リアルタイム乙です!
にしても4時間書き続ける気力が凄いですw
ただ、差し出がましいようですができればテキストにまとめて
一括送信した方がいいと思います……。
しかし戦闘描写やっぱうまいですね。
(* ゚Д゚)おぉぉ乙!
FF4がやりたくなった!
>>FF8
スコール視点がコントローラー握ってFF8プレイしている時の自分自身と
うまく重なってくれるような展開の仕方には、いつ見ても感心させられます。
もうずいぶん前のことなのに、ゼル登場時のムービー見た時の心境が
スコール通して蘇って来ました。さり気なく相関関係をおさらいする展開の
11-15の展開も、運びとして巧いなと思いました。
>>FF4
静かな中の再会の描写から、一気に戦いの場面へと繋ぐ連携が本当に
凄いと思った。やっぱりこのスレの根幹を成しているノベライズだと感じる
一方で、GBA版が出たら間違いなく買おうとしている自分がいる。購買意
欲(と言うよりも実際はFF4への興味ですが)を持たせるような書き方なの
は、仕様なのかなと疑うほどにw
とにかく乙です。
ff6 - 07.5 narche
モーグリという生物の生態については研究途上であり、未だに解明されていない
部分も多い。
一般的にモーグリは警戒心の強い動物として知られている。人間に懐く事は
ほとんどなく、相手が自分に危害を加えないと分かるまでは近づくことはもちろん、
人前に姿を見せようとすらしない。そのため、こちらから手を出さなければモーグリが
攻撃して来る事はないと言って良い。
また愛くるしい見た目とは裏腹に、いったん攻撃性をむき出しにすると、どちらかが
倒れるまで攻撃をやめない獰猛な一面を持っている。遭遇すること自体きわめて稀
だが、万が一にでも出会してしまった場合、むやみに手を出すのは危険だ。
主な生息域は寒冷地の洞窟などで、現在ではナルシェ炭坑の奥地のみが確認
されている。体中を覆う白い体毛は、恐らくそういった環境に適応した進化を経て
得たものなのだろう。
群で生活し、リーダーを頂点とした独自のモーグリ社会を築いていることから、
彼らの知能は相当に高いものと推測される。
そんなモーグリの生態について一番の謎とされているのが、背の部分に生えて
いる「ハネ」の様な形状の器官だ。鳥やその他昆虫類などの持つそれと同様の機能を
有するのかは謎である。しかし筆者の知りうる限りでは、モーグリが空を飛んでいる
という記録などは他のどの文献などを調べても見あたらない。このことから、空を飛ぶ
ための器官ではないというのが主流の説である。そうなると、この器官は何のために
存在しているのだろうか。
モーグリについての謎は、ここに記した他にもたくさんある。そしてそのどれもが、
解き明かされないままである。
***
自称トレジャーハンターことロック=コールは職業柄、世界各地の文献を目にする。
もっとも、彼には彼自身の目的があって様々な文献(それこそ古文書から研究書物など)
を漁るのだが、モーグリについて書かれた物は珍しいと、今でも記憶に焼き付いている。
ロックにとってモーグリに関する知識の多くはこの文献の記述を拠にしていた。
だからナルシェ炭鉱内、ガードに追われているところをモーグリ達に助けて
もらえるなどとは夢にも思っていなかった。
その中でも特に目に付いたのは2匹のモーグリだった。彼らのことは恐らく
一生忘れないだろう。
***
「クポー……」
背後――洞窟のさらに奥へと続く洞穴――から聞こえて来たのは、文字で表現
するなら「クポ」とでも書けそうな、間延びして緊張感に欠けた妙な声だった。
ロックは今、とある依頼を受けてひとりの“少女”を捜し求め洞窟内を疾走しこの
場所まで辿り着いたところだった。しかしようやく会えた少女は意識を失って倒れて
いて。しかも悪いことに彼女は、今やナルシェ全力を挙げてのお尋ね者なのである。
よって彼自身が置かれている状況も決して穏やかではない。案の定と言うべきか、
少女を連れて炭坑から出ようと思ったところへ駆けつけたガード達に追い詰められて
いるという状況だ。あるいは自分一人ならばガードの包囲網をすり抜けて、うまく
逃げ切れたかも知れないが、意識を失った少女を抱えていてはそうも行かない。
