1 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:
ε=┏(; ̄▽ ̄)┛まぁてぇーー!
2 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 13:18:03 ID:eH0+w2P1
ダリルの墓
3 :
なんじゃそりゃ:2005/05/15(日) 13:18:11 ID:He4thIjX
なんじゃそりゃ
4 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 13:20:22 ID:6wYtBpGm
ワロタ
5 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 13:21:05 ID:qprGg3PL
ガライの墓
ついにこのネタが来たか
第一部:はぐれメタル純情派
第二部:危ないはぐれ刑事
第三部:はぐれ警察
第四部:大はぐれ空港
第五部:はぐれ刑事に吠えろ
8 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 13:27:47 ID:yNForw24
なかなかよいセンスをしておる
9 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 13:31:58 ID:PJKGJTq4
なんというか、感慨深いなw
10 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 13:46:01 ID:6wYtBpGm
はぐ浦「彼奴は母親の言いつけ通り、警察官として最後まで 任務を全うしました。
体を張って人の命を守りました。
誉めてやってください。
n 人 人 n
(ヨ ) (_ ) (_ ) ( E)
/ | (__) (__) | ヽ ウンコー!
\人/( ・∀・)∩(・∀・ )ヽ/ 人
_n (_ )u ( ⌒) uu)∩_ (_ )
( l (__) ./,. 人 i ,,E)__)
\ \ (・∀・ ) / /_) ./ .ノ( ・∀・ ) n
ヽ___ ̄ ̄ ) / /____) ,/ ./ ̄ \ ( E)
/ ̄| . 人 / / ・∀・) / フ 人 ./ヽ ヽ_//
| |. (__) / (__) \_///
| |. (__)\ 人 ヽ (__) / /人
,― \( ・∀・) (__) ∩ ・∀・)∩ ./ .(__)
| ___) | ノ (__) 〉 _ノ / ∩(__)
| ___) |)_) (,,・∀・) ノ ノ ノ / .| ( ・∀・)_
| ___) | ( O┬O .し´(_) .// | ヽ/
ヽ__)_/ ≡ ◎-ヽJ┴◎ " ̄ ̄ ̄ ̄"∪
うんこスライムも忘れないでねーーー
12 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 17:06:26 ID:3GgxeU79
賞金首に掛けられそうなのだが
13 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 17:08:43 ID:Z+bVD4LW
スレタイ見て瞬時に吹いたw
14 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 17:42:05 ID:6wYtBpGm
さて、はぐ浦しか決まってないからキャラ増やそうか。
おまいらイイアンある?
因みに俺は、スラ辺を押すよ
小川範子出せ
小川ベス子
真野あずさ出せ
真野ミンさ
19 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/15(日) 20:16:27 ID:5tnndOwG
はぐれメタル正統派にしてほしかったなぁ
さすらい刑事 旅情編は関係ないですか?
なんてくだらないスレだ
23 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/05/21(土) 21:02:42 ID:qGjqtUbE
アケ
安浦age
てs
26 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 03:08:37 ID:LB4EFbul
はい、携帯はぐ浦
おさむちゃん出せ
29 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 05:05:05 ID:LB4EFbul
次週 「はぐ浦の危機!?会心の一撃を出す武道家女」
ご期待ください
30 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 05:08:11 ID:OWZJJNrX
バブルスライム情熱系
31 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 05:09:12 ID:kxMtK7I5
主題歌 ふたりで勇者をやろうじゃないか すぎやまこういちwith堀井雄二
>>30 さまようよろい旅情編も忘れるな
SS化希望
34 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 06:32:31 ID:Vr9D4/GV
>>29 警官A「はぐ浦さん、大変です!
はぐ浦「何だ?そうぞうしい! 一体どうしたんだ?
警官A「はい!実は表に自称武闘家と名乗るゴツイ女が来ているんです!
はぐ浦「何!そいつは大事件だ!おい、早く
ε=┏(; ̄▽ ̄)┛逃げるぞー!
どうよ?ショボいだろ?気にするなよ。
人生なんてそんなものさ。
>>1 素晴らしいぞ!電車の中で吹き出しちまったじゃねぇかwww
37 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 11:39:34 ID:nD3oARbE
刑事なんだからはぐれるなって突っ込みたい。
踊るあぶないはぐれメタル刑事大捜査線
あぶないビスチェ刑事も入れてくれ。
40 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 15:35:11 ID:sZpKkZtA
おまいらワロスww
41 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 16:32:36 ID:LB4EFbul
スラ辺「おいおいはぐさん あんた何言ってるんだ。
現場近くに落ちてた鉄の爪・・・ガイシャには明らかに会心の一撃にやられたと思われる
爪でエグられた跡もあったんですよ。状況証拠は揃ってるんだ!」
はぐ浦「いや、しかしですね課長。現場付近に鉄の爪が落ちてたからと言って
武道家の仕業とは限らないじゃないですか。ひょっとしたら魔法使いのメダパニにやられた
モンスターが同士討ちした可能性もあるわけです。」
スラ辺「じゃあなんで鉄の爪が落ちてるんですか。モンスターが武道家に罪を着せようとしたとでも言うのか?
とにかく!現時点では武道家が限りなく黒に近いんだ。任意で引っ張ろう。おい、ドラ木!ぶち井!」
ドラ木&ぶち井「ハッ!」
42 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 16:55:37 ID:URS000Ij
はみだしメタル情熱系は?
はっきり言ってワラタw
44 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 23:15:59 ID:dOZk8WrH
はぐ浦「はい携帯はぐ浦」
辰兄ぃ「はっさん、ホシの動きはどうだ?」
はぐ浦「おいおいハッサンは勘弁なゴルァ」
辰兄ぃ「いやいやスマソ。ところで♪ふたりで〜ゾーマを〜犯ろうじゃな〜いか〜♪」
はぐ浦「………」
…………つづく
45 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 23:19:39 ID:rrekr1ij
はっさんハグレワロス
ふぐりメタル純情派
47 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/02(木) 23:37:49 ID:LB4EFbul
殉職!メタ藤刑事リムルダールに散る
48 :
1:2005/06/03(金) 00:02:15 ID:wfR5i1Km
お前等おもしろいぞ
安浦刑事・・・はぐれメタル
ぼんちおさむ・・・ホイミスライム
田崎婦警・・・スライムベス
署長・・・スライムキング
警視総監・・・すぎやまこういち
50 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 03:48:12 ID:/iLlkmc8
【ホイミを唱える魔法使いの女!? 地上-アレフガルド ダーマに消えた愛】
--事件現場--
ドラ木「ガイシャは、はぐれメタルC 25歳。リムルダールをうろついてた所をやられたようです。」
ぶちベ嵐(ぶちべらし)「死亡推定時刻は昨晩午後10時〜11時との事です。」
はぐ浦「凄い焦げ跡だな」
ホイ見「見ての通り、焼殺ですわ。酷い事しよるなぁ。」
--ロマリア中央署--
スラ辺「焼殺となればドラゴラムとしか考えられんな。犯人は魔法使いで決まりだ。
今回のヤマは速攻解決だ!ハッハハハハ」
はぐ浦「ちょっと ちょっと待ってください課長。」
スラ辺「なんだはっさん。」
はぐ浦「それはちょっと短絡的すぎませんかね。魔法使いがドラゴラムで殺して放置なんて
自分が犯人ですって言ってるようなもんですよ。」
ベス崎「そう、私もそこが引っかかるんですよね。」
スラ辺「それは・・・アレだよ。10050もの経験値をもらってその上幸せの靴なんて出てしまえば
死体の処理なんて忘れて行っちゃうんですよ!とにかく魔法使いを連行だ!事情を聞くぞ!」
魔法使い「そんな!私じゃありません!」
ドラ木「では昨晩10時〜11時の間、あなたはどこで何をなさっていましたか?」
魔法使い「私・・・勇者様に捨てられたんです。2週間前にルイーダの酒場へ連れて行かれて
お前はもう用済みだって・・・だから私昨日もずっと酒場にいました本当です!」
つづく
51 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 03:51:36 ID:/iLlkmc8
スラ辺「アリバイの裏が取れない?」
ベホ井「はい、酒場のルイーダさんに聞いてみたところ、確かに酒場にはいたらしいですが
犯行時刻直前からしばらく姿を見なかったそうです。」
ドラ木「勇者の居所も聞いてみたんですが、ここ1週間ほど行方が分からないそうです。
一応現在の勇者のパーティ編成は、勇武賢僧 だそうです。」
スラ辺「ハッハハハ じゃあ決まりだな!送検準備だ。」
はぐ浦「ちょっと待ってください課長。まだ決め付けるには早いんじゃないですか。
勇者一行に賢者がいたんならそっちの可能性もあるじゃないですか。」
スラ辺「何言ってるんですか。アリバイはない。しかも賢者のせいで1軍を外されたなら
動機もある。もう決まりじゃないですか!」
キング溝「どういう事なんだ、はっさん。」
はぐ浦「魔法使いがしばらく姿を消していたりするのにも、何か深い事情があるような気がしましてね。
もう少し魔法使いの事を調べてみようかと。」
キング溝「なるほど。課長、調べてみる価値はありそうだぞ。」
スラ辺「は、はい。署長の仰る通りでございます、はい。」
ドラ木「勇者一行はアリアハンの自宅にも戻っていないようです。」
メタ藤「課長、リムルダールを中心にアレフガルドの街で聞き込みしてみます。」
スラ辺「おお、頼むよ。 ん?おいどこ行くんだはっさん!おい!」
つづく
52 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 03:53:58 ID:/iLlkmc8
--ルイーダの酒場--
魔法使い「ホイミ!キアリー!スカラ!・・・あ」
はぐ浦「どうも、こんにちは。何をなさっていたんですか。」
魔法使い「私、勇者様に捨てられたのは・・・魔法使いの呪文しか使えない上に
僧侶さんと違って打たれ弱すぎるからだと思ったんです。」
はぐ浦「それで、僧侶の呪文を練習していたわけですか。」
魔法使い「せめて、賢者さんと同じように僧侶呪文も使えるようになれば、と思って・・・。」
はぐ浦「なるほど・・・そうでしたか。ところで魔法使いさん、勇者さんというのはどういう方なんですか。」
魔法使い「勇者と呼ばれるとおり、優しくて・・・強い方でした。でも、ダーマで遊び人さんが賢者に転職してから
人が変わってしまったんです。私を捨ててまでレベル1の武道家さんを入れて・・・成長が早いからって・・・」
はぐ浦「あなたはそれまで勇者さんとお付き合いなさっていたわけですね。」
魔法使い「はい・・・私、勇者様を諦め切れなくて・・・」
--ロマリア中央署--
スラ辺「勇者一行を発見したか!よし、任意で引っ張れ!」
賢者「は?何言ってんの アタシじゃないわよ。」
ぶちベ嵐「でもあなたが履いてる靴、幸せの靴ですよね。はぐれメタルCさんを殺して奪ったものではないんですか?」
賢者「馬鹿言わないで これは勇者様からプレゼントされたんだよ!」
ぶちベ嵐「駄目ですね・・・犯行に関しては完全否定です。」
スラ辺「そうか、どう思うはっさ・・・おいはっさんどこへ・・・フン」
つづく
53 :
◆q7DQ5/f0D. :2005/06/03(金) 03:59:04 ID:6HTuGDMb
いちおう、支援
54 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 04:07:40 ID:/iLlkmc8
--公園--
はぐ浦「賢者さんは、幸せの靴をあなたからプレゼントされたと言って、犯行を否定しています。
あなた賢者さんとはずっと一緒だったはずですよね。本当にそうなんですか。彼女じゃないんですか?」
勇者「それは・・・」
はぐ浦「遊び人さんが賢者に転職するまで、魔法使いさんとお付き合いなさっていましたよね。
このままじゃ再び彼女に疑いがかかるかもしれないんだ。
あなた本当にもう魔法使いさんの事は想っていないんですか。」
勇者「・・・あ、あいつとはもう・・・俺の方から捨ててしまったし・・・」
はぐ浦「・・・そうですか。ちょっと私に付き合ってくれませんか。あなたにお見せしたいものがあるんです。」
--ルイーダ--
勇者「何なんですか一体・・・」
はぐ浦「あちらです。」
魔法使い「ベホイミ!バギ!スクルト!」
勇者「ま、魔法使い・・・!なんで・・・なんであいつが僧侶呪文を!」
はぐ浦「あなたの事を諦め切れなかった、とおっしゃってました。
彼女、あなたにもう一度振り向いてもらおうと、ああやって毎日あそこで訓練しているんです。」
勇者「魔法使い・・・魔法使い!」
魔法使い「え?ゆ、勇者様!?」
勇者「魔法使い・・・!お、俺・・・俺・・・!!
本当に・・・本当にすまなかった・・・あの時の俺はどうかしていたんだ・・・」
魔法使い「勇者様・・・!」
勇者「はぐ浦さん・・・すみませんでした!あの靴は俺がプレゼントした物なんかじゃない。
リムルダールではぐれメタルCを殺して奪ったものなんです!」
つづく
55 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 04:10:41 ID:/iLlkmc8
--ロマリア中央署--
賢者「勇者が・・・?」
ドラ木「ああ、お前が殺して奪ったと証言してるよ。そろそろ諦めて本当のことを喋ったらどうだ!」
賢者「クソッ!あとちょっとで・・・ゾーマを倒した勇者一行として私も・・・!!」
--バー「ベホマズン」--
ベホイ美「そう・・・今度こそうまくいくといいわね、そのふたり。」
はぐ浦「ああまったくだよ。」
ベホイ美「それにしても、やっぱり賢者に転職しても遊び人は遊び人って事かしら。」
はぐ浦「世界を救う勇者一行なら、遊びも程々にしてもらわないとな。」
--はぐ浦宅--
ベス「おかえりなさーい。」
はぐ浦「ただいまー、ん、お前達何やってるんだ。」
バブ「読書よ読書。父さん知らないの?今大人気なのよこの悟りの書。」
ベス「そうそう。いつか私たちも賢者に転職しようと思って。」
はぐ浦「なに馬鹿なこと言ってんだ。お前達みたいな遊び人が急に賢者になってもロクな事ないぞ。ん?
今のままでもっと賢さを磨け賢さを!」
END
56 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 04:49:20 ID:+E6L05vB
ギガデインワロスw
57 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 06:33:41 ID:an4E8PxV
やべwwwwwwwwwwwwwwwwwwおもすれーwwwwwwwwwww
58 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 08:01:01 ID:DpwzpL6B
アポカワロスwww
59 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 08:58:47 ID:cIKapDfR
「はい携帯はぐ浦」
グランドワロス!
スライ美ー!
はっさんワロタ
もの凄いスピードで聞き込みに行くはっさん萌え
63 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 15:44:45 ID:4CZZFDzF
グランドワロスwwwwwwwwwwww
はぐれ刑事の細かい設定とかすっごい忠実!!
iLlkmc8は神!!!
64 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/03(金) 15:55:33 ID:nzJzcHLD
すごいスレに感動している
はみだしメタル情熱系マダー?
65 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 00:13:50 ID:r3CzZA7W
66 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 00:30:58 ID:rBdty2JK
ここは本格サスペンスなインターネットですね。
67 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 00:45:44 ID:XNc8NNKg
歯ブラシ刑事 情熱系
68 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 00:47:34 ID:KRiQB+UO
会心の一撃!
なんと○○は交番に異動になった!
