アグリアス様に萌えるスレ Part26

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1名前が無い@ただの名無しのようだ
そろそろ夏ですね。夏の彼女も最高です

前スレ アグリアス様と苦難を乗り越えるスレPart25
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1145539200/

うpろだ等
FFタクティクスは好きですか?
http://fftonly.s53.xrea.com/
FFT萌燃絵うp板
http://fft-up.hp.infoseek.co.jp/index.html
過去ログ、SSなどはこちらにも 
FFDQ千夜一夜  http://www3.to/ffdqss
スレのSSまとめサイト http://d.hatena.ne.jp/agu_kanri/
【メリア】FFTキャラ総合萌えスレ5【アルマ】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1144320292/
2ちゃんねる FFドラクエ板 FFT関連過去ログリンク集
http://morioka.cool.ne.jp/ramza_beoulve/tactics.html#osusume
FFT&FFTアドバンス専用 お絵描き掲示板(新板)
http://fftonly.s2.x-beat.com/paint/bbsnote.cgi

過去スレはここからも
http://makimo.to/cgi-bin/search/search.cgi?q=%83A%83O%83%8A%83A%83X%97l%82%C9%96G%82%A6%82%E9%83X%83%8C%81@&sf=2&andor=AND&H=&view=table&all=on
2名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 14:11:24 ID:VEIRHLPF0
ぶ、前スレ名間違えてる。

前スレ
アグリアス様に萌えるスレ Part25
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1145539200/

です。
3名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 14:12:38 ID:wVCVfjT30
1に乙と書いて1乙、何か物悲しいわね…
4名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 14:23:01 ID:xINzdWZZO
>>1
5名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 14:30:13 ID:W1UnrTq/0
ここで空気の読めない俺が無転
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d48284.jpg
6名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 15:16:54 ID:4CbqoBF+O
>>1

>>5
転載云々〜はこの際置いといて、
昔俺が落書きしたアグたんとよく似ててビビったw
7名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 15:38:05 ID:FqT5gXeH0
>>1


前スレ1000
でてきなさい。怒らないから。ね

>>5
さっそく転載かよ
8名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 16:25:52 ID:DcNzWHFTO
>>1
乙彼!
>>5
無転イクナイ!(*`Д´)
9名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 16:50:25 ID:5i1wTWdX0
>>1
乙リアス
10名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 16:53:39 ID:cqeo6i7X0
VIPからの転載なんだけど、転載許可もらうって方向なら
描くスレに監視員wが常に常駐して見つけ次第転載許可もらわんとダメじゃね?
ろだで見つけた頃にはスレが落ちてるなんてのはありそうな話だし。
まぁスクリプト爆撃さえなきゃ1週間はもつスレだとは思うけどさ。
11名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 16:54:50 ID:cqeo6i7X0
あー、常に常駐ってトートロジーだわorz

いまさらながら>>1
12名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 17:13:32 ID:FqT5gXeH0
前スレの画像へリンクさせるんじゃなくて、
スレまでの誘導にとどめておくって意見がいいと思うな
13名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 18:01:12 ID:tlEgFISZO
テンプレに関連スレとして入れればいいじゃない
14名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 19:28:41 ID:C0VakD1E0
愛があるならすぐ見つけれるさ
自分で探せないようなら諦めなさいって
俺はそういう意見
15名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 19:55:25 ID:CBuRI+QQO
>>14
これぞまさに
“愛に全てを”
だな

>>1乙!
16帰する者 帰せぬ者 27/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:06:47 ID:nJ7yG2uW0
豊富な鉱物資源に恵まれたファルメリア高地は、年中、吹雪が吹き荒れる厳しい土地でもある。
炭鉱都市ゴルランドは、今日も銀世界をにぎわせていた。
しかしゴルランドで長く過ごした者なら気づくだろう、街に流れる張り詰めた空気を。

   第四話
   炭鉱都市ゴルランド『策動包囲網』

馬車が街に入るのは、斥候が済んでからというのが異端者の烙印を押されてからのルールだった。
その役目を多くこなしていたのはラッドだが、今回はアグリアスの役目である。
顔を隠すようにダイアヘルムを深くかぶったアグリアスは、街の酒場や武器屋を訪ね、
客達の雑談に耳を傾けたりしながら、屋台で売っていた熱々の肉団子で身を温めた。
炭鉱都市の名に恥じぬ喧騒に居心地の悪さを感じるのは、異端者という後ろめたい烙印ゆえか?
しかし幸いにも異端者ラムザ・ベオルブの噂などは聞かなかったため、ラムザが街に入っても大丈夫だろうと判断する。
街の外で待たせているラムザ達を呼びに戻った。

いつもは四羽のチョコボに引かせている馬車だが、今はココとレッドの二羽が引いていた。
というのも、街中で万が一の事態になったら四羽のチョコボで機動力を確保するよりも、
二羽のチョコボで小回りをよくし、もう二羽のチョコボで街中を駆け回って援護・かく乱をする方が有利だからだ。
ボコはほとんどラムザ専用だからラムザが乗っており、雪道で馬車を引くのに脚力を要するためココとレッドに任せ、
空を飛べる反面脚力がやや劣るブラックにアグリアスが騎乗した。
ラムザ、アグリアスが馬車を先導する形で炭鉱都市ゴルランドの大通りを進む。
――すると、路地裏からわらわらと武器を持った者が出てきた。見てくれから傭兵や賞金稼ぎの類らしい。
「……待ち伏せ? 斥候した時は気づかれた様子は……」
「いえ、最初から"知っていた"のだと思います。ラッドが情報を流したんだ……」
17帰する者 帰せぬ者 28/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:07:20 ID:nJ7yG2uW0
ラムザとアグリアスは剣に手を伸ばした。こうも囲まれてしまっては、戦うしかない。
だが馬車はどうする? 周囲を阻まれては、突破は困難。
ラヴィアンが腰を痛めている今、手綱を操るムスタディオに馬車の命運がかかっている。
ラムザとアグリアスの二人だけで、二十人には及ぼうかという傭兵達から馬車を守れるだろうか?
その焦りを感じ取ったのか、ムスタディオは素っ頓狂な声を上げた。
「おいおいっ、おたくら何だよ!? 俺達が何かしたか?」
「ああっ!? テメェ等が異端者ラムザ御一行様だってこたぁ、解ってんだよ!」
傭兵のリーダー格と思われる壮年の男が、白い息とともに怒鳴った。
「オラッ、苦しんで死にたくなけりゃ抵抗すんじゃねぇッ」
「冗談だろ? 俺はこいつらと何の関係も無いぜ!」
「一緒に街に入って来ただろうがよッ!?」
「雪道に車輪を取られてたところを、こいつが助けてくれたんだよ。自分のチョコボで引っ張りだしてさ!
 それで、行き先が同じなら一緒に行こうって……そうか、俺を目くらましに使ったなッ!?
 他人と一緒なら誤魔化せると思ったんだろ、異端者の考えそうな事だ!」
ムスタディオも負けじと怒鳴るが、傭兵達にではなくラムザに対してだった。
「そういうつもりではなかったッ! だがそういう下心もあったのだろうな、巻き込んですまない!」
即興のお芝居をラムザも演じ、ボコの腹を蹴って走らせた。
馬車さえ無ければチョコボの機動力で何とかなる。
「道を開けろーッ!」
それは傭兵とアグリアスの二人に向けての言葉だった。
アグリアスはブラックを走らせるよりも、まずダイアソードを振るう。
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん! 無双稲妻突き!」
強烈な雷に、傭兵達の間に切れ目が生まれる。そこをボコは駆け抜けた。
「ラヴィアンを頼むぞ……」
周囲の傭兵に聞こえないよう、ムスタディオにも聞こえないほどの小声でアグリアスは呟き、ブラックを羽ばたかせた。
「逃がすな、落とせー!」
屋根の上に逃げようとするブラック目掛けて、何人かいた弓使いが矢を放ち、黒魔道士が詠唱を開始する。
18帰する者 帰せぬ者 29/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:07:53 ID:nJ7yG2uW0
詠唱の声はが遠くなるも、周囲の空気が張り詰めるのを感じて、アグリアスはブラックを屋根の上に着地させた。
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん! 無双稲妻突き!」
二回目の聖剣技が炸裂する。雷撃が黒魔道士ののどを震わせ、沈黙状態に陥れた。
高台を取ったため、届く攻撃は魔法くらいのものだろう。弓使いをも無力化した今、反撃のチャンスだ。
しかしまずは馬車から敵を離すが先決、ムスタディオが仲間と知られれば今は動けぬラヴィアンの身が危うい。
現状をどう打破するかアグリアスは思案するも、それは一瞬で終わらされた。
「ラムザを逃がすな! 奴の首さえいただけば賞金はもらえるんだ!!」
その号令に従い傭兵達はラムザを追い始めた。
ボコの足に追いつけるとは思えないが、地の利が敵にあると考えると楽観視できまい。
援護に回るべくアグリアスはブラックを飛翔させ、ラムザを追った。
「ブラック、もっと速く飛べないのか?」
「クエェぇ……」
苦しそうな鳴き声をしつつ、ブラックは屋根から屋根へと飛び、広い屋根はノロノロと歩いた。
そこでアグリアスは、自分が重装備していると思い出した。
ダイアソード、ダイアシールド、ダイアヘルム、ダイアの腕輪。見事にダイア装備だ。
唯一違うのは、ラッドのフレイムウィップや"たま"のダメージを軽減させる白のローブを継続して装備している事。
「がんばれ、ラムザを一人にしておけぬのだ」
「クゥッエェ!」
踏ん張って、一際高く飛び上がった。ブラックとて好き好んでバテている訳ではない。
障害物の無い屋根上を移動したアグリアスは、裏道を縫うように走るボコとラムザを早々に発見した。
背後に黄チョコボにまたがった傭兵が数人迫っている。
「命脈は無常にして惜しむるべからず……葬る! 不動無明剣!」
追っ手との間に氷壁を作り、アグリアスはブラックを地面に降ろさせた。
19帰する者 帰せぬ者 30/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:08:35 ID:nJ7yG2uW0
「ラムザ、無事だな?」
「ええ。でも、逃げられないよう網を張られています……このままではどこかに追い詰められてしまう」
「どうする、さすがにこの数を我々だけでどうにかするのは困難だが」
「……どうせ追い詰められるなら、追い詰められてやりましょう」
「何か策が?」
「炭鉱へ誘い込みます。そこなら人がいないから――」
「いないから?」
「人に迷惑がかかるような罠も仕掛けられる"かも"しれません」
「……かも、か」
アグリアスは苦笑して、けれど信頼たっぷりの瞳を炭鉱の方角に向けた。
「ブラックよ、少し街を飛び回って挑発するとしようか。冷静さを奪えば罠を仕掛ける時に有利だ」
「どんな罠を仕掛けるかまだ思いついてませんけどね」

「くくっ、引っかかったな」
ほくそ笑んで、ラッドはアリシアの手を引いた。
「あっ……あの、アグリアス様達、大丈夫かな?」
「さぁな。あれだけの人数に包囲されて、どうなるか知ったこっちゃねぇよ。それより、周りに人はいないな?」
「……うん」
ラッド達がいるのは、自警団のチョコボ小屋だった。
傭兵や賞金稼ぎだけじゃなく、自警団も当然、異端者狩りに参加している。
そのため手薄になっており、盗みに入るチャンスではあったが、肝心の獲物も今は使用中だった。
予想していた事だが、異端者を追うために自警団はチョコボを使って、小屋の中は空になっている。
「チッ、一羽くれぇ残しといてもいいのによ……!」
当ては外れたが、チョコボがいるのはここだけではない。
少々危険だがチョコボ屋を襲って奪ってもいいし、宿屋にいるチョコボを盗んでもいい。
チョコボを得たら、一気にルザリアまで逃亡する算段だ。
この先の雪道を徒歩で逃げ切れるとラッドは考えていない。
あの狡いラムザなら自警団や傭兵達を何とかして、自分達を追ってくるだろう。
20帰する者 帰せぬ者 31/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:09:11 ID:nJ7yG2uW0
チョコボ小屋から出たラッドとアリシアは、次なる獲物を求めて自警団の家屋から離れようとした。
「おいっ、そこで何をしている?」
突然の声に、ラッドは愛想笑いを作って振り返る。家の戸を開け、一人の男がこちらを睨んでいた。
「いえね、何だか街が騒がしいんで何かあったのかなと思いまして」
「だったら中に入ってくればいいだろう。そっちはチョコボ小屋だな? 入ったのか?」
「人影が見えたんで、自警団の方がいらっしゃると思ったんですよ。それで、その人に訊ねようと」
「人がいたのか? お前達以外に?」
「いや、いませんでしたよ、俺が覗いてみた範囲じゃ。気のせいだったのかな?」
あえて曖昧に答えた。ハッキリ見たと言うより、そうした方が現実味がありそうだと思ったからだ。
「……まさか、この辺りに奴等が?」
「お尋ね者でもいるんですか?」
「ああ、異端者がな……」
男にジロジロと見られながらも、ラッドはへらへらとした態度を崩さない。
お尋ね者という単語も、他人事のように口に出した。その背中に隠れるようにアリシアは身をすくめている。
そんな彼女を見て自警団員の眉がピクリと動く。
「そこの女、ちょっと顔を見せろ」
「え、私?」
アリシアは戸惑ったが、ラッドの決断は早く、瞬時に手裏剣を投げていた。
自警団員の首に手裏剣が刺さる。といっても服越しのため深くは刺さっていない、治療すれば死にはしないだろう。
だが黙らせるには十分、これで助けを呼ぶのに少々時間を要する。
(アリシアの面が割れてたのか……そういやこいつも貴族の出だったな、クソッ!)
ラッドはアリシアの手を引いて駆け出し、すぐに来るだろう追っ手への対策を考えた。
このまま街中を逃げても、街の外へ逃げても、自分達の足では遠からず捕まってしまう。
とりあえず身を隠し、ほとぼりが冷めるのを待たねばならない。
どうせ街にはラムザ達がいるのだ、自分達よりそっちを優先するだろう。
さて、どこに隠れるか。
ラッドは、人気の無いだろう炭鉱方面を向いた。
21帰する者 帰せぬ者 32/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:09:42 ID:nJ7yG2uW0

炭鉱方面で待ち構えていたのは街の自警団らしき集団だった。
まともに戦っては数で押し切られるため、ラムザはあえて突破を試みる。
「地の砂に眠りし火の力目覚め、緑なめる赤き舌となれ!」
ボコを走らせながら詠唱をし、視界の端で街外れの屋根へと飛び移るブラックを視認していた。
「ファイラ!」
炎が自警団の前で渦を巻く。
「怯むな! 撃てー!!」
ラムザに弓が向ける団員が五人。その内の二人に向けて、屋根の上からアグリアスは無双稲妻突きを放った。
さらにブラックが、もう一人に向けてチョコボールを放つ。
構えているところを攻撃されバランスを崩した弓使いは地に伏す事になったが、
残る二人は矢をラムザ目掛けて放った。しかし歴戦の猛者であるボコは最小限の動きで矢の軌道から出て、
ファイラの炎と自警団員の間を突っ切った。その際に一人の団員が刃を振るったが、
ラムザの剣によって腕を浅く斬られ、武器を取り落としてしまった。
ラムザとて数々の修羅場を潜り抜けている、ラムザとボコのコンビを止めるのは至難だった。
「よし、ブラック。我々も炭鉱に逃げ込むぞ」
アグリアスもブラックにまたがり、炭鉱に向けて羽ばたかせた。
待ち構えていた自警団だけでなく、後方から迫っていた傭兵等も追いかけてくる。
それを確認しつつ、ラムザに追いついたアグリアスは質問した。
「さて、どうする? 何かいい案は浮かんだか?」
「そうですね……どこかに老朽化した坑道はありませんか? 入口を壊せそうなくらいの」
「いや、解らんな。少し調べて来よう」
ブラックは天高く舞う。
その姿は自警団や傭兵達だけでなく、炭鉱に逃げ込んできたラッドとアリシアの眼にも留まった。
22帰する者 帰せぬ者 33/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:10:15 ID:nJ7yG2uW0

「――チャンスだ!」
ラッドの言に不吉なものをアリシアは感じた。
「俺達を追いかけてる連中をアグリアスに押しつけちまおう」
「そ、それは……」
「どこかその辺に身を潜めるんだ。アグリアスがあれだけ目立ってくれてりゃ、勝手に向こうへ行ってくれるさ。
 ……帰るんだろう、アリシア? 俺がお前を帰してやる、そして俺に甘い汁を吸わせるんだ!」
山に掘られたいくつもの坑道入口。その中に潜もうかともラッドは考えたが、見つかったら袋のネズミとなる。
かといってそこいらの岩陰では心もとない、いっそ雪に潜るか? それでは凍え死ぬ。
「選択肢は少ないという事か……」
独り言を口にして現状を再確認し、結局隠れる場所など坑道しかないと解った。
アリシアは目立つ緑色をしたエルフのマントを防寒具代わりに身体に巻きつけ、坑道の入口を見ながら言う。
「ここは寒いわ、あの中なら……」
「チッ……そんなだから、あそこにゃ隠れられねぇ。来いッ、坑道の中で靴を履き替える。足跡はしっかり着けとけ」
坑道の中に入ると、ラッドは荷物からフェザーブーツを一足取り出した。
「俺の荷物はお前が背負えよ、俺がお前を背負うんだからな」
「え、何で?」
「馬鹿か。足跡で俺達はここに入ったと見せかけて、他の場所へ隠れるんだよ。フェザーブーツなら足跡は着かない」
「あ、なるほど」
「こういう戦い方、逃げ方も覚えとくんだな、騎士様」
嫌々しい口調でラッドは言った。その理由はアリシアを馬鹿にしての事なのか、
それとも鎧を着込んだアリシアを背負った時の重さを想像してなのか。

「あったぞ、足跡だ。いかに強靭な足腰とて、一足飛びに行ける範囲など知れたものだ」
自警団のリーダーは仲間と共に目印を追いかけ、それに気づいた傭兵や賞金稼ぎが追い抜こうと駆け出す。
異端者という危険分子から街を守るという理由ではなく、賞金のためという健全な欲望に従って傭兵達は躍起になる。
そうすると自警団も対抗心と欲を刺激される。
街を守るという本心の裏に、賞金や名声が欲しいというもうひとつの本心を隠して、異端者の足跡を追った。
正確には異端者の乗ったチョコボの足跡を。
23帰する者 帰せぬ者 34/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:10:50 ID:nJ7yG2uW0
チョコボの足跡は古びた坑道入口へと続いていた。足跡の着く雪道では逃げ切れぬと踏んだのか、
もしくは寒さに凍えて風をしのげる坑道内へ逃げ込んだのか、どちらにせよこれで袋のネズミという訳だ。
「この中に逃げたか……黒チョコボの女も一緒か?」
「さあな。だが本命は異端者だ、奴の首さえ取ればそれでいい」
「ああ、そうだが……」
自警団リーダーは顎鬚を撫でて思案する。その横を傭兵達が通り抜けて行った。
「お先ッ」
それを見て自警団の若いメンバーがいきり立つ。
「リーダー、あんな連中に出し抜かれていいんですか? 俺達も早く行きましょう!」
「ん……そうだな」
異端者の首にかけられた賞金額は桁違いだ。しかも相手があの名門ベオルブ家の末弟とあらば、
さらに額は上がり、討ち取れば貴族に匹敵するほどの名声が手に入る。それが思慮を浅くさせた。
ラムザを追っていた人間全員が坑道に入って三十秒ほど経った頃、入口の前に黒い影が降り立った。
そして近くにあった岩陰から黄色いコンビも現れる。ラムザとボコだ。
「作戦通りですね、よかった……」
ラムザは足跡のせいで追跡をまぬがれないと考え、ボコに跳躍させて一時身を隠したのだ。
そしてやや離れた位置に、アグリアスの乗ったブラックを着地させて、坑道内へ向けて歩かせた。
ブラックの足跡をボコの足跡と誤認させ、雪の無い坑道内に入ったブラックは飛翔して外に出るという作戦。
幸いにもすべてが上手くいった。後は入口を閉ざすのみ、そうすれば追っ手は断てる。
「やりますよアグリアスさん。無念の響き、嘆きの風を凍らせて――」
「ブラック、お前が一番手だ! 命脈は無常にして惜しむるべからず……葬る!」
「クエエッ!」
「不動無明剣!」
「忘却の真実を語れ……ブリザガ!」
チョコボールが坑道入口を支える木材を粉砕し、さらにその上から二重に氷山を叩きつける。
その質量が重量が岸壁を衝撃で崩し、瓦礫の一部と混ざり合いながら坑道入口を閉ざす。
外と中の両方から瓦礫をどかそうとしても日単位の時を要するだろうし、他の出口から出るのにも数時間はかかる。
完璧に近いほどに計画通りだ。しかし計算外の事がひとつ、嬉しい誤算が発生した。
24帰する者 帰せぬ者 35/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:11:23 ID:nJ7yG2uW0

計算外の事態は、その内容を推測できないからこそ計算外なのだが、その事態が訪れる可能性を頭に置く事は可能だ。
今まで何度もそういう事態に遭遇し潜り抜けてきたラッドの対応は早かった。
(くそっ、落ちるか!?)
ラムザ達が破壊した坑道入口のある斜面にラッド達はいた。
姿が見えないのは、フレイムウィップで雪を溶かして作った穴に潜んでいたからだ。
すでにフェザーブーツは普通のブーツに履き替え、万が一見つかった時のために武器を構えている。
が、地響きにより斜面の雪が崩れ、自らが転げ落ちる事になるとは。
武器を手落とさぬよう握り締め、フレイムウィップの鎚頭で雪を溶かしながら態勢を立て直しつつラッドは斜面を滑った。
一方ラッドと同じく潜んでいたアリシアは、突然の出来事に混乱し、パルチザンを握り締めたまま転げ落ちる。

追われていたラムザとアグリアスは、追っていたラッドとアリシアが突然斜面から転げ落ちて来た事に驚愕した。
「何でここにッ、ラッド!」
「驚く暇があるのかよ、ラムザ!」
距離は大股で五歩といったところか、ラッドは素早くひょうすいのたまを投げる。
反射的に反応したラムザは持っていたイージスの盾で氷撃を受け、ラッドに肉薄した。黄色い刀身を抜く。
「アグリアスさん、回り込んで!」
「アリシア! とっとと逃げ――鞄を拾えトンマ!」
怒鳴られて、アリシアはゲルモニーク聖典の入った鞄を落としている事に気づいた。
鞄は雪上を転がり、アリシアが今倒れている場所からは手を伸ばしてもほんのわずかに届かぬ距離。
故にアリシアが雪を這う間に、ラムザは剣の向きをラッドから鞄へ変えた。
剣の切っ先で鞄の紐を引っ掛け、後方に放り投げる。
ブラックに飛び乗ったアグリアスは、偶然にもキャッチするタイミングが一致すると感じたため、
即座にブラックを低空で前方に飛翔させて鞄を抱き止めた。そのせいで両手がふさがる。
「このアマッ!」
ラムザに出し抜かれたラッドは、怒りのままにフレイムウィップを横一閃するも、
その動きを悟ったブラックは膝を曲げてギリギリ攻撃を回避しつつ、安全な距離を開けようと高度を上げた。
25帰する者 帰せぬ者 36/36 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/25(木) 20:12:00 ID:nJ7yG2uW0
「取り返せアリシア!」
外したフレイムウィップとは逆の手で、さらにフレイムウィップをラッドは振るった。
今度の狙いはラムザの腹部だ。回避は不可能と見たラムザはさらに踏み込んでラッドにタックルを試みる。
鈍い衝撃がラムザの脇腹を駆け抜けた。刹那、赤い渦がラムザを包む。
「うあっ!? こ、れは!」
フレイムウィップの追加効果が発動したのだとラムザは気づいた。
しかもこの熱度は明らかに強化されている。ラッドの手首に百八の数珠が巻かれていた。
「くっ……そういう事か!」
炎に巻かれながらもラムザはラッドへ体当たりを敢行する。が、一瞬の遅れが生じた。
横っ跳びに回避したラッドはさらにフレイムウィップを振るう。
咄嗟に首を捻ったラムザの耳元を鋭い風切り音が通り過ぎた。
際どい体勢からラムザはブーツの底をラッドの腹部に叩き込み、距離を取ろうと図った。
しかしラッドは、その目論見通り後ずさりながらもフレイムウィップが届かぬ腕を振って反撃する。
「風水返し!」
「吹雪だって!? うあっ」
まだわずかに残る炎の残滓を、新たな白い渦が掻き消し、さらに肌を切り裂いた。

「聖典は……あった、取り返したぞ」
滞空するブラックの上で、アグリアスは鞄の中にあるゲルモニーク聖典を確認した。
これを奪い返されてはならない。鞄を腰にかけると、敵の攻撃に備えて剣を抜いた。
(敵の攻撃と……私は考えたのか? 相手はアリシアだぞ……)
そのアリシアが、空中にいるアグリアスのかたわらを下から上へと跳び抜けた。
「なっ!?」
「それは渡せないんですッ!」
竜騎士のアリシアは、驚異的なジャンプ力によってアグリアスの頭上を取った。
お揃いのダイアヘルムの奥にある視線が、空中でぶつかり合う。
同じ日、同じ時に購入した、同じ兜。それ目掛けてアリシアはスピアを振り下ろした。
ヘルム越しの衝撃によって、アグリアスの視界に火花が散る。
さらに耳元で轟音、それはダイアヘルムが破砕する音であった。
破片が散る。
アグリアスの悲痛な表情があらわになった、しかしアリシアの悲痛な表情はダイアヘルムに隠れたまま――。
26名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 20:14:50 ID:9+4D4ZAtO
リアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
27名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 20:26:36 ID:E0OmepKN0
>>5はそのうち守秘義務でも漏らして捕まりそうだw
罪の意識が全くないから、そういうことでも気にも留めずにやるだろう。
28名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 20:41:13 ID:FqT5gXeH0
あとからじっくり読もう
29名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 20:42:06 ID:VEIRHLPF0
ラッドが……ラッドがどんどん黒くなってゆく……
30名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 20:57:17 ID:o5OKn2yN0
ラッドてよく考えたら、ガフガリオンの手下だったんだし、結構な古参だったとすれば
これぐらい黒くてもいいねえ。そんなことよりも、行く人氏GJ!!続き期待しております。
31名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 21:32:20 ID:WEBgOLUV0
ラッドがアリシアを手なずけて(夜のセックル?)裏切りの暴挙をしているよーーー!!
俺の中で、ゲームデータのラッドをアグたん剣で水晶化したい気持ちだぜー?!!
アリシアはアイテム士の石化銃でずーと過ごす罰ケテーイ!!
素晴らしGJ!!!
32名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 21:40:40 ID:HyTyXHfN0
ネットにイラスト無断転載で逮捕
 福島県警生活安全総務課と甘木署は14日、インターネットサイト2ちゃんねるにイラストを無断で転載し、著作権を侵害したとして、著作権法違反の疑いで東京都大田区の容疑者宅を家宅捜索した。

 捜索を受けたのは東京都大田区蒲田の金子金子(32歳)

33名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 21:41:40 ID:HyTyXHfN0
>>5じゃないよな?w
34名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 21:50:05 ID:W1UnrTq/0
タイーホされました(><><<<<><><><>;;;;;;;)
35名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 22:04:50 ID:UcKYvXW20
金子金子(32歳)wwwwwwwwww
36名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 22:45:20 ID:csVAJ/2o0
2ch は文字しか書けないと思っていたが最近は画像も載せる事ができるようになったのか?
37名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 23:02:46 ID:VEIRHLPF0
直リンはまずいので、今虹板に行けば
密漁成功や大江戸が手に入りますよ、と書いておく。
38名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 23:07:26 ID:W1UnrTq/0
光速でDLしたら全部持ってた
39名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 23:10:05 ID:VEIRHLPF0
まぁ、このスレの住人ならすでに持ってる人がほとんどかモナー
40名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 23:41:14 ID:wc5lD/lgO
セイバーにアグを重ねられる俺は勝ち組だよな
41名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 06:02:11 ID:ZTGN5PMR0
>>16
今更かもしれんが…前から、熱々の肉団子が気になってたんだよ。
炭鉱都市ゴルランドだけにラピュタネタと解釈しておk?w
42名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 13:44:04 ID:DF1gJo9S0
メモリーカードって何番目にセーブしたらアグリアスだっけ?

ていうかあれの表示キャラって
ラムザ、オヴェリア、ディリータ、アルマ、アルガス、アグリアス、
ダイスダーグ、ザルバッグ、ガフガリオン、チョコボ
以外を思い出せない
43名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 13:44:59 ID:1CyEAb8/0
それ+ボムしか覚えてない
44名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 13:59:16 ID:1CyEAb8/0
また無転しにきたよ^^^
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d49441.jpg
45名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 14:10:01 ID:H0fhI9Cg0
>>44
はええよw
46名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 15:21:52 ID:UT5oUId+O
アグリアスとガフガリオンを同じ部屋に閉じ込めてみた
47名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 16:19:01 ID:fZp0nVh40
VIPPER共が
48名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 16:36:43 ID:NhtHxXhVO
万引きして自慢してる子供みたいな奴だな。
通報してやったほうが本人の為だ。
49名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 16:46:08 ID:1CyEAb8/0
通報ワロヌ
50オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:38:05 ID:/RloOGSD0
流れを読まずにSS投下!


「レーゼ殿、ベイオウーフ殿。ちょっといいか? アグリアスだが」
 アグリアスは扉の外から声をかけた。
「どうぞ」
 部屋の中からレーゼの声がした。
 ここは貿易都市ドーターの宿である。軍資金を稼ぐため、仲間数人が儲け話で隊を
離れており、彼らが戻るまで、ラムザ一行は休養ということになっていた。
 そんなある日の夜。
「失礼する。装備の配給について―――」
 アグリアスは扉を開けて、レーゼとベイオウーフの部屋に入り―――この二人は、公認の
カップルということで、どこでも部屋は一緒だった―――そして入り口で足を止めた。
「な、なななななな!!」
 部屋の中では、レーゼがベイオウーフに膝枕を当てていたのだ。恋人同士なのだから
別に不思議はないのだが、馬鹿真面目なアグリアスにはなかなか刺激的な光景であった。
「い―――し、失礼した! 出直してくるゆえ―――!」
 アグリアスは踵を返そうとしたが、
「あら、帰るの?」
 笑いを含んだレーゼの声に、アグリアスは立ち止まり、恐る恐る振り向いた。
「あ、―――あ、あ、あの、私、お邪魔なら……」
「誰も邪魔なんて言ってやしないじゃない。―――いったい何を想像したんだか知らない
けど、ベイオの耳掃除をしてあげてただけよ?」
「耳……掃除……?」
51オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:38:44 ID:/RloOGSD0
 レーゼはベイオウーフを起き上がらせると、手に持っているものをアグリアスのほうへ
見せた。それは長さ15センチほどの、匙のような形をしたごく細い木製の棒だった。
「―――そ、それは?」
「昼間、市場で見つけたんだけど、東洋ではこの”耳掻き”というので耳掃除をするんですって」
「し、しかし木の棒など、耳に入れては危険では……」
「これは竹製よ。見た目より肌に優しいわ。それに綿棒よりよく汚れが取れるしね―――どう、
ベイオ? よく聞こえるようになったんじゃなくて?」
「まったくだ。いつも以上にレーゼの声が美しく聞こえるよ」
「だ、そうよ。耳を掃除してあげるんで、膝枕してたってわけ」
「な、なるほど」
「そうそう、私、実はこれ二本買ってきたのよ。良かったら一本あげましょうか?」
「は、はぁ、それはどうも」
「貴女も、愛しい彼の耳を掃除してやりなさいな」
「な―――わた、わた私は別にラムザの耳掃除など―――」
 言ってからアグリアスは口を噤んだが、後の祭りであった。レーゼは艶然と笑って、
「ほんっと、貴女って分かりやすいわねぇ。―――ま、それならそれで、ラムザの耳を掃除して
あげたら? もちろん膝枕で」
「な、なな、何で私がッ!!」
「好きなんでしょ?」
「いやだから……」
「じゃ、ラファちゃんかメリアドールにでもあげようかなぁ〜」
「―――!!」
52オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:39:25 ID:/RloOGSD0
結局、アグリアスは耳掻きを受け取って、部屋を出た。
 アグリアスは確かにラムザに焦がれていたが、彼女の性格からして自分から告白するなど
太陽が西から昇ってもありえない。そんなこんなでヤキモキしているところに、ラファだの
メリアドールだのが露骨にラムザに好意を見せるから、彼女とて心中穏やかではないのだ。
(いい機会かもしれない)
 思いを告げるのは無理でも、せめて近づければ。レーゼがそのきっかけをくれわけだ。
(よし!)
 彼女は気合を入れた。ラムザの部屋の前で大きく深呼吸し、おもむろにノックをする。
「ラ、ラムザ、私だ―――ちょっといいか?」
「―――アグリアスさんですか、どうぞ」
 幸い、ラムザの部屋には他に誰もいなかった。
「ご苦労様。ベイオウーフさん達、装備はどうするって言ってました?」
(―――しまった! それを聞きに行ったんだっけ。……いやいやそんなのは後でも聞ける。
今はとにかくラムザを……というか、落ち着け、私!)
 精一杯平静を装って、ラムザに話しかける。
「あ、ああ、その事はあとで。そ、それよりラムザ」
「はい?」
 さてどう言ったものか。いきなり「耳掃除してやるから横になれ」でもあるまい。出来れば
自然に、なおかついい雰囲気でそういう状況に持って行きたい。
「―――ああ、その、これ、なんだが」
 アグリアスは手にした耳掻きを見せた。
「なんです、それ?」
 うまい具合に、ラムザが食いついてきた。
53オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:40:17 ID:/RloOGSD0
「う、うむ、その、レーゼ殿が町で見つけてきたそうだが、東洋の耳掃除の道具だそうだ」
「へーえ、面白い形ですね」
「そ、それでだな、あの二人、その、レーゼ殿が、ひひ、膝枕をして、ベイオウーフ殿の耳を
掃除、していたのだが……」
「へぇ、相変わらずお熱いですね、あの二人」
 いたってのどかに返事をするラムザに、アグリアスは(さっさと気づけ!)と癇癪を起こし
かけたが、ここで怒っては何にもならないと、辛抱強く続ける。
「そ、それでだな、ラムザも、その……耳の掃除を……どうかな……なんて―――」
「え? でも、それアグリアスさんが貰ったんでしょう。それを僕が貰うわけには……」
 ラムザの鈍感さはアグリアスの想像を超えていた。お世辞にも気が長いとはいえない彼女の
堪忍袋の緒は、いともあっさりと切れた。
「そ、そうじゃない!! 私がお前の耳掃除をしてやろうというんだ! いい加減で気づけ!
この馬鹿ッ!!」
「え―――」
 ラムザは目を丸くした。
(しまった!)
 アグリアスは猛烈に後悔したが、いまさら後にも引けない。
「いやいやいや、そのなんだ、べ、別に強要してるわけではないが……き、貴公が良ければだな、
その、耳掃除をしてやろうかと」
 はたから聞いていれば、十分に押し付けがましいし、また横暴な言い方でもある。とはいえ、
彼女にしてみたらそんな言い方しか出来ないのだ。
 付き合いの長いラムザは、その辺のことは心得ていた。
54オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:41:04 ID:/RloOGSD0
「アグリアスさんが、僕の耳掃除を……してくれるんですか」
 さすがにいくらか頬を染めながら、ラムザは答えた。
「いやだからその、き、貴公の意思が第一だ。嫌だったら―――」
「嫌なわけ、ないじゃないですか!」
 滑稽なくらい真摯にラムザは言う。
「で……その、ひ、膝枕で、してくれるんですか?」
「む、む、だから、貴公が、そう望むのなら―――」
「それはもう―――願ったり叶ったり、です」
 言うと、ラムザは弾けるような笑顔を見せた。
 アグリアスは真っ赤な顔をしながら、ベッドに腰掛け、ほれ、と促した。ラムザもベッドに
横たわり、その形の良い頭がアグリアスの膝に乗る。その瞬間、アグリアスの全身にこそばゆい
とも気持ちよいともつかぬ電流のような感覚が流れた。
(わ、私の膝の上に―――ら、らららラムザの、あああ頭が乗っているッ―――!!)
 そう考えただけで天にも昇りそうな心持になったが、膝枕をしただけが目的ではない。
 実を言うと、アグリアスはうまく耳掃除が出来るかどうか、はなはだ自信がなかった。彼女は
手先は絶望的に不器用なのである。アカデミーでは裁縫(軍隊生活では必要な技術である)で
追試を食らったし、工作の授業では、ハンマーで釘ではなく自分の親指を打って、周囲の失笑を
買ったし、教養講座の美術では、猫を書いたつもりなのに馬だと思われたりした。
 だが、今こそ恋の天王山、ここでばかりは失敗するわけには行かない。
「い、痛かったら、言うんだぞ」
 アグリアスがそう言うと、ラムザは膝上の頭をこっくりとさせた。
55オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:41:54 ID:/RloOGSD0
 アグリアスは慎重に耳掻きの先をラムザの耳に差し入れた。瞬間、
「ん―――!」
 とラムザが声を上げた。アグリアスはびくりとして手を止め、
「ど、どうした、痛かったか!?」
 と聞いたがラムザは
「大丈夫です。少しくすぐったかっただけ」
 と答えた。アグリアスはほっと息を吐き、再び耳掻きを深く差し入れる。あまり奥まで入れ
過ぎないように気をつけながら、少しずつ耳の汚れを掻き出していく。
 やってみると、思ったほど難しい作業ではなかった。それに、レーゼの言うとおり、面白い
ほどよく汚れが取れる。
 もっとも、一つ困ったことがあった。
 ラムザの吐く息の暖かさが、ズボンごしにアグリアスの足に伝わるのだ。一定の間隔で、
腿が熱さを感じる。アグリアスはむしろ手先に気を使うよりも、太腿に伝わるなまぬるい熱に
耐えねばならなかった。
 どうにか、片方の耳を終える。ラムザを寝返らせ、もう片方の耳に取り掛かる。
 が、これによって事態はさらに悪化した。ラムザは今、アグリアスの体側に顔を向けている。
先程よりいっそう、ラムザの息が内腿から股間に、すなわち女性にとってもっともデリケートな
部分に吹きかかるのだ。
(う、うう―――へ、変な感じ―――、で、でも、ここでやめる訳には―――)
 アグリアスは、その気持ち良いのだか悪いのだか分からない感覚に気が狂いそうになった。
56オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:42:32 ID:/RloOGSD0
「お、終わったぞ、綺麗になった」
 それでもなんとか、アグリアスはラムザの耳掃除を完了した。ラムザはむくりと起き上がると、
「有難うございます。ずいぶんスッキリしました」
 と言った。見ると、その顔はだいぶ火照っている。さすがにかなり意識したのだろう。
「い、痛くなかった―――か?」
「全然。―――というか、耳掃除、お上手ですね。誰かにやってあげたことがあるとか―――?」
「ば、馬鹿言うな!」
 アグリアスは真っ赤になって怒った。
「こ、こんな恥ずかしいこと、貴公以外にするものか! 貴公だからやったんだ!」
 言ってしまってから、語るに落ちていることに気付いたアグリアスは真っ赤になって面を伏せた。
さしもの鈍感なラムザも、この返事の意味するところに気付くと、ますます赤面して、やはり俯いた。
 気まずい、しかしあるいは幸福な沈黙が二人を包む。
「―――あ、あー、なんだ、き、貴公が満足してくれたのならとにかく良かった。―――き、気が
向いたらまたやってやる! それじゃ―――」
 照れ隠しに横柄なことを言ってアグリアスは部屋を出ようとしたが、
「―――アグリアスさん」
 と、ラムザが声をかけて引き止めた。
「な、なな、何か?」
 アグリアスはうわずった声で返事をした。
「お礼に……僕もアグリアスさんの耳掃除を……したいんですけど」
 ラムザは、そんなことを言った。
57オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:43:24 ID:/RloOGSD0
 アグリアスの欠点は、無駄に格好をつけたがることである。この場合も二つ返事で
受け入れればいいものを、スタイルを気にして素直に「はい」と言えなかった。
「わ、わた、私の、みみみみ耳掃除? なにか、きき、貴公がしてくれると、言うのか?」
「お嫌でしたら―――」
「む―――そ、そのなんだ、貴公がどうしても、というなら―――」
 もっとも、ラムザは飲み込み顔だった。くすりと笑って、
「はい、やらせてください。―――出来れば、膝枕で―――」
「―――ッ!!」
 ラムザは、先ほどアグリアスがしたようにベッドに腰掛け、さあ、というふうに慫慂した。
 アグリアスは大人しく―――あのアグリアスが―――横たわり、ラムザの意外としっかり
筋肉がついた腿に頭を乗せた。
(ラムザの腿、柔らかい―――)
 それは、彼女が使ってきたどんな枕よりもその頭によくフィットした。
 今、彼女は愛する男の膝に頭を横たえているのだ。
 心臓の鼓動が早くなる。顔が火を吹かんばかりに赤くなっているのが分かる。
「……アグリアスさんの髪って近くで見れば見るほど綺麗ですね」
 そのアグリアスの動揺を見透かしたかのように、ラムザはそんなことを言った。
「そ、そんなこといいから! 早く耳を―――」
 邪険な返事をしてしまったが、彼女としてはこれでいっぱいいっぱいなのである。
「―――じゃ、始めますよ」
 ラムザはおもむろに耳掻きをアグリアスの耳に挿入した。
58オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:44:08 ID:/RloOGSD0
「ひゃうッ!!!」
 敏感な耳の内側に耳掻きが触れた瞬間、さすがにアグリアスはこそばゆさで悲鳴を上げた。
「大丈夫ですか?」 
 心配そうにラムザが聞く。
「ら、ら、らいじょうぶ―――」
 と言ったものの、とても大丈夫ではなかった。
 アグリアスは、耳に異物が入る感触は好きではなかった。子供の頃、母に掃除を
してもらったが、くすぐったさと気持ち悪さでのたうち回った覚えしかない。
 だが今は、母にしてもらったときのような嫌悪感は感じない。
 むしろ逆に、異様な快感を感じた。
(は、母上のときには―――こんな風に感じなかったのに―――ひッ!) 
 内耳を擦られる感触が、まるで性感帯に触れられるような刺激をアグリアスにもたらす。
(な、なんで―――こんな―――あぁぁッ!!)
 まるでラムザに嬲られているようだった。それはエロティックでさえあった。
 これまで感じたこともないような、ある種の興奮―――
 しかも、ラムザとほとんど体を接しているのだ。昨日まで考えもしなかった、愛しい
男との急接近、おまけに、仲睦まじい夫婦のようにお互いの耳掃除。
 言いようのない悦福の感覚に、アグリアスは心の底から酔った。
(……ああ……)
 アグリアスは半ば自我を失っていた。幸福感と陶酔で、頭が真っ白になってゆく。
 そのまま、意識が遠のき―――
59オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:44:43 ID:/RloOGSD0
「―――? ……ここは?」
 我に返ったアグリアスは、一瞬自分がどこにいるか分からなかった。  
「お目覚めですか?」
 頭のすぐ上から、ラムザの声が降ってきた。やはりアグリアスの頭はラムザの膝の
上にあり、その体はベッドに横たわったままだった。
「私は……眠ってしまったのか―――?」
「ええ、30分ばかり」
「さ、30分―――て、そ、その間ずっと―――き、貴公の膝枕で?」
「ええ」
「ええ、って! な、何で起こさんのだ!」
「すごく気持ちよさそうに寝てましたから。それに―――」
「それに―――?」
「アグリアスさんの寝顔、ものすごく綺麗で―――」
「なッ―――」
 これ以上出来るかというくらいアグリアスは赤面した。
「ば、ば、馬鹿なことを! ひ、人の寝顔を30分も見ているなど、ひ、暇人か、貴公は! 
―――というか、わ、わたわた私の、ねね寝顔なんぞ、人に見せられるものでは―――」
「そ、そんなことないですよ!」
 むきになってラムザは反論した。
「す、すごく綺麗でした! アグリアスさん。―――まるで―――」
「……まるで?」
「女神みたいに―――」
60オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:45:27 ID:/RloOGSD0
「め、めめめめ、めが、女神!?」 
 当人はそれと意識していないが、ラムザは往々にしてこのような殺し文句を吐くことが
ある。それは、見当違いにも己は無骨で垢抜けず不美人だと思い込んでいるアグリアスに、
小さな光明を与えた。
「あの―――ラムザ、ひ、ひとつ聞きたいのだが……」
「なんです?」
「私って……その……不美人では―――ないのか?」
「―――は?」
「だ、だって、私は、がさつだし、無骨だし、有り体に言って女らしくないというか……」
 さすがのラムザも、この主張にはまったく虚を衝かれ、また同時に大いにあきれた。
「……あのですねぇ、アグリアスさん」
 苦笑しながらラムザは言う。
「男連中が、なんでアグ姐アグ姐って、貴女のところに集まると思ってるんです。不美人の
ところに寄りたがる男がいますか? ―――みんな貴女に気があるから、貴女が美人だから
群がってくるんですよ。まるで綺麗な花に集まる蜜蜂のように。―――僕だって……」
「……?」
「僕だって、それを見てると……穏やかじゃないというか……その……」
「私……」
 アグリアスはとてもとても女らしい表情で、ラムザの顔を見つめた。
「私、美人―――?」
「―――もちろんじゃないですか。―――僕の、僕の女神様」
 それは、告白にも等しい台詞であった。
61オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:46:08 ID:/RloOGSD0
二人がもっと恋愛なれしていたり、精神的に大人であれば、そのままキス、そして
それ以上のことに……となったかもしれないが、所詮この二人はどこまでも奥手であった。
「―――有難う」
 アグリアスは、情熱的に身をゆだねるかわりに、そんなふうに返事をした。
「少なくとも、ラムザは―――私を綺麗だと、思ってくれるんだな」
「もちろんです。……ひとつ、お願いしたいことがあるんですけどね」
 またしても苦笑しながら、ラムザが言う。
「くどいようですけど、僕だけがアグリアスさんを綺麗だと思ってるわけじゃありません。
貴女はみんなの憧れです……だからその……あまり、他の連中に……気のある素振りを
見せたりとか……して欲しくないなぁ……なんて。―――我侭でしょうか」
「貴公―――」
 アグリアスはちょっと驚いて、
「意外と、その―――嫉妬深い……のか?」
「―――そうかもしれません」
 ラムザは笑いながら言った。アグリアスはちょっと考えて、答えた。
「……条件がある」
「条件?」
「―――また、耳掃除を、させてくれるか? もちろん―――膝枕で」
 言うと、アグリアスは項まで朱に染めた。ラムザも同じように真っ赤になった。
「そ、そんなことでしたら、いつでも喜んで。……僕も、させて貰っていいですか?」
「も、もちろん!」
 二人は、満面の笑顔で、心底幸せそうに見つめ合った。
62オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:47:08 ID:/RloOGSD0
「あ、隊長、お帰りなさい」
 いろんなことがあったので、結局かなり遅くなって、アグリアスは自室に帰り着いた。
ラヴィアンがいつものようにあれこれと色々なことを聞いてくる。
「ずいぶん遅かったですね。何をしてたんです? ―――誰かと逢引き、とか?」
「馬鹿を言うな」
 アグリアスはいつになく冷静に、ラヴィアンの軽口を笑い飛ばした。その様子に違和感を
感じたラヴィアンは、しげしげとアグリアスの顔を眺めた。そして―――
「あーーーッ!!」
「な、何だ?」
「隊長、左のほっぺ!」
「左の……頬?」
「鏡を見てご覧なさいってば!」
 言われるままに、壁に掛かっている小さな鏡を覗き込む。すると。
「! こ、この痕は!!」
「キスマーク! それってキスマークですよねぇ! 誰に……って、聞くまでもないか」
「な、な……」
 おそらく、眠っている間にラムザが付けたのだろう。
(わ、私が眠っている間に!? って、ええ? ラムザが!? 私に!? せせ、接吻!?)
 アグリアスの思考は大いに混乱した。ラヴィアンは大はしゃぎである。
「いやぁ、隊長とラムザさんも、とうとうそこまで来ましたか。あたしゃ嬉しいですよ!」
「な、なんでラムザだと!?」
「バレバレですよ。お互い想い合ってるんでしょ? 隊の中では、お二人がいつくっ付くか
賭けまで成立してるんですよ! それにしても案外早かったなぁ!」
63オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:47:58 ID:/RloOGSD0
「か、賭けだと?」
「そうですよぉ。男連中は大概隊長に気がありますから、不成立の方に回ってますけど、
女子はほとんど成立派ですね。いやー、それにしてもキスとは! 上出来上出来!」
 ラヴィアンは一人で悦に入っている。
 アグリアスは馬鹿らしくなった。つい昨日まで、彼女のラムザへの思慕は、秘中の秘で
あるはずだったが、あにはからんや、隊全員が興味津々で見守っていたとは。
 彼女は全身の力が抜けるのを感じた。
「それでそれで? ラムザさんとはどんな感じなんですかぁ?」
「―――別に。お互い膝枕で耳掃除をして、私がそのまま気持ちよくて眠ってしまったから、
ラムザがキスをしたんだろ」
 まるで天気の話でもするかのように、アグリアスは何でもなさそうに言った。
「わぁお、お互いに耳掃除! しかも膝枕で! ―――ていうか、隊長」
「なんだ」
「なんというか、雰囲気変わりましたね。……なんか突き抜けたっていうか」
「東洋の故事にいわく、『別れて三日なれば刮目して相対すべし』……そういうことさ」
 アグリアスは笑いながら言った。
 状況が人間を変えるという事はよくある。ラムザとの急接近、そしてお互いの気持ちの
確認、さらにそれが皆の知るところであったこと。
 それらを受け、良い意味で彼女は開き直れたのである。
「うひゃあ、変われば変わるもんなんですねぇ。おっと、それじゃ早速この結果をみんなに
知らせなけりゃ! ちょっと出てきます!」
 言うと、ラヴィアンは階下にすっ飛んでいった。
64オリエンタルツール:2006/05/26(金) 17:49:03 ID:/RloOGSD0
 その報告が仲間にもたらした衝撃は、しかし計り知れなかった。アグリアスにとっては、
その後の男連中の落胆ぶりも、賭けに勝った連中の舞い上がりっぷりも、大したことでは
なかったが、ラムザにとってはそうはいかない。彼はアグリアスに憧れていた男子隊員から
総スカンを食ってしまったのである。
「―――なんだって、しゃべっちゃったんです。アグリアスさん」
 顔色の悪いラムザが、そう苦情を言いに来た。
「貴公だって、私の寝ている隙にキスをしたろう。スタンドプレーはお互い様だ」
 コケティッシュな笑いを浮かべながら、アグリアスはそんな風に受け流した。これには
さすがにラムザもおや、と思ったのか、
「どうしたんです。―――なんか、雰囲気が、いつもと違うと言うか……」
「別に。―――恋愛するなら堂々としよう、と考えただけさ。貴公もそうしろ。楽だぞ」
「は、はぁ」
「まぁ、何か辛いことがあったら、いつでも泣きついて来い。―――男連中には当分グチも
こぼせんだろうしな。また耳掃除して癒してやるから」
「ど、どうも。―――でも、そんなにすぐ、耳汚れませんよ」
「じゃ、膝枕してやるから、その上で昼寝しろ」
「―――で、寝ている最中にキスマークつけてくれるんですか?」
 ほだされてきたラムザも、そんなふうに切り返した。
「そういうのは私の趣味じゃないな。私なら―――堂々と正面から唇を奪ってやるさ」
 さすがに少し頬を赤らめたが、アグリアスは大胆にそんな宣言をした。
 これからも戦いは厳しさを増していくだろう。だが、二人の恋人はいま、ひどく晴れ晴れと
した気分であった。
 
 たった一つの竹の棒が、若い二人の心の扉を開く鍵になった、そんな話であったとさ。
65名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 17:50:04 ID:1CyEAb8/0
光速で保存した
66カテナツィオ:2006/05/26(金) 17:50:07 ID:/RloOGSD0
おしまい

膝枕で耳掃除ネタってのはなかったと思うので、やってみました。
最後は皆にからかわれるアグリアスさんでなく、一皮剥けた(?)
アグリアスさんで。

はぁ、卒論さっぱり書き進まんのに、SSのアイディアだけは湧いてくる。
いかんなぁ。
67名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 19:01:03 ID:iUX3a/Ix0
良し。
68名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 19:09:46 ID:fZp0nVh40
仕事疲れたぁ
明日じっくり読むべ
職人さん乙
69名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 19:21:22 ID:W0qwVoR+0
>>66
ヒント…卒論タイトル「俺とアグリアス」
70名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 19:36:20 ID:c3C1XM9E0
俺みたいにレポート締め切りが近づくたんびに
「金髪巨乳年上女騎士と、異端者にされて世界を敵に回したけどそれでも頑張る少年剣士との関係性について」
みたいなタイトルがちらついて、結局単位落として大学辞めた人間みたいにはなるなよ。

「〜関係・性について」と見えるようだと、まだドキドキしてるようだ。
71名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 23:19:47 ID:6dh82ax50
>>66
乙!
ツンデレアグたんと最後ら辺の男前なアグたんに萌えますた
72名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 23:33:36 ID:M9aMvkGR0
テラGJッ!!これが燃えーッ!ていう変性意識かっ?!!
アグたん燃えーーーーーーーーーーー━━━━(*゚ ∀ ゚*)━━━━━━━━━━━━ッ!!!!!!!!
73名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 00:13:33 ID:hB7hxafk0
いや、君、発火してるから

>>66
ちょっと耳かき買ってくる
74名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 01:32:17 ID:P3Gpo3b90
今日、ラムザを膝枕してやった。
とても気持ち良さそうな顔をしてくれて私も気分がいい。
しばらくするとラムザが姿勢を変えてうつぶせになってきた。
ラムザがプリプリ揺らす尻がなんとなく気になったので、試しに引っぱたいてみた。
ラムザは「ウッ」とうめいたのみで特に嫌がってはいないらしかった。
私も気をよくしたので、二度三度と叩いてみた。
私の中で何かが目覚めた。

アリ「―何かが目覚めた、マル…」
ラヴィ「いつもながらホント、アグリアス様の日記を盗み読みするのは命がけだぜー!」
75名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 01:39:51 ID:WF+hw1ZI0
>>74
続編書いてー
76名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 03:40:29 ID:xR+cyRNPO
そしてラムザはお尻の処女を奪われたのか
77名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 10:38:54 ID:WF+hw1ZI0
つか俺の中ではラムザは女なんだが
78名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 10:44:56 ID:iac/mg4b0
>>77
不思議だな、書いてないのに俺の脳内が書いてあるぞ
79名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 11:47:42 ID:lp600Ptp0
>>66
耳掃除した
80名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 11:59:09 ID:YwT1weaJ0
>>74
ラム座M男ですか。Sなアグたんも(;´Д`)ハァハァ
ラヴィテンション高すぎw
81名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 11:59:30 ID:ouqnbKs20
ここのSSを見てると、あと10年は戦える気がするんだぜ?
82名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 12:24:00 ID:xR+cyRNPO
その頃には移植、リメイク、続編とか出てるかも知れないぜ?
83名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 12:34:11 ID:FlKJpZuQO
俺はもう10年目たまが。
84名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 12:46:56 ID:LLbSl4V80
俺漏れも
85名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 21:29:28 ID:Tx6y6tjZ0
<<惜しかったなぁ ラムザ>>
<<アグ姐に染まったお前は 一度聖跡でリセットする必要がある>>

<<惚れろよ、臆病者!>>
<<アグたああああああああああん☆!!>>
86名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 21:46:18 ID:F/JJ6x1R0
>>85
それなんか元ネタとかあるの?
87名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 21:50:42 ID:roS27gVK0
本当に戦いが終わった後、アグさんどうすんのかなぁ。
剣を置いてどんな生活していくのかなぁ
88名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 22:02:44 ID:qAT7G4tf0
>>85
このスレ、やけにエースが多くないか?w
板違いだし程々にな。
89名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 23:53:41 ID:+9oHLr0T0
>>85
4でも5でもないな、ゼロ?
とにかく程ほどに。
90名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/27(土) 23:59:45 ID:scJacAAf0
見つからないSSがあるので質問します。

うろ覚えだけど
・エンディング後に、ラムとアグが結婚して田舎暮らしをしている
・息子バルバネス、娘ティータ(orオヴェリアだったかも?)がいる
・18禁
というような感じで、いちゃラブ系だったと思うんだが見つからない。
千夜一夜と過去ログは一通り検索したのですが…
ご存知の方は教えてください。
91名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 00:01:02 ID:yDTdWe+P0
一回しかやってないのに程ほどとは如何に。
敏感な奴が多いのか
92名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 00:07:10 ID:/IyKsjhG0
>>90
「幸せルグリア一家」昼寝士氏作。
千夜一夜になかったかな?
93名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 00:08:30 ID:T9Fi1fax0
まとめサイトの21禁にあるんじゃないかな
94名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 00:20:21 ID:5IT0FMu10
皆、確かめてからハッキリ教えてやりゃいいじゃねーかw

SS単品そのものはまとめサイトにある。
過去ログは千夜一夜の過去ログ集にある。スレタイは「★FINAL FANTASY 壱〜壱拾&拾壱エロパロ小説スレ」
95名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 00:46:12 ID:XqP02Lf70
「幸せルグリア一家」でぐぐったら見つかった。
ありがとうございます。
96名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 04:26:58 ID:X0HAyK3K0
おお、懐かしい…当時ネタ出しに協力したよ。

もうずいぶん長い事このスレと共にアグたんを愛し続けてるが、今もなお薄れる
事なく燃え盛っている。
アグたんラヴ。ラヴったらラヴ。
97名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 13:25:55 ID:8+hVeU56O
【アッー!の由来】

異端者に扮したラムザらがオーボンヌ修道院に突入
 ↓
「ゲルモニーク聖典を渡せ」 「渡せばアルマを返していただけるんですね」などの
会話を経て戦闘に。
 ↓
銃で腕を狙撃して、「汚いやつだなぁ」などと罵られる
 ↓
ラファの真言がミスりまくって「アッー アッー!」と悶える
 ↓
ベイオウーフがチキンを唱えながらレーゼがホーリーブレスを吐く。「ムスタディオをやっつけろ!」と笑いながら
労働八号に圧縮させる。このあと、メリアドールがセイブザクイーンを装備し、ルカヴィに背後から
剛剣。「アッ、アッ、アッ、アッ!」とマラークは裏真言しながら声をあげる。
 ↓
アグリアスも加わり聖光爆裂破が始まる。ヤラれるばかりだったクラウドが一転、攻勢に出て、
敵を下にしてブレイバー。小刻みに剣を振りながら、「アッー、アッー、イク!」
と叫んで、オルランドゥも敵に勢い良く闇の剣。
あとチョコケアルを 3回ミスって「クエッ」と鳴いたらしい
98名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 14:12:20 ID:PNO5CHjb0
>>97
99名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 15:30:36 ID:CmDDRKCG0
>>98
ヴォルマルフ「お前、初めてか死都は。力抜けよ。」
100名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 18:04:10 ID:/IyKsjhG0
ラム「ここが死都か、真っ暗だな」
ムス「あ? ベイオのおっさんとレーゼさんがいねえぞ?」
アリ「あの二人、隙あらば二人きりになろうとするわね」
シド「若いもんはいいのう」
ラファ(真っ暗やみで二人きり…)
メリ(今ラムザと二人きりになれれば…)
アグ(隙を見てかっさらえばその後は…ハァハァ)
ラム(な、なぜだろう、複数の視線と身の危険を感じる…)
101名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 18:30:41 ID:MeHovQ3j0
ムス(ゴーグで発掘した暗視ゴーグルのおかげで見やすいぜ。ラムザはどこだ〜、と。)
102名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 20:07:08 ID:9LnjnjVd0
マラ(おいおい、真っ暗で何も見えないぜ…ん?何か踏んd )


ラム「…あれ?少し明るくなったぞ?」
103名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 20:21:12 ID:MeHovQ3j0
ラッド(くそッ!これじゃ触れないッ! けむりだまを使うぞッ!)

