チャゴス王子ってよく見るとエロい身体してりよな

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1名前が無い@ただの名無しのようだ
ぶちこみたい
2名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 03:11:37 ID:Vh94w0A2O
チャゴス可愛いよチャゴス
デブショタコンにはたまらん
3名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 03:17:22 ID:lRSBmWx1O
してり?

してり・・・

してり!
4名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 03:19:54 ID:ONIYhZVI0
痩せりゃ顔はいいかもしれないな。
5名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 03:49:11 ID:VTeLnQ3EO
カメレオンって漫画の主人公のヤザワにそっくり
6名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 05:51:21 ID:Wci/16gL0
>>5
むしろジゴロー
7名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 22:53:07 ID:yrSmb9D60
実写するなら福祉だな
8名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 23:17:18 ID:t647hYu70
>>1はチャゴスの肖像画を見てからクラビウスに謁見するまでのククール
9名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 00:23:18 ID:tQl+PLK80
主人公はこいつの従兄弟の癖にやけに細いな
ウエストだけならゼシカと大して変わらん
10名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 09:52:07 ID:7/hkTBgR0
なんでチャゴス使えないんだよ
使えるようにしろよ
11名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 13:35:54 ID:tBrXVtPdO
分倍河原
12名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 14:28:00 ID:YJ5EQ57SO
>>9 竜人族はみんな細いから母ちゃん似じゃね?
13名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 23:35:35 ID:gZKVn2oO0
ふがっ
14名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 00:06:15 ID:PxKVy8vZ0
>>12
滝の上の家に住んでるデブのおっさんも確か竜人族だったから
竜人族は細い人ばかりではないと思われ。
しかも、チャゴスの父親も主人公の父親も細いから
母親似なのは主人公ではなく、チャゴスだと勝手に推測。
15名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 14:53:54 ID:RhT7bKru0
チャゴス様は王家の試練が終わってから気が抜けたみたいで・・・
食べると寝る以外のことを何一つなさろうとしません。


お手伝いさん、素直に引き篭もりって言っちまいなよぉ!
16名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 22:11:18 ID:KdWUwI0L0
×お手伝いさん、素直に引き篭もりって言っちまいなよぉ!

○お手伝いさん、素直にニートって言っちまいなよぉ!
17名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 22:50:59 ID:mMoaJuMRO
σ(^^;)
18名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/31(水) 20:48:33 ID:d1UGWmjK0
イナゴは下拵えと言うか、ちゃんと処理を施してからでないと
とてつもなく食感がよろしくない。
羽根は極力むしり、好みによるが脚も全部とっておく。
そして最大の注意点、『味つけを忘れること勿れ』。
こんな馬鹿いないと思うかも知れないが、事実食わされた。
噛んだ瞬間、頭に直に響くガシャガシャッという音、
舌をチクチクと刺激する脚、鼻まで抜ける青臭さ・・・。
19名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/31(水) 23:26:32 ID:G7h0B7i0O
>>1
ぶち込むぞ(´・ω・`)
20名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 12:04:07 ID:tiXa4tkq0
20
21名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 23:08:17 ID:1Re8ofjoO
よく見なくてもエロいだろ
22名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/02(金) 19:02:27 ID:ug/FjScW0
女のマンコに付着するものは以下の通りである。
1.オシッコ
2.ウンコ。
3.オリモノ。
4.生理の出血。
5.分泌腺の分泌物

これらの付着物は細菌の栄養となるわけであるが、
マンコの環境は
1.温度
2.湿度
3.風通しの悪さ
4.様々な付着物
等によって、細菌が繁殖するのに絶好の環境となっているのである。
これら細菌の分解産物によってマンコは人体でもっとも
臭い場所となっているのだ。
23名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/03(土) 17:40:12 ID:RaCWZoMa0
ha
24名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/04(日) 05:04:29 ID:f86czlRF0
バンジージャンプしたいよ
25名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/04(日) 21:07:03 ID:ePNsl4d9O
チャゴスの口はチーズの香り
26名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/04(日) 23:01:22 ID:7CdBegqt0
>>1
そんな捏造してまで笑わせたいか。
27名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/05(月) 19:44:18 ID:Zr3AMqS00
>>26
個人的感想に捏造もクソもあるか
28名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/05(月) 19:46:21 ID:I5IRU7Nd0
>>27
捏造って単語を使いたかっただけだとおも
厨房によくある症状。許してやれ
2926:2007/02/05(月) 20:49:16 ID:9iOPcAES0
受け狙いじゃなかったんだとしたら、スマソ。
そして、来ちゃいけない所だったんだと反省します。
30名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 11:10:07 ID:r7sUgK4F0
チャゴスが国王になったら自分の誕生日には国民にマスゲームとかさせそうだな
31名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 11:26:28 ID:D0wouM5H0
>>30
言えてるかも。
あの異様に美化されてる城内の肖像画といい。
32名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 13:09:44 ID:ZlNA302T0
>>29
この板にはでぶ専がいることも忘れないで下さい。
チャゴス生意気可愛い。
33名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 20:38:50 ID:APj5dy1G0
クラビウスはチャゴスに跡を継がせる気なのかな…
34名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 20:49:53 ID:FaAtKhFD0
チャゴスってずっと部屋に閉じこもりっきりで、帝王学は学んでないのか?
35名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 23:52:10 ID:727oPJS7O
あのアホ親だからな
36名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/07(水) 16:40:39 ID:IBrEzSSZ0
 ;''゙"^""'',
 i;''_゙''"'_゙i
 d ゚..J..゚」
. (l  Y l )
 | l  |
 (_)_)
37名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/08(木) 21:24:07 ID:2PWV9gnf0
テニスの王子様という漫画の「滝萩之介」というキャラクターが好きで、
男だったら「萩之介」にすると決めていたけれど、
女の子だったので「萩」にするか迷った末に、
昔のHNだった「楓音」の「音」をとって萩音にしました。
ttp://www.tonsuke.com/katag6.html
38名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/08(木) 21:33:03 ID:P9OX4BXwO
どこに何をぶちこみたいのかkwsk
39名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/09(金) 09:06:40 ID:0v6JbP78O
デブ専ってある意味スカトロよりも変態度が高い
40名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/09(金) 14:21:18 ID:OnbTO+9Y0
デブ専ってだけじゃないだろ、チャゴスは。
41名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/09(金) 19:17:03 ID:Ca6CgmmDO
>>14 あのおっさんが竜神族っての解る描写あったっけ?最初のイベント以外行ってないから知らなかった。
42名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/09(金) 23:31:10 ID:ioBHCbjA0
主人公の出生の秘密を知った後に洞窟の上の小屋に行くとイベントが有って
そこで教えてくれる。なんでも人間界を監視するためにあの小屋にいるそうな
43名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/09(金) 23:34:29 ID:Ca6CgmmDO
>>42
ありがとうー!そうなんだ、今度データあるからやってみよう。
44名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/11(日) 01:04:59 ID:rguxapnb0
チャゴスって太りすぎで30ぐらいまでに死にそうだな
45名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/11(日) 21:19:54 ID:IXBuyC4kO
チャゴスたん妊娠させたい
46名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/11(日) 22:54:59 ID:32l0xElV0
HP20000
47名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 09:42:25 ID:uq1nr877O
だって俺王子だもん
48名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 10:45:52 ID:oyfHIWqi0
してりwwwwwwwwwwwww
49名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 10:47:04 ID:osm2qmry0
>>15
さすがにその一言はきつかろう。(プレイヤーに)
50名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 10:55:12 ID:fYopGxIM0
チャゴスとトカゲプレイしたい
51名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 19:38:45 ID:fuXIH+dx0
>>47
ベル乙
52名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 23:43:29 ID:TE8t+NXYO
>>1
エアリスには負けるけどね
53名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 23:56:01 ID:oyfHIWqi0
ミーティアと毎晩セックルしまくり
54名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/13(火) 00:14:35 ID:xNFAz4pv0
ぐふへへ・・・ミーティア、大丈夫、大丈夫だよ・・・

このせりふを聞いた時の主人公の心境はどんなモンだったんだろうな
55名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/13(火) 23:11:49 ID:deoeVHBf0
ククールが整ってるようで不細工スレスレの身体とか言ってなかったか?
56名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/13(火) 23:31:03 ID:KloiEH+c0
>>29
>>27-28
>受け狙いじゃなかったんだとしたら、スマソ。
そこじゃないだろw捏造の使い方を指摘されてるのにw
57名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/15(木) 14:14:23 ID:eFbEosMtO
オッス!オッス!
58名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/15(木) 23:34:18 ID:lv/ug9kM0
毛髪
59名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/16(金) 03:52:32 ID:W4ePUxsA0
60名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/17(土) 14:46:58 ID:x1kmUHca0
(@u@ .:;)
61バター犬:2007/02/18(日) 21:27:47 ID:JLvUYuI/0
ワンワンワン!
くさっ!このスレくさいワン!
62名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/20(火) 16:35:57 ID:efLWo1ti0
チャゴスにはデブ専とか、そういう次元を超越した「何か」を感じるよ・・・
63名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/20(火) 22:47:41 ID:qIQHvmhjO

───チャゴスここまで───



───ヤンガスここから───
64名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/20(火) 23:37:38 ID:38GsEtsF0
【ヤンガスってよく見るとエロい身体してりよな】

【ヤンガス王子ってよく見るとエロい身体してりよな】



どっちがいい?
6563:2007/02/21(水) 00:20:10 ID:g4c0KzqaO
>>64上でお願いします。
66名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/21(水) 03:20:03 ID:WVH2yYIyO
チャゴス王子とヤンガスのケツマンを交互に掘りたい
67名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/21(水) 04:13:41 ID:V67DEa3l0
>>14
いまさらの遅レスだが、あのおっさんはデブではない。
ものすごいマッチョなだけ。

彼にヤンガスを犯してもらい、こちらはそれを見て興奮する。
68黒魔導士774号 ◆MmMJFErMAs :2007/02/21(水) 17:16:31 ID:g4c0KzqaO
ヤンガスの肛門にひのきのぼうを挿入して火をつける。
69名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/21(水) 20:23:49 ID:04zM+0bq0
ヤンガスの肛門にぶっとい蝋燭を挿して火をつける。
もちろんヤンガスは逆さ胡坐の姿勢で。
70名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/21(水) 22:56:27 ID:g4c0KzqaO
ヤンガスに中出し
71名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/22(木) 03:23:35 ID:TP7C2Yvm0
ヤンガスを常に全裸で行動させる。
チートコードを使ったとしても、全裸ヤンガスのグラフィックはないと思うけれど。
72名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/22(木) 16:07:17 ID:RBSIvE7Q0
チャゴスは白いから嫌。


ヤンガスは黒いからOK。


やっぱ日焼けしている方が可愛いよ。
チャゴスも日焼けさせたい。
あ、でも色素性乾皮症とかだったらどうしよう?


ヤンガスをフィストファックしたい。
73名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/23(金) 14:53:28 ID:mNnDMRHUO
ヤンガスに中出し
74名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/23(金) 17:58:04 ID:sLVk348V0
ヤンガスよりチャゴスの方がエロい
75名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/23(金) 19:17:13 ID:9aFoKZhJ0
ならヤンガスをもう少し太らせれば済むことだ。
トルネコ目指して日夜努力!努力!
76名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/23(金) 22:26:36 ID:mfJbkQ+zO
チヤゴスのおちんちんハァハァ
77名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/23(金) 23:12:44 ID:mNnDMRHUO
>>76
>>63
78バニラビーンズ ◆BRsbobrq/Y :2007/02/23(金) 23:25:48 ID:DBt6qMpb0
   や ら な い か ?
\__________  ____/
  ア  )     __    \|  ,、_
  ッ (_ , ‐''" ̄    ̄ `''‐、 ゞ, rr〜ヅ´ ミ
  |  /            ヽ フハ    _ ミ  
. !!(     i j ///j } ト、} ミ|_.. -'_"-'´\  r'⌒ヽ
     )  ノ}. j/ノノ〃 jノ jハリ ゙i`'''Tjフ   } ミトー }
    (   }ノノ _.’- 'ノノ 冫=}  ,' ,.‐'"    { {い) /
Vヽハj⌒    i〃ー_''ニ ,、:: {ニ'”{ ,'        ゞ゙ f クァ ―
   l.  f⌒ヽ.{ ”´-'' "    `、 ',〈.、,..        ,.‐'´
    i、 i ⌒>    l!   r, ノ  l  )__.. -ァ   /
    i \((    lj  , ‐--.ィ  !   Y´_   ./   \    \\
     `、  こ、.       {   j  i j   ゙i゙   {     \    \\
79ここは既にヤンガス専用スレ:2007/02/24(土) 06:29:53 ID:kwH2lqH70
ここは既にヤンガス専用スレと化した。

下克上でがす!げーすげすげすげすげすげすげすげすげす!!!
80名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/24(土) 16:44:46 ID:o3zS5qIQO
ヤンガスに中出し
81名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/24(土) 22:59:34 ID:Tg7qo+N50
チャモロ王子に見えた
82名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 00:30:24 ID:wodTlGNWO
ヤンガスの手足を鉄棒に縛り付け背をあぶる。そして肛門にグリセリン4%のぬるま湯を注ぎヤンガスの鼻を塞ぎ排泄物を口に注ぐ。
83名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 04:57:36 ID:4RjNvqRL0
>>82
それからどうするの?
84名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 05:16:24 ID:4RjNvqRL0
ヤンガスの団子っ鼻を舐めたりしゃぶったりしたい。
そしてあの可愛い声で「あ、兄貴ぃ〜〜」とすねてもらいたい。
85名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 07:41:53 ID:wodTlGNWO
>>83 懸命に飲み込む姿を見て萌えるんだよ!
86名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 15:01:47 ID:1djvjwlJ0
なるほど。
87(作者以外)誰も読まないSS:2007/02/27(火) 02:38:58 ID:ndajFMLB0
オッス、オラ、アクト。トロデーンの兵士だが、訳あって王様と姫に付き添って旅をしている。
王様の肌は緑色で、姫さまは四本足だが、そんな事はどうでもいい。
もちろん、本人達にとっちゃどうでも良くないんだけれど。だって呪いをかけられてそんな姿になっちゃったんだから。
俺はどうであれ、このお二人に忠誠を尽くすだけさ。
でも、旅をしながら忠誠を尽くすというのは、けっこう精神的にやばい物が溜まってくるもんだ。
俺だっていいかげん疲れているのに、王様が、ああせいこうせいとのべつ指図してくるんだもんな。
そんな俺のストレス解消は…

…最近、俺の弟分になるとか言ってついてきた、あのガタイのぶっといおっさんことヤンガスだ。
実を言うと、胸の大きな村の名士のお嬢ちゃんも、元領主の息子の聖堂騎士団出の兄ちゃんも、
一緒に行動しているんだけれど、俺はどういうわけか、ああいういいとこ育ちの人とはそりが合わない。
小さい頃からお城に暮らしているのに不思議だろ?
俺は惹かれるんだよ。ヤンガスの、あの太い胸、ぶっとい四肢、丸い鼻、ちっこい目。
オス臭い肌のにおい。ゴワゴワする体毛。
城近くの橋で、ひとめ見た瞬間に、こいつを手放しちゃならんと思った。
橋から落ちたのを助けたときに、希望はしていたが期待はしていなかったことを、ヤンガスはしてくれた。
つまり、俺の子分になる、と。そう言ったんだ。王様もいる目の前で。
なんだったら王様に証人になっていただいたっていいぜ。「確かにこの耳で聞いた」とのたまうさ。

俺の目も、心も、もうあいつに釘付けだ。なんとか二人きりになる時間がほしいもんだが。
二人きりになったら、あんなことをして・・・こんなことをして・・・むひひひ。
88名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/27(火) 21:41:06 ID:LzeG9AaPO
88
89バニラビーンズ ◆BRsbobrq/Y :2007/02/27(火) 21:42:09 ID:TwUA3MDM0
    _.-~~/
    /  /
   / ∩∧ ∧  こんなクソスレは荒らしてやるぜ!!!!!!!!!!!!
   / .|( ・∀・)_
  // |   ヽ/
  " ̄ ̄ ̄"∪

    _.-~~/
    /  /
   / ∩∧ ∧
   / .|( ・∀・)_
  // |   ヽ/
  " ̄ ̄ ̄"∪          J('ー`)し
                    (  )ヽ('∀`)
                    ||  (_ _)ヾ



     ____
   /     /   パタン
    ̄ ̄ ̄ ̄



     ____
   /     /   今日はこのくらいにしてやるよ・・・
    ̄ ̄ ̄ ̄
90名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/27(火) 22:07:12 ID:T7yR4qdwO
>>87
ワッフルワッフル
91(作者以外)誰も読まないSS02:2007/02/27(火) 23:32:10 ID:Zlm0sTZ70
>>87
ヤンガスのことを「ちっこい目」と書いてしまった…むしろわりと大きい目なのに。
瞳は小さいけれど。あと、口も小さいけど。


今日はパルミドの井戸の底にある怪しいクラブに迷い込んでしまった。
ヤンガスはこの町の出身で、知り合いも多いらしいけれど、この井戸のことは知らなかったらしい。
だって、なんか目がひょこひょこおどけてたんだよ?
「あ、兄貴、ここはなんだか怪しさ大爆発な場所でがすぜ?早く出るでげすよ。」
「ぷっ…ヤンガスの、その『怪しさ大爆発』って、あたしの真似よね。
 でも、たしかにここは、パルミドの中でもとりわけ怪しい場所よね。とってもかぐわしいし。」
「こんな地下で、ガンガン火を焚いて、よく空気が足りるもんだな。そういう意味でも怪しいぜ、ここは。
 それより、俺はさっさとこんなとこからおさらばしたいんだがな、アクト。」

…みんな勝手なことを言っていたけど、俺はヤンガスが今にも逃げ出しそうに腰が引けているのを見てしまった。
目の前の鍋には、なにか薬草を入れた熱湯が煮えたぎっているんだが、もしこれがもう少しぬるいお湯だったら、
ヤンガスをひんむいて、鍋に放り込んで、よーく洗ってやって…
うん、この薬草は、いい香りがするな。
あれ?ゼシカとククールはどうしたんだ?
「アクト〜、もう出ましょうよ、私達までサウナにはいっている必要はないわ!」
「お前、こんな臭くて暑い所にこもってるなんて、ひょっとしてマゾか?」
ヤンガスも俺の袖を引っ張る。
「兄貴〜、出ましょうぜ。このままここにいたら、この男たちが、どんなことを始めるか、気が知れないでげす。」
トーポもものすごくだるそうだ。
俺は、みんなの言うことに従って、出ることにした。
だからって、ヤンガスがここでどんな挙動をみせたかを忘れたわけじゃないから。
92名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/27(火) 23:50:32 ID:HpWEAoLUO
>>91GJ!続きが気になるぜ!
ヤンガスがいつ何かされるか・・・ハアハア(´Д`;)
93(作者以外)誰も読まないSS03:2007/02/28(水) 00:09:08 ID:NVjqqrTP0
うん、俺たちの旅の目的は、王様と姫様の呪いを解くことさ。
それには、西のほうへ逃げたという呪いの道化師ドルマゲスを捕まえて成敗しなくちゃいけない。
ゼシカもククールも、身近な人をドルマゲスに殺されてしまったので、
俺なんかよりもずっとそいつに恨みを持っていて、たいそうなお仕置きを加えてやろうと手薬煉引いている。
うん、俺?俺は、王様と姫様と、お城の人たちが呪いから解かれて、元のように暮らせることができるなら、
べつにドルマゲスなんて追及する気はない。
でも、ゼシカやククールに協力して、ドルマゲスにお仕置きをする手伝いをしなくちゃならない。
お仕置きか…あんまりやりなれてないな。お城には悪い人なんていなかったし。
うん、そのうち、折を見つけて、ヤンガスで練習しようかな。むふ。

でも、そんな機会というのは、驚くほど見つからないものだ。
ヤンガスの元カノだという人に会ったけれど、ヤンガスの弱みは分からなかった。
いろいろあって船を手に入れて、「よっしゃー!これで二人きりになれる部屋ができたぞ!」と思ったけれど、
中は樽みたいに広くって、間仕切りもなくて、寝るときは6人全員でダブル川の字さ。(六人ってのは、姫様も含めてということ。)
西の大陸に着いて…ベルガラックのカジノが閉まっていたのでがっかりして…キラーパンサーを呼ぶ鈴をゲットして…
姫様の許婚(これがぶっさいくなんだなあ)が住む国に行って…その許婚のためにトカゲのエキスを引っかぶってやって。
そうそう、この許婚というのが、不細工なんだが、ヤンガスみたいなぶっとい腹と、肉のたっぷり付いた腕と足をしてるんだ。
カジノが大好きで、城を抜け出すのに(じつは彼は王子なんだ!俺のヤンガスのほうが王子にはふさわしいけれどな。)、
樽に穴を空けたものを作って、樽に変装しようとしたらしい。
しかしあんな太っちょ王子の入れる空き樽がよく見つかったもんだ。さすが大国は違う。
べ、べつに、トロデーンが小国だなんて言ってないからな!ただトロデーンでは毎年恒例のバザーなんかないけれど…。

だいぶ話がそれてしまった。
そうそう、俺たちは、ドルマゲスが隠れたという闇の遺跡に入るためのカギを手に入れたんだ。
94(作者以外)誰も読まないSS04:2007/02/28(水) 01:43:58 ID:NVjqqrTP0
カギって言ったけれど、普通の鍵じゃない。魔法のこもった鏡なんだ。
それで闇の遺跡ってやつの封印を破って中に入ったら、なんかいるんだよ。
「オオーン、オオーン…」
メラゴーストか。別にこんなザコは後回しでもいい。テンションためりゃすぐ倒せるし。
いちおうヤンガスが先頭に立って、俺たちは先に進んだ。ヤンガスの背中は広くていいなあ。むしゃぶりつきたくなる。
でも、ツインテールの姉ちゃんと、銀髪のあんちゃんが一緒に控えているし、
「覚悟しろ、ドルマゲス!いま仇を討ってやる!」的なオーラをガンガンに出しているもんだから、
こっちものんきにヤンガスに跳びつくわけにもいかないんだよなぁ。
なんか水門やら橋やらの多いフロアを抜けて、サイズだけはやたら立派なレリーフのあるフロアを抜けたら、
魔物の像のあるフロアに出た。
その部屋の先から、なんだか禍々しい空気が流れてくるのが、俺でも感じとれる。
ゼシカやククールならなおさら敏感に感じ取っているようだ。
さて俺のヤンガスは…っと見ると、呑気に鼻くそなんかほじほじしてやがる。かわいいなあ。
あ、指で弾き飛ばしたぞ。お、さまよう魂に当たったぞ。やつがなんか言ってる。
「レティスの翼を奪いし者だけが、闇の神殿の奥に進めるであろう…」
部屋の上のほうに、鳥と賢者と魔王を描いたらしいレリーフがある。どうやら、レティスというのは、あの鳥のことだな。
「よし、進み方がわかったから、さっさと道を開こうぜ。たぶんこの像に仕掛けがあるはずだ。
 そうだ、像が二つあるから、二手に分かれりゃ早いんじゃねーか?」
ククールが言って、俺の腕を掴み、そばの石像のところへ引っ張っていく。
お、俺は、ククールよりもヤンガスと一緒にいるほうがいいのに…。
ヤンガスはゼシカと一緒に、もう一つの像を調べている。なんだかやたらと仲睦まじく見える。
俺の気のせいだといいんだけれど…もしゼシカが俺のヤンガスを奪ったら、名家のお嬢様とて容赦しないぞ。

で、像にスイッチがついていて、それを押すと像が光線を発射して、それでレティスの翼が焼けたんだ。
床が下がって、奥に進む道が開けた。
95(作者以外)誰も読まないSS05:2007/02/28(水) 03:21:17 ID:NVjqqrTP0
この後のことを手っ取り早く話すと、俺たちは地下で体を休めていたドルマゲスと戦って、みごと倒しおおせたんだ。
一時はどうなるかと思ったよ。でも、みんな何とか一命を取り留めた。
…ちょっと残念だった。不謹慎だってことは、重々承知で言ってるけどな。
だって、うまくいけば、ゼシカとククールが倒されて、俺とヤンガスの二人きりでドルマゲスを倒して、
『ヤンガス、よく頑張ったね』
『あ、兄貴ぃ〜、あっしは今日ほど嬉しい日はめったにないでがすよ〜』
とか互いに言いながら、人目を気にせず抱き合えるんだぜ?
そのときにあんなところやこんなところを触り放題にできるじゃないか。
そうそう、ドルマゲスには、うまくお仕置きができなかった。だって俺の装備は槍だったし。

それで、なぜか王様がダンジョンの最深部まで駆けつけてきてさ(モンスター的な姿だから攻撃されないのかな?)、
まあいろいろねぎらってはくれたけれど、結局呪いは解けないでやんの。
あーあ、無駄骨折りだったみたい。でも、ドルマゲスでなかったら、誰が呪いをかけたんだろうか。
いや、俺の勘違いだった。どうやら、ドルマゲス自身も呪いにかかっていたらしいんだ。
おそらく、その呪いの力が溢れ出して、他人にも呪いを掛けられるようになっちまったんだろう。
そうだよな。でなけりゃ分身したり背中から翼を生やしたりするはずがないからな。はた迷惑なやつだ。
言い忘れていたけれど、ドルマゲスはトロデーンの宝の杖を持ち逃げしていたんだ。
それを拾ってから帰らなくちゃ。あ、ゼシカが見つけて拾ってくれたね。
じゃ、みんなで一緒に帰ろうか。

…まさか、あの杖を手にしたおかげで、ゼシカが行方不明になるとは思わなかった。
サザンビークの宿の人たちの話によると、町から北に向かったそうだけど…やばいじゃん!
あそこには関所があるんだよ?トラペッタ南の関所のように、衛兵達が行方不明になってなきゃいいけれど。
俺も近衛兵という役割がら、兵士の大変さはわかっているつもりだ。
とくに、うちの王様みたいなワガママな人につき従っている人の大変さはね。
96(作者以外)誰も読まないSS06:2007/02/28(水) 03:57:01 ID:NVjqqrTP0
俺たちは男4人と姫様ひとりで、北へ向かったらしいゼシカを追った。
途中、破れた関所を通って(俺の悪い予想が当たった!)、着いた先はリブルアーチという立派な町だ。
町は襲われた気配はないけれど…げっ!何だあれは!
いかにも金持ち趣味なお屋敷のまわりに人だかりがしている。
理由はすぐ分かった。ゼシカが宙に浮いてるんだ。杖を持ったまま。
顔が青くなってる。それと、ペチコートが丸見えだよ。枚数まで数えられそうだ。
屋敷の主人のハワードというおやっさんが出てきて追い払おうとしたけれど、ゼシカは動じだにしない。
あーあ。骨の髄まですっかり呪われちゃってるよ、こりゃ。
でも、俺たちがきたのを見て、「これじゃ分が悪い」とか言って、どこかに行っちゃった。
追っかけなくちゃ。追っかけて、捕まえて、正気に戻してやらないと。

…というのは俺の早合点。ゼシカは、「じきに戻ってくる」と言い残して行ったんだ。
だから、このハワードのおやっさんの屋敷で罠を仕掛けて待ってりゃいいわけだ。
そうそう、このハワードのおやっさん、口と顔は悪いが、体格は贅肉がタプタプとしたなんともいえず可愛い人なんだ。
顔が俺のヤンガスのようだったら、もっと可愛かったんだけど。
それで、朝といわず、夜といわず、そばに侍らせて、そのプヨプヨした体をもてあそんでやるんだ。
錬金釜で合成できないかな。できるわけないか。言ってみたかっただけさ。

ゼシカを捕らえる(言葉が悪いけど)罠だが、ハワードさんが作り方を心得ているってことで、
俺たちはその材料を取りに行くことになった。
なんでも、ライドン・クランバートルという人が、その材料になる宝石のことを知っているただ一人らしい。
だから、ライドンさんに聞きにいかなくてはならないって事だ。
ったく、ハワードさんよ。あんた、町の有力者なら、そういう大切な宝石のありかくらい知っとけよ。
町の人に聞くと、ライドン・クランバートルは、町を出て北東のほうで、塔を建てているらしい。
独りでかい!
やれやれ、とんでもなく遠くへ行くことになりそうだ。でも、俺のヤンガスは、いつでも俺のそばにいてくれる。いい奴だ。
97名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/28(水) 12:30:49 ID:99HXF7OCO
ヤンガスのエロSSキボンヌ
98名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/28(水) 23:06:17 ID:Wkxi1PeW0
>>98
これからエロくなるところだからちょっと待ってて。
99名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/01(木) 03:41:25 ID:Dde5M7DFO
期待age
100(作者以外)誰も読まないSS07:2007/03/02(金) 05:13:51 ID:aZTqjjIq0
さて、俺、ヤンガス、ククールの三人は、王様と姫様の馬車と一緒にライドンの塔へ向かった。
すごく高い塔だという話なので、遠くからでも見えるだろう。
ライドンの息子という人から、塔に入るための鍵 − 石の剣も受け取っている。
ヤ「そういえば、ライドンのおっさんて、どんな人でがすかね?
  顔も分からないのに、会ったところでしょうがないでげすから。」
ク「さあな。さっき息子だという人に会っただろ?あの人に似てるんじゃないか?
  どのみち塔にはライドン一人だというから、行けばすぐ分かるだろうよ。」

けっこうモンスターとも戦っちゃったけれど、俺たち一行は塔の前に着いた。
ライドンの息子さんから教えられたとおり、扉にある穴に石の剣を差し込むと、扉が開いた。
「うわ〜、これを登るんでげすか?なかなか大変そうでげすな。」
「何とかと煙は高いところが好きと言うけれど、そのライドンとかいう親父さんも、何とかの仲間に入ってるんじゃないか?」
二人とも勝手なことを言い合っている。
俺たちは、王様と姫様を塔の麓で待たせて、さっさと塔に入った。

「な、なんだよ、これ!?」
俺たち三人は、異口同音に言い合った。だって、目の前には、シーソーがあるんだぜ?
シーソーだよ、シーソー!子供の遊ぶあれさ。でも、そのサイズははるかに巨大だ。
そして、俺たちのすぐそばに、人影が見えた。
ひょっとして、ライドンさんか?
いや、そうじゃなかった。俺の見間違いで、それは、剣士の石像だったんだ。
どうやら、シーソーだのなんだのといったからくりを解いていかないと、上にはたどり着けないらしい。
「兄貴〜、あっしにはこういうややこしいのは分からないでがすよ。兄貴に任せたでがす。」
ヤンガスが甘えてきた。
「あ、俺も面倒だから、お前に任せるよ。こんな所で頭を悩ませるなんて、俺の明晰な頭脳がもったいないね。」
ククールも押し付けてきた。なんかいけ図々しいんだよな、こいつ。
101(作者以外)誰も読まないSS08:2007/03/02(金) 05:33:04 ID:aZTqjjIq0
俺だって、生まれてはじめて入るこの塔のからくりがどうなっているか知ってるわけがない。
とにかく上を目指すつもりで歩いてはみたんだけれど、シーソーはあるわ、無駄に階段が多いわで、
もうどっちへ向かっているのか判らなくなっちまった。
おまけに、ここにはモンスターが出るんだよ。そうそう、入り口のところにもスライムが一匹いたけど。
あんな可愛げのあるやつじゃなくって、サイレスだの、エビルスピリッツだのといったしつこい奴らばかりなんだ。
しまいには、道を探してるんだか、経験値稼ぎに来ているんだか分からない状態になってしまった。
ヤンガスもククールも、もうくたくたみたいだ。
「ア、アクトの兄貴、少し休みましょうでがすよ〜。」
「俺もMPがそろそろ尽きかけている。魔法の聖水か祈りの指輪はないか?」
ククールに言われて、俺は袋の中を探ってみた。そのとき、人影が現れたんだ。
またモンスターか?それとも、今度こそライドンさんか?

あいにく予想は悪い方へと転んだ。モンスター、それも石造りの大きなやつ…動く石像だ。
石像のくせに動くな。いや、いまそんな事を言っても始まらない。それに、むこうは俺たちと同じ三人だ。
しかも、本気で攻撃する気でいるらしい。目の色が違う。
せめて見過ごしてくれればいいのに。他人の建てた塔に勝手に住み着いている魔物の分際で、態度がでかいんだよ。

そんなことを思う間もないうちに、ヤンガスは斧を、ククールは剣を手にして、戦いの態勢に入っていた。
「アクトも戦ってくれ、道具はあとででいいから!」
「あっしもベホイミくらいならできるでがすっ!」
俺も槍を構えて、丁々発止とやりあった。べつに駄洒落じゃないよ。
そして、何とか動く石像を倒したんだ。
まったく、いきなり襲い掛かってくるなよ。・・・あれ、ククールは?ククールのやつ、どうした?
なんと、ククールが死んでしまっているではないか。これはどういうことだ。
「あ、兄貴〜、その、ベホイミしようとしたんでがすが、つい魔物と戦う方に気を取られちまって…。」
ヤンガスが、心底申し訳なさそうだという表情で、俺にすがり付いてきた。
102名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/03(土) 06:40:43 ID:kPUjPglOO
保守ですかそうですか
103名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/03(土) 18:08:12 ID:kPUjPglOO
続きキボンヌage
104名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/03(土) 18:10:16 ID:+1dwbTIX0
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   `i  / , -'´ /      ヽ_, -'´       l   \        ',
                    l //   l   ,=ニ=、     _-ニ=   \   \      〉
              ∧      〉'   i、 |   _     ´, --、   _`フ'´ ヽ    /
              /  \_/   ,ヘ__| \| ,ィ´   ヽ    /  _ヽ  ヽ、  _,  \  /    _ 
             l         /!      ´  ̄ヽ_i    !,イ´  `    \'´ _人 `'、__ノ´ !
             ヽ  ヽ、  //      _,ィ‐-、     ,ィ⌒ヽ、      ̄!  ヽ      !
              \   ー'  /       `ヽr'ヽ! ,i_!_ i_jイ-'´        `ヽ      /
               `ー,┬-イ l      """   `ソ    ヽ   """"       |ヽ__/
               <´ l └!_j           l       !            !_j _j l
                `ヽ!ヾ ,            ヽ ,, ,,              ,__ノ
                  `ー|                              |
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105(作者以外)誰も読まないSS09:2007/03/03(土) 22:30:43 ID:wLotpCgj0
ちっ、と俺は舌打ちをしてやった。ヤンガスに聞こえるように大きな音で。
ヤンガスが、すがりつくような目つきで、俺の顔をのぞきこむ。トロデーン東の橋を壊して落ちかけたとき以来の顔だな。
俺は、おずおずと俺の顔を見詰めるヤンガスの両目を、きっと睨み返してやった。
ヤンガスの全身がびくっと震えたのが、俺にも分かった。本人は本気で反省しているんだろう。
俺は、黙って、棺桶状態になっているククールを指差した。
「ク…ククールを、担ぐんですかい?」
その必要はないだろう。だって、棺桶というものは、自動的に仲間のあとをついて動くものじゃないか。
俺は、ヤンガスに、一回外へ出て王様にククールの棺桶を預かっていただこうと言った。

トロデ王様はあきれた面持ちで俺たちを見詰めた。
「やれやれ。ゼシカが呪われたかと思ったら、今度はククールまで死ぬとは!頼りにならん家来じゃな。
 どうするんじゃ?教会で生き返らせてもらうのか?」
いや、それは考えていない。俺は、ヤンガスと二人でライドンさんのところへ行くつもりであることを、王様に伝えた。
「ちょっと不安な気もするが、一刻を争う場合だから、仕方あるまい。くれぐれも気をつけておくれよ。」
「ヒヒン(アクト、わたくしも、無事を祈っておりますわ)。」

「兄貴、あっしと二人きりで、大丈夫でがすかね?」
塔の階段を登りしなに、ヤンガスが尋ねかけてきた。
「大丈夫」というのは、むろん、ライドンさんに会えるかどうか、ということだろう。
俺は、それには答えず、そのまま塔の中へ入った。そして、後からついてくるヤンガスに向き直り、彼の前に立ちはだかった。
「あ・・・兄貴!?」
俺は、びくびくしているヤンガスの顔を見据え、はっきりと告げてやった。
回復役として欠かせない(戦闘でもそこそこ有用な)ククールを失ったことの損失。
これから登るこの塔の高さ。もしかしたらてっぺんまで行かなければならないかもしれないのに。
適切なときにククールにベホイミをかけてやらなかったヤンガスの迂闊さ。
「す、すまんでがす〜」ヤンガスはしゅんとなっている。
「兄貴のためならなんでもするでがすから、今回は許してくれでがす!」
…きた。このセリフを待っていたんだ。



106(作者以外)誰も読まないSS10:2007/03/03(土) 22:55:07 ID:wLotpCgj0
俺だって、まさかこうもお誂え向きにククールが死んでくれることを期待していたわけじゃあないし、
いくらヤンガスと二人きりになりたかったからといって、ククールが死ぬことを願っていたわけじゃない。
だけど、目の前にこんな旨そうなガタイのおっさんを出されて、しかも邪魔する奴などいない、となれば、
誰がこれに手を出さずにいられるかい?

俺は、ヤンガスが「なんでもする」と発言したのを聞き逃さなかった。
そこで、俺は言った。本気で何でもするというのなら、まず、そのもふもふの上着を脱げ、と。
それから、その履いているかぼちゃズボンと、腰のだんびらと帯も外せ、と。
「あ、アクトの兄貴、こんな魔物のいる塔で、脱ぐんですかい!?」
そうさ。だって、何でもすると誓ったばかりじゃないか。元山賊だろう?男なら二言は無いだろう。
だいたい、脱いだって、見ているのは俺とヤンガス自身、それにモンスターばかりだからな。
兄貴になら裸を見せたって構わないだろう。あと、ライドンさんも見るかもしれないが、それはまた別の話だ。
ヤンガスは、しおしおと服を脱いで、靴とステテコ、それに帽子と斧と盾だけになった。
俺はヤンガスの服を袋に突っ込むと、ヤンガスが先に立って進むようにと促した。
ヤンガスの幅広くて寸詰まりの背中には、形のいい背骨と肩甲骨が、脂に埋まっている。
昔の傷なのか、浅黒い皮膚にひと筋白く、引き攣れたような痕が入っている。

あのシーソーやら階段やらを昇り降りして、俺たちはさっきククールが死んだあたりまで来た。
「兄貴、ここから先は未踏の地でがすよ。」
そんなのは分かっている。俺の予想だが、この上のフロアには、もっと強い敵が出るだろう。
(それを倒しているのか手なずけているのか知らないが、無事でいられるライドンさんという人は、とんでもない親爺なんだな。)
俺は自分の予想をヤンガスに告げて、しっかり俺を守るようにと言った。
「合点でがす。ああ…しかし、兄貴に怪我をさせちまったら、どうしたらいいでがしょう?」
ん、俺が怪我したとき?そりゃあ、ベホイミしてくれよ。
それと、…そのケガがヤンガスの不注意のためなら、お仕置きが待っているからな。
107(作者以外)誰も読まないSS08:2007/03/05(月) 06:25:11 ID:N+GKoTZh0
さて、俺たちがこんな話をしている間に、モンスターさんたちがお見えになりました、と。
頭が5つあるモンスター・・・エビルスピリッツだ。3匹いるな。
「兄貴!先に攻撃するでがすよ!」
ヤンガスは斧を引っつかんで駆けて行く。俺は槍を持ち直すと、全身に力をためた。
ヤンガスは斧無双をはなった!エビルスピリッツたちに 平均63のダメージ!
ステテコパンツ一丁になったヤンガスの背中の贅肉が、むにむにとうごめいているのが可愛らしい。
エビルスピリッツは 甘い息を はいた!
アクトは ひらりと 身をかわした!ヤンガスは 眠ってしまった!

次のターンで、俺は槍でなぎ払いをかけ、エビルスピリッツたちを一掃してやった。
ヤンガスは立ったまま、まだ眠っている。なんて可愛い寝顔なんだ。
起こそうかどうしようかちょっと迷ったが、そのままにしておくことにした。代わりに、ステテコパンツをおもむろに引き下ろす。
最初はヘソが見えた。次に、二段になった腹がのぞけて、やがてジャングルが見えてきた。
うん、これこれ。ゼシカもククールも王様もいない今、ヤンガスを自由にしなくちゃ男が廃るってもんだ。
(トーポは勘定に入っていない。どうせネズミだから、わけが分かってないしさ)
ヤンガスの体格と同じく、太くて短めのオス棹が覗けてきた。その後ろには、だらんと伸びきったふぐり袋がついている。
俺はまず、ヤンガスのステテコパンツに顔を突っ込むと、思い切り息を吸い込んだ。
ヤンガスのむせ返るような体臭が、俺の鼻腔を刺激する。無意識のうちに、口によだれまでもが湧いてきた。
さてそれじゃ、ヤンガスのソーセージをいただくとするか…ん?

「あ、兄貴っ!そそそ、そんなところを覗き込むなんて、破廉恥でがす!」
ほう?そうかもしれない。でも、元はといえば、エビルスピリッツごときに眠らされてしまった弟分のせいじゃないか。
緊張感に欠けているから、あんなへなちょこブレスも避けられないんだよ。
俺は、やっと目覚めたヤンガスの鼻先に、槍(むろん武器の方だ)を突きつけた。
この先何があるか分からないのだから、こんなブレスなどでやられていたらどうしようもないぞ。
108名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/05(月) 16:54:12 ID:7fp/EuY0O
過疎りすぎ(´・ω・`)
109名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/06(火) 17:25:22 ID:uqxTGFb0O
保守、楽しみにしてるぜ
110名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/06(火) 17:50:03 ID:flbz8FZHO
キモいが不覚にも勃起した
111名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/07(水) 07:18:36 ID:51LRl80uO
職人来てくれ!
112名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/07(水) 09:19:49 ID:77e2sU2ZO
エッチな下着男用をヤンガスに着せたい
その格好で戦わせたい
113名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/07(水) 09:24:48 ID:0VDxC6N5O
ヤンガス×馬姫の獣姦まだー?
114名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/07(水) 14:42:11 ID:51LRl80uO
>>113獣姦しようとして兄貴とトロデに見つかりお仕置きされるのキボン
115名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/07(水) 17:50:26 ID:/X2qt/YL0
パルミドの井戸に放り込んで一ヶ月放置したら
きっとモテモテだろうなwそうすればEDも大きく変わる
116名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/07(水) 23:52:49 ID:ywlDFQ9H0
>>115
あそこはハッテン場だからマッチョなオジ様たちに掘られまくるだろ
117名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/08(木) 07:15:17 ID:Mz0tB4xCO
あまりあげるな。職人が来なくなる。
118ここは既にヤンガス専用スレ:2007/03/08(木) 23:50:22 ID:kEk4HU550
「はい、今後はあっしも覚悟するでげす。でも、兄貴も、あっしが寝ちまったら、キアリクぐらいしてくれてもいいでがしょう?」
それもそうだ。でも、自助努力も大切だよ。
そうだ、俺が、簡単に出来る自助努力の手段を指南してやるとしようか。
そこで俺は、ヤンガスに、今履いているステテコパンツを脱いで手に持つように命令した。
つまりマッパフルチン(オヤジ臭い言い方だ)というわけだ。
こうして股間とケツの割れ目をすうすう涼しくさせていれば、ブレス攻撃くらいで眠ったり麻痺したりはしないだろう。
「あ…にきぃ・・・・・・あっしは、今、こうして手に盾と斧を持っているんでがすよ?これ以上のものは持てないでがす。」
そんなのは俺が袋に入れといてやる。技は格闘技を使え。いつでもステテコダンスが踊りだせる状態で歩け。
どうしても嫌なら、その履いてるステテコを腰の部分だけ除いて破いて、股間は丸見えの状態にしてもいいんだぞ?
「そんな事したら、あっしのステテコダンスのパワーが無くなっちまうでがす…分かったでがす。
 兄貴しかいないこの塔の中だから、特別に脱ぐんでがすぜ?」

俺の2歩くらい前を、ヤンガスの薄茶色の丸い尻肉がむにょむにょとリズミカルにうごめいている。
俺の体に先天的に付いている兵士の剣は、ヤンガスの尻の中に突っ込みたくて、すっかり長く硬くなっている。
俺は、ヤンガスの靴も強制的に脱がせたので(靴を脱いだ方がステテコを足から抜きやすいだろう、と言ったのだ)、
いまのヤンガスは、トゲトゲつきの帽子と、手に持ったステテコ以外は、生まれたままの格好になっている。
このまま後ろから押し倒しちゃおうかな。
いや、ゼシカのことや、下で待っている王様たちのことも考えて、早く戻らないと…。
うう、でも、ヤンガスの中に俺の情欲を吐き出せるこんな絶好のチャンスなんて、まず来ないんだけどなあ。

とか俺が思い煩いつつ歩いているうちに、剣士の石像のあるフロアに来た。この石像は、シーソーを傾ける重りに使うのだ。
何で分かるかって?だって、いかにもそんなふうに操作してほしそうな場所においてあるじゃん。シーソーのそばという場所にさ。
「じゃあ、こいつをこのシーソーに乗っけるでがすよ。せえのっ。」
ちょっと待て、ヤンガス。なんかモンスターが現れたぞ。
119(作者以外)誰も読まないSS13:2007/03/09(金) 00:15:50 ID:cK/ST0+a0
現れたモンスターは…動く石像が2匹だ。
向こうもこちらに気付いてのっしのっしとやってきたが、こっちはそれよりも早く戦いの準備が出来ていた。
よし、ヤンガス、命令させろ。ステテコダンスを踊れ。俺はテンションをためる。
「合点でがす!」
ヤンガスは ステテコダンスを 踊った! ♪テン・テン・テン スッチャラカチャンチャンチャン、イヨッ!
動く石像Aには 効かなかった! 動く石像Bは ショックを 受けた!
アクトは ヤンガスの股間が ぶりんぶりんと揺れるのを見て 激しく興奮し テンションが一気に75上がった!
動く石像Bは 驚きすくみあがっている!
動く石像Aの 攻撃! アクトは 58の ダメージを 受けた!
これというのも、ヤンガスがきちんとダンスを踊らなかったせいだ。あとで罰しなくちゃ。
「兄貴!大丈夫でがすか?」
ヤンガスは ベホイミを 唱えた! アクトの HPが 58回復した!
アクトの 攻撃! 動く石像Aに 328の ダメージ! 動く石像Aを 倒した!
動く石像Bの 攻撃! ヤンガスは ひらりと 身をかわした!
動く石像Bの 攻撃! ヤンガスは ひらりと 身をかわした!
動く石像Bの 攻撃! ミス! ヤンガスに ダメージを 与えられない!

おいおい、何だよこいつ?ヤンガスばかり狙っていやがる!俺のヤンガスに何をする魂胆だ?
はっ!まさか!ひょっとして、こいつ、俺のヤンガスを…!?
「アクトの兄貴ぃ〜!その動く石像、眼差しがなんだか不気味で怖いでがす!
 いつもは兄貴を守る方だが、今はあっしを守ってほしいでがす!」
俺もその動く石像の目を見た。そして納得した。こいつも俺と同じ、ヤンガスに欲情しているんだってことさ。
駄目だ。ヤンガスは俺のもの。俺が先に手を付けるんだ。モンスターなんかにゃ渡すもんか!
俺は素早くヤンガスを自分の胸に抱き寄せると、そのまま動く石像に向き直り、槍を斜にして構えた。
ヤンガスの固太りした卵形の腹を、俺の硬直した肉の槍が、理性を失ってつつきまくる。
まだ理性のある俺の上半身は、動く石像に立ち向かい、砂塵の槍でつついてやろうと身構えている。
120名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/09(金) 21:31:58 ID:6yQ8TXqVO
保守
121(作者以外)誰も読まないSS14:2007/03/09(金) 23:52:12 ID:Ue6n51+K0
どす、どす、どす、と足音を鳴り響かせて、動く石像Bがヤンガス目掛けて走ってくる。
当然ながら俺を目掛けて走ってくるわけでもある。
俺の胸は、ヤンガスの肌から噴き出る汗で、じっとりと湿ってきた。
俺は、槍先をモンスターに向け、まっすぐに狙った。ヤンガスが俺にしがみ付いた。
アクトの攻撃!会心の一撃!動く石像Bを倒した!
ふう、ひと仕事済んだ。これでヤンガスは再び俺のものだ。ん、どうした、ヤンガス?もう離れていいんだよ。
それとも、そんなに俺に抱いてほしいのかな?かわいい奴め。
「あっ、兄貴っ、あっしのケツの穴に、なんか入っちまってるでがすっ!むずむずするでがすっ!」
なに?そんな不埒な奴は誰なのか、早急に確かめないと。
そこで俺は、構えていた槍を下ろそうとして、大変な事実を発見した。
ヤンガスの肛門に入り込んだ奴というのは、いま俺の手にしている、砂塵の槍の柄だったのさ。
俺の片手の指がちょうど回りきるくらいの太さで、飾りの金属もかぶせてあるんだけれど、それがすっぽり入っちゃってる。
俺が槍をまっすぐに構えたときに、ちょうど中に入っちゃったんだな。
しかし、ヤンガスのアナルが、こんなに簡単に伸びるものだとは思わなかったぞ。
もしかして、俺の鎮舗も受け入れてくれるかな?
俺は、ヤンガスを床に四つんばいにさせると、ヤンガスの後ろに回った。
ヤンガスのアナル周りは、少し切り傷が入って、血がにじんでいる。
俺は、ヤンガスに、動かないようにと言ってから、槍の柄を握った。そのまま、少しずつ捻りながら中へ押し込む。
槍は、茹でたジャガイモにフォークを刺すときのように、柔らかい手ごたえとともに押し込まれていく。
「あうっ、あっ、あっ…兄貴、あっ、まだ、抜けないんでがすか?」
どうやら、ヤンガスがアスホールに挿入されたのは、今回が初めてではないようだ。
悔しいな。俺がヤンガスの隧道の開削者になるつもりだったのに。
さて、抜いてやるか。俺は、ヤンガスの背中に脛を載せて踏ん張ると、そのまま槍を引っこ抜いた。
ちゅぱっ、という水音とともに、槍は抜けた。ヤンガスのアナルは、少し血を噴き出したが、ゆっくりとつぼんでいく。
俺は槍の柄をよく見定めた。少し湿り気を帯びて、くすんだ赤の筋がついている。これはおおかた血だろう。
122名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/10(土) 01:27:27 ID:FkI1Pp97O
壁の袋をもそもそするヤンガス萌え
123名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/10(土) 23:39:59 ID:g2z9zzimO
エイジ
124名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/10(土) 23:44:41 ID:FkI1Pp97O
ア゙ニ゙ギー
125名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/12(月) 07:00:25 ID:m0CEYocnO
保守
126名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/13(火) 00:35:40 ID:G+8GWbaOO
保守
127(作者以外)誰も読まないSS15:2007/03/13(火) 01:32:05 ID:xaHEi1Rl0
「兄貴、もう立ち上がっていいでがすか?」ヤンガスが聞いてきた。
いや、ちょっと待ってろ。血が出ているから、おれがいい薬を付けてやる。
え、ホイミ?おいおい、これからまだ塔を登るってのに、このくらいのケガで呪文を浪費していちゃ駄目さ。
俺は自分のズボンを下ろすと、股間のいきり立ったものを空気中に解放した。
先っちょはじっとりと粘り気のある汁で濡れている。
これをヤンガスの肛門に…いや、もしかしたら、槍が入っちゃった拍子に、直腸の中も傷ついてるかもな。
よしよし。兄貴が、今、いい薬を塗ってやるからな。
俺は、四つんばいのままのヤンガスの腰に自分の腹を置いて、逸物をヤンガスのアナルにあてがった。
「あああ、あにきぃ〜〜〜〜!?!?ななな、なにをやってるでがすかっ!?」
だから、いい薬を塗ってやるんだよ。
俺は、この薬をヤンガスに飲ませてあげたくてあげたくて、もう何日我慢を続けていたか知れない。
さあ、兄貴からの贈り物を快く受け取ってくれ。
「あっ、あにきっ、…くうっ!なんかあっしのケツの穴が広がってきたでがすっ!」
ヤンガスの肉の洞窟は、深くて狭かった。アスカンタからモグラの掘った穴を通ったときのような感覚だ。
少しずつ、少しずつ、俺はヤンガスを開拓する。
「あにき…まさか、あっ、あっしにっ、そそそ、挿入してるでがすか!?」
ヤンガスは、俺を振りほどこうともがくが、もがけばもがくほど、ヤンガスのアナルは俺の賃宝を呑み込んでいく。
なんて正直なアナルなんだ。それだけ俺のことを欲しがっていたのに、今まで我慢させてごめんな。
遂に根元まで入った。ヤンガスの尻肉は左右に広がって、普段なら割れ目に隠れている肛門が露わになっている。
俺は腰を前後に揺すり、ヤンガスの中をつつきまわし始めた。
「あ…にきぃぃぃ…そんなにしたら、あっしが壊れちまうでがすよ〜ハア…ハア…」
ヤンガスは涙声だ。その声もうわずっている。
いつの間にか、さっき倒したはずの動く石像AとBが起き上がり、仲間になりたそうにこっちを見ている。
128名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/13(火) 09:06:53 ID:pYm2jMOdO
なんだこのスレは…たまげたなあ
129名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/13(火) 19:19:49 ID:BdllpJlmO
この汚れブタめっ!
130名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/14(水) 00:26:39 ID:wJTbY8v/0
早くヤンガスに薬を飲ませてやりたくて、俺は一生懸命に腰を使った。
ぶじゅっ、ぶじゅっ、と水気たっぷりの音がする。俺はもう、すっかりいい気分になっている。
ヤンガスの中がこんなに暖かくて湿り気たっぷりだったなんて。我慢してきた甲斐があったよ。
ヤンガスはもう何も言わない。ただ、「あっ…あっ…」と、俺の腰のリズムに合わせて呻き声をあげるだけだ。
目の前では、物欲しそうな目つきの動く石像AとBが、こちらを羨ましそうに見つめている。
やがて、石像Aが肘と膝をついて四つん這いになると、石像Bが自分のローブを持ち上げ、中にある石の剣を取り出した。
で…でかい…!石像のくせに!そんな物をいったい何に使うんだ?
俺は思わず腰の動きを止める。俺の腹の下でヤンガスがもぞもぞと身じろぎをする。
おっと、すまない。まだ薬をあげてなかったよな。
俺はヤンガスの股間に右手を回してみた。ヤンガスの肉の棍棒は、少し固くなりかけている感じだ。
この棍棒を使うのには打撃スキルを上げる必要はないが、もし打撃スキルを上げたら、どんな攻撃ができるんだろうか。
俺は、右手でそのままヤンガスの棍棒をまさぐりながら、再び腰を前後に揺すり始めた。
桜色に澄んだジュースが、ヤンガスの尻の割れ目にあふれ出す。
動く石像Bは、Aのケツに自分の石の棒を挿入しようと躍起になっている。だが、入らないようだ。
そりゃ石だもの。簡単にアナルが広がるはずはないだろう。
やがて2匹は挿入を諦め、それぞれ互いの股間の石の棒を握り合って、手でこすり始めた。
動く石像も、股間を触られると気持ちいいのか。一つ賢くなったぞ。
石像たちは、うっとりととろけるような目で互いを見詰め合っている。
俺の腹の下のヤンガスは、呻き声も立てなくなり、ただゼエゼエハアハアと荒い息遣いをしている。
俺は、空いている左手をヤンガスの胸に持っていった。そこには、ひねこびた毛で囲まれた乳首が付いているんだ。
ヤンガスの股間に右手、アナルには逸物をはめ込んだままの姿勢で、俺はヤンガスの乳首をつまんで二・三度捻った。
「ああ…あにきぃ…痛いでがす…ハアハア」
どうやら、ヤンガスの乳首は性感帯ではないらしい。
いつもあのもふもふ上着でこすられているから慣れているんだな、きっと。

131名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/15(木) 04:21:31 ID:jY6RIFOvO
保守
132名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/15(木) 04:32:20 ID:J6sqKJ7l0
俺はだんだん絶頂に近づいてきた。ヤンガスの直腸の中のデコボコが、俺の逸物を具合よく擦ってくれるせいだ。
はあ…はあ…ヤンガス、もうじき行くぞ。お前の中に出すからな。
ヤンガスの股間もすっかり硬く長くなっている。俺は右手でそいつを握ると、激しくこすってやった。
「うっ…はっ…くっ…あにっ…ぎぃっ…」
ヤンガスが呻いている。よほど気持ちがいいんだな。
動く石像たちも、なんだかのけぞってきている。あいつらもアクメに達するのか。
石でできた体を小刻みに揺すりつつ、向かい合って互いの逸物を握っているのは滑稽だ。
さて、俺は、そろそろヤンガスの中に出してやるとするかな。
俺は、腰を五、六回、大きく動かして、ヤンガスの体の深いところを突いた。
突き終わったと見る間に、俺の股間から、男の証の種汁がどばどばとほとばしり出た。
俺の逸物はヤンガスの中に埋め込んであるので、汁が外に漏れる気遣いはない。
さあ、これがいい薬になって、ヤンガスの尻の傷も癒えることだろう。どうだ、ヤンガス。気持ちよかったか?
「アチチ…兄貴ぃ、早く抜いて欲しいでがすよぉ。」
なんだ、その返事は。まるでちっとも快感じゃなかったみたいに聞こえるぞ。まあいい。
俺は、ヤンガスから自分の逸物を引っこ抜いた。そして、ヤンガスの尻肉を左右から押して、肛門を閉ざしてやった。
こうすれば、せっかく中に出してやった薬が漏れて出てくることもないだろう。
ヤンガスは、自分で尻の肉を押さえると、そろそろと立ち上がる。
「あ、兄貴の陳宝、でかかったでがす!いや、あっしは、その、入れられたことは今が初めてなんでがすが…」
初めてなのか?どうも胡散臭いぞ。べつにいいけれど。
そのとき、「グゴッ、グゴッ」という怪しい声が響いた。動く石像たちが呻いている。
なるほど、あいつらがアクメに達したってわけか。…って、おおっと!なんで二匹ともこっちを向いてるんだよ!
俺は素早くヤンガスの陰に隠れた。ヤンガスは事情が飲み込めずにオタオタしている。
隠れてよかった。動く石像AとBの逸物の先端から、どろりとした灰色の液が噴き出したんだ。
で、それがヤンガスの顔面に思いっきりべっとりとかかったからさ。
133名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/15(木) 17:41:44 ID:5g+wrgd6O
‘C’
 −
134名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/16(金) 04:56:47 ID:wtr50mKzO
(・∀・)
135名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/16(金) 21:34:31 ID:uydaknjaO
保守
136名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/18(日) 02:24:24 ID:pq3oIGxJO
ヤンガスに中出しktkr
137名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/18(日) 23:32:19 ID:pq3oIGxJO
捕手
138名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/19(月) 20:50:35 ID:U6zqmT98O
ここには俺しかいないのか?
139名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/20(火) 10:52:29 ID:Iw5SulVlO
職人マダー
140名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/20(火) 12:36:06 ID:iv5Sh89fO
雑談しながら職人待ちますか。
141名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/20(火) 14:53:44 ID:Vs8vhtEFO
>>127
仲間になりたそうに見ているwwwwwwwwwwww
142名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/21(水) 17:00:43 ID:T8IDYD55O
ヤンガスに顔射ktkr
143名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/22(木) 12:22:45 ID:hUKeVAkKO
捕手
144名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/22(木) 12:35:29 ID:VN29VM1W0
エロくないエロくないW
145名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/23(金) 22:08:48 ID:BvLo0VVUO
続きマダー?
146名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/23(金) 22:12:45 ID:wEfxfs3T0
147捕手ついで:2007/03/24(土) 23:08:56 ID:MqbNTlHqO
ヤンガスを椅子に縛り付けてペニスに電極を付けて乳首にも電極を貼り電気を切ったり流したりする。
ヤンガスが痺れながら感じてる姿を見て萌える。
148名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/26(月) 00:18:13 ID:1cMPYSVDO
149名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/26(月) 12:12:29 ID:HzlMZtxLO
うっ
150名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/27(火) 01:07:00 ID:yPggwhLJO
邪悪な魔術師達に捕まり、いけにえの祭壇で十字架に磔にされた
ヤンガスたんが陵辱されるストーリーorイラストが見たいです。
151(作者以外)誰も読まないSS18:2007/03/28(水) 01:30:35 ID:9XEEnlyg0
「あああっ、あっしの目に、泥が入ったでがす!目が痒い〜!」
なるほど、たしかに、動く石像の雄種は泥というか粘土のようなものだ。目に入ったら痛いだろう。
ヤンガスは目をこすったり瞼を押したりして、目に入ったドロドロの液を押し出した。そして腕で顔を拭った。
「兄貴〜、こいつら、倒したのに、何で起き上がったんでがしょう?」
う…それは俺にも分からない。でも、俺とヤンガスが交接しているのを見て、こいつらが欲情したのは確かだ。
つまり、モンスターの世界にもホモはいるってことかな。
動く石像たちは、お互いのヒゲとヒゲを絡ませあって、射精した後の余韻にうっとりとなっているようだったけれど、
やがて一匹がひざまずき、もう一匹の石の棒を口にくわえてしゃぶりだした。つまり、第二弾をやろうということだ。
こいつらは抛っといて、先へ行こう。さあ、ヤンガス。
「分かったでがす。ええっと、さっきの騒動で何をすればいいか忘れちまったんでがすが…
 そうそう、ライドンとかいうおっさんを見つけりゃいいんでがすね?」

俺たちがしばらく歩くと、やがて梯子の前に出た。上に登るのにはここしかないらしい。
「あっしが先に行くでがすよ。上に危険なモンスターがいないとも限らないでがすから。」
いや、ヤンガス、いま身の危険にさらされているのはお前のほうだ。
だってすっぽんぽんなんだから、いつモンスターに襲われて、貞操の危機に遭ったっておかしくないだろ?
もっとも、俺が既に開いちゃっているけれど。
ヤンガスは梯子を登りだした。俺はあとから続く。
上を見ると、ヤンガスのむっちりしたケツと、思わず物を挟みたくなるような割れ目と、ぶっとくて毛むくじゃらの太腿がある。
なんてかわいいんだ。おや?ケツの割れ目から、何かが垂れてくるぞ。
これはさっき、俺がヤンガスの直腸に注入してやった白い薬じゃないか。
せっかくの薬を漏らすとはいったいどういう了見だ。ちゃんと厳しく叱ってやらなくちゃ。
俺は、背負った槍で、ヤンガスのケツをちくりと突いた。
「あいたっ!あ、兄貴ぃ、梯子を登っているときに、そんな痛いのは、やめてほしいでがす!」
152(作者以外)誰も読まないSS19:2007/03/28(水) 02:03:16 ID:9XEEnlyg0
ヤンガスは、槍で刺された痛さのためか、驚きのためか、でかい腰をぐにぐにと振って叫んだ。
粘り気のある白い液が、ヤンガスのアナルから俺目掛けてゆっくりと垂れてくる。
これ以上つついたりしたら、俺の顔にかかってしまうぞ。
俺は、ヤンガスに、さっさと登りきるようにと命令した。
「は、はいでがす、分かったでがす!ケツが疼くので、速くは登れないでがすが、なるべく急ぐでがす!」
そして上のフロアに着いたら、やっぱりこれまでと同じようなだだっぴろい所だった。
ヤンガスは両膝と両手を床に突いて、ぜいぜいと息を切らせている。幅の広い背中が勢いよく上下している。
ヤンガスの背中は広くて寸詰まりだ。幅と長さが同じくらいある。
ヤンガスのケツはまんまるで、頭くらいの大きさがある。その下にある太腿も、ケツと同じくらいに太い。
俺は屈みこんでいるヤンガスに寄り添い、ケツと太腿を撫でた。心地良い弾力が俺の指先に伝わってくる。
「あ、兄貴、あまりそんなところを触ると、あっしの汗がついてしまうでがすよ!」
いや、いいさ、そんなのは。でも、俺がせっかく注入してやった薬を漏らすのは、いただけないな。
そうか!漏らさずに済むように、栓を嵌めてやればいいんだな。
「ええっ!?兄貴、まさか、その…」
俺は袋を探って、ヤンガスの肛門に嵌めるのに丁度よいものを求めた。あった。ルーンスタッフだ。
俺はルーンスタッフの上のほうを手に持つと、ヤンガスの尻の谷間を開き、肉牡丹の蕾に杖の柄を押し入れた。
「あああっ!あっ、兄貴いぃぃ!駄目でがすそんな太いもん入れちゃあっしが裂けちまうでがす痛いでがす臭くなるでがすばっちいでがす」
まあまあ、おとなしくしろよ。元はといえば、せっかくの薬を垂れ流しにしたお前が悪いんだぜ?
ヤンガスは、まだ両手両膝を突いたままの姿勢で、悶えている。一向に立とうとしないんだ。
でも、ゼシカやククールを助けるためにも、早くライドンさんに会わなくちゃ。
そこで、俺はいいことを思いついた。ヤンガスが四つん這いになってるのなら、このまま這わせていけばいい。
そこで俺は、皮のむちを出して、ヤンガスのうっすらと毛が茂った肩を優しく打った。
「アクトの兄貴っ!?何をするつもりでげすか!?」
153名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/29(木) 21:08:34 ID:DN7Prot6O
保守でち
154名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/31(土) 02:39:02 ID:uQ3k5fUIO
保守
155名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/01(日) 02:28:23 ID:IhpF0cE6O
保守
156名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/01(日) 13:38:45 ID:dWZmIey/O
欲しい
157名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/02(月) 09:16:14 ID:U2+nx5WzO
>>150
見てー!
158名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/02(月) 12:09:40 ID:vzhzsuZWO
スレタイで吹いたのは久しぶりwww
159名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/03(火) 19:49:31 ID:tAyE2CYuO
ほす
160名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/03(火) 20:15:51 ID:CeksDHl1O
謎の保守が多くね?
161名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/04(水) 00:49:19 ID:pZVQ+HKoO
sageて保守してるってとこ?
162名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/04(水) 02:31:34 ID:HwpZlmsIO
すみません。全部私です。
時々保守しないと落ちると思って…
かといってあまり上がっていると職人が来ないと思って…
163名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/04(水) 02:34:20 ID:REWfZg7wO
いやいや俺だよ俺
164名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/04(水) 08:36:46 ID:S8e/nB3eO
なにげに住人多いな
165名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/05(木) 07:50:48 ID:/jBsdQMTO
ほす
166名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/06(金) 18:30:13 ID:8A/GRUQiO
ヤンガスの中はどんだけ気持ち良いんだろ…
167名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/08(日) 14:41:31 ID:Zs6XMm6RO
168名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/10(火) 23:36:21 ID:QDkbRuh/O
‘C’ ゲスゲスゲス
 ″゛
169(作者以外)誰も読まないSS20:2007/04/11(水) 00:16:46 ID:HYURKYgX0
何のつもりかって、早く先へ進もうぜ、と言っているだけだよ。
だって、この塔には、ライドンさんという親爺に会うために来たんだから。
その理由も、ゼシカ(と棺桶状態のククール)を助け出すため。仲間が呪われているのを抛っておくのか?
それは許せないな。ぴしっ。
俺は皮の鞭でヤンガスの首筋を打った。
ゼシカに比べると全然使いこなせていないけれど、ヤンガスを驚かせるにはじゅうぶんなショックだったようだ。
「あああ、兄貴っ!わかったでがす行くでがすよっ!」
いや、待て。そこで立ち上がるな。四つん這いのままで走れ。そう、キラーパンサーみたいに。
「えええっ!そんな、あっしだって人間でげすから、二本足のほうが早く走れ…」
ぴしっ!俺はヤンガスの尻を打った。中央に挿したままのルーンスタッフがぴくっと動いた。
「も、もう打たないでくれでがすっ!分かったでがす、四つん這いで行くでがすよぉ…」
ヤンガスは、両手と両足の爪先を石の床につけて、猫が走るようにすっ跳びだした。
うん、速い速い。やっぱりアニマルヤンちゃんの異名を持っていたというだけのことはあるな。獣みたいだ。
アナルに挿してあるルーンスタッフも、走るにつれてぴょこぴょこと揺れている。
俺はヤンガスの後について駆けた。ときどき俺が追い越しそうになると、鞭で背中を叩いてやる。
このまま叩いていると、俺の鞭スキルも上昇しちまうかもな。

ん、なんだか立派な赤い絨毯の敷いてあるフロアに出たぞ。もしかして、もうじきてっぺんだということかな?
「はあ、はあ…兄貴、四つん這いはやっぱりくたびれるでがす。もう立って歩かせてほしいでがすよ〜。」
なんだって?兄貴である俺に逆らうなよ。ぴしっ。
俺は再びヤンガスを鞭で打ってやった。だが、ヤンガスの表情には変化がない。痛くも痒くもないらしい。
「そういえば、さっきから、体が頑丈になったような気がするんでがすが…」
実を言うと、俺もそんな気がするんだ。もしかして、ヤンガスの後ろの口にルーンスタッフを挿入しているから、
それが振りかざされていることでスクルトの効果が現れているのかな?
それは別にいいんだけれど。それより、先に進もうぜ。ヤンガスはもちろん四つん這いのままで。
170名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/11(水) 17:41:09 ID:ydceSc8vO
わっふるわっふる
171名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/13(金) 05:31:08 ID:tuOwxilWO
わっふるわっふる
172名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/14(土) 23:42:40 ID:K3HJ5KhrO
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
173(作者以外)誰も読まないSS21:2007/04/16(月) 03:58:30 ID:UarNwolD0
なんか、あっちこっちの柱や台座などの陰から、サイレスや動く石像の顔がチラ見えしているんだが、
連中のうちの誰一人として俺たちのほうには寄って来なかった。
たぶん、ヤンガスがフルチンの四つん這いで、しかもアナルに杖を突っ込んだままで走っているのを見て、
みんなドン引きしちまっているんだろう。
戦闘にならないから、速く安全に進めるけれど、ガン飛ばされているみたいでちょっと気分が悪いな。
さて、俺たちが進んでいくと、赤い絨毯を敷いたシーソーがあった。
すげえな。シーソーに絨毯を敷いてるんだぜ。きっとこの上にはお宝かなにか大切なものがあるに違いない。
たぶん、肝腎のライドンさんも、すぐこの先にいそうな気がする。
さあ、ヤンガスも、登るんだ。
「あっ、あにきぃっ!ケツが、ケツがあぁぁっ!」
突然のヤンガスの悶絶声に、さすがの俺もちょっとびっくりした。
「もう、限界でがす…クソ…いや、花摘みに行きたいんでがすが…」
もうちょっと我慢しろ。すぐにライドンさんに会える。
それで、宝石のありかを聞いたら、すぐルーラして便所でもどこでも連れてってやるって。
だいいち、そのルーンスタッフは、大便が漏れないようにするための栓にもなってるんだぜ。
簡単には漏れないから安心して進もうぜ。

俺たちはシーソーにそばの石像を載せ、自分たちも乗った。シーソーは軽々と傾いた。
ヤンガスは、手…もとい、前足を絨毯に掛けて、四つん這いのまま登りだした。
かなり素早いぞ。どうやら便意がかなりピンチの状態になってるようだ。
だけど、ここで脱糞したりしたら、ライドンさんに失礼だろ?だから、俺は、断固ここでは花摘みをさせない。
それと…ヤンガスの珍棒が、なんか硬くなってせり上がってきているように見えるんだが、俺の目の錯覚ではないよな。



174名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/16(月) 07:39:39 ID:jLPsgJ50O
キタ―――――(゚∀゚)―――――!!
175名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/17(火) 18:09:27 ID:HqPLnhnoO
まだ〜
176(作者以外)誰も読まないSS22:2007/04/19(木) 02:38:21 ID:AwVSZC9t0
俺たちはシーソーを駆け登った。俺は二本の両足で、ヤンガスは四つ足で。
登りきったヤンガスは、苦しそうに息を切らせている。
「ハア、ハア…兄貴、あっしの尻が、もうじき限界だと言ってるでがす。何とかしないと爆発してしまうでがす!」
ちょっと黙ってろ。なんかカンカンと甲高い音がするぞ。そうか、石を削っている音だ。
そうすると、この近くにライドンのおやっさんがいるんだな。
「アクトの兄貴、あそこの上に、おっさんが一人いるでがす!うっ…」
ヤンガスに言われて見上げると、俺たちの頭の上には足場が組まれていて、
その上で作業をしている男性の姿が確かに見えた。あれがライドンさんか。
ところで、ヤンガス、腹を押さえて苦しそうにしているけれど、どうしたんだ?
ケツにはルーンスタッフで栓をしてあるんだから、肛門にスクルトが掛かっているはずだ。
そう簡単に中身が漏れることはないだろ。
さあ、もうほんの一息だ。行くぞ。
おっとヤンガス、誰が二本足で立ち上がっていいと言った?ちゃんと四つ足で歩け。
「そ、そんな〜。この姿勢はすごく苦しいでがすよ!」
そうかい、四つ足で歩くのは苦しいのか。
でも、思いやってくれよ、呪いにかかってずっと四つ足で歩かなくちゃならないミーティア姫のことを。
それにくらべりゃずっと楽だろう。ほら、四つ足、四つ足。
「兄貴、せ、殺生な〜。馬姫さまは四つ足で歩きやすいような体になってるんでがすよ〜!」
文句があるんなら、ギガスローを放ったっていいんだぜ?雷光一閃突きもあるしさ。
「わ、分かったでがす〜。行くでがすよ、行きゃいいんでがしょう?」

