DQ歴代主人公が雑談するスレ14

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5主「ふむ……参ったな」
3主「ドッヒャー!!」
5主「ぬお!!なんだ、驚くじゃないか……で、昨日の今日で何のようだい」
3主「最近顕著な3女の子供帰りが更に悪化しただけです!」
5主「ああ……まあ、失礼だとは思いつつもちょっと覗かせてもらっていたから
   大体のことは把握しているつもりだが……子供帰りしてたのかい、彼女」
3主「まあ、とあるモノを装備している時限定なんですが。ええ、はい」
5主「『とあるモノ』?まさか、君達!!幼児プレイなんて高d
3主「ここ、貴方の城ですよ」
5主「いやしかし、年を重ねることで人は子供に戻るという。それを少々早め
3主「おーい」
5主「いみじくも僕の下半身中心にニューウェーブの予感がビンビ
3主「やあ、5勇君久しぶりだね。歴代最も偉大な伝説の勇者こと『俺』ですよ」
5主「ぬあ!!……いや、今回も違うんだよマイサン!君達が赤ちゃんの頃を……
   いや、違う!父さん石ぞ……いないじゃないか。ああ良かった」
3主「たまに妄想見られているんですか。情けない」
5主「自慢ではないが妻達との第4ラウンドを覗かれそうになったこともあるぞ」
3主「黙れ」
5主「いや、すまなかった。これまではクールダンディな路線を追求していた為に、
   ソッチ系は全く見えていなかったからね。ついついタガが外れてしまったようだ」
3主「クールダンディはそんなこと言いやがりませんし趣味もありやがりませんよ」
5主「分かってないな。人間一皮向けばズル
3主「ドアホ」
5主「冗談だよ、冗談。そう怖い顔しないでくれよ」
3主「取り敢えず、王であり二児の父親なんですから少しは気を使ってください。
   俺でさえこの城での貴方の立場を考えて敬語を使っているのですから」
5主「はは、すまないすまない。ところで二児の父親ならぬ、二次(虹)の父親だったら
   相当マズイよね。アキバ系アキバ系。アハハ、いやこりゃ傑作だ傑作」
3主「上手くもない上に意味が分かりませんよ、王様」
5主「……随分とドライだな」
3主「親父ギャグがなせる業でしょうが」
2932/5:2006/02/15(水) 08:19:26 ID:jspJffTS0
5主「で、今日の用件はそれだけかい」
3主「正直もう、疲れたんですよ……たかだかイベントの一つや二つに」
5主「そうか。まあ、特に見所がある城ではないがゆっくりしていってくれたまえ」
3主「どうも……で、今何をやっていたんですかい」
5主「ん?ああ。これかい。これは今度のサミットで話す原稿の草案だよ」
3主「サミット?16世?」
5主「ラッキーマンじゃないよ。要するに首脳会議。世界中の王様や要人が集まって
   話し合いをしよう、という場のことさ」
3主「流石にそれくらい存じ上げてごぜえます」
5主「無意味な嘘はつかないでくれたまえ」
3主「あーはー」
5主「……ま、とにかく我が国の代表として、そして世界を救った者として、
   スピーチをせねばならなくなったって事さ。いやはや、これが面倒なこと極まりない」
3主「なら、大臣かサンチョ辺りに任せれば良いじゃないですか」
5主「そうしたいのも山々だけどね。国の威信に関わることだから、
   やっぱり代表として自分がやらなくては、というところがあるんだよ」
3主「威信ねえ。たかだか挨拶一つではないのですか?」
5主「馬鹿言っちゃいけないよ。各国の主要なメンバーとそれを補佐する切れ者が
   一堂に会する場なんだ。私の言った事が即ちこの国の意向であると考えられ、
   下手なことを言えば私と同時に国が舐められるんだ。たかだかどころではないよ」
3主「なんだか大変ですねー」
5主「心がこもっていないなあ。ま、私は『魔王を倒した人間』として
   大きなアドバンテージがあるから、他の国に比べればはるかにやり易いけどね」
3主「ふーん。で、一堂に集まるのは良いんですが、何を話し合うんですかね」
5主「時期が時期だから、第一に復興政策かな」
3主「まー、大局的」
5主「そりゃそうさ。よーし、僕魔王倒しちゃうぞー。やったー、倒したー。
   これで世界は平和だオールオッケー、なんて物語のような都合の良い話はないさ」
3主「俺たちはそれで通したんですけどね。もう雲隠れしちゃったし」
5主「なんにせよ、戦乱の世が終わっても、家を焼かれたり家族を殺されたりした
   被害者はしっかりとそこに在るということさ。壊れた建物・施設もそのまんま。
   さあそれらをどうしましょう、てことだよ」
2943/5:2006/02/15(水) 08:20:30 ID:jspJffTS0
3主「なんか、考えなくちゃいけない分、魔王討伐よりもメンドそうだ」
5主「それに、金の話も出てくる。というかそれが一番だからね。一筋縄ではいかないよ」
3主「レッツ擦り付け合い」
5主「そうそう。でも今は未だいいよ。それぞれの国に思惑はあれども
   一応世界の大半は『復興』という御旗の元に一丸となれるのだからね」
3主「ああ、そうか。それが終われば」
5主「意識は世界から縮小し、国の単位へと移行する」
3主「魔王という共通の敵、復興という共通の目標があったからこそ、
   闘争が人間同士に向けられることはなかった、ということか」
5主「目の前に人間以上の脅威が迫っている中で、人間同士で争おうとする馬鹿は居る訳がない。
   ま、その後の世界で優位に立とうと画策するお利口さんも居ただろうけれどね」
3主「最悪の場合は教団に取り入る、とか?」
5主「国を護る事が使命ならば、それも選択肢の一つさ。否定は出来ない。
   それに昔の事例を取り上げればそんなこと枚挙に暇がない。当然、起こるだろう。
   なにせ人間の半分以上はエゴで出来ている。例の風邪薬とは正反対だね」
3主「なんか王様のイメージ変わるわあ」
5主「常に最悪の事態を想定して行動するのがリーダーの役目だろう?
   君にも理解出来るところはあるはずさ。その心に大きな理想を掲げていようとも」
3主「痛いこと言いますね。確かにそうやって自分は戦ってきましたが」
5主「だからこそ、私はいい加減にする事が出来ないんだよ。
   放っておけば遅かれ早かれこれからの世界、国の敵は隣国、人間の敵は人間になる。
   精神的にも物理的にも魔物の脅威が薄れた結果、ここ数十年で人口は飛躍的に増加し、
   限られた土地と食物を巡って争いを行うようになるだろう。それが拍車をかける。
   だからこそ今迅速に動いておかなければならないんだ」
3主「それが出来るのは、世界を救い魔物の心さえも救った自分だけだという自負ですか?」
5主「魔物は魔王によって意思統一が図れているから身内での争いなんてしないだろう?
   そういう意味では人間は魔物以下だよ。同じ人間同士で殺しあうことが出来る。
   自分が絶対正義だと驕ってはいないが、むき出しのエゴにのまれるつもりもない」
2954/5:2006/02/15(水) 08:21:51 ID:jspJffTS0
3主「しかしその固有のエゴが人間をここまで進化・発展たらしめたのは事実です、
   どちらが優れているとか論ずるのはナンセンスな話ではないのですか?」
5主「その通りだがね。やはり目の前で色々と汚いモノを見せられると、
   ああ僕たちは『こういう人間』も救うことになったのか、と嫌にもなるさ」
3主「しかし……」
5主「分かってるよ。いや、すまなかったね。なに、だからと言ってどうこうしよう、
   なんて考えてはいないさ。そこまで振り切れるつもりもない」
3主「責任ある立場に立つと、変わらざるを得ないし、変わっていくものなのですかね」
5主「そうだろうね。僕は父が死んだあの日から、その遺志を継ぐことだけが
   自分の使命だったと思っていたし、それが旅を続けていく理由でもあった。
   実は王子だったということを知っても、その後のことなんて何も考えていなかった。
   でも現に僕はここにいる。だから私は逃げることは出来ないし、するつもりもない。
   世界を救った者としての力を、世界へ最大限に発揮できる立場に居るのだからね」
3主「……俺には、ついていけない世界だな」
5主「良いんだよ君は」
3主「同じことを3女にも言われましたよ」
5主「分かってるじゃないか、3女ちゃんは」
3主「貴方と違って、俺たちは社会的最下層のニート気取っていますけど」
5主「君は勇者として充分にその役割を果たした。あとは好きにすれば良いじゃないか」
3主「でも王様はその続きにそれ以上の重荷を背負っている。それは自分には引け目だ」
5主「他人と比べてたら何時まで経っても終わらないだろ?君は世界を救えた。それでいい。
   僕にはもう少し先があるだけさ。それに、これが運命なんだと思うよ」
3主「……幸せなんですか?」
5主「決まってるだろう?そうでなければとうの昔に逃げ出しているさ」
3主「うーん、今まで俺って結構ツエーとか思ってきましたけど、まだまだだったなあ」
5主「己を知るということはいいことさ。君はもっと強くなれる
   やりたいことが見つかったら、その時はじめれば良い。君にはその資格がある」
3主「そんなもんですかね」
5主「そんなもんさ」
2965/5:2006/02/15(水) 08:22:35 ID:jspJffTS0
3主「うん、なんかたかだかチョコ一つで大騒ぎしていた自分がなんと矮小だったかと
   思い知らされましたよ。いやあ、清々しい。ありがとうございましたっと」
5主「その若さも充分に必要なことだとは思うけどね、そう思うならそれでいいさ」
3主「ええ、そういうことにしておきます」

