>>1 無双稲妻乙。そしていつもの
アグアグーーーーーーン!!!!!!
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
『装備禁止』『アイテム禁止』『魔法禁止』とかいう訳の分からぬ制限を受けながらも、
ラムザの予言通りチョコボのボコを仲間にしつつ何とかオヴェリア様に追いついた。
――と思ったら何故か、一人分だけ用意されていた剣や鎧を、なぜかガフガリオンに装備させるラムザ。
も、もしや『装備禁止』とやらの過酷さにあきらめ、武器防具の使用を認めてくれるのか!?
それで苛立たしい事だが、ダークナイトのガフガリオンに一人分だけある装備を回したという事か。
つまり次はホーリーナイトである私の番。ああ、早く装備よ来ーい!
そしてついにオヴェリア様と再会。と思ったら北天騎士団に教われてて、南天騎士団の男が守ってる?
さらにガフガリオンまで裏切りおった。何のために装備を分けてもらったと思ってるんだこいつは!?
「それはもちろん、敵になるから装備させたに決まってるでしょ。
こっちにはディリータとオヴェリア様という、完全武装の2人がついてるんですから。
ここでガフガリオンを全裸とかにしちゃ、難易度軽すぎます。ただでさえ僕は死んでいった学友のアビリティを――」
ばか! バカッ! 馬鹿ァッ! 莫迦ァァァッ!!
そんな意味不明な理由でオヴェリア様を危険に晒すというのか!? これで戦争に発展したらどうするのだ!?
「タクティクスオウガと違って一本道だしー。っていうか戦争が起こらないルートなんてあったらゲームになりません」
ゲーム!? 貴様、この一触即発の状況をゲームと!? 現実を見ろー!
「やっほーディリータ久し振りー。万年見習い戦士な僕と違ってホーリーナイトおめでとう」
なごやかに挨拶するなぁぁぁっ! あっ、ラヴィアンが闇の剣を食らった。
「ラヴィアン! ウェポンブレイクでガフガリオンを攻撃です!」
壊すくらいなら最初から装備させるなぁぁぁっ!!
「アグリアスさんはチャージパンチでガフガリオンを攻撃してください。僕は他の敵を地裂斬とかで片づけます。
ボコはオヴェリア様にチョコケアルでもしといてねー。疾風、地裂斬!」
オヴェリア様、無事お助けできる自信はありませんが、チャージパンチでがんばります。
>>1乙アグりん
>>11 乙です。
なんだか、今更なんだけど、このラムザは前作のアルマと激しく同じ臭いがするなw
アグりんに平仮名で「ばか」と言われたい(*´Д`)
>>11 乙です。
ところで随分昔の話になるが、
行く人氏の『天才アグリアス
電光石火の市民プール』の続編
『爆熱天国!?バスタオル一枚の女探偵・湯煙下着盗難事件
忘れられたカエルの哀歌』
を是非拝見したい、と思っているのは漏れだけかい?
14 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/02(月) 20:46:31 ID:pXz8hftG0
29chで見れないか?
>>14 いや・・・、『天才・・・』を見てくれれば分かる通り
その次作についての嘘予告として上手に締め括ってるんだ。
だからその作品自体は無い筈なんだが・・・。
締め括りで終らせるにはあまりに面白い題名だったから聞いてみた。
一応あらすじだけは投下しましたけどね。
本編執筆をご希望であれば、今のところ予定はありません。
>>15 女子供の仲良しクラブじゃねんだから、その辺もちっと空気読めや。
だいたい「〜なのは漏れだけ?」などと何年前の表現だ。
そういえば太便士さんはもう投下しないのだろうか…
今さら疑うものか
私は((ry
あぐあぐ。
>>16 行く人氏ありがとうございます。
>>17 空気読めない奴でスマソ。
でも表現の仕方を注意されなきゃならんほど不快感与えたかね?
だとしたら本当に申し訳ない。
アグ萌え同志よ、世界の中心でアグアグーンを叫ぼうぜ!
アグアグーーーーーン!!!!!
寝起きに一声。
アグアグーーーーーン!!!!!
出勤前に今日もバリッと
アグアグーンー!!!
気合いいれるか
アグアグーーーーーーーーン!!!!
夜テレビを見てたら「武装錬金」という作品がアニメになるというので漫画読んだ。
ヒロインの女の子があぐあぐーんな感じでよろしい。
アグたんより女の子っぽいけどな。
あ、いや、別にアグたんが女の子っぽくないとか、そもそも女の子という年rぐぼべ
武装の漫画読んだと言うなら、このスレでも突発的に武装ネタが出ていたんで過去ログから探してみれ。
つってもメンド臭えよな。
俺でも、ラムザがアグたんのオサゲ触って「ん」「アグリアスさん喜んでる」「喜んでない!ここは敏感なんだ!」なんて
いつ頃書いたかすら覚えとらん。
>>27 武装練金てそんなネタがあるのか・・・読んで来よう。
ssも・・・見たか
連投スマソ
>>30 一応分かりにくいがstoryの中に絵に纏わる話がある
読んだ上で言っているならゴメン。
そこまでいくと宣伝乙だな。
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
オヴェリア様を救助し、ディリータとかいう奴と別れ、私達は城塞都市ザランダに到着した。
すると若者が何者かに追い詰められている。どうするラムザ?
「もちろん助けます! その方が難易度高いし、ブレイブだって上昇しますから」
何の話だ。
まあいい。見たところあの若者は武器を持っている……が、何だあの武器? ボウガンにしては小さい……。
おおっ!? 爆発音がしたと思ったら、武器を向けられた先にいる弓使いが倒れたぞ!
何なのかはよく分からんが強力な飛び道具らしい。これならこの戦い何とかなるかも……。
「ぬりゃあ! 高低差無視ジャーンプ! そして ウ ェ ポ ン ブ レ イ ク!!」
な に を し と る か お ま え は !!
「うわっ、何すんだ! お前もルードヴィッヒの手下か!?」
違う違う。つかルードヴィッヒって誰?
「くらえ! 足を狙う!」
「うわっ、ゲストユニットのくせに味方を攻撃してどうするんだ! てやっ、アーマーブレイク!」
「ぐはっ! このヤロー、もう容赦しねぇぞ!」
「だかましい! 全裸プレイなんだからお前も脱げー!」
「お、俺はノーマルだぞ!?」
……何か知らんが敵が呆れてくれてる、今がチャンスだ。チャージパンチを命中させるため接近接近〜。
「地の底に眠る星の火よ、古の眠り覚し裁きの手をかざせ! ファイガ!」
ぎゃー。ここの黒魔道士はファイガなどという強力な黒魔法が使えるのか……裸ではつらい……。
……ふっ……いっそこのまま楽に……。
「ていっ、蘇生!」
……はっ!? あ、危ない、もう少しで三途の川を渡るところだった。
「ラッド、アリシア、ラヴィアンも早く目覚めたまへ。蘇生! 蘇生! 蘇生!
さあ、ジョブポイント稼ぎもかねてファイトー! 僕はチャクラと蘇生をがんばっちゃいます!」
き、貴公はなぜ無事なのだ?
「瀕死HP回復つけてありますから。ちなみにムスタディオは裸にされたせいで逃げまくってます」
……哀れな……。ぬおっ、敵ナイトが来た。チャージパンチ!
アグたんは女の子っぽくないとか女の子という年ではないとか言うけどな、
アグたんにだって女の子という時代はあったんだッ!
そりゃあもう、きっと可愛いらしい少女だったに違いないさ!
>>34 今は亡き父上が今のラムザを見たらどう思うだろうなw
36 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/03(火) 20:04:08 ID:idgH5+Wo0
宣伝乙
>今は亡き父上が今のラムザを見たらどう思うだろうな
きっと満足でしょう
大分今更感があるが…
フェイトの主人公ってアグリアスのパクリでね?
似過ぎだよ… アグリアスのがよっぽど好きだがな
>>38 つまり、父上も同じことをしていたというわけだな。
そりゃダイスダーグも毒殺したくなるわw
>>39 今更っていうか、その話題に触れるのは暗黙の禁忌となっている節がある。
理由はタイプムーン作品の狂信者が、過去にそのネタでスレを荒らしたせいだったと記憶している。
うわ そうだったのかorz
迂闊な発言すまんかった…
アグリアスのパクリというよりも俺らの脳内アグたんに酷似してる感じ
公式画見るとあんま似てないという不思議
というか、発売日とかの因果関係を確認しろと何度も(ry
アグの二次創作とかについては全く認知しないがな
ここで空気も読まずにアグアグーン!さあ黒い兄弟達よ!共に叫ぼう高らかに!せーのっ!
アグアグーン…
ラムザ「アグリアスさーん!」
アグリアス「ラムザー!」
ラム&アグ「クロスボンバーッ!!」
実況「あーッと!聖天使の顔が飛んで、中から髑髏が現れたーッ!!」
うめぇw
見事なコンビネーションだw
ラムアグのいいサイト知ってたら誰か宣伝よろ。
同じく
言呉火暴
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
「実際縛りプレイしてみて、きっついのなんの。もうモンク様々って感じですね。
ムスタディオもモンクにしようと思うけど、どうせゲスト中に育てても意味ないし機工士のままでいっか」
今日もラムザが意味不明な事をほざいている。
「さて次はバリアスの丘。召喚魔法が怖い場所なんだよなぁ、アグリアスさんそろそろシーフになりましょう」
シーフにジョブチェンジ。
「そしていざゼイレキレの滝へ!」
ちょっと待て、我々の行き先はライオネル城だろう。逆戻りしてどうする。
「だって、シーフでハートを盗むを覚えさせないとこの先キツイですもの、JP稼ぎですよ。
アリシアも同様です。ラッドは拳術をまず充実させないとね。僕は忍者目指してがんばりますよ。
忍者に格闘をつければ一騎当千ですからね、ルカヴィだって撲殺です。あははははっ。
あっ、そういえばアグリアスさんはまだゲストユニットだからランダムバトルは駄目か。
うーん、じゃあアグリアスさんは夕飯でも作って待っててくださいな」
あー、もう、好きにしろ。
「しかし、ハートを盗むを使えるのが女だけというのは痛いな。
ムスタディオは正式加入後、ナイトじゃなく弓使いにして、シーフ目指させるか。
よかったですねアグリアスさん、シーフ仲間に男が加わる日は近いですよ」
嬉しくない嬉しくない全然嬉しくないそんな風に笑いながら言うな。
「僕は風水士で軽く蔦地獄とか覚えてたら、忍者になるため弓使いとシーフがんばります。
うわぁ、育成計画を考えてみたらシーフの重要性がすごいなこれ。
聞けばシーフのハートを盗むだけでクリアした人もいるとかいないとかいうくらいですし!
誉れ高いシーフ一番乗りがアグリアスさんです。いよっ、シーフの鑑!」
そ れ が 騎 士 に 対 し て 言 う セ リ フ か。
「聖剣技を素手で使うくらいの根性見せてくれればホーリーナイトのままなんですけどねぇ」
ええいっ、見習い戦士から脱し切れん貴公に言われたくないわ!
「ぶっちゃけ忍者最強だしー。肉弾戦に限定すれば剣聖より強いしー」
剣聖か……かの雷神シドほどの者が仲間になれば心強いのだがなぁ。
「ああ、チャプター4で仲間になりますよ。エクスカリバーは今回は没収しないとなぁ、残念残念」
また未来予知かぁぁぁっ!! つかチャプターって何だぁぁぁっ!?
「ちなみに今はチャプター2です。ナレーションとかちゃんと見ましょうよ。利用する者される者です」
え、何それ?
>>53 乙っす。
このSSのアグたんはラムザを信じることができるのだろうか・・・。
罠だと知りながら処刑場に行く奴の何を信じろと
極論すれば、オヴェリアが刺して刺されるエンディングを知っ(ry
バグロス海にすら捨てられない聖石をアルマに渡すのか・・・
>>54 「ああ、もう分かった分かった、しょうがないから信じる!」
ぐらいかな
セリフをラムザに先取りされてしまい、「も、どーでもいーや」と投げやりになりそうだw
アグ「ひょっとしてラムザ、今後起こりうる全ての事態が分かっているのか」
ラム「ええ、まぁ。アグリアスさんがベッドでどんな声を上げるかってことも」
アグ「ぬなななななな!!!」
天才卓球少女にアグリアスきたわぁ
コルセット?と襟と腕カバーを付けっぱなしというのがまたエロい。
>>60 と言うわけで、答は「んっ、あっ…いっ、ああああっ!!」でした。
アグリアスでググったらイメージ検索が一件目に来たんだが…
言ってる意味が解らないと思うけど、俺も何がなんだかよく解らないんだ。
ちなみにラムザだと出なかった。
モーアグ
66 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/05(木) 13:41:02 ID:SW2WBMpt0
>>65 そうなのか。こういうのは初めてだったから、グーグル様はアグ萌えなのかと…
67 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/05(木) 14:57:37 ID:ftSR1dYSO
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
バリアスの丘での戦闘はとても苦しいものだった。
私の役割といったら唯一「ハートを盗む」ばかり。
父上、母上、アグリアスは殿方の心をもてあそぶ下賎な娘になってしまいました……ごめんなさい……。
ってそうなった原因はラムザだ!
このままラムザのペースに呑み込まれる訳にはいかぬ……と思っていたが、
ようやくライオネル城に到着した。オヴェリア様と一緒にラムザ一行と別れ一安心。
ラヴィアンとアリシアはラムザについて行くようだ。理由を訊いたらこう返された。
「正式に加入しちゃったから抜けられないとか何とかラムザさんに言われて……」
「実際、アグリアス様と一緒に残りたいんですけど、頭の中の何かがそれを拒絶するんです……」
どうやらいい感じにラムザに洗脳されてるようだ。
こうしてライオネル城に残った私は晴れて「縛りプレイ」とやらから解放。
城の者に頼んで武器と防具も揃えてもらった。うむ、やはり騎士たるものこうではなくては!
久々に聖剣技の練習なんかりしちゃったりして、もう気分爽快!!
今後ラムザに関わらずオヴェリア様を守護していけたら非常にありがたい。
……おや? 雲行きが怪しいな、嵐が来そうだ。オヴェリア様の様子を見に行こう。
え、面会謝絶って何? お前等通せ、こら、何だ、まさか……。
オヴェリア様の身が危ない。何とか連れ出したかったが、私一人で城を脱出するのがやっとだった。
ああ、もう、こうなったらラムザでも何でもいいから助けてくれ……。
と思ってたらバリアスの谷でラムザと遭遇。相変わらず装備無しだ。ああ、また私は引ん剥かれるのか……。
感動の再会も縛りプレイでありがたみ半減かw
アグがメイドとしてラムザの家に住み込む話のSSがあったサイトがあったな
アルマがアルテマ形態になったりとかメリアも出てきて中々カオスだった
>>69 最高だwwww
アグメイドサイトって閉鎖したんじゃなかったっけ
>>69 『ごめんなさい』と謝るアグりんモエスwww
>>73 そそ、閉鎖した
惜しいサイトだった・・・
ムス「お前らそれをそのまま見送ったっていうのか!?
ラムザ!お前の問題だぞ!?なんとか言え!!(メイド姿のアグ姐・・・(´Д`)ハァハァ)」
ラム「うああああぁぁぁぁん!!そんな・・・そんなことがあっていいのか!?
『お帰りなさいませ御主人様。お食事とお風呂、どちらにいたしましょう?』と
とまずメイド姿のアグリアスさんが僕のことを迎えてくれるんだ!」
ムス「そうそう!」
ラム「そこで僕は『そうですね・・・そんなことより僕はアグリアスさんが食べたいんだけど?』
とニヒルな笑みを浮かべながら言うんだ!」
ムス「・・・ちょっと待て」
ラム「そしてアグリアスさんは『そ、そんな・・・御主人様、お戯れを・・・』と言いつつも
少し顔を赤らめながらモジモジし始めるんだ!」
ムス「おい、そのくらいに・・・」
ラム「『こんなに濡らして・・・。いやらしい体ですね。本当は期待してたんじゃないですか』
」と僕が少し意地悪に聞くと『御、御主人様!誤解です!アグはそんないやらしいことなど・・・』
と必死になって抵抗するんだ!そこで僕は『嘘はいけませんよ。じゃあどうしてそんなに下着が濡れて
いるんです?』『そ、それは・・・』」
ムス「うぉ〜い・・・」
ラム「うつむいてアグリアスさんが返事に困る!『どうやら嘘吐きなアグリアスさんにはお仕置きが必要なようですね。
』『そんな!アグはラムザ様の忠実なメイドです!どうかそれだけは御勘弁を!』」
ムス「・・・(冥福を祈る!)」
ラム「そこで僕は『じゃあ今日一日働いて疲れた御主人様に御奉仕して頂けませんか?』そしてアグリアスさんは
『は、はい。このアグのいやらしい体は全て御主人様のものです。どうぞ御自由に!ですからお仕置きだけはお許しを!』
と必死に懇願して」
アグ「ほう」
ラム「『仕方ないですねぇ。じゃあいつもみたいにおねだりしてください』『御、御主人さまぁ〜、それだけは・・・』
『さっきからそればかりですね。わかりました。では解雇しましょう。どこにでも好きな所へ行ってください。』『そんな!?』
涙目になったアグリアスさんが」
アグ「ふむ」
ラム「『御主人様!変態アグの体にラムザ様を注ぎ込んでください!』と懇願して・・・」
アグ「なるほど」
ラム「○★♀♯℃※◇・・・、そう思わないかムスタディオ!?そしてここにいるアグ萌え達!?」
アグ「思わないな」
ラム「ΣΣ(゜Д゜)」
アグ「(・∀・)」
ラム 「(・ω・)」
アグ「(・∀・)」
ラム 「(・ω・)」
アグ「(☆∀☆)」
ラム「(>_<)」
THE END
そう思わないか!?
何故閉鎖なんか・・・
21禁板のルグリア家では、アグリアスさんの朝フェガから始まるようだがな。
「〜ジャ」まで行かないのはその後のペース配分を考えてのこと。
>「〜ジャ」まで行かないのはその後のペース配分を考えてのこと
それでも朝っぱらから「〜ガ」なのかw
>>76 ちょwwwwそこまでwwww
実はメイドアグ話のうち一話だけ余りにも萌えまくったんでメモ帳に
記録してるんだが・・・閉鎖したとはいえ他所様のSSだから・・・・
>>63 沢尻エリカでも同じ現象が起きたぞ……
グーグル様の好みはわからん
>>83 乙!と言いたいところだが、なぜあんなにも文字化けしてるんだーーーーーーー!?
アグたんのおかげで年上の嫁に憧れるようになった
はぐはぐ☆
あぐあぐにはぐはぐしてむぐむぐしてもらいたい
>>84 表示→エンコード→自動翻訳 をオススメする。
違った、「日本語(自動選択)」。スマソ。
>>89 黒い兄弟よ・・・ありがとう!!
アグアグーン!!
91 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/06(金) 08:38:42 ID:qKuwQAiH0
〈 /. V / / / / / i !ヽ ヽ丶
/ ̄\ 〈`i V / 、 / / / / /i ! ! i i
⌒\ ヽ 〈 r/ /≦メノ ノ / / .! / ! l |
___ \ } /7/ i「i;:;::::::i`ヾ/ / |_/_ /! .iレ'
___ `ヽ /´ ̄V / i|{_rーソ /´ ィ:´::7 レ' レ'
`ヽ \__ー-- i ハ !/// /t;::/./ ヽ
`ー‐--‐‐从lリ ヽ /´ ̄`ヽ ー' ∧ ヽ ヽ
/´ ̄Z/ /リハ. i|、! V .イ ハ ヽ. ヽ <アグリアスはセイバーのパクリっ!!
/ ___\\ `ヽ i| >ー-- ' ,. ---、ヽ i }
レ´ 三 三`ヽ\ l l| ̄`Y´⌒Y´ ヽ l. |
//´,. -‐‐-`ヾ. ヽ ヽ. <こ!_____j V j !
.// / /f⌒Y⌒ヽ i / ___ `ヽ }レ レ'
.l i !f⌒ヽ ヽ 〉r }/ , ´ v. ヽ / ビシッ
.t,j_j | } }ー' ノ .| / ⌒ii⌒ ', イ
乂 ゝ._ノ ー( __ノ< X 、 ,. , } 〉
弋 __ __ __ _メ. 〉 ミミヾv ィ' イ´/-{
Vメ____/ `ー0---il/--0 ハ. 〉
V r- --T- -- } i!
Vゝ. '"´il ! il ノr 入 /`ヽ, -- 、
r‐‐>-オ ̄ ̄ ̄ ̄「 「 ̄{/´-- `ー- '→〆 ハ
92 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/06(金) 09:02:27 ID:qKuwQAiH0
禿げ上がるほど同意
ここの住人はいい加減突っ込み疲れてるから代わりに。
発売日を考えろ。
アグ様が元祖だ。
〈 /. V / / / / / i !ヽ ヽ丶
/ ̄\ 〈`i V / 、 / / / / /i ! ! i i
⌒\ ヽ 〈 r/ /≦メノ ノ / / .! / ! l |
___ \ } /7/ i「i;:;::::::i`ヾ/ / |_/_ /! .iレ'
___ `ヽ /´ ̄V / i|{_rーソ /´ ィ:´::7 レ' レ'
`ヽ \__ー-- i ハ !/// /t;::/./ ヽ
`ー‐--‐‐从lリ ヽ /´ ̄`ヽ ー' ∧ ヽ ヽ
/´ ̄Z/ /リハ. i|、! V .イ ハ ヽ. ヽ <アグリアスはセイバーのママっ!!
/ ___\\ `ヽ i| >ー-- ' ,. ---、ヽ i }
レ´ 三 三`ヽ\ l l| ̄`Y´⌒Y´ ヽ l. |
//´,. -‐‐-`ヾ. ヽ ヽ. <こ!_____j V j !
.// / /f⌒Y⌒ヽ i / ___ `ヽ }レ レ'
.l i !f⌒ヽ ヽ 〉r }/ , ´ v. ヽ / ビシッ
.t,j_j | } }ー' ノ .| / ⌒ii⌒ ', イ
乂 ゝ._ノ ー( __ノ< X 、 ,. , } 〉
弋 __ __ __ _メ. 〉 ミミヾv ィ' イ´/-{
Vメ____/ `ー0---il/--0 ハ. 〉
V r- --T- -- } i!
Vゝ. '"´il ! il ノr 入 /`ヽ, -- 、
r‐‐>-オ ̄ ̄ ̄ ̄「 「 ̄{/´-- `ー- '→〆 ハ
>>93 つID
セイバー発売当時にアキバを歩いていて
アグたんの等身大POPかと思ったら
全然違うものだったから驚いたことを思い出したよ。
本気で「FFT外伝:アグリアスでやっつけろ!」が出たと
喜んでしまったのも遠い日の思い出さ
「何」をやっつけるんだ?
やはり王道はムスタか?
97 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/06(金) 11:43:18 ID:ea5Nu1osO
アグたんとラムザに娘ができたら、ラムザのアホ毛とアグたんのツンデレとふたりのパツキンの遺伝子を受け継いだセイバーみたいな子が・・・ハァハァ
私はぉ前を信じる
∧__∧
(`・ω・´) .ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l | """~""""""~"""~"""~"
>>83 アグたんを思う存分堪能させてもらったよ!
いやでもホント、閉鎖したのが惜しいサイトだったな。
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
ラムザに装備を引ん剥かれて一緒にゴルゴラルダ処刑場へ向かう。そこでオヴェリア様が処刑されるのだ。
できれば完全武装で行きたかったが、今は武装より仲間の人数の方がありがたい。
ゴルゴラルダ処刑場に到着し、二隊に分かれ突入のタイミングを計る。
オヴェリア様が、ギロチン台の上に連れられ……ラムザ、まだか!? 突入の合図はそろそろ……。
「やっほーガフガリオン、久し振りぃ」
合図だ! ……っておい何だその合図わぁぁぁっ! どこにガフガリオンがいるという、え、ええ!?
何と執行人がガフガリオン!? しかもオヴェリア様も偽者!? それをラムザは知ってたっぽい!?
「ガフガリオンの闇の剣がやっかいだ。ブレイクでも盗むでもいい、ラヴィアリ突撃ぃ〜!」
ラムザと組んでいたラヴィアンとアリシアがガフガリオンに迫る!
私は別口からムスタディオと共に突入。ラッドはなぜか来なかった。
ラムザ曰く「あはは人数制限ってものがあるんですよ」だそうだ。相変わらず意味不明。
そして、闇の剣で我々を圧倒するガフガリオン! さすがに強い……。
くっ、こちらも聖剣技が使えれば……おっ、ラヴィアンがウェポンブレイクを! ああっ、失敗した!
続いてアリシアが武器を盗む! おおっ、成功した! これで暗黒剣は封じた!
「闇の剣!」
封じられてない!?
「ああっ、しまった、壊した場合は剣技は封じられるけど、盗んだ場合はなぜか剣技を使うバグがあるんだった!」
「がっはっはっ、そンなンだからお前は馬鹿なンだよ! それでもベオルブの末弟か!?」
「末弟です! ベオルブです! という訳でさあアグリアスさん、決め台詞をビシーッと!」
き、決め台詞? ちょっ、待て、ベオルブって、いきなり言われてもだな、何の事やら……え? ベオルブ?
「さあさ、僕はベオルブですよ〜。オヴェリア様暗殺を目論んだダイスダーグの異母弟ですよ〜!
うわっ、怪しさ満々。ルグリアなんて偽名も使ってたしー。さあアグリアスさん! ご感想は!?」
え、えと、今更そんな事を言われても何と応えてよいものか……。
「信じろぉぉぉぉぉぉぉっ!! 何で! 決め台詞じゃないですか!? 何で信じないんですか!?」
え? そ、そう言われても事が性急すぎてだな、私にも考える時間が……。
「信じる心が足りない! 何ですか、DQ4から信じる心持ってこいとか難癖つける気ですか!
スクエニ合併したからDQネタもふんだんに振り込めとか言う気ですか! それともオウガネタ希望ですか!?
ああ、酷い。この日この時この瞬間のために日刊を読み続けてくれた読者もいるかもしれないのに!
良心を裏切ってまで、あなたは何がしたいんですかぁぁぁっ!!」
それはこっちのセリフだぁぁぁっ! 貴公の奇行は理解できん! いったい何がしたいのだぁぁぁっ!?
「ああ、もう、いいです。この話グダグダになってきてるし無し! 仕切りなおしましょう!
さて、武器を盗んだ事で暗黒剣の威力は弱まったからOKとポジティブに行こう!
はいはいみんなもそういう事にして戦闘再開! え、あ、次僕のターン? OK食らえ、忍者の格闘パンチ!!」
いつの間にか忍者にまでジョブチェンジしていたラムザの拳が二発! ガフガリオンに叩き込まれる!
その圧倒的破壊力にガフガリオンは撤退。忍者が強いというのは真実のようだ。
「アグリアスさんも忍者になってもらいますよ〜。
鈍足っぷりも解決しますし、僕と相性いいからチャクラで僕専用回復要員にしてもOKです!!
しかし弱ったなぁ、アグリアスさん正式加入したら今までの鍛えたジョブがゼロに戻ってるんですもの。
って訳でまた弓使いからじっくりがんばりましょうねー」
……好きにしろ。だが、いいものを見た。素手でも剣技を使おうと思えば使えるのか……。
よし! ラムザに内緒で秘密特訓をしよう! 素手で聖剣技を使えようになると信じるっ!!
アグりん的信じる心
素手で聖剣技を使える≧アリシアの財布の紐の堅さ>教会への信仰心>ラヴィアンの口の堅さ>ラムザ>ルカヴィの存在
ラムザを信じる心軽っ
壊した場合は剣技は封じられるけど、盗んだ場合はなぜか剣技を使うバグがあるんだった!
アグリアスさん正式加入したら今までの鍛えたジョブがゼロに戻ってるんですもの。
そ、そうっだったのかああああああああぁあ!?
>>101 アグりん…パニクってるからなのか、柄にもなくダジャレなんて…
普段から冗談の一つも言ってみたいが、いざ言うとなると
オヤジギャグしか出てこないアグリアスさん
ラムザを信じないアグさんというのもアリ?
豚汁心が大事です。
アグ「豚汁! 豚汁!」
ツンデレ聖騎士アグリアスの憂鬱
黒い兄弟達よ!アグりんを信じるんだ!きっとこれは最後の最後のデレ化けする前振りなんだッ!今更疑うモノか!私は行く人氏を信じるッ!!
>>100-101 ラムザの自作自演っぽい物言いにワロタw
しかし、ラムザに好意を持ってないアグたんというのはなかなか新鮮だw
もうアグりん飽きた
鈴木アグリを思い出して嫌
たしかにちょっと食傷気味
やっぱりアグたんが一番いい
これからはアグ麿の時代だな
姫よ、 許せ…
オウ゛ェ「ア、アグ麿・・・一体何を・・・ア―」
じゃあ、舞台を日本の時代劇風にシフトしてみよう
ラムザ・黄門様
アグ・格さん
メリア・助さん
うっかり八兵衛・ムスタ
由美かおる・レーゼ
弥七・シド
…どうなんだろ?(´・ω・`)
>>100-101 予想を遙に上回る展開!!
ガフが「久し振り」に何の反応も見せないのは、1年間ラムザと付き合っていたせいで耐性が付いているということか。
そしてラムザ、アグリんに信じてもらえないのは自分に原因があるという可能性は考えないのだろうか?
>そしてラムザ、アグリんに信じてもらえないのは自分に原因があるという可能性は考えないのだろうか?
絶対に考えてないだろうよ。てか思いつきもしないだろう。
120 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/07(土) 14:28:59 ID:vvWXUNoN0
__
´  ̄ `ヾ.
_il __ __ __
,. -< .ノ ´⌒ヽ `ヽ`ヽ
,イ´ / ヽ ヽハ
/ // / /i ! \ ', ! i ト.
レ' ij / / i .|\___ヽ i. | l iノ}
イl /⌒ ヽ.j ´V ` Vl | iメ! }
|l V === 、 ___ | l |ノメイ
|l⊂⊃  ̄`ヾ| l ト.ノ あぐあぐ
|l人,. --一- 、 ⊂⊃ l i イノ
|i/;:,. = .;: ;:/i ,ィ| ilリ >
/::://⌒);:;:/ ノ--<レ'ル' |´
i;:;:;:``ー';:ノ(⌒「 「 ̄ ヽ|__|
乂ー‐:';:;:/「\ノ |
フ入i」L!__ __ __ ノi
/´`ト、 _,. - '´__ `ー‐‐ --- ‐‐ '!
i l ハ Y´ Y´ `ト、 ,'
| | i i l. |. | iト. /
ト--! l _レ'⌒ー|. | ll i\_/
`ー' ´ ト‐‐.ノ'´ ̄
 ̄
あぐあぐ。
めりめり
それセイバー
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
ライオネル城に突入! パーティーはラムザ、ラッド、アリシア、ムスタディオ、そして私だ。
「どうせ全員前衛! もうバックアタック食らう事なんてどうでもいいが一応女性お二方は前側に」
ラムザの予告通りバックアタックを受け、私とアリシアは後衛となった。
そしてラムザは――。
「えいっ、高低差無視で飛び降り。ガフガリオンは放置して先にこっち片づけましょうねぇ〜。
地烈斬! 裏回し拳! 波動撃! チャクラ! 疾風、地烈斬! 疾風、地烈斬!!」
一騎当千なラムザにたじたじのライオネル騎士団。
ガフガリオンは城門の向こうで放置プレイ。暗黒剣の射程範囲に誰も入らないようラムザが指示していた。
「汚ぇぞラムザ! こっち戻ってきて俺とタイマンしやがれ!」
「それは前回やったからいいです。延々とチャクラで闇の剣に耐えて、仲間が来て袋叩きにするまでつらかった!
今回はそんなのゴメンですよ、ちゃっちゃと雑魚を片づけて集団リンチさせてビシッとやりますよ!
どうせ即クリスタルになっても暗黒剣継承とかできないしー。あの時の期待感を返せ! 馬鹿!!」
ラムザ意味不明すぎる。
私はというと、再びチャージパンチに逆戻りだ。アリシアは敵のハートを盗み、
ラムザとラッドは拳術や風水で次々と敵を屠っていく。
ラッドが風水を使うたび思う。あんなもん範囲が広がっただけの劣化聖剣技だ!!
ああ、不動無明剣を使いたいよう。早く秘密特訓で素手でも使えるようになりたい。
ふふふっ、そうなったらラムザの鼻を明かしてやる事もできる。
とりあえず今はチャージパンチ! チャージパンチ! よし、シーフになれるようになったぞ!
そんなこんなでライオネル城突入! ドラクロワ卿が単身で待ち構えていた。
そしたら何とドラクロワ卿がルカヴィに変化した! まさか、聖石が、伝説が真実だったとは!!
この驚愕の事実を前にラムザは!!
「バイオのチャージ中にボコるんで、みんな適当に的になっててくださいね」
鬼かお前は。
ラムザの狙い通り、固まっている我々にキュクレインのバイオが炸裂する!
状態異常に陥り、ラッドが気孔術で治癒してくれた。
今回はアリシアではなくモンクになったラヴィアンが活躍している。
波動撃で見事にキュクレインを攻撃して見せ、続くラムザの格闘ニ連撃が炸裂!
ルカヴィを素手で殴り殺すとは末恐ろしい男だ……。
今回私はほとんど出番がなかった。悲しい。
「いやぁ、やっぱ強いわ忍者格闘。でも『投げる』を使えないのがもったいないなぁ。
チャプター4になったらモンクになって、格闘+ガッツで叫びまくった方がいいかな。
それにしてもアグリアスさんを鍛え直すの面倒だなー、もう二軍にしちゃおうかな。
前回はオルランドゥ伯とアグリアスさんのツートップでガンガン行ってたけど、
聖剣技の使えないアグリアスさんなんてちょっと能力値が高いだけの人だしー」
ちょっと待て、オルランドゥ伯を仲間に加えるつてがあるのか?
「あるもなにも決まってる事ですから。まぁだいぶ先の話なんで気にしなーい。
今回はラファも使ってみようかな。真言も使ってみると結構強いって2chで見かけたし」
にちゃんって何だ? 誰かの呼び名か?
「ああ、実は僕2ちゃんねらーなんですよ。FFT関連のスレはビシッとチェックしてますよ!」
えふえふてぃーって何だ? 新種のお茶か?
「やれやれ、自分の作品のタイトルも知らないとは。アグリアスさんってばおっくれってるぅ〜」
タイトルって何だ。何のタイトルだ。本か? 劇か?
「あはははは。まあ説明するのも面倒なんで気にしな〜い」
聖アジョラよ、どうかこの意味不明男から我を救いたまえ。
「ああ、ちなみにアジョラはラスボスなんで祈るだけ無駄です。どうせ撲殺しますし」
えぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇっ!?
もはや祈ることすら許されないのかw
2ちゃんねらーラムザw
>FFT関連のスレはビシッとチェックしてますよ!
ってことはアグスレも覗いてるのか?w
行く人氏のキャラはみんな黒いなぁ…
でもシドだけは黒くしたことないよね。
見てぇ〜
でもエロおやじ化はあったよな
ハイマーさんもあったな
>>128 それでわかった。アグスレがラムアグ一色なのは、ラムザの巧妙な
情報操作だったんだよ!
やっぱり?
既出じゃなくていいラムアグサイト、誰か知らない?
我こそ一番アグたんを愛している人だ!
と思う人は教えて。
その人かNO.1だね。
デレる気なんかねーよw
自ら努力する気見せない小僧にはグーグルで十分。
>1
>秋の長雨の中、静かにたたずむ彼女は最高です。
小雨降りしきる外から宿へと帰ってきたアグリアスさんはさすがに随分と濡れていた。
出迎えてはみたものの、僕は何と声をかけていいやら分からず、二人して無言のまま廊下を歩く。
その空気に耐え切れなくなったのは僕のほうだった。
足早にアグリアスさんを追い抜き、僕は先に小部屋の戸を開けるとアグリアスさんを廊下に残したまま篭ってしまった。
チョッピリの罪悪感と、それでも偽りきれない開放感。
戸を閉める時にチラと見たアグリアスさんは何か言いたげな、そしてほんの少し泣きそうな顔をしていた。
僕が悪いっていうのか?
だからって何を言えばよかったって言うんだ!?
「アグリアスさん、お手洗いお先にどうぞ」とでも?
そういえば小便をミミズにかけると一物が腫れるという言い伝えはやはり本当なのだろうか。
「ラムザ、早く出てくれ」
まずい、アグリアスさんもかなり限界のご様子。
いくらこんな安宿とはいえ、客用の厠がこれ一つというのはどうなんだろうか。
そそくさと一物をしまいながらも、
ゼクラス砂漠に潜むという伝説のジャイアントサンドワームに小便を引っ掛けたいという衝動を抑えきれない僕であった。
>秋の長雨の中、静かにたたずむ彼女は最高です。
ここ↑から、なぜトイレ話に行く!?(悲)
雨に濡れてたら漏らしてもばれないから
じゃないカナ?カナカナ?
>>142 つまりアレかね?
アグたんは放に(ryしても最高ってことか!
そういや、前スレで初めてSSを書いてるとか言ってた人がいたけど、結局どうなったんだろう。
結構未だに楽しみにしてるんだがな。
いや、台風とかくるとワクワクして外に出たくならないか?全裸で(´・ω・`)
台風が来なくても外に出たくなるぞ。全裸で。
ただの露出狂ではないかw
全裸でアグたんの前に出たら速攻聖剣技だな。
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
「今回は女シーフにハートを盗まれるのがやっかいなので女性陣にがんばってもらいます」
という訳で私、ラヴィアン、アリシア三人そろって炭鉱都市ゴルランドに出撃。
こんな所に敵がいるのかと思ったら、誰かが何者かに襲われていた。
「あーあ、オーランが一緒に戦ってくれるのはこのバトルだけか」
ラムザの知人か?
「いえ今回はこれがファーストコンタクトです。
仲間になってくれればムスタ用済みな超強キャラなんですけどねぇ……」
ラムザは主力の自分のハートが盗まれないように、と距離を取って風水で戦った。
アグリアスは積極的に敵男のハートを盗んだりして、ラヴィアン、アリシアのブレイク技が華麗に活躍する。
さらにオーランの星天停止により形勢は一気に有利になり、割と簡単に攻略できた。
「やっほーオーラン、仲間になってくれなくて残念だよ」
「な、馴れ馴れしい奴だな……でもまぁ、助けてくれてありがとう」
ってな感じで特に問題なくゴルランドを通過、王都ルザリアへ到着する。
そしてザルバッグ殿に協力を仰ぎに行ったラムザだが「やっぱ駄目だわあの石頭」とか言って戻ってきた。
そしてアルマ様との雑談中、異端審問官が現れる。
そしてラムザはアルマ様をボコボコにした。
……っておぃぃぃぃぃぃっ! ちょっ、何してんのぉぉぉ!
「装備をしているアルマは邪魔! どうせゲストユニットだから死なないしー」
「お前は鬼か! オーラン殿の時は何もせんかったろう!?」
「だってオーラン脱がしたらデュライ白書に酷い事を書かれそうだもん。それはさすがになー」
デュライ白書? また未来予知系の何かかー!
「さあ、ちゃっちゃとザルモゥを追い払っちゃいましょう。
アグリアスさんはナイトのハートを盗んでてくださいね」
そんな感じでザルモゥも撃破! ああ、いい加減聖剣技を使いたいぞ……。
なんだか「弟切草」のピンクのしおりモード思い出します。
不気味な突風が吹くシーンに、でかい扇風機をうごかすおじさんが見えたとか。
このラムザの未来予知はいったいどこまで見えているのやら。
非常に気になるので続きが楽しみです。
一カ所だけ三人称になってるのが気になる
今更気がついたが、今回も日刊なんだな
まったく、いつもいつもムチャシヤガッテ(AAry
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
「痛たたた……兄さんったら、戦いに巻き込まないために気絶させてくれたのは感謝するけど、
もう少し加減してもらいたいわ……」
ラムザからはそう説明されているのですか……。
「ええ、そうだけど……どうしたのアグリアスさん?」
いえ、何でも。
「そう? ところでどうしてみんな素手で戦ってるの?
噂のスペシャルバトルモンク集団に対抗しようとか、そんな感じ?」
そんな集団があるのですか。全員モンク、なるほど、意外と強いやもしれぬ。
「と、いう訳でアグリアスさん。モンクにジョブチェンジしましょうか」
ら、ラムザ!? 唐突に何だ!
「ナイトのジョブポイントはラヴィアンのおこぼれのおかげでクリアしました。
弓使い、シーフも忍者に必要な分は稼いでる。後は風水士目指してモンクですよモンク」
剣士ならぬ拳士といったところか。まあシーフよりはマシか……。
「モンクも適度におこぼれジョブポイント入ってますね。
とりあえず波動撃あたり習得して火力上げましょう。次はチャクラ、地烈斬の順で。
拳術は色々と役立ちますからねぇ。さあ、アグリアスさんファイト!!」
こうして私は波動撃を習得したが、これがなかなか強力で驚いている。
しかも出し方が聖剣技に通じるものがある。波動撃を究め、地烈斬を習得すれば、
もしかしたらいつぞやのガフガリオンのように素手で剣技を放てるやもしれぬ。
よぉし! 希望が湧いてきたぞ、次はどこだ? オーボンヌ修道院? 腕が鳴るわ。
最早アグたんは、装備なしプレイを受け入れて戦闘を楽しみにしてる感があるなw
「素手では無理」という理想と現実の差に直面したとき、どうなるんだろう・・・
シーフにジョブチェンジして我流で「下着を盗む」を編みだしてアグたんに実行したい
しかし成功率は0%
アグリアス専用装備だからな
それでも…
それでもアグさんなら聖拳技を開発してくれる!!
>>157 そんなセコイ真似せんでも、素直にアグたんのハートを盗めばよかろうに。
そうすれば、下着もアグたん自身も君の物だぞ。
噂のスペシャルバトルモンク集団は初めて遭遇した時は
マジでビビッタな、勝てなかったし
モンク集団ってどのくらいの確立で出るのかね?
アグタンとビッグハグしたい
アグリアスさ〜ん、アナタは嘘をついている!
なぜなら〜、そのとき暗闇でラムザさんのアホ毛を握りしめることができたのはアナタだけなんですー。
アグ「…参りました、フノレハタ警部。ご同行致しましょう」
チャーラーラ、ラーラーラ、ラーラーララー♪
スペシャルモンクに一人で挑むのが俺のジャスティス。
アグニーニョ
アグたんに亀甲縛りプレイさせていると思った
FF12をクリアした。あの広いイヴァリースにアグリアスは居なかったorz
黒い兄弟たちよ、今日も1日がんがろう
アグアグーン!!!
>>143 実はまだ書いてます
これが初SSとなるので、色んなとこを参考にしたり、その度に寝かせて、読み直して、変じゃないかを確かめたりしてるのでかなりペースが遅いですが・・・
そして書いてて思ったことは
これ、アグリアスが活躍してない・・・
労八からビブロスまで出てくるオールキャストなので、どうも影が薄くなってしまって・・・
アグリアスはここは一つエロスの道を極めてみるかと修行に出た。
まずは滝に打たれてみた。
すると頭上から巨大な流木が落下。
すぐさま無双稲妻突きで流木を真っ二つ。
稲妻の電流が水を伝わりチョッピリ痺れたアグリアス。
まずは一歩、エロスの道を進んだ。
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
アルマ様と別れ地下を目指す。もう素手での戦いに慣れたため、雑魚はスラスラ倒せた。
イズルードとかいう奴もラムザとラッドの地烈斬連発で蹴散らし、
続いてラムザと因縁あるらしきウィーグラフなる者と戦った。聖剣技を使われた。
お、の、れ、えぇぇぇっ!! こちらは使いたくとも使えないというのに!
