 マリアは自分と確かな血の繋がることを失い、同様が隠せなかった。
↓
マリアは自分と確かに血の繋がる者を失ったことに、動揺が隠せなかった。
納得しました。
>>538はスルーしてくださいorz
しつこく申し訳ないが…
>>466 >ピサロはフォズを止めることもなく、静かな扉をノックした。
「静かに」なのかなぁ、やっぱり。
あとアリアハン組が使用してた無線インカムはどこへ行ったのかな
トルネコのザックの中?(見落としてるだけなら申し訳ない)
静かな扉、はそのままで。
文法的にヘンかもしれませんが雰囲気でおねがいしますor2
ちなみにインカムはアレフが持ってます
二個とも?
あ、アリアハン組ですね…
エイトの所持品に加えるのを忘れてましたor2
こちらこそ、夜中にいちいちチクチクすみませんね。
いっぺんに気づけばよいものをorz
何はともあれお疲れ様です
投下GJ!リアルタイムで支援できずごめん。
それまでの積み重ねの集大成といったような感じで、流石は全員集合というべきか。
最初にトロデの喪失にしんみりとさせて、次にアレフのボケで上手く和ませてw、最後は爽やかに。
流れのメリハリが効いていたせいか、長さは全く感じませんでした。
特にそれぞれの、一つ一つの台詞が良かったです。
「お前に賭けたんだ」「俺の勝ちだ」等等…中でもアレフの台詞がすごくいいなあと思いました。
133話を読み返して気が付いたのですが、ピサロたちがナジミの塔からアリアハンへ向けて泳ぎだしたのが
既に夕方、となっていたので、時間も
午後→夕方、にした方が良いのでしょうか?
言葉足らずだった。
133話を読み返して気が付いたのですが、ピサロたちがナジミの塔からアリアハンへ向けて泳ぎだしたのが
既に夕方、となっていたので、時間も
今回の状態欄の時間表記も【午後】から【夕方】、にした方が良いのでしょうか?
一応、時間表記は【夕方】にしてwikiに編集させていただきます。
スレで指摘された部分、途中で発見した誤字、脱字等も訂正しておきましたが、他にも何かあったら
宜しくお願いします。
時間を変更するの忘れてたよorz
おっしゃる通り夕方が正しい表記です
皆様ご迷惑かけました
ズガン
「「「エイトーーーーッ!!!」」」
【エイト 死亡確認】
アリスとランデブーは非常に羨ましいが、背中に跡がつくまで締め付けられると思うと…
(((((゚Д゚;)))))
553 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/09(水) 04:00:24 ID:IE1JL6DfO
確実に脊椎損傷して再起不能になる
そう、つまりエイトの背中についた跡とは、キスマークのことだったんだよ!!
な、なんだってー!!
∧
/ ヽ ,
,./ ヽ、._ //r、, )`ヽ |ヽ / ̄/
,. ‐'´ ~`''‐'´ `‐、 | ( ム``'´ くノ i ̄ヽ、 / /; /
/ ヽ ヽ ヽ、! ! .r' く/ヽ、 \ / /; /
/ u ヽ / }ノノ ヽ/ヽヽ \/'""""````ヽ /; /
!ヽ. l /// ヽ、 ヽ、/ ヽ/; /
! \. / ̄~`'''‐-、._ l ヽ_l(__ ヽ、l ,' _ ___) l_i7,--、 _,.‐─-、 ヽ
. |〃、! / l l /ヽ_(:)_i '_(:)_/ヽ、 / l ヽ / l ミ
!_ヒ; L(.:)____/ ! ( 7;;;;;;;ヽ )/ (_ヽ、l _ _ __)彡 ミ
/`゙i u ヽ ! ヽ/ ├---┤ ヽ、/ ミミ !ヽ(:)〉, ヽ (.:) / 彡 彡
_/:::::::! ,,..ゝ! ゙! ` ┴ ´ u ! ミミ! 7/ ヽ\ ̄ 彡 彡
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / ヽ、 l / ミ `‐'´`‐‐' u 彡
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ ‐‐ニ⊃ / `! ` ̄二) /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" / ヽ.___,./ //ヽ、 ー ノ
ミーティア「エイト、この口紅の跡はなに…?」
そういやエイトが今着ている布の服は、まさか…
あぶないビス…
/´〉,、 | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)
二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/
/__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉
'´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//>
`ー-、__,| ''
保守
561 :
名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/12(土) 04:10:05 ID:VE8dCC2k0
激しく保守
興奮したヤンガスがエイトを・・・
アッー!
なんだこの流れwwwww
つまらんけどな
携帯どもの狂宴
なんだかんだで流されたけど、アレフの全裸事件にワロタ。
一見必要ないかと思いきや、改めて読み返してみると
アリアハン組みの哀愁と一同合流を繋ぐ、良いパイプになっていると思った。
緊迫しがちだった雰囲気にワンテンポの笑いを入った事で、読んでいる方も
気持ちが解れてスラスラと読めた。
それにしてもフォズは情事といい、強制ビキニ着用といい、碌な目にあってないなw
笑いを、じゃなく笑いがだね。
支給品一覧見てたけど
武器は豊富にあるけど防具はかなり少ないのねー
鎧系は1つもないし布の服率高いしw
アレフとか竜王も布の服的なの着てるのかな?
ロトの剣と盾はあるからロトの鎧も欲しいけど
今さら出てきても不自然かー
うまく組み合わせて錬金釜からポロっと出てこないかな?w
そーいや錬金釜使ってないな
>>569 アレフは今までの話によると、一応原作絵と同じような装備をしてるっぽい。
でも見た目だけで守備力は皆無とか、そんな感じなんだと思われる。
竜王も多分あのローブ的なものを装備してるんじゃないかな。変身中どうなってるかは謎…というか
結局は、防具装備してないキャラの格好は脳内補完するしかw
武器数>>防具数なのは…やっぱ殺し合いだからじゃないか?
守りを固められるよりは強い武器で殴り合ってもらったほうが死亡ペースは早まるし、実際そうだったしね。
>>571 ゼシカがアレフをサーベルトと間違えていたよな。
鉄兜装備してるとこ見ると、ゼシカが見間違えた角兜はぶっこわれたか無くしたか…
マントもボロボロらしいし
サマンサの魔法攻撃からルーシアを守ったり、アトラスやピサロと激戦を繰り広げてるからなぁ。
ちなみにマントがぼろぼろになったのはアリアハン街中でアトラスと戦ったときだった気がする。
保守
保守
>>569 布の服といい、危ないビスチェといい、案外防具力無いものばっかだなw
…と書き込もうとしたけど、改めて至急品一覧を見ると結構強いのもあるぞ。
・王者のマント(E:アリス)
・神秘のビキニ(E:フォズ)
・闇の衣(E:ピサロ)
・光のドレス(E:今は亡きローラ)
この辺はけっこういい防具なんじゃないか?
そういえば、剣よりも杖のほうが種類豊富なんだな。そっちに驚いた。
>>571 >武器数>>防具数なのは…やっぱ殺し合いだからじゃないか?
>守りを固められるよりは強い武器で殴り合ってもらったほうが死亡ペースは早まるし、実際そうだったしね。
アイテムだけじゃなく魔法にもいえてるよね。攻撃系の特技、呪文には制限が無いけど、回復呪文は効果1/10だし。
「さっくり殺しあってね!!!」っていう主催者の意図がひしひしと感じられる。
DQロワの基本ルールはFFDQから来てるんだと思うけど、他のロワでは結構制限かけられたりしているけど
攻撃に関しては自分たちの力で自由にドンパチやってくれる両方のロワが好きだ。
>>578 杖は剣よりも特殊な使い方になることが多いからだろう。
>>579 制限ないのは、なくても基本的に成り立つからだろうね。
剣も剣で、特殊な能力を持つもののほうが活躍している印象あるよね。
まあ、展開の幅が広げるのに使い勝手がいいから当然といえば当然なんだが。
皆殺しの剣はいわずもがな、ヒャダルコ連発で井戸を凍らせた氷の刃とか、
ローラの想いに応えたロトの剣とか。ギガデイン連発チート兵器の竜神王の剣もかw
その点、切れ味のみで頑張ってるメタルキングの剣は流石だね。
>>579 1/10って改めてみると物凄い制限だなと思った。ホイミで3〜4って…。
でも本編での描写を見るに、実態は半減くらいの扱いだよねw
初めてクリフトが評価された!!
え?氷の刃の評価だって…?
ザキ…ザキ…ザキ…ザキ……
クリフト涙目w
でも、『仄暗い井戸の底から』では、結構いろんなアイテム使いこなしてたよな、緑の人は。
飛びつき、引き寄せの杖を上手く使い、マリアを負傷させたり
サギの杖連発でアリスの体力を大幅に削ったり。
あれでリアの体当りが無かったら、結構ヤバかったんじゃないか?
ノノノ人
イ▼ー▼
イ ∀ | 顎ビーム!
ミ\_三三三三三三三三三三三三ノ
誤爆したorz
すまん、クソワロタ
板違ってますよTAKAさん
一番上のやつの曲名間違えた
緑の風→ピアノ協奏曲第1番"蠍火"
ロト「いよいよクライマックスですね……」
イザ「天空シリーズなさけな!」
ソフィア「ピサロ!あなたが導くのよ!」
ブライ「鬱だ死のう」
ミネア「占いでもこの結果はわかりません」
デボラ「へぇ!こんな事やってたの。私も参加したかったわ。フローラもまだまだね」
ヤンガス「誰でガスか?」
DQMBUのPVのレックスVSピサロを見て
「黄金の勇者VS白銀の魔王」 を思い出したのは
自分だけだろうか・・・。
ギガデインVSジゴスパークな演出があったらいいなー。
>>593 そもそも、ピサロはボスとして出てくるのか?スペシャルカードとしてでてくるのか?
俺はもう、レックスの武器は皆殺しの剣じゃないと落ち着かなくなってっきた。
保守
もしヤンガスがDQロワに参戦していたらエイトを生き残らせるためにマーダー化しそうな気がするのは俺だけだろうか
597 :
クリフト:2008/07/23(水) 17:34:58 ID:Ve9NPTnLO
せっかくですから
殺す前にマリアさん、アリスさんお二人の身体を味見してから……ぐへへ
なつだなあ けいたいだなあ
最後のどんでん返しで大魔王ゾーマが!!!!!!!
…ないな
DS版DQ5のデボラさんはどうなんだろう?
性格については賛否両論だけど、戦闘能力は結構好評だから密かに参戦を期待している。
…セカンドの話をするとアトラスが笑っちまうだろうな。
誰がうまい事いry
保守
また前みたいにみんなで一話ずつ語っていってみないか?
途中で終わるの目に見えてるから
好きな話を好きなように語った方がいいんじゃね?
てか序盤の話はさすがにもう改めて語るとこなさげ
FFDQロワの雑談スレ
ドラクエの話題がほとんどあがらんけど
みんなこっちに乗り換えたのかな
>>605 あっちは今も昔もFFDQロワの雑談スレであって
元からDQロワのことを話す場ではないはずだけど?
キャラごとに語ってみる?
このキャラはここが良かったとか、まさかこんなことになっちまうとはとか
最初のころは、ゼシカのボインアタック食らって目を泳がせたり
フローラ相手に「僕」といっちゃったり
サマンサのドレスの胸元に赤面したりしていたアレフが
こんなに味のあるカッコいい勇者になるとは思わなかった。
登場作品の中で5が一番好きだから、マーダー二人の活躍がかなり印象に残ってる
比較的熱い展開が多いこのロワでフローラの黒さは際立ってたしな
レックスは原作からは想像もつかない前半の狂いっぷりや、呪いが弱まってからの後悔といった色々な面が見られた事で少なからず感情移入してた
最期は切なかったな…6好きな人には憎悪の対象かもしれないが
携帯から長々とスマソ
>>606 DQロワの話じゃなくて、ドラクエの話ね
アレフはルーシアの死がシリアスモードのスイッチになった感じだなあ
まああんな逝かれ方をして、なおコメディキャラを続けられるほど緩かったら勇者失格と言わざるを得ないw
話噛み合ってないな
>>605の発想からしてよくわからんが
向こうのスレでドラクエの話題が出ない中
こっちではそこそこスレが進んでいたから
ドラクエ好きの人はこっちに流れたのかなって思っただけね。
こっちもDQロワの話題ばかりで、DQの話題はあまり出てないぞ。
わけわかめ王子
敵がハーゴンなのにアレン、ランドと早々と2のキャラが消えたけど
アレン→竜王、ランド→キーファと想いが引き継がれていったのがよかったわー
最後の生き残りのマリアも今後活躍してほしいところ。悪魔神官達との因縁も含めて。
>>614 今はFFキャラが活躍してるからドラクエキャラが話題にならないだけじゃないか?
ドラクエキャラが活躍したらドラクエの話題になるんじゃないか?
>>614 俺の勘違いだったら全力で謝るが、もしかして例の話絡みでそう思ったか?
もしそういう話であれば、たぶんいる。俺の知ってる書き手も手を引いたしな。
まあどっちにしろスレ違いだからあっちの進捗に触れるのはやめた方がいいよ。
↓脱線してすまない。以下なにごともなかったようにっつーことで頼む
>>620 ただ単純に疑問に感じただけで他意はないんだ
スレの流れを乱してすんません、引っ込めます
ローラはただ守られるだけのお姫様じゃなかったのが良かったね。
弱音も吐かずに一途にアレフを想い続けた強さ、ゴンや竜王にさえ見せた素直な優しさは
このゲームの中でまさに太陽のように輝いていたように思える。
同じ姫なら、アリーナの活躍っぷりもすごかった。
ドランゴやベリアル吹っ飛ばすわ、最後の一撃でアトラスのわき腹を内臓ごともっていくわ。
願わくば、もう少し彼女の戦いっぷりを見たかったかな…。
活躍の場は少なかったけど、その戦闘能力や死に様はDQBR史上に残るカッコいい死に方だったから大満足。
確かアレフとキーファがアトラス追っかけながらジョジョってる話もあったな。
緊迫した雰囲気なのに、荒木調の絵のアレフたちを想像して盛大に吹いたw
【ルドラの秘宝】
【LIVE A LIVE】
【クロノシリーズ】
【アークザラッドシリーズ】
【幻想水滸伝シリーズ】
FFDQとかテイルズは出したいアイテムとキャラとかやりたい展開が多すぎて、
こっちに入れるどころじゃないや。
あ、誤爆った
RPGロワか
保守ついでに、俺の心に残った台詞ベスト5
5位エイト(27話、想いを背負い生者は歩む)
「何も出来なかったと、後悔に足をとられて立ち止まるよりはマシだから、
何の役に立つでもない気休めでも、何かをして、前を向けるようにならなきゃいけないんだ、って」
「『祈りなんて、ただの気休めだ』 そういや原作でもククールが言ってたな。なるほど、こういう解釈の仕方もあるのか」
と頷いてしまった。
SSでゲーム中の台詞やイベントが出てくるとうれしくてニヤニヤしてしまう。
ちなみに、リアルで凹んだ時にも自分に言い聞かせていますw
4位
アレフ(119話、VOICE −光−)
「届いたよ、君の声」
「君みたいに小さな存在が犠牲になるなんて、そんな悲しいことしちゃいけない。
そんなことをさせない為に、俺はいるんだ」
「俺たちが君の力になる。君は、無力なんかじゃない」
後半のアレフの台詞はどれも格好良くて選ぶのに悩んだが、やっぱこれだなぁ。
シチュエーションとか演出とか、絶望の淵にいたフォズを救ったこの台詞は、まさに勇者。
3位ランド(30話、紅き戦い)
「つか…れたぜ。その傷…治すのは…よ。べホ…イミじゃ…あまりきかねぇし…」
これも仕事や勉強で疲れたときに応用できるので、ネタとして結構気に入っていますw
2位
ローラ(121話、影は光に追いついた)
(もうこの手で剣を届けることは出来ないけれど、
私の魂はロトの剣と共に、ずっとあなたの傍におりますから。
悲しまないで。憎まないで。ただ前だけを見つめていて。
だって、アレフ様は私の勇者様なのだから。)
厳密に言えば台詞じゃないけど、誰も憎むことなく、最後の瞬間まで出会った人々への謝罪と感謝
そしてアレフへの愛を思い続けたローラの純粋さに涙腺崩壊した。
1位
竜王アレン (29話、人の誇り 竜の誇り)
「ワシの名はアレン。もはや王の中の王でもなんでもない……ただ一匹の竜、アレンだ」
やっぱり、DQロワを一言で表現している代表的な台詞だと思う。
DQロワの竜王の生き方を180度変えた人物が、彼を殺した勇者の子孫であり
竜王を変えたアレンの考え方を変えさせたのが、竜王の曾孫なんだよな。
そう考えるとこの二人の縁は運命めいたものを感じます。
でもこう言っちゃなんだが、
竜王アレンってやってることは失敗だらけだよな…
いや、でも逆に試行錯誤してるところが人間味あっていいと思うよ。
変わろうともがいてた感があった。
ピサロはもがいたというか流されたというか
>>631 フォローのために他方をおとすやり方は顰蹙を買うもんだと教わらなかったのかね
竜王アレンもピサロもそれぞれ違った道を歩んで対主催になったってのが良いよね。
保守
636 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/09(土) 22:31:46 ID:ZMGMpc1Q0
族長のプライベートをさりげなく聞き出す
そして「にくいね、この色男!」と返す
誤爆スマソ
保守
保守
保守
…最近ネタも書けずに保守ばかりで申し訳ない。
いや、話題提供ならともかく
ネタなら別にいらんけどね。ロクなのないし
その頃ヤンガスは……
「ぐがー……」
やっぱりまだ寝ていた。
【ヤンガス@DQ8】
[状態]睡眠中
[思考]熟睡
DQロワを読み返して、最初は好きじゃなかったピサロ&フォズコンビが、今は微笑ましく感じる。
お互い目的を果たせないモヤモヤがアリアハン地下道〜ナジミの塔で爆発してスッキリした感じがあるからかな?
