第八一〇章
カインは、手足を大の字にして広げた状態で、腹を下に向けて天井から鎖でつり下げられていた。
両手足にそれぞれ鎖がとりつけられ、それを上方で1つにまとめて天井の滑車にゆわえてある。
むろん、衣服は全て脱がされている。
「いいざまね、カイン」
ローザは腕組みして、数時間前、自分に『夜這い』をかけてきた男を見上げた。
「くそっ、犯してやるっ、お前も、セシルも、四つん這いにして犯ってやる!」
カインが歯がみして言った。
ここにきて、虚勢を張れるというのは大したものネ、と彼女は感心した。
「わたし、男のケツを犯すのが好きなの」
ローザは言って、壁のハンドルをくるくると回す。
するとカインを吊っている、鎖の高度がじょじょに下がってきた。
体の動かせないカインは、不安げに首を回すが、広げられた手足は微動だにしない。
彼の体重そのものが、身体の自由を奪っているのだ。
「たまぁ〜に、セシルの粗末なケツ穴使ってやってるんだけどさ、やっぱあれじゃ燃えなくてね。
わたしの彼氏と、けっこうな発展してくれたアンタだったら、おあつらえじゃないかって思って」
彼女の指が、彼氏の下腹部をさすった。
「だったらどうした? 俺の肉槍で一発犯ってみるか?」
「一発だなんて、そんなお優しいことはしないよ。
アンタは、わたしとセシルをメチャクチャしたんだ。
だから、いくらここでアンタがメチャクチャ犯っても、わたしの気は晴れないかも知れない。
それでもね、まぁ、できる限り頑張ってみるつもりだから」
「!?」
「動けないって、怖いねぇ〜」
嬉しそうに、ローザ。
彼女のすぐ上には、吊られた男がだらん、とペニスを垂らしている。
彼女はそれを指でつかまえると、ゆっくりと優しく愛撫しだした。
「…な、何をする気だ…?」
やがて、カインの肉槍はその手技に反応し、びぃんと猛々しく隆起した。
「あはっ、相変わらず長いチンポねぇ。わたしと彼の処女を奪った愛しい肉槍…」
その勃起したペニスの根元を握ってぐいっと押し下げ、ローザはセシルの中に、その亀頭部を挿れた。
ヌプウウウウウウッッ
「アッーーーー!」
首を反らせ、カインが吼えた。
必死に身体を揺すって、何とか快感から逃れようとする。
が、ローザの手で固定されたペニスがセシルから外れることはなかった。
20秒…………30秒…………40秒…………………
やがて1分が過ぎ、カインの声が高まってきた頃合いを見計らって、
彼女はその極狭の穴から肉棒の先端を解放した。
ぴゅぅう〜 どぴゅ、どぷっ………
200_gを超える精液1分以上も出したカインの肉槍は、すっかり萎えてシオシオになっている。
「あはははははは、自慢のカリ太の肉槍も、こうなったら射ち止めよねぇ〜。
すっかり縮んじゃって、先細っちゃった感じ。
でもカインのことだから、たぶん射精できるはず。
じゃ、実験してみましょーう」
にゅぐぅうっっ
「アッー!」
おもむろに、ローザの指がカインの玉袋の後ろ、尻の窄まりを抉った。
彼女のもう片方の手は、無事なまま勃起を続けている彼の肉槍を握り締めつつシコシコと擦り立てる。
「どーう? 気持ちいい?
さっき出したばっかだからそれどころじゃないか。
あはは………でも大丈夫、前立腺をこうやってコリコリ刺激してやればぁ〜…」
「う、や、やめ、や、ぐうぅ………アッーー!!」
ローザの容赦ない前立腺責めに屈したカインは背筋をのけぞらせ、大量の精液を尿道に送り込む。
ペニスの茎がびゅく、びゅくと収縮し、陰茎胴部が異様な膨らみを見せるが、発射には至らなかった。
「うふふ〜、出せないでしょう?
