1 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:
2 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/28(木) 22:22:14 ID:W2Q8jPd/
2
4 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/28(木) 22:30:14 ID:dQiFU4QQ
最後にage
そして俺が「乙」と言う
FF6が大文字って……調子狂うなぁ
そんな下らない事で文句言うなよw
前スレも前々スレも大文字なわけだが
9 :
クラウド編:2005/07/29(金) 00:07:55 ID:YKDuMklt
その場の人間すべてが、時間という概念を忘れたかのよう。
ジークフリードの剣が地面に刺さったその時、堰は抜けた。
闘技場中の人間が叫び、意味のない声の渦を作りあげる。
王者が破れた瞬間に。そしてひとりの男が新たな伝説を打ち立てたことに。
ただ彼らは言い様のない高ぶりを覚えていた。
「…完敗だな」
ジークフリードの顔には笑みが浮かんでいる。
その笑いの意味を察することは今のクラウドには出来なかったが。
「強くなった。本当に」
興奮しきった司会の声もふたりの耳には届いていない。
ジークフリードが手を述べる。それが握手を求める手であることにクラウドはだいぶ遅れて気がついた。
汗ばんだ右手でジークフリードの手を握る。彼の手もまた、自分と同じように湿っていて。
「君なら―――大事なものを守れるだろう」「どうして…!」
「分かるさ。君の顔に書いてある」
晴れやかな表情で、ジークフリード。負けたというのにどこか穏やかなその顔に、クラウドは少しだけ困惑してしまう。
10 :
クラウド編:2005/07/29(金) 00:09:18 ID:YKDuMklt
「クラウド!」
フィールドにエアリスが駆け込んでくる。
その瞳には、涙。
エアリスが涙を流すのをクラウドは今まで見た事がなかった。
どんな時でも強く、希望を失わないエアリス。そんな彼女が今、とりとめもなく泣いている。
「クラウド…わたしザックスに会ったよ…クラウドの隣に…ザックスが…」
頬には涙が伝っているが、その顔は笑顔だ。クラウドもつられて微笑む。思えばこの三日間ろくに笑っていない。
「ザックスは…いつもクラウドのそばにいるのね…」
「エアリスのそばにもな」
そうね、とエアリスは目を伏せ、重ねた両手を胸に持っていく。
「聞こえるよ…ザックスの声。クラウド、よくやったな、って…」クラウドもそれにならって目を閉じる。
言うべき事は、ひとつ。
――――ありがとう。
照れるって。そう彼が言うのが、確かに聞こえた。
11 :
クラウド編:2005/07/29(金) 00:10:05 ID:YKDuMklt
闘技場を出る。
あれからサインをくれだのインタビューをさせてくれだのと人が押し寄せてきたのだが、ジークフリードが上手く手をまわしてくれたおかげでなんとか外に出られたのだ。
「クラウドーっ!エアリスーっ!」
聞き慣れた声。
艶やかな黒髪の女性が走ってくるのが視界に止まった。
「ティファ!エドガー達も!」
ティファを始め、エドガーやティナ達がこちらへやってくる。
「迎えに来たぞ」
「がうー!クラウド!エアリス!」
「その顔だと…やったのでござるな!」
「すごいわ!おめでとう!」
「ちょっと見直したぞ!」
各々が賞賛の言葉を述べる中、ティファは早くも泣き出している。「ティ、ティファ!?」
「ごめん…クラウド…強くなったんだね…すごく…見たときから…わかった……」
「あー、クラウド、ティファ泣かせた!!」おどけたしぐさで、ユフィ。
どうしていいのか分からずしどろもどろするクラウドに、ティナが追い討ちをかけた。
「チャンピオンも、女の子の涙には弱いのね」
12 :
クラウド編:2005/07/29(金) 00:11:43 ID:YKDuMklt
「違いない」
エドガーが締めくくり、しばしその場には明るい笑い声が響く。
ティファの肩に手を置いたクラウドは顔を赤く染めながら、それでもあくまでクールを装う。
しかし―――
ぐううう…
絶妙のタイミングで、クラウドの腹が鳴った。こればかりは止められない…止められないのだが、一同の笑い声は更に大きくなった。
今度こそクラウドはなりふり構わず叫ぶ。
「し、仕方ないだろ!あんな強い奴と戦って…」
「くっ…ふふ…ごめんね、クラウド…」
「ティファまで…」
「いやいやいや…よし、じゃあまずはどこかで食事だな。私のおごりだ、好きなものを食べるといい」
「さっすが王様!」
はしゃぎはじめる皆を見渡し、エアリスは愛する彼へ想いを馳せる。
―――いつでも、そばにいる。
「ザックス…」
それは呟いた当人にしか聞こえないぐらいの小さな声だったけれど。
じんわりと、応えるように胸が暖かくなるのを感じた。
「エアリス?早くご飯食べにいこうよー」
ユフィの声に手を振り、エアリスは駆け出す。
青空を流れる雲。
それは彼に―――ザックスにとてもよく似ていると思った。
終わった…
クラウド編!
新スレかぁ。みんなより文章は粗い俺だけど、精一杯頑張る。
これからもよろしく。
タークス編もツォンと再会したらセリスあたりと絡ませようかなと思ってる。
新スレ第一作乙。
再会らしい再会で良かった
15 :
バルガス変:2005/07/29(金) 00:29:49 ID:r0fgDsA3
妻との夜の営みを終えた俺は、辺りはまだ真っ暗であるにも関わらず修行に出た。
ゾゾ山はいい修行場所になる。
落ちぶれはしたが、マッシュとダンカンへの復讐を諦めたわけではない。
さて、俺の烈風殺は今日も冴えるぜ。
雑魚どもが一蹴される快感・・・・いい・・・・いいぞ・・・アッー!
「久々に見かけたと思ったら、こんな所で雑魚狩りか?」
むっ!?この声どこかで・・・・
「き、貴様はダダダルマー!」
「ダが一個多いぞ!宿敵の名前ぐらいいい加減覚えろクソヤロー!」
「貴様が勝手に宿敵と言い張ってるだけだろう・・・俺は忙しいんだ。さっさと失せろ」
「そうはいかないな。ワシも宿敵と出会ったからには、はいそうですかと帰るわけにはいかんのだ」
「断る!俺は今雑魚狩りで忙しいんだ!」
「ほう、お前の嫁がどうなってもいいのか?」
!!
こ、こいつ・・・・以前も俺のペットのサボテンダーを人質にしたことがあるぞ・・・。
同じ手を何度も使いやがって・・・!
「くくく、さあどうする?まあ、ワシが怖くて戦えないというのならこの場は退いてやってもいいが」
「ふん!たわごとなどききたくない
わ!相手してやるからとっととかかってこい!」
今日は厄日だクソ・・・。
16 :
タークス編:2005/07/29(金) 01:12:51 ID:YKDuMklt
鈍色の雨が、灰色の街に降り注ぐ。
ゾゾの一角、とある建物の前で三人の人間が緊迫した様子で顔を付き合わせていた。
「…恨むなよ」
「…わかってますよ」「…一回勝負だ」
三人から漂う異質な雰囲気は陰気な街の風に溶けていく。
………今が勝負。
息を詰め、気を落ち着かせる。
そして―――
「じゃーんけんポン!」
結果。
グーが一人、パーが二人。
誰が見ても明らかなイリーナの敗北だ。
「あーあ…」
「はい、イリーナちゃんの負けだぞ、と。約束どおりノックはお前がやれ」
嘘つきで有名な街の住人からリターナーの基地がある場所を聞き出し、(正確には脅して聞き出したのだが)やってきたはいいが柄にもなく緊張してしまった三人は古来より伝わる伝統的勝負方法―――つまりはじゃんけんでノックをする人物を決めることにしたのだ。
その結果が上のとおり。
「別に難しい事じゃねーだろ?ノックして、出てきた奴にツォンさんに取り次げって言うだけだろうが」
17 :
タークス編:2005/07/29(金) 01:13:51 ID:YKDuMklt
それが難しいんですとイリーナがごちる。
「ツォンさん、あたし達を見たらどんな反応するんでしょうね…」
「殴られるに1000ギル」
「………俺もだ」
レノが真っ先に口を開き、ルードがそれに同意する。
「じゃああたしも…」「みんな同じだったら賭けじゃないぜ?お前は殴られないに2000ギルな」
「ちょっと何ですかそれ!倍額になってるし!」
「いいから早くしろってのー」
半眼でレノをねめつけながら、イリーナは軽くドアをノックした。
「……何の用だ」
少しの間を置いて、ドアの向こうから警戒心むきだしの声が返ってくる。
息を整えたイリーナが低めの声で―――
「旅の者だ。ツォンという男に取り次ぎ願いたい」
「………旅の者?」
「ケフカの手先ではない、安心しろ。といってお前らの味方でもないがな」
安普請なドアごしに、沈黙が流れる。
「……入れ」
だいぶ間を開けて、ドアがゆっくりと開いた。出てきた男の後ろで更に男が二人、用心深く剣の柄に手をかけている。
先頭の男はイリーナ達を眉を寄せてざっと眺めてから、
「…武器を寄越してもらおうか」
これには三人も素直に従う。
彼らからすれば見ず知らずの怪しい旅人に武器を持たせたまま基地に入れる訳にはいかない。
久々のタークス編。この後の構想はだいぶまとまってるのでわりとスラスラいける…かな?
バルガス編作者さんもガンガレ!
バルガス変て、前スレ作者と別人っぽい?
ダダダルマーテラワロスw
>たわごとなどききたくない
>わ!
テラワロスw
22 :
タークス編:2005/07/29(金) 14:51:11 ID:YKDuMklt
三分ほどで二本の刀とグローブ、それに暗器が男三人の手に収まる。
「こっちだ。ついてこい」
この街にはミスマッチな清潔感漂う床を歩く。見たところきちんと掃除も行き届いているから、けして人手は少なくないのだろう。
歩を進めるほど、レノ達の間の空気は重くなる。かれこれ一年振りの再会。しかしそれは喜ばしい事ばかりではない。
「ツォンさん。客です」
ツォンはその時、バナンと茶を飲んでいた。近くではナナキが丸くなって眠っている。
「客?誰だ?」
「旅人だそうですが」「一応通してくれ」
思い当たるところがない。だが…何となく通さなくてはいけないような気がした。
扉が開く。
その先に待っていたのは、あまりにも哀しい邂逅――――
開けられたドアから現れたのは、フードの付いたマントを羽織った三人組。
「………」
呆然となる。
一瞬頭の中から全ての事がすっぽりと抜けてしまった。
「………お久し振りです。ツォンさん」
見なくなってから久しい紅が揺れる。
それが、ツォンが認識できた現実だった。
23 :
タークス編:2005/07/29(金) 14:51:56 ID:YKDuMklt
一年ぶりに会ったツォンは前よりかなりやつれて見えた。
こころなし痩せてみえるし、何より肌の血色が悪い。
「ツォンさん!?」
イリーナが驚いた様子で声をあげる。
ツォンの頬には一筋、雫が流れていた。
「お前ら…生きてたのか?」
「えぇ、まぁ」
「連絡ぐらい、しろ!」
泣きながら怒るという状態で、ツォンは眼前の三人の部下を見渡す。まったくといっていいほど、彼らに変わりはなかった。
「とにかく立ち話も何だな。そこに座るといい」
いつの間にかツォンの背後に立っていたバナンが、レノ達に椅子を進める。
「全員負けか…」
レノがぽつりと呟いた。
暖かな湯気を立てる紅茶を一口啜り、ツォンは息をつく。
「私はあの後…事情あってロック達と行動を共にしていた。世界崩壊のあとはもう戦えなくなってしまって今はここに落ち着いている」
自嘲するような笑みを浮かべ、自分の足を軽く叩いてみせるツォン。
誰も何も言わなかった。
イリーナがさっと俯く。震えながら拳を真っ白に握り締めているのがレノとルードにははっきりと見えた。
やっと追いついた。全作者さん乙。
>>6、8 大文字にしたのはミスりました。スレッド立てたときに違和感があって気づいたら手遅れでした。すんませんm(_ _)m
ちなみに前も前々のスレも小文字ですよ。
書き忘れたけど外伝編はみんなゾゾに集まりつつあるね。
半角か、全角かの違いだろ
8のいう様にどちらも大文字
おわっ、気がついたらタークスが復活じゃァ
28 :
ガウ編:2005/07/29(金) 18:45:36 ID:KpaEilbk
クラウドとエアリスと再会した一行。
ザックスからもらった瓦礫の塔の場所を記した地図、瓦礫の塔の内部が描かれた地図を持っていたクラウドの提案で、
とりあえずケフカの待つ瓦礫の塔の様子を見に行ってみることにした。
ロック「ところで、あと見つかってない仲間は誰だっけか?」
ティナ「セリス、シャドウ、リルム、ストラゴスさん、バレットさん、ヴィンセントさん、シドさんの7人ね」
スコール「(ん?バレット、ヴィンセント・・・?どこかで聞いた名前だが・・・・あっ!)」
ロック「どうした?スコール」
スコール「・・・みんな、ちょっといいか?」
スコールは魔列車で起きたことをみんなに話した。
自分がロック、ガウ、カイエン同様死んでから生き返ったこと、バレットとヴィンセントとシドはもうこの世にはいないことを。
エドガー「そうか・・・・あいつらはもう・・・」
マッシュ「・・・くそ!ケフカの野郎、ますます許せねえ!」
カイエン「うむ!3人の仇、必ずやみんなで討つでござる!」
改めてケフカを倒す決意を固めた一行だが、この時ファルコンに異変が起こった。
ロック「ん?セッツァー、ファルコンの高度が落ちてるぞ。スピードも」
セッツァー「こりゃ参ったな・・・久しぶりに飛ばしたってのに、全速力でデスゲイズを追い掛け回したせいだ。エンジンがイカレちまってる」
ロック「な、なんだって!?」
セッツァー「心配すんなよ、いきなり墜落なんてしねえから。とりあえず、一旦降りて整備しなきゃな」
一行はファルコンの整備をするために、仕方なく地上に降りた。
事態は思ったより深刻で、直るのに少し時間がかかりそうだ。
セッツァー「人数も増えてきたし、食料もそろそろやばくなってきたな・・・。俺は残って修理してるから、お前ら食料調達してこいよ」
マッシュ「食料ったって、こんな所に一体何があるってんだよ。近くに町もねえし」
セッツァー「魚釣りでも果物狩りでも何でもいいからしてこい。このままじゃケフカと戦う前に飢え死にだぜ」
セッツァーと機械の扱いに慣れているエドガーを残し、他の者はしぶしぶ数人ずつに分かれて食料調達に行った。
29 :
ガウ編:2005/07/29(金) 18:46:07 ID:KpaEilbk
こちらはマッシュとガウとティファの3人。
班の組み合わせはあみだくじで決められた。
ガウと一緒になったことで、ティファは嫌な予感が収まらなかった。
グウウウゥゥ・・・・
一際大きな腹の虫が鳴いた
ガウ「うぅ・・・腹・・・・減った・・・・」
ティファ「あんたはいつでもそうでしょ・・・」
マッシュ「はは、ちげえねえや。 ん?そういやここ、バレンの滝だよな」
3人の目の前には、世界で最も大きな滝が流れていた。
世界崩壊の影響で水は汚れ、以前の美しさは微塵もない。
ティファ「あら?あそこに家が建ってるわよ。なんであんな所に・・・?」
マッシュ「え?あ、あれは・・・・」
滝から少し離れた所に、一軒の小さな家が建っていた。
マッシュは以前そこにいったことがあった。
マッシュ「(あの家は、俺を修理屋と勝手に勘違いしたイカレたジジイが住んでる家じゃねえか・・・まだあったのか)」
ティファ「ねえ、ダメ元で食料分けてもらえるように頼んでみようか?誰も住んでなかったらなかったで、何か役に立つ物が置いてあるかも」
マッシュ「いや・・・・あそこはやめたほうがいいと思うぞ・・・」
ティファ「行ってみないとわからないわよ。行きましょう」
マッシュとガウは半ば強引にティファに連れられ、その一軒家へと歩いていった。
ガウ「(・・・・・?なんか、懐かしい匂いがするぞ・・・・?)」
30 :
タークス編:2005/07/29(金) 20:38:45 ID:YKDuMklt
「………ツォンさん。言っておかなくてはいけない事があります」ルードが遂にあの話題に踏み込んだ。
ツォンはそれを聞くなり顔を蒼白にし、首を振り始めた。
「もう、分かってるみたいですね、と?」
「頼む―――それだけは言わないでくれ」
「俺達は―――」
「頼む!」
「もう――人間じゃ、ありません」
―――君の部下は私が改造させて頂いたよ。
嘲笑う宝条の声が頭の中で蘇る。
言ってほしくなかった一言。
「………どういうこと?」
「こういうこと」
そう言ってレノは手近にあった果物ナイフを掴み―――
自分の心臓にまっすぐ振り下ろした。
「!」
しかし、彼は生きていた。
心臓にナイフを突き刺したまま、レノは笑う。トリックではない、現に血は流れている。流れているのだが―――その血は流れた端から彼の体内に戻り、一滴たりとも地に落ちることはない。
心臓に刺さったままのナイフ。
見たくない、現実。
「宝条に改造されてから…あたし達はあいつに復讐するためにずっと旅してきました」
レノがナイフを抜く。ひとつの曇りもない刃が輝いた。
31 :
タークス編:2005/07/29(金) 20:40:08 ID:YKDuMklt
イリーナの声が激しいものを帯びて行く。
自らの掌をおぞましいものを見るように見つめ、
「あいつは…あたし達の身体に―――!」
「イリーナ!」
わなわなと震え始めた彼女の掌をレノが鋭く掴む。
「止せ…」
それはツォンさんに言うべき事ではない。
無言の訴えに、イリーナは我に帰ってまた俯く。
「……なんなんだ?まだ何かあるのか?」
「いえ」
慌てて笑顔を繕うレノだが、ツォンの顔から不安の色は消えない。「そうか…ならいい…」
それでも精一杯の笑いで、彼はカップを持ち上げた。昔のきびきびとしたタークス主任のツォンからは考えられないほど弱々しい顔。
――――すみません。
心中で頭を下げ、レノはルードのほうを見やる。
相変わらずの沈黙を守る彼。しかし、膝の上に置いた拳が微かに震えていることに気付き、すぐに視線を戻す。
「今日はもう遅いな…泊まっていくといい。この街は夜に気安く出歩けるほど、平和な街ではないからな。ナナキや、部屋の準備をしてきてくれ」
「うん、バナンじっちゃん」
ぱたぱたと走って行くナナキの姿を見送り、バナンは眼前の不死者たちを見据えた。
…聞くことはまだ、山程ある。
ぬるぽ^^
33 :
田代編:2005/07/31(日) 01:17:44 ID:U4TPKuBO
セフィロス「田代!!!!!!!!!!!!!」
アルティミシア「な、なんだ?どうしたんだいきなり」
セフィロス「はっ!いや、なんでもない・・・・夢を見ていたようだ・・・・」
アルティミシア「(どんな夢だ・・・・)」
ヤバスwwwwwwwwwwwwww
セフィロス田代化フラグが立った
FF6に田代が出演?
hoshu
38 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/02(火) 15:24:40 ID:VPXoMQp9
捕手
hosu
40 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/03(水) 00:21:58 ID:j0MdbZea
歩主
d
一気に人が減ったな・・・
居る人挙手
ノ
ノ
ノ
ノ
なんでだろうな
前スレの流れ無視したエロネタが原因か?
ノ もとからこんなもん?
パーティが集結してきて書ける話が少ないから
本編うpまでの間にに田代編でも書こうかな。どっかに田代の音楽(セフィロスの曲のやつ)なかったっけ?
ノ
・・・・・・そうだなぁ
八竜の最後の生き残り、ホーリードラゴンについて調べる
とかやってみようかな
ウサギのうなじ 上着の裏地 ウナギの旨み ウナギの本気勇気根気〜♪
ぐわーっ!
耳について離れん!
うなぎ〜パイパイパイ〜♪
駄文投下。
セッツァーとエドガーは、修理のためエンジンルームにやって来た。
扉を開けると、部屋全体が白煙に包まれており、故障の原因と思われるエンジンは真っ赤に焼きついていた。
「ゴホゴホ・・・おいおい、どういうハンドル操作をやったらこうなるんだ?」
咳き込みながら愚痴を吐くエドガー。
「そういうなよ、俺たちだって必死だったんだ」
そこでエドガーはふと、城の地下での戦闘を思い出した。
「・・・俺自身が一番必死だったか」
「どうした?エドガー」
エドガーは城の地下での一件をセッツァーに説明した。
「そうか、そんなことがあったのか」
「あぁ」
「立派な王様じゃねえか。命を掛けて民を救うってのは」
「王として、当然のことさ」
「そういいきれる王様はそう居ないと思うけどな」
そこで、作業が全く進んでいないことに気づくセッツァー。
「ま、さっさと修理するか。ダリルに怒られちまう」
「そうだな・・・ダリル?」
スパナでねじを緩めながら聞いてみるエドガー。
「昔の恋人さ。このファルコンの持ち主で、最速を求めたために事故で亡くなっちまった。」
部品を外しながら答えるセッツァー。
「そうか・・・悪いことを聞いたな」
「いや、気にするな。誰もがこの戦いに何かを掛けてるってことさ」
「そうだな・・・」
作業は順調に進み、エンジンのカバーを外してみる2人。
「よっ・・・っと・・・。なるほど、オイルが不足してオーバーヒートになったのか」
「オイルはあるのか?」
「あぁ、燃料とオイルの予備は常に倉庫に置いてある」
「それにしても重たいカバーだったな、弟を残しておくべきだった」
「ハハハ、それだと楽だったな。もっとも、ウーマロだと壊されそうで怖いけどな」
「違いないな」
「さてっ・・・と、これでOKなはずだ」
注油し、エンジンを始動させてみる2人。
「OKだ、セッツァー」
「これでダリルに顔向けできるぜ」
笑顔で会話する2人。
ファルコン号、それは単なる飛空挺では無く、ダリルの思いが、セッツァーの思いが、皆の思いがファルコンを空へといざなう。
柄にも無くそんなことを考えるセッツァー。
「いい目が出そうだぜ、ダリル・・・」
「そう言ってずっと負けてるぞ。飲みすぎじゃないのか?」
暇つぶしにポーカーをしている2人、しかも昼間から酒を飲んでいるようだ。
「そういうエドガーの顔も赤いぜ」
悔しがりながらも、なぜか笑顔のセッツァー。
「ちょっと飲みすぎたか」
「ま、たまにはいいだろ」
「よし、もう一勝負だ!」
「望むところだ!」
こんな感じで、この2人は意外と気が合うのかもしれない。
乙カレーション
せっかくだから、他のキャラもオリジナルの小話でも入れたらどうだろう
56 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/03(水) 23:17:33 ID:jMezXjWs
ago!!
58 :
ガウ編:2005/08/04(木) 04:23:06 ID:k399IGha
「失礼、します」
声をかけて、ティファを先頭に扉をくぐった。はたして、そこにいたのはひとりの老人。
こんな時世に、こんなところでひとり暮らしなのだろうか? と訝しみながらいきなりの来訪を、詫びようとしたそのとき。
「おお、修理屋、久しぶりじゃのう」
逆に唐突に声をかけられた。
「え? 修理?」
唐突に修理屋といわれてもティファには意味がわからない。
問い返そうとして老人を見たとき、老人の目線は自分ではなく、その後ろの人影に注がれていることに気づいた。
「だから修理屋じゃないんだって……」
「早いとこ、そこのイスを直してくれんか。屋根の修理に使うからの」
老人は聞く耳を持たず、マッシュを促す老人。
ティファはマッシュに問う。
「なに? 知り合い?」
「いや、まあ……」
ティファの問いに、どういうふうに答えたものかとマッシュは戸惑った。
「ま、それなら食料の交渉はまかせるわ。どのみち、あの人私とガウのことは眼中にないみたいだし」
「……おれの話だって聞きゃしないと思うけどな。だからここに来るのはやめた方がいいって言ったんだ」
そう愚痴りながらも、修理のお礼としてなにか見返りを期待できるかもしれない、と、マッシュは老人の相手をする。
手持ちぶざたになったティファは、なんとなしに小屋の中を見渡した。
とくにとりたてて変わったところもない、それこそ、普通そのものの部屋。
貧相な様子もなければ、荒れている様子もない。
修理修理と老人は繰り返すが、壊れているものなど、どこにもないように思える。
もともとダメ元だったが、ひょっとしたら、本当になにか食料を分けてくれる余裕のある家かもしれない。
59 :
ガウ編:2005/08/04(木) 04:24:26 ID:k399IGha
「よかったね、ガウ。なにか食べるものもらえるかもよ?」
「……」
「ガウ?」
そういえば、空腹を訴え続けていた先ほどと一転して、さっきからずいぶんとおとなしい。
「どうしたの?」
ガウは答えない。戸惑いの様子のまま、部屋の中をキョロキョロとせわしなく視線を動かすだけ。
「ほれ、おわったぜ、爺さん」
「おお、ありがとうよ修理屋。やっぱり、あんたの修理が一番じゃ」
そんな折りに、マッシュも老人とのやりとりを切り上げる。
食料のことを訪ねようとしたそのとき、ガウの様子がおかしい、とティファに呼び戻された。
「ガウ? どうしたんだ?」
マッシュが訪ねても、困ったように唸るだけ。
戸惑いの原因がわからなくて、ガウ自身も不安なよう。
(なにが原因だってんだ? いったい……)
さっさと用を済ませて、飛空挺に戻った方がいいのかもしれない。
「なあ、爺さん」
「なんじゃ、修理が終わったのならさっさと出ていってくれ」
「なんか食料があったら分けてくれないか? 子供ひとり分程度でかまわないから」
「こども? うーワシには子供などおらん!! あーっぞっとする、変な事を言わんでくれ!!」
「いや、だから」
「さあ出ていけ! いいかげんにしないとキサマも獣ヶ原にほうり出すぞ!」
「ったく、なんなんだよあの爺さん……。やっぱどうかしてるぜ」
追い出された三人。苛立ちも露わにマッシュは愚痴る。
「ガウ〜……」
振り返れば、ガウは名残惜しいように小屋を見つめている。
60 :
ガウ編:2005/08/04(木) 04:25:39 ID:k399IGha
ティファが、問うた。
「ねえ、ガウはなにがそんなに気になるの?」
ガウは、わからない、と首を振る。
ただ、なにか、懐かしい匂いがする、とガウは続けた。
「それで、なにが懐かしいのかわからないからお前は困ってるってわけだ」
そういうことか、とマッシュは納得する。
どういうことか、とティファとふたり、考え込んだ。
懐かしい、ということはガウはこの家になにかしらの縁があるということ。
そこでマッシュは、今まで気にしなかったことに疑問を持つ。
ガウは、いつから獣ヶ原で生きていたのだろう?