そこで怒りが限界突破した私はついに! ついに聖拳技を放つ!
命脈は無常にして惜しむるべからず……これが咆哮の臨界!
不 動 無 明 拳 !!
すでにラムザの拳を受けて瀕死だったウィーグラフは、我が聖拳の前に撃沈する!!
見たかラムザ! これが私の真の実力――。
「はいぃぃぃっ! 指導指導指導、教育的指導ぉぉぉっ!!」
連続拳の要領で私の頬に往復ビンタをかますラムザ。頬がジンジンと痛む。
ななな、なぜだ!? 聖剣技を聖拳技にしただけだぞ? 何か問題が!?
「縛りプレイしてんのにバグに頼るとは何事かぁぁぁっ!! 裏技もバグ技もチートも禁止!
それを、それをアグリアスさんは破った! プレイヤーの良心を裏切った! クリエイターを侮辱した!
はい教育的指導おおおっ! 騙された! 黒本級にアグリアスさんに騙された!
1stプレイで最前線で活躍していたから今回も使おうと思ったのに!
雷神シドが仲間になってもアグリアスさんはしっかり育ててたから一軍キープな彼女に期待していたのに!
アグリアスさんはもう台無しです! はい指導指導ォー!」
落涙しつつ往復ビンタを続けるラムザ。それほどまでに悲しい事を私はしてしまったのか……?
っていうかこっちもそろそろおたふくみたいになってるので堪忍してください、マジで。
往復ビンタ喰らってる最中のアグリアスの後ろ姿が思い浮かんだ
何故か知らンがものすごく萌えた
行く人氏GJですw頬を真っ赤にして涙を目尻に溜めながらうつむくアグりんを妄想しておっきしますた
人間、未来が見えると壊れてしまうのか…
アグたんがビンタ喰らう姿に萌えるとは、おまいらSなんですね?w
222 代打名無し@実況は実況板で sage New! 2006/10/10(火) 18:41:53 ID:16XvDueM0
,-<_>'´ `ヽ、_
_>'´ _,-"´|
_,-"´ |
_,-"´ |
│ ┌────────────────┐
______[ │騎士アグリアス イ_ヽ_,\ヽ│
_><`ヽ、___`ヽ、│ ||ャ ヤヽ | |
[`ヽ、_>'´] _,-"´│「 今さら疑うものか! 仆、- ,イ| | |
‖ヽ、[-"|| [`ヽ、│ 私はおまえを信じる!! ! | 「廾 | |│
‖ ||-"´],-"´`ヽ、_└───┬────┐┌──────┘
‖ [,-"|| `ヽ、_ `ヾ、_,-"´│ //
[`ヽ、‖ ‖ `ヽ、_,-"´ _,-<゙>、_
|| ヽ、],-"|| `ヽ、_ [_,-<><><゙>、_ _ ('A`) Σ
||-"_‖,_‖ `ヽ、_ `゙<><('A`)><>'´_><ノ( ヘヘ
||-" ‖ ||_`ヽ、_ `ヽ、_ `゙<ノ( ヘヘ-"´ │`゙<><゙>、_
[`ヽ、||-"´_] `ヽ、_ `ヽ、_`゙<[`ヽ、_ _><><,=彡|
`ヽ、_[,-"´ _,-"´│('A`) `ヽ、_ `ヽ、_]`゙<,=彡三三|
_ _,-"´ \ │ `ヽ、_ |ミ三三三|
_`ヽ、_,-"´[\ \ \_ ('A`) _><゙>、_|ミ三三三|
_ ゙ヽ│ [ \_,-"´ `ヽ、_ │`゙<,=彡三三彡"´
`ヽ、_[,-"´ `ヽ、_ `ヽ、_,-"´\ `ヽ、_|ミ三彡"´
('A`) `ヽ、_\ \ \ _,=彡彡"´
゙>、_ `ヾ、_,-"´ _,=彡彡"´
_><゙>、_ _,=彡彡"´
_><>'´│ _,=彡彡"´
_>'´_,-"´ `ヽ、_ _,=彡彡"´
_,-"´ _,=彡[,=彡彡"´
三=, _,=彡三三彡"´
三三三三彡"´
゙ヾ三彡"´
未だにこのAAの意味がわかりません・・・
野球板のスレのかwてかまだ続いてたんだなあそこw
>>180 中央のフィールドでウヘァしてるのは、恐らくは敵の雑魚ナイトだな。
敵の親玉(彼らにとってはラムザ)をタコ殴りしようとしたら、
いきなり目の前で親玉(ラムザ)とべっぴんの女騎士(アグリアス)が二人の世界作りだしちゃったんで固まったと見た。
アグ自身は吹き出しの下にいるはずが、AA職人のミスで消えてる。
中央部で尻餅着いてるのはラムザかな。
ガフの暗黒剣と説教攻撃に心身ともにダメージ喰らってるところに、アグに「信じる」言われて感動してる部分。
右端は見方汎用?
ダメージでかくなったんでマップ端に後退して回復しようとしたら、ラムザとアグが二人の世界作っちゃったんで、
(敵が迫ってんのに、なにやってんだよお前ら!?)とビビってる。
左端は敵♀弓使い。なんか手持ち無沙汰。
ガフは恐らく画面が切れてる向こうでムスタ含む第二部隊をボコりつつ、ラムザを大声で説教。
何で野球板にそんなものが立つんだw
186 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/11(水) 18:15:38 ID:JrbWES7n0
>>184 ただ単に彼女がいない喪(あるいは毒)が、アグたんの台詞に気落ちしてるだけじゃない?
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
先日の失態(聖拳技事件)により私は二軍に落とされてしまった。
その間にマラークがどうとか何か事件があったらしく、ラファとかいう娘が仲間に加わった。
「ラファー! 前回のプレイじゃ役立たずと思って使わなかったけど、今回は期待してるよ!」
「は、はぁ……期待に応えられるようがんばりますね。ところで前回って何ですか?」
ラムザの電波発言に引き気味のラファ。昔の自分を彷彿とさせる。
「ははは、気にしない気にしない。さぁラファ、チャプター3が終わるまでゲスト参戦よろしくね!」
「チャプター3? それって何ですか?」
「そぉれ、とっととマラークを仲間にしにリオファネス城に行くぞー! マラークも試しに使ってみようかな!」
「ま、まだ兄さんを説得できると決まった訳じゃ……」
「できるできる! あはは、前回はあまりの駄目っぷりに除名しちゃったもんなぁ」
ハイテンションなラムザはユーゴォの森も軽々と突破しリオファネス城へ到着する。
城門前で口論するラファとマラークを気にもかけず、ラムザの拳術が炸裂する!
私か? 私はまだ謹慎処分だ。ううっ、情けない。
そんなこんなでラファとはぐれて城内突入。ラムザがウィーグラフと一騎打ちを始めた。
「無双稲妻突き!」
「瀕死HP回復。はげます」
「無双稲妻突き!」
「瀕死HP回復。エール」
「無双稲妻突き!」
「瀕死HP回復。ためる」
自己を超強化するラムザと、延々と同じ愚行を繰り返すウィーグラフ。
もう哀れなほどピエロなウィーグラフを、徹底強化ラムザが一瞬でボコボコにする。
「ウボァー。やはりこのままでは勝てんか、ならばベリアスに変身!」
「OK僕も仲間を呼ぼう。おいで、ムスタディオ、ラッド、ラヴィアン、アリシア」
「さあいざ尋常に勝負!」
「電光石火のスピードでベリアスの横に回り込み二刀流格闘パンチ」
「ウボァー」
終わった。早い、早すぎる決着だった。ああもう私の出番は今後無さそう。
……出奔しちゃおうかなぁ……。
アグー!!!イクなイクなイカないでくれよアグー!!!
行く人氏GJっスwメチャクチャ笑って天ぷら噴きましたw
行く人氏まいにちありがとう。
これ、ラストまででしょうか?
ラムザの電波指導はもっとエスカレートするんでしょうか?
シドもメリアもラムザのいけにえに・・・?
リプレイしてたらモンク集団におそわれた。
アグリアスがまっさきにおそわれた。
山奥で禁欲生活だからアグがおそわれた。
きっとそうだ。
行く人氏ご苦労様です。「ウボァー」がツボったwww
…ところでアグリアスの編んだ髪の毛って後ろから見ると
海 老 の 寿 司 の ネ タ に 似 て な い ?
>>187 乙です。
さすがにアグたんがかわいそうに思えてきたぞw
でもここからアグたんがどういう行動に出るのか興味がわくところ。
>>189 >山奥で禁欲生活だからアグがおそわれた
(*´Д`)ハァハァ
モンク集団でSSできそう。
ちょっとやってみる。
アグリアスアグリアスのちんちんアグリアスあつフィあすのちんちん
>>190 前月マガでやってた「GUTS」のナタリーのネタじゃねえか
ラムザの電波発言ワロスw
GJ!
労八の電波測定器が振り切れそうなラムザですね
ラムザ「男なら拳ひとつで勝負せんかい!」
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
「参ったなぁ……」
ルカヴィ、ベリアスを倒したラムザが頭を抱えた。
「次のエルムドア侯はさすがにきっついよ。遠距離攻撃できる仲間が必要だ。
ラッドは拳術と風水あるだろ? ムスタディオは狙撃と戦技要員だしなぁ……。
ラヴィアンも一応波動撃使える、これで3人。アリシアはシーフ止まりだし……ボコ入れてもなぁ……。
さすがに超強化してない僕一人じゃきついかもしれない。んー、久々にアグリアスさん入れるか」
私はくれぐれも聖拳技を使わないよう念を押され、何とか戦線復帰した。
屋上ではマラークが倒れ、ラファがエルムドア侯爵と二人の美女に追い詰められていた。
「戦いにくい地形だ……」
忍者になった私は、その機動力を生かしできる限り素早く敵陣に突っ込む。
先んじていたラムザが攻撃していた美女に向かって波動撃を放つと、それだけで撤退に追い込めた。
「やっぱりアグリアスさんはレギュラーに入れる予定で鍛えてたし、忍者になれる数少ない仲間だし、
もうあんな事しちゃ『メッ!』ですよ?」
解った解った留意しよう。貴公の訳の解らんこだわりにつき合ってやる。
そんなこんなで色々あってマラークが生き返って、ラムザが着替えてきた。
そしてなぜかラムザは雄たけびを上げる。
「よぉし! 『叫ぶ』を習得したぞ。モンク+ガッツ+二刀流の組み合わせ、こいつぁ行ける!!」
どうやら新しいアビリティを習得したようだ。
そして、
「ラファ! マラーク! 魔法禁止プレイとはいえ真言と裏真言は魔法とは微妙に違う! MP使わないし!
これは固有ユニットの個性! だから! だから君達が仲間になるのを待っていた!
さあその威力をぜひ僕に見せておくれー!! あーっはっはっはっはっはぁっ!!」
ラムザがスーパーハイテンションモードに突入する。
戦力アップは嬉しい。が、ラムザはなぜか戦闘は五人というポリシーがあるらしいから、誰かリストラされそう。
「拳術に風水のラッドか、狙撃に戦技のムスタディオか、どっちを残そうかなー。ラヴィアリはもういいや」
もういい扱いされたラヴィアンとアリシアにその晩、私は酒をおごってやった。
ラヴィアリはもういいや
ま、まさかクリスタル・・・(ゴクリッ)
ラムザ「男なら拳ふたつで(ry
201 :
初SS書く人:2006/10/12(木) 20:46:03 ID:D0Dk2nIZ0
だんだん出来上がってきました
最近忙しいので、もう少しかかりそうですが・・・
一応、FFTのお話の中でのオリジナル展開なんですが、このスレ的にはどこまで大丈夫なんでしょうか?
登場人物が、FFTに出てこない人(?)まで・・・
ちなみに、そこそこ真面目なお話です
欝展開やグロなどは、私も苦手ですのでありません
2chでモノ書く以上、リターン&リスク覚悟上等で頑張れとしか、現時点では応援できないなー。
男なら拳ひとつで。
>>201 >>1のまとめサイトに過去ログのリンクあるからSSと一緒にちょっと摘んでみるといいと思うよ
過去SS読んでみて、自分のと照らし合わせて評価が知りたかったらログ検索みたいな
時間無いかもしんないけどどうしても不安な場合は
とにかくがんばってね
204 :
初SS書く人:2006/10/12(木) 21:22:37 ID:D0Dk2nIZ0
>>202-203 アドバイスありがとうございます
実は、過去SSは全部読んでたりするわけです
私も随分前から名無しで色々書き込んでますから
SS書く人は、こういう当たり障りの無い感じの方が良いってのをどこかで見たのでこんならしくない口調になってますが
ゆっくりと吟味しながら、頑張ります
>>204 まあ、とりあえずは仕上げて書き込んでみてください。
以前からこのスレにいたのなら、あなたの中のアグ像ってもんがあるでしょうし。
楽しみにしてますよ。
行く人氏乙GJです!がんがってくれ
>>204。全てのSS職人さんいつもありがとう
たいていのSSは楽しめる俺はもしかして得な性格してるのだろうか
行く人氏乙です!
ラヴィアリ…(ノД`)
>解った解った留意しよう。貴公の訳の解らんこだわりにつき合ってやる。
ここにアグリアスさんの優しさを感じた
>>204 楽しみにしてますよー
ラヴィ「あえて常識に反逆し、無駄に真実を追い求める。ラヴィアリレポート、復活させていただきます!」
アリ「今回は労働八号を使って、我がラムザ隊の皆さんの電波度を計測、検証していきたいと思います」
八号「ピーガガーガー(コノ今マデ味ワッタコトガ無イ不可解ナ電気パルス、コレガ不安、恐怖…?)」
ラヴィ「この期に及んでビビってんじゃないわよ!アンタ、それでもキン○タマ付いてんの!?」
八号「ソノヨウナ機構、ワタシニハ…」
アリ「はい、お下品な流れになる前に本題に入りまーす♪」
騎士アグリアス
「今さら疑うものか! 私はおまえを信じる!!」
八号「電波度測定…95点デス」
ラヴィ「さすがアグリアス様、いきなり高得点!」
アリ「この時期の私たち、状況が状況でしたからねぇ、アグリアス様も直感と勢いとノリで物を言っていたことが否めない気も…」
ラヴィ「とりあえずなんか言っちゃってから、後から行動で帳尻を合わせる!そんなとこに尊敬と憧れを感じちゃうなー!」
王妃オヴェリア
「…そうやって、みんなを利用して!…ラムザのように、いつか私も見殺しにするのね……!」
ラヴィ「先に言っとくけど、空気読みなさいよ」
八号「…ソレデハ、82点デハ…?」
アリ「……」
ラヴィ「……」
アリ「ルザリア聖近衛騎士団出身の私達としては、」
ラヴィ「コメントは控えさせていただきます、という線で」
八号(ズルイ…)
聖騎士ディリータ
「オレのやろうとしていることは圧倒的に正しい」
八号「76点デス」
アリ「まず何か断言してから、その後の行動で帳尻を合わせるということなら、むしろこのお方の専売特許かもしれませんね」
ラヴィ「発言だけ聞いてれば『何言ってんのよこのデコ!』てなもんだけど、あそこまで結果出しちゃったからねえ〜」
神殿騎士メリアドール
「“痛み”なくして真の“変革”などありえないわ!!」
八号「60点デス」
ラヴィ「あら、意外に高くでないのね」
アリ「メリアドールさん自身サッパリした気性の方ですし、宗教家特有の固執的な面がさほどに表れないからかもしれませんね」
ラヴィ「そういう意味じゃあの異端審問官のほうが電波だったわね。誰だっけ、ザル、ザルソバ?」
剣士ラムザ
「ムスタディオをやっつけろ(はあと)」
八号「…100点デス」
ラヴィ「おお〜!遂に満点キター(゚∀゚)!!」
アリ「この時のラムザ隊長は神がかってますね。
アグリアス様がこの現場の記録映像をコッソリ深夜に何度も見てらっしゃるのも分かります」
異邦人クラウド
「…やめろ、やめろーッ!!オレはソルジャーなんだ! 人形なんかじゃないッ!」
八号「…100…1000…ピーガガーガー!…計測、不能…デス…プスン」
アリ「八号さん、凍ってしまわれました…」
ラヴィ「ま、直接電波発信してそうな人だから」
アリ「さて、まだまだ検証していきたい方々のデータも残っているのですが」
ラヴィ「怖い小姑ゲホゴホ、我が敬愛するアグリアス様に見つかって叱られるのもヤなんで、この辺で撤収〜!」
八号(私ハオイテケボリデスカ…)
キン○タマ
伏字になってねーww
>「“痛み”なくして真の“変革”などありえないわ!!」
今にして思うと、小泉前首相はFFTプレイしたんじゃなかろうか。
いや、それはキンのタマだ
ポケモンにあるだろwwww
小姑だなんて・・・
アグたんは永遠の若奥様ですよ!
>>212 いわゆる「かぐや消し」というやつです。
「あっ!アグ姐だ!」
「アグ姐!」
「アグ姐!」
「アグにゃん!」
「……誰だ?今『アグにゃん』と呼んだのは」
「こいつッス!」
「あっ、てめ!バラすな」
「……残念、貴様は一階級降格」
「そんなあ、何故?」
「わたしのことをそう呼んで良いのはラムザだけだ……」
「え?だってアイツはアグ姐のこと『アグリアスさん』ってさん付けに」
「……二人きりのときは違うのだ」
「えっ!?そーなんですか」
「あー、なんかショックだなあ」
「……将来的にそうなれたら……良い」
「…………アグ姐ってば」
あぐあぐ
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
ドグーラ峠を訪れた我等。敵の待ち伏せを受けていた、さて、どう戦うか。
「敵は野郎ばかり、ハートを盗むが便利だから今回はアリシアを入れよう。後はアグ、ラファ、マラで。
アグリアスさんはモンクになって盗むをセット。拳術とハートを盗むを駆使してもらいますよ!
ラファとマラークは真言の威力をぜひ見せてください。ゲスト時は馬鹿で使いにくかったですから!」
ラムザの暴言に傷つきつつラファとマラークはバトルに参加する。
「死の記憶に眠る音の響きの全てを閃光とともに降ろさん……天鼓雷音!」
閃光が五発。うち二発が一人の敵に命中しHPを削り取る。
「おおっ、これはなかなかの威力だ。ラヴィアリより役立つ! 敵が固まっていればなおよしだな!」
「黒竜王、その哮りを嵐となせ、天下無双の破邪の印!」
「おおっ、マラークもやってくれるか! さて、フェイス無視の真言と違い、裏真言は……」
「裏天鼓雷音! 」
四発出た。三発当たった。でもダメージはラファの二発分以下だった。
「……うわぁ……微妙……。OK! マラーク戦力外通告ね」
「ウソっ!? ちょっ、待てラムザ! お、俺はフェイス低いから魔法攻撃に強いし便利だぞ!?」
「アリシアー、もっと胸の谷間を魅せつけるようにしてハートを盗むんだ。色気で勝負なんだから」
「おぉーい! 無視すんなぁ!!」
マラークが戦力外通告されているかたわら、私は全力で波動撃や地烈斬を駆使して戦っていた。
やはり装備無しの戦いはつらかったが、慣れると奇妙な充実感が湧いてくるから不思議だ。
ラムザはこの感覚のために『縛りプレイ』とやらを始めたのだろうか?
今後も切磋琢磨し、素手でどこまで上り詰められるか挑戦してみよう。
そんな感じで自治都市ベルベニアに到着した途端、ラムザが叫んだ。
「ついに来た1stプレイの悪夢! メンテナンスでOKと知らず装備を破壊されながら戦ったあの日!」
いきなり何の話だ。
「この『縛りプレイ』の半分はこの戦いのためにあったと言っても過言ではない!
さあ、メンテナンスなどと小賢しい真似はしない! 正面から堂々と我等裸軍団と戦おう! メリア!!」
「な、なぜ私がいると解ったの!? それに名前まで!」
突然出てくる緑頭巾の女。神殿騎士団と思われるが、誰? 知り合い?
ああ、そうか、また未来予知系のアレね。うん、もうツッコミ入れない。アグりん疲れちゃった。
「最近、忍者だとアクションアビリティが一個つかえなくてもったいない事に気づいた僕は、
モンク+二刀流の鬼攻撃力をガッツで補正するという極悪非道な強さなのだ! 裸ナメンナ!」
高低差無視で敵騎士メリアドールに突撃していくラムザ。
私は地道に徒歩で近づきつつ、風水で敵を攻撃する。
メリアドールは装備破壊で恐れられる剛剣の使い手らしく、装備無しの我々に直接攻撃あるのみだった。
そのため、叫んで気合を入れたラムザの『ハメどる』の餌食になってしまい、呆気なく戦闘終了。
「いやぁ、気分爽快スカッと爽やか! 裸万歳! もうラムザっていうより裸ムザって感じ?」
裸、裸と連呼するな。一応私服は着たままなんだから、もう……。
「さあガンガン攻略するよー! 次はフィナス河だ。
こりゃHPの無さがつらい、チョコメテオとチョコボールの嵐だ!
レベル上げまくって力ずくで突破する手も通用しないモンスター軍団。みんな、がんばろう!」
今日も未来予知絶好調らしい。そうか、次はチョコボの大群が敵なのか。
次のフィナス河では、私とラムザとラッドが風水『水塊』で敵をカエルにしまくる事で何とか突破した。
何と『水塊』で敵をカエル化成功率は尋常なものではなく、最大五連続くらい成功した。
もし『水塊』で相手をカエルにし損なった回数があとひとつふたつあれば負けていただろう。
「いや、実際負けてましたよ。GAME OVERだから記憶に残らないでしょうけど、
風水がビシーッと連発で決まるまで十回近く全滅しましたし。リセットしまくりだったよ、あはは」
え、何の話?
おっつおっつ〜
絶対なる原理を知らしめしたまえ
偉大なる未来予知の主…裸ムザ!
もうツッコむのも疲れちゃったのね、アグりん・・・
自分で自分をアグりんなんて呼ぶなんて・・・壊れかけてるっ!?
気をしっかり持てっアグたん!
>>今後も切磋琢磨し、素手でどこまで上り詰められるか挑戦してみよう。
慣れたというか、染まった?
「裸の大将と書いてラムザ…何か物悲しいわね…」
「最近、拳を握る手が重いのだ…。なぜだろう…?」
「私は拳にすべてを捧げてきたが、本当にこれでよかったのだろうか?」
「ラムザの未来予知の前に、私ははひざまずくしかないのか?」
「今さらだが“ラムザ”を信じるよ。そして、逆らうのもやめにしよう」
…そんな事を言いながら戦線離脱してしまうアグりんの姿が目に浮かんでしまう…
頑張れアグりん!
それは乙女の秘密
>>227 >「今さらだが“ラムザ”を信じるよ。そして、逆らうのもやめにしよう」
そこになってようやくラムザを「信じる」発言が出るんだなw
もうほとんど諦めモードだけど。
ガフもきっと裸ムザにゃつかれていたろうけれど、
とりあえず服だけ着せといてそれでもう無視していたんじゃなかろうか。
傭兵なんてはぐれもんばっかりだから、傭兵稼業も長くて免疫のあったガフ、
ある種は箱入りお嬢様だったに違いないアグりん、
その差が現れてきたわけですな・・・。
今更疑うものか、私は拳を信じる!
FF5や6もリメイクで新要素出たわけだし、FFTでも新ジョブを。
・裸Yシャツ士
・ブルマ士
・暴走族
ラム「アグリアスさんにどういうコスを着てもらいたいか優先で考えてるので、どんな働きをするかまでは知ったこっちゃないです」
アグ「ならお前は『幼稚園児』にでもなってろ…ハァハァ」
っ【庭師】
「小姓」とか「ショタ化」とか…
・新体操士
・竿士
・漁師
看護師
ふんど士
それは伯だ
ハク
・宇梶剛士
・小山剛志
・放送禁止用語
・生まれたての○○歳
箱根のみなさーん
・建築設計師
>>244 アグたんが宇梶剛士にジョブチェンジすれば強そうだな。
俺が>234で挙げた暴走族のアビリティも引き継いでるわけだし。
>アグりん疲れちゃった。
今更だけど、「だけど、涙が出ちゃう。女の子だもん」とか言い出しそうな気がしてきた。
ムスタ「・・・『子』?」
ムスタディオ・ブナンザ(18)
〜中略〜
アグリアスの都合により戦死
250 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/14(土) 18:06:39 ID:P3Mqri1v0
セイバーのパクリキャラのスレはここですね
おはぎ
やはぎ
おすぎ
やりすぎ
コスギ
照英
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
ゼルテニア城町外れの教会にて。
ラムザが高低差無視ジャンプで一気に天辺まで駆け上り、ザルモゥを二刀流パンチで即勝利しました。
わずか一行で決着をつけたラムザは破竹の勢いでベッド砂漠に向かい、
陣形をうまく組んで敵から毒を食らうや即座に気孔術で回復をし、いつもの調子で敵をボコボコ殴り倒した。
私も地烈斬で敵をガンガン攻めてやったし、ラッドも地烈斬使いまくったし、ムスタディオも狙撃で敵を封じたし、
ラファの真言もなかなかの命中率を見せ今ではすっかり主力となっている。
裏では出番の無いマラークがラヴィアンとアリシアと仲良く遊んでいた。
顔に似合わずモテるようだな、と思ったが、ラヴィアンもアリシアも年下の弟ができた気分らしい。
そんな三人をほっぽいて我々はベスラ要塞にまで突入し見事水門を開けオルランドゥ伯を救出!
夢にまで見たあの騎士剣、エクスカリバーを見た時はもう興奮のあまり鳥肌が立った!
「じゃ、持ってても悔しいだけだから未練を断ち切るためにお店に持ってって売っちゃおうか」
っておいぃぃぃぃぃぃぃっ!! 伝説の名剣をただの武器屋に売り払ってんじゃな〜〜〜〜い!!
ツッコミに疲れた私でもさすがに奮い立つわエクスカリバー店売りなんて!!
「アグリアスと申したな」
あ、オルランドゥ伯が話しかけてきた。ええ、私はアグリアスと申します。
「ラムザの奴、もしや『縛りプレイ』とか言っておらんか?」
ええ、よくご存知で。
「そうか……実はバルバネスの奴も『縛りプレイ』と称して、アビリティの使用全面禁止してきた事があってな」
な、何とー……。
「全剣技を封じられ、エクスカリバーでの直接攻撃だけで五十年戦争を潜り抜けたものだ。
エルムドアの奴も正宗が無ければどうなっていた事やら……それが今度は装備禁止ときたか。血は争えぬ」
あのー、伯、畏国が敗戦した理由ってもしかして……。
「もしかしなくてもバルバネスのせいだ……貴公はかつての私を見ているようで、不憫でならぬ」
伯もご苦労なさってるようで……。と、そこにラムザがやって来た。
「オルランドゥ伯。全剣技が使えない今、多少ステータスが高くとも、アビリティ不足のあなたは不要です。
一応顔キャラ揃えたいので除名はしません、馬車の荷台を尻で磨いといてくださいね☆」
ああ、やっぱり鬼の子だわラムザ。
そこでマラアリラヴィのクリスタルですよ
毎晩楽しみに待っております。
なんだ電波は遺伝ですか。
そうやってかえって納得しちゃっているんでしょうね。
裸ムザの最強アビリティは「ツッコミ封印」とみうけられます。
縛りプレイのせいで異国が敗戦したとは想像もしませんでしたw
毎夜毎夜GJ過ぎですwww
>>249 年齢が残っているということは後で出てくるわけだな。
>>262 聖石イベントがありますから、エルムドア侯爵のように生きててもらわないと。
とはいえ、裸ムザの前では最終兵器レーゼは封印されそうですが。
>>258 なんだ、天国の父上が今のラムザを見たら大喜びだろう、とはあながち間違ってないんだなw
あぐあぐ。
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
ゲルミナス山岳で盗賊に襲われた。ラムザがコテンパンにぶちのめした。
ポエスカス湖でお化け軍団に襲われた。ラファの阿修羅が火を吹いた。
ランベリー城でセリアとレディに襲われた。ラムザの拳が味方相手に炸裂した。
それでも必死にセリアとレディを攻撃したら前回みたく撤退してくれた。
城内でエルムドア侯と戦った。ダテレポ+吸血は恐ろしく短期決戦に挑み何とかしりぞけた。
地下墓地に戦場が移った。死の天使ザルエラに変身した。メリアドールが来て仲間になった。
久々に武装した人間が一緒で心強かったが後ろの方でスケルトンと戯れててあまり役に立たなかった。
ザルエラはチャージ中の隙を突いたラムザの鉄拳と我々の苛烈な攻撃で呆気なく沈んだ。
「いやぁ、ランダムバトルとかで何気にレベル上げしまくってたせいか楽勝ですねぇ。
メリアドールが仲間になった事だし、さっそくセイブザクィーンを店売りしちゃいましょうか」
あああっ! エクスカリバーほどではないがそれもまた伝説的な名剣なのにぃ……。
いつかラムザはもったいないお化けに叱られると思う。もったいないもったいない……ひゅ〜どろどろ。
そんな感じでとっととイグーロス城へ向かう一行。ダイスダーグの手に聖石が渡ったらしい。
「さて、サクッとヒゲ兄さんを殺しに行きますか」
え、ダイスダーグ、ルカヴィ化確定なの? っていうか実兄の命の扱い軽っ。
イグーロス城ではやっぱりラムザが安全地帯でガンガン叫びまくり、
私達がチャクラやら何やらで時間を稼いでる間に超パワーアップして、一騎当千の戦いをしてくれた。
ザルバッグ殿も弟の成長っぷりにびっくり仰天。見事ダイスダーグをボコり倒した。
そうしたら以前のウィーグラフの如くダイスダーグがルカヴィに変身! ザルバッグ殿が消された。
「それじゃ兄さん、ミュロンド寺院で成仏するまでバッハハ〜イ」
軽っ! 今生の別れじゃないのこれ!?
そしてミュロンド寺院に行ってみたら本当にザルバッグが待ち構えていた。
ラムザ、貴公の未来予知はもう疑いようがないな。
「未来予知っていうか単に二回目なだけです。シナリオ一本道だし。
タクティクスオウガはみっつもあったのにー、ブー。
あ、ちなみに一番好きなのはLルートです。漫画版もLでしたね、主人公が手を穢すのに燃えます」
また意味不明な言動を……まあ、いつもの事だからツッコミは入れないよ。
「って訳でちゃっちゃと兄さん昇天させてヴォルマルフを――」
追うのだな?
「追わずに、サブイベント攻略としゃれ込みましょう。レーゼと労働八号を主力に入れる予定なので。
あの二人なら裸でも超絶的な戦闘力で大活躍間違いなし! ラファもなかなか強いし、裸プレイ最高ォッ!!」
裸言うな裸。
――という訳で我々はゴルランドの炭鉱に行ってベイオウーフ殿とレーゼを仲間にしたり、
ゴーグに行って鉄の塊を発見して労働八号を仲間にしたり、ネルベスカ神殿でレーゼを人間に戻したり、
異邦人クラウドを召喚してザーギドスで正式に仲間にして火山登ってマテリアブレイド手に入れて売り払ったりした。
「という訳で最終メンバーが確定しました。
モンク+ガッツで、二刀流をセットした僕。
モンク+盗むで二刀流をセットしたアグリアスさん、ハート盗み要員も兼ねてます。
真言専門のラファ。素で撲殺女王なレーゼさん、残念ながら二刀流習得は面倒なのでパス。そして労働八号。
ふはははは、完璧だ! とっととオーボンヌ修道院に行ってハイレグ天使を拝んでくるかぁ」
ラムザ、酒場でディープダンジョンなるものの情報を入手したのだが……。
「メンドイからいいです。どうせアイテム使わないからレアアイテム発掘意味無いし、
魔法禁止だからゾディアークのラーニングもできないし、行く価値無し無し。スルー推奨」
あ、そう。もう好きにしろ。
いよいよラストですな。
レーゼは強すぎるから封印されるかと思っていましたが、普通に最終メンバー入りで来るとは予想外。
レーゼのドラグナーは素で二刀流が付いてるから
覚える必要ないよ
付いてないのは格闘の方だな
その通りでした、異端者の間で確認してきました。
記憶違いで書いてしまったようですごめんなさい。
レーゼさんの二刀流は腕ではなく股間で分かります
火山登ってマテリアブレイド手に入れて売り払ったりした。
ちょwwwわざわざ火山行って手に入れたのにwwwwwwwwwww
もうスキにしろなんて、ヤバいよ、アグリアスさん!!!
電波の鬼子になにされるやら知れたものでは・・・。
あ、もういろいろされてるんでしたっけ。
ラムザ、酒場でディープダンジョンなるものの情報を入手したのだが……。
「メンドイからいいです。どうせアイテム使わないからレアアイテム発掘意味無いし
あぐ「・゜・(つД`)・゜・うわーん!火山登ったじゃん」
アグリアスさんもたまにはお休みの昼寝でもしてください。
そして僕は貴女のズボンを下ろしてパンツを覗く。
それがラムザ、ココロの響き。
まあ、マテリアブレイドは、確率に左右されない普通の埋没アイテムだしなぁ…
いくらやっても出ないレアアイテム探しのイライラが無いだけマシだ
きっと わざと火山に寄り道してアイテムを拾う労苦<<嫌がらせによる精神的欲求の充足 だったんでしょ
>>278 >嫌がらせによる精神的欲求の充足
今さら言うべきではないことだが、最低だなラムザw
逆に考えるんだ、嫌がらせを受けることがアグたんも快感になってきたと(ry
クラウドカワイソスwwwwwwww
>>280 だとするとアグたんはM…クリムゾン臭いアグたん想像してワロタ
くやしい…
ビクビクッ
あぐあぐーん
「ーん」はいらん
あぐあぐ。
あぐあ
ばはむ〜とあぐ〜ん
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
「これが最終決戦です。皆さん、ふんどし締めてガシッと行きましょう」
これこれラムザ、我等装備禁止だからふんどしなど締められぬわ。
「ここに来てアグリアスさんに一本取られるとは、こりゃ参ったね!」
そんな感じで和気藹々とオーボンヌ修道院に向かう中、既視感を感じていた。
前にもこんなような事があったような? まあいいや。
オーボンヌ修道院で待ち構えていた神殿騎士団を鍛え上げた鉄拳で粉砕していくラムザ。
私も拳術とハートを盗むを巧い具合に活用して敵を翻弄する。ラファの真言の命中率もなかなかだ。
レーゼの豪快なドラゴンパンチはラムザと比べても遜色は無く、相手を次々打ち砕いて邁進する。
さらに鉄巨人労働八号は「処理する」で敵を処理しまくり、
近づいてきた敵にはカウンターで文字通りの鉄拳でカウンターをぶち込む。
「うわははは! 裸軍団の快進撃は留まる事を知らず!! それゆけデジョン異世界へー!!」
ちょっ、異世界って何だ!? そんなツッコミも虚しく、我々はデジョンで変な世界に飛ばされる。
ああ、どうせ結果が同じならツッコミなんかするんじゃなかった。疲れるだけだもう。
一度倒したはずのバルクがいたけど、レーゼが次々とティアマットやハイドラを従えたため阿鼻叫喚。合唱。
トントン拍子でついにヴォルマルフを追い詰め、素手でタコ殴りにする。袋にする。微塵ほどの容赦も無く。
ハシュマリムとかってルカヴィになっても、我等の拳の前には無力也。
そんなこんなでアジョラ復活。聖天使アルテマを名乗り我々の前に――。
「わーい、ハイレグ天使! ハイレグ天使!」
喜ぶなアホ者!! まあ確かに聖アジョラがあんな格好では笑えるが、ええい、卑しい奴め!
「という訳で電光石火でハイレグ天使をボコボコにしちゃいましょう」
ボコボコにした。
「って訳で聖大天使に変身したんで続けてボコボコにしちゃいましょう」
ボコボコにした。
「って訳で縛りプレイクリアです、お疲れ様ー!!」
世界が閃光に包まれる中、ラムザは楽しげに叫んだ。あー、ようやく終わるのね、安心安心。
こうして私は『縛りプレイ』とやらから解放されたの。最後の方はそれなりに楽しかったしまあいいか。
「え、じゃあ次も――」
めでたしめでたし。
私の名はアグリアス・オークス。正義のために私は今日も戦う。
南天騎士団の男(名をディリータというらしい)にオヴェリア様が誘拐されたため、
私達は後を追うべく貿易都市ドーダーへ赴こうとした。
敵が待ち構えている可能性を考え、武器の手入れもしっかり――。
と、そこへラムザという若い傭兵がやってきた。どこかで会ったような、懐かしい雰囲気を持つ青年だ。
彼は言った。
「アグリアスさん、黒魔にジョブチェンジしてください。今回は全員魔法系ジョブクリアです。
算術はもちろん基本技もアイテムも禁止。物理攻撃力に期待できない今、頼れるのは魔法だけ!
前回より簡単かもしれませんが、これはこれで趣があって楽しいですよ。
前回ラストではアグリアスさんも縛りプレイの快楽に目覚めてたようですし、がんばりましょうねー」
何言ってんのこの人。あ、何か既視感が……。
ドドドドドドドドド
「終わりが無いのが終わり、それがゴールドエクスペリエンスレクイエムです。あははははははっ」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
縛りプレイで行く! 完!
アグりんが決してどこへもたどり着けない人にー!?
それはともかく、乙でした
よし、「あぐ」と「アグ」をNGわーどに放り込むんだ
>>290 完結乙!
今度は魔法プレイか。終わりないなあ……。
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
┓゙┓゙┓゙┓゙┓゙┓゙┓゙┓゙
┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
GJ!お疲れ様でしたw
>>292 ぶっちゃけ俺なんかは去年あたりから「アグアグーン」をNG指定してるけどな。
(それだけしか書かないレスで無駄にスレ消費すんなよとウザかったんで)
最近受け入れてる人も増えてきてるんで、まあしょうがないかなとは思ってる。
勝ったッ!縛りプレイ完ッ!
ア
グ
ア
グ
|
ン
298 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/16(月) 20:32:14 ID:+h0bqy1KO
アグ「くう…… くっ ハァー ハァー ハァー
私は 何回戦うんだ?
次は どんな… な… 何を
「禁止」するんだ? 私は! 私はッ!
ワタシのそばに 近寄るなああーーーーーーーーーーッ
俺も一度だけ縛りプレイをしたことがあります
ラムさんアグさん二人旅です
301 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/16(月) 23:09:34 ID:+h0bqy1KO
今装備、魔法、アイテム禁止をやってるが
赤チョコボという禁じ手を使ってしまったw
神経質君に反応君と、ここは面白いインターネッツですねw
IDがFFT(><)
>>303 IDが変わる前に今日中にFFTを再プレイするんだ!
行く人氏乙でした。
毎回笑わせていただきましたw
ラムザの誤算があったとすれば、処刑場でアグたんに「信じる」と言ってもらえなかったことかな?
>>300 よし、それをSS化してみるんだ!
毎晩毎晩裸ムザの縛りを魅せてくれてほんとうにありがとうございます。
ここからアグたんのリベンジが始まる!
アグ「縛りプレイだかなんだか知らんが、よくもさんざん私を
こき使ってくれたな。今度は私がラムザを縛ってやる!
強力なロープと電撃鞭で……くくくく!!」
途中で疑えよw
冷静だな
ゼルテニア城の教会跡。思い出の場所、悲しい場所。
行く義理はない。けれど未だ残るこの痛みを少しでも癒してくれるなら。
でも、この傷は癒えない。決して癒えない。
これからもずっと彼を苦しめ続ける、それが彼が彼女を愛していた証だから。
同様に彼女を愛していた彼女も何かを痛めているのだろう。
だから呼ばれた。
だから応じた。
警護の兵一人つかせず彼は独り嘆きの丘を登る。その先に待つゼルテニア城の教会跡。
涼やかな空気をまとい、編み込んだ金糸の髪をリボンで止めて静かに揺らしながら、彼女は直立して待っていた。
わずかにあごが動いて、己の気配を察したのだと彼は悟った。だが彼女は振り向かない。
このまま後ろから斬りかかってしまえば勝負は楽になるだろう。
しかし彼は、彼女は、殺し合いに来たのではない。
同じ一人の女性に異なる想いを抱いていたから、その想いに決着をつけたいから。
「約束の時間までまだある……」
「国王陛下をお待たせするにはいかぬゆえ」
口調は固く、礼節さは上辺だけ。内に秘めるは蒼い炎。
振り返った彼女は彼に深々と頭を下げた。
「お久し振りでございます、畏国王ディリータ様」
「ああ、久し振りだ。確かアグリアス・オークスだったな……オヴェリアから聞いているよ」
「そうですか。ならば説明は不要とお見受けします」
言って、彼女は頭を上げ、手を腰に、腰の剣に。
「弁解の余地は無い……か」
「もはや語る言葉を持ち合わせておりませぬ。一人の騎士として貴方に決闘を申し出る」
「本当に無いのか、俺達に語る言葉は……」
「語って、何が変わりましょう。何も変わりはしません。だから、ただ、剣を振るうのみ」
「今の俺に剣を向ければ異端者どころじゃすまないぞ」
「覚悟の上。元より死人として扱われし我が身、今さら惜しむものなど何があろうか」
アグリアスの覚悟を見定め、ディリータは剣を抜いた。セイブザクィーンだった。
頑強かつ荘厳な黄金の鎧に朱のマント。それが今の彼の出で立ちだ。
相対するアグリアスは蒼の服の上にクリスタルメイルを装着している。
剣は幅広で攻防に優れるディフェンダー。
「戦う前にひとつ訊きたい」
「何でしょう」
「ラムザは……生きているのか……」
「アルマ様と共に」
「そうか」
アカデミー時代とは違う、若さの感じられない疲れ切った微笑をディリータは浮かべた。
その表情をラムザが見たら何と思うだろうとアグリアスは胸を痛めた。
「では、参ります」
アグリアスがディフェンダーを抜く。
それに呼応するようにセイブザクィーンが淡く光り、ディリータの身に膜となって覆いかぶさった。
永久プロテス。聖剣技を得意とする両者にとって、これは致命的な差だった。
(――中距離戦は不利っ!)