かといって全員の相手をしていては自分の体力がもたない。言い換えてみれば、
ちょっとした窮地に立たされている。
そんな状況に水を差すような間延びした声のする方を振り返って見れば、武器を
手にしたモーグリの一団が、こちらへ向かってぞろぞろと行進して来るではないか。
ロックはその光景に、驚きの表情のまま視線を隊列から離せずにいたが、やがて
それが自分の周囲を取り囲んだ事に気づいて、通じないはずの言葉で思わず声を
かけてみたのである。
「……モーグリ……助けてくれるって言うのか?」
「クポー!!」
「!?」
ロック自ら――半ば通りがかりのわらに縋る思いで――声をかけておきながら、
それでもまさか返事があるとは予想もしていなかった。予想外で期待通りの反応を
得られた事に、安堵と驚きをない交ぜにした表情でモーグリ達を見つめた。
ちなみにロックは、モーグリがガード側の味方につくという可能性はまったく考えて
いない。自称トレジャーハンター(兼・反帝国組織リターナー関係者)にとって、持ち
合わせたロマンとプラス思考は最大の武器なのだ。自分のことをドロボウ扱いする
人々に対して、この主張は今後も続けるつもりである。
数えてみると11匹のモーグリが、どこから持ち出してきたのかそれぞれ武器を手に
隊列を組んでいる。みなぎる闘志は、言葉を通わせない相手からでも直に伝わって
くる。いつか目にした文献通り、見た目に似合わず獰猛な生き物なのだなと実感し
ながら、群の中のモーグリに目が止まった。
「クポ!」
周囲のモーグリ達に比べて一回り体格が大きいように見えた。言葉こそ分から
ないが、槍を振って他のモーグリを誘導している姿から察するに、どうやら配置を
指示しているようである。そのことからも、彼がこの群のリーダーなのだろうとは
すぐに見当がついた。
「……クポー」
リーダーと思われるモーグリのすぐ後ろには、群の中でもひときわ小さなモーグリが
立っていた。リーダー格のモーグリと比べてしまうせいか、よりいっそう小ささが目立つ。
(親子……なのか?)
そう思ってロックはその2匹の様子を観察するように、無意識のうちに目で追っていた。
3つに分けた隊列の先頭を歩くリーダー格のモーグリのすぐ後ろを、小さなモーグリは
離れずについて歩く。ときおり気遣うように後ろを振り返るリーダーに、小さなモーグリは
頷くように短い首を振って応えた。
ロックには、残念ながらモーグリの言葉を理解する能力はない。けれどもそんな姿を
見ていると、まるで彼らが“親子”以上の絆で結ばれているように見えるのだ。
「……クポ!」
ミスリルスピアを担いだリーダー格のモーグリが、槍を掲げる。まるで開戦を告げる
武将のような、とても勇ましい姿である。他のモーグリ達はそれに従うように武器を構えると、
いっせいに前方を見据えた。
帝国軍にも劣らぬ整った指揮系統だった。そのことにロックは僅かに戦慄を覚える。
ただ、帝国軍のそれと違うのは――多少ではあるが、クポクポうるさい事ぐらいだ。
「クポ……」
控えめな声で、リーダーの後ろに立つあの小さなモーグリが寄り添うように歩み
寄った。槍を降ろしたリーダーが短い首を後ろに向けると、槍を扱うには小さく見える
手を差し出した。
(大丈夫、ボクがついてる)
ロックの耳には「クポ」という愛らしい鳴き声の代わりに、そんな言葉が聞こえた気が
した。これも、彼曰くロマンのなせる業なのか。それは本人にさえ分からなかった。
炭鉱内の奥深く、そこは薄暗く入り組んだ岩場と細い道が続く場所で、相手の位置を
見通せない。そのためこちらだけでなくガード側にとっても悪条件下での交戦となるだろう。
ロックとモーグリ3匹。リーダー率いるモーグリ4匹。それからもう1つのモーグリ4匹の
グループで、少女の倒れている地点から3つに分かれた道をそれぞれ進んでいく。
彼らのうち、どこか1つでも突破されてしまえば、意識を失って倒れている少女はガード達の
手に落ちてしまう。
――ナルシェの連中に、道を譲るわけには行かない。
決意を新たにしたロックは、ちょうど反対側の道を進もうとしていたリーダーと、後ろの
小さなモーグリに向けて言った。
「そのちっこいの、ちゃんと守ってやれよ」
「クポー!」