ガウは、獣ヶ原にやってくる前はどこにいたのだろう。
そして、老人の言葉。
「ねえ、あのお爺さん、私たちを追い出すときに『キサマ「も」』って言っていたわ」
「ああ」
「ひょっとしたら、本当に子供を獣ヶ原に捨てたことがあるのかもしれない」
「やっぱり、ティファもそう思うか。でも子供を捨てるなんて……」
「……きっと事情があったんだと思う。私はあなた達と出会う前はスラムにいたけれど、スラムでも、子供を躊躇いなく捨てるなんて住人はそうは居なかった。
お爺さんが子供っていう言葉に敏感なのは、子供が嫌いなんじゃなくて、子供を捨てたことを思い出したくないからじゃない?
……自分で言っておいて、ずいぶん都合の良すぎる解釈だと思うけれど」
「……いや、ティファの言うとおりでいいんじゃないか? あの爺さんだってそんな悪人にはみえないしな。……あの爺さんは、ガウの親父だ」
「……? …ガウの……オヤジ…!? ウ〜〜ガウッ!」
「よしっ! そうとわかったら」
やることはひとつ。
61 :
ガウ編:2005/08/04(木) 04:26:48 ID:k399IGha
「セッツァー! 兄貴! 飛空挺は直ったか!?」
「帰るなり騒がしいな。ああ、とっくに直ってる。食料を探しに行くほどではなかったぜ」
「そりゃよかった……って酒飲んでるのかよ!? もう飲むな! さっさと酔い醒ませ!」
よりにもよって飛空挺を動かせるふたりともが酒を飲んでいやがることにマッシュは頭を抱える。
しかし、その心配も次の一言で杞憂に終わることとなった。
「どうしたんだ? 行きたいところでもあるのかよ?」
「ああ、ガウの親父がみつかった」
酔いが、醒めた。
戻ってきた一行を乗せたファルコンは、ジドールへ。
せっかくの親子対面。みんなでガウを一人前の格好にしてやろうというのだ。
「だめだめ!手で食べるなと何度言ったらわかるんだ?」
「ガウ…」
まずは立ち居振る舞い、ということでレストラン。
王族の行儀作法を教育されたエドガーとマッシュがガウの面倒を見ているのだが。
「ガウじゃなくてハイでしょ!?」
「はう!」
マッシュはテーブルに突っ伏し、エドガーは片手で顔を覆って天を仰ぐ。
前途、多難。
「この服なんてどう? ガウに似合いそうだわ! でもあっちの服も捨てがたいし…」
「どれにしようかなー? あっ!この服もいいけど、でも…。ガウにはどんなのがいいかなあ…」
女性陣の楽しそうな声。ガウのためにこだわってくれるのはありがたい。
だけどそんなに着れるか。いいかげんいらついたマッシュが小さく小さく口にする。
瞬間。
「なんか言った!?」
マジギレかよ!?
今度は口に出さず、心の中でだけで嘆いた。
いつまでも選び終わる気配がないのはどうだろう。
62 :
ガウ編:2005/08/04(木) 04:28:21 ID:k399IGha
「まあ、あれはあれで悪くないだろ。お前はお前でガウの服探したらいいじゃないか」
慰めるように、ロックはマッシュの肩に手を置いて言う。
その言葉に、彼もうなだれていた顔を上げた。
「……ああ、そうするか」
自分も服を探しに棚の前へ。その前に女性陣の方に目を移す。
みんな、にぎやかに笑いあっているその光景をみて、マッシュは思う。
ロックの言うとおり、確かに、悪くない。
特にティナ。帝国に心を殺されていた彼女が今、朗らかに笑っているのをみるのは、仲間達の誰にとってもうれしいものだったから。
あのオヤジに会ったとき、ガウもあんな風に笑えるといいなとマッシュは願う。
「このボウシなどピッタシでござるぞ」
そう言って、カイエンがマッシュに差し出した帽子は。
よく言えば古風の、悪く言えばジジくさい、ガウには似合いそうもない、茶色の帽子。
「センスわりィ〜」
そう口を挟んだロックの言葉に、衝撃を受けたようにカイエンは硬直した。
気を悪くさせたか? となにかフォローの言葉を考えたそのとき。
「な、なんと!! これのどこが扇子でござるか!?」
ため息、ひとつ。
どいつもこいつもあてにならねえ、あてになるのは自分だけ。
まってろよガウ、とばかりにマッシュは陳列された服を眺め。
そして。
「これしかない!」
そう高々と掲げた彼の選んだ服は。
「それは拳法着じゃ…」
そのとおり、なぜならば。
「動きやすくてスポーティーといえば、これしかない」
「ちょっと違うと思う……」
深刻そうな全員の抗議に、マッシュは渋々と服をひっこめた。
63 :
ガウ編:2005/08/04(木) 04:30:44 ID:k399IGha
「ちっ」
苛立っていたのはマッシュだけではなくセッツァーも同様だった。
苛立ちの理由は彼とは別だったが。
この一連の流れをみんなから離れたところで見ていた彼は思う。
(こいつらなんであんなにセンスねぇんだ……)
「おい、親父!」
店主への呼びかけの声に、みんなの視線がセッツァーに集中する。
セッツァーなら良い服を選んでくれそうだとマッシュは期待をこめて彼を見る。
だが。
「俺と同じ格好をオーダーで!」
「セッツァーと同じ格好なんかガウにさせてどーすんの!?」
全員が即つっこんだ。
「やはりこれだ!」
それは最後の光明であり、最大の希望。自身に満ちあふれた、兄の声。
実はエドガーには全然期待していなかったが、ひょっとしたら、とマッシュは兄に目を向ける。
「タキシードでビシっと決めてシルクハットを被り…。口にはバラをくわえて…」
期待しなくて正解だった。
「や・り・す・ぎ!! ったくもう…」
ロックが呆れたように首を振った。
ああ、お前が最後の良心だとマッシュは祈る。ティナやセリスを救った心根をここで発揮してくれ。
「やはり頭にはバンダナを巻いてだな…」
お前もか、ロック。
マッシュの期待に応えるものは誰もいなかった。
「バンダナのどこが立派な格好なんだか…、ロックに品性を求めるのは到底無理なことか…」
悪いが兄貴もロックも同レベルだ。
「な・ん・だ・と〜!? 言わしておけば!」
取っ組み合うロックとエドガーを見ながら、マッシュは今日一番のため息をつく。
やっぱりどいつもこいつも、あてにならねえ。
ここで一旦区切ります。
>>58-63 GJでつね!!
何気なく寄ったら職人さんキテタ―――( ゜∀ ゜)―――!!
面白い
66 :
ガウ編:2005/08/04(木) 14:09:24 ID:wq4UH3hT
まるで着せ替え人形のように様々な格好をさせられたガウ。
中には女装やモーグリスーツなど、明らかにおかしなものもあった。
しかし結局、クラウドが手に取った極々普通の服で、事は落ち着いた。
ボサボサの髪はティファとエアリスが綺麗に整えた。
礼儀作法など今更仕込んでガウが覚えられるわけもないので、それは置いておく。
次の日の昼、全員で押しかけるのも迷惑なので、先日同様にガウとマッシュとティファの3人だけで老人の家に向かった。
心なしか、ガウの表情には緊張の色が見える。
「大丈夫よガウ。私達がついてるから」
「・・・お、おう」
この時のティファは、まるで姉のようだった。
「おーい爺さん。俺だ」
ゆっくりと扉が開く。
「ん?おお、修理屋か。またベッドが壊れてしまってのう。ギシギシうるさくてかなわん」
「わかったわかった。修理は後でやってやるからよ、その前に会ってほしい奴がいるんだ」
と、ティファの後ろに隠れているガウに目をやる。
「ほら、ガウ」
ティファがガウを老人の前にやる。
「ガウ・・・ゥ・・・」
2人の目が合う。
ガウには分かった。
間違いなく、この老人は自分の父親だと。
顔など覚えているはずがない。
しかし、その匂いが全てを教えてくれる。
67 :
ガウ編:2005/08/04(木) 14:10:34 ID:wq4UH3hT
「なんじゃ?この小汚い坊主は。そんなことより、早く修理してくれんかの」
「!!」
ガウの体が一瞬ビクっと震えた。
何も言うことができない。
たまらずにマッシュが口を挟む。
「待ってくれ爺さん!あんたには子供がいたんだよな?その子供を、獣ヶ原に捨てた・・・そうだろ?」
「・・・・子供・・・?獣ヶ原・・・?」
「こいつがあんたの子供なんだよ!生きていたんだ!そして、捨てたあんたの事を恨むことなく、こうして会いに来たんだ!」
「・・・・な、何をわけのわからないことを言っとるんじゃ!わしに子供なぞおらんと言ったじゃろう!」
「・・・じゃあ、その机の上にある写真は何ですか?」
ティファが指を差した先には、小奇麗な写真立てに納まっている、家族らしきものが写っている写真があった。
「それは、あなたと、あなたの奥さんと、あなたの子供の写真じゃないんですか?」
「・・・こんなもの知らん!いつの間にかここに置いてあったんじゃ!」
「その子供の首のアザを見てください!ガウにも同じアザが同じ場所にあるんです!こんな偶然、あると思いますか!?」
・・・・・・・
何も言い返せないのか、老人が黙りこくる。
この時、マッシュには一つの疑惑が浮かんだ。
−−−−本当にこの老人は頭がおかしいのか?−−−−
本当に狂っている人間は、明らかに常人とは目が違う。
活舌も悪く、上手く話せないはずだ。
だが、この老人は違う・・・。
68 :
ガウ編:2005/08/04(木) 14:11:11 ID:wq4UH3hT
「なあ爺さん・・・あんたもしかして、全部分かってるんじゃないのか?」
「!」
「事情は知らねえが、頭がおかしいフリをして、とぼけようとしてるんじゃないのか?」
「なにを馬鹿なことを・・・」
「ガウゥ・・・・」
ガウが何か言いたそうに恐る恐る老人に近づくが、しかし・・・
「な、なんじゃ、あっちへ行かんか!しっしっ!」
「う・・・」
まるで汚い物を振り払うかのようなその行動に、ついにマッシュの怒りが爆発した。
「いい加減にしろよこのクソジジイ!ガウの気持ちも考えないで!
どんな事情があったのかは知らねえが、ガウは父親であるあんたに会いにきたんだぞ!!それを・・・!!」
「ちょ、ちょっとマッシュ、落ち着いて!」
老人の胸ぐらを掴み、今にも殴りかかろうとするマッシュを必死でティファがおさえる。
その時・・・・
ドガアアアアアン!!
入り口が何かの凄まじい衝撃で吹き飛んだ。
「な、なんじゃ!?」
「こ、こいつぁ・・・」
69 :
ガウ編:2005/08/04(木) 14:13:40 ID:wq4UH3hT
4人の目の前に立ちはだかる巨体。
魔物・・・・いや、ただの魔物ではない。
そんじょそこらの雑魚とはわけが違う。
「あれは・・・キングベヒーモス!ただでさえ強いベヒーモスの親玉だわ・・・!何故こんな所に・・・」
「このご時世、どこにどんな魔物がいてもおかしくはねえさ。
しかしまずいぞ・・・皆はここから離れた所・・・しかも飛空艇の中で待ってるんだ。気付いてくれるかどうか・・・」
案の定、飛空艇で待っている他のメンバーは、この事態に全く気付いていなかった。
この時、ガウの目には決意に満ちたものがあった。
「・・・・・オヤジ・・・・ガウ達で守るぞ・・・!」
「ガウ・・・・あなた・・・」
「おうよ!せっかくの親子の対面だ!誰にも邪魔させねえぜ!」
そして、3人はそれぞれ戦闘体制に入った。
誰も武器を持っていない肉弾戦・・・だが、鍛え抜かれた拳と脚こそが、この3人の武器である。
この3人の中に、弱者は1人とていない。
そしてこの時老人は、ガウの後ろ姿を、ただじっと見つめていた・・・。
70 :
ガウ編:2005/08/04(木) 17:34:08 ID:k399IGha
そして、迎える再会の時。
似合わない、おめかしをして。
ぎこちなく、背を伸ばして胸を張って、ガウは再び一軒家の前に立っていた。
「いいか? ガウ。立派になった自分を親父に見せてやるんだぞ」
「はう……」
ガウに付き添うのは、老人と面識のあるマッシュとティファに、ティナを加えた三人。
好奇心といえば聞こえが悪いが、ティナはどうしても、父と再会するというガウのことが気がかりでしかたがなくて、同行を申し出たのだった。
もちろん、マッシュにもティファにも異存はなかった。
「よう、親父さん」
緊張を押さえて、なるべく気さくな声で、マッシュは老人を訪ねる。
「なんじゃい、お前ら…? おお! 修理屋か!?」
また、修理。
意図的にそれを無視して、マッシュは問う。
「親父さん… あんた、息子がいたんだろ…? なあ、そうだろ……!?」
「……息子?」
ちゃんと、返事が返ってきた。
いつもは修理修理と会話が繋がらなかったけれど、息子という言葉に、ちゃんと反応を返してくれた。
マッシュは笑って、
「おう。実は生きてるんだよ、親父さん。おいっ! ガウ!」
ガウを前に押しやった。
「オ…ヤジ……」
生まれて初めての、父への呼びかけは、緊張と不安が、そしてなによりも期待が、胸で渦巻いていた。
だが、
「なんじゃ、なんじゃ? さっきから、おまえ達…息子じゃと? ワシには息子などおらん!!」
否定。
……って、もう続きかかれてる――――!?orz
>>66-69 ごめんなさい。専ブラで、リロードせずに書き込んでしまいました。
スレ汚し失礼。
せっかくなんで続きキボン
最後には先に書いた人の話を通せばいいんだし
73 :
70:2005/08/04(木) 18:12:52 ID:k399IGha
>>72 では、投下だけでも。
「な……」
即座の否定に、返す言葉が思いつかない。
絶句する一行に、老人は続けた。子供といえば、昔、悪魔の子が生まれる夢を見た、と。
それは、いつか、モブリズやニケアで聞いた話。
子供の出産に立ち会った父親。だが、不幸にもその出産は良好なものではなかった。
母体は死に、生まれてきた子供は血まみれで。
出産の結果と、その悲惨な光景に、父親は耐えられなかった。
赤く染まった赤子を化け物だと心底から思いこんで、捨ててしまった。
「ワシは子どもをおぶって獣ケ原まで行くんじゃ…悪魔の子を……」
「やめろ……」
老人はガウの前で、自分の息子を悪魔と呼んだ。
老人は獣ヶ原に悪魔の子を捨て、後ろを振り返らないようにそこから立ち去ったという。
しかし。
「すると突然、泣き声がやんだ… ワシは後ろを見てしまうんじゃ……
そこには……、見た事もないような化け物が……」
ガウ本人の前で老人が、悪魔だと、化け物だとくり返すことにマッシュは耐えられない。
「親父さん!!」
叫ぶ。
誰もが、その叫びに悲痛を感じた。
だが、
「ああ、恐ろしい……、思い出しただけでも身ぶるいがする……」
老人には、その言葉は届かずに。彼は、「悪魔」を恐れ続ける。
ティファは、いたたまれなくなって目を伏せた。
ああ、この人の心は。
もう、壊れてしまっているんだ。
ティナは、呆然と、立ち尽くしていた。
こんな時、わたしはなにをしてあげられるのだろう。
目の前の光景が苦しくて苦しくてしかたがないのに。
なにも、してあげられない。
74 :
70:2005/08/04(木) 18:13:46 ID:k399IGha
「あんたみたいなリッパな子をもった親は幸せじゃろうて。ワシャ今でも悪魔の子に追われる夢を見るんじゃ」
やめろ。
マッシュは、知らず、拳をきつく握りしめていた。
こんな理不尽が、あってたまるか。
「恐ろしや、恐ろしや……」
だから、ガウの前で、そんなことを――――!!
「このジジイ! ガウの気持ちも考えないでッ!」
もう、押さえきれない。
老人の胸ぐらを掴み上げて、その口を黙らせようと拳を振り上げる。
だが。
その腕は、他でもないガウの手によって、止められた。
「ガウ……ゥ、ゥ……」
ガウは、マッシュをみつめた。
哀しみと、痛みと、そして優しさを携えた瞳で、マッシュをみつめていた。
やるせない気持ちで、小屋を去った。
ガウは無言で、飛空挺までの帰路を歩く。
三人はなにも言えずに、彼の後をついて行くしかできない。
そして、道中、マッシュが口を開いた。
「ガウ。すまねえ……つい…」
誰よりもつらいのはガウであるはずなのに。
一時の感情にまかせて、ガウの目の前で彼の父親に殴りかかってしまった。
その言葉に、ガウは立ち止まる。
振り返ったガウを、マッシュは、ティファは、ティナは見る。
ガウは、顔を真っ赤にして、目に涙をためて、身体を震わせながら。
答える。
「オ…ヤジ……いき…てる、ガウ……、し… あ… わ… せ……」
「ガウ……」
そんなけなげな姿に、ティナはぽろぽろと、涙をこぼした。
ダメだ。泣いちゃ、だめだ。
ガウが涙をこらえているのに、自分が、泣いていいはずはない。
でもこらえようとすればこらえようとするほど、涙が止まらない。
75 :
70:2005/08/04(木) 18:14:21 ID:k399IGha
そんなティナをなぐさめるように、ガウは笑った。
「ござると、カイエンが、ガウのオヤジで、ほかのみんなが、ガウのキョーダイだ」
彼は話し続ける。不器用な、言葉で。
心の底からの、喜びを。
マッシュとカイエンとの出会いから始まったガウの旅。
彼らが連れて行ってくれた獣ヶ原の外には、新しい世界。
人がたくさんいるところ、高いところ、地面の下。
そして、新しい出会い。
今、自分のために悲しんでくれている、仲間たち。
親であり、兄弟でもある、かけがえのない仲間たち。
ガウの好きなどんなキラキラよりも、大切な、大切な宝もの。
今、さびしさに、鼻をひくつかせて涙をこらえているけれど。
せつなさに、胸の奥が強く強く締めつけられているけれど。
それでも。
――――かなしいことなんて、なにもない。
獣の少年は、そう言って、笑った。
「そうね、そうだね……」
ティナは、泣きながら、笑った。
マッシュも、ティファも、涙をこらえながら、笑った。
さあ、帰ろう。
帰るべき場所、生きてくれている人。
獣の少年はまたひとつ、守るべきものを見つけ。
魔導の少女はまたひとつ、愛を知る。
以上です。
なぜセリスの衣装話が出なかったのか・・・理由は分かるが残念・・・
>70
Gj
すごくよかった。
よかったと言えばよかったが
今までのスレの流れ考えると、ゲームの台詞をほとんどそのまま使ってるのが残念だ
79 :
タークス編:2005/08/04(木) 23:17:56 ID:JBxsm+iT
夢を、見ていた。
幼い日のエアリスが、自分の庭で摘んだ花を差し出している。
笑って受け取る自分。本心からの笑みが浮かんでいた。
任務をこなす自分の姿。
黒いスーツに身を固めたレノ、ルード、そしてイリーナ。
めまぐるしく、場面は展開していく。
ヘリコプターに乗り込み、ロケット村に向かう自分達。
しかしヘリは爆破され…自分だけが生き延びた。
部下の三人は死んだと、事務的な声音で告げられて。
崩れ落ちる世界。
痛み、悲しみ、絶望。
宝条が嘲笑(わら)う。世にも楽しそうに。
そして現れた三人……
色と音が渦を成す。深い深いその渦はツォンを飲み込み、更に深いところへと誘う―――
…遠くで、誰かの声がする。
何ごとか叫びながら、そいつは走っているようだった…。
夜は更け、バナンは自室で本を読んでいた。見かけによらず読書家らしい、本棚にはさまざまな分野の本が並んでいた。
と、廊下のほうで何やら騒がしい足音が。
耳を澄ませる。
たかっ、たかっ、たかっ…
…動物特有の四足歩行のものだ。
そうなるとバナンの記憶に該当するのは一人、いや一匹だけである。
80 :
タークス編:2005/08/04(木) 23:19:33 ID:JBxsm+iT
「どうした、ナナキ」
息を切らして入って来たのはかなり焦った様子のナナキだった。
「た、た、大変なんだよ!バナンのじっちゃん!あのねあのね、外で街のひとたちが武器を持って立ってるんだ!!」
「!」
これにはバナンも本に栞を挟んで立ち上がった。
ゾゾの住民はそこまで荒っぽいことをする者たちではないと思っていたのだが。
「もう外にレノ達が行ってる。それとツォンもさっき起こしたよ。ケット・シーが他の人たち起こしにいってる」
「そうか…よし、私も行こう」
杖を持ち、バナンは立ち上がる。
この夜は長いだろうという確信を持ちながら。
珍しく雨は降っていなかった。
外に出るなりバナンは刺さるような殺気を感じ、思わず眉を顰める。
基地の前にずらりと並んだゾゾの街の住人たち。
誰もが野獣のように目を光らせ、尋常ではない空気を醸しだしている。
何の理由があってここまでやってきたのだろうか。
「…なんなんです?」既にイリーナは刀の柄に手をかけている。
「ゾゾの住人たちだ。しかしなぜ…」
愛用の銃を片手に、ツォン。足はうまく動かないがこれがあればなにかあったとき後方支援ぐらいはできる。
とりあえずここでひとくぎり…
タークス編イイ!!
69の続きも楽しみにしてるんで。
83 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/04(木) 23:56:35 ID:2rv7xi1H
ガウ編感動した!!タークス編もおもろい!!
>66-69はゲームとは全く違った展開だからな……先が読めん
期待しとくよ
まとめサイトってみれないのは
僕だけでしょうか…
>>70 ガウ編ヨカタ。泣いた(´Д⊂グスン
ガウいいよガウ。
87 :
タークス編:2005/08/05(金) 00:33:48 ID:aV0h9RTb
「みなさん、どうも」集団の中から現れたのは、悪趣味な紫色のローブ姿の男。
「……何者だ。この街の人間じゃないな」
男をねめつけながら、ツォンが問う。銃の安全装置は既に外していた。
「もちろん。こんな屑どもの住む街の住民ではありませんよ。ご紹介が遅れました、私はベリーダ。ケフカ様の忠実なる部下です」
そういって優雅にお辞儀などしてみせる。
「ケフカの部下か…!」
ぎり、と音がしそうなほどにツォンが唇を噛む。ベリーダと名乗った男はそれを嘲笑うように見やりながら、住民たちのほうを振り返り、両手を広げて朗々と叫んだ。
「聞け!我が下僕!主たる私の命に従うのだ!――こいつらを殺してしまえ!ひとり残らずだ!」
獣のような雄叫びを上げ、住民たちが飛び掛かって来る。
「すいませんねぇ…貴方たちが邪魔なもので」
ベリーダの耳障りな声すら聞こえなくなるような声。
「どうするんですか!」
普通の人間に傷つけられたりされる心配はないのだから、まずはそれよりも彼らをどうするかだ。
まさか本気で戦う訳にもいかない。
88 :
タークス編:2005/08/05(金) 00:35:07 ID:aV0h9RTb
「迂闊に手ぇ出せねーし…とりあえず気絶させとけ、気絶!」
了解、と返すが早いがイリーナが集団のひとつに向かって走っていく。
ルードもいつもどおりの無言で、駆け出した。
…おかしい。
ツォンは言い様のない疑惑に囚われていた。
ゾゾの住民は外に出た自分たちの財布をスろうとはするが、ここまではしない。
あのベリーダとかいう男に金でも積まれたのか?