足場に掛かっている梯子を登ると、ずんぐりとした親爺さんが、大きな岩を削っていた。
一体どうやって、こんな岩をこんな高い場所まで運んできたんだろう。
いやいや、今はそんなことより、この人に宝石のことを聞かなくちゃ。
俺は、親爺さんに挨拶をして、親爺さんがライドンさんなのかどうかを尋ねた。
177名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/19(木) 05:48:13 ID:CevF/K/zO
続ききてた!
178名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/20(金) 08:58:36 ID:jSaBMAeiO
ヤンガスの便意と勃起
作者はどう使うか
179178:2007/04/20(金) 22:19:59 ID:jSaBMAeiO
wktkと最後に付けるのを忘れた('A`)
半日経った今気付いたorz
180名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/22(日) 08:16:00 ID:4+SykcyFO
職人光臨マダー?(・∀・ )っ/□⌒☆チンチン
181名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/23(月) 11:58:52 ID:H5ALsZCxO
わっふるわっふる
182名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/25(水) 10:28:47 ID:KgciTYFCO
ワッフルワッフル
183名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/27(金) 12:27:43 ID:Ndf1wdCiO
sage
184名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/29(日) 01:06:40 ID:kQpv1Fs5O
先週は職人来なかったな。
185名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/29(日) 03:55:16 ID:kQpv1Fs5O
あんげ
186名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/30(月) 19:45:04 ID:igWKr/8fO
職人マダー?
187緑茶三兄弟:2007/04/30(月) 19:50:06 ID:LH2YycK90
チャゴス『おうさまゲームしよー』

主人公『・・・・・・』
ヤンガス『?』
ククール『 は? 』
ゼシカ『もう王様に等しいじゃない』
188名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/30(月) 23:16:29 ID:igWKr/8fO
>>176続きマダー?
189名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/01(火) 22:51:43 ID:Jx6dHE5uO
190名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/02(水) 20:57:49 ID:S9uun0vs0
チャゴスラッシュ
191名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/03(木) 10:36:58 ID:RP/+E8ix0
ここにドラクエ8について書かれていますよ。
http://homepage3.nifty.com/ffdq/dq8.html
192(作者以外)誰も読まないSS23:2007/05/03(木) 13:01:54 ID:8BduZaX10
「いかにも、わしがこの塔を建てているライドン・クランバートルだが。
 それよりもお前たち、こんなところまで来るんだから、さぞかし大切な用があるに違いないな。」
俺はライドンさんに、宝石について聞きに来たことを話した。
呪われしゼシカを捕らえるための罠を作るのに必要な宝石で、ライドンさんしかその場所を知らないらしいということも。
「そりゃあ、たぶん、昔のあれのことだな。昔ったって、わしの先祖の時代のことだ。
 クラン・スピネルとかいう宝石で、2個で一組になっている、赤くてそれは美しい宝石だって話だがな。
 あいにくわしは見た事が無い。ただ、わしの先祖のリーザスというものが、自分の作った石像の目にその宝石を嵌めこんだって聞いているが。
 わしが知っているのはこんなところだ。」
リーザス!?っていうと、ゼシカの出身地じゃないか。
そうそう、あそこの東の塔には、アルバートさんが魂を残していた像があって、夢みたいにきれいな赤い宝石が目に嵌まっていた。
もしかしてあの宝石で、ゼシカを助けるための罠が作れるのかも。
じゃあ、早速向かうぞ。ルー…
あれ、どうした、ヤンガス?ライドンさんも心配そうにヤンガスの事を見ている。
「あああああっ!あにきぃぃぃ!もう…限界でがすぅっ!!」
ヤンガスの叫び声とともに、肛門に挿してあったルーンスタッフがおもむろに伸びだしてきて、やがてすぽっと抜けて床に転がった。
一瞬の静寂ののち、ルーンスタッフの挿してあった跡から、褐色の泥が猛烈な勢いで噴出した。
びりっ、びりびりっ、びちゃっ、ぶちゃちゃっ、という騒音が、塔の静寂を破る。
それと一緒に、鼻のひん曲がるほど臭いにおいが辺り一面に広がる。
俺は無意識のうちに、手で自分の鼻と口を覆っていた。
「アクトの兄貴…ごめんでがす…スクルトが掛かっていても耐え切れなかったでがすよぉ…。」
おそらく、ゆうべのリブルアーチの宿屋で食べ過ぎたか飲みすぎたかしたんだろう。
だから、その腹下しはおまえ自身の責任なんだぞ、ヤンガス。
せっかくのライドンさんの力作が、お前のせいで、こんなひどい状態になってしまった。
さあ、責任を取って掃除しろ。
「はあ、はあ…反省してるでがす…」
ヤンガスは、まだ肛門から黄褐色の汁を滴らせたまま、膝をついて俺とライドンさんに詫びた。
193(作者以外)誰も読まないSS24:2007/05/03(木) 13:51:51 ID:8BduZaX10
よしよし。反省しているなら良い。さあ、早く掃除しろよ。もちろん四つん這いのままでだ。
しかし、雑巾もバケツもモップも無いここで、どう掃除させたものかな…?
そのとき、ライドンさんが言った。
「いや、よい、よい。わしに任せるんだ。」
いや、そう言ったって、ライドンさん、これはヤンガスへのお仕置きの意味もあるんです…
と俺はお伝えしようかと思ったのだが、俺の顔を見て、ライドンさんは手で制してきた。
そして、左手の人差し指と中指を口にくわえると、口笛を吹いた。
「ピーッ!ピーーッ!!」
すると、どこからともなく、エビルスピリッツが2匹飛んできたんだ。
俺のポケットのトーポが、それを見て、思わず引っ込んでしまったくらい、すごい勢いで飛んできた。
ライドンさんが手をぽんぽんと打つと、2匹は、池の鯉みたいに、ライドンさんの前にやってきた。
「さあ、これを掃除しろ。」
ライドンさんはそう言って、ヤンガスがぶちかました黄褐色の泥を指差した。
2匹はすぐさま仕事に掛かった。塊になっていた大便を、はぐはぐと食べ始めたんだ。
さすがの俺も、これにはちょっと気持ち悪くなって、目をそらしてしまった。
ヤンガスはきょとんとした目でそれを眺めている。
ライドンさんは、別になんてこと無いような顔で、むしろ微笑みさえ浮かべながら、モンスターたちの仕事を見ている。
やがて塊が無くなると、床に広がった茶色のしみを、ペロペロと舐めとりだした。
床は見る見るきれいになっていく。すぐに元の石材が顔を出した。
「こんな塔の上で、便所も無いだろう。わしは、トイレの用が済んだときには、この2匹を呼んで後始末をしてもらっているんだ。」
ライドンさんが、俺とヤンガスに、そう説明した。
なるほど、そうすれば、塔から下りる必要もないし、塔の縁で危ない思いをしながら用を足すことも無いわけだ。
それにしても、ライドンさんって、どうやってトイレの後始末にこの2匹を使うことを思いついたんだろう。
もしかして、エビルスピリッツって、人間の運鈷を食べる習性があるのか?
やがてすっかりきれいになった床に、1匹のエビルスピリッツが甘い息を吐きかけた。
もう1匹は、ヤンガスのそばへと飛んできた。
194名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/03(木) 14:20:31 ID:omjuo132O
キター
195名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/03(木) 14:34:06 ID:ppBGbrlX0
感動した(;∀;)
196(作者以外)誰も読まないSS25:2007/05/03(木) 16:53:32 ID:8BduZaX10
ヤンガスは、膝をついた四つん這いのまま、左前方から自分に向かってダッシュしてくるエビルスピリッツを見詰めている。
普通なら逃げだすはずだが、今のヤンガスは、動こうともしない。驚きのあまり、固まっちまってるんだな。
それにしても、エビルスピリッツの奴、俺の可愛いヤンガスをどうしようって言うんだ?
俺がエビルスピリッツとヤンガスを眺めていると(近寄る気にはなれない。だってヤンガスのいる辺りには、下痢のしみがまだ床にうっすら残っているから)、
エビルスピリッツはヤンガスの体のそばをかすめて飛び去った。と思いきや、くるっと方向転換してヤンガスの尻めがけて突っ込んできた。
「はあうっ!?あ、兄貴っ!このモンスター、あっしを襲ってくるでがす!」
ライドンさんは、と見れば、まるで天下泰平といった表情で、ヤンガスとモンスターたちを眺めている。
でも、この図式、どう見たってエビルスピリッツがヤンガスを襲っているようにしか見えないじゃないか。
のどかになんかしてる場合じゃないって!
エビルスピリッツは、今にもヤンガスの尻に食いつきそうに、五つの口を開いて飛んでいる。

次の瞬間、エビルスピリッツの口から5本の舌が突き出したかと思うと、ヤンガスの肛門に挿入された。
「あうっ!」
思わずヤンガスも雄たけびにならない喚き声を上げる。
5本の舌が、ヤンガスの尻の穴と、蟻の渡り道を舐め上げている。さらに、ヤンガスの裏筋も舐めだしたじゃないか。
「あぐうっ!あ…兄貴いぃぃっ!」
ヤンガスの珍宝は、俺とライドンさんとトーポ(とエビルスピリッツ2匹)の見ている前で、瞬時に硬直した。
そして、そのまま床と水平になるまで持ち上がった。
ヤンガスのまんまるく膨れた腹に、珍宝の先端がぶつかる。
「ああ・・・やめてほしいけど、やめろって言えねえ!ゲルダあぁぁぁっ!」
ヤンガスは、よく訳の分からないせりふを口走った。
そして、エビルスピリッツの5本の舌の動きに合わせて、尻と腰を猛烈な勢いでくねらせだしたんだ。
「兄貴にゃ悪いが、兄貴に突いてもらったときよりももっと気持ちいいでがす!
 あっし…腰がもうとろけてしまいそうでがす!」
床の掃除を終えたもう1匹のエビルスピリッツも飛んできた。
そして、ヤンガスの尻の割れ目に5本の舌を挟めて、同じくなめなめし始めた。
197名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/04(金) 02:43:41 ID:cnYx+Jv7O
xxne.jp
198名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/04(金) 10:29:30 ID:pfmjU7wB0
スカ(・ω・)イイ!
199名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/05(土) 21:46:03 ID:Wmyut2NjO
続きマダー?
200名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/07(月) 09:05:30 ID:AAzCK6PvO
201名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/07(月) 19:12:25 ID:MsLVna710
>>1
そんなことより、馬姫に俺の馬並をぶち込みたい!
呪いが解けた後ね
202名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/07(月) 19:48:19 ID:AAzCK6PvO
          )
        ⌒ヽノ
      ・∵。ノ   ○←>>201
   ’ ”     
      ○
   ∠〆〜)-ワ
 ☆《*)ゞ≦0《*) ≡=−
203名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/09(水) 06:40:10 ID:DmTVJG42O
続きマダー?
204名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/11(金) 01:51:15 ID:moF9tirhO
age
205名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/12(土) 21:09:06 ID:h6T8NhXnO
age
206名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/14(月) 02:18:18 ID:+PmDTkL3O
保守
207(作者以外)誰も読まないSS26:2007/05/14(月) 02:38:52 ID:8xjEnFOf0
エビルスピリッツの十本の舌に愛撫されて、ヤンガスはすごく気持ちがいいらしい。
もう言葉も出てこないらしく、うめき声を上げている。
「あうっ・・・はうっ…ぐぅっ…はあああぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁん!!」
そして、ヤンガスのやつ、膝をがくがくと揺らしたかと思うと、そのまま石の床にべたっとうつ伏せになっちまった。
もちろん、固くなった肉の棒を腹の下に敷いたまんまさ。そのままひくひくと身もだえを続けている。
エビルスピリッツたちは、合計十本の舌で持って、ヤンガスの肛門を広げている。
ヤンガスの尻肉の間に、美しいバラの花が咲き出した。
でも、俺は、その光景を見ているうちに、だんだん腹が立ってきたんだ。
なぜって…そりゃ、さっき俺がヤンガスの中に薬を注入してやったときには、ヤンガスはあまり嬉しそうな顔をしなかった。
でも、このエビルスピリッツたちのねぶり攻撃にあってみて、どうだ。
あまりの快楽に、言葉も出なくなってしまっているじゃないか。
ヤンガスを心からいとしく思っている俺が、そこいらのモンスターにも劣る快楽しか与えられないだなんて、
見下されているようで、腹立たしくなって当然だろう。
それに、ヤンガスもヤンガスだ。俺よりもただのモンスターのほうがお気に入りになるだなんて、
あの橋から落ちかけたときに「一生兄貴のお供をして行く」と言ってみせた男気はどこへやっちまったんだよ!
俺は決めた。あとでヤンガスにはしっかりお仕置きをしてやろう、と。

「ぐ、ぐわあああああおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」
ヤンガスは、傍で見ているこっちが恥ずかしくなるくらいの、悲鳴に近い叫び声をあげて、腰をよじりよじりしている。
ここが人里離れたところでよかった。リブルアーチのそばとかだったら、絶対誰かに聞かれてそうだからな。
あのむちむちした腹の下では、固くなったまま行き場をなくした肉棒が、腹と床の間でこすれて擦り剥けているに違いない。
「いぐうっ、いぐうっ!!あにぎぃ〜〜〜!!!いぐでがすっ……うっ!!!」
ひときわ大きな叫び声をあげて、ヤンガスはひんやりとした石の床の上に倒れたまま、のびてしまった。
分厚い肉の付いた両肩が、痙攣するように揺れているだけだ。
208名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/14(月) 20:37:05 ID:+PmDTkL3O
続きキタ━━━━\(゚∀゚)/━━━━!!!!!
209名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/17(木) 01:31:35 ID:MRP1VPssO
保守
210(作者以外)誰も読まないSS27:2007/05/18(金) 00:59:17 ID:/fh0bNXt0
エビルスピリッツたちは、ヤンガスがもう動かないのを見て取ると、ヤンガスの尻穴から舌を引き抜いて、
どこかへ飛んでいってしまった。
ライドンさんはちょっとの間それを見送っていたが、やがてヤンガスのほうに向き直った。
ヤンガスは、両手両足を投げ出したまま、ぶっ倒れている。脚はがに股状態だ。
「何はともかく、この男を起こさんといかんな。」
そう言うと、ライドンさんは、ヤンガスのそばに膝をついた。
うっ!ライドンさん、そこは、さっきヤンガスが下痢をひり散らしたばかりの場所ですよ?
しかも、エビルスピリッツたちが舐め取ったので、モンスターのよだれも残ってるんですよ?
いいんですか、そんな場所に膝なんかついちゃって?
でも、ライドンさんは気にしていないようすで、ヤンガスの両脇に手を挿し入れた。
そのまま力をこめてヤンガスの上半身を引き上げると、ヤンガスのあられもない表情が、俺にも見えた。
目はうつろで半開きだ。こりゃ、失神してないまでも、意識は別の世界に飛んじゃってるだろうな。
口も半開きで、粘り気のないヨダレがだらーっと垂れている。
ほっぺたの肉は張りもなく垂れ下がっている。
胸と腹は、石造りの床の上でのた打ち回ったせいで、擦れてすっかり赤くなっちまっている。
あ、もちろん、出血しているって意味じゃないよ。
それから、その下には…俺がさっき食べようと思ったソーセージが、だらりと伸びきって下がっていた。
さっき硬直していたときに、石の床の上でのた打ち回っていたにもかかわらず、ほとんど赤くなっていない。
きっと、分厚い腹の肉のおかげで、石の床にこすり付けられるのを免れたんだろう。
そして、その肉棒の先からは、白く濁った粘液が、トロデ王の耳掻きくらいの太さで、床へと垂れ流されていた。
床にはもちろん、白濁液を中心にした灰色のしみが出来上がっている。ヤンガスの顔よりちょっと小さいくらいだ。
この程度でオルガズムを迎えちまうのか、ヤンガスは。だらしないな。
さっき肛門にしたように、尿道口にもスクルトをかけてやれば、こんな早漏にならずに済んだかもな。
…おっと、そういえば、さっきヤンガスのアナルから抜けたルーンスタッフは、どこへ転がっていった?
失くしちゃったかな。ヤンガスに盗賊の鼻を使わせて、探し出さないと。
211名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/18(金) 15:36:48 ID:svd/Y3Q40
これはwktk
212名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 09:10:22 ID:nGEf5KosO
保守
213名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/22(火) 06:42:33 ID:ze68ux2+O
  , , 
  C  
  ゙-゙ 
  ゙゙゙
214名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/24(木) 16:52:36 ID:/zdZnn0cO
保守
215名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/26(土) 00:00:34 ID:PMf3HlGVO
216名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/26(土) 00:24:43 ID:O2jc9UDX0
ヤンガスがマンカスに見えた俺はもう救いようが無い・・・
217名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/27(日) 01:38:32 ID:Wt6dTwTT0
せめてチンカスならまだ救えたんだがな。
218(作者以外)誰も読まないSS28:2007/05/27(日) 02:03:48 ID:Wt6dTwTT0
ライドンさんは、ヤンガスの厚ぼったい頬を引っぱたいたり、丸っこい頭を抱えてゆさゆさ揺すったりして、
なんとかヤンガスを正気に戻らせようと試み始めた。
でも、ヤンガスのやつ、半分白目を剥いてしまってるから、そう簡単には正気に戻らないと思うぞ。
ライドンさん「なんだね?この男を簡単に正気に戻す方法があるのかね。だったら早いところ頼むぞ。
        わしも、日暮れまでに済ませたい作業があるから、いつまでもこっちにかかってはおれんのでな。」
ヤンガスを正気に戻すのは簡単さ。ここまでしっかりMPを温存してるもんな。
俺はキアリクを唱えた。たちまちヤンガスの眼の中に黒目が戻ってきた。
「あ、ああ兄貴っ!あっしは…そのう…あんなに飲み食いする気はなかったんでがす…本当でがすよ!」
おい、もうその事だったらとっくに片付いてるぜ。さっきエビルスピリッツが二匹がかりで掃除したじゃないか。
そのあとアナルに舌を突っ込まれて、中の奥まできれいにしてもらったろ?
それとも気絶して忘れたのか?
「いや、その、あっしも、あの…なんというか、あの感触は忘れられないでげすよ。」
ヤンガスは、顔を真っ赤に染めて答えた。いったい何の感触を思い出しているんだかな。
俺はヤンガスに立ち上がるように促した。さっきまでは四つ足だったが、今度は二本足で歩行させるわけだ。
ヤンガスは言われたとおりに立とうとしたが、膝ががくがくと震えだしたかと思うと、石の床にぺたんと尻餅をついた。
「だ、だめでがす!アクトの兄貴!あっしは…その、さっきのナメナメで、腰の力がすっかり抜けてしまったみたいでがす!」
なんだって?その程度の挿入で腰が抜けちまうほど、ヤンガスの筋肉は衰えてるのか?
なるほど、だから山賊稼業に限界を感じていたんだな。そうか。そういうことなのか。ふーん。
「い…いや、それは、兄貴の真っ赤な誤解でがす!あっしは、真人間になりたくて、山賊から足を洗ったんでげす、
 って、この話、前にもしているはずでがすよ!でげすよね、ね、兄貴っ!」
ヤンガスは、尻餅をついたまま、両目をまんまるに見開いて、なかば必死の形相で俺の顔を覗きこんでくる。
そう、ヤンガス、その話は確かにしてもらった。忘れてないから安心しろよ。
今のは、ちょっとからかってみただけさ。
219(作者以外)誰も読まないSS29:2007/05/27(日) 02:50:10 ID:Wt6dTwTT0
「ほっ…安心したでがす…。」
ヤンガスは安堵の笑みを浮かべた。
安心したついでに、ちょっと仕事をしてくれないかな。さっきまでヤンガスの尻に挿しておいたルーンスタッフ、
あれがどこかに転がってっちゃったみたいなんだ。盗賊の鼻で探してくれ。
「合点でがす!」
ヤンガスは鼻をひくつかせると言った。
「すぐそばでがすね。」
俺とライドンさんは早速あたりを見渡した。ヤンガスはまだ立ち上がれないらしく、ずっと腰を落としたままだ。
あったぞ。床の吹き抜けのぎりぎりのところに落ちていた。もう少し先まで転がっていたら、下のフロアに落ちているところだ。
しかし、よく眺めると、なんだか黄褐色の液体がこびりついているようだ。ヤンガスの噴射が残っているんだな。
魔力がかかっているアイテムなので、エビルスピリッツたちも舐めて綺麗にするのを嫌がったらしい。
さあ、ヤンガス。あれを取ってこい。
「え、あ、あっしがですか!?」
そうだ。ヤンガスの尻に挿してあったんだから、ヤンガスが取ってくるのが当然だろ。
まさか、ヤンガスの下したものがこびりついているような杖を、兄貴分に触らせるつもりじゃないだろうな!
「え…いや、あっしだって触りたくはないんでがすが…分かったでがすよ、兄貴の命令でがすし、取ってくるでげすよ!」
ヤンガスは両手で床をずるずると這いながら、吹き抜けのところに落ちているルーンスタッフの方へ進んでいった。
「そうそう、あの下にはモルタルの捏ね桶があるから、物を落とさぬよう気をつけてくれ。」
不意にライドンさんが言った。俺は思わずライドンさんに振り向いた。
「あっ!」
今度は、不意にヤンガスの声がした。俺は嫌な予感がして、急いでヤンガスのところへ駆けていった。
「お…落としちまったでがす!」
おいこら!たった今ライドンさんがおっしゃったことを、聞いていなかったのか!お前の耳は風穴か!?
「いや、なんとか桶の中には落ちていないようでがすよ。」
確かに、上から覗いてみると、大きな捏ね桶があり、ルーンスタッフはその脇に落ちている。中に入らなかったのは幸いだな。
「下まで…拾いにいくでげすね。」
もちろんだ。いや、ここから飛び降りようか。そのほうがてっとり早いし。
220名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/27(日) 19:05:17 ID:UUPfGjZ8O
  , ,
  C
  ゙-゙゙
221名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/27(日) 20:16:43 ID:pZv4MrGGO
ファック!
222ヤンガス信者:2007/05/27(日) 20:35:35 ID:HapeMgNiO
ちょwwwwwwww
223名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/29(火) 11:42:11 ID:0pHs3lhfO
224名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/31(木) 00:14:36 ID:yU3oZmClO
225名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/01(金) 22:55:53 ID:owTsllwmO
潮吹き
226名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/03(日) 17:38:03 ID:JZQNgDt3O
227名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/04(月) 02:57:00 ID:wiFTFsUx0
誰か挿絵描いて。
228名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/05(火) 22:24:51 ID:9+W6E6XoO
続きマダー?若しくは挿絵マダー?
229名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/08(金) 23:08:38 ID:kkcrjQFkO
ゲスゲスゲス
230名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/09(土) 04:33:04 ID:7NenL2p0O
ヽ(゜▽、゜)ノ
231名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/10(日) 17:41:03 ID:1fJMzh/u0
232名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/13(水) 02:27:55 ID:u7Mol7QdO
続きマダー?
233名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/13(水) 03:35:18 ID:9tUc6Zg2O
なにこのスレ
234名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/16(土) 06:59:04 ID:OcElF3XbO
保守
235(作者以外)誰も読まないSS30:2007/06/16(土) 14:13:19 ID:z9BN2MHH0
「飛び降りるったって、この高さじゃ脚を挫いちまうでがすよ?」
うん、ヤンガスの言う事にも一理あるな。
じゃあロープか何かを伝って降りればいい。無ければ梯子で降りればいいし。
俺は袋を開けて、ロープ代わりになるものが無いか探した。すると、ヤンガスの腹帯が見つかった。
こいつは結構長いし、丈夫そうだから、ザイルとして使えるな。
うん、それにしてもいい匂いだ。ヤンガスの腹の汗と脂の匂いがたっぷり染みているぞ。くんくん。
「あ…兄貴、あっしの腹帯をロープにして降りるんですがすか?」
うん、そうだよ。でも降りるのは俺じゃなくって、ヤンガス、お前だからな。
大丈夫、腕力には自身があるって。昔トロデーン東の橋でヤンガスを引っ張りあげたろ?
「分かったでがす。」
俺は帯を長さ二つ折りにして、片端をヤンガスに持たせ、もう一方を自分で掴んだ。
ヤンガスは、床の端からそろそろと足を下ろしていく。やがて腹から下が見えなくなり、続いて胸から下、最後に顔が見えなくなった。
俺は床の縁の近くに寄って、上から覗いた。ヤンガスのてっぺんだけ茂っている頭と、頭に負けず分厚い肩が見える。
ヤンガスは捏ね桶に右足を載せている。桶の高さは割と高く、だいたいヤンガスの首くらいまであるようだ。
桶の中には乾いて固まったモルタルが入っている。中に落っこちたら砂まみれだろうな。
「兄貴、拾えたでがす!…なんかべとべとしてるんでげすが…」
それはお前の大腸の中身だろ。我慢しとけ。なんならもういちど肛門に挿入してもいいだろう。
よし、いま引き上げてやるからな。
俺は床の縁から少し退いて、帯を両手に持ち、ヤンガスの裸体の全重量を手繰り寄せていった。
そして、びちびちっという聞きなれない音を耳にしたんだ。
そして、一瞬のうちに、俺の両腕からはヤンガスの重みが消えうせてしまった。
平たく言うと、帯が床石のとがったところで擦れて、破れちゃったんだ。
まだ上のフロアに着いていなかったヤンガスは、当然ながら落っこちていった。
「うげぁ!」
木の板を響きよく打つ音と、砂山を滑る音がした。
上から覗いてみると、案の定、ヤンガスは桶の中に転落していた。
左手にルーンスタッフ、右手には帯の切れ残りをつかんだまま、モルタルの山の上に尻餅をついている。
236名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/17(日) 17:50:48 ID:Dws3VmQH0
続きキテタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
237名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/19(火) 11:19:19 ID:MGdJyNbEO
ありがたやー
238名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/21(木) 14:06:36 ID:RVE4EXZcO
  , ,
  C  コ
  ゙-゙゙メ
239名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/24(日) 01:28:04 ID:8G+PLNPlO
ヤンガスのケツをおもいっきり蹴っ飛ばしてやりたい
240(作者以外)誰も読まないSS31:2007/06/24(日) 23:20:13 ID:JqeTz/Eh0
怪我は無かったか?ヤンガス。
「だ、大丈夫でがす。夜の帝王に捕まって飛んだときは、こんなのよりもっと高い所から振り落とされたでげすし。」
ヤンガスはのっそりと立ち上がり、モルタルまみれになった尻を叩いた。
「兄貴、すまんでげす…」
俺はいいよ。それより、謝るのならライドンさんに対してだろ。落ちるなと言われてたのに。
「す、すまんでげす、ライドンのおやじさん!」
ライドンさんは眉をしかめて見ていたが、やがて俺とヤンガスとを交互に見ながら言った。
「まあ、済んでしまったものはしょうがない。とにかく早く桶から出てくれ。」
ヤンガスは桶の縁に手を掛けて這い上がろうとした。
だが、俺はもうちょっといい方法を思いついた。
ライドンさんに会って必要な情報は聞いたし、ルーンスタッフも拾えたんだから、
今この場所からルーラで次の目的地に向かっちまえばいいんだよ。
そこで、俺はライドンさんに、宝石のありかを教えてくれたことと、ヤンガスの腹の中身を片付けてくれたことについて
丁寧にお礼を言った。ライドンさんも、それを聞いてご満悦そうだった。
さて、と。ヤンガス、準備はいいか?
「じゅ…準備って、これ以上また何かやらかす気でがすか!?」
何寝ぼけた事言ってんだよ。ルーラでリーザス像の塔まで行くんだよ!
さあ…気を整えて…ルーラ!
俺とヤンガスをまばゆい光が包み込み、耳元で風のうなる音が響いた。
ほんの一時が過ぎ去って、俺の靴は、石ではなく、柔らかい草の茂る地面に、すとん、と音を立てて降り立った。
すぐ後ろで、どささっ、ずさっ、と物々しい音がしたので、振り返ると、ヤンガスがフルチンのまま仰向けに倒れていた。
「…ふう。アクトの兄貴、ここはどの辺りでがすかね?」
目の前には、よく乾いて締まった材木でできた丈夫そうな板塀が立っている。どうやらリーザス村のすぐ近くだな。
ほら、リーザスのシンボルのアーチと風車もある。
「お祈りとか買い物とか、しなくていいんでがすか?いや、あっしはこの格好で村に入りたくはないでげすが。」
うん、気持ちは分かる。大丈夫だ。ゼシカのいない今、俺も別に立ち寄るつもりはないから。
さあ、塔へ行こう。
241名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/25(月) 23:34:45 ID:8rDLrYP7O
づづぎぎでだ!
242名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/27(水) 20:59:37 ID:jLqxIV5bO
保守
243名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/27(水) 23:21:42 ID:U2vnoBKr0
俺が先に立ち、ヤンガスが追いつけるように小走りで進んだ。
その後ろを追うかたちで、ヤンガスが短くてぶっとい太腿をたぷたぷ揺らしながら必死でついてくる。
と言っても、俺はわざわざ振り返って見たりしたわけじゃないから、ヤンガスの動きは想像なんだけれどさ。
走り出してからほどなくして、俺はなんだか様子がいつもと違うのに気が付いた。
なにがおかしいんだろう?
立ち止まって振り返ると、ヤンガスも同じように立ち止まり、何か言いたげに俺の顔を覗き込む。
「も…もう、四つん這いでなくてもいいでがすか?」
おっと、そうだった。さっきのエビルスピリッツ騒動で忘れてたけど、ヤンガスは四つん這いにさせてたんだった。
いや、もう十分に反省してると思うからさ、普通どおり二本足で歩いていいよ。
「それを聞いてほっとしたでげす!」
ヤンガスは安堵の表情を顔一面に浮かべた。だけど、すぐにいぶかしげな顔つきになり、俺に言った。
「兄貴、…おっさんと姫様がいないでがすよ。」
そうか。いつもと違うというのは、馬車が付いてきていないので、その音が聞こえないのと、
トロデ王様のちょっと偉ぶった視線を俺の背中に感じていないためだった。
たぶん、ライドンさんの塔の入り口のところに立ちんぼのままなんだろう。
「いったん戻って、おっさん達もちゃんと連れてきた方がいいでがすよ。」
ヤンガスは左手に握ったルーンスタッフを振り回しながら言う。
だけど、俺は、王様達はあそこにいたほうが安全なんじゃないかと思うんだ。
下手に人家に近いところにいて、また石を投げつけられたりするよりもましだと思うし。
それにあの塔は丈夫だからモンスターに襲われても逃げ場所にもなる。
「じゃあ、早いところあの塔を登っちまいましょうよ。それで、その宝石とやらを取ってさっさと戻りましょうや。
 てっぺんのサーなんとかいうあんちゃんの魂がいた像にたどり着けばいいんでげすよね?」
そのとおり。さあ、行くぞ。
塔のてっぺん、見上げるほどの高さで、風車がくるくると回っている。
そして、俺たちも世界のあちこちをくるくるしながらこの塔にたどり着いたんだ。
ヤンガスが入口の戸板を上に持ち上げると、戸板は難なく上がった。
ええっと、どういうルートだったかな?
244名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/29(金) 22:23:39 ID:KnNg4/EPO
ケツだせ!
245名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/02(月) 16:05:17 ID:I2NjImVWO
('')−−〆
  >  >
246名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/04(水) 12:46:50 ID:WMbYhrzFO
続きマダー?
247名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/07(土) 00:30:43 ID:Y0W/DVvWO
いばらのムチでやんカス野郎をぐるぐるに巻いて
後ろからフトモモの間にだらしなくぶら下がってるタマを
おもいっきり蹴り上げてやりたい
248名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/07(土) 00:37:35 ID:FdoVhGw7O
エロい体(笑)
249名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/09(月) 15:16:59 ID:WnyY/FnXO
ヤンガス(少年じゃない方)のスレはここだけなのに物凄い過疎
250名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/10(火) 01:18:22 ID:xgI2wPDdO
だってスレタイがチャゴスなんだもの
251(作者以外)誰も読まないSS33:2007/07/12(木) 00:47:59 ID:k2RzMZdK0
「兄貴、この階段を登りゃいいんじゃないでがすか?」
しばらく歩いたところで、ヤンガスが目の前に現れた階段を指し示した。
そうそう、ここから塔に入れるんだった。そういえば、塔の中には池があったよな。
ヤンガス、そのルーンスタッフと、ヤンガスの体を洗ってやるから、とりあえず塔の中まで進め。
「杖を洗うのは分かるでげすが…あっしまで洗わなくたっていいでがすよ。」
何を言うんだ、そんなスッポンポンの体で。埃と汗でべとべとしてきてるぜ。
それに、まだ下痢が脚に付いてるかもしれないし、エビルスピリッツのヨダレだってこびりついてるんだろう。
こんな格好じゃ、リーザス像にお目通りするのには失礼すぎるぜ?
「それを言うなら、兄貴だって汗をかいていると思うんでがすが…分かったでがすよ。ともかく進むでがす。」

そして俺たちは、塔の一階にある池のそばに来た。
池は地下水らしい澄んだ水を湛えている。水面が揺れて、燭台の炎をきらきらと反射している。
さあ、ヤンガス。入ってそのルーンスタッフを洗うんだぞ。
「べつに入らなくともいいと思うんでげすけどね…。」
そう言うと、ヤンガスは池の縁に膝をつき、水面にかがみこんでルーンスタッフを洗い始めた。
俺は水の中に入れといったのに。兄貴の言うことを聞かない弟分に下すべき罰は、もう決まりきってるよな?
そこで俺は、ヤンガスの腰に手を回すと、ヤンガスが振り向く間もなく素早く前方に突き飛ばしたんだ。
前方にあるのはもちろん池だ。ヤンガスは、うつ伏せになって水の中に飛び込んでいった。
「ぐわっ!?あ…兄貴ぃっ、おぼ…溺れるでがすっ!…あ?なんだ、足が立つのか。」
池はかなり浅くて、ヤンガスの股間にも届かないくらいだった。俺が立ったら膝くらいまでの深さかな。
よしよし。じゃあ、さっき言ったように、俺がヤンガスを洗ってやろう。
俺は靴と上着を脱ぎ、ズボンの裾をたくし上げて池に入った。トーポが俺のポケットから飛び出して、頭に登ってきた。
ヤンガス、杖は洗い終わったかな?
「??え…あ、洗えたでがすが、それより兄貴、いきなり水の中に突き飛ばすなんて、ひどすぎるでがすよ!」
まあ、腹を立てるのも無理はないか。
252名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/12(木) 12:00:24 ID:CaNvObvtO
ありがたやー
253(作者以外)誰も読まないSS34:2007/07/13(金) 02:07:55 ID:n6xahMiA0
ヤンガスは、洗い水がきらきらと光るルーンスタッフを、俺に手渡してきた。
俺は受け取ると、袋に納めた。また後で使用することもあるだろうけど。
さあ、今度は、俺がヤンガスのミートスタッフを洗ってやる番だぞ。
「あっ!アクトの兄貴、体くらい自分で洗えるでがすっ!ああっ!そんなところ、あっしの、大事な、そんな…
 兄貴、ハレンチでがす!あぎゃっ!ひいいいっ!痛い!痛い!!そんなに握らないでくれでがす!」
ヤンガスがあまり暴れるものだから、ついつい玉袋をきつく握ってしまった。
ヤンガスの裸体は、炎に照らされると、太陽の下よりも一層ムチムチしてエロっぽく見える。
こんなヤンガスに、俺がむらむらっと来ないはずはないよな?
さっきライドンの塔でエビルスピリッツに陵辱されたときのヤンガスの表情やせりふを、俺は忘れていない。
これからする行為は、俺の性欲を満たすと同時に、ヤンガス、お前が俺よりもモンスターの舌のほうを気に入ったという、
その事に対する処罰なんだぞ。
俺は、ヤンガスの珍宝をしごき続けた。ヤンガスのムスコは既に固く長くなり、熱を帯び始めている。
それを見て、俺は、ヤンガスに仰向けになるように促した。
「えっ!?ここは、池の中でがすよ!?仰向けになんかなったら、あっしは溺れちまうじゃないでがすか!」
そういや、ヤンガスは泳げなかったな。仰向けになっても水に浮いていられることを知らないんだ。
そこで俺はテンションをためた。ヤンガスは大慌て。
「わ、分かったでがすよ、兄貴っ!仰向けになるでがす!」
そして、池のそこに尻をついた、仰向けというより座った姿勢になった。
ま、これでもいいか。俺は袋を探り、おいしいミルクの空き瓶を取り出すと、ギラを唱えた。
瓶はすぐに熱くなった。俺は、瓶を脇に置くと、ヤンガスの両足首を引っつかんで引き上げた。
あおりを食らってヤンガスの頭は水しぶきを上げながら池に潜っていった。ヤンガスはのた打ち回る。
俺は、いま加熱したミルク瓶を、ヤンガスの硬直した陳棒にかぶせて、強く押し付けた。
そしてその手を離さずにヤンガスの全身を水中に沈めた。ヤンガスはもがき苦しんで激しく水しぶきを立てる。
それからやっと、ヤンガスの顔面が水から出てきた。
254名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/13(金) 17:00:54 ID:xIAOex0HO
   ∩ _ _   ≡=−
   ミ(゚∀゚ ) ≡=− 続きキテター!続きキテター!
    ミ⊃ ⊃    ≡=−
     (⌒ __)っ   ≡=−
     し'´≡=−

  −=≡    _ _ ∩
 −=≡   ( ゚∀゚)彡  続きキテタ-!
−=≡   ⊂  ⊂彡
 −=≡   ( ⌒)
  −=≡  c し'
255名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/13(金) 22:42:39 ID:o2gtXoJhO
256名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/15(日) 17:50:45 ID:FrqIeVs70
どうすれば保守?ageればいいの?
職人さんありがとう美味しく頂いております
257名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/15(日) 17:54:27 ID:Xz83GDAGO
258名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/15(日) 18:38:12 ID:uliknSFgO
>>256
ageなくてもレスがあればおk
259名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/15(日) 20:40:24 ID:+yA5UaCm0
職人さんすごい…!
昔あったパパスとサンチョのSSスレ並みに高い文章力だ!
260名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/17(火) 23:25:39 ID:nPyM42m1O
ケツ!
261名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/17(火) 23:38:59 ID:NajyTZt1O
チャゴスがボロボロになって放置されればOK
262名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/18(水) 00:11:57 ID:Y1mg67yf0
>>261
ここは既にヤンガススレなのに、なんでチャゴスがそこで出てくるんやねん。
263名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/18(水) 02:06:02 ID:X99Fp1T/O
それはね…親の七光りで性格外見最悪のチャゴスが大嫌いだから!
264名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/18(水) 02:51:54 ID:DxFc6ePWO
265名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/20(金) 21:03:01 ID:mxojeU3YO
続きマダー?
266(作者以外)誰も読まないSS35:2007/07/21(土) 02:37:04 ID:eGbyNAuL0
アク禁終了っ。

「げぶっ!げぶぉっ!あでぃぎぃ〜!げほっ!げほっ!ひどずぎるでがず!」
ヤンガスはむせながら怒鳴った。びしょぬれの顔面が、俺の性欲をそそり立てる。
俺は自分の股ぐらをビンビンに硬直させながらも、ヤンガスに手を貸して立ち上がらせた。そしてヤンガスの股間を確認した。
ヤンガスの股間は、俺がたった今熱して、水で急冷したおいしいミルクの瓶がすっぽりと覆っている。
そして、ヤンガスが男である証を示す赤銅色の肉棒が、カチカチに固くなって、瓶の底に届かんばかりに伸びていた。
「あ、アクトの兄貴…?この瓶は?外しちゃいけないでがすか?」
駄目だ。これは、お前の貞操帯なんだから。
お前はこれから少なくともしばらくの間、俺の性欲を満たすための肉人形として暮らすのさ。
こうして中の空気を抜いた瓶を股間にかぶせると、朕宝はその中で勃起したままになる。
それと同時に、おまえからこぼれ出る白いミルクを溜めるための瓶でもあるんだ。たっぷり溜めろよ。
そして、いいか、もしその瓶が外れたりしたら…きついお仕置きが待っているからな。
さっきライドンさんの塔でモンスターに犯されて精を放出したことについてのお仕置きもとってあるんだからな。
それから、塔で腹を下してしまったことのお仕置きも…。
「あれは、ライドンのおやっさんが片付けてくれたじゃないでがすか…。」
言い訳は無用だ。向こうが許してくれたからとはいえ、罰せられるくらいの行為はしているんだから。
さあ、上へ行くぞ。いや、その前に…。
俺は、ヤンガスに、後ろ向きになるよう促した。ヤンガスは言われるままに俺に背中を向けた。
そこで、俺はさっき使ってちぎれたままのヤンガスの帯を袋から取り出すと、ヤンガスの両手首を背中で縛りあげた。
これで、ヤンガスが下手に瓶をいじくり回して外してしまう心配はなくなったわけだ。
もっとも、何もしなくとも、この先歩いているうちに、瓶が外れて落ちる可能性は十分あるけれどな。
そのときはヤンガスにお仕置きをすればいいし。
俺はヤンガスをつついて、先に立つよう言った。
ヤンガスは、股間にそびえるミルク瓶で腹の贅肉を支えたまま、鼻息も荒くえっちらおっちらと歩き出した。
もうちょっと急げないか、ヤンガス?ゼシカやククールのことを忘れちゃいないよな。
267名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/21(土) 11:29:26 ID:2mmRHnVwO
続きキターー(゚∀゚)ーー!!
268名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/22(日) 05:04:28 ID:/y51JIVI0
おら船手に入れてから速攻西の大陸の東側から川を上って最初にサザンpークへ着いただよ
城内の肖像画に見事に騙されてタルに隠れて逃げ回るトカゲ嫌いの白タイツくりくりパーマ王子萌え〜v
ってなってただよ
おらの萌え返すだよ
269名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/22(日) 05:05:36 ID:/y51JIVI0
って続き来てたー
白状するが少年ヤンgスでもハァハァしてる
モンスターがセクハラすぎる
270名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/25(水) 00:07:21 ID:peewu/qpO
保守
271名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/28(土) 08:38:51 ID:ap7flO6lO
 
 

  C  コ
 ゙_゙゙ メ
272名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/29(日) 00:15:40 ID:Fchd13u+0
「ぐへへ、大丈夫だよミーティア…」でエロいイメージがついたので
ついつい僧兵に取り押さえられてるチャゴスの股間に目が釘付けになる。
タキシードの股間ってあんななってんのかね?何か今にも出てきそうだ。
273名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/30(月) 20:55:32 ID:Xnz/GuymO
続きマダー?
274(作者以外)誰も読まないSS36:2007/07/30(月) 21:42:31 ID:++XkQf9n0
俺も池から上がると、濡れたままの足をさっと拭いて靴と上着を身につけた。
ちなみに拭くのに使ったのはヤンガスのかぼちゃズボンだ。
ヤンガスは、少し進んだところで立ち止まり、上着を羽織りかけている俺を見た。
「あにきぃ…あふん…あっしの熱くなっているこの股ぐらを、何とかしてくれでがすよう…」
うんうん、いい傾向だ。やっとヤンガスも性欲に燃えてきたな。
俺は再び、先に進むよう促した。ヤンガスはがに股でぽてぽてと小走りに進みだした。
ケツの肉の開きぐあいが俺の精神を刺激してくる。
さて、どの場所でどんな形式でもってヤンガスを犯しちゃおうかな。

しばらく進むうちに、回転扉のある部屋にやってきた。扉についている環を引っ張ると床ごと回る仕掛けのやつだ。
さあ、ヤンガス。急に立ち止まったりしてどうしたんだ。早く先へ進もうぜ。
「でも、兄貴があっしの手を、こう、背中で縛ってるでげすから、扉の輪っかが引っ張れないでげすよ。」
ふーん、そうか。だったら後ろ向きになって引っ張ればいいだろ。
「は、はい…でがす。こうでげすね。」
ヤンガスは背中を扉に寄せると、環を引こうとした。でも手が届かない。
それもそのはずで、環の高さは、だいたいヤンガスの胸くらいの高さにあるんだ。後ろ手じゃ届かなくて当然さ。
よしよし。じゃあ兄貴が手伝ってやろう。
俺が扉に近寄るのを見て、ヤンガスは扉の前から退いた。おおかた、俺が扉を開けるものと思ったんだろう。
でも、俺の目的は、あくまでヤンガスに扉を開けてもらうことさ。
だって、俺は、右手に槍、左手に盾、ポケットにトーポ、と荷物だらけなんだぜ。
何も手にしていないヤンガスが開けるのが当然じゃないか。
俺は、ヤンガスに、手が届かなければ口で咥えて開けることができないのか、と指摘してやった。
「そんな、ばっちいでがすよ、こんな埃だらけの…でも兄貴やゼシカの姉ちゃんのためでがすよね。
 気は進まないでがすが…」
ヤンガスは扉に向き直ると、環を口にくわえて持ち上げた。
その背後に立つ俺がヤンガスの腹帯の切れ端をいわく有り気に手にしていることも気付かないまま。
275名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/31(火) 15:27:58 ID:iI3DMeE8O
職人さんありがとう。
276名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/31(火) 23:55:26 ID:rBsTTQ1l0
「はうん…はぐっ…おうっ…」
ヤンガスは、ちっこい口で扉の環を咥え上げようとしているが、なかなか咥えられないらしい。
「おっさんいつの間に!?」と叫ぶ時にはあれだけでっかく開く口なのに、なんでこういうときに限って開けないんだ。
俺はヤンガスの背後に立って、ヤンガスの腹帯の切れ端のいちばん長いやつを手にしていた。
チャンスを狙っていたのさ。うまく咥えるチャンスをね…。
さあ、ヤンガスが環を咥えたぞ。歯で挟んだようだな。
間髪を入れず、俺は環の中に帯の端を通した。そして、その帯でヤンガスの頭を四、五回ばかりぐるぐる巻きにした。
つまりヤンガスの頭を環に括りつけたわけさ。
「んごおっ!?がにぎ、あっひに、なにすうんでがすかぁ!ほどいでくだへぇでがす!!」
ヤンガスがもがきだしたときには、俺はヤンガスの頭の後ろで帯にしっかりと結び目を作っていた。
手の使えないヤンガスは、なんとか帯をほどこうと頭を振り回す。それにつれて扉の環も持ち上がる。
俺はヤンガスから素早く離れた。何故かって?
ヤンガスがのた打ち回るおかげで、扉の環が持ち上がる…すると扉が回りだすんだ。
環が持ち上がったままだと、扉はいつまでも回転し続けるんだ。しかもだんだん速くなる。
扉に縛り付けられたヤンガスも、一緒にぐるりぐるりと回転し始めた。止まらない、止まらない。
「あううううう……どめてぇ…どめでくれでがずぅ〜〜」
止めたいのなら、しゃがんで頭を扉に近づければいいのに、ヤンガスは伸び上がったまま帯をほどこうと暴れている。
なんて判断力の鈍い奴だ。もっともそこが可愛いんだけれど。
不意に帯がするするとほどけた。結び目が解けたんじゃない。ヤンガスの頭が抜けたんだ。
帯は輪になって、ヤンガスの後頭部に引っかかった。
「ちょ、ちょい…」
環から口を離したヤンガスは、既に目を回しているらしく、その場でくるくるピルエットして、扉に尻を向けた。
そう、ちょうど帯でヤンガスに目隠しした状態になったんだ。
しかも遠心力で飛ばされそうなヤンガスと、扉の取っ手の環との間に帯がぴんと張られた状態になった。
ヤンガスの頭に引っぱられて、環は斜め上向きになった。つまり、今までよりも更に高速で扉が回転しだしたのさ。
277(作者以外)誰も読まないSS38:2007/08/01(水) 00:35:22 ID:uGtancUs0
「ふげああああぁあぁあぁあぁあぁぁっっ!!!!」
リーザス像の塔の石造りの部屋に、ヤンガスのおびえた叫びが響いた。
正直言ってこれは速いぞ。ヤンガスが叫ぶのも無理はない。
どのくらい速いかといえば、俺が片足立ちで一回ピルエットするくらいの時間で、扉も一回転するんだ。
ヤンガスは逃げようともせず、扉に結わえ付けられた格好で立ちすくんでいる。
うっかり逃げようものなら、扉と壁とに挟まれて煎餅になっちまう危険があるからな。そうなりゃホイミも効かないし。
高速回転でよく見えないが、ヤンガスの肩は落ちているし、脚はがに股気味、股間は…
と、不意に俺の太腿を、何か硬いものがかすめて行った。
かぶとこぞうとかじゃない。ヤンガスの股間に嵌めておいたおいしいミルクの瓶さ。
俺の後ろの壁にぶつかり、ガシャン、ピシッと嫌な音を立てたあと、こっちにゴロゴロと鳴りながら転がってきた。
俺は回され続けているヤンガスはそっちのけにして、転がってきた瓶を拾って中を覗いた。
底に白く濁った液がたまっている。この瓶ははじめ綺麗だったから、牛のミルクじゃないことは分かった。
そうすると、この液体は、俺のヤンガスの放出した男の液体だということになるな。
これっぽっちしか出さないのか。あとでもっとしっかり出させるとするか。
ヤンガスは、既に叫び声を上げるのをよしてしまっている。
腰を落としかけた姿勢のまま、回転する床の上で、扉と一緒にぶんぶん回っている。
よく見ると、口を大きく開けて今にも吐きそうだ。万が一吐きでもしたら、俺にも掛かるかもしれない。それは駄目だ。
まあ、さすがにこのくらい回せばいいか。ヤンガス、聞こえるか!すぐに座れ。床にケツを落とせ。
俺の声が聞こえたらしく、ヤンガスは膝を折って、がっくりと床に座った。帯は顔に引っかかったままだ。
扉の環はヤンガスの頭と一緒に下がった。扉の回転スピードも、次第に落ちていく。
なんとか安全に乗れるくらいの速さになったところで、俺はヤンガスのそばに寄り、帯から頭を抜いてやった。
扉は静かに止まった。
同時に、ヤンガスは座った姿勢のまま床に倒れた。息が荒い。
引き起こそうかどうしようかちょっと迷って、俺はヤンガスをぐいっと引き上げて立たせた。
278(作者以外)誰も読まないSS39:2007/08/01(水) 01:05:29 ID:uGtancUs0
おい、ヤンガス。ミルクの瓶が股間から外れたぞ。仕置きをするってこと、忘れてないよな。
「ああう…」
ヤンガスは聞いているのかいないのか、全身をふらふら震わせている。目玉もあっちとこっちを向いて定まりが無い。
返事が無いな。まあいい。後で思い出させよう。
それより、ヤンガスが放心している今がチャンスだ。
何のチャンスかって?そりゃ、ヤンガスのおいしいミートスタッフを食べることさ。
俺は、いま立たせたヤンガスを、床に仰向けに転がした。手が床に当たって痛いのか、ヤンガスはちょっと呻いた。
さあ、食うぞ。さっきのライドンさんの塔では食い損ねたからな。
俺はヤンガスのむっちりした太腿を左右に開き、間に俺の顔を挿し入れた。
ヤンガスのふぐり袋と肉棒は、もう目の前だ。
俺は大口を開けてかぶりついた。美味い。
俺が腕の力を緩めると、ヤンガスの太腿は自然に閉じて、俺の頭を挟んだ。
むっちりしてて、肉と脂がたっぷり付いてて、毛もいささか茂っている肉塊だ。
ゼシカの胸のパフパフよりもずっと気持ちよい。いや、ゼシカにやってもらったわけじゃないけどさ。
俺は舌の下側にヤンガスの肉棒を差し込んでよく舐めてあげた。
軟口蓋にぶつかりそうになるほど深くくわえ込んでもあげた。
左右の奥歯で甘噛みしたり、頬の内側にリズミカルに打ち付けたりもしてやった。
ヤンガスの珍膨は、初めは萎えきっていたが、俺が口でいろいろやってあげているうちに、熱く、硬くなってきた。
ほら、さっき塔の下の池のところで言っていた、熱くなった股ぐらを、何とかしてやるぞ。
俺は唇を強く締めると、ヤンガスのモノを根元から先へ、先から根元へと愛撫することを繰り返した。
ヤンガスは包茎ではないので、亀頭の部分の触感が唇に心地よい。
俺の口の中で怒張してきたので、ちょっとむせた。でもヤンガスの鎮報を口から出すなんてことはしなかった。
お、先走り汁が滲んできたようだぞ。舐めてやるか。ぺちゃぺちゃ。
ヤンガスの荒い息遣いが、俺の頭を挟みつける太腿を伝って感じとれている。
俺の目の前にある脂でぶよぶよの腹も、激しくうごめいている。
279名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/01(水) 01:58:14 ID:kzxUSFhG0
続きktkr
280名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/01(水) 22:08:03 ID:4Ly3MNBR0
岩壁|∀・)夜になると邪な気分にナルネ
281名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/01(水) 23:40:34 ID:x9Lq+LrBO
続きマダー?
282名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/01(水) 23:41:32 ID:4Ly3MNBR0
きみら堪えんなあ・・・
283名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/02(木) 00:19:10 ID:gsELpPyV0
でもなんか書かないと落ちちゃうカモ…
284名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/02(木) 17:40:36 ID:ioTNp+3TO
285名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/02(木) 23:13:37 ID:EwSwaztI0
( ・∀・)ノ∪オカワリ
でももっと想像力を必要としない最初の頃の単純なエロの方が美味しい…
286名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/04(土) 01:29:36 ID:acBrsJC/O
続きマダー?
287名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/06(月) 00:29:02 ID:Ah6+fhSiO
最初の方の闇の遺跡にて、ゼシカではなく、8主を引っ張ったククールはおそらく8主狙いのガチホモ
288名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/06(月) 01:14:15 ID:Zism5rxaO
ククール→主人公→ヤンガス

こうゆうことか。
289名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/08(水) 21:15:01 ID:M2l5PCshO
保守
290名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/09(木) 08:37:13 ID:6wrvK4UUO
続きマダー?
291名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/09(木) 23:57:24 ID:DOtWf1TN0
練って貰った方が良い
292名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/11(土) 20:23:14 ID:dPyH1u84O
age
293(作者以外)誰も読まないSS40:2007/08/14(火) 03:44:05 ID:wbi4hdWJ0
「あっ……うっ………くうっ…」
ヤンガスが呻き始めた。起き上がろうとしているのだろう、前腕を力なく動かしている。
「あにきぃ…アクトの兄貴、あんなに振り回すのは…はあ、はあ…」
ヤンガスの頭の中はきっとぼんやりとしてるんだろう。しゃべってる事が会話になってないぞ。
でもそんな事はどうでもよい。俺は今、ヤンガスの肉体でお楽しみの真っ最中なんだから。
ヤンガスが起き上がるのが遅けりゃ、それだけ長く楽しめるってことさ。
俺はヤンガスの股間を自分の口でよくよく舐めてあげた。
ヤンガスの肉棒はすっかりかちこちになっている。
塔の中の薄暗い光で見ても、肉棒が赤みを帯びてきているのが分かる。
「あにきぃ〜、どこにいるんでがすかぁ〜?」
ヤンガスが力の抜けた声で俺を呼び、手を大きく動かしだした。どうやら俺を手探りで探しているらしい。
俺の可愛いヤンガス、兄貴は今、お前の股ぐらを愛撫してるところだぞ。
俺はちょっと悪戯心を起こして、ヤンガスの肉棒を少し強めに噛んでみた。
「あいってってって!」
ヤンガスは上半身を起こして、今の痛みの元が何かを探ろうとする。その目が俺の目と合った。
自分の体に何をされているのか分かってないらしく、しばらくは無口だったが、やがて丸い目が大きく開いた。
「あ…兄貴でげすよね?あっしの股座に顔を挟めたりして…
 いや、そんな事より、そこでいったい何してるでがすか?いまあっしの股間に噛み付いたのも、兄貴でげすか?!」
うん、そうだよ。やっと目が覚めたかな?
俺はぺちゃぺちゃとヤンガスの男根をねぶり続けた。
左手の指をヤンガスの蟻の渡り道に沿わせ、おもむろに肛門の方へと擦っていってやる。
「アクトの兄貴、あっしは、もう、兄貴のことが、何がなんだか…」
にちゃっ、と音を立てて、俺の左手の人差し指と中指がヤンガスの直腸内へ侵入した。
ヤンガスの中はあまり締め付けが良くなかった。さっきモンスターにやられたからだけとは考えにくい。
たぶん、パルミドにいた頃から、男と同衾した経験があるんだろ。
いつの間にかヤンガスは身動きをやめていた。どうやら俺のほうをまじまじと眺めているらしい。
294名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/14(火) 18:35:13 ID:MUSsgc5cO
続きキター!!

いつもありがとう。
295名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/15(水) 15:07:17 ID:ogAC8Sc7O
待ってたよ。神よ、いつもGJ。ありがとう。
慌てないで自身のペースで投下してくれ、いつまでも待ってるから。
296名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/17(金) 00:42:27 ID:IY1DqGeP0
ヤンガスのエロ絵きぼんぬ
297名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/18(土) 08:37:33 ID:24P6z/HmO
wktk
298名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/19(日) 09:13:23 ID:JEj88y6hO
まだかな
299名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/20(月) 01:41:05 ID:6n9kuHVX0
何秒かたって、俺の頭を挟んでいるヤンガスの太腿が、もぞ、もぞ、とうごめいた。
太腿の皮膚がじっとりと汗ばんできたのが俺にも分かる。
ヤンガスはまだ黙りこくったままだけれど、呼吸が次第に深く、激しくなってきたようだ。
それもそうさ。俺がヤンガスの中に指を挿し込んで、中からさすってあげているからだ。
俺の口の中では、ヤンガスの男の証の棍棒が、これまでになく太く硬く育っている。
俺が唇でしごくたびに、根元からブルンブルンと揺れまくる。
さあ、ヤンガス。もう行っちゃいそうじゃないか?もうじき出そうだよな?感じてるよな?
さっきのエビルスピリッツのようには奥まで届かないけれど、それはそれ。人間の俺が魔物にかなわなくたっていい。
そのかわり、俺は、魔物にはできない口淫という行為ができるんだから。
ほらヤンガス。何か喋ってごらん。
「あ…兄貴ぃ…はあはあ…あっし…このままだと…」
うん?
「…このままだと、兄貴の口の中にぶっちゃけてしまいそうでがすっ!」
ヤンガスの語気がちょっと荒かったので、俺はちらりと上目でヤンガスの顔を探った。
ヤンガスの顔は心なしかバラ色に光っているようだ。もっとも、これは照明に焚かれている火のせいかもしれない。
うんうん、それでいいんだ。出しても飲んでやるから。
それより、今の言葉は、もう少しでイッてしまいそうだ、ってことをほのめかしているよな。
俺は空いている右手でもってヤンガスの睾丸袋をゆっくりと、でも力を入れて握った。
そして、手から少しはみ出すくらいの大きさのその袋を、たなごころの中で捏ね回した。
「ああああにきいいい・・・」
ヤンガスの息詰まるような声に、俺は再び目を上げてみた。
ヤンガスはもう俺を見ていない。ずんぐりとした胸や腹を汗で湿らせたまま、天井を見上げている。
そう、ちょうど、あのトロデーン東の橋から落ちかけたときに俺を見上げていたような、切羽詰った顔つきで。
「も、もういけないでがす、兄貴、あっしはこらえ切れないでがす!」
そしてヤンガスは自分から腰を振り出した。
300(作者以外)誰も読まないSS42:2007/08/20(月) 02:15:06 ID:6n9kuHVX0
ヤンガスは、腰に全身の力を籠めているといわんばかりの勢いで、腰を縦に振っている。
俺からすれば、ヤンガスの竿の頭がのどの奥にぶち当てられていることになるんだ。
だから俺も、少し吐き気を感じてしまった。でも、ここでしゃぶるのをよすわけにはいかないだろ?
俺よりもモンスターの責め行為のほうに感じてしまったその償いとして、こんなことをしてるんだから。
「うあ…あにき…いいい、いくっ!いくでがすっ!」
ヤンガスが叫ぶ。俺の口に咥えられた肉棒もびくん、びくんと拍動している。
俺は、ヤンガスの男袋を握っている手にちょっと力をこめた。
「はああああああうっ!」
俺の口の中いっぱいに、熱くて塩気のあるどろりとしたものが噴射された。
同時にヤンガスがこの情けない叫び声をあげた。
ヤンガスの腰からはいっぺんに力が抜け、肉棒も俺の口の中で徐々に熱気を失っていく。
そのまま俺の口からナマコのように抜けていくヤンガスの珍宝を俺は慌ただしく吸った。
それから、左手の指をヤンガスの肛門に差し入れていたことに気付き、そっと抜いた。
いつの間にか俺の肩甲骨のあたりで合わさっていたヤンガスの両足を外して肩から下ろすと、
俺は立ち膝をついて、石の床に枕かなにかのように横たわるヤンガスを見た。
塔の窓から差す午後の日の光と、燭台で燃える炎の照り返しの中で、
ヤンガスは銅の人形のように輝いて見えた。
俺は口いっぱいに含んだヤンガスのザーメンをどうしようか考えたが、
せっかく口に入れてもらったものを吐き出すのも惜しいので、このまま飲み込むことにした。
「うあ…あにきぃ……さっきの瓶がぶつかってしまってすまないでがす。」
瓶?いや、実は俺も、貞操帯にしていたミルク瓶のことなんて、とっくに忘れていた。
ヤンガスのミルクを直飲みできる嬉しさのあまり、な。ごっくん。
「な、何を飲んだでげすか!?まさか…あっしの…」
うん、そのま・さ・かだよ。やっぱりヤンガスのは濃くてねっとりしていて、香りも雄臭くて最高だ。
「…それより、早く上に行きましょうぜ。なんたらいう宝石のためにここに来てるんでがすから。」
俺だってその当初の目的は忘れていないよ。でも、像の目に嵌まっているという宝石、どうすれば取れるんだろう。
301名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/20(月) 21:19:31 ID:bvVWIBVmO
続きキタワァ
302名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/20(月) 23:12:17 ID:bObVfNA00
\(゚∀゚∀゚)/
303名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/21(火) 13:26:48 ID:/IfTkFm9O
なんという世界観
304名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/22(水) 00:19:09 ID:LK85vOND0
対兄貴口調が萌える
対ゲルダ口調では物足りん
305名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/22(水) 04:46:08 ID:rTkjcI560
8主を女性と見紛う美少年と想像しつつ読むとご飯10敗はいけます
306名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/23(木) 23:49:01 ID:rrGByxUzO
続きマダー?
307名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/25(土) 00:48:51 ID:acHkKK2HO
 ww
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308アップル信者 ◆eC.1fRZtw. :2007/08/25(土) 01:02:29 ID:OwlM0kcgO
神スレ
309名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/25(土) 03:06:53 ID:9f1ERrO+O
あーヤンガスの雄臭いムニュムニュの尻をガッと開いてけつ毛に息を吹きかけたいよー

神続き待ってます!
310保守がてらに:2007/08/25(土) 05:34:50 ID:9f1ERrO+O
俺たちは今夜、とある小さな街の宿屋に宿泊することになった。
その宿屋は割と大きな宿屋であったが、先客である旅の商団が多くの部屋を占領してしまっていたために、
今夜はシングルルームしか空きがなかった。
「さて、どうしたもんかね。俺はできることなら、ひさしぶりにベッドでゆっくりと眠りたいんだがな」
「そんな贅沢できないわよ。大部屋にみんなで泊まるのと、個室を人数分借りるのじゃ料金が全然違うわ。
明日は薬草と食料もかいだめなきゃならないんだし…」
ゼシカの言い分もわかるが、ククールの言うとおり、十分な休息も必要だな。近頃野営続きだしね。
まぁトロデ王は今日も街の外で馬姫と野宿だけど。
「じゃあ、どうするって言うのよ8主。悪いけど、個室四つ分のお金は本当にないわ」
決まってるじゃないか。
「安心してくだせぇ兄貴。あっしが今日トロデのオッサンと野宿するでがすよ。
兄貴はここでゆっくり眠ってくだせぇ」
ああそんなことさせるわけないだろうヤンガス。なんて健気な。
「大丈夫、僕に考えがあるからね」
みんなに均等に微笑んであげた。
311保守がてらに:2007/08/25(土) 05:36:12 ID:9f1ERrO+O
四部屋借りれないなら、三部屋だけ借りればいいのだ。
「兄貴、やっぱりあっしは床寝でいいでがすよー」
「なに言ってるんだよヤンガス?それじゃヤンガスの体が休まらないだろう?」
「そ、それにしたってこんなむさ苦しい体で兄貴の隣に横になるわけには…」
「それが良いんじゃないかはぁはぁ…いや、ゴホゴホ、ヤンガスッ!ヤンガスは僕を守るんじゃなかったの?
それなのに自己管理を怠るなんて、それこそむしろ不義なんじゃないかな?
いいかい?正しい睡眠をとった場合とそうでない場合では翌日のコストパフォーマンスがうんたらかんたら」
適当に言いくるめながら、ヤンガスをベッドに連れて行く。
さり気なく肉付きのいい腰に手を回し、それを尻に向かって滑らせて、さらには尻たぶを数回もんでみたがヤンガスは気づかないらしく
「兄貴、なんてお優しい…!」
とかなんとか上目遣いに見られて俺はもうバッキバキに勃起してしまった。
312保守がてらに:2007/08/25(土) 05:36:58 ID:9f1ERrO+O
いつもは大の字になって真っ先に高いびきで眠ってしまうヤンガスだが、今日は身体がはみ出すほどベッドの端っこによっている。
「申し訳ないでがす…。ゼシカの嬢ちゃんならともかく、あっしのようなむさ苦しい男と添い寝する羽目になっちまって…」
「なに言ってるんだよ。僕とヤンガスの仲じゃないか…!」
ほらほら、明日背中が痛くなっちゃうよ!とか言いながらヤンガスの身体を引き寄せる。
抱き寄せるような形でこちら向きに寝かせ、くびれのない腰に手を添える。
「ああ兄貴、そんなに近寄らないでほしいでがす!バスタイムは入念に済まして来たつもりでがすが、
変なにおいでも残ってたら申し訳なくて眠れないでがす!」
確かに布団のなかはヤンガスの汗くさいような雄くさいような臭いでいっぱいだった。
おかげで先ほどから、いかに鼻息をたてず笑顔のまま空気を大量に吸い込めるかということに取り込んでいる。
しかしそんな生娘のようなことを気にするヤンガスのなんと可愛いことか!
おもわずその髭面の唇にむしゃぶりつきそうになるが、俺はそれを必死に耐えた。
夜はまだ長い。
313名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/25(土) 05:38:57 ID:9f1ERrO+O
あーあまりに興奮したんで書いちゃったよー
もし神や神読者さん達が不快に思わなければ、続き書きたいです。
314名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/25(土) 08:37:59 ID:BH42E49hO
是非。

私営サイト巡っても結局美少年のBLしかなかったからあなたには非常に感謝している。
315名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/25(土) 15:33:46 ID:OnSTDahTO
>>313
神の作品と区別がつくようにすれば大大大歓迎です。
316(作者以外)誰も読まないSS中断:2007/08/26(日) 16:54:02 ID:+ea1BUuf0
>>310-313
たいへん良い作品なので、続きもぜひ書いてください。
名前欄にタイトルを書くとかすれば(コテハンとまでは行かなくとも)区別が可能ですから。

なんにしろヤンガスは悪いことをしてあげたくなっちゃうタイプだから。
317(作者以外)誰も読まないSS43:2007/08/26(日) 17:17:29 ID:+ea1BUuf0
ヤンガスはくしゃみをひとつふたつ放つと、俺の先に立って歩き出した。
俺はヤンガスの背中を見ながら、後ろをつけていった。
ヤンガスの背中には、いつの間にか泥の筋が何本か付いている。どうも土埃と汗が混ざり合って出来たものらしい。
こんな格好でリーザス様にお参りなんかさせていいんだろうか?
しかも、彼女の瞳を貰いに行くっていう、礼儀を尽くさなくちゃいけないときにだよ!
ヤンガス、一回体を洗うぞ。
「ええっ!ど、どこで洗うんでがすか?この辺には水なんか無いでがすよ!」
気に病むな。俺は水のある場所を知っている。

今度は俺が先に立ち、ヤンガスの手を引っ張ってとっとと最上階に上がった。
手を引かれたヤンガスは、あの短くてぶっとい足で、懸命に俺についていこうとすがりついて駆けている。
さあ、ここがリーザス様のご本尊のおわす最上階だ。壁が無いから外の空気が入ってきて気持ちいいな。
ほら、花壇にもこんなに花が茂っているし。
「でも兄貴、ここでどうやって体なんか洗うんでげすか。」
つべこべ言うより前に、ほら、見ろ。汲みためた水を入れておく水槽がある。
俺は、こんな塔の上に花壇があるのはどうしてなのか疑問に思ったときから、ここに水があることに気づいてたんだ。
塔の上の風車も水を汲む上げるためだろう。
さあ、ヤンガス。その汗と泥と埃まみれのエロかわい…じゃなくて、汚れた肉体を洗うんだ。
「はくしょん!うう。風が当たって寒いでがす。」
うん、この塔の上は、多少風当たりが強いみたいだ。風車があるくらいだし。
それに、もう夕方だから、少し冷えてくるのはしょうがないよ。
じゃあヤンガス、体を綺麗にな。よいしょっ。
「うわっ!あ、アクトの兄貴!いきなり後ろに回ってあっしを持ち上げないでくだせえ!」
だってヤンガスがさっさと水槽に入らないんだもの。
これじゃいつまで待ってもリーザス様にお目通りできないじゃないか。
俺はヤンガスの重たい肉体を水槽の縁に載せた。ヤンガスは目をでっかく見開いてびくびくしている。
318(作者以外)誰も読まないSS44:2007/08/26(日) 17:41:38 ID:+ea1BUuf0
「まさかあっしをこの水んなかに突き落とす気じゃないでがしょうね?」
え、当然だろ。ヤンガスがさっさと体を洗ってリーザス様にお会いできるような綺麗な肉体にならないんなら、
そうするしか方法はないからな。
「うわあ…兄貴〜、あっしは泳ぎは苦手なんでがすよぉ。」
いや、別に泳がなくても、立ってりゃいいと思う。
「深くて足が…ごどばぁっ!」
俺が押してやると、ヤンガスは変な叫び声をあげながら、毬みたいに水槽の中へ転げ込んだ。
水は水槽の縁近くまで入っていたので、しぶきはあまり立たなかったが、俺にもざっぷりと水がかかった。
服ごと濡れた体には夕風が冷たい。とりあえずギラして乾かしとくか。
「あああああ・・・あびきぃ〜出してぶだせぇでがす…」
水槽の中のヤンガスは、なんとか足がついて立っているようだが、鼻の下あたりまで水に漬かっている。。
俺はヤンガスでも余裕で立っていられる深さだと思ってたんだけど、上から見たときよりもかなり深いのかな。
まずはきちんと体を洗ったかな?全身の汗を落として。背中の泥の縞模様もね。
金玉も丁寧に洗うんだぞ。さっき俺が吸った残り汁があったら、とことんまで搾りきっておくんだ。
リーザス様は一応女性だから、あんまり男臭いと、拗ねてしまって、瞳を下さらないかもしれない。
でないとゼシカやククールがいつまでも呪われたままになっちまうし、賢者の子孫がまた命を奪われてしまう。
「ぢょっと話がまぴがってるでばす。ククールは呪われてねえでがすよ…ごぼぼっ」
いやいや、ヤンガスが適切なときにベホイミしてやらなかったから、棺桶状態という呪いにかかっているだろ?
「それは、呪いとは、いばないんじゃ…」
このさい呪いの一種にまとめとけ。それより、早く体を洗って出るんだな。
「わ、わばったでばすよぉ…」
ヤンガスは短い腕で自分のむちむちした肉体をあちこちとこすり始めた。
水槽は俺たち二人が入るには少し余裕が足りないので、俺は上から覗き込むだけで我慢しておいた。
塔から降りたらまたたっぷりとヤンガスを触れると思ったのも理由のひとつだけど。
どうかな、体は綺麗になったか?
「げぼぼっ!びゃ、びゃやくびきあげでぐだぜぇ〜ごぼこぼこぼ」
なんだかマジで溺れそうになってる。