任せろ! とでも言わんばかりに槍を担いでみせるリーダーの姿に、ロックの表情は思わず
ほころんだ。
***
薄暗い炭鉱内の細い道。出会うべくして両者は出会い、鉾をまみえる。
口汚く少女の事を罵りながら、ガードの連中は剣先を向けて来た。
きっと彼らにも、理由があるのだろうとは思う。武器を持って戦う理由、相手の
命を奪うことも厭わない、その理由が。
――もちろん、それは俺にだって言えることだ。
ロックは手に持った短剣をためらい無く振り下ろした。彼は、彼の目的のために
武器を取り、戦いの場へと自らの意志で身を投じている。その理由を日頃から、
あるいは戦場で敵として向き合った者に教える必要性はない。
勝つか負けるか、戦いの結末はその二択でしかない。そして、自分に求められて
いるのは「勝つ」という結果のみである。この場では逃走という選択肢も敗北を
意味している。どうあっても引き下がるわけには行かなかった。
シルバリオの攻撃が自分の身に命中した時に、隣のモーグリがポーションを投げて
寄越してくれた。それに続き、武器を振り上げてくれた別のモーグリの姿がこれほど
までに頼もしく見えた事はない。彼らにも、武器を取って戦う理由があるのだろうか?
「リターナーに加わらないか?」
言葉が通じないという事を忘れて、ロックはそう声をかけてみる。
「クポ?」
「クポー」
「クポポ」
彼らは思い思いに飛び跳ねながら、一応こちらの質問に答えてくれているようだった。
「……ダメだよな、やっぱり」
そう言って今さらながら肩を落とすロックの耳に、凄まじい轟音が届いた。おそらくこの
洞窟内のどこかで、落盤が起きているのだととっさに身構えたが、それにしては伝わって
来る振動が小さい。まさかそれがモーグリの持つ特殊能力であると言うことは、このときの
ロックが知る由もなく、またモーグリのリーダーによって、ガードリーダーが倒された事を
知るのは、もう少し道を進んで全員が合流してからのことだった。
ガードを退け倒れている少女の元に戻ったモーグリ達は、役目を終えた事を知ると
自分たちの暮らす洞穴へと帰って行った。相変わらずクポクポと賑やかな一行が
去った後の洞窟内は、驚くほど静かだった。
「モーグリ達、恩に着るぜ!」
モーグリ達が去っていった方向に叫んではみたものの、自分の声が反響するだけで
返事はなかった。
心からの礼と感謝を口にした彼の手に、ミスリルシールドや複数のポーションが握られて
いるのは、職業柄か身に付いたアビリティのお陰だと言うことにして。もっとも、この場で
それをとがめる者もなかった。
膝をついてかがみ込み、少女の様子をうかがう。まだ目覚める気配が無いことを知ると、
ロックは少女を抱え上げ、炭坑の出口へと向かった。
ロック=コール。
胸にはロマンを、両手に戦利品を持った彼は自らを「トレジャーハンター」と呼び、人は彼を
「どろぼう」と呼ぶ。
−ナルシェ援軍<終>(ff6 - 08 narcheに続く)−
----------
・ティナが意識を失っている間に起きるナルシェ炭坑のシミュレーションバトル。
時期的にはナルシェ編7と8の間。
・シミュレーションバトルというよりも崩壊後に取得できるアイテムの伏線(の、つもり)。
実はこの場面、後で振り返ると切ないと思うので書きたかった。
…全力は尽くしたので反省はしていない。お読み下さった方、ありがとうございました。
補完乙でした。
299さん新作乙です。
相変わらず引き込まれる文章ですね。
自分も思わずGBA版に食指が伸びそうになりましたw
更新遅れていますが、なるべく早く追いつけるようにしますので宜しくお願いします。
>>643 FF6作者さん補完乙です。
ロックがモグとリターナーと戦う件はちょうど書かれていなかったので良かったです。
それではそのままナルシェ編7と8の間に組みこまさせて頂きますので宜しくお願いします。
どうもFF8作者です。
いつも暖かいご声援有難うございます。
実は、アルティマニア読んでて、間違いに気づきました。
>>534にて私は、スコール18才、キスティス19才と書きましたが、
正しくは、スコール17才、キスティス18才の誤りでした。
訂正してお詫び申し上げます。すんませんしたー!