それならば辻褄が合うが、どうも府に落ちない。
あの住民の目…やはり何かが、おかしい。
レノの指示どおり住民を気絶させにかかるルードは、手近なひとりの首に手刀を入れる。そのまま彼はがっくりと地面に崩れ落ちる―――はずだった。
しかし、彼はルードの手刀(しかもクリーンヒットだ)をくらっても、顔色ひとつ変えなかった。
それどころか拳を振り上げて、反撃してくるではないか。受け止めるのは容易だったが、思わぬ展開にルードはがらにもなく顔に驚きの顔を浮かべる。
もっとも実際の彼の顔の変化は本当にわずかで、ルードのことをよく知らない人間にはいつもの無表情にしか移らない。
89 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/05(金) 00:52:33 ID:hOfgBydP
面白くなってきた…
>>85気にすんな。漏れもだ。
90 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/05(金) 01:07:57 ID:YIyuRdJ+
ハギュウ
「くそっ!…」
ファルコンの操縦室から聞こえる声。セッツァーだ。
「何なんだこの状況は…
<ティナ&セリス→ロック>
<テイファ&エアリス→クラウド>
<ユフィ→シャドウ>
どいつもこいつも女どもは恋してやがる…
俺の付け入るすきがミジンもねぇ…
こおなったらリルム…いや、俺はロリコンじゃない…はずだ
だいたい俺はFF史上美形男BEST5には軽く入ってるのに…何なんだこの仕打は!
これじゃあ俺はコージじゃないか!
くそっ…どうする。。。どうする。。。ドウスル。。。」
ぶつぶつ独り言を言うセッツァー。彼の性欲は限界に達していた…
92 :
タークス編:2005/08/05(金) 01:23:30 ID:aV0h9RTb
しかし、ルードが何度気絶させようと試みても、彼らは膝を折るどころか動じもしない。
ポイントはきちんと押さえているはずだ。なのに何故。
「先輩、こいつら気絶しませんよ!」
向こうでイリーナが困惑しきった声を上げる。
レノにも全く理解不能だった。
攻撃を加えても吹っ飛びはするがまた起き上がって来るし、確実に気絶させる所を突いてもピンピンしている。
一体こいつらなんなんだ?
振り下ろされたナイフを軽く避け、レノは訝しげに眼前の住民を見渡した。
「バナンじっちゃんはオイラが守るっ!」
「ボクも!」
ナナキとケット・シー、そしてツォンはバナンの前に立ち、守りの態勢に入っている。
その様子を、妖しい笑みを浮かべたベリーダが人波から外れた所で眺めていた。
「さて…何分持ちますかねぇ…」
「あー気持ち悪ぃ!なんだこいつら、と!!」
あれから10分。敵の数は一向に減らない。
素人相手にレノ達が傷つけられたりはしないが、なにしろ数が数だ。そしてなによりあの打たれ強さ。あれは尋常ではない。
「レノさまを囲んでいいのは美女だけだぞ、と」
キングベヒーモス・・・・全魔物の中でもトップクラスの実力を誇る。
その強さは、八竜にも勝るとも劣らない。
その巨体からは、常に禍々しいオーラが漂っていた。
並の人間では、その場に立っていることすらできない。
数々の死闘をくぐり抜けてきた3人の額にも、すでに汗が滴り落ちていた。
「・・・いつまでもこうして睨みあってるわけにもいかねえ。先手必勝だ!」
まずはマッシュが勢いよく飛び出した。
「おらあ!!」
突進からの渾身の一撃がベヒーモスの腹部に入った。
「まだまだ!!」
マッシュの怒濤の猛攻。
キングベヒーモスに反撃する暇も与えない。
「私達も行くわよガウ!」
「おお!」
遅れてティファとガウも攻撃に加わる。
まるで巨大なサンドバックのように、キングベヒーモスは微動だにせずに攻撃を浴び続けている。
そして・・・
「はあ、はあ、はあ・・・・」
「・・・・・ソレデ、オワリカ?」
「な、なに!?」
キングベヒーモスの長く太い腕が、横からなぎ払うように3人を襲う。
小さな人形のように3人の体は宙を舞い、家の壁に叩きつけられた。
「ゲホッ!ば、馬鹿な・・・!あれだけの攻撃を受けて・・・全然効いちゃいねえだと・・・!?」
「それに、片言だけど・・・喋った・・・?」
魔物が人間の言葉を話すのは、かなり高い知能が必要なはずである。
強さにも、外見からは考えられない知能の高さにも、驚かずにはいられなかった。
「余ヲ ソコラノ知能ノヒクイ魔物ト 一緒ニスルナ・・・」
「ちっ・・・!強い上に人間並みの知能を持ってるってのかよ!」
94 :
ガウ編:2005/08/05(金) 01:24:30 ID:qUW5CJ8T
キングベヒーモス・・・・全魔物の中でもトップクラスの実力を誇る。
その強さは、八竜にも勝るとも劣らない。
その巨体からは、常に禍々しいオーラが漂っていた。
並の人間では、その場に立っていることすらできない。
数々の死闘をくぐり抜けてきた3人の額にも、すでに汗が滴り落ちていた。
「・・・いつまでもこうして睨みあってるわけにもいかねえ。先手必勝だ!」
まずはマッシュが勢いよく飛び出した。
「おらあ!!」
突進からの渾身の一撃がベヒーモスの腹部に入った。
「まだまだ!!」
マッシュの怒濤の猛攻。
キングベヒーモスに反撃する暇も与えない。
「私達も行くわよガウ!」
「おお!」
遅れてティファとガウも攻撃に加わる。
まるで巨大なサンドバックのように、キングベヒーモスは微動だにせずに攻撃を浴び続けている。
そして・・・
「はあ、はあ、はあ・・・・」
「・・・・・ソレデ、オワリカ?」
「な、なに!?」
キングベヒーモスの長く太い腕が、横からなぎ払うように3人を襲う。
小さな人形のように3人の体は宙を舞い、家の壁に叩きつけられた。
「ゲホッ!ば、馬鹿な・・・!あれだけの攻撃を受けて・・・全然効いちゃいねえだと・・・!?」
「それに、片言だけど・・・喋った・・・?」
魔物が人間の言葉を話すのは、かなり高い知能が必要なはずである。
強さにも、外見からは考えられない知能の高さにも、驚かずにはいられなかった。
「余ヲ ソコラノ知能ノヒクイ魔物ト 一緒ニスルナ・・・」
「ちっ・・・!強い上に人間並みの知能を持ってるってのかよ!」
95 :
タークス編:2005/08/05(金) 01:24:57 ID:aV0h9RTb
「馬鹿なこと言ってる暇があったらこれ何とかしてください!」
イリーナがまともな突っ込みを入れるが、レノにもどうしようもない。
押しのけても突き飛ばしても立ち上がり、襲いかかって来る。
既にバナンの所まで彼らは侵入していたが、ナナキ達が追い払っている為、今のところバナンは傷ひとつついていない。
しかしいつまでもこのままではいられない。
―――何かあるはずだ、何か…
ツォンは必死で頭を回転させていた。
彼らが普通でないのはよくわかった。ならば絶対になにかが裏には潜んでいる。
なにかが……
突然、ツォンの肌をなにやらどこかで覚えのある感覚が撫でた。
これは確か…記憶を掘り下げると、ティナやセリスといた時の感覚に酷似することに気付く。
「(…この感覚…!)」
その感覚の正体を思い出した瞬間、すべての糸が繋がった。
「魔導だ!」
「えっ?」
「ベリーダはなんらかの魔法でそいつらを動かしている!ベリーダさえ倒せば術が解けるはずだ!」
攻撃は確かに効いていたのだ。しかし操り人形と化した住民たちは倒れることは許されない。
ベリーダの術が解けるまで彼らはいやがおうにも戦わされるのだ。
96 :
ガウ編:2005/08/05(金) 01:25:26 ID:qUW5CJ8T
ズキッ・・・・・・・
ガウのその言葉に老人の胸が強く痛んだ。
マッシュの言う通り、老人は全て分かっていたのだ。
最初にガウを見た時には気付かなかった・・・だが、ティファにアザのことを指摘されて確信した。
ガウは、間違いなく自分の子供だと。
あれだけ酷いことを言ったのに、まだ自分を父と呼ぶ・・・・我が子の馬鹿正直なまでの純粋さ。
そんな純粋な我が子を捨ててしまった罪悪感が、一層強くなった。
「(あの時は・・・・ああするしか・・・・ああするしかなかったんじゃ・・・)」
必死に自己弁護するが、老人にも自分の選択の正否はもう分かっていた。
「キサマ・・・!王ノ中ノ王ノ余ニムカッテ、ソノクチノ聞キカタハナンダ!!」
「おれは魔物じゃない・・・お前が魔物の王だろうと、おれには関係ないぞ・・・」
「馬鹿ガ!セッカク死ナズニスンダモノヲ!!」
鋭い爪を光らせ、その腕を振り上げた。
「ガウ、あぶねえ!!」
「ガウ!!」
マッシュとティファが必死に身を起こそうとするが、体が言うことをきかない。
そして、キングベヒーモスの腕がガウの真上から一気に振り下ろされた。
ガウも先ほどのダメージがでかく、その場から逃げることもできない。
「くっ!」
とっさに頭をおさえ目を瞑るガウ。
万事休すか・・・・。
97 :
ガウ編:2005/08/05(金) 01:29:39 ID:qUW5CJ8T
ドン!
「!」
ガウの体が何かに押され、後ろに転がった。
その直後、キングベヒーモスの爪が人間の肉を引き裂く音が部屋中に轟いた。
しかし、自分の身に痛みは感じない・・・。
ガウは、恐る恐る目を開けた・・・・するとそこには・・・・・。
「オ・・・・オヤ・・ジ・・・・・・?」
床はまるで血の海になっていた。
その血の海の真ん中には、背中を無残に切り裂かれた老人の体が倒れていた。
「じ、爺さん!」
「お爺さん!」
マッシュとティファの呼びかけに応えることはない。
「オヤジ・・・!!」
よたよたと体を引きずりながら、父の元へ歩み寄る。
抱きかかえられた父の顔は、すでに血の気がなかった。
「・・・・・うぅ・・・」
「オヤジ!だいじょぶか!?すぐに助けてやるからな!」
まだ意識はあった。
しかし、マッシュとティファにはもう分かっていた。
この出血では、どんな方法を使ってももう助からないと・・・・。
98 :
ガウ編:2005/08/05(金) 01:34:38 ID:qUW5CJ8T
「・・・・・すまん・・・・・本当に・・・すまん・・・」
「オヤジ・・・?」
「許してくれとは言わん・・・・どう言い訳しようと・・・お前を捨てた事実は変わらん・・・」
「何言ってんだよ・・・・」
「すまん・・・・・息子よ・・・・」
老人の目は、ゆっくりと閉じられた・・・・。
「オロカモノガ・・・・人間ノ分際デ魔物ヲカバウトハ・・・・」
キングベヒーモスの吐き捨てるような言葉。
ガウが血の海の上で、ゆっくりと立ち上がった。
「ガ、ガウ・・・?」
2人は感じていた。
ガウのかつてない闘気を。
「ああああああああああ!!!!」
ガウの秘められた力が、怒りによって完全に解放された。
「・・・・おめえは許さねぇ・・・・絶対におれがぶっ倒す!!!」
「コゾウ・・・・調子ニノルナヨ・・・!!」
「・・・俺たちものんびりしてられねえな」
「ええ・・・加勢するわよ!」
ガウの闘気に当てられ、2人も痛む体を無理やり立ち上がらせた。
「オヤジ・・・・かたきはとるぞ・・・」
>タークス編作者氏
ごめん、まだ続くとは思わんかった
やべえ、コピペミスってることに気付いた
話がおかしくなってる
あ、全然OKよ。気にしないで続き書いてくれ。俺まだ書き終わらんし
「ム・・・?キサマハ・・・人間ヨリモ魔物ニ近イナ・・・・」
そう言いながら、キングベヒーモスはゆっくりと、蒸せているガウに向かって歩き出した。
「えっ?」
品定めをするかのようにガウをじろじろと見る。
「イヤ、コレはホトンド魔物ダナ。余ノ手下ニナレバ、キサマハ殺サナイデヤルゾ」
ガウには人間とは少し違った力がある。
それは、獣ヶ原でたった一人で生き抜いた事によって身につけたのであろう、野性の力。
その力は、人間よりも魔物の力に近い。
そして、それは磨けばまだ輝きを増す原石のようなもの。
それをキングベヒーモスは即座に見抜き、自分の味方に加えようとしているのだ。
だが、ガウの答えは最初から決まっていた。
「・・・いやだ」
「ン?」
「おれは人間だ!マッシュやおっぱい・・・皆と同じ・・・・そして、オヤジの子供だ!お前と一緒にするな!!」
>>91 〈セリス→ケフカ>ロック〉
〈ティファ⇔エドガー〉
な悪感。とりあえず応援するが、その道は厳しいぞ?
>>92-98 被り乙。最後に二つの話が重なろうものなら、正に神業だと思うぞ?
104 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/05(金) 01:54:43 ID:hOfgBydP
>>103 そういえばエドガーとテイファの話あったなぁ…すまん見逃してた。セリスはまぁどっちもどっちかな?
ここぞと言わんばかりにエロネタを復活させるかな…。とりあえずガウ編終わるまで待ちます。
105 :
85:2005/08/05(金) 01:57:58 ID:L8PPsiFT
>>89 いや、気にするなってそういう問題じゃないでしょ笑
それはそうと、ガウのおやっさんホントに死んじゃったの…
生きていてホスイ…
106 :
タークス編:2005/08/05(金) 02:09:49 ID:aV0h9RTb
「………俺が言えた立場じゃないが……外道だな」
「同意。俺らが言えた立場じゃねぇけどな、と」
いくら嘘つきで有名なゾゾの住民でも人間だ。その人間を操り人形にしていい訳がない。ましてや自分の盾に利用するなど。
……タークスで汚れ仕事をいくつもこなしてきた彼らが言えた立場ではないが。
「悪趣味野郎をぶちのめせばいいんだな、と」
「そういうことだな」こうしている間にも三人はじりじりと追い詰められていた。
「あたしが行きます」「簡単に言うなっての。これをどーやって突破する気だよ」
「考えがあるんですよ」
「考え?」
イリーナは自信たっぷりにうなずいた。
「……なるほどな、と」
「原始的だが…いまはそれしかないな」
「ある意味イリーナらしい考え」
「悪かったですね!」
レノを思いきり睨み付け、イリーナはルードに向き直る。
「ルード先輩、よろしくお願いします」
ルードの唇が微かに、「任せろ」と動いたのを、イリーナは見逃さなかった。
107 :
タークス編:2005/08/05(金) 02:11:01 ID:aV0h9RTb
「早く決めてこいよ、と。俺らはいいがツォンさん達が持たない」「はい」
ルードの肩に乗っかったイリーナは、ベリーダの方を見据えたまま返事をする。
「…行くぞ」
「お願いします」
頷いた刹那、ルードはイリーナを掴んで、高く投げた。
軽い身体は高く宙を飛び、彼女はそのまま空中で勢いをつける。ベリーダを発見すると瞬時に刀を抜いた。美しい直刃が月光を受け更に輝きを増す。
地上に降り立ち、イリーナはぐっとベリーダを睨む。ほぅ、と関心したようにベリーダが顎をさすった。
「大胆なお嬢さんだ。……いいでしょう。相手をしてあげます」
細身のサーベルを抜き、ベリーダは新しい遊び道具を見つけたようなまなざしをイリーナに向ける。
そのまなざしを真っ正面から受け止め、イリーナはすっかり手に馴染んだ二本の刀を構えた。
ベリーダはサーベル一本だったが、それでもイリーナとまともに斬り合えるだけの力はあるようである。
現状で二人の力は互角だった。
刃と刃がぶつかり合う。
「(こいつ…ただの悪趣味野郎だと思ってたけど…出来る)」
重なり合った刃の向こうでにやりと笑うベリーダ。
108 :
タークス編:2005/08/05(金) 10:24:25 ID:aV0h9RTb
持ち前の素早さでイリーナは攻撃をしかけるが、ベリーダの体さばきも巧みなもので、なかなかに勝負はつかない。
「早くしろよイリーナ…もう長くは持たねぇぞ」
姿の見えない後輩に語りかけながら、レノは迫って来た集団を思いきり突き飛ばす。
ついに彼らは壁ぎわまで追いやられていたのだ。
「じっちゃん、危ない!」
鋭いサバイバルナイフがバナンに迫る。
間一発バナンの前に躍り出たツォンがそれをガードするが、ナイフは彼のワイシャツの腕の部分を深く切り裂いた。
「ぐあっ!」
苦悶の叫びはイリーナがいる方にも届く。
「ツォンさんっ!」
思わず振り返ってしまう。しかしそれはベリーダにとってはこの上ないチャンスで。
「余所見をしている暇があるのですか?」
「―――!」
しまった、と振り下ろされたサーベルを慌てて防ぐが、遅かった。刀は弾かれ、後ろに後退する際に膝の辺りに悪寒が走る。
斬られたことはすぐにわかったが、問題はない。既に傷口の再生が始まっていたからだ。
「(…おかしいな、手応えはあったんだが…)」
109 :
タークス編:2005/08/05(金) 10:25:41 ID:aV0h9RTb
実際切り付けたあたりのマントは裂かれている。
「(刃が届ききってなかったのか?)」
イリーナの身体のことを知らないベリーダは心中で首を傾げつつも、立ち上がったイリーナを馬鹿にするような目付きで見ていた。
「なんだ、大した事ないですねぇ」
「………」
「今ので確信しました。あなたは結局何も守れず私に倒される」
「………」
「あなたは弱い。何も出来ない弱い人間です」
「………れ」
「ん?」
「…黙れ」
なにかを押し殺したような声音。
先刻の彼女からは考えられないほど鋭い。
「あたしは…絶対ツォンさん達を守る。何も守れないなんて言わせない!」
凛然と顔を上げたイリーナ。
刀を構え直す動作すら、身に染みるような気を感じた。
――――力ヲ…解キ放テ…
イリーナの血に眠る狂戦士が目覚めはじめていたが、彼女は全身全霊でそれをこらえる。
―――お前の力なんて、使わない。
倒してみせる。こいつはあたしの手で。
「次で決めてさしあげましょう」
「あんたなんかに―――タークスの意地と心意気が破れる訳ないでしょ!」
とりあえず一区切り。
決してつまらなくはないんだが、何かプレジデント編っぽくなってきたな…
FF7の外伝で投稿量がもの凄いところとか
例によって本編が霞みまくってるぞ…
ベリーダって何かに居たっけ?
いない。適当なやついなかったんで>ベリーダ
とりあえずプレジデント編の二の舞いにはならんようにはする。
外伝だしね。ただツォンがらみだから少しは内容がないとと思って。
まあ、本編に食い込みすぎなければいいんじゃないか?
6本編にしか興味ない人が読み飛ばしても困らない程度でやれば問題ないだろ。
うん、そんな感じで頑張る。
とりあえず本編に少しばかり干渉しつつ、独自の展開が見せられればいいなと思ってるので、他の作者さんの迷惑はこうむらないよう慎重に書いてくよ。
忠告してくれた人たちありがとう。
116 :
ガウ編:2005/08/05(金) 13:04:49 ID:t9hRs9Rh
「ガルルルル・・・・」
父の血で全身を赤く染め、ガウが唸る。
これがガウが野性の力を100%解放した姿。
だが、その目は魔物のそれではなく、父と同じ人間の目だった。
「フン・・・・ヒヨッコガ粋ガリオッテ・・・・来ルナラ来・・・」
「はあ!!」
「!」
まるでロケットのように飛び出したガウの拳が、硬いキングベヒーモスの腹部にめり込んだ。
「グハッ!!」
キングベヒーモスの口から大量の血が噴き出す。
更に追撃で、ガウの鋭い牙によって、首の肉が食いちぎられた。
その返り血で、ガウの体はますます赤く染まる。
「フウーーッフウーーッ!!」
「コ、コイツ・・・・・」
キングベヒーモスは初めて恐怖した。
それも、たかが人間の子供に。
思わず後ずさるキングベヒーモスだが・・・・。
「おっと、俺たちのことを忘れてもらっちゃ困るぜ!!」
「ナニ!?」
気付いた時にはすでに遅かった。
無数のマッシュの残像が、キングベヒーモスの周りを取り囲んでいた
「くらいやがれ!ダンカン流拳法奥義!夢・幻・闘・武!!」
「グ、ウオオオオオ!!」
ストームドラゴンを粉々に粉砕したマッシュの奥義がキングベヒーモスを捕らえた。
無数の残像による無数の攻撃が、キングベヒーモスの全身余す所なく叩き込まれる。
「(くっ さすがに硬ぇ!だが、確実に効いてるぜ!)」
117 :
ガウ編:2005/08/05(金) 13:05:45 ID:t9hRs9Rh
夢幻闘武が強力なのはもちろんだが、効いているのはそのせいだけではなかった。
さっきの袋叩きの時は、3人ともキングベヒーモスを恐れていた。
恐怖しながらの攻撃など、本来の力の半分も出すことはできない。
だが今回は違う。
ガウの猛りに、2人は勇気をもらったのだ。
「小賢シイ!!」
マッシュを打ち落とそうと腕を振り上げる。
目の前のティファに気付いたのは、その直後だった。
「ハッ!?」
「ザンガン流拳法奥義・・・・ファイナルへヴン!!」
ティファの闘気の全てを自らの拳に託し、キングベヒーモスの顔面に叩き込まれた。
勢いよく吹き飛ぶ巨体。
心身ともに、確実に弱ってきている。
「(コイツラ、ココマデ強イトハ・・・・・・ダガ、勝敗ハ別ダゾ・・・・)」
「イデヨ!我ガシモベタチヨ!!」
突如、キングベヒーモスの後ろの空間に、無数の巨大な穴が空き始めた。
「な、なんだ?何が起こるんだ?」
その穴から出てきたもの・・・・それは・・・。
「べ、ベヒーモス!?」
そう、キングベヒーモスはその名の通り、ベヒーモスの王。
全てのベヒーモスは、キングベヒーモスの忠実なしもべである。
主の思うままに召喚することも可能。
「ククク・・・・形勢逆転ダナ・・・」
118 :
ガウ編:2005/08/05(金) 13:06:18 ID:t9hRs9Rh
これほど大量のベヒーモスを、3人で相手をするのはどう考えても不可能である。
「ちっくしょう・・・!ここまでかよ!」
マッシュが苦渋の表情で拳で地面を叩いた。
ティファにも、さっきとは打って変わって絶望の表情が浮かび始めた。
「サア、シモベタチヨ!コノ人間ドモヲ八ツ裂キニシロ!!」
ドガ!ズバ!!バキ!!ドーーン!!!
「・・・・へッ?」
ベヒーモスの掛け声と同時に、後ろの方で数匹のベヒーモスが宙を舞った。
「よう、無事か?」
「帰りが遅いから心配したわよ」
「助けに来たクポ!」
「み、皆・・・!」
飛空艇で待機していた仲間達だ。
これで形勢は更に逆転された。
「オ、オノレエエ!ナラバ、余一人デキサマラヲ、ナブリ殺シニスルマデ!!」
そう言いながらガウの方を振り返るキングベヒーモスだが、その視界にガウはいなかった。
目に映ったのは、上を見上げるマッシュとティファ。
つられてキングベヒーモスも上を見上げると・・・・。
119 :
ガウ編:2005/08/05(金) 13:07:44 ID:t9hRs9Rh
「ナッ!!」
「言っただろ・・・・おめえは絶対におれがぶっ倒すって!!!」
「ヤ、ヤメ・・・!!」
ドゴオオオオオン!!!
ガウの怒りの拳はキングベヒーモスの頭もろとも、地面に叩きつけられた。
キングベヒーモスの頭は完全に地面にめり込み、ピクリとも動かずぐったりとしていた。
その様子を見ているベヒーモスの群れは、目を点にしている。
ガウがゆっくりと立ち上がり、ベヒーモスの群れを睨みつける。
「ガアアアアアアアア!!!!」
ビクッ!
