ヴィンゼントとユフィを同じ部屋に閉じ込めてみた

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「えー何これ!真っ暗だよ!もしかして閉じ込められたってやつ?」
「…そのようだ」
「このユフィちゃんを閉じ込めるとはなかなかやってくれるじゃないのさ。
(ゴチッ)あいたっ!」
「…座ってろ…思ったより狭い…」
「こんな暗いのに見えてるの?アタシまだ全然目が慣れないよー」
「……闇には慣れている……」
「ふーん…。あーやだなんかジメジメしてて寒いよここ。
ずっと座ってたらオシリ冷えちゃいそう。」
「………」
「…まいっかぁ。アタシたちがいないとわかればクラウドたち、
もどってくるもんね」
「………」
「壁こわすのにいきなり破晄撃とか叩き込まれたらやだけどさ。」
「………」
「………ヴィンセント」
「………」
「ヴィンセントってば!」
「………なんだ」
「なんだじゃないよもう〜。返事くらいしてくれたっていいじゃん!」
「…すまんな」
7802:2005/10/12(水) 03:09:50 ID:KdlauHG4
「んもう、せっかくこーんなかわいいコとふたりっきりなんだからさ、
もうちょっとうれしそうにしたっていいじゃん?」
「……ふ」
「あーっまたその笑い方!なんかヴィンセントってさ、
いっつもアタシのことかなり子供扱いしてるよね?
コルネオに張り付けられた時もさ、
ダチャオ像から降ろしてくれたのはうれしかったけど、
お姫様抱っことかじゃなくて、全然片手で子供抱っこってゆーか、
ほとんど米袋かつぐみたいだったしさ。
ちょっとムカツイてたんだからっ」
「…お前がいた位置が高かったのだから仕方がない。
…たまたまそうなっただけだ…」
「とか何とか言いながらまた『ふっ』とかさっ。笑っちゃうんでしょ。
こう見えてもアタシだって
ウータイじゃ捨てたもんじゃないんですからねーだ。」
「…自室に鏡と化粧箱を置くような年頃の女性を
子供扱いはしてないつもりだが…」
「!…知ってた…ってゆーか見てたんだそんなの。…びっくり。
じゃあさ、…じゃあ、えっと、アタシって、どうかな…?」
7813:2005/10/12(水) 03:11:25 ID:KdlauHG4
「…どう、とは…?」
「……ぶー。カンジンなところでボケるんだからもぅ」
「…お前の言うことはよくわからんな…」
「もーここ寒いっ。クラウドたち何してんだよー。
ヴィンセントったらこんな時男の人がよく言うセリフあるじゃん!
子供扱いしてないならたまにはあーいうの言ってみてよねっ。
あっまた笑ってるんだから!」
「……ふっ…あれは下心があるとすんなり出るセリフというものだ…
まあいい、寒ければこちらに来い…」
「…いいの…?…アタシほんとに行っちゃうよ?
…隣くっついちゃっていい?
…あの、できればマントの中…とか…
…えっと、その、あったかそうだし…」
「かまわない…というか、おかしな奴だな…今さら遠慮もないだろう」
「だって…(ルクレツィアさんとか…)…えぇい気にしない!
ヴィンセント、今そっち行くね!」

         (が    つ    ん   っ)

「ユフィ!」



――――ユフィ、勢い余って壁にデコ激突。
クラウドたちが助けに来るまで、
ヴィンセントの腕の中にいたことは本人だけが知らない事実――――




               (たまにはカコイイヴィンが見たいDCスレ住人記)