【DQ3】女戦士を語ろう Part3

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398名前が無い@ただの名無しのようだ
女戦士 「勇者は?」
男僧侶 「もう寝たよ……しかし、どうしたんだ昼は」
女戦士 「……ん、アイツの顔がさ。一瞬だけ……オルテガ様の顔に見えたんだ」
男僧侶 「ん? 息子だから似ているのは当たり前だろう」
女戦士 「違うんだ。 なんか、俺の下手な口では表現できないんだけど……やさしいんだけど、激しいところも有って、それでいて強く、
      頼もしい……そう、オルテガ様に思えてさ、一瞬……ドキッとさせられたんだ」
男僧侶 「……ほう」
女戦士 「ああ、他人に分かるようには話せねえよ。この気持ち」
男僧侶 「まあ、お前が勇者オルテガに心酔していたのは、知らん者がいないほどだ。戦死の報せが届いた時には、泣きながら荒れてたからな」
女戦士 「やめろ!思い出させるな! あの人は死んではいない!」
男僧侶 「……スマン」
女戦士 「……いや、いいんだ。こっちこそ、怒鳴って悪かったな」
男僧侶 「うん。アイツは、長旅に鍛えられてどんどん逞しく、強くなっていく。父のオルテガ以上にな。いずれは旅の目的を達成するだろう」
女戦士 「そうだな……。 だけど俺、なんか、怖い気がする」
男僧侶 「何がだ?」
女戦士 「最初は、何となく似ているけど軟弱な奴と腹を立てていたんだ。そんなアイツが成長して……オルテガ様に……どんどん似てくるのがさ」
男僧侶 「分からんでもないが……今はアイツが簡単に死なないように鍛えてやるべき時だ。そうなった時に悩んでも遅くない」
女戦士 「そうか……そうだな!」

女戦士 「さあ、昨日の復習をするぞ! それっ!」
男勇者 「いきなりですか先生!? いたたっ!」
女戦士 「また元にもどったな軟弱者! そんな事では一人前にはなれないぞ!」
男勇者 「ちくしょう!それっ!」
女戦士 「まだまだ! オルテガはもっと強かった! 息子のお前はもっともっと強くなるのだ!」

女魔法 「ねえ、なんか凄く楽しそうに勇者を叩きのめしてるんだけど。そんなに勇者の事が気に食わないのかな」
男僧侶 「……。ホイミの準備をしておくよ。おそらく足りないだろうから、今のうちに薬草を買いに行ってくれ」
女魔法 「いいけどね……でも、イジメじゃないのアレ。本格的な旅を始める前に、死んじゃうよ?」
男僧侶 「何か考えが有るんだろう……放っておけ」