69 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 07:26:02 ID:WmnZ2a0/
遂に神が降臨しましたね。アーメン
70 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 07:26:46 ID:WmnZ2a0/
遂に神が降臨しましたね。アーメン
はぐれメタル燃焼系マダー
やっべwwwwwこのスレ俺の中ですぎやん×クラウド以来のネ申スレwwwww
はぐ刑事ファンの俺には設定がタマランwwww特にキャラのネーミングがヤバスwwwwはみ刑事も好きなんではみメタに密かに期待、職人ガンガレ超ガンガレ(゚∀゚)
72 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:21:12 ID:r3CzZA7W
【富豪商人の殺意!?ルビーを産む女】
--はぐ浦宅--
バブ「もう父さん、早く食事済ませちゃってよ!もう私出かける時間なんだから!」
はぐ浦「なんだなんだ、朝っぱらから・・・。ん?お前その指輪どうしたんだ。」
バブ「んー、これ?いいでしょ。ルビーの指輪!昨日お店で見かけてね、衝動買いしちゃった。」
はぐ浦「なんだって、ルビー?」
ベス「お姉ちゃんそんなお金どこにあったの!?最近防具屋経営が思うようにいかないって愚痴ってたじゃない!」
バブ「え、えーと それはね・・・、えーと・・・」
ベス「あー!!貯金箱のお金がほとんどなくなってる!!お姉ちゃんひどい!
エンドール旅行に行くためにコツコツ溜めてたお金じゃないの!!」
バブ「な、なによ、ちょっとぐらいいいじゃない!コツコツ溜めたって言ってもほとんど私が入れてるのよ!」
ベス「私だってちゃんと入れてたわよ!もう・・・ ん?」
はぐ浦「な、なんだ何を見てるんだ。スライムレースで初めて当てた念願の万馬券だぞこれは!
これだけは父さん絶対に渡さんからな。」
--事件現場--
はぐ浦「これはまた手酷くやられたもんだな。」
ドラ木「ガイシャは、ピサロナイト 22歳。このロザリーヒルで、ピサロの命でロザリーという女性を護衛していたようです。」
ベホ井「あちこちに斬られた跡がありますが、胸部を剣で貫かれたのが致命傷です。」
ぶちベ嵐「死亡後、まだほとんど時間が経っていないようです。つい30分ほど前に殺されたようですね。」
--ソレッタ中央署--
はぐ浦「ロザリーさんの様子はどうですか、課長。」
スラ辺「だめだ、完全黙秘だ。確実に犯行現場を見てるはずだと思うんだが、一言も話してくれんよ。」
つづく
73 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:23:04 ID:r3CzZA7W
ガチャ
はぐ浦「ロザリーさん、あなた犯行現場のすぐ奥の部屋にいらっしゃいましたよね。
犯人の顔とまでいかなくても何か見ていらっしゃったなら話してもらえませんか。」
ロザリー「・・・・・・」
はぐ浦「・・・では、ピサロナイトさんが殺される理由に何か心当たりはありませんか。」
ロザリー「・・・私・・・何も・・・。」
はぐ浦「・・・そうですか。」
スラ辺「どうだった、はっさん。」
はぐ浦「駄目ですね・・・。」
スラ辺「そうか・・・。よし、ホイ見、くら作。ロザリーヒルで目撃者探しだ。」
ホイ見・しびれ(くら作)「はい!」
はぐ浦「私はピサロナイトさんの実家の方へ行ってみます。」
ベス崎「あ、私も行きます。」
つづく
74 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:24:32 ID:r3CzZA7W
--ピサロナイト実家--
キラーアーマー「はい、どなたですか?」
はぐ浦「初めまして、私、ソレッタ中央署のはぐ浦と申します。」
ベス崎「ベス崎です。」
キラーアーマー「あら、刑事さんでしたか・・・。」
はぐ浦「息子さんの事・・・心中お察し申し上げます。
今日は息子さんの事をお聞かせ願おうと思って来たんですが。」
キラーアーマー「・・・あの子、3年前に急に・・・デスパレスへ行きたいって・・・
私も主人も反対したんですが、結局飛び出していってしまいました・・・。」
ベス崎「年頃のお子さんは、みんなデスパレスへ行きたがりますからねぇ。」
キラーアーマー「しばらくして、ピサロ様に腕を見込まれて、ロザリー様の護衛を任されたって・・・手紙が届いて・・・。
元気で頑張っているのなら、と私も主人も安心していたんです。なのに・・・ウッ・・・」
はぐ浦「・・・そうですか。ロザリーさんは、一体どういう方なんですか。
ピサロ様が大切にされている方だという事ぐらいは私も知っているんですが。」
キラーアーマー「・・・あの方・・・流す涙がルビーになるんです。それで、ロザリー様を狙う人間達が後を絶たなくて・・・。
それでピサロ様はロザリーヒルの塔に息子を護衛として置いて、守られていたんです。」
ベス崎「ルビー・・・ですか。」
--帰り道--
ベス崎「悲しいもんですねぇ・・・、まぁ私も女ですから分からないでもないんですけどね。
でも、その為に人を殺すなんて・・・。」
はぐ浦「そうだな・・・。まだルビーが目当てだったと決まったわけじゃないが。」
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。 え?はい、分かりました。すぐに戻ります。」
ベス崎「どうかしたんですか?」
つづく
75 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:34:36 ID:r3CzZA7W
--ソレッタ中央署--
はぐ浦「どういう事なんですか課長。」
スラ辺「どうもこうもないよ!本当にちゃんと調べたんですかあなた達は!」
ホイ見「ちゃんと隅々まで調べたいうてるやないですか!」
しびれ「本当にないんですよ!現場検証の時に通ったはずのあの階段が!」
スラ辺「なんでついさっきまであった階段が消えたりするんですか!もういい、はっさんの方はどうだったんだ。」
スラ辺「なるほど、ルビーか。おいホイ見!さっきの目撃情報の中に富豪商人がいたな。」
はぐ浦「目撃情報?」
ホイ見「ええ、事件前日にロザリーヒルで勇者一行が目撃されてたんです。その中の・・・ああ、これや。
富豪商人トルネコ。エンドールに店を持っているようですが、その店を妻に任せて勇者と合流したそうです。」
スラ辺「ルビーの涙と聞けば目がなさそうだな。よし、任意で引っ張ろう。」
トルネコ「ルビー?な、何の話ですかそれは。」
しびれ「ロザリーヒルの殺人事件の事は知ってますね。あなた事件の前日にロザリーヒルで目撃されてるんですよ。」
トルネコ「そ、それは勇者さん達との旅の途中で寄っただけですよ。」
しびれ「そうですかね?あなたかなりの富豪商人だと聞いてますよ。こういうものには目がなさそうですがね。」
トルネコ「い、言いがかりはやめてください!私なにもやってません!」
しびれ「駄目ですね・・・。」
スラ辺「だが、あれは間違いなく何か隠してるな。」
はぐ浦「しかし、証拠が何もない以上、今日のところは帰ってもらうしかないですな。」
つづく
76 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:35:52 ID:r3CzZA7W
--エンドール・武器屋--
ネネ「あなた、何で警察になんて呼ばれたの?」
トルネコ「い、いや何でもないんだ。」
ネネ「ロザリーヒルの事件の事ね。・・・あなたなんでしょ?」
トルネコ「違う!俺は何もやってない!お前まで俺を疑うのか!」
ネネ「だってこのルビー、あの事件の翌日に私に!・・・こんなもの・・・!
・・・別れましょ。・・・ずっと・・・信じてたのに!」
トルネコ「ネネ!おいネネ!」
--ソレッタ中央署--
ドラ木「課長!勇者一行に話を聞いてみたんですが、あの塔に入る為の隠し階段があって
その階段を開くために、あやかしの笛という物が必要だそうです。」
スラ辺「ほう、それで?」
ドラ木「勇者達はその笛をすでに入手していて、目撃された日の翌日、つまり事件のあった日に
笛を吹いて登ろうとしていたそうなんですが、当日、馬車の荷物袋から笛が消えていたそうなんです。」
スラ辺「よし、ホイ見、しびれ!トルネコの家を徹底捜索だ!」
トルネコ「そ、それは・・・。」
しびれ「あんたの家から見つかったよ。これはあの塔に登るための物だそうだな。
勇者の袋から盗んだんだろ?そろそろ喋ったらどうだ。」
トルネコ「ち、違います。それは、息子に吹かせてやりたくてつい・・・持ち帰ってしまっただけなんです!」
しびれ「とぼけるな!!」
スラ辺「おい、どうだ。」
しびれ「駄目でした・・・まだ否定してますね。」
つづく
77 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:36:35 ID:r3CzZA7W
--署長室--
スラ辺「こうなったら、あのロザリーを引っ張って、なんとしても聞き出すしかないと思ってるんですが。」
はぐ浦「ロザリーさんが何も喋らないのは、何か事情があると思うんですよ。
引っ張るんじゃなく、私が直接話を聞いてみようと思うんですが。」
スラ辺「そんな悠長な事を言ってる場合じゃないんだよ、はっさん!」
キング溝「分かった。ここははっさんに任せよう。」
スラ辺「え、あ は、はい。」
--ロザリーヒル--
はぐ浦「どうですか、まだ話して頂けませんか。あなたの証言だけが頼りなんだ。」
ロザリー「・・・・・・。」
はぐ浦「ピサロ様は人間を憎み、根絶やしにするとおっしゃってるそうですね。
・・・あなたきっと、こう思ってるんじゃないかな。
あなたが喋って、人間の仕業だと知れれば、ピサロ様はより一層人間を憎んでしまう、と。」
ロザリー「・・・!」
はぐ浦「あなたがそう思う気持ちはよく分かるんです。・・・しかし、我々がそういう人間を取り締まらなければ
今後一層こういう犯罪は増えるでしょう。そうなれば、ピサロ様の心情はますます悪くなる。」
ロザリー「・・・トルネコという人が・・・護衛さんを殺して・・・私の部屋に・・・。
あの人の目・・・悲しそうでした・・・。必死で頭を下げて頼むあの人に・・・私、ルビーを・・・。」
はぐ浦「・・・そうでしたか。よく勇気を出して話して頂けました。」
つづく
78 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:41:13 ID:r3CzZA7W
--ソレッタ中央署--
はぐ浦「ロザリーさんが、あなたが護衛を殺して部屋に入ってきた、と証言してくれました。
そろそろ本当の事を話して頂けませんか。」
トルネコ「・・・私は・・・世間では富豪商人と言われていますが、船を買って財産を使い果たして・・・
その後も勇者様達の装備に消えていくばかりで・・・当の私は常に馬車要員ですし・・・
ガーデンブルグでも迷う事無く人質に選ばれて・・・稼ぐ事も出来ずもうお金はほとんど残っていないんです・・・。」
はぐ浦「・・・。」
トルネコ「でも、今年は妻と共に夢を叶えられた特別な年なんです。」
はぐ浦「エンドールの店の事ですね。」
トルネコ「はい・・・。それで今年の結婚記念日ぐらいは・・・妻にマシな物をプレゼントしてやりたかったんです。
今まで貧乏な武器屋で、ロクな物をプレゼントしてやれなかったので・・・。それでつい・・・。」
はぐ浦「・・・そうでしたか。しかし、奥さんはそんな事をしてまで、高価な物を望んだと思いますか。
先日あなたの店を拝見しましたが、色々と思い出の品が飾ってありました。
・・・あなたが元気で勇者様と旅をしている・・・あなたが更なる夢を叶えようとしている。
それで十分、奥さんは幸せだったと思うんですよ。」
トルネコ「・・・・・・うっうっ」
--エンドール・武器屋--
ネネ「・・・そうですか、やっぱり主人が・・・。とんでもない事を・・・!」
はぐ浦「・・・確かにご主人のなさった事は許されない事です。あなたがご主人と築かれたこの店を捨てて
ご主人と別れると決めたのなら、それも仕方のない事です。
しかし、あなたと共に夢を叶えられたこの年に、あなたにルビーをプレゼントしたかった、という
ご主人の気持ちだけは分かってあげて欲しいんです。」
ネネ「・・・・・・。」
つづく
79 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:44:54 ID:r3CzZA7W
--ソレッタ中央署前--
ぶちベ嵐「さあ、行きましょうかトルネコさん。」
トルネコ「はい・・・。」
ネネ「あなた!」
トルネコ「・・・ネネ!・・・すまなかった、ネネ。勇者様と共に更なる夢を叶えると言って出て行ったのに
こんな事に・・・お前を裏切る事になってしまった・・・。」
ネネ「・・・・・。」
トルネコ「こんな犯罪者の事は忘れて・・・もっと素敵な人を見つけて・・・幸せになってくれ・・・。じゃあ・・・。」
ネネ「・・・何言ってるの!あなたがいないと私ひとりで店をやっていけないなんて思ってるんじゃないでしょうね!
あなたが店を出て行ってから今まで私ひとりでやってきたのよ。それがちょっと伸びただけじゃないの!」
トルネコ「ネネ・・・?」
ネネ「・・・待っててあげる。ポポロとふたりで待っててあげるから。だから早く罪を償って帰ってきなさい!」
トルネコ「・・・ネネ・・・ネネ!」
--バー「ベホマズン」--
ベホイ美「・・・ルビー、か。そうね。はぐ浦さんは、いつ私にプレゼントしてくれるのかしら?」
はぐ浦「・・・え!?」
ベホイ美「あら、冗談よ冗談。フフフ」
はぐ浦「・・・冗談。冗談・・・ね。ハハ、ハハハハハ」
--はぐ浦宅--
はぐ浦「ただいまー。・・・?なんだいないのか?おーい! ん?」
書置き『父さん、エンドールへ行ったんだってね。ベス崎さんから聞いたわよ!
そっちがその気なら私達も父さんの馬券、引き替えてエンドール旅行行っちゃう事にしたからね!』
はぐ浦「・・・・・・う・・・俺の初めての・・・万馬券・・・ううう・・・・・・」
END
いつの間にかキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
この調子でどんどんやっちゃって下さいwwwwww
81 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 09:49:16 ID:r3CzZA7W
>>71 すまん、はぐれ以外のシリーズはあまり知らないんで俺にはむりぽ(´・ω・`)
他のシリーズ降臨期待age
82 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 12:05:06 ID:BzyEOSDY
「はい、携帯はぐ浦。」
お茶吹いた。
寺ワロスwww今後も期待
84 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 12:45:24 ID:TMxSNTOd
面白いですw
期待してますw
85 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 13:33:47 ID:eKGmtU33
長いと思ったけど、読んでしもた。
トルネコとネネのやりとりにうるっときた自分がいた。orz
はぐれメタル純金派
87 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 13:53:10 ID:oguxnCAi
ヤバい!!!!!はぐれ刑事大好きなんだよw
今後も大期待
スレタイふきまくりwww
中身は一発ネタのクソスレかと思ったら職人きてるじゃん。
ベタな感動シーンも忠実に再現していてすげーな!!!
今度ははぐれ刑事に多い殉職ネタも期待。
そういやはぐれ刑事は今季で終了らしくて残念だよな。
89 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/04(土) 14:03:27 ID:1TuOhz0l
r3CzZA7Wも神!GJ!!