319313:2007/08/26(日) 22:04:42 ID:EKi42OAcO
続ききてたー!
萌っへー(*´д`*)
ヤンガスの台詞がほんと原作で言ってそうで芸が細かいとおもう

>>314-316
ありがとうございます
じゃあそのうちまた保守がてらに適当にタイトル付けて来たいと思いますww
320(作者以外)誰も読まないSS45:2007/08/27(月) 01:35:23 ID:ht3Gi9Ui0
ヤンガスを死なせてしまう気なんて俺にあるわけない。ザオラルを使うのもMP消費が煩わしいし。
俺はさっと腕を伸ばしてやった。水中でもがいていたヤンガスは、必死でその腕にしがみついてきた。
おい、あまり強く引っ張るなよ。俺が水槽に落っこちるだろ?
「は、はい、あでぃぎ…」
俺は両手を差し出した。ヤンガスはその両手をしっかり捕まえた。
あとは楽なものだ。ヤンガスは水槽の壁に足を掛けると、それを梯子を登るように繰り返し蹴り、水槽の縁まで上がってきた。
「ふう、苦しかった…あ、兄貴、どうでがすか?あっしの体、綺麗になったでがすか?」
うん、この場所もだいぶ暗くなってきたけれど、どうやら目立った汚れは見当たらないようだな。
股間も…どれどれ。
「兄貴、そんなところをまさぐると、あっしも困るんでがすが…
 だって、おっ立てたままでこの何とか言う神様にお参りするのは、あっしもなんだか気恥ずかしいでがすから。」
そう喋っているヤンガスだが、明らかに全身が震えている。ひょっとして寒いのか?
「じつは寒いんでがす。濡れた体に夕風をじかに浴びるというのは、かなり無理のあるもんでげすな。」
うん、俺もさっきヤンガスを水に入れるときに濡れちゃったから、それはよく分かる。
それじゃ乾かしてやるか。ギラでいいかな?
「ぎゃあっ!ぎぎギラなんかされたら、あっしのケツ毛が燃えちまうでがすよ!そんな所が燃えたら、あとが大変でがす!」
大丈夫だ。ホイミしてやるから。ほれ、ギラで乾燥。痛くないようにしてやるから。
「あちっ、あちちっ!や、やっぱりどんなお手柔らかにやっても、ギラは肌に悪いでがす。」
ギラの炎が収まると、残ったのは、立ちすくんだヤンガスと、硫黄が燃えたような奇妙なにおいだった。
ヤンガスの体毛が燃えたらしい。でもヤンガスは毛深いから、多少燃えたってへいちゃらだろ。
「そんなことはないでげすよぉ…とにかく、もう乾いたようでがす。とりあえずは兄貴のおかげでがすね。」

ところで、リーザス様は、このフロアに上がってから今までの俺とヤンガスのやり取りを、ずっとご覧になってたんだろうか?
俺は、部屋の反対側の端にあるリーザス像を見やった。
像の両目の宝石は、何も眺めていないような、しかしすべてを見て悟っているかのような、不思議な輝きを秘めている。
321名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/27(月) 19:24:39 ID:BE1thaFv0
神様がきてた!
322名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/27(月) 21:54:39 ID:EbDXnxTW0
少●ヤンガスってゲームじゃヤンはモンスターマスターというかトップホスト。
8のアニキも所詮人外、ヤンのモンスターフェロモンに殺られてしまったのね〜
323名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/29(水) 13:13:14 ID:FQ7Lkf9oO
いいねえ…。ヤンガス…。
324(作者以外)誰も読まないSS46:2007/08/31(金) 01:31:49 ID:+7IKsO+60
「兄貴、体がひりひりするんでがす…」
ヤンガスの声に俺は振り向いた。そしてホイミを唱えてやった。
さっきのギラで肌がダメージを受けたんだろう。ヤンガスみたいなかわいいおっさんは、皮膚も大事にしないといけないからな。
それから俺はリーザス様のほうに向き直って、歩き始めた。
一歩進むごとに、リーザス様が俺に話しかけているような感覚が強まる。
ヤンガスも俺に続いて歩いてきているようだ。素足のぺたぺた言う音がやけに響く。

――あなたがたがここを訪れた理由は分かっています。
ふと、はっきりと女の人の声が聞こえた気がして、俺は立ち止まった。ヤンガスも立ち止まった。
やさしくて、落ち着きのある声色だった。これがリーザスの声なのだろうか?
――私は、リーザス。クランバートル家の最後の彫刻家でした。
   私がこの像を作り上げたとき、いつか私の子孫が危機に見舞われたときに助けになるようにと、
   この像に魔力を封じ込めたのです。
   あなたがたの顔を見ると、どうやら今こそ、私がこの像に封じた魔法を役立てるときのようですね。
   さあ、お持ちなさい。クランバートル家に、そしてアルバート家に伝わる魔法の宝石、クラン・スピネルを…。

声は静かに消えた。
俺がリーザス像の顔を見上げると、その両目から、紅色の宝石がひとつずつ外れて床に転がった。
ほとんど音も立てずに落ちたので、見ていなかったら気づかないところだったかもしれない。
俺は屈んで、二つの宝石を拾い上げた。
「これがクラン・スピネルでがすか…ゲルダなら喜んで受け取り…い、いや、決してあっしはそんな事考えてないでがす!
 ゼシカの姉ちゃんを救うのが第一だって、ちゃんと分かってるでがすよ。」
俺が何の気なしにヤンガスの顔を見ると、ヤンガスはいきなりこんなことをしゃべくりだした。
そっか、お前はそんなことを考えていたんだね、ヤンガス。
俺の考えていたのは違うことなんだ。
この宝石がリーザス像から失われたら、リーザス村の人たちがさぞ驚きうろたえるのではないか、と。
325名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/31(金) 16:41:16 ID:lhAhZE+/O
チンポ
326名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/31(金) 22:43:39 ID:4Sp1k8KUO
今全部読んだ
俺以外にもヤンガスに萌えてる人たちがあろうとは
327名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/31(金) 22:58:08 ID:ZO4ancfd0
>>326
ヤンガス萌え人ならばおおぜいいるぞ。
328名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/01(土) 00:47:13 ID:rFkp5Bo8O
今日ドラクエのモンスターバトルロードでヤンガスカードがようやく出た。
ヤンガス、キメラに乗って登場。
可愛すぎるwwww
329名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/01(土) 01:09:49 ID:AwlCU8150
>>328
え?なにそれ?と思って検索。
うーん、こんなもんあるのか。欲しいぜよ。
330名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/01(土) 13:22:53 ID:rFkp5Bo8O
>>329面白いよこれ。もう一万くらい使った。
ヤンガスの大防御は役に立つし。
331(作者以外)誰も読まないSS47:2007/09/02(日) 18:30:25 ID:J6GfO5+i0
ヤンガスは俺の意見の含意を飲み込んで答えた。
「そりゃ、リーザスの人だって、いきなりこの像から目が消えうせていたら驚くでがすね。
 だけれど、それは、村のみんなが大好きなゼシカの姉ちゃんが呪われたのを助けるために頂いたわけだ。
 村のひとにそう言って説明して回ればいいんじゃないでげすか。」
おいおい、ヤンガス。村の人たちに安易にそんな事件をしゃべくっていいもんかい?
『あのゼシカお嬢様が、魔王の呪いにおかかりになってしまった!』って、村じゅう大騒ぎだぞ。
とくにアローザさんなんか、間違いなく失神するだろう。娘が旅に出ることをすごく心配していたみたいだしさ。
どうしても話したいというのなら、全てが片付いてからにしようぜ。
ドルマゲスがどうして人殺しを続けていたのか、とか、謎がすべて明らかになったときに…だけど今はまだ早い。
幸い、リーザス詣での日はこの間済んだらしいから、リーザス様の瞳が無くなっていることは来年までばれないはず。
さっさとゼシカを救いに…いや、でも、サーベルトさんの例もあるか。
お参りの時期でもないのに塔の扉が開いているのを見て入ってきて、ドルマゲスに命を奪われた、とか。
「そうでがすよ、兄貴。ここはやっぱり、村の人に伝えておかないと。」
それは、やっぱり混乱と不安を招くだけだから、よした方がいい。
なにかいいアイディアはないかな…ヤンガス、お前も考えてくれ。
「あっしは昔から脳みそはスズメの涙ほどって言われてきた男でがすんで…あ、兄貴、その目はっ!?
 分かったでがす、あっしも知恵を絞りますでがすよ!」
夕闇が次第に迫る中、俺たちは考え込んだ。

先に膝を打ったのは、ヤンガスのほうだった。
「そうだ、誰か金持ちの人から、こいつに似た赤い宝石かガラス玉を借りてきて、嵌めこんどきゃいいんでがすよ!
 村の人にも分かりっこないでがしょうし、リーザス様だってきっとお許しになってくれるでがす!」
ふうむ。で、貰えそうな当てでもあるのか?
「ええっと…ゲルダ…は、ちょっと無理でがす。ククールのイヤミな兄ちゃんあたりなら持っていそうでがすね。
 でもやっぱり貸してはくれないと思うでげす。
俺もそう思う。でも、その案自体は悪くないかもな。
332名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/02(日) 22:13:51 ID:WLkRMZ4T0
続きキタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
333名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/02(日) 22:33:25 ID:YfcPQAY10
アッーが市民権を得たこのネット時代に生まれてよかった。
334名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/03(月) 00:20:17 ID:Al5KF9kTO
ヤンガス可愛いよヤンガス
335名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/03(月) 02:02:00 ID:7ePJv7Y7O
エロギャグばかりじゃないのがイイ!
336名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/05(水) 01:59:47 ID:S3NbbW+P0
久々に着たら神が増えとる…神よありがとう…感謝して(-人-)頂きまーす
337名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/05(水) 02:24:48 ID:S3NbbW+P0
か…可愛いwおぼじろいw神よ本当にありがとう…
>>319
> ヤンガスの台詞がほんと原作で言ってそうで芸が細かいとおもう
禿同す。すんなり脳内再生されるですね。
そして我らが酷い8主も、ヤンガスいじめ隊プレイヤーの願望を明確に表してくれてるw嬉しいなあ〜。
338名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/05(水) 23:31:59 ID:TNsWNJcsO
ヤンガスハァハァ
339名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/06(木) 23:58:06 ID:usgSiRi/O
神が降臨しておられた!GJです。

>ククールのイヤミな兄ちゃん
もしやM字?M字サディストが来るのか?!
340(作者以外)誰も読まないSS48:2007/09/08(土) 04:01:10 ID:Aocoz7pk0
>>319>>337
> ヤンガスの台詞がほんと原作で言ってそうで芸が細かいとおもう
自分ではそこまで細かく気を使ってはいないんです。いちおうゲーム内のヤンちゃんの台詞は意識してはいますが。
でもこう評価してくださるのは私の励みにもなりますし、嬉しいです。


このクラン・スピネルに似た宝石やガラス玉を効率よく捜すには、占い師の力を借りるといいだろうな。
「占い師でがすか…そういえば、あっしの故郷パルミドに女の占い師がいたでがすね。
 ほら、あの、フニフニ、フニクラ・・・とかおまじないを唱える…」
ダーメダメ。あの占い師、頼りにならない。いい加減すぎるもん。
「じゃあゴルドにいた占い師でがすか?」
ううん。あの占い師は、探し物はしてくれないと思うよ。それに、夜は店を閉めていたはずだ。
「それじゃ、…あの水晶玉を滝壷に投げ捨てたおっさん…でがすか?」
そう。あの人…ルイネロさんなら、的中率が高そうだし、探し物も占ってくれるから。
それに、俺たち相手なら、たぶん無料で占ってくれるかもしれないし。
それじゃあ、早速行こうか。ルーラ!

俺とヤンガスは、トラペッタの門の前の冷たい石橋に降り立った。
「あにきぃ…冷え込んできたでがす。ぶるぶる。そろそろ着る物を返してくれてもいい頃合いじゃないでげすか?」
ええっ?寝ぼけた事言うなよ。ククールが生き返るまで、服を着るのはおあずけ。
「そんな、兄貴ぃ、ひどいでがすよお。…くしゅんっ!」
おやおや。兄貴分の俺としたことが、弟分に風邪を引かせちゃいけないよな。やっぱり着る物を返すか。
俺は袋の中のヤンガスの服を見てみた。
だけど、ロープ代わりに使った腹帯は引きちぎれたまま、俺の脚を拭くのに使ったかぼちゃズボンは濡れたままで、
まともに着せてやれそうなのは上着と帽子と靴だけだった。
341(作者以外)誰も読まないSS49:2007/09/08(土) 15:04:27 ID:Xm1l4iCF0
おっと、ステテコパンツがあったぞ。ヤンガス、このステテコを履け。
「あの、兄貴、上着もあったほうが寒さがしのげていいんでがすが…
 それに、今からトラペッタに入るわけでがしょう。この町はかなり大きい町で治安もいい。
 そんな中に、ステテコ一丁で入っていくのはどうかと思うでげすよ。」
ヤンガスの言うことは的を射ている。
門扉が閉じていてもざわめきが聞こえてくるくらい、この町は賑やかなんだ。まだ日が暮れたばかりで人通りは多いし。
いくらなんでも、人通りの多いところを、ヤンガスをパンツ一丁で連れ回すほど俺は変人じゃないぞ。
でも服を着せてしまったらヤンガスの贅肉たっぷりの体が見られなくなっちゃう。
ヤンガスを脱がせたまま、堂々と人前を歩くには、どうしたものかな。
「兄貴、ステテコだけじゃ、どうも落ち着かないんでがすが…これじゃパルミドの物乞い通りの連中みたいでがすよ。
 あいつらのほうが、肩から羽織る物を持ってるだけまだましってもんでげすがね。」
物乞い通りか。…うん、そうだ。いいアイディアを思いついた。多分うまくいくだろう。
ヤンガス。あらくれとかごろつきとかに殴られて苦しんでいる振りってできるか?
「ええっ!?そりゃ、あっしも山賊時代はいろいろ喧嘩をしたもんでがすが、殴られて引っ込んでるようなタマじゃねえでがす。
 殴られたらやり返す!蹴られたら返り討ちをお見舞い!それが男のやり方ってもんでげすよ。」
いや、俺の言っているのはそういう意味じゃないんだけど。ヤンガスに演技ができるかどうか聞いてるんだよ。
「あ…演技でげすか。あっしはそのほうはとんと苦手で…でも兄貴がしろと言うんならやってみるでがす。
 頭をこう抱えて…うーん、うーん。痛いでがす〜。」
うわ、ひどい大根。俺のアイディアがうまくいくかどうかはヤンガスの演技にかかっているのに。
じゃ、ちょっと手を加えなきゃダメかな。
一回ためて…正拳突き!
「ぎゃああ!兄貴なにするんでげすぐぁげぼぁうぐごぁがぶぉあ…ぐううむ…」
俺の一撃でヤンガスは石橋の上にぶっ倒れた。
ごめんな。あとでベホマしてやるから。
342(作者以外)誰も読まないSS50:2007/09/08(土) 15:44:31 ID:Xm1l4iCF0
ヤンガスは気絶はしなかったが、白目を剥いてのた打ち回りながら呻いている。
「ううう…あにきぃ・・・」
俺はヤンガスがさっき履いたばかりのステテコパンツの太もも周りに手を掛けて、びりりと引き裂いた。
ヤンガスの淡褐色の尻肉がエロチックに現れて、俺は興奮して半立ちになった。
もろ見えもいいけれど、こんなふうにチラ見えするのもいいな。
腰周りは破かずに残して、左の尻たぶがステテコから丸見えになった状態のヤンガスを、俺は後ろから抱きかかえた。
ヤンガスは重いから両足は地面に引きずったままだ。
まだ痛くて呻いているヤンガスを抱えて、俺はトラペッタの町の門を勢いよくノックした。
入れてください!怪我人です!
扉は大きさの割には軽やかに開いた。扉の向こうには見張りの兵士たちが立っている。
兵士A「トラペッタへようこそ。おや?その男の人はどうしたんだね?」
俺は手短に話をした。
俺がトラペッタに近づいたとき、何人かの男たちが争っているのが見えたんです。
巻き込まれるのは嫌だから離れて見ていたんですが、そのうち一人の男がタコ殴りにされて倒れてしまいました。
ほかの男たちはその男から身ぐるみ剥いで、あまつさえステテコまで奪っていこうとしていたのですが、
さすがにそれは気の毒だと思った俺がそこへ駆けつけたものですから、男たちはそのまま逃げてしまいました。
殴られて倒れていた男が、今俺が連れているこの男です。
兵士A「ふうむ。どうやら追い剥ぎに遭ってしまったようだな。このあたりには追い剥ぎなんて出なかったんだが。
     トロデーンの城が不気味な雲に覆われてしまったのと関係があるのかもしれんな。」
兵士B「見知らぬ男の安否を気遣えるとは、きみも親切者らしい。
     はやく宿屋へ連れて行ってやりなさい。ここを左に行ってアーチをくぐった先だ。」
ありがとうございます。でも、それより占い師のルイネロさんのところに行きたいのですが。
この男の人、なにか大切な宝物を取られてしまったらしくて、さっきから呻いているんです。
占い師に占ってもらえれば、追い剥ぎたちの行方もすぐに分かると思うので。
343(作者以外)誰も読まないSS51:2007/09/09(日) 03:09:13 ID:Ex/PM3tH0
兵士B「ルイネロさんの家か?向こうの階段を登った、酒場の先のいちばん奥の家だが。
     ここからはだいぶ離れている。そんな太った男を抱いて連れて行くのは大変だろう。
     だいいち怪我人は安静にしてやらなくちゃ。ささ、宿屋はすぐそこだから。」
俺とヤンガスと兵士たちが話をしているのを聞きつけて、町の人たちがちらほらと集まってきた。
町人たち「あら、まあ。旅の人が倒れてたのね。」「わ、すっぽんぽんだ。」
      「追い剥ぎに襲われたって話らしいぜ。」「あらやだ。怖いわー。」
      「追い剥ぎなんか出るようになったのも、トロデーンのお城が呪いにかけられたせいかしら。」
      「だいぶ前の緑の怪物といい…最近はちょくちょく変なことが起きる世の中だな。」
親切そうな商人が手を差し延べてきた。
商人「こんなところて服も着てないままほうっておくと、風邪を病んでしまいますよ。
   宿代は私が立て替えましょう。さあ、こっちこっち。」
商人はもちろん親切心で言っているのだろうが、俺としてはお節介としか思えなかった。しかし…
町のおばさん「そうよねえ。ほら、お兄さん。この男の人を早く宿で休ませてあげないとかわいそうよ。
         追い剥ぎに遭っちゃったショックでうわごとを言っているわ。気の毒にねえ。」
お兄さんというのは俺を指して言ったものだ。このおばさんもやけにお節介だ。
見渡すと、ほかの町の人たちも、「早く宿屋に連れて行け」と言いたそうな目つき、顔つきをして俺たちを見ている。
まるで町ぐるみで俺とヤンガスとを引き離そうとしているみたいだ。まさかそんな事は無いだろうけれどさ。
町の皆さん、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。俺、ベホマが使えますから。
俺はやたらと場違いなことを口走りながら、ヤンガスを抱いてその場を立ち去ろうとした。
でも、いつの間にか分厚い人垣が俺たちの周りにできていた。
そして、その後ろから、男の人がひとり泰然と進み出てきた。
男性「おお、その男の人が、噂の追い剥ぎにやられたという方かね?
   旅の方、私は宿屋の主人です。怪我人をうちの宿へ運ぶのをお手伝いしましょう。」
もうここまで騒ぎが大きくなっては、とる方法は二つしかなかった。
344(作者以外)誰も読まないSS52:2007/09/09(日) 04:03:57 ID:Ex/PM3tH0
俺がここで取りうる方法のひとつは、ヤンガスを連れたままルーラでとんずらすること。
もうひとつは、町の人たちに従って、ヤンガスを宿屋に連れて行ってやることだ。
どちらがより好ましい方法だろうか…?
もしルーラでとんずらするなら、行き先はやっぱりリブルアーチだろう。クラン・スピネルは手に入ったんだし。
でも、もしゼシカが戻ってきてなかったら、俺たちが行っても暇をもてあますことになるわけだ。
あの魔術師のおっさん(名前はハワードだったかな?忘れちゃった)なら、クラン・スピネルなしでも
そこそこ丈夫な結界を作れるだろう。少なくとも本人の身の安全は守れるはずだ。
それに、ドルマゲスが町を壊したり賢者の子孫以外の人の命を奪ったりしたことは無い。
だから、リブルアーチの町も、町の人たちも、大変なことにはならないだろう。
だから今すぐわざわざリブルアーチまで行く必要は無い。
一方、ここの宿屋に泊めてもらったら、俺たちは体力が回復できる。
それに、ヤンガスと俺とで一つベッドに入れば、むふっ!なこともできる。
ルイネロさんの所に行くのだって、ヤンガスを宿で休ませている間に俺がひとっ走りしてくればいいことだ。
じゃあ、町の人たちの好意を受け取って、ヤンガスと俺を宿屋に泊めてもらうことにしようかな。

宿の主人と町の商人が、ヤンガスの半裸の肉体を宿屋の二階まで運びあげてくれた。
宿の主人「旅の方はどうなさいます?うちへ泊まっていきますか?
       この方とは見ず知らずと伺っているが、他生の縁とかいうやつで、ただで泊めてさしあげますよ。」
ただで泊めてくださるのなら、その好意に甘えないという話はないよな。俺はもちろんうなずいた。
でも、宿で休む前に、俺には成すべき事がある。ルイネロさんを訪れるんだ。そのためにトラペッタに来たんだから。
ヤンガスはベッドに横たわったまま、どろんと濁った目で天井を見上げている。
天井に掛かっているランプの光がヤンガスの白目に映っている。そのせいでヤンガスの眼はなおさらどんよりとして見える。
宿の主人と商人とは階段を下りていった。部屋には俺とヤンガスの二人だけ(あとトーポもいるが)になった。
345名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/09(日) 09:02:37 ID:zd15bBCiO
すっぽんぽんはぁはぁ
346名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/10(月) 04:54:09 ID:majY5LxYO
おぉ神よ・・・
347名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/10(月) 19:00:47 ID:1sduyz+yO
可哀想なヤンw
348名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/11(火) 05:23:58 ID:w4nDPJRK0
村人の素朴な常識に苛まれる8主ワロシュw
349名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/11(火) 10:41:51 ID:U0wFBGl7O
失神ヤンガス(*´Д`)ハァハァハァ
350名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/12(水) 21:51:42 ID:KGcOaYbYO
wktk
351(作者以外)誰も読まないSS53:2007/09/13(木) 01:42:27 ID:LpfCRbZt0
俺は、仰向けに横たわっているヤンガスの裸体を見つめた。
ヤンガスは腰の周りにステテコの残骸をまとっただけの格好だ。それで身じろぎもしない。
よし、ヤンガスが正気を取り戻す前に触りまくっちゃえ。おや?
靴音がするぞ。階段を登ってくる人がいるようだ。俺たちの部屋のほうへ向かってくる。
コンコンとドアをノックする音がしたので、俺はヤンガスに触れていた手をどけて、返事をした。
ドアが開いて、着物の載ったシーツの山と、メイド用エプロンをまとった脚が入ってきた。
メイド「替えのお布団ですわ。それと、その方の着替えと…大柄な方なので、体に合うか心配なのですが。
    もし合わなかったら、わたくしたちにお申し付けくださるようにお伝え願えますかしら?」
メイドさんは寝具と着物を置いていって部屋を去った。ふたたび俺とヤンガスだけになった。
「う…あにぃ…あにきぃ…」
ヤンガスがかすれ声でつぶやく。どんよりとした目玉を回して、ランプの照らすほうに黒目を向けた。
もう演技はいいんだよ、ヤンガス。俺はこれからルイネロさんのところに行ってくるからな。
ゆっくり休めよ。今夜はここに泊まろう。俺が帰ってきたらそのベッドで一緒に…いやなんでもない。
聞いてるか?ヤンガス。ヤンガス?ヤンガス。どうした。
どうしたんだ。俺の正拳突きくらいで倒れるようなヤンガスじゃないだろ。
俺はヤンガスの両脇に手を回して引き起こし、ゆさゆさとゆすった。
ヤンガスの体には力が入ってなかった。
俺は戸惑った。だっていつものヤンガスらしくないじゃないか。その時、俺の目に、紅色のものが見えた。
枕カバーに奇妙な形のしみを作っているそれが何か分からないような俺じゃない。
ヤンガスの後頭部にはぱっくりと口を開いた傷ができていた。気がつくと、俺の胸にも血が汚点を作っていた。
たぶん石橋に倒れたときにひどく頭を打ってしまったに違いない。切り傷もそのときにできたんだろう。
頭部殴打の処置など分からなかったが、何もしないよりはましだろうと思い、俺はベホマを唱えた。

 ※作者注:トラペッタの宿の2階にはドアがないだろ、という突っ込みは無しで。知ってて書いてます。
352名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/13(木) 08:18:39 ID:alFE1Ce2O
続きが気になる香り
353名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/13(木) 11:05:26 ID:JJ20mOaEO
ワッフルふるふる
354名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/16(日) 01:26:44 ID:jlEunYIz0
窓|_・)....
355名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/16(日) 08:57:22 ID:jwGFvKXCO
wktk
356(作者以外)誰も読まないSS54:2007/09/17(月) 04:25:06 ID:aROHM45P0
ベホマが効果を発揮して、ヤンガスの傷はたちまち治った。髪の毛が剃ってあるから、見ればすぐ分かる。
だけど、ヤンガスの両目はまだうつろなままだ。もしかして、これが話に聞く脳震盪とかいうやつなのかもしれない。
これは呪文では治らず、寝かせたままにしておかないといけないのかも。
俺はヤンガスをそろりとベッドに寝かせなおした。ヤンガスはうめき声とも吐息ともつかない呼気を漏らした。
夜なので少し冷えるが、暖炉には火が入っていない。ヤンガスが風邪を引かないように、俺はシーツを一枚掛けてやった。
そしてそっと瞼を閉ざしてやった。
ヤンガスと別れなくちゃいけないのは、身を引き裂かれるようにつらい。でも、ヤンガスには安静が必要だ。
それに、リーザス村の人たちにも配慮はしてやらなくちゃいけない。
俺は足音を忍ばせて部屋を歩き、扉を軋まないように気をつけて開け閉めして、階段を駆け下りた。
早く行って早く戻れば、それだけヤンガスと別れている時間が短くなる。
宿のカウンターにいたご主人が声を掛けてきた。
「お客さん、お出かけで?さっきの男の方の御加減は、どうなりましたか?」
俺は手短に伝えた。ちょっと町の向こうのルイネロさんの所へ行ってきます。
あの男は寝ていますが、頭を打ったらしくて。静かにしといてあげてください。
宿の主人は承ってくれた。
俺は夜の賑わいの広がるトラペッタの町へ足を踏み出した。もっとも、宿屋のあるこの一角は、わりと静かなものだ。
町の高台には酒場があり、そのあたりがいちばん人通りも多く、明かりも沢山ともっている。
俺が酒場のそばを通り抜けようとすると、男が声を掛けてきた。
男「おっ、さっきの人じゃないか。抱えていた男の人はどうした?宿に預けてきたんか?」
俺はそのとおりだと答えた。
男「よかったら一杯おごるぜ。さ、こっちこっち。」
俺は、用事があるからといって断った。男もそれ以上無理強いをしようとはせずに、俺を放してくれた。
ルイネロさんの家は、この高台部分のいちばんどん詰まりだ。井戸がすぐ前にあるので、人の行き交いはそれなりにある。
ルイネロさんの家の窓のカーテンは閉まっていたが、隙間から薄紫色の光が漏れていた。
俺はルイネロさんの家の戸口まで駆けていき、ドアをノックした。
357(作者以外)誰も読まないSS48:2007/09/17(月) 05:01:27 ID:aROHM45P0
戸を開けてくれたのはユリマさんだった。育てのお父さんとは違って爽やかな顔立ちだ。
ユリマ「こんばんは…あら、以前父の水晶玉を持って帰ってきてくださった方ですね?アクトさん…でしたっけ。
     あの時はありがとうございました。父も占い師としての職能を存分に発揮できて満足そうですわ。」
俺はユリマさんにその通りだと答え、今の時間にお父さんに占いをしてもらえるか尋ねた。
ユリマ「ええ、どうぞ。父はいつものところにおります。私はこれから星占いをしますので、ちょっと表に出ますね。」
へえ、ユリマさんは星占いなんてやってるんだ。俺は興味を惹かれつつ、部屋に足を踏み入れた。
ルイネロさんは、ユリマさんの言ったように、水晶玉を前にして座っていた。俺はルイネロさんに挨拶した。
ルイネロ「おや、お前さんか。その顔は、町に来たついでに寄ったというような顔じゃないな。
      いや、こんな事、占い師でなくとも分かることだ。
      用事は…言わなくともよい。わしにかかれば、そのくらいは難なく見通せるからな。」
俺がルイネロさんの向かいの席に着くと、ルイネロさんはおもむろに水晶玉に両手をかざし、瞑想するように両目を伏せた。
ルイネロ「ふむ。赤い双子の宝石か。リーザス像のものだな。
      どうしてもそれが入用なので、代わりにすげ替える物が欲しいと…
      な、なんだと!?既にリーザスの宝石を持っているのか!?泥棒か、おぬしは!?
      ならん!わしは泥棒などの手助けをする気なぞさらさら持っとらん!!」
俺は挨拶した後は一言も話していないが、ルイネロさんはここまで占ってしまった。さすがは当代随一の占い師だ。
…って、俺たちを泥棒扱いかよ!いま褒めた言葉、取り消す!
俺たちはちゃんと訳あって宝石を持っているんだ。
その宝石だって、無理やり取ってきたのではなくて、ちゃんとリーザス様が像から外して渡してくださったんだ。
ルイネロ「そんな事情があったかは知らないが、とにかく、お前たちは、村人しか入ってはならない塔に入ったのだ。
      しかも入ってはならぬ時にだ。これはまことに許しがたいことだ!」
このままじゃ、宝石の代替品の有り場所を聞くという肝心の目的が果たされない。
そう思ったとき、ユリマさんが表から駆け込んできた。
358名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/17(月) 05:35:42 ID:GklOyPmvO
>>357 いつもご苦労様です。
359名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/17(月) 13:11:41 ID:1lMmlJNZO
ワッフルワッフル
360名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/17(月) 14:00:32 ID:8vAhrt2NO
わくてかわくてか
361(作者以外)誰も読まないSS56:2007/09/18(火) 03:10:13 ID:O1vLHMHi0
ユリマ「お父さん、落ち着いて…アクトさんたちがその宝石を取ってきたのには、ちゃんとした理由があるはずです。
    その理由も聞かずにいきなりなじるなんて…もういちどよく占ってみるべきですわ。」
さすがはユリマさん。でも、その眼には、口で言っていることよりもはるかに深い思慮が宿っているようだ。
ルイネロ「うむ、いや、しかし…分かった。アクトたちがどうして禁を犯して塔に入ったのか見てみるとしよう。」
ユリマさんはルイネロさんからそっと身を引き、テーブルの脇に静かに立った。表情が少し硬かった。
ルイネロ「むむ…なんだ、ここは…海か。崖にかかる岩の橋の上に、立派な屋敷の並ぶ町が見える。
      おお、この顔…魔術師ハワードではないか。わしも知っておるぞ。この男は…使用人か。
      む!?なんだ、この娘は?娘が宙を歩くなどありえんぞ。なるほど、手に持った杖に呪われているのだな。
      な、なんと…そういうことであったか。」
ルイネロさんは気を集中するのを中断し、俺に視線を移した。
ルイネロ「さっきはすまなかったな。いま見えた娘の呪いを解くために、その宝石が必要だったとは。
      わしは魔術師ではないから、そこまで考えが及ばなかったのだよ。」
そういってルイネロさんは俺に頭を下げた。ユリマさんは安堵したような吐息をついて、肩の力を抜いた。
ルイネロ「さて、それでは再び占いなおすか…すげ替えになる赤い宝石がどこにあるか、な。
      しかし、そなたたちの旅にまるで無関係のリーザスの人々のことを気にかけてやれるとは、そなたも懐の深い男だな。」
いえ、ルイネロさん。ゼシカはリーザスの人ですから、今回のこの宝石とはかなり深い関係にあるんですけれど。
でも、今このことを言ってもあまり意味はないから、俺は黙っていた。
それより、早く占ってもらって、早くヤンガスの元に帰りたい。
ルイネロさんは肩を揺すって凝りをほぐすと、ふたたび水晶玉に視線を移した。
ルイネロ「要は、赤くて、大きさが程よい宝石なりガラス玉なりがふたつあればよいのだろう。
      法王の屋敷にそんな宝石があるが…まさかこれを持っていくわけにはいくまい。ほかを当たろう。」
362(作者以外)誰も読まないSS57:2007/09/18(火) 03:36:18 ID:O1vLHMHi0
ルイネロさんは更に気を集中させて、夢見るような顔つきになった。
ルイネロ「うん…ここはいちめん白い国だ。雪国か。地下が迷路のようになっておるな。
      この町の宝石職人…彼なら、この宝石のまがい物くらい作る腕前を持っていそうだ。
      ただ、彼はつてが無いと注文は引き受けぬ…わしの占いではこんなところだ。」
雪国は今までの旅で行ったことがない。この先行くことになるかもしれないけれど。
それより、つてが無いと宝石を作ってくれないって…それじゃ何の意味も無いじゃないですか!
トロデーンの一兵卒という身分の俺じゃ、そんなつては持ち合わせてませんよ。
ルイネロ「しかし、わしの占いでも、分かるのはここまでだ…それより、今の占いで、相当疲れてしまった。
      悪いが今夜はもう店じまいだ。どうしてもと言うのなら明日にしてくれ。」
ルイネロさんはテーブルの上の占い道具を整頓し始めた。
俺は、結局肝心の情報にたどり着けなかった残念さを噛みしめながら立ち上がり、いちおうお礼を言った。
ルイネロ「あまり役に立たなくて申し訳ないが、そなたの行動力と熱心さがあるなら、
      あるいは注文を受けてくれるかもしれんぞ。」
ルイネロさんの言葉はいちおう気休めにはなった。でも、それだけだ。
ふと寝ているヤンガスの姿が頭に浮かんだ。そうだ、ずいぶん長いこと一人きりにさせてしまっている。
俺がいなくて、ヤンガスは大丈夫だろうか。もう意識は戻っただろうか。
俺は扉を開けて、急ぎ足で表に出た。夜露の湿り気がひんやりと冷たい。
何歩か歩いたところで、俺は女の人の声を耳にした。
*「もしもし…」
あれ、この声は、ユリマさんだよ。俺は振り返った。
俺のことをやたらと気にかけている面持ちで、ユリマさんが立っていた。
ユリマ「先ほどは父が失礼なことをして申し訳ありませんでした。」
いえ、その点ならとくに気にしてはいませんよ。
ユリマ「…あの、もしかして、わたしの占いが多少助けになるのではないかと…」
そうか、ユリマさんは星占いをするんだったね。ってことは、もしかして、俺たちに協力してくれるのかな。
363名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/18(火) 18:06:22 ID:FmDiw1BrO
家族計画って、鬱系ENDあるのか…ちぃ!癒しを求めてギャルゲー買ったのに。

仕方ない、D.C.P.Sに逃避。
364名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/19(水) 21:53:24 ID:hpLDAOJOO
ワッフルワッフル
365名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/20(木) 15:46:57 ID:eiGFRNvMO
神待ち
366(作者以外)誰も読まないSS58:2007/09/22(土) 00:08:03 ID:n2778C2s0
ユリマさんはつと空を見上げて、再び顔を俺のほうに向け直した。
空は晴れ渡っていて、満天が星で輝きわたっている。
ユリマ「あの、占いましょうか?…もちろんお代はいただきませんわ。」
ええ、お願いします。どこに行けば、クラン・スピネルの代わりにできる宝石が手に入れられるか…。
ユリマ「では、広場のほうへ行きましょう。あそこなら空が広く見渡せますから、きっといい占いができますわ。」
俺とユリマさんは、広場へ降りる石段の手前まで歩き、そこで立ち止まった。
ここなら、星がよく見えませんか?
ユリマ「ええ、ここでもう十分ですわ。では…。」
ユリマさんは空を見上げ、エプロンのポケットから金属の輪を取り出すと、なにかぶつぶつつぶやきながら、
その輪をかざしたりよけたりしつつ空を見渡していった。
俺には何をどうしているのかさっぱりだったが、これがユリマさん流の星占いなのだろうか。
ユリマ「ふう…やっぱりだめです。いえ、占いができないのではないんです。
     先ほど父が申しましたように、雪国の宝石職人に頼まないと、アクトさんの望むような良い宝石はできないって、
     私の占いでもそれしか出なかったんです。」
そうですか…つてがいないと注文を引き受けてくれないっていう職人でしょう?
ユリマ「ええ…あ、そうだわ。私が占いで、つてになってくれそうな人を探してみます。」
なるほど!俺もそのやり口は思い寄らなかった。つてがいなけりゃ作ってしまえばいいのか。
ユリマさんは再び星空を眺め始めた。
俺の頭には、ふと、あのチャゴス王子のために採ってきてやったアルゴンハートのことが思い出されてきた。
そういえば、あのときチャゴスから貰った小さいアルゴンハートは、全部クラビウス王様にやっちゃったんだったっけ。
とっとけばよかった。もっとも、俺たちじゃ宝石の加工なんて出来ないんだけれどさ。
でも、あれだって赤い宝石なんだし、腕のいい職人に頼んだら立派に加工してくれるんじゃないだろうか。
ユリマ「わかりましたわ!!」
出し抜けにユリマさんが明るい声で叫んだ。
367名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/22(土) 00:40:00 ID:n2778C2s0
考え事をしていた俺はちょっとびっくりしたが、すぐにユリマさんの言葉の意味を理解して、相手の顔を見やった。
ユリマ「海を越えた南の国に、荒くれどもの集う町があるそうなんです。
    そこに何でも知っている情報屋さんがいるとか…。
    そのかたなら、宝石職人にアクトさんたちを紹介してくださるかもしれませんわ。」
ああ、船を見つけるときにお世話になった、パルミドの情報屋さんのことだな。
あの人なら、宝石のことくらい、掃いて捨てるほど知っていそうだ。
ユリマさん、大変いい情報を教えていただき、ありがとうございます。
これで心置きなくこの宝石をリブルアーチの魔術師に渡すことが出来ます。
俺はユリマさんに篤くお礼を言った。ユリマさんも、役に立てて嬉しそうな満面の笑みを浮かべていた。

俺はユリマさんと別れると、急ぎ足で宿へ向かった。
もう長いことヤンガスをほっておいてる。もう正気に返ったかな。
ところで、ゼシカを捕らえるための罠って、どうしてもクラン・スピネルでなきゃ駄目なのかな。
もし他の宝石でもいいんだったら、チャゴス王子のアルゴンハートをくすねて行って、
それをハワードさんに渡しちゃおうと思ったんだが。
そうすれば、ライドンさんの塔に登る必要も無かったし、ククールが死ぬこともなかった…
でもヤンガスと二人の時間が持てたからいいか。
俺はなかば駆け足で酒場の前を通り過ぎようとした。すると、手が一本伸びてきて、俺の袖を捕まえた。
男「おう、さっきのあんちゃんじゃねえか!見ちゃったぞ!」
行きにも声をかけてきた男だ。吐く息がビール臭い。かなり酔っ払ってるぞ。それに、見ちゃったって何のことだ?
男「まーったまた、しらばくれて。あのユリマちゃんと一緒にいただろぉ?」
はいはい。俺とユリマさんとの仲を疑ってるんですね。でも俺たちは断じてそんな関係じゃありませんよ、っと。
俺の思い人は、いま宿屋で寝てます。早く帰ってやらないと。
男「へっへっへ。二号さんを抱えてんのか。若いのにうまくやってるなあ。」
嫌な想像ばかりする奴もいるもんだ。俺のヤンガスがこんなのじゃなくて良かったよ。
368名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/22(土) 02:14:32 ID:gWwyXuFy0
\(∀゚ )≡( ゚∀)/キテルーーーー!
369名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/22(土) 17:16:22 ID:lWao78njO
次はベッドイン!
370名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/25(火) 00:02:32 ID:05k/DCeWO
ヤンガス待ちくたびれてそうだ
371名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/25(火) 14:54:51 ID:gGkluE9rO
あの短い足が可愛いよな
372名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/26(水) 01:15:32 ID:s+JnwQEJ0
>>370
こときれてないだろなw
373名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/28(金) 00:36:48 ID:U8jjj7EiO
わっふるわっふる
374名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/28(金) 21:52:21 ID:P0oUedPNO
ワッフルワッフルふるふる
375(作者以外)誰も読まないSS60:2007/09/29(土) 11:29:48 ID:yyvy/ikc0
>>372 ヤンガスはそこまで重症ではないと思いますww

俺はまだなにかと絡みつこうとする男を振り切って、宿へ走っていった。
急ぎすぎて、途中の階段であやうく足を滑らせて転げ落ちるところだった。
俺は宿屋のドアを開けるなり、ご主人のほうを振り返りもせずに二階へと駆け上がった。
宿の主人がみょうちきりんな表情を作っていたのが、目の端にちらりと見えた。
俺はヤンガスのいるはずの部屋の前まで来ると、足を止めて、一息ついた。
あまり騒がしい音を立てると、ヤンガスの症状に響くかもしれないからな。
さあ、ヤンガス。待ちくたびれたろう。
俺はおもむろにドアを開けると、真っ先にベッドに目をやった。…あれ?いない。ヤンガスが消滅している。
でも、寝息のような静かな呻りが聞こえている。
俺は音の聞こえるほうへそろそろと近づいてみた。そしてほっとした。
なんの事はない、ベッドから転げ落ちていただけなんだ。
ヤンガスは床に寝転がって、静かないびきをかいて眠っていた。
毛深くてぷよぷよした腹が、いびきにあわせて膨れたり縮んだりしている。
そうっと、俺はヤンガスの腰の下に手を回そうとした。もちろんベッドに上げるためさ。
ヤンガスの腰には肉がたっぷりと付いていて、なかなか絨毯と体の間に手が入っていかない。
俺は腰の下に手を挿し入れるのをよして、腋の下に手を掛けた。
どっこいしょ。よく眠っているヤンガスの体は重たいな。
俺もトロデーンで子守をしたことがあるけれど、よく寝ている赤ちゃんって、重たいんだよね。
いまのヤンガスもそれと同じ具合だ。
俺はいったん力をためて、ヤンガスを一気にベッドの上に引き上げた。
出かけるときに俺が掛けていったシーツは、しわしわになって、ベッドの隅に丸まっていた。
ヤンガス、ひょっとしてシーツはいらなかったのかな。
俺はヤンガスを仰向けにしてやってから、自分の上着を脱いだ。そして、なにげなくベッドに目をやって、気づいた。
…ダブルベッドだ…。
こ、これはつまり、俺とヤンガスが同じベッドで寝ることを、宿の人たちが予想してたって事か?!
…よく見ると、部屋の反対側にシングルベッドが一台置いてあった。
どうやら空いている部屋がここだけだったので、ヤンガスをここに運び込んだということらしい。
376(作者以外)誰も読まないSS61:2007/09/29(土) 12:19:17 ID:yyvy/ikc0
そうすると、ヤンガスがこのダブルベッド、俺があっちのシングルベッドで寝る、と宿の人たちは考えたんだな。
さっき、俺は、町の入り口で、ヤンガスと俺が見ず知らずであるように話をしたから、
宿の人たちも、まさか俺がヤンガスと一緒の寝台で眠りたいなんて考えもしなかったのだろう。当然だな。
俺が出かける前にメイドさんが持ってきたシーツの山を、今更のように俺は見やった。
確かに、このシーツの量はベッドひとつ分にしては多すぎる。
俺がヤンガスに掛けてやったシーツも、よく見ると、ダブルベッドのシーツにしては小さい。つまりシングル用だ。
ヤンガスの寝息が響く中で、俺はシーツの山と宿の人が持ってきてくれた衣類をシングルベッドに移した。
宿の人たちの親切はもちろん嬉しいけれど、でも、せっかくダブルベッドなんだから、俺はヤンガスと一緒に寝るぞ。

俺はズボンもシャツも靴もバンダナもみんな脱いで、そばの衣桁に掛けた。つまりパンツ一丁ってわけだ。
上着のポケットからトーポが這い出してきて、窓枠に飛び乗ってこっちを見ている。
なにか言いたそうな目つきをして首をかしげているけれど、俺はネズミの言葉はわからないからなあ。
さあ、トーポももうおねんねの時間だぞ。
俺はふつうのチーズを一切れトーポにやった。トーポは嬉しそうにチーズを抱えてむしゃむしゃと食べている。
俺はランプの火を消した。カーテンの隙間から月の光が差していた。
カーテンを開けると、満月が目に入った。高台の灯火もよく見える。ランプなしでも部屋はじゅうぶん明るいんだ。
ここは二階だから、表を歩いている人に見られるって事もない。なにがって?
そりゃあもちろん、俺とヤンガスが一緒の布団に入ってるってことがさ!
俺はダブルベッド用のシーツを取ってくると、広げてヤンガスの上に掛けた。そして俺もシーツの下に滑り込んだ。
月の光の下では、ヤンガスの肌は緑がかって見える。ちょっとトロデ王に似ているかもしれない。
「あ…にき…」
ヤンガスの口からそんな言葉が漏れたような気がした。俺の夢でも見てるのかな。
俺はヤンガスを引き寄せて、両脇に手を回すと思いっきり抱きしめた。
ヤンガスの酸っぱいような、むせるような体臭が、俺を興奮させる。
ヤンガスの肌は毛深くて、皮膚もちょっと硬くて、でもそれが堪らないんだ。
377名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/30(日) 05:36:24 ID:J7yOK37lO
8主ノリノリだなww
378名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/09/30(日) 23:44:57 ID:yh2M0Vw2O
ワッフルふるふる!
379名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/02(火) 01:31:20 ID:HqKBkfKa0
何か以前とは一転乙女回路が刺激される展開…ドギトキわっぷるわっぷる
380名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/03(水) 07:58:25 ID:cK1/KXKMO
そういえばトーポは一部始終を目撃してるんだよな…。

そうか…ある意味一番見られちゃマズイ奴に見られてるのか…


わっふるわっふる
381名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/04(木) 01:00:46 ID:VfVHQTwu0
竜共は竜形態でやったり竜xヒトでやったりと様々なアクロバットセクロスをこなすので
たいていのイレギュラーは何ともないぜ
382名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/06(土) 17:16:24 ID:qxiQnUudO
>>381
竜神王様乙
知らなかったよ、そうだったのか…。


ともあれ、わっふるわっふる!

383(作者以外)誰も読まないSS50:2007/10/06(土) 22:14:22 ID:z7Y1Rt2K0
俺の顔の前に、ヤンガスのむさ苦しいがそれだけに一層いとおしい顔がある。
ごつく張り出した眉骨、いまは閉じているけれど開いたらギョロッとしている二つの目。
脂でてらてらしている丸っこい鼻に、ちょっぴり伸びかけた頬髭。
二段になっている顎。まだ若いときに付けられたらしい、頬の十字型の傷跡。
この全てが俺のものになっているんだ。いま、この月明かりのもとで。
誰にも渡したくない。
俺は、なおも強くヤンガスの体を引き寄せた。
ヤンガスの口から漏れる息が、俺の顔に掛かる。独特の芳香を放っている。
ゼシカやククールなら、このにおいを「臭い」と言うんだろうな。
あの二人には、ヤンガスのかわいらしさやいとおしさなんて分からないんだろう。
でも、そのほうがいい。俺がヤンガスを独り占めに出来るから。

そうっと、俺は顔をヤンガスの強面に近づけた。
「ぐうーっ、ぐうーっ…」
ヤンガスの寝息が、のどの奥から漏れている。
俺はその寝息を口移しで飲み込むかのように、ヤンガスの口に自分の唇をくっつけた。
ヤンガスの息は温かい。俺の口の中がほんわりと温まった。同時に、苦くて甘い味で満たされた。
これがヤンガスの吐息の味なんだ…いま、生まれて初めて、ヤンガスの息の味を知ったぞ。
俺は、ヤンガスと唇をつなげあったまま、俺の胸とヤンガスの毛むくじゃらの胸とをくっつけ合わせてみた。
ヤンガスの固い胸毛が、俺の生えかけの柔らかい胸毛と絡まりあっている。
ヤンガスの浅黒い肌からにじみ出る汗が、俺の白っぽい肌をしっとりと湿らせる。
ヤンガスの、表面は硬いけれど奥は柔らかい腹が、俺のみぞおちを優しく包んでいる。
ヤンガスの股間は、きっと俺の臍くらいの位置にあるんだろうけれど、腹の後ろに隠れていて、俺には確認できない。
ヤンガスの爪先が俺の膝の下にぶつかっている。ちょっと痛い。けど、ほんのり温かい。
俺はヤンガスの口を深く吸った。ヤンガスの全てを吸い込みたい、そう思った。
でもそれは不可能だから、せめてヤンガスの愛らしい肉体を抱きしめつつ、息だけでも吸い込みたいんだ。
いつかこの旅が終わるときが来ても、ヤンガスを俺のそばから離したいなんてこれっぽっちも思わない。
384名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/07(日) 04:44:49 ID:CYlwjvwLO
たまらん(;´Д`)ハァハァ
385名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/09(火) 03:35:06 ID:ucFhBx/GO
8主がうらやましすぎるんですが。 わっふるわっふる!
386名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/09(火) 19:51:39 ID:xaZ4HM/I0
これは・・・w
387名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/11(木) 11:49:47 ID:pLae4oVdO
ヤンガス
388名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/14(日) 16:11:28 ID:qA81Tr/sO
ガス
389(作者以外)誰も読まないSS63:2007/10/15(月) 00:49:25 ID:bfGrzJPY0
>>383のタイトルが間違っている。正しくは62ですね。で、このレスは63になります。

俺はヤンガスの口を吸った。強く、深く吸った。
ヤンガスの厚い舌が口から少しはみ出してきた。俺はすかさずそれをものにした。
つまり、ヤンガスの舌と俺の舌とを絡み合わせてみたんだ。
ヤンガスの内部から溢れ出してくる濃厚な味わい。
だいぶ薄まっているのだろうけれど、ヤンガスの舌にもそれを感じることが出来た。
俺の股間は、自分でも気づかないうちにすっかり堅くなって頭をもたげている。
それがヤンガスのむっちりとした腹を突き上げているんだ。
ハアハア…ヤンガスの中に入りたい。
俺はヤンガスの腋の下に入れていた左手をずらして、ヤンガスの尻の肉のある辺りをまさぐった。
手に布の触れる感触があった。そうか、まだステテコパンツの破れたやつを穿かせたままだったな。
ステテコパンツの腰周りは縫い目が丈夫に出来ているので、ステテコを破き取るのは難しい。
いったん起き上がって脱がせばいいようなものだが、俺はヤンガスからまだ離れたくない。
そこで俺は脚を曲げて、ヤンガスのステテコを足の指で挟んだ。そのステテコをおもむろに脱がせていく。
ヤンガスが短足なので、脱がすのは意外と造作も無くできた。
これで、ヤンガスは、昼間のような一糸まとわぬ姿に戻ったんだ。俺が望むヤンガスの姿に。
さあ、ヤンガス。お前の中に入るぞ。
俺はヤンガスと唇を合わせたまま、両足をヤンガスのすねとすねの間に挿し入れた。
足をまたぐらに寄せていくと、ヤンガスの両脚も開いていく。
俺のすねに掛かるヤンガスの脚は重たかったが、俺にとってはむしろ心地よかった。
ヤンガスの脚がある程度開いたところで、ふくらはぎを抱えて俺の肩のほうへ持っていく。
つまりヤンガスを二つ折りにするわけだ。こうすると肛門が俺の股間のほうを向いて、挿入しやすくなるはずだから。
ヤンガスの尻の割れ目に手を持っていって、溝の間をまさぐると、むにゃりと柔らかいものが俺の指に触れた。
ヤンガスへの入り口だ。今日は俺の珍棒をはじめ、ルーンスタッフやらエビルスピリッツの舌やらいろんなものが挿入されたな。
今日の締めくくりに入れるものとしては、やっぱり俺の固い逸物が一番だろう。
390名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/15(月) 04:28:22 ID:iwLuurNYO
この時が(;´Д`)ハァハァ
391名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/17(水) 14:50:44 ID:VAx5eS/vO
>>389 ハァハァわっふるわっふる
392名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/21(日) 00:00:04 ID:tufeeFb+O
393(作者以外)誰も読まないSS64:2007/10/21(日) 23:12:09 ID:wwKvMGtG0
ヤンガスの下の口に入ろうとして、俺はちょっと手を止めた。
だって、この口は本来は出口。
もし、差し込んだときに、中身に触れてしまったりしたら、いくらヤンガスの中身であっても、ちょっと嫌だろ?
そう考えた俺だが、次の瞬間に、午後のことが思い起こされた。
ライドンさんの塔で黄褐色の泥をぶっ放すヤンガスに、その後始末をするエビルスピリッツ二匹…。
うん、これを思いつくべきだった。あの時、ヤンガスの内側は、エビルスピリッツにすっかり嘗め尽くされているはずだ。
だから、ヤンガスから出ようとする褐色の物体には当たらずに済む…はずだ。
なら、安心してヤンガスに嵌め込んでやれるぞ。

俺は、かちこちになった自分の逸物を、ヤンガスの菊形の穴にあてがった。
ヤンガスの入り口の防衛は堅い。このトラペッタの町の門のように。
でも、ほかならぬ俺だもの、すぐに通してくれるよな?
俺が下腹に力を入れて押し上げると、ヤンガスの菊の蕾がほんのりと開く感触を得た。
しっとりとして、熱い。そして、四方から俺の珍棒に掴みかかって来ている。
なんて素晴らしいヤンガスの肛門なんだろう…俺を受け入れたくてうずうずしているんだな。
少しずつ、少しずつ、俺はヤンガスの中に進入していった。角度が悪いので、直腸壁にぶつかりつつだけれど。
やがて、入れるところまで入った。ヤンガスの尻の肉が分厚いので、これ以上先へは進めないというところまで。
この間じゅう、俺はヤンガスの唇をずっとものにし続けていた。
ヤンガスの上の穴も下の穴も、俺の体とつなげたかったから。
俺の腹の下で、ヤンガスの肉棒がぴくぴくとうごめいている。もてあそんでほしいのかな。
でも、まずは、俺が気持ちよくなってからにしよう。
ヤンガスの体が重たいから体を動かすのはきつかったが、俺は腰を上に下にと揺すって、ヤンガスの内部をこすってやりだした。
もちろん、ヤンガスと唇は合わせたままで。
ヤンガスが俺に全体重を預けてくる。俺はヤンガスの全てを受け止めるべく、激しく狂おしくヤンガスを抱いた。
…ハア、ハア、ヤンガス、好きだよヤンガス…このままいつまでも俺の物でいてくれよ…
俺は腰を激しく振る。ヤンガスの両脚も、それにつられてぶるんぶるんと揺れまくる。
394名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/22(月) 03:50:11 ID:mxGmwbZ5O
そろそろだと思ってたんだ、いい仕事するなぁ〜、あんたは職人だぜっ!
395名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/23(火) 00:53:42 ID:AlQxVQlNO
ヤンガス起きろww
いつも乙です!
396名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/27(土) 00:40:48 ID:JfNVOE4dO
わっふるフルフル!
397名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/10/31(水) 00:24:28 ID:DPhkZSgVO
 ∩
(⊥)
398名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/02(金) 00:41:37 ID:oQsnwLPwO

o二つ ( * )
ω
399名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/03(土) 00:05:57 ID:tC0fV+Pm0
お保守さまきらきら
空から見てる
400名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/06(火) 00:01:54 ID:McnZbKg70
自分は別ゲームに突入したがこのスレだけは保守…
401(作者以外)誰も読まないSS65:2007/11/06(火) 00:02:12 ID:uGmrzAJD0
ヤンガスのお腹がじんわりと熱を帯びてきた。同時にじっとりと水気をも帯びてきた。
これはつまり、ヤンガスも無意識ながら俺とつがうことに燃えまくっているということだろうか。
俺の珍苞はヤンガスの中で膨れきって、ヤンガスを持ち上げようとしている。
ヤンガスの直腸の湿り気が、俺の下半身全体をぞくぞくさせている。
もっとヤンガスと一体化したい。ヤンガスを俺だけのものにしたい。
…そう願う俺は、ヤンガスをさらに深く、激しく、強く抱いた。両腕をヤンガスの胸にぐるりと巻きつけて。
唇はもちろんヤンガスの唇とつないだままだ。
はあ、はあ、ふう、ふう…
ふと気がつくと、俺はベッドの上に座り込んでいた。もちろんヤンガスも足を投げ出して座った格好だ。
ヤンガスはすべての体重を俺に預けて、しなだれかかってきている。
正直言うと重たい。でも、この重みが、俺に、俺とヤンガスが一体化しているんだという実感を強く持たせてくれる。
俺は左腕はヤンガスの胸に回したまま、右手でヤンガスの太腿を引っつかむと、
力いっぱいピストン運動を始めた。
ベッドの枠がギシギシときしむ。
シーツはマットレスから外れてしわくちゃになり、床へだらしなく垂れている。
枕はどこへ行ったやら、目には映らない。
ベッドの上は、俺とヤンガスの二人だけの青い世界が広がっていた。
見ている者はただ月ばかり。あ、トーポもいたか。
もう俺の頭には血が上っていて、何も考えてなかった。
頭をよぎるのは、この気持ちよさがいつまでも続いてほしいということばかりだ。
でも、俺の股間がぴくぴくと痙攣をしだしている。
あ、行くぞ、ヤンガス。しっかり受け止めろよ。お前の中に出すからな。
俺の逸物は、びくっびくっと激しく脈打ったあと、白いお粥をヤンガスの中に噴出した。
思わず俺はのどの奥から絞るような叫びを上げた。
でも、小さな声だったので、誰にも聞かれなかったはずだ。
俺はそのまま、ベッドの上に仰向けに倒れた。
ヤンガスの脂っこい肉体が、俺の体の上にだすんとのしかかってきた。
俺の逸物は、ヤンガスの肛門から、汁気を飛ばしつつはみ出してきた。
温かいアナルの中から、部屋の空気に触れたために、ひんやりと熱が冷めていく。
402名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/06(火) 15:23:21 ID:HGFCMrIMO
エブリシングエブリタイム乙!
403(作者以外)誰も読まないSS54:2007/11/11(日) 01:12:31 ID:ICWsTvaC0
>>259 亀もいいところのレスだけれど、あれを覚えているとは。

俺はいきなり寒気を感じた。
たぶん、いまフィニッシュしたため、体のほてりが冷めてきたんだろう。
温まるために、もう一発組み合おうかな。
ヤンガスは俺の胸の上でいびきをかいて眠っている。俺の口元に、ヤンガスの額が乗っかっている。
俺はそっと舌を伸ばして、ヤンガスの額を舐めた。毛を剃ったあとのざらりとした感触が答えてきた。
ヤンガスは何も感じないのか、いびきをかき続けている。寝言も言わない。
俺はヤンガスの体を抱きなおした。そして、月の光――さっきとは少し向きが変わっていた――に照らされたヤンガスの顔を見つめた。
目元が暗いのは、眉骨が張り出しているからだろう。瞼がときどきぴくついている。
俺がそうっと鼻を舐めてみたり、ほっぺたの傷跡を指でなぞってみたりしても、ヤンガスにはなんの変化も無い。
人間というより、肉人形みたいだ。
ヤンガスのたるんだ胸肉を持ち上げて、肌から立ち上るすっぱい匂いを嗅いでみた。
胸毛に指も絡めてみた。
ヤンガスの乳首は性感帯ではないようだからいじっても何も起きないだろうと思ったが、一応こりこりと触ってみた。
余談だが、ヤンガスの乳首は、乳輪の部分がわりと大きい。
脂だか汗だか分からないものでべとべとしている腹の肉を揉んでみた。
首筋の余り肉もつまんでみた。
やっぱり目覚めないので、思い切って、ヤンガスの顔面をべろりと舐めてみた。
すっぱさと塩辛さの混じった味がした。これがヤンガスの顔の味か。
ヤンガスの右耳を噛んでみた。耳の中にやさしく息を吹き込んでもみた。
瞼の合わせ目を両目とも吸ってみた。ヤンガスの堅い睫毛が唇に当たって、少しちくちくした。
顎の下には肉がむっちりと付いている。そのあたりも舐めてみた。少し苦味があった。
ヤンガスの左腕を持ち上げて、腋の下の毛を分けて、その奥を舐めてみようとした。
でもヤンガスの腋毛は濃くて、腋の下の一番奥までは舌が届かなかった。
背中に厚く載っている皮下脂肪を揉んでみた。ほどほどに弾力があって気持ちよかった。
腹の肉を甘噛みしてみた。少なくとも、トロデーンの城で食べていたステーキ肉よりは堅かった。
404(作者以外)誰も読まないSS67:2007/11/11(日) 01:38:03 ID:ICWsTvaC0
臍の匂いを嗅いでみた。ヤンガスは出ベソじゃないけど、臍の中央部が盛り上がっている。匂いは鼻が痛くなるくらい強烈だった。
でも、これだって、ヤンガスの体の匂いの元になっているんだもんな。
下腹はむっちりと脂が乗って、腹と同じように堅い弾力がある。
短くてぶっとい二本の太腿は、俺が片腕で抱え込んでも腕が回りきらないくらいに太い。
いつもはこれがあのかぼちゃズボンの中に隠れちまってるんだよな。ズボンなんて履かないで、褌一丁で歩けばいいのに。
ふくらはぎはやっぱり脂が乗っているけど、その中の堅い筋肉が感じられる。
足は幅が広くて、土踏まずがくっきりと入っている。
俺はその土踏まずをこちょこちょしてみた。
ヤンガスの膝が少し曲がったかと思うと、急ににゅっと伸びてきた。
俺を蹴飛ばす気だったんだな。まあこれは俺が悪いんだし、ヤンガスだから許す。
ヤンガスの尻の肉は、さっき俺がその間にある穴に挿入していたわけだが、固めの毛がぞろりと生えていて、
触るとなんだかブラシでこすられているみたいで気持ちいい。
そして、ヤンガスが男である証拠のブツは、だらんと萎えきって、俺の目の前に転がっている。
ヤンガスは仰向けになって(と言うよりは、俺が仰向けに寝かせたんだが)、口を半開きにしたまま静かないびきをかいている。
俺はおもむろにヤンガスの股間に口を近づけた。まだ肌をくっつけていないのに、ヤンガスの肌のぬくもりが伝わってくる。
窓辺で何か動いた気がしたが、トーポだろう。ここは二階だから、外から覗かれる心配は無い。
夜が更けて盛り場の人出も減ってきたのか、それとも単に窓を閉めているからなのか、辺りが静まり返ってきたような気がする。
さて、今日はこれで三度目になるのかな。
俺はヤンガスの両太腿に手を掛けてぐいと押し開いた。大事な部分があらわになった。
そのまま顔を突っ込んだ。
うん、この味がたまらないんだ。それにこの太さ。硬さ。しなり具合。亀頭の肉の柔らかさ。
まるで、俺の口に嵌めるために作られたかのような、この肉感。
何度食べても、おいしいものはおいしいんだ。
口の中に唾液が沸いてくる。その唾液でヤンガスのペニスを濡らしながら、俺はひたすらしゃぶった。
さっき出し切って空になったはずの俺の股間も、再び硬くなりだしているようだ。
405名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/12(月) 00:21:35 ID:z4Cf3P6m0
なんと幸せそうな8主だ…
わっふるわっふる
406名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/12(月) 18:53:49 ID:YcLGLkRs0
>>403
職人さん乙です。
パパス×サンチョスレは、削除依頼されても大丈夫だったけど、
結局のところ落ちちゃって未完に…。
407名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/12(月) 21:19:07 ID:diCi8JCbO
>>406
出来たらそのパパス×サンチョスレを教えてもらっても構いませんか?
408名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/12(月) 21:43:38 ID:lsHIQnoe0
>>407
パソコンを修理に出して、戻ってきたら、専ブラが初期化されてて…。
スレタイは「パパス」「サンチョ」が入ってあるのは確か。
ほんでもってキスする顔文字もあったな。
パパスとサンチョのほかに「ディエゴ」と言うオリジナルキャラがメインで、
その三人の名前で検索してもヒットしないな…。
409名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/12(月) 23:47:55 ID:diCi8JCbO
>>408
サンクス
今度しらみ潰しに探して見るわ。
410名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/13(火) 00:57:18 ID:+TF3ujLlO
>>408
もしかしたらこれかい?
ttp://game6.2ch.net/test/read.cgi/ff/1081345805

>>404
わっふる!わっふる!
411名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/17(土) 01:35:19 ID:Meaxu5w10
保守
412(作者以外)誰も読まないSS68:2007/11/17(土) 22:57:39 ID:KRq2Dg+N0
ヤンガスの肉棒は、少しずつ熱を帯びて起き上がってきた。
俺の唇がヤンガスの股間の剛毛に触れるたびに、びくっ、びくっ、と脈拍の振動が感じられる。
どこの脈拍だろう。ヤンガスの男袋の脈かな。
手で揉んでみると、ヤンガスの男袋はだらんと伸びきっていて、中身の茹で卵がころころと触れられた。
俺はその手をヤンガスの蟻の渡り道へと滑らせていく。縮れた剛毛が指に絡まる。
裏筋の辺りをこそこそとさすってみた。ヤンガスの逸物が、俺の口の中でびくっと震えた。
俺は更に手をヤンガスの背中側へと滑らしていった。ほどなくしてひそかな谷間に出会った。
「ひそか」とは言ったものの、この谷間にある穴は、たった今俺が開発したばかりの穴だ。
早い話がヤンガスの尻だってことだ。
俺は指を折り曲げ、人差し指の第二関節で、感じやすいはずのヤンガスの肛門周辺におもむろに力を加えた。
じめじめした感触が手に触れる。さっき俺が挿入したばかりだし、ケツマン汁が残っているのかもしれないな。
指を肛門に差し込もうか迷ったが、今しがた自分の逸物を突っ込んだ所に入れるのも妙な気がしたので、それはよした。
かわりに、口での吸い上げを多少強めにした。
じゅぽ、じゅぽ、と俺の口が鳴る。
舌で包皮を丁寧になめたり、棒の周りを綺麗にしてやったりした。
奥歯や前歯を当てて刺激を加えてみた。
舌でもって左右に動かして、頬の内側にぶつけたりもしてみた。
ヤンガスが目覚めていたなら、きっと『あにきぃ〜、もう、とろけてしまいそうでがすぅ〜』とか言ってくれるんだろうな。
あのギョロッとした目をとろんとさせてさ。
そして全身汗みずくになって、あはっ、あはっ、って喘ぎ声を挙げるんだろうな。
そして、イッちゃった後でも、『あにき、も、もう一度してほしいでげすよ〜』て、あの甘え声でせがんでくるんだろう。
…あれ?口の中に生温かい液体が。これはガマン汁だな。
よっしゃ、このままヤンガスを口でイかせてしまおう。
ヤンガスの鼻と口は、少しうるさくいびきの音を立てている。
その音の中に、「あっ、あっ」というような詰まる声が混じってきた。
ヤンガスめ、俺に下半身を弄ばれているから、エッチな夢でも見ているに違いない。
413名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/18(日) 00:02:30 ID:8IdpmPMt0
_,,-―=''' ̄      ___,,-―――='' ̄ __,-―='' ̄   /
   _,,-―=''' ̄        _,,-―='' ̄ ヽ       /  +
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      ,,-='' ̄    _ノ         ,_ノ ヽ  /    .  。. ★  ☆
    ,,,-''        / iニ)ヽ,         /rj:ヽヽ ヽ/     。.    .
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  ヽ    γ´~⌒ヽ.        |   /          /
――ヽ   /      ヽ      |  /         /⌒ヽ、
    \/       |        |_/         /    ヽ
414名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/18(日) 00:17:48 ID:v4MO8U++0
うほっ新作ktkr
乙!!
415(作者以外)誰も読まないSS69:2007/11/18(日) 01:03:36 ID:6yXZmzfX0
>>410
そのURLなんだけれど、DLできなくて見られないんだな。
どうやったら見ることが出来るんだろう…ちなみに当方ギコナビを使用していますがやはり見られません。
トルネコ×ブライスレは難なく見られるのに。