ぼわん

104名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 21:05:06 ID:5IT0FMu10
アグリアスさんもたまにはテコ入れのために、ウィッチブレイドでも装着してくれればいいと思います。
105名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 22:47:08 ID:NlXPo9ur0
おいおい
106名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 22:59:19 ID:UCI2vx+O0
アグたんって髪を下ろすとウェーブがかかってるのかな?
個人的にはサラサラなストレートの方が好きなんだけど、
アグたんはいつも髪を編み込んでるからクセがついてそうだよな。
107名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 23:23:05 ID:6aUl9MK70
枝毛が結構あったよ
ラムザが一所懸命ちまちま取ってた
108名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 23:37:38 ID:nUHPIvC80
>>104
そういえばあの主人公アホ毛が生えてるよね
109 ◆AWACS/EK7. :2006/05/28(日) 23:43:57 ID:MeHovQ3j0
アグたんの夢を見た
110名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 23:45:18 ID:6aUl9MK70
>>109
kwsk
111名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 23:49:13 ID:on5Vsx1j0
俺も今キレイなグラフィックにリメイクされたFFTで遊ぶ夢を見た。
アグたんが美しかった。
112名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 23:51:58 ID:6aUl9MK70
FFTリメイク出てくんないかなぁ。
セリフシーンはフルボイス・ムービー入るの
113名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 23:57:06 ID:T2u7g9na0
俺はそんなもの望んでない
114名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 00:04:42 ID:VDHyiZHE0
ボイスはいらんけど、FF12を4頭身にしたようなクオリティがほしい
また、これくらいがベストだから今後これ以上リアルにならなくてよい
115名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 00:07:21 ID:wkYJC6BL0
アグ「は〜あ、手っ取り早く強くなれる方法ないものかな」
ラム「いっそウィッチブレイドでも装備しますか?」
アグ「(ウィッチプレイ……?)ちょ、き、貴公魔女っ子趣味か!??」
ラム「は????」
116109 ◆AWACS/EK7. :2006/05/29(月) 00:13:59 ID:iIVnCO/p0
>>110
アグタンが相棒相棒連呼しながら行方不明になった。
ダムでアルガスが後ろから追いかけてきたが、全速力で逃げた。
ダーラボンとすれ違い、狭いトンネルを抜けると…
117名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 00:17:40 ID:s5NYaDf/0
なんか保管庫更新しだしたぞ
現在進行形で頑張ってるみたいだなwww
118109 ◆AWACS/EK7. :2006/05/29(月) 00:19:34 ID:iIVnCO/p0
そこにはアグたんがいた。鋼鉄の鳥に乗ったアグたんが。

アグたんの背後から花火が上がった。

敵に操られたアグたんはラムザに襲い掛かった。
何度か打撃を加えた後、アグたんのブラが外れる代わりに、攻撃が効かなくなった。
唯一ダメージを与えられる場所は、たわわに実ったオパーイだけだった。
119109 ◆AWACS/EK7. :2006/05/29(月) 00:25:22 ID:iIVnCO/p0
挑発するアグたん。
ラムザは覚悟を決めて、アグたんのオパーイを揉んだ。

直後、アグたんは真っ赤になり、気を失ってその場に倒れこんだ。

後日、アグたんはこう語った。

「気がついたとき、私を心配してくれるものがそこにいた。」
「相棒というものも悪くないなと思った。」

「これからもよろしくな 相棒。」




to be continued
120109 ◆AWACS/EK7. :2006/05/29(月) 00:27:59 ID:iIVnCO/p0
…多分、寝る前にやってたゲームとアグたんへの想いが混ざったんだと思う。
121名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 00:32:35 ID:/PkbXuBA0
>>104>>115
「ウイッチブレイド」ってどんなん?と色々ググってみたが、元々の米版はこんな濃いいのね。
ttp://images.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLF,GGLF:1970-01,GGLF:ja&q=witchblade

アグたんにもこんな>>118状態のようなオパイとお腹の防御力が低い格好をしろと。
お腹冷えちゃうよ!?
122名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 02:10:00 ID:sSIhanew0
>>121
原作露出度高すぎwwww
123名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 03:11:50 ID:B4K2u/FD0
>
124まとめ:2006/05/29(月) 03:14:42 ID:B4K2u/FD0
>>117
dクス

ネット環境がしばらく不安定だったもんで、随分更新に穴が空いて申し訳ありませんでした。
気にかけてくれた方々、どうもすいませんでした。しかもいきなり連投orz

ちょっと報告です。
勝手ながら今回の更新で多弁さんの絵をいくつか挿絵として保管させていただきました。
絵師さんの方でなにか問題がありましたら削除いたしますので、その際はお手数ですが一言お願いします。

あと、スレで何度か話題に上がってた「まとめサイトでのアグ絵の保管」についてですが、
保管する手間自体は問題ないんですけど、著作権あたりの話が俺にはよくわからないので
保留というかナシの方向でお願いします。
わざわざ保管するまでもなく、このスレの住人ならHDがアグたんで埋まってるでしょうし。俺も含めて。


遅ればせながら新スレ乙でした。
アグたん万歳。
125名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 07:02:05 ID:byH6IIvb0
124氏おつ
126名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 09:53:03 ID:WV5T4YP30
>>121
確か、ウィッチブレイドは敵の強さに合わせて装甲面積を変えるという設定だったはず。
魔界の魔王とかとも戦える武器だから、人間ごときを相手にする時には
ちょっと覆うだけで十分だとか。
日本版が全身スーツ風なのは規制を受けて初期デザインが変更されたため。

アグたんがウィッチブレイドを装備したらルカヴィなんかと戦わせず、弱っちい
ゴブリンとかを狩りまくるラムザ達
でもランダムバトルだと敵もそんなに弱くならずへこむラムザ
127名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 13:28:51 ID:/PkbXuBA0
そう言えば2〜3年前あたりに、アステクターならぬアグテクター装着したアグたん、というアホ妄想レス書いたら
すかさず昼寝士氏が変幻戦忍アグたん描いてくれたこともあったな。
あのときは(ほんと俺らってアホだなw)と笑った。
128名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 14:23:40 ID:0ca7bKdl0
>>124
乙カレー。
アグたん万歳。

>>126
つまりは、弱い敵と戦わせて露出を高くさせたいということか。
そんなまどろっこしいことしなくてもラムザがお願いすれば、
アグたんは恥ずかしがりながらも際どい装備をしてくれるかもしれないのに。
129名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/29(月) 15:36:01 ID:wkYJC6BL0
>>124
乙カレー。
しかし先月から今月、とんでもない勢いでSS増えてるな。
多弁氏とかカテナツィオさんとか新しい職人さんの出現が大きかったか。
130名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 00:30:54 ID:GMVeF3Bk0
ラムザはアグじゃなくても問題ないだろうけど
アグはラムザ以外考えられんな
131名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 00:57:52 ID:gh4VyBMM0
>>126-128
普通にラバーコンシャス装備でモンクなり忍者なり踊り子なりになってもらえば、
アメコミ・バトルヒロイン風アグたんを再現できる。

ラム「このサイロックというキャラのデザインで忍者やって頂けるといい感じですね。カラーリングも青だし」
アグ「食い込みはカンベンしてくれ…」
132昼寝士 ◆BIdtzyaiEw :2006/05/30(火) 01:12:40 ID:sJtY3ZpF0
もちろん毎週観てるわけですが>ウィッチブレイド
ttp://fftonly.s3.x-beat.com/up/data/596.png
133名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 01:34:12 ID:I9sEEjkx0
>>132
あんたやっぱ最高だよ!
134名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 02:53:16 ID:gh4VyBMM0
昼寝士さんのこれまで一連のイラストを見比べてると、
オッパイはもちろんなんだがオッパイはもちろんなんだがオッパイはもちろんなんだが、
太ももと腰回りの筋肉と脂肪のムチムチ加減のバランスに拘りを感じるな。

女剣士という職業への生理科学からの見地と、体育会系女キャラへのヤローのリビドーの両立点の落としどころ、てゆーかさ。
135名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 08:11:30 ID:IWNdys1BO
素晴らしいよね
136名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 09:56:07 ID:f9om85JU0
甘々士さんもウィッチブレイド見てるってblogに書いてたよね……
137名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 16:43:08 ID:rK0hTV410
甘々士さんはまだこのスレを見ているのだろうか……
138名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 18:10:37 ID:rMkXRVWWO
コアマガジンにファンレターでも出してみたらどうだろう
139名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 18:51:33 ID:EmPDBQ0k0
ウィッチブレイドといえば股間ブレード。

股間の刃で聖剣技をかますアグたん。
140名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 22:12:54 ID:/5JIv7bd0
不器用ながらもアグたんのフェラが気持ちよすぎて堪らず口内射精
141帰する者 帰せぬ者 37/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:20:03 ID:2Wg7vqyv0
雪山を飛ぶ黒チョコボの上で、想いを込めた瞳が絡み合う。
ホーリーナイト、アグリアス。
竜騎士、アリシア。
かつて同僚であり、仲間であり、今は裏切られた者と裏切った者。
アグリアスの兜が砕け散り、悲痛な表情があらわになる。
アリシアの兜は冷たく輝き、悲痛な表情は隠れたままだった。

   第五話
   ゴルランドの炭鉱『雪花灼熱』

兜を砕かれた衝撃に耐えながら、アグリアスはダイアソードを薙いだ。
刃はアリシアの背中を叩いたが、不安定な体勢からの攻撃だった事、
エルフのマントとダイアアーマーに阻まれたせいで満足なダメージは与えられない。
アリシアはバランスを崩しながらも、必死にアグリアスに組みついてきた。
翼を羽ばたかせるブラックに二人分の体重がかかり、高度は急速に落ちていく。
「アリシア、何故――」
「アグリアス様に私の気持ちなんて、解らな――」
雪上に墜落したブラックは気絶した、アグリアスとアリシアも地面に放り出される。
転がりながらアグリアスは鞄を抱きしめた、ゲルモニーク聖典を手放す訳にはいかない。
「うああーっ!!」
叫びながらアリシアは立ち上がり、槍を振り上げて突進してきた。
アグリアスは咄嗟にダイアシールドを突き出し、斜めに振り下ろされた穂先を受け流す。
そして盾の陰からダイアソードを突き出して反撃するも、同様にアリシアもダイアシールドを前面に出していた。
しかしダイアソードを受け流すのではなく受け止めてしまったためアリシアの動きが止まる。
追撃のチャンスだが、アグリアスはあえて口を動かした。
142帰する者 帰せぬ者 38/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:20:37 ID:2Wg7vqyv0
「アリシア何故だ、何故お前はゲルモニーク聖典を盗んだ。何故だ!?」
「解らない! あなたには、私の気持ちなんて解るはずもない!!」
「言葉にしなければ、伝えようとしなければ、想いなど解るものか!」
「それでも私は、あなたに解って欲しかった! でもあなたは、アグリアス様の気高さでは――」
アリシアはバックステップで距離を取った。急に引かれたためにアグリアスはやや前のめりになる。
「矮小な私の想いなんてッ!」
パルチザンを右から左へと力いっぱい振り、手のひらの中で棒を転回させ、
逆手持ちのままアグリアスの足を目掛けて突き下ろす。だがアグリアスはすべての攻撃を回避していた。

「私はお前を矮小などと思った事は、一度たりとも無い!」
「過大評価は重荷でしかないんですよ、私にとっては!
 誰もが貴女やラムザさんのような人間だと思わないでください。真なる気高さを持つ人間など、ほんの一握り!
 私はただ、オヴェリア様を守るために――名誉ある任務を与えられて、光栄だったから戦えた。
 でも、あなたは違う!
 ラムザ様の正義を、貴女自身の正義を貫くために、異端者になってまで戦える!
 伝説のルカヴィなんですよ!? 北天騎士団も南天騎士団も、神殿騎士団も、畏国中の人間だけでなく、
 ルカヴィまで敵に回すだなんて正気の沙汰じゃありません! 私はもうついていけない!」
「お前の気持ちは解る、もう戦えないというのならそれもいい。だが、聖典を盗むなど……」
「解っていない! あなたは何も解っていない!」

アリシアはパルチザンの矛先を斜め下に傾けると、アグリアスの足を払うように薙ぎ払った。
「アリシア!」
なぜ解ってくれないとアグリアスは唇を噛みつつ、槍の間合いから逃れたために『自分の距離だ』と反射的に構えた。
「命脈は無常にして――」
アリシアの頭上に凍気が凝結しようとし、ダイアモンドダストのように煌き出す。
質量を持って氷山を形成しようとする間際、アリシアが跳躍し氷結を散らせた。
「しまった!」
「もらった!」
143帰する者 帰せぬ者 39/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:21:12 ID:2Wg7vqyv0
頭上から氷塊を叩き込もうと考えていたアグリアスは、逆に頭上からアリシアの全体重をかけた一撃を叩き込まれる。
咄嗟にダイアシールドで頭をかばうも、強烈な一撃に盾は貫かれ、二つに割れた。
しかし盾の防御により生まれたタイムラグと、障害物のせいで槍の軌道がズレた事により、
穂先はアグリアスの右肩を浅く裂くだけに終わった。
だがアリシアは両足をアグリアスの脇下を潜り抜ける形で乗りかかり、アグリアスを雪に押し倒した。
「あグッ!?」
「私は――帰ると決めたッ!!」
アリシアは槍の下部である石突でアグリアスの額を狙おうと、柄を回し反転させたが、
その命までは奪うまいという気遣いの隙を、アグリアスは剣の柄頭で突いた。
脇腹を強打されたアリシアは怯んでしまい、アグリアスに跳ね除けられる。
「剣ではなく言葉で語り合いたかった!」
「語り合っても、私が欲しいものはもう戻らないんですよぉッ!」
アグリアスがさらに剣を振るうも、アリシアは近くにあった岩の上に跳んで逃げた。
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん! 無双稲妻突き!」
動きを止めるため多少痛めつけるのも仕方ないとアグリアスは割り切るが、アリシアの逃げ足は速かった。
正確には地形がアリシアの味方をしている。炭鉱は山中にあるため起伏が激しい。
竜騎士の跳躍力ならば、人が作業をするため階段を要せずとも、一気に崖を飛び越える事ができる。
アリシアは高低差を無視する機動性を発揮し、アグリアスの追撃から逃れつつ、隙を突いてジャンプ攻撃を試みる。
ヒット・アンド・アウェイの攻撃にアグリアスは苦戦をしいられた。
聖剣技はジャンプで回避され、剣は間合いに入る前に槍で攻撃を妨害されてしまう。
「このままでは……!」
不利を自覚したアグリアスは、万が一に備えゲルモニーク聖典をアリシアの手に渡らぬ手段を思案した。
ブラックは気絶中、ラムザとボコはラッドと戦って移動してしまった。
ムスタディオはラヴィアンを守るため街の外まで逃げているだろう。
負傷したラヴィアンを残して援軍に来るなんて真似をするほど愚かな男ではない。
144帰する者 帰せぬ者 40/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:21:44 ID:2Wg7vqyv0
アリシアが崖の上に跳躍し姿を隠したと思った刹那、崖の上から雪の塊が落ちてきた。
咄嗟に剣で雪塊を砕くも、その間にアグリアスの側面へ飛び降りていたアリシアが、槍を突き出した。
「覚悟!」
穂先がアグリアスの腕を貫こうとした刹那、轟音と金属音が重なって槍が跳ね上がり軌道をそらした。
その瞬間アグリアスは状況を何となく想像しながらも、アリシアへの反撃を優先した。
「ハッ!」
渾身の力を込めて、アリシアのダイアヘルムの繋ぎ目部分を一刀する。
「キャンッ!」
甲高い悲鳴に甲高い音が重なり、兜が割れた。
涙目のアリシアが、怯えた瞳でアグリアスを睨む。

理屈ではない罪悪感がアグリアスの胸を突いた。

「アリシア……お前が去るというのなら、もはや止められるものではないのかもしれん。
 別れの挨拶をしてくれるのなら、しばらく暮らしていけるだけの資金は――」
「私が欲しいのは、そんなんじゃないんですよ、アグリアス様」

先端の砕けた槍で、アリシアはなおも攻撃を仕掛けようとする。
だが再び轟音が数度鳴り、アリシアの身体が弾かれると共にダイアアーマーにヒビが入った。
ようやく、アグリアスは音の発射点に目を向けた。
「ムスタディオ! ラヴィアンと馬車はどうした!?」
「ラヴィアンが行けって言ったんだよ!」
ミスリル銃に弾を装填しつつ、ムスタディオは斜面を駆け上がって来る。
「ムスタディオさん……」
「ラヴィアンは『アリシアを救って上げて』と俺に頼んだ、こうする事がお前のためだと……」
「ええ、そうでしょうね……ラヴィアンなら、きっとそうさせる!」
145帰する者 帰せぬ者 41/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:22:28 ID:2Wg7vqyv0
壊れたパルチザンをアリシアはぶん投げた。足場が悪いため狙われたムスタディオは避けられず、
回転する棒に脛を強打されて転んでしまい、顔面から雪面に突っ伏した。
「ヅアッ!?」
アグリアスの気も一瞬そちらに取られ、その隙にアリシアは跳躍して崖を登った。
「しまった! ……ムスタディオ!」
「ぶへっ。アグリアス追えよ、俺に構――」
「預かれーッ!」
アグリアスは鞄からゲルモニーク聖典を取り出すと、ムスタディオに向かって放り投げた。
「わっ、たぁ! こんな大事な物を投げるな、雪で濡れたらどーすんだよ!?」
「私が持っていると知られている! ブラックの介抱もしておけ!」
「ブラック? あっちにいるのか?」
近くにある階段に向かいながらアグリアスは手を振ってブラックの位置を教えた。
痛む足を引きずってブラックの所に行くと、ブラックは倒れたままムスタディオを見上げていた。

竜騎士は縦方向の移動には強いが、横方向の移動には弱い。
アグリアスもあまり足が速い方ではないが、幸いアリシアが逃亡する方向に続く行路があったため、
あまり距離を離される事は無かった。アリシアの戦意は薄れているようで、どこかへ逃亡しているらしい。
壊れた鎧が邪魔なのか、アリシアは途中で止め具を外し鎧を放棄し、壊れた槍だけを持って移動を続けた。
しばらくして、アリシアは高台から一気に飛び降り方向転換をする。その方向から剣撃音が鳴り響いた。
「ラムザ達が戦っている!? ラッドに助けを求めるのか!」
坂を登ると、すぐ先のくぼ地でラムザが二本のフレイムウィップを避けていた。
ボコもラッドの背後に回りクチバシで突こうという意思を見せているが、
ラッドのフレイムウィップに阻まれてできずにいるようだ。
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん!」
剣を構えながらアグリアスは坂道を駆け下りる。この高低差から当てられる聖剣技はこれしかない。
「無双――」
「ラッド危ないッ!」
アリシアの呼びかけに反応したラッドは、声の反対側へと跳んで逃げた。
アグリアスが来たのだと解れば、聖光爆裂破でない限り攻撃の回避はどの方向にしてもいい。
とすればアグリアスから離れた方が接近戦も回避できて好都合だ。
146帰する者 帰せぬ者 42/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:23:01 ID:2Wg7vqyv0
「――稲妻突き!」
ラッドの作った真新しい足跡がの上に雷が落ちた。
「アグリアスかよっ、聖典を取り返せなかったのか!」
フレイムウィップの握り手を薬指と小指で支えたまま、ラッドは懐に手を入れて、
親指と人差し指、人差し指と中指の間にかとんのたまをひとつずつ挟んで取り出した。
それを器用に自分とラムザの間、自分とボコの間に投擲する。雪面で炎と蒸気の壁が生まれた。
ラムザはいったん後退しアグリアスとの合流を試みるが、追撃しようとして出鼻を挫かれたボコは反応が遅れ、
それをラッドに気づかれてしまった。赤と黄の玉がボコを遅い、火炎と落雷が羽根を焦がす。
「ラッド、貴様ァー!」
剣を再度振りかざしつつも、よろけたラムザを片手で抱き止めるアグリアス。
「大丈夫か? ……喋れないのか、のどを?」
風水術『吹雪』の冷たさにのどをやられ沈黙状態となったラムザを見て、他の負傷具合も大きい理由を悟った。
今のラムザは黒魔法を使うため、詠唱ができねば攻撃の手数が激減する。
「今治してやる。天駆ける風、力の根源へと我を導き、そを与えたまえ! エスナ! 」
「うっ……ケホッ、助かりました……」

アリシアが来たためにラムザを回復させてしまった事を悔やみつつ、ラッドは作戦を練っていた。
「くそっ、聖典を取り戻せなかったのかよ」
「ごめ、ごめんなさ……」
「俺が隙を作ってやるから、鞄ごとかっぱらって逃げろ。起伏の激しい場所を行けば追いつけない」
「ラッドは?」
「足止めするだけなら簡単だ。ほとぼりを見て俺も逃げる、合流地点はお前の――隙を作る手段は――お前も協力しろよ」

「仕切りなおしですね……アリシアの装備は?」
「ムスタディオが来てくれた。今はブラックの治療をしているはずだが、いつ来るかは解らん」
「聖典を取り戻した今、撤退するという手もあるけれど……」
ラムザはのどをさすりながらアグリアスの鞄を見た。
「聖典はムスタディオに預けた、鞄は空だ……」
「では、戦闘を続けますか?」
「説得をだよ、ラムザ」
147帰する者 帰せぬ者 43/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:23:41 ID:2Wg7vqyv0
武器も防具も壊されたアリシアに残された物は、エルフのマントを除けば防具としての役目を持たない衣類だけ。
アグリアスの本意では、一時取り押さえて納得いくまで話をするというのも可能だろう。問題はラッドの妨害だ。
アグリアスはボコの様子を見た、今は雪を転がって焦げた箇所を冷やし呻いている。
戦線復帰を待つ間にラッドは先手を打ってくるだろうし、ケアルをかけようとすれば詠唱の隙を突かれる。
迷うアグリアスだったが、この場には決断力の高いラムザがいた。
「多少痛めつけるのもやむなしと考えましょう。僕が詠唱する間、聖剣技でけん制をお願いします」
「了解した」
ラムザは考えた。致命傷を与えず動きを阻害する黒魔法というと、ポイズンやトードが有効だろう。
しかしそこまで計算してあるのか、ラッドは百八の数珠を装備している。
毒とカエルを防ぎつつ炎属性を始め様々な属性攻撃を強化する、攻防一体の装備。手強い。
ならば多少乱暴でも攻撃あるのみ!

「地の底に眠る星の火よ、古の眠り覚まし」
「創世の火を胸に抱く灼熱の王」
同時に詠唱を開始するラムザとラッド。同時に動き出すアグリアスとアリシア。
詠唱を妨害するためのどを焼く一撃を叩き込もうとアグリアスは刃を突き出した。
「無双稲妻突き!」
アリシアがマントで身を包みながらラッドの頭上に跳躍した。
ラッド目掛けて落ちた閃光はアリシアの身体を焼く。
いかにエルフのマントといえど聖剣技は防げない、だがアリシアの身が聖剣技を防いだ。
ラッドは詠唱を続ける。自分の読み通りの行動を取ったラムザとアグリアスを見据えて、
自分の指示通りに身を挺して盾となったアリシアには一瞬たりとも視線を向けず。
「裁きの手をかざせ!」
「灰塵に化せ!」
同時に詠唱が終わり、大気が熱で歪んだ。天から巨大な紅蓮が舞い降り、大地から炎を伴って巨人が現れる。
「ファイガ!」
「イフリート!」

真っ白い雪の中、まるで赤い花が咲いたように炎が広がった。
灼熱はすべてを呑み込むが如く勢いを増す。
148帰する者 帰せぬ者 44/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:24:21 ID:2Wg7vqyv0
ラムザは歯を食いしばりながら思った。
(何て熱量だ! ファイガの余波が混ざって――でも向こうにはイフリートの威力がまったく伝わっていない。
 受けたダメージはこちらが上か? 僕は魔力の小手を装備しているが、向こうだって百八の数珠を装備している)

ラッドは眼前を踊る紅蓮に怯まずほくそえんだ。
(あの鞄は耐火耐水性に優れてるからな、短時間なら燃えないだろうよ!
 もちろんしっかり閉じてりゃの話だが、その辺を抜かるようなアグリアスじゃねーよな!? 行けよアリシアッ!)

アリシアはイフリートの作った安全圏の中に着地すると、稲妻のダメージを残したままアグリアス目掛けて跳んだ。
(熱い……苦しい……痛い……嫌だ、こんなのもうイヤッ……だから、これで最後、こらえるの!
 アグリアス様から鞄さえ奪えば、ゲルモニーク聖典さえ奪えば、私は帰れる……私の家に!)

アグリアスは鞄が燃えないよう抱きしめながらアリシアが来るのを待った。
(鞄を狙っているのだろうアリシア? だが聖典はムスタディオに渡してある……無駄骨だ……。
 だからアリシア、もうやめてくれ。これ以上お前と戦うなど、胸が、張り裂けそう――)

紅をまとった翠が一直線にアグリアスへと肉薄し、面積を広げ覆いかぶさる。
炎を防いでいたエルフのマントがアグリアスの視界をさえぎり、そこにアリシアの体重が激突した。
倒れたアグリアスを踏みつけたアリシアは、力いっぱい跳躍して上空に逃れた。
刹那――視界をふさがれたアグリアスは気づかなかったが、らいじんのたまがラムザとアグリアスの間に投げられる。
灼熱に溶けた水溜りを電撃が駆け抜け、ラムザとアグリアスは感電してしまう。
直撃ではなく二次的なものだったため威力は下がったが、身体を流れる電流に二人は自由を奪われた。
白くスパークする視界の中、アグリアスはアリシアの顔を見た気がする。
事実、その時マントを取り払ったアリシアが、鞄を奪い取りながらアグリアスの顔を見下ろしていた。
「アグリアス、様……」
「横だアリシア!」
149帰する者 帰せぬ者 45/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:24:56 ID:2Wg7vqyv0
ラッドの叫びは手裏剣と共に放たれた、火炎を舞わせてボコが突進する。
横腹に手裏剣を一枚食らいながらも、鋭いクチバシをアリシアに向けていた。
咄嗟にジャンプで回避するアリシア。ラムザとアグリアスの間で立ち止まるボコ。
水溜りの上でクルリと一回転し、光る羽根を散らす。それはラムザとアグリアスの火傷へとしみ込み癒した。
「チィィッ!! 鳥の分際で!」
叫びながらラッドはフレイムウィップを一本、振り投げた。鎚頭がボコの側頭部を強打し意識を闇に落とし倒れる。
さらに腰からナイフを抜いて二人に向かって駆けた。
「アリシア行けーッ!!」
「あ、う、うんっ」
鞄を抱きしめたアリシアは逃げ出し、岸壁を飛び越えて姿を消した。
チョコケアルによって体力を取り戻しつつあったアグリアスは、それを見て呻く。
「あ、ぐぅ……アリシア……」
「危ないアグリアスさん!」
ラムザがアグリアスの前に飛び出た。ラッドが迫っていた。ナイフがラムザの頬を裂く。
「うあっ……」
「ラムザ!?」
「しゃらくせぇ!」
ラッドがさらに右手のフレイムウィップを振るが、ラムザのイージスの盾に弾かれた。
「このっ」
ダイアソードを脇腹目掛けて突き出すも、刃は服と皮を裂くだけに終わる。
「風水返し!」
「同じ手が二度も――!」
またのどを凍てつかされてはたまらないと、のどと口元をかばうようにイージスの盾を構えた。
ラッドの足元の"水"が塊を作ると、一気に頭上まで浮き上がった。
イフリートとファイガによって、足場は雪から水へと変化している。
らいじんのたまで感電した時に解っていたはずの事を失念していた。
ラッドは最大限に地形を生かし、さらに意図的に地形を作り変えて攻撃してくる。対応は至難。
「水塊!」
これもまた百八の数珠の力を借りて、水属性の威力を強化している。
幸いカエルにはならずに済んだが、思いも寄らぬ攻撃をまともに受けてしまい後ずさる。
その身体をアグリアスが抱きとめつつ肩ごしに剣を振る。
150帰する者 帰せぬ者 46/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:25:26 ID:2Wg7vqyv0
「北斗骨砕打!」
一撃で戦闘を終わらせ、アリシアを追うという欲があったが、
ラッドは紅い尖塔に身を突かれながらもフレイムウィップを振り回した。
周囲にある炎の残滓をまとわせて、鎚頭がラムザの肩を叩き鈍い音を立てる。
悲鳴は上げず、しかし痛みに片目を半分ほど下ろして、ラムザは剣を縦に振った。
ラッドは避けなかったが、剣はラッドの横の空間を斬った。
片目を半分ほど閉じたのは痛みのせいだけではないと、その時点になってラムザは自覚する。
「ブラインナイフです、気をつけて!」
「遅ぇんだよ!」
ラムザの頬から顎へと血が垂れていた。その横をブラインナイフを握ったラッドの手が通り抜け、アグリアスを狙う。
ラムザを抱いているため対応が遅れたアグリアスだったが、ラムザは側頭による頭突きで腕の軌道をそらさせ、
アグリアスの邪魔になるまいと前に飛び出た。霞む視界の中、ラッドの影が大きくなる。
体当たりでラッドの身体を弾き飛ばし、自身もまた浅い水溜りへと倒れた。隣ではボコが伸びている。
「ラムザ!」
ボコの隣に倒れた事もあって、ケアルで同時に回復できると計算したアグリアスだが、それはラッドも読んでいた。
「させるかー!」
ブラインナイフが飛来する、が、ダイアソードを眼前で回してナイフを弾く、が、そのわずかな時間にラッドが迫る。
円を描く軌道、紅い塊がアグリアスの頭蓋を狙うも寸前でバックステップをして回避。
さらに下から斜め上へ、斜め上から横へとフレイムウィップが執拗に襲い掛かり、
アグリアスはどんどん後退してラムザとボコから離されてしまった。
しかし、フレイル系という慣れぬ武器を眼前で幾度も振られる事で、慣れ始めた。
軌道を察知できる一撃が来ると感じた瞬間、それに合わせて身を屈ませ剣を薙ぐ。
フレイムウィップがアグリアスの頭上をかすめた。ダイアソードの腹がラッドの脇腹を強打した。
「ぐあっ!?」
まさかのカウンターだったため、ラッドは風水返しを放つ余裕が無く、苦悶に身を硬直させた。
アグリアスは剣の腹を滑らせると、手首を捻って柄頭を向け、みぞおち目掛けて振る。
「ッ……ダァァァッ!!」
151帰する者 帰せぬ者 47/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:25:57 ID:2Wg7vqyv0
いつの間にかラッドは小太刀を左手で引き抜いていた。
ブラインナイフを投げたために空になった手を、気づかれぬよう腰の後ろに回し、
もうひとつの隠し武器であった小太刀を掴んでいたのだ。
小回りの効く刃がアグリアスの腕を狙う。咄嗟に肘から上を引いてダイアの腕輪で刃を受けた。
「ラッド! 貴様がアリシアをかどわかしたのか!?」
「まだそんな事を!」
小太刀を弾かれ、ラッドはわずかに距離を取った。
聖剣技の間合いだと剣を振り上げた瞬間、その刀身にらいじんのたまが投げられ、手首を捻って回避。
その隙にラッドはひょうすいのたまをアグリアスの腹部に放つ。重い衝撃に苦悶の声が漏れる。
白のローブは炎・雷・冷を半減するが、水属性には効果が無い。
「くっ……」
続いて二つ、三つと投げられる蒼球を、華麗な剣さばきで叩き落す。
そしてその中に黄色い球を見つけた刹那、横っ飛びをして回避す。
ひょうすいのたまの残骸が作った水溜りに雷が落ちた。

「同じ手は喰わん!」
「学習能力があるのは戦いだけか! そんなだからアリシアに見限られる!」
「貴様は……何故だ、貴様はアリシアをどれだけ解っている!?」
「今や畏国中の人間がラムザの首を狙ってくる、さらにはルカヴィまでもな!
 ウィーグラフの契約を貴様も見たろう!? あんな化物と戦えるかよ!」
「ガフガリオンを棄て、ラムザを選んだ男の言うセリフか!」
「野郎は俺にも北天騎士団の計画を黙ってやがった、だから"俺が"ガフガリオン切り捨てた!
 ラムザを選んだんじゃない、ガフガリオンを選ばなかっただけだ! ラムザに従うつもりは毛頭無い!」
「それではアリシアは何だ! ラムザを見限ったのだとして、何故アリシアと!?」
「アリシアが王家に聖典を渡せば、晴れて貴族に戻れる。恩を売っときゃ俺も甘い汁が吸えるんでね!」
「低俗な欲望に身を任すか、己は!」
「アリシアも低俗な欲で動いているだろう!」

頭上でフレイムウィップを回転させつつ、一足飛びに肉薄するラッドの放った攻撃は下から斬り上げる小太刀だった。
ダイアソードが甲高い音を立て小太刀を弾き飛ばし、
振り下ろされるフレイムウィップを紙一重で避けたアグリアスの靴底がラッドの膝を蹴る。
152帰する者 帰せぬ者 48/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:26:30 ID:2Wg7vqyv0
「ぐっ……風水返し!」
足元の雪が舞い上がった。グッと息を止め体内への冷気の進入を防ぎつつ、後ずさりながら剣を振り上げる。
「乱命割殺打!」
騎士の魂を象徴する巨剣のオーラが、拠り所を持たぬ傭兵を突き上げる。
鋭い気がラッドの脇腹から肩にかけて切り裂いた。血を吸って服が赤黒く染まる。
悲鳴も上げずラッドは、フレイムウィップを投げ放つ、アグリアスの足元目掛けて。
ジュワッと音を立てて雪が蒸発する。何度も食らった手なのでアグリアスが慌てる事は無かった。
この程度の薄い水蒸気ならラッドを見失いはしない、よろめいて崖に向かい逃げようとしている。
「逃さん!」
怒気が視界をしぼり、一直線にアグリアスは肉薄する。剣を上段に振り上げ、振り下ろした。
切っ先はラッドの鼻先をかすめ、皮一枚裂く事は無く、真意は威嚇であった。
刃を振り下ろした勢いのまま右肩を上げ、傷ついたラッドの左半身にショルダータックルを叩き込む。
骨の軋む嫌な感触がした。
「風水……返しぃッ!!」
悪あがきかと息を止め、吹雪を待ち構える。足元のしっかりしている"ここ"は水場ではないため水塊は来ない。
空気の歪みを感じて気づいた。
(足場がしっかりしている?)
視線を下に。
入ったのは木目。
ラッドがいたのは、坑道の入口を支える屋根だった。
突風がアグリアスの身を吹き飛ばす。
「あぅ、グッ!」
「追う足は持たせん!」

腰を落としながら右足を力強く踏み出したラッドは、雪面を這うようにしてフレイムウィップを薙いだ。
突風に押されて勢いを殺されたアグリアスでは避けようが無いと計算する。
しかし踏み止まったアグリアスの足が雪から離れ、爪先を熱い塊がかすめた。
剣を握り締めたまま、アグリアスは両手をラッドの肩に置き、低姿勢の身体を逆立ちして飛び越える。
首だけ振り返ったラッドの瞳に、アグリアスの左手首で光るダイアの腕輪が入った。
153帰する者 帰せぬ者 49/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:27:01 ID:2Wg7vqyv0
スロウを防ぐよう加護を施したこの腕輪が、突風による行動の抑止を妨げる。
背中の後ろで木目に着地する足音、完全に背後を取られたとラッドは悟った。
冷たい汗が噴出した背中を、いつ斬られるのかと恐怖する。が、覚悟もする。
「ラッド!」
アグリアスの猛りが背中を打つ。
剣を逆手に持ったアグリアスは、切っ先をラッドの首に向けていた。
そのまま突き下ろし――。

「あったぞ、出口だ!」
「急げよ! 奴等を逃がすな!」

足元の方からの声に反応し、軌道をそらす。刃は首の皮一枚を切って雪面に刺さった。
「坑道の……閉じ込めた連中か!?」
気を取られた刹那、ラッドの後頭部が跳ね上がりアグリアスの鼻っ柱を叩いた。
「んぶっ!?」
思ったより早く坑道を脱しようとする自警団等の存在を、ラッドは逃亡の好機と見て、一目散に駆け出した。
左半身から血があふれるが、構わずひたすら階段を駆け下りる。
「くっ、ラッド……!」
「アリシアはなぁっ、お前等との旅に嫌気が差したんだよ。
 帰る場所の無い俺は、同じ境遇のラムザを憐れみ、帰る場所のあるアリシアを羨ましいと思った!」
「待てラッド……お前は!」
「貴様は、堅物らしく誰の気持ちも理解できないまま足掻き続けてるんだなっ!」

ラッドは階段から飛びのき、急な雪の斜面を滑り降りた。
追おうとも思ったが、坑道から追っ手が出てこようとしている今、こちらも早々に撤退せねばならない。
アグリアスは、未だ倒れたままのラムザとボコの所へ戻り、ケアルラを二度ほどかけている間に、
ブラックに騎乗したムスタディオが聖典を脇に抱えてやって来た。
そしてアグリアス達はゴルランド坑道から脱する。
154帰する者 帰せぬ者 50/50 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:27:32 ID:2Wg7vqyv0

雪は――。
雪は炭鉱都市ゴルランドを去っても止まず、王都ルザリアにも銀化粧を施していた。

薄汚れた、みすぼらしい、翠のマントを羽織った女性が独り、立ち尽くす。
見上げた空は遠く、星は見えず、雪が舞い、肩に積もる。

「ここが――私の、帰りたかった場所。………………だったのに……」

哀が、頬を濡らした。



四羽のチョコボに引かれる馬車もまた、王都ルザリアへと辿り着いていた。
竜騎士や忍者の足なら、山道を突っ切って先にルザリアへ着いた可能性も無いとは言い切れない。
ボコの負傷が激しく、チョコボ達の指揮がいまいち上手く行かなかった事。
追っ手を眩ますための偽装に時間を要した事。それらがルザリア到着を遅らせた。

アグリアスは思い出す、王都ルザリアで過ごした日々を。
ラヴィアンとアリシアに出会った日。
王女オヴェリア警護の任を受けた日。

ラヴィアンは、ちょっと面倒くさそうで――アリシアは、すごく嬉しそうで――。

ラヴィアンは言う。
「アグリアス様はさ、難しく考えすぎなんですよ。
 アリシアの気持ちが解らなきゃ、自分の気持ちを力いっぱいぶつけて、抱きしめて上げればいいんです」

雪はまだ止みそうになかった。
155名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 22:32:18 ID:sJtY3ZpF0
さすがにそろそろ終わって欲しいのだが
156行く人 ◆yDU/dR5FV. :2006/05/30(火) 22:37:30 ID:2Wg7vqyv0
ごめん、次で終わる。
157名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 00:03:30 ID:NhU4IJAE0
面白いし、長さもそんなに気にならないですよ。

しかしこの作品程度の長さになると、
分割して投稿するのと、一気に50レスくらいかけて投稿するのと、
読み手にとってはどっちがいいんだろう。俺はどっちでもいいけど。


話逸れちゃったけどGJでした!
158名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 00:41:42 ID:muQuCgqz0
俺も気にならんよ、締めを期待してます
159名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 00:45:17 ID:cNjAXbCP0
>>156
個人的にはシリアスでバトル物も混ぜた長編が読み応えがあっていいと思う。
まあなんだ、戦うアグたん達がかっこいいということで、GJです!
160名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 00:53:32 ID:bzlrIqfS0
この密度の戦闘描写ならこの長さはちょうど良いだろう。GJ!
161名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 01:10:27 ID:oD1DzJlS0
俺は「次で完結」宣言無かったら、
バトル描写を楽しく描いてることは伝わってくるんだけど、そればかりにダラダラとボリューム取られすぎだなと評するとこだった。
投下序盤のラッドの傭兵ならではの戦いぶりは新鮮で面白かったが、そればかりだと(風呂敷畳む気あるのか?)となる。

それはそれとして、終わりよければ全て良しとなることを期待します。
162名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 02:02:39 ID:cbW9DVdP0
↑何さま=ぶざまな評論家もどき、乙!
163名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 02:11:06 ID:tme5oM5gO
個人的には戦闘シーン面白いと思ったんだけどなぁ
なんだか賛否両論あるみたいだね
164名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 02:23:24 ID:02kt4fiw0
正直終わりが見えないままでいつまでも続けられても
もうSSじゃなくね?と思った俺ダルシム
165名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 02:41:33 ID:ZaPh4v7x0
初プレイ&現在4章に入ったとこなんですが、何時になったらアグ姐とラムザがイチャつくイベントが発生するんですか!!
2章以降、アグ姐の影が薄くなってきてるんですが!!
166名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 02:58:21 ID:2FGxOr3c0
>>165
アグたんとどころか、FFTにはラムザ近辺での恋愛描写一切無し

>2章以降、アグ姐の影が薄くなってきてるんですが!!
某おじいちゃんが仲間になったら余計薄くなるぞw
167名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 02:59:06 ID:DrFF/SE90
おじいちゃんはアグリアス装備セットのマネキンですよ
168名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 03:46:59 ID:oYOwboMy0
>>165
だからこそここで脳内補完するんジャマイカ
169名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 07:13:37 ID:NG9/pgI20
>>165
なぜ君がアグたんとラムザがいちゃつくイベントが発生すると思ってるのかが聞きたい。
それは君の願望なのかね?


まあ、君が心配しなくても君の知らないところで二人はいちゃついてるよ、きっと。
170名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 08:11:36 ID:1ceRPMQM0
上記の大量SSは総合スレでやるべき
171名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 08:24:01 ID:zbv2GR750
>>165
処刑場で出撃させたら「私はお前を(ry」の一連専用セリフがある時点で
他のキャラより十分恵まれてるぞアグたんは。
何せ味方通常ユニット時に専用セリフあるのは他にメリアくらいしかいないし。
もうちょっとキャラがしゃべってもいいゲームだと思うんだがなぁ。
172名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 09:49:33 ID:mlgjG72GO
こうして一人、職人が去った……
173名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 11:41:05 ID:w94SJ6QMO
アグリアスの手作りカレーが食べたい
174名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 14:49:49 ID:oYOwboMy0
ttp://www.uploda.org/uporg405040.jpg.html


いちゃついてる二人
175名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 15:54:03 ID:0n1vwB2f0
>>174
ワロタw
俺は「やめる つづける」のウインドウで隠れてる、
裏のウインドウに何が書いてあるのか気になる。
やはり「アグリアスを犯しますか?」とか?w
「抱きますか?」とか「セックスしますか?」とか?
176名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 15:54:06 ID:3Wfl1iid0
俺が某所に上げた駄コラじゃねえか!!
あんなのがいまだに出回ってるアグ事情に狂気を感じる
177名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 16:35:39 ID:t7Jr5rLe0
>>173
人の趣味にはけちをつけたくないが
スカトロはいかんとおじさん思うよ
178名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 17:12:46 ID:0n1vwB2f0
だったら俺はアグリアスさんが作ってくれたミックスジュースが飲みたいよ
179名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 17:48:13 ID:/t741XDJ0
>>177
お前の妄想力に乾杯
180名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 17:49:13 ID:/t741XDJ0
ageちまった
ガフに掘られてくる
181名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 19:33:02 ID:MeeC0i410
>>180
ばかやろう
ガフガリオンを安い漢だと思ってンじゃねーぞ
182名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 21:55:29 ID:2trdDHS50
>>181
ガフガフ乙
183名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 22:01:08 ID:RQsTDsHo0
ガガガ「いいのか?俺はアホ毛でも食っちまう男なんだぜ」
184名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 22:43:38 ID:gtN6bwPe0
なンだぜ

だろう、ガフは
185名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 23:01:33 ID:oYOwboMy0
すると掘られまくってるラムザは安い男か……
186名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 23:02:57 ID:bw0FYJ5K0
つンでれ
ほンだし
つきやまちゃン
187多弁士:2006/05/31(水) 23:18:39 ID:fbAoX8m10
あらすじ

ムスタ「パンツ絵を最後に放棄なんてあんまりだ」

なんか、長編しづらい空気読めって感じなんですが・・
ひさしぶりに投下しようかと
188『私立イヴァリース学園』part11?:2006/05/31(水) 23:21:18 ID:fbAoX8m10
*************
ご記憶の諸子には、感謝の念が絶えない。

私の名はオーラン・デュライ。この学校の庶務課で働くいち公務員である。
先日、誰のタレコミか各教室に仕掛けた監視カメラが一部の者に発見され、
公的訴追は免れたものの、全ての装置は没収・破壊され、
オルランドゥおじさんにボッコボッコにされた挙げ句、
居候の契約を破棄されたのだが、それはまた別の話。
今では私も一人暮らしをしながら、我が使命である
学校の歴史の編纂に邁進する日々を過ごしている。
この命題を突き進める上にあっては、私はたとえ火刑に処されることも厭わない。
189『私立イヴァリース学園』part11:2006/05/31(水) 23:22:15 ID:fbAoX8m10
前置きが長くなってすまない。
本記述は、以前書き記したところから2週間が経過したものである。
時はまさに、その渦中の人物に新たな運命をもたらす、体育祭を向かえるに至った。

意を違えたまま素直になれず、心にしこりを残して体育祭に挑むラムザ。
男を落とす決定打を携え、自信の想いを確かめるべく立ち向かうアグリアス。
その裏で暗躍し、二人に体育祭をも巻き込んだ罠をしかけるディリータ達。

快晴の空の下、この年行われた体育祭を語り継ぐ権利を得たことは、
私にとって大いに誇りとする所である。
190『私立イヴァリース学園』part11:2006/05/31(水) 23:23:11 ID:fbAoX8m10

幸運にも、梅雨の気配を吹き飛ばすような陰りのない水色をたたえた空が広がった。

この日のために、クラス全体に放課後の特別練習を呼びかけ
率先して体育祭に備えてきたラムザの表情は、しかし晴れやかではない。
いざお祭りを向かえるに至って、ラムザの心中に拭えない切なさがある。
彼の鼓舞で立ち上がったクラスメイト達は、今日においては特にテンションが高い。
気が付けば、彼だけが浮かない顔をしているではないか。

(アグリアス先生との喧嘩から、逃げたかっただけなのか・・・?)

ラムザはただ、二週間前の出来事を反芻する。
アグリアス先生にからかわれ、幼稚な反抗をしてしまった朝。
その後悔と、兄への怒りに震え、思わず心中で先生にすがった夜。
謝ろうと思い立ったはずが、視線を交わす事すら叶わなかった朝。

今日は当然、教師も生徒も総動員だ。
体育祭のクラス代表となった以上、アグリアス先生と会話をする機会も
おのず生じてくるかもしれない。その時、自分はどんな態度をとればいいのか。
集合場所にクラスメイトを集めている時も、ラムザは気が重かった。
191『私立イヴァリース学園』part11:2006/05/31(水) 23:24:18 ID:fbAoX8m10
「ラムザ!今日は頑張ろうな!」

突然、その透き通った声が自分を呼ぶのを聞いてラムザは驚いた。
振り返ればそこには、どれほど渇望したか知れない、彼女の笑顔。
簡素な真っ白いTシャツと紺のジャージ、額にはC組を示す水色の鉢巻きを巻いた
アグリアスは、今日の青空にも劣らぬ爽やかさでラムザに微笑みかけた。

気にしていなかったのか。やっぱり、先生は大人の女性だ。

ラムザは嬉しさで飛び上がりたくなるのを堪えて、慎重に笑顔を作った。
「あ・・はい、がんばります!絶対に、優勝してみせますから」
この何気ない会話ひとつで、どれほどラムザの心が救われたかは知れない。
192『私立イヴァリース学園』part11:2006/05/31(水) 23:25:07 ID:fbAoX8m10
だが、ラムザの歓びとは裏腹に、笑顔をたたえたアグリアスの心中は
この上ない緊張で張り裂けんばかりであった。

気まずい状態のままで弁当など渡せるはずもない、と、彼女が気付いたのは
渾身の出来のおかず達を弁当箱に詰め終えた、その日の朝6時43分のことである。
弁当を完成させてしまった手前、今更引き返すことはできない。
それに、わざわざこの提案をしてくれたレーゼ先生にも申し訳が立たない。
早起きの上慣れぬことをしたせいか、「まずは仲直りを」と半ば夢見心地で彼女は決意した。
だが、いざ頭も冴え、ラムザを目の前にしたとき、何をどう言ってよいものか
彼女は逡巡した。実は7分も前から彼女がラムザの背後にいたのを、彼は気付いていない。

結局、彼女にできたのは、精一杯の作り笑いを浮かべ、前述の一言を述べるだけであった。
(は・・・走る前から、こんな事で・・・・)
ラムザの前から離れ、大急ぎで校舎裏に逃げ込んだアグリアスは、
自らの異常な動悸の速さに驚きながら、なんとか冷静さを取り戻そうとしていた。
193『私立イヴァリース学園』part11:2006/05/31(水) 23:26:32 ID:fbAoX8m10

病気を理由に校長の任を辞したオムドリア現理事長に代わり、
厳格だが影でその髪型を揶揄されている、ラーグ教頭の開会挨拶が行われた。
「長っげーんだよな〜、あのキノコ頭。おらおら、『脚を狙う』!『脚を狙う』!!」
そう小声でぐちりながら、ムスタディオは隣に座るマラークに
拾ったグラウンドの粒砂利をぽいぽいと投げつける。
「やめろよ。なあ、それより・・・」
と、マラークは思い詰めた表情でムスタディオに近寄り、口元に手を当ててささやく。
「なんでうちの学校はブルマじゃないんだろう」
「帰れ」
容赦なく突っ込みを入れ、気を取り直してマラークに向き直るムスタディオ。
「それよりって言えば、お前。ラムザとアグリアス先生だろーが。
ディリータ、マジでうまくやってくれたんだろうか・・・」
「心配するな。プログラム表見ただろ?
午後のエキシビジョン競技に、ちゃ〜んとあったじゃないか」
そう言ってマラークは、短パンのポケットから折り畳まれた紙を取り出し、指さした。
「まぁ・・・あとはあいつが巧くやってくれるのを祈るだけだな」
194『私立イヴァリース学園』part11:2006/05/31(水) 23:33:41 ID:fbAoX8m10
ボソボソと密談を交わす男子二人に、かしましい事2学年に並ぶ者なしと言われた
女子二名、ラヴィアンとアリシアも加わった。彼女らも計画の賛同者である。
「ねぇねぇ、マラークの言ってた競技だけどさぁ。あれちょっとあからさまじゃない?」
アリシアがマラークにつっかかる。
「何?俺の組み立てた策に文句つけるのかよ。この競輪選手の脚を持つ女め」
脚が太め、という揶揄はすんなりアリシアに伝わり、顔面にストレートを食らうマラーク。
「(俺はこれくらいの方が・・・)」
ハーフパンツから覗くアリシアの太股を眺めながら、そう考えるムスタディオは、
ラヴィアンの軽蔑の眼差しを察知し、はたと背筋を伸ばした。
「い、いや。ともかくだ。あのディリータが乗り気になってくれたんだ。
切れ者のあいつのことだ、きっといいように進めてくれるんだろう」

「そこっ!全員リレーのアンカーやりたいのっ!?」
唐突に、背後からミルウーダ先生に私語をたしなめられる。
赤のジャージに長くたなびく鉢巻き、ぴんと正した姿勢はまさに、
戦場を駆る戦乙女さながらであった。
「(この人にバレたら、まずいよなぁ〜・・・)」
申し訳なさそうに肩をすくめながらも、一同はにやにやと視線を交わす。
195以上、多弁士:2006/05/31(水) 23:35:44 ID:fbAoX8m10
ttp://fft-up.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img/img-box/img20060531233316.jpg

正直、すごく長くなっているので身の振り方を考え中です。

行く人氏>超GJです。悪かっこいいラッドに勃起
196名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 23:47:09 ID:9LBulH9X0
連載感覚で長く楽しめる長編GJ!
挿絵(?)の後ろにいるのはアリシアですか、ハーフパンツとテレ顔がかわいいよ。
アグリアスさんの腰つきがたまらんですばい。ジャージって健康的なエロスがあると思うんだよね。
197名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 00:28:10 ID:Eb6f0LrC0
>>195
多弁士乙です!
長編を好まない人もいるみたいだけど、
もうここまで来たら自分の納得いくように書いてほしいと思います。
変にカットとかして話のバランスが崩れるのも勿体無いし。
まあ、話をコンパクトにまとめることも大事なんだとは思いますが。


まあそのなんだ、私には文章のことはよく分からないのだけれど、がんがってください!
198名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 00:32:14 ID:X6eiiVlv0
メッサGJですッ!!!!!!!!
刀の人が平家に非ずんば人に在らずゆーけど、アグたん萌えなきゃピンコ立たず!!
多弁士さんの絵スゴ腕杉wwwwww(*´д`*)萌えーーーーーー♪
199名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 01:13:48 ID:Zzwl7fEK0
そういえば、かなり前日刊アグリアスをやった人がいたなぁ……
200名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 01:51:14 ID:3aH1Mnzq0
過去にも長編はいくつもあった。
SS作家諸氏には気を取られることなく書き上げて欲しいものでございます。
201名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 08:02:57 ID:Hjvv94Iw0
ラムザが寝ています。どうしますか?