スレタイ見てまず吹いて、
それからというもの、ニヤニヤし続けてます。
92 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 09:39:53 ID:bUVanclJ
93 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:21:09 ID:SUedCUMb
--サラボナ--
ぶちベ嵐「次どこの店にしましょうかー?」
ベス崎「あんたまだ飲む気なの!?」
ぶちベ嵐「当然じゃないですかー!」
はぐ浦「勘弁してくれよ。次の日つらいんだよほんと・・・。」
山ネズ「ぶちベ嵐さん本当に底無しですね。」
ぶちベ嵐「あと一軒だけ!ね〜行きましょうよ〜。」
犬「ワン!ワン!」
ベス崎「あら、かわいいワンちゃんね。」
ぶちベ嵐「ほら、こっちおいでー。」
犬「ウー ウー」
山ネズ「かなり警戒してますよ。」
はぐ浦「酒臭いからじゃないのか?」
ぶちベ嵐「そんな事ありませんよ!」
フローラ「リリアン!」
犬「ワン!ワン!」
フローラ「ごめんなさい、リリアンったら他人には全然懐かなくて・・・。」
ベス崎「このワンちゃん、リリアンって言うんですかー。素敵な名前ですね。」
はぐ浦「すみませんね、臭い酒の匂いを移してしまって。」
ぶちベ嵐「しつこいですよ、はぐ浦さん!」
フローラ「あ、私はこれで失礼しますー。」
ベス崎「あ、はい。ではお気をつけて。」
山ネズ「いいなぁ。僕も犬飼いたくなってきましたよ。」
「♪Love song 探して〜うろついてる君が〜いま〜」
はぐ浦「ん?」
ベス崎「きれいな歌声ですね。詩人さんでも近くに住んでるんでしょうか。」
つづく
94 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:21:48 ID:SUedCUMb
【ラブソング殺人事件!?狙われた花嫁】
はぐ浦刑事・・・はぐれメタル はぐ浦ベス・・・スライムベスA
ベス崎刑事・・・スライムベスB しびれ刑事・・・しびれくらげ
山ネズ刑事・・・山ねずみ ぶちベ嵐刑事・・・ぶちスライムベス
ホイ見刑事・・・ホイミスライム メタ藤刑事・・・メタルスライム
キング溝署長・・・メタルキング はぐ浦バブ・・・バブルスライム
ドラ木刑事・・・ドラキー ベホ井刑事・・・ベホマスライム
スラ辺課長・・・スライム スラ桐ベホイ美・・・ベホイミスライム
--事件現場--
ドラ木「ガイシャは トンヌラ26歳。このルドマン邸で警備員として働いていたそうです。」
山ネズ「凶器は、この聖なるナイフですね。これで腹部を刺されたようです。
死亡推定時刻は、今日の深夜4時〜5時頃との事です。」
はぐ浦「聖なる武器を凶器にするとはな・・・。」
ベホ井「では、あなたが朝起きて、庭で花の水遣りをしようとした所で発見した、という事ですね。」
ルドマン「ああそうだ。最近泥棒が多いと聞いてな。家の周りに警備をつけていたんだよ。
うちの娘に言い寄る輩も多いし・・・。」
山ネズ「娘さんは今どちらに?」
ルドマン「朝早くに出掛けたよ。最近再会した幼馴染とどこか行ったのかもしれんな。
娘はあの男に惚れとるようだが・・・。
フン、まああんなひ弱そうな男に結婚を許す気はないがな。もっともあの男に条件を達成できるとは思えんが。」
はぐ浦「それはどういう事ですか。」
ルドマン「先程も言ったように、娘に言い寄る輩が多いもんでな。
炎のリングと水のリング、両方を手に入れてくるのを結婚の条件にしてるんだよ。」
山ネズ「それって、あの物凄く危険なダンジョンにあるって言う・・・あれですか!?」
ルドマン「ああ。」
つづく
95 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:22:16 ID:SUedCUMb
--ラインハット中央署--
ドラ木「ルドマンの娘はフローラ20歳。幼馴染はアンディ20歳、との事です。これが写真です。」
ベス崎「あら、この人!この娘さんのほう!」
ぶちベ嵐「昨日、犬の散歩してた人ですよね!」
スラ辺「なんだ君たち、知ってるのか。」
ベス崎「ええ、昨日の夜、飲みに行った酒場の前で会ったんです。」
山ネズ「あの人、綺麗で優しそうでしたし、言い寄る男が多いってのも分かりますね。」
ホイ見「なんや山ネズ、ホの字なんか?」
山ネズ「な、何言ってんですか!僕にはちゃんと・・・。あ」
はぐ浦「・・・。」
スラ辺「そんな事より凶器は現場に残ってたんだろ。指紋は出たのか?」
ベス崎「はい、照合結果も出ました。ええと、サトチー25歳。窃盗の前科がありますね。」
スラ辺「おおそうか!よしすぐに連行だ。事件発生から半日で解決、上々だな!ハッハハハハ」
スラ辺「なに、行方が掴めない!?」
ベス崎「ええ、自宅へ行ってみたんですがもぬけの殻でした。近所の人に聞き込みしてみたんですが
どこへ行ったのか誰も知らないようです。」
スラ辺「手掛かりとか何かあるでしょう!しっかりしてくださいよ!まったく・・・。
まあ仕方ない、ドラ木、ベホ井はサラボナで目撃者を探してくれ。ホイ見としびれはサトチーの自宅で張り込みだ。
はっさんと山ネズは関係者にあたってみてくれ。」
つづく
96 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:30:48 ID:SUedCUMb
--アンディ宅--
はぐ浦「初めまして、ラインハット中央署のはぐ浦と申します。」
山ネズ「山ネズです。」
アンディ「はぁ、刑事さんが僕に何の・・・。」
フローラ「どうしたの?刑事さんって・・・あ、昨日の・・・。」
はぐ浦「昨晩はどうも。実は今日の深夜に、あなたの家で殺人事件がありましてね。
警備員のトンヌラさんが今朝、あなたが家を出た後に死体で発見されたんですよ。」
フローラ「え!?な、なんで・・・。」
はぐ浦「その件であなた達にお尋ねしたいことがありまして。」
山ネズ「この写真の、サトチーという方に見覚えはありませんか?」
フローラ「あ、こ、この人・・・。」
アンディ「あ・・・。」
はぐ浦「知っておられるんですね?」
フローラ「父のルドマンが、私との結婚条件を公開した時に集まった、結婚立候補者の中にこの人いました。」
アンディ「ええ、僕の隣に座ってたんでよく覚えてます。」
はぐ浦「なるほど、そうですか。」
ルドマン「フローラ!やっぱりここにいたのか!」
フローラ「お、お父さん!?」
ルドマン「結婚が決まるまで、この男に近づくなとあれほど言っただろう!
・・・アンディ。娘の事が好きなら条件通りリングを持ってこい。それまで娘に手を出したら貴様ただじゃおかんぞ!」
アンディ「ル、ルドマンさん!僕は・・・。」
ルドマン「フン、オドオドしおって、情けない。さあ帰るぞフローラ!」
つづく
97 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:33:04 ID:SUedCUMb
山ネズ「凄い剣幕ですね・・・。」
はぐ浦「アンディさん、あなたフローラさんとは幼馴染だと聞きましたが。」
アンディ「・・・はい。子供の頃、よく一緒に遊んでて・・・。6つの頃に親の仕事の都合で
ルラフェンに引っ越す事になったんです。それでずっと会えなかったんですが
3ヶ月前、こっちへ戻ってくる事になって。」
はぐ浦「それで再会されたわけですか。」
アンディ「最後に会ったのが6つの頃でしたし、街の様子も随分変わっていたんで
探し回ったんですが、フローラの家も分からなくて・・・。諦めかけていたんですが、先月、街角で・・・。」
--サラボナの街角--
アンディ「♪Love song 探してうろついている君が〜今〜真冬の交差点〜ひとり横切ったよ〜」
フローラ「♪さよならした恋を〜ただじっと抱きしめてる〜月明かりさす〜君の影を〜私信じられる〜
フフ 歌、お上手なんですね。」
アンディ「ハハ、この歌、知っておられたんですね。実は昔、この街で別れた幼馴染との思い出の歌なんですよ。」
フローラ「・・・。 え・・・? あ、あなたのお名前は・・・?」
--アンディ宅--
はぐ浦「なるほど、そうでしたか・・・。」
アンディ「ルドマンさんには大反対されてますけど、僕やっぱり・・・フローラが好きなんです。
僕、戦うのは苦手なんでどこまで頑張れるか正直不安ですが・・・なんとか、リングを手に入れて見せます!」
--帰り道--
山ネズ「離れ離れになった幼馴染を探して・・・幼馴染のLove songを見つけた・・・、か。
なんかドラマみたいな話ですね・・・。いいなぁ。僕こういうの弱いんですよ。」
はぐ浦「・・・それはそうと山ネズ。薄々感づいてたが、お前やっぱりベスと付き合ってんのか。」
山ネズ「・・・はい。」
はぐ浦「いいか、これだけは言っとくぞ。お前はまだ俺から見て、刑事としても男としても一人前じゃない。
・・・まだ結婚は認めんぞ。」
山ネズ「・・・。」
つづく
98 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:35:31 ID:SUedCUMb
--ラインハット中央署--
スラ辺「なるほど、つまりサトチーはフローラを連れ出す為にルドマン邸に忍び込もうとしたところを
警備員に見つかって、殺した。そんなところか。」
はぐ浦「いや、しかしですね課長。それならなぜナイフなんて持って忍び込んだんでしょうかね。」
スラ辺「そんなのは、護身用に常に携帯していたんじゃないのか?
ほら最近多いだろ。刃物を持ち歩く若者。それだよ。」
はぐ浦「そうですかね・・・。」
--はぐ浦宅--
ベス「おかえりなさーい。」
はぐ浦「おい、ベス。お前山ネズと付き合ってるそうだな。」
ベス「あ、う、うん。」
バブ「えー?そうなんだ。」
はぐ浦「確かにあいつは見所がある。だがな、まだまだ半人前だ。
父さんまだ結婚は認めんからな。」
ベス「結婚!?父さんったら何よ急に!そんな話はこっちが結婚を決めてからにしてよ。」
--出勤中--
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。」
スラ辺「ああ、はっさん大変だ。フローラとアンディが襲われたんだ。
フローラのほうは無傷なんだが、アンディが重症を負って病院へ運ばれた。ぶちベ嵐君が病院へ行ってるが
はっさんもそっちへ直行してくれ。」
つづく
99 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:38:03 ID:SUedCUMb
--病院--
ぶちベ嵐「まだ意識が戻らないそうです・・・。」
フローラ「・・・あ、は、はぐ浦さん!アンディが・・・アンディが・・・!」
はぐ浦「こんにちは、大変でしたね。・・・こんな時に申し訳ないんですが、ちょっとお話を聞かせて貰えますか。」
フローラ「・・・父さんに内緒で、公園で待ち合わせしてたんです。ちょうどアンディが来たところで
茂みから・・・この前刑事さんが見せた写真の人がナイフを持って飛び出してきて・・・。」
はぐ浦「なるほど。」
フローラ「その人は私を狙ってナイフを突き出したんですが、・・・アンディが・・・私を逃がして・・・
身代わりになって・・・うっ・・・」
--署長室--
スラ辺「犯人は明らかにフローラを狙っています。フローラにガードをつけて
サトチーの自宅へもう一度張り込むしかないですな。」
キング溝「ああ、これ以上関係者に危害が及ぶのは絶対に避けねばならん。しっかり頼むぞ。」
--サトチー宅--
しびれ「・・・あ、ドラ木さん!あれは!」
ガタン!
ドラ木「止まれ!サトチーだな。署まで来てもらおうか。容疑は分かっているな。」
サトチー「クッ・・・」
つづく
100 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:39:00 ID:SUedCUMb
--ラインハット中央署--
ホイ見「なんでフローラさんを狙ったんや。警備員を殺してまで・・・。」
サトチー「・・・ぼ、僕は・・・フローラさんに一目会って好きになって・・・この人しかない、と・・・。
それで、ルドマンさんが結婚条件を公開すると言うので行ってみたら・・・あんな無茶な条件を・・・。」
ホイ見「なんでフローラさんを殺そうとするのかって聞いてるんや。」
サトチー「あんな条件出されたって・・・僕なんかには絶対無理だし・・・。他に集まった男の中には
腕の立ちそうな人も何人かいました・・・。どうせフローラさんを僕のものにできないのなら・・・
いっそ殺してしまえば、少なくとも他の男には・・・。」
しびれ「・・・お前はそんな事で人を殺したのか!!フローラさんを庇ったアンディさんも
いつ死んでもおかしくない状態なんだぞ!!お前は人の命を何だと思ってるんだ!!」
--ルドマン宅--
はぐ浦「どうも、こんにちは。アンディさんの事は聞いていますね。」
ルドマン「・・・。」
はぐ浦「あなた前にこう言っておられた。あんなひ弱そうな男、情けない男、と。
・・・本当にそうでしょうかね。」
ルドマン「・・・フン、刑事さんに何と言われようと、あんな男には・・・。」
はぐ浦「もちろんあなたがふたりの結婚に反対するのは構わないんですよ。
そんな事に私が口出しする権利はない。・・・実は私も娘に結婚は認めん、と言ったばかりでしてね。
同じ父親として、あなたの気持ちはよく分かるんです。」
ルドマン「分かって頂けるなら、余計な口出しはやめて貰いたいですな。」
はぐ浦「しかし、アンディさんは戦うのが苦手とおっしゃっていたにも関わらず、娘さんを守るために
ナイフを持った相手に向かっていったんです、身を投げ出して。そして彼のおかげで娘さんは無傷で済んだ。
確かに彼にはリングを持って来ることはできないでしょうな。でも彼は、娘さんを命懸けで守ってくれる・・・
頼れる強い男だと、私は思うんですよ。」
ルドマン「・・・・・・。」
はぐ浦「・・・では、私はこれで。」
つづく
101 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:43:41 ID:SUedCUMb
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。」
--病院--
フローラ「あ、はぐ浦さん!アンディの意識が戻ったんです!」
はぐ浦「やあ、どうだね気分は。」
アンディ「は、はぐ浦・・・さん。犯人は・・・」
はぐ浦「大丈夫、無事逮捕できたよ。もうフローラさんが狙われる事はない。」
アンディ「よかった・・・。・・・僕がもっと強ければ・・・あそこで・・・捕まえられたのに・・・。」
はぐ浦「何言ってるんだ。君のおかげで、フローラさんはこうして無事でいられたんだ。」
フローラ「そうよ、アンディ・・・命の恩人よ。ありがとう・・・。」
アンディ「い、いや・・・、当の僕がこんな事に・・・なってたら・・・。情けない・・・。」
ルドマン「馬鹿な事を言うな!」
フローラ「お父さん!?」
ルドマン「フローラは、間違いなくお前が守ったんだ。」
アンディ「ルドマン・・・さん。」
ルドマン「・・・アンディ、これからもフローラの事、よろしく頼むぞ。」
フローラ「お父さん・・・。」
つづく
102 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:45:51 ID:SUedCUMb
--バー「ベホマズン」--
ベホイ美「・・・そう。山ネズさんも頼りになりそうな人じゃないかしら?」
はぐ浦「いや、あいつはまだまだだ。もっと成長してもらわんとな。」
ベホイ美「フフ はぐ浦さん、頑固なんだから。それにしても、思い出の歌で再会って素敵ね。
はぐ浦さんは、そういう思い出の歌とかあるの?」
はぐ浦「俺も若い頃は死んだカミさんと・・・よし一曲いくか!」
ベホイ美「奥さんもいいけど、私達の思い出の歌も何か欲しいわね。」
はぐ浦「ブッ ハハ ハハハハ・・・」
ベホイ美「フフフ あらやだ、どうしたの?」
--はぐ浦宅--
ベス「父さーん。・・・あれ?父さんは?」
バブ「あれ?まだ母さんの仏壇にいるのかしら。」
ガラッ
ベス「父さーん。・・・あ」
はぐ浦「Zzz」
END
リアルタイムキタ━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)−_−)冫、 )ノД‘)#・ж・)=゚ω゚)━!!
なんかどうしても長くなっちゃうな(´・ω・`)
105 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:48:51 ID:W9fi+W19
3、4、5と来たから…うーん、やっぱり次は香具師が登場するんだろか。ワクワクo(^-^)o
106 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:54:48 ID:bUVanclJ
職人さんスゲー
今更だけど一応分かりにくかったり紛らわしいと思われる元ネタ。
ベス→ユカ
バブ→エリ
しびれ→林
108 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 10:58:04 ID:G067gpNn
長すぎて読む気ならん
まあ自分としてももうちょっと短くまとめたいんだけどな。
なかなか削れない・・・。
まれに見る良スレ
112 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 11:20:06 ID:G067gpNn
114 :
携帯閲覧者:2005/06/05(日) 12:08:43 ID:b2RTrG/z
素晴らしいスレだ!次作も期待してる
ここまでマンセーしてると自演だっていわれちゃうよ
勝手に言えばwwwww
消防の妄想はたくましいねwwww
117 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 13:10:32 ID:EeN6GYug
ヤスさんって最終回で殉職しちゃったの?
そういやはぐれ刑事シリーズって、遂に終わったんだよな。
『はい、携帯はぐ浦』は何度見ても笑ってしまう。
職人様GJ!次は・・・ヤシかー!?