久々の有給、ちょこっとだけ続きをカキコします。
FF8 第一章 SeeD-20
「はいはい、注目」
冗談はここまでとばかりに、キスティス先生が手を打ち鳴らす。
「今回の試験には、A班からD班、総勢12名が参加します。あなたたちはB班。
担当する教官は私。チームワークを大切にして、見事に試験をクリアしましょうね」
・・・チームワークか、サイファーに言ってくれよ。乱す者がいるとすれば、
それは奴しかいないだろ。
「チームワークってのはな、班長の俺に迷惑を掛けないってことだぜ」
サイファーがうそぶいた。やれやれだ。
サイファー、あんたが班長ってだけで、俺は充分迷惑してるんだ・・・
「迷惑厳禁!班長絶対!」
まるで俺の心の内を見透かしたかの様に、風神が強い口調で言ってきた。
風神、その名の通り風変わりな女性だ。
俺以上に無口で、たまに口を開いても、無駄を省いた熟語のみで会話を成立させてしまう。
銀髪に染め上げたショートカット、右目を覆うアイパッチという奇抜な格好とも相まって、
同い年の17才でありながらも、一種近寄りがたいオーラを放っている。
風神が再び口を開いた。
「ゼル?」
ただそれだけの台詞だったが、ゼルに向けられた隻眼が「反論はゆるさない」と
雄弁に語っている。
「・・・了解だ」
憮然とした表情のまま、ゼルが応じた。
ゼルの様に陽気な男にとっても、風神は苦手な存在らしい。
FF8 第一章 SeeD-21
「そうだ、これはB班のルールだ。忘れんじゃねぇ」
「ルールだもんよ!守るのは当たり前だもんよ!」
サイファーの言を受けて、今度はもう一人のとりまき、雷神が声を張り上げた。
俺より一つ上、キスティス先生やサイファーと同じく、18才の男だ。
ダミ声、いかつい顔つき、ガタイのいい体躯といった外見に反して、
雷神は意外にとっつきやすい性格をしている。
物事に深い執着を見せず、誰に対しても拘りなく話しかけるあたりは、
風神と好対照を成していると言っていい。
「雷神、だったらお前ら2人がサイファーと組めよ。いつでも喜んで代わってやるぜ」
ゼルが噛み付いた。
風神を苦手とするゼルも、雷神相手なら気兼ねなくモノが言えるのだろう。
「おう、そうしたいのはやまやまだもんよ」
ゼルに向き直って、雷神が応ずる。
「でもよ、俺たちゃこないだの筆記で赤点を、痛っ!風神、痛いもんよ」
風神が顔を真っ赤にしながら、雷神にケリを入れている。
・・・なるほど、そういうことか。
SeeD認定試験は、筆記と実技の二段階に分けて行われる。
当然ながら、筆記試験に落ちた者は実技試験を受けることができない。
サイファーと一緒に試験を受けられない不満に加え、サイファーと同じ班に
何かと確執のある俺がいることを知って、サイファーの身を案じているのだろう。
またいつかのように暴走して、試験がオシャカにならねばよいと。
その点では、おれも全く同じ思いだ。
FF8 第一章 SeeD-22
ピリリリリリリーッ!