「ぐごっ、ぐごご…すごっ…うっ、あん、あ…ずごごっ、ぐぴぴー…あくんっ…すうー…」
ヤンガスはいびきとうめき声とを交互に出している。
俺はこのうめき声にすっかりそそられてしまって、股間がビンビンに熱くなっている。
もういっぺんヤンガスの中に挿入しちゃおうかな。
いや、こうしてヤンガスの股間をしゃぶっているうちは、挿入なんて出来ないか。
まずはとにかくヤンガスを気持ちよくしてあげよう。
俺が更に少しの間しゃぶってやると、ヤンガスの亀頭がいきなり膨れたような気がした。
いきなりだったので、俺は一瞬呼吸が詰まったかと思い、ヤンガスの逸物を口から落としかけた。
慌てて咥え直す。
その途端、ヤンガスの亀頭の穴から、どろりとした熱めの粘体が、俺ののどを目がけて噴き上げてきた。
これはヤンガスの中身だな。夕方にリーザスの塔で味わったのよりも更に濃厚な味のような気がする。
俺は、ヤンガスの男汁を、ねちゃねちゃと音を立てながら舌に絡め取った。歯や歯茎にもまつわり付いてくる。
それから、汁が亀頭に残っていないよう、先っちょを軽く噛んで中身を搾り取った。
搾り取っているうちに、ヤンガスの肉棒はだんだんぐにゃぐにゃになり、力を失っていった。
さて、このくらい吸い取れば、もう残りも無いだろう。
俺はヤンガスの肉棒――熱はまだ少し残っているものの、すっかり力が抜けてだらんとなっている――から口を離した。
薄黄色の月の光の中で、ヤンガスの肉棒はぴかぴかと輝いて見えた。
「ああう…ずごお…あっ、あっ……ぐう…」
ヤンガスはまだ何かうめいている。夢の中でも俺にしゃぶられていたりするのかな。
まさかあのゲルダとかいう女を夢に見ているんじゃないよな。見ていたりしたらすごく嫌だ。
ヤンガスの夢の中を覗けたらいいのに。
ヤンガスの夢ってどんなふうなんだろう…と想像していたら、俺の股間がビンビンに立ち上がって揺れ始めていた。
416名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/18(日) 01:09:35 ID:0sLqWTef0
>>415
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
417名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/18(日) 01:20:30 ID:v4MO8U++0
>>415
モリタポ持ってたら50モリタポで見れるよ
そのスレの小説もかなりいい感じなのに未完で泣ける
418(作者以外)誰も読まないSS70:2007/11/18(日) 02:06:19 ID:6yXZmzfX0
俺だって男だ。自分の股間がバッキバキに硬くなっているときに、何をすればいいかなんて、ちゃんと分かってる。
半ば無意識に、俺は股間に手を持っていき、自分の逸物を握り締めて、上下にこすり始めた。
ヤンガスの太腿の間で、俺の珍棒が朱色に輝いて見える。
あっ、あっ、このままじゃ、すぐに噴射しちまうぞ。
出した物で寝具を汚すのは、無料で泊めてくれた宿屋の人たちに申し訳ない。
でもこのままだとすぐに出てしまう。どうしようか…
そのとき、俺の目に留まったのは、ヤンガスの真ん丸くて下膨れで無精髭がジョリジョリ生えている顔だった。
目は閉じているが、口は半開きだ。
そうだ。ヤンガスにも俺のミルクを飲ませてあげればいいんだ。
俺は膝立ちの姿勢のまま、ヤンガスの脚をまたいでいったん脇に移動した。
それからヤンガスの腹に尻を乗せ、次いでヤンガスの胴をまたぐように脚を動かした。
この一連の動作を、俺は静かにおこなった。でないと噴射しちまいそうだったから。
ヤンガスの腹は、俺が乗っかってもびくともせずに、静かに波打っている。
「うっ…ふうっ…ふぐっ…はぐっ…」
でも呼吸は荒くなったみたいだ。
俺の呼吸も荒くなってる。もうすぐ噴射しそうだから。
ガマン汁はとっくに流れ出て、ヤンガスの胸の上にちんまりと溜まっている。
さあ、ヤンガス。俺の男汁だぞ。さっきは下から入れたが、今度は上から飲ませてやろう。
俺はヤンガスの頭を抱えて引き起こした。
ヤンガスの体は、短い首のところでは曲がりきれず、上半身全体が一緒になって起き上がってきた。
起こしたヤンガスの口は、ちょうど俺の勃起している陳宝が挿入しやすい高さになった。
俺は半開きになったヤンガスの口に自分の逸物をねじ込んだ。ヤンガスの口の中は乾いていた。
ほら、ヤンガス。口を潤してやるから、寝酒代わりにたっぷり飲めよ。
俺はヤンガスの口の中に雄汁を噴射した。
ヤンガスは両腕で何かを追うような仕草をした。
俺は、噴射が済んで萎え始めた自分の鎮砲をヤンガスの口から引き抜いた。光る糸が一緒に出てきた。
つまり俺の雄種がまだ残っているということだ。
この残り汁はどうしようか…そうだ、ヤンガスの顔にかけちまえ。
419名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/18(日) 14:12:11 ID:QS3kFhmb0
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420(作者以外)誰も読まないSS71:2007/11/18(日) 23:37:26 ID:FBuJ5B6q0
俺はヤンガスの胴体にまたがったまま顔のほうへにじり寄った。
ヤンガスは、口に俺の雄液を溜めたまま、苦しげに顔をしかめている。
俺は自分の肉棹をしごいた。中から、月の光に照らされて、白い汁がきらきら輝きながらあふれ出した。
月の光か…もし、あのヘチマうりとやらが、月から眺めていたりしたら嫌だな…
月の世界からこっちの世界は見えるのかな。ここにいきなり月影の窓とか開いたりしたら、すごく迷惑だ。
俺は周りをちらりと見渡した。でも、月影の窓なんてものはどこにも無かった。
よっしゃ。これで安心してヤンガスに顔射できるぞ。
俺はしごいて出したものを飛ばそうとした…が、飛ばなかった。
中から噴き出す勢いが不足しているんだ。仕方ない。ヤンガスの顔面に塗りつけよう。
「げぉほっ!ごほっ!ごはあっ!!」
ヤンガスがいきなり咳き込んだ。ヤンガスの胸は、上に座っている俺ごと大きく揺さぶられた。
「……」
ヤンガスは目を開けた。そして何か言いかけたようだったが、再び目を閉じてしまった。
俺は、いま自分の雄汁を塗りつけようとしていたヤンガスの顔を見た。そして口の周りに液体が溢れているのを見た。
今飲ませたばかりの俺の雄汁だった。
ヤンガスはのどの奥をゼイゼイ言わせている。息遣いも多少荒いようだ。
もしかして、俺の汁が気管に入っちゃったのかもしれない。やっぱり目覚めているときに飲ませなくちゃ駄目か。
それはともかくとして、いまやっておくべき別の事がある。
俺はヤンガスの鎖骨のところまでにじり寄ると、両目の下と鼻の頭と口の上に塗るべき物を塗りつけた。
ヤンガスの顔にも月の光が照り付けて、俺の雄汁を塗った所と、口の周りとが輝いていた。
今夜のヤンガスは、いつにも増して愛らしく見えた。
きっとぐっすり眠ってるからだろう。ライドンさんの塔に登って、疲れたんだろうな。
さあ、ヤンガス。おやすみ。俺も寝るよ。もちろん一緒のベッドでな。
俺はベッドの端でよれよれになっていたシーツを広げて、ヤンガスの上に掛けなおした。
そして俺もシーツの下に滑り込んだ。
ヤンガスの顔は、俺の汁でちょっぴりべとついている。でも、俺の可愛いヤンガスの顔であることには変わりない。
421(作者以外)誰も読まないSS72:2007/11/22(木) 23:26:58 ID:ViMQa9Ku0
さあヤンガス。お前のエロ可愛くて萌え心をそそる顔をこっちに向けるんだ。
俺はヤンガスの分厚い肩に手を掛け、おもむろに自分の側に転がした。
ヤンガスは首をがくんと揺らしたが、そのまま力無くこちらに顔を向けてきた。
瞼は両方とも閉じている。口は半開きで、そこから白く濁った液体がぬらぬらと溢れていた。
ヤンガス。その液体は、俺の雄汁だろう。きちんと口の中に納めておかないとダメじゃないか。
俺はヤンガスの顔を仰のけにすると、指で白濁液をヤンガスの口に戻した。
そして上下の唇をつまんでやった。
これで漏れないだろう。また口を開いたりしたら別だけど。
…もし、また口を開いたら、どうしよう?罰を与えようか。
まあ、いいや。こういう事は朝になってから考えても間に合う。
それよりも今は、ヤンガスのこのむっちりと肉付きのよい肉体を俺のものにしてしまうことだ。
俺は再びヤンガスの肩を掴んで、こっちに向けて転がした。
ヤンガスはぐがあぐがあといびきを掻き鳴らしながらこっちに顔を向けた。
ヤンガスの顔は、月光の中ではなんだか寂しそうに見える。顔の彫りが深いので影が落ちているせいだろう。
そんなヤンガスがいとおしくていとおしくて、俺はヤンガスをぐいと抱擁した。
ヤンガスの口はザーメン臭かった。俺のザーメンなんだけれど…。
ヤンガスの胸や背中はじんわりと湿っていた。ヤンガスのおっさん臭い肌の匂いが俺をどきどきさせた。
この夜がずっと終わらなければいいのに。ずっと…ずっと…

いつの間にか俺は眠ってしまっていたようだ。
半ば無意識に腕を伸ばして、あの丸っこくて毛むくじゃらで分厚く肉の付いた体を求める。
だが、手の届く範囲にはそんな物は無かった。
おおかたベッドから落ちているのだろう…そう思った俺だが、次の瞬間にはもう意識がなくなっていたようだ。

次に気がついた時には、半開きのカーテンの隙間から、朱色の日が差していた。
もう朝か!
そうだ、俺のヤンガスはどうしただろう?もう目覚めたのか?
寝ぼけ眼であたりを手探りで探す。だけれど、あのむっちりした体は、手の届く範囲には無かった。
422名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/23(金) 05:02:22 ID:m7B5WkF5O
8主…………www

いつも乙です!
423名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/24(土) 09:46:27 ID:BCO2ciLvO
やん
424(作者以外)誰も読まないSS73:2007/11/26(月) 23:14:23 ID:XD/EeObi0
DION(auone)アクセス制限解除。

俺は、朝日が窓から差すのは目にしたけれど、まだ眠り足りないので、目を半分閉じたまま手探りでヤンガスを探した。
そばにいないと言うことは、やっぱりベッドから落ちたのか。
まさか寝ながら俺が突き落としたってことじゃないよな。
ちょっと手を下げてみると、そこには何もない空間があった。
おかしいぞ。…そう思って手を引いてみると、ベッドに触れた。ちょうどベッドの縁だったのか。
眠たいけれど、俺はヤンガスを求めて、寝転がったままベッドの端ににじり寄った。
そして床に手を伸ばしたけれど…触れるのは床に敷いてある絨毯の柔らかい毛羽立ちだけ。
まったく、ヤンガスときたら、兄貴がこんなに求めているのに消えうせるなんて性の無いやつだ。
俺は重いまぶたをゆっくりと引き上げて、その目で床を見やった。
やっぱりいなかった。
もしかして、俺より先に目覚めたのかな?
ってことはヤンガス、治ったってことだ。
俺はいっぺんに目が覚めた。まぶたもぱっちりと開いた。
そのまま上半身を起こして辺りを見る。すると、おかしなことに気がついた。
俺は、ゆうべ、たしかにヤンガスと一緒のダブルベッドに寝て、気持ちよくヤンガスを犯したはずだ。
でも、今目覚めてみると、そのダブルベッドは部屋の向こうにあるんだ。
つまり…俺が寝ているこのベッドは、ゆうべ寝具類を移しておいたシングルベッドのほうなんだ。
俺はせわしなく起き上がり、ベッドに腰掛けた。シーツが一枚、しわになってベッドの上に掛かっていた。
たしかシーツは畳んだまま置いたはず。そのシーツの山は、部屋の戸口近くの椅子の上に積んである。
でも、俺はベッドを移動した記憶もないし、ましてやシーツを移した覚えも無いぞ。
それが出来るのは、宿屋の人がしたのでなけりゃ、ヤンガス一人のはずだ。
どういう魂胆で、ヤンガスは俺を自分から引き離したんだ?
…ところで、肝心のヤンガスはといえば、もとのダブルベッドの上でぐうぐういびきをかいて眠っている。
俺はベッドから立ち上がり、ヤンガスのところまでゆっくり歩いていった。
そしてそのままヤンガスの隣へ倒れこんだ。
425名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/27(火) 11:06:38 ID:Mu/XTAiS0
なんという秀作
426名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/11/30(金) 17:03:05 ID:YWmxG+hvO
ガス
427(作者以外)誰も読まないSS74:2007/12/01(土) 18:40:55 ID:ct7e3w0I0
ヤンガス、俺を一緒のベッドから追い出すとはなんという弟分なんだ。
しかも追い出した後にこうやって高いびきで眠りこけているってのは気に食わないな。
狭いなら狭いといってくれればどいてやるのに。こんな無礼な弟分には相当の罰が必要だ。
俺は、両手両脚を大の字に開いて仰向けになっているヤンガスのむちむちの肉体を見た。
まったくの無防備だ。…目覚まし代わりに一発お見舞いするか。
俺はテンションを溜めて5だけ上げた。そして目の下のヤンガスの丸々した腹めがけてパンチを叩き込んだ。
「……ぬうぐっ!!」
ヤンガスは跳ね起きた。両目をぎろりと開いて、口はでっかくだらしなく開いている。
「なんだ貴様、俺が寝てるのをいいことに…って、あ、兄貴でがしたんですか!?」
おい、ほかに誰がいるってんだ?
「いややや、や、あっしのふるさとで悪漢に襲われる夢を見てたんでがすよ!」
ヤンガスは両脚を開いてベッドに投げ出していた。脇では俺が膝立ちしている。
「…痛かったでがす。」
そりゃあ痛くなるようにパンチしたんだからな。それより質問だ。どうして俺をこのダブルベッドから引き離した?
「へ?そんなのあっしは知らないでげすよ。たしかトラペッタの町に入るときに兄貴があっしを殴りつけて…
 それであっしは地面に頭をぶつけて…あとは覚えていないでげす。
 だいたいここはどこなんでがすか。宿屋なのは分かるでげすけど。」
ぼけてもらっちゃ困る。ここはトラペッタの宿屋だ。宿のご主人が無料で泊めてくださってるんだ。
まあそこのところは気絶していたから分からないかもしれないけれど…でも夜中に一回は立ち上がって動いたはずだ。
「え、あっしはずっと眠ったまんまだと思うでがすよ。夢遊病でもないでがすし。」
おい、しらばくれるな。俺はゆうべ、このベッドでお前と一緒に寝たんだ。
それが朝になってみると、あっちのシングルベッドに俺だけ寝ている。
俺だってお前のように夢遊病なんかじゃない。ということは誰かが俺をあのベッドまで運んだということしか考えられない。
そうすると、いちばん疑われるのは、お前、ヤンガスだ。
428(作者以外)誰も読まないSS75:2007/12/01(土) 19:01:56 ID:ct7e3w0I0
ひとが泊まっている部屋に宿の人や他の泊り客が入ってくるのも考えにくいし、
ここは二階だから窓から通行人が入ってくるわけないし、
部屋にいたのはトーポだけだが、トーポが俺の体を運べるほど力持ちのはずがないし。
そうなるとこの部屋で俺の体を移動させることが出来たのはヤンガスしかいないんだ。
さあ、答えろ。どうして俺と一緒のベッドで寝るのを拒んだんだ?
…このとき俺の脳裏を"もしかしてイシュマウリが月から眺めていたのかも…"という昨夜の妄想の残りかすがよぎったが、
俺は即座にそれを振り捨てた。
「し、知らないでがすよ、兄貴!あっしはずっと寝てたはずでがす。
 …トーポじゃないでがすか?
 チーズ食って火を吐けるようなネズミだから、何か大きな怪物に化けるなんて朝飯前かもしれねえ。ドラゴンとか。」
言い逃れはよせ。トーポにそんな芸当が出来ないことくらい、飼い主の俺がじゅうぶん分かっている。
…うん、もういい。お前が俺をこのダブルベッドから引き離してあっちに移したことははっきりした。
シーツやなんかがベッドから椅子に移してあるのがいい証拠だ。ああいう事は人間じゃないと無理だから。
ヤンガスがこの事実を忘れてしまっているのは、頭を打った後遺症かなんかだろう。じきに思い出すさ。
「兄貴、まだ眠り足りないでげすよぅ…」
思い出せ。ゼシカ、ククール。
「…分かったでげすよう。ゼシカの姉ちゃんを呪いから解き放つことと、ククールを生き返らせることでがすよね。」
そうだ。早く服を着て表に出よう。宿屋の人にお礼を言うのを忘れるなよ。
俺は、椅子の上のシーツの山の上に載っていた衣類をヤンガスに渡した。宿の人が貸してくれたやつだ。
もちろん俺も服を着なくちゃいけない。俺の服は、ダブルベッドの脇に置いたはずだ。
…ふと気がつくと、俺はステテコパンツを履いていた。これはおかしい。
だって、昨晩俺がヤンガスとせくろすを楽しんだとき、俺は何も着ていなかったんだから。
だいいちヤンガスに俺の男汁を飲ませたんだし、そのときには下着なんて穿いてなかったのは確かだ。
つまり、ヤンガスは俺をベッドからベッドへ移しただけでなく、下着も穿かせてくれたことになる。
なんて気のつく弟分だ。あ、これ、もちろん皮肉だよ。
429名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/02(日) 03:22:42 ID:uqNMp7asO
おもしろい!
わっふるわっふる( ゚∀゚)o彡°
430名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/02(日) 11:27:44 ID:GbkrfcDp0
わっふるふるふるふ
431名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/02(日) 11:38:26 ID:f1zeHolz0
これは絶対トーポの仕業だな
わっふるわっふる
432名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/02(日) 11:38:35 ID:Dwk3M1SgO
きめえ
433名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/07(金) 15:42:44 ID:wAcqWqkaO
GUS
434(作者以外)誰も読まないSS76:2007/12/11(火) 02:32:51 ID:TZr1dgHc0
「兄貴、腹が減っては何とやらと言うでがす。着替えたらまずは朝飯を食いに行きやしょうや。」
宿の人から借りた服を着ながらヤンガスが俺に話しかけた。
服はヤンガスの寸詰まり体型には少し長いようだが、帯のところでたくし上げれば長さが調節できるはずだ。
俺はヤンガスの言葉を聞いて、ちょっとむっとした。
まずはゼシカの呪いを解いてやって、ククールを生き返らせることが先決だ。
その下準備をするというのならともかく、まずは自分の腹ごしらえか!呆れた奴だな。
…でも、その時俺の腹もグウと鳴った。考えてみればゆうべから何も食べていないぞ。
もちろん、俺がヤンガスをおいしく食べたとかいうのは別件だ。
ヤンガス、やっぱり何か食べてから行くか。
俺たちが少しくらい遅れたところでリブルアーチの町がどうかなるわけじゃないだろうし。
「合点でがす!」
欣喜雀躍ってのは、今のヤンガスのことを指すんだろうな。

宿のご主人に無料で泊めてくれたお礼を言ったついでに質問して、安くていい屋台を教えてもらうことが出来た。
「兄貴、あの例のトロデーンの杖でげすがね、」ヤンガスはパンにかぶりつきながら話す。
「ゼシカの姉ちゃんを救い出したら、」とここで水をぐいっとあおって、
「あんなはた迷惑な杖は粉々に砕いて燃しちまいましょうや。」
トロデ王様が怒るぞ、そんなことしたら。
「そもそもはおっさんの管理の仕方が悪いんでげすよ。だいたいあんな部屋に置いてあったんじゃ、」
とここで焼いたハムをがぶりと齧るヤンガス。肉汁が地面に滴る。
そこいらの町のおじさんが着ているような服を着て、帽子をかぶっていないヤンガスは、なんだか滑稽だ。
「…あんな部屋に置き去りにしてるようなら、いくら結界があったって誰でも奪っていけるでがすよ。
 あっしも山賊から足を洗ってなければ簡単に取っていける…いやその気になりゃ馬姫様でも取っていけるでがすよ。
 あっしはあの程度の結界から物を盗んだことも何回かあるでげすから、そのくらいのことは分かるでがす。」
でもあの杖に触れると呪われちゃうんだぞ。どうやって壊すんだ。
「そんな事は、兄貴、後から考えればいいってことでげす。」
435名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/11(火) 02:41:41 ID:BWramIh/O
リアルタイムキタ━━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━━!!!!
乙乙
436(作者以外)誰も読まないSS77:2007/12/13(木) 21:38:37 ID:JTMy2FOa0
後から考えればいい…それも確かにそうだな。まずは何よりゼシカを呪いから解き放つことだ。
俺たちはそのためにリーザス像の塔に登って、リーザス様の目を頂いてきたんだ。
それで、リーザス様の目が無くなったことを村人たちに気づかれないうちに、代わりの宝石をはめ込んでおくのだった。
「兄貴、トラペッタにはルイネロの親父さんに相談するために来たんでがしたよね。」
うん、そう。ゆうべ占ってもらったよ、ヤンガスが寝ているうちに。
はるか北の雪に覆われた町にいる職人さんが、こういう宝石を作れるって。
「雪でげすか。あっしは雪を見たことがないんでがすよ。」
遊びに行くんじゃないんだからな。
「…もちろん承知してるでげすよ。」
俺は腰のポーチに入っているリーザス様の瞳をちゃらりと鳴らした。
トーポがポケットの中から俺の顔をちらりと見上げた。
ヤンガスは水差しの水の最後の一杯を飲み干していた。
俺は自分の買ったサンドイッチの最後の一かけを口に押し込んだ。
それから代金を出すと、屋台の主人に支払った。

「…それで、どうやってその雪の町に行くんでげすかい?」
トラペッタの城門目指して広場を横切っているときに、ヤンガスが問いかけてきた。
こうやって問いかけてくるときのヤンガスの顔はなんとも言えずかわいらしい。つい俺の股間も固くなってしまう。
おっと、いけない。
パルミドの情報屋がその宝石職人を知っているから、紹介状を書いてくれるだろうって。
これはユリマちゃんの占いだ。
「へえ、あのユリマって娘も、なかなか占いが出来るんでがすな。
 兄貴も知っていやしょうが、あの情報屋の所に行けば、世界のあらゆる出来事はたちどころに分かるってもんだ。
 きっとユリマちゃんの言ったとおり、力になってくれるでげすよ。」
ヤンガスの保証があるんなら大丈夫だな。
町の人たちが何人か、俺たちのほうを見て話している。
ゆうべの追い剥ぎ事件の張本人たちが歩いているわけだから、そのことを話題にしているんだろう。
437(作者以外)誰も読まないSS78:2007/12/13(木) 22:23:42 ID:JTMy2FOa0
おばさんがひとり話しかけてきた。たしか昨日「この人を宿で休ませてあげないと」と言ってきた人だ。
おばさん「あら、もうその方のご加減は良くなったの?よかったわねえ。
      それに二人とも、すっかり仲良くなっちゃって。若い人たちっていいもんだわねえ。うふふふ。」
ヤンガスはそんなに若く見えないと思うけどな。とくに、今のように帽子をかぶっていなくてモヒカン丸出しだと。
でも俺はおばさんにいちおう愛想笑いを返して挨拶をした。
もうすっかり良くなりましたよ。僕らすっかり意気投合しちゃって。これから二人旅に出ます。
おばさん「気をつけてね。旅の無事を祈ってるわ。」

俺たちは町の門に着いた。
兵士「おっ、昨日のご両人じゃないか。そうか、調子が良くなったのだな。」
俺は兵士さんにも愛想笑いをして挨拶をした。
この人ももう調子が良くなったので、一緒に旅に出ることにしたんですよ。
兵士「そうか。それでは無事で。また追い剥ぎに捕まらないようにな。」

町の門を出ると、そこには昨日ヤンガスが頭をぶつけた石橋があった。
ヤンガス「兄貴、あっしは、ゆうべここで兄貴に正拳突きをかまされてから後の記憶がないんでげすが…」
俺は手短かに説明してやった。
素っ裸のヤンガスを、追い剥ぎに襲われたと偽って町に運び込んだこと。
そうしたら町の人たちが手を差し伸べてくれて、宿にロハで泊めてくれたこと。
ルイネロさんの占いで、今後どうすればよいか道筋が見えてきたこと。
でも、俺は、寝ている間にヤンガスをたっぷり犯してやったことは話さなかった。
「それで、宿の人が、あっしにこの服を貸してくれたんでげすね。」
そうだ。汚したり破いたりしないようにな。なんだったら今のうちに脱いでおいてもいいんだぜ。
「いや、それはやっぱりなんでげすから…えと、その、やっぱり着ているでがすよ。」
それならそれでもいい。昨日脱がせたのはククールを死なせてしまった罰だからな。
「…あの、おっさんと馬姫様は…?」
ん〜、どこに置いてきちゃったっけ。あ、ライドンさんの塔だったな。
438名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/16(日) 13:26:51 ID:kPmWBGgP0
更新キテル----!乙です!

8主ひでえw

439名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/17(月) 01:01:51 ID:kiVB7zvhO
乙!wktk
440(作者以外)誰も読まないSS79:2007/12/18(火) 00:22:12 ID:GYR3BICe0
「場所が分かっているんなら、はやく戻って合流したほうがよくねえでげすか。
 あの塔の前なんかにいちゃ、いくらおっさんが魔物にそっくりでも、襲われちまうでがすよ。」
いや、王様と姫様は、これまで野宿をしていて危ない目にあったためしはないから、
ライドンさんの塔の前にいても危険はないだろう。
それに、俺たちはこれからパルミドに行って情報屋に会うんだ。パルミドと言えばトロデ王の嫌っている町。
わざわざ一緒に連れて行くこともないだろう。
「あっしの故郷をおっさんが嫌っているのは、馬姫様の一件があったわけでがすし、
 あっしも分からないわけじゃあありませんがね。
 だからってあっしら二人と離れていちゃ、おっさん達も寂しいんじゃないでげすか?」
親子水入らずの時間を過ごさせてあげようよ、たまには。
情報屋さんに会ったらすぐにリブルアーチに引き返そう。たぶん王様たちはリブルアーチの近くに戻ってきているはず。
あんな寂しい塔のそばよりも、栄えている町がすぐ前にあるってほうが気が落ち着くからね。
じゃあ、ルーラ。

俺たちは明るい日差しの中、板塀で囲われた町の前に降り立った。
塀の向こうはなんだかごちゃごちゃした町並みが広がる。ここはパルミドの入り口だ。
「ふうっ…故郷はいつ帰ってきてもいいもんでがすな、兄貴。
 ところで、おっさんたちはほんとにほっといても問題ないんでげすか?」
ヤンガスも心配性だな。あの王様とミーティア姫さまだもの、何か悪いことが起きるはずないじゃないか。
「物凄く悪いことがとっくに起きているでがすよ、兄貴。二人とも呪われているでげす。」
イバラにされてしまった城の人たちに比べれば、動けるだけでもまだましさ。
情報屋さんに会って、雪の町の宝石職人のことを聞こう。そしたら王様たちと合流だ。
「情報屋のおっさん、いまパルミドにいるでげすかね…まあ行ってみれば分かるでげす。」
パルミドに入ると、いや、入る前から、埃と塵芥となにか得体の知れない物の混ざり合った匂いが俺たちを包み込んだ。
ヤンガスは懐かしそうにその匂いを嗅いでいる。顔が穏やかだ。
「ああ兄貴、故郷はいいもんでがすな!それに、故郷にすぐ行けるルーラの呪文もいいもんでげす!」
441名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/20(木) 17:32:41 ID:j9z4qdURO
チャゴスのHPっていくつ?
442名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/23(日) 12:54:15 ID:8UYY5A4s0
>>441
チャゴスのエッチスケッチピッチピチギャル度は0.0です。
443(作者以外)誰も読まないSS80:2007/12/23(日) 13:15:36 ID:8UYY5A4s0
ヤンガス「じゃあ兄貴、情報屋のおっさんのところに行くでげすよ。」
ここは場慣れしているヤンガスに任せたほうがいい。ヤンガスが先に立ち、俺はその後ろについていった。
教会(たぶんパルミドで唯一の教会だろう)の前を通ったり、物乞い通り(言いようの無い臭気が鼻につく)を進んだり、
なぜか建物の屋根の上まで歩いたり(石造りだがところどころ板張りだ。一部では布のところすらある)。
ヤンガス、情報屋さんのところにまっすぐ行く道は無いのか?前に来たときもこんな道だったっけ?
「行く道はここひとつきりでげすよ。あとは無理矢理壁を乗り越えたり塀を越えたりしなくちゃなんねえ。
 そんな事をしたら、この町の連中のことだから、何をしてくるか分かったものじゃないでがすよ。」
こんな話をしているとき、ちょうど目の前には物干し綱があった。綱の向こう側には別の屋根がある。
もし綱渡りができたら、この綱を渡って向こうの屋根に移れるのに。
でも俺やヤンガスじゃ綱渡りは無理だろう。せいぜいトーポにできるくらいだ。
天気はよく晴れていて、日差しが暑い。屋根の上を歩いていると、日陰が無いのでちょっとつらいな。
埃っぽい建物の屋根を歩いていると、通りがかりの掘っ立て小屋からむさ苦しいおじさんが現れた。
そもそもこの町の男性は大概むさ苦しいんだけれど。
ついでだが、なぜ建物の上に掘っ立て小屋が建っているのかも疑問だけれど。
おじさんは俺たちのほうを怪訝そうに眺めていたが、急にはっと何事かに気づいたように眉を跳ね上げた。
そして口の中で何かつぶやいたようだけれど、そのまま小屋の中に引っ込んでしまった。
なんだったんだ、今のおじさんは。
「兄貴、ここでがすよ。」
ヤンガスが足を止めたのは、長くて曲がりくねった建物の屋根の端近くにある下りの階段の前だった。
こんな埃っぽい町で、天井に穴を空けていたら、床に埃が溜まってしょうがないんじゃないかな。
俺は城の小間使いだった頃に掃除くらいやりつけているから、たまった埃を掃き出す億劫さは知っているつもりだ。
俺たちは階段を下りた。踏み板が古くて、真ん中が削れたようにくぼんでいる。
下に降りてみたが、想像していたような埃は溜まっていなかった。どこかに掃き出し口があるんだろうな。
目の前にドアがある。ヤンガスは戸板を叩いた。
444(作者以外)誰も読まないSS81:2007/12/24(月) 00:47:21 ID:nRVZFLtV0
「…!」
はっきりとは聞き取れなかったが、中から男性の声がした。
ヤンガスは俺のほうに振り返ってうなずくと、戸を開けて入っていった。俺も後に続いた。
中はかなり広い部屋で、整頓が行き届いている。
部屋の中央付近に机があり、それに向かって情報屋さんが腰を下ろしていた。
情報屋「おや、誰かと思えばヤンガス君でしたか。いつもと身なりが全然違うので、分かりませんでしたよ。」
なるほど、いつものとげとげ帽子やちょうちんズボンじゃなくて、今日はただの町のおじさんの着るような服だからな。
情報屋「ええっと、そちらはアクトさんでしたね?お久しぶり。古代の船を手に入れた噂は私も耳にしましたよ。
  さすがの私も、どうやってあの船を砂漠から海まで移動させたのかは知ることはかないませんでしたがね。」
そっか、あの船、目立つからな。噂にもなるはずだ。
俺はイシュマウリがハープで砂漠の思い出を呼び起こした話をしようかと思ったが、
絵空事だと言われるのが落ちだろうからやめた。
ヤンガス「おっさんも元気そうで何よりでがす。」
情報屋「ええ、おかげさまでつつがなく過ごしてますよ。ときに今日は何か御用でいらしたんですか?」
ヤンガス「あっしではなくて、兄貴が聞きたいことがあるそうなんでげすよ。」
俺はヤンガスの隣に出て、情報屋さんに事情を説明した。
情報屋「…ふむ、なるほど。リーザス像の瞳の代わりになるような赤い宝石ですね。
  アクトさんのおっしゃるように、私は雪の町の宝石職人を知っていますよ。イェラルドという腕の立つ男です。
  あの男なら、どんな宝石であろうと、まがい物をこしらえるくらい朝飯前ですよ。
  町の名前はオークニス。リブルアーチからはるか北の地ですね。歩いて三昼夜はかかるでしょう。
  紹介状を書きましょうか?」
はい、お願いします。
俺の頼みに応じて、情報屋さんは便箋と封筒を取り出すと、一筆したためてくれた。
俺はその封筒を受け取ると、懐深くに大切にしまった。万が一落としたりしたらリーザスの人たちが大騒ぎだからな。
最後に二人でお礼を述べて、俺とヤンガスは情報屋さんの家を後にした。
445(作者以外)誰も読まないSS82:2007/12/24(月) 14:01:28 ID:ZptjTU680
「これであとは、リブルアーチに行って、ハワードのおやじさんにクラン・スピネルを渡すだけでがすね。
 トロデのおっさんも探し出さなきゃなんねえでげすが。」
そうだな。先にオークニスとかいう雪の町に行こうかとも思ったんだが、俺達二人だけじゃ心許ない。
ここはリブルアーチに飛んで、王様たちと合流して、ククールを生き返らせることにしよう。
ひと晩ほっといたから、王様がすねていなけりゃいいんだけれど…。
でも王様にしたって、俺達つまり王様の言うところの「家来」がいないと旅が続けられないんだから、
あまりがみがみ言ってくることも無いだろうな。説教していたって時間ばかり食うだけだし。
俺たちは階段を登って屋根の上に出た。
それじゃヤンガス、ルーラするぞ。
「…兄貴、ちょっと待ってくださいでがす。」
ん、まだこの町でやり残したことがあったか?それとも買い物でもしていくのか?そうそう、カジノもあったよな。
「お祈りしていかねえでげすか?」
リブルアーチに着いてからじゃ駄目かい。
「そのほうが良いかもでげす。」
おいおい、はっきりしないなあ。どっちだよ。
ルーラで飛べは時間はほとんど掛からないんだから、こっちで祈ろうとあっちで祈ろうと大差は無いんだけれど。
ってかそもそも俺の顔を見てないじゃん。まるで俺がここにいないかのように、あさっての方角を向いている。
いったい何を見てるんだよ。
俺はヤンガスが見つめている方角、つまり俺の背後を見やった。
十五歩くらい離れたところに、おっさんやらあらくれやらが4人ばかり突っ立っているだけだった。
四人ともこっちを向いてニヤニヤしているだけだった。
なんか片手でもう片方の手を包んでバキバキ言わせたりしているだけだった。
互いに視線を交わして何かささやきあっているだけのようだった。
ヤンガスはあいつらを見てたのか。知り合いか?ヤンガスの。
「ふ、深い知り合いもいるでげすよ!逃げるでがす!」
逃げるっていうか、向こうはただ立っているだけだから、こっちもこのままルーラを唱えてしまえば済むことだ。
目的地は決まっているんだし、パルミドで成すべきことは済んだし。じゃあ行くぞ。
446(作者以外)誰も読まないSS83:2007/12/25(火) 00:28:23 ID:U30limmW0
俺がルーラを唱えようとしたちょうどそのときだ。
硬い物体がどこからともなくすばやく飛んできて、俺の右の肩甲骨に当たったんだ。
「どこからともなく」とは言ったものの、当たった位置からして後ろから飛んできたに決まっている。
つまり四人の荒くれ者たちが立っている場所からだ。
かなり強くぶつかったので、思わず俺は跳び上がった。飛び上がったといってもルーラを唱えたわけじゃない。
当たった場所が相当痛かったからだ。
俺は振り返って、荒くれ者たちをシカトしつつ、投げられてきた物が何なのか(投げてきたに決まってる)調べようとした。
その物体は俺の足元に落ちている。それは杖だ。見たことのあるデザインだ。
「兄貴、それは…」
知ってるさ。魔封じの杖だ。錬金で作らないと手に入らない貴重なアイテムのはずだ。
俺たちも1本持っているけれど…まさか盗まれたんじゃないだろうな?ここはパルミドだし…。
俺は袋の中を覗いてみた。ヤンガスの目からするとかなりあたふたして見えているに違いない。
袋の中には魔封じの杖が1本入っていた。つまりここに落ちているのは俺たちの杖ではないということだ。
盗まれたのではないことが分かってほっとしたが、
同時に、この荒くれ者たちがどうやって魔封じの杖を手に入れたのか疑問に思った。
おおかた、盗品の売買や交換などで入手したものだろうということは見当がついたけれどね。
あるいはどこかから盗んできたのかもしれない。釜が無いのに錬金して作ったとは考えられないから。
いや、こんな事をつらつらと考えるのは後回しだ。
いま大事なのは、どうしてあのむさい連中が俺に杖をぶつけてきたのかということ。
それからリブルアーチへ向かってハワードの親爺さんにリーザス様の瞳を渡すことだ。
なあ、ヤンガス。
「いや、兄貴、あいつらには下手に構わないほうが賢明ってもんでがすよ。」
賢明だなんて、ヤンガスにしてはインテリっぽい語彙を使ったな。
いや、そうじゃなくて、どうして下手に構わないほうがいいんだ。
「あっしは慣れているからともかく、兄貴はあいつらのしつこさにはうんざりするでがしょうな。」
何言ってるんだよ。話しかけないほうがいいってことか?
「そうでげす。」
447名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/25(火) 06:47:49 ID:T1H2nSJYO
誰かそろそろageてやれよ。
448(作者以外)誰も読まないSS84:2007/12/25(火) 11:20:29 ID:Jre6VoHc0
>>447
そう言うきみが上昇させれば?とも思うのだが…。
俺は上がろうが上がるまいがいつものように書いていくだけだし。

ヤンガスが避けたがっているんなら無理してあの荒くれ者どもを問いただす必要もあるまい。
俺たちは被害はこうむってないんだ。大事なアイテムが盗まれたわけでもないし、こっちが大怪我をしたわけでもない。
連中が俺たちを見て何を考えているかは気になるけれど、今はもっと優先すべきことがある。
じゃあヤンガス、ルーラするぞ。ルーラ!
…あれ?ルーラ!……ルーラァァァ!!
いつものふわりとした浮遊感がやってこない。ルーラで飛びあがるときのあの感覚が大好きなのに。
もしかして、封印された…?
そうか!そういうことか!連中がぶつけてきたのは魔封じの杖。どうやら俺の呪文がかき消されているらしい。
まったく、なんで俺がこんな目に遭わなきゃならないんだよ。あいつらの知り合いだっていうヤンガスならともかく。
そういうことならキメラの翼を使うしかないな。
ルーラを覚えて以来キメラの翼は使ってないので、ポーチには入っていない。ヤンガスも手元には持っていないはずだ。
俺は袋を開いて中を探った。
その俺の肩を、湿っぽくてがっしりした手が掴んだ。
*「よう、若えの。きさま、ヤンガスの仲間か。」
勝手に触るなよ、おっさん。気安く触れていいのはヤンガスほか俺の仲間たちだ。
振り返って、俺の肩を抑えているおっさんの顔を睨みつけようとした俺の耳に、ヤンガスの声が飛び込んできた。
「てめぇら、俺の兄貴に軽々しく手を出すんじゃねぇや!兄貴に手を出した奴は、俺の拳をくれてやらぁ!」
喧嘩を始める直前のヤンガスって威勢いいなあ。萌え〜。…じゃなくて、この四人とひと悶着起こすことになりそうだな。
呪文の効果が奪われているなら、俺も他の手段で攻撃しなくちゃ。
いや、それよりキメラの翼でさっさと移動しちゃったほうがいいかも。
俺は袋を探った。その腕をさっきのおっさんが押さえた。
「おうっと、若えの。武器なんかを取り出させるわけにゃあいかねえや。」
おっさんは、いつの間にか来ていたもう一人の荒くれ者と一緒に、俺の腕を袋から引き抜いた。
449名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/25(火) 15:11:22 ID:T1H2nSJYO
・・・。
450名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/27(木) 00:20:58 ID:ki8XJj6nO
マターリ行こうぜ。
451名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/27(木) 12:21:13 ID:c6bJrZ570
あがっちゃった
452(作者以外)誰も読まないSS85:2007/12/28(金) 00:20:47 ID:0fJyRBlD0
俺はおっさん二人に両腕を押さえられた格好になった。これじゃ背中の砂塵の槍が取れない。
その槍だが、俺を押さえているおっさんのうちの一人が勝手に俺の背中から外しやがった。
おっさんA「こいつぁ闇商人のところに持っていきゃいい値で売れるぜ。へっへ。」
俺はおっさんAの爪先を思い切り踏みつけた。だが、おっさんAはまるで何事も無かったかのように平然としている。
おっさんB「ああ、これで今日からしばらくは酒が呑み放題だ。ツケ無しでな。」
おっさんA「いやぁ、ツケがあっても呑めるじゃねえか。ヤンガスにつけとけよ。」
二人「ぐひゃひゃひやひゃ!!」
何がおかしいんだか全然分からない。呑んだくれの考えることは支離滅裂だ。
それより、このままじゃ槍が奪われて売られてしまう。そう、あの時のミーティア姫のように。
まずはテンションを溜めて…一気に溜めて…スーパーハイテンション!!
俺のテンションの気迫に気おされてか、荒くれ者たち四人とヤンガスが黙ったのが、俺にも分かった。
おっさんA!おっさんB!どこへなりとも飛んで行っちまえ!!
俺が真空波を放つと、おっさんAとBは木っ端のように吹き飛ばされてどこかへ消えうせてしまった。
コーンと音がして、砂塵の槍が石の屋根の上に転がった。
まあ、あのおっさんたちも、多少の怪我はするかもしれないが、命に別状は無いだろう。
俺とヤンガスを襲おうとしたいい見せしめだ。
さあ、ヤンガス。こんな荒くれ連中はほっといて、リブルアーチへ行くぞ。
俺が振り返ってみると、ヤンガスもテンションを溜めまくっているところだった。
両脇ではあらくれと角付き兜のおっさんが立ちすくんでいる。
ヤンガス「兄貴に手を出すやつぁ、俺が容赦しねえぞ!」
おっ!ヤンガス、やる気だな。
ヤンガスは爆裂拳を放った!ドス、ドスドドドスッ!ドスッ!あらくれがもんどりうって屋根の上に倒れた。
あらくれ「く…くっそ〜!ヤンガスみてえなケツの青い野郎に負けるだなんて…ガクッ」
角付き兜は身を守っている!
ヤンガス「いまの俺が素手だってことに感謝しとけよ!」
ヤンガスは一気にテンションを上げてスーパーハイテンションになった。
ヤンガスは爆裂拳を放った!ボカッ!ボコスカドカスカボグァ!角付き兜の荒くれ者にハチャメチャなダメージ!
453名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/12/29(土) 02:49:02 ID:XXJSWn3eO
乙!
マターリがいいよ
変に荒らされたりするといやだしね
454名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/01(火) 08:25:53 ID:fYs8XsifO
,,

゙゙゙
455名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/07(月) 22:01:11 ID:CoRp8AwnO
わふーるわふーる
456(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/01/09(水) 00:56:36 ID:3UrDdiW00
やっとアクセス禁止が終了…
松の内のあいだずっと書きこめなかった。
ストーリーはそのぶん練れたけれど。
457名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/09(水) 17:54:03 ID:vUqLgPNeO
おお!続き楽しみにしてますよ
458(作者以外)誰も読まないSS86:2008/01/10(木) 22:09:55 ID:BfAkpNFc0
「ぐえぅええ…」
角付き兜の荒くれ者は、嘔吐しそうな叫び声を挙げると、その場にうずくまり、そして倒れてしまった。
「さて、これで厄介者は片付いたでげすよ、兄貴。ゼシカの姉ちゃんを呪いから解き放ちに向かいましょうや。」
ヤンガスが晴れやかな笑顔で俺に言いかけた。
朝の爽やかな太陽の光が、俺たち二人と倒れた荒くれ者二人を照らす。
俺はうなずいた。
でもまだ俺の周りに光の壁のようなものが感じられる。これはマホトーン効果が残っているんだ。
ルーラを唱えても封じられてしまいそうだ。
こういうときはもちろんキメラの翼を使えばよい。さっきだって使うつもりでいたからな。
俺は袋の中を覗いた。
「どぉわあっ!」
ヤンガスの叫び声がした。俺は反射的に顔を上げた。
なんとヤンガスの肩から羽根の付いた棒が生えているじゃないか。いや、そんなことはありえない。
これは矢が刺さっているんだ。
誰だ!俺の可愛いヤンガスに矢なんか射掛けたのは!!
「あ、兄貴…」
大丈夫だ、いま抜いてホイミしてやるからな。
それにしても、ヤンガス、矢を射掛けてくるってことは、よっぽどヤンガスを憎たらしく思っているやつの仕業だぜ?
なにか昔にやらかしたんじゃないのか。それでパルミドにいられなくなって町を去ってきたとか。
「そ、そんなこたぁやらかした覚えはねえでげすよ!兄貴とおっさんと神様に誓って!!」
俺は矢を抜いてやった。血と漿液とが混ざって傷口からあふれ出した。
ベホイミのほうがいいな。ベホイミ!
…しまった、まだマホトーン効果が残っていた。仕方ない、売って金にしようと思っていたいやし草を使うか。
「兄貴に迷惑を掛けるこたないでがす、アッシもベホイミなら…ベホイミっ!」
ヤンガスの傷口が塞がった。これで当座の危機は免れたな。
しかしヤンガス、これ以上また何かされないうちに、早くこの町をずらかろ…じゃない、去ろう。
でなきゃいつか死ぬぞ。
459(作者以外)誰も読まないSS87:2008/01/11(金) 20:31:00 ID:RWrNEE2e0
「殺されることは無いと思うんでげすが…でもこのままじゃ、兄貴の言うとおり、アッシらの命があぶねえ。
 兄貴!ずらかるでがすよ!ルーラ!ルーラ!」
まだ呪文が封じられてるんだってば。
「だったらキメラの翼でがすね。」
今探してる最中だ。
「…売り払ったり錬金しちまったりしてねえでげすか?」
…そうかもしれない。しばらく見ていないから、もしかしたら袋に入ってないのかも。
「ああっ!こんな時に限ってねえだなんて!仕方ない、兄貴、足で走って逃げるでがすよ!
 アッシなら裏道も表の道も全部分かるでげすから、兄貴は着いてくるだけでがす。」
ヤンガスの意見は正しい。キメラの翼を探しているあいだに、また襲われるかもしれないからな。
しかもお次は投石器とかでさ。この町って何でも有りだから、こんな武器があったっておかしくない。
よしんば投石器なんか無くとも、襲う手立てなんてたくさんあるわけだし、
三十六計なんとやらという教えもあるわけだし(トロデ王様も言っていたかもしれない)、
すぐそこの壁に梯子が立てかけられて、下から誰かが登ってくるわけだし。
「兄貴!こっちでがすよ!」
俺はヤンガスの後について走った。そして、忘れていた事実を思い出した。
ヤンガスって走るのが遅いんだよ。
「こ、これでもアッシは精一杯でがす!」
うん、一生懸命に走っているのは分かるけど、でもやっぱり遅い。脚が短いから?体重が重いから?
「おうーいぃ、ヤンガス。」
後ろから知らない男の声がした。俺もヤンガスも振り返らなかった。
「ここでげす!」
ヤンガスはほとんどつまずき倒れるように伏せると、足元の床――板張りだった――を一枚持ち上げた。
俺とヤンガスは視線を交わす。ヤンガスの目が強く訴えるように俺の目を見返す。
ここを下りればいいんだな。
俺が下りると、ヤンガスも跳び下りた。
下は石造りの部屋で、かまどやら吊り寝床やら…すなわち誰かが住まいとして使っている場所だ。
「これでげす。」
ヤンガスは壁の衣服掛けを壁沿いに持ち上げた。
460閑話休題:2008/01/12(土) 00:02:42 ID:EGuRkBR10
最近また8をやり直しているが、
ヤンガスの自称は「あっし」じゃなくてカタカナ書きの「アッシ」、
情報屋のことは「情報屋のおっさん」ではなく「情報屋のダンナ」と呼んでいることに気づきました。
以下(というか>458から)この表記で書き進めていきます。
461(作者以外)誰も読まないSS88:2008/01/12(土) 01:00:49 ID:nTG509W50
「さあアクトの兄貴、入るでげすよ!」
なんと、衣服掛けと一緒に壁が持ち上がり、下に通り道が出来たんだ。
まるでからくり屋敷みたいだな、この町は。
「いろんな連中の住む町でげすから、こんな仕掛けはどこにでもありまさ。
 それより追っ手が来るでげすよ。アッシはともかく、兄貴をゴタゴタに巻き込むわけにはいかねえでげすから。」
ヤンガスが俺を後ろから押す。俺は屈んで壁の下をくぐった。
中は真っ暗ではないが薄暗くて埃っぽい。ヤンガスはその中を小走りに進んでいく。
ほんの十歩も進んだくらいのところで立ち止まり、ヤンガスは俺のほうを振り返った。
「ここから出られるでげすよ。」
ヤンガスが壁を横に滑らせると、そこは倉庫だった。
木箱やら籠やら荷車やらがごちゃごちゃと積んである。窓から差し込む日の光の筋がくっきりと浮かんで見える。
ヤンガスは戸板に耳を近づけた。
「よし、誰も外にはいないようでがす。」
扉を開けると、爽やかな…とは言いがたい、埃とゴミの匂いが吹き込んできた。
そして綺麗な青空と、ところどころにペンペン草の生えた地面と、土の壁が目の前に広がる。
ここは路地裏のようだな。
「そうでがすよ…わあっ!?」
ヤンガスの上から何かが落ちてきた。網だった。四隅に石が縛り付けてある。
「やっぱりここだったか。豆粒みてえな脳ミソってのはいつまでたっても変わんねぇもんだな。」
上からあらくれが二人跳び下りてきた。
「お前がパルミドからこっそり抜け出すときにゃあいつもここを通り道にしてたよな。
 そんな芸の無いことで、よくも山賊とか名乗ってられたもんだぜ。」
辛気臭そうな顔の盗賊がひとり、のっそりと現れた。
「さっきは貴様らふたりで俺たちの仲間をいたぶってくれたが、次からはそうはいかねえぜ?」
ふてぶてしい顔つきのおやじが現れた。こいつは、さっき情報屋に向かうときに掘っ立て小屋の前で見かけた男だな。
「待て待て、こやつは頭はヘチマみたいにスッカスカだが、腕力のほうは馬鹿に出来ねえぜ。
 それに、留守にしてた間に、すげえ技を幾つか仕込んできたみたいだからな。」
こう言ったのは、上から降りてきたあらくれのうちの一人だ。
462(作者以外)誰も読まないSS89:2008/01/12(土) 12:32:13 ID:8RhV7gWH0
こいつらが言うすごい技ってどれだろう。かぶと割りとか真空波とかドラムクラッシュとか冥王の釜とか…
もっとも俺だってヤンガスが今覚えている特技を知り尽くしているわけじゃないから、これ以外の可能性もある。
でも今はこんなことを考えてる余裕なんて無い。
俺の目の前では、網に掛かったヤンガスが抜け出そうともがいている。
網を除いてやろうと俺も手を伸ばした。でもなかなかきれいに外れない。
網を作っている縄に細かい鉤形の毛が生えていて、それが服に絡み付いているんだ。
やっぱりさっき、トラペッタの外で、無理にでもヤンガスを脱がせておけばよかった。
「くうっ、ちくちくする!この網に俺が掛かるなんて…
 兄貴は知るはずもないでげしょうが、アッシは山賊時代によくこんな網を使って旅人を…」
俺は脇に突き飛ばされた。二歩ぶんくらい吹っ飛ばされただろうか。
固い地面にもろにぶち当たって痛いのなんのって。でも俺のヤンガスの窮地だ。見捨ててはいられない。
…そう思ってヤンガスのほうを見やると、既に荒くれ者たちが五人、ヤンガスを取り囲んでいた。
いつの間にひとり増えたんだろう、と、どうでもいいことを思ってしまったが、とにかく俺は立ち上がった。
ぶつけた脇腹と腕が痛い。
おい、お前たち!俺の大事なヤンガスに何をする気なんだ!さっさと開放しろ!
あらくれA「はん、お前の可愛いヤンガスだとぉ?こいつは俺の友人をギタギタにしたことのあるにっくき男だぜ!」
盗賊「うんうん。俺もヤンガスに宝物を奪われたことがあるぜ?あとちょっとで俺が盗みだせるって時によ。」
今現れた荒くれ者「酒場の喧嘩じゃ、何回もやられどおしだった…あの借り、今返してやる!」
あらくれB「てめえがいなくなって、パルミドの空気もちったぁ美味くなったってもんだ。」
ふてぶて顔のおやじ「こんな青二才を兄貴と慕うったぁ、ヤンガスも落ちぶれたもんだぜ。
    まあそのほうが俺たちにとっちゃ都合いいけどな。ぐへへへっ。」
青二才というのは間違いなく俺のことだ。このおやじ、俺のことをバカにしたな!
よし、臨戦態勢だ。
 あらくれA    ― 1ぴき
 あらくれB    ― 1ぴき
 とうぞく      ― 1ぴき
 しゅうじん    ― 1ぴき
 あくにんづら   ― 1ぴき
463名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/16(水) 23:56:40 ID:R/IRUaPaO
ほっしゅほっしゅほっしゅっしゅ〜
464名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/20(日) 20:38:25 ID:RBJUBG5CO
わっふるわっふる
465名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/20(日) 22:09:47 ID:RAR5PMTB0
敵のメンバーが7に出てくる盗賊団ぽいのにワロタ
466名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/21(月) 21:26:17 ID:cC9I6XijO
あくにんづらwww
467名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/24(木) 19:52:57 ID:UEX7VK8R0
わっふるわっふる
468(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/01/29(火) 00:14:09 ID:ucgBs/X00
やっとアクセス禁止が済んだ…永すぎ。
ちなみにDION(現auone)。
荒らしとかマジで消滅すれっての。
今から数スレばかり投下します。
469(作者以外)誰も読まないSS90:2008/01/29(火) 00:26:54 ID:ucgBs/X00
全員バラバラか。これじゃなぎ払いが使えない。ギガスラッシュも無理か。
となると真空波かギガスローか岩石落としをお見舞いしてやればいいわけだな。
俺はポーチからブーメランを取り出した。荒くれ者たちは素手のままだ。
ん、ひとり棍棒を持っている奴がいるな。気にするほどの武器じゃない。
俺は全身に力を溜めた。俺のテンションが5上がった。
囚人はマッスルポーズを放った。俺のテンションが普通に戻った。
そ…そう来やがったか!初めに思っていたよりも頭脳戦になりそうだ。
ほかの荒くれ者たちはヘラヘラ笑って見ているだけだが。
そのときポケットの中でなにかうごめくものがあった。もちろん正体は決まっている。トーポさ。
いい事を思いついた。これならテンションを上げなくてもすむぞ。
俺のポーチにはチーズが入っている。普通のチーズと激辛チーズとこおりのチーズだ。
俺はこおりのチーズを取り出すと、トーポにやった。
トーポはおいしそうにチーズを食べた。
それゆけ、トーポ!
トーポはふぶきの息を吐き出した!
荒くれ者たち五人に一瞬にして大ダメージだ。
荒くれ者たち「ひ、ひいいー!」
みんなその場ですくみあがってしまった。後ろでヤンガスも『おっさん、いつの間に!?』のときの表情になって凍り付いている。
…はっ!ヤンガスが!俺としたことがうっかりしてヤンガスにまでトーポのブレス攻撃を当ててしまうなんて!
次はこんな失敗しないぞ。
俺は岩石落としを放った!荒くれ者たちに平均160のダメージ!荒くれ者の群れをやっつけた!
…だが、このとき、後ろから人々の駆け寄る気配を感じて、俺は振り返った。
新たなる荒くれ者たちの集団だ。そのうちひとりはナイフを手にしている。どうせダガーナイフだろうが。
その後ろからボロきれで全身を巻いた男がひとり、よろけながらも走ってくる。
なんだい、あのミイラ男の出来損ないは。
ミイラ男もどき「あ、あいつだ!あいつが真空波の使い手で…」
ああ、さっき俺が真空波でぶっ飛ばしたおっさんのうちのひとりか。
俺はやってくる荒くれ者たちをぶちのめすべくテンションを溜めた。
470(作者以外)誰も読まないSS91:2008/01/29(火) 00:28:58 ID:ucgBs/X00
「に、逃げちまおうぜ、野郎どもよぉ!」
俺の真後ろで声がした。たった今トーポのふぶきの息と岩石落としでコテンパンにしてやったばかりの荒くれ者たちだ。
逃げるんならほっといてやれ。今は正面から来る新たな一団を倒さなくちゃいけないんだ。
…ちょい待ち!ヤンガスはどうなるんだよ!
このまんまだと、逃げていく連中にヤンガスがかどわかされてしまうぞ。
こうなったら、前の連中も後ろの連中も、ギガデインで一掃してしまえ!
…と思ったが、まだマホトーン状態みたいだ。いったいいつまで続くんだよ。戦闘終了までか。
まあいい。また真空波を使おう。
俺はうまいことテンションを25上げることができた。マッスルポーズなんかを放つやつが今回はいなかったから。
よっしゃあ、真空波!
路地じゅうにとんでもない鋭さの真空の刃が飛び交った。ビュンビュンいう音が凄いなと、放った当人でも思ってしまう。
「うがああああっ!!」
逃げ惑う荒くれ者たちのわめき声も、真空波にかき消されて切れ切れだ。
衣類やテントの切れ端が、猛烈な砂嵐に混じってそこいらじゅうに舞い散らかる。
スーパーハイテンションまで上げてなくてよかったよ。さもなきゃパルミドが壊滅しちまってたかも。
真空波の余波が半止みになるとすぐ、俺は振り向いた。網に掛かったままのヤンガスが倒れているはずだから。
ヤンガスはうつ伏せになって倒れていた。網はボロボロになっている。破れた服から半見えのケツがえろい。
…待て。この服はトラペッタの宿屋からお借りしたものだ。それをうっかり破いてしまったんだ、俺は。
しかたない、弁償しよう。
荒くれ者たちはまだそこらをうろうろしている。
「おーい、どっちだー?」「お前の顔がいくつも見えるぜ。」「くっそー、これじゃ攻撃できねえ。」
ああ、さっき砂嵐を上げたから、マヌーサ状態になってるんだな。こりゃ好都合だ。
今のうちにヤンガスを引っさらおう。マホトーン状態も薄れてきたし、ルーラができそうだぞ。
俺はヤンガスのほうへ一歩踏み出して、頭のてっぺんに激痛を感じた。
そしてその場に倒れたらしい。いや、倒れたんだ。
次に気がついたときには、俺のそばにミイラ男みたいな格好をしたずんぐりしたおっさんが立っていた。
471(作者以外)誰も読まないSS92:2008/01/29(火) 00:30:43 ID:ucgBs/X00
「けっ、かなり激しくどやしつけてやったと思ったのに、ちっとも気絶しないでやがんのか。」
誰だこいつ。
一瞬そう思った。で、次には、さっき路地を走ってきたおっさんたちの後ろについていた男かなと思った。
でも違うようだ。顔が半分隠れているので分からないが、さっき俺が真空波で飛ばしたもうひとりのおっさんだろう。
俺はこれだけのことを一瞬で考えた。そしてそれから起き上がろうとしたが、頭がひどく痛む。
中から痛いんじゃなくて、殴られた痛みなんだ。
見ると、包帯おっさんの手にはハンマーが握られていた。こいつで殴ってきたんだな。
こんな奴、いざとなったらベギラマあたりで倒しちまえばいい。もうマホトーンは解けたようだし。
「おめえよう、ヤンガスとはどーゆー関係なんだよ。あ?」
小汚い痩せた男がひとり近づいてきた。煮しめたような服に、どう見ても女物の帯を締めている。
たしかさっき現れた荒くれ者どもの服は真空波でボロボロになったんじゃなかったっけか。
ってことはこの男、遅れて来たってことか。まだほかにも来る連中がいるんだろうか。
「♪あぁ〜あ〜、青い空のもと 吹き荒れる白い嵐〜♪
 そのただなかに立てる青年は なに者ぞ〜♪ ラ〜ラララ〜」
いきなり屋根の上で吟遊詩人が歌いだした。歌声はまずまずだが、歌詞が…くそっ、頭が余計に痛くなるじゃないか!
「おい、そこのヒョウタン弾き!てめえのクソ面白くねえ歌なんざ引っ込めてろ!」
女帯の男が屋根を仰いで怒鳴りつけた。
そのあいだに俺は立ち上がった。まだ脚がふらつく。でもすぐに治るさ。
それよりヤンガス。
俺は振り向こうとして幅広の人間の胸にぶつかった。
「ご苦労なこった、ぼうず。お前がこのパルミドの平和を乱しに来たってガキか。」
俺はガキと呼ばれるような年恰好じゃない。見りゃ分かるだろう。
「ヤンガスの知り合いだってな。俺もヤンガスとは深い仲でなあ。よろしくやろうぜ。」
そう言うと、男――角付きマスクのあらくれだった――は俺の右腕をいきなり握ってねじった。
あまりいきなりだったので、俺もよけきるひまが無かった。
痛い!痛い!く、くっそ…
そうだ!呪文を唱えてやれ。
472(作者以外)誰も読まないSS93:2008/01/29(火) 00:31:25 ID:ucgBs/X00
俺はベギラマを唱えた。詠唱成功。
火炎が俺の右腕からほとばしり、あらくれを包み込む。そしてそのままあらくれを突き抜けて後ろへ…
あらくれの後ろではヤンガスが今起き上がろうとしているところだった。
あ、あぶない、ヤンガス!に、逃げろ!
だが俺の言葉は遅かった。それにもしもっと早く声をかけたとしても、ヤンガスの鈍重さでは避けきれなかっだろう。
「ふあああっ!?ぬわちぃぃ!」
ヤンガスは間の抜けた悲鳴を上げ、ふたたび地面に倒れ伏した。周りには倒れたままの荒くれ者たちの体がまだ累々としている。
いや、死んじゃいないとは思うけれどね…。
「へん、弟分に火ぃ付けられて倒れるとは、情けない兄貴だな。ぺっ。」
どこからか現れた盗賊が、そう言いつつ倒れたヤンガスに唾を吐きかけた。
俺のヤンガスを汚すな。それに、兄貴なのはヤンガスじゃなくて俺のほうだ。
俺はよっぽど言いたかったが黙っていた。かわりにしなくちゃいけない事――唱えるべき呪文がある。
ベホマ!
爽やかな輝きがヤンガスの体を取り巻き、傷が見る見る回復していく。
「うは、気分爽快でがす兄貴!…って兄貴!」
あらくれに腕をねじられたままの俺を見てヤンガスの眼がでっかく開いた。
このあらくれの奴、俺のベギラマを食らいながらもなんとか持ちこたえてやがったんだ。
「あ?この青二才が、あの大盗賊ヤンガスの兄貴?
 もっかい聞くぞ?この黄色いコートのガキが、あのヤンガスの兄貴なのか?」
青二才だとかガキだとか、この包帯男はひとが苛立たしくなるような言い方ばかりしやがる。
俺がむかついているのがヤンガスにも伝わっているらしく、ヤンガスはのっそりとこっちを向いて、そして怒鳴りつけた。
「やい、てめえらっ!俺の兄貴を返しやがれぃ!!
 アクトの兄貴は、俺が真人間になるきっかけを与えてくれたお人なんでぇ!
 俺が命を掛けても地獄の果てまでもお守りするって決めた、それは立派な兄貴なんだっ!」
「…守れてねえじゃねえか。」
あらくれがヤンガスに聞こえるくらいの声で呟いた。
ヤンガスは一瞬びくっと身じろいだが、怯んだわけではなかったようだ。
473(作者以外)誰も読まないSS94:2008/01/29(火) 00:37:36 ID:ucgBs/X00
「あ、兄貴と俺がふたりしてここにいるのも、互いに守り合ってきたからでい!
 俺が窮地になったときには必ず救ってくれてるんだ、兄貴はそういうお人なんでい。わからねえのか!」
「…って、この目で見たわけじゃねえからなー。」
またあらくれが呟いた。
だったら俺が今唱えたベホマはなんだったんだよ。ヤンガスを救うためじゃないって言うのか。
「あのヤンガスの口から真人間なんて言葉が飛び出すとは驚きだぜ。どういう風の吹き回しだ。」
包帯のおっさんが、皮肉とも感嘆とも弁別しがたい口調で漏らす。
「ヤンガスとこのガキ…いや、兄貴殿は、一心同体ってことか。泣ける話だぜ。をいをいをい。」
女帯の男がそらぞらしい泣きまねをする。腹が立つのでライデインでも唱えてやろうかな。
「…お、おい、おめぇら。その若造、ヤンガスの大事な奴なら、引き渡してやれよう…」 
足元も定まらない様子で歩いてきた男は、さっき真空波で撃破した連中のうちの一人だ。ナイフを持っていた男だな。
「んあ?あ、ああ、そうだな。今回のこの騒動のことはチャラにしてやるよ。ほれ。」
包帯のおっさんが言うと、あらくれは俺のねじっていた腕を緩めた。でも手は離さない。
もういちどベギラマ唱えましょうか?それともライデインにしておく?まだMPはしこたま残ってるし。
「それにしても、なんでお前、真人間になりたいとか言いいながら、パルミドに舞い戻ってきたんだ。
 古巣を兄貴分に紹介するためか。それともカジノか。」
あらくれがヤンガスに問いかけた。こんな質問、べつに答えなくてもいいと思うけど。
「これからの旅路で要りようになった情報があるんで、情報屋のダンナに聞きに来ただけだ。」
「旅してんのか。真人間になるってのは金がかかるもんだな。俺はコソ泥のまんまで満足だけどな。」
女帯の男が答えるともなく呟いた。ほかの連中は細々した事を聞こうとはしなかった。
…この連中、急におとなしくなったぞ。なんだか嫌な予感がするな…。
474(作者以外)誰も読まないSS95:2008/01/29(火) 00:39:29 ID:ucgBs/X00
「んじゃヤンガス、てめえの兄貴とやらを返すわ。さっさと用を済ませて旅に戻れよ。それ、持っていけ。」
あらくれが言って手を離すと、俺の後ろに立っていた包帯のおっさんと女帯の男が俺を前に突き出した。
俺は背中に鋭い痛みを感じた。またこいつら何かやらかしたな。手じゃなくてハンマーで押しているとか。
まあいい。さっさとヤンガスをつれてルーラでリブルアーチまで飛べばいいんだ。
この程度の傷なんてホイミで治るさ。
さあヤンガス。故郷とはいましばらくのお別れだ…
ヤンガスに話しかけたいのに、俺の顎が動かない。
顎だけじゃなくて膝も曲がらない。足も上がらない。腕も動かせなくなっている。
俺は進み出ようとして前のめりに倒れてしまった。土埃が唇に付く。
目玉とまぶただけは何とか動かせるようだ。
「あ…兄貴!どうしたんでがすか…くっそー、やい、てめえらっ!兄貴に何をしやがった!言ってみやがれっ!」
ヤンガスが俺の肩の脇に駆け寄ってきた。
俺を引き起こして立たせようとしているようだが、全身が痺れたようになっていて、ヤンガスの手の置き所がよく分からない。
「ああ、それなあ。これだ。」
「くっ…き、きさまあっ!」
包帯おっさんとヤンガスの声が聞こえる。
俺は地面に倒れたままで、そっちを見ることができない。寝返りすらかなわないんだ。
「兄貴、あいつらはあんな卑怯な手を使ってきやがったんでげす!」
ヤンガスが俺の体をひっくり返して、顔を少し持ち上げ、包帯おっさんの顔が見えるようにする。
包帯おっさんは俺のほうにぶらぶら近づいてきて、俺の目の前に手の長さより少し大きいくらいの短剣を差し出す。
なんであるかはすぐに分かった。毒蛾のナイフだ。
そういえば、たしかこの町の武器屋でも売っていたよな。
背中の傷口がじいんと痛む。でもヤンガスはそのことには気づいてくれていないようだ。
475(作者以外)誰も読まないSS96:2008/01/29(火) 00:41:46 ID:ucgBs/X00
「かなり速く効くものなんだな。人間に使うのはこれが初めてだぜ。」
「え、お前、女をこれで刺して、あんな事やこんな事をやりたい放題にしたいって以前言ってなかったか?」
「これで刺すと、挿入してもあまり感じなくなるらしいぜ。」
「そりゃつまらねえな。」
荒くれ者どもが、明らかにシモネタ系の話題を話している。
でも、あまり感じなくなるというのは正しいといえるぞ。
いまヤンガスが俺の背中を支えているようだけれど、背中に触れていることがやっと分かる程度の感覚しかない。
ただ、目は普段と変わらず見えるし、耳も良く聞こえる。
聞こえるといえば、さっき倒しまくった荒くれ者の群れが、今頃になって起き上がり始めた音がする。
「うい〜、いててててて…」「ったくあの黄色いうわっぱりのガキめが…」
周りの壁や地面にいくつもの影が差した。どうやら、俺とヤンガスは、荒くれ者どもに取り巻かれているようだ。
全部で何人くらいいたかな。目の前にいるこいつらも含めて二十人ってところか。
ヤンガスのMPが余っていれば、真空波で一網打尽にできそうだな。
でも、いくら倒しても、相手は次から次へと湧いてきてきりが無い。
「良かったなあ、ヤンガス。お前の故郷がお前の兄貴の墓場になるなんてな。」
誰かが縁起でもないことをほざきやがった。俺はまだまだ死なないぞ。
「さあ、これまでのお返しをさせてもらうとするか。」
揉み手をする音がボキリボキリと聞こえる。それから、俺のみぞおちに猛烈なパンチが二発、立て続けに打ち込まれた。
もっとも俺としては、日頃のバトルの賜物でみのまもりは高いし、体が痺れているために痛みもあまり感じないから
この程度の殴打なんてたいして手痛いダメージだとも感じないんだけれど。
「よーしよーし。今度は俺様の自慢の蹴り技だ。」
なんか下衆っぽい声が左のほうから聞こえる。そして、角付き兜の筋肉ダルマが左のほうから俺の視界に入ってきた。
べっつに気にしてないよ。一般庶民の腕力なんて、モンスターに比べれば鼻毛の先で吹き飛ぶようなものだし。
でも、ここにいるのは俺だけじゃなかった。
476名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/29(火) 07:37:06 ID:TZn61aVP0
父親がイケメンだから痩せれば可愛いのかもね。
現状だと笑い袋にしかみえないけど。
477名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/30(水) 00:41:29 ID:2pPZMmm30
>>476
……???
ああ、チャゴスのことか。すっかりこのスレでは存在の場を失ってるから忘れてた。
478名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/30(水) 01:57:23 ID:P0YL0wTO0
こいつがミーティアと結婚してたらと思うとゾッとするな
どんな変態調教を施されたことか・・・・・・
479名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/31(木) 23:25:48 ID:qXyrir1o0
ところでここはいつからチャゴススレに戻った(退化した)んだ?
480名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/01/31(木) 23:40:13 ID:y3UfKy/dO
>>479
>>476