香具師とどう絡ませるのか、今から激しく楽しみw
マジおもすれ〜(^ω^)
職人さん乙です!長くてもおk。次回が楽しみw
BARベホマズンに行きたい。
123 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/05(日) 17:36:10 ID:A+Mwr/2i
職人さん乙。いや〜今回もしみじみ良かったとです。
タイトルの出し方が、また何とも心憎い。(オホーツクもお願いしたいぐらい)
そして、「携帯はぐ浦」。自分もワロタとです。イイ!(・∀・)
伸びてると思ったら一気に2話も∩( ・ω・)∩
職人乙
はぐれメタル情熱系
127 :
はい、携帯はぐ浦:2005/06/05(日) 22:26:00 ID:WgNzhLwg
今シリーズ最終回はこのスレで祭りになりそな悪寒。てか秘かにキボン
おまいら毎週放送日は実況スレ化して盛り上げようゼ
てか職人さん乙m(__)m
>毎週放送日は実況スレ化して盛り上げようゼ
板違い
いや、いいんじゃないか。
むしろ実況スレを立てるのは申し訳ないよ。
130 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/07(火) 08:30:56 ID:SBAZN+lj
--レイドック中央署--
ベス崎「あらメタ藤さんの携帯、かわいいストラップね。」
メタ藤「ああ、これですか。息子の健太ラウスが父の日に、って。」
はぐ浦「お、父の日のプレゼントか。いいねぇ、まだ小さいのになかなかセンスあるじゃないか健太ラウス君。」
メタ藤「ハハ、正直ちょっと恥ずかしかったんですけどね、これ付けてくるの。」
ぶちベ嵐「何言ってんですか、心のこもったプレゼントじゃないですかー。
はぐ浦さんは何か貰ったんですか?」
はぐ浦「俺か?貰ったには貰ったが、毎年恒例の靴下だったよ・・・。」
プルルルル
ベス崎「はい、刑事課。はい、はい、殺人事件。現場はサンマリーノの港ですね、はい。」
--事件現場--
メタ藤「何かで後頭部を強く殴られたようですね。」
ぶちベ嵐「はぐ浦さん、ガイシャの身元が分かりました。サスケ19歳、この街の道具屋の息子だそうです。
死亡推定時刻は深夜1時〜2時頃です。」
はぐ浦「凶器は持ち去られたようだな。」
つづく
131 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/07(火) 08:33:23 ID:SBAZN+lj
【はぐ浦刑事が殺人犯!? 引き裂かれた親子愛】
--レイドック中央署--
スラ辺「何やってるんですかあなた達、まだ凶器は見つからないんですか!
次の被害が出てからでは遅いんです!」
ぶちベ嵐「課長、いつにも増して機嫌悪いですね・・・。」
ドラ木「さっきの父の日の会話のせいだよ。」
山ネズ「家で奥さんにも子供さんにも相手にされないらしいですからね・・・。」
スラ辺「何話してるんだ君たち。無駄話してる暇があったら・・・」
プルルルル
スラ辺「あーもう、はい刑事課。おお、凶器が出たか!」
メタ藤「現場から100メートルばかり離れた草むらの中から血痕の付いた石を発見しました。」
スラ辺「おお、ベス崎君。指紋は出たか?」
ベス崎「指紋は出たんですが、データにないんです。」
スラ辺「まったく・・・何かないんですか何か!」
ドラ木「課長。犯行時刻直後に、慌てて走り去る人影が目撃されていました。
背が高くて、かなりガタイのいい男だったそうです。モンタージュに協力して貰えるとの事で
来ていただきました。」
スラ辺「おお、そうか。」
しびれ「あれ?この人は・・・。」
ぶちベ嵐「大魔王を倒して世界を救った勇者一行の中にこんな人いましたよね。」
ベス崎「ちょっと調べてみます。えーと、ハッサン21歳。勇者と共に大魔王を倒したあとは
サンマリーノの自宅へ戻ってるようです。大工をやってるようですね。」
スラ辺「ハッサン、はっさんが容疑者か。ハッハハ ハッサンか。ハハハハハ」
はぐ浦「これは私の勘ですがね、この人は殺人なんてするような男ではありませんな。」
スラ辺「ハハハ、きっと凶悪な殺人犯だ。とにかく引っ張るか。指紋取るぞ指紋。」
つづく
132 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/07(火) 08:37:01 ID:SBAZN+lj
--ハッサン宅--
はぐ浦「初めまして、レイドック中央署のはぐ浦と申します。」
ベス崎「ベス崎です。」
ハッサン母「あら、刑事さんですか。こんにちは。どういう御用?」
ベス崎「息子さんはいらっしゃいますか?」
ハッサン母「それが、昨日から戻らないんですよ。息子に何か?」
はぐ浦「実はですね、昨晩、港で起きた殺人事件なんですが、息子さんが犯行時刻直後に
現場近くを走り去る所を目撃されてるんです。」
ハッサン母「な、なんだって!?ほ、本当なんですか。あんた!ちょっとあんたー!」
ハッサン父「なんだどうした。」
ハッサン父「なんだと、ハッサンが!?あの馬鹿野郎、やっと一人前になって戻ってきたと思ったら・・・
なんて事しやがる・・・!」
はぐ浦「いえ、お父さん落ち着いてください。まだ決まったわけではないんですよ。
それを確かめるために、息子さんの指紋を取らせて頂こうと、お邪魔したわけなんです。」
ハッサン父「・・・」
ハッサン母「そ、それなら息子の大工道具をお持ちください。息子はぶっきらぼうな性格ですが
殺人なんてするような子じゃないんです。これで早く証明してください!」
はぐ浦「うーん・・・、ハッサンは犯人じゃないと信じたいんだがなぁ。・・・ん?」
少年「あっ」
ダダダッ
ベス崎「あら、あの子この街の武器屋の子ですね。こっちを伺ってたんでしょうか。」
はぐ浦「・・・」
つづく
133 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/07(火) 08:43:49 ID:SBAZN+lj
--レイドック中央署--
ベス崎「石に付いていた指紋と大工道具から採取した指紋が一致しました。」
スラ辺「そうか、決まりだな!はっさん残念だったな。ハハハハ」
はぐ浦「・・・」
--ハッサン宅--
ハッサン母「ねぇあんた、外に刑事さんが・・・。」
ハッサン父「張込み・・・やっぱりハッサンの指紋だったって事か・・・クソッあの馬鹿息子が!」
ぶちベ嵐「あ、あれは!」
ドラ木「ハッサンだな!署まで来て貰おうか。」
ハッサン「チッ マヌーサ!」
ドラ木「ク・・・」
はぐ浦「おい、しびれ!西の通路へ回れ!麻痺させるんだ!」
しびれ「逃がすか!」
--レイドック中央署--
メタ藤「もう一度聞く。お前がやったのか?」
ハッサン「・・・」
メタ藤「ハッサン!!」
はぐ浦「ハッサン、色々あってね。私は君はやってない、と信じているんだ。
何か事情があるなら話してくれないか。」
ハッサン「・・・」
メタ藤「完全黙秘してます。何も喋りませんね。」
スラ辺「だが状況証拠は揃ってるんだ。犯行が確定するのも時間の問題だな。な、はっさん。ハハハハ」
はぐ浦「・・・ベスちゃん、ちょっと。」
ベス崎「さっきの少年の武器屋の事を調べればいいんですね。」
はぐ浦「うん、頼むよ。」
つづく
134 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/07(火) 08:48:16 ID:SBAZN+lj
--ハッサン宅前--
少年「・・・」
ハッサン母「・・・ハッサン、どういうつもりなのかしら・・・。あら?ピピンちゃんじゃないの。どうしたの?」
少年「!」
ダダダッ
ハッサン母「?」
はぐ浦「・・・」
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。ああ、ベスちゃんか。」
ベス崎「武器屋の事なんですけどね、母親が一年前に街の外でハエ魔道に襲われて亡くなってます。
それであの息子さんと娘のミーナさんで苦労して店を経営していたらしいんですがミーナさんも病気に倒れて
寝たきりになってるらしいです。今はあのピピンという息子さんが一人で頑張ってるようですね。」
はぐ浦「父親はどうしてるんだ。」
ベス崎「奥さんが亡くなってから自暴自棄になって、毎日カジノで遊んでるようです。」
はぐ浦「そうか・・・。」
ベス崎「それとですね・・・、殺された道具屋の息子さんからその事で色々酷い事を言われていたようですよ。」
--署長室--
スラ辺「おいおいはっさん、あんた何言ってるんだ。これだけ状況証拠が揃ってるんだよ。
ハッサンって名前だからって何肩もってるんですかあんたは。」
はぐ浦「いやいや、何も名前の事で肩をもってるんじゃなくてですね。
ハッサンはある少年を庇ってるんじゃないか、と思うんですよ。実はですね・・・。」
キング溝「なるほどな。」
はぐ浦「それで、その事を確かめる為にハッサンを釈放して泳がせてみたいと思うんですが。」
スラ辺「何言ってるんですか、そんな事出来るわけないだろ。」
キング溝「分かった。一度釈放してみよう。」
スラ辺「そういう事だ、はっさん。・・・え?」
つづく
135 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/07(火) 08:52:28 ID:SBAZN+lj
--サンマリーノ公園--
ピピン「ハッサンさん!」
ハッサン「おう、元気だったか?」
ピピン「警察に連行されたって聞いたけど・・・まさか僕のために・・・?」
ハッサン「俺の事なら大丈夫だ、気にすんな。」
ピピン「・・・駄目だよそんなの!あいつを殺したのは僕なんだ・・・。」
はぐ浦「・・・話は聞かせて貰いました。」
ハッサン「!」
はぐ浦「署の方で事情を聞かせて貰えますか。」
--取調室1--
ピピン「はい・・・僕が殺しました。日頃からあいつには、うちの商売が上手くいってない事を馬鹿にされてたんですが
あの時港で・・・。」
道具屋「よう、今日もお前の親父はスロットに夢中みてえだな。ククク、大変だねぇ。あんなクズが父親だと。」
ピピン「違う!父さんはクズなんかじゃない!・・・あの時、母さんを守れなくて・・・死なせちゃって・・・それで・・・。」
道具屋「ハッハッハ、ハエ魔道ごときから守れなかった事こそクズだって証拠じゃねぇか、そんな事もわかんねぇのかよ。
クズの息子は馬鹿ってわけだ。」
ピピン「・・・!」
道具屋「フン ま、そうやってずっとクズを尊敬して人生台無しにしてろよ。じゃあな。ハッハッハ」
ピピン「・・・うわぁぁぁぁ!!」
道具屋「うがっ・・・」
はぐ浦「・・・」
--取調室2--
ハッサン「あの夜、港で一部始終を見ちまったんだ。それでピピンに同情しちまって・・・。」
ベス崎「それで、ピピンさんが去ったあとに石の指紋を拭き取って自分の指紋をつけて、罪を被ろうとしたわけですね。」
ハッサン「・・・ああ。父親はあんなだし、妹も病気に倒れてて・・・今あいつがいなくなったら・・・。」
つづく
136 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/07(火) 09:02:59 ID:SBAZN+lj
--レイドック中央署--
ピピン父「ピピン!お前・・・なんて事してくれるんだ、馬鹿野郎!!」
ピピン「父さん!・・・ごめんなさい・・・。」
スラ辺「・・・お父さん。ピピン君はあなたの事をクズだと言われて、衝動的に殺してしまったんですよ。
道具屋を殴った時のピピン君がどういう気持ちだったか分かりますか。」
はぐ浦「ピピン君は、あなたがこんなになってしまっても、ずっとあなたを尊敬されていたんです。」
ピピン父「・・・尊敬?こんな俺を・・・?し、しかしそれなら俺の顔に泥を塗るような事を・・・。」
ピピン「・・・」
メタ藤「いい加減にしろ!!ピピン君はな、お前が働かなくなってからずっと妹とふたりで頑張ってきた。
その妹が倒れてからは、ひとりで店の経営と妹の看病をしてたんだぞ!
その間お前は何をしてた。ピピン君の尊敬を裏切り続けてずっと遊んでただけじゃないのか!」
ピピン父「・・・・・・ピピン・・・。」
ピピン「父さん・・・。」
ピピン父「・・・すまなかった、ピピン・・・。母さんが死んで悲しかったのは、お前も同じなのにな・・・。
俺は・・・俺は・・・。」
ピピン「・・・いいんだよ父さん。でも、ミーナの事を・・・。」
ピピン父「ああ、分かってる。ミーナのことは父さんに任せろ。
これから一生賭けてお前たちに償いをするつもりだ・・・。」
--ハッサン宅--
ハッサン「お、おう 帰ったぜ。」
ハッサン父「・・・事情は聞いた。が、犯罪者を庇った事に変わりはねぇ。
お前は一から鍛えなおしてやるからな、覚悟しとけ!」
ハッサン「マジかよ・・・勘弁してくれよ親父!」
つづく
137 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/07(火) 09:04:02 ID:SBAZN+lj
--バー「ベホマズン」--
ベホイ美「カジノで遊ぶのもいいけど、程々にしないといけないわね。スライムレースとか・・・ねぇハッサン?」
はぐ浦「・・・そのハッサン、ってのはやめてくれよ。」
ベホイ美「あら、素敵な人じゃない、ハッサンさん。」
はぐ浦「そういう問題じゃないんだよ・・・。」
--はぐ浦宅--
はぐ浦「ただいまー。」
バブ「ちょっと父さん、なによこの馬券!大負けしてるじゃないの!」
はぐ浦「帰るなり喚くなよ、まったく・・・。そのうちまた万馬券当てて挽回してやるさ。」
ベス「この前のが生まれて初めてだったくせに。」
はぐ浦「あーうるさいうるさい。お前達も少しは父さんを尊敬したらどうだ、まったく。」
END
138 :
携帯はぐ浦:2005/06/07(火) 10:32:54 ID:DR1aoU+Y
新作キタ━━(゚∀゚)━━!!(*^ー゜)b グッジョブ!
ハッサンはっさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
ハッサンキター!しかも季節ネタ。
職人様マジGJです!キング溝の出現タイミングとか本当良く出来てますね!
またキタ━(゚∀゚)━!!!!
乙です。
健太ラウス 上手すぎ
ベホマズンとかはぐ浦邸とかの描写がまた上手すぎだよ。。。
すげー。
職人さん新作GJ!今回もかなり楽しめましたw
最後のバーベホマズンとはぐ浦邸のやりとりがかなり(・∀・)イイ!!