即断して一足飛びにゲルミナスブーツで踏み込むアグリアス、全体重を乗せた重い剣撃が振り下ろされる。
ディリータは避けられるはずの一撃をあえて剣で受け止めた。重い。これがアグリアスの重さだ。
ならば自分の重さも理解させてやらねばなるまい。
刃を斜めにしてアグリアスの一撃を受け流し、剣を振りかぶって、儀礼のように振り下ろす。
ガキンッ。剣の腹で受け止めるアグリアス。互いの剣の重さを想いの重さを打ちつけあった。
挨拶はここまで、ここからが真剣勝負だ。
攻撃を防がれるやバックステップをして剣を振り上げるディリータ。
ホーリーナイトならやって当然の攻撃だ。
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん!」
それにアグリアスは応える。
「命脈は無常にして惜しむるべからず……葬る!」
雷光を浴びた氷が煌く。
「無双稲妻突き!!」
「不動無明剣!!」
炸裂する聖剣技。氷結されたディリータだが、氷との間にプロテスの膜があり衝撃を吸収してくれた。
アグリアスは雷撃を受け全身を駆け巡る痛みを堪能していた。もっと痛みを。この程度では足りない。
護ると誓ったこの剣、鞘に納まる事なく、未だ高く掲げたまま。
どこに振り下ろせばいい、この剣を。
ディフェンダーの性能を生かした近距離戦に事を運ぼうとするアグリアスだが、
最初の挨拶はともかく、もはや接近を許すいわれは無いとばかりにディリータは後ずさる。
「天の願いを胸に刻んで心頭滅却!」
機敏な体重移動で直線軌道を鋭角に曲げるアグリアス。
「聖光爆裂破!」
左肩が空から降り注ぐ光に焼かれた。
触れたのは肩だけなのに、そのまま地面に叩きつけられそうになるほどの衝撃。
政治的手腕もあっただろうが、畏国王まで上り詰める下積みはこの剣技の威力にある。
若干バランスを崩しながらもアグリアスはディリータに肉薄し、ディフェンダーを横薙ぎに振る。
回避不能と見たディリータは咄嗟に左腕の小手で刃を受けた。少し斜めにして威力を逃がす事も忘れない。
プロテスの膜もあり多少左腕が痺れる程度の衝撃ですんだが、本来なら斬り飛ばされているところだ。
一撃で仕留め切れなかった事を悔いる時間すら惜しみアグリアスは斜め上にそらされた刃を返し、
これが最短距離の一撃だと柄でディリータの鼻っ柱を打ちつけた。
プロテスが威力を吸収してくれたが、ディリータの鼻からは血が吹き出てしまい呼吸を阻害する。
そのまま剣を腰まで引いたアグリアスは、腰に構えた剣を一気に突き出しディリータの脇腹を狙う。
間一髪で身体をそらして避けたディリータは、剣を薙いでアグリアスの首を狙った。
視界の端でそれを捉えたアグリアスは咄嗟に頭を静める。だが豪腕が直撃したような衝撃にめまいを起こす。
剣がアグリアスの額を浅くえぐっていた。
突き出した勢いそのままにアグリアスはそのまま駆け抜け、一定距離を取ったところでターンした。
「鬼神の居りて乱るる心、されば人かくも小さな者なり! 乱命割殺打!」
騎士の誇りを具現化したような剣のオーラがディリータを突き上げる。
「ぐぐくっ……!」
跳ね上げられないよう踏ん張ってこらえる、ギリギリと歯を食いしばって。
そして聖剣技の威力がピークに達し、それを乗り切った刹那、ディリータは振るった。
「死兆の星の七つの影の経絡を立つ! 北斗骨砕打!」
一撃必殺を狙っての一撃。血塗れの闘気がキリキリと細まり尖塔となってアグリアスの脇腹を貫いた。
「くっ……清らかなる生命の風よ、天空に舞い邪悪なる傷を癒せ! ケアルラ!」
回復しながら聖剣技の範囲内から逃げるアグリアス。
逃すまいと迫るディリータ。剣を全力で振り放つ。
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん! 無双稲妻突き!!」
標的目掛けて落ちた落雷を、アグリアスは剣を盾にする事で踏ん張った。
ディフェンダーの広い腹が雷撃を受け止めてくれる。が、その重みに今にも押し潰されそうだった。
「接近戦なら――!」
こちらにも手があると言いたげに含み笑い、ディリータがディフェンダーの腹を全力で斬り砕こうとした。
しかし反射的に打ち返したアグリアスのせいで企みは失敗に終わる。
「ウェポンブレイク、ですか。剣技使いにとって絶対に食らってはならない一撃……」
「……お前を殺す気は無い。だが全力でやらせてもらう。ディリータという一人の男の決着のために」
剣をかばうように引き下げるアグリアスに、ディリータは「これが望みだろう!」と斬りかかる。
接近戦だ!
ディフェンダーは攻撃を弾く能力に長ける、それを生かしてディリータの剣撃を次々とさばくアグリアス。
だがディリータはアグリアスの身体を狙う攻撃の中、武器そのものを狙う攻撃も織り交ぜる。
ひとつ受け間違えれば身体を裂かれるか、武器を壊されるか、だ。
(守ってばかりもいられん!)
強引に押し入って体当たりをし、わずかに距離を取ってからアグリアスはディリータの左腹目掛けて剣を薙いだ。
ガキンッ! それを剣で受け止めるディリータ。両手で剣を握り締め、ギリギリと耐える。
力比べだ。アグリアスの剣術は教科書的な正統派剣術を実戦の中で鍛え上げた剣。
しかし今この瞬間のみに限定するなら、必要なのは純粋な腕力。
その差が性別に現れた。腹に溜めた力を一気に噴出させたディリータの反撃に、アグリアスの剣が弾き返される。
「今だっ!」
ウェポンブレイク。セイブザクィーンが無防備なディフェンダーの腹を綺麗に串刺しにし、
パキンと甲高い音を立ててディフェンダーは真っ二つに折れた。
(俺の勝ちだ)
慢心、刹那、豪腕。
アグリアスの左拳がディリータのこめかみを打ち抜いた。脳が揺さぶられ意識を断ち切る。
死線を潜り抜けたアグリアスは、剣を封じられた時にも戦えるようモンクとしての修練も積んでいた。
今その成果が爆発する。
倒れようとするディリータを起こすように、あごに荒々しい掌底を叩き込む。
続いて鎧越しでもお構いなく連続拳でディリータを打ちすえる。
「――ハッ!」
無酸素運動を終え、一瞬息を吸うアグリアス。手のひらが握り拳にならないよう抑え、腰の後ろに引く。
そして渾身の力を手のひらに、まだだ、まだ握るな、力を込めて、振り放つ。
今だ。拳を握る、力が爆発して吹っ飛ぶ。
「波動撃!!」
ディリータのみぞおちに叩き込まれる破壊エネルギーは、鎧をヒビだらけにし、プロテスの膜を破った。
「ガハッ……!」
たまらず血を吐くディリータ。よろめいてその場に尻餅をつく。
(これまでか……)
覚悟という安堵をして、ディリータはまぶたを閉じた。
「ハァッ、ハァ……」
全力で戦った証だろう、荒い気遣いが自分のすぐ前に立っている。
「さ……トドメ、刺せよ」
今はもういない愛しい彼女の微笑をまぶたの裏に描きながら彼は言った。
「剣は……」
息も絶え絶えに、生殺の権限を握る勝者は言う。
「……剣は、帰るべき鞘を失い、今、打ち砕かれた……」
まぶたに描いた彼女をどかし、まぶたを上げ、ディリータは、アグリアスを見上げた。
そこにはひとつの義務を果たした一人の騎士の姿があった。だが、彼女は言う。
「折れた剣は……もはや騎士にあらず……」
言って、アグリアスは彼に背を向け歩き出した。
「決着はついた。畏国を、任せたぞ。畏国王」
一人の女に戻った彼女は、そのまま彼を置いて歩き去った。
彼はいつまでもその背中を見つめ、見えなくなってから、空を見上げた。
「結局……また、俺は、何も、手にできなかった……」
アグリアス・オークスは何かを手にして帰っていった。自分とは違う、彼女は失った何かを取り戻した。
「結局……俺だけが……なぁ、ラムザ。お前は、お前達は、いったい何を手に入れたんだ……?
異端者として国から追われてまで戦って、戦い抜いて、お前は、何を……」
しばらくして、雨が降り出した。
その場に残されたのは真っ二つに折れたディフェンダーが一本。ただ、それだけだった。
雨垂れに濡れて、騎士の剣は眠りにつく。長い長い、永遠の眠りに。
もう務めは果たした。彼女は新たに旅立った。
しとしと。しとしと。
いたわるように雨は疲れきった騎士を優しく包む。
それは春風のようにあたたかい雨だった。
そして彼女は――やはり雨にぬくもりを感じ、傷ついた心身を癒していた。
「おかえりなさい、アグリアス様」
「さあ、行きましょう」
二人の部下が、いや、仲間が言う。
「ああ」
彼女は歩き出した、仲間と一緒に。
――Fin
おお、こういうハードボイルドもよいですね。
しっとりめ。
一本のSSとしては、
「剣が折れた」ということで、アグリアスがそれまでの騎士としての自分の生き方に納得を付けられた、という締めが実に小気味いい感じ。
ただFFTというゲームをやった身からすると、
主人公ラムザの対となる存在のディリータを
あくまでFFT全体の中においては脇役であるアグがかませにしてしまったのが鼻に付いた。
感想は以上の2点でしょーか。
>>318 脳内パラレルワールドが咲き乱れるこのスレで何をおっしゃいますやら
なにはともあれ久しぶりに堅いお話を堪能しました
激しくGJです!
>>318 何を言っとるンだ!ここはアグスレだぞっ!
お前、脇役キャラが主役級を食うのを2ch中で全て止める気か?
いいか!お前がいない所で主役は食われるンだ!
お前の知らないところでアグは活躍するンだっ!!
行く人氏、日刊が完結したばっかりだというのにGJ杉です!
久し振りのシリアス話&バトル描写を堪能させてもらいました。
ただ、ちょっとごめん、謝らせて。
剣を折られたアグたんが拳術で戦いだしたのを見て、
「縛りプレイ」で鍛えられたアグたんを思い出して笑ってしまいますたw
>>318 感じ方は人それぞれだし君の思うところもあるだろうけど、
アグとディリ−タはオヴェリアを間に戦ったんだから、別にその役回りがアグでもいいんじゃないかと。
アグ「まだ眠いぞラムザ・・・あ・・あん!」
324 :
322:2006/10/17(火) 22:51:17 ID:s9Gds8AW0
>>319-322 俺はwebSSの中では、その作中での主役扱いのキャラが原作での格上キャラを踏み台にする種類の話は、
どうしても辛口気味に見ちゃうんでな。
だがこの職人さんの作品はその手のタイプにありがちな寒さもないし、
だからこそ好意的な感想から箇条書きで書いたつもりなのに、反射的に擁護しちゃうお前らどうよ。
皆様ご感想をどうもです。いつも励みになってます、感想はSS書きの餌じゃあ餌じゃあ!
辛口批評も大歓迎。欠点が解って嬉しい。もうちょいディリを活躍させられたとあとから気づきました。
アグvsディリを解説するならば――騎士剣を折られた時点で騎士としてのアグリアスは敗北しています。
アクションアビリティに白魔法と拳術の両方を入れているというミスもありますが、
アグリアスは騎士として負け一人の人間として勝ったって感じです。
ラムザと共に死線を潜り抜けたアグと、政治で知謀を生かして暗躍していたディリの戦闘経験値の差です。
さらにつけ加えるならば、ティータもオヴェリアも喪って抜け殻のようになったディリータと、
オヴェリアを喪いながらもまだ手に何かが残っているアグリアスの差です。
オヴェリアを喪って終わるディリータのエンディング姿を知っている以上、
ディリータに意味を無くした玉座以外の何かを手に入れさせるのは間違いだと思ってますので。
>>324 「アグリアスに萌えるスレ」で、「アグリアスが他のキャラを食ったのが
鼻につく」と書いたら「いや、俺はそうは思わない」という反応が
(何人か)出るのは当たり前だと思う。
>>318も
>>319-322も別に不適当なことを書いたわけではない。
感想を言い合ったってことで、いいじゃないの。
まあ、鼻につくって言葉は不快を表すものであってあまりいい意味じゃないからねぇ・・・。
それよりも行く人氏、乙であります!
乙です。
行く人氏は相変わらずテーマ性持たせてるな、
解説見て2人にこんなにも差があったんだなって思ったわ。
>>行く人氏乙。
感想なんて人それぞれさ。
一元的な感想しかないほうが怖いね。
また、それは職人さんにとっても物足りないことかもしれない。
行く人氏も歓迎だって仰ってるし、いいんじゃないか?
すまん誤爆した
ここで俺の心のアグリアスエンジンを1万1千回転までキッチリとブン回す!
料理当番。人数抱えて旅をする一行に料理を得意とする者がいない場合、それは変わり続ける。
ラムザとラッドはガフガリオンの下働きをしたおかげで料理はそれなりに上手だ。
ムスタディオも独り者らしくそれなりに自炊はできる。
この前ラヴィアンが料理当番になった。普段が普段なだけに不安はあったが、意外といけた。
アリシアは料理上手を自慢している。だが今日の当番はアグリアス・オークスその人だった。
「――で、どうなんですか。アグリアスさんの腕前」
ラムザが何気なくラヴィアンに聞いた。
その話題が気になったのか、チョコボや馬車の手入れをしていたラッドとムスタディオも目を向ける。
「さぁ。オーボンヌ修道院じゃ、いつも教会の人が作ってくれてましたし、食べた事ないです」
「そうですか。まあ、アグリアスさんの事ですから心配はないと思いますが……」
「そうとも限らねぇぞ」
ラッドが口を挟んだ。
「アグリアスと言やあ貴族の出だがな、それがみんな花嫁修業してると思うな。
いい例がラヴィアンだろ。家事はメイドに任せっきって、オテンバお嬢様は女だてらに騎士ごっこ。
念願かなって騎士になり明けても暮れても剣の修練。料理の練習なんざろくにした事がねぇ。
そういった女がまともな料理、作れると思うか?」
「ラヴィアンは作ったじゃないですか」
「酒瓶一本持ってアドバイスもらいに来て、な」
ラッドが笑った。ラヴィアンが唇を尖らせる。
「チェーッ、バラさなくてもいいじゃないですか」
「あれ、ラッドが手助けしてたの? 確かに味つけの感じがラッドに似てたとは思ったけど……」
「たははー……まあ、そうです。ラッドに簡単なメニューをちょろっと教わって……」
「じゃあラヴィアンは参考にならないなぁ、アグリアスさん大丈夫かな。
彼女の性格上、人に頼らないでしょうし。」
「いやー、でも、アグリアス様ですよ? 剣も魔法も成績優秀でしたし、料理も案外いけるんじゃないですか?」
「無理無理。あの剣一筋女がまともなもん作れるかよ!」
今度はムスタディオが口を挟んでくる。
「あの堅物は『オヴェリア様を守る』の一念で戦いの特訓ばかりだろ?
とても料理ができるガラたぁ思えねぇ。ズバリ、今日の昼飯は最悪と見た」
アグリアスを知る故にフォローできないラヴィアンだったが、ラッドは「どうかな」と返した。
「アグリアスは士官学校くらい出てるだろう。サバイバル教習くらいあるだろ。
戦場での食料調達技術くらい持ってらぁ」
「でもよー、今日作るのはサバイバル料理じゃねぇぜ。街まで買出しに行ってんだからよ」
「とはいえ、料理の最低限のいろはくらいは学んでるだろ。ラヴィアンよりゃマシなのが出てくるだろうぜ」
対立するラッドとムスタディオ。同意を求めるようにラムザとラヴィアンを見た。
さて、どちらに同意する? ラヴィアン苦笑。
「あ、あははー……私は、アグリアス様には悪いけど、正直、あの人がまともなもの作れるとは思えないかも」
それに対しラムザは感情的に反論した。
「いえ、アグリアスさんですよ? きっと貴族らしい美しく食欲を誘う香りの立つ素晴らしい料理を!」
「くっくっ。まあ、そこまではいかずとも、あのアグリアスだ。まあ、いい線いくだろうよ」
ラッドがラムザの肩に組みついた。これで俺達は仲間だとでもいうように。
「じゃあ賭けるか?」
ムスタディオが持ち出した。
「アグリアスの料理はミソッカスか、それとも頬が落ちるような華麗な料理か」
「当然後者です。アグリアスさんの事ですから貴族の食卓に出るような料理が出ますよ、絶対」
「んー、ラムザさんが言うと本当にすごいのが出てきそうな気になっちゃうや」
「何だよラヴィアン、お前もラムザ側かぁ?」
「つー訳だムスタディオ。ミソッカスな料理が嫌なら食わねぇこったな、俺達はうまいのをいただくぜ」
ラッドの挑発にギリギリを歯を食いしばるムスタディオ。
「へへーん! 期待ってのは大きい分、落差でドンゾコに突き落とされんだよ」
「くっくっ、負け犬の遠吠えってのはいつ聞いても気分がいいねぇ」
「――何か、やけに盛り上がってますね」
木陰に隠れてアリシアが呟いた。その手には食料買出しのための袋。中には食材満載。
隣には同様に食材を積んだ袋を抱えたアグリアス。
「う、うむ……どうしたものか」
「あんまり期待されましてもね、実際、自信のほどはいかがなものです?」
「むぅ……その、普通」
「つまり両方の期待に応えられない、と?」
「あぐぅ……」
「いっそトンデモ料理ぶちかましてお茶を濁しますか?」
「そ、そういう訳にはいかん。健康管理に食事は大切なのだ。誠心誠意、真心を込めて作るのみ!」
作ってみました。
「……普通……」
「普通だな」
「何の面白みも無いぜ」
「まあまあ、アグリアス様だってがんばったんですから。私に比べりゃ上等ですよ」
そんな感じで微妙な雰囲気のまま昼食を終えた面々だった。
「悪かったな……普通で……」
「まぁまぁ。アグリアス様、少なくとも標準的な腕前は認められた訳ですから、ね?」
色んな意味で期待が大きかった分、中途半端な物を出されてグダグダムードになってしまいましたとさ。
ちゃんちゃん。
――夕方。
「さあ、モルボルの触手を煮込みベヒーモスの角の粉末を隠し味とした、
アリシア特製クリームシチューの完成ですよぉ」
ジョーカーがここにいたか。アグリアス含め全員口をきつくへの字に結び、唇の端をヒクつかせる。
(クリームシチューって言ったよね。普通乳白色だよね。何で緑色なの)
(落ち着け、クールになれラッド。お前は薄汚い虫や名前も知らない木の根っこを食べた事もあるだろう)
(モルボルのエキス抽出しまくりですかそうですか。モルボルってどんな味ですかゴルァァァッ!!)
(アグリアス様で肩透かし食らった分、ギャップの酷さが際立つ。アリシアがまさかゲテモノ女とは思わなかった)
(食べてるし、一人先んじておいしそうに満面の笑みで食べてるし。
これは私の知っているしっかり者のアリシアなのか。
知らん! モルボルの触手を食いちぎって緑色の液体を飲み干す女など断じてアリシアではない!)
「あれ、皆さんどうしたんですか? スプーンが動いてませんよ」
「……解りました、リーダーの僕が覚悟を決めて、逝かせていただきます。うおおおーっ!!」
チャプター4で習得するはずのアビリティ「さけぶ」を急遽習得するラムザ。
勇気と力が湧き出る。
(行ける、そうさ行けるさ。僕はラムザ・ベオルブ。ベオルブの名を継ぐ者。
やってやれない事はない! 思い出せジークデン砦での悲劇を。
あの時僕は逃げ出した。あれに比べればこれくらい何ともないさ、そうだろう?
さあスプーンを動かせ。手が震える? 止めろ! 気合だ!
さあ、1、2、3で食べるぞ。数えるぞ! 数えるからな!? カウントダウン始めるぞ!
行くぞ行くぞ……1……! …………2…………!! ……うおおっ! 3! GOだ! ウワオオオッ!!
…………なぜ行かないラムザ!? お前の勇気はこの程度のものなのか! もう一度、もう一度だ。
もう一度カウントするぞ。父バルバネスの名に誓って食べる、食べるからな。いいんだな? 食べるんだぞ。
さあ、カウントだ。父よ、僕をお守りください。天騎士バルバネスの名誉が今! ここに! かかっている!
いざ! いざいざいざいざ!! い・た・だ・き・ま・す。1! 2の! 3! ずどどえや〜〜〜〜!!)
パクリ。
ゴクリ。
バタン。
戦闘不能。カウント3。カウント2。カウント1。
「フェニックスの尾ぉぉぉっ!!」
アグリアスの機転で一命を取り留めるラムザ。
それを見て首を傾げるアリシア。
「どうかしましたか? ……あっ! あまりのおいしさにビックリしちゃったとか」
「そ、そうだな。そうかもしれん。ははは……」
「それじゃアグリアス様もぜひどうぞ。温かいうちに、さあ」
(次は私の番かぁぁぁっ!!)
心の中で絶叫するアグリアス。顔を引きつらせ、クリームシチューに挑む。
だが、その前に少しでも不安を軽減させておきたいと思い、アグリアスは問う。
「も、モルボルの触手とベヒーモスの角の粉末を入れたと言っていたな。他は普通のシチューなのだろう?」
(そうだろう? だってモルボルとかベヒーモスとかありえないもん、十二分にイレギュラーだ。
これ以上おかしな物が入っているはずがない。常識人のアリシアがこれ以上奇行に走るはずがない。
YESと言えアリシア。他には特に何も入れてませんと。ジャガイモやニンジンとか、オーソドックスな――)
「いいえ、アリシア特製と言ったでしょう?
ウッドマンの木の根も入れてあります。ゴボウみたいでおいしいですよ。
後ドラゴンの鱗も具にしました。しっかり茹でてありますから、柔らかくなって食べられますよ。
これがまたコリコリとした独特の食感がしてたまらないんですよ。生唾ものです。
あ、それとフローターホイールの目玉が一個だけ手に入ったので一皿にだけ入れてあります。
ドコサヘキサエン酸たっぷりで脳にいいんですし、エイコサペンタエン酸も豊富なのでガンの予防にも!」
(さっきから何かシチューの中に白い大きな玉が入ってると思ったら目玉かぁぁぁっ!!)
アグリアスは自分の皿を見て表情を強張らせた。試しにスプーンで転がしてみると、
フローターホイールの眼球の証というように、大きな瞳がギョロリとアグリアスを見た。
(食えというのかこれをぉぉぉっ!!)
「歯ごたえがあっておいしいですよ」
(知るかぁぁぁぁぁぁっ!!)
アグリアス・オークス。好物は最後まで取っておく女。故に嫌いな物は先にさっさと食べる。
スプーンが、こぼれ落ちんばかりに巨大な目玉をすくい上げる。
隣には部下のエンジェルスマイル。
いつもお世話になっている上司に、飛びっきりの手料理で感謝の意を示す善意100%の笑顔。
(――食わねばならん、隊のサブリーダーとして。アリシアの上司として!)
しかし目玉を運ぶ手は震え、スプーンから目玉が転げ落ち、シチューの中に沈む。
(だ、駄目だ。これは私が料理を食べるのではない、料理が私を食らおうとしている!
そう、恐怖という名の料理が今! 私を食らい尽くし、騎士生命を断絶しようとしている!!
だが! 立ち向かわねばならぬ騎士として!
しかしラムザは一口で戦闘不能に陥った。フェニックスの尾の残量は……残るPTメンバー分しかない!
すなわち一人一殺一蘇生! 舌が味を認識する前にシチューを丸呑みするしか、無い!)
まだ正式加入して間もないアグリアスのアイコンタクトを一瞬にして理解するラッド達。
(頼む、私が倒れたらフェニックスの尾を使ってくれ。お前が倒れた時には私が使ってやるから!)
(OKアグリアスさんよ、あんたにそれほどの覚悟があるのなら、つき合おうじゃねぇか。ゲテモノ上等)
(お前等マジかよ? 食うのか? 俺は、俺、最後だかんな! 俺が食うの最後の番にしてくれ!)
(女々しい事を考えないムスタディオ! 私は、アリシアのダチとして、これを、食う!)
アイコンタクトを通り越してテレパシーに覚醒する勢いの面々。
だが、これで覚悟は決まった。
「アグリアス・オークス、逝きます!」
ためらってはいけない。味わってはいけない。一口で、すべて食らい尽くせ!
スプーンを捨て皿を持ち上げ、直接口をつけてシチューを口腔に流し込む。
「ガボガボガボガボッ!!」
それは食事の音ではなく、水に溺れた人間が出す音だった。
目頭が熱い、涙が――出る! どうして? 決まってる。不味いからだよコンチクショー!!
モルボルの触手やウッドマンの木の根、ドラゴンの鱗を租借せず、シチューごと呑み込む!
飲むのではなく呑む!
しかし! フローターホイールの目玉! こればっかりは大きすぎて丸呑みは不可能。
噛んだ! 噛む、噛む、噛む! ゴリゴリ、グチャグチャ。
食器の音すら滅多に立てないアグリアスが、下品な音を出しながら目玉を喰らう。
そして呑む! 呑み込む!! のどに引っかかりそうになっても構わず、呑み込んで、呑み込んだ!
「ご・ち・そ・う・さ・ま……ガクッ」
こうして――アグリアスは散り、フェニックスの加護により蘇る。
アグリアスの勇気に引き続き仲間達も次々と勝負を挑み、華々しく散っていった。
それを慈悲深くフェニックスの尾で治療していくアグリアス。
その姿、まさに聖母……。
「もう、みんなそんなに慌てて食べなくてもー。そんなにおいしかった? えへへ」
無邪気に笑うはアリシアただ一人。
彼女の笑顔を守るため、真実を語ってはいけない。決して。
「よかったら、今後私が料理当番を務めましょうか? 交代制にするより色々都合がいいと思――」
「い、いや、それには及ばん。これまで通り交代制にしよう。なあ、みんな」
その後、二度とアリシアが食料の買出しに行かされる事はなかった。
「たまには私も連れてってくださいよー」とアリシアが頼むたび、食料買出し係は青ざめた顔を横に振る。
こうして惨劇回避に全力を努めた結果、パーティーの結束はより強固なものとなった。
それからしばらく経って――仲間も増えて――。
「あ、ラファ食料の買出しなんだ」
「はい。今はちょっと余裕あるし、兄さんとも和解できたお祝いにご馳走作りたいんです」
「立派立派。ラファはいい子だね。よぉーし、私も買出しと料理につき合おうじゃないの。
こう見えても私、料理の腕は超一級なのよ? ラファにも教えてあげる」
「本当ですか? ありがとうございます、アリシアさん」
終わる。
なんでこんなにフィーバーなんですか?!
ギャグ、シリアス、ギャグのラッシュ、乙です!!!
どんなときでも一番えらい目にあうのがアグなんですね。
アグが料理下手でみんなが憤死とかでなくて、
上司としての使命感からゲテ一気呑み。
なんてけなげなんだアグ。
フローターホイールじゃなくてフロータイボールじゃないだろうかと思いつつ乙
そういや、もう最多作職人は行く人氏に移ったかね。
フィーバーフィーバー、行く人氏フィーバー。
あまりの連投に学業やお仕事は大丈夫なのかと
心配になったり
行く人氏乙です。
料理ネタであえてアグたんの腕前は普通にして、ダークホース的にアリシアを持ってくるとは。
行く人氏は「アグりん」日刊SSから毎日ずっと連投してることになるんだっけ?
以前からするとSS職人が減ってきてる中、本当にありがたいことです。
あぐたんにあぐぅと言わせるのは狙ってるのかっ…!
もうだめだ…!
アグたんとかのレベルじゃなくて、行く人氏に萌えた。
アグたんはさげまんじゃないよね?
家畜に神はいないよね?
アグたんの半分はやさしさでできております
アグレカス
やわらかラムザ「あーぐーりーあー酢ー!」
ラムザのやわらかちんこ
アグたんのふくよかなおっぱい
>>348 >アグリアスがさげまんか否か。
ラムアグ二人旅プレイを敢行して、
ラムザのクリティカル発生率、アグリアスのラムザへの蘇生成功率、
モンスター密漁時のレアアイテム発生率、ディープダンジョンでのレアアイテム発生率、
等々の統計を取ってみるべし。
それらの値が高ければアグリアスはあげまんの女、低ければさげまんと立証されるであろう。
レーゼ「私ね、女性の大事なトコが上付きか下付きかも関係してるんじゃないかなと思うのよ〜」
アグ「なななな、なにを仰ってるんですか!!??」
――闇があった。その中に、また、闇が居た。
「名前は」
「アグリアス・オークス。女だ。仲間が二人、詳細は不明」
「オークス? 聞いた名前ね」
「アレだ、異端者ラムザ一味の奴。でも死んだんだろ? 教会がそう発表した」
「暗殺の依頼が来たって事は、生きてたって事だろう。ラムザ一味には借りがある、いい機会だ」
「バリンテン大公の仇討ちとでも? 冗談、ガラじゃないわ」
「しかし我々"カミュジャ"の顔に泥を塗った事実は変わらん」
「アグリアスが生きてるって事は、異端者ラムザはもちろん、ラファとマラークも生きてるって事につながる」
「もし一緒にいたら、ついでに片づけてやりましょうよ。
秘術だか何だか知らないけど、たいした実力も無いのに大公のお気に入りになってさ。嫌いなんだ」
「私情を挟むな。依頼は、アグリアスとその仲間の暗殺だ。
もしラムザも一緒ならラムザも殺す。マラーク達も一緒ならマラーク達も殺す。
そして誰よりも確実にアグリアス・オークスを殺す。
死体は四肢を絶ち首をはねた上で焼却処分し、人気の無い山中に深く埋葬する。
"ひとかけらの痕跡も残さず"……それが俺達に与えられた命令だ」
「バリンテン大公という後ろ盾を失い、新たなクライアントを得た今、
あのラムザ一味の女を殺せという大きな仕事が舞い込んできた。
新しいクライアントに我々の実力を示すいい機会って事だ」
「殺して、暗殺集団"カミュジャ"再興……成すわ、絶対に」
「地図を見ろ、襲撃場所はこのバツ印の所。先回りして罠を仕掛け待ち伏せる。
街中は駄目だからな……襲撃も死体も、誰にも見られる事なく処分せよとのオーダーだ。
宿屋の料理に無味無臭の毒薬入れてはいおしまい、とはいかない。
この場所なら幸い死体を埋める場所にも困らん。少々街道から出れば、あるのは鬱蒼と茂る木々ばかり」
「アグリアス・オークスは落ち葉の如く土に返り、木々の肥料となって消える」
「向こうは三人、こちらも三人。人員不足はお互い様だけど、まあ、何とかなりそうね。
それいじゃあ、まあ、さくっと殺しに行きますか」
闇の中で、闇が、揺らいだ。
朝靄の中、貿易都市ドーターの宿から旅立つ人影が三つ。
「ふぁ……む……」
最後尾を歩く女性があくびを噛み殺した。
「ラヴィアン。まだ、眠い?」
「昨日寝たの何時だと思ってんのよ」
「仕方ないじゃない。安全な宿を探すのに手間がかかっちゃったんだから」
「アリシアは眠くないの?」
「眠いです。でも、我慢しないと。私達、死人とはいえ、追われる者なんだもの」
「その通り」
アリシアとラヴィアンを率いる女性が振り返った。
朝靄が晴れ、朝日が彼女の金糸の髪を輝かせる。
「教会とて我々の遺体を発見した訳ではない、オーボンヌ修道院の崩壊から推測にすぎん。
ヴォルマルフは倒したが、まだ我々の生を疑う者もいる。
アルマ様の葬儀が行われたそうだが、一人か二人はその死に疑問を持っているだろう」
「アグリアス様は真面目なこって」
「そこが頼れるところでもあるんですけどね」
「行くぞ。皆が無事だったとしたら、目指す場所はおのずとひとつ。
どんな身の振り方をするにしろ、仲間に無事を知らせるため赴く所があるとしたら、
ムスタディオの家しかあるまい。帰る場所の無い者が多いし、あそこには色々あるからな」
「ありましたねぇ……クラウドさんとか出てきてビックリしました」
「彼もまだイヴァリースにいるんでしょうか……」
「ふっ……案外元の世界に帰ってしまったのかもしれんな」
冗談のつもりで言ったが、事実そうだったら彼にとってよい事だろうとアグリアスは思った。
異邦人クラウド。この世界とは無関係にも関わらず、共に戦ってくれた力強いソルジャー。
彼と初めて出会ったのもムスタディオの家だった。
もし彼がまだこの世界にいるのなら、やはりムスタディオの家に行くだろう。
他にもラファやマラーク、メリア、ベイオ、レーゼ、労働八号、ラッド、オルランドゥ伯。
ムスタディオに、ラムザとアルマ様。再会の予感にアグリアスは胸を躍らせていた。
アグリアス、ラヴィアン、アリシアの三人はドーターから東に向かい、
アラグアイの森へと入った。
ボコと初めて出会った場所がここだったなと、アグリアスは懐かしさに頬を緩める。
風でざわめく木々の音、どこかから聞こえる鳥の鳴き声。静かな森だ。
周囲にも不審な気配は無い。モンスターの襲撃に備えていたが、どうやら必要無さそうだ。
人気が無い事で逆に緊張感を緩めるラヴィアンとアリシア。
だがアグリアスは眼差しを鋭くして立ち止まった。
「どうかしましたか、アグリアス様」
「ん……いや、気のせいだとは思うが……少し地形に違和感が……」
「そうですか? 森なんてだいたいこんなもんでしょ」
言いながらラヴィアンはアグリアスを追い越して数歩踏み出した。
ガサッ。どこか不自然さを感じる落ち葉をラヴィアンが踏んだ刹那、アグリアスが飛び出した。
「敵襲ッ!」
アリシアが腰に下げられた二本のアイスブランドを抜いて身構える。
ラヴィアンは剣を抜こうとしたところをアグリアスに突き飛ばされた。
そして、アグリアスの足元――ついさっきまでラヴィアンが立っていた場所から、
紫色の煙が吹き出す。長い旅の中で何度か見た経験があり、ラヴィアンとアリシアは気づいた。
眠りガスだ!
アリシアより一拍遅れて眠りの剣を引き抜いたラヴィアンは、
咄嗟に風切り音目掛けてクリスタルの盾を突き出した。カンッと甲高い音を立てて矢が弾かれる。
そこに敵がいると判断してラヴィアンは駆け出す。
一方アリシアはアイスブランドを十字に重ねて頭上に向けた、刹那忍者ロングの刀身が振り下ろされる。
木の上から飛び降りてくる忍者。黒ずきんで顔を隠している、腰に巻いているのは力だすきだ!
(押される!)
純粋な腕力の差を瞬時に読み取ってアリシアは技での勝負に切り替える。
忍者ロングの一撃をいなし、フェザーマントをはためかせて回転し、
遠心力の乗った氷撃剣を叩き込む。相手は一本を小太刀で受け止め、もう一本が来る前にバックステップで退避。
刹那懐から手裏剣を三枚投げる。フェザーマントを掴んで身体の前面に振り出し、手裏剣をマントで払う。
一拍呼吸を置いて忍者に踏み込もうとしたしたが、
相手が忍者ロングを握った拳を地面に叩きつけようとするのを見て即座にサイドステップ。
「地烈斬!」
回避! 直後詠唱。この距離、敵の攻撃後に生まれた隙、間に合うと即断した結果。
「風、光の波動の静寂に消える時、我が力とならん……シヴァ!」
氷河の結晶が忍者を包む。やった、と思った刹那、背後に空間の揺れる音。
(テレポ!?)
即座に首を捻る、鉄扇がアリシアの肩を叩いた。首を捻らなければ頭蓋を砕かれていた。
「心無となり、うつろう風の真相、不変なる律を聞け……」
攻撃を加えたさらなる敵が詠唱を始める。詠唱速度が早い!
背後の男は明らかにショートチャージをセットしていた。
「不変不動!」
不動の光がアリシアに向かって放たれ、パンッと弾かれる。
(魔法を無効化された!? 頭のアレか!)
アリシアの額のカチューシャが、木々の隙間から射し込む光に触れた。
挟み撃ちになったアリシアだが表情に焦りは無い。
来る、と信じていたから。
振り向いて、背後にいた人物――陰陽士と向き合うアリシア。
つまり、先ほどシヴァに攻撃させた人物、物理攻撃に特化した忍者に背を向けた事になる。
(馬鹿が! 隙だらけだぜ!)
地烈斬では陰陽士を巻き込む、波動撃は射程外、忍者は手裏剣を投げようと懐に手を差し込み――。
「不動無明剣!」
聖氷岩が降り注ぎ忍者の動きを止める。眠りガスの中からアグリアスが飛び出した。
「ガスが効いてない! 気をつけろ!」
忍者が叫んで仲間に伝えた。
(リボンのおかげで助かったな)
アグリアスは忍者に狙いを定め再び剣を振り上げる、そこに矢が放たれた。
「アグリアス様!」
ラヴィアンの叫びと同時に剣で矢を切り落とす。
全身クリスタル装備のラヴィアンは機動力に欠け、弓使いの女までまだ距離を残していた。
頭上を見る、邪魔な木々は、有る、が、突き破れる。ジャンプ!
アグリアスを狙うため姿を現したは弓使い目掛けてラヴィアンが飛翔する。
弓使いの女は黒ずきんで顔を隠し、大地の衣を着ていた。
ラヴィアンの行動に気づいた弓使いは、咄嗟にラヴィアンへと射撃角度を修正する。
そして撃つ。全身クリスタル装備では、弓で貫くのは至難と判断し、額を狙った。
空中では回避困難と判断したラヴィアンは、相討ち覚悟で飛びかかった。
矢がクリスタルヘルムを破壊する。
(ブレイク技か! やるじゃない)
相手を無駄に殺すまいと選んだ眠りの剣が弓使いに突きつけられる。
だが、彼女の羽織う黒いマントが舞い上がり、弓使いの姿を隠した。
黒いマント――ドラキュラマントを貫通する眠りの剣。手ごたえはあった。
ドラキュラマントを裂いて後ろに下がる弓使い。声高らかに仲間に号令をかける。
「じっくり一人ずつ、倒していくのよ。援護して!」
弓使いの腕から出血。軽い眠気に襲われながらの言葉だった、眠りの剣の効果だ。だが致命的ではない。
「疾風、地烈斬!」
忍者がラヴィアンと弓使いが一直線に並んだ瞬間を狙って地烈斬を放つ。
「ギャウッ!」
悲鳴を上げるラヴィアンだが、同様に地烈斬を食らった弓使いからは腕の出血が止まった。
(カァーッ! 大地の衣の効果って訳ね、計算してチーム組んでるわこいつ等)
アリシアが二本のアイスブランドで陰陽士を攻撃する。
しかし命中直前、彼はテレポで姿を消した。
「テレポ使いが一人っ! 注意して!」
ラヴィアンと弓使いへの地烈斬で隙を作った忍者に駆け寄るアグリアスの眼前に陰陽士が現れた。
衝突すれば転倒し、そこを忍者に突かれる。咄嗟に斜め前方に軌道修正し回避。
「地の砂に眠りし火の力目覚め」
アリシアがさらに叫ぶ。
「ショートチャージ持ちと推測です!」
「緑なめる赤き舌となれ! ファイラ!」
アリシアの助言に従い、アグリアスはイージスの盾をかざした。
ディフェンダーと装備武器ガードで物理攻撃はたいてい避けられる。
問題は魔法攻撃。そこで魔法回避率の高いイージスの盾の出番、という訳だ。
「イージスの盾がやっかいだ! 頼む!」
陰陽士が叫んで、テレポで再び姿を消す。
「チィッ! だが忍者は逃がさん、アリシアも来い!」
「了解です!」
アグリアスとアリシアの二人が忍者に迫る。
「裏回し剣!」
拳術『裏回し拳』を、忍者ロングと小太刀を持ったまま行う忍者。
その射程範囲に引っかかりそうになり、アグリアスとアリシアは一時踏み止まった。
ラヴィアンが弓使いに眠りの剣で斬りかかるが、やはりドラキュラマントを使い回避する弓使い。
(近すぎて死角だ! なら、援護!)
弓使いが自動弓を射る。
「アグリアス様!」
ラヴィアンの脇を通り抜けた先に、アグリアスの姿。
裏回し剣を回避した体勢から、剣でのガードは難しかった。イージスの盾をかざす!
矢がイージスの盾の中心を射抜き、砕いた。
「シールドブレイクか!」
「砕いた! 魔法!」
「暗雲に迷える光よ、我に集いその力解き放て!」
木の陰から聞こえる高速詠唱。
「サンダラ!」
雷光がアグリアスとアリシアに降り注ぐ。
アリシアは咄嗟にフェザーマントで身を覆った。雷がマントの表面を伝って地面に流れる。
直撃を受けたアグリアスは、耐えた。しかしただ耐えただけではない。
雷撃のダメージを無視して忍者に斬りかかる。
忍者はドラキュラマントで回避しようとしたが間に合わず腹部を浅く斬られた。
「チャクラ!」
後ろに逃げながらチャクラの光で即座に傷を癒す忍者。
「想像以上に強い! ターゲットはシェルがかかっているぞ!」
忍者が叫ぶ。陰陽士と弓使いの表情がいっそう引き締まった。
(しかしいつシェルをかけた!? いや、雷撃を受けた時にオークスを包んだ光、黄と緑が混じっていた。
プロテスとシェル!? ソルティレージュか! いや、香水の匂いは無い! 見慣れぬ服、あれか!?)
超高速でターゲット、アグリアス・オークスの装備を分析する忍者。
武器は攻防に優れたディフェンダー。盾は魔法防御に特化したイージスの盾、だが仲間が壊してくれた。
これで魔法に隙ができたと思ったが永久プロテス・シェルがかかっている。恐らくあの服。
彼は知らないが、アグリアスが着ているのはローブオブロードという伝説的な超々レアアイテムだった。
(さらに眠りガスをもろともしない。あっちの女はカチューシャを着けていた、じゃあこいつも?)
分析続行。アグリアスの結った髪の先に愛らしいリボン。
「リボンだ! 陰陽術大半はあきらめろ!」
腰を落として構える忍者。アグリアスとアリシアの両方を相手にしようとしているらしい。
そして横から陰陽士が手出しをする算段。弓使いはラヴィアンが抑えてるが、一対一、どうなるか解らない。
ホーリーナイト、アグリアス。ナイト、ラヴィアン。ナイト、アリシア。
相対するは暗殺者の忍者、陰陽士、弓使い。戦いはまだ続く。
to be continued……。
スゲェー!
今度の敵はハンパじゃねぇぞ!
オラ、ワクワクしてきたゾ!!
ゲーム内のステータス要素が戦闘描写に組み込まれてて面白い。そしてカッコイイ。
347の人とおんなじだ。
行く人さん自身に萌えてきた。
ヤベぇ!
胸が高鳴ってきた!
>>365 ナカーマ
頭ン中でしっかりと構築して動かしてるンだな。
だからこれだけしっかり描ける、と。
何かうまくやるコツとかあるのかな…
描けん…
えええ!?
行く人氏、まだSSネタが尽きないのか!
マジですげぇよ、この人・・・!
というか、「vs〜」はシリーズ化してるのか??
ラムアグ二人旅の他にも、
ホーリーナイト+ナイト二人編成のルザリア近衛組プレイも地味に面白そうだ。
アグ「ラヴィアン!アリシア!奴にジェットストリームアタックを仕掛けるぞッ!!」
ラヴィ「アグリアス様ずる〜い、『なにいッ私を踏み台にしたあ!?』の台詞を取る気ですねえ!?」
アグ「誰も踏まれたくなどないわ!」
アリ「今こそ私のアリシアハンマーを…ッ!」
そして三人で漫才トリオとなり、
アホ毛三男坊はそのマネージャーになるのか…
>>372 真剣(かつ若干一名聖剣技)を用いたチャンバラトリオですか?w
ラヴィ「ラヴィアンでーす」
アリ「アリシアでーす」
アグ「南春雄でございます」
シーン…
というネタを何年か前に書いた覚えが…
ラヴィアンは対峙していた、弓使いの女と。
近づこうとすれば逃げられる。ジャンプすると回避に融通が利かず的になりかねない。
(とはいえ、このままジリ貧だと、弓で援護射撃される。イチかバチか!)
一足飛びに肉薄するラヴィアン。その直線的な機動に狙いを定める弓使い。
自動弓の矢を撃つ。狙いは、ヘッドブレイクで剥き出しになった頭部が狙い。
わずかに首を捻るも、やはり突進が強引だったため回避しきれず、
矢はラヴィアンの頭蓋を滑り額を横に鋭く裂いた。
「女の顔にィッ!」
言いながらクリスタルの盾を持った手を振り上げるラヴィアン。
直後、弓使いの足元の草がぶわっと伸び、彼女の足に絡みつく。
(風水術!? ナイト、ジャンプ、一度に多数のアビリティは……風水返しか!)