>>475
もしかしてまた規sうわなにするやめ
481(作者以外)誰も読まないSS97:2008/02/01(金) 23:58:56 ID:DqeE3RfK0
ヤンガス「兄貴にひどい事をする奴は、俺が許さねえ!さあ、どっからでもかかってきやがれ!」
ヤンガスが俺の体をまたいで立ちはだかったんだ。周りの男たちは少し退いたようだ。
俺は仰向けの姿勢になって転がった。ヤンガスの服の破れ目からムチムチの尻肉と玉袋の裏筋が見える。
ゆうべ俺がヤンガスの内部に大量放出した白濁液は、今頃ヤンガスの体の栄養になっているんだろうか。
*「ふん、こんなガキをそこまでして守りたいか。お前もバカだな。クソバカだ。」
誰かの声がする。声色からして痩せ気味の男だろう。
ヤンガス「お、俺をバカ呼ばわりするたあいい度胸だ。まず最初の餌食は貴様だな。」
*「だからおめえは昔っからノミの脳味噌って呼ばれてんだよ。」
さっきの声があざ笑うような口調で返事をする。
たしかにこっちはヤンガスひとり、向こうは二十人。勝ち目は薄い。
あれ、誰かが俺の頭のところに歩いてきたぞ。短パンの船乗り風の男だ。
手に長剣を持っていて、その切っ先が地面――つまり俺の顔面を向いている。
しかもこの剣は鋼の剣などの殴り攻撃向きにできている剣じゃない。
突き攻撃の可能なレイピアだった。それを見て俺の背筋をぞっとするものが駆け抜けた。
この男は、俺が動けないのをいい事に、ぐさりと刺す気でいるんじゃないだろうな?
男がレイピアを持ち上げる。なんのてらいもない。そして俺の悪い予想が当たった。
俺の左肩の鎖骨の辺りに、そのレイピアを刺しやがったんだ。
鈍い痛みが体中に伝わる。体が麻痺していて痛みをあまり感じないのが救いか。
「どうした!え?え?かかってこいよ。それとも俺に会って怖気づいたか?」
ヤンガスは何も気づかずに荒くれ者たちを挑発している。
*「かわいそうになあ…」
あらくれか誰かが心底哀れむような口ぶりでつぶやいた。まるでドルマゲスみたいな言い方だ。
*「大事な兄貴だか弟分だかを、自分の股ぐらの間で死なせちまうんだもんな…」
そのセリフにヤンガスもぎょっとして振り返って、初めて俺の肩にレイピアが刺さっているのを見た。
念のために言っておくと、ヤンガスはさっき俺をまたいだときから俺の顔に尻を向けて立っている。
服が少し破けて中身のおいしい所が見えているのはさっき語ったとおりだ。
482(作者以外)誰も読まないSS98:2008/02/02(土) 00:09:25 ID:jAAhGFP30
*「どんくせえ男だ。すぐ後ろに人が立っても気付かねえでいやがんだからよ。」
また誰かの声がした。これはヤンガスに向けられたものだった。
ヤンガスはかっとなってその声のしたほうに顔を向けた。
「言わせておきゃあいい気になりやがって…」
*「おっと、あまり怒るな。仲間が殺されちまうぜ?」
俺の肩のレイピアが、少し刺し込まれたようだ。体が麻痺しているが、痛みがだんだん強くなってくる。
「くそっ、卑怯だぞ。」
ヤンガスは唸った。ジレンマに挟まれてるんだな、と俺は思った。
もし周りの荒くれ者どもと喧嘩になったら、争ってる間に俺が殺されてしまう。
いっぽう、俺にレイピアを刺している男を組み敷いてレイピアを奪ったとしたら、
こんどはヤンガス自身が袋叩きになることは目に見えている。
「…何が欲しい。言ってみろ。」
焦っているときのヤンガスの声がした。
*「お前はそのガキんちょのことを本気で慕ってるみたいだな。」
別の声がする。俺の目には、屋根の上からさっきの吟遊詩人が覗いているのが見えている。
*「…よし、ヤンガス。ケツ向けてるんだったらな、そのままその男の顔面に糞を垂れろ。」
ヤンガス「き、きさま…ふざけるのも大概にしろってんだ!!」
ヤンガスが人の顔に排便なんて不埒なことをするはずはないよな。
それに、腹の中は昨日エビルスピリッツに綺麗にしてもらったから、出る物は無いはず…
いや、けさ朝飯を食ったか。
*「どうやら本気で大事にしているお方らしいな。けひひひひ。」
荒くれ者どもがいやらしげに嗤う。ヤンガスのいらいらしている気持ちが、股の下の俺にも伝わってくる。
肩のレイピアが痛い。見えないし感じないから分からないけれど、多分傷口から血が溢れてるんだろうな。
ヤンガス「…てめえら、何が欲しいんだ。答えてみやがれってんだ。」
ヤンガスの声はますます焦っている。俺のことを気にしているんだな。
背中のナイフの傷も微妙に痛いが、今は刺さっているレイピアのほうが痛い。
483(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/02/04(月) 21:39:03 ID:11HoFhk20
なんかブラウザの調子がおかしいな…。
書き込もうとしているのに書き込めない。
484名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/05(火) 00:46:30 ID:dCzqEyxCO
>>483
俺にはどうすることも出来ないがここの人に相談すれば何とかなるかも知れない。
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/software/1194773270/
485名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/08(金) 00:00:05 ID:nKQ3dDjdO
保守
486(作者以外)誰も読まないSS99:2008/02/09(土) 04:10:01 ID:Bf76OT3L0
*「…まあ、いろいろ欲しいな。」
また誰か違う男の声がした。
*「まずはその似合わねえ服を脱ぎやがれ。」
街のおじさんの着るような服がヤンガスには似合わないと思ってるのは、俺だけじゃないんだな。
ヤンガス「くっ…!」
ヤンガスは周りを見渡したが、その途端におびえたように脚がびくついた。
「…兄貴の痺れを治すって約束するんでなきゃ、誰が脱ぐかってんだ。」
俺の頭の周りに、幾つかの足が近づいてきて並び始めた。
*「もちろん約束するぜ。ほれ、満月草だ。」
ヤンガス「よこせ!」
*「おうっと、まずは俺たちに借りを返してもらってからの話だ。約束は守るぜ。」
ヤンガス「きさまの約束なんて、まるっきり当てになんねえや。それよりさっさとその満月草を…」
ヤンガスはよろめくように二、三歩走り出した。むっちりしたケツが俺の視界から消えた。
ところで、ヤンガスの借りって何なんだろうか?
*「おいおい、てめえの大事な兄貴を守らねえでもよくなったのか?へへっ。」
誰かが俺の頭を蹴飛ばした。右の耳の辺りだ。ずーんとした痛みが顔に走る。
ヤンガス「あ、兄貴!こいつら、兄貴になんてひでえ事を!
   …てめえら、俺の兄貴はてめえらとは関係ねえんだ!とっととそのレイピアを抜いて、痺れを解きやがれ!」
自分がどうなっているのか分からないが、ヤンガスの声色から察するに、かなり手酷い傷を負っているようだ。
*「…んだからよう、さっきから言ってるじゃねえか。お前がその服を脱いで、俺たちの言うとおりにすれば、
  その兄貴だか誰だか知らねえが、若造の命は助けてやるって。
  もしかして、おめえ、こんな簡単な事すら分からねえほどのアホになっちまったのか?
  昔っから脳味噌は足りねえと思ってたが。」
ヤンガスが喚き返す。
「アホってどういう意味だ、アホって!?ああん?
 てめーらのほうが比べようのないアホだろが!さっさと俺の兄貴を治せって言ってんだろう!」
487(作者以外)誰も読まないSS100:2008/02/09(土) 04:14:24 ID:Bf76OT3L0
*「うんうん、昔はそうだったかもしれねえ。でも最近は逆転したらしいな。」
**「とにかく、お前がとっとと脱いで、俺たちの言う事を聞いていい子にしてりゃ、
  そいつにはこれ以上手出しはしねえ、って何遍も繰り返してんだ。
  それを無視して喚き散らすヤンガスは…アホと言っちゃあ、褒め言葉になっちまうな!」
周りがザワザワする。皮肉めいた笑い声がさざ波のように広がる。
ヤンガス「くそっ…兄貴、こんなバカな奴らにいいように弄ばれるなんて、
   これもアッシが兄貴を守りきれなかったためでがす!」
いやヤンガス、こいつらは、お前が脱ぎさえすれば俺を弄ぶのはよすと言ってるんじゃないか。
俺のことを思いやってくれてるんだったら、早く脱げよハアハア。
…俺はよほどこう告げたかったのだが、全身が痺れたままで口も動かないので無理だった。
全くの当てずっぽうだけれど、この荒くれ者たちは、ヤンガスが脱いだらヤンガスをもてあそびだすんじゃないかな。
あんな所とかこんな場所に触れたりとか、あんな事したりこんな事したりとか。見てぇ〜。
…そのためにも俺は満月草が欲しかった。だから、ヤンガスが素直に脱いでくれることを期待した。
もしヤンガスが俺のことを気遣ってくれてるのなら、これ以上じらさないでくれ!
俺の思念が通じたのか、ヤンガスは周りの荒くれ者たちを見回しながら言った。
「…分かった。脱げば兄貴の痺れを治してくれるんだな?
 だが約束を破ってみろ、ただじゃ済まねえからな!」
ヤンガスはこうと決めたら行動は速い。さっさと帯をほどいて(見えたわけじゃないが)服を脱ぎ捨てた。
ヤンガスが抛り出す服の端が、俺の目にもちらりと映った。
*「下着も脱げよな。でなきゃ服を脱いだことにはならねえや。」
ヤンガス「お、おう…」
ごそごそ音がする。ヤンガスがフルチン状態になるところなんだな。
俺は興奮してきたが、体が痺れているので、股間は硬くならなかった。
ヤンガス「脱いだぜ。その満月草を早くよこしゃあがれ。」
目玉は何とか動くので、俺は下目遣いに見てみた。
ヤンガスの分厚い肩の肉と、その上にある丸い頭とが見えた。でもいちばん見たい場所には目が届かなかった。
488(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/02/09(土) 04:16:03 ID:Bf76OT3L0
ネットの調子が良くなったぞ。
更に、ここでちょうど100レス目という節目のレスが来た。
489(作者以外)誰も読まないSS101:2008/02/09(土) 05:49:31 ID:X6gIfw3o0
*「ほれよっ。」
誰だかの声とともに、ヤンガスのほうに満月草がほうり投げられたようだ。
ヤンガスはそれを受け取ったんだな。振り返ったヤンガスの顔に、安堵の笑みが浮かんでいる。
ヤンガス「兄貴、いま痺れを治すでがすよ!」
そう言うとヤンガスは満月草の皮を剥きはじめた。俺もこの痺れが取れると思うとほっとする。
だが、事はそう簡単に運んでくれない。
ヤンガス「うがっ!て、てめえらっ!」
*「ヤンガスよう、おめえは人の話を聞いてなかったのか?相変わらずのカラッポ頭なんだな。」
ヤンガス「どういう意味だよ!脱いだら満月草をよこす、兄貴に手出しはしねえ、って言ってやがっただろ!
    それとも嘘をほざきやがったのか!?」
**「俺たちゃ誰も嘘なんかついてねえ。貴様が勘違いしてるだけだ。俺たちはこう言ったんだぞ。
    『ヤンガスが脱いで、俺たちの言うことに素直に従えば、命は助けてやるし痺れも治してやる』ってな。
   貴様、脱いだだけで、俺たちの言うことにまだ従ってねえだろ?」
ヤンガス「なんでえ、そのガキの理屈みてえなたわごとはよ!おい、何すんだよ、何すんだよって!」
ヤンガスの声がだんだん遠ざかっていく。とは言ってもほんの五歩くらいの距離だ。
*「俺たちの中には、おまえを陵辱したくてたまらねえって奴らがいっぱいいるんだぜ。
  なんたって、ヤンガスと来ちゃあ、俺たちの儲け話やら日々の暮らしやらをふいにしてくれた男だからな。
  恨みつらみは、年がたつにつれて濃くはなるものの、薄まりはしねえってことよ。」
荒くれ者が二人ばかり俺のそばに寄って来た。口が動くならライデインくらい唱えてみせるんだが。
*「よーし、この兄貴だか弟分だか知らねえが、こいつにてめえの恥ずかしいところをたっぷりと見せてやれや。」
荒くれ者たちが俺の体を掴むと立たせて、壁に凭れさせかけた。
まず俺の目に映ったのは、荒くれ男たちが五人くらい。
それから、別の荒くれ者たちが、全裸のヤンガスを俺の視野の中に運んできた。
ヤンガスは両腕両脚と頭と腰を荒くれ者どもに掴まれて、一生懸命あがいているが身動きひとつ取れない。
490名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/09(土) 12:42:30 ID:GsP0XkiC0
100レスおめ

いつも見てるんでがんばってください
491(作者以外)誰も読まないSS102:2008/02/10(日) 00:15:52 ID:lsL5ZyW20
>>490 むーちゃす・ぐらしあす。

あらくれA「ほうれ、がちゃがちゃうごめくんじゃねえ。」
ヤンガス「あ、兄貴!見ねえでくだせ…まぐむぐ」
ヤンガスは目をでっかく開いて俺に訴えかけている。だけど話している途中で口を塞がれたんだ。
あらくれA「よーしよーし。下手な事はするんじゃねえぞ、ヤンガス。何かやらかしたら、このガキの命がねえと思え。」
ヤンガス「むぐっ、むごむごご…」
たぶんヤンガスはあらくれAにいちゃもんを付けてるんだろうけれど、口が塞がれてるので内容が聞き取れない。
俺の見ている前で、あらくれAはズボンを脱いだ。下には何も穿いていない。つまり男の道具が丸見えということだ。
で、でかい…!!普段でもズボンの股間部分からこぼれていそうな大きさと長さのものが、半分くらい屹立している。
すっかり立ち上がったらみぞおちあたりまで届きそうだ。
あらくれAはその道具をしごいて更に硬くしている。あまりに太くて、どうやら片手じゃ握りきれないようだ。
周りの荒くれ者たち「よっしゃあ!やってやれや!いーけ!いーけ!ズボッとやーれ!」
ヤンガスの両脚を掴まえている連中が、ヤンガスの足を左右に引っ張って、大股開き状態にした。
あらくれAは手に唾を吐き出すと、すっかり硬くなった自分の逸物にそれをなすり付けた。
そして無言のままヤンガスの尻の肉に手を掛けて左右に分けた。
ヤンガス「えうぇえわあわでずーえんぼっほろすとぅ!」
傍から聞いてると意味不明だが、俺には分かる。「てめえら、後で全員ぶっ殺してやる!」と言ってるんだ。
でも、パルミドの荒くれ者たちにとってはそんな脅し文句なんて無意味に決まってる。
悪人面A「あんまりじたばた動くんじゃねえ。頭領が突っ込めなくていらいらしてるだろが。」
四人ばかりがヤンガスに取り付いて、胴体と腰をがっつりと押さえつけた。これでもうヤンガスは暴れられない。
それを確かめたあらくれAは、ヤンガスの尻の肉の間に自分の肉棒をあてがった。
そしてちょっと止まっていたが、すぐに腰をぐいと前に突き込んだ。肉棒が半分くらいヤンガスの中に埋まった。
ヤンガス「★◎×*!?‡#△☆!!!!」
ヤンガスは言葉になってない叫び声を挙げた。
492名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/12(火) 03:19:38 ID:xRBE2heGO
主人公ワロスww
493(作者以外)誰も読まないSS103:2008/02/16(土) 22:54:18 ID:yOfY0Kue0
あらくれA「んーー?なんだ今の潰れかけたメンドリみてえな声はよ。男ならもっとしゃんとした声出しゃあがれ。」
女帯の男「ヤンガスのやつ、旅してる間にタマタマが抜けちまって女になったんじゃねえか?へへ。」
角付き兜A「どれ、タマが残っているかどうか、俺が確かめてやらあ。」
角付き兜の男Aは、ヤンガスの腹の下に手を持っていき、縮み上がっている袋を鷲づかみにした。
ヤンガス「ひぎゃあああああ!!」
あらくれB「お、反応した。ってことは付いてるんだな。だったらそこから白い汁だって出てくるだろ。」
あらくれA「白い汁か…。うん、後でたっぷり出させてやるから、今は我慢しとけ。」
あらくれAは、いったん止めていた腰を、もう一度前に突き出した。肉棒が八割がたヤンガスの中に埋まった。
ヤンガス「う…くくっ…いっ…いてえ…」
あらくれA「おい、ヤンガスの奴、男の味は初めてじゃねえみてえだぞ。」
あらくれAの言葉に、周りの荒くれ者どもはいっせいに振り向いた。
盗賊A「そうか、じゃあ俺も後でたっぷり楽しませてもらうかな。」
船乗り男A「ヤンカスがそんな簡単に男に体を開く奴だったとはな。おっと、ヤンカスじゃなくてヤンガスだったか?
   こりゃ失礼。ぐへへへ。」
あらくれB「いったん男に体を開いたからにゃ、たっぷり男の味を味わわせてやらなくちゃな。」
あらくれBが言うと、あらくれAはあらくれBの顔を見て軽くうなずき、ヤンガスの釜を掘り出した。
ヤンガス「ひっ…ぎいい…て、てめえら・・・」
囚人系A「余計な口を利くと、おめえの兄貴分が死んじまうぞ?死んでもいいってんならたっぷり喚け。
   兄貴分が死ぬときにはとーっても痛くしてやるからな。」
荒くれ者が二人ばかり俺の体を押さえている。俺は体がまだ麻痺しているから動きようなんてないんだけれど。
*「ずぷっ…びちょっ…ぶじゅっ…」
あらくれAの巨大な肉棒がヤンガスの尻の中を行き来する音がいやらしく聞こえてくる。
俺のヤンガスを壊したら承知しねえぞ…!
494(作者以外)誰も読まないSS104:2008/02/17(日) 15:19:20 ID:92Xb+SOg0
あらくれA「どうだヤンガス!俺の珍棒は気持ちいいか?気持ちいいと言ってみやがれ?」
ヤンガス「あぐっ…がっ…だ…誰が言うかっそんなこと…」
あらくれA「おもしれえ。だったら気持ちよがるまでとことん犯しまくるまでだ。」
そしてあらくれAは俺のほうを見やると言葉を続けた。
「あの兄貴分だか弟分だかに、てめえが気持ちよがってヒイヒイ
495(作者以外)誰も読まないSS104 続き:2008/02/17(日) 15:47:53 ID:92Xb+SOg0
(すまぬ・・・途中送信してしまった。)

あらくれA「あの兄貴分だか弟分だか知らねえが、てめえが気持ちよがってヒイヒイ言ってる姿をあいつに見せつけてやらあ!」
あらくれAは腰の運動を一段と速めた。自分でヤンガスの太腿を抱えて、ヤンガスの肛門が具合いい位置に来るように調整している。
俺のかわいくて何者にも代えがたいヤンガスが目の前で犯されているのを見るのはなんとも歯がゆい。
そして悔しい。でも、けっこう羨ましかったりして。
ヤンガスは顔と上半身を真っ赤にして、歯を食いしばっている。
ヤンガス「ふっ…くうっ…てめえら…兄貴の麻痺…さっさと解きやがれ…ってんだぁよぉ!・・・」
あらくれB「いやー、すまねえすまねえ。だが、今はほら、みんなおめえのことで手一杯でよ。
    お?手一杯といやぁ、おめえ、両手は空きっぱなしだな。」
船乗り男A「お、確かになんも持ってねえや。…俺たちだって眺めてるだけじゃ退屈なだけだもんな。へへへ…。」
角付き兜A「口にもなんにも入ってねえぞ。」
おっさんB「さ…さっきあの若造にえらい目に遭わされた、その償いだと思え。」
このおっさんBというのは、俺がさっき真空波でぶっ飛ばしたおっさん二人のうちの片っぽだ。
船乗り男A、角付き兜A、おっさんBは、まだなにかひと言ふた言言っていたが、やがておもむろに下半身を脱ぎだした。
三人ともズボンやパンツをぽいぽいと俺のほうにほうってよこす。煮しめたようなにおいがむっと俺の鼻を刺激する。
こいつら、洗濯ってしたことないのか?
船乗り男A「ほれ、手ぇ出しゃあがれよ、ヤンガス。」
船乗り男Aはヤンガスの右手を掴むと、自分の逸物を握らせた。ちなみにサイズは標準的な大きさだ。
おっさんBはヤンガスの頭をつかみ、鼻をつまんだ。
何をされるのかおおよそ見当の付いているヤンガスは、口を開けまいと歯を食いしばって、歯の隙間で息をしている。
おっさんB「ちっ、強情な奴だよ。おい、ドビー。」
ドビーと呼ばれた男――角付き兜Bだな――がおっさんBのそばに来た。
496名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/21(木) 00:26:03 ID:vfKrIFiCO
陵辱されるヤンガスに
'`ァ(;´Д`)'`ァ
497名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/21(木) 01:10:21 ID:u2OM/gyQO
むさくるしいなあ。
だがそれがいい。(*´Д`)
498名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/22(金) 00:17:30 ID:49/iNh0s0
チャゴスはツンデレらしい
499名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/22(金) 00:27:22 ID:e58rNtoSO
ミーティア犯したい。主人公の目の前で。
500名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/22(金) 00:42:27 ID:xmrsik83O
500げと

今日続きが投下される気がするんだ…
501名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/22(金) 23:51:26 ID:RX89J3jt0
>>500 (^ー^)
502(作者以外)誰も読まないSS105:2008/02/23(土) 00:37:07 ID:O78CmV3Z0
ヤンガスは上目遣いでドビーを見た。歯はもちろん食いしばったままだ。
後ろでヤンガスのアナルに出し入れしているあらくれAがにやりと笑う。というか、笑っているように見える。
マスクをつけているので表情は見えないからな。
ドビーはにたにたと笑うと、ヤンガスの両方のほっぺたを押さえた。
ドビー「ほうれ、一、二の三で、顎を外してやらあ。一、二、の、さん!」
ヤンガスの顎が落ちて、口がぽかっと開いた。
ヤンガス「ぐげえええええっ!」
ドビー「ほれ、今のうちに突っ込め。ずっぷりとな。」
おっさんBはてらてらと黒光りする摩羅をヤンガスの上下の歯の間に根元まで押し込んだ。
ヤンガス「ふむう!むうう!」
咽喉の奥まで入っているのか、ヤンガスは苦しそうに悶えようとする。
だが、まわりで荒くれ者どもががっちり押さえつけているので身動きできず、憤りで肌が赤黒く染まっていくばかりだ。
笛吹き羊男なんかなら、こういうときに「本気をだしてきた!」となって一撃必殺技を出したりするんだろうけれど、
いまのヤンガスは、俺を人質に取られているので、なにも手出しすることができない。
船乗り男A「ほれほれ、手が止まってるぜ?どうした。早く気持ちよくしてくれよな。」
自分の股間をヤンガスに握らせている船乗り男Aがせかした。
角付き兜A「ほれ、左手はどうした。俺のブツをしごけよ。」
そう言うと、角付き兜Aは唯一空きっぱなしだったヤンガスの左手に自分の逸物を握らせた。
これでヤンガスは、尻も口も両手も塞がったわけか。いっぺんに四人の男たちを相手にしなくちゃならないなんて、
すごくうらやましいハアハア…おっと違った、なんてひどい目にあわせるんだよ!
少なくともこのうち一人は俺でなくちゃ。いや、四人とも俺でなくちゃいけない。だって俺のかわいいヤンガスだもの。
なのに目の前でヤンガスを寝取られるなんて。
503(作者以外)誰も読まないSS106:2008/02/24(日) 03:21:35 ID:QEL9efch0
俺は、自分が四人いて、四人でヤンガスに挿入したり扱いてもらったりしているシーンを想像して少し興奮した。
でも、体の痺れもまだ取れていないのに、そんな事を想像するだけ無駄というものだ。
だいたい俺の股間だってふにゃふにゃのままだし。
俺の両脇にはまだ荒くれ者が二人立っていて、そのうち一人は毒蛾のナイフを、もう一人はレイピアを持っている。
よく見えないが、毒蛾のナイフは俺の首筋に、レイピアは胸に差し向けられているようだ。
盗賊B「ヤンガス、ヤンガス。余計なことをしゃべったり、オラたちに逆らったりしたら、おめさの仲間が死ぬからな。」
どこの流れ者か知らないが、変な訛りだ。
この盗賊男の発言を聞いて、周りの男たち二十人ばかりがいっせいにせせら笑った。
あらくれA「ぐっへっへ!」
あらくれAは笑いながらも腰のピストン運動を緩めない。ヤンガスの両腿を抱え上げているから重たいはずなのに、すごい持久力だ。
あらくれC「どうだ、おい?いい加減感じてきたろう。」
あらくれCはヤンガスの下腹に手を差し入れた。ヤンガスの珍宝の硬直具合を確かめるためらしい。
ヤンガス「はむむむっ!」
おっさんBの肉棒をしゃぶらされているヤンガスはろくな返事もできない。
盗賊A「ほれよ、あまり手や口を止めて、俺たちをいい気持ちにさせねえと、お前の仲間を殺すぜ。」
そう言われて、ヤンガスが不安げな目でこちらを眺めた。口に肉棒をくわえた姿が間抜けだがそれがまたかわいい。
俺の隣に立っている荒くれ者が、毒蛾のナイフを俺のえらの辺りに押し当てた。そのまま刺そうとしているようだ。
俺は体が痺れていて痛みに対しては鈍くなっている。マジで刺されて血が流れても気付かないかもしれない。
ヤンガス「……!!」
いっとき止まっていたヤンガスの両手が、スコスコと上下に動き始めた。いつのまにか背中が汗でじっとり光っている。
顔も、あっちが膨れこっちが膨れして、おっさんBの肉棒を必死でしゃぶっているようだ。
あらくれB「おう、すげえうまそうにしゃぶってるじゃねえか。」
504名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/26(火) 22:42:41 ID:rV9oKwNLO
どうなっちゃうんだヤンガス!
505名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/27(水) 00:46:12 ID:K28RTWxX0
506名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/27(水) 00:46:59 ID:K28RTWxX0
507名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/27(水) 00:47:42 ID:K28RTWxX0
二重カキコになっちまったorz
508(作者以外)誰も読まないSS107:2008/02/28(木) 00:48:19 ID:74IrbPHk0
俺は周りの荒くれ者たちを観察した。
・あらくれ(半裸に角付き覆面):A、B、C、D、E
・角付き兜(髭にマッチョ):A、B(ドビーと呼ばれてた)、C、D
・面構えの悪いおっさん(フルフェイスの髭):A、B、C。このうちAとBは俺が真空波をお見舞いしてやった連中だ。
・船乗り男(頭にバンダナ):A、B、C
・盗賊(とんがりフード):A、B
・囚人(痩せた体に灰色のシャツ):A、B、C。女帯の男は囚人Cだ。
このうちヤンガスを陵辱している最中なのはあらくれA、船乗り男A、角付き兜A、面構えの悪いおっさんB。
そして俺を押さえつけているのは角付き兜Dと囚人Bだ。
ぴったり二十人だな。ローテーションを組むと四人で五回。
つまり、俺はヤンガスが陵辱される場面を五回も見せ付けられることになるんだ。楽しみだハアハア…じゃなくて、
せっかく俺が私有化できると思ってたのに、何で俺からかわいいかわいいヤンガスを奪うんだよこいつらは!!
絶対に後でしばいてやる!いまは体が麻痺してるから無理だけど。

船乗り男A「もっとガンガンしごけよ。んな手つきじゃ夜までかかっても抜けねえぜ?」
おっさんB「こいつの兄貴とやらをもうちっとひどい目に遭わせてやれば、こいつも少しはましに扱いてくれるかもしれんな。」
冗談じゃない。俺が手酷い目に合わされるなんて理不尽だ。
ヤンガス「はう、はうはう…むはむはむは…むぐうっ!」
急にヤンガスの喘ぎ声が鋭くなった。
アナルに挿入しているあらくれAが、ヤンガスの太腿を抱えている腕にいきなり力をこめたからだ。
何で力を込めたかというと、
あらくれA「はあ、はあ…うっ!」
そう、ヤンガスに中出ししたんだ。筋肉の張り詰めた裸の尻が細かく振動している。
509名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/02/29(金) 02:05:13 ID:mMjIlJ16O
多すぎww

いつも乙です。つ旦~~
510名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/02(日) 07:26:23 ID:AOidCevxO
今晩は職人来なかたね・・・(´・ω・`)
511名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/02(日) 14:29:58 ID:TamW2zHI0
既出かもしれないが一応
http://suzuka.cool.ne.jp/tasokare/gallery/c09.html
512名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/02(日) 22:41:53 ID:/yJ4tXD10
>>511
それチャゴスやん(´・ω・`)
513(作者以外)誰も読まないSS108:2008/03/03(月) 00:00:09 ID:RHEVm/Z30
あらくれA「はあはあはあ…ひっひっ、これでついにヤンガスを犯してやれたぞ。」
つぶやきながら、あらくれAはヤンガスの肛門からペニスをゆっくり引き抜いた。
柔らかくなったもののまだ棍棒のように太くて色黒の肉棒が、ヤンガスの中から徐々に現れる。
午前の太陽の光を浴びて、てらてら輝いている。
それにしても、あらくれAはヤンガスにどんな恨みつらみがあるんだろう…それにほかの連中もだ。
俺の可愛いヤンガスがそんなに悪いことをするとは考えられないし、
もしかして、犯罪を犯そうとしたところをヤンガスに止められたんだろうか。
あらくれA「おーし、次にヤンガスをぶっ壊したい奴は誰だ〜?」
ヤンガスの両脚は二人の荒くれ者が掴まえて大股開き状態にしてある。あらくれAはヤンガスの尻肉をつかんで押し広げている。
肉の間から、薄桃色の汁が漏れ出しているのが、俺の立っている位置からでも見えている。
囚人C「おめーの汁でグチョグチョになってるところにゃ誰も突っ込みたくねーよ、グレイフ。」
なるほど、あらくれAの名前はグレイフというんだな。
まだぜんぜん痺れの解けない俺の体に、角付き兜Dが毒蛾のナイフを突き立てている。右の肋骨のいちばん下の辺りだ。
角付き兜D「誰もヤンガスに挿入しねえなら、このガキをこのまんまナイフでぐさっとやっちまわあな。」
ヤンガスはそれを耳にしてびくっとしたようだ。両手と首の動きが速くなったんだもん。
ヤンガスの股間の状態がどうなっているか確認したかったけど、俺の立ち位置からは無理だった。
ヤンガスの手つきに合わせて、船乗り男Aが尻を振り始めた。
船乗り男A「おっ、おっ、いいぞいいぞ、この調子で扱き続けろ。」
角付き兜A「へっへっ、ヤンガス、おめえは昔は俺たちの獲物をちょろまかす極悪人だったが、今じゃすっかりいい手付きになってるじゃねえか。」
おっさんB「おい、俺のブツをしっかりしゃぶれ。噛んだりしたら、あのガキの金玉を切り落としてもらうからな。」
おっさんBは、さっき俺に真空波を食らわされたことをまだ腹立たしく思ってるようだ。
船乗り男A「あはっ、あはっ、あはっ、…んんっ!」
船乗り男Aは腰をびくびくっと振動させたかと思うと、ヤンガスの右の耳のあたりに白い液をぶちまけた。
514(作者以外)誰も読まないSS109:2008/03/03(月) 00:39:39 ID:RHEVm/Z30
ヤンガスは何も言わないが、顔を真っ赤にしておっさんBの肉棹をしゃぶり続けている。
でも疲れが見えてきてるな。四人をいっぺんに相手してるから当然だろう。
角付き兜Aがにわかに背筋を伸ばしたかと思うと、元の姿勢に戻った。
と同時に、ヤンガスの左頬の傷の上に、白い粘液がぶちまけられていた。
角付き兜A「久しぶりに他人に抜いてもらったぜ。いい性具に育ってるぜ、このヤンガスはよ。」
そうか〜。俺もヤンガスと一緒の旅に戻ったら、ヤンガスに扱いてもらおうかな。
おっさんB「ほれほれ、俺だけまだイかせてもらってねーぞ。どういうことだオイ?」
おっさんBは踵を上げ下げしたり、腰を前後に揺すったりして、ヤンガスを促す。
ヤンガスの首もそれに合わせてあっちこっへ揺さぶられる。
船乗り男A「ヤンガスの奴、いい手さばきを身に付けてるぜ。お前も試せよ。」
そう言って船乗り男AはあらくれCを引っ張ってきた。
あらくれC「俺はどっちかって言うとネコだからな、抜いてもらうのもいいが…そうかヤンガスだもんな。」
あらくれCはズボンを下ろし、背中の下の丸い筋肉二つをさらけ出した。
あらくれC「ほれよ、ヤンガス。突っ込め。ぐっとな。」
そう言いつつヤンガスの右手――船乗り男Aのザーメンでまだべとべとだ――を引っつかむと、
あらくれCはその手を自分の尻の肉の間に押し込んだ。
あらくれC「うほうっ!太くて長くて、涙がちょちょぎれるほど気持ちいいぜっ!」
ヤンガスの右腕は張型にされてしまった。俺だったらヤンガスに突っ込んでもらうよりも、自分が突っ込むほうがいいな。
ヤンガス「ううっ…」
角付き兜Aを抜いた後のヤンガスの左手はだらしなく地面に垂れていたが、盗賊Aがそれを拾い上げた。
盗賊A「最近溜まってるからな。しっかり抜けよ。」
ヤンガスの肛門は空きっぱなしだ。あらくれAの出した白濁液がまだ漏れ出ているので、誰も入れたくないんだろう。
515名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/04(火) 10:20:35 ID:bxajIfOxO
キター!
いつも乙!楽しませてもらってます
516名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/06(木) 21:05:34 ID:vEoQLJw70
あげ
517名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/06(木) 21:17:38 ID:HEqIIkucO
こういうの嫌いなんだけど暇つぶしにのぞいてみたらすっげーわらったwww
ここまでやってくれると逆にすごく清々しい。
518(作者以外)誰も読まないSS110:2008/03/07(金) 02:14:47 ID:n3sfRw6S0
囚人C「けっ、ヤンガスのケツ穴がぐちゃぐちゃじゃねえか。こんなじゃ誰だって入れたくなるわけねえだろ、グレイフ。」
一旦はこう言い放った囚人Cだが、なんとなく周りを見渡して、その目が俺のほうを向いた。
そしてその目が、にやりとした笑いとともに、糸のように細くなった。
俺を見てるんじゃなくて、俺を押さえつけている角付き兜Dを見ているんだ。
角付き兜D「どうしたんだよ。」
囚人C「そのガキがいるじゃねえかよ。ひひひっ。」
え、お…俺が、どうかしたのか!?まさか、ヤンガスと一緒に俺のことも陵辱するわけじゃないだろうな!!
角付き兜Dと囚人Cは以心伝心の仲らしい。ほとんど会話らしいことは言わなかったが、二人の間に意志の疎通があったようだ。
そして角付き兜Dは俺の右腕を掴むと、袖を捲り上げた。
ぴちっと音がした。袖の縫い目が破けたのかもしれない。
確かめようにもまだ麻痺したまんまだから確かめられないのだが。
角付き兜Dは、だらりと垂れている俺の右手の指を全部折り畳んで、握りこぶしにした。
そしてそのまま俺の体を軽々と持ち上げた。
どうする気だよ…!!
角付き兜Dは、俺をそのままヤンガスの後ろに連れてきたんだ。
おっさんB「オイオイ、もうちょっと待ってくれよ、俺が噛まれちまうだろう?」
まだヤンガスにしゃぶらせているおっさんBが、角付き兜Dに文句をたれるように告げる。
このおっさんも、ひどい遅漏ヤローだよなあ。さっさと噴射してヤンガスに飲ませてやれってのに。
ヤンガス「ふむむむ…」
たぶん俺に対して声を掛けたんだろうけれど、口に鎮棒をくわえていては何を言ってるのか分からない。俺とヤンガスの間柄でも。
あらくれB「ヤンガスがどんな顔をするか、みものだな。むふふふっ。」
このセリフに、俺は、もうじきヤンガスが酷い目に遭わされそうな予感を感じ取った。
同時に、角付き兜Dが俺の右腕を掴んでまっすぐに伸ばす。
519(作者以外)誰も読まないSS111:2008/03/08(土) 11:21:16 ID:v6yZlDow0
周りの荒くれ者どもの間に、薄ら笑いが波紋のように広がった。
おっさんB「ちっ!しょうがねえ。もういいところなのに。分かった。手でやるよ、手で。」
おっさんBはヤンガスの口から肉棒を引き抜くと、ヤンガスの唾液でピカピカ光ってそそり立っているそれを自分の手で扱き始めた。
ヤンガス「ハア、ハア、ハア…て、てめえら、俺の兄貴をさっさと自由にしやがれ!麻痺も解かねえとぶっ殺してやるからな!」
やっと口が空いて、しゃべれるようになったヤンガス。ああ、なんてエロ可愛い声なんだ。
とくに、このちょっと息を切らしているところに欲情しちまう。
ヤンガスは首をねじって俺の立っているほうを見ようとした。
あらくれC「こら、俺のケツ穴をひん曲げる気かよ!」
ヤンガスの右手はまだあらくれCの中に挿入されたまんまなんだ。
囚人Cと盗賊Bが、何も言わずにヤンガスの尻肉を開いた。
角付き兜Dは、抱え上げている俺の体をそのまま槍のように構えて、俺の右腕でまっすぐにヤンガスの菊の穴を突いた。
ヤンガス「あ、兄貴…!?う…わぎゃああああ!!ひぎゃっ!いっ、いでえいでえ!貴様らっ!くそっ!
  ぜってえおめえらブッころ…あ゛あ゛〜〜っ!!!ケ、ケツがっ!あ、脚がもげるっ!!
  や、やめえええっ!兄貴だって嫌がってる…ひいいいっ!」
俺の右腕は、ヤンガスの肛門からずっぽりと飲み込まれて、手首とひじの中間辺りまでヤンガスの体内に潜り込んだ。
数秒間の間をおいて、びちゃっ、じゃっじゃっという音と、泥臭い臭いが広がった。
同時に、ヤンガスの腹の下の地面に水溜りができた。
盗賊B「うわー、ヤンガスの奴、ションベン漏らしてるぜ。」
角付き兜A「くっせえなあ。俺たちに掛けんなよ。」
盗賊A「いってえなあ…俺の珍棒にてめえの指の跡が付いちまったじゃねえかよ!俺の珍棒をもぎ取る気かよ!?あん!?」
盗賊Aはヤンガスに扱かせている最中だったからな。
こうして考えると、ヤンガスに噛まれないようにと自分のブツを引き抜いたおっさんBの判断は至極正しかったことになるな。
そのおっさんBは、いまや苦しいのと気持ちよいのとが混ざった表情でこっちを見ている。
そして、全身をびくびくっと震わせたかと思うと、白い粘液をヤンガスの眉間の辺りに放出した。
520名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/08(土) 23:01:43 ID:+n9i3U7WO
ちょww
主人公が抱えられたまま右手をヤンガスに突っ込んでるとこ想像したら禿ワロタwwwwww
521(作者以外)誰も読まないSS112:2008/03/10(月) 00:48:31 ID:Khddhzi00
ヤンガス「きっ…きっさまぁら…俺はもう堪忍袋の緒が…あううう」
ヤンガスは歯をガチガチ言わせながら悪態をついている。
船乗り男B「おーっと、しゃべるのはそこまでだ。
   てめえの口は俺たちの珍棒をしゃぶるためにあるってことを忘れちゃいけねえぜ?」
ヤンガスに有無を言わさず、船乗り男Bはヤンガスの上下の顎の間に既にギンギンになっている自らのブツを押し込んだ。
ヤンガス「おうえっ!」
咽喉の奥に当たったみたいだ。長尺なのかな。
あらくれC「んおっ…も…もうイクぜっ!」
あらくれCはヤンガスの腕を自分の肛門から抜いた。ぶぢゃっと濁った音がして、ヤンガスの右腕が地面に落ちた。
あらくれC「はあっ、はあっ…いくぜ!」
白い粘液があらくれCの肉棒の先からほとばしり、ヤンガスの顔面にかかる。
船乗り男B「んんっ、出る!」
船乗り男Bはヤンガスにはめ込むより先に既に半分抜いていたらしい。腰を大きく揺さぶって、前に突き出した。
つまりヤンガスの口の奥に差し入れたわけだ。
ヤンガス「ぐうえっ!」
船乗り男Bは、柔らかくなった自らの珍牡をヤンガスの口から引き抜いた。口の中に出したんだ。
船乗り男B「吐き出すなよ。出したらてめえの兄貴とやらの腕をぶった切ってやるからな。」
俺はちらりと脇を見た。どこから持ってきたのか、盗賊Bが斧を一丁抱えていた。
ヤンガス「あ、兄貴、アッシがドジ踏んだおかげでこんなことに巻き込まれて…」
あらくれB「おいおいおい、今はまだ泣き言を言うときじゃないぜ?ほれ、俺のをしゃぶれよ、な。」
いつの間にか下半身丸出しになっていたあらくれBが、ヤンガスの鼻をつまみあげて、口の中に自分の男根を捻じ込んだ。
ちらりと見えたが、『口に入るのか!?』と疑ってしまうほど太かった。
ヤンガス「ん゛〜〜!!」
盗賊A「くそっ、この脳足りんヤンガスっ!手ぇ止めねぇで、さっさとしごきやがれ!」
盗賊Aは脚を振り上げて、ヤンガスの股間に蹴りを入れた。
ヤンガス「ま゛〜!」
あらくれB「…ヤンガス、いま噛み付きかけたな?」
522(作者以外)誰も読まないSS113:2008/03/10(月) 01:17:11 ID:Khddhzi00
あらくれBは拳骨でヤンガスのモヒカンヘアーをごつごつ殴る。音が後ろにいる俺のところまで聞こえる。
ヤンガス「うっ、うっ…」
あらくれB「おとなしくしゃぶってればいいのにな。それと左手も動かしとけよ。ちゃんとな。」
あらくれBはヤンガスの短い髪の毛をつまみあげた。顔面はほかの荒くれ者の白濁液まみれだから触れたくないんだろう。
しばらく止まっていたヤンガスの左手が、ようやくシコシコと動き始めた。
盗賊A「もっと早くしごけよ。また蹴り入れねえとわかんねえのか?!」
ヤンガスの右腕は地面に垂れたままだ。動かそうともしない。
ドビー(角付き兜B)「きったねえ腕だな。とぅい。」
ドビーはヤンガスに唾を吐きかけた。
あらくれC「そうだな、いったん綺麗にしないとなあ。おい、ヨラン。」
ヨランと呼ばれたのは、いまヤンガスにしゃぶらせているあらくれBだ。
あらくれC「ヤンガスに自分の腕くらい綺麗にさせてやれ。」
ヨラン「ん、そうだな。」
ヨランはヤンガスの口から半立ちになった自分の逸物を引き抜いた。
ヤンガス「ぐぇふぅ…」
あらくれC「ヤンガス、貴様、自分の手ぐらい自分で綺麗にしろよ。」
ヤンガスは、苦しそうな顔をしながらも(俺の腕が尻に入ってるからだろう)、あらくれCをきっと睨みつけた。
ヤンガス「なんでえ、手を綺麗にって、ここにゃ水がねえじゃねえかよ!」
あらくれC「誰が水で洗えといった?自分の舌でなめ取るに決まってるだろ?
  ほれ、ヨランもせっかくいいところで中断してるんだし、さっさと舐めろよ。自分の腕だろ、舐められるに決まってるよな?な?」
ヤンガス「くうっ…」
そりゃ舐めたくないに決まってる。船乗り男Aの雄汁と、あらくれCの尻の中の液がこびりついてるんだもんな。
ドビー「舐めたくなけりゃ舐めなくていいぜ。俺はこのガキの左腕を切り落としてそれを使うから。」
ドビーはダガーナイフを取り出して、俺の左肩に当てた、いや、既に突き刺したようだ。
ヤンガスの目がたちまち見開かれる。
ヤンガス「そ…そいつは!あ、兄貴!兄貴にこれ以上危害を加えるのはやめろ!」
523名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/11(火) 13:35:14 ID:TCnGjU7SO
いつも乙です。
ただヤンガスとゼシカを入れ替え・・・


いやタブーだったな。
524名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/11(火) 22:56:52 ID:AplGVYV60
>>523
たしかに入れ替えるのはどうかと。
このスレは立てた>>1の書き込みからして既にウホ専用モードだし。
525(作者以外)誰も読まないSS114:2008/03/12(水) 01:57:16 ID:Qjia0jVc0
俺の肩に鈍い痛みが走る。どうやらダガーナイフが深く刺さりこんでるらしい。
ヤンガス「てめえら、卑怯だぞ!兄貴が手ぇ出せねえのをいいことに!」
おっさんC「ふん、どの口が言うかと思えば、そんな事かよ。
   じゃあ訊くが、昔、西のからくり洞窟でビーナスの涙を取りに行って、
   仲間を槍に串刺しにしたまんま帰りやがったのはどこのどいつだよ!?」
ヤンガスの顔に恐怖の表情が浮かんだ。間違いなく青ざめているぞ。
ヤンガス「て、てめえ、あんな昔のことを…」
おっさんC「なにがあんな昔だ!あのあと俺はヨランが助けに来てくれるまで二日くらいほっとかれたんだ!
   そのあと治るのに三ヶ月はかかった。あの恨み、今ここで返してもらうぜ!」
ヤンガス「あれは貴様が『あそこの柵を乗り越えりゃ早い』っつって、勝手に越えたんだろうが!」
どうやら、おっさんCは、剣士像の洞窟のビーナスの涙の台座に直接行こうとして、
周りに突き立っていた何本もの槍に刺さってしまったらしい。
そういえば、あの槍のところには、たくさんのしかばねが転がっていたな。
おっさんCがその仲間入りを免れたのは、心配してくれる仲間が迎えに来てくれたからだろう。
でも、いくらあの頃大盗賊だったからとはいえ、ヤンガスが仲間を見捨てていくなんておかしいぞ。
おっさんCは上着を捲り上げ、ズボンを下ろした。太腿には引きつれた傷跡が残っている。
ヨラン「この傷は、神父がベホマしても治りきらずに残った痕だ。こんな傷がこいつの体にはあと三つくらい残ってる。」
ヤンガス「そんな傷跡くらいでわめくんじゃねえや。俺の顔にだってよ、ほら、昔の傷が…」
船乗り男A「バカこけ。傷を作った原因が問題になるに決まってんじゃねえか。」
ヤンガス「おれはあのとき助けを呼びに…」
おっさんC「なんで助けを呼びに行くのに二日もかかるんだよ!」
計算としては合ってるんじゃないかな。パルミドからあの洞窟まで片道一日くらいはかかるから。
ヤンガス「だったらこの俺を突き刺しやがれ!兄貴じゃなくてよ!兄貴はそのことには関係ねえんだ!」
ヨラン「おめえをしばいてもつまらねえからなあ。
   ヤンガスの大好きな兄貴とやらをいじって、ヤンガスの心を責め立てるほうがよっぽどしばき甲斐があるってもんだ。」
526(作者以外)誰も読まないSS115:2008/03/12(水) 02:35:04 ID:Qjia0jVc0
ヨランがこう言うと、周りの荒くれ者ども十九人がげらげら笑う。
ヨラン「で、どうするんだ。その手を舐めて綺麗にするのかしないのか、はっきりしてくれ。
    しないんならそれでいいが、代わりにこの兄貴とやらの腕を切り落とす。」
ヤンガスは周りの男たちを憎々しげに見つめていたが――そのあいだ手足や胴を掴まれててうつ伏せの姿勢のままだった――
やがてのろのろと自分の右手を口元に持っていき、付着物を舐めとり始めた。
船乗り男A「観念したか。」
おっさんC「あの大盗賊を名乗るヤンガスも、とうとう肉便器にまで落ちぶれたな。ぐひひ。」
いったん舐めては顔をしかめ、さも嫌々そうに、でも着実に自分の腕を舐めていくヤンガス。
俺の肉棒もこういうふうに舐めてもらいたい。ただし、こっちのほうは喜々として。
そういえば、まだヤンガスにしゃぶってもらったことは無いな。しゃぶってもらったおっさんBや船乗り男Bやヨランが羨ましい。
ヤンガス「ぺっ!ぺっぺっ、ぺっ!」
腕全体を舐めきった、と見る間に、ヤンガスは口の中に入った白濁液やら直腸分泌液やらを吐き出した。
ヤンガス「ぐええ…そら、舐めてやったんだ、文句は付けねえよな!」
俺のほう、というか、俺の斜め脇に立っているおっさんCのほうを振り向いて、ヤンガスは憤りと皮肉の混ざった口調で叫ぶ。
そのでっかく開いた口の中に、盗賊Aが雄種を噴出して入れた。
ヤンガス「ぎゃ!」
盗賊A「きさまがさっさとしごかねえから、俺が自分の手で抜かなけりゃならなくなっちまったろ!反省しろ!」
いや、ヤンガスはここで何を反省すりゃいいんだ?盗賊Aをイかせてやれなかったことか?
それより、今朝のトラペッタの宿屋で、ヤンガスが勝手に俺をシングルベッドに移していたことを反省させるのが先だ。
盗賊B「お、オラ…もう限界。」
今までただ立って見ていただけの盗賊Bが進み出ると、股間の褐色の棒を丸出しにした。張り詰めた弓のようにビンビンだ。
盗賊B「い、いぐぅ〜〜〜っ!」
真珠色の粘液が、盗賊Bの貧弱な体に似合わないほどの勢いと量で、ヤンガスの顎から鎖骨の辺りにべっとりと掛かった。
あらくれA「俺も、もう一回。」
さっきヤンガスに挿入しただろ!と叫ぼうとしたが、麻痺していて無理だった。
ヤンガスの団子鼻が白い粘液で覆われる。
527名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/13(木) 22:28:52 ID:JqvXG0ExO
フェチなのかわからんが
シーちゃんっていう水を入れるとおしっこをする
女の子用の人形があるんだけど、
普段はそれにオレンジジュースやリンゴジュースを入れて
「シーちゃんのおしっこおいちぃ〜」
って言いながら飲んでる。
528名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/14(金) 12:26:12 ID:Sowrz1dJO
いつも乙

>>527  誤爆?
529(作者以外)誰も読まないSS116:2008/03/14(金) 23:24:13 ID:q2I/pw4H0
あらくれD「おめーら、下手だなあ。もっとうまく入れられねえのかよ。」
ずっとヤンガスの胴を抱えあげていたあらくれDが、盗賊BとあらくれAに向かって言った。
ヤンガスは白い粘液まみれの顔でそちらを見やる。目つきが鋭くなってる。
これが、むかし大盗賊ヤンガスと言われていた頃の顔つきなのかもしれない。勇ましくてエロかわいいぞ、ヤンガス。
ヤンガス「……!!」
気魄がすごい。頑張れ、ヤンガス。
あらくれDが睨み返す。その股間は既にズボンからはじけ出さんばかりにビンビンになっているようだ。
ヤンガスは必死で歯を食い縛って、何も口の中に入れまいとしているようだ。
あらくれDがズボンを脱いだ。案の定、長くて太くて色の濃い肉棒がそそり立っている。先っちょは既に濡れている。
ヤンガス「どぁ、どぁれが口のなくぁにぶっぷぁなさせるかっとぇんだよ…」
そのとき角付き兜Dが動いた。つまり、抱えあげている俺の腕をヤンガスの中にちょっとばかりねじ込んだんだ。
ほんの指の幅くらいだけだったが、ヤンガスにとってはかなりの激痛だったようだ。
ヤンガス「ぐげあぁぁあぁぁあっ!」
やはり痛かったのか思わずでっかく開いたヤンガスの口に、あらくれDが狙いを定めて雄汁を飛ばす。
見事にヤンガスの口に入ったようだ。
ヤンガス「ぐぎゃ!」
ぬらぬらねちょねちょの顔を拭こうともせず、ヤンガスは、空いている右手であらくれDに殴りかかる。
あらくれDはそれを苦もなくよけて、周りの連中を見渡しつつこう言った。
あらくれD「ほかにヤンガスにぶっ放してやりたい奴はいないか?まだぶっかけてない奴は?」
あらくれEと角付き兜Cが進み出た。二人とも既に股間は丸出し状態だ。立派なブツだ。
船乗り男C「ほれ、ヤンガス。しっかり前を向けよ。でなきゃこのレイピアをおめえの兄貴の心臓にグサッ!だ。」
船乗り男Cがそう言ってレイピアを俺の背中に当てがったようだ。突き刺したのかもしれない。ぼんやりと痛む。
ヤンガスは一瞬顔を引きつらせて、おずおずと正面を向いた。
次の瞬間、あらくれDと角付き兜Cの珍棒の先端から、白い液がアーチを描いて噴出した。飛んだ先は勿論ヤンガスの顔面だ。
ヤンガス「うあっ…」
あらくれA(グレイフ)「ふふっ、両目に入ったか。」
530(作者以外)誰も読まないSS117:2008/03/16(日) 23:27:18 ID:F7vwU5le0
俺はヤンガスの尻のところにいるから顔が見えないが、きっとヤンガスの顔は真っ白でねちゃねちゃになっているに違いない。
すごくエロそうで見てみたいのに、体はまだ麻痺したままだ。悔しいなあ。
グレイフ「もうヤンガスにぶっ放したい奴はいないか?いないな。じゃあ…」
次はどうするんだろう、と俺は、半分は不安で、半分は楽しみで胸をドキドキさせながらグレイフを見守った。
グレイフ「回すか。」
ヨラン「ふふっ、そいつぁいい、このガキの腕が尻穴に入ってるから、凄いことになるぞ。」
回す?回すって、どういうことだ?違う意味でヤンガスはとっくに回されてると思うんだが。
ヤンガス「もういい加減てめえらの償いは払っただろ!とっとと兄貴の麻痺を治しやがれっ!あいててて…」
ヤンガスは尻に手を伸ばそうとしたようだが、既に荒くれ者たちがヤンガスの両腕をしっかりとつかんでいた。
きっと肛門が痛くてたまらないんだな。かわいそうなヤンガス。
だって、俺の腕を抜いても、このガバガバになったアナルはすぐにはいい締め付けを取り戻さないと思うから。
俺が珍棒を突っ込んでも、ヤンガスに気持ちのいい思いがさせてあげられないじゃないか。
角付き兜D「よし、俺がこのガキをしっかり支えているから、おめえらでヤンガスを回せ。」
囚人B「よーし。」
荒くれ者たちが十六人でヤンガスの腕や足や胴体に取り付いた。
船乗り男A「船の舵輪と同じだな。よーし、面舵いっぱーい!」
おっさんB「バカこけ、航海用語なんか俺達にゃわからねえよ!」
船乗り男A「それもそうか。だったら…右側を上げ!左は下げ!」
俺はなんだか分からずに荒くれ者どもの行動を見ていた。ヤンガスも何をされるか分かっていないらしく、身じろぎ一つしなかった。
荒くれ者どもは、船乗り男Aの掛け声とともに、ヤンガスの右腕、右足、右脇腹を持ち上げた。
そして、左腕、左足、左脇腹を押し下げた。
それを見て、俺にも瞬時に理解できた。連中、俺の腕を軸にして、ヤンガスを糸車か何かのように回そうとしているんだ。
ヤンガス「あぐぁっ!?」
俺から見ると時計回りに、ヤンガスの両太腿が回っていく。
角付き兜D「ぐへへへっ、こういうときには奥の奥まで押し込んでやらなきゃな!」
角付き兜Dは俺の体をヤンガスの尻に押し付けた。
531(作者以外)誰も読まないSS118:2008/03/17(月) 00:11:38 ID:E4/eIFev0
ヤンガス「ぐぁひゃ!ケ、ケツがわ、割れるうう!脚がもげそうだ!ぎゃああっ!し、痺れるうう!あああ、あにぎいぃぃ!
  アッシを許してくれでぎゃあああ!ひいいっ、か、体が熱い…」
ヤンガスはすっかり仰向けにされた。俺の腕が肛門に挿し込まれたままで。
上目遣いでヤンガスを見ると、ヤンガスの股間はすっかり硬直して、日時計の針のように聳え立っている。
影が短いから、そろそろ昼だな、と俺は関係のないことを思いついてしまった。
素焼きのレンガのように赤くて、じっとりと濡れている。嫌そうに喚いているけれど、ヤンガスもやっぱり性的欲求に飢えてるんだ。
少し先を見ると、波打つ贅肉の乗った腹。その向こうには白い汁が散らばる胸毛の茂み。
そしてヤンガスの顔は、俺の想像したように、ザーメンまみれできらきら光っていた。
ヤンガス「きっ、きさまら…俺の兄貴にこんな恥をかかせやがって!」
囚人C「お前ってしんから兄貴が好きなのな。あの大盗賊が、こんなガキひとりのためにプライドを捨てるなんてよ!」
荒くれ者どもは二十人とも笑った。
船乗り男A「よーし、もっと回せ!もっと速く回せ!えーんやこーら、えーんやこーら!」
船乗り男Aが音頭を取り出すと、ほかの荒くれ者たちがそれに合わせてヤンガスの肉体をぐりぐり回す。
おっさんA「これはこのガキに真空波でやられたぶんだ!とうりゃあ!」
あらくれD「これは俺の虎の子の二千ゴールドを掻っ攫われた分だ!ぬおお!」
囚人A「思い出せ、俺のかっぱらってきた指輪を、おめえは闇商人に売り渡しやがったろ!くぬりゃ!」
ドビー(角付き兜B)「俺がカジノですってんてんになったってのにヤンガスめ、自分だけ稼ぎやがって!こんにゃろお!」
おいおい、ドビーさんよ。そこで私怨を入れるなよ。
盗賊B「俺と一緒に入った屋敷で、警備に見つかったときに一人でとっとと逃げて俺に臭い飯を食わせた恨みだ!どりゃあ!」
ヨラン(あらくれB)「いつだったか忘れたが、俺のことを覆面バカ呼ばわりしやがったろ。まだ忘れてねえからな。どっせい!」
532(作者以外)誰も読まないSS119:2008/03/17(月) 00:39:59 ID:gpABxZz70
角付き兜D「酔いどれキントがこいつになけなしの千ゴールドをひったくられた恨みも代わりに返してやれよ。」
囚人C「なら俺に任せろってんだ。キントの恨みと悔しさだ、覚えとけっ!てえいやぁっ!」
え…と、それはミーティア姫が売られたときの話?恨まれても迷惑なだけなんだけど。
キントは知るはずもないだろうけれど、あれは俺たちにとっては生死にも匹敵する重大事項だったからな。
あらくれC「俺たちと一緒に襲った旅の商人のテントで、目ぼしい物を全部独り占めしやがって!くぬやろっ!」
荒くれ者どもが叫ぶたびに、ヤンガスのずんぐりむちむちした肉体は百二十度ずつくらい回されていく。それもかなりのスピードだ。
ヤンガス「き、きさま…ら…、あと…でぜんいん…し、しばきたおすっ!…ぐうっ!
  に…にどとこ、この、おれに、…さからえねえように、なっ!」
ヤンガス、間違いなく目を回してるぞ。
俺の右腕が突っ込まれているヤンガスの肛門から、ロゼワインのような汁がにじみ出てきた。
一部は俺の腕を伝い、肘のところでぽた、ぽたと地面に滴り落ちる。
残りはヤンガスの股間の毛に絡みついたり、玉袋とか太腿とかケツの割れ目の間とかに流れていく。
グレイフ(あらくれA)「ほれほれ、てめえの兄貴の腕の味はどうだ?下から食ったことがあるんじゃねえのか、ヤンガス。」
俺はゆうべヤンガスの尻に自分の逸物を咥えさせはしたけれど、腕を入れるなんてのは今日が初めてだぞ。
盗賊A「とっととぶっ放したほうが楽になるのがわかんねえのか、こいつは。やっぱり米粒並みの脳味噌だな。
   痩せ我慢しやがってよ。」
533(作者以外)誰も読まないSS120:2008/03/17(月) 00:53:55 ID:gpABxZz70
荒くれ者どもの喚声の合間を縫って、なんかガタガタ音がする。
俺が精一杯上目遣いで見てみると、誰かが荷馬車に荷物を載せてくるところだった。
ただしその馬車には馬は付いていない。曳いてきたのはおっさんCだった。
おっさんC「この樽にヤンガスの顔を浸けてやれや。」
そんなことしたら、ヤンガスが溺れちゃうじゃないか!
しかし荒くれ者どもは大笑いした。
あらくれE「そいつぁ愉快!ヤンガスの野郎が苦しみもがくザマをたっぷり見て味わえるもんな!」
ヤンガスが金槌なのは前に話したとおりだ。だからヤンガスは必死で抵抗しようとした。
ヤンガス「てめえらの言うとおりにすれば命は助けるって言いやがったくせしやがって!」
ヨラン(あらくれB)「いや、俺たちが言ったのは、『そのガキの命は助ける』ってことだったはずだが。」
ヤンガス「き、きさまらっ!そんなガキのたわごとみてえな屁理屈こねやがって!
   放せっ、放しやがれってんだよっ、ごるぁっ、てえっ、ぎゃぶぁっ!!」
ヤンガスは樽の中に頭から放り込まれた。水がざんぶりと周りに溢れ出した。
息ができないのと狭苦しいのとで、ヤンガスは短い脚をじたばたさせた。
俺の腕はまだヤンガスの尻穴に刺さっているので、ヤンガスは俺の頭や顔や肩をがんがん蹴り飛ばしていることになる。
麻痺しているからそんなに痛くはないけれど、でも顔面に青あざができているかと思うと、やっぱりいい気分じゃない。
あとでしっかり罰してあげなくちゃ。
ヤンガス「ごぼがぼがぼがぼ、ぐぼっ!」
ヤンガスは体を激しく揺すり、樽ごと荷馬車から落ちた。水が辺りに流れる。
ヤンガスが荷馬車から落ちたので、ヤンガスの後ろに刺さっている俺も一緒に地面に叩きつけられた。
あああ、服がどろどろだよ。
ヤンガス「げぶぉっ!ぐぶぉっ!ぜえ、ぜえ、ぜえ…た、助かった…ってこれ、何だよ!」
おっさんC「ああ、それか。うしのふんだ。」
534名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/17(月) 01:29:06 ID:tfAiBlBoO
笑いがとまらないwwww
535名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/17(月) 13:36:21 ID:ZB9Cl/TXO
わっふるわっふる
536名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/21(金) 00:54:24 ID:xAc5DrjeO
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆保守◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
537名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/21(金) 00:58:26 ID:dyVjK4f40
538名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/21(金) 23:26:38 ID:Yclf116x0
挿絵を発見したので貼っておく。
http://www2.atpaint.jp/gatideb/src/1206092238011.jpg
539(作者以外)誰も読まないSS121:2008/03/22(土) 10:08:51 ID:laACeivu0
ヤンガス「うげっ!…俺はもういい加減頭にきたぞ!」
どなりながら立とうとするヤンガスの顔がちらりと見えた。黒い泥のようなものがヤンガスの顔面に張り付いている。
ははあ、おっさんCは、樽の中に水と一緒にうしのふんを入れていたってわけか。
びしょ濡れのヤンガスの胸や背中を、うしのふん混じりの水が流れて黒ずんだ筋を作っている。
立とうとしてヤンガスは難渋しているようだ。
グレイフ「どうした、ヤンガス。さっさと立ち上がってみやがれ。」
ヤンガス「こ、腰が…ふひいいぃ!」
ヤンガスは四つん這いになろうとしているが、膝すら立たないようだ。どうしちまったんだ。
おっさんA「ズコバコやられすぎて、腰に来たか。へっ。てめえが歩けなくなりゃ、もう俺達からは逃げられねえぞ。」
ハメ込まれすぎると腰に来ることがあるのか。今後は意識しておかなくちゃ。
もしかすると、今ヤンガスが立てないのは、俺の右腕がまだヤンガスの中に嵌まっているせいもあるかもしれないけれど。
角付き兜C「おめえ、余計な事をしてくれたな。うしのふんまみれの人間なんて、誰が触りたがるかよ。
   このままじゃヤンガスに近づけもしねえ!おう、くさっ、くさっ!」
ヤンガスと俺は、樽から流れ出したうしのふん入りの水に浸ったまま、地面に転がっている。
…ってことは、俺もうしのふんまみれ?やだなあ。においが体に残ったらどうするんだよ。ヤンガスに責任とってもらうかな。
おっさんC「そういう奴もいると思ってだな、もうひと樽持ってきた。こっちは水しか入ってねえ。」
船乗り男A「おう、それだそれ。ヤンガスを洗うぞ。ん?たわしが無いな。ああ、こりゃいい。こいつを代わりにするか。」
たわしの代わりに何を使う気だろう…いやな予感。そこいらにある藁の束とかじゃないよな。
しかし現実は俺の予想よりももっと悪いほうに進んだのだ。
角付き兜D「これでいいか?」
なんと、角付き兜Dが俺の両足首をつかんで持ち上げ、俺のジャケットを脱がしに、いや、破きにかかったんだ。
帆布でできてるからかなり丈夫なはずなのに、荒くれ者どもの手にかかっては紙切れ同様のようだ。
ビリビリという音が俺の神経を逆撫でする。怒鳴りつけてやりたい気持ちでいっぱいだが、まだ麻痺が取れない。いつまで続くんだよ。
540(作者以外)誰も読まないSS122:2008/03/22(土) 11:13:22 ID:laACeivu0
囚人C「おい、このガキ、ポケットになんか入れてるぜ。」
角付き兜D「あ、なんだ、こいつ!?ちぇい!ネズミぃ!踏み潰してやる!」
どうやらポケットからトーポが転がり落ちたようだ。ここはひとまず逃げろトーポ!
角付き兜D「あ、こんにゃろ、逃げやがって!」
囚人B「あのネズミ、さっき俺たちに氷の息を吹き掛けたやつにちげえねえ。くそっ、隠れやがって!出て来いや!」
壁をガツガツと蹴飛ばす音が聞こえる。どうやらトーポは壁の割れ目か何かに身を隠すことができたらしい。ほっ。
あらくれC「おいおい、そんなネズミなんざほっとけ。それよりヤンガスを綺麗にするのが先だ。いや、べつに綺麗にしなくてもいいか。」
盗賊A「つまりどういう事だ?」
あらくれC「俺たちの手にうしのふんが付かなきゃそれでいいんだってことだ。
   こいつの上っ張りを破いてそれでヤンガスを掴みゃいいんじゃないか。」
角付き兜D「それでもいいか。」
盗賊B「いんや、面っぺたくれえはうしのふんば取っておいたほうがいいと思うぞオラは。こんな顔面にしゃぶられたかねえだろ?」
ばしゃ、と音がした。誰かがヤンガスの顔面に水を掛けたようだ。
ヤンガス「っんぼぁ〜。貴様ら、俺を溺れ死にさせる気かよぅ!」
息を止める暇が無かったためなのか、それとも昨日リーザスの塔で半分溺れかけたことを思い出したのか、語気がやたらと荒い。
おっさんC「おめえみたいのをただ殺したって、俺たちの名前が穢れるだけだ。」
俺の脇では布を引き裂く音が聞こえる。俺のコートを破いてるんだろう。振り向きたいが麻痺しっぱなしなので振り向けない。
囚人C「ほれ、いま拭いてやらあ。」
囚人Cはヤンガスの正面に回ると、黄色い布切れでヤンガスの顔面を拭きにかかった。あの布切れは俺のコートの残骸だな。
囚人C「逃げたり噛み付いたりしたら、俺の仲間がお前のケツに刺さってる兄貴とやらを斧で叩き割るからな。」
そのセリフに併せて、盗賊Bが斧を振りかざす。ヤンガスもその気配を感じたらしく、なすがままにされていた。
グレイフ(あらくれA)「もともと汚ねえツラだから、汚れても大して変わりねえと思うがな。まあいい。」
ヤンガスの愛くるしい顔を汚いだなんて、あらくれAの目はよっぽど酷い乱視なのか?
541(作者以外)誰も読まないSS123:2008/03/22(土) 11:41:51 ID:laACeivu0
グレイフ「じゃ、続き行くか。」
つ…続き!?さっきの続きってことは、今度は左回しとかか?
荒くれ者どもが俺とヤンガスの体を持ち上げた。
船乗り男A「よっしゃ、今度は取り舵…じゃ分からねえか。さっきと逆だ、逆回し!」
俺の右ひじの両脇で、毛のぞろっと茂ったヤンガスの尻肉が左回りに回りだした。
ヤンガス「ふくうっ!…な、なんのこれしき!兄貴に誓ってアッシは耐えてみせるでげす!くっ!」
こんど俺を持ち上げたのは、あらくれEだった。
あらくれE「なにをごちゃごちゃ喚いてんだよ、っと。とう。」
あらくれEは俺を抱え上げたまま、俺の右腕をヤンガスの中に突き入れた。さっきの水樽騒動でだいぶ抜けかけていたらしい。
ヤンガス「ひええええぁえぁえぁえぁえっ!?!?さ、裂けるうっ!ま、股がぁっ!こ、腰がっ!
   はらわたがぐじゃぐじゃに崩れちまいそうだ!ぎゃあああああっ!!」
俺の腕は肘の関節のところまでずっぽり入ってしまった。
ヤンガスの中が広いからではなく、あらくれEが無理やり押し込んでいるかららしい。
ヤンガス「し、死ぬ…俺は腹を突き破られて死ぬんだ…」
おいヤンガス。何を悲観的になってんだよ。
そりゃ、確かに、お前の肛門からはバラ色のシロップが泡を立ててぶつぶつと湧き出してるけどさ。これはまだ血じゃない。
バラ色の水は、俺の肘を伝い、一部は俺の服の袖にしみこむ。
一部は地面に滴り落ちて、ヤンガスの尿やうしのふん入りの水と混ざり合う。
ヤンガスはすっかり仰向けにされた。逸物は既に白いものを吐き出して萎えている。
もったいない。俺に飲ませてくれればよかったのに。
船乗り男B「ヤンガスの野郎、いっちまってるぜ。」
ほかの荒くれ者どもが嗤った。
あらくれC「兄貴の腕に欲情してんのな。げははは。」
盗賊A「やっぱりヤンガスはいたぶり甲斐のある奴だ。もっといたぶってやろうぜ。回せ回せ。うへへへへ。」
542名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/23(日) 02:09:14 ID:0Vb8/yI9O
なんかもうもはやギャグだな
543名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/24(月) 20:55:26 ID:TCyzE7sDO
544(作者以外)誰も読まないSS124:2008/03/27(木) 02:20:26 ID:RH6xqIYX0
荒くれ者どもはこぞってヤンガスを回転させ続けた。回転軸はもちろん俺の腕だ。
肘までずっぽりとヤンガスの腹にもぐりこんだ俺の腕の周りを、ヤンガスのむっちむちの尻肉が回る。
ヤンガスはもう疲れてしまったのか、怒声をあまり上げなくなってしまった。
ヤンガス「うう…あにぎぃ…アッシがパルミドに寄ろうって言ったばかりにこんな目に遭っちまって…」
えーと、パルミドに行こうって言い出したのは俺のほうなんだけど?
グレイフ(あらくれA)「ヤンガスの奴が叫ばなくなったな。これじゃつまんねえ。」
囚人C「もっと早く回すか?」
グレイフ「それいいな。」
二人が言うが早いか、荒くれ者どもは猛烈な勢いでヤンガスを回転させだした。
ヤンガス「ぎゃあああああ!!ケ、ケツが!はらわたが全部飛び出しちまう!し、死ぬうぅぅぅ!
   こここ腰の骨が外れちまうううう〜!ああああにぎぃ、あ、アッシを見捨てねえでくだせえ…ぎひゃああ!!」
よく数えたわけじゃないから分からないが、たぶん三十回転ぐらいはさせられただろうか。
ヤンガスのもじゃ毛の生えた尻の割れ目ばかりを見続けた俺の目も回りかけてきた。
俺の腕を伝って、ヤンガスの尻の穴からロゼワインがますますたくさん滴り落ちてくる。
あらくれE「そうれぃっ!」
掛け声とともに、あらくれEが俺の体を後ろへ引いた。俺の腕はヤンガスの肛門から音を立てて抜けた。
ヤンガスを掴んでいた荒くれ者どもは、それと同時にヤンガスを空へほうり上げた。
ヤンガス「ぐあっ!」
ちょうど仰向け状態になっていたヤンガスのいきり立った股間から白い粘液が噴き出すのが、俺の目にもちらりと見えた。
そのままヤンガスは地面に落ちた。
地面はさっきの水やらなにやらで少し湿ったままだ。
ヤンガス「ぐああうう…」
頭を打ったのか、ただ目を回しているからだけなのか、ヤンガスはぐったりとして身じろぎもしない。
おっさんC「ほれ、起きやがれ。」
おっさんCがさっきの樽から水を汲んでヤンガスにぶちまけた。
すごくのろのろと、そして嫌々そうに、ヤンガスは上半身を起こした。
545名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/27(木) 03:05:46 ID:ojwytBeQO
続きキター
次はどんな拷問がヤンガスを待っているのか…
546名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/28(金) 00:10:01 ID:/aGl26fm0
豚王子死ね
糞スレ
547名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/28(金) 05:00:11 ID:4x79dcr90
ほしゅほしゅ
548名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/29(土) 02:00:33 ID:O1RuLdOL0
ほっしゅほっしゅ
549名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/29(土) 11:54:25 ID:l1r/ueJpO
残念ながらこのスレには豚皇子などいないのだよ……

作者さん乙です つ旦~
550名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/30(日) 15:28:07 ID:uL3GeD9K0
ほっしゅっしゅ
551(作者以外)誰も読まないSS125:2008/03/30(日) 16:02:39 ID:xxKNw0s/0
>>549 ありがとう、それでは遠慮なくいただきます。ゴクゴク、ぷはー。


盗賊A「オラオラ、立ち上がってみろよ?」
尻餅をついた姿勢のまんまのヤンガスを盗賊Aがののしる。こいつ、さっきから態度が横柄なんだよな。
俺のかわいいヤンガスに対する個人的な恨みがあるのか、それとも元からガラが悪いだけなのか、そこは判断しかねるけれど。
だがヤンガスは、湿った土の上にぺたんと腰を落としたまま動こうとしない。
ヤンガス「やい、よくも俺を腰砕けにしやがったな…ううう…すっげー気持ち悪い…
   そ、それに、兄貴だっていいかげん頭にきてるはずだぜ?てめえら兄貴が麻痺してると思っていい気になるなよ!」
さすがヤンガス、目を回していてもフォローするところはきちんとフォローしてくれる。
あらくれE「こいつがか。頭にきてるようには感じられないがな。」
あらくれEはまだ俺を抱きかかえたままだ。
ヤンガスの言うように、もし俺が麻痺していなければ、こいつらの頭上にギガデインくらいぶちかましてやるんだけれど。
口も動かないから詠唱ができない。
おっさんC「があがあ喚きたてるなよ、頭でも冷やせ。」
おっさんCは荷馬車の台に登り、水の入った樽を持ち上げると、ヤンガスの頭上からぶちまけた。
ヤンガス「くあっ!ぷぇっちぃ!」
おっさんC「どうだ、少しは気が落ち着いたか。」
ヤンガス「き、きさまらあ…!」
囚人C「おーっと、腹立ち紛れに早まったことをするのはよせよな?俺たちゃ人質をとってるんだ。」
人質とは俺のことだな。人聞きの悪い。
船乗り男B「お前よう、さっきから兄貴兄貴って、よほど大事なんだな。そんなに兄貴が大事なら、どうだ、兄貴を綺麗にしてやれよ。」
荒くれ者どもの間にくすくす笑いが巻き起こった。
ヨラン(あらくれB)「それは気付かなかった!大事な兄貴を舐めて綺麗にしてやれるなんて、幸せな男だぜ、ヤンガスは。」
俺は自分があちこち汚れてることを思い出した。右腕はさっきのアレだし、全身に傷口を作られて血が出ているはず。
それに、さっきのうまのふん入りの水もある。
552(作者以外)誰も読まないSS126:2008/03/30(日) 16:36:42 ID:xxKNw0s/0
すまん、最終行は うまのふん→うしのふん だな。