ガウの雄叫びで完全に恐れをなしたベヒーモスの群れは、蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
「す、すげえな。俺ら助けに来るまでもなかったかも」
そんな言葉をロックが漏らすと、ガウはニッカリと笑って言った。
「いや、みんなが来てくれて嬉しかったぞ・・・ありがとな!」
そんなガウの笑顔を見てティファは思った。
やはりガウは、魔物の力を持っていても、一人の人間の子供なのだと・・・。
「・・・そうだガウ!爺さんが・・・!」
「! オヤジ!」
マッシュの言葉にハッと父の事を思い出し、倒れている父の元へ向かった。
果たして、ガウの父親の安否は・・・・?
かなり少年漫画チックだな
こういうノリは燃えるから大好きだ
ゲームではガウは一切使ったことないんだが、使いたくなってきた
面白いんだが、ガウの口調がなぁ…
カタコトだけじゃ不便なのは良く分かるんだが…
122 :
タークス編:2005/08/05(金) 13:49:23 ID:aV0h9RTb
これで最後となるだろう両者の一撃。
刹那が永遠のように長く感じられる一瞬が、勝負を決める。
二人がすれ違い、しばし沈黙の時間がその場を支配する。
―――膝をついたのは、ベリーダであった。
そのまま地面に倒れ伏した彼を振り返る事もなく、イリーナは刀を鞘に収める。
「…峰打ちよ」
「……魔法の気配が、止まった」
ツォンが呟くのを合図のようにして、住民たちの動きが見事なまでに止まった。
そのまま彼らはまさに糸の切れた操り人形のごとく力を抜き、地に倒れてしまう。
「大丈夫なのかなぁ…」
ナナキがが心配そうな声音で住人たちを見渡す。術が解けてしまった今では彼らに蓄積していたダメージもますます痛みを増しているだろう。
と、バナンがすっと前に出て、杖を翳す。
「清らかなる生命の風よ、天空に舞い邪悪なる傷を癒せ…ケアルラ」
同時、翡翠色の光が倒れたゾゾ住人たちの身体に降り注ぎ、包み込む。
「んっ…あれ…?なんで俺らこんなとこで寝てんだ?」
意識を取り戻した住人たちはみな一様に不思議そうな顔をする。
123 :
タークス編:2005/08/05(金) 13:50:24 ID:aV0h9RTb
「あーなんか俺疲れちった。帰ろ」
「俺も俺も」
「金落ちてねぇかなー」
くちぐちにそんな事をいいながら彼らは自分の場所へと戻っていく。
荒んだ街でも、ここは彼らの場所なのだろう。
「お疲れさん、と」
歩いてくるイリーナに軽くレノは手を挙げた。
彼女の後ろには気絶したベリーダの姿がある。
「よくやった、イリーナ」
ツォンも激励の言葉を述べる。
「ツォンさんのおかげです。ツォンさんがからくりに気付いてなかったら出来ませんでしたから」
イリーナは姿勢を正し、ぴっと敬礼を。
「ありがとうございます!」
レノとルードもそれに倣うようにしてツォンに敬礼をする。
その姿に、ツォンはまたまなじりが熱くなるのを感じた。しかし今度は哀しみではなく…
「…まったくお前らは、何一つ変わっていないな…」
ツォンが笑い、つられてレノ達も笑う。
一瞬、暖かな雰囲気が訪れかけたが―――
その雰囲気を打ち壊す存在が現れた。
「―――ったく、これだから雑魚はよ…」
いきなり響いた冷たい声。
ベリーダのやってきた方角から現れたのは、短い金の髪の青年。
上質な白く長いコート、手には風変わりな武器が携えられている。
124 :
タークス編:2005/08/05(金) 13:51:42 ID:aV0h9RTb
飢えた狼を思わせる瞳がツォンたちを見回す。
尋常ではないものを一瞬で悟ったツォンは、本日二度目の問いを青年に向けた。
「……お前は、何者だ?」
「俺か?」
唇の端を吊り上げ、彼は挑発的な笑みを作る。
したたりおちるような殺意が覗く笑みだった。
「俺はサイファー・アルマシー。―――魔女の騎士さ」
タークス編一時停止です。このままだと確かに投稿量すんごい事になるんで…。
ちょっとは本編に絡ませようと(本編霞むし)サイファー出したけど倒しません、ご安心ください。
いやもうぶっ殺しちゃって
>>120 俺も強制以外で一回もまともにガウ使ったことない
ていうか崩壊後に最初にガウ編書き始めるまで好きですらなかった
>>121 120の言うように少年漫画の主人公っぽくしようと思ったらこうなっちゃった
最初はカタコトで書いてたんだが、カタコトでブチキレても迫力に欠けたから
>>125 おいおい、ラストバトルでの話減らす気かよ。
ところで、バルガス達もゾゾで戦ってるんだよな?
キングべヒーモスはゾンビ化するんでしょうか?してもしなくてもいいのですが。
>>70 泣けた…。最後の1レスのまとめっぷりが涙を誘う。けなげなガウ(・∀・)イイ!
>>69 燃えた…。マッシュとティファの共闘もかっこいいけど、なによりガウカコ(・∀・)イイ!
ガウでいいもの読ませてもらいました。GJ!!
>>75 個人的な好みとしてはあんたのガウの方が好きだ。
いや、まじで良いもの読ませてもらったわ。ガウのこと好きになったよ。
割り込まれたのは残念だったかも知れないけど、これにめげずに次も是非書いてくれな。
作者がんばれー
ガウ(・∀・)イイ!
>>127 ところで、バルガス達もゾゾで戦ってるんだよな?
前スレのバルガス編作者なんだけど、
このスレで、別の人に続き?を書かれちゃったものだから。
いや、非難してるわけじゃなくて、もう自分の手を離れたというか・・・
134 :
セリス編:2005/08/08(月) 19:01:12 ID:xyY0QU+t
どのくらい時間がたったのだろう。
気が付くと、そこは不気味なローブを纏った集団が列を成し祈祷している。
見上げると不気味な塔がそびえ立っている
ここは…
噂には聞いたことがある…
ケフカを信仰することしか出来なくなった狂信集団たちが建てた塔…
───狂信者の塔───
その名に相応しく禍々しき塔である。
頭が痛い…
それどころか体全体から痛みを感じる。
無理も無い。あれだけの戦いをしたのである。
セリスは心身ともに疲れていた。
幸い、この塔には魔力が満ちていた。
そのおかげでセリスの魔力は回復していた。
「清らかなる生命の風よ、天空に舞い邪悪なる傷を癒せ! ケアルラ!」
淡い光に包まれ、セリスの身体が癒されていく。
ふぅ・・・、静かに息を吐き出し、ようやくセリスは落ち着いた。
135 :
セリス編:2005/08/08(月) 19:02:03 ID:xyY0QU+t
…とりあえずみんなを探さないとだめね
体力的にも精神的にも限界なのに、なんでそう思うのかしら?
セリスは自問自答してみた
…きっと、みんなに頼りきってるのね
みんなに会いたい…そう願っても会えるわけないのに…
私ってダメね
とりあえず、今できることを考えなくちゃ…
辺りを見渡すと塔の入り口から少し離れたところに、盗賊達がたむろしている。
まずは情報だ、そう思ってセリスは話し掛けることにした。
「ここは、どこ?」
セリスは分かっていたが、一応聞いてみることにした。
「ここは、ケフカの狂信集団の塔。最上階には、すんごいお宝があるらしい・・・」
「お宝?あなた達はそれを狙ってるのね?」
「そのとおりだ。けどな、この塔じゃ魔法しか使えない。超強い魔法が使えなければ、登ってもすぐにやられちまうな」
セリスは、狂信集団達を見て言った。
「あの人たちは?」
「あいつらに話し掛けても無駄だぜ。ケフカに魂を売った連中だ。ああやって毎日ケフカに祈りを奉げてる」
「そう・・・」
136 :
セリス編:2005/08/08(月) 19:03:20 ID:xyY0QU+t
ケフカの狂信集団が建てた塔・・・なんのために?
ケフカに祈るためだけにこんな大きな塔を?
もしかして・・・
セリスは無意識のうちに魔力の流れを感じ取ろうとしていた。
すごい・・・
予想通り、塔から膨大な魔力がある方向へと流れているようである。
瓦礫の塔ね。
直感的にセリスはそう悟った。
この塔から流れてる魔力を無くせば・・・ケフカを助けられる・・・?
希望的観測、そう、希望的観測には間違いなかった。
でもそう思いたい。そう信じたかった。
セリスは気づくと塔に向けて一歩踏み出していた。
「塔を登るのか?」
「えぇ・・・。そうすることに決めたわ」
「さっきも言ったとおり、この塔は魔法しか使えない。絶対魔法区域結界ってのが張られてて、武器なんかの攻撃は全く効果が無いぞ」
「大丈夫。ところで、もし女好きの王様や、女の忍者。物真似士やバンダナを巻いた人なんかが来たら伝えてくれるかしら?セリスがこの塔を登ってるって」
「やたらと特徴的な知り合いだな。いいぜ、ここで会ったのも何かの縁だ」
137 :
セリス編:2005/08/08(月) 19:04:34 ID:xyY0QU+t
自然とセリスは微笑んだ。心から感謝して言った。
「ありがとう」
私はまだ、人を信じれる。
そして、私を信じてくれる人が居る。
助けたい人が居る。
そう信じて、セリスは塔の階段を登り始めた。
勢いで書いた
駄文だった
今は反省している
ホーリードラゴン戦どうしよう・・・。
とりあえずガウ編の終了待ちだな。
140 :
セリス編:2005/08/09(火) 11:12:21 ID:5P6X4wzO
階段を上り始めると、すぐに屋上に出た。
「え、平屋?」
どうやら魔法の力で、単なる平屋を塔の様に見せていたらしい。
それはそれで凄い魔力ではあるが、なぜ?
理解に苦しむセリスの眼に、こちらに背を向けている一人の男の姿が映った。
「あの、ちょっといいかしら」
近寄って、おずおずと声を掛けるセリス。
ここは何、あなたは誰、ここで何をしてるの・・・聞きたいことは山とある。
「・・・・・・・・・・・・」
しかし、男は何も答えない。
相変わらずこちらに背を向けたまま、腕を組んで思索にふけっている。
141 :
セリス編:2005/08/09(火) 11:32:53 ID:5P6X4wzO
セリスは男の服装に目をとめた。
道化師が着るような、体にぴったりフィットした服。
しかも、どぎつい赤と、深く沈んだ緑のだんだら模様。
怪しい、怪しすぎる!
どうせまともな話は聞けそうにない、ここはひとまず退散を。
そう考えて、セリスはきびすを返し、歩み去ろうとした。
「おおスマン」
出し抜けに男の声が背後から聞こえてきた。
「風の声に聞き入って、プリティーガールに気づかなかったのだ、許せ」
風の声?プリティーガール?
ますますもって怪しい、お近づきになるのはやめておこう。
セリスは足早に去る決心をした。
「待て、待ってくれ」
男のうろたえた声が聞こえる。
「無視したのは悪かった。誤ります。このとーり」
セリスは大きくため息をついた。どうやら悪い人間ではないようだ。
依然として怪しい事には変わりないが。
セリスは仕方なしに、改めて質問を試みるべく、男に近づいていった。
「私の名はモリー。
時に、プリティーガール、君は旅人だな?」
機先を制せられ、思わず頷くセリス。
質問したいのはこっちの方なのに・・・
以後、延々と男の講釈が続いた。
モリーの話をうわの空で聞き流しながら、セリスは思う。
ああ、わたしの冒険、どうなっちゃうの・・・
>140-141
これでどうやって繋げろと・・・?
なんとかしてみようか?
文句を言う奴はリレー小説書かなくて良い!
んな極端な
勝手に割り込まれたり、わけのわからん方向にストーリーうっちゃられたりすると、読む分にははちゃめちゃでいいかもしれないけど
ギャグにしろシリアスにしろ、文章をまじめに書こうとする分にはけっこう思うところもあるだろうよ
リレーなんでしょ? バトンの受け渡しはちゃんとやろうよ。
なんつーか
今回のは投げっぱなしなバトンのような気がする
おいおい、そこをどうにかするのが腕の見せ所だろ?
まあ、前と比べると奇抜な展開を考える人は少なくなったかもしれんけど
書き手心理としては、難題であればあるほど燃えるけど…
まさか八竜探索でドラゴンクエストって言いたい訳じゃないよな?
別のゲームに移るのは駄目だろ。台詞では確かにあったんだけど
別のゲームって、他に元ネタあんの?
台詞はあっただろ。前スレのアデルのファイガではないファイアだってやつ
んーと…全く意味が分からないのだが
ドラクエの漫画であるのよ。
なんてすごい魔法だ! 奴のメラゾーマはすごいぞ! って言ってたら
何を勘違いしてるのサ、これはメラじゃよ♪
ナンダッテー! じゃあメラゾーマはもっとすごいのか! という展開が。
ああ〜そゆことか
台詞だけパロッた作品がアデルのアレってわけね
で、上の作品はどうするんだ?
目のくらむ閃光とともに、全身に痺れる様な痛みを感じて、
セリスは我に返った。
「ここは・・・」
屋上・・・ではない。モリーと名乗った男の姿も、どこにもない。
ここは確かに狂信者の塔、中二階の踊り場だ。
セリスはいつの間にやら、そこでつっ伏していたのだ。
「ほう、正気に戻ったか」
背後から声が聞こえる。セリスは振り返った。
道士服を着た初老の男が、無表情な顔をして立っていた。
身構えようとするセリスだが、先程受けた衝撃のせいで、
うまく体を御しきれない。
「我が魔法をこれほど食らいながらも、まだ立ち上がるか」
必死で立ち上がろうとするセリスに、半ばあきれる様に男は言った。
不覚にも、どうやらこの男に不意打ちを食らい、幻覚に陥っていたようだ。
(おそらくはスリプル&コンフユの混合魔法のようね)
そして止めの一撃。
(こちらは多分サンダー系の攻撃魔法ね、でも・・・)
かろうじて一命は取り留めたものの、ダメージはかなり深刻だ。
「流石は魔道将軍・セリスと言うべきかの」
「私を知っているの?」
157 :
156:2005/08/10(水) 10:10:07 ID:RUnCnZHd
繋いでみた。
夢オチですまんが、あとヨロ。
個人的には、6以外のFFキャラが出て来るくらいだから、
FF作品以外のキャラが出てきたって、一向に構わないとは思う。
しかし今回の140-141に限っては、リレーするつもりがないという点が
どうにも頂けない。
モリーが出てきてニヤッとさせられて、これからどうなるんだ?って所で
放置するなんて、ちょっと悪ふざけが過ぎるよ。
まとめサイト落ちてない?
>>157 そういう時は無効にすればいいじゃん。実際、初代スレでもあったんだし
誰か過去ログ保存している人いないの?
誰も過去ログ保存してないのかな…
カコログ保存してるぞ。ギコナビだが。
>162
おー。
…でも、今なにが起こっていてどうしてもらえばいいのかわからない…orz
164 :
セリス編:2005/08/16(火) 01:34:36 ID:WkEQi6wG
「わしも帝国の一魔導士だったからの」
その言葉は少からずセリスを困惑させた。
彼女は元魔導将軍だ。だがこんな老人は覚えがない。
「知らないのも無理はない。その中でもわしは下っ端だったからの」
そうじゃない。いやそれもあるが。
「その姿は何なの?魔導注入実験が始まったのはせいぜい10年前。
でも貴方は見たところ60歳はゆうに過ぎているわ。
実験は素質が見込まれた子供が対象だったはずよ」
例外と言えばガストラくらいのものだ。
先ほどまで魔法でのされていたのも忘れ、ただ疑問をぶつける。
「ほっほっほ」
……………………
……………
………
……
…Zzz
「寝るな!」
「おおスマンスマン。思い出そうとしたらついうっかりの。
しかしそれはじじいの昔話になってしまうが、いいのかえ?」
………何なのこの人は?最初の印象とまるで違う。
経験からにじみ出る崇高さを感じたものだが……これではただの呆け始めの老人だ。
「構わないわ。続けて」
「そうかい………じゃ話そうかの。
結論から言うと……わしが帝国に頼みこんだだけなのじゃ」
「どうして?」
「ここからはほんとうにじじいの昔話……」
「いいから!」
「そうかいそうかい。じゃ話そうかの………」
……はぁ
165 :
セリス編:2005/08/16(火) 01:39:21 ID:WkEQi6wG
「わしは子供の頃から魔法に憧れておったんじゃ。
昔のガストラ国は、厳しい規制が無かったと共に、めぼしい娯楽も無かった。
唯一の娯楽と言えば、どこの家庭にもあった絵本くらいでの。
そこには怪獣と戦う魔法使いが描かれておった。
色とりどりの魔法で怪獣を翻弄する絵は子供心に響いての。
寝る前に母親がベッドの中で絵本を読む一時が楽しみじゃった。
友達とのチャンバラも魔法ごっこばかりでなぁ。
『サンダー!』と言っては木の枝を上から降り落とし、
『ファイア!』と言っては砂を投げつけておった。
それから
〈略〉
だが機械技術が急激に進歩すると、友達は皆機械夢中になってしまっての。
わしだけ一人とりのこされてしまった。
国の周りがレンガで囲まれてしまって、馴染みの原っぱにも行けなくなった。
大体なんじゃ
〈略〉
やがてわしも大人になり、社会の歯車として働くようになった。
そうして10数年が過ぎた頃、魔導実験の事を耳にしたのじゃ。
その時はもう魔法のことなど忘れておった。子供の頃が懐かしい程度にしか思ってなかった。
だがの、街中で右手を光らせながら走り回っている子供の姿を見るとの、
なんというか、こう………キタんじゃよ。
それからは、毎日研究所に駆け込んだ。研究員に懇願した。
1ヶ月ぐらいかかってやっと熱意が伝わったのか、ついに魔法を覚えることが出来たのじゃ。
歳の事を考慮され、少量の魔力しか注入して貰えんかった。
だから使えるのは初歩魔法のみじゃ。
だがそれでも満足じゃて。子供の頃に想い描いた夢を実現出来たのじゃからの。
それに
〈略〉
だから帝国には感謝しておる。帝国が滅びた今もな。
ここを守っているのはその恩返しじゃ。」
166 :
セリス編:2005/08/16(火) 01:41:05 ID:WkEQi6wG
目を輝かせて、老体に似合わぬほど元気な身振り手振りを交え、老人は話を語り終えた。
そしてセリスは…………呆れたという意思をまんべんなく伝えんばかりに深くため息をついた。
ここまでバカにされたのは何年ぶりかしら。
「それでどこら辺が本当の『お話』?」
「はて、なんのことかの」
「城壁が建てられたのは100年以上前よ」
「はて、そうだったかの」
「ベクタで絵本なんて見たこともないわ」
「はて、おかしいの」
「……真面目に応えてくれる気は無いってことね」
「はて、気づくのが遅いの」
カチン、ときたがとにかく今は冷静を保つ。
この調子だと、言ってること何も信用出来ないわね。
じゃあ何故私を知ってるのかしら?
「知りたければ、わしに勝つことじゃな」
見計らったように口が開く。語りに落ちていた時の少年の様な瞳はどこへやら。
半開きの目は明らかに挑発を訴えていた。口元の歪みは一種の年季を感じさせる。
「言っておくが、初歩的な魔法しか使えないというのは本当じゃぞ?
この塔は百階建て。一フロアずつに見張りがおる。
最初の障害であるわしが強すぎたら、この塔はまさしく化け物揃いになってしまうからの」
顔がそうじゃないって言ってるわよ。
167 :
セリス編:2005/08/16(火) 01:45:12 ID:WkEQi6wG
今や目障りとしか感じられない顔を一蔑した後、セリスは踵を返した。
「逃げるのかえ?」
「出直すのよ。形はどうであれ、一度は負けた身だしね」
そう吐き捨て、階段の前まで足を運ぶ。と、不意に振り向き、質問を投げかけた。
「最後に一つ。貴方の名前は?」
「わしの名はゾーm」
「もういいわ」
外は相変わらず狂信者の参拝と彼等の発する陰鬱な歌に染められて嫌な空気だ。
それでも、あの老いぼれの与汰話に付き合わされた時間を思うと幾分かましだが。
あの男………凄く癪に障る。あの皮肉を全面に出した態度が。
あのくだらない、しかし何かを暗に含んでいる様に思わせる作り噺が。
正直どうして私を知ってるかという不思議に、大きな疑問を抱いた訳では無かった。
考えてみれば私は帝国の将軍というポスト。全く自慢にならないが、多少は名が知られているのだろう。
だが最早そんなことは問題ではない……こうなったら意地でも聞き出してやろうじゃないか。
「…………これはこれはお早いお帰りで。財宝はあったかい?」
先ほど面識を交わした盗賊風の男が、無表情でからかってくる。
「大きなお世話よ」
保守がてらに当たり障りのない繋ぎ話を思いつくままに書いていたんだが………
なんかもう当たり障りないを通り越して脱線しちゃったよ
セリスが苛立つ理由とかかなり不明瞭だし
駄作だった
dat落ちが怖かったから手直ししてうpしたんだけど
まああれだ
正直スマンカッタ
や、ないけど…
そんな早急に必要なのか?
まとめサイト消えてるみたいだから、前の話も見たいと思って・・・
新参者ですまそ。
無理なら別にいいです。
あ、そっか新参者って可能性があったか
もうそんなやついないと思ってたよ
おれ携帯だしな〜
まとめサイトの人はどうしたんだろ
てか人稲杉
今ROMってるやつどれだけいんのさ
セリス編のじいさんはてっきり魔法レベルのやつかと思ったぜ。
>>172 ノシ
>>171 今dat落ちスレ補完所の人に頼んできた
うまくすれば明日には来ると思う
やべ、コテ消し忘れた。スマソ
ノ
179 :
171:2005/08/16(火) 14:46:45 ID:tyuyqKrl
最下層記念
保守党
守るぜ!!
帰省し終わって(この表現もなんか変だな)このスレ覗いてみたんですが。
ガウ編まだ終わってなかったのか。
ホーリードラゴン戦書きたかったので、すでにかかれていたら残念だと思ってた身としてはまあ喜んでいいことなのかどうなのか。
186 :
175:2005/08/18(木) 10:58:17 ID:QctCI0oU
保守
190 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/19(金) 20:29:44 ID:9hmC/xSq
良スレあげ
191 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/19(金) 23:48:06 ID:5D/zA4/I
職人さんまだー(AA略
という俺はくれくれ厨
age
192 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/08/19(金) 23:52:19 ID:6z7m/8dn
■実際に中小APCゲームメーカーで起こった怖い話(グラフィッカー志望者編)
ゲーム会社社員「では早速ですが、作品を見せてもらいますね」
オタク「本当に自信作なんです! ぜひ見てください」
ゲーム会社社員「募集要領をちゃんと見なかったでしょう? 君」
オタク「はっ?」
ゲーム会社社員「オリジナルのキャラクターのCGを持ってくるようにHPには書いているんだけど」
「君、別の会社のキャラクターを書いているじゃないか」
オタク「何を言っているんですか。これは僕の完全オリジナルです」
ゲーム会社社員「だってこれは“さ●●戦”の登場人物そのままでしょう」
オタク「勘違いですよ」
ゲーム会社社員「あと、紙に直接ではなくPCで製作してプリントアウトした物でないと」
オタク「そんなこと書いていなかったじゃないですか! 僕は知りません!」
ゲーム会社社員「確かに……載っていないね」
ゲーム会社社員「一つだけ聞いていいかな。パソコンは使える?」
オタク「馬鹿にしてますね、簡単ですよ」
ゲーム会社社員「ではこのCGに自分なりでいいから、エフェクトを入れてみて」
会社のノートPCをオタク君の前におき、英語版フォトショップ起動して、ペンタブレッドを
渡した。
オタク「英語版でなく、日本語版のフォトショップでないとできません」
ゲーム会社社員「…………」
「残念だけど、英語版しか入れていないんですよ。うちの会社は」
オタク「winMXやWinnyで無料でダウンロードすることができますから問題は
ありません」
ゲーム会社社員「変なことを聞くかもしれないけど、君はうちのゲームは何処で買っているの?」
オタク「ネットで手に入れています」
ゲーム会社社員「……合否の結果は封書にてお知らせします」
オタク「封書の到着が待ち遠しいです」
オタクの青年は嬉々と帰っていきました。
もちろん不採用。
>>185 いやもう何でもいいから是非書いてください。
ガウ編に限っていえば
>>75のパターンもあるし。一気に進めてしまってホスィ
こう過疎が進んでいると……(´Д⊂
保守
狂信者の塔を後にしながら、セリスはロックを想う。
「ロック・・・会いたい」
いつでもロックに勇気を貰ってきた。
そう、始めて会ったあの時も・・・。
あの時、私は帝国への反逆を疑われ、サウスフィガロの地下牢に幽閉されていた。
そこで待っていたのは、思い返すもおぞましい地獄の宴だった。
私は陵辱を受けた。将校をはじめ下級兵士に至るまで。
穢れを知らなかった私の体を、無数の男根が貫き通す。
穴という穴を全て塞がれ、その全てで男の精を受けた。
入れ替わり立ち替わり、何度も何度も。
始めのうちはそれでも、帝国将軍としての矜持だけは失うまいと、
必死の努力をしていた。しかし、それも始めのうちだけだった。
休息も与えられることなく、何人もの男達に続けざまに慰み者にされて、
いつしか私は哀願の声を上げていた。
泣いて許しを請う私を見て、男たちの加虐心はいやがうえにも増していく。
「常勝将軍イシュタルも地に堕ちたな」
「いいザマだな、将軍さんよ」
「その泣き声、もっと聞かせてくれよぅ」
「許してほしけりゃ、四つんばいになって尻をこっちに向けな」
屈辱と嫌悪は、疲労と苦痛の前には意味をなさない。
陵辱が少しでも早く終わることだけを希求して、
私は男たちの要求を全て受け入れた。
あられもない格好もした。言われた通りの体位もこなした。
飲めと言われれば音を立てて飲み干した。
排泄して見せろと言われた時も従った。
ただひたすら、ここから開放される事を願って。
しかし待っていたのは、開放ではなく、男たちの罵声と嬌声だけだった。
男たちが疲労で休みを取るつかの間だけが、私にとっての開放だった。
そんなつかの間の開放のとき、彼、ロックに出会った。
そしてロックは私の鎖を解いて、私を脱出へと導いてくれたのだ。
以来、仲間として行動を共にしているが、いつしか私にとって
ロックは仲間以上の大切な存在となっていた。
でも、私は帝国の男共の慰み者。
だから、私には彼を愛する資格はない。
彼に愛される資格も・・・
でも全然エロくない
確かに。
だがこういう話はどうも苦手だ・・・
まあな。
それに、完全にリレー無視だし。
前作ではよく分からないけどセリスイライラしてたみたいだったし、
それがいきなりこんな精神状態になるのは、結構違和感あるでしょ
繋ぐ人もやりにくい
様はよく言われてる拷問=レイプを書きたかっただけだろうな
そこまでしてそんなエロくないのはもう致命的
エロ肯定派からも否定派からも非難を受ける始末
でもまあ別に通しでもいいんじゃない?削除とかめんどくせーよ
いやいやこれは宝条が見せた幻影っていう落ちにすればいいんじゃないかと
宝条スゴスw
つーか職人こないな
セリス編作者&タークス編作者イラネ
だって前者は高尚ぶってるし。作家気取り?違う職人さんにやらせろ。
後者はあってもなくてもいい上に話が馬鹿みたいだし。しかも変な乗りで寒いし
他の職人さんだけでじゅうぶんやってけるスレじゃん
>>203 貴様は過疎ってる場を更に空気を悪くするつもりかいな
要するに空気嫁
保守がてら言ったんだ。それに本当の話だし
見た限りガウ編が終われば一気に進むんじゃないか。誰か書いておくれ
書きたいけど、今での全部読むのはなかなか骨が折れる作業だ。
誰か簡単なあらすじ教えてくれないかな。
この話、最終的にはどうなるのかな? ゲームと同じくケフカ倒して終わり?
