DQ3の妄想パーティを晒すスレ2

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1名無しさん@ご利用は計画的に
・機種・職業・名前・性別・リメイク版なら性格を書いて
 キャラの元ネタがあればその作品名も一緒に

・妄想SSの投下も可。

・連載したい人には、トリップの使用推奨

・スレタイに即さない話題は御遠慮下さい

・荒らし・粘着等は徹底放置の方向で!

・コテハン叩きは板違い 最悪板へ逝け!

・荒らしにレスする奴もついでにあぼーんできる2chブラウザ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/7474

前スレ
DQ3の妄想パーティを晒すスレ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1149805045/
2名無しさん@ご利用は計画的に:2006/12/22(金) 22:06:10 ID:PtNuvZsN0
関連スレ
DQ3の女勇者に萌えまくりっ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1154680248/
女戦士・とくに新山たかしの女戦士に萌えるスレ 2
 http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1139302246/
賢者たんハァハァ9
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1159344237/
僧侶萌えスレ13
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1164553081/
【DQ3】女武闘家・女魔法使い・女商人のスレ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1161772742/
3名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/22(金) 22:23:49 ID:RwaKu9pB0
いちもつ
4名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/23(土) 16:41:36 ID:edmMEZK00
新スレあげ
5名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/23(土) 16:43:10 ID:edmMEZK00
     私たち 極悪非道のDQ青髪クインテット
     ネタはないけど >>1さん乙彼さまです
     ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   age  ,.---、      +        +        , -, 、、
      i|__ †__|'i  ,. ‐v‐ュ _    ノ__   /ヽ、 _ /i .//ノ=o=))
   +  从ノ`ヾ)) L,.'´    ヽ. .'´   ヽ 〈   ≧≦.ノ 川 ゚.ヮ゚ノ    +
   .  ノリ! ^ヮ゚八 く ! ノノハ)) ノタ~ヾリ、ハ ヾ.,イノ~))リ ノノ/jつ~)⊃))
    ((⊂(十とリヾ /∩゚ ヮ゚ノ! ,从^ヮ^∩リ / ノ.’ヮ^ノ! んく/_jゝ
 +     !__iゝ んヾR~と)  (つH,iソ.  (,イつニ)⊃  ヾし'   age
       tノtノ   /〜〜ヽ   /__j~_ゝ   ん、/_i_〉 +
     +    .   ⌒⌒⌒ .  レヾ_)
6名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/24(日) 00:43:06 ID:vvmy5IjP0
≡≡≡≡≡≡.    
日 ▽ U 日
≡≡≡≡≡≡       _、_   まあ気長に待ちましょうや
V ∩ []       ( ,_ノ` ) 
____    __|___と)_
       (  ´-) d□   
―――― |   |つ― それにしても、職人さん達は今何処で何をしているのかねェ
      (____)  
━┳━   ━┳━   ━┳━
 ̄┻  ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄
7名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 06:23:48 ID:XvUB9W7KO
上げておく
8名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 23:41:53 ID:ZH2f6sYM0
即死の悪寒……。
とりあえず前スレのまとめ貼っとく。
9名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 23:45:03 ID:ZH2f6sYM0
<無職Lv23 ◆bU1svn6GgQ>
このスレの開祖。約半年前から行方不明。
Vでは女僧侶オタだが、本命はYのジュディらしい。
現在は就職してまともに社会人をやっていると思いたい。

<40 ◆7gdICpjnug>
勇者ニノ(おっちょこちょい?)
僧侶アクエ(なきむし?)
※実際は能力重視らしい。
※アクエは年の割に子供っぽい体格らしい。
このスレで最初に書きだした人
すべてはここからはじまった
最初は更新ペースが早かったが徐々に更新しなくなり
2006/07/21(金)を最後に消息が途絶える
10名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 23:45:58 ID:ZH2f6sYM0
<158 ◆VJNuZFKBjM>
勇者ルーク(くろうにん)
僧侶セリア(ずのうめいせき)
※悩みつつも頑張る一般人。
※セリアは上から84/62/85±2cmらしい。
かなりの大反響をよび待ってる人をwktkさせた
2006/09/17(日)をさかいに書き込みがなくなる
2006/10/31(火)に一応生存が確認されるも再び行方不明に。

<205>
勇者ジャック(せけんしらず→きれもの)
武闘家セリカ(がんばりや)
※「ジャックゥゥウウーーッ! 君がッ! ベホイミするまでッ! 殴るのをやめないッ!」
2006/07/16(日)をさかいに書き込みがなくなる
11名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 23:46:41 ID:ZH2f6sYM0
<247 ◆dMKiJ3ffjc>
勇者アリエル(のんきもの)
商人ターナ(おちょうしもの)
盗賊リャノン(ぬけめがない)
魔法使いじいさん(きれもの)
※じいさんが隠れた萌えキャラだと思う。
行方不明。

<某いなかもの ◆ncKvmqq0Bs>
勇者シアー(さみしがりや)
武闘家モニカ(おじょうさま)
商人ルージュ(おてんば)
盗賊プリシラ(きれもの)
※湿っぽくて暗い話になるらしい。
※だがそれがいい。
行方不明。
12名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 23:47:28 ID:ZH2f6sYM0
<320 ◆A5303HnToQ>
勇者リョウト(しょうじきもの)
武闘家ハル(ねっけつかん)
魔法使いグレース(ずのうめいせき)
盗賊もといトレジャーハンターレン(いっぴきおおかみ)
※レンは仮面ライダーナイト。
行方不明。

<355 ◆lL7b5TGhOY>
勇者ジャンヌ(セクシーギャル)
戦士ミザリー(ちからじまん)
僧侶マゴット(まけずぎらい)
魔法使いベティ(あたまでっかち)
※ボクッ娘! ボクッ娘! ボクッ娘! しかもエッチ!
※しかし、萌えの真髄はマゴットにあるようだ。
だが行方不明。
13名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 23:48:17 ID:ZH2f6sYM0
<570>
勇者ジュン
魔法使い 真紅 頭脳明晰かお嬢様
遊び人 雛苺 泣き虫か甘えん坊
僧侶翠 星石 引っ込みじあん??
※いままでにない発想で物語がスタート
だがそれがいい
しかし行方不明。

<638>
勇者ユリィ(セクシーギャル)
遊び人レアナ(きれもの)
僧侶ヴィオ(おとこまさり)
武道家サラ(おじょうさま)
※全員女の子ハァハァ
やっぱり行方不明。
14名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 23:49:35 ID:ZH2f6sYM0
<オアシス>
女勇者
商人オアシス(おじょうさま)
ジジイ
行方不明。






……あとめどい。
願わくばこのスレが無事に越年できますように。
15名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 23:58:58 ID:pHyzhhcC0
>>8-14
乙。早く職人さんが集まるといいな

関連スレの住人も妄想パーティスレの次スレが立ったことを
知らない人が多いんじゃないか?
俺も昨日、偶然知ったし
16791:2006/12/27(水) 22:22:44 ID:laej9ll40
ageておきます
17名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/30(土) 12:30:21 ID:7MyTx3v+0
まとめサイトとかない?
18791:2007/01/04(木) 11:48:27 ID:sN4G7WdaO
俺たちは王様に言われたルイーダーの酒場に行ってみた
途中マゴットが寄り添ってきた
マゴット「本当はアルスと二人だけで旅立ちたかったんだけどなぁ」
アルス「しょうがないよ俺たちはまだまだ未熟者だからね」
俺は理性を保って返事を返した。
マゴットの胸が大きく俺の視界に入ってくる
ここが俺の部屋だったら俺の理性は保てなかっただろう
酒場の中には女主人がいた
ルイーダ「いらっしゃいここはルイーダーの酒場よ・・・あら?マゴットちゃん今日はどうしたの?」
マゴット「王様から言われてアルスと一緒に仲間を探しにきたの」
ルイーダ「ああそれなら聞いているわ!ちょっと呼んでくるわね」
・・・・・
ルイーダ「紹介するわ!こちらが戦士のミザリーさんであちらが王宮魔道士のローザさんよ!」
ローザ「私は魔道士のローザです。宜しくお願いします・・・ってマゴット」
マゴット「ローザとうとう王宮魔道士になったのね!」
ローザ「ええ魔法の勉強をして王宮に入ったわ。まだ王宮魔道士見習いって所だけどね」
ミザリー「私は戦士ミザリーです・・・・ってマゴットじゃない!久しぶりね」
マゴット「ミザリーは武器屋の手伝いをやってるのかと思ったわ!」
ミザリー「いい武器を見るには自分で使いこなしてみないとね、それで戦士の修行をしてるのよ」
ローザ「でもマゴット・・・よくティベリウスのおじ様が旅立ちを許可したわね」
マゴット「アルスと一緒なら行ってこいって言われた」
アルス「なんだみんなマゴットの友達だったのか」
ローザ・ミザリー「宜しく。アルスさん」
アルス「今日はこれで解散にして明日の朝家の前に集合にしよう」
19名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/04(木) 13:12:01 ID:sN4G7WdaO
DQ3の妄想パーティーを晒すスレ
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/ff/1149805045/
20名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/08(月) 10:42:54 ID:9n9xkZwoO
あげ
21名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 12:34:27 ID:ef30HRgX0
>>14追加。

<俺様商人>
勇者 えにくす
商人 俺様の本名(ずのうめいせき)
僧侶 ぎんさま(セクシーギャル)
魔法使い しんく(おじょうさま)

>商人 俺様の本名(ずのうめいせき)
>商人 俺様の本名(ずのうめいせき)
>商人 俺様の本名(ずのうめいせき)
>商人 俺様の本名(ずのうめいせき)

一応完結。
22名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 12:35:05 ID:ef30HRgX0
<791>
アルス  勇者男 頭脳明晰  オルテガの子
ミザリー 戦士女 命知らず  アリアハン武器屋の娘
マゴット 僧侶女 セクシーギャル  アルスと幼馴染
ローザ 魔法使い 女 普通  アリアハン王宮魔道士

唯一の現行作品か。僧侶は賢者になる予定とか。
23名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 12:35:54 ID:ef30HRgX0
<830>
勇者 ロト
♂セクシーギャル
勇者 ルビス
♀セクシーギャル
勇者ロト オルテガ
♂セクシーギャル
うっかりもの カンダタ
♂セクシーギャル

831 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ [sage] 投稿日: 2007/01/06(土) 01:26:11 ID:oR/DAYyc0
どっからツッコんだらいいんだこれは(;´Д`)
24名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 12:37:46 ID:ef30HRgX0
妄想のための参考リンク

【サーチ系】
 DQサーチ-DQ3キャラクター
  ttp://pretty.sakura.ne.jp/dqs/yomi.cgi?mode=kt&kt=35_15
 DQサーチ-DQ3カップリング
  ttp://pretty.sakura.ne.jp/dqs/yomi.cgi?mode=kt&kt=45_20
 DQ小説検索-DQ3
  ttp://dqnovel.yoake.org/data/?d=DQ3
25名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 12:39:42 ID:ef30HRgX0
【この板の過去作品】
 俺がドラクエ3の主人公だったら
  ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/5328/
  ttp://orere.jugem.jp/?eid=3
 ドラクエ3をやってみることにした
  http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1135824435

【参考資料】
 海外の人名
  ttp://www.interq.or.jp/www1/infomat/info72000.htm
 おなごのスリーサイズ
  ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA
 命名神におこられそうな名前
  ttp://www.37vote.net/ffdq/1160573187/
26名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 14:39:23 ID:31kMJJKjO
>>23
おまいは信じてないようだな。間違いなく実話なんだ。
うpしてやりたいがやり方が分からない。
27名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 15:05:06 ID:xEf2X4nP0
>>26
uza.
28名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/09(火) 18:36:07 ID:88N8m7Zn0
テスト
29名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/09(火) 18:39:36 ID:88N8m7Zn0
ようやく書き込めるようになったか・・・
誰だ!荒らした奴は!
>>26
キメラバグの一環だろ
冒険の書が消えない程度にほどほどにしておけ
それとその話題はスレ違いだ
30名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/09(火) 18:41:43 ID:88N8m7Zn0
即死回避
31791:2007/01/12(金) 20:28:29 ID:R+Oo3JKu0
     私たち 極悪非道のDQ青髪クインテット
     ネタはないけど ageちゃっていいよね!
     ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   age  ,.---、      +        +        , -, 、、
      i|__ †__|'i  ,. ‐v‐ュ _    ノ__   /ヽ、 _ /i .//ノ=o=))
   +  从ノ`ヾ)) L,.'´    ヽ. .'´   ヽ 〈   ≧≦.ノ 川 ゚.ヮ゚ノ    +
   .  ノリ! ^ヮ゚八 く ! ノノハ)) ノタ~ヾリ、ハ ヾ.,イノ~))リ ノノ/jつ~)⊃))
    ((⊂(十とリヾ /∩゚ ヮ゚ノ! ,从^ヮ^∩リ / ノ.’ヮ^ノ! んく/_jゝ
 +     !__iゝ んヾR~と)  (つH,iソ.  (,イつニ)⊃  ヾし'   age
       tノtノ   /〜〜ヽ   /__j~_ゝ   ん、/_i_〉 +
     +    .   ⌒⌒⌒ .  レヾ_)


前スレを埋めにかかります
32791:2007/01/13(土) 04:54:57 ID:4mio9Efz0
レーベの村に着いた。
マゴット「とりあえず装備を整えましょう」
武器と防具を調達した。
アルス「村の南の茂みにナジミの塔に続く洞窟があるらしい。いってみよう」
村を出て茂みを見つけた。階段を下りていった。
中はモンスターが結構いた。
アルス「結構倒したな。さすがに疲れたな」
マゴット「そうね。そろそろ休憩したいところね」
ローザ「あそこに人がいるわ」
商人風の男「旅人の宿屋へようこそ。ひとばん8Gですがお休みになられますか?」
アルス「これから上に上がっていかなきゃいけないから休んでいこう」
一同「さんせい」
商「ではごゆっくりとお休みください」
女性3人が部屋に集まり話をしていた。
ミザリー「こうして3人で集まるのも久しぶりね」
マゴット「そうね王立学校中等部を出て以来ね」
ローザ「そういえばマゴット、昨日アルスさんとはどこまでいったの?」
ミザリー「私も聞きたいわ」
マゴット「昨日は家で食事をしてお風呂に入ってアルスの部屋で寝たわ」
ローザ&ミザリー心の言葉「やっぱりやったんだ」
ローザ「私にも素敵な男いないかなぁ」
ミザリー「いつか出会いがあると思うよ」
ローザ「そうね」
マゴット「そろそろ寝ましょう」
3人はそれぞれの部屋に戻った
続く
33名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/13(土) 16:13:19 ID:e1e4x0CP0
>「やっぱりやったんだ」
ストレートだなw
34791:2007/01/13(土) 18:34:26 ID:4mio9Efz0
商「おはようございます。いってらっしゃいませ」
俺たちは塔を登って行った。
途中バブルスライムが毒を盛ってひやりとしたがどくけしそうのおかげで事なきを得た
最上階には老人がいた
じじい「勇者アルスよわしはいくどとなくお主に盗賊の鍵を渡す夢を見ていた。
だから今この盗賊の鍵を渡そう。受け取ってくれるな?」
俺にちょっといたずら心が芽生えた
「いいえ」と答えようとしたら
「喝、喝、喝」とまたしても変な声が飛んできた
「目上の人の言うことは素直に聞くべきだ!」
マゴット「私もアルスに喝だわ!今は真面目に行動するべきだわ!」
アルス「マゴット!?」
マゴット「あら、私今何か言ったかしら?」
アルス「はい」
じじい「ではおぬしに盗賊の鍵を渡そう」
アルスたちは盗賊の鍵を手に入れた!
35791:2007/01/13(土) 21:44:43 ID:4mio9Efz0
ミザリー「これからどうする?」
アルス「もう一度レーベの村に戻ろうと思う。鍵のかかってる扉があったから」
ローザ「では飛び降りてキメラの翼で向かいましょう」
マゴット「うん!」
再びレーベの村
鍵のある家に入った。
じじい「わしの家には鍵をかけておいたがどうしたのかの?」
マゴット「魔法の玉を頂に参りました。」
「爺ではそなたらがオルテガの子供の・・・では魔法の玉を渡そう」
アルスは魔法の玉を手に入れた。
ローザ「これからどうするの?」
マゴット「家で調べた文献によるとこれより先のいざないの洞窟で魔法の玉を使うらしいわ」
アルス「いざないの洞窟へ行こう」
いざないの洞窟石壁
ミザリー「ここに魔法の玉を仕掛けるのね」
ミザリーは魔法の玉を壁に仕掛けた
壁が崩れた。その先に宝箱があった
アルス「何だろう?・・・地図だな」
世界地図を手に入れた。
マゴット「わっ、バブルスライムの大群だわ!」
ローザ「私に任せて。ギラ!」
ローザはギラを唱えた。閃光がバブルスライムに向かっていく!
バブルスライムたちを倒した。
ローザ「この呪文だと楽勝ね」
アルスたちはいざないの洞窟の更に奥まで進むのであった
続く
36791:2007/01/14(日) 07:52:58 ID:XWg8u/Pg0
更に奥まで進んでいく。
ローザ「あそこに渦が見えるわ」
アルス「旅の扉だ」
マゴット「いよいよ外に出るのね」
ミザリー「さあいきましょう」
旅の扉に飛び込んだ
マゴット「ついたようね。外に出てみましょう」
外に出たらお城が見えた
アルス「地図を見てみるとあそこがロマリアのお城だ!行ってみよう」
ロマリアの城下町に入った。
アルス「とりあえずみんな疲れたと思うから、宿を取りましょう。」
宿はあいにくシングル二つとダブルが一つしかなかったらしい
ローザ「私とミザリーとでシングルに入るから、アルスさんとマゴットはダブルでお願いします。」
マゴット「わかったわ」 心の声「やったあ今日もアルスと一緒だ」
アルス「とりあえず今日は自由行動にしよう」
3人「わかったわ」
ローザとミザリーはそれぞれの部屋に入った。
続く

37791:2007/01/14(日) 19:08:41 ID:XWg8u/Pg0
ロマリア
翌日
お城に行き王様に会ってきた。
王「勇者アルスよそなたに頼みがある。実はカンダタと言う盗賊が金の冠を奪って逃げたのじゃ!
 それを取り戻してくれたらそなたを勇者と認めよう」
といわれたのでカザーブの南西シャンパーニの塔に盗賊退治をしに行くことになった。
途中怪しげな建物があったので入ってみた。すごろく場と言うらしい。そういえば10数枚すごろくけんがあったな
マゴット「アルス!私にやらせて!面白そう」
と言ったのでマゴットが最初にやることになった。

マゴットのすごろく記
私はすごろくが大好きだった。いろいろ楽しませてくれるから。
ここではサイコロを10回振ることができるらしい。
最初は立て札のマスに止まった。次は右に行き万屋に止まった。皮のドレスを購入した。
次は森のマスに止まり足元を調べたらスタミナの種をゲット。私が食べちゃおうかしら?それとも就寝前のアルスの口に入れようかな?
とりあえず持っておきましょう。次は草原のマスに止まった。今度はすばやさの種を手に入れた。
その次の回でやっとゴール。鋼の剣と500Gを手に入れた。これはアルスにあげておこう。
穴から外に出た。
私がゴールした景品をアルスにあげたら喜んでくれた。皮のドレスをローザに渡した。
初回にしては上出来だと私は思った。

続く
38791:2007/01/14(日) 19:13:25 ID:XWg8u/Pg0
職人さんたちが帰ってくるまでの間、駄作ですがどうぞ
追加設定
マゴットとミザリーとローザはアリアハン王立学校中等部での悪友3人組です。
39791:2007/01/14(日) 21:58:00 ID:XWg8u/Pg0
ミザリーの日記
道中いろいろあったけど私たちはカザーブの村にたどり着いた
アルスは宿を取った今日はツイン二つらしい。
私は村の中を見て回った。ここの武器屋は武闘家用の武器も置いてあるようね。
あと道具屋にはウサギのしっぽとかが置いてあった。うわさによると毒針もあるらしい。
後でちょっとお邪魔しようかな?
そうこうしているうちに日も暮れてきた。私たちは酒場でノアニールののろいのはなしを聞いた。
道具屋にも忍び込んだ。棍棒と毒針を手に入れた。毒針はローザに渡した。
マゴットとアルスさんは一足先に宿へと戻っていった。多分マゴット主導でやるんだろうな・・・
ローザと「マゴットってどうしてあんなに積極的なんだろう」と言う話をした。
明日は塔に着く予定だからもう寝ましょう。おやすみなさい。
40名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/15(月) 20:08:32 ID:PDxBDhPD0
791

マゴットはエッチな人だな
41名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/15(月) 20:13:48 ID:/v4oTZYb0
淫乱僧侶斬新スww
ミザリーさんおやすみ!
42791:2007/01/16(火) 21:59:59 ID:38/+3NtO0
朝になり俺たちは装備を整えてシャンパーニの塔へ向かった。
途中俺はキラービーに毒を盛られ麻痺してしまった。
マゴット「アルス!大丈夫?今すぐ治してあげるわ!キアリク!」
俺は動けるようになった。
マゴット「よかった。アルス。この分は今晩返してね!」
俺は苦笑いをした。
そうこうしているうちにシャンパーニの塔に着いた。
塔の中にはこうもり男がいたが、戦闘中はマゴットは人が変わったように賢くなる。
てきぱきと指示を出し、マホトーンにかからずに倒すことができた。
上に上がっていくと盗賊がいた。
「おい!変なやつが来たぞ!おかしらに知らせに行こう」といって上がっていった。
さらに上に上がると
カンダタ「ここまでこれたのはほめてやろう。だが俺様を捕まえることは誰にもできん!」
と言い俺たちを落とし穴にはめやがった。まっさかさまに下に落ちた。
頭にきて俺とミザリーが階段を上がろうとしたとき、
マゴット「待って!アルス。変態共はこの下にいると思うわ。準備してコテンパンにのしましょう!」
準備をして飛び降りた。マゴットの言うとおりカンダタがいた。
続く


43名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/16(火) 22:13:11 ID:48QNmIV20
マゴットちゃんとミザリーさんだって変態的な格好してるくせに
カンダタを変態呼ばわりする資格ないっす ハァハァ
44791:2007/01/16(火) 22:14:24 ID:38/+3NtO0
カンダタ「しつこいやつめ!やっつけてやる!」
マゴット「かかってきなさい!この覆面変態男!」
カンダタ「このアマー言わせておけば!!!」
マゴット「あれ?今頃気づきましたか?私が聖職者ってこと?」
カンダタ「なめんじゃねぇ!!!!」
カンダタは怒り狂いマゴットに向け突進してきた。
しかしそこにアルスとミザリーが挟み撃ちにして切りかかった。
カンダタ「うごっ!」
カンダタはうずくまった。
マゴット「作戦大成功ね!じゃあ今のうちに子分を片付けてしまいましょう。」
ローザ「まかせて!ベギラマ!」
ミザリー「加勢するわ!」
子分たちを倒した。
カンダタ「おのれぇ!」
と言いマゴットに向け切りかかってきたが、マゴットは見事な槍捌きでカンダタの攻撃を打ち払った。
マゴット「ルカニ!」 カンダタの守備力が下がった。
カンダタは今度はローザに向け突っ込んでいった。
アルス「やばい守備力が無いローザさんがあの一撃を食らったら・・・」
と思ったとき
マゴット「ラリホー」 カンダタは眠った。
眠った後にアルスの会心の一撃!が発動しカンダタを倒した。
カンダタ「金の冠は返すからゆるしてくれぃ」
マゴット「もう2度と悪さはしないでくださいね!」
カンダタ「ありがてぇあんたたちのことは忘れないよじゃあな!」と言い逃走した。
マゴットは金の冠を手に取った。
マゴット「これはしばらくローザが装備するといいわ!王様にはもう少したってから返しに行きましょう!」
ローザ「次はどこに行くの?」
マゴット「とりあえず東に行ってみましょう」
うーんマゴット・・・俺の立場が無いよ〜・・・・

続く
45791:2007/01/16(火) 22:40:31 ID:38/+3NtO0
ローザの日記
カンダタを倒した後、私たちはロマリアの城下町に戻ってきた。
でも普段は淫乱気味なマゴットがあんなに落ち着いた捌きをするなんてちょっと信じられなかった。
宿でマゴットに聞いてみたら、聖堂にある書物で勉強したそうだ。聖職者用の本のほかにも兵法に関する書物も読んでいたらしい。
その書物の中に挑発法も書いてあったと言う。異世界では話術士と言う人が悪口を使って敵の理性を失わせるという術を使っているらしい。
私もマゴットが話してる兵法をもう少しわかることができるようにあの本でも読むか・・・
私の手には今頭がさえる本がある。これを読んだら頭がよくなってマゴットの兵法がわかるかもしれない。
でも普段淫乱気味のマゴットからは考えもつかない行動に普段とのギャップを感じていた。
明日からはアッサラームと言う町に行くようだ。
あら、もうこんな時間。明日も早いから休みなさい。
46名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/17(水) 00:04:33 ID:uE7c6I4FO
>異世界の話術士
どうみてもイヴァリースです。本当に(ry

それはそうとやっぱり>>23にもあるようなバグ利用PTは不可かな?
可能ならば双子の勇者で旅してみようと思うんだ
もちろん気に入らないっていう人がいるのも理解しているし、バグ利用は双子を作る時だけにして後は通常通り進めるつもり
序盤で勇者を増やせるかどうかはまだ試してないから、企画倒れになる可能性もあるけどどうかな?
47名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/17(水) 00:06:49 ID:HfEkOVcf0
オルテガとカンダタさえ外さなければ。
48791:2007/01/17(水) 19:20:41 ID:EHydA6UO0
>>46
世界観を壊さない程度にならいいと思いまつ
現に漏れも随所でキメラバグを導入しとるので
49791:2007/01/17(水) 20:35:08 ID:EHydA6UO0
アルスの日記
今俺たちはロマリアにいる。
しかしマゴットはすごいと思う。俺の前では甘えまくったりぴーをしたりしているが、戦闘前になると軍師顔負けの作戦を立てたりするからな。
しかも僧侶なのにしのびあしやレミラーマ、あなほりやくちぶえも覚えているようだし・・・いったいどこで覚えたんだ?
それとマゴットがもってきた袋の中には度派手な水着が何着も入っていた。あれはなんなんだろう?
あっマゴットが風呂から帰ってきた。これを隠さなくては・・・
50791:2007/01/17(水) 20:50:56 ID:EHydA6UO0
マゴット「アルスただいま!さあ今日の私に語法日を頂戴」
こうしてロマリアの夜は更けていくのであった・・・
そして夜が明けた。
アルス「さあみんな出発だ!」
橋を渡る前にマゴットが話してきた。
マゴット「アッサラーム付近には猫とこうもりが合わさった化け物とエテ公が出るらしいわ。
私が猫の呪文を封じるからみんなはエテ公を攻撃して!それとローザ、スクルトお願いね。エテ公の攻撃力は高いから」
アルス「わかった」
ミザリー「わかったわ」
ローザ「了解」
橋を渡って早速キャットフライとあばれざるに遭遇した。
開幕スクルトが成功し守備力が上がった。
あばれざるにラリホーをかけ、サルは眠った。
封じられなかったキャットフライはマホトーンをかけてきた。ローザの呪文が封じられた。
ローザ「こういうときは一か八かね」
ローザは毒針でキャットフライを攻撃。見事急所に当たりキャットフライを倒した。
同じころアルスとミザリーはあばれざるを倒していた。
キャットフライは宝箱を持っていた。なんとぬいぐるみをみつけた。
マゴット「これはローザが装備するといいわ!」
ローザ「守備力は高そうだけど暑そうね」
そういってるうちに一向はアッサラームに到着した。



51791:2007/01/18(木) 20:46:39 ID:xorBNUJX0
マゴットの日記
アッサラームの町についたときは夜になっていた。
まず宿を取った。いつものとおり二手に分かれる。
アッサラームのベリーダンスを見に行く。なかなかうまいものね。異世界ではMPを吸い取ったり、呪いをかけたり、自分の命と引き換えに仲間を生き返らしたりする踊りがあるらしい
私もそのうちやってみようかしら? なぜか武器屋が開いていたのでアルスとミザリーに鉄の斧を買ってあげた。
武器屋の帰り怪しげな踊り子がアルスに「パフパフしない?」と聞いてきたので耳元でアルスに「パフパフなら後で私がたくさんやってあげるわ!」と言うと
アルスは怪しげな踊り子を断った。私の予想だと変態親父がやってそうな気がしたから・・・アルスを変な道に進ませるわけにはいかない。
私がついていないと・・・
宿について私とアルスは部屋に入った。その部屋は中にバスがあった。
アルス「マゴットずっと気になっていたんだけどその服どうやって脱ぐの?」
私は僧衣にオレンジの防護スーツを着ていた。
マゴット「これは脱ぐのが大変なのよ!そうだ。今日はアルス脱がせて!でも破いちゃだめよ!」
と私が言うとアルスは興奮して私の服を脱がしにかかった。だいぶかかってアルスは防護スーツを脱がしてくれた。
アルス「へえこのスーツこうなってるんだぁ。手洗いに行くときはこうするのかぁ」といいスーツのジッパーを触っていた。
マゴット「じゃあ一緒にお風呂にはいろ!」と私は言い二人で風呂に入った。
風呂に入ったらいつも通り二人の愛を確認した。
私たちの入浴をローザとミザリーが見ていたのでわざとみせつけてやったわ!!
52名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/18(木) 20:53:26 ID:NzYjyyRy0
ちょwwww
ナマグサ過ぎw
53791:2007/01/18(木) 21:44:24 ID:xorBNUJX0
俺たちはアッサラームの町にいる。
昨日ベリーダンスを見て、宿に戻った
そして朝が来た。
今日は砂漠越えの準備をしよう。と言うことになり装備を整えていた。
おおお客さんお目が高い買っていきますか?
ミザリー「いんちき商人だわ!みんな、ちょっとここは私に任せて」
ミザリーは商人に何か話した。
ミザリー「マジカルスカート3着4500で買ってきた」
ローザ「すごいわ!ミザリー」
マゴット「早速着ましょう」
これでみんなの魔法防御力が上がった。あっ俺は変わらなかった・・・
俺とマゴットとミザリーさんとで鉄兜を買った。
よしこれで砂漠に向け出発だ
54791:2007/01/19(金) 04:28:47 ID:VRtjthr30
マゴットすごろく記
アッサラームの町を出てしばらく歩くと派手な建物があった。
中に入るとそこはすごろく場だった。
私は3人を下に待たせるとパスを出しすごろくを始めた。
ここのすごろくは旅の扉で移動するようだ。万屋でまふうじの杖を買った後ようやく旅の扉に入りゴール前で足踏みしつつもゴールした。
途中の電磁波がむかついた。景品はモーニングスターだった。これは私が持っておきましょう。さていよいよ砂漠に向けて出発よ
55791:2007/01/19(金) 20:13:05 ID:OTMtwp1L0
俺たちはすごろく場を出て砂漠を西に向かった。
途中かにの化け物が出てきたが何とかやり過ごした。
オアシスが見えてきたので中に入るとそこはイシスの町だった。
武器屋があったので売ってるものを見た。ホーリーランスをマゴットに買ってあげた。
武器屋を見た後城に行った。怪しい通路が会ったので行ってみると星降る腕輪を見つけた。
骸骨がもって行っていいといったのでありがたく頂戴した。
その後マゴットが腕輪を袋に入れた。今日はこれで宿に泊まった。
シングル4部屋だった。マゴットのことは大好きだけど、毎晩エッチじゃ疲れるよ。
寝る前に襲われないように鍵をかけておこう。
56791:2007/01/19(金) 21:32:02 ID:OTMtwp1L0
ローザの日記
宿に泊まった翌朝お城に行った。
ここの女王様はとてもきれいな人だった。
女王「みなが私を褒め称える。ただひとときの美しさなどなんになりましょう?美しい心をお持ちなさい。心にしわはできませんわ」
アルスさんはその美貌に見とれていた。
それを見たマゴットの顔が険しくなっていく・・・・
少し立って謁見は終了し宿に戻った。
アルスさんの後ろには険しい顔のマゴットがいた・・・
なんか面白いことになりそうだわ
私はミザリーと二人の様子を見ることにした。
57名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/19(金) 23:25:44 ID:5mK6UXQxO
[DQ3]で検索かけてもダメだから諦めてた
まさか[DQ3]に変わっているとは思わなんだ
58791:2007/01/20(土) 07:06:04 ID:ccxKxs7k0
翌日魔法の鍵を求めてピラミッドに向かった。
昨日はマゴットをなだめるのに大変だった。
かなり怒られた。最終的には許してもらったけど・・・
おかげで俺は寝不足だ・・・
アルス「あっマゴットどうしたんだい?」
マゴット「アルス。あ〜んして」
俺は言われるままに口を開いた。
マゴットは俺の口の中にスタミナの種を放り込んだ。
うんなんか疲れが飛んだ気がするな。
ピラミッドにつくとローザさんが、「イシスの歌を思い出しましょう」
と言ってきたので順番どおりにボタンを押した。石壁が開き魔法の鍵を手に入れた。
左の箱にはスタミナの種が入っていたがマゴットはそれを袋に入れた。
マゴット「そうそう。みんなこれを身に着けて!」
とマゴットは袋の中から星降る腕輪を4つ取り出した。
みんなそれぞれ身に着けた。みんなのすばやさが倍増した。
しかしあの袋は不思議だな・・・確か1つしか星降る腕輪はもらわなかったはずなのに。前見たときは派手な水着が何着か入っていたし・・・
更に上に上っていくと宝箱があった。ローザさんがインパスを唱えると黄色く光った。なんだろうと思って空けるとミイラ男が出てきた。
マゴット「ニフラム」
あっという間に消え去った。ルビーの腕輪や絹のローブを手に入れた。最上階から飛び降りた。
マゴット「一度アリアハンに戻りましょう」
と言ったのでアリアハンに戻った。
アリアハンの宝物庫に入りルーンスタッフを手に入れた。
ローザさんに渡した。
今日は久々に家に帰ることにした。
59791:2007/01/20(土) 11:22:09 ID:ccxKxs7k0
ふう久しぶりの我が家だ。今日はみんな解散してそれぞれの家に帰った。
久しぶりに家族団らんですごした。

翌朝
ママン「マゴットちゃん悪いわね。朝ごはん作ってもらっちゃって」
マゴット「いいですのよおばさま。私はアルスを起こしてきますので、お茶でも飲んでくつろいでください。」
ママン「マゴットちゃんお願いね」
*「おきなさい。おきなさい。寝顔のかわいいアルス」
と言われてめざめた。マゴットが起こしに来ていた。
アルス「おはようマゴット」
マゴット「朝ごはん出来てるわよ。早く支度して降りてきてね」
アルス「わかった」
朝食をとった。
ママン「アルス。いってらっしゃい。マゴットちゃんアルスのことをよろしくね」
じじい「二人とも気をつけていくのじゃぞ」
俺たちは家族に見送られて家を出た。
アルス「今日の朝飯はうまかった。ありがとうマゴット」
マゴット「うん。また機会があったら作ってあげるわ」
アルス「次はどこに行くんだい?」
マゴット「東に行こうと思うの。東にはダーマの神殿があるの。そこに行くためには一度ポルトガにいかないと」
アルス「じゃあ次の目的地はポルトガだね」
ローザ「それにはまずロマリアね」
ミザリー「んじゃしゅっぱーつ!ローザルーラお願い」
一向はロマリアに向かった
続く



60名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/20(土) 12:42:40 ID:Xmf5+zhFO
6月9日
明日は私の16歳の誕生日。そして「勇者ヒトリ」が生まれる日。
母さんは今何を想っているのだろう。私の事と、・・・多分父さんの事だろう。
私は父さんの顔を知らない。けど父さんの噂や武勇伝は物心ついた時から聞かされてきた。
父オルテガは偉大な勇者だ。娘である私もそう思う。
街の人達の心に今でも残る父さんは私の誇りでもある。

―でも、私は私でありたい。
「アリアハンの勇者オルテガの娘」 誰もが私をそういう目で見る。きっと、明日謁見する王様もそう。
一緒に旅をする仲間も、私がオルテガの娘であると知ったらどういう態度をとるかは想像がつく。

嫌だ

明日は「勇者ヒトリ」が旅立つ日。それ以外の何であってもいけない。
絶対、誰にも邪魔されたくない。邪魔させない。
61名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/20(土) 12:43:59 ID:Xmf5+zhFO
6月10日
「勇者ヒトリ」の誕生日は晴れだった。
アリアハン王の激励は、やはり昨日の私の予想を裏切るものではなかった。
「これで仲間の装備を整えるように」
そう言って渡された武器防具(整える、ねぇ・・・)は既に売り払っている。王様ゴメン。
私はルイーダの酒場には寄らずに街の外へと旅立つ。
ルイーダさんには前から話していた私の決意。それでもやっぱり、ゴメン。

太陽が外海に沈む頃になって私はレーベの村に着いた。
山陰に隠れてアリアハンの城はもう見えない。
ここには何度か来たことがあるし、道中のモンスターとの戦いも日々の稽古の延長に過ぎなかった。
それでも、何故か体が重い。これが勇者の、世界の重みというやつなのだろうか。
村の散策は明日にまわし、早めに宿に入った。

みんな、ゴメンね。
62名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/20(土) 12:52:38 ID:Xmf5+zhFO
名前…ヒトリ
性別…♀
職業…勇者
性格…一匹狼

需要があるかは知りませんがとりあえず投下します。
別に一人旅ではありません。そのうち仲間も出来ると思います。
63 ◆PUNIesJBSs :2007/01/20(土) 15:24:45 ID:Xmf5+zhFO
「ひっ!きゃぁァァぁ!!」
レーベの静かな朝を引き裂く女の悲鳴。・・・私のモノだ。
“朝起きたら同じベッドに老人が寝てました”こんな状況誰だって驚く。私だって驚く。
眠りこけるその老人の顔をよくよく見てみると、どうにもこうにも見覚えがある。
「おっおじいちゃん!?」
アリアハンで一緒に暮らしていた父方の祖父オルキンであった。

二重の驚きが怒りに変化するまで数秒、レーベに静寂が戻る。そして。
「あぁもう、こんなとこで何してんのよ!起きろぉ、コラぁ!」
仰向けに寝ていたおじいちゃんの上でマウントポジションをとり、肩を掴んで前後に激しく揺さぶる。
「ぬはぁ!のぷぷぷぷわっはひィ!やめ、やめ!」
「わ、わ!おおお落ち着いて、ブレイクブレイク!お客さん落ち着いて!」
騒ぎを聞いて部屋に駆け付けた宿屋の主人がが、私をおじいちゃんから引き離す。
64 ◆PUNIesJBSs :2007/01/20(土) 15:42:47 ID:Xmf5+zhFO
「かぁっは!人の寝首を掻くとは勇者の風上にも置けん奴じゃ!」
頭はクラクラ、咳き込みながらも私に反論するおじいちゃん。
では、乙女のベッドに潜り込む老人は何の風上に置けばいいのだろうか。
そんな疑問も浮かんだが、それよりも優先的に問いただすべき事がある。
「どうしておじいちゃんがココにいるのよっ!」
「はぁて?ワシゃ昨日自分のベッドで寝たはずじゃがのぅ。
きっと持病の夢遊病のせいじゃ。あぁ年はとりたくないもんじゃぁぁ」
おじいちゃんは悲しそうな顔をしている。だがそれはツクリモノに違いない。
どこの世界に武闘着をパジャマにする老人がいるだろうか。これは確信犯(の誤用)だ。

「にしても孫の成長を肌で感じられてワシゃ幸せもんじゃぁ
ヒトリよ大きく、ムッチリとなったのぅ」
両手をニギニギしながら下卑た笑いを浮かべている。コイツ、触ったな!
私を押さえていた宿屋の主人の腕を振りほどき、おじいちゃんに肉薄。そのままの勢いを乗せた正拳突きを放つ!
「ッてぇいや!」
65 ◆PUNIesJBSs :2007/01/20(土) 15:54:22 ID:Xmf5+zhFO
・・・顔面まであと数センチのところで私の腕がピタリと固定された。
「ほっ!こっちもなかなか立派に成長しとるわ。
じゃがそれを教えたのは誰かのぅ、よもや忘れたわけじゃあるまい」
おじいちゃんの顔は笑っている。でも私の腕を掴む右手は頑として動かない。
「さぁて、行くぞぉヒトリ!勇者のイロハニホヘトをみっちりムッチリ叩き込んでやるわ!」
私の腕を掴んだまま村の外へとズンズン進んでいく。これは相当恥ずかしい。
「う、痛っ!離して、ちょ、おじいちゃん!」


ヒトリは
武闘家オルキン(♂)
みえっぱり

を仲間にした!
66名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/20(土) 17:40:47 ID:YIkk9/k60
新しい職人さんが出てきたようですね。
私も世界観さえ壊さなければキメラバグを使うのも良いと思う。
現に私もこの技にはデーター飛ばないくらいにお世話になっている。
ただ830のような以下にもキメラバグ使いました的のものは勘弁だな
67791:2007/01/21(日) 11:23:29 ID:NSpP+jdR0
ロマリア西部関所
兵士「魔法の鍵があればポルトガにいけるだろう」
俺たちは扉を開け関所を抜けた。途中に鉄格子があったがあれはどこに続いてるのだろうか?
俺たちはポルトガに向かった。
途中ドルイドと言う敵が出た。顔と胴体がくっついたようなモンスターだった。
ドルイドを倒しポルトがに着いた。
船がほしいなら王様に会いに行けといわれた。
町の人の話によるとここの王様は胡椒が大好きのようだ。
そして謁見。
王「東の国では胡椒が多く取れると言う。黒胡椒を持ち帰ったときそなたを勇者と認め船を与えよう。これをノルドに見せなさい」
と言われ手紙を受け取った。
ローザ「じゃ、アッサラームにルーラ」
アッサラームから東に洞窟に入った。そこにはホビットのノルドがいた。
ノルドに王の手紙を見せると、抜け道を作ってくれた。お礼をいい抜け道を抜けた。
その後の道中はまふうじの杖が大活躍だった。バハラタにようやく到着した。
続く
68791:2007/01/21(日) 11:44:43 ID:NSpP+jdR0
マゴットの日記
ようやくバハラタに着いた。まず武器屋によって魔法の盾が売られていたので4人分購入。ローザの守備力が上がったわね。
私たちは黒胡椒の店に行ったが家のものが人攫いにさらわれてしまったらしい。更にそれを追いかけて婿が行ってしまったらしい。
なんかいやな予感がするわ。すぐにでも助けに行きたいけど、もう少し戦術と力をあげたい。これより東にダーマの神殿があるようだ。
私が旅立つ前お父様は言った。
ティベリウス「マゴット!ダーマの神殿で悟りを開いてくるのじゃ。そうすれば、魔法はもちろん戦術についても今よりも理解できると思うぞ
ある程度までなら今のままでもいけるやもしれんが、賢者にならないとあとが苦しくなるかもしれん」
その為には早くダーマで修行して強くなっておかないと・・・
私はみんなに提案した。
アルス「そうだね。急いで助けに行って僕たちがやられてしまったらおしまいだからね。」
ローザ「ここのところ戦闘も苦しいしね」
ミザリー「行きましょう。ダーマへ」
私たちはダーマに向かった。
ダーマについて悟りを開くには悟りの書が必要になるらしい。それは北のガルナの塔にあるようだ。
ダーマで休憩した後ガルナの塔へ向かった。

69791:2007/01/21(日) 12:31:07 ID:NSpP+jdR0
俺たちは今、ガルナの塔にいる。
パーティの強化のために修行に来た。
中には金属質のスライムがいた。
切りかかろうとしたら逃げてしまった。
マゴット「あれはメタルスライム。あいつを倒すと結構強くなれるわよ。逃げやすいからであったらこれを撒くといいと思うわ」
といってどくがの粉を差し出した。
進んでいくうちに旅の扉や綱渡りをするところなども出てきた。最上階で銀の髪飾りを手に入れた。銀の髪飾りをマゴットにあげた。
最上階にはもう何も無いか・・・どこかに道があるのかな?俺たちはいったん引き返すことにした。
綱をわたろうとしたとき、スカイドラゴンとメタルスライム8匹が現れた。
開幕全員でどくがの粉を撒いた。するとスカイドラゴンとメタルスライム3匹が混乱した。
スカイドラゴンは炎を吐いた。メタルスライムを一掃した。
俺はスカイドラゴンに切りかかった。会心の一撃が出てスカイドラゴンを倒したが足を踏み外して落下してしまった。
マゴット「みんな大丈夫?」
ミザリー「ええ。なんか変なところに出たわね」
ローザ「あそこに階段があるわ!行ってみましょう」
階段を下りていくと箱があった。マゴットは箱を開けた。中には悟りの書が入っていた。
ローザ「戻りましょうリレミト、ルーラ」
その夜はダーマで1泊し、翌日マゴットは大神官のところへ行った。
神官「ここは転職をつかさどるダーマの神殿・・・おっティベリウスの娘ではないか今日はどうしたのじゃ?」
マゴット「悟りを開きに参りました。」
神官「ほう父と同じく賢者の道へ進むことを決意したか。さあ悟りの書を持ちついてくるがいい。」
神官とマゴットは部屋に入っていった。
半日ほど過ぎてマゴットは戻ってきた。
まずマゴットの服が様変わりしていた。頭には俺と同じサークレットがはめてあり服も白のミニスカート。水色のマントを身に着けていた。
マゴット「アルスただいま。私賢者になれたわ。これからもっともっと強くなってアルスのためにがんばるわ」
アルス「ありがとうマゴット。今日は疲れていると思うから休もう。」
宿に入り二人で休むのであった。
続く
70791:2007/01/21(日) 15:43:20 ID:NSpP+jdR0
マゴットが賢者になってから翌日
俺たちは鍛えるため、もう一度ガルナの塔に入ってメタルスライム狩りをした。
マゴットは中級攻撃呪文を覚え、ローザさんはバイキルトを覚えた。
あるときミザリーさんが言った。
ミザリー「私も転職したいんだけどいいかしら?」
マゴット「ミザリーなにに転職したいの?」
ミザリー「そろそろ私の知らない武具が出てきたから商人の修行をしたいの」
ローザ「いいと思うわ」
マゴット「実家が武器屋だし鑑定眼が更によくなるかもしれないわね。ミザリーの意思なら尊重するわ」
アルス「じゃあまた神殿に行こう」
ダーマ神殿神官の間
神官「ここは転職をつかさどるダーマの神殿・・・おっ今度はどうしたのじゃ?」
マゴット「私の友達が転職したいと・・・」
神官「ではこちらに来なさい」
神官とミザリーは部屋に入っていった。
3時ほどたってミザリーは戻ってきた。
長かった髪は結われ旅の商人風な服で出てきた。
ミザリー「みんなお待たせ。さあまだ日暮れまで時間があるからメタル狩りしましょう」
続く
71791:2007/01/21(日) 23:25:41 ID:NSpP+jdR0
俺たちはメタル狩りをして修業していた。途中ムオルという町へ力試しに行った。
たどりついたら父さんがこの町でかぶとを置いて言ったらしい。市場のおじさんからかぶとをもらった。
裁きの杖が売られていたので購入した。ミザリーさんに鑑定させると、戦闘中に使うとバギの効果があるらしい。
その後メタル狩りをして付近のモンスターと渡り合えるレベルになったので人攫いの洞窟に行った。扉を空けて先に行ったところに階段があった。
階段を下りていくとごろつきが数人立っていた。俺たちはすばやくごろつきを倒した。
マゴット「このごろつき達・・・どうやらまだ懲りていないようねカンダタは・・・」
奥にグプタとタニアが捕らえられていた。鍵を開け救出した。
グプタとタニアにお礼を言われた。
マゴット「多分カンダタが帰ってくるだろうからみんなちょっとごにょごにょごにょ」
みんな「りょうかい」
出口に向かっていった。
案の定カンダタがいた。
カンダタ「へっへっへ俺様が戻ってきたからには逃がしはしないぜ」
タニア「助けて」
マゴット「まだ懲りないみたいね覆面変態男さん!」
カンダタ「おっお前はあのときの・・・今度は負けはせぬぞ」
マゴット「あらあら今度は覆面と下着を変えたんですね。相変わらず変態ですね。」
カンダタ「このアマーっとと今度は挑発にはのらねぇぞ」
マゴット「塔の戦いで少しは学習したようですね。ではこんなのはどうでしょう?
現在喝という人は誰でしょう?それは大○親分、○本勲、関○弘、○レータ、○庄、○○○ー○○ー○の観客、彼らはなぜ喝というのでしょう?その意味を200字以内で説明しなさい」
カンダタと子分たちは考え込んでしまった。
その間に強化して子分たちを倒した。カンダタは子分の悲鳴で我に返った。
カンダタ「またしてもかかってしまったか・・・おのれぇお前たちだけはぶっ殺してやる」
マゴットに向かって襲い掛かってきた。
マゴット「懲りない人ですね。メラミ!」
火の玉がカンダタを直撃。それと同時にアルスとミザリーがきりつけた。
ローザ「私もメラミ!」
カンダタに2発目も直撃。カンダタはマゴットに再び襲い掛かってきた。マゴットはすきだらけのカンダタにもぐりこみ急所を裁きの杖で突いた。
カンダタは声も無く倒れた。
続く

72791:2007/01/21(日) 23:33:55 ID:NSpP+jdR0
マゴット「ふう今回も作戦は成功しました」
アルス「でもさっきの話何なの?」
マゴット「私にもわからないわ。ただそういう話をすると退屈すぎて寝ちゃうか、思考力を奪われてすきだらけになるのよ」
起きたカンダタは逃げていった。
ローザ「さあバハラタに戻りましょう。リレミト、ルーラ
バハラタの町ではグプタが待っていた。
グプタ「助けていただきありがとうございました。黒胡椒を持っていってください。」
黒胡椒を手に入れた。
マゴット「ポルトガにルーラするわね」
ポルトガで王に胡椒を渡すと「良くぞ黒胡椒を持ち帰った。そなたを勇者と認め船を与えようさあ表に出てみるといい」
アルスたちは船を手に入れた。
続く
73名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/22(月) 22:57:51 ID:nC9hPLl80
>>791の妄想SSはやたらとマゴットが大活躍しているなw
もしかすると主人公はマゴットか?w
FFTが随所に出てきているな。今回のやつはダーラボンのまねか

74名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/22(月) 23:46:32 ID:zwYmNilfO
マゴット、ミザリー、ローザそれぞれの名前と同じFFTの汎用ユニットの台詞を調べてみた
たいしてネタになりそうな内容じゃなかった
75名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/23(火) 04:43:46 ID:/McueKm+O
マゴット…×
ミザリー…×
ローザ…「ポーションを忘れずにね!」

ヒトリ…×
オルキン…×

今ふと思ったんだがオルテガ+タルキンでオルキンなのかな?
とりあえず続きを正座して待ってますぜ
76791:2007/01/24(水) 00:05:15 ID:PB1Tl6r90
やっと海に出られた
実際のプレイはルビスの剣を手に入れたところ
勇者 アルス
賢者 マゴット
盗賊 ミザリー
僧侶 ローザ
パルプンテでメタル狩り
>>73
そう原案はFFTのダーラボンのまねでつ
ある意味マゴットが主人公かもしれませんね。
>>75
サマンサ、ドロシーはせりふがあるようでつ
77名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/26(金) 00:01:49 ID:qbo+dXOM0
職人たちは戻ってこないかな?
別スレのDAKSの話は面白かったなぁ
78名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/26(金) 00:13:56 ID:7pd4KuxMO
そりゃ過疎ってるんだもん
書いても無反応だと書き手もやる気がでないだろうよ

と、通りすがりの俺が言ってみる
79791:2007/01/27(土) 06:16:33 ID:4yNcdIed0
ローザの日記
私たちは船を手に入れた。
ポルトガから西へ向かい更に川をさかのぼるとスーと言う村があった。
武器屋には銀の髪飾りが置いてあった。ミザリーと私は買ってもらった。
井戸の周りを見るといかづちの杖があった。マゴットは袋にしまっていた。
宿に入った。部屋割りはいつもどおりだ。マゴットは久々に喜んでいた。
結構欲求不満がたまっていたのかな?私にもいい出会いがないかなぁ・・・
そして翌日
マゴットがいかづちの杖を私にくれた。ミザリーの鑑定によるとベギラマの効果があるらしい。
井戸の中にハエ人ベアの兵士がいた。次の目的地はエジンベアだ。消え去りそうと言う草を買って
いったんポルトがに戻った。