即座に分析して、弓使いは己の敗北を悟った。蔦地獄で足を絡め取られた今、攻撃をかわす術は無い。
ラヴィアンの眠りの剣が弓使いの肩を貫く。
痛みと同時に強烈な眠気、意識がふっと消えた。
やった、と思ったラヴィアンもまた異変を感じ取る。心臓が酷く脈打つ、血が熱い。
「うぐっ……ポイズンボウ? やられた……」
毒の苦しみに膝をつくラヴィアン。それを視界の端でとらえ、アグリアスは駆けた。
「忍者を任せた!」
「了解です」
返答と同時にアイスブランド二本を振るうアリシア、一撃目は見切られ回避されるも、ニ撃目が命中する。
「ブリザラのオマケです」
切り裂かれた胸、傷口を冷気で侵食され内蔵が凍てつく。
「ぐ、ああ……!」
「トドメ!」
再び二連撃を繰り出そうとするアリシアだが、剣を振りかぶった刹那、忍者の姿が煙のように消える。
「潜伏です! 忍者が消えました、ご注意を!」
フェザーマントと二本のアイスブランドを振り回して自分の近くに忍者がいないと確認するアリシア。
だがあの忍者は手裏剣以外にも拳術地烈斬を習得している。常に全方向を注意。
先手を取れないなら自分は防御に専念、近くの木に背中を預け、マントで身を覆う。
(どこ? いつ来る? 狙いは私? アグリアス様? ダメッ、止まってたら的だ!)
見えない恐怖を前にじっとしている事ができず、アリシアはアグリアスを追った。
「天駆ける風、力の根源へと我を導き、そを与えたまえ! エスナ!」
白魔法を唱える。毒で苦しむラヴィアンの身体を柔らかい光が包んだ。
「っく……ありがとうございます。弓使いは眠らせました」
「忍者は潜伏、陰陽士はテレポで移動、黒魔法も使う。どこから何が来るか解らん」
「それってヤバくないですか?」
「三対ニだ、そう考えろ」
「ラヴィアン、大丈夫!?」
ラヴィアンが毒で苦しんでいた姿を見たアリシアは気遣って二人に近寄る。
「エスナで治療し――固まるな!」
アリシアが、アグリアスとラヴィアンに駆け寄って、その間に空間の歪み。テレポで現れる陰陽士。
ショートチャージによる高速詠唱。虚を突かれたが故の反応の遅れ。
「全てが神の作りたもうたありのままであることを祈る……」
唯一アグリアスは危険を察知し後ろに飛んで逃げた。
「信祈仰祷!」
光が三人を包む。ラヴィアン、アリシア、陰陽士。
信祈仰祷、効果はフェイス状態。魔法の威力が自他共に最大限に発揮される。
敵は黒魔法も使える陰陽士、形勢は一気に不利に傾いた。
信祈仰祷の光に困惑したラヴィアンとアリシアの動きが止まる。
その隙にテレポで陰陽士はラヴィアンの背後に移動。
「肉体の棺に宿りし病める魂を永劫の闇へ還したまえ……碑封印!」
「しまっ……」
背後に現れたため姿を確認できず回避行動を取れなかったラヴィアンは、足元から石化を開始した。
事実上の戦闘不能。陰陽士の唇が弧を描きかけ、すぐ引き締まる。
巻き込まれたもう一人の女は、アリシアはフェザーマントで回避していた!
そしてアイスブランドを握ったままの手で、陰陽士を指差す。
様々な騎士団や異形の物との戦闘経験は伊達ではない。
アリシアはテレポで逃げ居場所を掴ませない陰陽士を確実に仕留めるべくターゲット、ロック。
「風、光の波動の静寂に消える時」
未だ無傷の陰陽士をアイスブランドで仕留めきれるかどうか疑問、フェイス状態を逆手に取る一手。
慌てた陰陽士はテレポで逃げる、が、一度セットされた魔法から逃げる術は無い。
「我が力とならん……シヴァ!」
アリシアの眼前に陰陽士とシヴァが現れ、二人の身体を冷気が覆う。
無論、召喚魔法ゆえアリシア被害は無い。だがその前にテレポ移動した陰陽士は別だ。
(逃げるなら、何でこんな所に!?)
シヴァの攻撃を受け瀕死に陥った陰陽士の身体が光り、
ヘイストがかかったかのように高速で移動する。瀕死クイック、そしてショートチャージ。
「肉体の棺に宿りし病める魂を永劫の闇へ還したまえ」
碑封印が来る、フェイス状態の自分なら命中率は高い。フェザーマントで再び避けられるかは運だ。
やられる前にやる! 即断、腰を落とし腕を引き、アイスブランド二本を一直線に突き出す。
「碑封印!」
アイスブランドが陰陽士の胸部を貫き、氷結させた。剣は貫通し、冷気は直接内臓へと注ぎ込まれる。
同時にアリシアの身体が石化する、剣を突き刺したまま。
これは、死ぬな、と陰陽士は確信した。だから――遺言。
「最後まで、あきらめるな! ターゲットを殺れ!」
これで残るは本来のターゲット、アグリアス・オークスただ一人。
そして仲間の忍者は潜伏しどこにいるか解らないという状況。
アグリアスがいかにプロテスとシェルに守られていようと、これは絶対の不利だ。
氷結が――心臓にまで達し、陰陽士は息絶えた。
「――これで、一対一だな、アグリアス・オークス」
何もない所から声。アグリアスは即座にそこに不動無明剣を放つ。
当たったか? 外したか?
「なぜ狙われているか、解るか?」
「異端者の仲間だ、当然だろう」
余計な口を一切きかず、無音で暗殺をする忍者は、あえて語りかけた。
この女は強い。潜伏状態の今、後ろか、横からか、アグリアスののどへ忍者ロングを突きつけてやれば終わりだ。
首からの出血は激しい。頭部や胸部を傷つけられるより致死率の高い場所だ。
狙いを定める忍者。プロテスの膜を破って攻撃、アグリアスの隙を突いて攻撃。
だが刹那の殺気を感じ取り、回避される恐れがある。
(確実性を得るため心理戦を仕掛けさせてもらう)
忍者は無音で草地や落ち葉の上を歩きながら言葉を続けた。
「お前を恨んでる奴がいるんだよ。異端者かどうかなんて関係ない。個人的な恨みを持った奴がな」
「……戦場で血を流せば、自然とそのような者も生まれよう」
「戦場じゃあない……お前が、アグリアス・オークスであるから、殺されなければならない訳がある」
「貴様等、何者だ」
「カミュジャ」
聞き覚えがある。ラファとマラークがかつて所属していた暗殺集団だ。
「だが、私情は挟まない。恨みも忘れよう。我々はただ任務を遂行するのみ」
「……に…………揺らす……」
「聞いているのか! アグリアス・オークス! 知りたくはないか? 誰がお前を殺せと依頼してきたか」
「……躍動……め…………」
「お前の敬愛する"あのお方"からだ!」
敬愛する"あのお方"と、あえて特定しない事により、アグリアスに思考を走らせる。
(――誰、だ!?)
敬愛する人物。
オヴェリア様、父上、聖近衛騎士団の団長、オムドリア王、ルーヴェリア王妃、ラムザ、オルランドゥ伯――。
刹那の間に浮かぶ幾人かの名前。
その刹那を忍者ロングが突く。さらに刹那の殺気がアグリアスを反射的に動かした。
わずかに首を引く、のどが裂けた。
傷は、浅い? 深い? 致命傷? 出血、吹き出る鮮血。
「……イズ!」
明らかに戦闘不能となるダメージ。プロテスの効果が無ければ死んでいた。
意識を手放す一撃に、わずかな猶予を与えてくれたプロテスの光に感謝しつつ、彼女は言い切った。
仕留めたと確信した忍者の前に柔らかな光が舞い上がる。
すると、傷口はそのままに見る見る出血だけが止まる。
リレイズ。戦闘不能から自動復帰する白魔法。
攻撃の影響で潜伏の効果が解けた忍者をアグリアスは睨んだ。
(仕留めきれていない!)
判断は早かった。忍者ロングの一撃はもう終わっている、次は小太刀でアグリアスの腹を切り裂く。
プロテスの威力により手ごたえがわずかに鈍る。内臓にまでは至らない。
アグリアスが剣を振った。
「無双稲妻突き!」
アグリアスの周囲に轟雷が落ち、その範囲内に忍者がいて、巻き込まれた。
「ぐおおっ!」
「暗殺者か……。戦争が終わった今、その力、他に生かす道は無かったのか?」
「くっ……ははっ。ただただ人を殺す事だけを修練してすごした我等、今さら、
己の力以外、人を殺す技術以外、何を信じて生きればいいんだ?」
言いながら、なおも忍者ロングを振るう忍者、その刃をディフェンダーで弾き返すアグリアス。
(この男は――駄目だ。性根にまで暗殺者こ心構えを植え込まれている。
今見逃しても、人を殺す事でしか生きてゆけぬ哀れな人種……ならば、ここで介錯してやるのが最善……か)
不要な殺人は好まぬところ。だが、この男は殺しておかねばなるまい。
苦しまぬようにと、アグリアスは全力を込めてディフェンダーを薙いだ。
肉と骨を断つ、嫌な感触。何度経験しても慣れない。
忍者の首から鮮血が噴出し、斬り飛ばされた頭が近くの木にぶつかって地面に転げ落ちる。
ディフェンダーを振ってこびりついた血を振り払い、鞘に収める。
決着はついた。残るは、眠りの剣で眠らされた弓使いが一人――。
to be continued……。
乙
でも最後の一人が戦闘不能になったらリレイズかかっててもゲームオーバーじゃなかったっけか
FFTを買った当時に2ちゃんをやっていれば…orz
最近またやり始めてアグに萌えてこのスレ見つけたんだけどアグ萌えは俺だけじゃなかったんだね!
しかも何年も前の作品なのに未だ根強い人気を誇ってるなんて
ところでアグのイラストやSSって無いでしょうか?
良かったら教えてください
>>381 >>1に載ってるこのスレのまとめサイトと千夜一夜のサイト。
あとは、FFTのウェブリングならいくらでもあるし、
FFT10周年記念イベントやってるファンサイトもある。
ファンサイトとかめぐっても彼女が一番人気みたい。
行く人氏乙
依頼の為にラムザと二人きりで行動中、賞金狙いの暗殺者に襲われるアグ様
難なく仕留めたものの、ラムザは瀕死の暗殺者の手を憐憫の情からつい掴んでしまい、
暗殺者の指に嵌められた指輪状の暗器によって体を毒に侵されてしまう
運悪く手持ちの毒消しも資金も底を尽きていたので、アグ様は自分の髪をばっさり切り取り、
それを売り払って毒消しを買う
目覚めたラムザはアグ様の御髪が短くなっているのを見てまず仰天
さらにその原因が自分にあると知ってどうしようもなく申し訳ない気持ちで一杯になって呆然
そんなラムザに「む、不恰好なのは自分でも分かっている。…だから、そんなにまじまじ見つめるんじゃない」とラムザに注意するアグ様
という事情でショートカットになるアグ様はどうだろう
剣で荒く切った髪を、見栄えがよくなるようにラムザにお手入れしてもらったり
何年か前にショートカットになった「アグ短」というレスを見た覚えが…
>>383 男口調のアグたんだけど、あんなに髪を長く伸ばしてるということはそこに女心というものがあるのかもしれん。
そんな女の命でもある髪をばっさり切るアグたん・・・ちょっといいかも・・・。
>>384 それって、誰かが変換ミスで「アグ短」ってなったんだったっけ?
>>381 絵の保管庫はちょっとないが、SSは
>>1の保管庫(二カ所)に一晩では
読み切れないくらいある。伊達に29スレも続いてないぞ。
絵だったら>1からの絵掲やロダだな。
(うp板は事実上壊滅状態だが…)
他にはニュー速VIP板の「FFT描くスレ」か。
板の性質上、レベルはピンキリだが保管庫には結構な量が流されずに残ってるし、
当然ながらアグリアス人気も高い。
お絵描き板にもFFTスレはあるが、ここの絵師は>1のロダを使用してることが多いようだ。
そうだな描くスレには俺みたいな糞絵師から神絵師まで
いっぱいいるんだぜ
>>381じゃないが、ここの住人たちの優しさに感動した
これもアグへの愛ゆえにか…
「天駆ける風、力の根源へと我を導き、そを与えたまえ! エスナ!」
石化したラヴィアンとアリシアを治療するアグリアス。
ラヴィアンとアリシアは、アグリアスの勝利を信じていたため、勝利は当然と胸を張った。
そして未だ眠り続ける弓使いの暗殺者の手を腰の後ろで縛り、足首も同様に縄で縛る。
それから彼女のかぶる黒ずきんを脱がせた。亜麻色の髪がサラリとこぼれ落ちる。
「わお、なかなかの美人さん」
「アグリアス様、如何いたします?」
アグリアスはしばし黙考し、命じた。
「訊きたい事がある。念のため力を奪ってから起こせ」
ナイトの真骨頂、ブレイク技で眠り続ける彼女の手足を力強く打ち据えるラヴィアンとアリシア。
残酷な行為にも見えるが、相手が暗殺者である以上油断は禁物。
命を断つまで何をしてくるのが解らないのが暗殺者だからだ。
「よし、起こせ」
言われて、ラヴィアンが手のひらで弓使いの頬を何度もはたいた。
「はいはい起きなさい起きなさい。起ーきるのっ。私だって朝早くて眠いんだからね」
「うぐっ……んっ……」
「はい、おはよーございます」
「…………私の仲間は?」
「ご臨終。腕が立つもんだから、こっちも手加減できなくてね、ごめん」
「ふふっ……じゃあ、生かされて捕らえられてる私は、手加減できるくらい弱かった訳ね」
「うちの大将があんたに訊きたい事あるのよ。正直に答えてくれたら命の保障はして上げる」
「……信用できないわ」
言いながら、弓使いはひっそりと縄の縛り具合を見ようとしたが、手足に力が入らない事に気づいた。
眠ってる間にパワーブレイクとスピードブレイクを食らったらしい、このダメージは当分抜けない。
「んー、まあ、こっちもそちらさん殺しちゃってるしねぇ。でも殺らなきゃ殺られる状況だったし。
でも今は違うわ。無力化したあんたが、私達に何かできるとは思えないし、
喋る事素直に喋ってお家に帰りなさいな」
「ハッ、冗談。黙れば殺される、話しても殺されるかもしれない、話して帰ったら上司に殺される。
八方塞じゃない。どうせ殺されるなら、プライド守って殺されたいもんだわ」
「んー、そう言わずにさぁ」
困り果てたラヴィアンをどかし、アグリアスが弓使いの眼前に立った。
「話して、生きて帰らなければいい」
「えっ……?」
「カミュジャに帰れば、お前は抹殺されるだろう。だが帰らず、これから来る平和な畏国で、
暗殺者ではない生き方をしてみる気はないか?」
「ん……」
口ごもるのを見てアグリアスはホッとする。
先の忍者は性根からの暗殺者だったが、この者は違うようだ。
「お前の仲間の武器を回収し、そこらの武器屋に売り込めば、当面の資金にはなろう。
その金を持って出直してみてはどうだ? 戦乱後だ、人手不足で困る職場は多い」
「…………」
迷っている、この女は迷っている。
もう殺されるしか道は無いと思っていたのに、新たな道を示されて、その可能性に揺れている。
「私を殺すよう依頼してきたのは誰だ」
「……オークス家のご当主様」
「……父上、か…………」
言って、アグリアスは天を仰いだ。親子の情を断たれた事が悲しかった。
「理由は?」
「知らない。ただ、痕跡をひとかけらも残さず消せと。殺害現場を誰かに見られるのも無しとかって注文」
「……なるほど、オークス家の名誉のためか」
オークス家は貴族の中でもそれなりの名門だ。
そのオークス家の娘が異端者一味として追われるなど言語道断。
すでに自分が勘当されているだろう事をアグリアスは気づいていた。
だが、まさか暗殺とは。
自分達はオーボンヌ修道院の崩壊で死んだ事になっている、だが遺体を確認した訳ではない。
きっと、ここまでの旅の道中で己の生が何者かに知れ、その何者かがオークス家に知らせた。
事故という形とはいえアグリアスの罪は死んで清算された。
だが、それが生きているとあれば、話は別だ。
終わったはずのやっかい事がまた出てきた、何とかしなくてはならない。
最善なのは闇から闇へ葬る事。
アグリアス・オークスの生存を世に知らせず、闇の暗殺者に依頼してアグリアスの存在を抹消する。
それがアグリアスの父が描いた計画だろう。
そしてこの弓使いの女が帰らなければ暗殺失敗を悟られ、新たな刺客がやって来る。
さて、どうしたものか。
「解った、もういい。お前に用は無い。ラヴィアン、解放してやれ」
「はい」
弓使いの縄を解くラヴィアン、自由になった弓使いは、よろよろと立ち上がった。
「血の匂いでモンスターが寄ってくるかもしれん、早々に立ち去るがいい」
「……一応、ありがと。見逃してくれて」
言いながら、弓使いは仲間の遺体に向かい遺品の回収を始めた。
新たな人生を始めるための軍資金にするために。
そんな弓使いを放って、アグリアス達は歩き出した。東へ、ゼイレキレの滝へ。
機工都市ゴーグ……ムスタディオ宅へ。
道中、三人は語り合う。
「どうします、アグリアス様。これからも私達、暗殺者に狙われますよ?」
「アリシア。狙われているのは私だけだ、これからは別行動を――」
「何言ってんですか」
ラヴィアンが小さく怒った。
「今さら私達を切り捨てるつもりー? 異界まで一緒に行った仲じゃないですか」
アリシアも続く。
「そうですよ。暗殺者がアグリアス様を狙うというなら、私達も一緒に戦います」
二人の気遣いが嬉しくて、アグリアスは柔らかい微笑を浮かべずにはいられなかった。
「……いいだろう。だがゴーグまでだぞ。その後は皆それぞれ、己の道を行くのだ。
私は――カミュジャも追ってこないような、そうだな、海を渡って異国へ逃げるとするか」
「そうですか。……まあ、そういう考えの仲間は結構多いかもしれませんね」
「ラムザ様も顔が知れてるし、案外、国を出るつもりかもしれませんよ」
「おっ、だったらまたパーティー結成してさ、どこか遠い国でまたみんな一緒に何かやりますか」
「いいわね、それ。私達ももう帰る場所ありませんし、畏国は居心地が悪いもの」
どうやらラヴィアンもアリシアとの縁は、ゴーグまで行っても切れそうにないようだった。
「まあ、それもよかろう。しかし願わくば、もう戦いの無い日々を送りたいものだな」
談笑し合って、三人の道は続く。
今はまだ危うい、けれどいつか安らかな道へとたどり着けると信じて。
――闇があった。その中に、また、闇が居た。
「刺客二名の死体を確認しました」
「もう一人は?」
「ありません」
「逃げたか」
「恐らく。すでに追っ手を放っております」
「そうか」
「アグリアス・オークスらしき人物を城塞都市ザランダにて確認。続いて刺客を送り込みます」
「バリアスの丘、バリアスの谷、ニ段構えだ。確実に仕留めろ。
恐らく奴等は貿易都市ウォージリスで海に逃げるだろう。そうなっては止められん」
「最悪、船ごと沈めればよろしいかと思われますが」
「ならぬ。新しいクライアントは、あまり過激な事を好まんのでな。
たった一人のために船をひとつ沈めたとあっては"カミュジャ"そのものが危うい」
「解りました。倍の戦力を持ってバリアスの丘で叩きます。
腕利きは先の戦争でずいぶん減っています。質を数で補いましょう」
「そうだな、最低でも十人以上を送り込め。必ず殺せ」
「ハッ」
闇の中で、闇が、揺らいだ。
未来は未だ闇の中。アグリアス・オークス達が無事生き残れるか否か、それを知る者はいない。
――FIN
※今回の暗殺者三名。忍者、陰陽士、弓使いには名前があります。さて、何でしょう。
>>390-394 乙です。名前は分からんなぁ。マラークと一緒に出てきた連中かな?
しかし陰陽士はいなかったし・・・忍者と弓使いは装備(忍者ロング、大地の衣とか)も合うんだが。
旅に一区切り付く毎にアグを呼び出して除名を言い渡すラムザ。
アグ「この身、貴公に預けると言ったはず。
本当にそれが貴公の望みなのか…?
このセリフを聞きたい為に。勿論これを聞いたら「そこまで言うのなら・・・分かりました。
とか言って除名を撤回する。内心ニヤニヤしながら。
アグリアスってFateのセイバーに似てね?
あぐあぐーん
とりあえず忍者はガルフォードで
Fateのセイバーってアグリアスとラムザに似てね?
行く人さん乙でした。
そして作中のセリフで感づいてはいましたが、黒本引っ張り出して調べましたw
弓使い:アグネス「じっくり一人ずつ、倒していくのよ!」
陰陽士:テイラー「最後まで、あきらめるな!」
忍者:ベルガー「何を信じて生きればいいんだ?」
パンプキンシザースのマリアってアグリアスに似てない?
行く人氏乙でした!
やはりアグたん暗殺を命じたのは父親だったのか・・・。
貴族にとって異端者とは不名誉なことだから、たとえ親子であっても当然なんだろうけど、
実の父に殺されそうになってるアグたんに切なくなってきたよ・・・。
そしてラヴィアリに感動。
>>400 すげぇw
行く人氏も作中にゲーム中に出てきたキャラを織り交ぜるとはなかなかにすごいな。
佐賀リアス・オークス
ラムザ・佐賀ルブ
佐賀タディオ・佐賀ンザ
あ、アグたんのパンティ見っけ
クンカクンカ
…ハァハァ!
>>397 あぐあぐーんって聞くと
ばはむーとあぐあぐーん
ヨヨ=アグリアス
パルパレオス=ディリータかムスタ
ビュウ=ラムザ
って配役が思い浮かぶ。
>ヨヨ=アグリアス
アグリアスさんがそんな尻軽女だってのか?
低重心から力強い聖剣技を繰り出すアグリアスさんのドッシリムッチリした安産型のお尻が軽いとな!?
ああ、たしかに安産型だなアグさんは
どれ、ちょっと確認してくるよ
どうだった?
・・・というかこのスレの住人なら確認するまでもなく
彼女のお姿はまぶたの裏に焼きついているハズッ!
アグリアスさんは健康的に美しいのです
ヨヨって浮気してパルパレオスになびくからバハムートラグーンの配役を
アグとラムザに変えてやると精神的大ダメージを受ける。
と思った。
じゃあラムザがヨヨで
>>415 ラムザも尻軽ではないぞ。
見ろよ、あのプリケツっぷりをッ!
アッー!
FFTがシナリオ分岐ありで恋愛要素追加でリメイクなんてのはよくあるきぼんぬ話だが、
バッドエンドを想像すると恐ろしいな。
アグたんがガフあたりにかっさらわれたりしたらもうショックで出家するかも。
ガフはラムザのケツにしか興味ないからアグさんは大丈夫だ
どうも最近ウィーグラフがアグたんを狙ってるような気がしてならない
あのシスコン野郎はアルマを狙ってるね。
拉致った後に「兄さんと呼べ!」と強要してるに違いない。
ラーグ公はルーヴェリアとしっぽり近親相姦中です。
>>421 アグたんが妹キャラかどうかは別として年齢的には「妹」になるぞ。
ミルウーダと同じような剣士タイプだし、案外アグたんにミルウーダの面影を重ねてみたり。
アグリアスって20歳なんだよなあ
リアルタイムでFFTやってたころは大分年上に見えたのに・・・
陽射しは高く、けれど鮮烈で、地上にあるすべてのものを映し出す。
真っ青な空の下で真っ青な海が波打ち、その上を大きな帆船が駆けていた。
帆は強い風を受け、船を前へ前へと追いやる。
同様に風を受けて、彼女の日に焼けた金髪が腰の辺りで揺れていた。
「やはり名残惜しいですか」
言って、隣に立つ青年。今はラムザ・ルグリアを名乗っている。
そして彼が声をかけた女性はアグリアス・オークス。
「ああ。畏国に骨を埋めるのが当たり前だと思っていたからな」
ラムザの言葉に耳を傾け、しかし眼差しは前を向いたまま。その先には遠くなりつつ大陸。
「大切な物を……置いてきてしまったな」
「ええ、本当に大切な物を、色々と……」
二人の脳裏に不規則に幾つかの名前が浮かんでは消える。
ディリータ。オーラン。ムスタディオ。ベスロディオさん。労働八号。ベイオウーフ。レーゼ。
ラファ。マラーク。クラウド。ラッド。アリシア。オルランドゥ伯。メリアドール。オヴェリア様。
残った者もいる。自分達とは違う方法で国を離れた者もいる。故郷へ帰った者もいる。
行方不明になってしまった者もいる。旅立った人もいる。逝ってしまった人もいる。
思い出した人の数だけ、人の歩んできた道があった。
それぞれの道を己の意思、もしくは何者かの意思で歩き、ひとつの終着点を迎えた。
ラムザ達が選んだのは新しい旅立ち。
畏国を離れ、どこか遠い異郷の地で様々な事をやり直そうと決めた。
「アリシア、見えなくなるまで手を振ってくれていて……」
「ええ、いい部下に……いえ、仲間に恵まれましたね。ラヴィアンもガラにもなく大泣きしてさ」
「ふっ……可愛いところもあるんだ、ああ見えてな。アルマ様はどうしている?」
「船室で寝込んでますよ。まだ酔いが抜けないみたいです」
「抜けるのは、まあ、新天地の港についてから……になるのか。不憫な」
「でも途中で慣れて平気になるかもしれないって、船員さんが言ってましたから」
「そうか」
「で、ラヴィアンはどうしたんです? 一緒だったでしょ」
「私と一緒に景色を眺めていたのだがな、飽きたとか言ってどこかへ行ってしまった。
風情の解らん奴よ。潮の香り、波の揺らぎ、音……皆、素晴らしい。船旅とはよきものだな」
「ボコとココの所にでも行ってるのかな。ココとは結構仲がいいしさ」
「かもしれん。が、食堂で酒を飲んでる可能性も否めんな」
「あはっ、そうですね」
談笑がとても楽しいものだと、最近になってアグリアスは強く実感していた。
戦いの最中での会話は、例え非戦闘時、休息時でも、思考回路から戦いの文字が離れる事は無かった。
だが今はもう、誰と戦う事もない、平和を手に入れた。
ラムザはその証明にと、アルマと一緒にアルマの墓を見にも行った。
ベオルブの宿命から解放された証、今は二人ともルグリア姓を名乗る自由人。
「私もオークスを名乗るの、やめようかなぁ……」
「どうしたんですか、急に」
「オークス家も、それなりの名門だからな。
異端者と共にドラクロワやらエルムドアやらダイスダーグやら……見事に大物連中を暗殺している。
ザルバック殿も我々が殺した事になってるだろうし……そんな私がオークスを名乗っていては、
父上やオークス家の歴史を築いてきた先代達に申し訳が立たん」
「まあ、一応裏の正義の戦いだったんですから、胸を張りましょうよ」
「そうだが、表側としてはやはり我々は悪なのだ。家名に泥を塗ってしまった。
新しい名でも考えて、新天地では別人としてやり直すのもありかもしれんな」
「僕は、アグリアスさんはアグリアスさんでいないとイヤですけどね」
「そうか?」
ようやくアグリアスが振り返った。表情は、微笑み。
釣られてラムザも笑う。
「まあ、向こうに着いてからでも考える時間はあるでしょう」
「そうだな。向こうに行って、何をするかもまだ決めておらぬのだし」
「しばらくは一緒に行動しません? ラヴィアンとか、一人で行かせるの不安でしょう?」
「その点は同意する。とりあえずは、私と、ラムザと、アルマ様と、ラヴィアン。
それからボコとココのメンバーで行動する事になるか……」
「もう一匹、増えそうでもありますけどね」
「ははっ、そうだったな」
「僕ね、気づいた事があるんですよ」
「何だ?」
悪戯っぽくラムザが笑う。
「アグリアスさんの笑顔、戦いが終わってから変わったなぁって」
「そうか? どこがだ?」
「何ていうか、柔らかくなりましたよ」
「それを言うならラムザ、貴公も表情がやわらいでおるわ」
「ふふっ。まあ、僕達みんな、そんな感じなんですかねぇ……」
「だろうな……」
「アグリアスさんの笑顔は、何だか女の子らしくて、綺麗だなって思える余裕もできたし」
少し赤面。少しどもって。
「お、女の子などという歳でもあるまい。もう少し言い方があろう?」
「えー? でも、大人の女性って感じが抜けて、幼くなったように思えますよ」
「それは何か、退化しているという意味か」
「そういう訳じゃないんですけど、色々張り詰めてたものとか、背伸びしていた部分とか無くなって、
ようやく素のアグリアスさんが出てきたんじゃないかなー、なんて」
コツン、とラムザの額をアグリアスが軽く小突く。
「……馬鹿者」
こうして船旅は続く。開けた未来に何が待っているのか、それはまだ誰も知らない。
でも新天地で再スタートを切るんだ。それはきっと、素晴らしい時間の始まりだから。
彼となら、彼女となら、これからもやっていける。そんな予感が、あった。
FIN
特に事件らしい事件もなく、穏やかな刻だけが流れてゆく・・・
でもワクワクドキドキするのはなぜ?
それはアグたんのやわらかな笑顔が陽の光に輝いているから・・・!
ああ、アグたん!君は天使!君は女神!
大陸に先回りして君を待つよ!ラムザなんかにやるかーー!
遠く水平線を見つめるアグリアス。
彼女の鋭い眼光は遥かロマンダ国を見据えていた。
彼の国には用を足した後、自動で尻を水洗いしてくれるという奇跡のような厠があると聞く。
「ウォシュレットよ、私はお前に会いに行く…!」
行く人氏のラムアグは珍しい気もしますが
爽やかでよいですな! いつも良作をありがとうございます。
>「ウォシュレットよ、私はお前に会いに行く…!」
そして新たな快感に目覚めるアグリアスさん
行く人氏今日も今日とて乙です。
もう二度と戻ることのないだろう畏国に、
色んな思いを馳せるアグリアスさん達にちょっとホロリ。
今回のは「vs暗殺者」の続編となるのでしょうか?
「vs暗殺者」でラヴィもアリもアグと一緒に戦うとか言ってたから、
アリシアが付いて来なかったとこを見ると別物なのかな?
そして。
遂に出た!? アグりん「女の子」ネタ!!
行く人さんのおかげで、
毎日アグが「○○で行く!」とばかりに頭んなかを行進している。
しかし、新たな刺客と思われ、返り討ちに遭う
>>428であった。
何故かフェザーブーツ+MOVE+3+エクスカリバーで船を追い掛けるオルランドゥ伯が頭を横切った
伯ならやりかねん
イ白
>>435 傷ついたベイオウーフを背負った伯はロマンダの海面から岸に足を降ろすと釣り人に言った
「釣り場を荒らしてすまなかった」
「いえ、結構なものを見させて頂きました・・・」
あっけにとられる釣り人を尻目に再び伯は倍速で走り去っていった・・・
>>437 あれ?15時間前の俺と同じこと考えてる人がいる
さすがの行く人氏も今日は来ないか・・・毎日お疲れさまでした。
どうやら人がいないみたいだしアグたんは俺がもらった!
アグさんも着替えればいいのに
侍アグさん見たかった
何か最近SSが来て当たり前ムードになってて、それが途絶えた感がするw
じゃ、書こうかな。
wktk
期待してるぞ。
アグ「いつまーでも いつまーでも 追い続けるッさー!
どこまーでも どこまーでも 明日への勇気をー!!
どこまーでも どこまーでも 追いかけるハートを ー!!!
ハァハァハァ…」
アグリアス様が部屋にお篭りなさって何やら致している最中、
ラヴィアン・アリシアは上司の隠れた努力を仲間に極力見せないようにするため見張っていなければならぬ、
それもまた部下の務め。
今更かもしれんが、サッカー選手にアグエロと言う奴がいるんだけど・・・
ロマーリオ2世ね
俺の中でのマラドーナ2世はテベスだが、ここは人によって評価が分かれるところ
とりあえずそんなことがどうでもよくなるくらいアグたんの可愛さは異常
>>449 なにその、天然入った熱血主人公のラムザが
人間辞めた変態な敵たちに偽善者呼ばわりされながらも、
スパルタンな年上バトルヒロインのアグリアスさんと手を取りつつ戦ってストロベリるFFT。
>>454 バトルヒロイン?
うちのアグたんはメインヒロインですが?
ええそりゃあもう、たとえ後半一切しゃべらなくなっても
彼女は永遠に不動のメインヒ(ry
アグリアス=オークス
腕力 17
器用さ 13
素早さ 14
体力 20
魅力 24
魔力 18
ロマサガ仕様で「愛」のステータスを加え……
ようと思ったが、適切な数値が思いつかんw
アグリアス=オークス
腕力 17
器用さ 13
素早さ 14
体力 20
魅力 24
魔力 18
隠しパラメータ
愛情 忠誠 隷属
┝━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┥
>>458 おごぉっ!?改変間違えたorz
ラヴィアンたんに密猟されてくる
マジで人減ったな。
お前らのアグたんへの愛はこんなものなのかッ!?
アグアグ-----ン!!!!!
三国志みたく
冷静
勇猛
野望
義理
も追加で
満点は30? それとも100点満点の初期値??
どっちにしても、勇猛と義理は高そうだが野望は低いだろうな。
冷静はラムザとの絡み次第か。
ムス「殿、いかがいたしますか?」
人事→褒美→誰に→アグリアス→何を贈りますか?
ラム「うーん、アグリアスさんにだから、見事な騎士剣がいいかなあ?」
ムス「殿、何を贈りますか?」
ラム「え、いや、だから騎士剣」
ムス「殿、何を贈りますか?」
ラム「コマンド受け付けてくれないの?我が軍師どのは…」
ムス「チッ、しょうがねえ朴念仁だな、我が殿は。代わりに俺がやってやる!ピッ何を贈りますか→ラムザ
ますます殿に忠誠を誓ってくれるでしょう!!」
アグリアスの忠誠度が100になりました。
いやいやもうすでにラムザは贈ってる・・・というか、むしろラムザがいただいたかもしれんぞ。
ラム「ほ〜らアグリアスさん、僕の騎士剣を丹念に磨いてくださいね」
アグ「…む、ぁうぅ」
ムス「ほ〜れぃ、俺の熱く怒張したグレイシャルガンも頼むぜ」
アグ「不動無(ry」
ムスタwwww
ラヴィアンの未来日記
今日も今日とて、アグリアス様とラムザ隊長を同じテントに閉じ込めてみた。
隙を見て、チョコボの卵をテントに忍ばせる。
そして朝起こすフリをして踏み込み驚く。
「アグリアス様、ラムザ隊長との卵を!?」
アリ「で、結局それを実行する気はあるわけ?」
ラヴィ「今、私のブレイブ40なんで無理wテヘ」
シーフになってアグたんのバトルブーツ盗んで、取り返そうと必死な顔で追いかけてくる彼女から逃げたい
寝起きの無双稲妻(ry
吟遊詩人になってアグたんに猥歌を歌わせたい。
>>468 うっすらと涙を浮かべ頬が上気してたら最高だな
バトルブーツを盗まれた私に、ラムザがゲルミナスブーツをプレゼントしてくれた。
殿方から贈り物を受け取ったことなど、幼少時に父上から稽古用の剣を頂いたとき以来だろうか。
「僕もゲルミナスブーツを買いましたから」
ラムザもゲルミナスブーツ。
私もゲルミナスブーツ。
つまり、おそろ。
つまり、ペアルック。
他のメンツも似たような靴を履いていたようないなかったような気もしたが、気のせいに違いない。
>>474 ワロタw
ついでに、韓国料理のあんこう鍋「アグタン」やら「アグリアス宅配」を思い出してしまった。
>>474 これを豪快にラッパ飲みするアグリアスさんが目に浮かんだ
アグリアスはラムザに恋をする。
ノーブラ主義のアグたん・・・
それじゃラムザに「当分の間、胸をさわるのは禁止だ」と言っちゃうわけだわ。
>>482 当分の間、胸をさわるの禁止か・・・。
そういうSSがあったなw
ブラは着用しない(FFT世界にブラがあるか無しかはこの際問わない)
ラムザに胸を触られたり揉みしだかれたりしてサイズが大きくなっても型崩れさせない。
これらの条件を満たすのであれば…
つサラシ
アグ「く、最近さらしを巻くのもきつくなるほど胸が大きくなってしまった…
これというのもあのアホ毛が揉みしだくからだ……剣が振りにくいッたら!」
⊂二 ̄⌒\ ノ)
)\ ( ∧_∧ / \ ターン
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((/ ( 保 _ )
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((/ ( 保 _ )
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ボクのアグリアス(´・ω・`)
似たような名前のソフトがあったような・・・
たしか小学生の夏休みに田舎に行って
アグリアスというお姉さんにほのかな恋をするという・・・
そんな内容のゲームだったな
えーと、プレイヤーが小学生ならば、
そのアグリアスさんというお姉さんはいくつくらいなんだ?
だいじょうぶ!
ふたりの年齢差が気にならないくらいに成長した後再会する
グッドエンドもちゃんと用意されているぞ!!
>>492 おばあちゃんとおじいちゃんくらいになって再会するの?
アグリアスお姉ちゃんに虫取りに行こうと誘われた。
てっぺんに雲がかかってる大っきなご神木に登らされた。
アグリアスお姉ちゃんに川に泳ぎに行こうと誘われた。
すごい激流に流されたまま、そのまま滝から落ちた。
アグリアスお姉ちゃんと今夜はテントでキャンプだ!と誘われた。
カモシカも登らない崖で人二人が寝るのが精一杯の岩棚にテントを張った。なんかグラグラしてる。
アグリアスお姉ちゃんに僕のお嫁さんになって!と頼んだら、
10年たって立派な男性になっていたら、むしろこっちからお願いするよとオデコにキスしてもらった。
最近アグリアスさんが「そう言えばラムザ、もう10年経ったな…」とボソッとつぶやいてくる。
なんのことだろう。
でもなんか目が怖い。
>>493 うん。甘酸っぱい初恋の思い出を縁側で語るの。
>>494 だからラムザのアビリティはガッツなのか
27歳と31歳の会話じゃないな
やべぇ、アグリアスお姉ちゃんに萌えてきた
アグリアスお姉ちゃんなら俺の横で寝てるぜ
500 :
500:2006/10/30(月) 22:04:24 ID:csPmZS800
アグリアス姉ちゃんのパンツGETズサー!!!
▽⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒
502 :
零士:2006/10/31(火) 00:14:06 ID:p6DbE0440
「スーパーアグリシスターズ」
あくのだいおう ディリータ(でぃりーた)に さらわれた
オヴェリア(おべりあ)ひめを たすけだせ!
アグリ(あぐり)は「けんをふる」「じゃんぷ」が できるぞ
けんと ふみつけで ディリータ(でぃりーた)の てしたの
しんでん きしを やっつけろ!
モスフングス(もすふんぐす)を とると おおきくなって パワーアップ(ぱわーあっぷ)!
そこで さらに ラムザ(らむざ)をとると せいけんぎが つかえるぞ!
はなれた てきも いちげきだ!
2Pはラヴィアン(らびあん)だ アグリ(あぐり)より ちょっと はしるのが はやいぞ!
アグリ(あぐり)とラヴィアン(らびあん)は ほんとうの しまい じゃないけれど
ほんとうの しまいの ように なかよし!
ちからを あわせて ディリータ(でぃりーた)と たたかうぞ!
ダライアスってアグリアスに似てるよな
>>502 ねぇ、アリシア(ありしあ)は? アリシア(ありしあ)はッ!?
>>503 気をつけろ
大型バトルアグたんが近づきつつあるぞ
キンタマグリアス…
あっ、すいませんすいませんちょっと思い浮かんだだけで
ちょモルボルやめて菌が菌!
ら、らめぇぇぇぇぇぇえ!
507 :
零士:2006/10/31(火) 04:35:28 ID:KQzNClhl0
アリシア(ありしあ)は おたすけキャラ(きゃら)だ!
コイン(こいん)を たくさん あつめて どあに はいると
アリシア(ありしあ)が いろいろな アイテム(あいてむ)を うってくれるぞ!
でも ときどき よけいな おせっかいで
とっくに パワーアップ(ぱわーあっぷ)した アグリ(あぐり)に
ラムザ(らむざ)を くっつけようと するんだ!
パワーアップ(ぱわーあっぷ)したアグリ(あぐり)が
もういっかい ラムザ(ラムザ)を とると どきどき しすぎて
はなぢが でてしまうんだ! きをつけろ!
ラムザです。
今、貿易都市ウォージリスにいます。貿易都市だけあって色々な品が目に止まります。
いつも戦いばかりなので今日はみんな自由行動って事にしてみました。
朝食の席で僕はラッドと一緒でした。
隣の席にはアグリアスさんがアリシアとラヴィアンと一緒に朝ご飯を食べてました。
朝の爽やかな挨拶の後、僕はラッドと雑談をしつつご飯を食べました。
柔らかいパンにトマト一個と豆のスープ。倹約のため質素な食生活を送ってます。
でも今日は自由行動だから、それぞれのお小遣いの範囲で美味しいご飯を食べたりするんだろうなぁ。
見ればアグリアスさん達なんかさっそくブルーベリーのジャムを塗った食パンと、
色とりどりのサラダと、肉の入ったスープを食べてます。
おいしそうですねって言ったら、少し食べるかと進められましたが、お断りしました。
それで、ラッドと雑談したんですけど、ラッドは今日、ガラにも無くお芝居を見に行くそうです。
明らかにラッドの趣味ではないので、おかしいなと思いました。
ラッドも芝居自体にはたいして興味を持ってないようです。なのにどうしてお芝居なんでしょう。
隣でラヴィアンが「そーいえば、アリシアってお芝居好きだったわよね」って言ってました。
そしたらなぜかアリシアがプイッて顔をそむけて、何だか話題を避けてるみたいでした。
それはともかく、ラッドは僕にどう休日をすごすのか訊ねてきたので、
僕はとりあえず海外からきた物珍しい商品を見て回りたいと答えました。
平和な朝でした。
商店街を歩いているとアグリアスさんとバッタリ会いました。
「きき、奇遇だな、こんな広い街で出会うなどと」
ええ、本当に奇遇です。では。
「ま、待て、ラムザ。どうせなら一緒に見て回らんか?」
断る理由はありません。ええ、いいですよと僕は応じました。
それから商店街を見て回りました。
特に目に留まったのは、はるか東方の髪飾り『かんざし』です。
いつか養豚してリボンをいっぱい手に入れたいなぁと思ってる身としては、
頭につける装身具というのは何だか神々しいものを感じてしまいます。
黄色く塗られて彫られて菊をかたどった竹のかんざしを、アグリアスさんが物欲しそうに見ていたので、
日頃の感謝の意を込めて買って上げました。
そうしたらとても喜んでくれて、こちらとしても嬉しくなります。
鏡の前でうっとりしているアグリアスさんを見ていて僕に妙案が浮かび、さっそくそれを実行しました。
その後、アグリアスさんと一緒に食事をしたり、他のお店を回ったり、とても楽しくくつろげました。
アグリアスさんは今までにないほどご機嫌です。こんなアグリアスさん初めて見ました。
宿に帰ると、マラークとラファが夕食を食べていました。
そこで僕は、昼前に思いついた妙案をさっそく実行に移します。
買い物袋から黄色く塗られて彫られて菊をかたどった竹のかんざし取り出し、ラファの髪に刺して上げました。
日頃の感謝です。
それからメリアドールもちょうど帰ってきたので、彼女にもかんざしをプレゼントしました。
アリシアとラヴィアンはまだ帰ってきてないようです。
そこでかんざしを二本、アグリアスさんに預けました。
僕から日頃の感謝を込めての贈り物だと、アリシア達に渡してくださいと頼みました。
かんざしを受け取ったアグリアスさんはプルプルと震え、顔を真っ赤にして「バカーッ!」と殴ってきました。
意味が解りません。彼女はなおも僕を殴り続けます。
それからしばらくしてラッドとアリシアが帰ってきて、アグリアスさんをなだめてくれました。
もう少し帰ってくるのが遅かったら今頃綺麗な川の流れるお花畑で父上と再会していたと思います。
それからアグリアスさんはかんざし二本をアリシアに投げ渡し、宿の部屋へと駆け込んでしまいました。
意味が解りません。ラッドが「お前アホだろ」と言ってきました、アホじゃありません失礼な。
その日の夕食は、殴られた拍子に口の中を切っていたので、沁みました。悲しいです。
夕食後、ほろ酔い状態でラヴィアンが帰ってきました。
日頃の感謝を込めて贈り物があり、それをアリシアに預けてあると知らせると、
彼女は「おーさすがラムザ様、サンキュー!」と喜んでくれました。
それから彼女は千鳥足で二階の部屋に向かい、アグリアスさん達の女性部屋に向かいます。
「アリシアー! ラムザ様からの預かり物、見せて見せてー」
ドアを開けっ放しなのでしょうか、ラヴィアンの大声がよく聞こえます。
「おおー、髪飾りですか。それじゃラヴィアンちゃん装着しまーっす。ヒック、うぃ〜」
どうですかアグリアス様ー。似合いますかぁ? いやぁ、ラムザ様からもらっちゃいましたよ。あっはっはっ」
よかった、ラヴィアンも喜んでくれてるようで――。
ドカーン。ドゴンドゴンドカドカ、ギッタンバッタン。
やけに二階が騒がしいです。女三人寄れば姦しいと言いますが、その通りですね。
「フェニックスの尾ー! フェニックスの尾はどこー!?」
アリシアの叫び声が聞こえました。フェニックスの尾が必要とは、いったい何があったんでしょう?