146 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/09(木) 02:26:49 ID:HU0gQMFx
--はぐ浦宅--
はぐ浦「あー、また二日酔いだよ・・・。」
ベス「またぶちベ嵐さんね?フフフ」
はぐ浦「あいつは本当に底なしだからな・・・。それはそうとバブ、俺は二日酔いってだけだが
お前最近元気ないんじゃないのか。」
バブ「うん・・・、最近防具がさっぱり売れなくてね・・・。」
はぐ浦「そんなに店苦しいのか。」
ベス「どうしても今週中に5万ゴールド必要らしいの。貸してあげたいんだけど・・・私も今お金なくて。」
はぐ浦「最近朝飯に納豆が出ないのはそういうわけだったのか。すまんが俺も給料日までは貸せるような金ないぞ。」
バブ「いいの、大丈夫よ。自分で何とかしてみる。」
--フィッシュベル・ボルカノ宅--
ベホ井「ではあなたが散歩から帰ってきたら財布がなくなっていた、という事ですね。」
マーレ「そう、戸締りもちゃんとしてたんだよ。」
ドラ木「財布の中に入っていたのは3万ゴールドでしたね。」
マーレ「ちょうど預かり所からおろしたところで・・・そう、3万ゴールドだね。」
山ネズ「はぐ浦さん、念入りに調べてみたんですが、外部から侵入した形跡はありませんでした。」
はぐ浦「うーん・・・。ご主人も身内で誰か心当たりはありませんかね。」
ボルカノ「弟のホンダラと今は同居しているが・・・あいつ昔は俺の金を取ってくなんてしょっちゅうだったが
今じゃ真面目に働いてる。真面目に働くと俺に言ったあいつの目は本気だった。
それから今まで一年間、あいつは別人のようになって本当に真面目に働いてるんだ。
とにかく今のあいつがやるわけねぇな。」
山ネズ「息子さんの方は?」
ボルカノ「あいつは沖の方へ漁に出てるからしばらく帰ってこねぇよ。」
つづく
147 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/09(木) 02:27:31 ID:HU0gQMFx
【漁師に魅せられた男 伝説の英雄が犯罪者!?】
--グランエスタード中央署--
スラ辺「被害金額は3万ゴールドか。しかし侵入した形跡がない、となると身内しか考えられんじゃないか。
とにかくホンダラを引っ張ろう。」
はぐ浦「いや、ちょっと待ってください課長。ご主人もああ言っておられた事ですし、私がまずホンダラさんに
事情を聞いてきます。」
--グランエスタード酒場--
ホンダラ「じゃあ俺はこれで帰らせてもらいますよ。」
店主「おう、お疲れー。」
はぐ浦「ホンダラさんですね、私グランエスタード中央署のはぐ浦と申します。」
ホンダラ「け、刑事さんが俺に何を?」
はぐ浦「今朝、あなたが同居してるボルカノさんの家で財布が盗まれた件なんですがね。
もうボルカノさんからも確認を取られたと思いますが、あなた財布がなくなった事に心当たりはありませんか。」
ホンダラ「さ、さあ・・・わかりませんねぇ。」
はぐ浦「そうですか。ところであなたは一年前からこの酒場で働き始めた、と聞きましたが。」
ホンダラ「ああ、一年前ホンダラの息子のアルスが魔王を倒して帰ってきてな・・・。
あんな弱虫だったあいつが立派に漁師として出航するのを見て、自分が情けなくなったんだよ・・・。」
はぐ浦「それがきっかけで、こうして働くようになられたわけですか。」
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。」
スラ辺「ああ、はっさん。もうホンダラのほうは調べる必要なさそうだぞ。」
はぐ浦「どういう事ですか。」
スラ辺「容疑者が出たんだ。とりあえず署へ戻ってくれ。」
つづく
148 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/09(木) 02:29:22 ID:HU0gQMFx
--グランエスタード中央署--
メルビン「何度も言わせんでくれ、ワシはやっとらん!」
ぶちベ嵐「でもあなたは、ちょうど奥さんが出かけてる時間に家の前で目撃されてるんですよ。
それにあなた、魔王を倒したあとアルスさんから最後の鍵を預かってますよね。
あの伝説の鍵を使えば形跡を残さずに侵入できるんじゃないですか?」
メルビン「ワシはな、たまたま下界に降りる用事があったから、アルスに会えないかと家の前を通ってみただけなんじゃ!
伝説の英雄の名に賭けて、ワシはやっとらん!!」
スラ辺「なかなかしぶといな。」
はぐ浦「しかし、嘘をついてるようには見えないんですがね・・・。」
スラ辺「甘い。甘すぎる。身内じゃなければヤツしか考えられんのだよ!」
ベス崎「はぐ浦さん、ホンダラの方はどうだったんですか。」
はぐ浦「うん、確かに真面目に働いてるみたいだったよ。・・・でも、あの様子は何か隠してるんじゃないかな・・・。」
山ネズ「ホンダラの周辺の事、詳しく調べてみます。」
はぐ浦「ああ、頼む。」
--はぐ浦宅--
はぐ浦「ただいまー。」
ベス「おかえりなさーい。」
はぐ浦「ん、バブはまだ帰ってないのか。」
ベス「うん、なかなかお金借りれないらしくてね・・・。」
はぐ浦「・・・」
--グランエスタード中央署--
山ネズ「あ、はぐ浦さん。ホンダラの事なんですが、一週間前に職場でミスをやらかしてしまったようで
店に3万ゴールド弁償しなければならなかったようなんですが、ちょうど事件当日に全額弁償してるんですよ。」
はぐ浦「3万・・・?そうか、よし。ホンダラをマークしてみるか。」
つづく
149 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/09(木) 02:35:13 ID:HU0gQMFx
--フィッシュベル酒場--
ボルカノ「久しぶりだな、お前とこうして仲良く飲んだのも。」
ホンダラ「あ、ああ。俺そろそろグランエスタードの店へ戻らないと。」
ボルカノ「おおそうか、じゃあまたな。・・・ん、財布落としたぞ。」
ホンダラ「・・・あ」
ボルカノ「・・・!!これは・・・マーレの財布じゃねぇか!てめぇ!!」
ホンダラ「あ、兄貴、すまねぇ・・・これは・・・。」
ボルカノ「・・・もういい、てめぇの言葉を真っ向から信じた俺が馬鹿だったってわけだ。」
ホンダラ「兄貴!き、聞いてくれ!」
ボルカノ「うるせぇ!!もうてめぇの話なんざ聞きたくねえ!明日には出て行ってもらう。二度と俺の前に現れるな!」
ガタンッ
ホンダラ「・・・」
はぐ浦「・・・ホンダラさん、署の方で話を聞かせて貰えますか。」
--グランエスタード中央署--
ホンダラ「・・・店でミスをやらかしちまって・・・今週中に弁償できなければクビだって言われて・・・。」
ベス崎「じゃあどうして堂々とお兄さんに借りに行かなかったんですか。」
ホンダラ「一年前に働き始めるまでずっと遊び回って、迷惑ばかりかけてた俺がそんな事申し出ても
信じてもらえねぇだろ・・・でも、今週中に金を用意できないとクビになっちまうし・・・
切羽詰っちまって・・・。俺は兄貴にもマーレにもとんでもねぇ事を・・・。」
はぐ浦「・・・ホンダラさん。我々が事情を聞きに行った時、こちらが特別あなたを疑うような事を
言ったわけでもないのに、あなたがやるわけない、とボルカノさん仰ってた。
あなたが真面目に働くようになって、ボルカノさん余程嬉しかったんでしょう。
ちゃんと正直に、お店でミスをしてしまってお金が必要だとお兄さんに相談していれば
お兄さん、あなたを疑ったりせずに喜んで貸してくれたと思いますよ。」
ホンダラ「・・・しかし・・・。」
ベス崎「さっき、酒場でボルカノさんがあれだけ怒ったのも、あなたを信用し切っていたからこそじゃないですか。」
つづく
150 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/09(木) 02:36:14 ID:HU0gQMFx
--フィッシュベル・ボルカノ宅--
ボルカノ「・・・クソッ あの野郎・・・。」
はぐ浦「ボルカノさん、あなたこの前、真面目に働くと言ったあいつの目は本気だった、と仰いましたね。
あなたがそう感じられたのは、決して間違ってないと思うんですよ。」
ボルカノ「・・・だが、あいつはマーレの財布を!」
はぐ浦「一年前まで遊び回ってた自分が貸してくれなんて言っても、信じてもらえないと思ったそうです。
あなたにも奥さんにもとんでもない事をしてしまった、と言っておられました。
今週中に返済できなければクビだと言われて、切羽詰って、どうしていいか分からなくなったんでしょう。」
ボルカノ「・・・そんなこと・・・それこそ信じられるか!」
はぐ浦「ホンダラさんが、あなたに信じて貰えないと思われたのも、一年前までの自分がどれだけ恥ずかしかったか
自覚している・・・つまり、今のホンダラさんが真面目になられた証拠だと、私は思うんです。
あなたに対しての負い目もあったんでしょうな・・・。」
ボルカノ「・・・」
--署長室--
キング溝「そうか・・・。」
はぐ浦「それで、申し訳ないんですが・・・給料を前借りさせて頂きたいと・・・。」
キング溝「分かった。娘さん、助けてやれ。」
はぐ浦「ありがとうございます。」
--フィッシュベル・ボルカノ宅--
ホンダラ「・・・ただいま。本当にすまなかった、兄さん、マーレ。今日中に荷物まとめて出て行くから・・・。」
ボルカノ「馬鹿野郎、何言ってやがる。お前3万ゴールドも用意出来ないほど切羽詰ってたんだろ。
今出て行ってどうするつもりだ。」
ホンダラ「・・・」
ボルカノ「いいか、今のお前は、昔のお前とは違う。この一年間、お前を見てきて俺もよく分かってる。
だから、困った時は遠慮せずに何でも俺に相談しろ。そうすれば出来る限り協力してやるさ。」
ホンダラ「・・・兄貴・・・。・・・うっ・・・。」
ホンダラ「馬鹿、何泣いてんだよ。お前らしくもねぇ。」
つづく
151 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/09(木) 02:37:51 ID:HU0gQMFx
--バー「ベホマズン」--
はぐ浦「・・・そういうわけでさ、溜まってたツケ・・・今月の給料で返そうと思ってたんだが・・・
もうちょっとだけ待ってくれないかな。」
ベホイ美「フフ、いいわよ。バブちゃん助けてあげて。」
はぐ浦「ありがとう。」
ベホイ美「・・・それに、ツケを溜め込まれるのにはもう慣れてるわよ。フフ」
はぐ浦「そ、そうか。慣れてる・・・ね。・・・。」
--はぐ浦宅--
バブ「・・・ただいま。」
ベス「おかえりなさーい、お姉ちゃん、父さんがお給料前借りしてくれたらしいわよ。お姉ちゃんに渡してくれって。」
バブ「父さん・・・。」
はぐ浦「Zzz」
バブ「・・・ありがとう、父さん・・・。」
END
今週はサカーではぐれお休み(´・ω・`)ショボーン
あああ、ミスってた。
>>147 ×ホンダラ「ああ、一年前ホンダラの息子のアルスが魔王を倒して帰ってきてな・・・。
○ホンダラ「ああ、一年前兄貴の息子のアルスが魔王を倒して帰ってきてな・・・。
さらにミス発見
×ホンダラ「馬鹿、何泣いてんだよ。お前らしくもねぇ。」
○ボルカノ「馬鹿、何泣いてんだよ。お前らしくもねぇ。」
寝よう(´・ω・`)
職人様 乙
メルビンワロタ!職人様いつも乙です!
次は8かー。楽しみ!
>>156 スマソ、8は未プレイなんで無理(´・ω・`)
まだ出てないのか鬱HiMEは
>>157 Σr(‘Д‘n)そ、そうなんですか。
では新たな職人様もしくは自分に神が降臨する事を祈ります_| ̄|○
160 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 03:47:53 ID:KKDaX3rO
--ルラフェン--
クラウド「今日もジージョ坊ちゃんの手掛かりはなにもなかったか・・・。
これじゃ旦那様に顔向けできねぇだよ。・・・ん?」
子供「うわぁぁぁぁん お母さーん!」
ゴンズ「喚くなこのガキが!さあ大人しくついてこい!」
クラウド「あんたらこんな小さい子供になんて事するだ!」
ゴンズ「・・・チッ、見られたか。」
クラウド「ん?あんた・・・最近評判の光の教団の人じゃねぇか。裏でこんな事してただか!」
ゴンズ「うるせぇよ、見られたからには生かしちゃおけねぇ。・・・運が悪かったな。死ね!」
クラウド「うぁぁぁぁぁ!!」
--事件現場--
はぐ浦「・・・斬殺か。」
山ネズ「ガイシャはクラウド61歳です。かなりの暴行を加えられたあと、剣で斬られたようですね・・・。・・・惨い事を。」
ぶちベ嵐「はぐ浦さん、死亡推定時刻は昨夜、19時前後のようです。」
ドラ木「はぐ浦さん。ガイシャはグランバニアはるか南の孤島で召使いとして働いていた事がわかりました。」
つづく
161 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 03:49:47 ID:KKDaX3rO
【ルラフェン-グランバニア-セントベレス山 光の悪意 娘の恋人・山ネズ刑事、殉職す!】
--ジージョの家--
はぐ浦「初めまして、ラインハット中央署のはぐ浦と申します。」
山ネズ「山ネズです。」
ジージョの父「け、刑事だと?まさかジージョが見つかったのか!」
はぐ浦「いえ、実はここで召使いをなさっておられたクラウドさんが死体で発見されたんです。」
ジージョの父「な、なんだと・・・!?」
はぐ浦「・・・ジージョというのは息子さんですね。5年前に行方不明になって捜索願いを出されてますね。」
ジージョの父「ああそうだ。お前ら警察が頼りにならんから召使いにも捜させていたんだ!