角付き兜D「よしよし、それじゃ、ヤンガスがナメナメしやすいように、このガキをひん剥いてやるとすっか。」
グレイフ「破くなよ、こいつの服は仕立てがいい。売ると小銭にはなるぜ。」
角付き兜D「わかったよ。」
角付き兜DとあらくれEが俺のシャツとズボンを脱がせにかかる。もちろん靴や腰のポーチもだ。
盗賊B「おお、旅人のこんなポーチったら、たいがいえらいお宝が入ってるもんだっぺ。」
盗賊Bが俺のポーチを横取りしていった。こら待て!その中には大事な宝石が入ってるんだ!
ゼシカの呪いを解くためのクラン・スピネルがここで奪われたりしたら、これまでの努力が元も子もなくなってしまう。
ヤンガス「あ!その兄貴のカバンは!」
盗賊B「えへっへ〜、ヤンガスが慌てるってこっつぁ、よっぽどええお宝があんだっぺな。ん、チーズ。月のめぐみ。うひょ〜!
   なんって綺麗な宝石だっぺなあ!」
盗賊Bはクラン・スピネルを太陽にかざして見つめた。と、途端に喚きだした。
盗賊B「ひええええ!この宝石、オラを睨みつけてる!こえええよおおおお!」
盗賊Bは肩を引くと、宝石を思い切りヤンガスに投げつけた。
ヨラン(あらくれB)「なんだよ、宝石が睨みつけるって?宝石が睨むわけないだろう。」
ドビー(角付き兜B)「おいワザーズ、てめえが要らねえってんなら、俺がこの宝石を貰ってってもいいよな?」
ワザーズ(盗賊B)「や、やめとけ、やめとけっ!そんな宝石、誰も買いたがらねって!」
盗賊Bの焦りよう、というか、パニックになっている様子が異常で、荒くれ者どもはみなそちらを向いている。
ドビー「なんか知らんが、綺麗な宝石じゃねえか、たまらんな。ひっひっひ…うわあ!」
太陽にかざしたドビーの手から紅い宝石が落ちるのが、きらりと輝いて見えた。
ドビー「き、気持ち悪い!なんだよこの宝石!なんでこんな…ワザーズの言うとおりだ、こいつら俺を睨んだぜ!」
おっさんA「んなわけねえだろう…あわわわわ」
地面に落ちたクラン・スピネルを拾おうとして歩み寄ったおっさんAだが、射すくめられたように立ち止まってしまった。
おっさんA「きめえ…なんで宝石なのにこっちを見てるんだよ…。」
えーと、もしかして、宝石から視線を感じるってことなのか?
553(作者以外)誰も読まないSS127:2008/03/30(日) 17:05:25 ID:xxKNw0s/0
クラン・スピネルがリーザス様の眼に使われていたのは事実だけれど、だからって実際に物を見る機能があるとは思えない。
魔法のかかった宝石だし、俺には断定できないけれど。
どっちにしても、俺たちがあの宝石をリーザス様から受け取ったときには、何も感じなかった。それは断言できる。
囚人C「どら、俺にも見せろよ。…うっ…すごく嫌な目つきを感じるぜ…」
船乗り男B「触りたくねえ。あんなに金になりそうな宝石なのに…」
荒くれ者どもはヤンガスを、というよりヤンガスに投げつけられて足元に転がっているクラン・スピネルを遠巻きに囲んで
わいわい騒ぎ出した。その騒ぎように、野次馬がちらほら集まってきたようだ。
野次馬A=吟遊詩人「なんの騒ぎですか?…なんだか強烈にひとを圧倒するような視線を感じますね…」
野次馬B=町娘「あ、なにかあったの?…きゃー、いやーん。宝石を見て怖くなったのって初めて!」
野次馬C=農夫「これはまたえらい騒ぎで。うむむ、あの宝石がひとを睨むと?いや、言われんでももう睨まれているのを感じます。」
人垣の中心にいるヤンガスも、怯えているのか恥ずかしがっているのか分からない表情だ。ものすごく戸惑ってるのは確かだが。
ヤンガス「お、俺は視線なんて感じねえんだが…なんだおめえら?グルになって俺と兄貴をからかってやがんのか!?」
囚人B「こんなっ、こんなっ、こんな宝石!呪われてるにちげえねえ!」
不意に囚人Bがヤンガスのそばに大股で歩み寄り、宝石を二個とも足蹴にした。
囚人B「どっかに消えちまえ!」
宝石は空高く跳ね上がって、どこかへ行ってしまった。塀を飛び越えたのだろうか。
こりゃなんとかして後で拾いに行かないとやばいぞ。その前に麻痺を解かれないと…その前にヤンガスが満月草を受け取らないと…
その前にヤンガスが荒くれ者どもの性欲をたっぷりと受け止めないと。
角付き兜A「はあ、はあ…不気味だった…」
おっさんC「疫病神みたいな宝石だったな…」
グレイフ(あらくれA)「い、今はもうあの宝石のことは話すな。それより、このガキとヤンガスをどうするかだ。」
荒くれ者どもは全員、萎えきったようになっている。そんなにクラン・スピネルが不気味だったのかな。
角付き兜D「…とにかくだ、ヤンガスにはこのガキを舐めるところを見せてもらうぜ。この右腕とかな。」
554名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/31(月) 03:22:18 ID:wXnCKpqU0
今日も乙
555名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/31(月) 03:22:39 ID:JI8OgH1FO
ちょ、野次馬、宝石にびびってないで異変に気付けよww
556名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/31(月) 17:24:05 ID:LOLSPxMH0
何だこのスレwww盛大に吹いたwww
557名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/03(木) 00:49:00 ID:CEG4FEA7O
保守
558(作者以外)誰も読まないSS128:2008/04/03(木) 21:54:30 ID:fhKyI3wN0
縁起の良い128スレ目(2の7乗)。

角付き兜Dは俺の硬直した体をずっと抱えあげているが、俺の右の二の腕に手を掛けてまっすぐ前に伸ばした。
俺は自分の右腕を見た。ヤンガスの腸の中からあふれ出したロゼワインの残りがまだ乾ききらずにまとわりついている。
そして指の辺りには、何だろうと言うのも馬鹿馬鹿しいほど正体の分かりきった、黄土色のものが付着している。
あらくれC「ほら、ヤンガス、お前が命よりも大事にしてやがる兄貴とやらの腕だ。綺麗にしてやれよ。」
あらくれCが言っている間に、後ろから荒くれ者ども四人が忍び寄り、ヤンガスの頭と首と肩を押さえつけた。
ヤンガス「なにしやがんでぇ!」
ヨラン(あらくれB)「あまり騒ぐとな、お前の兄貴とやらの命が無くなっちまうぞ。それでもいいなら話は別だ。」
ヤンガス「てめえ…兄貴が殺されるくらいなら俺が相手になっててめえの命をいただくぜ!」
角付き兜A「勝手にしろや、バーカ。おめえが戦ってる間に、このガキの命を頂戴する機会はいくらだってあるんだぜ?」
そもそも一対二十ではヤンガスに勝ち目がないのは、最初から分かりきったことだ。俺にも、荒くれ者どもにも、そしてヤンガスにも。
ヤンガス「くそっ…絶対にただじゃおかねえ。次からは…」
あらくれC「たぶんお前にゃ『次』は無いだろう。」
何人かの荒くれ者どもが、せせら笑うような声を立てた。
角付き兜D「とにかくこいつの腕を舐めて綺麗にしろよ。このまんまじゃやりきれねえって、兄貴さんも言ってるぜ?」
おい、ひとのセリフを勝手にこしらえるな。第一、俺はやりきれないだなんて別に思ってないし。
ヤンガスは顔を引きつりそうなくらいに歪めて、俺の腕を見た。顔を歪めているのは首や頭を押さえつけられているせいもあるだろう。
ヤンガス「うっ…なんで俺が舐めなきゃなんねえんだよ…わごもご!」
喚くヤンガスの口に、俺のこぶしがねじ込まれる。
囚人C「どうしても舐めるのが嫌なら、舐めないで済む方法もあるさ。おい、ワザーズ。」
意味ありげに呼ばれた盗賊Bが斧を持ってきた。
囚人C「このガキンチョの腕が汚れてるからって、ヤンガスが舐めたくないんだとよ。ちょっとこの腕の上っ面をひん剥いてやれ。」
ワザーズ「まかせなって。オラはもともと材木を処理する腕前はピカイチって言われてたからな。」
559(作者以外)誰も読まないSS129:2008/04/03(木) 22:15:43 ID:fhKyI3wN0
角付き兜Dが少し下がって俺の腕をヤンガスの口から引き抜くと、ワザーズは斧を振り上げた。
そして、こともあろうに、俺の腕にあてがって、皮膚をそぐように斧の刃を動かしだしたのだ。
麻痺していてもじんわりと痛みが走る。たちまち俺の腕からは真っ赤な血が溢れだした。
さすがに苦しい。思わず知らず、俺はヤンガスに目を向けた。
ヤンガスの顔は土気色になっていた。目玉が今にもこぼれ落ちそうなほどに目を見開いている。
ワザーズ「あんな不気味な宝石ば平気で持ってられる手だもな、これからもなにすっかわかんねっぺ。
   今のうちに使えなくしとくのがいちばんだっぺさ。」
ヤンガス「や…やめろおぉぉぉぉ!!!」
ワザーズは手を止めた。囚人Cも角付き兜Aもヤンガスを振り向いた。それがみな揃っていて、なんだか芝居でも見ているようだった。
ヤンガス「舐めて綺麗にしてやればいいんだろ…てめえらの卑怯さは分かってるつもりだったが、ここまでとはな。」
グレイフ(あらくれA)「のこのこ帰ってくるてめえがそもそも悪いのよ。」
ワザーズは斧を俺の腕から離した。刃は血まみれだ。あまりいい眺めじゃない上に、俺自身の血だから、気分の悪さが倍増だ。
斧が離れた隙をヤンガスは逃さなかった。
ヤンガス「べホイミっ!」
たちまち、俺の腕についた傷が、少しだけ痕を残したものの、大体綺麗になった。血も止まったし、痛みもすっと引く。
盗賊A「けっ、洒落たことやらかしやがって。」
ヤンガスの頭を押さえていたおっさんA(ずっと包帯だらけのままだ)が、ヤンガスの頭をぐいと突き出した。
同時に角付き兜Dが俺の体を槍のように前へ押しだした。
ヤンガス「はごゎっ!」
俺の手がヤンガスの口にずっぽり飲み込まれてしまった。意外とでかい口だ。いや、前から分かっちゃいるけれど、改めて見直した。
ヤンガス「もももっ!はもはもっ!」
たぶん『兄貴、申し訳ねえでがす』と言ってるんだろう。いや、ひょっとしたら『苦い!汚い!』と言ってるのかな。
ほんの少しの間このままだったが、おっさんAが力を緩めたらしく、ヤンガスは頭を後ろに引いた。
ヤンガス「ぐげえ…いくら兄貴の腕でも…」
グレイフ「まだ舐め取ってねえじゃねえか。とろいぞ。」
560名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/05(土) 13:33:26 ID:sztQmX96O
職人様乙なのだ!
ココアをどうぞなのだ!
っc□~~
561名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/07(月) 04:12:16 ID:V+s2DfRgO
あげ
562名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/10(木) 18:22:18 ID:AQJ2coeXO
保守
563(作者以外)誰も読まないSS130:2008/04/10(木) 22:01:09 ID:dMi7qJxx0
新年度のごたごたに巻き込まれたおかげで、ここに書き込むのも一週間ぶりとなってしまいました。
>>560
これはこれは。ありがとうございます。ずずず…あっちっち。ふうふう。


俺の手とヤンガスの口との間に、ヤンガスの唾液がきらきら光る吊り橋のように架かっている。
あらくれC「とっとと舐め取りやがれ。どうしても嫌なら、こいつの腕を切り落としたっていいんだぜ。」
あらくれCのしゃべり方はほとんど棒読みだったが、それがかえってヤンガスの神経をぞっとさせたようだった。
ヤンガス「アクトの兄貴、アッシはこれまでに兄貴を守ってきやしたし、これからも命を懸けて守っていくつもりでがす。
   だから…今回のこの事は大目に見てくだせえ…」
ヤンガスは俺の手に口を付けて、ぺちゃっ、ぺちゃっと舐め始めた。
もし麻痺していなかったら、さぞ気持ちいいんだろうけれど。
それとヤンガス、俺は今回のこの事では、お前に対してとりたてて腹は立ててないぞ。だから謝らなくてもいい。
俺が腹を立てるべき相手は、俺を麻痺させてヤンガスをいたぶっている周りの荒くれ者どもだから。
俺の手に付いた黄褐色の物体を舐め取るとき、ヤンガスが身震いしているのが俺にもはっきり分かった。
周りの荒くれ者どもも嘲るような笑い声を立てている。
ヤンガス「ううう…でもアッシが舐め取らないと、兄貴の手が綺麗にならねえし…」
ヤンガスは俺の手を舐めた後、腕に移った。
俺の腕にまとわりついてかぴかぴになりかけていたヤンガスの直腸分泌液が、ヤンガスの舌で舐めとられていく。
ヤンガスの舌が俺の腕を這いずり回るじゃらっ、じゃらっという音がやたらに響く。
おっさんA「どうせならもっと旨そうに舐め取れよなあ。」
囚人B「そのガキのあとは俺が待ってるぜ。」
俺が横目でちらりと睨むと、囚人Bはパンツを下ろして股間をギンギンにおっ立てていた。
ヤンガス「ふう、ふう…」
まだ腰が立たないのか、ヤンガスは両手を地面につけて這いずっている。
564(作者以外)誰も読まないSS131:2008/04/10(木) 23:24:39 ID:dMi7qJxx0
船乗り男C「てめえはいいケツしてんなあ、ヤンガス。あとで突っ込ませろよ。」
船乗り男Cは俺の視界にはいなかったが、たぶんというか、どうせ股間をビンビンにさせてるんだろう。
まったくどいつもこいつもヤンガスに欲情しやがって。ヤンガスが以前この町にいた頃に挿入されなかったのが不思議なくらいだ。
グレイフ(あらくれA)「ヤンガスのケツはなかなか良かったぞ。」
船乗り男C「へへ、そうか。そりゃ楽しみだな。おうっと、もう先走り汁が出ちまったぜ。」
ヤンガスの目つきがなんとなく変化する。不安と苛立ちの混ざったような感じだ。
ヤンガス「はあはあ…」
ヤンガスは慌ただしく俺の肘を舐め回すと、這いずったままの姿勢で、近くに放置されたままの荷馬車へと向かった。
おおかた口をすすぐ水でも探そうと思ったんだろう。
だけど、荷馬車へ行き着く前に、荒くれ者どもに行く手を阻まれてしまった。
あらくれD「おうおう、ヤンガス。逃げ出す気かよ。臆病になったな。」
角付き兜A「まだてめえに返す借りはたっぷり残ってるんだぜ?そうさ、何年分もな。」
囚人B「ほら、しゃぶれよ。」
ヤンガスが逃げ出す間もないうちに、荒くれ者どもはヤンガスを捕まえてしまった。囚人Bがヤンガスの口に自分のペニスをぶち込む。
ヤンガス「もむーーーっ!!」
船乗り男C「おう、ケツ出せよ。ヘヘ。」
船乗り男Cは――案の定、股間を屹立させていた――ヤンガスのトロトロになった肛門に逸物を深く差し入れた。
船乗り男C「なんだ、ユルユルじゃねえかよ。そうか、このガキの腕を入れた後だからか。しょうがねえ。」
そう言って船乗り男Cは俺を睨む。なんで俺が睨まれなきゃならないんだよ。
麻痺していなけりゃギガデインでぶちのめしてやるところなんだけどな。
船乗り男C「こんなんじゃ気持ちよくならねえや。もっとケツに力を入れやがれ。」
ヤンガス「んなこと言われても、てめえらのせいで俺のケツは感覚が無くなっちまってらあ!」
囚人B「てめえヤンガス、誰がしゃぶるのをやめていいって言ったかコラ!?」
船乗り男C「そうだいい事思いついた。こいつのケツの中に小便してやらあ。」
言うが早いか、船乗り男Cはヤンガスの尻に自分の股ぐらをぴったりと押し付けた。そのまま数秒が過ぎる。
ヤンガス「ん、んあーーーー!?」
565名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/11(金) 20:59:50 ID:i/mtWMB8O
続きキテタ―――\(゚∀゚)/―――!!!!!

っ紅茶
566名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/12(土) 13:25:01 ID:4zmIwNAHO
ちょwww 阿部さんww

いつも乙です っビール
567(作者以外)誰も読まないSS132:2008/04/13(日) 00:29:50 ID:yFTS/xJ80
飲み物の差し入れ、ありがとうございます。
>>565 おお、これはいい香り。元気が出ますな。あちちち、ふうふう。猫舌なんです。
>>566 まだ季節はちょっと早いけれど、ぐいっと行きましょうか。ごくっ、ごくっ!ふうー、やっぱり発泡酒より断然うまい。

船乗り男Cは、がに股になってヤンガスの後ろにくっついていたが、やがて尻を上下に揺すると、
おもむろにヤンガスの尻から自分の肉棒を抜いた。手をヤンガスの尻の両脇に掛け、左右から押している。
ヤンガス「むーん!むもっむもっ!」
囚人B「このくそヤンガス、喚かねえでまともにしゃぶれ!ションベンされたくらいでケツがどうかなっちまったわけじゃあるめえしよ。」
既にヤンガスのケツは散々な目に遭ってると思うんだけれどな。
俺の珍棒を挿入してほしがってるのに、こんな荒くれ者どもにぶち込まれてばかりだなんて、ヤンガスの尻穴も気の毒だ。
ヤンガス「ぬーん!ぬーんっ!」
ヤンガスは腰をひねくって、両脚をじたばた振り回しだした。船乗り男Cが押さえたままなのであまり自在には動けないようだ。
ヨラン(あらくれB)「どうしたんだ。…ああ、なるほど。尻の中身が出せないから、苦しくて仕方がないんだな。」
おっさんA「じゃあ出させてやれや。…そうだな、このガキの顔面とか。」
おっさんAは、俺に真空波でズタボロにされたことにまだ腹を立てているらしい。粘着質なおっさんだな。
角付き兜B「そいつぁおもしれえ。」
おっさんAと角付き兜B、それに船乗り男Cは、互いに目配せをし合って、ヤンガスのじたばた暴れる脚をつかむと
そのまま俺のほうへ運び出した。
囚人B「ヤンガス!しっかりしゃぶれ。まだ全然イッてねえんだからな。俺がイく前にしゃぶるのをやめたらブッ殺すぞ。」
運ばれながら囚人Bのイチモツをしゃぶり続けるヤンガス。俺のほうからは尻しか見えないが、たぶん首を伸ばして必死なんだろう。
…え?ちょい待ち!ヤンガスの尻が俺の顔のほうに近づいてくる、てことは、船乗り男Cの小便が俺の顔面にぶちまけられる!?
いや、そもそも、俺の顔に掛けるってことを、おっさんAが言ってたじゃないか!
嫌だよ、おっさんの小便まみれになるなんて!
俺は逃げようとした。しかしまだ体が麻痺していて動けない!
568(作者以外)誰も読まないSS133:2008/04/13(日) 01:19:08 ID:yFTS/xJ80
そのときだった、ヤンガスが腰を派手にひねくったのは。
ヤンガス「ぬ、ぬぐぁーーーーー!!」
俺の視点から見ると、ヤンガスはなんだかわけのわからない格好になっている。
体を斜めに傾けて、がに股開きでエビ反りという姿勢になっているのに気付くまでに、少し考える時間がかかった。
ビンビンに堅くなっている珍宝と、ぶらぶら揺れる玉袋が、俺の目にもちらりと映った。
囚人B「あ、こら、このくそヤンガス!何しやがんでえ!」
ドビー(角付き兜B)「うっ!いま蹴飛ばしやがったな!おとなしくしてろってのによ!」
ドビーの声にかぶさるように、水音がした。
  ぶぢゃぢゃぢゃぢゃっ
おっさんA「ぎいやあっ!くせっ!くせっ!くせっ!うげ!クソまで混じってやがる!」
船乗り男C「今日はお前の厄日なのかもな、メイヴェン。」
どうやら、ヤンガスの肛門から噴出された小便は、メイヴェン(おっさんAの名前だな)にもろにぶちまけられたようだ。
しかも浣腸の役割も果たしたらしい。
ということは、これでヤンガスの腹の中は再び綺麗になったというわけか。今なら挿入し放題だ。
ああ、ヤンガスに挿入したい。でも、まだ肛門が伸びきったままで、入れてもあまり気持ちよくないかな。
俺は、自分の股間の棒が、腕のように太く長くならないものかと妄想した。もしそうなれば、ヤンガスを至福の世界にいざなえるから。
でもそんな事が現実に起こるはずもない。
いま俺の目の前にある現実といえば、エビ反りから元の姿勢に戻ったヤンガスが、荒くれ者ども三人に足蹴にされていることだった。
船乗り男C「こいつ!勝手にぶちまけやがって!俺にもかかっちまったろうがよ!」
囚人B「くそヤンガス!しゃぶるのをやめたらぶっ殺すと言ったろ?そんなに死にたいのか。」
ドビー(角付き兜B)「てめえみてえな男は二度とパルミドに入ってくんな!とっととつまみ出すぞ!」
つまみ出す気になるのなら、もっと早くになってほしかったな。
俺たちはリブルアーチに行きたかったのに、おっさんたちが勝手に足止めしてたんだぞ。
肝心のクラン・スピネルはどこかに消えちゃうし、もうすごい迷惑してるんだよね。
陵辱されているヤンガスを見られたのはけっこう嬉しかったけれど。
569(作者以外)誰も読まないSS134:2008/04/13(日) 02:00:43 ID:yFTS/xJ80
こんな事を言われ、さらに足蹴にまでされて、ヤンガスだって黙っているはずがない。
ヤンガス「てめえら、勝手に難癖つけやがって!そもそもはてめえらが俺たちをとっ捕まえて始めやがったことだろうが!
  てめえらだって兄貴の痺れを解こうとしねえじゃねえか、俺だっていい加減てめえらの不義理にはうんざりしてきたところよ。
  誰が好きこのんでてめえらの珍棒をしゃぶるかってんだよ!俺だけならともかく、兄貴まで巻き添えにしやがってよ…
  くそっ、まだ腰が立たねえ…ベホイミ!…かけても無駄か。
  恨みだ何だって、何年も前のことをいまだにウジウジ思い悩んでるてめえらみてえなクソッタレどもめが!
  今日は兄貴を捕まえて卑怯なことをしやがってるから、俺も仕方なくてめえらの言うことを聞いてやってる。
  でも、俺が一人で来たんだったら、てめえらなんにもできやしねえんだろう!?あ?」
自称豆粒みたいな脳味噌のヤンガスにしては、えらく長い文章をしゃべくってるな。それに熱血的だ。
聞いているうちに、なんだか俺の体も熱くなってくるような感覚がしてきた。体につけられた傷がちくちくと痛み始める。
…あれ?これはもしかして、麻痺が解けてきたってことかな?
俺はひそかにつぶやいた。ホイミ!
傷の痛みが和らいだ。確かに麻痺が解けてきたんだ。そう、唇や舌だってちゃんと動くし。
俺は目だけを動かして周りを見た。いま俺を抱えているのはあらくれEだ。
ほかの十九人は、遠い近いの違いはあるものの、みなヤンガスを囲んで、ヤンガスに注目している。
それに、あらくれEもヤンガスに気持ちが行ってる様子だ。
つまり、誰も俺には注目していないということだ。もしかするとヤンガスは俺に注目してるかもしれないが。
よし、それなら一網打尽だ。ギガデイン!!
あたりにすさまじい轟音がとどろく。唱えた俺も戸惑うほどのまぶしい電光がひらめく。俺は、誰もがするように、無意識に目を閉じた。
そして、あらくれEの両手が俺の体から離れ、自分が地面にぶつかるのを感じた。
次に目を開いたとき、周りにあったのは倒れ伏した荒くれ者どもの体だった。
その真ん中に、ヤンガスが、腰をぺたんと落としたまま上半身を立てて、じっと俺を見据えている。
ヤンガス「あ、兄貴〜!」
570(作者以外)誰も読まないSS135:2008/04/13(日) 02:30:34 ID:yFTS/xJ80
水だか汗だか小便だか精液だか分からない液体でどろどろになっていたが、ヤンガスの顔には喜びの表情が広がっていた。
ヤンガス「よかったでがす!痺れが解けたんでがすね。さあ、早くゼシカの姉ちゃんを助けに行きやしょうや。」
よかった、旅の目的を覚えててくれてた。この大騒動で忘れてるんじゃないかと危惧してたんだけれど。
ヤンガスは立たない脚で懸命に立ち上がろうとする。
俺も麻痺が解けたばかりなので、体が本調子じゃない。
お互いにぎこちなく歩いて…いや、ヤンガスは這いずって、やっと手と手が触れ合うところまで来た。
ヤンガス「兄貴にはひどく迷惑をかけちまったでがす。アッシが故郷を訪ねたいと言ったばかりに、こんな事になっちまって…」
それは間違いだ、ヤンガス。パルミドに来たいと言い出したのは俺のほうだよ。情報屋さんに会うのが当初の目的だったわけだし。
ヤンガス「あれれ、そうでげしたかね。まあアッシよりも兄貴のほうが物覚えは確かだと思うでがす。」
嬉しい事を言ってくれるじゃないか。
でも、まずはいまここでしなくちゃいけない事がある。さっき蹴飛ばされて行方不明になったリーザス様の宝石を見つけなくちゃ。
それにトーポも連れて行かないと。
ヤンガス「宝石のほうはアッシに任せるでがす。盗賊の鼻でちょちょいのちょいと。そこの板塀の向こうにあるみたいでがす。」
板塀はそんなに高くはなく、俺には簡単によじ登れそうだった。
じゃあヤンガス、クラン・スピネルを取って来るから、そこで待っててくれ。
ヤンガス「足腰が立たないアッシなんて、ただの兄貴の足手まといでげすね。」
そりゃああれだけズコバコやられたばっかりだもん、仕方ないさ。
俺はヤンガスをその場に座らせておいて、板塀のそばに行き、上に手を掛けた。かなり安定感のある塀だ。
勢いをつけて跳び上がる。塀の向こうは草むらだ。肝心の宝石はなかなか見当たらない。
ヤンガス「あにきっ!」
ヤンガスの思わぬ鋭い声に、俺は振り返って見た。
倒したと思っていた荒くれ者どもが数人、這いずり回った姿勢のままで、ヤンガスにのしかかって押さえ込んでいる。
こいつら、早くも意識を取り戻しやがったか。
571(作者以外)誰も読まないSS136:2008/04/13(日) 03:14:49 ID:yFTS/xJ80
ええっと、いま意識を取り戻しているのは、あらくれA・B・E、盗賊B、角付き兜A・Cのようだな。
グレイフ(あらくれA)「うくく…いてえ。こ、こんなもんで死ぬ俺様じゃ…ねえや。
  おい、そこのガキ!ヤンガスの命が惜しけりゃ呪文も何も唱えるな。」
グレイフはどこから取り出したんだか分からないが、ダガーナイフをヤンガスの首に突き立てている。
こいつだったら実際にヤンガスをあの世に送り込みかねないな。
ヤンガスは顔をものすごく引きつらせている。こういうシリアスな場面じゃなかったら思わず笑い出したくなりそうなほどに引きつっている。
あらくれE「お、俺様としたことが…麻痺が続いてると思って気を配っていなかったのが間違っていたようだ。」
俺の体にあちこちつけられた傷が、またじくじくと痛み出した。血も出ているらしい。
ベホマを唱えたいが、そんなことをしたら、攻撃呪文を唱えたと思われて、ヤンガスが取り返しのつかないことになりかねない。
そりゃザオラルは使えるけれどさ…事故死などはともかく、人殺しの場合って、蘇生呪文は効果を発揮しないんだよね。
手にかけた人の恨みが妨害してるって言うか、そんな理由らしい。
だから、これまでにドルマゲスに殺された人たちが生き返らせられていないんだろう。
ワザーズ(盗賊B)「お、おい、こいつら、どうするっぺな…」
ヨラン(あらくれB)「殺す気は、ない。」
角付き兜C「山賊くずれのデブなんざ殺したところで、俺たちが得することなんかなんにも無い、というわけか。」
ヨラン「そうだ。だいたい殺しなんか働いても、死体の処理が面倒なだけだ。」
なんだか意外に合理的な理由だな。でも、さっきまで俺を殺そうとしていたのはたぶん本気だろう。
俺が死んだとしてもヤンガスに死体処理させればいいわけだし。うっぷ、やな想像しちまった。
角付き兜A「どっか遠くの国に送っちまえばいいんじゃねえのか?…あいててて…ひでえ雷の呪文だった。」
グレイフ「キメラの翼かなんかで戻って来ちまわあな。」
角付き兜A「それもそうだ、じゃあ手足を丸めて口を塞いじまってよ、人形みてえにしちまうの…それなら戻ってこれねえ。」
あらくれE「ああ…そうだ、それならいい考えがある。」
あらくれEはよろよろと立ち上がり、二、三回身震いをした。
572(作者以外)誰も読まないSS137:2008/04/13(日) 15:14:00 ID:hGGY4fgO0
あらくれE「いてて…まだ全身が痛むぜ。殴り倒されたみてえによ。」
グレイフ(あらくれA)「いい考えって何だ。」
あらくれE「秘密クラブだ…」
グレイフ「んん、もしかして…いや、ヤンガスはでかいぜ。」
あらくれE「平気さ。」
うっわー、ぜんっぜん何を考えてるかわかんねえ。ヤンガスにも分かってないらしく、目がきょとんとしている。
秘密クラブって言うと、たしかあの井戸の底にある怪しいサウナ部屋のことだろ?
あそこに連れ込んでヤンガスをまたズコバコするんだろうか。それはそれで興味がある。ハアハア。
それともヤンガスを火焙りにするとか、あの巨大な鍋で煮るとか?いや、それじゃヤンガスが死んじまうか。
こいつらが何をしでかす気か分からないが、エロい行為だったら見てみたい。
正直なところ、俺のヤンガスがこいつらに奪われっぱなしなのには腹の底が煮えくり返りっぱなしだが、
それでもヤンガスがこいつらにエロい事をされているのを想像すると興奮してしまう。ああ、俺って矛盾した男だなあ。
角付き兜C「う…いたたたた、てめえが何を思いついたか知んねえけど、ヤンガスを追っ払うのにいい方法なら俺は協力するぜ。」
あらくれE「ああ、じゃあヤンガスを運ぶのを手伝ってくれ。あと、そのガキもな。」
ワザーズ(盗賊B)「ヤンガスをここでやっちまってよう、そのガキンチョに後始末さしちまってもいーんでないか?」
角付き兜A「ばか、今ヤンガスを殺したら、俺たちもこの若造に殺されっぞ。」
どうやら、さっきのように毒蛾のナイフで刺されまくりということにはならずに済むようだ。俺はほっと胸をなでおろした。
それに、毒蛾のナイフはどこかに飛んでいって無くなってしまってるようだった。
ヤンガス「きっさまらぁ…」
グレイフ「おっと、下手な事を言うと命が危ないぜ?」
グレイフはヤンガスの首にあてがっているナイフを少し滑らした。赤い筋がついた。血が出てるんじゃなくて、ナイフを押し当てた跡だ。
グレイフ「今度しゃべったり何かおかしな真似をしたりしたら、ここから真っ赤な血が噴き出すからな。
   さあ、立て。ほら、ヨランもワザーズもドノヴァンもみんな。ヤンガスとこのガキを連れてくから。」
573(作者以外)誰も読まないSS138:2008/04/13(日) 15:40:40 ID:hGGY4fgO0
五人の荒くれ者どもは、まだ痛いのだろう、体のあちこちを庇うようにしつつ立ち上がった。
立ち上がった荒くれ者ども総計六人のうち、四人はまだフルチンのままだ。
グレイフ(あらくれA)「ヤンガス、貴様も立て。」
ヤンガスはしぶしぶといった感じで立ち上がった。
グレイフ「ドノヴァンとイゴールはそのガキを連れて来い。俺たちは先にヤンガスを連れてくから。」
角付き兜AとCが俺のほうにやって来た。どっちがドノヴァンでどっちがイゴールか分からないけれど、そんなことはどうでもいい。
はいはい、あんまり変な事をすると、またライデインとかかましてあげますよ。真空波でもオッケー。
でも、今の状態で下手に呪文を唱えたりすると、ヤンガスも巻き込まれてしまう。
…とりあえずヤンガスも一緒に倒しておいて、連れて逃げてから、あとで回復してやればいいかもな。
角付き兜A「口を利くんじゃねえぞ。てめえがしゃべるとろくな事にならねえ。」
いつの間にか、角付き兜Aが俺の顔面にレイピアを突きつけていた。思いも寄らぬすばやさに、さすがの俺もたじろいだ。
レイピアは泥や埃で汚れている。これで刺されたら毒状態になりそうだ。
角付き兜C「よーしよーし、いい子にな。馬鹿な真似をしたらヤンガスに死んでもらうからな。」
角付き兜Cはどこからともなく取り出した黄色い布で俺に猿轡をかませやがった。
ってか、この布って俺のコートの残骸じゃん。
それに気付いて、俺は急に疲れが出た。同時に、全身の傷口がじくじく痛み出した。まだきちんと回復してなかったからな。
真昼の太陽が脳天から照り付けてきて熱い。
角付き兜A「さあ、こっちだ。」
ドノヴァンだかイゴールだかの手(角付き兜Cだ)が俺の首筋をつかみあげる。痛い。感覚が戻ってきたと喜んではいられない。
俺の打ち倒した荒くれ者どもの体がごろごろ転がる中を、俺は引かれるままに進んだ。
俺ひとりなら、この二人を倒してルーラしてもいいんだが、ヤンガスが人質に取られている以上それもできない。
曲がり角をいくつも曲がったり、怪しげな扉や小屋を通り抜けたりして、いつの間にか町外れらしい場所に着いた。
そこには井戸があった。見覚えがあるな。それもそのはずで、以前一度この井戸には入っているんだ。ゼシカとククールも一緒に。
574(作者以外)誰も読まないSS139:2008/04/13(日) 16:18:35 ID:hGGY4fgO0
角付き兜Aが俺を頭を下にして小脇に抱え込むと、つるべの縄につかまり、器用に降りていった。
上から角付き兜Cが続いてくる気配がする。
下に着いたところで、角付き兜Aは俺を地面に投げ出した。俺は頭を打って目を回した。
井戸の底なのに、水が全然なくて砂ばっかりなのっておかしくないか?
角付き兜C「どっかにロープがあったな。あ、これだ。」
角付き兜Cは、俺が立ち上がろうとする前にすばやくロープを俺の体に回し、ぐるぐる巻きに縛り上げてしまった。
ヨラン(あらくれB)「おう、今来たところか。」
井戸の横穴から声が飛んできた。あの奥が秘密のサウナだ。やたらに汗臭い部屋で、あまり入りたいとは思わないんだけれど。
角付き兜AとCは、俺を縛り上げたロープをつかみ、俺を引きずりながら(まだ立ち上がってなかったんだ)進んでいった。
襟首から砂が入る。
情報屋さんに書いてもらったオークニスの宝石職人への紹介状は無事だが、きっとよれよれになって汚れているに違いない。
蒸し暑いサウナの中に入ってやっと二人が立ち止まったので、俺も立ち上がることができた。
目の前には、人が二・三人は入れそうな巨大な鍋に、湯が煮えたぎっている。鍋の下では火がガンガンに燃え盛っている。
鍋の中には何かのハーブが入っていて、この汗臭くて泥臭い部屋のにおいを、ほんの少しだがましなものに変えてくれている。
部屋の向こう側には、あらくれA・B・Eと盗賊B、それに見たことのない顔のおっさんがひとりいた。
ヤンガスはどこだろう?
探してみると、今挙げた五人の足元に、手足を縛られて猿轡を噛まされ転がっていた。
逃げようと頻りにもがいているが、手足を縛ってある縄を踏みつけられていて、その場から動くことができない。
股間の逸物も丸出しだ。暑さのためか、だらりと伸びきっているようだ。
ほかには人はいないようだった
荒くれ者どもは、見知らぬおっさんから何かもらって飲んでいる。酒か何かかな。
あらくれE「アモールの水がここにあってよかったぜ。」
はあ、そうですか。サウナの効果を高めるためとかで常備しているのかもしれない。
あらくれE「ふう…んあのガキも連れてこられたようだな。じゃあ行くとすっか。サーシャ、開けてくれ。」
575名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/13(日) 20:22:53 ID:vuBtR/bJO
いつもお疲れ様です

っ【クッキー】
576名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/13(日) 23:12:03 ID:M84J2KJkO
コレモタベテ(´・ω・`)っウンコ
577名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/14(月) 01:58:22 ID:oHmEOSW0O
コレモドウゾつカレー
578名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/14(月) 18:00:56 ID:6sAVYQIVO
乙乙!

これもらってください っチンコ
579名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/15(火) 04:41:42 ID:leWmMmX3O
これをどうぞ
っホットミルク
580(作者以外)誰も読まないSS140:2008/04/16(水) 00:29:22 ID:WLV6/zsY0
>>575 それでは遠慮なく。ざくざく。ふう、疲れたときには甘い物がおいしいですね。
>>576 それでは…ってこのにおい!の、のわっち!よく見たらひとのふんじゃないですか!
     なんで私がこんな物を持たなきゃならないんだ。人をコケにして楽しむなんて、576は鬼です!しっ!しっ!
>>577 だ、大丈夫かな、これ…色が似てるから…(とりあえずにおいを確かめるがカレーのにおいしかしない)
     安全なようですね、ではいただきます。(猛烈に辛口だった…)ひえええっ!
>>588 ヤンガスの中に突っ込みなさいっ!ひい〜、からいぃぃ〜っ!!
>>579 い、いま口が焼けるように痛いところなんです!いただきますっ!
     (その後しみて痛みが倍増したのは言うまでもない)


サーシャとは、荒くれ者どもにアモールの水を配っている見知らぬおっさんのことのようだ。
とりあえず整理番号はおっさんDとしておくか。
サーシャ(おっさんD)「あいよ。」
サーシャは、すぐ横に置いてある棚の本を出し入れして、奥に手を突っ込み、何かをいじっているようだった。
やがて棚が横に動き始めた。からくり扉がこんな場所にもあるのか。
でも、どこに通じてるんだろう?こんな井戸の中から。
棚が移動したあとには、戸板が一枚現れた。サーシャがそれを開けて、荒くれ者どもを招く。
荒くれ者どもは足元に転がっているヤンガスを担ぎ上げると、さっさと戸をくぐって行った。
ヤンガスの目が俺の目と合った。ヤンガスの目つきから、おびえていることが分かる。この先に何があるか知っているのだろうか。
『あ、兄貴ぃ〜、もうアッシは兄貴とはこれっきり会えないかもしれないでがす!
 短い付き合いだったが、兄貴の教えてくれた全うな人間としての行き方は一生忘れないでがす!!』
ヤンガスの声が聞こえたような気がした。いや、たぶん俺が勝手に脳内でこしらえた妄想だろう。
角付き兜二人が俺を肩に担ぎ上げて、ヤンガスたちの後に続いた。
サーシャは戸をくぐらずに手前で待っている。戸口からはサウナの熱風も一緒に流れ出している。
もしかすると、この通路は通気坑になっていて、サウナで焚く火がよく燃えるように空気を運んでいるのかもしれない。
581名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/16(水) 10:35:29 ID:4xcW/nnEO
職人からレスきたー
うれすぃ〜
582(作者以外)誰も読まないSS141:2008/04/17(木) 23:07:15 ID:ch1Mwr+H0
角付き兜どもは俺を担いで通路に入った。俺の頭は逆さまになっているので、血が上りそうになっている。
まだすっかり治しきったとはいえない傷口がちくちく痛む。
角付き兜A「あんまり暴れるなよ。」
俺だって縛り上げられて猿轡まで咬まされていては暴れたいとは思わない。
通路の中は薄暗かったが、ものが見えないほどではなかった。だが曲がり角がいくつかあるようだ。
そんなトンネルを、角付き兜どもと俺はうねうねとしばらく進んだ。サウナの熱が流れ込んでいるからだろう、少し暑い。
やがて角付き兜どもが立ち止まった。俺は辺りをおもむろに見回した。行き止まりのようだ。
でも行き止まりのはずはないぞ。だってヤンガスだってこの通路の中に運ばれたんだから。
見る限り俺たち三人しかいない。ということは、どこかに隠し扉か何かがまたあるわけか。
こんな事をじっくり考えるまでもなかった。俺の尻のほう、つまり上のほうでパタンと扉の開く音がしたんだ。
そこから梯子が下りてきた。角付き兜Aが俺を担いだまま登る。続いて角付き兜Cが登ってきた。
俺は下を見下ろす格好になっているので、角付き兜Cとどうしても目が合ってしまう。
角付き兜Cの目は意地悪な様相を浮かべている。好きになれない顔だ。ヤンガスとは大違いだ。
上に着いた。そこはあまり明るくない、倉庫のような建物だった。ものが燃えるにおいがする。
角付き兜Aは俺を床に投げ出した。床は堅い木の板を張ってあったが、意外とごつごつしない。
いや、そんなことよりも、ヤンガスは!?ヤンガスはどこに行ったんだ!?
起き上がろうとする俺を、荒くれ者ども数人が取り囲む。いつの間にかみなパンツやズボンを履いてしまっている。
あらくれE「このガキはどうする?」
ヨラン(あらくれB)「見た目よりも手ごわい奴だ。毒針でやっておくのが望ましいな。」
*「んなもんここには置いとらんぞ。」
中年の男の声がした。荒くれ者どもと俺はいっせいにそちらを振り向いた。
フルフェイスの髭が渋い、わりとかっこいい顔立ちのおやじが立っていた。逞しいが筋肉ダルマというほどじゃない。
手は節くれだっている。何かを作る職人の手だな。服には得体の知れないしみがそこここに付いている。
583(作者以外)誰も読まないSS142:2008/04/19(土) 15:12:37 ID:cxNaXSWK0
職人おやじ「その坊主のことか、さっきヤンガスの連れがいるとか言ってたのは?」
角付き兜A「ああ。こいつは細っこいが、魔法を自在に操るただもんじゃねえガキでよう…」
職人おやじ「でも猿轡をかませてるじゃないか。いちいち騒ぐことはない。」
そう言って、職人おやじは少し向こうにある太い柱を指差した。釘を打って袋などを下げてある柱だ。
角付き兜A「縛っておけってことか。」
職人おやじはうなずいた。そして、俺たちに背を向けるとすたすた歩いていった。
角付き兜AとCが俺を縛っている縄をつかんで持ち上げると、職人おやじの後に続いた。
柱のところに着くと、角付き兜どもはさっそく俺を柱に縛りつけた。縛る縄はそのあたりにいくらでも積んであるようだ。
…足が床に着かない。
そこへヨラン(あらくれB)がやって来た。
ヨラン「うんうん、これなら行けるかな。」
ヨランは、片方の端に輪を作ったロープをひと筋手にしていた。まるで首吊りの縄みたいじゃないか。
で、実際にそのためのものだったんだ。ヨランはその輪を俺の首に引っ掛けると、もう一方の端を上に投げた。
投げられた縄を俺が目で追うと、梁に引っかかって落ちてきた。ヨランはそれを受け取ると、俺の後ろで何かし始めた。
どうやら縄を柱に結び付けているらしい。俺は首のループのせいで後ろが振り向けなくなってしまった。
ヨラン「よし、と。なあヤンガス。」
俺は正面に目を移した。そこにはいつの間にか、手足を縛られて猿轡をかまされたままの全裸のヤンガスが転がされていた。
ヤンガス「ふぐっ、がうう…」
あらくれE「何をわめいても迫力ねえな。」
ヨラン「お前が、そう、たとえば真空波を起こしたとしよう。そうすればこの兄貴とやらを縛ってある縄が切れて、
  兄貴さんはかわいそうに首吊りってわけだ。そうそう、この首の縄には針金が綯いこんであるから、たやすくは切れないぞ。」
ヤンガスはのた打ち回っていたが、何とか立ち上がり、飛び跳ねながら俺のそばへやって来た。
あらくれE「何をしたって構わねえ。どうせヤンガスはもうパルミドには戻ってこねえしよ。」
ヤンガスは目をでっかく見開いて、何かを訴えかけるように俺を見つめている。
584名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/19(土) 21:06:06 ID:VYnbb8KR0
ラゴスとチャモロがフュージョン
585名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/19(土) 22:17:30 ID:2cnoybo5O
教えて下さい
何故ゼシカでは無くヤンガスなんですか?
586名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/19(土) 22:29:29 ID:OZinAu0xO
ゼシカはダルマにしてから犯したいよね。
587名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/19(土) 22:32:16 ID:OZinAu0xO
素晴らしい意見を見つけたので、参考までに


129 名前が無い@ただの名無しのようだ sage 2008/04/19(土) 04:00:49 ID:e/gYmnBE0
やっぱセリスって気丈に振る舞っても実は精神的に弱いところが萌えるよな。

手足にノコギリをあてがう時までは地獄へ落ちろ外道とか言って
にらみつけてくるのに、いざふとももからザクザクやられると
もう永遠に仲間たちとの楽しい生活へ戻れなくなるのが判ってきて
赤ん坊みたいにわあわあ泣き出すのが最高!
ロックの笑顔とか思い浮かぶんだろうなあ、萌え
切り落とされてなお艶のある健康美を備えたセリスの手足に
灯油をかけてこの手足の持ち主が見ている目の前で火をつけてみたい
588名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/20(日) 01:51:56 ID:bNcrEKqcO
ここも荒らされる悪寒。いまのうちに引っ越しするスレを探してもいいかも知れない。

あといつもの差し入れ
っ【桜餅】
589名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/20(日) 02:07:37 ID:rO1bvJQs0
つスライム
590名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/21(月) 23:28:44 ID:KWvbr3meO
アリーナの内臓舐めたい。
アリーナのお腹をナイフで切り裂いてあげれば
中からほかほかのモツがたぁ〜っぷりこぼれ出してくるから
それを手で掬ってペロペロペロペロしてやるんだ!
591名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/22(火) 00:44:33 ID:KwC9KpQ+O
職人マダー?
592名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/22(火) 12:35:47 ID:7CHrcc9d0
してりよなw


なんというゆとり
593名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/22(火) 14:08:48 ID:a1pyFYYmO
つちんこ飴
594名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/22(火) 20:10:41 ID:NobAjlkfO
いつも乙!

っバニラアイス
595名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/23(水) 01:24:21 ID:yOneqrOX0
っバニラスライム
596(作者以外)誰も読まないSS:2008/04/23(水) 16:56:15 ID:j8kAUTfo0
>>584
だが中身は大違いだった。
ラゴス(DQ4の場合)とチャモロはいずれもウホをにおわすキャラで、そのうえチャモロは頭脳派だが、
チャゴスは女好きのただのバカ。
しかも、ラゴスとチャモロの両方に共通する小顔系という属性が消滅している。

>>585
このスレが最初からウホ系統のスレとして始まっているからです。
もし男女エロのスレであるならばゼシカ×8主も有りなのですが。
それに、ゼシカをいじめたらすぐにブチ切れすると思われるので、
物語がちっとも面白くならないことは想像に難くないでしょう。
そのうえ、ゼシカの体形はボン・キュッ・ボーンですが、ヤンガスの体形はボン・ボーン・ボーンです。
抱いたときにどちらがむちむちころころしていて気持ちいいかはお分かりですね。
最後に大事なことを。ゼシカはいま呪われている最中です(>>96)。

こちらからも質問してよいでしょうか。
なぜ「何故ククールでは無くヤンガスなんですか?」ではなくて「何故ゼシカでは無くヤンガスなんですか?」なんですか?

>>588
ありがとうです。お、関東風のですか。(個人的には関西風の道明寺のがより好み)
白餡に粒餡も…むしゃむしゃ。私、あんこものが大好きなんです。ヤンガスに塗りたくって食べたいですね。

>>589
かわいい!名前は何にしようかな。スラちゃんじゃ平凡すぎるし、ブルーとかだとつまらないし…。

>>591
只今参上いたす。
597(作者以外)誰も読まないSS143:2008/04/23(水) 17:21:11 ID:j8kAUTfo0
>>592
一年以上も前の打ち間違いなんかにいちいち突っ込まないのがスマートな人のする事ですよ。

>>593
しゃぶしゃぶ。当たり前だけれど砂糖などの甘味しかしませんね。塩味とかはしません。
それにこの飴、しゃぶりやすいけれど、中から白いものがどぴゅっと出てくる様子も無いです。。

>>594
今日は甘いもののオンパレードですね。どれ、溶けないうちにいただきましょう。
最近は春なのに初夏のような陽気が続くから、冷たいものは最高です。

>>595
…FFの新しいモンスターですか?FFのスライムたちは「ピキー」などと言いそうになくて可愛げがないですよね。


あらくれEがヤンガスの猿轡をほどいた。
ヤンガス「はあ、はあ…兄貴、アッシと兄貴の旅はここで終わってしまうようでがす。残念でたまらないでがす…」
物陰から男がひとり出てきた。まだ比較的若いが、さっきの職人おやじのような精悍さが身についている。
おおかた職人見習いか何かだろう。
職人見習い「オークニス行きの馬車は、今夜月が見張り塔の上に出たころに出るぞ。早めに頼む。」
あらくれE「ラジャ。」
オークニスといえば、情報屋さんが教えてくれた宝石職人のいる町だっけ。ヤンガスとは何の関係も無いと思うけど。
ヨラン(あらくれB)「さて、そろそろ始めてもらうか。」
あらくれE「ひひっ、ヤンガス!兄貴とやらへのいとまごいは済んだか?ん?んん?」
俺はすごく知りたい。こいつらがこれからヤンガスに何をしてどうする気なのか。
ヤンガスも自分の身に何が降りかかるのかよく分かっていないようだ。目が踊っている。
598(作者以外)誰も読まないSS144:2008/04/23(水) 18:41:40 ID:j8kAUTfo0
ヤンガス「きさまら!俺と兄貴をどうする気なんでいっ!」
職人のおやじさんと見習いがヤンガスをズコバコするとかいう展開だったら眼福だな。でもそういう方向には行きそうにない。
そこへ職人のおやじが何か棒のようなものを持って現れた。宝石で飾られているらしく、窓から差す日光でキラキラと輝いている。
職人おやじ「ヤンガス、俺とアディンはお前にはさしたる憎しみも持ってはいないが…」
そう言うと職人は周りの荒くれ者どもを見わたした。アディンとはどうやらさっきの見習いの男のことらしい。
職人おやじ「…レフがお前をいびりたいと言うんで、それに従わせてもらうぞ。」
ヤンガス「ちょ、ちょっと待てよ!?俺に何にもされてないんなら、どうしておっさんまでしゃしゃり出て来るんだよ!
   だいたい俺はおっさんの素性もよく知らねえし…。」
俺はそっとあたりを見渡した。縄が首に食い込みかけて苦しいが、さっき毒蛾のナイフで麻痺させられていたときに比べればましだ。
広い部屋の一隅に大きな窯がしつらえてある。そこにはこれまた巨大な鍋が三つくらい載せてあった。
いちばん大きなものはまるで舟並みで、人の二人や三人が楽に入れそうだ。
部屋の別の場所には樽やら木箱やら藁の束やらが積み上げてある。
別の場所には、蝋燭が何本か置いてあった。やたら大きいように見える。
部屋の向こう側には巨大な機械のようなものがあった。歯車が静かに動いている。石臼で粉でも挽いているのかな。
レフと呼ばれたあらくれEが進み出てきた。
ヤンガス「貴様がおおもとか、レフ!俺と兄貴をとっとと放しやがれってんだよ!」
ヤンガスは手足を縛られたままであらくれEのほうに振り向いた。体が朱色に染まってきている。
いまヤンガスを抱きしめたらきっとホッカホカだろうな。ヤンガスの体臭もムンムン臭ってきそうだ。ハアハア。
…思わず俺の股間がそそり立ってしまった。ヤンガスはこっちに尻を向けている。ああ挿入したい。
レフ(あらくれE)「バカは死ななきゃ治らんってホントなんだな。
   さっきからてめえが俺たちにしてきた事、昔てめえが俺たちにしていた事、積もり積もった恨みはいっくらでもある。」
ヤンガス「ごたくはよしゃあがれっ!」
ヤンガスは体ごとレフにぶつかっていった。レフは難なくヤンガスを受け止めた。
599(作者以外)誰も読まないSS145:2008/04/23(水) 19:39:25 ID:j8kAUTfo0
レフ(あらくれE)「へっ、バーカーなーやーつー。」
ヤンガス「はっ、放せっ!放しやがれっ!」
ヤンガスはレフに抱かれてじたばたもがいている。
ヨラン(あらくれB)「ほーらほら、少しはおとなしくしないか。」
ヨランとワザーズ(盗賊B)、それにドノヴァンとイゴール(角付き兜の二人。どっちがどっちなんだ)がヤンガスを押さえつけた。
ヤンガス「くうう…てめえら、ぶっ殺す!」
俺が気付くと、職人たち二人はどこかにいなくなっていた。
だが、どこに行ったのかなと考えるまでもなく、職人おやじの声がした。
職人おやじ「オークニスに届けるのはこれだけだな。」
職人おやじはそばの机にいくつかの品物を並べた。グレイフ(あらくれA)がそれを見ている。俺も首を伸ばしてそれを見た。
さっきおやじさんが持っていたキラキラ光る棒、これは短刀のようだ。鞘が宝石で飾られているのだった。
それに指輪が二つ三つ、耳飾りらしい宝石、あとは手のひらに乗るくらいの大きさに巻いた布地がひとつ。
グレイフ「うん、こんなもんだ。だがこのくそヤンガスに突っ込んで大丈夫なんでやんすかね。」
え、ヤンガスに突っ込む!?なんてエロいんだ。思わずアルミラージのように耳がでっかくなってしまう俺。
職人おやじ「そのために連れてきたんじゃないのかね?」
グレイフ「え、まあある意味そうでやんすが…固めるから平気でやんすね。」
おいおい、これからなにをおっ始めるつもりだよ。
ヤンガス「むっ、ぐむー!ぐむー!」
ヤンガスはレフのマッチョな胸に顔を埋めている。誤解の無いように言うと、レフの胸に押し付けられて息も苦しい状態になっている。
職人おやじ「ヤンガスは広げてあるって…」
グレイフ「ガバガバでやんす。」
この職人おやじもヤンガスを犯したいんだろうか。俺も悶えまくるヤンガスがもういちど見たいんだけど。
職人おやじは話しながら机の下から鶏卵くらいの大きさの木の玉を取り出すと、ふたつに割った。中は空洞だった。
見習いの男アディンが、なにか液体の入った鍋を持ってきた。おやじさんはその中身を玉の片方の中に注いだ。
これはいったい何だろう…?
600(作者以外)誰も読まないSS146:2008/04/23(水) 20:37:48 ID:j8kAUTfo0
職人おやじは玉をくるくると机の上で回す。中に入れた液体が白く濁ってきたようだ。
おやじさんは指輪をひとつ取り上げると、玉の中の液体の中に入れた。そしてもうひとつの片割れをその上からふたのようにかぶせた。
それからその上に、さっきの鍋の中身を注ぐ。玉の外側を伝わらずに消えていくところを見ると、ふたに穴が空けてあるのだろう。
俺が首をねじってよく見ると、机だと思っていたのは、半分が机、半分は石造りの暖炉になっている変わった作業台だった。
職人おやじ「じき固まるからな。この大きさで無理なら少し削ろう。」
グレイフ(あらくれA)「いんや、人間の拳骨が入るくらいにズポスポにしやしたから、抵抗なく入るでやんすよ。」
ってことは、あれだ。この木の玉の中身をヤンガスの中に入れるって事か?俺だってそれが何を意味するか分からないほど鈍くない。
つまりヤンガスがボールの中身を尻に入れられたことによる快感によって悶絶し、周りの荒くれ者たちをなぎ倒し…
ってそんなことがあるはずはない。でもヤンガスが運び屋にされそうだというのは俺にも感づいた。
そうか、尻の中に入れれば、道中他人に襲われても奪われないから、密輸には適切だな。
ん?おい待て。それじゃあ、こいつらが、ヤンガスという信頼していない相手を使うのはどうしてなんだ。
途中でヤンガスに宝石を奪われたら、オークニスにもどこにも宝石は届かないぞ。
倫理的にはそのほうが良いんだけど。だって、この宝石って、どうせ盗品だろ。
ここまで考えて、俺はやっと気がついた。この建物は、盗品を密輸するための一時保管所のようなもので、
盗まれてきた品物は、いまおやじさんがしている方法で盗品と分からぬようにここでカモフラージュされるんだ。
そして俺は、周りに立ち込めているにおいにやっと気がついた。さっきから臭っていたんだが、鼻がバカになっていたらしい。
これは蝋の溶けたにおいだ。たぶん、さっき木の玉に入れた液体は、溶かした蝋だろう。
蝋燭に封じてしまえば、正体が盗品だとバレずに済むもんな。
グレイフ「そろそろ頃合いじゃねえですかい?」
職人おやじ「うむ。」
おやじさんは木の玉を取り上げて、窯のそばの桶に差し入れた。水が入っているらしい。
601(作者以外)誰も読まないSS147:2008/04/23(水) 21:01:59 ID:4JHPbJtE0
おやじさんはごそごそやっていたが、やがて桶から手を引き出したのを見ると、白い蝋の玉を持っていた。見た目はゆで卵のようだ。
ヨラン(あらくれB)「早速入れますかね?」
職人おやじ「ああ、入れてくれ。」
おやじさんの言葉に合わせて、角付き兜たちがヤンガスの尻肉を掴むと左右に引っ張った。
ヤンガス「ぬぁにしやがんでぇっ!」
ヤンガスはあらくれEの胸に押し付けられていた顔を振り回して無理やり引き抜くと、後ろを振り向いて怒鳴った。
レフ(あらくれE)「おとなしくしてやがれ。ていっ。」
ヤンガス「ふぎゅっ…」
レフに首筋へのチョップを入れられ、ヤンガスはちょっとひるんだ。その隙にレフは再びヤンガスの頭を抱え込んだ。
俺も胸元にヤンガスの丸いおつむを抱え込みたいよ…とか思いながら、俺はヤンガスの尻に視点を移した。
ヤンガスの尻肉の間に、くすんだバラ色のハボタンが咲いていた。盗賊Bがおりしもそこに白玉を入れるところだ。
ワザーズ(盗賊B)「オラが入れるんかい、やっぱし…?」
ヨラン(あらくれB)「お前がいちばん腕が細いんだからな。それに、この指輪は、お前が盗んで来たやつだろ。」
ワザーズ「んだ、したらオラが入れるっぺよ。奥の奥に突っ込むかんな。」
ヤンガスが身じろぎしたようだったが、俺以外は誰も気にしなかった。
ワザーズはヤンガスの肉のハボタンに手を入れると、捲り上げた腕をぐっと肘まで差し込んだ。
ヤンガス「ほぁぎゅううっ!!」
ヤンガスがもがこうとしているのがよく分かる。でも、頭はレフに、胴はヨランとグレイフに、脚はドノヴァンとイゴールに
それぞれがっちり押さえ付けられてるし、手は縛られてるので、ほとんど身動きする意味は無いようだ。
ワザーズ「きっちり入ったっぺな。だけんど、出てくるとあんべぇ悪いから、逆さにしてやっぺな。」
ヨラン「いい考えだ。」
まるで練習していたかのように、荒くれ者ども六人はヤンガスの頭を床に着け、尻の穴を上にして、逆さ胡坐の姿勢にしてしまった。
ヤンガス「放せっ!てめえら俺のケツをどうしやがる気なんでい!」
アディン(職人見習い、というか助手かな)がやって来た。手にはさっきの片手鍋を持っている。
アディン「少し静かにしないか、ヤンガス。」
602名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/23(水) 21:08:43 ID:rMsB486/O
いつも乙です。
つ蝋燭と鞭
603職人へ、585より:2008/04/23(水) 21:36:14 ID:na7lIBt+O
このスレが最初からウホ系統のスレとして始まっているからです。
A:それは分かってます

もし男女エロのスレであるならばゼシカ×8主も有りなのですが。
A:機会があれば是非!(無いでしょうが)ヤンカス×ゼシカも見て見たい
(´Д`)ハァハァ(シコシコ)

それに、ゼシカをいじめたらすぐにブチ切れすると思われるので、
物語がちっとも面白くならないことは想像に難くないでしょう。
A:そこはMP0のゼシカにヤンガスが強引にいけば何とか…
MP回復しないかぎりグヘヘヘヘですよ
( ̄ー ̄)ニヤニヤ

そのうえ、ゼシカの体形はボン・キュッ・ボーンですが、ヤンガスの体形はボン・ボーン・ボーンです。
抱いたときにどちらがむちむちころころしていて気持ちいいかはお分かりですね。
A:でっ、でもヤンガスは硬い毛に覆われているじゃないですかっ!!

ヤンガスより最後に大事なことを。ゼシカはいま呪われている最中です。
A:それは職人のさじ加減一つだと思います

なぜ「何故ククールでは無くヤンガスなんですか?」ではなくて「何故ゼシカでは無くヤンガスなんですか?」なんですか?
A:その質問には答えられないんです。スイマセン
詳しくは無いですが、同人が原作に全く追い付いて無い分ありかな、と思っただけです

最近は話の内容よりも完結するまで職人が飽きずに続けられるかが凄く気にります

それからいつも本当に乙です頑張って下さい
604名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/23(水) 23:26:01 ID:rMsB486/O
>A:機会があれば是非!(無いでしょうが)ヤンカス×ゼシカも見て見たい
>(´Д`)ハァハァ(シコシコ)

俺は逆にゼシカ×ヤンガスのほうがいいな。
ククール×ヤンガスもいいしトロデ×ヤンガスも面白そう。
いや寧ろパーティ全員でヤンガスを陵辱の方が(ry
605名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/26(土) 13:35:35 ID:Xj/gMAaCO
ピンクのドラクエ(男×女限定)スレにここの作品を貼ってる基地外がいます。
もし職人さんが自分で貼ってるなら向こうがとても迷惑してるのでやめてほしいです。
606名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/26(土) 13:37:13 ID:Xj/gMAaCO
追記

しかもその基地外は職人さんを騙って向こうに貼ってるらしいです。
607(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/04/27(日) 03:37:21 ID:rqe91nSa0
体調が優れないので回答などを兼ねて少しだけカキコします。

>>602
ありがとう。これは見るからにSMプレイ用ですね。
ヤンガスに使えばいちばん良いのでしょうが、あいにく手近に実物ヤンガスがいないもので
ストーリーの中に取り込んで使わせてもらいます。しばらく後になると思いますが。
しかしそれにしてもぶっとい蝋燭だ…これは蝋の垂らしがいがありそう。ひっひっひ。

>>603
返答ありがとうございます。
よく考えてみたら私には男×女ないし女×男の性的情景を描くのは無理でした。
ゼシカ×ミーティアとかゼシカ×ゲルダとかゼシカ×マリーとかゼシカ×ユリマとかゼシカ×ユッケとかなら書けなくもないのですが。
でもいちばん得意とするのは男×男ですね。( ̄ー ̄)ニヤリ

>>604
それも面白そうだけれど、トロデ王をどういうポジションにつければよいのかでかなり悩みます…(*_*)

>>605-606
それは誓って私ではありません。その点は信頼してください。
しかし失礼な人もいたものですね(基地外だから失礼なのは当然だけれど)。
だいたい男×女スレにウホネタなんか貼って何を楽しむというんでしょうか。
それにこんなアホ作品でもいちおう著作権は発生します(2chで著作権もへったくれもないかもしれませんが)。
続くようなら何らかの手段をとったほうがいいかもしれません(できればソフト路線で…)。
ご連絡ありがとうございました。
608(作者以外)誰も読まないSS148:2008/04/27(日) 04:10:26 ID:rqe91nSa0
「静かにしろ」と言われて素直に黙るヤンガスのわけがない。
ヤンガス「兄貴っ!アッシはこれきしの事でめげたりはしねえでげすよ!てめぇら、兄貴を下ろせ!」
じたばた暴れるヤンガスの顔は、みるみる真っ赤に変わっていった。
アディン(職人の助手)「…ん、まあ、騒ぎたいなら好きにするがいいさ。どうせここからじゃどこにも声は聞こえない。」
助手さんのやつ、妙な事を言うな。パルミドはもとが騒々しい街だから、多少喚いても気付かれないってことかな。
アディンさんは逆さ胡坐の姿勢を取らされているヤンガスの股ぐらに鍋を近づけた。
そして、鍋の中に入っていた透明の液体をヤンガスの蟻の渡り道にゆっくりと垂らした。
ヤンガス「ひぃぃぎゃああああぁぁぁぁ!!」
ヤンガスは頭で立ったまま悶えている。荒くれ者たちががっつり押さえつけているので、その場で回転するしかないんだけど。
ヤンガス「あああああっつつうううううぅぅいいいっっ!!」
ヤンガスが暴れるのと一緒に、濃厚な蝋の匂いが漂ってきた。ヤンガスの股間に掛けられたのは溶けた蝋だった。
蝋はヤンガスの玉袋の両脇や尻の割れ目を伝って流れつつ、徐々に固まり白くなっていく。
職人おやじ「ほれ、残りの宝石だ。それとこっちはダガー。入りきるか?」
おやじさんが白いボールを二つと白い棍棒を手にしてヤンガスのそばへやって来た。さっきのお宝を蝋で包み込んだやつだな。
だけど…そのダガー、いくらヤンガスのアナルがガバガバになったからといって、そうは簡単に入らないんじゃないか?
角付き兜A「ぎゃあぎゃあうるさいこの口を先に塞いじまうか?」
ヨラン(あらくれB)「いいアイディアだ、ドノヴァン。」
あ、やっと角付き兜の名前が分かったぞ。いや、そんな事よりヤンガスの運命のほうが大事だ。
俺は固唾を呑んでヤンガスを見守った。
ヨランがヤンガスの鼻をつまみ、角付き兜C(名前はイゴールだな)がヤンガスの顎を両脇から押す。
ヤンガス「げぐうっ…」
ぽっかりと空いたヤンガスの口に、ヨランが白い蝋玉を一個押し込んだ。
ヤンガス「!!!ぱうっ、ぱぐぅ〜!!」
ボールを口から吐き出そうと必死なヤンガス。でも、口の形にぴったり嵌まって出せなくなってしまったようだ。
まあ、あとでゆっくり削っていけば取り出せるさ。それまでの辛抱だ、ヤンガス。
609(作者以外)誰も読まないSS149:2008/04/27(日) 04:32:44 ID:rqe91nSa0
職人おやじ「大物だから時間がどのくらいかかるか分からん。出発は夜だが早めにやってくれ。」
おやじさんが急に妙な事を言い出した。大物って、どういうことだ?ヤンガスを指しているのは間違いないだろうけど。
ワザーズ(盗賊B)「んじゃあ、まんずこのダガーが入るか試してみっぺな。」
ワザーズは、蝋にくるまれてただの白い棒になってしまっているダガー(念のために言うと、鞘に収まっているはずだ)を取り上げると、
空いてるほうの手でヤンガスの尻の穴をがばっと開いた。
ヤンガス「んみーっ!!」
レフ(あらくれE)「俺も手伝うぜ。」
さすがあらくれの力は強い。ヤンガスの尻穴はいともたやすく広がった。
もっとも、ヤンガス自身は、その下で必死に逃げようともがいているけど。
ワザーズ「お、こんだけ広がりゃ入るっぺ。ほい、すんなり。」
ダガー入りの蝋燭は、ヤンガスの尻の中にすっぽり納まった。けっこう広がるもんだな。
ワザーズ「したら残りのこの玉も入っちまうっぺなあ。」
ヤンガスの尻穴は再び広げられた。ヤンガスは脚をじたばたさせているが、
疲れてきたためか、角付き兜二人に押さえつけられているのもあってか、だんだんとその動きが弱々しくなっていく。
残った一個の蝋の玉も、ヤンガスの尻に押し込まれた。でもこれで全てが済んだわけではないだろう。
だってこのままにしておいたらヤンガスに宝石を全部持ち逃げされるのと同じだからな。
荒くれ者たちがこれからヤンガスをどういうふうにいじめ…いや取り扱うのか、それを想像するとちょっとどきどきする。
グレイフ(あらくれA)「よし、すっかり納まったな。アディン、塞いでくれ。」
アディン(職人の助手)「了解。」
アディンはさっきの鍋よりも大きな片手鍋を持ってきた。中にはとろりと溶けた蝋が入っている。
アディンはへらを一本持つと、それでヤンガスの尻穴を広げるようにしつつ、蝋を掛け始めた。
ヤンガス「ふぎぃ、ひー!…ぐぐう…」
さすがのヤンガスも、敏感なところに熱い蝋が垂らされるのには耐えられないらしい。
でも、これは他人にやられているから我慢できないだけで、俺が蝋を垂らしてるんだったら喜び悶えるのかもしれない。
610名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/27(日) 15:49:37 ID:SVxz/lRRO
体調が優れないのですか…
っ卵
っお薬

あとこんなレシピも教えてあげる
耐熱容器にご飯を盛る

ご飯にバターとケチャップを混ぜる

チーズをのせる

オーブンで焼く

ウマー(゚д゚)
611名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/30(水) 01:31:35 ID:jd9ZPorkO
っ烏賊飯
612名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/30(水) 11:23:30 ID:/EU4BOr2O
つバイアグラ
613名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/04/30(水) 12:26:24 ID:YPAv6FcvO
っ俺の汗と+αが染み込んだパンツ
614名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/02(金) 00:13:40 ID:oJQ4ywvbO
規制?
615(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/05/02(金) 23:42:13 ID:8xu/VGAO0
DION規制がようやく外れました。

>>610
お心遣いをありがとうございます。おかげさまで風邪はだいぶ良くなりました。
このレシピもおいしそうですね。今度ご飯が余ったときに作ろうと思います。

>>611
ああ、日本人に生まれた幸せ…もぐもぐ。ごちそうさま。

>>612
おお、これはバイアグラですね。これをのむと血圧が下がるのですよね。
すぐに使う予定はありませんが、せっかくですからいただいておきます。
そのうち高血圧になったときにのみましょうか。
(作者はバイアグラをふところ深くにしまいこんだ。)

>>613
ええっと、荒らしがいるスレだけれど、そういうのを公開するのにうってつけのスレがありますよ?
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/ff/1172587780/l50
このパンツ、なんかいいにおいがするけれど…。

>>614
はい。終了したのでカキコしに参りました。
616(作者以外)誰も読まないSS150:2008/05/03(土) 00:49:18 ID:JKsWpc9t0
グレイフ(あらくれA)「ヤンガスのやつ、やたら暴れやがる。」
そりゃそうだ。溶けた蝋をじかに玉の裏側に掛けられたりケツ穴に注がれたりすりゃ、熱くてたまらないに決まってる。
ヤンガスは頭で立ったままくるくる回転して、俺のほうに顔を向けた。
顔面は赤紫になって、汗と脂でてかてか光っている。口から白い蝋のボールが覗いている。
その周りからよだれがあふれ出していた。
アディン(職人の助手)「おっと、蝋がもう無くなった。持ってこないと。」
アディンは鍋を持って立ち去った。荒くれ者たちは手持ちぶさたにしゃべりだした。
レフ(あらくれE)「で、このヤンガスはどうすんだ?」
ヨラン(あらくれB)「行った先で奴隷にでもされて使われればいい。もしかすると輸送中に死んじまうかもしれないがな。
   とのみちこいつはただの梱包材よ。」
イゴール(角付き兜C)「人間のヤンガスを見るのもこれが見納めかよっ。へっ。」
ワザーズ(盗賊B)「オークニスってんば人の出入りがねっちゅう話だから、ヤンガスぁちょうどええ種馬にされっかもしんねーな。」
ドノヴァン(角付き兜A)「手足をぶった切ってな。搾れるだけ搾ったら、あとは魔物の餌にでもしてやりゃいい。」
こんな話がされている間じゅう、ヤンガスは必死の面持ちで口の中の蝋のボールをかじって削っていた。
どうやらだいぶ小さくできたらしいぞ。
ヤンガス「ぺっ、ぺっぺっぺ…はあ、ぜえ、ぜえ、助かった…てめえら、言わせておけばいい気になりやがって!」
ヨラン「あまり余計な言葉は口にしないほうがいいな。お前の兄貴とやらのためだ。」
ヨランは俺の足元を指差した。ヤンガスはそこに目をやったが、何のことだか分からないという顔をしている。
俺も見ようとしたが、首の縄が食い込んで見えなかった。
ヨラン「あの袋には火薬が入っている。お前が何か言ったなら、誰かがそこらで燃えている薪を持ってきて火を付けるだけだ。
  兄貴はかわいそうにドカン。一巻の終わり、って次第だ。」
俺は自分がこの荒くれ者どもにもてあそばれているかと思うと、ひどくうんざりした。同時に腹が煮え立った。
不意に職人おやじが現れた。
617(作者以外)誰も読まないSS151:2008/05/03(土) 01:17:19 ID:JKsWpc9t0
職人おやじ「この蝋は…そうか、ヤンガスめ、玉を噛み割ったんだな。」
グレイフ(あらくれA)「そうなんすよ。このバカデブ、自分がなんの役に立つかって事を分かってねえで…」
職人おやじ「いや、それはよいんだが。猿轡にでも巻き込めばよい。」
荒くれ者どもは、ははあ、なるほどといった感でうなずいた。
ちょっと待て、それって、みんな何の事だか分かってるわけ!?俺にはさっぱりなんだけど。
でもヤンガスにとって不利益なことになりそうなのは確かだ。
職人おやじ「さてと…そろそろ昼も下がってきた。作ってから2、3時間は干しておきたいから、そろそろ作ってくれ。
   この大きさだと流し掛けよりドブ漬けのほうが手っ取り早い。」
ド、ドブ漬け!?ヤンガスを何かに漬けるのか?
ヤンガスは逆さにされたまま、脚をがに股に開いて悶えている。
尻から股間に掛けられた蝋が白く固まって、ヤンガスの筋肉の動きとともにぺりぺりとひび割れていく。でも肌からは落ちない。
ドノヴァン(角付き兜A)「ドブ漬けか。おもしれえ見物になりそうだぜ。」
ヤンガス「や、やめ…このままじゃ死んじまう!あ、兄貴!ルーラでがす!」
俺はルーラを唱えようとした…が、ここが建物の中であることを思い出した。
ルーラしたって頭をぶつけるのがオチだ。それよりもリレミトのほうが…って、街の中では使えないんだな、これが。
あらくれが二人がかりでヤンガスの両脚の親指を細い縄で結び合わせた。
グレイフ「これだけ固く縛れば吊り上げても落ちねえな。」
ヨラン(あらくれB)「上等、上等。」
職人おやじ「準備ができたなら連れて行ってくれ。」
職人おやじは部屋の奥のほうを指した。何かあるらしかったが、俺の位置からは見えない。
グレイフ「わかったでやんす。」
グレイフは周りの荒くれ者どもに合図をした。ヨラン以外の荒くれ者どもはヤンガスの腕や脚を掴み上げた。
ヤンガス「こ、これから何をしやがるってんでえ…」
レフ(あらくれE)「それは体験してのお楽しみだ。」
618(作者以外)誰も読まないSS152:2008/05/03(土) 01:50:22 ID:JKsWpc9t0
荒くれ者どものうちでヨラン(あらくれB)だけがおれのところにやって来た。
ヨラン「下ろすぞ。暴れたりしたら命は無いからな。」
ヨランは俺の首から綱を外し、柱の綱もほどいた。俺はすとん、と落ちて、布の袋の上に立った。
えと…この袋って、さっき言ってた火薬入りの袋?どきどき…。
でも、爆発はしなかった。ふう。ちょっと冷や汗ものだった。ヤンガスより先に俺が死ぬわけにはいかないからな。
ヨラン「さあ来るんだ。」
そう言いながら、ヨランは俺を肩に担いで、ヤンガスたちのあとをついていった。
俺の両手は縛られっぱなしだから、ヨランに対して殴ったりとかそういうことは何もできない。できても得することはないけど。
程なくして見えてきたのは、土間の床に半分くらい埋まった巨大な釜と、その隣で逆さ吊りにされそうになっているヤンガスだった。
釜では何かが煮えている。どうやら蝋を釜いっぱいに溶かしてあるらしい。
ヤンガスは口に猿轡がはめられている。うぐうぐ呻いているけど、言葉が聞き取れない。
荒くれ者ども五人と、職人おやじと助手がヤンガスを取り囲んでいた。
レフ(あらくれE)「じゃあ吊り上げますぜ。」
職人おやじ「ああ。いつでもいい。」
レフとワザーズ(盗賊B)がロープを引くと、ヤンガスの丸っこい体がするすると上がった。上に滑車が仕掛けてあるらしい。
ヤンガス「ん゛ーっ!ん゛ーっ!」
まるで蓑虫みたいにぶらぶら揺れているヤンガスを見て、俺はとってもいとおしい気分になった。
別の方向からは、ドノヴァン(角付き兜A)がロープを引いている。これは滑車の位置を調節するためのものらしい。
ヤンガスはもがいたりそっくり返ったりしているが、それほど必死なようには見えない。
今のヤンガスの命綱は足の指の綱だけだから、暴れすぎるとほどけてしまいとんでもないことになると思っているのだろう。
俺ってヤンガスの心理を読むのにすっかり慣れてしまっているな。
職人おやじ「下ろしていいぞ。ゆっくりめにな。」
レフとワザーズがロープを掴む手を緩め、ヤンガスを釜のほうへと下ろしていく。
ヤンガスは、がに股になったままで、すごいエビ反り姿勢を取り始めた。ヤンガスってあんなに体が柔らかかったのか。
619(作者以外)誰も読まないSS153:2008/05/03(土) 02:14:35 ID:JKsWpc9t0
レフ(あらくれE)「ほれほれ、ほれほれ!」
ヤンガス「ん゛むーっ!」
ヤンガスの体はずんずん降りてきて、ヨラン(あらくれB)の肩に載っている俺と同じ高さになった。
エビ反りヤンガスと俺の目がちらりと合った。それからヤンガスは釜の中に消えてしまった。
ヤンガスの目は、昔トロデーン東の橋で引っ張り上げたときの怯えた目つきと同じだったな。
釜の中でばちゃばちゃとすごい音がして、液体が跳ね上がった。跳ねた液体は床まで飛んできて、白く固まる。
職人おやじ「上げたまえ。」
レフとワザーズ(盗賊B)とイゴール(角付き兜C)がロープを引っ張った。
釜の中からヤンガスが上がってきた。全身から液体を滴らせて…だけど見てる間に白く濁ってき始めた。
がに股でエビ反りのまま全身蝋まみれになってるんだ。
職人おやじ「こつとしては、引き出すときはすばやく、だ。これで良い形になる。」
何が良い形だよ、おっさん。まさか俺のヤンガスをお化けキャンドルにするわけじゃないだろうな?
宙吊りになったヤンガスは、体をベリーダンサーみたいに(トロデーン城にいた頃見たことがあるんだ)くねらせて、
全身の蝋を落とそうとしている。だけど毛に絡み付いて無理みたいだ。
職人おやじ「そろそろいいだろう。わしも人間は初めてだからコツは抑えていないのだがな…」
このおやじさんの仕事が盗品を蝋でカムフラージュすることらしいことはさっき述べた。
たしかに人間を蝋でカムフラージュするなんてことはしないわけだから、おやじさんが不慣れなのも無理はない。
いや、それより俺にヤンガスを返してくれよ。
でも誰も俺なんてかまっちゃいなかった。
ヤンガスは再び釜の中にドブ漬けにされた。そのまましばらく漬けられているようだ。
釜の中ではヤンガスがもがく音がする。あの中ってどのくらい熱いんだろう。
俺がヒャダルコを唱えられるんなら、この釜ごとヤンガスを冷やしてやれるのに。
おっと、そうしたら、ヤンガスがこのまま釜の中で固まっちまうか。
そうこうしているうちにヤンガスが引き上げられてきた。すっかり白い人形になっている。
620名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/03(土) 09:03:39 ID:DfeYUi2R0
最近グロ>エロでちょっと悲しくなったり・・・
621名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/03(土) 12:41:13 ID:zmdI7TfB0
もっとやンガスが感じちゃう展開を希望
622名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/04(日) 00:06:30 ID:mQHVdf7G0
何回かヤンガスのイクとこ見たい
じゃないとヌケない。
623名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/04(日) 00:57:05 ID:9fWiVLJBO
なんだかんだ言っても職人さんが書いてくれればそれでいいのです…

っヤンガスの肖像画
624名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/04(日) 04:27:20 ID:174KXp7/O
ヤンガスかわいそす(´・ω・`)
蝋でかためるなんて…死んじゃうお(´;ω;`)
いつこの鬼畜パートは終わるでげすか?