644 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/17(日) 19:52:59 ID:aqCheKXVO
そろそろ潮時鴨上げ
そういって続くのがロワ
皆、新作を顔を長くして待っているんだYO!
保守
648 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/20(水) 22:23:02 ID:53XkbT7m0
保守
ギガほっしゅ!
650 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/22(金) 18:32:52 ID:/upvUBG1O
↓DQBR一の萌えキャラ
バズズ
ゴンさんだろう。常識的に考えて。
アトラスを忘れることなかれ
モンスターばっかりかよ!
カンダタ
おまえらw
ベリアル
管理人
カンダタ魔物扱いするなよ!!
やまたのおろち
トロデのおじさまに決まっておろうが!
やっぱりドランゴっしょ
ゲマだろ
魔物オンリーワロタwww
死神の騎士
さて、魔物が出尽くしてしまったやけだが…
あ、マルチェロいっぴき
バーサーカーが忘れ去られてる件
バーサーカーたん萌え
萌え萌え竜王、アレンたん
ピサロ様
テリーを忘れるとは何事だ
ここで空気を読まずにアリスと答えてみる
カンダタ死亡までは萌え
それ以降は燃え
アリスこそ燃えキャラだろう。
萌えるのはローラとかマリアとかフォズとかリアだろう。
まぁ、個人的な最萌はゴンだけど。あのツンデレっぷりがたまらん。
そしてあの漢らしい死に様がたまらん。
フォズも結構燃えキャラだよ。
ピサロを追っていくシーンはすげー燃えた。
アリーナもそうだったけど、覚悟を決めて仲間を置いて戦地に赴くみたいなのが最高に燃えるんだよな。
ここで古今東西
【ロワ内で燃えたキャラの行動】
投下無いなぁ。
今どういう状況なんだろ。
続きを書ける人待ちの状況です
次は伏線の整理回収と脱出への道付けだから
文章よりそっちのが難しいと思われ
あとはもう脱出するだけだからなぁ
もう全員まとまってるしつなぎ的なのも書けないしね
あれこれ伏線が散らばってるから
それをまとめるのはすごく大変そう
このスレ内で、これってあれに使えね?みたいな雑談ってありかな?
ていうか今現在、構想練ってる書き手さんっているのかしら…
ここは読み専の人も多いだろうし
何か案があるならしたらばで話した方がいいと思う。
678 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/31(日) 17:04:31 ID:aAi6L39iO
↓バトロワで燃えた名言
>>678 『君は星を見たか』の、キーファのマルチェロに対して説教するセリフ。
「俺がこの世界で最初に出来たダチは……ランドはさ。
自分が死にかけてたって、まず一番に妹のことを心配するようなヤツだったんだ」
「俺だって妹が、リーサがこんなもんに参加してたら、心配するに決まってる。探すに決まってる!
――腹違いだろうがなんだろーが、きょーだいってのは、そういうもんじゃねぇのかよッ!
なんで、弟を自分の手で殺して平気でいられるようなヤツがいるんだよ!」
ランドとキーファのコンビが好きだったので、ここにきてランドを語ってくれたのは嬉しかった。
異母弟を前にしても冷静だったマルチェロが、赤の他人に激昂するとは思わなかった。
何度も妨害されたってのもあるけど、やっぱこのセリフがズガンと来たんだなぁと思ったよ。
かす
そろそろ2ヶ月かー
前回の投下の前にあった水面下でうんぬんって
チャットのやりとりは全く知らないけど
続きの話までは煮詰めてなかったのかな?
読み手として応援することしかできないのがもどかしい
アトラスやマルチェロの襲撃も無い事だし
「皆の帰る場所になる」という決意を固めたトルネコやトロデの様に
スレッドという名の宿屋で待っていようと思う。
もっとも本編では既に全壊したけどな、宿屋
それは言わねえって話だぜ☆
↓DQBRに相応しい曲(ドラクエ関係以外で)
勝手に好きな曲をあてはめてニヤニヤしてるってのは、まぁある。よくある。
ドラクエロワに合うのはやっぱドラクエ音楽だわ。交響曲の。
688 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/07(日) 15:39:15 ID:qM3RJ6tfO
ハロゲンヒーターがスレ内に設置されました。
〃 ̄ヽ 〜
r'-'|.| O | 〜
`'ーヾ、_ノ 〜
| ,|
| ,|
| ,|
,-/ ̄|、
ー---‐'
保守
保守
ドラクエらしさのあるこのスレが好き。
このスレのドラクエらしさ……ところどころにちりばめられた笑い所?
世界観が同じだから、ククールとハッサンが並んでいても違和感が無い雰囲気とか好きだ。
ハッサンのハッスルダンスを生で披露されたらククールじゃなくても腹筋崩壊するわなw
バトル
保守と打とうとしたらズレてバトルになってしまったw
改めて保守。
突然だけど、wikiに初代〜Lv4の過去ログをzipで上げた。
みみずんから拾わせてもらったログで終盤が欠けてるけどそこは容赦してほしい。
もし、完全なログを持ってる人がいたらぜひお願い。
ノノノ人
イ▼ー▼
イw∀w|________
イ____ )
イ /
イ /
イ /
イ /
イ /
イ /
イ \____ノ|
ミ\______ノミ
これは乙なんじゃなくて顎なんだから変な勘違いしないでよね!!
698 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/09/16(火) 18:03:29 ID:lHX2dj5kO
今更だけど誤爆
おせえwww今更にも程があるw
つうか
>>586で顎からビーム出してるtaka誤爆したのもあんたかw
誤爆なのクソワロタwww
ほ
新作を顎を長くして待ちながら保守
元気ですかー!
↓DQBR最強のキャラ
実力的に最強クラスのピサロを意のままに操るょぅじょフォズたんに一票。
ピサロにフルボッコにされたのに、数時間の休憩とビキニで元気になるフォズたんに一票。
むしろフォズの裾の中でどんな状況をも無傷で乗り越えたレオンに一票
瀕死の状態でアトラスの脇腹を持っていったアリーナに一票
200kgの握力ですべてを捻り潰す皆の勇者、初代ロトアリスに一票。
一番キルマークが多いのはレックスとマルチェロだけど
改めて読み直すと、ストーリー全体的に一番大暴れしたのはアトラスの様な気がする。
あの強さで不完全な復活だった破壊神シドーに一票。
ファミコン版のベホマはトラウマ。
結局は生き延びた奴が勝ち
それは言わない約束でがす。
714 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/10/01(水) 12:34:33 ID:DDMU4wp4O
新作を顎を長くしてまってます。
また3ヶ月か。こう言っちゃなんだけど、
「みんなで話し合って書くことに決めました」つー流れだった割には後が続かないのね
ああ、書きもしないくせに偉そうに言うな!てのもわかっちゃいるけどさ
ただただ待つ身ってのも、つらいもんですなぁ……
書きもしないくせに偉そうに言うな!
古今東西:一番燃えたセリフ
719 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/10/04(土) 14:44:50 ID:ftR98/woO
☆★☆★☆★☆★☆★保守☆★☆★☆★☆★☆★
だが断る。
そんな…ひどい。
3ヶ月ぶりとは言え、連投になってしまうかも知れないことを詫びさせていただきたい…続きを書いてみている途中。
と言うか頭の中ではロワの筋書き最後直前まで勝手に妄想してる、ごめんなさい。
もし書き手が絶滅したとしても、私は頑張りたいけれど、やっぱり皆の力が必要。
だから「俺書くぜ」! って人いるのか知りたいぜ!避難所のネタでもいい、頼む!
このロワを再びにぎやかにしたいんだ!
長々と申し訳ないがすべてのキャラクターを予約させてもらう。
【アレフ】【アレン】【マリア】【アリス】【ピサロ】【フォズ】【エイト】
予約。
予約キタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!
顔を長くして待ってるよ!!
自己リレーは期間あいてるし全然問題ないよ
頑張って
ただ前回は無駄な改行を多用しての容量水増しが酷かったからそれは勘弁してね
演出はここぞの時に使うから効果的なんだから
予約キタ━━(゚∀゚)━━!!
みなのもの 予約じゃあ!ワッショイワッショイ
予約それは君が見た光…僕が見た希望おおおおおおおおお
予約キタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ(ノ゜∀゜)ノ
>>727 青雲乙。てかそんな歌、オッサンにしかわからない気がするぜ!
>>729 おっさんじゃないけど歌っちまったぜ!
ひとまず予約ひゃほおおぉぉぉいε=======(┘゚∀゚)┘
予約キター!
自分は読み専だけど、たとえ書き手さんが一人になってしまおうが
ロワが続く限り応援してくで!
久々の投下楽しみだハァハァ
畜生め!早く規制解除されないかなぁ!!
久しぶりに覗きに来たら予約キテターーー!!
じっくり書いて下さい!!待ってます
久々に来てみたら予約が入ってるー!!
クッソー!ワクワクして寝れないじゃないか!!
ところで現状では、結局I/xY3somzM氏以外の書き手さんはいないのかな?
本編でもネタでもいっちょやったろうかという人がもしいれば
「まだいるよー」て名乗りだけでも上げてくれればと思ったり。
自分も何か思い浮かぶものならやってみたいけどなぁ。まあ本編は無理だろうけど
感情ノ高ブリヲオサエルタメニ折鶴ヲ作ッテミマスタ。
、
|\ ‖
| \ 廾
|=ニ勹 卅
| 刀\ 川
| 川 ∨ 亅
| 川レ^\]
`ヽ、 川ト、 >−、
ヾ川冫〉 メ、 `ヽ、
下∠/ `ヽ、
`´ `ヽ、 `ヽ、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∩___∩ ∧∧ ∧∧
| ヽ ( 。_。) ( 。_。) <旦那様が
/ ● ● ヾ /<▽> /<▽>
| ( _●_) | |::::::;;;;::/ |::::::;;;;::/ 「エサはまだか?」
彡、 |) |∪| . `ミ |:と),__」 .|:と),__」
_/ _‖ ヽノ ‖_\__. |::::::::| .|::::::::| と申しております
(___) (__ノ \:::::::| |:::::::|
>>735 いるにはいるんですが、な元書き手
今後何か役に立てることはあるでしょうかねー
あったら、かつ思いついたら足引っ張らない程度にがんばれればと思います。
新作がんばってくださーい
>>722
まだかなまだかな!
待つのはいい
期待するのもいい
急かすなよ
お待たせいたしました。今夜8時の投下に踏み切りたいと思います。
皆様、よろしければ支援をお願いします。
スレ残量が心配なのですが大丈夫でしょうか。
そして願わくば書き手の皆様も戻ってきてくださりますように。
残量が心配って支援含んだとしても250以上ものレス使う気なのか?
それはちょっと待ってといいたいような
さすがにそれは過ぎてましたね、ごめんなさい。
25レスで足りるかな、と思っています
安心しました
容量も半分以上残ってますのでその心配は無用のものだと思いますよ
支援準備完了、ばっちこい!
