1 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/30(月) 08:49:22 ID:6nj+qZOW
すまん。主旨は何だ?
FFDQの二次小説でも書くスレなのか?それとも批評か?
FFDQにまつわる思い出話でも語るのか?
2chにちらばるFF・DQ関係の小説やそれらの含まれるスレを収集するスレです。
小説の情報や、新作の書き込みを歓迎しています。
また、小説にまつわる ちょっとした雑談も楽しんでゆきましょう。
ギコ猫様とシャシャリデール風紀委員王の名にかけて
マターリとスレが続きますように……。
【保管サイト】
http://www3.to/ffdqss (ブックマークは必ずこのURLに!)
他のスレでFF・DQの小説を見かけても、こちらの
スレに強制的に誘導することはしないで下さい。
常時sage進行でお願いします。sageの意味が分からない人は
書き込むとき、メール欄に半角で sage と入力しましょう
5 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/30(月) 14:37:54 ID:zO9SpuXz
もう落ちませんように!
とりあえず保守上げ。
9 :
ギの人:2005/05/31(火) 01:00:15 ID:iOgDT3Sk
今度は1000まで完走できるといいね。ラトームさん、がんば。
落ちてる間に書かれて消えたSSってここにコピペしていいのかな?
11 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/31(火) 07:32:45 ID:84LNmL8S
OKカモーン!
DQ8のゲルダのSSを誰かコピペおながい
ヤンガス死亡って設定で、怒りの鉄球返しに行く場面ってやつ
マニアックですまんが
>>12 萌えスレ(ゲルダ、ヤンゲルスレ)でなら良作でしたが、正直ここに貼るほどは質高くないと思……。
ここにだけレス
復活オメ
作品はどんどん貼っていいんじゃないかな
俺は歓迎
保管するかどうかは保管人が決めればいい
投下する人もコピペする人もそれは分かってるんだし
作品は投下されたらされた分だけいいよ
特に最初のうちはね
というかまた落ちたりしないようにスレを保守しなきゃいけないから
愛想のない保守カキコだけよりはどんなのでもコピペした方がいい
18 :
1/3:2005/06/01(水) 19:26:02 ID:fmbsYv3N
ライアンさんとデートするスレ からの転載です。
75 名前:深夜のデート 投稿日:2005/03/28(月) 20:13:37 ID:sUI3LVNh
いつも通りの宿屋の夜。ほうほうと梟の声が聞こえてきて、それ以外は仲間の寝息だけ。
野宿が続いてたせいかな、マーニャもミネアもアリーナも、みんな健やかな寝息を立てて眠りについている。
私も身体はぐったりと疲れてるのに、頭の奥のどこかがキンと冷えて眠れない。
溜息をついて、ベッドから降りた。裸足の足にひやりと床が冷たい。
宿のスリッパを履いて、なんとなく部屋を出る。
寝巻きのままだから外には行けないけど、外の空気が吸いたくて…私は屋上に向かった。
屋上への扉を開けると、ざあっと肌を冷やす風が注ぎ込まれる。
くるくるとカールした私の髪が後ろに流れて、それを押さえながら屋上に足を踏み出した。
「どなたですかな?」
人の気配がある、と感じると同時に掛けられた声。
…屋上に備え付けられたテーブルの上に剣を置いて、その傍らに立つ姿は見まがうこともない、彼だ。
「……勇者殿でしたか。」
私が返事を返す前に、彼が振り返って笑った。
私の倍以上の年輪を重ねた厳めしい顔立ちは、笑うと妙にひとなつこくなる。
彼はモンスターの仲間がいたこともあったと言っていたけれど、それにも頷ける。
この笑顔を見れば、モンスターだってきっと着いて行きたいと思ってしまうだろう。
19 :
2/3:2005/06/01(水) 19:26:30 ID:fmbsYv3N
76 名前:深夜のデート2 投稿日:2005/03/28(月) 20:23:12 ID:sUI3LVNh
「ライアンさん…眠れないんですか?」