 アグアグする
 何もしない
202名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 08:50:44 ID:S06VgWYP0
オサゲの中にアホ毛を突っ込んでみる。
さらにズボズボしてみる。
一旦、三つ編みを解いて、アホ毛を巻き込んで改めて編んでみる。
そのまま引きずってみる。
解けるまでに引きずれた距離でその日の運勢も占ってみる。
203名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 10:04:22 ID:+8glYv0c0
俺はだいぶ前のスレにあったザルバッグ×アグSSの続きをいまだに待っている
204名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 20:22:38 ID:FeMpXmPt0
>>201
「アグアグする」の内容を

具 体 的

に述べよ。
205名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 20:32:09 ID:FeMpXmPt0
あれ?>>202が答えてた?
206名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 20:39:17 ID:+04kcOhp0
あぐあぐーん
207名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 20:43:58 ID:Zzwl7fEK0
アグたんのおさげは性感帯です
208202:2006/06/01(木) 20:47:14 ID:S06VgWYP0
>>205
君なりの「アグアグする」を考えればよいではないか。

他にも
抱きついてほお擦りしたい衝動にかられたが、やっぱりとてもじゃないが出来ないので、
・照れ隠しにキャメルクラッチする
・照れ隠しにSTFする
・照れ隠しにテキサスクローバーホールドするetc…
209名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 20:48:04 ID:ObUr3RyJ0
アグアグって

某FF8思い出した
210名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 21:47:43 ID:g5F5ROtk0
桜玉吉の漫画にアグアグという擬音があったはず
211名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 22:13:54 ID:arjEo/Pi0
>>207
何そのザカーリ
212名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 23:03:21 ID:VBMbKXylO
>>195
アリシア可愛いよアリシア
213名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 23:54:57 ID:ffEXbo1G0
ハ、ハワワ!
アグアグーンじゃないかな?
214名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/01(木) 23:55:47 ID:Zzwl7fEK0
>>212
気持ちは分かるが落ち着け。そしてsageろ。
215名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 01:02:38 ID:Ml8bG7QZ0
あぐあぐって、あほな娘が嬉しそうにお菓子食ってるみたいな擬音だ
216名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 01:07:43 ID:dvZVjF4p0
ちょっとアホな聖騎士がラムザを頬張ってる擬音かと思ってた
217名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 02:13:11 ID:6nUzwFzs0
舌の上で転がされ、全身を吸われるラムザ…

 そう、かんけいないね
 たのむ、かわってくれ
218名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 03:38:01 ID:sBB6gmKs0
       ,..- '' "´ ̄ ̄ `` ヽ、
     /          、、 \
    /  ,'     __     ヽ ヽ、
   .,' '' `゙, ;:..''" ´ ̄   ``ヾ''''''ニ=゙、
   ,!,  ,..、           `ヽ:..-,-r、
  /, ! ,' rヘ、 、          ゙、_!,,.! ゙!
  ,'/ |  |!,..-ヾ、`ヽ、、__``ヽ、  i,ヘ,| |
 .|l  !  ,|!'"´  `_,.-'' ,,.ィ',.ニミ、ヽ !^,!' /
  !i  ゙、 |! ,..-‐'、、   ',.ヘ:::::ゾi |,ソ /゙!
  ゙、  ゙、 |!ヾ ,ィi::::ヾ    "´ /l| .|,' ' |
   ヽ  ゙!|ヾ、 ゞ''   ;_   ,/ !| !,' /゙!
    \、 ゙i、゙! ヘ、   _,. -' ヽ,イl :ト ,! |      あぐあぐ。
      ヾ!゙、 l| ` 、、..,´_,./ィ'゙| ,!゙、l、 ノ、
       i ゙!| l|   ゙!  ̄´゙、゙、゙、| l:::.ヽ、_ソ _,..-―- 、、
       | |!| |!_  丿 .:.:::::゙ ゙、i' !:::::.:.. .. ゙̄、      ヽ、
    _,,...┴' ゙! ゙、`、.. ..:.:.:::::::::゙、,' !:::::::::::::::::.:...゙、      ヽ
   /     ゙、 ゙、 ゙、.:.::::::::::::::y ,' 、::::::::. :.:..:...゙、      ゙!
  /       ゙、 ゙、 ゙!:::::.:::::::/! :!`ヾ、ヽ、::::::::.:..゙、..      !
 i         .゙、 ゙Y:::::::::::/ ,! |    `ヽ,ヽ、:.::::;ィ、..:...    |
 !         ..,゙、 ゙!:::::::/ / ゙!.|      ゙ヽ`/ヽ、:..   ,'
 |      .. :::::/ ! :|::::/ /  ゙、!'´i`` 、/゙!    ゙!:::::::.:...,!
 ゙!   .. :.: .. :/ /| !`'゙ /!`''-r'´ ゙!  ゙i  ゙i    :|二ニ-)
  ゙、::..::.::.:::::/ ,.べ i !``' ゙!  ゙!   ゙!  !  :|   ,ヘ--r''"
  ゙!- ‐''"_,../..::::::゙!l!    |  |   :|  |  !  ,/:::::::.:.゙i_,...、
  〈-‐,.'"'"_,,..--ー゙、    !  i  _,!____rtー'ー'"!::::::,r'´__,,/..、
   ´゙!-''" _,,...-ー-ヽ   _」,..-''ー''"  _,,..-‐'ヘ、,{.-'´     ,!
     ゝ'" ..:::::::::::::.:.::゙iー'"  ,..、-‐''" ̄/7   ゙i       )
219名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 10:31:34 ID:kt6D/hGo0
勇気とは。

ラヴィ「士官学校時代、寝ているアグリアス様のオデコに『聖』の字を書き記した瞬間ほど己の勇気を実感したことはないわ」
アリ「ついこの間、アグリアス様の日記を盗み読みしてる現場をご本人に発見されたとき、
   『申し訳ありません、読んじゃいましたテヘ♪』と笑顔で謝罪したときに、なけなしの勇気を振り絞りましたわ、ハイ」
220名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 12:39:26 ID:N2mg5gju0
たまには計算高いアグも見てみたい
221名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 13:22:49 ID:itOvnO1e0
「オヴェリア様をお救いするのに役立つかもしれないが……」


「というわけで、このチョコボを乗り潰してでも賊に追いつくのだ。
 死ぬ気でがんばれよボコ」
「クエー……」
222名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 16:50:51 ID:oE13YgGs0
http://www.square-enix.co.jp/ff3/
リメイクされると顔の雰囲気とか微妙になるけど、
このFF3のチョコボ乗って走ってるシーンの一番右の女の子ぐらいかわいければ
それもありかなって思う
223名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 18:13:35 ID:t5RztALE0
224名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 18:16:04 ID:CFdn0nVy0
FF3の為にDS買うか某ロボゲーの為にPSP買うか迷う(´・ω・)ス
225名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 18:44:21 ID:QoXYjVKa0
四番目にするとアイコンがアグリアスになるみたいだ
今調べたからわかる

さあ四番目にセーブするんだ
226名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 19:40:34 ID:2YulDqki0
  [ラムザの騎士道]

馬車で行軍中のラムザ隊一行…。
ラムザ「あれ?アグリアスさん、どーしたんですか?そわそわして」
アグリアス「まずいッ!もよおしたなんてラムザに知られたら…。。」
アグたん妄想のラムザ「アグリアスさんの嘘つきッ!!『聖騎士たるもの不浄なことなどせん!』
     とか言って、ウ○コとオシ○コもらして気持ちいイィーーッ!!とか陰で言ってたんですね…」
アグ「…とか言われて嫌われてしまうかもしれない…ンムムムム…、
   何とか上手いことこやつから離れて用を足す口実を考えねば…」
ラムザ「顔色が少し悪くありませんか?アグリアスさん!馬車の中で休んでください!
    さ!はやくはやく!!」
アグ「ち…、違うのだ、なにやら人の気配がしたので様子を見てくる!!」
ラムザ「ホントですかッ?!僕も一緒に行きます!!そのほうが心強いでしょ!?」
アグ「いや…!!私一人で充分だッ!!はやくせんと…(お腹が痛いワ)ちょ、取り逃がす!!」
ラムザ(アグリアスさんは鈍足なので一人で行っても斥候に追いつけないかもなんて言えないッ!)
   「わかりました!決して深追いせず様子見にとどめ、何かあったら即報告くださいッ!!」
アグ「そうだな、では様子見に行って参るッ!!(なにやらゴソゴソ)」
ラムザ(心配だ…、トイレッツペーパーロールを持っていったのも気になる…。。。
    心配だからソーッと尾行してもしもの際に助太刀に入れば…、
    アグリアスさんの気持ちをガッチリ鷲づかめるかもしれないぞッ!!!)
ラムザ「皆、僕もアグリアスさんの後を追ってみる!サブアクションアビリティに時魔法、と!
ムスタディオ、あとをよろしく!!」
ムスタ「おぅ!!まかしとけや!!」
自らにヘイストかけたラムザの足は速かった。
オヴェリア様をディリータにさらわれたOPバトル後のよーに、
アグリアスが急いで茂みに入っていくのを目撃するや、尾行したことを気取られぬよう、
茂みに身をカモフラージュして近づいていく…。
ラムザ「よいしょっと…、あれ…?!アグリアスさん何してるんだろう…??」
茂みに阻まれてよく分からないのだが、アグリアスが茂みにしゃがんで何かをしている。
227名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 19:43:42 ID:2YulDqki0
ラムザはギリギリまで近付いて事の次第を見極めようとしていた…。
アグ「嗚呼ぁ…、間に合ってよかったワ、ふぅ!
   ラムザや殿方に私のこんな恥ずかしいとこ見られたら物悲しいでは済まされないワ…」
ラムザ「時魔法をサブでつけといてよかったよ!…よしッ!!射程圏内だ、ストップ!!!
    おぉ!!成功したッ!!これでアグリアスさんのしていることはすべてお見通しだッ!!」

・・・数分後…。
「アグリアスさぁーん!!何処です?!アグリアスさぁーん!!」
遠くからラムザの声が聞こえる…。
用も足しおえたアグリアスは何事もなかったかのように涼しいおすまし顔でラムザの前に現れ、
人の気配は自分の気のせいだったようだと述べた。ラムザもそれに納得し二人は馬車へと戻る。
ラムザ(ストップかけられたことも気づかないで鈍感なアグリアスさんカワイィな!(はぁと)
アグリアスの時間を止め、紛れなき少年のような瞳で、
アサガオの観察ならぬ興味対象アグリアスの観察をじっくりじろじろ熱心に行ったことで、
ラムザは不浄王キュクレインの気持ちもちょっぴり理解できちゃう
大人にまた少しなれたのだったのだった…!

美人で生真面目でちょっと抜けてるアグリアスさんと弄り弄られあぐあぐしたいッ!!
それがラムザの信ずる道!!

  −おまえはおまえの信じる道を……歩むのだ…。
   それが……ベオルブの名が示す真の騎士道だ…。父バルバネス−

父の遺言を守ってラムザなりの騎士道を貫き、
タクティクスを練るファンタジスタな戦略家を目指して歩む道はまだ遠い…。

  −アグたんへの Somebody to Love−
228名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 19:48:36 ID:CFdn0nVy0
    おぉ!!成功したッ!!これでアグリアスさんのしていることはすべてお見通しだッ!!」

・・・数分後…。

この間は!この間!
229名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 20:02:26 ID:mCezRg9v0
スクエニの雑誌でFFTの漫画を連載してくれないかなあ。
もちろんラムザとアグリアス中心の描写が100%増(当社比)で。
230名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 20:28:57 ID:uRB7F9nzO
>>229
元の劇中描写が短すぎるから100%増では足りんな!
3倍増しくらいが丁度良い
231名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 21:48:12 ID:VrnvqQYq0
3章、4章は、何億倍増しにしても描写ゼロなんだが。
232名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 22:02:40 ID:J7CUJfHk0
>>226->>227
やたら文末や台詞に「!」が多くて皆熱いな、おいw
それにしても犬っころのようにアグたんに付きまとうラムザが可愛いな(アホだけどw)
233名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 22:11:53 ID:vxbJ59ZL0
>>231
二人旅至上主義の俺の場合出演率100%だぜ!
234名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 22:12:36 ID:Ml8bG7QZ0
今更疑うものか
私はお前を信じる!
235多弁士:2006/06/02(金) 22:40:06 ID:cSYXJ3Bu0
>>226,227
それは排泄大好きだけど>>177のレスがあったのでカミングアウトする機を逸した俺への挑戦と受け取った!!

ttp://fftonly.s3.x-beat.com/up/data/601.jpg

ごめんなさい。
仕事に戻ります。
苦手な方は見ないであげて下さい。
236名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 22:43:50 ID:mXJSeTax0
多便士GJ
237名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 22:45:22 ID:ViqOWD5o0
>>233>>235
そんな一人きりであれ、二人でいちゃこらであれ、
旅の途中に秘め事をしたいのであれば、
せめてガード用としてチョコボ2羽ぐらいはいてもいいと思うんだ。
238名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 22:53:02 ID:vxbJ59ZL0
>>235
お仕事に支障のないようにw
239名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 00:16:39 ID:b+H3XlEp0
正直言って苦手だ
しかし見たことを後悔していない
240名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 00:22:20 ID:fuJhiwDC0
>>235
おいいいいいいいいいいいいいいいいいいい実がないじゃねぇかよおおおおおおおおおおおおおお
241名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 00:27:22 ID:jjjVN6kU0
まあしかし、行軍中に催したりしたら、
草むらとかでせにゃあならんわけだよな。
242名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 00:27:30 ID:yCXxBZ0p0
アグたんのぱんつが見たい
243名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 01:07:45 ID:bz+gbls/O
アグたんと鬼ごっこしたい
244名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 01:13:01 ID:1OrjXH+0O
アグたんの剣になりたい
245名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 01:42:34 ID:1qDZBUPW0
アグたんの下着になりたい
246名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 02:26:30 ID:BQYHj2Ik0
>>244は、ブロードソード
247ブロードソード:2006/06/03(土) 02:32:55 ID:1OrjXH+0O
さてと今日もアグたんの割れ目で研磨してもらうとするか
248名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 03:13:11 ID:jjjVN6kU0
ラム「アグリアスさん、僕の剣を磨いてください」
249名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 07:00:28 ID:O064sd1V0
アグ「ならば金だわしでガシガシいくか」
250名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 08:01:45 ID:V+sn688h0
>>249
なんでそんなに豪快さんなんだよww
251名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 09:04:15 ID:h1K4svuc0
あぐる
あぐります
あぐるとき
あぐれば
あぐれ

何活用形になるんだっけ?
252名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 10:00:17 ID:cGHm/lI10
あぐらない
あぐろう
が加わってラ行五段活用
253名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 12:08:48 ID:z1cjULAg0
あっしがあぐりやす。
254アグリアス 参上:2006/06/03(土) 14:02:01 ID:Yq0VpaIz0
行く人殿

どうかかつての私の右腕、アリシアを殺す真似だけは
しないで頂きたい… 自害なぞ以ての外…クッ…
255名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 22:22:40 ID:/3QgNTp30
アグリアス・オークス杯

256名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 23:51:28 ID:3lzHxQX50
アグリアスさんの乳の谷間にワイングラスを挟む。
ああオークス杯…
257名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 00:08:46 ID:YopcquI/0
>256
わかめ酒では駄目なのかい?
258名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 00:10:24 ID:lzXX+wL+0
>>257
アグリアスは生えてないよ
259名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 00:39:11 ID:ijX+cQof0
アグたんの母乳を堪能するもよし♪
まんぐり返ってもらってアグたん器に飲み物そそいで(ラムザはストローでミルク吸ってた!)
ご賞味〜もよしw
260名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 01:24:58 ID:FgUI0YA60
ここはひとつ。


 女 体 盛 り 
261名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 04:59:24 ID:XD9jFTpM0
>>258
な、なんだってーーーーーAA(ry
262名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 06:01:13 ID:EkF6aDyx0
アグリアスには萌えるための条件がすべて整っている。
本編で唯一綺麗と形容されていることが何より大きい。
263名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 07:44:02 ID:wlQXie130
しかし当時の□は、アグたんがここまで人気が出るとは思いもよらなかったのかね。
仲間になった後のないがしろっぷりを見ると。

それとも人気なのは、このスレ内だけでなのか!?
264名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 08:51:27 ID:PTMPokTkO
ロボゲ板の図鑑スレでネタを振った時に案外食い付きが良くて驚いたのも私だ
しっかしおまいらも神出鬼没だなw
265名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 10:05:12 ID:3E1JCEro0
アグレカス
266名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 10:45:40 ID:shot9pL/0
アグロマンス
267名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 10:51:26 ID:CKnHEvvJ0
アグランブール
268名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 12:13:45 ID:X1szXwH90
あぐあぐーん
269名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 12:35:38 ID:6fQYuZJN0
(・∀・)アグリアス!!
270名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 13:03:44 ID:XD9jFTpM0
エースコンバットやるような奴もアグタンが好きなんだ。
他にもそこら辺に転がっていると見るべきだろう。
271名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 15:09:45 ID:MTagOKJJ0
某ふたなりCGサイトでもアグリアスの人気が1番高いしな……
272名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 17:27:03 ID:jOfS8JnG0
同人はあんま無いよね
273名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 18:18:07 ID:eLJ+exxXO
>>272
アグの同人見たことナス・・・
274名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 18:26:41 ID:Rh2y4Ich0
馬鹿な。甘々士さんのラムアグラブエロおしり同人も知らないというのか
275名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 18:36:26 ID:MTagOKJJ0
密漁成功、黄道聖域、大江戸おっぱい、POLESTAR

主役張ってるのはそれくらいかな?

>>274
そんなのもあったな。
276行く人 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:27:58 ID:Qh5LaXDS0
長編最終話投下します。
長くて邪魔に思う方々、申し訳ありませんでした。今後長編は控えます。
ここまでお付き合いいただいた方々、ありがとうございました。これでラストです。
277帰する者 帰せぬ者 51/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:28:30 ID:Qh5LaXDS0
深々と降雪が続く中、ラムザ一行を乗せた馬車は王都ルザリアへ入った。
異端者の烙印を押された地で、ラムザは馬車に引きこもりラヴィアンの看病をしている。
大通りから外れた所にある宿を選んでムスタディオが部屋を取り、ラムザは店主に顔を見せず部屋へ向かう。
宿代に色をつけると多少の厄介事に目を瞑るというスタイルは珍しくない。
とはいえ、さすがに王国の騎士団がやって来たら、ラムザ一行は呆気なく売られるだろう。
アリシアがルザリア聖近衛騎士団に連絡を取れば、それで終わりだ。
だが、ゲルモニーク聖典を入手できなかったアリシアがそれをするとは思えない。
「異端者ラムザが、教会の不正を暴けるゲルモニーク聖典を持っている」と報告されるかもしれないが、
そうすればラムザ達――限定するならアグリアスとラヴィアンに迷惑をかけるため、
そういう展開は無いとラヴィアンが断言していた。
だから安心してアリシアを探しに行くよう、ラヴィアンはアグリアスに言う。ベッドの中で身体を休めながら。

   第六話
   王都ルザリア『アリシアの家』

「しかし……私に、アリシアの心の扉を開く事ができるだろうか?」
治療のためケアルをかけた後、アグリアスはうつむいたまま言った。
ラヴィアンはというと、さすがに腰が痛むのか、じっとおとなしくしている。
だが口までおとなしくはしていない。
「結局さー、アグリアス様はアリシアをどうするつもりですか?
 ゲルモニーク聖典は取り戻したんだし、私達を売ったりもしないだろうし、探して見つけて、責めるつもりで?」
「そういう訳ではない……。とりあえず意志を聞いてみようと思うよ。
 だが私よりは、ラヴィアンの方がアリシアを解ってやれるのだろうな……」
「私だって別に、アリシアの全部を解ってる訳じゃありませんよ。一心同体じゃあるまいし」
「ラッドが言ったのだ、堅物の私は誰の気持ちも理解できぬと」
「いやぁ……理解できる方がおかしいんじゃないですか? 一生で一人か二人、そういう人に出会えたら僥倖ですよ」
278帰する者 帰せぬ者 52/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:29:01 ID:Qh5LaXDS0
「度合いの問題だ、私とて相手の全てを理解できるなどと自惚れてはおらぬ。
 しかしアリシアは私に、少なからず理解して欲しい願っていた。それに応えたいと思う、思うのだが……。
 どれほど考えても、アリシアの気持ちを"想像"するばかりで"理解"する事はかなわぬ。
 実際に会って話をせねば理解し合うなど不可能とは承知しているが、いざアリシアを前にして、私は――」
口をへの字に曲げ、うつむき、天井を仰ぎ、アグリアスを見て、面倒くさそうな口調で、ラヴィアンは言った。
「アグリアス様はさ、難しく考えすぎなんですよ」
布団の中で身じろぎをして、少しだけ身体をアグリアスに向けると、白い歯を出して笑う。
「アリシアの気持ちが解らなきゃ、自分の気持ちを力いっぱいぶつけて、抱きしめて上げればいいんです。
 それで駄目なら駄目と割り切ってさ、ヤケ酒でも飲みましょうよ。つき合いますから」
しばしアグリアスは黙考すると、浅い笑みを浮かべて返した。
「フッ……お前が飲みたいだけじゃないのか?」
「えぇー、そんな女に見えますか? 怪我の身でヤケ酒につき合おうとする心意気を買って下さいよ」
「買わぬ。飲酒厳禁、ゆっくり休んでろ」
話を打ち切って、アグリアスは身支度を整えた。
新しい兜と盾を買う余裕が無かったため、装備はダイアソード・白のローブ・ダイアの腕輪の三点だけ。
「探しに……行って来る」
「いってらっしゃい、お土産よろしくワインとかブランデーとかウイスキーとか」
「飲酒厳禁と言ったぞラヴィアン」
アグリアスが部屋の戸を開けようとしたら、戸をノックされる。
少々驚きながら開けるとラムザがラヴィアンに飲み物を持って来ていた。
「玉子酒を作ってみました。こんな天気ですし、温まっていいでしょう?」
「わぁお、ラムザさん愛してるぅ」
わざとらしい、しかし心底嬉しそうなラヴィアンの歓声にへきえきとしつつ、
ラムザと入れ替わりに部屋を去るアグリアス。
行く先は無論――。
279名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 20:29:08 ID:sNub/YF60
>>274
やはり流浪の傭兵部隊や冒険者まがいのことやってると、
中出しの欲求が高まると、自然とアナル開発しちゃうよという前フリありきの話だったな。
280帰する者 帰せぬ者 53/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:29:32 ID:Qh5LaXDS0

王都の名に相応しい華麗な街並みが白銀の衣をまとい、清涼ながらも冷たい空気が建物の間を縫って流れる。
アグリアスのまとうマントは簡素なこげ茶色の物で、やはりこれも少しずつ白を積もらせた。
金糸の髪をフードで隠し、ブラウンの瞳は自然とアリシアに似た人影を追い求める。
だがアリシアがきっといるだろう場所を彼女は知っていた。
ルザリアの地理には精通しているとはいえ、おおよその位置しか解らぬが、
アリシアは"そこ"にいる。いるはずだとアグリアスは思う。
雪道は行きかう人々に踏み固められ、泥で汚れてしまった白が多かったが、
アグリアスが通る道は次第に足跡が少なくなっていく。
代わりに、道の中心にはチョコボの足と車輪の跡。
道の左右に立ち並んでいた建物も減って、広々とした庭を持つ邸宅が増えつつある。
貴族が多い地区に入ったのだと感じる。
(アリシアは、この街で……)
目的地に近づく。

雨でもそうだが、静かに降る雪は街を静かにさせる。
感性によっては寂しくさせると表現しても差し障りは無いだろう。
今現在、静かと寂しいのどちらが適切かを考えるならば後者だ。
それは人気を感じさせない――すなわち人のぬくもりのついえた雰囲気のせいか。
281帰する者 帰せぬ者 54/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:30:03 ID:Qh5LaXDS0

かつては使用人を必要としただろう三階建ての白い家。
庭は広く、けれど木の枝も草もわずかに乱れがある。庭師が数日か数週間何の手入れもしていないようだ。
さらにこの季節、木に葉は無く花も咲いておらず、彩りが貧しい。
白雪が降り積もり、ますます色合いを消失させていく。
扉の鍵はかかっておらず、軽く押すとキィと音を立てて開いた。
室内は薄暗く、寒い。コツコツと足音が不気味なほど大きく響くのは、静けさ故の錯覚である。

埃で白んだ床が濡れているのは、雪道を歩いてきた者が入った証拠だ。
食堂の入口あたりで水気が途切れたため、その後は手がかりを無くしたために適当に部屋を回る。
二階の書斎や寝室等を通り、一階のテラスのある部屋へと入る。
その部屋だけは暖かく、明るかった。
薪の弾ける音、暖炉の炎の前でうずくまる小さな人影。

「アリ、シア……」

かけられた声に肩が震え、けれど膝を抱えたまま動こうとしない彼女の姿が、アグリアスの眼に痛む。
(私が傷つけ、追い詰めてしまったのか……)
足音はアリシアの耳にも届いているはずだ、少しずつ近づいていると解るはずだ。
それでも逃げないでいてくれる事が、今のアグリアスにとってわずかながら慰めとなる。
「何しに来たんですか」
だのに、拒絶の言葉を打ちつけられた。膝と両腕で顔を隠したままの拒絶だ。
「……嘲笑いに来たんですか? 聖典の無い鞄を取り返して、馬鹿みたい……」
「そ、そんな事はない。アリシアがあれほど強かったとは思わなかったぞ。ムスタディオが来なければやられていた」
何とか好意的な言葉を言わせたいと思い、先の戦いを褒めてはみたが、
それでアリシアが顔を上げてくれるとは思えなかった。
282帰する者 帰せぬ者 55/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:30:37 ID:Qh5LaXDS0
「……アリシアよ、顔を見せてはくれまいか?」
「………………ヤです」
「…………お前の顔を見たいのだ」
「………………ヤです」
「………………頼むアリシア」
「………………ヤです」
ぬかに釘の状況に言葉を失くしていくアグリアス。どう話しかければアリシアは応えてくれるのか解らない。
さて、どうしたものか? 悩ましさに縛られたアグリアスだが、ふと、ラヴィアンの言葉を思い出す。
自分の気持ちを力いっぱいぶつけて抱きしめればいい。
だがその自分の気持ちが解らないのだから、ぶつけようもない。
抱きついて、払い除けられたら、もう、この場にいられないと思う。
だから、探るように、
「私に――何か、言いたい事はないか? 何でもいい。不満でも、何でも、何かあれば……」
けれど、アリシアは応えず、
「このままでは終われんのだアリシア。私は、こんな別れ方をしたくない」
薪の弾ける音だけが、寂しく鳴り続ける。
いたたまれなくなりアグリアスは窓を見た。埃で曇った窓ガラスの向こう、確かに白い雪が降っている。
暖炉の炎にゆらめく影が、幽霊のように室内を蠢いているようにも見て、不気味であった。

「……もう、終わりなのか。話す事すら無いというのか、アリシア」
視界の端ではアリシアの姿を捉えていた。アリシアは身じろぎすらしない。
「お前はここに一人、残るのか。この、もう誰もいない、この場所に……」
窓の外は庭で、土や緑が白に埋められていく最中だった。
「私達では……駄目なのか……?」
雪が、胸の中の何かまで埋めていくような錯覚を、アグリアスは感じて――。
「……今日は冷える、風邪は引くなよ」
アリシアに背を向け、別れの一歩を踏み出した。

「――なのに」
だから、あきらめてしまった瞬間にかけられた声に、胸の雪が溶けて振り返った。
まさか呼び止めてくれているのか、と思ってしまう。それはとても幸福な夢だ。夢でなければもっと幸福だ。
283帰する者 帰せぬ者 56/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:31:13 ID:Qh5LaXDS0
振り向いてもアリシアは膝を抱えたままで、顔を上げず、けれど肩は振るえて。
「私はただ、帰りたかった、だけ、なのに」
のどの奥からしぼり出すような声。それまでアリシアは短くか細い声だったため気づかなかったが、
こうして会話のために出した声を聞くと、それが泣き声だと気づく。
顔を上げなかったのは、泣き顔を見られたくなかったからだろうかと、アグリアスは思った。

「家族が、待っている暖かい家で……。戦いに怯えたりせず、特別で無いただの一貴族として――暮らしたくて。
 オヴェリア様の護衛隊に任命された事は、名誉で……お父様、お母様も、喜んでくださったのに。
 枢機卿殺しの汚名を着せられ、異端者の烙印を受け、家が、こんな事になってるなんて、私……」

異端審問官が現れたあの日、アグリアスは家に連絡をしなかった。
例え自分も異端者となろうと、己の家族ならば王家への忠誠と正義を貫き、自分をかばうまいと考えたからだ。
ラヴィアンも詳しくは話さなかったが、実家に行き事情を伝えたらしい。
しかしアリシアは「親に合わす顔が無い」と、ただ手紙をつづるのみだった。
そのまま、今日帰ってくるまで、家で何があったのかは知らずに過ごして、きっと大丈夫だろうと願って。
でも――家は"今ここにある様"になっていた。誰もいない、人気の無い家に。

「聖典を、王家に持って行けば……また、お父様とお母様と、一緒に、家族一緒に暮らせるって思ったんです。
 国中の人を敵に回して、神話の異形とまで戦う、なんて……怖いです。
 ラムザさんは、裏の歴史の先端に立っています。私達は、王家とは違った形で、畏国の命運を握ってます」
「それが、アリシアには重すぎたのだな……」
「私は、ラムザさんやアグリアス様のような、名門の出ではありません。
 貴族だからといって、アグリアス様達ほどのモノを背負えません……。
 無理ですよ、あんな……私には無理……耐えられない。
 戦場で騎士として死ぬならまだしも、オヴェリア様を……主君を守って死ぬならまだしも、
 世間から異端者として罵られて、嫌われて、そんな報われない戦いを……正義のために、身を粉にして……」
284帰する者 帰せぬ者 57/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:31:53 ID:Qh5LaXDS0
アリシアの声色がわずかに昂ぶった。
「何でそうまでして、戦えるんですか。戦おうとするんですか。
 立派すぎますよ、立派すぎて、私なんかじゃ、ついて、行けない……行けなくなっちゃう……」
そんな風に考えていたのか、とアグリアスは震える。
(アリシアと長く一緒にいるが、私はアリシアを引っ張るばかりで、向き合った事は無かったのかな)
アリシアの知らなかった部分を知った驚きと喜びが混ざり合って、何とも表現しがたい感動が込み上がる。
同時に"自分"はこれほどアリシアに"自分"を語った事はあっただろうか。いや無い、きっと無かった。
だからこうしてすれ違ってしまったのだろう。

「……それほど、たいしたものではないぞ。私もラムザも」
不思議と、穏やかな声色だった。アグリアスの頬には微笑さえ浮かんでいた。
「今のラムザは、ルカヴィだの裏の歴史だのより、肉親アルマ様を救うために動いている。
 私とて、正義や信念、仲間意識だけでラムザと共にいる訳ではない。
 異端者の仲間になってしまったのだから運命共同体として仕方なくという弱い考えもあるのだ。
 アリシアが思うほど立派ではないよ、私も一人の人間に過ぎぬ」
アグリアスは、アリシアの肩に、手を伸ばした。触れていいのだろうかと悩みを持ったまま。
肩に指先が触れると、アリシアはわずかに身を引く。
それで何となく『今は抱きしめるべきではない』とアグリアスは感じて、
その根拠の無い直感に従い手を引き、背を向け、最後の希望を言い残す。
「明日の朝、日の出と共にグローグの丘へ向かう。もし、まだ……」
言葉を切って、その先を少し考えてから、アグリアスは苦笑した。
「いや、好きに……思うままの道を選べ、アリシア」
振り返らず、アグリアスは懐から金貨の詰まったギル袋を取り出して床に置き、部屋を出た。
もうアリシアは呼び止めなかった。
285帰する者 帰せぬ者 58/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:32:33 ID:Qh5LaXDS0

炎の揺らめきが新たな影を映し出す。
あれでよかったのか? と、影は訊いた。
アリシアは応えない。
帰ると言ったよな、ここがお前の帰る場所か? と、影は訊いた。
アリシアは応えない。
俺には帰る場所なんざ無い、お前はどうだ? と、影は訊いた。
アリシアは応えない。
家はひとつだけと誰が決めた? と、影は訊いた。
アリシアは応えない。
お前の家はどこだろうな。そう言って、影は消えた。

雪は人々が寝静まる頃には止んでいたが、寒気は銀の化粧をそのままに残し、
清らかな白は朝日との対面を果たし煌く。
その様をアグリアスは一部始終見つめていた、大切な仲間が来るのを待ちながら。
286帰する者 帰せぬ者 59/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:33:09 ID:Qh5LaXDS0
「ふぁ……眠ぅ……」
一晩ぐっすり眠ったためか、ラヴィアンは自分の足で歩けるほどには回復していた。
これもラムザの玉子酒に混ぜられていたエクスポーションのおかげだろう。
ちなみにアリシアはポーションが嫌いだ。苦いから嫌いだ。不味いから嫌いだ。味が酷いから嫌いだ。
特にエクスポーションともなれば、何というか、"濃度"が凄まじくて、より苦くて不味いから大嫌いだ。
ふて腐れて早目に就寝したために、日の出前に起床しても睡眠時間はバッチリで、
十分に三度あくびををする程度の眠気が残るくらいで済んだ。

ちなみにラヴィアンより睡眠時間の短いムスタディオは十分にあくびを一度する程度だ。
さらにムスタディオより睡眠時間の短いラムザはあくびを一度もしない。が、頭上の跳ね毛が少々萎びている。

東の丘陵の隙間から登る日の出を見つめていたアグリアスが、ゆっくりと馬車に戻って来た。
馬車に繋がれた四羽のチョコボは出発が近いと判断して、周囲を見回す。
まだ来ていない仲間がいると思っているからだ。
「時間ですね」
手綱を握るラムザが言う。
顔を知る者が多いルザリアに長居する訳にはいかない、人を待つ時間は無いと暗に言ったのだ。
それはアグリアスとて重々承知している。わがままのためにラムザ達を危険にさらす訳にはいかない。
これが彼女の答えか、と落胆に安堵の色を交えた苦笑を浮かべる。
これで彼女は平和に生きるだろう、しばらく暮らせるだけの資金は渡してきた。
金欠で悩むラムザ一行だが、万が一の時に備えた資金というのは常に用意してあった。
それをアリシアに使ってしまったが、文句を言う仲間は誰一人いない。
それがアグリアスにとって慰めになった。だから、今はラムザのために働きたいとアグリアスは思う。
「行こう」
「いいんですか?」
「アルマ様が待っているのだろう?」
287帰する者 帰せぬ者 60/60 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/04(日) 20:33:42 ID:Qh5LaXDS0
皆馬車に乗り込み、ラムザは手綱を振るった。「行くのかい?」と言うようにボコは振り返ったが、
ラムザがうなずいたので、寂しそうに小さく鳴いて歩き出した。
馬車は北へ、グローグの丘へと向かう。
御者台に並んで座るラムザとアグリアスは遠くを見据え、荷台ではムスタディオが寝転がって幌天井を見上げ、
ラヴィアンは後ろから顔を出して新鮮な外気を吸い眠気を覚まそうとして、
「あっ」
笑った。

馬車は止まり、街から駆けてくる人影を待ち、それから、
「……た、ただいま」
「おかえり、アリシア」
濡れた眼を隠すようにして、アグリアスはアリシアを抱きしめた。

「結局、元鞘って訳か。女同士の友情ってのは美しいねぇ」
抱き合うアグリアスとアリシアを、荷台で寝転がったまま横目で見たムスタディオは言って、
視線を"へこんだ幌天井"に移すと、あくびを噛み殺した。
「で、あんたは何なのよ」
問うと、人一人乗ってるような幌のへこみが面倒くさそうに答える。
「俺は帰る場所なんざねぇからな、もう少しつき合う事にしてやるからありがたく思え」
「へい、へい。素直じゃねーの!」
「また裏切る時は真っ先にお前の寝首をかいてやるよ」

馬車の中で銃声がして、幌に風穴が空いて、それに気づいたラムザはムスタディオ達を叱った。
そんなこんなで今日も彼等は旅をする。
行き先がどこであれ、この旅が終わるその日までは、ここが彼女の帰する場所だ。
そして帰せぬ者が一時の道連れとして歩む事もあるだろう。

   Chapter3.5
   帰する者 帰せぬ者

   FIN
288名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 20:42:20 ID:eYHna6pk0
え・・・・?
289279:2006/06/04(日) 20:53:34 ID:sNub/YF60
>>276
リロードせぬまま書き込んで邪魔してしまい申し訳ない。
長編お疲れさんでした。
俺は今回の結末はどちらかというと、アリシア&ラッド死んでもよかったんじゃないかな派。
290名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 20:56:45 ID:qrK/LPHq0
長編お疲れ!
アリシアの迷いっぷりも、ラヴィアンの酒好きっぷりも
部下の気持ちがわからずに来たことに呆然となってしまうアグリアスも
何もかもが良かったです。
最終的にハッピーエンドぽくて、ちょっとほっとした。
291名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 21:02:28 ID:T4V4+Qj7O
ありがとう!!感動をありがとう!!!
292名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 21:22:06 ID:MTagOKJJ0
行く人氏お疲れ様でーす。

まぁなんだかんだ言って部下かわいいんだろうなぁ。
アグリアスさんも。
293名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 21:40:04 ID:nxjr/mvk0
行く人氏、長編乙でした!
アグラヴィアリは個性がそれぞれ違っていて一見凸凹な感じだけど、
三人揃って初めて上手く立ち回ることができるのかなー、と。
長編が好きな者としては今後は控えるとかは正直寂しいですが、
次回作も大いに期待してます!
294名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 21:43:52 ID:gqE+HKpIO
かなり真剣に読まさせていただきました、御馳走様でした。
お疲れ様、そしてありがとう!
295名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 22:03:28 ID:X1szXwH90
一言いいたい

ありがとう
296名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 22:16:07 ID:PTMPokTkO
お疲れさまでした

終わってから、あらすじだけで見るとギャグのような気がしないでもないけどw
297名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 22:21:00 ID:+xn0/jZ70
298名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 22:21:46 ID:+xn0/jZ70
299名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 22:22:32 ID:+xn0/jZ70
300名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 22:23:18 ID:+xn0/jZ70
300ならアグたんの汗を吸った使用済みのぱんつをスーハースーハークンカクンカする
301名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 22:32:30 ID:IgpFT6Vz0
全機、>>300に槍を放て!
302名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/04(日) 22:41:19 ID:5a/QfaSR0
>>274
素で知らんのだが……、そんなのあるのかあーーー!?!
303名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 00:03:39 ID:EhA/kC4L0
行く人氏、良作ありがたや。
でも、なんかレベル上げの味方殴りプレイを思い出した。
304名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 00:06:32 ID:0hxfLCSw0
アグ「私の仲間に戻れ」
アリ「ノゥ!!」
アグ「イエスと言え!!」
アリ「絶対にノゥ!!!
   ねえアグリアス様、分かっていらっしゃるんですか?私は反逆者(トリーズナー)ですよ?
   ノーとしか言わない女です!」
アグ「ならばお前の心変わりを誘発しよう!」
アリ「ムッ!?」

ぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわ

アグ「レベル上げ下げ済みアビリティ集団!!この1000人のジョブキャラにお前は勝てるかな?」
アリ「イエス」
アグ「!、ノーとしか言わないはず…!?」
305名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 00:21:36 ID:B0paeTIm0
アリ「算術 CT4 ホーリー!」
306名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 00:52:16 ID:KON5Kg8t0
よかったー(・∀・)>アリシア死なずに帰って!サイコーGJなSSd&お疲れ様ですた!!
↑カメレオンローブ着用忘れて自爆したアリを蘇生するか迷うエクスカリバーで防いだアグたん♪
307名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 01:27:52 ID:kQ3O1tCb0
>>276
行く人氏GJ!
長編大好きっ子としては読めなくなるのは残念、正直堂々と書いて欲しい。
でも荒れるのも勘弁なので、もし長編ができたら適当なうぷろだにあげるのはどうでしょうか?
好き勝手書きましたが、ありがとうございました。
308名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 02:38:47 ID:CFziqvnG0
長編GJ!!
戦闘の描写などが濃くて非常に読み応えがあってよかったです。

>>275
密漁成功についてkwskきぼん
309名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 02:43:00 ID:YKV4VDJg0
>>308
詳しくといわれても……

アルマがティータとヤってるラムザに欲情して
インセストタブー突入、
それとアグリアスさんがラムザを襲う話。
310名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 03:08:19 ID:4+x4/wA00
細腰を小脇にかかえて拉致するヤツだな
311名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 06:35:33 ID:HqBaAf/20
ラムザにクンニしてもらいたくてしょうがないアグたん
312名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 09:51:26 ID:j5r0uf960
ん?結局ラッドもラムザ隊に戻ったのか?
313名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 16:27:43 ID:YKV4VDJg0
このスレの住人なら密漁成功持ってる人多いかと
思ったんだがそうでもないのか?
需要があるなら上げてもいいけど。
314名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 17:08:53 ID:hSPGKxxU0
長編…一回ファイル化してうpるといいかもしれん。
続きが気になるように、さわりの部分だけスレに書き込んでおけば皆見るだろうしね。

まぁ 何はともあれ 乙!
315名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 19:34:35 ID:qUu/ib+I0
>>313

ノシ
316名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 20:25:07 ID:y+rBeSQ90
アグたんを仲間にしないうちに、アンギルダンの山越えイベントが
発生してしまいました。どーすればいいんだここから・・・。ショボンヌ
317名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 21:19:18 ID:3cKMBzlGO
>>316
いっそそのままクリアして二週目で頑張った方がいいと思う。
ソウル&スキルポイントと練鉱石が引き継がれるしな。
PS版では無理だけど。

ともかく自由な旅を!
318名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 21:45:09 ID:/nmacAA10
>>313
できたら黄道聖域の方も頼む
319名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 21:49:44 ID:KZGhm2oeO
>>313
ノシ
何だか凄そうだ。
320名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 21:54:28 ID:Pg+yO7An0
違法ではない無転を咎めておいて
違法なうpを薦めるとかお前ら最悪だな
321名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 21:55:30 ID:YKV4VDJg0
ttp://www.vipper.net/vip46284.lzh.html

需要多そうなのでうpした。
黄道聖域持ってない、ごめん
322名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 21:56:25 ID:YKV4VDJg0
書き忘れ。
パスは「ag」
323名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 21:59:12 ID:w1D+TmQi0
自分さえよければ何をしてもいいとおもってる連中だからな
324名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 21:59:51 ID:w1D+TmQi0
通報していいのか?やっちゃうぞ俺?
325名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 22:01:39 ID:avN2ZDZF0
い、いや俺が通報するよ!
FF11でも竜騎士である俺が通報するよ!
326名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 22:16:53 ID:qvtn1JPU0
>>325
ガリはすぐ裏切りやがる
327名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 22:48:14 ID:VOIGy2dk0
>>321
どうみてもアグリアスはただの変態で妹萌本です
本当にありがとうございました
328名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 23:00:33 ID:Pg+yO7An0
とりあえず俺らが通報しても意味なし。>>321の作者から通報があればタイーフォ
そして>>321の作者と連絡の付く俺が知らせておきますね^^
まぁ多分無駄だけど
329名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 23:09:09 ID:0hxfLCSw0
なんか前スレ終盤から変な連中が急に湧き出したな。
330名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 23:19:46 ID:qjSkpQ330
消えるの早
331名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 23:31:07 ID:xpw0QfnL0
剣士アルガス
「フン、やっぱりここの平民は所詮、平民だ。貴族になれやしないッ!
転載は「すでに刊行された書物・新聞などの記事や写真を、他の出版物にそのまま載せること」!
この場合問題となるのは、個人のサイトで勝手に画像をうpろどした場合のみ。
まとめサイトにvipスレの画像をそのままURL誘導も無しに貼り付けていたのならともかく
前スレのようにURLを貼り付けるだけならば、そこへ飛ぶのを誘導しているだけに過ぎない!

「また、同人誌はそれ自体が著作権法違反故に、勝手にうpした所で作者は誰も通報したがらない。
ttp://www.mangakan.net/main.html
こういうサイトが当たり前の如く昔から経営しているようにな!
■にでも通報すれば話は別だが、■は元々同人関係には甘いし、そんな事したらFF7以降に増えた同人系のヲタを一気に敵に回す事にもなる。
万が一■が通報したとしても、この場合逮捕されるのはその同人誌を作った作者だ。

「Pg+yO7An0、w1D+TmQi0!おまえたちは煽る前に勉強しなきゃいけないんだよ!わかるか、この野郎ッ!
332名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 23:39:28 ID:0hxfLCSw0
>>331
そんなに頭に血を上らせなくても、今までこのスレ普通にやってきたべw
333名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 00:00:18 ID:avN2ZDZF0
・・・・・・ダチョウクラブネタを期待した俺が馬鹿だった、スーパークライムしてくる
334名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 00:03:15 ID:RGZvYs1t0
真っ白な転載は煽られて真っ黒な転載は擁護wwwwwねーよwwwwwwwww

ってことだろ
335名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 00:31:47 ID:yxbKhi7S0
黄道聖域なら俺が去年あたりにラムアグ漫画の最初のこの2ページ貼ったけか。
本自体はそこそこブ厚いんで全うpする気ねーけど。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi38630.jpg.html
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi38631.jpg.html
336名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 00:34:24 ID:yxbKhi7S0
ちなみに下段の余白に潰されたラムザのセリフは
「いいですよ、恨みっこナシですからね」というだけ。
337名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 00:48:44 ID:prCEghf30
東京に出て来れる奴は「黄道聖域」「大江戸おっぱい横町」なら
秋葉の中古同人屋で売ってる事あるから、そこで買いなさい
338名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 01:00:02 ID:yxbKhi7S0
実際今日は秋葉に行ってきたが、おっぱい横町なら駅前のKにあったぜ。
黄道はまず無いと見たほうがいい。
339名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 01:23:12 ID:9UdS7fXi0
同人誌を垂れ流してるサイトもあるのと比べたら、パスかけて
限られた人間の間だけでやりとりしてるのなんか問題にならないんだがな。
340名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 01:27:00 ID:LX/VfvWi0
実は二次創作の同人誌も違法行為なんだけどな。
申告制だから、同人誌を作るほどのファン層はいい買い手って事で通報されずに済んでるけど。
とはいえ同人誌は黙認だが、違法アップロードはいたちごっこでどうにもならんってのが実情か?
341名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 01:55:23 ID:aTrblOeG0
ちなみにBたろう氏はスレ住人だぜ。
342名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 02:20:54 ID:6V0oJfYp0
要は罪の意識がないということだね。


はい、ここまで。
以下、何事もなかったかのように煽り開始。
343名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 02:29:33 ID:Ck30yFCxO
あぐあぐzzz…
344名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 06:17:36 ID:yOs//FAW0
大江戸おっぱい横町は中古同人屋どころか同人サイトに落ちているけどな。
345名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 07:02:21 ID:yxbKhi7S0
ここでアグたんのブレイク脱衣ブロック崩しを作れば勇者になれる。

バーの中央で弾を反射させれば「爆裂貫通ブレイク弾」となり、
お堅い女騎士さまのヨロイを体とココロ両方を破壊できるのだ。

ただしアグたんを全てひん剥いた後は、
次はプレイヤーキャラがアグたんでラムザたんブレイク脱衣の面に切り替わるが、それでもよければ…
346名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 08:17:19 ID:3TQyDXLyO
俺はさ。





リボンを装備したアグ姉えが好きなんだ。
347名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 09:41:17 ID:SLsESVIv0
348名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 09:43:14 ID:SLsESVIv0
349名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 09:56:10 ID:jyxj/J5JO
ジルオールネタにカウンターをかけたのに華麗にスルーされた俺様が戻りましたよ
350名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 10:27:35 ID:fD+6R/AC0
お帰り
そうかあれはジルオールネタだったのか
351名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 12:19:36 ID:RGZvYs1t0
>>347-348
文字の微妙なズレが気になる
352名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 12:24:12 ID:QyU/hU560
>大江戸おっぱい横町

なんちゅうタイトルw
353ラヴィアンが行く!1/6 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/06(火) 19:05:26 ID:6hJPSj/Y0
こんにちはラヴィアンです。最近色んな人が仲間になったせいで二軍に落ちちゃいました。
しかもキャラクターの濃い奴が多いんですよ。
色黒蛙なんてもはやパーティーNO.1のギャグキャラです。悔しい……!
「という訳でアグリアス様。汚名挽回したいので協力を……」
「ラヴィアン、今時そんなネタを出されても面白くないぞ。役不足と確信犯と汚名挽回、名誉返上の誤用は飽きられている」
「酷い……アグリアス様には解らないンですよ、汎用キャラの哀しみなンて……」
「ガフガリオンの真似もやめい」
「あー、何かもうダルいわぁ。酒場行きましょうよ酒場ー、飲みたーい」
「一人で行け」
「正気ですか? 一人で行ったりなんかしたら、誰がお金を払うんですかッ!?」
「ラヴィアン」
「愛が足りない」
「知るか」
「家出していいです?」
「装備無しで戦場に出てくれ」
「継承する気ですね?」
「ただ離反されるよりはマシだ」
「アグリアス様は鬼です、鬼の子です」
「鬼か」
「こうなったら逆にアグリアス様を継承するしか生き残る道は無い?」
「いいだろう剣を抜け」
「ちょっと何マジで抜いてんですか、ここまでの会話全部ジョークでしょう?」
「私はいつでも本気だ」
354ラヴィアンが行く!2/6 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/06(火) 19:05:57 ID:6hJPSj/Y0
「くっ、こうなったら……ウェポンブレイク!」
「ハメどる」
「ウボァー」
「アイスブランドなのでブリザド発動」
「げフッ」
「ちなみに二刀流」
「キャン!」
「さらにブリザド」
「ぎょえー!」
「くたばったか。さて、冗談はこのくらいにして……蘇生!」
「…………」B
「あ、ハイトが0.5ズレてる。しかも同一ハイトが無い……」
「…………」A
「い、いかん、これはマズイ……ら、ラムザ〜! フェニックスの尾は無いか!? 誰かレイズを〜!」
「…………」@

「ここで唐突にアリシアちゃん推参! さて、ここにある金貨を地面に落とすと……」チャリーン
「もらった!」
「ゾンビ状態で生き返ったからムスタディオ碑封印よろしく」
「あいよ」ズキューン

「ラムザ、こっちだこっち。ラヴィアンが戦闘不能になって……あれ?」
「戦闘不能? 石化じゃないですか」
「そんな馬鹿な、確かに戦闘不能に……」
「僕、エスナは習得してませんし、金の針もありませんよ」
「あ、ぐぅ……」
「仕方ないから金の針を買いに行きましょうか」
「うむ行こう行こう」
355ラヴィアンが行く!3/6 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/06(火) 19:06:27 ID:6hJPSj/Y0
こうしてアグリアス様はラムザさんとデートできましたとさ。めでたしめでたし……ってめでたくない!
誰か石化解除しなさ〜い! あ、オルランドゥ伯が来た。伯〜、お助けあれ〜。
「むっ、こんな所にお地蔵様が。団子を供えねば」
わぁ、おいしそうなお団子。ってそうじゃないでしょボケ老人!
コラ、行くな! 行かないで伯! 伯ぅ〜〜!!
うぅ〜、石化が解除されたら真っ先にお団子食べてやる。
「おっ、団子発見」
あっ、ラッド。ちょっ、何食ってんのよ! あたしのよそれ!
「あーうまかった。……ん? 何だこの石像」
OK許そう。だから石化解除よろしく。
「ラヴィアンか? 何でお前石化してんだよ」
さすがパーティーきっての常識人。さあ石化解除! 解除! 解除!!
「しゃーねーなー。今エスナ唱えてやるから……」
OKラッド、後でキスして上げる。
「うっ、急に腹が。団子が腐ってたのか?」
伯ぅぅぅ〜!! 地蔵に供える物だからって腐った団子を置いてくな〜!
「悪ぃなラヴィア……うぐっ! さ、さらばだ……」
い、行かないでラッ……いや、やっぱ行っていいわ。漏らさないでね、漏らさないで……近くで漏らさないで!
……あー、何でこんな散々な目に遭ってんだろ私……。ヤケ酒飲みたーい……。
356ラヴィアンが行く!4/6 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/06(火) 19:06:58 ID:6hJPSj/Y0
「マラーク推参!」
いきなり何よ蛙男。
「むっ、こんな所に石像が」
三軍のこいつじゃエスナなんか使える訳ないしな〜。
「よし漬物石に使おう」
あんたもう明日死ね。
「いや、漬物石には大きいな。首から上で十分だ」
ごめんやっぱ今死んで。
「さぁ〜て、首をぶった斬るか」
あんたのピーをぶった斬りたいわ。
「兄さん、何やってるの?」
おおラファちゃん来てくれたのね愛してるわ。
「漬物石に使う」
「わぁ素敵なアイディアね」
兄妹そろって奈落に堕ちろ。
「ってラヴィアンさんじゃないの!」
「ゲコォッ!?」ゴキン
わぁお見事なノリツッコミ。
「もう、兄さんったら……兄さん?」
「…………」B
「ちょっと、ねえ……返事をしてよ、兄さん」
「…………」A
「い、嫌……そんな、嘘……待ってて、今フェニックスの……いや、聖石を持ってくるから。待ってて!」
「…………」@

「ここで唐突にアリシアちゃん再登場! さて、ここにある蛙の置物を地面に置くと……」
「もらった!」
「ゾンビ状態で生き返ったからムスタディオ碑封印よろしく」
「あいよ」ズキューン
357ラヴィアンが行く!5/6 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/06(火) 19:07:41 ID:6hJPSj/Y0
何やってんのよあんたら。石像二つ並べて何のつもりよ。
「さて、金貨に飛びかかったラヴィアン石像と、蛙の置物に飛びかかったマラーク石像」
「この二つを互いに向き合わせると、あら不思議、お互いに飛びかかろうとした若き男女」
「まるで恋人のようね」
「今にもキスしそうだな」
「むしろ石化が解けたらその勢いでキスしそうね強制的に」
「おお、恐ろしい!」
「さて、帰りましょうか」
「おうっ」

私、ラヴィアンは今日限り、アリシアの友人をやめさせていただく事を宣言します。
それにしても蛙の置物に飛びかかろうとした蛙男の顔、目が血走っててキモいわ。
このまま何時間も放置されたら気が狂いそう、誰か何とかして……。

「その後、二人の石像はどっかの盗賊か何かに持ってかれて売り飛ばされて、
 7年か8年ほど経った頃に双子の息子と娘がストロスの杖を持って助けに来たとか来なかったとか。
 めでたしめでたし」
358ラヴィアンが行く!6/6 ◆yDU/dR5FV. :2006/06/06(火) 19:08:17 ID:6hJPSj/Y0
っておい、何勝手に終わらせてんのよメリアドール!
「とまあ冗談はこれくらいにして、ラヴィアン、これなーんだ?」
あ、金の針。
「残念ながら一本しかありません。どっちを助けようかしら?」
私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。私。
「熱い視線をラヴィアンから感じるので――」
おおっ!
「熱くてたまりません。という訳でマラークよ蘇れ」
ちょっ、蘇らせる前に身体の向きを……うわっ、蛙男の唇が近づき……ファーストキッスブレイクされてしまう!?
そ、う、は、さ、せ、る、かぁぁぁっ!!
ブレイク(石化)ブレイク! ガシャーン!
「ゲェー! 自力で石化を解いた!?」(超早口)
「ラヴィアン復活! さらに唇を死守ー! マラークブレイク!」(超々早口)

マラークを破壊した。

   完



一方その頃ラムザとアグリアスは。
「アグリアスさーん、今度はこっちのドレスを試着してみてください」
「うっ、ちょっと露出が多くないか?」
「絶対似合いますから。ねっ、ねっ」
「わ、解った……着るから待て……」
すっかり金の針の事を忘れていた。ちゃんちゃん。
359名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 19:29:00 ID:jyxj/J5JO
ブレイクマスターラヴィアンテラスゴスw
360名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 19:53:59 ID:9UdS7fXi0
行く人氏乙!

この書き方懐かしい。
思えば日刊アグリアスこそ行く人氏の原点だしなぁ。
361名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 20:02:44 ID:PvnAju0MO
汚名挽回…したくないYO
362名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 21:48:07 ID:z4MsGXFRO
>>361
汚名は挽回ではなく返上 な。
363名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 21:58:20 ID:MhYCvWbR0
汚名は献上
364名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 21:58:53 ID:Zhg8qJ0m0
365名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 22:06:30 ID:hI8OAq/B0
>>363
献上してどうすんだ
上の人もそんな献げものは要らないに違いないぞ

>>364
それでいいんだが…?
366名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 22:07:58 ID:Zhg8qJ0m0
>>365
君に>>353五行目の言葉をプレゼント
367名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 22:41:26 ID:MJ0lnevC0
368名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 00:23:05 ID:b5RaeQ0p0
>>362
「ジェリド乙」と書かなきゃ。
369名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 00:55:08 ID:TAg7laD50
>349
ごめんねごめんね。リロードしたら変な方向に話が流れてて、
ネタレスしにくかったもんだからごめんね。

一晩考えてみたんだけど、アグよりザギヴのほうが健気でよいおんなに
思えてきたので、当面ザギヴたんを追いかけようと思います。
アグたんのことは、ゴブゴブ団とアーギルシャイアを攻略してから、ね・・・。
370名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 02:23:21 ID:rVtXHrZS0
(なッ!?ラムザ、私に伯のための捨石になれと…)

それはラムザの非情なまでのリーダーとしてのアグリアスへの指示。
その場に居合わせたラヴィアンとアリシアも息を呑んだ。

(むろん現状での彼我の戦力差、そして何より私の現在の不調…ラムザの判断は至極当然だ…だがッ)
(この私に送りバントをしろなどと…ッ!)