それでは投下いたします
支援するよ〜
勇者と竜王、二人を待つ一同はロトの生家で卓を囲んでいた。
飲み交わす茶はまだ用意されてはいないが、ようやく手にした安息と言える。
この大陸に取り残された、全ての命はここに集ったのだから。
エイト、マリアの両名は、本当に安堵していた。
もう奪われない、もう穢されない。
そして勝とう、決着を付けよう。
静かな闘志を温めて、椅子の背凭れに身体を預けていた。
命の輝きの呪文の効果があり、傷は癒えたと言えどもその精神疲労は尋常ではない。
鋭気を取り戻すためにも、ゆっくりとした時間が必要だった。
もちろんその点については、ピサロとアリスも考えてはいる。
ただ、この両者は加えて一つの不安も抱えていた。
それは、この死闘の世界での、確固たる規律。
アリスの心に不安の楔が生まれる。
『24時間死者が出ない場合─』
ピサロの心に暗雲が渦巻く。
『全員の首輪が発動し─』
そう、それは物語の終焉。
この惨劇は、『歴史』にも、『記録』にも、『冒険の書』にも刻まれない。
無念と悲哀の渦巻く、浮かばれぬ魂が握り締めた血塗られた記憶に、その断片を遺すのみ。
所謂『BAD END』という物だ。
『『─死ぬ』』
避けたい結末、いや、避けなければならない結末。
残された時間は、案外短いかもしれない。
勇者と魔王はほぼ同時に顔を上げる。
漆黒の瞳と紅い瞳。
二つの視線が、ぶつかった。
(─ああ、そういえばこの娘は……)
ピサロは思い出す。
今歩むこの道を、一度は断ち切った瞬間を。
─アリスは……彼女はけしてこのゲームには乗らない─
勇者を誰よりも信じていた女が、いた。
彼女を誰よりも、愛していた人が、いたのだ。
─だから彼女以外の全てを私が殺す必要があるのです!─
(……伝えるべきか、否か……)
殺戮に身を投じた、勇敢で、優しい魔法使いの話。
彼女が、アリスの名を言う度に感じた覚悟の念、慈愛の念。
全てが、彼女─サマンサが最期まで貫き通した信念を、あの場にいた皆の胸に刻んだ。
ピサロは、彼女の牙を一度は突きつけられたフォズを一瞥する。
フォズもまた、アリスを見つめた理由を察した。
(……アリスさんには、辛いことかもしれませんが……)
フォズは他人の心を見る仕事、大神官に就いている。
彼女の知る『勇者』はあらゆる可能性の中からほんの一握りの、頂点を極めたものを称えての称号。
かつて、全世界の希望であると英雄譚に謳われた者に準えて名づけられたそれであった。
だが、サマンサの守ろうとした勇者は、違う。
その『全世界の希望』である唯一無二の勇者だったのだ。
サマンサが生死を賭け守ろうとしたのも理解できる。
しかし。
彼女の『心』もフォズには理解できた。
大切な人に生きて欲しい、という心を。
(大切なひとが、自分の為に誰かを殺めたなんて……聞かされたくはないかもしれませんが……)
しかし、アリスは知らねばならない。
彼女の選択を。
彼女の最期の思いを。
フォズは、ピサロに頷いた。
それがサマンサとアリスへの、正しい選択だと信じる。
その小さな身体と無垢な眼に、皆の心を気遣ういたわりが溢れていた。
ピサロは、アリスに語り始める。
「─サマンサ、という名に覚えがあるな」
「!」
疲弊したエイトとマリアも、視線をこちらに向けた。
アリスの座る椅子が倒れ、音を上げたからだ。
その表情は、悲しみのような、驚きのような。
失った大切な仲間のぬくもりが、ふと懐かしく感じた。
「……はい」
「話しておくことがある」
サマンサの決断を、凶行を。
そして、その最期を。
紡がれる呪文、溢れる血。
─ピサロが投じた鎌は、死神のようにサマンサの命を刈り取ったこと。
それが、たった一人でもがいた、魔法使いの物語の結末だった。
全てを伝え終えた頃には、アリスはすっかり項垂れた。
「……」
嘘だ、と罵れたらよかった。
信じられない、と拒絶できればよかった。
しかしアリスは、勇者であり愚者ではない。
目の前の魔王が言うことが嘘か真かくらいの判断はつく。
フォズの言い分もあり、信用する材料は十分であった。
だが、やはり唇を噛み締めざるを得ない。
「……事情はどうあれ、私はお前の仲間を殺めた。罵倒ならば如何なものでも受け取ろう」
「でも……ピサロさん、何もこんなときに……」
「いいえ」
マリアの制止はフォズに遮られる。
あどけない子どもの顔から、凛とした大神官の顔へと変化する。
心を、生き方を司るその力を以て。
「今、じゃなければいけないんです……認めたくはないけれど、私達の命は未だハーゴンの掌の内」
「……」
「……けれど、心までは奪われない……心だけは、蟠り一つ残さずありのままの自分でいたい」
フォズは、人の可能性を誰よりも信じていた。
誰より、人が変われることを理解していた。
それ故に恐れているのだ。
心が折れることを、心が朽ちることを。
この舞台は、人の心を揺るがす。
「だから…ありのままでいられる、大切な『今』…全てを清算しなくてはなりません」
「─そうですよね」
ピサロが語りだしてから、無言を貫いたアリスがフォズに同調する。
涙も憤怒も無い。
いつもの勇者の顔だった。
「うすうす、感づいてはいました……サマンサが、どうしていたか」
「……私が憎いか?」
サマンサは冷静で、合理的に物を考える女性だった。
そして、アリスはそれでもドジばかりで、頼りない自分でも大切に考えてくれる、姉のような彼女が好きだった。
だから、ここに招かれて、あの大広間で再会したとき。
ハーゴンから、この血塗られたアリアハン大陸での規律を伝えられたとき。
嫌な予感がしていたのだ。
「……彼女は大切な仲間でした、憎くないと言えば嘘になります」
「だろうな」
「でも……」
アリスは頭をピサロに下げる。
魔王に勇者が謝る、その光景にピサロは眼を僅かに見開いた。
続けて顔を上げ瞳を見据え、言葉での謝罪を繋ぐ。
「その傷のこと…先ずはごめんなさい」
「……それは、良い。この大傷は私が原因だ」
動かぬ右腕を顎で示したピサロに、フォズが僅かに悲しげな顔を見せる。
魔王の思わぬ優しさにアリスは目を細めるが、まだ伝えるべきことがあった。
「それから……」
しえん
少々言い澱むも、アリスは続ける言葉は決めている。
ああ、あの日の光景が眼に浮かぶようだ。
自分が突っ走って、彼女がいつも助けてくれた。
優しいサマンサ、大好きなサマンサ。
そんな彼女の悲しい牙を、折り砕いた目の前の魔王に伝えるのは憎しみではない、心からの─
「彼女を止めてくれて……ありがとう、ございます」
ありがとう。
仲間を救った魔王への、心からの礼だった。
「……まったく」
ピサロは驚いた。
あれほどまでアリスを想ったサマンサを、自分は殺めたのだ。
アリスも、並々ならぬ愛があったに違いない。
かつての自分のように復讐すら考えると考えていた、それがどうだろう。
許すばかりか、礼まで言われてしまった。
四肢を断ち切り、眼を潰し、耳を削がれても仕方が無いとまで身構えていた自分が、どうにも馬鹿に思えてきた。
彼の故郷の勇者にそっくりだ。
そして、先刻剣を交えたあの勇者にもそっくりだった。
「…つくづく、勇者という奴らは……まるで解せんな」
錆付いた錠前が崩れ落ちるように、彼らは蟠りに別れを告げていく。
ありのままで、在り続けるために。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
話し声が、聞こえる。
この生気の欠片も感じられない荒れた街で、アレフとアレンが唯一感じた気配。
何人もの話声は、心地よかった。
たった一人戦い抜いた勇者に、竜に。
薄い戸を目の前に、勇者が一歩進み出て戸を叩く。
近くに立っていたフォズが、迎え入れた。
「アレフさん。お待ちしてました」
「……悪い、遅くなった」
「もう、集結していたのか」
卓を囲んだ皆の姿に、ようやく二人は安堵感を覚える。
もっとも、これからが本題だが。
「何を話していた?」
「……思い出話です」
アリスへのサマンサについての告白を皮切りに、皆は徐々に話を始めていた。
この『バトル・ロワイアル』で出会った人々の話。
それぞれが、それぞれの仲間の生き様を伝える。
勇敢な姫や王子、騎士に武道家、果ては魔物や商人。
様々な物語が彼らにはあった。
短くとも、儚くとも、強く響く命の詩。
皆が皆、互いの心に刻みあった。
彼らの生きた、「冒険の書」を。
アレフ、アレンも皆に続き、それらを深く心に刻み込んだ。
話は、やがてそれぞれの世界の話へと進展する。
7人中、4人の者に共通する大陸「アレフガルド」。
偶然の一致にしては出来過ぎている、やはり同じ大地に生を受けしものだ、と4人は思う。
地名、伝承、証明材料は幾らでもあった。
そしてその中に興味深い情報も度々垣間見えた。
「『ロトの伝説』……マリアよ、わかるな」
「ええ、よくお父様から聞かされました」
「俺のご先祖が女の子とはな……なんだか不思議な気分だ」
「み、皆さん…あまり見つめられるとちょっと緊張します」
アレフ・アレン・マリア3人に共通したのは『勇者ロト』の伝承。
特にマリアは、王女としての教育の一環で幾度と無くその名を耳にしていた。
暗闇に閉ざされたアレフガルドに太陽を取り戻した、その勇者。
目の前にし、その強さと心の煌きを眼にしたとは言え、やはり奇妙な感覚がする。
視線に耐えられなくなったところで、アリスがそういえば、と思い出して話し始める。
「…アレンさんは……アレフガルドの生まれでしょうか?」
「?いや……記録にも残されておらぬ、自分の出生は皆目検討もつかんのだ」
「だと、すれば…もしかしたら私は、あなたのことを知っているかもしれません」
「ほう、まことか?」
「…?どういうことですか?」
アリスが思い出すのは、自分の生まれし世界である『上の世界』の中でも最も新しい記憶。
不死鳥の助力を得て、険しき山に阻まれた謎の城へたどり着いたときのこと。
「そこで私は光の玉を『竜の女王』という方に授かりました……そしてすぐ、彼女は卵を残し、私の前から……」
「……卵、か……」
「……確信は持てませんが…おそらく。それに、どことなくあなたの纏う雰囲気は……似ています、あの女王に」
竜王の秘めたる謎に、僅かな兆しが差し込んだ。
まさか予想もしていなかった。
自分がアレフガルドではない、異世界からの来訪者であるなどと。
アレンは複雑な感情を抱き、頬杖を突いた。
「ご先祖もお前も、違う世界の生まれか……異世界というのは、意外とたくさんあるんだな」
「そうですね、私やピサロさんも全くロトという名に縁はありませんし……」
「僕もそういった伝承は聞いたことがありませんが……後世まで語り継がれる勇者だなんて、やはりアリスさんは素晴らしい方だったんですね」
「ええ、本当に。ダーマ神殿に伝わる勇者の開祖は、あなたなのかもしれません」
エイトの素直な賛辞の言葉に、フォズも頷いて同意する。
二人の笑顔が照れくさくも、今までの不甲斐無かった自分が思い出されて畏まってしまう。
「そ、そんなことありません!私はまだまだ未熟な……」
「謙遜しないでくれよ、ご先祖様」
「ええアリス……私ますます、流れるこの血を誇りたくなりましたわ」
二人の子孫の言葉に狼狽し、すっかりアリスは縮こまる。
そんなところはやはり歳相応の少女らしく、皆は温かい眼で見守った。
傍らで微笑むマリアを見て、アレフは自分の胸がちくりと痛むのを感じ取る。
マリアは、似ていた。
(目元なんかは、そっくりだ。微笑んだ、その口元も似ている。)
実際に眼にして、確信した。
こうも似た他人が存在し得るとは信じ難い。
(……間違い無いな。ローラの子孫だ、やはり)
マリアは、自分とローラの血を継いでいると、アレフは考える。
ローラが失われてしまった今、彼女は─
(ローラと、俺の……たった一つの、繋がりだ)
ローラは命を懸けて想いを届けてくれた。
ならば命を懸けて守りたい。
彼女は、自分が心から恋いた証なのだ。
ローラがいない今、彼女の存在がこれからどうなるかは全くわからない。
だが、だからこそ守るのだ。
目の前にいる今しか、彼女を守ることはできないから。
アレフは心の姫と目の前の王女を重ね、思う。
彼女の勇者で、在り続けることを。
一頻り程度話を進めたところで、エイトが徐に立ち上がって台所へ足を進める。
マリアも手伝う、と申し出て付き添った。
先の戦いもあり、皆の身体が栄養分と水分を欲しているのは明白である。
しかし皆はここまでで支給品の食料、水も徐々に消費してしまっていた。
そこで皆の支給品の食料・水と合わせ、アリスの家に残っている幾らかの貯蔵を使い、皆で休息としての軽食を取ろうと考えた。
手馴れた手つきで調理を始めるエイトとマリアに、フォズとアリスが続けて立ち上がる。
「お手伝いしましょうか?」
「ここは私の家ですし、エイトさんもマリアもお疲れでは……」
「大丈夫ですよ、お城の小間使いで慣れてますから」
「私も、旅の途中でよくやっていましたし」
実のところアリスはもともと台所仕事は得手としていなく、フォズは背が少々届かなかった。
ピサロ、アレンは言わずもがな、アレフは野営慣れはしていても調理技術はいまひとつ。
城勤めや長旅でのそういった仕事を任されていたエイト、マリアに任される結果となった。
二人とも嫌な顔一つせず、快く準備を始めている。
皆、その好意に甘えることにした。
とは言っても食料はそうたくさんは残されていないようだった。
ハーゴンが回収し損ねたものなのか、幾らか残った保存食と貯蔵水を見つけて安堵する。
塩漬けの固い干し肉を水を張った鍋に放り込み、火にかけて柔らかくする。
皆で持ち寄った固パンには、残っていた調味料が使えそうであった。
さらに、エイトが壁に下げられた袋の奥に眠っていた茶葉を見つけ出した。
そこでふと、何かを思いついたように纏めてあった荷物から何かを取り出す。
「それは?」
「皆さんで分けようかと思いまして」
取り出したエルフの飲み薬は、魔力を満たす神秘の薬。
分け合ってしまえば効力は減るだろうが、やはり公平に癒されなくてはならない。
そう考え、取り出した茶瓶の中身と煮立った湯を同時に注いだ。
湯気と共に舞い上がる微かな香りが鼻腔をくすぐっていく。
そうこうしているうちに軽食の方も出来上がり、間に合わせではあるが暖かな食事を卓へと運んだ。
フォズと共にレオンとじゃれ合っていたアリスは、待ってましたと立ち上がる。
アレフも空きっ腹をさすって椅子代わりに空樽を担いでやってきた。
「間に合わせですけど、調味料が大体残っていたのは運がよかったですね」
「さ、いただきましょう」
アレン、ピサロもフォズに招かれ、皆で一つの卓を囲んだ。
固く味気なかったパンも、輪切りにして表面を軽く炙り、残り少なかったバターを落とすだけでかなり満足できる。
フォズはスライスされた表面に蜂蜜を塗り、おいしそうに頬張っていた。
マリアにレオンが『口に合うかしら』と魔物のエサを与えてみる。
味を占めたようで、くるくる回ってお代わりをせがむレオンに、マリアの顔はほころんだ。
壷の奥にあった痩せこけた根菜と固くなった塩漬け肉も、スープとして皆の身体を温める。
口の中に広がる味を噛み締めて、『ああ、生きているんだ』と皆が皆再確認した。
アリスがファルシオンの元へおすそ分けに赴こうとしたが、アリスの家の周りの草場がすっかり無くなっているのに気づく。
庭周りが綺麗になっているのにアリスは喜んでファルシオンの鼻を撫でた。
また、レオンに与えていた魔物のエサを食事の付け合せだと思ってアレフが一つ食べてしまい、アレフは大笑いする。
しかし『存外美味だった』らしい。
対してピサロは、二口三口も齧らぬ内に十分とばかりに賑やかな卓を離れた。
詰まれた荷物の傍らに腰を落とし、大きく息を吐いた。
「ピサロさん、もういいのですか?」
「ああ、良い」
座り込んだピサロの手元には、今まで書き溜めていたメモが握られている。
それらを見つめる顔がどこか渋かったため、フォズもそれ以上に食事を勧めはしない。
ただ、エイトの淹れたエルフの飲み薬入りの茶を杯に注いで渡すに留める。
喉は渇いていたようで、これは素直に受け取り一口啜った。
独特の香りを甘い茶で割って体内に注ぐと、どこか魔力を直接飲み込んでいるような錯覚に駆られる。
身体の芯まで温まり、疲れた身体に若干の余裕を取り戻させた。
さるさん食らっちゃいました。
避難所に行きます
769 :
代理投下:2008/10/11(土) 20:38:14 ID:SOrfJ37Z0
1429 名前: ◆I/xY3somzM[] 投稿日:2008/10/11(土) 20:25:23 ID:SvuXmz8o
だが、内心はやはり穏やかではない。
心配事は無論、この閉鎖された世界と自分たちのこれから。
(人間、道具……恐らく、ここにあるのはこの世界の全て。果たして突破口が見出せるか、否か……)
幾ら叡智があろうとも、いくら道具が揃っていても。
ハーゴンの掌から逃れきれるかはやはり未知。
不安は尽きることがない。
思案するピサロに、いつの間にかアレンが歩み寄っていた。