80791:2007/01/27(土) 06:29:13 ID:4yNcdIed0
ミザリーの日記
スーでいかづちの杖をもらい消え去り草を買って、エジンベアに向かった。
エジンベアで消え去り草を使い中に入る。おしゃれなスーツとパーティドレスを手に入れた。
下に下りると岩の部屋があった。マゴットがパズルを解くような感じで岩を動かす指示をして、
みんなで動かしたら奥の壁が開いた。そこの奥にはかわきのつぼがあった。
そういえばスーでムオルの浅瀬で使うって言ってた馬がいたっけ・・・
マゴットいわくそこはアリアハンから南下したところにあるらしい。
いったんアリアハンに戻る。家に帰らずにすぐに南下。怪しい浅瀬があったのでつぼを浮かべると祠が出てきた。
中に入ると箱があった。中は最後の鍵が入っていた。
いったんアリアハンへ戻ることとなった。
81791:2007/01/27(土) 06:37:00 ID:4yNcdIed0
俺たちは最後の鍵を手に入れてアリアハンに戻ってきた。
マゴットの家で文献を調べた。俺は陣という文献を見つけた。その文献によると陣にはいろいろあって奇襲攻撃や鉄壁防御、囮作戦があるようだ。これは使えそうだとみんなに話したら
その文献の写しを持っていくことになった。マゴットの家のおつきの人が写しを持ってきた。俺はそれを受け取った。
次の目的地はいったんロマリアに行くようだ。そろそろ冠を返すのかな?
82791:2007/01/27(土) 07:11:46 ID:4yNcdIed0
俺たちはロマリアに行き金の冠を返した。
王にならないか?という誘いを受けたが俺は断った。あの王はしつこいな。
地下の宝箱を見るとアサシンタガーとふうじんのたてが入っていた。
マゴットがまた袋の中に入れていた。あの袋に入れると必ずって言っていいほど物ガ増えている。まさに不思議な袋だ。もってみても重さをあまり感じないし・・・
案の定翌日にはふうじんのたてを俺とマゴットとミザリーさんで装備していた。ローザさんにはアサシンタガーを渡していた。
ロマリアの関所から以前開けられなかった鉄格子をあけ中に入ると旅の扉があった。中に入ると広い空間がありまた旅の扉があった。
また入ると今度は教会みたいなところに出た。神父さんが言うにはここはサマンオサ領内で王が人変わりをしたらしい。さっそく行って見ることにした。
サマンオサは意気消沈していた。ところが武器屋だけは営業していて、俺たちは装備を整えた。マゴットはアリアハンで別の文献を読んでいたらしく、鏡を探しに南の洞窟にいこうという。
サマンオサを出て南の洞窟に入る。中はいやらしいモンスターが結構いたが、作戦通りに倒しラーの鏡を手に入れた。
夜、サマンオサのまちで葬式が行われていた。俺たちは冥福を祈った。参列者に話を聞くと何者かが王に化けているらしい。それを聞いた後城に忍び込む。
寝室までたどり着いたとき、
マゴット「作戦はほ○○ん○○陣で行きましょう」
みんな「了解」
王は寝ていた。マゴットはラーの鏡を覗き込んだ。そこには眠っている化け物の姿が映し出されている。
ボストロール「みぃたな〜!生きて返すわけにはいかんぞえ」
マゴット「いかにも頭の悪そうなモンスターねただの筋肉馬鹿ね」
ボストロール「俺を馬鹿にしたなぁ!まずお前から食ってやる!」
マゴット「やれるんだったらやってみなさい!」
とマゴットはスカートをひらひらさせてボストロールを挑発した。
ボストロール「もう怒ったどぉ〜おまえを喰ってやるぅ〜」
と言い襲い掛かってきた。
マゴット「今よ!」
と言うとほかの3人がボストロールの死角から襲い掛かった。
ボストロール「なぁにお〜」
ミザリーとローザは棍棒で吹き飛ばされたがアルスの剣が左肩を突き刺していた。
ミザリーとローザは薬草を使い傷を癒した。
続く
83791:2007/01/27(土) 08:02:48 ID:4yNcdIed0
マゴットの挑発で始まった戦闘。
ボストロールは頭に血が上ったようで力任せに襲い掛かっていた。
ローザさんのスクルトが無かったら死んでいたかもしれない・・・
それでも3回くらいかけたのに吹っ飛ばされるようだとこのモンスターはものすごい怪力だな
ローザ「ヒャダイン!」
吹雪がボストロールを包み込みダメージを与えた。
ちょっと冷静になったボストロールはルカナンを唱えようとしたが唱えられない。
ボストロール「魔法がつかえな〜い・・・お前らぶっ殺してやる。完璧に怒ったどぉ!」
ボストロールは怒りでわれを忘れローザに襲い掛かってきた。痛恨の一撃
ローザは倒れた。
そこを後ろからアルスとミザリーが切りつけた
マゴット「ザオラル!」
ローザは起き上がった。
ローザ「ごめんなさい。ありがとうマゴット」
マゴット「それよりもローザは援護をお願い。私も攻撃に回るから!」
ローザ「わかったわ!バイキルト!」
マゴットの攻撃力が上がった!
続く

84791:2007/01/27(土) 08:03:20 ID:4yNcdIed0
アルスとミザリーに翻弄されていたボストロールはマゴットには気づいていなかった。後ろはがら空きだ。マゴットは思いっきりボストロールの背中に剣をつきたてた。
会心の一撃!!
ボストロール「うぐぁ〜〜!」
ボストロールを倒した。メダルが落ちていた。もらっていくことにした。宝箱に変化の杖が有った。これはマゴットが袋に入れていた。
本物の王様が助け出され夜が明けた。
あのあと宿で休んで俺たちは王様に謁見した。
王「ふたたびここに座れるとは思わなかった。礼を言うぞ・・・おっお主はティベリウスの娘ではないか!」
マゴット「サマンオサ王お久しぶりでございます」
王「お父上はお元気か?」
マゴット「はい。元気でやっております。実はこの危機を教えてくれたのも父ティベリウスでございます」
王「そなたら父娘には助けられっぱなしじゃな・・・今日は宴じゃ・・存分にくつろいでいってくだされよ」
まさかマゴットの親父さんが知り合いとは・・・でも枢機卿と言う立場だと不思議は無いか・・・
その日は宴がなされ夜が明けた。
翌日の謁見
王「そなたらはわしに命の恩人じゃ!本当にありがとう!マゴット。お父上に宜しくな。」
マゴット「それでは私たちは出立します。」
王「気をつけていきなされよ」
アルス「ありがとうございます」
こうして俺たちはサマンオサを後にしたのであった
続く
85791:2007/01/27(土) 08:11:11 ID:4yNcdIed0
>>77
私も見ましたがいいですね
特にわこぉるがぬるぬるとせしぃるをからかうところがいいです。
向こうのスレがだめならぜひここで続きを見せてもらいたいです
86791:2007/01/27(土) 10:10:58 ID:4yNcdIed0
マゴットの日記
私たちはサマンオサを出てノアニールに向かった。聖堂の文献にはエルフは人間を嫌うのでほかのものに変装して話しかけなければいけないと書いてあったのでエルフの村で買い物をしようと思い出かけた。
呪いもといておきましょう。
エルフの道具屋でスライムになってエルフに話しかけるといのりのゆびわ、天使のローブ、ねむりのつえがあったので購入しようと思った。
よし、もうあれの出番ね・・・私は自分の水着を数着売った。かなりの高値で買い取ってくれた。そのお金でいのりのゆびわをもてるだけ買い、ねむりのつえを4本、天使のローブをローザにかった。
ミザリー&ローザ「マゴットって結構派手な水着持ってたんだね」
それは私が着るにも恥ずかしいと思う水着だった。と、ある某国の王子から贈られたのだがとても私が着られるものでもない。お父様が某国の王様に抗議をした。
それが王様にばれてその王子は今謹慎になっているらしい。ただこれは高く売れそうなので保管しておいたのだ。まさかこういう形で役に立つとは思わなかった。
買い物が終わったらエルフの女王の話を聞き、夢見るルビーを取りに行く。地底湖でエルフと男は身を投げたらしい。女王にそのことを話したら目覚めの粉を渡してくれた。
それをノアニールの村で撒いたら村人が目覚めだした。私たちはノアニールの村で休息し翌日グリンラッドニ向かった。
グリンラッドでは変な老人が杖をほしがっていたので船乗りの骨と交換した。北上していくとルザミという村があった。天文学者が研究をしていた。
更に北上していくと海賊の家があった。辺りを調べると赤い宝玉が見つかった。これがうわさのオーブってやつね。
まず一つ目ゲットね!ルーズソックスももらった。これは袋に入れておきましょう。
次はランシールに行って見ましょう。
続く
87791:2007/01/27(土) 11:17:16 ID:4yNcdIed0
続マゴットの日記
アリアハンから西へランシールの神殿にいる。ここは一人で冒険しなくてはならないらしい。私は力をあげたいと思っていたので私が行くことにした。
宝箱にはミミックがいたが勝手に自滅してくれた。メタルスライムがいたので毒牙の粉でメタル狩りをした。最下層につくと引き返せと言う声がしたが無視して進んでいくと奥にはブルーオーブがあった。
これで二つ目ゲット。ついでにメタル狩りをしながらあたりを回ってみると大地のよろいも見つけた。跡でアルスにプレゼントしよう。メタル狩りをしていくとベホマやマヒャドを覚えたので戻った。
アルス「心配したぜ!とにかく無事でよかった!」
と言ってきたので私は、
「アルス。後で私にご褒美を頂戴!」
と言った。
アルス「わかった。今までの苦労に報いるよ。」
と言った。
その夜私たちは久しぶりに愛の再確認をした。
翌日
強さを見ていると私がアルスを抜いて一番強くなっていた。ちょっとメタル狩りしすぎたかな?てへ
今度は黄金の国といわれるジパングに行って見ましょう
続く

88791:2007/01/27(土) 12:07:11 ID:4yNcdIed0
俺たちは今ジパングにいる。外人だぁと周りにやつに言われている。
この国はヤマタノオロチと言う怪物になやまされている。卑弥呼と言う女王は外人は嫌いだとか言って相手にしないし
東の洞窟に行ってみることにした。
中にはドルイドの色違いモンスターがメダパニをかけてきた。俺は混乱したがミザリーさんがハリセンでたたいてくれたおかげで正気に戻る事が出来た。
モンスターを倒し奥に行くとヒドラみたいな化け物がいた。
やまたのおろちは炎を吐いてきたがフバーハ、スクルト、バイキルトで強化していたのでたいしたことにならなかった。
ミザリーさんとローザさんはねむりのつえでやまたのおろちを眠らせにかかった。俺とマゴットとで守備力を下げて攻撃にかかった。
ヤマタノオロチは眠りに落ちた。
ローザ「マヒャド!」
かなりの吹雪がおろちを襲いおろちを氷付けにした。
おろちは草薙の剣を落とし逃げていった。草薙の剣はマゴットにあげた。
旅の扉に入るとそこは卑弥呼の部屋であった。どうやら卑弥呼がおろちらしい。俺たちは万全の準備をしておろちと再戦。
眠りはしなかったものの何とか撃破した。卑弥呼はおろちのうわさがすぐに広まっていき夜が明けた。
俺たちはパープルオーブを手に入れた。
次はテドンと言うところにグリーンオーブがあるらしい俺たちはそれをとりに行くためにランシールへルーラをした。
続く

89791:2007/01/27(土) 12:23:04 ID:4yNcdIed0
ローザの日記
私は幽霊と言うものは信じない。しかしここの住人は何なのだろう?朽ち果てている建物に半ば透き通っている。
今私たちはテドンの村にいる。かなり村自体は荒廃している。
私たちは村中をくまなく歩いた。なんと囚人がオーブを持っていた。オーブを譲り受けた。
その囚人が言うにはレイアムランドにオーブをささげるのだという。
その後レイアムランドにいき4つのオーブをささげた。あと2つ・・・何処にあるのだろう?
幽霊続きでロマリア沖の幽霊船に乗り込み愛の思い出を手に入れた。オリビアの岬で使うのだという。
私たちは船でノアニールからオリビアの岬に向かった。
オリビアの岬では悲しい歌声が聞こえてきたので愛の思い出をかざすと二人の亡霊が成仏していった。
今私は魔法使いで攻撃主体の呪文を覚えているがいつか癒しや成仏の力も身につけたいと思った。
祠の牢獄へ行こうとしたら度派手な建物が見えてきた。もしかしたらまた始まるかな・・・と思っていたら案の定
マゴット「あっすごろく場だ!ちょっとやってくるわね」
と言ってきたので私たちはすごろく場に行くことになった。
今日は珍しく私がやることになった。途中種や木の実をいろいろ手に入れた。運良く万屋に止まりお金もあったので炎のブーメランを買った。
これで魔法が使えないときの全体攻撃はばっちりだわと思った。その後上の会に行ったが落とし穴に落ちてしまった。
すごろくって難しいわね
続く
90791:2007/01/27(土) 12:37:16 ID:4yNcdIed0
マゴットのすごろく記
私はすごろく場にいた。最初にローザにやらせた。ローザは種や炎のブーメランを手に入れたが落とし穴に引っかかってしまったらしい。
私がやることになった。最初は順調に進んでいった。3階の?マークでキメラが出てきた。キメラの翼の原料になってる鳥で弱いかと思ったら
なかなか強い。4匹対一人なので全力で戦った。何とか倒しこまを進め宿屋で泊りゴールした。景品はドラゴンティルだった。これは私が持っておきましょう。
すごろくがすんだので祠の牢獄へ行きガイアの剣を手に入れた。とりあえずアッサラームにルーラした。
いよいよ明日はネクロゴンドに向かうのね。
続く
91791:2007/01/27(土) 13:00:53 ID:4yNcdIed0
俺たちはいよいよネクロゴンドへ向かう。アッサラームから船で火山にたどり着いた。そこの火山にガイアの剣を投げ入れると溶岩が流れ出し川をふさぎ道が出来た。
この辺のモンスターはかなり強い。トロルとかフロストギズモとかがいた。何とか倒し洞窟に入る。くまなく廻り、稲妻の剣と刃のよろいを手に入れた。
はぐれメタルが現れた。運良くローザさんの毒針が決まり倒すことが出来た。かなり強くなった。地獄の騎士の焼け付くいきにう戦士ながらも何とか頂上にたどり着いた。
頂上に祠があったので入ってみると神官らしき人がいてシルバーオーブを渡してくれた。
オーブは後一つだ・・・
俺たちはいったんポルトがにルーラしスーの人が言ってた町に言ってみた。ただの野原でった。
じじい「わしここに町作ろうと思う。商人いないと町できない。ミザリーここにおいていく。お願い聞いてほしい」
と言ってきたので
アルス「ミザリーさんどうします?」
ミザリー「そうね・・・街づくりも修行の一環だしやってみようかしら。」
じじい「おおうれしい。わしミザリーと二人で街づくり始める」

数日後、店が出来ていた。

更に一月がたち立派な劇場が出来ていた。
ミザリーは玉座に座りもっとこの町を大きくしていくわよっと豪語していた。俺たちは宝物をもらって帰ろうとしたときの夜革命の謀を聞いた。
ミザリーは専制君主のようなやり方をしていたらしい。ちょっとお灸をすえたほうがいいかな?とみんなで考えたところミザリーは牢屋に入っていた。
ミザリーは「やりすぎちゃったみたい。私はここで反省してるから。私のお屋敷の後ろを調べてみて」
と言われ調べてみるとイエローオーブを見つけた。その後レイアムランドでオーブをささげた。
ラーミアがよみがえった。ラーミアに乗ってミザリーのところに行くと、ミザリーが町を住民に引き継いで仲間にまた加わった。
92791:2007/01/27(土) 13:16:13 ID:4yNcdIed0
ミザリーさんが仲間に加わった。
ミザリー「私ももうこれで商人としての修行は積んだと思う。今度は実践を強化するために魔法使いになろうと思う」
ローザ「いいと思うわ。私がいろいろ教えてあげられるし・・・毒針が使えるからメタル狩りが楽になりそうだし」
マゴット「ミザリーの意思なら尊重するわねぇアルス!」
アルス「うん。ミザリーさん僕も賛成だよ」
ダーマ神殿神官の間
神官「ここは転職をつかさどるダーマの神殿・・・おっ今度はどうしたのじゃ?」
ミザリー「生き方を変えに来ました。」
神官「ではこちらに来なさい」
と言われ部屋に入っていった。
3時ほどたってミザリーは戻ってきた。
長かった髪はそろえられローザと同じく黄緑のスカートにオレンジのマント頭に帽子をかぶっていた。
ミザリー「これからもよろしくね。さあメタル狩りしましょう!」
俺たちは再びメタル狩りに精を出すのであった。
続く
93名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/27(土) 17:19:44 ID:yc60zneiO
ダックスこんな所でなにやってるんだ?
94名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/27(土) 17:46:10 ID:awDH4T9L0
マゴットが主役に見えてならないw
95名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/27(土) 23:36:18 ID:2VMASbIx0
淡々としてていい感じですね
96791:2007/01/28(日) 11:32:00 ID:QAdl/Yo30
ミザリーの日記
街づくりではいろいろあったが一通り建設が終わり私はアルスさんたちのところへ戻った。
私は商人としての修行はほぼ終了したものと感じ魔法使いになることにした。
私はダーマの神殿へ行き、魔法使いの心構えを2時ほど聞いた後儀式を経て魔法使いになった。
しばらくガルナの塔でメタル狩りをしていたが、私のレベルが上がったのでネクロゴンドでメタル狩りを始めた。
はぐれメタル自体にはメダパニが効かないので一緒に出てきた敵にメダパニをかけローザと私は毒針で攻撃。5回目にして2人とも毒針を直撃させて
はぐれメタルを2匹倒した。かなりレベルが上がりマゴットはザオリクとイオナズンをローザはイオナズンを覚えパルプンテ習得まであと少しというところまでいった。
アルスさんが「そろそろバラモスを倒しに行こうといった。」
万全を期して戦うためいったんイシスに戻り宿を取った。
97791:2007/01/28(日) 11:59:40 ID:QAdl/Yo30
今俺たちはイシスにいる。ネクロゴンドのモンスターともわたりさえるくらいになったのでバラモスを倒しに行くことにした。
今日はイシスに宿を取ることになった。へやわりはいつもどおりだ。
そして夜になった。俺はマゴットと話をしていた。
アルス「いよいよ明日決戦だな」
マゴット「そうだね。その為に今まで修行したんだもんね。」
アルス「今だから言うけど本当は一人で旅立とうと思っていたんだ」
マゴット「なんで?」
アルス「危険な目にあうのは俺一人で十分だと思ったからだ」
マゴットは黙って聞いていた。
アルス「でもマゴットがついてくると言ったときは内心うれしかったんだ。そして旅に出たときも精神的にもかなり助けられたと思う。ありがとう」
マゴット「私も同じ気持ちよ!アルスがいたからこそここまでがんばれたんだから」
アルス「マゴット!こんなところで言うのは何だと思ったんだけど言わせてもらうよ。この戦いが終わったら結婚しよう!」
マゴット「アルス!私うれしい!その言葉お受けします.]
アルス「マゴット!とりあえずこれを持っててくれ」
箱の中にはいのりのゆびわが入っていた。
マゴット「アルス!ありがとう。絶対バラモスを倒して式を挙げましょう!約束よ!」
アルス「うん」
マゴット「さあ明日も早いから休みましょう。お休みアルス」
アルス「お休みマゴット」
続く
98791:2007/01/28(日) 12:13:16 ID:QAdl/Yo30
マゴットの日記
バラモスを倒しに行く前の晩、私はアルスにプロポーズされた。
私は飛び上がりそうなくらいうれしかった。
私はアルスとずっと一緒にいたいから旅に出たからこの言葉を今か今かと待ちわびていた。
アッサラームやイシスではやきもきした時もあったが、今日の言葉は本当にうれしかった。
ゆびわをもらった。こうなったら絶対にバラモスを倒さないと・・・
99791:2007/01/28(日) 12:47:58 ID:QAdl/Yo30
ローザの日記
私たちは今バラモス場内にいる。アルスさんとマゴットが清々しい顔をしている。
多分いいことでも有ったんだと思う。
バラモス場内は気を引き締めていかないとね。
途中魔人の斧や大地のよろい・幸せの靴等を見つけながら奥へと進んでいく。
奥の地下室にバラモスがいた。
バラモス「この魔王バラモスに刃向かうとはなんとも身の程知らずなやつらだな。そなたらが生き返らぬようはらわたを食い尽くしてくれるわ」
開幕フバーハ・スクルトが成功し打撃と炎は軽減された。マゴットはルカニでバラモスの守備力を下げ、私はまふうじの杖で呪文封じにかかった。
ミザリーはバラモスを眠らせにかかった。2回目で呪文を封じることが出来た。
フバーハで軽減させてもバラモスの炎は脅威だった。特にミザリーや私にはきつかった。私は何度かお花畑を見た。
何回かバラモスが寝たときアルスさんとマゴットで攻撃をかけていた。アルスさんが会心の一撃を出してバラモスは倒れた。
私はその戦闘でパルプンテを覚えた。
バラモスは「わしはあきらめぬぞ」
と言って倒れた。
暖かい光が包み疲れが癒されていくような気がした後、私たちはアリアハンに立っていた
続く
100791:2007/01/28(日) 13:33:43 ID:QAdl/Yo30
俺はアルスバラモスを倒しなぞの声にアリアハンまで送って貰った。
アリアハンに帰るとバラモスが倒されたことを喜んでいた。王様のところに行く前にいったんそれぞれの家族に報告するために解散した。
俺とマゴットは家にバラモス討伐を報告した後、マゴットの家に行った。
家ではティベリウス枢機卿が待っていた。
ティベリウス「マゴット、アルス君よくバラモスを打ち倒してくれた。私からもお礼を言わせてもらうよ」
マゴット「お父様!大事なお話がございます。」
ティベリウス「二人して畏まってどうしたのだ?」
アルス「ティベリウス様僕にマゴットをください。」
マゴット「お父様!私からもお願いします。アルスと結婚させてください。」
ティベリウス「何だ。そんなことか。アルス君。私も君の母君のマリアさんももし魔王を打ち倒してきた暁には君たち二人に一緒になってもらおうと話していたんだよ。
だから、私たちは君たちの結婚を許そうと思う。アルス君。マゴットのことくれぐれも宜しく頼むよ」
アルス「ありがとうございます。ティベリウス様」
ティベリウス「そろそろ王もお待ちかねだからお城に行くぞ。二人とも遅れんようにな」
アルス&マゴット「はい」
俺たちはミザリーさん、ローザさんと合流しお城に向かった。
王「アルスたちよ良くぞ魔王バラモスを打ち倒したその勇気はみなが認めることじゃろう。さてみなのもの祝いの宴じゃ」
続く

101791:2007/01/28(日) 13:34:38 ID:QAdl/Yo30
宴が始まってしばらくしたとき・・・
ティベリウス「???!!何か邪悪な気配がする」
と言ったとき大きな地震がおき雷がいくつか落ちた。
???「わっはっは喜びのひと時に少しおどろかせたようだの。我が名はゾーマ闇の世界を支配するもの」
ゾーマ「このわしがいる限りこの世界も闇に覆われることになるだろう。我が名はゾーマ。すべてを滅ぼすもの。そなたらが我が生贄になる日を楽しみに待っているぞ!わっはっはっは!」
王「やっと世界が平和になったと思っていたのに・・・闇の世界が来るとはみなにどうして言えよう・・・皆の者大魔王ゾーマのことくれぐれも内密にな。もう疲れてしまったわい」
ティベリウス「お前達ちょっと家に来なさい。王。私もこれで失礼いたします」
マゴットの家
ティベリウス「この本に書いてあったことは本当だったんだな。」
マゴット「お父様どういうことですか?」
ティベリウス「この世界の下にアレフガルドという闇の世界がある。そこには絶望しか存在しないらしい。文献によるとこの世界にある穴のいくつかがアレフガルドにつながっているらしい。
マゴット、アルス君、ミザリーちゃんにローザちゃん大魔王ゾーマを倒してきてはくれないか?その為には私も出来る限りの協力をしよう。」
アルス「ティベリウス様・・・わかりました。僕達でゾーマを倒してきます。」
ティベリウス「ありがとう。これを持って行きなさい」
ティベリウス様はさまざまな武器・防具を俺たちにくれた。ここにある武器はみんな魔法がこめられたものだという。ありがたくいただいた後文献を調べた。
大魔王を倒すには光の玉というものが必要らしいそれは竜の女王が持っているらしい。まずそこにいくか。オリビアの岬の北か・・・
ティベリウス「今日はみんな家に帰りなさい。それとアルス君ちょっと話があるんだがいいかな?」
俺はわかりましたといいその場で解散となった。
続く
102791:2007/01/28(日) 14:05:42 ID:QAdl/Yo30
ティベリウス「さてアルス君にマゴット・・・結婚式の件なのだが・・・」
アルス「延期ですか?それは仕方がないですよ」
ティベリウス「いいや君たちには式を挙げてもらう。今は内輪だけになってしまうのは申し訳ないが・・・このまま延期にしてしまったら怪しむものも出てこようゾーマの存在は知らせてはならんのだから
マゴット、アルス君盛大な式をあげさせてやれなくて本当に済まない。」
マゴット「お父様!頭を上げてください。私はアルスと一緒にいられるだけで幸せですから、ゾーマを倒してきた後もう一度盛大な式を挙げましょう」
アルス「そうですよ。ティベリウス様。僕達でゾーマを倒してきますので待っていて下さい。」
ティベリウス「ありがとう私の自慢の子供たちよ」
翌日
二人と双方の家族。ローザとミザリーだけの結婚式が静かに行われた。
二人は内輪に祝福をされ式は終了した。
続く
103名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 14:30:50 ID:we7p+nwn0
かすまさ
ちう
ちんほん
ながた
104791:2007/01/28(日) 14:57:39 ID:yz75ckDj0
>>103
いってる男のパーティでつか?
105名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/28(日) 16:42:00 ID:kUlxl1wq0
おお!魔王バラモスを打ち倒してしまうとは
この冒険記は完結できそうだな
106791:2007/01/28(日) 17:41:30 ID:yz75ckDj0
マゴットの日記
今日私はアルスと結婚した。誓いの口付けと指輪の交換は夢のようだった。
ママン「結婚おめでとう。私もマゴットちゃんみたいな娘がほしかったのよ」
マゴット「ありがとうございますお義母様。これからよろしくお願いします。」
じじい「マゴットちゃんがアルスの嫁になってくれてよかったわい」
その日はアルスの家で結婚初夜を過ごした。そして夜が明けたが、お昼近くになっていた。
マゴット「おはようアルス。よく 眠れた?もう お昼ちかい時間よ。でも なんだか夢みたい……。私たち結婚したのよね……。
アルス「うんそうだよ。マゴットこれからも宜しく」
マゴット「アルス!こんな不束者ですが、末永くよろしくお願いいたします……。なーんて私らしくないセリフだったね。アルス・・・。ずうっとずうっと仲よくやってゆこうね!」
アルス「うんそうだね。僕たちはずっと一緒さ」
私たちは支度をして家を出た。ミザリーとローザと合流した。
ローザは王宮魔道士を辞退したようだ。自分はまだやるべきことがあるということで・・・ありがとうローザ・・・ミザリー
ミザリー「お二人さんお熱いわねぇ」
ローザ「ホント熱々だわね新婚さん!」
アルス「さてこれからどこに行く?」
ローザ「まずダーマの神殿に行ってもらえませんか?私も転職したいので」
マゴット「解ったわ。でも何になるの?」
ローザ「魔法使いの修行はほぼ終わったから次は僧侶になろうと思うの」
ミザリー「ではダーマに行きましょう」
私たちはダーマに向かって旅立った。」
続く

107791:2007/01/28(日) 18:27:28 ID:yz75ckDj0
今俺たちはダーマの神殿にいる。
ローザさんが転職するのでダーマに来た。
ダーマ神殿神官の間
神官「ここは転職をつかさどるダーマの神殿・・・おっ今度はどうしたのじゃ?」
ローザ「生き方を変えに来ました。」
神官「ではこちらに来なさい」
と言われ部屋に入っていった。
3時ほどたってローザは戻ってきた。
僧侶時代のマゴットと同じく僧衣にオレンジの防護スーツを身に着けていた。
ローザ「おまたせ。さあ出発しましょう。次はどこへ行く?」
マゴット「そうねぇ・・・まず竜の城で光の玉をもらってポルトガに行って見ましょう」
アルス「よし!いくぞう」
俺たちは竜の城に向かった。
竜の城
「ここは天界に一番近い城です。」どうやら竜の女王は病に臥せっているらしい。俺たちは竜の女王に会った。竜の女王は俺たちに未来を託すため光の玉を授けてくれた。
それと同時に竜の女王は息を引き取り卵が残された。あといろいろ聞いて回ったらまことの勇者の称号を得たなら天界に導かれるらしい。
その後俺たちはポルトガに向かった。ポルトガではバラモスの呪いが解けたカルロスさんとサブリナさんがいた。サブリナさんがお礼にゆうわくのけんをくれた。
マゴットはお礼を言いながら袋にしまった。どうやら女性のみが使える不思議な剣らしい。その日はポルトガに泊ることにした。
アルス「マゴット・・・僧侶時代の服ってまだ持ってる?」
マゴット「持ってるけど・・・ははぁアルス!ローザの衣装を見て、アッサラームのことを思い出したのね。いいわよ。ちょっとまってね」
マゴットは防護スーツを着てきた。
マゴット「アルスったらエッチなんだからもう」
こうして夜は更けていくのであった
続く
108791:2007/01/28(日) 19:25:09 ID:yz75ckDj0
翌日
マゴットは例のごとく袋からゆうわくのけんを3本取り出した。
マゴット「これはメタル狩りに使うと思うからみんなで持っておきましょう」
俺たちはネクロゴンドに向かった。
ギアガの大穴は更に開けられ穴が広がっていた。俺たちは意を決して飛び込んだ。
そこは暗闇の世界だった。親子がいた。場所を聞くとここがアレフガルドらしい。船を貸してくれた。
船を下りるとお城があった。俺たちは城に向かった。ラダトームの城下町に着いた。
武器屋でみかがみのたてとミスリルヘルムを買った。
町を歩いていたらカンダタと遭遇した。マゴットを見るとカンダタはおびえていた。
カンダタ「この世界に落とされてあっしはまじめにやっております。ラダトームのお城には太陽の石がありますよ」
ほかにもいろいろな話が聞けた。バラモスはゾーマの3側近らしい。
お城でおじいさんに光を当ててもらったらなんか疲れが取れたような気がした。
あと御城でびっくりするような話を聞いた。父オルテガが生きているというのだ。王様と大臣から話を聞いた。
城の台所で太陽の石を見つけた。マゴットが例のごとく袋に入れていた。
俺たちは剣を探しに砂漠の町ドムドーラに向かった。
続く
109791:2007/01/28(日) 20:20:36 ID:yz75ckDj0
ここは砂漠の町ドムドーラ俺たちは王者の剣を探しに来た。
牧場で光るものを見たという話を頼りに探してみるとオリハルコンの塊を見つけた。
ふくろにしまう。オアシスにはエルフがいた。名前を聞いてみるとアンという名前だという。
女王に二人の仲を反対されて駆け落ちして地底湖に身を投げたらしい。そうして気がついたらこの町にいたという。
アンの話によるとマイらの村に妖精の笛があるらしい。早速行って見ることにしよう
110791:2007/01/28(日) 21:02:33 ID:yz75ckDj0
マイラへいく前にアッサラームの踊り子にあったのでアッサラームに行くことにした。
アッサラームで座長に会い、事情を話すと魔法のビキニをくれた。
マゴット「誰か着る?守備力は高いわよ」
ミザリー「したの世界じゃ寒いわ。」
ローザ「確かに風邪を引くわ」
マゴット「とりあえず袋に入れておきましょう」
そのあとしたの世界に降りマイラの村へ向かった。途中クラーゴンに苦戦したが誘惑の剣のおかげで倒した。キングまー万も倒しビキニは2着に増えた。
マイラに到着。宿を取る。シングル二つにツインが一つ。部屋には温泉が入っていたが外湯もあるらしい。ちょっと見に行った。アンに言われた場所を調べた。
妖精の笛を見つけた。
ローザ「私たちは外湯に入ってくるわね」
マゴット「いってらっしゃい」
アルス「俺も行こう。」
マゴット「アルスは駄目。混浴なんだから。私と一緒に部屋の温泉に入りましょう」
部屋に戻り温泉に入る。いい眺めで気持ちがいい。マゴットが服を脱いで入ってきた。今日のマゴットは一段と色っぽい。風呂から上がったあと飲み物を飲んで、
マゴットは魔法のビキニを着ていた。
マゴット「どう?アルス。似合う?」
アルス「よく似合ってるよでも俺以外に人の前では着ないでくれ」
マゴット「アルス赤くなってかわいい。わかったわ。この水着姿はアルスだけよ。他には見せないわ」
一休みして目が覚めた俺とマゴットは付近を散策することにした。井戸があったので降りてみると、そこにはマゴットの大好きなすごろく場があった。
続く
111791:2007/01/28(日) 21:30:53 ID:yz75ckDj0
マゴットのすごろく記
私はアルスと愛を語り合ったあとマイラの散策に出た。そこですごろく場を発見した。
早速私はパスを見せてすごろくをはじめた。
私は右ルートを取り万屋に入った。ドラゴンローブと雷神の剣を買った。そのあと電磁波を食らったが命の指輪とグリンガムのムチを手に入れた。
そのあと左ルートをとおり光のドレスを手に入れた。
道具屋にオリハルコンを預けた。宿に戻り休息をとった。おやすみなさい
続く
112DAKS:2007/01/29(月) 11:54:42 ID:70WOc2KZO
>>77>>85
こんにちは。DAKSです。
>>77
ここを紹介してくれた方ですか??
ありがとうございました。
風邪ひいて寝込んでいたら、いつの間にか私が寄生していたスレがなくなっていたので、お礼も出来なくてすいませんでしたm(__)m

>>85
今、ここで書いている方ですか??
思わず一気読みしてしまいました(^∀^)
チラ裏してた頃を思いだします♪また3やりたくなりました!!

ただ、私の場合はお題に対して書いてる物だったので…
ここで書いて良いものなのか…??
微妙な感じです。
更に、ぬるぬるは違う方のキャラなので…
113名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 12:45:36 ID:khCPLnwMO
お、DAKSだ久しぶり(^ω^)/
ぬるぬるの中の人だけど、DAKSの好きに使ってもらってかまわんよ。
ただ、マゴット書いてる人と同時進行は難しいかもね。
114名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 13:07:44 ID:qU2pMsN60
>>112-113
居た居たw無事で何より
鳥と直近レスアンカー付けながら進めていけば同時進行可能だと思うよ
盛り上がってた頃の前スレはそんな感じだったし
115DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 13:23:10 ID:70WOc2KZO
鳥…ってこうかな??
最初から書き始めればいいんですかね??
妄想なんで、ずっとバラバラ…って言うか、お題に対して書いてたから、ストーリーが全然ないですよ(-_-;)
今書いてる方見ると、なんかストーリーがシッカリしてて、感心しながら読んでたんですけど…
しかも、かなり真面目に書いてるから…
あたしの妄想はおふざけだし、ヤバイ(゚Д゚;)
116名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 16:19:46 ID:eYGvgjcMO
だっくすのスレ荒らしてた者だけどここで頑張れよ
別に応援はしないが
117DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 17:41:21 ID:70WOc2KZO
えっ??荒らされてたんですか??
寄生してただけで別にあたしのスレではないけど…
暫く来なかったら、なんか大変な事になってたんですね(゚Д゚;)
118名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 17:44:55 ID:khCPLnwMO
>>114
まさか俺がレスもらうとは思ってなかったw
二人旅クリアした後、別のゲームしてたからしばらくスレ見てなかったんだが、急展開してたんでビックリですよ。
>>115
ストーリー無しのシチュエーションSSでもいいと思うんだけどね。
整合性気にしなくていいから、ノリだけで書けるし気軽に読める。
お題もらって書くってスタイルが気になるなら、DAKSがぬるぬる一家で2週目やって、そのプレイ日記をSS仕立てで書くのもいいかも。
その時に、実況で書きなぐってた事を思い出してくれたら嬉しい。俺が。
119名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/29(月) 20:04:02 ID:u11LXEer0
おっDAKSが復活した。
>>112
お帰りDAKS
向こうのスレの続きを楽しみにしているよ
791
>>106の台詞何処かで見たような気がするんだが・・・
気のせいか?
120名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 20:41:15 ID:M9lqYaeI0
ちょっと質問。ここage進行推奨?
ちょくちょくあがってるけど。
121DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 20:48:36 ID:70WOc2KZO
あたしはお題もらって書く方がいいですね♪
なんか、ストーリーにするとダラダラになりそうなので…
お題はここに来た誰かが落として行ってくれれば書きやすいです…
微妙にスレチですかねえ_(._.)_
122名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/29(月) 20:49:35 ID:u11LXEer0
>>120
うんにゃ決まっとらんよ
漏れのは下げ忘れだ。
普段は下のスレにおるでぇ
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/credit/1169193553/
123名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/29(月) 20:52:28 ID:u11LXEer0
お題ねぇ
んじゃあこんなのどうだい?
エッチな本の続き
124名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 20:58:07 ID:M9lqYaeI0
俺はねぴあさん中心がいいなぁ。ちょっとネタが浮かばんが。
125DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 21:04:39 ID:70WOc2KZO
>>123
わこぉるがぬるぬるにエッチな本見せるヤツですか??
>>124
あたしもねぴあ好きです♪♪
何気に動かし易いですよ☆


ところで、各キャラの紹介ってどこかにありますか??
貼ろうと思ったら、スレなくなっちゃってたんですよねorz
126名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 21:08:47 ID:M9lqYaeI0
俺はもってねぇわ。すまん。中の人に書いてもらえば?今居るんだろ?
127名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/29(月) 21:10:53 ID:u11LXEer0
>>125
そうそうそれの続き
出来ればオールキャストで
128DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 21:12:35 ID:70WOc2KZO
>>126
ナルホド☆
…と、言うわけで…
中の人カモンヾ(^ω^*)
各キャラの紹介持ってないですかぁ〜????
129名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/29(月) 21:21:51 ID:u11LXEer0
勇者ぬるぬる
豪傑、筋肉バk(ryの為、せしぃるタンの恋心に気付いてないが、妹の様な可愛がり方(?)をたまにする。
僧侶せしぃる
セクシーギャルの為、沸き上がるぬるぬるへの性欲&好意に戸惑いつつも、ぬるぬるとの進展に向かって照れながらも努力中…
賢者わこぉる
せしぃるの双子の姉。筋金入りのセクシーギャル。ナイスバディらしい。妹とぬるぬるをからかうのが趣味。影のヒロインか?
エッチに関してはわこぉるの右に出るものはいないとかw
魔法使いねぴあ(19)
勇者ぬるぬるの母方の従姉妹。
お人よしで頭のユルいぬるぬるが心配で、自分が守らなきゃと思ってる。
せしぃるとはベクトルの違うセクシーギャルで、自分の魅力に自信を持っている。すこしわがまま。
ステータス的には、ひんぬーで、料理の腕は絶望的w
とりあえずこんなもんか
130名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/29(月) 21:29:12 ID:u11LXEer0
ちょいと訂正かw
勇者ぬるぬる
豪傑、筋肉バk(ryの為、せしぃるタンの恋心に気付いてないが、妹の様な可愛がり方(?)をたまにする。
僧侶せしぃる
セクシーギャルの為、沸き上がるぬるぬるへの性欲&好意に戸惑いつつも、ぬるぬるとの進展に向かって照れながらも努力中…
賢者わこぉる
せしぃるの双子の姉。筋金入りのセクシーギャル。ナイスバディらしい。妹とぬるぬるをからかうのが趣味。影のヒロインか?
特技は、ぬるぬるを胸に抱いてラリホーで寝かしつける事と、ひざまくらで耳掃除する事。
エッチに関してはわこぉるの右に出るものはいないとかw
魔法使いねぴあ(19)
勇者ぬるぬるの母方の従姉妹。
お人よしで頭のユルいぬるぬるが心配で、自分が守らなきゃと思ってる。
せしぃるとはベクトルの違うセクシーギャルで、自分の魅力に自信を持っている。すこしわがまま。
ステータス的には、ひんぬーで、料理の腕は絶望的w
とりあえずこんなもんか
131名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 21:46:11 ID:khCPLnwMO
呼ばれた気がしたから来てみたが、すでに用済みのようだw

お題なぁ。時節ネタなら節分にバレンタインがあるよな。
それと、実は今日ぬるぬるの誕生日なんだわw 性格判定の時に入力するアレな。
132DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 21:50:21 ID:70WOc2KZO
>>131
…と、言うことは中の人が誕生日って事??
おめでとうです(゚∀゚*゚)/゙

プロフ書いてくれたんですね!
良かった(^-^)
133791:2007/01/29(月) 21:52:17 ID:wFjwnLAJ0
おっDAKSが来たようでつね
>>112
結構面白かったでつよ
漏れのは駄作ですがお楽しみください。
>>119ヌルデビ住人
確かに何処かで見たような台詞でつね。
結婚式の作品は・・・・・
それとポインヨ!

134791:2007/01/29(月) 22:32:16 ID:wFjwnLAJ0
んじゃあ調子に乗って漏れも書くか
アルス  勇者    男 きれもの      オルテガの息子 マゴットのことは大好きだが、激しいエッチは疲れるらしい。バラモス討伐後に結婚。
マゴット  賢者    女 セクシーギャル  アルスの妻    アルスの幼馴染でアルス命の人。筋金入りのセクシーギャル。戦闘時では並みの軍師を超える作戦を立てるらしい。バラモス討伐後に結婚
ローザ  僧侶    女 セクシーギャル  元アリアハン王宮魔道士 ゾーマ登場後に王宮魔道士を辞退。マイラでエッチに目覚める。
ミザリー 魔法使い 女 きれもの       アリアハン武器屋の娘  バーク作成後合流。アルスとマゴットをからかうのが好き。
マゴットとローザとミザリーはアリアハン王立学校中等部時代の3悪友です
135名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 22:49:55 ID:aHJFD3mCO
新手の乗っ取り?
136名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 22:55:33 ID:lqSBZiN/0
コテ実況スレ化しちゃったね。
137DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 23:06:02 ID:70WOc2KZO
ほいじゃ、エッチな本編

賢者タン「勇者様、この間お渡しした本はどうでした?」
魔法使いタン「??何よ。?わこぉる、勇者様に何渡したのよ?」
賢者タン「それは私と勇者様の二人だけの秘密です(^-^*)ね?!勇者様♪」
勇者クン「う…うん////」
魔法使いタン「なによ?!ぬるぬる、あんた何もらったの?わこぉるの事だから、ロクなモンじゃないんでしょ?」
賢者タン「あら?少なくともねぴあさんよりはましなものです☆」
魔法使いタン「??ちょっと、せしぃる。わこぉるはぬるぬるに何渡したのよ?」
僧侶タン「え…?さぁ…?」
魔法使いタン「フンッ、双子のくせに使えないわね!!」
僧侶タン「Σ(゚д゚;)なっ…」
武闘家タン「あ〜!!ねぴあさん、またせしぃるの事いじめてる〜☆」
戦士タン「まぁ、まだぬるぬるとせしぃるが二人旅してた事を根に持ってるの?」
魔法使いタン「ち…違うわよ!!!わこぉるがやる事なんて怪しいと思ったから、せしぃるに訊いただけじゃない!!!」
賢者タン「あらぁ…怪しいだなんて。心外です(^-^)だったら、ねぴあさんが詳しく説明して差し上げたらいいですわ。勇者様は、いまいち内容が解らなかったみたいですから。」
138名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 23:09:00 ID:zJ+UjP+YO
ここは糞コテの馴れ合いスレになりましたか
本当に良い職人さんは黙って作品を投下していく人が多いんだよね
自分で書く内容も決められないような奴は論外だよ
139DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 23:24:00 ID:70WOc2KZO
勇者クン「い…いや…いいよっ!!!」
魔法使いタン「なによ?分からない事があるなら教えるわよ?!言ってみなさいよ。」
僧侶タン「あの…ねぴあさん…あんまり、わこぉるの言うことは…」
賢者タン「まぁ、勇者様良かったですね♪じゃあ、ねぴあさん、シッカリ説明して差し上げて下さいね(^-^*)」
魔法使いタン「どれどれ…本??……魔法でも覚えようっての??…………………………………………………なっ???!!!!」
武闘家タン「あ〜っ!!!エロ本だぁ〜☆」
僧侶タン「…わこぉる…あなた、またそんな事して…orz」
戦士タン「まぁ!!!!まぁ!!!!!!やだわ……………………まぁ!!!!スゴい……こんな格好…////」
賢者タン「さぁ、ねぴあさん、せっかくなので、実演も交えて説明してください(^-^)」
魔法使いタン「ちょっ////ナニソレ????////」
武闘家タン「えー??実践って言ったって、ネピアさんって処………アツーッ(;゚Д゚)!!!」
魔法使いタン「ふじねこ!!!余計な事言わないの!!!!今度言ったらメラじゃ済まさないわよ!!!」
戦士タン「まぁ…意外♪ねぴあってそうなの??」
魔法使いタン「うるさいわねっ////いいわよ!!!何がわからないのよ!!!!!説明してあげるわよ!!!!!!!」
140名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 23:30:01 ID:khCPLnwMO
ねぴあがあんまり賢そうに見えないのは、いちいち図星を突かれるからかw
141名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/29(月) 23:44:12 ID:khCPLnwMO
読み直して思ったんだが…
もしかしてわこぉるが渡したエロ本が誕生日プレゼント?w
142DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 23:48:45 ID:70WOc2KZO
勇者クン「いや…いいよ…;別に、わこぉるもその辺で辞めておこうよ…ね?!(;^_^)」
賢者タン「まあ、やっぱりねぴあさんの様なウブな人では不満でしたか??じゃあ、私が手取り足取りお教えします(^-^*)」
魔法使いタン「わこぉる!!!!やっぱりアンタは性格悪いわ!!!!お仕置きよ!!メラゾーマ!!!!!!」
賢者タン「(^-^*)うふふ」
魔法使いタン「え?!なんで??魔法が出ない…;」
賢者タン「さっき、こっそりマホトーンかけておいたんです♪」
武闘家「わこぉる、やるねぇ☆スゴ〜い♪」
僧侶タン「わこぉる…後が怖いからその辺で…」
戦士タン「ねぴあ…可哀想に…。魔法が使えない魔法使い程非力なものはないわ…」
賢者タン「…と、言うわけで♪ふじねこ、自慢の力でねぴあさん押さえて(^-^)♪」
僧侶タン「あぁ…ねぴあさん…可哀想(;-;)」
武闘家タン「はーい(-o-)/」
魔法使いタン「ちょっと!!!ふじねこ!!!やめなさいっ」
戦士タン「あぁ…そんな事…羨ましい……じゃなくて可哀想に…」
僧侶タン「わ…わこぉる!!やめなってば!!!!」
賢者タン「あら、日頃の恨みを晴らすいいチャンスじゃないかしら?」
143DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/29(月) 23:51:20 ID:70WOc2KZO
>>141
そうかもWわこぉるならやりそう…WWW
144DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/30(火) 00:05:54 ID:70WOc2KZO
僧侶タン「…恨みを晴らすって…あたしは別に恨みなんて…」
戦士タン「…で??どうするの???」
賢者タン「とりあえず、帽子とマントはとりましょうね♪」
武闘家タン「へぇー…ねぴあさん、チューブトップワンピースだったんだね☆エロカワイイ狙い??」
魔法使いタン「うるさいわねっ!!!いいでしょ、別に////」
僧侶タン「あれ…?ねぴあさんって…胸……」
魔法使いタン「それ以上言ったら、マホトーン解けてからわかってるわよね…?!」
僧侶タン「((((((;゚д゚))))))…」
賢者タン「るしぃどさん、もしもるしぃどさんがねぴあさんみたいな状態だったら、何されたいですか?(^-^)」
戦士タン「え…?!あたしは…やっぱり暫く言葉で責められた後で屈辱的な格好で…/////」
魔法使いタン「るしぃど!!!!やめてよ(;゚д゚)余計な事言わないでよ!!!!」
賢者タン「るしぃどさん、素敵な発想ですね♪ぜひ実践してみましょう☆」
勇者クン「僕…ここにいていいのかなぁ…」
145791:2007/01/30(火) 00:22:56 ID:toN99Yk50
うーんうちのマゴットとわこぉるは結構似てますねぇ
どっちも淫乱気味ですねぇ
さてとちょっと投下
ローザすごろく記
私たちは今マイラに来ている。マゴットに勧められて私もすごろくをやることにした。最初は順調に進んで行き、魔法の前掛けやうさみみバンド、闇の衣を手に入れた。
そのうち私は?マスに止まった。その時からだ。ちょっと頭がおかしくなったかなと思った。その後無事ゴールしたが、その日の夜は隣の部屋の様子をかなり見てたらしい
ミザリーに「ローザ、なんかマゴットに似てきたよ!」
そこで私は確信した。?にセクシーギャルに変えられたのだ。もうこうなったら何処かにあるエロ本を持ってきてミザリーも淫乱にしちゃいましょう。
今日はいい夫婦生活を見ることが出来た。おやすみ
146DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/30(火) 01:12:19 ID:h/1xu1FnO
わこぉる、ちょいいやらしいですね…W確かに

で、続き。

武闘家タン「ねぴあさん☆オッパイおっきくなった??」
戦士タン「この前見た時はそんなに成長してなかったわねえ…」
僧侶タン「もしかしたら、あたしよりもちっちゃいかも…」
賢者タン「まあ、じゃあ、産まれた時からそんなに変わってないと言う事かしら?」
魔法使いタン「…アンタたちねぇ……言いたい放題言ってくれるじゃない!!!」
賢者タン「チューブトップってことは、その下はどうなってるのかしら(^-^)?」
武闘家タン「見たい☆ねえ、ぬるぬる。ちょっと胸の所下げてみてよ(゚∀゚*)」
勇者クン「えっ!?僕が…////」
魔法使いタン「ぬるぬる!!!!やめなさいよ!!!!!!!許さないからね!!!!!!」
賢者タン「勇者様、これも試練です(^-^*)頑張って男になって下さいね」
僧侶タン「な…なんかドキドキしてきちゃった////」
勇者クン「…い…いいのかなぁ////」
魔法使いタン「ダメに決まってるでしょ………ちょ……ちょっと(゚д゚;)」
賢者タン「あら…ヌーブラってヤツですか??」
武闘家タン「知ってるー♪寄せて上げるヤツ☆」
戦士タン「まぁ…寄せて上げても…」
魔法使いタン「う…////うるさいわねっ/////」
賢者タン「せっかくなので、ヌーブラがどんな手触りか…勇者様、確かめてはどうですか??」
勇者クン「えっ…でも…(゚_゚;)ねぴあさんに殺される…」
戦士タン「大丈夫よぬるぬる。なんだかんだ言って、ねぴあはぬるぬるを怒れないんだから」
147名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 07:23:39 ID:CLrUMG30O
DAKSツマンネ
148名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 12:05:44 ID:SHazTjgDO
>>146
おいおい、微エロの域を越えかけてるぞw
149DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/30(火) 12:53:41 ID:h/1xu1FnO
勇者クン「じゃあ…ねぴあさん、失礼します…」
魔法使いタン「……/////」
武闘家タン「おーい、ぬるぬる!!本当に手触り確かめてどうするんだよー(゚。゚*)男だったらガシッと鷲掴みとか、グィングィン揉むとか…」
戦士タン「ふじねこ、なんか、言い回しがオジサンっぽいわよ…」
僧侶タン「多分、勇者様は本当に素材が気になったのでは??」
賢者タン「そうみさいね。勇者様ったら…本当におちゃめさんですね♪」
勇者クン「ねぴあさん、ありがとう。女の子の下着っておもしろいね。」
武闘家タン「ぬるぬるって本気で筋肉バカだよねー☆じゃあ、ねぴあさん解放♪」
魔法使いタン(なんか…微妙に不完全燃焼っぽく感じるのは、もしかして触られたかったのかしら…?)
僧侶タン「あっ…ねぴあさん、ちょっと物足りなそうですね♪気持ちわかりますよ☆あたしも二人旅してた時、そんな感じでした(゚∀゚*)」
戦士タン「ぬるぬるっていまいち押しが弱いと言うか…女性に興味がないと言うか…」
魔法使いタン「それよりも…アンタ達!!よくもあたしに屈辱的な事を!!!帽子とマント返して!!!!マホトーン解けたら、まとめて丸焼きにするからね!!!!」
賢者タン「あらあら(^-^*)やっぱりねぴあさんでは、勇者様をその気にさせられませんでしたね。仕方ないので私が宿屋でじっくり…」
僧侶タン「ダメよ!!わこぉる!!!勇者様をたぶらかさないの(;>д<)/゙」
武闘家タン「じゃあ、あたしなんかどぉヾ(^∀^*)??」
戦士タン「私もさっきのねぴあさんみたいな感じなら…/////」
勇者クン「みんな…本来の目的忘れてない??僕達は冒険しながら大魔王をたお……」
魔法使いタン「ふふ…マホトーン解けたわよ…!!!覚悟しなさいっ!!!!アンタ達!!!!」
賢者タン「あらあら、解けてしまいましたわ♪じゃあ、後はよろしくね☆私はルーラで勇者様とマイラに旅行してくるわ(^-^*)」
僧侶タン・戦士タン・武闘家タン「ズ…ズルイ!!!」
魔法使いタン「お仕置き・イオナズン!!!!!!!!!!!!」
150カーロス・リベラ:2007/01/30(火) 13:32:31 ID:Yl9x3J8hO
見〜あ〜げれ〜ば〜星のよおにぃ〜
151名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 18:21:25 ID:swBisP0f0
何故あしたのジョー・・・
152名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 18:43:47 ID:swBisP0f0
俺のパーティー
勇者ばくけん
賢者ナッパ
武道家サタン
盗賊もりそば