自分にスリーバントができるだろうか…?
371名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 02:28:29 ID:JX+QaH4J0


   ア  グ  リ  ア  ス  盗  塁  王
372名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 02:37:43 ID:3LKIpDav0
マラーク……せっかく前スレのSSでイメージを持ち直したのに……哀れな
373名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 02:57:17 ID:sl2dvtOC0
VIPのみんなでTactics Ogre de Endless Battle や ら な い か

VIPの↑のスレの1から「FFTEB」へ飛べ。
FFTのキャラでネトゲできるぞ!
374名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 03:02:03 ID:sl2dvtOC0
「アグリアスの穴」現在3名!応援求む!!
375名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 03:39:37 ID:3KV1zev20
帰れ
376名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 04:13:42 ID:/MXc3QWRO
>>369
僕はカルラた(ry

もしかしてアグ=アイリーンだったのか?
なんかキャラが違うような…
性格的にはヒルダリアが近い気がするけど仲間にならんしなぁ…
377名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 06:36:58 ID:pnw59Lx30
アイリーン。
アイリーン・ルゥよ
378名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 10:31:20 ID:Q9TIAODc0
379ティータ:2006/06/07(水) 17:27:55 ID:VjBZytCk0
SS投下します

 機工都市ゴーグ。そこは独自の文化と技術を持つ街である。
 ゴーグは、その技術力の高さにより、獅子戦争時には黒獅子、白獅子両陣営から工作兵の
派遣を要請されたほどであったが、自立心の強いゴーグの市民はこれを拒否した。
 国や教会に対する忠誠とはまた別のレベルのプライドが、この街の市民にはあったのだ。
それは、自分達が納得しなければ決して誰にも与せず、という気風を生み出している。
 獅子戦争後、ラムザとアグリアスがここに居を定めたのはその意味では必然的といえた。
 その、ゴーグの街の中心街――。

「やはり移民の流入が多いようだな」
 とアグリアスは、並んで歩く、深々とフードを被った巡礼風の男に言った。
「そうですね。ゴーグは戦争であまり傷つかなかったし、財政的にも豊かだし、行き場を
失った移民が目指すとすれば、こういうところなんでしょうね」
 答えたのはラムザである。教会が組織の再興のため異端者狩りの手を緩めているとはいえ、
そしてゴーグ市民に盲目的なグレバドス信者が少なかったとはいえ、ラムザが素顔を晒して
歩くのは危険であった。そこで、外出するときにはアグリアスは傭兵に、ラムザは巡礼に、
身を窶していたのである。今日は食料の買い出しであった。
「あ、そうだ。こないだ、向かいのパベルさんからオレンジを大量に頂きましたね。パベル
さんが院長の救貧院て、この近くじゃなかったですか」
「そういえばそうだな。――ああ、あれだ。『セスペス救貧院』」
 移民や難民の流入が相次ぐゴーグでは、孤児院や救貧院の建設が急ピッチで進んでいた。
その中には、ラムザの隣人が運営を任されているものもあった。
380ティータ:2006/06/07(水) 17:28:44 ID:VjBZytCk0
「挨拶していきますか、パベルさんに」
 ラムザはそんなことを言った。アグリアスは気乗りしなさそうだった。
「あの夫妻には世話になってるが……あまり街中に留まるのも――どうしたラムザ?」
 アグリアスは途中で言葉を切って、ラムザの顔を覗き込んだ。ラムザの表情は強張って
いた。目は大きく見開かれ、口はあんぐりと開いたまま。そしてその視線の先には――
(――あの少女を見ているのか?)
 セスペス救貧院は、病室の窓を大きく開け放っていた。
 ラムザの視線の先には、ベッドに横たわる一人の少女がいた。
(……ずいぶんまた……)
 アグリアスが顔をしかめたほど、その少女は哀れな姿かたちであった。栗色の髪をした、
顔だけはなかなか可愛らしい少女であったが、その表情はうつろで、満足に食事を摂って
いるのかと疑いたくなるほどやせこけて、何より痛々しいのは首から二の腕にかけて見ら
れるひどい火傷の痕であった。
 その少女をラムザは凝視していたが、やにわにフードを後ろに跳ね除けると、救貧院の
窓に駆け寄った。アグリアスが止める暇もなかった。
「やっぱり!」
 ラムザは窓際で大声を上げた。少女はびくりとしてラムザのほうを見る。殺されそうな
小動物のような、怯えきった表情だった。アグリアスも慌てて駆け寄る。
「ラムザ、どうしたんだ! こんな往来で素顔を――その子がどうしたんだ?」
 ラムザはアグリアスの声が聞こえないかのようだった。窓の中に上半身を突っ込み、
必死の形相で少女に声をかける。
「どうしたんだ、僕が分からないの!? 答えてよ……答えてよ! ――ティータッ!!」
 ラムザはあたり構わず、そう絶叫した。
381ティータ:2006/06/07(水) 17:29:35 ID:VjBZytCk0
「そうか、あの子はティータってのか」
 セスペス救貧院のパベル・セスペス院長は、茶を啜りながらそう言った。
「――いや、私達も困っててね。身元なんざどっちでもいいが、何しろあの怯えよう……
よほど酷い目に遭ったんだろうな。当番の人間を怖がって、満足に食事も摂ってないんだ」
 窓辺の少女が知己であると知ったラムザは、アグリアスが止めるのも聞かず救貧院の
院長室に赴き、院長のパベルに面会を求めた。ラムザたちの隣人であるパベルは、彼らが
追われる身であることを知りながらも良くしてくれる、数少ない信頼できる人物だった。
「彼女はどういう経緯でここに来たんですか?」
 勢い込んでラムザは尋ねた。
「ここに来る前のことは私も知らんのだがね。ガリランドの救貧院からはるばる回されて
きたんだ。あっちは先の戦乱の主戦場だろ? とてもあれだけ弱った女の子の面倒なんぞ
見られんわな。彼女だけじゃない。弱者はみんな、ゴーグだのウォージリスだの、余裕の
あるところに送られとるよ。あれだけ弱った子がここまで来るだけでも大変だろうにな」
 顔をしかめて、パベル院長は答えた。
「おまけにあの子は精神に重大なダメージを負っちまってた。殆どまともな思考が出来ず、
誰を見ても怯えるんだ。こっちも何とかしてやりたいんだが、医者不足のご時世、心の病
まで見てくれる人間などおらんのだよ。――しかし、あんたがたが知り合いだってのは
幸いだ。ひょっとしたら彼女の心が解れるかも知れん。少し会ってやってくれんかね」
 パベル院長はそんな提案をした。
「是非会わせて下さい。僕は――」
 ラムザの声は震えていた。
「僕は、彼女に――ティータに対して責任があるんだ!」
 そう叫んだラムザの表情は、アグリアスがこれまで見たこともないほど険しかった。
382ティータ:2006/06/07(水) 17:30:23 ID:VjBZytCk0
「ティータ、ティータ。……僕だよ、分かるかい?」
 ラムザはこれ以上できるのかというくらい優しく、病床の少女に声をかけた。
「……?」
 先程はいきなりラムザに騒ぎ立てられ怯えたティータであったが、ラムザの優しい囁きに、
今度は空ろな目を向けはしても、怖がる様子はなかった。ただ、やはりラムザを認識は出来
ないようだった。怪訝そうに彼の端正な顔を眺めているだけだ。
「ティータ、本当に分からないのか。僕だよ。ラムザだ。ラムザ・ベオルブ」
 あくまで声を荒げず、しかし必死に、ラムザはティータに訴える。しかし反応はない。
(――やはり、無駄なのですかね)
 アグリアスは傍らにいるパベルに小声でそう聞いてみた。しかしパベルは
(――いや、見慣れてない人間の問いかけに、大人しく反応するってこと自体、珍しいよ。
これは、ひょっとしたら――)
 と期待を持ったようだった。ラムザはなおも声をかける。
「――ねぇ、ティータ、覚えてない? 僕の家の裏庭で、アルマと3人で苺を狩っただろ? 
それに、ほら、川に行って、ニジマスを捕まえたり――」
 ティータの面上に、不思議な変化が現れた。
 青白い頬に僅かだが血の気が差し、目が心なしか輝き始め、口からは言葉が漏れ――
「ア、ア、――」
「ティータ、頑張って! 思い出せるかい? 僕だ。ラムザだよ!」
「ア、アア、……ラ…ム…ザ…、――ラム…ザ……にい……さま……?」
 微かながら、しっかりと、ティータはその名前を口にした。
 ティータの目から、涙が毀れる。そして、ラムザの目からも。ラムザは恐ろしく優しく、
そしてしっかりと、か細い少女を抱きしめた。
 たっぷり一分も、ラムザはティータを抱擁していたが、おもむろに彼女を離すと、涙で
濡れた顔を、呆然と見つめているアグリアスとパベルのほうへ向け、言ったのである。
「パベルさん、この子、うちで面倒を見たいんですが」
 と。
383ティータ:2006/06/07(水) 17:31:18 ID:VjBZytCk0
「――ラムザ、お前、自分のしたことが分かっているのか?」
 ティータを伴って自宅に帰りついた後、アグリアスが発した第一声が、それだった。
「以前お前から聞いた話では、あの少女は、ディリータ新王の妹なのだろう。万が一彼女が
生存していることを、嗅ぎ付けられでもしたら――」
「僕には――」
 アグリアスの抗議をさえぎるように、ラムザは口を開いた。
「――僕には、守りたかったのに守れなかった人間が、二人います」
「……守れなかった人間?」
「ええ。……一人は、母です。僕の生母は平民出身ということで、ベオルブ家の中では肩身の
狭い思いをしていました。僕やアルマの前では気丈に振舞っていましたが、誰もいないところ
ではずいぶん泣いていたようです。――僕はそんな母の支えになってあげたかった」
「……」
「でも、母は僕がまだ幼いうちに死んでしまった。最後の最後まで、母は寂しいままでした。
僕は彼女の支えになれなかったんです。そして、もう一人僕が守ってやりたかったのが――」
 ラムザは奥の部屋で横になっているティータにちらりと目をやってから、続けた。
「――彼女、ティータです。父の肝煎りで、彼女も貴族の学校へ通ったけど、平民出身と
いうことで、ものすごい虐めにあった。アルマが出来る限り庇っていたようですけど、それ
すらも虐めの対象になったようでした。でも、彼女の悲劇はそれで終わらなかった――」
「……」
「結局彼女は、ベオルブと骸旅団の争いの犠牲になった。しかも結果的に彼女を切り捨てたのは、
僕の実兄でした。……僕が殺したわけじゃない。でも、僕が守れなかったことに変わりはない」
「――気持ちは分かる。しかし、現実問題として――」
「現実問題?」
 ラムザは、きっとなってアグリアスを睨みすえた。
「そうだ。我々は、精神医療の心得がある訳でもない。彼女の心を癒す具体的な手立ては?」
384ティータ:2006/06/07(水) 17:32:17 ID:VjBZytCk0
「パベルさんも言ってたじゃないですか。気心の知れた者がいたほうが、まだしも治り
やすいかもって」
「それだけではない。彼女の将来的なこともある。お前はどうしたいのだ。最終的には
彼女をディリータ王の下に送り届けるつもりなのか?」
「冗談じゃない!」
 ラムザは思わず叫んだ。もっとも、隣室のティータが怖がってはいけないと、それほど
声を荒げはしなかった。
「もう二度と、彼女が政治の道具にされるようなことは――!」
「……そのとおり。彼女を新王の元に送り届けたところで、おそらく新たな政争の道具に
されるだけだ。彼女の心が治ろうが治るまいがな。逆に言えば、彼女はほぼ半永久的に、
新王ではない誰かの庇護の下で生きていかねばならんのだ。――新王にも、取り巻きにも、
彼女の存在を気取られぬように、守り抜いてゆかねばならん。お前、一生彼女の面倒を
見る覚悟はあるのか?」
「やりますよ。僕の……僕の義務だ!」
「言うだけなら誰でも言える。――だがな、我々は追われる身なのだぞ。王室のみならず、
教会からも身を隠さねばならん。今は幸い平穏だが、いつ何時刺客に襲われるか分かった
ものではない。それなのに病人の面倒を見るような余裕は――」
「アグリアスさん!!」
 今度こそラムザは大声をあげ、机を叩いて立ち上がった。
「そういう問題じゃないでしょう! 人を助けるのに、いちいち自分のことを考えてたら――」
「しかし考えないわけにはいくまい。いざというときに手弱女がいたのでは足手まといに――」
「貴女がそんな人だとは思わなかったッ!!」
 おそらく――
 ラムザがここまでアグリアスに敵意を剥き出しにするは、初めてであったろう。
「僕は、一時の感情で言ってるわけじゃない。ちゃんと、刺客の危険も顧慮しています! その
上で、彼女の面倒を見たいといってるんだ! これは……僕の生き方そのものの問題なんです!」
385ティータ:2006/06/07(水) 17:32:58 ID:VjBZytCk0
「信念は何があっても貫くべきもの。そのことを僕に教えてくれたのは、貴女だったのに!!」
 ラムザは蒼白になりながら、絶叫した。
「……」
 アグリアスはしばらく難しい顔をして黙っていたが、やがて、重々しく口を開いた。
「――許せ」
「……は?」
「さっきの私の言葉は本意ではない。……いみじくもお前がさっき言ったように、激情に駆られて
軽率な判断をしているのではないかと――まぁ、ちょっとカマをかけてみただけだ」
「え――」
「お前がリスクをちゃんと計算して彼女の面倒を見る――というなら、私も覚悟は出来ている。
妻なのだからな。――お前の信念は、私の信念でもある」
「アグリアスさん……」
「それに私も……結果としてオヴェリア様を守れなかった。あんな思いは……二度とごめんだ」
「……」
 アグリアスの最後のほうの言葉は、消え入るようであった。
「――僕のほうこそ、失礼なことを言ったかもしれない……すいません」
「気にするな……お前の性格は分かっている」
 アグリアスは苦笑した。
 二人はそのままティータが寝ている寝室に移動した。互いの大声で目を覚ましていないか気に
なったのだ。だが、ティータはよほど疲れていたのか、何事も無かったように寝入っている。
「……それにしてもひどい火傷だな。顔が傷ついてないのがまだしも幸いだが……」
「ジークデン砦の爆発は凄絶でした。よく生きていたものです。あの後どこをどうしていたのか……」
 ラムザはいたわるようにティータのか細い手を取った。
「ティータ、必ず僕が……僕とアグリアスさんが、元気にしてやるからな――」
 染み入るように優しい声で、ラムザは呟いた。アグリアスはそれを、ほんの少しだけ嫉妬の表情を
交えて見守っていた。
386ティータ:2006/06/07(水) 17:33:50 ID:VjBZytCk0
 かくして、ティータ・ハイラルはラムザ家の一員となった。
 ラムザとアグリアスは、かいがいしくティータの面倒を見た。パベル夫妻も何くれと気を
使ってくれたし、ムスタディオのところに居候しているアルマも、旧友のために足しげく通い、
彼女の心を癒すべく、努力を惜しまなかった。
 その結果、薄紙を剥ぐようにではあるが、ティータの心は回復し、次第に会話も出来る
ようになってきた。
 ラムザ達はティータの面倒を見ながら、折を見て様々なことを聞き出した。ジークデン砦
では、ティータとディリータはどうやら爆発で別々の場所に吹っ飛ばされたらしく、そのため
ディリータは彼女が死んだと思っているであろうこと、どうして助かったのかは分からないが、
そのあとは、ガリランドからゴーグへまわされたらしいこと、しかし、精神的なショックと
衰弱で、記憶を殆ど失っていたこと、など。
 ディリータが国王になったことにはさすがに驚いたようだが、兄の下へは絶対に行きたくない、
とティータは断言した。彼女が貴族社会で味わった苦しみを考えれば、それは当然といえた。
 もっとも、ティータがいちばん衝撃を受けたのは、ラムザがアグリアスと結婚したことのよう
だった。幼い頃から、彼女はラムザに惹かれていた。その相手が妻帯者になっていたというのは、
さすがにショックであったろう。しかし健気にも、ティータはその事実を受け止めた。ラムザへ
の思慕は変わらないながらも、自分の中で、それはそれと折り合いを付けたようであった。
 そして、半年ほど経ち、季節は冬を迎え――

「今年の冬は冷えますね」
 居間で昼食後のお茶を啜ったラムザが言った。窓の外はどんよりと曇っている。
「ああ、下手をすると雪になるかもしれんな」
 アグリアスは答えた。例年、畏国南部のゴーグ周辺で雪が降ることはまず無い。しかし
この冬は特に寒さが厳しく、既に北のザランダからは降雪の情報も入っていた。
「そうなると、市内まで行くのもひと苦労ですね――おっと、ティータに薬を持って
いかなくちゃ」
387ティータ:2006/06/07(水) 17:34:27 ID:VjBZytCk0
「私が持っていこう。ラムザは少し休んでいろ。朝から働き通しだろ」
「すいません。じゃ、お願いします」
 アグリアスは盆に薬湯と栄養価の高い食物を乗せて、ティータの部屋に向かった。
初めはアグリアスの姿にも怯えていたティータだが、今ではそんなことも無い。
「――気分はどう、寒くない?」
 アグリアスはそう声をかけた。ベッドの上のティータは、まだまだ弱々しかったが、
半年前に比べれば、ずいぶん元気そうであった。微かに笑って答える。
「大……丈夫、です。寒く……ない」
「そう、ならいいけど、今年の冬は厳しいからね。風邪を引かないように気をつけなさい」
 アグリアスはティータに対しては、男言葉を使わない。面倒を見始めた当初から、彼女が
少しでも怖がらないようにと気を使った結果である。
「お薬と、果物を持ってきたからね。ちゃんと食べるのよ」
 とうてい旺盛とはいえないが、しかし始めのころに比べれば遥かにしっかりと、ティータは
食事を摂っている。最近は血色も悪くない。食事と薬を与えてから、しばらくアグリアスは
ティータとよもやま話をした。もっとも、ティータが自分から何かを言うことはまずない。
たいていはアグリアスが話しかけ、ティータがそれに応じるといった格好だ。
(よく笑うようになったな……)
 とアグリアスは感じた。それだけ精神的に余裕が出てきたのだろう。
「――ふーん、あなた、編み物が得意なの?」
「はい……昔は……よく、ラムザ兄様や……アルマにも、編んであげました……」
「羨ましいなぁ。私、手先だけは不器用なのよね。包丁使うのも、かなり難儀だったわ」
 二人の女性は楽しそうに会話をかさねた。
 暖炉にたくさんくべられた薪のお陰で、部屋の中は快適である。
388ティータ:2006/06/07(水) 17:35:19 ID:VjBZytCk0
 かなり長いこと、アグリアスはティータと話し込んでいた。すでに夕刻に近い。
(さて、そろそろ夕食の支度に戻らんと……おや――?)
 ティータの表情が、おかしい。
 窓の外を、張り裂けんばかりに目を見開いて見つめている。
「どうしたの、ティータ?」
 アグリアスは声をかけたが、ティータは答えない。のみならず、顔色は蒼白であり、
そして明らかにその表情には、恐怖の色が浮かんでいた。
「どうしたの、ティータ、窓の外に何かいるの?」
 しかし、戦場で磨かれたアグリアスの研ぎ澄まされた勘をもってしても、誰かが窓の
外にいるような気配は感じない。
「あ、あ……アア……」
 ティータは怯えきっている。そのか細い身体がかたかたと震える。
「ラムザ! ――ラムザ、ちょっと来てくれ! ティータがおかしい!」
 アグリアスは叫んだ。
「――どうしました!?」
 ラムザが駆け込んできた。アグリアスはティータを指し示し、
「急に怯え始めたんだ。窓の外を見て――」
「――窓?」
 ラムザも窓に目をやる。相変わらず戸外は黒い雲が垂れ込め、そしてちらちらと
白いものが――
「しまった!!」
 ラムザは窓に駆け寄り、慌ててカーテンを引いた。
389ティータ:2006/06/07(水) 17:36:04 ID:VjBZytCk0
「ど、どうしたんだ?」
「雪です! あの時ジークデン砦は雪が降っていた。――彼女にとって雪はトラウマ
だったんですよ、くそ、迂闊だった!」
 ラムザは歯噛みしたが、後の祭りだった。
「火には気をつけていたけど、雪に対してティータが怯えることを計算に入れてなかった
なんて! 畜生、なんてこった! どうしてこう間抜けなんだ僕は!」
 めったに使わない激しい言葉で、ラムザは己を罵った。しかしすぐに、それどころでは
ないとばかりに、ベッドに駆け寄る。
「ティータ、大丈夫かい? ティータ!」
「あああ……ア、ア……」 
「ごめんよティータ、僕がうっかりしていた。――大丈夫。誰も君に危害を加えたり
しない。ここは安全だよ、ティータ!」
 ラムザはティータを落ち着かせようと必死に言葉を重ねたが、やはりティータの雪に
対するトラウマは並大抵ではなかったらしく、身をすくめ、その双眼は恐怖のために
翳っていた――さながら半年前に戻ったかのごとく。
「なんてこった――!」
 もう一度、痛切に、ラムザはおめいた。
「折角ここまで回復したってのに。これじゃ元のもくあみだ――」
 ラムザは項垂れた。
 アグリアスはこんな時にも、いや、こんな時だからこそ、冷静であろうとした。
「……とにかく、今夜は徹夜でティータのそばにいないとまずいな。半狂乱になって
ふらふら出て行ったりしたらことだ」
「――そうですね……」
 ラムザは頭を上げ、頷いた。
390ティータ:2006/06/07(水) 17:36:48 ID:VjBZytCk0
 畏国南部のゴーグとはいえ、さすがに雪が降るとその寒さは生半可ではない。
 心のケアももちろんだが、ティータが風邪を引かないようにも、二人は気を使わねば
ならなかった。ラムザは軽く夕食を済ませると、風呂にも入らずに、ティータのそばに
付きっきりでいた。
 すでに深更であった。
「……どうだ、様子は」
 こちらも寝ずの番を覚悟したアグリアスが声をかけた。
「小康状態……ですかね。でもまだ震えてるし、いつ錯乱するか分からないし……」
 ラムザは嘆息した。
 ティータは布団のなかでただでさえ細い身体をさらに縮めるようにしていた。
 眠っているわけでもなく、ただ恐怖のために身を竦めている。ラムザは、布団の隅から
僅かにのぞくティータの手を握り、優しくさすってやっていた。
「……ラムザ、少し休んだほうがいいのではないか」
「――ですけど……」
「気持ちは分かるが、このような時一番モノをいうのは体力だ。我々が倒れてしまっては
元も子もあるまい。――ティータだって、そんなことは望んでいないだろう」
「……」
「お前が休んでいる間は、私が責任を持って彼女を見る。だから、少しでも休んで体力を
保っておけ。……というか、こういう時くらい頼れ。妻なんだから」
 苦笑しながらアグリアスは言う。
「お前はなんでもかんでも背負おうとしすぎだ。――よくない癖だぞ、それは」
「……すみません」
 ラムザは頭を下げた。
「じゃ、向こうのソファで仮眠を取ります。しばらくお願いしますね」
「任せておけ」
391ティータ:2006/06/07(水) 17:37:34 ID:VjBZytCk0
 アグリアスはベッドに座り、ティータのか細い手を握った。
「――大丈夫、ティータ?」
 優しく声をかける。ティータはアグリアスに怯えこそしないものの、不安は抑えられ
ないらしく、目はうつろであり、細かな震えも止まらぬようだった。
「私達がついてるからね。大丈夫よ。――出来れば眠れるといいのだけど……」
 一番恐ろしいのは、眠れずに体力が低下することだ。そのまま風邪をひいてこじらせでも
したら、ただではすまない。今のティータは、とても大病に耐えられる身体ではないのだ。
「何とかして眠れないかな――え?」
「あ、アア――!」
 ティータが声を上げた。
「ど、どうしたの、ティータ!?」
「アア、あ、助けて、――助けて、兄さん、ラムザ兄さま!」
「ティ、ティータ!?」
「あ、アアア、痛い――ああ、うう……助けて、助け――」
 どうやら、ジークデン砦でのことを思い出して、恐慌をきたしたようだ。
(ラムザを起こすか?……いやしかしラムザも眠ったばかりだし――)
 アグリアスは少し迷ったが、すぐに決断した。
「あ……エ――?」
 彼女も布団に潜り込んで横になり、ティータを両腕で抱きしめたのだ。
 怯えないように優しく、痛がらないように柔らかく……
「大丈夫。大丈夫よ、ティータ。悪いことは起こらないからね――」
 ティータの耳に口を寄せ、そう囁いた。
「私がついてる。私が、ずっと抱きしめててあげるから、だから大丈夫よ……ね?」
「あ、アア――」
 ティータは、アグリアスの腕の中で声をあげた。
392ティータ:2006/06/07(水) 17:38:17 ID:VjBZytCk0
(このまま、眠ってくれるといいんだが……)
 アグリアスにしっかり抱きしめられ、ティータはいくらか大人しくなった。夜着ごしに
伝わってくる心臓の鼓動はまだ早いし、いくらか汗ばんでもいるが、表情は落ち着いてきた。
(大丈夫のようだな……)
 むしろ暴れたことで、ティータは体力を消耗したらしく、次第に眠気を催してきたよう
だった。その顔から恐怖の色が消えていく。
(このまま、一晩こうしているかな……)
 アグリアスは朝が来るまで、ティータを抱きしめて眠ることにした。下手に離れたりしたら、
また恐慌をきたすかもしれない。
「私が付いているから……ね?」
 最後にもう一度、アグリアスがそう言うと、ティータは安心したように眼を閉じた。しばらく
すると、微かだがしっかりした寝息を立て始めた。
(やれやれ……)
 アグリアスは胸をなでおろした。そして、改めてティータの顔と体を眺める。
(階級闘争の犠牲……か……)
 アグリアスも貴族階級の出身である。ノブリス・オブリージという建前は彼女も学習したが、
実際の貴族がいかに平民など顧みないものであるかは、彼女もよく知っていた。その象徴が、今
彼女の横で静かな寝息を立てる少女であろう。
(むごいものだな……罪もない少女がこれほどの目に遭うとは……)
 そこまで考えて、彼女はかつての主君のことを思い浮かべた。
(そうか……オヴェリア様――あの方も、貴族の私利私欲のために利用されるだけだった……。
そして結局、私はあの方をお守りすることが出来なかった……)
 そのことはアグリアスにとって人生最大の痛恨事だったといえる。
(――ティータ、あなたは必ず私が守る。……オヴェリア様の分も……)
 アグリアスはティータの亜麻色の髪を撫でながら、心の中でそう呟いた。
(もう、誰も失いたくない――誰かを守れずに後悔するのは、二度とごめんだ……!)
 それが今の彼女の思いのすべてであった。
393ティータ:2006/06/07(水) 17:39:03 ID:VjBZytCk0
「――ん……」
 窓の外から、鳥の声が聞こえる。夜が明けたようだ。
「……いつの間にか眠ってしまったのか。……と、ティータは?」
 ティータは、アグリアスのすぐ横で、安らかに寝息を立てていた。少なくともその寝顔に
不安や恐怖の色は見られない。
 小さなノックの音がした。
「――アグリアスさん、起きてますか」
 ラムザの声だ。さすがにティータのことを考えてか、大きな声は出さない。
「ああ、起きているよ」
 アグリアスが応じると、ラムザは静かに扉を開けて滑り込んできた。
「すいません、疲れてたせいか、夜が明けるまで寝てしまって……ティータは――?」
「大丈夫、落ち着いてるよ。……そういえば、雪は?」
「やんだようです。というか、ちらついた程度だったみたいですね。積もらなくてよかった。
積もった雪を見たら、また怖がるでしょうから……ところで、アルマが来てるんですよ」
「……アルマ殿が?」
「ええ。で、ティータが落ち着いてるならここに入れたいんですが。みんな居間に集まると、
またティータが一人で怖がるかもしれないし」
「そうだな……静かにしてればティータは大丈夫だろう。では、アルマ殿にご足労願おうか」
 ラムザは居間からアルマを連れてきた。アルマは闊達な笑顔を見せた。
「お早うございます、アグリアスさん……ティータ、大丈夫ですか?」
「お久しぶりです、アルマ殿。ティータは持ち直しました。ところで今日は――?」
「兄さんに届け物があったんですけど、それよりまずこれを――」
 アルマは包みから小さな冊子を取り出し、ラムザに差し出した。
「これは……日記……?」
「ムスタディオさんが闇市で見つけてきたの。戦乱のドサクサで、旧貴族家の貴重品が大量に
流出してるらしいのね。その中にこれがあって……兄さん、裏を見てみて」
394ティータ:2006/06/07(水) 17:39:48 ID:VjBZytCk0
 いわれるままにラムザは日記の裏を見る。そして目を丸くした。
「!! ――な、……ザルバッグ・ベオルブ!? ザルバッグ兄さんの……日記!?」
「筆跡や花押は間違いなくザルバッグ兄さんのものよね……それより、ここを見て」
 アルマはあるページを開いて指し示した。
「……。――なん……だって!?」
 素早く日記に目を通し、そしてラムザが驚きの声を上げる。
「なんだ、何が書いてあったんだ?」
 アグリアスはもどかしげに言った。ラムザはなんともいえない顔で答えた。
「……簡単に言えば、ティータを助けたのは、ザルバッグ兄さんだった……らしいです……」
「ザルバック殿が!?」
「ええ。……読み上げますね。『――アルガスにティータを射抜くよう命じたのは確かに私だ。
しかし、あの娘を犠牲にして良い道理など、どこにあるだろううか。私はジークデン砦爆発後、
もっとも信頼できる部下ハイアットに、ティータの捜索を命じた。彼は首尾よくティータを
見つけ出してくれた。私は極秘に彼女を収容し、かねて懇意のガリランドのモーカス救貧院の
院長に彼女をゆだねた。あの人物なら身元の詮索などもせずに引き受けてくれるだろう。
ティータは、もう貴族と関わらない場所で生きていったほうが良い。これが無力な私に出来る
精一杯の彼女への贖罪である。……彼女の将来が今までより少しでも良いものであるよう祈り
たい。聖アジョラよ、憐れな少女を見守りたまえ――』」
 そこにいた全員が、何かにうたれたように沈黙した。――それでは、あっさりとか弱い少女を
見捨てたように見えたザルバッグも、やはり罪の意識に苛まれていたのか。
「ザルバッグ兄さん……」
「……ムスタディオさんが調べてくれたんだけどね」
 アルマが口を開いた。
「そのハイアットって騎士は、戦死したらしいの。この日記のとおりだとすれば、ザルバッグ
兄さんはティータを助けたことと、その身元を誰にも話してないようだし、この日記さえ処分
してしまえば、当面ティータの存在は誰にも気取られることはないと思うわ」
395ティータ:2006/06/07(水) 17:40:33 ID:VjBZytCk0
「なんとも危ないところだったな……」
 アグリアスも言葉を添えた。
「この日記がムスタディオの眼に止まったからいいようなものの、もし悪意あるものの手に
渡っていたら、ティータの存在が世間に知れるところだったぞ」
「そうですね……しかし、ザルバッグ兄さんがティータを救ってくれていたなんて……」
 敬虔な雰囲気が辺りを包んだ。
 アグリアスが立ち上がり、胸に手を当て、眼を瞑り、祈りを唱えた。
「神よ。この心優しき騎士に、黄泉での安らかな眠りを与えたまえ。――ファーラム」
「――ファーラム」
 ラムザとアルマも眼を瞑り、唱和した。
 澄んだ静謐が、朝の光の中に満ちた。
「――ところで兄さん」
 最初に眼を開けたアルマが、封筒を差し出した。
「これ、ムスタディオさんから」
「……そういえば届け物があるなんて言ってたけど、なんだい、これ?」
「開けてみて」
「うん……。……? え、こ、これって!?」
「な、なんだラムザ?」
「見てください、これ!」
 ラムザは手にした一枚の書類を、アグリアスのほうにかざした。
「こ、これは――ゴーグの市民登録証? ほ、本物か?」
「の、ようですが……いや、もしかして、ムスタディオが偽造したのか!?」 
「ご名答――大きな声では言えないけどね」
 アルマが答えた。
396ティータ:2006/06/07(水) 17:41:18 ID:VjBZytCk0
「兄さんこないだ、ムスタディオさんのところに来て、ティータが別の人間として生きて
いける手立てはないか、なんて言ったでしょ。それでムスタディオさんが考えたのが、
これってわけ。――どう? 本物そっくりでしょう」
 市民登録証があれば、ゴーグ市民として正式に認められる。そうなれば、ティータは
大手を振って別人として生きていけるわけだ。ムスタディオはその登録に必要な書類を、
持ち前の手先の器用さで偽造したのである。
「――さすがムスタディオ。本物と寸分違わない……いや、まるで本物だな」
 いささか感心して、ラムザは書類をためつすがめつした。
「名前の欄は空白にしてあるわ。ティータの意見も聞いて、どんな名前にするか決めてね」
 アルマが言った。
 そのとき、部屋の隅で微かな音がした。皆がそちらを向くと、ティータがベッドに起き
上がっていた。昨晩見せた恐怖の色は、ほとんどない。
「ティータ、大丈夫?」
 ラムザが傍によって優しく声をかけた。
「は……い。大……丈夫、です」
 か細いがはっきりした声で、ティータは答えた。精神の乱れはないようだった。
「よかった。それでねティータ。これなんだが……僕の友達が都合してくれた書類だ。ここに
君の名を書けば、君は別人として生きていける。で、君は、どこのどんな人間として生まれ
変わりたいかな。――なんというか……希望は、あるかい?」
 いささか心神耗弱気味なティータには難しい質問にも思えたが、彼女は首をかしげ、しばし
考えるふうだった。やがて、おもむろにラムザのほうに向き直り「ある名」を口にした。
「なるほど。――それはいいね」
 ラムザはにっこり笑って、テーブルに戻ると、ペンを取り出し、さらさらと署名した。
『ティータ・セスペス』
 と。
397ティータ:2006/06/07(水) 17:42:18 ID:VjBZytCk0
「セスペス! そうか、あのご夫婦に……」
 アグリアスは手のひらを打った。
「ええ、あのご夫妻は子供がいないし、ティータをわが子のように面倒見てくださったから、
うってつけでしょう……可能なら、ティータを養女にしたいんだが、などと言ってくれたし、
この書類さえあれば!」
「そうね。あのご夫妻なら、安心して預けられるわね!」
 いささか興奮気味にアルマも言う。
 アグリアスがベッドに歩み寄り、声をかけた。
「良かったわね、ティータ。あなたに素敵な家族が出来るわよ」
 ティータは満面の笑みで応じた。
「ありがとう……ございます。それに……アグリアス……さん、ずっと、私を……抱きしめて
くれていて……とっても……暖かかった……です」
 知らず知らず、アグリアスの眼から涙が伝って落ちた。彼女はティータを、昨晩来ずっとそう
してきたように、優しく抱きしめた。
「良かったわね、ティータ、本当に良かった!―――」
 アグリアスは、ティータに教え諭すように、その言葉を繰り返した。
「もう悪いことは起きないわ。明けない夜はないのよ。今までの分も、一杯幸せになるのよ!」
 ティータの眼からも、そしてラムザやアルマの眼からも、涙が溢れでていた。しかしそれは、
この薄倖の少女の人生において流された、初めてと言っていい歓喜の涙であった。
 
 明けた早春、ゴーグのはずれに住むある夫婦が、一人の可愛らしい少女を養女にむかえた。
心優しいその少女は、体は弱かったが、誰からも愛され、慈しまれ、つつましく平凡ながらも、
穏やかで幸福な生涯を送ったそうである。
398カテナツィオ:2006/06/07(水) 17:43:18 ID:VjBZytCk0
おしまいです

またやってしまった。「あの人は生きていた」ネタ。
丘の上の風書いたとき、チラッと「ティータが生きていたネタも読みたい」と
書いた人がいたので挑戦してみました。
それと、ザル兄少しだけ名誉回復。
つーか、ティータ萌えかもしれんな、これは……。
399名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 17:53:41 ID:GDG+uV3V0
じゃあ次は「バリンテン大公は生きていた」でひとつ
400名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 17:59:27 ID:pnw59Lx30
つ バンテリン
401名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 18:27:28 ID:AQ8FjWnR0
どうせならガフを頼む。

クリスタルは変わり身の術で用意したもので、本当は影ながら見守ってうわなにをくぁwせdrftgyふじゅいきいkぉlp;ふじこ
402名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 18:32:26 ID:LAdcsZa6O
心が暖まったよ!GJ!!
403名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 19:46:16 ID:qSIoYmRc0
よし、じゃあ次はこっそり生きてたイズルードと
メリアドール&アルマの微妙な三角関係による加速するラムアグの恋愛話と

地獄から蘇った復讐鬼、メカ・ウィーグラフとサイボーグ・アルガスを頼む
404名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 20:16:06 ID:rDvmjWmK0
>>398
ちょっ、マジ泣けた!
カテナツィオさんの世界観好きだなぁ。ED後の話でも違和感なく読めた。
ティータがんがれ!という気持ちと、
ラムザに厳しいことを言いつつ支える凛々しい妻なアグたんに感動しますた。

>>403
なぜ、ウィーグラフとアルガスはメカっだったりサイボークなんだよw
405名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 20:28:04 ID:AQ8FjWnR0
笊鰓
406名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 20:56:47 ID:gGZbB3yp0
ティーーーーーーーーーーターーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!(*。´д`。*)
感動大作あじがッdごぜーますだー!!!!!!お目目から清らかダイヤモンドこぼれますた!!
ティータに見られたら悪いからって、
夫婦の営みのときタオルくわえて声をおしころしてたアグたん必死すぎwww
407名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 22:09:07 ID:g+v3DoFl0
>>406
ええっ!?( ̄□ ̄;)それどこに書いてあるの!?

目を皿のようにしてm(皿へ皿)m探さねばっ!

・・・・・・・・・?

ええっ!?行間に書いてある?(゜Д゜;)//

フォント1ぐらいで書いてあるのかなぁ・・・?。(@へ@。;)
408名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 23:46:41 ID:yPctm8zB0
(;^ω^)うわ・・・
409名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 23:47:50 ID:qBPU7l9j0
これはいいスレストコピペになりそうですね
410名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 23:52:00 ID:VJKDuGUd0
アブアブーン
411名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 23:52:10 ID:rVtXHrZS0
>>406だけなら、(毎度ウザい感想レス書く奴が来たな、でもSSの感想のときだけにしか湧かないから我慢するしかないか)
と出来るんだがな。
自演かどうかまでは疑わないでおいてやろうw
412名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 00:28:45 ID:qU6ob31i0
お前たちに世界の秘密を開示する。
マラークの正体は、プエルト・リコ人だ。
413名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 01:01:21 ID:Tro+g13TO
>>412
そんな・・・
414名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 01:14:16 ID:i6v+VgAd0
>>398
以前ミルウーダの話を書いた人かな?感動作をありがとう。目頭が熱くなった。
ティータを助けたいっていう純粋な気持ちが集まってた。
ザルバックも悲痛な最期だったとは言え、
ティータを殺すよう命じた事に変わりは無いから釈然としなかったけど、
そういう点でも心が洗われた気分になれた。

このスレで多くのSS読んできたけど、ここまで感動したのは初めてです。
本当にGJ!!
415名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 01:26:47 ID:5XgyhuiP0
>>412
俺にとって真のプエルトリカンはマッドブル34のスリーピー。
ちなみにアグたんのプロポーション(オッパイ&筋肉)はこの漫画のパツ金キャラ達に準拠して妄想している。
416名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 01:46:54 ID:wCtdyZ5H0
良かった、良かったがひとつだけ言わせてくれ!
全てを利用して、とか言ってるけどオヴェリアの事を本当に大切に思ってたようなデコパッチならティータを引き取っても幸せにしてくれると思うんだ!
417名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 02:15:33 ID:i6v+VgAd0
ディリータはオヴェリアを刺したけど、先に刺したのはオヴェリアだしな。
本当は利用する気は無かった…ワケはあるはず無いかw
418名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 06:53:29 ID:ZsRKjO/w0
419名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 08:42:23 ID:7nJEaveVO
>>416
ディリータがどう思っていても、周りが放っておかないんだろ>ティータ
420名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 11:09:08 ID:/UVe/GJO0
王の妹なんて諸外国に嫁に出されるか有力貴族に嫁に出されるかだろうしな。ガチ政略で。
断ると関係悪くするから相手が力あるとこだったら断れないだろうし。
421名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 15:03:23 ID:we+R9gw40
ティータがもし生きてたら本当はディリータに会いたいと思うのではないか?
もちろん『王』の元へは行きたくないだろうが。


>>418
アグたん!何で泣いてるの!?
何を見て泣いてるの!?
422名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 15:19:41 ID:c4jllXeM0
>>421
除名宣告を受けたんで抗議しに来たんだよきっと
半泣きで
423名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 17:10:41 ID:M2QL7T9Z0
カッ!
全然感動も萌えもしなかった俺こそが真のアグ萌え。
424名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 18:49:02 ID:QKYrTrRE0
>>423
無理すんなって( ´∀`)σ)Д`)
425名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 20:09:07 ID:6x0aMaZ00
>>423はツンデレ
426名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 20:45:44 ID:5XgyhuiP0
奥様の名前はアグリアス、旦那さまの名前はラムザ。
ちょっと異端な二人はそこそこ波乱な恋をし、結構ドタバタと結婚をしました。
でもさらに一つ違っていたのは奥様はホーリーナイトだったのです!

アグ「今日も1ターンに3歩しか動けなかったな!」ドッ、Wahahahah!!
427テレポで行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/08(木) 21:14:41 ID:kP1g5HnV0
アグ「私とてたまには長距離移動をしたい! MOVE+3があれば願いがかなうのに……」
アリ「でしたら時魔のテレポはいかがでしょう? 成功すればMOVE+3以上の効果を発揮する事も」
アグ「それは素晴らしい」

アグ「という訳でテレポを習得した。ワクワク、ではさっそく移動!」
テレポ失敗!
アグ「orz」
アリ「ちょっと距離がありましたから仕方ないですよ、何度か繰り返せば確率的にいつか成功します」
アグ「それもそうだ。ではテレポ!」
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
428テレポで行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/08(木) 21:15:14 ID:kP1g5HnV0
アグ「orz」
アリ「……」
アグ「やっぱり私には無理なのかなぁ……」
アリ「まあまあ、気を落とさないで。まずは確実に移動できる短距離から少しずつ距離を伸ばしてみるとか……」
アグ「うっ」
アリ「どうしました?」
アグ「すまん、ちょっとトイレに行って来る」
アリ「行ってらっしゃい」
テレポ失敗!
テレポ失敗!
テレポ失敗!
アグ「う、うぐぐ……」
テレポ失敗!
アリ「お、落ち着いてください! 一気にトイレにテレポしようとせず、短い距離を重ねて……」
テレポ失敗!
アグ「そ、そんな余裕は……」
テレポ失敗!
アリ「も、漏らさないでくださいよ!?」
テレポ失敗!
アグ「うっ、もう、限、界……」
テレポ成功!
アグ「……ハッ!? こ、ここはトイレの個室? 成功したのか! では早速」
脱ぎっ
ガチャッ
ラム「……」
アグ「……」

アリ「やれやれ、何とかテレポ成功したみたいでよかった……。ちょっと様子を見に行こっと。
   アグリアス様ー。あれ、いない? アグリアス様ー、どこですかー?
   おっかしいなぁ……ん? 何か男子トイレの方で悲鳴が聞こえたような………………知らんぷりしよ」
429名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 21:18:09 ID:5XgyhuiP0
観客「Wahahahah!!」
430名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 22:45:50 ID:Vi1wW8uQ0
>>418
この人何者?同人とか描いてんのかな
431名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 23:48:45 ID:V3QVt9NO0
今夜もお前たちに世界の秘密を開示する。
メリアドールの正体は、ロシアだ。腋毛ボーンだぞ。
432名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 23:49:54 ID:V3QVt9NO0
いやあ、うん・・・。ロシア人だ、て書こうと思ったわけよ・・・。
433名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 00:23:37 ID:afhDNRg40
エルムドア「ぐぅぅ、地下だ、地下へ来い! 妹はそこにいるぞ…!」
アグ「ち! 逃したか!」
ラム「でも、遠くに逃げたわけじゃないですから」
アグ「それもそうだな」

ランベリー城地下
ザルエラ『さぁ、今度こそ決着をつけよう』
アグ「なんだアレは!」
ラム「ルカヴィのようです!
アグ「詐欺だぁぁぁぁぁぁ!!!」
ラム「な、なんですか?」
アグ「やはりエルムドアのままでクリスタルにするべきだった!
   そうすればダテレポ継承できたのにぃ!!!」
ラム「……」
434名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 01:19:46 ID:0SpsbTL10
テレポネタが幾つか出てるけど、ウチのパーティは全員テレポ付けてたよ。
テレポ使えないってよく聞くけど使えでしょ。
高低差無視とMOVE+3を同時につけてるようなモンだし。
難点は一歩だけ移動する時は時間掛かる事だなw
435名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 02:40:48 ID:u0UQoYlq0
【リトアニア】鉄の腕を持つ老婆、暴漢の股間を握りしめる
1 : ◆gFTBAMBOOY @ゲバ棒φ ★ :2005/08/19(金) 02:54:10
ここはリトアニアのクライペダにあるソジャ・ポポヴァさん(93)の家。
ポポヴァさんは家を訪ねてきた見知らぬ二人連れの男のためにドアを開けた。
すると二人の男は突然ポポヴァさんを床に組み敷いた! 強盗だ! とっさに
ポポヴァさんは一人の男の股間を握りしめたのである。ギャー!

解説しよう。ポポヴァさんは永年ヤギの乳搾りで鍛えた「鉄の腕(本人談)」を持っていたのだ。

「できる限りの力でおもいきり握ってやったわ。」
「男は動物みたいに叫んで、相棒は彼を引き離そうとしていたわ。」
近所の人が男たちの叫び声を聞きつけて警察に通報した。警察が到着するまで
ポポヴァさんは男の股間を握りしめて離さなかったという。

二人の男は寝室の窓から逃げ出したところを、通りに待機していた警察に逮捕された。
股間を握られた男は病院に、相棒は警察に送られた。

警察は「おそらく遠くには逃げられなかったでしょう。一人は歩くのがやっとで、
警察を見てむしろ喜んでいました。病院に連れていってほしかったようです。」と語った。

ソース:
http://tokyo.txt-nifty.com/fukublog/2005/08/post_4db2.html
436名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 09:03:08 ID:sXF7LJeNO
>>434
使えると思うんなら使ってればいいんじゃね
437多便士:2006/06/09(金) 10:37:08 ID:zUm4BTAd0
>>428
ンモ〜、また排泄ネタ振る〜

ttp://2nd.geocities.jp/kutabireseijin/ill/aghana2.jpg

今回はライト。ギリギリセーフ(だと思う)
438名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 11:37:38 ID:7/Cdz03m0
アグたんのぱんつ欲しい
439名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 11:40:14 ID:mBPH2NYp0
>>428
行く人氏毎度毎度乙です。
しかし、トイレのしかもラムザがいる個室にテレポ成功するなんてw

>>437
ちょっと!アグたん可愛すぎ!!
っていうか、名前がマジで多便士になっとるw
440名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 17:30:03 ID:afhDNRg40
まぁそうなったらなったでアグたんも開き直って
「私の恥ずかしい姿を見たな! お嫁にいけないではないか! 
貴公責任取れ!」
とかなんとか言っちゃえばいいわけで。
441名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 17:30:57 ID:DWvMsgLz0
だ か ら 実 を 描 け
442名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 17:40:38 ID:qbE0TkSd0
俺も嫌いじゃないが、流石にココでそれ描いたらオシマイじゃない?w
最初に描いたやつはあぶなかったね〜w
443名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 20:25:41 ID:Bm2tvt1R0
多弁士さんのアグたん萌え絵引き出せそーにもねボツ!(・∀・)ノポイ!
リアクションアビにはカレーにスルー推奨。

ラムザ隊は各仕事を分担することになっていた…。

洗濯係のアグ&アリラヴィ…。
アリシア「私たち凡庸キャラはジョブチェンする度衣装換えますけど…」
ラヴィアン「顔キャラはいっつも同じ衣装で羨ましいですよねー!ラ・ク・で!!!」」
アグリアス「失敬なッ!!貴様ら!私がジョブチェンしても横着して同じ格好と言いたいのかッ!!
     ん??上流から流れてきた…ちょw何これ?ラ!ラムザのパ!パンチィーッ!?!
     グンゼのパンチィに”ラムザ・ベオルブ”て氏名が書いてあるではないかッ!!ウーム…!
     しかもゴムも伸びて…この使い古し感…。。見上げた漢(おとこ)だ、あやつは…!
    (ちょっとラムザのバリバリの股の部分を嗅いでみたいワ…。ハァハァッ!)
アリ「あっ!!!アグリアス様ラムザ隊長のパンチィを持った顔真っ赤ッ化ー!」
ラヴィ「アグリアス様がラムザ隊長のパンチィを洗って綺麗にしてあげたがってるーーwww」
アグ「ちょ!!何をバカなことを…、オホホホホ、
   おっと!騎士たる者、使命半ばにしてうつつを抜かす訳にもいかぬッ!石鹸を…、あれ?
   石鹸が容器の中にない!?石鹸はどーしたのだ??買いに行くにも町まで遠い…」
アリ「そーいえば…、お風呂に入るんだ(はぁと)!とか言ってラムザ隊長が容器を弄ってました」
ラヴィ「きっと滝壺ですよっ!!」
アグ「この忍びの衣で隠れつつ近寄り、ラムザの石鹸を奪取するぞッ!!!」
444名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 20:28:58 ID:Bm2tvt1R0
滝壺…。
ラムザ「モンスターが出た!ってぇ??服を着てる暇ないな!剣と…、アッ!パンチィがない!」
ムスタディオ「早く…来てくれ、、タコが二匹とチョコボ一匹と目玉が一つ出たんだ!!」
潜伏中のアグ(ムハッ!ラムザフリチン!キャァーーッ!って声出したら潜伏解けちゃうワ。
       でも…、着用なしの低HPラムザが危ない!…、チンポでかッ!!ハァハァ!!
       いかんッ!脳内でモザイク処理せねば!!)
タコ殴りでタコ一匹撃破ッ!!クエッ!クェッ!
ラムザ「うわぁーー!!っくぉの!!!とぉッ!!」
ムスタ「にゃろめッ!!俺だってすっぽんぽんだッ!!はっ!!…いてぇっ!!ふぎゃ!!」
潜伏中のアグ(どーしたらいいのこれ?!潜伏解いて助けに入るべきだワ…)
ラッド「助けに来たぞッ!!ハイ!トリャ!!フン!あたぁッ!ハイィー!!
アグ(これまた裸のモンクラッドつよッ!!!これなら大丈夫そうだワ、石鹸を…)
石鹸持ったら行動とみなされて潜伏が解けた!
……………。
アグ「………、た…、助けに参ったぞォーーーーーッ!!聖剣技ィィィーーーーッ!!」」
フリチントリオ「よーし!おりゃっ!とぉッ!!はっ!!ハイィー!」

congratulation!!
ラムザ「やったー!命の恩人アグリアスさんを胴上げだぁァーッ!みんなーーーーッ!!!」
裸三匹「あ♪わっしょい!わっしょい♪わっしょい!わっしょい♪わっしょい!わっしょい♪…」
アグ「こらぁーーーッ!や…やめなさーーーーいッ!!あーーれーーッ!!」
ラムザ「あッ!!アグリアスさんが滝壺に落ちたぞ!!マウスチゥマウスは僕のものだーー!」
ムスタ「俺がマウスチゥマウスをするーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
ラッド「チュッチュクチゥーーは貰ったーーーーーーーーーーーーッ!!!」
445名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 20:31:49 ID:Bm2tvt1R0
下流…。
アリ「アグリアス様、遅くない?何やってるのかしら…!」
ラヴィ「ちょwなんか流れてきたよ!アグリアス様と裸んぼーのラムザ隊長とムスタとラッドだ…」
「ブハッ!!たすけてぇぇぇーーー!!アリシアさんとラヴィアンさーーグォヴァッ!!」
アリ&ラヴィ「ラムザ隊長ォーーー!さっき流れてきたムチムチグンゼのパンチィですよぉー!」
投げられた愛用のパンチィを受け取ったラムザは、
重い剣を持ったアグたんを沈ませまいと三人でシンクロナイズドスイマー状態を解除すべく始動!!
アグ「プハァッ!騎士にとって剣は命!!離すことはできんぞォーーーー…ッ!」
パンチィで剣をからめて奪い取ったラムザは、渾身の力で剣を陸へと放り上げた。
バチャバシャバシャバチャ…。
ムスタ「フゥーーッ!危ないところだったぜ…」
ラッド「…まったく…」
担ぎ上げられて陸に上がってうなだれるアグ「剣を…、剣を手放すとは…、未熟であるな…私は…。
     ラムザの大事なパンチィも剣で股布を切り裂いてしまい…、す…、すまぬ…!orz」
ラムザ「いぃんです!アグリアスさんが助かるなら、僕はパンチィなくとも、
    ノーパン生活を強く歩むことができるよーな気がするんです…」
アグ「いやッ!!ラムザのパンチィは私が必ず裁縫で治してみせる!必ずだッ!!」
ムスタ&ラッド「…泣かせるねぇー…、いぃ話や…(涙ホロリ」

アリ&ラヴィ「ちょ…、トリプルフリチンでシリアスされても
      ぜんぜん感動のクライマックスになってませんし……………(汗;
      アグリアス様はラムザ隊長のパンチィ弄るウマィ口実つくってるし……(ジェラスィ」

この後、素っ裸で滝壺まで戻る三人の勇者の姿を、誰も忘れはしないだろう…。
そして…、露出プレイがクセになってしまってストリーキングを趣味にしちゃう漢たち、、
彼らがレオタード風の聖天使に素っ裸で挑んだかどうかまでは定かではない…。

   −他人を”裸の王様”呼ばわりする漢の裸一貫武勇伝 おわり−
446名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 21:01:44 ID:9/114S580
トラワロスwwwwwwww
447名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 22:03:30 ID:28KfqtWx0
展開がカオスすぎて腹痛ぇw
フリチン最高ォー!!
448 ◆1MXtNC7YyI :2006/06/09(金) 22:48:39 ID:36SxENvE0
おいおい、うんこじゃねーかw
449名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 22:55:59 ID:afhDNRg40
ラムザのパンチィは女子隊員みんなが狙ってるのか……
450名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 23:01:45 ID:wJ12eA530
>>448
貴様 反乱軍だな
451名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 23:29:11 ID:tzvzSx7F0
その昔、「究極!!変態仮面」という漫画がありましてな…
アグ「こ、このフィット感は!」
452名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 00:43:24 ID:jeQ1b8YU0
製作スタッフがアグについてコメントしたのってなんかある?
453名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 01:38:43 ID:0HVb5J7+0
>>451
アグたんにブラジル水着と黒網タイツで「成敗!」と聖剣技を撃てと。
454名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 03:12:28 ID:P8b+Ij0M0
>>437
つまりアグたんにサブリガを装備してもらうには
「トイレが便利ですよ」と勧めればいいのだな
455名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 03:51:59 ID:LaDgl2Qo0
           /  | ̄ ̄ ̄|
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         /\   |      |       /
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        ,,...r―'''''''''ー-:、_
     ,,r''",;::''".,;::".;;;, .;;;゙''::;...゙ヽ、
   ,r".,;;''"..;;;";" .;;;;;;... ゙;;;.. ゙゙;;.. ゙ヽ.
  r".,::'' ..::'' ,;'  .,;;;;;;  '':;;;;,.. '':;;;.. ヽ.
 ,i'..;:''  .,;;' .,;;;;   :;;;;;;;   '';;;;,  '':;;, ゙i,
...! ;;  ,;;;; ,;;;;   ;;;;;     ';;:-・='、 ';;;, !,
.l .::  ,;;;: :;; ,'  `=・=;;;     :;;;;   ::; |
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.l  .;;;'  ';;'    :;;;;,;:''`   :;::;;;;"   .:;; |
..l  ':;;,  :;;;,,   '::;  トェェェェイ ;:    ';;;',!   _,,,...::-、‐':,
 i, ;;;  .,;;;;:"   ,,;;;;;;;'' `ニニ´:;;;;   _,,,,...!:r‐''"~:::::::::::::゙i l
  ゙i, ;;,   :;;    ,,;;;;;,, _,,,....:::r‐'''''"~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
   ゙t;,  ;;;;:  _,,..r'''"~:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,! .,!
    ゙ヽ. '';;,,  |i, ゙i,:::::::::::::::::::::::`=・=`:::::::::::::::-・='::::::::::::::::,! !
     ゙''ー、;;  | i, ゙i,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r' ,r'
        `'''゙i, i, ゙t,::::::::::::::::::::::::::`-=ニ=- ':::::::::::::,r" ,r'
           ゙ヾ:、 ゙t、:::::::::::: ,:::::::::::::::::::塵:::::::::::,r'" ,r"
             ゙ヽ、゙`''ー-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r-'''"_,,r'"
               ゙''‐-、,_    _,,,,:r'''"

アグたん大好き
456名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 08:59:51 ID:IgXiTnG10
457名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 11:22:26 ID:kYcioVcCO
458名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 19:09:20 ID:XA6DNpGA0
>>457
orz
459名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 19:51:12 ID:Y486ZqL70
>>457
IDとパスワードが無いと入れないってなにヨッ!?
じらしプレイのつもりっ!?見損なったワ!!
460名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 21:21:11 ID:0HVb5J7+0
以前貼られたとき、誰かが本のタイトル言ってなかったっけか?
461名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 21:26:48 ID:7c1Nr/4q0
HDのどっかにあるけど探すのがめんどい
462名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 21:50:34 ID:0HVb5J7+0
463名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 23:04:00 ID:IM8pArJ5O
携帯でアクセスするんだ!
464あぼーん:あぼーん
あぼーん
465名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 01:57:02 ID:uT/9kWbCO
そんなのあぐたんじゃないやい。
466名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 02:11:22 ID:MHBCbcvg0
アグたんにもチェルシーあげたい。
467あぼーん:あぼーん
あぼーん
468名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 02:17:19 ID:OxhocsSh0
趣味系の板にド直球の政治ネタ持ち込むんじゃない!
とマジレス


俺は戦争に疲れたアグリアスさんにそんな役割はふれない
469名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 02:21:06 ID:hujAY5Kx0
アグ「くひぅぉおぉおお! らめぇぇえぇっっ!!
   しろいのぉ!しろいのがれちゃいましゅ〜〜っっ!!んをほぉ!
   んんああ゛あ゛っっ!! んあああ゙ぁあ゙あぁぁ゙ぁ〜〜っっ!!
   とまんないんれすゅう゛あ゛ああ゛〜〜」
アリ「もぅ!アグリアス様ったら何度言ったら理解するんですか?
   ちゃんと溜めてくださいよ〜」
アグ「ごめんなひゃい゙ぃはじめてぴゅーしちゃったから、ごめんねへぇ」
ラヴィ「もう一回っすねぇ、今度はもっとココをギュッと握って〜
    ハイッ!まだまだ出さないでガマン!!そこで堪える!!」
アグ「くひぃやぁぁぁ
   らんめぇぇえぇっっ!いいっぃぃい゛ぃぃ!!
   っっっぅつぁぁゴメンなひゃい〜!またとめられなぁあ゙ああ゙あ
   クポーー! くるくるぴゅっゆ!」
ラヴィ「おっ?さっきよりイイっすよ、その調子でっす!」
アリ「はい、じゃあ再開しますね〜」
アグ「あっああアリシァ〜〜もうやめてくらしゃひぃっっ! もうげんきないのおお゛お゛お゛ーーっっ!
   明日もがんばぁるからそんなにイジワルしないでくらひゃいぃ!
   ねえ、もういいっていってるのおおお!おにゃがいひまひゅう〜〜!ぱうぅ!
   なんでつづけるのおおお!?つづけなくていいのおお!やめてぇええ!
   無理なの、もう出しすぎなのおおおお!止めてえぇえっ!
   ねえ、ねえ、なんでまだっっのおおお!?すごいことなってるううーー!
   何回目、これええ!?んああ゛あ゛っっ!!
   ねえ、ほんとに出ない!ムリなのお!聞いてるの、ねえ!?
   もうやめて、いいってあ゛み゛ゃあ〜〜〜っ!
   やめてってば、ねえやめてよおおお!やめてくらしゃぁひぃぃ〜!!
   んのっんおおあぁぁ!?!うみゃああああんっっ!!
   らんんめぇぇえぇっっ!いいっぃぃい゛ぃぃ!!かぁぁぁあ゙あ」
470名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 02:21:37 ID:hujAY5Kx0
ラヴィ「いいっす!気は十分溜まってます!今度こそ!」
アリ「3・2・1・・・よし!放出!」
アグ「らめぇ、らんめぇぇ、・・乱命割殺打!!!」
ラヴィ「やった!成功でっす!!」
アリ「(なんで聖剣技一つ覚えるのにアグリアス様はこんな大騒ぎしてるんだろ?)」
アグ「はぁはぁ・・なんとか聖の気をコントロールできそうだ
   個人的な練習に付き合わせてしまって悪かったな、感謝するぞラヴィアン、アリシア!」
ラヴィ「アグリアスさんのためなら火の中、水の中、深夜のアラグアイの森の中っす!
    だよね〜、アリシア?」
アリ「え・・・う、うん モンクナンテナイデスヨ」
アグ「よし、次は無双稲妻突きだ!頑張ろう!ラヴィアン、アリシア!!」
ラヴィ「おぉ〜〜!私たち三人、あの月に誓った友情は不滅っす!
    どこまでもお供いたしましょうぞ!」
アリ「(くふえぇえ、眠たいよぉ、もう帰りたいよぉ・・・・)」
471アグリアス 参上:2006/06/11(日) 02:32:21 ID:PODiNvhB0
ムス 「だから何処の国の話なんだよぉ!俺達には関係無いって…」
ガスッ!いつもの様にアグリアスの鉄拳が下る。
アグ 「今お前が就いてるジョブの国なんだよ、お前の素早さを生かす為に忍者に
してやっただろ?」
ムス 「イッツー 痛ぇーなぁー…」 と殴られた頭を右手で擦りながら目の前に
オーランの必殺技でも食らったかの様な星が回る光景を観ながらようやく片目を開け
アグリアスを見る。
アグ 「アルテマと闘った時は、アリシアの引き出すでの回復が欠かせなかっただろ?
私達は十分にその国からは恩恵を受けているのだぞ!」
ラム 「分かりましたアグリアスさん、まぁ、チラシは少し無理があるにしても抗議のメール
位は出しましょう。僕達はいつでも激動の時代に立ち向かう戦士ですからね!」
アグ 「流石はラムザ、話が解る。」
472名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 02:34:35 ID:UQxEuWzB0
>>469
射精した
473名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 02:55:06 ID:VlVfjXOA0
プロパガンダウゼー
474あぼーん:あぼーん
あぼーん
475名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 02:59:14 ID:UQxEuWzB0
こんな低年齢板で呼びかけることが間違ってる
476名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 03:00:38 ID:PODiNvhB0
>>475
済まんな、俺は発売日に買った32歳なんでナ。
逝ってくる
477名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 03:12:37 ID:aUtEfKQw0
>>469-470
俺は結構好きだ
478名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 03:32:54 ID:mhZ3m6akO
毎回毎回アリシアに萌える俺はどうすればいいかな?
479名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 03:54:55 ID:zLlWPB9q0
ユニット総数を増やして
ボコ・ラッド・ラヴィ・アリを専用顔グラにして
あとはそのままにFFTリメイク出しておくれ。
480名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 03:56:55 ID:2IW6Uzw70
固有ユニットも着替えして頂きたい 専グラで
481名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 04:18:49 ID:RRbDI5nc0
DSで出して欲しい
482名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 08:25:15 ID:8dQKbPk70
おまいらはどうしていっつもワガママばっかり言うんだッ!!!!