魔物を統べた竜の王、どこか自分に似た雰囲気の男の手元にピサロは目をやる。
「未だ優れぬようだな、顔が青いぞ?」
他愛も無い話の衣を被りつつ、その手で渡したのはくたびれた宿帳。
血の跡が点々と散るそれぶは、紛れも無くトルネコの遺した字が記されている。
皆が僅かな安息を手に入れた今、ピサロは余計な不安を気取られぬようにしたつもりであったが、見通されていたようだ。
見覚えのある字と、自分の書いた字とを両の手に持ち、ピサロはアレンに頷いた。
「ああ、少し……休む。お前達は話を続けて構わない」
それきり黙り、思考に没頭する。
ありとあらゆる説を頭の中で展開する智将ピサロを信頼したように見据え、アレンは無言で踵を返した。
770 :
代理投下:2008/10/11(土) 20:39:16 ID:SOrfJ37Z0
1430 名前: ◆I/xY3somzM[] 投稿日:2008/10/11(土) 20:26:19 ID:SvuXmz8o
「ふう、ようやくまともに腹が満たされた気がするよ」
「ありがとうございます、マリア、エイトさん」
味つきのパンを頬張り、暖かなスープを喉に通してようやく彼らの胃が温かさでいっぱいになった。
せめて後片付けは、とフォズとアリス、アレフも加わって手早く卓を空ける。
そしてそこには、この舞台で得た様々な道具類が置かれた。
杖、剣、本、盾、様々だ。
エイトの荷物から、女性用のものすごく大胆な下着が飛び出た際には、流石に皆驚いた。
女性は小さな悲鳴を漏らし、アレフはどこか先程の自分との近視感を覚え苦笑した。
卓が蚤市のように賑やかになったところで、アレフとアリスが何やら剣を押し付けあっている。
「でも、これはご先祖様の……」
「いいえ!お話は聞いていますよ!これは……この剣は……!ローラさんの気持ちがぁ……」
言い争いながらちょっと涙目になるアリスに、アレフは苦笑している。
エイトから『ローラ姫がこの剣を届けようとしていた』ことを耳にして、この剣を握るわけにはいかないと言い出したのだ。
ローラの余りに一途で献身的な愛に心打たれ『あなたはローラ姫様の想いを……』を涙を拭うアリス。
こうも言われては無下にもできず、先祖の愛剣はアレフに受け継がれることとなったのであった。
剣と盾は揃いで、と言う妙に説得力のある言葉に圧倒され、盾も受け取る。
ロトの装備を本人の前で使わせてもらうという、なんだか奇妙なことになってしまった。
アレフは認められたような、緊張するような、複雑な気持ちでふたたび苦笑いする。
「うぅ……大切に使ってくださいね」
「ははは……約束するよ、ご先祖様」
姫の手から、剣は勇者に。
竜王の手から、盾は勇者に。
そのどちらもが、勇者から、勇者へ。
力と血と、そして絆は、ここに継がれた。
771 :
代理投下:2008/10/11(土) 20:39:49 ID:SOrfJ37Z0
1431 名前: ◆I/xY3somzM[] 投稿日:2008/10/11(土) 20:26:53 ID:SvuXmz8o
「じゃあこの剣は、約束通りにお前に渡す」
「うむ」
竜神王の剣を手渡す。
思えば、この約束からいろいろなことがあったと、二人は改めて思った。
様々な戦いがあり、様々なものを失った。
そして、最後の戦いがこの後に控えている。
互いの剣が、ずしりと重く感じた。
「……最後の決戦も、近い。装備を整えて置くとするか」
「それもそうだな、こんなにあるんだし」
「これは、どなたか使えますか?」
エイトが取り出したのは、赤色の燃え盛る炎のような刀身に蒼い輝石を備えたブーメラン。
アレフは扱ったことが無いが、相当の威力があると思われた。
「俺は使ったことが無いな、エイトはどうだ?」
「僕は一応使えますが、人並み程度ですね」
「あの、よかったら……それ、いただけませんか?」
申し出たのはアリス。
聞けばアリスが、カンダタから譲渡(という名の強奪)してもらったらしい。
それをアリアハン周辺で、やまたのおろちなる強敵と戦った際紛失したとのこと。
「カンダタの形見が見つかってよかった」と、アリスは胸にブーメランを抱いた。
「俺は、これを貰ってもいいかな」
「……氷の刃、ですか」
マリアの眉が、ほんの僅かだが歪む。
あの忌々しい出来事を思い起こさせる武器なのだ、その刃は。
アレンはどこか遠くを見るような眼で、その薄く青白い刃を眺める。
773 :
代理投下:2008/10/11(土) 20:40:51 ID:SOrfJ37Z0
1432 名前: ◆I/xY3somzM[] 投稿日:2008/10/11(土) 20:28:38 ID:SvuXmz8o
「さっき聞いたが、キーファは強いな。……追い求めていた人を殺めた武器で、戦い抜いたなんて」
「まこと、潔い男よ……葛藤もあったろう」
キーファの血が黒ずみ、蒼い刃の柄にはやはり跡が残っていた。
腰帯のいつでも取り出せる位置に引っ掛け、ぼろぼろのマントを正す。
「マリア、君にとっては辛いだろうが……すまない」
「……いえ」
アレフがマリアの表情を見て、気遣う。
この刃にその命を絶たれたリアは、マリアの大切な仲間の妹、というだけではない。
家族を失ったマリアは、本当の妹のように可愛がっていたとのこと。
王女であるマリアは、戦士としての考えをそう割り切れないだろうと考え、さぞ忌々しいのではとアレフは思った。
しかし、マリアは首を横に振る。
「もう迷いません。手段なんて選べるほど、私達は余裕がありませんもの」
「……そうか、君もやはり強いな。鼻が高いよ」
「ふふ、お互い様ですよ」
おおらかで、強く優しい心にアレフは嬉しかった。
ローラと、自分の心を継いでくれているのかと。
次に示されたのは巻物だろうか。
悟りの書みたいなものかな、とアリスは呟いた。
「お、これは……キーファが持っていた」
「何か聞いていますか?」
「いや、見覚えもないらしい」
「僕もわかりませんでしたね……いったいどなたの世界からの物でしょう」
「読ませていただけますか?」
774 :
代理投下:2008/10/11(土) 20:41:22 ID:SOrfJ37Z0
1433 名前: ◆I/xY3somzM[] 投稿日:2008/10/11(土) 20:29:31 ID:SvuXmz8o
フォズが紐解き、なにやら呟きながら読み解いていく。
真剣な表情で、やがて何か解ったかのように書物を巻きなおした。
「これは……『転職』の極意書とでも言いましょうか?私も始めて見ました」
「転職?」
説明がまだでしたね、とフォズが簡単に皆にその旨を説く。
人々の可能性を見出し、新たな道を示すという大神官。
アリスも知る『ダーマの神殿』の力に皆は驚き感心した。
「……なるほど、それでこれはどんな職業に?」
「はい、『ドラゴン』です」
「……ドラゴン?」
「はい!」
「ドラゴンって……竜、ですか?」
「ええ」
「……職業、でしょうかそれって」
「はい、そうですよ?」
まるで当たり前のようにフォズは頷いた。
そういえば、とフォズが付け加えると、この転職の力、モンスターの力をも得ることができるとか。
つまり、モンスターの気持ちになって祈ることで身も心も魔物と化し、その力を操れるとのことだ。
スライム、キメラ、果てはくさった死体に変貌したりも可能らしい。
775 :
代理投下:2008/10/11(土) 20:42:40 ID:SOrfJ37Z0
1434 名前: ◆I/xY3somzM[] 投稿日:2008/10/11(土) 20:30:18 ID:SvuXmz8o
「なるほど、単なる職種じゃあないってことか」
「でも……私くさった死体になるの想像すると……ちょっと、嫌です」
「ですよね……」
「で、でもドラゴンになら既になれる方もいらっしゃいますし、そんなに驚かれなくても」
「……エイト?」
エイトは思案していた。
自分の身体に流れる血の半分は、竜神族と呼ばれる一族の血だ。
この面々の中でも特に竜に近しいと言えるのではないだろうか。
その竜の血に、今一歩新しく踏み込める切欠が転がり込み、僅かに悩む。
「……ああ、すみませんちょっと考えごとを」
「もしや、ドラゴンになるかどうかをか?」
「ええ」
冗談のつもりがそのまま肯定の返事を受け取ってアレフは驚いた。
隣のアレンをちらと見やるとアレンもまた思案の中にいる。
フォズは、彼らの魂になんらかの竜との繋がりを感じて、言葉を投げかけた。
「お二方、ごゆっくりお考えください。私はダーマの大神官、可能性を示しはしますが強いることは決して致しませんよ」
「ドラゴンか……」
アレフは、傍の魔王、竜王の巨躯を思い出す。
エイトも竜になってしまったりするのだろうか?
自分以外の男が竜になって咆哮を上げる姿を想像して、身震いした。
続いて散らばっていた杖を集めなおす。
様々な物があれど、同じものは一つとして無い。
「しかし、杖は多いな」
「本当ですね、8本もありますよ」
もっとも、マリア、フォズ、アレフ、アレンが持つ武器として使う杖と違い、残り3本の杖は振ると光の弾が飛び出るとアレンは説明した。
それ故、打撃武器として使える代物ではないらしい。
投げつけるか降るかするのだと、トルネコからちらりと聞いたそうだ。
マリアは聖なるナイフを手にとり、鞘をくくりつけながら悩む。
「使いどころが難しそうですね……」
「もっとも、迫撃する我々が持っていても意味がない。後衛に持たせるが良かろう」
「じゃあ、マリア、フォズ。ピサロも持っておいてくれ」
3本の杖を分配し、残ったのは少々煤けた杖。
どうも、この杖の使いどころはわからなかった。
アリスが適当な布で杖の表面を綺麗に拭う。
「メガンテに耐え切った杖なんです、これは」
「それでこんなに汚れてたんですね……っと。綺麗になりました」
「これは…僕の世界のものですね」
「どうやって使うんです?」
エイトは、この杖は神鳥から託された『賢者の魂をその内に集め、暗黒神の結界すら打ち砕く杖』だと説明する。
結界、という言葉に何かの役に立つかと思われたが、アレフがもう一つのキーワードに食いつく。
「その、『神鳥』とはいったい?」
「『レティス』と名乗るその鳥は、いくつもの奇跡を僕たちにもたらした伝説の鳥です」
神鳥の雛が殺害され、その魂をエイトに託すことで自分達に翼をもたらした、とエイトは言う。
アリスは思い出す、かつての故郷のある世界の天空を駆けたあの鳥を。
776 :
代理投下:2008/10/11(土) 20:43:42 ID:SOrfJ37Z0
1435 名前: ◆I/xY3somzM[] 投稿日:2008/10/11(土) 20:32:58 ID:SvuXmz8o
「まるで、ラーミアみたい……」
「!ご存知でしたか?」
「え?」
驚いたような顔のエイトに、アリスは顔を見上げる。
エイトは語る、レティスのかつての名『ラーミア』を。
世界を飛び、その世界の境すら飛び越す奇跡の鳥に、皆は驚いた。
「世界を越える、ですか……」
「夢みたいな話ですが、こうして違う世界の人間と話していると……」
「有り得ないとは言えない話だなぁ」
皆が考えるのはひとつ。
『ああ、奇跡がもう一度起きてくれれば』と。
この暗き殺戮の世界に舞い降り、我らを救ってくれればと。
所謂『神頼み』である。
しかし魔王も竜王も、そんな甘い考えは捨てる。
「が、そう都合よくは行かぬだろうな」
「あまり夢は見るなよ、落胆が大きい」
「わかっているさ」
アレフは、ロトの剣に施された装飾を見る。
ロトと共に語り継がれた、不死鳥の名。
黄金の輝きが、蒼い装飾の中で際立つ、まさに碧空を駆ける奇跡の鳥だ。
「だけど、これを見てると……俺達の力でも奇跡を起こせる、そんな気にならないか?」
剣を翳すと、灯に閃いてなんとも神々しい輝きを見せる。
マリアやフォズは、感嘆の声を上げた。
「ええ、なんだか心強い……そんな気持ちになりますね」
「あの空を雄々しく駆ける姿を思い出しますね……あ」
「?」
「ラーミアって……メスだったんですねえ」
アリスの気の抜けた発言にエイトががくりと頭を落とし、アレフが椅子からずり落ちた。
隣の勇者を尻目にアレンがくつくつと笑いを含む。
マリアは二人の先祖に失礼だと一瞬堪えるが、やっぱり笑った。
つられてフォズもくすくすと笑うと、アリスがぱっと顔を赤らめる。
「だ、だって私の時代では生まれたばっかりの雛だったんですよ!?」
「ああ、やっぱり雛のときから飛べるんですね、レティスの雛もやっぱり飛べたみたいです」
「……そうですかか、ラーミアもおかあさんになったんですねえ……」
卵から孵ったばかりだと言うのに、つぶらな瞳にふわふわの羽を持った神鳥を思い出す。
アリスは初めて眼にしたときに、その可愛さのあまり思わず頬擦りをしてしまっていた。
それが、別世界ではさらに立派な成鳥になっていると聞き、懐かしいなあと思いを馳せた。
「私も、おかあさんになれるんでしょうか……」
「「え」」
ぽつりと呟いた言葉に、子孫二人が声を重ねた。
次に顔を見合わせて、苦笑する。
「俺達のためにも、なってもらいたいな」
「え」
「ええ、私達いなくなってしまいますもの」
「ま、マリア!もうっ」
自分が秘めていた女の子らしい夢を呟いてしまったことに狼狽し、からかわれたことに気づき赤面する。
アレンもエイトも、フォズも笑った。
会話から離れていたピサロですら、口元に僅かな笑みを浮かべてしまった。
穏やかな時の流れは、戦士達に大いなる休息を与えた。
確固たる団結と共に。
それから、話は弾む。
過去の旅の話や、死んでいった仲間達の話ばかりではない。
これからのこと。
帰還した先での夢、責務。
希望を捨てないために、先のことを考える。
目指す先がある、光がある。
ここで絶えない、その為に。
【E-4/勇者アリスの家一階/夕方(放送30分前)】
【エイト@DQ8主人公】
[状態]:健康 MP1/7(回復中)
[装備]:メタルキングの槍 はやてのリング 布の服(アリス家から調達)
[道具]:イーグルダガー 支給品一式 無線インカム
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意
【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP5/6 MP4/5 左足に刺傷(治療済み)
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす
(爆破阻止方法は実践してみたいとひそかに考えている)
※左足の傷はとりあえず塞がりましたが、強い衝撃を受けると再び開く可能性があります。
【E-4/勇者アリスの家二階/夕方(放送30分前)】
【アリス@DQ3勇者】
[状態]:健康 MP2/5(回復中)
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 星降る腕輪
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン
祈りの指輪(あと1.2回で破損)
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る
【フォズ@DQ7】
[状態]:HP4/5(回復中) MP4/5(回復中) 肋骨にヒビ・内臓に損傷(治療済み)神秘のビキニの効果によって常時回復
[装備]:天罰の杖 神秘のビキニ(ローブの下) ルビスの守り(命の紋章)
[道具]:支給品一式 アルスのトカゲ(レオン)奇跡の石 脱いだ下着 ドラゴンの悟り
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる 5つの紋章についてマリアに話を聞く
779 :
代理2:2008/10/11(土) 20:48:40 ID:EJ1G0qZb0
【E-4/勇者アリアハン宿屋跡方面/夕方(放送30分前)】
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP2/5
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡
[道具]:小さなメダル アリアハン城の呪文書×5(何か書いてある)天馬覚醒の呪文書
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい 最後の決戦の前に、アレンの最期のことを竜王本人に問う
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/2 MP5/3 右腕粉砕骨折(固定、治療済み)軽い吐き気(回復中)
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪×2 首輪] ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
[思考]:ハーゴンへの復讐 脱出方法への模索 首輪解除への手がかりを掴んだ?
