【DQ3】女戦士を語ろう Part3

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396名前が無い@ただの名無しのようだ
女戦士 「どうした、なぜ反撃が無い! 剣先を恐れず冷静に見極めろ! "名も無き剣は勇無き者に突き刺さる"と昔から言うぞ!」
男勇者 「いててっ!ちくしょう!」
女戦士 「勇気が強さを、そして勝利をもたらすのだ! 死に至る事がない木剣の痛みなど、本当の脅威ではないのだぞ!」
男勇者 「しかし、先生、先生の剣の動きがすばやすぎて、反撃の間口がつかめません!」
女戦士 「役にも立たぬ言い訳などして口を腐らせるな! お前はアリアハン中の人間に名を知られた勇者、オルテガの息子ではないのか! 
      父の名を汚す臆病者と嘲笑され、名も無き剣に串刺しにされた勇無き骸となり果てて、敗死と共に全ての人に忘却される存在に落ちぶれたいのか! 私を失望させるな!」
男勇者 「………! ……イヤだッ!」
女戦士 「おっ、今のはいい踏み込みだ! 目つきも変わってきたな! いいぞ、それでこそ男だ!」
男勇者 「ボクは、幼い頃別れた父さんと約束したんだ! ボクも強くなって父さんの手助けをすると!」
女戦士 「ふん! お前の父オルテガより格段に弱い俺に簡単にあしらわれるお前が、どうやってオルテガの助けになるというのだ! 口だけならば、何とでもいえるぞ!」
男勇者 「ちがう! 口だけじゃない! 絶対に口だけで終わらせない! うわあああああああ!!!!」
女戦士 「…………えっ……オルテガ様!?   しまった!!!」
男勇者 「ああああああああああっ!!!!!」

女魔法 「あああっ、まさか!?」
男僧侶 「大逆転だ! やりやがったなアイツ!」

男僧侶 「なんてザマなんだ。相手を挑発するだけ挑発しておいて、スキを見せるとは……、ん、大丈夫だ。折れてはないぞ」
女戦士 「……うるせー。失敗は誰にでもある」
男勇者 「すみませんでした。つい……」
女戦士 「いや、正にかいしんのいちげきだった。敵のスキを見せた一瞬を見逃さず、全力で攻撃する。戦いの基本だ。よくやったぞ」
女魔法 「すっごいドキドキしちゃった。木剣でスカラかけててもこれなら、実戦で真剣の場合だと……」
女戦士 「真っ二つにされていただろうな……おい、今の感覚、覚えたか?」
男勇者 「は、はい。」
女戦士 「絶対に忘れるなよ……」