FFT2早く出してください。
483名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 10:06:43 ID:SGEPZniBO
>>474
半島人みたいな言い草だな。
自分に従わなきゃみんな非国民か?
484名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 10:13:57 ID:RRbDI5nc0
FFT続編DSで出るのかな?一応GBAで外伝出てる流れからすると
485名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 10:31:50 ID:sNiJaWpA0
486名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 11:46:12 ID:9ZEVPJcP0
>>483
32にもなってスレの空気すら読めないような奴は放置しれ。
487名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 11:58:51 ID:zC0kqQ/60
なあ、>>1のとこから過去ログをPart1から読んでいったんだが、
Part22,23はないのかね・・・?
488あぼーん:あぼーん
あぼーん
489あぼーん:あぼーん
あぼーん
490あぼーん:あぼーん
あぼーん
491あぼーん:あぼーん
あぼーん
492あぼーん:あぼーん
あぼーん
493あぼーん:あぼーん
あぼーん
494あぼーん:あぼーん
あぼーん
495あぼーん:あぼーん
あぼーん
496名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 13:11:36 ID:VnA23prJ0
このスレ、注意されるとたまに逆ギレしてageで書き込む奴がいるけど同一人物か?
ageが嫌がらせとして通用するのは違法ファイルをやり取りしているようなスレだけなんだがねー。
ま、このまま泳がせてもうちょっと酷くなったら運営に通報してアク禁にさせりゃ反省するだろ。
497あぼーん:あぼーん
あぼーん
498あぼーん:あぼーん
あぼーん
499あぼーん:あぼーん
あぼーん
500あぼーん:あぼーん
あぼーん
501あぼーん:あぼーん
あぼーん
502あぼーん:あぼーん
あぼーん
503名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 13:30:24 ID:JdvCmMKS0
削除依頼出しておきました。以下何事も無かったかのように続きどぞ。
504名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 13:45:30 ID:S+kfmvF20
>ageが嫌がらせとして通用するのは違法ファイルをやり取りしているようなスレだけなんだがねー。
無断転載はおやつに入りますか?
505あぼーん:あぼーん
あぼーん
506名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 13:54:06 ID:Nshu0qU8O
>>505
あせんなってwww
507名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 13:59:00 ID:UQxEuWzB0
>>505が右を装った左に見えてきた。
つかそんな態度取ったら普通に協力するものもしなくなるだろ・・
ここはゲームスレなんだから完全にスレ違い。長々説得したいんだったら雑談系スレでやれ。
歳くってんなら分別弁えろよ・・。
ちなみに俺はメル凸しまくってるからな。
508名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 14:03:27 ID:zC0kqQ/60
アグ(スレ)を汚さないでくれ・・・
509名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 14:45:37 ID:RgxnSGZG0
俺はイヴァリースに住んでるから日朝問題なんか関係ないな
510名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 14:48:14 ID:UxtmBc+Q0
汚されたアグたん・・・・


なんかそそるな(*´Д`)
511名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 14:49:45 ID:zmSHHbt10
久々にきたんだが、いつのまにこんな糞スレになったの
512名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 15:45:31 ID:vQZO08340
リアルアルガスが沸いただけだ、気にするな
513名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 15:56:23 ID:xcqgDTbw0
32才が「アグリアスが語ればこのスレのみんなは聞いてくれるかも」と
一生懸命アグリアス口調で書いてるのを想像するといじらしい
514名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 15:57:58 ID:N3lKglTl0
>>513
(*´Д`)ハァハァ
515名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 16:20:18 ID:EupEASlUO
>>507
>右を装った左
俺もそうオモタ

>>514
ハァハァすんなw
516名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 16:55:09 ID:8OkPuBIj0
アグ「私が〜おばさんにな〜ったら〜あな〜たもおじさんよ〜」
517名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 16:57:09 ID:Ta0pBYVa0
>>512
リアルアルガス吹いたww
というか、リアルアルガスが沸いただけだと言い切るおまいは男前だな

>>513
みんなアグたんが大好きなんだね!
518名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 16:57:35 ID:N3lKglTl0
    _ _
   ( ゚∀゚ ) <アグリアスは100歳になっても外見は変わらんよ
   し  J    
   |   |
   し ⌒J
519あぼーん:あぼーん
あぼーん
520あぼーん:あぼーん
あぼーん
521名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 19:52:00 ID:MHBCbcvg0
>>487
Part22、23は共に1000に達さずに落ちたため(それぞれ900、500弱)、にくちゃんねるでは検索できないのでは。
誰ぞに専ブラのDATファイルをうpお願いするしかないかね。
522ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/11(日) 20:33:52 ID:HTsZsuXu0
人の夢と書いて儚いというが、儚いのはむしろ人の命だ。
長い年月を武で積み上げてきても、ちょっとした事ですぐ命を亡くす。
救いがあるとしたら、人は、業を石に託して伝えられるという事。

日和ってものがある。洗濯日和の晴天とか、悲劇日和の雨天とか。
今日起きた出来事は悲劇だ、だが晴天だ。
蒼穹の下でラムザ・ベオルブは、死んだ。
命を奪ったのは一本の矢。敵が後ろから放った矢が、心臓を一突き。治療の手立ては無い。

「ゴホッ……」
「ラムザ……死ぬな、ラムザ」
副隊長を務めるアグリアスは、ラムザの手を握り締めた。
ラムザは握り返そうとしたが、できず、わずかに視線だけ彼女に向ける。
「ルカ……ヴィ、阻止……アル、マ……お願、い……しま……」
それが最期の言葉。
「ラムザ? ラムザ! くっ、何とかならないのか!? フェニックスの尾は!」
「もう無理ですよ、隊長」
部下のアリシアが、残酷な現実を告げる。
「そうだ、聖石……! ラファがマラークを生き返らせたように、聖石は!?」
「残念ながら聖石の使い方は解りません。アグリアス様、持ってみてください。聖石が光れば……」
「聖石よ、頼む、ラムザを……ラムザを助けてくれ!」
聖石は応えない。ただの水晶として煌くだけだった。
523ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/11(日) 20:34:29 ID:HTsZsuXu0
副隊長アグリアス。
その部下アリシア。
同じくラヴィアン。
ラムザの戦友ラッド。
旅の中知り合った機工士ムスタディオ。
暗殺者として育てられたラファ。
暗殺者として敵対したマラーク。
皆、涙する。
ラムザ・ベオルブの死を涙する。
こうして歴史の裏の英雄ラムザ・ベオルブの生涯は、ラムザ・ベオルブの物語は、終焉を迎えたのである……。

   G A M E   O V E R



「このまま終わってなるものか!」
アグリアスは猛り、自分の長い後ろ髪を掴むと、ナイフでバッサリと切り落とした。
肩にもかからぬ短さになった髪。まるで男のように短い髪。
アグリアスは宣言す。
「今から私がラムザ・ベオルブとなり、邪悪なルカヴィとの闘いに終止符を打ち、アルマ様をお助けする!」
何言ってんのこの人。と、みんなが思った。でも何だか盛り上がってるみたいなので言わなかった。

   ラムリアスが行く!
   こんな暴挙に出るアグリアス様を見て「馬ッ鹿じゃない?」と思いました篇

そしてラムザの遺体はクリスタルとなった。
アグリアスが継承した。
アグリアスはガッツを使えない、っていうか基本技も使えない。
ろくなアビリティは継承できませんでした。
524名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 20:42:00 ID:zmSHHbt10
人の夢と書いて儚いって・・・
なんでアグリアス漢字読めるん?
525名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 20:54:43 ID:pvMQSmJ00
ち、違う!きっとイヴァリース語で「はかない」とか「うたかた」とかが、
「ひと」と「ゆめ」って単語に分解できるんじゃないのか?

dreamen = dream + man

ラムザ:「きっとこんな感じなんだ!!これが予言の真実なんだよ!!」

ラッド・ムスタ・マラ:「な!なんだってぇー!!?」
526名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 21:12:32 ID:A3LaNTSE0
良くも悪くも固定化するというのは怖いね。

SSさえ楽しめれば後は見ぬ振りをするからいいけど。
527名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 21:28:54 ID:pvMQSmJ00
それはそうと

ttp://www.sonata-moe.com/game_dojin.html

の上から四分の一くらいのところにある「THE VALKYRIE」って同人誌
誰か読んだ?アグファンから見てどうだった?

ちなみに発行元のサイトには説明一切無し。
とらのあなにも、もう売ってなかった。
528名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 21:32:29 ID:EupEASlUO
忍者や侍がいる時点でナニをいまさら
529名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 22:21:33 ID:MHBCbcvg0
>>527
そこの管理人は「絵が上手く」と評してるが、
実際の漫画部分は線画が荒く、表紙ほどには美麗ではなかった。
アグリアスの巨乳がいじり倒されてるコマが多めなのはポイント高かったが、
やはり絵の仕上げの丁寧さでは売れてるサークルよりは劣る。

以前もこのスレで誰かが指摘していたが、
作者後書きで「最近大量にラムアグSS読みふけった」「本当はラムアグラブコメ描きたかった」とあるが、
だったらハゲにレイプ話よりそっち描いてくれよとは思った。
530名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 22:40:38 ID:vCIGS52Y0
>>521
487なんだけどトンクス!
変な嵐が来てたから誰も質問に気付かないだろうなぁと思ってたんだがw
そうか、Part22、23はやっぱ落ちてたんだな。
まあ、SSはまとめで読めるし残念だけど仕方ないな。
531名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 22:53:54 ID:wo0SlZEx0
>>485の画像、再うp希望ニダ。
532名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 22:57:16 ID:N3lKglTl0
>>525
マラって略したらマラじゃなくてマラだと思っちまったじゃないか
533名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/11(日) 23:05:04 ID:IifLKMez0
アグたんはVistaのベータテストに参加しますか?
534527:2006/06/12(月) 01:21:16 ID:nWN+S/+z0
>>529さんありがとー。
ふーん、そうなんだ。じゃあ必死になって探さなくてもいいのかな。
535名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 14:34:05 ID:gzfOcMPt0
ここのアグは処女臭いな。
そういう女がはじらいながら脱いで迫るのは最高にエロいだろう。
そのネタで誰かエロSSを書け。
536名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 14:34:07 ID:lOKTVnzS0
537名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 17:00:51 ID:YKC1VcYN0


嫌な予感がした。昨晩からメールの返事が一向に返って来ないのだ。
前から約束していた事なので一生懸命手伝わないと、と足早に駆け付ける一人の青年。
今日はアグリアスの引越しの日、ラムザは玄関の扉を叩く。
返事が無い、暫く待ってもう一度「アグリアスさーん?」という呼び声と共にドアノブに手を掛ける、
それは意に反して開いた、かと思えば眼前には見知らぬ大きな黒革のサンダルが脱ぎ捨ててあった…

訳が分からず、ドアノブに手を掛けたまま背伸びをして奥の部屋を覗き込むラムザ。
扉の開いた音に反応してベッドからガバッと起き上がる全裸のアグリアス、
「ンッウウン〜〜?」とその隣には未だ夢から覚めやらぬ半裸の男らしき姿…

ラムザはアグリアスと一緒に飲むのが楽しみで小脇に抱えていたスタバのアイスモカと
キャラメルマキアートを危うく落としそうになりながらも再び抱え直し、
今そこで繰り広げられている光景を反芻してみた。

裸のアグリアスさん・…と…男…ベッド…で……二人きり…今、起きた…のか?

彼女は少し慌てた素振りでベッドの横に無造作に置かれたバスタオルを
はおり、こちらへ小走りしてきた。きっと僕の顔は、怒りと悔しさ、驚きと失意、
未だ残る愛情とそれにも勝る大きな憎悪が混沌の中に蠢く様な、恐ろしい顔をしていたのだろう。

「ちょっと…ここだとあれだから…外に…出て…くれまいか…?」彼女は俯き加減で顔を
赤らめ、初めて見るラムザの形相に少し身震いしていた。この時、ラムザの顔面が
アグリアスの何倍にも紅潮していた事は正気を逸したラムザには分かる筈も無かった。

続く?
538多弁士:2006/06/12(月) 17:35:42 ID:t21JTZQf0
>>451,453
お待たせ
>>535
残念、それは私のはまぐりさんだ

ttp://2nd.geocities.jp/kutabireseijin/ill/ag-kamen.jpg

さあ、みんなを敵に回したぞ
539名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 17:46:28 ID:VYQE2G410
気分はエクスタシー!!
540名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 17:47:07 ID:xryZjlWZ0
>>538
エロテロリスト吹いたwwwwwwwwwwwwww
541名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 17:53:30 ID:geYt7OvI0
542名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 17:54:35 ID:geYt7OvI0
543名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 17:55:44 ID:xryZjlWZ0
>>542
この絵って前に耳無しのがあったがここの絵師が書いてるの?
544名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 17:59:55 ID:geYt7OvI0
545名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 18:06:13 ID:cBAD8KhP0
アグたん可愛いよアグたん(;´Д`)'`ァ'`ァ
ttp://vista.xii.jp/img/vi4977220848.jpg
546名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 18:09:08 ID:YKC1VcYN0
>>545
巻き毛加減が似てないことも無い・・・(グロ注意?)
547名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 18:18:32 ID:Jl1+M7t60
>>538
ちょwそんなアグたんイヤスww
548名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 19:22:00 ID:geYt7OvI0
>>545
最初倒れてるだけかと思ったら、脳みそ飛び散ってるじゃねーか
アングルが逆なら思いっきりグロだな
549名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 19:42:20 ID:pPPUqjyP0
ぎゃーーーーーー
折角、アンティエ3つセットでセールだったから買って来たのに喰えねーじゃねーかぁ!!!
550ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/12(月) 20:10:52 ID:hZKZFAs10
本気でラムザさんのフリしちゃってるけど騙される馬鹿なんていないよねと思ってたら馬鹿がいた篇

髪を切ったアグリアスだが、ナイフで切っちゃったもんだから変な感じで、後からアリシアに整えてもらった。
今は亡きラムザに似せるように。
しかしラムザの跳ね毛だけは再現できず、これではラムザに成り切れないとアグリアスは嘆いた。
その時、奇跡が起こったッッ!!
ラムザのクリスタルを継承したアグリアスだからこそできる芸当ッッ!!
アグリアスの髪が一房、跳ね毛となってピンッと勃つッッ!!
「よぉしこれで誰が見てもラムザに見えるだろう、ハッハッハ」
見える訳ないじゃん。と、アリシアは心の中でツッコミを入れた。

「貴様がラムザ・ベオルブだな!? その髪、間違いない!」
「何者だ貴様は!」
「私はメリアドール! 貴様に殺されたイズルードの姉だ! 弟の仇は取らせてもらう!!」
騙されてる人登場。みんな呆れた。
一応、鎧で胸を押さえつけてるけど、よく見ればアグリアスが女だって解るじゃないか。
「食らえ強甲破天突き!」
「ぎゃー」
あ、鎧が壊れた。鎧に押さえつけられていたふくよかな胸が現れる(ちゃんと服を着た状態でですよ)
「な、何ィッ!? ラムザ、貴様……女だったのか!?」
「しまったー!」
「……女の身でありながら、あれほどの激戦を潜り抜けてきたというのか」
「うん、まあ、そう」
「くっ……この勝負、ひとまず預けた!」
動揺して退散するメリアドール。何だかなー、とアリシアは複雑な気持ちになった。
一方ラヴィアンは何かツボに来たらしく笑いを堪えている。
そんなこんなでメリアドール戦突破!!
551名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 21:09:53 ID:NYFN+83B0
>>545
取りあえず死ね
552名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 21:11:03 ID:AZVknMaZ0
>>538
変態性剣技・性交爆裂破てか。
多弁士氏はどちらかというと美乳派なのな。
553名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 00:11:14 ID:5bXiSMyR0
アグたんがあんなにがんばってくれたのに、日本負けちゃったね・・・
554名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 00:12:21 ID:6I1rWpJi0
まぁ日本人じゃないだろうしな、アグリアスもラムザも
555名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 00:13:33 ID:+eXtODdF0
日本人が外国人に勝てるわけないじゃん
556名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 00:16:18 ID:sXd5VHW40
>>555
それは言い過ぎ。けれどFFキャラは外人ばかりだな。
それを好んでる俺らが居るからなんだが。
557名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 03:20:59 ID:ubz53gIF0
つ ユフィ・キサラギ
558名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 08:57:16 ID:JkVvquH00
>>557
それ、ウータイ人だよってばっちゃが言ってた。
559名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 09:17:03 ID:G2KFSeCN0
>>541
ありがとう!
560名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 10:15:05 ID:KCRVLEhEO
>>545は昔自殺した某アイドルの写真か?
もしそうならオカ板でたまに話題になるレア画像じゃねーかw
561名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 10:54:44 ID:c2jh9FQ00
あのグロ画像、レアなのかよ・・・
某アイドルてことは某野球選手と付き合ってたアイドルのことなのか?
562名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 15:08:05 ID:stfZ3Ahx0
>>560
ゆっこのことか?
563名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 18:17:57 ID:sXd5VHW40
>>537

少し大きめのバスタオルとはいえ、ただ単に肩から羽織っているだけのアグリアスのその姿からは、
彼女の持つ魅力的で品の良い弾む様な乳房と、戦闘時以外にはラムザが常に顔を埋め弄んでいた、
黄金の輝きを放つ暖かな茂みを隠すことは無かった。
懐かしい光景を目の当たりにしたラムザは、幾分落ち着きを取り戻したかに見えた。
(ラムザの嫉妬する顔、初めて見た…)恐ろしいラムザの顔を見て青ざめるどころか
アグリアスは嬉しかったのであろうか、自分への愛情と愛憎をごちゃ混ぜにして
溢れんばかりに表現する年下の男に、激しい愛おしさを感じていた。
(そう…今でも 愛してる…)と。「これでは…外へ出られないからな…」羽織っていたバスタオルを
器用に体へ巻き付け、胸元で深く折り返した。

アグリアスが扉に手を掛け、ラムザの元へ近づいたその時。「ッヴッ…」と短く息の詰まる音がした。
ラムザはドアノブに掛けていたその手を離し無意識にアグリアスの喉元を締め付けていた。
ようやく視線を重ねる二人、しかし、その姿は尋常ではない、今は家の外に居るのだ。周囲からは
興味と好奇の目が集まり、なにやらただ事ではなさそうだという怪しい囁きに、ふと我に返り慌てて
手を離すラムザ。アグリアスの瞳は充血し、顔は強張っていた…

「ご、ごごめんなさい! アグリアスさん!!」普段のラムザであったら兎にも角にも、まず
こう言うであろうがしかし、この時ばかりは謝る事も無く、離した手を今度は握り拳に変え
下を向きひたすら沈黙している。

彼女が悪い訳じゃない… 解っている!それ位、百も承知だ!!

ラムザは思い返していた、或る城塞都市での出来事を…

続く
564名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 18:43:18 ID:660hFmEV0
>>562
やっぱこのスレ、岡田ゆき子(漢字思い出せん)をゆっこと呼ぶ世代もいるのか。
565名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 18:53:46 ID:y0PKA44G0
>>563
思いの外まともなSSなのか?とりあえず続きを期待してみよう
しかしキャラメルマキアートと城塞都市が併存する世界観って何だ
566名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 22:19:44 ID:DpUPY2z60
アグリアスは髪ほどくと何故かストレート
それが俺のジャスティス
567ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/13(火) 22:24:12 ID:dgBzKwVx0
チョコボの大群が最強の敵ってゲームバランス的にどうよ篇

メリアドールを撃破した(してない)アグリアス一行はフィナス河へとやって来た。
赤チョコボがいっぱい待ち構えてた。
「おおうっ、これは恐ろしい」
「アグリアス様、腕の見せ所ですよ。ラムザさんならきっとうまく立ち回ったでしょうから」
「よしじゃあボコ出撃。んでボコのおかげでいつの間にか増えてた黄チョコボと赤チョコボも出撃。
 これぞ目には目を、チョコボにはチョコボを大作戦!
 さあ! 回復役の黄チョコボと攻撃役の赤チョコボの極悪コンボの恐ろしさをその目に刻めッ!」
こうしてアグリアス達はチョコボ合戦を観戦した。
そして特に何もせず勝利を収めた。
生き残ったのはボコだけだった。
「よしじゃあ今日の晩ご飯はチョコボの丸焼きね」
さすがアグリアス様だとアリシアとラヴィアンは感心した。
その日の夕食当番はラッドで、焼いた肉に塩を一振りしただけとか豪快な料理を出したりしたが、
それはそれでシンプルな味わいがあり評価は上々だった。
チョコボの肉を三人前は食べたアグリアスは満足気に言う。
「うん、この調子ならまたチョコボを繁殖させて突撃させて食してもよいな」
翌朝、ボコの姿は無かった。
離反したようだ。
568名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 22:30:45 ID:Zh2wxp1I0
ワラタ
569名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 23:00:45 ID:ubz53gIF0
そりゃあせっかく産んだ子孫が次々食われたら
ボコだってやる気なくすわなw
570名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 23:01:42 ID:hiEIf68w0
本当に離反だったのか?
ついでに喰っちまったンじゃねェのか?
571名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 23:02:28 ID:th8vGYx20
>>567
今更だが、これは行く人氏の日刊の予感か?
ラムザの遺志を継ぐどころかなんだか楽しんじゃってないか、アグリアスさんw
572名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 23:05:34 ID:WHok1j7x0
>>570
貴様、ガフガリオンだな!
573名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 23:35:41 ID:ubz53gIF0
ところで久々に来たら上のほうであぼーんが多いんだが、
何かあったのか?
574名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/13(火) 23:46:34 ID:lh/TKPFn0
在日がどうとか言って暴れてる馬鹿がいた
575名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 00:59:06 ID:6o030XxE0
バーボンハウスはおまえらの手のものだろ?
亜具リアス万歳
576名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 02:15:52 ID:vBlEtpy10
北斗骨砕打の追加効果の即死は、ゲーム中では表現されていないが実際はこのくらいは行われていたりしたら。
ttp://www.youtube.com/watch?v=CNFJ-_zUpbU

ラム「聖剣技ってすごいんですね…」
アグ「伯ではあるまいし、私がこんな究極なまね出来るはずがなかろう!」
577名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 02:59:11 ID:/vaLuJdL0
「ほう、つまり私ならできると?」
「えっ?」

FINISH HER!


アグたん((((((((((((;゜д゜)))))))))))))ハクハクブルブル
578名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 03:16:27 ID:gaRXPgp60
アグ「伯のマントはなぜ赤いんですか」
シド「幾人もの犠牲者の返り血を浴びて赤くなったのさ」
579名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 10:14:16 ID:jdo3Reue0
>>576
何この鉄拳
580名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 11:48:00 ID:XFhTzMo40
外人って残虐表現好きだよねぇ
581名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 12:48:49 ID:n6JA/1ZM0
これはさすがに気持ち悪くなった…
582名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 14:41:48 ID:E8JZiLfGO
>>578
伯…
アドルかよw
583名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 17:15:54 ID:+/oKOimH0
アグアグする
584名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 17:24:16 ID:F17WWvUq0
>>563

「このままでぇ… お願いぃ!!」その黒光りする美しい褐色の肉体のあまりに激しい動きに、
ラムザは何も考えられなくなりそのまま達してしまう。「ッハァ、ンハァ、…ラファ… 凄かったよ…」
慰めるつもりで、一夜限りの関係である筈のラファに、すっかり弄ばれている感の否めないラムザは
ラファを強く抱きしめた。一応、イニシアチブは男にあるんだ、と言わんばかりに。

「僕と一緒に戦わないか? 一緒に居れば僕が君を守って見せるさ・・・」
戦闘中に耳にした事だったのだが、余りにこの憐れな生い立ちの少女に同情したのであろうか、
このいたいけな少女を放って置けないというラムザの深い人間愛が、彼女の異国情緒溢れる潤んだ瞳に
アグリアス一筋であったラムザが、逆にその優しさが仇となり、自分でも抑え切れない程の
激しい衝動に体を任せ、強く強く抱きしめてしまったのであった… 
「私の過去を忘れさせて… 一晩だけでも構わない… 貴方なら、めちゃくちゃにされても構わない…」

友情より恋愛を取るタイプの女…ラファ、ラムザとの二人だけの秘密であるたった一度の関係も、
以外にも周知の事実としてしまう事態が訪れた。

「ラムザァ… ちょっと話があるんだけどさぁ…」       「うん なんだい?」
「貴方の赤ちゃんがお腹に居るの…」             「…あえぇ…?」
「何よ!その態度は!? 私、真面目に話しているんだけど!」 「あの、本当に・・・ぼ・・僕の子なのかい…?」  
「!!!!」                        「あ、いや、別にそういう意味じゃ無くって」
「私のお腹に居るのが卑しいバリンテンの子だとでも言うの!! 酷すぎる!!!」

その家庭環境からか激情型の性格を培って来たラファは何事にも一途で、あの夜から密かに想い続けて来た
男の子供を孕んだ喜びから一転、愛する男に切り捨てられたと感じた悲壮感と絶望から一時的な錯乱状態に
陥り、装備していたアサシンダガーを迷わず自分の喉元に突き刺し、喉からは激しい血飛沫が上がり
口からは血の泡を吹いて卒倒してしまうのであった…

続く
585名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 17:29:25 ID:F17WWvUq0
>>584

ラファの自殺未遂はたちまち兄からムスタディオ、そしてかつての戦友達へと伝わり、
最先端の医療を施すここ機工都市ゴーグの病院の一室へと見舞いに集まるのであった。
ラムザの寝ずの看病も奏功し、ラファの容態は小康状態となり安定していた。
しかしながら、仮にも幼少の頃から暗殺者として育成されたラファの自分への一撃は
その熟練された技術故か、確実に自分自身へダメージを与えてしまい、一生話す事が出来ない程の
声帯への致命的な傷と彼女のトラウマを更に刺激する彼女自身の発言が、取り返しの付かない
深い心の傷を負っていたのであった。更に、元々低くは無かった彼女の信仰心は極端に低下し、
いまや神を信じる事は愚か、極度の人間不信にまで陥っていた。

「俺はお前とアグリアスが、俺達と知り合う前から良い仲だったって事は見てて解ってた。
妹とお前との間に何があったかなんて知りたくも無いさ。ただ、ラファもお前と同じ人間だって事は
分かってて欲しい… それだけだ、俺がお前に言いたいのは…」

(父上は、どんなお気持ちだったんですか…?僕の母と知り合った時・・・)ラムザは心の中でこれから始まる
長い葛藤に備えて、まず父親の心情の考察を始めた。僕の母親は妾と呼ばれ、周りからは口にこそ出され無かったが
馬鹿にされ差別された。不遇な母親を不憫に思った父バルバネスは、母の死後僕らを引き取り、何不自由ない生活を
保証してくれ、兄達と分け隔ての無い愛情を注いでくれた。もし、父が僕とアルマを見捨てていたら・…? 
僕は間違い無くラファを棄て、生まれてくる新しい命も見棄てて最愛の女性の下へ体を投げ出していたであろう… 
きっと、見棄てる事に何の疑問をも抱かなかったと思う。否、その前に… 僕の人生はきっとこうでは無かっただろう、
今ではただの異端者へと成り下がってしまったが、信念は貫いて生きている。だが、父を知らずに育っていたなら、
片親の僕らは母をも失い、一切れのパンも無く、路頭に迷ってきっとどこぞの盗賊兄妹にでもなっていたに違いない。
アグリアスさんに知り合う事も無かっただろうし、下手をすればその身分の違いから刺し違えていたかもしれない… 
盗賊の類は随分と成敗してきたのだから。

続く
586名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 18:00:19 ID:a596iHpa0
怪盗ゼロの挑戦!

『親愛なるアグリアス殿 君のハートをいただきます!  怪盗ゼロ』
退治してください。  ラムザ
【仕事内容】 怪盗ゼロから少女を守れ!

酒場のマスター 「自分で守ってやればいいのにな
587名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 18:29:48 ID:F17WWvUq0
>>585

ラファを妾にするのか…? ラムザはあの少女の性格からそれは不可能である事を悟っていたし、これ以上
彼女を傷付ける事は決して出来ない。妾の子がどれだけ辛い思いをするのかは身を持って知っていたのでそんな
ことは考えるだけで、出来るわけが無いのだ。
アグリアスさんを妾に…する…? ラムザにも彼女にもプライドがあり、そんな事は間違っても言えないし、
彼女もそれを拒む事は容易に想像出来る。そもそも、妾とはお前も随分と立派な立場になったものだな?え?ラムザ。
自問自答が続く… 今後の人生において、後悔しないとは言い切れない決断、しかし、十二分に考え抜いた末での結論であった。

「僕とラファは… 結婚するんだ! もうすぐ僕はパパになるんだ。」

病室内に「えーッ!?」という大声が響き渡り、一同はラムザを見つめた。
次の瞬間、両腕に抱えたお見舞いの為に持参した大きな白百合の花束を音も無く床へ落とし走り去るアグリアス。
ラファの容態を案じて駆け付けたアリシアとラヴィアンはラムザを軽蔑と侮蔑、この世の中で一番汚らわしい物を
見る眼つきで睨みながら部屋を後にし、足早にアグリアスを追いかけた…
これほどまでに祝福されない結婚の発表も珍しい。残ったメンバーからはこの氷が張り詰めた様な緊張感を
解きほぐすべく、ラファのお見舞いから一転して二人の結婚の前祝ながらの談笑が始まった。
「こりゃあめでてぇーや!なあ!」「お、おう!!」と半ば空元気気味のムスタディオとラッド。
何も言わずに、ラムザの肩を抱くマラークは嬉し涙を必死に堪えて、妹を思う兄ならではの優しい静かな微笑を彼へと向けた。
ラファの頭を優しく撫でながらおめでとうと声を掛けるアルマ、当のラファと言えば、今も信じられないと言った面持ちで
うっとりとラムザを愛しそうに見つめ続ける…
人の人生が懸かった正に正念場において苦渋の英断をやってのけたラムザに対して、シドルファスは
(お前の息子は…あの可愛かった坊やは今や立派な漢に成長したぞ、バルバネス)と感心しきりであった。
「忘れられない、素敵な名前があるんだ…」と柄にも無く生まれてくる子供の名付け親にと名乗り出るのはクラウドであった。

続く
588名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 18:35:14 ID:F17WWvUq0
>>587

一方で、愛し続けたレーゼを取り戻す為、力を貸してくれたラムザとアグリアスが、こんな終焉の迎え方で良いのか?
と、やり切れない様子のベイオウーフは肺の奥深くにまで強い舶来製のタバコを吸い込み、この予期せぬ事態を呑み込む為に
ゆっくりと煙を吐き出した。レーゼはただただ、最愛の彼の腕を強くしっかりと掴んでいつまでも離さずにいたのであった…

ゴーグの繁華街まで疾風の如く走り息を切らすアグリアスは、酒場ともクラブとも言えぬ不思議な雰囲気漂う
店の前でようやく足を止めた。途中、後ろから何度もかつての部下達が彼女を呼び止めていたが、
どうやら振り切った様だ。
普段こんな店にはまず入らないアグリアスも、今はとにかく現実から逃避する事しか頭に無かった…
酒場でバッカスの酒を皆で飲み明かす事はあっても、常時リボンを装着しているアグリアスには二日酔い等
無縁のものであったが、その店ではニホパラオアという得体の知れない装飾品を着ける事が流行りの様で、
またエントランスにて装着が義務付けられており、その上で女性は入場が無料となっている。
周りでは、既に出来上がっている状態の輩や若い女が精神世界への逃避行を
楽しんでいる様にも見える… アグリアスは、何も考えずに手持ちの万能薬を飲み干した… すると、
瞬く間に目の前には別世界が現れ、と同時に激しい頭痛と寒気、暗闇や幻覚、体には毒素が充満していくのが感じられた。

あまりに一瞬の出来事であったその症状は、アグリアスの正気を奪うには十分な効き目であった。果たしてどれ位ものあいだ
トリップしていたのだろう… 三時間? 六時間? 彼女の意識が奪われていた時間は実に丸二日間という長いものとなっていた……

「おいおい、体は大事にしなきゃいけないぜ?お嬢ちゃん?聞こえてるだろう?」
薄れ気味の意識の中で、しっかりとした逞しい声が聴こえていた… 二日間もの間、この世の何処にも属さない彼女自身の
精神世界での彷徨いに身も心も疲れ果てていたアグリアスは、ラムザではないその男の優しさにでさえ縋りたい気分だった、
「私を家まで・…送って欲しい…」アグリアスは男にそう伝えると、安心して死んだ様に眠りに就いた。

続く
589名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 18:51:04 ID:YcsWMhLl0
アグたんが水浴びしてる間に、無造作に脱ぎ捨ててあったアグたんのぱんつをスーハースーハークンカクンカしてハァハァする
590アグアグする:2006/06/14(水) 19:21:03 ID:vBlEtpy10
「アグリアス・ブリーカー!ルカヴィめ、死ねえええ!!」

レーゼ「―ぐらいの必殺技はテコ入れには必要だと思うの♪」
アグ「貴女と一緒にせんでください!」
591名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 20:04:22 ID:j6oW/ryS0
「そのでかい図体に風穴をあけてやろう!」

「ラムザ!高速削岩機剣(マッハドリル)だ!」
「オッケーです アグリアスさん!」
592名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 20:46:48 ID:RWMx9XYy0
アグのAAない?
593名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 20:49:32 ID:UOwnOvi40
聞く前にググろうぜ
594名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 21:02:08 ID:dXWXxvQk0
ラムザ「高ハイトからおしっこ翔龍閃ッ!!!!
    もしくは、ポーションの空き瓶に予めおしっことんこMIX入れといてアイテム投げッ!!!」
敵「うぎゃぁーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」

でも…、アグたんのおしっこだったら回復しちゃうと豪語する香具師もいたのだった…。
595名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 21:38:49 ID:E8JZiLfGO
いーまに見ていろルカヴィ幻人♪
全滅だ!♪
596名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 23:09:40 ID:A8LLcXIWO
ロボゲ板の血が疼く……
597名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 23:12:52 ID:swlrerg30
598名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 23:25:13 ID:F17WWvUq0
>>597
美女!
599名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 23:45:07 ID:i0UL3WJc0
>>597
絵師様の詳細希望
600名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 23:57:05 ID:E8JZiLfGO
>>596
図鑑スレにアグネタを投下したのはおまいかw
601名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 23:58:04 ID:n6JA/1ZM0
>>597
オパーイの形がイイ!
壁紙にしますた
602名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 00:09:43 ID:9LfwhOF50
>>600
>>596ではないが、自分も投下したことが過去にあったりする
603名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 00:10:23 ID:IPksw7M80
>>597
透明感のあるアグリアスさんだな
604名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 00:21:13 ID:9O6xMgIn0
ラムザが主役のギャルゲーがほしい
そしたらずっとアグリアスをストーキングするのに
605名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 00:49:06 ID:kJnarRYN0
アグはなぜ髪伸ばしてるんだろう
606ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/15(木) 00:50:57 ID:DRsu98Bh0
親友の目が節穴でもない限りと思ってたら全力で節穴だったりするから困る篇

ゼルテニア城、町外れの教会。
ラムザがそこでディリータに会おうとしていたらしいので、
ラムザに扮するアグリアスもとりあえず教会に来てみたのだが、
アリシアもラヴィアンも「さすがに親友なら見分けつくでしょ」とツッコミを全力で入れた。
ディリータはラムザのアホ毛を見て、普通に話し出す。
「……“異端者”と呼ばれる人間が教会に来るとはな。いい度胸だ」
「そうだ、私、僕には時間がない……。単刀直入に聞くぞ、ディリータ。
 貴公をゴルターナ軍に送り込んだ教皇の狙いは何なんだ?」
「……何か他人行儀になってないか? まあいいが、それを聞くために危険を冒してゼルテニアに来たのか。
 ……いいだろう、教えてやる。俺の任務はゴルターナ公とオルランドゥ伯の暗殺だ……」
教会の外で見張りと盗み聞きをしていたラッドは、懐からペンと紙を取り出した。
(こいつら壊滅的に駄目だわ……)
その後、ラッドが見張っていたはずなのになぜか教会が包囲されて、
異端審問官ザルモゥが教会の天辺にいたりした。
こいつも目が節穴らしく、アグリアスの変装を見抜けず、異端者ラムザとして認識してきた。
という訳でアグリアスはラムザにはできぬ必殺技を放つ。
「無双稲妻突き!」
「ぎゃー」
それを見て――幼馴染みであり親友である男が驚いた。
「ら、ラムザ……お前……」
「あ、いや、これはその……」
「ついに聖剣技を使えるようになったのか、よかったな」
「そ、そうなのだ。わた、僕もついに聖剣技をマスターしたのだ」
その後、敵襲を知らせなかったラッドを叱りに見張り場所へ行ってみると置手紙があった。
『お前等のアホさ加減にはもうついていけん。アバヨ』
辞表だった。

ちなみに竜騎士のラッドは、
竜の髭(レッドドラゴン密漁レア)とクリスタルヘルム(現段階では売られていない)と、
ブレイサー(5万ギル、この前買ったばかり)を装備したままだった。
607名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 01:24:09 ID:x1NzmynHO
>>597
壁紙風景無ければいいな
608名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 02:36:03 ID:gK8YL8k20
>>588

「しかし、恐ろしい使い方をするなここの奴らは… あれは戦闘中に敵に使うもンだぜ…」
「ああ… よく分からなかったんだ、ちょっと事情があってな…」
「まあそうだろうけどな、あれは尋常な奴のやる事じゃあない、周りにも迷惑掛けるだろ?
お嬢ちゃんを心配してる人間だっていっぱい居るだろうに」
「アグリアス・オークスだ。私を心配する人間はもはやこの世界には居ない…」
「でも俺はアグリアスの介抱をもう3日もしてるンだけどな…」
「・…恩に着る・…ありがとう・…」

彼と出会ってから間も無く一週間が過ぎようとした頃には、肉体関係こそ無かったものの、
お互いはすっかり打ち解けていた。アグリアスの容態も快方へと向かい、健全な精神と肉体を取り戻しつつあった。
「何かの縁で、アグ姐と知り合えた事は俺にとってはこの上ない光栄の至りでありまして…」
「フッ・・・気持ち悪いから止めてくれ…フフ」男は初めてアグリアスが笑うのを見てようやく肩の荷が下りた気がした、
別に自分のせいで彼女が落胆してた訳でも何でも無いのだが、その人並み外れた責任感の強さは彼の長所ではあるのだが、
またそれは裏を返せば、物事に深く首を突っ込み過ぎるという欠点でもあった。アグリアスは彼と話している時だけは
ラムザの事を考えずに済んだ。彼女はメンタル面ではどんな逆境にも耐え得るだけの強靭なものを持っていた筈だった、
しかし、ラムザに関する事になればこれ程までに取り乱してしまう自分が居た事に半ば自分でも呆れていた。

「三日後に引越しをする事にした、出来ればで構わない、ラムザの力を貸して欲しい…」
アグリアスはラムザへメールを打った、アグリアスを介抱していた男も彼女が元気な姿を取り戻したのを見て、
そろそろ潮時だなと感じ、別れを告げられたからだ。この世界で私を必要とする人間が居ない今、彼の話に聞いた
未だ見ぬ新しい世界に旅立つ決心をしていたのだった。急に飛び出して去って行ったアグリアスを見たのが最後で、
それから十日近くが過ぎていたので、彼ラムザからの、分かりましたと言う旨のメールの返信は瞬く間に届いた。

続く
609名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 02:36:54 ID:gK8YL8k20
>>608

(最後の晩だな、もうワイン位なら飲めるだろう…)二人で買い出した豪勢な肉と魚、旬の野菜に極上のヴォルドー、
アグリアスは久し振りに腕によりをかけた、この突然の出会いに感謝し、二週間にも及ぶ彼との同居生活に一様の区切りを
付ける意味で祝杯を上げた。楽しいひと時が過ぎ夜も随分と更けて来た頃、男はリビングでタバコを吹かし、アグリアスは
シャワーを浴びその日の疲れを癒した。男の前に姿を現した彼女は服を着ておらず、バスタオルを窮屈そうに体に巻きつけて
いるだけ… 彼は初めて見る彼女のボディラインに視線が釘付けである事を悟られぬ様、ゆっくりと煙を吸い込んだ…
アグリアスはそれを知ってか知らずか、恥らいながらもこう言った…

「私を・…抱いて……」

愛? 感謝の気持ち? ラムザへの当て付け? 気晴らし? アグリアス自身でも、一体自分の中でのどの様な思いが
この言葉を発するトリガーとなり、衝動に駆られたのかはっきりとは把握していなかった…

一瞬戸惑いを心の中に感じた男は、それを表情には出すことなくアグリアスへ優しい微笑みを浮かべていた、
彼は女性の扱いには手馴れていた。
彼女の一言で複雑な心境を瞬時に酌んだ彼は、「本当にいいのか?」「これ以上自分を傷付けたらいけないぜ」
なんて言う台詞を吐くほど野暮な男では無かった。初めて彼女と出会った時に施した様に、再び無言で彼女を抱き上げ、
ゆっくりとベッドへ向かう…… 滑らかなくちづけがあまりに長い時を経過させ、彼は終始アグリアスを労わり
ながら優しく丁寧に愛撫していく。ラムザではない男に体を許す事など以前は考えられなかったアグリアスではあったが、
この時ばかりは何も考えずにゆっくりと優しく忍び、迫り来る淫らな快感に静かに身を委ねた・……


「俺が言うのもなンだが… とりあえず中へ入れよ?」周囲の騒ぎに気づき、
扉を開け二人を玄関内に移動させようとする。アグリアスは大人しくそれに従い中へ入る。
特に挑戦的でも無く、この場を取り繕う努力をしている様に見えた彼の行動に、握り拳に込めた力を
抜き、この目の前にいるアグリアスと一夜を共にしたであろう男の言うままに玄関先へと足を向けた。

続く
610名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 02:37:55 ID:gK8YL8k20
>>609

「カッコ良いじゃないですか!」ラムザは自分より背の高い半裸の男に向かい、
アグリアスの新しい恋人への賛辞として、また、(もう僕に愛は無いのか!!)という
いささか自分勝手ではあるが彼女への皮肉も込めて、そう言う。そもそも、
引越しの行き先すら教えて貰えていないラムザは、アグリアスの新しい彼氏との
唐突な出会いに、もう僕が心配する事でもない…と深く関わる事を諦めていた。
言われた男は、まんざらでもない様子で軽く鼻で笑う。
「これ、良かったら飲んで下さい…」ラムザは持っているドリンクを男へ手渡した。
実は、アグリアスの足のサイズとは似ても似つかぬ男のサンダルを見た瞬間に、
反射的にサンダルにコーヒーを全てぶちまけてしまおうかという刹那の葛藤があった事は
この時には既に頭の隅に追いやっていたのであった…

「彼氏が居るなら、俺が引越しの手伝いする事もないよね? もう行くよ。
         アグリアスも、元気で頑張って…」

ラムザが初めて 俺 という言葉を使い始め、アグリアスを唯一
呼び捨てにした瞬間であった。何度激しい交わりを繰り返そうが、どんなに愛しさで
感情を爆発させた時であろうが、ラムザは常に彼女を さん 付けで呼び、また、
アグリアスもそれを一掴みの砂が手から滑らかに落ちるかの如く当然の事の様に
受け入れていた為、瞬時にして、これが彼が私へ放つ人生最後の言葉であると直感した…

ラムザは泣きたかった、けれど涙は不思議と出なかった。泣く事が新たに誕生する小さな命とその
母親への背徳行為であるからではなく、俺には守るべきものがあるという強い責任感が、
彼の決意を新たにさせ、その悲痛な気持ちとは裏腹にどこか納得した様子の落ち着いた男の顔がそこにはあった。

続く
611ああアグリ灘:2006/06/15(木) 05:03:30 ID:n/ERad1W0
「聖龍落としーッ!!」
レーゼの怪力により天高く投げ飛ばされたアグリアス。
さらに落下中の彼女に聖なる光を放つ爆炎が次々と放たれる。
命中精度は悪くともその爆風の威力により、アグリアスの体はピンボールの弾のように右へ左へと弾かれた。

ドズウゥゥン!!
きりもみ回転を掛けられたアグリアスは激しい地響きと共に土俵に落下した。
「…戦闘聖龍〜!」
悲痛な感情を必死に押さえつつ、行司を務めるラムザの軍配がレーゼへと上げられた。
「ふふッ、ふんどしかつぎからやり直すことね♪」
アグリアスは文字通り砂を噛んで勝者の言葉に耐えるしかなかった。
ふんどしかつぎか…
まだ近衛騎士団に登用される以前、仕官アカデミーでの先輩から(無理やり)受けた、
そして後輩へと(無理やり)伝えた地獄のシゴキが薄れゆく脳裏に浮かぶ。

畏国女相撲の熱い今場所はまだまだ始まったばかり。
(ただしTシャツ&スパッツ着用のこと)
612597:2006/06/15(木) 07:17:53 ID:j1dBJtZ10
これや485、378などは全部ふたばでうpされたもので
自作なのかどっかから引用したのかまではわかんない。

けど最後に今までのをロダに上げていて、ロダやPASSは双葉に書かれている。
スレはまだ残ってるが、今日中には落ちそうなので早めに。
613名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 10:55:05 ID:FV/8fIuu0
>>612
複数のサイトのアグ絵を壁紙にしてるんで、自作でないのは確かだ。
無断でやってるんじゃないかって気がするけど、いいのかこういうのは。
まあ全部貰ったけど。
614名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 13:11:45 ID:6afxqiDD0
だ、誰か、>>597を再うpしてくれまいか?
615名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 13:30:06 ID:EyifXbav0
まーた無転(笑)の話か
616名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 15:15:46 ID:GoTbqEHM0
>>611
その発想はなかったわ
617名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 18:14:46 ID:gK8YL8k20
>>610

「あの跳ね毛の坊やが君の愛しい人だったのかい?」
アグリアスは黙って去って行くラムザのうしろ姿を半ば呆然としたまま視線だけで追い続け、
男の言葉には反応しない。
「これで、本当に良かったのか?」その問いに、ラムザの姿も見えなくなった頃、
アグリアスはようやく無言で頷く…
部屋に戻り、ラムザから手渡されたアイスモカを全て飲み終えた頃、男は彼女に向かって問い掛ける。
「俺だって、この世界に来れたのは偶然でしかない。戻る事は何とか出来そうだが、
再びこの地へ戻って来る事はまず出来ないと思ってくれ。それでも行くのか?」

こんな時ですら、アグリアスは大好物であるキャラメルマキアートを少しずつ
口に含め、ラムザに何度も注意された彼女の悪い癖であるストローをアグアグと甘噛みする事も未だやめられずに、
ラムザからの最後の優しさを大切にゆっくりと味わっていた。 
かつての様にラムザと一緒に飲めたならどんなに幸せであっただろうかと、想いを馳せながら…
(だって、キャラメル食べているみたいでつい…)
(もう、しょうがないですね… アグリアスさんは… でも可愛いですよ、それ♪)

「ラムザには新しい人生がある、私がそれを揺るがす存在であってはならない…
ファムラン殿にはいささか見苦しい場面をお見せしてしまったのだがな…」
「その名前は止めてくれと言っただろ? バルフレア でいい。でもな、
俺にはれっきとしたパートナーが既に居るンだぜ?アグ姐は一体何処へ行こうってンだ?」
「その呼び方もやめてくれ… そうだな… 貴公の足も及ばぬ地にでも連れて行ってはくれぬか?
貴公のお陰で、やつは… ラムザは私にも新しい人生がある事を解ってくれた様だしな…」

「おいおい、俺はその為の道具だったって事か?」
彼は軽く肩を窄めて、視線を宙に投げ少し苦笑気味に呟いた…

「まぁ、いいけどな。それでも…」

続く
618名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 18:17:29 ID:gK8YL8k20
>>617

事情があってラファのお見舞いに足を運ぶ事が出来なかったその女は、アリシアとラヴィアンから連絡を貰い
一通り事情を聞いた後で、三日三晩泣き明かした… 星座の上では幾ら相性が悪いとはいえ、かつての戦友であった
女は、(もう彼女の悲しみも落ち着いた頃かしら…)とアグリアスの家へと駆け付けていた。アグリアスと二人だけで話したいという
彼女の強い要望で、渋々二人は訪問を見送った…

「久し振りだな…メリアドール、その後変わりは無いか?」
「あなたねぇ… あんな騒ぎを起こしておいて、それは無いでしょ?みんな心配してるわよ?」
「済まんな… そう言えば、ラファとラムザにおめでとうを言うのを忘れたな、今度会った時に伝えておいてはくれまいか?」
「そう言う大事なことは普通自分で言うのでは無くって? アグリアス、あなた少しおかしいわよ…?・…!!!
あなた、もしかしてもう二度とラムザと会わないつもりなの?」
「もう…良いのだ…」アグリアスはメリアドールとの視線を逸らし顔を俯く。アグリアスの逸らした視線の先を無意識に追う
その先には、無造作に脱ぎ捨てられた黒革のサンダルが…
「えっ… エッ? 嘘! あなたまさか…!!!嘘でしょ??」俯いたままのアグリアス。
「…もう…ラムザも…知っている事だ…」

何故か急に泣き顔になりながらメリアドールは鼻息も荒く堰を切った様に怒鳴り始めた。
「私だって!ラムザを愛しているのよ!!あなたには敵わないと思っていたから、そんな事解っていたから!
私は初めからラムザの妾になるつもりだった!!いまだってそうよ!あなたの想いは… 愛は…偽りだったの?」

「今日は引越しなんだ… わざわざ家まで出向いてくれて感謝する…」メリアドールの問いかけには答えず、話を逸らされた上に
扉を開けられ退出を促されたメリアドールは、この、やり場の無い感情の落とし処すら与えてくれない
アグリアスを睨み、泣きながら家を後にした…

(メリアドール… ありがとう…)アグリアスは扉に背を向けもたれ掛かると、一筋の涙が頬を伝い虚空へ消えた。 


失われた文明がかつてもたらした叡智の集大成とでも言うべき、飛空挺。
彼がシュトラールと呼ぶその空飛ぶ船は、ゼルテニア城の街外れの洞窟内で翼を下ろした…

続く
619名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 18:18:24 ID:gK8YL8k20
>>618

太古の時代にゼルテニアン洞窟と呼ばれたその奥には、最近発掘された大規模転移装置が操作主を
待ち侘びて、今か今かとその輝きを何十にも増して輝き続けている…

「人の夢と書いて儚(はかない)…何か物悲しいわね…。」

普段の気丈な振る舞いからは想像も出来ない、しおらしい台詞であった為、
聞こえなかった振りをしながら、内心では(そうだな…)と思い彼女の心中を察し同情するも、
「ロザリアの地でも構わないか?」と尋ねる。

「構わん、行ってくれ」とアグリアス。瞳は酷く充血し、大粒の涙が後から後から止め処なく溢れ出る。

愛した男と結ばれる−そんな人並みのささやかな夢すら叶わなかったアグリアス……
強がってはみたが、今となっては後悔の嵐が押し寄せてしまう、わざわざ他の男とベッドに居る姿を
見せる必要があったのか?と……そう、お互いが傷付け合い、愛を確認する事など、決して必要無かった。
本心を言えば、全てを投げ出してでも私のもとへ来て欲しかった… それが駄目なら私はラムザの妾でも構わなかった!!
たとえ僅かであったとしても、ふたたび同じ時間を共有できるのなら、貴方の吐息を間近で感じる事ができるのなら…と。
けれど、そんな事は決して言えなかった。プライドゆえ? 激しい嫉妬ゆえ? 
お互いの生真面目さが二人の間に、いつしか大きなすれ違いを生み、もう引き返せない状況にまで来てしまった…

(ラムザ……さようなら……ラムザ!!!!!…ラムザだけを……愛している!!ラムザ!!!!)

内心では悲痛な叫び声が幾度と無くアグリアスの心にこだまして、胸は張り裂けんばかりの鼓動が響き渡り、
もはや彼女には飛空挺のエンジン音も、大規模転移装置の作動音すら耳には届いていなかった。

ただ、アグリアスの胸中にあるのは、今までの人生で唯一愛した男−ラムザとの幸せな日々のみ… 
それだけが想いを巡り、今後ラムザとアグリアスが見上げる夜空が、決して同じ形を成した星空では無い事も知らぬまま、
シュトラールは漆黒の闇と眩い光が激しく交錯する時空の彼方へと一瞬にして消え去って行った……

       −SEPARATE WAYS−    完
620名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 19:04:15 ID:FV/8fIuu0
>>619
乙 面白かったよ
たまにはこういう悲恋もいいね
621名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 20:28:03 ID:qbXQV76OO
なんか中盤が昼ドラみたいにドロドロし過ぎててイヤんなったw
しかし楽しめた
622名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 20:31:03 ID:WAThPPUl0
アグラブ
623名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 20:54:33 ID:dhRdaHtN0
死ぬほど既出なんだろうけど、
アグリアスをググルと、いきなりおっぱい丸出しだw
624名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 21:00:36 ID:TNycJXv00
乙華麗です!!
楽しめたけれど本編のオヴェリア様もなんだが…なんか切ないなぁ…w
FF8ラスボスのアルティミシアが失恋アグたん成れの果てじゃまいかと直感してもたwwwww
別天地でアグたんに幸あれッ!!!!
625名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 21:37:57 ID:p3UlKDrh0
>>621
俺はむしろその昼ドラふうのドロドロが新鮮だったw
ラストは異世界ネタに行っちゃって、ちょっと残念だったな。
626名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 22:22:19 ID:gK8YL8k20
感想ありがとう、長文最後まで付き合ってくれて。SSまとめサイトに載るかなこれ?
載せて頂ければこの上ない光栄の至りです…
627名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 23:38:20 ID:n/ERad1W0
正直、男をバルフレアにしたのは引いた。
俺としては最後まで名無しの行きずりの男のほうが展開としてカッコよかったかな。
628名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 23:44:02 ID:EyifXbav0
俺もそこで一気に萎えた
まぁそれでも良かったけど
629名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 23:59:38 ID:IPksw7M80
バルフレアって誰? と思ったらFF12の登場人物か。
630ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/16(金) 00:53:19 ID:LAI5z7hf0
ラファはちゃんと使えばとても強い子ですからまだ使ってない人は今度使ってみてください篇

ここで唐突に"元"レギュラー紹介。
リーダー:ラムザ 副リーダー:アグリアス 前衛:ラッド 後衛:ムスタディオ
残る一枠をアリシアとラヴィアンが適切に埋めていた。
それが今はラムザが死に、ラッドが出奔。ついでにボコも出奔、他のチョコボは全滅。
んでこうなった。
リーダー:アグリアス 前衛:アリシア 前衛:ラヴィアン 後衛:ムスタディオ 穴埋め:ラファ
明らかに戦力不足である。暗殺者として育てられた兄妹の能力は使いにくく、アグリアスでは使いこなせない。
そんな彼女達を待ち受けていたのは、ベッド砂漠での猛毒バトル。
機工士バルクのブレイズガンの威力たるや恐るべし。
「アグリアス様、どうします? このままでは全滅ですよ」
「落ち着けラヴィアン、こういう時こそ冷静に対策を練るのだ!
 ……………………ラファ、真言を敵リーダーに全弾命中させたら何とか倒せないか?」
「運頼みー!?」
あまりにもお粗末な作戦に驚き惑う仲間達。

結果
天鼓雷音1発目命中。
天鼓雷音2発目命中。
天鼓雷音3発目命中。
天鼓雷音4発目命中。機工士バルク死亡。
天鼓雷音5発目失敗。ただし死体の上で炸裂。
天鼓雷音6発目失敗。ただし死体の上で炸裂。

この戦闘のおかげでラファが穴埋めから主戦力に格上げとなった。
631名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 05:08:53 ID:IWM6vXrB0
ラム「こんな深夜の林道を僕ら二人だけでは心細いですね…」
アグ「なーに、臆するなラムザ。私がついている!」

ジャーン!
ジャーン!
ジャーン!
アグ「ゲエーッ!オルランドゥ!?」
632名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 05:10:14 ID:ILhyfJT40
>>631
なにその三国志w
633多弁士:2006/06/16(金) 12:34:05 ID:Xaq+SDMo0
634名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 13:05:27 ID:XRmxsJRW0
>>633
伯キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
635名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 13:17:11 ID:7LcXoAiU0
まて、慌てるな。これはオーランの罠だ
636名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/06/16(金) 13:21:16 ID:9vrVwAwC0
横山テイストキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
637名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 13:58:42 ID:5q1xFoOt0
げえっ!
638名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 15:26:27 ID:DzFrhQsz0
ドカッ!!
639名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 16:36:21 ID:FD9K3k6I0
>>631-633
なんのネタか分からんけどその流れにワロタw
640名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 17:32:11 ID:ESjWaraOO
かn
641ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/16(金) 17:54:26 ID:X1G2z6Ta0
伯が大好きだけど今回は思いっきりキャラクターぶっ壊して遊んでみよう篇

いよいよベスラ要塞突入! 攻略開始! 攻略完了! シドルファス・オルランドゥ伯救出!
「おおっ、そなたがラムザか。一目で解ったぞ。そのアホ毛……若き日のバルバネスを見ているようじゃ」
「それで、伯、わた……僕に力を貸してくれますか?」
「いいですとも!」
月から電波を受信したかのような返答。
そんな感じでミスターバランスブレイカー雷神シドが仲間に加わった!