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP1/3 人間形態
[装備]:竜神王の剣
[道具]:なし
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪
※ファルシオンは家の前にいます
※アリスの家内に以下のアイテムがあります
※以下の装備品類は、分配された可能性があります
プラチナソード 破壊の鉄球 さざなみの剣 鉄の杖 魔封じの杖
炎の盾 マジックシールド あぶないビスチェ
84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1) ビッグボウガン(矢 0)
※以下の三つのアイテムが、フォズ・ピサロ・マリアの間で分配されました
引き寄せの杖(2) 祝福サギの杖[7] 飛びつきの杖(2)
雨雲の杖 太陽の石(ホットストーンから変異) 太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)
錬金釜 ラーの鏡 神鳥の杖(煤塗れ)
支給品一式×8
トルネコのザック キーファのザック トロデのザック ローラのザック マルチェロのザック
代理終了です
書き手氏乙でした
感想はまた後ほど書かせてもらいますね
代理投下ありがとうございました。
この続きの構想もありますが続きを書いてくれる人がいたら大いにありがたい!お願いします
乙
ロトの剣が受け継がれ、ラーミアとレティスで繋がった世界。
ドラクエをプレイした俺には震えるものが来たぜ。
投下、代理投下乙でした。
ロトの剣を譲り合ってるアリスとアレフに萌えたw
でも結局、譲ったはずのアリスの方が良い物を装備してるんじゃね?w
矛盾というわけじゃないんだけど、ちょっとひっかかったことが幾つかあって。
申し訳ないとは思いつつも、あえて書かせてもらいます。ごめんなさい。
まずピサロのサマンサ、それからアリスに対しての考えの点だけど
ピサロが、まるで自分は本来制裁をうけるべき加害者みたいに思ってるけど、そうかな?
確かに手を下したのはピサロだけど、先に仕掛けてきたのはサマンサの方であって、
ピサロとしては正当な報復を行っただけのように思う。
ましてや、そのおかげでアトラスから喰らった一撃で片腕が事実上再起不能になったのだから
優しい魔法使いどころか、ピサロには相手を憎むだけの十分な理由がある。
そりゃあ今は周りに諭され続けてきたから、だいぶ丸くなってるからということもあるけど
それでも>四肢を断ち切り、眼を潰し、耳を削がれても仕方が無い
なんてことはまず考えないと思うんだけど、どうかな。
原作で勇者の故郷を滅ぼしたことを、頭にひっかかるものがあるとは言いつつも
「後悔はしてない」とばっさり言ってのけるピサロなだけに、余計に。
それから途中で「バトル・ロワイアル」という言葉が出てくるけど、
参加者たちはこんな名称知らないんじゃないかな?
ハーゴンはあくまで「ゲーム」とか「殺し合い」としか言っていないわけで、
バトルロワイアルとは誰も呼んでないし、聞いてないのではないかと。
だから共通認識のように語られるのはどうだろうか…と思ったりして。
あと、竜王の出生のことについても
雰囲気が似てるってだけで、「違う世界の生まれ」て結論に即なっちゃうのは
さすがに論理が飛躍しすぎだと思う。
(もっともこれはアレフがそう言ってるだけで、自身が納得しきってるわけじゃないかも)
ああ、でも中盤〜後半にかけては文句なしで。
こういう作戦会議的なのはワクワクするし、原作のゲームのことも思い出せて面白かったですよ。
投下乙でした。揚げ足取りばっかで申し訳ない…
どうも作者です。
確かに
>>784さんの言うとおり心情描写とかに誤り、行き過ぎた点があると思いました。
若干表現を変えて、明日当たりに修正を試みてみます。
ご指摘ご感想、本当に感謝いたします。
786 :
784:2008/10/11(土) 21:57:12 ID:hsxCfJWk0
>>785 いや、こちらこそ作品書き終えたばかりのところで
めんどくさい難癖つけてすまないと思います。
最初に書いたように、個人的な感想としてひっかかったというだけで
大筋の話の流れに矛盾があるというわけではないかと。
>>750後半
「……こちらにも事情があったとは言え、責める権利はある」
「……」
「流石に命まではやれんが、罵倒くらいなら受け取ってもいい」
「でも……ピサロさん、何もこんなときに……」
「いいえ」
>>751中盤
「うすうす、感づいてはいました……サマンサが、どうしていたか」
「……やはり、私が憎いか」
サマンサは冷静で、合理的に物を考える女性だった。
そしてアリスは、直情的で危ないことに首を突っ込む性質がある。
そんな自分でも可愛がってくれる、姉のような彼女が好きだった。
だから、ここに招かれて、あの大広間で再会したとき。
ハーゴンから、この血塗られたアリアハン大陸でのルールを伝えられたとき。
嫌な予感がしていたのだ。
「……彼女は大切な仲間でした、憎くないと言えば嘘になります」
「だろうな」
「でも……」
>>756 アリスへのサマンサについての告白を皮切りに、皆は徐々に話を始めていた。
この忌々しき宴の中、出会った人々の話。
それぞれが、それぞれの仲間の生き様を伝える。
勇敢な姫や王子、騎士に武道家、果ては魔物や商人。
様々な物語が彼らにはあった。
>>761前半
「ご先祖も、ひょっとしたらお前も同じ異世界の生まれか……光の玉のこともあるし、もしそれが真実なら不思議な因縁だな」
竜王は、確かに光の玉を奪った過去がある。
その理由は奪った本人にも何か思うところがあるのか深く考え込んでいる様子だ。
アレフのほうは、自分には違う世界の血が流れているのかと不思議な感情を抱いた。
エイトやフォズといった、ロトに所縁の無い面々にもその運命めいた物語に関心を示す。
「伝説と呼ぶにふさわしい物語ですね」
「本当に不思議……私は16歳の誕生日に城で門前払いを食らった勇者の伝記しか知りませんよ」
「そりゃ、おかしな勇者もいたもんだ」
フォズが思い出したのは、書庫で見つけた勇者物語。
あのヘッポコ君の続きはどうなったのかなと、ちらりと考える。
16歳の誕生日、という考えにアリスが一瞬反応したが誰も気づかなかったようだ。
「それにしてもアリスさんは勇者の中の勇者とでも言いましょうか、話を聞いていると思います」
「私もそう思います、アレフさんもそうでしょう?」
「ああもちろん、尊敬しているし一歩でも近づきたいな」
「ええ、本当に。ダーマ神殿に伝わる勇者の開祖は、あなたなのかもしれません」
皆が一様に賛辞の言葉を贈る。
アリスはうれしくも、今までの不甲斐無かった自分が思い出されて畏まってしまう。
「そ、そんなことありません!私はまだまだ未熟な……」
「謙遜しないでくれよ、ご先祖様」
「ええアリス……私ますます、流れるこの血を誇りたくなりましたわ」
>>764 そうこうしているうちに軽食の方も出来上がり、間に合わせではあるが暖かな食事を卓へと運んだ。
フォズと共にレオンとじゃれ合っていたアリスは、待ってましたと立ち上がる。
アレフも空きっ腹をさすって椅子代わりに空樽を担いでやってきた。
「間に合わせですけど、調味料が大体残っていたのは運がよかったですね」
「さ、いただきましょう」
アレン、ピサロも招かれ、皆で一つの卓を囲んだ。
固く味気なかったパンも、輪切りにして表面を軽く炙り、残り少なかったバターを落とすだけでかなり満足できる。
フォズはスライスされた表面に蜂蜜を塗り、おいしそうに頬張っていた。
マリアがレオンに口に合うか判らないが魔物のエサを与えてみる。
味を占めたようで、くるくる回ってお代わりをせがむレオンに、マリアの顔はほころんだ。
壷の奥にあった痩せこけた根菜と固くなった塩漬け肉も、スープとして皆の身体を温める。
口の中に広がる味を噛み締めて、『ああ、生きているんだ』と皆が皆再確認した。
アリスがファルシオンの元へおすそ分けに赴こうとしたが、アリスの家の周りの草場がすっかり無くなっているのに気づく。
庭周りが綺麗になっているのに若干喜んでアリスはファルシオンの鼻を撫でた。
また、レオンに与えていた魔物のエサを食事の付け合せだと思ってアレンが一つ食べてしまい、アレフは大笑いする。
しかし『存外美味だった』らしい。
対してピサロは、二口三口も齧らぬ内に十分とばかりに賑やかな卓を離れた。
詰まれた荷物の傍らに腰を落とし、大きく息を吐いた。
ご指摘受けた表現、展開を修正して無理な部分を収めてみました。
読みづらかったりしたらごめんなさい、精一杯精進します。
まだまだ誤字脱字矛盾指摘見つけましたらお願いしますね。
投下&修正お疲れ様でした
集合からひとまず情報交換、また一歩まとまった感がありますね
アリスーピサロ間のわだかまりも何とかひと段落着いたようだしよかった
放送30分前ってことは、このまま次放送に入ってもよくなったのかな
ところで現在地にミスがあるような
描写的に全員集合してて、これといって移動とかはしてない気が
休むって言ったピサロですら、最後の会話で笑ってるみたいですし
「……まったく」
ピサロは驚いた。
あれほどまでアリスを想ったサマンサを、自分は殺めたのだ。
アリスも、並々ならぬ愛があったに違いない。
かつての自分のように復讐すら考えると考えていた、それがどうだろう。
許すばかりか、礼まで言われてしまった。
命を差し出せと言われようとも、力づくでも説き伏せる気で身構えていた自分がどうにも馬鹿に思えてきた。
彼の故郷の勇者にそっくりだ。
そして、先刻剣を交えたあの勇者にもそっくりだった。
「…つくづく、勇者という奴らは……まるで解せんな」
錆付いた錠前が崩れ落ちるように、彼らは蟠りに別れを告げていく。
ありのままで、在り続けるために。
>>777>>779 現在位置を【E-4/勇者アリスの家一階/夕方(放送30分前)】
に統一していただければ。すいませんミスです
修正ばかりですね、見直したつもりが……もっとしっかりしますね。
あ、状態表見たらピサロのMP5/3で限界突破状態になってる。
おそらく3/5かと
ってかエルフの飲み薬使ってるのにあんまり回復しないな。
何でもないときに切り札&充分な休憩だからかなり回復しそうなもんなんだが。
>>792 すみませんです、非常に凡ミスです、仰るとおりです…
>>793 1人分を分けたのでこんなものかな、と思いましたが。
確かに微妙ですね、もう少し回復したほうが繋げやすいかな?
新作乙です。
みんなで食事とか、和やかな場面が良かった。
これまで数々の修羅場をくぐり抜けてきた全員がロトの家に集合して
自分達の歴史を語り合うってのがなんかいい。ドラクエヒーロー揃い踏み!みたいな。
全滅シリーズもあって残念だけど、だからこそ残った7人には最後まで足掻いてもらいたいと思った。
書き手氏、代理投下の方々、改めてGJ。
誤字報告
>血の跡が点々と散るそれぶは、紛れも無くトルネコの遺した字が記されている。
↓
血の跡が点々と散るそれには、紛れも無くトルネコの遺した字が記されている。
あと
>その竜の血に、今一歩新しく踏み込める切欠が転がり込み、僅かに悩む。
「きっかけ」の漢字表記は「切っ掛け」が正しくて、
「きっかけ」で「切欠」と変換できるのはそういう地名があるからです。
>>796 誤字報告ありがとうございました。
いやあお恥かしい……まだまだ無いか読み直してみます
>>797 >>775の
>アレフは、傍の魔王、竜王の巨躯を思い出す。
エイトも竜になってしまったりするのだろうか?
自分以外の男が竜になって咆哮を上げる姿を想像して、身震いした。
これだとアレフが竜になれるって読めるんで訂正した方が良いかと。
細かい…
でもそこは俺も読んでて思った。
竜王が「こいつもワシのように竜になれるというのか?」というのならともかく
アレフはなれないんだから「自分以外の男が竜になって」てのは、ちょっとずれてる感がある。
たとえるなら…まあ誰でもいいんだけど
サマンサが「私以外の人も勇者ロトの称号を受けるなんて」とか言ったとする。
いつお前がロトの称号を貰ったんだよ?て話にならね?
指摘する前にまずwikiに載せろよと言ってみる
とりあえず修正事項はこれから反映していきますが、もしかしたら反映しきれてないかもしれないので
作者氏、お手数ですが確認していただければー。
あ、それは「皆」が抜けてました……
「自分以外の男が皆、竜になって」 が正解です
あー誤字確認がなんの役にも立ってない。深く反省します……
というかWiki編集なさっていただいて本当にありがとうございます。
続きも構想を練ってボチボチ書き始めようか、というところです。
次あたり、放送直前〜首輪解除までの話、ということになりそうです。
このパート、進んで書きたいというヒトはあまりいないと思ってますが……
もし書き手さんがいて首輪解除や放送を書いてくれる、というならこれほどうれしいことはありません。
皆様どうかよろしくお願いします。目指せ完結。
現状、自己リレーを否定するつもりはないけどせめて一ヵ月は待ってほしいね
本来歓迎すべきことではないのだから
こう言っちゃなんだけど前回も思ったので。もうちょっと誤字脱字チェックしてから投下してね。
や、あなたの創作意欲と出来上がった作品の展開自体には一目置いてるんだぜ!
だからこそなんかこう、もったいないなーと思うわけで。偉そうでごめん。
それはもちろん、書きあがるまでかなりかかる見込みですし1〜2ヶ月ほど間を空けるつもりであります。
このロワは皆のロワですので。
>>805 暖かくも厳しいお言葉ありがとうございます……
次回からは二度三度と誤字チェックに励みます
そしてそろそろ自重しますごめんなさい
あんまり気負いなさんなよ>書き手氏
完成度高いものを目指すのは大変だけどすごくいいことで
読み手もそういう熱い思いを持ってるってこと
それを先導してるんだからもっと堂々していいんだぜ
保守がてら報告。
Wikiの新作の中で指摘箇所やその他細かいところ修正させていただきました。
お疲れ様です。
一年ぶりに来たらラスト目前で驚いた。
と、同時に未読の分を読んで全力で泣いてしまった。
当時は毎日、このスレの新作を楽しみにしてたから感無量だ。
思えばローラとツンデレゴンのまったり紀行や元祖アレンにパロディアリス、
ザックの中のエロアイテムがまるで昨日の事のように思い出せる。
……物語では正しく数日前の話なんだが。
>>810 たまに「こいつよく○○(序盤に死んだキャラ)の事覚えてるなぁ」って感覚になる時があるけど
俺らにとっては2年前だが、彼らにとっては昨日、一昨日の出来事なんだよなぁ…。
逆にキャラから存在忘れられてる奴は……見当たらないな
新作乙です。
嵐の前の静けさか、暗雲垂れ込むる激動の予感か。
なんにせよ良かった。
食事シーンを通じて読んでるこちらの心も暖まった。
俺は自己リレーでもいいと思うな
勢いがついてくれば戻る人もいるかもだし
そもそも待てないんだよ!!
というか自己リレーがダメな理由ってキャラ独占とか、
自分でもう一度繋ぐのが微妙な気分になるっていう書き手がいるから、くらいじゃなかったっけ?
ここまで来てキャラ独占も何も…って感じだ。
まあ実際のところトリ変えて自己リレーした人もいるらしいからな
正直者は叩かれる、というだけの話
ようやく規制解除されたぜイヤッホゥ!
しかし夜勤なので携帯から保守!
818 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/10/30(木) 01:28:37 ID:gdcOPVuc0
保守
間違ってあげてしまった…
保守
☆
ほ・しゅ
ほっしゅ
保守!