今どんな話が展開されてて、終わりがどうなるのか。
そんな見通しがたちづらいのが職人が書き込みずらい原因かも。
ケフカを倒したら永遠のペプシマンが現れるのも面白い
職人さん次の作品ドゾー↓
どこぞの空気読めない馬鹿のせいで職人さん来てくれねーかも…
俺マジで怒ってるぞ。
おいふざけんなよ
>>203。
批評家気取りしやがって。
全然いらなくねーし、セリス編作者&タークス編作者。
むしろいなくなったら困る。
どこらへんが高尚ぶってて、どこらへんが寒いんだよ。
セリス編はともかく、タークス編はなくてもいい。
6以外のキャラ出しすぎ。そのくせたいして面白くない。
人前でオナニーして喜ぶ露出狂。
>212
少なくとも俺は面白いと思ったが
タークスに興味ない人にとってはうっとしいだけだろ。
まあ、面白いと思う人もそうでない人も、互いに意見押しつけ合うのはやめようぜ。
そもそもの問題はガウ編の作者が、唐突にいらないバトルもちこんで、しかも「ガウのオヤジは実は正気でした」なんてつじつま合わない展開にして他の作者に続きを丸投げしたことじゃねーの?
ガウとオヤジの和解シーンなんて作者本人ですら考えてないだろ絶対。
うーん確かに。
なんか狐につままれた気分。連載してたときはすげーなーとか思ったけど。
>>214 スマソ、熱くなりすぎたよ俺
そういうの嫌いだしどっちの職人さんも好きで面白いと思ってたから
タークス編とか他の外伝はオーフェンの血風編みたいなノリで読んでたし
ざっと整理してみて、結局のところ「バトンの受け渡し」が良くないのが原因なのかな。上でも誰か言ってたけど。
ガウ編は
>>63が「『一旦』区切る」って言って、続き書く意志を明示してるのに、
>>66が勝手に割り込んでる。
割り込むこと自体は全然悪くはない。
ただし、メル欄で正直すまんとか愚痴っておいて今だ完結してないのはちょっと問題あり。
続きが思いつかないなら思いつかないで、他の人に続きを促す、すでに完結してる
>>70を正史にしてもかまわない、とかの意思表示がほしい。
セリス編は……、今更言うことでもないか。これはほんとにバトンを渡すどころかあさっての方向にぶん投げてる。
タークス編は、作者がどう考えているのかは知らないけど、あくまで「外伝」であるべき。(決して本編の「補完」になってはいけない)
タークスに興味ない人だっているんだし、興味ない事柄の長文は誰にとってもうっとおしい。
タークス編を読まなければ本編について行けない、なんてことにさえならなければ、まあ問題ないと思う。
ティナ
前半
本編セッツァーとのコイン対決まで→負け→セッツァーの性奴隷に→と思ったらそれは魔物が化けてた
→本物はオペラの倉庫に→オルトロスに助けてもらう→テュポーンに乗ってブラックジャックへ→魔物倒す
→帝国へ→マディンと対決、撃破→魔大陸へ
後半
モブリズで子供の世話→ガウ、ティファが来る→フンババと対戦→子供、実は魔物だった
→魔物を追ってドマ城へ→カイエンの夢の中へ→魔物倒す→八竜の一匹が襲撃、撃破→古代城へ
→オーディンと対戦→八竜の一匹を倒し、オーディンを正気に?戻す→フィガロ城へ
→エドガー、ユフィ、ゴゴと合流→ファルコンと合流→コロシアムでクラウド、エアリスと合流
→ファルコン故障→修復後、シドールへ→ガウの父親の家へ
実質倉庫スタートな悲しい人。だがゲームのテーマを担っていただけあり、このスレでも役どころはおいしい。
ストーリーの主軸であり、普通に目立っている。さながら少年漫画の主人公といったところか。
帝国内で実の父マディンと戦う羽目に。彼が父だと思い出す頃にはすでに自らが手をかけた後だった。
元凶のケフカを倒そうと誓うが、後半アドバイザーとして父が中から話しかけてくるため、そこら辺は台無し。
父の助言でケフカを倒せると言われるライトブリンガーを手に入れるため、八竜を倒すのが現在の目的。
マディン戦で魔力を酷使したため、トランスに制限がつく。
だがひとたびトランスすればパーティ内最強を誇り、あわよくばアルテマを使用できるフラグも立っている。
オリジナルより少し明るい設定なので、かなり書きやすいのではないか。
代表作:マディン戦 1スレ目300手前辺り
セリス
前半
ティナと同じルート
後半
孤島で目覚める→シドから話を聞く→ゴゴと共にケフカを助ける為旅立つ→ニケアでエドガー、ユフィと合流
→サウスフィガロへ→船旅途中でカイナッツォ撃破→ケフカにさらわれる→脱出→なぜか狂信者の塔へ
→奇妙な老人と遭遇、敗北→外に出て出直し
前半はティナの影に隠れて空気。だが後半からティナと並んでストーリーの中心に立つ。
VIPで昔流れたデマ設定を元に、作者が新しいケフカ像を作り上げる。
セリスをかばって狂ってしまったケフカを助けるというのが行動方針。
他のメンバーと相反した目的なので、合流時に一波乱ありそう。
テーマがかなり重いため(運命に立ち向かう)、気持ち強めな精神描写がなされている。
ただかなりオリジナルな話や設定が追加されている上、結構伏線が張られているため扱いづらい。
しかも運命なんてでかい風呂敷を広げてしまったため、相当巧くたたまないと駄作になってしまうだろう。
魔流読み(魔力の流れを感じとることができる)
魔操術(敵の魔法の発動を妨げる)
といった便利な技を修得しており、なにげに反則気味である。
(しかもまだ別の能力が生まれそうな気配を漂わせている。締めの為の伏線か?)
このスレでセリスとケフカは幼馴染みの様に描かれているが、公式ではそれぞれ18、35とかなり離れている。
船上でエドガー、ユフィに自分の目的を伝えているようだが、直接的な描写はまだない。
代表作:脱出編 2スレ目800後半
ロック
前半
本編セッツァーとのコイン対決→負け→セッツァーのバハムートに殺られる→魔列車へ→カイエンと合流
→幻獣に変化→封魔壁の洞窟へ→ケフカに魔石にされ、帝国へ→セリスパーティにより復活→マディンと対戦
→魔大陸へ
後半
どっかの町でスコール、オルトロスと合流→フェニックスの洞窟へ→八竜の一匹を撃破→フェニックスゲット
→コーリンゲンの村へ→アレクソウルinレイチェルと対戦→セッツァーと合流→アレクソウル撃破
→レイチェル復活させるがすぐ死ぬ→外でマッシュ、モグ、ウーマロと合流→ダリルの墓へ→敵撃破
→ファルコン浮上→デスゲイズと遭遇、撃破→フィガロ城でティナ、エドガーパーティと合流
→ティナと同じルート
ティナ、セリス(偽者)がセッツァーに犯されているのを見かねて飛び出したはいいがバハムートに瞬殺。
魔列車の車掌さんの粋な計らいで幻獣として復活出来たはいいが、すぐさまケフカに魔石化。
ティナ達に解放してもらったはいいが、マディン戦にて微妙な奮闘の後、気絶。
魔大陸で瀕死技を披露するものの、相手は強めの雑魚にすぎない。
前半、明らかにヘタレだ。
後半、レイチェルイベントの後はほとんど印象に残っていない。
バリアントナイフ等の強力武器を持っているにも関わらず、強いというイメージが全くないのはある意味凄い。
特に伏線もなく書きやすいキャラではあるが、もうメンバーがほとんど集まってしまい、実質書く事がないのが現状。
果たして彼に今後活躍の場は来るのだろうか。
代表作:レイチェル関連 2スレ目中盤
ガウ
前半
ロックと同じルート
後半
獣が原でティファと合流→モブリズでティナと合流→ティナと同じルート→ファルコン故障、食糧を探しに
→父親の家発見→ファルコン修復、シドールでおめかし→マッシュ、ティファと共に父親と対面
→キングベヒーモス襲撃→父親が重傷を負う→ゴルァ!→敵撃破、父親を介抱
前半はヘタレなロックの影に隠れてしまうというヤバさ。
だが魔列車でカイエンと別れるときはロックと違ってその純真さを見せた。
後半はその自由ぶりを発揮、中でもティファをおっぱいと名づけるそのセンスには脱帽。
作戦なんて聞きません。気づいたら突っ込んでます。罠なんて気にしません。ボタンがあったら迷わず押します。
戦闘の最中に地面に消えたり、解らない単語が出れば、すかさず「それってうまいのか?」などマジで自由。
最近は人と話す機会が増えたためか、カタコトを卒業しつつあるのが少し寂しい。
父親対面イベントの真っ最中にある、今最も熱い人。
代表作:父親と対面 3スレ目50後半
マッシュ
前半
ティナ、セリスを助ける為、シャドウと共にミッドガルへ→クラウド、ティファと合流、ロケット村へ向かう
→ミスリル鉱山でタークスと対戦→ぼろ負け→さらわれたティファを助ける為、ミッドガルへ
→途中セフィロスが仲間に→ミッドガルでエアリスが仲間に→新羅ビルでティファ救出→セフィロスと別れる
→ヘリでロケット村へ→ロケット村でシド(7)が仲間に→ハイウインドで帝国へ→ガーディアンと対戦撃破
→カトブレパス、カーバンクルと対戦→ティファを助ける為にスパイラルソウル→クラウドに助けられる
→魔大陸へ
後半
コロシアムで試合を重ねた後、ゾゾへ→ゾゾでツォンと合流→八竜の一匹と対戦
→苦戦してるところにダンカン参入→師の教えから夢幻闘舞編み出し、敵撃破→ゾゾ近郊のリターナー基地へ
→エアリス、モグ、ウーマロと合流→コロシアムへ→クラウドに会う→エアリス離脱
→コーリンゲンでロックパーティと合流→ロックと同じルート→ガウと同じルート
初期のインフレの波に飲まれた悲しいやつ。オーラキャノンは敵を引き立たせる道具でした。
帝国内でいつの間にか強くなっており、勝ちインフレ組のクラウドと肩を並べるまでに。
瀕死のティファを螺旋魂なんて本編で使う事はまずありえない技で身をていして助ける。
自らも死の淵をさ迷うもののクラウドに助けられ、険悪な仲だった二人に友情が生まれる。
後半は師匠の教えで無幻闘舞を編み出し、強さはかなり安定。
その後ガウの世話を焼いてやるなど、かなりいいポジションにいる。
代表作:カトブレパス戦 1スレ目200〜300ぐらい
エドガー
前半
マッシュと同じルート→魔大陸
後半
サウスフィガロで目覚める→一緒にいたユフィと共に酒場へ→情報を元にニケアへ
→ニケアでセリス、ゴゴと合流→サウスフィガロへ→途中、カイナッツォを撃破
→ケフカに異次元へ飛ばされる→異次元でギルガメッシュを倒し、元の世界へ
→サウスフィガロの洞窟から沈んだフィガロ城へ→触手を倒し地上へ→コーリンゲンへ
→フィガロ城に戻るとティナパーティと合流→ファルコンと合流→ティナと同じルート
前半はマッシュと被る。と見せかけこちらの方がかなりヘタレて見える。ロック上回るかも。
だが宿屋でティファとやっちゃってるんで、そこはかなり羨ましいやつ。
幻獣戦では正に役立たず。ホントに王様かよ。
マッシュ瀕死時はクラウドに泣きながら助けを乞い、弟思いの一面を見せたが、やっぱ王ではないな。
後半、かなり無理矢理盗賊に化けたり、船内でティファをオカズにふけっていたり、なにやってんだコイツは。
カイナッツォ戦で凄んではみるものの、結局おいしいところをセリスにとられ、面目が全くなかった。
だが触手戦で異常なほどに株が上昇、あまりにかっこ良すぎてそれまでとのギャップに泣ける出来となった。
その後は地味に王様路線、威厳を取り戻しつつある。(個人的にはまた壊れてほしいが)
代表作:触手戦 2スレ目終盤辺り
セッツァー
前半
本編のコイン対決→勝ち→セリス、ティナを性奴隷に→歯向かうロック、ガウをバハムートで殺害
→ハーレム→突如新竜、オメガ、アルテマウェポン、ジェノバと遭遇、混乱→実は二人は魔物でした
→魔物に服従、ケツを掘られる→ティナパーティと合流、助けられる→ティナと同じルート
後半
放浪→ダリルの墓へ→敗走→コーリンゲンでロックパーティと合流→ロックと同じルート→ファルコン故障→エドガーと雑談、ファルコン修復→エロ復活か?
1ことホジキリミーが産み出した奇跡のキャラ。
プロローグの大人な雰囲気はどこへやら、イカサマでセリスに勝つとすぐさま18禁路線に突入。
歯向かうものはバハムートで焼き殺す、正にラスボスチックな鬼畜王道をつき進む。
その後もハーレムにいそしみ、初期のなんでもありな雰囲気を作り上げた第一人者。
「一人殺れば殺人者。百人ヤッたら英雄だ!」というセリフはあまりにも有名(ウソ)。
だが運もそこまで。飛空艇目当ての魔物にしてやられ、服従を強いられるついでに後ろの処女を奪われる。
その後ティナ達に助けられ、後は地味な役回り。
後半はダリルとの恋愛話もかいま見え、ファルコン発進時はプロローグのキャラをかもしだしていた。
現在、エロ復活のフラグが立っている。
代表作:絶倫モード 1スレ目 1〜80辺り
とりあえずここまで
うろ覚えのまま書いたんで、細かいとこ間違ってるかも
見逃してる伏線とかあったら指摘して下さい
しかし多いな。かなり骨が折れそうだ
>>224 乙。
昨日からのレス見てたけど何度もあがってる話だけど他キャラは最初っから出てたことだし、
その話を上手い下手と感じるのはその人次第だろ。
226 :
ガウ編:2005/08/25(木) 11:14:04 ID:XL1PRLGv
「オヤジッ、オヤジッ」
ガウは父親の元に駆けつけた。
「息子よ、どこだ・・・」
絶え絶えの息で我が子を探す父。しかし、その目は閉じられたままだ。
「ガウ、ガウはここっ!ここにいる!」
ガウは父を抱きかかえた。
大量の血を失って、急激に体温が低下していくのがガウにも感じられた。
「死ぬな、死んじゃだめだ、オヤジィィィィ」
「すまんの、息子よ、何も、何もしてやれなんだ・・・
い、いまさら、許してくれとは言えん・・・
が、せめてもの償いに、これを託そう・・・
こ、これで、ケフカを・・・」
ガクリと首を落とす父。命の珠が完全にこと切れたのを知り、ガウは絶叫する。
「オヤジィィィィィィッ!」
父の亡き骸を強く抱きしめたまま、ガウは悲嘆の涙を流し続けた。
ティナをはじめ、だれひとり慰めの言葉も思いつかず、じっと佇んでいる。
「!?」
突如、ガウの腕の中で、父親の亡き骸が輝き出した。
輝きに視界を奪われる一同。
「い、いったい何が・・・」
「オヤジ・・・オヤジ・・・」
ガウには、腕の中にいる父の体が徐々に失われていくのを感じていた。
輝きだした時と同様、唐突に光は消えた。
「何が起こったというの?」
一同はガウを見た。が、そこには父親の姿はない。
彼らが父親の代わりに見たものは、ガウの掌の上で輝く宝玉だった。
「こ、これは!」
「まさか、魔石じゃねぇか」
「なんと、するとあのご老体、幻獣でござったか!」
ガウは魔石『ボケジジ』を手に入れた。
ガウ編キター。ワロタw
魔石かよwwww
感動シーンのはずがワロタwww
ボケジジワロスw
ということはガウも幻獣と人とのハーフだったってわけか
でもそれだと魔列車のところで矛盾が・・・
まあ作者も削除覚悟だろうしw
作者さんがどう思うか解らんが、魔石ではなく、【あばれる】の奥義的、存在ならどうだろうか?
酔拳みたいなW
>>233 そんなものじいさんが死んでなんで会得できるんだよw
ところで、魔列車のところの矛盾って何?
235 :
飛空挺にて:2005/08/26(金) 14:56:28 ID:WpxYIrJc
傷心のガウを気遣いつつ、一行はひとまず飛空挺に帰還することにした。
「しかし驚いたな、まさかあの爺さんが幻獣だったとはな」
「ああ、全くだぜ」
娯楽室のソファに深々と身を沈めながら、フィガロ兄弟が述懐を始めた。
「でも、これで判ったことが一つあるわ」
テイナの一言にみなの視線が集まる。
「ほら、三角島のダンジョンで幻獣に会った時、彼等が言ってたでしょ」
―――人間界では、厳重は己の力をうまく制御できない。
そのせいで、中には精神に異常をきたす者も―――
「そうだったな。帝国首都ベクタは、狂暴化した幻獣のせいで
壊滅的な打撃を被った・・・」
ダイスを弄びながら呟くセッツァーに、カイエンが応じる。
「つまり、ガウ殿のご尊父の気が触れたのも、そうせでござったか」
全員が成程と頷いていた時、
「ちょ、ちょっと待ってよ」
ユフィが何かを思いついたように叫んだ。
「あのお爺さんが幻獣だったって事は、ガウは、ガウはどうなるの?」
「!!」
全員が一斉にガウを見つめる。ガウには幻獣の血が?
「た、確かにガウ殿には、単なる野生児というだけでは
説明のつかぬ事が多くござったが」
「が、がう・・・」
思いもよらぬ事態に、ひとり途方にくれるガウ。
236 :
飛空挺にて:2005/08/26(金) 15:09:24 ID:WpxYIrJc
「そんなの、どうでもいいじゃない」
ティナが叫ぶように言う。
「ガウが何者だろうと、幻獣の血がながれていようと、どうでもいいじゃない。
ガウは、私たちの大切な仲間。それだけで充分よ」
ティナの言葉に黙り込む一同。
そうだった、何も深く考えることはない。
幻獣の血をひく存在なら、すでにティナがいる。共に戦う仲間として。
ガウは自分たちの大切な仲間。その体にどんな血がながれていようとも、
仲間であるという事実に変わりはないのだ。
ティファはガウに向き直って続けた。
「ガウ、あなたは一人じゃない。同じく幻獣の血をひく私がいる。
そして、ここには同じ志をもつ多くの仲間がいる」
ティナの言葉を受けて、ガウは皆を見回した。
柔らかな笑みをたたえた多くの瞳が、ガウを見つめ返してくる。
「がう、仲間・・・オレ、ひとりじゃない・・・」
237 :
飛空挺にて:2005/08/26(金) 15:25:46 ID:WpxYIrJc
「みんな仲間。ありがとう、おっぱい」
「もう、その呼び方はやめてと言ってるでしょ」
「わかった。じゃあ、オバチャン」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
両耳を塞ぎ、全身を震わせながら、ティナは絶叫した。
「だって、おっぱいは、オレと同じ血。だから、年齢的に、オバチャン」
「わははははははははははっ!オバチャンか、こりゃぁいい」
「ちょっとマッシュ!」
「うむ、悪くないセンスだ」
「セッツァー!」
「そう憤るな、ティナ」エドガーがとりなす様に言う。
「モブリスの子供達からはママって呼ばれてるんだ。
今更オバチャンと呼ばれたところで、たいした問題じゃ・・・」
「大問題よ!ママとはえらい違いだわ」
「まぁまぁ、そ、その、お、おおおおおおおっぱいという呼称よりは
い、幾分マシではござらんか」
顔を真っ赤にさせながら、もごもご口篭もるカイエン。
(相変わらず免疫力ないわね・・・)
カイエンを横目で冷ややかに睨みつけた後、ティナはガウに向き直る。
「ねぇガウ、もっとまともな愛称、2人で考えましょ、ね?」
口調はあくまでも優しげだが、その目は決して笑っていない。
(断ったらトランスしてやる!)
断固たる決意を胸に秘め、ガウに迫るティナ。
しかしガウはというと、その場でクルクル回転しながら踊りに興じている。
「だーーーーーーー!聞きなさいよっ!!」
238 :
飛空挺にて:2005/08/26(金) 15:41:28 ID:WpxYIrJc
「ティナ。ガウはあなたという仲間がいることを知って、天蓋孤独じゃないと知って、嬉しいのよ」
ひとり憤慨しているティナに、ティファが諭す様に言う。
「ガウのその気持ち、理解してあげなくちゃ。ね、ガウ?」
「うん、おっぱい2号!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
両耳を塞ぎ、全身を震わせながら、ティファは絶叫した。
「だって、おっぱいはオバチャン。だから、これからは、お前がおっぱい」
「わははははははははははっ!オバチャンか、こりゃぁいい。ひー、ひー、腹いてー」
「ちょっとマッシュ!」
「うむ、悪くないセンスだ。くふっ!い、息が・・・」
「セッツァー!」
「そう憤るな、ティファ」笑いを堪えつつ、エドガーがとりなす様に言う。
「しかしガウよ。おっぱいはともかくとして、レディに対して2号はどうかと思うぞ」
「つっこみ所がちがーう!」
「お、おおおおおおおっぱい・・・し、しかも2号・・・」
ぶつぶつ呟きながら天井を見上げ、首の後ろをトントンするカイエン。
(相変わらず免疫力ないわね・・・)
カイエンを横目で冷ややかに睨みつけた後、ティファはガウに向き直る。
「ねぇガウ、もっとまともな愛称、2人で考えましょ、ね?」
口調はあくまでも優しげだが、その目は決して笑っていない。
(断ったらドルフィンキック!)
断固たる決意を胸に秘め、ガウに迫るティファ。
しかしガウはというと、その場でクルクル回転しながら踊りに興じている。
「だーーーーーーー!聞きなさいよっ!!