まあアグリアスさんが白魔法レイズを使えるから、フェニックスの尾は必要ないでしょう。
まったく、アリシアはその事を忘れてるんだな。おっちょこちょいさんめ。
しかしどうしてフェニックスの尾なんか……さてはラヴィアン、酔っ払ってすっ転んで、
打ち所が悪かったとかベタな事をやっちゃったりしたんだな。さっきの物音はきっとそれだ。
まったく、ラヴィアンまでおっちょこちょいさんなんだから。
我が隊はおっちょこちょいさんが多いみたいですね。
おしまい
訥々とした語り口がいい味出してると思ったんだが
出し過ぎ(笑)・・・ラムザくん
長くねぇなこの一味
吉田戦車漫画に出てきそう
冒頭読んで、ヒロシかと思った。
俺はサザエさんの予告かと思ったぞ
すみません、以前ここの過去ログかどこかで読んだ話なんですが、
アグリアスが片腕を失って白魔導士になって・・・というお話ご存知ないですか?
千夜一夜かまとめサイト、どっちかわすれたけれどそこにありますよ。
そこで読みました。
過去スレ探したらありました。
陽だまりの金色というお話でした。
ありがとうございました。
というかここのSS良い話がかなりある
寧ろラムザに萌えてしまった
寧ろラムザがいらないのなら俺がアグリアスさんをもらいますね。
流れに便乗して俺も聞きたい事が…
アリラヴィに責められているみさくら風アグリアスかと思いきや、
単に聖剣技を修得してるだけでしたっていうネタはどれくらい前のスレにあるのかな?
「らめぇぇぇぇ、乱命割殺打!」みたいなノリの話なんだけど。
すごくキモイです
つーか直リンしていいのか
ア
グ
わざわざ調べてくれてありがとう、早く帰ってニヤニヤしたいよ
保管庫にない小ネタや雑談も面白いんだよね
1日1過去スレを読むのがが帰宅してからの数少ない楽しみな俺って…
過去スレを読み返すのもこれまた一興。
やっぱりアグたんは最高だと再認識できる。
アグ「キング・オブ・ロッケンローーールッ!!!」
アグリアス、魂の叫び。
アグたんかわいいよアグたん
あぐあぐのまんまんみてらむらむのちんちんおっき
恋するアグリンは切なくてラムザどいてディリータ殺せない
アグ「来る…来ない…来る…来ない…」
ムス「おいアグ姐!!」
アグ「なんだ」
ムス「何で俺の髪の毛抜きながら占うんだ!!」
アグ「ここはベッド砂漠だぞ。花がないからだ」
ムス「だからって花びらの変わりになんで俺の髪の毛抜くんだ!!」
アグ「お前が手近にいたからだ」
ムス「そんな無茶苦茶な! で、いつまでやるんだよ、これ!?」
アグ「ラムザが来るまでだ」
ムス「来なかったら?」
アグ「そのときはお前の髪が一本もなくなることになる」
ムス「じょ、冗談じゃねぇ! ただでさえ薄いのに全部抜けちまったら…!!」
アグ「私とラムザの恋の成就の前にはそんなことは些細なことだろう。続けるぞ、
来る(ブチ)…来ない(ブチ)…来る(ブチ)…来ない(ブチ)…」
ムス「助けてくれ〜!!!!」
>>537 そんなアグたんは乙女なのかそうじゃないのか。
そういや、半熟英雄のアグリアスさんは花占いが趣味だったっけ?
アグたんの最強○×計画
アグたんにヤキモチを焼かれたい。
命がいくらあっても足りないかもしれないけど・・・
おい、そこのお前。お前だ、今回の新規入隊の見習い戦士>540。
この度の入隊記念に、お前にヤキモチを焼いてやろう。
これはお前と同期で入隊したアスカが持ち込んできたものでな。
彼女の故郷である遥か東方の国の名産品でライスブロック、
またの名をモチと言うそうで、あぶって食すと大層美味だそうだ。
む?おおラムザ、せっかくだからお前も食べていかないか?
何、今は忙しい?
そういえば先ほどお前はメリアドールの世話を必要以上に焼いていたようだが、私の気のせいか?
あやつよりも、さらに新人のこの>540やアスカ達にこそ、より世話を焼くべきだというのは私のいらぬ老婆心だろうか?
老婆心…ああ、そうだ。どうせ私はお前より四つも年上だ。
メリアのほうがよりお前と年も近いことだし、せいぜい仲良くしてやるがいいだろう。
む?どうした>540。ボケっとしてないでモチを食え。
いい具合に焼けてるぞ。
コラ逃げるなラムザ、私の話はまだ終わっとらん。
ところでレーゼさん、モチをさらに焼きたいのでもっと火力を上げてください。
ああ痛い痛い、ドラゴンクローは禁止です。
・・・・・・。
なんだか
>>540が可哀相になってきた。
俺はアグたんが体操着&ブルマの上にジャージを羽織ったいいんちょスタイルでモチを焼いてくれたら、それでいい。
ラムザ「アグリアスさんを襲って良いんですか!?良いんですか!?襲いますよ!!」
ラムザ隊に東方文化をもたらす女汎用アスカというのはこのスレの定番なんだろうか
>>543 体操着&ブルマの上にジャージか・・・。こいつは盲点だったな。
アグたんはラムザが所属する部活(というかラムザ個人)のマネージャーになるのが夢だが、
年が4つも離れてるのでそれは叶わぬ夢・・・。
ラム「オークス先輩、生徒証落としましたよ」
アグ「ああ、ありがとう」
ラム「……あれ? 19歳?」
アグ「ば、馬鹿もん! 女の年齢など確認するもんじゃない!」
ラム「ご、ごめんなさい……でもその、そうすると……」
アグ「悪かったな! 留年したんだ!」
ラム「そ、そうですか」
アグ(言えない……去年受験に来たラムザのマネージャーになりたくて
わざと留年しただなんて!)
部活のOBでいいじゃないか
ラムザ会いたさにウザいくらいに練習に口を出す
それなんて鳥坂センパイ?
留年より、病気で入院していたという方がよろしい。
>>550 「よし! そのドラゴンを、異端者の仲間にするのだ!」
帰国子女の設定でベストじゃね?
中高一貫でラムザが中学生の頃から目を付けてたとか
俺の大学時代は部活で8年生の先輩とかいたぞ。
もしくは大学院生で白衣(たまに眼鏡)着ててもいいじゃないか。
今朝、体操着&ブルマ&ジャージがいいと言っておいて、夜にはこんなこと言ってる俺ですが。
>>555 それがアグたんクオリティー。
つまりはアグたんはどんな衣装でもどんなシチュエーションでも似合うということだ!
kanojo ha saikou desu
これはもうイヴァリース学園の流れですか?
多弁士さんどうしてるかなぁー
最近、長期にわたってレギュラー活動してくれる職人さんが行く人氏しか
いなくてさびしい
や、もちろん一人いるだけでも有り難いんだけどな
>>559 こちらにはいつもお邪魔しております
あれ以来SS恐怖症で文章かけなくなりましたが。
完結まで書いてみて、先人たちの偉大さを知り自失
もちょっと勉強したらまたお目汚しの機会も、と思います。
ご記憶頂いて幸いでした
四つ離れていたら大学生と高校生で家庭教師という選択肢も出るな
さらに家が近所だとしたら、小さい時から何くれとなく世話を焼いてくれたお姉ty(ry
ごめんなさいごめんなさい全部自分の願望です
あれ?俺いつの間に書き込みしたんだろ。
>>560 太便士さん、いらっしゃってたんですね。
てっきりもうこのスレには来てないのかと・・・。
また機会がありましたら是非。
>>563 幼馴染なアグリアスお姉さん・・・。
さすがにアグラム幼馴染みはドリー夢が過ぎるかと。
そこはホラ、上京したての大学生が隣に引っ越してきてとかさ。
何を言うッ!
今さら、このスレにドリー夢が過ぎるとか関係ないさッ!
とは言っても、上京したての大学生なアグたんは萌える。
4つも年上で何やらと色々と手を焼いてくれるけど、
実は世間知らずなアグたん・・・。
アグ「ベ、ベオルブ君、実は『肉じゃが』を作りすぎてしまったのだが、ちょっと片付けるのを手伝って貰えるだろうか…?」
そういって訪ねてきたオークスさんが持っている大皿の上には、
大量のチョコボ刺しと茹でたジャガイモがこんもりと盛られていた…
とりあえずわさび醤油とバターを用意した。
オークスさん→オークさん→奥さん
ってことで人妻アグアグはどうだろう
旦那はガフガフ(ED)で
>>569 EDってことはあれか、寝取りか
まあ普通にガフアグでも萌えはするんだが
ラムザ「処刑場で首をはねてやったよ。クソジジィはね」
ラムザはSTDを食らった。
ステータスダウンのことなのだが、
何を勘違いしたかラムザはタートルネックで口元を隠して…
ラ「アグリアスさん、こんな僕でも好きでいてくれますか?」
オチは任せた↓
ラヴィアリが「不潔ー」とか言い出すなか。
どこでもらってきたのかとも問わず、
やさしい声で「今さら疑うものか!私はお前を信じる!」
このスレではラヴィアリの性格はどうなってるんだ?
>>575 ラヴィ→勝ち気
アリ→おっとり
じゃないかな?
どっちかどっちだかわかんねぇ。
だからどっちがどっちでも別に良い
>>578 ほほぅ、こんなボツ(?)場面があったのか。
ガフも見当たらないし、この段階ではラムザは出奔してないし傭兵にもなってなかったのかね。
>>580 真面目な話だと、俺は普通にオープニング(オヴェ様お祈り)前後のシーンだと思った。
なんやかや会話をしてから、ガフが「おう!」と顔を出してくる展開かなと。
583 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/07(火) 23:29:50 ID:aMIftvRo0
アッー!
久々にFFT再プレイしてるんだが・・・こんなスレがあったとは、アグリアスってすごい人気あんのなw
>>584 傍流なのにセリスやリディアと張り合うくらいだからな
すごい人気というより、根強い人気と表現したほうが的確かも。
ここの住人がここ数年間このスレでやってきたことを思い起こせば…
アグリアス馬鹿上等ヨロシク!みたいな。
ラムザ26歳
アグリアス30歳
いい女は30いってもいいもんだ。
ラムザなら気にしない
俺も気にしない
三十路ともなればアグたん、いやさアグリアスさんも筋肉と脂肪のバランスがいい具合にムチムチですよ。
ただお前を信じるのこの身を預けるのと、支えつつ支えられつつ畏国放浪しまくりはいいけど、
とりあえずルカヴィどうにかしてからにしろや、という神=プレイヤーのツッコミが。
女の体は30代を越すと感度が良くなると聞いた事がある。
ならアグリアスさんは…
らめぇ〜
うちのアグリアスさんは最初から感度は最高にいいですが。
ええそりゃあもう、耳に息が少しかかっただけでも、
「ひゃあ!?」などと可愛らしい悲鳴を上げて顔を真っ赤にするくらいに。
今、俺ン耳に息吹きかけた奴ァ誰だ!?
ラッドです
アルガス「呼んだ?」
今日ってか昨日、意を決してFFT買おうと思ったらゲーム屋4店どこにもなかッたorz
それはそうとアグたんってストーリー中〜終盤は空気と聞いたんだが、どんぐらい空気なんだい?
@FF12でいうヴァン
AFF10でいうキマリ
BFF9でいうクイナ
Cというよりほぼ喋ってくれない
ぶっちゃけD
600ならアグたんのおっぱいを後ろから鷲掴みにする
アグリアスにぶっかけられると聞いてドーターからやってきました
602ならの600のアグリアスはマラークの変装。
603 :
597:2006/11/09(木) 16:38:07 ID:MgsxYGXt0
>>598-599 まじかよ…
完全にプレイヤーの脳内補完でっていう訳か
まあ妄想は得意だからいいけどさ、ちょっとやる気ダウンしてしまったよ
>>603 安心しろ
除名しようとすればいつでも
意味深な台詞が聞けるから。
除名、警告、脱退の計五つさね
ヘルプはゲストの時と同じだし
それでもアグリアスさんはFFTのヒロインだと未だに信じてる俺が通りますよー
そう思って無かった俺もこのスレを見ているとそんな気がしてくる
このスレはアグたんの他にもラヴィアリとかレーゼとか
ゲーム中では脇役だったキャラが活躍してるから好きだ。
特にレーゼのお姉さんキャラは大好きだ。
でもアグたんが一番。さー
RPGのヒロインといえば、
・主人公とくっつく女性キャラ
・戦闘で大活躍する女性キャラ
・シナリオ上で大事な役割があるキャラ、見せ場の多いキャラ
どれかだと思うのでアグリアスさんがヒロインでいいと思う。
それじゃ汎用キャラもヒロインになりえるぞw
まあ汎用も好きだから別にいいけど
>>610 それえは最強ライバルアルマさんを超えられない
アグリアスさんがヒーローになればいいんだよ。
で、アホ毛ヒロインを横から支えると。
>>610の条件を5ポイント制にすると
・主人公とくっつく女性キャラ
アルマ:2
アグリアス:0
・戦闘で大活躍する女性キャラ
アルマ:0
アグリアス:4
・シナリオ上で大事な役割があるキャラ、見せ場の多いキャラ
アルマ:5
アグリアス:3
・総合
アルマ:7
アグリアス:7
こんなところか。
・主人公とくっつくキャラ
アルマ:2
アグリアス:0
オヴェリア:0
メリア:1
レーゼ:0
ディリータ:4
・戦闘で大活躍する女性キャラ
アルマ:0
アグリアス:4
オヴェリア・0
メリア:3
レーゼ:3
ディリータ:4
・シナリオ上で大事な役割があるキャラ、見せ場の多いキャラ
アルマ:5
アグリアス:3
オヴェリア:4
メリア:3
レーゼ:1
ディリータ:5
結論:アッー
むしろ、ラムザがヒロインなんだ。
それを女性陣(ヒーロー)が取り合う図式。
一見ギャルゲー的だが、主人公であるラムザはヒロインであるため
実際には乙女ゲーの方式となる。
ゲームが進めば様々なイベントが(脳内で)起きることから考えて、
FFT=乙女ゲーであることは、まず間違いないだろう。
おいおい、腐男子の俺に乙女ゲーはないだろw
そこでラムザ視点で押しかけギャルゲーはどうだ?
妄想乙
アグリアスとラムザの初夜を想像するだけで身悶える
主人公とくっつくのがヒロインだとかシナリオ上の大事な役割があるキャラがヒロインだとか、
そんなことはどうでもいいんだよ・・・。
アグたんは俺のものなんだからさ!
お前らが醜い争いをしているスキにアリシアとラヴィアンはもらっていきますね
残念、ラムザ隊の女性陣はすでにラムザ君によって調教済みです。
どうも名前が全く挙がってないようなのでメリアドールは俺の嫁という事でFA?
>>620 ならば!骸旅団らしく頂いていくッ!
ということで汎用白魔タンは私が(ry
>>624 あぁ、
>>620がなんか覚えのあるセリフだと思ってたんだが、クロスボーンか。
俺は生きて、オヴェリア様と添い遂げてくる。
君たちがラヴィアリやメリアをもらうってんなら、
じゃあ、俺はアグリアスさんを・・・
お前はアクエリアスでも飲んでろ
俺はアグリアス様をもらう
君はアガリスクで十分。
他の女性キャラをもらうとか言ってもなんら反論はこないのに、
アグたんをもらうってなったら即反論がくるところにお前らのアグリアス愛を感じるw
630 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/10(金) 22:07:21 ID:ME5QQ3Bg0
アグ:本命
メリア:滑り止め
アリラヴィ:安全圏
汎用:絶対安全圏
誰も貰ってくれないラファカワイソス(´・ω・`)
いや、俺はロリコンじゃないし
だからレーゼたんはいただいていく!
>>632 ベイオウーフに喧嘩売るのか
度胸あるな
おれは…汎用女キャラ一人いればいいや
むしろ自由に姿を変えられる汎用女は非常に優秀なのではないか
というわけで俺にも一人くれ
ラファはオヤジ趣味なので、四十代以上の独身男性に限り私をあげるそうです
アグリアスさんはみんなのもの。
独占すると独禁法に違反します。
ちょっと前にアグたんがラムザを独占しすぎてるってんで
アルマやメリアから訴えられるというネタがあったな…
>>634 コスプレし放題ということだな?このエロめ!
>>638 つまり、
アルマに服を着替えさせられて
アグ「ラムザ…いえ、兄上は意外と肩幅が広いのですね」
アルマ「あげませんよ」
アグ「は?いや、サイズの合わない、それも男物の服を貰っても…」
アルマ「そうじゃなくて、兄さんを」
アグ「な、ななななッ!?」
だと
>>639 そしてこうなるんだな
ラムザ「ははは。変な事言うなよ、アルマ」
アグ「ラ、ラムザ!」
アルマ「あら、兄さん。居たの?」
ラムザ「アグリアスさんに僕を上げるだなんて」
アグ「う……そ、そうだな。ラムザの意思というものもあるしな」
アルマ「そうですよね。まさか、あの兄さんが年上の女性とどうこうなるわけないもんね」
アグ(どういう意味だ!?)
ラムザ「僕がアグリアスさんを貰う方だから、逆だろ」
アグ&アル「……え?」
>>640 独禁法に違反するのでラムザ・ベオルブに警告を発令します。
>>639 アル「あはは、冗談よ。アグリアスさんは全剣技の使える年上が好きな
タイプよ、見ればわかるわ」
その流れだとこうなるわけだが
アル「っていうか、兄さん、異端宣告食らっちゃったじゃない
どこで結婚式挙げるのよ?」
ラム「イスラム教に改宗したから問題ないよ」
アル「なんだってイスラム教?」
ラム「だって公然と奥さん4人もらえるじゃん」
KHでアグたん出てほしいな…
滅茶苦茶にされたい…
いたストにさえFFTキャラは出ないからKHなんて絶対無理だろうけど、
もし出るとしたらアグたんはどういうキャラ(役割)なんだろうか。
なんとか機関の雑魚兵sうわなにをするやm
やっぱどっかの王女の護衛やってんじゃないだろうか
そしてアグリアスさんは、王女の護衛をKHの主人公に託してラムザを追いかける…
そんなに野村デザインのアグリアスが見たいのか
想像してみたら悪くないぞ
悪くないけどいつもの絵の方が魅力的に見えるんだ・・・・・。
まとめサイトの更新が6月から止まってる件
ふむ……頑張ってくれ管理人殿
千夜一夜とまとめサイト、両方動いてないのは悲しい
前々スレくらいにあった、暗殺者ラムザと車イスアグリアスのストーリーがよかった。
職人さんまた書いてたらいいなー。
ugly ass
メリ「ラムザと年が近く一番分かり合える存在はこのメリアドール・ティンジェルを置いて他にはいない!!」
「オークスのおばばはラムザから手を引けぇー!!ラムザと一緒になるのはこの私だァ―――ッ!」
俺はティータが実は生きていて、ラムアグに看病されるってSSが印象に残ってるな。
他のみんなのお気に入りSSも聞いてみたい。みんなはどんなSSがお気に入り?
アグがラムザorオヴェリアにぞっこんLOVEなのがいい
ちょっとおバカなアグ最高
ところで今から初めてFFTをやるんだけど、
星座はまかつ宮が一番アグと相性ばっちりなんだよな?
そう
ラムザのデフォの星座
>>656 我輩はボコである
なんかあのまったり感が
>>659 同意、我輩はボコであるはいいよ、癒されるよ
個人的に好きなのはもみもみ士の世界を滅ぼすもの
アグリアス先生という響きがステキw
>>657 相性最悪と最良では、ラムザとアグリアスのように味方同士の場合、
チャクラの掛け合いでの回復量、レイズ系の成功率等でよく実感できる。
戦闘不能になったラムザをアグがアレイズで華麗に完全回復!を狙ったつもりが、
あっけなく失敗してしまうと、それまでに費やしたターン数のことも考えると泣くに泣けない。
十スレ以上前の作品を思い返して云々言えるってのは、このスレの
SSはレベル高いんだなあ
並の萌えスレだったら、前スレのSSが話題に上ることさえ稀じゃね?
並の萌えスレ
途中送信しちゃったw
まあもういいや
665 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/13(月) 18:47:05 ID:+yVfA8w4O
てかFFTほどオンラインゲームに適してる素材は無いと思うのだが。
ファンタジーアースじゃなくてFFTオンラインならやってた
オンラインにしたら劣化しる悪寒がするぜ
参加者全員が松野節全開でしゃべらないといけないからな。
アグたんが昔、猫が欲しくて良い子にするんだけど結局妹に持ってかれるみたいな内容の
SSがあったような気がするんだけど、何て名前でしたっけ?気になって気になって
>>670 確認してないが、
労働八号は知っている
とかそんな感じのだったような。
>>670じゃないけどまとめサイトで確認してきた。
>>671の言った通り、ふみんしょさんの「労働八号は知っている」だな。
アグたんの幼い頃の出来事やラムザとのほのぼのなやり取りなどと
これまた読み応えのあるいい話だ。
アグリアスってクーデレになるのか?
分類できるほどゲーム中でキャラ描けてません……。
が、クーデレアグりんはいいな、うん。
ちょっと短気なのと妙にポエミーなのは汲み取れる
みんなジャンヌダルク買う?
劣化アグたんだけど?おもしろいかな?
PSP持ってないお
ちなみにDSも持ってないぜ!
そんな、必死に皆のために頑張ったのに、
魔女のレッテル貼られて、牢屋で輪姦されて、最後に火炙りになっちゃう運命なんて、
かわいそうでプレイできねーよ!
あまりの仕打ちに心を折られて、
神の啓示を受けたのは、嘘だったと言ってしまったらしいからな。
その後、その発言は撤回したみたいだけど。
てか付き人の男爵が幼児大量殺人鬼になったりと、
もうね、オヴェリア様も白目むく様な人生を歩んでますな。
ジャンヌたん( ' A ` )
このゲーム、アグたんの為に買ったけどムズい('A`)
とりあえずチャプター2で「私はお前を信じる!」まで終わったけど
いつ位から楽に進めるようになる?それとももっと難しくなるの?
というか、聖剣技って味方巻き込むから使いにくい…アグたん暴れすぎ(*´д`)
味方を巻き込まないように移動させるんだw
あと3章はいったらアグたんにアイスブランドみかたにアイスシールド装備させると聖剣技で回復も可能
>>681 ここでアドバイス書こうとしても、いくらでもレス書けてしまうので、
FFT本スレの攻略テンプレサイト見るなりしたほうが早い。
その上で本スレ住人に質問して励まされるなり、ぶっ叩かれるなりして試行錯誤してください。
ちなみに俺は、アグリアスの序盤のサブアビリティには無難にアイテムか拳術(チャクラ・気孔・蘇生で十分)付けてる。
このお姉さんには、少しでも早く聖剣技をブッ放してほしいので、それ以外のアビは即発動するもののほうがいい。
ゲーム後半になれば全員ゲロ強になるゲームバランスなのでw
白魔法をマスターしたホーリーナイトというイメージ優先の設定で出撃させても余裕になる。
算術使えるのが一人でもいると楽になるけどね
うちのアグリアスは我慢できない早漏ちゃんだから、ケアルラ→レイズ→聖剣技ウマー
って感じに突っ走るなぁ
その結果物理ATが低くなってしまうのは仕方ない
686 :
681:2006/11/15(水) 01:23:05 ID:hqwGFl/Y0
算術ってラムザが使えたけど、スピード激遅だし
これまた味方巻き込むわで使いにくい…
ラムザはずっと魔導師だったけどそれからはやっぱり忍者にしようとシーフ始めてるわ
とりあえず3章入れば少しは楽になるのかな?
キュクたんのバイオで石化したよおい…こりゃリセットだ
ガフガリオン超楽だったのにいやん
>>686 ヒント:味方に八百の数珠装備させて全体にトード
それと算術士は動きは遅いのでspeedの早いジョブに
算術をセットする。
ってこりゃスレチだな、ごめん
アグたんの無双稲妻突き最高(*´∀`)
>3章入れば少しは楽になるのかな?
なるにはなるが、3章ラストのリオファネス城連戦が最難関と言っていいくらい、本スレでも何度も話題に上る。
ただ本スレでも嫌われることだが、キャラ萌えスレでプレイ日記はやめとけよ。
>>687 八百の数珠?持ってないや…
算術を装備すればいいのは分かるんだけど
ジョブレベル上げがなー、ターン回らないから全然Jpたまんないだぜ
でもありがとう
>>689 もちろんそんな事する気は毛頭ないよ
場所をわきまえないとね
このスレ読んでて一つ気になったのがアグたんの巨乳設定は公式?
それともスレ住人の予想妄想?
妄想だぜ>巨乳
最近はあまり姿を見ないが小ぶり美乳派、ぺたんこ派もいる
アグたんは巨乳だろ・・・常識的に考えて
少女時代に、騎士を目指すのに大きい胸なんて邪魔なのにな・・・
とか自分の胸を掴みながら困ってるのを想像しただけでお腹一杯です
ドンアクドンムブで動けなくしたアグたんのおっぱいを揉んで揉んで揉みまくりたい
ドンアクドンムブが解けた後が問題だ
>>692 どう常識的なのか分からんが、
俺はこのスレでアグリアス=巨乳という図式が刷り込まれてしまったぞw
ムッチリムッチリ
流れぶった切ってすまんが、アグさんとラムザの新婚初夜のSSの題名分かる人居ます?
確か挿絵付きで昔、娼婦といたした事を拗ねられるやつ
>>697 アグリアス・オークスの夜だと思う
アグたんのSSはもう一度読みたいと思ったSSを探すのに苦労するんだよな(いい意味で)
たくさんのSSが保管されてたりするから、自分がもう一度読みたいSSを探している内に
懐かしいSSを見つけて、目的も忘れてそれを読み返したり。
つまり言いたい事は、職人方乙と言う事です
>>698 ありがとう、早速見てくる。
携帯厨だとやっぱ検索能力に限界があってキツいわ。
人がいないみたいなのでSS投下してみます。
ライオネル城のルカヴィ戦直後で、
汎用女の子目線のアグリアス。
701 :
聖女:2006/11/15(水) 17:02:14 ID:gjcME0FZ0
「おかあさま、りんごたべたい」
やわらかくてあたたかい手のひらが
あたしのおでこと頬をさわって熱をたしかめる。
まだ頭がクラクラしてる。目をあけたくない。
足音がいちどとおざかり、しばらくしてまた近づいてきた。
「ほら、口をあけて」
甘くやさしい声のとおりにおとなしく口をあけ、
すりおろしたりんごを流し込んでもらう。
つめたくっておいしい。
「まだ熱が下がらないし、ゆっくり寝ていなさい」
冷たいタオルをおでこと頬に当ててもらい、少し気分がよくなった。
不浄王の悪夢はおぞましいというよりなかったけれど、
こうして楽しく夢とうつつの間をさまようのはわるくない。
702 :
聖女:2006/11/15(水) 17:02:59 ID:gjcME0FZ0
違う。
あたしのおかあさまは、こんなことしてくれない。
身の回りの世話だけは乳母がしれくれたけど、
あの人はおとうさまの「おてつき」だった。
むしろ、おとうさまの「子守り」のほうが本職だったかもしれない。
F家の令嬢とやらはおとうさまのせいでおなかを大きくしたのだから、
そっちの「子守り」も不十分だったんだろう。
おかあさまも、あてつけなのかもともとなのか、
小姓に馬飼いに執事にそのほかもっと知らない貴公子たちと。
世継ぎとして嫌々つくったおにいさまと「予備」につくったあたしに、
こんなにやさしくしてくれるなんてありえない。
ディリータがティータにやさしくしていたみたいに。
じぶんの妹を優しい目で見てやさしい言葉をかけるディリータ、
あなたのこと、すきだったなあ。
あんな野心や復讐心にとりつかれて変わってしまったこと、
おもいだして泣いていたときも、
この指があたしの涙をぬぐってくれたんだった。
703 :
聖女:2006/11/15(水) 17:03:33 ID:gjcME0FZ0
「アグリアスさん」
タオルをおしあげて目をひらくと、心配そうにあたしを見つめている
おかあさまよりもおかあさまと呼びたくなってしまった彼女がいた。
よっつしか離れていないのに。母親呼ばわりされてもちっと怒らない。
彼女にご執心らしいラムザやムスタディオ、ラッドのほうが
あたしをしかりつけたりするかもね。
あんまり年上年上強調するなーって、
躍起になってる時点でおこちゃまですってば。
「りんご、ごちそうさまです。おいしかった」
熱のせい以外の理由でも顔をあかくしたあたしの頭を
ちっちゃい子にするようにゆっくりなでてくれた。
このままもうすこしあまえていたいな。
でも、あたしはもう、剣をふるえないかもしれない。
あたしたちが殺したのは人間をやめた怪物だったの?
それとも、あたしたちと同じように聖アジョラの教えを守る
敬虔な信徒ドラクロワ枢機卿だったの?
聖石はまだある。
あんなおぞましい怪物と何度もなんども戦わなくてはならないの?
もう隊の役にはたてないだろうあたしに、
アグリアスさんがもいちどリジェネとエスナをかけてくれた。
704 :
聖女:2006/11/15(水) 17:04:26 ID:gjcME0FZ0
「早くよくなってね。
ネネットがいないと回復が手薄になるから結構心細いのよ?」
ね、とちょっと茶目っ気のある感じで元気付けてくれる。
アグリアスさんの白魔法はあたしなんかより、
ずっと澄み切った癒しの力をもっている。
さっきじぶんでかけたときよりも、ずっと体がかるくなる。
もっとあまえたいけれど、もう、だめ。
アグリアスさんの力を必要とするのはみんなもおなじだ。
オヴェリアさまをお助けするには、あたしはもう力をだせそうにない。
女神様みたいにきれいでおかあさまみたいにやさしくていいにおいがして、
いつまでも一緒にいたいけれど、ひとりじめはできない。
あ、ちょっとちがう意味でも。
特にラムザなんて結構独占欲つよそうだし。
あはは、しってるんだからね、あたし。
「もういいです。ありがとう」
あたしは、これ以上戦えません。
あなたにやさしくしてもらっても恩をかえせそうにありません。
705 :
聖女:2006/11/15(水) 17:06:14 ID:gjcME0FZ0
「何を言ってるの。
たしかにあの不浄王の魔法は強力だったけど私たちは生き残った。
あなたもね。それにあなたはまだまだ魔道士として伸びるわ」
「アグリアスさんが守るべきひとは、お荷物のあたしじゃありません。
回復だけならラムザのチャクラのほうが効率的です。
アグリアスさんとは相性もいいし、
ラムザはアグリアスさんの恋人の座も狙ってますので、
やる気も効果も一番のはずです」
色々相談もちかけられたんですよ。
きまじめなこの人なら、きっと真っ赤になって顔をそらすかとおもった。
「冗談言えるくらいなら大丈夫よ。さあ、もう少し寝ていて」
ちょっと赤くなったかもしれないけれど、
それより、もっとおかあさまみたいな感じのほうがした。
アグリアスさんのこどもになる子はきっと幸せだろうな。
慈愛の聖女は、群青の衣をまとってたおやかに微笑む。
「おやすみなさい」
アグリアスおかあさま。
スレ汚し失礼しました。
不浄王が出て来るだけにスレ汚し?
手乗りアグリアス
あ、ホントですね。
GJIDせっかくなのでもう一回投下。
篭絡するのは簡単だった。
権力欲なし、金銭欲なし、酒も美食も無関心、
女もさっぱりの朴念仁とのお噂だ。
そうくれば、こういう環境に好んで身をおく人物は、
知識欲の奴隷ではなかろうか。
一見穏やかで子供好きな好々爺の老僧は、
オーボンヌ修道院長と同様の人種らしく、
例の古文書の写本を見せてやるとの一言であっさりと墓の場所を教えてくれた。
お尋ね者となった自分にすら丁寧に接してくれる老僧に
いくら本人も関心をもっていたとはいえあの本を渡すなど、
良心が痛まないといったら嘘だろう。
だが、彼もまた、哀れな王女の墓所を知る者とあればそれなり、
王家の悲劇に加担していたことになろう。
グレバドス教会側の人間にひとりでも多く禁書の内容を伝えれば、
彼女が剣を預けたラムザ・ベオルブの名誉回復に何か貢献するかもしれない。
そういう期待もわずかながらあった。
そう自分自身に言い聞かせつつ、
久しくまとわなかった貴婦人としての装い、
地面すれすれまでの長い喪服の裾をからげながら
アグリアスは墓所へと向かう。
苔生した小さな墓石にはもちろんのこと、
オヴェリア・アトカーシャの名と生没年など刻まれてはいない。
ただ、墓地全体の日当たりはよく、涼やかで静謐な空気が流れていた。
誰かの気まぐれだろうか。
何かを成し遂げることもなく短い生を終えたこの名もなき女の子の墓へ
ささやかな野の花が添えられていることが救いだった。
誰かの気配を感じる。
杖をつきながら、おぼつかない足取りで近づいてくる。
ここに埋葬されたどこかのだれかを偲ぶために来たとしてもあまりにも、
アグリアス自身の背に強い視線を感じる。
長いコートの裾に隠したセイブ・ザ・クイーンの柄に利き手をかけた。
人を斬る事は絶えて久しいが、アグリアスの祈りをこめた剣技は衰えない。
「わたしです。ほんとうに、お久しぶりです」
振り返ったアグリアスは、彼女をどう呼んだらよいのか戸惑い、
何も声を出せずにただ立ち尽くした。
あのころよりもさらに質実剛健な服装、
大人びた、というよりはやつれた表情だが、
来訪者が誰なのかは間違いようもなかった。
ただし、彼女のことをどう呼べばよいのか、わからない。
「ここの近くに住んでいるのは偶然です。
バルマウフラさんが調べてくださって、
それから、毎日お花を持ってきているんです」
草もなくきれいに舗装された石畳ですらおぼつかない足取りで、
かつてアグリアスが仕えた人物がやってくる。
敷石のわずかなゆがみにつまづいた彼女にあわてて駆け寄ると、
屈託のない微笑みを見せた。
「貴女は、本当の意味で王家に忠誠を誓っていらしたのですね」
アグリアスは、かつて彼女を呼んでいた名前を呼ぶことができず、
ただ、礼儀正しく抱き起こすよりほかなかった。
「わたしはただの庶民の娘。本当の名も誕生日もわかりません。
もうひとりのわたしは長くは生きられなかったけれど、
誕生日と名前があったのだと思うと、うらやましく感じることもあります。
ただ、わたしは死ななかった。いまも、生きています」
アグリアスは黙って彼女の瞳を見つめ、
両親も名前すらももたない哀れな傀儡であった娘をやさしく抱きしめた。
あの頃よりもはるかに、血の通った娘がここに生きていることだけが確かだった。
いいね。まさかそういうオチで来るとは思わなかった。
というか、こういう終わり方も想像できるんだなぁと思うと感慨深いものがあるよ。
GJです。
作中ではアグたんは男口調で話し凛々しい印象だけど、
内面は女性的で繊細な優しさを持ってると思うんだ。
汚いくさいは当たり前。ついでに言やぁ、むさ苦しい。
ただ面倒くさいという理由だけで風呂もずいぶんさぼってるし
最後に洗濯したのはいつなのかもあやしい服を適当に着てる。
徒弟奉公がきつくて逃げ出したやつ、地元で面倒おこして帰れなくなったやつ、
騎士団からの脱走兵、修道院の生活がイヤになったやつ、
ここに流れ着いて仲間に加わった理由は人それぞれだ。
男ばっかの暑苦しい共同生活しているうちにだんだん、
んながみんな筋肉たっぷりおつむはちょっぴり、
顔も汚れて似たり寄ったりになってきちまった。
いまやどいつがどいつなのかすら見分けがつきにくくなっている。
そりゃそうだ、男ばっかで拳術修行に山篭りなんてしてりゃ、
優雅な生活しているほうがおかしいってもんだ。
時々オネエちゃん見たさ触りたさに人里に繰り出したりもするけど、
基本は禁欲生活でこもりっきりの毎日だ。
武道のためってすっばらしい理由も一応あるけど
外での面倒事から逃げたいてぇ俗な理由もあって俺らはここにいる。
だから自制心なんて高尚なもん持ち合わせちゃいない。
そんな俺たちの根城にうっかり若い女のお客さんが迷い込もうもんなら、
だいたいどうなるかわかるだろ?
なんだか色々オマケの男共もくっついてるのが気に入らないが、
とにかく俺らはいま、極上のお客さんをお迎えしている。
黄金に輝く長い髪、透き通るような白い肌にまつ毛長くてでっかい目、
いままで生きてて見たこともないようなべっぴんさんの女騎士だ。
後ろにも小娘が何人かいるけどまちがいなくこの女が最上等だ。
青い服と鎧ですっぽり身を包んで露出度は低めだが、
俺らを警戒して剣を構えたその動きだけでわかるんだよな。
出ているとこと引っ込んでるとこの差が激しい、
顔も体も極上、上玉も上玉だってな。
なんだか味方どうしゴチャゴチャ相談してやがる。
殺るか殺らないか、か?ムダなことだな。
女にゃ飢えたやつばっかなんでね。悪く思うな。
女騎士がこっちを向いて堂々とした態度で話しかけてきた。
「このあたりが貴殿らの修練の場とは知らず、失礼した。
私たちは貴殿らの邪魔をする気はない。
急ぎの用があるのでどうかここを通らせてはいただけないか」
話に応じるフリもなにも、うっかりフラフラ近づいたら、
ああ、なんだかとってもいいにおいまでしやがる。
こっち風下だからなー。
香水か?違うな。
上玉はそんなのつけなくても肌と髪そのものが香り立つってのは
ホントらしいな。
それにあの物言い。
まるで男みてえなのに俺らとは無縁の気品とかそういうやつまで漂ってて
ただでさえよく通るいい声が色々刺激しやがる。
普段は「上腕二等筋」だの
「股関節脱臼まいっちんぐ」くらいしかものが言えない
アホのヴァンサンまでが舌なめずりしながら何やらつぶやいている。
「今日は佳き日かな・・・」
おいおまえ、
いつの間にそんなむつかしい言葉が言えるようになっちゃったんだ?