ほすほす
ロワ読んで槍スキルいいなぁと思った今日この頃
保守しかできない自分が悔しいけど
続きを楽しみにかつ気長に待っております。
だから書き手さんの方々も頑張ってください。
>>825 槍スキルといえば、薙ぎ払いで砂埃起こしてべリアルから逃げるシーンが好きだ。
なるほど、ゲームでも使えたら良いのに、と思った。
保守
夢の中にアリスが出てきたので記念保守。
このスレをゲーム化してほしいな…
選択式のサウンドノベルとかでもいい
保守
したらば行くといろんなifが読める
序盤は分岐点が多くて、その先を想像するのもまた楽しや
>>827 同意。上手く文章の中に取り入れてていいなと思った。
呪文みたいな派手さはないけど特技もいいもんだなと思える。
真夜中に読み返したら眠れなくなっちまった。どうしてくれる
読み返すたびにアリーナ、ルーシア、ローラ、トロデの死亡話で泣いてしまう。
俺はキーファかな。トロデ死亡話と一緒なんだけど…
終盤のロワはキーファ目線で読んでいた気がするよ
アリス以下ロト一族のような伝説的な存在ではなく
(実際の世界では伝説の守り手らしいが、まだそこまでの業績は背負ってなさげ)、
竜王アレンやトロデのような、他者を導く存在でもなく
戦えないわけではないがエース級というほどでもなく、
しかし逆境で絶望するでもなく、情熱はいっちょまえ。
なんつーか、最も一般人に近い立場の参加者だったのかもしれないな>キーファ
ベジータやフリーザ軍団と戦ってる時のクリリンみたいな感じか?
最期まで熱くてよかったが、惜しい奴を失くしたぜ
ほっしゅ
原作で例えるなら、キーファは正に七原秋也だったと思う。
そうだね。これが少年漫画だったら主人公ぽい役回りかも。
単純で熱くて一生懸命で読者が感情移入しやすいというか「頑張れ!」って気になる。
生き残ってほしかったなあ・・・
原作主人公七原は最後まで川田の力を借りっぱなりだったけど生還。
キーファは後半自分の力を振り絞りファインプレイの連続。しかし最後の戦いで死亡…。
空気キャラでも生還と、大活躍で死亡、どっちが良いものなのだろうね…。
ゼニス「呼んだか?」
キャラバン好きな俺は
キーファとフォズの絡みを見たかった
そういやキーファもフォズも仲間には会えずじまいだったなぁ
7勢は両極端だったなぁ。
残るか死ぬか。
キーファの死に様は見事だった。
計4話で主力3人死んだ時には
ぜってー全滅一番乗りだと思ったんだが>7勢
なまじ主力じゃないだけにか、地道にがんばってるよね
何かフォズが7のキャラだと忘れてしまう。
…そういや最近のフォズはアルスやマリベルの思い出話してないなw
そのかわりダーマの話しはよくするけど。
トロデの死は本当に悔しくて悲しかった
その直後のエイトも見てらんないくらいでさ
でも思い出話して過去を振り返るより、前を向いて歩いて欲しいな
フォズはピサロがいなけりゃ十中八九、序盤で死んでただろうにな。
それとキーファは本当によく戦ったよ。特技らしい特技といえばかえんぎりくらいなのに
それで終盤まで生き抜けたってのは改めて考えるとマジすごい。
逆にフォズがいなけりゃピサロもどうなってただろうか
代わりに諭してくれそうな相手もいなさげだし、
やっぱ当初の目論見どおり残り10人切った時点でマーダー化してたのかな
二回目の放送でぶち切れてデスピサロ化、
アレフとサマンサを殺して単身アリアハンへ乗り込んでたかもね。
それはそれで面白い!
でもピサロマーダーになっていたらマルチェロが噛ませ犬になっていただろうな。皆殺しの剣的な意味でw
マルチエロが輝けたのもフォズのお陰か…
レオンの不死身っぷりが今後気になる。
ファルシオン大活躍中だし、レオンも見せ場があったらいいなぁ。
魔王ピサロと勇者アレフに牙をむき無傷でいた相手。その名はレオン。
こう表現するとすごいキャラになる!
その正体はギガミュータント。
案外優勝してしまうレオンとかw
シドー「え?コレ依り代にすんの?」
そういやシドーもオルゴもドラゴンだって何処かで小耳に挟んだきがする…。
爬虫類同士適応しちゃいそうで怖いなw
たしか、オルゴにドラゴン斬りしたら普通より多いダメージ与えられた気が……
hosyuるよ。
もう少し鋭気が養えるまでhosyuるよ。
いつも楽しませていただいております。
このたび「保管庫@モバイル」のサイトアドレスが変わりました。
ブックマーク(お気に入り)等の変更をお願いいたします。
【ドラゴンクエスト・バトルロワイアル 保管庫@モバイル】
http://dqbr.roiex.net/ 便利にご利用いただけるよう頑張りますので
今後ともよろしくお願いいたします。
>>861 いつもお疲れ様です。
ところで、まとめwiki消えてる?
まとめさん乙です。
>>863 wikiは携帯まとめごと移動してるからそこから辿ればいけるよ。
新作書いてます。またまたまた連投になってしまうかもしれないこと、お許しください。
他に書いてる人いるかな?いないと思って書いてましたがどうでしょう。
復活してくれそうな人たち、このスレを見てくれてる人たち。ありがとうございます。
前回の反省踏まえて推敲いっぱいします。
もし、明日の朝までに書けたら昼ごろ投下予告しますね。
すげー
書いてたーけどまとまらなかったーorz
投下楽しみにしてますよ
wktkして待ってる
完成しましたー。今夜10時くらいから投下予定。
しかし大事なところに迫る話なのでもしや穴があったりするかもしれません。
もし重大な矛盾を孕んでいたとしたら、そのときは潔く破棄る予定であります。
870 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/07(日) 14:11:19 ID:Zy+o9b5F0
首を長くして待ってます
久しぶりに来てみたら投下予告なんて…超期待!
顔を長くして待ってます。
これは期待せずにはいられない。
ところで残りレス数130弱
途中に支援レスが入るであろうことを考えると、
新作の長さによっては、途中でスレが尽きてしまうのではなかろうか。
自分は立てようとしても弾かれちゃう現状なので、どなたか新スレを起こす準備を
立てようとしたら無理だった
wktk
昨日久々にまとめ読み返してカンダタで泣いた
1レスにつき1支援にすれば大丈夫だろ
1レスにつき6とか7とか支援すると尽きるだろうけど
まあ100レスくらいの話なら無理だが
投下します
心も身体も、僅かに満たされた勇者の生家の中。
その中で、やがてフォズがこくりこくりと船を漕ぎ出した。
皆、ここまでの疲労と腹が膨れたことも相成って、睡魔が舞い降りてきたようだ。
放送まであと四半刻と言ったところで、アレンが申し出る。
「放送は任せて、お主らも眠って構わん」
「え、でも……」
「人でないというのは、こういう時に役に立つものだな。遠慮はいらん」
皆、決戦目前として確かに休息は必要だと考える。
アレンの心遣いを有難く受け、ひとり、またひとりと眠りにつき始める。
エイトとアレフで眠ってしまったアリスとフォズを二階の寝台まで運び、寝かせる。
階下に降りたアレフは机に突っ伏した。
エイトは壁を背に、それぞれ寝息を立て始める。
起きているのは、アレン、ピサロ。
そしてマリア。
「眠らないのか?」
「ええ、気になっていて……」
マリアは傍らに積み上げた
呪文書をじっくりと読み解く。
ピサロとフォズをを待つ最中にも読み進めていたものだった。
ペガサス覚醒の呪文のように、これらにもなんらかの手がかりがあるかもしれないとマリアは考えている。
もっとも、あの場合はファルシオンとの呼応により気づいただけだ。
暗号などの可能性もある、とマリアはアリスが持っていた眼鏡を借り、慎重に読み進める。
これを身に着けていると、冷静な思考が出来るような気分になるのだ。
アレンはそれを止めるでもなく、角灯を傍らに置き椅子に座り込む。
ありがとう、とマリアは笑顔で応えた。
「さて……放送までは……」
「半刻と少しだ」
今まで殆ど口を開かなかったピサロが応える。
死者の名を告げる鐘、出来れば耳を塞ぎたかった。
全ての死者をほぼ把握した今、忌々しいだけであったからだ。
だが、放送の直前の今、やらねばならないことがあった。
「─竜王、少し」
「?」
「水をくれないか」
ピサロが手で『こちらに来い』と示す。
手には、聊か量の増えたメモ。
一枚にさらさらと何か書き、翻す。
(首輪を本格的に外しにかかる)
アレンは紙とピサロの顔とを見、そして頷く。
放送が近い、いよいよ時が来た。
組み立ててきた理論が実証される時だ。
続けて書き記したのは、決断の可否を問う言葉。
(誰か一人の命を、この賭けの代価に支払う)
(百も承知よ。この首、賭ける気でいた)
アレンはピサロを見据え、お見通しだとばかりに鼻を鳴らす。
どうも彼から見れば、ピサロは若造の部類に入るようだ。
莫迦にしている訳ではない、似た性質の者としてどこか張り合っているのかもしれない。
─正気か。
無論。
筆談ではなく、瞳で会話を行う。
竜王アレンの決意の瞳に、ピサロは目を伏せ頭を僅かに下げた。
(すまない)
(切り札はワシではない、お前だ)
二人の心には僅かな望みが芽生えていた。
アレンは一度死んだ身、待つ者はいない。
在るのは贖罪の念のみ。
ピサロを待つ者は、もういない。
在るのは復讐の誓いのみ。
これらは必ず果たす、とそれぞれが心に誓った。
しかし若者には、彼らの『覚悟』とは違う『未来』があった。
我ら二人が、彼らを生きて帰さなければならない。
魔に属していた者らしからぬ、そんな光溢れる志が彼らを行動に駆り立てた。
ピサロの記したメモを素早く読み進める。
放送は、首輪解除にとって重要な一手のひとつであるが為に。
やがてメモを束ねて懐に仕舞いこむ。
二人はすっくと立ち上がった。
(気を引き締めて取り掛かろう)
二人での最後の筆談を終えて、二人は戸口へと向かった。
窓を見て、陽が落ちきっていないことを確認する。
マリアには少し外を見回ってくると言い残し、扉は静かに閉めて外へ向かった。
15分と少し程で、二人は戻ってくた。
マリアは存外早い帰還に疑問を抱きつつも、おかえりなさいと言う。
二人はそれに軽く応じると、本を広げる彼女の元へ歩み寄った。
僅かにしか経っていないためか、まだ一冊目の途中のようだ。
ピサロが指で戸口を示し、アレンが手招きをする。
自分を呼びに来たのか、とマリアは本に栞を挟んで傍らに置いた。
眠った二人を起こさぬようそっと立ち上がり、服の埃を払って二人の後に付き添う。
玄関から外に出ると、ファルシオンも静かに眠っていた。
そのまま静かに傍を通り過ぎ、宿屋跡の方角へ三人は向かう。
「……?」
意図が掴めていないマリアが怪訝そうな顔で二人を見やった。
口を開こうとするが、アレンの右掌が向けられ制される。
続けて左手で、自分の首を示した。
冷たく輝く首枷は、そこにある。
続けてピサロが手元で筆を走らせた。
(【アバカム】【シャナク】若しくはそれに類する呪文の心得は?)
「……」
マリアは、開錠呪文アバカムの方を指で示す。
魔力を鍵穴に通すことで錠を無力化する呪文だ。
それを確認したアレンがサックから何やら取り出し、足元にそれを置く。
その鈍い光は、先程アレンの首に見たそれとまるで同じだった。
「……」
視線にアレンは頷く。
マリアは悟った。
いよいよ、このおぞましい儀式からの脱却への一歩を踏み出すのだと。
ひとつ大きく、深呼吸。
目を伏せ、ルビスへ祈りを捧げる。
そこで、マリアの目の前に何かが差し出された。
鉄製の杖を持っていたのはアレンで、使えと顎で示した。
意図に気づいてはっとして慌てて受け取る。
アバカムを唱えた瞬間に木っ端微塵に吹き飛ぶ可能性も考えられるのだ。
素手で唱えた場合、利き腕をむざむざ失ったかもしれない。
マリアは恐ろしさに冷や汗を流しそうになるも、再び大きく深呼吸をして鉄の杖を握り締めた。
元来掌や指先から呪文は放たれるのが基本ではあるが、場合によっては媒介、例えば杖のようなものを介しての発動も可能だ。
本来魔力の篭った武器などによる威力の上乗せなどのが理由だが、今回は『距離』を稼ぐために使用するわけだった。
鉄の杖の尻の位置に近いほうを両手で握り締め、足元の首輪に杖の先端を向ける。
この位置ならば爆風に煽られることはあれども、身体の一部を吹き飛ばされることまではないだろう。
マリアは目の前の二人に力強く頷いた。
ピサロが手順を書いたメモを渡す。
(1:ラーの鏡により呪詛の力を実体化させる
2:『凍てつく波動』により呪詛、呪文無効化障壁を削る
3:太陽の鏡により呪詛を根源から消滅させる
4:呪詛以外での首輪への介入を防ぐためアバカムで首輪から脱出
これら全てをなるべく同時に行う。誤差は可能ならば1秒以内)
帳面の切れ端にここぞとばかりに書き込まれた情報の量に一瞬眩暈がした。
ちょっと待って、と書こうとするが筆記具も無いことに気づくと、アレンとピサロは既に準備に入っている。
取り出したのは鏡二枚、そして首輪を一つ。
夕日の仄かに赤みを帯びた陽光に照らされ、真実の鏡が光を帯びる。
支援
「……ッ!」
─なんて
マリアの脳裏に閃いたのは絶望を飲み込まされたあの日の光景。
灰へと姿を変えた父。
美しかった城が炎と悲鳴に包まれる。
─なんて禍々しい
そして我が身を包み込む恐るべき呪い。
全身の毛が逆立ちそうだった。
(ハーゴン……ッ!!!)