ビア「王様、東の国から使いの方がいらっしゃいました」
5主「そうか。今行く」
ビア「あら、貴方はロトの……子供達から聴きましたが、主人がお世話になっているそうで。
   何時も変な事言ってるでしょ、この人。すいませんね、本当に」
3主「いえ。それ以上に勉強になることを色々と教えて頂いて本当に感謝しています」
ビア「そうですか。こんなムッツリで無学の人でも少しでもお役に立てていれば嬉しいです」
5主「おいおい、旦那の前でグサリと来る悪口はどうかと思うぞ」
3主「はは、いいですね夫婦って。じゃあ、お忙しいみたいなので、おいとまします」
ビア「そうですか、何もお構いせず。貴方がちゃんと言ってくれれば……」
5主「そう言えばすっかり忘れていたなあ」
3主「突然やって来たのは自分ですから、お構いなく」
5主「そうか、また何かあったら来るといい……ああそうだ、ビアンカ。
   確かまだ子供達が使ったおむつとかおしゃぶりあったよね」
ビア「ええ、サンチョさんが『坊ちゃんと奥様の為に』と言って、残してありますよ」
5主「悪いが出しておいてくれ。今夜それを使って……
3主「ってちょ、こらこの変態オヤ
ビア「え?そこまでやるの?……いいけど……でもなあ。で、どっちなの」
5主「そりゃあ僕が……」
3主「おいこら」
ビア「えーやだー。じゃあ人肌に暖めたミルクも用意しないと。
   子供達にもしたことないから緊張しちゃうわー」
5主「ついでに僕のミル……」

3主「……ダメだこいつら」