153名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 19:05:08 ID:ZhtIk6BP0
DAKSのるしぃどを見てると、VIPの女体スレでうpされてた
念願の彼氏が出来たものの、彼氏がアナルマニアのため、いまだに前は処女
の戦士タンを思い出すw

わこぉるって前職なんなの?あと、名前の由来とか。
154名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 19:13:22 ID:YQ0atMVl0
流れも雰囲気も何から何までVIP臭くなってきちゃったな。
155名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 19:16:17 ID:7XmYGoX80
PINK板で叩かれた意味が分かってないみたい
156名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 19:40:00 ID:ZPV5pIGUO
おいお前ら1嫁
一応スレタイに即していると思う<DAKS
コテハン叩きは最悪板に池
157名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 20:00:30 ID:ZPV5pIGUO
153
恐らく791のマゴットと同じく淫乱僧侶に違いない
158名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 20:03:29 ID:ZhtIk6BP0
sageなさい。
159791:2007/01/30(火) 20:55:37 ID:FPL/Egsj0
>>153
確かにわこぉるの前職は淫乱僧侶の可能性が高いでつね
うちのマゴットも淫乱僧侶から淫乱賢者になりましたとさ・・・
但し両者ともかなり賢いと思われる。
ねぴあぐらいでは恐らく太刀打ちできないと思われ<わこぉる
160名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/30(火) 21:05:25 ID:5Ph1Mbs90
DAKSがきて少し盛り上がったようだな。
スレタイにそってればたいていのものはよいと思われる。
>>133
ガッ!ガッ!ガッ!ガッ!
161名無しさん@ご利用は計画的に:2007/01/30(火) 21:09:05 ID:5Ph1Mbs90
職人の作品楽しみにまっとるでぇ
162名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 21:15:29 ID:SHazTjgDO
>>153>>157>>159
一応双子の設定だから、僧侶→賢者にした。遊び人のが効率はいいが、そこは気分の問題でなw
超優秀だったから、ダーマに留学。ぬるぬる一行がダーマに到着した時に、10年振りにせしぃると再会&ぬるぬるに一目惚れ。
163名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/30(火) 21:27:30 ID:SHazTjgDO
名前の由来は
ぬるぬる=プレイ開始直前に、秋山ぬるぬるスレ見てたから。他候補に「イジリー」「けろけろ」
せしぃる=よく見る通販のカタログから。
わこぉる=下着メーカーから。選んだ理由は、せしぃると語感が似てるから。
ねぴあ=愛用のティッシュ。
ふじねこ=好きな猫種から。
るしぃど=愛用のシャンプーから。
164791:2007/01/30(火) 22:44:06 ID:a0y96Rjk0
ミザリーの日記
マイラも3日目になるのでルビスの塔に行った。真面目だったローザがすごろく場で淫乱になるとはねぇ・・・私も気をつけないと・・・
でも不思議よねぇ淫乱になると賢くなるなんて・・・ローザはメタルの効率いい狩り方を覚えたらしいわ
まずどんどん上に上がっていく。マゴットとローザがパルプンテを使うのでメタル狩りが非常に楽になった。
レベルが一気に上がったときもあった。回転床を乗り越えて光の鎧を手に入れた。
下に飛び降りてまた上に上がる。今度は別ルートのようだ。最上階に石造があった。
マゴットは妖精の笛を吹いた。精霊ルビスの石化が解けた。私たちはルビス様から聖なる守りをもらった。
私たちはしばらくそこにいてメタル狩りをした。
165カーロス・リベラ:2007/01/30(火) 23:51:35 ID:Yl9x3J8hO
ち〜り〜ばめ〜た〜無数のライトォ〜
166名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/31(水) 00:10:32 ID:KblwiEcWO
「さあさあ、てにあせにぎるかくとうじょうへようこそ! とうひょうはこちらだよ 買うかい?」

東大 1.2
京大 1.4
慶應 2.8
早稲田 3.0
駒沢 250.7
福岡経済 800.2
167DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/31(水) 12:28:13 ID:a+4wxpgmO
魔法使いタン「ぬるぬる!!ぬるぬるは何処に行ったの?!」
僧侶タン「ねぴあさんがイオナズンする寸前にわこぉるがルーラで連れて行っちゃいましたよ…ベホマ!!」
戦士タン「うぅ…死ぬかと思ったわ…ありがとう、せしぃる。」
僧侶タン「ふじねこ、大丈夫?ベホマ!!」
武闘家タン「ねぴあさん、酷いよ(>ε<;)びっくりしたぁ☆」
魔法使いタン「アンタ達の方がよっぽど酷いわよ!!!…まぁいいわ。今の一発でスッキリしたし、わこぉる捕まえに行くわよ(`皿´)」
戦士タン「ねぴあは少しかしこさ上げてからの方がいいんじゃないかしら??とてもじゃないけど、わこぉるには敵わないんじゃないかしら…(・ω・)」
武闘家タン「そうだよ☆ねぴあさん、単純なんだもん♪」
魔法使いタン「だから、アンタ達にも協力してもらうわよ(¬_¬)あたしだけじゃ、あの子のズル賢さには勝てないからね!!」
僧侶タン「…わこぉるは、のらりくらりと逃げるのが上手ですからねぇ…私達が束になっても勝てるかどうか…('-';)」
魔法使いタン「アンタにもうちょっと、かしこさがあればねぇ…(¬_¬)せめてわこぉるの半分くらい…」
戦士タン「まぁ、それを言ったらねぴあだって…」
魔法使いタン「あたしはいいの!!とにかく、わこぉるを取っ捕まえて、懲らしめてやる!!」
武闘家タン「マイラに行くって言ってたよ♪おんせ〜ん☆」
魔法使いタン「よしっ!!ルーラするわよ!!!」
戦士タン「その気合いが空回りしそうで怖いわね…」
僧侶タン「まぁ…ある意味、ゾーマよりも手強い相手かもしれませんね(^ω^;)」
魔法使いタン「オラァァァアアア!!!!!ルゥゥウウラァァアアア!!!!!!!!!」
168DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/31(水) 12:55:18 ID:a+4wxpgmO
戦士タン「着いたわ…ルーラって便利ね…私も魔法使いに転職しようかしら…」
武闘家タン「やめた方がいいと思うよ(・ε・)るしぃどさんがねぴあさんみたいな格好で暴れ回ったらオッパイはみ出ちゃうから…」
魔法使いタン「ふじねこ…ソレってあたしに失礼じゃないかしら(¬_¬;)」
僧侶タン「るしぃどさんは今の格好でも、充分危ないですけどね…」
魔法使いタン「せしぃる、アンタも…もうちょっとマシな格好できないの?」
僧侶タン「こ…これが正装なんです(>д<;)それに、意外に前掛け取ったら色っぽいんですから!!!」
魔法使いタン「ふ〜ん…」
戦士タン「あっ!!いたわ!!!露天風呂見て!!!!!」
魔法使いタン「わこぉるーっ!!!!!!覚悟!!!!!!!!」
武闘家タン「わぁっ☆ヤバイ!!あの調子じゃお風呂でイオナズンしかねないよ!!!」
戦士タン「そうね。危険だわ…せしぃる、ねぴあの呪文を封じちゃいましょう!!」
僧侶タン「は…はいっ!!о('д')оマホトーン!!!」
魔法使いタン「なっ…!!!!またぁ??!!」
武闘家タン「落ち着いてよ♪ねぴあさん☆」
賢者タン「あら、みなさんお久しぶり♪(^-^*)みなさんもどうですか??お風呂は最高ですよ♪ねぇ?勇者様☆」
勇者クン「う…うん;それより、みんな無事で良かったよ(;^_^)心配してたんだよ。」
169DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/31(水) 13:12:20 ID:a+4wxpgmO
僧侶タン「心配してたにしては…なんですか??この状況は!!(>ω<;)」
戦士タン「しかも、お久しぶりって…私達もルーラで来たから大して時間経ってないのに、既にお風呂入ってるし…」
武闘家タン「それに、なんでお風呂に水着来て入ってるの?裸で入ってるの、あのおじいちゃんだけじゃん…」
魔法使いタン「ぬるぬる…わこぉる…ツッコミどころ満載だけど、まぁ、いいわ。とりあえず出て来なさい!!」
茹でじじぃ「そうじゃ!!出てけ!!!温泉に水着で入るとは何事じゃ!!!!」
賢者タン「あらあら…(^-^*)申し訳ありません。おじいさま…でも、私も勇者様も年頃で恥ずかしいのですよ。…それに、若いお肌のチラリズムも素敵なモノですよ♪…チラッ☆」
茹でじじぃ「おぉっ!!!!!なんとふくよかなっっっ!!!!!!ありがたい…この歳になって“ちらりずむ”なる真理を得るとは…わしもまだまだ温泉通とは言えんかったのぉ…すまんな…ゆっくり浸かるとよろしかろう。」
賢者タン「さぁ、みなさんもどうぞヾ(^-^*)」
僧侶タン「わこぉる…恐ろしい子…」
170DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/31(水) 13:55:13 ID:a+4wxpgmO
賢者タン「…で??みなさんはどうしてマイラに来たんですか(^-^*)」
魔法使いタン「アンタ達を追い掛けて、わこぉるにお仕置きする予定だったのよ!!…せしぃるのせいでまた呪文使えなくなったけどね(¬_¬)」
僧侶タン「だって、みんなが危険だからねぴあさんの呪文封じろって言うから…」
魔法使いタン「…ったく…だいたい危険って言ったって、茹でエロじじぃしかいないじゃない!!まとめて退治したって…」
戦士タン「あ〜…でも、本当に気持ちいいわ。温泉なんて久しぶり…」
賢者タン「それにしても、ねぴあさん、なんでビキニにしたんですか??何だか痛々しくてみてられません…」
魔法使いタン(言ってなさいよ…隙をついてそのビキニ剥いでぬるぬるの前で恥をかかせてやるわ!!!)
賢者タン「勇者様、湯かげんはどうですか??かけ湯して差し上げますね(^-^*)」
武闘家タン「じゃあ、あたしも〜♪えいっ!!」
勇者クン「ぶっ…!!ふじねこ、やめろよ!!!!」
賢者タン「まぁ、ふじねこったら♪じゃあ、私も…えいっ☆」
魔法使いタン「隙ありっ!!!!!わこぉる、覚悟!!!!!!!」
171DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/31(水) 14:11:23 ID:a+4wxpgmO
賢者タン「うふふ…♪ねぴあさん、これ…何かわかりますか??」
魔法使いタン「え…???」
戦士タン「あっ!!!ねぴあ(゚д゚*)水着…」
僧侶タン「キャーッ!!!!!ねぴあさん、胸っ!!!!!ムネーッヾ(゚д゚;)/゙」
茹でじじぃ「おぉ!!!若く弾ける胸とは……おや???…なんと貧相な…なげかわしい(;ω;)」
武闘家タン「でた〜♪わこぉるの必殺!!水着取り〜☆」
魔法使いタン「キャァァァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!いつの間に!!!!!!!!!!!」
僧侶タン「勇者様は見ちゃダメですよ(/>_<)/!!!あっち向いてて下さい!!!!」
勇者クン「えっ…?!う…うん…;」
賢者タン「うふふ☆ピオリムで素早さを上げれば、これくらい簡単に出来るんですよ♪ねぴあさん☆」
戦士タン「ねぴあ…とりあえず水着、はい。」
魔法使いタン「チキショウ(>皿<;)わこぉる〜//////覚えてなさいよっ!!!!!!!」
172名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/31(水) 18:46:10 ID:yB0I+EPfO
レギュラーメンバー以外のキャラが初めて出たな。この勝負、じじぃの一人勝ちw
ルーラを、あたかも必殺技かのように叫ぶねぴあも面白いんだが、もうちょっとなんつーか・・・
知的でクールなリアリストをイメージしてたんだけどな(;´Д`)
数字の上では賢さ最強のねぴあがピエロになってしまうあたり、わこぉるの手腕オソロシス。
是非とも反撃を期待したいw
切り札置いときますね。つ【マホカンタ】
173DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/31(水) 19:10:51 ID:a+4wxpgmO
>>172
知的、クール、リアリスト…の筈が、わこぉるに翻弄されて熱くなっちゃってるみたいですW
素早さをせしぃるに上げてもらわないと、ねぴあのマホカンタが間に合わないわけで、ねぴあがせしぃると仲良くなれば良いのですが…(^_^;)
ねぴあがわこぉるを翻弄する日は来るのでしょうか???
174791:2007/01/31(水) 19:34:02 ID:449CWORs0
>>172
恐らく来ないあるいはかなり先だろう。
たとえ話だと
ねぴあが一発殴ったときわこぉるは10発くらい殴ってると思われ
175791:2007/01/31(水) 19:36:10 ID:449CWORs0
>DAKS
合作して締めてみようか?
うちからも数人出す。
176DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/31(水) 19:51:10 ID:a+4wxpgmO
合作??
どうやるんですか???
興味ありますねぇ( ^_^)/
177名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/31(水) 20:03:23 ID:yB0I+EPfO
それはグダグダになる悪寒>合作
178791:2007/01/31(水) 20:13:32 ID:449CWORs0
んじゃね2部構成で行こうか
1部をDAKSがやって2部を漏れがやろうと思うがどうかな?
ちょうどパーティはマイラにいるからなぁちょっとした遊び心
登場人物
アルス  勇者    男 きれもの      オルテガの息子
マゴットのことは大好きだが、激しいエッチは疲れるらしい。バラモス討伐後に結婚。
マゴット  賢者    女 セクシーギャル  アルスの妻
アルスの幼馴染でアルス命の人。筋金入りのセクシーギャル。
戦闘時では並みの軍師を超える作戦を立てるらしい。バラモス討伐後に結婚
ローザ  僧侶    女 セクシーギャル  元アリアハン王宮魔道士
ゾーマ登場後に王宮魔道士を辞退。マイラでエッチに目覚める。
ミザリー 魔法使い 女 きれもの       アリアハン武器屋の娘
バーク作成後合流。アルスとマゴットをからかうのが好き。
○○○○○○   最後でわかるでしょうw
179791:2007/01/31(水) 20:15:38 ID:449CWORs0
勇者ぬるぬる
豪傑、筋肉バk(ryの為、せしぃるタンの恋心に気付いてないが、妹の様な可愛がり方(?)をたまにする。
賢者わこぉる
せしぃるの双子の姉。筋金入りのセクシーギャル。ナイスバディらしい。妹とぬるぬるをからかうのが趣味。影のヒロインか?
特技は、ぬるぬるを胸に抱いてラリホーで寝かしつける事と、ひざまくらで耳掃除する事。
エッチに関してはわこぉるの右に出るものはいないとかw
僧侶せしぃる
わこぉるの双子の妹セクシーギャルの為、沸き上がるぬるぬるへの性欲&好意に戸惑いつつも、
ぬるぬるとの進展に向かって照れながらも努力中…
魔法使いねぴあ
勇者ぬるぬるの母方の従姉妹。
お人よしで頭のユルいぬるぬるが心配で、自分が守らなきゃと思ってる。
せしぃるとはベクトルの違うセクシーギャルで、自分の魅力に自信を持っている。すこしわがまま。
ステータス的には、ひんぬーで、料理の腕は絶望的w
戦士るしぃど
パーティ最年長の戦士。やはりナイスバディなお姉さん。ややMがあるセクシーギャル
武闘家ふじねこ
パーティ最年少の武闘家まだまだお子様
180名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/31(水) 20:23:52 ID:yB0I+EPfO
無理に絡ませる必要ないって。かえって収集つかなくなる。
どうしてもやりたいなら、一段落ついた後でオールスター的お祭り対談みたいな形にしたらいい。
181DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/01/31(水) 20:25:16 ID:a+4wxpgmO
合作ってやった時ないからわかんないんですけど…
つまりは何をするんですか??
182791:2007/01/31(水) 20:29:22 ID:449CWORs0
んじゃ合作やめて
>>180みたいなオールスター的お祭り型でちょっと話を作ろうと思う。
あくまでも遊び心で・・・
ちょっとキャラ借りますよ<DAKS・ぬるぬるの中の人
183天山:2007/01/31(水) 21:01:57 ID:8X727GAnO
ホ!クソスレだっての!!
184名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/31(水) 22:47:59 ID:2w9JcFBiO
ねぴあが有利な点と言えば、身内だって事か。
ぬるぬるも、なにかあった時に頼りやすいのはねぴあじゃないかな。
185791:2007/02/01(木) 06:48:51 ID:1zBX7dCV0
うーん一瞬ひらめいたんだが結局使えなかった。
まあしっかり案が出てきてからにしよう<ネタ


186DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 12:48:27 ID:hghYT8PwO
>>185
すごいですね☆ちゃんとネタ考えついてから書くなんて…
あたしなんて、思い付きの妄想書くだけなんで…orz
本物の職人さんはやっぱりスゴい♪


…と、言うわけで妄想開始。
187DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 13:03:57 ID:hghYT8PwO
戦士タン「あらぬるぬる、おはよう。早いのね…」
勇者クン「おはよう、るしぃどさん。」
戦士タン「せっかく温泉来たんだから、もう少し休めばいいのに。」
勇者クン「うん…でも、体鍛えないと、いざと言うときにみんなを守れないから。」
戦士タン「相変わらずねぇ(^ー^*)…じゃあ、付き合うわ。ぬるぬると私なら、薬草だけで回復はなんとかなるでしょうし、わざわざわこぉるかせしぃるを起こすのも気が引けるし…」
勇者クン「そうだね。じゃあ、薬草買って来る。」
戦士タン(…久しぶりだわ…ぬるぬると二人で何処かに行くなんて…いつもは、一人でスライムやおおがらす相手にプチSMゴッコするだけだったから…)
勇者クン「お待たせ!!」
戦士タン「とりあえず、その辺を散歩しましょう。」
勇者クン「いいよ。じゃあ、こっちの方行ってみよう!!」
188DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 13:25:32 ID:hghYT8PwO
戦士タン「はぁっっ!!!!!!!!!!!」
勇者クン「……………」
戦士タン「やぁーっ!!!!!!!!」
勇者クン「…………」
戦士タン「とうっっ!!!!!!!!!!!!」
勇者クン「……るしぃどさん…すごいね…僕の出る幕ないや。」
戦士タン「あっ…!!ごめんなさい。いつもは弱い敵を相手にしてるから、強い敵を見ると気合いが入っちゃって…」
勇者クン「ううん。いいよ。少し休もうか?」
戦士タン「えぇ…そうしましょう。」
勇者クン「僕も結構強くなったんだよ。せしぃると二人で旅をしてきて、だいぶ成長したなって、自分で思った。」
戦士タン「そうね…すっかりたくましくなって…あんなに小さかったぬるぬるがね…本当に………こんなたくましい腕で………力強く押さえ付けられたりしたら………………あぁ……そして動けない私の体ににぬるぬるのたくましい体が覆い被さって………………」
勇者クン「ちょっ…;るしぃどさん……(゚д゚;)どうしたの?なんか、こわ……」
戦士タン「きっとぬるぬるは……力任せに私の体をもてあそぶのよ……」
勇者クン「るしぃどさん…なんか、体近い…;近付きすぎ……」
戦士タン「痛がる私におかまいなしで、そして………あぁ……………ぬるぬるは………」
勇者クン「ちょっと…るしいどさん……体撫で回すのやめて……目が怖いよ!!!」
189DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 13:42:47 ID:hghYT8PwO
戦士タン「でも…いいわ………ぬるぬるだったら………………私……私……さぁ…………どうぞ!!!!!ちょっと位痛くても大丈夫よ!!!!」
勇者クン「る…るしぃどさん、落ち着いて(゚д゚;)こんな所で大の字に寝ないで!!!!人が見てるよ、ね?!」
通りすがりのマゴット「ねえ、あの人達何やってるのかしら?」
通りすがりのアルス「しーっ!!!目を合わせちゃダメだよ。静かに通り過ぎるんだ。」
勇者クン「ほ…ほら…////恥ずかしいよ;るしぃどさん…////」
魔法使いタン「何やってんのよ、ぬるぬる…」
勇者クン「あっ!!ねぴあさん…るしぃどさんが変なんだよ…(゚д゚;)」
魔法使いタン「あぁ…いつもの発作よ。ほっとけばその内元に戻るから、そのままにしておけば大丈夫よ。」
戦士タン「どうしたの??ぬるぬる……いいのよ………さぁ………////」
勇者クン「ほ…発作?なの??」
魔法使いタン「そうよ。ちょっと妄想癖があるのよ。今は妄想世界の住人になってるだけ。その内帰って来るから、宿屋のベッドに運んであげなさい。」
勇者クン「う…うん……;」
魔法使いタン「今、せしぃるとわこぉるが朝食用意してるから、ぬるぬるもいらっしゃい。」
勇者クン「うん。わかった。」
勇者クン(それにしても…ねぴあさんはいつこんな状態のるしぃどさんを見たんだろう…;僕が旅してる時なのかな…)
190DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 14:02:16 ID:hghYT8PwO
賢者タン「おはようございます♪勇者様(^-^)」
僧侶タン「おはようございます☆勇者様(゚∀゚*)」
勇者クン「おはよう。わこぉる、せしぃる。」
武闘家タン「るしぃどさん、またあっちの世界行っちゃったんだ☆あっ(・_・*)おはよ☆ぬるぬる♪」
勇者クン「おはよう。ふじねこも見た時あるんだ…あのるしぃどさん…」
武闘家タン「あたしとねぴあさんとわこぉるは知ってるよ。ぬるぬるがせしぃると二人で旅に出ちゃうから、るしぃどさん寂しくなってあんな妄想癖がついちゃったんじゃないの〜(>ε<)」
僧侶タン「私も知りませんでした…(;゚д゚)」
魔法使いタン「そりゃあ、アンタは知らないでしょ(¬_¬)ずっとぬるぬるの金魚のフンしてたんだから。」
賢者タン「まあ、朝から下品な言葉使わないで下さいよ、ねぴあさん。いくらせしぃるが羨ましかったからって、ひがんじゃダメですよ(^-^)」
魔法使いタン「(¬_¬)………」
賢者タン「あら?!今日は言い返さないのですね♪」
魔法使いタン「アンタにつっかかると、ロクな事がないからやめたわ。」
武闘家タン「賢明だね。」
僧侶タン「さぁ、冷めないうちに食べてください。勇者様も…どうぞ。」
勇者クン「うん。いただきます♪」
191DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 14:05:27 ID:hghYT8PwO
☆791さんへ☆

ちょうどアルスご一行がマイラにいるので使わせて頂きましたm(__)m
すいません…
192養老町の星:2007/02/01(木) 18:08:12 ID:iUQShOJK0
寂しいゆるぅはぐみんなああっ
寂しいゆるはうわぁいんとぅああいいん
193名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 19:02:02 ID:b9N78ECA0
ここの職人馴れ合いしすぎじゃないか?
194名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 19:55:46 ID:5/P6ZqODO
武闘家:たろう
勇者:ぽるぽる
僧侶:のりあき
魔法使い:じょせふ
195791:2007/02/01(木) 20:02:25 ID:3/y8f92h0
漏れが言うのもなんだが>>1に書いてあることを守れば大丈夫だと思う
>DAKS
んじゃ漏れからも行くでぇ

ここはマイラ。マゴットとアルスはすごろく場で遊んだあと温泉に入りに行こうとしていた。
ぬるぬる「ほ…ほら…////恥ずかしいよ;るしぃどさん…////」
ねぴあ「何やってんのよ、ぬるぬる…」
ぬるぬる「あっ!!ねぴあさん…るしぃどさんが変なんだよ…(゚д゚;)」
ねぴあ「あぁ…いつもの発作よ。ほっとけばその内元に戻るから、そのままにしておけば大丈夫よ。」
るしぃど「どうしたの??ぬるぬる……いいのよ………さぁ………////」
マゴット「私たちもあとでやりましょう」
アルス「あんまり激しいのは疲れるよ」
しばらくして・・・・
マゴット「んっあの娘は・・・わこぉる!わこぉるじゃない!」
わこぉる「あっ!その声はマゴット先輩!お久しぶりです」
マゴット「わこぉるも賢者になったのね」
わこぉる「はい!でも先輩の力にはまだ遠く及びませんが・・・・そうだ!先輩!話術を教えてください。ある魔法使いをからかいすぎてイオナズンを唱えそうなくらい怒っちゃってるんです。
まあ呪文はマホトーンで封じればいいのですが、それだけだとワンパターンで面白くないので・・・前先輩悪口という術を使ってましたよね!」
マゴット「うーんでも今回は別のを教えるわ!悪口よりもっとすごいやつ。一日呪文の効果が出ない話術。その名も解法」
わこぉる「解法・・・ですか、聞いたことないですね。」
マゴット「いわゆる超現象をまったく信じない。つまり呪文を撃つことも受けることも出来なくなってしまうの」
わこぉる「そうなんですね・・・先輩教えてください!」


196名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 20:05:20 ID:pSMce4+UO
わき役に使うのは別にかまわんが、クロスオーバーさせるのはあかんやろ。勝手に設定増やさんでくれ。
197カーロス・リベラ:2007/02/01(木) 20:16:01 ID:tsEhVEGcO
うぅきぃ〜あがったぁ〜リィングゥのぉ〜うぅえぇ〜ふぁ〜
198791:2007/02/01(木) 20:21:50 ID:3/y8f92h0
アルス「マゴット!そんな恐ろしいもの教えちゃって大丈夫なのかい?」
マゴット「異世界ではそれを使って魔法をかけて鉄砲玉にして突っ込ませてるって本に書いてあるくらいだから大丈夫だと思うけどなぁ」
アルス「・・・・・・・・・」心の声「マゴットの恐ろしい部分が出てきた」
翌日
わこぉる「qweertyuuiooasdfghjkllzxcvbnnm.zaqxwcdevfrbgtnhymj」
ねぴあ「????!わこぉる!よくも昨日はやってくれたわね!お仕置きよ!メラゾーマ!」
ねぴあの手からは小さな火の玉が出たがすぐに消えてしまった。
ねぴあ「???魔法が使えない・・・」
わこぉる「うふふ。実験大成功ですね(^-^*)」
ちょっと前
マゴット「相手が魔法を撃てなくなるだけじゃなく相手に魔法も撃てなくもなるから気をつけなさい」
わこぉる「は〜い先輩!」
ローザ「マゴットまた話術なんか教えて・・・ティベリウス様に見つかったら大変だよ!」
マゴット「お父様はダーマで大神官と会議中だから大丈夫よ!」
ローザ「巻き添えはごめんだからね」
続く
199791:2007/02/01(木) 20:26:06 ID:3/y8f92h0
この小話だけの設定であとは元通り何ですけどね
もし>>1に反するようでしたらこれについては筆を置きます
200名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 20:32:24 ID:pSMce4+UO
人様のキャラに、自分勝手な設定つけるなんて、DAKSや中の人に失礼だと思わないのか?
>>1がどうとかの問題じゃない。
201名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/01(木) 20:34:38 ID:2SAEWZLs0
おい>>791
やりすぎだぞ
ちょっと様子を見ていたがその設定無理がありすぎ
世界観崩すからその辺で止めておけ
本編のみのほうがいいと思うぞ!
202名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/01(木) 20:42:49 ID:2SAEWZLs0
>>200
人様のキャラをいじくりまわしたという時点で俺が冒頭書いたことに反してると思う。
>>791
もうその小話は書くな!
本編はまあまあだからそっちで池
203DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 20:46:18 ID:lIfFNCgIO
すいません…あたしが余計な事したせいで…
あたしも軽率でした。
反省します。
204名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/01(木) 20:54:33 ID:2SAEWZLs0
しょうがない。次回テンプレにこれも追加だな
他人のキャラの設定をいじらないこと
205名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 20:57:32 ID:pSMce4+UO
テンプレ以前に、書き手のモラルの話だと思うが…
まあ、ここらへんでこの話題終了。
206791:2007/02/01(木) 21:05:46 ID:K639p5urO
飯食って帰ってきたら色々お叱りをうけましたようで申し訳ございません
この小話は無かったことにして下さい。
逝ってきまつ
207名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 21:08:38 ID:0PoCxZyCO
テンプレに反していないからって何をしてもいいわけじゃない
今回の791の件も、DASKのふざけた口調も然り

>>204
言い方は悪いが、君一人の勝手な感想でテンプレってものは作られるのか?
そんな事までいちいち明記してたらキリがないだろ
208名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 21:09:22 ID:pSMce4+UO
>>206
怒ってるワケじゃねーから。
ただ、クロスオーバーは勘弁な!
209DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 21:46:19 ID:lIfFNCgIO
>>207
>>204さんはスレ主さんでは??
その他の人達が嫌な気分になったのは事実なのだし、別に載せても良いのではないでしょうか?
あと、何をふざけたのか分からないのですが…???
文章ですかね??今まで通りのつもりですが、何か改善点があるなら考えます。
210名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 21:48:48 ID:pSMce4+UO
DAKSは特に問題ねぇ。
でも他キャラ使う時は考えてくれな。
211名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/01(木) 21:50:39 ID:2SAEWZLs0
今回のテンプレも前スレのあまりにも醜い叩きが有ったのでああいう風に作られた。
GL・ローカルルール・テンプレに書いてあることくらいは守ろうや
この話はもうここまでにしよう
前スレ158に戻ってきてほしいなと思う今日この頃
奴の作品が一番面白く読めた気がする
212名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 22:06:46 ID:TkyurwfC0
とにかく、791には物語を完結してほしい
前スレ、もっと言えばあの「いっくん」の頃からいろんな冒険記を読んできたが
ゾーマを討ち取った勇者は未だ現れていないからな

大魔王討伐に最も近いのは791だ、ガンガレ
213名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 22:08:22 ID:pSMce4+UO
つーかね、ようやくるしぃどがメインになって俺は嬉しい(っд`)
でも、もう引き返せないレベルで変態やんw
214DAKS ◆ZCg/mcVf7M :2007/02/01(木) 22:18:11 ID:lIfFNCgIO
>>210
分かりました。気をつけます。
>>213
ごめんなさい…あくまであたしの妄想ですから(-_-;)
本物の戦士タンは全然違う性格だと思いますよ…
215名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 22:25:20 ID:pSMce4+UO
謝んなくていいんだが…
もうDAKSのキャラだし。
216名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/01(木) 22:43:49 ID:2SAEWZLs0
このスレのキャラは男女問わず変態が多いな
まあそれはそれで面白いのだが・・・・
217名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 22:46:47 ID:pSMce4+UO
ふつうのまんまだと埋もれるしなw
DAKSの場合、わこぉるとねぴあが濃いからw
218名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 22:55:40 ID:lIfFNCgIO
>>216
書いてる人が変態ですからW
>>217
わこぉるとねぴあは書きやすいですからね…
他のキャラ達もどんどん前に出したいですね☆
るしぃどはその第1弾ですかねぇW
かなり可哀想なキャラになってしまいましたが…
219名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 23:03:50 ID:pSMce4+UO
ねぴあとせしぃる、わこぉるとるしぃど、みたいに相性良さげなコンビにしてしまえばキャラが立つかな?
ぬるぬる×(るしぃど+わこぉる)なら、るしぃどが変態過ぎてもフォローがききそう。
220名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 23:06:38 ID:b/HwEDik0
>>217
>ふつうのまんまだと埋もれるしなw
せしーーーるのことかーーーーーーーーーーーーー!
221名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/01(木) 23:10:55 ID:pSMce4+UO
>>220
ちょうどスパーキングネオやってたから、不覚にも吹いたw
せしぃるはアレだ、空回りキャラだから一種の清涼剤スよw
222山田太一:2007/02/02(金) 02:10:30 ID:nNX8KgaQO
お、おでがアストロズを優勝させるんだも゛んね゛ー
223山田太二:2007/02/02(金) 02:13:26 ID:gxANZt1f0
あ、兄貴!
その年になってもチ○毛生えてねェーのかーーー!?
224名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/02(金) 21:03:57 ID:sXA6TKPV0
ちなみに俺のパーティ
勇者 男 ビザ
賢者(元僧侶)女 マスター
僧侶(元魔法使い)女 ワンズ
賢者(元遊び人)女 アナ
商人女 みつこし
盗賊(元魔法使い)女 えみり
商人男 きのくに
賢者(元遊び人)男 アイディ
225ジル・ベッソン:2007/02/02(金) 23:39:13 ID:rGAwp+ooO
ハマタはどうだい?
226791:2007/02/03(土) 05:36:55 ID:sKH7vtIx0
俺達はマイラを出てリムルダールへ向かった。
いかモンスターとも互角に渡り合える様になった。リムルダールに着く前に妖精の祠を見つけた。
*「私はルビス様におつかえする妖精です。そしてあの日O月×日ルビス様に代わりアルスに呼びかけたのもこの私。あの時はずいぶん失礼なことを言ったかもしれませんが許してくださいね。
しかしアルスたちはこうしてここまで来てくれました。思いを込めて雨雲の杖を贈りましょう」
アルス「では喝といったのもあなたですか?」
*「喝?何ですか?その言葉は・・・」
アルス「知らなければいいです・・・」
でも誰なんだろう?俺がふざけたことをしようと思うと喝を飛ばしてくるのは・・・・
俺たちは雨雲の杖を手に入れたあと東にある聖なる祠へ行き虹のしずくを作った。
その後リムルダールへ行きみんなにはやぶさのけんを買った。
そのあと盾を手に入れてなかったのでラダトーム北の洞窟に向かった。呪文が使えないのでティベリウス様からもらったけんじゃのつえが大活躍をしていた。
最深部へ行き勇者の盾を手に入れた。
ミザリーがパルプンテを覚えた。
ミザリー「またダーマに行って頂けませんか?私も回復呪文を覚えようと思います。」
ということでダーマに行った。
ダーマ神殿神官の間
神官「ここは転職をつかさどるダーマの神殿・・・おっ今度はどうしたのじゃ?」
ミザリー「生き方を変えに来ました。」
神官「ではこちらに来なさい」
と言われ部屋に入っていった。
3時ほどたってミザリーは戻ってきた。
僧侶時代のマゴットと同じく僧衣にオレンジの防護スーツを身に着けていた。
ミザリー「それではメタル狩りに行きましょう」
俺たちはメタル狩りに行った。
続く
227791:2007/02/03(土) 06:05:57 ID:sKH7vtIx0
みんな強くなったのでゾーマのところへ行くことにした。虹の橋をかけて島に渡り城に入った。
途中大魔神が襲い掛かってきたが自滅してくれた。
町で得られた情報を元に玉座を調べると階段があった。下に下りてどんどん奥へ進んでいく。
しばらく行くと一人の男が怪物と戦っていた。最初はオルテガのほうが優勢であったがキングヒドラが炎を連続ではいてきたためオルテガは倒れてしまった。
オルテガ「誰かそこにいるのか?私はアリアハンのオルテガ。今すべてを思い出した。もしそなたがアリアハンへ行くことがあったなら・・・」
アルス「父さん僕だよアルスだよ
マゴット「オルテガのおじ様。マゴットです」
オルテガ「なんとアルスにマゴットちゃんだったか・・・アルスよ私はもう駄目だ。平和に出来なかったこの父を許してくれ・・・」
アルス「父さん!」
マゴット「お義父様!」
オルテガ「そうか二人は結婚したのか・・・孫の顔がみたかったな・・・・・・・・・・・・・・ぐふっ」
オルテガの命は尽きた。
アルス「父さん・・・敵はとるよ」
マゴット「弔い合戦よ!」
俺たちは奥へ進んでいった。
ゾーマ「アルスよいけにえの祭壇へ良くぞきた!われこそはすべてを滅ぼすもの。アルスよ我がいけにえとなれぃ
我がしもべたちよ、こやつらを滅ぼしその苦しみをわしにささげよ!」
キングヒドラが現れた。
キングヒドラは炎を吐いてきたが防御魔法を唱えていたのでたいしたことはなかった。
ローザ「ルカニ!」
キングヒドラの守備力が下がった。
ミザリーはマゴットにバイキルトを、マゴットはアルスにバイキルトをかけて攻撃した。
その後ローザとミザリーも攻撃に加わった。キングヒドラは倒れた。
アルス「父さん・・・敵はとったよ」
続く
228791:2007/02/03(土) 06:51:03 ID:sKH7vtIx0
俺たちはキングヒドラを倒し、父さんの敵をとった。更に奥へ進むと
*「兄者の仇!覚悟するがいい!」
バラモスブロスガ現れた。
バラモスブロスは3回炎を吐いてきた。途中拾った賢者の石で何とかダメージを回復することが出来た。
ルカニとバイキルトをかけて攻撃を仕掛けてバラモスブロスを倒した。
更に奥へ進んでいくとバラモスが死者として復活していた。
バラモス「おのれぇアルスにマゴット今度こそお前たちを地獄へ贈ってやる」
バラモスゾンビが現れた。魔法や炎は使わないがすごい攻撃力だ。しばらくの間は防戦一方であった。
スクルトが効いてきたので俺とマゴットは直接攻撃で、ローザさんとミザリーさんはメラゾーマを唱えた。」
バラモスゾンビを倒した。
アルス「いよいよゾーマだ行くぞ!」
マゴット「アルス!ちょっと待って!みんな・・・ごにょごにょごにょ」
アルス「わかった」
ローザ「わかったわ」
ミザリー「了解」
続く

229791:2007/02/03(土) 07:11:26 ID:sKH7vtIx0
ゾーマ「アルスよなにゆえもがき生きるのか?滅びこそ我が喜び、さあ我が腕の中で行き耐えるがよい!」
ゾーマが現れた
ゾーマは吹雪を連続で吐いてきた。
最初は回復で手一杯であった。
アルスは光の玉を天に掲げたあたりにまばゆいばかりの光が広がる
ゾーマ「ほほう。我がバリアをはずすすべを知っていたとはな・・・しかし無駄なこと!さあ我が腕の中でもがき苦しむがよい」
マゴット「ではこんなのはどうでしょう?ベホマ!」
ゾーマ「うがっ」
ゾーマは苦しみだした
マゴット「大成功!やはり弱点は回復呪文だったようね・・・」
ローザはフバーハを唱えた
ゾーマ「これでもくらえ」
ゾーマの指先からいてつく波動がほどばしった。フバーハは解けてしまった。
マゴット「plmkijnbhuygvcfytredxswqaz」
ゾーマ「なんか力が増大してきたぞ・・・」
ゾーマはマヒャドを唱えた。通常のマヒャドよりダメージが大きかった
マゴット「みんな!今は耐えて」
ローザは賢者の石を天に掲げた。傷が癒されていった。ミザリーはフバーハを唱えた
ゾーマ「お前たちも馬鹿よのぉ補助呪文はこの波動で打ち消されるのにまたかけてのう」
マゴット「その言葉そっくりそのままお返ししますわ!」
アルス&マゴット「ベホマ!」
ゾーマ「うがあぁなんだこの魔法は・・・さっきのより強い・・・」
マゴット「説法大成功ね!」
ゾーマ「おのれぇっとそうだったな。ここで挑発に乗ってはいかんな!マヒャド×2」
マゴット「きゃっ」
マゴットは瀕死になった。
アルス「マゴット!しっかり!ベホマズン!」
全員の傷が回復した。
ゾーマは吹雪を吐いた。
ローザが賢者の石を掲げミザリーはベホマをゾーマに唱えた
続く
230791:2007/02/03(土) 07:31:17 ID:sKH7vtIx0
マゴット「このままじゃまずいわね・・・アルス!そろそろあれを試してみる?」
アルス「ああ。アレフガルドで覚えたあの呪文を・・・」
マゴット「じゃあ私たちが囮になるわ」
アルス「気をつけてくれ!マゴット。君が死んだら僕は生きていけない」
マゴット「私もよ!アルス。私たちはしぬときも一緒よ」
ローザはフバーハをミザリーはスクルトをマゴットはバイキルトを唱えた。
ゾーマ「人間とはおろかなものよのぉそんな呪文はこのはどうづちけされるというのに」
ゾーマはいてつく波動を放った。その時アルスの呪文が完成した。
アルス「ギガデイン!」
無数の強力な雷がゾーマを襲う。
ゾーマ「うがぁぁぁ!」
ゾーマを倒した。
それでもゾーマは最後の力を振り絞り俺たちに話しかけてきた。
ゾーマ「アルスよよくぞわしを倒した。しかし光あるところには闇もまたある。わしには見えるのじゃ!また闇から何者かが現れよう。しかしそのときにはお前たちは年老いて生きてはいまい!
わぁっはっはっはっは!ぐふっ」
それと同時に城が崩れだし俺たちは穴へ落ちた。
続く

231791:2007/02/03(土) 07:55:08 ID:sKH7vtIx0
マゴットの日記
私たちは苦戦しながらもゾーマを倒した。
ゾーマは倒れる前に不吉なことを言った。
光あるところには闇もまたある。わしには見えるのじゃ!また闇から何者かが現れよう。しかしそのときにはお前たちは年老いて生きてはいまい!
そうならないためには・・・そうか!私達で子作りすればいいんだわ。それと将来私たちの子供たちに邪悪なものと戦う術を伝えていかなければいけないわね。
私たちはひび割れの洞窟の最深部から階段を上がると来た道が崩れだした。あわてて走って地上へ出ると空の上で何かが閉じたような音がした。
これってギアガの大穴が閉じたってこと?ということはもう帰れないのね。お父様、お義母様。さようなら。マゴットはこの世界でアルスと暮らして行きます。
アレフガルドに光が戻った。
私たちはアレフガルドを廻ってみた。みんなうれしそうな顔をしていた。
私たちは王様に謁見しに行った。大臣さんにお義父様の死のことで励まされた。
王「しずまれみなのもの!アルスよよくぞ大魔王を倒し無事に戻ってきた。異世界へ続く穴は閉じられたようじゃが、ここアレフガルドも光ある世界として歩んでいくだろう
アルスよ、そなたにロトの称号を与えよう。アルスいや勇者ロトよそなたらのことは永遠に語り継がれていくだろう」
アルスはロトの称号を受けアレフガルドの英雄となった。私たちは宴が終わる少し前ラダトームをあとにした。
第1部完
232791:2007/02/03(土) 07:59:21 ID:sKH7vtIx0
俺たちはアレフガルドを歩いてとある町の宿に泊った。
謎の声が聞こえた。お前たちにあっぱれをやろう
「天晴れぃ!」
しかし同時に喝もやらねばならんな
「喝!まだお前たちにはやらなければならないことがある」
気がつくとダーマの宿屋にいた。
233791:2007/02/03(土) 09:34:25 ID:sKH7vtIx0
第1部完了しました。ゾーマまで駆け足で行ってしまったような気がします。
駄作にお付き合いいただきありがとうございました。
引き続き第2部です。第2部は神竜編です。
引き続き駄作ですがお楽しみください
>>224
これですか?
やっぱり三井住友VISAカード。
究極の誇り。至高のステータス。
それが三井住友VISAカードなのです。
234名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/03(土) 15:28:16 ID:jaBYZxGT0
791

ああそうだよ
2番目はこんなもん1・2とも名前じゃ妄想できんがなー
勇者男          きいち
賢者(元僧侶)女    ジャル
賢者(元遊び人)男   カッパ
戦士男          タヌキ
盗賊(元魔法使い)女 ジザイル
賢者(元遊び人)女   ワコール
武闘家男         ゴンゾー
商人女          きのくに

235名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/03(土) 18:27:32 ID:jyndgtVI0
俺のパーティー
ちんぽこ
ちんぽこ
ちんぽこ
daks
236名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/03(土) 21:24:49 ID:NSdf+zOBO
791が糞スレ建てていて笑った
しかもちょっと叩かれていて笑った
237名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/03(土) 23:41:34 ID:jqzirYsX0
ここって普通のSSとか投下していいの?
見てると

名前「セリフ」

って感じでSSというより単なるネタっぽいのが投下されてるけど。
238名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/03(土) 23:43:56 ID:A5Egw3sL0
>>1をよく読め
239791:2007/02/04(日) 08:35:09 ID:uXuJJ67P0
私はマゴット。勇者ロトの称号を持つアルスの妻です。
私たちはゾーマを倒しアレフガルドに光を取り戻したあとラルス王に謁見した後旅立ちました。
とある名もない町の宿屋に泊っていると、謎の声がして気がつくと私たちの世界のダーマの宿屋に飛ばされていました。
謎の声はお前たちにはまだやらねばならぬことがあるといっていました。
思い当たるふしと言えば・・・・・
竜の女王の城で・・・・
もしまことの勇者の称号を得たのなら天界に導かれるそうですわ
というのを話してたわね。
そうなったら天界に向け出発ね。まず竜のお城に行くことになった。
ミザリーはザオリクを覚えたので今度は盗賊に転職した。
黒の防護スーツといういかにも盗賊らしいいでたちで出てきた。
とりあえずしばらくメタル狩りをしてから向かいましょう
続く
240名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/04(日) 11:28:47 ID:lo81cFpm0
                   ,,, -──- 、   ∩
                  ( ( ( ヽ   ヽ ( )
.              __   |******** -\ヽ  | ヽ/
.             (___)、  | @| @ |-|__/ /
       ____   \ \i`- 。− ′ 6) /
    /        \   \ ヽ、***) ノ>/
   /    ノ -、 -ヽ ヽ   \ ~ ▽▽ヽ /
   /   , -|/@|@ |-、 |     |     ノ
  ○/   ` - @-′ |     |     |  「やっぱ女僧侶は
.  | |  三   | 三 /     )───|    入れなきゃダメでしょ!!」
  |  |  /⌒***^/     /     |
  |  |━━━(t)━━、      |      |
  | ////////////////  /__ ヽ |_|       i____|
.  i   l ヽ___/ノ j_)       |  | |  |
  ヽ  ` ── ′/.        |  | |  |
   ⊂二⊃⊂二⊃      ⊂二 ) ( 二⊃
241791:2007/02/04(日) 13:21:10 ID:uXuJJ67P0
 |_|∧∧
 |東|´,_ゝ`) >>240 プッ
 |横| ⊂ノ 
 | ̄|∧ |

>>76見てみな
242名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/04(日) 13:37:48 ID:6608SAehO
さわるなアホゥ
243真島ヒロ:2007/02/04(日) 15:52:26 ID:eMwtGBnG0
俺のパーティ
サクラ
ハヤブサ
ハンニャ
マンバ
244名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/04(日) 20:13:42 ID:WGRCzBN30
スレを始めてようやく>>791がゾーマを倒したな。
前スレから約8ヶ月か・・・結構長かったなぁ
ほかの職人も早く戻ってこないかなぁ?
俺のパーティは作品にはとても出来ない。
職人の皆様の書き込みを待つくらいです。
245名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/05(月) 22:40:43 ID:p1HJJ5Hg0
保守
246名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 00:15:03 ID:sRI0Mu0FO
DAKSまーだー?
247名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 02:02:45 ID:oq1GbLts0
勇者と僧侶で二人旅をすると、補助系の呪文の有効性が身に染みるな
4人パーティだとボタン連打するだけで何とかなったりするんだけど
248名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 03:55:04 ID:eCFh9h30O
愛すべき伴侶たんですな。
249名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 12:48:48 ID:/gd3TJLcO
懐かしい匂いのするスレだったから覗いてみたら俺の過去スレがぁぁぁテンプレにぃいwwww
みなさん頑張って下さい。前スレから読ませていただきます。
250名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 13:32:05 ID:UNJ3u7ay0
>>249
いっくんか?w
251団長:2007/02/06(火) 18:33:31 ID:FyThD/gf0
もっへ
252名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/06(火) 19:22:20 ID:pbKeLImP0
>>249
無職Lv23 ◆bU1svn6GgQか久しぶりだな
253ドリアン:2007/02/06(火) 20:47:25 ID:b38KgE0fO
ラヴィ〜
254名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 20:52:57 ID:1fUrmqkD0
>>252
携帯だからいっくんの可能性大。
255名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 21:13:23 ID:xzyud7mv0
>>249
いっくん、帰ってきてくれたのか?
256名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 22:22:26 ID:/gd3TJLcO
久しぶり〜。
てか「いっくん」なんて憶えててくれたんねwwwおもわず目からなんか出そうです

さっそく前スレから楽しく読ませてもらってます。やっぱいいよね妄想は。
257名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/06(火) 22:25:33 ID:1fUrmqkD0
>>256
矢張りな。貴様の名だけは絶対に忘れん。
よくも俺の地価タンを…!