出せなかったザーメンが、出す事もできず、戻すこともできずにチンポの中で溜まっちゃった。
よーし、じゃあもう一発出してみよ〜。
カインは精力絶倫だったから、あと5発は軽いでしょ?」
「あ、ぎぃいい、や、やめ、やめてくれぇえ、に、肉槍が、俺の肉槍がぁ…」
カインの哀願を無視し、ローザは再び膨らんだ男根をこすり、肛門に入れた指を、より激しく動かす。
強制的に促される再射精。
カインは歯を食いしばって抵抗したが、ローザの前立腺責めの前に、やがてあえなく陥落する。
「いけ、いけ、はははははははは、マヌケにイッちゃえっ!」
「う、ぎぃ、ぐぅう………アッー!!!!」
どぴゅうううっ!
カインの肉槍が大膨張し、猛烈な勢いで大量の種汁が噴射した。
カインの悲鳴とともに、2回分の大量の精液が、3m近く先まで強く激しく吹き出し続けた。
長い放出が終わると、固さを失ったカインの肉棒がだらんと垂れ下がり、ボタボタと液を滴らせる。
「あははははははははは、カッコイイー。生涯最大の射精、なかなかドラマチックだったよ、カ・イ・ン♪
ローザはうっとりとした目で、シオシオになったカインの肉袋と肉槍を眺めていた。
すっかり萎びて縮こまった牡の生殖器官から、しゅぅうと今も湯気が上がっていた。
再度、ローザは壁際に向かい、ハンドルを回転させて、吊り下げられたカインを更に少し降下させた。
彼女は舌なめずりをすると、テーブルの引き出しから、あるものを取り出す。
それは、双頭のペニスバンドだった。
片方は彼女の女陰におさめるべく、標準サイズでほっそりとしているが、もう片方の人造ペニスは、
腕ほどの太さがある特注品だ。
「あぁ〜、もう、わたし、マンコ濡れ濡れ」
興奮気味につぶやき、ローザは小さい方の人造ペニスをじゅぷっと己の膣内に納め、
腰に2重のバンドをかけて固定する。
長さ30センチもの巨大ペニスを持つ、アンドロギュヌスの誕生だ。
ぐったりとして動かないカインの背後に回り、彼女は愛おしそうに人造ペニスを撫でさすってから、
男の毛で覆われた肛門のすぼまりにその先端をあてた。
「ローションなんか使わないよぉ〜 …わたし達が味わった苦痛をたっぷり味わいなッ!」
にゅぐにゅぐっっ
「ひっ、ひぎいぃいいいいいいいいいッッッッ!」
途端に覚醒したカインが、地獄のような奇声を発した。
ローザのペニスはカインの括約筋をずたずたに引き裂き、力任せに、いきなり根元まで挿入したのだ。
「ふふっ、ど〜ぉ? わたしの肉槍の味は? カインのバージン、極太30aで貰っちゃったぁ〜♪
アンタが悶える振動が、わたしのアソコの奥まで響いて、ぉおうっ、ん、すっげ、気持ちいいよぉ…んっ」
女は愉しそうに腰を使い出した。
「アッー! ひぎぃいいっ、ぐぇぇえ、ん、んぎっ、ン゙ギモッヂイ゙イッ!!」
「最高。アンタ、わたし達がやめてくれって泣き叫んだ時、やめてくれたっけ?」
舌で上唇を舐めながら顔を赤らめ、遠慮なくカインの『処女』を蹂躙するローザ。
彼女の腰が男の尻肉にぶつかるたび、彼の屹立した17bの肉槍が、ぶゅんぶゅんと前後に揺れた。
「あぎ、ぎぃひい、がぁあ、ギモヂイィ………アッー!アッー!」
ローザの『行為』は延々3時間ほども続いた。
ようやくカインの『後ろ』を抉っていたペニスが引き抜かれた時には、彼の肛門は拡張されガバガバになっていた。
カインはその後、中に「わたしは尻穴で喜ぶ漢の中の漢です」と刺青された後、二丁目の街へと進出していった…