突如、ホイッスルの音が鋭く響き渡った。
「SeeD認定試験を受けるものは集合、整列せよ」
ヤマザキ先生だ。
言に従い、俺たちは班ごとに隊列をなして、次の言葉を待つ。
「試験を行うにあたり、学園長から諸君に訓示がある。学園長、どうぞ」
ヤマザキ先生の言葉を受けて、学園長が演台に立った。
全員が敬礼で迎える。
にこやかな顔のまま返礼する学園長。
シド・クレイマー、バラムガーデンの学園長。
SeeDとはガーデンが世界に誇る傭兵のコードネームだが、SeeDno理念を提唱し、
その理念に基づきガーデンを設立したのも彼だ。
ガーデン。その入学資格は5才から。
年齢や能力に応じて3つの段階が設けられている。
5〜10才を「年少クラス」とし、まずは基礎学力・一般教養の習得を目指す。
11〜15才までが「訓練生」で、従来のカリキュラムに加え、戦闘訓練や戦史、戦術などの
研究も行うようになる。
15才以上は「Seed候補生」として、より実践的な訓練を受ける。
訓練をこなし、与えられた試験・課題をすべてクリアした者は晴れてSeeDとなり、
傭兵として各地に派遣されることになるのだ。
FF8 第一章 SeeD-23
「ええ、皆さんこんにちは」
シド学園長の話が始まる。いつもと変わらぬ、穏やかで丁寧な語り口だ。
近隣諸国にまでその名を轟かせる傭兵のプロ、Seed。
その育ての親とも言うべき人が、このシド学園長なのだが、
知らぬ人がこの光景を見たとしても、彼が学園長だとは決して思うまい。
「皆さんが待ちに待ったSeed認定試験が、今日、いよいよ開催されます。
とはいえ、皆さんがこれから向かうのは、本物の戦場。当然ながら、
行われるのは、本物の戦闘です。どうです?怖気づいた人はいませんか?」
微笑をたたえた目で受験者一同を眺め渡す。
戦場・・・生と死、勝利と敗北、栄光と屈辱、全てが隣り合わせの世界。
そんな事はもちろん全員覚悟の上だ。今さら怖気づく者など一人もいなかった。
「けっこう!」
満足そうに頷くシド学園長。
そして茶目っ気たっぷりの表情でこう付け加えた。
「今回の作戦には、君たちの他に正規Seedが9名参加します。
万が一君たちが全滅したとしても、彼らSeedが立派に任務を果たしてくれる事でしょう。
その点だけは、心配しなくてもいいですよ」
数名の生徒がお愛想程度にくすりと笑った。
「頑張ってください。健闘を祈ってますよ。私からは以上です」
敬礼に見送られ、去っていく学園長。ヤマザキ先生が後を継いで言った。
「現地へは班単位での移動となる。諸君に与えられる任務・作戦については
移動中に担当教官から話がある。では、移動にかかれ」
今日はここまで。有難うございました。
乙っす、仕事も頑張ってな。
ところでGBAのFF4の公式サイト見てきたんだけど、
なんかかなり追加イベントとか出てきてるのな。
もしかしたらこのままSFCのノリで4を補完していくと、
GBAとは食い違う部分が出てきたりして……しょうがないかなそれは。
各シリーズ作者さん
保管人さん乙です
この書き込みでたぶん480kb?
そろそろ次スレ準備に入った方がいいと思われ
○このスレのコンセプト
DQはちゃんとした小説がエニックス出版から出ていますが、FFは2以外まったく刊行されていません。
文才と多少の暇のある方、どうかこのFFDQ板でFFのどの作品でもいいので、ストーリーの最初から
最後まで完全小説化してみてください。
といっても一人でこんなこと最後までやりつづける人はいないでしょう、普通。印税入るわけじゃないし。
ただの趣味だし。根気が続くはずが無い。
なので、リレー小説にするのが妥当かと。
結構おもしろい企画だと思いませんか?
ただ飽くまでも「公式の小説が出版されていない作品を情熱あるこの板の住人がノベライズする」
がコンセプトなので、FFでなくてDQでもいいです。
ただしDQ1〜7は当然対象外になるわけで、可能なのはモンスターズ等でしょう。
やはりプロの作品にはかなわないですから、DQ1〜7は書く必要がないわけです。そういうものです。
***
こんな感じでどうか。
間違いあったら指摘してくれ、多分大丈夫だと思うけど・・。
つーか「現在の進行状況」を確認してて思ったけど、
シリーズ別にこのスレ見ていくのって、かなり骨が折れるな。
これじゃまとめサイトの管理人さんもさぞ大変だろう。
>管理人さん
スレからシリーズごとに抽出・簡易テキストにまとめて、うpとかしたら更新の助けになる?