それが・・・なぜこんな事に・・・!」
--ラインハット中央署--
ドラ木「課長、事件のあった日、ルラフェンで子供がひとり行方不明になっているようなんです。
母親が少しの間買い物で目を離していて、戻ってきたら息子さんがいなくなってた、との事で
捜索願いを出されています。」
ベホ井「しかもその息子さんがいなくなった場所が、ガイシャが死体で発見された場所と一致しています。」
スラ辺「子供が行方不明になった場所で、同じく行方不明になっているジージョを探していたガイシャが
死体で発見された。・・・はっさん、これは何かあるぞ。」
はぐ浦「・・・課長。昔、ここラインハットでも似たような事件がありましたよね。」
スラ辺「王の頼みで王子の面倒を見ていたパパスが古代遺跡で死体で発見された、あの事件か。」
ベス崎「確か、王子とパパスさんの息子が行方不明になってたんですよね。」
スラ辺「だが、そのふたりはすでに発見されて、王子はラインハットに戻ってるな。パパスの息子の方は
グランバニアで王の座についたということだったと思うが・・・。」
つづく
162 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 03:51:33 ID:KKDaX3rO
--署長室--
キング溝「グランバニア?」
スラ辺「はい、その昔の事件と今回の事件は何か関わりがあるんじゃないかと、はっさんが言うんです。
そしてヘンリー王子の方は、どこかの山の頂上で奴隷として働かされていた、と言うんですが
詳しい場所も、その犯人達の事もよく分からないらしいんです。」
キング溝「で、なぜグランバニアなんだ?」
はぐ浦「王子と一緒に連れ去られていたアルスさんがですね、同じ組織に連れ去られたはずの母親を
探して旅をしているそうなんです。ヘンリー王子が言うには、アルスさんなら何か犯人達の事を
掴んでいるかもしれない、との事なんです。」
キング溝「なるほど、そのアルスというのがグランバニアの王だったな。・・・よし、分かった。」
--ラインハット中央署--
スラ辺「というわけで、署長の許可が下りた。山ネズ、ぶちベ嵐、メタ藤、しびれ。明日の朝一ではっさんと一緒に
グランバニアへ飛んでくれ。」
--ラインハット酒場--
ベス「そうなんだ・・・グランバニアか。」
山ネズ「ああ。かなり大変そうなヤマなんだ。でも、だからこそ、はぐ浦さんに一人前と認められるように頑張ってくるよ。
・・・だから、今回のヤマが片付いたら・・・。」
ベス「うん、分かった。頑張って山ネズさん!」
つづく
163 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 03:58:15 ID:KKDaX3rO
--グランバニア--
サンチョ「・・・そうですか。事情は分かりました。しかし今、坊ちゃん・・・いえ、王は不在なんです。」
はぐ浦「連れ去られたお母様を探す旅を続けておられるんですか。」
サンチョ「それもあるんですが・・・実は、奥様のビアンカ様も・・・連れ去られてしまったんです。」
山ネズ「奥さんまで!?」
メタ藤「その、連れ去った奴らの事なんですが、あなたアルス王から何か聞いてませんか?」
サンチョ「犯人は光の教団だとおっしゃってました。私も王と共にしばらく旅をしていたので分かるんですが
間違いないと思います。」
ぶちベ嵐「光の教団って・・・あの・・・?」
はぐ浦「どうもありがとうございました。我々は城下町の宿屋に宿泊してますので
もし何かあればご連絡ください。」
--グランバニア署--
刑事「王に言われて調べてみたんですが、確かに子供が誘拐された現場で教団員が目撃されてる事が多いです。」
山ネズ「教団の本拠地の場所は分かりませんか?」
刑事「本拠地まではまだ分かっていませんが、グランバニア支部の場所は割れました。」
--グランバニア宿屋--
山ネズ「はぐ浦さん、教団のグランバニア支部の場所が分かりました。」
はぐ浦「よし、行ってくる。ぶちベ嵐とメタ藤はここに残ってくれ。」
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。」
スラ辺「はっさん、アルス王には会えたのか?」
はぐ浦「いえ、実は奥さんまでもが連れ去られてしまったそうで、不在なんです。
それとですね、今こちらから連絡しようと思ってたところなんですが、アルス王は
光の教団が犯人に間違いないと仰っていたそうで、実際子供が誘拐された現場で
教団員が目撃されてる事が多いようです。」
スラ辺「光の教団か・・・。」
はぐ浦「そちらでもルラフェンで教団員が目撃されていないか調べてもらえませんか。」
スラ辺え「ああ分かった。またこちらから連絡する。」
つづく
164 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 03:59:45 ID:KKDaX3rO
--光の教団グランバニア支部--
ジャミ「ゲマ様、今日は3人連れてまいりました。」
ゲマ「3人ねぇ、少ないですね。もっと頑張ってもらわないと。」
ジャミ「ハッ 申し訳ありません。」
はぐ浦「ラインハット中央署のはぐ浦だ。光の教団幹部のゲマだな。」
ゲマ「ほっほっほ、刑事さんが何か用事でも?」
はぐ浦「今何を話してたんだ。何が3人なんだ?」
ゲマ「今日3人の信者が入ったってだけですよ。ほっほっほっほ。」
山ネズ「・・・この写真の、クラウドという人に見覚えはないか?一昨日、ルラフェンで死体で発見されたんだが。」
ゲマ「さあ?なぜ私達にそんな事を聞くのですかね?」
山ネズ「子供が誘拐された現場ではいつも教団員が目撃されてるんだよ。」
ゲマ「この教団も、随分規模が大きくなりましたからねぇ。ほっほっほ。」
はぐ浦「フン、いつまでもそうやってとぼけてろ。」
--帰り道--
山ネズ「・・・はぐ浦さん。今回のヤマが片付いたら・・・ベスさんとの事、ケジメつけたいんです。」
はぐ浦「・・・」
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。」
スラ辺「はっさんの言った通り、ルラフェンでも教団員が目撃されていた。
それも事件のあった時間とピッタリ一致するんだ。はっさん、これは間違いなさそうだぞ。
こちらもすぐにそっちへ向かう。」
--グランバニア宿屋--
ぶちベ嵐「あ、はぐ浦さん!たった今、アルス王から連絡があったそうです。」
メタ藤「教団の本拠地を発見したそうで、セントベレス山へ向かうとの事です。」
はぐ浦「よし、俺達も向かうぞ。ぶちベ嵐、課長にこの事を連絡しておいてくれ。」
つづく
165 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 04:02:40 ID:KKDaX3rO
--セントベレス山--
山ネズ「あ、課長!」
スラ辺「連れ去られた子供達の無事の確保が第一だ。しっかり頼むぞ。」
しびれ「凄い数の信者ですね・・・。」
山ネズ「はぐ浦さん、隠し階段を発見しました。」
はぐ浦「よし、慎重に行くぞ。」
むちおとこ「オラオラ、さっさと運べ!」
奴隷「・・・う・・・」
はぐ浦「警察だ!全員そこを動くな!」
むちおとこ「!」
スラ辺「よし、これで全員か。連行しろ!」
ゲマ「待ちなさい!退かないとこの死神の鎌がジージョ君の首を刎ねますよ?ほっほっほ。」
山ネズ「く・・・」
ゲマ「ほっほっほ。それでいいのです。さあ、そのままゆっくり退きなさい。」
アルス「バギ!」
ゲマ「! チッ・・・」
アルス「今だ!早くその子を!」
山ネズ「さあ、ジージョ君こっちへ!」
ゲマ「くっ、そうはいきませんよ。メラゾーマ!」
山ネズ「ぐあ・・・!・・・ボミオス!」
ゲマ「しまった・・・!」
はぐ浦「山ネズ!」
山ネズ「早く・・・今のうちにゲマを・・・。」
ドラ木「さあ、大人しくしろ!」
カチャ
ゲマ「・・・」
つづく
166 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 04:04:09 ID:KKDaX3rO
はぐ浦「山ネズ・・・」
山ネズ「はぐ浦さん・・・僕・・・最後まで・・・半人前で・・・」
はぐ浦「・・・もういい、喋るな。」
山ネズ「・・・ベスさん・・・ベスさんに・・・」
ガクッ
--署長室--
キング溝「そうか・・・。」
スラ辺「・・・残念です。」
はぐ浦「あいつは、最後の最後で一人前になりました。体を張って人の命を守りました。・・・誉めてやってください。」
--ジージョの家--
ジージョ「お父さん!」
ジージョの父「・・・!!ジージョ・・・よく無事で・・・うう・・・。」
ジージョ「でも・・・山ネズって刑事さんが僕のために・・・。」
ジージョの父「・・・ああ、事情は聞いた。まだ刑事にもそんな奴がいるんだな・・・。
ジージョ、今度一緒に墓参りに行こうな。」
ジージョ「・・・うん!」
つづく
167 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 04:07:12 ID:KKDaX3rO
--バー「ベホマズン」--
ベホイ美「そう・・・。」
はぐ浦「・・・一人前の刑事になったと思った途端に、俺の前からいなくなっちゃうんだもんな・・・。」
ベホイ美「ベスちゃん、きっと泣いてるわ。早く帰ってあげて。」
--はぐ浦宅--
はぐ浦「・・・ただいま。ベスはどうしてる。」
バブ「あの子、泣かないの・・・。泣いたら山ネズさんが悲しむって・・・。」
はぐ浦「おいベス。」
ベス「・・・」
はぐ浦「・・・泣いてもいいんだぞ。きっと山ネズも許してくれるさ。」
ベス「・・・・・・。 ・・・山ネズさん・・・う・・・うう・・・。」
END
168 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 04:35:24 ID:L4U2wzp2
クラウドって一瞬FF7かと思った
そういやDQ5にもいたな
何はともあれグッジョブ
藤田まことはまだか
はぐ浦のセリフが勝手に藤田まことの声に変換されてワラタ
171 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/11(土) 11:08:45 ID:fjPI7pe9
。 。 。。
・゚ ゚・。 。・ ゚・。
。゚ ・。 。・゚ ゚。
。゚ ・。 。 ゚ ゚。
。 ゚。 。゚ ・。
゚ (ノД`)
GJですぜ職人さん・・・泣ける
「観念せえゃはぐ浦
てめえは敵前逃亡 ママと不倫 その他いっぱいで逮捕じゃあっ!!」
泣いた(T_T)
175 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/14(火) 08:03:41 ID:IucVbOS2
--はぐ浦宅--
バブ「えー凄いじゃないですか。1週間で10万ゴールドって、このペースでいくと私の月給超えますよ!
うーん、いやそれでも凄いですよ・・・ええ、ええ。じゃあまたー。」
はぐ浦「まったく、朝っぱらから長電話か。何話してたんだ。」
バブ「友達なんだけどね、ここ1週間で10万ゴールドも儲けたらしいのよ。それもカジノで。」
ベス「えーすごーい。」
はぐ浦「ハッハッハ 私の月給超えるとか言ってたけどな、そんなもん1月経つころにはマイナスになってるよ。」
ベス「でも、それだけ勝ってるところでやめれば凄い儲けよね。」
はぐ浦「いや、無理だな。いいかお前たち、カジノってのはな。調子がよくてもそのままズルズルと金がなくなるまで
やっちゃうもんなんだよ。そうじゃなきゃ全国のカジノなんてとっくに潰れてるさ。」
バブ「うーん、そういうもんなのかなあ。」
はぐ浦「そういうもんなんだ。お前たち、間違ってもカジノなんかにハマるんじゃないぞ、ん?」
バブ「父さんに言われても説得力ないわよ!」
--署長室--
キング溝「ここ最近、街での窃盗が多発している。十分注意して巡回してくれ。」
スラ辺「はい。刑事課一同、全力で街の治安を守ります!」
--ムーンペタ--
冒険者「ひ、ひったくりだ!!」
しびれ「!」
ダダダッ
しびれ「くそっ、遅かった・・・。」
ぶちベ嵐「犯人の顔は覚えていらっしゃいますか?」
冒険者「フードで顔を隠していましたし・・・分かりませんでした。」
しびれ「では、犯人の体格や服装は?」
つづく
176 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/14(火) 08:05:37 ID:IucVbOS2
【兄妹愛が生んだ犯罪!福引券を集める女】
--ローレシア中央署--
スラ辺「犯人は身長155cm前後で痩せ型の女。服装はローブにフードか。情報が少なすぎるな。」
しびれ「とりあえずは、目撃者探しですね。」
スラ辺「分かってるんなら早く行きなさいよ!まったく・・・。」
ドラ木「課長!道具屋裏手のベンチから前のある指紋が出ました。チロル17歳、1年前に窃盗で有罪判決を受けてます。
かなりの遊び人のようですね。」
スラ辺「よし、引っ張るか。事情聞くぞ。」
--取調室--
チロル「ち、違うわよ。私じゃないって!」
ベス崎「では、昨夜19時頃あなたはどこにいましたか?」
チロル「確かにあの道具屋裏に座ってたけど・・・。犯人ってローブ着ててフードで顔隠してたんでしょ?
私帰ろうとした時にそんな人とすれ違ったわよ。その人じゃないの?
とにかく、私はそんな服装もしてなかったんだから!」
はぐ浦「犯人とすれ違った時の事で、何か覚えている事はありませんか。」
チロル「そ、そうだ。その人これを落としていったんです。」
はぐ浦「これは・・・魔除けの鈴か。ベスちゃん、これ鑑識に回しといてくれ。」
--ローレシア中央署--
スラ辺「なかなかしぶといが、体格が一致する上に状況証拠は揃ってるんだ。もう少し絞れば吐くだろう。ハッハハハ」
はぐ浦「しかし、嘘をついてるようには見えないんですよ。とにかく、あの鈴の鑑定結果を待ってからでも
遅くはないんじゃないですかね。」
しびれ「課長、事件直前にチロルが道具屋付近で目撃されてたんですが、服装が全然違うようです。」
スラ辺「なに?」
メタ藤「それから、うちの管轄外の地域でも2週間ぐらい前から福引券の引ったくり被害が多数出ている事がわかりました。
服装や体格から見て、同一犯と思われます。」
スラ辺「犯人は福引券だけを狙ってるのか?よし、手分けして全国の福引所を当たってみてくれ。」
つづく
177 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/14(火) 08:08:17 ID:IucVbOS2
--リリザ福引所--
しびれ「ここ2週間ぐらいで、急によく来るようになったお客さんに心当たりはありませんか?」
店主「ああ、そういえば2週間前からよくロトの子孫一行さんがお見えになりますよ。
もょもとさんとアイリンさんは見てるだけなんですが、アーサーさんがハマっておられるようで。
まあ、戦いで役立たずな分こういうのでいいとこ見せたいんでしょうな。ハッハッハ」
ぶちベ嵐「アーサー・・・サマルトリアの王子ね。そこら中で役立たずって陰口叩かれてるあの人・・・。」
しびれ「こういう事言う奴に限って、自分は戦う勇気もないんだよな。」
--ローレシア中央署--
ベス崎「魔除けの鈴からふたりの指紋が出たんですが、どちらも犯歴がありません。」
スラ辺「そうか・・・とにかく、全国各地の福引所で2週間前からアーサーがよく来るようになったという証言が得られたんだ。
はっさん、しびれ。アーサーに事情を聞きに行ってくれ。」
はぐ浦「分かりました、行ってまいります。」
--サマルトリア城--
はぐ浦「初めまして、ローレシア中央署のはぐ浦と申します。」
しびれ「しびれです。」
サマルトリア王「ほう、刑事さんかね。何の御用かな?」
はぐ浦「アーサーさんに少々聞きたい事があるんですが。」
サマルトリア城「ああ、わざわざ来て頂いたのに済まないが、アーサーは今旅の途中だ。
時々ふらっと帰って来るんだが・・・。」
はぐ浦「そうですか・・・。アーサーさんには妹さんがいらっしゃると聞きましたが。」
サマルトリア王「リンダなら部屋にいるはずだ。話を聞いてもらって構わんよ。」
つづく
178 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/14(火) 08:20:06 ID:IucVbOS2
リンダ「け、刑事さん・・・?」
はぐ浦「お兄さんの事でちょっと聞きたい事があるんだ。最近お兄さんは、福引きをよくやるようになった、と言う事だが
なぜ急に福引所へ行くようになったのか、何か心当たりがあれば話してくれないかね。」
リンダ「リンダには分からないけど・・・も、もしかして福引券引ったくりの事でお兄ちゃんを疑ってるの!?」
はぐ浦「いやいや、そういうわけじゃないんだ。参考までに話を聞かせてもらおうと思ってね。」
しびれ「最近冒険の途中で大金を手に入れた、とか何でもいいんだ。何か気づいた事はないかな?」
リンダ「あ、うん。きっとそうよ!お兄ちゃんが引ったくりなんてするわけありません!」
はぐ浦「・・・そうか。ちょっと見て欲しいものがあるんだ。この鈴に見覚えはないかな。」
リンダ「・・・!そ、それは・・・」
アーサー「ただいまー。あれ、お客さん?」
リンダ「う、うん。刑事さんよ。」
はぐ浦「はぐ浦と申します。」
アーサー「はぁ・・・。あれ、その鈴、この前リンダにプレゼントしたやつじゃないか。」
はぐ浦「!」
しびれ「これは君の物に間違いないんだね?」
リンダ「・・・」
はぐ浦「これは、引ったくりがあった現場に落ちてた物なんだ。正直に答えてくれないかね。」
リンダ「・・・はい、私のものです。」
はぐ浦「そうですか、ちょっと署の方で話を聞かせてもらえますか。」
アーサー「え?どういうことだ?リンダ・・・なんで?」
リンダ「ごめんなさい・・・ごめんなさいお兄ちゃん・・・。」
つづく
179 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/14(火) 08:20:47 ID:IucVbOS2
--取調室--
リンダ「リンダ、街でお買い物しても、王女様が福引きなんて・・・って言われて券貰えないの。
でも、でも、なんとかお兄ちゃんに福引券をあげたかったの・・・。」
ぶちベ嵐「そんな事してお兄ちゃんが喜ぶと思った?」
リンダ「お兄ちゃん、街の人から役立たずとかヤムチャだとか陰口言われ続けて・・・もょもとさん達が来た時にはお父様まで
息子が足を引っ張ってすまない、って申し訳なさそうに言うの・・・。本当はお兄ちゃん強いのに・・・!