映し出されたのは蠢く邪悪。
首輪に纏わりつくのは地獄か魔界かに住まう醜悪なそれらよりもさらにおぞましい外見をしていた。
その姿の余りの恐ろしさに、自分の首にもそれが嵌まっていることを踏まえマリアは総毛立った。
アレンは二度目ながら、改めて顔を顰めてしまう。
続けて、ピサロが左手を翳す。
指先から凍てつく波動が迸り、呪詛が僅かに揺らめきを見せた。
そしてアレンはもう一つの鏡を向ける。
呪詛が苦痛に慄いているようにも見え、揺らめきは大きくなり、やがて静かに霧散するように消えていった。
アバカムを唱えるのか、と詠唱に入ろうとしたがアレンは首を横に振る。
ピサロが手で、『離れろ』と示した。
指示に従い、二、三歩離れて首輪を見る。
冷たい輝きを放つそれは、沈黙を保ったままだ。
三秒、六秒、十二秒。
三十秒ほど経ったところで、ようやくアレンとピサロは息を吐いた。
「……?」
いったい何なのか、マリアには今ひとつ解りかねた。
声にはせずに口の形で『今だ、唱えろ』との指示が下される。
杖を手に開錠呪文アバカムを手早く詠唱すると、継ぎ目など無かった首輪に光が切り裂くように走った。
呪文の効力で、首輪は二つに分かれ、静寂が続いた。
と、丁度良く説明を書き込んだ紙がピサロの手から渡される。
(「首輪の爆破はこの呪詛の力により行われる」という証明だ)
マリアは目を見開いた。
それを見破ったということは、この首輪の完全無力化も夢ではないという事に他ならない。
微かな希望が現実となって目の前を過ぎり、思わず歓声を上げそうになる。
しかし、ピサロの顔は渋いままであった。
続けて書かれた文字は、消えかけた不安を煽るもの。
(但し『死者の首輪』に対しては監視をしていないからという可能性が考えられる
生者に対して首輪への干渉を行い、呪詛以外の力で介入されれば最悪死ぬかもしれん)
マリアは理解した。
首輪からの脱却は、賭け。
その賭けの代償は、命に他ならない。
朽ちた天秤に硝子細工を載せるかのように、危険な道だった。
戸惑うマリアに、アレンの手から二枚の鏡が手渡される。
その顔には、微かに笑みが浮かんでいた。
(ああ)
彼の顔には迷いは、不安は無い。
アレフとともに皆の前に顔を出した、あのときの顔。
よく見なければわからない、けれどもとても満足そうな笑みだった。
(やはり……)
マリアは悲しみに満ちた予想が的中したと悟る。
アレンは命をチップに換えて、この賭けに挑むのだ。
「マリア」
アレンが閉ざしていた口を開く。
盗聴を恐れない、ということは他愛もない話なのだろうか。
こんな時に、と思うも続けて投げかけられた言葉がさらに芽生えた恐怖を色濃いものにする。
「ワシが『アレン』の名を宿し生きる理由…話してなかったな」
「!?」
他愛もない話であるはずが無かった。
それは、マリアが死を前にした彼の命を繋ぎとめた鎖。
アレンとの約。
彼がただ一匹の竜となった所以。
「ワシがアレンと出会ったのは、ここより西、塔の下だった」
「……」
アレンがこれから発しようとする言の葉一文字一文字が、マリアには頼りなさげな鎖の輪一つに値するように感じられた。
彼が大切なそれらを口にするたびに、鎖は一つ、また一つと空に広がる闇に飲み込まれる。
そしてその頼りない鎖にぶら下がるのは、アレンの命。
ずるり、ずるりと死に引き寄せられるようだった。
言い切ってしまわないで欲しい。
やり残しを清算してしまわないで欲しい。
この世から消えてしまう前触れのように感じられてならないから。
「剣を抜き襲い掛かるワシに、あやつは」
「やめて」
マリアは鏡を両手に抱えたまま、にこりと微笑んだ。
首を横に振り、彼の言葉を押しとどめる。
「……?」
「アレン」
彼女の求めたアレンのすべてを、今ここで制止されたことに疑問が浮かぶ。
これを逃せば墓に秘密を持ち逃げすることになってしまうかもしれないというのに。
彼女は拒んだ、愛した王子の最期を。
それは悲しさ故ではない。
竜への怒り故でもない。
「今は、いいから……また後で」
「!」
「今夜、寝る前にでも聞かせて……だから、『今』はいいの」
マリアの言葉はまるで、御伽話をせがむ子供のようにさえ聞こえた。
しかし、アレンは覆い隠されたその真意を汲み取る。
この命賭けの試練に、彼は後ろ向きで挑んでいた。
死を前にした人間の考え方を、無意識のうちにしていた。
『今、死んでもいいように』
その考えを、彼女は否定したのだ。
希望を持って挑んで欲しい、と。
元より、この方法がほぼ最後の手段であるとマリアも薄々わかっている。
ここで彼が死ぬことは、絶望の縁まで押しやられるということだ。
だから、彼女は拒む。
これから、絶望を打ち払った夜を迎えるために。
「……それもそう、だな」
(……用意を)
間を見計らい、ピサロが二人を促した。
マリアは瓦礫に、光がちょうどアレンの首を照らし出すようにラーの鏡を立てかけた。
賭けが、始まる。
息を呑む。
(これが最後の……)
汗が頬を伝う。
視界が白く霞む。
(希望……)
真実の鏡は、夕陽を浴びて紅く装飾を輝かせる。
鏡面に反射した光が、聖なる気を帯び、偽りを打ち砕く神々しい光と化した。
照らし出された呪詛の禍々しさに、顔を顰めた。
首から発せられるそれに、魔に近しき存在アレンでさえも思わず戦慄する。
間髪入れずに、ピサロが指先から凍てつく波動を放った。
呪詛が陽炎のように揺らぎ、僅かに薄らいだように見える。
浴びせられた波動に、もがき苦しむような表情を見せた呪詛から恐ろしい慄きの叫びがあがった。
マリアの口から微かに悲鳴が漏れる。
しかし強き王女は、歯を食い縛り堪えた。
その華奢な震える手が、確りと太陽の鏡を握り締める。
(ルビス様、ご加護を……!!!どうか、私達に希望を!!)
魔を散らす聖なる光が、放たれる。
悪意に満ちた呪術の産物目掛け、一直線に光が伸びる。
そして辺りには気が狂いそうな程の断末魔が響き渡った。
pipipipipipipipipi
─叫声の音域は高まり続け、いつの間にか広間で聞いたあの音へと変化していた。
pipipipipipipipipipipipi
死の足音とは、こんなにも奇妙だったのか。
無機質で耳障りな電子音が、アレンの首輪から響いていた。
pipipipipipipipipipipipipipi
その場にいた全員の表情が凍りつく。
だが、間もなく一人の表情が変わった。
いや、表情というものを認識できなくなった。
─bomb!
─ッ!!!
首が爆ぜ、頭は宙に舞ったかと思うと、ごろりとその場に転がる。
(声が出ない?)
上げようとした悲鳴は声にならない。
するのはただ、ひゅうひゅうと空気が漏れる音。
そして、ぽたりぽたりと液体が落ちる─落ちる音? これは 何の?
足元が血で染まっている。
これは誰の血?
そういえばさっきから喉に何か痞えたような奇妙な感覚がする。
目の前のピサロは、手をこちらに伸ばした様子で硬直したままだ。
熱い。
痛みと熱が狂おしいほどの奔流となって体の中を駆け抜けた。
そして理解した。
彼が─ピサロが投じたアサシンダガーが喉に突き刺さっていたのだと。
─……これまでのようだな
諦観、あるいは悲しみの入り混じったピサロの一声。
それが、この絶望の確かな証拠として薄れ行くマリアの意識に刻まれた。
力の入らなくなった膝はかくりと折れる。
どさりと音を立て、細い身体は倒れ臥した。
薄れ行く視界に、漆黒の衣を靡かせる銀髪の男の姿。
皆が寝息を立てる家に、その足は向いている。
(─だめ……!!)
しかし身体は動かない。
自分には何も止めることは叶わない。
結束は、脆くも崩れ去る。
ハーゴンの掌上で、彼らは鮮血を散らしながら踊ることしか許されないのだった。
(……ごめん……なさい……みん……な)
怒号が、爆音が、悲鳴が響く。
悲劇は誰にも止められはしないのだろうか。
瞼が自然に落ちていく。
僅かに、嗤うハーゴンの声が聞こえたような気がした……
─マリアたちは ぜんめつした
(あなたは しにました)
(そんな、ルビスさま!!どうか、どうか、お慈悲を!!)
(あなたは しにました)
(ああ、やり直せるとしたら…どうか、どうか最後に祈ったあのときから!!!)
(あなたは しにました)
(死んでしまうとは情けないでしょうが……、どうかもう一度機会を!!)
(あなたは しにました)
「……きろ …起きろ」
「ひぁあっ!?」
死んだのに頭のなかがぐるぐると奇妙なやりとりで満たされている。
と思えば呼び声に目を覚まされた。
閉じた眼を、開くとそこには狂気に再び囚われた魔王が……
なんという事はなく、ピサロに頬を軽く叩かれていただけだった。
今自分は座り込んだ姿勢のままピサロに顔を覗き込まれている。
傍らには首を吹き飛ばされたはずのアレンが五体満足でいた。
眼を頻りに瞬かせ、メダパニ一色に染まった脳を落ち着かせようと尽力する。
(何?何なの、今のは?)
彼の首は繋がっている。
血は、足元を汚していない。
(─幻?)
一度はハーゴンの呪いを受けた身ではあるも、その恐ろしさは忘れられない。
余りにも激しい呪いの威力を目の前に、精神を中てられてしまったようだ。
気絶していた時間は僅かだったようで、陽の傾きはそのままだった。
(……よ)
なんて恐ろしい幻を見たのだろう。
なんという悲劇を想像していたのだろう。
現実を認識した途端、マリアは全身の力が抜けるのを感じた。
「よかったぁ……」
アレンの覚悟が悲観に満ちている、などとよく言えたものだった。
自分の頭の中がどれだけの悪い想像で満ちていたかを、強制的に気づかされた。
だけど、今彼の首輪はこうして……首輪?
自分は何をしに、ここに来たのだったか。
「あ、ああっ、あ、アバカムッ!!!」
握り締めたままだった杖から、魔力が形を成した鍵が一直線に首輪へと走る。
アレンの首輪に切れ目が走り、草がとさり、と優しく受け止めた。
「……」
「クク……」
堪えきれない笑いを、魔王は零した。
アレンも込み上げた笑いをかみ殺しつつ、口角が持ち上がる。
一生分の笑いを使い果たさんばかりだな、とまでアレンは思った。
この舞台で、本当に自分達は変わった。
心から、彼はそう思う。
マリアは覚めやらぬ混乱と自分が笑われていることに眼を白黒させていた。
笑う二人の顔をかわるがわる見やり、きょときょとと視線が落ち着かない。
「いや、よくやった」
「……うう……す、すみなせん」
ピサロの苦笑(とても珍しかった)を前にして、マリアはなんともばつが悪かった。
自分が気絶したことで隣のアレンの首は飛んでいたのかもしれないのだから。
アバカムが遅れても尚それが繋がっているのは運が良かったに過ぎない─そう、遅れても。
「少々面白いことも解った……よしとするか」
「え?」
「一度、戻るぞ」
ピサロがアレンの首輪を拾い、踵を返す。。
それを見て、マリアも慌てて鏡をザックにしまいこんだ。
アレンは音を極力立てないように、ついて来ている。
再びアリスの生家へ戻ると、皆が寝静まったままの室内は出て行ったときと変わらず静かなままである。
アレフは姿勢をすっかり崩し、鞘に収まった先祖の剣を枕にしている。
アリスは怒るだろうか、とマリアは思った。
彼女が起きてくる前に起こしてあげよう、と考えながら席に着く。
全員エイトの突っ伏す卓につき、やっと息をついた。
今だ整理できない状況を、マリアは問いただそうと口を開く。
「!」
「……?」
しかし、ピサロはトルネコがやるように咄嗟に口を塞いだ。
少々驚いて眼をやると筆を滑らせている、まだ警戒は続くようだ。
マリアも筆記用具を渡され、しばし机の上での筆談が続く。
(これで『首輪の呪詛が爆破設備に相当する』はほぼ確定された。『現在、盗聴・監視はされてない』も色濃い)
(なぜ?)
(アバカムの発動までかかった時間およそ2分40秒)
いきなり見せられた自分の落ち度の具体的な時間を示されて、マリアはきょとんとする。
そして先程の自分の情けなさを見せ付けられているようで、少々むくれた。
意にも介さず、ピサロが続ける。
(首輪に介入して2分以上首輪をそのままにしてもアレンの首輪が爆発しないということは
爆破が手動、自動にせよ『爆発に必要な呪詛が消えていた』からと予想できる。お前の気絶が証明を確定的にしたな)
褒められたのかからかわれているのか、マリアはなにやら複雑な気分になる。
ピサロの筆は止まらない。
知将としての本領発揮だ。
(そして盗聴、監視の警戒だがトルネコが証明してくれた通りされていない可能性が高い。そして、それを確定づける方法がある)
(それは?)
(主催者が『介入せざるを得ない』イレギュラーを起こす)
それこそが、首輪解除。
己が掌に縛り付ける鎖を解き放ったのだ、黙ってはいないはず。
そしてマリアは意図のさらなる先に感づく。
(定時放送)
(正解だ。この放送で竜王が『死者』に入っていなければ盗聴は確実。入っていればこちらの動きは感づかれていない。
あの状況で竜王が死んだと考えるほうが不自然だろう。 だが、感づいていてあえて死者として呼ばれたとすれば─)
ここまで書いてピサロは筆を止めた。
そして溜息と共に頭を左右に振る。
「最悪の状況ばかり想定していては、前に進めんな」
マリアはそれに笑顔で応える。
このひとも、変わったようだ。
心から、信じるようになった。
我々の目指す、希望という光を。
「ええ、前向きに考えましょう」
この放送が全ての勝負。
刻一刻、放送までの時間はすぐ傍まで迫っていた。
傍らの眠る仲間達を見やる。
彼らが目覚めたときには、きっと笑顔で全てを話そう。
マリアはあの幻のような絶望を振り払えることを信じて、放送を待った。
「─時間だ」
ピサロの言葉を待っていたかのように『鐘』が鳴る。
真実は、すぐそこだ。
久方ぶりに響く絡みつくような声は、何を伝えるのだろう。
【E-4/勇者アリスの家/夕方(放送直前)】
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP2/5
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡 鉄の杖
[道具]:小さなメダル アリアハン城の呪文書×5(何か書いてある)天馬覚醒の呪文書
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい 最後の決戦の前に、アレンの最期のことを竜王本人に問う
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/2 MP5/3 右腕粉砕骨折(固定、治療済み)
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪 首輪(分解)×2] ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
[思考]:ハーゴンへの復讐 盗聴の可能性を振り払えたら、今度は世界からの脱出方法を模索
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP1/3 人間形態
[装備]:竜神王の剣
[道具]:なし
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪 脱出方法の模索
※ファルシオンは家の前にいます
「─時間だ」
ピサロの言葉を待っていたかのように『鐘』が鳴る。
真実は、すぐそこだ。
久方ぶりに響く絡みつくような声は、何を伝えるのだろう。
【E-4/勇者アリスの家/夕方(放送直前)】
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP2/5
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡 鉄の杖
[道具]:小さなメダル アリアハン城の呪文書×5(何か書いてある)天馬覚醒の呪文書
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい 最後の決戦の前に、アレンの最期のことを竜王本人に問う
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/2 MP5/3 右腕粉砕骨折(固定、治療済み)
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2] ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
[思考]:ハーゴンへの復讐 盗聴の可能性を振り払えたら、今度は世界からの脱出方法を模索
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP1/3 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣
[道具]:外れた首輪(竜王)
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪 脱出方法の模索
※ファルシオンは家の前にいます
投下完了です。
今回の話は矛盾などがなければいいのですが……
読みました
続きが早く読みたい・・・
読みますた。
いやーん外せるならとっとと首輪全部外しちゃおーぜピサロさん、とか考えてしまうのは
俺が知性と度胸のないチキンだからだろーか。
連投でも全然構わないよ。乙!
12/19辺りで本当に死んでしまったのかと焦った自分がいた。
続きが激しく気になる。次回は放送かな?
おつです!
ピサロ優しくなったな…素敵です
寝静まった家を想像するとなんとなく和むw
投下乙です!
そういえば鏡案もシャナクアバカム案も別々に出た案でしたよね。
この二つが合わさって生まれた事に、喜びと此処に至るまでの時の流れを感じました。
それにしてもマリアは井戸の中といい今回といい、悪夢ばかりで可哀想だと思いつつ
目が覚めて狼狽える姿に萌えましたw
水差すようで申し訳ないが
>【ピサロ@DQ4】
>[状態]:HP1/2 MP5/3 右腕粉砕骨折(固定、治療済み)
やー…だから、MPが限界突破してるって。
これ前作でも誰かが指摘してたよぉ
きっと『最高にハイな状態』になってるのさw
スーパーハイテンションピサロを想像して吹いたw
おお、新作きてた!
一気に話が集束した感じだ。とうとう首輪解除まできたか…!
途中までかなりドキドキした。マリアかアレン死ぬんか?!と思いながら読んでた。幻のルビスこえー。
ピサロがさりげなくトルネコの特技を受け継いでいるのに笑った。
いくつか気になった点を挙げさせてもらうと、
・1レス目の四行目
「四半刻」は半刻のさらに半分なので、あとの時間表記と合わない。ちなみに一刻は約30分。
・4レス目の一行目
「戻ってくた」→「戻ってきた」
・15レス目の真ん中らへん
「すみなせん」→「すみません」
重箱の隅で申し訳ないけど…。
あと、残りの4人の状態表がないけど、前回と全く同じってことでいいんかな?