>>655 テンプレ案どうもです。
それで大丈夫だと思います。
>>656 お気遣いありがとうございます。
そうですね、確かにそうして頂くと大分時間は省略出来ると思います。
では
>>656さんもし宜しかったらお願いできますでしょうか?
>>658 早速ありがとうございます!
更新頑張ります(`・ω・´)シャキーン
乙
お
どうしよう・・・まだ容量ある・・・
保守
というか、死守w
こっちはもう落としてしまっていいんじゃない?
こんなとこに書かないで本スレ盛り上げて作者陣を労おうよ・・俺もだけど
FF4アドバンスの追加部分はノベライズされるんだろうか?w
アドバンス追加ってクリア後のダンジョンだけだっけ。
670 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/12/24(土) 23:01:01 ID:H8C8qzuu0
上げ
えっ上げちゃうの?ww
カインの試練のとこだけでも…!
>667>672
さすがに遺跡まるごと追加は辛いと思われ。
だい〜〜ぶ先の話になるが、カインの試練だったら無印幻獣神あたりにねじ込めそうな気がする。生き残ってるのが竜騎士ひとりっていう状況になりやすいし。
セシル達が真の光かどうか審判を下す、とかいう発言もあるし、今ひとつ出所のはっきりしないクルーヤの力の根源とバハムートを絡めるのも面白いかもしれないな。
パラディンの源流は月の民の血じゃなくてバハムートにあったとか。
……いま考えついただけだけど。
674 :
FF5:2005/12/26(月) 18:34:45 ID:9iHahJg/0
FINAL FANTASY 5 (62) 「飛竜」13
一見して熊と見間違うかと思うような体躯を唸らせて歩き、男はマギサと並んだ。
「この人はアタシの旦那のフォルツァ。頭は悪いけど見ての通りの巨体さね」
三人はごくりと唾を飲み、再び戦闘態勢をとった。
フォルツァがそれを見てぐっと腰を落とした。
「やっちまいな!!」
「おおおおおお!!」
マギサの号令に合わせてフォルツァが、その巨体に見合わぬ速度で三人に迫った。
その勢いのまま丸太のような腕をバッツめがけて振り下ろした。
バッツはそれを横っ飛びに反転しながらかわす。フォルツァの拳はそのまま地面に
突き刺さった。
それを素早く一気に引き抜き、巨体を反転させながら背後に回ったガラフとファリス
を蹴り飛ばした。
「がっ!」
「ぬぅ!!」
二人の体は吹き飛ばされ、浮遊感に包まれる。そして落下・・
地面に叩きつけられた二人は素早く身を起こし、フォルツァに向き直る。
「よけろーー!!」
バッツの咆哮に、二人は咄嗟にその場を飛びのいた。次の瞬間、二人の居た場所が
激しく燃え上がる。
マギサの放った魔法だった。
「ちっ、ちょこまかと!」
バッツは剣を構えなおし、思う。
(──強い!今まで闘ったどんな敵よりも)
「はあああああ!!」
フォルツァが地を蹴り、バッツに突進する。作戦を考える暇も与える気はないらしい。
そのバッツの視線の左端で、レナが青ざめた顔のまま立ち上がった。
675 :
FF5:2005/12/26(月) 18:37:04 ID:9iHahJg/0
FINAL FANTASY 5 (61) 「飛竜」12
やがて人影は四人の前に完全に姿をさらした。
腰に鞭を巻く、30前後の女。
「何者だ!」
バッツが剣を突きつけながら叫んだ。が、別段気にした風もなく、というよりまったく意に介せず、
蛇のような視線を四人にめぐらせる。
その視線が、レナを捉え、口の端を持ち上げニタリと笑った。
「ヒッヒッヒ、何か獲物が掛かるかと思えば、タイクーンのお姫様じゃないか」
「貴様っ・・」
『獲物』という言葉に逆上したファリスが腰の剣を抜きはなち、突進する。が、
「ふん、馬鹿だね!」
女は急にしゃがみ込み、縄らしきものを引っ張った。するとファリスの足元の土が音を立てて
勢いよく下界の森へ落ちていった。