リンダ、お兄ちゃんがかわいそうで・・・。大好きな福引きでもして、気分を紛らわしてくれたらいいなって・・・。
それとリンダ、お兄ちゃんの事をあんな風に言う人達へ仕返しもしたかったのかも・・・。」
しびれ「リンダちゃん、実は俺、あの一行が戦ってる現場に出くわした事があるんだ。
・・・お兄さんはヤムチャなんかじゃない。お兄さんの魔法や剣術のおかげで見事勝利を収めてた。
実際に見た俺には分かる。だから、魔物がいる場所に行くことすらできないような奴らの言うことなんて
気にしなくていいんだ。」
リンダ「でも・・・」
はぐ浦「・・・」
ガチャ
--ローレシア中央署--
はぐ浦「ベスちゃん、ちょっと頼みがあるんだ。」
ベス崎「はい?」
2時間後
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。お、ベスちゃん、見つかったか。うん、取調室まで連れて来てくれ。」
はぐ浦「こちらです。」
ガチャ
つづく
180 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/14(火) 08:22:10 ID:IucVbOS2
--取調室--
はぐ浦「リンダちゃん、お兄さんの強さを一番よく知ってる人を連れてきたぞ。」
もょもと「リンダちゃん。僕達の旅はアーサーがいないと成り立たないよ。魔法が怖い魔物が出たときのマホトーン。
危ない時のベホイミ。ザラキで魔物を一掃してくれる事だってある。補助系統の魔法が得意だから
実際に戦いを見ていない人にとっては地味に見えるんだろうけどね。」
アイリン「やめてって行ってるのに、万一の時のためにって・・・メガンテまで覚えてくれたのよ。
ここまで命を張って私達を守ってくれる人なんてお兄ちゃん以外にいないわ。ね、リンダちゃん。」
リンダ「もょもとさん・・・アイリンさん・・・。」
アイリン「あ、でも心配しないで。メガンテなんか絶対使わせないから!」
はぐ浦「街の人に役立たずって言われてるお兄さんを見て、かわいそうだ、悔しい、と思う君の気持ちはよく分かるんだ。
でもなリンダちゃん。一緒に戦ってる仲間はちゃんとお兄さんの強さを分かってる。
街の人がどう言おうと、お兄さんにとって一番大切な仲間達はこうしてお兄さんを頼りにしてるんだ。
それでいいじゃないか。」
リンダ「うん・・・。」
アーサー「リンダ、この刑事さんの言う通りだ。もょもと達やお前がこう思ってくれるだけで俺は十分。
それに、兄ちゃんの性格はお前が一番よく知ってるだろ?街の人が俺の事を何と言おうと、全然気になんてしてないさ。
だから、もうこんな事するんじゃないぞ?」
リンダ「うん、うん・・・。お兄ちゃん・・・ごめんなさい・・・うう・・・。」
アーサー「・・・でも、お前の気持ち、兄ちゃん凄く嬉しかったぞ。ありがとうリンダ。」
リンダ「お兄ちゃん・・・。」
つづく
181 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/14(火) 08:39:08 ID:IucVbOS2
--バー「ベホマズン」--
ぶちベ嵐「ちょっとしびれ君、なんなのよあの お兄さんはヤムチャなんかじゃない ってのは!
私ヤムチャのファンなのよ!」
しびれ「いや、でもさすがにヤムチャは・・・。」
ぶちベ嵐「あかん、しびれ君ぜんっぜんヤムチャの魅力わかってへん。」
しびれ「やべ・・・関西弁出始めたよ。」
ベス崎「まあまあ、ぶちベ嵐さん。そのヤムチャって人だってきっとあなたがそう言ってくれるだけで十分だって思ってくれるわよ。
それでいいじゃないのー。」
ぶちベ嵐「いやいや、ちゃんと分からせないと駄目です!」
メタ藤「じゃ、じゃあ僕はそろそろ帰らせてもらおうかな。」
ぶちベ嵐「駄目ですよ!ほらもっと飲まないと!」
ベホイ美「フフ、ぶちベ嵐さん元気ねぇ。」
はぐ浦「ハハハハ」
ベホイ美「でも、ちょっとやり方を間違ったけど、兄妹愛って素敵ね。」
はぐ浦「ああ。兄妹愛じゃないが、うちのやつにも親子愛ってのを教えてやりたいよ。」
ベホイ美「あら、ベスちゃんとバブちゃんはちゃんと分かってるじゃない。」
はぐ浦「そうかな・・・。」
ぶちベ嵐「ほらほら、はぐ浦さんももっと飲んで!ほら!」
はぐ浦「おいおい、勘弁してくれよ・・・。」
END
GJ!
ヤムチャワロタ。
新作乙!職人さん毎回GJです!
はぐ浦宅の親子会話かなりマターリ(*´∀`)してて(・∀・)イイ!!
ヤムチャハゲワロスww
185 :
携帯はぐ浦:2005/06/15(水) 19:50:08 ID:wh+zvgeQ
はぐ浦放送日age
残す所あと三回か・・・・
187 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/19(日) 04:48:23 ID:0LAxM/qy
保守
188 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/19(日) 14:40:02 ID:VIzPhLeL
ドラクエ13ではぐれメタルがたくさんでてくるところをおしえて。神鳥のたましい
を持っている状態。
189 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/20(月) 01:38:40 ID:qTeYTBer
*「マーニャちゃんさいこー!」
*「いいぞー!ぬげぬげー!」
ミネア「姉さんどうだった?」
マーニャ「だめだめ、今日もろくな男がいなかったわ。
でも今日は珍しく女の子も見に来てくれてたわね。」
ベック「ふー、マーニャちゃんの踊りはいつ見ても最高だぜ・・・ん?」
リンダ「!」
ベック「リンダ!てめぇこんな所にいやがったのか!どれだけ探したと思って・・・」
ダダダッ
リンダ「あ、てめぇ!待てコラ!」
--モンバーバラ酒場--
メタ藤「ガイシャはベック34歳、この酒場の店長だそうです。死亡推定時刻は昨夜23時前後との事です。」
ぶちベ嵐「今のところ、凶器は発見されていません。犯人が持ち去ったんでしょうか。」
はぐ浦「何かで頭を殴られたようだな。」
しびれ「はぐ浦さん、こんなものが床に落ちていました。」
はぐ浦「これは・・・ちぎれたネックレスか。」
つづく
190 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/20(月) 01:40:07 ID:qTeYTBer
【夜の街に蠢く殺意! 故郷を捨てた女】
ドラ木「では、あなたが昼過ぎに出勤された時に死体を発見されたわけですね。」
バニーB「はい・・・。店長が・・・なんでこんな・・・!」
はぐ浦「店長さんが殺されるような理由に何か心当たりはありませんか。」
バニーB「そういえば、うちの売れっ子のバニー・・・リンダっていうんですけど、その娘にキングレオ城からお呼びがかかってたんです。
でも本人は城へ行くのを拒んでいて・・・とうとう店から逃げ出してしまったので、店長が執拗に探し回ってたみたいですよ。」
はぐ浦「売れっ子のバニー・・・か。」
--ソレッタ中央署--
スラ辺「凶器はまだみつからないんですか凶器は!」
ドラ木「課長!リンダの行方が分かりました。モンバーバラ教会にかくまって貰ってるそうです。」
スラ辺「かくまう?」
ベホ井「ええ、店長のベックはかなり執拗に城へ行くように迫っていたようです。
毎晩のようにリンダを探し回っていたらしいですよ。」
スラ辺「なるほど。かくまって貰うほど執拗に迫られていたなら、十分動機にもなりそうだな。
よしはっさん、メタ藤。事情を聞きに行ってくれ。」
--モンバーバラ教会--
神父「リンダ?知りませんなぁ、そんな人は。」
はぐ浦「そうですか・・・私、ソレッタ中央署のはぐ浦と申します。昨夜、酒場で起きた殺人事件の事で
少々、リンダさんにお話を伺おうと思ったんですがね。」
神父「け、刑事さんでしたか。・・・すみません、リンダはここにいます。ちょっとお待ちください。」
つづく
191 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/20(月) 01:41:17 ID:qTeYTBer
リンダ「さ、殺人事件!?店長が・・・殺されたんですか・・・。」
はぐ浦「はい。実はですね、あなたがキングレオ城に呼ばれた事で店長があなたに執拗に城へ行くように迫っていた
と聞きまして、そのあたりの事情を少々聞かせてもらおうと伺ったわけなんです。」
リンダ「・・・はい。王がかわってからあのお城、悪い噂ばっかりで・・・。どうしても行きたくなかったんです。」
メタ藤「その事を店長に言っても、聞き入れて貰えなかったんですね?」
リンダ「ええ、どんなに拒んでも、そんなのは根も葉もない噂だだからって・・・。
それに私、そんな事の為に実家のコーミズを飛び出してモンバーバラへ出てきたわけじゃないんです。踊り子の街と呼ばれる
このモンバーバラで、踊り子になって・・・マーニャさんのように脚光を浴びたいって。結局夢は叶えられませんでしたけど。」
--帰り道--
メタ藤「はぐ浦さん、どう思われますか。現場に落ちてたネックレス、やっぱり彼女の物だと思いますか。
さっきも彼女、ネックレスをしていましたが・・・あれに付いてた宝石、星のかけらという魔法の宝石でしたね。」
はぐ浦「うん、今彼女が付けていたネックレス、現場にあったのと同じタイプの物だった。おそらく、現場でガイシャと口論になって
逃げようとしたところを力ずくで引き止められて揉み合いになったんじゃないかな。その時にネックレスがちぎれたが
ネックレスに付いていたあの宝石だけは拾って帰った。」
メタ藤「え!?そこまで気づいていたならなぜ連行しなかったんですか?」
はぐ浦「うーん・・・。」
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。はい、分かりましたすぐ戻ります。」
--ソレッタ中央署--
スラ辺「はっさん、目撃情報が入った。23時頃に酒場から女が慌てて飛び出してくる所を目撃されてるんだ。
リンダかどうか、今確認して貰ってるから。」
プルルルル
スラ辺「はい、刑事課。おお、そうか。よし分かった、任意で引っ張ってくれ。
・・・はっさん、リンダに間違いないそうだ。決まりだな!ハッハハハ」
はぐ浦「・・・」
つづく
192 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/20(月) 02:03:00 ID:qTeYTBer
--取調室--
はぐ浦「あなた事件の夜に酒場から飛び出してくるのを目撃されてるんです。本当の事を話して頂けませんか。」
リンダ「・・・」
はぐ浦「現場にこのちぎれたネックレスが落ちていました。あなたを力ずくで引き止めようとした店長と争いになって
ネックレスがちぎれた。そしてあなたはその宝石だけを回収して酒場から飛び出した。・・・そうじゃありませんか。」
リンダ「・・・私、知りません・・・。」
--ソレッタ中央署--
スラ辺「完全黙秘か。だがリンダが本星なのは間違いないんだ。・・・ん?おい、はっさんはどこ行った?」
ベス崎「いませんね。」
--コーミズ・リンダ実家--
はぐ浦「ソレッタ中央署のはぐ浦と申します。リンダさんのお父さんですね。」
リンダ父「け、刑事さん?リンダが・・・何かやったのか!?」
はぐ浦「ある事件の参考人として署の方へ来てもらってるんですが、何も話してくれないんです。
それでお父さんのほうから娘さんの事を少し聞かせてもらおうと思いましてね。」
リンダ父「2年前、娘が踊り子になりたいと言い出して・・・。」
リンダ「どうしても踊り子になりたいの。反対されても、私モンバーバラへ行くから!」
リンダ父「ああ出て行け。だが今日から俺とお前は親と子じゃない。あとは勝手にしろ!」
リンダ「・・・わかった。明日の朝一番で出て行くから。」
翌日
リンダ「・・・ ?お父さん・・・?」
リンダ父「行ったはずだ、もうお前は俺の娘じゃない。」
リンダ「これは・・・お母さんの・・・?」
リンダ父「・・・これを持ってさっさと行け、二度と帰ってくるな。」
つづく
193 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/20(月) 02:03:20 ID:qTeYTBer
はぐ浦「では、その星のかけらという宝石は・・・亡くなった奥さんの形見で、娘さんに渡したんですね。
その宝石、今でも娘さんは大切にしておられました。」
リンダ父「・・・あの時の俺はどうかしていたんだ・・・。刑事さん、娘は殺人なんてする奴じゃない!
もう一度よく調べてくれ、頼む・・・。」
--取調室--
はぐ浦「コーミズのお父さんに会ってきました。」
リンダ「!」
はぐ浦「その宝石、なくなったお母さんの形見だそうですね。やはりあなたはあの夜
酒場で店長と争いになったんじゃありませんか。それでネックレスがちぎれたが、大切なお母さんの形見だけは
とっさに拾って酒場から飛び出したんじゃありませんか?」
リンダ「・・・確かに、私はあの夜酒場で店長と口論しました。店長が力ずくで引きとめようとしたので
私はそれを振り切って逃げただけなんです!私・・・殺してなんかいません!」
はぐ浦「リンダさん、あなたこの前踊り子になるのが夢でモンバーバラへ出てきた、とおっしゃいましたね。
酒場から逃げ出したのは本当にその事と、評判の悪いキングレオからお呼びがかかっしてまったからという理由だけですか。」
リンダ「私、親に勘当されてまでコーミズの実家を飛び出してモンバーバラへやってきたのに、全然駄目で・・・。
途方に暮れていたところを店長に拾われて、酒場でバニーをやる事になりました。色々、嫌な仕事もやらされました・・・。」
はぐ浦「・・・」
リンダ「私こんな事をする為にコーミズを飛び出したんじゃないのに・・・。1週間前に店長から言い寄られたんです。
拒否すれば、ぱふぱふ屋で働いてもらうと言われて・・・。それでまた途方に暮れていたところに今度は
キングレオ城からお呼びがかかって。私もうどうしていいかわからなくなって・・・。」
つづく
194 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/20(月) 02:04:09 ID:qTeYTBer
--署長室--
キング溝「リンダの送検を待ってくれ?」
スラ辺「おいおいはっさん。犯行を否定してるとは言え、そのネックレスが自分のもので店長と争ったのも認めてるんだろ。」
はぐ浦「しかし、彼女が嘘をついているとは思えないんです。仮に彼女が犯人だとして、証拠隠滅の為に
宝石を拾って逃げたのなら、なぜちぎれたネックレスのほうをそのままにしたんでしょう。
やはり彼女は証拠隠滅の為じゃなく、大切な形見をとっさに拾っただけだと思うんです。」
キング溝「そうか・・・。」
スラ辺「リンダが白なら、誰が犯人だって言うんだよはっさん!」
プルルルル
スラ辺「あ、ちょっと失礼します。・・・スラ辺だ。なに?凶器が出て、その指紋を調べたら・・・本星が浮かんだ!?」
スラ辺「署長!本星が浮かびました。私が睨んだとおり、第一発見者のもうひとりのバニーです!」
キング溝「・・・」
--取調室--
メタ藤「なぜ殺したんだ?」
バニーB「あの人、リンダに言い寄ってて・・・でもリンダはキングレオ城からお呼びがかかったからって
今度は私に言い寄ってきたんです・・・。あの夜、酒場で断ったら、明日からお前の職場はぱふぱふ屋だって・・・。
気が付いたら、私・・・灰皿であの人の頭を・・・うう・・・」
つづく
195 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/20(月) 02:13:04 ID:qTeYTBer
--ソレッタ中央署前--
はぐ浦「あなたの疑いは晴れました。」
リンダ「・・・ありがとうございました。それでは・・・」
はぐ浦「リンダさん。お父さんはあなたを勘当した事を心から後悔しておられました。
・・・どうでしょう、もう一度会ってみられては。」
リンダ「父が・・・?でも、今更・・・。」
リンダ父「リンダ!」
リンダ「お、お父さん!?」
リンダ父「リンダ・・・つらい思いをさせたな・・・」
リンダ「お父さん・・・会いたかった・・・。・・・う・・・う・・・私、お父さんの気持ちも考えずにコーミズの店を捨てて・・・。」
リンダ父「・・・もういいんだ。お前は十分苦労した。もう一度、父さんと一緒にコーミズの店でやり直そう。な?」
リンダ「・・・お父さん・・・ありがとう・・・」
--バー「ベホマズン」--
ベホイ美「星のかけらってね、メダパニを掛ける効果があるそうよ。」
はぐ浦「あの宝石にそんな効果があったのか。」
ベホイ美「私も欲しいなあ。」
はぐ浦「お、おいおい、まさか俺を混乱させようとしてるんじゃないだろうね。」
ベホイ美「さあ、どうかしら?フフフ」
--はぐ浦宅--
ベス「おかえりなさーい。」
はぐ浦「ただいまー、ってお前たちなんだその粉は。」
バブ「毒蛾の粉よ。今日お買い物中に見つけてね、衝動買いしちゃった。」
はぐ浦「そんな危険なもの買ってきてなんに使うつもりなんだ。ま、まさかお前たちまで父さんを・・・。」
ベス「違うわよ!この粉、水に溶かして顔を洗うと美容にいいらしいの。父さんも使う?」
はぐ浦「だめだだめだ。そんなもん使って父さん得意の勘が働かなくなったらどうするんだ。」
END
リアルキターーーーーーーー!
職人さんGJ!楽しませていただきました!
今週の(もう先週だけど)はぐれ刑事はよかった。
でも次週予告の「安浦刑事 最後の捜査へ!」ってのを見てちょっと凹んだ。
最終回じゃないけどね。
職人さん乙です!!読みごたえありまくり
乙です!