街について宿に入ってすぐの出来事。
「さてラムザよ。バルバネス亡き今、ベオルブ家と関係を断った今、私がお前の父親代わりだ」
「は、はぁ。光栄です」
「という訳で一緒にお風呂に入って背中流しっこしようか」
「お風呂、ですか? 申し訳ありませんが遠慮させていただきます」(偽者だとバレてしまう)
「よいではないかよいではないか。私はお前のオムツだって換えた事があるんだぞ」
鎧を盗む。
「キャアッ!?」
「これこれ、年頃の男が女子のような悲鳴を上げるでないわ。さあ脱げ脱げ」
「ちょっ、やめ、ヒャアッ!?」
「年頃の若い男がこのようなフニフニとした軟弱な身体をしていてはいかんな。私が鍛えなおしてやろう」
「ど、どこを触っているのですか伯っ!? そこは、あっ」
「いざ男同士の裸のつき合い入浴タァーイム!」
なぜか上気した笑顔のオルランドゥ伯の脳天に二本の剣が炸裂する。
『ツイン・ヘッドブレイク!』
当たり所が悪かったらしくオルランドゥは戦闘不能に陥った。
642ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/16(金) 17:54:57 ID:X1G2z6Ta0
「た、助かった……ラヴィアン、アリシア、ありがとう」
オルランドゥB
「いえいえ。それにしてもオルランドゥ伯、胸とお尻を触っても気づかないなんてボケてるのかしら?」
「むしろ解ってて触ってたんじゃないですか?」
オルランドゥA
「もしかしたらそうかもしれん。とんでもない助平親父だ……正直幻滅した。
 しかし、どうしたものか……私がラムザではないと気づいているにしてもいないにしても、身の危険を感じる」
オルランドゥ@
「絶対気づいてますってこのエロ爺」
「気づいてないならないで余計にタチ悪いけれど……」
オルランドゥの肉体は宝箱に変化した……。
「あっ」
「ヤバっ」
「あー……」
しばし宝箱を見つめる三人の美女。それから気まずそうにお互いの顔を見て、
ラヴィアンが苦笑いを浮かべながら宝箱を開ける。
エクスカリバーを手に入れた!
「ば、ばんざーい。よかったですね、レアアイテムが消えなくて」
「う、うむ! よかったエクスカリバーが消えなくて!」
無理やり納得しようとしているラヴィアンとアグリアスを見て、アリシアは額を押さえて考え込んだ。
「うぅ〜……まあ世間的には死んでらっしゃるお方だし、真実を闇に葬るのはそう難しくはない……よね?」

ブレイブストーリー シドルファス・オルランドゥ。
通称“雷神シド”。
南天騎士団団長にして、先の五十年戦争ではバルバネスやザルバッグらと共に敵に恐れられた無敗の将軍。
ゴルターナ公に対して謀反を企てた容疑により失脚し、ベスラ要塞に幽閉されるが、
義理の息子オーランとラムザの活躍により脱出した。
その後ラムザと行動を共にするがアグリアスのおっぱいと掴んだ直後、ヘッドブレイクを受け死亡。
死に顔は穏やかだった。
643名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 18:51:48 ID:ILhyfJT40
エクスカリバー>シド爺かよw
644名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 21:25:03 ID:xfLRmng40
>よいではないかよいではないか
ちょw伯、セクハラ親父ww
645名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 22:10:37 ID:d8KHeiEH0
>>633
横山にしては遠近感があるな。
いや、褒めているのだが。
646名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 22:49:11 ID:IWM6vXrB0
雷神VSアグリアスを失礼してvipロダより転載。
ttp://gentou.sakura.ne.jp/cgi-bin/fft_uploader/src/fft5904.jpg
647名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 23:23:07 ID:ILhyfJT40
>>646
つか、スプーやんw
648名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 23:57:21 ID:nd+OfA390
>>646
怖いやらキモイやらエロイやら・・・
649名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 02:18:38 ID:Tp/ELJSoO
剛剣と暗黒剣と聖剣技を同時に極めたりするから…
650ラヴィアリ・レポート:2006/06/17(土) 02:38:51 ID:MJp6qdFP0
ラヴィ「今回の実験は仲間判別チェック〜!ドンドンパフパフー!!」
アリ「実験の対象は以下の4名です。髪をベッタリとジェルで固めたラムザ隊長、髪を下ろしたアグリアス様」
ラヴィ「同じく髪を解いたムスタディオ、フードを下ろしたメリアドールさんですよ〜」
アリ「この4名に見通しのいい十字路の中心へと各四路から進行していただき、一番早く仲間全員を識別出来るのは誰か?という実験です」

ラファ「う〜ん、やっぱりラムザじゃないかな?隊長として皆を統率・把握してるんだし、それくらいは当たり前よね」
ラッド「意外にムスの字じゃねーか?なんと言っても狙撃手は遠距離の目視と素早い判断は命だろ」
シド「私はメリアドールに賭けてみるね。入隊直後の彼女は必死に部隊の仲間達のことを把握しようと努力していたことを私は知っているよ」

ラヴィ「え、え〜と、ベイオウーフさんとレーゼさんはどなただと…?」
ベイオ「俺はラムザだな」
レーゼ「私は伯と同じくメリアね、女の勘よ♪」
アリ「…え〜、答の結果はCMの後ということで…」
651名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 11:48:55 ID:AEsgLqEr0
CM
652ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/17(土) 13:17:52 ID:EpS15idT0
誘惑されたオルランドゥ伯が味方に全剣技で大惨事だったファーストプレイは遠い過去篇

色々あってランベリー城に到着したアグリアス一行。
「来たわね坊や」
「熱いベーゼで誘惑して上げるわ」
迫り来るセリア&レディ! 彼女等はラムザ(に変装したアグリアス)の武器を見て思った!
(あれはエクスカリバー……オルランドゥ伯から譲り受けたのね)
(伯の姿が見えないけれど、それは好都合。エクスカリバーを持つラムザ・ベオルブを誘惑すれば……)
という訳でセリアとレディは積極的にラムザ(に変装したアグリアス)に誘惑をかけた!
「うっふ〜ん」
「あっは〜ん」
「それがどうした! ぬおりゃぁ〜!!」
「馬鹿な、誘惑が効かない!? 我々の誘惑に込められた魔力に抗える人間の男なんて存在しないはずよ!」
「奴の装備はエクスカリバーの他は特殊効果の無い鎧兜、そして移動力を高めるゲルミナスブーツ!
 どうやって精神異常を防いでいるというの……?」
「貴様等の貧相な色気に惑わされるほど落ちぶれておらんわ!」(セクシーボディが妬ましいからこう言ってやる!)
「言ったわねチェリーのくせに!」
「こうなったら意地でも誘惑してやるわ!」
「無駄無駄無駄ウゥゥゥリャァァァ〜〜〜ッ!!」
通用しない誘惑を続けるセリア&レディを、一方的に斬りつけるアグリアス&ラヴィアン&アリシア。
その横でアパンダ掃除をがんばるムスタディオとラファ。
狙撃と真言だけで対抗するのは至難であり、そりゃもう凄まじい死闘を繰り広げていた。
しかし2対4では絶対的に不利! ついにムスタディオが敵に囲まれてしまった。
653ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/17(土) 13:18:23 ID:EpS15idT0
「ムスタディオさん!」
「構わねぇ! ラファ、俺ごとこいつらを殺るんだ! 天鼓雷音を使え!」
「でも、でもそんな! 私にはできない! 瀕死のムスタディオさんに一発でも真言が当たったら……!
「へっ……当たらねぇ事に賭けるしかねぇよ。さあやるんだ! このまま俺が殺されたら、次はみんなが危ない!」
「ムスタディオさん……」
「……頼んだぜ……ラファ……!」
「し、死の記憶に眠る音の響きの全てを、閃光とともに降ろさん……天鼓雷音!」
閃光がほとばしる。
ムスタディオの四方を囲む四匹のアパンダに一発ずつ命中していき、二匹が倒れた。
五発目の閃光でもう一匹仕留める。
「やった……!」
これで六発目が放たれないか、最後の一匹に当たるか、外れるかすればムスタディオは助かる。
だが――残酷にも閃光はムスタディオの身体を引き裂く。
「ぐああああああっ!!」
「イヤァァァッ! ムスタディオさぁぁぁんっ!!」
無防備にもムスタディオに駆け寄るラファ。それを見て、最後に残ったアパンダが疾駆した。
真言により仲間を屠った人間の娘への復讐心に燃えている。
「しまっ――」
ラファは死を覚悟した。だが、銃声がアパンダに血飛沫を上げさせる。
倒れたままのムスタディオが、最後の力を振り絞ってアパンダを攻撃したのだ。
「ああっ! む、ムスタディオさん……」
「へ、へへ……三匹も、仕留めるたぁ……さすが、だな……ラファ……」
「ムスタディオさん、ごめんな、さい……私が、私の真言のせい、で……」
「気に……すんじゃねぇよ。やれっつったのは、俺……だし……な……」
「ムスタディオさん……」
「俺のクリスタル……頼むぜ? ショートチャージを継承するんだ……。
 真言の出が、早く……な………………」
「……ムスタディオさん?」
ムスタディオの肉体はクリスタルに変化した……。
654ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/17(土) 13:18:55 ID:EpS15idT0
「い、いや……ムスタディオさん。うぅっ……ひっく、うぁあ……」
ラファの頬からこぼれた雫がクリスタルを濡らす。するとクリスタルが光り輝き、語りかけてきた。
(いいんだ、ラファ。お前のせいじゃないさ……俺はあの世から、ラムザと一緒にお前達を見守っている)
「ムスタディオさん……」
(もう……お迎えが来た、逝かねぇと……。お前は死ぬなよ、ラファ……)
「……はいっ。ムスタディオさん、ありがとう……」
ラファはショートチャージとその他様々なアビリティを継承した!
そして同時にムスタディオの誇り高き精神と熱く燃える魂を継承した!

一方アグリアス達は。
「悩殺☆太もも攻撃!」
「無駄!」
「後ろから抱きつき背中に胸を押しつける攻撃!」
「それがどうした!?」
「くっ、私達の攻撃が通用しないなんて……」
「仕方ない、一時撤退よ」
「逃げるか卑怯者め! ラヴィアン、アリシア、追うぞ!
 ラファとムスタディオも……あれ、ムスタディオはどこだ? おーいラファ、ムスタディオはどこだ」
なぜか天を見上げ手を合わせているラファを見て、アグリアスは首を傾げるのだった。
そしてラヴィアンとアリシアは、ラッドが自分達を見限った理由をひしひしと感じていた。
655名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 14:27:12 ID:WNs9fzyfO
セリアとレディの誘惑…ええのぉ
656名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 15:35:01 ID:jtaZJfR50
いつになくムスタがカッコいいんですけどw
657名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 16:54:11 ID:tcAZBUlH0
初めてセリアとレディ戦ったときはもしかして仲間になるのか? とか思ってた。
でも決戦で化け物になって((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
658名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 22:49:21 ID:iwumWwio0
×化け物になって((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
○化け物になって(*´д`)ハァハァ
659名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 23:33:37 ID:MJp6qdFP0
作画:島本和彦 原案:松野泰己
「燃えよ聖ケン」

ラム「くそうッ!アルマをさらわれるとはッ!!」
アグ「あせるなラムザッ!!」
ラム「でも、でも、じっとなんかしていられませんッ!」
アグ「だが連戦続きで全員疲れきっている。まずは体勢を万全に整えることこそ先決だ」
ラム「じゃあ、どうすれば…?」
アグ「こんなときこそ…あえて寝るッ!!」
660名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 00:05:44 ID:pP8m736g0
ふたなりサイト新しい絵来てたね。
661名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 00:09:33 ID:3330VCwDO
DQ5をやってたらオークキングが仲間になって
そいつの名前がオークスだった件
662名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 00:12:59 ID:yL3o5TJfO
だから何だよ……

あ、奴も遅いな
663名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 00:18:31 ID:usvh74Ui0
>>661
そう言えばそうだな。
で、でも、アグたんはあんなイノシシ豚みたいのとは全然関係ないからな!
664名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 02:38:32 ID:I318yqz40
DQMで♀のオークに「アグたん」と名付けたのを思い出したぜ
665名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 04:09:21 ID:EmHJiAJC0
>>664
よし判った。 懺悔の時間は終わりだ、そこへなおれ。
666名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 04:21:28 ID:5KZ8ugKp0
>>659
島本アニキにFFT描かせたら、ラムザの「さけぶ」なんかえらいことになりそうだ。

ラム「アグリアスさん、異端者宣告を受けた僕に無理してついてこなくてもいいんですよ…」
アグ「それはそれ、これはこれだッ!!!」
667名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 06:35:35 ID:eb5G1vp30
ムスタディオの先祖 ヴァルフレア
アグリアスの先祖 シーク族
668名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 08:35:50 ID:MpmqhHbw0
アグたんはシーク教徒だったのか
669ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/18(日) 08:39:18 ID:NVTG8lay0
源氏装備を盗もうとしたけど長期戦だとエルムドアがウザくて早々にあきらめた作者は勝ち組篇

「来たかラムザ・ベオ……誰だ貴様は」
「誰も何も、ラムザ・ベオルブ以外の何だというのだ」
ようやく常識人に出会えたような気がしてホッとするラヴィアン達。
「貴様がラムザ・ベオルブであるはずがない」
エルムドアは自信満々に言い切った。
「なぜならば! あのリオファネス城の屋上でラファを守った手腕を持つ貴様が!
 そこのマラ何とかという足手まといをこの私と戦わせようとするはずがない!!」
「何だとコラッ」
マラークが怒った。だがアグリアスはそれをいさめ、答える。
「仕方ないのだ。ボコとラッドが離反し、ムスタディオが死んだ今、こいつを入れんと五人にならぬ」
「ふむ? オヴェリアに仕えていたらしいアグリアスとかいう騎士はどうした」
「あー、その、彼女も死んだ」
「なるほど、ならば囮なりアイテム係なりでそやつを使ったとしても不思議は無いな」
「そうだろうそうだろう」
「という事は貴様はラムザ・ベオルブ本人か」
「いかにもいかにも」
「ところでエクスカリバーを持っているという事は雷神シドを救出したのだろう? 彼はどこだ」
「ああ、伯も死んじゃった」
「何と、いったい誰があの雷神を?」
「私の後ろの二人が」
「その女の騎士二人か。ふふっ、面白い。たかが人間とあなどっていたわ。セリア、レディ、真の姿で相手をしてやれ」
エルムドアの命令で正体を現すセリアとレディ。その姿はまさしくアルテマデーモンだった!
「ゲェェエーコォ!?」
マラークは混乱した!
「兄さん、そんなにショックを受けるなんて……やっぱり男はケダモノよぉ〜」
(そんな事はない。ラファ、俺やラムザの遺志をお前は感じられるはずだ)by 天からの声 or ただの幻聴
「ああっ、ムスタディオさん! そうですね、私、がんばります!」
ムスタディオの魂(?)と会話するラファを見てアグリアスは思った。
「訳の解らん独り言を……どうやらラファも混乱してしまったようだな」
670名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 13:29:15 ID:5QiGGa1P0
ムス「ラムザのアホ毛を引っ張ってみる・・・」
アグ「ならん!!」
メリ「私が!」
アグ「そこの緑!!消えろブスゴミ!!」
671名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 13:45:29 ID:8IaVH76rO
魔羅何とか…
672名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 13:58:19 ID:19roqhS10
そもそも源氏装備盗めるのは米国版だけじゃなかったか
673名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 14:03:01 ID:+eAPFXnF0
だから早々に諦めて勝ち組なんだろう
674名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 15:49:10 ID:3330VCwDO
攻略本に『0%でも盗める』って堂々と書いてあったな
675名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 16:38:08 ID:4dHFpCh30
>>672
そうなの?羨ましいな。米人はSAMURAIが好きだから贔屓か?
日本人だって侍は好きなんだぞ。

>>674
あれには皆騙されたよなw
俺も2、3年前までは盗めるものだとまだ思っていたし。
でも、あるサイトで真実を知った。
盗めるものには「ゲット○○%」と表示されるらしいね。
でもエルムドア相手だと「0%」としか表示されないもんな。
3時間くらい延々盗むを実行してた無駄な時間w
676名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 16:54:52 ID:8IaVH76rO
ブレイク技にも%出ないから、表示されないけどメンテナンスがついてるのがわかるしな
677名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 18:14:54 ID:pP8m736g0
ただ、小手だけはバグで盗めてしまうことがある(実際俺盗めた)。

もっともアイコンがバグっている上、誰も装備できないという
何の役にも立たない代物だが…
678名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 19:33:50 ID:5KZ8ugKp0
アグリアスさんが一週間着用し続けたブレイサーの中に鼻を突っ込んで匂いを嗅いでみる。
それはそれはホーリーな世界へのトリップ。
679名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 20:23:14 ID:giIsLUyhO
ゲルミナスブーツは譲れないな
680名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 20:40:33 ID:Wh/SKO6BO
ブーツ女の足は臭い
681名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 21:14:49 ID:6BtAaE650
アグたんは全身フレグランス!!おならもフローラル系!!
682名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 21:53:26 ID:3330VCwDO
アグたんはうんこしないよ
683多便士:2006/06/19(月) 10:02:44 ID:h37AAziC0
するよ
684名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 14:47:02 ID:s7Etw+KP0
1 アグたんはうんこだよ
2 アグたんはしっこだよ
3 アグたんはうんこの子だよ
4 アグたんがうんこの親だよ
5 アグたんはうんこに育てられた人間だよ
6 アグたんはうんこに似た人間だよ
7 アグたんはうんこする人間だよ  ← 正解
685名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 14:59:47 ID:nucODAYw0
…あれ?
前スレあたりにも、同じ流れがあったような…
686名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 15:22:25 ID:HdhiZCqh0
多便士さんはこういう流れになると現れるなぁw
687名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 15:41:43 ID:Rimklghz0
ラムザ軍団にしろ、商隊キャラバンや冒険者グループ、小〜中規模の傭兵部隊等々のウンコ事情はそれぞれ大変だろうな。

特に女性だからと無闇に仲間達から離れ過ぎた所まで花摘みに行くわけにもいかないだろうし。
しかも道中ウンコタイムを取れば、部隊全体の足は止まる。
部隊全体がそこで小休止を取るか、それとも足を止めるウンコ組と先発組とに隊を分けるか、というような判断も迫られるわけだ。
場所によっては多量のウンコがモンスターや獣を呼び寄せる原因になるかもしれんし、
教会の追跡者や山賊等にとっては格好の目印になってしまう危険性すらある。

だからアグリアスが「ラムザ、そろそろ小休止を取らないか」と提案するのは、仲間の女性隊員達を慮ってのことなのだ。
女性にしてみれば、自分から「ウンチしたいです」とはなかなか言いにくいだろうしな。
でもアグリアス自身がウンコしたいときにラヴィアン・アリシアも連れウンさせられるのは仕方がないことだ。
こればかりは騎士の縦社会の掟。
688名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 16:22:55 ID:LFwF2iWp0
フルプレートなんかは脱ぐのも大変なので、中世の騎士は甲冑の下におむつ穿いてた。
つまり、

  おむつ|下着|鎧下|鎖帷子|板金鎧|サーコート

こんなんなってて、とても重くて暑いんだ。
689名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 16:39:23 ID:HT75wCYx0
そろそろまとめサイトの人は多弁さんの名前を多便士さんに変えてもいいと思うんだ
690多弁士:2006/06/19(月) 17:35:10 ID:h37AAziC0
それは困ります
691名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 17:40:21 ID:LFwF2iWp0
無粋者め。
多弁士殿は、太便士との改名をお望みである。
692多弁士:2006/06/19(月) 17:43:45 ID:h37AAziC0
( Д ) ハ・・
693ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/19(月) 18:14:06 ID:1iBh0gxo0
吸血する時は歯ぁ磨けよ篇

「何だか黒いの二人が混乱しているようだが、行くぞベオルブの名を継ぐ者よ!」
「ルカヴィに堕ちた英雄よ! ここで成敗してくれるわ!」
向かい合うアグリアスとエルムドア! 今こそ決戦の時!
「ダテレポ」
「え」
「吸血」
「あふっ」
「襲え」
「サー! イエッサー!」
エクスカリバーを振りかざして襲い掛かろうとするアグリアス。狙いはアリシア。
「ちょっ、何で私なんですか!?」
「処女の血じゃぁ! 処女の血を寄こせ〜!」
アリシアはチラリとラファを見た。そっちは納得した。
続いてラヴィアンを見た。なぜか知らんぷりしてる。微妙に頬が赤い。
「ら、ラヴィアン、あなた、まさか……」
「あはははは〜。セリアとレディは任せなさい! 我が奥義で葬ってみせるわ!
 大丈夫大丈夫、アグ……ラムザ様の鈍足じゃ忍者のアリシアに追いつけないから」
「だ〜れ〜が〜ど〜ん〜そ〜く〜だ〜!」
アグリアスは標的をラヴィアンに変えた!
「ぎょえ〜! あ、アリシア、たっけて〜!」
「セリアとレディは任せなさい。私の奥義で葬って上げるから〜」
「薄情者〜ッ!」
アグリアスとラヴィアンが追いかけっこしてる間に、アリシアはアイスブランド二刀流でアルテマデーモンに挑む。
「見よ! 剣装備忍者のアイスブランド二刀流+ねじり鉢巻き+力だすき+百八の数珠の超攻撃力!」
「ってアリシア! 百八の数珠装備してんなら吸血鬼の相手しなさいよ!」
「ブリザラ発動! ご覧なさい、アルテマデーモンが1ターンで戦闘不能よ!」
そんな感じでアリシアがセリアとレディを片づけ、正気に戻ったラファがエルムドアを真言で仕留めて、
その後アイテム士のマラークが聖水でアグリアスを元に戻した。そして戦場は地下墓地へ。
694名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 20:14:09 ID:HdhiZCqh0
>アリシアはチラリとラファを見た。そっちは納得した

ひでえw
695名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 22:11:50 ID:3WZoGt960
ラヴィの相手・・・だれだw
696名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 22:24:01 ID:Rimklghz0
まだスレは現存してるので、ロダでなくスレリンクで紹介してみる。
http://ex15.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1150461742/399
お題は「アグリアスがラムザにディープスロートするのを阻止〜(ry」だそうで。

たぶんアグたんはお口まではやってあげていたんだよ。
697名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 22:27:44 ID:/FuMU7ET0
>>695
ラッド

つまりやり逃げ
698名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 23:12:26 ID:JN4acCoA0
アグたんは・・・そうあれじゃぁ〜〜・・・肥溜めに鶴。
699名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 23:16:05 ID:FksyxszW0
アグアグーン
700名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 23:48:28 ID:PdMouVNRO
>>695
ムスタディオ
マラーク
アグリアス
八角棒

好きなのを選んでくれ
701名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 00:20:16 ID:Yo6OvrYT0
八角棒は大人のオモチャかよw
702名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 00:27:40 ID:fll7rJuY0
>>696
ラムザはアグたんにしてもらっていたのなら、ちゃんと自分もお返ししてやらなければ。
あの加藤鷹師匠も『男の義務』をいろんな所で仰られてるぞ。

いくら年上とて今まで体育会系一筋のオボコ娘に頑張ってもらうだけではいかん。
大貴族の三男坊ならそれぐらいの甲斐性は持っていてしかるべき。
703名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 00:40:12 ID:of7ruE6t0
ムスタディオ ラヴィアン 八角棒 アグリアス マラーク
704名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 01:29:53 ID:EKaDd26M0
アグはオナニーするよ
705名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 10:23:57 ID:5nH/iwBY0
ラムザのアホ毛がピコピコ動くたびに萌え死にそうになるアグたんはここですか?
706名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 10:54:29 ID:1eQU1lfH0
>>704
当然だ。「ザーギドスの長い夜」を読めばわかる。
707ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/20(火) 18:43:38 ID:ezZtBlVB0
メリアドールが仲間に加わったはいいけど剛剣が通用するナイトは奥の方にいるのよね篇

ランベリー城、地下墓地にて。
「へーんしん! とうっ!」ジャンジャカジャーン!「ジェミニ・死の天使ザルエラ推参!」
「きゃー、何あの怪物は!? まさかルカヴィだとでも!?」
「メリアドール、なぜここに!?」
「貴様はヴォルマルフの娘か。残念だったな、貴様の父は私と同じルカヴィとなっておるわ!」
「という事はイズルードを殺したのはラムザではなく父上だというのかー! ラムザ誤解しててすまなかった!」
「解ってくれればいいのだ! さあ一緒に戦おうー!」(よかったこれでマラークよりまともな戦力が)
戦闘開始!
「いっくぞー! 無双稲妻突きぃ!!」
「行き先が墓地だったんでアイスブランドをフレイムウィップ二刀流に換えててよかったダブルアタック!!」
「引き出す! 村正! 呪われし野望!!」
「アンデットには炎属性で攻撃! 阿修羅!!」
「う、裏阿修羅……は、まだJp足りなくて習得してない。だがしかし! 俺はフェニックスの尾を投げる!」
凄まじい攻撃力で戦う五人! そしてメリアドールは!
「あー、もう、スケルトン相手じゃ剛剣が通用しないじゃない! えい、通常攻撃」
わぁ、思ったよりこの人使えないかもしんない。と、アグリアスは思った。
「メリアドール! そんな雑魚はとっとと突破してザルエラと戦わんか!」
「でも、スケルトンが邪魔で……」
「マラーク手伝ってやれ! どうせこの戦闘が終わればお前なんぞお払い箱だからがんばれ!」
「何だってー!?」
ハートブレイクによりマラークの心が砕けた。マラーク戦闘不能。
「ええい、とことん使えん奴め! ラファを見習え!」
「てーい! ショートチャージ阿修羅! ショートチャージ阿修羅!」
エルムドアの前後左右で炎が弾けまくった。
「フハハ、ちっとも当たらんぞ」
「駄目だこりゃ」
なんてやってるうちに、ようやくメリアドールが追いついた。
708ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/20(火) 18:44:19 ID:ezZtBlVB0
「はぁっ、はぁっ、助けに来たわよラムザ。
 女である身を隠してベオルブの正義を貫こうとするあなたに、私の剣を預け――」
「何、女である身を隠して?」
メリアドールの言葉に反応するザルエラ。そしてラムザ(に変装したアグリアス)をジロジロ見て、
「男装美少女萌えぇぇぇぇぇぇッッ!!」
ザルエラは鼻血を吹いて倒れた! ザルエラをやっつけた!
うんざり顔のラヴィアンとアリシアは、聖石を回収しつつぼやいた。
「セリアとレディを色っぽい女性に変身させていたのは、自分の性癖を隠すためだったのね……」
「うわっ、正直幻滅。雷神といい銀髪鬼といい、まともな英雄がいない……」
「それにラムザさんの年齢なら、まあ、美少女でもいいかもしれないけど……」
「アグリアス様の年齢だとねー……」

ちなみにメリアドールは心の底から『ラムザ・ベオルブは男として育てられた女』と信じ込んでるらしい。
そんなんだからイズルードも父親の正体を見抜けなかったんじゃないかとラヴィアンとアリシアは思う。
そしてメリアドールが正式加入した晩、一枚の置手紙とともに一人の男が姿を消した。

『武者修行の旅に出ます、探さないでください。
 マラーク・ガルテナーハ』

翌日。
「マラーク兄さん、今頃どこで何してるのかしら……」
「よぉし、ラファ、今日は何かおいしいものでも食べようか」
「ありがとう、アグリアスさん」
「こらこら、ラムザさんと呼ばんか。あそこのレストランに入ろう」
入店。
「いらっしゃいませ。ただいま混み合っておりまして、合い席でよろしいですか?」
「いいよ」
「ではこちらにどうぞ」
「失礼、合い席させていただ――マラーク?」
「ラファ、アグリアス?」
気まずさに耐え切れずマラークは蛙に化けて姿を隠し、街に消えた。そして食い逃げ犯として指名手配された。
709名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 21:12:09 ID:of7ruE6t0
>>708
いつも乙です。
710名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 22:22:03 ID:C+IXrpbxO
クラウド登場時は彼の女装癖がキーになると予想
711名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 23:07:51 ID:Yo6OvrYT0
アグ「誰だ私のシャンタージュを無断で使ったのは! お前かラヴィアン!」
ラヴ「違いますよぉ」
アグ「アリシアか!」
アリ「存じません」
アグ「すると……ラファか?」
ラファ「あたしソルティレージュ派だから」
アグ「貴様か緑頭巾!」
メリ「失礼ね、人をこそ泥みたいに!」
アグ「まさか、レーゼ殿?」
レゼ「あら、私って香水つけなきゃならないほど体臭が酷いのかしら?」
ベイ「そんなことはないさレーゼ。素肌の君の匂いが一番さ」
アグ「あーはいはい……しかし誰も使ってないとすると、何故減ってるんだ?」

クラ「……」
712名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 23:20:31 ID:ovtivyyN0
>>710
ムスタディオ不在でどうやってクラウドを仲間にするのかと小一時間
713名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 23:32:38 ID:b01PHSf/0
>>708
乙です。

>男装美少女萌えぇぇぇぇぇぇッッ!!
今更ながら短髪あほ毛アグたん(*´Д`)ハァハァ
714名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 23:35:15 ID:Livcgvgk0
後半アグが喋らないのが不満とか
除名システムがある以上しょうがないんだよな
715名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 23:37:42 ID:Yo6OvrYT0
オルランドゥ除名してもエンディングでオーランが
「義父上は勇敢に戦って死んだのか?」
というけどね。
716名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 00:19:23 ID:1zBn25RY0
アグってハニー
717名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/06/21(水) 00:34:16 ID:lerkm/3g0
よくは知らないんだけど、
関東ローカルのアニメで、アグをパクったような主人公の番組、あるの?

<金髪、剣、首元しまった青基調の衣装>

そんなかんじの。
718名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 00:59:33 ID:VckvvARC0
逆、アグリアスがTYPE−MOONの人気作FATE STAY NIGHT
に出てくるヒロインのデザインを盗用したんだろうって言われてる
719名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 01:06:54 ID:kJBr6N0H0
>>717
>>718みたいな馬鹿(通称月厨)が煽るから
その話題禁止。

つか月厨ってホント評判悪いよな。
720名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 01:15:18 ID:9SFl1uJC0
>>716
懐かしい
721名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 02:01:12 ID:DFGl9IQd0
アリ「やっぱりアグリアス様は人気ですよね。googleでイメージ検索するだけでもこんなに(ちょっとエッチなのもありますが)」
ラヴィ「わ、私たちだって密かな人気はあるかもしれないじゃないのさ!試しにアリシアからイメージ検索を…ッ!」
アリ「あ、貴女からやればいいじゃないのよ〜!」

http://images.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLF,GGLF:1970-01,GGLF:ja&q=%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2&sa=N&tab=wi

ラヴィ&アリ「な、なんじゃこりゃーッ!?」
アリ「アグリアス様が私の名を騙って、微妙に若作りして、恥ずかしげもなく変形のセーラー服(本来の水兵服っぽい)着てるー!」
ラヴィ「…まあラヴィアンローズばっか出てくる私よか全然マシよね、ケッ」

ちなみにアニメ公式サイトの設定画ではそれほどアグっぽくは見えなかった。
722名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 02:53:25 ID:O+fyB5sh0
>>721
検索を上手く話のタネにしててワロタw
丁度よくアグリアスっぽく見えるもんなぁ。
723多弁士『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:45:22 ID:R84eL1Tf0
>>721
「無双稲妻漕ぎ」という単語が脳裏をよぎりましたが
あまりARIAわからんので断念。

投下いたします。


前回までのあらすじ

マラーク「い、急げっ!このままスカネタ専属キャラになってもいいのか!?」
ムスタ「言われなくてもスタコラサッサだぜぇ」

まとめサイト様等ご参照くださると幸いです。
724『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:46:46 ID:R84eL1Tf0
さて、話の腰を折るようで申し訳ないが、ここで我が畏校体育祭のシステムをご説明しよう。

かの夜ダイスダーグ教諭が告げ、ラムザが奮起して追い求める「学年優勝」とは、
すなわち競技中に得られるポイントの総合得点を全学年・クラス中で最も多く稼ぐことである。
多くの競技は学年別で行われ、順位によってクラス毎にポイントが加算されてゆくが
それだけでは当然各学年の獲得ポイント数は並列状態となる。
そこで、学年別競技とは別に、体育祭のメーンに学年対抗の競技が設けられている。
これによって毎年、ただ一つのクラスのみが、その体育祭の真の王者の名誉を勝ち得るわけだ。

過去に低学年のクラスが総合優勝を獲得したケースもないではないが、
おおよそ例年は第3学年の優勝に終わることが殆どであった。
この年の体育祭もまた、我が義父オルランドゥ教諭の受け持つ3年B組が
優勝候補の筆頭であると目されていた。
725『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:48:47 ID:R84eL1Tf0
開会式はつつがなく終わり、競技が始まった。
まずは午前の部、プログラムに列記されたオーソドックスな種目の数々が、
次々とその開始の銃声を響かせる。

学生スプリンターの祭典、短距離走。各クラス6人を選抜して順に100mを並走する。
出鼻をくじいてはいけないと、2-Cはこの先発にラムザを立てた。
コースに立つ彼に対し、観客席側から黄色い声援が上がる。
彼の女子からの人気はやはり高いが、お祭りムードの中ともなれば殊更盛り上がるものだ。

その光景を、親の仇とばかりに睨み付ける視線があった。
視線の主は、彼と同じく第一走者として並んだ、A組に籍を置くイズルードである。
丁寧に整えられた髪型が彼の育ちの良さを感じさせるが、その目はもはや犯罪者一歩手前だ。

彼には姉がおり、一年上で風紀委員長をしているメリアドールという女子であった。
そう、レーゼ先生の言質にもある通り、彼女もまたラムザに好意を寄せる者の一人だ。
今もラムザに声援を送る集団の先頭に立っており、その長身と整った顔立ちは
まさに群を抜いているという表現がふさわしかった。
この姉弟の事情は複雑で、イズルードは極度のシスターコンプレックス、
姉メリアドールはブラザーコンプレックスを内包した年下少年全般への偏愛を持っている。
故に、姉のみに認められたいイズルードと、可愛い下級生(主にラムザ)を応援する
メリアドールの思惑が、このショートトラック上、ラムザを挟んで交錯しているのだ。
726『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:50:09 ID:R84eL1Tf0
「ラムザーっ!ガンバレー!イズルードもがんばりなさいよーっ!」
「(負けられないっ・・・この男だけには・・・!!)」
正反対の熱が、コースの内外両側からラムザに迫っている。

しかし、たぎる憎悪もどこ吹く風。この時のラムザは止まらなかった。
待ち望んだ、愛しい女教師からの励ましを受け、彼は珍しく舞い上がっている。
足取りは軽く、今にも空へと飛び立ちそうな勢いで、風のように100mを走り抜けた。
「すごいぞ!学年新記録!!」
短距離走の苦手なマラークが、ゴールでタイムウォッチを手に喜んでいる。
ラムザもそれにからっとした笑顔で応えた。
女子集団からも一層の歓声が上がる。
メリアドールなどは「腰砕け」のジェスチャーまで見せ、他の女子たちと盛り上がっている。

一瞬にして差をつけられたイズルードは、今にも刃物を取り出しそうな形相だ。
727『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:50:57 ID:R84eL1Tf0
「イズルード、落ち着け!まだお前にも勝ち目はあるって!」
A組の男子が数名、彼を取り囲んで怒りをなだめようと場を繕う。
「何だよ!姉さんの前で無様に差を付けられた僕に、何の慰めがあるっていうんだ!」
「これで終わりじゃないぜ、まだあいつと同じ競技に出るチャンスがある・・・
しかもこれなら、足の速さだけじゃ勝負は決まらない」
そういって、男子の一人はプログラム表を指差す。

「・・・そうか、借り物競走!」
イズルードは再び奮い立った。

この学校の借り物競走は以下のように行われる。
並んだ走者は、スタート直後に全員が同じものを借りてくるように指示をうけ、トラックから散開。
そうして、借り物を手にゴール50m手前の地点まで戻り、最後の直線を競うのだ。
当然、同じものを同じ口から借りようとする者の間には、新たな競争も発生する。

この借り物競走、イズルードはクラスメイトに無理を言って
ラムザと同じ出走順に変えてもらい、スタート地点で再び並び立った。
728『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:52:38 ID:R84eL1Tf0
「よーい・・・」
パン、と小気味よい火薬の炸裂音が鳴る。
走り出すラムザ達の横前方に、フリップを持った実行委員が立つ。

題目は、「武器」。

「(しめたっ!!)」
普通なら眉をしかめるような題目に、イズルードは目を輝かせた。
姉メリアドールは、風紀委員として(はいささか行き過ぎであるが)、
いかなる時も竹刀を持ち歩いている。
しかもその姉は、今まさにコース横で自分たちのレースを見ているではないか。

愛する姉のもとへ疾走するイズルード。
しかし、この事実にラムザも気づき、イズルードを追走する。
「(ミルウーダ先生のところまでは距離があるしな・・・ここで借りられれば!)」
「(こいつっ・・・どこまで僕の邪魔をすれば気が済むんだ!!)」
にらみ合ったまま、二人は観客席へ向かってデッドヒートを繰り広げた。
その勢いに気付いたメリアドール。残酷な選択肢が目前まで迫っていることに気付き、
表情を固まらせて考えを巡らせた。
729『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:53:54 ID:R84eL1Tf0
「(やばっ・・・!どっちに渡したらいいのかしら!
イズルードは結構根に持つ子だから・・だけど、ラムザにいい所見せるチャンスだし・・)」

よからぬ打算がメリアドールの脳裏で行き来する。

「(でも・・・やっぱり、弟はこういう時我慢するものよね!)」
結論は案外すんなり出た。
メリアドールの視線は、確実にラムザを捉えていた。

脚力の差で、一寸ラムザの手が早く出ようとしたその時、イズルードは叫んだ。
「姉さん!僕を裏切る気なの!?」

こう言われてしまっては、姉が我慢である。
心の奥で憎々しく舌打ちをしながら、メリアドールはイズルードへ竹刀を投げた。
してやったり、と、イズルードは一気に加速する。一方、目標を失ったラムザは焦った。
730『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:55:07 ID:R84eL1Tf0
「しまった・・・!どうする、ほかに武器になるものは・・!」
「ラムザーっ!腰だ!自分の腰にあるそれを握れーーっ!!」
ムスタディオの下卑た応援は、周囲の女子の鉄拳によって制された。

と、何かが風を切る音を察知し、ラムザはその方向へ視線を走らせる。


ありえない光景であるが、一本の木刀が、自分めがけて一直線に飛んできた。


寸手のところで直撃を回避し、それをつかみ取る。
彼方では、ミルウーダ先生が怒号を上げていた。
「バカ!なんで私の所まで来ないのよ!!さっさと走りなさい!!」
どうやらこの木刀の半分は殺気で出来ていたらしいことを知り、
ラムザは軽く会釈して、青ざめながら全速力で走った。
731『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:56:23 ID:R84eL1Tf0
他の選手たちが、ああでもないこうでもないと武器になるものを探し回る中、
木刀と竹刀を手にした二人の選手は、いち早くゴールへ疾走する。
一瞬の隙をついて開いたはずの差はみるみる縮まり、ラムザは前方のイズルードに肉迫した。
「(くそっ・・・抜かせてたまるかぁっ!!)」
思わずイズルードは、手にした竹刀を後方へ抜き放った。
彼も、そして姉も若くして剣道の有段者であり、その腕は県下有数とされている。
だが、その一閃は惜しくもラムザのあほ毛を掠めただけであった。
走行体勢のまま体を屈めたラムザは、反射的にではあったが、
思わずイズルードへ反撃の突きを繰り出してしまった。

教養とともに体力的充実も求められる名門ベオルブ家の教育方針は、末弟ラムザにも及び
特に上の兄達が好んで学んだ実戦剣道のいろはを、彼も幼少の頃から納めてきた。
中学に入って道場に師事することをやめたラムザだったが、その腕は玄人はだしの
相当のものであったことを、後の彼の研究から判明した事実としてここに記す。

ttp://2nd.geocities.jp/kutabireseijin/ill/ag-taiku2.jpg
732『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:57:34 ID:R84eL1Tf0
木刀の切っ先はイズルードの顎へ命中。体勢が悪いため威力は無かったものの
突然の反撃に驚いたイズルードは、その場へ大きく転んだ。

「ごめん!後で何か詫びさせてくれ!」
そう叫びながらも、ラムザは前身を止めず、そのままゴールテープを切った。

観客の盛り上がりは、大会序盤からピークに達した。
「これだからモテる男はな〜」
黄色い声援にかき消されそうな、ムスタディオのつぶやき。

その後方では、アグリアスがことの一部始終を複雑な表情で眺めていた。
733『私立イヴァリース学園』part12:2006/06/21(水) 03:58:58 ID:R84eL1Tf0
「はぁ〜、やっぱり格好イイのねぇ、彼」
おちょくるような声色で、アグリアスに話しかけるレーゼ教諭。アグリアスからの反応はない。
「(・・・強いんだな、ラムザ・・・本当にかっこよかった・・・)」

赤らんだ頬は、しかしその上で曇る瞳を慰めるには至らなかった。

「ふふ、妬いてるんでしょ。彼の向かった先にはメリアドールさん、
彼に武器を渡したのはミルウーダ先生だものね」
見事に心中を言い当てられ、アグリアスは狼狽した。
「あ、そ・・!関係ありません!・・ただの競技、なんですから!合理的に考えて・・」
「ま、そう気をおとさないの」
必死に反論しようとするアグリアスをいなし、
レーゼはアグリアスのせわしく動く唇に人差し指をあてた。

「あなたにはとっておきの武器があるんですから」

さて、二度までもラムザに敗北を喫したイズルードは、
結果的にラムザを引き立てる役回りを十二分に演じた。
高い運動神経だけでなく、時には武器を手に相手をねじ伏せるという
これ以上ないラムザの勇姿に、応援する女子たちは大いに盛り上がった。
ちなみにその後、彼はメリアドールにこっぴどく叱られるのである。
734以上、多弁士:2006/06/21(水) 03:59:50 ID:R84eL1Tf0
あと二回くらいでおわりそうな雰囲気です
735名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 04:17:40 ID:DFGl9IQd0
リアルタイムで追わせていただきました。超乙です。

なんか某竜鳴祭の様相を呈してきましたな。
実は多弁画伯のメリア姉さんの髪型が気になっていたのですが、それは後日のお楽しみにさせていただくということで。
736名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 09:17:42 ID:YsydujLZ0
737名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 09:45:17 ID:+smti1SQO
多弁士殿乙でした!
ミルウーダ先生の木刀投げカッコヨスw

>>735
確かに。
メリアの髪型は人によって解釈が分かれるから気になる…。
という訳で再臨キボンヌと言ってみる。

>>736
何のアニメか真面目にわかんねぇやwww
そういや、前にどっかでセル画みたいなFFT絵が貼られてたなぁ…。
738名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 10:07:03 ID:vcPKgCTN0
739名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 10:32:41 ID:ARVJjO4k0
>>736
RTA!RTAじゃないか!!
740ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/21(水) 17:54:39 ID:jMYLkKFR0
ザルバックのステータスを除いてものまね士になれる事を知りびっくり仰天篇

メリアドールから聖石を渡されたダイスダーグに会うためイグーロス城へやって来たアグリアス達!
どうやらザルバッグも来ているようだ! さすがに実兄二人なら見分けくらいつくよね。
「ラムザか! お前の言っていた事は本当だった……って、誰だお前は!?」
どうやらザルバッグは常識人だった。うろたえるザルバッグを見て、全力で喜んだのは長兄ダイスダーグ。
「見ろ! ザルバッグは実の弟すら見分けがつかんほど乱心している! 討て討て〜!」
「兄上!? アレがラムザに見えるというのか!? それとも兵を騙すための狂言か!?」
「おのれザルバッグ、真実に気づいたと思ったら今度は混乱か……」
「本気か兄上ーッ! そっちこそ乱心しているのではないか!? 貴様等、アレがラムザに見えるか!?」
苛立ちをあらわにザルバッグはダイスダーグに呼ばれて来た騎士達に問う。
「そ、その、私達はラムザ様の顔をあまり存じておりませんので……」
「基本的に仕官アカデミーにいらしたし、戻ってきてもすぐ骸旅団討伐に行っちゃったし……」
「その後はジークデン砦で行方不明になって、結構時間が経って顔立ちも多少変わってるでしょうし……」
「というより、本物か偽者か判別はできませんが、本物も異端者としてベオルブ家から抹消されてるのでは?」
「言われてみればその通り。ベオルブ家への忠誠心を思えば、真偽に関わらずラムザ様を討ち取るべきだ」
「という訳でザルバッグ様! ラムザ様! 覚悟ォー!」
迫り来る騎士達! 対するアグリアス一行は!
「とりあえずハイト差があるから聖剣技でも叩き込んどくか。無双稲妻突きー!」
「剛剣の威力を見せてあげるわ。強甲破天突き!」
「ムスタディオさんから受け継いだショートチャージを生かすため召喚も習得しました。タイターン!」
「引き出すが届かないから風水でもやっとこっと」
「えいっ、手裏剣」
本来不利な下から一方的に遠距離攻撃をする面々。あっという間に敵騎士は全滅した!
その隙にザルバッグがダイスダーグをしばき倒す。
「そ……、そんな……おまえたちが邪魔さえしなければ……」
力尽きるダイスダーグ。だがその瞬間、聖石が輝き、ダイスダーグは憤怒の霊帝アドラメレクに転生した!
741ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/21(水) 17:55:23 ID:jMYLkKFR0
『ククク……愚かな弟よ、冥土のみやげに教えてやろう。バルバネスを殺したのは……』
「ルカヴィに変身したぞ! やっかいな攻撃魔法を使われる前に瞬殺しろ! チャージ中が狙い目だ!」
『ちょっ、お前等、まだ話の途中!』
「聖光爆裂破!」
「槍に装備変更してジャンプ!」
「大地の衣装備の天魔鬼神!」
「引き出す菊一文字」
「ねじり鉢巻力だすき百八の数珠アイスブランド・ダブルアタック・ブリザラ追加発動」
「ウボァー」
憤怒の霊帝アドラメレクを倒した!
「……で、貴様等はいったい何だ」
「ハハハ、やだなぁ兄上。ラムザですよぉ」
アグリアスの必死の誤魔化しから、ザルバッグは弟ラムザの死を悟った。
その代わりを演じるアグリアスのアホさ加減に呆れつつも、一応納得してくれた。
「聖石、ルカヴィ、アルマ……事情は解った。協力したいが、ベオルブの力ではどうにもならんな。
 ラムザは今や異端者でしかなく、その誤解を解く力も証拠も無い。
 ゲルモニーク聖典で教会の不正を暴く事はできるが、そうなるとルカヴィがどう動くか解らぬしな。
 それに兄上亡き今、私がベオルブの家を守らねばならぬ……」
「構いませんよ、私達は私達で何とかします。
 ルカヴィを倒し、教会の不正を暴き、いずれラムザの名誉も回復させましょう」
「かたじけない。餞別にこれを持って行け、父上の形見だ。きっと何かの役に立つ……」
「ありがとうございます、兄上」
「ラムザのフリをするのは構わんが私を兄と呼ぶなッ! ……お兄ちゃんなら構わんが」

という訳でザルバッグ生存。果たして天騎士バルバネスの形見とはいったい!?
そして今回の一件でラムザがアグリアスの変装だとメリアドールにバレてしまった!
「まあ、いいわ。一応正義のために戦ってるんだし、イズルードの仇は父上だし……」
仲間が離反したり死んだりしたけれど、ようやく順調になってきました。
742名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 18:51:49 ID:YFX4iyFP0
だんだん普通に面白くなってきた
743名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 19:35:08 ID:rAGkHjXN0
妹属性のザルバッグw
アルマにもそう呼ばせた方のだろうか・・・
744名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 21:03:15 ID:kJBr6N0H0
死者がどんどん忘れられてゆく…
745名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 21:03:58 ID:AJthTNTr0
>>734>>741
乙です!

>>743
ザルバッグから見たらアグたんも『妹』になるもんなw
746名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 21:55:57 ID:LCDpDgrv0
アグリアスがマンだとすれば。
メリアドールはせいぜい新マン。
747名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 22:41:25 ID:DFGl9IQd0
絵掲に久々におっぱいアグリアスさん来てたな。
あの体勢からどうツンデレるのか気になって夜も寝られぬ。
748名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 22:49:39 ID:kJBr6N0H0
FFT関連のスレや絵掲示板て結構寿命長いのが多いんだな。
FFTAが出たおかげで延命してるところもあるけど。
749名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 00:07:44 ID:nwKknZzW0
誕生日age
750名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 00:15:31 ID:rWE1JYzM0
おめ*^ー゚)ノ
なんとなくアグたんがイパーイな画像
ttp://taisstu.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/up/img-box/img20060622001122.jpg
751名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 00:29:39 ID:KhVCusVo0
>>750
「アグたんがオパーイ」に見えた。
多分、俺だけじゃないw
752名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 01:07:01 ID:oBPyTgc30
アグたんの誕生日SSって、いくつあったっけ?
753名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 01:11:07 ID:U+N6UGoPO
昼寝士のエロSSしか覚えが無い。
っていうかまた書いてください
754名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 04:00:57 ID:85YQPvji0
>>753
自分の誕生日プレゼントとしてフェラとパイズリ「させろ」ってんだから、あの話のアグ姐さんはナイスな根性してると思った。

それはそうと絵掲示板のほうにもツンデレシリーズの続き来てるな。
年上女騎士にむせび泣いてもらいたい。
755名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 06:27:23 ID:Fd+GAYUg0
あー、97年当時に今ほどのオタク文化が醸成されていれば、
アグリアスフィギュア発売されまくりでウッハウッハだったのになぁ。
756名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 09:39:50 ID:/Cp2LBvt0
とびねずみさんが一本書いてたと思った。>誕生日SS
757名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 10:56:24 ID:CwHsyzK4O
>>755
フィギュアには手を出したことがない俺だが、
アグたんのフィギュアなら欲しいと思ってしまった…。
758名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 11:13:47 ID:/Cp2LBvt0
千一夜いつのまにか更新再開してたんだな、知らなかった

そしてまとめサイトの多弁さんの名前がすごいことに
759名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 15:41:40 ID:W6mSBFoo0
絵掲が消されてる?
760名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 16:24:06 ID:VBMXvf/O0
>>759
見れねぇよな
761名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 16:29:23 ID:VBMXvf/O0
>>759
失敬、お絵かきならURL削ったら見れたよ
762名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 19:03:24 ID:FCJxvvBU0
>>747
できれば場所を教えていただきたく・・・
763ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/22(木) 20:05:17 ID:rPuLdtqK0
天騎士って実際どういうアビリティが使えたのかすごく気になる篇

「さて前回ザルバッグから、ラムザの父上の形見……すなわち天騎士バルバネスの形見をもらった訳だが」
「いったい何でしょうね? やっぱり強力な武器でしょうか」
「オルランドゥ伯がエクスカリバー、エルムドア侯が正宗ですから……相当強力な武器かと」
期待に胸膨らませる面々。
出てくるのは騎士剣か、刀か。はたまた別の武器か。
ザルバッグから受け取った宝箱をウキウキワクワク気分で開けてみる。

『メイド服』を手に入れた!