ちょっとユフィ、そんな所に隠れてないで、こっち来なさいよ」
自分にも変てこなニックネームつけられちゃかなわないと、
ひとり避難してしていたユフィだったが、見つかってしまっては仕方がない。
「ハロー、お元気かしら?」
「ふざけてないで、ユフィ、あなたからも何か言ってやってよ!」
「あなたに、チカラを・・・」
「こらー!それは別のテイファでしょーが!」
・・・飛空挺の夜は賑やかに更けていく。
もう!さすがにフォロー不可能だろ!
このスレではティナ三角島まで行ってないし!
何よりティナはおっぱいって呼ばれてねーだろ!
いいかげん悪のりが過ぎるよ全く…
でもまあ面白かった。なんかゲーム画面用に作られた話って感じだ。
>>238 イタすぎて読むに耐えない。鳥肌たつ。
誰か要約してくれ。次の目的地とか決まったの?
241 :
230:2005/08/26(金) 21:27:35 ID:eckqFNq4
>>234 なんか脳内保管ミスしてたみたい
矛盾とまでは行かないけど、幻獣化するときに何かしらありそう
まぁ232でおながいします
238はティファとティナが混同してる時点でOUT
大体ティナに巨乳設定ないし
>>238 乙です。漢字がおかしかったり少し違ってるとこもあるけど後から訂正加えとけばいいし面白かった。
それにこのスレに書き手も来てくれたってことでよかったと思う。
>>240 単なる会話。目的地は決まってない。
>>241 別に死ぬときに幻獣化するってことでいいんじゃないの?ただ、ガウも幻獣とハーフってのは原作に矛盾するかと。幻獣に近いものって感じでいいじゃないか。
243 :
242:2005/08/26(金) 23:57:48 ID:DX0Eb3Es
一番最後の行をだから幻獣に近いものって感じでいいじゃないか。に訂正です。
長々とスマソ
カイエン
前半
マッシュと同じルート→ミッドガルでクラウドに斬り殺される→魔列車でロック、ガウと合流→二人を見送る
→遅れて復活→どっかでヘリと合流→帝国へ→幻獣と対戦、撃破→魔大陸へ
後半
放浪の末、ドマ城のベッドで悪夢を見る→ティナパーティと合流→ティナと同じルート
主要キャラにも関わらず、他作品のキャラの引き立て役として序盤で殺されたかなり可哀想な人。
魔列車では生け贄としてロック、ガウを見送る。このとき口調変だった。
あまりに散々なので、中途復活を認められる。別れ台無し。
帝国での幻獣戦では剣技を駆使していい線いくものの、ゴゴに真似され自信を失う。
後半は悪夢を克服すると、圧倒的な強さで八竜を葬る。
あまり描かれてはいないものの、きちんとその味を出していると思う。
セリスと再会した場合、本編でもあるように、一番セリスとの確執が大きそうなのも彼。
代表作:悪夢 2スレ目中盤
シャドウ
マッシュ達に協力→カームの沼で腕をもがれる→マッシュ、エドガーと別れる
→クラウドと共に飛空艇を求めてロケット村へ→途中で腕を機械に→森でユフィと出会う→クラウド離脱
→ヘリと合流→ロケット村前の宿屋でユフィとキス→ヘリで帝国へ→ハイウインドと合流
→タイタンと対戦、撃破→魔大陸へ
シドールで目覚める→リルムと共に屋敷へ→何かを倒す→はぐれたリルムを探しに森へ→八竜の一匹を撃破
→狂信者の塔へ→操られたストラゴスとバルバリシアと対戦→ストラゴス仲間に→バルバリシア撃破→野宿
参入時に金と女をせびるが、結局比較的硬派に収まる。本編よりちょっと間抜けで、面倒見のいいお兄さん。
ミドガルズオルムに腕を食われ、開始早々不運に見舞われるが、どこからか義手を調達、小さな謎を残している。
クラウド、ティファとは、アバランチ関連で知り合ったようだ。ここを掘り下げると個人的には面白いかも。
同じ忍者ということでユフィと意気投合。その後軽いいざこざを経て結構な恋仲に。
タイタン戦ではシド(7)に食われたが、魔大陸では足止めとして活躍。
その際に思っていたことが、別れた妻や娘に会いたいという不謹慎思考。おいおいユフィはどうすんだよ。
実際、後半はユフィに対する意識ゼロ。ロリコン街道まっしぐら(しかも実の娘)な立場になりつつある。
だが本編ではほとんど触れることが無かっただけに、二人のかけ合いが微笑ましいのも確か。
いつ気づくのか、かなりもどかしいところだ。ストラゴスが糸口となるか?
代表作:八竜戦 2スレ目200〜くらい
ストラゴス
前半
村に訪れたレオといざこざ→燃える屋敷にいるリルムをレオと救出→レオと共に帝国を倒す算段
→ケフカに村を破壊される→放浪→モグ、ウーマロが仲間に→どっかで幻獣と戦う、撃破→どっかで皆と合流
→魔大陸へ
後半
放浪→狂信者の塔へ→ルビカンテに操られる→バルバリシアに従い、訪れたシャドウ達と戦う
→正気を取り戻し、バルバリシア撃破→野宿→シャドウと雑談
「誰も老人のエピソードなんて書きたいやついねーだろ」
確かこんな感じのことを言われてしまい、実際そんなに使われていない残念なやつ。
唯一の個人エピソードであるエボシ岩関連の話は見事にスルーされてしまいそうである。
だがサマサ村でのレオとの交流は、本編でも使えそうなアレンジだったと勝手に思っている。
後半さっそく操られてしまい、以後ほとんどスポットライトが当たる事はなかったが、シャドウ達を助け名誉挽回。
なにげにシャドウ―リルム間のキーパーソンとなっている。
代表作:サマサ攻防 1スレ目中盤
リルム
前半
村を壊され、ケフカに復讐を誓う→放浪→ハイウインドに拾われる→マッシュと同じルート→魔大陸へ
後半
シャドウと同じルート
破壊されたサマサで生き残り、ストラゴスを殺した(勘違い)ケフカへの復讐を動機に悲劇のスタートを果たした。
帝国侵入時に重宝し、幻獣戦でも補助役として欠かせなかった。
動機が暗すぎてリルム本来の生意気さがでないのではと心配したが、
エドガーの口説きを軽くいなし、マッシュをきんにくよばわり、本編にきちんと沿っていて安心した。
後半は待望のシャドウとの同行。知らないおじさんから頼れるお兄さんになるまでの心境の変化が良かった。
でもいつもはリルムの方がイニシアティブをとっていて、そこがまた楽しい。
きちんとおじいちゃん思いな一面も見せていて、適度にツンデレ具合を保って?いるだろう。
一度だけ見せたにがおえは反則の部類に入っていて、かなり使いどころが難しいのが現状だ。
形見の指輪、モーグリスーツ、猫耳フード、団長のひげ等のアイテムは果たして登場するのだろうか。
個人的に、サイレスで喋れなくなったリルム、激しく見たかった。誰かあの話をリメイク汁!
代表作:オリジナル話〜八竜戦 2スレ目中盤
モグ、ウーマロ
前半
放浪→ストラゴスと出会う→ストラゴスと同じルート
後半
エアリスと共にモグの仲間探し→ナルシェで八竜の一匹と戦う、撃破→リターナー本部へ
→ギルガメッシュと対戦、撃破→マッシュと合流→マッシュと同じルート
ボケツッコミがはっきりしたモンスターコンビ。ぶっちゃけセットでしか登場していない。
前半ではかなり強めに描かれているが、モグ≧ウーマロらしい。
あまり書くことがない。それほどあっさりしている。気軽にお笑い要員として書けるのが強みか。
代表作:ナルシェ編 1スレ目後半
ゴゴ
前半
ヴィンセントの隣で就寝→エアリスに発掘される→ヘリで帝国へ→カイエンと同じルート
後半
孤島で目覚めシドを真似る→セリスと同じルート→エドガーと同じルート
このスレでも謎の人。エアリスやカイエンの真似はともかく、ミサイルまで真似てしまった。もう無法地帯だ。
前半では淡白だったが、後半はセリスを掘り下げるのに活躍。シドに化けていたシーンは度肝を抜いた。
なにやら物真似するにも好みがあって、シドの生きざまはかなり興味深かったらしい。
そのついでにセリスを真似ようと決意するが、本人がどっかにいってしまい現在の目的は依然分からず。
ゴゴ=ダリルという説もあるらしいが、このスレでは使えないだろう(なんとなく)
代表作:セリス旅立ち 1スレ目終盤
保守
250 :
バルガス編:2005/08/28(日) 10:29:35 ID:c7QHGmwt
クソッ、今日は厄日だぜ。
いかに新婚ボケしてるとはいえ、ダダルマーごとき俺様の敵じゃない。
しかし、嫁を人質に取られたとあっちゃ、うかつな手出しもできやしない。
「どうしたバルガスよ。掛かって来ぬなら、こちらから行くぞ」
ダダルマーが身構えた。ヤバイな、はてさてどうしたものか。
「ちょいと取り込み中を失礼するぜ。」
いきなり背後から声を掛けられ、不覚にも俺は飛び上がった。
「バルガスてのはアンタかい?」
「いかにも。バルガスは俺だ」
振り返り、声の主を見定める。
こいつなら知っている。このゾゾの街に巣くうゴロツキの一人だ。
会う度に「ここはデンジャーだぜ」とかぬかす、変わった野郎だ。
しかしこの危急の時に一体何の用があるというのか。
「アンタあてに伝書鳩がきてるぜ」
「伝書鳩だと?」
俺がここにいるのを知っているのは、誰もいないはずだが。
誰にも行き先を告げず、深夜こっそりとこの町にやってきたのだから。
可能性があるとしたら・・・
「よこせっ」
男からひったくる様に手紙を奪うと、俺はさっそく中身に目を通した。
「こらー、貴様ら!」
ダダルマーが叫んでいる。
「この俺様を無視こいて、何をやっとるかー!」
こういう展開には慣れていないのだろう。無視されて怒り心頭のご様子だ。
手紙を一通り読み終えて、俺はダダルマーに向き直る。
「おいダダルマーよ、さっきはよくもこのバルガス様をたばかってくれたな」
「なにぃ、たばかるだと?何の事だ」
「これよ」
おれは持っていた手紙を奴の足元へ放り投げた。
手紙を拾い、中身を読み始めるダダルマー。
手紙にはこう書かれていた。
『ちょっと、あなた!!
寝てる私を放っぽいといて、どこ行っちゃったのよ!
ひと眠りしたら、いま一度お相手してくれる約束でしょ!
またゾゾ?また修行?
修行修行って、ほんとは他の女と会ってるんじゃないでしょうね?
きぃぃぃぃぃっ!!浮気してやるっ!
私だってまだ捨てたものじゃないのよっ。
この間だって、頭にバンダナ巻いたトレジャーハンター風の男が
私に色目使ってきたんだから!
とにかく、早く戻ってらっしゃい!夜明けまでに戻らなかったら
本っ当に浮気してやるからっ!!
レイチェルより かしこ 』
「ぶわっはっはっはっはっはっはっは!
武道家バルガスも、嫁さんの前では形無しだのう、わっはっはっはっは!」
ダダルマーは腹を抱えて笑っている。
俺は少し後悔していた。嫁を人質にしたという奴の嘘を暴く為とはいえ、
手紙の文面をそのまま見せるのではなかったと。
「やかましい!ともかく、俺の嫁さんは無事だとわかった。
これで気兼ねなく、貴様を葬り去ることができるぜ」
「『浮気してやるー』ってか、わは、わは、わははははははっ!」
ダダルマーはまだ笑い転げている。
恥ずかしい、あまりにも恥ずかしい。
こんな恥辱を味わったことは、かつてない。
この上は、完膚なきまでにコイツをぶちのめしてやる。
「ぬう、もう許さん。この恥辱、貴様の死をもって償ってもらうぞ。
食らえ、わが師ダンカン最大の拳、『レベル5デブ』!!」
俺の拳から放たれた無数の闘気が、奴の身体を貫き通す。
衝撃で吹っ飛ぶダダルマー。が、すぐに起き上がる。
「無駄無駄無駄無駄ァ、レベル5デスごとき、俺には効かぬわっ」
「デスではない、デブだ。レベル5デブ!」
「なんだと?」
みるみる内に、ダダルマーの体が膨らみだす。
「な、なんだこれは?ぐお、体が、体が重い、これでは動けぬ」
「それがレベル5デブだ」
会心の一打に気をよくした俺は、奴に技の説明をしてやることにした。
「レベルが5の倍数にあたる者がこの技を食らうと、すべからくデブになる。
デブになれば、素早さが限りなくゼロに近くなる。
行動順も遅くなるし、命中率・回避率ももはや期待できない。
そして何より、その太った体では、もはやいかなる防具も装備不能だ」
俺の言葉と相前後するように、奴の纏っていた拳法着が音を立ててはちきれた。
「ぐおぉぉぉ、まさか、まさかこんな事が・・・」
自らの体に起こったことが信じられぬといった様に、ダダルマーは呆然としている。
「そして最後に!」
追い撃ちを掛けるように俺は言った。
「最後に、体力がゼロになる。もはや貴様は食う事と寝る事以外に
体力を用いることが出来なくなる」
「お、恐ろしい・・・かほどに恐ろしい技が、この世にあったとは・・・」
四つん這いになって、搾り出すように声を出すダダルマー。
「もはや勝負あったな。止めを刺すまでもあるまい」
ダダルマーに背を向け、俺は駆け出した。
「待て、待ってくれ!」
背後でダダルマーの懇願する声が聞こえたが、俺は無視することにした。
構っちゃいられない。全力でダッシュだ!
今頃家では、俺の帰りをヤキモキしながら待っている妻がいるのだ。
待ってろレイチェル、今すぐ帰るからな。
短気を起こして、浮気なんてしないでくれよ、レイチェル・・・
マッシュには教えなかった邪拳、レベル5デブ
・・・。何この流れ
>>250-253 GJ!そして上手い!
会話文と地の文の繋がりが自然で、テンポがいい。
そして何よりテラワロスwww
ジャンプ臭ぷんぷんでイイ!
放置されたままだったバルガス編、よくぞここまでリカバーしてくれた!
嫌な流れだ。職人さんはきっともう去ったろうな…
保守!
ダダルマーのレベルはいくつだったんだ?
260 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/01(木) 04:10:04 ID:+wwhYBDN
良スレだね
今は過疎ってるがな
エドガー編かいた神は何処いったんだー
あとセリス編も個人的には好きだったんだけど
もう書かないのかな
>>262 そういう意見が、第三者の投稿を抑制してるんだが。
過疎化を促進させてるという自覚がないだけに始末に悪いな。
>>263 ごめん。他の皆さんにもごめん。
別に書き手さんを限定する意図があった訳ではないんだが
今日初めてこのスレ来て感激した余り勢いで書いてたorz
良スレなのに過疎っててもったいないから、昔の人でも
新規参入でもばんばんきてほしいよ・・・
>>263 リレーなんだから作者のレベルの差、人気の差なんて嫌でも発生するだろ。
好みの作者を誉めたり、続きを望むことなどの肯定意見は大いに歓迎するべきだと思う。
荒れたり過疎ったりする原因は否定意見だろ。
久々にまとめ
エドガー、ユフィ、セリス、ゴゴ、ティナ、ガウ、ティファ、カイエン
マッシュ、モグ、ウーマロ、セッツァー、ロック、スコール
クラウド、エアリス:飛空挺にて
>>238 シャドウ、リルム、ストラゴス:狂信集団の塔で話の後寝る 前スレ820あたり
ツォン、ケット・シー、レッド13、オルトロス、テュポーン:以前と変わらず 前スレ625あたりを参考に
セリス:いろいろあって狂信集団の塔を後にする
>>196 ケフカ:P(パーフェクト)ガーディアンを生み出すが捨てる 前スレ872
女神アルティミシア、魔神セフィロス、鬼神グリーヴァ
↑サイファー、ジェノバ、アルテマバスターがそれぞれ守護
:セフィロスに田代化フラグ?
>>33 宝条:マジックマスターとして狂信集団の塔の守護
ホーリードラゴン:どこにいるのかはまだ不明
前スレ:
>>186 キャラ別あらすじ
>>217-223 >>244-248 外伝編:タークス編
>>142・バルガス編
>>253など
ホントに過疎ってるな。乙くらい言おーぜ
過疎った原因をよく考えようぜ。
クソな文章でクソな方向に話をぶん投げてるやつらのせいで、まともな書き手は続き書く気失せて、読み手はひいただけの話。
保守しとく
まともな書き手なんて初スレの1からしてまともじゃないし、
楽しければいんじゃね?
ガンガン行こうぜ!
>>262 前スレで触手編書いてた者ですノシ
作品誉めていただいてありがとうございます。
スレの流れをみてて思ったことだけど、書き手が続かないのはストーリーの流れが誰にも把握できなくなっていることではないかと。
たとえば今
>>238まで進んでいるけど、この後パーティーにどういう行動させればいいのかさっぱりわからない。(
>>238の話自体に批判がいっぱいあるみたいだけれど)
狂信者の塔の場所を知っているキャラはいるのか、狂信者の塔に行く動機のあるキャラがいるのか、といった狂信者の塔に関しての伏線がどこにあるのかわからない。
自分も全部に目を通しているわけではないので見落としてるだけならばいいんだけど。
上で誰かも言っているけど、リレーを続けるためのバトンはどこいった? てことだね。
俺が触手編書けたのも、前の人が「エドガー達が機関室へ向かった」って書いてくれたからだし、
最後にコーリンゲンに向かわせたのも、他の話で仲間たちが集合しつつある、って流れがちゃんとあったからだし。
>>270 そりゃ楽しければ誰も何も言わねっすよ。今の流れが楽しくないからこんな風になってるわけで。
今の流れが楽しくないって言うのはあれか。
>>250-253とかのふざけた感じの文章が駄目ってことなのかな?
でも、まぁこういう文章見てて楽しめる人もいるわけで、
非難ばっかしてんのはどうかな?って思うんだ。
バトンがなければ自由に書けるってことになんないかな?
バルガス編は上手い&面白いよ。
人によってはふざけてると感じるかもしれないが、これは読み手の好みの問題。
決して流れは逸脱してないし、バトンを放り投げたという非難は当てはまらない。
バルガス編俺も支持。テンポ良いし笑える。
バトンの行方でぐだぐだ言うのは結局、ROM者が殆どでしょ。
書き手はあんまり気にしなくていいよ。書きたいものをどんどん書いて欲しい。
そもそもエロから始まったスレだからなw
バルガス編作者を支持するに一票。
むしろ放置されてた話をサルベージした功労者。
>>272 狂信集団の塔は知らないかもしれんけどクラウドならザックスから貰った瓦礫の塔の地図があるのでとりあえず行ってみるとか宝条の事を聞いていたとかいろいろ作れると思う。
ホーリードラゴンはボス級のキャラが体内に封印とかどうだろ
ほしゅ
ほす
282 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/09(金) 03:04:01 ID:H+o9D5bQ
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
FFばかりやっていると、脳細胞の発達に遅れが見られるということが
最新の脳研究でわかりました。
FFもいいですが、ドラクエもやりましょう。
ドラクエの攻略サイトを集めてみました。
これで、FFもドラクエも両方やりましょう。
ttp://rich-life.sakura.ne.jp/rink/dq/ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
スレタイで6ってあるのにレス
>>10もみたない間に7のキャラがいるのっておかしくない?
おもしろければ何でもありだから
つーか初代の最初の方からいるよ
この手の質問は何度目か
このスレ初代から見てるけど、初めの流れは神だったwww
受験がなきゃ書きたいんだけどなぁ。来年の3月まで保守するぜw
288 :
謎人類 ◆l9EYesDBz6 :2005/09/13(火) 07:31:30 ID:UVmSzpfj
漏れは攻略本持ってるからキャラごとの詳細を書きたいと思うのだが
皆良いかな
>>288 不要。理由は二つ。
1.攻略本に載ってる程度の情報は、このスレ住人には既知。
2.ここで展開されるストーリーは、必ずしも公式設定通りである必要はない。
6を知らない作者がいたらどうするんだ?
キャラの過去の話(このスレが始まったところより前)位ならいいと思うよ
いくら過疎ってるとはいえスレ違いの長文でスレ埋まるのは抵抗あるな。
つーか何故このスレ? FF6本スレでやれよ。
駄目じゃん
過渡ってるじゃん
プレジデント神羅編ならいくらでも書くぞ
それだけは許して
テラワロス
うっせーな
書くからな
明日よりテラ面白いプレジデント神羅編連載Startするよー
ストーリー練って書くから、一応読んでね
活気づけば幸い(^ω^)
シド一行に殺された、我が息子の敵を討とうと、新たにタークスのメンバー四人を集めたプレジデント。
しかし、敵(かたき)討ちより、息子の意志を尊重し帝国を倒す独立国家を設立する・・・。
しかし新しいタークスのメンバーのそれぞれの思いが交錯していき、わずか一日で数百万人の独立軍事国家がなくなった。落成式の大惨事によりタークスメンバー四人と、この物語の主人公・プレジデント神羅は行方不明・・・。
あの惨劇から、新たに「プレジデント神羅編」第二幕が始まる。
「プレジデント神羅」
ミットガル、神羅カンパニー社長。息子であるルーファウス神羅が死んだ事により、己の人生の見方をかえる。
なぜかいちご100%の真中淳平なみにもてる。
「スカーレット」
プレジデント神羅の秘書。新しいタークスリーダー、セフィリアがプレジデントのもとにあらわれてからというもの、いつもヤキモキした気持ちですっきりしない日々を送っていた。
プレジデントを愛する気持ちを伝えたものの、自分の気持ちに応えれない事を知っている(そう告げられた)スカーレット。それでもプレジデントを愛し続けている。
「パルマー」
おそろしいほど、ちょい役。
300 :
続き:2005/09/16(金) 03:10:21 ID:shWI4Zyy
新しいタークス・メンバー
「二刀流のセフィリア」
セフィロスに関係のある人物。現在タークスメンバー・リーダー。
プレジデントにほのかな思いを寄せている。
セフィロスと容姿の酷似した、美しい白髪の剣士。
「闇撃ちのバディン」
外見からはおちゃらけた性格だと予想してしまうが、優男のその容貌からは想像ができないほど、暗殺と、銃の腕と、医療の腕、そして様々な知識を持つ男。
普段はいかにも優男だが、性格は冷たく冷徹。
ミユリといる時は、そんな自分から離れていられる。殺し屋から、現在タークス、そして賞金首に成り下がる事になる。
「魔導女王のミユリ」
帝国の魔導実験により、無から作られた膨大な魔力を持つ少女。
バディンの<仕事>により、帝国の研究所から救い出される。バディンとは仲良し。
プレジデント神羅の独立国家落成式の、あの大惨事はこのミユリによるもの。
歳をとらない体質。
「疾風のジュドー」
落成式の惨事の時に、ビルの残骸が降ってきて身体にうけ、死亡!?
数秒で一キロ半を移動できる身体能力があるのに奇特な人間である。
もとは盗賊団の頭。セフィリアと行動を共にしていた過去がある。
落成式から行方知れず。
明日からプレジデント神羅編を書くのでよろしくお願いします
お前本当に空気読めてねえなぁ
僕のプレジデント神羅を見てください!