うおおぉぉぉぉ!!!
土日に出かけてて目を離してた隙に新作がっ!!
しかもついに首輪解除か!!
途中の全滅エンドっていらなくね?って読んでてちょっと思ったけど
その後の考察につながってたりして構成がよく組まれてるなぁと思いました!
何はともあれ乙です!
次回は久々に主催者サイドの登場かしら
もしマリアの幻が現実だったら
ピサロ「チクショオオオオ!くらえマリア!新必殺アサシンダガー投げ!」
マリア「さあ来なさいピサロ!私は実は一回刺されただけで死にますよ!」
(ザン)
マリア「グアアアア!こ このザ・イヌヒメと呼ばれるロトの末裔マリアが…こんなロリコンに…バ…バカなアアアアアア」
(ドドドドド)
マリア「グアアアア」
アリス「マリアがやられたようですね…」
アレフ「フフフ…奴はロトの血族の中でも最弱…」
エイト「ロリコンごときに負けるとはロトの面汚しよ…」
ピサロ「くらええええ!」
(ズサ)
アレフ、アリス、エイト「グアアアアアアア」
ピサロ「やった…ついに生き残りを倒したぞ…これでハーゴンのいる神殿(?)の扉が開かれる!!」
ハーゴン「よく来たなロリコンマスターピサロ…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
ピサロ「こ…ここが神殿だったのか…! 感じる…破壊神の魔力を…」
ハーゴン「ピサロよ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は私を倒すのに『光の玉』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」
ピサロ「な 何だって!?」
ハーゴン「そしてお前の恋人が爆死したのは実は呪詛の見せた幻で、ルビーの涙を沢山いただいたので最寄りのペルポイへ解放しておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
ピサロ「フ…上等だ…オレも一つ言っておくことがある このオレを導いてくれていたダーマの大神官がいるような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」
ハーゴン「そうか」
ピサロ「ウオオオいくぞオオオ!」
ハーゴン「さあ来いピサロ!」
ってな展開が脳内で巻き起こった。
乙!ついに首輪解除か……
>>918 書き間違いだと思うが一刻が2時間で四半刻が30分な
一刻30分だと四半刻が7分半になるぞw
>>918 >>921 昔どっかで一刻=30分ていうのも見たことある気もするけど
昔の基準だと一刻=2時間だったらしいから
四半刻で30分というのは間違いじゃないと思う。
ただ1レス目の文章で「あと四半刻」と言ってるのに
2レス目の文中では「半刻と少しだ」になってるね。刻の基準が合わない
あと、1レス目下から2行目「ピサロとフォズをを」はをが一回多い。
毎度重箱の隅でごめんよ。
一刻=30分は中国式で一刻=2時間は日本式。
まぁ、普通は一刻=2時間って使うわな。
>>920 ロリコンマスターピサロwww
ソードマスターヤマトネタ自重しろwつーか、ルビーの涙がハーゴンに触れられたら確実に崩れ去るwww
ピサロは公式小説でも、れっきとしたロリコンだからなぁ…
小坊のときに読んで衝撃受けたわ
小説かぁ…かなり昔の記憶なんで曖昧だが、ピサロと勇者の一騎打ちはかなり燃えたな。
DQロワの主人公陣の名前は小説標準じゃなかったっけ?
アレフ、アレン、ソロ、リュカ、アルス。
ちなみにアリスはアルスを女の子風にして命名したって話があった様な気がする。
アレンの早期退場は、先祖2人と名前が被ったからだってネタが死者スレであったなw
>>926 4の小説はユーリル
ソロはリメイクのデフォ名
3勇者は小説準拠だとアレルのはずなんだが、何故かアルスって印象のほうが強いよな
やっぱりロトの紋章の影響なのかな。おかげで割を食いがちな、全媒体アルスで統一されてる7主・・・w
不覚…ソロじゃなくユーリルだったか!
SFC移植DQ3から3主はアルスで統一されてるっぽいね。しかし、公式で名前が被っている一話死体役主人公哀れなり。
SFC版のOPにでてくる名前がアルスだった気ガス
1話で死んだ主人公って言うと、アレン・リュカ・アルスか
全員ロワ内で間接的に活躍してるな。
…リュカだけは不本意かもしれないけどw
アルスなんて台詞も無くズガンだぜ?
リュカやアレンはまだ優遇された方だ。特にアレン。
>>931 レックスがアリスによって改心して、テリーに殺されずに脱出派メンバーとして活躍していたら
リュカとビアンカの出番は増えていたかもしれない。回想的な意味で。
中盤開始で結構生き残りが居たDQ5、6陣が有無を言わざる説得力でガンガン死んだのは衝撃的だったな。
DQ8は荒波を超えて、しぶとく長く生存していたのは驚いた。
いや、トロデ王が終盤まで長生きしてロワを感動と悲しみの渦に飲み込むとは思わなかったわ。
ローラ、トルネコ、トロデ、キーファ。彼らの死は壮絶だったが自分の信念を貫いて安らかに死んでいってるなぁ。
>>932 いや、アルスも終盤でキーファがちょくちょく思い出してくれていたから
リュカよりは活躍してるんじゃね?
信念貫いたって意味ではカンダタだろ!!
登場から短かったけど何回見ても見せ場が凝縮されてる
新作来てたー
毎度毎度面白いなあ
ハラハラドキドキしましたよw
乙でした!
保守!!
お久しぶりです。
私用が忙しくて修正ができませんで、すいません。
近いうち皆様の指摘してくださった点を修正しに参ります
乙
今回は細かい誤字脱字しか指摘されてないし、wiki載ってから直接でもいいと思うよ
とはいえ、推敲いっぱいしたって割には今回も結構誤字あったなぁ…
首輪が外れ自由の身となったマリアは俺が頂いていきますね
まだ外れてない件
じゃあ俺は眠っているアリスを貰いますね
残念それはカンダタだ
心も身体も、僅かに満たされた勇者の生家の中。
その中で、やがてフォズがこくりこくりと船を漕ぎ出した。
皆、ここまでの疲労と腹が膨れたことも相成って、睡魔が舞い降りてきたようだ。
放送まであと四半刻と言ったところで、アレンが申し出る。
「放送は任せて、お主らも眠って構わん」
「え、でも……」
「人でないというのは、こういう時に役に立つものだな。遠慮はいらん」
皆、決戦目前として確かに休息は必要だと考える。
アレンの心遣いを有難く受け、ひとり、またひとりと眠りにつき始める。
エイトとアレフで眠ってしまったアリスとフォズを二階の寝台まで運び、寝かせる。
階下に降りたアレフは机に突っ伏した。
エイトは壁を背に、それぞれ寝息を立て始める。
起きているのは、アレン、ピサロ。
そしてマリア。
「眠らないのか?」
「ええ、気になっていて……」
マリアは傍らに積み上げた
呪文書をじっくりと読み解く。
ピサロとフォズを待つ最中にも読み進めていたものだった。
ペガサス覚醒の呪文のように、これらにもなんらかの手がかりがあるかもしれないとマリアは考えている。
もっとも、あの場合はファルシオンとの呼応により気づいただけだ。
暗号などの可能性もある、とマリアはアリスが持っていた眼鏡を借り、慎重に読み進める。
これを身に着けていると、冷静な思考が出来るような気分になるのだ。
アレンはそれを止めるでもなく、角灯を傍らに置き椅子に座り込む。
ありがとう、とマリアは笑顔で応えた。
「さて……放送までは……」
「四半刻弱だ」
今まで殆ど口を開かなかったピサロが応える。
死者の名を告げる鐘、出来れば耳を塞ぎたかった。
全ての死者をほぼ把握した今、忌々しいだけであったからだ。
だが、放送の直前の今、やらねばならないことがあった。
「─竜王、少し」
「?」
「水をくれないか」
ピサロが手で『こちらに来い』と示す。
手には、聊か量の増えたメモ。
一枚にさらさらと何か書き、翻す。
(首輪を本格的に外しにかかる)
アレンは紙とピサロの顔とを見、そして頷く。
放送が近い、いよいよ時が来た。
組み立ててきた理論が実証される時だ。
続けて書き記したのは、決断の可否を問う言葉。
(誰か一人の命を、この賭けの代価に支払う)
(百も承知よ。この首、賭ける気でいた)
アレンはピサロを見据え、お見通しだとばかりに鼻を鳴らす。
どうも彼から見れば、ピサロは若造の部類に入るようだ。
莫迦にしている訳ではない、似た性質の者としてどこか張り合っているのかもしれない。
15分と少しで、二人は戻ってきた。
マリアは存外早い帰還に疑問を抱きつつも、おかえりなさいと言う。
二人はそれに軽く応じると、本を広げる彼女の元へ歩み寄った。
僅かな時間しか経っていないためか、まだ一冊目の途中のようだ。
ピサロが指で戸口を示し、アレンが手招きをする。
自分を呼びに来たのか、とマリアは本に栞を挟んで傍らに置いた。
眠った二人を起こさぬようそっと立ち上がり、服の埃を払って二人の後に付き添う。
玄関から外に出ると、ファルシオンも静かに眠っていた。
そのまま静かに傍を通り過ぎ、宿屋跡の方角へ三人は向かう。
「……?」
意図が掴めていないマリアが怪訝そうな顔で二人を見やった。
口を開こうとするが、アレンの右掌が向けられ制される。
続けて左手で、自分の首を示した。
冷たく輝く首枷は、そこにある。
続けてピサロが手元で筆を走らせた。
(【アバカム】【シャナク】若しくはそれに類する呪文の心得は?)
「……」
マリアは、開錠呪文アバカムの方を指で示す。
魔力を鍵穴に通すことで錠を無力化する呪文だ。
それを確認したアレンがサックから何やら取り出し、足元にそれを置く。
その鈍い光は、先程アレンの首に見たそれとまるで同じだった。
「……」
「あ、ああっ、あ、アバカムッ!!!」
握り締めたままだった杖から、魔力が形を成した鍵が一直線に首輪へと走る。
アレンの首輪に切れ目が走り、草がとさり、と優しく受け止めた。
「……」
「クク……」
堪えきれない笑いを、魔王は零した。
アレンも込み上げた笑いをかみ殺しつつ、口角が持ち上がる。
一生分の笑いを使い果たさんばかりだな、とまでアレンは思った。
この舞台で、本当に自分達は変わった。
心から、彼はそう思う。
マリアは覚めやらぬ混乱と自分が笑われていることに眼を白黒させていた。
笑う二人の顔をかわるがわる見やり、きょときょとと視線が落ち着かない。
「いや、よくやった」
「……うう……す、すみません」
ピサロの苦笑(とても珍しかった)を前にして、マリアはなんともばつが悪かった。
自分が気絶したことで隣のアレンの首は飛んでいたのかもしれないのだから。
アバカムが遅れても尚それが繋がっているのは運が良かったに過ぎない─そう、遅れても。
「少々面白いことも解った……よしとするか」
「え?」
「一度、戻るぞ」
ピサロがアレンの首輪を拾い、踵を返す。。
それを見て、マリアも慌てて鏡をザックにしまいこんだ。
アレンは音を極力立てないように、ついて来ている。
再びアリスの生家へ戻ると、皆が寝静まったままの室内は出て行ったときと変わらず静かなままである。
アレフは姿勢をすっかり崩し、鞘に収まった先祖の剣を枕にしている。
アリスは怒るだろうか、とマリアは思った。
彼女が起きてくる前に起こしてあげよう、と考えながら席に着く。
全員エイトの突っ伏す卓につき、やっと息をついた。
今だ整理できない状況を、マリアは問いただそうと口を開く。
「!」
「……?」
しかし、ピサロはトルネコがやるように咄嗟に口を塞いだ。
少々驚いて眼をやると筆を滑らせている、まだ警戒は続くようだ。
マリアも筆記用具を渡され、しばし机の上での筆談が続く。
(これで『首輪の呪詛が爆破設備に相当する』はほぼ確定された。『現在、盗聴・監視はされてない』も色濃い)
(なぜ?)
(アバカムの発動までかかった時間およそ2分40秒)
いきなり見せられた自分の落ち度の具体的な時間を示されて、マリアはきょとんとする。
そして先程の自分の情けなさを見せ付けられているようで、少々むくれた。
意にも介さず、ピサロが続ける。
(首輪に介入して2分以上首輪をそのままにしても竜王の首輪が爆発しないということは
爆破が手動、自動にせよ『爆発に必要な呪詛が消えていた』からと予想できる。お前の気絶が証明を確定的にしたな)
褒められたのかからかわれているのか、マリアはなにやら複雑な気分になる。
ピサロの筆は止まらない。
知将としての本領発揮だ。
「─時間だ」
ピサロの言葉を待っていたかのように『鐘』が鳴る。
真実は、すぐそこだ。
久方ぶりに響く絡みつくような声は、何を伝えるのだろう。
【E-4/勇者アリスの家/夕方(放送直前)】
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP2/5
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡 鉄の杖
[道具]:小さなメダル アリアハン城の呪文書×5(何か書いてある)天馬覚醒の呪文書
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい 最後の決戦の前に、アレンの最期のことを竜王本人に問う
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/2 MP3/5 右腕粉砕骨折(固定、治療済み)
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2] ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
[思考]:ハーゴンへの復讐 盗聴の可能性を振り払えたら、今度は世界からの脱出方法を模索
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP1/3 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣
[道具]:外れた首輪(竜王)
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪 脱出方法の模索
※ファルシオンは家の前にいます
皆様ご指摘ありがとうございます。
当面の修正、コレでできているでしょうか。
>>941 申し訳ありません、私の注意力が不足しているばかりに。
連続投稿してしまったことですし、何作か投下は控えるつもりです。
>>946-952 修正きてたー
乙です
ピサロはどのロワでもいい仕事するよな さすがはまぞくのおうだ
>>942 じゃあ、フォズは自分がいただいていきますね
俺はモシャスを唱えて誰に変身するか
おいおい
誤字なんて気にしないでくれよ
書いてれば分かるけど推敲繰り返せば内容の殆どを記憶して
脳内で無意識に正しく再生をするという読んでるけど読んでない状態になる
誤変換とか指摘してくれるツールで書いてるならともかくその点は仕方ない
一気に読んだけど乙です
さて、うめるか
959 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/20(土) 20:50:28 ID:gsxA7Fk+0
埋め
梅
次スレは?
立てるよ
でもあまり焦る必要もなかろうて
980越えたらちょっと急ぐ必要もでてくるけど
だれが生き残るかトトカルチョしながら埋めないか?
俺は全財産チップにして全員生還に賭けるぜ!!
もう誰が死んでも後悔はしないけど…皆死ぬなよ!元気で帰って来てくれ…!
964 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/21(日) 20:21:15 ID:tiCv20lB0
ピサロ、フォズ、アレン、マリア、アリスで
勝利エンドに一票
とりあえず、来年中には完結して欲しい。
966 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/21(日) 23:06:03 ID:N7AitkdqO
うめ
シドーに一票かな
マリアハァハァ
梅
マリアとセックルしたい
マリアの人気に嫉妬しつつアリスは俺の嫁と叫ぶ
おまえらメリークリスマスイブ。今年はロワを読み返しつつ年を越そう
メリー
ぼくらの崇める主はシドーさま?
今年中に投下ないかな保守
無理
なかなか筆が進まなくてごめんね
代わりにwiki更新しといたからそれで勘弁してね
ゆっくりでいいよ、ゆっくりで。師走だし。
ゆっくりいこうぜ
もーいーくつ 寝ると
お正月
お正月にはロワ読んで
嫁のー最期を読み返そー