「ファリス!!」
「落ちたよー、ヒッヒ・・・何!」
しかしファリスは落ちなかった。硬い地層に剣を突き刺し、落下を免れていた。そして器用に、す
いすいとあっさり上ってしまった。
バッツとガラフが、レナを抱えてファリスに駆け寄った。
「大丈夫か!」
「ああ、それより・・」
キッとバッツ、ファリス、ガラフの三人が女を睨む。
思わず女は腰に巻いていた鞭の柄に手をかけた。
「ヒヒ・・・いいだろう、教えてやるよ。アタシはこの山でハンターをしてるマギサってもんさ。と言
っても狩りをする相手は動物に限らない。アタシらは魔物、時には人だって狩る。今みたいにね」
ひゅっ、ぱぁぁぁぁん!と音を立て、鞭を抜き地面に打ち付けた。
三人は、まだ顔を青ざめさせているレナをそっと地面に下ろし、庇うように立つ。
・・・再び、マギサの顔が、醜悪な笑みに変わった。
「アンタ!出番だよ!!」
その声に反応してか、奥から大きな、否、巨大な男が現れた。
676 :
FF5:2005/12/26(月) 18:37:57 ID:9iHahJg/0
FINAL FANTASY 5 (63) 「飛竜」14
同時にマギサは、ファリスに向け洗練された動きで素早く鞭を振った。
唸りを上げ遅い来る鞭は動きを予測するのが難しいが、ファリスはそれを剣
で受け止めた。
「へへ、ちょろいぜ」
剣に巻き付いた鞭をマギサと引き合いながら、ファリスはニッと笑った。
青魔道士の真髄は、その眼力にある。
敵の攻撃を見極める事に長け、熟練の青魔道士は敵の体内で練られる魔力
の流れを見極めることもできるという。
「でかしたファリス!」
ガラフがここぞとばかりにマギサに突進する。
しかしファリスは気付く。鞭の引き合いをしていた時から、マギサが片手で鞭を
握っている事を。
そしてもう一方の手は掌をファリスに向けられていた。
マギサの意識と視線が、ファリスからガラフへと向けられる。
「ガラフ!魔法に気をつけろ!」
言うが早いか、マギサの掌はガラフへと向けられ、間髪入れずに魔法が放たれた。
ガラフは危険を察知し、受身の事など考えずに体を捻り、地面に突っ伏した。
ガラフの背中の服が弾け、服の生地が宙を舞った。そしてそこからプシュッと血が
噴き出た。
放たれたのは渦巻く烈風の塊り、風の魔法エアロだ。ガラフの体をかすめた魔法
はそのままガラフの後方へ流れていき、山の岩肌を削り取った。
「てめぇ!!」
マギサの意識がガラフに向けられた一瞬、ファリスは剣に巻き付いた鞭を素早く
ほどき、マギサに斬りかかった。
他の方々と比べると随分下手な文章かと思いますが書かせていただきました。
因みに、バッツ『ナイト』ファリス『青魔道士』レナ『黒魔道士』ガラフ『モンク』で書いています。
ファリスが罠にかかるシーンでは、オリジナルの展開だと綱渡りというのは無理があるかと
思い、こう書きました。杭とか持って無さそうだし。話の本筋には傷つけてないと思いますが・・。(´ー`;)ハラハラ
ちなみに崩れ落ちたのは足場の一部で、人が通れるくらいではあったとか思って下しあ。。
とにかく華麗にスルーしていただけると幸いです。
最後に。もう一方のほうとサブタイトルが一致していませんが、北の山1.2.3→飛竜12.13.14として
書いています。どうまとめるかはまとめサイト管理者様にお任せしたいと思います。
勝手ですかね?ヽ(´Д`;)ノすいません。
しかも
>>677でも、「北の山1.2.3→飛竜9.10.11」でした。すいません。
>>676 投稿どうもです。
ボス戦ですか、中々迫力がありますね。
5はジョブがあるので描写が細かくて大変だと思いますが頑張ってくださいね。
ではサブタイトルですが、北の山1.2.3を飛竜9.10.11にしてまとめさせて頂きます。
あとこれから投稿は新スレの方にお願いしますね。
埋めはどうしますか?
まだ容量あるし、放置しましょう
保守
だからこっちに書き込むなって