「……ただの服だな」
「……特殊効果は特に無いようです」
「ベオルブ家で働くメイドが着ていた物のようですね」
アグリアスとラヴィアンが困惑する中、なぜかアリシアだけ瞳を輝かせている。
「どうした、アリシア?」
「え? あ、いえ、別に、何でも」
「そうか? しかし、これはいったい何なのだ。これが天騎士バルバネス様の形見とは……ハッ!」
「どうしましたアグリアス様」
「解ったぞ。助平爺のオルランドゥ伯、男装美少女フェチのエルムドア侯と来たら、
 三大英雄最後の一人たるバルバネス様もただ者ではあるまいすなわち!
 バ ル バ ネ ス 様 は 女 装 趣 味 だ っ た ん だ !!!!」
『なっ、何だってー!?』
「――ってんな訳あるかい」
驚くだけのアリシアと違い、ラヴィアンは華麗にノリツッコミを入れる。
「見てくださいよ服のサイズを。とても成人した男性が着れるものじゃありません」
「というとラヴィアン、これはどういう事か?」
「助平爺オルランドゥ伯、男装美女フェチのエルムドア侯と来て、残る一人は――」
「待てラヴィアン。なぜ"少"を抜かす。男装"美少女"でなく男装"美女"と表現する理由は何だ」
「残る一人は! メ イ ド 萌 え だ っ た ん で す よ !!!!」
『なっ、何だってー!?』
764ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/22(木) 20:05:49 ID:rPuLdtqK0
驚愕するアグリアスとアリシア。解説を続けるラヴィアン。
「聞くところによると、ラムザさんとアルマ様は正妻の子ではなく、
 ベオルブ家で働いていた娘との子とか。なぜベオルブ家当主ともあろうお方が、庶民に手を出したのか。
 それはきっと、ラムザさんとアルマ様のお母様がメイド服の似合う方だったからですよ!」
「畏国の英雄にまともな者はおらんのか……。ザルバッグ殿は何を思ってこれを私に? まさか私を……!」
「単に処分したかっただけじゃないですか? 父上の形見を自分で処分するのは忍びないとかで」
「こんな物どうせ誰も着ぬし、売った方がマシかな……とりあえずこれは箱にしまっておこう」

翌朝、アリシアとメイド服が消えていた。代わりに置手紙が一枚。
『アリシアは新しい夢を見つけました。鎧を脱ぎメイド服を着ます。
 さようなら。
 アグリアス様の御武運を願っております』

「まったく、勝手にいなくなりおって……」
「でも、ラッドと違って装備を置いていってくれただけよかったじゃないですか」
軽くアリシアを探し回ったアグリアスとラヴィアンは、そろそろあきらめムードになっていた。
「仕方ない。昼飯でも食べるとしよう……あの店でいいかな」
適当な喫茶店に入るアグリアスとラヴィアン。
出迎えたウェイトレスが言った。
「合い席でよろしいでしょうか?」
「構わん」
案内された。マラークがいた。
「……何をしておるのだこんな場所で」
「……茶を飲んでいる」
「……武者修行は済んだか?」
「……まあ、ボチボチ」
「……アリシアがいなくなってしまい戦力不足が激しい。来るか?」
「……うん」
マラークが再び仲間に加わった!
765魔羅ー苦:2006/06/22(木) 20:35:45 ID:85YQPvji0
   /⌒\  /⌒\
 ((    ; 三    ,,))
   ヽ   (  /    ミ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   キ   .メ   ./  | 
    乂      ノ  .∠ 男にはあえてプライドを捨てなければならない時もある。
     ( ・∀・)     \_______________
      )   (⌒))) 
     ((__)⌒ ̄
766名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 20:55:16 ID:wIndHavR0
マラーク……

某所じゃFFT最高ダメージを叩き出せるとか言われてたけど
ティアマットの方が簡単に出せるんだよね……
767名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 21:18:53 ID:pljwjKfo0
>>763-764
まあまあアグたん、美少女だろうが美女だろうがアグたんが美しいことには変わりないんだからw

それよりもマラークは本当は隊に戻りたかったんじゃないかと少しいとおしく思えてきた。
768 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:02:37 ID:caZjRxMg0
 マラーク愛しい……。
 思わず、最後にマラークの事を追加してしまった。
 8レスくらいあります。756さん、覚えていてくれてありがとうございました。
自分でも忘れていたのでびっくりしつつ、エピソード足してみました。


巨蟹の月は謀で始まる

「アグ姐、今日は御者当番だろ。手綱頼むよ。よろぴく」
「……ああ」
 ムスタディオの軽い口調にもすっかり慣らされてしまったなと思いながら、
アグリアスは宿を出立するチョコボ車の御者台に座った。
 ラムザ隊も人数が増え、ひとり一頭のチョコボに乗って移動すれば良い
というわけにもいかなくなって来た。そこで、チョコボ車を買い、その日の
アタックチーム以外の人間はまとめて移動するようになったのである。
 正直なところ、御者は得意ではない。チョコボに騎乗しているのであれば、
走らせる早さも方向転換も手綱と自分の脚で指示できる。特に、騎士の家に
育ったアグリアスは、子供の頃からチョコボ乗りの訓練を受けており、手綱無しに
チョコボを操る事にも長けているのである。チョコボに乗りながら戦場で戦うには
手綱に気持ちを奪われていては邪魔になるからだ。
 ところが、チョコボ車では手綱しか使えない。鞭を使うこともできるが、それは
よほどの時に取っておきたいし、脚で指示できないことには変わりないのだ。自分の
意思をチョコボにうまく伝えようと、御者役になった時のアグリアスはいつも以上に
神経質になるのが常だった。隣に座る人間の世間話につきあえる余裕のないほどに。
7692 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:03:03 ID:caZjRxMg0
「よっしゃ、アグ姐は精神集中モードに入ったぜー」
 チョコボ車の中には、ムスタディオを中心に車座が出来ていた。アリシア、ラッド、
ラヴィアンというラムザ隊の中でも古参組が揃っている。しかも、御者の補佐は
ラムザが務めていた。故に、今日のアタックチームは、ラファ兄妹を中心に
かなり個性的な面々で構成されていたが、そこに隠された意図について、アグリアスは
気づかないでいてくれたようだった。
「ゆうべの準備は完璧だったよな?」
「もちろんよ。何も気づかれてないわよー。隊長、っと、アグリアス様の気をそらす
事にかけては、私たちは完璧よ」
ねーと言いあいながら、アリシアとラヴィアンが浮かべた笑顔に、ラッドの背筋を走り
抜けた悪寒については、ここでは何も語るまい。
「じゃ、とっととやろう。急いだ方が良いことに変わりないだろ」
ラッドの言葉に頷いた面々は、事前に割り振りを決めてあった仕事にとりかかった。
音を出さぬように、細心の注意を払いつつ。
7703 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:03:34 ID:caZjRxMg0
 さて、一方こちらは御者台である。アリシアたちから、なるべくアグリアスが車内の
企みに気づかないようにいろいろ話しかけて欲しいと頼まれているラムザは、少々困っていた。
 御者をしている時のアグリアスに何を話しかけても上の空の返事しか返って来ない事は、
隊の誰もが知っている。といって、アグリアスが周囲の状況を把握していないわけではないのだ。
チョコボと、道の様子を見ることに神経を使い、要するにいっぱいいっぱいになっている
だけだから、何かの拍子にその注意が車内に向かないとは言い切れない。
 すでに馬車に乗り込んでからかなりの時間が経っており、無言でいる限界を感じ始めて
いたのだが……。
「今日は良い天気ですね」 「そうだな」
「昨日も良い天気でしたね」 「そうだな」
「明日はどうでしょう」  「さあ」
……。ラムザは内心、自分の話術の未熟さにがっかりしていた。天気の話など、初対面の
他人と交わす第一話題ではないか。長い旅を共にしてきた女性に対して、自分は何も話す
ことが無いというのか。夕べ一読した話術士入門の効果もないらしい。
 しばし考えたのち、ラムザは少々危険な話題を口にすることにしてみた。
「ところでアグリアスさん、明日のアタックチームなのですが。出られますか」
「そうだ……なんだって?」
 さすがは、隊の副長である。戦術的なことには耳を貸してくれるらしいと思いつつ、
ラムザは話し続けた。
「明日のアタックチームに出るのはどうですか、と」
スタスタと進むボコの様子を見ながら、アグリアスは思案顔になった。
「今日は少々奇抜なチーム編成だったな、そういえば。何か思惑があってのことだろう?」
関心を持ってくれたのは良いが、どうやら怪しい雲行きのようだと思いながら、ラムザは頷いた。
「ええ、まあ。新しく仲間になった方の連携を見ようと思いまして」
7714 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:04:04 ID:caZjRxMg0
 チョコボ車の車内では、自分の担当分の仕事を終えたラヴィアンが、御者台の様子に
聞き耳をたてていた。
「ラムザ隊長、がんばれ」
小さな声で応援を送る。話の流れにはひやひやさせられるが、なんとかアグリアスが
車内を覗き込むような事態にはならずに済んでいるらしい。
 アグリアスと長話をする役は、本来アリシアやラヴィアンの方が適役なのだが、
ふたりで共謀して、ラムザにその役を押し付けたのである。その方が楽しそうだという、
ただそれだけの、しかし、絶対にアグリアスにばれてはならない理由をもって。
「アグ姐たちは、どんな具合よ?」
 小声で尋ねて来たムスタディオに、ラヴィアンは右手で小さな丸を作ってみせた。
ほうほうと言いながら、ムスタディオは最後の仕上げに戻ってゆく。あと少し時間が
もらえれば、完成するのだ。
「ラムザ隊長、いろいろがんばれ」
ラヴィアンはもう一度小さな声で応援し、手間取っているアリシアを手伝うために
後方へと移動していった。
7725 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:04:29 ID:caZjRxMg0
「ふうむ。確かに、新しい仲間同士の連携を考えるには、机上よりも実戦が何よりだろう。
しかし、ラムザ、隊長たるお前自身がその戦いぶりを確認しなくて良いのか。何なら
今からでもアタックチームに合流して、車に居る誰かとそこを交代してもらえば良いの
ではないか? ラヴィアンもアリシアも」
「あっ、アグリアスさん、前! 森がっ」
「な?」
 ラムザとの会話に夢中になりかけたアグリアスは、もう少しでチョコボ車を森の中へと
突き進ませるところだったのだ。慌てて手綱で指示を出すと、ボコが「クエ」と一声鳴いて
再び街道へと戻る。まるで「ちょっといたずらしてやろうと思ったのになー」と言っている
かのようなのんきな声に、アグリアスもラムザも、顔を見合わせて笑ってしまった。
 そもそも野生の状態でラムザ隊に捕まったボコは、チョコボ車を引くようになってからも
森を歩きたがる癖があって、森のそばを行く時には注意しなくてはならないのを、
アグリアスはすっかり失念していたのである。
 今は何よりも御者役に専念しなくてはならないと気を引き締め直したアグリアスは、
ラムザがチョコボ車の中を振り向いて、中の人間の無事を確かめたことを確認すると、
もう一度しっかりと手綱を握り直し、まっすぐに前を向いた。
「すまない。何の話だっただろうか」
「話はやめましょう。ボコの気持ちも落ち着いていないようですから」
「うむ……。すまない」
心無しか、横顔が沈んでいる。アグリアスは感情が顔に出やすい方ではないと自己分析
しているらしいが、ラムザから見ると、かなり表情を読みやすい人間だと思う。
今も、先ほどの失敗をかなり反省しているらしいのが見て取れる。
 こうでなければ、この人は美しすぎて敬遠され、部下たちにも慕われぬままになって
いただろうなとラムザは思いながら、どこでひと休みするように提案しようかと考え
始めていた。ボコのいたずら心のおかげで、ちょうど良く話題も逸れたし、中の様子も
確認できたのだから、ラムザとしては分担された仕事を完璧にこなせた事になる。
 覗き見た車内の様子を思うと、自然に笑みがこぼれそうになる自分を抑えながら、
ラムザは適当な空き地を探し始めていた。
7736 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:05:00 ID:caZjRxMg0
「そろそろ昼食にしましょう。ラファ、食事にすると伝えてくれ」
「はーい」
チョコボ車の前をガードしながら歩いていたアタックチームの最後尾、ラファに
声をかけたラムザは、同時に車の中にも声をかけた。
「ムスタ、昼食の準備にかかってくれよ」
「了解!」
 にやっと笑ったムスタディオの視線は、ボコを安全に、確実に停める為に緊張している
アグリアスの後ろ姿を確認していた。途中で急激に方向転換された時には焦ったが、
なんとかなったのだから、結果オーライなのだ。
 車内の仲間たちの様子を確認する。全員、笑いを隠しきれない様子なのが、おかしい。
何しろ、先ほどから互いの顔を見ては声を上げて笑いたくてたまらないのだ。
「んじゃ行こうぜ」
 アグリアスがボコを制止するのと同時に、ラヴィアンとアリシアがチョコボ車の後ろ
から飛び出して、アグリアスの前へと走り込んだ。
「アグリアス様! お誕生日おめでとうございまーす!」
「おめでとうございまーす!」
 ふたりの両手には、抱えきれぬほどの花が揺れている。昨日のうちに摘んだ野の花を
車に用意しておいたのだ。さらに、ふたりは、動物の顔を象ったお面を身につけていた。
「うあっ、いや、えっ、そんなっ、なんだっ」
 自分でも何を言っているのかわからないらしいアグリアスの様子に、ラヴィアンと
アリシアは笑い、そして、同じようにお面をつけたムスタディオは、両手に掲げた青い布を
差し出した。
「お誕生日おめでとう、アグ姐。皆からの気持ちだから、ちゃんと受け取ってくれよ?」
「ええっ」
「もちろんお手伝いしますからー。今日は仮装パーティですよ!」
7747 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:05:23 ID:caZjRxMg0
「着替える部屋もあるんですよ。ほらほら」
 御者台のアグリアスの両手をふたりで引っ張って無理矢理降ろすと、ラヴィアンとアリ
シアはチョコボ車の後ろへと走った。
「ちょっと待ってく……うわあ?」
チョコボ車の後ろには、ラッドとラムザが協力して降ろした簡易更衣室が待っていた。
「強制的に着替えていただかないと、きっとアグリアス様はそれを着てくださらないだろう
と思って、皆で頑張りました!」
「ここまでしなくとも、いつも皆が着替える時のようにしてくれれば……」
 そう、通常の場合ならば、チョコボ車の中で男女別に時間を区切って着替えるのである。
「いーえ、駄目です! 鏡付きなんですよ、これ!」
 アグリアスがおそるおそる覗き込んでみると、骨組みを木で作り、壁に当たる部分に
布を張られた小さな部屋には、全身が写りそうな大きな鏡が鎮座していた。確かにこの
鏡は、チョコボ車の中に設置するのは無理だろう。横に倒して使う他ないだろうから。
「こんな……鏡はさぞかし高かっただろう」
 鏡の表面をそっと撫でる。これほど大きな鏡は、実家に居た頃以来、使った覚えがない。
もちろんオヴェリア様のお支度部屋には欠かせぬ物であったけれど、自分が使うなどは
とんでもないことだったのだ。それを、私のために、皆が。
 喜んで良いのか、嬉しいのか、何もかもよくわからなくなってしまってラムザの顔を
見たアグリアスは、その目の中に「喜んで欲しい」という気持ちを見た気がした。まあ、
仮面の下なので、よくわからなかったというのが本当のところなのだが。
「お誕生日おめでとうございます、アグリアスさん。まずは、着替えてみてください」
「おめでとう、アグリアス。苦労したんだから、ちゃんと使ってくれよ」
「そうですよ。さあさあ、入って入って! お手伝いしますから!」
やけに嬉しそうなラヴィアンがアグリアスを更衣室へと連れ込む。ラッドとラムザを
追い立てたアリシアは、ふたりが入ったあとを入念に点検し、どこからも覗けないことを
確認して、仲間たちの元へと駆けていった。
7758 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:05:55 ID:caZjRxMg0
 ラヴィアンとアグリアスの様子を気にしつつも、仲間たちは昼食会場を作り上げていた。
とはいえ、異端者として追われる身であるし、派手なことはできない。簡易更衣室は
女性たちからの強い要望もあってこれからも使えるような物を作ったが、あの鏡自体は、
次の町で売却する手はずになっている。そもそも酒場のもうけ話で出かけた先であの鏡を
発掘したとき、そのまま依頼主に売りつけた方が、隊へ入るお金は多かったはずなのだ。
 けれど、ラヴィアンとアリシアは、それを使ってアグリアスをドレスアップしたい、
という欲求をおさえきれなかったのである。たまたまふたりで出たもうけ話だったので、
ふたりが意気投合さえすれば、誰も文句は言わなかったし。そして、手に入れた鏡を
この日までこっそりとチョコボ車に隠しておくことも、また、こっそりと贈り物を
用意しておいたのも、ふたりの発案に皆が従った結果なのだった。
 さて、男性陣も(伯までも)アリシアの強力な指示の元に手伝わされ、準備された
昼食会の会場は、明るく、楽しげな飾り付けを施されていた。
 いつも使っている敷布の上に花を撒き、いつもの匙に花を結べば、それだけで特別な
装いになる。メニューはいつも通りの簡素なスープが中心だが、最後にはデザートが
準備されていた。スープの準備も、デザートの準備も、チョコボ車の中でかなり済んで
おり、後は火をおこして温めるだけになっていたのだ。火は、ラファの協力であっという
間に準備されていたから、あとは主役さえ登場してくれれば良い、という具合である。
 もちろん、皆はそれぞれに仮面を身につけて、アグリアスを待っていた。
「ラヴィアーン、こっちの準備は完璧よー」
アリシアの呼びかけに、ラヴィアンは了解したと大きな声で返して、アグリアスを振り向いた。
7769 ◆Y2NezmymcE :2006/06/22(木) 22:06:28 ID:caZjRxMg0
「アグリアス様、行きますよ」
 ラヴィアンにうながされて、アグリアスは更衣室の外へと踏み出した。仮装パーティだから
他の皆は仮面を身につけるが、ドレスを着た以上、アグリアスの顔はそのままで良いのだと
よくわからない理由を納得させられたアグリアスの胸には、昨年の誕生日にアリシアたちが
贈ったペンダントが光っている。
「やっぱり素敵だったわね。レーゼさんのお見立てなんですよ、そのドレス」
 アグリアスの為にレーゼが選んだのは、ブルーのシンプルなドレスだった。しかし、シン
プルなだけでなく、流れるラインが美しく、アグリアスのすらりとした体型に似合っている。
さらに、ラヴィアンが編み直した金の髪は、ゆるやかに背中に落ちて貴婦人の風情に花を
添えていた。
「綺麗です、アグリアスさん」
 うっとりとして見ほれる女性陣。男性陣も、もちろん心おきなく見ほれたかったのだが、
他の女性陣の手前、態度に出ぬように注意しなくてはならなかった。この時の為に仮装
パーティに賛成したわけではなかったが、多くの男性が仮面に感謝していた。特に、背後に
ブレスの気配を感じた御仁は、細心の注意を払って表情までも作っていたが。なにしろ
仮面の下までも見通す眼力こそが、レーゼの人知れぬ力の一部なのである。
「このような贈り物を、用意してくれているとは、その、すまない。ありがとう、皆」
 胸の中には、切迫した旅路の途中であることや、余裕のあまりない経済状況についての
不安があったが。それを口に出さぬのが大人というものだと、アグリアスは思っていた。
自分が見せ物になっているようで落ち着かないが、天気は良いし、皆が穏やかに嬉しそうに
笑っていてくれるのだから、こういう日があっても良いではないか。
 アグリアスの笑顔に、仲間たちも笑顔で応える。そして、互いに「何故その仮面を選んだ
のか」を賑やかに語りあいながら、楽しく昼食を取ったのだった。

 巨蟹の月初日。こうして、アグリアスはまたひとつ年を重ねた。

PS.ちなみに、ほんの十日ほどしか誕生日の違わぬマラークのお祝いは、この日の
デザートがちょっとだけ豪華版だった、という事で済まされている。

                           〜Fine〜
777名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 22:24:44 ID:qG4BR+il0
なんかほがらかな気持ちになったよー。GJ!!
778名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 23:34:38 ID:oBPyTgc30
マラークはやはりこういう扱いを受ける運命なのか……w
しかし、ラムザ隊の中で二回も誕生日を迎えるとは長旅ですねアグたん。
779Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:36:53 ID:JyM9phuE0
遅ればせながら、アグたん誕生日SS投下!


「うわあああーーーッ!!」
「ラムザッ!!」
 絶叫がこだまし、皆がその方向を向いたときにはすでに手遅れだった。
 ラムザは手負いのレッドパンサーの捨て身の一撃を受け、ドグーラ峠の切り立った
崖から足を踏み外していた。
 あまたの死闘を潜り抜けてきたラムザたちにとって、レッドパンサーの群れなど
物の数に入らないほどの敵であった。瞬く間に蹴散らし、さて峠を越えてさっさと
ベルベニアへ――と、そこで油断が生じた。
 レッドパンサーの一体はまだ戦闘能力を失っていなかったのだ。そやつが、誰でも
いいから道連れにしてやろうと、手近な者に襲い掛かった。それがラムザだったのだ。
 さすがのラムザも虚を衝かれ、その体当たりをまともに受けてしまった。
 皆が振り向いたときには、ラムザの身体はすでに宙空にあった。そのまま絶叫と
ともに、ラムザはレッドパンサーもろとも谷底へ落ちていったのである。
「ラムザぁぁぁぁッ!!」
 いの一番に駆け寄ったのはアグリアスであった。
「た、隊長、危ない、危ない!」
 みずらも飛び降りんばかりに崖から上体を乗り出したアグリアスを、ラヴィアンが
羽交い絞めにして止めた。
「放せ!! ラムザが! ラムザがぁぁ!!」
「隊長まで落ちちゃったらどうするんです!」
 既にラムザの姿は見えなかった。谷底は鬱蒼とした森である。
「下は森ですから、木の枝にでも引っかかれば即死はしません! とにかく捜索して
みましょう、――ね?」
 ラヴィアンは、必死になってアグリアスをなだめた。
 双児の月、30日のことであった。
780Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:37:39 ID:JyM9phuE0
 それより2日前、双児の月28日――。
 城塞都市ヤードーの商業街を、一人で歩くラムザがいた。
 といっても異端認定された身であるから、魔導師のマントを羽織り、羽根付き帽子を
目深に被って身を窶していた。
 ラムザは少し前の、宿での仲間達との会話を思い出した。
(――そういや、巨蟹の1日って、アグ姐の誕生日じゃなかったか)
(――そういえばそうだね、うっかり忘れてた)
(――案外当人も忘れてんじゃねーの? それどころじゃねぇしな、俺ら……)
 確かにそれどころではない。今やラムザ達は、畏国を二分した戦乱の真っ只中にいる。
誰一人として、おのれの誕生日を祝うどころではなかったのである。
(でもそんなの、あんまり寂しいよな)
 はっきり打ち明けたわけではないが、ラムザはアグリアスにほのかな恋情を抱いていた。
こんな状況下でも、いやこんな状況下だからこそ、愛する女性の誕生日に、ささやかでも
何かをしてやりたかった。
(少し時間もあるし、街に出てプレゼントでも探そうかな)
 そんなわけでラムザは一人で街をぶらついていたというわけだ。
(何がいいのかな。……やっぱり装飾品とかかな?)
 ふと目をやると、商業街の隅に、小さな装飾品店がある。見ると『象牙の加工承ります』
と貼り紙がしてあった。
(これだ!)
 ラムザは装飾品店に飛び込んだ。
「いらっしゃい!」
 いかにも職人然とした赤ら顔の元気の良い店主が、ラムザを迎えた。
「……あの、象牙の加工承ります、てありましたけど」
「ああ、やってるよ」
781Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:38:13 ID:JyM9phuE0
「例えばですね、象牙でペンダントを作るとしたら、どれくらいかかります?」
「そうさな、メダルサイズのもんなら2、3時間で加工できるぜ」
「こちらの望みどおりの意匠で?」
「もちろん」
 ラムザは隠しから、一枚の絵を取り出した。それは横向きのアグリアスの肖像画であった。
今はもう戦死してしまったが、かつてラムザの一行に、絵の上手な者がいた。彼が描いた
アグリアスの肖像画を、ラムザも一枚分けてもらっていたのだ。
「――じゃあ、この女性の顔を彫ってもらえますか」
「こりゃ、また」
 ラムザが見せた肖像画に、店主は思わず低く口笛を吹いた。
「――絵に間違いがないとすりゃ、たいそうな美人だな。兄ちゃんのいい人かい?」
「え、ええと、いやまぁ……そうなれればいいなぁ、と……」
「なるほどね、そういう品は腕の振るいがいがあるってもんだ。待ってなよ。特急で彼女の
ココロを鷲づかみにするような、素敵なのを作ってやるから」

 3時間後、完成したペンダントを携えて、ラムザは帰途についた。
 ペンダントの出来は素晴らしかった。中央にアグリアスの顔を彫ったメダルを置き、その
周囲を洒落たデザインのプラチナの枠で縁取った、瀟洒な代物である。
 店主は決してその値段に色をつけなかった。
(――なーに、恋をする若いもんから高い金は取れないよ。経費にほんの少し上乗せして
くれりゃいいんだ。――それに、俺にもあんたくらいの倅がいたんだが……)
 店主は悲しそうな微笑みを浮かべた。
 戦時下である。戦争に狩り出され、そのまま帰らぬ若者も多い。
 ラムザは深く謝意を述べると、装飾品店を後にした。
(……これなら、アグリアスさんも喜んでくれるよな)
 いつになく、ラムザの足取りは軽かった。
782Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:38:44 ID:JyM9phuE0
「――いたぞ! こっちだ!」
 声を上げたのはラッドだった。谷底に落ちたラムザの捜索は、日が落ちるまで続けられた。
その甲斐あって、森の奥深くで、ラムザを発見することは出来た。
 ラヴィアンの言ったとおり地面に直接は叩きつけられなかったのか、幸いにもラムザはまだ
息があった。ただし、体中に打撲の痕があり、やはり無事ではすまなかったようだ。
「頭を打ったのかしら、息はしてるけど意識がないわね」
 白魔法と医療の心得のあるアリシアが、そう言ってラムザの脈を見た。
「ラムザ!!」
 駆けつけたアグリアスが、不安に駆られる子供のように声を上げた。
「目を開けろ、ラムザ、たいしたことはないんだろ? な?」
 ラムザの状態もお構いなしにその肩を揺さぶる。
「隊長、落ち着いて! まだどこが悪いか分からないんです。あまり乱暴に扱わないで!」
 いつになく強い口調で、アリシアが叱咤した。
 アグリアスは落ち着かない表情でしぶしぶ手を放した。自信に溢れ、いかなるときも凛々しく
力強い普段のアグリアスからは、想像も出来ないほどにしょげ返っている。
(さっきからすごい形相でラムザはどこだラムザはどこだ、って探し回ってたし……)
(やっぱ、あれだな。アグ姐……ラムザにホの字ってやつか……?)
(みたいね……。あんなに取り乱した隊長、長い付き合いだけど見たことないわ……)
 後ろのほうでムスタディオやマラーク、ラヴィアンたちが顔を見合わせる。
 一度はアリシアに制されて大人しくなったアグリアスだが、またぞろ不安に駆られたらしく、
アリシアに声をかける。
「ラムザは……ラムザは大丈夫なのか? このまま死んでしまったり……しないよな?」
「――とにかくここではなんとも出来ません。ベルベニアまでラムザさんを運んで、しかるべく
手当てをしないことには……」
 アリシアは冷静に、しかし難しい顔でそう呟いた。
 アグリアスはますます心許なさそうな顔をした。
783Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:40:36 ID:JyM9phuE0
 ベルベニア郊外の安宿に一行が落ち着いたのは、その日の深夜になってからだった。
何しろ異端者一行であるから、大きな宿には泊まれないし、名医を呼んで来られるわけでもない。
場末の三等宿で、仲間だけでどうにか治療しようということになった。
「――思わしくありませんね」
 ベッドの横で、傷病治療の心得のあるアリシアが嘆息した。
「骨折はないようですし、打撲がややひどい程度なんですが……ただ……」
「ただ、なんだ?」
 不安と焦燥の入り混じった表情で、アグリアスが聞く。
「意識がないのが……。頭をひどく強く打ったらしくて、昏睡に近い状態なんです。白魔法
では傷やちょっとした病気は治せますが、脳だけはどうにもならない……うまく意識を取り
戻せればいいんですが……」
「……最悪、どうなっちまうんだ?」
 ムスタディオが、彼にしては遠慮がちに訊いた。
「脈拍や心拍数は安定しているし、命に別状はないけど、脳が受けたダメージによっては……
半身不随……とか……最悪、植物人間状態……ということも……」
「そんな!――」
 この時代、脳外科などは存在しない。どれだけ高度な白魔法を駆使しても、脳だけは治療
困難とされた。またそれだけに、脳の障害に対しては悲観的になるものがほとんどだった。
「ラムザ!――」
 アグリアスはベッドの横にひざまずき、その名を呼んだ。しかし無論、反応はない。
「そんな――嘘……だろう? 昨日まで、あんなに元気だったじゃないか……いつものように
笑ってくれ……お願いだ……ラムザ……ラムザ――」
 その場にいた全員が驚愕した。
 あのアグリアスが泣いている。
 そこにいるのは、忠実なる騎士でも、果敢な女剣士でも、誇り高き貴族でもなく、ただ恋の
ために笑い、恋のために泣く一人の女性でしかなかった。
784Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:41:12 ID:JyM9phuE0
「――どう、隊長は?」
 アリシアが聞くと、夜食を届けに行ったラヴィアンは首を横に振った。
「食欲がない、って。徹夜でラムザさんの傍にいる気みたい。それにしても何か食べとかなきゃ
体に悪いわよ」
 間遠に、ベルベニアの市街のほうから零時を知らせる鐘の音が聞こえてきた。
「あ、もう日付変わったんだ」
「……ちょっと待って? 今日って巨蟹の1日? 隊長の誕生日じゃない!」
「あ、あ……? 忘れてた! ――それどころじゃなかったからなぁ」
 ふたりはなんとも言えぬ表情で顔を見合わせた。
「それにしても、せっかくの誕生日に……ラムザさんが昏睡、とは……」
「――隊長、お気の毒に……」
 アリシアは思わずうな垂れた。
「……そういえばさ、ラムザさんの気持ちってどうなのかな」
「……どうって?」
「隊長がラムザさんを思ってるのは間違いないけど、ラムザさんのほうはどう思ってるんだろう」
「うーん」
 アリシアは難しい顔をした。
「……お世辞にも女らしいとはいえないけど、あれだけの美人だし……それにラムザさん、
隊長の傍だと生き生きしてるし……まぁ十中八九、気があるんじゃないかな……」
「やっぱ両思いだよね。ただ、二人とも奥手そうだからなぁ。……はぁーあ。隊長にも春が
来たと思ったら、誕生日にこんなことになるなんてなぁ……」
 ルザリア以来使えてきた上司の幸せはラヴィアンにせよアリシアにせよ願うところである。
 しかし、当のアグリアスは、悲嘆のどん底にいた。
 なんとも皮肉なことであった。
785Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:41:48 ID:JyM9phuE0
 巨蟹の月1日は、湿っぽい雨の一日だった。
 アグリアスは、前夜から一睡もせずにラムザの傍にいた。ほとんど何も食べてもいない。
「お体に障りますよ」
 とアリシアが強引にパンを一切れ食べさせたが、それ以上食物に見向きもしなかった。
 ラムザは相変わらず目を覚まさない。ちょっと見には、穏やかそうに横たわっている。
(……ラムザって、こんな顔だったのか……)
 アグリアスはラムザの寝顔を眺めながら、ぼんやりとそんなことを考えていた。
(こやつ、こんなに端正な顔をしていたかな……)
 初めて出会ったときには、ラムザは一傭兵であった。当時まだ17歳だったラムザは若々しい
というより青い感じで、アグリアスはいささか見下していたところもあった。その後の幾多の
戦いで、強い信念と高い精神性を持ち合わせる男だということを知るにつれ、彼を侮るような
気持ちは綺麗さっぱりなくなったが、そうなると、異性としての興味が頭をもたげてくる。
 改めて見るとラムザの顔はたいへん端正で――しかも、アグリアスの好みに合う、上品で
繊細な美男であった。いつしか、彼のことが気になって気になって仕方がなくなっていた。
 明らかにアグリアスは恋をしていた。
 しかしそれに気付いたときには、相手は正体を失っていたのだ。
(ラムザの馬鹿。――せっかく、自分の気持ちに気付いたのに……)
 言っても詮ないことではあるが、アグリアスは心の中でそう毒づかずにはおれなかった。
(このまま――もし目覚めなかったら……)
 そんな不安が頭をかすめる。アリシアはその可能性も示唆していた。よしんば目覚めても、
半身不随だったりしたら、やはりまともな社会生活は営めない。
(いやだ、そんなのは……)
 オヴェリアを奪われたときでさえ、これほどまで落胆はしなかった。初めて味わう恋の
苦しみは、想像を絶していた。
(目覚めてくれ……ラムザ……お願いだ……)
 祈るように、アグリアスは心の中で繰りかえした。
786Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:42:24 ID:JyM9phuE0
 鬱陶しい雨は、その日一日中降り続いた。
 誰かがまるで涙雨だ、と言ったが、それはアグリアスの心情を表してのものであったか。
終日、アグリアスはラムザの傍につきっきりであった。すでに日は沈んでいる。
「隊長、少し休まれたらどうですか」
 見かねたラヴィアンがアグリアスに声をかけた。
「ゆうべから一睡もしてないじゃないですか。体が持ちませんよ」
「こんなときに、眠れない」
 そっけなく、アグリアスは答えた。しかしその声も、彼女にしてはおそろしく弱々しい、
頼りなげな声であった。
「――ラヴィアンは恋をしたことがあるか……?」
 ぽつりと、アグリアスは言った。
「な、なんですか?」
 さすがのラヴィアンも吃った。普段のアグリアスなら決して向けないような話題である。
「男に、惚れたことはあるか、と聞いたんだ」
 この聞き方も、彼女らしくない、おそろしく直截な表現だった。
「え、えーと」
 ラヴィアンは赤面しながら答えた。真面目に答えねばならないような気がした。
「……そうですねぇ……アカデミーの頃、あこがれてた先輩がいましたけど、打ち明けも
しなかったし……遠くで見てただけ――でしたね……」
「その先輩、どうなったんだ?」
「――同学年の女子といい仲になったって聞きましたけど……」
「そうか。……言えるときに……好きだと言っておかないと、後悔するんだな……」
 アグリアスは抑揚のない口調でそんなことを言った。
「あの、隊長……」
「……ん?」
「やっぱり隊長……ラムザさんのことを……?」
787Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:43:03 ID:JyM9phuE0
「今頃、気付くほうも気付くほうだけど……」
 うつろな表情で、アグリアスは答えた。
「私は――この男に惚れていた――らしい。……こんな状態になって気付くなんて……
馬鹿みたいだよな……もっと早く気付いてれば……」
 自嘲気味にアグリアスは呟く。
「――どうして私は、やることなすこと後手後手に回るんだろうな……」
 まるで独り言でも言うように、アグリアスは続けた。
「……昨日にしたってそうだ。ラムザなら大丈夫、などと高をくくって、そちらへの
注意を怠った……あの時私はラムザの一番近くにいたんだ……私がもう少し気を配って
やっていれば、あんなことにならなかったのに……」
「で、でもそれは!」
 思わずラヴィアンが叫んだ。
「隊長のせいってわけでもないでしょう。みんな油断があったろうし……というか、隊長、
なんでもかんでも責任を負おうとしすぎですよ」
「……そうかな」
「そうですよ、それ、隊長の悪い癖ですよ。完璧主義者すぎるっていうか……足りない
部分は補い合ってやっていくのが、チームってものでしょう」
「――でも、私は副長なんだ。ラムザの補佐をすべき立場なんだ……!」
 アグリアスの言葉は、しだいに熱を帯びてきた。
「誰よりもラムザを補佐しなければいけない立場なのに。ラムザが危地にあれば真っ先に
盾とならねばならない立場なのに! 私はラムザを守れなかったんだ!」
「隊長……」
 アグリアスは声を荒げ、その両眼には涙が溢れていた
「オヴェリア様を失ったときに誓ったんだ! もう2度と、大切なものを失うまいと! 
だのに……私は副長失格だ! まして――ましてラムザを愛する資格なんて――!!」
 その時。
「――そんなことないですよ、アグリアスさん」
 ベッドからラムザの声がした。
788Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:43:51 ID:JyM9phuE0
 瞬間――
 アグリアスとラヴィアンは飛び上がりそうになった。
「ら――ラム――ッ!?」
 ベッドの上のラムザは、目を開けていた。
「き、き、気が付いた――のか!?」
「――ええ」
 ラムザはまだ顔色はよくなかったが、意識ははっきりしているようだった。
「良かった――」
 先ほどまで自責と後悔で流していた涙は、とたんに随喜のそれに変わった。
「良かった! ラムザ、良かった――!」
 アグリアスは我にも無く、ラムザを力強く抱きしめた。ラムザは顔を真っ赤にした。
「あ、アグリアスさん――?」
「大丈夫か? 体が半分動かないとか――そういうことはないか?」
「だ、大丈夫です……ちょっとまだ頭がズキズキしますけど……それよりその……」
 アグリアスは、やっと自分がラムザを熱烈に抱きしめていることに思い至った。
「あ――いやその、これは!」
 慌てて腕を解く。
「いやー、愛ですねぇ」
 はたで見ていたラヴィアンが、にやにやしながら早速茶化し始めた。
「雨降って地固まる、じゃないけど、隊長にとってはこれ以上ない展開じゃないですかぁ?
なんだかんだで思いも伝えられたし。……で、ラムザさん」
「は、はい?」
「この際はっきりさせちゃいましょうよ。隊長の気持ちは聞いたでしょ? ラムザさんは
どう思ってるんですかぁ?」
「だ、だからその! それは――」
 ラムザは盛大に顔を赤らめ、しかし真剣な眼差しで、アグリアスを見据えた。
「僕はその――あの……アグリアスさんのことが……」
 言おうとして、ラムザは言葉を切った。
789Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:44:29 ID:JyM9phuE0
「ら……ラムザ?」
「あの、僕――どれくらい気を失ってたんですか?」
「え? ――丸一日だが……」
「ってことは、今日巨蟹の1日ですよね?」
「そうだが……」
 ラムザはベッドの上に起き上がり、かくしを探った。
「……あれ? あれ、ない!?」
「ラムザ――? どうしたんだ?」
「くそ、谷に落ちたとき、落としたのかな――」
「落としたって……一体何を?」
「今日、アグリアスさん誕生日ですよね? その……プレゼント用意したんだけど……
なくしちゃったみたいで……すいません」
「そんなもの――」
 アグリアスは一瞬呆れた声を出したが、すぐに笑顔を浮かべた。
「――大丈夫。もう貰った」
「え――?」
「ラムザが、無事でいてくれた。――私にとってこれ以上のプレゼントは、ないよ」
 いくらか頬を染め、しかしアグリアスは莞爾として、そう言った。
「アグリアスさん……」
「そんなことより――聞かせてくれないか。その――貴公が私を……どう思っているのか」
「え? ――それは、だからその――」
 ラムザは暫時ためらったが、意を決して続けた。
「その――僕……アグリアスさんを……好きでいても、いいですか……?」
 ラムザらしく迂遠な表現であったが、アグリアスには充分な返事だった。
「――もちろん!」
 答えると、アグリアスは堪えきれずにもう一度ラムザを抱きしめた。
790Splendid Gift:2006/06/22(木) 23:45:27 ID:JyM9phuE0
 その時、ドアが小さくノックされた。入ってきたのはムスタディオだった。
「よう。ラムザまだ目が覚め――って? おい!? 目ぇ覚めたんか!?」
「おかげさまで」
 ラムザは笑顔を見せた。
「心配させやがってこのヤローは。……ま、悪運だけは人一倍だからな。そのうち起きるたぁ
思っちゃいたが……ところでアグ姐」
「なんだ?」
「色々あって忘れてたんだが、こんなもん拾ったんだが、あんたのか?」
 ムスタディオが手を差し出して見せたのは――
「あ! それ!」
 ラムザが大声を上げた。それは、ラムザが作らせた例のペンダントだった。
「それ! どこにあったの!?」
「どこにって――お前が落ちた谷底の樹海でめっけたんだが?」
 ムスタディオはいささか面食らって答えた。
「これって……私?」 
 アグリアスはペンダントのメダルを覗き込んだ。そこには、精巧な彼女自身の肖像が彫られて
いる。
「ラムザ――貴公、これを、私の誕生日に――?」
「ええ。――ムスタ、それ貸して」
 ラムザはペンダントを受け取ると、居住まいを正してアグリアスにそれを差し出した。
「お誕生日おめでとうございます。僕からのプレゼントです。――受け取っていただけますか?」
 アグリアスは、艶やかな笑顔を浮かべ、その心のこもった贈り物を受け取った。
「――有難う」
 万感の思いを込めて、彼女はそう謝意を述べた。
 いつのまにか雨が上がり、巨蟹の月1日の夜は、さわやかな夜風が吹いていた――
791カテナツィオ:2006/06/22(木) 23:47:38 ID:JyM9phuE0
おしまひです

ふう、なんとか今日中に書き上げられますた。
うかつにも今日アグリアスさん誕生日だということ忘れてて
特急で書いたので、多少作りの荒いところはご勘弁……
792名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 00:20:28 ID:J16OXFh30
>>791
グッジョ〜ブ
泣きそうになりましたよ
793名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 00:22:01 ID:GVEGuGfvO
絵描きになりたいって言ってた汎用の人いたね。
794名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 00:50:24 ID:8i9Lk5gp0
でも、戦死してるとは…せつねー…。
あ、要点はここじゃないかw
でもその人物が居なければプレゼントも生まれなかったろうし、一番のお手柄w
…あれ?何言ってんだ、俺。
795名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 00:50:56 ID:uAPsrbc50
>>791
特急でも題名の通り素敵なSSを書いてくれた君にGJ!
796名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 01:13:25 ID:cFnNxb+l0
>>791
久々にニヤニヤさせられるノリの話でしたわw

巨蟹生まれのアグたんにぜひともこのキャンサーのゴールドクロスを。
ttp://www.asahi-net.or.jp/~rb3s-ymnu/shouhin/sub3/sub3-111.htm
デスマスク様人形は除いておいて、蟹クロスのみを飾り物として贈れば、なんとかごまかせるだろう。
797名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 01:43:12 ID:qk7JAeV70
巨蟹生まれのアグリアスさんには是非ともゼロムス閣下召喚のライセンスを・・・
798名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 02:16:23 ID:gCEzFOjb0
>>791
すごく読みやすかったし読後感もすてき
GJ!!
799まとめ:2006/06/23(金) 10:59:57 ID:wUtep3vd0
職人さん乙です。

ええと、ご存知のように千一夜さんが復活されたみたいですので、
当初の名目通りまとめサイトの方の更新を終了いたします。
サイトの方は千一夜さんの更新が原稿スレに追いつき次第消去するということで。

短い間でしたがご愛用ありがとうございました。
800名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 13:29:46 ID:thPBZSc20
>>799
ラトームさんが今後もコンスタントに更新できるかどうか疑問なので、
まだ予断を許さないと思いますが、ひとまずはお疲れさまでした。

ところで韓国のあんこう鍋のことをアグタンというそうだな。(↓参考)
ttp://www.pusannavi.com/food/restaurant.php?id=1233
「人気の秘密は新鮮なアグ」とか「プリプリ&モチモチのアグ」とか
魅力的な語句が並んでいてときめいてしまった。
801名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 15:33:32 ID:kfN/RjAR0
>>799
楽しませて頂きました、お疲れ様でした。
802多弁士→太便士 コンバート:2006/06/23(金) 18:15:33 ID:4vqXZWeL0
>>800
それはとても興味深いですね

ttp://2nd.geocities.jp/kutabireseijin/ill/agtang.jpg

つまりこういう事なのですね。
803名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 18:26:10 ID:+abyKZNy0
>>802
俺、聖石の力借りて韓国に攻め込むことにしたよ
804名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 19:07:24 ID:S2SldIw90
>>802
ちょっと待て、ラムザ専用なのかよ!?
このアグはラムザ以外が突っつこうもんなら噛み付いたりしてきそうだな
805ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/23(金) 19:35:35 ID:+lfaufoP0
ムスタディオが死んでるからサブイベント行けないので最終バトル突入すると思ってるでしょ篇

イグーロスの宿で休んでいると、ザルバッグの部下が手紙を持ってきた。
ベスロディオがムスタディオに宛てた手紙だ。
『面白い物を見つけたからちょっと帰って来い。石と関わりがありそうだ』
「――という内容だが、ムスタディオは死んでいる。ラファ、やってくれるな?」
「解りましたアグリアスさん。彼のクリスタルを継承した私に変装しろというのですね!?」
「うむ、その通り!」
こうしてラファはムスタディオに変装した!
顔立ちが異なる身長が足りない肌が黒いなぜか色っぽい全然似てない。
騙せる訳がない。
それでもダイスダーグの例もあるからレッツ・チャレンジ!

機工都市ゴーグ到着。ブナンザ宅到着。
「お父さ……親父、今帰りました、ぞ」
「……お嬢さん、何をしておるのかね」
バレました。
「ええっと……その、実はこれこれこういう訳で……」
「そうか、愚息は逝ったか……」
「申し訳ありません。私の力が足りないばっかりに……」
「もういい、行きなさい。私が発見した物は機械に詳しくなければどうにもなるまいて……」
「でしたら私が機工士になります、ムスタディオさんのようになります!」
「お嬢さん……」
「ラファと呼んでください」
806ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/23(金) 19:36:08 ID:+lfaufoP0
「――という訳でラファがベスロディオ殿の養女になってしまったが、どうしたものか」
聖ミュロンド寺院への道中、アグリアスは嘆くように言った。
「ボコが離反し、ラッドが装備を持ち逃げし、オルランドゥ伯が事故死し、ムスタディオが死に、
 ついにはラファが養女に出てしまった……」
それをラヴィアンが慰める。
「まあ何とかなりますって。メリアドールの剛剣は対人で鬼のような強さですし」
「ルカヴィ戦では役に立たぬ」
「ま、マラークも武者修行でパワーアップしたじゃないですか!」
「モンクになったらしいが、ブレイブだって特別高い訳じゃないし」
「侍の私じゃ戦力になりませんか?」
「引き出すしすぎてもう刀残ってないぞ」
「……」
「……竜騎士にジョブチェンジしましょうか?」
「ラッドが竜の髭を持ち逃げした事を思い出すからやめて」
「じゃあ風水士」
「聖剣技の下位互換みたいなものではないか。忍者にはまだなれぬのか?」
「弓使いとシーフのジョブレベルが足りません。攻撃力不足のこのジョブで稼ぐ余裕はもう無いですし」
「魔法系……」
「詠唱覚えられません」
「じゃあナイトだな。アイスブランド両手持ちで戦えば攻撃力は十分だろう」
「盾が無いと怖いじゃないですか」
「白羽取れ」
「それも怖いからヤです。素手で攻撃を掴むだなんて正気の沙汰じゃありません」
「じゃあ白羽取りの練習しようか私のエクスカリバーで」
「ごめんなさい勘弁してくださいちゃんと白羽取りで戦いますから」
こうして何とか戦力を整えるアグリアスだった。
さあ、いよいよ聖ミュロンド寺院突入の時! 最終決戦は近い……。
807昼寝士 ◆BIdtzyaiEw :2006/06/23(金) 20:49:36 ID:9bQ2yEcF0
>>799
今までお疲れ様でした。
しかしアグスレの保管担当は私なわけですが、ここんところ
忙しくて保管作業をする時間がありません。もし今後ラトームさんが
精力的に更新して下さったとしても、千一夜のアグSSが現行スレに
追いつくのはだいぶ先になると思われます。
そんなわけで、申し訳ありませんがもう少しの間保存しておいて
いただければ幸いです。

>>802
俺もつつきてえー
808カテナツィオ:2006/06/23(金) 21:23:47 ID:rmf6ADWZ0
>>799
たいへんお疲れ様でした。
職人としては新参の俺が言うのもなんですが。

>>807
保管担当昼寝士さんだったんですか。
809名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 21:40:33 ID:cFnNxb+l0
ヤ○オカ「一週間待ってもらおうか。俺が本物のアグ鍋を食わせてやるッ!」
810名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 22:46:12 ID:oVEOrfZl0
アグアグーン
811名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 22:59:55 ID:mK4Q08fG0
>>809
アンキモ!アンキモ!
812異端しんぼ:2006/06/24(土) 03:27:33 ID:yxvTnLmA0
冬のアグリアスは、春の出産期を前に栄養を蓄えるため体(特に乳房)に脂がのり、
海水温が低下するために身が引き締まります。

漁師「おおッとれた!とれたぞォ!!」
ヤマオカ「よおーし!!」
クリタ「ねえ、何がとれたの!?」
アグ「シンジルー!シンジルー!」ドタン、ドタン
ヤマオカ「アグリアスだ。これをとるために一週間頑張り続けた」
漁師「季節外れにこんな見事なのがかかるなんて、アンタついとるのォ」
813名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 09:46:39 ID:VqX36MNM0
>>812
おい!

さばくのか?
814ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/24(土) 13:59:19 ID:8eO7MOTA0
勧誘したり斡旋所で雇ったりした汎用ユニットってよく最後まで着いてきてくれたよね篇

ラムザに変装したホーリーナイト、アグリアス・オークス。
これでも一応アトカーシャ王家直属ルザリア聖近衛騎士団の一員のナイト、ラヴィアン。
元神殿騎士で剛剣が超強力なブラコンディバインナイト、メリアドール・ティンジェル。
元暗殺者の天冥士だけど弱いからモンクにジョブチェンジ、マラーク・ガルテナーハ。

いざ聖ミュロンド寺院へ突撃!

「と思ったが、さすがに四人で突撃するのは考えものだ。あと一人参加させられるし」
「じゃ、斡旋所で誰か雇います? アイテム士にしてポーション係にでも。
 あと銃を装備させれば攻撃力も確保できますよ」
「それ採用」
こうしてアグリアス達は戦士斡旋所に立ち寄った。

「はじめまして、ジョアンといいます。
 傭兵になりたてほやほやでの未熟者ではありますがよろしくお願いしますね」
「こちらこそよろしく。はい、とりあえずアイテム士にジョブチェンジして装備変更ね」
「えっ、これはシーフの帽子!? 服は黒装束! アクセサリにフェザーマントですか!?」
「それとこれ、ミスリル銃ね。しばらくは後方支援をやってもらうから」
ジョアンは感激した。まさかペーペーの自分にこんないい装備が回してもらえるなんて!
五人姉妹の末っ子である彼女は、いつも姉のお下がりばかり。
初期装備だって姉からのお下がりなのだ。
それぞれ傭兵、時に騎士にまで出世して武勲を立てている姉の恥にならないよう、
ジョアンはがんばろうと思っていた。
そしてこんなにも凄いパーティーに雇われるだなんて!
これはチャンスだ。いっぱい稼いで、母に仕送りをして、姉達に認められて。
人生バラ色になりそうな予感がしてジョアンは震える。
まずは後方支援。戦場の華ではないが、これもまた重要な仕事だ。こういう下積みがいずれ血となり肉となる。
「ではさっそく突入するぞ。正面突破だ、私に続けー!」
815ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/24(土) 14:01:16 ID:8eO7MOTA0
ものすごい名刀と思われる騎士剣を振りかざしてとある建物に突撃するラムザ隊長。
何か特殊な剣技を使って雷を落としたり氷を落としたりして戦ってる。凄いスピードで。
続いてナイトのラヴィアンさんは両手持ちしたアイスブランドで敵をバッサバッサと斬り倒す。
さらにメリアドールさんも剣技が使えるようで、敵の装備を次々と粉砕する。
最後に黒い人は地面を殴ってる。何してるんだろう? サボり?
遠くで敵が勝手にダメージ受けてるように見えるけど、後方支援のジョアンの位置からじゃよく解らない。
「さあ、私もがんばらないと!」
とりあえず銃を撃ってみるが、なかなか当たらない。と思ってたら屋根にいた敵兵に当たった。やったね!
さらにダメージを受けて一時撤退してきたメリアドールさんにポーションを投げ渡す。
いっぱい行動してジョブポイントを貯めて、早くエクスポーションを投げられるようにならないとね!
どうやら敵も味方も相当レベルが高いらしく、ジョアンのレベルもガンガン上がる。
(これならお姉ちゃん達に追いつくのも時間の問題かも。なんてね、キャハッ)
そして戦闘終了。遠くから援護していたジョアンも、ようやく前に出る。
敵兵が使っていた建物を見る。
教会だった。
816ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/24(土) 14:01:53 ID:8eO7MOTA0
「ほえっ?」
聖ミュロンド寺院だった。
「ええっ?」
全滅した敵兵達は聖ミュロンド寺院の神殿騎士団だった。
「何でーっ!?」
ラムザさんは正義のために戦うと言っていたのに、何で教会を襲撃してるんだろう。ジョアンは混乱した!
「これジョアン、そんな所で混乱してないで教会に入るぞ」
「え? で、でもラムザさん。これって、悪い事なのでは――」
と、ジョアンの足元でうめき声がした。まだ死んでない敵兵がいたのだ。
「お、おのれ……異端者ラムザめ。ベオルブの名を穢し、神に弓引くとは……アジョラの天罰を受けよ……ガクッ」
青ざめるジョアン。
異端者? 異 端 者 ラ ム ザ ?
そういえば、とジョアンは思い出す。北天騎士団のベオルブ家の兄弟の誰かが異端者になったとかという話を。
「あ、あのー……ラムザさん。失礼ですが、ファミリーネームは何でしょう?」
「オーク……いや、ベオルブだが?」
ガツーンッと脳天をハンマーで殴られたような錯覚に陥るジョアン。
(お母さん、お姉ちゃん……ジョアンは、異端者の仲間になってしまいました……)
817名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 14:07:51 ID:s1cMl/mh0
ジョアン……強く生きろw
818名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 18:47:57 ID:49sfROLdO
ジョアンから見ればとんだ災難だなww
819名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 20:32:35 ID:npIKukZD0
エレーヌが出てきたりして
820名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 21:54:14 ID:9IOBNYM40
>>819
懐かしいなオイw
いっそう収支がつかなくなりそうだ
821名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 22:54:06 ID:npIKukZD0
あーでも天然ボケエレーヌってふみんしょさんのキャラなんだよな〜

お人よしジョアンと天然エレーヌなら名コンビかと思ったんだが…
822名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 22:57:37 ID:lp54xXREO
確率2%なのに連続キャッチミスをして死にかける・・・・






しかし無器用なアグを想像すると何故か許せる、そして萌える!
これがアグリアスの魅力ですね
823名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 00:35:06 ID:bVjILRwo0
「絶対なる原理を知らしめたまえ 偉大なる戒律の王・・・ ゾディアーク!」
ドッグァァァァンッ!!!

あ、あれが伝説の召喚獣ゾディアーク…
闇の中に禍々しく光る眼が浮かんだと思った瞬間、辺り一面激しい白光と爆音に包まれた。
何が起きたのかまったく認識すらできなかった。
だが理解はできる。
あの蛇使いのルカヴィの放ったこの世で最大最強の召喚魔法を喰らってしまったのだ。
いまや指先一本動かすことも出来ない。
『3』
ああ、僕の命のともし火の残り時間が無情にもカウントされ始めた。
すでに仲間達もサーペンタリウスと彼奴の眷属どもの攻撃に倒れてしまっている。
僕の旅はこの地中奥底で終わるのか…

「諦めたら、そこでゲームオーバーだゲコ」
その声は。
「さあ、立ち上がれゲコゲコ」
僕を奮い立たせてくれるその声は。
「お前の背中には私がいつもついているゲコ」
ああ、アグリアスさん、僕には貴女がいてくれるんだ。でも…ッ!
「しっかりせんか!教会とルカヴィを打ち倒し、アルマ殿を取り戻すのだろうゲコゲコ!!」
なにか粘液でヌルヌルした物が僕の頬をペチペチ叩いてるような気がする。
僕はもうだめです、アグリアスさん、貴女だけでも、逃げ、て…
「ラムザゲコーーッ!!!」

そしてGAMEOVER。
824名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 01:09:27 ID:4E0KQNV9O
825名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 01:18:44 ID:/k0myU590
826名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 01:26:05 ID:5ffaX5j10
アグ「数学が苦手な私に対するあてつけか!!」
827名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 01:59:43 ID:YfHefynZ0
ラムザ「あ、数学だったら僕得意ですよ?」
828名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 02:21:03 ID:5ffaX5j10
アグ「じゃぁ教えてくれ。手取り足取り…ハァハァ」
829名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 03:03:43 ID:T4L62hsH0
算術士「ん?呼んだかね?」
830名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 03:12:14 ID:bVjILRwo0
1(男)+1(女)=3(男&女&子)
てのは基本だな。
831名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 03:14:18 ID:Gur6ZW5X0
アグリアスは九九の七の段から先ができないけど、かわいそうな子ではないぞ!
832ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/25(日) 09:40:08 ID:VddAPR7T0
神殿騎士三人をエクスカリバーで先制した伯が無双稲妻一網打尽したファーストプレイと似た展開篇

聖ミュロンド寺院にて相対するアグリアス一行と、神殿騎士ヴォルマルフ達。
「貴様がラムザか……。会うのは初めてだったな?
 ディナーにでも招待したいところだがあいにく多忙でね……。許してくれ……。
 そんなわけで、貴様の相手をしている時間が惜しい。用件だけ伝えよう。
 妹を返して欲しくば、貴様が持っている『ゲルモニーク聖典』とすべての聖石を渡すのだ……。
 言っておくが、貴様はこの要求を拒絶することはできん……。渡さぬときは妹の命はないと思え。
 さあ、私の言葉を理解したならさっさと渡してもらおうか……」
「アルマ様はどこだ! どこにいる?
 無事な姿を確認できない限り、聖典も聖石も渡すことはできないッ!」
「ん? アルマ……『様』?」
「あっ、しまった」
早速失言。
「……そうか、そういう事か。ラムザ、貴様は……。
 妹 の 尻 に 敷 か れ て お る の だ な !?」
「そ、その通り!」(本当は違うけどそう勘違いしてくれるならそう言ってやるか)
ヴォルマルフが勘違いしてくれたので話しに乗った。するとヴォルマルフは目頭を押さえてうつむく。
「解る、解るぞ。我が肉体も妹の尻に敷かれておってな……どうにも不憫でならぬ。
 聖石を使って私に肉体を渡したのも、妹の尻から逃れたいためでな……」
「そんな理由でルカヴィとなったのですか、父さんは!」
ここで会話イベント発生!
正式に加入してから戦場で会話するキャラはアグリアスとメリアドールだけというレアイベントだ!
「悪いか! 私とて男としての意地があったのだ」
「何ですかその全力で小物な意地は! そんなだから母さんに逃げられるのです!」
「違う! 妹の性格が悪いから妻が逃げたのだ!! 断じて私のせいではない!!」
「いーえ、あなたのせいです! まったく。こんなヘタレを肉体に選んだルカヴィも、たかが知れてますね」
「何だと!? 器となったヴォルマルフの悪口ならともかく、私の悪口は許さんぞ!」
口論する親子を見てアグリアスは哂った。
833ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/25(日) 09:40:51 ID:VddAPR7T0
「隙有りぃ〜! 無双稲妻突き!」
「えーと、アクションアビリティ風水で攻撃ー」
「疾風! 地裂斬!!」
三人の攻撃を受け、クレティアンとローファルが戦闘不能になる。
「ぬうッ! 陽動作戦とは考えたなメリアドール! ここは引かせてもらう!」
「ま、待ってください、ヴォル……」
「クレティアンしっかりしろ!」
「聖典……聖典が無ければ"血塗られた聖天使"が……」
「しまった、そうだった。アルマを返して欲しくばゲルモニーク聖典と聖石を渡せ!」
シリアスな顔を作って叫ぶ
「断る! アルマ様を返せ! ご無事を確認させろ!」
「貴様に拒否権など無いのだ。聖典とすべての聖石を渡せ!」
「断る! テロリストの言い分は一切聞かないのは大人から子供までみんな知ってる世界的常識ッッ!!」
「テロリストはお前達の方だろう! 私は神殿騎士団だぞ!?」
「ルカヴィのお前の方がテロリストよりタチ悪いわ!」
「いいから渡せ! さもないと……貴様の妹がどうなっても知らんぞ!」
「アルマ様に何をする気だ化物め!」
「私が妹から受けた屈辱を、アルマ・ベオルブにも味あわせてやる!」
「具体的にどういった事を?」
「コーヒーの砂糖を塩と入れ替えたり、目玉焼きにかける塩を砂糖と入れ替えたり、
 赤味噌を白味噌に入れ替えたり……数え上げればキリが無い!
 解るか? つまり、私はアルマから健全な食生活を奪おうというのだよ!」
「……外道めッ! 解った、聖典を渡す! 聖石はアルマ様のご無事を確認してからだ!」
アグリアスが聖典を投げ渡すと、ヴォルマルフは聖典をローファルに渡した。
834ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/25(日) 09:41:23 ID:VddAPR7T0
「どうだ?」
「……ありました。大丈夫、簡単な呪文です……グッ、ぬぅ……」
「傷が痛むのか? 早々に引き上げるぞ」
「待てヴォルマルフ! アルマ様はどこだ!」
アグリアスの制止を聞かず、ヴォルマルフ達は姿を消す。
「あぐっ、しまった……。アルマ様をお助けせねば天国のラムザに申し訳が立たぬ」
そこでようやく、前回仲間にしたジョアンが反応した。
「ちょっ、天国のラムザってどういう意味ですかラムザさん!?」
「気にするな。それよりヴォルマルフ達がどこに行ったのか情報収集するぞ」

で、教皇を発見するアグリアス達。で、ジョアンはビックリ仰天。
「きょきょきょきょきょ教皇!? 教皇様!? ああ、新聞で見た事ある……この顔、間違いないです。
 ちょっ、どうするんですかラムザさん! 教皇が、教皇がっ、大事件ですよぉー!」
「教皇よ、ヴォルマルフ達がどこに行ったか知らぬか?」
「死にかけてる教皇を手当てもせず尋問するとは何事ですかー!」
「知っているのなら吐け! 吐くのだ!」
アグリアスに問い詰められ、瀕死のフューネラルはうめく様に答えた。
「し……し……神殿……」
「どこだそれは?」
「オ……オーボン……ヌ……」
「……オーボンヌ修道院か……まさかまたしても始まりの地に戻る事になるとはな」
冷静に死を見取り帰ろうとするアグリアスの手を、ジョアンが掴んで止める。
「何なんですかぁ〜! 私、これからどうなるんですか〜! 何に巻き込まれてるんですか〜!」
「ここまで知った以上、もはや引き返れぬ。最後までつき合ってもらうぞ」
「イィィィヤァァァァァァッッ!! 私をお家にかーえーしーてー!」
「さあ行くぞジョアン! ルカヴィ討伐だ!」
「傭兵デビューして数日で何でそんなヘヴィな、って、ルカヴィなんか実在する訳……するの?
 するんですか!? ねえ、ちょっと、何ですかその目は。どういうんです、ルカヴィ、いるんですか!?」
「ハハハ貴公は後方からエクスポーションを投げていればよい。しっかり守ってやるから安心せい」
「お姉ちゃーん助けてぇぇぇっ!!」
835名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 09:43:22 ID:JXwHJLzU0
まさに外道!
836名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 21:39:31 ID:5ffaX5j10
日刊乙。

ジョアン……強く生きろよw
837名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 00:47:45 ID:9uQrrff80
健全な食生活かよww
流石は剛剣の使い手にして神殿騎士団の長、ブレイク技の幅が広いwww
838名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 02:51:21 ID:wsCPuf2D0
「己が壁だと勝手に思い込んでいる事の大半は、勇気を持って飛び込んでみるとえてしてたいしたことがなかったりするものだ」

オルランドゥ伯の含蓄あるお言葉はいつも自分の凝り固まった目を覚まさせてくれる。
まずは勇気を持って飛び込んでみよう。

そしてアグリアスは幼年学校時代の体操着とブルマを着てみた。

なるほど、確かにたいした壁ではない。
839名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 02:55:22 ID:SEOqAdGA0
ところがブルマ属性のアホ毛三男坊が悩殺されて
棚からぼた餅のアグリアスさん
840名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 11:33:29 ID:3G8H2Jkr0
だが血が止まらない
841ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/26(月) 18:38:44 ID:ycqhlrgZ0
人知れず選ばれし者篇

貿易都市ドーターにて……いつぞやのように、待っている者がいた。
王女オヴェリア救出を妨害する傭兵、アルマとゲルモニーク聖典を引き換えにしようとした暗殺者。
しかし今回待っていたのは……離反した傭兵ラッドだった。
「よぉ、まだ"ラムザ"やってんのか?」
「ラッド、貴様……」
「俺がついて行くと決めたのは"ラムザ"だ。"ラムザちゃん"じゃあないぜ。
 ところでその新入りは何だ? 神殿騎士さんの方は一度戦った身だ、イズルードの誤解が解けたんだと解る。
 だがそっちのアイテム士……見たところ半人前も半人前だが」
「失敬な! 何ですかあなたは!」
ジョアンが噛みつく。ラッドが苦笑する。
「フッ……威勢だけはいい。なるほど、姉貴に似てるな」
「は? 姉のお知り合いで……同業者の方?」
「以前何度か(性的な意味で)。それはそうとラムザちゃんよ、渡したいものがあるんだ……」
ラッドが懐から取り出したのは、クリスタルだった。
「その輝き、その印、まさかそれは……聖石アクエリアス!?」
「ゴルランドの炭鉱で手に入れたんだ……こんな物騒な物はいらねーが、捨てるにしても危険すぎる。
 だから――やっかい事を押しつけるようなもんだと承知で、あんたに預けたい。いいか?」
「……構わんが、だが、仲間に戻る気は無いのか?」
「悪いが今、ちょっと恩義のあるお方の下で働いててな……世界の命運なんざ、俺には重すぎらァ」
「そうか」
「という訳で、俺は俺でよろしくやるさ。旦那さんが新しいメイドを雇ったんでな、ちょっとサポートしねぇと」
「……それはどういう経緯でだ?」
「偶然、さ。雇い主を探してたから、紹介してやっただけだ。じゃあな、もう行くぜ」
「待てラッド、最後に、もうひとつ……」
アグリアスはラッドに詰め寄り、力強い口調で言う。
842ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/26(月) 18:39:25 ID:ycqhlrgZ0
「竜の髭返せ」
「高低差無視ジャンプ。ではさらばだフハハハハ」
「無双稲妻……くっ、逃げ足の速い奴!」
こうしてアクエリアスを入手すると共に、ラッド達がうまくやっていると知り安堵するアグリアス。
「うぅ〜……さて、アクエリアスが手に入ったが……ジョアン、これが気になるのか?」
「あ、え、ええ、綺麗だなーって……これ、聖石なんですか?」
「うむ」
「ハハハ、まっさかー。聖石ってのは枢機卿とか教皇とか、そういう人が持ってるべき物で……」
「いっぱい持ってるぞ。ほれほれほれ」
「……全部、本物?」
「もちろん」
「ラムザさんっていったい何者なんですか。異端者って言われてますけど、ただの異端者じゃありませんよね」
「歴史を裏から操る邪悪と戦う正義の味方さ」
「……はぁっ」
「仲間になって日が浅いジョアンにも正義の味方の自覚を持ってもらうため、これを預けよう」
「ちょっ、アクエリアスを、私に? こんな大事な物を?」
「どーせいっぱいあるしー。私一人で持ってるのもアレだからメリアにもいくつか持たせてるし」
「は、はあ……」
「これでもう逃げられないな、ジョアン」
「え、そ、そんな!? ヤですよ私、あんまり深く関わりたくないですよ」
「戦力不足なのだ。せめてオーボンヌ修道院攻略までは力を貸してくれ」
「は、はぁ……まあ、それくらいなら……」
彼女は知らない。オーボンヌ修道院へ行ったらもう帰れない事を。
843名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 19:21:28 ID:6Q/dSxgX0
まさに外道……!