いや、元気そうで何よりだ。
258名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/08(木) 02:27:09 ID:WafswD2z0
おおおいっくんおかえり!
259名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/08(木) 18:15:43 ID:whxTGqKgO
みんなぞろぞろと集まってきてるな
職人のいち早い復帰を心から願う
260名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/08(木) 19:56:53 ID:+hFi+QXoO
こっちも復活さして


2chバイオハザード FILE2
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/goveract/1166062551/
261トノサマン:2007/02/08(木) 21:54:15 ID:BZMMARNBO
事件の影にヤッパリ矢張
262791:2007/02/09(金) 02:39:24 ID:HL+INR0P0
私たちは竜の城にいる。奥の光差すところに立った。すると空高いところにいた。目の前に洞窟がある。入ってみましょう。
さざなみのつえを拾った。バラモスの親戚が出てきた。めちゃめちゃ強かった。雑魚の癖に・・・・
次に出てきたのは緑色をしたトロルだ。馬鹿高い攻撃力なのにバイキルトをしてくる。ミザリーとローザが逝きかけた。
ゆうわくのけんを使って何とか倒して下へ進む。
アルス「ネクロゴンドの洞窟に似ているな」
ローザ「ピラミッドね」
ミザリー「おろちの洞窟ね」
マゴット「ノアニールの洞窟にあった回復の泉ね。ちょっと休んでいきましょう」
ついでにメタル狩りを少しした。
闘技場で緑のトロルを倒し城についた。ゼニスの城というところらしい。詩人が謎かけをしてきた。
続く
263名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/09(金) 12:55:22 ID:CZes8G/70
冒険序盤…
ユンユ(女僧侶)はロイ(男勇者)にぬののふくを手わたした。
ルールー(女遊び人)はロイ(男勇者)にぬののふくを手わたした。
レイラ(女魔法使い)はロイ(男勇者)にぬののふくを手わたした。

エロ杉w
ただグラフィックが変化しないのが残念w                     (*´Д`)
264名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/09(金) 13:18:40 ID:SQdwuU/XO
俺のパーティ
キヨハラ
クワタ
ノリ
ナベツネ
265791:2007/02/09(金) 19:51:11 ID:I9zhyA1R0
ここまで来れたということは腕には相当自信がある。しかし頭のほうはどうでしょう?
*「滅びの町十字架に眠るものは?」
マゴット「テドンの境界にある魔獣の爪ね」
しばらくして
*「暗き世の囲まれたる町花の中にそれは眠る」
マゴット「メルキドの闇の衣ね」
しばらくして
*「星を見るもの足元に気がつかず」
マゴット「ルザミにある賢者の石ね」
しばらくして・・・
*「参りました私の負けです。でもなんですぐに解ったのですか?しかも宝の中身まで・・・」
マゴット「私の家の文献を見たので」
*「家の文献・・・・・もしかするとそなたはティベリウスのゆかりのものか?」
マゴット「お父様を知ってるのですか?」
*「知ってるも何もティベリウスはもともとはこっちに住んでいたんだ。そうかティベリウスの娘だったら解くのは早いだろうな」
266名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/09(金) 22:36:15 ID:pVgPFRioO
俺のパーティ
もりそば
うおのめ
はまむら
おやじ
267791:2007/02/10(土) 07:38:52 ID:lWqWz5Ul0
*「ティベリウスの娘よ、気をつけていけ」
私たちはお城の人に見送られてゼニスの城をあとにした。
城のあとは塔だ。天の門番というのもやたら強いゆうわくのけんを持ってて正解だったわ
ほうおうもさざなみのつえで撃退した。
破壊の鉄球や幸せの靴を手に入れつつ進み最上階へ・・・
そこには大きなドラゴンがいた。
続く
268791:2007/02/10(土) 07:41:37 ID:lWqWz5Ul0
第2部の主人公はマゴットです。ですのでマゴット視点で進めてます。
269名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/10(土) 10:11:36 ID:YKt75lyIO
そうなんだ
270風間:2007/02/10(土) 18:39:20 ID:EsRHGScO0
るふぅ
271名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 12:05:24 ID:vqV92EjLO
「おきなさい。おきなさい。私の可愛いハレルヤや。」

あぁ…。とうとうこの日がきてしまったのか。

いつもと変わらぬ言葉で俺を起こしてくれる母の優しい声。

だが今日だけはこの声を聞きたくなかった。起こして欲しくなかった。

「おはようハレルヤ。もう朝ですよ」
わかってる。わかってるよ。今起きるから。

俺は目を開け、ベッドから体を起こした。
「今日はとても大切な日。あなたが王様に旅立ちの許しをいただく日でしょ

「ああ。分かってる…。準備はもう整ってるよ」

「この日のためにお前を勇敢な男の子に育て上げたつもりです」
「ああ。分かってる…。」
言わなくても分かってるよ…

「…そうね。支度がすんだら来なさい。お城まで送ってあげるから」
母は部屋を出ていった。

送らなくていいよ。…なんて言えなかった…。
母親を見るのはそれが最後になってしまうのかもしれない…。
旅を出たらしばらく家には帰ってこれないだろう…

272名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 12:15:14 ID:vqV92EjLO
旅立ちの日だと言うのになぜ俺はこんな億劫なんだろうか。
それもそのはず、これから俺が出る旅は希望に満ちあふれた旅とはかけ離れすぎているからだ。

この世界には、無意味に人々や自然の動物達を苦しめるモンスターがいる。
そのモンスターから世界を救おうと旅出た人間は数知れず。
しかし誰として世界を救うことは出来なかった。

あの勇者と言われたオルテガでさえも…
273名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 12:20:56 ID:vqV92EjLO
今日のために母が5年も前から買っておいてくれた旅人の服に着替えた。
……うぐぐ…。(小さいなこの服。)
服のサイズを見てみるとSサイズと書いてある。
(はは、母さんらしいや…)

とりあえず服を強引に伸ばして旅人の服に着がえた。
パッツンパッツンしながら部屋を出ると母が待っていた。
「これを受け取りなさい。」
俺は一本の剣を渡された。胴で出来た剣だ。

「これであなたも立派な勇者よ。分かるわね?」
「…ああ。」
「よし。さぁ母さんについてらっしゃい。」
「ああ。」
274名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 12:50:51 ID:vqV92EjLO
母と共に歩く。城までの道のりは、ほんの5分程度だったが言葉が出なかった。
旅人の服がパッツンパッツンだったが母は何も言わなかった。

「ここから真っすぐ行くと…」
「分かってるよ。アリアハンのお城だろ。じゃあ行くから…、それと今まで育ててくれてありがとな」

「何言ってるのよ…。母親として当たり前のことをしたまでよ」
「…うん。」

「王様にちゃんと挨拶するのですよ。」
「ああ。じゃあ行ってくる」

「いってらっしゃい―――。」
275名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 12:58:09 ID:vqV92EjLO
俺はもう明日にはこの世にはいないかもしれない。
勇者と名乗る限り一分一秒でさえ命の保障は無くなった。

それでもいい。今日から俺は勇者なのだ。


俺は橋の向こう側にある城だけを見据えながら歩く。
俺は振り返らない。振り向けばまだ母はいるだろう。きっと手を振ってくれるだろう。
だが出来なかった。なにより母の顔が見れなかった。
俺は今日朝起きて母の顔を一度見てから、ずっと涙をこらえていた。
母親の涙を浮かべた顔を見たくなかったし何より俺の顔を見られたくなかった。

だけどこの橋の上だけは、俺の顔を誰にも見られない。

とめどなく流れ落ちる涙。

橋を渡りきる頃までには、勇ましい男になるから、少しだけ子供のように泣かせてください。

さよなら母さん。そしてありがとう。
276名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 13:18:20 ID:8qHUD8iQO
>>271-275
感動しました!是非とも続編をお願いします。
277名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 13:28:51 ID:vqV92EjLO
登場キャラも何も考えてない。

機種SFC
勇者ハレルヤ。熱血漢。
名前がハレルヤだがボーイの主人公とは関係無。ただただ格好良い名前が欲しかった。

よろしくお願いします。

>>276
早速ありがとうございます。
文才が無いので上手く文章にひねり出せませんが、頑張ってみます。
278791:2007/02/12(月) 14:44:29 ID:GemIDgdy0
職人さんが来たようですね
ぜひ続きのほうをお願いします

番外編 マゴットの淫乱
俺はアルス。人々に勇者と呼ばれている。今俺たちは天界のゼニスの城にいる。そこで俺たちは意外なことを耳にした。
マゴットの父であるティベリウス様が天界の住人だということ。俺はマゴットがいないときに聞いてみた。
*「そうそう自己紹介がまだだったね。私はゲオルグと言う。ティベリウスとは旧知の仲だ」
アルス「そうなのですか。ゲオルグさん実は聞きたい事があるのですが・・・」
ゲオルグ「私にわかることなら何でもお答えしよう。」
アルス「僕の妻のマゴットのことなのですが、旅立ちのときは僧侶だったのになぜか口笛とか大声や忍び足などを覚えていたりあと、マゴットのもつ袋に道具を入れると道具が増えていたり、
あとマゴットは淫乱なのに軍師並みの思考を持っているのですが・・・・」
ゲオルグ「ふむそういうことか。ティベリウスは下界に降りるときこちらにある本や道具をいくらか持っていった。その本や道具の中には資料のほかに神竜様の御力が込められているものがある。
例えばエッチなほんという見るものを淫乱にしてしまう本がある。それとこれかな・・・」
ゲオルグは懐から光り輝く石を取り出した。
アルス「それはなんですか?」
ゲオルグ「コピーストーンと呼ばれるクリスタルで、物体を完璧に複写できるものだ。但し複写するのに一晩の時間を要する。多分ティベリウスの娘もこれと同じようなものを持っているのだろう
あと熟読すれば特技を覚えられる本も存在する。あと各地のすごろく場にも神竜様のお力が働いていて性格が変わってしまう場合があるそうだ」
アルス「そうでしたか・・・いろいろ教えていただきありがとうございました」
ゲオルグ「うむティベリウスに会ったら宜しく伝えておいてくれ」
ようやく俺の今までの疑問が氷解した




279名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/12(月) 19:36:23 ID:vvQONf/rO
>それでもいい。今日から俺は勇者なのだ。

カッコヨスw惚れたw
280名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/13(火) 14:48:03 ID:4rJiRKTm0
勇者 : 男・いっぴきおおかみ
僧侶 : 女・さびしがりや

……で二人旅を2回ほどクリア。
ここまで来るとさすがに飽きてくるな…
281名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/13(火) 14:51:57 ID:ePfvog880
>>280
他の男キャラ使え
戦士とか盗賊とか盗賊とか盗賊とか
282名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/14(水) 20:03:57 ID:CCCxyYZ50
>>280
よく考えると一匹狼と寂しがり屋の2人旅ってなんだか切なそうで萌えるな。
かまってほしい僧侶にクールに振舞う勇者とかなんとか。
283名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/15(木) 03:02:03 ID:vTVBdcT6O
男は男らしく、女は女らしく
例えるなら熱血漢勇者と優しい人僧侶とか

そういう古典的でストレートなのは今日び流行らないのかねェ
284名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/15(木) 03:17:43 ID:RLUVQ/kh0
勇者♂ 甘えん坊
盗賊♀ 男勝り
ってダメかね
285名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/15(木) 03:32:12 ID:fAY/bk9y0
>>284
それは>>282のような妄想ストーリー的にってことかい?
それなら結構いけそう。
甘えてばかりでだらしない勇者が男勝りの盗賊に厳しく当たられ、
そしてこのままではだめだと精神的に成長していくという・・・
286名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/15(木) 04:15:31 ID:ktvnNfXjO
マゴットもらうわ
287791:2007/02/15(木) 21:23:20 ID:fW9MgSuH0
ここはゼニスの城
しばらくの間自由行動になった僧侶ローザ・・・
「あ〜あ退屈だわ。ちょっと遊んできましょうルーラ」
ロマリア城下町
ローザ「マゴットにでも化けてみようかしらモシャス」
ローザは自分の姿をマゴットそっくりに変えた。
ローザ「どこかにいい男いないかしら?」
そこに>>286が現れた。
>>286「マゴットちゃんおいらと遊ばない?」
モシャスで化けたローザ(以下マゴットもどきと称す)(あら・・・いい男じゃない!)「いいわよ」
>>286「やったぜ!」
>>286はマゴットもどきとデートをすることになった
ミザリー「ローザもマゴットの性格が移ったみたいだね。モシャスしてるからまんまマゴットじゃん。よっぽどたまってたのね・・・・」
続くかどうかはわからない
288名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/15(木) 21:47:40 ID:0NMkHBcS0
写メール晒し用のカードリーダー欲しいな
289名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/16(金) 03:25:36 ID:jrgGRnFnO
>>286
おまいだけいい思いするなよ
290791:2007/02/16(金) 19:58:21 ID:FuKI0fU80
マゴットにモシャスしたローザと>>286はデートを楽しんでいた。
買い物や食事を楽しんで宿屋に入った。
マゴットもどきは本人に匹敵するエッチをした。>>286がシャワーを浴びたあと飲み物を飲んでいるときラリホーで眠らせた。
>>286が気がつくと裸のまま椅子に縛られていた。
マゴットもどき「あら気がついたのね。早速はじめましょう。」
>>286「これはいったい?・・・・やだぁぁはなしてくれ」
マゴットもどき「エッチしたいっていったのはあなたじゃないの。暴れないの。きつく結んであるから解けないわよ!」
といいながら>>286のピーとピーを交互にもみしだいた。
>>286は思考が完全に逝ってしまい多量のピーをピーした。
そのあとマゴットもどきがホットチョコレートを入れてきた。
>>286はホットチョコレートを飲もうとしたが、力が入らなくてこともあろうに>>286自身のピーの上にこぼしてしまった。
その後>>286のピーは使い物にならなくなったそうだ。
その後>>286の姿を見たものはいなかった。
ローザ「今回の男は物足りなかったわねあれぐらいで逃げ出すなんて・・・」
ミザリー「ローザ!最近の言動マゴットにそっくりだよ」
ローザ「そんなことないわよ」
それを見ていたマゴット&アルス
マゴット「やっぱり神竜様のお力ってすごいわよねぇ」
アルス「マゴット。君がローザさんに淫乱をうつしたんじゃないのか?」
マゴット「ローザの淫乱はすごろくでなったものよ!私とは関係ないわ!」
と言っていたが、マゴットはマイラすごろくの?マスに神竜秘蔵のエッチな本を仕掛けていたのは言うまでもありません
291名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/17(土) 01:41:46 ID:VQGrLqmN0
なかなか妄想を面白く昇華するのは難しいものだな
292名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/17(土) 01:44:22 ID:PDQOW0jl0
>神竜秘蔵のエッチな本
不覚にもw
293名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/17(土) 01:46:48 ID:W/KLodc50
★★ドラクエ主人公の朴念仁ぷりに歯がゆさとロマン
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/ff/1168242552/

このスレだとここまでは書けないんです><
294名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/17(土) 08:55:31 ID:oT6Gt8bL0
>神竜秘蔵のエッチな本
神直伝のステテコダンスに通じるものがあるなw
295名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/17(土) 12:56:39 ID:9gRNDk9aO
>>286はそれでも途中まではいい思いしてたんだな
マゴットもどき(*´Д`)ハァハァ
296名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/18(日) 03:22:55 ID:P+FbcdhE0
かくして我が輩は勇僧二人旅を3回もクリアしてしまったわけだが
297名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/18(日) 12:54:34 ID:Qudl0nTr0
俺なんか年一回で19回目だぜ
298名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/18(日) 20:50:11 ID:XjdPPjs6O
「起きてぇー!起きてぇー!私の可愛いお兄ちゃん!」
「ん…」
「おはようおにぃちゃん。もう朝だよぉ」
「うーん…あと5分…」
「もぉ〜。お兄ちゃん!起きてよぉ!」
妹は俺の腕を掴んで揺さ振る。
「…んだよ。」
「今日はとぉっても大切な日なんでしょぉ?」
「ぇえっ?何だっけな…」
「もうお兄ちゃんったら本当にほのかがいなきゃダメなんだからっ!」
「うるさいなぁ。何の日だよ」
「お兄ちゃんが王様に旅立ちの許しをいただく日なんでしょ」
「あぁ…。そういやそうだっけ。」
「この日のために、勇敢なお兄ちゃんになって欲しくてほのか今まで頑張ってきたんだからねっ!」
「あぁそう。」
「もぉ!お兄ちゃんのいぢわる!」
「冗談だよ。分かってるさ。いろいろありがとな」
「えへへ。分かればいいの。じゃあお城まで一緒に見送りに行ってあげるね。行こうお兄ちゃん」

妹は俺の手を握るとぐいぐい引っぱって行った
299名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/18(日) 20:51:53 ID:zv0jLwQoO
なるほど。兄妹とも勇者なんだな。
300名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/18(日) 21:10:13 ID:XjdPPjs6O
「ここから真っすぐ行くとねぇ、アリアハンのお城があるんだよぉ」
「へぇ。そうなのか。知らなかったな」
「お兄ちゃんについていってあげたいけど、お兄ちゃんは勇者なんだから
 ここからは一人で行かないと駄目だよ。」
「分かってる。じゃあ行ってくるからな。」
「王様にちゃんと挨拶しなきゃ駄目なんだからねっ!」
「分かってるよ、うるさいなぁ…」
「うるさくないもん!お兄ちゃんほのかがいなきゃなーんにも出来ないくせにぃ!」
「分かった分かった!じゃあ行くから手離せよ、行けないだろ」
「えっ、あっ!えへへ。じゃあいってらっしゃいお兄ちゃん」

俺は妹に見送られながらアリアハンの城へ向かった
301名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/18(日) 21:43:18 ID:XjdPPjs6O
城に入ると門番が俺を出迎えてくれた。
「アリアハンのお城にようこそ!」
「えっと…王様いますか?」

兵士に王の間の場所を教えてもらい、俺は突き当たりの階段を上った。


王の間に行くと、王様は俺を見るなり勢いよく喋りだした。
「よくぞ来た!勇敢なるオルテガの息子よ!
 既に妹から聞いておろう。そなたの父オルテガは戦いの末火山に落ちて亡くなって…」


全ては妹から聞いている。
俺の親父は、立派な勇者だったらしい。
世界の平和を取り戻すために旅に出たが途中モンスターとの戦いで戦死。
母親もその悲しみで病死。
俺はそのショックで引きこもったが妹が母親の代わりになって、
家事や身の回りのことなどを全てしてくれた。

そんな妹を見て俺は親父の遺志を継ぎ、世界の平和を取り戻す旅にでようと思った。


「勇者よ!魔王バラモスを倒してまいれ!」
302名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/19(月) 08:10:15 ID:lx9WG7gFO
王様に挨拶を済ませ、家に帰ってきた。
「あっ!お帰りお兄ちゃん!」
「ただいま」
「王様にはキチンと挨拶できた?」
「あぁ」
「よかったぁ!お兄ちゃんの事だから緊張して失敗しないかほのか心配してたんだよ」
「大丈夫だって。心配しすぎだぞお前」
「うん。ごめんねお兄ちゃん。お兄ちゃんはもう立派な勇者なんだもんね」
「そうだな」
「今日はもう疲れたでしょ?旅の出発は明日にしようよ。お風呂も沸かしておいたんだぁ」
「そうだな。じゃあ風呂入って寝るわ」
「ねぇお兄ちゃん」
「ん?」
「明日は私も…その…」
「何?」
「ううん!何でも無いの!お風呂熱いから気を付けてね。」
「あぁ。」
「…。」

「あぁそうだ。王様に挨拶に行ったときに貰ったんだ武器と服。
 お前にサイズ合うか分からないけど着てみて」
「えっ!?私が!?それって…」
「何だ?こんな服嫌か?相変わらずわがままだなぁお前」
「違うぅ!そういうことじゃない!違うよお兄ちゃんのバカぁ!!」
「は!?何だいきなり!?何泣いてんだよ!何かしたか俺」
「何でもないもん!!さっさと寝れば!!明日は朝早く出発するんだからねッ!
 また寝坊したらこの棍棒で叩き起こしてあげるんだからッ!」
「なっ何なんだよお前は…」
303名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/19(月) 09:28:14 ID:0F6kagDV0
脳味噌筋肉のタフガイ勇者とお目付役のきれもの僧侶で
もう1回二人旅しちゃうぞー
304名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/20(火) 12:43:02 ID:8BHqtCmKO
出発の日

「あっ!お兄ちゃんおはよー!一人でちゃんと起きれたんだねッ!えらいえらい」
「当たり前だろ。お前が棍棒で叩いて起こすとか言うから」
「えへへ〜。お兄ちゃん怖かったんだぁ。怖がり屋お兄ちゃん!」
「お前なぁ…。あっ!お前も旅人の服に着替えたんだな。サイズ調度いいじゃないか」
「でしょ〜!?お兄ちゃんとお揃いだね。えへへ」
「何笑ってんだよまったく」
「ねぇねぇそんな事より見てみて!ほのかお弁当作ったのぉ!」
「へぇ。うまそうだな。一口食わせろよ」
「だめぇお兄ちゃん!これは後で一緒に食べるのッ!!だから今食べたら駄目なのッ!」
「はいはい分かった分かった。それじゃそろそろ出発するか」
「うん!しゅっぱぁーつぅ!」
305名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/20(火) 16:49:13 ID:aY30QpHD0
DQ3の勇者には妹はいませんが、何か?
306名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/20(火) 17:15:44 ID:1XQK5Qpl0
ルイーダの酒場に大量に居るけど俺のロムだけかな…
307名無しさん@ご利用は計画的に:2007/02/20(火) 22:26:13 ID:wtzdXuTe0
どうでもいいが続きを書いてくれ
>>791に続いてゾーマを倒す勇者はおらんか?
俺のパーティは前紹介したとおりだから物語は作れん
308名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/21(水) 01:37:30 ID:97u9rEUu0
あひっ!あひィ!かくしてロトのぉっ、ロトのしょうごう、称号んんぉぉぉおおーーーーっっ!
受けちゃった、受けちゃったの私ぃっ、ひぃっ!ん…こっ、ここでっ、こんなところでぇぇっっ!
アレフガルド、アレフガルドの英雄になっちゃうよぉぉぉっっ!んおおっっ!
んんんだがっっ、だがあ゛みゃあ゛あっっっ、あっ!
この後ぉっ、おほぉっ!ゆうひゃ…ゆうひゃのっ、姿を見た者は誰もいなひっ、ひぐぅっ!
勇者の姿、姿ほ見たものっ、ふあぁぁっ!姿を見たのいないのぉぉ〜〜っっ!!
カレが持ってた武器と防具を残しちゃう、残してイっちゃうっ、イっちゃうのぉぉぉっっ!んおおっ!
ロトのつるぎぃぃっひいぃっ!つるぎとロトのよろいを残してイっちゃうのぉぉぉーーーーっっ!
性の、せいなる守りはロトの印としてぇぇんんんっ!
あ゛あ゛っっもうダメっ、後の世に伝わっちゃうぅぅっっっ!

そしてぇっ…
伝説が始まっちゃうぅぅぅぅーーーーッッ!!!!
309ジル・ベッソン:2007/02/21(水) 07:26:35 ID:auvGGFTZO
ハマタはどうだい?
310名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/21(水) 12:14:40 ID:bNiaIftFO
DAKSまだ?
311DAKS ◆DRAGON/Uww :2007/02/21(水) 13:44:56 ID:mPrbz36gO
>>310
DAKS?ダレソレ?
312名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/21(水) 16:17:38 ID:v9DuE18AO
>>310
氏ねカス
313ホセ:2007/02/22(木) 23:38:48 ID:pqfYPANxO
グッドラック
314名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/25(日) 16:09:11 ID:dnVnG24t0
鼻からうどん
315名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/25(日) 18:38:07 ID:V6wawNctO
「お兄ちゃん!」
「なんだ?」
「お兄ちゃんの部屋のタンスの中に力の種が入ってるんだよ。持ってきてないでしょ?
 袋の中なにも入ってないよ。いいの?」
「あぁそういや…。てかなんでお前が知ってんだよ」
「お兄ちゃんのことならほのかなんでも分かるもん!」
「そういう問題じゃねぇだろ!」
「怒んなくてもいいじゃん!!まったくお兄ちゃんてば短気なんだからぁ!
 ほのかが取ってきてあげるからお兄ちゃんここで待ってて。」
「ちょっ!お前なぁ!」
「ついでにお兄ちゃんのベッドの下にあるイヤラシイ本も持ってきてあげるから機嫌なおしてね!」
「はぁ!?待てコラお前!」
「キャー!!」

ドタバタドタバタ!
316名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/25(日) 20:33:32 ID:V6wawNctO
カチャッ(部屋の扉を開ける音)

「ほのか知ってるんだからッ!お兄ちゃんのベッドの下にいっぱいいっぱいイヤラシイ本があるの!
 ほら!ここでしょ!?」
「やめろってお前!何考えてんだ!!」
「キャッ!」
俺は妹を止めようと思い、腕を掴もうとしたら妹を俺の身体ごとベッドに押し倒してしまった。

ドサッ…
妹に負いかぶさる俺。

「イヤッ!何してるのお兄ちゃん!!」
「ちっ違げーよ!おっお前が…」
「お兄ちゃんのえっち!兄妹でそういうことしたらダメなんだからね!」
「わっ分かってるよ!」

そう言いながらも妹に体重をかけ続ける俺の体。離れなくちゃいけないのは分かってる。
しかし妹は怒らない。俺を見つめる妹。

「……お兄ちゃんてロリコンなの?」
「なっ何言ってんだよ…」
「じゃあお兄ちゃんのイヤラシイ本て小学生とか中学生ばっかり写ってるのはどうしてなの?」
「おっお前見たのかよ!」
「なんかスクール水着とか体操着とかいっぱい写ってた」
「おっお前なぁ…」
「ヘンタイだったんだお兄ちゃん」
「あぁ!?」
「ヘンタイお兄ちゃん!」
「うるせぇな!」
317名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/25(日) 20:58:18 ID:V6wawNctO
「お兄ちゃんがヘンタイでもほのか平気だよ」
「はぁ?」
「ロリコンってことは妹想いってことでしょ?ね?」
「しっ知るかよ。」
「でもお兄ちゃんほのかにエッチなことしないでねッ!」
「するかよ!」

これ以上はまずい。気付かれる。俺は起き上がった。

「ほら、さっさと旅に出るぞ」
「うん!」

 知られてしまった。と言うか知っていたのか…。まぁいいか…。気にもしてないみたいだし。

「あっ!お兄ちゃん力の種忘れてるよ!」
「あ、あぁそうだな」
「えっちな本も忘れてるよ!」
「ふざけろ!」
318名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 04:03:05 ID:zU4vDo7p0
今思ったんだがドラクエの世界にエロ本ってやっぱそういうの作る会社があるんだよな?
カメラがある時代なのだろうか?それとも手書き・・・
319名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 09:47:45 ID:9QBaoNbZ0
江戸時代とかそのぐらいの時代に
手書きのエロ本が有ったらしいぜ

えーと「春画」だっけ?

関係ないが「売春」ってのはコレからきたらしい。
320名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 21:50:22 ID:ZlsDHe+IO
俺もロリコンです
321名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/26(月) 22:54:39 ID:mLJLebT/O
春画とやらでオナニーしてたのかな
あとティッシュが無いな。どうすんだ?
322名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/27(火) 13:14:21 ID:l8hy/9K+O
俺達兄妹はこれからいよいよ旅に出る。

が、その前にお買物。

「お兄ちゃん早く早くッ!早く来てよぉ!」
「そんな急ぐなよ」
「薬草でしょ。毒消し草でしょ。あと何がいるかなぁ?」
「ん、そんなもんでいいだろう。あんまり金も無いしな」
「じゃあじゃあ次は武器防具屋さんに行こうよ」
「あんま金無いってばよ」
「じゃあ見るだけッ!いいでしょお兄ちゃん」
「しょうがないなぁ」
「じゃあ行こ!お兄ちゃん!」

妹が俺の手を握り、一緒に並んで町の中を歩く。
こんな所を近所の人に見られたらどうすんだよまったく。
323名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/27(火) 13:50:13 ID:wfqZmuux0
「なべのふたを買いに来ました」って言えば良いと思うよ
324名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/02/28(水) 17:19:52 ID:uwjAqQ/Y0
エメラルドスプラッシュ
325名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/01(木) 08:07:44 ID:KR8bigpzO
「お兄ちゃん」と言った回数

41回
326名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/01(木) 23:28:54 ID:n6ijchFw0
やらないか? といった回数

  95回
327うほっ:2007/03/02(金) 17:52:41 ID:hfLefZgS0
いい男とイッタ回数

110105回
328名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/03(土) 10:52:15 ID:+OhORSydO
妹と手をつないで城下町を歩く。
妹の小さい左手からあたたかい体温が伝わってくる。
こんな汚れ一つない綺麗な妹の手がこの先、汚れていってしまうのかと思うと悲しくなった。

俺はちょっとだけ力を込めて妹の手を握ってみた。

ぎゅっ…

「いたッ!痛いよお兄ちゃん!何してるのぉ!!」
「ご、ごめん。」
「何がごめんなのぉ!!今の絶対わざとでしょ!?」
「わざとじゃないよ。」
「嘘ばっかり!お兄ちゃんたらほのかにすぐいじわるするんだからッ!」
「でもそんな痛くなかっただろ?」
「痛かったもん!次やったらもうお兄ちゃんとは手なんか繋がないんだからねッ!」
「そんな怒るなよ。冗談だってば。」
「ふーんだ!お兄ちゃんなんてもう知らないもん!」

…そう言いながらも手を離そうとしない妹。
手を繋いだまま武器防具屋の中へと入った。
329名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/03(土) 18:04:55 ID:+OhORSydO
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
「どうしたよ」
「すごいねッ!剣とか鎧とか盾とかいっぱいあるッ!!」
「そりゃ武器防具屋だもんよ」
「あ!お兄ちゃんが持ってる剣と同じ剣があるよッ!ねぇねぇ!これ何ていう剣なの?」
「あぁ。銅の剣だな。」
「いいなぁいいなぁ。ねぇお兄ちゃん!」
「何がよ。」
「銅の剣ぃ!!ねぇお兄ちゃん!」
「欲しいってか?」
「欲しい!」
「金無いってば」
「ほのかの棍棒売るから!あと袋の中にも棍棒入ってたよね。変な名前の棒も。それ売れば買えるよね!」
「ん〜、そうだけどさぁ」
「おじさんこれ下さい!」
「銅の剣だね。どうもありがとう。」
「おいおい…」
330名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/03(土) 18:18:05 ID:+OhORSydO
「やったぁ〜!お兄ちゃんと同じ銅の剣ぃ!えい!えい!」
「そんな嬉しいのかよ」
「でも何で棍棒2本に檜の棒だっけ?その棒まであったの?
 棒ばっかりあっても意味無いじゃん…………、あ〜!わかった!」
「何が?」
「お兄ちゃんのえっち!!またほのかにいやらしいことしようとしたんでしょ!?」
「はぁ!?」
「変態お兄ちゃん!近寄らないでッ!」
「ふざけんなよお前!何もしてないだろ!」
「キャ〜!」

俺たちはついに町の外に出た。
331名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/04(日) 08:05:04 ID:3PUl7FZhO
「お兄ちゃんこれからどこ行くか分かってるの?」
「ん?そりゃあ世界を救いに行くんだろ」
「漠然としすぎッ!漠然お兄ちゃん!やっぱりほのかがいないとダメなんだから」
「何だって!?」
「まずあの橋を渡って北に行くとレーベって村があるらしいの!まずはそこ目指して頑張るのッ!」
「そうか。」
「日が暮れちゃうから早く行くよお兄ちゃん!」
「あぁ…、っておい!!また手繋ぐんかい!」

手を繋ぎながらレーベの村に向かった
332名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/04(日) 08:13:26 ID:3PUl7FZhO
スライムが現われた!
「お兄ちゃん!あれがモンスターなのかな!?なんかプニプニしてるのがこっち来るよッ!」
「スライムだ!倒すぞ!」
「あんな可愛いモンスターほのかには殺せないよ!」
「じゃあ俺が倒してやる」
「やめてお兄ちゃん!モンスターだって生きてるんだよ!殺しちゃダメ!」
「何言ってんだ突然!お前はあの風貌に騙されてんだよ!どけっ!」
「どかないもん!あのプニプニ殺すなら私を殺してからにしてッ!」
「そこまで言うかお前!」

スライムの体当たり!ほのかは吹き飛ばされた!

「いたッ!痛いよぉ!んもう〜!怒ったんだからぁ!お兄ちゃん早くこのプニプニやっつけて!」
「お前が殺せ!」
333名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/04(日) 09:32:48 ID:XCEXFsqsO
いたいなココ…
334名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/04(日) 09:52:31 ID:3PUl7FZhO
ごめんなさい
335名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/04(日) 13:18:09 ID:QilOQnG50
気にするなよ
336名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/04(日) 20:50:57 ID:s8OtywBOO
え?やめんの?
俺は楽しみに読んでたのに。
337名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/05(月) 13:54:48 ID:S/11JBCR0
ロリコン勇者ロト
338名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/05(月) 14:06:14 ID:E/8ObZR90
俺的萌えパーティー

勇者男 わがまま
商人女 くろうにん
賢者女 まけずぎらい
遊び人女 がんばりや
339名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/06(火) 16:12:44 ID:cvAfuBrN0
しばらく勇僧二人旅を繰り返すと
4人パーティなんて面倒で戻れなくなった
340名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/08(木) 00:56:37 ID:Grn954JC0
ほのかはどしたん?
341名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/08(木) 02:23:41 ID:jW/55rAPO
お兄ちゃんの名前てなんだ?
お兄ちゃんお兄ちゃん言ってるばっかで名前が出て来てないぞ
342名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/08(木) 16:31:35 ID:IMXw8r8r0
高和
343名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/08(木) 23:08:29 ID:gku8Yz7F0
>>341
そういうものじゃないのか?
名前をあえて出さないものもまたいいものだ。
344名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/09(金) 08:02:15 ID:NP5YjZh5O
「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」
とか言いそうな妹だな
345名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/09(金) 13:44:34 ID:Q9Y51Kmv0
新山たかし(古川やすし)の同人誌ほしいよ〜
346298:2007/03/09(金) 22:51:51 ID:3eYMFotvO
ごめん。痛いとか言われて放置してた。
でも読んでくれてる人いたみたいなんでまた適当に続き書いていきます。レスdです。
347名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/10(土) 08:17:48 ID:dLaZRCzWO
妄想は痛いもんだろ。
いっくんもそうだったじゃん。
348298:2007/03/11(日) 05:25:03 ID:wPSU1UyFO
アリアハンの町を離れ約2時間。
北にあるというレーベの村に向かっていた俺と妹。
村はまだ見えない。

俺はとうに歩き疲れたというのに妹ときたら…。
モンスターが現われたわけでもないのに、無邪気に銅の剣を振り回しながら俺の5、6歩前を歩いている。

「おーひさまぁーわぁらってるぅ♪おーさんっぽびよりぃ♪」

歌まで歌っている…。

「元気だなお前」
「えっ?アレ?お兄ちゃんどうしたのぉ?疲れたの?休むぅ?」
「いや、村まであと少しだろうからまだいい」
「そう?疲れたら言ってね。お弁当もあるんだし。…あっ、そうだ!お兄ちゃんこれあげる」

妹はポケットから手のひらサイズの小さい袋状の物を取出し、俺に手渡した。お守りと書いてある。
「なんだこれ?お守り?」
「うん!ほのかのお手製お守りなんだよぉ。
 お兄ちゃんが世界を平和にして無事にまたお家に帰って来れるようにって思いながら作ったの。」
「そっか…。ありがとな」
「えへへ。お兄ちゃん頑張ろうね」
「そうだな。頑張んないとな」

心なしか元気がでた俺は歩くペースも上がり、レーベの村まではあと少しで着きそうだ。
349名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/11(日) 14:46:06 ID:xR8wNajUO
俺のパーティー
勇者ジル
武道家ジョージ
僧侶ナタリア
盗賊ハマタ
それでオマケは商人マンデラ
350名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/14(水) 08:17:02 ID:oP37qOOKO
マタンゴが生えそうです
351名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/14(水) 18:19:24 ID:bGbM/tw90
僧侶♂ ちからじまん
勇者♂ ロマンチスト
魔法使い♀ きれもの
352何か頭に降りてきたので:2007/03/15(木) 00:28:09 ID:ELVJE2C10
 勇者が現れることをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいの
どうでもいいような話だが、それでも俺がいつまで勇者オルテガなどという想像上の覆面パンツ親父を
信じていたかと言うとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。
 幼い頃の俺の誕生日イベントに現れた勇者オルテガはカンダタだと理解していたし、
記憶をたどると隣にいた幼馴染みのリオもあれが本物だとは思っていないような目つきで
ドット絵の使い回しをしたカンダタを眺めていたように思う。

 さて、そんな俺が勇者として旅立つ事を半ば強制され、
50Gぽっちの金とこんぼう二本とひのきの棒とたびびとの服を渡され、
バスターソード隠し持ってるくせにこれで支度してバラモス倒してこいなどと
世迷言を吐かれたのは記念すべき16歳の誕生日の日の事であった。
353298:2007/03/15(木) 20:31:41 ID:ccUGLO9aO
なかなか辿り着かないレーベの村を目指している俺と妹。

地図は持っていない。町の人の言葉だけを信じてひたすら北に進んでいる。
俺は少し不安になってきたが妹は相変わらずだ。

一つ気付いたことがある。

先頭‐ほのか(妹)
後方‐俺(兄)

俺が前を歩いていてもすぐにこの並び順になってしまう。
兄としても勇者としても、これはちょっと格好つかないな…。
まぁ、こいつは何も考えちゃいないんだろうけど…。

「えぇい!!ほのかアタァックぅぅ!!」
「(今度は何やってんだ?。)」
「できたぁ!ほらお兄ちゃん見てみて!わざ考えたの!ほのかのひっさつわざ!ほのかアタックって言うの!」

妹は「わざ」を考えたらしい。
その技はジャンプして勢いをつけ相手に斬りかかるという単純なものだった。

「ほらすごいでしょ!?ほのかアタックって言うんだよ!」
「そうか…」
「ねぇねぇ!お兄ちゃんもほのかのわざ使ってもいいよ!ほのかアタック!」
「やるかよ。そんなこと」
「次は何考えようかなぁ〜」
「まったく…お前は…」


まだまだ北に進む。レーベの村はきっと近い…はず…
354352:2007/03/16(金) 00:46:16 ID:2PWWxebe0
 何故に50Gぽっちなのか。さっき調べたタルの中に25G入ってたぞ。
 何故にこんぼうとひのきの棒なのか。これなら俺の家から包丁でも持ってきた方が余程強い。
 何故にたびびとの服なのか。城の兵士が着用してるのはどう見ても鉄のよろいです。本当に(ry
 まあ愚痴っていても仕方がない。もう勇者として旅立つことになってしまったのだから旅立たないことには引っ込
みが付かないのだ。でもこれだけは言わせてくれ。ふざけんな。

「レイド!」

 さあいざ出発と町の外に出ようとしたその時、俺の名前を呼ぶ者ありけり。声のした方を向いてみれば相変わらず
の実年齢詐称疑惑が付きまとう幼馴染みが。
「ああリオか。何だ、また背が縮んだのか。お前も大変だな」
「勝手に話を進めて、しかも憐れむなー! 遂に旅に出るって聞いたから私も準備してたの!」
 準備ねえ。ああ、確かにその黒い三角帽子と控えめな胸が目立つそのドレスは紛れもない魔法使いの、って。
「お前、付いてくる気なのか」
「当たり前でしょ! 何の為に今まで私が呪文の勉強してたと思ってるの?」
 犬に向かって、今のはメラゾーマではない。メラだ。とか言うのを勉強と言うのか。今初めて知ったな。大体お前じ
ゃカイザーフェニックスじゃなくてカイザースパロウぐらいが関の山だろ。
 で、結局のところ俺が言いたいのは、だ。
「駄目だ」と、これに尽きる。
「何でよー! いくら何でも一人で行くなんて無茶じゃないの?」
 何でかという問いに対して三つほどの答えがパッと思い浮かんだ。
「ん……一、一人の方が全体攻撃する敵に対して楽。二、お前は戦力的に役立つか怪しい。そして三に死ぬかもし
れない危険な旅にお前を連れては行けない」
 と並べてみたが別にそんなのはどうだっていい。実際のところは「ただなんとなく気が向かないだけ」だ。思えば昔
から人と積極的に関わるのを避けていたな。道理で昨日の夢の中でまで「いっぴきおおかみ」呼ばわりされるわけ
だ。
 だが言ってしまったからには仕方が無いわけでしかもさっきの三番目に何やらこっ恥ずかしいことを言ってしまった
ような気もするわけでさてどうしたものかと考えていた次の瞬間! なんとリオの口から信じられない台詞が飛び出
したではないか!
355352:2007/03/16(金) 00:48:31 ID:2PWWxebe0
「えー、もう仲間も揃えちゃったのにー」
 これには俺も苦笑い、ではなくて。
「えっとねー、まず電光石火のスピードが売りの武道家のセラさんとー」
 言った傍から俺の目の前に現れる長身の女。なるほど速いな、ではなくて。
「あたしはセラっていうの。よろしくね!」
 ではなくて。
「自称切れ者の僧侶のフィオスさん」
「自称ではなく、ちゃんと頭の切れる自信はあるのですが……」
 女の後ろからひっそり現れる長髪の男。なるほど自称だ、ではなくて。
「そしてセクシー魔法使いの私、リオちゃんが勇者レイドの旅のお供に!」

 嗚呼分かった。頭ではなく心で理解した。もうこの流れは止められない。お前の貧相な体のどこがセクシーなんだ
とか突っ込む気力も湧かない。

「苦労して酒場に行って探してきたんだからね。フィオスさんの登録名を『もりそば』にしようか『うおのめ』にしようか
迷ったんだけど……」
「土下座して本名で登録してもらいました」
 ああ、だから最初から疲れてる顔してるのか。

「さあ、目指すは打倒バラモス! みんなで頑張って行こー!」

 えい、えい、おー。
 俺を除いた三人で一致団結しちゃってるんだけど、俺もう帰っていいかな? いいよね?


 続け
356名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/16(金) 08:27:00 ID:shofSLa5O
このスレ見てる人いんのか?
357名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/16(金) 15:13:24 ID:gsAddqLX0
158タンはどうしたんだろ。
セリア転職をこの目で見TEEEEEE
358名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/16(金) 15:34:33 ID:R699umee0
転職らめぇぇぇぇぇぇぇ
359名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/16(金) 16:44:22 ID:qye5xqk80
<<マタンゴがあらわれた>>
  '/⌒Υ⌒ヽ
  /________ゝ
  `)   ('
、  |・Д・ |{
、  |  ノ(|
、  |  ⌒|    コマンド?
、  |######|
)⌒⌒########⌒⌒( 
※マタンゴの攻撃パターンは凶悪なものばかり。
※現れたら真っ先に攻撃すると吉。
※マタンゴがたくさん現れれば現れるほど
勇者達にはもの凄く恐怖ということ。
360791:2007/03/16(金) 21:49:24 ID:IsqaH5tS0
漏れも158の復活を楽しみに待ってます。
漏れみたいにさくっとするのかなぁ?
361791:2007/03/16(金) 22:24:26 ID:IsqaH5tS0
私たちはついに神竜様の所までたどり着いた。
*「ほうここまでたどり着ける人間がいるとはな。私は神竜この天界の主だ。おっ、お主はティベリウスの娘ではないか。久しぶりよのう。ティベリウスは元気か?」
マゴット「はい。神竜様。父はアリアハンで元気にやっております。」
*「さてここまできたのなら願いを一つかなえてやろう」
マゴット「本当ですか?」
*「但し、私を打ち負かすことが出来たならだ。いくぞ!用意は良いか?」
アルス「準備させてください」
*「よかろう存分に準備するがよい」
私達は神竜様と戦うための準備をした。本当に勝てるのだろうか?
続く
362298:2007/03/17(土) 04:35:15 ID:U2t6v9zIO
おかしい…。

あれからひたすら歩いた。
もう日が暮れかけ始めたというのに、いくら北に進もうが一向にレーベの村が見えてこない。
それどころか今どこにいるのかも分からなくなってしまった。
地図もコンパスも持たずに旅などに出るべきでは無かった。

北って果たしてどっちなのかももう分からない。
俺たちはアリアハンの地で迷子になってしまった。


「ねぇお兄ちゃん…。やっぱり一旦戻ったほうがよかったのかなぁ?」
「戻るも何も、もう戻る道もよく分かんねーよ。陽も落ちてきたし、どっちにしろ今日は野宿だな」
「えぇ〜!?。野宿するのぉ!?こんなところでほのか寝れるかなぁ…。 モンスターもいるしぃ…」
「しょうがないだろ…。とりあえず休もう。こう暗くなったんじゃ下手に歩き回ってもレーベの村になんか
 着きっこないしな。焚き火でもして飯にするか。」
「うん!ほのかお弁当作ってきておいて正解だったね」
「そうだな」

食料もあるし、俺たちにはまだ余裕があった。
明日にはレーベの村を見つけられるだろう。
363298:2007/03/17(土) 04:53:08 ID:U2t6v9zIO

パチパチパチ…。

辺りはすっかり暗くなった。焚き火の明かりが届く範囲以外は何も見えなくなった。
俺と妹は焚き火にあたりながら妹が朝に作ってきておいたお弁当を食べることにした。
お弁当を焚き火の熱であたためてから、蓋をあけると美味そうな薫りが漂った。

「どうお兄ちゃん?ほのかのお弁当おいしそうでしょ〜?」
「あぁ。お前って料理だけは上手いからなぁ。」
「もぉ!何よそれぇー!」
「冗談だよ。早く食おうぜ。」
「あっ!待ってお兄ちゃん!お口開けて。ほのかが食べさせてあげるねっ。」
「おっ、おい!やめろよ恥ずい。」
「いいじゃんお兄ちゃん!誰もみてないよ。ねっ?」
「そりゃそうだけど…」
「はいあーんして。」
「…ったくしょうがないな。あーん………。んぐんぐんぐ…。」
「どう?おいしい?」
「あぁ。美味い。」
「よかったぁ!じゃあはいあーんして」
「あーん…んぐんぐんぐ。」
「えへへ。いっぱい食べてね。」
「ほら。お前も口開けろよ」
「えっ?うんっ!あーん…もぐもぐもぐ…」
「美味いか?」
「うん!ありがとお兄ちゃん!」

「(なにやってんだかな…)」
364名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/17(土) 05:03:49 ID:6GjTO82Z0
沢尻エリカ 僧侶♀(セクシーギャル)
長澤まさみ 魔法使い♀(ブリッ子)
中川翔子 遊び人♀(オタク・腐女子)
365名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/17(土) 07:04:03 ID:gStSZ5COO
>>364
その三人の顔が全然思い浮かばないから嫌になる
366298:2007/03/17(土) 19:13:08 ID:U2t6v9zIO
ご飯も終わり、後は朝になるのを待つ。

 しかし、夜は長い…。
昼間歩き回った所為でひどく眠いが眠るわけにはいかない。
闇の中からいつ魔物が襲いかかってくるかわからない。
焚き火の灯が消えないように俺はただじっと焚き火を眺めていた。

「すぅ……すぅ……」
妹もさっきまで頑張って起きていたがいつのまにか眠ってしまったようだ。
俺は上着を脱ぎ、寝ている妹にそれをそっとかけてやった。

 ……しかし、世界は広いもんだな…。レーベの村すらろくに見つけられないなんて…。
こんな広い世界を親父はたった一人で救おうとしていたのか…。
親父はいったいどこで死んだんだろうか…。
その場所に行ってみたい。例えその場所に何も無くてもいい。
その場所に行けば、その景色を見れば親父のことが少しは分かるかもしれない。
俺は親父に追い付き、そして越えたいと初めて今思った。
367名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/18(日) 03:25:16 ID:fsCWGk79O
>>298
もしかしてほのかって鮎川ほのかからとった?
368名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/18(日) 09:29:21 ID:zJsUfZ7SO
俺もそう思った
369298:2007/03/18(日) 12:30:11 ID:YeEnfaccO
>>397-398
マジで!?w
なんだ。実は結構好きなんじゃんおまいらもw
370298:2007/03/19(月) 12:54:45 ID:+R2NhQ9mO
「………。」

眠い…。
やかましいのが静かになったらなったで、今度は時間が経つのが遅くなってしまった。

………。
明日はレーベの村に着けるだろうか…。このままレーベの村も見つけられずに死んでしまったら…
ふふ…。アリアハンの地で死んだなんて知れるかと思うと、死んでも死にきれないな…。

「んっ…ふうぅん……、ん…、あっお兄ちゃん。」
「なんだ、起きたのか?」
「んっ…ほのか眠ってた?」
「あぁ、2〜3時間くらいかな。」
「そっか、ふわあぁ〜…っ、お兄ちゃん寝ないの?」
「ん?あぁ…。眠くないしな。」
「ほんと?でもお兄ちゃん疲れたでしょぉ?」
「こうして火にあたって休んでれば平気さ。」
「でもお兄ちゃん眠なきゃだめだよ。眠っていいよ。ほのか起きたから。」
「いいよ。お前まだ眠いだろ?」
「ううん。ほのかは平気だよ。お兄ちゃんも休まなきゃダメだよ。交替で休も。ねっ?」
「ん、じゃあ…そうするかな。ちょい寝るわ。なんかあったら起こせよ。」
「うん!ほのかに任せてよ!おやすみお兄ちゃん。」
「あぁおやすみ。」
371名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/21(水) 14:54:51 ID:b8z/w39e0
ほす
372名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/21(水) 22:56:03 ID:S5s9y6pQ0
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373名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/23(金) 08:27:16 ID:U+UuTav1O
やる気のある奴はいねーのかよ!
まじで糞スレだな!
374名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/24(土) 04:58:42 ID:OjKVlgj80
はやく158みたいとかそういうやつがいるから他の人が出来ないんじゃね?
375名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/24(土) 08:06:56 ID:8eZEDMLnO
続きが見たいとか言われるように少しは頑張って続きを書けよ
すぐに止めすぎ
376名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/24(土) 10:24:16 ID:LXJRjp9C0
ネット上での続き物に過度の期待は禁物だよ

そうじゃなきゃ気軽にネタなんか書けないだろう
377名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/26(月) 12:35:33 ID:/EUxuG2o0
まぁ春休みだし
378やるマンファン:2007/03/27(火) 19:23:38 ID:Z56jnZOXO
漏れのパーティー
勇者 てるみ
魔法使い盗賊 まさこ
武闘家 やかん
僧侶賢者 てらしま
379名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/29(木) 00:03:51 ID:l+P2sRNmO
久々に始めて、パーティーメンバーをAAキャラでプレイ厨



勇者( ^ω^) 性格おっちょこちょい
武道家('A`) 性格いのちしらず
僧侶ξ゚听)ξ 性格ロマンチスト
魔法使い川 ゚ -゚) 性格ずのうめいせき



とりあえず( ^ω^)はハマってると思うが……
380名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/29(木) 00:24:58 ID:8J+3TWWu0
魔法使い<丶`∀´>
381名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/03/29(木) 10:00:29 ID:l+P2sRNmO
むしろ<ヽ`∀´>はカンダタだろw
382791:2007/03/31(土) 09:54:04 ID:Ygctb0sW0
神竜様と戦うには・・・・
みんなこういうのはどうでしょう?
アルス「わかった」
ローザ&ミザリー「了解」
私は神竜様に言った。
「それではお手合わせよろしくお願いします」
神竜「よかろう。手加減はせぬぞ!」
といい炎と吹雪をはいてきた。
神竜「ほうマゴットよティベリウスの道具をうまく使いこなしておるではないか」
マゴット「お褒めの言葉ありがとうございます」
私とローザとミザリーはメラゾーマで、アルスはギガデインで応戦した。
しばらくしてようやく勝利を収めることができた。
神竜「マゴットよ強くなったな。久しぶりに楽しいときを過ごさせてもらったぞ!願いを言うがいい」
マゴット「          はなんですか?」
神竜「行ってみたいか?」
マゴット「はい」
神竜「ではレイアムランドのラーミアの生まれしところに行くがいい。新たな道が開かれるであろう。それとメダルを持っていくがいい」
私たちは神竜様からメダルをもらった
383298:2007/04/01(日) 20:39:44 ID:tRHBIHkVO
>>370の続き

「お兄ちゃん。」
「…。」

「お兄ちゃん眠っちゃった…。」

………。ん?あれ?
あっ、これお兄ちゃんの上着だ…。ほのかが眠ってる間にかけてくれたのかな?
お兄ちゃんの上着おっきいなぁ…。

「ありがとね。お兄ちゃん。」

……。

「うぅ〜ん…。早くも眠くなってきちゃたよぉ…。まぶたが勝手に閉じちゃうぅ〜…。もうらめぇ………」

……。

「………。ふゆっ!あっ、いけない!ほのか眠っちゃってた!ほのかのばかばかっ!」
ポカポカっ!
ほのかは両手で自分の頭を叩いた。

「お兄ちゃんが寝てる間はほのか絶対起きてるんだからっ!!ほのかガンバッ!」
「うるせぇよお前!大声で!」
「あっ!お兄ちゃんもう起きたの!?もっと寝てなきゃダメだよ」
「誰のせいだよ!」
384ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/04(水) 03:40:42 ID:u2dt6g7GO
(ここは…何処だ…)


俺を呼ぶ声が聴こえる。透き通る様な美しい声……誰だ?
俺はその声の元を確かめようと歩を進める。
(不思議な場所だ…)
其処は自然の様でもあり、人工の様でもある。
美しい声が、俺に語りかけ、質問し、そして俺の性格を決めつけやがった…

(うるせえ…俺は他人に何かを決めつけられるのは嫌いなんだ。)



目の前の景色が歪む。一体なんなんだこれは…
385ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/04(水) 04:01:39 ID:u2dt6g7GO
母「起きなさい。私のかわいいセシルや…」

セシルの母親は毎朝この台詞でセシルを起こす。
セシル「うるせえな…起きてるよ。」
セシルも毎朝この台詞で起きる。何年も続いたやりとりは今日から出来なくなる事はお互いにわかっている。
だからこそだろうか…二人のやりとりは本当にいつもと全く変わりない。
母「今日は王様に旅立ちの許可を貰いに行くのよ。この日の為にあなたを立派な男の子に育てて来たのだからね。」
セシル「わかってるよ。」

軽く身支度を整えて母の元へ行く。
セシルの母はどうやら城の前までセシルを連れて行く気らしい。彼女の顔はとてもイキイキとしていて、セシルが旅立つ事などまるで寂しくなさそうだ。
セシルはふぅとため息をつくと、黙って母の後について歩いた。
386ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/04(水) 04:19:05 ID:u2dt6g7GO
(かったりぃ…)

王様に挨拶し、説明を聞いているセシルの頭の中は気だるさでいっぱいになっていた。
王様の話が終わるや否や、セシルは貰う物だけ受取り、さっさとルイーダの酒場に走る。

「セシル!!とうとう旅立つ時が来たのね。」
酒場の二階に行くと、一人の女性が顔を輝かせて近付いて来た。
幼馴染みでひとつ歳上の女僧侶、マウジーだ。

セシル「あぁ。やっとマウジーと旅に出られる。」
マウジー「うれしい。早く行きましょう!!」
セシルはあまり笑顔を見せるタイプではないが、マウジーといる時は違っている。今もそうだ。穏やかな笑顔で、溢れんばかりの嬉しさを惜しみ無く表面に出す彼女を優しく見下ろしている。
387ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/04(水) 04:47:06 ID:u2dt6g7GO
セシル「マウジー、少し待ってて。キミの他にも連れて行く仲間を選ばないと…」
マウジー「あ、そうね。わかったわ。私は外で待ってるから、決まったら声をかけてね。」

セシルは少し考えた後に女武闘家のコムサと女盗賊のカルティエにすることにした。
(マウジーが怒りそうだな…)
セシルは不機嫌になったマウジーを想像して苦笑いした。4人パーティーで自分以外を女性にすれば、もちろんセシルの恋人であるマウジーは不機嫌になるに決まっている。
わかってはいるが、セシルとて自分の恋人が他の男性と寝食を共にするのは許しがたいのだ。
(俺がコムサとカルティエに誘惑されなければ問題ない。)
そうは思っていても、やはり自分が一男性である事は否定出来ない。パーティーを皆女性にしてしまったのも、少々の下心すらないとは言えないのだ。
388ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/04(水) 05:47:27 ID:u2dt6g7GO
案の定、セシルがコムサとカルティエを連れて外で待つマウジーの元へ行くと、明らかに不機嫌といった顔付きでマウジーはセシルを軽く睨んだ。
セシルは少年が悪戯を思い付いた様な顔でマウジーに近付く。
セシル「妬くなよ。マウジーに他の野郎を近付けたくなかったんだ。」
マウジーは一瞬頬を紅潮させたが、すぐにすねたような顔に戻る。
マウジー「嘘吐き…浮気したら一人で旅に出ちゃうからねっ。」
セシルはこんな強がりを言うマウジーが堪らなく好きだ。思わずキスしたくなる欲望を抑え、4人はひとまず所持金とレベルを上げる為に街の外に出てみる事にした。

セシル「この辺りはそんなにモンスター達も強くない。あまり急ぐと我々のレベルではキツイだろう。暫くは雑魚共を相手にして装備を整えよう。」
コムサ「オーケー。」
カルティエ「それがいいわね。」
マウジー「じゃあ、行きましょうか。」


初めての戦闘は思っていたよりも楽なものだった。本で見た低級モンスター…女性メンバー達は初めて見る実物のモンスターに最初戸惑ったが、直ぐに馴れ、レベルが上がる。

セシル「今日はここまでにしよう。明日は少し進む事にするから、今日は俺の家で休もう。」
マウジーが少し嫌そうな顔をしたが仕方ない。わざわざ自宅がある街で、宿を取るのもいささか気が引けるのだ。
389ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/04(水) 06:07:17 ID:u2dt6g7GO
母「おかえりセシル。今日は疲れたでしょう。部屋で休むといいわ。お友達も一緒に…」
笑顔でセシル達を迎えはしたものの、母の目はセシルのパーティーを値踏みしている様だった。そして、セシルには女の子達に手を出すなと言わんばかりの一瞥を寄越した。
そんな母の目線をセシルはため息でやり過ごし、4人はセシルの部屋に行く。
律儀にも、母はきちんと人数分の寝具を用意した。
初めての戦闘のせいか、セシルを除く3人は直ぐに小さな寝息をたて始める。
セシルは隣で丸まって眠るマウジーを眺める。幼い頃から丸まって眠る癖は変わっていない。無垢な寝顔が堪らなく愛しい…
セシルは少しだけ上体を起こし、マウジーに近付き、耳に軽くキスをした。
マウジー「ん……」
モゾモゾと少し動いた後にマウジーがうっすらと目を開けた。
マウジー「セシル…?どうしたの?眠れないの?」
セシル「あぁ…隣にマウジーがいたら、そりゃあ眠れないよ。」
マウジー「……」
薄暗い、月明かりだけの部屋。うっすらとマウジーの輪郭が見える。照れているのは、なんとなくわかる。
セシルはマウジーに軽く覆い被さる様な格好になる。
マウジー「セシル…コムサとカルティエが起きちゃう…」
390ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/04(水) 06:47:24 ID:u2dt6g7GO
嫌がっていないのだろう。マウジーの腕がセシルの背中に伸びている。
セシル「マウジー、キミとこれから一緒に旅に出られるね。」
マウジー「そうね…」
セシルは軽くマウジーにキスをする。マウジーもそれを受け入れる。音をたてないように、静かに唇を重ねていると、逆に求める感情は激しくなる。
マウジー「んっ…」
マウジーが小さく声を洩らす。セシルの欲望は膨らみ、マウジーの体をゆっくりと撫でる手を止める事は出来なかった。
セシル「静かにね…。」
セシルの言葉にマウジーは小さく頷いた。
いつの間に、マウジーの体はこんなに女性らしくなったのだろう…セシルはマウジーの体を確かめる様に指を這わせて行く。
マウジー「……っ!!」
マウジーが必死に声が洩れない様に我慢する姿がセシルの興奮を更に高めて行く。
セシルは抑えきれない欲望を静かに、しかし激しくマウジーにぶつける。
マウジー「んっ…ふぅっ…」
マウジーの体が熱い。セシルも…
何もかもが初めての感覚。
二人はお互いの気持ちを確かめ合うように抱き合った。

これから待ち受ける試練を乗り越える為にも、セシルは誓いをたてようと思った。
セシル「何があっても、マウジーは俺が守る。平和な世界を手に入れて、キミと幸せに暮らしたいんだ。」
マウジー「私もよ。セシル…ずっとあなたの側にいるわ。」

静かな夜に、二人は誓い合った。

そして長い旅が始まる。
391名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/04(水) 11:59:33 ID:BJf3aj1Y0
>>386-390
全員アパレル系の名前だな
勇者男ならレディース専門のセシルより
ヨウジとかの方が違和感ないんぢゃ、とも思うが
がんがって続けてくれい!