っ八ッ橋
625名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/04(日) 07:14:04 ID:qWWwBT520
っラーの鏡
626名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/06(火) 00:20:04 ID:pgVCqZ51O
今日こそはきっと…!

っヤンガスの帽子、ヤンガスのベスト、ヤンガスの腕輪、ヤンガスのベルト、ヤンガスのサッシュベルト、ヤンガスの刀、ヤンガスのズボン、ヤンガスのパンツ、ヤンガスの靴
627名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/06(火) 23:32:45 ID:x46awHNg0
そういえば以前、ここの作品をエロパロ板かどこかに
勝手に転載してるって書き込みがあったけど
あれからどうなった?
628名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/07(水) 19:06:18 ID:X7pg+PZCO
職人サン、出来る範囲で構わないので年齢職業などを教えてくれませんか
気になります
629名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/07(水) 19:59:05 ID:VgO4sTarO
>>627
最近は沈黙してるらしいよ。
630名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/08(木) 21:16:34 ID:DoEsAeC8O
個人的に気になった所

1:ライドンの塔で腕輪と帽子を外した描写が無いけどいつの間に外したのか。
2:後ろ手に縛られた状態でどうやってリーザス像の塔の梯子を登ったのか。
3:回すとこは後ろ手に縛ってあるのにその後のシーン(水に突き落とすとこ)では縛られた描写がないけどいつの間にほどけたのか。

揚げ足取りスマソ
631630:2008/05/09(金) 22:18:18 ID:w+DLgc5kO
説明不足でした。
1はヤンガスを犯す前のヤンガスがすっぽんぽんになるシーンでは帽子を被ってるのにその後のヤンガスに杖を拾わせるシーンでは帽子を被ってないふうに書かれてたから…
2は確認したら一階の水がある所から回転扉までのところに梯子があったから…
3はそもそも後ろ手に縛られた状態だと全身をこすれないと思ったから…

つ蕨餅
632名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/11(日) 22:34:47 ID:2WKSykfiO
続きマダー?
633名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/14(水) 00:00:09 ID:eFvPaBWtO
職人飽きちゃったのかな
おまえらがダメ出しなんかするからだ
634(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/05/14(水) 00:45:58 ID:MhG5vVDC0
すまぬ、最近やたらと忙しいのに加えて体調不良で、書く元気がありませんでした。
たぶん明日(厳密には今日?)には続きを上梓できると思います。

>>620>>624
書いている私が固めプレイ大好きなのでヤンたんも固めてみたのですが、鬼畜に感じる人もいるんですね。
でも固めシーンはここだけの予定にしています。もちろんヤンたんは無事助かる予定です。

>>621>>622
次の場面あたりで入れる予定…おっと、ネタバレかな。

>>623
エロかわいい…ハアハア。今夜のおかずに使ったり、枕の下に入れたりしてもいいですか?

>>624がくれた八ッ橋はニッキの香りがした!634は紅茶が欲しくなった!
(個人的にお気に入りのお菓子です。生八ッ橋も好きですね。)

>>625
634はラーの鏡を覗き込んだ。鏡には634の顔が映っている。正体に変化はないようだ…。

>>626
634はヤンガスの衣装セットを装備した!しかしまったくサイズが合わなかった!
634はそっとヤンガスの衣装セットを脱いだ…。
あまりに似合わなかったためか、そばではラーの鏡がひび割れていた。

>>627>>629
それはよかった。こんな内容とはいえ勝手に作品を盗用されるのは腹立たしいものですし。

>>628
エイトより年上でトロデよりも年下です。(曖昧すぎ)
635(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/05/14(水) 00:52:02 ID:MhG5vVDC0
>>631
初夏らしいお菓子ですね。このぷりぷりした食感がなんとも言えず好きです。

>>632
もう少し待っててください。

>>633
飽きたわけではないですし、ダメ出しのせいでもありません。
プライベートで多忙だっただけです。

>>630-631への回答はもう少し後で…。
1は単に書き落としただけです。ヤンガスをすっぽんぽんにした段階で帽子と腕輪も外させたことにしてます。
636名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/14(水) 05:37:23 ID:4D+fFe91O
ワクワクテカテカ(AA略

つプリン
637(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/05/15(木) 05:03:15 ID:Rk8lEXHl0
>>630-631
回答の続き。
2は梯子の存在そのものを忘れていました。
3は…どうやら手を縛っていたことを忘れていたようです。
>>317の一行空いているところでほどいたことにしといて下さい。
638(作者以外)誰も読まないSS154:2008/05/15(木) 06:12:09 ID:Rk8lEXHl0
よく見ると、ヤンガスの股座がそそり立っている。吊るされるのが気持ちいいのかな。
俺はちょっと考えたが、ヤンガスのアナルにダガーが収納されていることを思い出した。
たぶんそれが奥まで届いているために気持ちよくなって勃起しちゃってるんだろう。ヤンガスの体は正直だ。
ヤンガスは全身真っ白になりながらもなんとかして逃れようともがいている。
ヤンガスが体を揺すぶるたびに、吊るしているロープがぶらりぶらりと大きく揺れる。
ヤンガス「ハア、ハア…お゛、お゛ろ゛じやがれ゛…」
猿轡がはめられているから言葉ははっきりしないけれど…でも、口は蝋で塞がってないようだ。
グレイフ(あらくれA)「うっせぇなあ。てめえはもうパルミドの山賊じゃねえんだ。黙ってろ。」
たぶんヤンガスには聞こえてないと思う。だって耳が塞がってるもん。
レフ(あらくれE)「下ろしてほしいんだとよ。へっへっ。まっすぐ下に下ろしたれや。」
ロープがさっと緩んで、ヤンガスがまた鍋の中に浸けられる。今度はほとんど暴れない。
ヤンガスのやつ、慣れちゃったのかな?それともただ動けないだけかも。
やがて白く輝く人形になったヤンガスが引き上げられてきた。脚ががに股のままなのが間が抜けている。
レフ「このままじゃどう見たって人間としか思われねえ。密輸の隠し箱にはならねえんじゃねえか?」
ドノヴァン(角付き兜A)「むしろか何かで簀巻きにしてから蝋漬けしたほうが良かったかもな。」
どうやったって、この大きさだと人間だとバレると思うんだけどな…ヤンガスが普通より丸っこいことを勘定に入れても。
ヨラン(あらくれB)「人型の巨大キャンドルってことで押し通しちまえ。」
ワザーズ(盗賊B)「オークニスってんば夜が長いから、でかい蝋燭がたくさん要るって聞いたことがあるっぺ。」
ヤンガスは鍋の上で宙吊りになったままもがいている。ロープがくるくるねじれては反対方向に回っている。
おかげでヤンガスもくるくる回りどおしだ。絶対に目を回しているに違いない。
職人おやじが再度現れたのはこのときだ。
職人おやじ「いや、もう下ろしたまえ。このままでは時間ばかりがたってしまう。」
意外な言葉だ。おやじさん、ヤンガスと俺の味方をして、助けてくれるのか?
639名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/16(金) 21:47:27 ID:GpDpfvGZO
職人光臨祈願
640名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/19(月) 13:15:45 ID:ZmlBRy++O
641(作者以外)誰も読まないSS155:2008/05/21(水) 00:16:57 ID:rEoFPx+/0
荒くれ者どもは職人おやじさんに従ってヤンガスを床に下ろした。
ヤンガスはアザラシみたいに(実物を見たことないけれど)ごろっと転がったまま動かない。
というか動けないと言うべきだよな。
俺はおやじさんがヤンガスを救ってくれるかもしれないと一縷の望みを抱いていた。が、浅はかだったようだ。
職人おやじ「アディン、ロープだ。」
助手のアディンがロープを持ってくると、おやじさんはヤンガスのがに股に開いた脚にロープを巻きつけた。
ヤンガスが必死で抵抗しているのが分かる。でも見るからに苦しげだ。顔は蝋で包まれてて見えないけれど。
俺はいても立ってもいられなくなって、俺を担ぎ上げているヨラン(あらくれB)の肩から降りようともがいた。
でもヨランの力のほうがずっと強かった。俺はそのまま担がれっぱなしだ。
あっという間にヤンガスの両脚はくくられてしまった。この上から蝋をかけたら確かに巨大キャンドルになるな。
ドノヴァン(角付き兜A)「へへっ、こいつ、珍棒をそそり立てたまんまにしてるぜ。」
そう言うとドノヴァンはヤンガスの股間部分を蹴飛ばした。たしかにそこだけ妙な盛り上がり方をしている。
ヤンガス「ぐひいいい!」
蹴られるとやはり痛いんだろう、ヤンガスは身悶えする代わりに床の上をごろごろ転がった。
職人おやじ「あとはこのロープを隠してやればいい。」
荒くれ者どもが先を争うようにヤンガスの体を、というよりはヤンガスが芯に入った蝋燭を、持ち上げた。
そのまま下半身を巨大な釜に浸す。それから引き出した。
ヤンガスは自分が何をされてるか気付いているのかいないのか、とにかくもう身動きはしなかった。
まさか死んだって事はないだろうけれど…。
職人おやじ「そいつは向こうのほうに吊り下げといてくれ。」
おやじさんは奥の壁のほうを指し示した。俺はさっきは気付かなかったんだけど、そこにはドアがあった。
荒くれ者どもと助手が、ヤンガス――というよりヤンガスだった白い塊を担いでいく。
ヤンガスのアナルには宝石が入っているが、これをどうしようって気なんだろう?
642名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/21(水) 06:42:44 ID:/0cuP6jpO
続きキタ――(゚∀゚)――!!!
643(作者以外)誰も読まないSS156:2008/05/25(日) 10:32:29 ID:I8F+1T510
レフ(あらくれE)「このガキはどうしたもんですかね?」
ニヤリとした笑みとともに、レフがおやじさんに向かって言った。ガキというのは俺のことに違いない。
俺はもうガキの年じゃないってのに…ヤンガスと比較すると若く見られちゃうって事かもしれないが。
とにかく俺はガキじゃないぞ。そう言おうと思ったが猿轡をかまされたままなので無理だった。
レフ「ヤンガスと一緒に送っちまいますか?」
つまり俺もヤンガスと同様に蝋で固める気だってことか?それはまっぴら御免だ。
職人おやじは釜の中を覗いてから答えた。
職人おやじ「さっきのヤンガスでだいぶん蝋を消費したからな。正直わたしもこれほどの量が要るとは思ってもみなかった。
    原料が入ってくるのは明日の朝あたりだろう。」
つまりそれまで俺はここにほったらかしってことか!?ヤンガスと離れ離れで!?
いい加減にしろ!それは我慢できない!
俺はむちゃくちゃにもがいた。だけど筋肉ムキムキなあらくれの腕力には太刀打ちできない。
レフ「おとなしくしてろって。」
レフは不意に俺を肩から下ろした。いきなりで、何が起きたのか咄嗟に分からなかった。
気がついたら頭に激痛が走っていた。逆さまの姿勢で、例の蝋の釜に頭を叩きつけられたんだ。
俺は咳き込んだ。そして唾が鼻に入ったので、むせてさらに咳き込んだ。
こいつら仕返ししないと腹の虫が治まらねえ…!俺のヤンガスも奪いやがって!
俺は猿轡を噛みしめた。噛み切れるかと思ったけれど無理なようだ。俺の上着だった布地だから丈夫なんだ。
イゴール(角付き兜C)「この坊主をそのまま逃がすわけにゃいかねえな。
    行く先々でこの偽装部屋のことをしゃべくられたら、俺たち商売あがったりだ。」
いつの間にか荒くれ者どもが戻ってきている。ヤンガスはどうしたんだ?
アディン(助手)「あのけちくさい山賊は、荷馬車に積んでおきました。」
職人おやじ「日陰だろうな。」
アディン「はい。」
644(作者以外)誰も読まないSS156:2008/05/25(日) 10:59:57 ID:I8F+1T510
ヤンガスが溶け出さないように水の中に浸けられたりしなかったのが幸いというべきか。
そんなことされたらマジで死んじまうからな。でもここの荒くれ者どもはヤンガスを殺す気はないんだったっけ。
それもそうだよな。宝石と一緒に死人が送られてきたら、受け取り手だって怒るに決まってるし、
それだと泥棒と闇取引で成り立っている(と思われる)このパルミドには二度と注文が来なくなってしまう。
ヤンガスは死なない。保証は無いが俺にはそう願うしかなかった。
レフ(あらくれE)「で、このガキはどうしたもんかな?」
さっきと同じ質問だ。自分で思いつけないのかよ。そう思って、俺はレフの立場で考えてみた。
どこかの小部屋に閉じ込めとくとか、樽に閉じ込めるとか、逃げ出せないような方法はいくつかあると思うんだけど。
でも、どうされたって俺がこのまま黙ってると思うなよ。ヤンガスを奪われた仕返しはしてやる。
ドノヴァン(角付き兜A)「おい、暴れるなって。」
荒々しい声とともに俺の股間にパンチが入った。痛い。
ちなみに俺の今の姿勢は、下半身だけレフの肩に載っていて上半身は逆さに垂れ下がっている感じだ。
グレイフ(あらくれA)「とりあえずこいつが暴れださないようにすればいいんだな。」
言うなりグレイフは俺の咽喉に手を掛けた。そのまま締め上げる。
俺はひどく吐き気がしてきた。全身が冷えてきたような気もする。
手足は縛られたままだが、暴れれば少しはこのグレイフの手を緩められるかも・・・・・・
ワザーズ(盗賊B)「あっ、この野郎!蹴飛ばしやがって!」
ドノヴァン(角付き兜A)「息を詰まらせるだけじゃダメだ、頭を殴って気絶させちまえ!」
そして俺は一瞬めまいを感じた。宙に投げ出されたんだ。
それからどさっと音がして、俺は土間の床に叩きつけられた。
あれ?この建物の床は板張りじゃなかったっけ?と思うまもなく、どこかから蹴りが飛んできて俺の後頭部を直撃した。
目の前に星が飛び交いまくった。
645(作者以外)誰も読まないSS157:2008/05/25(日) 11:53:55 ID:I8F+1T510
ワザーズ(盗賊B)「んな事しちまってええんか?ならオラだって…」
とがった靴先が俺の右目の下を直撃する。危ねえ!目を潰す気かよ!
ヨラン(あらくれB)「さっきのライデインで仲間がみんなやられちまったからな。そのお返しをさせてもらうぞ。」
それってみんなでヤンガスを陵辱してたときに俺が放ったギガデインのことか。
ライデインとギガデインの区別もつかないんだな。
とか考えてる間に上から誰かが跳んできて俺の右腕を蹴りやがった。
俺は反射的に、というのか、こういう場合にどうすればいいのか頭で考えながら、と言ったほうがいいのか、
とにかく顔や腹を守るように丸くなってうずくまった。
イゴール(角付き兜C)「この坊主、疫病神くせえんだよ!」
意味が良くわかんないけれど、ヤンガスをみんなで陵辱できたから良かったんじゃないの?
盗品の輸出も邪魔してないし、俺がなんで疫病神なのかよく分からない。さっきのギガデインのこと?
なんて考えてる間もないくらい(実際は考えてたんだけれど)周りから蹴りの嵐が襲ってくる。
そして今度は本気で痛い。さっき麻痺していた時とはわけが違うから。
頭を蹴られたのもあって、だんだん胸が悪くなってきた。目が回って全身が痺れる。
グレイフ(あらくれA)「油ぶっかけてこの薪で火ぃ付けたれや!」
「それはやめてくれ」とか職人おやじさんの声が聞こえた気がしたが、耳にも蹴りがかまされてて音が聞き取りにくい。
どうやら俺はマジで失神しかけてるみたいだ。こんなところで殺される気は無いけど。
なにか液体が掛けられたようだ。で、猛烈に痛いような気がする。肌が絞られているというか。
その激痛を貫いて、聞き覚えのある声がする。
「バギクロス!」
風の轟音とともに、たちまち肌の激痛が和らいだ。うっすら目を開ける俺の視界に白いブーツが入ってきた。
ククール「大丈夫か、アクト?」
うん、まあなんとか…って、ククール、いつの間に!?
646(作者以外)誰も読まないSS157:2008/05/25(日) 12:28:53 ID:I8F+1T510
ククール「いつの間にって、いま来たところだ。それよりまずはそのケガ…ひっでえことされたもんだな。
  並の人間なら死にかねないぞ。ベホマ!」
俺の体の痛みがきれいに引いていった。立ち上がって辺りを見回すと、荒くれ者どもが叩きのめされたように倒れていた。
さっきのバギクロスで倒したのか。
ククール「ああ、ザラキを唱えようかと思ったんだが、さすがに人間に対して使うのは気がひけたんだ。」
俺の目は、壁際でひとり怯えて腰を抜かしている職人おやじさんの姿を捉えた。あの人は暴行に加わらなかったんだな。
ククールがちょうどよく来てくれなかったら、俺は間違いなくどうかされていたと思う。感謝するよ。
それはそうと、この場所がどうして分かったんだ?
トロデ王「おーい、ククール!ハフ、ハフッ…アクトは?おお、ここにおったのか!
  まったく、わしらをあの塔の前に置き去りにするとは、どういう了見じゃ!」
ええっ!?王様まで!どうしてこの場所がお分かりになったんですか!?
ククール「どうもこうもって、トーポが案内してくれたんだ。ほら。」
ククールのケープがひらりと動いて、中からトーポが顔を出した。
ククール「そういえば、トーポが変な宝石を2個も持ってたんだが、こりゃいったい何なんだ?」
トロデ王「わしも見たが、何だが不気味でいやな感じのする宝石じゃった。呪われている気はせんがな。
   そう…睨まれている、そんな感じがするんじゃ。」
ククールがポーチを開けて、中から赤くて光るものを取り出した。それを俺に差し出す。
間違いない。これはさっき取られかけたクラン・スピネルだよ。
俺は手にとってよく眺めてみた。うーん…俺は視線なんて感じないんだけれど?
ククール「お前は感じないのか?こんなにじいっと見つめられてるってのに…。鈍いんじゃないか?
  美しい宝石だけど、こんな見つめられる感じがするんじゃ、女を口説くのには使えないな。
  アクト、これはお前が持っていたほうがよさそうだ。」
ククールって宝石で女を釣ることしか考えてないのか。やれやれだ。
  
647(作者以外)誰も読まないSS157:2008/05/25(日) 13:20:50 ID:mjvnZ70y0
ククールのバギクロスで俺を縛っているロープがだいぶ切れていたので、立ち上がったときにロープは切れ落ちていた。
俺はクラン・スピネルを受け取ると、何とか無事だったシャツのポケットに入れた。ポーチはさっき取られちゃたからな。
トーポも俺のほうに跳んできて、同じポケットにもぐりこんだ。
ククール「いろいろ聞きたいこともあるけど、まずはこの町を出よう。
  ここに来るだけでも全身がチクチクしていい加減うんざりだなんだ、これ以上は長居したくないね。」
いや、ククール…
ククール「話は後にしようぜ。この建物にはドアは無いのか?そんなはずはないよな。」
ククールは壁沿いをざっと見渡すと、端のほうで立ち上がろうとしていた蝋細工職人のおやじさんへ歩み寄った。
ククール「この建物の出口は何処だ?教えてくれないか。」
職人おやじ「あわわわわ…命だけは…」
ククール「べつに命乞いしなくてもあんたを殺す気なんか全然ない。出口の場所が知りたいんだ。」
がたがたと震える手で、職人おやじさんは3か所を指差した。
職人おやじ「あの奥と…そこの裏と…あとはさっきあんたらが入ってきたところだ。」
このおやじさん、やたらと怯えているけれど、どうしてだろう。ククールのバギクロスのせいじゃないよな。
それともやっぱりバギクロスのせい?
ククール「そこの裏扉がいちばん近いな。アクト、王様、行こう。」
ククールは自分が前に立つとさっさと扉を探した。扉はすぐに見つかった。
開けるとそこは町の外側だった。目の前の埃っぽい道を、荷馬車が一台駆けていった。
ククール「ごほんごほん…だからこの町は性に合わないんだ。においが染み付いたりしてないかな。
   それじゃあルーラ。」
少しの後、俺たちはリブルアーチの門の前に立っていた。海風が心地よい。いや、ちょっと寒すぎるかな。
馬車とミーティア姫様も一緒について来ていた。
トロデ王「アクト、お前のいつもの上着はどうした?」
648(作者以外)誰も読まないSS158:2008/05/26(月) 01:53:44 ID:7jK0VnD30
不意に王様に言われて、俺は思わず身を探ってしまった。
言うまでもないが、俺の上着はさっき荒くれ者どもに引き裂かれてボロ雑巾になってしまっている。
寒いのは上着を着ていないせいもあるんだ。つーかシャツに穴やら裂け目やら焼け焦げやらがいろいろ空いてるし。
トロデ「さんざんな目に遭ったようじゃな。ところで、そもそもどうしてパルミドなんぞにおったんじゃ?」
俺はクラン・スピネルの代わりの宝石のことを手短に話した。
トロデ「ふむ…ゼシカの呪いを解くための宝石とは、リーザス像の瞳じゃったか。しかし代用品探しとはな。
  ゼシカの村の物だからって、なにもそんなに世話をやかんでも良いものを…まあよいわ。
  ところでヤンガスのやつめはどうしたんじゃ。またどこかで道草食ってたりせんじゃろな。」
いや、それがその…
ククール「俺はてっきり実家にでも帰ってるのかと思ったんだが。違うのか?」
荒くれ者どもにとっ捕まってしばかれたあげく、どこかへ連れ去られてしまいました。
トロデ「なんとっ!それでは、呪われてるゼシカが暴れたりしたらどうなるんじゃ?
  あのバ…いや男、力だけはあるから、その点だけは当てにしておったのじゃが…
  これではアクトとククールとでゼシカを抑えなくてはなるまい。」
ククール「おいおい、王様よう。俺はレディに手を出したりする気はさらさら無いぜ?」
ミーティア「…ヒヒン。」
トロデ「ほれ、ミーティアもヤンガスが心配だと言っておる。アクト、お前が責任を持ってヤンガスを探してまいれ。」
あの、またパルミドにってことですか?
ククール「俺は反対だな。またアクトがさらわれたりしたら今度こそどうなるか分かったもんじゃないし。
  それに俺はあの町には寄り付きたくないんだよ。あそこの教会で生き返らせてもらったからといって、二度と行きたいとは思わないね。」
そういえばククールはどうやって生き返ったんだ。
トロデ「どうもこうもないわ!お前たちが一晩たっても戻ってこないんで、しかたなくわしが教会に連れて行ったんじゃ。
  わしが見咎められずに唯一入れる町といえばパルミドしかなかったからの。」
649(作者以外)誰も読まないSS159:2008/05/26(月) 02:17:07 ID:7jK0VnD30
トロデ王様は地団太を踏んでいる。いらだっているときの癖だ。
なるほど。で、俺の居場所はどうして分かった?
ククール「俺たちが教会から出てみたら、そこにトーポがいたんだ。例の宝石を持ってな。
  どうしてトーポがいるのか疑問だったけれど、でもトーポがいるならアクトも近くにいるはずだと思って着いて行ったら
  あの納屋みたいなところに着いたってわけだ。」
トロデ王「うむ。ククールが魅惑の眼差しで睨み付けてくれたおかげで、誰もわしらには手出しできなかったな。
  さすがはわしの家来じゃ、主君の守り方もならず者のとどめ方も心得ておるわい。」
ククール「俺はおっさんの家来じゃないとなんべんも…まあ今言うことじゃない。
  まずすべき事は、この妖しい宝石をハワードのおやじさんに届けることだ。ゼシカを捕まえるのに必要だというからな。」
俺とククールは二人でリブルアーチの町に入っていった。
折りしも町の上空には不気味な色合いの雲が垂れ込めてきたところだ。町の人たちが不安そうに見上げている。
ククール「もう何回も感じてきた気配だが、いつ見てもまがまがしいな。
  ま、ゼシカがやって来たことがはっきり分かるから、ちょうどいい目印になるんだが。」
俺たちは駆け足でハワードさんの屋敷に向かった。ハワードさんは2階で魔法の薬を作っているところだった。
ハワード「ずいぶん待たせてくれたもんだな。まあ良いわ。おかげでとっぷりと濃厚な魔法になりそうじゃ。
  ささ、魔法の鍵になる宝石を早くよこしたまえ。」
俺はポケットからクラン・スピネルを取り出してハワードさんに手渡した。
ハワード「うむ…なんとも美しい。とくにこのまなざしのような光がぞくぞくさせてくれるわい。
  魔法のるつぼに入れるのはまことに惜しいのだがな。」
ハワードさんはクラン・スピネルを二個とも坩堝にほうり込んだ。坩堝の中身が不思議な光を放ちだした。
ハワードさん「魔法の仕上げにはもう少しかかるぞ。この気配、あの杖女が戻ってきたようじゃ。
  おまえたち、急いで行って、あの杖女の足止めをして来い!」
俺たちが屋敷の庭に出てみると、上空にゼシカが杖を手にして浮いていた。相変わらずペチコートが丸見えだよ。
650名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/26(月) 02:18:49 ID:7jK0VnD30
↑は「(作者以外)誰も読まないSS162」らしい。
いつのまにかレス番号がずれていた…orz
651名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/27(火) 00:47:34 ID:KYNradHEO
いつもお疲れ様です

っ【ヤンガスが拷問されてるフィギュア】
652気持ち悪いスレ:2008/05/27(火) 08:41:35 ID:Bo4GqVlvO
が誤解される。
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653名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/05/30(金) 00:19:30 ID:7swky4twO
( ̄ー ̄)つ ずっしり重いとてつもなく臭い塊
654(作者以外)誰も読まないSS160:2008/05/31(土) 19:49:36 ID:pqrU8EDy0
一週間ぶりですかな?
>>651
ハアハア…ハアハア…これは拷問じゃなくて調教だね。
いい肉奴隷になるよ、こんな事してたら。
惜しいのは、これが実物ヤンガスじゃなくてただのフィギュアだってこと。

>>652
ひとつふたつだと可愛いんだが、これだけたくさん来られるとうざい。
ってかマルチがここに来ること自体がおかしい。

>>653
む、こ、これは!最近噂の…
(653がよこしたのは、原油の値段が上昇していることもあって採掘が活発になっている日本国産の石炭だった。)
でもここにあっても臭いだけだからなあ。そうだ、オークニスに持ってってみては如何?


さて、話は簡単に済ませたい。
俺とククールは、二人で呪われしゼシカを何とか倒すことに成功した。
町や屋敷の戦士や兵士たちも戦いには参加してくれた。多少は手助けになってくれた。
呪われしゼシカが倒れると、ハワードさんが出来たての魔法でゼシカを捕らえて、呪いから解き放ってくれた。
ゼシカが持っていた呪いの杖のほうはどこかに飛んでいっちゃった。海にでも落ちたのかな。
俺は、ヤンガスがいなくなったショックで、半分ぼんやりしていたらしい。
ゼシカが倒れたことにも気付かずに攻撃してて、ククールに「もう済んだぞ!」と制止されたくらいだから。
さて、町の人たちがゼシカを宿屋へ運んでくれた。
俺たちもただで泊めてくれるってさ。感謝しつつ俺はベッドへ飛び込み、そのまま前後不覚で寝てしまった…らしい。
なんかヤンガスの夢ばかり見ていたような気もする…気がつくとあたりが明るくなっていた。
655(作者以外)誰も読まないSS161:2008/05/31(土) 20:08:04 ID:pqrU8EDy0
トロデ王様とククールが並んで立っている。身長差がありすぎだな。王様の背はククールのベルトまでしかない。
肝心なのはそんなことじゃない。ゼシカが目覚めてベッドに腰掛けていたんだ。
昨日までの青ざめておどろおどろしい顔とは違って、いつもの様相に戻っている。ちょっとやつれているようだけれど。
ククール「おっ、アクトも起きたか。」
俺は起き上がるとベッドに腰掛けた。そしてヤンガスを探した。
…やっぱりいないか。もしかすると昨日のことが夢じゃないかと、目覚めたときにひそかに期待したんだけれど。
ヤンガスがいなかったら、俺のこれからの旅が色気も味気も無いものになってしまう。
ゼシカのおいろけ技は勘定に入れないよ、勿論。
あの「兄貴!」という甘い声が聞けないのが寂しい。ぶっとい胴体が見えないのがつらい。
なんとかしてヤンガスを連れ戻さないと…
ゼシカ「ねえ、アクト。聞いてるの?」
急にゼシカの甲高い声がして、俺は現実に引き戻された。
トロデ王「寝起きの悪いやつじゃ。はて、いつもはこんなに寝起きが悪かったかの?」
ククール「まだ疲れが残ってるんだろ。なんたってパルミドでいじめられてたから。
  俺が見つけなかったら、いまごろヤンガスと一緒にのたれ死んでたぜ。」
え、縁起でもない!ヤンガスが死んだなんて、冗談でも口にしてほしくない!
ヤンガスは滅多なことじゃ死なないさ。あのぶっとい手足と不敵な目がいつもそういうふうに語りかけていた。
それと、見つけたのはトーポじゃなかったっけ、ククール?
ククール「えーっと、実際にはそうだけれどさ…でもトーポ一匹じゃどっちみち何も出来なかっただろ。」
ゼシカ「ねえ、ククールも、私が話してるのを途中で遮って、いつまでしゃべってるのよ!」
ククール「おっと、そうだった。悪い悪い。レディの話す権利は大切にしなくちゃね。」
ゼシカ「また変な事言って…まあいいわ。」
ゼシカはいったん座りなおすと、俺たち三人をさらりと眺めてから話し出した。
ゼシカ「さっきも言ったけど、あの杖が私にいろいろと語りかけてきたの…
   あの杖にはラプソーンという大魔王の魂が閉じ込められているって。」
656(作者以外)誰も読まないSS162:2008/05/31(土) 20:35:27 ID:pqrU8EDy0
ゼシカの話は続く。
「杖というよりも、ラプソーン自身が私に語りかけてきたというべきかしら…
 彼の言うには、大昔に七人の賢者とラプソーンが戦って、賢者たちはラプソーンを倒してその魂をあの杖に閉じ込めたらしいの。
 それから賢者たちは世界各地に移り住んで、その子孫があちこちに残っているらしいわ…。
 賢者たちの血を根絶やしにしない限り、ラプソーンはよみがえらないそうよ。
 ドルマゲスが人殺しを続けていたのはそのため。殺されていたのはその七賢者の子孫なのよ。
 賢者の子孫はまだあと三人いる…あいつはそう言ってた。なんとしてもその三人を守らなくちゃ。
 でないとまたアルバート兄さんみたいなことになっちゃう!」
ゼシカは目を落として思い出に耽っているようだったが、すぐに顔を上げた。目が光っているようだ。
ゼシカ「この町にもひとり、あのハワードって人よね。あの人は自分の身を守れると思うけれど、でも油断はならないわ。
  あまり良い感じのする人じゃないけれど、それでも魔王を復活させることを考えたら、あの人を助けるほうがずっとましってものよ。」
ククール「そうだな。早く行ってやったほうがいい。」
ゼシカ「アルバート兄さん…きっと私たちは勝ってみせるわ。兄さんのかたき、きっと討つから!」
ゼシカは立ち上がった。俺もつられるように立ち上がった。
ゼシカ「アルバート兄さん…じつは今朝の夢に出てきたの。私たちの先祖はその七賢者の一人だったって。
  その人はすごい魔法使いだったけれど、兄さんは魔法なんて全然使えなかった。
  でも、夢で兄さんは言ってたわ。その魔法の力は、みんな私が受け継いだのじゃないかって。
  今はまだ気付いていないだけで、そのうちすごい魔法使いになるだろう…って。
  …ごめんね、湿っぽくなっちゃって。」
ゼシカは目をぬぐった。それから急に思い出したように目を開いて、こう言った。
ゼシカ「ねえ…ヤンガスも私の夢に出てきたの。いまヤンガスがここにいないことと何か関係があるのかしら。
   真っ白ななかで、動けない様子で呻いていたわ。すごく苦しそうだった。」
657(作者以外)誰も読まないSS163:2008/05/31(土) 20:58:29 ID:pqrU8EDy0
俺がびくっとしたのがほかの三人にも分かったに違いない。王様はちょっと眉をひそめた。
で、ゼシカ、ヤンガスは何か言ってたかい?
ゼシカ「夢の中のことだし…アルバート兄さんの夢が生々しかったからあまり覚えてないわ。
  でも、アクトのことを呼んでた。馬車でどこかに行くとか…港って言ってたかしら。
  オークニスってところに行くらしいわ。」
ゼシカはここでいったん言葉を止め、首を振った。ツインテールがぷらぷらと揺れた。
ゼシカ「ねえ、まさかのまさかだけれど、ヤンガスって人攫いに遭ってどこかに売られたとか…
  まさかあのヤンガスに限ってそんなことないわよね。私も変な事を考えるものね。」
トロデ王「話している最中に悪いが、」
王様が口を挟んだ。
トロデ王「あのハワードとやらの屋敷の前で何かひと悶着起きているようじゃぞ。」
ゼシカ「いやっ!また兄さんのような…」
ゼシカは駆け出した。俺とククールも駆け出した。
ヤンガスは死んでいない。きっと大丈夫だ。俺は自分に言い聞かせた。でも不安は収まらなかった。
トロデ王さまが後からひょこひょこついてくる。いつもだったらヤンガスが抱いて連れてくるのが自然な役割になってるんだけど。

ハワードさんの屋敷の庭で、飼っている大きな黒犬が例の杖をくわえていた。
その前に倒れているのは、ハワードさんの使用人でチェルスという青年だった。もう虫の息なのが離れてても分かった。
あまり目立たない感じの人だけど、優しくて人当たりのいい人だった。
ハワードさんじゃなくて、どうしてこんなおとなしい人を…?
ハワードさんが屋敷から兵士を連れて駆け出してきた。
ハワード「チェ、チェルス!レオパルド!」
周りで町の人たちが話している。
*「チェルスさんがあの杖を犬から取ろうとしたら、急に襲い掛かって…気の毒に。」
658コマンド? |>全板トーナメント:2008/06/02(月) 03:06:58 ID:Tg1DpmuAO
いつも乙です。

コレデモキイテイヤサレテ
ttp://www.youtube.com/watch?v=NMOUiIUZ684
659(作者以外)誰も読まないSS164:2008/06/04(水) 21:42:53 ID:2Vtj9eMP0
>>658
さんきゅ。初めて聞いた曲ですが、なんだか技巧が凄いことになってる作品ですね。
あんなのがピアノで実際に弾けるのでしょうか。

俺たち、ハワードさんや屋敷の人たち、それに町の人たちの見ている前で、犬のレオパルドの背中に翼が生えた。
そしてそのまま、レオパルドは杖と一緒にどこかへ飛んでいってしまったんだ。
ハワードさんは落ち込んだ。なんたってかわいがっていた犬がいなくなってしまったんだし…それだけじゃない。
使用人のチェルスも死んでしまったんだ。家に運ばれてきたときには、もう息はしていなかった。
ハワードさんはいろいろチェルスにひどい事をしていたようだけれど、
それでも長いこと一緒に暮らしていた使用人に対して情が湧いてたのだろうか。ちょうど王様が俺に対するようにさ。
ハワードさんは俺たち四人に事情を説明してくれた。
賢者の子孫なのはじつはハワードさんではなくてチェルスだったこと。
チェルスの先祖がハワードさんの先祖に魔法の力を譲り渡していたこと、それでハワードさんが大魔法使いであることなど。
…つまり、俺がヤンガスという尊い犠牲を払ってまで守らなくてはならなかったのは、チェルス君のほうだったというわけか。
自分が賢者の子孫だということを、彼は知っていたんだろうか。今となっては知りようがないけど・・・。

ハワードさんがゼシカにちょっとした魔法を掛けてくれた。
ゼシカの眠れる魔法の才能を揺り起こしてくれたんだ。これでゼシカはさらに強力な魔法が使える。
ハワードさんは、俺たちが旅立つ前にこう頼んできた。
ハワードさん「わしのあの犬…いや、あれはもうわしの犬ではない。見つけ次第倒してくれ。
   これ以上大魔王とやらの犠牲になる者が増えるのを見るには忍びないからな。」
それからこんな事も教えてくれた。
「あいつは北へ向かったようだ。北のはるか山奥にはオークニスという町がある。
 ここからだと歩いて三日はかかるかな。」
660コマンド? |>全板トーナメント:2008/06/04(水) 22:07:04 ID:45F6i5BTO
続き来てる!
いつも乙です。
つイカチョコ
661コマンド? |>全板トーナメント:2008/06/05(木) 01:09:42 ID:mEJjgJw30
っイカついチョコ
662名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/09(月) 18:49:10 ID:EBmkTdMvO
誰かまとめサイトキボン
663名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/11(水) 00:37:48 ID:uMPQKvIHO
オークニス編マダー?
664名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/15(日) 10:02:05 ID:QZ8/mFO6O
また規制ですか?
665(作者以外)誰も読まないSS165:2008/06/16(月) 04:16:03 ID:E3hgVmkR0
規制終了来たぁ。
>>660 懐かしい味ですね。チョコは久しぶりです。
>>661 イカついところが気になる。中にライアンかパパスでも埋め込んであるのだろうか?
>>662 誰かが作りたいと思うかどうかが気になります…とりあえずログは自前で保管していますが。
>>663 もうじきです。
>>664 はい。でも終了しました。


オークニス。俺はその地名を頭の中で繰り返した。
まず思い出したのは、その町には腕の良い宝石職人が住んでいるということ。
そもそも俺とヤンガスは、その職人に会うために情報屋さんから紹介状をもらいにパルミドへ行ったんだ。
次に思い出したのは、オークニスは雪の町であるという情報。
『あっしは雪を見たことがないんでげすよ。』…ヤンガスが言った言葉が思い出される。
そしてやっと思い出したこと。それは、ヤンガスもオークニスに連れて行かれるといわれてたことだ。
ということは、オークニスに行けばヤンガスに再び会える公算も大きいということだ。
だがパルミドとオークニスはものすごく離れている。少なくともそう予想できる。
つまり、俺たちがオークニスに着いても、ヤンガスが既にオークニスに運ばれてきているとは限らないわけだ。
運び屋がオークニスの場所を知っていてキメラの翼でも使わない限りはな。
いや、ここで頭を悩ませていても仕方がない。まずはハワードさんの犬を追ってオークニスへ向かうことが先決だ。
今はヤンガスこそいないものの、ゼシカとククールとトロデ王様とミーティア姫様を連れている俺だ。
この四人を困らせたりいらいらさせたりするのは好ましくない。
ともかくオークニスへ向かうのだ。
俺には、すべての運命がオークニスという未知の町に収束するように思えてならなかった。
では王様がた、それにゼシカとククール。北の町へ向かいましょう。きっと何事かが我々を待ち受けているはずです。
666名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/16(月) 18:29:28 ID:RqGmP5keO
復活キター\(゚∀゚)/ー!!!!!
ついでに666げと

>>665
出来ればそのログを教えて頂けますでしょうか?
667名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/16(月) 18:35:21 ID:RqGmP5keO
あわわ…よく読まずにすみません。
万が一此処が落ちた時のためにまとめサイトが欲しいなって思って。
そうすれば次スレから>>1にまとめサイトのURLを貼っとけば職人さんはその続きから書けばいいし読者もまとめサイト読んでからスレを読めばいいし。
668(作者以外)誰も読まないSS166:2008/06/16(月) 23:42:36 ID:gI49C0+u0
>>666-667
誤解させちゃったようですみません。
ログの保管というのは、もうお分かりとは思いますが、自分のPCの中に保管しているということであって、
まとめサイトを作っているわけではありません。
いずれ自作サイトで公開しようとは思ってるのですが(まだそのサイト自体未完成ですが)。
もしまとめサイトを作ってくれる気前のいい人がいたら作ってくださってもかまいません。


俺たちは町の北の門から出た。道々みんながしゃべっている。
トロデ王「あのイヌめ、わしの城の財宝を奪いおって…!ドルマゲスよりもたちが悪いわい!」
ククール「そういやあれはトロデーンの宝物だって話だったな。すっかり忘れてたよ。
   でも、あのイヌを責めるんだったら、ゼシカだって杖を奪って逃げたんだし、悪者ってことになっちゃうぜ?」
ゼシカ「私が奪いたいと思って奪ったわけじゃないことくらい分かってるくせに。
   手に持ったらいつの間にかラプソーンの奴に心を乗っ取られてたのよ。あのイヌだってきっと同じことなんだわ。」
ミーティア姫「ヒン…ブルルッ。(皆さんのお気持ち、よく分かりますわ。)」
俺はリブルアーチで新しく買ったコートの襟元をつかんだまま、黙って歩いた。ポケットのトーポがやけに重たい気がした。
だって…だって俺のかわいいヤンガスがいないのに、みんな何にも感じていないかのように振舞ってるんだもの。
トロデ王「しかしヤンガスが行方不明になるとはのう。あんなむさ苦しいだけの男でも、
   いないとぽっかりと穴が空いたようで、なんとも物足りんわい。」
ヤンガスの穴ハアハア。…おっと違った。
王様のおっしゃっているのはそんな意味じゃないってことくらい、すぐに分かってなくちゃいけない。
でも、王様にもヤンガスの良さがあまり理解されてないのは少し寂しい。あのムサさがヤンガスの魅力の真髄なのに。
いつも喧嘩ばかりしてるから、もっとヤンガスのことをよく理解してくださってると思ってたよ。
オークニスに行ったらまた会えるだろうか。あの丸っこい笑顔に。
669(作者以外)誰も読まないSS167:2008/06/16(月) 23:59:30 ID:gI49C0+u0
不意にゼシカが声を上げた。
ゼシカ「わあ、高い塔!空まで届きそう。」
俺は――ククールも同時に――ゼシカの声につられて見上げた。ライドンさんの塔が青空を背景にくっきりとそびえていた。
トロデ王様「あの塔の前で、わしらは置いてきぼりを食ったのじゃな。そうじゃろ、ミーティア?」
ミーティア姫「イヒヒン。(お父様、そんなことを言ってはアクトに失礼ですわ。)」
トロデ王様「お前までがそんなことを言うとはの。ふう。」
ククール「俺はあの塔の途中でモンスターにやられちまったんだったっけ。
   気がついたら、トロデのおっさんと一緒にパルミドのむせ返るにおいの中にいて、少なからず驚いたぜ。
   次に俺が死ぬようなことがあったら、即効で生き返らせてくれるように頼むぜ、アクト!」
ゼシカ「えっ、もしかして、私が呪われてる間にみんなで登ったの?なんか羨ましいわ。
   だって、あんな塔の上って、さぞ見晴らしがよくって気持ちいいじゃない?」
呪われてる間はずっと空中高くを自由自在に飛んでたじゃないか。…と言おうと思ったが、ここはぐっとこらえた俺だった。

周りの木々がだんだんと見慣れないものに変わってきた。
ククール「ひんやりしてきたな。まだ昼過ぎになったばかりなのに。」
俺もそう思う。もしかして、雪国が近いから、そこから冷たい風が吹いてくるのかも。
ゼシカ「アクトの考え方も有り得ないことじゃないわね。でも、私、ずっと雪が積もったままってのを見たことがないのよ。
   リーザスのあたりでは降ってもすぐ融けてしまうから。一面の雪景色って、どんな感じなのかしら?」
ククール「俺は雪そのものを見たことがないぜ。何もかも真っ白ってのは不思議な景色だろうな。」
俺は全身真っ白にされたヤンガスを思い浮かべて背筋がぞくっと寒くなった。
もしヤンガスがあのままで雪の中に放り出されていたりしたら、絶対に見つからないぞ。
ヤンガスが蝋燭になって燃えていれば話は別だが。
やがて行く手に一軒の建物が見えてきた。教会だった。
670名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/17(火) 19:20:19 ID:96YBiXZoO
職人ktkr。
オークニス編は大体どんな展開なのか教えられる範囲で教えて頂けますか?
671名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/17(火) 22:26:20 ID:31d55T0n0
>>670
しつこい。待てばいいだろ
672名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/18(水) 00:18:19 ID:l9cljf1FO
みーんーなーなーかーよーくー!

っ【飴細工のヤンガス】
673名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/18(水) 12:01:07 ID:9j91VTLSO
っドーピングコンソメスープ
674(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/06/21(土) 13:24:55 ID:QRUJ5Wgy0
>>670 とりあえずざっと紹介しておきましょうか。

オークニスに入るまでの道筋で、アクト、ククール、トロデはキラーマシンにやられ死んでしまい、
ゼシカとミーティアだけが何とかたどり着きます。
するとそこへビアンカが現れます。
ビアンカ「四つん這いになりなさい」
ゼシカ「そしたらアクトやククールを生き返らせてくれるのね?」
などの会話を経て、ゼシカが全裸になります。
ビアンカはゼシカのラビア・マジョールをつまみ、「黒いわねえ」などと罵ります。
そこへフローラとデボラが現れ、三人でゼシカの上の口と下の二つの口をいじくります。
ゼシカ「ああん、いやん、きゃっ、だめっ、もうっ!」
ゼシカはおかしな水を噴出します。このあとマーニャが乳房でゼシカにパフパフ。
そこにミレーユも加わり6Pが始まります。やられるばかりだったゼシカが一転、攻勢に出て、
…あとはお楽しみ。

>>671
ここは2ちゃんねるですからね。670へのレスが正しいものかどうかはじき分かります。
ネタとはいえ(しかも元ネタを改変しただけとはいえ)正直書いてて胸が悪くなった…。

>>672
作者は飴細工のヤンガスを手に取り眺めた。
掌に載るくらいの大きさだが、団子鼻も不敵な目つきも腰のだんびらも細かに作ってあり、今にも動き出しそうだ。
これを食べてしまうなんてとんでもない。

>>673
すみません…どうして注射器が添えてあるんですか?
675(作者以外)誰も読まないSS168:2008/06/21(土) 14:43:05 ID:QRUJ5Wgy0
教会の周りには、手入れされた畑があったり毛並みの良い牛が歩いたりしている。ここには人が定住してるんだな。
だったら、この教会に寄って、休みを取りがてらオークニスの情報も仕入れようか。
ククール「そりゃあいい。それに、こういう人里離れた教会には、たいてい美人の尼さんがいるのが相場なんだ。
   絶対に立ち寄っていかなくちゃ。」
ゼシカ「何言ってんのかしら、この男。そんな尼さんがなびいてくることでも期待してるの?」
ククール「さすがゼシカちゃんはお見通しだな。」
ゼシカ「ふだんのククールを見ていりゃ誰にだって分かるわよ!」
俺はゼシカに賛成だ。

教会の中には、ククールご期待の美人シスターがちゃんといらっしゃった。
教会の建物は半分くらいが宿屋のようなつくりになっている。代金を払えば泊めてもらえるらしい。
オークニスに行く旅人らが利用するのだろう。現に二人連れの商人らしい人たちも宿屋のテーブルに座っている。
商人A「あんたたち、旅の人かね?もしかしてオークニスに向かうのかい?」
俺はそのつもりだと答えた。
商人A「だったらそんな軽装じゃいけないな。あそこはとても寒い。この毛皮のコートを買ってかないか?
   そこのお嬢さんにとっても良く似合うはずだ。」
商人B「いやいや、毛皮なんて重たくていけないよ。なんたってあそこは雪国、体が重くちゃ足がズボズボ沈んでしまう。
   ダウンジャケットはどうかね?暖かいし、軽さも保障するよ。男の子にはダウンジャケットが良く似合うってもんだ。」
俺はあとで考えますとだけ返事をして、続けてこちらから質問した。この教会の前を荷馬車が走っていかなかったかどうかと。
商人なら、職業がら荷馬車のようなものが通ればすぐ気付くはずだ。
商人A「ああ、昨日の夕暮れに1台と、今朝1台、それに昼ごろに2台かな。」
そのうちでオークニスに向かっていったのはどれですか?
商人A「昨日の馬車と、昼間の馬車だが。きみは何を知りたいんだね。」
俺はちょっとまごついた。でも、向こうから聞いてきたんだから、俺が答えれば何か教えてもらえるに違いない。
676(作者以外)誰も読まないSS169:2008/06/21(土) 15:16:59 ID:QRUJ5Wgy0
俺は尋ねた。オークニスに行った馬車の荷台には何が積んであったか分かりますか?
商人B「それは私が見てたから答えよう。昨日の馬車には藁や木箱が積んであったな。
  箱には"割れ物注意"と書かれた紙が張ってあった。おおかた陶磁器とかガラスだろう。
  今日の昼のには食料品が積んであった。酒樽とか、野菜とか小麦とかな。きみの知りたいのはこんなところかな?」
けっこう詳しく見てたんですね。その藁はどのくらいの大きさの山でしたか?
商人B「どの馬車もこの教会に立ち寄っていったから、積荷を見るのは造作もない。
   え、藁の山の大きさかい?かなりうず高く積んであったな。少なくとも向こう側が見えないくらいには高かった。」
商人Bさんは、『変わったことを聞くもんだな』というような目で俺を見ながら答えてくれた。
無論俺の真意など彼には分からないだろう。
俺が考えたのは、『もしかしてその藁の下にヤンガスが隠してあるのでは?』ということだったから。
ところで、それだけ藁の山が高ければ、ヤンガス一人くらいその下に隠すことが出来そうだ。
まだ確証があるわけではないが、ヤンガスを載せた馬車がオークニスへ向かったと考えてもよさそうだぞ。

ククールは美人シスターと話していたが、やがて俺とゼシカのところへやってきた。
ククール「オークニスにはここから丸2日はかかるらしいぜ。この教会の先にはもうほとんど家がないらしい。
  しかも、この先には雪国へ抜ける峠のトンネルがあって、その辺りには人なんて全く住んでいないって話だ。
  トンネルを越えた先に、メディって女の人が独りで住んでいる家があるけど、
  ここのシスターの話だと、そこに着くまでにここから一日以上かかるかもしれないらしいぜ。」
ククールは妙に複雑な目つきをしている。要するにここに泊まろうというわけだな?
ククール「そういうこと。まだ昼さがりだけど、この先泊まり場所がないってからしゃーねーか。」

たまには昼からのんびりするのもいい。でも、俺はヤンガスがどうなっているか気になってくつろげなかった。
ヤンガスの尻穴は、宝石類を取り出すときに引き裂かれないだろうか。蝋が付いたまま燃やされたりしないだろうか。
それ以前に、藁に押し潰されて息が詰まったりしてないだろうか。
677(作者以外)誰も読まないSS170:2008/06/21(土) 15:49:17 ID:QRUJ5Wgy0
俺の座っているベッドの隣のベッドでは、ククールが昼寝をして安らかな寝息を立てている。暢気なもんだな。
ゼシカはククールお気に入りの美人シスターに連れられて別の部屋に行っている。
王様と姫様はいつものように表だ。
俺はヤンガスのことを思いつつぼんやりしていたが、やがてこのまま座ってても何も起きないと思い、立ち上がった。
そして外に出た。
外では王様が姫様から馬車を外してやっていた。修道士さんがひとり、藁を拾い集めていた。
修道士「おおかた荷馬車からこぼれ落ちたものでしょうな。こんな藁しべでも、焚き付けやたわしなど使い道はあるものです。」
さすが人里離れた地の教会だ。ものを無駄にするということがない。
ところでヤンガスも一緒に落ちたりしていないだろうか。
俺は周りを見渡したが、あのかわいいヤンガスの肉体は見当たらなかった。
このとき、俺はふと頭に浮かんだことがあった。そしてそれを修道士さんに尋ねてみた。
藁しべと一緒に、蝋燭のかけらが落ちてたりしないでしょうか?
修道士「蝋燭?うーん、見てないですねえ。でも、この藁しべには蝋のくずが付いているようですね。
   おおかた明かりに使った蝋燭が垂れて付いたんでしょうが…。」
それだけ聞けば十分だった。ヤンガスはゆうべ通ったという荷馬車に積まれていたに違いなかった。
俺は顔を上げて北の空を見た。淡い水色の空だった。
空ってこんなに綺麗なものだったか…と改めて思った。
空の下には雪の積もった山の峰々が見えた。オークニスはあの向こうだろうか。

夕食は日が沈むと同時に始まった。教会だから、肉や魚はなくてパンとチーズと野菜料理ばかり。でも割とおいしかった。
食後は、教会の人や旅の商人たちに乞われるままに旅の出来事を話した。
ヤンガスの話もちょっぴり出した。途中で別れたことにしておいた。
シスター「まあ、旅の道化師が人々の命を奪っているという噂は、やはりまことでしたのね。
   亡くなった方々のご家族に神の恵みのあらんことを…。」
678(作者以外)誰も読まないSS171:2008/06/22(日) 00:26:24 ID:C8feaKVp0
ゼシカ「その道化師たちは私たちが倒してしまいました。ですからもう道化師が人殺しをすることはありません。」
神父「まことですか!?おお、それはなんと素晴らしい。
  しかし、それでは昨日の夕方にここを通っていったまがまがしい気配は何だったのでしょう…?」
俺たち三人は思わず身を乗り出した。
その気配ははどこから来てどこへ向かっていきましたか?
神父「南のほう、ですからリブルアーチの方角ですね。そのままかなりの速さで北のトンネルのほうへ向かったようですが、
  わたくしは見てはおりませんでしたので、これより詳しくはなんとも。」
商人A「私は見てましたよ。」
その場の全員が商人Aに振り向いた。
商人A「大きな黒い犬のようでしたが、背中に大きな羽を生やしてました。全身から妖気を放っていて…
  あわわ、思い出したら恐ろしくなってきた!」
ハワードさんのところのレオパルドに違いない。やっぱりこっちへ来たんだな。
オークニスに賢者の子孫がいるんだろうか?まさかヤンガスが賢者の子孫ってことはないよな。
オークニスでヤンガスに無事に会えればいいけど。

食後はこういう旅の宿でお約束の談笑や歌唱。ゼシカがちょっとダンスを披露した。
それから就寝。教会の夜は早い。
床に就いてから俺はふと気付いた。昨日パルミドを出たばかりの荷馬車が、どうして昨日のうちにここを通れるんだろう、と。
てっきりルーラかキメラの翼を使って馬車ごと飛んできたものと俺は思っていたが、
そう決め付けられる根拠があるわけじゃない。
もしかしたら全然関係のない馬車かもしれないじゃないか。
そう思うと、俺はまた不安になってきた。二度とヤンガスの顔が見られないのじゃないかと。
ヤンガスが死なない限り必ず出会えるはずじゃないか。俺とヤンガスの出会いは運命なんだから。
そう思ってみたが不安は消えうせなかった。
679名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/22(日) 01:54:57 ID:f59pbrpIO
いつも乙です。

つ【ヤンガスが大量のスライムに犯されている絵】
つ【しびれくらげがヤンガスを陵辱している絵】
680名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/22(日) 02:09:11 ID:wCrQqjAtO
>670へのレス素晴らしいじゃないですか!!
この常識をぶち破る展開、とにかく続きが気になるが、やっぱ無理っすよね?
お願いします今回だけホンット今回限り特別にもう少し続きを聞かせて貰えませんか
681名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/22(日) 20:47:23 ID:f59pbrpIO
これあげる
つ【ヤンガスの着せ替え人形と着せ替え用の服と小物(普段着、トロデーンの兵士の鎧兜、主人公の服、バニースーツ、うさみみバンド、網タイツ、盗賊の腰蓑、ギガントアーマー   
ステテコパンツ、毛皮のポンチョ、闇の衣、バンデットメイル、鎖帷子、銀の胸当て、ドラゴンメイル、メタルキングよろい、毛皮のフード、羽帽子、ターバン、風の帽子
   石の帽子、インテリハット、スライムの冠、猛牛ヘルム、太陽の冠、ドクロの兜、アイアンヘッドギア、石の斧、山賊の斧、覇王の斧、キングアックス、こんぼう
   メガトンハンマー、大木槌、ウォーハンマー、鉄の鎌、地獄の大鎌、斬魔刀、粉砕の大鉈、お鍋の蓋、皮の盾、力の盾、メタルキングの盾、ドラゴンシールド
オーガシールド、危ないビスチェ、プリンセスローブ、黄金のティアラ)】
あとこれも
つ【ジオラマセット(パルミド、トロデーン城、草原、砂漠、ベルガラック、雪原、レティシア、暗黒魔城都市、竜の祭壇、クラブ・パッフィー)】
682(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/06/25(水) 00:09:00 ID:aZ3Fp9f/0
>>679
ヤンガスのこの表情は嗜虐心をそそるし、絵のテーマは最高なんだが…
しかしスライムやしびれくらげのくりくりきょとんとした瞳がかわいすぎて萎えます。

>>680
仕方ないですね。じゃあストーリーのごく一部を特別に紹介しますよ。

 ふと見るとベンチにひとりの若い娘が腰掛けていた。
 ウホッ!いい女…
 すると、俺の見ている前で娘はつなぎのジッパーを下ろしだしたのだ。
 *「しない?」
 娘はエアリスとなのった。男食いにも慣れているらしく、俺はたちまち裸に剥かれてしまった。


>>681
なんと、681の呉れた着せ替えセットは実物大だった!
このサイズなら私も着られそうだ。
作者はヤンガスのコスプレをしてみた!しかしウエストがブカブカな上に寸詰まりで不恰好だった!

ところでヤンガスにバニースーツや危ないビスチェは着せられそうにないですが。
とりあえずヤンちゃん人形をすっぽんぽんに剥いて抱き枕にしてみましょう。
しかしこの衣装セットの数がすごいな…どこにしまっておこうか。
683(作者以外)誰も読まないSS172:2008/06/25(水) 00:38:45 ID:aZ3Fp9f/0
少し欠けた月が窓から差している。俺はイシュマウリのことを思い出した。
なんたってあの月の世界は不思議な場所だったからな。忘れようにも忘れられない。
でも、あの欠け始めの月は、ヤンガスのまあるい顔面をも連想させる。月の世界よりもさらに忘れられないあの顔。
横のベッドでは規則正しい息遣いが聞こえる。ククールが床に就いてるんだ。
ククールはヤンガスのことが心配じゃないんだろうか。月を見て何も連想しないんだろうか。
隣でごそごそ音がした。ククールの寝返りだ。
俺はどうにも寝付かれない。ヤンガスの低いいびきが聞こえないと落ち着かないんだ。
いつもなら、こういう寝付かれない夜でも、ヤンガスを抱き寄せてぎゅっとやればすぐに落ち着いて眠れるのに。
隣で再びごそごそ音がした。ククールがまた寝返りを打ったんだな。
…と思ったんだが、なんか違うぞ。
そう思った俺の耳にククールのささやき声が忍び込んできた。
ククール「アクト、起きてるのか?寝ないと体に毒だぜ。」
ヤンガスがいなくて心配で眠るどころじゃない。俺はそう言い返そうと思ったが、なんとなく言い出しかねた。
しかし、俺の振る舞いにはお構いなしに、ククールはまだ言葉を続けていた。
ククール「アクト、お前、ゼシカのことをどう思ってる?」
俺は答えを考えてみた。かなり無鉄砲なところもあるけれど、根が明るいし、さばさばしているし、顔立ちもいいし。
総括的に見てかなり人間的にいい人といえるんじゃないかな?
ククール「…あのお湯の詰まった水風船みたいな胸とかさ。挟まれてみたくないか?」
え、胸?うん、確かにゼシカの胸は大きいけれど、でもそれがどうしたってんだ?
俺にはヤンガスがいる。少なくとも、いた。ヤンガスのあの胸肉と腹肉のほうがずっと大きくて触り応えがあると思うけどな。
それにあの団子鼻。ぶっとい太腿。ゼシカが持ち合わせていないであろうエロチックな肉体の部品の数々。
俺が挟まれるのならヤンガスの腹ふたつに挟まれてみたい。
俺はこんなことを考えた。でも口には出さなかった。
684名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/25(水) 01:40:57 ID:FcK6g1x0O
っ【ヤンガスが何者かに腹パンチを受けている絵】
っ【ヤンガスがダンビラムーチョの巣で輪姦されている絵】
っ【ヤンガスがトロデ王に調教されている絵】
っ【ヤンガスが魔物たちの見てる中でオナニーしている絵】
685名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/26(木) 00:27:56 ID:s2AbyHSW0
普通に読み物として完成度が高いのでこのスレから抜け出せなくて困る
個人的にはゼシカのおっぱいの方がもちろんいいのに…
686名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/26(木) 14:55:24 ID:rbKW1RSgO
久しぶりにきた!
乙です(´∀`)

つヤンガス型チョコレート
687名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/26(木) 23:30:04 ID:qSsiVkmsO
僕にはヤンガスに似た後輩がいます
ヘマしては、いつも「〇〇さ〜ん」と甘えた声で僕を頼りにしてくれます
可愛くてしかたありません
どうしたらいいですか?
688名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/27(金) 23:38:47 ID:emjPeXFwO
っ【全裸になって笑顔で魔物たちにご奉仕するヤンガスの絵】
っ【だらしなく涎を垂らして下半身裸でシコるヤンガスのフィギュア】
っ【上半身裸で大の字になって草原に横たわるヤンガスのフィギュア】
689(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/06/29(日) 19:50:50 ID:eAdpY6ix0
>>684
パンチ!パンチ!!(AA略)
りんかん!りんかん!!(AA略)
ちょーきょー!ちょーきょー!!(AAry
おなにー!おなにー!!(ry

>>685
褒められているのかそうじゃないのかちと判断に迷う意見ですね。(おそらく前者でしょうが)
ゼシカのおっぱいよりもヤンガスのお稲荷さんのほうがおいしそうだと思いますがねえ…。

>>686
実物大だったらもっと良かったのに、と勝手な注文を付けつつ689はチョコを見た。
ヤンガスの体が半立体に浮き彫り状になっている。エロかわいい顔つきはヒゲまでそっくり鳥山絵を模している。
これを食べるなんてとんでもない!冷凍しておこう。

>>687
まずは「もうヘマしちゃだめだぞ?」と優しくたしなめるように注意しながら、頭を撫で撫でしてあげましょう。
それでも頼ってくるようならば、ぎゅっと抱きしめてあげましょう。
そけでもまだ「○○さ〜ん」とすがってくるようなら、トイレに連れ込んで脱がせてあんな事やこんな事をしましょう。
後輩さんはきっとあまりの気持ちよさに687さんに身も心も捧げきってしまうでしょう。
健闘を祈ります。
念のために伺いますが、二人とも男子ですよね?

>>688
ほーし!ほーし!!(AA略)
しこしこ!しこしこ!!(AAry
トップレス!トップレス!!(ry

誰か>>684>>688の場面を絵にしてくれないものか。
690名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/29(日) 23:59:01 ID:rUS+Fnm+O
今日は職人さん来たけど続き来なかったね(´・ω・`)
っ【アナルパール】
691(作者以外)誰も読まないSS173:2008/06/30(月) 00:28:33 ID:ccMfucxd0
ククールには俺の考えている事が分かってないんだろう、話を続けてくる。
ククール「ゼシカは奥のほうのシスターの部屋で寝てるぜ。いまシスターは夜中のお祈りに出てるはずだ。
   だから今ゼシカはひとりきりだぜ。こっそり覗きに行かないか?」
修道院の暮らしが長かっただけあって、ククールは坊さん尼さんの暮らし方に詳しい。
でも夜中の祈りなんてするものだったっけ?トロデーンにも神父さんはいたけど、そんな事してなかったぞ。
俺が動こうとしないので、ククールは起き上がってきた。
俺は呆れた。こんなことのためにわざわざ起きるなよ。だいたい、ゼシカの寝姿を見たけりゃ独りで行けばいいだろうに。
だいいち、俺は昨日の疲れがまだ抜けきれてないんだ。寝かせてくれよ。
そんな俺の気持ちにはお構いなしに、ククールは俺のベッドの脇に立つと布団をめくった。夜の冷気がまとわりついた。
ククール「俺みたいなハンサムな男がいるのにゼシカがなびいてこないなんて、どう考えたっておかしい。
   考えられるとすりゃ、アクト、お前にゼシカが惚れてるとしか思えないな。」
俺は、ひんやりした空気から身を守ろうと、腕を胸の前で組み首をすくめた。
ククールは俺の胸に手を挿し入れようとする。
ククール「俺とアクトを比べてみて、お前のどこが俺よりも優れているのか、ゼシカがアクトのどこを気に入ってるのか
   きちんと調べないことには気がすまない。今夜は誰も周りにいないから、調べるにはうってつけだな。」
ククールは明らかに俺に向かって語りかけている。しかし発言内容が不気味だ。普段のククールとは別人に見えてくるくらいに。
ククール「だいぶ強い敵と戦うようになってきたから、筋肉も付いただろう。筋肉痛になったら俺がホイミしてやるぜ。」
言いながらもククールの手は俺の顔から首へ、首から胸の上で組んだ腕へと動いていく。
ククールの顔には月の光が当たって、薄緑色に見える。髪の毛の影も顔に落ちていて、なんとも不気味だ。
ククール「んふふふ、アクトは逞しいな…昔ドニの酒場で出会ったときとは大違いだぜ。」
ククールの両手が俺の下腹へと動いていく。
そういえば…俺は思い出した。ククールはマイエラ修道院出身。つまり男だけの世界。
すなわち、あそこで男同士の濡れ場の訓練でも積んできたのかもしれない。
692名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/30(月) 01:12:11 ID:8IlbhVYvO
>>94でのククールの行動はこの為の伏線だったんですね分かりました。

>>284も同じようなことを言ってたけど。
693名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/30(月) 01:14:06 ID:8IlbhVYvO
>>284じゃなくて>>287だった。
あと>>288も同じようなことを言ってた。
694名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/30(月) 11:28:00 ID:9/HGKKCF0
そ…っ そうきたか
695名前がない@ただの名無しのようだ:2008/06/30(月) 19:00:12 ID:rITmIIA4O
すげえwwwww
696名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/01(火) 12:17:18 ID:tG8FNqx6O
ヤンガスのエロシーンまだ〜?(AA略

いや、待てばいいってことは分かってますよ。
ただククールの件もあるし雪崩やメディのイベントもあるし
オークニスについてもすぐヤンガスに会える訳じゃないので
ヤンガスが次に登場するのは当分先だろうなって思っただけですから。
697名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/02(水) 03:15:26 ID:ThvT8RLGO
ヤンガスに秒間16発もの高速手コキしてあげたら
「い゙、イ゙グゥゥゥゥゥッ!!!」て叫び声を上げながらザーメン波動砲を発射した
更に発射直後のブツを口に含んだら
「そんな…やめ…」っていいながらすぐに勃起した
暫く吸ったり舐めたりしてたら「も、もう限界でがす!ぐおおおおぉぉぉっ!!」とか言いながらまたザーメン波動砲を発射した
これぞ人体の神秘
698名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/05(土) 21:43:10 ID:OYg8WtjKO
☆★☆★☆★☆★☆★保守☆★☆★☆★☆★☆★
699名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/07(月) 18:13:59 ID:BZ94KieNO
ヤンガス食べたい
700名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/08(火) 05:48:13 ID:RMOnP2N6O
700げと

っ【ヤンガスのぬいぐるみ】
701名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/11(金) 01:38:40 ID:u32W/267O
もしかして規制!?