まあいい。お楽しみの始まりだ。
719 :
舞姫戦場艶姿:2006/11/15(水) 23:47:31 ID:q9FMW7hV0
わたくしは日がな一日丘の上でひとり思いをめぐらせることが多い。
そうでなくとも話しかけられた際にろくな返事を返したためしがないので
周囲の人間はわたくしを阿呆扱いするがそれもよろしかろう。
モンクの修行は激しいものばかりなのは認めるが、
どんな些細なものであれとんちんかんな応答をすればすわ、
「ありゃー、お前、殴られすぎてそうなっちまったんだな、かわいそうに」
などと実にどうでもよく的外れな慰めの言葉をかけられてしまう。
過去の詮索はしないのが礼儀である訳ありのはぐれ者同士なら
一切がっさい何も言わない、とまではいかないが、
少なくともこの言葉を言われないだけでもありがたい。
ただ、わざわざ言葉を使って表現するほどのなにものかを得る機会がないだけである。
何の大義も無き獅子戦争なぞに仕官として参加しておれば、
人間をやめただけの醜いけだもの同士が口から発する音に興味などなくなる。
会話の真似事はそろそろやめる時分かもしれぬ。
楽しく飲み食いだけに使っておけばよいのにとつくづく思う。
赤子と修道女が他人の血で国土を染めながら本気で王位を争うものか。
摂政の地位を手に入れたものが事実上の王なのだからそれは建前だというが、
どちらにしろわたくしにとってはまったくもってどうでもよい、
それだけを学んでわたくしは浮世とともに言葉への関心も失った。
720 :
舞姫戦場艶姿:2006/11/15(水) 23:48:41 ID:q9FMW7hV0
しかしそれも昨日までのこと。
わたくしたちの根城を通り抜けようとした旅の一行、
そのなかに一人りん、とした佇まいの女性騎士がいた。
傭兵らしい青年たちやほかのご婦人がたもいたが、
何よりも彼女が人目を引いた。
彼女に目配せひとつ、亜麻色の髪で前髪がひと房飛び出した青年がまず、
わたくしたちを騒がせてすまないと詫びてきた。
ものを盗ったり血をながしたりという意図も無いので立ち去らせてほしいと、
枯れ草色の髪で傭兵や騎士というよりはなんだか職人のような格好の青年が頼む。
もう一人オレンジがかった薄茶色の髪で傭兵らしい格好の青年が
急いで通り過ぎたいだけなのだとダメ押ししてくる。
男衆のなかではひとり、褐色の肌の青年のみが妹らしい少女をかばうように立っている。
話をするために進み出てきたかれらより、やや後ろに幾人かのご婦人がたが控えている。
仲間たちが口から出す言葉について全幅の信頼を置いているのであろう、
彼女も、黒チョコボに隠れるようにこちらを伺う異国人風の少女も、
騎士装束に身を包んだふたりの娘たちも一言として発しない。
ただ、彼女の理知的で黒目がちな瞳はじっと、
わたくしたちを射るようなまなざしで油断なく輝く。
剣のつかに手をかけいつでも動けるよう構える所作が、
気高く危険で美しい野生の生き物を思わせた。
抜刀の機をうかがいながら深い呼吸を繰り返し、
形よく淡く紅をひいた唇からかぐわしい吐息が漏れ出している。
わたしの友は守り抜く、と、全身が語っていた。
721 :
舞姫戦場艶姿:2006/11/15(水) 23:49:16 ID:q9FMW7hV0
わたくしたちが何も応えずにいると、
ついに彼女が口をひらいた。
「このあたりが貴殿らの修練の場とは知らず、失礼した。
私たちは貴殿らの邪魔をする気はない。
急ぎの用があるのでどうかここを通らせてはいただけないか。」
佳人はただそこに存在するだけで見るものすべてを魅了する。
いつまでも眺めていたい情景である。
「今日は佳き日かな。」
自然と言葉がこぼれ出た。
しかし、悲しいかなわたくしたちの仲間内では常に欲求不満の輩もおり、
厳しい克己心によって己を律するモンク僧とは少々具合が異なるといってよいだろう。
ご婦人がたの多いこの一行を黙って通す気などさらさらないようである。
さて、どうしたものかな。
わたくしとしては、
彼女と何かしら「会話」をしてみたいという気分だ。
久々に、「発音」ではなく「発語」する場面が様になる稀有な女性だ。
そんなふうだから奇人扱いされるのやもしれぬ。
こんな山奥で武術のわざを磨きながらもどこへも仕官せず、
傭兵団をつくるでもなくの奇人集団にありながら何をいうのか、
わたくしとしては朋友たちにそう返してみたくもなるが。
722 :
舞姫戦場艶姿:2006/11/15(水) 23:50:39 ID:q9FMW7hV0
ああ、彼らの頼みをわたくしたちは受け入れないことに決めたようである。
わたくしとしても最後の居場所を失うわけにもいかないので仕方あるまい。
ため息ついでにすべての空気を吐ききり、丹田に力をこめる。
「ラムザ、ムスタディオ、覚悟はいいな?」
限界まではりつめた彼女の声を皮切りに、
枯れ草頭が奇妙な飛び道具を素早く抜き出し達郎、
じゃなかったタトゥーローの肩を撃ちぬく。
亜麻色跳ね毛がエディに向かって突っ込んでゆく。
忍者刀をぎらりふたふり輝かせ、ときのこえをあげる。
後方に控えていた小柄な少女は黒チョコボにまたがり、
兄に守られながら褐色の細い腕を天にかざして何やら詠唱している。
他の面々も抜かりなくわたくしたちに刃を向けてかかってくる。
そして彼女は、鞘から騎士剣を滑らかに解放した、
が、勢い良くこちらに突撃もせず、何も斬らない。
女性騎士としては別段長身の部類に入らないたおやかな女性が、
無骨な騎士剣を軽々と振り回しながら世にも艶やかな舞いをはじめた。
抜き身のまま幅広の剣を軽やかに空へと放り投げ、
なんでもないような涼やかな顔をして白羽取りで受け取る。
体をなまめかしく極限まで反らし、
なんともいえない潤んだまなざしで空を仰ぐ。
つかを握りなおしては切っ先でぐるりと弧を描く。
しなやかな手と手首に吸い付いた騎士剣は、
その重量とは裏腹に軽やかに翻される。
激しい舞いに頬が紅潮してゆき、
塗れた唇から荒いながらも甘い吐息が放たれる。
澄んだまなこが閉じられるや否や
まばたきの音さえしそうな長いまつ毛がその存在を高らかに主張する。
聞こえないはずの、彼女が身をまかせる調べすら聞こえてくる。
723 :
舞姫戦場艶姿:2006/11/15(水) 23:51:40 ID:q9FMW7hV0
わたくしたちはすっかり魅了されていたといってよいだろう。
高台に陣取って人数も優勢だったはずのわたくしたちは、
楽しみながら自ら彼らのもとまで徐々に引き寄せられていった。
もっとも、エディなぞは最初から彼女ににじり寄っていたが。
われらが麗しの舞姫のもとに。
薄茶頭の青年におなじモンクの技を叩き込まれようが、
騎士装束の娘たちに矢の雨を頂戴しようが、だ。
わたくしたちは舞姫にすっかり魅了されていた。
いつの間にやら己の体がカエルになったり腕がしびれたり、
ずいぶんと面白いことになっていることにも気付かぬまま、
女神をあがめるようにぐるりを取り囲もうとじわじわ近づいてゆく。
ああわが朋友たちよ、そこにおれば少女の黒魔法で丸焼きになるぞ。
わかっているのか?
その前にニコルが、少女の兄に杖で吹っ飛ばされる。
724 :
舞姫戦場艶姿:2006/11/15(水) 23:52:13 ID:q9FMW7hV0
舞姫のもとにはせ参じる間もなく打ち倒された連中を踏み越え、
亜麻色跳ね毛が腹の底から声を絞り出す。
「アグリアスさん、伏せて!」
そうか、佳人の名はアグリアスであるか。
礼を述べるぞ青年よ。
重厚な剣がが銀色の矢となって空を切り、
アグリアスの髪を束ねた紐を断ち切りついでにわたくしの肩に収まる。
至高の輝きをもつ金糸がアグリアスを覆う。
わたくしたちは、息をのむ。
阿呆のように立ちすくむ。
儚げな表情で舞っていたアグリアスは再度剣を握りなおす。
その熱く気高い魂そのものをあらわした力強い笑みを浮かべる。
「天の願いを胸に刻んで 心頭滅却! 聖光爆裂破!」
まだまだつづく。
「がははははは!アンタら強ぇなぁっ!
特にアンタ、サイコーだ!」
俺らのなかで一番女好きのヤツが
しっかりアグリアスさんの横を陣取ってる。
それとなくアグリアスさんの肩を抱いてみようとしたら、
「あはは、お褒めにあずかり光栄です!」
さりげなくアホ毛の坊主にブロックされた。
いくら坊主が男にしとくにゃもったいないきれいな顔でも、
忍者刀二本を涼しい顔でぶん回すだけあるガッチリした体だ。
期待していたやわらかい肩と違うのを抱いて、
がっくりしたのが顔に出たまま
「・・・・・・わはははは!うん!アンタが大将!」
「ええ、まあ、そうなんですけどねー。一応僕が隊長やってます」
ってことはオイ、アグリアスさん、マジメそうだし、
坊主の命令ならリチギになんでも聞いちゃってるのかーっ!!
あーんなことやこーんなことも坊主のいいなりやりたい放題かーっ!!
違うと信じたい。
うん。
アグリアスさんはマジメな女性だ。
そんなことは、たぶん、ないはずだ。
「私達はラムザに身を預けています」
なーんて言ってるけどさッ!
・・・頼む、文字通りの「身柄を預けた」っつー意味であってくれ。
アホ毛の大将も大将でいまみたいに、
アグリアスさんにそれとなーく好意は示してるけど。
とどのつまりがこうだ。
いわゆる、武人同士でおたがいの力を認め合ったってヤツか。
俺らのほうがお下品度は勝っちゃってるけどなー。
あ、嬉しくないか。
あっさり返り討ちにされた挙句にしっかり手当てもしてもらい、
アグリアスさんとそのオマケどもといまや酒を酌み交わしている。
「どうしたの?まだ調子は悪い?」
がっくりしたまんまのアホに向かって、
アグリアスさんがすごーくやさしい言葉をかけてくれる。
しかも、女言葉。
うわー。女言葉も、いい。
あー、あー、そんなやさしくしたって勿体ないっつーの!
どうせ俺たちゃみんな丈夫がとりえの脳味噌キンニクばっかだし、
チャクラやってツバつけときゃ治るっつーの!
・・・・・・・アグリアスさんのかけてくれたケアルガ、
すっごいあったかかったなぁ・・・。
しかしそれにしても、野郎ばかりの酒盛りでも気後れもしない、
それでいてべっぴんさんなんて初めてだよ。
なんていうか、酒を飲むしぐさもいちいち品があるってーのか、
下品な話題でもいやーな顔ひとつしないでいてくれるし、
笑い方も上品なのにさっぱりしててイヤミもないし、
あー、俺、あんま本とか読まないで育ったから上手く言えねぇ。
アグリアスさんは特別な人だってのだけがわかる。
アグリアスさんと一緒に旅をできるうらやましい連中も、
みんながアグリアスさんに憧れてるってすぐわかる。
アグリアスさんはアグリアスさんで、
誰にも差別しないで平等に酒やつまみをすすめたり、
一人酒を飲めない年の外国人っぽい嬢ちゃんのことも気ぃつかってる。
さっきアグリアスさんが肩抱かれるのを阻止した坊主も、
ヘンテコな飛び道具使った兄ちゃんも、
みんながみんな、アグリアスさんにぞっこんなんだ。
目ですぐわかる。
アグリアスさんの後ろでくつろいでるチョコボも、
時々「なでてくれ」と言わんばかりにアグリアスさんを覗き込む。
女衆といやさっきから、
「おぐしがみだれています〜」
「あたしのリボン使ってください!」
なんて甘えた声だして櫛だして、
要はまあ、アグリアスさんのきれーいな長い髪がいじりたくて、
とかしたり編んだりまとめたり、飽きもせずにずっとやっている。
あ、また髪の毛が抜けた。
「とっておこう」って顔に書いてある奴、全員。
ああ、乱れ髪もいいけれど、
やっぱりアグリアスさんはキリリと髪をまとめた姿が似合う。
翌朝、急いでいたのに足止め食らわしちまったお礼に
ここらのうまい酒とどうせ使わない重装備アイテムを渡した。
うんにゃ、貢いだ。もちろんアグリアスさんに。
なんだか色々敵が多くってあっちにこっちに国中駆け回ってるらしい。
これでアグリアスさんも見納めかー。
「あ、こんなに戴くなんて、できません」
いいのいいの、俺ら、みんなアグリアスさんの下僕ですから。
「それにしてもアグリアスさん、
一度にみっつも攻撃手段を使えるなんてすごいなー」
「え?私はあのとき聖剣技と踊りしか使わなかったけど?」
「だってみんな、カエルになったりなんだりの時、
ついでにあんたにハートを盗まれまくってたぜ?」
さっぱり訳がわからないって顔してるな。
アホ毛の大将ならわかってくれるよな。
「なあ、あんたらのお姫さんは最高だな」
大将がうんうんと熱をこめてうなずく。
「姫?彼らは・・・・・・・・・・様のことを知っているの?」
ハトが豆鉄砲くらったような顔してきょとんとしたアグリアスさんも、
最高だった。
これでとりあえずおしまいです。
「亡き王女」は即興で入れちゃいました。
長々と失礼致しました。
>>730 面白かったっすよ
またなんか書いたら投下してくだせぇ
アグたんモテモテだなw
全部まとめて「みんなのアグリアス」です。
まだまだいろんな人がアグリアスさんに憧れるまくると思います。
今後もなんかかくと思うので、コテ名乗ることとします。
踊り子アグリアスの描写に(*´Д`)ムッハー
久々にFFTプレイしてるが、敵ナイトがなかなかアグリアスにアーマーブレイクをしてくれない。
たいがいまずはヘッドから。
剥けよ。
アグたんのボデーのアーマーをひん剥けよおおお!と心の中で叫んでも、奴らは律儀に頭から。
敵には敵の美学があるんだろうな。じわじわ剥いでいって、少しでも長いあいだ楽しもうっていう…
でもブーツは破壊しない
裸に靴下みたいな感じ?
「裸に靴下だけ」は、
かの天才詩人ランボーの言い出した、
由緒正しいお作法だそうです。
マップ:ウォージリスの宿屋、隊長部屋
アグリアス装備
腕:なし
腕:なし
頭:なし
体:なし
アクセ:ゲルミナスブーツ
勝利条件:異端者ラムザを倒せ!
アグリアス:ヘルプメッセージ
「さすがに廊下を移動するときはローブぐらいは着るわ…」
>>741 俺は
腕:なし
腕:なし
頭:なし
体:リボン
アクセ:ゲルミナスブーツ
の方が…
>>740 屋根裏散歩士さんにちょいと聞きたいんだけど、
「モンクのエディは〜」ってやつは前にスレで上がった「噂のモンク集団」のSSなのかい?
今回は読者を選ぶSSです。解る人だけ解ってください。
ネルベスカ神殿での戦いで聖石「キャンサー」を手に入れたラムザ一行。
ベイオウーフの悲願であったレーゼの呪いも解け、機工都市ゴーグへと帰還した。
天球儀を前に緊張の趣を隠せないムスタディオ。
労働八号起動の際の事件を思い出して身震いをする。
「まさか、これが“変形”するなんてことはないよな……?」
「試してみれば解るよ?」」
そんなムスタディオにお構いなくラムザは機械に聖石キャンサーをはめ込んだ。
「キャンサーか……さて、いったい何が起こるやら」
瞳を輝かせるのはアグリアス・オークス。
「そういえばアグリアスさんは巨蟹宮でしたね」
「きっと労働八号よりすごい戦力を得られるに違いない」
「だといいですけどね」
歓談のかたわら、天球儀が震え出した。
「きた、きたーっ!!」
叫ぶムスタディオ。
天球儀から光が放たれたかと思うと、轟音とともに一人の男が現れる。
「ここは……? 俺はいったい……?
ラダマンティスに……黄泉比良坂へ落とされて……それから……?」
現れたのは濃い紫の全身鎧を着た悪党顔の男だった。
それを見て静観をしていたベスロディオが口を開く。
「むむ……。昔読んだ書物にあったな……おそらくこれが転送機だろう……」
「転送機?」
ムスタディオが問う。父は静かに答えた。
「ああ、次元を超えて異世界を旅するための機械……、転送機だ」
それを聞いてラムザが驚愕に目を見開く。アグリアスも同様だ。
「では、彼は次元を超えてこの世界に?」
「キャンサーにそれほどの力があるとは……さすがキャンサーだな、次元すら操るとは」
二人の言葉を聞きベスロディオはうなずく。
「おそらくそうだろう。……その証拠にあんな鎧、見たこともないぞ」
言われて現れた男を見る。全身に紫の鎧にまとい、
頭部には蟹の足を思わせる突起が生え揃ったサークレットのようなものを装着している。
それにしても悪そうな顔だ。
「俺は……、俺の名はデスマスク……、そう……デスマスクだ」
名前まで悪そうだ。
しかし見かけで人を判断してはいけないとラムザは気を持ち直した。
「僕はラムザ、そっちは仲間のアグリアス。巨蟹宮生まれの……」
「お前達の名前なんて興味ないぜ。俺に必要なのは、アテナの首だ。
そう……そうだ。俺は聖闘士……キャンサーの黄金聖闘士(ゴールドセイント)だ」
「なんだよ、いけすかないヤツだな!」
デスマスクの態度に眉をしかめるムスタディオ。
同様にアグリアスもこれがキャンサーの名を持つ戦士かと思うと頭が痛い思いがした。
「まったくだ。鎧は立派だが顔も中身も悪い、これが巨蟹宮の戦士なのか。
ゴールドとか名乗ってるくせに紫色だし」
「何だと貴様!?」
デスマスクが怒鳴りアグリアスを指差す。
「黄金聖闘士相手にいい度胸だ。女! 俺の力を見せてやるっぴ!」
……やるっぴ? 全員が失笑した。
「な、何を笑っている。ふふ、俺様の力が解らんとはマンモス哀れな奴!
一瞬にして冥土に送ってやろう、積尸気冥界波!」
デスマスクの指から光速で放たれる紫色の閃光。
それがアグリアスを貫き――何事も無く消え去る。アグリアスの髪を結ぶそれが少し揺れた。
「……? 今、何かしたか?」
積尸気冥界波――相手を死の国『黄泉比良坂』へ送り込む即死攻撃。
リボン――無効:戦闘不能。他様々なステータス異常。
「……な、ならば今度はそっちの男だ! 喰らえ、積尸気冥界波ー!」
今度はラムザに向かって放たれる光速の小宇宙。だが彼の右手薬指の指輪が光を吸収する。
天使の指輪――リレイズ。無効:戦闘不能・暗闇。
「……えーっと、もしかしてデス系のアビリティ?」
「そうらしいな」
必殺技が二度も封じられヤケになるデスマスク。
「舐めるな! 黄金聖闘士の拳は光速拳! 一秒間に地球を七週半する拳を受けてみろ!」
「え、俺!?」
デスマスクの拳がムスタディオの腹部を打ち抜く。ダメージ999の超威力! だが!
MPすり替え――HPの代わりにMPが減る。
「MPが全部吹っ飛ばされた、すげぇ威力だ」
「そんな馬鹿なー!? 黄金聖闘士である俺の攻撃がひとつも通用しないなんて!」
ショックのあまり後ずさりするデスマスク。その身体が窓から射し込む太陽光に触れ――。
「ぐぴっ! か、身体に力が……しまった、太陽の光が……!」
どうやら吸血鬼よろしく太陽の光が弱点らしい。
「……これがキャンサーの戦士なのか……」
期待が大きかっただけに膝を折るアグリアス。
だって、ねえ? 労働八号とかすごかったですもの。いきなりムスタディオを戦闘不能ですよ。
その後も近接戦闘では圧倒的パワーで活躍し、高台に上るための台にもなり、
遠距離だって『処理する』の使い勝手のよさで即戦力でしたもの。
それなのに出てきたのがこんな変な男じゃ悔しいったらありゃしない。
しかしデスマスクの苦しみっぷりがあまりにも哀れなので、アグリアスはカーテンを閉めてやる。
「……し、死ぬかと思った」
「大丈夫か?」
「な、何とか……というか、ここはどこだ。冥界じゃないみたいだが、地上か?」
「地上と言えば地上だが……イヴァリースという国だ」
「何だと? ではサンクチュアリにはどうやって戻ればいいんだ! 俺はアテナの首を捕りに行かねば……」
「えーと、何か物騒な事を言ってるけど、突然襲ってきた事も踏まえ、貴公は悪者という事でいいのか?」
「そ、そうだ。俺は冥界の神ハーデス様に忠誠を誓ってアテナの首を……」
バサッ、カーテンを開けるアグリアス。
「あじゃぱァーッ!」
「悪党に用は無い」
「ま、待て……俺はあくまでハーデスに忠誠を誓ったフリをして、アテナに聖衣を……」
「命乞いとは情けない。巨蟹宮同士、私自ら引導を渡してやろう。北斗骨砕打!」
「うぎゃぴい〜っ!」
戦闘不能が発動して倒れるデスマスク。その身体は光の粒子となって消えた……。
「……何だったんだあいつは」
「何だったんでしょうねぇ……」
デスマスクの最期を看取るアグリアスとラムザ。
結局天球儀は粗大ゴミとしてベスロディオ宅の倉庫に放り込まれる事になったとさ。
おしまい。
「おーいムスタディオ、また天球儀を発見したぞ。今度は双魚宮の印が――」
おしまいったらおしまい! 終わり! 終了!
あわれデスマスク…
それはそうとアグたんがゴールドクロス装備すればかっこいいだろーな
キャンサーってそっちかぁぁぁぁぁ(笑)!
それにしても悲鳴といい情けなさといい
とってもデスたんを再現していてすばらしいと思いましたマル
双魚宮の黄金聖闘士を召喚して、あまりの美しさにアグたんが嫉妬する
第二話も当然あるんだろうね?
キャンサーじゃなくアリエス、ジェミニ(太陽問題で弟の方)、レオ、ヴァルゴあたりだったら超戦力を獲得できたな。
レオもヴァルゴも最終決戦まで手に入らないけど…。
それにしても黄金聖闘士相手にできるFFTの装備・アビリティは優秀だなぁw
一番悲惨なゴールドセイントだよなデスマスクって
北斗の拳の雑魚の断末魔みたいな悲鳴あげてるしw
星矢の正確な記憶も薄れるようになって久しいが、
デスさまって、スペクターになってからも自己紹介するときに「黄金聖闘士」呼ばわりしてたっけ?
聖闘士という呼称もモンクの上級バージョンとしてFFTのジョブ名であっても違和感無いな。
>>743 あい、左様でございます。
あと、「ボクのアグリアス」ネタで
「アグリアスさんと年齢差が気にならないくらい成長して再会エンド」
のネタもふりました。
おじいちゃんとおばあちゃんになってから再会するの?などと
実に理想的な反応を返してくださったお人もいらしたので、
それも書けたら書きたいです。
それはそうと、
行く人さんがまたすばらしいSSを出してくださったのでうれしい限りです。
>>741-742 エロかっこよく踊り子アグリアスさん剣舞仕様
腕:ルーンブレイド
腕:なし
頭:リボン
体:ラバーコンシャス
アクセ:赤い靴
イメージ優先なようで、実際に出撃させても結構いけるはず。
やっぱり隣にはラムザを吟遊詩人で置いておきたい。
デスマスクとは・・・やられたぜ。双魚宮の俺は裏切り者の一人になるのか。
ところで宝瓶宮は黄金の中でもかなりの強者だと思うのだが・・・どう思う?
蟹座の今日の運勢は最悪だったようだ
ああ、過去の古傷が
当時クラスの男子で一人だけ蟹座だった俺の気持ちがわかるかーッ
金牛宮の俺はどうせかませ犬ですよ
俺は白羊宮だ。みんな、壊れたら直してやるw
摩羯宮の俺はビミョービミョー
山羊座なら、君の手にはエクスカリバーがある。
オートヘイストに関しては努力してくれ。
摩羯宮ならシュラじゃないか
どうみても勝ち組だろ
にしても聖闘士星矢の技は妙にFFT化しやすいような気がするぜ
天舞宝輪:ドンムブ+ドンアク、耐性無視?チャージは長め?
スカーレットニードル:たしか能力ダウンがあったはず、なので破壊魔剣+追加死の宣告
エクスカリバー:大ダメージ+装備破壊。装備なしの所に撃てる剛剣?永久ヘイスト?
エクスカリバーは装備無しの所に撃てる剛剣がイメージにあいそう
グレートホーン:相手にダメージを与えると同時に5マス吹き飛ばす+ドンムブ(壁にぶつかれば追加ダメージ)
オーロラエクスキューション:3マス太さの長射程で1直線攻撃、絶対零度に近い凍気ということで大ダメージ+ストップ(高発動率)
ギャラクシアンエクスプロージョン:向いている方向に扇状の範囲攻撃(無属性で高低差、防御力無視の特大ダメージ)
こんな妄想抱いてみた俺は双子宮(弟のほう)
ラムザのアルテマはギャラクシアンエクスプロージョンであるべきかと思う
>>757 判断の難しいところだがあえて中堅クラスだといわせてもらう
サガとシャカが一段抜けてるのは確実として、
先代教皇と互角の童虎、サガと教皇の座を争ったアイオロス、
そのアイオロスをハンデがあるとはいえ一方的に痛めつけたシュラ、
このへんの面子とはいいとこ互角くらいじゃないか
アイオリア、ムウは上の面子と比較すると若干落ちかなと思ってる
以下、ミロ、アルデバラン>>>>魚>蟹
第1話の時点で鬼籍に入っている射手座ですが何か?
まともな出番はハーデス編の終盤のみ(他は聖衣貸したり回想に出ただけ)だから、勝ち組だなんてとても思えん
エピGで少し日の目を見たが、それでも「過去の人」だし・・・・
で、エピG技になるけど
無限破砕(インフィニティブレイク):自分中心3マス範囲に攻撃(無属性・敵味方識別有)
聖剣抜刃(エクスカリバー):無属性で空中にもヒットする地烈斬
聖剣乱舞(エクスカリバー):前方3×3範囲に無属性攻撃
威風激穿(グレートホーン):無属性の単体攻撃だけどプロテス・防御力アップ効果無視(即死効果有)
エピG技のほうがエフェクトが派手で見た目にかっこいいがチャージは長め、その分威力は文句なし
星矢技はエフェクトは抑え目で威力もそこそこだが、チャージが短く連続的に使いやすい
というイメージがある
だんだんスパ厨みたくなってきたんでその辺にしとこうぜ
まあ俺も伯からかっぱいだのとディープダンジョンで拾ったので
ラムザにエクスカリバー二刀流をさせてたがな
ホーリーナイト
聖剣技
白魔法
白羽取り
ショートチャージ
Move+2
エクスカリバー
イージスの盾
リボン
ろしゅつ
シャンタージュ
>>767 エクスカリバー二刀流、かっこいいんだけどヘイストがもったいなくてやめた記憶が。
最終的には、ディフェンダー二刀流に装備武器ガードが俺のスタンダード。
>>768 せめて出撃させるなら、ローブぐらいは着せてあげてやれ。
ただ、その下はなんも無しが俺は好きだ。
ラム「前の紐をスルッと解いたら、いっきに剥けるぐらいがいいですよね」
アグ「それは私に同意しろと言ってるのか」
俺としてはこうだな。
ホーリーナイト
聖剣技……まあ当然。
白魔法……似合うから。
装備武器ガード……騎士らしさを出すため。
攻撃力UP……聖剣技強化。
MOVE+2……鈍足解消。
ディフェンダー……セイブはメリアが持ってくるからメリアの物って感じ。ラグナはラムザ。残り物でこれ。
イージスの盾……ディフェンダー+装備武器ガードで物理回避はいい感じになってるから魔法回避を。
リボン……アグりんだって女の子なんです! 後、ステ異常防ぐため。
クリスタルメイル……騎士たるものやはり鎧を着なくては。
ゲルミナスブーツ……鈍足解消のため。香水とかより武人らしい装備のが似合うのですよアグりんは。
ムーブアビリティは高低差無視だろ
ラムザとの歳の差も何のその
エクスカリバーとかセッティエムソンは永久ヘイストで年の差がより開くのでやめてあげて
>>773 つまりッ!ラムザにッ!
ラムザにエクスカリバーを持たせ続ければ歳の差が埋まるッ!
むしろ自分で自分にスロウ掛けるアグたん萌え?
ヘイスト・スロウの効能は腰の動きが速くなるとか、遅漏早漏の調節とかの方面かとばかり。
ラムザ「アグリアスさんに碑封印!」
アグリアス「ラ…ラムザ!?
一体、何を!?」
ラムザ「4年たてば、同い歳になれますよ。」
アグリアス「え?
私はビアンカか?」
「ラムザ、いるか? 入るぞ」
とある街のとある宿のとある夜、アグリアス・オークスがラムザの泊まる部屋を訪れた。
無用心にも鍵が開いていたので、勝手に入らせてもらう事にする。
「すまない、今日の戦闘で借りたカオスブレイドを返し忘れた。
明日は見習い戦士に戻って使うと言っていただろう、ちゃんと磨いて――」
暗闇の中、アグリアスは言いながらランプに火を灯した。
(いないな……ん?)
ベッドにある枕の下からエナビア記がはみ出ていた。
どうやらエナビア記の青春物語を夢で見てみたいらしい。
「可愛いコトをする……」
あまりに微笑ましくて、ついアグリアスは唇をゆるませた。
――と、そこに。
バタン。ドアを勢いよく開けて、鼻の下を伸ばしたムスタディオが飛び込んでくる。
「おーいラムザいるかぁ! いい物ゲットしたぜ!
お前の好きなお姉さん系の……――って、アグリアス!?」
「ん?」
見せびらかすようにして持っているムスタディオのそれ、
『Hでキレイなお姉さん』という題名の下で下着姿をさらす巨乳のお姉さんの絵の本を見て、
アグリアスはこれでもかというほど赤面した。
「そそそ、そうか。ラムザはこういうのがスキなのか。
と言うか何だ、ムスタ。えええ、エロスはほどほどにせんか」
声を震わせてムスタディオから『Hでキレイなお姉さん』を奪い取ると、
アグリアスはカオスブレイドを近くのテーブルに置いてとっとと部屋から立ち去った。
「あぁ〜……え、エロス……」
男の子の恥ずかしい姿を見られたムスタディオは一目散にその場から逃げ出し、しばし泣いた。
さて『Hでキレイなお姉さん』を取り上げたアグリアスさん。
さっそく部屋に戻ってベッドに潜り込み、一人でこっそり本を開いてみる。
「らら、ラムザはお姉さん系が、すすす、スキ、なのか……ふ、ふむ。なるほど」
本の中で致されている行為を見て、アグリアスは顔をトマトのように赤くした。
アグリアスとて大人の女。そういう知識は貴族のたしなみとして習得している。
ででで、でも、この本に書いてある内容はですね、実にけしからんのですよ。
例えば、おおお、おっ…………ゴニョゴニョで、その、殿方のモノを、ゴニョゴニョ……なんて。
知りませんよそんなコト。性教育の授業で習いませんでしたよそんなコト。
こういう本がスキなラムザは当然、こういう行為とか、妄想したり、して、るの、だろうか?
その相手を想像して、アグリアスは枕に顔をうずめてしばらく身悶えた。
だだだだって、自分で、そのね、想像しちゃいましたもの。その光景。
破廉恥すぎて、実にけしからんとですよ。こんな不健全な本、らら、ラムザには、不要ですよ。
でも、ハラリ。ページをめくってみるアグリアス。
「…………うわぁ……」
今度はバックときたもんだ。
バックアタックの恐ろしさは戦場で重々承知しておりますアグリアスさんですが、
まさかベッドの上でのバックアタックもこんなに強烈だとはちーっとも知りませんでした。
しなやかな背中のラインが扇情的で、自分もこんな背中なのだろうかとか、
筋肉がついていて『Hでキレイ』とは少しズレちゃうんじゃないかとか、
アグリアスは再び枕に顔をうずめて身悶えして悩んだ。全力で悩んだ。
それからしばらくして、ハラリ。ページをめくってみるアグリアス。
「…………な、何と……」
そんな感じで夜更かししちゃうアグリアスさんでした。
翌朝。
「アグリアスさんがお寝坊さんとは珍しいですね」
「ええ。どうやら昨夜、相当夜更かししたらしくて、もうしばらく寝かせて上げてください」
朝の談笑を交わすラムザとアリシア。
二人が食堂に行くとムスタディオが朝っぱらから酒を飲んで騒いでいた。
「どーせ俺はエロスだちくしょう!」
それを見たラムザが、何事かとラッドに訊ねてみる。
「ああ、アレか。アレは――」
ムスタディオ『Hでキレイなお姉さん』入手→ラムザの部屋に行く→アグリアスと遭遇→エロス没収
「――という訳だ」
「!!」
その意味を理解してラムザは頭を抱えて身悶えをした。
し、知られてしまった。アグリアスさんに知られてしまいましたよ。自分の趣味嗜好が。
それでですね、見事にジャストミートなんですよ、その対象にアグリアスさんが。
つまりですね、自分がアグリアスさんをそういう目で見てるんじゃないかとか思われたらたまらんのですよ。
だってですね、自分達別段恋人でも何でもないんですから。そんな破廉恥なコトあってはならないんですよ。
「愛が、愛が痛いぃぃぃっ!!」
ラムザは泣き崩れた。それを見てアリシア、ラッドに問う。
「ラムザ様、何があったんですか?」
「ああ、実は――――――という訳なんだ」
「はあ。つまりアグリアス様が夜更かしした理由ってそれですか」
「何だ、アグリアスの奴珍しく寝坊なんかしたと思ったら……」
「全力ですれ違ってるというか、いい加減ハッキリして欲しいですねぇ」
「そうか? 俺はあの青臭い恋愛ごっこをもう少し見物していたいけどな」
「趣味が悪いわよラッド」
朝の談笑を続けながら食堂にて朝食を摂るラッドとアリシア。
ラムザは、アグリアスが起きてくるまでずっと悶えていた。
「ふあぁ……みんな、おは……」
朝の挨拶をしようとして、ラムザを見て、ボンッ。顔が真っ赤に染まるアグリアス。
朝の挨拶を聞いて、振り返ってアグリアスを見て、ボンッ。顔が真っ赤に染まるラムザ。
「おおお、おは、おはよ、ございます」
「おっ、おお、おはよう」
「きょ、今日はいいお天気ですね」
「う、うむそうだな実にいい天気だ」
「うわぁ……何て白々しい会話」
「アリシア。見物は趣味が悪いんじゃなかったか?」
「そうですけどー。うー、実際楽しいなぁ見物するの」
「だろ? あ、そこのサラダ取ってくれ」
「はい、どうぞ」
どこまでも平和なラッドとアリシアの朝だった。
「あーッ! ムスタったら朝っぱらからお酒飲んで……私にも飲ませろー!」
「おおう、ラヴィアンか。飲め! 飲んで俺をさげすめ! わたくしムスタ君はエロスですよー!」
「何公然の事実を公言してんのあんた。とりあえず私もお酒お酒。
アグリアス様は何だか様子が変だったし、少しくらい飲んでもバレないわよねー」
ムスタディオは合流したラヴィアンと酒盛りを加速して、その日の戦力にはならなかったそうな。
ラムザとアグリアスが『Hでキレイなお姉さん』の内容を実践する日は通そうである。
終わるー。
行く人氏再びSS連発モード!?
とにかく乙
このラムザとアグたん、初々しいようなそうでもないようなw
真面目な顔で真面目な会話してても、
頭の中ではエロ下着の巨乳年上お姉さんとか、おっぱいで男のブツをゴニョゴニョとか、
バックアタックからの綺麗な背筋のラインとか、そこにかかる三つ網パツ金とか、涙目で振り返るお姉さんとか、
妄想しちゃってるわけだからなあ。
しかも実践してるのはお互い同士という絵ヅラで。
行く人氏GGGGGJ!!!!!
>「愛が、愛が痛いぃぃぃっ!!」
ま さ に 「 愛 に す べ て を 」
>>785 禿げ上がるほど同意。っつーか、年上で口調が男っぽい、それでいて時々女性っぽい・・・
ラムザどころかモロに私の好みにストライクですよ?松阪君も真っ青。
ちょっと思ったけど、愛にすべてをって、兄にすべてを、に似てるよな。アルマ・・・
>>785-786 つまりアルマが
「まかせて兄さん! 何を隠そう私は(ryの達人よ!」
そして
ウィーグラフがパンツ一丁で覚醒するんですか?
ウィー「ベリ!アス!」
シド「流星!雷神脚!」
どっちかというとガフがブラボー役な気が。
ムスタがアレなら、ヴォルマルフが爆爵で、アルテマがヴィクターなのか。
おお?刺客の兄妹もいるぞ!しかも片方が味方になるのもおんなじだ。
(兄?いつも即除名(笑))
なにげにいろいろカブってるな(笑)
武装連金は嫌いじゃないが、雰囲気ですぐにトキコさん似てるとか
他キャラに当てはめるとかはちょっと…
このまま武装連金の流れになるのはやめてくれ
ここの人たちはアグには白魔法あたりをセットしてるみたいだけど
他のジョブは上げてる?算術とかジャンプとかどうせ使わないだろうから
白魔と白羽鳥とMOVE2だけ覚えさせて後は聖騎士一択なんだけどどうよ?
禿同
ちょっと上にあるセイント聖矢の流れもウザかった
練金信者は特に信者がイタイ、やれこの伽羅は斗貴子さんと被るだの
二言目には「ぶちまけろ」だの、好きなのは分かったから他の場所まで持ってくんな
SSはいいがその後の流れ「僕の私の考えた○○」が超絶どうでもいい
>>793 >>792のレスを読んでレスのやり方を学べ、荒れない様に気を使うのも大事だぜ
で、
>>792 俺はモンク鍛えた、チャクラがレベル上げの時に便利すぎる
>>792 侍
きゅっと帯を締めたアグたんはたまりませんですよ?
意外と星矢ネタが通用する事が解ったのでちょっと暴走して書いてみた。
感想はともかく、星矢ネタに脱線するのを嫌う方もいるので注意してください。
ではどうぞ。
轟々と降る雨の中、金色のきらめきが雨水を垂らして駆けていた。
それを発見したラムザ一行。
「あ! あれはライオネル城で別れたアグリアスさんだ。敵に追われている!?
みんな、アグリアスさんを守るんだ! 行くぞッ!」
銀色のミスリル装備をしたラムザがミスリルソードを掲げて叫ぶ。
資金不足のラムザ一行は未だミスリル装備が主体であった。
そんな中、アグリアスさんはゴールドヘルムにゴールドアーマーを装備している。
これなら戦力増強にもなるとラムザは喜んだ。
勝利条件 騎士アグリアスを救助せよ
READY!
「ラムザ! どうして、ここに!」
「あなたたちを助けるために城の裏側から攻めようと思って。
アグリアスさんこそ、どうしてここに?」
「枢機卿が裏切った! いや、最初からラーグ公と内通していたようだ!
城から脱出しようとしたがオヴェリア様だけ捕らえられてしまった!!
なんとかお救いしようとしたんだがこの有様だ…!
奴らはオヴェリア様を処刑しようとしている…。早くお救いせねば…!!」
「まずは、こいつらをなんとかしないと……!」
敵はミスリルより上等なプレイトメイルを着たナイトが二人。
さらに弓使い二人と雷雨の中猛威の雷撃を放つ黒魔道士が二人。
これはさすがに聖剣技使いのアグリアスさんがいても苦戦をしいられるとラムザは思った。
いかにアグリアスさんがゴールド装備とはいえ……おや? ラムザは目を見張った。
アグリアスが身に着けているゴールドーアーマー、やけに身体を包む範囲が広いというか、全身鎧?
そしてゴールドヘルム。あれはヘルムというよりサークレットじゃないか?
しかも蟹を思わせる突起が生えそろっている。変なデザインのゴールドヘルムだ。
まあゴールド装備なのには変わりはないのだからよしとして……。
「僕はボコに乗って突っ込む! ラヴィアンとアリシアはアグリアスさんの所へ!
ラッドは魔法、ムスタディオは銃で後方支援! アグリアスさんを守るんだ!」
一直線に救出に向かうラムザ達だが、アグリアスはラムザ達の加勢を見て形勢有利と判断し、
足を止めて敵に向き直ってしまった。
「駄目だアグリアスさん! いったん引いてください!」
「ラムザ達が来たのなら百人力! 我が剣の威力を見せてやる!」
そして近くにいた敵ナイトに一撃。
「積尸気骨砕打!」
「ぎゃー」
紫の小宇宙が敵を串刺しにし、次元を超えて黄泉比良坂へと放逐される。
「そうれ、お前も黄泉比良坂へ送ってやる! 積尸気骨砕打!」
「ぎょえー」
さらに敵弓使いがクリスタルすら残さず消滅する。
「100%デス発動ー!?」
アグリアスの超絶的なまでの戦闘能力に驚愕する面々。
そんな彼女目がけて敵ナイトのさんごの剣と、敵弓使いのライトニングボウと、
敵黒魔道士のサンダラ×2が襲いかかる。
しかしゴールドーアーマーがそのすべてを弾き返した!
「見たか! キャンサーの黄金聖衣の力を!」
「ゴールドアーマーじゃないのー!?」
そんな感じでアグリアスさんは通常攻撃でも光速剣でダメージ999カンストとかやってくれました。
そんな感じで破竹の勢いで次々と敵を薙ぎ倒していくラムザ一行。
ゴールド装備を超える鎧兜が手に入っても、アグリアスさんだけゴールド装備のままでした。
そしてついにオルランドゥ伯を仲間にするところまでやってきました。
アグリアスは満面の笑みで彼を迎える。
「雷神シドが仲間になってくれれば百人力です」
いえいえあなたがいればもう十分ですと仲間全員が思った。
「私のような老人より貴公等若き騎士の方がずっと戦力になるだろう」
オルランドゥはそう答えたが、アグリアスのワンマンチームで攻略してきたため肩身が狭い。
そんなオルランドゥが、ラムザの持ち物を見て声をかけてきた。
「おやラムザ、そこにあるのは聖石スコーピオではないか?」
「ええ、ドラクロワ枢機卿を倒した際に手に入れました」
「どれ、私に貸してみたまえ。代わりにリーブラの聖石を渡すから」
スコーピオとリーブラを交換するラムザとオルランドゥ。
そしてオルランドゥはスコーピオを天高く掲げて叫んだ。
「スコーピオクリスタルパワー! メーイクアップ!」
するとどこからともなく黄金の金属で作られた蠍が現れたかと思うと、
バラバラに分解して鎧のパーツとなりオルランドゥの身体を包む。
「うむ、しっくりくる。これからは雷神シドではなくスコーピオのシドと呼んでくれたまえ」
それからオルランドゥは相手の最大HPの15分の1を削る真紅の衝撃を光速で15発連発するアビリティ、
真紅光針(スカーレットニードル)を習得した挙句、アグリアス同様あらゆる攻撃を受けつけない黄金聖衣で、
まさに不死身の戦士と化したのであった。
その後、二人の最強黄金聖闘士を仲間にした一行は、完全に出番を二人に奪われて、
ろくに経験値もジョブポイントも稼げずおいてきぼりをくらうハメになりました。
そんなこんなでルカヴィ化した兄ダイスダーグを倒し聖石カプリコーンを手に入れるラムザ。
「ラムザよ、その聖石をかざして叫んでみろ。カプリコーンクリスタルパワー、メイクアップと」
「えー!? そんな恥ず……やだっ、何か怖い」
「いいからほれほれ」
オルランドゥの押しにやられ、ラムザは言われるがまま聖石をかざした。
「か、カプリコーンクリスタルパワー……メイク……アップ?」
するとどこからともなく黄金の山羊の(ry
バラバラに分解してパーツとなり(ry
「うわぁ……金ピカだ」
「うむ! 今この時より見習い戦士を卒業し、カプリコーンのラムザを名乗るがよい!」
名前:ラムザ・ベオルブ
ジョブ:見習い戦士→黄金聖闘士
アビリティ:ガッツ→小宇宙
新アビリティ習得:聖剣抜刀(エクスカリバー)……相手の装備を破壊しつつ光速で斬り殺す。装備無しの敵にも有効。
そんなこんなでいよいよ最終決戦。聖天使アルテマ降臨!
「ヴァルゴクリスタ(ry」
するとどこからともなく黄金の(ry
バラバラに分解(ry
「完全天舞宝輪! 完全なので一気に五感剥奪!」
一気に全滅の危機に陥る面々。
しかしそんな中、立ち上がる一人の少女。
「レオの聖石……この力を使えば! レオクリ(ry」
すると(ry
バラ(ry
「例え五感が剥奪されようとも私には究極の小宇宙セブンセンシズがある!」
『その通り!』
五感が剥奪されているため喋れないアグリアスが、仲間の小宇宙に直接語りかけ、立ち上がる。
そしてオルランドゥも同様に立ち上がる。
「アグリアスさん! オルランドゥおじ様! 兄さん! 行くわよ!
雷光電撃(ライトニングボルト)ー!」
『積尸気骨砕打ー!』
『真紅光針(スカーレットニードル)・アンタレス!』
『え、えーと……聖剣抜刀(エクスカリバー)!』
「ウボァー……シカシ阿頼耶識ニヨリ復活!」
聖天使アルテマは聖大天使アルテマに変化した!
「ええいうっとうしい! こうなったらアグリアスさん! オルランドゥおじ様! アレを!」
『承知!』
『心得た!』
『ちょっ、三人とも何してんの……何その構え!?』
三人が一箇所に集まって構えを取る様を見てアルテマがわずかに退く。
「バ、馬鹿ナ……ソノ技ヲ使エバ未来永劫『異端者』ノ烙印ヲ……」
「すでに押されてるから気にしない! 聖アジョラが禁じた究極の影の闘法……。
ア ジ ョ ラ ・ エ ク ス ク ラ メ ー シ ョ ン ! 」
ビッグバンに匹敵する閃光が飛空艇の墓場を崩壊させた……。
「……と、いう訳で私達の完全勝利ね! 兄さん」
「というか……黄金聖衣着てないみんなが死んじゃったんですけど……」
「ラムザ、戦いに犠牲はつきものなのだ。私はアリシアとラヴィアンの分まで生きる」
「うむ! 若き仲間には申し訳ないが勝利を手にしたのだから名誉の犠牲だ」
こうして四人の黄金聖闘士の手によって畏国は救われたのだった。
CONGRATULATIONS!
THIS GAME IS COMPLETED!
「そうだ、どうせなら私達も阿頼耶識に目覚めて冥界に行って、
死んだ仲間をハーデスに生き返らせてもらうっていうのはどう?」
「おお! さすがアルマ様、見事な妙案です」
「そうと決まればラムザ、とりあえず自殺しようか」
「えーっ!? 僕も自殺するのーっ!? やだっ、怖いよーっ!!」
最終幻想戦術 冥王ハーデス冥界編へ続かない。
完!