392名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/04(水) 21:11:30 ID:2r3WXO/RO
>VIVI氏
マウジー→セクシーギャル
カルティエ→みえっぱり
コムサ→いろんなラインのいろんなイメージだけど武ならシンプルな和テイスト→ふつうorしょうじきもの


って感じですかね(´w`)
393名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/04(水) 21:52:35 ID:GCd5tmTM0
セシル・・・それなんて「あんこくきし→パラディン」?
394名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/06(金) 02:56:12 ID:NdF2fqKY0
>>387
>(俺がコムサとカルティエに誘惑されなければ問題ない。)

これは嫉妬プレイが主眼になると見たw
395ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/06(金) 12:35:49 ID:Bgwgw0B4O
暫く4人はレーベ周辺や岬の洞窟の中を歩いた。

戦闘にも馴れて来たし、情報も集まって来た。どうやら、みんなこの辺のモンスターに飽きてきたようだ。

セシル「そろそろ、ここから進んでも良さそうだな。」
マウジー「そうね。私達もだいぶモンスターと戦うのにも馴れたし、新しい所に行ってみたいわ。」
カルティエ「ナジミの塔で盗賊の鍵もらったんだったわね。レーベに行って準備をしてから行きましょう。」
コムサ「いよいよここから離れるんだね。楽しみだね。」

4人はレーベに行って魔法の玉を手に入れると、そのままいざないの洞窟へと進んだ。


マウジー「ここはロマリアと言うお城よ。」
セシル「立派な城だな…」
コムサ「凄い!格闘場がある!!」
カルティエ「取り合えず王様に挨拶しときましょ。まあ、あたしの手癖の悪さが発揮される前に城からは出たいけど…」
396ヴィヴィ ◆YdAsTJGWso :2007/04/06(金) 12:54:57 ID:Bgwgw0B4O
ロマリアの王様からはカンダタと言う馬鹿から金の冠を取り返して欲しいとの依頼を受けた。

(めんどくせえ…)
マウジー「めんどくせえ…」
セシルにだけ聞こえるくらいの声でマウジーが彼の心の声を真似する。
セシルは軽くマウジーをこづいた。笑いを堪えているようだ。マウジーは下を向いて肩を震わせていた。



カルティエ「あんた達ねえ…いちゃつくのは構わないけど、王様の前ではやめてちょうだい。だいたいみんなでセシルの家に泊まった日も気付かないフリするの大変だったのよ…」
城から出て来てカルティエはニヤニヤしながらセシルとマウジーに詰め寄った。
マウジー「やだ…気付いてたの…?」
セシル「…………」
二人の顔は驚くほど真っ赤になった。無理もない。あの夜の行為をカルティエに気付かれていたなんて夢にも思っていなかった。
カルティエ「職業柄ね。眠りは浅いのよ。宿取る時はあたしとコムサ、セシルとマウジーでツインの部屋にしてちょうだい。」
コムサ「ちなみに…あたしも気付いてた…」

(宿は絶対にカルティエの言う通りに取ろう…)
セシルは心の底からそう思った。
マウジー「………」
マウジーはセシルの心の声がわかっていたが、流石に口に出す気はしなかった。
397名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/06(金) 22:24:07 ID:omCFdNtbO
勇者やる気ねーw
398名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/07(土) 06:27:44 ID:ryLEQA8mO
ヤる気はまんまん
399名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/07(土) 21:45:31 ID:hka7mjTN0
文化放送
400名無しさん@ご利用は計画的に:2007/04/08(日) 10:38:15 ID:GK/+4Ykf0
私は貴一。俳優だ。ある日目覚めてみたら不思議なところだった。
変な声に質問に答えていたら私の性格は頭脳明晰だそうだ。
そこから夢が覚め、公子に起こされた。起きたらいつもいる家とだいぶ違う。ここはどこなんだ?
私はいわれるままにお城に行き王様にあってきた。
魔王バラモスを倒して来いといわれる。酒場で仲間を集めろとも言われたので、酒場に行く。その前にもちろんDCカードを確認する。あったあった。
私のカードはゴールドなのでいろいろ保険や特典がついている。
酒場に行くと・・・・・・・・・・・・・!河童と狸がいるではないか
私は河童と狸とジャルを仲間に加えて冒険のたびに繰り出した
401271:2007/04/08(日) 11:24:35 ID:CwXTgulHO
橋を渡ると不思議と晴れやかな気分になれていた。

もう涙は出ない。
俺は立ち止まり、左腰に身につけている銅の剣を握り締め、勇者であることを確かめるように声を荒げた。
「よっしゃ!行くか!」


目の前に立ちはだかるアリアハン城。
さすが一国の城だ。
いつもは橋の向こう側から眺めているだけだったが間近で見た城の大きさは、
自分がちっぽけな存在であることを認識させるのに十分すぎるほどだった。

「これが俺の今の立場ってやつか…。おもしろいじゃん。いまに越えてみせる!」

俺は城の中へと入っていった。
402271:2007/04/08(日) 11:37:26 ID:CwXTgulHO
城に入ると門番が立っていた。
俺はその門番を見た瞬間たじろいてしまった。
その門番が身に纏っている鎧、兜、剣…。まるで兵士だ。
いや、これこそが兵士なのだろうが俺はそれ以下だった。
俺の装備ときたら旅人の服に銅の剣…。
これから旅に出るっていうのに、ちょっとなめてたかな…。
もし、この兵士と戦ったら銅の剣なんかじゃ傷一つ与えられないんじゃないか…?

…おっと、兵士一人にびびってる場合じゃない。
俺はこれから強くなるんだ。一から強くなっていけばいい。

俺は兵士を軽くチラ見して通り過ぎようとしたら、兵士は俺に気付くなり突然話し掛けてきた。
「おお!ハレルヤじゃねーか!やっと来たか!待ってたんだぜ!」
403271:2007/04/08(日) 11:53:36 ID:CwXTgulHO
俺は一瞬誰だか分からないという表情を見せると兵士は重たそうな兜を脱ぎ捨てた。

「あっ!誰かと思えばエルクか!兵士の格好なんかしてるから分からなかったよ。」

門番をしていた兵士は俺の親友エルクだった。
エルクは俺と同い年でよく幼い頃に、一緒に勇者の真似事などをして遊んだりした仲だ。
木の枝で剣などを作ったり街内の子供の中で誰が一番強いとかよく競ったものだ。
その中でエルクはずば抜けて強かった。
子供ながらに格好いいというだけで勇者になりたいと思っていた俺は誰よりも強くなりたかった。
しかしエルクにだけは勝てなかった。
俺より一回り大きくて力もあるエルクは、リーダーシップも取れるまさにお前こそ勇者だと言わんばかりの存在だった。
そんな俺はエルクが羨ましくて悔しかった。
だが今では尊敬し俺の目標でもある。

そんなエルクもやはり16歳になった日、この国の兵士になりたいと志願し家を飛び出していた。
404271:2007/04/08(日) 12:16:16 ID:CwXTgulHO
「お前今日旅立つんだろ!?王様がお前のこと待ってるぜ。早く挨拶済ませてこいよ。」
「ああ。今行ってくるよ。」
「頑張れよ!勇者!」
「はは。止めろよまだ勇者じゃないって。」
「へっ。格好つけやがって。じゃあまたな。」
「ああ。」
「あっ!おいちょっと待て!」

エルクは懐から何かを取出し俺に投げ渡した。

「あっ…!。目薬…。」
たった今気付いた。さきの涙で俺の目がまだ充血していることに。

「この季節だからあれだけどよ。王様がお前のツラ見たらなんか勘違いするかも知れねーからな。」
「エルク…。ありがとう!」
「でもよ、お前は勇者になるんだぜ。次にそんなツラ見せたらぶっ飛ばすからな。」
「あぁ。分かってる。これで最後って決心したんだ。」
「そうか。それでこそ勇者だな。」


俺は目薬を打ち、目の腫れが退くと、深く一呼吸をしてから王の間へとあがっていった。

続くと思います
405名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/09(月) 02:27:38 ID:K5aTpYuVO

続きは二ヶ月後かい?
406名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/09(月) 16:39:25 ID:O7fUZTYx0
SSウゼェ
スレ違いだ
407名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/09(月) 16:50:43 ID:MZDoXTGY0
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       イ ""  ⌒  ヾ ヾ
......... ..ヽ . ;: . / .⌒ _,,..__ ヽ  ) ;. :ノ......... .........
:::::::::::::::::::::ゞ (.   (::.! l,;::) .ノ ノ ./::::::::::::::.......:::::
      ._ゝ,,. .-ー;''""~ ';;; − .._´,
     ._-" ,.-:''ー''l"~:|'''ーヾ  ヾ
    ::( ( .     |:  !     )  )
  v( ̄∀ ̄)v.〜'"|   |'⌒〜'"´ ノv( ̄∀ ̄)v
        ""'''ー-┤. :|--〜''""
   v( ̄∀ ̄)v :|   |    v( ̄∀ ̄)v   v( ̄∀ ̄)v
v( ̄∀ ̄)v     j   iv( ̄∀ ̄)v   v( ̄∀ ̄)v
          / |   / |
v( ̄∀ ̄).(゜\./,_ ┴./゜)(  v( ̄∀ ̄)v
       \ \iii'/ /,!||!ヽ       v( ̄∀ ̄)v
ファビョ━━ /V,,ニ..,ニ、、 ノ( \━━━ン!!!!
       \ヽY~~/~y} `/~,/"
        | ,k.,.,!,.,.,r| ,!  く  v( ̄∀ ̄)v
      / <ニニニ'ノ    \
408名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/10(火) 13:48:06 ID:C8kdWvH/O
勇者ファビョ
性格ファビョリスト

仲間 出来ね
409名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/12(木) 01:36:55 ID:TgJR9RMQ0
そうだっけ…?
410名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/14(土) 18:50:32 ID:3JJU2g8o0
>>406
>>1をまずよーく目ン玉ひんむいて読め。妄想SSも可とはっきり書いてある。

そんなわけで俺も妄想がおりてきたので下手っぴなSSをブチ込みたいと思う。
女勇者ペロー(正直者)女武闘家ヨゾラ(頑固者)女僧侶アサガオ(幸せ者)女盗賊プリン(一匹狼)
実際にSFC版の3をプレイしながら進める。ていうかたった今始めた。
ちなみにヨゾラとアサガオはジパング出身の姉妹。ヨゾラが妹でアサガオが姉ね。
411ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/14(土) 20:28:06 ID:3JJU2g8o0
見上げれば、夕焼けがいつもながら不思議な色に空を染めていた。

ボクの名前はペロー。
アリアハン公認の、女勇者。名前の由来は昔の童話作家からだそう。
父オルテガもまた勇者で、私が生まれたばかりの時に魔王を討つ為に旅立ったきり未だ帰らない。
私は、父の顔を知らない。でも、幼い頃より母や周囲から聞かされた父の武勇伝から父に憧れていた。
帰らぬ父に会いたいと願うたび、アリアハンから幾人もまた公認の勇者が旅立つのを見ていくたびに。
いつしか、私も勇者になりたいと思っていた。いつしか、自然に王国公認の冒険者訓練場に通っていた。
来る日も来る日も剣と魔法の訓練、怪我をした事も挫折しかけて泣いた事も数知れない。
だけど、不思議と勇者の公認を得る事を諦めようとした事はない。
いつもいつも、ただ馬鹿正直なまでに前へ、ただ前へと少しずつ確実に歩いていくだけだった。
そして、ついに全ての訓練課程を修了して、ボクはアリアハン公認の勇者の資格を得た。
16歳になってついぞ、男勝りな子供時代だったものだから初恋も女らしい事もしたことはない。
だけど、後悔は無い。勇者になれたのも、ようやくボクの本当の青春のスタート地点につけただけ。
ルイーダの酒場で食事の時にたまたま相席になった三人と意気投合して、彼女らと組む事に決めて。

そして、ボクたちはボクの母や子供時代からの友人たちに見送られて意気揚々とアリアハンを発った。
412ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/14(土) 20:29:08 ID:3JJU2g8o0
「もしかしなくても、迷ったのかなあ」

イケナイと思いつつ、その言葉がぽろりと口からこぼれる。
その途端、ギンッと背後から睨まれるのを感じて冷や汗が流れる。

「…私の直感は絶対に間違ってないからね!?」

振り向くと、釣り目ぎみの糸目でお下げの小柄な少女が腕組みして、フン、と鼻息を荒くしている。
直感というのは、アリアハンを出る時にどの方角へ向かうか相談した時に彼女がコインで決めた事。
彼女の名前はヨゾラ。ジパングという聞いた事もない国の出身の武闘家だ。
なんでも、小さい頃に彼女の姉と共にジパングからの友好交易船に乗ってアリアハンに来たらしい。

「ヨゾラちゃんは筋金入りの頑固者ですからぁ〜、滅多な事で自分の言動や行動を曲げないですぅ〜」

ヨゾラの背後から聞こえてくる、この間延びした声はヨゾラの双子の姉のアサガオのもの。
双子の妹と似ている、釣り目ぎみの糸目だけれど彼女は青く染めたストレートのロングヘアー。
確かに双子なのだけれど、融通の利かない頑固者のヨゾラと違いアサガオはのんびり大らかだ。
何でも、ヨゾラに言わせれば、いわゆる一つの「しあわせもの」な性格なのだとか。

「ん〜、夕焼けが綺麗ですぅ。これは今夜はいい星空が見られるかもしれませんよ〜」

明らかに深い森の中で迷っているのに、果たしてその事を理解しているのかどうか。

「また姉さんは、そんな幸せ者な事ばかり言って…まぁ、緊張感皆無なのは昔からなんだけど」
413ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/14(土) 20:30:40 ID:3JJU2g8o0
アサガオは当初、魔法使いになるはずだったらしい。というかこの双子は由緒正しい巫女の家系らしい。
だが気がついたら、何故か僧侶の訓練課程を修了していたのだとか。そして本人は気にしていない。
ヨゾラとアサガオの姉妹は、一度生まれ故郷のジパングに里帰りしたいのだそうだ。
しかし、十数年前より海にまでも魔物が大量に跋扈するようになり海路も閉ざされて久しい。
そこで、アリアハン公認の冒険者となり勇者の旅に同行する事でジパングへ向かうつもりなのだそう。

ボクたちは、アリアハンの近くの森の中をかれこれ一日半は歩き続けていた。

「ハァ、お腹もすいたし…いつになったら私たち本当にジパングに帰れるんだろ」

ヨゾラの一言で、そういえばボク自身もお腹がすいてきてるのに気がついた。

「どうでもええが、このまま森から出られない事には飢え死にか、モンスターの餌食やで?
 ま、ウチはいざとなったら自分一人だけ逃げ帰るから関係ないさかいにな」

唐突に最後尾から、あやしい方言の喋りが聞こえてくる。
駆け出しの女盗賊、プリンの声だ。性格は、自称一匹狼、だそう。
何でも、子供のときに冒険者の噂話で聞いた、とある伝説の宝が欲しくて盗賊を志したのだそう。
414ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/14(土) 20:32:24 ID:3JJU2g8o0
その伝説の宝とは一体何なのか、まだ教えてもらえていないのだけれど。
クールかつワルぶってるけれど、実は結構な寂しがりやで人情に厚いとボクは見てる。
今だって、言ってる事こそ勝手だけれど遠まわしにボクたち皆に注意を促してくれている。
不思議なもので、ほんの短い間にボクたちはお互いの性格を結構把握出来るようになっていた。
不思議といえば、もう一つある。モンスターたちの事だ。
町で聞いた噂も、訓練場でモンスターについて教わった時に驚いた話も、全て本当だった。

モンスターは、倒すとゴールドになる。

スライムだろうが、人間サイズの巨大なカラスだろうが、倒すと金貨に銀貨や宝石類に変化してしまう。
何でも、モンスターというのは普通の生物と違い魔王がその強大な魔力で作り出しているらしい。
巷では、下手に普通に働くよりもモンスターを退治していた方がよほど儲かるとまで言われている。
実際、ここのところ森で出くわして倒したモンスターが変化した金貨に銀貨に宝石類は結構なものだ。

でも、お金はたまっても森での迷子を脱出できない限りは何の意味もなさないわけで。

結局その夜もまた交代で火の番をしながら野宿する事になった。
そして翌日、今度はアサガオがコインで決めた方角で進んだら、数分足らずで森を出てしまった。
しかも、森を出てすぐのところにアリアハン城下町がそこにあったのだった。

こうしてボクたちは、何ともしまらない大冒険のスタートをきったのだった。

以降、続くかどうかは気分次第。
415名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/15(日) 03:26:02 ID:TuqA4LlG0
>ばくだんいわ氏
僧侶たんは糸目じゃねーヽ(`Д´)ノ ぱっちりですよ
鳥山ver.だって目付き悪いけどおめめ大きいよ

でも
ボクっ娘(*´Д`)ハァハァ
巫女姉妹(*´Д`)ハァハァ
関西弁(*´Д`)ハァハァ
416名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/15(日) 11:30:18 ID:2F0VIKJGO
いっつも笑い目(細まってる)の子を想定すれば?
417ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/15(日) 15:15:49 ID:YXM0hUli0
>>415
愚かな俺を許してくれ(・ω:;.:...
ただ、公式ガイドブックの女武闘家と女魔法使いのイラストを見るに二人とも目が細いから。
女僧侶から女魔法使いへの転職を考えてるんで、髪は染めてるって事にしても顔はさすがに化粧とかでも無理あるなーってんで、こうしたのよ。
別スレの女武・女魔・女商スレで女魔法使いが好きだっつったり女武と女魔は姉妹なんだっとか抜かしてるのも俺です。

>>416
そんな感じでイメージしてもらえると幸いです。そーゆーキャラだと妄想してますんで。性格、幸せ者だし。
418ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/15(日) 15:17:32 ID:YXM0hUli0
「ここがアリアハンの海の向こうですかあ〜、何だか感動ですねぇ〜」

アサガオが周囲をキョロキョロ見回して、そう本当に感動して言う。

「姉さん、気持ちはわかるけど街のあちこちをキョロキョロ見ないで。田舎者みたいで恥ずかしいから」

口では姉をたしなめながらも、ヨゾラもこっそり目で周囲をキョロキョロ見ている。

「…ここがロマリアの城下町なんやね。ウチも来たのは初めてやわぁ」

プリンが一度、周囲を首をぐるりと回して見渡したあとに、感嘆の息をもらしながら言う。

「アリアハンとの友好国、ロマリア。訓練所での授業で聞いた話では賭博も公認されているそうだけど」

街道の向こうの広場、更にその向こうにそびえる王城を遠目に眺めながらボクも素直に感動する。
419ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/15(日) 15:18:35 ID:YXM0hUli0
あれから一度アリアハン城下町で旅支度を整え直したあと、ボクたちはアリアハン大陸をまわった。
アリアハンの地下の広大な実戦訓練場を兼ねたナジミの塔への地下通路を進んだこと。
ナジミの塔の最上階で、不思議な事を言う老人から「盗賊の鍵」を託された事。
レーべの村でしばしの休みをとりつつ、魔法の玉なる不思議な道具を手に入れた事。
アリアハン大陸の東の泉の地下迷宮入り口を魔法の玉を使って封印を解き、迷宮を探索した事。
それにしても魔法の玉を使った時は、まるで訓練場での魔法授業で見た爆発呪文のようだった。
そして地下迷宮の奥で見つけた旅の扉をくぐって、一瞬でこの遥か海の向こうまで跳んだ事…。

「アリアハンってさ、ずっと気がつかなかったけれど…狭かったんだね」

ボクのそんな言葉に、プリンが無言で頷く。
とりあえず、その日は宿をとって装備と旅支度をまた整える事にした。
翌日、ロマリア王城にて王と謁見した時に盗まれた金の冠の奪還をも依頼された。
420ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/15(日) 15:19:41 ID:YXM0hUli0
「ウチは正直、今はその依頼は後回しにした方がええと思うで。
 なんぼウチらもそれなりに経験を積んだかと言うても、まだ駆け出しもええところや…。
 仮にも一国の王城の、それも警備が一番厳重やろな王様の冠をまんまと盗むような相手やで?
 あかんわ、さすがに勝てる気が全然せぇへん。せやからな、まずは他あたるんが吉や吉っ!」

王城での謁見後、王城から城下町を縦横に走る街道の真ん中に差し掛かった時、プリンがそう言った。
確かに、今の未熟なボクたちが王城の厳重な警備を潜り抜けるような相手に勝てると思えない。

「お姉さんも、それがいいと思いますぅ〜、ヨゾラちゃんはどうしたいですかぁ〜?」

相変わらずのほほんと間延びした声で、アサガオが妹のヨゾラに返事を促す。

「ん?…まあプリンの言う事は一理あるし、私もイキナリ死んでしまいたくはないから、まあ賛成かな」

仲間たちそれぞれの意見を聞いてから、ボクはふところから一枚の地図を取り出して広げる。
アリアハン地下迷宮の封印を解いた時に入手した、不思議な魔法の世界地図だ。
その地図の、現在自分たちがいる部分…つまりロマリアを指さして、北へとなぞっていく。

「東は強力なモンスターが出現するというし、北上してカザーブとノアニールを目指そう」
421ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/15(日) 15:21:07 ID:YXM0hUli0
しかし、それからの旅は決して楽なものじゃなかった。
ボクたちは本当に未熟なんだと思い知らされた。ロマリア周囲のモンスターたちに手こずらされた。
結局、モンスターたちとの戦闘を重ねては宿に止まって身体を休めてを繰り返す事一週間。
一週間後の今日、やっと初めてカザーブの村が見えるところまで北上できた。
あたりはすでに夕暮れ、もうしばらくすればモンスターたちが活発に動き回る恐怖の時間だ。
あと少しで村に入れるというところ、山道を下る途中で突如、巨大な影に阻まれた。
軍隊蟹…ぐんたいがに二匹、キラービーが二匹。やっかいな組み合わせだった。
それまで強力な一撃でモンスターたちに大きな打撃を与えてきたヨゾラの武術をはじく硬い甲羅。
幾度と無く襲ってくる巨大なハサミ、常に急所を狙ってくるキラービーの神経麻痺毒の毒針。
何とか撃退して物言わぬゴールドに変えた時には、すでに空は夜の暗さを見せ始めていた。

「…ボクたち、本当に魔王を倒せるのかな…ボクたち、果たして何処まで生き残れるのかな」

疲れ果てて潜ったカザーブの村の宿屋の寝床で、夜中に目が覚めたボクは小さくそう呟いた。

翌日、村の武器防具屋で買い物をすませた後、ヨゾラはすこぶるご機嫌だった。

「ふっふっふ〜ん♪ この鉄の爪があれば、私の武術の切れも更に増すというものよん♪」
422ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/15(日) 15:26:21 ID:YXM0hUli0
本当にその通りで、村を出て再び軍隊蟹に襲われた時はもう最初のような苦戦は無かった。
蹴りや打ち払い、投げ技に混じって繰り出される鉄の爪の威力は難無くあの甲羅をも引き裂いた。
軍資金を新たに貯める意味でも、ボクたちはカザーブの村の周辺でモンスター退治に明け暮れた。
やがてキラービーが大群で襲来してもさほど怖くなくなった頃、ボクたちは再び北上を開始した。

でも、まさかそのノアニールの地でまさに悲劇ともいうべき事件に出くわすとは思わなかった。

「信じられへん…村中がみんな時間止まったみたいになってるで」

カザーブの酒場で聞いた噂。妖精の怒りにふれて眠りの呪いをかけられた街。それがノアニールだった。
村中がみな、何も知らずに生活している状態のまま、まるで石像や彫刻のように静かに眠っている。
街自体は年季の入った茂みに覆われ、建物も老朽化し、外れには毒ガスを放つ沼まで出来ている。
だがそれなのに、街だけが年をとり、人だけが全く年をとらずにただ眠り続けている。
あまりにも奇妙すぎると感じたと同時に、これだけの事をする妖精とは何と恐ろしいのだとも感じた。
人はいれども人の声も生活のにおいもしない中をすすむと、やがて眠っていない人間に初めて出会って。

「妖精の村の場所がわかったんはええとして…果たしてウチらに何とかできるんやろか?」

もっともなプリンの言葉に誰も答えないまま、ノアニール西の森をすすんで妖精の村へ向かう。
423ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/15(日) 15:28:51 ID:YXM0hUli0

「ん〜、妖精さんというからには綺麗なんでしょうけどぉ〜、何だか怖いですねぇ〜」

怖いと言ってるわりには、アサガオの相変わらず間延びした声は全く緊張感が無い。

「姉さん全然怖がってるように聞こえないわよ…って、あれ、人?ってか村じゃない?」

ヨゾラの声に、ヨゾラが指差す方向を見ると確かに向こうに人が生活している姿が見えた。
思っていたほどすんなりと、まるで本当に自然そのままな妖精の村に入れた事に少し驚く。
だけどそれも最初のうちだけで、妖精たちはこちらを見るなり逃げて家に閉じこもってしまった。

「…仕方あらへん。妖精は人間と決して関わり合いになりたがらないんや。
 昔から、人間は妖精をさらって見世物や奴隷にしたり、売春宿でむりやり働かせたりしよる。
 もっと酷いのになるとな、数人で死ぬまで慰み者にして死んだり子供出来たりすると捨てるんや…」

悲しそうにため息をついて、プリンがうつむきながらそう説明してくれる。
それにしても、妖精というだけで人間にそんな酷い目にあわされるなんて…何て理不尽なんだろう。

「妖精たちの、ウチらを見た時の怯えの表情はな…人間の業そのものや」
424ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/15(日) 15:30:30 ID:YXM0hUli0
プリンのそんな言葉を聞きながら村を歩くたびに、何とも出来ないような気がしてくる。
やがて、妖精の女王に出会うも、やっぱり即刻退去を命じられる始末だった。

「…ボクたちが人間だから信じられないのは仕方が無いと思います。
 ですがせめて、ノアニールの村に眠りの呪いをかけた経緯だけでも教えてもらえませんか?」

厳しい表情の女王を真っ直ぐ見つめて、必死の気持ちでそう問いかける。
そのままボクと見つめ合っていた女王は、やがて重い口調で全てを話した。

夢見るルビー。

それは、許されない恋だった。人間と妖精の、決して報われない悲恋だった。
妖精の村の近くの洞窟奥深くから妖精のルビーを取り戻し、真実を明らかに出来たけれども。
女王から託された「目覚めの粉」により、ノアニールの呪いを解けてもボクの気分は晴れなかった。
人々が目覚め、生活の声とにおいを取り戻したノアニールの村のざわめきを聞きながら思い出す。
真実を知った時、自らのあやまちと娘の哀しみを知った女王は声をあげて泣き崩れた。

それは、人間の業だった。


続きますノシ
425名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/16(月) 19:18:49 ID:9cGa9KbD0
>>417
了解(`・ω・´)
転職したら180度人格変わったりとか変人期待です
426ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:43:05 ID:dAOEBdjk0
「なんやて!?黄金の爪やて…おまはんら、気は確かかいな」

砂漠の城下町イシスの宿屋での朝食の食卓で、プリンが素っ頓狂な声を上げた。

「ちょっと、声大きいわよ!?…ほら、周りが私たちを見てるじゃないの」

プリンの上げた声の大きさに驚いて、ヨゾラが慌ててそうたしなめる。

「ヨゾラちゃんもお姉さんも気は確かですよぉ〜、本当に二人とも全く同じ夢を見たんですぅ」

慌てるヨゾラに対して、相変わらずのほほんとニコニコ微笑みながらお茶をすするアサガオ。

「…ウチかて、ジパングの巫女っつうのは本当に不思議な力を持ってるのは聞いてるで。
 せやから、おまはんら二人がゆんべ同時に夢を見はった事を疑う気はあらへん。
 せやかて、せやかてなぁ…あの悪名高い黄金の爪に呼ばれはったから取りに行くってのは…」
427ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:44:19 ID:dAOEBdjk0
食べかけの朝食を前に、普段はクールなプリンが腕組みして難しい顔をしている。
正直、彼女がこういう態度を取るのは初めて見た。ボクとしては我関せず、を決め込むと思っていた。
アリアハンを旅立ってから既に数ヶ月だけども、プリンが積極的に意見を示す事は今まで無かった。
盗賊だけあって世界中の事情やダンジョンに様々なアイテムやモンスターに深く広い知識を持つプリン。
そんな彼女が口を開くのは、危機的状況に陥った時やどうしても必要な場面になった時だけだった。
…珍しく口を開くたびに、そんなプリンの怪しげな方言が気になってしまうのはボクだけだろうか。

「ねえ、プリン…珍しく気乗りがしないみたいだけど、その黄金の爪ってどう悪名高いの?」

今までプリンがダンジョンに財宝の類を探索する時に難色を示したのは本当に今回が初めてである。

「黄金の爪はな…ほんまかホラなんか、さすがにわからへんけど、呪われてるって噂があるんや」

呪われている、その言葉でその場にいるボクたち他の三人の表情が固くなる。

「ずーっと大昔の事やけどな…このイシスには、そりゃあ腕の立つ武闘家がいたんや。
 ほんでな、当時のイシスの王様にそらぁ気に入られとってな…国の英雄だったらしいで。
 ある時、王様がその武闘家のために特注の武器を作ろうと考えたんや。
 その時な、ちょうど都合良く旅の商人が黄金に輝く金属の塊を王様に献上してきたんや。
 その黄金そっくりの金属がこれまた不思議なしろもんでな…普通の方法で加工できへんかった。
 王様はこれこそ、あの武闘家のための武器に相応しいと考えてな、特別な鍛冶施設を作ったんや。
 当時の国力を注いで作り上げた、その特別な鍛冶施設のおかげで、ようやく黄金の爪が完成した…」
428ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:46:24 ID:dAOEBdjk0
そこまで話してから、プリンは一度お茶をずずずっと飲んで口を潤す。

「そんで、王様からその黄金の爪を授けられた武闘家はそれまで以上の忠誠を誓った。
 …ここまでは良かったんや。…せや、良かったのはここまでなんや。
 どうやら、黄金の爪のもとになった金属を献上した商人な、魔族だったらしいんや。
 黄金の爪を授けられた、その武闘家はな…詳しくはわからへんけど黄金の爪に殺されたらしいで。
 ほんで…武闘家の死を嘆き悲しんだ当時の王様により黄金の爪と共に遺体はピラミッドに埋葬された」

朝の陽射しと吹く風は心地よいのに関わらず、ボク達の間の空気は重く、そして硬い。

「ピラミッドつうのは、本来は王家の者しか埋葬を許されないんや。…ま、死後の豪邸つか宮殿やな。
 それからしばらくたって、幾多の冒険者や墓荒らしが黄金の爪を狙ってピラミッドに入ったんやが…。
 皆、一様に生きて帰って来ぃへんねん。…そう、今に至るまで誰一人として、や。
 ウチが聞いてる噂じゃ、みんな黄金の爪とピラミッド内を徘徊する死者に呪い殺されたって話やで」

いつも以上に長い説明を終えて喋り疲れたプリンは、お茶を飲み干したあと背もたれに背を沈めた。
429ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:47:45 ID:dAOEBdjk0
「それでも」

それまで黙って聞いていたヨゾラが、膝の上で両拳を握り締めながら声を絞り出す。

「…それでも、呼ばれたのよ…!
 夢の中で姉さんと砂漠をさまよってて…目の前に黄金の爪が輝いていて。
 黄金の爪が、確かに語りかけてきて…私に、自分を手に入れろと呼びかけてきたのよ…!」

ヨゾラの様子は、少なくとも普段のトラブルメーカーな頑固者ゆえじゃないとボクはそう感じていた。
アサガオも、顔こそいつもと変わらないように思えるけれど黙って妹の言葉に頷いて沈黙している。

「ペロー、プリン…。一生のお願いだから、本当に後生だから…力を、貸して。
 本当は私と姉さんだけでも行きたいけれど、私はともかく姉さんを死なせたくないから…力を貸して!」

突然、ヨゾラが椅子から飛び降りたかと思えば、いきなり床に頭をぶつける勢いで土下座してきた。

「…お姉さんとしては、妹を一人で死地に赴かせる真似はしたくないですぅ」

ヨゾラに習うように、アサガオまでもが椅子を降りて同じ様にボクたちに土下座してくる。

「わっ、ちょっとちょっと…!二人とも、顔を上げて、ね?
 大丈夫だよ、今まで二人には何度も助けられてきたから、恩返しの意味も込めて同行するよ」
430ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:49:50 ID:dAOEBdjk0
慌てて、土下座する双子姉妹に駆け寄ってそう言い、ボクはチラリとプリンを見やる。
プリンは腕組みしていつも以上に難しい顔で双子姉妹を見て、やがて深くため息をついた。

「…貸しやで?そん代わり、ほんまに呪い殺されると思ったらウチは自分だけトンズラこくさかいにな?」
 
その一言で、ヨゾラもアサガオもようやく嬉しそうな表情で顔を上げてくれた。

もともとイシスには、ピラミッドに眠る「魔法の鍵」に関する事のために訪れていた。
呪いを解いたノアニールで、ボクの父…オルテガが「魔法の鍵」を求めてイシスへ向かったと聞いた。
すでに父がノアニールを発ってから数年たっているのだけれど、せめて父の手がかりだけでも、と。
アッサラームの街を経て、熱砂を越えてたどりついたイシスにもピラミッドにも父の影は無かった。
それでも、ピラミッドを探索しているうちに、はからずも「魔法の鍵」を入手したのだけれども。

つまり、こうしてピラミッドを探索するのは今回が初めてではなかった。
とは言え、「魔法の鍵」があったのはピラミッドの中層から上層の部分。
今ボクたちがいる現在地は、仕掛けかはたまた呪いか、一切の魔法が発動不可能な危険な最下層。
ヨゾラが先導し、黄金の爪の声がかすかに聞こえるという方向へと進んでいる。
それにしても、何て死臭に満ちた場所なんだろう…あちこちに白骨や腐乱死体が散乱している。
このおびただしい白骨や腐乱死体の数々は、かつて財宝を求めた冒険者や墓荒らしの成れの果てか。
431ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:52:36 ID:dAOEBdjk0
「聞こえる…黄金の爪が、私を呼ぶ声が…こっち、こっちの方向から呼んでいる…」

そんなヨゾラのうわ言のような声にたまらなくなって、ボクは考え無しに馬鹿正直な台詞をもらす。

「ねえ、ヨゾラ…今更なんだけど、夢を見た時から黄金の爪の呪いというか、魅入られたんじゃない?」

ヨゾラがボクの方に振り向き、アサガオとプリンもボクに注目する。

「あのね、ペロー。信じられないかもしれないけど、黄金の爪の声はとても穏やかなの。
 うーん、何て言えばいいかなぁ…何だか威厳のある、老成した感じのする不思議な声なの」

ヨゾラの目をじっと見るけれど、訓練所時代の授業で習った呪われた者特有の症状は見受けられない。

「何だかですねぇ〜、歴戦の戦士か武術の使い手さんのような感じがするんですぅ〜」

アサガオの目も見るけど、こっちはいつもと同じ平和そうなニコニコ顔でかえってわからない。
432ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:55:21 ID:dAOEBdjk0
「ペロー、戻りたいんやったら、今ならまだ充分間に合うで?
 …ま、ほんまにやばいようやったら、ウチが力ずくででもこの二人を無理やり連れ帰るさかいにな」

プリンの冷静な顔と台詞は、まだ取り返しのつかない事態に陥ってはいない事を示している。
今まで、プリンの示す提案と、こういう場合においての判断は未だ決して間違った事は一度もない。

「みんなゴメン、時間取らせちゃって…じゃあ改めて皆で行こう。黄金の爪の待つ場所へ」

やがて、思いの外あっさりと、その黄金の爪の待つ場所に辿り着く事が出来た。
その名の通り、まばゆく黄金色に輝く黄金の爪を今まさに手に取り、ヨゾラは恍惚のため息をもらす。
しかしその瞬間、ボクたち全員の頭に何処からとも無く重々しくも冷たくおぞましい声が響く。

               黄 金 の 爪 を 奪 う 者 に 災 い あ れ

「何、この声!?ヨゾラ、アサガオ、今のが黄金の爪の声なの!?」
433ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:57:19 ID:dAOEBdjk0
突然の事に取り乱してしまうボクに、ヨゾラが激しく首を振って否定する。

「今のは違いますぅ〜、これは…ピラミッドで殺されて死んだ怨霊たちの声ですね〜」

その時だけ初めて、声は相変わらず間延びしてるけれど、アサガオが今までと違う真剣な表情になる。

「み、みんな見いやっ!死者の群れ…ていうか、むしろ死者の海やで…!」

プリンの声に振り向き、その指差す方向を見て驚愕すると同時に恐怖が膨れ上がる。
今し方進んできた、一方通行の通路をアンデッドモンスターが隙間無く群れをなして向かってきている。
もとからピラミッドを徘徊しているミイラ男などに加え、床に散乱していた白骨や腐乱死体までもが襲う。

死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者、死者…!

このピラミッド最下層は一切の魔法がかき消されるため、緊急脱出呪文リレミトも使えない。
生きて帰るためには、眼前に無数に迫る死者の群れをなぎ倒しながら通路を走りぬけるしかない。
434ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 21:59:31 ID:dAOEBdjk0
「大丈夫…黄金の爪が言ってる、我を使え、我が威力を存分に振るうがよい…って!」

そう言うが早いか、ヨゾラの右腕に黄金の爪が装備される。
気のせいか、ヨゾラと一体になった事で黄金の爪の輝きが増したような気がする。

「ジパング流武術免許皆伝、ヨゾラ…この黄金の爪と共に参るッ!」

雄叫びをあげて死者の海に突っ込んでいくヨゾラを追い、ボクも鋼の剣を抜いて駆け出す。

「ジパング流武術奥義、三角蹴りぃ!山嵐ぃ!かわずがけぇ!」

ヨゾラが強い。

「ダーマ流、足払いッ!回し蹴りッ!巴投げッ!正拳突きッ!爆裂拳ッ!」

圧倒的に、ヨゾラが強い。
435ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 22:01:08 ID:dAOEBdjk0
確かに、鉄の爪の時のようにランクの高い武器を装備すれば戦闘力は向上するけれど。
今の、黄金の爪を装備して鬼神の如き暴れっぷりを発揮しているヨゾラの強さは桁違いだ。

「優れた武具や伝説の武具は、自らの意思で使い手を選びはると聞いた事があるで…。
 せやけど、あら何や?性格まで元の頑固者やなくて命知らずか電光石火になってやせえへんか?」

モーニングスターを振るうアサガオと共にムチで複数の敵を薙ぎ払うプリンが呆れたように言う。
現在の一見快調に見える状況と裏腹に、ボクは不安感を拭いきれないでいた。
倒しても倒しても、ウンカの如く押し寄せる死者の群れは一向に数が変わる気配を見せない。
ヨゾラの背後をカバーしながら剣でミイラ男を一刀両断にしつつ、心の片隅で考える。

(いつまで、体力が持つんだろうか。脱出できるまで、手持ちの薬草は尽きないでいてくれるだろうか)

436ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/16(月) 22:03:53 ID:dAOEBdjk0
そして実際、その不安は的中した。
通路を抜け、隠し階段からピラミッド最下層へ戻ってもあたり一面、またしても死者の海。
何十匹、襲い来る死者たちを斬ったのだろうか。いったい何十匹、モンスターたちを斬ったのだろうか。

ボクもプリンもアサガオも、そしてヨゾラも既に疲弊しきってしまっていた。

身体中に無数の生傷が出来ており、止血もままならない。足腰がガクガク震えるけども立ち止まれない。
ボクたちは、気の遠くなる、どれくらいか正確にわからないけども長い間、死者の海でもがき続けた。
やがて外からの光が見え、外に通じる階段が見え、無我夢中死に物狂いで走り抜けて。

そうして本当にやっとの思いで外に出て、すぐさま瞬間移動呪文ルーラを唱えて脱出を果たした。

ルーラで跳んだ先のアリアハン城下町の入り口で、精魂尽き果てたボクたちはそのまま気を失った。


ご縁があったら次回に続きやしょう。
437名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/18(水) 19:08:04 ID:iM4uXNJH0
うわぁ・・・すごく過疎ってるなり・・・
438武闘家タン:2007/04/19(木) 00:30:56 ID:8gKoKjUt0
武闘家タンのスレで勇者様と二人っきりの話を書いていた者ですが
この妄想パーティスレに書いた方が良いとの指摘を受けたのでこちらに書かせて下さい。
今までのあらすじをコピペしておきます。

第1話
勇者様と初めて出会ったのはアリアハン・ルイーダの店。
勇者様はふと視線を合わせた私を見るなり話し掛けてくれた。

勇「君…」
私「は、はい。」
勇「俺には感じる。君に秘められた素晴らしい力を。ぜひ俺の力になって欲しい。」
私「い、いえ…私なんかが勇者様のお役に立てるはずがありません。」
勇「今はまだ気付いていないだけさ。いつか必ず秘められた能力が目を覚ます。さあ、行こう。」

私は勇者様に手を引かれてアリアハンを旅立った。

第2話
勇者様はレーベの村で稽古着を買ってくれました。

勇「今日から君はこの道着を着て経験を積むんだ。」
私「あ、ありがとうございます。あの…装備してみても良いですか?」
勇「もちろん。」

私「着て見ました。あの…どうです?」
勇「良いね。良く似合ってるよ。グッと頼もしくなった感じだ。」

こんなに立派な道着を身に着けたのは生まれて初めて。なんだかとても嬉しかった。
439武闘家タン:2007/04/19(木) 00:32:16 ID:8gKoKjUt0
第3話
大変!ナジミの塔でバブルスライムに不覚を取り、毒を受けてしまいました。
ただ歩いているだけでも少しずつ意識が薄れて行く…

勇「大丈夫か?しっかりしろ!いま回復呪文をかけてやる。ホイミ!」
私「あ…ありがとうございます。余計な世話かけてしまってごめんなさい。」
勇「いや、俺の方こそ毒消し草を常備しておかなくてゴメンな。最上階まであともう一息だ。
盗賊のカギさえ手に入れればすぐに街まで飛んで帰る。苦しませてすまないが、もう少しだけ頑張ってくれ!」
私「はい。」

勇者様に励まされて少し元気を取り戻す。盗賊のカギを手に入れたあと
勇者様は私を抱き抱えて塔の最上階から覚えたばかりのルーラでアリアハンに飛び立ち
毒の治療をする為に教会へと運んでくれました。
440武闘家タン:2007/04/19(木) 00:33:05 ID:8gKoKjUt0
第4話
レーベの村で受け取った魔法の玉を使って旅の扉への道を開く。
壊された石壁の向こう側には更に地下へと続く階段と一つの宝箱が。
箱の中に入っていたのは世界地図。地図を見て世界の広大さにびっくり!
今まで広いと思っていたアリアハン大陸がこんなにも小さかったなんて…

この頃、勇者様は集団攻撃出来るギラの呪文を会得していた。
ナジミの塔で苦しめられたバブルスライムの集団も瞬殺出来るからとっても心強い。
長い長い洞窟の最深部で見つけたのは大きな渦巻。

私「勇者様、この渦は一体なんでしょうか…」
勇「これが旅の扉だ。ここに飛び込めば遠くの国へも瞬時にワープ出来る。
この渦はロマリアと言う国に繋がっているらしい。」
私「ロマリアと言う国はこの地図で言うとどのあたりなんでしょうか?」
勇「この長靴にも似た地形の大陸があるだろう。ここがロマリアだ。」
私「すごーい!こんな遠くの国まで一気に飛んで行けるなんて!」
勇「一緒に飛び込むよ。準備は良いかな?」
私「はい!」

勇者様と共に旅の扉へ飛び込む。生まれて初めて外の知らない世界へと飛び出す。
さようなら、生まれ故郷アリアハン。きっと無事に戻って来ます。
441武闘家タン:2007/04/19(木) 12:49:13 ID:Ix/zy3ccO
第5話
旅の扉を抜けてロマリアの国に下り立った。初めて入った異国のお城にはとても緊張した。
王様はカンダタと言う盗賊に大切な冠を奪われて困っていた。
盗賊団は遠く離れたシャンパーニの塔と言う所にいるらしい。冠を取り戻せば真の勇者として認めてくれるみたいだけど…

勇「まあ気が向いたら取り戻してあげようか。」

勇者様はあまり乗り気ではないみたい。ロマリアの城下町で長旅の疲れを癒す為に一泊。
翌日、北にあるカザーブの村を目指して出発した。この村には今は亡き偉大なる武闘家の墓があると言う。ぜひ立ち寄ってみたいと思った。
442名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/19(木) 16:36:57 ID:s2Dt1/9T0
ここって、何でいつまでたってもまとめサイトが出来ないのだろう?
過去レスを見る限り、初期から幾つものSSがあったように見受けられるのだが。
443武闘家タン:2007/04/19(木) 22:12:22 ID:Ix/zy3ccO
第6話
カザーブ周辺、この辺りまで来ると生息している魔物も手強い。
勇者様はキラービーと言う魔物のマヒ攻撃を受け、しびれて動けなくなってしまった。
キラービーはなんとか私の手で倒したけど、残った軍隊ガニには苦しめられた。
堅い甲羅の前に私の攻撃もなかなか歯が立たない。やっとの思いで追い詰めたと思ったら
新しい仲間を呼び集めてまた一斉攻撃をかけて来る。これではキリがない…
こうしている間にも軍隊ガニは、しびれて動けなくなった勇者様にも容赦なく襲いかかる。

私「勇者様!」
勇「君だけでも逃げるんだ…早くカザーブへ!」
私「ダメです!何を言っているんですか!」

勇者様も私も徐々に体力が尽きて行く。
でも軍隊ガニはいくら倒しても仲間を呼び集める。ダメ、このままでは殺られる…

私「もういやあああああ!!!!!」

私は何故か一瞬我を忘れていた。
ふと我に返った時、すでに軍隊ガニ達は一匹残らず全滅していた。一体何が起こったの??