とかって新スレ立ててオナニーしてろよ。
リレー式に書いてるだけだって。
止めさせたかったら、小説引き継いで、全員死亡って書けよ。
何と言われても、ここを活気づけさせるからな。気分がのってきたから神羅編を今書く。
落成式から一月・・・、プレジデント神羅はミットガルにある病院に入院している・・・。
バディンがプレジデントを狙い暗殺をもくろみたが、何とかプレジデントの命を守る事ができた。火炎弾が辺りを囲み、煙を吸いすぎてしまいプレジデントの意識が薄らいでいく。プレジデントを抱き上げ・・・、あの悪夢の独立国家から救出したのは難儀を極めたものだった。
目の前の人が次々と死んでいく光景、助けられたのに私は・・・プレジデント様を助けるために、その全ての人達を見捨てたのだ。
魔力の暴走によってミユリの自我がなくなり行き場をなくした力が国家全てを滅ぼした。
ミユリの出生は何なのだろう、想像すらつかない、個人にあの力を持つ事が出来るわけがない。
バディンもプレジデント様を狙った事が今だに分からない。
バディンのタークスに入隊した目的が、・・・つまり「暗殺」だったのか・・・、そうだったのだろう・・・。
ジュドーは今だに行方が分からない。
私は、今心配そうにプレジデント様を見る、スカーレットといる。入院されているプレジデント様の個室だ・・・。
スカーレット「どうしたの。セフィリア」
セフィリア「ううん、なんでもないの。はやく目覚めるといいのにね」
あの事件の原因はきっと、バディンなのだ、彼を見つけなければ何も分からないまま、終わる。
あれから崩壊したあの国にも、このミットガルにも、捜せどもバディンはいない・・・。
私以外のタークスの三人の生存すら不明だ、いや!・・・、遺体はあそこにはなかった。少なくても生きているはずだ。
バディンを捜さなくては・・・・・・。
いつ、プレジデント様は目覚める。
私に笑いかけてくれる。あの、切ないほどさびしそうで優しそうな、あの瞳に私は惹かれた。
生きているのだ、プレジデント様は、今はそれだけでもいい。
私は待ち続ける、・・・プレジデント様の意識がもどるその時を。
* * * * *
ミユリ「バディン元気ないね☆」
そりゃ、・・・あるワケない。今や俺は世界最大額の賞金首なんだからな。・・・いや俺「達」か・・・。その額は何と、70000000000ギル。
見つかれば終身刑は免れないだろうな。はは・・・・・・。
あの魔力を全て解放した、魔導実験が生み出したこのミユリが、プレジデントの建設した国を滅ぼしてはや一ヶ月半。あれから逃亡生活を続け、魔力を押さえこむアイテムをミユリに使い続け、ようやくミユリの魔力が安定してきた。
さすが帝国が作り出したウエポンだ・・・。
どうしたものか。
北条に会わなくちゃいけないんだ。
このミユリを北条のもとに届けて俺の本来の<仕事>が完了する。
なに考えてるんだ俺は。今更、仕事もない、ミユリのそばにい続けるのが、俺のミユリへの罪滅ぼしなんだから。
俺の今いるところ?そりゃ秘密だよ・・・。
ミユリ「ねえーバディン〜。聞いてる☆」
バディン「あー、聞いてるよ」
そう言いつつため息をはく。
さぁ・・・どうするかな・・・。・・・、これから。
オリキャラばっかのオナニー話書いたって他の人が書けないからその話描きたいのなら新スレ立てて書け
ここで書くな、邪魔だ
活気付けたいならリレー小説をちゃんとつづけてくれ
308に同意する。
面白ければスルーしてやろうと思ってたんだが、ゲロつまんねー!
ここの住人こわいな
軽く落ち込むわ
ちょっと話修正して、FFのキャラ出してみる
こんこんとドアが鳴る音。
ローザ「診察の時間です。入ります」
ここの看護婦のローザという女性だ。なぜかハイレグなのが・・・、ここの他の患者の目の毒にならないのだろうか?
ローザ「特に問題はないですね・・・。全くと言っていいほど。目覚められてもいいはずなのに・・・平常レベルを保ってはいられるようです」
スカーレット「じゃあ、何で目覚めないんですか」と食ってかかる。
ローザ「分かりません。ただ、こう言っては問題かもしれませんけど、この方は患者ではないということです。どこもわずらっていません・・・、それだけは認知してください。目覚めるのは、今かもしれないし・・・・・・」
セフィリア「目覚めることはないかもしれないと・・・」
ローザ「はい」
やはりバディンを捜すべきかもしれない。
彼はどこにいるのだろうか。そしてミユリも。ジュドーも。
案外近い所にいるのかもしれない。
来年3月まで保守する俺には保守がてらの番外編の話もおkだと思うwww
保守になってない。容量食いすぎ。
311よ、別スレたててそこでやってくれ。マジで邪魔。
言っとくが何もルール違反はしとらん。
どうせクソスレ化してるんだからいいだろう。
職人戻ってきてくれないかな・・・
shWI4Zyyは本当にルール違反の自覚がないのか?
オリジナルキャラ拵えておいて、リレーなんかできるわけない。
何より、ゲロつまんねー投稿は荒らしと大差ない。
荒らし=ルール違反だろ、それくらい気づけ。
いちご100%とか出てきた辺りで読むの止めた
正真正銘のオタキモ杉
>>314 正直続けて貰ってもかまわないがここでやらないでもらいたい。
明らかにここのストーリーと違う話だし
別スレでやってもらうなら誰も文句は言わないと思われ
書き始めてしまったからもう、すまないが終わりまでは書くぞ。
多分40話だな。
>>316 荒らし=続きがかけないような話を投稿することだと思うぞ
ていうかshWI4Zyyの話っていつの話だ?
>>321 ノベライズしようぜのパート1の中盤あたりだった気がする。
手下1「ふぅ。しかし戻って来てくれたのはいいけど、・・・頭、何かピリピリしてるな」
手下2「いつもの事だろ・・・? それより体大丈夫かな。全治半年とか言われてるのに。普通にどっか仕事にいっちまったぜ」
手下1「頭が盗賊団を抜けてターコスというのになったのには驚いたが・・・戻ってくるのも早くてビックリしたよな。まぁ、頭は盗賊がやっぱり合ってるんだろう」
手下3「あんな生き生きしてる頭は見たことねぇ。正直おれっち、恐ぇよ・・・」
手下2「生き生き・・・どこが」
手下3「『バディン殺す』ってぶちぶち言ってるのを聞いた。」
手下1「バディン?災難だなソイツ。殺されるだろ、頭に。頭に睨まれてるヤツはみんな死ぬんだ・・・・・・」
本人が言ってる事だし
>>303でもやるかね。
プレジデント神羅編6
そんなある日、病院でテロが起こった。
プレジデント神羅に恨みを持つ者の犯行だ。
病室に多数の爆発物を投げ込まれては、誰にもどうしようも無かった。
その時病室にいたスカーレット、セフィリアは即死し、何の関係もない
看護婦のローザも、巻き込まれて命を落とした。
こうしてプレジデント神羅をめぐる事件に幕が下りたのだった。
テレビにはこう報道されている。
プレジデント神羅を妬む者がプレジデントの死亡を報じたという、誤報が伝えられた事の謝罪会見が行われたというニュースだ。
少なくても、あの落成式での生存者は、プレジデント、スカーレット、セフィリアか・・・・・・。ローザ・・・。あいつミットガルにいるのか、どうする。
俺の本来の仕事は・・・。ミユリを渡すのは北条。プレジデント暗殺の依頼者はシーモアだった。ローザにプレジデントを暗殺してもらうようにするか? そうすると、ローザはセフィリアに狙われるだろうな。
そうなったら俺にそのツケがまわってくる。
かといってプレジデント暗殺の仕事をほっぽいたら、・・・シーモアに俺は狙われる。八方ふさがりだな。
賞金首になってからというもの、顔がわれて何かとやりづらい。
どうするか。
セフィリアを敵にまわすのは賢くない。
まずセフィリアを何とか消す必要がある・・・・・・。
またしても神羅編を華麗にスルーして読んでる俺がいる…
保守なら住人がやってきた事だ。こんな手段の荒らしも在るのか、とただただ関心しますな
>>326 人の話をケチつけるならせめて、読んでからにしろって。
どう思おうと自由だが独り言ならここじゃなくチラシの裏に書いてろ。
突然俺のアジトに飛空艇が落ちてきた。
というより落ちてきていたという事だ。俺が帰って来たらアジトが壊滅していて・・・流石にこれは驚いた。
糞ったれ!
何だかワケの分からないギャーギャー騒ぐ女と、野太い声の男、あとはそこのクルー達だ。
アジトを壊滅させたくせに、俺に断りもなく居座って飛空艇を修理している。
悪夢だ。全く。
女「どったの〜、ジュドー?何か悪いモノ食べた?」
ウザい。かなりウザい。いい加減にしろ。
男「悪いなぁ、お世話になっちまって、必ず礼はするからよ・・・」
まぁ悪いヤツらというワケでもないんだが、とにかく人のすることにいちいち突っ込み、世話を焼きたがる俗世間の代表みたいなヤツらだ・・・・・・。
ジュドー「修理が終わったらさっさと去れ。分かったな」
聞いていない・・・、どっかにいっちまった。
リュックにワッカか。
疲れるな・・・まったく。
スカーレット「寝ているプレジデント様ってかわいいわね? ねぇ」
セフィリア「そうね、ちょっと」と微笑う。
廊下からはローザとカインが何やらシンミリした雰囲気で話しているが、よく聞こえない。
スカーレット「いい機会だから話をしましょう。あの時の話よ。あなた自身のこと」
セフィリア「そうね・・・。でも大体分かってるでしょう。スカーレット。私はセフィロス自身なのよ」
スカーレット「!?セフィロス自身? 親族だと思っていたわ、違ったのね・・・、自身って何なの。話が見えてこないわよ」
セフィリア「兄さんと呼ぶべきかもしれないけど・・・セフィロスのコピーなの・・・私はね。セフィロスを越える者として作られた、失敗作。実際、オリジナルであるセフィロスには到底及ばない」
スカーレット「あなたは・・・・・・セフィロスには勝てないというの?」
セフィリア「感情の情緒の安定のなさ。明確な意志のなさ。感情面では勝てないわ絶対に」
スカーレット「そうかしら、少なくてもね」
セフィリア「言って」
スカーレット「私よりは強いわあなた。」
セフィリア「聞いてくれてありがとう」
廊下ではますますしんみりした話をしているような会話が時折聞こえてくる。二人は少し笑う。
* * * * *
ずっと暗い情景が続いている。
私はずっとここにいる。息子と妻が私を、見ている。
ルーファウス「親父いつまでここにいる気だ。ここは生きている人間は長くいられないんだ」
プレジデント「もう、戻る必要などあるまいよ。帰ったところで何になる。死は必ず訪れる・・・・・・ならばそれが今でも同じ事ではないかルーファウス」
ルーファウス「親父は何も分かっていないんだな。見ろよ」
川を覗くとセフィリアとスカーレットが、横たわっている私のそばにいるところが見える。
ルーファウス「あれでも戻らない気かよ。いずれ戻れなくなって死ぬんだぜ!戻れよ、親父!」
プレジデント「だから・・・それが・・・何なのだ!? 戻ったところでおまえ達が生き返るわけでもない。私はここにいたいのだ」
プレジデントの妻「あなたは戻って下さい。・・・私達の分まで生き続けて。それからでも遅くないはずです」
プレジデント「私の願いはおまえ達といる事なのだ。だから」
プレジデントの妻「あなたにしか出来ない事があります。帝国を倒しうる指揮力をもつあなたなら、きっと世界平和へ導けるはず」
ルーファウス「カッコイイ所を見せてくれ、親父」
ルーファウス・・・。
ローザ「プレジデントさんの検診の時間だわ」
プレジデントの部屋に行くと、これまで二月ほど寝たままのあの人が、起きていた。スカーレットもセフィリアもいない夜遅くのことだ。
ぼんやりと窓から空の方を見ている。
プレジデント「きみは」
ローザ「あなたを担当している看護婦のローザです・・・」
そうしてまた空を見る・・・。
プレジデント「私はいつからここにいるのだろうか・・・」
二月ほど経ちますと告げる。
ローザ「なかなかお身体が動かないでしょう?寝たままでしたから筋力がかなり低下しています。リハビリが必要だと思います」
プレジデント「うむ・・・。皆に心配をかけてしまった。私は、これからだな・・・」
ローザ「ええ!」
プレジデントと目が合う。なかなかダンディなのかしらね。
プレジデント「驚くかね。あの二人は」
ローザ「スカーレットさんと、セフィリアさんの二人ですか・・・。いつ目覚められたんですかプレジデントさん」
いつ目覚めたのだろう私は、・・・。
プレジデント「・・・驚かないと二ヶ月寝たきりになった甲斐がないな。えぇ?」
ローザは笑う。「そうですね」と。
何度も別スレでやれと言っているのにまったく分からないかわいそうな人がいるスレはここですか?
そして自分が言ったリレー形式を完全スルーして話を進めてるかわいそうな人がいるスレもここですか?
誰にも歓迎されないプレジデント編w
作者はこの事実、どう受け止めてんのかな?
自身の筆力&創造力のなさを強く自覚すべきだな
人数確認も兼ねてアンケート
あなたはプレジデント新羅編をどう思いますか?(複数回答可)
1,ツマンネ
2,イラネ
3,華麗にスルー
4,作者の存在がルール違反
5,つーかそいつらとっくに死んでるじゃん
6,作者出ていけ
7,本筋書けば文句言われないのに……
8,なにそれ?見えないんだけど
9,作者はセックスしろ
10,他
2で。
もとはと言えばこれのせいでタークス編があって、作者さんが叩かれるはめになったんだよな…
>>324の話はスルーされたの。
リレー形式だからどんな書き込みでもなるべく無視せずに進めるべきだと
思う。
それこそ夢落ちでもいいから後に続く作者はなんとかして繋げるべきなのでは。
別に職人で無くてもいいから本編の続き書いたほうが
スレのためだろうか
>>322 今では新タークスは全滅したことになってるからそこんとこよろしく
批判してる暇があったら本編書いてろマヌケ共。
341 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/17(土) 18:20:56 ID:LAH4GYdp
ていうかこいつら
爆撃で死んだじゃん。
勝手に生き返らせるなよ。
ジュノンでの生活ももう三ヶ月だ。バディンと変わらない生活をしている。
海のかおりがいつも爽やかで心地いい。
バディンが他の女の子といるとイライラしてしまう。たぶんバディンにとってあたしは妹くらいでしかないんだ。
あたしだって女の子なんだ・・・。でもたとえ十年経っても二十年経ってもあたしは、ずっとこのまま子供だ。
耐えられない、ずっとバディンと距離が遠くなっていく・・・。
あたしが望むのはバディンとの0の距離。
結婚して、子供を生んで、歳をとってやすらかに死ぬ時を迎える、ただこれだけなのに。
イライラすると魔力が落ち着かず暴走するかもしれないからいつも、気にしてないふうにしなきゃいけない。
生んだ人に聞きたい、あたしの身体についてのことを、聞きたい。
あたしは大人になりたい。バディンと少しでも近い距離にいたい。
その時、世界の崩壊が始まった
ケフカが三闘神の力のバランスを変えてしまい
その力が暴走を始めたのだ
その力で大陸は深く抉り取られ、海や空は濁った
溢れんばかりの植物たちもその力により一斉に死滅してしまった
その力で犠牲となった大陸や人々の数は悲惨なものとなってしまった
特に、魔大陸の近くにある
ガストラ帝国を中心とする大陸やその周りの島々の町や村は一部を除いて
一瞬にして消え去ってしまった
ミッドガルもジュノンも塵のように消え去っていった
344 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/17(土) 23:45:15 ID:GIBAWjgM
>>334 (・∀・)3.7
スルーするに決まってるだろ 俺は面白い小説が読みたい訳じゃない。このスレタイで来てるんだ。
オリジナルな話で進んできたがオリキャラは望んでないんだよ
一月のリハビリを終えて私はここに帰ってきた。リーブやパルマーなど懐かしい顔ぶれが揃って私を迎えた。
バディンが私を再び狙う事を考えて、セフィリアに護衛の任に就いてもらっている。スカーレットは事務業務及び、私の秘書だ。
帝国を討ち倒す為には力が足りない。
第二の独立国家建設に着手を始めた。全てにおいてあの帝国を越える軍治国家を目指さなければ、あの国は止められはしない。
前タークスは実力のみを求め、結果、裏切られた。やはり力にのみ頼る考えは間違っていたのだ。信頼こそが力を深めてくれるはず・・・。
新たなるタークスを作る。かの帝国を滅ぼす為に私は全てをかけて挑もう。まずは・・・・・・。
ここは酒場・・・。
バディン「てめぇか。よくここが分かったな」
ジュドー「警戒するな・・・お前を殺りに来たワケじゃない。今回はな・・・」「賞金首のお前が大陸を離れる事はほとんど不可能。人を隠すなら人。ならばミットガルに次ぐここしかお前が来る所はないだろう」
バディン「・・・何か用か。生憎お前に俺は用なんかない」
ジュドー「口に気をつけろ。頼みで来たんじゃない。これは命令だ」
バディン「続けろよ」
ジュドー「ずいぶん腐ったな。前はまだ、目にムカつくほど光があった・・・」
バディン「てめぇにそう言われちゃ終わりだ。あははは・・・。まぁ飲んでいけよ。ここで立ち話は無粋だぜ」
・・・と、その時。ケフカはメテオを唱えた。なんと見事にプレジデント神羅一味を撃破した。
バディン「そりゃあホントか? お互いにいい話だな」
ジュドー「プレジデントの命などどうでもいい・・・俺はセフィリアと仕事をまたしたいだけなんだ。プレジデントの元の仕事などあいつに、相応しくない」
バディン「セフィリアをお前の元に戻るようにしよう。その後、お前はセフィリアと仕事でもすればいい、俺はプレジデントを消すぜ。いいんだな?」
ジュドー「クドい」
バディン「好きなんだなセフィリアを・・・。どういう感情でかは知らないがな」
ジュドー「この事はセフィリアには知らせるな。失敗すれば、お前を、殺す・・・」
バディン「見くびるなよ。俺は交渉術は得意なんだ。まかせておけ」
バディン「というワケだ。悪いんだがニ、三日ここを離れる」
ミユリ「セフィリアに会いに行くの?あたしも行く!☆」
やっぱりこうなったか・・・。馬鹿だな俺。
バディン「おまえを連れて、ミットガルに行けないのは、プレジデントに俺は嫌われてて、ミユリも嫌われているからだよ。ミユリを不快な気持ちにさせたくないのさ、なっ?」
ミユリ「えー何で嫌われてるの・・・。何で」
バディン「それは知らなくていいんだ。ミユリ、戻ったら結婚しよう!俺たちさ。それでいいか!?」
ミユリ「えっ。なんで・・・本当に?バディン!!」
バディン「そういえば・・・・・・おまえ何歳だっけ?」
ミユリ「えーと、19?」
バディン「せいぜい15にしか見えないが。そうだっけ」
ミユリ「あたし、・・・ずっと子供だから。歳はとらないの☆」
バディン「その割に性格まで子供だな」
ミユリ「ねぇ、バディン・・・」
バディン「ん」
ミユリ「キスをして」
キス?
バディン「夫婦になるんだ。当然だよな・・・。当然なんだが・・・」
ミユリ「そうでしょ」
駄目だ。女の目になってる。たとえ子供でも女は侮れないものだ。
しかし、精神面がクリアーしてたとしても、身体的に問題がありだ。
なぜなら俺は四捨五入して30の男だが、ミユリはその半分程度の容姿の子供だ。これはおおいに問題がある。
結婚にしても俺もミユリも戸籍がない人間だから、正式には結婚は無理。もとより結婚する気はさらさらないしな。
バディン「じゃあキスするぞ・・・」
ミユリ「本当にあたしを好きなんだよね? あたしはバディンが大好きだよ。でも、バディンがあたしを好きだとまだちゃんと思えないの」
侮ってた。
難しい問題に俺はぶち当たった・・・。
まぁいいだろ。キスしておけば信用するだろ。
バディン「正直に言っておくよ。俺はミユリを好きだんだけど、どこか子供として接してきた。それはミユリも感じてきていたハズだ」
ミユリ「まーね☆」
バディン「だが、いつのまにかおまえの最近の女っぽさに惹かれていた。・・・これは知ってたかい?」
ミユリ「ホントなの。ホントに・・・?」
バディン「愛してる」
そう言ってミユリとキスをした・・・。
ミユリ「あの・・・本当に結婚してね。バディン・・・・・・」
実は女っぽいんだな。いつまでも子供じゃないんだ、ミユリも。
バディン「ああ・・・」
ミユリ「じゃあ。あのね、部屋を暗く・・・」
マジかよ!
とにかく部屋の明かりを暗くされてムーディーな雰囲気となった。
ミユリ・・・。金髪のセミロング。青い瞳。ゴスロリチックな個性的なオカルト服。きれいな顔。・・・。将来は間違いなくいい女になるだろうな。本人の言う通り歳をとらないからその将来の姿を見れないんだけど・・・・・・。
どうするんだ。このまま何もしなければ、ミユリに恥をかかせる。
しかし俺の「あれ」は全く反応してくれない。
逃げるという選択肢をとればミユリの信頼を失ってしまう・・・。
何とかして何もせず、やり過ごすしかない。
この選択肢はありだろう・・・。もとよりこれしかない。
ミユリ「あの・・・何してるの・・・。はやく・・・・・・」
バディン「マズい事になった」
ミユリ「・・・いいくるめられないからね」
ダメだ。今のミユリ嘘はつうじそうにないよ。
バディン「実は俺はインポテンツなんだ」
泣きたくなってくるな。ガキとするくらいならやり過ごす以外にあるワケない。
バディン「つまり俺のムスコは立たないという事だ」
ミユリ「立つ?何が?ムスコ?」
バディン「だからココがムスコだ」とりあえず指を指す。「これから俺とおまえが愛し合うにはココを立たせてからじゃないと、何も出来ない。しかしココが立たない病だから、俺とミユリは何も出来ないんだ・・・」
ミユリ「それは嘘だよ。だって他の女の子といる時・・・・・・なってるところ」
チクショー・・・。やり過ごすのは無理か。
バディン「恥ずかしいから嘘をついた。・・・ゴメンよ」
コクリと頷く。
他の女を考えてみれば何とかなるか?
いや?夫婦になったら毎回、立たないワケにはいかない。ここは正念場だ。
問題は、プレジデント神羅編が
ち っ と も 面 白 く な い 点 に あ る
……あのさ、プレジデント編に文句つけてる奴らもちょっといいかげんにしてほしい。
いちいち反応してないで無視放置してろよ。あぼーんすりゃそれですむんだからさ。
356 :
最近発見した豆知識:2005/09/18(日) 22:32:20 ID:ynxT63tK
これはマジです。本に書いてあった。
ストーリー中では明らかにされないが、シャドウとリルムは実は
<親子>なのです。
理由は三つ。
@インターセプターがリルムになついていたこと。
つまりインターセプターはリルムの事を知っていたという事だ。
Aアクセサリー<形見の指輪>がシャドウにも装備可能という事。
つまりリルムにとっては母の形見で、シャドウにとっては妻の形見
だったわけだ。
Bストーリーの中で入る回想シーンで、シャドウ(クライド)が犬(インターセプター)
に向かって<娘を頼んだ>と言っている。この<娘>というのがリルムなのだ。
また、リルムの回想シーンによく見るとインターセプターがいることがわかる。
以上の事から、シャドウがクライドであり、リルムの父であることがわかる。
知ってるかい?
何か今更って感じのネタだな。
シャドウとリルムが親子だというのはNTTから出た攻略本にも載っていたし
その後、幾つかのゲーム雑誌にも掲載された。
今ならFF6関連のサイトに行けば記述があると思う。
>>357 ばかだなー
>>356は場を和まそうとしてこんなレスしたに決まってるじゃないか
現に最近は実のないレスが続いてるからな〜
>>356 Σ( Д ) ゚ ゚
ポーン
詳細キボ……詳細乙。
ベットが熱を帯びてきた・・・・・・。今まで寝るだけの二人のベットが別の意味を持ちはじめたんだ。
ミユリの服を脱がせどもいっこうに肌が見えない。一体何枚着てるんだよ・・・?
ヤバイ。何か理性が飛んできた。
ミユリが真っ赤になりながら俺の目を見て、うつむいてといった感じ・・・。
悪いがだんだん・・・ミユリを・・・好きに・・・・・・なって・・・・・・きた・・・。
黒の下着が見えた。
マジかよ、ヤバイ・・・。本気になりそうだ。
時間が今止まった気さえする。
二人を祝福した時間が俺達に訪れたような・・・ミユリ・・・。
バディン「あ」
ミユリ「バディン・・・?」
バディン「愛して・・・る・・・」
ミユリ「・・・うれしい・・・」
本心から言えた。
ごくっ。
どくっどくっ・・・。
黒の下着を・・・、まず上を・・・・・・。
何かえらい緊張する・・・。
いや下着を脱がすより先にミユリ自身を見るべきだ。
ちびっこい身長なのに・・・スレンダーなラインがやや丸みを帯びた身体。惜しい・・・後数年でもっと女らしくなるのにな・・・本当に。
ミユリが抱きついてきた・・・。焦らしすぎたのかもしれない。
キスをした。
いや舌をつかってみよう・・・。
二分ほどディープキスをした。意外にすんなりいく。
ブラジャーを外した。・・・・・・ミユリ。ずいぶん形がよくてデカいな。乳首もほどよい色。
さすりながら、そして揉みほどく。
びくっ・・・、あ・・・。すでにムスコが反応してきている。
ミユリ「ん、んん・・・ん・・・」
・・・喘ぎ始めた。
やわらかい乳房を揉みながら口をつけて乳首の方へ・・・。
あれからミユリと五時間におよぶ行為を続けた・・・・・・。正直途中からミユリが変貌したように求めてきたのだ。
30近くなると、回復も回数もそれほど若い時より少なくなるんだよ・・・。女は脱がすと本性がでる・・・。俺の格言にしよう・・・。
ジュドー「随分やつれたというか・・・」
バディン「言うな」
ジュドー「女か?」
バディン「さあ・・・・・・」
ジュドー「まぁいい。頼んだぞ」
バディン「任せろ・・・・・・」
ジュドーが不安そうに見る・・・。
バディン「じゃ、ミッドガルに行ってくるぜ・・・ばーい」
そして酒場を後にした・・・。
ジュドー「・・・不安だ。全く」
兄さん。兄さん?