>「スコーピオクリスタルパワー! メーイクアップ!」
当然アグたんもやったわけですよねこれを
なにはともあれGJ?
星矢ってあまり憶えてないんだけどワロタw
それにしても、ラムザの「やだっ、何か怖い」とか最後のセリフで
ラムザに萌えてしまったんだがw
行く人氏乙です。
っていうか、あなたもエピG読者だったのか!!w
>>えーっ!? 僕も自殺するのーっ!?
このセリフの感じだと、怖いと言ってても結構余裕あるねラムザ。
いや、この場合は順応し始めたというべきか。
ラムザは空気が読める子
もっと空気読んで欲しいのは他にいる
カードキャプターあぐりあす
ラムザの最後の台詞は、労八イベントのアレだよなw
労八イベントのラムザの可愛さは異常。
瞬間最大風力値ではアグリアスの「今さら疑うものか! 私はおまえを信じる!」に匹敵すると思う。
ラムザのお茶目な一面を見れるいいシナリオだったよな。
そんなシナリオがアグリアスさんにもあれば……!
812 :
791:2006/11/18(土) 17:29:09 ID:0X0MK+IU0
ス、スマン
荒らす気は無かったのだが結果として荒れかけたな・・・
もっと純粋にアグリアスを求める境地に達するよう修行しようと思う
何をすればいい?
(1)まとめサイトでアグSSを全て読み返す
(2)保存してある描くスレのアグ絵を全て見返す
(3)FFTを始めからプレイしてアグメインで戦闘・クリアする
(4)除名の時のアグのセリフを100回聞いて堪能する
>>812 (5)アグSSを書いてみる。
(6)アグ絵を描いてみる。
>>812 (7)まとめサイトを作り保管されてない分のSSを保管してみる
>>812 (8)FFTを再プレイしてアグを除名する。
>>812 (9)スクウェアに入社してFFTの神リメイクを作る。
(10)そろそろやめようか?
(11)バハムートラグーンのヒロインの名前をアグリアスに変えてプレイ。
(12)泣いて馬謖、もといマラークを斬る
(13)エルムドアから源氏シリーズを全て盗む
小数点以下の確率で盗めるお
大丈夫だお
(14)ここは神経質地雷原。頭ン中に置きながら進むンだな。
(15)アグにごめんなさいして終わらせる。
SS書いたんだが、どうにもオッサン臭い小説になってアグ分が少ないかも知れない。
一応アグ萌えのつもりなんだが、このスレでおkかな?
大歓迎!
>>823 オッサン臭い小説のアグ萌えというのも見てみたい気もする。
まあ、自分がアグ萌えだと思うのなら迷わず投下するべし!
ここじゃなかったら、
総合萌えスレ(SSが頻繁に投下されるスレではないので、住人の受け入れ具合が予測しづらい)
千夜一夜スレ(当然ながら範囲広いし、人が頻繁に来るスレでもない)
恋するスレ(感想レスは割りとよく付いてはくれるが、スレ全体は最初から馴れ合い調。他の職人の投下ペースも速いので流される怖れあり)
ご自分の判断と勇気でw
了解した、このスレにお邪魔させて貰います。
題は『愛とはかくも素晴らしきかな』で、拙作ですがお目汚し失礼します。
異端者ラムザ・ベオルブには多額の懸賞金が掛けられている。当然、その首を狙う輩も多い。
今日も今日とて、彼等のキャンプには賞金稼ぎがやってくる。その命、直ぐに散らす事になるとも知らずに。
シドルファス・オルランドゥ、雷神シドと恐れられたのは過去の話。
今では異端者一行として、賞金稼ぎに終われる身となっている。
キャンプを張り、夜を過ごそうとする隊の中では最年長であり、皆からも長老として頼られている存在である。
「長老、お疲れですか?」
酒瓶を片手に、シドにそう声を掛けたのはベイオウーフ・カドモス。
その脇にはしっかりと、恋人のレーゼ・デューラーが寄り添っている。
「シドさんも年かしらね」
そう言って悪戯っぽく笑うレーゼは、シドからして、娘の様な存在に思える。
いや、正確にはベイオウーフも、隊の全員がシドにとって子供の様な物だ。
「そう言うな、確かに年は老いたが。そう後れを取りはせぬさ」
実際の所を言えば、シドは老いなど感じさせない。
戦場に立てば先陣を駆け、敵の大半を屠る姿は、未だ雷神の名を冠するに値する物だ。
「長老が老いたなんて、誰も思っちゃいませんよ。それどころか、妖怪かと疑ってしまいそうだ」
ベイオウーフは笑いながら、シドに酌をする。
「そうそう、爺さんが老いたなんて言ったらそれこそサギだ」
そう言って、これまた輪に加わったのはムスタディオ・ブナンザ、隊長であるラムザの一番の友と呼べる存在であろう。
「あらムス太。今日は見張りじゃなかったの?」
レーゼが意地悪く、笑って言った。
「隊長から直の命令でね、変わって欲しいと言われたのさ」
「ああ、そう言えば今日はアグリアスも当番か。ラムザも頑張るね」
微笑ましいといった口調で、ベイオウーフは言った。
レーゼを抱き寄せたのは自分たちも負けず劣らずの仲だと見せつけたいからだろうか。
それを見て、ムスタディオは舌打ちする。
「勘弁しろよ、どうしてウチの隊はこうも色ボケしてんだ……爺さんだってそう思うだろ?」
ムスタディオに問われ、シドは笑った。
「こうも楽しいキャンプなら、それも良い事だ」
「爺さんは甘いな……ホントに雷神シドなのか? ひょっとして、偽物だったりして」
ムスタディオが冗談めかして言うが、シドは目を鋭くさせ、腰の大剣に手を伸ばす。
「剣聖の振るうエクスカリバー、受けてみるかね?」
「……冗談だよ、大人げないな」
言葉とは裏腹に、完全に腰の引けたムスタディオが言った。皆は笑った。
「しかしまあ、ラムザもアグリアスも、どっちも奥手だね」
「あらベイオ、恋愛ってあの時位が一番楽しいのよ」
「レーゼ、それでは今君は、僕と居ても楽しくないのかい?」
「ベイオ、私はいつだって、貴方と居ると胸の鼓動が酷いのよ」
げんなりとした表情のムスタディオ、流石にこれにはシドも苦笑する。
「レーゼ、そんなに鼓動が酷いなら、俺がマッサージしてやろうか?」
嫌らしく指を動かしながら、ムスタディオがレーゼの胸を見る。
改めてみると相当な大きさで……等と鑑賞モードに入ってしまったムスタディオ、
気が付けば怖い顔したベイオウーフにブラインの魔法剣をかけられて、
目の前真っ暗、オッパイどころか何も見えなくなってしまった。
太い木の枝に、二人は乗っていた。
見晴らしは良く、ここなら周囲で異変があれば一早く察知出来るだろう。
ふと、ラムザは横を見た。
ムスタディオに頼んでまで代わって貰った見張り役、今日こそ何か進展させなければと、はやる心を必死になって抑える。
ブロンドの三つ編みは、戦士として不要だと彼女は言うが、しかし可愛らしい。
その白く細かい肌も、良く通った目鼻立ちからも、腰に差した大剣が無ければ、戦場に立つ事など想像も出来ぬ美女であろう。
ラムザは彼女、アグリアス・オークスが、簡単に言ってしまえば好きだった。出会ったのはもうかれこれ一年近く前になる。
傭兵として働いていた時分に、近衛騎士団として王女の護衛を担当していた彼女と出会い、そして恋をした。
「ラムザ、どうした?」
ふと、柔らかな声を聞き、ラムザは時分の頬が赤くなるのを感じた。
見入ってしまっていた自分、それをアグリアスに気付かれたのだ、恥ずかしい事この上ない。
「……いえ、すみません」
「疲れているのか? ムスタディオの奴め、ラムザに仕事を押しつけて」
姉の様に、優しく気遣ってくれるアグリアスに嬉しくなりながらも、生真面目なラムザは否定する。
「いや、ムスタディオは悪くないです。……その、僕が代わってくれと頼んだので」
「お前がか?」
何故だ、と問いた気なアグリアスに、ラムザの鼓動は高鳴る。
言え、言わなければ。勇気を出すのだ、ラムザ・ベオルブ!
「いや、その……ムスタディオじゃ不安だなー、なんて」
ごめんムスタディオと心の中で謝りつつ、更に自分の不甲斐なさに溜息を吐きつつ、ラムザは言った。
「確かに、ムスタディオじゃ不安かも知れないな」
アグリアスは微笑んで、そう言った。それを見たラムザは、先程までの気持ちなど吹き飛んでしまう。
目を細め、両の頬にえくぼをつくって笑う彼女の笑顔が、ラムザは何よりも好きだ。
「だがラムザ、疲れているなら休んでも良いぞ? 見張りなら私一人でも何とかなる」
表情を直し、そう言う所はアグリアスらしい。
ラムザもアグリアスも、どちらも生真面目で、お互い少なからず思っているのに、けれど進展しないのはそこにある。
「いえ、良いんですよ。それに僕だって、見張りやるの楽しいですから」
さらりと、思わずして本音の一部が出てしまう事は多々としてあるが、この場面で出たのはなかなかに良い事だったかも知れない。
ラムザの発言を不思議がって、アグリアスは尋ねる。
「楽しい? 見張りがか」
「ああ、いや……その。今夜は星も綺麗ですし」
指を指し、見上げた夜空には確かに星が出ていて、空気の透明な季節だったから、それは近く、輝きは青みを帯びていた。
「ああ、言われて見れば。本当に綺麗だな」
アグリアスはまたも、えくぼを作って笑った。ラムザもつられて、笑顔になる。
ラムザは気付いているのだろうか、彼がアグリアスと共にある時、自身の両頬にえくぼを作って笑っている事を。
そしてアグリアスは、そのえくぼが堪らなく好きである事を。
暗闇状態におちいったムスタディオは、必死の思いで頭を下げ、ベイオウーフに許しを貰うまで大分時間を要した。
「冗談じゃないか」
「お前の顔は下品だからな、そう見えなかったのさ」
ベイオウーフは未だ熱冷め止まぬと言った様子だ。
厳しすぎる言葉であるが、相手がムスタディオならまあ良いだろうという空気が少なからず隊にある為、この様な言葉は彼に対し日常的にかけられる。
「まあまあベイオ。ムス太だって悪い子じゃないわよ、ね?」
レーゼは半ば苦笑気味に言った。
愛されている事は嬉しいが、それが原因で仲間同士言い争うのは、余り気分の良い物ではない。
「愛と言うのは、いつの時代も変わらんな」
突然、それまで沈黙を保っていたシドが口を開いた。
隊の中では落ち着いたシドが、愛という言葉を口にした事に、皆が一瞬戸惑い、しかしその発言に興味を示す。
「爺さん、何か意味深だな?」
完全に立ち直ったムスタディオが、急かす様に言った。
レーゼも興味津々と言った様子で、ベイオウーフも同じく次の言葉を待っている。
「何、私自身の話じゃないさ。友人の話だよ」
「友人って言うと?」
「バルバネス・ベオルブ。ラムザの父親さ」
「あの、天騎士バルバネスの恋愛話か。聞かせてくれるんですか?」
「本来なら、故人の話をこんな所で言うべきではないのかもしれんがな――」
シドはそう前置きし、しかし笑って言った。バルバネスなら、きっと許してくれよう。
「天騎士バルバネス・ベオルブは名家ベオルブ家の家長であり、そして私の良き友でもあった。
私達は幼き頃より剣の腕を競い合い、そして互いにその腕を磨いた。
当然、若い頃に恋をしたし、お互いそんな事を話し合った事もある。
ラムザの母君と恋仲になった時も、私に相談してくれたよ」
「確か、ラムザのお袋さんは平民の出なんだよな。そりゃ苦労もしただろう」
神妙な顔でムスタディオが言って、場の空気は若干重くなる。
だが、シドはそんな彼等を見て笑った。
「苦労は、したんだろうな。バルバネスが愚痴らしき事をこぼしたのは殆ど記憶にないが、その時は言っていたよ。
だがな、それは幸せな愚痴だった」
「幸せな愚痴?」
レーゼが首をかしげながら言った。愚痴に幸せな物など、基本的には無いだろうと彼女は思うのだ。
「そう。彼女が平民の出だからと周りの人間が五月蠅く言う、バルバネスにはそれが耐え難かったらしい。
おかしな話だ、戦場に立てば連戦連勝不敗の男が、恋の話で愚痴をこぼすのだからな」
「それより長老、幸せな愚痴とは?」
「まあ急くな、ベイオウーフ。バルバネスが言うにはこうだ。
『私は彼女を愛しているのに、周りの人間は彼女に辛く当たる。
彼女を愛すれば愛する程、周りの人間に彼女は傷つけられる。それが私には堪らない』とな」
「どこが幸せなのさ爺さん。可哀想としか思えないぜ?」
「そうではないさ。確かに、二人の恋は不幸であったかも知れない、だが考えても見ろ。
誰かの為に何かをしてあげたい、相手により一層の幸せを与えたい。
そんな事、無償で思える人間はそういない――巡り会えた人間以外はな。
つまり、そう言う事さ」
シドの言葉を聞いて、皆一様に微笑んだ。
二人が居るであろう樹上を見上げ、彼等の幸せを祈らずに居られない。
「愛は時に盲目となり、恐ろしいまでの力を持つ。
だが、この年になって思うがね、愛に全てを捧げる人生というのも、一つの幸せの形だよ」
ムスタディオが鼻を掻きながら、シドの背を勢いよく叩いた。
「爺さん、格好付け過ぎだ」
笑いながらそう言うのは、ムスタディオなりの照れ隠しで、
それを見たベイオウーフに頭を小突かれてじゃれあう二人も、
それを笑いながら諫めるレーゼも、確かな絆で結ばれている。
シドはそんな彼等を見て、本当に愛おしいと思う。
恋人を思うのとはまた違う、大切な物を守りたいと思う気持ち。
それから小一時間が過ぎた頃、息子達のじゃれあうのを眺めていたシドは、ふと何かを感じる。
ヒリヒリと、背中を焦がす感触。ほぼ間違いはないだろうと結論づけ、そしてシドは言う。
「さて、そろそろ寝るか」
「どうしたよ爺さん、まだ夜は長いぜ?」
「そういう物では無いのさ。明日はまた戦場だ、体を整えねば、死んでしまうぞ?」
どこかに、有無を言わさぬ迫力を感じて、皆はそれぞれのテントへと散っていった。
渋い!
同年代のムス太たちだと茶化すんだか応援してんだかわかんなくなるところを、
グッとしめてくれますな。
Part30になったらまた誰か職人名鑑書かないかなー。
そろそろ膨大な数になりそうだがw
837 :
8/11:2006/11/19(日) 10:50:46 ID:nA7+VTyn0
皆がテントに入り、その火が消えたのを確認してから、シドは一人森の中へと歩を進め始める。
「バルバネスの息子、か。薄幸な家系なのか……だが、幸せになって欲しい物だ」
同時に浮かぶ、アグリアスの笑顔。
武人として、頑固なまでに一途な彼女は、しかしもし戦争が終われば、良い伴侶となるだろう。
ラムザとアグリアスの子、想像しただけで、シドからは笑みがこぼれた。
「皆、幸せになって欲しい。他者の為に……この年になって、再び感謝せねばならぬ出会いだな」
隊の皆の顔を一つ一つ思い浮かべ、戦争が終わったら、皆はどんな生活をするのだろうかと想像する。
それだけで、幸せになれるのだ。本当に、有難い出会いだ。
そうして、半刻程歩いただろうか、シドは突然に歩みを止め、そして声を上げた。
「貴様等の目的は知れている。退けば良し、退かぬならばその命、貰い受けるぞ」
シドの声は夜の森に響き、やがて暗闇の中、四人程の賞金稼ぎが姿を見せ始める。
「おい爺さん、お前本気で言ってるのか? それともボケたか」
一人がそう言って、敵は笑い始める。シドは反応せず、再び問うた。
「退くつもりは無いのだな?」
太く、意志の通った声に、敵は一瞬ひるみ、そしてそれを跳ね返す様に、荒々しく言い返す。
「お前から殺すさ」
それを聞き、シドは大剣に手を掛け、そして大地を蹴る。
「残念だ」
呟く様にシドは言って、直後何かが崩れる音がした。
敵集団は一歩として、その場を動いていない。
838 :
9/11:2006/11/19(日) 10:51:23 ID:nA7+VTyn0
号令を掛けようとした敵リーダーの声は、しかし響かなかった。
何故ならば簡単で、既にその首が胴体と分かたれていたからだ。
返り血を浴びることなく、シドは悠然と歩を進める。
「断末魔は五月蠅いのでな。親友の末子の、一時のロマンスに邪魔なんだ。悪いが全員、首を刈らせて貰う」
そう言って、再び大地を蹴り、暗闇の中、刎ねたのは二人目の首。
断末魔を上げる事も許されず、ゴトリと落ちた首の音だけが響く。
敵は残り二人となって、ようやく状況を飲み込んだ。シドはそれを見て、再び問う。
「老いた爺に殺されるか、それとも田舎に帰って平凡に生きるか。どちらか選べ」
雷神の剣気は場を切り裂かんばかりに荒れ狂い、残る二人は退く事も敵わなかった。
既に、この森に足を踏み入れてしまった時に、彼等の命は絶えていたのだろう。
発狂した様に叫び、突撃してくる二つの首を、シドは冷静に刎ねた。
キャンプに戻ると、ベイオウーフが立っていた。シドは表情を戻し、寝ていなかったのかと声を掛ける。
「俺はムス太程、子供じゃないんでね」
そういって、再び酒瓶をシドに向けるベイオウーフに、シドは苦笑した。
「何をなさってたんです? 森から変な声が聞こえましたが」
「何、ちょっとした手伝いさ」
「手伝い、ですか」
「親友の末子が、不器用なりに頑張っている様だからな……年寄りに出来るのは幸せを祈る事と、ちょっとした手伝い位だ」
「今度からはその手伝い、俺もやらせて頂きたいですね。愛が素晴らしいと教えて下さったのは、他ならぬ長老なのですから」
酒の入ったグラスを二つ、カチンと鳴らして、シドは至高の酒をあおる。
839 :
10/11:2006/11/19(日) 10:52:22 ID:nA7+VTyn0
翌朝、ラムザが朝陽に目を覚ますと、目の前にはアグリアスの顔があった。
動揺し、茹で蛸の様に顔を染めながらも、ラムザは状況確認を試みる。
自分の後頭部が触れる、柔らかな感触、アグリアスの太股であるようだ。
つまり、ラムザは見張りの途中で眠ってしまい、アグリアスは膝枕してくれていたのだろう。
そしてそのアグリアスも、いつの間にか眠ってしまったと言う訳だ。
ラムザは起き上がり、これじゃあムスタディオが当てにならないなどとは、冗談でも言えないなと苦笑する。
陽は半分程、地平線の彼方から顔を覗かせて、光を受けた空は徐々にその色を薄めていく。
薄く透明なブルーの空を、小鳥がさえずりながら飛んでいく。
横目をやると、陽を受けて黄金色に輝くアグリアスの髪が、美しく風にそよいでいる。
眠り姫の唇に目をやると、水々く潤ったそれに、口付けしたくなる。
ふと虹が見えた、それは目に差し込んだ朝陽だった。
虹の向こうに見えた彼女の唇は、あまりにも大きい。
ラムザはそこで、無意識に顔を近づけていた自分に気が付いて、またも苦笑した。
眠っている彼女に向けて、何となく、言ってみる。
「ラムザ・ベオルブはアグリアス・オークスが好きです。愛しています」
そんな独り言――のはずだった。
「……私もだ」
朝鳥の囀りに混じって、ハッキリと響いたのは、何より愛しき人の声。
ラムザは動揺し、頬を真っ赤に染め上げ、けれど退く事はなかった。
半分、夢だと思っていたのかも知れない、けれど半分は現実である事を知っていた。
だから、きっとこうして、唇をよせて彼女にキス出来たのは、こんなにも素晴らしい朝空のお陰だと思う。
840 :
11/11:2006/11/19(日) 10:53:45 ID:nA7+VTyn0
道中、ムスタディオが口を開いた。
「お前らって朝から熱いよな」
それはラムザとアグリアスに向けられた物でなく、ベイオウーフとレーゼに向けられた物である。
ベイオウーフとレーゼは荷車の中で、二人で腕を組んでいる。
ラムザは荷車を牽くチョコボの手綱を持っており、アグリアスはその横にちょこんと座っている。
そんな二人が、ムスタディオの発言にドキリとしたのはほんの一瞬。
だから気が付いたのはシドとベイオウーフの二人だけ。
シドはそんな二人を眺めて、ベイオウーフに視線を送る。
どうやら昨夜の手伝いは、多大な効果を上げた様だと、男二人は視線で笑った。
愛とはかくも、素晴らしきかな。
了
>>838のsage忘れすんませんした
うわっ他にアグリアス好きな奴こんないたのか!!
すげぇな…いつから続いてんだ…これ?
>>840 乙でした。
伯は隊の仲間のことを我が子のように思ってるといいね。
>>841 初めて来たのか?
アグ好きならまとめサイトで過去スレやSSを読むのをお勧めする。
アグスレももうすぐ三十路なんだな・・・。
>>837 乙
渋いシドと初々しいふたりが良い感じです
やっぱりこのスレすげぇな…
乙です!としか言えない俺くやしいッ…ビクッビクッ
職人名鑑書、30スレ行ったら記念にまた誰か書いてくれないかな。
SS全盛期とかいつ頃だろ。もう引退した職人さんも多そうだ。
うおおー!シド渋カッコイイ!
ラムザたちへの穏やかな愛情と、刺客への冷徹な非情さとに満ちた、必殺の剣!
そして虹の向こうのアグリアス・・・
オレもアグたんの寝顔の間近で告白したい・・・
>>842 アグリアスで検索かけたらここが出てきた…
てかスレッドタイトルに惹かれたw
>>846 え。。本当に?すごいな…
>>849 壮観だな……これがアグスレの職人達か。
)∧..∧
. (´・ω・`) <ここらでオッパイ、いやさ一杯、アツいアグリアスさんが怖い。
cく_>ycく__) 辺緒瑠部家らむ平でした。
(___,,_,,___,,_) ∬
彡※※※※ミ 旦
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
VIPでアグスレが立ち続けていたのにはさすがに驚いたな。
最近また立ってたようだが。
らむぺーでぇぇーす! \ (´・ω・`) /
全国1000万のアグリアス党の皆さんコンニチワー!!
イグロスー村のみんなー!応援アリガトー!!らむペーは今日も元気でぇぇーす!!
>ラムザのアビリティ「さけぶ」より
オイラも元気ですともーっ!
というわけで、
>>492はオイラなので、
>>489からの「ボクのアグリアス」ネタでふった
「ふたりが年齢差も気にならないくらいになって再会」ネタを、
男らしくSS書いてまとめてみました。
以下の要素がダメな方はスルーしてやってください。
アグリアスが虐待されていた子供を引き取って育てていて、という話なので、
・オリキャラ(非汎用さん)
・子供の虐待、暴力描写少々、流血少々
・最終話のみ分岐して展開が変わる
ちょっと緑がまじった深い青い南方の空は、
わたしとおかあさんの目の色と同じいろ。
どこまでも続く背が高いひまわりの花は、
わたしが大好きなおかあさんの髪の毛と同じいろ。
わたしとおかあさんはおそろいの帽子を被ってどこまでも歩いていくの。
木陰でおかあさんがわたしの帽子をとって、
おとうさんに似たあなたの髪の毛のいろのほうが
おかあさんは大好きなのよ、と、
内緒話みたいにささやきながらわたしの髪をなでてくれる。
そんなのとっくに知ってる。
だっておかあさんが、
はじめておとうさんを愛してることに気付いた日から
今でも変わらず愛してることも知ってるもの。
目覚めると真向かいに、自分と同じいろの瞳を見つけた。
右のまなこは大きな傷跡とともに閉じられているけれど、
かつてあの人が「南国の空のようだ」と愛でてくれた
少し緑がかった深い青い瞳だ。
父の横暴で毟り取られていた髪は二年もしてようやく、
つややかな亜麻の輝きと女の子らしい長さが戻ってきている。
右目の視力は戻らないものの顔についた傷跡は日増しに消えていく。
もう朝日がどんな角度で当たっても白く残って光ることも少ない。
心に刻まれた跡にはちっとも効かない白魔法も
平時であってもこういうときには役立つのだから、
あながちこれを身に着けるまでの努力も無駄ではなかった。
あの人との間に娘がいたとすればこんな子を授かったかもしれない。
実現しなかった甘くやさしい考えに溺れないよう、
すっかり重くなった体をどうにか起こして朝の身支度にうつる。
養女のリィヌが珍しく甘えてきたので共寝した翌朝だった。
最近リィヌは表情も言葉も豊かになってきた。
なんでも学びたがり、吸収もはやくて教えがいもある。
何も残さずに老いて朽ちるかと思っていた矢先のささやかな喜び、
これだけ心の奥があたたかくなれることを見つけたのだから
充分に幸せな晩年だったと思いたい。
リィヌは傷が癒えるにつれ、
前髪で右目を隠そうともしなくなった。
「あなたは何も恥ずかしいことなどしていない。
堂々と胸を張って歩きなさい。
あなたはとっても可愛い顔をしているのだから勿体無いじゃない」
抱きしめてそうささやき、励ましていたが
励まされていたのは自分かもしれない。
リィヌを引き取ったのはだからといって、
あの人を思い起こさせる容貌だったからではない。
初めて出会ったのは彼女の弟たちの墓の前で、
いまにも息耐えんばかりだった少女がどういう顔立ちなのかなど、
知ろうとする余裕もなかった。
音もなく小雨が降りしきる暗い午後三時だった。
髪の毛はほとんど毟り取られで顔も体も痣だらけ、
みずから刃物を突き立てた右目から大量の血を流し
凄惨なさまだった。
落盤事故でもない限り血には慣れていない鉄鉱町の人々はみな気が動転し、
介抱しようにも周囲でおろおろしてばかりだった。
剣は封じ、白魔導士として開業していた自分が呼ばれた。
戦場で多くの死を目撃し、
また、自らも他人の血で手を汚した経験のある女。
そんな女だからこそ、生死もさだかでない小さな体に近づいて、
冷静に蘇生の魔法を施すこともできたのだった。
彼女の父親がしどろもどろに繰り出すいいわけに不信感をいだき、
入院患者扱いで家に留め置いたのがそのまま義理の母娘になったわけだ。
意識の戻った彼女からカーテン越しに問わず語りでその境遇を聞いた。
この国ではありふれた女性名と姓だからと名乗ることにした自分の偽名が、、
彼女の本名と全くおなじであることを、養女に迎えた際に知った。
自分の姓名は目立ちすぎるからと偽名を使うことに決めてはいたが、
ひとまず名をありふれたリィヌと決めてはみたものの、
ルグリアともベオルブとも名乗るのはおこがましくて出来なかった。
それで、最も尊敬できる剣聖の名をこちら風にもじって拝借していた。
あの人が幾夜も、妻にするただ一人の女性と自分を呼んでくれた
あの優しい声を忘れることなどできようもなかったのだけど。
回復した彼女を正視できるようになってはじめて、
あの人とおなじ髪のいろ、自分とおなじ瞳のいろであることに気付いた。
リィヌの母は娼婦でもなんでもなかった。
ごく平凡で貞淑な女だとばかり思っていたと誰もが小声でこぼした。
鉄鉱で採掘技師をやっていたリィヌの父とは
随分早くに結婚してから何年かおきながら三人の子供を産んだ。
リィヌと弟たちは、両親のどちらにも似ていなかった。
太陽の恵みと縁とおい北国で生まれ育った両親の組み合わせからは、
到底ありえないような深い瞳のいろを持って三人は生まれた。
どこかにそういういろの持ち主もいたのだろうと父は鷹揚にかまえていたが、
リィヌにとっては二人目の弟、12歳離れた名もない子にいたっては
浅黒い肌だった。
産婆の家で次男の顔を見るやリィヌの実母はこどもたちを産み捨て出奔した。
逃げ場のなかった父は、酒に逃げた。
どうにか他人に助けを請うだけの知恵は身についていたリィヌを除き、
ほかのふたりは現在、喪主のリィヌによって町外れの墓地に埋葬されている。
どうでもいいが、
笑点っておもしろいか?
墓の下の弟たちに当たるわけにもいかなくなった「父」の手で
母親似の亜麻の髪は父の憂さ晴らしによく毟られた。
目が生意気だといってはものを投げられたがこれは、
リィヌの瞳のいろが気に食わないという意味も多分に含まれていたに違いない。
酒浸りになった男がまともな食事を与えているわけもなかったが、
そのせいで発育の悪かったおかげかかろうじて手篭めにはされずにすんでいた。
弟たちが敬虔な信徒として手厚く葬られたことを確認し、
気の抜けたリィヌは自死をはかったつもりだった。
神様はあんまり信じていないけれど
一段落けじめをつけられたと思ったからだという。
刃は首から大きく逸れた。
父の嫌った出自不明のいろの瞳に突き刺さった。
もとから、
死ぬより先にそうしたかったのかもしれないと
リィヌは年齢に不釣合いな顔で自嘲していた。
このごろはそんな硬い顔はしなくなり、
無邪気な恋心も覚えるようになった。
「わたしトビアスとちゃんと仲直りしてくる」
鍛冶職人の息子は彼女の幼馴染で、
つまらないことで喧嘩したきり疎遠になっていた。
「そう、それはよかったわ。あなた自身がちゃんと決められて」
あなたは私の自慢の娘よ、と、
ようやく正式に父親のもとを離れられた少女にもう一度笑みを見せた。
「うん、わたし、お義母さんの娘だもの。後悔はしたくないから」
リィヌの表情に陰がさす。
「トビアスはね、もうじき、ゴーグまで徒弟奉公に行っちゃうって聞いたの。
ゴーグだとキカイのこととかもっといろんな勉強もできるでしょ。
そのままずっとゴーグで暮らすかもしれないの」
だから、もうあいつと一緒にいられなくなるのは悲しいけれど、
大好きだったってことも伝えておかなきゃ。
「今日ゴーグから迎えの人が来て、あさって出発なんだって」
野バラの模様を彫り込んだ新品の手鏡をぎゅっと抱きしめ、
リィヌは少しうつむいた。
焦点って、年をくうごとにおもしろくなるそうです。
歌丸師匠の死亡ネタも、
自分が病気で死に掛けてみるとなんだか深みが増して聞こえるようになりました。
続きは明日に投下しようと思います。
おやすみ…
アグリアス…
うぎゃ!読み返してチェックしてたら
>>857 と
>>858の間で一段落抜けた箇所がありました!
以下に投下します。
凡ミスすいません。
この家を求めたときに備え付けられていた鏡は、
不要だと思ったので入居したその日に処分した。
あの人と共に在ったころからすると見る影もない、
いまの姿を見る道具など。
だけどリィヌはもうすぐ14だ。
自分のような堅物ではないから
これからだんだんおしゃれに関心を持ってくるに違いない。
リィヌのためならと思うと鏡の必要も出てきそうだ。
思い切って鏡に己の姿を映し出し、
あの人はどこかで生きているのではないかと
心の隅に引っかかったままのはかない望みもついでに捨てよう。
「リィヌ、今日は鏡を買いに行きましょうね」
「いいの?だって、そんなお金・・・」
「大丈夫よ。14歳のお祝いね。
私は昔いろんな冒険をしたって何度も話したでしょう?
そのとき貯めたお金はまだ残っているの」
「せんせ・・・、ううん、お義母さん、ありがとう!」
隣で髪をすいていた養女の顔がぱっと輝く。
ああ、この子がにっこりすると、
あの人の妹が笑った顔と声とどこか似ている。
乙、中or下が楽しみだぜ。
養母が教えてくれた、
美しい彼女にとって生涯ただ一度の恋のおはなし。
きのう、おなじ女である自分に、
はにかむような表情で聞かせてくれた物語。
唯一のひと、身も心も赦し愛した男性は最期の戦いから帰ってこなかったこと。
せめて季節が一巡するくらいは待ってみてはと周囲にすすめられたが、
彼の不在に絶えることなどできず名を変えてこの国まで逃げてきたこと。
三年前、この町に流れてきたこと。
四歳年下の彼にとって彼女が、おんな、でいられる時間が
待つだけで過ぎゆく時間に塗りつぶされてしまうのが怖かったこと。
養母が「異端者」に抱いた激しい想いにくらべれば、
自分がトビアスに感じている好意なんて
兄弟愛の延長みたいなものだし、
ほんのままごとのようなものだろう。
養母はそんなままごとの恋に気付いても笑わなかった。
白魔法をはじめとする魔法、彼女が棄てたことにした剣のわざ、
故国のことばをおしえてくれた時と同じくらい真摯に聞いてくれた。
私のように意地ばかり張って後悔してはだめよ、とだけさとしてくれた。
その養母が、いままた意地を張っている。
本人は気付きもしないのがどこかかわいらしくも思えた。
広場に幼馴染がいると聞いて駆けつけ、
仲直りと別れのための精一杯の言葉をかけた。
きのうから止まない強い風はささやきもつぶやきもかき消してしまう。
下をむいてポソポソ言い訳みたいに言ってみたところで
なんにもならないのは知っていた。
だからほとんど怒鳴りあいみたいになってしまったけれど、
ちゃんと気持ちは伝わった。
となりに見知らぬ男がいたけれど気にしなかった。
トビアスをつれて近隣へ挨拶にまわっていた迎えの男は
ブナンザ商会の実質的な経営者だと名乗っていた。
ギルドを仕切る機工師のブナンザ親子は
優秀な職人頭であっても商売はさっぱりなので、
事務的なことは友人でもある男が一手に引き受けているとのことだった。
ゴーグの機工士たちが欲しがっている鉄鉱石の買い付けついでに、
機工士見習いを志望する少年がいるならついでに迎える算段となっていたそうだ。
剣の達人ながら少々足はおそい養母がようやく姿を見せる。
男と養母の視線が出会う。
独特な青の瞳とはしばみの瞳が向かい合う。
互いが誰なのか瞬時に悟ったふたりは言葉を飲み込んだ。
自分と同じ、少しだけ緑がかった深い青の瞳があつく潤むのを
リィヌは見逃さなかった。
はしばみの瞳、そしてなにより、自分とおなじ亜麻のいろの髪。
男が養母の「あの人」であることなど聞くまでもなかった。
一度は溶けそうなくらいに緩んだ養母の表情が急に険しくなり、
男に背を向ける。
「私は先にうちに帰っているわね」
「アグリアス!」
久方ぶりに本名を呼ばれた養母の背がびくりとこわばる。
夏場でも肌を隠したがる老婆のなりの裾をたくしあげ、全速力で逃げ出す。
男に続いてリィヌもあわてて追いかける。
勝手知ったる鉄鉱町のうねうねと複雑な道を駆け抜け、
撒いた、と思い込んだ養母はひとけのない泉のそばで休んでいた。
男はといえば諦めず誰彼かまわず青い瞳の女の行方を問い、
あっさりたどり着いたのだけれど。
「身ヲ隠スニハ貴女ハ目立チスギルッテ、
何度言ッテモソレダケハ信ジテクレナカッタッケ。
貴女ハ自分ガドレダケ他人ノ目ヲ引クノカ分カッテイナイ」
「お引取りください。私には家庭があります」
「待タセテシマッテ、苦シメテシマッテ済マナカッタ。
アノ戦イカラ戻ッテ来タトキ貴女ハモウイナカッタシ、
イツモ手遅レニスギルヨウダ」
独身の養母はまるでよその男と結婚したかのようなことを言ってまで、
最愛の男性との絆をふたたび断ち切ろうとしている。
故国のことばで話しかける男に、この国のことばで拒絶する。
ばかね、アグリアス。
あんなにも、いまでもあの人を愛しているって、
きのう、わたしよりも「女のこ」みたいな顔で言ってたくせに。
強風で帽子を落としかけて遅れをとったリィヌは、
気も狂わんばかりに男の名を心の奥底で叫ぶ
養母の女の姿を目の当たりにした。
断腸の思いで立ち上がった養母は
家路につこうとふたたび男に背を向ける。
養母に向かって伸べられた男の手がむなしく一回空をつかむ。
ばかね、アグリアス。
あんなにも焦がれていたひとなのに。
少し緑がかった深い青の瞳が、いくつ潤んだろうか?
このあとは分岐します。
お好きなほうをお読み下さい。
・リイヌが男をひきとめる
→リィヌ・ホランドゥの瞳 下之壱
>>878 ・男がアグリアスをひきとめる
→リィヌ・ホランドゥの瞳 下之弐へ
>>882 下之壱はビターエンディング、
下之弐は「もうすぐ三十路のアグスレ」を祝う、
ハッピーエンディングです。
「おじいちゃん!!」
突如として飛びついてきた娘の声は、
あまりにも彼の妹の若いころの声と似ていた。
そしてこの子の瞳は、彼女とまったく同じ、
ちょっとだけ緑がまじった南国の空のようないろ。
まさか、と思いながらもかすかな期待を否定できない自分がいる。
「おばあちゃんから聞きました!あなたがわたしのおじいちゃんですね!」
癖もなく故国のことばを流暢に操る。
「リィヌ!」
ただ一人妻と決めていた女性が少女の言葉をさえぎる。
「おばあちゃん!そっちこそ、もうやめてよ!意地ばかり張って!」
腰に手を当てて茶目っ気たっぷりに睨み返すその顔は、
なんだか彼女の若いころと自分の妹の若いころをほうふつさせる。
そう、ちょうど、足してわったような。
「ほら、証拠をみて!」
彼女とおそろいで被っていた淡いいろの夏向きにあつらえた帽子を
少女は勢い良く取ってみせた。
少女の髪のいろは柔らかな亜麻。自分とおなじ。
そして、前髪の一部分が、
現在はオールバックにしている自分がむかしそうだったように
ぴょこりとひと房だけ飛び出して揺れていた。
アグリアスが目をそらしていたものが。
「負けたわ、リィヌ。
ただ、私とあなたがおばあちゃんと孫じゃないってことは
はっきり説明しておきましょうね」
アグリアスの瞳と、もうひとつ、同じいろの瞳が自分の瞳をまっすぐに見据える。
「そうね、せんせ、ううん、お義母さん」
「貴女の・・・お嬢さん?」
「ええ、生さぬ仲だけれど、自慢の娘よ」
リィヌ・ホランドゥことアグリアス・オークスは
左腕で養女のリィヌ・ホランドゥを抱きしめ、
残る右手は最愛の男性ラムザ・ベオルブのエスコートに任せた。
イヴァリースでも南方の都市ゴーグ郊外には、
夏ともなれば少し緑がかった深い青い空に映える様に、
一面のひまわり畑が展開する。
アグリアス・ルグリアと彼女が遅くに産んだというひとり娘のリィヌは
そろいの帽子を被って金の海の合間を漂っている。
ゴーグ商会との取引で来訪した外国商人の妻子と出会い、
軽く挨拶を交わす。
初老とはいえいまだ男としての魅力を備えたブナンザ商会の敏腕経営者、
ラムザ・ルグリアに秋波を送る女性、
後添えの口を紹介しようと狙う人物は多かった。
自身の縁談となるとのらりくらりとかわすルグリア氏は、
てっきり前の妻を亡くした悲しみから長い喪に服しているものと思われていた。
長らく不在だった彼の妻とふたりに良くにたひとり娘の出現で、
娘をルグリア氏の後添えにと決め込んでいたこの親子をはじめ
肩透かしを食らった者は数限りない。
年齢を重ねてなお凛とした美しさのルグリア夫人は、
夫との夫婦仲もいまだ非常に睦まじかった。
ひとり娘の眼病の療養にとここ数年間は
日照が弱い北国でふたり暮らしていたらしいが、
そのような別居期間などルグリア夫妻にはまったく意味を成さないようだ。
このところとんと各地を飛び回ることの減ったルグリア氏は、
商用あいまに妻女に顔を見せていたに違いないといわれる。
右目はもう開かないものの母とまったく同じいろ、
ちょうどゴーグの空のようないろの左の瞳をぱっちり見開いた少女は、
父の若い時分と同じで前髪がくせっぽい亜麻の髪をもっていた。
顔立ちや声はルグリア氏の妹、アルマに似ていると周囲は言う。
彼らにごく親しく詳しい事情を知る人々以外は、
リィヌがルグリア夫妻と血縁関係にないことなど
誰も思いつくことさえなかった。
「アグリアス!」
「私の名前をもう呼ばな・・・!」
今にも崩れ落ちてしまいそうなかすれた声は、
声の主ごと男の胸に抱きとめられて尻切れに終わる。
「ラムザ!」
ようやく男は自分の名前を呼んでもらえるものの、
渾身の力で突き放される。
「貴方はずるいわ・・・。
私はこんなおばあさんになってしまったのに、
どうしてそうやって昔のままの姿で
今さら私の前に帰ってきたの!?」
故国のことば、だけど、意味の通らないことを彼女が吐き捨てる。
うつむいて小さく震える。
「アグリアス?」
ラムザ・ベオルブにとってはさっぱり訳が分からない話である。
もういちどゆっくりと歩み寄る。
声を潜めたまま嗚咽するアグリアスを思い切り抱きしめたいのに、
彼女自身の腕がつっかえ棒のようにしてまた拒む。
「あのう、ラムザさん、ですよね?」
おずおずと、なんだか誰かに似ているような声が、
故国の響きをふたたび彼の耳にとどけた。
夏用の帽子をすっぽり被った少女は、
声といい顔立ちといいラムザの妹にどこかしら似ていた。
ただしその瞳は、彼の最愛の女とおなじいろ。
「先生は、ずっとこうなんです」
少女は大事そうに抱えていた手鏡を彼女に近づけた。
「ほら先生、ちゃんと見て。
あなたはどう見てもわたしのお姉さんにしか見えないって、
みんながいつも言ってるでしょう?」
アグリアスはいやいやをするように鏡を押しのける。
泣きはらしてはいるがその姿はまさにあの日のまま。
魂までもがみずみずしく。
ラムザの求婚を真っ赤になって受け入れてくれたあのときから
その涼やかな美貌は少しも変わりはしなかった。
「この人はね、心が壊れちゃったんです」
あなたのせいですよ、強風でかき消されることのない
はっきりした大きな声とともに睨みつける。
「最後の戦い」からたいした時間は経過していないことなど、
14のリィヌにすら想像がついた。
母を失い酒と暴力におぼれた父のように、
この人はそうすることで壊れそうな心を永らえさせていたのだ。
もうすぐ地に還る日がくるからと思い込むことだけが
酒や賭け事、
ましてやほかの男に溺れることなどできない彼女にとっての
唯一の救いだった。
激しく純粋に過ぎる想いごと地に還ってしまえればもう、
何も苦しむことはないのだからと。
「こまりましたね、ラムザさん。
わたしも白魔法を勉強したんだけれど、
先生がじぶんにかけてしまった魔法を、
半人前の弟子がとけるわけないでしょう?」
一つだけの深い青い瞳が茶目っ気たっぷりにはしばみの瞳を見つめる。
そう、このいろを持つもう一人の女を欲して、
そのためだけに何年も費やしたのだ。
「この人、わたしの義理のおばあちゃんか
おかあさんになったつもりなんですよ。
こんなに若くてきれいなのに、おばあさんみたいな格好して」
これは、あなたとの恋を弔う喪服だったんです。
そのままアグリアスの背中に顔をうずめる。
一段と強い風が吹きぬけ、
そろいの生地で作ったふたりの帽子が飛んでゆく。
アグリアスが唯一身に着けていた明るいいろが飛んでゆく。
老婆のように地味な服装が彼女の豊かな金の髪をいっそう際だたせる。
少女の亜麻の髪もあらわになり、
帽子に押し込められていた前髪がひと房、
ぴょこりと飛び出す。
ああ、この子はまるで、僕と貴女の実の娘みたいじゃないか。
ラムザ・ベオルブはにっこりと微笑んで、
右腕で最愛の女アグリアス・オークスを抱きしめ、
残る左の掌を少女の頭に置いた。
「大丈夫。それならとっておきのおまじないがあるからね」
強い風に煽られる三人。
朗々たる詠唱が風を裂き、天まで届けとばかりに響く。
虚栄の闇を払い、真実なる姿現せ
あるがままに! アルテマ!