勇「すごいよ君。見事な会心の一撃だった。」
私「勇者様、これもしかして私が…?」
勇「そうだ。君の中で眠っていた力がようやく目覚めて来たようだね。」

無意識のうちに物凄いパワーを発揮していたらしい。
勇者様の危機を救った私。なんだか少しだけ自信がついたような気がした。
444名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/19(木) 22:55:33 ID:G4mqCQ0i0
妄想行けって、ここのこと知ってる奴いるんだな
445やく:2007/04/19(木) 23:22:16 ID:yvhDBjSdO
446武闘家タン:2007/04/20(金) 12:40:26 ID:5/ITAkmMO
第7話
ようやく辿り着いたカザーブ。村の中心、偉大なる武闘家が眠るお墓の前に立っていた。
先にお墓へ来ていたある人からこんな話を聞く。
「彼は素手で熊をも倒したらしいよ。」
今の私には到底無理。会心の一撃を身に覚えて妙な自信を付けちゃったけど一気に自信を失った。
だって迎え撃つ相手は熊よりも遥かに強大なバラモスなんだから…
複雑な気持ちになりながらも墓の前で手を合わせ、冥福を祈る。

声「祈りを捧げてくれてありがとう。私は偉大なる武闘家の魂だ。」
私「えっ!?」

どこからともなく聞こえて来た声が語りかける。

声「素手で熊をも倒したと噂されているが、実は鉄の爪を使っていたのだよ。」
私「鉄の爪…??」
声「立派な武闘家になれよ…」

そう言い残して声は消えた。鉄の爪、確かこの村のお店で売られている所を見た。
あれを装備すれば…。私は勇者様にちょっとおねだりしてみた。

私「ねえねえ勇者様。私、この村のお店に売っている鉄の爪と武闘着のセットが欲しいんですけど…」
勇「えっ。うーんそうだね、君もここまで稽古着だけで頑張って来たし
さっきは君のおかげで助かったからね。わかった、このお金で買って来ると良いよ。」
私「やったあ!ありがとうございます!とっても感謝しています!」

私は喜んでお店まで走って行った。
447武闘家タン:2007/04/20(金) 22:30:18 ID:5/ITAkmMO
第8話
私「勇者様見て見てっ!鉄の爪と武闘着を身につけてみました。」
勇「かっこいいね。とても頼もしく見えるよ。」
私「はい!気が引き締まり、戦う力もグングンみなぎって来る感じがします。」
勇「それは良かった。俺もGを奮発した甲斐があるよ。頼りにしているからね。」
私「はい、任せて下さい!」

稽古着よりも更に立派な武闘着を身に纏い、右手には鉄の爪を装着した。
私にもやっとまともに扱える武器が見つかり、まだまだ未熟だけど
これでようやく半人前くらいの武闘家にはなれた様な気がする。
鉄の爪の威力は予想を超えるものがあった。軍隊ガニの堅い甲羅でさえ意図も簡単に貫く。
あまり自信過剰になってはいけないけど今は誰にも負ける気がしない。

カザーブを後にして地図を頼りに更に北へ。ノアニールの村に着いたんだけど…
勇「なんだここは?やけに静かな村だな。」
私「ええ、ちょっと静か過ぎますよね。」
勇「みんな眠っている!いや、眠らされているんだ。」
私「まあ何て事!一体何があったのでしょう?」

村の中を散策しているうちに眠っていないおじいさんを一人発見。
何があったのか聞いてみると、この眠りは森の中に住むエルフ達によるものだと言う。
「夢見るルビー」と言う宝石をエルフ達に渡さない限り、村が目覚める事はない。大変!なんとか助けてあげなきゃ!
448武闘家タン:2007/04/21(土) 00:15:50 ID:cQn2D08rO
第9話
森の中でエルフ達の隠れ住む里を見つけた。
ノアニールの村をなんとか元に戻してもらえないかとお願いしようと思ったんだけど
エルフ達は私達の姿を見るなり怯えたり逃げ回ったりして…
エルフの女王様でさえ「人間とは関わりたくない」と冷たく言い放つばかり。
やっぱり夢見るルビーを渡す以外に方法はないみたい。

夢見るルビーが眠る泉の洞窟。ここでは新たなる試練が待っていた。
氷の魔法を放つバンパイアや甘い息で眠りに誘うマタンゴに苦しめられる。
体力的にも少し辛くなって来た。

私「勇者様、大丈夫ですか?」
勇「俺は大丈夫だ。まだ行ける。君の方は?」
私「私もまだ大丈夫です。でも少しだけ辛い…」
勇「心配するな。いつでもリレミトで戻れる。ん?あれは…回復出来る泉だ!」

勇者様が見つけた泉の中心に立ってみると、眩い光に照らされ、傷付いた体がみるみるうちに癒えて行く。

勇「どうだ、傷は癒えただろう?」
私「はい!もう大丈夫です。行きましょう!」

完全回復して元気を取り戻し、再び奥へと進む。ようやく辿り着いた最深部の泉で夢見るルビーを発見!
勇者様のリレミトで脱出してすぐにエルフの女王様の元へ。
女王様は完全に心を開いてくれた訳ではなかったけど「これでノアニールを救いなさい」と目覚めの粉を渡してくれる。
急いでノアニールに行って粉を振りまいた。村の人達は次々と目覚め、やがて普通の村に戻った。

私「良かった。みんな目覚めてくれて…」

こうしてノアニールの村を救う事に成功したのだった。
449武闘家タン:2007/04/21(土) 23:09:01 ID:cQn2D08rO
第10話
アッサラーム。この街は昼と夜とで全く雰囲気が変わると言う。
普通の街は夜になるとお店が閉まって静まり返るけど、この街は逆に昼間以上の賑やかな街になるんだって。
せっかくだから夜の街も見ていかなきゃ。夕方頃、勇者様は街のお店でこんなものを買って来た。
「マジカルスカート」

私「あの、勇者様これは…?」
勇「君の新しい装備品だよ。可愛いだろう。」
私「知りませんでした。勇者様にこんな趣味があったなんて。」
勇「違うよ誤解だ。見た目はただのスカートだけど、実は魔法の力が込められている。
呪文攻撃から君を守ってくれるし、防御力だって武闘着以上だ。」

半ば強引に装備するはめになってしまった。スカートなんて幼少の頃に少しだけしか穿いたことないからとても恥ずかしい。
武闘着以上の能力があるとは言え、こんな姿でまともに戦えるのかな…?ちょっと不安。
450名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/22(日) 13:02:30 ID:qm+Qrj+90
46 渡る世間は名無しばかり 2007/04/22(日) 12:54:45.80 ID:dF01oqEV
盗賊とか入れてる時点で終わってる。
っていうかSFCの話しか出来ないやつはアホ。

戦 戦 勇 遊

戦 戦 勇 賢が一番良い
武闘家は防具がカス過ぎるので駄目
451名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/22(日) 13:05:40 ID:j2kusZso0
全部の呪文を覚えさせた奴の最終職業にするんなら盗賊がいいと思うけどな
452名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/22(日) 13:23:03 ID:qm+Qrj+90
46 渡る世間は名無しばかり 2007/04/22(日) 12:54:45.80 ID:dF01oqEV
盗賊とか入れてる時点で終わってる。
っていうかSFCの話しか出来ないやつはアホ。

戦 戦 勇 遊

戦 戦 勇 賢が一番良い
武闘家は防具がカス過ぎるので駄目

54 渡る世間は名無しばかり 2007/04/22(日) 13:00:57.39 ID:dF01oqEV
>>49
舞踏家
E てつのつめ
E ぶとうぎ
戦士
E らいじんのけん
E やいばのよろい
E ちからのたて
E てっかめん

こんなとんでもないアホがこの世に存在するとは。。
おめえはスーファミしかやってねぇだろ。裏技で装備できないやつ装備するなんて無しだからな

59 渡る世間は名無しばかり 2007/04/22(日) 13:13:58.62 ID:dF01oqEV
FCの黄金の爪なんかモンスターでまくって、おろち2と
ボストロール戦くらいしか使い道無いのだが。

武道着しか着れず、MAX守備力150の武闘家なんてカスw
453名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/04/22(日) 13:26:50 ID:qm+Qrj+90
ドラクエ3、最初のパーティー
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/livetbs/1177211036/

46 渡る世間は名無しばかり 2007/04/22(日) 12:54:45.80 ID:dF01oqEV
盗賊とか入れてる時点で終わってる。
っていうかSFCの話しか出来ないやつはアホ。

戦 戦 勇 遊

戦 戦 勇 賢が一番良い
武闘家は防具がカス過ぎるので駄目

54 渡る世間は名無しばかり 2007/04/22(日) 13:00:57.39 ID:dF01oqEV
>>49
舞踏家
E てつのつめ
E ぶとうぎ
戦士
E らいじんのけん
E やいばのよろい
E ちからのたて
E てっかめん

こんなとんでもないアホがこの世に存在するとは。。
おめえはスーファミしかやってねぇだろ。裏技で装備できないやつ装備するなんて無しだからな

59 渡る世間は名無しばかり 2007/04/22(日) 13:13:58.62 ID:dF01oqEV
FCの黄金の爪なんかモンスターでまくって、おろち2と
ボストロール戦くらいしか使い道無いのだが。

武道着しか着れず、MAX守備力150の武闘家なんてカスw
454武闘家タン:2007/04/22(日) 18:03:45 ID:xoSW7XjnO
第11話
夜になると何か怪しげな音楽が聞こえて来た。街のステージ上では数人の踊り子達が音楽に乗りながら踊っている。
ベリーダンスと言うアッサラームの名物踊りらしい。勇者様の視線はステージ上の踊り子達に釘付け。

私「もう勇者様ってば!」

内心何故か勇者様に嫉妬してしまう。更にステージ上演が終わって宿屋に向かっている時。
私と同い年くらいで抜群なスタイルを持つ女の子が勇者様に話掛けて来た。

娘「ハーイ!そこのカッコいいお兄さん!」
勇「えっ!?俺の事かな?」
娘「ちょっとパフパフして行きません?」
勇「えっ、マジ!?本当に良いの?」

勇者様は喜んで女の子の後について行く。

私「勇者様!」
勇「ゴメンね。ちょっとだけ行って来るから外で待っててくれ。」
私「も、もう知りません!好きにして下さい!」

私ってば何故かここでも勇者様に嫉妬してしまったの。どうしてかな…?
455武闘家タン:2007/04/23(月) 00:04:41 ID:WycGxX/DO
第12話
しばらく待っていると勇者様が戻って来た。
勇者様は何故か浮かない顔をしていたけど私はわざと冷たく接した。

私「おかえりなさい。別に何も聞くことはありませんわ。」
勇「ゴメンね。あまり怒らないでくれ。」
私「とにかく、明日に備えて今日はこれで休みますよ。
明日は砂漠の中にあるイシスに行くんですからね。」

翌朝、イシスの国を目指してアッサラームの街を後にした。砂漠地帯に入ると思いがけない強敵が。
まだ素手だった頃に苦戦した軍隊ガニが更に進化して強くなった地獄のハサミ。
軍隊ガニと違って鉄の爪も思う様には通らない。しかも自らスクルトを唱えてどんどん強固になって行く。
ついには鉄の爪も全く歯が立たなくなってしまった。会心の力が欲しい所だけど
武闘着からマジカルスカートに着替えたせいか、思う様に気合いが乗って来ない。

勇「君は下がっていろ。ここは俺に任せてくれ。」
私「勇者様ごめんなさい。」

あまりに無力な自分が悔しかった。勇者様はギラの呪文を2〜3発放ち地獄のハサミ達をなんとか一掃する。

勇「またあんなのに襲われるとやっかいだな。急ごう、イシスまでもうすぐだ。」
私「はい。」

足場の悪い砂漠地帯を急いで走り抜け、なんとかイシスに辿り着いたのだった。
456ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/23(月) 07:34:04 ID:Bc8kpHnk0
ボクたちはシャンパーニュの塔で、カンダタ一味と戦っていた。
ごう、と凶暴な唸りをあげて大ぶりの鉄の斧がヨゾラの頭上へ一直線に振り下ろされる。
そこに、流れ星のような煌きの軌跡を描いてヨゾラの黄金の爪が薙ぎ払うように真横に振るわれる。
明らかに質量差があるにも関わらず、乾いた音をたててカンダタの斧は黄金の爪に砕かれる。
斧の重量をいきなり失ったカンダタの丸太のように太い腕が、その勢いに負けてスカッと空をかいた。

「…さあ、もう観念してください〜、子分たちもいませんし武器も無くなってしまいましたよ〜?」

後方から距離をとって魔法で援護してくれていたアサガオがカンダタに投降を促す。

「…ふん、なめるんじゃねえよ、お姉ちゃん達…まだまだこの鍛え抜かれた肉体があらぁな!」

覆面マントに全身ぴっちりのタイツに、おまけにパンツ一丁。
そのパンツ一丁の、むくつけき筋肉男のカンダタが筋肉を誇示するポージングを取る。

「王様の冠を盗んだ盗賊っていうから、どんな奴かと思えば…変態ルックの大男なんてね」

こおぉ、と気合いを整えながら改めて構えを取るヨゾラがそんな事を言う。

「アホ、無闇に挑発すんなや!ああ見えて盗賊の世界では名の知れた男なんやで!」

ヨゾラの背後でヨゾラをカバーできるようにしていたボクの横でプリンがヨゾラに注意を促す。
457ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/23(月) 07:35:10 ID:Bc8kpHnk0
すると、それまで両拳を握り締めていたカンダタがいきなり構えをといてヨゾラにふっと視線を向ける。

「そこのクールな姉ちゃん…どうやらオレ様と同業者みてえだが…もしかするかい?」

カンダタは、眼前であくまでも油断なく武術の型の構えをとるヨゾラを無視してプリンに問いかける。

「…もしかして、なんや?」

プリンは自分の腕ほどのサイズのある刃のブーメランを下段に構えてカンダタに応える。
じゃりっ、と足を運んだ時に、プリンの腰の盗賊の鍵と魔法の鍵をちゃりんと鳴る。

「その二つの鍵…一つはバコタの盗賊の鍵だろ。んでもう一つの虹みてえに光るのが魔法の鍵か。
 でもって、このちんまいジパング武術の姉ちゃんの使ってる黄金の爪。
 …お前さんが、今、盗賊の世界で噂になってる…アリアハンの女盗賊プリンかい?」

カンダタの問いから少しの間があった後、プリンがこくりと無言で頷く。

「そうかい…お前さん、今、盗賊の世界で話題になってるぜ。
 盗賊の鍵と魔法の鍵を持ち、夢見るルビーと黄金の爪を手に入れてみせたってな」

未だ緊張した構えをとかないボクたちを前に、カンダタは腕組みしてプリンを興味深そうに眺める。
458ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/23(月) 07:36:09 ID:Bc8kpHnk0
「別に全部、ウチ一人でした事やあらへん…勇者のパーティにいたら、たまたま幸運が振ってきたんや」

そんなプリンに、カンダタはフッと薄く笑って一人で意味ありげに何度かウンウン頷いている。

「オーケー。オレ様の負けだ、潔くロマリア王の金の冠を返そうじゃねえか」

そう言うが否や、カンダタは突然くるりと無防備に背を向けて、後ろの大きな袋をガサゴソしだす。
そして袋から大きめの木の箱を取り出すと、それをプリンに向けて投げた。

「その箱ん中に金の冠をしまってある。鍵がかかってるが、魔法の鍵なら開けられるだろう」

プリンが慎重に箱を抱えたまま後ろに下がるのを見てとって、ボクがカンダタの斜め横前に移動する。
ヨゾラとボクは、あくまでもカンダタの動きを警戒して囲む形だから、プリンの様子は見えない。
カンダタを注視しつつ、最近ようやく手に馴染んできた鋼の剣を中段に構えると、がちゃりと音がした。

「…確認したで。正真正銘、まごうかたなきホンマモンのロマリア王家の金の冠や」

そのプリンの声に、さすがに驚いてボクとヨゾラは互いに驚きの視線を交しあう。
慌ててカンダタに視線を戻すが、カンダタはひゅう、と小さく口を鳴らして肩をすくめるだけだった。

「プリンさんよ、余計な口を聞いちまうけどよ…アンタ、家は至ってまっとうな雑貨商だろ。
 …なんで、国に監視されるのわかっていてまでわざわざ冒険者訓練場で盗賊になったんだ?
 楽な暮らしを望むにしても勇者の一行に加わるにしても、そのまんま商人の方が都合いいじゃねぇか」
459ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/23(月) 07:36:53 ID:Bc8kpHnk0
今まで噂で聞いてきたカンダタという悪党の印象が、ボクの中で変わってきていた。
人でなし、極悪人、大嘘つき、騙し上等…少なくともボクが抱いていた印象はろくなものじゃなかった。

「…夢のためや」

プリンの静かな台詞に、カンダタもボクたちも静かになる。

「カンダタ、あんたなら何か知ってるはずや…その名も『最後の鍵』が何処にあるんか」

キョトンとするボクたちと、ギョッと目を見開くカンダタ。

「あの伝説の財宝を求めるつもりか…だが、悪いがさすがのオレ様でさえアレの在り処は知らねえ」

覆面の上からボリボリ頭をかくカンダタの言葉に、プリンは俯いて下唇を噛んでいる。

「…さて、もういいだろう?オレ様たちはこれでおさらばさせてもらうぜ!」

あっ、と思う間も無くカンダタはいつの間にか復活していた子分たちと共に走り去って逃げてしまった。

数日後。
ボクたちはロマリア王に金の冠を返し、改めてロマリア国から勇者公認をもらった。
460ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/23(月) 07:37:38 ID:Bc8kpHnk0
そして、ポルトガにてポルトガ王より依頼を受け、遥か東のバハラタの街に着いたばかりだった。
バハラタの街にて人さらいの話を聞き、救助と人さらい討伐のために街を発ち。
見つけた人さらいのアジトにて、ボクたちは再び、あの男に出会った。

「…盗みだけならともかく、人さらいまでするなんて見損なったよ」

すっとぼけているような態度で口笛を鳴らしているカンダタに、ボクは怒りの言葉を向ける。
やっぱり、こいつは悪党なんだ。あの時の妙な態度はただの気まぐれだったんだ。

「また会うような予感がしてたんだよなァ、お姉ちゃんたちとは」

カンダタがそう言った途端、ボクの背後からヨゾラが黄金の爪を振り上げて跳躍する。
黄金の爪がカンダタの腕を裂いた、と思った瞬間、ガキィンと重い金属音が地下室に響く。
信じ難いことに、無敵の威力を誇るヨゾラの黄金の爪がカンダタの斧で受け止められていた。

「あん時は鍛冶屋に手入れを頼んでいたので持ってなかったが…コレがオレ様の相棒よ」

必要以上に巨大で凶悪な輝きを放つ刃に、魔竜の意匠の大斧。

「それが、噂で聞いた魔神の斧かいな…ヨゾラ、それも黄金の爪と同じく伝説の武具やで…!」
461ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/23(月) 07:40:28 ID:Bc8kpHnk0
本気になったカンダタは、強かった。
魔神の斧とぶつかりあうたび、ボクの鋼の剣が刃こぼれしていく。
ヨゾラの黄金の爪でさえ、受け止めて威力を相殺するのがやっとだ。
加えて、カンダタ本人の戦闘力が普通じゃない、まるっきりモンスター以上だ。

やがて何とか子分たちを全員倒し、カンダタを地につかせた時はボクたち全員、満身創痍だった。

「観念しろ、悪党…!アリアハンの勇者が裁きをくだしてやる…!」

ボロボロの鋼の剣を喉元につきつけ、ボクはぜいぜいと息を荒げながらそう叫ぶ。
ボクたちも、カンダタも、全員が疲弊とダメージで息も荒く肩を上下させていた。

「へへっ、なるほど、確かに勇者の資格充分らしいぜ…!
 おっとそうだ、プリンの姉ちゃんにこれだけは言っておかねえとな」

戦いの最中、気になっていたのだけれど…カンダタは途中から妙に嬉しそうだった。
だけど、こいつは本当に単なる悪党なんだ。白日の下に悪行を晒し法の裁きを受けさせるべきなんだ。

「最後の鍵の在り処について、オレ様なりに調べてみた。どうやら、海の何処かにあるらしい。
 …信頼できる情報屋から聞いたんだが…どうやら最後の鍵の、最後の持ち主は海の底にいるらしい。
 単純に海に沈んだのか、それとも何かの力で海の底の宮殿か何かに行ったのかまでは不明だがな」

まくしたてるようにそう言葉を続けると、カンダタはフーッと深く深呼吸をした。
462ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/23(月) 07:41:46 ID:Bc8kpHnk0
「…ま、信じるかどうかはお前さん次第だが…どちらにしろ、海を越えるんだろ?勇者様たちよ」

こんな時に、何をのんきな事を言い出すのだろう。
妙にプリンに対してやたらと親切な感じなのが、かえって不信感をあおって警戒を強める。

「…黄金の爪に選ばれた武闘家の姉ちゃんと僧侶の姉ちゃんよ」

いきなり呼ばれて、ヨゾラとアサガオが更に緊張した構えをとる。

「ジパングは、今とんでもねえ事になってやがるぜ。…ま、いずれ行くだろうからその時わかるか」

いったい何だろう、このカンダタという男は。行動も言動もイキナリで意味不明すぎる。

「おい、勇者の姉ちゃん。…そう確か、ペローっつうんだったか。
 …いいか、勇者で在り続けるつもりなら、仲間の事をいつも気にかけておけ」

ボクは、それまで以上に疑惑の眼差しを向けたまま、カンダタの喉元に更にぐいっと剣を突きつける。

「何が言いたいって面だな…。ま、勇者は仲間や色々な人と勇気を分け合えるから勇者だってこった」

本当にいったい全体、何だろう?盗みを働き人さらいをしておいて、唐突に勇者の心得の抗議?
463ばくだんいわ ◆8x8z91r9YM :2007/04/23(月) 07:44:02 ID:Bc8kpHnk0
当惑しつつ、そのまま油断なく剣を構えていると、何処かからかすかに何か物音が聞こえる。

「おかしらッ!」

カンダタの背後からその声が聞こえた途端、突然何かが投げつけられる。
それは、煙幕だった。あたり一面に、もうもうと煙が立ち込める。
カンダタが逃げてしまう、わかっていても煙であたりが全く見えない。
それどころか、煙のせいか目が痛くて涙と鼻水と、咳が止まらない。動きようが無い。

「じゃあな、アリアハンの勇者一行殿。…オレ様の役目はこれでお終いだぜ」

その言葉を最後に、カンダタの声も気配も遠ざかってしまった…。

カンダタは逃したものの、何とか人さらい事件は解決できた。

その流れでポルトガ王の依頼をも果たし、ポルトガ公認の勇者として認められた。
464武闘家タン:2007/04/23(月) 15:07:25 ID:WycGxX/DO
第13話
イシス。ここは美しい女王様が治める国。

勇「女王様、なんとお美しい…」

勇者様は女王様の美貌に見とれている。やっぱりここでも不機嫌になっている私がいる。
アッサラームの踊り子達やパフパフ娘の時もそうだったけど、この胸が焼ける様な感覚は何…?
よくわからないけど何とかして高まる気持ちを落ち着かせる。

女王様にご挨拶を済ませた後、お城の中を散策していたら地下でとても高価なお宝を発見。
「星降る腕輪」
これを腕にはめると身が軽くなって素早さが上がる。

勇「君が身に着けると良いよ。」
私「でもこれってイシスのお城の秘宝みたいな物ですよ。勝手に持ち出す訳には…」
声「構わん…持って行くが良い…」

どこからともなく声が聞こえて来たかと思ったら突然目の前に幽霊が現れた。

私「きゃあ!」

あまりに突然の事で思わず勇者様にしがみついてしまう。でも襲って来る様子は全くなく
あれこれ語り合っているうちに持ち出しても問題ない事がわかり、星降る腕輪を受け取った。
早速腕にはめてみた瞬間グッと身が軽くなり、今まで以上に素早く動ける!電光石火の素早さが備わった。
なんだか思う存分自由自在に動き回れそうな気がする。
マジカルスカートのせいで戦う気力を失いかけていたけど、これでまた一段とやる気が出て来た。
この勢いに乗って数々の財宝が眠るピラミッドへと向かうのだった。
465武闘家タン:2007/04/23(月) 23:57:17 ID:WycGxX/DO
第14話
イシスの北にある大きなピラミッド。ここには二つの重要な宝が眠っている。一つは魔法のカギ。
もう一つは黄金の爪。特に黄金の爪は武闘家の間で最高峰と言われる究極の武器。絶対手に入れなきゃ!
星降る腕輪を腕にはめ、より一段と身軽になった私はまさに絶好調!
ピラミッド内で襲い来る魔物達もまるで苦にならない。大王ガマ、火炎ムカデ、ミイラ男、マミー…全て何も恐れる事はなかった。
気が付けばマジカルスカートを平気でヒラヒラさせながら動き回っている自分がいる。
星降る腕輪を身に着けて身軽さが増したおかげなのか、もうすぐ黄金の爪が手に入るという嬉しさなのか
はたまた勇者様に可愛らしい姿を見せたい為なのか…理由はわからないけど、とにかく動き回らずにはいられなかった。
ピラミッド内では魔物達よりも様々なトラップの方に惑わされた。落とし穴にはまって地下に落とされたり
人食い箱の罠に掛かったり、仕掛けを外す為のボタンを押し間違えて下の階に戻されたり…
何度も試しているうちにようやく仕掛けを外す事に成功。壁の向こう側に隠されていた魔法のカギをゲット。
次はいよいよ黄金の爪を手に入れる時。イシスの女王様の話では地下にある隠し部屋に眠っていると言う。
私と勇者様は魔法のカギを手に入れた後、黄金の爪を探し求めてピラミッドの地下へと降りて行った。
466武闘家タン:2007/04/24(火) 01:45:14 ID:Ca/or0F1O
第15話
ピラミッドの地下。ここでは全ての呪文が不思議な力によって打ち消されてしまう。この閉ざされた空間のどこかに黄金の爪が眠る。
地下一階を注意深く調べながら歩いていると更に地下へと降りる階段を発見。
黄金の爪はきっとこの下に違いない。そう確信すると嬉しさのあまり心臓がドキドキして来た。

勇「大丈夫か?かなり興奮しているのがわかるよ。」
私「やっぱりわかります?だって今、全ての武闘家達が憧れる究極の武器を手に入れようとしているんですから。さ、行きましょ勇者様。」

勇者様の手を引きながら階段を降りる。地下二階の狭い通路を進んだ先には一つの小部屋が。
そこには今まで見た事もないほどの立派な宝箱があった。

私「すごく立派な宝箱ですね。きっとこの中に違いありません。勇者様、一緒に開けてみますよ。」
勇「よし、良いだろう。」

私は勇者様と二人で宝箱を開けた。中に入っていたのは金色に輝く鋭い爪。紛れもない黄金の爪だった。

私「やったあ!!!!!」

私の歓喜に満ちた声が狭い隠し部屋いっぱいに響き渡った。カザーブからお世話になって来た鉄の爪を外し
光輝く黄金の爪を右腕に装着する。最高に嬉しい瞬間だった。

勇「ついに手に入れたようだね。おめでとう。」
私「勇者様、ありがとう…」

たまらず勇者様に寄り添ってしまう。しかしその時、魔物の大群に取り囲まれてしまった。
魔物達の様子が何かいつもとは違う。どうなっているの…?
467武闘家タン:2007/04/24(火) 22:30:15 ID:Ca/or0F1O
第16話
黄金の爪を手に入れた瞬間、辺りは魔物達の群れで溢れ返った。まるで黄金の爪を渡すまいと言わんばかり。

勇「なんだこいつら。黄金の爪を返せとでも言うのか?いちいち相手にしてられん。構わず脱出だ。リレミト!」

でもこのピラミッドの地下では全ての呪文が発動しない。リレミトでの脱出も不可能だった。

勇「いけねえ!地下では呪文が打ち消されるんだったな。こうなったら仕方ない。」
私「強行突破するしかありませんね。勇者様、大丈夫です。任せてっ!」

絶好調な上に黄金の爪を手にした今の私は敵無し状態。次々と襲い来る魔物達を振り払うようにして突き進む。
黄金の爪の切れ味は抜群だった。魔物達は抵抗する間もなく倒れて行く。
ピラミッドの地上まで戻り外に出ると魔物達の気配が消えた。どうやら外までは追って来ないみたい。

私「ふう…ものすごい魔物の群れでしたがなんとか振り切る事が出来ました。勇者様、大丈夫ですか?」
勇「ああ大丈夫だ。魔物の大群も黄金の爪を手にした君にかかればイチコロだったね。」
私「ええ。しかもそのおかげで思った以上に経験値を積む事が出来ました。」

ピラミッド探検を終えた私と勇者様は飛躍的に腕を上げていた。
468武闘家タン:2007/04/25(水) 19:36:52 ID:Sf9o8IH1O
第17話
ピラミッドで入手した魔法のカギ。これがあればロマリアの国からポルトガの国へと渡れるんだけど…

勇「ロマリアを出る前に王様の冠を取り戻してあげようか。」
私「あっ、いけない。すっかり忘れていましたね。」

初めてロマリアに訪れた時、盗賊達に盗まれた金の冠を取り戻して欲しいと王様から頼まれた事を思いだす。
今まで放っておいたけど、ずっとこのままと言う訳にも行かない。盗賊団が住み着いているシャンパーニの塔へ乗り込む。
私も勇者様もかなり腕を上げたみたい。塔の中には魔物達も住み着いていたけど、まるで手応えを感じないほどになっていた。
最上階まで行き、カンダタ率いる盗賊団とご対面。同時に襲って来た子分達3人を蹴散らしたあと、親玉のカンダタと真っ向勝負に挑む。
しかし彼も思ったより見掛け倒しだった。いえ、私が強くなり過ぎたのかな?黄金の爪の前にあっさりひれ伏す。

勇「さあ、おとなしく観念しろ。」
カ「ま、参った。アンタら強ええな…」
私「負けを認めますね?」
カ「俺の負けだ。金の冠は返すから頼む、許してくれ。」
私「もうこんな事は二度としませんね?」
カ「しないよ。今日の騒ぎでもう懲りた…」
私「ではその言葉を信じますよ。」

命乞いをする彼を哀れに思い、これ以上攻め立てる事はしなかった。彼は金の冠を残してシャンパーニの塔を去って行く。

私「勇者様、本当にこれで良かったのでしょうか?」
勇「君が良いと思うならそれで良いさ。奴の言葉を信用したんだろう?」
私「ええ…」

彼は本当に改心したのかな…?もう二度と悪事は起こさないでくれることを祈るしかなかった。
469武闘家タン:2007/04/26(木) 14:40:40 ID:g1kX1a2xO
第18話
金の冠を無事に取り戻し、ロマリアの王様の所へ届けてあげた。
王様はとても喜び、お礼として勇者様をロマリアの王にさせたかったみたいだけど
勇者様の答えはもちろんNO。だって今は王様気分に浸っている場合ではないんだから。
関所の扉を魔法のカギで開けてポルトガ地方に渡った。
ポルトガ城までの道のりではドルイドなど新手に襲われることもあったけど特に恐れることはなかった。

ポルトガの王様はまた変わり者だった。「胡椒が大好物だから買って来てくれ。」とか頼まれちゃって…
しかもバハラタと言う街に売っている黒胡椒を買って来れば褒美に船を与えてくれると言うの。
胡椒のお礼に船をくれるとはなんて心の広い王様なんでしょう!

私「はーい!ではすぐ買いに行って来ます!」

何の迷いもなく、快く依頼を引き受けるのだった。
470武闘家タン:2007/04/27(金) 02:08:50 ID:SwDBAkexO
第19話
アッサラーム近くの洞窟内。ここに住むポルトガ王と仲の良いホビットさんに
王様から預かって来た手紙を渡すとバハラタへの抜け道を案内してくれる。
洞窟を抜けてバハラタ地方に出ると奥深い森になっていた。
デスジャッカルやハンターフライなどの集団に勇者様の放つベギラマの呪文が炸裂する。
複数の魔物達でも瞬時に一掃してしまう呪文の力はやっぱりすごいと思う。長い長い森を抜けて平地に出るとようやく見えて来たバハラタ。

私「勇者様、バハラタの街が見えて来ましたよ。やっと着きましたね!」
勇「やけに嬉しそうじゃないか。ピラミッドあたりからずっとノリノリになってるね。」
私「だってもうすぐ船がもらえるんですよ船!広〜い海の上で勇者様と二人っきりになれるなんて…」

胸がドキドキして熱くなっているのが自分でもわかる。ルンルン気分でバハラタの街に入った。

私「さあ、胡椒屋さんに行きましょう!勇者様早く早く!」
勇「お〜い、そんなに強く引っ張らないでくれよ。」

勇者様の手を引いてまず真っ先に胡椒屋さんへと向かう。これで船がもらえる!
でもその考えは甘かった。胡椒屋さんはなんと閉店中。店主の娘さんが何者かにさらわれてしまい、商売どころではないんだって。

私「なんてことなの!せっかくここまで来たのに…。」

ガッカリして急に力が抜けてしまった。でも落ち込んでなんかいられない。胡椒を手に入れる為にも助け出してあげなきゃね。
471武闘家タン:2007/04/28(土) 02:10:14 ID:bz4l8q72O
第20話
胡椒屋さんの娘が捕らえられているバハラタ東の洞窟。同じ様な地形がいくつも続き、目が錯覚起こしてしまいそう。
だんだん自分達が今どこにいるのかもわからなくなって来た。思わず不安に満ちた声を出してしまう。

私「ゆ、勇者様…。」
勇「心配しなくても大丈夫だ。いざとなったらリレミトがあるだろう。」
私「はい…。」

襲い来る殺人鬼やキャットバットと戦い続けながらどれくらい歩き回ったんだろう…。やっと下の階へと降りる階段を見つけた。
地下二階では囚われの娘さんと、助けようとして逆に捕まってしまった彼?の二人が牢屋内に閉じ込めれていた。
見張り番達を蹴散らし、壁にあるボタンを押すと牢屋の扉が開いた。一体何が目的で娘さんをさらったりしたのかな…?
助け出された二人は抱き合って喜び、早く街に戻って結婚しようなんて言葉も聞かれた。

私「結婚かぁ…私もきっといつか素敵な人と…」

なんて夢を巡らせていたら、私達の前に人さらいの親玉が立ちはだかった。

私「えっ!?」

私は目を疑った。だって目の前にいるのはもう二度と悪事はしないと言ったはずのカンダタだったのだから…。
472武闘家タン:2007/04/28(土) 22:20:31 ID:bz4l8q72O
第21話
カ「誰かと思えばまたお前らか!今度こそ片付けてくれるわ!」
私「どうして!どうしてまたこんな事を!あの時の言葉は何だったの!」
カ「まだまだ甘いな。俺みたいな悪党の言葉を信じた嬢ちゃんが悪いのだよ。」
やっぱりあの時、許すべきではなかったんだ…。悪人の言葉を少しでも信じた私もバカだよね。途端に怒りと悔しさが込み上げて来た。

私「勇者様、手を出さないで。」
勇「まさか君…」
私「お前だけは絶対許さない!!!」
勇「待て止めるんだ!君一人では!」

もう黙ってはいられない。勇者様の制止を振り切り、黄金の爪に会心の力を込めて一気に切りかかる。
今までで最高のパワーをカンダタに叩き込んだ。

カ「フッ…また少しは強くなったな。」
私「えっ、応えてない!?」

手応えは十分にあった。なのに彼はまるで平然としている。
カ「今度はこっちから行くぜ。」

カンダタが襲いかかって来る。シャンパーニの塔で戦った時とはまるで別人だった。
拳や蹴り、一撃の重みが半端でなく強い。腕をクロスして受け止めても衝撃が伝わって来る。得意の格闘戦で防戦一方になるなんて…

私「ううっ!!」

カンダタの大きな腕から繰り出された拳をまともに受けてしまい、たまらず倒れ込んでしまった。
カンダタは弱って来た私にも更なる攻撃を繰り出して追い詰める。

私「……。」
カ「もう抵抗する力も残ってないようだな。今すぐ楽にしてやる。あばよ嬢ちゃん。」

カンダタは巨大なオノを取り出し、立ち上がる気力も失った私に容赦なく降り上げるのだった。
473武闘家タン:2007/04/29(日) 01:32:37 ID:j4Ovv6jRO
第22話
勇「待ちな、そこまでだ。」

オノを振り上げているカンダタの腕を勇者様がつかむ。

カ「邪魔すんなテメエ!とっととこの手を放しやがれ。」
勇「うずくまって身動き一つ出来ない女の子をバッサリ殺るつもりか?トコトンいかれてるなテメエはよ!」

言い放つと同時に剣を抜き、つかんでいるカンダタの腕を切り付けた。
カンダタはたまらずにのけ反り、持っていたオノは地面に落ちた。

カ「テメエ!よくもやってくれたな!」
勇「テメエこそシャンパーニの塔でこの子に見逃してもらったことを忘れたのか!
その恩も忘れて殺ろうとするとはな。気に入らねえ奴だぜ。今度と言う今度は俺が許さねえ!」

勇者様は何かが吹っ切れたみたい。カンダタに向け、今までに見せた事のない電撃呪文を放った。

勇「これでも食らいやがれ!ライデイン!」
カ「ぐおあああ!!!」

強烈な電撃を受けて苦しむカンダタ。しかし勇者様の攻撃はなおも止まらなかった。
安堵感なのか、うずくまっていた私はその場で気を失ってしまったらしく、あとの事は覚えていない。
次に気付いた時はすでにバハラタの宿屋。勇者様の手には黒胡椒が握られていた。
474武闘家タン:2007/04/30(月) 02:25:24 ID:tcoMIS/gO
第23話
私「勇者…様…?」
勇「気が付いたか?良かった…。」
私「ここは…?」
勇「バハラタだよ。安心しな、例の一件はきっちり片付けておいたから。ほら、黒胡椒もちゃんとこの通り。」
私「私…助かったの…?」
勇「君は俺にとって大切な仲間であり、可愛い妹でもあるんだ。誰にも殺らせはしない。」
私「……。」

…勇者様にとって私は妹みたいなものなんだね…。本当はもっと何か特別な存在であって欲しかったけど
でも嬉しい言葉だった。そう思うとなんか急に涙が溢れ出て来た。

私「ううっ…勇者様ごめんなさい!怖かった…もうあのまま殺されるかと思った…。」

勇者様にしがみついて泣いた。まだ体がガタガタ震えている。よっぽど恐怖に怯えていたらしい。
だってあのままオノで斬られていたら間違いなく命はなかったのだから…。

勇「よしよし。もう泣くな。体はまだ本調子ではないだろう。ともかく今日はゆっくり休め。明日、胡椒を渡しにポルトガへ行こう。」
私「はい…。」

安心しきって再び眠りに着いた。翌日、私はすっかり元気を取り戻し、黒胡椒を渡しに勇者様のルーラでポルトガへ飛んだ。
命懸けで手に入れた胡椒と引き換えに、ポルトガの王様から船を貰い受ける事に成功したのだった。
475名無しさん@ご利用は計画的に:2007/04/30(月) 20:17:32 ID:g0mRxWPJ0
私は貴一
なぜかバラモス討伐に旅立った。
武器屋で胴の剣と皮のよろいを買った。もちろん支払いはDCカードで
親父はインプリンターを使い精算していた。
ジャルさんが僧侶で狸が戦士河童は遊び人だ
これから輪達しはどうなるのだろうか?
476武闘家タン:2007/04/30(月) 23:45:26 ID:tcoMIS/gO
第24話
ポルトガの港から船を進ませる。初めて出る海の上の世界。一体何が待ち受けているんだろう…。期待と不安で胸がいっぱいだった。

私「ねえ勇者様。これからどこへ行けば良いのでしょうか。」
勇「取りあえず地図を広げてみよう。目的地のバラモス城はここだけど、周囲は高い山に囲まれているようだ。」
私「さすがに簡単には近付けませんね。ではまず大きなお城を目指して行きましょう。
ここなんかはどうです?エジンベアと言う大きなお城がありますよ。」
勇「エジンベアか。よしじゃあ行ってみようか。」

あのカンダタのアジトでもあったシャンパーニの塔の西側にある島国、エジンベアに向けて船を進ませて行く。
もちろん海上にも魔物は住み着いていたけど、ここまで成長して来た私達には何も恐れることはなかった。
エジンベアまでは難なく辿り着いたんだけど…。このお城の門番はとても冷たかった。
はるばる訪れて来た私達を見るなり「田舎者は帰れ帰れ!」などと言ってお城の中へ入れてくれないの。
仕方なく諦めて他へ行く事に。船を進ませているうちにムオルと言う街に着いた。

「あっ!ポカパマズさんだ!」
「ポカパマズさん、いらっしゃい!」

勇者様を見た街の人達が「ポカパマズ」と言う名前を口にする。

私「ねえ勇者様、この街の人達知っているんですか?」
勇「いや、全く知らない。ポカパマズって誰だ?」

言われた勇者様自身も見覚えがないみたい。街の人が言うポカパマズって一体誰の事なの?
477武闘家タン:2007/05/02(水) 00:53:43 ID:jHdehBc9O
第25話
謎の人物、ポカパマズの正体とは…なんと勇者様のお父さんの事だったの。つい最近、このムオルの街に立ち寄ったみたい。
街のある人が勇者様に「オルテガのカブト」を手渡す。オルテガさんがこの街に残して行ったという立派なカブトだった。
身に着けた勇者様の姿はとても勇ましくて…思わず見とれちゃった!

私「勇者様かっこいいです…」
勇「ありがとよ。」

何かもう私ってば勇者様にメロメロだし…。ムオルの街を出発して船を進ませていると、妙に不自然な空き地を見つけたの。
空き地にはおじいさんが一人いて、ここに大きな街を作るつもりみたい。
でもその為には商人さんの助けが必要なんだって。私は商人さんと聞いてすぐにあの店の事を思い出した。

私「おじいさん、アリアハンにあるルイーダの店に行けば商人さんがいます。
すぐに連れて来ますから、待ってて下さい。」

勇者様のルーラでアリアハンに飛び、ルイーダの店にいる女の商人さんに事情を話した。

私「商人さんお願いします!どうか力になってあげて下さい!」
商「わかったわ。協力しましょう。その場所まで連れて行ってくれる?」
私「ありがとうございます!」

心良くOKしてくれた商人さんを船に乗せ、おじいさんの待つあの空き地へと連れて行く。
商人さんは現場に着くなり、すぐに街作りを始めた。きっとここには素晴らしい立派な街が出来上がると信じている。
478武闘家タン:2007/05/02(水) 21:27:16 ID:jHdehBc9O
第26話
あれから数日。船旅は続き、世界中の色々な場所を見て回った。いつしかこの世界のあらゆる扉を開けてしまう最後のカギも手にしていた。
ランシールの南にある氷に覆われた島レイアムランド。ここにある神殿の中で双子の幼い姉妹と出会う。
彼女達はラーミアと言う不死鳥の復活をずっと待っている。ラーミアには選ばれし者達だけが背中に乗って自由に空を羽ばたく事が出来る。
もしラーミアの力を借りる事が出来れば、高い山々に囲まれたバラモス城にもきっと降り立てるに違いない!
でもこのままでは無理。ラーミア復活の為には世界中に散らばる6つのオーブを集める必要があると姉妹達は言う。
その幼い姉妹達がとっても可愛らしくて…。彼女達の願いを叶えてあげる為にも絶対集めなきゃ!って思う。

私「待っててね。お姉ちゃん達がきっと6つのオーブを集めて見せるから。」

幼い姉妹達に優しい言葉をかけ、ラーミアの神殿を後にした。6つのオーブを探し求めて再び世界中を駆け巡る事に。
479武闘家タン:2007/05/03(木) 02:49:10 ID:c9Keep49O
第27話
この広い世界からたった6つの水晶玉を見付け出すのは決して楽ではなかった。
でもあの幼い姉妹の為にもあきらめる訳には行かない。海賊達の家からレッドオーブ、テドンの街からグリーンオーブ、
なんとか2つのオーブを見付け出すことが出来た。更に探し求めること数日、ランシールの街にある勇気を試す神殿へと足を運ぶ。
この神殿から通じる地球のへそと言う洞窟にはきっと何かがあるに違いない。でも洞窟にはたった一人で行かなければならないと神官さんが言うの。

私「勇者様、私行きます!」
勇「ダメだ、俺が行く。君一人に行かせるなんて出来る訳がないだろう。」
私「どうしてですか!」
勇「俺の事を思うなら、ここで待っていてくれ。」
私「…わかりました。勇者様、気をつけて…。」
勇「わかったよ。じゃあ行ってくる。」

勇者様は一人で洞窟へと向かって行く。神殿に残された私はただ勇者様の無事を祈る気持ちでいっぱいだった。
待ち続けること数時間。とても長く感じた。勇者様が無事に戻って来る。その姿を見たらホッと安心して涙が零れ落ちた。

私「勇者様!無事に戻って来てくれたのですね!良かった…あまりにも遅かったのでとても心配していたんですよ…ううっ!」
勇「ありがとな、心配してくれて。思ったほど大した洞窟ではなかったよ。しかも洞窟の最深部にこれがあったんだよ。」
私「まあ!これはブルーオーブですね!」

勇者様の手の中にあったのは青色のオーブ。3つ目のオーブを見付ける事が出来たのだった。
480武闘家タン:2007/05/03(木) 22:53:55 ID:c9Keep49O
第28話
旅の扉と最後のカギを駆使しながら辿り着いた大きな国サマンオサ。でもこの国には殺伐とした雰囲気が漂っていた。
だって街の人達みんなが何故か王様を恐れているんだもの…。王様と言えば普通はみんなから慕われるはず。何かただ事ではない気がして来た。
王様と会う為にお城へ行っても強情な門番達が立ちはだかって入れてくれない。でも裏口には少しだけ話せる門番がいて中へ入れてくれた。
城内で働く人達もみんな命懸けで働いている様子。一体この国には何が起こっているの…?
しかも話を聞く為に王様の元へ近付こうとしたら、いきなり使いの兵士達に取り押さえられてしまい
地下の牢屋に入れられてしまったの。何も悪い事はしていないのにどうして…?

私「勇者様、一体この国はどうなっているんでしょう…?」
勇「あの王様、何か怪しいな。とにかく脱出しよう。最後のカギがあればこんな牢屋くらい簡単に抜け出せる。」

最後のカギを使って牢屋を開き、気付かれない様に脱出する。お城の地下通路を進んで行くと、途中にあった牢屋の中にはもう一人の王様が。
この王様こそが本物のサマンオサ王だったの。どうも何者かが王様に化けてサマンオサを支配しているらしい。
ニセ者の正体を映し出すには南の洞窟内に眠る「ラーの鏡」を使うしかないと言う。

私「王様、任せて下さい。必ずニセ者の正体を暴いてみせます。勇者様、ラーの鏡を取りに南の洞窟へ行きましょう!」

サマンオサの国を恐怖に陥れるニセ者を許す訳には行かない。絶対に正体を暴き出してやると意気込む私だった。
481武闘家タン:2007/05/04(金) 03:10:34 ID:64UOlhRYO
第29話
ラーの鏡を求めて乗り込んだサマンオサ南の洞窟。ここには手厳しい魔物達が待ち構えていた。
何本もの剣で切り付けて来るガイコツ剣士、ヒャダルコの呪文で氷漬けにして来るシャドー、堅い甲羅を持ち甘い息で眠りに誘うガメゴン…
ガメゴン相手は辛いものがあった。甲羅の部分を攻撃してもまず歯が立たない。
甘い息で眠りそうになるのを必死で堪えながら甲羅に覆われていない顔の部分を狙う。
厳しい攻撃を受け続け、弱って来た私に勇者様がベホイミをかけてくれた。傷が癒えてなんとか元気を取り戻す。
地下2階に降りると大量の宝箱がやたら無造作に置かれていた。注意を引き付けてラーの鏡から遠ざけようとしているのが見え見え。
無視して進む。更に地下3階に降りると大きな池の真ん中に島が浮かんでいて、怪しげな宝箱も一つ置いてある。

私「勇者様、ラーの鏡はきっとあの宝箱の中ですよ!」

直感的に感じた。

勇「しかし、あの島にはどうやって行けば良いんだ?」
私「見て下さい。島の真上に穴が空いています。きっと地下2階の落とし穴と繋がっているんですよ。」

地下2階に戻り、島があった真上辺りの落とし穴に落ちると見事降り立つ事が出来た。

私「勇者様、宝箱を開けますよ。」
勇「まさかとは思うが人食い箱なんて事は?」
私「いえ、きっと大丈夫です。人食い箱をわざわざこんな離れ小島に置いたりはしないでしょう。」

宝箱の中には一枚の鏡が入っていた。紛れもないラーの鏡だった。

私「勇者様、これがラーの鏡ですよ。」
勇「よし、じゃあ早速これでニセ王の正体を暴いてやろう!」

勇者様のリレミトで脱出し、ルーラでサマンオサへ飛ぶ。ニセ者の正体を映し出す時が来た。
482武闘家タン:2007/05/05(土) 00:40:48 ID:qccj6k/6O
第30話
夜静まり返った頃、私と勇者様はニセ王が眠る寝室に潜り込んでいた。

王「誰だか知らんが用があるなら明日にしてくれ…。」

何も知らないニセ王は起きる気配もなし。今しかない。

私「勇者様、行きますよ。」
勇「よし、良いだろう。」

私はラーの鏡をニセ王に向けて覗き込んだ。しばらくすると…鏡に正体が映し出された。巨大な魔物ボストロール。

私「勇者様見て下さい!」
勇「正体はトロルの親玉だったのか!」

勇者様は剣を、私は黄金の爪を構える。しかしニセ王に気付かれてしまった。

王「見たなお前ら〜!」

ニセ王は起き上がり、本来の姿であるボストロールに変身した。こうなったらやるしかない。
狭い部屋の中で巨大な魔物ボストロールとの戦いが始まるのだった。
483武闘家タン:2007/05/05(土) 02:07:16 ID:qccj6k/6O
第31話
狭い部屋の中でも容赦なく襲いかかるボストロール。巨大な棍棒を振り回し、まともに直撃を受ければ瞬殺され兼ねない…
巨体なだけあって動きには難があり、スピードで対抗した。一撃を加えては離れて間合いを計るヒットアンドアウェイ戦法。
でもボストロールには自然回復の能力もあり、じっくり攻めているとダメージが追いつかない。
少し焦りを見せ始めた勇者様が深追いし過ぎてまともに棍棒の直撃を受けてしまった。

私「勇者様!勇者様しっかりしてっ!」
勇「だ…大丈夫だ…。」

まだ微かに息はあった。でも勇者様の息はどんどん小さくなって行く。このままでは勇者様が!私の闘志に火が付いた。

私「勇者様、すぐに仕留めてみせます!」

黄金の爪に会心の力を込めて切りかかる。ボストロールの攻撃を受け続けても下がらずに攻め続けた。
棍棒攻撃を受けながらも2発、3発、4発と会心の攻撃を繰り出し、ついにボストロールは倒れる。

私「勇者様…大丈夫ですか…?やりましたよ…。」
勇「み、見事だったよ…。ごめんよ、任せっきりで…。」
私「いえ、気にしないで下さい。」
勇「………。」
私「えっ?勇者様!?ダ、ダメ!死なないで!!!」
484名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/06(日) 00:06:23 ID:zmiC/Nn90
かなりスムーズに連載してるな
がんがれ
485武闘家タン:2007/05/06(日) 01:58:44 ID:RoSrqvLJO
第32話
勇者様の息が今にも止まってしまう!もう私に出来る事はこれしかない。勇者様の口と私の口を重ね合わせ、必死に息を送り続けた。

私「勇者様お願い!死なないで!!目を開けて!!!」

祈る気持ちで人工呼吸や心臓マッサージを懸命に繰り返しているうちに、ようやく勇者様が目を開いてくれた。

私「勇者様!良かった…。もうだめかと…。」
勇「ありがとう。もう大丈夫だ。薄れ行く意識の中でも君の懸命な呼び掛けが聞こえていたよ。」
私「勇者様〜!!!」

思わず勇者様を抱き締めて喜ぶ。なんとか一命を取り止める事に成功した。

落ち着きを取り戻し、辺りを見回して見ると部屋の中に一本の杖が転がっていた。

私「勇者様、この杖は…?」
勇「恐らくこれが変化の杖と言うやつだろう。あのボストロールはこれを使って王様に化けていたようだな。」
私「あっ!早く本物の王様の所へ行きましょう!」

地下牢に入れられている本物の王様の元へと急ぐ。王様はすぐに牢屋から出され、王座へと戻る。
サマンオサに再び平和な日々が訪れたのだった。
486791:2007/05/06(日) 09:56:45 ID:8c5HioJz0
私達はノアニールを出発しレイアムランドに到着した。ラーミア野卵があったところには旅の扉が渦巻いていた。
早速私達は飛び込んだ。おくにはおじいさんがいてメダルをくれといってきた。
メダルを渡すと道をあけてくれた。ここの敵はなかなか強いわあの道具絵を使って私たちを強化するしかないわね
私はコピーストーンを使って増殖した種をみんなに振りお分けた。さらに置くに行くと銀メダルが欲しいというおじいさんがいたので渡すと道を空けてくれた
神殿の奥に入っていった。そこにはキングヒドラをしのぐものがいた。
あの方がグランドラゴーン様ね。
アルス「マゴット、穂pんとうに戦うのかい」
マゴット「たぶんそれしかないと思う
487武闘家タン:2007/05/06(日) 17:02:51 ID:RoSrqvLJO
第33話
私「ねえねえ勇者様、確か変化の杖を欲しがっている方がいましたよね。」
勇「ああ、グリンラッドにいた爺さんだな。別に大して必要な物でもないし、持って行ってあげるか。」

最北にある氷の島グリンラッド。ここに住む一人のおじいさんが変化の杖を欲しがっていたので譲る事に。
おじいさんはとても喜び、変化の杖と引き換えにこんな物をくれた。
「船乗りの骨」
この骨の指し示す先には…なんと幽霊船が彷徨っているんだって!一瞬、立ちすくんでしまった。

私「幽霊船…?イヤ!何か怖いわ…。」
勇「でも何か特別な物が眠っているに違いない。行ってみよう、幽霊船に!」
私「えっ!?」
勇「行けるよね?ここまで勇敢に戦って来た君が幽霊船ごときに恐れるはずはない。」
私「……わ、わかりました。行きましょう!」

多少の動揺は隠せなかったものの、勇者様が私を信頼してくれている。私もその信頼に応えなきゃ!
船上に船乗りの骨を置き、指し示す方向に向けて船を進ませる。ロマリア近くの海上まで来た時、幽霊船の姿が見えて来た。

勇「あれが幽霊船だな。よし、船を近付けて乗り込もう。準備は良い?」
私「はい、大丈夫です。行きましょう。」

大丈夫と言いながらも内心では怖がっている私だけど、勇気を振り絞って幽霊船に乗り込むのだった。
488武闘家タン:2007/05/06(日) 21:57:27 ID:RoSrqvLJO
第34話
幽霊船に降り立ってみたら、当然の如く亡霊や死霊だらけ。もう見るだけでもダメ…。足がすぐんでしまって一歩も踏み出せない。

勇「どうした?やっぱり怖いのか?」
私「ゆ…勇者様…。ごめんなさい。体が固まってしまって…。」
勇「大丈夫だ。俺がついているだろう。ほら、この腕にしっかりつかまって。」

ガチガチに震える手で勇者様の腕にしがみつくと、マントで優しく私を包み込んでくれた。

勇「意外だな。こんなに怖がっている君を見たのは初めてだ。」
私「ええ…。私、霊の類いは苦手なんです。」

船上に住み着く魔物達は大したことなかった。でも怖さで体が固まって思う様に動き回れない。
ガチガチになりながらもやっとの思いで辿り着いた大きな部屋にはいくつもの宝箱が。その中の一つに入っていたのが
「愛の思い出」
これはエリックとオリビアと言う二人の恋人同士の思い出が詰まった品だった。

私「恋人同士の思い出の品…。なんかロマンチックですね。ねえ勇者様。」
勇「あれだけ震え上がっていた君がどうして急に?」
私「愛の力はどんな恐怖にも打ち勝つのです!」

急に元気になった私を見て勇者様がびっくりしている。
私も今までずっと勇者様と二人きりで色々な思い出を作って来た。こんな風に形として勇者様との思い出を永遠に残せたら良いな…。
489武闘家タン:2007/05/07(月) 02:41:11 ID:h3bE1LXFO
第35話
幽霊船探索を終えて自分達の船へと戻った。オーブは見つからなかったけど、代わりに見つけた愛の思い出。

私「ねえ勇者様、この愛の思い出は一体どうすれば良いのでしょう?」
勇「本来の持ち主に返すべきなんだろうが…。二人ともすでにこの世にはいないようだ。とりあえず君が持っていると良いよ。」

船を進ませているうちにいつしか狭い川へと迷い込んでいた。確かこの場所は今までにも来た事がない。
とその時、どこからか聞こえて来た悲しい歌声と共に船が押し戻されてしまった。

勇「何だ今のは?まあ良い、もう一度進ませよう。」

でもまた戻されてしまう。歌声の中からエリックと言う名前が聞こえた。
この歌声はもしかして…。私はすぐに愛の思い出を取り出して呼び掛けた。

私「オリビアさん!あなたオリビアさんなんでしょう!これが見えますか!あなたと愛し合った彼との思い出の品です!」

エリックとオリビア、二人の愛の思い出を捧げると…悲しげな歌声は喜びの声に変わった。

オ「ああエリック!私の愛しき人。あなたをずっと待っていたわ。」
エ「オリビア!もう君を放さない!」
オ「エリックー!」

今まで荒れていた海が静かになり、船が押し戻される事はなくなった。

私「オリビアさん、今までずっと死にきれずにここで待っていたんですね。
でもこれでやっと天に召された事でしょう…。天国で愛しい彼とお幸せに!」

私もいつかは素敵な恋がしてみたいな。いえ、実はもうすでに恋しているのかもしれない…。
490武闘家タン:2007/05/07(月) 21:45:14 ID:h3bE1LXFO
第36話
オリビアの呪いを解いて更に船を進ませると、小さな島の上にポツンと一つ祠があるのを見つけた。
入ってみると中はなんとも薄暗くて寂しい牢獄だった。しかもまた死霊の類いが彷徨っていたり死体があったりするの。
狭くて薄暗い分、むしろ幽霊船よりも不気味に感じる。もうイヤ!