月明かりに照らされた彼の元へと近づきながら問えば、彼はゆっくりと首を振った。
戦いの最中、雄叫びを上げる彼とは全く違う穏やかな気配。
「眠るのが惜しい夜もあります」
そう言って彼が見上げるのは、まんまるい明るいお月様。
釣られたように私も空を見上げた。
隣に立つ彼から伝わる静かな気配が、心地良いながらに私の胸を少しだけざわつかせる。
「…綺麗な、月ですね」
何か洒落た言葉を返したいと思って少し考えたけれど、何も思い付かなくて結局私は素直に思ったことを告げる。
隣の彼が、少し笑った。
「似合わないとお思いですかな、拙者と、月夜は」
「そんなことありません」
戯けたような彼の言葉。
咄嗟に首を振るけれど、彼は穏やかな表情を崩さない。月を見上げる彼の横顔を、私は見詰めた。
「ははは。いや、無理をなされるな。自分でも似合わんと思っておりますでな」
そう言って笑う彼の笑顔に、自嘲の影は無かったから。私も少し、笑った。
20 :
3/3:2005/06/01(水) 19:26:49 ID:fmbsYv3N
77 名前:深夜のデート3 投稿日:2005/03/28(月) 20:38:41 ID:sUI3LVNh
「そうですね。ライアンさんは月っていうより…太陽、って感じ、します」
豪放で、強くて、明るくて優しい。そんな彼の存在感は、月と言うよりも太陽だ。
あの肌を灼く、強烈な光。それが彼にはとても良く似合うと思う。
「太陽…ですか」
少し目を細めると、彼の目尻に浮く笑い皺。
それが月明かりに影を作るのを、私は見つめるともなく見詰めていた。
「拙者にとっては、勇者殿。…あなたこそが、太陽だ」
暫くの心地良い沈黙。それを破って、彼が呟いた。
「えっ…」
「あなた以上に輝くものはこの世にはない。私を、人々を、世界を、…照らす。希望。それこそがあなたですぞ」
彼の大きな掌が、テーブルに置かれていた使い込まれた彼のつるぎの鞘の上に置かれた。
月を見詰めていた視線は、いつの間にか私を見詰めている。
強い強い、その眼差しに私は、……動けなくなる。
「勇者殿。」
激しい程の眼差しとは裏腹に、彼の言葉は…優しい。
「拙者も、…拙者の振るう剣も。全ては勇者殿の為にあると、誓いましょう」
穏やかな口振りで、くらくらするほどの熱い言葉を紡がれる。
21 :
+1:2005/06/01(水) 19:30:32 ID:fmbsYv3N
78 名前:深夜のデート4 投稿日:2005/03/28(月) 20:43:25 ID:sUI3LVNh
「ライア…」
私の声は酷く震えていた。彼の名を、呼ぼうと開く唇もきっと、震えていた。
彼の眼差しに射すくめられた私は、勇者なんかじゃない。ただの、…年若い村娘だ。
「勇者殿、私の全てはあなたのものです。…………この戦が、終わるまでは」
冷水を、頭から被せられたように。……冷えた。
そうだ、その通りだ。私は勇者で、……彼は「勇者」に従う戦士で。
戦が終わってしまえば、…私がただの村娘に戻れば、彼も王宮戦士に戻るのだ。
バトランドへ、帰るのだ。私では無く、バトランド王にその忠誠を捧げる為。
彼が私に寄せてくれる思いは、「勇者への忠誠」。
「……ありがとう、ライアンさん。」
ゆっくりと、微笑った。その笑顔が壊れてしまわぬように、必死に。
「心強いです。……一緒に、世界の為に頑張りましょう。」
はい、と笑みを浮かべる彼の顔を見ていることは、私にはもう出来なかった。
先程の彼のように、月を。
ただ、丸い月を見上げて、涙が溢れ落ちないように……。
↑ここまで
ナンバリング間違えた。全部で4レスです。
キレイにまとまってる作品だなぁ。
簡潔な描写がすごくいいかんじだ。
復旧コピペお疲れ様。
乙です。
このスレ的に、長めの連作はOKですか?
いんでね?
歓迎
分けてもいいよ
26 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 22:28:27 ID:foJQyo8f
純愛SSきぼーん!
飢えてんのかな、はぁ・・・orz
ほ
ぼ
ま
ん
じゅ
う
く
え
よ
ご
る
ポ
39 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 10:03:51 ID:gIIhS3HK
f
3日に1レス。これ基本。