セフィロス「くくははは!は!は!失敗作め」
止めて!私は!
あなたとは違う。
心を持ち、自分の意志で私はここにいるの!!
セフィロス「力も」
「技術も」「経験」「身体能力」「全てにいたるまで私に勝てないではないか・・・・・・。生きてる価値など無いんだよ。くく・・・・・・お前は」
なら・・・。私とあなたで勝負しましょう。
正当な勝負を・・・。
セフィロス「共に過ごした仲間と近々会うだろう」
・・・。
セフィロス「その男を倒してみろ」
「それが出来るならお前と勝負してやる」
本当ね・・・。
私は、誰にも負けないわ。
ここは神羅ビル屋上・・・。
セフィリアはぼんやりと景色を見ている。
セフィリア「誰?」後ろを見ず言う。
バディン「久しぶりだな。セフィリア」
セフィリア「気配で分からなかったわ・・・。以前は隠してもトゲトゲしさがあったのに。あなたも変わったのね」
バディン「そう・・・変わらないものなんかない、俺もおまえもね。プレジデントのもとでの仕事はどうだ」
セフィリア「と言うと・・・?」
バディン「ジュドーには口止めされてたが、言う。セフィリア、・・・プレジデントの所での仕事を辞めてジュドーと以前のように仕事を共にしてやってくれないか」
セフィリア「それを言いにここまで来たの・・・・・・。おかしいわ、あなたに何かトクでもあるのかしら?」
バディン「仕事でね・・・。ぶっちゃけるとな、プレジデントを殺さないと俺は依頼者に殺されちまうんだ。おまえはジュドーと仕事をしろ、俺はプレジデントを殺らないと、いけない。それでようやく俺自身に清算がつく。自由に・・・なれる・・・」
セフィリア「ふぅん・・・・・・。その申し出、うけるとは思っていたの・・・。それにあなたは犯罪者よ。罪はつぐなうべき」
バディン「俺は・・・今まで721人殺したよ。落成式はイレギュラーだからなしな、はは・・・・・・」
「許されるなら、自由になって今までと違う事をしたい。いや許されなくてもしなきゃいけないんだ」
ミユリのために。
セフィリア「じゃあ聞くけど・・・・・・今までと違うこととは?何かしら・・・」
バディン「言うのがためらうくらい普通の事なんだ・・・それより、返答を」
セフィリア「プレジデント様を狙う者からあの方を護衛するのが私の仕事よ」
バディン「分かっている。戦ろうぜ・・・。もとから、おまえを腕づくでジュドーの所に連れて行くつもりだった」
セフィリア「兄さん・・・この男を倒せと言うのね・・・分かったわ・・・」
「バディン! 私を倒せたらプレジデント様のもとを離れましょう! 銃をとりなさい」
セフィリアは剣をとり二刀流の構えをとった。
バディン「生憎だね、銃は使わない」
バディンはトンファーを手にし構えた。
トンファー?
セフィリア「行くわよ!!!」
セフィリアはバディンに斬りかかった。
セフィリアは二刀、バディンはトンファー一つ・・・。
セフィリアの斬撃をバディンはトンファーを使い、いなしている。
バディン・・・強い!
更に斬撃の回数を激増させ攻撃する。
バディン「はぁ。はぁ。こりゃあ予想外だったぜ・・・!!」
セフィリア「何が予想外だと!?」
話しつつ攻撃をお互いに止めない。
バディン「トンファーを使えば倒せるかなぁって考えてたよ」
ギィン!!ギン!!
セフィリア「勝てないわよ!!?こちらは二刀、あなたはたった一つ。でも・・・これだけ持ちこたえられた人はあなたしかいない!」
バディン「もともとコッチが得意なんでな。銃は暗殺にぴったりなんで・・・ね!!」
トンファーは回転を速め予測出来ない動きをしていく。
トンファーの一撃が、セフィリアの剣の一つを・・・・・・折った!!!
プレジデント編書いてる奴、自分の作品を面白いと思ってるのかな?
まさかな。
公開オナニーってキモイな
初めて見たわ
てか、叩かれて必死になってる部分もあるだろうが
リレー形式にして殺せばいい、っていいながらもスルーするとかガキのやりそうな事だな
エロの描写とか厨房みたいな文だし
内容も全然凝ってないわ、物語読んでるっていうより、台本読んでる感じ
要するに俺が言いたいのは、どの作品より断然下手だわ
チラシの裏に書いて親にでも見せて自己満足しとけ
高く、折れたセフィリアの剣のかけらが飛んだ・・・。
セフィリア「そんなっ・・・こんな・・・」
セフィリアの目からは戦意の光がもう失っている。肩を落とし膝をついた。
バディン「はぁ・・・、やったぞ・・・・・・まだ、戦るのか・・・」
セフィリア「私は・・・・・・」
頭の中で兄さんが笑っている、勝てなかったのか、と・・・。
負ければプレジデント様が・・・。
戦う意志がなくなっている、バディンには・・・・・・勝てないともうどこか分かっている。本能が認めてしまった・・・・・・。
バディンの目には鮮やかな光がある、未来への切ない渇望と希望がそこにはあった。
でも・・・・・・。負けるわけにはいかない。私の剣にプレジデント様が作る完全な平和の未来が、込められている・・・。
バディン「何にせよ立て・・・」
セフィリアは、立ち上がった。
その時屋上のドアから誰かが来る足音がし、そして開いた。そうプレジデントだ・・・・・・。
セフィリア「・・・・・・申し訳ありません」
プレジデント「いいんだ。セフィリア、・・・バディン」
バディン「手間が省けたぜ!!!」一瞬でプレジデントへ銃を向けた。
プレジデント「・・・止めろ。我々は仲間なのだ」
仲間・・・だと? お前の命を狙い、その国を消滅させたのは俺だ・・・。
プレジデント「我々が争うのは無意味だ。分かるか、バディン、セフィリアお前達が争う理由などない・・・。銃を降ろせ」
プレジデントは全く恐れていない。
慈悲の目で俺達を見ている。銃を突き付けられている者の表情じゃない・・・。
バディンは銃をゆっくり、降ろした。
バディン「お前が死ななきゃ、俺が殺されるんだ。依頼者にな!」
いつものおちゃらけたバディンの顔ではなかった。優しい目の一人の人間がそこにいる・・・。
プレジデント「私がお前を守ってやる。命掛けでその者からお前を守ろう。・・・お前は全力で私達の国の人々のために働いてくれ」
バディン「お前は馬鹿か!? 誰が自分を殺そうとした人間を仲間に迎えるんだ!!」
プレジデント「何度裏切られたとしても、私はお前を信じ仲間に迎えるよ・・・。たとえ死んでも後悔はしない」
バディン「あんた・・・・・・おかしいぜ」
涙が止まらずにでる・・・・・・。
数カ月前の頃のように・・・、プレジデント、スカーレット、リーブ、パルマー、ハイデッカー、・・・セフィリア、ジュドー、ミユリ、俺ともとどおりに働く事ができている。
第二の独立国家の建設の着手に入り、あの帝国を倒すべく長い道のりになるであろう戦いが始まった・・・。
ミユリとの新婚生活が始まり、実は、式も上げた。そう仲間との小さな式だったけど嬉しかった・・・。
今まで、「失う」恐さから人から離れ、自分から離れようと生きてきた。
失うものがなければ、失う恐さがない・・・。失うものがある人間は弱い・・・、そう思い生きてきた。でも違う、守るものがあるから人は強くなれる・・・。
まわりにいる手の届く人達と寄添い生きていく。それが大きな力になり世界に広がっていく。・・・・・・きっと、そうだ。
実は・・・あの、セフィリアと戦いが終わり、いろいろ大変な事があったんだけどな・・・。
まぁ、いい。機会があれば話すぜ!
じゃあな!
―プレジデント神羅編・第二章・終―
第二章って事はまだつづくって事か!?
373 :
最近発見した事1:2005/09/20(火) 08:36:25 ID:XJ0sDKFg
>>834ですが
これからいうことは<思ったこと>にすることにしました
というわけで記念すべき第一作目はのセリスについて。
FF6スレでほぼ確実に出てくるセリスの幽閉ネタだが、もしかしたら
それは本当かもしれない。セリスの初期装備は<ヘアバンド>のみ。
つまり仲間になる時には髪どめしかしていなかったことになる。
そして、帝国兵に鎖でつながれていたとなると<ピー>ということになるかも。ハァハァ
さらに、そこにロックが入ってきたとなると、こりゃーもうあれですなぁ
sdjlじゃcくぁwせdrftgyふじこlpハァハァハァハァハァ
つーかセリスって18なんだし、んなことをハタチになる前に叩き込まれる
のはかなりヤ(ry
取りあえず新羅編の作者さん乙。
いろいろと批判ばかりだが、自分は嫌いではなかった。
これからも機会があったら本編含めて書いてくれ。
神羅編そのうち三章書くから楽しみにしてくれ
40話の予定が30話にしてしまった
全然まともにいかなかった
本当は一人二人死ぬ予定だったんだ
いろいろ批判されたがこの文体がしみこんでて書いてるだけだ
もう少しまともな小説にしようとすればできるが、俺なりの表現なんだな、このつたない文体は
本編とからませられないのが残念だが、三章が始まった時はおおらかな目で読んでくれ
アディオス('A`)ノ
あれ?FF6のスレかと思ったんだが・・・
Zの板だったとしてもスレ違いっぽい彼
前のまとめから本編進んでない?
進めようが無くなったから。
セフィリアに勝つ事が出来たのは自分自身への生きる渇望の力だと思った、・・・今はそう思う。多分・・・そう遠くない未来、俺は死ぬかもしれない。
何故なら重い罪の道を歩んでいるから・・・生きていてはいけないのかもしれない。けれど、ミユリと精一杯、死を迎える瞬間まで生きていたい・・・。
プレジデントはカタチは違えど同じ考えなのかもしれない・・・。
ジュドーもセフィリアも自分に「盲目」なのかもしれないが、俺達はどこか似ている・・・。
タークスは三人のメンバーを加え、セフィリア、ジュドー、ミユリ、俺、ローザ、ワッカ、リュックの七名となり諜報活動を続ける。帝国は最悪の動きを見せ・・・ケフカが世界の神として君臨した・・・・・・。
世界はケフカによって、崩壊をした・・・。
虚無へ向けて最終序曲が奏でられ始めた。
そう、プレジデントの独立国建設を終えすでにひと月が経つ・・・。
ケフカの他に第二勢力が現れ、世界はめちゃめちゃだ・・・。
帝国はというとケフカの粛正を受けもう消滅している。
「シン」。神出鬼没の破壊の者の名である。ケフカとの一度の激突により大陸が三つ消滅・・・。あのロック達はどうなったか知らないがたぶんしぶとく生きて頑張っているのだろうか・・・?
新しい、軍事テクノロジーを集結したシスターレイの攻撃で、ケフカに仕掛けたものの、くしゃみのみで破壊された・・・。
ケフカとシンの激突を防ぐために新しい作戦を試みる事になった。うまくいかなければ・・・無になる時間は早まるばかり。天は常に赤く血の色にそまり、人々は恐怖に怯える日々をおくる・・・・・・。
作戦は成功し、シンの960日間の捕捉ができるトライアングル結界が成立をした。960日というのは科学者の理論に過ぎないものの大きな成果だ・・・。
この作戦の科学者を集める担当をしたのはバディン・・・俺さ。
しかし宇宙の彼方にゼロムスという、破壊神がいるらしい。予言者はミユリ・・・つまり俺の奥さんだ・・・。
ケフカとシンの激突が膨大なエネルギーを生み、歪みよりエネルギーは露出されゼロムスという破壊神の復活が早まった・・・・・・。もうつまる所宇宙の危機に発展してしまっている・・・。
さて・・・つまらない俺の語らいはいいんだよな。次の作戦が決まりつつある、その作戦名とは・・・。
本編と絡ませられないと自分で分かってるならなんで自分で別スレ立ててやらなかったんだ?
ちゃんと別スレでやればそれなりの評価はもらえたかもしれんのに
叩かれたいのが目的でやっていたんじゃないだろ?
レス番飛びまくってるって事はまだやってるのか。
>>383 作者が真性のDQNなんだよ。一番最初に書き始めたときから痛々しかった。
皆スルーしてて、最初は入ってたまとめレスからも外れても書き続けてたな。
やっとこ終わって、面白くなかったからそういう感想が出てるのに、終わった後に
叩くな、とかキレるし。それを知ってる人は、だから今やってる時に叩いてるんじゃ
ねーかな。
正直、もうそろそろこのスレも終わりじゃないかね。
ここは俺達の独立国タークス作戦室である。
セフィリア「取引・・・? あなた、自分が何を言ったか分かっている? 無理よそんな事」
バディン「あのな? 俺達の力じゃまず、ケフカもシンも止められないんだぜ」
ジュドー「いや・・・シンは現在活動停止中だ。活動まで約900」
こいつは俺へのツッコミに命をかけている節がある。
バディン「活動停止中だからケフカに取引するチャンスだ。・・・話の通じるのはまだあいつだしな。取引が失敗しても俺達は困らない、成功すればこれは<チャンス>になる」
ミユリ「さすがあたしの旦那サマね」
セフィリア「プレジデント様に伝えてみますけど・・・作戦が決定するかどうか」
バディン「まぁ待つさ。報告して来てくれよ」
「ええ」とセフィリアは退室した。
**********
プレジデント国王「うむ・・・それしかないのではないか・・・」
セフィリア「こんな行き当たりバッタリの作戦は作戦と呼べません・・・。軍事長がバディンなのも私には納得のいかないところです」
プレジデント国王「歴史は必然と偶然が重なり合いできるものだよ・・・。私は賛成だ」
セフィリア「分かりました・・・・・・。容認したという事で皆に伝えます」
飛空艇でケフカの所に出向き作戦は実行となった・・・。万が一の惨事を考え作戦想定範囲内の人々の避難は完了した。
ケフカ「ん? ゴミがまた来ましたね・・・懲りないなお前達は・・・」
バディン「ゴミはお前だ。ケフカ・・・。シンにやられて最近は動けもしないのかい?」
ケフカ「何て口の聞き方だ、覚えていろ?・・・傷が治ったらすぐお前達の国を消すからな」
ジュドー「話がまずい方向に向かってないか。ちゃんとやれよお前」小さい声で言う。バディンは分かってると返した。
バディン「面白い情報がこちらにあってね・・・・・・ケフカにどうだろうと思って話を持って来たわけだ。聞くかい・・・?」
ケフカ「忌々しいハエだ。ハエの言う事など聞かん・・・!」
バディン「じゃあ、言うぞ」
ケフカ「僕の話聞いてないな・・・・・・」
ケフカが見た先にミユリがいた。「おい」とケフカが言う。「その子は誰だ・・・紹介してくださいましぇんか??」
ミユリ「え?」
バディン「この野郎、ミユリはいいんだ・・・。こいつは俺の奥さんだ・・・、どうしたんだ」
ケフカ「うう・・・、可愛い子だなと思いまして。お前の連れかよ。この幸せモン・・・・・・いいなー・・・」
これはどうしたもんか・・・いや・・・まぁ興味をコッチに持ったのは悪くない・・・。
セフィリア「ケフカ。あなたね、ロリコン? こんな小さい子を好きになるなんて・・・」
バディン「・・・耳が痛い。俺は断じてロリコンじゃあない、ミユリは20歳だぜ」
ミユリ「あ・・・あの、あたしそういえば間違ってたかも」
バディン「な、・・・何が?」
ミユリ「生まれてまだ13歳だよ・・・」
ケフカ「ありゃま・・・。それよりお前見たことが・・・・・・。帝国で・・・たしか研究室・・・? 懐かしいなァ」
バディン「空似だろ・・・どこまで頭がワルいんだ、ケフカ・・・」
ミユリはいや合ってると口にしようとしたが、バディンに止められた。
・・・・・・・・・13歳か、犯罪者だな俺・・・・・・。
ケフカ「仲良くしてー、ねっ・・・ミユリ・・・」
話が進まない・・・。
人の嫁につっついてきやがっていい加減にしろよ、エロガッパめ、まったく・・・・・・。こうしてるのは本来の目的じゃない。この作戦にこの世界の命運がかかってんだ・・・軍事長として、絶対失敗する訳にはいかない・・・。
ここでは飛空艇で神となったケフカと遥か上空で交渉もとい、作戦実行している。
ケフカ「僕ちゃん寝たいんだ・・・さっさと帰れ・・・」
セフィリア「・・・こんなのが神なのね。救いのない世の中だわ」
ジュドー「まったくだ」
ミユリ「この人・・・嫌い・・・」
散々な神だ。ある意味ケフカに同情する。
バディン「何が神だ! シンにすら勝てないくせにおこがましいぜ!!? 今の貴様じゃこの飛空艇を落とす事も出来ないんだぜ!?」
ケフカ「ハア? 何で出来ないの? 出来」
バディン「出来ないね・・・この飛空艇には結界が張り巡らされてんだ、魔法もなにも効かないぜ!! のこのこ丸腰で来るわけないだろ、マヌケ!!」
ケフカの目の色が変わった!
ケフカ「神となった者に失礼なカトンボめがァ!もういいよ!相手をしちゃる!!!」
神が臨戦状態に入る――。
「ボクちんを怒らせた事、後悔するんだね」
ケフカが掌を天にかざす。
不気味に明滅する赤黒い閃光が、バディンたちを取り巻いていく。
「行くよ〜、アルテマ!!」
ケフカの叫びと同時に、全身に激しい衝撃を受けてバディンたちは倒れ伏した。
「ほーほっほっほっほ」
高笑いするケフカ。
「結界?魔法を押さえ込んだって?
そんなもの、ボクちんには効かないよん♪」
「な、なぜだ、なぜ効かない?」
バディンが搾り出すように言う。が、依然として立ち上がることはできない。
ミユリ、ミユリは無事か?
あたりを見回すと、すぐそばに倒れているミユリの姿が。
しかし、ピクリとも動いていない!
予期していなかったとはいえ、アルテマをまともに浴びたのだ、
相当の深手に違いない。
「知らなかったのかい?ボクちんは魔力を中和することができるんだよ。
幻獣を魔石化することができたのも、そのおかげなんだよね。
んでもって、中和できるということは、逆に増幅だってできちゃうんだよ」
そういう事だったのか・・・完敗だ。
奴は確かに神・・・俺たちの適う相手じゃなかった・・・
「ではさらば、諸君、アディオス!!」
再び強烈な衝撃がバディンたちを襲う。
バディンたちの意識は、体ごと消滅した。
「ふう、あっけないね。もっとボクちんを熱くさせてほしかったね・・・
おや、これは?」
バディンとミユリがいた場所には、二つの石っころが・・・
ケフカは魔石『アレジジサンダー』『ババムート』を手に入れた。
>>388は神!GJ!
「アレ爺さんダー」に「婆ムート」テラワロス!!
さて、bLsG9zxgよ、どうする?またリレー無視?
再三にわたるルール違反をまた繰り返すつもりなら、削除依頼させてもらう。
あまりに悪質なので、アク禁依頼でもいいんだがな。
プレジデント独立国に連絡が入る――。バディン、ミユリ、ジュドー、セフィリア、飛空艇クルー、計25名死亡と・・・・・・。ケフカの前にもろくも崩れ去ったタークス・・・。
プレジデント国王「分かった、報告、・・・ご苦労だった」
死んだ・・・。
ケフカを怒らせ・・・シンのいるフィールドまで誘き寄せ、ケフカとシンの両方を消滅させる大掛かりな作戦は多大な犠牲を残して・・・・・・失敗した・・・。
この作戦を許可するるべきではなかった。何もかも・・・間違っていたのだ。
すまぬ・・・。
私はまだ、そちらに行けない。どうか私を怨まないでくれ・・・。
どうかこの世界と宇宙に完全平和を・・・。
シン・・・ケフカ・・・ゼロムス。
必ず倒し、花を添えてやろう・・・・・・。
死んだ・・・皆・・・。どうして・・・。
残された私達はどうすればいい。
この悲しみはどうしたらいい。
幾度となくかれることなく涙が頬を伝った。
カイン・・・リディア・・・エッジ・・・セシル、彼らならゼロムスを一度倒した私達ならケフカを止める事ができるかもしれない・・・。
彼らがまた集まる事ができたなら・・・希望はまだある。まだ戦いは終わってない。
(´・ω・`)この大量のあぼ〜んは何?
>>394 例のあの人がまだいるの
マジで本編リレーで進めない?
一行でいいから
>>393 なんかまた別のシリーズ増えてないか?それだけはやっちゃだめだろ。
>>396 構いません、というか続きを皆が待ってます。
こ こ で や る な
それだけを守ればいいのに、意見に耳を傾けられないんだな
>399
もちろん例の人。念のため
401 :
あの人:2005/09/22(木) 20:08:53 ID:BPWfdfJM
数日いないでここを転勤するよ
すまなかったな
何回か書いて読者に戻るさ
スレ作ったら冷やかしに来てくれ
それじゃ立てたら報告に来てくれ
VIPPERが流れを無視して来てみましたよ。
ノベライズってどんなもんか少しだけやってみましたよ。
ラムウ「自ら魔石となりお前達の力となろう。
ラムウ「幻獣が死す時力のみをこの世に残した物が魔石・・・
(ピキーン
ロック「じいさんwwww一方的に話して死ぬなよwwwwwwwwwコミニュケーションできてねぇよwwwww」
セリス「この石 魔力テラスゴスwwwwwwwwwうはwwwww」
エドガー「ちょwwwwティナもひょっとすると こう魔石になるんじゃね?」
ロック「ねーよwwwwwソレやったら今までの苦労はナニwwwwww」
エドガー「いやに良識的な意見キタコレwwwwwww」
マッシュ「せっかく意識ないんだからここは石どうこうより、まずアナリスクだろ」
セリス「こんなこともあろうかとフリスク常備wwwwうぇっwwwwww」
ロック「wwwwwあるあるあるwwwww」
まぁVIPPERが考えたんじゃ世界は救えない事はわかった。
セシル「どうしたのさローザ?」
ローザ「神羅編三章まで書いて見たんだけどつまらないから、ボツにするわ」
カイン「読ませて・・・・・・・・・つまらねー・・・。これはつまらないよ・・・」
セシル「趣味にしてもね。新タークスいらねーし、シンも、ましてゼロムスもFF6に必要ないよ?」
カイン「そもそもプレジデントこんな奴じゃ・・・ワロス」
ローザ「何でプレジデント編を書こうとしたか自分でも不思議だわ」
セシル&カイン「わははは・・・」
プレジデント編・―終―ご愛読ありがとうございました!
ガウ編は
>>226で完結でいいんじゃね?
概ね好評だったようだし。
これ以上過去に遡って枝分かれする事態は避けたい。
でもこのままだとこのスレ自体が完結してしまう罠
>>226でいいと思うんです
必要なら他板などへ宣伝するか…このまま終演を迎えるか…
408 :
>>396じゃないけど>>238の続き:2005/09/24(土) 14:56:26 ID:mjj79Jhi
仲間たちの談笑がしている所へクラウドが割り込んできた。
クラウド「そろそろいい加減にしたほうがいいぞ。中の人のミスや読者の怒りが限界で俺たちの話が終わろうとしているんだ。
それに番外編やら何やら別の話まで始まっている。だからここは強行に物語を進める!」
クラウドの真剣な表情に他の仲間も気づいていたようだ。
ティファ「そうね、私達どうにかしてたわ。それで何処へ行こうというの?」
クラウド「ザックスから貰った地図によるとどうやら瓦礫の塔にはバリアが張られていて普通に侵入するのは無理らしい。」
ティナ「じゃあどうやって?」
クラウド「バリアは狂信集団の塔と呼ばれる場所で制御されているらしいからとりあえずそこへ行くことにしよう」
セッツァー「そうかじゃあ目的地は決まったな。さて、夜も更けたことだし皆もう寝ようぜ。明日の朝頃には着くようにしておくから」
エドガー「わかった。っておい、飛空挺の操縦は誰がするんだ?」
セツッァー「目的地を設定しておけば自動操縦で行けるんだよ。この船は」そう言いながらセッツァーは自分の部屋へ戻っていった
エドガー「自動操縦か・・・」
そして皆は眠りにつき飛空挺は自動操縦で狂信集団の塔へ向かっていく。
半ば強引に進めました。スマソ 今は反省してません。とりあえずおいしい所は職人さんに任せるよ
よかったら続き書くけど、設定が今どうなってるのかわからん。
・宝条がマジックマスターだっていうのは仲間内のキャラは誰も知らない?
・狂信者の塔でホーリードラゴンを出すかどうかは作者の裁量次第。(聖竜=狂信者の塔は確定してないよね?)
410 :
408:
>>409 宝条の事はクラウドが聞いてたって話でもいいと思うし、誰も知らないって事でもいいと思う。
ホーリードラゴンが何処にいるのかはわからないから無理に出さなくてもいいと思うよ