私「ゆ、勇者様…。」
勇「どうした?また怖がっているのか。仕方ないな、俺の側に来な。」
私「は、はい…。」

ここでも勇者様のマントに包み込まれて幽霊船の時と同じ体勢になる。でもこうして包み込まれていると何かとても幸せを感じるの。
一つ一つ牢屋を調べていると、突然何かが語り掛けて来た。

声「私はサイモンの魂。私の屍の側を調べよ…。」
私「きゃあ!!!霊が…霊がしゃべっている…。怖いわ…。」
勇「君は本当に苦手なんだね。」
私「ど、どうするんですか勇者様…。」
勇「言われた通り調べてみよう。何かがあるのかもしれない。」

サイモンの魂が語る通りに屍の近くを調べてみると、何か光るものを見つけた。

勇「これは…剣だ。かなり立派な物だな。」
声「それはガイアの剣。それをアッサラームの南にある火山の火口に投げ入れよ。新たな道が開けるだろう…。」
勇「アッサラーム南の火山だな。よしわかった。」
491武闘家タン:2007/05/08(火) 13:00:30 ID:lvvlx/8QO
第37話
ガイアの剣を持ちアッサラーム南の火山に来ていた。

勇「この火口にガイアの剣を投げ入れれば言いのだな。やってみるよ?」
私「ええ。」

勇者様はガイアの剣を火口に向かって投げ入れた。しばらくすると火口から溶岩が噴き出し、どんどん溢れて来る。
溢れた溶岩は流れ出し、海に達すると冷え固まってその部分が通行可能な道となった。

勇「あのサイモンの魂が言う新たな道が開けると言うのはこの事だったようだ。」
私「この先には一体何があるのでしょう?」
勇「わからない。とにかくあの道を通って向こう側へ行ってみよう。」
私「はい。」

溶岩が固まって出来た道を通り、先へ進むことに。道なりにずっと進んで行くと洞窟の入口があった。
これまでいくつもの洞窟に挑んで来たけれど、ここは格が違った。どれだけ登り詰めても延々と続くような複雑な迷宮。
もしリレミトがなければ迷い込んでもう一生抜け出せないと思えるほどの強大な洞窟だった。
襲い来る強力な魔物達との戦いも続く。私も勇者様もさすがに疲労の色が見えて来た。

勇「大丈夫?まだ行けるか…?」
私「はい、なんとか大丈夫です…。勇者様もあまり無理しないで下さいね。
もし勇者様が倒れてしまったら、私もうこの洞窟から一生抜け出せないかもしれないです…。」
勇「安心しな。どんな事があっても君をそんな目に合わせたりはしない!」
私「勇者様…!」

感きわまって勇者様に抱き付くと勇者様も私を抱き締めてくれた。何か暖かいもの感じる…。これが愛と言うものなの…?
強大な迷宮への挑戦はなおも続くのだった。
492武闘家タン:2007/05/08(火) 22:36:28 ID:lvvlx/8QO
第38話
あれからどれだけ戦い続け、どれだけ歩き回ったんだろう…。
勇者様は途中の宝箱で見つけた稲妻の剣と刃の鎧でパワーアップ出来たけど、この洞窟はあまりにも長すぎた。
フロストギズモの集団に冷たい息を吹き付けられて凍え、ホロゴーストの死の呪文にかからないよう必死で耳を塞ぎ
ガメゴンロードの堅い甲羅と吐き出す高熱の炎に苦しめられ…
時として現れるはぐれメタルを倒せば飛躍的に成長出来るけど、もう会心の力を繰り出す気力もない。体力はすでに限界を超えていた。

私「ゆ、勇者様…もうダメ…限界です…。」
勇「かなり辛そうだな。無理せず一度引き返すか。ん?待てよあの光は…出口だ!出口の光が見える!」

勇者様の見つめる階段の先からは微かに外の光が差し込んでいた。

私「あの階段の先…やっと出口が見えて来たんですね…。じゃあもう少しだけ頑張らなきゃ…。」
勇「大丈夫?立てるか?」
私「ええ…。せっかくここまで来たんですから。引き返す訳には行きません…。」
勇「よし、じゃああの出口まで頑張れ!」

勇者様に手を引かれて立ち上がる私。ただひたすら出口の光に向かって突き進み、ようやくこの長い迷宮から抜け出す事に成功した。

私「やっと、やっと出られたんですね!外の光がこんなにも眩しかったなんて!」

ほんの数時間ぶりに浴びた太陽の光がいつもの何倍にも輝いて見えた。洞窟を出ると目の前には山々に囲まれたバラモス城が。
少し離れた森の中には祠があり、ここにはおじいさんが一人いた。
おじいさんはここまで辿り着いた私達を褒めたたえ、なんとシルバーオーブを譲ってくれたの!
苦労した末、ようやく手に入れた4つ目のオーブだった。
493武闘家タン:2007/05/10(木) 00:15:13 ID:dYYGap/LO
第39話
残る2つのオーブを探し求めて新たな国ジパングを訪れた。ここには今まで行った国とは全く違う独特な雰囲気があった。

「わーっ!ガイジンだぁー!」

街にいる男の子に驚かれてしまった。

私「私から見れば君だってガイジンなんだけど…。」
勇「まあまあ、あまり気にしない方が良いよ。」

ここは私達の様な「ガイジン」をヒドく嫌う国みたい。ジパングを治めるヒミコと言う女王様でさえ
「わらわはガイジンが大嫌いじゃ!」
とか言って相手にもしてくれない。仕方なく町中を歩いていたら…いきなりツボの中から女の人が現れてびっくり!

私「きゃあ!ど、どうしたんですか!なぜツボの中に…?」
や「旅の方、どうか助けて下さい!私もうすぐオロチの生け贄になってしまいます!」
私「どういう事なの?」

詳しく聞くと東にある溶岩の洞窟には8つの頭を持つやまたのおろちと言う竜が住み着き
ジパングの女性達を次々と生け贄にしているらしい。このツボの中に隠れていたやよいさんと言う方が次の生け贄に選ばれたんだって!
人間の命をもてあそぶなんて絶対許せない!同じ女性として見過ごす訳には行かなかった。

私「やよいさん大丈夫、私達に任せて。どんな相手であろうとすぐに倒してみせます。勇者様行きましょう!」

勇者様をリードし、オロチが住み着くと言う東の洞窟に向かった。洞窟内は回りが溶岩に囲まれていてとても熱い。
いかにも竜が住み着いている感じ。地下2階、祭壇らしきものがあり、溶岩の上に架かる橋を渡った先には8つの頭を持つ竜の姿が。
間違いなくやまたのおろちだった。すかさず黄金の爪を構え、立ちはだかる巨大な竜に挑む。
494武闘家タン:2007/05/10(木) 18:57:35 ID:dYYGap/LO
第40話
おろちは鋭い牙をむき、燃え盛る炎を吐いて激しく襲いかかって来る。
でも私は怯まない。今までだってこの程度の攻撃には耐え抜いて来たんだから。
頭の一つに黄金の爪を思いっきり繰り出し、突き刺すと機能が停止して動かなくなった。
でも8つの頭を持つだけの事はあり、並外れた生命力を持っている。頭の一つが死んだ程度ではまるでビクともしない。
なおも休まず攻撃を繰り出しておろちを徐々に追い詰める。頭を3つ4つと次々に潰し
おろちは敵わないと悟ったのか、溶岩の中に隠していた旅の扉らしき物を使って逃げようとする。

勇「あいつ、逃げるつもりか!」
私「逃がさない!勇者様、おろちの後を追いましょう!」

私達もおろちが逃げ込んで行った旅の扉に入り、後を追う。旅の扉抜けると…

私「ここは…女王様のお屋敷?どうしてここに…?」

なぜかジパングの女王様のお屋敷に出て来た。辺りを見回すと女王様がヒドい怪我をして寝込んでいる。

私「女王様、どうされました?」
ヒ「わらわの本当の姿を見たのはお前達が初めてじゃ。」
私「本当の姿…!?」
ヒ「このまま黙っていればお前達を殺したりはせん。」
私「では女王様、あなたが!」
ヒ「わらわがおろちじゃ。」
私「あなたのせいで一体どれほどの人達が苦しみ、犠牲になったと思っているの!
女王様の名を語りジパングの国を恐怖で支配する怪物!絶対許さない!覚悟っ!!!」

横たわるヒミコに向けて黄金の爪を振り上げトドメを差そうとした時

ヒ「ならば食い殺してくれるわ!」

ヒミコが本性を現し、おろちの姿へと変身し始めた。この屋敷の中で…。
495武闘家タン:2007/05/10(木) 22:46:52 ID:dYYGap/LO
第41話
突然おろちが現れたジパングの町中は大パニック!ヒミコの正体がおろちだと言う事は誰一人知らなかったみたい。

私「みんな、早く安全な場所に避難して!」

正体を知られたヒミコは暴れ始め、ジパングの町全体を破壊しようとしている。もう私の怒りは頂点に達していた。
町の人達を安全な場所へと避難させ、再度おろちと戦う。もう許さない。今度は完全に倒してみせる。
私はおろちの攻撃を物ともせず、怒りに身を任せて突撃した。強烈な一撃をおろちの胴体に叩き込む。
黄金の爪に身を裂かれたおろちは一瞬にして沈んだ。でもまだ終わりではない。
おろちが弱ったこの隙に8つの頭すべてをも切り裂く。この時点で、もはやおろちには攻撃する力も残っていない。
トドメに勇者様の電撃呪文ライデインが炸裂。おろちは強力な雷に打たれ、ついにピクリとも動かなくなった。

勇「どうやら終わったようだな。」
私「ええ…。ジパングの皆さん、女王ヒミコに化けていたやまたのおろちはこの通り倒れましたよ。」
や「旅の方、本当にありがとうございます!これでもう生け贄に怯える事もなくなるでしょう。」

ジパングの人達は大喜びで私達を称えてくれた。これでガイジン嫌いも解消してくれると嬉しいんだけどね。

や「これはほんのお礼なんですが、受け取って下さい。ジパングの秘宝を差し上げます。」

やよいさんが手渡してくれたのは紫色に輝く水晶玉。これは間違いなくパープルオーブ!

私「やよいさん、ありがとう!私達、この水晶玉を集めているんです。」

ジパングで手に入れた5つ目のオーブ。これで残るオーブはあと一つとなった。
496武闘家タン:2007/05/11(金) 01:33:51 ID:inDPmXyiO
第42話
あれから数日、当てのない旅が続いた。残る一つのオーブが見つからない。私も勇者様も焦り始めていた。
ある日通りかかった大きな町。確かアリアハンから商人さんを連れて来たあの場所だった。
見た感じすごく大きな町になっている。船を下りて行ってみると、あの何もなかった空き地が見事な町に成長していた。

私「すごーい!しばらく来ない間にもこんなに大きな町が出来たんですね。」
商「あら、あなた達来てくれたのね。」
私「あっ、商人さんお久しぶりです。」
勇「すごいよ。見事な町になったじゃないか。」
商「ここまでするのに大変だったんだから。あっ、そうそう町作りしている最中にこんなもの掘り当てたの。
何か奇麗な宝石みたいだからずっと取っておいたんだけど。」
私「えっ!?もしかしてこれはオーブでは!」
勇「ああ、多分間違いない。」
私「わあ〜!商人さんありがとう!私達、ずっとこれが見つからなくて困っていたの。」
商「えっ、これ探していたの?じゃああげるわ。」
私「勇者様、とうとう6つのオーブすべてが揃いましたね!」
勇「ああ、長かったなここまで。」
私「ずいぶん日にちがかかってしまいましたけど、あの子達が待っていますよ。早くレイアムランドへ行きましょう!」
商「もう行ってしまうの?ゆっくりしていけば良いのに。」
私「また今度ゆっくり来ますよ。今は真っ先に行く所が出来てしまったんです。商人さん、本当にありがとう!」

思いがけない場所で手に入れた最後のオーブ。6つのオーブを持ち、ラーミア復活の時を待つ幼い姉妹の元へと急ぐのだった。
497名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/12(土) 01:32:16 ID:WXNptfcj0
皆このスレから離れたのか・・・
498武闘家タン:2007/05/12(土) 03:28:52 ID:PLlSL1YBO
第43話
6つのオーブを持ってレイアムランドへ。一つ一つの台座にオーブを置き、双子の姉妹と共に祈りを捧げる…。
中央に置かれた卵が少しずつ息づいて卵が割れ、中から大きな鳥が誕生した。この鳥こそがラーミア。

「伝説の不死鳥ラーミアは」
「よみがえりました。」

双子の姉妹は声を揃えて言う。ラーミアは嬉しそうに羽ばたいている。

「ラーミアが空に舞う姿をこうして再び見れるなんて…。」
「お姉ちゃん、勇者様、本当にありがとう。」
私「どういたしまして。良かったね。」

満面な笑みを浮かべた姉妹達の表情はまた一段と可愛かった。

「ラーミアは神のしもべ。心正しき者だけがその背中に乗る事が出来ます。」
「さあ、ラーミアの背中に乗って大空へ。」

姉妹達に導かれてラーミアの背中へと乗る。空高く舞い上がったラーミアで目指す場所はただ一つ。
海を越え、山々を越えて着陸した先はバラモス城のすぐ近く。私と勇者様は眼前に立つ邪悪な城を見据えていた。

勇「数々の苦難を乗り越え、ここまで辿り着く事が出来たのも君の力があったからこそだ。ありがとう。」
私「勇者様、あなたと一緒ならどんな相手にでも立ち向かえます。絶対に、絶対に生きて帰りましょうね!」
勇「もちろんだ。死んでたまるか。何がなんでも生きてみせる!」
私「勇者様!」

私と勇者様は抱き締め合って無事に生還することを誓った。ずっと今まで二人きりで旅を続けて来たんだもの…。
恋心が芽生えたって不思議ではないよね。勇者様とアリアハンで出会ってから数か月。長いようで短いこの間にも様々な出来事があった。
私も見違えるほどに武術の腕を上げて来た。この邪悪な城に潜む強大な魔王を打ち破る為に。
499名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/12(土) 08:20:26 ID:J7Zhpoxa0
そういや新シャア板でDQ3を元ネタにしたネタスレが続いてるな
ガンダムSEEDとかSEEDDESTINY知らないと訳がわからないけど
500武闘家タン:2007/05/12(土) 21:08:05 ID:PLlSL1YBO
第44話
バラモス城の敷地内は不気味な霧に包まれ、城内は複雑に入り組んでいる。
それに加え、バラモスに近付けさせまいと立ちはだかる強力な魔物達。
しかし相手がどんなに強敵だろうと今まで鍛え上げて来た武術を持って戦うだけ。
ホロゴーストの即死呪文、エビルマージの凶悪な呪文攻撃の嵐、動く石像の力任せな攻撃、スノードラゴンの口から吐き出される猛吹雪…
これまでに身に付けた気力と体力で全てを耐え抜いてみせた。バリア地帯を強行突破しなければならない場所もあった。

勇「強引に突破するしかないな。準備は良いか?」
私「はい!」

バリア地帯に飛び込む。強い電磁波が体中を駆け巡る!今までに受けた事がない様な衝撃受け、気を失いかけた。

私「はぁ…はぁ…はぁ…」
勇「あの衝撃によく耐えたな…。いま回復してあげよう。」

勇者様が呪文で回復してくれた。

私「ありがとうございます。勇者様は大丈夫ですか?」
勇「俺はなんとか平気だ。」

体勢を立て直して更に城内を進み続ける。裏庭の様な場所で池に架かる橋を渡ると、バリアに囲まれた階段を見つけた。
階段を降りた先は異様な熱気に包まれた部屋だった。私達はこの部屋でとうとうバラモスの姿を目にする。

勇「ついにここまで来たぜバラモス!」
バ「このバラモス様に逆らうなど身の程知らずな者達じゃ。ここに来た事を悔やむが良い。
再び生き返らぬように、はらわたを食らい尽くしてくれるわ!」

バラモスが玉座から立上がって襲い来る。
501名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/12(土) 22:47:45 ID:WXNptfcj0
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 バラモス!バラモス!
 ⊂彡
502武闘家タン:2007/05/13(日) 03:05:09 ID:78gF0s6AO
第45話
バラモスは凄まじい魔力を持っていた。ここまで武術の腕を鍛え上げて来た私もバラモスの強大な力の前ではまるで無力だった。
大きな腕で叩き付ける様な攻撃、口から吐き出す強力な炎、イオナズンの大爆発呪文…。
勇者様も必死で盾になって私を守ってくれたけど、もう限界だった。
床に倒れ込み瀕死の状態になった私にバラモスはトドメとばかりにメラゾーマの呪文を放つ。
私の体全体を軽く包み込んでしまうくらいの巨大な火玉が向かって来る。避ける事も出来ず一瞬で火玉に飲み込まれた。
どんどん意識が遠のいて行く…。もう意識を失う寸前で熱さもなにも感じない。
このまま死ぬの…?絶対に生きて帰るって勇者様と誓いあったのに…。でももうダメ…。目の前が真っ暗な世界になった。

勇「ダメだ生きろ!君を死なせたりはしない!ベホマ!!!」

真っ暗な世界に微かな光が差して来た。この光は何…?目の前がだんだん明るくなって来た。何かとても暖かい感じがする。
目を開けて気付くと私の体には傷一つ残っていなかった。

勇「大丈夫か?」
私「勇者様…、一体何を?」
勇「究極の回復呪文ベホマだ。君の体力は全快したはず。」
私「はい。体の傷が全く消えて元どおりに…いえ、より一層元気になれた感じがします!」
勇「言っただろう。絶対に生きて帰るって。奴を倒せば全てが終わるんだ。」
私「はい勇者様!もう大丈夫です!」
勇「よし、二人で総攻撃をかけるぞ!いまこそ君に秘められた会心の力を最大限に使う時だ!俺は最強の攻撃呪文で攻める。」

再びバラモスと向き合う。勇者様に励まされ、瀕死の状態から復活した私は最高に気合いが乗っていた。
そして勇者様は今までに試した事のない最強の攻撃呪文を唱え始める。
503武闘家タン:2007/05/13(日) 21:23:54 ID:78gF0s6AO
第46話
私「バラモス、もう一度勝負よ!」
バ「何度復活しようと同じ事だ!」

バラモスは右腕を高く上げて光の玉を作り出した。薄れ行く意識の中で見たメラゾーマの構え。
私は高く上げた右腕を目掛け、黄金の爪で力強く切り裂いた。光の玉が消え、メラゾーマは不発に終わる。

バ「おのれっ!」

バラモスは上げたままの右腕をそのまま私に向けて振り下ろす。私は両手で受け止め、今度は隙だらけの腹部目掛けて会心の蹴りを放つ。
バラモスは倒れ込んで背中を地面に着けた。この隙にも黄金の爪で腹部に一撃を加え、バラモスの巨体からは血が飛び散る。

バ「バ、バカな…。さっきまでとはまるで動きが違う。このバラモス様を流血させるとは…。」

バラモスは焦りの表情を見せ始めた。最強呪文を詠唱で無防備状態の勇者様に向けてメラゾーマを放つ。

私「勇者様!」

助けに行こうとしてももう間に合わない!とその時、勇者様の呪文が完成した。

勇「バラモス、こいつを食らえ。ギガデイン!!」

勇者様が放った光の玉はメラゾーマの巨大な火玉をも打ち消してバラモスに命中。
命中したと同時に玉が破裂して超強力な電撃がバラモスを直撃。

バ「ぐあああああ!!!な、なぜ人間ごときにこんな力が…。」
勇「所詮、正義の力の前に悪は勝てないと言う事だ。終わりだなバラモス!」
私「勇者様!勝てるんですね。私達勝てるんですよね!!」
勇「次がトドメだ。奴の心臓部目掛け、二人同時に突っ込むぞ!」

私は黄金の爪を、勇者様は稲妻の剣を構え、バラモス目掛けて二人で突撃。
次の瞬間、私と勇者様の武器はバラモスの心臓部を貫いていた。
504武闘家タン:2007/05/14(月) 02:15:23 ID:C3UpODwOO
第47話
私と勇者様、二人の力が一つとなってバラモスにトドメの一撃を差した。

バ「ぐうっ…お…おのれ…わしは…あきらめぬ……ぐふっ!」

バラモスはまだ抵抗しようとしていたけど無駄なあがきに終わり、姿は完全に消滅した。

勇「終わったな…何もかも全て…。」
私「勇者様!!!あなたのおかげで命が助かりました。」
勇「良かったよ助かって。」
私「ええ。一瞬真っ暗な世界に入り込んだのですが、微かな光が見えて来て…。それが勇者様のベホマだったのです。」
勇「生きて帰ると誓っただろう。だから絶対君を死なせる訳には行かなかった。」
私「勇者様…。帰りましょう、みんなが待つアリアハンに!」
勇「俺につかまりな。ルーラでアリアハンへ飛ぼう。」

勇者様は私を抱きかかえてアリアハンへ飛んだ。町のみんなはバラモスが倒れた事を知って大喜び。

「バラモスを倒したと言う噂はすでに届いていますわ!」
「あなたこそ誠の勇者です!」
「さあ早く王様の元へ!」

みんなが褒めたたえる中でアリアハン王の元へと向かった。

王「よくぞバラモスを倒した!国中の者達が称えてくれるだろう!!」

ところがその時、どこからか邪悪な声が聞こえて来た。

ゾ「わしは闇の世界を支配する大魔王ゾーマじゃ。わしがいる限り、やがて世界中が闇に閉ざされるであろう。わっはっはっ!」

今の声は一体…?まさか世界のどこかには更なる強大な敵がいると言うの…?
505武闘家タン:2007/05/14(月) 23:37:39 ID:C3UpODwOO
第48話
何て事なの!やっとの思いでバラモスを倒したと言うのに…。
でも落ち込んでなんかいられない。更なる強大な敵に向けて旅立つ。ラーミアの背に乗ると突然自らどこかへと向かい始めた。
着いた場所はカザーブ東の山々に囲まれたお城。城内には喋る馬がいたりして奇妙な感じ。
話を聞くと、このお城には竜の女王様がいるんだって。きっと何か知っているに違いない。私達は女王様のいる部屋へと入った。

女王「竜の城にようこそ、バラモスを倒した勇者達よ。」
私「女王様、大変なんです。バラモスは倒れたのですが…。」
女王「わかっています。ゾーマの居場所は下の世界、アレフガルドです。これを持って行きなさい。」

女王様は静かな光を放つ宝玉を勇者様に手渡した。

勇「この玉は?」
女王「闇の力を打ち消す宝玉です。ゾーマと戦う時にきっと役立つでしょう。」
私「女王様、アレフガルドと言う世界へ行くにはどうすれば良いのですか?」
女王「バラモス城の東にあるギアガの大穴へ飛び込みなさい。アレフガルドへと降り立つ事が出来るでしょう。」
私「ギアガの大穴…。バラモス城の東ですね。女王様ありがとうございます。きっと…きっとゾーマを打ち倒して見せます!」

女王様に打倒ゾーマを誓い、ギアガの大穴へと向かう。とてつもなく広くて深い大穴がそこにはあった。

私「勇者様、ここですね。ここに飛び込めばアレフガルドの世界へと辿り着く事が出来るのですね。」
勇「まるで底無し穴のようだな。よし行こう、アレフガルドへ!心の準備は良いか?」
私「はい!行きましょう!」

私と勇者様は意を決してギアガの大穴へ飛び込んだ。全く知らない未知の世界に向けて…。
506名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/15(火) 00:21:37 ID:NwcFufv70
バラモス編まで乙
これも完結までいきそうだな
507武闘家タン:2007/05/15(火) 12:46:07 ID:qSy3eU+ZO
第49話
闇の世界アレフガルド。決して夜が明ける事のない閉ざされた世界。私と勇者様は闇の魔王ゾーマが支配するこの世界に降り立った。
最初に見つけたラダトームの町。初めて訪れた異世界の町でもある。とある町の人からこんな事を言われた。

「バラモスなどゾーマの手下の一人にすぎません。」

あのバラモスでさえゾーマの手下でしかなかったのね…。私も今まで以上に強くならないと今度ばかりは生きて帰れない…。
町中にある教会、その2階では意外な人物と再会した。

カ「おおっ!あなた方は!」
私「えっ!?誰ですか?」
カ「俺ですよ。カンダタです。」
私「カ、カンダタ〜!」

以前、シャンパーニの塔やバハラタの洞窟で一戦を交えた悪党。シャンパーニでは圧勝したけどバハラタでは逆に殺されかけた相手。

私「ちょっと勇者様!あの時見逃していたんですか!」
勇「9割方は殺したんだが、子分達の必死な説得に免じて残りの1割分は助けた。
その代わり3度目の正直だ。次は命が無いものと思えと告げ口しておいたんだが。」
カ「やっぱり悪い事は出来ませんなあ…。」

覆面がなくて素顔も覗かせている。性格も朗らかになっているみたいだけど聞き覚えのある声は間違いなくカンダタだった。

勇「て事はまた何かやったんだな。これで3度目か。告げ口通り今度こそ斬り捨ててやる!」
カ「あわわわ…ま、待って下さいよ…。良い事教えますから。お城には太陽の石と言うものがあるようですよ。」
私「太陽の石?それは何?」
カ「とにかく行ってみればわかりますよ。」
私「勇者様、とりあえずお城の方へ行ってみましょう。まだ王様にもご挨拶していませんし…。」
勇「まあ良いだろう。」

勇者様は剣を下ろしカンダタはほっとした表情を見せる。私達は王様にご挨拶する為、お城へと向かった。
508武闘家タン:2007/05/16(水) 02:15:06 ID:RXhsmfvUO
第50話
ラダトームの王様にご挨拶をしたあと、お城の中を散策していたらカンダタの言う通り、太陽の石が見つかった。
この石を持ってもう一度カンダタのいる所へ戻って来た。

私「ねえカンダタ。あなたの言う通り、太陽の石らしきものを見つけたんだけど。」
カ「それはゾーマの城へ突入する時に必要なものですぜ。」
私「なんですって!ゾーマの城に!」
カ「他に雨雲の杖と聖なる守りも必要だぜ。」
私「あと残り2つはどこにあるの?」
カ「残る2つの在処は俺にもわからん。このアレフガルドのどこかにはあるらしいが。
こいつがアレフガルド全体の地図だ。持って行きな。」

カンダタは右も左も全くわからない私達にアレフガルドの地図を差し出してくれた。これでこの世界の大体の場所が把握出来る。

勇「これは助かるな。たまには役立つじゃないか。」
カ「だてに元盗賊はやってないぜ。」
勇「どうせこれもどこかから盗み出した物だろうが…。」
私「あの…カンダタ、どうもありがとう。」
カ「よせよ、照れるぜ。」

まさか以前殺されかけた相手にお礼を言う事になるなんて…。でも今の彼にあの時の様な悪人相は全くない。
今度こそきっと改心してくれたんだね。ちょっとだけ嬉しかった。

勇「よし、ではそろそろ出発しようか。」
私「はい、勇者様。」

ラダトームの町を出てアレフガルドの大地へ。スライムの様に低級な魔物がいるかと思えば
サラマンダーと言う灼熱の竜に襲われる事もある。気を引き締めて行かないと。
509武闘家タン:2007/05/16(水) 21:46:06 ID:RXhsmfvUO
第51話
闇の世界アレフガルドを駆け巡る。どれだけの時間が経っても夜が明ける事はない。
ラダトームを出てから何日経ったのかな…?日付の感覚が狂って来た。
メルキドの南にある精霊の祠では妖精さんから雨雲の杖をもらい、勇者様は立派な装備品を次々と手に入れていた。
「勇者の盾」「王者の剣」、そして今、このルビスの塔で「光の鎧」を見つけた。
私の方は…、頭に銀の髪飾りを着けた以外は黄金の爪、マジカルスカート、星降る腕輪のまま。
アッサラーム、イシス以来からずっとこの装備で戦って来た。
武闘家憧れの武器黄金の爪。ピラミッドの隠し部屋で初めて見た時の喜びは忘れられない。
何者をも切り裂く素晴らしい威力を持っていた。
勇者様がアッサラームのお店で買って来たマジカルスカート。
半ば強引に着せられ、最初の頃はすごく抵抗あったけど、今や私の体の一部みたいなもの。
ここまでずっと私を守って来てくれた大切な防具。もう手放すことなんて出来ない。
イシスの地下室で幽霊にビクビクしながらも受け取った星降る腕輪。
電光石火の素早さが備わり、私の能力を最大限に引き出してくれた腕輪。
いま身に着けている装備品。ゾーマを倒し、無事に生きて帰る事が出来たら…長旅を共にして来た思い出の品として一生涯残したい。
数々の思い出を胸に、迫り来るゾーマとの一戦に向けて徐々に闘志を燃やす。

勇「どうした?さっきからあさっての方向ばかり見て。」
私「いえ、ちょっと考え事をしていただけです。ごめんなさい、もう大丈夫です。」

まだ勇者様には一番大切な事を伝えていない。今はまだ言ってはいけないと思うの。
この戦いが無事に終わった時こそ、勇者様に本当の気持ちを伝えたい…。
510武闘家タン:2007/05/17(木) 18:28:34 ID:d1E9s5C/O
第52話
ルビスの塔最上階。ここには女性の姿をした石像が一体あった。

私「勇者様、きっとこれが噂に聞いたルビス様ですよ。」
勇「じゃあこの妖精の笛で…。」

マイラの村の温泉近くで見つけた妖精の笛。魔物達を眠らせる催眠効果があるほか、ルビス様にかけられた封印を解く為にも必要なもの。
勇者様が妖精の笛を吹き始めると、石像にかけられていた封印が解かれ、ルビス様が実体を現わした。

ル「ああまるで夢の様!よくぞ封印を解いてくれました。私は精霊ルビス。アレフガルドを作った者です。
お礼にこの聖なる守りを与えましょう。もし大魔王を倒してくれたら必ず恩返しを致しますわ。
この国に平和が訪れる事を祈っています。」
私「ルビス様、これで太陽の石と雨雲の杖、聖なる守りの3つが揃いました。
ゾーマの城に乗り込むにはこの3つが必要だと聞いたのですが。」
ル「その3つを持って精霊の祠の更に東にある聖なる祠へ行き、神官から虹の滴を受け取って下さい。
私はいつでもあなた方を見守っていますよ。頑張って…。」
私「ルビス様…。」

ルビス様に導かれて聖なる祠へ行く。私は神官様より虹の滴を受け取った。

「ルビス様に認められし者達よ、聖なる祠によくぞ来た!いまこそ雨と太陽が合わさる時。
この虹の滴をリムルダール北の海峡で掲げ、ゾーマ城大陸への橋を架けるのだ。」
私「この滴がゾーマ城への架け橋…。」
511武闘家タン:2007/05/18(金) 15:03:12 ID:9yvz9fKvO
第53話
最終決戦に備えてマイラの村へ。なぜマイラなのかと言うと、ここにある温泉に入りたかったの。
でも裸で入るのはどうも気が引けるので魔法のビキニ着用で。これはアッサラームの踊り子レナさんからもらった物。
本来は戦闘用ビキニらしいんだけど…。さすがにこんな姿で戦う気になんかなれない。
大きなお風呂の中で思いっきり体を伸ばしたり泳ぎ回ったり、勇者様を誘って混浴なんかも…。

私「気持ち良いですよ。勇者様も一緒に入りましょうよ!」
勇「良いのか?じゃあちょっとだけ入らせてもらうよ。」
私「ねえ勇者様。あの…、もっと近くに寄っても良いですか…?」
勇「ああ良いよ。」
私「ずっと旅をして来た中でこんな大きなお風呂に入った事は今までなかったですよね。」
勇「これまでの疲れが一気に癒されるようだ…。いよいよ明日はゾーマの城へ乗り込むんだな。」
私「こうしていると…、明日この身が闇の魔王と戦っているなんてとても思えないですよね。なんか今、とても幸せです。」

幸せいっぱいだった。私にとって勇者様はもうなくてはならない存在なのかも…。
翌日、万全な体調でリムルダールへ。北の海峡で対岸のゾーマの城を見据える。

私「では勇者様、虹の滴をかざしてみますよ。」
勇「良いだろう。」

海峡の端で虹の滴を天にかざすと、辺りが七色の光に包まれ、対岸のゾーマ城大陸に向けて橋が架かった。
私と勇者様はゆっくりと橋の上を渡り始める。目前に迫るゾーマの城。もう後戻りは出来ない。
512武闘家タン:2007/05/19(土) 16:05:12 ID:ltdA8WvJO
第54話
ゾーマの城に一歩足を踏み入れるとそこは紫色の霧に覆われた薄暗い世界だった。

私「勇者様…。」
勇「どうした?」
私「………。」

私はただ無言で勇者様の腕につかまった。勇者様も言葉を返す事はなかった。
会話をする事もなく、黙々と歩み続ける。あたりは静寂に包まれ、私達の足音だけが響いている。
でもその静寂も長続きはしなかった。私達の気配に感付いた魔物達が襲いかかって来る。
ドラゴン4匹の群れ。次々と吐き付けて来る火炎を浴びながらも一体一体確実に仕留めて行く。
アークマージ2人組。片方が倒れても生き残った片方がすぐにザオリクで蘇らせてきりがない。
隙を与えない様に私と勇者様で息を合わせて2人同時に打ち倒す。
ライオンヘッドが進化したマントゴーア。巨大竜巻呪文のバギクロスを浴びせられて体が切り裂かれた。
勇者様は弱った私をすぐに回復し、お返しとばかりに王者の剣で大竜巻を起こす。
トロルキング。キングとは言ってもボストロールに比べれば恐れる事はない。
バシルーラの突風で吹き飛ばされそうにはなったけど、勇者様が盾となり守ってくれた。
大広間では突然壁が塞がり閉じ込められてしまった。どこからか声が聞こえて来る。

「我らは魔王の部屋を守る者。我らを倒さぬ限り、先には進めんぞ!」

声と同時に大広間にある石像6体が大魔神と化し、腕を振り上げ襲って来た。
暴れ回る大魔神達。巨大な足で踏みつぶされてしまえば命の保証はない。
私はすかさず妖精の笛を吹いて眠らせ、この隙に大魔神6体を沈めて壁を切り開いた。
壁の向こう側にはバリアに囲まれた玉座が…。
513名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 05:53:00 ID:jfmpkwPsO
母「ミキー。起きなー。今日は大切な日だろー?」
美「えぇ〜?知らないよそんなのぉ。激務で疲れて眠いのに起こさないでよ母さん。」
母「いいからさっさと起きな!起きないとクビだよ!」
美「ええ!?なにさ急に!?」
母「魔王倒しといで」
美「はい?」
母「いいから言ってきな!業務命令だよ!」
美「はい!」

そんなこんなで魔王を倒しに行くことになりました。
514名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 06:00:10 ID:jfmpkwPsO
母「いいかい?町の外で魔王の手下共が暴れてるおかげでお客さんが減っちまったのさ。このままじゃ廃業さね。」
美「えぇ〜?そんなのやだよ母さん。うちのラーメン最高なのに」
母「だろ!?だからまたお客さんに来ていただくためにも、あんたのそのあまり余ってる力で魔物をやっつけておいで」
美「わかったよ母さん!」
母「あっ、そうそう。一応この町の王様に挨拶していくんだよ」
美「おっけー!では行ってまいりまする!昼までには魔王をやっつけてくるよ!」
母「(そりゃ無理だよ…)」
515名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 06:07:52 ID:jfmpkwPsO
美「ってことで太田さん一緒に来てくれるよね?」
太「馬鹿言え!俺は普通の人間だ!」

バキッ!
太「おぇ!」
美「あたしは普通じゃないってか?」
太「イテテ。そう言う意味じゃなくて(そういう意味だけど)俺はミキちゃんみたく強くないし、腰悪いし…」
美「えぇ〜。じゃあ誰か一緒に来てくれる人いないかなぁ?」
太「そりゃあ…勘九郎ぐらいなら結構戦えるんじゃないか?」
美「誰だっけそいつ?」
太「ミキちゃんにいつも挑戦状叩きつけてる奴だよ!」
美「あ〜、あのデカブツのことか。」

勘「見つけたニャ〜!鬼丸ミキ!今日も挑戦状受けてもらうニャ!今日こそお前に勝ってみせ…ギャ!」
美「うるさい!今はそれどころじゃないんだよ!
 ……そうだ!私の用事手伝ったらあんたの挑戦何度でも受けてやるよ。」
勘「本当か!用事って何だニャ?」
美「魔王を倒す」
勘「帰るニャ」
美「帰るな!」
勘「無理ニャ〜!命いくつあっても足りないニャ!」
美「私があんたに負けるより先に魔王に黒星つけられてもいいのかい?」
勘「それは嫌だニャ!鬼丸ミキを倒せるのはこの俺だけだニャ!」
太「それじゃ決まりだな。あとはどうするミキちゃん?」
美「めぐみを連れていくよ」
太「大丈夫か?(いろんな意味で)」
美「私がここからいなくなったらめぐみの店に客を取られちまうからね」
太「そういう理由かよ…」
516名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 06:19:25 ID:jfmpkwPsO
め「冗談じゃありませんわ!なぜ私(わたくし)のようなかよわい乙女がそんな野蛮なことをしなくてはなりませんの?」
美「あんたの店も魔王のせいで客が減ってるだろ?このままじゃお互い廃業だぞ。いいのか?」
め「……仕方ありませんわね。(お客さんが減ってしまったのはあなたのせいでもありますのよ鬼丸さん…
 ことが終わったら、魔王にやられたと言うことにしてあなたにも死んでいただきますわ。フフフ。)」

美「決まりだな。あと一人はやっぱ辻だな、おい辻〜!!」
辻「あっ鬼丸さん何か用ですか?」
美「カバンのなか見せて〜!!」
辻「またですか〜!それだけは無理です><」

ドロン!

美「ちぃ!逃げられたか!」
太田&めぐ「目的が違うだろ!でしょ!」
517名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 06:43:42 ID:jfmpkwPsO
美「ごめん辻。実は魔王を倒しに行くんだ。あんたのそのマジックで助けてくれ。」
辻「本気ですか?僕なんかじゃいくらも役に立ちませんよ。」
美「何!?私を一度K.Oさせといて役にたたないなんて言わせないよ!?
 ついてくるかそれとも今すぐカバンの中見せるか?どちらかを選びな!さぁ!カバンの中見せな!」
辻「ひ、ひぃ〜」
太「ちょ、ミキちゃん!脅迫じゃねぇか。てかカバンの中見たいだけだろ。
 これならどうだ辻。世界を回ることになるといろんな町でマジックの披露する練習ができるぜ?」
辻「そうか!そうですね!やっぱり僕もいきます!」
美「ちぇ、まぁいいか。よし!これでメンバー揃ったね!さっそく行こう!」
辻「よろしくお願いします」
勘「よろしくニャ」
め「こちらこそよろしくお願いいたしますわ」

いざ出発!
518名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 07:04:39 ID:jfmpkwPsO
元ネタ 無敵看板娘(無印)

勇者 鬼丸美輝 おてんば
戦士 西山勘九郎 命知らず
僧侶 神無月めぐみ お嬢様
魔法使い 辻逸色 意気地なし

商人 太田明彦 ふつう
519名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 15:05:22 ID:jfmpkwPsO
スレまちごたかな…
520武闘家タン:2007/05/20(日) 15:40:29 ID:IqSHelyiO
第55話
玉座を守る様にして取り囲むバリア。聞いた話ではこの玉座の後に下り階段があると聞いたけど…。
バラモス城でも受けたあの凄まじい衝撃を思い出すとどうしても突入をためらってしまう。

私「ダ、ダメ…。入り込めない…。」
勇「大丈夫、俺が抱き抱えて行ってやる。少しの間だけ耐えてくれ。」

勇者様は私を抱き抱えると物凄い勢いでバリアに突入して玉座の後に隠れていた階段へと駆け込む。

私「勇者様!勇者様!大丈夫ですか!本当にごめんなさい…私の為に…。」
勇「あ、ああなんとかな…。いま回復呪文かけている。大丈夫、大丈夫だからもう泣くな。」
私「はい…。」

こんな所で勇者様に頼ってしまうなんて…。バリア程度に恐れていたのではゾーマにはとても立ち向かえない。もっと勇気を出さなきゃ。
次に待ち受けていたのが回転床と落とし穴の間。うっかり歩いてしまうと床が回転して落とし穴に落とされる。

勇「言い伝えによるとここは一番手前の回転床からひたすら真っ直ぐ進んで行けば落ちずに済むはずだ。
良いかい?決して振り向いたり横へ行こうとしたりせずにひたすら真っ直ぐ進むんだ。」
私「わかりました。勇者様。」

勇者様の言う通り、回転床の上をただ真っ直ぐに進む。不思議な事に床が勝手に出口の方向に向いて難なく突破する事が出来た。
どうやらゾーマ城の山場は越えたみたい。決戦の時はもう目前まで迫っている。
521名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/20(日) 18:14:29 ID:2U/07ALV0
なんかもうここ妄想パーティ晒すってか妄想SS晒すって感じだな
まぁ面白ければなんでもいいけど
522武闘家タン:2007/05/21(月) 02:04:33 ID:ujhfoOZGO
第56話
城を進むにつれてゾーマの気配が徐々に強くなって来るのを感じる。
最深部あたりまで来た時のこと。ドラゴンと戦っている一人の戦士がいた。
私達以外にもゾーマに挑もうとしている戦士がいたなんて。しかも見た感じかなり追い詰められている。

私「勇者様、助けましょう!」
勇「よし!」

でも加勢しようとした時はもう遅かった。ドラゴンと戦っていた戦士は力尽きて倒れてしまう。

私「大丈夫ですか!しっかりして下さい!」
勇「いま回復呪文をかける。」

勇者様はベホマの呪文をかけたけど、もう手遅れだった。

オ「もうダメだ…。旅の者達よ…、必ずやゾーマを倒してくれ。
俺は…、アリアハンの勇者と言われたオルテガ…。だがそれももうお終いだ…。」
勇「なんだって!まさか父さん?そうだろ、父さんだろ!俺だよ!わかるか、あんたの息子だよ!」
オ「………。」
勇「父さん!父さん!目を開けてよ父さーん!!!」
私「勇者様ダメです!オルテガさんは…。」
勇「せっかく…、せっかく父さんに会えたと思ったのに…!ちくしょう!ちくしょう!!!」

父親の死を目の当たりにした勇者様は狂った様に暴れ出し、襲い来る魔物を見境無く斬り捨てて行く。
近くで見ている私も怖いくらいだった。でもこんな状態ではゾーマと戦う事も出来ない。勇者様を思い切って止める以外にはなかった。

私「勇者様!勇者様落ち着いて!お願い!!!」
勇「………。ゴメンよ。やっと会えた親父が殺されたショックで…。俺どうかしてたな。もう大丈夫だ。」
私「勇者様、オルテガさんの無念を絶対に晴らしましょう!」
523武闘家タン:2007/05/21(月) 23:45:12 ID:ujhfoOZGO
第57話
何も見えない真っ暗な広間。辺りに少しずつ炎が灯され、重く響き渡る足音が近付いて来る。
ただならぬ気配に身構える私と勇者様。私達はついに見た。ゾーマの姿を。

勇「お前が!」
私「ゾーマなのね!」
ゾ「勇者達よ、我が生け贄の祭壇によく来たな。お前達はここで我が生け贄となるのだ!
いでよ我がしもべ達。こやつらを滅ぼし、その苦しみをわしに捧げよ。」

ゾーマは言い放つと再び奥の方へと消えて行く。

勇「待てゾーマ!」
私「逃がさない!」

後を追う私達の前に、ゾーマに呼び出させた部下の魔物が立ちはだかる。
キングヒドラ。オルテガさんが倒されたあのドラゴンを怒りと復讐に燃える勇者様が一瞬にして沈めて敵討ち。
バラモスブロス。バラモスの兄弟?それとも似せ者?イオナズンやメラゾーマを2度3度と切れ目なく放って来る。
でも本物のバラモスを倒した私達が負けるはずはない。
バラモスゾンビ。バラモスがゾンビ化して蘇ったもの?呪文などは全く使えず、ただひたすら力で押して来るだけの魔物。
一撃の重さが半端でなく強いけど、勇者様はベホマ、私も直前で手に入れた賢者の石により回復の手段を得ていた。
攻撃と回復を繰り返す持久戦になりながらも倒す。

ゾ「ほう…、我がしもべ達を苦も無く倒すとは、さすがここまで辿り着いただけの事はある。」

目の前で見ていたゾーマが口を開いた。

ゾ「だがお前達の命もここまでだ。さあ我が腕の中で息絶えるが良い!」
524武闘家タン:2007/05/23(水) 00:25:31 ID:GgKeABk6O
第58話
ゾーマの強大な力の前に私達は成す術もなかった。
勇者様は竜の女王様より渡された光の玉を取り出して天高く掲げる。
すると今まで静かな光を放っていた光の玉が眩いばかりの輝きを発してゾーマの闇の魔力を打ち消した。

ゾ「ほほう…、我が魔力を打ち消す術を知っていたとはな。だが無駄な事だ!」

ゾーマは全く動じない。でも光の玉により、力はかなり抑えられている。勝てる望みが出て来た。

勇「良いか、攻撃は君がメインだ。とにかく攻撃しまくってくれ。傷の回復は俺に任せろ。必ず守ってみせる。出来るよね?」
私「はい、もちろんです!信じていますよ勇者様…。」
ゾ「どのような作戦を立てようと無駄だ!」

勇者様は守ってくれると言ったけど、例えこの身がどうなろうとどうでも良かった。
身を捨てる覚悟でゾーマに立ち向かう。全身全霊をかけて切りかかる。
あまりの力強さに黄金の爪も耐え切れずに先端が欠けた。

ゾ「こざかしい!これでもくらえ!」

ゾーマの口から猛吹雪が吐かれ、私は一気に氷漬けにされる。でも自力で氷を砕いて再びゾーマと向き合う。

ゾ「ならばこれでどうだ!」

猛吹雪に加えて無数の氷の矢が降り注ぐマヒャドの呪文。
全身の体温が一気に奪われ、氷の矢に体を貫かれ、傷だらけになっても耐えてみせた。

勇「大丈夫か、しっかりしろ。ベホマズン!」
私「ありがとうございます、勇者様。」

私も勇者様も全快。ゾーマにどのような攻撃をされようとも耐え抜き、なおも果敢に攻め続けた。
525武闘家タン:2007/05/23(水) 01:43:49 ID:GgKeABk6O
第59話
激しい消耗戦になった。勇者様もついに魔力を使い果たしてしまう。
でもゾーマも相当なダメージを受け、追い込まれている。

ゾ「お、おのれ…。人間ごときが何故ここまでわしを追い詰めるのだ…。だがわしは負けはせんぞ。」

私達だって絶対負けない!アレフガルドの為に、私達の生きる世界の為にも負ける訳には行かないの!
ここで最後の力を振り絞ってゾーマにトドメを!