このAGUたんはマジでくせェ――!
ラムザがいなくなってなりふり構わなくなったニオイがぷんぷんするぜッ!!
844名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 19:56:26 ID:J+zQwG7nO
がんばれジョアンw
845名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 20:55:16 ID:uh1HIET00
アグ「こんな時ラムザならどんな振る舞い、行動を取るだろうか」
私の指針、ブレていないか?間違っていないか?

聖騎士なんて成り染めでこれまで生きてきた私だがー
846名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 20:59:09 ID:wsCPuf2D0
そこで勇気を持ってブルマ。
壁を越えろ。
847名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 21:00:33 ID:4MGVaSoz0
>以前何度か(性的な意味で)
ちょいとラッド君や、竜の髭はともかくこの点について詳しく聞こうか。
848名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 21:27:17 ID:txwTyy6+0
グーグルイメージ検索でアグリアスって打って2個目の画像みてみ。

勃ったままおさまらないお
849名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 21:32:27 ID:VXtqzL7O0
それよりも、
『増築工事中のアグリアス購買センター』ってのの方が気になるんだが('A`)
850名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 21:33:34 ID:3MJsSNAL0
聞くまでもないだろうが、そのメイドとはやっぱり、アリシアなんだろうな。
851名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 22:37:54 ID:Pv+OR8pY0
>>838>>846
アグたんはいきなりそんな壁に挑戦しない。たぶんこの程度↓
ttp://fft-up.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img/img-box/img20060626223233.jpg

そしてスクウェアの怠慢により断念
852名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 22:42:53 ID:KIs0mfpdO
853名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 22:47:21 ID:VXtqzL7O0
>>852
『アグリアス宅配「秋」』

な、なんだってーっ!(AA略
854名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 22:57:03 ID:8szA6YIq0
855名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 23:25:58 ID:3G8H2Jkr0
アリシア先輩ではないか
856名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 00:17:28 ID:iZbqZw/m0
ラヴィ(最近、アリシア目立ってるなぁ……あたしも隊長の部下として
    最古参なんだけどなぁ……いっそラムザさんでも誘惑しようかしら。
    そしたらあたしのメジャーデビュー?)
857名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 01:21:14 ID:m7ZpcwsY0
>>856
つ【無双稲妻突き】
858名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 01:21:24 ID:M1MQa46+0
>>852-853
>「アグリアス宅配」

黒のライダースーツにピッチリムッチリ身を包んでチョコボに跨り、
畏国中を宅配業に疾駆するアグたんと申すか。

そしてときには小休止。
胸元から腹部にかけた紐をゆるめて(まだファスナー技術なさそう)
わずかばかりに汗に濡れた肌を晒して一息つくのだ。
859名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 01:30:57 ID:/rS8nhan0
>>853
アグリアス「春」宅配

には見えなかったが脳内変換した
860名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 02:04:06 ID:iZbqZw/m0
>>859
デリヘルかよw
861名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 06:21:59 ID:TUvJ1SGx0
>>851
これワラタw
俺もやってるとき思ったw

・・・服は変わらんのか(・ω・)
862rightbrain:2006/06/27(火) 14:03:55 ID:YFSMAvJV0
昼寝士さんへ。

まとめサイトで拝見させて頂きました。
私が以前に投下したSS−SEPARATE WAYS−は
千一夜さんでしょうか?良くは存じ上げませんがサイト掲載を拒否させて頂きたく存じます。

お手数お掛け致しますが、宜しくお願い致します。
863名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 14:29:45 ID:oJb+Sauv0
>>862
ちょっと良くわからんので質問。
スレのまとめサイトに載ってるのはいいけど、
千一夜には載せたく無いってこと?
まとめサイトの掲示板見たら、断固たる措置とか、えらく
厳しい言い回ししてるし、まとめサイトも嫌なのかな、と。
864名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 14:39:18 ID:YFSMAvJV0
ではなくて、以前にスレを荒らしてしまったのでお詫びの意味でSSを書いたんですが、
まとめサイトの方に掲載をストップされた上に更新を終了されてしまったので、
掲載希望を断念した次第です。今後掲載予定も無いようですが、念の為私も
掲載の意思は無いと言うことでご理解を頂く為にあの形での投稿を致しました。
この度はスレの運営、保守、住人、関係者の方にご迷惑をお掛け致しまして誠に申し訳御座いませんでした。
既にご覧頂いたとは思いますが、良ろしければ、ここに投下した私の作品をご覧になって下さい。
865名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 17:45:45 ID:1XSnTKJK0
正直どうでもいいや
866名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 18:25:41 ID:/yRB6Plt0
>>864
まあ、掲載云々よりも、あなたが良ければアグたん萌えなSSをまたこのスレで書いて頂けるんなら、
それはそれでいいのではないかと思うんだけど。
867名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 18:35:27 ID:M1MQa46+0
以前何をやらかしたのかは知らんが、
余計な言動書き込みすぎて、それが荒れの原因になりやすいというタイプだな。

「断固たる措置」て何するつもりだよw
事前に「掲載お断りします」、もし意に反して掲載されてしまったら「消してください」程度のやりとりで事足りるだろ。
まとめサイトの管理人氏とて、それぐらい当然のこととして応じてくれるだろうに。
868名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 19:22:19 ID:oJb+Sauv0
>>864
863だけど。
お詫びとかなんとか、真面目な人だね。
まあ、また何か思いついたら投下してなー。
んで、それを保管して欲しくなかったら、それはそれでいいべさ。
千一夜の方だって、保管取り下げとか頼めるし、それは作者さんの
自由だ。

今日は暑かった。
鎧姿のアグたんは、きっとこんな日はさぞ辛いんだろうな。
あの旅生活で、汗を流すのも大変だろうな……と妄想して耐えた。
今夜も寝苦しいだろうが、妄想で乗り切るべ。
869ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/27(火) 20:25:37 ID:G8Dmay+40
この辺まで来ると制限プレイでもしてない限り苦戦なんてそうそうしないよね篇

オーボンヌ修道院へ突入するアグリアス一行! 立ちふさがるは神殿騎士ローファル!
「待っていたぞ、異端者ラムザよ。これより先には進ません! この地下で永遠の眠りにつくがいい!」
総攻撃開始。
「伝家の宝刀無双稲妻突きぃ!」
「ナイトじゃつらいんで竜騎士にジョブチェンジしましたジャンプアタック!」
「武器を壊せば畏るるに足らず! 冥界恐叫打!」
「裏真言が弱いからってなめるなよ! 疾風、地裂斬!!」
「……ミスリル銃で狙撃します」
ローファル戦闘不能。
「ああっ、ローファル様がやられた!」「ちょっ、早ぇよ!?」「どーすんべこれから」
混乱する神殿騎士団。しぶとく何かを企むローファル。
「……ここで、死ぬわけにはいかん。まだ、役目が終わっていないのだ……。
 異端者ラムザよ……貴様を地獄に……招待してやろう……」
「ぬうっ、何をする気だ!?」
「……ファルオス・ケオス・デ・バンダ! ゾーダ・ラムド・フェオリオ……。
 我は時の神ゾマーラと契約せし者、悠久の時を経てここに時空を超えよ、我にその門を開け! デジョン!!」
魔法陣が光り輝き、アグリアス達は闇に呑み込まれていった。
「イヤァァァッ! 二度と帰れないムードがひしひしとぉー!!」
ジョアンは泣き喚き、すがるように天井へ手を向けた。
ジャンプしたままのラヴィアンの姿があった。
「ここまで来て置いてきぼりぃぃぃっ!? いやこれはこれでラッキーかも……」

ラヴィアン、戦線離脱。
残りメンバー。アグリアス、メリアドール、マラーク、ジョアン。

「という訳でラヴィアンは死都ミュロンドに来れなかったようなので、
 今後はよりいっそう厳しい戦いになる。がんばろう!」
「イヤァァァッ! お家にかーえーしーてーッ!!」
ジョアンに悲鳴が死都ミュロンドに虚しく響く。
870名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 20:44:37 ID:B4Gla5B40
ラヴィアンw

あと、ジョアン・・・強く生きろw
871名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 20:46:46 ID:iZbqZw/m0
これはもう災難だと思って諦めるしかないよ、ジョアンw
872名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 20:57:21 ID:rruMHJTg0
>>848
そのおぱいがぷるんぽよーんな感じも夢のある話だが、
それから更に潜入した所
ttp://www.uploda.org/uporg428197.png.html
こんなん発見して(*´Д`)
873名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 21:20:56 ID:V3L6GKf90
AAにもなってたアレだな
874名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 21:32:34 ID:uRQkIq/10
>>872
そうだな。
おぱいがぷるんぽよーんもいいが、そんな風に泣かれたら除名どころか抱き締めたくなってしまうw

やっぱりアグたんかわいいよアグたん(*´Д`)
875名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 21:53:59 ID:iZbqZw/m0
しかしアグリアスさんにその台詞を言わせたくて
プレーするたびに除名コマンド選択している俺ガイル
876名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 21:55:36 ID:tk09Gngw0
>>875
あんたサドだな。
877名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 21:57:03 ID:iZbqZw/m0
>>876
かも知れないw

実際には2人旅至上主義なんだけどね。
878名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 22:11:29 ID:M1MQa46+0
ラムザとアグリアス、二人旅を続けながら、
毎晩除名を匂わせる発言をしてアグリアスに半ベソかかせてるわけか。
ラムザの調教ぶりも徹底しとるな。
879昼寝士 ◆BIdtzyaiEw :2006/06/27(火) 22:18:34 ID:+QLiqV9R0
>>862
保管除外ですね。了解しました。


保管の話が出たついでですが、太便士さんが書かれた挿絵はSSと
いっしょに保管してよかでしょうか?まとめサイトみたく。
880名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 22:35:54 ID:8xqx3Twa0
松野スクエニから去ったっぽいから
FFT関連の作品は100パー出ないな

出たとしても松野いなけりゃ意味ねー
881名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 23:35:29 ID:iZbqZw/m0
どうでもいいが多弁氏はほんとに太便士に改名しちゃったんですかw
882名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 23:38:19 ID:/mgRWFud0
>>878
ちょ、おまっ、除名を匂わせるのが毎晩ってw

あえて聞こう。


な ぜ に 夜 !?
883名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 23:47:45 ID:rruMHJTg0
>>882
普通の人はお昼は学校なり仕事なり(ry
884名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/27(火) 23:55:17 ID:2TDJtwpt0
多便士ならまだ冗談で済むけど、太便士だともうマジって雰囲気だよね。
俺が言うのもなんだけどさ。
885まとめ:2006/06/28(水) 01:19:32 ID:iI5jj79n0
>>昼寝士さん

確かにPart26まで14ものスレ分を補完するのはだいぶかかりそうですね。
千一夜の更新がおいつくまでは、引き続きSSを保管させて頂きます。
そういうわけで、もうしばらくよろしくおねがいします。


>>rightbrainさん

掲示板の書き込みに気付くのが随分と遅れてしまいまして、
妙な手間をとらせてしまって申し訳ありません。
ご要望通り、保管は控えさせて頂きます。
886名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 02:44:36 ID:ix4YvBf60
「異端者はサツガイせよ!サツガイせよ!」
「ファッキン・ホーリーナ〜イト!!」

アグ「ラムザなんだ、あのキ○ガイだか道化だかよく分からん輩は…?」
ラム「ああ、今度入隊してくれることになった吟遊詩人のクラウザーさんですよ」

ttp://pds.exblog.jp/pds/1/200512/23/79/f0012979_12493433.jpg

ラム「今は応援歌を歌ってくれてますね」
アグ「早く除名してくれ」
887太便士:2006/06/28(水) 10:21:54 ID:IKnQtoG80
>昼寝士さん
乙であります。遅レスすみません、お気遣い恐縮です。
アップロード管理の手間、まとめ作業の煩雑化等あるかと思いますので
どちらでもよかですたい。

>>881 >>884
最初見たときはエイプリルフールかと思いました。
しかし覚悟完了。
マジな証拠にトリップの付け方を勉強してきます
888ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/28(水) 18:07:58 ID:GO/1vkC60
連続拳は男のロマンだが真面目な戦闘で使う気にはなれないんだよね篇

「ローファルがやられたのか……!
 ならば、ここで、私が貴様たちを食い止めねば、ローファルに会わす顔がないな……。ゆくぞッ!!」
死都ミュロンドで待ち構えていたのはクレティアンだった。
ソーサラーである彼の魔法の威力は想像を絶する。
「私が魔法を使うまでの間、何としても私を守れ!」
クレティアンの部下が、主を守るよう前に出る。
「くっ、こうも詰められては聖剣技が届かぬ……」
「ならば蹴散らすまで! 冥界恐叫打!!」
「俺の拳の前に壁など無意味! 疾風、地裂斬!!」
「人の隙間を狙ってミスリル銃!」
果敢に戦う四名だが、さすがに微妙に敵を倒し切れず、クレティアンに詠唱の隙を与えてしまった。
「夜闇の翼の竜よ、怒れしば我と共に胸中に眠る星の火を! バハムート!」
「ジョアン下がれーッ!」
アグリアスとメリアドールが壁となって、レベルの低いジョアンを守った。
「見たか、バハムートの威力――何ッ!?」
勝ち誇るクレティアンの眼前に、メガフレアの閃光の中から飛び出す黒い疾風。
「悪いが、俺はフェイスが低いんでね! 俺の必殺技で死ねぇー!」
「しまった!」
「 連 続 拳 !! 」
ボコボコボコボコ。ダメージ65。
何とも微妙なダメージだった。連続拳だから仕方ないっちゃ仕方ない。
「……所詮はマラークか……」
「ええ、マラークですものね……」
元から期待してなかったらしく、アグリアスもメリアドールも呆れはしたが、落胆はそれほど深くなかった。
だが、そんなマラークの失敗に気づいていないジョアンは、
ただ自分をかばってくれたアグリアスとメリアドールのために引き金を引いた。
「よくもっ……!」
銃声が響き、クレティアンが倒れる。戦闘に勝利したのだ。
ジョアンのレベルが上がった! マラークの元から低い信頼がさらに下がった!
889名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 18:10:25 ID:/CR/fqjo0
ttp://ranobe.com/up/src/up118248.jpg
何このアグもどき
890名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 18:24:24 ID:XUc8tPx50
>>888
>「……所詮はマラークか……」
>「ええ、マラークですものね……」

ヒドスwwww
891名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 18:33:23 ID:huS3sY8q0
>>888
ちょwマラークのフェイスは信仰心というよりも信頼度なのか?ww
892名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 19:04:10 ID:8tNOlkx+0
>>889 これなんだっけ
893名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 19:31:13 ID:Pb7vbrHo0
マラークはデカマラ
本人に聞いたから間違いない
894名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 19:55:54 ID:WLiTx4K00
>>892
アトラスの新規タイトルらしい
機種はDS
895名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 20:01:36 ID:v5Qr+6emO
>>893
はいはいマラーク乙
896名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 20:37:10 ID:ljZjPfvm0
            r ̄`-‐ '´ ̄ ̄< ̄,二ヽ
               シ~ /" `ヽ ヽ `'、 //
           //, '/     ヽハ  、_Vヽ
           〃 {_{`ヽ   ノ リ| l |、i|
           レ!小l●    ● 从 |ノi|   すいません、ちょっと通りますよ・・・
              | l⊃ 、_,、_,  ⊂⊃,| |
           __ | |丶、  __ , 、',ァ' ! |
         rf´ r弌廴-{f⌒itく. ヾTl7! |
         `^ー'jfぶ!{_「フ癶._   ノ!!|===ュ
          /`^,コト、Y、   ̄ 「| |   |
          }ー‐'´,.||ヘ}t `ー   }_!.|   |
           l   l || }个ーt--ェュ!|.レ'⌒ヽ
            |   | ゙1f⌒`7t==L1 fヘ|
          !   `ー冖t‐' リ     !  ー゙,!
           ヽ.___,ノ  `¨´    `ー‐'′
897ラトーム ◆518LaTOOcM :2006/06/28(水) 22:34:06 ID:XmLKYjpT0
お久しぶりです。千一夜管理人です。
ようやっと昼寝士さんにいただいていた宿題の、アグスレ15までの
保管が終了しました。
FFDQ千夜一夜  http://www3.to/ffdqss
現行のスレに追いつくまではまだまだかかるかと。申し訳ありません。
スレの保管人さま、よろしくお願いいたします。

ところで、過去ログですが、この状態で全部取れているでしょうか?
確認していただければ幸いです。
アグスレ22
http://yotsuba.saiin.net/~1001ya/alflailawalaila/log/agu22.htm
アグスレ23
http://yotsuba.saiin.net/~1001ya/alflailawalaila/log/agu23.htm
898名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 22:51:35 ID:oPyfqAjW0
大変だみんなッ!

アグリアスが連日の蒸し暑さで体調を崩して・・・
天然物の鰻を喰いたいと言っている。
もちろん肝吸い付きだそうだ……。
しかも、エビスの生を、キンッキンに冷やした大ジョッキで
あぐあぐしたいんだってさ……。
899名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 22:54:52 ID:Pb7vbrHo0
そうか。
じゃあお前が買って来い。

で、俺が食べさせる
900名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 23:29:56 ID:oPyfqAjW0
俺の力では、残念ながら養殖物しか・・・
901名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 23:32:09 ID:u7SJsJXE0
>>900よ、俺をアイスブランドで斬るんだ
そうすれば氷だけでも用意できる
902名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 23:40:49 ID:UvorEXk0O
>>901
どんだけ献身的なんだw
903名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 23:52:04 ID:Gpz1tKVt0
天然物のアグリアスがどうしたって?
904名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 00:07:10 ID:vHYr8jmS0
アグアグーン
905名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 00:45:13 ID:kBsn44/U0
>>897
ラトームさんおつです。
ログの方は、問題ないと思いますよ。
906名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 00:53:13 ID:bhKRolkH0
>>898
よし!ミスター味っ子で見た伝説の金色の鰻を持ってきてやる!
907ラトーム ◆518LaTOOcM :2006/06/29(木) 01:25:29 ID:Y/gHROs50
>>905
どもです。ログ倉庫に追加しておきました。
908名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 15:34:22 ID:Ft52lFoJ0
>>907
お疲れさまでーす。

>>906
金色の鰻

派手好みのアグたんは喜びそうだなw
909ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/29(木) 19:02:59 ID:z3Ni4OFo0
さらば天冥士マラーク・ガルテナーハ! 君の活躍は明日には多分忘れてるよ篇

クレティアンの次に待っていたのは、死んだはずの機工士ムスタディオだった。
「違う! 機工士バルクだバルク! ムスタディオでもベスロディオでもないッッ!」
地文にツッコミを入れるバルクの姿は、独り言を言う不気味な男のそれであり、
アグリアス達は彼を気味悪く思うのだった。
「……だぁぁぁっ! もういい、話を進めるぞ。小僧、会えて嬉しいぜ。
 この前は不覚をとったが今度はそうはいかねぇ。この死都をおまえの墓場にしてやる!
 特にそこのお前! 黒い肌の女……女? おい、お前誰だ」
「兄だ」
「妹はどうした」
「来てない」
「じゃあお前でいいや、死ね」
バルクのブラストガンの銃口が光る。落雷がマラークを襲った。
「ぐあっ……! だが、フェイスの低い俺には……」
「襲え」
バルクの号令に従い、ハイドラやティアマットがマラークを狙ってブレスを吐いた。
「ぐあああっ!」
「いかん! ジョアンはマラークにエクスポーションを、メリアは私と共に来い! 奴を討ち取るぞ!」
「ハハハ、間に合うものかよ! 俺のブレイズガンを、避けられるかァッ!?」
落雷がアグリアスの身を裂く。
「アグゥッ!」
「冥界恐叫打でその武器壊させてもらう!」
「させるかー!」
次に放たれた魔法銃の一撃はメリアドールの足を貫いた。
この距離では剛剣は届かず、メリアドールは格好の的となってしまった。
「しまった!」
「貴様は神殿騎士の裏切り者だな、俺が引導渡してやるよ!」
910ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/29(木) 19:03:47 ID:z3Ni4OFo0
落雷が二発、三発とメリアドールを襲った。
ついにメリアドールは耐え切れず、地に伏してしまう。
その間にアグリアスはバルクを射程圏内に捉えていた。
「一撃で仕留めるは至難……ならば、不動無明剣!」
「ハッ! 死を超越した俺にそんな児戯が通用するかよ!」
今度はアグリアスの腕を狙うバルクだが、銃口から狙いを察したアグリアスは体勢を崩してまで攻撃を回避。
だがその場に尻餅をついてしまい、追撃のチャンスを与えてしまった。
「死ね!」
銃口が向けられる。刹那、バルクの足元が爆ぜた。
「疾風! 地裂斬!!」
「グハッ! 何だ……と!?」
ヒュドラ達の猛攻の中、マラークが放った一撃だ。
回避に徹せねばならぬ状況でありながら、アグリアスを救うために攻撃したマラーク。
そこに生まれた隙を突かれ、ハイドラがマラークのわき腹を噛みちぎった。
「キャアアッ! マラークさん!」
「くっ、おおっ!! 一人で死ぬかよー! 裏天魔鬼神!」
マラークは自分を中心に裏真言を放った。
地裂斬強化のための大地の衣のおかげで、地属性の裏天魔鬼神も彼にとっては回復手段だ。
裏天魔鬼神が周囲のヒュドラ達を葬っていく。だが、マラークには当たらなかった。
「……ケッ、運が……ねぇ、な……」
毒づきながらも、もう自分が手遅れだと知っていたマラークは、満足気に微笑んで倒れた。
911ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/29(木) 19:04:18 ID:z3Ni4OFo0
「くっ……兄妹そろって、俺の邪魔を……」
「よそ見する余裕は無いだろう? バルク!」
マラークに気を向けたバルクの胸を、アグリアスのエクスカリバーが貫いた。
「グホッ! 馬鹿な、俺が、死ぬ? 死を超越した……俺……が……」
「人は誰でも死ぬ……ムスタディオや、ラムザのようにな……」
「……あ? ラムザは、お前……じゃ……」
バルクは言葉の途中で事切れ、その場に倒れた。
アグリアスとメリアドールは、急いでマラークの所へ駆け戻る。
「マラーク、大丈夫か!?」
「……どうだ、俺の……実力……」
「正直驚いた。お前がいなければ、私はどうなっていたか……」
「へへっ……ようやく、俺を認め……たな……」
「ああっ、お前は強い、認めたとも。だから死ぬな、マラーク!」
「……ゴホッ。俺、の……クリスタル、頼むぜ……ラムザのように、俺の、遺志を……」
「……解った。お前の遺志、私が継ごう」
「あり……がと…………アグ…………」
息絶えるマラーク。
アグリアスも、メリアドールも、ジョアンも涙した。
そして、マラークの肉体が………………宝箱に変化した。
わき腹部分を食い破られた大地の衣を手に入れた。
使い物にならないから捨てようと思ったが一応形見なので持っていく事にしたが荷物袋が血で臭くなりそうなので、
マラークの墓標に縛りつけて置いて行く事にしたけれど仕方ないよね状況が状況だし!
912名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 19:10:55 ID:NvhfHxbq0
マラーク(;o;)・・・!!

哀れな・・・(笑)
913名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 19:16:38 ID:qAiG0LPM0
あのマップはレーゼ姐さん一人が加わるだけで、
バルクたんには地獄と化すんだよ。

裏切ってきた三つ首連中をドンアクするのに手一杯で、結局何も出来ずにボコられるデコハゲ中年オヤジの姿は
数十年後の自分の未来を予見するようで切なかった。
914名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 19:37:52 ID:4LtI77wf0
>>911
マラーク・・・! お前という奴はッ!
最期の最期までなんとも哀れな奴よ!w
915名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 19:41:46 ID:C/0tnVrg0
レーゼ姐さんマジFFT三強の一人だから
916名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 20:02:37 ID:63msrWAz0
>>906
えーッと、レーゼの姐さんとシド爺さんと、あと一人誰?
917名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 20:10:57 ID:qAiG0LPM0
叫び続けた二刀流ラムザかな。
918名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 20:11:38 ID:G+QPf0oP0
剛剣使いのメリーですよ、とほざく裏切り者なおれ。
919名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 21:03:26 ID:XspLpVGGO
マラァーーーク!

最後の最後までやってくれたぜwww
920名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 22:53:26 ID:Ft52lFoJ0
ふと思ったこと

職人さんはどんな本がお気に入りなんだろう。
921名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 23:30:20 ID:6ypbxZy00
大変だみんなッ!

アグたんに俺のちゃりんこ乗り逃げされた……
922名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 23:43:54 ID:ryxbghdR0
そうか、やはりさっき俺を轢いて言ったのはアグ様か……
それはそうと救急車を呼んでくれんか
923名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 23:50:05 ID:fsgbl/AG0
死者に鞭打つのもアレだが、マラークって奈良に似てるよな。
924名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 23:53:14 ID:6ypbxZy00
今電話してみたんだけど、男は助けないゲロッ、とか言って切られた。
とりあえず正露丸とバファリン持って来たから。
925名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 23:56:53 ID:MhwswIlw0
俺のビオフェルミンとタカジアスターゼも分けてやろう
926名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/30(金) 00:03:18 ID:2OEe0Pdo0
ガスター10とボラギノールもあるよ。あとコンバット。
927名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/30(金) 00:09:37 ID:ox8kTPBL0
アグリアスも兵舎の窓ガラスを壊して回った15歳の夜。
盗んだチョコボで走り出せ。
928名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/30(金) 00:55:44 ID:/HmcC6b+0
>>922
アグリアス様に轢かれたんなら君も本望だろう
929名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/30(金) 01:21:02 ID:hOqYNDJD0
ああ、MOVE8のアグ様が見れたんだ、もう思い残す事はない。
930名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/30(金) 01:57:29 ID:KexKGwyP0
>>921よ、
本当にアグタンだったのか?

アグタンは乗り逃げなんてセコイ事はしない!
たとえしたとしても、ちゃんと返してくれるはずだ!

わたしはアグタンを信じる!
931名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/30(金) 18:13:51 ID:hm0p9Yej0
                  _
                 //
              //   ミ
             //                          /
     _     //                          //
    , ^   `ヽヘ /                //  //    /  / /
   i ルノハノルハ \>          /     / / / /   /   ///∧
   ヾ(l|゚ . ゚ノlリく)     /   //   /  //  /  /      /д・) ←マラーク
     < ̄jZひ     / /  / /  /   /   / /       /  つ
    く./_li〉     /  / /  / /         //        / ⊂ノ
     し'ノ    /   //   //                    / ∪
"`'`'`'~`'''`'`'`~'~~`~~'`'`''''"`'`'`'`'`'`~'~~`~~''`''''"`'`'`'`'`'~`'''`'`"`'`'`'~`'''`'`'`~'~~`~~'`'`''''"`'`'`'`'`'`~
932ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/30(金) 19:20:06 ID:ol3EPwBm0
ハッ! ハッ! ハハハッ! ハシュマリムッ!! 一番楽勝なルカヴィ篇

「……来たか」
「ヴォルマルフ、そこまでだ!
 ヴァルゴは発動しない! あきらめて、おとなしくアルマ様を解放しろッ!!」
ついにヴォルマルフを追い詰めた。だが余裕の態度を崩さぬヴォルマルフには王者のような風格が漂っていた。
「いいや、発動するさ…。…が足りないだけなのだ。
「聞こえなかったか…? “血が足りない”と言ったのだ。
 “血塗られた聖天使”の再臨には多くの血が必要だ……。
 聖アジョラの死後、十数世紀にわたりイヴァリースの大地に多くの血が流されたが、まだ足りぬらしい。
 ……仕方ない。 地上へ戻ってもう一暴れしてこようか……。ククク……心配するな。
 その前に貴様たちを“生け贄”にしてやろう……」
レオの聖石が光り輝きヴォルマルフの姿が変貌する。
巨躯の獅子。一振りで人々を薙ぎ払う太い腕と鋭い爪、血に飢えた恐ろしい牙。殺意に彩られた瞳。
『……我が主、“血塗られた聖天使”よ、
 ワインよりも濃く灼熱の溶岩よりも熱い“血”をその復活のために捧げよう!』
統制者ハシュマリム! 最強最後のルカヴィが、ベオルブ(の名を騙るアグリアス)に挑む!!
『手加減はせぬぞ! 我が最大最強の次元魔法で冥土に送ってやる!』
『神の手より滴る灼熱の混沌へ、天地創造の火よ……メル』
「聖光爆裂破ー!」
「斬る!」
「撃つ!」
『グハッ! だが負けん、メルトン!』
灼熱のマグマがアグリアスとメリアドールを襲う。ジョアンは距離があったため大丈夫だった。
「ぐぅっ! チャージ中の隙を叩くにしても、さすがに三人ではきついか……チャクラ!」
「アグリアスと相性最悪だから、あまり効果が無くて悲しいわ。回復手段が無いから通常攻撃追加!」
「えーい、メリアさんにエクスポーション!」
933ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/06/30(金) 19:20:39 ID:ol3EPwBm0
『ぬうっ、回復しきる前にトドメを刺してやる。その胸に怒りあるなら――』
「聖! 光! 爆! 裂! 破ァー!!」
「セイブザクィーンで戦う! 攻撃! 通常攻撃しかできぬ我が身を哂うがいいわ!」
「次はラムザさんにエクスポーション!」
『地に眠る者達、大地の激震となれ! クエ』
「チャージタイムの長さが命取りだ! 聖光爆裂破!!」
「斬るぅぅぅッ!!」
「二人ともほとんど回復したから私もミスリル銃で」
『ウボァー』
「え、嘘、私がルカヴィにトドメを!?」
ジョアンは感動に震えた。
「んー……うるさいなぁ」
銃声のせいだろうか、放置されていたアルマが目を覚ました。
「……あれ? アグリアスさん、何してるの? ってかここどこです?」
「アルマ様、ご無事でしたか!」
「え、アグリアスって……え?」
困惑するジョアンを放って、ハシュマリムは話を進める、
『ここまできて……邪魔をさせるものか……。
 “血塗られた聖天使”よ……我が命を……復活の贄に……捧げようぞ……ッ!!』
ハシュマリムは自らの心臓を抉り出し、聖石を残して消滅した。
するとアルマが光に包まれ、髪が銀に変わる。それはまさに聖アジョラその人だった。
『身体を取り戻したぞ……』
「アルマ様ー!」
いよいよラスボス戦突入!
934名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/30(金) 19:52:46 ID:brDFcAw20
>ハシュマリムッ!! 一番楽勝なルカヴィ篇


身もふたもないなw
確かに楽だけど。
935名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/30(金) 21:30:39 ID:2OEe0Pdo0
>930
今帰ってきたら、ちゃりんこが戻ってた。
で便箋があって、「わたしはあなたの思い出の中にしかいない女」って書いてあった。
なぜかクーラーボックスが置かれてて、中にひき肉とタマネギと高級パン粉と
チョコボの卵が入ってた。
936名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 00:01:38 ID:40wOKhAe0
>935
ハンバーグうp
937名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 00:17:50 ID:ma1E0YBs0
「アグリアスさん、おっぱい揉みたいです…」
僕がそう言ったら、アグリアスさんに有無を言わさず乳牛農家の手伝いに一緒に連れていかれた。

草刈りや牛の世話等を汗水垂らして頑張り、今はようやく乳搾り。
「どうだラムザ、労働の対価として賃金のみならず、新鮮な牛乳まで頂ける。お前にはこたえられんだろ」
ハッハッハと歯をキラーンと光らせながら乳搾りに精を出すアグリアスさん。
絶対この人、牛乳瓶を飲むとき腰に手をやるタイプだ。

「そういえばアグリアスさん、牛のおっぱいって…」
「うむ?」
「オチ○チンみたいですね」
無言で裏拳で殴られた。
938名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 01:15:54 ID:Q+bupHF40
>936
やられた・・・。
何者かに、完成直後のハンバーグと、二合炊いたご飯と、ご飯ですよひと瓶を奪われた・・・。
939名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 01:40:00 ID:pRyPgE370
940名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 02:13:24 ID:Q+bupHF40
ば、馬鹿な・・・あの諸葛亮が俺とアグたんを嵌めようと!?
いや・・・有りえなくは無い、か・・・
941名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 02:32:26 ID:ZjOwdPNb0
アグリアス・オークスの憂鬱
アグリアス・オークスの溜息
アグリアス・オークスの退屈
アグリアス・オークスの消失
アグリアス・オークスの暴走
942名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 02:45:35 ID:utFSHlbx0
アグリアス・オークション
943名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 03:46:16 ID:zS9VkAyvO
スーパーアグリ
944名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 09:00:21 ID:pRyPgE370
アグ リアス式海岸
945名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 09:35:42 ID:q8FYFoeP0
アグ ネス リアス チャン ラム
946名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 09:50:02 ID:ma1E0YBs0
アグリアスさんと一緒に縄跳びして「お嬢さんお入んなさい」をやってほしいです。
たゆんムチーン。
947名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 09:57:46 ID:M72A8PNW0
>941
アグ「ただの人間には興味がない。
    この中に吸血鬼、ルカヴィ、大天使、ラムザがいたら、
    私のところへ来い。以上。」
948ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/07/01(土) 10:52:23 ID:u7kQtL0u0
血塗られた聖天使篇

転生したアジョラだが様子がおかしい。
『うう……、なんだ……、これは………?』
『うぐぐ……に、兄さん………助けて……』
「アルマ様!」
呼びかけたのはアグリアスだった。ラムザに変装しているし、ラムザのクリスタルを継承したけどアグリアスだ。
『アグリアスさん……』
『やめろ……邪魔をするな……じゃま……ふう、落ち着いたわ』
アルマ、分離できず。
「やっぱり血がつながってないと駄目ね。ブラコンパワーがあればアジョラくらい跳ね除けられるもの」
「メリアよブラコンパワーでアジョラを何とかできんか?」
「無理よ。乗っ取られてるのがイズルードなら愛の拳で何とかなるんだけど」
『お前等、何をつまらん漫才をしておるか……神の復活なのだから、もっとこう、畏れぬか』
「アルマ様の顔で言われても迫力など無い」
あざ笑うアグリアスの服の袖を、ジョアンが引っ張った。
「あ、あのー……お聞きしたいのですが、アグリアスって誰ですか?」
「んー……まあ、ここまで来たのなら明かしてもいいか。実は私はラムザではない、偽者だ」
「え」
「アグリアスというのは私の本名。ラムザが死んだので、男装してラムザのフリをしていただけだ」
「ちょっ、女性だったんですか!? 全然そうは見え――」
「不動無――」
「いや通りで男にしては美しすぎると思いましたいやホントホント、マジ100%で本当」
『無視するな人間ッ!!』
怒ったアジョラは聖(ハイレグ)天使アルテマに変身し、アルテマデーモンをも召喚する。
『貴様達を殺してやる!』
949ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/07/01(土) 10:53:03 ID:u7kQtL0u0
「くっ……アルマ様の身体を傷つける訳にはいかん。とりあえずアルテマデーモンだけでも片づけるぞ!
 エクスカリバーよ、我が敵を薙ぎ払え! 無双稲妻突きぃ!」
「何で最後の最後で剛剣が通用しない敵ばっかり……どうせまたそうだろうと思って、
 すでに武器はオベリスクに変更済み! アビリティにジャンプもセットしましたよーだ! ジャンプ!」
「とりあえずミスリル銃で撃ちます。えいっ」
『おのれ人間め……渦なす生命の色、七つの扉開き、力の塔の天に至らん! アルテマ!』
破壊の光がアグリアスを吹き飛ばした。あまりの威力に盾が砕け散る。
「あぐぁー!」
「ら、ラム……アグリアスさん! エクスポーションを!」
「す、すまぬジョアン……。このまま負ける訳にはいかん、喰らえ聖光爆裂破!」
怒って反撃したとはいえ、やはり狙いはアルテマデーモンだ。
『この人間めッ……』
わずらわしさを感じたアルテマはダテレポでアグリアスの背後に回り、二本の剣を振り下ろした。
咄嗟に横っ飛びで避けるも、一本だけアグリアスの肩を裂く。
「アグリアスさん! エクスポーションを!」
『いたちごっこにつき合うつもりは無い……!』
アグリアスはエクスポーションを受け取りながら、叫んだ。
「逃げろジョアーン!」
ジョアンの背後にダテレポで現れる聖天使アルテマ。
「え?」
何が起こったのか、ジョアンは理解していなかった。ただ、両肩が熱かった。
アルテマの剣が鎖骨を砕き乳房にまで斬り込んでいる事を理解する暇も無く、ジョアンは倒れた。
ショックに固まるアグリアスとメリアドール。
そして同様に固まる、いや、困惑するアルテマ。死にかけのジョアンを見下ろし、呟いた。
『暗闇の雲……なぜ"そちら側"にいる?』
ジョアンが預かっていた聖石アクエリアスが煌く。
950名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 13:14:39 ID:GEyFLpll0
白羊座 魔人    ベリアス
金牛座 輪廻王   カオス
双子座 死の天使  ザルエラ
巨蟹座 断罪の暴君 ゼロムス
獅子座 統制者   ハシュマリム
処女座 聖天使   アルテマ(ハイレグ)
      堕天使   アルテマ(大砲)
天秤座 審判の霊樹 エクスデス
天蠍座 不浄王   キュクレイン
人馬座 密告者   シュミハザ
磨羯座 憤怒の霊帝 アドラメレク
宝瓶座 暗闇の雲  ファムフリート
双魚座 背徳の皇帝 マティウス
蛇使座 戒律王   ゾディアーク


ふぉおおおーぅ!ふぉおおおおーっう!
951名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 16:06:13 ID:7tHP53WC0
え、949と950って、つながりないの??
続いてるのかと思った…
952名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 17:16:19 ID:TXeHVTHx0
>>949
ジョアーーーン!!
途中で加入して最後までついて来てくれた(というか逃れられなかった)
ジョアンの運命が気になるところ。
953名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 17:49:58 ID:AWCgSvq4O
ラストはシリアスか?
954名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 17:59:06 ID:PLUiDkj50
ぬおおーー気になってPCの前から離れられん!
ジョアン!どうなる!ルガヴィ化するのか!?
現実(アグリアス)の理不尽さに耐え切れず!
955名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 18:25:41 ID:oE15tove0
>ジョアン!どうなる!ルガヴィ化するのか!?


をいをいw
956名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 19:27:28 ID:YJDnupo80
聖石の力でラムザ復活だな
957名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 20:13:23 ID:ma1E0YBs0
>>950
アグたんが巨蟹の聖石を持っていてルカヴィに適合してしまったらゼロムスになっちゃうとこだったのか。

カニベースやボルキャンサーみたいになるよりマシか…
958名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 20:41:24 ID:zjilxIHF0
聖石発動してルカヴィ化したラムザの暴走を
泣きながら必死でくいとめるアグさんの姿が脳裏に浮かんだ
959名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 22:17:40 ID:AWCgSvq4O
聖石発動してキュクレイン化したラムザの暴走を
泣きながら必死でくいとめるアグさんの姿が脳裏に浮かんだ
960名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 22:49:26 ID:pRyPgE370
聖石発動してアルテマ化したラムザのハイレグを
泣きながら必死で隠すアグさんの姿が脳裏に浮かんだ
961名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 23:37:31 ID:Jqq5PJQM0
聖石発動してベリアス化したラムザの巻き毛を
大喜びでもふもふするアグさんの姿が脳裏に浮かんだ
962名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 23:45:04 ID:utFSHlbx0
「あぐさん」っていう野球漫画がなかった?
963名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 23:47:50 ID:ma1E0YBs0
聖石発動してアルテマ化したラムザのハイレグからはみ出しそうになってる横チンを
真っ赤になりながら見て見ぬフリをしつつも、ついついチラチラ見てしまうアグさんの姿が脳裏に浮かんだ
964名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 01:04:52 ID:Dmk0xFwg0
>>962
「あぐさん」
作画:水島新司 脚本:松野泰己
酒豪の女騎士アグリアス・オークス(通称あぐさん)を主人公とする中世風野球戦記漫画。
出陣の際に剣の柄に酒しぶきを吹くのがトレードマーク。

物語途中で年下美少年のアホ毛三男坊と結婚。
師とも仰ぐ雷神オルランドゥ伯に「まだまだ現役でいてくれよ」と声をかけられたものの、
(貴方に言われても…)とはさすがに口には出せなかった。
965名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 02:34:33 ID:i20TEcYQ0
アグの哭く夜は恐ろしい・・・
966名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 04:12:18 ID:hwqLcGrg0
たとえ物語の途中で全く喋らなくなろうとも、伯の登場によってますます存在感が薄くなろうとも、
未だにFFTの真のヒロインはアグリアスさんだと思い込んでる。
967名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 06:30:33 ID:bE7qPum/0
伯?
伯ってなんだっけ?
えーと?





ああ。
エクスカリバー剥ぎ取って除名した爺さんか。
養殖の邪魔だったからさぁ…
968名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 10:00:09 ID:Dmk0xFwg0
最初の頃の編成欄では

ラム 汎♂ 汎♂ 汎♂
汎♀ 汎♀ 汎♀ 汎♀
アグ チョ チョ チョ
チョ チョ チョ チョ

「アグたんの『チョコボといっしょ』」状態だな。
969ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/07/02(日) 10:12:55 ID:Kw0J5VHH0
暗闇の雲篇

『目覚めよ……我に忠実なる者……』
聖天使アルテマの呼びかけに、アクエリアスが脈動し、無数の光を放出する。
『復活が完全ならば、聖石の力に頼らずとも召喚できるが……今は血が足りぬ。
 アクエリアスの力を介し、現世に降臨せよ。暗闇の雲、ファムフリート……!!』
光はジョアンの体内に入り込み、肩から乳房にまで至る傷を再生させる。
「うっ、うう……私、ハ、……記憶ガ流レ込ンデクル……」
「ジョアン目を覚ませ! 聖石の力を受け入れるな、ルカヴィに魂を喰われるぞ!」
『無駄だ……暗闇の雲、ファムリートは今、聖石を通り、この肉体を器とし、蘇る』
「ジョアーン!」

   暗闇が広がっていた。どこまでもどこまでも深く深く果てしなく、刻の彼方まで。
   永遠無限の闇。そこに広がる雲。暗闇の雲。
   その雲が私なのだとジョアンは悟る。悟らされる。
   目覚めよと呼ぶ声が聴こえ、従属という歓喜が心身を駆け巡った。
   あのお方が呼んでいる。我々の偉大なる主が我を欲している。
   そうだ。私は暗闇の雲。名をファム――。
970ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/07/02(日) 10:13:51 ID:Kw0J5VHH0

「ヤバいぞ、今にも変身しそうな勢いだ! メリア、何とかならんか!?」
「無理よ、聖石の力に逆らうなんて……ブラコンパワーでもない限り無理……」
「ブラコン……メリアよ、シスコンパワーでは対抗できぬか?」
「え、多分できると思うけど……」
「よし。ジョアンよ聞けー! ここで聖石に打ち勝ったら、お前は四人の姉に 褒 め ら れ る ぞ」
「え、そうかな?」
普通に起き上がるジョアン。ルカヴィに乗っ取られた気配は無い。
『ば、馬鹿な……ファムリートを拒絶しただと?』
「あれ? 何で服が血だらけなんだろ……」
「気にするなジョアン! とっとと敵を片づけるぞ! そうしたらお前は四人の姉に 褒 め ら れ る ぞ」

   「燃え上がれお姉ちゃん大好きハートの小宇宙!
    オ ー ロ ラ エ ク ス キ ュ ー シ ョ ン !!」

アルテマデーモン全部は絶対零度の凍気を受け、粉微塵になって死んだ。
『嘘ーん』
これにはさすがのアルテマもビックリだ!
「ぬうっ!? なぜかハッキリと感じる、アルマさんの肉体に潜むミステリアス・パワァを!
 天空破邪魑魅魍魎! 悪霊退散破邪滅殺! アルマさんから出ーて行けぇい!」
ルカヴィの力の一部を吸収したジョアンの必殺パンチが、アルテマのテンプルに直撃する。
『ウボァー』
するとアルテマが光に包まれ、二つに分離した。
一方にはハイレグ天使、一方には普通の美少女。
「うぅっ……アルテマに乗っ取られてる間に色々情報入ってきたけど、アグリアスさん、どうなってんの?」
「えーと、聖アジョラがアルマ様の肉体を使って復活しました。倒さないと世界がヤバいです」
「うわっ、それはヤバい事に……」
『コ、コウナッタラ……聖大天使トナッテ貴様等ヲ滅スル!』
アルテマ変身! 今度こそラストバトルだ!
971名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 10:38:03 ID:SCGc12IaO
オーロラエクスキューションwwwww
972名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 11:38:14 ID:gr9QSF+d0
ちょっと萎えた
973名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 12:47:18 ID:3ZOc43Cr0
|ω・)誰か次スレ頼む
974名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 23:21:20 ID:bE7qPum/0
次スレ立て挑戦してみる
975名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 23:25:51 ID:bE7qPum/0
駄目だったorz……誰かよろ
976名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 23:27:32 ID:9yGt3+yX0
>974
がんばれ!
半漁人も君のスレ立てを応援している。

半漁人「ゴンゲ〜」
977名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 23:39:51 ID:9yGt3+yX0
>975
半漁人も君のヘタレっぷりにがっかりしている。

半漁人「ゴンゲ〜」

そして俺もスレ立てに失敗した。
半漁人も失敗した。
誰かヨロ。
978名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 01:25:20 ID:JZaLft9y0
これでいいですか?

アグリアス様に萌えるスレ Part27
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1151857454/
979名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 01:52:27 ID:AvZG5eOy0
>978
今日からお前の名はマラークだ。
980名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 01:55:57 ID:Qxeyk96b0
マラーク乙


と書くとなんか労った気がしないのはなぜだ
981名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 02:13:09 ID:JZaLft9y0
すまん 立て直すなら立てなおしてくれwww
982名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 02:20:16 ID:Go1N2xlF0
このふざけたカエル野郎めw
983名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 10:36:27 ID:HBgTBNalO
あぐ
984名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 13:56:32 ID:C/7zux/O0
あぐぐ
985名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 15:25:46 ID:AR9/S03g0
あぐあぐ
986名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 15:48:59 ID:Qxeyk96b0
全選手入場!!

バランスブレイカーは生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!!
剣聖!! オルランドゥだァ――――!!!

暗殺術はすでに我々が完成している!!
アサシン レディだァ――――!!!

ハイトが合い次第飛びまくってやる!!
神殿騎士 イズルード・ティンジェルだァッ!!!

素手の戦闘力ならドラゴンのパワーがものを言う!!
素手のドラゴン ドラグナー レーゼ・デューラー!!!

真の革命を知らしめたい!! 骸旅団 ウィーグラフだァ!!!

FFTはリミットだがFF7なら全アビリティはオレのものだ!!
分裂症の異邦人 クラウド・ストライフだ!!!

魔法対策は完璧だ!! 鉄巨人 労働8号!!!!

ルカヴィの運命は私の中にある!!
ハイレグの天使様が来たッ アルマ・ベオルブ!!!

タイマンなら絶対に敗けン!!
傭兵の闇剣技見せたる ダークナイト ガフガリオンだ!!!

ディープダンジョン(明かりなし)ならこいつが怖い!!
ガリランドのグレート・メイジ エリディブスだ!!!

士官アカデミーから千騎長が上陸だ!! 話のくどい男 ダーラボン!!!
987名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 15:49:44 ID:Qxeyk96b0
死なない支配者になりたいからルカヴィ(不浄王)になったのだ!!
プロのステータス異常を見せてやる!!アルフォンス・ドラクロワ!!!

めい土の土産に聖天使とはよく言ったもの!!
黒幕の剛剣が今 実戦でバクハツする!! 神殿騎士団団長 ヴォルマルフ先生だ―――!!!

異端審問官こそが地上最強の代名詞だ!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ ザルモゥ・ルスナーダ!!!

とりあえず付いて来て見たッ キャリア一切不明!!!!
ディープダンジョンのゲスト(オマケ)ファイター ビブロスだ!!!

オレはディバインナイト最強ではない神殿騎士で最強なのだ!!
御存知デジョン男 ローファル・ウォドリング!!!

悲劇の始点は今やここにある!! オレを殺せる奴はいないのか!!
ザルバッグ・ベオルブだ!!!

弱アァァァァァいッ説明不要!! カエル!!! 爆発!!!
マラーク・ガルテナーハだ!!!

革命は命があってナンボのモン!!! 超実戦誘拐!!
骸旅団からギュスタヴの登場だ!!!

王の座はオレのもの 邪魔するやつは思いきり斬り思いきり刺すだけ!!
畏国統一王者 ディリータ・ハイラル

恋人を探しにここへきたッ!!
こめかみ騎士 ベイオウーフ・カドモス!!!

包丁に更なる磨きをかけ ”トンベリプリンセス”
オヴェリア・アトカーシャが帰ってきたァ!!!
988名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 15:51:37 ID:Qxeyk96b0
今の自分に希望はないッッ!! 骸旅団 ミルウーダ!!!

天騎士の剣技が今ベールを脱ぐ!! 冥界から バルバネスだ!!!

みんなの前でならオレはいつでもリーダーだ!!
叫ぶ見習い剣士 ラムザ・ベオルブ 本名で登場だ!!!

機工士の仕事はどーしたッ 友情の炎 未だ消えずッ!!
壊すも壊されるも思いのまま!! ムスタディオだ!!!

特に理由はないッ 天道士が弱いのは当たりまえ!!
武器王にはないしょだ!!! 戦災孤児!
ラファがきてくれた―――!!!

暗殺組織で磨いた実戦暗殺術!!
銀髪鬼のデンジャラス・デーモン セリアだ!!!

最強だったらこの人を外せない!! 超A級吸血鬼 エルムドアだ!!!

超一流魔法剣士の超一流の野望だ!! 墓のキノコでオドロキやがれッ
ベオルブ家の最終当主!! ダイスダーク・ベオルブ!!!

極端思考はこの女が完成させた!!
神殿騎士団の切り札!! メリアドールだ!!!

うら若き乙女が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ ホーリーナイトッッ
俺達は君を待っていたッッッアグリアス・オークスの登場だ――――――――ッ
989名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 15:55:41 ID:NavFCEaFO
最大トーナメント乙
990名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 16:40:13 ID:GXzdbrEo0
予選落ちした「ガリランドのアカデミーを主席で卒業」クレティアンカワイソス
991名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 20:04:26 ID:Go1N2xlF0
一人目の人間凶器の紹介で皆逃げそうな。
992ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/07/03(月) 21:01:47 ID:tU39hOz00
真なるベオルブを継ぐ者篇

ハイレグ天使が骸骨天使に変身した!
「マラークがいたらきっとショックで蛙になっていたに違いない」
「ええ、間違いないわ。絶対に蛙になって驚くわ」
「っていうか聖アジョラがこんな化物になっちゃって私の信仰心ボロボロですよ」
あまり驚かない三人。前の二人は慣れっ子で、後の一人はもうついていけないだけ。
そして現状把握に手間取っている子が一人。
「うぅ〜……聖石関連の事件って事は、兄さんはも来てるんでしょ? ラムザ兄さんはどこ?」
「ここに」
と、アグリアスは自身の胸に手を当てる。
「……それは今は遠く離れていても心は常にひとつとかいう愛情的もしくは友情的な意味でしょうか?」
「いやいや、何というかもっとこう、クリスタル的な意味で」
「……アビリティ継承したって意味ですか?」
「瀕死HP回復とメンテナンスくらいしか使えるアビリティを継承できなかったが。
 他に使えるアビリティはすでに習得していたしな……」
「……そう。つまりこういう事ね?
 ア グ リ ア ス さ ん を 殺 れ ば、
 間 接 的 に 兄 さ ん の ク リ ス タ ル を ゲ ッ ト で き る」
「違います、全然違います、断じて違いますとも」
「虚栄の闇を払い、真実なる姿現せあるがままに」
「何詠唱してるですか、何ですかその異常な魔力は。ちょっ、やめ……」
「アルテ……」
「無双稲妻突き!!」
「ウボァー。モット……チカラヲ……!」
993ラムリアスが行く! ◆yDU/dR5FV. :2006/07/03(月) 21:02:19 ID:tU39hOz00
アルマの身体を究極の破壊エネルギーが包む。大地が震え天が唸り、次元にヒビが入る。
それを見て聖大天使アルテマは焦った。
『オイ、ナゼオマエガ、ソノ魔法ヲ……ツカ、ワタシヲ無視スルナー!!』
「震えろ、命つなぎ止める光、力の塔となれ! 完全アルテマ!」
破壊の閃光はアグリアスと聖大天使アルテマと飛空艇の墓場を飲み込み、すべてを灰燼へと変えた……。
『コ、コレガ、ベオルブノチカラカ……ウボァー』
「さすがラムザの妹にしてオヴェリア様のご友人、超絶的な威力……ウボァー」
「まあイズルードの仇を討てたし、思い残す事はないわ……ウボァー」
「お姉ーちゃーん! お母ーさん! お家にかーえーし〜て〜よ〜〜〜〜……ウボァー」
「やばっ、威力強すぎて私も巻き込まれ……ウボァー」

   CONGRATULATIONS!
   THIS GAME IS COMPLETED!
   ウボァー
994名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 21:10:13 ID:sGOUiJOR0
>>993
乙です。長編私は期待してます…
995名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 21:14:19 ID:IE7O3Q130
>>993
皆でウボァーw
てか、これ最終回?
996名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 21:37:10 ID:CzzoqzttO
ジョアーーーン!
斡旋所でアグに会ったのが運の尽きだったなw
997名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 21:39:27 ID:aMKwgNLC0
乙。
だが竜頭蛇尾だったのが残念だな。
998名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 21:51:26 ID:DwUwFL4i0
薄幸なるジョアンに幸あらんことをw
999名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 21:53:19 ID:C/7zux/O0
999
1000名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 21:53:52 ID:DwUwFL4i0
1000ならアグたんは永遠
10011001

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