「アグリアス、この魔法にはほんとうは、
こういう意味があったんだ」
イヴァリースでも南方の都市ゴーグ郊外には、
夏ともなれば少し緑がかった深い青い空に映える様に、
一面のひまわり畑が展開する。
アグリアス・ルグリアと彼女が若いころに産んだという長女のリィヌは
そろいの帽子を被って金の海の合間を漂っている。
ゴーグ商会との取引で来訪した外国商人の妻子と出会い、
軽く挨拶を交わす。
どこか中性的ながらも男としての魅力も備えたブナンザ商会の敏腕経営者、
ラムザ・ルグリアに秋波を送る女性、
縁談を紹介しようと狙う人物は多かった。
自身の縁談となるとのらりくらりとかわすルグリア氏は、
てっきり誰か最愛の女性を亡くした悲しみから長い喪に服しているものと思われていた。
誰もが息を呑むほどの美貌をもつ彼の妻と
ふたりに良く似た長女の出現で、
娘をルグリア氏の嫁にと決め込んでいたこの親子をはじめ
肩透かしを食らった者は数限りない。
女性らしくたおやかながら凛とした美しさのルグリア夫人は、
夫との夫婦仲もいまだ非常に睦まじかった。
当初は彼女がルグリア氏より四歳年上というだけで
社長夫人の座を奪おうとむきになった娘たちも少なくなかった。
ところが、その美貌と高貴な人柄にふれるやいなや、
たちどころにルグリア氏以上に夫人の虜となっていった。
いまや、いつまでも実年齢に不釣合いなくらいにみずみずしい彼女を、
お姉さまお姉さまと呼び慕う娘たちがあふれている。
当の「アグリアスお姉さま」といえば、
まるきり妹にしかみえないリィヌとずいぶん年齢の離れた
「第二子」の出産を控えている。
長女の眼病の療養にとここ数年間は
日照が弱い北国でふたり暮らしていたらしいが、
そのような別居期間などルグリア夫妻にはまったく意味を成さないようだ。
このところとんと各地を飛び回ることの減ったルグリア氏は、
商用あいまに妻女に顔を見せていたに違いないといわれる。
>>871-888 GJ!
といってもビターエンドの方はまだ読んでませんw
ハッピーエンドが好きです。
「もうすぐ三十路記念」ハッピーエンドはまだまだ続きます。
アクセス規制ひっかかっとりましたので。
三十路女ざかりのアグスレ♪
右目はもう開かないものの母とまったく同じいろ、
ちょうどゴーグの空のようないろの左の瞳をぱっちり見開いた少女は、
父と同じで前髪がくせっぽい亜麻の髪をもっていた。
顔立ちや声はルグリア氏の妹、アルマに似ていると周囲は言う。
ルグリア夫妻は実年齢よりもかなり若く見られてばかりいるが、
ごく若いころに出合ってすぐに結ばれ、授かった娘だというリィヌは15歳。
難しい年齢となるはずなのに両親に臆面もなく甘える。
どう考えてもこのふたりの娘に違いないリィヌの年齢を勘案すると、
なるほどルグリア夫妻は30代とあいなるわけだ。
きょうも身重の母のお供で散歩をしているかたわら、
白魔法の達人でもある母のアグリアスから回復魔法のおさらいを受けている。
彼らにごく親しく詳しい事情を知る人々以外は、
リィヌがルグリア夫妻と血縁関係にないことなど
誰も思いつくことさえなかった。
「リィヌ!ちょっといい!?お茶しましょう!」
「えーっ!? そんな形相でお茶するのーっ!?
やだっ、その顔怖いよーっ!!」
「いいから!ちょっとだけ!
あなたがアグリアスお姉さまべったりじゃないチャンスなんて、
どれだけあるのよ!?」
「だってわたしおかあさんが大好きだもーん。
赤ちゃん産まれたってまたべったりするもーん」
「女マザコン!」
「そうよ。美人で自慢のおかあさんだもーん。お姉さんみたいでしょ」
「あのねーっ!何であんたのママはちっとも老けないの!?ズルい!」
「おとうさんもねー。
わたしのお兄ちゃんみたいだって誰かに言われるとアルマさんが怒るのー。
アルマさんとわたしと三人で並んで歩くとこんどは三兄妹に間違われるから、
ちゃんとおとうさんって呼ぶよー。」
「あのねーっ!じゃなかった、なんでなのよ!?」
「もしかして、美容の秘訣を盗みたいっていうヤツ?」
「なによ、ケチな子ね。それよりこのアタシがおめおめ老けちゃったら
世の殿方全員が絶望の闇に叩き落されるのよッ!」
「大げさァ。
うちのおとうさんとトビアスとベイオウーフおじさまは除いてもいいよねー?
わたしだって、わきまえる、ってことばくらい知ってるよ?
おとうさんとおかあさんだけの時はさすがに邪魔しないよ?」
「あのねーっ!なに考えてるの、そうじゃなきゃ困るでしょーっ!
アタシの美貌は国の宝なのよ!」
「なんでもいいから教えろってことね、やれやれ…」
いい、それは、とっても簡単で、それでいて難しいことなのよ。
リィヌ・ルグリアは両親の睦まじい姿を脳裏に浮かべる。
だってわたしのおかあさんは、
はじめておとうさんを愛してることに気付いた日から
今でも変わらず愛してるから。
おとうさんもね。
アグたんが現在いくつなのか、読んでて今一わからんと思っていたら
こういう分岐があったのか。乙
かぁ〜!分岐でこういう事もできるのか…勉強になりますわ
GJです、読んだ後ポーっとしてしまいました
一作品としての面白さも十分にありますが、それ以上に表現方法や世界観など非常に参考になるお話でした
本当にありがとうございました
あぐカンタービレ
アグたん「ぎゃぼ〜」
あぐカンタービレ 終了
ラヴ「…というあぐカンタービレを考えたんですがどうっすかぁ?」
アグ「何か、貴様! 私は剣術以外のこととなるとアッパッパーに
なるとでも言いたいのか!!!」
ラム「アグリアスさん…」
アグ「ラムザ…」
ムスタ「WAWAWA忘れ物〜」
「っておわぁ!」
ムスタ「ご、ごゆっくり〜!!」
アリ「っていうSSを考えたんだけどどう?」
ラヴィ「二人の濡れ場にムスが闖入、という展開にしないあたり、アンタにはまだ照れがある」
屋根裏散歩士さん、乙でした!
どっちの分岐も泣けたよ。アグたんよかったなーホントに。
で、結局リィヌはアグたんやラムザ(アルマ)に似ているのは偶然ってことだよね?
SS書いてみたので投下します。
題は『ここでキスしろ』
林檎の曲パクったようなパクらんような話ですが一つよろ
ラムザのアホ毛がピョコンと跳ねた。こういう時は、彼の視線を追うと大抵……居た。
育ちの良さそうな町娘、貿易都市ウォージリスらしく、彼女の髪飾りにはどこかしら異国情緒を感じ、そしてそれがまた似合っている。
線の細い、けれど良く通る、綺麗な声を出す女性だと思う。
道具屋の娘らしく、呼び込みをしている彼女を、ラムザは――ニヘラとでも表現しようか――ふやけた表情で眺めている。
彼女の背は小さめで……正確には平均的な女性の身長なのだが、私はそれが気に入らない。
「ラムザ、どうした?」
やや乱暴な口調で声を掛け、ラムザの意識を呼び戻す。
呼んだら呼んだでラムザはハッとして、慌てた様に私の方を見る。
その視線はやや上向きだ。私は、上目遣いに見上げるラムザは確かに可愛いのだが、けれどその視線は余り好きではない。
「ごめん、ボーっとしてた。行こう、アグリアスさん」
そう言って、ラムザは私の横に並んで歩き出す。
買い出しに回されたのは私達二人だが、そこには隊員の、何かしらの意図を感じる。
意図、と言っても私からすれば有難い事で、きっと皆は気を使ってくれたのだろう。
私とラムザは男女の付き合いをしている事になるのだろうが、その実、こうして二人で買い物する事など初めてだ。
戦時下の戦士、しかも異端者として追われる身なのだから当然と言えば当然なのだが、仕方ないで済ますのはやはり、どこか寂し過ぎるとも思う。
そこで今日、晴れて念願の買い出しデートと相成った訳だが、どうにも嫌な事ばかりに目が付いてしまう。
最初に訪れた防具屋での事だ。
そこは店主が娘と二人でやっている店で、今日は鎧の繕いを頼みに行った訳だが、ラムザのアホ毛に関して発見したのはその時の事だ。
ラムザのアホ毛はある種のレーダらしい。
それも背の小さな、可愛らしい女を見る度に反応するレーダー。
私が防具屋の店主に具体的な修繕の要望を伝えている間、ラムザは作業場を忙しなく行き来する娘を逐一目で追い、その間アホ毛は立ちっぱなしだった。
その後も二件目の武器屋の夫人やら、
三件目の食料品店の使用人やら、
あまつさえ街角で見かけた女やら、
先程の道具屋の娘も然り……とにかくアホ毛は見事に反応しっぱなしだ。
そういう時、ラムザの視線は平行か、或いは若干下向きで、つまりはラムザは小さな女が好きなのかも知れないと、私はほんの少し、憂鬱になる。
「アグリアスさん、後は何買うんでしたっけ?」
隣に立っていたラムザが尋ねてきた。
ちなみに、ラムザは私の分の荷物も抱えていて、顔の下半分からは麻袋で隠れた状態だ。
「ああ……後は消耗品の補充だな。道具屋だ」
私は何と無しに答えてしまって、ラムザの方を見てから後悔した。
「道具屋ですか」
はじけんばかりの笑顔で、言ったラムザのアホ毛はピョコピョコと動いている、まるで犬の尻尾だ。
「それならさっきの――」
「もう少し色々回るぞ、折角二人で街に居るんだ」
ラムザの言葉を遮って、私は言った。どうせその先は知っていたからだ。
――さっきの可愛い女の子のお店行きましょう――情けない事に、私の目は少しだけ、熱くなっている。
905 :
3:2006/11/21(火) 10:17:35 ID:kOh5jY840
大通りを外れた小道で、麻袋から伸びたアホ毛がうろちょろと、私の前を行ったり来たり。
アグリアスさん怒ってるの? なんて、今更だ。しかもコイツはその理由に気付いていない。
ラムザがこうも色魔……というのは言い過ぎか、しかし移り目する男だとは思わなかった。
しかしそれは当然かも知れない、考えてみればそれらしい兆候はあったのだ。
ムスタディオの良くする猥談だって、ラムザは顔を赤くしながらも興味が無い訳ではなさそうで、何だかんだと結局輪の中にいた。
「色魔め」
私はボソリと、麻袋に向けて言った。
麻袋は突然動きを止め、しかし私は立ち止まらず歩き続けたので、結局、麻袋は私の後方五十センチを追いかけてくる形になっている。
陽が傾き、空が焼け始め、影が伸びる時間帯だった。私はふと、石畳の道路を見る。
アホ毛がしおれた彼と私は、影になると余計にデコボコで、溜息が出た。
何だってこうも上手くいかないのだろう、本当なら、もっと楽しくなるはずだったのに。
「……アグリアスさん?」
後ろから声が掛けられた。酷く気弱に震えた、アホ毛の声。
「ごめんなさい」
そう言った彼に、私はカッとなって言い返す。
「理由も解ってない癖に謝るな!」
気が付けば目からはボロボロ涙が零れていて、声は鼻声の様に濁って、格好悪くて。
私の声にシュンとなって、彼の影は一層小さくなって、影のデコボコが一層大きくなって、私は堪えきれずに嗚咽を漏らした。
「もう、知るか」
私は言って、しかしどこに逃げる事も出来ず、立ったままでいた。
二人の間に響く沈黙、時折カラスの声。
港から、帰港した船乗り達が家族と再会したらしい歓声が聞こえる。
鼻水が詰まっているのに、民家から漂うシチューの香りを感じた。
戸が開いて、母親が子供を呼ぶ声がした。直ぐさま駆けて来る子供、その影は間延びして、顔の部分は何かをじっと見ていた。
ああ、私を見ているのだろうと気が付いたのは暫くしてからで、子供はもう長い事、影の形を変えていない。
格好悪いな、私は。
突然、長い風が吹いた。
その風は私の頬を撫で、揺れた髪が涙で顔に張り付いた。
風が吹き止んだ後、何かを置く音がして、それは麻袋だ。
ラムザは私に近付いてきて、私は来るなと小声で言った。
知るか、もう知らない。
「理由はまだ解らないけれど……好きだから、泣かれるのは嫌です」
ラムザはそう言い、張り付いた髪を直してから、彼の手で私の涙を拭った。
「その、だから。泣かせてしまってごめんなさい」
拭われた上から、涙は止まらずに零れる。
しょっぱさにヒリヒリする目の下を、優しく撫でるラムザに、私は思わず、覆う様にして抱きついた。
泣く私の背を撫でるその手は顔に似合わずゴツゴツしてて、
けれどその首筋からはミルクの様に甘い匂いがして美味しそうで、
髪の毛はクセっ毛で、洗い立てのタオル何かよりずっとフカフカして気持ちが良くて、てっぺんのアホ毛が堪らなく愛おしくて、
男らしくない子供みたいな澄んだ声で、気の利いた事なんて何一つ言えなくて、
どこまでも真っ直ぐで、純粋で、けれど少しスケベで。
私を泣かせるのに胸を貸せないから、私は前屈みになって彼の肩で泣かなければならなくて。
泣いている私の首筋に、犬の様に鼻を寄せてくる彼が、私には何より必要だ――愛している。
907 :
5:2006/11/21(火) 10:22:13 ID:kOh5jY840
結局、私達はあの娘の道具屋に来た。
ラムザは私が怒っていた理由を未だ知らず、腹立たしくもアホ毛レーダーはビンビコ作動している。
あの後、私は泣きやんだが、やはり彼のそんな様子を見るのは腹立たしい。
レーダー全開で、娘に視線を送る彼を横目に、店主に注文をしていた時だった。
ふと、棚に陳列されている品で、珍しい物が目に付いて、私は店主に尋ねた。
聞けばその品は南京錠というらしく、小型で、掌に乗る程度の錠前だった。
私ははたと閃いた、あの素晴らしきアホ毛レーダーを持つ、愛しき彼を私だけの物にする方法。
店主にその閃きに対するアドバイスを求めると、子チョコボの首輪程度が良いだろうと答えた。
訝しげな視線を送る彼に、きっと私は変態だと思われているだろう。
だが構うものか、子チョコボの首輪をほんの少しいじって貰い、南京錠と共に購入する、私は笑顔が止まらない。
買い物を終え、娘に未練がましくレーダーを動かすラムザを引っ張り店を出る。
荷物は全てラムザが持っているが、私の手には小さな紙袋が一つだけある。
これは私が持っていなくてはいけない。
通りを歩いていると、宿屋に戻る手前に広場があった。
見ると今日は集会らしく、大勢の人間が集まっていて、ラムザのレーダーがこれでもかと反応している。
視線を追えば居るわ居るわ、ラムザ好みの小さな女が。
私は手に持った紙袋に一度視線を向け、ニヤリと笑った。
「ラムザ、ちょっと来い」
ラムザの手を取り、広場の真ん中に置かれたステージの上に躍り出る。
皆の視線が突き刺さる、気にならないのは私が彼を好きだから。
紙袋から取り出した、小チョコボの首輪を彼に巻き、南京錠でしっかり固定、これでアホ毛は私だけの物。
何が何だか解らないと言った様子の彼に、私は微笑む。
「アグリアスさん?」
慌てた様子で言う彼に、私は言った。
「愛情表現だ」
908 :
6:2006/11/21(火) 10:24:42 ID:kOh5jY840
広場の皆がざわついている。
ラムザの見ていた、小さな女達が視線を送っている。
彼に見られて、ほんの少し良い気になっていたのかも知れない。
私はほくそ笑んで、そしてもう一つ、大きな声で言った。
「ラムザ、ここでキスしろ」
私の言葉を聞いて、気の良い漁師などははやし立てる。場は既に、私とラムザのキスを待っている。
「アグリアスさん?」
言ったラムザは動揺しすぎて、目玉がクルクル回っている。
「早くしろ、皆が待ってるぞ?」
意地悪く笑って、私は目を閉じた。
暗闇の中響いてくる歓声。聞こえてくる、愛しい彼の息づかい。
やがて、私の肩に温かな感触。下から昇ってくる彼の気配。
触れた唇は、柔らかい。
宿に戻ると、ラムザの首輪は皆に大好評だった。
爆笑の中、酒の輪に引きずり込まれるラムザを眺めながら、私は大人しく飲んでいそうな席に座る。
「アグリアス、そのネックレス買ったの?」
レーゼが、私の首に垂れたチェーンを見て言った。
「何それ……鍵?」
ラファがチェーンを手に持って、その根についた物を見て言う。
「所有者証明、みたいなものだな」
私は言って、輪の中でもみくちゃにされているだろう彼を想う。
なかなかに、今日は良いデートだった。
了
ラムザとアグのキャラ変えすぎとか、気に入らない点あったらすみませんでした、以上です
乙! 元ネタの曲は知らないけどGJでした。
自覚なしの百方美人な(アンテナが)ビンビンラムザと、やきもきしまくりでとうとう
強行手段に出るアグたんという図式は個人的にかなり大好物だもんで。
きっとちっさい女の子大好きーなのはアルマを重ねて見てるから…と思いたい所だよ
ね、アグたんw
三十路前に良質なSSが投下されたり新規さんが訪れてくれたりで嬉しい…いろんな
スレを渡り歩いてるけど、やっぱりここに来ると安心するよ。
910 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/21(火) 17:17:02 ID:jQP36aTGO
バーバラのほうが可愛いし。
GJ!
あーこういうアグ側が引っ張る、積極的なのが俺の好物みたいだ
できれば次も期待してます
DQ6のバーバラは確かにかわいいがアグもかわいい
GJ!
何も出来ず泣くしかできない小娘のようなアグたんよりも
たとえ泣いても折れず、おのれの思いを貫く手段を実行する姿こそが
アグリアスのアグリアスたる由縁!!
これこそアグたん!
ラムザが木陰ですやすや寝ています
アグリアス「どうするか私!!」
>>913 1.チッス
2.膝枕
3.ラムザの男性として重要な部分を調査
さあどれだ
結局なにもできずまわりでモジモジするばかり。
4.掻っ攫って監禁し、慰みものに
5.「無用心な奴め…」とか言いながら隣に腰掛けて見張りを始めるも自身も睡魔に襲われて夢の中へ、最終的にラムザに寄りかかって寝る
ななしのごんべいさんの描くアグはいつもOKすぎる・・・
>>902 ああああ!いいよ!凄くいいよ!
こーゆうほのぼのした感じが自分的にはツボです。
GJ!
最近、「乙女はお姉さまに恋してる」の主人公がラムザに思えて仕方ないんだ。
俺はどうすればいい。
>>920 その主人公が乙女なんだよな?
乙女=ラムザって訳か。
アグたんよりある意味女の子らしいラムザ・・・。
「聖騎士(いい年こいた乙女)は異端者(ボク)に恋してる」
ラムザ・ベオルブ
美少女顔の主人公(男)。
父の遺言で士官アカデミーに入学するものの、色々色々あって「異端者」の烙印を押されてしまう悲運な男の子。
北天騎士団棟梁家の御曹司で子供の頃から勉強はもとより、
礼儀作法や各稽古事、果ては護身術代わりに武道まで身につけているというちょっと気弱な男の子。
美形で文武両道、並ぶ者無しと来て、畏国随一の「異端者」になってしまうのだが……。
本人は自分を情けないと思っている。
アグリアス・オークス
ラムザの仲間になる壮麗な女性。
由緒ある家柄であるオークス家の一人娘だが、 そう云ったことを鼻に掛けるような素振りは全く見せない。
穏やかで神秘的……かと思うと、 突然びっくりするようなことを云ってラムザを驚かせたりする。
意外に気さくな性格で、ピンチになったラムザによく助け舟を出してくれたりする。
が、ちょっぴり意地が悪い。
ラムザと不思議な友情をはぐくむ。
そしてその不思議な友情がいつのまにやら別のモノに…というのが物語の本筋。
>>924 え、逆なのか。
しかもお姉さま=男!?
詳しいことはぐぐってちょ
個人的にアグたんはやっぱ教師が一番しっくりくるかなー
だって女子高生って年じゃ(ry
>>920 俺は処女は〜からの原作信者だが、俺も前々からそれ思ってた
…ところで誰ですかおとボクスレに貼った香具師さんは…w
こん中でおとボク知ってる人がいたなんて驚きですよ
やはりラムザ萌も多いようだな・・・・俺は間違っていなかったッ!!
いや、アグも大好きだけどな
>>929 あんま浮気するとアグたんに南京錠掛けられるぞ!
俺はMなのでぜひお願いしたいところだ
またやってしまった・・・。
申し訳ないことに、
投下したSSにまだ抜けた箇所がありました。
「より不自然で分かりにくく混乱する」表現が増えるので、
誤字脱字修正のうえ小説投稿所さんに投下しようと思います。
>>901 分岐によって二、三十年のひらきがでてしまうのではっきりできませんが、
イヴァリース出身でベオルブ家と血縁関係のある貴族が、
獅子戦争をさけて亡命してきたとか旅行で近くに寄ったとか、
リィヌの実父はそんなとこかなと。
ちなみに、イヴァリースのモデルのひとつであろうヨーロッパだと、
・都市部の人間と地方在住の人間は顔の系統が違う
(地方だと、生まれた場所を一歩も出ずに死ぬ人間が多かったため)
・高緯度ほど、髪や目の色素がうすい
という傾向があるそうです。
「アホ毛」は、もともとはそうでなかったけど
毟られたところが再生したらそうなっていた程度で。
933 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/22(水) 19:02:53 ID:ad4sqfqPO
DQ6のバーバラのほうが可愛いし。
眠くなったからアグと一緒に寝る
エース厨しね
まとめサイトも千一夜も4ヶ月も動きがないとさすがに
不安になってきた
>>938 ワラタwお前何のために話術士になったのかとw
ところで3章入って、ラムザがはげます覚えたんで
アグにはげます使ってブレイブ上げしてたら巫女さんの萌えコピ思い出したんで改変してみた
毎日恒例となったマンダリア平原でのジョブレベル上げ。
特に苦戦するわけでもなく敵を1体残した後、JPを上げるためにラムザの元へ。
使用アビリティはどれにするかなぁなんて悩んでいるフリをしながらラムザ@見習い戦士を眺め、ラムザの前に並ぶ。
いつもはムスタディオにたたかうをするところだが、今日はなんとなくラムザにチャクラする気分に。
MP減って無いし、身体はとりあえず健康だし、こういう場合はどんなアビリティ使えば良いんだ?
と迷っていたその目に飛び込んできたのは、ラムザの「はげます」。
『ラムザ、そのはげますて、どういったモノなんだ?』
ためるやエールみたく1上がる程度だったら意味無いなぁと思いながら、ラムザに質問してみる。
『え? あ、えーと、その‥‥』
ただの見習い戦士ではげました事が無いのだろう、ラムザは困った顔でしばし悩んだ後、両手で小さくガッツポーズ。そして‥‥。
『か、勝つぞっ』
ぐはぁぁぁぁぁぁ(はぁと) (勇気が5上がった)
困り顔と照れ顔の絶妙なブレンドに、可愛い仕草付きでそんな台詞を言われた日にゃ、私に一体どうしろと?(どうもせんで宜しい)
‥‥今年は良い年になりそうだ。
942 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/23(木) 14:11:06 ID:7bSlFommO
でも、DQ6のバーバラのほうが可愛いし。
>>940 >私に一体どうしろと?
お互いに励ましあえばいい
>>938 ちょwww
微妙におとボク入ってるwwwww
もうすぐ三十路祝いパート2投下します。
長いのでまた上中下で分割して出します。
キング○イナーのコピペネタがあるので苦手な人はスルーしてください。
汎用さん(女)視点で、ラムザ、ムス太、労八ばっかりで
アグリアスさんの出番はあんまりないですがアグリアス萌えです。
「なあ、ホントに今日出発でいいんだよな?」
「ん」
新年を過ごしたガルテナーハ一族の村から船旅で戻って日も浅いまま、
荷を解かずそのままわたしたちは新しい旅支度をする。
「あのさ、リリが確信してるのはいいとして、
その日じゃなかったらどうするんだ?
他の連中にも色々準備してもらってるんだろ」
はは、そうだね。
気がかりなのはわかるけど。でも、大丈夫だから。
ムスタディオはわたしに背を向けたままだ。
そのまま外套まであっという間に着込んでいく。
「女のカンを信じなさい」
「おまえ、そういうこと口にするようなオンナじゃないだろ」
そうだねムスタ。
わたしはあんまりこういうことは言わない。
自分が女だってことを強調することは苦手だ。
彼女ほどではないけれど。
でも、わたしなりに心配してるんだよね、あの二人のこと。
ムスタディオって恋より友情ってほうだし、
わたしもそうだし、ラムザもそうだし。
なにより彼女が一番そういう人間だと思う。
わたしも遅れじと手早く防寒用ケープまで一気に身に着ける。
「チョコボでも何日かかけないと着けないでしょ。
今日出発で、10日に着くようにして、それで大丈夫」
年が明けて磨蝎の月がはじまった。ラムザの誕生日まであと数日だ。
ラムザの誕生日に合わせて目的地に着く予定にしてある。
自分から「スルーしてください」は鬼門だから気を付けたほうがいい。
わたしたちは人外のものと戦い、生き残った。
おしまいに大爆発に巻き込まれたときには誰もが死を覚悟したけれど。
決戦前夜にラムザが部隊の解散を申し出たけれど誰も受け付けなかった。
もともと全員で生きて帰るつもりだったから。
だけど、彼女ただ一人が未だ、姿を現さない。
最初に「戻ってきた」のはラムザとアルマ、それに労働八号らしい。
オーボンヌの近くにチョコボたちを留守番につけて物資を隠していた場所、
その森の中を気付いたらさまよっていたそうだ。
第一集合地点であるそこで打ち合わせどおりに三日をすごし、
誰も来ないことに気をもみながら第二集合地点のゴーグへ。
ベスロディオおじさまにことづけしたのち、ふたたびオーボンヌ周辺へ。
さらには姿を消して「アルマ・ベオルブの葬儀」に参列者がいないか確認、
「アルマの墓」を訪れるものがいないか定期的に足を運んだ。
占星術師オーラン・デュライとバルマウフラ・ラナンドゥのふたりや、
以前に隊を離れたネネット・アルネット、マティアス・フンケとも再会。
最後の戦いに同行したわたしたちに関しては、彼らの協力もあったというのに、
ルグリア兄妹の足ではなーんにも手がかりひとつ見つからなかったけれど。
ラムザとアルマは最初に戻ってきただけに一番気苦労も多かったろう。
おまけに、全力で駆けずり回る、回らないにあまり関係ない形でばかり、
次々わたしたちが現れだしたのだから。
彼女の誕生日を迎えて少ししてからオーボンヌに出向いた。
だからあの戦いは五年前と少しの巨蟹の月というわけだ。
ところがわたしたちときたら、何の因果か場所も時期もばらばらに戻ってきたのだ。
ラッドは故郷にいた。
育ての親でもあったガフガリオンと出合った場所、
出合った季節にラッドはそこにいた。
ラヴィアンとアリシアはオーボンヌでオヴェリア王女の近衛に任命された日に。
マラークとラファも故郷だった。秋口だった。
ガルテナーハ一族のかろうじて生き残った人々が集い、
ようやく村らしい形がととのって初めてむかえる収穫祭の日だった。
いまや村長の片腕になって忙しいマラークとラファのガルテナーハ兄妹いわく、
わたしたちは、一番いい時期に一番の思い出の場所に戻ってきたのではないか。
ラムザたちを除けばだいたい的を得た推測だ。
ふたりが戻っていらい養蚕業と香料の製造で村は急速に復興していった。
今年の新年はみんなで村に招待された。
みんな、どこかラムザに気を遣って存分にはしゃいだりはしなかったけれど。
いまや三児の親のベイオウーフとレーゼのカドモス夫妻はもちろんのこと、
相手のいる人間はだいたいが結婚していた。
ラムザはいまでも彼女を待ち続けている。
あの大爆発からだいたい半年以内にはたいがいが帰ってきていた。
いないのは、ムスタディオ・ブナンザ、わたし、リリベット・カスタフィオーレ、
それに彼女だけとなっていた。
ベスロディオおじさまも一人息子がいつまでも戻らず心労を重ねたにちがいない。
そんな親心をあっさり無碍にしたんじゃないかってくらい、
ムスタディオの帰還は傑作だったと今でも語り草になっている。
もしかしてウケ狙いでわざわざこうして還ってきたんじゃないかってくらいに。
あの戦いからちょうど一年後に、ここ、ゴーグのブナンザ家にみんなが集合していた。
跡取り息子のいない工房でみんなが一晩呑み明かした朝、
その跡取り息子が一年前のままの姿で、「親父〜、朝飯まだかな〜」なんて
寝ぼけて背中やおなかをボリボリかきながら仮眠用のロフトベッドから降りてきたとか。
わたしは色んな意味で彼より遅くに還ってきて丁度よかったのだけれど、
それはそれでちょっと、見たかったかも・・・。
>>947 アドバイスありがとうございます。
以後気をつけます。
中、下は、もうちょい長いかもしれないので明日以降に投下します。
>>937 「孤剣の死」がこんなところに保存されていた!
読み直した!
感動したっ!
29歳人妻アグたん
954 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/24(金) 14:28:29 ID:01S7RC4HO
バーバラのほうが人気だし。
20代前半な若いアグたんがもちろんいいんだけど、
最近、三十路前後でしかも人妻なアグリアスさんもいいと思うようになってきたんだ。
異端審問官に捕獲され、連日責められるアグリアスさま(ハァハァ
>>957 わ、ホントだったぜ
屋根裏さんごめんなさいだぜ
今日は屋根裏さん来ないのかなぁ…
きました。
ムス太がスケベでさりげなく汎用女子に手を出しとりますが、
よろしければどうぞ。
>>953 >>955と、
ワタクシの脳みそを見透かしたお人に乾杯です。
今回はラムアグですが、三十路になったらまた違うの書ければ投下します。
ムスタディオは、きっちり一年分の記憶と歴史がなかった。
身に着けていたものは武器を含めてぜんぶあの日のままだった。
まさに、あの爆発の直後に工房の仮眠ベッドに姿を現したことになる。
そして、わたしが戻ってきたのがその二年後ちょっと過ぎ。
おかしな話だけれど、
三つ下の死んだ弟と同い年だったはずの、ラムザと同い年になってしまった。
わたしより二つ年下だったはずのムスタディオもわたしやラムザと同い年。
まあ、人間がルカヴィになるよりはずいぶんマシな話だけれどね。
どこに戻ってきたかというと、その、誰にも言ってないのだけれど、
ムスタディオと全く同じ場所にだった。
下でみんなが呑んでいる間マットレスの真上にそっと落ちでもしたんだろう、
朝まで惰眠をむさぼっていられた彼とは少々具合が違った。
目が覚めるといきなり目の前が斜めに傾いたロフトの天井、
そのまま中身のある仮眠ベッドまでまっさかさまに落ちてしまった。
ムスタがつぶされたおかげでわたしはケガもなかった。
そして、そのう、なんというか、うん。
きっちり二年後でまたみんなが集まっているときでなくてよかったとつくづく思う。
ベスロディオおじさまもちょうど商用で労働八号をおともに遠出していた。
まさに丁度いい場所と時期にわたしも還ってきたのだ。
還るとすればブナンザ家か子供時代を過ごした界隈が妥当だったとは思うけど。
なにより、以前からあのロフトに思い出があったなんて知られたら、
いくらこの手のことにはすばらしく鈍感なラムザでも
もっと早くにわたし達の遠慮を見抜いていたから。
ムスタにはもちろん「口止め料先払い」につき、
「わたしが戻ってきたのは子供時代を過ごしたウォージリス」。
そこでしばらく体を休めてからゴーグに戻り、
一人で留守番していたムスタに迎えられたってことにさせた。
真相は墓まで持っていくように常々言い含めてある。
「いい加減ケジメつけないのかな〜、
リリベット・カスタフィオーレ嬢は随分お待ちのようですが〜、
ムスタディオ〜?」
チコに乗ったわたしが先導し、ボコとラムザ、ココとムスタディオ、
それに大荷物を抱えた労働八号が続く。
年末に近所のご夫婦からも冷やかされたことをまたラムザが口にしている。
「ムスタがれっきとした機工師になったらね〜」
「飛空挺の復元ができたらな〜」
非常時ではなくゆったりチョコボに腰掛けているものだから
いちいち語尾がのんきに伸びて揺れている。
実質もう嫁扱いで重要な帳簿もさわらせてもらっているんだけど、
表向きはそういうことにまだしている。
一応はよその下宿を借りて一緒に住んでもいない。
これが逆だったら、彼女もそうしたと思うから。
「ところで随分かかるけどどこまで行く気〜?」
「まだまだ先〜」
「どこなのさ〜」
「まだ内緒だ〜、お楽しみは最後にとっとくもんだろ〜」
わたしたち三人だけは早めにゴーグに戻ってきた。
ラムザの誕生祝いをしたいけれど特別な場所でないと無理だと連れ出したのだ。
留守番を任せていた労働八号の最終チェックも昨日終えたし、
ラムザは事前に言っておいたとおりに、よく分からない顔をしたまま
「ガッツ」「ジャンプ」「キャッチ」のアビリティを用意している。
「いま労八が抱えてる包みはさ〜、ここで開けちゃ駄目かな〜」
「あ、それはオマケオマケ、メインはこれからだ〜」
こうして間延びした会話を交わしていると随分アホみたいに感じるけれど、
ムスタディオもラムザも変わったな、と思う。
あのころよりさらに、男の顔になった。
「ムスタ〜」
「ほいよ〜?」
「昨日は徹夜で労八のマイナーチェンジがんばったよね〜。さっすが〜。お疲れ様〜。」
職人として一人前の仕事をする姿もさまになってきた。
仕事をしているときの目や手は玄人の誇りに満ちている。
手に惚れたのはわたしの養父も職人だったからなんだと思う。
ラヴィアン、アリシア、メリアドールに茶化されてオロオロした彼女も結構面白かったけど、
彼女がラムザのどこに惚れたのか聞き出したくって、恋愛の話題が苦手な女ふたりで話し込んだ夜もあった。
その誠実でどこまでもお人よしなところも、普段は優しいのに激しい一面もあるところも、
目も髪も声も背中も好きだからひとつに決めきれないって、
恥じらいながらもあえかに微笑む彼女は月光に映えた。
「そういうリリベットさんも〜、今日は一段といい女だな〜」
わたしたちは普段おくびにも出さないノロケまがいの言葉を交わした。
ラムザ、不審がっている。
「あはは〜、ほめられてブレイブアップ〜。
ラムザも〜、ヒヨッコの頃が嘘みたいね〜。いい男になったよ〜」
ラムザは髪をもっと短くするようになった。
生え際のあたりで前髪がちょっと不規則にクセっぽいのを除けばザルバッグ様に似てきていた。
こんないい男、他にいい人でもいない限り、ほうっておく女がいるなら見てみたい。
ねえ、そうでしょ?
わたしは心の中で彼女に問いかける。
あ、わたしは対象外ですけれど、下は10歳から上は47歳子持ちまでよってたかって、
ラムザの友人って立場だけでもう、取り次いでくれ紹介してくれって、
わたしたちでさえ身が持たないくらいにしつっこいんだから。
アルマを信頼できる男性のもとに嫁にやるまではって、
数少ない言い訳のネタもとっくになくなっちゃったし。
何のことやら、とラムザがますますこちらを凝視したとき、
わたしたちはようよう目的地にたどり着いた。
ここまでごまかすのも大変だったけど、ラムザを狙う女性陣からの総攻撃に比べれば、ね。
もうその気苦労もなくなると思えば。
大地にのみこまれていった血の穢れ、死臭、涙、嘆き。
獅子戦争の責を問われたもの、政治的に排除されたもの、
そして、教会に反逆したものの死が大量に飲み込まれた場所。
ゴルゴラルダの処刑場はあまりに多くの人生をとりこみすぎた。その場自体が忌まれ、おそれられた。
無数の死で飽和したゴルゴラルダは棄てられ、英雄王の治下あらたな処刑場が別につくられた。
風や雨くらいじゃ拭えないくらいに血のにおいが充満しすぎて
自分は絶対に無関係だと決め込むような暢気な観衆でさえ
その場がもちだした呪力と臭気に耐え切れなくなったからだ。
だけどわたしたちにとっては、もう少し違う意味を持った場所。
「今さら疑うものか! 私はおまえを信じる!!」
そう、不器用でどこまでもまっすぐな彼女が、はじめて愛の言葉を告げた場所。
ねえちょいとそこの裏切りにゃ慣れっこの異端者さん。
君にとってここがどういう場所だったのか、そろそろ思い出さない?
「おっし完了!」
労働八号の装甲板を開けていろいろ押したり繋いだり、ひとり忙しかったムスタが顔をあげた。
「うーん、一番高台なのはここだけかぁ。木製の処刑台なんて腐っててもうダメね」
処刑台の物見の塔にわたしたちはいた。
「そうだなー。じゃ、はじめるか」
ぼんやり突っ立っているラムザを尻目にわたしたちは勝手にことをすすめていく。
ムスタディオはヘンテコな機械を労八に繋いで重そうに持ち上げる。
「それが、プレゼント?」
「いいや違う」
「めがほんっていうんだよね、それ。で、労八が、増幅器になるんだっけ」
「さっすがオレの恋女房は覚えが早いよ」
「・・・・・・俺、帰っていいかな?」
あ、拗ねたスネた。
たまに俺、っていうようになったラムザがすねた。
ごめんねラムザ、
こうして褒めあってブレイブアップしておく必要があるの。
「そんじゃ行くぜえ!耳塞いでな!!」
天に向かって、どっちでもいいやと適当な方角向いて、
ムスタの声なのにありえないような大きな音が響き渡る。
「あーっ、あーっ、ただいまマイクのテスト中、ただいまマイクのテスト中、
本日は晴天なり、本日は晴天なり!」
「曇天だよ・・・」
きっちり耳指ガードで防いだわたしを、一応耳を掌でおおっているけど
キャッチしかないラムザが恨めしそうににらむ。
「本日は、磨蝎の10日です!!
ラムザ君29歳のお誕生日おめでとうございまーす!!!!!」
それがどうしたとばかり、まーだラムザが恨めしそうな目をしている。
にぶちんめ。ここまで来ていて何にも分からないの?
彼女、堅物でも鈍くはなかった。ふたりの恋が難航したわけだ・・・。
それじゃわたしも一肌脱ぎますか。
「ムスタそれ貸して」
「あいよッ」
鉄の塊が強くきしみわたしが発した最初の言葉は飲み込まれた。
「―――――ッ!
いい加減ッ、還ってきなさぁぁぁぁぁぁぁいッ!!!!!!!!!!!!!!!」
耳指ガードも完璧に、背後でムスタディオが面白がってるのがよーくわかる。
「ラムザがだれかに取られちゃってもいいのーッ!?
まいにち毎日周りの女がほっとかなくってそりゃもう凄いったらないんだからッ!
あなたはもうラムザよりひとつ年下になったんだから
これで満足したでしょ――――――――――――――――――――ッ!」
えーと、また今年の巨蟹の月がくれば「同い年」だけど。
童顔低身長でどう考えても年下に見えたっていっつも言われてたけど
わたしも一応ムスタより年上なの気にしてたし、人のことはあんまり言えないけれど。
だからわたしもムスタより遅くに還ってきたんだろうし、
実は去年もラムザの誕生祝いはすっぽかしてここにいて待ってみた。
還ってこない「お姉さま」はやっぱり、「同い年」でも気になるみたいでして。
わたしがラムザに死んだ弟のスタンを重ねて姉貴風吹かせるのも嫌がってたし。
だいたい、実の兄君とは二人とも親子並みの年齢差だからか、
ラムザ本人はこれっぽちも気にもかけていなかったのにね。
ついでに言えば彼女、
はじめからムスタより背の低かったわたしを羨ましいってこぼすこともあった。
これもラムザはちっとも気にかけず。
ラムザに酒はやめて牛乳飲めのめって口が酸っぱくなった日々が懐かしい。
ルグリアを名乗っていたころのラムZときたら
ガフガリオンに教えられてきついのばかり好んで口にした。
涼しい顔で呑んではいたけれどいつ体を壊すかとみんな心配だった。
酒に逃げる男はまじめな彼女に嫌われるよって、
あなたの名前を出すだけであっさり止めたんだから。
なんか鎧がきついから新調するって言い出したときには
とっくに追い抜いていたからこっそり彼女にもおめでとうって伝えたっけ。
照れて下向いてゆでダコみたいになった彼女が可愛かった。
「クウカンノ ヒズミヲ カクニン シマシタ」
ああ、さっそく誤字。
「ルグリアを名乗っていたころのラムザときたら 」ですね。
毎度凡ミスが多くて申し訳ないです。
それではまた次回。
生ごろし乙です。
>>965 やっぱりあの台詞は愛の言葉だったのか。
そうだと思ってたよ、俺は。
973 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 13:57:25 ID:aXGubFi6O
でも、
バーバラのほうが可愛いし。
アグたんの木綿のぱんつ
2%のキャッチミスを二連続でしやがる無器用なアグリアスに萌えた
成功率99.9%のラムザへの告白を失敗して凹むアグたん
噛んだな
あー昼寝士さんまだかなー
屋根裏さん乙。
ムスタと汎用さん(女)のコンビもいい感じですな。
最終話もwktkして待ってますぜ。
>>976 しかし実は成功率99.9%だとは思ってもいないアグたん
萌え単に対抗して「アグ単」を!
発売されたら買う一号! (゚Д゚)ノハイッ!
( ゚Д゚)…
次スレの季節だ
30路突入のアグたん
いよいよ三十路だ。準備はいいか? 俺はできている。
後は次スレを待つのみ。
次スレ頼んだ一号が戻って来ない……。
スレ立てに行こうかと思ったけど、IDがSMだからちょっと。
ID変わってたら、たてにいってくるよ
おわ、行き違いだったw
>987
立ってないみたいだね。
ここ全年齢だから18禁板へのリンクはどうなんだろうと思うけど
普段の書き込みがすでにあれだから気にすることないんだろうか?
もうちょっと様子を見てみた方が良さげ?
俺もダメでした。
ところでマクラは「ついに30の大台に乗っても彼女は最高です。」
を推したい。せっかくのスレナンバーを活かさない手はない。
あと、21禁板へのリンクはやめといた方がいいと思うのだが。
ただにくちゃんは年内いっぱいで休止になるとのことなんで注意が必要だな。
後、俺も「テンプレでの」21禁板へのリンクは無いほうがよいに一票。
むろん俺自身は毎日エロスレはチェックしてるが、
自己責任を負える人が集まる場所であるという前提を踏まえるべきであると思うのね。
あ
ぐ
た
ん
は
1の名前欄をおめでとうコメントにしようと思ってたのに忘れたorz
999
1000
1001 :
1001:
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