私「賢者の石よ、お願い!!!私達に最後の力を!!!」

賢者の石に祈りを込めて天高く掲げる。暖かい光が差し込み、僅かながら力がみなぎった。

勇「よし、これで何とか行ける。俺達二人の力でゾーマに最後の一撃を加えるんだ。」
私「はい!勇者様!」
勇「これで終わりだゾーマ!」

決着の時が訪れる…。私の黄金の爪はゾーマの心臓部を貫き、勇者様の王者の剣はゾーマを頭上から一直線に切り裂いていた。
長くて辛い戦いが全て終わる瞬間でもあった…。
526武闘家タン:2007/05/24(木) 00:43:14 ID:+dEgwuWeO
第60話
ゾ「よくぞわしを倒した。だが光ある限り闇もまたある…。わしには見えるのだ。
再び何者かが闇から現れよう…。その時お前達は年老いて生きてはいまい。」

意味深な言葉を残してゾーマは燃え尽きる。私と勇者様はゾーマの最後をしっかりと見届けた。

勇「終わったな。何もかも…。」
私「勇者様…。」
勇「見事な戦いぶりだったよ。よくやったね。」
私「ううっ!勇者様〜!!!」

私は勇者様の胸に抱かれて泣いた。でも今は泣いている時ではない。
辺りは炎に包まれ、ゾーマの城が崩れて来た!このままでは生き埋めになってしまう!
脱出しようと思った瞬間、大きな地割れに飲み込まれた。投げ出された先はラダトーム北の勇者の洞窟内。
洞窟を出ると辺りは眩しい位の光が!ゾーマが倒された事でこのアレフガルドにも朝がやって来た。
魔物達の気配も全くない。真の平和が訪れていた。ラダトームに戻ると町はすでにお祝いムード。あの彼もびっくり。

カ「どひゃー!大魔王を倒したんですかい!どうりで俺が勝てなかった訳だ。
これからはお嬢ちゃんの事を親分と呼ばせて下さい。」
私「えっ!?私があなたの親分?ヤダもう止めてよ!」
カ「今のは軽い冗談ですよ。俺なんかに構ってないで、早く王様の所へ行ってあげた方が良いですぜ。」
勇「これからはちゃんと真面目にやるんだぞ。」
私「じゃあ勇者様、お城の方へ行きましょ!」
527武闘家タン:2007/05/24(木) 01:54:33 ID:+dEgwuWeO
第61話
お城では平和を祝う宴の準備が整っていた。兵士やお城の人達全員に歓迎されながら王様の元へ。

王「勇者達よ。知らせを受け、帰りを待ち兼ねていたのじゃ。よくぞゾーマを倒した!心から礼を言うぞ!
アレフガルドもこれからは光ある世界として歩み始めるであろう。
そなたこそまことの勇者!この国に伝わる勇者の証、ロトの称号を与えよう。」
勇「ロトの称号?」
王「勇者ロトよ。そなたの偉業はロトの伝説として永遠に語り継がれるであろう。」
勇「俺が、勇者ロトに…。」
私「勇者様、おめでとうございます!勇者ロトばんざ〜い!!!」

勇者様はアレフガルドの英雄、勇者ロトに選ばれた。お城も町中も…、国全体が祝いの宴で賑わっている。
私達の功績を称え、次々と集まって来る大勢の人達…。これまでの辛い戦いの日々が全て嘘だったかのよう…。
今のこの雰囲気だったら言える!今まで言う事が出来ず、心にずっと溜め込んでいた事…。
私は溢れるこの思いを伝える為、勇者様の元へと駆け出して行くのだった。
528名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/24(木) 22:06:36 ID:TYqbXx5Z0
ゾーマ撃破までカキコ乙
このスレで二人目かな?
最後までがんがれ
529武闘家タン:2007/05/25(金) 01:01:15 ID:h1kmsI9XO
第62話(最終話)
私「勇者様…?」

勇者様の姿がない。ついさっきまで私の視線の先にいたのに…。町中からお城の中まで懸命に走り回って探した。

私「勇者様!勇者様!!勇者様〜!!!」

必死に呼び掛けた。でも私の呼び掛けに応える者はいなかった。
辺りの人達に聞いても王様に聞いても…、勇者様の姿を見たと言う人は誰もいない。
一人寂しく歩き回っていた私は町の片隅で勇者様が身に着けていた装備品が置かれているのを見つけた。
王者の剣、光の鎧、勇者の盾、聖なる守り、オルテガの兜…。そして書き置きが一枚あった。
ただ一言、「さようなら」と書かれた書き置きが…。

私「ヒドい…。ヒドいですよ勇者様…。黙って行ってしまうなんて…。
まだ本当の気持ちだって伝えていないのに…。勇者様〜〜!!!!」

その場で泣き崩れた。悲鳴にも近い私の叫び声が町中に響き渡る。
せめて最後にこの溢れる気持ちだけは伝えておきたかった。「あなたが好きです」と…。


ギアガの大穴が閉ざされてしまい、私はもう元の世界に帰る事が出来ない。これからはラダトームの町で過ごす事に。
勇者ロトと共に戦った仲間として町に歓迎され、立派な家が与えられた。
私が戦いの日々に身に着けていた装備品と共に彼が残して行った装備品も一緒に保管してある。
いえ違う…、これは彼が残して行った物ではない。彼の忘れ物なの。忘れ物はいつか必ず持ち主に返さなければいけないよね。
あれ以来、彼が私の前に現れる事はなかった。でもいつかきっとまた会える日が来る事を信じて待っている。
だって彼は…、私が心に決めた世界でたった一人の恋人なんだから…。
530名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/26(土) 00:33:55 ID:b4Ikwa4V0
おー、長い間おつかれー。
こんないい娘を置いてどこにいったんだよ勇者は。
531名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/26(土) 01:07:12 ID:ID3oOmmmO
 勝手にSSを始めていい?
532名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/26(土) 03:23:04 ID:Z1XQh9MmO
銅像
533名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/27(日) 13:24:49 ID:Zo69cst0O
俺の名はコーゾー。職業は戦士だ。
勇者に誘われ旅に出たが勇者は1分で死んでしまった。
生き返そうと思ったが奴は死ぬ直前、遺言状のごとく言い放った。
「魔王を倒したら生き返らせてくれ」


仕方ない。俺は勇者の代わりになる仲間を求めてルイーダの酒場へ向かった。
534名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/27(日) 13:29:44 ID:Zo69cst0O
ルイーダの酒場の人はこう言った。
「成長すれば役立つから遊び人連れていけ」

俺は二人の遊び人を仲間に加えた。


遊び人二人の名は「ゅぅ」と「ぅゅ」。どちらも女だ。

よし、いくとしよう。
535名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/27(日) 13:34:21 ID:Zo69cst0O
遊び人二人にこんぼうを持たせてやったがなかなか攻撃しやがらねぇ。
まず言うことを聞かない。それに加え弱っちいから守ってやらなきゃならねぇし。
完全にお荷物じゃねぇか。俺は回復役じゃねえんだぞ。

薬草買ってこなきゃな…。
536名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/27(日) 13:45:59 ID:Zo69cst0O
薬草買い込んだら金が無くなっちまった。
ついでに体力回復させるために勇者の家に行ったが泊めてもらえなかった。
仕方なく宿屋に行ったら一人2Gだった。持ち金4G。お金が足りなかった。

邪魔だこいつらぁ!!
537コーゾー:2007/05/27(日) 17:43:38 ID:Zo69cst0O
なんとかレーベの村に辿り着いた。
この村に辿り着くまでに俺は1回死んでしまった。
俺が薬草をケチるもんだからこいつらも5、6回は死なせてしまった。
俺「ごめんな」
ぅゅ&ゅぅ「ぅゅ…」

おかげでお金も貯めることもできずにレーベの村に着いてしまった。

南のナジミの塔に盗賊のカギがあるらしい事をこの村の住人から聞いたが、向かうのは暫らく無理だ。

お金を貯めてこいつらに良い防具買ってやんなきゃな
538知らない人 ◆tr.t4dJfuU :2007/05/28(月) 07:58:12 ID:o0J+UbiiO
 勇者は仲間を呼んだ! 
 戦士が現われた!
 僧侶が現われた!
 商人が現われた!

 勇者はミナデインを唱えた!
 
 
 
 作品数が足りない!
539名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/05/28(月) 21:55:35 ID:POdROFOj0
なんかこのスレ殺伐としてるな
540武闘家タン:2007/05/31(木) 02:06:31 ID:hCy/YWF4O
武闘家ちゃん続編「勇者様にもう一度会いたい」

いま私はマイラの村まで観光に来ている。温泉に入りたかった事もあるけど、
ここにはアレフガルドでただ一つのすごろく場があるの。あの旅の間に集めたすごろく券が何十枚とたまっていた。
すごろくに参加した私は順調に進み続け、とあるマスに止まった。
宝箱があったので開けてみたら…、中身はなんとドラゴンクロウ!
あの黄金の爪さえも上回る抜群の切れ味を持つと聞いた事がある。思いがけない拾い物をしてしまった。
ゴール目指してすごろくは更に続く。何度も落とし穴にはまったり電磁波を受けて気絶したりもしたけど
諦めずに10回ほど挑戦し続けてついにゴールイン!商品はなんとキラキラ輝く光のドレス。
このすごろくで手に入れたドラゴンクロウと光のドレスが後に大活躍する事になるなんてこの時は思ってもみなかった。
私はすごろく場を後にして露天風呂に。決戦の前日、勇者様と共に混浴した事を思い出す…。
今回は一人だけど、お湯に浸かったまま静かに目を閉じると隣りには勇者様の温もりがあって…、
今にも勇者様が話しかけてきそうな感じ。
私は目を閉じたまましばらく居眠りをしてしまったみたい。気付いた時にはすっかり上せていた…。
勇者様にもう一度だけ会いたい。これが今一番の望み…。
541武闘家タン:2007/05/31(木) 18:56:41 ID:hCy/YWF4O
武闘家ちゃん続編第2話「上の世界から来た賢者様」

キメラの翼を使いマイラからラダトームへと戻った。私は町中で青いローブ姿の青年に声をかけられる。

賢「もしや…、勇者ロトと共にゾーマを打ち倒した武闘家の少女とはあなたの事では?」
私「えっ!?あ、はい。私の事だと思いますが…。」
賢「やはりそうですか!お目にかかれて光栄ですよ。私は上の世界から来た旅の賢者です。」
私「えっ、上の世界からですか!?でもこのアレフガルドと繋がるギアガの大穴は塞がってしまったはずですよ?」
賢「いえそれがですね、最近何者かが天界に住む神竜様に打ち勝ち、願いを叶えてもらったようなのです。」
私「天界…?神竜様…?一体何の事です?」
賢「私もつい最近知らされたのですが、竜の女王様のお城から天界に導かれる者がいると聞きました。
その天界に住む神竜様と会い、見事打ち勝つ事が出来れば…、何でも一つだけ願いを叶えてもらえるとか。」
私「願いを何でも一つだけ…。」
賢「最初に打ち勝った者の願いが、上の世界と下の世界を自由に行き来出来るようにする事。
だから私はこうしてアレフガルドに下り立つ事が出来たのです。」
私「一つだけ願いを叶えてくれる神竜様…。今の話は本当なんですか。」

すごろく場で手に入れたドラゴンクロウと光のドレスを見つめた。賢者様は私の考えている事に気付いた様子。

賢「まさか…、あなたも天界へ行こうとしているのでは!」
私「勇者ロトは別れも告げずに私の前から姿を消しました。でも彼にはどうしても伝えたい事があるんです。
その為にも一度で良い…、もう一度だけ彼と会いたい…。私の願いなんです。」
542武闘家タン:2007/06/01(金) 02:25:08 ID:weC4eI/OO
武闘家ちゃん続編第3話「賢者様と共に」

賢「神竜様はゾーマさえも凌ぐ力を持つと聞きます。いくらあなたと言えども、一人で挑むのはあまりに無謀過ぎます。」
私「………。賢者様、あなたのお力を借してもらえませんか?」
賢「えっ、私がですか。」
私「いえ、何でもないです。今のは気にしないで下さい。私の身勝手な望みの為にあなたを巻き込むなんて出来ません。
もう彼の事は良いんです。人間、諦めが肝心ですからね。」
賢「何を言っているんですか。勇者ロトと一番身近な方の力になれる、こんな光栄な事はありません。」
私「力になってもらってもよろしいのですか?」
賢「お望みとあらばもちろんです。あなたの一途な気持ちを彼に伝える為にも…、私が全力を持ってあなたをお守り致します!」

一途な願いを叶えてもらう為、賢者様と共に天界へ向かう事になった。
光のドレスに身を包み、右腕にはドラゴンクロウを装着。左手の中指には命の指輪。
これを指にはめていると歩いているうちにも自然と体力が回復して来る。
あのオルテガさんがリムルダールの町に預けて行った物だと聞いているけど、今となって形見みたいな物なのかな…?
賢者の石と妖精の笛も持って戦闘準備完了。この装備で天界へ挑む。

私「賢者様、お待たせしました。さあ天界へと参りましょう!」
賢「なんとお美しい!」
私「いえ、私もこの装備は初めてなんですよ。爪とドレスはマイラのすごろく場でさっきもらったばかりなんです。
まさかいきなり使う事になるとは思いませんでした。」

賢者様のルーラで上の世界へと飛び立つ。もう二度と戻れないと思っていた元の世界へ再び…。
543武闘家タン:2007/06/01(金) 22:48:40 ID:weC4eI/OO
武闘家ちゃん続編第4話「天界」

私「ラーミアー!!」

ラーミアを呼び掛けると嬉しそうに飛んで来た。この子と会うのもすごく久しぶり。

賢「これが伝説の不死鳥ラーミアですか!」
私「ラーミア!久しぶりだね。元気みたいで良かった。
でねラーミア、お願いがあるんだけど竜の女王様のお城まで連れてって欲しいの。」

お願いするとラーミアはすぐに向かい始めた。以前、ゾーマと戦う為に光の玉を与えてくれた竜の女王様。
女王様は私達に光の玉を託すと同時に卵を産み、力尽きてしまった。
お城の窓際、眩い光が差し込んでいる場所に入り込むと…、体が軽くなってどこかへと飛ばされた。
気が付けば私と賢者様は空に浮かぶ小さな島の様な場所に立っていた。

私「ねえ賢者様、ここが天界なのでしょうか?」
賢「天界に飛ばされたのは確かな様ですが、ここはまだほんの入口でしょう。」
私「あっ、見て下さい。洞窟への入口がありますよ。」

洞窟内に入ると早速魔物が襲って来た。

私「神聖な場所であるはずの天界にも魔物達が潜んでいるんですね。」
賢「これも神竜様に認めてもらう為の試練みたいなものですよ。」

新しい装備で初めての戦闘。最初に試す相手は軍隊ガニ系最強クラスのキラークラブ。
ドラゴンクロウを繰り出すとキラークラブの堅い甲羅を簡単に貫いた。

賢「さすがですね。私のルカニが発動する前に片付けてしまうとは。」
私「ええ、だてにゾーマを倒した訳ではありませんからね。」
賢「こ、これは失礼を致しました!」
私「いえ…、何も謝る必要はありませんよ賢者様。」
544武闘家タン:2007/06/02(土) 07:04:40 ID:bH9kz06+O
武闘家ちゃん続編第5話「懐かしい場所」

天界の洞窟を進んで行くうちに、どこか見覚えのある場所へ出て来た。

私「あれ?ここは…。」
賢「どうかしましたか?」
私「いえ、何かここ見覚えがあるんですよ。確かネクロゴンドの洞窟…。」

他にもノアニールやジパングやピラミッドなど、懐かしいあの場所が次々と…。

私「どうして…。どうしてあの場所が出て来るの…。勇者様…、グスッ…。」

勇者様と共に挑んだ数々の洞窟。あの日の事を思い出すと涙が溢れ出て来た。

賢「ここは…、あなたと勇者ロトの思い出の場所なんですか。」
私「はい…。」

いま私の隣にいるのは賢者様だけど、こうして二人きりでいるとまるで彼が勇者様の様にも見えて来る。
私はしばらく立ち止まってしまった。でもその時、目の前に巨大な何かが現れる。

賢「危ない!!!」

賢者様はとっさに私を抱き抱えて飛び退く。次の瞬間、いま私のいた場所にはいくつもの炎が走った。
視線を前に向けるとそこにはキングヒドラの姿。ゾーマの部下の一匹でもあり、勇者様の父オルテガさんを死に追いやった魔物。
あのあと復讐に燃える勇者様の手によって倒されたはずなのに。

私「違う…。似ているけどここはネクロゴンドでもジパングでもピラミッドでもない。
やっぱりここは天界の洞窟なの。賢者様ごめんなさい。私どうかしていましたね。」

しっかりと現実を見据えてキングヒドラと向き合う。いまさらキングヒドラごときに負けるはずがなかった。
545武闘家タン:2007/06/03(日) 17:03:13 ID:bd0ROxHjO
武闘家ちゃん続編第6話「不思議ワールド」

不思議な不思議な天界への道。ネクロゴンドからいきなりサマンオサ城の地下牢に出たり
闘技場の中を駆け抜けたり、お城の様な場所に出て来たり…。
ここにはゼニスと言う名の王様がいたのでご挨拶すると、神竜様の塔はもう目の前だと教えてくれた。
ゼニス王のお城を出てようやく辿り着いた神竜様の塔。

私「来ましたね賢者様。神竜様のいる場所まではもうすぐですよ。」
賢「いえ、ここから先は何が待ち受けているのかわかりません。気を緩めずに参りましょう。」
私「ちゃんと守って下さいね。」
賢「もちろんです。何があろうと。」

賢者様の言う通り、塔の中では本当に辛い戦いが続いた。
ダークトロルは並外れた体力を持ち、会心の力で切り付けても、賢者様が全力でメラゾーマを放っても平然としている。
逆に私達は一撃受けただけでも追い詰められるほど。攻撃と回復をこまめに繰り返しながら倒す。
デビルウィザードは魔法使い系だけどバイキルトをかけて力押しの攻撃もしてくる。
魔法使いに力負けなんかしていられない。私も賢者様にバイキルトをかけてもらい、力で対抗した。
メタルキメラ。呪文攻撃を受け付けず、口からは強い吹雪を吐き出す。
しかも金属混じりの固い体。ここでもバイキルトをかけてもらい、力で仕留める。
恐ろしい力を持つ天の門番は賢者様のメダパニによって同士討ちに。
バラモスエビル2体に正面からぶつかるのはあまりに分が悪過ぎる。賢者様がバシルーラで2体とも遥か彼方へと吹き飛ばした。
ここまで来たらもう後戻りは出来ない。必死で戦い続ける…。
546コーゾー:2007/06/03(日) 18:26:30 ID:Gck1oGiIO
遊び人二人の装備を揃えてやった俺はこいつらを連れてナジミの塔へ向かった。

塔に着いて頂上へ迎う途中、こいつらが言うことを聞かないばっかりに俺たちはこの塔に棲む魔物に、
毒を盛られ、幻惑させられ、幾度となく死にかけた。
それでも俺は戦いの後、こいつらに毒消し草を塗ってやり薬草で手当てをしてやった。
ぅゅ「ぁりがと。こぉぞぉ。」


相変わらず言うことを聞いてくれないが俺はこいつらと共に頑張ろうと思った
547武闘家タン:2007/06/03(日) 21:59:48 ID:bd0ROxHjO
武闘家ちゃん続編第7話「神竜様」

塔の魔物に苦戦しながらもなんとか辿り着いた最上階で神竜様とお会いした。

神「人間達よ、よくここまで辿り着く事が出来たな。」
私「神竜様、あなたは何でも一つだけ願いを叶えてくれると聞きました。私にはどうしても叶えて欲しい願いがあるんです!」
神「良いだろう。ただし、私を打ち負かす事が出来たらの話だ。準備は良いか?」
私「はい。」
神「まずはお手並み拝見と行こう。そちらの娘は勇者と共にゾーマを倒したそうだな。どの程度の実力なのか見せてもらおうか。」
私「では神竜様行きますよ。」

ドラゴンクロウを構え、神竜様に向けて思いっきり繰り出す。
ドラゴン系に対しては特に威力を発揮するこの爪の一撃は神竜様に対してもかなりの有効打になるはず。

神「ほう…、お前の武器はドラゴン系に威力を発揮するドラゴンクロウか。さすがに今の一撃は少し応えたぞ。」

でも神竜様は全く余裕の表情をしている。

賢「神竜様、次は私がいきますよ。メラゾーマ!イオナズン!」

賢者様は最強クラスの呪文を連続で放つ。

神「メラゾーマとイオナズンの二段攻撃とは、そちらの青年もかなりの経験を積んだと見える。では今度はこちらから行くぞ。」

神竜様が襲い来る。何十メートルもある巨体でのしかかって来た!私も賢者様も下敷きに!なんて強烈な攻撃なの…!

神「どうしたのだ?今のはほんの挨拶代わりだぞ。」

更に神竜様は鋭い牙で噛み付いて来た。
最高峰の防具でもある光のドレスをたやすく貫通し、背中に牙が深く突き刺さる。
全身の力が一気に抜けて行く…。私はグッタリ倒れ込んだ。
548名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/04(月) 01:04:53 ID:TnhjoPNY0
喪はしんでしまった!

神父 :「喪を生き返らせるためには420Gの寄付を・・」
女商人 :「そんな金ないでー、
      亀の甲羅以上の価値はこいつには絶対ないわ」
女武闘家:「キモイしさ、埋めちゃえばいんじゃねww」
女僧侶 :「喪のために、冥福を祈りましょう。
      冒険から離れ、安らかな時間を貴方に・・」
女武闘家:「この女恐えー、祈りながら笑いを噛み殺してるぜw」

神父  :「すみません、埋葬にも200Gかかってしまうのですが」
女商人 :「ごみ捨てるのにも、金がかかる時代かー。難儀なこっちゃで」
女僧侶 :「ふふっ、資源ごみ以下だなんて
      ひどいことをおっしゃいますね(微笑)」
女武闘家:「商人ちゃん、そんな事言ってないじゃんかよー。
      お前ホントすぐに人を悪者にするよなーw」
549名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/04(月) 05:20:15 ID:xt6/vkzSO
喪タソ…(´;ω;`)ブワッ
550名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/04(月) 15:34:06 ID:GrwB1cwq0
藻の復讐譚きぼん
551武闘家タン:2007/06/04(月) 22:22:39 ID:JpBWxpLiO
武闘家ちゃん続編第8話「この身を捨てても」

神竜様の鋭い牙に貫かれて絶体絶命!

賢「しっかりして下さい!あなたを死なせたりはしません!ベホマ!」

賢者様にベホマをかけられ、生死の狭間からなんとか一命を取り留めた。
でもこの後、私達の力など神竜様の前ではまるで無力だと言う事を思い知らされる。
神竜様は攻撃の手を緩めない。自らの巨体、鋭い牙、吐き出される炎や吹雪などの猛攻撃に
私達は反撃どころか防戦一方。何度も瀕死に追い込まれ、回復もままならない。もはや勝ち目がない事は目に見えていた。

神「ゾーマを倒したと言うからどれほどの者かと思えば飛んだ期待外れだ。」
賢「このままでは勝ち目がありませんね。」

賢者様は意を決した様に突然立ち上がった。

私「賢者様…?どうするつもりですか?」
賢「あなたの望みは必ず叶えて見せますよ。例えこの命に換えても…。」
私「えっ!?」
賢「神竜様、あなたの偉大なる力の前ではもはや我々人間の力など無力同然です。
ですがこれを…、私の最後の悪足掻きだと思って受けて下さい。メガンテ!」
神「何!?」

賢者様は犠牲呪文メガンテを放ち、神竜様を道連れにしようとする。
轟音と大爆発が起きて辺りは何も見えなくなった。
しばらくすると爆風が消え、目の前には賢者様が横たわっていた。しかし神竜様は生きている。

私「賢者様!賢者様〜!!」
神「まさかメガンテを放って来るとは予想外だったな…。しかしそれでも私を打ち負かすには不十分だったようだ。」

私は一人取り残された。このまま殺されるしかないの?イヤ!死にたくない!!!
552名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/05(火) 01:49:51 ID:6xBD/8/20
>>548のより陰湿なバージョン


喪はしんでしまった!

神父 :「喪を生き返らせるためには420Gの寄付を・・」
女商人 :「どうしよ…?(苦笑)
      今ウチら、あんまお金持ってないし…ねえ?」
女武闘家:「んー…お金無いならしょうがないよね…(チラッ)」
女僧侶 :「喪のために、冥福を祈りましょう。
      冒険から離れ、安らかな時間を貴方に・・(笑)」
女武闘家:「僧侶ちゃん流石本職w喪もこれで満足でしょwwどうぞ安らかにwwww」


表面上が取り繕われているせいで
何かの拍子に生き返っても、文句も言わせて貰えないだろう
神父も奴等を善人じゃないかと、怨むだなんて恩知らずだと言うに違いない
553武闘家タン:2007/06/05(火) 21:11:47 ID:WIL7fTgrO
武闘家ちゃん続編第9話「死なないで賢者様」
神「さて娘よ、残るはお前一人だ。」

神竜様は私にもトドメを差そうと再びあの鋭い牙を剥く。

私「いやあ!お願い!もう止めて!神竜様、負けを認めます!
願いの事はもう良いですから…、お願いです。助けて下さい!」

負けを認めて命乞いをする事しか出来なかった。命乞いとは屈辱的な事かもしれない。
でも今の私は自分の命を、そして目の前に横たわる彼の命を守りたかった。

私「賢者様〜!!お願い、目を開けて!死なないで!!!」

賢者の石を天高くかざして横たわる賢者様を光に照らし、サマンオサで瀕死の勇者様を救った時と同じ事を…。
彼の口と私の口を合わせ、彼の体内に私の息を送り続ける。しばらくすると賢者様が目を開いた。

賢「うっ…!私は一体…?確かメガンテを放って息絶えたはずでは…?」
私「賢者様!良かった助かって…。」
神「何?息絶えたはずの者を呪文も使わずに蘇らせたと言うのか…?」
賢「まさかあなたが救ってくれたのですか…?一体どうやって…。」
私「賢者様ごめんなさい!私の願いの為に…。でも、もう良いんです。
神竜様に打ち勝つ事なんて無理だったんですよ…。」
賢「勇者ロトと再び会えなくても良いのですか?」
私「例え勇者様との再会が叶わないとしても、あなたを助けてあげたかった…。
たかが私の願い一つの為に見殺しなんて出来ない。だからどうしてもあなたの命を守りたかったの。」

私と賢者様のやり取りを見ていた神竜様が口を開く。

神「フッ、よろしい。良いだろう、私の負けだ。久々に感動させてもらったぞ!」
私「えっ!?」

神竜様が突然負けたと言い始めた。一体何が起きたと言うの?
554武闘家タン:2007/06/06(水) 00:52:37 ID:hFoVccFhO
武闘家ちゃん続編第10話「神竜様に願いを」

神「相手に打ち勝つ事は何も力が全てではない。感情で打ち勝つ事も可能なのだ。
お前達が互いを思いやる気持ち、守りたい気持ち、愛する気持ちを確かに見せてもらった。
力尽きたはずの者を蘇生の呪文もなしに蘇らせるなど、よほどの愛情がなければ成せない技だろう。
私でさえも胸を打たれるものがあったぞ。その心意気は見事だ!」

神竜様は私達の行為を見て感動を覚えたらしい。情に流されたって事みたい。

神「さあ娘よ、願いを言うが良い。何でも一つだけ叶えてやろう。」
私「えっと……。」

全くの予想外な展開に正直迷った。ここで勇者様にもう一度会いたいなんて言って良いの…?

賢「どうされましたか?さあ、神竜様に願いを。」
私「………。」
神「どうしたのだ?叶えて欲しい願いがあるのではなかったのか?
勝利は勝利だ。遠慮なく言うが良い。」
私「……ゆ…勇者様に、私の前から忽然と姿を消した勇者ロトにもう一度会いたいです。」

悩み抜いた末の願い事。私には彼への気持ちがどうしても捨て切れなかった。

神「うむ、お前と共にゾーマを倒した勇者ロトにもう一度会いたいのだな。本当にその願いで良いのだな?」
私「はい…。」
神「よろしい。勇者ロトの生地アリアハンへ行ってみるが良い。彼の姿があるだろう。ではさらばだ。」

神竜様の力でアリアハンへと飛ばされるのだった。
555武闘家タン:2007/06/06(水) 19:03:29 ID:hFoVccFhO
武闘家ちゃん続編第11話「あなたが好きです」

私「賢者様ごめんなさい。」
賢「えっ、何がですか?」
私「実は…、私を懸命に守り、願いを叶える為に命まで懸けてくれたあなたに心が傾いていたんです。
でも勇者様への気持ちがどうしても捨てられなくて…。」
賢「いえ、当然の事ですよ。勇者ロトは私なんかよりもずっとあなたに近い方ですから。
さあ参りましょう。勇者ロトが待っているはずです。」

勇者様と初めて出会ったアリアハンの町で感動的な再会が待っていた。見慣れた後ろ姿を見つけて声をかける。

私「勇者様。」
勇「き、君!どうしてここに…?」
私「もう、どこへ行ってたんですか?ずっと…、ずっと探していたんですよ。」
勇「ゴ、ゴメンな。」
私「黙って一人だけ行ってしまうなんてヒドいじゃないですか。」
勇「俺はアレフガルドの勇者ロトである前にアリアハンの勇者オルテガの息子なんだ。
見知らぬ世界に止どまる訳には行かなかった。」
私「私だってこっちの世界の人間ですよ。」
勇「ロトの称号なんぞを受けてしまった俺にはきっといつかまた危険が迫って来る。
もうこれ以上君を巻き込みたくはない。君には下の世界で平和に過ごして欲しかったんだ。」
私「もしまた危険が迫って来た時は…、二人で力を合わせて乗り越えれば良いんです。
今までだっていつも二人で…、どんな恐るべき相手でも打ち倒して来たじゃないですか!」
勇「………。」
私「勇者様…、あなたにどうしても伝えたい事があるんです。ずっと心に思っていた事…。
今まで伝えられなかった全ての思いをここで打ち明けます。私の素直な気持ちを聞き入れて下さい。
好きです。あなたが好きです。」
556791:2007/06/06(水) 21:46:38 ID:6EJVykgE0
1年ぶりにアリアハンで再会
ローザ「マゴットにアルスさん久しぶりね」
ミザリー「どこにいってたの?」
マゴット「イヴァリースよ」
ミザリー&ローザ「イヴァリース?!以前ティベリウスのおじさまが話してくれた?」
アルス「うん。そのイヴァリースで間違いないと思う。人が石を掲げて化け物になってた。あんなの見たの初めてだ。どうにかたおしたけど・・・」
ローザ「マゴット、その格好は?」
マゴット「話術士の正装よ。向こうで話術士をマスターしたわ!これはおみやげ。銃といってとおくはなれていてもこうげきできるんだよ」
ミザリー「へぇ」
じゃあまたこおりのどうくつからこうりゃくしましょう。
557武闘家タン:2007/06/07(木) 01:10:50 ID:mWV75Ou/O
武闘家ちゃん続編第12話(最終話)「いつまでも一緒」

勇「そうか、君は俺の事をそんなにまで愛してくれていたのか。なんかすごく嬉しいな。
俺は今まで君の事を妹の様な存在だとしか思っていなかったが
これからは一人の女性として、大切な恋人としてずっと守って行くよ。」
私「私を置いてどこにも行かないで。一人にしないで!」
勇「わかったよ。もう君を一生放さない。いつまでも一緒だ。」
私「勇者様〜!!!」

唇を重ねて永遠の愛を誓い合う…。結婚して結ばれるには私も勇者様もまだ幼過ぎるけど
いつかきっと結ばれて勇者ロトの血を引く立派な子供を作りたい。
私と共に天界を旅した賢者様だけど、これからも信頼出来るお兄さんの様な存在として私も勇者様も慕って行く事にした。
今回、彼にはちょっと悪い事をしてしまったのかもしれない。
でも大丈夫、彼にもきっといつか…いえ、近いうちに素敵な恋人が現れるはずだから。
真面目で頼りがいがあって何よりすごくハンサムなんだもん!

私の冒険ラブコメディーもこれでめでたくハッピーエンド。長いストーリーを最後まで読んでくれた方、どうもありがとう。
558名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/07(木) 04:52:47 ID:kgZmDhDF0
乙華麗
559名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/07(木) 10:02:47 ID:Zq6ku0zO0
完結乙
560名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/09(土) 22:18:03 ID:yAxh/u240
hoshu
561名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/09(土) 23:00:25 ID:D7oEpx1J0
武闘家タン乙
562名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/09(土) 23:59:01 ID:0N12iLk80
連載乙
563名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/13(水) 22:33:39 ID:u1d0K+y/0
保守
564名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/15(金) 22:37:29 ID:ekhvTNWq0
Ups
565コーゾー:2007/06/17(日) 20:27:51 ID:wI4/NL5oO
俺たちはナジミの塔頂上へようやく辿り着いた。

頂上には爺さんがいた。
この人が盗賊のカギを持ってるらしいがどうやら眠っているようだ。

俺「とりあえず起こすか。」
ぅゅ「えぃ!」

パチッ!

ぅゅは寝ている爺さんの禿頭を平手でパチパチと叩いた。
ぅゅ「パチパチおとがでりゅう〜!」
ゅぅ「私もやってみようかねぇ?」
俺「やめろ。」

爺「…んん、おおやっと来たようじゃな。…勇者はなんと棺桶の中とな!?
  幾度となく勇者にカギを渡す夢を見ていたというのに…」

まさか勇者を生き返らせなければカギを貰えないのか?
と焦ったが、爺さんはすんなりと盗賊の鍵を渡してくれた。

俺たちは爺さんに感謝を言い、ナジミの塔を後にした。
566コーゾー:2007/06/20(水) 23:32:48 ID:vsLfpjqkO
盗賊の鍵を手に入れた俺たちはレーベの村に立ち寄った。

俺「あったあった。この家。鍵閉まってるだろ?」
ゅぅ「この鍵を使うのね?」
ゅぅは盗賊の鍵を取り出した。
ぅゅ「ぅゅがあけりゅう〜!」
ぅゅはゅぅから盗賊の鍵を取り上げ鍵の掛かった扉に差し込んだ。

ガチャガチャ。ガチャガチャ!ガチャガチャ!ガチャガチャ!

俺「早く開けろよ」
ぅゅ「開け方わかんない」
ゅぅ「もう…仕方無いねぇ」

カチャリ

爺「ん?なんじゃお前さんは?」
家の中には大きな壺と爺さんがいた。
爺「わしの家には鍵を掛けておいたはずじゃがどうやって入ってきた?」
ゅぅ「これで開けたの。」
ゅぅは正直に盗賊の鍵を見せた。
爺「なんとそれは盗賊の鍵!するとお前さんがあの勇者オルテガの…!」
俺「いえ、オルテガの息子に世界を救えと頼まれた戦士です。オルテガの息子は死にました。」
爺「そうじゃったか…。であればこれをお前さんに渡さねばなるまい」
魔法の玉を受け取った。
爺「それを使えば旅の扉への封印が解けるはずじゃ。気を付けてゆくのじゃぞ」

俺たちはこの村で装備を完璧に整え、東にある旅の扉へと向かった。
567コーゾー:2007/06/22(金) 07:07:27 ID:KPWTpUBkO
レーベの東にある旅の扉へ行く前に、小さなメダルが5枚貯まったのでメダルおじさんの所へ立ち寄った。
5枚集めた褒美として「とげのむち」がもらえた。

この武器なら一度に複数の敵に攻撃出来そうだ、
が、しかし俺にはこんな器用な武器は使いこなせなかった…。
ゅぅ「こーぞー。ちょっと貸してごらんなさぁい」
そう言うとゅぅは、鞭を取り上げると器用に鞭をしならせた。
ぅゅ「あら簡単じゃん。こーぞーってば不器用なのね。」
俺「うるせえな。俺は剣さえ扱えれば十分なんだよ。」

ってことでさっそくスライムの大群で試し打ち。
俺とゅぅは防御でぅゅの刺の鞭攻撃がどの程度が見ることに。

ぅゅの攻撃!ぅゅはにっこりほほえんだ!

スライムAの攻撃!
スライムBの攻撃!
スライムCの…以下略

俺「うぜえよ!」
ぅゅ「じょうだんよ。そんな怒らないでよこーぞー。」
俺「いいからさっさと攻撃してくれ」

刺の鞭でゅぅの攻撃力も上がり、前まではスライム一匹ですら一撃で倒せなかったのが一掃できた。

ゅぅ「ぅゅすごおぃ!」
俺「おお!こりゃ使えるな。」
ぅゅ「これでバラモスも楽勝ね!」
俺「いやいやいや。」

ぅゅが調子に乗ってきたところでいざないの洞窟へと向かった。
568コーゾー:2007/06/23(土) 22:09:39 ID:wxLNf1qcO
洞窟へ到着した。

洞窟へと入っていくと、すぐに行き止まりでそこに爺さんが立っていた。

爺「ここはいざないの洞窟じゃ。じゃが階段は石壁で封じられとる。」

俺「この壁か。魔法の玉で吹っ飛ばせるんだな。お前達離れてろ。」
ゅぅ「ぅゅ、こっちおいで。」
ぅゅ「うん。こーぞー気を付けてね!」
俺「あぁ。大丈夫。」

俺は壁に魔法の玉をしかけ、その場から離れた。

ドドドドドーーン!!!

壁は吹き飛ぶと壁があった奥に地下へ続く階段があらわれた。

爺「もはや封印はほどかれた!」

俺たちは意を決してその階段へと足を踏み入れていった。
569コーゾー:2007/06/23(土) 23:40:27 ID:wxLNf1qcO
俺「なんだここ。まるで迷路だな。」
ゅぅ「キャッ!落し穴だわ!」

足場が崩れて落し穴になっているところがいたる所にあった。

ゅぅ「この道、落し穴で先に進めないね。」
俺「別の道を探すか」

俺達は落し穴を避けながら、あっちの道を通ったりこっちの道を通ったりとぐるぐるしながら奥へと進んでいった。


次々と迫りくるモンスターを退け、ぼろぼろになりながらも薬草で手当てしながら進んでいくと、
やがて上がる階段が見えた。その階段は地上へ続いていた。


ゅぅ「ふぅ〜…。やっと外に出れたわね。もう私ヘトヘト…。」
俺「だな、早いトコ町を見つけて…」
ぅゅ「こーぞー!ゅぅ!」
俺「なに?」
ぅゅ「アレ!お城!」
俺「おっ!本当だ!」
ゅぅ「とりあえず行きましょう!早くお風呂に入って休みたいわ。」

俺達はその城へと向かって行った。
570名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/25(月) 06:38:46 ID:O7tDikMyO
こういう旅日記スレ好きなんだけど他のスレってなくなっちゃった?
ちょっと前に殿下とかいっくんとか中村屋とかいっぱいいたよね?あと実況スレとかも無いみたいだし
あの頃の住人なんだけど人少なすぎで寂しいねここ…

>>569
続き待ってます
571名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/06/29(金) 02:13:17 ID:CRYUJ0s3O
いつまで待てばまとめサイトできるんだろう…
携帯以外じゃネカフェしか使えないのに…
マンボーがダメなら自遊空間もダメだよなあ
572名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/02(月) 19:55:36 ID:njubqWh+0
保守
573名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/07(土) 17:07:56 ID:38cwSsmu0
age
574名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/14(土) 21:37:01 ID:0hEbECV+0
575名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/24(火) 17:35:38 ID:ejlyaaxdO
あげ
576名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/07/26(木) 16:15:23 ID:Xc95FDbrO
さて、スライム二匹捕まえて擬似パイズリをたのしむか
577名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/01(水) 15:28:19 ID:OffDEzqu0
ほぼ一ヶ月近く何も書かれてないな
578名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/08/06(月) 22:44:00 ID:taDJBCFWO
あげ
579書いてみた:2007/08/07(火) 01:53:30 ID:pbZn7qHR0
 物心ついた時には、もう、僕の父は居なくなっていた。
 それどころか死という形で、永遠に離れ離れである運命を突きつけられた。
 悲しさは無かった。
 別れは、出会いがあった時にはじめて成立する物。……会った事の無い父親に、
 悲しむ道理なんて何処にも無かった。
 それだけなら良かった、死んだ父に対して、生まれてきた感謝くらいは抱けたかもしれない。
 だけど父は英雄だった。
 だから、息子である僕は、その責任も受け継ぐ事になっていた。
 感謝は消えうせて、憎しみと怒りを抱く事になった。
 祖父と母は優しく接しながらも、幼い僕から未来の夢を奪い、信じられない現実を与える。
 16歳になった時――魔王を倒せ、と、世界を救え、と。
 お前の父オルテガのように。
 ……宿命なんて、大抵誰かが用意しているんだ。それを人に押し付ける時、便利にその言葉、だ。
 ベッドに一人で眠るようになる事すら、その宿命が為に加速された。
 初めて、一人きりで眠る時、暗い天井が迫ってきそうで怖かった。
 だけど、泣いてはいけないから、そういう宿命だから、僕は泣く事も出来なかった。
 時は流れて、身体はそれに比例して大きくなっていく、だけど心は必ずしもそれにならわない。
 幼い時代の侭に僕の性根は固定されていた、臆病者、……祖父と母、そして、街の人からはそれを隠す。
 一人きりの時だけ、自分にだけ教える本当の自分。
 膝を抱えて、震えて、声を殺しながら泣いて――そんな自分を、
 誰にも知られてはいけない自分を、視力で確保した人影があって――
(何を泣いている?)
 あの時は、十歳。……僕より背の高い女の子が、話しかけてきた。
 ……綺麗な人、可愛い人、……自然と、言葉が漏れていく。弱音を晒す、情けない行動。
 勇者にあるまじき言葉に対して、目の前の彼女は、
(だったらそう言えばいいじゃないか)
 満面の笑みを浮かべて、そう言ったんだ。
580書いてみた:2007/08/07(火) 01:54:02 ID:pbZn7qHR0
「起きなさい、私の可愛いアレス」
「……可愛い、は余計だよ」
 懐かしい思い出を夢見ていた僕を、引き上げる母さんの声。
 生あくびをあげながら身を起こす、にこっと、母さんは笑うと部屋を出て行った。
「……もうちょっと、何か言ってもいいと思うんだけど」
 男の子にしては長く伸びた髪を弄りつつ、ゆっくりとベッドから這い出した。
 そう、今日は約束の日、父のオルテガの意思を受け継いで旅立つ日。怖くて怖くて溜まらなかった時。
 だけど、今はもうけしてそうじゃない。……そりゃ、まだおっかないのは変わらないけれど。
 ……あの後、逃げようと、彼女は言った後、
 泣いている僕を連れて、彼女は僕のお母さんと祖父に、僕の弱音を全部晒した。
 オルテガを恨んでいる事、勇者になんかなりたくない事、けどそれを裏切れない事、
 一人で、その悩みを抱えこんでいる事。
 ……母に、失望されると思った、人々に、絶望を与えると思った。
 だけど、全部聞き終わった後母さんは、僕を抱きしめて、ごめんねと言った。
 初めて感じるようなぬくもりに、生じたのは戸惑い。だけどその後すぐにやってくる渇望。
 みっともなく僕は泣いた。年上のあの人が、情けないと笑っていたけど、それでも泣いた。
 僕に課せられた宿命は、あの日を境にお願いという物に変わった。
 勇者オルテガの志を受け継いで欲しい、そうしてくれないか?
 拒否しても受諾してもどっちでもいい、そういう類のものに変化した。心が、それだけで軽くなった。
 何もかもがあの人のおかげ、僕が大好きな、あの人のおかげ……。
「ああそうそう、アレス」
「わぁ!? ちょ、ちょっと母さん、今着替え中」
「アーニャ姫様も、貴方の誕生日に合わせて、ダーマの神殿から帰ってくるはずだから、そそうのないようにね」
 ――二つ年上の異性、友達で、幼馴染で、そして、この国のお姫様
 アーニャ姫のおかげで、僕は笑顔でこの日を迎えている。
581書いてみた:2007/08/07(火) 01:54:49 ID:pbZn7qHR0
 十歳のあの時、あの翌日、王様が直接僕の家にやってきた時はびっくりした。
 それ以上にびっくりしたのが次の口上、幼い子供を過酷な運命に勝手に縛り付けたというのに、
 それに対し、わしは一つも意思を確認しなかった、許してくれと。
 頭を下げる王、民に対してそんな事をされては、逆に恐縮に過ぎて生きた心地がしない、という母さん。
 僕はまだ子供だったから、そこまで深刻に戸惑ったわけじゃなかった、……寧ろ、
 アーニャさんがお姫様の格好で現れた時の方が、びっくりした訳で。
「勝手に城から抜け出しておった我が子が、帰ってくるなり突然、父上は最低だ! ……と」
 玉座の前で屈みこむ僕に、王様は髭を擦りながら、昔を懐かしんでいる。
「そなたに謝るよう言われた時は肝が冷えた。全く、泣く子より怒る子の方が恐ろしい」
「あ、そ、その都度は、ご迷惑と申しますか」
「いやいや、わしの方こそ愚かじゃった。……幼い子供に世界の命運を押し付ける
 よくもまぁそんな残酷な事を強いてきたもんじゃわい、……まぁ、そういう訳でアレス」
 王様は僕を見て、にこ、っと柔らかく微笑む。
「これから申す事は、お願いじゃ。断っても良い、魔王バラモスを倒して来てくれるか?」
 僕は、くすっと笑う。そんなの答えは決まっている、そう、口を開こうとした瞬間、
「全く、父上は相変わらず傲慢だ」
 懐かしい声がした。
 僕より先に16歳になって、二年前に、ここから飛び出していった、あの人の声。
「王からの願いは命令と同じ、逆らったなら首が跳ねられてしまうじゃないか?」
「……やれやれ、久しぶりの再会だというのに、早速説教か。して、ではわしはどうすれば?」
「簡単な事だ、私がお願いすればいい。アレスの恋人である私が」
「……、……恋人!?」
 なんかさりげなくとんでもないセリフを発した、その人は、
「アレス、世界を救いに私と行かないか?」
 あの日よりも綺麗になって、僕の前に現れた。
582書いてみた:2007/08/07(火) 01:55:37 ID:pbZn7qHR0
 金色のしだれ髪、長い顔立ち、高い背に豊かな身体、それを包む旅装束。
 けれど微笑みはあの日の侭、彼女は僕に近づいてきて、……ってちょっと待ったぁ!?
「い、いやちょっと、姫様、苦しい!?」
「ああ、久しぶりだなアレスの感触、この温もりにどれだけ飢えてた事か」
「……こりゃ娘よ、父親の前で何いちゃついておるか」
 兵士さん達がぽかんと口を開けている、王様はすっかり呆れている、僕は真っ赤になってじたばたしてる。
 そう、初めてあったその日から、三日後。……彼女は急にこんな本性をあらわした。
 なんというか、ベタ惚れ。所構わず抱きついてくるし、愛の告白を十秒に一回してくれるし。
 そ、そりゃ、嬉しくない訳じゃないけど、相手はお姫様だし、それにこういうのはもっと大人になって、と、ともかく、
「苦しいから離れてください! もう!」
「……二年ぶりの再会なのに、いけずだな、アレスは」
 つまらなさそうに言った後、ようやく彼女は僕を解放してくれた。
「さて」
 王様が、重厚な声で語りだす。場の空気が一瞬で締まった。
「我が娘アーニャよ、任務ご苦労。して、首尾の方は」
「ああ、……我が愛しい勇者様を導くための世界情勢は把握、そして勿論、ダーマの神殿にも辿り着いた」
 二年前のあの日、姫様という身分でありながら、彼女は一人でこの城を飛び出していった。
 目的は述べたとおり、彼女は、二つの使命をきちんと果たしてきたらしい。
 特に、ダーマの神殿。
 この世にある職業というもの、一介の姫にしか過ぎない彼女にとって、その力は必要なものだった。
 望めば、魔法を使えるようにも、鋼の肉体を手に入れる事だって出来る。彼女は、何を手にしてきたんだろう。
「アーニャ、おぬしは一体何に転職を」
 彼女はふっと笑ってから、言った。
「盗賊だ、父上」
 ……。
「……え、なんて言ったお前?」
「だから、盗賊」
「このバカ娘ぇ!?」
583書いてみた:2007/08/07(火) 01:56:51 ID:pbZn7qHR0
 烈火の勢いで叫び始める王様、そ、そりゃ無理ないよ。よりによってお姫様が、盗賊なんかに!?
「全く、余り怒りすぎると身体に障るぞ父上」
「誰がわしの加減を悪くしてると! よ、よりにもよって、姫が盗賊など!」
「私が何を考えて盗賊になったか? それは全て、アレスの為だ」
 怒り心頭の王様に対して、姫様は静かに語りだした。
「盗賊になった事により身につく技は、長旅を快適にサポートする
 敵から身を潜め、敵を呼び出し、宝箱の在り処を嗅ぎ、輝かす
 これはこれからの旅に絶対不可欠な能力だと私は判断したんだ、父上」
「い、いやしかし、盗賊というのは」
「……私は盗賊だけで終わる気はないぞ?」
「……どういう事なんですか、姫様?」
「……アレス、出来れば姫様などと他人行儀でなく、アーニャたんと愛を込めて」
「どういう事なんですか?」
 つれないなぁ、と拗ねた様子を見せる姫様。いや、いいから続き。
「世の中にある職業の中で、勇者に続いてもっとも強く、もっともなし難いもの、それは賢者」
「け、賢者じゃと? そんなもの、なれるはずが」
「そう、普通はなれない。……悟りの書という秘宝を使う事を除けば」
 聞いた事のない言葉に、首をかしげる僕達へ、彼女は声を続けた。
「なんでも悟りの書というのは大賢者が残した書物、それを読んだ者は悟りを開き
 同時に賢者の道が開くという、……そういうアイテムが、世界には存在する」
「……盗賊になって旅の為の力を備え、そして最終的には賢者となり勇者をサポートする」
 王様は姫様のいった事をまとめた、計画性もあるし、説得力もある、だけど、
 一つ、僕にも気になる事が、
「しかしその悟りの書が見つからなかった場合は」
「ああ、その時はもう一つの抜け道、遊び人になって暫く遊び呆ければ悟り」
 このばかむすめぇ、という声が響き渡ったので、僕達は慌てて城から逃げ出した。
584書いてみた
「はぁ、もう、全く、全然変わってないんですから。……いいんですか王様とこんな別れ方で?」
「キメラの翼やルーラーを使えばすぐ帰ってこれるんだ、またの機会でいいだろう、……それより」
 こほん、と咳払いをした後、姫様は僕に振り向いて、
「……何か私に言う事はないかな、アレス」
「え? ……あ、そ、そうだ。お帰りなさい、姫様」
「いやいや、そうじゃなくて」
「え? ……ええと、どんな旅をしてきたんですか?」
「違う、もーなんでそうなるんだ、アレス」
「あ、あの、僕そんなに賢くないですから、言ってくださると」
 僕がそう言うと、やれやれしょうがないなぁと言った様子で、姫様は、
「好きです結婚してください、あと、愛のキス」
「しません、そんな事」
「何故だ!?」
 いや、僕にとってはどうしてそうなるかが何故ですよ。本当に。
「酷いじゃないかアレス、私はこの二年間、その言葉を聞くために食うものも食わず着る物も着ず」
「そ、それは本当ご苦労様でしたけど、そんな恥ずかしい事出来ませんよ」
「私とアレスの間に、恥なんて一つもないんだぞ?」
「羞恥心というものを少しは持ってください、姫様は!」
 子供の頃からいつもそうだ、というか、こんな事をして僕を困らせて、どこか楽しんでいる気はこの人にある。
 その度どっと疲れるんだから。……これからもそうなるのかなぁって、思っていたら、
「じゃあせめて、姫様なんて他人行儀な呼び方はやめてくれ」
「……」
「これから私とアレスは、魔王を倒す為のパートナーだ。……その、そんな呼び方は、嫌だ」
 うつむいて、寂しそうにそういう彼女が、なんだか可愛く思えてしまう。反則だなぁと思いつつ、
「解りました、アーニャさん」
「……うん、……さん付けは気になるが、飛び上がる程嬉しい。ありがとう、アレス」
 宿命には、堪えられない。だけど、お願いだったら、聞いてあげる事が出来る。
 アーニャさんのお願いから、今、旅が始まる。【END】