取り敢えず一番お気に入りのシーンはヤンガスが兄貴の口淫で射精する所です。
二番目はヤンガスのケツに兄貴の腕が差し込まれて痛みで悶える所です。
三番目はその後ヤンガスが兄貴の腕に付着した排泄物や腸分泌液を舐めてきれいにする所です。
702名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/14(月) 09:50:41 ID:2J9YWHZ0O
正直言うとクク主はネット上に沢山転がってるから主ヤンオンリーで行って欲しかったんだけど…
703名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/15(火) 15:49:08 ID:OPKxu27FO
まあいいじゃまいか
エロシーンは主ヤンだけだろうし(*´Д`)
704名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/16(水) 23:29:20 ID:qN3//RGCO
それにしても職人さん遅いな〜
規制でも喰らってんのかねぇ。
それともリアルで忙しかったり体調が悪かったりするのかねぇ。

っ【プロレス技の解説書(但し関節技や絞め技や○○固めといった技などを中心に書かれている。と言うより関節技や絞め技や○○固めといった技しかない。因みに技をかけられているのは全てヤンガス)】
705(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/07/17(木) 05:34:45 ID:gLY/2a320
規制明けでひさびさに復活でがす。
とはいえこれから寝るつもりだから今日は続きは書けません。

>>692-695(まとめてのレスですまぬ)
もうすぐ続きを書きます。皆さんの期待通りになるかそれとも期待を裏切るかはお楽しみということで。

>>696
ゆっくり待っててください。リアルで雪が降る前にはヤンガスに再開できるはずです。

>>697
まだ人体の神秘とは言えんな。あまりエロくもない。

>>698
ありがたいことです。

>>699
私もヤンガスを食いたいです(もちろん性的な意味で)。しゃぶりながらゆっくり食べつくしたいですね。

>>700
これは…抱き枕にしていいの?さんきゅー。はあはあ…かわいくて萌え萌え。

>>701
この程度をお気に入りシーンといわれるとは、まだまだエロさが足りなかったか…もっとスケベにしないと。

>>702
ということは主ククはネット上にあまり落ちてないということですよね…?ふふふふ。

>>703
いや、既に荒くれ者ども×ヤンガスを書いてしまってます。
あれでハアハアするのは無理かな…。
706(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/07/17(木) 05:41:43 ID:gLY/2a320
>>704
>規制&リアルで忙しい
その両方でした。

しかしこれはムキムキマンが大量に載っている本ですね。
むほっ!ヤ、ヤンガスたんが…マッチョと絡み合ってる!筋肉と贅肉が触れ合って重なってエロ…いや逞しい。
黒パンツのもっこりが…は、半ケツが!胸肉のムチムチ感がハアハア…
ヤ、ヤンちゃんのエロ…もとい男性たちのさまざまなポーズがたくさん載っているいい本ですね。
人物画を描くためのポーズをデッサンするのに勉強になります。
しばらくお借りしてもよろしいですかな?
(706は解説書を懐にしまいこんだ。)
707名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/18(金) 01:37:17 ID:V/SmxERCO
もうこないかと思ってた
心配してたでがす
僕のちんちんも食べてくださ…

これ以上は恥ずかしくて言えません
708(作者以外)誰も読まないSS174:2008/07/19(土) 02:39:39 ID:QiqxHZtk0
ククールの手は俺のへその両脇をなぞるように滑っていく。その先はもちろん俺の股間だ。
俺は胸がドキドキしてきた。息も荒くなってきた。
ククールに惚れているわけじゃない。出来ることならこいつの手でいじられるのは避けたい。
でも、どう説明すればいいか…その先に起こるべき行為を期待してしまうんだ。
その行為が何かは言うまでもない。俺の股間に手をかけてあんなことやこんなことを…。
ククールの手は俺の股間を外れて、いつのまにか太腿の上を滑っていた。そのまま膝へと移っていく。
あれ、ククール?いったい何をしてるんだ。俺にエロくていけない行為をしようとしていたはずじゃないか?
ククール「アクト、なんかおかしなことを期待してたんじゃないか?悪い奴だな。」
俺の失望感というか安堵感が顔に出ていたらしい。ククールが俺の目を見つめながらこう言った。その表情には変化がない。
ククールは俺の体から手を外すと、俺の乱れたシャツを元に直した。
そして俺に背を向けて部屋の戸口へすたすたと歩いていった。
俺の胸は言い表せないもじゃもじゃした思いでいっぱいになってしまった。いったい今のお触り行為はどういう意味だったんだ。
ククール「アクトが行かないなら、俺は一人でゼシカのおねむを見てくるぜ。」
戸口から出ようとして、ククールが俺に告げた。
俺は思わずひきとめるように手を挙げてしまった。
おいククール、さっき俺の体を撫で回したのはなんだったんだよ!?
ククールは俺の入っているベッドの脇に戻ってきて答えた。
ククール「お前が俺ほど逞しい体をしているわけじゃないってことを知りたかっただけさ。
  ゼシカちゃんはたぶんお前よりも俺の体のほうに惚れるだろーな。」
それからどうでもいいと言ったように付け加えた。
ククール「俺はお前がヤンガスとべたべたしてるのを見るのがたまらなく不愉快だったんだ。
   あの太った山賊がいなくなってくれてせいせいしてるぜ。」
そしてくるりと向きを変え、ククールは今度こそ部屋から出て行った。
後に残った俺の頭の中は、眠たいのとククールの言った事が思いがけなかったのとでぐるぐる渦を巻いているようだった。
だけど、ククールがヤンガスと俺のツーショットを嫌っているということははっきりと分かった。
709(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/07/19(土) 02:41:15 ID:QiqxHZtk0
>>707
心配させてすみませんです。このとおり戻ってきました。
さて、上の口と下の口、どっちを使って食べてほしいですか?
710名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/19(土) 21:25:31 ID:a0WABIvDO
いつも乙です。

っ【ヤンガス型の張り型】
711(作者以外)誰も読まないSS175:2008/07/20(日) 15:03:08 ID:J5EYv/lh0
>>710
ありがとう。さて、この張り型は…ヤンガスの形をしているけど、そのまんま挿入していいのかな?
デコボコが心地よく刺激してくれそうだ。


なんだってククールは俺とヤンガスが仲良くしているのが嫌なんだろう。
自分だって隙あらばゼシカとくっつこうとしているくせに。今だってゼシカの寝床を覗きに行ったわけだし。
ゼシカが熟睡してたら胸でも揉んでくるつもりなんだろう。紅服の女たらしめ。
あんな奴、ゼシカに往復ビンタでも食らって帰ってくればいい。ざまあ。
俺だってヤンガスが一緒にいたらヤンガスの胸肉とか腹の贅肉とか太ももとかを揉んで…もちろん股間も揉んで…
ヤンガスは揉まれたって文句なんか言わない。「兄貴〜」とか言って縋りついてくるだろう。ハアハア。
ヤンガスのほうがゼシカなんかよりもずっと可愛いのに。どうしてククールはそのことに気が付かないんだろう。
でも気が付かれちゃったらククールに俺のヤンガスを奪われてしまう。気付かれないほうがいい。
…あれ、もしかしてククールって男には興味ないのかも?だって俺のことを触っただけで何もしてこなかったし。
なんとなく疲れてきた。今日は宿をものすごく早く取ったからゆっくり休めているはずなのに。
せめてククールが戻ってくるまでは起きていよう。奴がどんな歓迎をゼシカにされたか見届けてやるんだ。
俺はベッドに横になったままククールを待った。
待つほどもなく靴音がしてククールが入ってきた。
ククール「なんだ、ドアは開きっぱなしだったのか。アクトも寝たのかな。」
そして自分のベッドに腰掛けて屈んでごそごそやりだした。靴を脱いでいるらしい。
ククール、戦果はどうだったんだ?
ククール「うわっ!…アクト、起きてたのか。脅かすなよ。」
そっちこそこんな事くらいで驚くなよ。
ククール「…どうせゼシカはどうしてた?って聞きたいんだろ。起きてたぜ。」
部屋を覗いたんだな。
ククール「もちろんだ。シスターがいなくて寂しそうにしてたぜ。」
へえー。で?覗いただけか?
712(作者以外)誰も読まないSS176:2008/07/20(日) 15:46:40 ID:J5EYv/lh0
亀になるが>>690。微妙なタイムラグでしたね。
で、そのアナルパールはどう使うべきでしょうか。私としてはやはりヤンガスに挿入するのがいいと思っ…


ククール「俺だって紳士だろ。ゼシカちゃんを怯えさせるような行動は慎むさ。」
ゼシカ「なーにが紳士よっ!フンッ!」
いきなりゼシカの甲高い声がしてククールは跳び上がった。俺もちょっとびくっとした。
半開きになったドアの隙間からゼシカが顔を覗かせている。ちょうど月の光が当たって、ゼシカの寝巻姿が白く浮いていた。
ゼシカ「聞いてよ、アクト!ククールったらわたしの胸に触ろうとしたのよ!」
ククール「まあまあ、ゼシカちゃん。それは布団がずれていたから直そうと…」
ゼシカ「見え透いた嘘なんか言わないでよ!だいたいわたしか目を覚ましてるのに気がついてたくせに。
   布団がずれてるならそう言えばいいじゃない。」
二人とも待てよ。深夜なんだからもう少し小さい声で喧嘩しよう。それより喧嘩しないのがいちばんだけど。
ククール「喧嘩するなって…あたしは喧嘩してるんじゃないわ、意見を言ってるだけ。
   こんなセクハラ男、サイテーよ!ラプソーンのことがなければさっさと一人旅に戻ってるわ。」
トロデ王「なんじゃ、お前たち。表まで聞こえておるわ。」
いきなり戸口から覗き込んだのは、緑色の顔の王様だ。俺たち三人は揃って跳びあがった。
もしヤンガスがいたなら「おっさん、いつの間に!」のポーズをとりつつ跳び退るだろう。
トロデ王「もう夜半じゃ。夜のご祈祷も済んだぞい。みんなさっさと寝んか。
   ここは教会じゃし、朝は早いんじゃ。特におぬしはそのことを知っておろう、ククール。」
ククール「はあ〜〜…」
ゼシカ「そ、そうね、教会は朝が早いものね。ちゃんと寝ないと寝不足になっちゃう。
   ククール、この話は明日までお預けよ。じゃあおやすみっ!」
ゼシカは戸口の王様を突き飛ばさんばかりの勢いで駆け戻っていった。
ククール「やれやれ、とんでもない目に遭った。…でも俺、昼寝したから眠くないんだよなあ。」
そりゃ自分の責任だろ。
713(作者以外)誰も読まないSS177:2008/07/20(日) 18:22:14 ID:J5EYv/lh0
とにかく、明日は山まで行くかもしれない。今夜眠くないからって起きていても、明日に無駄な疲れが生じるだけだ。
俺は眠るぞ、ククール。
ククール「はいはい、ご勝手に。あああ、あそこでゼシカが黙っててくれりゃなあ…」
まだ言ってる。
俺は、山の向こうにいるかもしれないヤンガスのことに思いをはせた。それから目を閉じた。
とにかく寝ないと、自分で言ったように、明日疲れることになる。

次に気付いたときはぼんやりとした薄明かりの中だった。そばでは若い男の寝息がする。言うまでもなくククールだ。
建物の外では人が動く物音がする。音を立てないようにしているようだが、俺は耳が良いのでひそやかにしていても聞こえる。
そうか、もう朝で、教会の人たちは働いてるんだな。
俺はベッドから降りて伸びをした。夕べの騒動にもかかわらず、ぐっすり寝られたので気分が良い。
戸をあけて表に出た。神父さんが顔を洗っていた。
神父さん「おお、お客人。疲れは取れましたかな。」
俺はうべなった。
神父さん「それは良かった。今日は山の向こうに行かれるのですね。事故に遭わないようにご無事を祈ってます。」
俺は神父さんへの挨拶をすませると、そのあたりを歩いてみた。
今朝は曇りだが、太陽が薄い雲越しに出ているのが見える。
北の山脈は薄紫に見えた。
ヤンガスはあそこにいるんだろうか。山の雪に埋まってないだろうか。凍えていないだろうか。
着ている物が蝋だけだから寒いだろうな。
教会の裏には姫様が腰を下ろして寝ていた。隣の馬車では王様が寝ていた。足先が幌から突き出していた。
シスターが菜園の手入れをしていた。
シスター「あら、おはようございます、旅のかた。」
俺も挨拶を返し、とりとめもない会話をした。今日はどこまで行くのかとか、この先はどんなになってるのかとか。
シスター「徒歩で峠のトンネルを通るのでしたら、なるべく早く出るに越したことはありませんわ。
   あそこまでは歩いて一日いっぱいかかると聞いておりますもの。」
714名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/21(月) 02:08:17 ID:FMSa+EUhO
私はヤンガスとの早期再会、そしてエロ展開を願います。

っ三角木馬
715(作者以外)誰も読まないSS178:2008/07/21(月) 13:37:27 ID:6y1B2uW30
>>714
私もそれを願っています。
しかし執筆スピードが私の気分と都合によって振り回されまくりなので
いつヤンちゃんに再会できるかは分かったものじゃあありません。
とりあえずリアルで雪が降る前(十月いっぱいまで)にはOKだと思いますが…。

三角木馬ですか。ヤンガスを乗せろというんですね。わかりました。
え、そうではなくてゼシカに手を出そうとしてるククールをまたがらせろと…?


そうか、一日歩けば雪山に着くのか。それだけヤンガスに近づける。
俺は一面雪が積もっているという世界を思い描いた。オークニスの町がどんなところかは分からないが、想像してみた。
その町のどこかに、俺がこれから訪ねるはずの宝石職人が住んでいるという。
そしてたぶんヤンガスもその町のどこかに住んでいる。
それからハワードさんの黒犬レオパルドちゃんもあのへんにいるはずだ。また人を襲ってなければいいのだけれど。
たしか七賢者の子孫を襲っているって、ゼシカが言ってたな。
馬車で寝ていた王様がごそごそ身動きしだした。そろそろお目覚めらしい。

朝食が済んで、俺たちと商人たちは旅支度をした。
商人A「我々はリブルアーチへ向かいます。オークニスは寒いですから気をつけて!」
商人B「馬車の車輪が雪に埋まりますよ。なるべに荷は軽くしていったほうがよろしいですよ。」
トロデ王「姫や、裸足で雪の中を歩かせることになるとは、わしも思っても見なかったわい。」
ミーティア姫「ひひん…ブルルル。(大丈夫ですわ、普通のお馬さんだって雪の中を平気で歩いてますもの。)」
俺たちは教会の人たちに見送られて出発した。目指すはかなたの雪山にあるというトンネルだ。
ククール「ううっ、なんだかひんやりするぜ。天気が悪いせいもあるだろうけど。」
ゼシカ「あたしに近寄らないで。夕べのこと、忘れたわけじゃないでしょうね。」
716名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/23(水) 17:02:48 ID:/iWm48BvO
いつも乙です。
っ【小説の1シーンより。エビルスピリッツにケツを舐められて悶えるヤンガスの蝋細工】
717(作者以外)誰も読まないSS179:2008/07/25(金) 06:06:09 ID:R3H+BXKX0
>>716
えっろーい。ヤンたんすっぽんぽんですね。悶え顔がそそります。ハアハア。
肛門もぱっくりずっぷり開いていてワイセツなことこの上ありません。
こんな物を公共の場に出すとわいせつ物陳列罪になってしまうので、私がもらっておきます。
文句はございませんね?


道のりは長いが風景に変化はない。単調な移動が午前中いっぱい、そして午後も続いた。
草木ばかりで人の姿は全く見かけない。たまに出会うモンスターでさえ、気晴らしの相手に見えるくらいだ。
道が登り坂になりだしたのに最初に気付いたのはミーティア姫だったらしい。
急に顔を上げて、ゆく手を見つめるような視線になったから。
トロデ王「どうやら山脈のふもとに着いたようじゃな。ふう。
  それにしても長い道のりじゃ。ミーティアにも大変な苦労をかけてしまっておる。」
ククール「この道をあの黒犬が駆けていったのか。魔王にとりつかれているとはいえ、とんでもないスピードだったんだろうな。」
ゼシカ「峠のトンネルとか雪山とかでいきなり戦うはめになったら、私たちの勝ち目は薄いかも…
   こんな弱気なことを言ってちゃだめよね。でも、雪山って足元が悪いんでしょ。苦戦するのは確かよね。」
太陽が森の木のてっぺんに串刺し状態になったころ、俺たちのゆく手に峠のトンネルが現れた。
ゼシカ「薄暗いトンネルね。こんなところを通る人がいるわけだけれど、気が滅入ったりしないのかしら。」
ククール「案外、中に村があったりしてな。洞窟に住むほうが、雪の中で暮らすよりも寒くなくて楽だろ?」
それはないだろ、ククール。

そうこうするうちに、俺たち五人(姫含む)はトンネルの前に着いた。
馬車の音を聞きつけたと見えて、奥から見張りの兵士が慌ただしく駆けてきた。俺たちを検問するためらしい。
兵士「どこに行くんだい?オークニスか。今から行くと明日の昼になってしまう。
  トンネルを抜けた先に家があって、メディという薬師のおばあさんがイヌと一緒に暮らしている。
  そこに泊めてもらうといい。」
718名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/26(土) 03:07:15 ID:aq+OyhRZO
このスレ三ヶ月持つかな…


っ【ヤンガスのエロ画集(兄貴とのSMプレイ多め)】
719名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/26(土) 04:18:23 ID:K4p4/IIcO
>ククール「喧嘩するなって…あたしは喧嘩してるんじゃないわ

ちょwwww


いつも乙ですヽ(´∀`)ノ【アイスバーヤンガス味】
720名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/27(日) 20:41:54 ID:ohaex84tO
えーと…

そのー


頑張って下さいっっ
721名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/28(月) 00:32:00 ID:v4hpCbtlO
あげますよっと。

っ【小説の1シーンより、ヤンガスが失神してライドンに抱えあげられているシーンのフィギュア】
722名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/29(火) 01:06:26 ID:Dq2ru7Sa0
両方見てるやつ結構いるかもしれんが、パンツ被りたいスレに
こんな素敵なヤンガスがあった
ttp://img207.imageshack.us/img207/4779/loveloveyangusbyrobonyahd5.jpg
723名前がない@ただの名無しのようだ:2008/07/31(木) 00:09:55 ID:j+OKV+/sO
保守
724(作者以外)誰も読まないSS作者:2008/07/31(木) 17:09:36 ID:mLYPo5sY0
>>718
もし持たなかったら(途中で容量がいっぱいになる可能性あり)別スレに越します。
どこかにうっちゃられた糞スレがあるでしょうから。
【エロ画集】
む…むほおっ!ぶはっ!こ、これはハアハア・・・ハアハア…
ああ、絵の中に入ってヤンガスにあんなことやこんなことができないのが恨めしい。
ヤンガスたちが絵から飛び出すか、俺が絵に飛び込むかできればいいのに。
きっと二人の周りはヤンガスのムサいにおいでムンムンなんだろうな。

>>719
もちろんゼシカの間違いです。失敬失敬。
【アイスバーヤンガス味】
ん〜なんか脂っこくて酸味があってしょっぱいんだけれど、これがヤンガスの味なのか?
ヤンガスのザーメンは原材料に含まれてないの?

>>720
ありがとうございます。
しかしなんだか、4を女勇者でプレイしてて夜のアネイルで「あなた胸が小さいのね」と言われた直後の
ホフマンのセリフみたいですね。

>>721
うおお、ヤンガスのうつろな目つきがいいですね。ライドンさんも表情がよく出てる。
ヤンちゃんの腹のぽってり具合とイチモツのたるみ具合がエロ心をそそります。

>>722
そのヤンちゃん可愛いですよね。USAでも彼の可愛さが分かる人がいるんだ。
ちなみにそれをパンツ被りたいスレに貼ったのは私ですww

>>733
さんきゅー。
725(作者以外)誰も読まないSS180:2008/07/31(木) 17:41:17 ID:mLYPo5sY0
こんな人里離れた所で、おばあさんが一人暮らしか。魔物に襲われないのかな。
ククール「案外、魔物もかなわないスーパー婆さんだったりしてな。」
ゼシカ「ハワードさんのように結界を作るすべを心得ているのかもしれないわ。」
兵士「ところで、昨日の宵の頃だったか、なんともまがまがしい黒い影がここを走り抜けていったんだ。
  イヌに似ていなくもなかったが…俺がさっきメディ婆さんの家に行ったときには、その辺りにはいなかった。
  だけど、もしかするとそのあたりで見かけるかもしれない。くれぐれも気をつけてな。」
俺たちは兵士さんを後にして、洞窟に入った。入ったとたんにひんやりと寒くなった。
日が当たらないからなんだろう。
ゼシカ「見て!つららが下がってるわ。絵本でしか見たことがないのよ。」
トロデ王「姫や、足元はつらくないかの。滑らぬように靴を履かせてやれればよいのじゃが…。
   この錬金釜は、馬具は錬金できないものかのう。アクト、手が空いたら試してくれぬか。」
ククール「布か何かでくるんでおけばいいんじゃないですか?」
トロデ王「わしのかわいい姫をそこらの村の子供と一緒にするでない!
  姫にはフェルトブーツなどという安っぽい代物ははかせたためしがないわい。」

トンネルはまっすぐで、あまり長くなかった。しばらく進むと行く手に矢車草の花のような色の空が見えてきた。
進むにつれてますます冷え込んでくる。トンネルの出口から、強くはないものの、冷たい風が吹き込んでくるんだ。
ゼシカ「さ、寒い!こんなところに住んでいる人がいることが信じられないわ。」
ククール「顔が痺れてきた。俺の美貌が寒さで凍りつくことがあるなんで考えたこともなかったぜ。」
ミーティア姫「ブヒヒン…(この寒さは少しきついですわね…)」
トロデ王「わしの顔が凍っちまう。アクト、早いところメディなる老婆の家を探すのじゃ。」
ここでもしヤンガスがいたら、俺と二人で抱き合って温まりあいながら進めるのにな。
よりによってヤンガスがいるのがこの先だなんて…つらいなあ。
俺たちは風を体で押し返すように力を入れて歩いた。そしてやっとトンネルの外へ出た。出た途端に風は弱くなった。
そこは両側に緩やかな崖がある谷の中だった。足元は砂糖細工のように白くてもろい雪の結晶で覆われている。
726(作者以外)誰も読まないSS181:2008/07/31(木) 18:35:33 ID:mLYPo5sY0
さて、メディさんの家とはどこだろう?
俺たちは雪がちらつく中を進み始めた。
ククール「俺のブーツよりも白いんだな、雪って。」
ゼシカ「雪って綿みたいなものだと思ってたけど、それよりも砂糖や砂に似てるわ。」
トロデ王「姫や、馬車など引かせて申し訳なく思っておるが、この馬車には城の貴重品が積んであるのじゃ、耐えてくれ。
  なんならわしが降りて押してもよいぞ。」
ミーティア姫「ヒヒン…ブルルルッ(いいえ、大丈夫ですわ、お父様。ほら、このとおり…)」
そしてミーティア姫様は軽くトロットし始めた。そこまではよかったんだ。
でも、みんな、道がなだらかな下りになっていることを見落としていた。
気がついたときには、姫様も王様も馬車も、流砂のような雪の上をずるずる滑って遠ざかっていくところだった。
トロデ王「姫!姫や!足を…整えて…」
俺たち三人も慌てて追いかけた。でも雪に足が沈んで速くは走れない。少しずつ間が開いていく。
こりゃ、そのうち道が平らになるところまで追いつけないぞ、と俺が言おうとしたときだった。
ものすごく重たい音が聞こえたんだ。
ゼシカとククールにも聞こえたようで、俺たち三人は顔を見合わせた。そして音の聞こえたほう、つまり上を見上げた。
なんだか分からない巨大なものが降ってきた。
雪の巨大な塊だ、と気付いたときにはもう俺は吹っ飛ばされていた。天地が逆転したようだった。
顔に針のような冷たさが数え切れないほど刺さるのを感じたけど、俺はめまいがしてそれっきり訳が分からなくなった。

顔はまだちくちくする。でももう冷たさは感じなくなっている。
どうしたんだろう、と思って俺は手を動かそうとしてみた。しかし体の上に何か載っているようだった。
どこかでパチパチいう音がする。耳慣れた音なのだが、なんだったか思い出せない。
重たい頭をどうにかめぐらせて、俺は気付いた。ああ、この音は、薪がはぜる音だ。
つまり、ここには誰か人がいる。
俺はそろそろと目を開けた。古いが手入れの行き届いた木の壁や柱が見えた。
ここは人の住む家だ。俺は嬉しくなり、もう一度手足を動かしてみた。
体に載っていたのはなんのことはない、毛布だった。
727名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/01(金) 21:21:58 ID:o7IPqH/OO
お疲れ様です…

っ【ヤンガスがフィストファックされて悶えてるフィギュア】
728(作者以外)誰も読まないSS182:2008/08/02(土) 02:01:47 ID:BTDAcpy+0
素晴らしい投稿掲示板を見つけましたでがす。 ttp://www.anonib.com/_chubbyyaoi/index.php?t=8
>>727
ひゃあんっ!!ヤンたんがエロエロしく全身をくねらせてますね。
しかも後ろに手を突っ込んでいるのはモリーじゃないですか。
中でグーパーグーパー、たまにチョキとかキツネとかしているのかと思うと、私の股間も屹立してしまいます。
ヤンたんはフィストされるくらいに開発されてたんですね。
実にえろいフィギュアだ。


俺はそっと起き上がった。体が変にぽかぽかしていて、だるい。
おもむろに手足を動かしてみると、節々が痛かった。まるでじいさんになったみたいだ。
俺はあたりを見渡した。ここは寝室として標準的な大きさの部屋だ。壁のうち二面が木で、残りの二面と床が石造りだ。
暖炉ではあかあかと火が燃えている。薪が積んであり、暖炉のそばには椅子とテーブルもある。
石の壁のひとつには窓があって、くすんだ水色の空が見えていた。質素だが気持ちのよい部屋だなと、俺は思った。
ここはもしかして、雪越しの教会や山脈のトンネルで話に聞いたメディさんの家だろうか。
俺は部屋のドアを開けて廊下に出た。雪国なのにほんのり暖かい。
全身がじんわりと痛むので、俺はのろのろと歩いた。
廊下の中ほどに、昇りの階段があった。上で人の気配がする。誰がいるんだろう。
ゼシカやククールかな?トロデ王様とミーティア姫様は?そして、俺の可愛いヤンガスは?
俺は手すりにつかまると、階段の踏み板を一つ一つ踏みしめるように登った。膝や股を曲げると痛んだから。
俺の足音を聞きつけたのか、上で誰かが小走りに歩く音がした。そして階段の上に緑色の頭が現れた。
トロデ王「おお、アクト。やっと目が覚めたか。お前だけなかなか起きないのでみんな心配しとったんじゃ。」
王様は上で見ているだけだ。手を貸してくれればいいのに、とちょっと思ったが、
この王様にそれを期待するだけ無駄だということは、長年仕えている俺には分かりすぎるくらい分かっていることだった。
*「ああ、ようやくお目覚めだね。じゃあ薬湯の支度をしようかね。」
階段の上に、灰色の髪を載せたお婆さんの顔が現れた。初めて見る顔だ。この人がメディさんなのかな。
729(作者以外)誰も読まないSS183:2008/08/02(土) 07:39:21 ID:hx1rsdbi0
俺がやっと階段を登りきると、お婆さんは俺に手を貸してテーブルまで率いた。
テーブルにはなじみの顔が二人。もちろんゼシカとククールだ。それにトーポもテーブルに載っている。
さらに見ると、玄関の中にミーティア姫まで入っていた。
トロデ王「お前たちが雪崩に巻き込まれたので、わしがたまたま見つけたこの家に助けを求めに行ったんじゃ。
  わしらが先に滑ってなかったら、全員お陀仏だったじゃろな。怪我の功名とはこのことじゃ。」
お婆さん「まあまあ、でも雪崩がほんの近いところで助かりましたよ。
   離れていたら助けに行く前に息が詰まってしまいますからね。ねえ、バフや。」
お婆さんは暖炉の脇に寝そべっている大きなイヌに話しかけつつ、鍋からもうもうと湯気の立つお湯を汲んで俺に渡した。
お婆さん「さあ、お飲みなさい。体が温まりますよ。」
俺はカップを覗き込んだ。薄いレンガ色のお湯で、いかにも薬臭いにおいが漂ってくる。
これ、なんですか?
お婆さん「これはヌーク草という薬草で作った薬湯。体が芯から温まって、寒さ知らずになりますよ。」
俺はテーブルに就いた。トーポが寄ってきた。
ククール「お前だけなかなか起きてこなかったんで、心配してたんだぜ。」
ゼシカ「このイヌがあたしたちを助け出してくれたみたいよ。賢いのね。」

お婆さんは自己紹介をした。やはりメディさんだった。イヌの名前はバフ。救助犬らしい。
メディ「こんな所に独り住まいなんておかしいとお思いでしょう。でも、ちゃんとしたわけがあるんですよ。
  この家の裏には、いにしえの七賢者が残した石碑が建っていて、そこに書かれていることが必要とされるまで
  守っていくのが、わたくしども一族の先祖代々からの務めなんです。」
ゼシカ「一族…ってことは、メディさんには身内がいらっしゃるんですよね。」
メディ「そう。でも、うちの身内は一人息子だけで、しかも薬師なんですが、薬師は人の多い町にこそいるべきだと言い張って、
   北のオークニスの町に住んでおります。ここにはめったに帰ってこないんですよ。」
メディさんはちょっぴり寂しそうだった。
730(作者以外)誰も読まないSS184:2008/08/02(土) 07:56:18 ID:hx1rsdbi0
その石碑に書いてあることって何なんでしょう。お婆さんが一人残ってまで守らなくちゃいけないものって…。
メディ「いにしえの七賢者が遺した預言です。
  大昔ラプソーンとかいう魔王がこの世に現れたとき、賢者たちがどこだかに封じ込めたそうですよ。
  なにかのきっかけで甦ったときにどうしたらよいかが記してあるのです。」
ラプソーンという名を聞いて、俺とククールは思わずゼシカの顔を見た。ゼシカの顔も引きつっていた。
ゼシカ「どうしたらよいと書いてあるんですか?」
メディ「あいにくですが、これは時が来るまでは他人に明かしてはならないことになってるんですよ。すみませんねえ。」
メディさんはゼシカの表情からさまざまなことを読み取ったに違いない。
ゼシカが賢者の子孫であることも見抜いたのかな。
俺は薬湯をすすりながら話を聞いた。この薬湯はひりひりと辛い。そしてメディさんの言葉通り、体が芯から温まってくる。
この雪原のどこかにいるかもしれないヤンガスにも飲ませてあげたい。

雪山で注意すべきことや、オークニスへの行き方などを聞いて、俺たちはそろそろ出ることにした。
ククール「いきなりやって来た俺たちを一晩泊めてくれるなんて、メディさんにはさぞご迷惑でしたでしょう。」
メディ「ほっほっほ。ここは人里離れたところですから、オークニスに通う旅人たちが泊めてほしいとよく訪れますよ。
   ですからお客をお泊めする準備はいつでも整ってます。お気になさらずに。」
えっ、一晩たってたの!?
メディ「ぐっすり眠ってらしたから気付かなかったでしょうけれど、雪崩があったのは昨日の日暮れのことですよ。
   今朝はもうお日様が高く昇ってますよ。」
うーん、それはほんとに気付かなかった。
メディ「そうそう、オークニスに行くのならことづかれてくださらないかしら。」
メディさんは布の袋を取り出して俺に渡した。
メディ「オークニスには息子のグラッドという薬師が住んでます。この袋を息子に渡していただけるかしら。」
薬草のようなにおいのするその袋を、俺は大切にしまった。
ミーティア姫を外に連れ出そうとして、俺は妙なものに気付いた。
玄関脇の石張りの床に、薪や藁に混じって、ひん曲がった白い物体が置いてある。明らかに蝋だ。
731名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/02(土) 13:50:12 ID:KoIMcLlsO
この後の展開の想像がつかない
もしかしてヤンガスと再会してからの展開は出来てるんですか?
出来てなかったらごめんなさい。
っ【全裸で全身ザーメンまみれになって自慰しているヤンガスのフィギュア】
732名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/04(月) 23:59:05 ID:D3xTGLZhO
いつもお疲れ様です。
っ【ヤンガスのエロ画集(今度は様々なモンスターに犯される奴です。)】
733(作者以外)誰も読まないSS185:2008/08/07(木) 00:10:42 ID:4XCA2+W10
>>731
全身ザーメンまみれってことは、自分一人のものじゃないですよね。
いったい誰にぶっ掛けられたのかが気になります。
エロさ抜群です。

>>732
マドハンドのしごき…ギガンテスの巨根から滴る男汁…
バブルスライムがヤンガスの全身を這い回ったりおおきづちが木槌をアナル挿入したり
クラーケンのニュルニュル触手で体の中も外も愛撫されたり
ダンビラムーチョに誘い受けされたり
こちらもはなはだエロいです。
惜しむらくは実物のヤンガスに触れないことですね。


メディ「それは、昨日ここで休んでいった商人が、オークニスで拾ったとか言って置いてったものですじゃ。」
俺がいぶかしげに蝋を見ているのに気付いたのだろう、メディさんが教えてくれた。
メディ「これを棒状に切って糸をつければ蝋燭になりますからねえ。独り暮しの身にはありがたいことです。」
俺は蝋の塊をひとつ拾い上げてためつすがめつした。顔くらいの大きさだ。
ぐにゃりと曲がってはいるが、人間の体から剥がしたものにも見える。
俺の考えてることは言わずとも分かるだろう。
メディ「ご入り用なら、ひとつさしあげますよ。」
俺はさすがに断った。でも、ヤンガスがオークニスにいそうだという確信は、これでなおさら高まった。
ミーティア姫を引いて外に出てみると、空は爽やかに晴れていた。風が冷たいが心地よい。
そうか、さっきの薬草のお茶で体が温まってるんだな。
俺はミーティア姫を馬車につなぎ、メディさんから預かった袋を馬車に積んだ。
王様、ゼシカ、ククールも出てきた。さあ、オークニスへ出発だ。
俺たちはメディさんとバフのお見送りを受けながら北へ向かった。
734(作者以外)誰も読まないSS186:2008/08/07(木) 10:27:56 ID:vLvn1PTK0
俺たちは歩く。ひたすらてくてく、てくてく、てくてく…
薬湯の効果と歩きでぽかぽか温まった体に、冷たい風が気持ちいいくらいだ。
足元は相変わらず砂地みたいだけど、今日はミーティア姫様も滑らずに進んでいる。
ゼシカ「青空と雪の白さの取り合わせが絶妙な美しさね。神秘的だわ…」
ククール「景色が単純すぎて飽きてきた。早くオークニスとやらに着きたいぜ。」

昼過ぎごろに、雪を被った大きな建物のようなものが見えてきた。人が住んでいそうな気配がある。
近くまで行くと、道端に「オークニスへようこそ!」と書いた標柱が立っていた。
そうか、あの建物がオークニスか。建物ひとつが町とは、かなり小さいな。
ククール「お前は寝ていたから聞いてないだろうけど、メディさんの話だと、
  この町の地下はものすごくごちゃごちゃしてるそうだ。まるで迷路みたいにな。」
ゼシカ「グラッドさんという人も、地下に住んでるらしいわ。届け物、ちゃんとできるかしら。」
俺はヤンガスがこの町にいるかどうかを考えていた。この町にもうひとつ用事があったような気がしたけど、なんだっけ?
そうそう、宝石職人に頼んでリーザスの目のまがい物を拵えてもらうことだったっけ。
でも、なんだかもうどうでもよいような事に感じられて仕方なかった。

町の入口は大きな木の扉で閉ざされていた。
トロデ王「わしらはいつものようにここで待っておる。お前たち、用を済ませてくるのじゃ。」
中に入ると急に真っ暗になったように感じられた。それもそのはず、外はいちめん白いのに、中はレンガ造りなんだものな。
まずはメディさんからの預かり物を届けるのが先だと思い、俺たちは門番らしき兵士さんにグラッドさんの家を尋ねてみた。
兵士さん「グラッドさんの家なら、地下だな。だが、地下はよそから来た人にはまったくもって分からないだろう。
   それにちょうど今、グラッドさんは町を留守にしている。なんなら私が預かっておいて、グラッドさんに渡しておこうか。」
俺は、グラッドさんにじかに渡すようにと頼まれた品なのでそれはできないと答えた。
兵士さん「だったら町を回ってくるといい。しばらくすればグラッドさんも戻ってくるだろうから。」
735名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/07(木) 12:43:59 ID:7o5y0Yo1O
乙です。

っ【ヤンガスのエロ(ry(今度は色んな拷問にかけてみました)】
736(作者以外)誰も読まないSS187:2008/08/08(金) 00:45:28 ID:91iugOjm0
>>735
新しいエロ画集ですね。うほっ。
ヤンたんが三角木馬にまたがってたり首まで土に埋められてたり逆さ吊りで便壷の上に提げられてたり
ムチでびしばし打たれてたり十字架に磔にされてぐるぐる回されてたりアナルに拳を…ってこれはご褒美じゃんか。
とにかくヤンちゃんのエロエロなポーズがたくさん見られて嬉しいことこの上ありませんです。

俺は、町を見る前にまず門番に尋ねるべき事があった。
つまり、昨日かおとといあたり、この町に藁を積んだ馬車が来なかったかどうか。
兵士さん「馬車なら何台か来たがね。そういう馬車が、確か一台あったな。
  どこに荷を下ろすのかって?だいたいはここか、地下の倉庫に通じる入口だ。藁だったら地下倉庫だな。
  でも、それがどうかしたのか?」
蝋まみれのガタイのぶっといおっさんがその藁に埋もれていたかどうかを兵士さんに尋ねるのは野暮だ。
だから、俺はなんでもないんですと言ってその場を取り繕った。兵士さんも深く追究しようとはしなかった。

さて、俺たちは町を回ってみることにした。
地下があるということは、どこかに階段か下り坂があるはずだから、それも同時に探すのだ。
オークニスの町はいっぷう変わっている。いくつかの建物が、廊下でつながっているのだ。
つまり町を歩くときは外に出なくてすむということだ。寒い地域でもこれなら楽に暮らせるのだろう。
ぐるぐる回ってみたが、下に降りるルートらしきものは見つからない。そのうち、町の入口に戻ってきてしまった。
ククール「そこに階段があるぜ。」
入ったときには何故か気付かなかったんだけど、町の入口のある部屋に下り階段がどかんと口を空けている。
なら、ここから降りればいいんだな。
兵士さん「きみたち、その下は工事中だ。下に行きたければ、いったん町の広場に出てから行くといい。」
確かに下では職人さんたちがレンガを積んだり漆喰を塗ったりしている。これじゃ通れない。
兵士さんは町の広場への行き方を教えてくれた。町の地上部を形作る建物に囲まれた部分のことを広場と呼んでいるそうだ。
俺たちは早速広場へ向かった。下り階段は、広場の中の町長さんの家にあった。
737名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/08(金) 15:16:16 ID:VIHal8NsO
次の次辺りか!?>ヤンガスとの再会


っ【小説の一シーンより、ザーメンまみれでケツ穴に腕をぶちこまれて仰向けにされたヤンガスのフィギュア】
738(作者以外)誰も読まないSS188:2008/08/08(金) 18:05:19 ID:sXwvoeMt0
>>737
キター!!荒くれ者どもにぐりんぐりん回されているシーンですね。後ろから突っ込まれているのはアクト(主人公)の腕ですね。
ヤンたんの苦悶と恐怖と快感の入り混じった表情がエロい。股間もそそり立ってていかにも気持ちよさそうですね。
ザーメンべちょべちょでヤンガスもさぞ幸せなことでしょう。

階段を下りるとそこは地下街だった。
壁の上部のところどころにある明かり取りの窓と、たくさん焚かれたランプのおかげで、あまり暗くはなかった。
どこかにグラッドさんの家があるんだな。それに地下倉庫も。
ゼシカ「さっきからアクトは地下倉庫を気にしてばかりね。どうしてなの?」
ククール「ヤンガスは倉庫なんかにゃ隠れてねーぜ。パルミドで盗賊に戻っちまったんだろう。
   でなきゃアクトのことを探してぜったいに着いて来るはずだものな。」
ククールは鬱陶しいといった目で俺のことを見た。俺とヤンガスが好きあってることの何がそんなに嫌なんだ。

地下街は、入口の兵士さんが言ってたとおり、どこがどこだかさっぱり見当がつかなかった。
ゼシカ「こういうときにフローミがあればいいのに。いにしえの時代にあったという、自分の居場所が分かる呪文だそうよ。
    うちの古文書に書いてあったわ。」
ククール「俺はレミーラという呪文が欲しいな。これもいにしえの呪文で、すべてを照らし出すんだそうだ。
   いまは失われているがそのうちよみがえらせてやろうって、あいつが以前語ってたのを聞いたことがある。」
「あいつ」とはククールの異母兄のマルチェロのことだろう。博識だと聞いている。
でも、今はそんな呪文はないわけだし。壁にチョークで丸でも書いていくか。
ククール「チョークを持ってるのか?」
持ってないけど…ブロンズナイフでレンガに傷をつけていけば目印になるだろう。そしたら迷わずにすむ。
と、そこへ人が通りかかった。
通りすがりのおじさん「君たち、誰か探してるのかね?」
俺たちはグラッドさんの家を訪ねた。
おじさん「グラッドさんの家なら、そこの突き当たりだ。でも今は出かけてるよ。たぶん北の洞窟だろう。
  それにしても帰りが遅いなあ…なにかあったんじゃないだろうか。」
739名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/09(土) 02:52:37 ID:oGddiXLzO
っ【ヤンガスのエロ画集(今度は色んな方法で緊縛してみました)】
740(作者以外)誰も読まないSS189:2008/08/09(土) 03:34:49 ID:bzGkx9d80
>>739
うおう、ヤンたんのムッチムチな肉体に太いのやら細いのやらロープがかかって…縄目からこぼれ落ちそうな肉が美味そうですww
私は結び方はあまり詳しくないのですが、ここに載っている逆さづりや後手後足首や大の字ポーズやらを見ていると
どうにもムラムラ感がこみ上げてきて悶々としてしまいます。
ただの簀巻きもエロいものですね。


せっかく暖かな街に入れたのに、北の洞穴とやらに行かなくちゃならないのかな。
ゼシカ「じき戻ってくるわよ。ここで待ちましょ?」
おじさん「いや、じつはグラッドさんが出かけたのは昨日の午前なんだ…いつもなら出た日の夕方には戻ってくるのに。」
つまり一昼夜以上行方不明だってことかよ。これは行って探したほうがいいかも。
ククール「俺たちが手を出すことじゃない。この町にも捜索隊くらいはいるだろ。」
でも俺の性格として、行ってみない事にはどうも落ち着かないんだ。
ポケットのトーポもすごくそわそわしているようだ。何か予感を感じてるんだろう。
俺はヤンガスを探したかったのだが、藁がしまってあるという倉庫を探しているうちにまた道に迷いそうな気がしたので、
悔やみつつも後回しにすることにした。

洞窟へ向かう道すがら、トロデ王様はぶつくさ文句を言っていた。
トロデ王「なんでわしらが一介の薬師などのために寒い寒い雪山をモンスターに襲われながら進まにゃいかんのじゃ!
   それにしてもつらいのは姫じゃ。姫はあのヌーク草とやらのお茶も飲んでおらんし…。」

北の洞窟には小一時間で着いた。中は氷でかちこちだ。
手っ取り早く話を進めると、グラッドさんはこの洞窟のいちばん奥で倒れていたんだ。よく分からないけど動けなくなったらしい。
グラッドさん「メディという人から預かってきた品物があるって?ありがたい!早くそれをくれたまえ。」
メディさんの袋には薬草が入っていた。グラッドさんはそれを一掴み丸呑みして生還した。
グラッドさん「やれやれ、助かった。まさにお迎えを見る思いだったよ。」
741名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/09(土) 12:24:32 ID:oGddiXLzO
また乙です。

っ苺ミルク
742(作者以外)誰も読まないSS190:2008/08/09(土) 16:29:42 ID:2JOaJUWV0
>>741
苺ミルク、懐かしいですね。小さいころは好きでした。
でもこの苺ミルク、なんだか気になる…ミルクって…ミルクって…もしや!!!???
(考えすぎ。ただの正常な苺ミルクでした。)


ゼシカ「あの世からのお迎えの代わりに私たちが迎えに来たってわけね。」
ゼシカが珍しく冗談を言う。でもその目はどことなく寂しげだった。
お兄さんのことを思い出したのかもしれない。それともただ寒いだけだったりして。
俺もヤンガスがあの世に行っていないことを願いつつ、グラッドさんに手を貸して立たせた。
リレミトで洞窟の入口に戻り、ルーラでオークニスへ帰る。時間節約のためだから当然だ。
兵士さん「おお、グラッドさん。さっき客人が来てたが…ああ、きみたちじゃないか。彼らがその客だ。
  きみたち、もしかしてグラッドさんを探しに行ってたのかい?いやいやご苦労。」
地下街の分かりにくさは相変わらずだ。でも、今度は勝手を知ってるグラッドさんが一緒にいる。
グラッドさんは俺たちを先導するようにさっさと歩いて、ご自分の家の前までやって来た。
さて、ここまで送ってくればよいだろう。俺は藁がしまわれているという地下倉庫を探したい。ヤンガスが埋もれてるかもしれないから。
そう思いつつ、ふと俺が横に目をやると、そこにさっきのおじさんが立っていた。
グラッドさんが昨日出かけたまま帰ってこないことを教えてくれたおじさんだ。
グラッドさんとは懇意らしい。グラッドさんが目が合うなり話しかけた。
グラッドさん「ああ、やっと着いたか。…ああ、イェラルド。まさかずっと待っていたわけではないだろう。」
イェラルドさん「しばらく前に来たところだ。なかなか待つに待てなくてな。
   おや、さっきの若者たち。まさかグラッドを探しに洞窟に行ってきたわけじゃないだろうね。」
ククール「そのまさかなんですよ。」
洞窟で何があったかをククールが手短に語った。
イェラルドさん「グラッドとしたことが倒れるとは珍しいな。もう大丈夫なのかい。」
グラッドさん「ああ、彼らが私の母から預かってきたヌーク草でな。
   ここで立ち話もなんだし、早く入ろう。君たちも休んでいくといい。」
グラッドさんは俺たちにも声を掛けてくれた。
743名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/09(土) 20:54:45 ID:oGddiXLzO
もうすぐ容量500逝きますな。そろそろ他のスレを乗っ取って移動しても良さそうですな。
744(作者以外)誰も読まないSS191:2008/08/10(日) 12:10:34 ID:OeWxFWjK0
>>743
もうそこまで容量が逝きましたか。どこか乗っ取るのに適切なスレはないかな。


俺は早くヤンガスを探しに行きたかったのだが、ゼシカとククールは入って休みたそうにしている。
俺だけ入らないのもおかしいし、独りだとどうせ道に迷いそうだったから、仕方なく俺も続いて入った。
中は暖炉に火がはぜていて温かい。ちょっとむっとするくらいだ。
グラッドさんは俺たちにお茶をついでくれた。俺たちはテーブルに就いて座った。
椅子は3脚。ヤンガスがいないから全員座れるんだろうな…と思って、俺は背筋がぞくぞくっとした。
俺にとってヤンガス無しの日常なんてもう有り得ない。たった二日間別れていただけなのにもう辛抱が限度に来ている。
早くヤンガスよ戻れ俺の元に…!
そもそもこの町にいるというのが俺の勝手な思い込みなんだろうか?この雪国に、まだほかに町があるのかもしれない。
もしそっちの町に行ってしまったのなら、俺がここでじっとしているのは見当違いの行動というわけだ。
そのときゼシカが口を開いた。
ゼシカ「雪国の町はこのオークニスだけなんですか?」
グラッドさん「そうだよ。雪が多いからだろうね。私の母のように独り暮らしをしている人もいるにはいるが、ごくわずかだ。」
ということは、ヤンガスがいるのはやはりこの町なんだろうか。
ククール「アクト、どうせお前はヤンガスのことを考えてるんだろ?あんなムサい山賊なんてどうだっていいだろ。
   この町はカワイコちゃんが多い。厚着してるのが残念だけど、一枚ずつ剥いていく楽しみもある。」
ククールはこう言って俺に女を好きにならせようとしてくる。ヤンガスにかなう女なんている筈ないのに。
イェラルドさんが俺たちの話を割るようにグラッドさんに話しかけた。
イェラルドさん「グラッド、あれをほっといていいのか?私だって時間が余っているわけではないし。」
グラッドさん「うん、道具は揃っているし、すぐに取り掛かろう。」
グラッドさんはオーバーを脱いで壁に掛けると、隣の部屋へ入っていった。イェラルドさんも続いた。
グラッドさん「君たちは見ないほうがいい。ここで待っていてくれたまえ。」
俺たちはうなずいたが、『見ないほうがいい"あれ"って何だろう?』という疑問が頭の中に引っかかってしまった。
それからイェラルドという人。初めて会うのに、なんだか聞き覚えがある名前の気がする。
どういうことだろうか。
745名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/10(日) 13:27:46 ID:x5nFmSUeO
計算したらあと8つ位は書けそうですよ。

つ【鰻パイ】
746(作者以外)誰も読まないSS192:2008/08/10(日) 14:52:17 ID:OeWxFWjK0
>>745
ほうほう、これはこれは。夜のおかず…じゃなくて夜のお菓子、鰻パイですね。
夜のおかずにしてはいけませんよね。だいたいご飯と一緒に食べるには甘すぎ堅すぎですから。
ところで、鰻パイのキャッチフレーズ「夜のおかず」とは、性的な意味ではなくて、
「晩ご飯の後の団らんに良いお菓子」のニュアンスだと聞いたことがあります。



ククール「俺たち、ここにいたままでいいのかな。グラッドさんの仕事の邪魔にならなきゃいいんだけど。」
見ないほうが良いと言われただけで、あとは何も告げられなかったからいいんじゃないかな。
ゼシカ「そうね、アクトの言うとおりだわ。ところで、わたし、ちょっとトイレに行ってきたいの。
   この地下街にはたぶん公衆トイレしかないと思うから、しばらく外に出るけど…。」
道に迷わないようにね。
ゼシカ「大丈夫よ。さっきアクトにヒントをもらったから。ブロンズナイフで壁に痕を付けていけばいいのよ。」
俺とククールはゼシカが出るのを見送った。
俺たちの横、グラッドさんとイェラルドさんのいる奥の間で、物音がした。椅子やチェストが倒れたかなにかしたような音だ。
一緒に喚き声が聞こえた。ドアは閉まっているし、壁もレンガ造りで分厚いのではっきりとはしないが、男の声だということは分かる。
俺とククールは顔を見合わせた。グラッドさんたちが喧嘩でもしてるのかな?
ククール「でも今の喚き声はグラッドさんでもイェラルドさんでもなかったぜ。もしかして、誰か連れ込んで拷問とかしてるんじゃないか?」
マイエラの地下みたいにか?
ククール「あそこも滅多に使っちゃいなかったけどな。今はどうだか知らないけど。
  それより俺たちもここにいたらやばくないか?このままだと次の餌食になるのは俺たちだぜ。
  ゼシカはうまく逃げたんだな。」
うん、俺も、こういう人里離れた村で旅人を泊めて寝込んだところを殺して荷物を奪う追剥ぎの話を読んだことがある。
ククール「だろ?だったら早く…」
と、いきなり奥の間のドアが開いた。立っていたのはグラッドさんだった。
ほとんど飛び上がらんばかりにぎょっとした俺たちを見て、グラッドさんも驚いたに違いない。目が点になってたから。
グラッドさん「か…帰るのかね?少し男手がほしかったんだが…」
747(作者以外)誰も読まないSS193:2008/08/10(日) 15:53:33 ID:OeWxFWjK0
俺は帰るのだと言おうとしたが、つい城でのいつもの習慣が出てしまった。
つまり、手伝うと答えてしまったんだ。
ククール「ちょ…、アクト!…しょうがねえ。じゃあ俺も一緒に行くよ。」
いざとなったら真空波も使えるし、ククールだってザキや魅惑の眼差しが使えるんだし、たぶん問題ないよ。
ククール「あまり俺を当てにするなよ。」
グラッドさん「すまないね、君たちには命を助けてもらったというのに、また重ねて願い事を申し出てしまって。」
俺とククールはグラッドさんに続いて奥の間へ入った。
中には当然ながらイェラルドさんがいた。部屋の真ん中で、考えあぐねるといった感じでつっ立っている。
そばには倒れたスツールと、もともと壁際に据えてあったようだが派手にずれているチェスト、それに散乱している何かの道具。
奥には布張りの衝立があって、向こう側にベッドがあるようだ。
イェラルドさん「人手が多いほうが助かる。すまないが、人助けだと思って協力してくれないか。」
どうやら追剥ぎ目的ではないらしいことが分かり、俺たちはほっとした。人助けなら喜んでします。
グラッドさん「なら、この衝立の向こうに来てくれ。」
イェラルドさんとグラッドさんが衝立の向こうに回る。俺はちょっとわだかまりを感じながら後に続いた。
ククールも後から着いてきたが、妙におとなしい。まだ追剥ぎ疑惑を拭い取っていないんだろうか。
衝立の後ろには予想通りベッドがあった。全身にシーツを被った人が寝ている。ずいぶん太めだ。
グラッド「イェラルドは右脚を押さえててくれ。君たちは、左脚と腕を頼む。
  状況上致し方ないとはいえ、この男はやたらと暴れるんだ。」
状況って…?と質問しようとした俺とククールにはお構いなく、グラッドさんはシーツをめくった。
中から男の裸の下半身が現れた。尻が上になっている。ん、見たことある尻だな。
イェラルドさんとグラッドさんが男の両脚を押さえるが、俺は二人にはかまわずシーツの上半身部分をまくった。
だってものすごい胸騒ぎがしたからさ。
シーツの下からは、短く刈ったモヒカン、ぶっとい首、ちらりと見える頬に刻まれた傷跡。無精髭がその傷を覆おうとしている。
思わず俺はそばに立っていたククールを突き飛ばし、男の首をひねって上に向けた。
間違いなくヤンガスだ。俺のエロ可愛いヤンガスがやっと俺の元に帰ってきたのだ。
顔がどどめ色になっていて、ものすごく苦しそうだが、でもヤンガスはここにこうして生きていた。
無意識のうちに俺はヤンガスの名を呼んでいた。
748名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/10(日) 17:35:06 ID:x5nFmSUeO
ヤンガスとご対面キター\(゚∀゚)/ー!

つ【栄養剤】
749名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/11(月) 00:36:51 ID:ytAPXxppO
移動する時に移動先のスレを教えて下さい。
750(作者以外)誰も読まないSS194:2008/08/11(月) 17:12:37 ID:7DiQOdtC0
>>748
栄養剤ですか。これで元気いっぱつですな。
栄養剤の元気の元はカフェインだなんてネタバレ、しないほうがいいのかな…。
でも貰っておきます。ごきゅごきゅ、ぷはー。

>>749
了解しました。


グラッドさん「もしかして、この男を知ってるのかね?ヤンガスという名なのか。」
イェラルドさんはヤンガスの脚をつかんだままつっ立っている。おかげでヤンガスは半ばエビ反り状態だ。
俺はヤンガスの顔を再び覗き込んだ。ヤンガスの白目がちの眼が俺の視線とかち合った。
ヤンガス「あ、兄貴…ぐう。」
あまり声が出ないらしい。それじゃさっきの喚き声は誰のだったんだ。
俺はてっきり連れ込まれた男、つまりヤンガスのだと思ってたんだけど。
グラッドさん「ああ、さっき叫んだのは私だ。椅子が向こうずねに当たって…
  ところできみがこの男と知り合いなら、少しなだめてくれ。暴れて仕方がないんだ。」
ククール「そもそも何をしようというんですか?」
グラッドさんとイェラルドさんはちらりと顔を見合わせた。それからグラッドさんがおもむろに答えた。
グラッドさん「…言いにくいが、この男の尻の中に蝋の塊が詰まっていて、どうしてもそれを取り出さなくてはならないんだ。」
俺には何のことだかたちどころに分かったが、ククールは自分の耳が信じられないといった様子できょとんとしている。
ククール「…尻に、蝋、ですって?」
グラッドさん「そうだ。それで肛門を広げて取ろうとしているのだが、この男が痛がって暴れるんだよ。」
ヤンガスは呻いている。
グラッドさん「腹の按摩もしたし、下剤も飲ませてみた。だけどなかなか出てこないんだ。中で貼り付いてしまっているんだろう。」
尻からお湯を注いでみたらどうでしょうか。
グラッドさん「それもしてはみたが、うまく蝋が融けないんだ。あとはもう、少しずつ削って取り出すしかないが、
   削るためのちょうなが入るほど、肛門が広がらなくてな。」
確かにグラッドさんは手にちょうなを握っている。これで削りだすのか。
751(作者以外)誰も読まないSS195:2008/08/12(火) 13:34:13 ID:Zx8HsQDG0
ククール「どういうわけでヤンガスの尻に蝋が詰まってるのか知らないけど…アクト、お前は知ってるんだろう。
   いや、今は言わなくてもいい。俺だってこんな苦しそうなヤンガスをほっておくほど薄情な男じゃないからな。」
ヤンガスが俺にしがみついてきた。汗臭さがムンムンしていて俺の性欲をそそり立ててくる。
俺はククールやグラッドさんイェラルドさんに気づかれないようにして息を深々と吸い込んだ。
さてヤンガス、グラッドさんがいまヤンガスの尻の穴から蝋を引っ張り出すところだから、痛がらずおとなしくしてろよ。
俺はヤンガスの体を抱えながら、ヤンガスの体温がいつになく高いことに気付いた。
おおかた風邪でも引いたんだろう。あとでグラッドさんが何とかしてくれると思う。
グラッドさん「これ以上ちょうなを使うと、中が傷ついてしまうな…仕方ない、無理に排便させるのと同じ形で…」
このグラッドさんの言葉が聞こえたとたん、ヤンガスの上半身からどっと汗が噴き出した。
ヤンガス「ううう…ぐる゛じい゛の゛で、なんとかしてくれでがず…!」
咽喉の奥から搾り出すような声だ。咽喉もやられてしまったんだろう。後でグラッドさんが、以下略。
グラッドさん「そこの銀髪のきみ、壁際の素焼きの壷をこちらに持ってきてくれ。」
ククールは嫌々そうに、でもてきぱきと、言われた壷を持ってきてベッドのそばに据えた。かなり重そうだ。
高さは俺の膝くらいまであり、縁がやたらと太い。
イェラルドさん「これはおまるだよ。実を言うと、こういう事が以前にも一度あってだな…
   そのときも尻の中身を出すのに同じ方法を使ったものだ。」
ククールが「なんで尻なんかに…」と呟くのを俺はしっかり耳にした。
ってことは、イェラルドさんはたまに宝石入りの人間を受け取っているってことか…
えっ、宝石!?そうか、今思い出したぞ。パルミドの情報屋さんが紹介してくれたオークニスの宝石職人がこの人だ。
ヤンガスのいない虚しさのあまり、すっかり忘れてしまっていた。
よりにもよってこんな時にこんな形で出会うなんてなあ…。
グラッドさん「さっきは見ないほうがよいと言ったが、君たちにはこうして見せて、しかも手伝わせてしまっている。すまないね。」
いえ、それについては構わないでください。この男…ヤンガスは俺の旅の仲間ですから。
ククールはオレンジの皮でもかじったような渋い顔をしている。俺、なんかおかしな事言ったっけ?まあいいや。
俺たちはヤンガスをベッドから抱え上げた。俺が上半身、グラッドさんが左脚と腰、イェラルドさんは右脚。
ククールはおまるの壷を動かしてヤンガスが座りいいようにした。
ククールの奴、ヤンガスの体に触るのが嫌なんだな。俺には分かるぞ。
752名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/08/12(火) 23:25:22 ID:piuI6LZNO
乙です。

(´・ω・`)っ【葡萄】
753(作者以外)誰も読まないSS196:2008/08/13(水) 15:42:34 ID:udA14Sug0
>>752
そろそろマスカットや早生の黒ブドウの出回る季節ですね。どれ、一粒いただきますか。
…うん、これは甘くてすっぱくておいしいですね。皮は食べられるのかな?
私はブドウはジャムなどに加工したりワインにしたりするよりもそのまま食べるほうが好みです。


俺たちは三人がかりでヤンガスを素焼きの壷に座らせた。ヤンガスのケツは壷の中にすっぽりとはまっている。
さっき壷の高さは俺の膝くらいまでだと言ったが、ヤンガスは脚が短いので、両足の底が床から浮いてしまっている。
グラッドさんとイェラルドさんがヤンガスのすねを両側から持って引っ張った。いわゆるM字開脚状態というわけだ。
ヤンガスは不安げに辺りを見回している。壷の中に落ちやしないか心配なんだろう、両手をしっかりと壷の縁に掛けている。
グラッドさん「さあ、ヤンガス君…といったね。思い切って踏ん張るんだ。」
そう言いながらグラッドさんはヤンガスの腹に手を伸ばしてさすり始めた。
ヤンガス「うぐぐう…」
ヤンガスは青ざめて汗をだらだらと全身から噴き出させている。
そういえば、グラッドさんはヤンガスに下剤を飲ませたといってたな。腹が痛くてたまらないはずだ。
ヤンガス「くあっ…!」
壷の中でびいびいというような音が聞こえた。
グラッドさんはさする手を休めない。むしろ強く押し始めた。
グラッドさん「それ、どうした?それでも男か。情けない奴だなあ。」
わざとこんなふうにからかうことで、ヤンガスに力ませようとしているんだろう。
ヤンガスは上半身を前後に揺すり始めた。グラッドさんの手が刺さるのではないかと思うほど勢いよく前かがみになったり、
かと思えば両脚を振り上げてそっくり返ったり。
グラッドさんとイェラルドさんはそれにつられてあっちへ行ったりこっちへ振られたりと目まぐるしい。
いっそのこと、俺が手を中に突っ込んで、蝋を掴んで取り出してやろうか。
いったんはヤンガスの中に突っ込まれた手だから、二回目を突っ込むなんてへっちゃらだ。
…と俺が言おうかと考えていたそのとき。
ヤンガス「ぐあああああっっ!で、出るうっ!」
M字にして振り上げた脚の間の割れ目の奥から、白くて丸いものが姿を現した。
それとともにヤンガスの股間の肉棒から水がほとばしり、グラッドさんの顔面を直撃した。
グラッドさんはそれには構わずにヤンガスの腹を押しまくる。
754(作者以外)誰も読まないSS197:2008/08/13(水) 17:09:11 ID:udA14Sug0
グラッドさん「さあ、出しちまえ!尻の穴なんて裂けても治る!」
グラッドさんは片手でヤンガスの腹を押し揉みながら、もう一方の手ではヤンガスの尻たぶをひっつかんで手前に寄せていた。
イェラルドさんはと見ると、片手でヤンガスの太腿をつかみ、もう一方の手でヤンガスの尻たぶをつかんでいる。
つまりヤンガスの尻は左右に広げられているわけだ。言い換えれば肛門があらわになった状態である。
その穴、つまりヤンガスの縮れ毛がもじゃもじゃと茂るアナルからは、さっきも言ったように白い塊が一部を覗かせていた。
それを伝って、バラのシロップのような色をした澄んだ液体が流れている。そして壷の底へと滴っている。
これが全部見えているのも、ヤンガスがのけぞった姿勢で大股開きのまま足を振り上げているからだ。
いいもの見せてくれるなあ、さすがは俺が見込んだヤンガスだけあるぜ。
ヤンガス「はあ、はあ、はあはあはあ…」
ヤンガスの大きく開いた口からは、朱色の舌といっしょによだれが溢れてきた。
流れ落ちて肩や胸にかかるのも構わず、ヤンガスは踏ん張り続けている。それだけ踏ん張ったら頭が痛くなるだろうに。
白い物、つまり蝋の塊は、少しずつヤンガスの尻穴を広げて外側に出てきた。
手で掴んで取れるかな。清潔か汚いかということには関係なく。
いや、掴むにはまだ出ている部分が小さすぎる。
グラッドさん「銀髪のきみ、そこの机に置いてある端切れを取ってくれ。箱ごと。」
不意にグラッドさんがククールに呼びかけた。そうだった、ククールもこのヤンガスのあられもないシーンを見てるんだよな。
でもククールはヤンガスのエロ可愛さを理解していないから、ヤンガスがククールに奪われることは無いだろう。
ククールは、端切れの詰まった箱を取ってグラッドさんに渡した。
グラッドさんは端切れを一枚取ると両手の指に巻きつけた。その両手をヤンガスの尻穴に引っ掛ける。
グラッドさんがヤンガスの肛門に掛けた指を左右に力いっぱい開いた。ヤンガスの肛門の裏縁のピンク色のぬらぬらが見えた。
ヤンガス「ぐぎゃああああっっっ!!!さ、裂けるうっ!」
ヤンガスは壷に掴まっている手にさらに力を込めた。腕の筋肉と血管がぽっこりと浮き上がった。
グラッドさん「こんなもんで裂けるこたあないっ!!さあ、もうひとふんばりだ!」
布きれを巻いた指をヤンガスの中に押し入れながら、グラッドさんはヤンガスを叱咤する。
こうして肛門を直接広げてやるのか。
白い蝋の塊の周りで、バラ色の泡がぽつぽつと出たり破裂したりしている。
ヤンガス「げぶぉあ……」
グラッドさん「なかなか出てこないな。一回奥に押し込んでから、また踏ん張ってもらうとするか。」
755(作者以外)誰も読まないSS198:2008/08/13(水) 17:37:33 ID:udA14Sug0
グラッドさんはそう呟くと(と言っても俺にははっきり聞こえたし、イェラルドさんやヤンガスにも聞こえたはずだ)、
布を巻いた指をヤンガスの尻の白い塊にあてがい、力任せに突きこんだ。
ヤンガスのアナルがみるみるすぼまっていく。たちまちグラッドさんの指をくわえ込んだ格好になった。
ヤンガス「ぎゃああああああーあーあ!!!!」
グラッドさん「どうれ、痛いだろう。女の子は毎月もっと痛い思いをしているって言うけれどな!」
グラッドさんはこんな事を言いつつ、端切れを一枚取って、それで自分の顔を拭いた。ヤンガスの小便で濡れてたから。
ヤンガス「ひぎいっ…ぬ゛、抜いてくれえ゛…あに゛ぎもこのおっさんに頼んでぐれ゛でがずよ゛う…」
ついにヤンガスの両目と鼻からも水分が流れ出した。
グラッドさんは指をヤンガスの尻から抜いた。端切れがほどけてヤンガスの尻穴に咥えられていたが、グラッドさんは気にしない様子だ。
イェラルドさん「さあ、踏ん張ってみろ!でなきゃ腹を踏みしだくぞ。」
ヤンガスの股間の肉棒はかちかちになって上を向いている。先の細い穴から水分がじわじわと溢れている。
グラッドさん「こうするか。」
グラッドさんはヤンガスの玉袋をいきなり鷲づかみにして、そのまま握りつぶしかけた。
ヤンガス「ひゃたああー!!」
グラッドさん「多少荒治療だがな、力が入らないならこうするのが手早いんだ。」
グラッドさんは手を離した。真っ赤になったふぐり袋が力なく垂れ下がった。
にわかに、ヤンガスの股間でぴちゃぴちゃという音が激しく鳴り出した。
ヤンガスは息をつめて力んでいる。顔の色が、赤を通り越して熟れ過ぎたスモモみたいな紫色になっている。
ぴちゃぴちゃいう音に混じって、ぶいぶいという音も聞こえ出した。
グラッドさん「まだまだだなあ。もう一度握りつぶすか。」
あのう、グラッドさん、それは本気で言ってるんですか?と俺が思ったときだった。
びちゃっ、びちゃっ、ずべべべっ、という音とともに、ヤンガスの尻から白い棒がにょっきりと生えてきたんだ。
しろいとはいっても、全身がバラのシロップのような薄い桃色の水の膜で覆われているし、
ヤンガスの尻にまだ残っている部分の周りは山吹色に染まっている。
見た目はきれいだけれど、手を触れるのはちょっと憚られるな。
グラッドさん「ふう・・・やっと出てきたか。じつに厳重に隠されていたな。」
そりゃあヤンガスは盗難防止用の梱包材として使われていたわけですから、簡単に取り出せないのは無理もないですよ。
756(作者以外)誰も読まないSS199
イェラルドさんは端切れの箱から大きそうなのを一枚選び出した。そしてその布でヤンガスの尻に刺さっている蝋の棒をくるんだ。
ピンクや黄色の液体が手に付いたら嫌だからね。
イェラルドさんが蝋の棒を抜くと、ぴちょっという水音がした。
ヤンガス「あぁんっ・・・」
同時にヤンガスが上げた声がこれだ。苦しいのか気持ちよかったのか判断に苦しむ。
グラッドさん「さて、これでやっと…ん?」
グラッドさんはヤンガスの尻に掛けていた手を離したところだったが、ヤンガスが再び踏ん張りだしたのに気付いて
明らかに戸惑っていた。
グラッドさん「もしかして、中に入っているものは一つだけではないというわけか!?」
そう、たしか四個ぐらい入れられていたはずだ。
いま出てきた棒がたぶんダガーだろう。だったら、ダガーを入れられる先にひとつ玉を入れられていたから、
いまヤンガスが出そうとしているのはその蝋のボールのはずだ。
ヤンガス「くう、きえええっ…!」
ぶりっぶりっ、べちゃっ、という音とともに、ヤンガスのアナルから黄色と桃色に彩られた蝋の弾が飛び出し、壷の中に落ちた。
そして、それに続いて、山吹色のどろどろした液体が噴き出してきた。ところどころに赤い色も見える。
ヤンガスはもうのけぞった姿勢はやめて、便壷にふつうに腰掛けていたが、おかげで今度は後ろから尻の様子が丸見えになっていた。
ヤンガス「はあ、はあ、はっ……く、苦しかっだ…このお゛っさん、下剤なんがのまぜるんだがらな゛…」
咽喉の調子がやっぱり悪いらしい。そりゃそうだよな、蝋をまとっただけの格好で雪山なんかにいたら風邪を引くに決まってる。
ヤンガス「…あにぎ、もしかして、ア゛ッシを探してこごま゛で…?」
うん、そうだよ。それだけが用件じゃないけれど、いちばん大事だったのはヤンガスを見つけ出すことさ。
ヤンガス「ああ゛、あにぎはやっぱり優れたおひどでがす…ア゛ッシがあにぎどみごんだオドゴだけあるでがす!」
おまるに跨ったままこんな事を口にするヤンガスは、たまらなく可愛い。
もう、抱きしめちゃいたい。
ヤンガス「だめでがすよ゛!いまのア゛ッシなんかに゛触ったら、ばっちくて臭くな゛っぢまうでげすよ!」
ヤンガスは俺を避けるような身振りを取る。
でも、もう二度と会えないかと危ぶんでいたヤンガスが、こうして無事にここにいるんだよ?
どうして抱擁させてくれないんだよ?ただ汚いって言うだけの理由でさ。