今回もGJGJでしたねー!
なんだこのスレ?
なにこの面白さ…
初見でしたが一気に読みました。GJっす
ただはぐれ刑事の場面にこのスレの台詞を合わせてしまう
最初のスレでこのクオリティとはすごい・・・
202 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/22(水) 21:39:47 ID:sQDshwL5
お前ら放送中ですよ
この番組ワンパターン。くだらん。
だがこのスレは面白い
毎回ハイクォリティでビビるスレだ(´∀`)
マジでGJ!!
206 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/25(土) 20:57:59 ID:Ztdx1Dfg
--はぐ浦宅--
バブ「おはよー」
はぐ浦「ん、飯はまだできてないのか。」
バブ「今日はベスが当番なのにあの子まだ起きてこないのよ。代わりに私が作ってるからちょっと待ってて。」
ベス「おはよー。あ、ごめんごめーん!寝坊しちゃった・・・。」
はぐ浦「昨日帰ってくるの遅かったみたいだな。何やってたんだ。」
ベス「まあ私にも色々あるのよ。」
はぐ浦「色々?あんな遅くまで遊び回ってたんじゃないだろうな、え?」
ベス「違うわよ、そんな事よりお姉ちゃんごめん、あとは私がやるから。」
--ホルストック・地下倉庫--
はぐ浦「絞殺か。」
ベホ井「ガイシャの身元が分かりました。ボロンゴ46歳、城の東にあるホルコッタの村で農夫をやっていたそうです。」
ホイ見「死亡推定時刻は昨夜21時前後です。第一発見者はこちらの・・・メルビーさんって方ですわ。
このお城で王子ホルスの世話係をしていたそうです。」
はぐ浦「あなたこの地下にご自分の部屋があるそうですが、何か物音を聞いたりしませんでしたか。」
メルビー「い、いや。わしは何も・・・。」
つづく
207 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/25(土) 20:58:36 ID:Ztdx1Dfg
【王位継承殺人事件!? 狙われた王国】
--ホルコッタ--
ぶちベ嵐「こんにちは、レイドック中央署のぶちベ嵐です。昨夜殺されたボロンゴさんの事を聞かせて貰おうと
ご近所を回っているんですが。」
農民「んー、あんまり感じのいい人じゃなかったよ。無愛想で、会っても挨拶もしてこねぇ。」
しびれ「ボロンゴさんが殺される理由に何か心当たりは?」
農民「殺されるとなると・・・ちょっとわかんねぇな。まあ、色んな人から恨みを買っててもおかしくないような感じではあったが。」
ぶちベ嵐「ここ最近でボロンゴさんに何か変わった様子はありませんでしたか?」
農民「うーん・・・ああ、そういやあボロンゴさん最近羽振りがよかったなあ。
いい金ヅルができたとかよく分からんことを言ってたそうだべ。」
ぶちベ嵐「金ヅル・・・。」
--レイドック中央署--
スラ辺「金ヅルか。ボロンゴは誰かを強請って殺された可能性が高いな。」
ドラ木「課長!ホルストックなんですが、ここ最近財政難が続いているようです。
村は豊作なのに、と皆さん不思議がってました。」
しびれ「まさか・・・王を強請った?」
スラ辺「さすがにそれはないんじゃないのか?それよりも他の住民で金に困ってる人をさがし・・・」
はぐ浦「一応調べてみたほうがいいな。行くぞしびれ。」
しびれ「はい!」
スラ辺「おいおいおいはっさん!ちょっと待て・・・フン」
--ホルストック城--
王「なぜ我が国の財政を刑事に心配してもらわねばならんのだ。」
はぐ浦「実はですね、昨夜殺されたボロンゴさんの事を調べてみたんですが、どうも誰かを強請っていたと思われる節が
ありましてね。それであなたの国が財政難だと聞いて事情を聞かせて貰おうと思ったんです。」
王「わしが強請られていたとでも言うのか?馬鹿馬鹿しい。」
はぐ浦「ホルコッタは今年は豊作だと聞きましたが、どうしてそんなに財政が苦しいんでしょうかね。」
王「そんな事をいちいちあんたに報告する義務はない。帰れ!」
つづく
208 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/25(土) 20:59:21 ID:Ztdx1Dfg
しびれ「どうやっても話してくれそうにありませんね・・・。」
はぐ浦「第一発見者のメルビーを当たってみるか。ちょっと気になってな。」
メルビー「さあな・・・国の財政の事まではわしには・・・。」
はぐ浦「そうですか。あなたは王子の世話係との事ですが、ホルス王子というのはどういう方なんですか。」
メルビー「次期の王だというのに、堅苦しいのが嫌いで遊び回っておられる。
一時は旅の勇者様に手伝ってもらって、試練を乗り越えて・・・しっかりしてきたと思ってたんじゃが・・・。
世界が平和になると気が緩んだのか、最近また遊び回って・・・困ったお方じゃ。ホッホッホ」
ホルス「誰が困ったお方だよ!」
メルビー「王子!また勉強をサボッてどこへ行っておられたんですか!そんな事では立派な王になれませんぞ!」
ホルス「大丈夫だって、そんなに気張らなくても。世界も平和になったんだし、適当でもなんとかなるさ。」
メルビー「やれやれ。まったく・・・。」
しびれ「駄目だぞ、平和になったからって気を緩めたら。いずれこの国を担う君に、父さんもメルビーさんも期待してるんだから。」
ホルス「ん、何なんだあんた達は。」
はぐ浦「レイドック中央署の者なんだがね、最近お父上に何か変わった様子はなかったかね。」
ホルス「父上?うーん、そういや時々夜遅くに寝室から出て行ったりしてたけど・・・。それがどうかしたの?」
はぐ浦「メルビーさん、あなたは?」
メルビー「いや、別に・・・。」
--帰り道--
しびれ「確かにメルビーは何か隠してる様子ですね。」
はぐ浦「うーん・・・」
プルルルル
はぐ浦「はい、携帯はぐ浦。」
ベス崎「ホルストックの財政について調べてみたんですけど、収入はやっぱり安定してたようです。
それなのに予算が明らかに少なすぎるんですよ。」
はぐ浦「そうか・・・。」
ベス崎「それでですね、その事を課長に報告したら、はぐ浦さんに一応連行するように伝えろって。」
はぐ浦「分かった。」
つづく
209 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/25(土) 21:10:42 ID:Ztdx1Dfg
--ホルストック城--
王「な、なんだと、わしを連行する!?」
はぐ浦「はい、署の方でお話を聞かせて貰います。」
ホルス「な、なんでだよ!父上が容疑者だって言うのかよ!」
メルビー「・・・」
王「・・・仕方ない。留守を頼んだぞ。」
ホルス「父上!」
--取調室--
はぐ浦「ホルコッタの豊作で収入は安定していたそうですね。それなのに予算が異常に少ない。
そのお金はどこへいったんでしょうかね。」
王「そんな事を話す必要はない!」
ベス崎「しかしですね、これは重要な事なんですよ。やましい事がないのなら話してください。」
王「・・・」
--レイドック中央署--
キング溝「黙秘か。」
スラ辺「しょ、署長!ええ、一切何も喋ってくれません。」
はぐ浦「・・・」
キング溝「どうした、はっさん。何か気になる事があるんじゃないのか。」
はぐ浦「・・・第一発見者のメルビー、それからホルス王子が少し気になりましてね。」
キング溝「そうか。はっさん、もう一度そのふたりに当たってみたらどうだ。
少しでも気になる事があったら、納得いくまで調べる。そうすれば真実に近づけるはずだ。」
はぐ浦「そうしてみます。」
つづく
210 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/25(土) 21:19:18 ID:Ztdx1Dfg
--ホルストック城--
はぐ浦「メルビーさん、あなた事件に関わる何か重要な事を知っているんじゃありませんか。
もしそうなら話してください。あなたの証言だけが頼りなんです。」
メルビー「・・・」
はぐ浦「王もあなたも何も話してくれないのは、何か事情があると思うんです。しかし、黙っていても
何も解決しません。どういう事情なのかは分かりませんが、このままでは王は救われないんです。」
メルビー「・・・そうじゃな。あんたの言うとおりじゃ。・・・王はあのボロンゴという男に強請られておったんじゃよ。」
ホルス「な、本当かよ!一体なんで・・・」
メルビー「先代の王がな・・・表沙汰には知られていないが、かなり悪どい政治をしておったんじゃ。
何人もの人を自殺に追い込んだという話でな・・・」
ホルス「そ、そんな・・・俺そんな事一度も聞いた事ないぞ!」
メルビー「王は、世間にそれが知れる事よりも、ホルス王子。あなたに知られる事を恐れておった。
これからこの国の王になろうとしているあなたがそんな事を知ったら、どんなにショックを受けるか・・・。
それが王の一番の気がかりだったんじゃ。」
ホルス「そんな・・・父上・・・。」
メルビー「それをどこで嗅ぎつけたのか、あのボロンゴという男が3ヶ月ほど前からその事で王を強請り始めた。
王は仕方なく金を払い続けておった。じゃがあの日・・・」
王「ほら、金だ。」
ボロンゴ「へっへっへ、いつも済まないねぇ。あんたの息子もこのネタで強請れば簡単に払ってくれそうだし
これで俺は一生遊んで暮らせるぜ。」
王「な、貴様・・・わしだけじゃなくホルスの代になってもこんな事を続ける気か!」
ボロンゴ「当たり前だろ?あんたが死んだら他に誰が俺に貢いでくれるって言うんだよ。」
王「頼む、わしは死ぬまで金を払い続ける。だからホルスにだけは・・・!」
ボロンゴ「そうだねぇ、今ここで一生遊んで暮らせるだけの金をくれれば止めとくぜ。でも無理だろ?
そんな事したら国が潰れちまうからな。その時ギリギリ払えるぐらいの金で我慢してやってるんだ。
優しい男だよ俺は。ハッハッハ」
王「どうしても、わしの代で止めてくれる気はないのか。」
ボロンゴ「だから、当たり前だ。へっへっへ !?て、てめぇ何を・・・ぐ・・・が・・・・・・」
つづく
211 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/25(土) 21:19:45 ID:Ztdx1Dfg
はぐ浦「・・・そういう事でしたか・・・。」
ホルス「・・・父上・・・俺の為に・・・。」
--レイドック中央署--
王「・・・メルビーが話したとおりだ・・・。」
ベス崎「・・・行きましょうか。」
王「ホルス!」
ホルス「父上・・・」
王「済まない、ホルス。先代の王の事ばかりか、お前に殺人者の息子などという汚名まで着せる事になってしまった・・・。」
ホルス「何言ってんだよ父上!俺がそんな事ぐらいでへこたれるような弱虫だと思ったのかよ。
・・・楽しみにしててくれよ。父上が帰ってくる頃には、ホルストックはどこの国にも負けないような、いい国になってるからさ。」
王「・・・ホルス・・・」
--ホルストック城--
はぐ浦「どうですか、ホルスさんの様子は。」
メルビー「見違えたよ。王がいなくなってから、必死で勉強しながら国を治めていらっしゃる。
貧しい人が安心して暮らせる国にしてやるんだって、張り切っておられるんじゃ。」
ホルス「お、刑事さん来てたのか。」
はぐ浦「貧しい人が安心して暮らせる国にしようと頑張ってるそうじゃないか。」
ホルス「・・・ああ。そんな国になれば、爺ちゃんのせいで死んでいった人達への償いになるような気がするんだ。」
しびれ「頑張れよ。父さんが帰ってきた時に、あんな心配は取り越し苦労だったと思わせてやるんだ。な!」
ホルス「ああ、言われなくても分かってるよ!今にあんた達もこの国へ引っ越したくなるぜ。」
はぐ浦「ハッハッハ それは楽しみだな。」
つづく
212 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/06/25(土) 21:20:14 ID:Ztdx1Dfg
--バー「ベホマズン」--
ベホイ美「ホルストックといえば、遊び人王子で有名だったけど・・・もう大丈夫ね。」
はぐ浦「ああ、今にもっと栄えるよあの国は。」
従業員A「ベホイ美さん、電話です。」
ベホイ美「もしもし、お電話替わりました。あらベスちゃん、どうしたの?ええ、ええ。分かったわ。」
はぐ浦「なんだ、ベスが何の用なんだ。」
ベホイ美「話があるから今すぐ帰るようにって。」
はぐ浦「なんだよまったく・・・。気が利かないな。」
--はぐ浦宅--
はぐ浦「ただいまー」
ベス「おかえりなさーい。ほらほらお父さんこっち来てこっち。」
はぐ浦「なんだなんだ。」
バブ「ジャーン!」
はぐ浦「なんだ、立派なベッドじゃないか。どうしたんだこれ。」
ベス「父の日に靴下だけじゃあんまりだと思ってね。ほら最近お父さん寝つきが悪いって言ってたじゃない。
あちこち探し回ってやっと見つけたの。」
はぐ浦「・・・なんだよもう、父さんびっくりしたよ。嬉しいねえ。」
バブ「ほらほらお父さん、寝転がってみて。」
はぐ浦「よっこいしょっと。・・・ん?な、なんだこれ浮いてるぞ!」
ベス「フフフ 今人気の空飛ぶベッドよ。売り切ればっかりでほんと苦労したんだから。」
はぐ浦「普通のベッドでいいだろおい、ちょ、ちょっとこれどうやって止めるんだ。ベス、バブ止めてくれよおい!」
END
よ〜しグッジョーブ!
初めてリアルタイムで読めた━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
はぐれテイストでありながらDQテイストも損なわない絶妙なエンディングですな
ほんといいなあ。GJです。
ドラマのほうもはぐ浦って名前のほうが自然に思えるようになってきた(*^^)
毎度のGJ!です。
来週のスペシャルで最終回か。。。
妙にはぐ浦がシンクロしている自分がいるw
なんだこのスレッドは
面白いじゃないか!
219 :
はぐ浦殉職:2005/06/26(日) 10:43:00 ID:on31XDYP
今週の放送で、はぐ浦が会心の一撃食らって殉職すると予想している。
すごいスレを見つけちゃったもんだ…
それにしてもすばらしい文才ですね。
天才的だ。
いつも同じですいませんが・・・GJ!
ベッドワロスw
じゃあ9ではぐメタも殉職か…
・・・・・終わった、、、、、
18年間ありがとう…
終わってほしくなかったがオワタ・・・
さらばはぐれ
実ははぐれ刑事放送開始とドラクエシリーズではぐれメタル初登場って殆ど同じ時期なんだな。
だからなんだと言われたらアレなんだけどね。
ゆうぼんさんの事だから、はぐメタの元ネタははぐ刑でも不思議じゃないかも
自分が「2ちゃん」みはじめてはじめてみた良スレです!
職人さん頑張ってください!
書き込む前にもう半年ROMっててくれ
ほしゅ
ほす
そろそろ逝くんじゃないのこのスレ
職人もどっかいったみたいだし
新たなネ申降臨キボン
◯ ヽ-‐' ___
r'⌒', ,,r-‐' `''ヽ、 ○
`‐-' / / \ \
, 、 ,,/ ヽ ● ● ′'─--、,,
,,r-─(_) (__人_) i⌒) `, はぐれカワイソス・・・
(  ̄ ,r‐
 ̄つ '⌒' ,r─‐‐''
(´ ,r──'
 ̄ ゙̄'───--------‐'
236 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/11(月) 17:15:33 ID:UQUK9wFV
落ち防止あげ
なにこのスレww
238 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/07/11(月) 23:50:20 ID:4BOzDnla
今だ!メタルスライムが適当な番号をゲットォォォォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄≡≡。+ . . .。.:゚・ *
∧ + 。 ≡。. 。. 。.:*・゜゚・*
(゚ー゚ *)≡≡.:*・゜゚・;;≡≡≡
 ̄ ̄ . .。.:*・゜. .。.:*・゜
ズザザザザーーーーーッ
大のダイ冒険のゴメちゃんかわええ…